約 1,336 件
https://w.atwiki.jp/amizako/pages/606.html
せきやま 平泉の駅から北へ約八丁の道を行くと、中尊寺のある関山の麓に達する。さほど高くはない が、相当に嶮しそうな一大丘陵で、その全体が寺域となっている。麓から本坊への登り道は、月 見坂と呼ばれ、かなりの急坂だ。全山を蔽うのは鬱蒼たる数丈の杉の巨木、根もとには熊笹が繁 り、深山へわけ入った感が深い。天狗が出て来そうな風景である。彼岸には大雪が降ったとい う。私の出かけたのは数日後だが、快晴にもかかわらず至るところ残雪があり、道もまだ凍りつ いていた。 急坂を登りつめて稍ー平坦になったところに、昔の仁王門の址がある。その傍に東の物見がある が、ここへ来て、眼前に突如として展けた広漠たる風景に驚いた。平泉の東北方深く、一望のも たはしねやま とに眺められるのである。稲株の残った広い田野を隔てて、東寄りにそびえるのは束稲山(多和 志根山)。白雪に蔽われた重畳たる北上山系がこれにつづいている。物見の前面、間近に望まれる のは愛宕山、陣場山等の低い山だが、背後には奥羽大山脈がつらなる。これらの山脈の間を、遙 かから、雪解の水を湛えた北上川がゆったりと流れてくるのが見える。関山の裾をめぐり、田畑 の間を縫って、西から北上川に注ぐのは、有名な衣川である。大奥羽とでも叫びたいような、漠 漠としてまた荒涼たる風景である。 奥羽の生命は云うまでもなく北上川だ。源を岩手県北部に発し、それより南流すること七十六 里余で、現在の石巻附近牡鹿郡から仙台湾に入る。花巻あたりから平野を沃し、下流は周知のご とく宮城野である。上代中世にわたって、蝦夷征討の軍はおおむね北上河岸によって北進したと いう。仙台北の多賀城址は、当時の一大軍事拠点であった。鎮守府も、それから安倍、藤原の豪 族も、本拠はすべて北上川の流域に置いたそうである。 奥羽とは元来、陸奥と出羽の総称である。現在では青森県だけを陸奥と云うが、これは江戸時 代に入ってからのことで、上代中世は、青森の他に、陸中(岩手)、陸前(宮城)、磐城(福島東 部)、岩代(福島西部)の五国をまとめて陸奥と呼び、羽前(山形)、羽後(秋田)の二国を併せて なこそ 出羽と称した。この両国に入るには、有名な三大関所があった。太平洋沿岸にあるのが勿来の ねず 関、山岳地帯を通るのは白河の関、日本海岸側にあるのは念珠ケ関大体今の山形県新潟県の境 の西端から、福島県茨城県の境の東端をつらねる線上にある。昔の旅人はここまで来ると、長嘆 息していよいよ僻地に赴く心を定めたものらしい。芭蕉の道の記にも、「心もとなき日数かさな るままに、白河の関にかかりて旅心定りぬ。いかで都へとたより求めしもことわりなり。中にも 此の関は三関の一にして、風騒の人心をとどむ。」とある。 上代から中世にかけての奥羽史をみると、著名な三度の蝦夷大征討と、同じく三度の大戦乱が 挙げられる。最初は景行朝における日本武尊の蝦夷征討、それから五百五十年経て、大化改新時 代の斉明朝における阿倍比羅夫の征討がある。更に百四十年後、平安朝の桓武天皇の代に坂上田 村麻呂が征夷大将軍に任ぜられて、四年かかって平定したと伝えられる。田村麻呂の時代から、 いわゆる 二百五十四年後に起ったのが所謂前九年の役で、平泉の名があらわれるのはこの時からである。 よりとき 前九年の役は、陸奥の大豪族安倍頼時、貞任、宗任等一族の、藤原中央政権頽廃に乗じて自家 よりよし よしいえ 勢力を伸張しようとしたことに基く叛乱である。これと戦ったのは源頼義、義家の父子であった。 安倍一族はもと俘囚の長と云われる。俘囚とは帰順した蝦夷の称だが、頼時の祖先が阿倍比羅夫 に服して、同姓を与えられたと云う。この戦乱は頼義が鎮守府将軍に任ぜられた天喜元年からか ぞえて、貞任を衣川関に敗走せしめた康平五年まで、十年に及ぶ勝敗を決しかねる長期戦であっ た。出羽の大豪族清原茜贈の援軍によって、辛つじて平定した。安倍一族の強豪ぶりと、弓の名 手青年義家との華かな戦いぶりは、史書物語の伝うるところである。 次に後三年の役は前九年の役より二十四年後に起っている。清原武則は、さきに頼家を援けて 安倍一族を滅したが、代って彼は鎮守府将軍となり、陸奥出羽両国に権勢をふるった。武則もも いえひら まさひら とは俘囚の長である。ところがその子清原家衡の代になって、血族真衡との問に内紛を生じ、こ の地方は混乱をかさねたので、時の陸奥守義家は真衡を援けて家衡一党を滅した。永保三年であ る。 やかた きよひら つねきよ 清原一族衰退の次にあらわれたのは、平泉館の始祖、藤原清衡である。清衡の父経清の遠い祖 ひでさと 先をたずねると、結局鎌足まで行くのだが、奥州に住みついたのは俵藤太(藤原)秀郷の四代の かるきよ 裔軽清の頃と推定される。清衡の父経清は安倍一族と親しく、その妻は安倍頼時の娘、即ち貞 任、宗任とは義兄弟にあたる。清衡にとっては伯父になる。経清は安倍一族とともに前九年の役 に倒れたが、そのとき清衡はわずか二歳であったという。母に伴われて辛うじて戦禍を遁れた。 幼少の頃から苦労したわけだが、後二年の役の時(清衡二十六歳頃)は義家に対し臣従の礼を とった。それで義家に親任され、清原一族に代って陸奥を支配することになったという。 もとひら ひでひら 9清衡の子は基衡、その子は秀衡即ち藤原三代で、平泉の建設者達である。しかし秀衡の子懿 衡に至って、文治五年源頼朝のため滅された。概観すれば平泉の歴史を形成する人物は、安倍一 族、清原一族、藤原一族で、前九年の役の始る永承六年からかぞえると、文治五年平泉壊滅ま で、およそ百三十八年の歴史ということになる。(現在から八百九十九ー七百六十一年前)こ の間、藤原三代九十年が最も栄華を極めた。 ここで一言しておかねばならないのは、これら大豪族の領有した経済的地盤である。北上川流 域が奥州として豊饒の地であったことはむろんだが、当時珍重すべき物産が数々あった。砂金、 あざらし 銀、馬匹、海豹皮、鷲羽、檀紙、絹布等が主要なものだが、とくに砂金が多量に採れたことの影 響は大きい。平泉の飛地文化を形成したこれが原動力と云ってもよい。奈良朝時代から有名で あったことは、東大寺大仏造顕に献上したことでもわかるし、大伴家持の長歌またこの事実を示 している。平安期における旺んな造仏造寺にとっても、金銀は、必需品である。これらの物資は 貢物或は税として早くから京都へ送られていた。そして背後に活躍したのは民間の金商人達であ る。彼らの手を通して、交換に京都の様々の文物が流れこんだことは想像に難くない。 もうまい 安倍一族、清原一族は蝦夷の出ではあるが、蒙昧の域は脱していたとみなければならない。京 都公卿或は源家との混血も伴って、風雅の道は相当に心得ていたであろう。安倍頼時は束稲山に 桜樹}万本を植えた。貞任は周知のごとく、衣川の戦いで義家と歌のやりとりをしている。彼ら 豪族が富強を競った胸底には、二百四十里を離れた王朝文化に対する、燃ゆるがごとき憧憬が あったに相違ない。 * 東の物見を過ぎて奥へ入り、本坊の案内を乞うて更に奥へ進むと、正面のやや小高いところ に、昔の大金堂の跡がみえる。この辺りは起伏にとみ、杉の大樹の他に、桜、樅、竹林などがあっ て深山の感はいよいよ深い。大金堂を正面にして左方の、杉の巨木群の底に沈潜しているような 静寂で整った形をみせているのが即ち金色堂である。当時の建造として今に伝わるのは、この金 色堂と、背後にある経蔵だけで、平泉と云えば殆んどこの御堂だけを思い出すようになってい る。 しかし藤原三代に建立された寺舎には、我々の想像を絶するものがあったらしい。初代清衡は もうつ 中尊寺を、二代基衡は毛越寺を、三代秀衡は無量光院を、夫々造営したが、これらの規模結構は、 大体今日の宇治平等院を彷彿せしむるものがあったと云う。平安朝における最美の寺院であり、 二百四十里を隔てて王朝仏教の精華はここ墜歟に開花したのである。当時における三寺の状態 は、「吾妻鏡」巻九(文治五年九月+七日)に簡潔に述べられてある。頼朝の征討直後、当時の僧 侶衆徒が保護を求めて注申した記録である。それによると、大金堂北隣の二階大堂(大長寿院と 号す)のごとき、コ咼五丈。本尊。三丈。金色弥陀像。脇士九躰。同丈六也。」を安置したとある。 事実とすれば東大寺大仏に次ぐ巨像である。頼朝は之に傚って鎌倉大仏をつくったと伝えられて いる。 中尊寺は清衡が平泉の館を創設してから十年後の、長治二年頃から建立しはじめたらしい。完 成時には、寺塔四十余宇、禅坊三百余宇を数えた。清衡がこうした大寺院を建立したのは、必ず しも京都の模倣だけではない。さきに述べたように、彼は幼少の頃からつぶさに人生の辛酸をな め、父はじめ一族の死に遭った。前九年と後三年の二大戦乱における敵味方の戦没者を弔う心に 発したことは、経蔵に現存する天治三年の願文によって明白である。同時に戦後の平穏を念じ、 仏教による教化を志すところもあったであろう。前記「吾妻鏡」によれば、彼は白河関より津軽 そとがはま の外浜に至る二十余日の道筋に、一町ごとに笠卒都婆を立て、その面に金色の阿弥陀像を描き、 旅人の指標としたという。 きかわらぶき 金色堂は方三問、宝形造りの木瓦葺である。内外を漆で塗り堅め、その上に全部金箔を塗った わけで、普通光り堂と呼ばれる。薄暗い杉の巨木群問に、これが光り輝いていたときの荘厳を思 さやどう うべきである。後に(鎌倉幕府の正応二年)保存のため、五間四方の外堂、即ち覆堂を建立し現在 につづいている。覆堂の内部に入ってみたが、金箔は殆んど剥落し、漆も所々白色を呈し、全体 が燻んで華麗の趣はない。建立当時ならば或は成金趣味を思わせたかもしれないが。 正面が清衡壇、右が基衡壇、左が秀衡壇で、その下に遺骸が眠る。各壇上には、阿弥陀如来坐 像を中心に、観音勢至の二脇侍、多聞持国の二天、並に六躰の地蔵が夫々三壇に立ち、合計三十 三躰の仏像群が全部金色に輝いて安置されたわけである。私の訪れた時は、ちょうど学術調査団 の入山中で、三遺体は本坊でレントゲンをかけられていたらしい。壇上の諸仏は本尊一躯を除い て、すべて近くの阿伽堂に移されてあった。暗い空洞のような内陣をみていると、天井に金色に 輝く螢火のようなものが見える。わずかに残った金箔がまさに剥げ落ちようとして外光に輝いて いるのである。毎年春の湿気時には、こうして次々と剥落して行くそうである。 阿伽堂で諸仏を拝観する。同じ藤原仏と云っても、三代の間には夫々;二十年の間隔がある。 たとえば六地蔵の風貌にその変化がうかがわれよう。清衡の代(天治期)の地蔵は、おそらく当 時最高の名品である。眠るがごとき童顔に、女性的な優美を宿し、実におおらかな感じをうける。 基衡の代(保元期)になると、そういう面影は失せて、眼を伏せ唇を堅く閉じ、いささかむっと したお顔になる。更に秀衡の代(文治期)になると、これは意外なほど表情が凡庸で、頭でっか ちで、とくに眼差に精彩がない。最初はおそらく京都で制作され、次第に仏師が平泉に来り、や がて土地の人も学んで、三代目頃は平泉派とでも云うべき仏師の一団が発生したと推察される。 金色堂は、清衡が死後の安住を夢みた一種の浄土であったろう。金色の内陣、金色の仏体、云 わば浄土荘厳を造型化したわけで、弥陀来迎図を臨終の枕辺に垂れて後世を念じた王朝貴人の風 に傚ったとも考えられる。彼は晩年に及んで、益ー信心深き人であった。「吾妻鏡」にも、「吾が 朝の延暦、園城、東大、興福等の寺より震旦の天台山に至るまで、寺毎に千僧を供養し、入滅の 年に臨みては、始め逆善を修し、百箇日結願之時に当り、一病無く、掌を合せ仏号を唱ひ、眠る が如くに眼を閉ぢをはりぬ。」(原漢文)と記してある。 しかし今度の旅で、私の最も感心したのは、経蔵にあった三代の写経であった。宋からとりよ せた一切経を、一巻毎に写したもので、現在二千七百三十九巻を蔵しているそうだ。私の閲見し たのは、清衡写経の「優婆塞戒経雑品之三」と、基衡写経の「大般若波羅密多経十六」の二巻で ある。基衡経は紺地の紙に金字で写し、清衡経は一行毎に金字と銀字で写してある。とくに驚嘆 したのは、経巻の見返しに金銀で描かれた仏画であった。霊鷲山の説法図や来迎図を題材とした ものだが、手法は当時の大和絵の様式と謂う。 これはもう美しいとだけ云っていられるものではない。実に繊細優雅な筆致で、入念にこまご まと描き出され、そこには沈静な息吹すら感ぜられる。深い信心のもつ誠実、尼僧のごとき清 浄、そしておのずからあらわれている無類の華やぎ、幾度見ても倦かず、立ち去るに忍びなかっ た。三代の信仰は、造仏造寺よりむしろ写経に結晶していると云って過言であるまい。 中尊寺に現存する国宝は約三千点という。往時の建造物は後醍醐天皇の建武二年、野火のため 悉く焼失、わずかに金色堂経蔵の二棟のみ残るが、山上に散在する後世の各堂内にはいずれも国 宝が充満している。芭蕉がここを訪れたのは元禄二年、旧暦五月十六七日頃であった。「奥の細 道」に次のごとく記す。 かねて耳驚かしたる二堂開帳す。経堂は三将の像をのこし、光堂は三代の棺を納め、三尊の こがね 仏を安置す。七宝散りうせて、珠の扉風にやぶれ、金の柱霜雪に朽ちて、既に頽廃空虚の叢と なるべきを、四面新に囲んで甍を覆うて風雨を凌ぐ。 五月雨のふりのこしてや光堂 しはし 暫時千載の記念とはなれり。 実に簡潔だ。内部を拝観したかどうか疑わしい。経堂に三将の像をのこし、とあるのは芭蕉の 誤りである。美術史家でなかった彼は、仏像の鑑賞に煩わされることなく、ただ拝し、無量の思 いを残して去ったのであろう。しかし金色堂の状景は、この短い一節に尽くされていると云って よい。 金色堂の北一丁、関山の西北端に、嘉永六年(江戸末期)に造営された白山神社とその能舞台 がある。写経についで感心したのは、能舞台であった。野外に在るので明るく開放的だ。堅牢で 豪壮なすがたも実にいいが、位置がまたすばらしい。この位置と方角を選んだ人は詩人にちがい ない。見物席などはまるで無視している。舞台正面に立つと、眼下断崖の彼方、衣川の古戦場が 一望のもとに眺められるのだ。私が能楽師なら一生に一度ここで舞うことを望むだろう。東の物 見からは衣川下流がよくみられたが、この能舞台と近くの西の物見からは、衣川の中流から上流 にかけて、遠くうねって流れるさまが望見出来る。衣川と云っても、今は幅二一二間の狭い川だ。 杉林や田畑を縫っているが、わずかに白く光るので川と気づくほどである。 上流をたずねると、中尊寺関山の麓をめぐり、更に西方古の泉ヶ城址(秀衡の子忠衡の居城) やかた をめぐり、更にのびて西北の山間、烟霧の中に消える辺りが衣の館、即ち安倍貞任の居所跡にあ たる。今はわずかの杉林と民家がみられるが、この辺り一帯から真向いの陣場山、或はその奥の さく 山岳地帯が戦場であった。衣川の柵を越えて行けば、白雪に蔽われた奥羽山脈の焼石岳に突き当 る。これを越えると出羽の国の金沢の柵址である。今の秋田県横手の北方に当る。更に西進すれ ば日本海岸の鳥海山に辿りつくわけだが、鳥海の柵と、金沢の柵と、衣川の柵をつないだ線が、 当時の北方交通路であるとともに、安倍一族の活躍した舞台である。 * 中尊寺の山を降り、もと来た道を西南へ十数丁引き返して毛越寺を訪れた。二代基衡の造営に 成る。ちょうど中尊寺関山につづく塔山の南側にあたり、太田川支流の流れる平原地帯である。 毛越寺は「吾妻鏡」によれば、完成当時堂塔四十余宇、禅房五百余宇と伝う。金堂を円隆寺と号 し、東西十六間、南北十四間.運慶作るところの丈六の薬師像を本尊として、同じく丈六の十二 神将を之に配したと記録されている。むろん今は跡形もない。嘉禄二年(鎌倉時代)と天正年間 (桃山時代)と、二度の火災で全堂宇消滅した。 わずかに残るのは南大門の礎石だけである。周囲一間もあろうと思われる礎石だけが並んでい る。その上に腰をおろしてみると、眼前に大泉池があり、まんなかに小さな島が残っている。そ の向う側に円隆寺があったわけで、往時は池に十八間の反橋を架し、渡って金堂に詣でたといわ れる。 運慶が平泉まで来たかどうか不明だが、基衡と運慶との交渉が「吾妻鏡」に載っている。円隆 寺の仏像をつくるとき、基衡は運慶に依頼した。ところが運慶は上中下の三品を示して、どれに するかとたずねたそうである。基衡は中品を依頼したと記してあるが、「吾妻鏡」の文面からは、 仏体に商品的等級を附しているような印象を受ける。 これは謝礼の問題にも関連してくるが、基衡は中品を頼んで莫大な礼をとられたらしい。その あざらし けふのほそぬの ぬりぺ 目録に、「金百両、鷲羽百尻、水豹皮六十余枚、安達絹千疋、稀婦細布二千端、糠部の駿馬五十 しのぶもちずり 匹、白布三千端、信夫地摺千端等、此の外山海の珍物を副ふ。」とある。三年の間、仏像完成ま すずしのきぬ でこれらの物資を平泉から京都へ運んだわけである。また別に生美絹を三艘の船に積んで送った ねりぎぬ という。運慶等仏師は内心大いに喜んだが、更に練絹の大切であることを冗談にほのめかした。 原文には「戯論」とあるが、物資豊富とみて更に吹きかけたらしい様子である。使者は直ちにこ れを基衡に連絡すると、基衡は悔い驚き、改めて三艘の船に練絹を積んで送ったそうである。 以上すべて「吾妻鏡」に記載するところだが、読んでいると、基衡は運慶一派にとって、実に 手頃のカモであったような印象をうける。基衡は金持の田舎文化人扱いされ、しこたま物資を請 求されたのではあるまいか。そんな想像が湧いてくる。同時に運慶は仏師界における大ボスで あったような気がしてならない。ところが、出来上った本尊は無比の傑作であった。京都で之を 叡覧した鳥羽法皇は、驚嘆のあまり洛外に運ぶのを許さなかったという。基衡はこれを聞いて マ心神失・度」。持仏堂にこもり、七日間水漿を断じて、九条関白に愁訴し、漸く平泉まで運び来 ることが出来たと伝えられている。どこまでが事実かわからぬが、この個所を読んでいると、基 衡の性格がおぼろげながら想像されるようだ。父の清衡は辛酸の人生に処し、深き信心に達した が、基衡はその遺風を継ぎつつ、しかも二代目らしい無類の好人物として印象されるのである。 * 藤原一族の栄華権勢が絶頂に達したのは、三代秀衡の時代である。平泉を完成したのは彼であ る。基衡は保元二年歿し、後を継いだ秀衡は、十二年後の嘉応二年鎮守府将軍に任ぜられ、名実 ともに奥羽を支配した。生涯の事跡をみると、仏教信心はもとより、度量のひろい英風ある人物 であったらしい。中尊寺の閑山、金鶏山を背景として東面、北上川を隔てて束稲山を望見すると からの ころに造営したのが、当時伽羅御所とよばれた彼の館である。北隣に猫間池を隔てて、義経を庇 たかだち 護した高館という急坂の丘陵を控えている。清衡の館たる柳の御所、二の丸がそれをめぐって あった。伽羅御所の南隣は次男泰衡の館、この一画の背後に建立されたのが即ち無量光院であ る。 無量光院は宇治平等院を直接模したもので、ほぼ同様の結構であったことが「吾妻鏡」にみえ る。堂内四壁の扉には観無量寿経の大意を絵画で示し、秀衡自身狩猟の躰を描いたと伝えられ る。丈六の阿弥陀仏を本尊とし、三重の宝塔を建て、三十三間堂を造営した。中尊寺、毛越寺等、 父祖の遺業を完成したのはむろんである。無量光院等の寺舎はもとより、平泉の館の全部は、後 に泰衡が頼朝の追討に遭って敗走する際、火を放って悉く焼失せしめた。したがって現在遺物と して伝わるものは一つもない。 芭蕉が平泉を訪れたのは、秀衡歿後からおよそ五百年後の、元禄二年(四+六歳)であること は前に記した。彼がどういう道順で平泉に至り、何から見はじめたかを、「奥の細道」によって 辿ってみよう。芭蕉は旧暦五月十一日、松島の瑞巌寺に詣で、翌十二日平泉へ心ざしたが途中で 道に迷ったらしい。現在の小牛田から一の関に通ずる道を知らず、石巻の湊へ出てしまった。こ といま とめ こで一泊し、翌士二日、迷いながら北上川の堤に沿うて北進、十四日戸伊摩(現在の登米)に宿 をかり、十五日、北上川沿いにおよそ二十里の道を踏んで平泉に達したようである。平泉旧跡の 訪問は、おそらく十六七日頃ではなかったかと思われる。 三代の栄耀一睡の中にして、大門のあとは一里こなたにあり。秀衡が跡は田野になりて、金 たかだち 鶏山のみ形を残す。先づ高館にのぼれば、北上川南部より流るる大河なり。衣川は和泉が城を めぐりて、高館の下にて大河に落入る。泰衡等が旧跡は、衣が関を隔てて南部口をさし堅め、 夷を防ぐと見えたり。偖も義臣すぐつて此の城にこもり、功名一時の叢となる。国破れて山河 なみだ あり、城春にして草青みたりと、笠うち敷きて、時のうつるまで泪を落し侍りぬ。 夏草や兵どもが夢の跡 つづいて先に引用した光堂の記がある。簡潔無比、今日実際とてらしあわせて、要を得ている のに驚いた。芭蕉はまず毛越寺の南大門址を通ったのであろう。「大門のあと」はこれ以外にな い。それから高館に登ったわけだが、この間の道筋は秀衡等の館、寺舎の跡である。現在も田野 あるいは宅地となり、無量光院の址には一条の鉄路が東北へのびている。芭蕉が第一に高館に 登ったことは、彼の歴史と風景に対する造詣を語るものと云える。高館は平泉のほぼ中央に位置 する丘陵で、附近の地勢風景が俯瞰出来るのみならず、ここは義経の最期を遂げた所、平泉史を あわれ深く色どる物語の中心地である。私は毛越寺から再び引返して登ってみた。 頂上には方一間ばかりの義経堂があるのみ。天和三年(徳川綱吉の時代)の造営だが、破損は甚 しい。北上川の流れも、昔と今とでは相当の変化があるそうだ。秀衡の頃は高館の東およそ十丁 の、束稲山の裾を縫って流れていた。現在は高館側に流れを変え、この丘陵を侵蝕しているた め、高館の北東面は数丈の断崖となり、真下に北上川が望まれるわけである。往時の高館のおも かげはない。そして柳の御所も、二の丸も、弁慶屋敷も、すでに河底に沈んでいる。 中尊寺の東西の物見はほぼ北方に限られたが、ここからは東西南北が望見出来る。中尊寺関 山、つづく塔山金鶏山等を背とし、これら群山の周辺に三代の遺蹟がくりひろげられていること がわかる。更にこの外郭を囲むように、山の北側を流れるのが衣川、南側を流れるのは太田川、 ともに北上川にそそぎ、三川合して、自然の堀のように平泉全体を包む。東北方、北上川上流に 衣が関址がみえる。高館、秀衡、泰衡の館は、芭蕉の指摘したように、これと隔てて一の城塞を 形成しているわけだ。そして館の真正面、東方に束稲山がそびえ、春には頼時の植えた一万本の 桜花を眺めながら、猫間池に竜頭極彩色の舟を浮べ、管絃奏して遊楽したと伝えられる。しかし 後世の山火のため、束稲山の桜樹はすでになく、猫問池もない。 * 秀衡の治世期間は三十年(保元三年基衡の後を継いでより文治三年歿まで)と考えられるが、 晩年になって、平泉は異様の気配を漂わせる。藤原最盛期であるとともに、没落の序曲が始るわ けだ。このとき秀衡をめぐって、史上有名な二大人物が登場する。一人は義経であり、一人は西 行である。両者ともに秀衡との関係は深い。 西行は前後二回、平泉を訪れている。最初は康治二年の頃(二+六歳)と推定され、平泉は基 衡の代であり、秀衡は少年期から青年期に入る年配であったと思われる。西行は鎮守府将軍俵藤 太秀郷より九代の裔で、即ち藤原三代とは同族であり、奥州御館系図にも彼の名は記載してあ る。最初の旅の詳細はわからぬ。「山家集」の中に、「陸鄭毆にて、年の暮によめる」として、 「常よりも心ぼそくそ思ほゆる旅の空にて年の暮れぬる」という一首、また束稲山の桜を見て、 「聞きもせずたわしね山の桜花吉野のほかにかかるべしとは」、「奥になほ人見ぬ花の散らぬあれ や尋ねを入らむ山ほととぎす」の二首、どれも平凡だが、青年期の作であろうか。 第二回の旅は文治二年(六+九歳)で、これは「吾妻鏡」巻六によって明白である。伊勢より 東海道を経て、途中鎌倉に立ち寄り、鶴岡八幡宮の境内を徘徊しているところを幕臣に発見さ れ、頼朝に引見された。「歌道並弓馬事」に就いて問答したという有名な話がある。文治二年八 月十五日の事として、「吾妻鏡」に比較的詳しく載っている。頼朝は敬意を以て遇し、帰りには 「銀作ノ猫」を贈物としたが、西行は門外に遊ぶ子供に、これを無造作に与えたという話も当時 のことだ。十六日鎌倉を発し、奥州に向ったが、この旅の目的は「東大寺料為レ勧二進沙金ご(吾 妻鏡)としてある。 平泉に着いたのはおそらく同年十月十二日であろうと推定される。「山家集」に、「十月十二 日、平泉にまかりつきたりけるに、雪ふり嵐はげしく殊の外に荒れたりけり。いつしか衣川見ま まか ほしくて罷り向ひて見けり。川の岸につきて、衣川の城しまはしたる事柄やう(様子)かはりて なぎさ さ 物を見る心ちしけり。汀こほりてとり分き冴えければ」と前置きして、「とりわきて心もしみて 冴えぞわたる衣川見に来たる今日しも」の一首がある。西行が衣川に面して何を思いめぐらした かわからぬが、史をみると、この時平泉には異様の暗雲がさしかかっていたことがわかる。 平家が壇の浦に壊滅したのは寿永四年三月である。この戦いに最も功あったのは云うまでもな く義経だが、兄頼朝との確執はすでに深く、同年九月には義経は追討される身となっている。十 一月、義経は西国に遁れようとして海上風浪に逢い、一党四散、彼は吉野山、多武峰と遁れる。 翌文治二年、伊勢、美濃等をさまよい、少数の家来妻女すべて山伏姿に身を変じ、安宅の関を通 り、北方から平泉に辿り着いたのは、おそらく文治三年二月以前であったろう。二月には平泉遁 入のことが鎌倉に情報されているから、前年暮には既に達していたかもしれぬ。そうだとすれば 西行とほぼ同時期、少くとも滞在中に秀衡に身を寄せたことになる。西行と義経が会ったかどう かわからぬ。いずれにせよ頼朝の性格、経歴を知る西行は、源家の宿命的な血族相剋の悲劇を見 ぬいていた筈だ。「物を見る心ち」とは、来るべき悲劇の予感ではなかったろうか。義経の壊滅 はやがて彼の同胞藤原の壊滅である。必至の宿命の前に、「とりわきて心もしみて冴えぞわたる」 の一句があったのではなかろうか。 秀衡と義経との関係は更に深い。義経が鞍馬寺を脱して平泉に辿りついたのは承安四年(+六 歳)。秀衡は時に鎮守府将軍として隆盛の絶頂にあったが、祖父清衡が源義家に臣従した伝統の ままに、義経を厚く遇した。「源平盛衰記」巻の三はこの間の物語である。源氏が以仁王の令旨 を奉じて一斉に挙兵したのは、それから六年後の治承四年だが、義経、頼朝の会見は同年十月で あった。これより先、平泉を脱したわけだが、秀衡は強く諫止したと伝えられる。秀衡の意中は、 この時から義経をして奥羽の統領たらしめることにあったらしい。 義経の性格と教養を形成する上に、秀衡並びに平泉文化は大きな役割を果したであろう。彼の 敏捷果敢な戦法は、奥羽山岳戦の伝統を継ぐ。瀟洒とも云える垢ぬけした態度は、平泉の王朝風 を継いだと云えよう。彼には平家公達のような面影があった。この点、木曾山中に育つた義仲と は対蹠的である。しかし両者ともに、青春の功名をめざして生育の地を去った。それから十余年 後、義仲は義経軍に追われて粟津の原に歿し、義経は頼朝に追われて敗残の身を奥州に遁れたの である。「朝にかはり夕に変ずる世間の不定こそ哀なれ」と平家物語は語る。 しかし秀衡は今度も義経を快く迎えた。あたかも王者の待遇を与えたことは、平泉第一の要害 であり景勝の地たる高館に、その居所を造営したことでもわかるであろう。北に隣接して弁慶屋 敷や従臣屋敷を設け、秀衡は後事を託した感がある。不幸なことに、秀衡は文治三年十月病歿し た。後を継いだのは次男泰衡であるが、臨終に及んで秀衡は泰衡はじめ一族を招き、義経を推戴 することを誓わしめたと伝う。「源平盛衰記」巻の十二はこの間の物語である。元来、奥羽藤原 氏の富強は頼朝の常に心労したところで、平家滅亡後最大の障碍となっていた。秀衡が義経を隠 匿したことは、この事情を更に険しくしたであろう。秀衡歿後、直ちに義経追討の宣旨と幕命を 泰衡に送ったのである。これは執拗にくりかえされたらしい。 文治五年四月三十日、泰衡は幕命の圧迫に堪えかね、父の遺命に背いて、折から衣川の館に滞 在中の義経を襲撃した。義経はわずかの手兵を率い、数百騎の泰衡勢と戦ったが破れ、持仏堂に 入り、まず妻(二+二歳)、子(女子四歳)を刺し、次で自殺したと「吾妻鏡」は記している。泰 衡の弟忠衡は父命を守り、義経に味方し奮戦したが、兄の刃に倒れた。現在金色堂の泰衡遺体の 側にある首級がそれである。「時のうつるまで泪を落し侍りぬ」と記し、また「夏草や兵どもが 夢の跡」の一句には、義経に対する芭蕉の痛切な悼みがあったであろう。 泰衡が義経の首級を鎌倉の頼朝に致したのは、同年五月二十二日であった。しかし奥州完全征 圧の頼朝の根本方針は変らぬ。同七月十九日、頼朝自ら千騎を具して泰衡追討のため鎌倉を出発 おうくま した。先発の諸軍はすでに太平洋沿岸側(岩城岩崎、逢隈河湊等を廻る)と、日本海岸側(念珠ケ 関を廻る)から進み、頼朝は中央白河関を目ざし、総勢二万と伝う。 一方泰衡軍は第一陣地を河 おうくま 津賀志山(岩代伊達郡)に築き、同山と国見宿の中間に逢隈川の水を貯え、東海道軍に当り、別 軍は出羽に向って北陸軍に対した。平泉史上最大の攻防戦が展開されたのである。 頼朝の果敢な進撃は、九十年の泰平になれた泰衡をわずか一ヵ月で敗走せしめた。平泉を占拠 したのは八月二十日である。追撃があまりに急であったため、泰衡は居所へ立ち寄るひまもな かったという。直ちに火を放ち、三代の栄耀を一瞬にして灰燼に帰せしめたのはこの時である。 彼はまもなく、家臣河田次郎に背かれ殺害された。当時中尊寺と毛越寺はたすかったわけで、頼 朝ほその荘厳にうたれ、厚い保護を加えたことが「吾妻鏡」にみえる。同十月二十四日、頼朝は しようけつ 鎌倉に凱旋している。翌年泰衡の残党大河兼任が挙兵、一時猖獗を逞うしたが、問もなく衣川に 敗れ、奥羽全く平定したのは文治六年(建久元年)二月十二日と伝えられる。同月十六日、西行 にゆうじやく は、河内国石川郡弘川寺で入寂した。西行がいつ頃平泉から姿を消したかはわからない。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/1715.html
登録日:2012/01/29(日) 11 50 37 更新日:2024/04/06 Sat 20 48 53 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 エア弟 シスコン 不運 人物 出羽の驍将 名君 山形県 戦国不遇四天王 戦国武将 最上義光 武将項目 羽州探題 隠れた名将 鮭 鮭様 ここでは、史実の最上義光について記述します。 戦国BASARAの最上義光は最上義光(戦国BASARA)で。 境界線上のホライゾンの最上義光は最上・義光(境界線上のホライゾン)へ。 最上(もがみ) 義光(よしあき)は日本の戦国大名。 (1546~1614) 室町幕府羽州探題・最上義守の嫡男として誕生。 幼少期の頃の変わった逸話はあまりないが、力持ちであったようで最上家に代々伝わる指揮棒(かなり重いらしい)を持つ事ができた。 成長すると折り合いの悪くなった父・義守を隠居に追い込み、晴れて独り立ちする。 が、義守は土着豪族衆「最上八楯」そして、隣国の伊達輝宗と手を組み、義光は追い詰められる(天正最上の乱)。 しかし、彼の守り役であった僧侶が寺社勢力を挙げ義光に協力を表明したため、義光に味方する者も現れ寡兵ながらとりあえず連合軍を退ける事に成功。 婚姻を餌に最上八楯の一人・延沢満延を味方につける等敵を籠絡していき、義光有利の内に内乱は終結。 内乱の原因である父との不和は自分ではなく弟・中野義時を当主に据えようとしたからだとされ、後に弟を謀殺した。 …と思われていたがこの中野義時という人物、実在しない可能性が高い。 不和の原因も最近の研究では伊達家に対する方針の違い(穏健路線か強硬か)だったとされ、内乱で義守が伊達に救援を求めた事もその説に信憑性を持たせている。 その後は父とも和解し、順調に領国経営を行っていくが、中央では数多くの政変の末に豊臣秀吉が天下を掌握。 彼の小田原征伐には父の葬儀で甥・伊達政宗並みの大遅刻をやらかしながらも参陣し、最初から低身低頭だったためかお咎めはなかった。 そして、秀吉の甥であり、彼の後継者として扱われていた豊臣秀次に愛娘の駒姫を嫁がせる(後述の通り、渋々だったが…)等、中央への外交戦略もばっちりだった。 …が、…駄目っ…! かねてより抱えていた上杉家との庄内平野の領土問題を秀吉の裁定に任せた所、秀吉は自身が信頼を寄せていた上杉に有利な形で決着を着けてしまう。 前述した輿入れに至っては、後の豊臣秀頼が生まれたこと等で秀吉と折り合いが悪くなったと思われる秀次が、突然謀反の疑いを掛けられるという事態が発生。 切腹を申し付けられた秀次が自刃した後、秀吉は彼の係累をも根絶する意図で妻妾たちの処刑を決定し、輿入れしたばかりの駒姫も処刑されてしまった(秀次事件)。 輿入れしたばかりで秀次とロクな面識がなかった事もあり、父親である義光はもちろん、多くの人々から助命を嘆願されたが、 後一歩及ばず(*1)、駒姫は15歳の短い生涯を終えることになってしまった。 その亡骸も、遺族達の「引き取らせてほしい」という願いもむなしく、畜生塚に無造作に投げ捨てられる始末。 ちなみに駒姫は「東国一の美少女」とまで言われ、大層美しかったらしい。 が、皮肉にもその美しさが秀次の目に留まってしまい、最終的に上述のような事態を招いてしまったのだから、まさに「美しさは自らのためにならない」典型例となってしまった。 義光夫婦は愛娘のあまりにも理不尽な最期に暫く食事も喉を通らない程悲しみに暮れ、生みの母・大崎夫人はこの二週間後、娘の後を追うようにこの世を去る。自殺だった可能性が高いとされる。 この婚姻自体が秀次の叔父である秀吉の威光をもって無理やりに取り決められたものであったため、愛娘を豊臣家の都合で弄ばれ殺された義光の豊臣家への不信は頂点に達し、 後の関ヶ原の戦いにも影響を及ぼす事になる。 畿内で地震が起こった時、義光は秀吉ではなく真っ先に家康の下に駆けつけたそうな。 まあ、これはさすがに、秀吉が悪いとしか言いようがない。恨まれても仕方がなく、義光でなくてもこんなことをされれば誰でも恨み骨髄になるだろう。 1598年、太閤・秀吉が死に翌年に五大老の前田利家がこの世を去ると、五大老筆頭・徳川家康の不穏な動きが活発化。 豊臣家の危機を察した大老・上杉景勝と奉行筆頭・石田三成は戦備を始め、それに大義名分を得た家康は会津(上杉)征伐を開始する。 上杉の隣国である最上・伊達の両家にも上杉征伐の要請が届き、元々上杉・豊臣を敵視していた最上は承諾。 いよいよ長年の上杉との因縁に決着かと思いきや、三成挙兵により徳川軍は西進してしまう。 (関ヶ原の戦い) さらに同盟国のはずの伊達家がさっさと上杉と講和を結んだ挙げ句、最上の援軍に駆けつけようとした南部家の領地で一揆を煽動。 最大の敵は味方だった。 上杉家と隣接していて領土を分断している最上領が狙われるのは必定。 義光も一旦は上杉と講和したものの、事前の内部工作が発覚したため失敗。 援軍も望めずに総勢5000の兵で直江兼続率いる25000もの上杉の大軍に立ち向かう羽目に(慶長出羽合戦)。 絶体絶命の危機に立たされながらも、義光を始め最上軍の諸将は奮闘。 銃撃戦で上杉兵に多大な被害を出し、配下の将兵達も徹底籠城を貫き通した(長谷堂城の戦い)。 そして抵抗すること数日。 関ヶ原における西軍の敗走が伝えられると、上杉兵は撤退を余儀無くされる。 圧倒的不利な戦いだったが、義光は確かに勝利を手にしたのである。 一方で退却する上杉の追撃には失敗するのだが、これが彼の後世の評価の明暗を分ける事に。 晩年は領内経営に全力を注ぎ、庄内平野の治水に北楯利長や新関久正と共に陣頭に立ち尽力。 徳川秀忠との謁見後、山形城で病死(享年69歳)。尚、家臣四名が後を追って亡くなっている。 ☆人物像 非常に部下想いで領民想いでもあったため裏切る部下は殆どおらず、一揆も全くといっていい程起きなかったという。 シスコン…もとい妹想いで、妹の義姫には特に弱かった。どれ位かと言うと、甥の政宗と戦になった時、義姫に停戦を頼まれてホイホイ停戦する始末。妹に頼まれて停戦する大名は多分義光だけ。ちなみにこの停戦以降、伊達家とは二度と戦わなかった(向こうからは謀略をされているが…)。。ただし、この時の義姫の頼み方は『戦場のど真ん中に三ヶ月間近く居座り続ける』という尋常ではない手法。停戦するのも無理は無い…のかもしれない。 長年名前が「よしみつ」だと思われていたが、伊達家に嫁いだ妹との文通のおかげで「よしあき」だと判明。(妹が読み易いよう平仮名をふったそう。いいおにいちゃんだね!) 好物は鮭で、愛称は「鮭様」。一説には、鮭が欲しくて庄内平野を上杉と争ったとまで言われる程好きだった。 妹や娘に気をかける家族想いの一面とは裏腹に、嫡男・義康とは仲が悪かった。義康は文武に優れた人物だったが、義光は彼を廃嫡してしまい、後の最上家は衰退の一途を辿る事に。ただし、これは家臣の讒言によるもので、義康は長谷堂の戦いでも身を挺して父を救うなど、本来は仲良し親子であった。義康の遺品に義光の武運を祈る物や「どうしたら父上と仲直りできるだろうか」と悩んでいた事を記した物などが有った事で義光は過ちを悟り大変後悔し、讒言した家臣を一族まとめて粛清するよう厳命した。 後方では冷静に指揮を執れるが、前線に出ると熱くなるのか最前線に行ってしまう。指揮棒を振るって敵を討ち首を取って帰ってきたところ、家臣に説教されてしゅんとなることもあったとか。 その智略、勇猛っぷり、人情さから智仁勇の三徳を兼ね備えた優れた人物と評される。 ☆不遇っぷり 平成の時代、大河ドラマや戦国時代のゲームの普及により、戦国武将が再評価を受けるようになった。 が、彼はそれに乗り遅れてしまった。 と、言うより完璧に逆風である。 大河では敵である兼続や政宗に、漫画では前田慶次に焦点が当てられ、相対的に悪役や雑魚のようなイメージが定着。 『独眼竜政宗』では故・原田芳雄氏が好演し、非常に魅力的な人物であった…が、あまりに悪役に描かれすぎて義光のお膝元である山形県から大量のクレームが来たらしい。 『天地人』では直江兼続が主役にもかかわらずまさかの登場なし。なんてことだ…。 前述した長谷堂城の戦いでも、メインになるのは義光の防衛戦ではなく兼続と慶次の撤退戦ばかり…何故だ。 傍観していた上に最上が勝った途端に上杉領へのハイエナを開始していた政宗が、叔父と母を救うために出兵し上杉と激突した事に…どうしてこうなった。 媒体によっては漁夫の利を取るより二人を助けることを優先したということになることも。いやいや。 信長の野望では謀将の位置付けで、毎回暗殺やら謀殺やら物騒な能力を持っている。 これは弟を謀殺したかららしいが、前述の通り真偽不明。 知力が最も高く統率・政治も高水準、一方で武力は低めといういかにも智将といった能力値を設定されていたが、 近年の作品では逸話が反映されて武力も上昇傾向にあり、結果としてすべての能力が高水準でまとまった東北トップクラスの武将となっている。 ただ、大名は強力でも国力は高くないので、AIが担当しているとあっさりと滅亡してしまうことも少なくないのだが。 特筆すべきは義理2。 簡単に説明すると各武将には義理というステータスがあり、低いほど裏切り易い。 尚、最高が上杉謙信などの100で最低が松永久秀らの1。 親父追放や同盟破棄に定評のある武田晴信(信玄)は10くらい。 主人に反逆した宇喜多直家と津軽為信は4。 そんな中、特に何も裏切ってない最上義光は2。 義光は2。 大事な事なので2回以上言いました。 なお、他の義理2の武将は戦国初期の英雄の一人尼子経久や親殺しをやらかしたキリシタン大名大友宗麟(*2)である。やっぱり納得いかねぇ。 ともあれ信長の野望では脳筋揃い…もとい戦闘に片寄った伊達家や南部家に対し、智謀に長けた家臣団を擁し本人の能力も(義理を除けば)一流である。 上杉の動き次第では中々綱渡りなプレイになるが、興味があれば一度選んでみてもいいだろう。 他の大名家でプレイしていて義光を配下に加えた場合も高い能力値と優秀な特技により頼りになるが、 義理が低すぎるため常に寝返りや謀反の可能性が付きまとう。飴を与え続けることを忘れずに。 ちなみに義守はかなり低水準の能力で、シナリオによっては全国ワーストクラスの大名になってしまっている。 とっとと隠居するなり討死してもらうなりして家督を譲らってもらおう。 更に以下義光の子供達に関するコピペ 長女…政略結婚ののち急逝 次女…惚れられた関白に強奪され婚姻もしないうちに関白の謀反の容疑の連座で斬首 長男…暗殺される 次男…家を継いで3年足らずで急死 三男…次男により暗殺される 孫…次男の息子。家督を継ぐもアホの子でバカ殿まっしぐら。57万石改易の後に1万石の小大名に 四男…一番有能だが4男だったため家督争いに出遅れ結局お家騒動のペナルティで追放(後に水戸藩家老) 五男…長男暗殺の容疑で追放されたのちペナルティを食らい自殺 六男…家督争いを傍観する。ペナルティを食らい自殺 やめて!最上家のライフはもう0よ! この後更に義光は死後に弾圧された時期が存在する。 最上家が内紛からの騒動により改易された後、いくつもの藩に分かれたため増税や労役といった負担が民衆にかかるようになった。 すると義光の治世を懐かしみ賛美するようになったのだが、当時の大名はこれをよく思わず資料や往時を偲ばせるものの焼却や破壊を行った。 更に近代に入り山形県に実業家の服部敬雄こと服部天皇が降臨、再び義光を奉る文化を悉く葬ろうとした。 しかし義光を想う人々の心まで葬り去ることは出来ず、こうした困難を乗り越えようやく一体となって義光を推せるようになった。 義光の再評価は、まだ始まったばかりと言えるだろう。 ライフが0になっても、まだ終わってはいないのだ。 追記・修正は正しく。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 主人公映えする要素持ってるのに敵がそれ以上に濃すぎた感がある -- 名無しさん (2014-01-07 02 16 34) 伊達と上杉がいる限りは、ね・・・でも俺は好き -- 名無しさん (2014-01-07 02 31 52) 戦国コレクションじゃスク水少女 -- 名無しさん (2014-01-08 12 33 22) 足利義輝から一字貰ったり 織田信長から兜貰ったり ぶっちゃけ当時の評価は独眼竜より良いんじゃ -- 名無しさん (2014-01-09 19 27 09) ↑まあ独眼竜さんとは微妙に活躍した時代がずれてるしね。義光は政宗より輝宗世代だし、政宗が元服した頃にはもう本能寺だしね -- 名無しさん (2014-01-11 19 27 36) 『独眼竜政宗』では故・原田芳雄が演じていたけど、悪役的な存在だけどカッコいい存在だったな。 -- 名無しさん (2014-02-05 20 49 22) ぶっちゃけ山野辺がいなかったら最上家改易されなかったんじゃないかな -- 名無しさん (2014-10-15 12 31 12) 子供達の様子が軒並み悲惨で笑えない・・・。 -- 名無しさん (2015-02-04 01 33 05) 戦国無双に無双武将で登場してほしいけど最近の武将切り替えシステムがネックなのがつらい… -- 名無しさん (2016-05-24 03 47 22) 一番上にあるが主人公にするにはあまりにも不幸すぎる気もする…戦国関係のなんやかんやはある程度救いがある方が受けそうだし(幸村とか最後は死ぬけど幸村死亡=戦国の終わりみたいな扱いだし、あと兄さん生きてるから血は絶えないとか -- 名無しさん (2016-08-27 07 07 23) 山形に隠然たる影響力持ち続けた服部天皇が最上義光を嫌い続けたのは何故なんだろう? -- 名無しさん (2016-10-02 09 25 43) まあ大体甥っ子の伊達がそれ以前からDQN過ぎたんや。後は秀吉のキチガイ化に巻き込まれたのが運の尽き。伊達に上杉と最終的な適役に回る損な立場だしねえ -- 名無しさん (2017-01-31 20 53 55) さり気なく四男こと山野辺義忠はかの黄門様の教育係だったと言う -- 名無しさん (2017-04-07 01 10 54) 主人公的な活躍させ辛いんだよね。尤も最近はほぼ創作な大河もあるし(それなら鮭様でなくてもいいとか言ってはいけない -- 名無しさん (2018-02-06 11 44 04) ↑8 歴史小説「伊達政宗」では、幕府は伊達を潰そうとしてると誤解した政宗が、強く「俺を潰そうとするのは筋違いだぞ!」と訴えたせいで、最上がそのとばっちりみたいなのを受けて潰されたことになってたね。そのことを、政宗の親友の但馬のじいさまに非難されてた。(もっとも、政宗に最上を潰す意図はなかったけど -- 名無しさん (2018-12-25 21 27 16) ↑5 独裁者にとって宗教や過去の寄る辺みたいなのは邪魔だったんだろう。最上の後に分割して入ることになった酒井鳥居のキチガイコンビも最上回顧を弾圧してるし -- 名無しさん (2019-04-25 05 17 08) 会津征伐の時に早々に上杉に内通してたのはやっぱり政宗も叔父だなあって感じがする まあ東方全部そんな感じだが -- 名無しさん (2021-02-05 21 55 36) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/22542.html
登録日:2011/10/13(木) 01 15 06 更新日:2024/09/01 Sun 02 33 07NEW! 所要時間:約 12 分で読めます ▽タグ一覧 SLG VenusBlood dualtail エロゲー ゲーム シリーズ項目 ファンタジー 女神 姫 悪堕ち 聖女 触手 dualtail(旧 dualmage)から発売されているエロゲのシリーズであり、同社の看板シリーズ。 シリーズではあるが個々の作品は独立しており、関係性も全く無いわけではないが基本的には薄いため、どれからやっても問題無い。 ただ流石に新作から遡ってプレイすると旧作は少しつまらなく感じるため、シリーズ通してプレイするならば無印か、SLGの要素が入ってきたDESIREから始めるのがオススメ。 dualtail、と言われても聞き覚えが無いだろうが、アニヲタ的にはあの機械仕掛けのイヴを世に送り出したninetailの姉妹ブランドだと言えば解りやすいだろうか? ただ、今となってはむしろdualtailとVenusBloodシリーズの方が知名度が高い感じもする。 □シリーズ通しての特徴 dualtailはnaintail系列の中でも、凌辱や調教に力を入れており、本シリーズにおいてもこの要素に重きが置かれている。 どちらかと言えば凌辱よりも調教の方が印象強い(何だかんだで最終的に全方面に向けての滅亡まっしぐらなルートもあったりするが)。 話は基本ダークよりだが、主人公にはそういう行動をする相応の理由があったり、 トゥルーエンド時は基本的にハッピーエンドやそれに準じるような終わり方をするように、終始陰険というわけではないのでプレイすると意外に普通に遊べたという人も居るだろう。 また、いわゆる「遊べる」ゲームでありながら、シリーズ通してシステムが結構変わるのも特徴。 シリーズ初期(無印、CHIMERA)は単なる調教ゲーだったが、DESIREからはSLG主体になっている。 シリーズを重ねる毎にシステムが洗練されて行っており、初期はそれこそ「兵数増やして殴ってゲージ溜まったら必殺技ぶっぱ」でクリアするようなものだったが、 最近の作品では例えば師団の組み立て次第でどんなユニットでもユニークキャラを倒す事が出来るようになったりと、色々と考えることが出来るようになってきた。 そして最大の特徴が触手である。ぶっちゃけ全作品通して「触手使って姫様だったり聖女さまだったり女神さまだったり魔族だったりを堕とす」事が目的。 それ故か触手がかなりの存在感を持ち、公式で触手=影の主役とまで言われている。 背景触手は当然、拘束具は十中八九触手。 世界観は一貫してファンタジー。 □各作品紹介 VenusBlood 記念すべき第一作。この頃はSLG要素も無く、完全な調教ゲーだった。 しかしこのころからハイスコアのシステムは存在し、それは最新作まで受け継がれる事になる。 ただ本作の触手のうちもっとも目にするやつは、諸事情からかわいらしさとは無縁で気持ち悪いというかグロ画像でしかないので注意。(ADVパートでの立ち絵でのみ出てくる) 実はこの作品の悪魔は後々の作品に出てくる悪魔とは設定が異なっていたりする。皮的な意味で。 ストーリー ある日現れた女悪魔に国家転覆を唆されてそのために姫騎士だったり聖女だったりを堕とす話。触手で。 VenusBlood-CHIMERA- 第二作目。このころもどちらかというと調教寄り。前作との違いはタイトルにもあるようにキメラ。 キメラを生み出す事によって、キメラの種類に合わせた調教シーンを見る事が出来る。 ストーリー 主人公はユピテル皇国にいけにえを求める悪魔「タラニス」。 タラニスは強大な悪魔であり、人間が束になっても敵わない。 そこでいけにえに選ばれた三人は王家の宝具でタラニスを殺っちゃおうと画策するが、当然のようにバレバレ。 怒ったタラニスがいけにえの姫将軍とか戦姫とか聖女を犯っちゃう話。無論触手で。 VenusBlood-DESIRE- 三作目。この頃から方向性が見え始め、SLGにおもしが置かれるようになった。 あとここからようやく女神が出てあまりタイトル詐欺感がしないようになった(一応VBCでも出ていたけど存在感がかなりジミー)。 本作の特徴はなんといっても「悪堕ち」。今回の調教対象は女神だが、女神は善悪二面を持つ存在であり、エロい事をして女神を悪堕ちさせると女神の外見が変わったりユニット能力が変わったりする。 また、ロウルート、カオスルートの区分が採用され、同じヒロインでも正義のルートと悪のルートが用意されている。 これらのシステムは後の作品に採用されたものも多く、実質このシリーズの基礎を作り上げた作品。 ストーリー 主人公ダンテスはかつて所属していた教団に一族郎党皆殺しにされ、自身も逃げるはめになる。 いろいろあってカオス側の女神「エリード」に出会ったダンテスは女神の力を使えるようになる仮面を貰う。 この仮面は女神を堕とせば堕とすほど力を増すため、復讐のために、女神を調教して悪堕ちさせるのだった。やっぱり触手で。 VenusBlood-EMPIRE- 四作目。地域制圧型SLG。前作では主役となる女神が、普通の人間には干渉出来ないため、加護などを使うだけだったが、今作では女神や魔人がユニットとして使えるようになった。 ロウルート、カオスルートの区分も健在。 ストーリー 野心に燃える魔族の若き遊撃団長フリードは女王に、結界で隔てられた向こうにある「善の五国」の制圧と、魔族の国と人間中心の善の五国を隔てる結界の破壊を命じられる。 野心に燃えまくりなので取りあえず結界はガン無視で国取りを始めたフリードは、やがて魔族とコトを構える下準備として善の五国の女神を自らの配下に加えるため悪堕ちさせようとする。 女神は一騎当千で強大な相手…そんな相手に対する対抗策は当然触手。もちろん調教に使わないはずもない。 VenusBlood-ABYSS- 五作目。前作の国取りとは打って変わってこちらは、魔族を滅ぼそうと攻めて来る人間を、ダンジョンの仕掛けと作り出されたユニットを駆使して撃退するシステムとなっている。 ターン制拠点防衛型SLGであり、「ゆうしゃのくせになまいきだ」などが若干近いかもしれない。 今作のポイントはなんといっても産卵。 聖女だったり勇者だったりを捕まえて、ユニットとして戦場に出す他にも、産卵させる事によって新たなユニットを生み出す事が出来る。 産卵によってステータスの変化はもちろん、特攻やスキルなども追加されたりする。 他にもこの作品から武具の追加やスキルが今の形(特攻は別枠になり、種類が増えた上に数値で度合が異なる)になったりと、後のVBシリーズにかなり近づいている。 ストーリー 魔族達は「無の月の病」と呼ばれるものにより、新生児が生まれず緩やかな滅び迎えつつあった。 そして人間に滅ぼされる寸前の魔族国家グリザーニに仕える事になった主人公キルト。 子供が生まれなければ兵士も出来ず国は退廃する。 キルトはこの危機を乗り越えるため、自身の研究の実験も兼ねて錬金術の禁呪を使用した擬似生命を作り出し、それに兵士の代わりをさせることを思いつくのだった。 その際母体の調整と言う名の調教を施すこととなる…もちろん触手も活躍。 キルトは軍師のためか、メインヒロインのルキナの方がむしろ主人公っぽかったりする。 VenusBlood-FRONTIER- 六作目。前作のようなダンジョン型ではなく、前々作-EMPIRE-に近い地域制圧型SLG。 前作では無くなっていた女神悪堕ちが復活している他、女神のロウルート、カオスルートに加え魔族ルートが存在している。 前作における産卵の代わりにメダリオンによって兵を雇う事が出来る。 メダリオンを追加で付ける事で、戦闘を有利に進めるためのスキルを追加出来、武勲と治療費コストによる補正なども加わったため、 初期に出てくるような兵は最初確かに弱キャラなのだが、中盤や終盤では思わぬ強キャラになることも珍しくなくなった。 余談だが発売延期と自重しなかったエイプリルフールのおかげで、発売前から主人公がかなりのネタキャラ扱いされることになった。ロキは犠牲になったのだ…。 ストーリー かつて一つの大戦があった。 神と魔に人が反旗を翻した事に端を発した極夜大戦と呼ばれるその大戦は長く続いたが「人類の壊滅」という形で収束する。 極夜大戦により数を減らした人類は主神オーディンの作り出した浮遊樹大陸「ユグドラシル」でオーディンとその徒、四人の四季の女神の庇護の元、静かに暮らしていた。 だが、その平和も遂に破られる。 魔族の王スルトがユグドラシルの秘宝「ユグドラシルの心臓」の奪還を次の魔王の条件としたのだ。 魔王の座を求め、ユグドラシルへと攻め込む五人の魔王候補者達。その中の一人、魔王候補者でありながら父親の反逆により父は処刑、母は幽閉、自身は魔王候補の証の一つである「魔装」を奪われる憂き目にあったロキ・ムスペルヘイムもまた魔王となり、母を助け出すため春の女神ティルカの治めるエッダへと進攻を始めるのであった。 かなり不利な立場のロキにも色々と武器はあるのだが(最大の武器は知略)、趣味的なもので触手を使うことができ、当然の如く不意打ちから調教まで触手が大活躍する。 VenusBlood-GAIA- 七作目。こちらは前々作-ABYSS-を元にしたと言って良いだろう。 ヒロインは大体が神獣に仕える巫女さん。海賊もだけど、あの触手ブチィや色々やばいことを叫んでいるメインヒロインのミリアさんですらも思い返せば巫女属性持ちなんです。 ユニットなど基礎的なところはVBFを踏襲し、産卵などの戦略的な部分はVBAを踏襲していて悪堕ちなどもない。 追加要素として、リーダーシステムや最大3師団vs3師団の一度に計36名のユニットが戦うことになるレギオンバトルなどがある。 各ヒロインの主従関係が描かれるなど、今まであまり描かれることが無かった人間関係などは大幅に強化されていて、エロにも関わっている。 しかしながらシステム面の癖がシリーズ随一な上に、シリーズ屈指の難易度の作品(*1)だったためにハゲるプレイヤーが結構出てしまった。 他の作品と違って主人公が割と善人っぽい面構えをしているので逆に目立っているのだが、性格は一番アレな気がする。 ストーリー 五神獣によって長年統治されてきたパラストラ島。 しかし、数百年前から緩やかに荒廃し始め緩やかに滅亡の危機を迎え始め、未知の生物(異獣)すら湧き出る様になり始めた。 そんな世界である事情から、五神獣の庇護を受けていない魔導都市エネルゲイアという都市があった。 その大公テオフラッドは新エネルギー『エーテル』による世界の救済を唱え、詳細な理由は不明だがそれを邪法として滅ぼそうとする聖竜帝国グランレイドとの戦いが始まった。 このエネルギイアは隠蔽していたが実は空中を移動する都市であり、「移動する城砦兵器」としてすぐさま各国の脅威となった。 しかしながら『都市』が『大国家』と戦うには明らかに戦力が足りない…。 そこでテオフラッドは兼ねてから構想を練っていた兵力の迅速な調達を、『エーテル』と女性の体を使って産卵することで解決することを実行に移す。 もちろん母体は調教しておくことが望ましいので、触手も登場する。母体の負荷軽減のためのベッドとかも大体触手。 テオは何を思ったかメタル触手なんてものまで作り実際調教で活躍したが、流石にこれは作中でもあまり評判が芳しくなかったとされ一回しか登場しない。 VenusBlood-HYPNO- 八作目。前々作の-FRONTIER-に近いシステムだが、ヒロインは女神ではなく大体魔王。 洗脳に重きを置いていてかなり幅広い洗脳っぷりを楽しめ、一長一短の強化システムとしてユニットにも関わりがある。 悪堕ちの他に凶化もあり、凶化自体はVBFにもあったのだがこちらはイベントなどが全体的にパワーアップしている。 VBGよりも関係者(従者)のシナリオ強化も図られている。 資材生産は従来の拠点に加えて、ユニットの数値も内政に関わったりと全体的に間口が広くなっている。 地味に戦闘時の内部処理の軽減が試みられていたり、範囲攻撃を一括表示するようになったおかげで大分プレイしやすくなっている。 今までの作品と異なり大きなシステム変更こそないが、それだけに今までの集大成と言える作品と言えるだろう。 ストーリー 過去女神が統治していたものの、現在は中央に存在する魔帝とその周辺を支配している4人の魔王によって支配されている世界『聖地ヘルヴェティア』。 更にその後、魔帝と各地の魔王が敵対する群雄割拠の時代を迎える。 魔帝により命を握られている状況下で、先の戦争の最前線に投入され活躍した実験部隊とその隊長である主人公のレオンハルト達も戦線に投入される。 もちろんそんな使い捨てられる状況をレオンハルト達がよしとするわけもなく、いつか出し抜こうと強い野心を抱いていた。 そして魔帝の命に従い、魔帝の妹シルヴィアとの戦いを経たところでレオンハルト達に転機が訪れることとなる。 地味に主人公の妹であるアノーラも触手を操ったりする。 VenusBlood-RAGNAROK- 九作目。-FRONTIER-の続編。 しかし長い年月とある事情から神族も魔族も世代交代を重ねているので主に活躍するのは彼らの末裔。 システム面でもVBHよりもむしろVBF寄り。 システムの大胆な整理整頓が行われており、敵からの交戦・レギオン・隊形の要素などが削除されている一方でアシストスキルを追加。 エンカウントバトルは実質自動・マニュアルかを選択するものになった上で5ラウンド制になったり、 作品を経る毎に平均回数がえらいことになっていった追加攻撃はマイルドな多段攻撃に入れ替わったり確率追撃に変更したりしてバランス調整。 雇用関係も今まで雇い直したり産卵しなおす必要があったステータス向上も士気に応じて自動反映されるようになったりと地味ながらも大きな変化が多い。 他にも検索やフィルタ機能が使いやすくなったりと、いままでとっつきにくさがよく指摘されていたユーザビリティが完全には遠いもののかなり改善されている。 そんなこんなでより完成度が高くなっている作品だが、スキル群のバランス調整や上位ユニット登場とそれに伴って高コスト高成長キャラが大幅に増えたりした結果、低コストキャラの長所が相対的に薄れている辺りが短所らしい短所となっている。 ストーリー VenusBlood-FRONTIER-の最終決戦に勝利して神魔統一を果たして覇王となったロキは従属神達と共に地上に新たな国家アースガルズを建国。 しかし、しばらくした後に覇王ロキと従属神達は姿を消し、500年後にはロキの従属神であり代理として統治していたオーディンも崩御。 オーディンの力が弱まった頃には神族至上主義が台頭し、それに対抗する様に魔族達も魔族開放を求めて戦乱が勃発。 魔族の特徴が色濃いながらも女神ティルカの末裔として生まれた主人公ヴァーリもまた、魔族陣営ではあるものの弱小勢力ながらも神魔統一の志を抱いて挙兵。 しかし失われていた女神の力を何故か継承した異母兄妹のブリュンヒルデを始めとした女神達には敵わず、 敗走していたところを覇王と同じ『ロキ』の名前を持つ少年に助けられる。 そして彼から秘宝・聖樹の鍵を託されたことにより、ヴァーリの覇王への道が始まった。 もちろんロキの趣味(?)だった触手調教は自然とヴァーリも趣味にすることとなる。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ABYSSでキルトが使える国はロードリアではなくグリザーニですよ -- 名無しさん (2013-11-20 15 46 27) なんか最近はマシーナクロニクルより、VBシリーズが本業になってしまった感があるのが残念。良いゲームではあるんだけどさ・・・イヴでファンになった身からすると、ちょっとね・・・ -- 名無しさん (2015-08-24 13 26 41) VBFとVBHが世界に羽ばたいたけど海外では触手ってどうなんだろう、人気あるのかな -- 名無しさん (2020-07-26 01 05 24) VBGも世界に羽ばたいた。クラファンで集まるんだし人気あるんじゃない -- 名無しさん (2022-09-20 10 20 18) ↑まだ出てないけど、資金集まって確定でしょ。Gは流石にないだろって思ってたけど。 -- 名無しさん (2022-09-20 10 21 21) エロアニメになったbraveとlagoonってどうだったん? -- 名無しさん (2024-09-01 02 33 07) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/1950.html
登録日:2011/10/31(月) 00 53 10 更新日:2024/04/03 Wed 14 26 40 所要時間:約 24 分で読めます ▽タグ一覧 しっと団 カードファイト!!ヴァンガード クラン シャドウパラディン ファイナルターン!! ユナイテッドサンクチュアリ ヴァンガード 先導アイチ 撃退者 雀ヶ森レン 黒の騎士団 輝かしい栄光は力あるものにこそ相応しい シャドウパラディンはTCG「カードファイト!!ヴァンガード」に登場するクラン(集団)の一つ。 厨二心をくすぐられる黒を主体としたイメージが特徴の「影の騎士団」。 だが、ヴァンガード設定内における闇・悪を意識したクランの多くが所属するダークゾーンではなく、あのロイヤルパラディンやオラクルシンクタンクが所属しているユナイテッドサンクチュアリにカテゴライズされており、この国家の暗部、すなわち影の存在と言える。 正統派であるロイヤルパラディンやオラクルシンクタンクに比べアンフェアな組織ではあるものの、己なりの信念を持っている者も多く、闇の存在ではあるが、絶対的な悪とは呼べない組織である。 初出はアニメのOPソングCDに同梱されたPRカード「カースド・ランサー」。 クランの特性は、ロイパラが仲間を集める事で効果を発揮するのに対し、こちらは仲間を犠牲にする(Rを退却させる)事で効果を発揮する。 アニメでは、ボスクラスの実力を持つフー・ファイターのリーダー雀ヶ森レンが主に使用。 デッキの軸は「ブラスター軸(1期)」、「撃退者(3~4期)」、「Diablo(G2期)」と時期と環境に合わせて変化していった。 レンが6年ものヴァンガードのアニメ劇中にて要所要所で活躍しており、本人の人気も高いのでシャドパラといえばレンというファンが圧倒的多数を誇る。 漫画でもレンはシャドウパラディンを使用している。 他の使用者は、 1期…PSYクオリアの力に溺れて闇堕ちした先導アイチ(ブラスター軸) 4期…カトルナイツのラティ・カーティ(黒魔女軸) G1期(5期)…ヴァンガード普及協会のユナイテッド・サンクチュアリ支部長の神崎ユウイチロウ(クラレットソード軸)、同支部のドッグ・トレーナーの烏森ユウヤ(無名称超越軸) G4期(8期)…東海林カズマ(竜刻魔導士軸) 初登場時は、カードプールの少ないクランだったので『劣化ロイパラ』などと一部で耶喩されるなど力不足な部分もあったが、新弾初登場としては十分なスペックを持っていた。 そんな彼らだったが、順調にカードプールを伸ばした結果、G3のベクトルの統一性の薄さと、基礎基盤として完成されている名称「撃退者(リベンジャー)」の存在が合わさり、現在最強のクランの一つに数えられるほどの成長を遂げてしまった。 ここまでカードプールがあると、統一性の無さは「何でもできる」というメリット以外何者でもなく、現時点で「Vスタンド」「ガーディアンのコール制限」「☆増加」「敵ユニット退却」「コスト補充」「手札増強」「確定ダメージ」と、大よそ考え得る「強い」と言われるスキル全てを扱うことが出来る。ここまでのなんでもありっぷりはかのかげろうですら有していない。 その上、グレード3以外の基礎部分は「撃退者」やジェネレーションブレイク持ちのカード達で大よそどの動きにも対応できる完成度を誇るので、ぶっちゃけグレード3を見るまで何してくるかわかったものではない。 対策必須だが対策が練りにくく、《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン》なのか「ブラスター」や「Diablo」、「撃退者」なのか。「ブラスター」なら《ガスト・ブラスター・ドラゴン》なのか《ファントム・ブラスター・オーバーロード」なのか。「Diablo」なら《ブラスター・ダーク “Diablo”》なのか《漆黒の旋風 ヴォーティマー “Diablo”》なのか。「撃退者」ならば《撃退者 ファントム・ブラスター “Abyss”》なのか《撃退者 レイジングフォーム・ドラゴン》なのか《撃退者 ドラグルーラー・ファントム》なのか。あるいはこれらを組み合わせて来るのか……と、常に相手取るときに考えを止めることが出来ないクランである。 全国大会をはじめとしたガチ環境でも使用率は高く、対策していないと絶対に勝ち抜けない。 さらに8期からはドロップゾーンのグレード1の枚数を参照するキーワード能力「儀式(リチュアル)」が登場。さらに戦略の幅が広がり、今後も環境の第一線を駆けるクランとして強化し続けていくであろう。 一応、グレード2以下だけで動く場合の強さは「解放者」や「波紋」には劣り、速攻での殴り合いにはおせじにも強いとは言い難い。え?《虚空の騎士 マスカレード》、《虚空の撃退者 マスカレード》?知らん知らん。 【クラン設定】 <一期> ロイヤルパラディンの生ぬるいやり方に反旗を翻し、反乱を起こした《ファントム・ブラスター・ドラゴン》率いる軍勢 この為、シャドウパラディンの構成員はロイヤルパラディンの理念に共感出来ない者が多い (例) 《漆黒の乙女 マーハ》 元はロイヤルパラディンの天才指揮官。だが勝利の為に部下の犠牲をかえりみない作戦指揮をしたとのことで、シャドウパラディン参加直前までは謹慎させられていた 《髑髏の魔女 ネヴァン》 禁忌の魔術の研究をしており、ロイヤルパラディンに追われていた所をシャドウパラディンに賓客としてスカウトされた 《ブラスター・ダーク》 「ブラスター・ブレード」(剣の方)の力を発揮できず憎しみに支配された者と、その憎しみの力が流れ込んだ剣の成れの果て 《黒の賢者 カロン》 非情な現実主義者で騎士王の掲げる理想論と昔から対立していた 《ダークサイド・トランペッター》 才能があるが故に自分より先に騎士団に配属された少女を見てしまい、その嫉妬心から… つまり、ロイヤルパラディンにコンプレックスを抱いているもの達が集まっている。 そんな彼らを“奈落竜”こと《ファントム・ブラスター・ドラゴン》が束ねた集団。 奈落竜の指揮の元、神聖王国を、そして惑星クレイを危機に陥れるが最終的に《ブラスター・ブレード》と、彼と和解を果たし、彼を先導者《マジェスティ・ロードブラスター》として覚醒させた《ブラスター・ダーク》によって奈落竜が討ち倒され戦いが終息する。 <二期> 《ブラスター・ダーク》が《ブラスター・ブレード》、《ドラゴニック・オーバーロード》と並んで三英雄として祀り上げられるが、《シュヴァルツシルト・ドラゴン》により彼らもろとも封印させられてしまう。彼を解放すべく、一部のシャドウパラディンがゴールドパラディンに所属し解放戦争に臨んだ。 だが、《ブラスター・ダーク》も奈落竜もいなかったためかなりまとまりに欠けていたらしく、多くの団員は離反したり放浪していたようだ。 <三期> 《ブラスター・ダーク》がリンクジョーカーと接触。脅威が迫ったっことを感じた彼により、《幽幻の撃退者 モルドレッド・ファントム》を団長に据えた新生シャドウパラディン、及び精鋭部隊「撃退者」が結成される。 彼らは栄光を捨て命を賭けて国を守る少数精鋭の覚悟の騎士たち。旧シャドウパラディンメンバーの何人かもここに所属し、己の所業と向き合いながら守るべきものを守っている。 <四期> 過去の世界でロイヤルパラディンの英雄《ブラスター・ブレード》の存在が消失し、歴史改変が発生する。それにより《ファントム・ブラスター・ドラゴン》は《ブラスター・ブレード》と《ブラスター・ダーク》とではなく、《騎士王アルフレッド》に倒されたことになり、その影響で《幽幻の撃退者 モルドレッド・ファントム》の存在も消失してしまう。 しかしながら「撃退者」自体は《ブラスター・ダーク・撃退者"Abyss"》を団長に据えて結成され、リンクジョーカーとの戦いへ挑んでいくことになる。 <G1期> 《幽幻の撃退者 モルドレッド・ファントム》は己の影である《ガスト・ブラスター・ドラゴン》を討伐するためにユナイテッドサンクチュアリを去り、《ブラスター・ダーク》が新団長に就任する。 だがある日「超越の力」を手に入れた稀代の大悪党《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン》の一派が本隊を裏切り、聖域への侵略戦争を開始する。 これを受けた《ブラスター・ダーク》は新型兵装"diablo"を身にまとい挙兵する。 かつて生死を共にした仲間達と、謎の「青い両剣を持つ黒竜」と共に。 <G2期~G3期> ヴォーティマーやマーハ等のかつての同志たちが《ブラスター・ダーク"Diablo"》の率いるシャドウパラディン本隊へ合流。 それと同時期において、ロイヤルパラディンの《騎士王アルフレッド》と《青天の騎士アルトマイル》が《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン》率いるシャドウパラディン分隊の討伐に向けて挙兵。 さらにはネオネクタールの《ラナンキュラスの花乙女アーシャ》をはじめとする他国からの救援や、《クロノジェット・ドラゴン》を率いるギアクロニクルなる集団の武力介入により、 大悪党《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン》は打ち倒され、シャドウパラディン分隊の反乱事件「影竜の乱」は終結を迎えることとなった。 しかし、シャドウパラディン分隊がユナイテッドサンクチュアリや人々の心に残した爪痕は大きく、 王立議会は満場一致でシャドウパラディンの解散を宣告し、この世に影の騎士団の存在は消滅することとなった。 しかしそれは表向きの話であり、実際にはシャドウパラディンの解散後、 最後までシャドウパラディンの解散に難色を示していた王がシャドウパラディンの現代表と密会し、 「国の暗部を担う王直属の非公式部隊」として再始動することが秘密裏に決定した。 【主なユニット】 ◆G3 ○ファントム・ブラスター・ドラゴン シャドウパラディンの創設者にして奈落竜の異名で呼ばれる存在。 虚影神触版と覇道竜星版とでは同名でありながらスキルが異なり、 後者のほうはブレイクライドスキルを持ったリメイク版となる。 独自項目があるのでそちらを参照。 ○ファントム・ブラスター・オーバーロード ファントム・ブラスターのクロスライドユニットにして真の姿。 シャドウパラディンの切り札と呼ぶに相応しいい一枚だが、今の環境では覇道竜星版のファントム・ブラスターを使わないと少々厳しいか。 ○ダークメタル・ドラゴン パワー10000 V時、ドライブチェックでシャドパラがめくれたらパワー+2000 シャドパラの単色デッキならアタック時にP14000が約束される。 ヴァンガードの効果としては物足りなさを感じるかもしれないが、簡単かつ安定して21000ラインを構築できるのは強力。 混色デッキ?知らん。 ○ザ・ダーク・ディクテイター パワー10000 騎士王と同じようにV時はブーストできず、Rのシャドパラ一体につき自ターンはパワー+2000。SB3(ソウルブラスト3、ソウルに置かれたカードを3枚ドロップゾーンへ送る)でリアガードをバンプできる。 元ネタの騎士王とは逆に完全にV向けユニット。 ○ガスト・ブラスター・ドラゴン パワー11000 LB4で、R3枚退却でソウルの「ブラスター」1枚に付き「パワー+5000、クリティカル+1」。 倒された奈落竜の悪意が肉体を得た姿。 虚影神触版のファントム・ブラスターに似たようなスキルを持ち、デッキ構築次第ではクリティカルがとんでもなく上がるのが強み。 ファントム・ブラスター軸デッキのお供にいかが? ○幽幻の撃退者 モルドレッド・ファントム パワー11000 ブレイクライドスキル持ち LB4でシャドウパラディンがこのユニットライドすると、CB1Vのパワー+10000し、山札からグレード2以下をコールし、コールしたRにパワー+5000。 倒された奈落竜が本来有していた守護竜の魂と、瀕死の騎士が融合することで生まれ変わった姿。新生シャドウパラディンの団長及び、精鋭部隊「撃退者」の隊長を務める。 安定した攻撃のラインを形成できるのが強みだが、超越が存在する現環境でブレイクライドは少々厳しいところもあったり……。 ○撃退者 レイジングフォーム・ドラゴン パワー11000 アタック時CB1でVのパワー+3000。 LB4でアタックしたとき、「撃退者」名称のR3枚退却で、手札から《撃退者 レイジングフォーム・ドラゴン》をスタンド状態でライド、そしてVのパワー+10000。 擬似的なVスタンドスキルでアニメでは「スペリオルペルソナライド」と呼称していた。 Rの退却枚数の都合上、基本的に1ターンに1回までのスキルになるが、G6弾ブースター刃華超克での強化で1ターンに2回以上発動することも可能になり、 そのスキル発動自体も敷居が低くなったため、今もなお撃退者の主軸として戦えるポテンシャルを秘めている。 ○撃退者 ドラグルーラー・ファントム パワー11000 LB4でCB1と「撃退者」名称のR2体退却でVのパワー+10000と相手のダメージゾーンが4枚以下なら相手のヴァンガード1枚に1ダメージを与える。 幽幻の撃退者モルドレッド・ファントムのクロスライドユニットにして真の姿。 スキルによってダメージを与えられるのはこのカードが初。このカードのスキルでとどめを刺すことはできないが、ダメージゾーンを5枚にまで確実に追い詰めることができるのは中々の強み。 しかしこの効果によるダメージでもダメージチェックが発生し、トリガー効果も発動してしまうため、少々運に左右されやすい。 ○撃退者 ファントム・ブラスター “Abyss” パワー11000 《ブラスター・ダーク・撃退者 “Abyss”》との双闘。 LB4で双闘をしたターンのアタック時にCB2と「撃退者」名称のR3枚退却でVスタンド。このユニットがVにアタック時、パワー+2000。 平行世界でのファントム・ブラスターの姿。 双闘による超パワーとVスタンドによって相手を追い詰められる強力なレギオンユニットだが、Vスタンドは双闘をしたターンのみなので若干融通が利かない。 ○ブラスター・ダーク “Diablo" パワー11000 GB2、で「ブラスター」名称のGユニットを超越する際、手札のカードのグレード+3。 《暗黒竜ファントム・ブラスター"Diablo"》が超越したとき、相手Rを1枚退却。 シャドウパラディンの新団長となり、グレード3になったブラスター・ダークの姿。 超越するGユニットに制限はあるものの、どのスキルもGユニットを手堅くサポートする能力に秀でており、しかもノーコストで発動できるのが強み。 ○漆黒の旋風 ヴォーティマー “Diablo” パワー11000 V登場時にCB1とSB1で、山札からグレード1をコール。 GB2で"Diablo"名称のGユニットが超越した時、自分R1枚退却で山札からグレード1を1体コール、Vが《暗黒竜 スペクトラル・ブラスター “Diablo”》ならさらにもう1体グレード1をコールしてパワー+3000。 かつて解放戦争時にゴールドパラディンに所属していた「ヴォーティマー」が本来の所属であるシャドウパラディンに帰還した姿。 グレード1をコールする能力盛りだくさんであり、そこから超越してコールしたユニットを退却コストとするのが常套か。 ○覇道竜 クラレットソード・ドラゴン パワー11000 GB2で自分R2体退却でこのユニットのパワー+10000とクリティカル1。 Gユニットが超越した時、CB1でグレード1以下のユニットを1枚コールしてそのユニットにパワー+2000。 自身が団長を務めるシャドウパラディン分隊を率いてユナイテッドサンクチュアリに反旗を翻した大悪党。 虚影神触版の《ファントム・ブラスター・ドラゴン》とほぼ同じスキルを持ち、超越時にスペリオルコールするスキルもあるので超越してもしなくても安定して戦えるが、やはり毎ターン超越を狙いたいところ。 ◆G2 ○ブラスター・ダーク パワー9000 ソウルに《ブラスター・ジャベリン》がいるならパワー+1000 V登場時CB2で相手R1体を退却 シャドウパラディンの中心的人物で《ブラスター・ブレード》を敵視する影の剣士。 《ブラスター・ブレード》と違い除去能力はV登場時限定だが、代わりに恒常的な強化能力を手に入れた。 ファントムを主軸にした場合は、フルバウのスキルが使えない事も考えできるだけ多く積んでおきたい。 しかし、Rでは劣化バニラになってしまう。 ○暗黒の騎士 ルゴス パワー10000 バニラアタッカー 例に漏れず強力。だが好みにもよるが、ファントムを主軸にした場合はドンナーシュラークの存在から離脱されがち。 ○魔界城 ドンナーシュラーク パワー10000 アタック時パワー+2000 Vに《ファントム・ブラスター・ドラゴン》か《ブラスター・ダーク》がないならパワー-5000 《ファントム・ブラスター・ドラゴン》軸の強力なサポートユニット。 シャドウパラディンでは貴重なアタッカーであり、《ファントム・ブラスター・ドラゴン》軸では是非とも投入したい。 だが、シャドウパラディンは有用なG2が多いため、採用されないこともある。 ○漆黒の乙女 マーハ パワー8000 登場時CB2で山札からグレード1以下のシャドウパラディンを自分と同じ縦列にコールできる シャドウパラディンの天才作戦指揮官。ファントムの弾丸要員その二。 グレード1ユニットを自由に引き出せる能力は非常に強力。一応制約もあるが、あまり気にはならない。 あとイラストアドが高い。色白青髪ロリでちょー可愛い。 ○髑髏の魔女 ネヴァン パワー3000 R登場時CB1と手札のシャドウパラディン1枚を捨てることで2枚ドローできる 自身のハンド損を無かった事にしてくれる優良手札交換ユニット。 ただしパワーが絶望的に低く、全カード中最低。 マーハたんと同じくイラストアドの高いRRRの美人なお姉さんユニット。 ○カースド・ランサー パワー9000 アタックがVにヒットした時、ダメージゾーンのカードを1枚表にできる カウンターチャージモドキを行う効果を持つユニット。 CBを多用するシャドパラにとってありがたい効果だが、終盤になると相手はガードしてくるだろう。 ○虚空の騎士 マスカレード パワー9000 アタック時、「ブラスター」ヴァンガードがいるならパワー+3000。 《魔界城 ドンナーシュラーク》と比べると素のパワーが-1000された代わりにデメリットが消え、PBOにも対応するようになっている。 防御力が違うので一概には言えないが、汎用性はこちらの方が高いためどうしてもドンナーシュラークより優先されがち。 ○ブラスター・ダーク・スピリット パワー10000 山札からRにスペリオルコールされるとCB1で前列除去 R時殴られると自壊。 封印された《ブラスター・ダーク》が魂だけ出てきて《ブラスター・ブレード》と共に解放戦争に協力している姿。ツンデレ。 本家と違い、条件付きだがR時に効果を発揮するカード。V時では効果発揮しないがそれでもパワー10000あるのでバニラのような運用が可能。 ○ブラスター・ダーク・撃退者 パワー9000 VかRに登場時にVに「撃退者」名称がいればCB2で相手の前列のRを1体退却。 解放戦争後、新たな脅威に対抗する新たな部隊「撃退者(リベンジャー)」の一員となった《ブラスター・ダーク》の姿。 コストが若干嵩み、前列のRのみしか退却できないが、R登場時でも発動できる。 また、《督戦の撃退者 ドリン》のスキルと組み合わせるとカウンターチャージ1(ダメージゾーンの裏向きのカードを1枚表にする)が得られるので、 基本的にはドリンと組み合わせて「CB1で前列Rを退却」かこのユニットのスキルを放棄してカウンターチャージ1を得るかの2択となる。 ○黒衣の撃退者 タルトゥ パワー9000 VかRに登場時にVに「撃退者」名称がいればCB2で山札からG1の「撃退者」名称のユニットを同じ縦列のRにコール。 《漆黒の乙女 マーハ》に憧れてシャドウパラディンへ加入した天才作戦指揮官。しかし撃退者結成当時、マーハは任務で国外に遠征に出ていたため同じ部隊で戦った記録はない。 コールできるのが「撃退者」名称に限定されているが《漆黒の乙女 マーハ》と似たスキルを持ち、こちらのほうがパワーは上。 また撃退者ではRの退却コストに「撃退者」名称を指定している場合も多いので、撃退者軸では《漆黒の乙女 マーハ》より利用価値がある。 ○虚空の撃退者 マスカレード パワー9000 アタック時、「撃退者」ヴァンガードいるならパワー+3000。 撃退者に加入した《虚空の騎士 マスカレード》の姿。 《虚空の騎士 マスカレード》よりも名称指定が緩いため、非常に使いやすいアタッカー。 ○ブラスター・ダーク・撃退者 “Abyss” パワー9000 Rに登場時に「撃退者」ヴァンガードがいるならCB1で相手のグレード1以下のRを1体退却。 《ブラスター・ブレード》が存在しなかった並行世界における《ブラスター・ダーク・撃退者》の姿。 《ブラスター・ダーク・撃退者》と違ってR登場時にしか発動できず、対象に選べるのもグレード1以下に限定されているが、 CB1という軽いコストで発動でき、後列の退却もできるようになり、コンパクトに扱えるようになった。 ○闇夜の乙女 マーハ パワー9000 GB1のときこのユニットがヴァンガードにアタックしたとき、ブーストされているならCB1で山札からG1をコール。 国外遠征から帰還した《漆黒の乙女 マーハ》の姿。 バトルフェイズ中にユニットの数を増やせる上に条件もそこまで厳しくないので扱いやすい。 ○黙殺の騎士 ギーヴァ パワー7000 GB1 R登場時にCB1と手札を1枚捨てて、2枚ドロー。 シャドウパラディン分隊に所属し、《覇道竜クラレットソード・ドラゴン》のことを心酔しており、弱者と判断すれば味方でも斬り捨てる残虐非道な女騎士。 最近では《新鋭の騎士 ダヴィド》を自分の部隊に所属させ、シャドウパラディン分隊の残虐なる騎士にすべく調教中。うらやましい。 《髑髏の魔女ネヴァン》とほぼ同じスキルで、GB1の条件が付いた代わりにネヴァンよりパワーが高くなっている。 とはいえ、ブーストがなければアタックするのも厳しい数値。 ◆G1 ○ブラスター・ジャベリン パワー6000 ソウルにフルバウがいるならパワー+2000 また、R登場時手札のG3シャドウパラディンを捨てることで、《ファントム・ブラスター・ドラゴン》をサーチできる 《ファントム・ブラスター・ドラゴン》軸では必須カード。 V時に自身を永続的にパンプするスキルを持つ。 ファントムのサーチ能力を持つが、コストがシャドウパラディンのG3なのでライド事故回避にはならない。 しかし、確実に《ファントム・ブラスター・ドラゴン》をライドしたい時やデッキ圧縮には役立つ。 ○黒の賢者 カロン パワー8000 バニラユニット シャドパラにとって貴重なブースト要員。 そして可愛い。 ……何? 『その子男の子だよ』って? それが良いんじゃないか 男の娘万歳。イラストレータはボカロの人 カロンに惚れて、シャドパラを組もうと思った人はきっと多いはず。 「イメージしろ」がテーマのこのゲームで「現実を見なよ」と言ってくるリアリスト ○督戦の撃退者 ドリン パワー7000 同じ縦列に《ブラスター・ダーク・撃退者》が登場すると、カウンターチャージ1。 割と簡単な条件でカウンターチャージ1が得られるが、このユニットが予めRにいる状態で 《ブラスター・ダーク・撃退者》を出さないと効果が発揮できない点には注意。 また、このカードを使用することは同時に《ブラスター・ダーク・撃退者》を使用しなければならないということでもあるので、 デッキのスロットを大幅に食い潰しかねない点も気をつけること。 ○無常の撃退者 マスカレード パワー7000 R時にこのカードのアタック時、「撃退者」名称ヴァンガードがいるならパワー+3000 マスカレードのグレード1版。序盤のアタッカーとして優秀な1枚。 ○黒翼のソードブレイカー パワー6000 山札からR登場時にSB1で1枚ドロー。 デッキからのスペリオルコール限定でドロー効果を発揮するので、 手札に来てしまうと完全にバニラになってしまう。 ソウルの枚数にも気をつけながら使用しよう。 ○哀慕の騎士 ブランウェン パワー7000 R登場時に手札のG3を公開して山札から「クラレットソード・ドラゴン」名称のグレード3を手札に加えて、手札を1枚捨てる。 超越のコストを払う際に、このカードのグレード+2する。 このカード1枚で超越ができるのは強く、いざとなればRにコールして戦線を確保しつつ、手札にG3を加えて次のターンの超越コストの確保にするのもいいだろう。 ○真黒の賢者 カロン パワー7000 R登場時に手札のG3を公開して山札から「ブラスター・ダーク」名称のグレード3を手札に加えて、手札を1枚捨てる。 「ブラスター」ヴァンガードがいるならなユニットの能力による退却コストをこのカード1枚で2枚分とすることができる。 シャドウパラディンの新団長になった《ブラスター・ダーク “Diablo"》を陰で支える《黒の賢者 カロン》の姿。 超越軸をサポートする強力な1枚。特に後半の退却コスト2体分にする効果はかなり便利で、退却スキルのコスト確保やRの戦線維持が難しいシャドウパラディンにはかなり心強い。 ○暗黒の盾 マクリール パワー6000 完全ガードユニット シャドパラのヒットしないスキル持ちのユニット。 有用性はいわずもがな。 ○暗黒の撃退者 マクリール パワー6000 完全ガードユニット 《暗黒の盾 マクリール》の「撃退者」版。 撃退者軸ならこちらを。 ○髑髏の魔女っ娘 ネヴァン パワー6000 完全ガードユニットG 《髑髏の魔女 ネヴァン》が魔術実験の失敗で幼児退化した姿。ドジっ娘ネヴァンちゃんかわいい。 ヴァンガードしか守れないという欠点があるが、ドロップゾーンに同名カードがあれば、 1ドローして手札を1枚捨てるという追加スキルを持つ。 ○カルマ・コレクター パワー6000 完全ガードユニットG 《髑髏の魔女っ娘 ネヴァン》同様にヴァンガードしか守れないが、 こちらはドロップゾーンに同名カードがあれば、カウンターチャージ1できるスキルを持つ。 シャドウパラディンはどの軸にしてもカウンターブラストを多用するので、名称とかを二の次にして考えるなら是非採用したい。 ◆G0 ○フルバウ パワー5000 《ブラスター・ジャベリン》がこのユニットにライドした時、山札から《ブラスター・ダーク》をサーチできる シャドウパラディンのFVとしてデザインされたユニット。 《ファントム・ブラスター・ドラゴン》軸ではない場合は必須ではないが、ハンド損回復及びライド事故回避に繋がるため、積極的に採用したい。 ○ダークサイド・トランペッター パワー5000 スタンドトリガー 通称だったん。闇堕ちしたらトリガーになりました。 イラストアドはそのままに採用率もUP!つまりぺったんより勝ち組。 あれ、なんかユニット設定と矛盾する気が・・・。 一応向こうの方がパワーは高い。 そしてぺったんはかなり優秀なG2ユニットへと進化しこちらを裏切った。……と思いきやこちらも優秀なG1ユニットと化し追いつきつつある。 ○グリーピングダーク・ゴート パワー4000 他のシャドウパラディンがこのユニットにライドした時にRにスペリオルコールできる CB1、ソウルインで山札の上から5枚まで見てその中からグレード3を一枚選んで手札に。 待望のシャドウパラディン汎用FV。通称山羊、もしくはペヤング。 低パワーながらも戦線維持ができ、自身の能力でライド事故回避やPBコスト補充が可能。連携ライドを必要としない型ならフルバウより優先度は高い ○ジャッジバウ・撃退者 パワー5000 先駆(同じクランのユニットにライドされるとRにコール) このカードが「ファントム」名称のユニットをブーストしたバトル中、アタックがヒットしたとき、 CB1、ソウルインで山札からグレード1以下のシャドウパラディンを2枚までレスト状態でコール。 FV候補。「ファントム」名称をブーストさえすれば、名称関係なく2体もコールできるのはかなり強い。 《黒翼のソードブレイカー》をコールしてドローしたり、《真黒の賢者 カロン》や《新鋭の騎士 ダヴィド》などをコールして退却コストを確保するなど、使い道は様々。 ○新鋭の騎士 ダヴィド パワー5000 先駆 GB1のとき、ユニットの能力の退却コストをこのカード1枚で2体分とすることができる。 地位や名誉に囚われず、ただ己の信念に従って戦う影の騎士団に憧れてシャドウパラディンに入団したものの、入団したのがよりにもよって《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン》を中心とする残虐非道な反逆者たちの集う分隊だったという可哀想な少年。 でも《黙殺の騎士 ギーヴァ》というドSなお姉さんに調教してもらっているのはうらやまけしからんです。 FV候補。GB1という条件付だが、同じように1体で2体分の退却コストになる《真黒の賢者 カロン》と違って「ブラスター」名称でなくても使用できるのが強み。しかしG0のノーマルユニットなので複数積みがしにくいという点が付きまとうのでデッキとの相談が必要。 ◆G4(Gユニット) ○覇道黒竜 オーラガイザー・ドラゴン パワー15000+ このカードがヴァンガードにアタック時、CB1、SB1、GPB、R2体退却、Gペルソナブラスト(Gゾーンに裏向きで存在するVと同名のGユニットを1枚表にする)で、山札の上から2枚公開して、公開したG1以下の数だけVのパワーを+5000。その後、公開したカードを手札に加える ユナイテッドサンクチュアリの反逆者《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン》の強い執念により、禁呪超越の力で「過去・現在・未来のどの時間軸にも存在しない可能性」から召喚されたユニット。 コストの種類は多く、加える手札は公開する必要があるが、手札交換ができるのは非常に便利。ただ、アタックと加えて山札が一気に5枚も消耗するので、山札の枚数には注意。 ○覇道黒竜オーラガイザー・ダムド パワー15000+ CB1、Gゾーンの裏向きの《覇道黒竜オーラガイザー・ドラゴン》を1枚表にする、R3体退却で、山札の上から2枚公開して手札に加える。 公開した2枚の中にあるG1以下の数だけ相手のRを退却させる。その後、公開したカードを手札に加え、さらにGゾーンの表の《覇道黒竜オーラガイザー・ドラゴン》が3枚以上ならばクリティカル+1。 《覇道黒竜オーラガイザー・ドラゴン》が自身を召喚した《覇道竜 クラレットソード・ドラゴン》を吸収した姿。 《覇道黒竜オーラガイザー・ドラゴン》と違い、メインフェイズでの発動になるが、相手の盤面を直接切り崩すことができる。 クリティカル上昇効果もついているが、Gゾーンの表の《覇道黒竜オーラガイザー・ドラゴン》が3枚以上という制約上、 先に《覇道黒竜オーラガイザー・ドラゴン》に超越してスキルを使用することで枚数を稼ぐか、クリティカル上昇効果をおまけとして割り切って無視するかになるだろう。 ○暗黒竜 ファントム・ブラスター “Diablo” パワー15000+ ターン1回、CB1、GペルソナブラストでGゾーンの表のカードが2枚以上なら、パワー+10000、クリティカル+1、『ヴァンガードにアタックした時にR3体退却で相手は自分のR2体を退却でき、2枚退却させないなら相手はカードを手札から(G)にコール不可』を得る。 奈落竜の未来の可能性にして、聖域に現れた青い両剣を持つ黒竜。 相手に対して絶望の2択を与える凶悪なフィニッシャー。 上手く相手のRを1枚以下まで減らせば、相手は「このアタックに対する手札から(G)へのコール不能」しか選択できなくなるので、他のユニットの退却スキル等を上手く活用させて、一気に止めを刺そう。 一方、「自分のR2体を退却」を選択させても盤面をボロボロにできる上にVのパワーは最低でも34000なので、単純に超越してスキルを活用しただけでも相手にとってはかなりのプレッシャーとなる。 なお、逆に相手にこのカードを出されて「手札から(G)へのコール不能」のスキルを発動された場合、防ぐ方法はGガーディアンとインターセプト、あるいは《旭旭の騎士 グルグウィント》等の手札以外からの(G)へのスペリオルコールしかない。そのため相手のターンに自分のRが少なくなりがちなむらくも、グレートネイチャー、および同じシャドウパラディンで相手する場合には特に注意が必要。 余談だが、退却スキルの対象に指定はないため、混成クランありのエクストリームファイトなら、ロイヤルパラディン、むらくも等のR展開能力や、かげろう、なるかみ等の相手Rの退却スキル、あるいはリンクジョーカーの呪縛などによって、このカードのスキルを活かすこともできなくはないということは、覚えていても損はないだろう。 ○暗黒竜 スペクトラル・ブラスター “Diablo” パワー15000+ ターン1回、SB1、Gゾーンの裏のカード1枚を表にする、リアガード1枚退却で、『GB3、ターン1回、ヴァンガードにアタックしたバトルの終了時、CB2、リアガード2枚退却で、このユニットをスタンドし、ドライブ-2』を得て、「Diablo」ハーツカードがあるなら山札からG1をコール “Diablo”のもう一つのフィニッシャー。 まともに使うと3:1で2枚のアド損、「Diablo」ハーツカードありならスペリオルコールで1枚は軽減可能。 《暗黒竜 ファントム・ブラスター “Diablo”》がコール制限を行うのに対してこちらはスタンドを行うので、Gガーディアンや《旭旭の騎士 グルグウィント》等の手札以外からの(G)へのスペリオルコールに強い。 追1記・修正はPSYクオリアに覚醒してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] レイジングフォームもPBDもコストは同じなんよね -- 名無しさん (2013-12-20 18 28 50) ↑レイフォはLBで名称指定で11kだろ!いい加減にしろ! -- 名無しさん (2013-12-20 19 01 36) カロンのフレーバーテキストは色々と便利 -- 名無しさん (2013-12-31 06 23 49) 影パラのユニットの中でカロンが一番女子力が高そうな気がする -- 名無しさん (2014-01-26 23 44 39) カロン男の娘だったのか…どうりでかわいいわけだ。 -- 名無しさん (2014-07-18 22 07 46) 撃退者になったマーハちゃんはまだか? -- 名無しさん (2014-08-18 09 03 48) ↑既に後輩ちゃんがその立場に就いてるからなぁ…タルトゥをメイトに据えたG3マーハちゃんならワンチャン? -- 名無しさん (2014-08-18 11 47 17) 奈落竜が消えても、クラレットのような存在は消えず。シャドパラはまた影に戻る訳か -- (2016-10-19 01 09 31) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/awata/pages/47.html
(01)太祖の乾徳二年(964)十一月、王全斌に蜀を伐たせた。 蜀主の孟昶は、王になってからというもの、日夜奢侈に耽り、王昭遠・伊審微・韓保正・趙崇韜に政務を分担させ、軍政を統率させていた。昶の母の太后李氏は、もとは唐の荘宗の嬪御(妃の一人)であり、知祥に与えられたものだった。〔李氏は〕いつも昶に言いきかせていた。――「荘宗とお前の父が梁を滅ぼし、蜀を統一されたときは、功績あるものにしか兵権を与えられなかった。だから兵卒は従ったのだ。今、昭遠はおまえの世話係の保正は譜代の子、もともと軍事など知らぬ。一旦、危急のことがあれば、彼等に何ができるというのだ。」蜀主はいうことを聞かなかった。 宋が荊・湖を下すと、蜀の宰相の李昊は、蜀主に献言して言うには、「私の見るところ、宋氏の運気は漢や周と異なっております。天下を統一するのは、おそらく彼等でしょう。貢ぎ物を送っておくのが、蜀の地を守る良策と心得ます。」蜀の君主は遣いを出そうとしたが、昭遠は強く反対し、兵を率いて峡路の防備に充て、水軍を増設した。帝はこれを聞きつけ、遂に蜀伐の計画を練り、張暉を鳳州団練使とした。暉は蜀の虚実や難易を調べ尽して報告したので、帝は大満足だった。 このころ蜀の山南節度判官の張廷偉は、知枢密院事の王昭遠に、「公には功績があるわけでなく、故なくして枢密の要職に就かれた。自身で大功を立て、世の批判を防いではいかがです。并州(北漢のこと)と手を結び、兵を南に出させるのがよろしい。私は黄花・子午谷から兵を出して呼応しましょう。中原の表と裏から挟み撃ちにすれば、関右の地は保たれましょう」と言った。昭遠はその通りだと思い、蜀の君主に勧めた。かくして趙彦韜らを遣わし、間道から〔北漢に〕密書を持たせ、「北漢も江河を渡ってともに挙兵するように」、と〔伝えさせたのである〕。彦韜は汴都に到着すると、こっそり密書を〔帝に〕献上した。帝は「蜀討伐の口実ができたというものだ」と言って笑った。 帝は王全斌を西川行営都部署に命じ、劉光義と崔彦進を副官とし、王仁瞻・曹彬を都監とし、歩兵と騎兵六万を率い、二隊に分けて蜀伐に向かわせた。また〔将来降伏するであろう〕蜀主のために、邸宅を汴水のほとりに造らせたが、それは広さ五百余間もあり、そこに酒の肴や日用品を十分に用意させていた。帝は全斌に言いつけるには、「城や砦を落としたら、兵器と食糧だけを没収し、他の財物はすべて将兵に与えよ。私が欲しいのは土地だけだ。」全斌と彦進らは鳳州から進軍し、光義と彬らは帰州から進軍した。 蜀主は宋軍の出撃を聞くと、王昭遠を都統に、趙崇韜を都監に、韓保正を招討使に、李進をその副官に命じ、兵を出して防がせた。左僕射李昊は城外で餞別の酒宴を開いが、昭遠は酒に酔っぱらい、腕まくりをして、「今回のことは、ただ敵を打ち破るだけじゃすまないぞ。中原を取ることなど、掌を返すようなものだ」と言って、鉄の如意(平たい棒状のもの)を手に、軍事について指し示し、自分を諸葛亮になぞらえて見せた。 (02)十二月、王全斌らは万仞と燕子の砦を落とし、ついに興州を取った。つづけて石図など二十余りの砦を破り、食料四十万を獲得した。全斌軍の先鋒の史延徳は、保正や李進と三泉砦で戦うとこれを破り、保正と進を捕虜にし、食料三十万を獲得した。 宋軍は羅川に到着すると、蜀軍は川にそって陣を組んで待ち構えていた。崔彦進は張万友に橋を奪わせると、蜀軍は大漫天砦まで撤退した。彦進と万友と康延沢は、三方から攻撃したところ、蜀軍は精鋭を繰り出して応戦したが、大敗して全滅した。王昭遠らは再び兵を率いて宋軍を迎え撃ったが、三度戦い、三度とも敗退した。昭遠は桔柏江を渡ると、橋を焼き捨て、剣門まで退却した。 (03)劉光義と曹彬は蜀の夔州を破った。蜀の寧江節制使の高彦儔はここで死んだ。 これ以前、夔州では鎖を繋いで浮橋をつくり、上に三重の棚を設け、江水を夾んで石弓を配置していた。光義らが向かうにあたり、帝は地図を開いて鎖の要塞を指差すと、「我が軍はここまで進めば、船戦の勝利を求めず、まず歩兵と騎兵で陸上で戦かえ。敵勢がくじけたところを戦舟と共同で挟み撃ちすれば必ず取れる」と言っていた。宋軍は夔州――鎖の要害を隔てること三十里の地に到達すると、舟を捨てて歩兵を進め、まず浮橋を奪い、それから舟で上流に進んだ。 〔蜀の〕彦儔は監軍の武守謙に、「北軍(宋軍のこと)は遠方から舟で来ておれば、〔彼等の〕利とする戦いは速戦にあります。〔我らは〕城壁を堅固にして防ぐのが一番よいでしょう」と進言したが、守謙はこれに従わず、単独で麾下の軍を率い、光義の騎将の張廷翰と戦って敗走した。廷翰は勝利に乗じ、城壁を登った。彦儔も力戦したがかなわず、自身も十余の傷を負い、周りのものはみな逃げてしまった。彦儔は急ぎ官邸に戻ると、衣冠を整え、西北の方角を向いて再拝してから、火を投じて焼け死んだ。数日後、光義は彦儔の遺骨を灰の中から拾い、手厚く葬った。 (04)三年(965)春正月、王全斌は益光まで進撃し、降伏した兵卒を捕らえると、捕虜らはこう言った。――「益光江の東側の大山をいくつか越えたところに、来蘇と呼ばれる狭道があります。蜀では川の西側に柵を設け、対岸に渡れるようになっています。ここから剣門の南方二十里に抜け、青強まで進めば、官道と合流します。この道を行けば、剣門も恃むにたりません」と。そこで〔全斌は〕兵を分けて来蘇に向かわせ、浮橋を設けて川を渡らせた。蜀軍はこれを知ると、砦を捨てて逃げたため、遂に〔宋軍は〕青強まで進軍した。 王昭遠はこれを知ると、偏将に剣門を任せ、自分はみなと一緒に漢源坡に駐屯し、全斌を待ち受けることにした。ところがまだ漢源に到着しないうちに剣門が突破され、昭遠は恐怖の余り陣を乱してしまった。趙崇韜は陣を布いて出陣したが、昭遠は腰掛けに凭れたまま起きあがることができなかった。全斌は進撃して崇韜らを大いに破り、万余の首を斬った。昭遠は東川に走り逃げ、倉庫附近に隠れていたが、悲しみのあまり涙を流し、目が腫れ上がってしまった。不意に追討の騎兵がやって来て、崇韜と一緒に捕らえられた。 (05)劉光義と曹彬は蜀の万・施・開・忠の四州を攻略し、峡中の郡県を平定した。遂州知事の陳愈は城とともに降伏した。蜀伐の折り、諸将が軍を進めたところは、どこもかしこも殺戮が行われたが、曹彬だけはこれを禁止しており、〔彬の指揮した〕峡路方面の軍だけは少しの違犯者もいなかった。 (06)蜀の君主は、昭遠の敗北を聞いて懼れおののき、金品を出して兵を募り、太子の玄喆に率いさせ、李廷珪や張恵安らを副官とし、剣門に遣わして宋軍を防がせた。 玄喆はもとより軍事のことなど知らず、廷珪や恵安も臆病もので見識もなかった。玄喆は成都を離れるとき、姫妾や楽器・楽官など数十人を引き連れていき、日夜歓楽に耽り、軍務を顧みなかった。緜州に到着すると、すでに剣門を失ったことを聞き、東川まで逃げ帰ったが、通りすがりの住居や倉庫を焼き捨てていった。 蜀の君主は驚愕し、側近に方策を問うたところ、老将の石斌なるものが言うには、「宋の軍は遠征軍ですから、長く持ちこたえることはできません。兵を集めて守りを堅め、疲弊させるのがよろしいでしょう。」蜀主、「我等父子は、四十年もの間、美しい衣服や旨い食べ物で士卒を養ってきたのに、敵と戦って私のために東に向かって一矢も発することができない。今、防備を固めたとしても、誰が私のために命を投げ出すのだ。」 ほどなく全斌は魏城まで到達した。乙酉、蜀の君主は李昊に制書を書かせ、降伏を求めた。全斌はこれを承諾し、遂に〔成都〕城に入った。劉光義らも兵を率いて合流した。前蜀が亡んだときも、降伏文書は昊が書いた。そこで蜀人は、夜中に昊の門に書して曰く、「代々降表を書く李家」と。 宋軍が汴都を出発して降伏を受けるまで、全六十六日。四十五州百九十八県を手に入れた。帝は呂餘慶に成都府を治めさせた。 これ以前、全斌が蜀伐に出かけたとき、汴京は大雪だった。帝は羊毛を講武殿に敷き、紫貂裘帽(いずれも毛皮の帽子や衣服)を着て政務を執っていたが、不意に左右のものに言った。――「私はこんな姿でいてもまだ寒いのだ。西征の将兵は霜雪を冒して進んでいる。こんなことをしてはおれぬ。」すぐに裘帽を脱ぎ捨て、中使を遣わして全斌らに与え、諸将には「全員には与えきれなかった」と伝えさせた。全斌は拝して受け取ると、感激のあまり涙した。そのため進むところ功績を上げた。 (07)王全斌・崔彦進・王仁瞻らは、蜀にあって日夜酒宴を開き、軍務に励まず、麾下の兵卒が子女を暴行したり、財物を掠奪することを許していた。このため蜀の人々は苦しんだ。曹彬は軍を引き上げるよう何度も要請したが、全斌は聞き入れなかった。ほどなく蜀の兵を汴都に送るよう帝から命令があり、〔蜀の兵に〕衣服や金品を与えられたが、全斌らは勝手に賜予の数を減らし、将校による掠奪も許していた。蜀の兵は憤って叛乱を企てた。 三月、蜀の兵は〔成都を〕出発し、緜州まで到着すると、ついに叛乱を起こした。近辺の村々を掠奪し、十余万の人々を動員し、みずから興国軍と称した。蜀の文州刺史の全史雄を捕まえて将軍とした。全斌は朱光緒に交渉させたが、光緒は師雄の一族を皆殺しにし、その愛娘を掠奪した。師雄は怒り、帰順の心を棄て、叛乱軍とともに彭州を攻め、これを占拠すると、興蜀大王を自称した。かくして〔師雄は〕幕府を開き、州軍二十余人を択んで要害の地に配置した。蜀の人々は争ってこれに呼応した。 崔彦進と高彦暉は兵を分けて攻撃したが、師雄に敗れ、彦暉は戦死した。全斌はさらに張廷翰に攻撃させたが、劣勢に陥り、成都まで退いた。師雄の勢力は膨れあがり、兵を出して緜州と漢州の桟道を遮断し、川ぞいに砦を築き、成都を攻めるぞと声を挙げた。かくして卭・蜀・眉・雅・果・遂・渝・合・資・簡・昌・普・嘉・戎・栄・陵の十六州と成都の諸県はこぞって師雄に呼応し、全斌らは恐怖に陥った。 当時、成都城内には、まだ〔汴都に〕送られていない兵が二万七千もいた。全斌は彼らが〔師雄らの〕賊軍に内応するのを恐れ、将軍らと協議の末、両脇の囲まれた通路に誘い込んで皆殺しにした。 (08)六月、蜀の君主の昶は、一族と高官を引き連れて汴都に到着した。子弟とともに死に装束を身にまとい、帝に罪を請うた。帝は崇元殿に臨むと、礼を尽くして引見し、手厚く賜物を与えた。昶に検校大師兼中書令を授け、秦国公に封じた。子の玄喆を秦寧軍節度使とし、高官や一族には各々ふさわしい官を授けた。昶がしばらくして死ぬと、帝はそのために五日のあいだ政務を罷め、楚王に追封した。 昶の母の李氏は、もとは唐の荘宗の妾であった。汴都に到着すると、帝は輿に載せて宮中に運ばせた。 帝、「国母は御慈愛なされよ。くよくよ郷土を懐かしまれるな。後日、あなたを郷里にお返しいたしましょう。」 李氏、「私はもともと太原の人間です。并州の地で命を終えること、それが私の願いです。」 当時、帝は北征を考えていたので、李氏の言葉を聞いて痛く喜んだ。 昶が死んだとき、李氏は声を挙げて泣こうとせず、酒を地に播くと、「お前は社稷に死ぬことができず、今日まで生を貪ってきた。私が死ぬのを忍んでいたのは、お前が生きていたからだ。今もうお前は死んでしまった。私が生きている理由はない。」こう言うと、数日間、食を断って死んでしまった。帝はこれを知って哀しんだ。 あるとき、帝は昶が装身具や宝石を溺愛しているのを見て、それを叩き潰させ、こう言った。――「七宝で飾り立てて、どうやって食い物を蓄えられるのだ。こんなことで亡びないはずがなかろう。」 (09)十二月、帝は両川の兵が叛乱を起こしたのを聞き、客省使の丁徳裕に兵を与え、討伐に向かわせた。また康延沢を東川七州招安巡検使とした。 当時、全師雄は新繁の守りを固めていたが、劉光義と曹彬は進撃してこれを破った。師雄は郫県まで撤退したが、王全斌と王仁瞻が再びこれを攻め、師雄は灌口まで逃げた。 水陸転運使の曹翰は、仁瞻らと合流し、賊の呂翰を嘉州城で包囲した。翰は城を棄てて逃げた。この日の夕刻、賊は〔城近辺に〕もどってくると、賊徒を集めて州城を囲み、〔城の方で〕三回鼓が打たれたら攻撃を始めようと約束した。曹翰は間者を用いてこれを知ると、時計係に二回だけ鼓を打つよう言い聞かせた。このため賊徒は多く集まらず、明け方になると逃げ出した。〔翰は〕これを追撃して大いに破った。 全斌はまた師雄を灌口で破った。師雄は金堂に逃げ、そこで病死した。一味は銅山を占拠し、謝行本を主将としたが、延沢がこれを破った。徳裕らは各々兵を率いて帰順を促したので、賊徒は完全に平定された。西南の蛮族も多くが帰順を求めた。 (10)五年(967)春正月甲寅(二十五日)、王全斌らを譴責のため帰還させた。 帝は蜀の兵が叛乱を起こしたのを聞き、使者が戻ってくるごとに王全斌らの不法行為を報告させ、罪状を調べあげ、譴責のため帰還させた。しかし当初は〔蜀討伐の〕功績を上げたことでもあり、獄に下すのを免じ、中書省に罪状を問責させるだけに止めた。全斌らは金品を隠匿し投降者を殺戮した罪に伏した。かくして全斌を崇義節度使留後に、崔彦進を昭化節度留後に、王仁瞻を右衛大将軍に責授(降格処分の一つ)した。劉光義らは勤勉廉直であったので爵録を進めた。また呂餘慶を呼び戻して参知政事とした。 仁瞻らは他の将軍を批判し、自分の罪を免れようとして、「清廉厳禁、陛下の命に背かなかったのは、曹彬だけだ」と言った。彬は帰還したが、その袋の中には書籍と衣服しかなかった。加えて、よく兵卒を束ねたこともあり、彬には特別に褒美を与えた。彬は謝辞して、「他の将軍たちがみな罪を得ておりますのに、私だけがお褒めいただくわけにはまいりません。」帝、「君には優れた功績があるのに、それを誇ったりしない。懲罰と報償は国の常典、卑下せずともよい。」 (11)二月、沈義倫を枢密副使とした。 〔蜀伐が始まったとき、〕義倫は四川転運使となり、軍に従って蜀に入ったが、ひとり寺院に住みこみ、粗食ですませ、珍宝を献上するものがおれば追い返した。都に帰還しても、箱の中に書籍数巻があるだけだった。帝は曹彬に官吏の善否を問うてみたところ、彬は「私は軍旅を取り締るだけです。官吏の調査は私の職務ではありません」と応えたが、それでもと問いつめると、「義倫ならばよろしいでしょう」と言った。帝はこれを聞いて喜び、この任命があった。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/23649.html
登録日:2010/08/11 (水) 16 20 40 更新日:2024/09/20 Fri 10 50 41NEW! 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 2008年 PC PS2 PS3 PSP Warriors Orochi 2 Windows Xbox360 オメガフォース オメガフォースの本気 オールスターゲーム クロスオーバー ゲーム コラボ コーエー コーエーの本気 三國無双 三蔵法師 仙界無双 伏犠 卑弥呼 厳島マラソン 厳島突破戦 古志城決戦 夢の共闘 夢の競演 大所帯 太公望 女カ 妲己 孫悟空 島左近 平清盛 弁慶 悟空タクシー 戦国無双 指揮官「ネタに困ったら取り敢えず火か毒霧すればおk」 日中限定聖杯戦争 時代無視 源義経 無双OROCHI 無双OROCHI Z 無双OROCHI 魔王再臨 無双OROCHIシリーズ 無双シリーズ 真・三國無双 真・遠呂智 続編 遠呂智 邪馬台決戦 魔王再臨 ※以下、タグを含めて本作にまつわる多大なネタバレ要素が含まれています。 悪夢、ふたたび。 『無双OROCHI 魔王再臨』(Warriors Orochi 2)とは、真・三國無双と戦国無双の二世界がコラボしたゲーム『無双OROCHI』の続編。 略称は「魔王再臨」もしくは「再臨」。 ●目次 【作品概要】 【あらすじ】 【追加要素】 【ストーリー】◆蜀 ◆魏 ◆呉 ◆戦国 ◆遠呂智 【オリジナルキャラクター】◆続投キャラクター ◆新登場キャラクター 【武器錬成】 【無双OROCHI Z】◆新要素 ◆新規登場キャラクター 【作品概要】 今作はオリキャラ、オリジナルステージの追加など前作以上に多彩になっている。 また、ストーリーから外伝が消滅、一本道となった代わりにあらかじめ決められたメンバーで戦うドラマティックモード、二人のプレイヤーで対戦するバーサスモードなど新しいモードが追加された。 前作の無双武将全てに加え、『戦国無双2 猛将伝』の新キャラ、更にオリジナルキャラを加え94名のキャラクターが使用可能だが、内2名の妖魔軍モブはバーサスモードでしか使用できない。10年先の未来の某オールスターゲームより多い…だと…!? 【あらすじ】 魔王・遠呂智は三國と戦国の英雄達の結束によって滅ぼされた。 しかし、創造主が消えても平穏は戻らなかった。 新たな世界の覇権を握ろうとする者、そして遠呂智の復活を企む者たちが暗躍していた…… 【追加要素】 今作では必殺技などとは別にチーム三人で行う合体技や特定の発生条件を満たすと所有者であるプレイヤーキャラの専用セリフと共に発生する戦術などが追加された。 後者は対応する戦術を持っているキャラクター自身が満たす必要がある。 合体技 メインのキャラが瀕死かつ無双が満タンの状態でL2とR2を一緒に押すとチームメンバーが一人ずつ強力な攻撃を放っていく。 また、特定のチームで発動すると更に強力な合体技になる。 例えば劉備、関羽、張飛など 熟練度 プレイヤーキャラが倒した敵の数に比例してゲージが溜まり、一定数溜まると熟練度が上昇し、敵からの被ダメージを軽減することができる。 敵の攻撃力が両面から緩和されたことで、前作のような「敵武将のコンボを1回食らっただけで即死」というのが起こらなくなった。(*1) 【ストーリー】 ストーリーは魏、呉、蜀、戦国の四つに加え、新たに遠呂智が登場。 ◆蜀 初期武将 劉備 関羽 張飛 星彩 孫尚香 徳川家康 本多忠勝 稲姫 服部半蔵 今川義元 主人公格 劉備 太公望 ― ― ― ― ― ― ― ― 前回趙雲達に助けられた後、平和に暮らしていたが、偶然見つけた遠呂智の残党の中に妲己を発見する。劉備は今度こそ逃がさないと決意を固め、剣を取るのだった。 ◆魏 初期武将 曹操 典韋 張コウ 女カ くのいち 主人公格 曹操 女カ ― ― ― 前回の戦いの後も戦乱は続いた。ついに曹操も挙兵、自ら指揮をとり遠征へと赴く。その傍らには謎の美女、女カの姿があった。 ◆呉 初期武将 孫堅 孫権 黄蓋 周泰 凌統 阿国 森蘭丸 立花誾千代 長宗我部元親 主人公格 孫堅 源義経 呂布 ― ― ― ― ― ― 孫呉は孫策らを偵察に派遣し守りを固めていた。そんな時、謎の軍勢と呂布軍が戦っているとの知らせが入る。 孫堅は周泰らを偵察に行かせる。そこには呂布と対峙する謎の武将の姿があった…。 そんな中、遠呂智復活の目論見を知るも、孫堅は黙して動かない。その真意は…? ◆戦国 初期武将 島左近 黄忠 関平 徐晃 島津義弘 宮本武蔵 主人公格 島左近 伏犠 ― ― ― ― 左近は世界を気ままに旅していた。ある日立ち寄った村落に董卓軍が襲来、左近は偶然出会った戦友達と共に戦いを挑む。 その中で遠呂智復活の目論見を知り、武将たちをまとめるためにお膳立てに奔走する。 ◆遠呂智 初期武将 遠呂智 妲己 董卓 主人公格 遠呂智 ― ― かつて仙界に囚われていた遠呂智。 しかし妲己の協力で脱走、そして自らの望みを果たすために世界を融合し、英雄達に戦いを挑むのだった。 前作のプロローグ部分の遠呂智が三國と戦国、果てには仙界の無双武将たちをフルボッコにするまでのストーリー。 【オリジナルキャラクター】 ◆続投キャラクター 遠呂智(OROCHI) 「来い…我を超える強者よ」 CV:置鮎龍太郎 身長:210cm 一人称:我 武器:大鎌 ご存知新世界の創造主で、前作で英傑達に敗れ既に死亡しているが、妲己や平清盛をはじめとした残党の暗躍により…… 前作では妲己も含む全キャラの出現条件を達成したと同時に最後の最後に開放されるラスボスだったが、今作ではいきなり最初から使用可能になり、しかもストーリーモードの主人公格にも大抜擢された魔王様。 当然彼との戦闘は可能だが、実際に遠呂智と戦えるのはドラマティックモードの邪馬台決戦のみ(全員で戦えるのはバーサスorサバイバルモードの本人とストーリー火河の偽者だけ)。 後述する『Z』ではドラマティックモードでも武将の自由選択が可能になり、実質全員で邪馬台決戦の遠呂智に挑めるようになった。 妲己(DAKKI) 「誰にも邪魔なんかさせないんだから」 CV:金月真美 身長:170cm 一人称:私 ご存知遠呂智の腹心で、その遠呂智様共々元は仙界の住人だった。 性格は相変わらず気まぐれで残忍であり、多くの人界の将らを茶化す癖があるが、卑弥呼に対しては優しく接し、妹のように可愛がっている。 同じ妖魔の同胞でありながら清盛とは折り合いが悪いが、遠呂智の完全復活がかかった魏の章では自ら捕縛されるのを承知の上で卑弥呼を託した。 ◆新登場キャラクター 伏犠(FUXI) 「これは興味深い。ひとつ加勢させてもらおうぞ」 CV:安元洋貴 身長:180cm パワータイプ 戦国伝に登場。三仙人の一人で豪快な性格。左近と出会い彼に可能性を感じるようになる。 三仙人のリーダー格で、両刃の大剣を扱う。 三國無双2の人との共通点は攻撃モーションのみ。 おそらく三國5SPの馬超のモデルだと思われる。 女カ(JOKA) 「仙界を敵に回して、ただで済むはずがなかろう」 CV:牧島有希 身長:168cm スピードタイプ 魏伝に登場。三仙人の一人で紅一点。男性に対してのガードが固い。 最初は曹操を試している様に感じられる。 武器は細剣を使用。氷による攻撃や、敵の弱体化といった妖術も用いる。 同じく三國無双2の人との共通点はモーションのみ。 太公望(TAIKOBO) 「私は太公望…妲己を追う者だ」 CV:岸尾だいすけ 身長:175cm テクニックタイプ 蜀伝に登場。難儀な性格をしていて自意識過剰な所がある。他の二人に比べまだ幼いのか坊やと呼ばれる。本人は嫌がっているが。 最初は劉備たち人間の事を侮っていたが、後に人の力を認めて協力的になる。 武器は釣芋型宝具を使用。C1は餌を投げる。 以上三人は仙界から遠呂智を止めにやってきた。 源義経(MINAMOTONO YOSHITSUNE) 「小僧ではない!俺は源義経!」 CV:織田優成 身長:170cm テクニックタイプ 呉伝に登場。長政並に爽やかな青年。清盛を仕留めるためにやって来た。 一度戦った呂布に興味を持つ。露出の高い女性が苦手。 武器はビームサーベルを出して攻撃できる雷光の小手。 平清盛(TAIRANO KIYOMORI) 「貴殿らへの馳走は周到に用意しておるよ」 CV:大友龍三郎 身長:200cm パワータイプ 敵として登場。遠呂智の力に魅入られて半分妖怪になっている。 好きな物は毒霧。 武器は巨大な数珠を使用する。 孫悟空(SON GOKU) 「ヨッホー!お待ちかね、孫悟空様の登場だ!」 CV:小山力也 身長:178cm スピードタイプ 仙界の住人だが妲己に従って降りてきた。遠呂智復活には興味ないが、最強になるため強い相手と戦いたがっている。 馬より速い金斗雲に乗って移動するので、移動時だけ悟空を使う人も。別名悟空タクシー。 第二コスチュームはおもいっきりサイヤ人。 武器は如意棒と仙術を合わせて使用する。 卑弥呼(HIMIKO) 「妲己ちゃんいじめたん誰や!許さへん!」 CV:前田沙耶香 身長:145cm スピードタイプ 遠呂智復活の鍵となる少女。 明るい性格でどんな状況にも動じない。 妲己の事を信用しきっており、妲己も利用しているだけとは思えない態度をとっている。 なぜか大阪弁。 武器は鬼道の力を放つ青銅器を使用。オプション。 魔王、再臨。(以下重大なネタバレ注意!!) 真・遠呂智(OROCHI X) 「完全なる我に…貴様の力を示せ…」 CV:置鮎龍太郎 身長:210cm 一人称:我 武器:大鎌 パワータイプ 遠呂智軍の残党によって復活し、全ての力を解放した遠呂智。 前作の攻撃力は健在の上に、当たると無双ゲージをスッカラカンにするなど嫌らしい攻撃が多くなった。 さらに参入条件が鬼畜。 + その真・遠呂智の加入条件。それは…… ドラマティックモードの全28ステージをクリアすることである。本作はストーリーモードのエンディングを全て見た頃には真・遠呂智以外の無双武将が全て加入していることから、前述のドラマティックモードを制覇すればその証として真・遠呂智がようやく最後に使用可能になる。一方通常の遠呂智はまさかの初期武将である。 ステージを解禁するための条件は、大まかに「ストーリーモードの特定のステージをクリア」「ストーリーモードのステージを一定以上クリア」「キャラのレベル・熟練度合計が一定以上」となっている。 その中でも特に鬼畜と言われるのが「兗州の戦い」の出現条件。 兗州の戦いの出現条件は「全キャラの熟練度合計が2730以上(全キャラ平均30)」となっている。普通に一通りクリアしただけでは全体の1/4程度しか達成できず、作業プレイを強いられることになる。 そこで生まれたのがタグにもある厳島マラソン。呉伝4章「厳島の戦い」は簡単かつ敵将の数も非常に多いため熟練度稼ぎに最適とされており、慣れると約2分で1周できてしまう上に熟練度も5ほど稼げる。 これをひたすら繰り返すのが高効率と言われている。 PSP版以降からは必要熟練度合計が360(平均4)と大幅に緩和されたため、ストーリーモードを一通りクリアするだけでも十分到達できるようになった。 【武器錬成】 本作では通常の属性の他に、特定の属性を付けた武器と錬成素材を合成して 「錬成能力」を付けられるようになった。 能力はあんまり使い道の無さそうなものからゲームバランス崩壊させるものまで様々。 以下、一部を紹介。 兵法 強化アイテムの持続時間が延びる。序盤に便利。 不屈 瀕死状態で起き上がると攻撃力2倍。瀕死になる時点で既に問題です。 補給 敵が一定確率で回復アイテムを落とす。でもあんまり落とさない。 金甲 矢や射撃に当たってもひるまなくなる。地味ながらとても便利。 再生 死亡時に1度だけ復活する。死んでる時点で既に問題です。 天舞 無双ゲージが満タンの時、全部の攻撃に装備している武器に付与されている全属性が適用される。 武器の属性をしっかり揃えてしまうとガード不能、かつ雑魚敵を一撃で倒すのは日常茶飯時、体力と無双ゲージをモリモリ回復できる高威力の攻撃が長いリーチと多段ヒットをお供に超高速で無制限に振り回せるようになる。 ……要するにバランスブレイカー。最高難易度もヌルゲーと化す。しかしこれが無いとランカー下層武将は出入り禁止にされかねず、ファンゲーとしての救済措置も担う。「そんなにバランス崩壊が嫌ならわらわの出番じゃ!」 以降の作品では対応する属性が減ったりして弱体化されつつあるが、そもそも天舞が無くても常時効果が発動する属性が増えたり、雑魚を一撃で倒せる属性は相変わらず対応していたりと全然弱くなってない。むしろますます強化されていく気がする。 【無双OROCHI Z】 最強のオロチ、ここにあり 『無双OROCHI Z』とは無印と魔王再臨の二作が一本のゲームソフトに収録され、更に新要素を加えた完全版。 基本的なシステムは『魔王再臨』を基準にされているので、大体の内容はここで記述していく。 ◆新要素 新たな無双武将として三蔵法師・弁慶の二人が参戦。再臨の妖魔軍モブである牛鬼と百々目鬼もモーションが追加・調整され全てのゲームモードで使用可能に。 これにより操作可能な武将数は96名になった。 操作可能な武将数は96名になった。 ……まるで無双武将のバーゲンセールだな…… ドラマティックモードにも12本のステージが追加され、全部で40ステージとなった。 魔王再臨といえばドラマティックモードは指定された無双武将でしかプレイできなかったが、今作『Z』では一度クリアすれば自由にメンバーを選べるようになった。 これによりイベントを行う武将が変わったり、武将変更をしなければ聞けない面白さも隠されている。 また、ラスボスにしてゲームタイトルにもなっている遠呂智にもようやく専用テーマ曲が用意され、呂布や忠勝のように敵として対峙した際の専用BGMが流れるようになった。 ◆新規登場キャラクター 三蔵法師(SANZOHOSHI) 「どうしたの?助かったんだから笑って笑って!」 CV:神田朱未 スピードタイプ 仙界から消えた孫悟空を探す為に異界に舞い降りた仙女。 ついにコーエーも何の理屈も付けずTSキャラを押し出す時代に・・・・夏目雅子?役柄上はあくまで男の三蔵です。 法力で敵をねじ伏せるかと思いきや実際は布(仙女の羽衣?)を用いた格闘戦。三味線や扇子なんかよりも戦いに向かないが、これはこれで可愛いから許す。 もし興味がある人はJCで山崎の頂上から飛んでみよう。 弁慶(BENKEI) 「死にたくなけりゃ、得物を置いて失せやがれ!」 CV:諏訪部順一 パワータイプ 源義経と同じ世界から飛ばされてきた大男。主である義経を探しながら戦場を渡り歩いていたが、同時に趣味である武器のコレクションも行っていた。 その途上で妲己と卑弥呼に出会い、「私たちに同行すればもっと面白い武器が手に入る」という妲己の誘いを受け、行くあてもなく義経が見つかるまでの間、彼女らに同行することになる。 右手に装着した巨大な小手や背中の籠から取り出した武器による攻撃など、多彩な攻撃アクションを見せる。 なお、この二人は無印の初期メン同様最初から使用可能だが、ドラマティックモードの追加ステージでは何度か主役を飾っている反面ストーリーモードには一切関与しない。 なので、ストーリー本編でも愛を持って戦わせてあげよう。でないと、五右衛門に濡れ衣を着せてしまう恐れも…… 追記・修正はドラマティックモードのシナリオを全てクリアしてからお願いします。 無双OROCHI←無双OROCHI 魔王再臨/無双OROCHI Z→無双OROCHI2 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 三国、戦国以外の時代からの登場人物増えて賑やかだったな -- 名無しさん (2016-04-14 13 51 01) ps3じゃなくてps2ででたんだよなこれ。なので仕方なく箱版を買った記憶があるw -- 名無しさん (2023-01-23 17 27 42) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/bassadoram/pages/13.html
イベントノート VIP幕末イベント記述 イベント私案 [#v5a8907d] 江戸後期 [#q1da5365] 幕末(尊王と公武と攘夷と) [#wcca642f] 王政復古の大号令(1868年12月) [#n84439dc] 下関戦争(1864年8月)[#u851b38d] イベント私案 江戸後期 大塩平八郎の乱(1837年) 蛮社の獄(1839年) アヘン戦争(1840年) 水野忠邦(~1843年9月?) 天保の改革(1841) >>税収効率の低下(水野忠邦失脚まで) 薪水給与令(1842年) 安部正弘(首座1845年~) 日米和親条約(1854年) >>ペリー来航(1853年6月) 継嗣問題(一橋派、紀州派) 井伊直弼(大老1858~) 徳川家茂就任() 日米修好通商条約(1858) >>「勅許も無く日米修好通商条約を結んだ事で、井伊直弼は激しい批判を受けた」 安政の大獄(1858年9月) 桜田門外の変(1860年3月) 安藤信正(1860年~1862年4月) 公武合体(和宮降嫁) 坂下門外の変(以後罷免) 幕府権威の失墜 文久の幕政改革(1862年8月) 幕末(尊王と公武と攘夷と) 寺田屋事件(1862年5月) >>「薩摩藩尊王派が、薩摩藩藩主の父で事実上の指導者島津久光によって粛清」 薩英戦争(1863年7月) >>(生麦事件1862年8月) 八月十八日の政変(1863年9月) >「薩摩藩・会津藩の公武合体派が尊皇攘夷派の長州藩などを京都から追放したクーデター」 >>池田屋事件(1864年6月) >>(天誅組の変1863年8月@奈良) >>(生野の変1863年10月@兵庫) 下関戦争(1864年8月) >>攘夷決行期限(1863年5月10日) 一次長州征討(1864年11月) >池田屋事件(1864年6月) >>「新選組が、潜伏していた長州藩の尊皇攘夷過激派を襲撃した事件」 >禁門の変(1864年8月) >>「長州藩兵が、会津・桑名・薩摩各藩の諸隊と衝突」 (参与会議1864年12月) >「攘夷問題で慶喜と島津久光らが対立、瓦解」 二次長州征討(1866年6月) >長州藩の内乱(1864年12月) >>「松下村塾出身の高杉晋作らが馬関で挙兵して保守派を打倒するクーデターを起し、倒幕派政権を成立」 >薩長盟約(1866年1月) 「薩摩藩は土佐藩の坂本龍馬を仲介とした薩長盟約で密かに長州と結びついており出兵を拒否」 王政復古の大号令(1868年12月) >大政奉還(1867年10月) 王政復古の大号令(1868年12月) >大政奉還(1867年10月) 下関戦争(1864年8月) >外国商船を砲撃、列強の報復(>外交関係悪化) >関門海峡封鎖、連合艦隊との交戦(>対応イベント) (関係国、対応イベント) 列強(英仏米蘭)の対応: A)報復を指示 >賠償イベント B)事態を静観 >威信低下 (賠償イベント) 英仏蘭に賠償イベント(米の賠償金は、後に不当である事が判明し、横浜築港費用として返還された。その為、米への賠償イベントは除外。) 賠償額について ウィキペディアの記述では、賠償額の総計は300万ドルとある。そこで、米への賠償金を除外した総額は、221.5万ドルとなる。これを当時の基軸通貨であるポンドで換算した際、44.3万ポンド(£1=4.84≒$5)となる。 上の賠償額を直接適用した際、プレイヤー或いはAIを破産に追い込む危険がある為、上記の額を参考として加減をつける事が良いかもしれない。 --bassadoram{2006-07-28 (金) 12 47 45}; ####### 26650 MyBakuMOD #######;;;;;;;;;;X EVT231112N;Restoration of Imperial Rule;;;;;;;;;;X EVT231112D;As the result of Satsuma-Choshu Alliance, there was a strong anti-shogunate sentiment. The feudal lord of Tosa, who persued peaceful restoration proposed Tokugawa to return prerogatives at emperor s disposal. As Imperial court at Kyoto had been excluded from politics for centuries, they have to rely on Tokugawa in new administration. Sequently, Tokugawa would hold political power under imperial rule. On the other hand, the anti-Tokugawa faction would face critical loss if Tokugawa survived under imperial rule. On November 9th, 1867 prerogatives were returned to emperor on November 9th, 1867, but on January 3rd 1868, the anti-Tokugawa faction moved for coup e tat. They surrunoded Imperial palace, claiming abolishment of Tokugawa shogunate. Meanwhile, at presence of emperor of Meiji (Mutsuhito,) establishment of the Meiji government was announced.;;;;;;;;;;X EVT231113N;Session at Imperial Court;;;;;;;;;;X EVT231113D;A session had begun at Imperial Court before the presence of emperor Meiji. The two sides, pro-Tokugawa regentists led by Toyoshige Yamanouchi and anti-Tokugawa royalists led by Tomomi Iwakura played hard in the discussion, but no agenda was reached to agreement. During the break, a royalist, Masahira Iwashita asked Takamori Saigou from Satsuma for advice "A dagger settles the question," answered Saigou. When they got back from break, Toyoshige Yamanouchi kept quiet.;;;;;;;;;;X EVT231114N;Toyoshige Yamanouchi Assasinated!;;;;;;;;;;X EVT231114D;The undeciding heads of fief showed a negative reaction for the assasination of Toyoshige Yamanouchi. Although they had been frustrated over centuries of shogunate rule, such hardlining politics would only replace shogunate with the Satsuma-Choshu alliance.;;;;;;;;;;X EVT231115N;Boshin War;;;;;;;;;;X EVT231115D;As sequent of the session at imperial court, Tokugawa resigned from over two hundred years of shogunate government. Also a series of subversions led by Satsuma were threatening Edo, the headquaters of Tokugawa. As the situation got tight, pro-Tokugawa regentists persued a war against Satsuma. For blockading Kyoto with military presence, pro-Tokugawa faction moved their armies near Kyoto, Toba-Hushimi.;;;;;;;;;;X EVT231116N;Royal Vexillum Given to Meiji Government;;;;;;;;;;X EVT231116D;As the Meiji government defeated Tokugawa at Toba-Hushimi, the royal vexillum was sent to the Meiji government. Now, justice stood on the Meiji government.;;;;;;;;;;X EVT231117N;Hokuriku Surrenders to Meiji Government;;;;;;;;;;X EVT231117D;The royal vexillum gave justice to the Meiji government. It guaranteed the authority of Japan, and any opponents were threaten as the "enemy of the state." As soon as the feudal lords received the news of which the royal vexillum was given to the Meiji government, the statement was made to join the same side of the Meiji government.;;;;;;;;;;X EVT231121N;Negotiation over Edo Capitulation;;;;;;;;;;X EVT231121D;As army of the Meiji government advanced near Edo, full-scale combat was prepared. At the time, Commander in Chief for Tokugawa shogunate, Kaishu Katsu was seeking for peaceful handover of Edo. His envoy was sent to General Takamori Saigo of the Meiji Government, and the two went into negotiation. In the session, Katsu agreed to handover Edo in order to secure the shogun Yoshinobu Tokugawa. But the capitulation caused numbers of pro-Tokugawa resistants fled to Aizu. Also vice admiral in chief, Takeaki Enomoto refused to surrender, left to Hokkaido with his fleet.;;;;;;;;;;X EVT231122N;Negotiation over Edo Capitulation;;;;;;;;;;X EVT231122D;As army of the Meiji government advanced near Edo, full-scale combat was prepared. At the time, Commander in Chief for Tokugawa shogunate, Kaishu Katsu was seeking for peaceful handover of Edo. His envoy was sent to General Takamori Saigo of the Meiji Government, and the two went into negotiation. In the session, Katsu agreed to handover Edo in order to secure the shogun Yoshinobu Tokugawa. But the capitulation caused numbers of pro-Tokugawa resistants fled to Aizu. Also vice admiral in chief, Takeaki Enomoto refused to surrender, left to Hokkaido with his fleet.;;;;;;;;;;X EVT231123N;Pro-Shogunate Fief Formed Northern Alliance against Meiji Government;;;;;;;;;;X EVT231123D;After the capitulation of Edo, the Meiji government set their target on Aizu, the strong pro-shogunate fief in Fukushima. In the name of emperor, the Meiji government decleared "the Enemy of the State" against Aizu, and mobilization was ordered to the surrounding Northen fief. In response, Heads of the fief in north asked for amnesty over Aizu instead. Aizu, once had reliance from Imperial Court didn t deserve "the Enemy of the State." In a meantime, Negotiation was done between the powers. But as Meiji government refused to give amnesty, Northern fief formed military alliance, persuing a direct appeal to emperor. Also Meiji government moved their army to the north, as the envoy, Shuzou Sera was assasinated.;;;;;;;;;;X EVT231124N;Fall of the Northern Alliance;;;;;;;;;;X EVT231124D; As Aizu, the leading fief of the Northern Alliance was surrendered by the attack of the Meiji government, the defeated force retreated to Sendai for re-formation. However other fief of the Northern Alliance hardly survived under the attack. Many were forced to surrender to the Meiji government, and Sendai was one of them. Now the remaining force fled to Hokkaido with Takeaki Enomoto.;;;;;;;;;;X EVT231125N;Hakodate Government Established;;;;;;;;;;X EVT231125D;As army of Northern Alliance was defeated, Takeaki Enomoto and his fleet retrieved them at Sendai. When his fleet arrived at Hakodate, they captured fort Goryoukaku. Enomoto had sophisticated diplomatic exchange with the great powers, persuing independence of Hakodate government.;;;;;;;;;;X EVT231126N;Fort Goryoukaku Surrendered;;;;;;;;;;X EVT231126D;When the Meiji government stroke enemies near the fort Goryoukaku, the Hakodate government lost their strongholds one by one. The soilders of the Hakodate government were mostly well-trained samurai with superior morale. But their resources were too little to defeat the Meiji government. After few days of heavy battles over the fort Goryoukaku, the leader of the Hakodate government, Takeaki Enomoto chose to surrender in order to save lives of the remaining colleagues. Meanwhile, he signed an instrument of surrender with the Meiji government.;;;;;;;;;;X EVT231133N;Discussion over Russian Protection;;;;;;;;;;X EVT231133D;The Meiji government had moved their armies to Hakodate, and the survival of Hakodate government was the matter of time. In order to confront the Meiji government, foreign involvement was sought for survival, but many foreign ambassadors had already supported the Meiji government. Russia was one of few countries who might be interested in the deal, but such foreign involvement would cause the risk of independence.;;;;;;;;;;X EVT231134N;Russian Strategy over Japan;;;;;;;;;;X EVT231134D;Centuries-long Tokugawa shogunate had been overthrown by the group of royalists. The royalists led by anti-shogunate faction of the Satsuma-Choshu alliance established the Meiji government, and they were sweeping the shogunate faction by power. The arms were supplied mostly by British, and they would have heavy influence over the Meiji government. As British were dominating the far east, Russian intervention in the Japanese civil war could be the opportunity for Russia to establish their interest in Japan. But such action would significantly risk Russia in a conflict with British.;;;;;;;;;;X EVT231135N;British Reaction for Russian Influence in Japan;;;;;;;;;;X EVT231135D;Centuries-long Tokugawa shogunate had been overthrown by the group of royalists. The royalists led by anti-shogunate faction of the Satsuma-Choshu alliance established the Meiji government, and they were sweeping the shogunate faction by power. The arms were supplied mostly by British, and they would have heavy influence over the Meiji government. However defeated army of Tokugawa shogunate established new government in Hakodate, and went under Russian power.;;;;;;;;;;X EVT231136N;Peace Deal with the Meiji Government;;;;;;;;;;X EVT231136D;As Russia stepped on the side of the Hakodate government, the Meiji government was the one facing a threat. Also other great powers were concerned of losing their influence in Japan as the Hakodate government with Russian backing would defeat the Meiji government. As tension grew up, a peace deal was arrenged to compromise national interests between the great powers.;;;;;;;;;;X EVT231138N;Russia Vassalized Japan;;;;;;;;;;X EVT231138D;Russian venture in the Boshin war put the great powers into a crisis of war. The great powers, in order to avoid a conflict, arrenged a peace deal to end the Boshin war. Meanwhile, the Hakodate government became Russian satellite for their survival, and Russia would expand its power in far east.;;;;;;;;;;X
https://w.atwiki.jp/6war/pages/1258.html
概要 ロードレアの内乱とは、蜉蝣時代の戦乱の中で、アルファ698年5月から7月に渡って繰り広げられた、レイディックの後継を巡って行われたロードレア国内の戦いである。 戦闘に至るまでの背景 ▲698年5月における勢力図 レイディックの横死により、ロードレア国は、空席となった国主の座を巡っての戦いが始まった。 まずはヴェリアが国主継続を表明する。 レイディックには子供がおらず、明確な後継者を指名していたこともなかった為、この声明はあくまでも自称に過ぎず、こに対して国内の反応は、アレスやバイアラスといった賛同した者、ミリフォンやシルヴァスといったひとまず沈黙して内乱の行方を見守る中立派、そして反対した者の3派に別れた。 また、この時点ではフィリスは明確な意思表示をしなかったものの、独自に兵を集めていた。 声明に反対した者は、自らこそが国主を継ぐと名乗りを上げたボルゴス、デイズ、ミルフィー、そして、名乗り出た訳ではないものの、自動的にその立場に置かれたアルヴァドスであったが、継承者を自称した者たちの間で暗黙のうちにうまれた共通認識が「アルヴァドスを討ったものが国主継承の大義名分を得て、中立派を仲間にできる」というものであった。 ヴェリアはまずはボルゴスと雌雄を決するべく軍勢をまとめて東へと向かった。 この時代、兵士は領民からの徴兵制であったが、大掛かりな遠征や大兵力を率いての決戦でない限り、兵士は自分の領地から大きく離れることはなく、まず将軍が戦場に想定している場所の近くまで移動して、その付近の領地の兵を集める事が一般的であった。 しかし、この内乱により誰が敵で誰が味方か判らない状況となった為、各将軍は自らがその時点で率いていた兵士をそのまま移動させ、兵力の補充ができない状態で戦うこととなっていた。 ロードレアの内乱~ボルゴス討伐戦 攻撃側 守備側 ロードレア国軍 軍勢 ロードレア国軍 総兵力37500 兵力 総兵力14600 ヴェリア 総指揮 ボルゴス アレス 軍師 主要参戦者 ヴェリア アレス リディ ファルザス グローリヴァス ボルゴス ファクト ナッシュ バドス ボルゴスは、レイディックが初陣の頃から既に戦歴を重ね、かつてはアリガルと双璧をなすと言われた剛将であったが、流れ者のヴェリアやアレスを快く思わず、レイディック以外の主に仕えるつもりはないと今回の旗揚げを決意した。 強引な性格ではあったが人望がなかったわけでもなく、周辺の城を従えることに成功し、一大勢力を築いていた。 これに対してヴェリアは、アレスに命じてボルゴスへの降伏勧告文を書かせるが、それを彼が聞くことがない事を承知の上の書状であった。 ボルゴスを挑発する文面を書かせ、諸将の前で怒り狂ってその手紙を破る姿を見せれば、先の見える者がこちらに内応の意志を示すかもしれないという策である。 この策は、失敗しても手紙一枚を失うだけという、ヴェリア側にとって被害のないものであったが、城内の将ファクトが内応に応じるという最高の結果を出している。 5月12日早朝、霧で視界が全く見えないこの日を待って、ヴェリア軍はボルゴスが立て篭もる城へ総攻撃を仕掛けた。 東門に集中する騎馬部隊の轟音に、城兵は弓隊を集結させて矢の雨を浴びせる。 この攻撃に騎馬部隊は一向に城に近づいてこないが、あまりにも動きがなさ過ぎることに不審に思った防衛部隊が霧の中目を凝らすと、そこにいたのは、蹄の音を立てているだけの兵士のいない馬のみの部隊が一列に並んでいるだけであった。 攻撃軍の本隊は西門に姿を現し、囮にまんまとはめられた守備部隊は急ぎ西門へ移動する。 防衛部隊が漸く西門に到着した時、東門から「馬だけの部隊の背後から真の部隊が姿を現し、今度は本当に東門が攻撃されています」という報告が届き、防衛軍は完全に翻弄させる。 真の攻撃部隊が東門を総攻撃、手玉にとられた守備部隊はこれを防ぎきれず、ヴェリア軍は城門を突破して城内へとなだれ込む。 それと同時に内応の約束をしていたファクトが挙兵、追い詰められたボルゴスは自ら槍を振るって奮戦するが、全身に矢を受けて絶命した。 アルヴァドス包囲網 ヴェリアがボルゴスを一瞬にして討ち取った事は、ボルゴスほどの男と戦えば、相当な長期戦になるだろうと考えていた他の将の計算を根底から覆した。 激しい戦いを繰り広げていたミルフィーとデイズは、決着をつけてからアルヴァドス討伐に向かい、レイディックの仇を討ったという大義名分の上で国主の座を狙うつもりであったが、ボルゴスが倒れた事で二人は戦いをやめると、進路を変えて直接アルヴァドスへと向かった。 そのアルヴァドスにしても、ミルフィー、デイズが戦っている間にデイズの拠点を攻め落とそうとしていた計算が崩れ、四方から追われる身となり、持ち兵およそ1万で急ぎ陣を敷いた。 5月15日、バイアラス部隊がヴェリア部隊に合流したことで兵力は増加され、稀代の名将バイアラスもヴェリアの旗の下に馳せ参じた。 しかし、当のヴェリアは、その報告にも上の空で深刻な考え事を抱えていた。 どんな勇将、智将を揃えても、人の力ではどうしようもないものがあるが、その中の一つが「時間」であった。 アルヴァドスを討つという共通の目的を持つヴェリア、ミルフィー、デイズの3将だが、ミルフィー、デイズが戦いをやめてアルヴァドスに一直線に向かえば、ロッド国国境に配備されていたヴェリアが全速力で東へ向かっても彼らには追いつけない。 アルヴァドス自身に1万ほどの兵力しかいない為、一度戦端を切ればそれがミルフィーであろうとデイズであろうと、アルヴァドスが討ち取られるのは目に見えていた。 ヴェリアがこの状況を打開する策を考え出し、歓喜の声と共に諸将を見た時、ようやく目の前にいたバイアラスに気付いたと言うから、彼がいかに焦っていたかが伺える。 ヴェリアが考え出した策とは、アルヴァドスに密かに策を与え、ミルフィー、デイズを相手に勝利させることであった。 敵に、それもただの敵ではない、仇であるアルヴァドスにたとえ一時期とはいえ勝利させる策を授けるという途方もない作戦ではあったが、他に手もなく、結局この作戦を実行することとなった。 問題は、アルヴァドスがヴェリアからの策を素直に信じる訳がなく、それを承知で赴きアルヴァドスを信じさせる程の使者が必要な事であった。 この使者に名乗り出たのがバドスであり、彼は決死の覚悟をもって単身アルヴァドスの元へと駆けた。 5月26日、ヴェリアからの使者に驚きを隠せないアルヴァドスは、自らその使者バドスと面会した。 彼の口上は「盟友アルヴァドス殿の危機を救うべく、ヴェリア殿の奇策を持って来た」というものであった。 盟友と呼ばれたアルヴァドスは、ヴェリアはレイディックの死でいよいよ発狂したのかと笑い飛ばすが、バドスの真剣な口上は続けられた。戦乱の時代、状況から敵と味方は日々変わっていくものであり、ヴェリアはアルヴァドスと同盟を結びたいと考えていると述べるが、それでもアルヴァドスが信じないと、今度は「ヴェリアが本気になれば貴様如き一日で葬れる、それをしないのは貴様が手を結ぶに値する盟友と思っているからではないか」と怒号を浴びせる。 こうして、バドスは時に下手に、時に高圧的にアルヴァドスを説得したが、あと一押しが足りないと感じた彼は、ついに最後の手にでる。 彼は、自らの愛剣で自分を貫き、その血まみれの手でヴェリアからの書状をアルヴァドスに手渡した。 死に行く者は嘘をつかないという生者が勝手に生み出したこの幻想を最大限に利用して、彼は自分の説得に最後の押しをつけてアルヴァドスを信じ込ませた。 そして、その書状を受け取ったアルヴァドスは、この策を用いればミルフィー、デイズに勝てると叫び、完全にヴェリアの策を信じ込んでいた。 ロードレアの内乱~エルグライの戦い 攻撃側 守備側 ロードレア国軍 軍勢 ロードレア国軍 総兵力29500 兵力 総兵力12100 デイズ 総指揮 ミルフィー 軍師 主要参戦者 デイズ ファリア ワイズ ミルフィー ケイア ブゥル 5月28日、アルヴァドスを討つために進軍を続けるデイズ軍、その背後をミルフィーが狙うが、彼は一直線にアルヴァドスを目指さず、目の前の餌に飛びつく様に、手薄となっていたデイズ支配下の城を次々と陥落させる。 だが、アルヴァドスを討つまでに受けた被害は、目的さえ果たせばその後の見返りで数倍になって戻ってくる先行投資のようなものであると考えていたデイズは、寧ろミルフィーが後方の城に気をとられている間にアルヴァドスに到着する機会が訪れたと進軍を止めなかった。 しかし、エルグライ城が陥落したと聞いた時、デイズの顔色が変わった。 エルグライ城は、デイズ軍の補給基地であり、彼の妻子もそこにいた。 ミルフィーが城を狙う事はわかっていたため、あえて進行ルートから大きく逸れていたエルグライ城を拠点としていたのに、何故ミルフィーはこの一刻を争う時にルートから外れたエルグライ城を遠回りしてまで攻撃したのか、デイズには理解できなかった。 だが、それこそがヴェリアがアルヴァドスに授けた策の序章であった。 「ミルフィーにエルグライ城を攻撃し、デイズが引き返してミルフィーと一戦交える様にこちらで仕掛けるので、両軍が共倒れした時、アルヴァドスが横槍を突くことで勝利を得よ」と彼は進言、それを実行した結果、デイズはアルヴァドスを目の前にしながら引き返していく。 では、ヴェリア自身は何故デイズがエルグライ城に補給拠点を構えたのか判ったのか、それは692年のカルディスを討った後に行われたレイディックの東征にさかのぼる。 この時ヴェリア部隊として従軍し、ヴェリア流の補給術を叩き込まれたのがデイズだった為、デイズがどこの城を拠点にするか、師匠であるヴェリアには、手に取るようにわかったのである。 デイズは急ぎエルグライ城へと駆け戻りミルフィーとにらみ合うが、6月4日に総攻撃を命じて両軍は戦闘状態となる。 戦局が不利となったミルフィーは、城に火をつけると、人質としていたデイズの妻を殺し、食料を焼き払って自らも自決した。 この時、デイズの娘ルフィは業火の中から脱出に成功する。 ヴェリアの策により家族を失ったこの時15歳のルフィが、後に歴史の表舞台に立ち、ヴェリアに大きく関わるというのは運命の皮肉としか言い様がなかった。 ミルフィーを討ち取ったものの、デイズも大損害を受けていた。 6月6日、アルヴァドス軍の奇襲を背後から受けたデイズの部隊は壊滅し、デイズも戦死を遂げる。 ミルフィー、デイズの残存部隊を吸収したアルヴァドスだったが、そこで漸くヴェリアに利用されていた事に気付き、ヴェリアと決着をつけるべく陣を構えた。 ロードレアの内乱~フィリスの乱 攻撃側 守備側 ロードレア国軍 軍勢 ロードレア国軍 総兵力43500 兵力 総兵力11000 ヴェリア 総指揮 フィリス アレス 軍師 主要参戦者 ヴェリア アレス リディ ファルザス グローリヴァス フィリス ゼネディオ ノース ナッシュ バイアラス ミルフィー、デイズは共倒れとなり、アルヴァドスと対峙するのはヴェリアだけとなっていた。 その彼と合流するべくフィリス部隊が接近してくる。 フィリス部隊の駐屯していた土地は、元々彼が国主をしていた時代のゴアル国の領土であり、その気になればヴェリアがボルゴスと戦うよりも前に合流することができた。 にもかかわらずフィリスは、ヴェリア部隊と合流せず、平行しながら距離を保ち進軍を続け、この時期にきて合流を申し出た。 並の将ならば、単にこの後継者争いに誰が勝つか日和見を決め込み、大勢が決した為ヴェリアに助力しにきた、という言葉で説明がつくのだが、フィリスはレイディックの幼少の頃からの知り合いで、ロードレア国に降ってからは代々の将と同じか、それ以上の待遇を持って迎え入れられレイディックとの信頼関係も深く、彼の仇討ちなら何をおいても馳せ参じる筈であった。 これらの行動に一抹の不安を感じたヴェリアは、リディを偵察に向かわせ、その上でバイアラスを先発させると、アレス、グローリヴァス、ファルザス部隊にフィリス部隊を包囲する形で移動する様に命じた。 さすがに疑いの度が過ぎるのではと諸将は語るが、同じロードレア国の将でありながら、誰を信じればいいのかわからない上、兵士の補充ができないという特殊な状況もあって、ヴェリアは慎重であった。 リディが偵察から戻り、フィリスの陣形がウロボロスの陣になっていると聞かされたヴェリアは、合流が目的なら、部隊を散開させる必要などない筈とフィリスの真意を読み取り、急ぎバイアラス部隊に突撃準備をとらせ、ファルザス、ナッシュに包囲網を固めさせた。 次の瞬間、フィリス部隊は全軍をヴェリア本陣に向けて突撃させる。 だが、既に準備万端であったヴェリア軍によってフィリスは撃退され、この戦いで彼も戦死する。 このフィリスの突然の反乱は、蜉蝣時代の未だ解き明かされていない謎として現在でも歴史学者の間で数多くの説が唱えられている。 代表的なのは、純粋に国主の座を狙った「野望説」であり、元々ゴアル国の国主であった彼なら、抱いても不思議ではない野望であり、彼もまたレイディック以外の者を主と認めなかったのかもしれない。 他にもヴェリアにレイディックの後を継ぐ器があるかどうかを試した「試練説」、レイディックの後を追った「殉死説」、さらにはヴェリアが有力なフィリスを陥れ、その兵力だけを吸収したかった「ヴェリア陰謀説」などがある。 しかし、野望説はフィリスにしては計画が杜撰、試練説はそこまでする必要があったのか、殉死説は自分一人が自害すればよいものを兵士を巻き込むのはフィリスらしくない、陰謀説はこの時点でヴェリアがそこまでフィリスに警戒する必要性を感じないと、どの説も最後の説得力に欠け、結局の所真相は歴史の闇へと葬られていく。 ロードレアの内乱~ルースの戦い 攻撃側 守備側 ロードレア国軍 軍勢 ロードレア国軍 総兵力48700 兵力 総兵力18700 ヴェリア 総指揮 アルヴァドス アレス 軍師 主要参戦者 ヴェリア アレス リディ ファルザス グローリヴァス アルヴァドス ナッシュ バイアラス フィリスを討ち、その部隊を吸収したヴェリア軍。デイズを討ち、その部隊を吸収したアルヴァドス軍。 しかし、同様にボルゴス、フィリス軍を吸収したヴェリア軍との戦力差は明らかであった。 アルヴァドスは、陣形をワイバーンの陣に編成し、二重の防衛陣を敷くが、それを取り囲む様にヴェリア軍は配備された。 兵力でも、率いる将の人材でも戦う前から決着はついていた。 6月20日、両軍は真正面からぶつかるが、アルヴァドスの祈りにも似た決意は天に届く事もなく、崩れるべくして守備陣は崩れ、倒されるべくしてアルヴァドス本陣の旗は倒された。 夕刻には勝負がつき、アルヴァドスは僅かな兵と共に戦場から離脱。 配下の将軍に、この先に馬が用意してあると言われそこへ向かうが、そこで待ち伏せていた部下に撫で斬りにされた。 自らの栄達と見返りを期待して反乱に加担しておきながら、こんな結末だったことにより、アルヴァドスは部下からも見捨てられたのである。 レイディックの仇討ちは終わり、中立を決めていた各城主たちもヴェリアの元に馳せ参じた。 ヴェリアはレイディックの葬儀を壮大に執り行い、7月15日、正式にロードレア国国主の地位に就いた。 新体制によりアレスがロードレア国軍師の座につき、南伐総指揮官にバイアラス、西伐総指揮官にシルヴァス、国政総指揮官にミリフォンが選ばれる。 そして、ファルザス、グローリヴァス、メネヴァ、成長著しいリディといった新世代を担う将もヴェリア陣営の中核に据えられた。 (フィリスの息子アルガードは、父の反乱を恥じて一時平民となるが、アレスの説得により2年後将軍に復帰する) こうしてロードレア国は、新たな局面を迎えようとしていた。
https://w.atwiki.jp/oop-labo/pages/11.html
戦国の覇者 最終更新日時 2010年08月31日このページの編集 戦国の覇者2 関連の話題はとりあえずここに書いちゃって下さい。 内容が充実して切り分けが必要になったと判断された場合は、出来る人が新規ページに切り分けを作ればよいのですから。 もちろん新規ページ作成後にこのページからリンクを張るのでも構いませんよ。 ページ新規作成 このwikiの中のコンテンツ ハイエナ 奇襲 奇襲についての議論 宣戦布告 次回作に対する要望 武将能力相互閲覧について リンク 戦国の覇者2 マニュアル あなたは戦国武将でいうと誰? ↓自分で編集が出来ない人向けのインターフェイス 適当にコメント残して、誰かがログをページにまとめる、と。 -- 空条 (2007-08-22 00 59 53) もちろん僕以外の「誰か」ね -- 空条 (2007-08-22 01 01 11) 嫌われる行為について。 -- 河井 継之助 (2007-08-22 03 54 28) 名声について(付与基準、効果等等) -- 権兵衛 (2007-09-27 14 27 07) 自分が知りたいことをおねだりする場所じゃありませんよ。 -- Youth (2007-09-27 21 25 25) 名前 コメント 関連ニュース 雑貨戦国時代に売上急伸。3COINSの躍進支えるオリジナル家電は何がスゴイのか - Business Insider Japan 【戦国こぼれ話】とても重要だった法螺貝と陣鐘。戦国時代にはどう用いられていたのか(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 佐々成政の生年 新説の史料 さらさら越えは69歳? 「政春古兵談」73歳で死亡の記述 - 47NEWS 戦国武将・佐々成政の書状展示 富山市郷土博物館:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル 目標は箱根駅伝総合優勝 チーム力上昇中の國學院大が本気で狙う頂点 - 4years. 「九州から世界を目指す」 QTnet&Sengoku Gaming 西日本最大級eスポーツ施設をつくった狙い(GAMEクロス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 川井郁子「無限の想像力を」デビュー20周年音楽舞台&コンサート(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 維新議員が“選挙用”「ほら貝」を政治資金で購入「大河ドラマのような音出せず」「政治活動という認識」と釈明(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 太平洋戦争の開戦から80年 史料や証言が明かす軽井沢町に疎開した外国人の歴史(SBC信越放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「戦国BASARA」×カプコンカフェコラボ期間が2022年1月6日まで延長に - 4Gamer.net DMM GAMES『戦国†恋姫オンライン ~奥宴新史~』にて登録者数50万人突破を記念しキャンペーンを開催! - PR TIMES 祝・配信7周年! 届け 君がくれた7年分の幸せ「天下統一恋の乱 Love Ballad ~華の章~」3つの周年企画をご紹介! - PR TIMES 第29回は福岡県!今村翔吾〔戦国武将×47都道府県〕連作読切小説 - PHPオンライン衆知 戦国武将の光秀そっくりさん募集、ポスターや広告に出演も 京都・福知山市(京都新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国こぼれ話】黒田官兵衛が天下を狙っていたという話は、子の長政の遺言状に書かれた大嘘である(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース “新”戦国時代劇『信虎』寺田 農&金子修介監督インタビュー 「この作品をきっかけに若い人が時代劇や歴史に、もっと興味を持つようになれば」 | ガジェット通信 GetNews - ガジェット通信 中世武士の不倫は死刑!?上杉謙信が巻き込まれた大スキャンダル(JBpress) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 山東省で世界最古の茶葉遺物が発見 - people.com.cn 足利市制100周年特別展に「刀剣乱舞」ゆかりの刀 2月観覧枠3時間で完売 - 足利経済新聞 イベント「星降る聖夜の贈りもの」後半戦!そして「MGF萌えゲーフェスタ2021冬」でのグッズ販売と年末も盛り上がりまくりの美少女育成RPG『戦国†恋姫オンライン ~奥宴新史~』 - アプリゲット 【チャンピオンズC】テーオーケインズ、戦国ダート界統一 帝王賞と同年Vは史上初 - netkeiba.com 【戦国こぼれ話】甲斐武田氏は他国に侵攻して人々を拉致して奴隷とし、無慈悲にも高額で買い戻させていた(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【大学野球】戦国東都に63年ぶり新加盟校 帝京平成大が千葉県大学連盟から移籍し、加盟22校に(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『半妖の夜叉姫』犬夜叉一行の登場が大きな話題に せつなは初めての経験に戸惑う(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース バイクで往く城跡巡り 鳥居をくぐると戦国時代にタイムスリップ!? 茨城県「長井戸城」(バイクのニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 戦国シミュレーション「獅子の如く」舞台版、女子高生が正室たちの機密会議にタイムスリップ(ステージナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 大庭城跡、藤沢市史跡に 戦国初期の空堀や土塁 /神奈川 - 毎日新聞 【戦国こぼれ話】パワハラどころじゃない!織田信長が怒り狂って人を殺した話2選+番外編(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『イケメン戦国◆時をかける恋』舞台化5周年記念企画『イケメン戦国THE STAGE スペシャル 初夢!~ようこそ!くらぶ乱世へ~』“メイン&キャストソロビジュアル”を公開! - PR TIMES <BOOK REVIEW>『三好一族――戦国最初の「天下人」』 - 週刊BCN+ 信長の側室が眠る愛知・久昌寺 老朽化で取り壊し 1月に講演会(毎日新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「戦国時代の高森」末裔が案内 落城時の千人隠れなど - 読売新聞 初決勝5組のM―1ファイナリストに「濁点多い!」「敗者復活が豪華」「お笑い戦国時代だ」「新鮮」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ファンタスティック・フォーから若手台頭の戦国時代へ - MotoGP JA 吹き替え活躍声優、戦国武将に王子様キャラボイスな男性声優は? 木村良平・岡本信彦の電撃Girl sSmileアンケート - 電撃オンライン 「信長の野望・新生」戦国時代を彩る3D一枚マップが公開!よりリアルに深く没入できる今までにない新たな戦国体験|ゲーム情報サイト Gamer - Gamer 「戦国IXA」,絵巻作家・正子公也氏が描く小野和泉,甲斐姫など新たな9人の武将カードが登場 - 4Gamer.net 歴史ライター・上永哲矢さん、経堂で新刊即売会 戦国武将ゆかりの温泉ガイド(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 若手芸人が地方局で「活躍」目指す“バラエティー戦国時代”へ 番組も配信サイトで見られる時代、もはや地域差はない(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 戦国千葉で2季連続ベスト4の八千代松陰。地力を高めて24年ぶりの聖地を目指す - 高校野球ドットコム 【戦国こぼれ話】戦国時代、ポルトガル人商人が日本人女性に行った破廉恥行為の数々(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「恋下統一〜戦国ホスト〜」“club恋下独占イベント!!”が開催 - 4Gamer.net 戦場の鉄砲から見えた織田信長と武田勝頼の違い - WEDGE Infinity 2023年 大河ドラマ「どうする家康」出演者発表 - nhk.or.jp VTuberと戦国武将が『ストリートファイターV』で激突、気になる勝敗の行方は…!?【「ストリートファイター×e-Travel熊本」特別番組】 - インサイド もしも明智光秀が山崎の戦いで勝利していたら、家康との関係はどうなったのか?(歴史人) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 岡田准一、有村架純、ムロツヨシ、阿部寛、『どうする家康』出演 松本潤「今から楽しみ」(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 旬のカキやコロッケなど鳥羽自慢の品並ぶ 戦国武将の九鬼嘉隆の城跡で(三重テレビ放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「女狂いを控えよ」女好きの豊臣秀吉にさえ助言されたのは? 側室多すぎ武将4選(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国武将に学ぶ】母里多兵衛~名槍「日本号」をのみ取った豪傑~(オトナンサー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 実は勝つより難しい? 悪名高き戦国武将、宇喜多直家に学ぶ“より良い負け方”〈AERA〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国こぼれ話】織田信長の軍隊が最強だったのは、兵農分離によって実現したという怪しい話(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 戦国武将が大集結!2年ぶり長宗我部フェス開催 - www.fnn.jp 「戦国†恋姫オンライン」,初のクリスマスイベントを本日開始。限定ユニット 4[聖夜媛]鞠が登場 - 4Gamer.net 【戦国こぼれ話】大坂夏の陣後、無慈悲にも行われた凄惨な「落人狩り」と人買い商人の暗躍(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 戦国随一の采配をとった武田信玄の武田軍マネジメント術(歴史人) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 中井和哉さんお誕生日記念!一番好きなキャラは? 3位「戦国BASARA」伊達政宗、2位「ワンピース」ゾロ…“侍・剣士”キャラが上位独占!<21年版>(アニメ!アニメ!) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 松木いっか新連載『日本三國』武器は「弁が立つ」こと? 新たな「国盗り物語」の幕開け(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「スイフトクロス」開発中!?? 超コンパクトSUV戦国時代が到来する!! - ベストカーWeb 【大河ドラマ】「上杉謙信」役で一番好きな人は誰? 4人を紹介!(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国こぼれ話】本能寺の変で徳川家康は危機一髪!「神君伊賀越え」でピンチを脱したのは事実なのか(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 織田信長にみる為政者の基本 勢力拡大の鍵は今も昔も「大衆のニーズ」の把握(サンデー毎日×週刊エコノミストOnline) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国こぼれ話】関ヶ原合戦の軍勢配置図を見たメッケル少佐が「西軍の勝ち」と言ったのは真っ赤な嘘(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 戦国大名・北条氏は「民の負担」を減らして関東に大国を築いた(サンデー毎日×週刊エコノミストOnline) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース M!LK、メジャーデビューで魅せる新しい表情 “ボーイズグループ戦国時代”に目指す未来とは(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国こぼれ話】戦国時代の城郭で重要だったのは、水の確保、トイレの設営と糞尿の処理だった(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース もはやあっぱれ!あの上杉謙信を裏切りまくった武将がいた(JBpress) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 党的武士団を形成 高氏の挙兵に応じた酒井氏【丹波の戦国武家を探る】(12)/兵庫・丹波篠山市(丹波新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 環状7号線の下には「戦国城跡」が眠っている!? 高度成長時代に失われた歴史の痕跡を探して(アーバン ライフ メトロ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国こぼれ話】豊臣秀吉が伴天連追放令を発したのは、日本人奴隷の問題だった。その衝撃の真実(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「御城印集めて戦国に思いはせて」 東近江市観光協会が販売 - 中日新聞 【戦国こぼれ話】武田信玄の父・信虎は、なぜ甲斐から追放されたのか。その驚愕すべき真相とは(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 武将様のアート展「戦国大展覧会」開催、戦国至極の一品を百九十三点(お笑いナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 相羽あいなの好きな戦国武将は誰? 珍クイズも工藤晴香なぜか回答に自信(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国こぼれ話】織田信長はなぜ比叡山を焼き討ちにしたのか?その当然すぎる理由(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 戦国の名将・武田信玄の偉業‼ 領民のために考案した「信玄堤」(歴史人) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国こぼれ話】明智光秀は近江出身? 近江田中城主? 光秀と近江にまつわるトンデモ学説2選(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国こぼれ話】下心があって家が滅亡!? 情愛に溺れて明暗を分けた武将2選(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 新田真剣佑や三浦春馬ら出演の「ブレイブ」放送記念、WOWOWで戦国タイムスリップ特集(映画ナタリー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国こぼれ話】織田信長はまったくの味音痴で、旨いものを食っても「まずい!」と怒る男だった(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『恋下統一~戦国ホスト~』「現代版プリンセス」をテーマにした新イベントの開催、その他イベントが配信開始 - PR TIMES 【戦国こぼれ話】出雲尼子氏の家臣・山中鹿介が自ら「七難八苦」を望んだのは史実か。その驚くべき真相(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国武将に学ぶ】荒木村重~信長に反旗も城脱出…「逃亡」はぬれぎぬか~(オトナンサー) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国こぼれ話】応仁の乱で活躍した足軽は、戦争の変化によって誕生した画期的な存在だった(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国時代】あなたが一番好きな「織田信長」の戦いはなに?(ねとらぼ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「戦国パズル!!あにまる大合戦」で「戦場のフーガ」とのコラボイベントが開催 - 4Gamer.net 【男の雑貨・店巡り】武将や城郭にちなんだ雑貨が人気 東京ソラマチ・中編「戦国魂天正記」 - ZAKZAK 萩市が「戦国無双5」とコラボ スタンプラリーで新キャラ「輝元」御城印も(みんなの経済新聞ネットワーク) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国こぼれ話】実は生涯を通して独身だった! 妻を迎えることがなかった有名武将3選(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 戦国武将を中心に、幕末志士や歴史作家ゆかりの温泉も紹介した、『戦国武将を癒やした温泉 名湯・隠し湯で歴史ロマンにつかる』が発売! 歴史好きはもちろん、一度は訪れたい温泉ばかりです。:時事ドットコム - 時事通信 歴史が好きすぎて戦国武将の“甲冑”手作り 巨大な戦艦大和も…我が家の困ったお父さん(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国こぼれ話】これは想定外だった! 家臣らの支持が得られず悲惨な最期を迎えた戦国武将4選(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 本当は有能だったのに… 後世の史料のせいで評価が低すぎる戦国大名4選(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【戦国こぼれ話】戦国時代、高野山は戦国大名が死を命じられていく場所だったという、悲惨な真実(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「恋愛戦国ロマネスク」の配信スタート。特典をもらえるキャンペーンが複数開催 - 4Gamer.net 【戦国こぼれ話】戦国大名からトップリーダーとしての資質を学ぶというのは、百害あって一利なし(渡邊大門) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 戦国時代には数多くいた強いリーダーが、なぜ現代日本にいないか - JBpress 東大教授が解説「やばい戦国武将」ベスト3 - ダイヤモンド・オンライン 戦国時代で“女信長”として総勢14名のイケメン武将たちに囲まれる!?フリュ恋最新作『恋愛戦国ロマネスク~影武者姫は運命をあやなす~』iOS/Android(TM)端末向けに今秋サービス開始決定 - PR TIMES 生涯でたったの2敗?「戦国最強」上杉謙信が敗戦した理由 - JBpress
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/7722.html
登録日:2009/10/25 (日) 03 09 17 更新日:2024/09/25 Wed 22 24 03NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 (´・ω●`) ギロス トールギスⅢ リアル恋姫疑惑 三国志 中国史 基本の惇ちゃん 夏侯惇 女性説あり 忠臣 惇兄 春蘭 良いかジュンじゃないトンだ!! 隻眼 魏 夏侯惇は三国時代・曹操軍(曹魏)の武将。 字は元譲。諡は忠侯。豫州、沛の人。 生年は不詳、没年は220年。先祖は高祖・劉邦の忠臣夏侯嬰とされ、曹操、夏侯淵(演義では弟)の二人は従兄弟である。 曹操の旗揚げから没するまで従った股肱の臣、また隻眼の将として有名。 日本語での読み方は「かこう とん」がメジャーだが、一昔前は「かこう じゅん」と呼ばれていた。 [経歴] 14歳の頃、学問の師をバカにした者を殺害し、「夏侯さんとこの惇さんて荒っぽいらしいわねー」「DQNって言うのよね、ああいうの」と有名になる。 ただし当時の中国では自分の親や師を敬う事は常識であり、辱められたり殺された時に何もしないのは人として失格と言う風潮があった。 曹操が徐州で虐殺を敢行したのも恨みの念もあるがこういう事情もあったのである。 曹操が挙兵するとそれに従い、転戦する。 194年、曹操が陶謙を攻撃して留守にしている隙に呂布とそれに内応した陳宮、張バクの軍勢が迫ると、 叛乱した者を逮捕して処刑した後、曹操の妻子を保護しようとした所に呂布の軍と遭遇、捕虜になる。 その後韓浩に助けられると帰って来た曹操と共に呂布討伐に従軍するが、左目に流れ矢を受け、失明する。 演義ではこの時に「父の精、母の血、棄てるのは勿体無…不味い」と引き抜いた左目を喰らい、左目を射た男を刺し殺した。 この後より、従弟の夏侯淵と区別する為に『盲夏侯』、と呼ばれるようになる。 本人はこれを嫌い「ふざけんじゃねぇぇぇ!」と鏡を見る度に地面に叩きつけるようになる、さすがDQN。 又演義では禰衡が曹操配下の者を蔑む際に「え?夏侯惇?wあの五体満足なだけが取り柄な奴だろ?www」とバカにされている。 198年、呂布から敗走する劉備の救援に向かうが、自身も高順に撃破される。本末転倒とはこのことである。 呂布討伐後は建武将軍となり陳留太守などを歴任、堤防を築いたり、稲の植え方などの指導に手腕を発揮。 さらに孫権配下に中央の辞令を送ったり、忠勇の士を推挙するなどパシr…失礼、万能の士として幅広く活躍する。 曹操が河北討伐の際には後詰を務めている。 曹操の留守を狙って来た劉備の迎撃に于禁・李典を従えて向かうと劉備は逃走。 追撃しようとした所「この地形、必ず伏兵いますから、追撃しない方がいいですよ」と李典に諫められるが「俺が劉備以下だぁ?なめとんのかワレェ」と無視して追撃。さすがDQN。 もちろん伏兵に逢い危機に陥るが、辛くも李典に救出される。諸葛亮加入前の劉備に負けるという体たらくっぷりを見せつける。 演義ではこの時負けたことを恥じ、体を自ら縛りSMプレ…ではなく処刑を求めるも曹操に宥められる。 高幹やら張晟やらが206年に反乱を起こすと呼応した衛固・范先らを攻撃、二人を捕らえて処刑している。 217年、濡須口の戦いに従軍。講和が成立すると揚州全軍の総司令官となり曹仁・張遼・臧覇・司馬朗らを指揮するようになる。 220年、正月に曹操が亡くなると曹丕に大将軍に任ぜられるも、主君の曹操を追うように病床に倒れ、病死する。 このように気性は荒っぽいが戦は芳しく無い。 なぜなら正史でも彼の業績は華々しい前線での活躍ではなく、後方支援や政治手腕に優れていたという描写に溢れているからだ。 演義では逆に、短慮ではあるが豪壮無比で、豪傑タイプの武将と化している。 また、曹操の死後、彼が殺害した霊に出くわし、驚いて昏睡する、といったエピソードも挿入されている。 [人物] 清廉潔白で慎ましやか、金が余れば皆に分け与えていたといい、埋葬品は剣一振りのみだったという。 (対照的な人物としては曹洪が上げられ、彼の財産は曹操より多く、曹丕に金を貸すのを拒んだ為に曹丕に左遷されている) [女性説] 上記の鏡を叩きつけたエピソードや、 度を越えた女好きであった曹操に馬車への同乗を許可されたり、寝室の出入りも自由だったことから女性説が浮上している。 が、トンデモ説である事には変わりない。逆に言えば、それほどまでに曹操から絶対の信頼を得ていたととれる。 史書でも「不臣の礼」…つまり「魏の君主・曹操に仕える臣下ではなく、中国王朝の直臣」という曹操と対等に近いVIP待遇だったことが記されている。 [各作品での夏侯惇] 主に違うことが多いのが、左目を失ったタイミング。 早くは蒼天航路での対徐栄戦。遅くは人形劇三国志の潼関の戦い時である。 『光栄三国志』 演義ベースであり文武両道、総合でも屈指の能力を誇り魅力も高い。 ただ知力は正史に寄せられているが、Ⅵをピークに年々低下傾向にある。 『横山三国志』 吉川三国志がベースの為か夏侯『じゅん』、であるので注意。 演義準拠。 『園田三国志』 「となりの夏侯惇は経済の鬼だ」 まさかの正史準拠。作品自体の話の筋は『演義』……とも違う何かなので、おそらくただの偶然である。最後まで両目が健在。 『人形劇三国志』 今作では夏侯淵が終始曹操の腹心として活躍しており、初登場は潼関の戦いと遅めついでに美丈夫として造形されている夏侯淵に対し従来通りの髭面のオッサンである。馬超の猛攻から曹操を守る許褚の役割も兼ねており、隻眼になるのもこの時。 『蒼天航路』 「兵卒の夏侯惇です」 正史に描写は近くない、演義寄り。「不臣の礼」の解釈としてか私的な場ではため口をきく間柄。 曹操軍四天王(夏侯淵、曹仁、曹洪)筆頭、隻眼の鬼将軍として武勇を発揮する。華雄を打ち取ったりと大活躍。 曹操からは母親と揶揄され、張魯討伐の際に『迷子の惇将軍』と呼ばれたりと可愛らしい。 甘寧とその部下に愛馬盗まれて、マジギレした。 最終回、曹操から娘を嫁にくれと言われて激昂するなど、最後までその関係は変わらず、その直後の曹操の最後も看取っている。 『真・三国無双シリーズ』 格ゲー時代からの最古参の一人。武器は朴刀。 6の人気投票では二位(男性トップ)に輝いた。 『恋姫†無双シリーズ』 脳筋だが曹魏屈指の豪傑の女性。オールバックのアホ毛持ちで、失明後は蝶をあしらった眼帯を着用。 アニメでは失明シーンがカットされ、最後まで両目を保ったままだった。 『白井式三国志』 完全にアレ。 諸葛謹に負けることがある。 『マンガ 三国志・水滸伝の英雄たち』 「眼高手低」ということで人間離れした外見に…。 『sweet三国志』 他の作品と殆ど同じだが、曹操と関羽がアッーな関係ではないかと疑ったり、目でバーベキューをしたりと、作品の波長に合ったキャラになっている。 『三国志大戦』 \チョコバナナ!/ 普通のカードの他に曹操・夏候淵共々真島ヒロ氏が描いている。 武力と知力の両方が高い武官で、隻眼で睨む右寄りの中心円という独特の範囲の妨害計略を持つ。 さらにVer3.5ではげんじょうをもじってあしたのジョーのパロディカードが追加された。ちなみに通り名は「あしたの」で計略名は「あしたのために」。でもイラストは丹下段平でそっちが蒼天航路LEになってしまった。 リブート後も睨みは続投。流石にあしたの方は続投しなかったが、おかげで青天航路LEはマトモな方に回された。 両目が健在の漢版も登場。 『龍狼伝』 他の史実キャラの例に漏れずオリキャラに圧倒される。 出番まだ~? 『まじかる無双天使 突き刺せ!! 呂布子ちゃん』 寡黙で家事にうるさく健康管理に厳しいヒゲダンディ。 可愛いもの好き。 『DRAGON SISTER』 グラマラスな美女。 一騎当千の関羽みたいなキャラ。 『一騎当千』 ストリートファイトにこだわりを持つナイスガイで、ニット帽の似合うイケメン。土木科。壊した箇所を自分で修復したりする。 “基本”が口癖。 原作読切0話でチョメチョメしてたのは黒歴史。 『十三支演義~偃月三国伝~』 イケメン。主人公の関羽ちゃんを所詮女で猫族(作中で差別されている亜人族)だと見下していたが徐々に心を開いていく。 『BB戦士三国伝』 演者はベルガ・ギロス。(原作においてパイロットが眼帯をしていたことに由来するか…) 2部までならともかく3部からは出番自体がない。 アニメでもお舘様に台詞奪われたり割と不遇。 しかし『ベルガ・ギロスがキット化されただけで十分すげぇ』という声もある。 『SDガンダムワールド ヒーローズ』 演者はトールギスⅢ。数少ないモノアイ機体からの選抜。…まあそりゃそうか。 『ウルトラマン英雄伝』 ウルトラマンブル。 『三極姫』 珍しくまともな人。 片目が…アレ?髪型も…。 『モンスターストライク』 他のキャラの例に漏れずこうされている。 イラスト自体は中々良いものの、これでも残念ながらガチャのハズレ枠となってしまっている。 故に扱いはぞんざいであり、性能はイマイチであまり使われない。一応1度だけ上方修正された事があるが、だからといって使いやすくなったかと言われるとやはりさっぱりである。 のだが、2020年10月30日に超高難易度の降臨ボスとしてまさかの登場を果たした。イラストもかなり良くなっており、非常にカッコいい。とはいえこちらも使われる事は殆ど無いのだが。 『パズル&ドラゴンズ』 恒常のレアガチャに登場。こちらではこうされていない。 盤面を7×6にするリーダースキルを持ち、火と闇で同時攻撃すると火力を発揮する。 転生がのちに実装され、4個つなげて消すと高い火力を発揮できる。 長い期間を経て超転生進化も実装され、火で十字消しすると高い火力を発揮する。 クリスマスガチャではサンタのコスプレをして実装。スキルは闇ドロップを1ターンの間消せなくなり、敵のダメージ無効を貫通する。 デメリット付きなため5ターンという軽いターンで使用できる。 さらに毒と暗闇を自身だけで100%無効化でき、また2022年6月27日には自身のスキルと相性抜群の無課金では最強の性能を持つシヴァドラが超転生進化し、同年のクリスマスでは実質HPが4倍に強化、覚醒の火力もアップと追い風が吹きまくっている。 主にシヴァドラパーティーの貫通要員や、裏修羅でサレーネとリーダーチェンジして大量のランク経験値を稼ぐ目的でよく使われる。 追記修正宜しくお願い致します。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 蒼天航路は史実と演技の中間な印象。曹操評が「図抜けた武勇も煌めく用兵術も持たないが今天下で敵味方問わず一番慕われてる武将」だし。逆に無双だと呂布を降し関羽と互角の武神 -- 名無しさん (2013-08-11 20 22 44) まぁ結構活躍してるからね、孫堅の代わりに華雄切ったりとか。ただその蒼天の曹操の夏候惇評は凄くしっくりくる、正史での話を見る限り気配り出来る男だったみたいだし母親ってのも強ち間違ってないのかもw -- 名無しさん (2013-08-11 22 40 33) 正しく魏のオカンだな -- 名無しさん (2014-08-19 16 34 29) 「蒼天航路」の張曼成戦で夏侯惇が“ボス猿”と横文字を使ってたシーンは絶対に忘れない -- 名無しさん (2014-08-20 09 19 19) 蒼天といえば袁紹との大戦で兵卒になってたエピソードも好きだったな。いつも馬の上から見下ろしてた戦場が上から押し寄せてくるあの恐怖 -- 名無しさん (2014-08-20 09 30 14) ↑槍やラリアットで騎兵倒したり、荷車持ち上げて矢の雨を防いだり、弩で楼上の敵兵撃ち殺したりと官渡の戦いの夏侯惇は雑兵の心の模索の中における“必死”な場面が多くて好き -- 名無しさん (2014-09-01 18 12 34) 劉備は当代では一角の戦術家だから、負けること自体は別に恥ではないな。基本的に才能はあっても圭角な人材をまとめただけでもすごいと思う。 -- 名無しさん (2014-09-01 18 48 57) ↑高順にも言えることだよな -- 名無しさん (2015-06-02 20 15 15) ↑4 「歩兵とは、こうも簡単に死ぬものなのか!?」のシーンに凄い生々しさを感じた。俺的には蒼天でも一、二を争う名シーンだった…蒼天はもとより名シーンだらけだが -- 名無しさん (2015-12-06 08 57 55) 劉備に負けるという体たらくっぷりを -- 名無しさん (2016-07-15 00 07 42) 夏候惇という人は主君に代わって、将軍たちを纏める役割で、こういう人がいないと天下は取れない人物。その役割を果たす人物の軍事的才能がさほどではないことが、曹操をどれだけ安心させたか分からない -- 名無しさん (2017-05-02 22 25 48) 「僕は友達が少ない」の羽瀬川小鷹の母親はこいつに絡んだ中二病だった。 -- 名無しさん (2017-05-02 22 46 09) 蒼天の惇兄はメンタル面での守護神っぷりが半端ない -- 名無しさん (2017-07-12 15 11 42) ↑ 「兵卒の夏侯惇です」が面白くてネタにされてるけど、官渡戦の雑兵の立場で活路を模索する場面は蒼天航路の夏侯惇視点だから熱い描写になったんだと思う。 -- 名無しさん (2017-08-01 10 47 57) そういえば蒼天航路の漢中攻略で、(淵)「あけすけに褒美褒美と言うな」(洪)「財貨で免れる災いもある。乱世は金がかかるのだ」ってやり取りがあったけど、[人物]に書かれているような背景があったんすね~。 -- 名無しさん (2017-11-14 21 04 32) 鏡割りのエピソードってこの時代の鏡が基本銅鏡だったことを考えるとヤバイよね。どんな筋力だ -- 名無しさん (2018-06-21 14 24 52) 個人的に犬マユゲでいこうのイメージが強すぎる -- 名無しさん (2020-05-14 20 57 32) ちょっと無双は持ち上げすぎ 関羽のライバルって器じゃない -- 名無しさん (2020-05-28 17 07 03) 正史でも演義でも大活躍の男をどう考えたら器じゃないと評できるのか -- 名無しさん (2020-10-31 02 11 40) 惇兄は曹操にとっての№2の男だから劉備にとっての関羽、孫家にとっての周瑜と同じぐらいの重要度だよね -- 名無しさん (2021-02-14 20 44 28) 戦功が頭抜けてるわけじゃないけど正しく「将の将」たる逸材かと -- 名無しさん (2021-09-15 19 19 58) くにおくんの三国志だよ全員集合!ではダブドラ兄弟のりゅういちが担当。三国志準拠で夏侯淵(りゅうじ)とは双子ではない。互いに「俺は夏侯淵(夏侯惇)より強い・・・」と自分のほうが上だと自負してる。 -- 名無しさん (2024-09-11 00 23 05) ↑に追加。双子ではなく兄弟でもないがよく双子の兄弟と間違えられるそうだ。 -- 名無しさん (2024-09-11 00 25 10) 名前 コメント