約 25,941 件
https://w.atwiki.jp/kimokoe/pages/344.html
声キモだよ!紅白歌合戦!2008 声キモが衰退しつつある今こそ紅白歌合戦だ 12月20日開催 人のものである幼女には手を出してはならない(By糞虫) 連絡係:糞虫 ↓ 参加予定DJさんは名前書いていってね ここに名前を書くといいよ! [時間] [----DJ----] [----リスナーからの希望----] [DJ許可] 00 00 糞虫 青山テルマ「そばにいるね」の替え歌を歌う 01 00 ボーマ アンインストール 02 00 --- --- 03 00 ちくわぶ B`Z 04 00 ちくわぶ aiko 05 00 ちくわぶ 大迷惑 06 00 --- --- 07 00 --- --- 08 00 --- --- 09 00 --- --- 10 00 --- --- 11 00 --- --- 12 00 --- --- 13 00 --- --- 14 00 --- --- 15 00 --- --- 16 00 --- --- 17 00 --- --- 18 00 --- --- 19 00 すいぼう なんか 20 00 ダディ なんか 21 00 プルキモ なんか 22 00 フルサン なんか 23 00 サライ やりたい・聞きたい企画がある人は下のコメントへ ============ 全 体 企 画 ============ =========== 指 名 企 画 ============ ここに企画を書くといいよ! 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nekogamiema/pages/11.html
大見出し ここは拍手絵を保存する為の倉庫です。 中見出し 藩王カード はるみちゃんカード 水瀬君カード 教授カード ななこちゃんカード 絵馬ちゃんカード
https://w.atwiki.jp/rowamousou/pages/2327.html
「ごめんね」 ──少しだけ、悔しそうな、声だった。 ──それは、唯一の心残りだったのかもしれない。 ──彼女の世界で待つ、大切な人たち、彼女を愛した観客たち。 それでも、彼女は──北島マヤは。 * 紅い華が踊る。 『あら、あなたなのね。知っていたわ』 騎士の剣の、銀の狂気が煌めく。 『……ああ 僕の、愛しい人…… 愛してると言っておくれ! それだけでいい! 僕のこの手に殺させないでくれ! お前のいのちと、僕自身とを救わせてくれ!!』 女の、紅い唇が、ふ、と笑う。 『───いいえ かつて愛したあなた できないわ 私はどこまでも自由なのよ 私は自由に生きて──自由に死ぬのだから』 蒼い空に、闘牛舞台の、昂った鬨の声が響く。 その声に重なるように、騎士の激情がさっと蒼く染まった。 横に長く伸びた、山羊に似た瞳。 『……血を流してでも おまえを行かせはしない!』 騎士は迫る。女は後ずさる。 女の唇は、紅い華は、震えながら、言葉を吐く。 『いいえ いいえ 私はゆくわ!! どこまでも、きっと──』 青空を映した、銀の刃が、 『ならば 行くがいい──お前を愛した地獄へと!』 紅い華へと、吸い込まれていく………。 * その場の全ての者達が、刹那顕現した「カルメン」のクライマックスに呑まれる中。 夜凪景だけが、その声を聞いた。聞くことができた。 マヤと同じ舞台で、共に立ち、その魂を食らい合った彼女だけが。 「ごめんね」 ──少しだけ、悔しそうな、声だった。 きっと、景の中に、一生残って、消えない。 それは、そんな声だった。 そして── 騎士の剣が、彼女を刺し貫くその瞬間。 スポットライトの下で、マヤは。 ──笑ったのだ。 全ての役者たちを。 全ての観客たちを。 舞台そのものを。 万雷の天の喝采の下で、奮い立たせ、勇気づけ、祝福するかのように。 それは、北島マヤ自身の笑顔でありながら、紛れもなく「カルメン」の──自由に生き、歌い、愛を求め続けた女の、誰も知らなかった表情で。 その人生の幕引きを、心に焼きつけられるような、鮮やかな笑顔だった。 ─── 時間すらも息を止めたかのような永遠は、しかし、残酷なほどに短かった。…… 「マヤさん!!」 景のその叫びが──目に見えぬ幕を引き裂いて、時が動き出す。 引き抜かれた剣から紅の雫が散り、ゆっくりと、マヤが倒れていく。 ブローチが、景の贈った星の光が、ばらばらに砕けて、散っていく。 その姿すらも──花弁を散らして召されゆく、紅いカルメンそのもので。 悪戯っぽく舌を出してみせるマヤの姿と、舞台の上で取り合ったその手のぬくもりと。 マヤの見せた最期の演技と、景にだけ聞こえた「ごめんね」の言葉と、カルメンの笑顔と。 全てが混じり合いながら流れ込んできて──駆け寄る景の眼からは、透明な涙がとめどなく溢れ出していた。 景だけではない。 グレイ──劇場に福音齎す悠久の亡霊〈灰色の服の男〉も。 アマイマスク──仮面の狭間で傷だらけの正義を演じんとする英雄も。 ヒカルド──仮面の奥で慟哭し引き裂かれた、悲劇の超人も。 そして、その剣を振るったデオン・ド・ボーモン──永遠の殺人舞台に囚われた、血華の騎士すらも。 カルメンの終幕に。一人の女優の終幕に。 今、終わってしまった物語に。 透き通った涙を、その双眸から流していた。 ただ一人、破滅を祝う呪いの徒──五頭応尽だけが。 相容れぬ光を目の当たりにさせられたような、奇妙に歪んだ顔で。 尻餅をついたまま、舞台の上、夢のあとを、唖然と見つめている。 再び時が動き出したとしても、死と滅びの舞台へと、マヤがかけた魔法は、もはや永遠に解けないのかもしれなかった。……
https://w.atwiki.jp/trashpanda-araisan/pages/288.html
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 22 46 23.39 ID mRLhbQykO アライちゃん1「…の…だぁ…」ピクピク アライちゃん2「」 アライちゃん3「なの…だぁ…」ピクピク しばらく失神していたアライちゃん達だったが、水分が体に浸透してきたのか、 意識を取り戻していった。 アライちゃん1「うぅ…すこし、らくになったのだ?」 アライちゃん2「…ぅ…」 アライちゃん3「なんだったのだ…」 すると、籠の外から美味しそうな匂いが漂ってくる。 『さて、後はクーラーボックスの中身だな。毒物検査用意』 『ってか、毒物検査って必要なんかね?』 『知らないのか?毒物検査無かった頃のアラジビフェスでは、アラ信のバイオテロで6~7人病院送りになったんだぞ』 『はぇ~…。うん、オッケーっす』 アライちゃん1「なんなのだ!?おいしそうなにおいなのだ!あらいしゃんにもくわせるのだぁ!」ガシャガシャ アライちゃん3「たべものいっぱいあるっていってたのだ!あらいしゃんたちもたべれるっていってたのだ!よこすのだぁ!」ガシャガシャ 190 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 22 54 41.46 ID mRLhbQykO 現在時刻はAM10時。 アライちゃん達は、まる1日何も食べていなかった。 アライちゃん1「ぅ…ぁ…しんじゃう…のだ…」ピクピク アライちゃん3「ご…は…」ピクピク アライちゃん2「…」 もはや空腹がどうこうというレベルではなく、栄養失調により命の危機に瀕していた。 アライさんの子供は、赤ちゃんのころは仔ウサギ程度の大きさ…体長10cmでありながら、 たった1~2年で人間の少女ほど…150センチの大きさへと成長する。 つまり、3日で1センチ程背が伸びるという恐ろしいほどの成長スピードをもつ。 また、こんなに小さな頃から言語を話せるほどの知能を持つため、 脳が消費するカロリーもそれ故に馬鹿にならない。 よって、アライちゃん達は大変食欲旺盛なのである。 191 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 22 59 28.31 ID mRLhbQykO アライちゃん達は、見た目だけならそれほど痩せ細ってはいなかった。 これまで畑荒らしやゴミ荒らし、母親が狩った小動物の死骸から蓄えた脂肪分がまだ残っている。 危機というのは、血糖値が足りないのである。 少しずつアライちゃんの体内では脂肪の分解が始まっているが、それにより得られるカロリーが、 基礎代謝の消費に追い付かないのだ。 細胞から活動エネルギーが減っていき、 アライちゃん達の意識は朦朧としていた。 192 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23 01 40.14 ID mRLhbQykO アライちゃん1「なにか…なんでもいいのだ…なんでも…」チラッ アライちゃん3「なにか…」チラッ アライちゃん2「…あらい、ひゃんも…はえはい…のら…」 アライちゃん1「…」ゴクリ アライちゃん3「…」ゴクリ アライちゃん2「な…なんなのら…その、めは…」 193 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23 03 58.28 ID mRLhbQykO アライちゃん1と3が次女へ向ける眼差しは、今まで見たこともない表情だった。 フレンズとして植え付けられた人間の理性が剥がれ落ちたような… 餓えた野生動物の目だ。 アライちゃん1「…はぁ、はぁ…!」ジュルリ アライちゃん3「ごはん…ごはん…!」ジュルリ アライちゃん2「こ…こわいのら…ひょんなめれ…みないれ…ほひぃのら…」 195 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23 08 10.42 ID mRLhbQykO アライちゃん1「…!」 アライちゃん3「…っ…」 アライちゃん1「だめ…なのだ…!」プルプル アライちゃん3「おねーしゃあん…!」ウルウル アライちゃん1「いもーと、まつのだ、だめなのだ、あとちょっと…あとちょっとだけ、まつのだぁ…!」プルプル アライちゃん3「おなか、ぺこぺこなのだぁ…!もう、がまん、できないのだああぁ…!」グスングスン アライちゃん1「ごはん…ごはんが、あらいしゃんたち、さんにんを…まってるのだ!」 アライちゃん3「…!う、ううぅぅぅ!」 アライちゃん1「こらえるのだ…!ううぅうぅ…!」ガクガクブルブル アライちゃん3「っ…!」グスングスン アライちゃん2「…」 アライちゃん2「あ、あり…が…と…なのら…いもーと、おねーしゃん…」 198 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23 16 24.63 ID mRLhbQykO アライちゃん達は、禁忌となる行動を思い止まったようだ。 ということは、恐らくまだまだ死には遠いということなのだろうか。 やがて、籠の外から音楽と共に、大きな声が聞こえてくる。 『お集まりの皆様!ようこそおいでくださいました!これより第13回、アラジビフェスを開催致します!』 \オオォオォオォー!/ 『みんな、腹空かしてきたかー?胃薬持ってきたかー!』 \ミンミーーーーーーー!/ アライちゃん1「なんかにぎやかなのだ…」 アライちゃん3「きになるのだ…」 199 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23 21 15.06 ID mRLhbQykO 『ステージクッキングは10時30分から開催です!それまでしばらくの間、物品販売ベースでのショッピングをお楽しみください!』 やがて、籠の外から一斉に、たくさんの料理の匂いがたちこめてきた。 アライちゃん1「…!すごいのだ!たくさんいいにおいがするのだ!」 アライちゃん3「あらいしゃんたちもおそとにでるのだぁ…!」 『おーいお前ら』 聞き覚えのある声が聞こえた。 アライちゃん1 2 3「!!!」 食通の友人「ハロー」 食通の友人は、皿を3つと、鍋を持っていた。 200 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23 23 26.92 ID mRLhbQykO アライちゃん1「そ、そのおなべから、いいにおいがするのだ!」 アライちゃん2「の…だぁ…」 アライちゃん3「おねがいなのだ…あらいしゃんたちに、それをぜんぶよこすのだ…」 食通の友人「ああ、そのつもりだよ」 アライちゃん1 2 3「!!」 食通の友人は、器を並べると、鍋から液体を器へと盛っていく。 201 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23 27 12.38 ID mRLhbQykO 食通の友人「待たせたな。さ、ごはんだぞ。美味しいスープだ」 器に注がれた液体からは、食欲をそそる匂いが漂ってくる。 そして、3つの器を籠の中へ入れた。 アライちゃん1「いただきますなのだー!」ガバッ アライちゃん2「…ぅ…ぁ…」プルプル アライちゃん3「おいしいのだ!おいしいのだあああああ!」ペチャペチャ アライちゃん達は、物凄い勢いで器の上のスープを飲み干していく。 スープと呼ばれた液体は、ドロっとしており、非常に濃い味である。 というか、料理を知るものならば、これをスープとは呼ばない。 相応しい呼び方は、「ソース」である。 203 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23 33 29.89 ID mRLhbQykO アライちゃん1「おかわりなのだ!」ケプ アライちゃん3「はぁはぁ、いままでがまんしたぶん、もっともっとよこすのだぁb」 アライちゃん2「…は…はっ…」ペロペロ 食欲の友人「ん?そこの奴が飲み終わってないな…」 アライちゃん1「いもーとはきっともうおなかいっぱいなのだ!だからあらいしゃんによこすのだぁ!」バッ アライちゃん2の器へ手を伸ばす姉。 アライちゃん2「!?」 アライちゃん3「おねーしゃんにあげるのはもったいないのだ!あらいしゃんによこすのだ!」バッ 同じく妹。 205 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23 38 37.09 ID mRLhbQykO 食欲の友人「させるかボケエエェ!」 食欲の友人は、籠の中へ手を突っ込むと、アライちゃん1と2を籠の壁へと押し付ける。 アライちゃん1「はなすのだああ!」ガジガジ アライちゃん3「これっぽっちじゃたりないのだぁ!」ジタバタ 食欲の友人「落ち着けよ…もっとやるから」ガシッ アライちゃん2「」プラーン 食欲の友人は、アライちゃん2と彼女のためのスープ(?)を籠の外へ出した。 食欲の友人「ほら、おかわりだぞ」コポポ そして、籠の中の2つの器へスープを注いだ。 アライちゃん1「おいしいのだあぁぁ!」ペチャペチャ アライちゃん3「しあわせなのだー!」ペチャペチャ アライちゃん2「…おい…ひぃ…」ペロペロ アライちゃん達は再び、物凄い勢いでスープ(?)を飲み干していく。 そのお腹はどんどん膨れていく。 206 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23 43 11.02 ID mRLhbQykO アライちゃん2「…の…だぁ…♪」ペロペロ 食欲の友人「しっかしこいつ、飲むの遅いな」 先程も言った通り、アライちゃんは運動機能の障害で、鼻からうまく呼吸ができない。 スープを飲む間はほぼ呼吸が止まっているので、息継ぎが必要なのだ。 それに加え、全身の運動神経も危機的状況であり、 うまく飲むことができずにいた。 食欲の友人「よっと」ガシッ アライちゃん2「!?」 食欲の友人は、アライちゃん2を掴むと、 スポイトの中へスープを吸い上げる。 食欲の友人「おせえんだよ!さっさと飲めオラァ!」ドシュゥ アライちゃん2「!!?ごぼ、ぐぼっ!」ジタバタ 食通の友人は、スポイトを使って無理矢理アライちゃん2の口の中へスープを注ぎ込んだ。 207 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23 50 29.58 ID mRLhbQykO … アライちゃん1「いっぱいのんだけど…おみずじゃおなかいっぱいにならないのだ…」ケプ アライちゃん2「」ピクピク アライちゃん3「のみものじゃなくて、たべるものをよこすのだぁ!」 食通の友人「そうだな、そろそろ頃合いか」 『それでは皆様、いよいよステージクッキング午前の部、始まります!』 籠の外から、再び声が聞こえてきた。 208 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23 52 41.90 ID mRLhbQykO 『最初に華々しく先陣を切るのはこのお方!いきなりクライマックスだぁ!みんなお待ちかね、僕らのキチガイ野郎!ショクエモンPだぁ!』 \ワーーーーー!!/ 食通の友人「よしきた。さ、ごはんにするぞ。先にステージで待ってるぜ」スタスタ 食通の友人は、銀の蓋が被さった大きな大きな皿の乗ったカートを押し、籠から離れていく。 209 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 23 58 18.71 ID mRLhbQykO ~ステージ~ 食通の友人「ハローハロー!ショクエモンPでーす!」ガラガラ 食通の友人がステージへ上がると、舞台の下からは大勢の観客の歓声が迎えた。 観客『ショックエモン!ショクエモン!ショクエモン!』 司会「えー、今回はいきなり1人目からの参加となりました。後の人たちのハードルが上がりそうですね!」 食通の友人「それはどうかな?舞台裏で他の参加者と話してたけどさ、みんなヤベー奴ばっかだよ」 司会「それは皆さんとっくにご存知です」 観客『アハハ…』 ステージの上には、ガスコンロ、流し台など、一通りの調理器具が揃っている。 流し台にはディスポーザーが取り付けられており、排水設備もカンペキだ。 210 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 00 06 26.73 ID hnUcJAnPO 司会「さて、本日のメニューは確か…」 食通の友人「おおっと待ちな!ネタバレはもう少し待ってくれ」 司会「おっと、そうでしたね。出来上がってからのお楽しみってことですか?」 観客「なんだー?」 食通の友人「ちょっと違うな…。ネタバレってのは、お客さん達へのでなく…この子達への、さ」チラッ 食通の友人は、舞台の袖(横側の、観客から見えない位置)へ目配せをする。 すると、ステージの横からスタッフが登場し、黒い布で覆われた籠をステージの端へ置いた。 観客「なんだありゃ。籠…?」ザワザワ 観客「おおっ!出たぞ!毎度お馴染みのライブキッチン!」 観客『ショークエモン!ショークエモン!ショークエモン!』 213 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 00 12 46.66 ID hnUcJAnPO 食通の友人「さ、お前ら。待たせたな。ご飯の時間だぜ。カモン!」パチン 食通の友人が指パッチンをすると、スタッフが籠の横の口をさっと開けた。 食通の友人「こっち来な!さっきのスープより、もっと美味しい料理を作ってやるぜ!」 『ほんとなのかー?』 籠の中から声が聞こえる。 『やったのだ!ずっとまってたのだー!やくそくどおりなのだー!』 そして籠の中から、アライちゃん1が顔を出した。 アライちゃん1「なのだー!」ヨチヨチヨチヨチ アライちゃん3「なのだー!」ヨチヨチヨチヨチ 観客『ワアアアアアアアアーーー!FOO↑ーー!』パチパチパチパチ 拍手喝采が、アライちゃん達を出迎える。 214 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/12(土) 00 13 13.50 ID hnUcJAnPO つづく 220 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 00 18 54.46 ID g402uaHQo 乙 アライちゃんが拍手喝采で迎えられて良かったです やっぱりアライちゃんは人気者だったんですね 219 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 00 18 03.09 ID XZsVJ9s0o アライちゃん2はほとんど寝たきりで指一つまともに動かせない全身まひのような状態だと想像しているんだけどあってる? 221 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/12(土) 00 21 22.60 ID hnUcJAnPO 219 作中ではゴキガイジムーブしたり、器からノロノロとソースをすするぐらいはやってます アラジビフェスとショクエモンP―謝肉祭編・その1 パート1へ戻る
https://w.atwiki.jp/pikki/pages/85.html
9月分→WEB拍手コメントログ9月 WEB拍手コメントログ10月 11/4 16 04 ここに書き込むのも、どうかと思いますが…質問板に業者っぽいカキコがありますよ 11/5 23 09 似顔絵屋さんがんばってください! 11/8 1 04 色々な所から飛んできたら、、、似顔絵屋、、、!今度頼ませていただきますね(゚ロ゚)ノ 11 03 迷惑スパムは、スペース借りている所へ通報するのがいいと思うよ (※この件は一応レス済みです Sakura) 11/14 1 44 依頼人が違ったら、依頼するキャラが重なっても大丈夫なんでしょうか? 1 45 ABCのカップリングをAが依頼して、それを知らずにBがBCのカップリングを依頼する、とか・・・・ 1 45 重なってしまうことってあると思うのですが 1 45 どうなんでしょう? 11/17 12 48 過去top画のギャラリーを是非! 作って~ 作って~ 作って~ 11/28 22 28 ハロウィン拍手絵企画はど~こ~に~
https://w.atwiki.jp/bskzodiac/pages/220.html
こっそり拍手変更 上のアドへどうぞ(上記の画像はそれのもの) 元ネタ知っていないと楽しめない内容だ・・・ 送ってくれるのかい? ついでに一言あれば、聞かせてくれないか?(拍手だけでもいいよ)
https://w.atwiki.jp/da-su/pages/281.html
爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル 2021年5月8日(土)21 00~ 永島優美アナ、宮司愛海アナらがNiziUのメドレーを披露!エハラマサヒロ&ミラクルひかるが5年ぶりにコラボ https //www.fujitv-view.jp/article/post-296087/ フジ永島アナウンサーら5人がNiziUメドレーに挑戦 https //www.sanspo.com/geino/news/20210507/geo21050707000001-n1.html 永島優美・宮司愛海らフジ女子アナチーム、NiziUメドレーを披露 https //news.mynavi.jp/article/20210507-1884132/ 永島優美アナ、宮司愛海アナらがNiziUのメドレー披露! 8日放送「ものまね紅白歌合戦」 https //encount.press/archives/167920/ 永島優美アナ、宮司愛海アナらがNiziUメドレーを披露!エハラマサヒロ&ミラクルひかるは5年ぶりコラボ https //thetv.jp/news/detail/1031635/ 今田東野の「ものまね紅白」霜降りがコーナーMC、せいやもモノマネ披露 https //natalie.mu/owarai/news/427264 永島優美アナらNiziUメドレーに挑戦 今夜放送『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』 https //www.crank-in.net/news/89324/1 ものまね紅白歌合戦:主な出演者公開 “ものまねBTS”に、ミラクルひかるは宇多田新曲 菅田将暉も“ご本人”で https //mantan-web.jp/article/20210508dog00m200017000c.html
https://w.atwiki.jp/nikuq-niuniu/pages/1321.html
紅蓮祭とお祭り男 依頼主 :紅蓮祭実行委員長ヘールマガ(リムサ・ロミンサ:上甲板層 X11-Y13) 受注条件:レベル15~ 概要 :「紅蓮祭実行委員長ヘールマガ」は、3つの催しすべてに参加した冒険者に特別報酬をくれるらしい。 紅蓮祭実行委員長ヘールマガ 「おかしいな・・・・・・。 もう、出発しちまったのかな。 思い出しちまうな・・・・・・。 ・・・・・・あの日もこんな風に暑かったっけ・・・・・・。 ・・・・・・ン!? お、おう、あんたか! すまん、ちょっと昔のことを思い出してたんだ。 なんか用か? おお、全部の催しに参加してくれたのか! 実にありがたいな! 約束どおり、委員長のオレから特別報酬を出そうじゃないか。 特別報酬には、まず「花火の詰め合わせ」を大盤ぶるまい! さらには、子どもたちに拍手喝采されること間違いなしの、 「東方由来の秘伝の舞い」を伝授しよう! ・・・・・・と思ったんだが、すまねぇ、手持ちを切らしてら! 悪い、そこの「紅蓮祭実行委員」に余分がないか聞いてくれ。 参加者とわかるように「紅染姫君浴衣」を着ていけよ!」 紅蓮祭実行委員長ヘールマガ 「すまない、思った以上に協力者が多くてな! 花火が不足ぎみなんだ。」 紅染姫君浴衣を着て紅蓮祭実行委員と話す (条件未達成) 紅蓮祭実行委員 「紅蓮祭の参加者は、目印に「紅染姫君浴衣」を着てきてね。 ご協力、お願いね!」 紅蓮祭実行委員 「・・・・・・花火が余ってないかって? ごめんね、今こっちでも切らしてるの。 急いで調達してヘールマガに渡しとくから、ちょっと待ってて。 ついでに・・・・・・ってわけじゃないんだけど、 その間に、ひとつ用事を頼まれてくれないかな。 さっきから、ヘールマガの元気がないのよね。 ため息なんかついちゃって、心ここにあらずって感じ。 お祭りの真っ最中に、委員長があの調子じゃ・・・・・・ねえ? どうも、待ち人が来ないのが原因らしいのよ。 無事に会えれば、いつもの彼に戻ると思うんだけど・・・・・・。 待ち合わせ場所は、レストラン「ビスマルク」らしいの。 ヘールマガを探してる人がいないか、 よかったら、見てきてくれないかな?」 紅蓮祭実行委員 「ヘールマガの元気がないと、 こっちも調子狂っちゃうのよね・・・・・・。」 ヘールマガの待ち人を探す 貿易商ヤミミ 「・・・・・・ヘールマガさんを探しているのかですって? そうなのよ、ここで待ち合わせをしていたんだけど、 あなた、彼のお知り合いなの? よかった、行き違いになったみたいで心配してたの。 実は、彼にどうしても渡したいものがあるのよ。 ・・・・・・でも私、もうすぐ港を発たなくちゃいけなくて。 だからお願い、これを彼に届けてもらえないかな? ある男の子から、ヘールマガさんへの大切な贈り物なの。 ・・・・・・その子はね、ヘールマガさんを慕っていてね。 数年前の「紅蓮祭」のときに、あの人の活躍を見て、 「冒険者」である彼に憧れるようになったみたい。 いつも、港で「冒険者」を乗せた船を眺めていたわ。 ・・・・・・だけど、体が弱い子でね、しばらく前に亡くなったの。 病を患っていたと後から聞いたわ・・・・・・。 実はその子ね、亡くなる直前に、私にある品を注文してたんだ。 「冒険者のおじさん」へのプレゼントだって言ってね。 その品が、この「ねじり鉢巻き」。 異国の勇士が晴れの舞台で身に着ける、特別な品よ。 ・・・・・・あの子の最後の思い、彼に届けてあげて!」 貿易商ヤミミ 「冒険者に憧れてた男の子の、最後の贈り物・・・・・・ ヘールマガさんに届けてあげて! 商船の船長さんが迎えにくる予定で、 私はここを動けないから・・・・・・。」 紅蓮祭実行委員長ヘールマガにねじり鉢巻きを渡す 紅蓮祭実行委員長ヘールマガ 「おう、特別報酬の「花火の詰め合わせ」は用意できてるぜ! それから、とっておきの「舞い」を教える約束をしてたよな! ・・・・・・ん、なんだって? その前に、オレに渡したいものがある・・・・・・?」 (ねじり鉢巻きを渡す) 紅蓮祭実行委員長ヘールマガ 「あの子からの・・・・・・贈り物? ・・・・・・亡くなる前に、用意してくれてたって・・・・・・? このオレに・・・・・・? そうだったのか・・・・・・。 ・・・・・・あの子がわずらってたのは、不治の病でな。 仲間の錬金術師にも、長くないだろうって言われてた。 ある時、親御さんと紅蓮祭を観にきてくれたんだ。 そこで魔物と戦ってるオレの姿を見つけたらしくてな・・・・・・。 以来、「冒険者」って仕事に夢中になっちまったようだ。 遠出から帰るたび、蛮族退治や悪党成敗の話をせがまれたよ。 「早く病気を治して、冒険者になるんだ!」ってはりきってな。 だからオレも、約束してやったんだ。 元気になったら、おじさんの得意な踊りを教えてやろうってな。 その後、一時は快方に向かいかけたんだ・・・・・・。 ・・・・・・あの子のために何ができるか、ずっと考えたよ。 そして、オレは紅蓮祭を続けるべきだって思ったんだ。 あの子に生きる目標をあたえてくれた、この祭りをな。 なあ、この祭りに集まってくれた子どもたちは、 オレたちの未来・・・・・・命をかけて守るべき、宝物だ。 ・・・・・・あの子は、冒険者になるって夢を果たせなかった。 だけど、今回集まってくれた子どもたちの中から、 その夢をかなえる者が、きっと現れる。 あの子も、それを願ってると思うんだ・・・・・・。 あんたが届けてくれた贈り物を受け取って、そう確信したよ。 オレはこれからもずっと、紅蓮祭を続けようと思う。 ・・・・・・さて、と! 思い出話はこのくらいにしておこう。 約束どおり、とっておきの「魔法舞踊」を伝授するぞ! 東方で、暑苦しいボムを祓うと伝えられる神秘の舞い・・・・・・ その名も「ボム踊り」だ! ・・・・・・違う、踏み込みが甘い! ・・・・・・そうだ、もっと腰を落とすんだッ! ・・・・・・照れを捨てろ、力のかぎり手拍子を打ち鳴らせッ!」 紅蓮祭実行委員長ヘールマガ 「あんたにゃ、すっかり世話んなっちまったな・・・・・・。 だが、まだ紅蓮祭は終わっちゃいないぞ。 どんどん催しに参加して、どんどん盛り上げてくれ!」 ねじり鉢巻き:東方の勇士が祝祭で着用するバンダナ状防具
https://w.atwiki.jp/minnasaba/pages/770.html
わからないことばかりだけど、一つだけ言えることがある。家を壊されてもいいなんて言えない。それはもう絶対に。 「なに言ってるの! 家を壊すなんて駄目よ!」 「えっ」 「とぼけてもダメ!」 「いいじゃないか。どうせただの建物だろう」 「ただの建物なんかじゃありません! 大切なものが一杯詰まってるんだから!」 「ちっ」 「ダメよ! ダメ、ゼッタイ!」 わたしがはっきりキッパリ禁止すると、アーチャーはタコみたいな顔で腕輪をクルクルさせる。うーん、なんて美少女。こういう表情まで絵になるのは反則だと思う。 「じゃあ、仕方がない。ここから出て、敵を突破しよう」 「突破……って! 相手は爆弾を持ってるのよ!?」 「炸裂攻撃持ってる相手にこんな場所で篭れっていうのか? 耐えられるとは思えないな」 確かにそうだ。わたしの家は普通の家庭、防犯設備は微々たるものだし、ロボットを駆使するテロリストを撃退なんてできないだろう。ああ、警備会社と契約しておくべきだったのかしら。 「そういうことだ。家を壊すなって言うなら、外で戦うしかない」 「そうかもしれない……けど」 アーチャーに、わたしより一回りも二回りも小さいような子供に、爆弾を使う大人の相手なんてさせられるだろうか。 ……できない。わたしが大人だとは思わないけど、この子よりは大人に近いと思う。なら、危険なところへ歩み出るのはわたしの役割だ。このままへたりこんでる場合じゃない。 「……わかったわ。合図したら窓から飛び出すから、ついてきて」 「合図? そんなもの要らない」 「へ?」 わたしの返事を待つこともなく、アーチャーが窓の外へ飛び出す。バレリーナが跳ねる軽さで、服の裾がきれいな線を描く。 月光と部屋の明かりに照らされた影は映画のワンシーンのよう。拍手喝采をプレゼントしたくなる見事さで、アーチャーは小高い壁の向こうに消える。 って、待った。まずい、すぐに立ち上がって止めないと――! 「ま、待って!」 慌ててたものだから窓の縁にスカートが引っかかる。わたしはずてんと窓の外に落っこちた。濁音がたくさん付きそうな音でロングスカートがミニスカートにアレンジされる。……いろいろ痛いけれど、今はそれどころじゃない。 「アーチャー! 戻って来なさ―――い?」 顔を上げたわたしを待っていたのは、予想外の光景だった。 まずは歯車の音の主、いや主たち。てっきりネコ型ばかりで、家の前に魚市が展開されてるのかと思ったけれど、家の外に居たのは人間の形のものばかりだった。 ネコと変わらないのは精巧さ。一目だけだと、本物の人間と区別がつかない。ただ、どうしてだろう。みんながみんなお手伝いさんの格好をしている。テロリストのユニフォームなのかもしれない。 歯車の音が何十奏にもなってるように、数は多い。きっと三十から五十ぐらいは居る。全部同じ格好だから、街角で見かけたらデモ行進か何かだと思ってただろう。 でも、今は絶対にそう思えない。どうしてかというと、なぎ倒された端から機械の部品が転がってくるからだ。 そして、信じられないことに、そんな破壊行為をやっているのはアーチャーだった。 「うそ……」 独楽のように回り、小鹿のように跳ねる。腕の一振り、腕輪のきらめく度に工具箱を落としたような音がして、パーツが鈍い光を反射する。それは夜月に浮かぶ波しぶきに似ていた。 「よし、開いたぞ! ついてこい!」 アーチャーが鈴の声で笑い舞う。機械人形の壁に挟まれた、破片と残骸の道。わたしは小さな背中を見失わないように必死で走る。 息が切れる。はたと冷静になると、わたしの前には人形の姿はなかった。 「木偶ばかりだ、つまらないな」 わたしの後ろから、からんころんと部品が転がる。もう立って動くロボットは十も居ない。 「すごい……すごいわ、アーチャー」 「そりゃどうも」 「もしかしてあなた、スパイか何かなの? アーチャーってコードネーム?」 「……もういい、黙ってろ」 振り返ってもくれない。やっぱり工作員は自分の身元を明かすことはできないみたい。こんなテロリストと戦ってれば、当然なのかもしれないけれど。 ロボットたちはもう向ってこない。ふわふわフリルのついた服の人形が一体だけ前に出てくる。なんだかやけにスカートが短い。お腹が冷えないか心配になる。 『素晴らしいですな、アーチャー。やはり三騎士は違う』 「わかったなら首を洗って待っていろ、キャスター。すぐに引っこ抜いて振り回してやる」 『いやいや。自慢ではないが、私は面と向った戦いは苦手。そうならないように準備しているのですよ』 「へえ、どんな準備?」 『こんな準備ですな』 左右の道から連隊を組んだ足音がした。体育祭の入場が始まり、二手に分かれたロボットたちが整列する。 何だろう。きっとどこかの運命を賭けたテロリストとスパイの決戦なんだろうけど、なんだか緊張感がない。改めて見ると、家政婦軍団と仮装した女の子にしか見えない。 『まだまだこんなものではないですぞ、アーチャー。キャスターが最弱のクラスだということは認めます。が、ハンディキャップは知識と手先の器用さと暇な時間で埋められるのですよ』 「ふん。数だけぞろぞろ居ても、どうってことはないな」 『その言葉、ぜひとも行動で証明していただきたいものですな』 「ぬかせ!」 アーチャーがロボットたちの中に突っ込んでいく。後を追おうというわたしの気持ちはアーチャーの暴れっぷりでしぼんだ。まるで猪だ。進む先から相手を跳ね飛ばしている。 ぼうっと見ていたわたしの腕が、後ろから掴まれる。左右に一人ずつ、背後にロボットたちが無表情で立っていた。 「え、え?」 あれよあれよとわたしは彼女たちに持ち上げられて、すたこらさっさと運ばれる。ふりほどこうにも腕はがっちりと固定されていた。 「きゃあっ! わ、わ、放して!」 『やりましたな、マスター。頭脳の勝利です』 『……あんなの頭脳プレーって言うのか? 相手がバカだっただけだろ。どんだけ視野狭いんだよ』 『どちらにしろ目的は達成できました。しかも殺さずどころか無傷で捕獲です!』 『まあ、結果だけ見ればそうだけどさ……』 左右のロボットたちがアニメの悪役みたいに喋っている。やっぱりドッキリテレビなのかしら。でも、とりあえず放してもらわないと。 わたしは―― 1:アーチャーに助けを求める 2:そこのお兄さんに助けを求める 3:ロボットの操縦者と話をする
https://w.atwiki.jp/ponkichi/pages/28.html
サンドリア宮廷魔導師 1.サンドリアからの留学生 (1) ~ サンドリア宮廷魔導師 ~ 時は、適当に昔の話。場所はウィンダスの水の区『耳の院』 「皆さん、お早うございます」 『おはようございまっす!!』 「はい、それでは12ページを開いてください……」 屋上に設えた教室でにぎやかな子供達の授業が始まった。 だが、今年のクラスは何かが違う。一番後ろに座っている異様な存在。 顔を見上げようとすれば首が痛くなってしまうほどの長身。 丁度良い椅子があるはずもなく直にあぐらをかいて座り、 特別に用意されたテーブルに向かっていのは、 サンドリアから来たエルヴァーン男、カルス=ディヌスであった。 教壇に立つのは、エルヴァーンの子供よりも小さな女教師マタタ。 「それではみなさん、今日もおーきな声で読んでみましょう。」 『はぁーい』 (2) 「パクナナ・クタナナ・ケナナ」 『ぱくなな!くたなな!けなな!』 ぱ、パククナ、クタタナ、ケナナ…… 「デー・ホー・ヨー」 『でー!ほー!よー!』 デー、ホー、ヨー、ここまでは簡単。でも、次だよ次。 「ヴィヴィヴァヴィヴァススヴェヴェヴォンディ」 『う゛ぃう゛ぃう゛ぁう゛ぃう゛ぁすすう゛ぇう゛ぇう゛ぉんでぃ!』 そんなの言えるわけねぇだろッ!なんだよ、この教科書…… ……でも、出来ないのは俺だけなんだよな。どんな頭してんだタルタル族ってのは。 「カルスさん、口が動いてませんね。あなただけもう一度。あ、立たずにそのままで。」 プー、クスクス……笑いを堪えるクラスメート達。 「え、え~」 「さ、大きな声で」 「び……びびぶ」 その第一声で教室中は大爆笑。がっくりうなだれる俺を見て、マタタ教師は一言。 「……カルスさん。放課後、職員室へ」 (3) ため息を着きながら、マタタ教師は口を開く。 「やはりエルヴァーンには無理か、ですって? カルスさん。あなた自身がそのように考えるならば、もう終わりにしましょう。 安楽な生活を望むなら、楽な道は幾らでもある。嫌なら止めても良いのですよ? タルタル族とエルヴァーンとの違い、そのようなことを問うつもりはありません。 多少の能力の違いは、努力次第で何とかなるのです。私が求めているのはその努力。 ただ、年齢が行き過ぎているという点。これは多少の違いではすみません。 幼少の物覚えの良い時期に始めたからこそ、私は魔導師で居られると思うのですから。 無理、と言うわけではありませんが、並大抵の勉強量では済まないかもしれません。 となると…… 焦っても仕方がありませんね。心配しなくても、あなたを見捨てたりしません。 校長に頼んで特例として留年を考慮しましょう。長い付き合いになりそうですね。 ここに根を下ろすつもりで頑張りましょう。」 「はい……」 けっして冷たい教師ではない。諦めず頑張れ、そう言ってくれているのだ。 「今日もお仕事?もし時間が空けれるなら補習の相談に応じますよ?」 ひざまずいて聞いていた私は、床に頭を擦りつけるような礼をして職員室を出た。 卑屈になってるのではない。 最初に受けた注意は、「人と話す時は、まず座ってから」 実際、その姿勢でもこちらの方が目線は高いのだが。 (4) 幸いなことに、天職とも言うべき仕事が見つかった。 貸チョコボ厩舎でのアルバイト。こっちの方ならガキの頃から仕込まれている。 チョコボの世話など目をつぶっていても大丈夫…… 「コラァッ!」 「え?」 「どこに目ェつけてんだ! 柵が開きっぱなしだから、こいつめ噴水まで来て水飲んでやがったぞ! ガマガエルでも飲み込んだらどうするつもりだよ!」 気の荒いミスラの雇い主に怒鳴り散らされてしまった。 いかんいかん、仕事までトチったらもう目も当てられん。 「ほらほら、まだよごれてるぞっ!どこにめぇつけてんだ!」 「うわわ、すみませんって……なんだ、みんなか。」 気が付くとクラスメート達が集まってきている。口真似で俺をからかっていたのだ。 「しごとなんてしてないでさぁ……もっとべんきょうしなくちゃだめなんだろ?」 「しょうがないだろ、働かないと喰っていけない。みんな、これから遊びに行くのか?」 女の子、クミミが笑顔で答える。 「えへへー、きょうはみんなで、おやまにぴくにっく~」 「ピクニック?子供達だけじゃ危ないって先生が……おい!やめろって!」 「んしょ、んしょ、カルスやまのてっぺんまで、あとすこし」 「やめろって、うはっ!くすぐったいっ!」 クミミは左足から俺によじ登り、遂に山頂、俺の頭まで登り切った! (5) 「やっほー!」(キ~~~~ン) 耳のすぐ横で大声だすなぁっ! 「さ、おべんきょうかいしっ!もっと、どりょくしなくちゃだめなんでしょ?」 あ……立ち聞きしてたな?職員室でのお説教。 「いくよっ!ぱくなな・くたなな・けなな」 「え、え~と、パククナ・クタナナ・ケナナ」 「ちっがーう!ぱくなな!!」 「ぱ、パクナナ」 「でー・ほー・よー」 「デー・ホー・ヨー」 「う゛ぃう゛ぃう゛ぁう゛ぃう゛ぁすすう゛ぇう゛ぇう゛ぉんでぃ!」 「び、ビビバ」 「はつおんがちがうっ!う゛ぃ!あたしのおくちをよくみて!」 耳を掴んでぶら下がり、俺の顔面に回り込んだ。ま、前が見えん。 「い、痛ててっ!危ない、落ちるって」 「う゛ぃっ!」 「ぶ、ぶ、う゛……う゛ぃ?」 「はい!よくできましたっ!」 にっこり笑って、俺の頭を撫でてくれた……って耳が痛いんだよ! (6) 「おお、いえてるじゃんか!えらいっ!」(ぱちぱちぱち) 集まったクラスメートは拍手喝采。 「ほらほら、てをやすめるな、くいっぱぐれるぞ!もっとはたらけー!」 「前が見えないんだって!落ちるぞこら!」 「つぎだよ、すこしずつおぼえるんだよっ!う゛ぃう゛ぃう゛ぁ!」 尚も授業を続けようとしていたその時、 「こらぁっガキども!仕事の邪魔してんじゃねぇっ!」 雇い主がまた怒鳴り込んできた。 「うひゃ~、にげろ~」 落ちる心配など無駄だったらしい。 クミミはひらりと飛び降りて、男の子達と一緒に逃げていく。 また、お説教かな。今度は気の荒いミスラが相手か、やれやれ…… -=-=--=-=--=-=--=-=--=-=--=-=--=-=--=-=--=-=--=-=--=-=--=-=--=-=--=-=--=-=- 「び、びびばんば……」 「ヴィヴィヴァヴィヴァスス…ヴェヴェヴォンヴィ」 「そんなのおぼえらんないよぉパパ」 あの日々のことを思い出しながら、 長いローブを着た俺は早朝の誰も居ないドラギーユ城を娘に見せてやっていた。 いつものように肩車をしながら。 みんなどうしてるだろう。もうずいぶん昔のことになってしまったな。 「痛てて……耳を引っ張るなって」