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[メイン] GM 時間となりました。点呼お願いします [メイン] ジグソウの子 グラナーダ はい [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ ノ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ ほい [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ ノ [メイン] 佳人薄命 ショコラ はい [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド はいはい [メイン] GM では再開しまーす [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ よろしくお願いいたしますー! [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ よろしくお願いします [メイン] ジグソウの子 グラナーダ よろしくお願いします [メイン] 佳人薄命 ショコラ よろしくお願いします [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ よろしくお願いします [メイン] GM では宮廷たちはチャンピオンからの情報で何故か局地的な迷宮津波の影響で酒場や役所、転職所のある土地が攻略した迷宮の近くに移動した場所へたどり着きます。しかし入口は塞がれてる! [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 「話には聞いていたが…まさかこのような形になるとはな」 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 「迷宮は気まぐれですから…しかし、どうしましょうか。これでは入ることが出来ません。」 [メイン] GM では携帯持ってるレダさんへメノウから電話が来ます [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 捨てた携帯が…ひとりでに手元に… [メイン] 天上天下唯我独尊 メノウ 多分その辺に落ちてたでしょう [メイン] 天上天下唯我独尊 メノウ 落ちてた携帯から何故かメノウの声がします [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 怖すぎるッピ! [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 「おや…?この声…メノウさんですか。」 [メイン] 天上天下唯我独尊 メノウ 「レダ殿か!入口が塞がれてしまったのじゃ!申し訳ないが、どんな方法でも構わんから開けてくれんかの!」 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 「流石に手元の火器じゃ火力が足りないな…」壁に向かって撃ち続ける [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 「そんな簡単に穴を開けられたら防御面が心配になるわよ」 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 「こちらもちょうど王国前でどうするか悩んでたところでして。…はぁ、やはり中からもどうにもできないですね。」 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 「誰か爆破物か何か持っていないのか?」 [メイン] 天上天下唯我独尊 メノウ 「頼む!後で開けたところを入口として建てる故、とりあえず開けて欲しいのじゃ!」 [メイン] GM 爆弾か、レアアイテムクラスなら壊せるとしましょう [メイン] GM 判定無しで壊していいよ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 武器庫なんだよな…爆弾… [メイン] ジグソウの子 グラナーダ メノウ、お前に1MGを預ける。工事しろ [メイン] GM 爆弾使う? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ レアアイテムクラスなら、輝く者でいけない? [メイン] GM 爆弾使うなら消耗品として武器庫から消えるけど [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ F-2の武器庫から誰かパシらせて運んでもらうか! [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 「確か武器庫に爆薬がいくらかあったはず…これでむりやりドカンと行きましょう」 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 「なら壁から離れておくか、瓦礫に巻き込まれんようにな」 [メイン] GM では爆弾は届いたようです [メイン] GM では何で壊しますか? [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ レア武器ならなんでもいいなら、鋏や傘で小突いて開ける? [メイン] GM 太刀鋏や迷い傘でも大丈夫 [メイン] 佳人薄命 ショコラ わざわざ消費アイテム使う理由が無いならそれでいいんじゃないかな [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド やらんの? やらんならクラウドが聖杯でぶん殴る [メイン] ジグソウの子 グラナーダ キノコで殴った方がマシ [メイン] GM レアアイテムは消費物でも消費しないとしましょう。ではレアアイテムで道を開けたランドメイカー達は何とか王国に入れました [メイン] 天上天下唯我独尊 メノウ 「おお、やっと帰ってきたか……首尾はどうじゃった?」 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ きのこで壁に穴が開くとかどうなってるんだよ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 「本当に財宝があったぞ」 [メイン] 天上天下唯我独尊 メノウ 「なに?どんな財宝なんじゃ?」 [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 「金もあったしアイテムもあったな。がっぽりだぜ」 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 「取りあえず配下に運ばせよう、かなりの量があるんでな」 [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 「あたしたちの凱旋よー」 [メイン] GM はい、ということで宮廷たちは無事帰還しました。しかしこの国に影が忍び寄っているのはまだこの時は知らなかったのである。 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 「…(しかしこの位置、何か違和感があるな…)」 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 国に違和感 [メイン] GM では王国変動に移行します。全員配下を0にしてね [メイン] system [ “機会攻撃を誘発する“マゴイチ ] 配下 8 → 0 [メイン] system [ 佳人薄命 ショコラ ] 配下 4 → 0 [メイン] system [ GM ] 王国に残った民 94 → 102 [メイン] system [ GM ] 王国に残った民 102 → 106 [メイン] system [ ’目に入れても痛くない’クラウド ] 配下 10 → 0 [メイン] system [ ’目に入れても痛くない’クラウド ] 特殊配下 1 → 0 [メイン] system [ GM ] 王国に残った民 106 → 116 [メイン] system [ 石橋を叩いて渡る”エルゼ ] 配下 2 → 0 [メイン] system [ GM ] 王国のモンスター 30 → 31 [メイン] system [ GM ] 王国に残った民 116 → 118 [メイン] system [ “蛇の道は蛇の”レダ ] 配下 2 → 0 [メイン] system [ “蛇の道は蛇の”レダ ] 特殊配下枠 1 → 0 [メイン] system [ GM ] 王国のモンスター 31 → 32 [メイン] system [ GM ] 王国に残った民 118 → 120 [メイン] system [ GM ] 王国のモンスター 32 → 33 [雑談] system [ ジグソウの子 グラナーダ ] 配下 5 → 0 [メイン] system [ GM ] 王国に残った民 120 → 125 [メイン] GM では減少した配下回復ですけど、担架使います? [メイン] 佳人薄命 ショコラ 使わない理由も無いでしょう [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 当たり前だよなぁ? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ ピーポーピーポー [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 雑に消費された人たちは帰ってこれるのか [メイン] GM では担架ボーナス含めて誰か1人2d6+3で振ってね [メイン] 佳人薄命 ショコラ 病院担当だから振るか。治療します [メイン] 佳人薄命 ショコラ 2d6+3 (2D6+3) > 5[1,4]+3 > 8 [メイン] GM では4名助かりませんでした [メイン] system [ GM ] 減少した民 12 → 4 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 遂に犠牲者が出たか [メイン] system [ GM ] 王国に残った民 125 → 133 [メイン] 佳人薄命 ショコラ 万全を尽くしました(適当) [メイン] GM 前回も犠牲者1人出てる [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ あれそうだっけ(痴呆) [メイン] GM では王国変動表全員振ってね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ もう1人も4人も変わらないよ(命が軽い) [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド KCT 王国変動表(5) > 民の労働の結果が明らかに。[生活レベル/9]の判定に成功すると《予算》が自国の領土のマップ数と同じだけ増える。失敗したら《予算》が同じだけ減る。 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ KCT 王国変動表(10) > 王国同士の交流が行われた。[文化レベル/9]の判定に成功すると、生まれ表でランダムにジョブを決めた逸材が1人増え、好きな国1つとの関係を1段階良好にする。失敗すると、自国の逸材1人を選んで失い、ランダムに決めた国1つとの関係が1段階悪化する。 [メイン] 佳人薄命 ショコラ KCT 王国変動表(11) > ただ無為に時が過ぎていたわけではない。冒険フェイズで過ごした1ターンにつき予算が1MG増える。 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ KCT 王国変動表(7) > 王国の子どもたちが宮廷をあなた方を見て成長する。《民》が([王国に残した《民》の数÷10+治安レベル]D6)人増える。 [メイン] ジグソウの子 グラナーダ KCT 王国変動表(9) > 街の機能に異変が!? [治安レベル/9]の判定に成功すると、自国の好きな施設1軒を選び、その施設のレベルを1点上昇する。失敗したら、自国のタイプ:部屋の施設をランダムに1軒選び、破壊する。 [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ kct 王国変動表(7) > 王国の子どもたちが宮廷をあなた方を見て成長する。《民》が([王国に残した《民》の数÷10+治安レベル]D6)人増える。 [メイン] 佳人薄命 ショコラ とりあえず判定無いやつから処理しますか [メイン] GM では順番に処理するね [メイン] GM 判定無しから処理するわ [メイン] 佳人薄命 ショコラ ありがとう [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 砦でどれかふりなおします? 特にヤバいのはなさそうですが [メイン] GM ショコラさんの変動表で2MG獲得 [メイン] system [ GM ] 予算 15 → 17 [メイン] 佳人薄命 ショコラ 強いて言うなら成功率いちばん低いのどれかな [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 2か 維持費も2ターン相当にしてもらってるから仕方ないね [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 文化以外はレベル3だね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ でも文化は貴族の逸材効果で1上げれるので… [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド マゴイチのが危ない [メイン] GM ではエルゼさんとレダさんは17d6どうぞ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 一緒ですね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 多いなぁ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 出目的にも危ない [メイン] 佳人薄命 ショコラ そんなに!? [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 産めよ増やせよ地に満ちよ [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 14+3d6じゃね? [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ あっいや17d6だ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド めっちゃ多いな [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ ちゃんと[~~]d6って表記になってる [メイン] GM では17d6振ってね [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 17d6 (17D6) > 55[1,1,1,1,2,3,3,3,3,4,4,4,4,5,5,5,6] > 55 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 17d6 (17D6) > 55[1,1,2,2,3,3,3,3,3,3,3,4,4,5,5,5,5] > 55 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 君ら仲良いね [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 仲良し(怒り3) [メイン] GM あれ?国家レベル2アップしたなこれ? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ そんなに上がった!? [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 無茶苦茶だなぁ… [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 最高や!次のセッションはもう民の数に頭悩ませなくてええんや! [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 君らハッスルしすぎや! [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ いやヒゲ、代わりに悩む点が増えてる [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 収容人数 [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド それよりも17dも振って6が一個も出ない方に注目してしまった [メイン] GM これ土地と収容人数考えんとキツイぞ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ これ予算相当割くぞ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 今回の迷宮買い取りしたかったが…降り直しで出せんかね [メイン] GM 今回の迷宮は全部踏破したから5MGで買えるよ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ お、マジかあ [メイン] 佳人薄命 ショコラ とりあえず考えるのは後で [メイン] GM ではクラウドさん、生活レベル3で難易度9でどうぞ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 行けるよね?民の声はいらんか [メイン] GM 成功で2MG獲得、失敗で2MG喪失 [メイン] 佳人薄命 ショコラ 失敗するくらいなら1点使った方がダメージは少ないけど、自己判断かな [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 6は出たりでなかったりする [メイン] GM 今民の声は9点あります [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 2MK+3 =9 (2R6+3 =9) > 5[1,4]+3 > 8 > 失敗 [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド うそん [メイン] ジグソウの子 グラナーダ やっぱりな [メイン] 佳人薄命 ショコラ うん [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 緊急措置いく? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ いつもの出目はどうした [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 行けると思ってしまった…すまぬ [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 国力判定って行為判定だっけ? [メイン] GM そうだよ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 行為判定欄に国力を使った判定って欄があるので多分… [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド まぁでも致命的じゃないから通しでいいかね [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 通しなわけないダルルォ!? [メイン] 佳人薄命 ショコラ 金が今一番大事だと思うんですけど [メイン] ジグソウの子 グラナーダ ここ通したら民の声3,4点分のロスやぞ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド マジかよ 振り直すか…? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 降り直そう、君なら出せる [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 振りなおしても6が出ずとか、最悪ファンブルが出るとか、そういうの考慮するなら通しですけども まあ…ねぇ [メイン] GM あ、そうそう、変調は全部治っていいよ [メイン] GM だから呪いの影響は消えてる [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 呪いで突然爆発する宮廷はいなかった [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド レダちゃんに任せる! [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ おおう、任された… 後の人は振り直し使えんくなるから、気合で何とかして! [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 緊急措置をクラウドさんの判定に使用します [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド うおおおおおおおおおおおおおおおお [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ がんばれー! [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 2MK+3 =9 (2R6+3 =9) > 6[1,5]+3 > 9 > 成功 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ えらい [メイン] system [ GM ] 民の声 9 → 8 [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド ギリ! [メイン] 佳人薄命 ショコラ ふう [メイン] system [ GM ] 予算 17 → 19 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ このタイミングで楽器鳴らしたらどうなるんだろ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ あー…どうなるの…? [メイン] ジグソウの子 グラナーダ こうして浮いた民の声3点を後の判定に使えばよい [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 意味あったっけ? [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 後の人、不安だったら砦の効果で変動表振り直しでもいいかもしれないけど [メイン] GM 楽器は使えんと思う。気力と書いてあるし [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 気力の獲得が民の声の獲得になるのか、表記通りに気力が入るのか [メイン] ジグソウの子 グラナーダ そもそもこの判定ってクラウドが振ったことになってるのか? [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 確かに誰が振ってもいいから… [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 俺のは降り直したい、我々文化が2なんだ [メイン] ジグソウの子 グラナーダ それはメノウがどうにかする [メイン] GM 国力の行為判定は誰が振っても構わないというルールだからね…… [メイン] GM p.59 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ メノウちゃん(貴族)の逸材効果でレベルが1足せる [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ あーなるほど、でもこのダイス運大丈夫? [メイン] GM マゴイチさん、文化2で難易度9でどうぞ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 今のタイミングで逸材効果全部バーッと使っちゃいます? [メイン] 佳人薄命 ショコラ 使っちゃってもいいかなと [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 使っちゃお [メイン] GM メノウ使ってもいいけど、そしたら他に使える逸材は残り1人となるよ [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ ヒゲのは成功したらでかいけど、マゴイチのは成功してもランダムな逸材だし振り直しもありじゃないかなぁと [メイン] ジグソウの子 グラナーダ あと現在存在する他の国はすでに関係が険悪な公立アグリー星だけなので別に失敗しても何もデメリット無い [メイン] GM 逸材の使える人数は文化レベルの値に等しいから [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 文化レベルが上がるのならトントンでは? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ あーそうだったか、文化も上げないとなあ [メイン] GM まぁ、メノウ使うかどうか決めて判定してね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 貴族の効果は一時的とはいえ文化レベルの上昇なので、その分逸材使用回数も上がるのでは [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 判定に使用する文化レベルが1上昇したものと見做すって書かれてないのが嬉しいよね [メイン] GM 確かに書いてないから、メノウの本来の効果発動したら文化3になるね [メイン] GM セッション終わるまで効果が続くから [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ つまりメノウを使った時点で使用回数はプラマイ0の2回に…ってことでダメですか? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ んじゃあ逸材三銃士使えるのか [メイン] GM 使えるね [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ じゃあフルで使っちゃう?というか俺のやつ降り直しする? [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 新しい逸材が欲しくなかったら振りなおしてもいいぞ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 欲しいわ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ メノウ使って振って良い? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 民の声入れよう [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ いれるべ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 何点? [メイン] system [ GM ] 民の声 8 → 7 [メイン] GM ではメノウ使うってことだね? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 使います [メイン] GM では文化3で判定どうぞ [メイン] GM 難易度9ね [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 3mk+3 =9 (3R6+3 =9) > 11[4,5,6]+3 > 14 > 成功 & 《気力》1点獲得 [メイン] 佳人薄命 ショコラ いいですね [メイン] GM えーっとまずは民の声回復 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 456賽 [メイン] system [ GM ] 民の声 7 → 8 [メイン] GM では公立アグリー星しかないけど関係良くする? [メイン] GM 険悪から中立になるけど [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ する? [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 貿易するにも防衛条約結ぶにも奇襲かけるにも関係は悪いよりは良い方が良い [メイン] GM ちなみに中立以上からいらないレアアイテム押し付けれるよ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 奇襲するの選択肢入ってるのこええよ [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 不可侵条約は破って攻め入るまで有効みたいな考え方してる [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ まあ近くに来たから友好的になったってことで、良くしてもいいと思う [メイン] GM では公立アグリー星とは中立になりました [メイン] GM 公立アグリー星から逸材が来たようです [メイン] GM 名前は後で決めるとしてジョブをランダムで決めようか [メイン] 佳人薄命 ショコラ マゴイチさんが振っていいんじゃない [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ コマンド見つからねえ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 使える奴来たら即使うまである [メイン] GM コマンドはBDTな [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ BDT 生まれ決定表(1) > 才覚系生まれ表で決定 [メイン] GM 才覚ならTBO [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ これ宦官フラグ? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ TBO 才覚系生まれ表(6) > 地図師 [メイン] 佳人薄命 ショコラ ふむ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ ショコラ、後輩やぞ [メイン] 佳人薄命 ショコラ よし!こき使ってやるぜ! [メイン] GM では1d6どうぞ、偶数で男な [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 1d6 (1D6) > 3 [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 宦官じゃないから生えてる男が逸材になる可能性 [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ そんなの無かった [メイン] GM では女性の地図師がやって来ました。名前は次回決めようね [メイン] GM ではグラナーダさん、治安3で難易度9でどうぞ [メイン] ジグソウの子 グラナーダ じゃあ私民の声3点使うから [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ ラスト、ここ失敗が一番アウト [メイン] GM 3点使う? [メイン] 佳人薄命 ショコラ その方がいいと思う [メイン] system [ GM ] 民の声 8 → 5 [メイン] GM ではどうぞ [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 5mk+3 =9 (5R6+3 =9) > 12[1,1,4,6,6]+3 > 15 > 絶対成功 & 《気力》2点獲得 [メイン] 佳人薄命 ショコラ いいぞ! [メイン] ジグソウの子 グラナーダ はい回収 [メイン] system [ GM ] 民の声 5 → 7 [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド ええやん [メイン] GM では隣にあるマップでどの施設をレベルアップする? [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 予算1MGで施設Lv上げや [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 転職所アップしてくれると新しく建てる必要が無くなる [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 転職所はレベル上げると6MGやが5MGで新しく建てることもできる。一方でレベルを上げなければいけない施設もある。いったん検討していこう [メイン] GM ではこのレベル上げのボーナスは次回にまわす? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 多分かなり迷うからその方がええかもね [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 時間ないから後回しや [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド まぁ役所か転職所の二択な気はするが [メイン] GM では次回は収支報告からスタートします。一時中断とします。次回は8日21 00からです。よろしくお願いします。 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ お疲れさまでしたー [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド お疲れ様でしたー [メイン] ジグソウの子 グラナーダ お疲れ様でした [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ お疲れ様でしたー [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ お疲れ様でしたー! [メイン] 佳人薄命 ショコラ お疲れ様でした! [メイン] GM 時間となりました [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ ノ [メイン] 佳人薄命 ショコラ はい [メイン] GM 点呼どうぞ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ ほい [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド はい [メイン] ジグソウの子 グラナーダ はい [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ ノ [メイン] GM では再開します [メイン] 佳人薄命 ショコラ よろしくお願いします [メイン] ジグソウの子 グラナーダ よろしくお願いします [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ よろしくお願いします [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ よろしくですよ [メイン] GM 前回はなんかベビーブームが起きましたね。円卓会議からスタートとします [メイン] GM その前に [メイン] GM 誰でもいいので2d6振ってください。これは厨房ボーナス分です [メイン] 佳人薄命 ショコラ じゃあ振ります [メイン] 佳人薄命 ショコラ 2d6 (2D6) > 12[6,6] > 12 [メイン] 佳人薄命 ショコラ うん [メイン] ジグソウの子 グラナーダ つよい [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 今日の出目は最高だな! [メイン] GM では総人口296人となります [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ マジでベビーブームだなおい [メイン] 佳人薄命 ショコラ もう5人沸いてくればなぁ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 施設のレベルアップで足せるっちゃ足せますね [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 全員生還してれば300いってたわね [メイン] 佳人薄命 ショコラ しょうがないね [メイン] GM では円卓会議となります、ちなみに地図師の名前はどうする? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 表振って良い? [メイン] 佳人薄命 ショコラ いいと思う [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ じゃあワイが振ります [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ かっこいいの出すぞー! [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ あれ、女の子じゃなかったっけ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 女の子やぞ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 女の子でもかっこいい女の子おるやん? [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ かっこいい系女子を所望でしたか [メイン] 地図師 立ち絵これにした [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ まともな名前はつくのか [メイン] 佳人薄命 ショコラ かわいい [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ ファンタジー表と地名表使おうかなって [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ アカン、普通に名字と名前で作ろうとしてたわ ファンタジー表だけにします [メイン] 地図師 どうぞ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ NAMEFA ファンタジック名前表(12) > ジャック/モモ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ ジャックかモモか… [メイン] 地図師 では2d6しようか [メイン] 地図師 女の子だからモモだね [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 2d6 (2D6) > 10[4,6] > 10 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ モモちゃんかー、かわいい名前になったねえ [メイン] 地図師 噂をすれば モモになりました [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 話題に出したら地図渡してくれそう [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド うーん、あり [メイン] GM では円卓会議しようか [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ はーい! [メイン] 佳人薄命 ショコラ じっくりやってきましょうか [メイン] 天上天下唯我独尊 メノウ 「とりあえず円卓会議会議じゃ、収支報告から、ショコラ殿、議長を頼むの。」 [メイン] 佳人薄命 ショコラ 「へいへい。今回はいい報告になりそうですぜ!」 [メイン] 噂をすれば モモ 「今日から逸材として参加します 噂をすればモモです………。よろしくお願いします………。」 [メイン] ジグソウの子 グラナーダ あれ、Lvいつ上げるの [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 昨日の施設? [メイン] GM 施設レベルボーナスは予算会議のときで頼む [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 分かりました [メイン] GM では収支報告続きどうぞ [メイン] 災い転じて福となす ゴッホ 「今回は民たちの努力で予算が『7MG』となります」 [メイン] system [ GM ] 予算 19 → 26 [メイン] 佳人薄命 ショコラ シナリオの目的は達成できたという事ですね [メイン] GM そうですね [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 大成功だよこんなの [メイン] GM こんなに大盤振る舞いしたの初めてだよ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 民の声そこそこで帰れたおかげで収入がおいしい [メイン] 佳人薄命 ショコラ では収入の次に、取得アイテムを確認していきます [メイン] 佳人薄命 ショコラ 今回はいっぱいレアアイテムを漁りましたね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ ショコラのお宝スキルとお宝表の出目 どっちもすごかったのう… [メイン] GM レアアイテム大量に手に入れて良かったね [メイン] 佳人薄命 ショコラ アイテム枠がヤバいと思うんで不要だと思ったものは各自処分を検討してください [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ その分捨てたアイテムというか、入れ替わったアイテムもいっぱいあったね もう初期アイテムからぐっちゃぐちゃよ [メイン] 佳人薄命 ショコラ あと、これは収支報告の領分からは外れるのですが…… [メイン] GM はい [メイン] 佳人薄命 ショコラ 隣国との関係が中立になったので、予算会議でレアアイテムをひとつ売りつける事が出来るんですよ。正直売ってもいい物もあるんじゃないですか [メイン] GM そうですね、中立の場合はレアアイテムの価格の半分(端数切り上げ)の予算が手に入りますね。タイミングは予算会議ですが [メイン] GM ただし、1つの王国に対してレアアイテム1つまでしか売却出来ません。 [メイン] 佳人薄命 ショコラ その辺も踏まえて最終的に処分するアイテムと保有するアイテムを決めていこうかなと思ってます [メイン] GM 詳しくは基本p.88に載ってます [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 武器庫に入れられる武具アイテムはともかく、レア一般は枠を占有しますからね [メイン] 佳人薄命 ショコラ さて、それはさておき素材の相場を決定しますね [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 今武器庫もパンパンちゃうかった? [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 断捨離しなさい [メイン] 佳人薄命 ショコラ 無駄に武器庫埋めてる短剣とか捨てていいと思うよ [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ だんびらはヒゲが次回持ってくらしいけど、短剣なんか処分していいでしょ [メイン] ジグソウの子 グラナーダ だんびらクラスアイテムなので湧いてくるんですよね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 素材相場は鉄が出るとおいしいですね 用途が微妙?で輸送した分たくさんあるので [メイン] 佳人薄命 ショコラ レベル0の武器とか正気どうでもなるしね [メイン] 佳人薄命 ショコラ MPT 相場表(6) > 魔素 [メイン] 佳人薄命 ショコラ 魔素かぁ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 魔素かぁ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 戦鎚もそう、湧いてくるから捨ててよし [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 魔素かあ… [メイン] 佳人薄命 ショコラ 現在持ってる素材がこちらです バックパック内訳:15/15 牙7 革2 魔素3 機械2 衣料1 バックパック2:5/15 情報2 肉3 [メイン] 佳人薄命 ショコラ 魔素はちょうど3個なんで処分する方向でいいですか? [メイン] GM ちなみに王国に鉄20個あります [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 使い道無くなったしいいんじゃないでしょうか。金!金!金! [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド もう星の欠片レベル1ゲットしたんでこっち的にはもう使い道ないです [メイン] 佳人薄命 ショコラ では魔素を売って1MGにします [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ おk [メイン] system [ GM ] 予算 26 → 27 [メイン] GM では魔素3つ減らしてね [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 鉄どうする?何か使うことある? [メイン] 佳人薄命 ショコラ 肉は次回に備えて保持しておきます。他の素材と鉄に関しては取っておきたい人はいますか [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 何か欲しいアイテムないか見てみよう [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 機械なら欲しいのよね、拳銃が欲しいんや [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 牙、革辺りは微妙かな…あんまり使い道が… [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 特になさそうかな 一応鉄は星籠自作するなら5個欲しいが [メイン] 佳人薄命 ショコラ 鉄どうする?5個取っておく? [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 使うかもしれない、で少数手元に置いておいてもなぁ、って感じだし明確に用途あるわけじゃないなら処分でいいんじゃないかしら [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 余裕あればとっといて欲しい なんなら今回で図書館建てたいとこなんだが… [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 置いといていい個数やしええんやない? [メイン] GM では鉄15個売却するのかな? [メイン] 佳人薄命 ショコラ ふーむ。では、革5個と鉄15個を売却しましょう [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド もしくはガチで家畜量産計画するなら売っちゃってもいいんだが どうする? [メイン] 佳人薄命 ショコラ 自分が必要な訳じゃないので判断は任せる [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド ならやっぱり星籠が欲しい!保管オナシャス! [メイン] 佳人薄命 ショコラ じゃあ、宣言通り鉄を5個残して残りと革を売り、4MG獲得します [メイン] system [ GM ] 予算 27 → 28 [メイン] 佳人薄命 ショコラ 革じゃないや、牙 [メイン] system [ GM ] 予算 28 → 30 [メイン] system [ GM ] 予算 30 → 31 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 予算が狂った額貯まっとる… [メイン] GM では鉄15と牙5個減らしてね [メイン] 佳人薄命 ショコラ バックパック内訳:12/15 牙2 革2 機械2 衣料1 鉄5 バックパック2:5/15 情報2 肉3 [メイン] 佳人薄命 ショコラ 最終的にこんな感じです [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド こんだけ溜まってたら図書館建てれるやろ… [メイン] 佳人薄命 ショコラ で、今のうちにアイテムの整理をしようかなと [メイン] 佳人薄命 ショコラ 廃棄も含めてになります [メイン] 天上天下唯我独尊 メノウ 「予算が………31MG………じゃと……」あまりの額に倒れます [メイン] 災い転じて福となす ゴッホ 「メノウ様、お気を確かに!」 [メイン] 佳人薄命 ショコラ とりあえず、誰か星の欠片レベル1を引き取って欲しい [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 戻してもらうぞい [メイン] 佳人薄命 ショコラ ショコラが持っててもなぁという感じなので [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 星の欠片は受け取りで、衣装はどうする? [メイン] 佳人薄命 ショコラ どうせなら返してもらいたい所ではあるけど、枠がきつすぎてすぐには無理 [メイン] 佳人薄命 ショコラ 他の方は手持ちから捨てられるものはありますか [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 鉄仮面と迷い傘はあってもなくてもなやつ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ もう俺の星の欠片いらんのじゃないだろうか [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ つうか虚弾を何とかしたい、配下に持たせてたから [メイン] 佳人薄命 ショコラ 鉄仮面と迷い傘は、いらないなら仮面を予算会議で売って、傘は武器庫に仕舞いましょう [メイン] 佳人薄命 ショコラ 次回の王国フェイズで傘も売れます [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 鉄仮面なんですけど、受け取っていいですかね [メイン] 佳人薄命 ショコラ 欲しい人が所有するならそれもいいかな [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ あーげる [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 今回前衛で支援スキル撃たれる場面(魅了)があったので [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ なら傘は売る? [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 迷い傘はフレーバーだから売ってもいい、フレーバー大事にしろって言われたら持っててもいい [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 次回は配下ぞろぞろで枠は比較的余裕あるつもりだから [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 保留案は武器庫 [メイン] 佳人薄命 ショコラ 傘は2MGで売れるので、予算会議で金に困ってから検討すればいいんじゃないですかね [メイン] GM 武器庫は短剣×2、戦鎚、だんぴら、爆弾の5つあります。枠は満タンです [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 短剣捨てるべ [メイン] 佳人薄命 ショコラ 売ればなにか影響大きい事が出来ると判明したら考える感じで [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ レア一般のきのこ、聖杯、悟りの書辺りは保存場所ないんで持ち歩か売るかの択ですね [メイン] 佳人薄命 ショコラ 短剣捨てましょう。とだんびらも捨てていい? [メイン] ジグソウの子 グラナーダ あっいっすよ、あと私大剣と石弓lv1使わないです [メイン] 佳人薄命 ショコラ 石弓は一応レベル上がってるし、捨てるくらいなら収納してもいいかな [メイン] 佳人薄命 ショコラ 大剣はアタッカーの判断に任せる [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 石弓は木材だけでガンガンレベル上げれるからね 後衛組のお守り代わりにどうぞ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 同じように武器余らせてますが、こっちの戦斧は捨てようかと ジョブアイテムなのとどうせ二刀流以外使わんので [メイン] 佳人薄命 ショコラ 改めて二刀流取得したらその時持ってくればいいよね [メイン] GM ちなみに武器庫で捨てるものあればその分空にします [メイン] 佳人薄命 ショコラ 短剣2本とだんびらを廃棄して、石弓レベル1を収納するところまで処理してもらっていいですか [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ あ、ごめん あと虚弾も収納して欲しい [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 戦斧を改めて持ってこれない状況は処刑人やめた時位ですが、その場合には肉弾スキルも消えてるのでそもそも二刀流の取得機会が無くなる [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 大剣武器庫の枠余ってたら入れてくれ。別にそんなに貴重なものでもないし枠なかったら捨てる [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 戦鎚も捨てていいよ [メイン] GM 短剣2だんぴら捨てて、虚弾と石弓+1入れたら大剣置ける枠あるよ [メイン] 佳人薄命 ショコラ 他に武器仕舞いたい人いないならそれでいいんじゃないかなと [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ そうなると…石弓と大剣と虚弾、爆弾で武器庫は4枠 でいいのかな [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 迷い傘もいれるならピッタリ5枠 [メイン] 佳人薄命 ショコラ なんか戦槌もあるらしい [メイン] GM では戦鎚、短剣2本、だんぴら捨てて、虚弾、大剣、石弓+1、迷い傘かな? [メイン] 佳人薄命 ショコラ 迷い傘については陛下の枠次第 [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 迷い傘は持つわよ、武器庫に入れる性能でもないし [メイン] GM 戦鎚捨てるかな? [メイン] 佳人薄命 ショコラ では、槌は一応保留で [メイン] GM では短剣2つとだんぴらすてて、大剣と石弓+1と虚弾をしまう処理しておきますね。 [メイン] GM 処理しました。王国シートも変更しました [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 後配下枠にアイテム入れてる人、いらないアイテム持ってる人は… [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 俺の星の欠片どうしよ [メイン] 佳人薄命 ショコラ はい。正直楽器も持ってらんなくなってるので誰か引き取って欲しい [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 枠クッソ空いたから引き取れるで [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 迷宮保険と悟りの書を持て余してるのでどっちか引き取り手を… 最悪甲冑捨て [メイン] 佳人薄命 ショコラ グラナーダは前衛だから楽器で体力減らすのはな…… [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 俺も前衛なりそうだから楽器係どうすっぺ [メイン] 佳人薄命 ショコラ いや、役割的に考えると自分で保持したいんだけど枠が無い!無さすぎる! [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 星の欠片レベル1の奴以外捨てることにしたので枠1あまりあります 楽器もらおうか [メイン] 佳人薄命 ショコラ あーじゃあクラウドに渡します [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 俺の星の欠片も捨てて良い?持ってた方が良い? [メイン] GM アイテム捨てるなら捨てていいよ。キャラシのアイテム欄に反映してね [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド クラウド的にはいらんくなった 捨てていいんじゃない [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ よし、じゃあ捨てまーす [メイン] 佳人薄命 ショコラ じゃあクラウドは衣装返してもらっていいかな [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド おっけー 渡す [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ そこで行き来してる衣装は男物なのかしら、女物なのかしら [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド もともとショコラから預かったやつだからこれは女物だな [メイン] ジグソウの子 グラナーダ そもそもサイズが合わなさそう [メイン] GM 草 [メイン] GM 草 [メイン] 佳人薄命 ショコラ 星の欠片押し付けてきたから服脱ぐしかなかったんじゃい [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ まあマントみたいな羽織るものだったんじゃない(適当) [メイン] GM あとは収支報告は終わりかな?今なら残った鉄売ってもいいよ [メイン] 佳人薄命 ショコラ グラナーダはアイテム枠どれくらい空いてる? [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 次回だんびら持ってくる分を差し引くと2枠。一応誰が持ってても同じ効力を発揮する担架も持ってる [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド そうだわ 鉄いらんくなったから売っちゃえ [メイン] 佳人薄命 ショコラ 次回の話だけど空き枠でフルコース持ってきてもらおうかな。それはともかく、鉄売ります [メイン] system [ GM ] 予算 31 → 32 [メイン] GM では予算が32MGになりました。 [メイン] ジグソウの子 グラナーダ フルコース?それは私の話か?持ってこれないよ [メイン] 佳人薄命 ショコラ あれっそうだっけ。初回持ってたような記憶が [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 初期装備で引いた [メイン] 佳人薄命 ショコラ あっそっかぁ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 初期装備ガチャは優秀でしたね… [メイン] GM ちなみにフルコースは価格3なので、王国フェイズの予算会議のアイテム獲得で手に入れるよ(生活レベル3だから) [メイン] 佳人薄命 ショコラ まあ弁当調達くらい何とかなるだろ……とりあえず、みなさんアイテムの整理は終わってますでしょうか [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ おk [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 引き取り手がいなかったので甲冑を捨てます… [メイン] 佳人薄命 ショコラ 甲冑か…… [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 枠1あまりで終わり 一応もらっとく?甲冑 使いそう? [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 枠余ってるから悟りの書貰うぞ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 助かるぅ… [メイン] 佳人薄命 ショコラ 迷宮保険もクラウドが持ってていいんじゃない? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 余ってるのが迷宮保険だっけ?じゃあそっちもらうか [メイン] 佳人薄命 ショコラ クラウドが行動不能になると壊滅するから、クラウドの被弾で起動できるようにしといていいかなって [メイン] GM 迷宮保険は持つだけで最大HP1点増加するのでその処理もしてね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ お願いしまーす 後衛のクラウドに攻撃飛んでる時点で非常事態だしね… [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 受け取り完了 クラウドのアイテムも豪華になってきたなぁ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ アイテムはこんなもんか? [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 以前は星の欠片で見た目輝いてたから…… [メイン] GM アイテム終わったかな? [メイン] 佳人薄命 ショコラ おそらくは [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 家畜量産して枠確保しないとこれからも作業がすごいことに… [メイン] GM では収支報告終了とします [メイン] 佳人薄命 ショコラ 畜産しようね…… [メイン] 天上天下唯我独尊 メノウ 「…………はっ!?気を失っておったわ。続いては、予算会議とするがよろしいかの?ではレダ殿、議長を頼む。」 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 「かしこまりました。えー、まずは維持費の確認から。役所の働き次第で大きく変わってくるところですが…。」 [メイン] GM グラナーダさん、1d6+1振ってね [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 1d6+1 (1D6+1) > 3[3]+1 > 4 [メイン] 佳人薄命 ショコラ そこそこですね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 元の維持費は2ターン×土地の数で…4mgかな? そっから差し引きの… [メイン] GM では予算は本来は4GM(2ターン×途中2つ)ですが、役所の効果で1GMの消費となります [メイン] 佳人薄命 ショコラ やったぜ [メイン] 災い転じて福となす チャンピオン 「役所の頑張りで、維持費は1MGで済みました。」 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 「…そんなわけでまだ30mg以上ありますね。」 [メイン] system [ GM ] 予算 32 → 31 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 役所すげえな [メイン] 佳人薄命 ショコラ 公僕の鏡 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 公務員さまさまですよ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ あ、GM 宦官2人から2mg徴収します [メイン] GM はい、では…… [メイン] 佳人薄命 ショコラ 新鮮な宦官姉妹だよ [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 兄弟 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ どうやって稼いできたんや?ん?おっちゃんに教えてーや [メイン] 災い転じて福となす チャンピオン 「レダ様、私たち兄弟が頑張って2MG工面しました」 [メイン] 災い転じて福となす ゴッホ 「どうかお納めください。」つ2MG [メイン] system [ GM ] 予算 31 → 33 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 維持費実質0やんけ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 「ご苦労様です。…他に予算に影響するものは無いですね?これにて最終額が決定ということで。」 [メイン] 佳人薄命 ショコラ 文官が優秀すぎひん? [メイン] ジグソウの子 グラナーダ そういやレアアイテム売却は無しになったんやな [メイン] 噂をすれば モモ 「30MG………初めて見た………」ガクブル [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 売ります? [メイン] 佳人薄命 ショコラ 無しっていうか、予算会議中なら出来るっぽいので一応これから検討できるというか [メイン] GM レアアイテム売却は予算会議でできる [メイン] 佳人薄命 ショコラ とりあえず手持ちの予算から使い始めていいんじゃないですか [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ じゃあ 領土の購入と通路の購入(溢れた人口分購入必須) 新施設の提案 レアアイテム売却 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ こんな感じで 施設のレベルアップとか購入が楽しみでしょうけど、まずぶち当たったおうち問題から [メイン] ジグソウの子 グラナーダ あと変動表の施設Lv上昇についてもお願いします [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 要相談ですね [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 第二マップの空き部屋開放と出口で通路5本、領土の購入は確定でいいんじゃないですかね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 出口なかったねそういえば… [メイン] GM 出口どこにするか考えてね(要は必ず出口分で1MG使え) [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ じゃあそこにまず計10mg使います 異論ある方は?ないね? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ なし [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 今回は良かったが次回維持費でカツカツになりそう。次回の調子によっては棄民も考えなきゃならん [メイン] 佳人薄命 ショコラ ないです [メイン] ジグソウの子 グラナーダ ないです [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ いぎなし [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 維持費がぼんぼん増えるのは怖いけど、そこは次回の自分たち次第ですなぁ…(土地購入すればするほど維持費が膨らむ) [メイン] 佳人薄命 ショコラ 稼がないとねぇ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ まあ次回は維持費くらいはなんとなるでしょ [メイン] GM 一応メタいうと、維持費に合わせてシナリオ内の宝や報酬での予算は増やすからそこは安心してね(今回は異常です。) [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド それもあってやっぱり役所はガンガンレベル上げていいはずなんよね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ とまあ、全会一致なのは良しとして 通路と出口、付け方! [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 出口は役所から伸ばす形で良いと思う [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ ワイもそれでええと思うよ [メイン] ジグソウの子 グラナーダ なんでメトロ汗はこんなパズルみたいなことしなきゃならねぇんだ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 残りの通路も役所中心でええんやないかな [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 四隅は…めんどいから全部厨房から伸ばしていいんじゃね?(テキトー) [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 世界の中心は台所だった…? [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 転職所から伸ばせばどこに飛ばされても出口がなくなる心配はなくなるけど [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 一理ある [メイン] 佳人薄命 ショコラ どうせどこで働いてる奴も飯時には厨房に来るだろうからいいけどさ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 確かに左右両方つけとけば確定で塞がれないな それもあり [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ じゃあ出入口は横 通路は真ん中に伸ばす感じ 良き? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 飛ばされる事を警戒しながら出入口作らないといけないのが百万迷宮なんだよね [メイン] 佳人薄命 ショコラ いいんじゃないですかね [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド いいと思う [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ よきよき [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ よき [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 大臣がいいならいいんじゃないですかね [メイン] GM では転職所の左側に入口作るでよろしいかな? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 顔文字可愛い [メイン] GM 顔文字はミス [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ この増設によって人口の許容量(収容人数)が… 120×2(征服ボーナス込み、この後のレベルアップで増加もある) 3マップ目(多分50人くらい?) で計300となる予定です [メイン] GM えっと、道は厨房を中心に伸ばすのかな? [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ …ギリギリすぎない…?10mg使ってこれ…? [メイン] 佳人薄命 ショコラ 急に増え過ぎなんよ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ ほかに案が無ければ… メトロ汗の都合的にはよろしくないけど [メイン] 佳人薄命 ショコラ ないです [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ これでええと思うよ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 一筆書きできないと属国にできんやん? [メイン] ジグソウの子 グラナーダ スパイが属国化諦めてて草 [メイン] GM 属国にするなら一筆書きでなくてもできるよ、土地拡大する時はそうしなきゃダメだけど [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 5対1で意見通すのは厳しい…皆侵略されたくなさそう… [メイン] 佳人薄命 ショコラ あんまり道に関心持ってる人いないから勝手にやろうと思えばできそう [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 初回くらいに既にへし折られてるので… [メイン] ジグソウの子 グラナーダ この構造で一筆書きの道とか利便性皆無やんけ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ まま、とりあえず最低限の収容人数は確保できるかな…? GM、念のため第3マップ(今回購入する土地)を見せていただいていいですか? [メイン] GM ちょっと待ってね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ ギリ足りなかったら第3マップにも通路 それでも足りなかったら貧民街案件ですね [メイン] GM ちなみに1マップと2マップは9部屋で合計240人、3マップ(今回の迷宮)は6部屋で60人だから合計300人だよ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ やっぱギリですやん [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 一応第三マップも通路生やしとく? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 6部屋なら3MGであと60人分増やせるな [メイン] 佳人薄命 ショコラ 今すぐ生やす必要はまだないかな。建てたい施設とセットで考えましょ [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 次回の予算足りなくて通路生やせないとかいう可能性はあるけど棄民すればええしな [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ マップありがとうございます [メイン] GM 第2マップの通路と入口更新、第3マップ提示しました [メイン] system [ GM ] 予算 33 → 22 [メイン] system [ GM ] 予算 22 → 23 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ ひとまず、最低限の収容は確保 後は貧民街か通路で賄いませう 残金23mg! [メイン] 佳人薄命 ショコラ 施設の検討ですねぇ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ です まあ、先に施設のレベルアップから [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 新施設建設後に変動表の効果適用…とかは流石にアレなので [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 今ある施設のうちどれかレベルアップです 前回までの候補は役所か転職所ですが… [メイン] 佳人薄命 ショコラ 確実に上げるって話なのは転職所ですかね [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド それはそうだね 役所も上げたいところではあるが [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ ここの処理が終わって、改めて予算を使用してのレベルアップも出来ます [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 転職所は次回でもいいんだけど、次回に後援会8MGを建てるつもりなら今回のうちに転職所をレベルアップするか新たに建てるかしてほしい [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 次回もお金に余裕があるとは限らないから [メイン] 佳人薄命 ショコラ ただ、役所もいずれ上げるつもりならコスト的に役所をただでレベルアップした方が得です [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 昨日ちょっと考えたんだけど転職所はほぼ使い捨てなんで2人が一気にアイドル転職すれば手抜き工事で予算浮くんですよね [メイン] 佳人薄命 ショコラ うん。どうせこのキャンペーンで二人しか使わないなら手抜き工事でいいと思う [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ あ、確かに [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ なるほど [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 手抜き工事、リスクありの代わりに半額建設ですね [メイン] 佳人薄命 ショコラ そして、万一他の人が後で転職してーってなっても悟りの書があるんだ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 部屋の場所は空いてるしなー [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 1MG払って解体工事をしなくて済むというメリットにもなる [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド そうなるといよいよ転職するってなってからでもいいわけだ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ となると、役所のレベルアップが有力候補に [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 役所でよさげやね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ ヒゲのナイスアイデアで意見がまとまりましたな [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ そうね、異論はないわ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 転職所の必要なタイミングは、2人にお任せですかね [メイン] 佳人薄命 ショコラ なんにせよ次回以降の状況と相談でしょう。ワンチャン悟りの書二枚拾ったらいらないしね [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 次の次のセッション終わりの予算会議くらいでやね 建てるのは [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド いや次の次のセッション始めか [メイン] GM では役所を無条件でレベルアップでいいかな? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ ワイはええよん [メイン] ジグソウの子 グラナーダ はい [メイン] GM では役所のレベルは2になりました。これで維持費軽減ロールは1d6+2となります。ちなみにあと1レベル上がると、国力の生活レベルに+1のボーナスが付きます。 [メイン] GM では引き続き予算会議どうぞ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ ありがとうございます さて、ようやく本題 残り23mgの使い道ー [メイン] 佳人薄命 ショコラ 余裕があるなら農地作りたいなって [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 一応提案としては役所のレベルアップ、秘密の抜け道の建設 あたり [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 農地、農地… 2つ目ですか [メイン] GM 農地は2つ以上あっても肉の素材や生活レベルの効果は重複しないよ [メイン] 佳人薄命 ショコラ あ、農場は農地か [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 農地と農場で表記ゆれしている [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド あとレベルアップするなら民が増えるから通路も欲しいな それで王国レベルも上がるし [メイン] GM ごめん、農場と書いてあるけど農地ね [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 上級にある仕出し屋はどないよ、何かお弁当貰えるって [メイン] ジグソウの子 グラナーダ うちメノウいるからフルコースになるな [メイン] GM 仕出し屋は簡単に言うと、各ターンの開始時に割り込んで発動、お弁当獲得。文化レベル2以上ならお弁当の代わりにお酒も選択できる。文化レベル3以上ならお弁当やお酒の代わりにフルコースも選択できる。 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ はぇー…すごそう [メイン] 佳人薄命 ショコラ あると助かりますね。一回の冒険で最低でも4回は食事アイテムを使うんですよ [メイン] GM ただし1セッションに1回だけという条件付き(施設レベルあげると回数が増える) [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ ショコラちゃんは食いしん坊さんだからな…いくらあっても足りんのや… [メイン] 佳人薄命 ショコラ みんなを食わせてるんだよォ! [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 厨房に設置するタイプだから、部屋も取らないしね(余りまくってるけど) [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 価格2だし、何だったら複数建築もあり [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 複数建てるとしたら厨房も複数建てないといけんのでは? [メイン] GM 仕出し屋は部屋タイプだから、1部屋使うぞ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ あ、前提に厨房あるから勘違いしてたわ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 前提なだけで追加じゃないんやな [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ それで食べ物補充できるならエプロンや鍋を手放すって選択肢もありになるかもね [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 何だったら第二マップの四隅全部仕出し屋でもいい [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 1セッション1回だけでもありがたいけどね本当に [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 第二マップ一気に拍国の台所になったな。こんなところが王宮離れて大丈夫か、農場も王宮の方にあるんだが [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 役所レベルアップ(通路代も込みで7+1md) 秘密の抜け道(価格3、忍びの里追加) 仕出し屋(2mg?) 今3つ! [メイン] GM 仕出し屋は2MGだね [メイン] 佳人薄命 ショコラ とりあえずどれも賛成 [メイン] 佳人薄命 ショコラ 特に役所は棚ぼたでレベル上がったし一気にやっちゃいたい [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 仕出し屋四つだとすると…計19MG? [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ ちな役所のレベルアップでうちの国はレベル6になります [メイン] 佳人薄命 ショコラ いや4つはいらない。大通りもあるし [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 二個くらい? [メイン] 佳人薄命 ショコラ そうだね。でも、予算に余裕があったらでいいと思う [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド じゃあ先に他に欲しい施設考えよう [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 貧民街&貧民街 [メイン] ジグソウの子 グラナーダ スラム爆増 [メイン] 佳人薄命 ショコラ 土地は余ってるし治安に問題ない範囲なら反対はない [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 鍛冶屋欲しいって前言ってなかったっけ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ そういえば言ってたような…? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド クラウドにはいらんくなったよ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド だって星の欠片レベル1もうゲットしちゃったし [メイン] 佳人薄命 ショコラ 鍛えるならマゴイチさんの射撃武器だけど、元がまだな [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ そもそも多すぎるんだよ必要な素材 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 何で鍛冶屋後回しでええと思う [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド あと貧民街たてるんなら通路伸ばす余地なくなってからでいいと思う [メイン] GM 拳銃を自作するなら軍事レベル6ね [メイン] 佳人薄命 ショコラ いちおう立てるだけ建てておくと建物破壊効果の盾になるよ。むごいけど [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 他建てておきたいっていうと騎士団くらいかな…レベル上げるのキツいけど [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ ルルブ眺めてたけど、叙事詩使えるようにしろーってんなら訓練所で再訓練という道があった [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ なお前提条件込みでたぶん29MG、それプラス後援会の8MGなので忘れてください [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 忍びの里ですらもてあましてるのに騎士団は…レベル上がりますかね… [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ なんで騎士団はぶっちゃけ排除して良い、あとは希望は無いかな [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ あたしは欲しい時に転職所建ててくれさえするなら他に希望は無いわ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 持ち越せるの何MGだっけ? [メイン] GM 生活レベル分だから3MGまで [メイン] 佳人薄命 ショコラ 役所上げるなら4 [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 王国レベルで国力も上げれたよね 最悪もうちょい上乗せ出来るけど、役所上げ前提で4以下になるまでは使わんといかんな [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 王国レベルで上がる国力は軍事、治安辺りに回したさある [メイン] 佳人薄命 ショコラ とりあえず提案されてたものは採用していいんじゃないですか。残額を出したい [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 役所レベルアップ(通路代も込みで7+1md) 秘密の抜け道(価格3、忍びの里追加) 仕出し屋(2mg)×建設分 [メイン] GM 王国レベルアップは探索会議後な(ルルブより) [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 今出された案だと13MG? [メイン] 佳人薄命 ショコラ コレについては決定でもいいかなって。他に巨額の提案が無いならですけど [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド ワイも決定で良いと思う 仕出し屋もとりあえず一個建てて、二個目以降は残りの予算と相談で [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 同じく [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 賛成 [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ いぎなし [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ では…3案可決、順に処理してもらいましょ [メイン] GM では役所ですが…… [メイン] GM レベル3に上がるためには8MG必要です [メイン] GM 8MG消費でいいかな? [メイン] 佳人薄命 ショコラ いっちゃいましょか [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ やっちゃえ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 1mgずれてたわ、誤差だよ誤差! [メイン] system [ GM ] 予算 23 → 15 [メイン] GM では役所のレベルが3になりました。これで軽減ロールは1d6+3となり、生活レベルも1点上昇するので現在の生活レベルは4となります [メイン] GM それによって、人口の最大は320人となります [メイン] GM では次は忍びの里と秘密の抜け道を両方買うのかな? [メイン] 佳人薄命 ショコラ 両方だっけ?追加じゃなかったっけ? [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 忍びの里もうあるが [メイン] GM そういやあったわ(痴呆) [メイン] GM なら秘密の抜け道を購入でいいかな? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ せやね [メイン] system [ GM ] 予算 15 → 12 [メイン] GM では忍びの里に秘密の抜け道が追加されました。 [メイン] GM では……あとは仕出し屋かな? [メイン] GM 何個立てるの? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド とりあえず一個でしょ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ あといくら残ってるんだっけな? [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 基本ルルブしか持ってないから確認できないんだけど、仕出し屋ってその内容で複数建てて効果ある建物なの? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 個別で回数制限はカウントするはず だから複数建てればその分使える回数は増えるはず どうGM? [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 目標が「王国」とか「自軍」だと累積しない [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 目標は単体やね [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 単体ならいける、のかな? [メイン] GM 可能だね。王国、自軍、自分出なければ複数施設立てて効果は受けられる。ただし、施設の効果は同一目標の累積不可のルールがあるから、例えば1個目はショコラさんが既にうけてた場合、2個目はショコラさん以外の方でないといけない。 [メイン] GM これは基本p.127で書いてある [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 使用にあたっての制限もないから、使うキャラだけ分ければ問題なく使えそうやな [メイン] GM そういうこと [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ なるほど、了解よ [メイン] GM では仕出し屋はとりあえず1つでいいかな? [メイン] 佳人薄命 ショコラ とりあえず、ひとつですね。王国フェイズ中の動きを考えるとふたつはあってもいいと思う [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 一個建ててから、他の施設の検討もしつつもう一個建てるかどうかは考えよう [メイン] GM ではどこに立てる? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド とりあえずA-3あたり?あとA-2とA-3間の通路が一本多いと思う [メイン] 佳人薄命 ショコラ そうだね(第二マップの話) [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 勝手に第二マップのつもりだった [メイン] GM A-3に建てるでいいかな? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド どこに建てても同じだしねぇ 異論なければそれで [メイン] system [ GM ] 予算 12 → 10 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ ないよん [メイン] GM ではA-3に建てます [メイン] GM では次は通路、第3マップのどこへ拡張するのかな? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド これも別にどこでもいいよね? [メイン] 佳人薄命 ショコラ いいんじゃないかなたぶん [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ まーかーせーるー [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 同じく [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド A-1とA-2間でつなげよう [メイン] GM 了解しました。 [メイン] system [ GM ] 民の声 7 → 6 [メイン] system [ GM ] 民の声 6 → 7 [メイン] system [ GM ] 予算 10 → 9 [メイン] GM ではこれで部屋が増えて、310人確保できるようになりました。残り9MGです [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ これで増えた分の収容人数も確保できたと 後9mg、繰り越し考えると5mg? [メイン] 佳人薄命 ショコラ なるだけ繰り越したいと考えると、そんなに余裕はないですね [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 5って何が出来るんやろうね [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 繰り越しできない分の貯金として名所が選択肢に入ってくるぞ [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ まさかの名所が選択肢に躍り出てきた [メイン] 佳人薄命 ショコラ それやるくらいならレアアイテム売って忍びの里伸ばしたい [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド あまったら井戸とかどう? [メイン] GM 井戸は上級だな [メイン] GM 追加施設で、価格1、追加施設として選ばれた施設は視察判定成功で割り込んでレベル+1ボーナス [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 生産か居住のみやけど [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド うちだったら厨房かな [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 交易所建てといて遠征中に溢れそうなドロップ素材を肉に変換即売却とかできるかしら [メイン] 佳人薄命 ショコラ グラナーダはどうなの。このキャンペーンで痛みに耐えながら忍びの里を伸ばす覚悟あんの? [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 名所よりは金になるんじゃないかと思うけど [メイン] ジグソウの子 グラナーダ ここで忍びの里行くなら最後まで行けると思うよ [メイン] 佳人薄命 ショコラ 交易所は建てるお金考えると得がでるまですごい遠いんですよ [メイン] 佳人薄命 ショコラ それこそ1シナリオでなん十個も稼げないと利益にならない [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド あとは目安箱、価格1で同じように視察表が成功した時に、民の声増える効果だったら追加で1増えるようになる 今回だったら鉄送った時に民の声が2ずつ増える [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 目安箱欲しいなあ [メイン] 佳人薄命 ショコラ なんかまあ、治安の為に腹を切るなら里も悪くは無いんだろうけどね [メイン] ジグソウの子 グラナーダ ただ問題はだな…忍びの里を伸ばすことによって王国レベル上昇ボーナスを治安に振ることができなくなるということや。正確には振ることは出来るんだがどうせ忍びの里で伸びるんだから振らなくていいでしょってなって振れなくなる [メイン] ジグソウの子 グラナーダ この辺りは他との兼ね合いもあるから話し合いになるが [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ ヒゲ…お前そこまで考えたうえで前回忍びの里を提案したのか… [メイン] 佳人薄命 ショコラ グラナーダの使命達成は戦術的に価値が高いから、急ぐのは間違いじゃないと思う [メイン] 佳人薄命 ショコラ となると王国の育て方をどうしたいかって事になるね [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 個人的には今回の王国レベルアップで治安5にしてもいいんじゃないかと思ってる [メイン] 佳人薄命 ショコラ 2上がるもんね [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 3上がってないか [メイン] 佳人薄命 ショコラ 3か [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ だったらもう忍びの里は上げなくても良いかな? [メイン] 佳人薄命 ショコラ 里は閉鎖コースだね [メイン] GM いや、2じゃない? [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ さっきの施設発展分で300超えるので、3まで上がる [メイン] 佳人薄命 ショコラ 2なのか!?3なのか!? [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ p62 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 発展に使った予算分の民確保 [メイン] GM そういや発展したら民増える事忘れてたわ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 王国レベルは3→6やな [メイン] GM てことは追加で8人やね [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 急に発展したなこの国 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 今回の場合役所に8mg使ったので、ギッリギリのギリで上がりました キャパもギリです [メイン] GM では302人で、王国レベル6になります [メイン] GM 宝探ししたら子宝まで当てた件 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 貧民街…貧民街増やそう…? 珍しく海があって空も見える土地に貧民ども押しこも…? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ うまい! [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ それ野ざらし…いや雨振らないのか迷宮 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ じゃああと5mgどうします? [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 繰り越し分削っていいならもう少し幅は広がる 次回の私たちが死ぬ [メイン] 佳人薄命 ショコラ まあでも民の居住スペースはもうぱんぱんだしね、貧民街立てるのは特に反対しない [メイン] 佳人薄命 ショコラ 繰り越し分を削るのはあんまよくないと思う [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 貧民街、海のそばに建てたら自力で魚とってこーいになるし、第2マップの厨房隣接に建てたら残飯漁りができる [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 工房ってのを作ると、道具作成の時に必要な国力を2少なく見積もれる 治安5まで上げるなら時計が作成可能になる [メイン] 佳人薄命 ショコラ で、まあ土地が余ってる訳じゃないですか。上級ルルブには「今は無理だけどいずれ絶対建てたいぜ」って施設あるんですか?無いなら貧民街連打でもいいと思うんだが [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 貧民街、井戸、目安箱、全部いく? [メイン] GM 貧民街、井戸、目安箱で3MG消費になるね [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 井戸目安箱あたりは端数余ったらくらいでいいはず [メイン] ジグソウの子 グラナーダ おまけみたいな施設建てまくって金欠に喘ぐのやめてください! [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 貧民街も安いなお前 [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ そりゃ貧民向けですもの [メイン] 佳人薄命 ショコラ 宵越しの金が持てないだけだから…… [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ おうおまけ感覚で忍びの里立てるんじゃないよ(根に持つ) [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 善処します [メイン] GM 工房ってあれか!無名階域のやつか! [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド せやで [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ あ、無名階域…そういうのもあるのか [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド カテゴリ一個選ぶ必要はあるけど [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 選択肢が多いのはいいことですな [メイン] GM 確かにそれを建てればカテゴリー選ぶけど必要な国力-2にできるな(目標は王国だから何個建てても意味無い) [メイン] ジグソウの子 グラナーダ あれって判定までは下がらないよね?時計作れるやつおる? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 武具カテゴリ選ぶなら、軍事4で拳銃作成可能になる [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 迷宮内じゃなければ判定いらんのやで [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 材料面はどうですかね、工面できそう? [メイン] 佳人薄命 ショコラ 家畜錬金するんなら別だけどそうでないなら運次第ですかね [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 時計は機械*5 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 機械が足りないなあ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 拳銃が機械*5+火薬やね [メイン] 佳人薄命 ショコラ ってか家畜増やしたいよ!一刻も早く! [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 工房の価格は3ね [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 畜産キングダム [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 残り5GMだから仕出し屋+工房とかどうかと思ったんだが [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 機械が欲しいって頭にあるなら機械ドロップするモンスターと取引を積極的に狙える [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 昨日まで住民扱いだったのに次の日から家畜扱いですよ [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ リサイクル屋建てれば拳銃作成が楽になるかもしれない [メイン] 佳人薄命 ショコラ 仕出し屋増やすのは賛成 [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド でもあれよな…次回冒頭で家畜量産すると王国レベル下がるよね?どんな不都合あったっけ? [メイン] GM モンスターの民も国民なのです [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ まあ下がらん程度に作れば? [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 現地でハントしろ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 下がらん程度だと一個しかつくれんぞい [メイン] 佳人薄命 ショコラ まあ一人でもいいよ [メイン] GM では施設はどうする? [メイン] GM 貯蓄に回すには5MG余ってるけど [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 目安箱欲しいなあ [メイン] 佳人薄命 ショコラ とりあえず、適当に役に立つかわからん施設建てるくらいなら仕出し屋を追加してほしい。あとは貧民街増やすのは将来的にもいいと思ってる [メイン] 佳人薄命 ショコラ 目安箱はガチャ感あるけど反対ではない [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 我々民の声ジャブジャブ使うから、少しでもリカバリー出来るなら安いもんじゃない? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 井戸を仕出し屋に追加してもいいな [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 貧民街に関しては1MGを今払うか困ってから払うかの違いだから、余ってるなら建てていいし繰越金を削ってまで建てる必要は無いんじゃないかなって [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 仕出し屋に井戸はナイスアイデアだと思う [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド そうすれば視察判定成功で仕出し屋のレベルが上がって、回数が一回増える [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 判定成功する必要はあるけど、誰かしら視察はするでしょ? [メイン] 佳人薄命 ショコラ するけど、大通りをつかう視察でもいいの? [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 視察判定に成功したときって書いてあるな [メイン] 佳人薄命 ショコラ それなら1回は確実にすると思う [メイン] GM 目安箱は常駐効果だから大丈夫。大通りが常駐から計画になっただけ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 大通りって結局視察判定はするで良かったんだっけ? [メイン] GM それでいい [メイン] GM 効果が常駐から計画になっただけ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド じゃあ問題なく使えるはず [メイン] 佳人薄命 ショコラ ならいいんじゃないでしょうか。井戸は [メイン] GM なら井戸は厨房へ、あとは仕出し屋かな? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド いや井戸を仕出し屋につけて二件目はなしで [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド ってことでいいんだよね? [メイン] 佳人薄命 ショコラ その認識だった [メイン] GM ちなみに仕出し屋はどこに置く? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 第二のA-3で決まらんかったっけ? [メイン] 佳人薄命 ショコラ そのはず [メイン] GM え?それはもう建てたよ [メイン] 佳人薄命 ショコラ つまり、仕出し屋は追加しないんです。井戸だけです [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 二件目は建てないことになりました [メイン] GM おっけー、処理するわ、残り8MGになるね [メイン] system [ GM ] 予算 9 → 8 [メイン] 佳人薄命 ショコラ あとは、目安箱?これも視察一回確定ならまああっても悪くは無いのかなって感じですが [メイン] GM 目安箱は王宮か大通りに追加施設で設置できるけど、どっちに置く? [メイン] 佳人薄命 ショコラ 場所って影響ありますか? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 影響ないはず [メイン] GM ひとつの施設に追加施設は1つしか付けられないから、王宮や大通りに付けられる追加施設のやつがもう付けられないだけ [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ その二択だったら大通りに決まってるでしょ、王宮は静かでないと [メイン] 佳人薄命 ショコラ まあ……ゲーム的な利点を追求し過ぎることも無いか。大通りで [メイン] GM はい、では1MGの消費となります [メイン] system [ GM ] 予算 8 → 7 [メイン] GM 残り7MG! [メイン] 佳人薄命 ショコラ あと3MGか [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 3は使わんとならん [メイン] 佳人薄命 ショコラ 貧民街はいくつか行っていいとは思う [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 工房はまだ素材溜まってないから見送りでいいか?溜まってから建てる感じで [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ せやね [メイン] GM では貧民街建てるの? [メイン] 佳人薄命 ショコラ 他に思いつかないなら無駄になりにくい貧民街かなって [メイン] GM てことは3つ建てる? [メイン] 佳人薄命 ショコラ 大臣的にはどうでしょう [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 三つ貧民街にするなら一つ目安箱でもいいんじゃない [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 貧民街って目標王国だけど累積するの? [メイン] GM 目安箱は建てた [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 見落としてた [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 累積しなかったら本格的に人口削減が始まる 民捨てはじまっちゃう [メイン] ジグソウの子 グラナーダ でもねぇ、貧民街のレベル上げるのは無しだと思うんですよ [メイン] GM 貧民街累積不可だね…… [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ しかし収容人数問題はこの先延々と響きますよ… [メイン] 佳人薄命 ショコラ デメリットがヤバすぎてそれは無理 [メイン] GM 一応貧民街レベル1までならデメリットは無視できる [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 今のところは王国レベル打ち止めでも影響ないですけど(2,3セッション分くらい) [メイン] ジグソウの子 グラナーダ レベル上げると維持費かかるじゃん [メイン] 佳人薄命 ショコラ ガンガン拡張してガンガン稼ぐんだよ!男だろ! [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ なぁにガンガン拡張してガンガン維持費かかってもガンガンゴールドくれるよGMは(適当 [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 残り3MGでしょ?貧民街と通路二本でどう? [メイン] GM 100MGあげるからマイナス補正なしでダゴンと戦って [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ まあうん、王国レベル6もあればPCは8レベルまで上がれるし…もうこれ以上の民を切り捨てて安定を取るのも… [メイン] GM 時には民を減らすのも大事やからね [メイン] 佳人薄命 ショコラ とりあえず貧民街累積しないって分かった以上は通路優先だよね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ レベル7以降の王国とか収容人数問題どうしてるんだろうね… [メイン] 佳人薄命 ショコラ そこに隣国がありますね? [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ なるほどな?? [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 120人収容するだけのまっさらなマップがずらっと [メイン] GM ちなみに第3マップは2部屋解放すると、人口は390人まで(軍事に1点振るなら)となるね [メイン] 佳人薄命 ショコラ はやく侵略戦争してえなあ! [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ うーんこの蛮族 [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 相手が成長する前に優位を保っている間にさっさと叩くのが肝や [メイン] GM 流石鎌倉武士、説得力が段違い [メイン] GM ではとりあえず通路2つ開通でいいかな? [メイン] 佳人薄命 ショコラ そうですねぇ……貧民街と通路が一番無駄無さそうですよね [メイン] GM 先に通路処理するか、未使用な部屋はC-1とC-3だけど、どこから開ける? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド C-2あたりから伸ばせばいいんじゃないかね [メイン] 佳人薄命 ショコラ そうですね [メイン] GM ではそのように処理します [メイン] system [ GM ] 予算 7 → 5 [メイン] GM では貧民街だけど、どこに置く? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 第三のB-2とか? [メイン] GM 仮にも支配者がいた所を貧民街にするのは草 [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 我々の居住地から貧民街は隔離するんだw [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 臭いものになんとやらの精神 [メイン] 佳人薄命 ショコラ やつらも浮かばれるだろうね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 地獄で泣いてますよ [メイン] GM では第3マップのB-2に貧民街が設置されました。 [メイン] system [ GM ] 予算 5 → 4 [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 何泣いてんだよ殺すぞ [メイン] GM えっと、てことは現状120×3+20だから、380人収容できるね [メイン] 佳人薄命 ショコラ だいぶマシにはなりましたね [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド この後軍事レベル上がればさらに増えるな [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 次上げるには400だっけ? [メイン] GM では残り4MGですが、これは繰り越します? [メイン] 佳人薄命 ショコラ 流石にこれは繰り越したいですね [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 置いとくべ置いとくべ [メイン] ジグソウの子 グラナーダ そうしましょう [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ そうね [メイン] GM 次の王国レベルアップは501人以上となります [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ なるなる [メイン] GM ではこれで予算会議終了でいいかな? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 他やる事ある? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド やりのこしはないはず… [メイン] 佳人薄命 ショコラ 隣国と交渉できるけど、したいことがなければ終わりかな [メイン] GM ではこれにて予算会議終了です。最後は探索会議です。議長はGMが務めます [メイン] GM 今回からは一人一人にスポットに挙げ、それぞれセッション中で印象に残ったことを話し合いながら、全員の分が終わったら一斉にMVPと思う人を宣言してください。 [メイン] GM それまでは自分が誰にMVP入れるかは秘匿でお願いします [メイン] 佳人薄命 ショコラ 殺戮と略奪のセッションでしたね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ バカンス…のはずだったのに… [メイン] 佳人薄命 ショコラ 殺す殺すレアアイテムレアアイテム殺すレアアイテム殺す殺すレアアイテム、って感じで [メイン] GM ではまずはエルゼさんについてのセッション中の印象にあった出来事とかをどうぞ [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 最初は資源がどうたら言ってた気がするのに、蓋を開けてみたらひどい激戦だったわね [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 印象に残ったこと、うーんうーん [メイン] GM なんかやたら作戦判定で成功、ボス戦はリソース使い果たしながら作戦判定してた印象 [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 遠征を通じて蛮族っぷりがすごかったわね、今までぐうたら国王やスケベ神官のやべー国って印象だったけど、すっかり蛮族国家ってイメージになったわ [メイン] GM 他の方はエルゼさんをどう見てたかな? [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 気力ぶんぶんしてた印象あるわ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 全然減らねーの [メイン] GM そりゃ気力5だしなぁ [メイン] 佳人薄命 ショコラ あまり気力を回す必要が無くて助かった [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 1人で気力ぶんまわしてたなあ [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 気力入れて作戦判定、気力カムバックみたいな戦いで、純粋に気力消費する行動があまり無かったからね、する余裕無かっただけなんだけど [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 絶対成功率がかなり高め(個人の意見) 運に愛されてる、終始安定してたような… 後クッションになるぷにぷに陛下はやっぱりすばらしいね [メイン] ジグソウの子 グラナーダ あと叙事詩ね、我らが拍国の屋台骨 [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド まー作戦判定もほぼ成功してたしね [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 叙事詩はほんと必須よなぁ現状 [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 3つ振って1,1,2とかあったけどね [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 無いと死んでた [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 叙事詩はあまり頼りすぎるんじゃないわよみんな [メイン] GM 唯一の呪いから逃れた王様 [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ あたしってば天才だからね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 陛下のビルドを縛るのも悪いし、自力で供給しようね! [メイン] 佳人薄命 ショコラ 出来たら苦労はない…… [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ (がっつり使う側) [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ ビルドを縛るというかまぁ、アイドルになったら叙事詩無くなるからね、しんどくなるわよ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 一応ダブルアイドルになったら民の声初期値と最大値が7ずつくらい増えるのかな? [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 初期値増えるっけ? [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 個人的に陛下は着替えシーンもあったし一番サービスしてた サツバツ宮廷の華 [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 初期値というか出発時に増える [メイン] GM ではエルゼさんの所はここぐらいにして……次はグラナーダさんかな。個人的な印象は、安定と信頼の殲滅能力。なお魅了 [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 3d振ってファンブル出たらもうしゃーないわ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 相変わらずだったな殲滅力 [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド やっぱ騎士は戦闘の専門家だわ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ あのファンブル以外では文句無しの大活躍 [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 輝く物もゲットしちゃったしなー [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ いつものヒゲ劇場だったわ [メイン] 佳人薄命 ショコラ 正直最終武器だろって得物も手に入ったしね [メイン] GM GMの本音 輝く者手に入れやがった!やべぇよやべぇよ…… [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 火力が上がったぶん活躍度もマシマシですよ 戦闘シーン全部見所さん [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 輝く物強すぎひん?なんであれ光量もあるんだよ おかげで灯り星無くなる分のカバー出来て助かったけど [メイン] GM 輝く者というチート武器 [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 潜在能力で手に入れた投げるをすぐ使いこなしてたり、戦略面もよかった 軍事統括にふさわしい [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 敵に回ると恐ろしいってのも分かったし、やっぱすげえよジグソウの子は [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 何者なんだよジグソウ [メイン] GM ではグラナーダさんはここまでとして……次はレダさんかな?潜在覚醒解放で二刀流獲得してようやく戦えるようになった。なお、前回に引き続き致命傷表振り [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 二刀流つよかったねぇ 普通に取得するの考えてもいいくらい [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ めっちゃヘイトを買うスパイ [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 才覚高いおかげで小回りも効くし二刀流で火力上がったおかげで大将首も取れた [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 今までこう、全体的にパッとしなかったから少しはマシになりましたね [メイン] 佳人薄命 ショコラ なんだかんだマルチロールできる人材は貴重だなと [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 特化もいいんだけどね やっぱりどっか隙はできちゃうから [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ こちらもおそらく最終武器になるものをいただけたので、次回以降も火力役になれる…かな? [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ まず出目を何とかしろ(自戒) [メイン] 佳人薄命 ショコラ 引き続き前衛で頑張ってください [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 高HPと甲冑で盾になれるようになったのも言及しておかねば [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド HPこんなに高くなってるとは思わなんだ [メイン] GM では次は………クラウドさんかな?回復量がすごいのに、奥義「圧唱」でダメージも出せるというGM泣かせ。 [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド ほぼいつも通り RP含めて [メイン] 佳人薄命 ショコラ 回復ありきでしたねいろいろと [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド でも次回から圧唱はほぼ機会ないんで… [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ やれること増えたの本当にでかいよね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 戦闘面の強化が多かったですね、前よりずいぶんと忙しくなって… [メイン] GM でもお酒1回しか使ってないね [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド お酒ね もっとがぶ飲みしたいんだが [メイン] 佳人薄命 ショコラ 状況に応じて火力出せるようになったのは良かったですね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 使命をアシストできなかったのは心残り 手番とアイテムの調整したいね… [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 仕事しないラウンドが無くなった [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ あたしと一緒に後ろでダメージ出せずにふんぞり返ってたクラウドはどこに行っちゃったのよ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 次回からまたそうなる [メイン] 佳人薄命 ショコラ 酒の持ち込みについては次回検討したいですね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 後、シャンプーちゃんっていうカワイイ相方も手に入れましたね [メイン] GM 個人的には信仰をどんだけ分析で止めたかったか……… [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 毎度信仰には助けられてる [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 人魚も口説く、親指姫も口説く 爆発しろ [メイン] GM シャンプーちゃんに関しては上級ルルブ「契約者」ルールという、条件付きでモンスターを召喚して戦ってくれるルールがあります [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド まぁしばらくシャンプーちゃんに戦ってもらうつもりはないから 具体的には好意5点なるまでは [メイン] GM うんうん、では次はマゴイチさんかな。射撃と捜索でいつも通り動くニンジャ。なお災厄表による迷宮津波発生 [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ あれはすまんかった [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド やってしまいましたねぇ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 終盤のアレもファインプレーになったという 持ってる、色々と [メイン] GM 災厄表→探索ハプニング→トラップ発動というセルフピタゴラスイッチ [メイン] 佳人薄命 ショコラ 先制射撃で結構戦術の幅が広がりましたね [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド ピタゴラは面白かったわ [メイン] GM 先制射撃は強かった [メイン] ジグソウの子 グラナーダ それにかなり火力出てた [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 先制射撃は強いわ そりゃそうって感じの効果だけど [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 笑えるファンブルは良いファンブル [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 先制射撃はあれ潜在だから次回からはどうなるかなあ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 支配者戦のアザラシ撃破はマゴイチなしじゃ無しえなかった あれなかったら私動けなかったんで内心高評価 [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 潜在二個になるから取りやすくはなる [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 多分キャンペーンの中で一番一斉射撃使った回だわ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 後RP、天階銃撃したり不審者とおしゃべりしたり… ニンジャなのに割と宮廷の顔って感じ [メイン] 佳人薄命 ショコラ 今回は戦闘きつかったんでみんないないと大変だったと思いますよ。潜在スキルも活躍したしね [メイン] GM 先制射撃→狙う→一斉射撃という究極コンボ [メイン] 佳人薄命 ショコラ まあ、他によくしゃべる二人が蛮族だからね…… [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 中の人がRPしたがりマンなのあるわねそれ [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 顔隠してるのに交渉の場に必須の人材…… [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 次回以降もう少し鳴りを潜めます [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ むしろもっと出てもろて… [メイン] GM では最後は………ショコラさんかな?迷宮全席の安定性と、お宝によるレアアイテム獲得の立役者 [メイン] ジグソウの子 グラナーダ こいつがいないと迷宮探索は出来ねぇ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 一人で何個取ってるのか 前世はトレジャーハンターか盗賊 [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド お宝スキル大活躍だったな [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ お宝表の出目もつよつよだったしね [メイン] GM あれで確か輝く者とか手に入ったよね [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ ショコラのこの手のダイス運が強すぎた [メイン] 佳人薄命 ショコラ なんでかわからんけど意味不明なくらいレアアイテム出ましたね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 気力を頻繁に獲得できる構成のおかげで、民の声に負担をかけず報酬倍々にできる怖さ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 報酬の大半は宝箱係のマゴイチさんとアイテム係のショコラさんという [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 戦闘面はいつも通りのヒゲ専門介護 2人でしたRPもよかった、親子か? [メイン] 佳人薄命 ショコラ やっと親友になれたよォ! [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 親子RPてえてえ [メイン] ジグソウの子 グラナーダ あのシーンはもうちょっと煽っていった方がよかったかなと思っている [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 維持できないと銅像はお預けだぞぉ? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ マジでこれが反転しよう物ならおじさん本気で泣いちゃうよ?いい大人が大の字になって泣くよ? [メイン] 佳人薄命 ショコラ マジで親友ブレイクは恐れている [メイン] GM では一通り感想は終わったかな。では皆さん、自分がMVPだと思うPCを宣言してください! [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ ショコラ [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ ショコラちゃん [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド ショコラかなぁ [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ あたしもショコラに [メイン] 佳人薄命 ショコラ うーん……難しいけど、マゴイチさんかな [メイン] ジグソウの子 グラナーダ レダ [メイン] GM ではMVPはショコラさんに決まりました!勲章1つどうぞ! [メイン] ジグソウの子 グラナーダ やっと銅像建てられるようになったな! [メイン] 佳人薄命 ショコラ ありがとう!これで銅像が建てられるぞ [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ ワッショイ└(゚∀゚└) (┘゚∀゚)┘ワッショイ [メイン] GM ということで王国はレベル6まで上がり、治安に2点、軍事に1点振って、生活 4、文化 2、治安 5、軍事 4となります! [メイン] 佳人薄命 ショコラ ええっと……?次回冒頭でやろうと思えば立つのかな [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド どんどん条件満たしていくな クラウドもがんばって酒飲みまくらねば [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド お金たんなくない? [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 文化の低さが際立つなこれ [メイン] GM まずはこれで、皆さんは1レベルアップ!グラナーダさんは使命達成でさらに1レベルアップします! [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 宦官たちを酷使すれば… [メイン] 佳人薄命 ショコラ 宦官ちゃんがおる [メイン] ジグソウの子 グラナーダ やろうと思えば、いつまで親友保つか分からないし正直選択肢には入ってくる [メイン] ジグソウの子 グラナーダ やったぜ [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド そういやいけるな 次回冒頭でいっちゃってもいいな [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ もちろん終了時に使える額は減るので、そのときにどんな影響が出るかは [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 文化が低い、蛮族国家らしくてむしろいい [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ グラナーダはレベル6であとは全員5かな? [メイン] GM あと軍事4レベルだから、人口許容人数は410人となります! [メイン] GM そうだね、グラナーダさんはレベル6、他の方はレベル5だね [メイン] 佳人薄命 ショコラ 使命達成おめでとう [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ おめでとう~ [メイン] ジグソウの子 グラナーダ ありがとナス! [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ 宮廷平均レベルが切り上げで6になったから酒場の効果で新規レベル6キャラが作れるわね? [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ 腹を切れと? [メイン] GM ということで長丁場となりましたが、これにて迷宮キングダム「海と財宝と迷宮大冒険!」はクリアです!お疲れ様でした! [メイン] ジグソウの子 グラナーダ 現行PC放棄して新規で強いPC作る気かな [メイン] 佳人薄命 ショコラ お疲れ様でした!今回も長丁場だったね [メイン] “蛇の道は蛇の”レダ お疲れさまでしたー! GMもほんま…ありがとうございます [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ 強くてニューゲームやめい [メイン] “機会攻撃を誘発する“マゴイチ お疲れ様でしたー! [メイン] ジグソウの子 グラナーダ お疲れ様でした [メイン] 石橋を叩いて渡る”エルゼ お疲れ様でしたー!GM毎回ありがとうー [メイン] ’目に入れても痛くない’クラウド 長いセッションだった 楽しかったぜ お疲れー
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新暦75年。 次元震の地球への影響は著しかった。 環境の激変や生態系の破壊が起こり、唯一の望みである魔法技術も殆どが失われ、復興も絶望的な状況となった。 度重なる次元震の余震や治安の悪化も手伝い、人々に安息が訪れることはなかった。 だが、それでも人は生き続けた。 ……いや、生きねばならなかった。 戦後15年、地球環境はようやく安定期に入った。 次元震の余震もだんだんと形を潜め、禁止されていた次元世界間移動も解禁された。 その際、アフターウォーからミッドチルダへの移民が続出し、ミッドチルダでも受け入れへの対策が本格的に始まってきていた。 しかし、アフターウォーに暮らす人々に比べると、移民者の数はまだまだほんの一握りに過ぎなかった。 皆、自分の生まれ故郷である地球を見捨てることが出来なかったのである。 アフターウォーに残った人々は来たるべき時代に望みを託して、『今日』を必死で生きている。 そしてここにも、『今日』を生きる人々が作った街があった。 灼熱の日が注ぐ砂漠の中にある小さな街。 建造物はどれもボロボロであったが、街には人々が溢れていた。 そして人々には笑顔があった。 その姿は、今の時代の惨状を忘れさせるほど輝かしいものだった。 「前の戦争で、超能力を使う兵隊がいたという噂を聞いたことがあるだろう? あれは根も葉もない流言、デマの類かというとそうではない!」 そんな人が賑わう街の中、二人の男を囲む小さな人だかりが出来ていた。 大道芸でも始まるのかと期待しているのだろう、男の長々しい前口上に人々は真剣に耳を傾けていた。 二人の男の片方、汚らしい軍服を着た小太りの男は更に声を張り上げ、観客に向かい話を続ける。 「実はこの男こそ、超能力兵士の生き残り。かの戦いでは、自分と二人で15隻の戦艦を沈めたというのだから間違いない! 人は我らのことを『赤い二連星』と呼んだ!」 「私こそ、新時代を迎えた人類の進化すべき姿」 小太りの男が話を一旦止め、黙って座っているだけだったもう片方の男が口を開いた。 観客の視線が今度はそちらに移動する。 男は額に傷があり、如何にも歴戦の兵士と言った雰囲気を醸し出していた。 小太りの男……もとい赤い二連星の太い方は掴みに確かな手応えを感じ、更に話を続ける。 「この混迷の時代、我らの力こそ必要なのである! どうだろう!? 我々を雇うなら今しかないぞ!」 「さぁっ!」と、赤い二連星の太い方が急かすように付け加える。 が、彼の口から『雇う』という単語が出た途端、観客の間には落胆したような微妙な空気が漂った。 目を輝かせていた子供達ですら白い目で二人を見ている。 「なんだぁ? 新手の職探しかよ」 観客の一人がそう呟いた。 それに釣られて他の観客も苦笑いを浮かべ始める。 しかし、赤い二連星の太い方はその言葉が癪に障ったのか、演説の時よりも声を張り上げ反論を始めた。 「な、何を言う! 今はこう汚い身なりをしているが、いざとなれば……」 と、これから話が本題に入ろうとした時だった。 突然耳を貫かんばかりの爆音が街中に響いた。 なんと赤い二連星の二人が演説をしていた後ろ建物の看板がいきなり爆発したのである。 赤い二連星の声はその音と眩い光に遮られ、ギャラリーは何が起きたのか分からず狼狽えている。 そして、大通りいた誰かが大声で叫んだ。 「ま、魔導師だっ!」 次の瞬間、街の入り口付近から放たれた砲撃魔法により、街は再び爆音に包まれた。 第一話 「月は出ているか」 「ヘッヘッ、今日はイイ仕事が出来そうだぜ」 砲撃魔法で街を破壊した張本人、趣味の悪いバリアジャケットを身に纏った流れの魔導師・クロッカは上機嫌だった。 それというのも、襲撃した同業者から時空管理局武装隊専用のストレージデバイスを仕入れたからだ。 武装隊専用と言うだけあり、デバイスには様々な魔法が記録されていた。 早速どこかで一仕事と意気込んでいた時、ちょうど見つけたのがこの街だったのだ。 「さぁて、どこから漁るか」 クロッカは杖を構え、街の中を品定めするように見回す。 だが、街を破壊された人々も黙ってはいなかった。 「クソぉお! 野党め!!」 「街から出てけっ!」 拳銃、ライフル銃、マシンガン、極めつけはロケットランチャーと、時空管理局が禁止している質量兵器の数々を人々は構えた。 自分の身は自分で守る。 アフターウォーで生きてゆく為には、質量兵器を使ってでも戦わなければならないのだ。 質量兵器を構えた人々は、それが当然のことのように引き金を引いた。 一気に弾丸が発射され、クロッカを襲う。 「おい」 『Protection』 弾丸がクロッカに着弾する直前、彼を覆うように現れたバリアが、降り注ぐ弾丸から彼を守った。 基本防御魔法であるプロテクションを発動したのだ。 弾丸は全てプロテクションに防がれ、パラパラと地面に落ちる。 プロテクションの強固な守りは、ロケットランチャーの弾丸さえ防いだ。 そして、攻撃されている当の本人は苦虫を噛み潰したような顔をしている。 「ちっ、何も皆殺しにしようって訳じゃねぇんだが……そっちがその気なら容赦しないぜ!!」 弾丸の雨が止んだ一瞬を見計らい、クロッカはプロテクションを解いた。 その刹那、デバイスの杖先から直射型の魔力弾が放たれる。 放たれた魔力弾は直撃と同時に爆発を起こし、街の被害を拡大させていった。 非殺傷設定が解除されているのか、その破壊力は無慈悲としか言いようがなかった。 着弾点には大怪我を負って動けなくなってしまった人が転がっている。 街の人々はクロッカの猛攻を止めようと必死で抵抗を続けるが、弾丸は魔力弾により打ち消され全く意味を成さなかった。 「くうぅぅ! お、おい! どうにかしろよ! 赤いなんとかなんだろ!?」 地面に伏せ、先程赤い二連星の話を聞いていた男が二人の方を向く。 が。 「ひいいぃっ!」 「た、助けてくれえ!」 今がいざという時だというのに、肝心の二人は既に遠くへ逃げていた。 次の瞬間には魔力弾の餌食になっていたが。 「くっ……魔法が使えれば何でもありかよ! せっかく街も軌道に乗ってきたっていうのに……!」 クロッカから少し離れた建物の中に、子供や老人、怪我人など戦えない人々が避難していた。 大通りからは陰になっている為気付かれてはいないが、時間の問題だろう。 外の惨状を歯噛みしながら見つめるしかないことに憤りと、いつ襲われるか分からない不安が人々を包む。 それでも彼らにはどうすることも出来なかった。 その中にいた一人の少年を除いては。 一方屋上では、赤ん坊を背負った初老の女性がスナイパーライフルでクロッカを狙っていた。 横にはもう一人彼女の子供がおり、不安げにライフルを見つめている。 「いくら魔導師でも、砲撃の隙を狙えば……」 スコープを覗きながら砲撃の隙を伺う。 魔力チャージ、まだ撃てない。 魔力弾を放った、隙は出来ない。 レンズの中心点にクロッカの眼球が来たとき、砲撃後の隙が生じた。 「喰らえっ!」 ライフルから鋭く尖った弾丸が撃ち出される。 そのまま頭を貫き、クロッカは絶命……する筈だった。 しかしライフルの弾はクロッカに当たらず、彼の一歩手前でバリアに弾かれ、地面に虚しく転がった。 「なっ!? オートガード!?」 女性もここまでは予想していなかったらしい。 気付かれまいとライフル銃を引っ込めるが、今の一撃はクロッカに居場所を知らせてしまった。 クロッカのデバイスが親子に向けられる。 誰もが撃たれると思った次の瞬間、避難場所にいた少年が一人、クロッカに向かって駆け出した。 「ん……?」 少年に気付いたクロッカが、デバイスをそちらに向ける。 しかし先に動いたのは少年の方だった。 手に持った小瓶をクロッカへ思い切り投げつけたのだ。 当然オートガードが働き、少年が投げた小瓶を防ぐ。 瞬間、小瓶が破裂し、目を焼かんばかりの光がクロッカを襲った。 「うわあぁっ!? め、目があ!!」 フィールド系の防御魔法でない限り、光を防ぐことなど出来ない。 それに目だけはどうやろうとも鍛えられないのだ。 少年の狙いはまさにそこだった。 「く、くぅ……や、野郎っ!! いったい誰が!?」 「俺だよ!」 「うぉっ!」 視力がまだ回復仕切らぬクロッカの後頭部に、黒く冷たい鉄の塊が押し付けられた。 もちろん拳銃である。 引き金に指を掛けているのは、先程の少年だった。 「へへん。いわゆる『ホールドアップ』ってやつ?」 「こいつ……いつの間に!」 「おぉっと、動かない。この距離なら、魔法を使うよりこいつを撃つ方が早いよ? きっと」 少年が引き金に掛けている指に力を込める。 強く押し付けている為、そんな小さな動作さえ事細かに伝わった。 クロッカは観念したのか、抵抗する素振りを全く見せない。 「……へっ、気に入ったぜ、小僧。なんだったら俺の仲間にしてやっても……」 「寝呆けたこと言ってないで、ホールドアップだってば」 「ひっ」 クロッカの後頭部に更に強く銃を押し付ける少年。 今度こそ観念したのか、クロッカはデバイスを手放した。 同時にバリアジャケットが分離し、下からこれまた趣味の悪い服が現れる。 「オッケー。じゃ、解放っと!」 「うわぁっ!」 少年はバリアジャケットの分離をしっかり見届けてから、クロッカの尻を思い切り蹴飛ばした。 バランスを崩し、地面につんのめるクロッカ。 だが彼への天罰はまだ終わらない。 気が付けば、彼は手に手に鈍器を持った住人達に囲まれていた。 「野郎……!」 「分かってんだろうなぁ?」 「うわわわ……た、た、た、助けてくれええぇ!!」 この後、彼は血祭りに上げられる。 因果応報、悪いことはどんな世界であっても出来ないものだ。 それはさて置き少年はというと、住人達にクロッカとは違う意味で囲まれていた。 「やるじゃねぇか、ガキ」 「へっへっへ~。ブイッ!」 街を救ったヒーローに賞賛の言葉を浴びせる住人達。 その言葉にすっかり気を良くしたのか、少年は満面の笑みで受け答えをしていた。 「ガロード・ランさんですわね?」 「あん?」 ふと、少年――ガロード・ランは、自分を呼ぶ声に気が付いた。 声がした方を見ると、メガネを掛けた女性が彼に向かって愛嬌たっぷりに微笑んでいた。 「やっぱりそうですわぁ。私はクアットロ、あなたをずっと探していたんです」 「仕事の話?」 「はい」 「だったら後にして」 並の男ならば、こんな台詞を女性に言ってもらったらドキリとするだろう。 しかしガロードの目に今映っているのは、美しい女性ではない。 クロッカが持っていたデバイスだった。 「こいつを金に変えるのが先だぁ!」 デバイスを拾うと、ガロードはあっという間に流れメカ屋の方へ走っていった。 「それにしても勿体無いですわねぇ。せっかく手に入れたデバイスを売ってしまわれるなんて」 流れメカ屋にデバイスを売ったガロードは、クアットロと名乗る女性と共に喫茶店へ入っていた。 店の窓からは、壊れた建物を修理する人々の姿が見える。 「でもないよ? 結構イイ値で売れるしね」 コーヒーカップを傾けながら、クアットロの言葉に軽く答えるガロード。 しかしクアットロは満足していないのか、眉間に小さな皺を寄せた。 「そうじゃありませんわ。あなたは魔法を熟知していらっしゃる。魔導師としても相当な使い手の筈ですわよぉ?」 クアットロの言葉に、今度はガロードが皺を寄せた。 「お断りだね! 確かに魔導師はいい商売だし、腕が良ければ管理局で雇ってもらえるけど、代わりに命も狙われるでしょ? まっ、デバイスは戦争の残した最高のお宝だからね」 そこまで言って一端話しを切り、窓の外へ視線を向ける。 重傷人を乗せた担架が、寂れた医療施設へと運ばれているところだった。 それを見て、ガロードの表情は更に厳しくなる。 「それに、魔導師同士が相手のデバイス狙って戦うっていうんだろ? ミッドはミッドで軍人紛いのことやらされるらしいし。あんな物持ってたら、命が幾つあっても足んないよ。それに………」 窓の外を眺めていたガロードの表情が更に曇る。 そして少しの間があって。 「さぁて、仕事の話しよっか?」 物憂げな表情を見せたガロードに、クアットロは疑問符を浮かべた。 しかし次の瞬間にはガロードに笑顔が戻っていた為、詮索しようとはしなかった。 何事も無かったかのようにモニターを起動させ、ガロードに一枚の写真を見せる。 「ヒュー♪」 写真を目にしたガロードは、天使の絵でも見せられたのかと思った。 それほど写真に写っている少女は美しかったのだ。 写真の少女は白い透き通った肌をしており、栗色のしなやかな長い髪を後ろで結っている。 対照的な色合いだが、それが彼女の整った顔立ちを美しく魅せていた。 顔に表情は無かったが、吊り気味の目が少女の清楚なイメージをより一層引き立たせている。 ガロードの今の状況は、俗に言う、一目惚れだった。 写真に見入るガロードを横目に、クアットロは仕事の説明を始めた。 「詳しい理由は言いません。聞かれても言えないですけど。この少女、ティファ・アディールを助け出して欲しいのですわぁ」 「助け出す……?」 写真から目を離したガロードが、クアットロに注目する。 クアットロは小さく肯くと、鋭い目を光らせながら事の次第を説明し始めた。 「彼女は……バルチャーに捕らわれてしまったのですわ」 満月の下、整備のために森に鎮座する一隻の白い船があった。 時空管理局本局次元航行部隊所属、XV級大型次元航行船・『フリーデン』である。 主にロストロギアの探索やアフターウォー関連の事件を担当し、通常時は第15管理世界の管理などを業務とする船だ。 今回も時空管理局第15管理世界支部局の査察を終え、本局へ帰還しようとしていたところだった。 査察の他に、一つの非公式な任務を終えて。 「ふぅ……」 フリーデンの艦長室で、艦長のジャミル・ニート提督は小さく溜め息をついた。 余程疲れているのか、サングラス越しにもその疲労の度合いが伺える。 シートに身を預け、そのまま仮眠を取ろうと目を瞑った。 その時、扉が二、三度ノックされ、彼の眠りを妨げた。 「……どうぞ」 シートに腰掛け直し、扉の向こうの相手に入室を促す。 「失礼します」という声と共に扉が開き、管理局の制服を着た女性が2人入ってきた。 片方は焦茶色のショートがよく似合う穏やかそうな女性。 もう片方は吊り目とポニーテールが印象的な女性だった。 「お休みのお邪魔でしたか?」 「いや、大丈夫だ……今回は忙しいところをわざわざ同行してもらって済まなかったな。礼を言わせてもらおう、はやて二等陸佐。そしてシグナム二等空尉」 はやてと呼ばれた穏やかな印象の女性は、手を振りを加えてそれに答える。 「そんな、私等も前から一度来たいと思うとったんで、ちょうどよかったです。今までは規制やらなんやらでなかなか来れへんかったんで」 「それは『夜天の主』として、かな?」 「まぁ、そんなとこです」 ジャミルの口から『夜天の主』という言葉が出たとき、シグナムと呼ばれた女性の眉が少しだけ吊り上がった。 しかし悪気がないと悟ると、直ぐに表情を元に戻す。 どうやらこの言葉を聞くと、体が無意識に反応してしまうようだ。 守護騎士の性、というものだろう。 対するジャミルはさして気にした様子もなく、はやてとの会話を続けた。 「それで、用は何だ?」 「あ、せやせや。今回は私の協力依頼を受けてくれて、ホンマありがとうございます」 「いや、カリムからも協力するよう頼まれていた。それに、私も君には依頼を請けてもらっている。持ちつ持たれつというやつだ」 「流石ジャミル提督、話の分かるお人や」 ジャミルの返答に満足げに微笑むはやて。 はやてがジャミルにした依頼とは、ジャミルを含むフリーデンクルーの新設課への協力。 それに伴う船艦フリーデンの貸出許可だった。 そもそも古代遺物管理部に所属するはやては、ロストロギア探索を業務とするフリーデンクルーと仕事を共にする事が多かった。 その為ジャミルとは繋がりがあり、今回の協力依頼に踏み切った訳だ。 しかしタダでと言うわけにはいかず、ジャミルからもはやてに一つの依頼を出していた。 依頼と言うのは、ジャミルが長年探し続けている『ある物』への捜査協力だった。 本人曰わく、『現在存在しているかどうかも判明しておらず、見つけたとしても保護出来るか分からない』らしい。 今回の同行も協力の一つで、やっと見つかった『ある物』の護衛の為だった。 それが何なのか、はやて達は知らされていないが。 「ジャミル提督、一つよろしいでしょうか?」 「なんだ?」 はやてが粗方用事を伝えた後、今まで黙っていたシグナムが口を開いた。 因みに、今回の査察には八神家一同が参加している。 彼らのフリーデンクルーとの仕事は初めてであり、フリーデン搭乗時が初対面であった。 しかし、守護騎士達はジャミルの顔を見たときから、何か違和感を感じ続けていた。 「前に……お会いしたことがありませんでしたか?」 守護騎士が感じた違和感とは、既視感。 初めての筈なのに、前に会っている様に感じるというものだ。 この時、サングラスに隠れていた為シグナムは気付かなかったが、ジャミルの瞳には動揺の色が見え隠れしていた。 「なんやシグナム。ジャミル提督に逆ナンか?」 ぶち壊しである。 主にシリアスな雰囲気が。 流石のジャミルも椅子からずり落ちそうになった。 言葉の爆弾を投下した本人は、ニヤニヤと意地の悪い笑みでその顔を湛えている。 シグナムは必死ではやての言葉を否定しているが、意地悪い笑みが消える事はなかった。 その隙にジャミルは冷静さを取り戻し、サングラスを掛け直す。 「初めてで間違いない、安心してくれ」 「そ、そうですか」 「失敗かぁ……残念やったな、シグナム」 「だから違います!」 まだやるのか。 ジャミルは心の中で呆れ気味に呟いた。 はやてのこういったセクハラはフリーデンでも健在で、既に通信主任のトニヤ・マームと副官のサラ・タイレルが被害に遭っている。 蛇足だが、はやてによると二人とも見事に成長しているらしい。 「……コホン。主はやて、そろそろヴィータ達が待ちわびている頃かと」 「あぁ、そやね。それじゃあ、私等はこのへんで」 「ああ。他の騎士達にも宜しく言っておいてくれ」 「伝えておきます」 二人はジャミルに軽く会釈し、艦長室から去っていた。 「………ふぅ」 先程よりも大きな溜め息をつき、ジャミルは背もたれに寄りかかった。 何故か疲れが更に溜まった気がするが、気のせいだろうと思い直す。 そして瞼をゆっくりと降ろし、今度こそ仮眠に入った。 ふと浮かんだシグナムの先程の問いに、正しい答えを述べてから。 「……はやて二等陸佐が主人の君に会うのは、だがな」 「あ、そや」 艦長室を出て直ぐ、はやてはもう一つ尋ねようと思っていた事があったのを思い出した。 「どうかされましたか?」 「さっき支部局で女の子を船に乗せてたやろ? あの子は何なんか聞くの忘れてもうた」 「ああ……確か、アフターウォーでも有数な企業の研究所から保護したらしいです。人体実験に利用されていたとか……」 「……最近多いな、そういうん」 「そうですね……」 現在明るみになり始めた命への冒涜行為を思い出し、二人は沈んだ表情のまま自室へ続く廊下を進んだ。 静かになった廊下に館内放送が響き、出航時刻まであと10分であることを告げた。 時は遡り、ジャミルがはやてと会談していた頃。 フリーデン艦内を彷徨いている一つの人影があった。 管理局の制服も着ておらず、本局の船艦に乗るには全くそぐわない風貌。 人影の正体は、クアットロの依頼を請けたガロードであった。 フリーデンを整備する船員達の目を盗み、非常口から侵入してきたのだ。 「へへっ、ちょろいもんだぜ。こんな簡単に侵入出来ちゃうなんてさ。……にしても、これ本当にただのバルチャー艦? 外装はともかく、中は新型その物じゃん」 ガロードの疑問は尤もだった。 大体のバルチャー艦は、たくさんの船員を乗せて航行を繰り返している。 そのうちに船内外の至る所が汚れ傷つき、年代を感じさせる物になっていくのだ。 しかしこのバルチャー艦の船内は年代など全く感じさせず、アフターウォーには不似合いな清潔感さえ漂っている。 艦内の至る所に最新の設備が見受けられ、とても一塊のバルチャーの所有物とは思えなかった。 「ま、それだけ儲けてるって事かな」 だが、残念ながら(あるいは幸運にも)ガロードは思慮深い性格ではなかった。 自分が乗っている船が時空管理局の物とも知らず、船内探索を続行した。 「ん?」 早速先へ進もうとしたガロードだったが、左手にある部屋の前で立ち止まった。 プレートにはミッドチルダ語で『保管室』と書かれている。 その時、ガロードの野生の勘が宝の臭いを嗅ぎ付けた。 「……へへへっ。こんなに儲けてるバルチャーの船だもんね、御零れの一つも頂かないと」 善は急げとばかりに意気込むガロード。 ジャケットのポケットから自前の怪しげな装置を取り出すと、それを扉にくっつける。 すると装置が起動し、今まで厳重にされていた扉のロックがあっという間に解除された。 「よしっ!」 装置を仕舞い、すぐさま部屋の中へ入る。 保管室にはクロッカが持っていた物と同型のデバイスがズラリと並び、思わず舌なめずりしてしまう様な光景が広がっていた。 こんなお宝がどれでも選り取り見取り……というのは一瞬の儚い夢だった。 デバイスの一つ一つに持ち出せないようロックが掛かっており、無理に取り出せないようになっていた。 「ちぇ、やっぱり泥棒対策は万全か……ん?」 落胆しながら部屋を出ようとした時、ガロードは部屋の中心にある装置の上に何かが乗っている事に気がついた。 近づいて見てみると、それはガロードの掌より二回り程小さいデバイスだった。 恐らくこれは待機モードなのだろう。 『X』を象った銀色に輝く反射板の様な形をしており、裏には小さな文字で『GUNDAM X』と刻まれている。 幸い装置は起動しておらず、このデバイスだけが置き去りにされていた。 「おおっ! なんだか知らないけどラッキー! 有り難く頂戴するよっと」 デバイスを素早くポケットに忍ばせ、意気揚々と部屋を出るガロード。 その時、廊下に放送が響いた。 『発進まであと10分です。総員、至急持ち場に就いてください』 「まぢぃな……早くしないと……」 寄り道した事を少しだけ後悔しながら、ガロードは走り出した。 ―……ラ、ララ…ララ……― 「はっ……!」 しかし、またすぐに足を止めた。 どこからか透き通った美しい歌声が聞こえてきたのだ。 歌声に導かれるように歩みを進めると、一つの部屋に辿り着いた。 声は確かに中から聞こえてくる。 ガロードは意を決し、扉を開けた。 扉の先で、天使が歌っていた。 写真よりも美しい少女――ティファ・アディールの容姿に、ガロードは思わず目を奪われた。 月光を浴びて歌う彼女の神々しい美しさを前に、見とれる事しか出来なかったのだ。 「………」 ふと、ティファが歌うのを止めた。 ガロードの方を向き、二人の視線が重なる。 正面からみたティファの顔に、ガロードはまたも胸が鳴った。 「あ、いやー……あっ、おっ、俺ー……え、そのー……」 いざ何かを言おうとするガロードだったが、なかなか言葉が出て来ない。 そうこうしている内に、彼を怪しんだティファは少しだけ身を引いた……ようにガロードには見えた。 「ちっ! 違うんだ!! ……って、何が違うんだぁ? あ、あれ!? お、俺、何言ってんだ!?」 喋る度に頭の中が混乱するガロード。 今の彼は底なし沼にはまって沈んでいくような気分だった。それでもティファは何も言わず、ガロードの顔をじっと見つめ続けている。 「ああっ、あのっ、えっ……だから………そうっ! 俺、助けに来たんだ!!」 ガロードは漸く底なし沼から這い上がり、なんとかそれだけを言うことが出来た。 心臓は未だに早鐘を打っているが、混乱は少しだけ収まっている。 「本当に、助けに来たんだ」 今度は力を入れ、言葉をしっかりと口にする。 ティファに伝わるようはっきりと。 ティファもそれが分かっているのか、心無し表情が柔らかくなったようだ。 そして、堅く閉じられていた口を開く。 「……待って」 「えっ?」 「待って、いました」 「……うん!」 ガロードはただ一言だけ。 ティファから初めて掛けられた言葉に、大きく頷いた。 数分後。 発進予定時刻を迎えたフリーデンクルーは持ち場に就き、ジャミルもブリッジへ上がって来ていた。 横には是非ブリッジを見学したいと、はやてとリインフォースⅡの姿もある。 「メインエンジン起動! フリーデン、発進します!」 「待って! 非常用の転送システム、作動しています」 「なに? 転送先は?」 「モニターに表示します」 サラがキーボードを叩くと、メインモニターに映像が映し出された。 一台のバギーに一組の少年少女が乗っており、森へ向かって疾走している。 バギーの搭乗者が拡大された時、ジャミルの表情が変わった。 「あれは……!」 「あの子、確か支部局で乗せてた……」 はやては記憶の片隅に留めておいた映像を思いだそうとした。 が、その時船が大きく揺れ、またも映像は記憶の片隅に追いやられた。 「きゃああぁ!?」 「な、なんや!?」 「8時の方向から魔力反応! 魔導師4! バルチャー艦1!」 「くっ……! フリーデン、急速発進!」 魔導師の攻撃を避ける為、ジャミルはフリーデンを発進させる。 その間にも砲撃は止むことなくフリーデンに降り注いだ。 「バルチャー同士の抗争? ま、好都合だけどね。しっかり掴まってろよ!」 魔導師に攻撃されているフリーデンを尻目に、ガロードはバギーのアクセルを強く踏み込んだ。 そのまま森の中を走っていると、少しだけ開けた場所に出た。 ガロードがクアットロと待ち合わせをした場所である。 既に一台のトラックが止まっており、トラックの前にはクアットロが立っていた。 「流石ですわねぇ、時間ピッタリですわぁ」 「ま、仕事だからね。さっ、ティファ」 バギーから降り、ティファを降ろそうとガロードは手を差し伸べる。 「あ……ああ………」 しかしティファはクアットロを見た途端、怯えるように体を震わせた。 「ティファ?」 「さぁ、ティファ」 クアットロは痺れを切らしたのか、一歩ずつティファに近付いて行く。 彼女の表情は笑顔だが、心の底では怯えるティファを見て楽しんでいた。 「ティファ、早く」 「い、嫌……」 「あなたの居場所はこちらですわよぉ?」 「嫌ああぁぁぁ!!」 「うふふ……」 あからさまに拒絶するティファを見て、クアットロは思わず腹黒い笑みを浮かべた。 それは確かに笑顔だった。 しかし、その顔からは凍てつくような冷たさしか感じない。 アフターウォーで生きてきたガロードが、この『危険な人間のサイン』を見逃す筈がなかった。 「やっぱりこの話無かった事で!」 すぐさまバギーに飛び乗り、全速力でクアットロを横切る。 夜の森と言うこともあってか、ガロード達の乗るバギーはすぐに見えなくなった。 しかし二人を逃がしたというのに、クアットロの顔にはまだ冷たい笑みが貼り付いていた。 「逃がしませんわ」 ぼそりと呟き、二人が逃げていった方向を指差す。 するとクアットロの後ろに止まっていたトラックからカプセル型のメカが飛び出し、飛行しながら二人を追った。 そうとは知らないガロードは早々に森を抜け、視界の利く荒野を走っていた。 雲のせいで月は隠れているが、バギーのライトで充実走行できる明るさだ。 「これでいいんだな、ティファ!?」 ティファは少し頷いただけだったが、ガロードにはそれで充分だった。 「まっ、しゃーねーか! 後はなるように……うわぁっ!!」 突然バギーが大きく揺れた。 バギーがたった今通った所は地面が抉られ、煙が立ち上っている。 追っ手の魔導師が来たのかと思い、ガロードは後ろを振り返った。 だか、煙の中から出てきた物体は、魔導師とは程遠い姿をしていた。 「な、なんだありゃ!?」 二人を追ってきたのはカプセル型のロボットだった。 センサーと思わしき黄色い部分が不気味に光り、そこから魔力弾を連射している。 しかも数は一機だけではなく、更に後ろに二機がついていた。 このロボットは管理局が『ガジェットドローンⅠ型』と呼んでいる個体なのだが、ガロードがそんな事を知る筈もなかった。 「げぇっ! これってかなりヤバイって感じぃ!?」 ガロードはアクセルを再び全開にし、バギーを全速力で走らせた。 それでもガジェットとの距離は全く開くことはなく、攻撃の手が緩むこともなかった。 終わりの見えないデッドヒートを続けているうちに、無数の魔力弾の一発がバギーに迫った。 交わそうとガロードがハンドルを切ろうとする。 その時ティファが思いもよらないことを口にした。 「このまままっすぐ」 「えぇっ!?」 「まっすぐ!」 「んなこと言ったってぇ! うおぁっ!?」 渋るガロードを押しのけ、ティファはハンドルを握り締めた。 ついに魔力弾が頭上にまで迫る。 しかし、魔力弾は軌道から外れ、バギーの左手に着弾した。 「逸れた!?」 確実にこちらに来る弾がティファの言う通り逸れた事に、ガロードは驚きを隠せなかった。 しかし自分達の置かれている状況をすぐ思い出し、ティファからハンドルを取り返す。 疑問を思い過ごしだと整理し、逃げることのみに専念した。 だが、その後も不思議な出来事は続いた。 ティファが右と言えば左に魔力弾が着弾し、左と言えば右に魔力弾は墜ちるのだ。 一度目ならば偶然で片付けられるだろう。 だが二度三度と続けば、それが偶然ではないとガロードにも理解できた。 (すげぇ……。いったいどうなってるんだ? ……そっか! もしかすっと、みんなこの力が狙いで……) そこまでガロードの考えが至った時、バギーの目と鼻の先にガジェットが現れた。 如何にティファの力が強力でも、浮遊するガジェットとバギーの性能差を埋めることは出来なかったのだ。 「うわああぁっ!!」 避けようとハンドルを切るが時既に遅し。 バギーはガジェットに激突し、二人は地面に投げ出された。 幸い二人に大した怪我はなかったが、バギーは大破し使い物にならなくなっていた。 「くっ……ううぅ……」 投げ出された衝撃で痛む体に鞭を打ち、ガロードは立ち上がる。 周りを見回すと、ティファがすぐ近くに倒れていた。 「ティファ!? ティファ!!」 駆け寄って体を揺するが返事はない。 一瞬最悪な場面が脳裏を掠めるが、息は微かにしていた。 どうやら頭を軽くぶつけてしまったらしい。 安堵の表情を浮かべるガロードだったが、三体のガジェットはすぐ後ろにまで迫っていた。 バギーが激突した一体は、ボディが凹んだ程度で未だ機能している。 ガロードはティファを抱えると、近くにあった大岩の後ろに隠れた。 頭が良くないのか、ガジェット達は二人が隠れた岩に何発も魔力弾を放つ。 「畜生っ! あんなのどうやって倒せば……そうだ!」 ガロードはポケットに手を突っ込んだ。 中を漁り、そして目当ての物を掴み出す。 取り出したのは、フリーデンからせしめた銀色のデバイスだった。 「こいつで……って、あ、あれ?」 早速起動させようとデバイスを弄るが、全く反応がない。 「なんだこれ!? 壊れてんのか!? 動けよ! おい!」 デバイスを叩くが、反応する気配すら見られない。 後ろではガジェットの攻撃が激しさを増し、遂に二人を守っていた大岩に亀裂が走った。 「クソっ! 俺はティファを守るんだ!! だから動けよ! この野郎っ!!!」 自棄糞になり、ガロードはデバイスを地面に思い切り叩きつけた。 カツンと音を立て転がるデバイス。 その時、ガロードの願いが神に通じた。 『.....Standby, ready』 「やった!!」 今の衝撃で魔力回路が復活し、機能停止していたデバイスが蘇ったのだ。 奇跡としか言いようがなかった。 これからは神様を信じようと心に誓い、ガロードはデバイスを拾い上げ高らかに叫ぶ。 自分の運命を変えるデバイスの名を。 「ガンダムX! 起動!!」 『Yes, master! GX-9900 GUNDAM X, Drive ignition!』 響くデバイスの起動音。 同時にガロードの周りから青白い光の柱がそびえ立った。 光の柱は空まで伸び、雲を突き破って月を現す。 ガジェットも異変に気がつき光の柱へ近付くいて行く。 だが次の瞬間、柱が弾け、ガジェット達は吹き飛ばされた。 そして柱があった場所、その中心には様変わりしたガロードの姿があった。 体は白を基調としたバリアジャケットに包まれ、カラーリングはかのエースオブエース・高町なのはを連想させる。 背中にはガロードの身長程もある巨大な砲身を背負い、手には青い操縦桿が握られていた。 魔導師ガロード・ラン、ここに誕生である。 『よろしくお願いします、マスター・ガロード』 「ああ! さぁて、今までよくも追い掛け回してくれたな?」 ガロードはGXを握り締め、三体のガジェットを睨み付けた。 対するガジェットはガロードの変身など気にも止めず、三体一気に襲いかかる。 「行くぜぇ!!」 『Slash form』 GXが変形し膨大な魔力が歪な刃を形成する。 ガロードは剣となったGXを構え、ガジェットに向かって駆けた。 それを認めたガジェット達は魔力弾を放ちガロードを牽制する。 しかし元から身軽なガロードは易々と魔力弾の間を縫い、一気に間合いを詰める。 そして一体のガジェットの懐へと入り込んだ。 「でえぇりゃあ!!」 一閃。 ガロード渾身の大振りがガジェットを斬り裂いた。 「もういっちょ!!」 間髪入れずに横にいたガジェットにも一閃をお見舞いする。 形は歪な刃だが、その斬れ味と破壊力は抜群だった。 ガジェット二体は真っ二つに割れ、黒煙を上げて爆発した。 「最後の一体!」 しかし最後のガジェットは形勢不利と踏んだのか、自身の周りにフィールドを張り巡らせた。 アンチマギリンクフィールド。 通称AMFと呼ばれる、魔力結合を強制的に解消する防御魔法だ。 手慣れしていない魔導師が挑むには危険すぎるフィールドであり、GXもすぐにガロードへ警告を発する。 『マスター、AMFです。ここは一旦退いて……』 「なぁ、GX」 『はい』 「歯ぁ食い縛れ!!」 『えっ?』 GXは最初、言われた意味が理解できなかった。 だが、ガロードが自分の警告を完璧に無視し、AMFに突撃して行くのを確認し、何となく理解した。 新しい主人はいきなり無茶をしようとしている。 『マスター!? 一体何を!?』 ガロードは臆することなくAMF内に入った。 GXから伸びていた魔力刃は消え、バリアジャケットの構成も危うくなる。 ガジェットはアンカーケーブルを振り回し、防御が薄くなったガロードに叩き付けた。 しかし、AMF内に入ったからと言ってガロードの素早さが失われる訳ではない。 ガロードは難なくそれを交わし、持ち手だけになったGXを握り…… 「なめんじゃねえ!!!」 ガジェットのセンサー目掛け思い切り殴りつけた。 センサーは粉々に砕け、展開されていたAMFが解除される。 そしてセンサーにGXが食い込んだまま魔力刃が復活。 そのままガジェットの体を貫いた。 「おりゃあああああああ!!」 GXを握り思い切り振り下ろす。 ガジェットはセンサー部から両断され、爆散した。 「はぁ、はぁ、はぁ……や、やったか」 燃え盛るガジェットの残骸を眺めながら、ガロードはその場に膝を突いた。 張り詰めていた緊張感が解けたのか、足から力が抜けてしまったようだ。 危険が去ったのを察知し、GXもGコントローラー型デバイスフォームへと戻る。 『大丈夫ですか、マスター?』 「あ、ああ……それよりティファは?」 膝を地に着いたままガロードは辺りを見回す。 ティファはすぐに見つかった。 先程隠れていた岩陰に立っており、どこか遠くを見つめていた。 「ティファ! 良かった、気が付いたんだな!」 ティファが気がついた嬉しさに疲れを忘れ、ガロードは彼女に駆け寄った。 「………………」 「……ティファ?」 しかし、ティファはガロードが近付いても何も言わず明後日の方向を見つめ続けた。 そんなティファに疑問を覚え、ガロードは彼女に声をかける。 その時、四つの人影がガロード達の目の前に現れた。 「前方に魔力反応! ミッドチルダ式の魔導師です!」 一方、バルチャーを退けたフリーデンはティファの捜索を開始していた。 そんな中ガジェットドローンの反応をキャッチし、ティファの手掛かりになるかと反応を追っていたところだった。 「嘘っ……ガジェット、全機ロスト! 恐らく今の魔導師の仕業だと思われます!」 「……そうか」 トニヤの報告にジャミルは顔を俯けた。 何故なら、立ち上った青白い光の柱に心当たりがあるからだ。 浚われたティファ、持ち去られたガンダムX。 ジャミルは既に答えを出していた。 「月は出ているか?」 「えっ?」 ブリッジにいた全員の視線が一遍にジャミルに集まる。 はやてとリインもジャミルが何を言っているのか検討がつかなかった。 それでもジャミルは聞かずにはいられなかった。 「『月は出ているか?』と聞いている」 ―PREVIEW NEXT EPISODE― ティファを守るため、ガンダムXを起動させたガロードの前に、四人の魔導師と、彼らを狙うバルチャー達が立ち塞がった。 迫り来る無数の流れ魔導師。 ついにティファは、禁断のシステムを作動させた。 第二話 「あなたに、力を…」 戻る 目次へ 次へ
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『Diver s shell』 十一話 「目標地点へ(後)」 深夜になった。 オヤジは大きな欠伸を一つ漏らすと、今だに降り続けている雨を見るべく視線を窓に向けた。カーテンの所為で見えないが、音と湿気で感じることは出来る。 この状況でも人は眠くなるものなんかと呆れるものの、縛られたままですやすや寝息を立てているエリアーヌを見るとどうでもよくなってくる。しかも涙で酷い顔だ。 二人は大丈夫だろうか。 オヤジは地面に座ったまま考える。 今自分を縛っているのは間違いなく、10年前にフローラを殺した連中であろう。電話をかけたとき喋っていた内容や、状況などからそう推測した。 だが、何故今になってこんなことをするのかは分からない。なんで10年間も影も形も見えなかったのか。ユトとメリッサを殺さずにφ37遺跡に潜らせた理由もさっぱり分からない。 オヤジを脅してここまで連れて来た女は、疲れた様子を見せるでも無く、椅子に座って銃の調整を行っている。それが終われば人員を周囲の警戒に当たらせ、自分も窓の外を窺う。 「頼むぜフローラ……」 オヤジは、今は亡き人物の顔を思い出しつつ呟くと、瞳を閉じて眠りにつこうとする。 返事は無かった。 あるとすれば言葉を発した報復として銃で殴られた程度だ。 深夜にもなれば、体力気力共に減ってきて、疲労が顔や行動の一つ一つに出てくるようになる。 コーヒー飲料で眠気を誤魔化し、栄養剤などで疲労を誤魔化して遺跡の奥へと進んでいた二人だが、流石に動きは鈍く、切れが無い。 遺跡のどこかで安全な場所を見つけて休憩すべきかを考えてしまう自分を鞭で打ち、機体を動かし、情報に眼を通し、奥へと進む作業を続行する。 ガードロボに何度出くわしたかは分からない。先手必勝、サーチアンドデストロイを擬人化したような勢いでブレードで斬りかかって破壊し、魚雷で吹き飛ばす。 よくぞここまできたものだ。 大きく口を開けて欠伸をしたユトは、魚雷ランチャーのマガジンから装填し、ブレードの損傷を確認すれば、そろりそろりと回廊を進んでいく。 右脚スラスターの調子が悪い。バランスを崩さぬように回廊を進んでいけば、前方に見えてきたハッチの前で立ち止まる。 ノックするように叩いてみると、今までくぐってきたのと比べて格段に軽い音がした。 メインカメラでハッチを調べていく。ハッチの横にアクセス用の端末らしきものが見えた。だが、規格そのもの、方式そのものが違うのではお話にならない。強制的にこじ開けるしかない。 ライトの光量を絞って後ろを見て、プラズマカッターを取り出してハッチに当てる。 家一軒が優に通過できるほどのハッチに小さな穴が空き始めた。 警告。 赤い文字列がメリッサとユトに異常を知らせる。メリッサは背後に敵が居ると瞬時に判断した。 「後ろッ!」 「ちっ!」 ブレードを一振り。 背後から突進してきていた人型の接近戦機の一撃を横に逸らし、ハッチのぎりぎりまで後退する。プラズマカッターは地面に放り投げた。 またⅢ型だった。知り合いならいいがコイツは知り合いの中でも驚異的な破壊力を持った戦闘マシナリーなのだ。ユトはブレードを構え、警戒すると見せかけて一気に斬り込んだ。 袈裟懸けの一撃。すかさずⅢ型は防御のために両腕のブレードを交差させて受け止める。 計算通り。攻撃を仕掛けると回避よりも防御をして、素早い反撃を与えてくるという行動パターンを、ユトはしっかりと記憶に刻んでいた。魚雷ランチャーを、Ⅲ型が動くよりも前に構え、ネットを発射した。 Ⅲ型はかわさずに見事なまでにネットに絡められる。ユトはブレードでⅢ型の胴体を串刺しにすると、横に引き倒した。 動きは極めて作業的だ。速度こそ早いが、先手を決められるなら勝機はある。それが狭い空間ならなおさらだ。 ブレードの損傷は大丈夫だろうか。Ⅲ型の残骸が回廊の地面に沈んでから数秒と立たないうちにユトの思考はそっちの方向へと流れていく。脳内麻薬の分泌なのか、今見ている風景が映画を鑑賞しているように現実味が無い。 精神的な疲労と、肉体的な疲労が、皮肉なことにも通常時よりも戦闘能力を引き上げてしまっているのだ。 センサーが微細な反応を検知。ハッチを開ける作業が終わってないというのに、ガードロボが次々に出現してくる。 数は4。物を運搬するためのドロイドで、球体に二本の腕を無理矢理溶接したような形状のソレが、遺跡の中の異物を排除せんとするために突撃してきた。 距離、中距離。やや歪曲して続く回廊の向こう、暗闇から一気に来る。 魚雷ランチャーを構え、一発。 シュッ、と空気の音を立てて発射された魚雷は、炸薬という毒牙を大きく開けたまま運搬型ドロイドのド真ん中へと飛び込んで爆発した。 海中に衝撃波が広がってポンピリウスを、操縦席の内部にいる二人を揺らす。爆発の余波が消え去ったとき、運搬型ドロイド4機は推力を維持できずに回廊の地面へと没した。 すかさず魚雷を装填する。魚雷ランチャー本体の後方のマガジンが稼働して魚雷を装填。8発が直ぐに発射できるようになる。残弾もまだたくさんある。問題は肉体的なことか。 φ37遺跡に潜り始めてから9時間以上が経過している。時計を確認してみると、日付が変わって3時。どうりで眠いわけである。 地面に沈んでいるプラズマカッターを拾うべく機体を沈ませ、肩にブレードを装着して、片手で取る。ハッチの表面にカッターを押し付け、こじ開け始める。仄かな気泡が回廊の天井へと伝っていった。 さっきから極端に口数が少なくなってきたユトの異変に気がついているメリッサだが、彼女も同じように疲れていた。眠気が無いのが救いか。メリッサは眠らんとして頭を振った。 「ユト、大丈夫? どこか安全な場所見つけるか、休むかしないと。私も結構キテたりするから」 「時間が、無い」 「……ん。でも休まないと作業効率に響く」 「そうだねー…………うん。じゃ、メリッサ、見張りをお願い出来る?」 「勿論」 「お休み」 ユトは会話を終わらせ、両腕、両足、頭部、と力を抜いていくと、瞳を閉じた。 数秒後には意識が消失して睡眠へと落ちる。 ユトのすやすやと健やかな寝息を聞き、メリッサは今まで以上に神経を尖らせて周辺の反応に気を配る。機体の位置がハッチの真正面では不味かろうと、一時的に権限を受け取り、ぎこちない動きで回廊の端に座り込むようにした。 今まで得た情報を展開する。空間投影モニターが複数飛び出てきて、φ37遺跡の構造図や、構成物に関するデータが表示された。一つ一つにじっくりと眼を通し、ユトが眼を覚ました時のために頭脳を働かせた。 それから一時間ほど経過しただろうか。飲み込まれそうな沈黙に包み込まれたメリッサは、いつの間にか夢の中に居るのか現実なのかが不覚になってきたことを自覚した。 「いけない」 脳が眠りに入る前準備か何かなのでは? そう思い、コーヒー飲料のパックを一気に吸って胃袋に流し入れた。苦味が眠気を和らげてくれる気がした。 ―――……こう静かだと危険と言われたφ37遺跡に潜っていることを忘れそうになる。 図書館でもここまで静かではあるまい。メリッサはユトの姿を後ろから一瞥し、妨害装置の状態を確認してみたところ問題は無かった。 二時間が経過した。何度も何度も眠りそうになったのを、睡眠を感知したら目覚ましを行うように設定しておいたのが功を奏し、起きていられた。 しかし、辛い。 メリッサは手を止めると、つい先ほどから回廊のどこかでうろついている小型のガードロボを視覚化させて解析をかける。遠すぎて分からなかった。 そろそろいいだろう。メリッサは前の座席で眠っているユトの肩に手をかけて揺すった。 「起きて、2時間経ったわよ」 「………もうちょっ……と寝てるわけに行かない」 ずっと寝ているわけにはいかない。眠っていても起きなくてはと考えていられるのはダイバーの性か、自分の置かれている状況を理解しているからなのか。ユトは照明をつけるようにぱっと眼を覚まし、大きく伸びをした。 ユトが眼を覚ますと、たちまちの内にメリッサは眠気と疲労を感じて欠伸をしてしまう。女性らしく両手で口を押さえて欠伸をしたため、欠伸の音は小さかった。 「今度は俺が」 「お願い。お休みなさい」 メリッサもストンと眠りの海へと落ちる。 キーボードに頭を置いて眠るわけには行かないので座席で身体を丸めるようにして寝息を立て始める。俯いた顔に前髪がふわりとかかっている。呼吸する度に胸が上下して柔らかな体が動く。 警戒を怠ってはならない。 メリッサが担当しているセンサー類の制御を一時的に得たユトは、睡魔を吹き飛ばした頭で周辺の状況を確認していく。深度5000m。水は沈黙を守っている。 これから先のことを考えて栄養ゼリーを食し、コーヒー飲料を飲む。 いつ何があるか分からないので機体の各部の状態を確かめて、おかしいところがあれば直ちに戻す。その作業で一時間を費やしてしまった。 今は六時。あと一時間はメリッサを寝かしておきたい。ユトは、後部座席へと眼をやってメリッサを見た。子供のような無邪気な寝顔。身体を丸めて寝ているところを見ると自然と笑みが浮かんでしまう。 「いかんいかん!」 ニヤニヤしてどうするというのだろう。 もしも目的を果たせなかったら知り合いや家族が殺されるのだ。自分の顔を一発殴り、更にデコピンを決める。パチンと大きな音が響いた。眼鏡がずれるが気にしない。 痛みをかみ締めつつ、メインカメラをハッチに向けて観察をする。切りかけている最中のところを見、続いて流れで今来た回廊の方向を見る。何も居ないようだった。 コーヒー飲料を啜って、成すべきことをしている内にまた一時間が経過した。 七時。 外は朝なのだろうが、遺跡の中は暗闇だ。 ユトは、寝言を呟いているメリッサの身体を叩いて起こそうとする。ぱちりと開いた大きな瞳と、ユトの瞳が合った。 「………ふぁ……。おはよー。何も無かった?」 「何にも。あ、機体のチェックは済んでるから」 「上出来上出来」 眠り足りないといえば嘘になる。人間が必要とする睡眠時間は通常9時間前後と言われているのだ。2時間では足りていない。 だが、ダイバーの二人には十分な時間となる。ダイブ中に贅沢は言ってられない。 地面を蹴り浮かび上がり、脚部スラスターでハッチへと取りつき、プラズマカッターで穴を空けていく。 程なくして、ポンピリウスが潜り抜けられるだけの穴が完成した。頭部を突っ込んで向こう側の様子を窺って安全を確かめ、するりと滑り込む。 プラズマカッターを収納してブレードを右手に持ち、魚雷ランチャーを前に突き出すように回廊を進んでいく。 完全なる暗闇なので音波や光を利用して映像を得て、自機が壁面などに衝突しないようにする。 数百mほど全身していくと、目の前に巨大な空間が見えてきた。円形の空間の中央に独楽のような円周状の何かを備えた塔が上から下へと貫通している。 よく見ると、何かの文字が円形の空間に刻まれている。解析を試みるも不明と出てくるばかり。 他の回廊からも来れるのか、ユトとメリッサが入ってきたのと大差ない「穴」があり、全体像を見てみると、円形の空間に複数の穴が空いていて中心に軸のような塔が鎮座しているということになる。 ユトは両腕の武器を構えながら、壁伝いに進み始めた。脚部スラスターが水を押しのけて推進力を作り出す。メリッサは機体のライトを薄っすら灯した。 円形空間の内部は、錆びた青銅で造られているかのように緑に近い色をしていた。 ここに限らず遺跡は緑に近い色をしていることが多い。人の目が行き届いて「安全」とされる場所もそうだ。なんらかの合金を使用している、錆び付いている、塗装だ、など様々な説があるが詳細は不明。 「敵襲!」 「了解!」 センサーに反応アリ。 円形空間に、ドロイドがぞろぞろと出現してきた。 数、15以上。 朝。 ユトとメリッサがφ37遺跡に潜ってから、大体12時間ほどの時間が経過した。 全身を縛られてテープを巻かれているのに眠れるエリアーヌとは違ってオヤジはうつらうつらしか出来なかった。 水や食事は与えられているが、トイレに行っていない。いい歳した大人が漏らすのは恥の極み。オヤジは、隣に座っていた男に喋りかけた。 「便所行かしてくれねェか?」 「我慢しろ」 「あぁそうかい。じゃあここでするしかないな!」 「分かったから黙れ。立て。一言も喋らないで歩けよ」 オヤジに声をかけられた黒服の男は、リーダー格の女に目で許可を取って、立ち上がる。オヤジは銃を突きつけられたままトイレに向かって歩き始めた。居間に居座った男達がじろじろと視線を送ってくる。 トイレはさほど遠い場所にあるわけではなく、一階の倉庫近くにある。 オヤジと男はトイレにたどり着く。黒服の男はトイレの窓が外に通じていることを確認したが、余りに小さくてオヤジが出ることが出来ないのを眼で測り、中に入るように銃で促す。 ただしドアは開けっ放しだ。 「とっととしろ」 「そう急かされちゃあ出るもんもでねェーだろ」 「早くしろ!」 「へいへい」 オヤジは、………用を足すべく便器の前に立つ。 大体数十秒後に用事が終わって、備え付けの洗面所で手を洗っている最中に「それ」に気が付いた。天井から一枚の紙が紐で吊るされて降りてきたのだ。 紙には、次のようなことが書いてあった。 『喋らずに動揺せず読んでください。貴方達二人を助ける準備があります。貴方達二人が拘束されている場所は一階の居間ですね? そうでしたら咳払いをお願いします』。 オヤジは手を洗いながら咳払いをして、その紙がスルスルと天井へと吸い込まれていくのを見る。もう一枚降りてこないかと眼だけを上に。するともう一枚の紙が糸に吊るされて降りてきた。手を洗いつつ読む。 『救出の際に当たっては近くにある教会の鐘を鳴らします。直ぐに伏せてください』 紙は、ものの数秒で上に上がっていって、糸を垂らす為に開けられていた穴も塞がる。 「早くしろと言ってるんだ!」 「手ェくらいしっかり洗わせてくれや」 トイレの外から黒服の男の声がした。いい加減に返事をし、手から水分を取ると、居間へと戻るべく身体を黒服の方に向けた。 ―――……爆発。 衝撃で機体各部に装着されているセンサーがいくつか御陀仏になり、搭乗者である二人の頭ががっくんがっくん揺さぶられてしまう。 「7と8センサー破損! ……右スラスター出力低下、しかも右脚の回路断線!」 「クソっ、次から次へと!」 円形空間で遭遇したガードロボは、今正に大量生産してるんですとでも言うかのように次から次へと波状攻撃を仕掛けてきて、結果二人は中心にあった塔の中に入って、下へと逃げ続けていた。 もしも入れる場所が無かったら海の藻屑の仲間入りだったのは確かである。 この塔のようなものがなんなのかは定かではない。一つ分かっているのは、逃げなくては破壊されるということだ。 探査など、やっている場合ではない。今まで見たことが無いほどの数のガードロボが真上から攻撃を仕掛けてきているのだから。 魚雷ランチャーを真上に向けたまま引き金を引き絞る。連続して発射された短魚雷が、運搬用のガードロボの数機の突撃を阻止し、木っ端微塵にして散華させた。 爆発で発生した気泡と靄が海水を埋め尽くすが、そんなことお構いなしにガードロボの群れが下へと逃げるポンピリウスを追跡してくる。 塔の内部はかなり広く、果てしないと思ってしまうほど、下へと下へと続いていた。頭部を下にして、スラスターを使って落下かくやという速度で潜っていくポンピリウス。逃げることを優先するため、ブレードで斬りかかることは出来ない。 破壊したガードロボの破片より速く。もっと速く。考えは逃走と反撃。 接近戦型ガードロボが斬りかかってくる。脚部を切り落とされるものかと身を捩り、ブレードの一撃を回避すれば、魚雷ランチャーからネットを発射して動きを封じ込めてやる。接近戦型の一機は水中でもがくしかなくなった。 右脚の先端のスラスターは、さっきから動きを止めたり、突如動き始めたりと、不安定になっている。攻撃を喰らってしまったのだ。 ユトは全身に立つ鳥肌に気が付かず、大声を張り上げて塔の内部のパイプ状の空間の壁面を蹴っ飛ばし、下へ下へと落ちていく。 魚雷を乱射。至近距離で発射すれば自分にも被害が出ることは必至。けれども、撃たなければ接近戦型に膾切りにされるか、上から降ってくる魚雷に粉々にされるか、そんなところの結果しかないのだ。 機体のどこかが痛々しい金属の悲鳴を上げる。オイルが漏れたか。 メリッサは、必死な形相で出力を無理矢理上げ、機体の損傷箇所の対処を行う。汗で前髪がべっとりとして顔に張り付いている。 深度計が物凄い勢いで数値を増やしていく。現在の深度、一万千m。限界潜航深度には達していないのだが、一気に潜り過ぎて機体の各部が悲鳴を上げ始めていた。 圧死、爆死、その他。駆け巡る映像が脳裏を揺らがす。 自爆型ガードロボ5機を魚雷で吹き飛ばすと、装填が始まる。完全に装填が終わるまで耐えなければならない。流石に弾数も少なくなってきた。ドルフィンキックで体勢を整え、メインカメラで前を見遣る。 明かりだ。トンネルを抜ける時の様に、パイプの出口に光が満ち溢れている。 メリッサの声が操縦席に響いた。 「ユト、前!」 「ああ!」 沈んでいく力に脚部スラスターの推進力を上乗せしているのだ。もし、その速度で突っ込めば手足が折れるか、耐水殻が歪むか、どっちにしろ死に直結することは必至。光が強すぎて先がどうなっているのか分からない。 ひょっとすると壁かもしれない。ユトは、急旋回できるよう身構え、機体を突っ込ませた。 パイプを抜けた―――……機体を一回転、急停止。身体にGがかかり、機体の各部が軋みを上げる。 光が強すぎて操縦席からは何も見えない。咄嗟の判断でブレードを突き出し、近場に寄って来ていたガードロボ一機を叩き潰す。 機体が停止した。ブレードで破壊したガードロボの破片がどこかへ消えていく。自動で調整が入って、追跡してきていたガードロボの姿が消えていることに気が付く。センサーにも反応が無い。 何故追跡を諦めたのか。二人は周囲を見渡してみた。また、パイプのようだ。この遺跡には巨大なパイプが張り巡らされている。その中の一つだろうか。 ユトとメリッサは、周囲の状況よりも自分達の状況を優先させることにした。現在時刻9時だ。 ブレード……皹が入っている。魚雷……弾数少なし。センサーはいくつか落としてきてしまった。妨害装置は大丈夫。スラスターは背面のは大丈夫だが、右脚の動きが悪い。 二人は、主観で久しぶりに訪れた静寂にホッと胸をなでおろしながら、パイプの左右を見遣った。 センサーとライトを利用してこのパイプがなんなのかを探って、自分達が通ってきた道を視覚情報として空間投影モニターに表示させる。 くねくねを入り組んで、絡まって、それでいて下へと続いている。何故か蟻地獄を思わせた。 メリッサは手を止めず、前の席のユトに声をかけた。これも数年ぶりに発した声のように感じられた。 「はぁ……もう九時かぁ……。酸素と電力は十分だけど時間が無い」 「弱気になるなよ。やらないとダメなんだから。じゃないと……な」 「うん、行こ………待って。何か変じゃない?」 「ん?」 メリッサの言葉に、ユトは頭を後ろに向けるようにして聞き返す。メリッサはキーを数回叩いて、パイプの中の海水の流れが徐々に速くなっていっていることを示した。 ガコン。 音がした。ふと眼を、さっき潜ってきたパイプへと向けてみると、「閉じていく」ところが目に入った。ハッチが完全に閉鎖され、固定専用の器具がせり出して止まる。破壊するには時間がかかりそうだ。 「閉じたわね」 「閉じたな」 ―――……嫌な予感しかしない。 逃げる場所と言ったら、パイプの向こう側とこっち側、即ち、普通であれば「流れてくる側」と「流れていく側」。 施設全体が爆撃を受けたように揺れ、二人して背もたれに身体をぶつけてしまう。 「揺れたわね」 「あぁ揺れた揺れた」 水流が急激に増してきた。冷や汗が垂れるのが分かった。 冷静に解説出来るのは不安がにじみ出てきた証拠。 次の瞬間、ポンピリウスは巨人に殴られたような勢いで海水に押し流され始めた。 「なんとかしなさいよぉーッ!」 「もうやってる!!」 脚部スラスターを全開にして水流に逆らおうとするが、右脚スラスターが不調では、台風の時に飛ぶ蝶のような機動しか描くことが出来ない。 ブレードと魚雷ランチャーを収納。両腕を伸ばし、今居るパイプの出っ張りに向けてワイヤーを発射。ワイヤーは、水流に揺られながらも引っかかって、巨体を繋ぎとめた。 だが、いつまでも持つ訳が無い。津波のように押し寄せてくる海水にワイヤーが伸び始めて、ワイヤーシューターのモーターが悲鳴を上げる。 いつか見た光景だ。 ユトは、水流を受け流すように機体の体勢を変えて、背面スラスターまで使用して水流に逆らおうとするが、いつまでも流れ続けてくる奔流に勝てるほど凄い機体ではないため、抜け出せない。 ワイヤーは更に伸びていく。過負荷でワイヤーシューターが漏電し始めた。 「出力全開…………ダメか」 ユトの呟きを最後にワイヤーが弾け飛び、自然の摂理に従って機体はパイプの奥へと哀れな格好で流されてしまう。 ユトは操縦席に顔面を強く打ちつけ、メリッサはキーボードに顔面を叩きつけられ、意識を消失した。 水の音が悲鳴にも聞こえた。 「―――……、…………ンっ……く ぅ……」 呻き声が肺の奥底から漏れた。 頭が鈍痛で埋め尽くされている。 丁度、二日酔いのときに滑って転んだ時に体験したのにも似ているような気がした。 視界に光が戻っていく。最初に映ってきたのは見慣れたキーボードの羅列だった。顔を押し付けていたので跡になっているだろうと思うと多少憂鬱さが染み出る。 メリッサは、首筋を撫でつつ顔を上げると、時間を見た。 11時ちょっと過ぎ。2時間近く気を失っていたということになる。 「最悪……」 口を動かすよりも手を動かしたほうが建設だろう。 メリッサはモニターを表示させると、機体各部の状況を読み込ませていく。その時間で、前の席に座っているユトを起こそうとして脚で席の後ろを蹴っ飛ばした。 あ、とも、え、とも取れるくぐもった声が聞こえた。 席の横から、よだれやら鼻水やら涙でぐしゃぐしゃなユトの顔がメリッサのほうに向けられる。 「天国?」 「少なくとも死んでないと思うケド」 ユトは自分の顔が自然災害に見舞われたことに気が付いていない。それよりも、機体の損傷や、今どこなのかを確認するほうが先だと、席に座りなおしてモニターを見る。 酷いものだった。 右脚は折れ、左足は不調。両腕こそ無事だが、ブレードを乗せてあった右の担架システムが丸ごと無い。背面部スラスターや胴体部にも多少の損傷が認められる。帰還は出来ても作業を続行するのは難しいであろう。 そこで一箇所致命的な損傷を発見した。電池が破損して背面部スラスター以外をまともに動かせそうに無いのだ。 二人は暫し沈黙した。 「ユト。今気が付いたんだけど、ここ空気があるみたい」 「何? 空気?」 海に没している海中で空気があるわけは無い。 そう思ったユトは、情報を読んでみた。なんと空気があった。ただ、気圧は地上とほぼ同じなのだが酸素量が致命的に少なく、短時間しか生存出来ないであろう。 操縦席に投影されるべき周辺の様子は未だに復帰していない。航空機のようにガラス越しに見れるようには造られていないので、これが映らないと真っ暗だ。 数分後、操縦席に映像が戻ってきた。二人は驚愕した。 一見すると本棚かと勘違いするような形状でありながら、小さいビル程の大きさの「それら」が、巨大な空間ににょきにょきと生えている。無機質ながら生体部品のように滑らかで、コンクリートのように灰色一色で統一されている。 よくよく見てみれば、表面を青と紫色の中間の色の血管のようなものが走っており、人間の心臓が鼓動を刻むのと大差ない速度で発光しては消失してを繰り返している。 二人は小さく口を開けたまま視線を上に上げていく。 自分達はどこから落ちてきたのだろう。そう思ってのことだったのだが、また驚かざるを得なかった。天井には幾つも無造作に巨大な穴が空けられ、水が蠢いている。 コップの淵ギリギリまで水を注いでも表面張力で零れない、というのに似ているのだが、天井にそれがあっては原理がさっぱり分からない。 ついでに、高い。30mはある天井から地面に落ちて良くぞ死ななかったものだ。機体も砕けてもおかしくなかった。 音が皆無な巨大構造物の中。幻聴のように水の音が囁いてくる。水の一滴を落としては静けさが間を埋めて、また忘れた頃に水の音。機体の中に乗っているのに聞こえるのは実に面妖なことだ。 やっと正気を取り戻した二人は、自分の成すべきことを思い出した。 「最深部に到達して……って、ここ最深部?」 「…………今までこんな場所来た事無いから分からない。けど、そんな感じするよね。勘だけど」 例の脅迫者は「最深部に到達し、鍵を使って宝石を持ち帰れ」と紙に記していたのだが、ここが最深部という確証が得られない。ひょっとすると意味の無い場所かもしれない。それに、宝石と言われても意味が分からない。 二人は議論の結果外に出てみることにした。 食料や作業用工具に銃などが入れられたバックパックを背負って機体から出てみる。酸素が薄いので簡易マスクを口に当ててである。 銃はユトのほうが得意なので、メリッサが工具を持つことになった。 巨大構造の内部は湿度が高く、気温も高かった。二人は固い地面を歩いていく。 用途不明のビルに近い構造物から誰かが見下ろしてくるかのような錯覚を受けてしまう。 一歩一歩歩くごとに灰色の地面の表面の血管状の部分が光を発する。足音が増幅されているかのように空間に広がっていき、思わず慎重になる。 「―――……ユト……私たち帰れるのかな」 「帰れる帰れないんじゃない、帰るんだよ。こんな広い遺跡なんだから、修理に使えそうなモノの一つや二つあるに決まってるじゃないか」 遺跡にあるものが修理に使えるとは限らないのだが、そう言っておかないと心が折れそうになってしまう。機体が壊れたことは帰還出来ないことと同意義なのは二人して口には出さない。機体を修理出来たとしても時間に間に合わない。 短機関銃をしっかりと握ったユトは、メリッサを連れて遺跡の奥へと歩いていく。巨大すぎる空間を歩いているために距離感が狂いそうだが、正確に配置されているビル状の構造物がそれを防いでくれた。 ユトが口を閉ざして歩き、メリッサが寡黙に後に続く。近いとも遠いとも言えない微妙な距離は埋まらない。 どれだけ歩いたのだろうか。12時を過ぎた辺りで疲労を感じ始め、1時になる頃には脚が痛くなっていた。座りっぱなしで作業していたから筋肉が落ちていたのか、疲労の所為か。 巨大構造物の中心らしき場所にやっとたどり着いたユトとメリッサは、天を貫くように長く、背骨の標本のようにごつごつとしていて頑丈そうな塔を見上げていた。 なんでたどり着けたのかはさっぱり分からない。あえて言うなら水の囁きに従ったと言うべきか。 塔の根元に当たる部分には、人間が通れそうな「ドア」があった。 「…………罠っぽいわね」 「罠だと思うけど行かないと」 「なら私が先に行く」 メリッサは強い口調で言葉を発すると、乱れた髪の毛を直そうともせず、ドアを蹴り開けた。 ドアを開けると爆発。銃撃。電流。 だが、ドアを蹴り開けたメリッサに襲いかかってきたのは何も無かった。当たり前だと示すようにドアは開いて二人を招き入れて、内部の光景を見せ付けてくる。一瞬暗かったが数秒後には内部は柔らかな光で満たされる。 メリッサは、操り人形のように中へと歩いていく。銃を構えたユトは、慌てて後を追った。 「凄い………」 「……なんだこれ……」 全ては光で満たされていた。 海というフィルターにかけられた光のカーテンをそのまま内部へと詰め込んだように全てが揺らめくように光っている。人工的なようで、そうではない。幻覚を見せられているのかと考えてしまうほどに美しい。 φ37にこんな場所があるとは、つい数日前には考えもしなかった。 部屋の広さは大したものではなかった。潜水機の格納庫四部屋分かその程度だ。 光の中に部屋の輪郭。輪郭の中に光。光と輪郭の中央に、それがあった。 潜水機が丸ごと入れられるほどに大きな「試験管」状のポッドの中にそれが眠っている。 鋭利な直線で構成された下半身部。人間の脚に該当する二本の部分は、先端に行くほど細くなっており、最後は折れてしまいそうなほど華奢に出来ている。 対する上半身部は曲線が多い。刃物かと勘違いするほど頭部パーツは滑らかかつ鋭利。両腕は人の形をしておらず、武器のランスを思わせる。 その人型は巨大構造の色と同じく灰色一色で、表面を青と紫の中間の血管のようなものが走っている。 兵器にしては美しく、乗り物にしては凶暴な外見。 ユトとメリッサは、警戒することも忘れてふらふらと試験管へと歩み寄っていく。すると、二人が近寄ったことを感知したのか、試験管が音も無く上に持ち上げられていき、機体に触れられるようになった。 機体に命が吹き込まれる。表面の青紫の血管が発光しては消失しを繰り返し始めた。 二人は顔を見合わせ、また機体を見遣った。 「使えると思う?」 「見ず知らずとかそんなレベルじゃないよね、コレは。もう言葉に出来ないほど感動してたりするんだけど、正直動かせるとは思えない。ところでアレはなんだろう」 そう言うとユトは部屋の隅を指差す。そこには、哀れにも分解されて背面部から部品を地面に垂れたままの同型の機体があった。二人は近寄って、機体の内部を覗き込んでみた。複雑な外見と違って、機械というより器械といえるほどに内部は単純であった。 ポッカリと空いた球状の場所がある。何かを嵌めろと言わんばかりに矢印まである。しかし、肝心の「入れるモノ」が見当たらない。二人は無事な方の機体の側へと戻った。 「調べましょ。なんにせよ情報が欲しいから」 「調べて大丈夫なのかな。触れたらどっかーんってのはない?」 「私ならドアの段階で死ねる罠仕掛けるわね」 「あぁ、じゃあきっと大丈夫だ」 ぐだぐだと時間を消費している暇は無い。 ユトは機体の背面を調べることにして、メリッサは前を調べることにした。 その機体の完成度は眼を見張るものがあった。 遺跡を造った連中の科学力も去ることながら、長い年月が経過しても劣化せずに立ち続けていられる素材から、何からなにまで素晴らしい。 普段ならこれはいくらで売れる――とか、バラしてしまいたい――などと考えるのだが、今は「これを使って帰れるか」ということしか考えない。脅迫者の言う「宝石」とやらは後回しだ。 工具で分解するどころか傷一つ付けられないので、機器でスキャンをかけるほか無い。機体の出っ張りに脚をかけてよじ登ったメリッサは、酸素マスクの位置を直すと、ダイブスーツの上から肩を回した。 「これは光―――……?」 そこでメリッサはありえない光景を眼にした。部屋を満たす青い光の波間に、右の義腕の上腕部が光っているのが見えたのだ。 作業を中断して機体から降りると、ダイブスーツの袖を上腕部まで捲り上げる。義腕越しから、しかもダイブスーツまで透過して白い光が輝いている。今まで気が付かなかったことだ。 魅せられたように義腕の上から撫ぜる。温度は体温しか感じない。青い光で満ちた部屋では決して目立たない純白の光が腕にある。 『鍵』とはこれのことなのかもしれない。 メリッサは暫く悩んだ後、地面に座ると、腕を挙げた。 「ユトー。ナイフ持ってない?」 「ナイフ?」 酸素マスク越しなのでくぐもった会話になる。メリッサの声を聞いたユトは、肩にかけたままの銃を背中に回すと、機体から飛び降りてメリッサのほうに歩み寄る。 右腕が光っていた。 右腕が、光っていた。 普段整備している本人でも良く分からない光景。ユトは胡坐をかいて座って腕を突き出しているメリッサの側に座ると、腕を持って表面から見ていく。表面ではなく奥から光が出ているようだった。 メリッサは腕を揺らし、口を開く。 「腕取ってナイフで切り開いてみましょ」 「そんなことしたら………分かった」 ナイフで切り開くというのは、義腕が使えなくなることに等しい。片腕ではどうしようもなくなる可能性がある。日常生活でも同じことが言える。 だが、今躊躇っていては、家族や知り合いの命に関わる。 ユトは工具入れからナイフを取り出して床に置くと、メリッサの鎖骨へと手を伸ばした。 ボタンが中々見つからない。ユトは、鎖骨をまさぐる。手つきがいやらしいのはご愛嬌。 「……んっ……。もう、ここ!」 「ご、ごめん。焦っちゃって」 くすぐったさから我慢出来なくなったメリッサがユトの手を握って、鎖骨にあるボタンへと指を誘導して押させる。電子音の後、右上腕部の皮が捲りあがった。ユトは、今度はしくじらまいと右腕を取り外した。 分解用の器具があればいいのだが、潜水機にも、工具入れにも、入っていない。 作り物と分かっていてもナイフで傷つけるのは躊躇われる。体温や手触りなどは完全に人間そのものなのだ。 メリッサの視線がそそがられるなか、ナイフが義腕の外装を剥がし、フレームを露出させる。絡み付いている回路を脇にどけて、電池を引き抜く。光っている箇所はフレームのようだ。ユトはナイフでフレームを引き出した。 人の骨そっくりな形状の茶色のフレームの端っこが発光している。切断するしかあるまい。ナイフをズドンと突き立ててフレームを傷つけ、鋸のように前後に動かして、慎重かつ大胆に光っている箇所だけを斬り落とした。 光っている箇所はほんの数cm程度。ユトは、ナイフで『鍵』を取り出そうと、慎重に削っていく。万が一破壊してしまったら取り返しが付かない。 「ちっちゃい」 どっちが言ったかは定かではないが、感想は一言で全てを表現していた。 フレームを削っていくと、ストロー大の純白の物体が姿を見せる。ユトは指二本でつまみあげると、自分とメリッサの目の高さまで上げた。眩い程に光り輝いていた。 「……え? これが鍵?」 「連中の言ってることが正しければ鍵なんだろうけど………。俺にはそう見えない」 意味が分からない。操縦席に差し込めというのだろうか。二人して沈黙してしまう。 鍵というくらいなのだから差し込めということなんだろう。 ユトは機体へと鍵を近寄せてみた。 すると、その『鍵』の光が機体へと向きを変え始めた。二人は唖然として光を目で追いかける。白い光が機体の頭部へと注がれるや、表面の青紫色の血管状の部分が白く光を帯び、灰色だった機体が青に染まった。 何も起こらない。 ユトとメリッサは警戒して立ち上がり、じりじりと後退していくが、機体の大きさから比べたらヒヨコのヨチヨチ歩き程度だ。 次の瞬間、機体頭部の三眼式のモノアイに光が宿った。 【終】 ↓ 感想をどうぞ(クリックすると開きます) +... 名前
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部室。俺がそこに飛び込むと、すでに朝比奈さんと長門の姿があった。どうやら事態を察知した長門が 朝比奈さんをここに連れてきたらしい。 「あ、あの……何なんですか? 一体何が……」 終始オロオロしている彼女を見ると、どうやら説明もされていないようだ。一方の長門は黙って外を眺めていたが、 やがて俺の元に駆け寄り、 「事態は把握している」 「ああ、いきなり俺の携帯に電話して来やがった。何が何だかさっぱりわからねえが、やばいことには違いない」 俺はそう言いながら、いらだって頭を掻き上げた。相手の目的――いや、ハルヒと朝比奈さんの命を奪うことは わかっているんだが、ここまでしてどうしてそんなことをしようとしているのかが理解できない。 見たところ、雪山の遭難や以前あった未来人やら古泉と敵対している組織の連中でもなさそうだ。 「あ、あのぅ……一体どうしたんですか?」 おろおろと朝比奈さんが俺に寄ってくる。どうする? 気の弱い朝比奈さんにに言えるような話ではないが、 だからといって当事者に黙っておく訳にもいかない。やはり言うしかないだろう。 「朝比奈さん。落ち着いて聞いてください」 「は、はあ……」 「攻撃予告です。さっき俺の携帯に電話がありました。昨日、地底湖で襲ってきた奴らからです。 ハルヒと朝比奈さんを差し出さなければ、この学校へミサイルを撃ち込むと」 「ひ、ひえっ!」 それを聞いたとたん、涙目になって腰を抜かしてしまう朝比奈さん。無理もないか。 ただ、あの女ボスが【朝比奈みくる】と名乗ったことは黙っておこう。こっちを攪乱することが目的かもしれないからな。 こう話している間にさっきの電話が切れてから5分経過だ。あと5分後には予告通りならミサイルが 俺たちめがけてすっ飛んでくるって事になる。どうすりゃいいんだ。 「長門! いつも頼ってばかりで済まないが、なんとかできないか?」 「…………」 長門はしばらく黙っていたが、やがて少しうつむき加減に、 「この学校全体を攻撃から守ることはできない。介入の度合いが大きすぎる。 この地域設定に不自然な情報操作痕跡を残すことになり、それによるこの惑星に済む有機生命体への影響は計り知れない。 現保有の科学技術では不可能な事象を目撃することになる。さらに、昨日と同様、敵性である有機生命体への反撃も不可。 情報統合思念体は彼らの排除を決して許可しない」 「……今はそんな事を言っている場合じゃないだろうが!」 俺は思わず感情が高ぶり長門の肩をつかんでしまう。だが、そこではっと気がついた。 彼女から出ている感情めいた雰囲気。それはいらだちだった。恐らく彼女の親玉が何らかの制限をかけているのではないか。 そして、その措置に長門自身が納得していない。 俺は頭を抱えて椅子に座り、 「す、すまねえ。長門が悪い訳じゃないってのに……」 「いい。あなたの気持ちは十分に理解できる。今はできることをやるしかない」 「そうだな……。じゃあ、今長門ができることって何だ?」 「……この惑星の有機生命体にわたしが影響を与えないこと。その条件下で何ができるのか今考えている」 長門はそう言うと、いつもの自席にちょこんと座った。 と、俺は時計を確認する――げっ、予定時刻まであと10秒しかねえ。 そして、十秒後、予告時間通り俺の携帯が鳴る。俺はしばらく取るべきかどうか迷ったが、結局通話を開始する。 『時間が過ぎましたが、返事を聞かせてもらいましょうか?』 「…………」 俺は黙って何も言わない――いや、何も言えない。ハルヒと朝比奈さんを差し出せるわけにはいかない。 即刻殺されるのは目に見えている。これが彼女たちを利用して何かをしようとしているなら、 まだ時間稼ぎとして交渉に応じるという選択肢もあるのだろうが。かといって、このまま北高そのものを攻撃されれば、 一体どれだけの被害をこうむるのか。想像もしたくねえ。 『どうしました? 話す気がないというなら交渉拒否として攻撃を開始しますが』 「待て!」 こんなところで打ち切られてたまるか。とにかく何とか時間を…… 「目的は何だ?」 『あなたに言う必要はありません。こちらは目的を粛々と遂行するだけなので』 「……あのな。いきなり昨日襲われたかと思えば、今度は他人を巻き添えにするような攻撃をするってのは、 穏やかじゃない。もっと落ち着いて話せる場を持つべきだ。そうすれば、別の方法も模索できるはず」 『ダメです。時間稼ぎをしようとしても同じ事』 「今ここには朝比奈さんはいるがハルヒはいない! まだ登校していないんだ! 午後になったら来ると言っていたから、せめてあいつが来るまで待ってくれ! これじゃ決めようがない!」 『ならば、そこにいる朝比奈みくるだけでも構いません。返事をどうぞ』 「くっ……」 なんて一方的な交渉だよ。というかこれは交渉じゃなくてただの脅迫だろ。 『迷っているようですね。でも、こちらも時間がありませんので攻撃を開始します。さようなら』 「おい待て!」 俺が制止するのも聞かずにあの女ボス切りやがった。やっぱり最初から交渉なんてする気はねえじゃねえか。 立ち上がり、窓から外を眺める。 どうする? どうすればいい? 長門の力も借りられない。古泉は不在――こんな時にあいつどこに行きやがった。 ハルヒに説明するわけにもいかない。説明しても自分の能力を自覚していない以上、どうにもならない。 苦悩するだけで時間が進んでいく。とにかく教員に話して学校から生徒を避難させるべきだ。 いや無駄だ。おかしな奴と思われて無視されるか、適当な話をでっち上げて説明してもその間にミサイルが飛んでくるかもしれん。 ダメか? もうダメなのか? ふと、長門が俺の方を見つめていることに気がつく。そして、言った。 「一つ手がある」 言葉と一緒に指さした先。それは床に座ってオロオロしている朝比奈さんだった。 ◇◇◇◇ あたしは携帯電話を閉じる。大体の予想通りに結論を出せなかったようだ。まあいい。 「やれやれ、丁寧な言葉遣いは肩がこってたまらない。次からは素で話すことにしよう」 「その方が良いみたいですね」 伍長から返された言葉に違和感を覚え、辺りを見回してみると皆苦笑じみた笑みを浮かべている。 全くそんなに先ほどの言葉遣いがおかしかった言うのか? 「気にする必要はありません。慣れていないだけです」 「そんなことまで言う必要はない」 さすがにむかっ腹が立ったので、キツめな口調でそう言った。さすがにはしゃぎすぎたと自覚したのか、 周りの兵士たち一同の表情が引き締まる。 「……さて」 あたしはすっと立ち上がると、 「作戦を開始する。発射準備開始だ」 「了解しました」 兵士たちが滑車に載せたミサイルの移動を開始する。短距離の地対地ミサイルだ。 威力はさほど大きくはないが、この平和な世界において相手を驚かせるには十分すぎる。 そして、いよいよ発射準備となったとき――あたしは違和感を覚えた。兵士たちに微妙な空気が流れている。 ……大体予想はしていたが。 「諸君、作戦開始前に少し話しておきたいことがある。集合しろ」 あたしの一声で兵士たちはずらっと取り囲むように並んだ。1人1人の表情は変わらない。 だが、この中に明らかに作戦自体に不満を持っているものがいることを感じることは容易だった。 「ヒトラーと呼ばれた男がいたことは知っているな?」 「名前だけなら。それなりの有名人なので。しかし、かなり昔の人物ですが」 答えたのは腹心である伍長だ。彼も納得していない1人のようだ。さっきのミサイル使用云々はごまかしだな。 「その男は確かに一部では優れた技術を持ってはいたが、全体から見れば不安ばかりの軍事力で、 瞬く間に周辺国を制圧していった。なぜだと思う?」 「…………」 一同は無言。教育が崩壊したあたしの世界では個人的な趣味でもなければ知らなくて当然だが。 「当時のその世界では塹壕を掘って長期戦、ということが主流だった。だが、その男の国は長期戦など 負担の大きい戦争ができるような国力など持っていなかった。そこで持ち出したのが電撃戦と無差別爆撃。 電撃戦で敵の戦力を叩き、一方で一般市民を含め片っ端から破壊し、相手の戦意を奪っていく。 そうして敵を短期間で屈服させていった」 「しかし、彼は敗北したと聞いていますが」 どこからか飛んできた声。どうやら多少は知っている人間はいるようだな。 「その通り。それらが有効なのは相手を屈服させることまでで、その後の占領統治には大きな傷を残した。 確かに無差別爆撃で敵は屈服したが、一般市民レベルで反抗心が残ってしまった。 皆も経験があるだろうから、その辺りは理解できるだろう?」 あたしの言葉に全員がうなずく。我々も散々敵によってその仕打ちは受けている。 だからこそ、兵士たちはこの作戦に微妙な感情を見せているのかもしれない。 「だが、我々の目標は朝比奈みくると涼宮ハルヒの抹殺にある。この世界の占領などは全く必要ない。 ならば、その手を使わない理由はない。今最もまずいことは、両名がこの世界の人海の中に消えることだ。 時間・戦力・人員の制限のある我々はそれを発見することはまず不可能。できるだけ先にこちらから仕掛け、 我々の前に引きずり出す。それこそが我々の目的を達成することの早道であり、 短期間の戦闘はこの世界への被害を最も小さく押さえることができる。 ――ここであたしは全員を見回し、 「……だらだらと長引く戦乱が人々の心にどれだけの荒廃をもたらすのか、我々はよく理解しているはずだ。 目的を達成しつつ、この世界への負担をできる限り少なくする。平和なここを破壊するのはいささか気が引けるからな」 そう。人心の腐敗、教育の破綻、土地の荒廃……それがどれだけの害悪をもたらすのかあたしはずっと見続けてきた…… あたしの演説じみた話が終わったとき、先ほどまであった兵士たちの間の微妙な空気は無くなっていた。 どうやら理解させられたみたいだ。これでつつがなく作戦を遂行できる。 あたしはばっと手を挙げて、 「おしゃべりはここまでだ。時間はあまり無い。作戦を開始するぞ」 兵士全員の声が飛ぶ―― 「発射準備整いました。いつでも行けます」 腹心の伍長の声。丘に据え付けられるように置かれている地対地ミサイル。 とは言っても、使い方はほとんどロケット弾と同じだが。 「攻撃用意。発射弾数は二つ。目標位置、確認」 目標は涼宮ハルヒ――いや、彼女はいないと言っていたか。朝比奈みくるのいるハイスクールだ。 「目標位置確認完了。間違いありません」 部下からの返事にあたしはうなずく。そして―― 「――発射開始!」 「一番発射――!」 伍長の言葉と同時に地対地ミサイルの一発目が発射された。爆風と熱を立ち上らせ、それは空の彼方へ消えていく―― ◇◇◇◇ 「手ってなんだ!? いや、説明は良い! とっととやってくれ!」 自分でも情けないほどの動揺しているのがわかった。いや、動揺しない方がどうかしている展開だ。 見苦しい云々は勘弁してくれ。 長門はへたり込んでいる朝比奈さんを椅子に座らせると、 「今からあなたに情報操作能力を一部与える。正確に言うと、こちらで限定構成された情報構築体を供与する。 あなたはわたしの指示通りにそれを使えばいい」 「えっ……へええっ!? あたしが長門さんみたいな事するなんて無理ですぅ!」 涙目で首を振る朝比奈さん。確かに明らかに人選ミスだ。なら俺が代わりに―― 「それは無理。あなたへの同様の手法は情報統合思念体によって許可されない。よって不可能。 ただし、朝比奈みくるへの供与は不許可ではない」 「……どうして俺がダメで朝比奈さんは良いんだ?」 「それは違う。朝比奈みくるへの供与は【許可されている】のではなく、【不許可ではない】ということ。 恐らく確認を行えば、朝比奈みくるへの供与も【不許可】とされるだろう。だが、ここではあえて確認はしない。 確認する必要もない」 長門の口調は淡々としていたが、俺にはいらだちがこもっているように感じた。 親玉の命令拒否はできない。だったら、親玉の命令の中の隙を揚げ足取りのように解釈する。 こんな長門は今まで見たことはなかった。 「だが……だったら、古泉ならどうだ!? ここにはいないが今すぐ電話で呼び出すぞ!」 「時間がない。今は1秒でも惜しい。それにもうすでに供与した」 ふっと朝比奈さんの周辺に――何と言えば良いんだ? SF映画でよく登場する空中モニターみたいなものか? そんなものが複数出現してそれぞれが色々メータやら地図やらを表示し始めた。 朝比奈さんはきょろきょろとその空中モニターを見回しながら、 「こ、これ……なんなんですかぁ?」 「今からあなたがこの学校を守る。そうする以外は方法はない」 「む、無理ですっ! そんなこといきなり言われてもできませんっ! 長門さん――長門さんが助けてくれないと……」 「わたしはできるだけの助言を行うだけ。実行するのはあくまでもあなたの役目」 突き放しているわけではないのだろうが、長門の口調は淡々としている。一方の朝比奈さんはやはりオロオロしているだけだ。 先行きが不安どころの状態ではない。 「長門。俺にも説明してくれ。少しでも朝比奈さんのサポートできるようにな」 「わかった」 長門は一つ一つのパネルを指さして説明を始めた。朝比奈さんも涙目ながらもそれに耳を傾ける。 「今、朝比奈みくる自身に敵からの攻撃を迎撃するシステムを組み込んだ。このパネルは補助装置。 どこから敵が攻撃を仕掛けて、その攻撃物質がどこにいるのか、また後何秒後にここに到達するのかを表示する」 「何というか、映画とかに出てくるレーダ施設みたいだな」 「このシステムはこの時代に保有されている技術を元に構築した。簡略化してあるが、基本は同じ。迎撃の方法も同様。 そのため迎撃に失敗する可能性も存在している」 SFと戦争アクション映画がごっちゃまぜな展開だな、おい。 「このシステムはほぼ全自動で動く。モニターに迎撃のタイミングを知らせる。 あなたはそれに従って、自らの意思で引き金を引くだけ」 「簡単そうだな。それなら朝比奈さんでも大丈夫ですよ」 「は、はい……そうです……ね」 空中モニターを眺めながら朝比奈さん。長門は本当にぎりぎりの事をやったようだ。 敵のミサイル攻撃を防ぐ手段を構築したものの、それを長門が実行することができない。 だから、引き金だけはこの中で唯一それの供与が可能である朝比奈さんに渡す。そうすれば、長門ではなく朝比奈さんが 敵の攻撃を迎撃するという行為を行ったと解釈できるって事だ。相当強引だが、長門の親玉を出し抜けるってなら問題ない。 「ならこっちの準備は万端だ。あとは――」 「来た」 長門が指さしたと同時に、モニターが赤く染まった。警報を知らせるような【警告】というメッセージがでかでかと表示される。 この大げさな表示はきっと長門が朝比奈さんにもわかるように長門が改良しているんだろうな。 ――と思いきや空中モニターが一気に消滅する。 「おい! 長門消えちまったぞ!」 「落ち着いて、朝比奈みくるの精神状態が混乱したため、システムの稼働ができなくなっただけ」 「ふ、ふえええ……」 涙ぐむ朝比奈さん。そうか、迎撃システム自体を朝比奈さんに組み込んでいるって事は彼女の精神状態によっては、 その動作が左右されるって事だな。ますます人選ミスだ。 しかし、愚痴を言っても仕方がない。 「朝比奈さん! 落ち着いてください。長門が作ったものだし、サポートもしてくれます。俺も及ばずながら手伝います。 だから、がんばって!」 「は、はいぃぃぃ……」 か細い返事だったが、少し平常心が戻ったらしい。また空中モニターが復帰する。 再び映し出されたそれの一つには北高を中心とした地図が表示されていた。 画面の左端には光点が映し出され、中心に向かって移動している。どうやらそれがミサイルって奴だと直感で理解した。 「この光点が敵の攻撃。これを迎撃する。タイミングは迎撃システムが知らせてくれる。それに従えば良いだけ」 「わっ、わかりましたっ!」 長門のサポートに朝比奈さんなりに気合いを込めたんだろうか、妙に渋い表情に変化させる。だが、 「第2射を確認」 「ま、またですかぁ~!」 朝比奈さんのびっくり仰天な声とともに空中モニターが一瞬かすむが、今度は消えるまでは行かなかった。って二発目かよ。 「大丈夫。迎撃に支障はない。落ち着いて」 長門はモニターを見つめたまま、朝比奈さんの震える肩に手を置いた。 そのまま、数十秒が経過。そして、ミサイルが発射地点から北高までの距離の中間に到達したとき――長門が口を開く。 「ここで迎撃」 「は、はいっ! えっ……と何をすれば良いんでしょうか?」 「迎撃しますって言えばいい。早く時間がない」 「げ、迎撃してくださぁい!」 朝比奈さんが言ったのと同時に、学校全体に衝撃がぶつけられた。窓の外から空を眺めると、 何かが煙と火を噴きながら空を飛んでいく。こりゃ、学校にいる生徒教員全体への影響大だな。 学校から迎撃ミサイルっぽいものが飛んでいくのを目撃すれば、俺だって一生忘れないという自信はあるぞ。 「問題ない。やったのはわたしではなく、朝比奈みくる」 長門の無感動な声。その言い方だとまるで政治家の責任のなすりつけ合い――ああ、そんなバカなことを考えている場合か。 朝比奈さんはびくびくどころか、息切れするように肩を上下させていた。くそ、黙ってみていることしかできないのが歯がゆい。 空中モニターには一発目の敵ミサイルの光点に向かって、北高から発射された迎撃ミサイルの光点が移動を始める。 俺はふと疑問が浮かび、 「で、今長門は何を使ったんだ? 迎撃ミサイルっぽいものが学校から飛んでいったか」 「PAC3。短距離ミサイルを迎撃した実績を持っている。今の状態では最適だと判断した」 「よく知っていたな、そんな軍事兵器」 「コンピュータ研から教えてもらった情報。そっちの分野が趣味の人間から教えてもらった」 あいつら……ある意味純粋無垢な長門に何を教えてやがんだ。他に珍妙な知識を教え込んでいないだろうな? 普段なら抗議の一つでもしておきたいところだが、今はそのおかげで助かったから見逃してやる。 こんな話をしている間に敵ミサイルをこっちの迎撃ミサイルがお迎えだ。もうすぐ衝突する。 「迎撃5秒前」 長門の言葉。もうすぐ――だが、トラブルって言うのはこういうときに起こるもんだ。 「あ、ああ! 二発目が消えて!」 「ロストコンタクトしただけ。今は一発目に集中して」 朝比奈さんの驚く声をたしなめる長門の口調は相当早かった。しかし、それでも間に合わなかった。 空中モニターに表示されていた迎撃ミサイルの光点が消失する。一方の敵ミサイル一発目は健在だ。 ほどなくして消滅していた二発目の方もモニターに再表示された。 俺はそれをのぞき込みながら、 「どうなったんだ!?」 「外れた。迎撃に失敗。迎撃する瞬間に制御が甘くなったことが原因」 「す、すいませんんんんん……」 涙目で謝罪を口にする朝比奈さん。だが、謝るなら後でいい! 「長門もう一回だ! 同じ方法で迎撃できないのか!?」 「距離が近すぎる。至近距離まで引きつけ戦術高エネルギーレーザーで迎撃する」 いきなりSF臭くなったぞ。しかし、近距離でか。北高の生徒はミサイルの爆発を見て何を思うのだろう。 トラウマにならなきゃ良いが。 ――それから数十秒後、敵のミサイル一発目はもう学校目前まで迫っている。教室に位置に寄っては目視できるかもしれない。 そして、長門が再び口を開く。 「今、迎撃して」 「迎撃っ! お願いしまぁすぅ!」 必死な朝比奈さんの声が飛んでから少しして―― さっきのPAC3発射以上の衝撃が校舎を揺るがした。窓がびりびり震え、地震か竜巻でもやってきたみたいだ。 同時にどーんと腹に響く音が鼓膜を貫く。学校に当たったんじゃ――ないよな? 「一発目の迎撃に成功した」 「や、やりましたぁ!」 長門の言葉に、朝比奈さんがかわいらしくガッツポーズをするものの、 「二発目がまだ。集中して」 「あ、すいませんっ!」 そう言ってまた渋い顔に戻った。まだだ。二発目を押さえなければ何の意味もない。しかし、あっさり一発目を落とせたし、 これはうまくいきそうだ。長門様々だな。 と、このタイミングで古泉の野郎が部室に登場だ。 「遅れてすみません! 何かあったみたいです……が?」 言葉の最後が疑問符に変わっているのは、SFモードな朝比奈さんと長門を見てのことだろう。 説明は後でしてやるから黙ってみていてくれ。 長門は朝比奈さんに顔を近づけ、 「二発目はもうすぐそばまで来ている。一発目と同じ方法で迎撃する」 「わ、わかりましたっ!」 すっかり二人の世界だ。ここは黙って見ておくのが賢明だな…… ◇◇◇◇ 一発目が迎撃されたと聞いたとき、あたしは驚きと平静の表裏一体の感情に見舞われた。 TFEIならそのくらい当然と思いつつも、しかしそれをやってのける能力は一体どれだけのものなのかという驚きもある。 『目標の建造物の数キロ手前で爆発しました。ミサイルや対空砲によるものではありません。 明らかに突然空中で爆発しました。手段は不明』 弾着確認のために、目標のいる近くに配置させておいた兵士から連絡が入る。 昨日こちらの銃弾を全て防いだ方法か? だが、あまりに距離が遠い。 『今二発目を目視確認しました。一発目が爆発地点を通り過ぎています。何らかの防壁はなさそうですが……』 よくわからない事態だ。ま、迎撃されようがされまいがどちらにしてもこの攻撃でこちらの姿勢を伝えられる。それで十分だ。 ◇◇◇◇ 「迎撃可能距離まで到達。迎撃して」 「げ、迎撃しますっ!」 朝比奈さんの声とともに、俺はまたあの迎撃の衝撃に身構えた……だが、いくら待ってもそれは来ない。 「外れた。再度迎撃」 「わわわかりました! 迎撃してくださいっ!」 どうやら外れたらしい。だが、まだ余裕はある。俺は再度身構えて――だが、やはり迎撃成功の衝撃は来ない。 「また外れた」 長門の声には心なしかいらだちがこもっているように聞こえる。しかし、連続して失敗とは一発目が運が良かっただけか? 「えっええっと……ああ! もうこんな近くに! ど、どうしたら……」 「まだ余裕はある。迎撃して」 長門の冷静な声でまた朝比奈さんは迎撃するが、それも外れてしまった。やばい、もう敵のミサイルは目前だぞ! 「まだ行ける。落ち着いて」 「で、でででも、こんな近くに来て――ああ、どう……どうしたら」 間近に迫る脅威に朝比奈さんは完全にパニックに陥っていた。長門は何とか落ち着かせようとするが、もはや収拾がつかない。 俺も朝比奈さんに駆け寄り、 「落ち着いてください! もう少しだから……!」 「ああ……ダメ! できない! できません! 助けてっ!」 そう朝比奈さんが俺に抱きついてきた。同時に空中モニターが全て消失する。これは……ダメなのか!? あきらめに似た感情が生まれたと思いきや、俺は突然襟首を掴まれ床に押し倒された。俺に抱きついていた朝比奈さんも同様だ。 倒れたショックで閉じていた目を開けると、床に突っ伏している古泉の顔が見え、横には長門も地面に伏せている。 ――そして、轟音とともに部室の窓ガラスが透き飛び、ガラス片の混じった爆風と煙が俺の頭上と飛び越える。 「きゃあああああ!」 朝比奈さんの悲鳴が俺の腹の辺りで起こった。必死に俺に抱きついて鳴き声を上げている。 それから数分間が過ぎ、衝撃と轟音が収まったのを確認してから俺はゆっくりと立ち上がった。 部屋の中は爆風でものが散乱し、飛び散った窓ガラスの破片が散らばっている。 「とりあえず……終わったみたいですね」 古泉も安全だと認識したのか、すっと立ち上がる。長門も同様。だが、朝比奈さんだけは床に倒れ込んだまま、 ひっくひっくとしゃくり上げるだけで動こうとはしなかった。 俺は状況を確認すべく窓から外の様子をのぞいた。学校内は大パニックになり、生徒たちが走り回っている。 教員が数人集まって何か話している姿も見えた。そして、見上げるように頭を上げて――絶句した。 教室のある校舎の最上階の一部が崩壊している。恐らくそこに敵のミサイルが直撃したのだろう。 そして、その周辺の窓は全て破壊され、そこから顔を出した数人の生徒たちが助けを求めていた。 一人は脇に負傷した生徒を抱え、必死に救助を求めている。 「……あ……あ……」 俺は呆然とうめき声を漏らすことしかできなかった―― ◇◇◇◇ ざわめきと悲鳴。助けを求める怒声。狂乱した女子生徒の姿。負傷した友人らしき人物を抱えて走る男子生徒。 「……めちゃくちゃだ」 俺は自分の教室に戻って目の辺りにした光景を目に、呆然とつぶやいた。何だってんだ……何なんだよこれは。 ミサイルは自分の教室とは違う隣の校舎の屋上付近に直撃した。しかし、爆発の衝撃波の直撃を受けて、 教室の窓はことごとく吹き飛び、机や椅子も散乱している。そして、ガラスの破片で傷だらけになったクラスメイト多数が 息も絶え絶えにうずくまっていた。奇跡的に無事な生徒もいたが、ほとんどが混乱状態でまともに話もできない状態だ。 そんな中、見慣れた顔が俺の目にとまる。谷口と国木田だった。 「キョン! 良かった無事だったんだね」 国木田のうれしそうな声。だが、俺はそれに答えられなかった。その脇には大きなガラス片が足に突き刺さり、 多量に出血している谷口がいたからだ。 「おい……谷口! 大丈夫か!? しっかりしろよおい!」 俺は二人の元に駆け寄った。だが、谷口は全く反応せず、ぐったりとしている。 「出血がひどいんだ。でも止め方もわからない。ここで救急車を待っていたら間に合わなくなるかもしれないから、 何とか校舎の外まで運ぶと思う。キョンも手伝って」 「ああ……」 呆然としながらも気を取り直し、谷口を抱えるのに手を貸す。そんな国木田をまねるように周辺の無傷だった生徒たちも、 負傷している生徒たちに手を伸ばし始めていた。 下手なショックを与えると状態が悪化しかねないため、俺たちは慎重にゆっくりと階段を下りる。 「ううっ……」 谷口がうめき声を上げて目を開けた。意識を取り戻したらしい。 「おい……大丈夫か?」 「ああ、身体の感覚が全然ねえけどな……生きてはいるみたいだ……」 俺の呼びかけに弱々しく答える谷口。 「もうちょっとだよ。そうしたら病院に連れて行けるからがんばって」 「情けねえ……わりい」 「気にするな。お前のせいじゃないんだから」 言葉を交わしながら、俺たちはようやく昇降口から外に出て――唖然とした。校舎の周りには同じように 負傷した生徒たちで埋め尽くされていたのだ。まるで大地震でも起きたかのような光景。俺は思わず身震いを起こした。 俺と国木田は空いている場所まで移動し、谷口を地面に寝かせる。くそ、ベッドとは言わないがせめて担架ぐらいには 乗せてやりたい。 谷口は意識がもうろうとしているようで、ぼんやりと口を開く。 「一体……何があったんだよ? キョン、おまえ何か知らないか……?」 谷口の言葉に国木田も同調するように俺に目を向けた。 ――視線の集中。俺はまるで責任を追及されているような感覚に陥った。この二人はあのミサイルの事なんて知らないし、 そんなことなんて考えもしないだろう。だから、これは俺の単なる思いこみだ。そのはずだ。 だが……自責の念がありもしない事実を捏造し、俺を責め立てる。お前のせいだ。お前がやった。 お前が朝比奈みくると涼宮ハルヒを差し出せばこんな事には―― 「違う!」 ……思わず声が出た。突然の叫びに、谷口と国木田の目が丸くなった。俺ははっとバカなことをしたと認識した。 そして、恐る恐る二人の方に目を向ける。 「キョンも混乱しているみたいだ。知っているわけがないよ、谷口」 「すまねえ……変なことをきいちまった……みたいだな……」 俺の叫びに幸い二人は疑問を抱かなかったようだ。助かった……ここで本当に疑いの目を向けられれば 俺はどんな行動を取っていたかわからなかった。 「キョンも他に心配な人がいるでしょ? 探して来なよ。谷口は僕が面倒を見ているからさ」 「……すまない。国木田、谷口を頼む」 そう言って俺はその場から離れた。ごめん、谷口、国木田。ごめん、学校のみんな…… ◇◇◇◇ 俺がSOS団の部室に戻ると、散乱していた部屋はある程度片づけられていた。長門と古泉がやってくれたらしい。 ただ……朝比奈さんは部屋の隅で膝を抱えたまま顔を伏せていた。 「校舎の方はどうでしたか?」 「……思い出したくもない。ひどい有様だった」 古泉の問いかけに、俺は脱力気分に任せて椅子に座り込む。今まで変なことに巻き込まれたことは多々あった。 だが、無関係な人々をこれだけ巻き込んだことは初めてだ。 片づけを終えた古泉が俺のそばに椅子を置き、顔を寄せてくる。 「すみません。機関との連絡を取っていたんですが、まさかこの白昼堂々ミサイルなんていうものを 学校に撃ち込んでくるとは思っていませんでした。完全な失態です。僕がもっと早く部室に駆けつけていれば……」 「別にお前が謝る事じゃねえよ。それに来たからといって阻止できたともかぎらねえしな」 そうだ。古泉も長門も朝比奈さんも悪くない。悪いのはあの不謹慎にも『朝比奈みくる』を名乗った大バカ野郎だ。 関係のない人間が多数いる場所のど真ん中にミサイルを撃ち込むなんて、頭がおかしいとしか思えない。絶対に許せねえ。 俺はしばらく呆然と部室内を見渡す。古泉は深刻な表情で思案しているようだった。長門はじっと外を見つめている。 朝比奈さんはやっぱり部屋の隅で膝を抱えたまま―― はっと気がついた。そして、俺は手で顔を覆う。 何を考えている? 悪いのは攻撃してきた連中だ。当然だろ? だが、敵の攻撃を防げる条件はそろっていたはずだ。 だったら、なぜ防げなかった? 一番当然悪い奴は攻撃してきたあのおかしな連中だが、身近な奴にも原因がいるんじゃないのか? あそこで朝比奈さんがパニックを起こさずにきちんと敵の攻撃を迎撃できていれば…… 「くっ……!」 俺は苦痛で顔がゆがむほどに唇をかむ。 何をバカなこと考えている。 朝比奈さんはよくやった。一発目を見事撃ち落としたじゃないか。二発直撃していれば、これ以上の被害は確実だ。 それに普段の彼女をよく見ろ。そんなことがひょうひょうとできる人じゃない。 最初から人選ミスであることはわかっていたし、それでも朝比奈さんにやってもらうしかなかった。 大体、俺がやっていればできていたとでも言うつもりか? 自意識過剰もいい加減しろ。できるわけがない。失敗していたに決まっている。 そうだ……誰がやってもこの条件下ではできなかった。だから、唯一悪いのは攻撃をしてきた野郎ども…… 「バカな奴だ、俺は。怒りを誰かにぶつけたくなるわ、責任転嫁をしたくなるわ……」 俺のつぶやき。別に誰かに言ったのではなくただの独り言だったんだが、古泉の耳には届いたらしく、 「……仕方ないでしょう。この惨状では」 古泉の返答に俺は答えなかった。しばらく何も考えたくない――せめて気が落ち着くまで…… だが。 あのいかれた連中には俺の神経を逆なでさせることばかりしてきやがった。 唐突になる俺の携帯電話。非通知のそれは明らかにあの女ボスのものだと何の根拠もなく確信した。 俺はしばらく取るべきかどうするか迷っていた。と、古泉が代わりに手を差し出し、 「何なら僕が出ましょうか? 今のあなたには荷が重いでしょう」 自ら交渉役を買って出た。だが、古泉に押しつけるような気にはならなかった。 恐る恐る自らの手で携帯電話を開く。 『こちらからのプレゼントはどうだったかな? 一つは拒絶されたみたいだが』 一方的に浴びせられる声。それは明らかに女ボスのものだったが、口調は先ほどとは異なっていた。 やたらと威圧的で傲慢。バカにしやがって。 俺は嫌みの一つでも言ってやろうと思い、 「さっきとはずいぶん口調が違うんだな。薄汚い本性を見せたと言ったところか?」 『こちらが本来のあたしの口調だ。別にさっきまでと同じでも良かったんだが、部下に笑われてな。 それはそれでおもしろくないから、普段通りに戻したわけだ』 声は女だが口調はまるで男みたいだ。あんな無差別攻撃をやらかす野郎がかわいらしくしゃべったら、 それはそれで殺意が芽生えるだろうが。 『で、返事を聞かせてもらおうか。悠長に交渉などする来はない。朝比奈みくる――そして、涼宮ハルヒをこちらかに引き渡すか。 YESかNOで答えろ。その他の言葉など聞くつもりはない』 俺は声を詰まらせる。やはり交渉の余地はない。こいつは徹底している。よく映画に出てくる悪役のようにおしゃべりが 好きなタイプではなさそうだ。冷酷に仕事をこなす。こういうのがプロなのだろう。 『黙りか? ならば、再度攻撃を行うだけだ。おまえらに我々が本気であると言うことを理解してもらえるまでな。 次は先ほど以上の攻撃を行う。それがどれだけの悲劇を生むか、一度その結果を見ているはずだ』 どうする? 拒否すればまた無差別攻撃を仕掛けてくるだろう。だったら、要求をのむか? バカ言え。ハルヒはわからないが、やつらは朝比奈さんを殺すと明言したんだ。できるわけがない。 どうする……どうする……どうするんだよ。どうすりゃいい!? ――と、ここで突然俺の手から携帯電話が奪われた。見上げれば、古泉の手にそれがある。 そして、古泉は言った。 「わかりました。そちらの要求を飲みましょう」 俺の視界が真っ赤に染まる。頭に血が上り、思考よりも身体が勝手に動いた。全く違和感もなく古泉へ殴りかかろうと…… ばしっと後ろから腕を掴まれる。振り返れば、長門が俺の腕を制止していた。そして、彼女が見せる無表情。 そのサインは、『落ち着いて』。 「しかし、残念ながらあなたたちの攻撃のおかげで学校は大混乱です。勝手に外に出ようとすれば、教員に止められるでしょう。 またこれだけの騒ぎになっている学校の制服をきた人間がのうのうと外を出歩いている姿をさらせば、 どんな人間が見ても違和感を覚えます。よってこちらからあなた達の元に移動するのは不可能ですね」 『ほう。さっきの奴とは違って話がしやすそうだな。確かにこちらからもお前たちのいる場所を監視しているが、 どうやらお前の言うとおり、周辺は大混乱のようだ。外に出ることは簡単ではないという話も理解できる』 古泉が受信音量を上げたおかげで、かすかながら女ボスの声を聞き取れた。 「そうですね。そのためそちらから迎えに来て頂けないでしょうか? 自動車か何かできていただけば、 何とか人目につかずに二人を引き渡せるでしょう」 『二人? 涼宮ハルヒはそこにいないとさっきの奴は言っていたが』 「先ほど登校してきたことを確認してきます。即座に捕獲してそちらに引き渡せるようにするつもりです」 ――そこでしばらく沈黙―― 『……わかった。こちらから出迎えよう。用意ができ次第追って連絡する』 「こちらの申し出を了承して頂き感謝します」 胸くそ悪くなるような口調で古泉が感謝の言葉を述べた。 『一つ確認したい』 「なんでしょうか?」 『さっきの奴とは違い、お前はあっさりとこちらの条件を飲んだ。理由は何だ?』 女ボスからの問いかけに古泉はしばし考える――振りだけして、 「僕にとってはこの学校には、朝比奈みくると涼宮ハルヒ以上に大切な人間がいる。その人を危険にさらしてまで、 二人の命を守るつもりはない。この答えでは不満ですか?」 『……良い答えだ。では、また連絡する。二人をいつでも引き渡せるようにしておけ』 そこで通話終了。俺は即座に古泉に詰め寄り、 「おい。どういうつもりだ? まさかお前本当に――」 「……冗談を言わないでください」 古泉らしからぬドスのきいた声。俺は思わず何も言えなかった。平然といつものスマイルを浮かべているが こいつも内心はらわたが煮えくりかえっているのかもしれない。 だが、またすぐにさわやかスマイルに復帰すると、 「これで時間が稼げました。今の内に学校から離れます。ここでは生徒全員が人質に取られているのと同義ですからね。 機関に車を用意させました。すぐにここを出ましょう」 俺はふと思いつき、 「ハルヒはどうするんだ? まだあいつは来ていないぞ」 「涼宮さんならミサイル着弾の少し後に学校に来ているのを確認しています。もうすぐ部室に来られるかと」 本当に手回しの良い奴だ。今ほど機関っていう組織を感謝したことはないだろう。 古泉はふと長門の方に顔を向けると、 「今の内に何点か確認させてください。攻撃してきた敵についてです。知っている範囲で良いので教えて頂けないでしょうか?」 長門はこくりとうなずくと、口を開き始めた。 「現時点でわたしが把握している情報は少ない。ただ一つだけはっきりしていることがある。 情報統合思念体は今回の一件をこの時間軸よりも未来の人間たちによる抗争だと認識している」 「未来人だと? じゃあ、昨日俺たちをいきなり襲ってきた奴らは朝比奈さんみたいな連中と同じなのか? だが、どうしてハルヒや朝比奈さんを殺そうとする?」 俺の問いかけに長門はしばし沈黙した後、 「彼ら――いや、彼女らは朝比奈みくるとは別の可能性の未来に存在する有機生命体。 そして、それを率いている人物は朝比奈みくるの異時間階層同位体。朝比奈みくるの異時間同位体とは異なる個体」 長門の言葉に俺は絶句するしかなかった…… あの女ボスが未来の朝比奈さん? 一体何がどうなってやがる―― ~~その3へ~~
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前100|トップ|次100 201 :オーバーテクナナシー:05/02/06 19 23 03 ID 6U/ljZ/V 聖女様、黒曜石のナイフをあなどってはダメですよ。 そこらの文化包丁よりよっぽど切れます。 202 :オーバーテクナナシー:05/02/06 20 02 51 ID eIeV0cY5 ーーー原始人さんに聞こえない声ーーー 199 いい着眼点ですよね。 えとえと、そういえば接着剤としてコールタールが使われていたこともあったようですよ。 矢の棒と鏃の接合は、紐で結んだという説もありますが、コールタールで接着したという説もありますね。 にかわは、皮や樹皮を接着するにはいいですよね。 201 いまでいうと、電顕の試料をつくるときのガラスナイフみたいなものかしらね。 型抜きの包丁はたしかに切れ味わるいですよね。 お野菜をちょっと切る分にはいいけど、一般家庭でも、お刺身をさくで買ってくると文化包丁じゃだめね。 ちなみに、こういうとお料理上手そうに聞こえるけど、あたしはお魚さばけません(笑 203 :オーバーテクナナシー:05/02/06 23 48 30 ID ECoebhg4 黒曜石 ガラス質の火山岩。 黒色または暗灰色、時に赤褐色。割れ目は貝殻状を示す。 流紋岩質や安山岩質のマグマが冷えて固まったもの。 ってことで、衝撃やヒネリの力にはけっこうもろかったりします。 肉や草を切断したりすることには向いていて。 木工にもあるていど使えますが、大きな衝撃を何度も加える 斧にか向きません。 サヌカイト 讃岐岩ともいわれる。瀬戸内海周辺に産する古銅輝石安山岩。 黒色・緻密(ちみつ)でかたく、たたくと響くので、かんかん石ともいわれる。 黒曜石よりは衝撃に強いが、鋭く加工するには不向きでもある。 黒曜石で作ったナイフが、鋭さで切断するのなら サヌカイトで作った石斧は重さで破壊すると言ったところでしょうか? 204 :1:05/02/07 02 43 42 ID aSBvo/0k 太目の木材をカマドの中に積み上げる。 なるべく奥のほうに、隙間を作らないように並べる。 十分な量が入ったことを確認し、干し草、小枝を 入り口付近に大量に積む。 そして、入り口をふさぐようにレンガを積んでおく。 もちろん、隙間を残してだ。 そこへ、火をつける。 外から、皮を使い風を送り込む。 火は瞬く間に燃え広がり 釜の内部の温度が上がる。 風を送り込むための隙間からは真っ赤な炎しか見えないほどだ。 小枝に十分火が回ったことを確認し土をかぶせる。 釜の後部、排煙口から灰色の煙がもうもうと出てくるのが確認できる。 1時間ほど経った後に、排煙口に石をかぶせ、その上にも土を盛る。 木材には多くの炭素が含まれるが、炭素だけを取り出すのには意外と手間がかかる 木材を蒸し焼きにして余計な成分を飛ばしてしまうのだ。 こうすることにより、炭素の塊である。木炭ができあがる。 木炭は、高温で長時間の燃焼を可能とする優れた燃料だ。 しかも、水素を含んでいないため、過熱したさいにカロリーのロスもすくない。 木材を直接燃やすより、熱効率が良いのだ。 翌日に出来上がった木炭を取り出しながら、原始人はつぶやく。 「しかし、この木炭っていうのは、なににつかうだか?」 これらは、これの使い方を知らなかった(笑 205 :原始人@1:05/02/07 03 12 06 ID aSBvo/0k 197 木炭ができただよ しかし、この木炭っていうのはなににつかうだか? 影のしるしが、やくにたっただよ。 この、影の印の道具に名前をつけてほしいだね。 それと、竹炭っていうのは、竹を薪の変わりにつかったやつだか? これは、なににつかうだか? 198 オレの目の色は焦げた木の色がかね? 髪の色は、黒曜石のいろだかねー とりあえす、一番大きな穂の粒をもってきただよ 土器の中に入れて、棒でつつくだね・・・・ 殻の中から、白くて、真中が茶色くて少し凹んでようなものががでてきただよ。 大きさは、砂粒っていうには大きいだな、でも小石にしては小さいだな なんか、種ににてるだね。 そうそう、赤くて硬くて木になってる果物の種ぐらいの大きさだよ。 水路は森の近くも通ってるだよ。森の土は黒い土だで。 そこもきっと黒いだよ。 199 『松ヤニ』と『ニカワ』だね。つくってみるだよ。 206 :聖女 ◆9RaBw0NoLw:05/02/07 09 33 54 ID s+Fsmrzf 現代人 黒曜石のナイフですが、どうやらカミソリ型の鋭さはある様子ですね。 パワーに耐えるためにも、正確さと切れ味を伴うならやはり青銅の鉈が 必要なのでは。 鋳造された粗雑な刃の鉄の斧を持ったドキュソ白人VS現代製の 剃刀を装備した前世代の万走だと試割りの板を破壊する勝負なら ドキュソ白人が圧倒的なわけで。 万走同士でも試割りの板の勝負なら剃刀は木刀(筒●ヨ●エが使ったような) みたいな鈍体にも劣るわけで。 207 :オーバーテクナナシー:05/02/07 12 55 32 ID l0OB+Q0w 木炭は燃料だよ 洞窟や家の中で燃やす時に煙が出なくて都合がいいです 火力が一定で長持ちする点も○ 木炭の利用法その2 深くて大き目の水を溜める用の土器を作ってください その土器は底の近くの側面に指くらいの太さの穴を一つ作っておいて下さい 土器の底には、木炭の細かいやつを敷き詰めその上に麻布、土器のかけら 細かい砂、粗い砂、小石の順番で敷き詰めます これは『ろ過器』と言って上からにごった水を入れるとしたから綺麗な水が出てきます 泥水でも飲み水にできますよ 土器の下の穴には木を削って栓をつくってしておくといいでしょう 208 :オーバーテクナナシー:05/02/07 22 46 04 ID 64jhBsJT 聞こえない声 家畜を教えるかな 乳は栄養もあるし 209 :聖女 ◆9RaBw0NoLw:05/02/08 06 54 21 ID V8oPj+l5 208 104の和訳(何)きぼん。 210 :オーバーテクナナシー:05/02/08 08 35 18 ID tFbjV/9j 原始人に聞こえない声 このスレ的に「毒」の利用はOKなんだろうか? 吹き矢に塗って使えば狩りが非常に楽になると思うんだが。でも取り扱い間違ったら死人が出るから教えないほうがいいかな? 解毒の方法も教えないと悪いしなぁ 原始人へ 遠くに狩りに行くときは竹の節を抜いていない物を数本持っていきましょう 夜焚き火などをしていて肉食の獣が近づいてきた時、火に入れると大きな音がして追い払えます これを【爆竹】と言います 211 :オーバーテクナナシー:05/02/08 10 10 18 ID vBM9WB34 原始人には聞こえない声 210 確かに別に現実の歴史を辿っていく必要はないわけで、偏った知識にしていくのも一興? 未来技術板っぽく。 212 :オーバーテクナナシー:05/02/08 12 50 53 ID ZdIrmVcU ……聞こえない声…… 「ころ」つまり原始的な車輪だが、それはもうあるんかいのう? 必要とするような大規模作業はまだやらないか? 213 :オーバーテクナナシー:05/02/08 13 43 24 ID bAGMDrH1 212 192で出て来ますがそういえばまだ名前は付いていませんでしたね 214 :オーバーテクナナシー:05/02/08 17 08 57 ID N1Ax5utE 原始人さん、サインください。 215 :オーバーテクナナシー:05/02/08 18 39 13 ID GUvW9SCf あいにくまだ文字が無い。 サインとか印鑑もその内必要になるのかね。 216 :オーバーテクナナシー:05/02/09 00 03 24 ID 87joQ87T 原始人【火も使いこなせて弥生時代程度の暮らしをしているのに原始・・は失礼かしら?】さん、こんばんわっ。 影のしるしの道具は、『日時計』と呼びましょうか。 時間というものは何もしなくても流れていってしまい、食べ物が腐ったり、人間が赤ん坊から大人になって、やがて年老いてしまいます。 どのくらい時間が流れたかを見える形にしたものが時計です。 太陽は毎日昇ったり沈んだりします。その太陽の動きを使って時間を知ることができるので日時計ですね。 木炭の使い方は207の天の声にありましたね。 竹炭もほとんど同じように燃やす使い方です。お水のろ過には竹炭は向いていないでしょうけど、失敗した竹を再利用できるのは利点ですね。 お部屋の隅に置いておくと空気がきれいになるともいわれています。 長くおうちを使っていると匂いがこもると思いますが、そんな時にもいいですよ。 【PCの電磁波を吸い取るという説もありますが、私はあまり信じてません・・・。】 お目目の色はこげた木の色ですのね。茶色とか黒色かしら。 黒は夜の空の色や、炭の色ですの。茶色は植物が枯れた色や土をぬらした色です。 髪の毛は黒耀石色ですか。すると単に黒ではなく、つややかですのね。ちょっと詩的に言うと烏の濡れ羽色ってところかしら。 烏はカァカァ鳴く鳥のことです。お魚とか、貝とか食べた後、骨とか貝殻を捨てておくとよく突付きにきませんか? お肌の色はどんな色ですの?村の人の髪の毛はみんなまっすぐですか? 【目と髪の色から見て、白人ではなさそうですが、黄色人種、ネイティブアメリカン、黒人の可能性もありますね。】 217 :オーバーテクナナシー:05/02/09 00 53 57 ID 87joQ87T ところで、日時計ですが、お昼に一日で一番影が短い時刻を『正午』といいます。 正午の影の長さを毎日記録(印をつける)してみてください。 正午にはその日の中では影は一番短い(と定義した)のですが、日によって正午の影の長さもすこしづつ変わります。 影が一番長い日を『冬至』といい、太陽の出ている時間が一番短い日です。 逆に影が一番短い日を『夏至』といい、太陽の出ている時間が一番長い日です。 これらの日の正午の影の位置に印をつけておきましょう。 影がだんだん短くなるなら、暖かくなり、だんだん長くなるなら、寒くなります。 影がだんだん短くなり、だんだん長くなって、また一番長くなったら、暑さ、寒さが一回りしたことになります。 これを1年と呼びます。 ところで1年を通じて、影は同じ向きにできますか? 【この質問で回帰線より赤道に近いかどうかわかります。本当は影の長さと石の長さの比を見れば、およその緯度もわかるのですが。 ちなみに昔は昼の長さ、夜の長さを6等分してきめていたから(季節によって1刻の長さが違う)、日時計の昼の時間を6等分して1刻として実用上差し支えありません。】 穂の粒の殻を取ることを脱穀といいます。 脱穀した粒は、果物の種くらいの大きさですか。あ、この果物にも名前をつけないといけませんね。 赤黒くて、小指の先くらいの粒が一房にいっぱいなる果物で、皮の中は半透明な粒。 ちょっと酸っぱくて甘くて汁を含んだ果物ですか?これを山葡萄といいます。 【野生種なので粒が小さく、皮が厚く黒っぽく種も多く甘味が少ないのですよね。】 この果物の種も、46で蒔いたと思います。種を蒔いたところにこの果物がなる木が生えてませんか? 同じように果物の木はもっと増やしてください。それほど水はいりません。 この木はそのままだと高くなれないので、木の棒を地面にさして、それに沿わせてあげましょう。 218 :オーバーテクナナシー:05/02/09 01 23 00 ID 87joQ87T で、穂の粒は、土器の底に入れてください。水をいれて、手でかきまぜて粒同士をこすりあわせます。 にごった白い水が出たら捨てて水をいれかえてください(このお水は植物にかけると栄養になります)。 2~3回くらい繰り返すと、出てくる水が透明になってきます。 そうしたら、粒の一番上より指の幅くらい上まで水を入れてください。 このまま半刻くらい待ってから、土器製、木製は問いませんので蓋をして焚き火にかけます。 だんだん火を大きくしていきます。この間、赤ん坊が泣いても蓋をとらないでください(謎)。 やがて、蓋と土器との間から、白いねばねばしたものが吹きこぼれてきたら、枯草をくべて、火を一瞬強くします。 そのあとで、火を消してください。 火を消しても、蓋はしばらくあけないでください。火を止めても熱と湯気を閉じ込めるためです。 土器があったかくても触れるくらいになったら蓋を取ります。 中の粒は水を吸ってすこし膨らんでると思います。 この粒を少しだけ口に含んでください。危険な味はしませんか? 苦いもの、刺激のあるもの、口の中がえぐくなるようなもの、(腐ったものに多いのですが)吐き気がこみ上げてくるものは毒の可能性があります。吐き捨ててください。 危険な味がしないようでしたら、噛んでみてしばらく噛んでいると最初は感じなかった甘味がでてきますか? 【噛んでると甘くなるのはでんぷんがブドウ糖に分解されたのです。 穀類には毒をもつものはほとんどないはずですし、毒がある植物でもこの炊飯の工程で水溶性のものが流れたり、 熱で壊れたり毒性がだいぶ弱くなっているはずなので、思い切って試食を指示しています。】 もし、そうでしたら、その植物は『稲』。穂の粒は『籾』、殻を取ったものを『米』、今作ったもの(食べ物)は『ご飯』といいます。 【主食だけあって、稲にかかわる言葉は多いですね。どの文明も生活に深くかかわるものの呼び名は細かく分かれているようです。】 219 :オーバーテクナナシー:05/02/09 01 28 14 ID 87joQ87T 籾は少しとっておいて下さい。増やすために後で蒔きます。 残りは218の手順で食べてしまって構いません。おいしい種類を探してください。 日時計の陰の長さが冬至で一番長くなって、夏至に短くなる中間になったら、稲を増やすために、籾を埋めます。 まず、一晩、水につけてください。浮くものは中身が空かひなびてると思います。 沈んだ種だけを192のようにして掘ったところに、同じくらいの間隔で埋めて、水をかけてください。 【本当は苗代で育てた苗を植え替えるのですが】 芽が出て、葉っぱが半キュービットくらいになってきたら、この籾を植えた穴を水路とつなげて水で満たします。 夏至のころ、水路からの入り口を板でふさいで水を一度抜きます。 まだ先の話ですので、続きは後日説明いたします。 稲の穂以外の部分は『藁』として、床に引くのにつかったり、これを紐でつなぎ合わせることで、『蓑』という服や、足を保護する『靴』が作れます。 詳しくはまたの機会ですね。 おやすみなさい。 220 :中の人@1:05/02/09 02 23 34 ID tuNqNMSs 果物の種をまいてから、ずいぶんとたちましたが それは、その後どうなったでしょうか? 原始人さん達が毎日欠かさず水をまいているあたりを見てみましょう。 赤茶けた土の上に、小さな木が4本たっています。 根元はずいぶん太いようですが、背の丈がありません。 枝の数も少ないようです。 立ち枯れた木も何本か見えますが、いずれも大きくはないようです。 せいぜい、腰の高さといったところでしょうか? いちおう森から持ってきた黒い土と混ぜたところも準備中のようですが 多くの土を持ってこれないようなので、工事は難航しているようです。 現在は、担架を使って日に何度か土を運んでいるようですが いったいいつになることやら・・・ さて、村の土について、少し説明しましょう。 谷の中にある村の土は赤茶けた硬い土で、雨が降ると表面がヌルヌル似なることから 粘土層であることは想像できます。それぐらいの深さなのかはちょっとわかりませんが、 ほとんど草木が生えてないことから、植物が生えるには不適切な状態であることは間違えないでしょう。 で、こんな状態のところに、種を植えたって大きくなるはずもなく。 奇跡的に木が4本育っていますが、根が十分に育てないので 花をつけることもままならない様子です。 いくつか、改善のアドバイスをしてあげたほうが良いかもしれません。 221 :原始人@1:05/02/09 02 32 00 ID tuNqNMSs 207 おお、燃料だか? でも、なかなか火がつかねえだよ。 (松明であぶりながら) ろ過器のほうはよくわかっただよ。 水路の水や川の水はすこし濁ってるだが、 これを使うと、綺麗になるだよ 201 爆竹っていうのは、でっけえ音だなぁ 試しにやってみたら、村中に響いただよ。 長老も腰抜かすぐらい驚いたっていってただよ。 214 これでいいだかーー? (丘の上で松明を振っています) 222 :オーバーテクナナシー:05/02/09 02 54 18 ID tuNqNMSs 216 影の印の道具は日時計だな覚えただよ。 肌の色は、木の中の色ににてるだね。 でも、松ほどは赤くねぇだよ。 217 正午はすぐわかっただよ。 夏至と冬至はすこしまつだよ。 山葡萄はわかっただよ。 だども、大きな穂の粒の中身と比べたのは、それじゃないだよ。 その果物は、食べごろになると、緑色から赤になるだよ オレのコブシより、少し小さいだよ。 硬くて歯ごたえがあるだよ。 赤いのは皮だけで、中身は白いだよ。 食べれるのは外側だけで、真中のところは固くて食べれねえだよ。 そうそう、大きな穂の粒の中身だけどな この果物の種と長さは同じぐらいだども、この果物の種より丸っこいだよ。 横幅はすいぶんあるだね。 218 (もぐもぐもぐ) ちょっと、苦いだけどたべれるだね。 なんか、えらく、手間がかかる食い物だね。 稲、籾、米、ご飯はわかっただよ。 223 :オーバーテクナナシー:05/02/09 13 18 56 ID XTvB56U1 木の下に真っ赤なものが生えていることがないでしょうか? それはベニテングダケという毒キノコです。 茹でてから三ヶ月以上塩漬けしておいて、食べる前には水にさらして塩抜きしましょう。 焼くだけでもとてもおいしいのでお試しあれー 224 :オーバーテクナナシー:05/02/09 14 59 59 ID jSM07zZ7 原始人さんへ 山に入る事があったら芋を探してみるといいですよ 芋は地面の下にあります 木ではなく草や蔓などの植物の根っこの所についています 種類は何種類かあって形もいろいろあります植物の色や葉っぱの形は覚えておきましょう 芋は煮るか焼くかして食べましょう。(カロリーが高いので)食べると体が 温まって元気が出ます。また、保存もある程度利くので冬場の食料としても最適です 芋は全部食べてしまわないで種芋としていくつか取っておいて畑で栽培してみましょう 痩せた土地でもよく育つしあまり手間もかからずよく増えます。 225 :オーバーテクナナシー:05/02/10 00 55 43 ID AoZ8NoFt ーーー聞こえない声ーーー お肌の色からして黄色人種ですね。 蒙古斑の有無でモンゴロイドかどうかわかりますね。 ーーーーーーーーーーーー あらあら、炭には着火しにくいですか? 松脂をすこしつけてあげて、そこから火をつけるといいですよ。 爆竹は音もですけど、竹の破片が飛び散りますから・・・(汗 怪我をしたり、目に飛び込んだりしないようにきをつけてくださいね。 日時計の夏至と冬至は、まだまだ先ですね。 長く観察していると、暑くなる時期、動物が冬眠から出てくる時期、実がなる時期がわかるから、地道に観察してくださいね。 大きな種の果物はなんでしょうね。ちょっと酸っぱいですか?すももかな・・・。 炊いたものはなんでしょう・・・。大きさも想像していたものより大きいみたいですし、苦い・・・。 豆類かしら。 194で話していた何種類かある中で、山葡萄の種くらいの粒の植物はありますか? 炊飯は手間がかかりますか・・・。本当のお米が見つけられれば、おいしさをわかってもらえると思うのですが・・・。 226 :オーバーテクナナシー:05/02/10 01 48 55 ID HaTf4U4x 222の果物はリンゴでは? リンゴの種ぐらいの大きさで、穂をもった植物・・・ 真ん中が窪んでいて、茶色い、後は白いってことは・・・ そりゃ、米じゃなくて、麦じゃないのか? しかも、丸っこいってことは大麦の一種しゃないのか? 223 ベニテングダケって食えたっけ? あれって、幻覚みたり、へたすると死ぬんじゃなかったけ? 良く似たやつに食えるやつがあるって聞いてるけど 227 :オーバーテクナナシー:05/02/10 02 56 31 ID vDJIlnWt ベニテングダケは酒漬けや塩漬けにして毒抜きをすれば大丈夫ですよ。 旨み成分を多く含むので大変美味で地方によっては「菅平まつたけ」なんて呼ばれたりもしてたり。 ただしやっぱり毒キノコなので一食一本までにしないと肝臓に負担がかかっちゃいます。 肝機能が低下してる人は一日一本程度にとどめておいた方がいいかもですね。お酒を止められる数値だと食べちゃダメです。 採りたてを調理して食べると嘔吐するのでオススメできません。 228 :オーバーテクナナシー:05/02/10 08 00 04 ID To5aqpq6 226 リンゴ・・・かなぁ でも オレのコブシより、少し小さいだよ。 食べれるのは外側だけで、真中のところは固くて食べれねえだよ。 この2点がリンゴっぽくないような・・・リンゴの古種はこうなのかな? クイズみたい^^; 229 :オーバーテクナナシー:05/02/10 15 13 47 ID Av9Vwdd9 聞こえない声 漆器なんかはどうだろうか。縄文人も使っていたといわれているし。 狩猟用では、スリングや投槍器あたり。 そういや、鳴子を仕掛けて狩りをする、というのを聞いたことがある。 230 :φφφφφφφφφφφφφφφφφφ ◆NULLrOaYao:05/02/10 21 56 58 ID zU5Y9mpM 231 :原始人@1:05/02/11 01 17 42 ID EuGFNHDZ 223 なんだか、オレの感が”こいつはやばい”といってるだが、やってみるだね。 モラーラあたりにためしてもらうだかな? 224 芋っていうのがあるのはわかっただが、 具体的にどんなのが芋だか? 詳しく教えてほしいだよ。 それと、畑とか栽培っていうのはよくわからねえだよ。 225 山葡萄の種ぐらいのもみつけただよ。 籾の中が黒っぽいのと、茶色っぽい赤のやつと、うすい茶色のやつがあっただよ。 試しに”ご飯”にして食べてみただが、みんななんか苦いだね。 でも、何度も噛んでると甘くなるだね、ふしぎかねー 232 :オーバーテクナナシー:05/02/11 01 47 14 ID x1h3E3F9 あら、原始人さん、こんばんわっ。 226さん そうですか。赤い果物の種くらいのものは、麦かもしれないんですね。 殻を取ったものを、石ですり潰して粉にしてみてください。(全粒粉という手もあるけど) これを水でこねて、少し寝かせてから平たく伸ばして、焼いてみてください。 これも食べることができます。 228さん 赤い果物はなんでしょうね。わたしもりんごが最初うかびましたが、サイズで除外しました。 でも姫林檎とかだと、サイズ的にも小さいですから、案外りんごかもしれませんね。 籾の中が黒っぽいの、茶色っぽいの、うすい茶色のやつですか。 どれも食べるのに支障がなさそうなら、3種類とも、植えちゃいましょうか。 種類によって病害虫への強さも違うでしょうから、安全のためにもなりますね。 畑とか、栽培って言うのは、なんていいましょうか。自然の木の実や、草を食べていると、その場所へ採りにいかないといけません。 お天気によっては、まったくとれないときもあるでしょう。そんな時にそなえて、村の近くで、たべられる植物を育てておくのです。 こういう食べられる植物を植えてある場所を畑、こういう植物を育てることを栽培といいます。 ごはんを噛んでいると甘くなるのは、ご飯の中のでんぷんという成分が、噛むことで唾液とよく混ざって反応して甘くなったのです。 233 :オーバーテクナナシー:05/02/11 19 42 37 ID TqY7nlNI 231 芋と一口に言っても何種類か有って大きさも形も色々 さつま芋、じゃが芋、里芋、山芋、タロイモ、ヤム芋・・・などなどどれも食えます 原始人さんが住んでるとこにはどの種類が生えてるのかわからないので こういうのって断言できないです御免なさい いろんな草の根子を掘って見て探してみてくださいとしか・・・>< 形としては、じゃが芋や里芋やヤム芋はコブシくらいの塊かな 根っこのあたりにいっぱいついてます 里芋は特徴があって顔よりも大きな葉っぱの植物で芋は皮をむくとねばねばします。 さつま芋は蔓植物(細長くて自立できない植物で、他の木矢岩に絡まったり地面を這ったり している種類の事)で根っこの一部が半キュービットくらいの長さで子供の腕くらいに太く なっている感じでこれもいっぱい取れます 山芋も蔓で木に絡まっているので見つけたら蔓をたどっていって根元を掘ります これは一つの植物に一つで細長いです 地面に縦に長いものだと人の背丈位あるものもあります 芋を折るとねばねばしていてこれが体につくと痒くなるのが特徴 唯一生で食べられます。 234 :オーバーテクナナシー:05/02/11 19 54 14 ID TqY7nlNI 畑と言うのは、もう原始人さんは作っていると思うのですが 地面を耕して水路の黒土や山の木の葉混じりの土をまぜて種を植えたりしていましたよね あの場所のことを言います 栽培とは植物を育てる事 村の土は粘土で水はけが悪そうですから川から砂を持て来て(海の砂はダメですよ) まぜるといいですよ あと薪や木炭を燃やして出来た灰(白ぽい粉です)を畑にまくといいです 肥溜めに溜めた糞尿は植物を育てる栄養になりますが強いのであまり沢山 あげてはだめです 235 :オーバーテクナナシー:05/02/11 23 45 20 ID fl8MmzmH モラーラさんへ まずはそこらから白くて柔らかい石を見つけてきてください。 この石を他の固い石に擦り付けると、白い跡ができるのでわかります。 これができればこのさい素材はなんでも良いです。 次に大きな岩を探してきて、 側面に、貴方の中の聖女様のイメージを描きなぐってください。 石で擦ることでできる白い跡の形が聖女様になるようにすれば良いです。 これだと思う物ができたら、村の仲間に見せてみましょう。 もしかしたら食料とかと交換で欲しがる人がいるかもしれません。 これを『同人sうわなんだおまくぁwsでrftgyふじこlp;@: 236 :オーバーテクナナシー:05/02/12 00 52 15 ID dyB6d+L5 原始人さん、こんばんわっ。 モラーラさんに、ベニテングタケを食べさせるんですね。 またトリップしちゃうのでしょうか。私の姿をみてくれたらうれしいな(ぉぃ) ーーーー現代人へーーーー 塩蔵すれば毒がきえるとか、縦に裂けるきのこは・・・とかいうのは迷信です。 この場合はたまたま大丈夫ですけど。全部のきのこに通用するわけではないし。 そんな人はいないと思いますけど、鵜呑みにして、毒キノコをたべないように。 ーーーーーーーーーーーー 同人・・・っていうのは置いといても、235さんのように、石でなにかを描くのはいいことですね。 洞窟の中とかに描くと長くのこりますよ。 残しておきたいものがあったら、このようにして残しておきましょうね。壁画といいます。 食べられる植物の形、住居の作り方、土器の作り方、いろいろ残すものはありそうですね。 村のほかの若者に説明するのにも役にたちますし、長老さんからも、いろいろ話を聞けるかもしれませんね。 言葉を残すには、言葉を白い痕の形で描けるものに置き換えないといけませんよね。 たとえば、木なら、木の形、水なら川の形、お魚ならお魚の形を、単純な形にして書いてみてください。 これを象形文字といいます。いろいろな文字を考えてみてください。 文字の種類が少ないうちは文字だけでなにもかも表現するのは難しいので、壁画を組み合わせてみるといいでしょう。 【こうやって作った文字は表意文字ですね。助詞とか、動作を文字にするのは難しそう・・・。 でも、 .35の粘土板に一歩近づきましたね】 237 :1:05/02/12 02 40 31 ID MuaUxBY7 村の端の方に瘴気の漂う家がある。 いっけんただの竪穴式住居だが、近寄ればすぐにわかる。 独特の匂いがするのだ。 女性を模したと思われる泥人形が家の中には数多くあり 大き目の岩盤には女性と思われる絵かかれている。 「せ、聖女さま~~ハァハァ」 そう、ここはモラーラの家である。 もっとも、モラーラだけでなく、数人の男ども一緒に暮らしている。 全員に共通することは・・・ 「「「「聖女さま~~ハァハァ」」」」 ってことである。 「さあ、みなさん。今日も聖女様に会いに行きましょう」 「「「「おおおーーー!」」」」 っと、ここで用意されたのは、大きな麻の葉 山葡萄で作られた酒、そしてベニテングダケの塩漬けである。 これらの品物は村ではなかなか手に入らない貴重な品物であるのだが 彼らは、それと引き換えに自分達が採ってきた食物と交換までしている。 モラーラ曰く 「清貧であればあるほど、聖女様に近づくのです」 とのこと。 ここは、村で最もあやしぃ所。 しかも、そこに住まうあやしぃ連中がちょっとした力を持つようになるのだが それはまた、別のお話。 238 :原始人@1:05/02/12 02 55 23 ID MuaUxBY7 232 麦っていうのは良くわからねえだな。 『米』のことだか? 畑と栽培がなんとなくわかっただよ。 これができれば、森や草原まで獲物をとりにいかずにすむだか? 233 芋っていうのはいっぱいあるだねー 探してみるだよー 234 おおお、あれが畑だか? だども、食えるものができたことは、まだねぇだよ。 ほんとにできるだかね? それと『肥溜め』っていうのがわからねえだよ。 235 モラーラに伝えただよ。 なんか、モラーラの周りにもてない男連中が集まり始めてるだよ。 その連中が、集団で狩りにいったり家造ったりしてるだな。 普通は、家族や友人と行くものだが、なんか違うだよ。 木とか、魚の絵だか? やってみるだね。 239 :オーバーテクナナシー:05/02/12 03 31 35 ID dyB6d+L5 原始人さん、こんばんは。 遅くまでおきてらっしゃるのですね。 畑と栽培は、食料を安定的に大量に入手する手段ですね。 でも、動物の肉にも大事な栄養が含まれています。 肉だけ、木の実だけ、魚だけ、ご飯だけという食事は身体によくないのです。 バランスよく食べてくださいね。 222の粒が麦・・・かもしれません。 232のように焼いて食べてみては? 直火だとこげると思うので、かまどの上とかにおいて焼くとちょうどいいでしょうね。 237のモラーラさん、ちょっと心配ね。 下痢気味になってない? 栄養はちゃんととらないとだめよ。 あ、キノコの塩漬けといえば、お塩、作れるようになりました? 99でお話しましたよね。 たくさん作る時には、竹を葉っぱごと切ったものを紐で組み合わせたものを海辺につくります。それにお天気のいい日に海水をかけます。 その下に土器をおいて垂れてくる海水を受けます。 この海水はとても濃くなっていますので、これを焚き火で煮詰めると、お塩がいっぱいとれますよ。 お塩は味付け、肉の保存に使えますし、燻製にするとき、塩味をつけると、より長持ちします。 それと、塩も少しづつならいいけど、あまりたくさんはかえって身体に悪いです。 240 :オーバーテクナナシー:05/02/12 08 53 51 ID Id2wwJb2 238 あれれ・・・ 肥溜めって原始人さんには聞こえない会話で出てきた話だったっけ(汗 何度も出てきた単語だった気がしたのですがごっちゃになってましたごめんなさい えっと、人間や動物の糞尿は植物(木や草)にとっては栄養になるんですね だから畑の近くに穴を掘ってそこに溜めておきますこれを肥溜めと言います 穴の上に板を二枚渡してその間から用をすませるようにするといいでしょう 村の人たちにもそこら中でしないでしたくなったらそこへ行ってするように おしえてあげてください こういう設備をトイレとか便所とかいいます 糞尿はある程度溜めておいてから古い順に汲んで畑に使うようにします 古い順に使うのは、ある程度腐らせた方が良いためだそうです 汲み出すには長い棒の先に平たい土器をくくりつけた物を作っておくといいでしょう これを肥柄杓といいます 関係ない話だけど昔の人は乱暴者の事を「柄の取れた肥柄杓みたいなやつだ」とか よくいいました。そのこころは「手がつけられないw」 肥溜めにはくれぐれも落ちないようにね~ 友達に一生からかわれますよw 241 :聖女 ◆9RaBw0NoLw:05/02/12 11 33 04 ID BWsbvi56 現代人 どなたかモラーラらに銅鐸教えてあげてください(;;;^-^;;;)。 242 :オーバーテクナナシー:05/02/12 13 23 10 ID dyB6d+L5 ーーーーーーーー聞こえない声ーーーーーーー 241 うーん、銅の製造自体が、まだできてませんからねぇ。 (よく発明しましたよね・・・) サヌカイトとか、竹炭ってけっこういい音しますよ。これじゃだめ?(笑 240 ふとおもったんですけど。 肥え桶にふたをしまして。 で、ふたに穴をあけまして、節を抜いた竹をその穴に取り付けるんです。 そうすると、発生したメタンガスが、その竹の中を通って、穴の先から噴出します。 それに点火して燃料として使用すれば、バイオマスですね。 243 :オーバーテクナナシー:05/02/12 13 37 56 ID 39U1qN7Z ベニテングタケを食べてるんですかー それとよく似たキノコにタマゴタケというのがあります。 赤いのは一緒なんですが柄が黄色くてタケノコみたいになってるキノコなんです。 毒はないので塩漬けしなくても大丈夫ですよ。 あ、タケノコは竹が成長する前もののことですがこれも食べられます。 地面から出ると固くなるので土に埋まったものを掘ってください。 244 :オーバーテクナナシー:05/02/12 13 47 39 ID NGtWTvwe 原始人さんには聞こえない声 まだスレの四分の一、 しかも原始人さんは縄文人に届かないくらいの状態なのに、 情報が多くて脳味噌が追いつかん…… 文明への道のりはかくも遠い。 245 :オーバーテクナナシー:05/02/12 15 56 16 ID OJob4gti そろそろ城主ボタンを 246 :オーバーテクナナシー:05/02/12 16 17 23 ID KvOvA4J3 【原始人に聞こえない声】 弓の作り方を探していたらこんな本発見 このスレの参考になるかも ttp //hotwired.goo.ne.jp/cave/work/w09002.html 色々検索したけど弓の作り方言葉で説明できない・・・ 原始人さんスマン 247 :オーバーテクナナシー:05/02/12 20 46 36 ID z/quacw8 242 いやいや、その前に銅鐸ってマジで楽器(鐘)か、って疑問もまだあるんだが。 #おいらが厨房の頃は、謎の宗教的アイテムって教わったような気が。 やはり、薬物トリップによるカルトこそが原始宗教なのか~~www 248 :中の人@1:05/02/13 00 33 00 ID LRLxmlJO 142 245 領主とか城主とか以前に 青銅ボタンすらまだ押せてませんが、なにか? っていうか、いまだに「占い師が、土器の発見に成功しましたぞ」状態なんですが。 銅鐸 楽器だとか、儀式用具だとか、脱穀機だとか、精米機だとかいろいろいわれてますね。 まー、いまだに何に使われていたのだか、よくわからんらしいです。 244 ご心配しなさるな!1も、追いついていませんぞ!(笑 っていうか、まとめサイトでも作ったほうがいいかなー とか、考えてたり 249 :中の人@1:05/02/13 00 57 22 ID LRLxmlJO 246 弓ですか。 昔(小学生ぐらいのとき)に1は弓とか、ボウガンなんかを作って遊んでいました 弓の材料は園芸用の竹ざお、たこ糸だけでしたが、飛距離で7mほど 有効射程距離で3mぐらいの、弱い弓が作れました。 (実用的な)強い弓と矢の作り方は皆さんにお任せしますが、その弱い弓を原始人風に アレンジしたものを紹介 【初級弓矢作成講座】 材料 ・細い竹(親指の太さぐらい)4キュービット ・麻の紐、4キュービットより少し短め ・黒曜石の鏃(親指より少し大きいぐらい) ・なるべく真っ直ぐな木の枝(小指より細め)2キュービットと少し ・皮の切れ端(幅は親指分ぐらい、長さは手のひら程度) ・麻の糸必要分 ・弓の作り方 竹の端から小指の幅分ほどあけたところにミゾを彫ります そこに、麻の紐をしっかりと結びます。 竹の反対側にも、同じようにミゾをを彫ります。 紐を結んである方を地面側にして立て、誰かに押さえてもらいます。 竹の上をつかんで地面のほうに少し引き寄せます。 紐が届くようになったら、しっかりとミゾに結び付けます。 これで完成 ・矢の作り方 細い木の枝の先に鏃を結び付けます。 鏃とは反対側に皮の切れ端を括り付けます。 これで完成 どうでしょうか?これよりましなものを考えて教えてあげてください。 使い方も教えてあげてくださいね。 250 :オーバーテクナナシー:05/02/13 01 07 49 ID toNr76Pf 聞こえない声 そうね~。そういえば、矢のやじりはコールタールで付けたという説もありますよね。 鏃にはやっぱり、黒耀石よね。 前100|トップ|次100
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前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第九十一話 不屈の希望 古代怪獣 ゴモラ 地底エージェント ギロン人 カオスリドリアス カオスゴルメデ 高原竜 ヒドラ 大蟻超獣 アリブンタ 磁力怪獣 アントラー 地獄超獣 マザリュース 登場! ようやく生まれた人間とエルフの間の希望の光を、再び絶望の闇が覆い尽くそうとしていた。 勝利まで、あと一息だったときに降り注いだヤプールのマイナスエネルギーの波動。その絶大なる威力は自然の摂理すら 歪めて、全滅寸前だった超獣軍団に新たな悪魔のパワーを与えた。 瀕死だったアリブンタとアントラーの目に紅い狂気の光が宿って蘇る。 死んだはずのサボテンダーの死骸が悪霊に操られるかのように再生し、新たな超獣マザリュースとなって蘇生した。 死の淵から帰ってきた超獣どもは、ヤプールの代行者として破壊活動を再開する。ティファニアのエクスプロージョンで 鎮火していた火がまた立ち上がり、エルフたちの誇りであった街が無に帰していく。 「わああっ! もう、だめだぁ!」 エルフたちは、死さえも武器として操るヤプールの悪魔的能力に絶望を感じて逃げ惑い始めた。彼らエルフの技術でも 死人を蘇生させることはできると言われているが、それはあくまでも治療の範囲内の話であって、蘇生可能なのは精々 仮死状態までが限界、体を両断された完全な死体を復活させることはできない。 アディールを闇に閉ざし、精強を誇った軍を壊滅させ、死んだ僕を再生させる。そのすべてが彼らに絶望しろと言っていた。 そしてもう一体、超獣ではないがヤプールが絶対の自信を持って地底から呼び起こしてきた怪獣がいる。 「ヌワァァッ!」 エースの巨体が軽々と弾き飛ばされて宙を舞い、建物を巻き込んで墜落した。 〔くそっ! なんてパワーだ〕 体がしびれ、受けた衝撃の大きさにショックを受けながらエースはつぶやいた。ただまっすぐに突っ込んできただけの 突進攻撃だったというのに、この計り知れないパワーは並の怪獣に出せるものではない。 瓦礫に手を突き、立ち上がろうとするエースの眼差しの先には、空に向かって遠吠えをあげる太古の恐竜。いや、大地の 怒りの化身ともいえる大怪獣の恐るべき姿があった。 〔古代怪獣……ゴモラ〕 才人は畏敬の念を込めてその名を呼んだ。 ゴモラ……ウルトラマンの歴史を聞きかじったことがある者ならば、その名を知らない者はいないと言っても過言ではあるまい。 その記録は、ドキュメントSSSP、初代ウルトラマンと科学特捜隊が活躍していた頃に遡る。ゴモラはその正式な学名を ゴモラザウルスといい、一億八千万年前から一億五千万年前の地球上に生息していたといわれる恐竜の一種である。 太平洋地域を中心にかなり広い範囲にわたって分布していたと思われ、同種族の存在が南太平洋のジョンスン島を はじめとして、日本や北米でも確認されている。 〔ハルケギニアの古代にも、ゴモラが生息してやがったとはな〕 才人は、エースのダメージの反動で痛みを感じ始めてきたのをごまかすように言った。前々から、ハルケギニアと地球は よく似た星だと思ってきたが、以前にも火山怪鳥バードンが現れたことから考えても、何万年も前まではハルケギニアは 地球とほとんど同じ生態系を持つ惑星だったのだろう。 〔サイト、あいつはそんなに強い怪獣なの?〕 〔ああ、超獣じゃないのにヤプールが自信たっぷりに呼び出してきたのも理解できるぜ。ちくしょう、こいつが敵になるのは 勘弁して欲しかったぜ!〕 尋ねるルイズに、才人は舌打ちとともに答えた。ゴモラが強いかと問われたら、その答えはひとつ……強い! 〔くるぞっ!〕 〔くそっ! 待ったなしかよ!〕 雄雄しい叫び声とともに、ゴモラは突進攻撃を仕掛けてきた。トリケラトプスに似た、三日月形の角を振り立てて、地響きと 砂煙とともに突撃している様は小山が飛び込んでくるようだ。あれをまた食らったら危険だ! エースは受け止めるのを あきらめて、空高くジャンプした。 「トァーッ!」 空振りに終わったゴモラの突撃が、その勢いのままで市街地に突っ込んだ。するとどうか、強固な石で、しかもエルフの 魔法で固定化に近い補強を受けているはずの住宅群が、砂糖菓子を潰すようにもろくも叩き壊されていくではないか。 〔な、なんて破壊力なの!〕 百聞は一見にしかずというが、実際目の当たりにすると、そのケタ外れの破壊力には戦慄するしかない。超高層ビルでも これを食らったら一発でコナゴナだろう。アントラーの破壊力もすごかったが、ゴモラの攻撃力はその上を確実にいっている。 これが、古代怪獣ゴモラの力。恐竜の一種でありながら、怪獣と同格といわれるわけは、非常に強靭な肉体を持ち、恐竜の 枠組みからはみ出してさえいるため。古代において広大な生息範囲を成し得た理由も、天敵となる恐竜がいなかったからだとも 言われるくらいなのだ。 単純なパワーで捉えれば、ウルトラ戦士が戦ってきた数百の怪獣たちの中でもトップクラス。 ただし、いかつい外見に反して本来の性質はおとなしく、普段の行動は鈍くて他者に危害を加えるようなことはまずない。 だが、一度怒らせて凶暴性を目覚めさせてしまうと抑えようがなく、手当たり次第に破壊を繰り返す凶悪怪獣となってしまう。 このゴモラが昭和四十二年に生きたままの状態でジョンスン島で発見され、日本に空輸された。しかし、途中で逃げ出し、 怒ったゴモラは大阪市街で大暴れし、こともあろうに迎え撃ったウルトラマンをも撃退してしまった。このとき、ウルトラマンは 得意の格闘技でゴモラに挑んだのだが、ゴモラはウルトラマンを圧倒的にしのぐパワーで完膚なきまでに叩きのめし、 悠々と土中に逃げ去ってしまった。ウルトラマンがここまで手も足も出ずにパワーのみで一方的に敗れたのは、才人の 知る限り他に例はない。 そのゴモラが、今こうして敵となっている。しかも、ヤプールのマイナスエネルギーを注ぎ込まれたことで暴走している。 〔ただ眠っていただけなのに、無理矢理起こされて戦わされるなんて……ヤプールめ、ひどいことを。だが、戦うしかない!〕 やりきれない思いはしたが、ウルトラマンAはゴモラを倒すために構えをとった。 だが、エースの敵はゴモラだけではなかった。いや、より以上の危機はエルフたちにこそ迫っていた。 「きゃぁぁーっ!」 〔くっ! アリブンタか!〕 少女の悲鳴を聞きつけて振り返ったとき、そこには街を叩き壊しながらエルフたちに迫っていくアリブンタの姿があった。 狙っているのは一つしかない、少女たちの生き血だ。たとえマイナスエネルギーを得ても飢えは満たせていない。 このままでは、多くの少女たちがアリブンタのエサにされてしまう。エースは、いったんゴモラを置いてでもアリブンタを 止めようとジャンプしようとした。しかし、エースの背後から砂煙が吹き付けられ、視界を封じられて動きを止められてしまった エースを、巨大なハサミがくわえ込んで投げ飛ばした。 〔くそっ! 今度はアントラーか〕 不意を打たれた。マイナスエネルギーで完全に蘇ったアントラーは、鈍重そうな外見からは想定できないほどの足の速さで エースに迫り、そのアゴのハサミで首を刈ろうと狙ってくる。 むろん、エースはそれには乗らず、アントラーの突進の勢いを利用して投げ技をきめてやるが、頭から地面に叩きつけられたにも 関わらずアントラーにはほとんどダメージが見えない。それどころか、逆方向からはゴモラが建物を壊しながら迫ってきて、 エースは前後から完全に挟撃されてしまった。 〔挟み撃ち……か〕 ヤプールは、この二体でエースを葬るつもりらしい。しかも、アントラーの磁力光線がある限り、飛んで逃げることもできない。 エースの体には長引く戦いで疲労とダメージが蓄積し、才人たちにもダメージが伝わるくらいに万全とはほど遠い。果たして、 この二匹の凶獣を相手に勝つことが出来るだろうか。いや、勝てなくとも、このままではエルフや人間たちを助けることができない。 「ハッハッハッハッ! ようやく最初から貴様たちに勝ち目などなかったことに気づいたか!」 そのとき、勝ち誇った声がアディールに響き渡った。 何者だ!? ヤプールか? いや、この声は確か! エースが、耳の奥にしまいこんでいた過去の戦いの記憶を呼び起こしたとき、街の中に緑色の複眼を持つ星人が巨大な姿で現れた。 「フハハハハ! 久しぶりだな、ウルトラマンA!」 「ギロン人、やはり貴様だったか!」 「ハッハッハッ、貴様に復讐したがっている宇宙人はごまんといることを忘れるな。さあて、今度もまんまと罠にはまったな。 貴様らはバルキー星人どもが我々の主力だと思っていたようだが、奴らはただの露払いにすぎん。連中を相手に手の内を 見せすぎたな。おかげで、俺は無傷であの光もやりすごすことができたぞ。残念だったなあ」 「くっ!」 ティファニアの渾身のエクスプロージョンも、無駄な努力だったとあざ笑うギロン人に対してエースたちは歯噛みしたが、 ヤプールの非情な姦計に一杯食わされたことを認めざるを得なかった。 「貴様、仲間がやられていくのを黙って見ていたのか」 「仲間? 笑わせるな、あんなゴミどもなどいくらでも替えが利くわ。死ねば死んだで、利用の方法はいくらでもあるしな。 そんなことにこだわっているから、貴様は余計なエネルギーを使ってしまったのだ。そんなことを言うならば、ほれ、貴様の 仲間どもを見てみるがいい」 「なに! なっ!?」 ギロン人の指差した先を見てエースは驚愕した。なんと、エースとともに超獣軍団と戦っていたゴルメデとリドリアスが マイナスエネルギーの黒い波動に侵されて苦しんでいる。それどころか、ゴルメデの頭部に赤い結晶体のようなものが 生えてきて、リドリアスも腕に長い爪が生え、角が生えた凶悪な顔つきに変貌していくではないか。 「貴様、彼らになにをした!?」 「別になにも? だが、アリブンタとアントラーにエネルギーを与えたとき、奴らが近くにいて影響を受けてしまったようだな。 しかしこれは我々にとってうれしい誤算だったようだ。マイナスエネルギーの波動が、奴らの遺伝子に眠っていた記憶を 呼び起こしてしまったようだな」 眠っていた記憶、その言葉で才人とルイズははっとした。リドリアスたちの、あの変異した姿は、始祖の祈祷書の ビジョンでブリミルたちが戦っていた変異怪獣たちと同じ。あの謎の光に取り付かれて暴れていた頃に戻ってしまったというのか! 変異してしまったリドリアスとゴルメデ、カオスリドリアスとカオスゴルメデは破壊衝動に突き動かされるように暴れ始める。 「やめろ! 正気に戻るんだ」 「ムダだ、ヤプールのマイナスパワーを甘く見るな。さあ、新たなヤプールの僕どもよ、存分に破壊を楽しむがいい」 凶暴化してしまったリドリアスとゴルメデは、目を狂気に染まった赤色に変えて暴れまわる。すでに理性は失われて いるようで、あれだけ献身的に守ろうとしていた街を手当たり次第に破壊している。 「こっちに来るぞ、逃げろ!」 向かってくるカオス怪獣たちから、街に残っていたエルフたちは一目散に逃げ始めた。あの二匹はもう味方ではない。 悪霊に取り付かれて狂わされてしまった。そのことも彼らの絶望を助長し、道は我先に逃れようとするエルフたちで あふれ、無理して飛んで逃げようとした者たちが空中で衝突して群集の上に墜落する惨事が多発した。 このままでは、あの二匹のために大勢の犠牲者が出てしまう。狂ってしまった二匹の前に、唯一正気で残っていた ヒドラが立ち向かっていくが、カオスゴルメデが口から火炎熱線を吐いて襲い掛かってくる。ヒドラも口から高熱火炎で 応戦するが、空中でぶつかって相殺しあった爆風は一方的にヒドラに向かい、ヒドラは吹き飛ばされて建物に衝突してしまった。 だが、それでもヒドラは翼を羽ばたかせて立ち上がり、戦おうとする。 〔やめろ! もういい、無理をするな〕 テレパシーを使ったエースの呼びかけにもヒドラは答えず戦おうとする。カオス怪獣とアリブンタの行く先には子供たちがいる、 それは子供の守り神であるという地球の伝説にある幻の鳥のような、気高くも痛々しい光景であった。 しかし、ヒドラの力ではカオスゴルメデを足止めするだけで精一杯だった。アリブンタとカオスリドリアスは悠然と進撃を 続けて、カオスリドリアスは翼を広げて飛び上がった。その先には、海が、そして東方号がある。まずい! だが止めようがない。 破壊されゆく街をギロン人は高笑いしながら眺めて言った。 「アディールを壊滅させれば、残ったエルフどもも絶望してたやすく御すことができるだろう。超獣どものエサにするもよし、 奴隷を欲しがっている宇宙人どもにくれてやるもよし。だがまずは、貴様はそこでなぶりものになりながら、守ろうとしていた エルフと人間どもがアリブンタのエサになっていくのを見ているがいい」 「待て! そうはさせんぞ!」 ギロン人を止めようとするエースだったが、その前にゴモラが立ちふさがる。ヤプールに操られたゴモラは、大蛇のような 尻尾を振り回してエースを吹き飛ばし、さらに背後からアントラーが大アゴでエースをはがいじめにして締め上げてきた。 「ウッ、グァァッ!」 「その二匹の包囲からの脱出は不可能だ。慌てずとも、貴様はあとでじっくりと始末してくれるさ。今度はゾフィーは 助けに来ないぞ。フハハハ!」 アントラーの怪力で締め上げられるエースの全身を激しい痛みが貫く。こんなところで立ち往生している場合ではないのに! 焦る気持ちとは裏腹に、身動きのとれないエースにじりじりとゴモラが迫ってくる。このままでは……絶対の危機に陥った エースを、悪魔たちの冷たい眼差しがせせら笑いながら見つめていた。 初代ウルトラマンが、いずれも単独では勝てなかった強敵を相手に絶望的な戦いを強いられているエース。 仲間との非情な戦いを強いられているヒドラ。ヤプールは、彼らが絶命するときを心待ちにしながら、次元の闇から 愉快げに見物している。 が、今はそれらよりもヤプールは楽しみに観戦しているものがあった。 「くっはっはは! エルフと人間の和睦だと? そんなものがなんになる。ゴミどもが結託したところでゴミのままよ。 貴様らにこれからほんとうの恐怖というものを見せてやる! 貴様らすべて、暗い水の底に沈むがいい!」 アディールから追い出され、海の上を漂う大勢のエルフたち。陸からはアリブンタが迫りつつあり、空からはカオスリドリアスが 滑空してきている。精霊の力を得ている彼らといえども、すでに先ほどのバルキー星人を葬った魔法で精神力を完全に 使いきり、浮くだけでもやっとになってきている。 空から狙われる恐怖と、溺れる恐怖がエルフたちを襲う。かといって、超獣の迫り来ている陸には戻れない。そのとき、 海上に東方号から魔法で増幅された声が響いた。 「アディール市民の皆さん! この船に避難してください。この船はちょっとやそっとじゃ沈みません! 早く!」 はっとして、エルフたちは洋上に停泊している巨大船を見た。あの島のような巨艦なら、確かに海に漂っているよりは 安全に違いない。宇宙人や超獣の攻撃にさらされ、傷ついてはいるが喫水線が下がった様子は欠片もなく、船体が 並外れて丈夫なのもわかる。それに、最悪の場合でも浅瀬に各坐してしまえば沈むことだけは絶対にない。 我先にと、エルフたちは東方号に殺到した。飛ぶだけの魔法も使えなくなっている者のために、舷側からタラップだけでなく、 縄梯子やロープなどがありったけ下ろされる。そして這い上がってきた人たちを、モンモランシーたち女子生徒が船内に 誘導していった。 「慌てないで、ひとりずつゆっくり奥に進んでいってください! 大丈夫です。何万人でも、入る余裕はたっぷりありますから!」 新・東方号の元は世界最大の戦艦と空母であったのだから、余剰スペースは売るほどあった。大和型戦艦の乗員数は 通常二千五百名、しかし航空機格納庫等を合わせればその何倍も乗せられる上に、全体が強固な装甲で覆われている。 無理をすればアディール市民全員を収容することはなんとか可能だろう。実際、太平洋戦争末期に日本海軍は戦艦を 輸送船代わりにして、主砲の周りから航空機格納庫まで物資で詰め込みきった作戦をおこなっている。 しかし、いかに世界最大の巨艦といえども怪獣の攻撃の前には無力だ。海中からの攻撃こそなくなったものの、今度は 空からの攻撃が襲い掛かってきた。空中を高速で飛ぶカオスリドリアスは、東方号にエルフたちが避難してきているのを 見ると、口から光線を吐いて攻撃してきた。 「きゃあっ! ど、どこをやられたの! はやく報告しなさい!」 「ミス・エレオノール、落ち着いてください! 艦首甲板に損傷、火災が発生しています。早く消し止めろぉ!」 東方号艦首の木製の甲板がめくりあがり、火と煙を吹いている。大和型戦艦といえども重量の節約から、装甲には 薄い部分もあり、特に長い艦首は弱点ともなっている。 悲鳴をあげるエルフたちをなだめながら、水精霊騎士隊と銃士隊は消火と迎撃に当たっていった。 「あちちっ! 誰か水の使い手って、もう誰も魔法使えないんだっけか」 「しょうがない。みんな! ありったけのバケツを持ってくるんだ。それを飛べる使い魔を持ってる人に渡して、海水を 汲み上げてこさせよう。あとは全員でバケツリレーだ!」 「あーっ、あんな下らない訓練を実戦でやることになるとはな。つくづく、ぼくらは体を動かす仕事に縁があるらしい」 ぶつくさ言いながらも、ギーシュたちは延焼がこれ以上広がらないようにするための努力を始めた。 また、再度接近をしようとするカオスリドリアスに対しては、銃士隊が生き残っていた機銃を総動員して弾幕を張る。 当たっても効きはしないだろうが接近を阻めさえすれば御の字だ。ミシェルは、一部の人数をそれに割くと十人ばかりを 集めて別命を下した。 「ようし、ここは連中にまかせてボートを出せ! 格納庫にあったぶんをありったけだ、急げ!」 まだ洋上には多くの市民が取り残されている。中には精神力が切れて、立ち泳ぎだけで必死に耐えている者もいて、 放っておいては溺死者が大量に出てしまうだろう。元は大和と武蔵の格納庫に残されていた、大型のカッターと呼ばれる ボートが次々に海上に投下される。 「これで全部か! よし、泳ぎに自信がある者は私に続け」 「副長!? 危険です。ここは私たちが!」 「馬鹿者! 我々が一番の危険を買って出ないでどうする! ボートを操るには一人でも人手がいるんだろう」 自分だけ安全な場所で指揮をとろうなどと彼女は考えていなかった。それに、もう指揮がどうとか言ってられるほど 落ち着いた状況ではない。銃士隊がこの百倍いても足りないであろう今、各人がそれぞれの判断で行動するしかないのだ。 「飛び込め!」 東方号の甲板から海中へ、ちょっとしたビルほどの高さから彼女たちは飛び降りた。海面に上がると、手近なボートに 這い上がって、モーターの代わりにつけられている推進用の魔法装置のスイッチを入れる。 一人でも多くを助けるんだ! 人間もエルフも、命の重さに違いはない。どちらも、ヤプールなぞにむざむざ踏みにじらせて なるものかと、ミシェルたちは目を皿のようにして洋上に漂うエルフたちを見つけてはボートに引き上げていった。しかし、 懸命な救助活動にもまた、ヤプールは水溜りに落ちてもがく蟻に石を投げつけて喜ぶ子供のように、無慈悲な攻撃を 仕掛けてきた。 「フフフフ、こざかしい水澄ましどもめ。お前たちがいくらあがいても無意味だということを教えてやる。超獣マザリュースよ! 幻想と現実の境界から、愚か者どもに死をくれてやるがいい!」 その瞬間、アディールにまるで赤ん坊の泣き声のようなけたたましい鳴き声が響き渡った。さらに、覆う闇の結界が揺らめいて、 洋上の闇の中から蜃気楼のように巨大な超獣が浮かび上がってきた。死んだサボテンダーがマイナスエネルギーで 再生された超獣マザリュースだ。 「ひっ、あっ!? 空に、超獣が浮いてる!」 水面を漂うエルフたちの真上に、糸で釣られているかのように超獣が無音で不気味に浮きながら、ぎょろりと輝く黄色い目で こちらを見下ろしている。その気味の悪すぎる光景に、エルフや銃士隊は背筋を凍らせた。だがむろん、ただ驚かせるためだけに ヤプールが超獣を出現させるはずはない。マザリュースは、その不気味な容姿からは不釣合いに、おぎゃあおぎゃあと赤ん坊の ような声をあげながら、豚のように大きく広がった鼻から白い毒ガスを噴射してきた。 「うわぁぁっ!」 「ぎゃぁぁーっ!」 「く、くそぉ、なめるなぁっ!」 逃げ場のない海上に無数の悲鳴があがり、流れてきたガスから逃れようとさらに多くが必死に泳ぎまわる。 一方で、数人わずかに精神力を残していたエルフが海水で水の矢を作って反撃を試みた。しかし、エルフたちの攻撃は マザリュースの蜃気楼のような体に当たりはするものの、すべてすり抜けてしまって効果がまったくなかった。 「あいつ、実体がないのか!」 エルフたちは愕然とした。実体がない幻のような相手なら、どんな魔法も効きようがない。しかし、超獣のほうは確かに 存在するといわんばかりに、毒ガスだけでなく、口から火炎弾まで吐いて、確かに実体のある攻撃を仕掛けてくるではないか。 これが、今回出現したマザリュースの特性であった。かつてのマザリュースは異次元エネルギーを固定化している最中の 出来かけの状態で、毒ガスや火炎を撃つことはできたが幻にすぎなかったのに対し、今回サボテンダーという肉体を ベースにして生まれたこいつは、実体を限りなく”ない”状態に近づけて存在することができる。いわば、幽霊とゾンビの 中間体のようなものであった。 「ハッハッハッ! 逃げろ逃げ惑え、それができるのも今のうちだぞぉ!」 闇を背にして、赤ん坊の声を撒き散らしながら浮遊して襲ってくるマザリュースはまさに悪夢そのものであった。 ガスから逃げ惑い、火炎弾から逃れるために水中に潜って顔を出さなくなったエルフも少なくない。銃士隊のボートも、 一艘、また一艘と転覆させられてはせっかく助けたエルフたちが海中に投げ出されていく。 東方号も無事ではない。対空機関砲は牽制の役割しか果たせず、何の害にもならないことがわかったカオスリドリアスは 再接近して光線を食らわせてきた。 「ぎゃああっ! あちぃっ! 水っ、水ーっ!」 「暴れるな! よせっ、海に飛び込もうとするんじゃない」 鎮火しかけた火災が再度発生し、まともにあおりを受けた水精霊騎士隊の少年が服とマントに燃え移った火を消そうと 暴れ狂い、ギーシュたちがバケツの水をぶっかけてやっと消し止めた。しかし火傷はかなりひどく、何人かが担架を 持ってきて、モンモランシーたち女生徒の救護班が水の秘薬を使いながら運んでいく。 「おぇ……だ、だめよ。これくらいで気をやったら、わたしたちだってこんなときのために訓練してきたんじゃない!」 「モンモランシー、頼む。なんとか助けてやってくれ!」 「わかってるわよ。わたしはあんたたちを殺してやりたいとは常々思ってるけど、葬式をあげてやりたいと思ったことは 一度もないんだからね」 遠まわしに皮肉をぶつけながらも、負傷者は彼女たちの手によって運ばれていった。が、負傷者がそれで終わりで すむはずがない。水精霊騎士隊、銃士隊、エルフの騎士団と次々にやられて運ばれていき、交代の人員はいないために 甲板で戦う人数はどんどん減っていく。 しかし、消し止めては火をつけられるいたちごっこでもやめるわけにはいかないのだ。いまや、この東方号の船内のみが 唯一残された避難場所なのである。実際、カオスリドリアスの光線は甲板をえぐり、火災を引き起こしてはいるが、 装甲を貫通して船内にダメージを及ぼしてはいない。さすが、元は世界最大の戦艦であり宇宙人の侵略兵器であった といえるが、火災を放置しては船内の換気がうまくいかずに酸欠状態を引き起こしてしまう。 「必ず、必ずウルトラマンがなんとかしてくれる。だから、それまでぼくらはなんとしてでもここを守りきるんだ!」 他力本願ではない。人にはそれぞれ分と役割というものがある。ならば、そこで全力を尽くしてできることをやりきらねば。 次々と仲間が倒れていく中で、ギーシュはすすだらけで消火作業を続けているギムリたちに叫んだ。 だが、カオスリドリアスの攻撃は止まらない。口から吐かれる破壊光線は絶対的な威力を持ってこそはいなかったが、 それゆえにじわじわとなぶりものにするような破壊をもたらしてくる。東方号は今はなんとか持ちこたえているが、それも いつまで持つかわからない。 カオスリドリアスは変わり果てた姿で、人間とエルフたちに牙を向けてくる。その凶悪な様を見つめ、ティファニアは 悲しげな目に涙を浮かべていた。 「やめて、あなたたちはそんなことをするのを望んではいないでしょう。目を覚まして、正しい心を取り戻して、お願い」 しかしティファニアの願いも虚しく、ヤプールに洗脳されたリドリアスは破壊光線で東方号をじわじわと削っていく。 同じようにゴルメデは懸命に食い止めようとするヒドラをもついに、口から発する破壊光線『強力怪光』で倒してしまった。 〔ヒドラ! くそぉっ!〕 横目でヒドラが倒されるのを見ていた才人は、助けに行けなかったことを歯噛みした。ヒドラは胸に強力怪光を まともに受けてしまい、白煙をあげながら体を痙攣させている。あれでは、もう…… ヒドラを倒したカオスゴルメデは、今度は強力怪光を街に向けて放ちはじめた。かろうじて戦火を逃れていた街並みが 爆発の渦に飲まれて粉々にされていく。さらに、その石くれや粉塵は逃げようとしているエルフたちの頭上に降り注いで、 さらなる恐怖とパニックをまねいた。 それでも、エースは彼らを助けにはゆけなかった。エースを襲う二大怪獣、ゴモラとアントラーの脅威はそれほどだったのだ。 「ジュワァァッ!」 アントラーの牙を掴んだまま、力づくで持ち上げて投げ飛ばした。だが、間髪いれずに突進してきたゴモラの頭が エースの腹の下に潜り込み、鼻先の角が鋭く食い込んでくる。 「ヌッ、ウォォッ!」 必死に抵抗しようとするエースだが、ゴモラはそのままエースの体を頭で持ち上げて、かちあげるようにして放り投げてしまった。 背中から地面に叩きつけられて、舗装された道路に大きなひび割れが走る。人間であれば、あばらの何本かは確実に へしおれていたであろうほどの衝撃を受けてもエースは立ち上がるが、その足は震えてすでに力は少ない。 〔くそっ、首だけの力なのに、なんてパワーだ!〕 エースの体重だって決して軽くはないのに、それをまるで感じさせない圧倒感こそ、ゴモラのゴモラたるゆえんのようなものであった。 力強く響き渡る雄たけびをあげ、疲れを知らないように飛び掛ってきて、その度に隕石のような突進力がエースを襲う。 すさまじすぎる野生のパワーは、超能力などに頼らなくても充分すぎるほどにエースを圧倒していた。初代ウルトラマンも、 ゴモラを倒せたのは、すでに科特隊の攻撃によって角や尻尾を失って弱りきった後から挑んだからで、ゴモラが万全だったら 一度目同様負けていた可能性も大きい。接近戦では、とてもではないがゴモラには勝てない。 かといって、距離をとっての光線技での戦いに移行するのはアントラーが妨害してきた。緒戦でエースがゴモラの リーチの外からメタリウム光線を放とうとしたときである。アントラーが虹色磁力を放ってくると、メタリウム光線のエネルギーが 拡散して消滅してしまったのだ。 〔そんな! 磁力光線にこんな使い道があったなんて!?〕 才人は初代ウルトラマンが戦ったアントラーは使用しなかった磁力光線の能力に驚愕していた。これでは、どんな光線も 発射前にすべて打ち消されて無効とされてしまう。唯一、ゴモラの弱点である飛び道具がないという攻めどころも役に 立たなくなった今、ゴモラはなんのためらいもなく突撃してくる。 「フゥワァッ!」 受け止めようとすれば弾き飛ばされ、避けるにもスピードがあっておもうにまかせない。おまけに、勢いを殺すために 接近戦を仕掛けようとすれば、鋭い爪に牙と角だけでなく、ひじの鋭いとげを活かした技『ゴモラ肘鉄』が襲ってくる。 ただ単なる怪力ならば、どくろ怪獣レッドキングや用心棒怪獣ブラックキングのほうが上だといわれるが、ゴモラは 全体的にバランスがよくて、どのリーチでも隙がない。 さらに、ゴモラにはそれ以上の恐るべき武器があった。 〔このっ! 尻尾がっ!!〕 距離をとろうとするエースを、くるりと背を向けたゴモラの長くて太い尻尾がすごい速さで飛んできて打ち据える。 それは鞭というよりも竜巻で巻き上げられた大木が叩きつけてくるといった感じで、とてもではないが受け止めるなどと いったことができるレベルではなかった。 〔これが、初代ウルトラマンを倒したゴモラの……ルイズのお仕置きが優しく感じるぜ〕 才人は擬似的ながらも全身を貫く痛みにのたうちたいのを、毒ずくことでなんとか我慢していた。苦痛の大半をエースが カットしてくれているというのにこの痛み、生身だったら全身内出血で青黒くなっていることだろう。 〔ちょっとサイト、あんた……こんなときに昔を蒸し返すんじゃないわよ。最近はこっちも我慢してあげてるのに、まだ根に持ってるわけ……?〕 〔うっせ……最近は鞭をやめて平手に変わっただけだろうが。お前、絶妙に痛いポイントわかってるからな〕 〔ふん、あんたはわたしだけを見てればいいの。モンモランシーは甘いけど、わたしは厳しい……んですからね!〕 ルイズも強がっているが、ダメージは隠し切れなくなってきていた。それでも、エースがかばいきれなかった分のかなりを 才人が請け負い、ルイズにはそのまた溢れた部分しかいってないのだが、それだけゴモラのパワーが度を越している。 それに、ルイズは女の子だ。 カラータイマーが激しく鳴る中で、ゴモラはよろめくエースを容赦なく攻めていく。エースもパンチやキックで反撃するが、 ゴモラはまるで疲れることを知らないようだ。仕方ない、ゴモラは地底怪獣としての性質も持っており、陸上と同じくらいに 地底での行動も得意であり、かつては大阪の地底を自分の巣のように自在に動き回って科特隊を翻弄した。 ゴモラの尻尾攻撃がエースの顔面に炸裂し、目の前が真っ白に染まったような衝撃が襲ってくる。なんとか朦朧とする 意識を奮い起こすものの、左目の視力が失われていた。遠近感が失われて、ぼやける視界でゴモラの位置がつかめなくなった エースはとっさに距離をとろうと後ろに下がった。 だが、下がったそこには罠が待ち構えていた。 〔し、しまった! アントラーが、いつの間に!?〕 気づかぬ間に忍び寄っていたアントラーが、背後からエースをその大アゴでがっちりとくわえこんでしまった。暴れるが、 万全の状態であるならば力づくで脱出もできるが、カラータイマーが点滅して大きなダメージも受けている今ではふりほどく 余裕があるはずもない。身動きのとれなくなったエースの前にゴモラが足で砂煙をあげながら助走をつけ始め、ギロン人の 勝ち誇った高笑いが響いた。 「ウルトラマンA! 今度こそ貴様の最期だな。そこで死ね!」 ギロン人の振り下ろした手を合図としたかのように、ゴモラは角を振りかざし、地響きをあげて突進してきた。猛牛、犀、 いいや動物に例えられるレベルではなく、火山弾が天空から大地に降り注いできて焼き尽くそうとするかのように、 数百メートルの距離をないも同然の速さで突進してきたゴモラは、エースの胴に頭から激突した。 「フッ! グォォォーッ!」 受け身をとることもできず、直撃を許したエースの体にとてつもない衝撃と痛みが襲い掛かった。骨がきしみ、内臓が 悲鳴をあげる。わずかに残っていた体の力が抜けるように消えていき、エースの目の光が点滅して消えかける。 だが、ゴモラの一撃はこれで終わりではなかった。ウルトラ筋肉を突き破って、エースの腹に深々と突き刺さった ゴモラの角……ゴモラは地底を掘り進むとき、頭部の角から振動波を放って掘削をおこなっているのだが、そのゴモラの 三日月形の頭部が赤くスパークすると、突き刺さった鼻先の角から強烈なエネルギー振動波がエースの体内に叩き込まれたのだ。 「グアァァァーッ!」 地底の、高圧で固められた岩石をもたやすく粉砕する振動波が直接体内に叩き込まれる衝撃は言語を絶するものであった。 苦痛というレベルを通り越した感覚が神経を伝わって脳をも破壊しようとしていく。才人とルイズはそれぞれ、悲鳴をあげる ことすらできないままのたうち、もしエースが痛みの遮断をおこなっていなかったらふたりとも精神が壊れていたかもしれない。 が、ふたりを守ったことでエース自身も失神は免れたが、ダメージは覆いようもなかった。 「ウ……オォォォ……ッ」 アントラーの拘束から放たれたエースががっくりとひざを突き、前のめりに崩れ落ちた。 静寂……刹那の静寂が場を支配する……だが、非現実に逃避したいと思われるそれも、ゴモラの勝利の雄たけびが打ち砕いた。 「ウ、ウルトラマンが……負けた」 わずかなうめき声だけのみで、地に伏したウルトラマンAはぴくりとも動かない。消えそうなカラータイマーの点滅と、目の 輝きだけが、エースが生きているのだということを示し……そして、もう立ち上がる力が残っていないことを伝えていた。 絶望……もはや、超獣軍団にとって恐ろしいものはなく、ギロン人は追い討ちをかけるように宣言した。 「見ろ! ウルトラマンAは我々が倒した。もう、お前たちを守るものはない。お前たちに残された道は、絶望して滅び去ることだけだ。 さあ、苦しみぬいて逝くがいい。ハッハハッハハァ!」 高笑いし、ギロン人も手のハサミからの光線『ギロン光線』で街を破壊し始め、ゴモラとアントラーも破壊に加わっていく。 エルフたちの阿鼻叫喚、それはヤプールに滅ぼされた星の断末魔がまたひとつ再現されていくことである。しかし、エースには すでにそれを止める力は残されてはいなかった。 「ま、待て……」 「ファハハハ、ウルトラマンA。貴様はそこで、この街のものどもが皆殺しになっていくさまを見ているがいい。簡単に殺しは するなとのことだ。己の無力を悔やみながら、最後に八つ裂きにされるのを楽しみに待っていろ!」 ギロン人はエースを足蹴にして笑いながら、超獣軍団に攻勢を強めるように命じた。 すでにさえぎるものはなく、ゴモラ、アントラー、アリブンタ、カオスゴルメデが街を壊す。海に逃れる人々にも、空から マザリュースとカオスリドリアスが襲い掛かる。それはもはや戦闘ではなく、一方的な蹂躙であり虐殺であった。 しかし、一方的な戦況にも関わらず、ヤプールは異次元のすきまから不愉快な眼差しで地上を見下ろしていた。 「おかしい……これだけ追い詰めているのに、マイナスエネルギーの発生が少ない。おのれ、あの連中のせいか!」 ヤプールの視線の先……そこには、傷だらけになりながらも、なおあきらめずに戦っている人間たちの姿があった。 ボロボロになった東方号の甲板で。 「ふむ……ギムリ。残ったのは、あと何人だね?」 「おれを含めて、五人。ずいぶん寂しくなっちまったなあ……いや、医務室に運ばれてった連中が今頃女子に手厚く 看護されてると思うと、なんかうらやましい。はやめに怪我しとけばよかったな」 「なるほど、それも一理ある。しかし諸君、ここでいいところを見せておけば、あとでエルフのご婦人方にモテモテになるのは うけあいだ。ここに残った諸君は、そのチャンスが濃厚にあるのだぞ!」 「なるほど! さすがギーシュ隊長。一生ついていきますぜ!」 荒れ狂う海原で。 「副長! これで三人目です。引き上げてください!」 「よし、海底にはあと何人残ってる?」 「五人です。今、ケイトとノリが引き上げに行ってます」 「よし、さすがエルフだ。先住の力で、これだけの時間水中にいたのにまだ息がある。しかし急げ、この海ではあと何分も 持たないぞ!」 「はっ!」 「最後の最後まで、命を救うことをあきらめない。そうだろう……だから、わたしたちも絶望はしないよ」 絶望しかないと思われる地獄で、時に笑顔さえ見せながら戦い続ける人間たちの姿が、エルフたちの心を闇に食われる 寸前から守っていた。彼ら、彼女らはその行動だけを見れば狂気とさえ見えたろうが、戦いの目的は敵を倒すことではなく 命を救うことだった。 生きたいと望む心は、人間もエルフも変わりない。そして、同じ命の危機の中でこそ人間の本性というものが隠さずに 露呈される。そんななかで人間臭さを失わずに、海中から溺者を掬い上げ、少しでも安全な避難場所に誘導しようとする 人間たちの姿を見て、演技だと思うような腐り方をアディールの市民たちはしていなかった。 「さあ早く、急いで!」 「すまん、感謝する……」 少しずつ、少しずつエルフたちは東方号の船内に避難していった。パニックに陥らずに、希望を保って。 ウルトラマンがいないことなど関係ない。なぜなら、それが彼らの使命なのだから。 しかしヤプールはそれらの努力を続ける人間たちよりも、東方号の頂上で声を張り上げ続けるひとりの少女を忌々しげに見ていた。 「皆さん、あきらめないでください! お子さんや怪我をした人を助けながら、慌てずに避難してくださーい!」 同じことを何回叫んだかはわからない。しかし、途切れずに続くその声が、恐怖に負けそうになるエルフたちを支え続けたのは間違いない。 ほとんど意思の力だけで体を支え、ティファニアはこれが自分の使命だと魂を奮い立たせる。何度も、何度も……体力の 限界などはとうに超えているはずなのに、ティファニアは叫び続けた。 だが、正直ティファニア本人にも、どうして自分にこれだけの力が残っているのかはわからない。いや、ティファニアは過去にも 一度、こんなふうに疲れを忘れて走り続けたことがあったのを思い出した。それは、森の中で過ごしていた頃、ひとりの子が 帰ってこずに、一晩中森の中を捜しつづけた時、あのときも不思議な力が何度も倒れそうになる自分を奮い立たせてくれた。 それが、大切なもののために困難に立ち向かおうとする心、勇気だということをティファニアはまだ知らない。けれど、その手の 中には、彼女の勇気に反応するかのように、輝石が静かな輝きと暖かさを放ち続けていた。 エルフの伝説に残る、奇跡の勇者の残していったという青い石。それは、まるでティファニアの心を試しているかのように じっと沈黙し、同時になにかを待ち望んでいるように、常に彼女のそばから離れずに見守り続けている。 だが、希望を捨てずに立ち続けているティファニアにヤプールは狙いをつけた。超獣を動かし、目障りなものはすべて葬り去ろうと、 悪意の炎を燃え上がらせる。エースが倒れ、アディールを守る人々の最後の希望の灯火も、無残に吹き消されてしまうのだろうか。 空を闇に閉ざされたアディール。だが、闇をも小さなものと見下ろす大空の、太陽と月のあいだにひとつの星が輝き始めていた。 果てに広がる無限の大宇宙……そこに生きる者にとっては、数千年のときも一時の瞬きにすぎない。六千年の時を超え、 彗星が夜空に幾度も輝くように、この星に向けて再会を約束した青い光が向かいつつあることを、まだ誰も知らない。 続く 前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔
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設定ESP能力者リーディング プロジェクション 00ユニット G元素グレイ・シックス グレイ・ナイン グレイ・イレブン 量子電導脳 バッフワイト素子 ODL 因果律量子論因果導体 恋愛原子核 PTSD(Post-traumatic stress disorder) ■日本帝国■第一帝都東京 政威大将軍 元枢府 五摂家 琵琶湖運河 クラ海峡 ■兵器■NCAF-X計画 36mmチェーンガン ATSF計画ML機関 (ムアコック・レヒテ機関) ラザフォード場 (ラザフォード・フィールド) G弾 ALM(対レーザー弾頭弾)AL砲弾(対レーザー砲弾) JIVES(ジャイブス) OBLシステム(オペレーション・バイ・ライトシステム) OBWシステム(オペレーション・バイ・ワイヤシステム) XM3 統合情報戦術分配システム 後催眠暗示キー秘匿回線B ■企業■日本帝国富嶽重工 光菱重工 河崎重工 遠田技研 大空寺重工 YAMAHO音楽グループ 旭日新聞社 帝国通信社 アメリカ合衆国マクダエル マクダエル・ドグラム ノースアメリカーナ ボーニング ノースロック グラナン ノースロック・グラナン ゼネラルダイノミクス ロックウィード ロックウィード・マーディン ロクスウェル フェイアチルド・リムパリック ジネラルエレクトロニクス プラッツ ウィットニー マーキン・ベルカー ソビエト連邦ミコヤム・グルビッチ スフォーニ EUダッスオー サーグ パラヴィア・インダストリアル ユーロファイタス アエロジェット OTT ラインメイタル エリコム ルイター 統一中華戦線瀋陽 成都 TAIDC イスラエルIEI ■軍隊■ 設定 ESP能力者 オルタネイティヴ3および4計画で人類の敵、BETAの思考を読み取るための中核をなす能力。 念話、透視などの「超感覚能力」を指すESPと、念動力や発火能力などの「物理干渉」を起こすPKに大別される。 そのうち、完成度の高い第6世代が社霞。 リーディング オルタネイティヴ第三計画の産物である社霞とその兄弟姉妹や、同第四計画の産物が有する、思考を「イメージ」、感情を「色」で読み取る能力の一種。 なお言語として読み取るわけではないため、読み取った「イメージ」や「色」を理解可能な言語に意訳するためには、ESP能力者の経験に大きく依存する。 プロジェクション 思考を「イメージ」として他者に投影するリーディングの逆現象。リーディングと併用すれば言語を介さずとも意思疎通が可能となる。 ただし普通は送り込まれた「イメージ」を言語に意訳できないので、意思疎通が成立するとまでは言い難い。 00ユニット オルタネイティヴ第四計画の核となる存在。 機械の体(*1)に人間の魂を宿らせた(*2)「生物根拠0生体反応0」の非炭素擬似生命体。 第三計画で開発されたESP能力と優れた処理能力(*3)を持ち、その気になれば世界中のコンピューターを支配下に置くこともできる。 その能力の高さ故、一部では00ユニット脅威論も持ち上がった。 G元素 BETA由来の人類未発見元素。 カナダに落ちたBETAユニットを調査するロスアラモス研究所のウィリアム・グレイ博士が発見者。 グレイ・シックス 6番目に発見された負の質量を持つエキゾチック物質。 グレイ・ナイン 9番目に発見された量子電導脳を構成する物質。 309K、室温以上で超伝導が可能という特徴を持つ。 グレイ・イレブン 11番目に発見された重力制御を行うムアコック・レヒテ機関やG弾に必須の物質。 量子電導脳 グレイ・ナインを利用して作られた量子コンピュータと同じ原理(*4)で、半導体150億個分の処理装置以上のスペックを実現する並列コンピュータ。 バッフワイト素子 00ユニットのリボンや掌に織り込まれたBETAの素材由来の約20ミクロンの思考波通信素子。 凄乃皇(弐型/四型)や非接触端末にアクセスできる。特定の思考波パターンを織り込んだマイクロチップと併用し、逆位相の思考波を発信することで、リーディングをブロックすることも ODL 冷却剤としてあらゆる観測から量子電導脳を保護するために00ユニットの頭蓋に満たされている液体。 稼働率や時間経過で劣化するため、72時間以内に交換もしくは浄化する必要がある。完全な浄化にはBETA由来の反応炉が必要不可欠。 【夕呼】存在するべき器官がなくなると、脳の生理バランスが崩れ、精神崩壊を起こし、最終的には『人間だった部分』は死んでしまうのよ 00ユニット体内の浄化装置は時間稼ぎレベルでしかなく、機能の全容を解明しないまま利用することについては、リスク判断が甘いようにも思えるが、 【夕呼】それを維持する機能だけは、いまだにBETAの技術に頼らざるを得ないんだけどね 因果律量子論 平行世界や因果導体などの研究理論。 この理論にEX世界(*5)の並列処理コンピューター理論(*6)を加えて、00ユニットの量子電導脳が作られた。 平行世界概略図 因果導体 接続された並列世界間の因果の相互的やり取りを媒介する存在のこと。並列世界間の因果の通り道なのでこう呼ばれる。因果の運び屋とも言える。オルタ本編では主人公──白銀武のことを指す。 接続された並列世界間において、一方の世界の人間はこの因果媒体との物理的並びに精神的距離に比例して、接続されたもう一方の並列世界との因果のやり取りの影響を、より強く受ける。 武が因果導体となった原因はAL世界の鑑純夏にあった。 恋愛原子核 「白銀武のまわりには大体女子がおり、しかも何故か大抵が好意的である」 という状況を、原子核に吸い寄せられる電子に引っ掛けて呼び表したもの。香月教諭が提唱。 この奇妙な現象を物理化学的に解明できればノーベル賞間違いなし、全世界のモテナイ男達を救う術となる、らしい。 夕呼先生曰く、まりもちゃんの為…みたいだ。 マブラヴEXの10/26およびFinal Episode "マブラヴ"において提唱されている。 論理的な解明が可能なのかどうか定かではないが、是非香月教諭には頑張っていただきたいものだ。 あるいは、AL世界の武に強烈な信頼感を感じていたA207分隊の皆の気持ちが、因果情報としてEX世界に軽い影響を与えているのかもしれない。 PTSD(Post-traumatic stress disorder) 日本語訳は心的外傷後ストレス障害。心的外傷(トラウマ)とも。洪水、火事のような自然災害、戦争、監禁、虐待、強姦といった人災によって心に加えられた衝撃的な傷が元となり、後に様々なストレス障害を引き起こす疾患のことである。 トラウマには事故・災害時の急性と、虐待など繰り返し加害される慢性がある。武の場合は急性トラウマに該当。 ■日本帝国■ 第一帝都東京 1998年のBETA本土侵攻に際し、日本政府はかねてよりの計画に従い経済の中心である東京に遷都した。 その後の西関東制圧、横浜ハイヴ建造に伴い一時的に第二帝都仙台が首都機能を代行したが、明星作戦以降は再び帝国首都として政治経済防衛の中枢として機能している。 政威大将軍 帝国議会の上位執政機関である、元枢府の長であり、皇帝陛下に任命される国事全権総代の称号。 だが、戦後は名誉職に等しい扱いを受け、BETA襲来で制限範囲が拡大解釈され権限が更に制限されていたが、12・5事件後その拡大解釈が是正され将軍職本来の権限が返上された。 元枢府 所謂、摂政。 皇帝陛下の執政を幇助する摂政職を機関化した組織。 米国で言うところの、大統領府のようなものであるが、その長である政威大将軍は選挙で選ばれる訳ではなく、元枢府を構成する五摂家の当主衆から一人が任命される。 五摂家 1867年、欧米列強の脅威に抗するために倒幕派大名と将軍家が大同団結し、大政奉還が成立した。 その際元枢府を設置した、煌武院(こうぶいん)、斑鳩(いかるが)、斉御司(さいおんじ)、九條(くじょう)、崇宰(たかつかさ)の五大武家を五摂家と称する。 煌武院家2001年時点の将軍家。現当主は煌武院 悠陽。 斑鳩家現当主は帝国斯衛軍第16大隊指揮官斑鳩 崇継。 斉御司家1998年当時の将軍家。当時の当主は斎御司 経盛 九條家 崇宰家2000年5月26日までの当主は崇宰 恭子 琵琶湖運河 帝都·京都防衛と日本海-太平洋間の迅速な兵力移動を可能とするため、第二次世界大戦中に建設された巨大運河。 戦後の高度経済成長により、物流の主役は大型貨物機や大型トラックなど、より高速で安価なものに取って代わられ、琵琶湖運河は無用の長物と化していた。 1987年、インド亜大陸の戦況悪化を重く見た日本帝国は、かねてより国連から要請されていた大陸派兵の検討を開始。それに伴い、帝国軍参謀本部直轄の国内展開専任部隊として本土防衛軍を創設するなど、将来予想されるBETA本土進攻への対応を開始。琵琶湖運河にも再び脚光が浴びせられ、浚渫工事を着工。 大阪湾・伊勢湾-琵琶湖-敦賀湾を結び、帝国海軍が保有する紀伊級戦艦(基準排水量70,000t級50サンチ砲戦艦)や30万tクラスのタンカーも通行可能とするため再整備される。 98年のBETA本土進攻の際には伊勢湾側の工事が未完成ではあったものの、米軍第七艦隊の空母「セオドア・ルーズヴェルト」を琵琶湖に展開させるなど、建造目的を見事に果たし、その後も甲21号作戦の兵力移動に大きく貢献した。 クラ海峡 クラ地峡。東をタイ湾、西をアンダマン海に挟まれたマレー半島の最狭部。この地域に運河を建設する計画は17世紀からあり、日本も1973年に米・仏・タイと合同で原爆を使用した運河開削計画を提案している。しかし、計画立案時の技術力が不足していたり、政治的問題があったりして、現在に至るまで計画の域を出ていない。 AL世界では、1998年時点で既に開通しており、対BETAインドシナ戦線の最前線として機能している ■兵器■ NCAF-X計画 大型MMUの技術を応用し0~低G環境の陸戦兵器へと転用することを目的とした新概念兵器開発計画。後にF-4を生み出すことになる。 36mmチェーンガン 戦術機の主武装であり、各国の突撃砲に標準搭載の携行火器。歩兵用の小銃と同様に弾詰まりが起こりにくい利点からマガジンから弾薬を供給する。 世界共通規格のケースレス弾となっている通常砲弾(*7)は劣化ウラン貫通芯入り高速徹甲弾(HVAP)と曳光焼夷弾の2種類で装弾数は通常2000発。 弾倉交換は主腕マニピュレータを使用する他に、兵装担架システムの補助腕にて行うことも可能。不知火の場合は腰装甲に6つの予備弾倉を搭載している。 突撃砲の他にもA-6(海神)や凄乃皇・四型に12門(桜花作戦時は6門)搭載された突撃砲を転用したものなど固定兵装としても使用されている。 ATSF計画 1983年にアメリカ陸軍によって提案された次世代戦術歩行戦闘機の開発を目的とした概念実証プログラムAdvanced Tactical Surface Fighter(先進戦術歩行戦闘機計画)──。 崩壊寸前の対BETA戦線を底支えし、侵攻を停滞させる"盾"の役割を十分に果たした史上初の戦術機F-4 ファントムは、新概念兵器故の未成熟な運用や戦術、衛士の練度不足などといった機体性能と別の問題が転嫁された結果、1974年配備当初に『欠陥兵器』の誹りを受ける。 前線から各国の軍部首脳、果ては開発を担った兵器メーカーの経営陣が戦術機に求めたのは"剣"としての役割であり、この結果を"対BETA決戦兵器"という肩書きに相応しいと考える者は殆どおらず、世界的な「対BETA戦により有効な攻性戦術機」待望論へと発展する。 BETAの北米大陸侵攻を何としても阻止したいアメリカ政府はそのニーズを重視し、新型第一世代機開発と並行する形で、実戦での様々な経験則や蓄積データの研究成果を反映した第二世代戦術機の開発計画を矢継ぎ早に承認。F-4の配備から10年を待たず、設計思想を重装甲から機動力重視へと転換した新鋭第二世代機群、F-14 トムキャット、F-15 イーグル、F-16 ファイティング・ファルコン等の先行量産型による運用試験を開始する。 驚異的な進化を遂げた第二世代機の実戦配備を目前に控えた1982年、"戦術機の父"──アメリカ陸軍のバンデンブルグ中将は「第二世代機の投入によって、BETAとの戦いはその耐用年数前後に決着する。その後、BETA支配地域の地下資源、特にハイヴに眠る稀少物質の獲得を巡り、各国の利害対立が激化する」将来予測に加え、「BETA大戦末期を担う戦力となり、その後発生する人類との戦闘に於いても充分な優位性を発揮する戦術機」の必要性を説いた意見書を提出。 極秘裏に進行中であった戦略航空機動要塞開発計画(HI-MAERF)の順調な推移という追い風を受けて瞬く間に主流となったが、新規開発すべき兵器種については「多任務戦闘機をはじめとする次世代航空機の開発の再開」という旧空軍勢力と、「予測される状況に対処可能な新概念戦術機」と主張する陸軍勢力で意見が割れ、政府首脳や国防関係者のみならず議会を巻き込んでの大論争に発展した。 数ヶ月に及ぶ論争の結果、「BETA大戦に於ける"勝利"や"決着"というのは大局的状況であり、光線属種個体の完全駆逐までのタイムラグは当然長期間発生する」、「着陸ユニットを送り出す月、火星のハイヴ群を早期に排除することが困難」、「他国による鹵獲技術応用戦術レーザー実用化の可能性」という三点を理由に新型戦術機開発勢力に軍配が上がり、陸軍は既に準備していたATSF計画を提出したのである。 ATSF計画に於いて次世代機に要求された従来性能以外の新要素は以下の通りであった。 戦術機を含む対人類保有兵器戦闘能力 高度なファストルック・ファストキル能力 各種電子機器による被発見率の低減(ステルス能力) 低燃費高速巡航及び長距離飛行能力 国内兵器メーカー7社(*8)から提出されたコンセプト案を検討したアメリカ陸軍は、ロックウィード、ノースロックの2社を試作機製作の主契約企業に選定。 ロックウィードにはゼネラルダイノミクス、ボーニングを、ノースロックにはマクダエル・ドグラムを副契約企業として選定し、それぞれの試作機にYF-22、YF-23の試作機番号を与え、開発がスタートした。 その翌年、五次元効果爆弾(通称G弾)の爆発実験成功により、世界戦略と軍事ドクトリンを大幅に修正。 ロックウィードとマクダエル・ドグラムが関わっていたHI-MAERF計画は即時中止され、アメリカ軍の対BETA戦略は初期段階でのG弾運用を前提とするものに大転換された。 ATSF計画の存在そのものが脅かされることはなかったが、ロックウィードとマクダエル・ドグラムにとって次期主力機の受注は自社の存亡に関わる最重要案件となり、更なる競争激化を招く。 (ホビージャパン8月号より) ML機関 (ムアコック・レヒテ機関) BETA由来のG元素、グレイ・イレブンを燃料に重力制御を可能とするムアコック・レヒテ型抗重力機関。 重力制御の際の副産物として莫大な余剰電力をXG-70シリーズに搭載された荷電粒子砲に供給することで、大威力での使用を可能にした。 MuvLuv機関と当てはめた勇者降臨。 ラザフォード場 (ラザフォード・フィールド) ムアコック・レヒテ機関から発生する重力場。 BETAのレーザー兵器を無効化し、S-11と組み合わせれば効率的に殲滅することができる。さらに重力制御の際に生じる莫大な余剰電力を利用する荷電粒子砲はハイヴのモニュメントを殲滅できる。 周囲10m以内にラザフォード場を展開する凄乃皇弐型(XG-70b)に干渉すれば急激な重力偏重に巻き込まれ、戦術機諸共ミンチになるが、自動制御している凄乃皇四型(XG-70d)には近づいても重力偏重に巻き込まれる心配は無い。 名称は物理学者のアーネスト・ラザフォードから? G弾 正式名称「Fifth-dimensional effect bomb(五次元効果爆弾)」 グレイ11の反応消失まで多重乱数指向重力効果域(爆発域)を拡大させ続けてML即発超臨界反応境界面(次元境界面)を広げ、接触した全ての質量物をナノレベルで壊裂・分解するムアコック・レヒテ機関のスピンオフ技術。 要はグレイ11を制御せずに暴走させる安全装置のない簡易ML機関だが、適切な量の減速材を搭載することで、G弾は完全なML機関と化す。 結果、超臨界前まで突破には同じML臨界反応圏が必要になるラザフォ-ド場を展開・制御する事が可能となり、光線級のレーザー照射や人類による質量弾迎撃も、潮汐変形・重力偏差効果で無効にする迎撃不能の兵器となる。 ML機関よりも安価で、省資源、しかも放射能物質も出さないので運用も容易と、オルタネイティヴ5計画派が運用を推進する理由であり、米国が血眼になってG元素確保に精を出しているのは、G弾攻撃をより確実とする裏打ちでもあった。 ただし、被爆跡地では半永久的に重力異常を引き起こし、植生も回復しないという深刻な欠点もある。 そして、横浜ハイヴ攻略戦時に米国によって投下された2発のG弾による時空間の歪みと純夏の武への切なる思いが武がAL世界へと引き込んだ。 ALM(対レーザー弾頭弾) 光線級、重光線級BETAの発するレーザーに対抗する為に開発された人類側の総攻撃前の準備攻撃として行われる防御的兵器。 敵レーザーの迎撃により弾頭が蒸発すると、気化した重金属粒子が付近の大気中に充満し、透過する敵レーザーを著しく減衰させることにより無力化。迎撃されなかった場合は通常弾頭として機能する、攻防一体の兵器である。 AL砲弾(対レーザー砲弾) ALMの項参照。 JIVES(ジャイブス) 統合仮想情報演習システム。 戦術機の実機の各種センサーとデータリンクを利用した仮想訓練プログラム。砲弾消費による重量変化や着弾や破片による損害判定及び損害箇所など、あらゆる戦闘における物理現象をシミュレート可能。また、BETAの外見や行動パターンなども精緻に再現することができ、現在、衛士訓練プログラムとして最も有益なシステム。(テックジャイアン6月号より) OBLシステム(オペレーション・バイ・ライトシステム) 第三世代型以降の戦術機に採用されているシステム。 機体内部において従来の導線に替わって光ファイバーにより情報のやり取りを行なうところに特徴がある。これにより操作系における反応速度が向上し、また外部からの電磁波の悪影響を受けにくくなった。 元ネタは航空機のフライ・バイ・ライト。 OBWシステム(オペレーション・バイ・ワイヤシステム) 第一、第二世代型の戦術機に採用されているシステム。 人間の操縦を直接駆動系に伝えるのではなく、途中にコンピュータ処理を介在させるシステムである(ワイヤとは電線の意)。コンピュータは人間の代わりに機体を細かく制御し、転倒などの意図しない動作を防ぐ。その一方で人間の操縦入力があれば、すぐにそれを機体に伝えて敏捷な機動を可能にする。 元ネタは航空機のフライ・バイ・ワイヤ。 XM3 白銀武がさんざんハマっていたアーケードゲーム「バルジャーノン」の操作体系を利用できないか、と香月博士に提案して誕生し、武が帰った後には全人類の戦術機標準装備となる制御系システム。 多く使われる機動や動作をある一定操作の入力をキーとするコマンド入力と、戦術機本体のコンピュータ及び衛士強化装備のフィードバックを利用し、個々の衛士に適化する。 この「衛士の戦死者を半数に減じた」と言われる奇跡のOSには「XM3はひとりの訓練兵が発明した」という風説があるが、訓練兵による実証実験という常識はずれの事実が伝播する間に尾ひれがついた結果であり、与太話の類に過ぎない──というのが軍関係者の一致した見解である。(ホビージャパン7月号より) ちなみに、多くの人間が騙されがちだがXM3は新OSソフトとオルタネイティヴ4謹製の高性能CPUのセット商品であり、反応係数が上がっているのはソフトではなく、ハードの地力。夕呼の言葉から推察すればソフト単体で従来の戦術機にインストールすれば満足に動作しないと伺える。 「XM3」という呼称は某ロボットアニメ外伝の「EXAM」からきているような気がしなくもない。 統合情報戦術分配システム 後催眠暗示キー 秘匿回線B かなり強力な後催眠暗示キーで、多少の状況判断能力が低下する。 「――夜の虹、黒い霧、血の雨に打たれし者よ」 「――月の雫、白い水面、魂に導かれし者よ」 「――朽ち逝く地平に幾万の鐘打ち鳴らし、鋼の墓標に刻まれし其の名を讃えよ」 「――いざ我等共に喜び行かん、死と勝利に彩られた約束の地へ……」 ■企業■ 日本帝国 富嶽重工 日本の兵器メーカー。撃震、陽炎のライセンス生産、瑞鶴の改修、不知火、吹雪、武御雷の開発等、日本製戦術機のほぼ全てに携わる。 光菱重工 日本の兵器メーカー。読みは「みつひしじゅうこう」。撃震、陽炎、海神のライセンス生産、瑞鶴の改修、不知火、吹雪の開発等に携わる。大空寺財閥と組んで陽炎改修機「陽炎・改」を開発した。 河崎重工 日本の兵器メーカー。読みは「かわざきじゅうこう」。撃震、陽炎、海神のライセンス生産、瑞鶴の改修、不知火、吹雪の開発等に携わる。富嶽、光菱に比べて影が薄い? 遠田技研 日本の兵器メーカー。戦術機主機やES(強化外骨格)の雄。富嶽重工と共に武御雷の開発を行った。 大空寺重工 日本の兵器メーカー。 大空寺財閥のグループ企業。 帝国陸軍の機械化歩兵装甲部隊において圧倒的なシェアを誇る。 97式機械化歩兵装甲のほか、陽炎・改の開発にも携わる。 帝国陸軍の超極秘計画『D計画』に於いて、戦略合神機・火之迦具鎚を完成させた。 YAMAHO音楽グループ 日本の楽器メーカー、YAMAMO楽器を母体としたグループ企業。 日本製ヴァイオリンのスタンダードとも呼ばれる「アンダンテ」を開発した。 YAMAHO音楽スクールなども営む。 国営放送と共同で『YAMAHO音楽チャンネル』という音楽専門番組を制作している。 マブラヴ オルタネイティヴと同一世界の『終わりなき夏 永遠なる音律』に登場。 旭日新聞社 日本の新聞社。 上井琉臣次期戦術機選定計画関連の担当記者。 帝国通信社 略称は帝通。日本の通信社。 アメリカ合衆国 マクダエル 米国の兵器メーカー。 人類初の戦術機・F-4ファントムを生み出した。 のちにドグラム社と合併し、マクダエル・ドグラムとなる。 マクダエル・ドグラム 米国の兵器メーカー。最強の第二世代機・F-15イーグルを開発した。ゼネラルダイノミクスと共同でA-12を開発した。HI-MAERF計画に、ロックウィード、ノースアメリカーナとの三社合同プロジェクトとして参加。 ATSF計画では、YF-23の開発に副契約企業として参加した。のちにボーニング社に吸収合併された。 ノースアメリカーナ 米国の兵器メーカー。HI-MAERF計画に、ロックウィード、マクダエル・ドグラムとの三社合同プロジェクトとして参加。ロクスウェル社と合併し、のちにボーニング社に売却された。 ボーニング 米国の兵器メーカー。ATSF計画では、YF-22の開発に副契約企業として参加した。マクダエル・ドグラムを吸収合併し、F-15の安価改修プラン『フェニックス構想』を発案、概念実証機F-15・ACTVを開発し、国連ユーコン基地にて実証試験を行っている。 先進技術研究部門"ファントムワークス"がF-15SEを開発。 2003年、その日本帝国仕様機F-15SEJ 月虹と姉妹機とも言えるXFJ-01 不知火・弐型とで熾烈な後継者争いを行っている。 また、G弾開発にも携わり、オルタネイティブ5推進派の先鋒である。 ノースロック 米国の兵器メーカー。F-5、F-18等を開発した。ATSF計画では、YF-23の開発に主契約企業として参加した。94年にグラナン社と合併し、ノースロック・グラナンとなる。 グラナン 米国の兵器メーカー。F-11、F-14、A-6等を開発した。第三世代機動実験機X-29を開発し、それら戦術機開発技術をソ連のスフォーニ設計局に流した。 ATSF計画では、提出したコンセプト案が不採用となり、計画自体からも撤退した。 94年にノースロック社と合併し、ノースロック・グラナンとなる。 ノースロック・グラナン 米国の兵器メーカー。 ゼネラルダイノミクス 米国の兵器メーカー。F-16を開発した。マクダエル・ドグラムと共同でA-12を開発した。ATSF計画では、YF-22の開発に副契約企業として参加した。 のちにロックウィード社に売却された。 ロックウィード 米国の兵器メーカー。HI-MAERF計画に、ノースアメリカーナ、マクダエル・ドグラムとの三社合同プロジェクトとして参加。ATSF計画では、YF-22の開発に主契約企業として参加した。 のちにマーディン社と合併し、ロックウィード・マーディンとなる。 ロックウィード・マーディン 米国の兵器メーカー。F-22を開発した。F-35を国際共同開発中。 オルタネイティブ4では元XG-70開発者を同機体の整備、調整のため横浜基地に派遣。 ロクスウェル 米国の兵器メーカー。 ATSF計画では、提出したコンセプト案が不採用となり、計画自体からも撤退した。 ノースアメリカーナ社と合併し、のちにボーニング社に売却された。 フェイアチルド・リムパリック 米国の兵器メーカー。 A-10を開発した。 元ネタの会社はドイツの会社と合併したが、業績不振で経営破綻。別会社に売却された。 ジネラルエレクトロニクス 米国の兵器メーカー。 戦術機の跳躍ユニットに搭載されるエンジンや戦術機に装備される兵装等を開発・製造している。 36㎜ガトリングモーターキャノン"GAU-8 Avenger"や近接防護システム"CIDK-Mk1 ジャベリン"を開発した。 同社のエンジンが搭載されている戦術機は以下の通り。(元ネタからの類推含む) F-4ファントム(米・マクダエル) F-5フリーダムファイター/タイガーⅡ(米・ノースロック) F-14Dトムキャット(米・グラナン)実機はB型以降 F-16ファイティング・ファルコン(米・ゼネラルダイノミクス) F-18ホーネット(米・ノースロック)F-18E/Fスーパーホーネット含む YF-22(米・ロックウィード)試作2号機N22YFのみ YF-23(米・ノースロック)試作1号機PAV-1"スパイダー"のみ F-35ライトニングⅡ(米・ロックウィード・マーディン)開発中 X-29(米・グラナン) 不知火・弐型(日・ボーニング/富嶽/光菱/河崎)試作1号機XFJ-01aのみ ラファール(仏・ダッスオー)試作機のみ JAS-39グリペン(スウェーデン・サーグ) クフィル(イスラエル・IEI) A-10サンダーボルトⅡ(米・フェイアチルド・リムパリック) プラッツ ウィットニー 米国のエンジンメーカー。 戦術機の跳躍ユニットに搭載されるエンジン等を開発・製造している。 搭載されている戦術機は以下の通り。(元ネタからの類推含む) F-14トムキャット(米・グラナン)初期生産型(A型?)のみ F-15イーグル(米・マクダエル・ドグラム)F-15Eストライク・イーグル、F-15・ACTVアクティヴ・イーグル含む F-16ファイティング・ファルコン(米・ゼネラルダイノミクス) F-22ラプター(米・ロックウィード・マーディン) YF-22(米・ロックウィード)試作1号機N22YXのみ YF-23(米・ノースロック)試作2号機PAV-2"グレイゴースト"のみ 不知火・弐型(日・ボーニング/富嶽/光菱/河崎)試作2号機XFJ-01bのみ F-35ライトニングⅡ(米・ロックウィード・マーディン)開発中 JA-37ビゲン(スウェーデン・サーグ) マーキン・ベルカー 米国メーカー。 汎用戦術機コクピットシステムの国際特許を待つため、それを独占的に供給している。 ソビエト連邦 ミコヤム・グルビッチ ミコヤムさんとグルビッチさんが創設したソ連を代表する軍用機設計局。制式番号の頭にMiGと冠するいわゆるミグファミリーと呼ばれる戦術機群を開発した。 スフォーニ スフォーニさんが設立したソ連の軍用機設計局。制式番号の頭にSuと冠する戦術機群を開発した。 EU ダッスオー フランスの兵器メーカー。F-5改修機のミラージュシリーズの開発・生産を行った。ECTSF計画では、途中計画を離脱し、独自にラファールを開発した。 サーグ スウェーデンの兵器メーカー。ミラージュⅢ(F-5改修機)を独自改修し、1976年JA-35ドラケンを開発した。86年にJA-37ビゲン、96年にJAS-39グリペンと、10年毎に新型機を開発している。 パラヴィア・インダストリアル イギリス、西ドイツ、イタリアの兵器メーカーが創立した戦術機メーカー。 F-5改修機・トーネードを開発・生産した。 ユーロファイタス ECTSF計画のために創設された管理会社。実際の研究・開発は参加各国の兵器メーカーが担当し、それに資金を提供した。 アエロジェット EF-2000 タイフーンに搭載するAJ200エンジンの開発、生産、整備、販売支援を目的として設立されたエンジンメーカー。 イギリス、西ドイツ、イタリア、スペインの各メーカーで構成される合弁企業。 OTT イタリアの兵器メーカー。 帝国海軍の戦艦に搭載されているOTT62口径76㎜艦載砲を開発した。 帝国の他、全世界で採用されている。 ラインメイタル 西ドイツの兵器メーカー。 1996年にMk-57中隊支援砲を実用化した。 帝国の90式戦車の主砲等、通常兵器の搭載火砲も同社製。 エリコム スイスの兵器メーカー。 帝国の87式自走高射砲改に搭載されている35㎜機関砲を開発した。 元ネタの会社は兵器部門を1999年にラインメイタルの元ネタに売却している。 ルイター イギリスの通信社。 統一中華戦線 瀋陽 中国の遼寧省瀋陽にある兵器廠。 F-4改修機・殲撃8型やSu-27のライセンス生産機・殲撃11型の製造を行った。 成都 中国の四川省成都にある兵器製造会社。 イスラエルと共同でF-16改修機・殲撃10型を開発した。 TAIDC 台湾の兵器メーカー。 F-18改修機・経国を開発した。 イスラエル IEI イスラエルの兵器メーカー。イスラエル・なんとか・インダストリー。 ミラージュⅢ(F-5改修機)を砂漠戦仕様に改修したクフィルを開発した。 F-16改修機・ラビを開発中にパトロン(米国)に逃げられた。 統一中華戦線から共同開発を持ちかけられ、殲撃10型の開発に貢献した。 ■コメント■ IEI・・・。 IAIならば「イスラエル・アーマーメント・インダストリィ」とかつけられるんでしょうけど・・・。 IEIか・・・。 「イスラエル・イクイップ・インダストリィ」・・・? -- (仁) 2009-07-20 05 06 43 36mmチェーンガン 戦術機の主武装である携行火器。帝国軍仕様の物は外見的には実在するP90サブマシンガンに近い形状である。 歩兵用の小銃と同様にマガジンにより弾薬を供給する。表示される残り弾数は、戦術機腰部に装備されたマガジンの分も合わせて表示されているようだ。 戦車主砲と同様の120mm迫撃砲を補助武器として備えた突撃銃タイプ、銃身長を伸ばしセミオートのみに変更された狙撃銃タイプの二種類が存在する。 とありますが。120mm滑空砲(正確には空じゃないけど)なのでは? -- (チェルミー) 2009-09-12 17 01 29 チェルミーさん、確かにそうですよね・・・迫撃砲で如何戦闘するのでしょうか・・・ -- (第二混成機動大隊) 2009-10-29 22 22 01 09年末のオルタ資料の「跳躍ユニットエンジン」の形式名を見て思ったのですが・・・ F-15C:FE100-PW-200 F-15J:FE100-FHI-200 不知火:FE108-FHI-220 と、F-15CとF-15Jの形式番号がかなり類似しています。 CのPWは製造メーカーのプラッツ ウィットニーとなるでしょう。 となると、FHIはフガク・ヘビー・インダストリィ(富嶽重工業)となり、不知火などの日本製戦術機の跳躍ユニットはほとんど(全部?)は富嶽重工業製ということなんでしょうか? ならば、富嶽重工はP&Wのようなエンジン開発専門の企業なのか・・・・ いや、エンジンも機体本体の開発も請け負うのか・・・・ さすがにそうなるともはや、確証のない妄想になってしまいますが また、不知火の跳躍ユニットも「FE108」となっていることから、もしかしたら、米軍との何か共通企画があって、形式番号をあわせているのかもしれません・・・・ まぁ、これも確証のない推論に推論を重ねた妄想になるわけですが・・・・ 既出でしたら申し訳ありません。 -- (帝国海軍提督) 2010-01-13 10 56 31 F-15CとF-15Jの形式番号が製造メーカーをのぞいて同じなのは、ライセンス生産を表します。 つまり中身は同じです。 次に不知火の形式番号が類似している点は、エンジンを新規開発したのではなく、既存のモノ(米軍の)を発展開発したからではないでしょうか。 全く新規開発するよりは、コスト・開発期間等の面でも有利ですし、そもそも不知火は陽炎を研究をすることにより開発が成功した機体ですから 共通点が見られても何ら不思議はありません。 最後に >富嶽重工はP&Wのようなエンジン開発専門の企業なのか・・・・ モデルである富士重工は日本の航空事業で有数の企業でもあり、エンジンも機体も生産しています。 ただ、エンジンに関して言えばIHIがダントツのシェアを誇り、そちらのほうがふさわしく思います。 ALには登場しませんが・・・本当に不思議です。 まあ、だから跳躍ユニットは富嶽重工業製なのかもしれません。 私はその資料も持っていないので、推論といわれればそこまでですが、お役に立てたらと。 -- (暁) 2010-01-13 16 16 01 一歩先を行く回答、ありがとうございますw なるほど、確かに現在のIHIの社名はいろいろ変化していますが、昔は富士重工だったととなると、これはもう富嶽重工の元ネタで間違えなさそうですね -- (帝国海軍提督) 2010-01-13 22 16 07 ところでBEAシステムズとかユナイテッドディフィンストか何処行ったの? -- (あーびたー) 2011-01-16 21 40 23 働きたくないでごじゃるヾ(*′∀`*)ノ☆ http //nn7.biz/image/show.cgi?20110506S004 -- (sonin) 2011-09-27 17 12 49 IEIのEはエレクトロニクスかな? 電気だから一番近い言葉だろうと思うが。 それと、遠田技研工業の元ネタの創始者が航空産業をやりたい考えていたが、断念してオートバイや自動車等を生産しているが、米国に小型セスナ機を製造・開発する子会社がある。 あと、YAMAHOの元ネタは宮大工の技術を用いてピアノを生産しているから、ヴァイオリンの技術にも宮大工の技術を応用しているかもしれない。 また、音楽以外の電子機器も多少生産している。 また、YAMAHO音楽グループとあるから元ネタと同じく、ここから別れた会社がもしかしたら富岳や光菱や河崎などの下請けをしているかもしれない。 あるいは、こっちでは軍事に用いる車両を生産しているかもしれない。 ルイター通信の元ネタは日本国内に支社が存在する。 経済情報をメインで配信するが、政治情報も多少配信している。 ただ経済がメインの東京支社と政治がメインの京都支社に支社を置いていたが、遷都によって東京支社に機能集約して、今後の仮遷都先の仙台にも仮支社を開設していそうだな。 もしかしたら、臨時政治の声明を仙台支社が配信したかもしれない。 -- (元ネタ提供者) 2011-12-08 20 57 21 元ネタも、同じように日本国内にある通信社からの情報を扱う事もあるから、もしかしたら、政治についてはルイター通信は帝国通信社や他の日本国内にある通信社からの情報を扱っているかもしれない。 ちなみに、現実の日本の通信社は2つある。 あと、ルイター通信の元ネタの電子版はたまに訂正報がある。 -- (元ネタ提供者) 2011-12-09 01 38 43 G弾について、植生が回復しないとあるが。これがG弾起爆によるものというより、生きたハイヴが其処に在るのが一番の原因だと感じる。 -- (名無しさん) 2012-05-04 13 45 09 「あらかねの土にしては、すさのおのみことよりぞ起こりける。」(古今和歌集仮名序) あらかねとは通常、土の枕詞であり、この文章は、 「(和歌はこの日本の)地においては須佐之男命の時から詠まれはじめた。」 となる。 しかし、出雲国風土記で意宇郡安来郷の地名由来には「スサノオノ命が、ここに来て、こころが安らかになった。だから安来とつけた。」あり定住を決めた発言とも読める。 記紀においてはヤマタノオロチを倒した後、稲田姫命をめとり「八雲立つ出雲八重垣妻篭めに、八重垣つくるその八重垣を」と日本最初の和歌を出雲で詠んで定住を開始したという。 古代より、鉄の産した安来の地のことを「あらかねのつち」=(新しい金属(鋼)を産する地)と訳せばあらゆることに説明がつくのである。 -- (島根県民) 2013-03-30 20 01 28 富嶽重工は中島飛行機のイメージかな? IHIのジェット・ロケットエンジンも元を辿れば(中島→プリンス→日産→IHI)ここだしね。 『富嶽』もここが開発していたしね。 中島に限らず、「なんとか飛行機」だと戦闘機・攻撃機が殆ど存在しない世界観にあわないかも -- (名無しさん) 2014-06-02 14 10 11 たぶん富嶽は富士重工のことだと思うよ。マブラヴに登場する企業は現代の会社をモデルにしているから、富嶽が中島だと言うのは厳しいと思う。現実でも三菱、川崎、富士あたりが共同で航空機を開発・製造するのはよくある話。 本田はロボット関係だからかな? -- (タンク級亜種) 2014-06-04 22 38 18 XM3の名前の元ネタはAM3からというのは頷けるんだけど 作品世界で略さない名称はどうなってるんだろう MはManeuver 3は3-Dimensionalの略かな1や2を飛ばして3なんだから Xが何か思いつかん -- (名無しさん) 2015-02-19 01 14 49 ↑軍事的にはXは「試作」の意味だから「試作の3次元機動用OS」って意味でも通る。 個人的にはメカニックの方にあった説好きだが -- (名無しさん) 2015-02-19 19 01 49 ホンダは尖った研究といえばって連想ゲーム的発想とメカ本にあった気がする -- (名無しさん) 2015-10-09 19 22 51 XM3は勝手に eXtend Motion 3 とか思ってたw 3は第3世代戦術機用で、 第3世代拡張動作基本ソフトウェア -- (名無しさん) 2016-02-13 09 32 38 日立金属の高性能特殊鋼SLD-MAGICがいかに熱間脆性を回避している のがが謎でこのようなことを大同や日鉄は書きたがるのだがそれでは 前進しない。 -- (CCSC) 2016-10-12 21 06 47 XM3は第一世代機の激震にも搭載されて無かったっけ?一応第三世代に最適化されたと見たことあるけど -- (エペック) 2017-07-22 11 39 06 名前 コメント すべてのコメントを見る
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1.5 マイルームから抜け出し、中央で動くエレベーターに乗り込む。8Fのボタンを押して着いた先は、一般居住区A。その一室にはサハラの妹である千世が居た。 「千世。」 部屋の戸を開け、妹の視界に入るように手をひらひらと振る。普段の鋭い眼差しはどこへやら、妹に話しかけるサハラの頬は緩み切っていた。手元には魔物討伐で得た資材と交換したのだろう、消耗品や菓子などがいくらかあった。 「おかえりなさい、お兄ちゃん。」 「ただいま。昨日大型の魔物を倒してきたから、資材もたくさん手に入ったんだ。今日はお菓子も持ってきた、みんなで食べると良い。」 「いつもありがとう。でも危ないことは止めてね。」 敷かれたカーペットの上に一つ一つ並ぶ菓子に引き寄せられるように子供たちが集まるのを見て、サハラは一人ひとりに菓子を手渡していく。 最終的に残ったのは、チョコレート菓子だけになってしまった。 「わたし、これが食べたかったんだ。」 申し訳なさそうな顔の兄と違い、妹は嬉しそうに棒状の包み紙をはがし、口に含んだ。 「そっか、よかった。……千世。あのさ、食べ終わってから、少し外を散歩しないか?」 「お散歩?いいの?」 僅かに、千世の顔が強張った。魔物への恐怖だろうかと思ったサハラは、妹を安心させようとまぶしいくらい満面の笑みで千世の頭を撫でた。 「大丈夫。俺は強いから、魔物もドラゴンもやっつけられるさ。」 「久しぶりのお散歩だね。」 「そう、か。……そうだよな。皆は、ずっと都庁にいるから……。」 空を見上げる。雲一つない青空だった。かれこれ一時間近く歩いていたため、初夏の蒸し暑さはじっとりと千世の項を湿らせていた。兄は、自分たち以外の皆を考えている。外に出ても魔物に対抗できるすべがないために、ずっと都庁にこもり続けなければならない、避難民の人たちのことを。きっとそこには自分も入っているのだろうと、千世は隣で難しい顔をしている兄を見た。 もう、そろそろか。一歩、二歩、三歩。歩いてみれば兄は難しい顔のまま着いて来た。 「───お兄ちゃん。」 「ん?」 「ハンカチ、ちゃんと持っててね。」 空が、光る。 それは砲撃だった。それはビームだった。それは、第二の帝竜が放つ最初の攻撃だった。 光は、二人を飲み込んだまま地面に大きなクレーターを作り上げた。 『 光に飲まれて死ぬのは、暗闇に刈り取られるよりは良いかもしれない。冷たくじめじめしたところで、気が付かないうちに命を奪われるより実感が持てるから。───だって、そうしないと、彼の顔がよく見えないから。約束したのに、ごめんねって、謝れなかったのがきっと一番の悔いだったのかもしれない。 』 2. 帰りが遅い。しびれを切らしたのはジェッタの方だった。携帯を持つ習慣がないサハラは端末を自身のベッドに放置したままである。仕方ないと息を吐き、一般居住区へ迎えに行くつもりで椅子から立ち上がった瞬間、 ───地面が、揺れた。 正確には建物全体が震えていた。地響きのような、それでいて空間を裂く衝撃のような、何にせよただ事ではないことだけはわかった。ベッドで眠ってしまっていたヴィカも目を覚まし、そうして漸くサハラがまだ帰ってきていないことに気が付いたようだった。 『13班、緊急アラートです……リーダーサハラは何処へ?』 直後開かれた端末から、ミイナが指示を出した。一人足りないことに気が付いたようで、ジェッタはサハラが帰ってきていないことを告げた。 今いるメンバー二人が会議室に向かうものの、依然帰ってこないサハラを待ちかねて、ジェッタは会議実を飛び出した。 「……いない?」 一般居住区にいるであろうサハラを迎えに、ジェッタが8Fに降りてからのことだった。エレベーター付近には子供たちがおり、ジェッタの姿を見ると何処か残念そうな、中には薄ら涙を浮かべている子供もいた。子供たちにサハラの居場所を聞いたジェッタは自分の耳を疑った。 「うん。ちょっと前に、千世ちゃんと散歩に行くって言って……行っちゃった。まだ帰ってきてないんだ。」 比較的年齢の高い子供が受け答えをしてくれた。さっきの地震、また何かあったの、と、言外にも伝わる程不安げな顔色をしていた。 お人よしが、写った。一時的にだ。自分に言い聞かせながらジェッタは子供たちの頭を撫でていった。そうして、普段サハラがそうしていたように、優しい笑顔を浮かべ言葉を添えた。 「だ~いじょうぶだ。安心しろ、連れて帰って来る。それまでに、サハラへ吐きたい文句も泣き言も、取っとけ。」 妹がいるから子供への対応も慣れたものなのだろうか、と考えながらジェッタは会議室へ急いだ。子供たちからの信頼は、ただドラゴンを倒すヒーローだからだけではなく、子供の心を掴めるような人間なのだろうと。 そんなサハラだからこそ、きっとみんなのヒーローになれる。 ヒーローになれる。かつて、生きていた息子に言ってみせたいつかの思い出がジェッタの胸を締め付けた。 「戻った。サハラの奴、あの揺れの前に妹連れて散歩に行ってやがった!」 「良いニュースと悪いニュースがある……なんて冗談言ってられない事態だ。ジェッタ、サハラは?」 「姿を見たって声も無い、どこに向かったかも周りに伝えず出てったらしい。」 会議室では、先程の揺れが何の反応か分かったのだろう慌ただしかった。ちらほら聞こえる言葉と、慌てふためく様子から聞くまでもなかった。 「……帝竜。」 「うん。発射元は、方向から考えて池袋上空。帝竜によるものと推測されている。」 「上空っつたか。」 「……うん。観測できた限りでは、帝竜は山手線を中心とした線路を籠状の球体に作り変えている。この最奥部から放ったものだと推測された。」 「次の攻撃がある様子は。」 「少なくとも今は無い。現状観測できている数値としては、そのように捉えることができる。」 「ならいい。一日、いや半日くれ。サハラを探してくる。」 ジェッタは言うが早いか座っていた椅子を蹴飛ばすように立ち上がった。一般議員の幾人からは今すぐにでも池袋に向かうべきだ、と非難の声が上がったが、それを制したのはナツメであった。 「恐らく次の砲撃に向けて帝竜は準備を行っているはず。その準備がどの程度時間を有するものかは今の私たちには計り知れない。けれど、多少の猶予はあると考えていいはずです。自衛隊が向かう準備も含めて、作れる時間はおよそ2時間。その間に発見できなかった場合、二人で池袋に向かいなさい。彼は他の人間に捜索させます。昨夜見つかったS級能力者、雨瀬アオイを保護した時も言ったけれど、S級の人間は居るだけで価値がある。つまり彼を失うことは人類の敗北にも通ずるの。───2時間探しても見つからなかった場合、一度帰ってきなさい。再度どうするか意見を募ってから行動を決めましょう。」 「こちらでも観測範囲を広げ、捜索に努めます。ミロクは帝竜の観測をお願い。」 「……ミイナが探すなら俺は帝竜の観測、やるよ。」 ナビゲーター二人はコンピューターに向き直り各々仕事を始めた。 「探すにしても、行き場所の心当たりはあるのかい。」 「無ェよ。」 その一言だけを置いて、ジェッタは都庁を飛び出した。 「……嘘つき。」 会議室に残されたヴィカはぬいぐるみに顔を埋めていた。誰も、ヴィカの言葉に疑問を提じない。外を走るジェッタも決して口にはしなかった。口にしてしまうと、それが現実になってしまうと思った。 ランダムな攻撃でなかった場合。例えばそれが、13班の人間を狙ったもの、ならば。例えばあの衝撃が、外を歩いていたサハラに向かって放たれたものならば。例えばあの、離れた位置にあるはずの都庁さえ揺らした衝撃を伴う攻撃が、サハラに直撃していたら。心当たりは無い、と言っておきながらジェッタはまっすぐにその場所へ向けて走っていた。 らしくもない。二度目の自嘲が湧き上がる。のらりくらり、面倒なものは避けて通るタイプ。そう自認していたし他者からの認識も大きく違わない。これっきりだと胸中で疼く記憶に言い聞かせながらジェッタは走った。 ───口にはしなかった。だが、心のどこかで悪い予感は抱いていた。悪い予感とは残酷にも当たるもので、およそ数十分走って辿り着いたその場所に、サハラは居た。 大きなクレーターの中、中心とはいかずともその中ほどに彼は倒れていた。 「サハラっ!」 ジェッタはクレーターの中に滑り込み、仰向けで横たわるサハラを起こした。違和感があったが、それを具体的に言葉にはできないままジェッタは何度もサハラに呼びかける。 『コール、13班。リーダーサハラは見つかりましたか。』 携帯端末から聞こえてくるミイナの声に、ジェッタは自分が冷静さを欠いていたことを自覚した。大きく深呼吸し、再度サハラを横たえる。 「居た。クレーターの中で倒れてたよ。だが……。」 そこまで言ってからやっと気付いた。 「怪我を負った様子はない、服は多少汚れてるが、目立った外傷は見当たらん。息も……ある、」 ジェッタはサハラの口元に手を当てた。僅かながらも掌に息がかかる。生きていると確認してから、安心したように腰から力が抜けた。端末から聞こえるミイナの背後での様子から、迎えが来るらしいことだけは分かった。 通信を切り、クレーターの中でジェッタは辺りを見回した。何もかもが溶けて球体に沿うように張り付いている。サハラが横たわっていた箇所ももちろん、それに漏れずクレーターの一部と化している。一緒に都庁を出たらしい妹の姿は、なかった。 ジェッタがおかしいと思ったのは大きく分けて三つあった。 第一に、サハラが生存していること。それだけであれば疑問も無く悦ばしいことだが、それ以外の状況とうまく噛み合わない。例えばクレーターが出来てからここに来たのであれば、妹の姿があっていいはずだ。クレーターの大きさからして、妹だけが攻撃を受けたとは考えにくいだろう。以前からサハラが妹愛を拗らせていることは周知の事実で、故に「あの」サハラが妹の手を放し離れて歩くことも、ましてや一人だけ逃げることはしないだろう。 第二に、妹が死んでいるのであればその痕跡がないこと。抉れた地にへばりつきクレーターを形作る残骸から考えるに、池袋方面から放たれた砲撃には触れたものを悉く消滅させるような能力は無い。このクレーターでちらほらと垣間見える、この場所に元々あったであろう物質が、形状こそ変化し溶けているもののその色味までは損なわず斜面に張り付いているのが観測できた。サハラの妹が着ていた衣服らしいものは、クレーターの内部にも、そしてクレーターの外側にも何一つ痕跡として残っていなかった。 「……守ろうとして、砲撃に立ち向かってもこんな状態で倒れているわけがねぇ。」 第三に、そもそも今ここで倒れているサハラの状態であった。クレーターを作るほどのエネルギーの前に衣服も肉体も形状を留められる筈がない。考える程にこの状況があまりに噛み合わない。不可解な状況をどう説明したものか。ジェッタはサハラの傍で座り込んで唸っていた。 「────ぅ。」 僅かに、指が動いた。目を瞑り考え込んでいたジェッタは目を開き、されど声をかけずじっと見守った。遠くから車のエンジン音が聞こえてくる。迎えが来たのだと理解した。 「──ちよ、」 「サハラ。」 薄い瞼が、開いた。何度か瞬きを繰り返した後────サハラは跳び起きた。 「千世!千世!!」 「あ、おい、待てよ落ち着けサハラ、」 サハラは立ち上がり一歩踏み出そうとして体のバランスを崩した。受け止めたジェッタはそのままサハラの肩を掴み、真正面から落ち着けと諭した。だがサハラは聞かなかった。 ジェッタの腕を押しのけ、何度も妹の名を呼びクレーターの中を見渡した。地面に張り付く破片から、サハラもそこに妹の痕跡がないと理解したのか、クレーターから這い上がろうとし始める。 「待てっつってんだろ!」 ジェッタが羽交い絞めにすればサハラは大声で妹の名前を叫び始めた。喉が張り裂けんほどに、喉がかすれても尚。それは悲痛な泣き声であるかのようだった。 車の扉が開く音と、幾人かの足音が響く。クレーターの中には、ジェッタと、地面に蹲ったサハラが居た。駆け付けた自衛隊から送られる映像を見て、会議室で難しい顔をしていたキリノを始めムラクモ機関の面々は、安堵と同時に違和感を覚えていた。それはジェッタが最初に抱いたものとは異なるものである。 サハラは、泣いていた。嗚咽を漏らして、およそ男子高校生には似合わない可愛らしいハンカチを握りしめたままで。 とにかく車に乗せて。誰よりも冷静であったナツメの言葉で、現場も都庁で待機していた人間も我を取り戻した。自衛隊の手を、サハラは振り払わなかった。促されるまま車に乗り、都庁にやって来てからも担架に乗せられ運ばれた。 精密検査から分かったことは、二つあった。 一つは、サハラの体は一度ダメージを負ってから回復された状態であること。どの程度までダメージを負っていたのか、の詳細は分からないにしろ、相当酷い状態であったのではないか、とは医療関係者からの見解である。 「例えば、紙で指を軽く切ってしまうとするだろう。最初は血が出るよね。けど、血を拭うと血が止まって、切れた個所も薄く繋がる。傷が塞がるような変化っていうのは目視で確認ができると思う。大きい怪我の場合そういった傷が塞がるまでに時間がかかるから、すぐ目に見える変化っていうものは無いよね。包帯を巻いて保護して、ガーゼを当てて皮膚を抑えて……そうやってゆっくり治していくものを、彼はさっき述べた簡単な傷であるかのように、自分の回復力だけで治癒してしまった状態なんだ。傷の治り方も独特で……何て言うか……内部から治癒がなされている。まるで他者から恩恵を受けているような……、なんてね。元々身体能力S級のサムライだから、ある程度は自力で何とかできちゃうんだけど、こと今回に至ってはまるで違う。本人から聞いた話では、確かに攻撃を直接受けたらしい。都庁まで揺らしたあの衝撃を、ね。」 「やっぱり直撃してたんだな……ならどうして生きてる。」 「そう、そこなんだ。はっきり言って、ありえない。生きてる方がおかしい。本当は当たってないんじゃないかって言ったけど、確かに当たったときの熱も光も覚えてるって言うんだ。」 医者の言葉にジェッタもヴィカも黙り込んでしまった。今、サハラはベッドで横になっているらしい。恐らく精神的ダメージの方が大きいのだと、ジェッタは心の中で勝手に結論付けた。 「もう一つは、……あー。身体能力としては、もう万全くらいまで回復してるんだ。機械の故障を疑ったけど、どれで診ても全快に近い状態だって出てるから。けど、今の彼は…酷く憔悴している。何があったのかはさっき君から聞いたから、原因が分からない訳ではないんだけど……。」 「……妹を、失った、から。」 ヴィカは俯きながらサハラが眠っているであろう医務室の奥を眺めていた。ぬいぐるみを抱く力が、強くなる。 「そっとしていてやろう。キリノ達も、今はまだ帝竜の反応がないって言ってるし、一日くらいなら猶予もあるだろ。お嬢も探そうとしてくれてたんだろ、俺たちも休憩だ。」 「……うん。」 結論から言うと、サハラは何もしなかった。何もできなかった。数日が経ち、他の場所への攻撃があっても尚、サハラは動くことができなかった。身体的なものではない。鼓舞しても慰めても、サハラは蹲ったままだった。ジェッタは遂にしびれを切らした。 「いい加減にしろ!」 およそ数日ぶりに医務室に来たジェッタはサハラのベッドに辿り着くなり、布団を引きはがしてサハラの胸ぐらを掴む。一緒に来ていたヴィカは狼狽え、医師もまたジェッタの声に驚いていた。 「ランダムな攻撃がいつここに落ちるか分からねぇのに、いつまでもへしゃげてんじゃねぇ!」 「二人で行ってくれ。俺には、何もできない。」 掴まれたまま、サハラは力無く言った。健康な体に似合わない病院着が痛々しいと思った。 「ふざけんな、お嬢は確かに強いがもし負けちまったらどうする、お前の妹は、こんなとこで人が死ぬのを良しとするのか!?」 「───っ。」 「今ここで、あの攻撃がここに落ちて、大勢の人が死んでも妹に胸張れんのか。お前の妹は、兄貴を誇りに思えるのか!」 サハラは目玉が零れ落ちそうなほど目を見開いた。唇を血が滲むほど噛み締め、震えている。 泣け、泣いちまえ。ジェッタは胸が痛かった。家族を、自分の力不足で失う気持ちを、ジェッタは痛いほど理解していた。 「立てよサハラ、お前の妹を殺したドラゴンに殺されても良いのか。倒せる力があるってのによ。」 「────おれ、は、」 今は憎しみでいい。ジェッタはサハラの気持ちが分かっていたし、サハラを想えば、憎しみだけで走らせるべきでないことも分かっている。それでも、憎しみ以外で立ち上がらせようとすればもっと時間がかかる。ジェッタは急を要する今の状況も理解していた。だから、今は、今だけは憎しみで動いてほしいと、残酷だと自嘲しながらも吐き捨てた。 果たして、サハラは立ち上がった。その眼には深い哀しみと、ぎらぎらとした復讐心だけが宿っている。それでいい、お前が動かないときっと勝てない。ジェッタもヴィカも、二人だけであの帝竜には勝てないことを自覚していた。二人だけで一度挑んでみたが、そもそも帝竜以外にも問題があった。 「……千世。千世、……千世。」 サハラの手にはハンカチが握られている。立ち上がったサハラの傍に、ヴィカが駆け寄った。隣に立ってから、サハラの掌に握られたハンカチを取り、斜めに持ち替えバンダナのようにサハラの利き手に縛った。 「こうしておけば、一緒に居られる。武器も持てる。……大丈夫だよ、サハラ。」 サハラの冷たい手をヴィカは両手で握る。幼子に言い聞かせるように、何度も大丈夫だと繰り返した。サハラは、やっと泣いた。現実を受け入れた上で、妹を失った哀しみで泣いた。 「行ってきます!」 次の日、サハラはまだ浮腫が取れていない顔ではあったが、作戦概要を聞いたうえでジェッタとヴィカを連れて池袋へ向かった。生気のある表情は以前に戻ったように見え、しかし違う点はその瞳に憎しみが混じっていることである。 「駆けろ!」 「耐えられるか!」 「駆けよ旋風!」 「はぁっ!」 サハラ達13班は線路を駆け上がった。⒑班のガトウ、アオイと共に駆けるごとに、今回の「作戦」に対し違和感を抱きながら。 その違和感が確信に変わったのは、目の前で自衛隊が焦げ溶けていったことがきっかけだった。作戦、などとよく言えたものだと憤慨するアオイとサハラに対しジェッタやガトウは致し方ないことだと目の前の犠牲に目を瞑ろうとしていた。今ここで抗っても犠牲が増えるだけ、抗えば自分たちが帝竜まで辿り着けないのだとジェッタに諭され漸くサハラは苦虫を嚙み潰したような顔のまま頷いた。 それでも、おかしいと思う気持ちは消えなかった。 消えない気持ちは、あるべくして行われたように、破裂した。 『全ては、アナタ達の気持ち次第よ。』 中央へ走っていたサハラの耳に届いた通信音声に、嫌な予感を抱いた。もう何度も同じ瞬間を見てきた。何度も、見殺しにしてしまった。サハラには、耐えられなかった。 もうこれ以上、誰も犠牲にしたくない! 気が付いた時には走り出していた。誰かが決意して、誰かが覚悟をしていた気がする。走りながら、目の前で今にも砲撃を放ちそうな超電磁砲を見ながら、ただ懸命に足を動かした。誰にも犠牲になってほしくない。もう、目の前で自分に力がないから助けられないのは嫌だ。 正に眼前で、いつかと同じ光に似たものを見ていたサハラの襟首を、誰かが掴んだ。 「バカ野郎が!」 聞こえた声の主は、先程まで後ろにいたはずなのに、何故かサハラの前にいた。体が宙に浮く。投げ飛ばされたサハラを受け止めたのは、ジェッタだった。 「ガトウさ───」 言い終わる前に、砲撃は放たれた。 発動から180秒、ガトウが命を張って作ったそのクールタイムを、13班は今度こそ無駄にはしなかった。砲台を真っ二つに斬り落とし、目の前で超電磁砲は朽ち果てた。 「……ガトウ、さん。」 アオイも駆けていたらしい。横にいたことも気付かない程、サハラは夢中だった。なりふり構わないサハラを引っ張り、代わりに命を張ったガトウはもう、間に合わない。 通信端末から聞こえてくる声は、機械音声より無機質な何かの様に思えた。 サハラは、妹を失った時のような空虚さを抱いていた。都庁に戻り、キリノが新装備を開発すると言ったときは希望を感じられたが、マイルームに戻るとやはり胸にぽっかりと穴が開いたような感覚は消えなかった。悲しい、とも、哀しいとも違う、如何とも言い難い感情であった。 キリノは自分で言った様に一日で成果を上げた。サハラは、以前の作戦を提じたナツメに対しても懐疑を抱いていたものの、キリノによる装備の一新により、そのような気持ちも晴れていた。これでもう誰も失わなくて済む。すでに失った命への弔いだ、と無理矢理自分に言い聞かせサハラは一層討伐に精を上げるようになった。 「13班に───敬礼ッ!」 自衛隊の敬礼を以て、13班は漸く最奥部に待つ帝竜と対峙することが叶った。 サハラは利き腕に巻かれたバンダナを握りしめ、まっすぐに帝竜を見据える。 二種類のバンダナは風に揺れ、ぱたぱたとサハラの腕を撫でていた。 一つは、目の前にいる帝竜の攻撃によって殺された妹、千世が貸してくれたハンカチ。唯一サハラの手元に残った妹の痕跡であり、遺品となってしまったもの。一つは、超電磁砲があったフロアで先ほど見つけた、線路に挟まるように残っていたガトウのバンダナ。桃色と紫色二種類の大切な遺された物を腕に、サハラは刀の柄を握る。 もう、誰も死なせない。自分の力不足で失うことが無いように、戒めを込めて。 「────うああああぁ!!」 妹の仇。ガトウの仇。命を張って、死んでいった数多の自衛隊の仇。目の前で、そして目の前でなくてもドラゴンによって殺された人たちの仇。もっと自分に力があれば守れたかもしれない命の仇。 憎ましかった。ドラゴンが、そしてこんな策をとったナツメが。 けれどそれ以上に、自分の弱さが憎かった。 想いの乗った刃は重く、ただ一心に目の前の帝竜へ向けて振り続けていた。 「サハラ、前に出過ぎだ!」 ジェッタの声が遠くから聞こえているような気がした。否、それはまごうことなく、現実だった。目の前で今まさに壊れようとしている帝竜の、言葉通り眼前で、サハラは改めて刀を握り直す。次の一撃で、終わらせる。だがそれは帝竜も同じ様で、何度も見てきた光が砲台の先端に集まり始める。 サハラが飛び上がるタイミングと、それはほぼ同時であった。 「ったく仕方無ぇ……狙いを定めて!」 「咲き乱れて!」 背後から聞こえた声と共に、光が弾ける。砲台に氷が張り付いていく。 「受けろ、壊れろ────人の命を、甘く見るな!!」 動きが鈍くなった帝竜にとどめを刺したのは、前回同様、サハラだった。 小さな光が瞬く。それは都庁を奪還した際も見た、帝竜が朽ち果てる瞬間の煌めき。 腕にたなびくバンダナを眺め、サハラは片膝を着いた。仇を取っても、大切な人は帰って来ない。わかりきっていたことが、サハラの胸に染みた。声も無く背を丸めるサハラの背中を眺めていたヴィカの耳に、規則的な機械音が聞こえ始めた。それが帝竜最後の足掻きだと気付いた時には、遅かった。 「逃げろサハラ!」 ジェッタがヴィカを抱えて線路から飛び降りる。サハラも我に返り事態を理解した瞬間、駆け出していた。背後から響く爆発音と、衝撃に煽られたサハラの体は弾き飛ばされていた。 風の抵抗を受けながら落ちていく。帝竜戦で満身創痍だった上に爆発の衝撃を受けた体は限界だった。 遠のく意識の中で、微かに妹の声がした。 「……、千世。」 サハラの視界に映ったのは驚いた顔のジェッタとヴィカだった。二人の奥でぼんやりと見える景色から、線路に横たわっていたのだと気付く。まだここが帝竜の住処であると理解して飛び起きたサハラを、二人は信じられないものを見るような目で見ていた。 「どうしたんだ二人とも。」 「どうしたもこうしたも無ぇだろ……サハラお前、なんで生きてる。」 ジェッタは思い出したようにサハラの服をひん剥き始める。通信端末からも聞こえてくる声は、二人に違わず驚いたようであった。 『バイタル上昇……安定しています。傷の状況、オールグリーン……!?』 ミイナの声と、ジェッタがサハラの肌を露わにした瞬間はほぼ同時だった。オールグリーン、つまり正常、状態異常なし。それを裏付けるようにサハラの体には傷一つついていなかった。 「……サハラ、意識を失って落ちてきた。」 「お前……やっぱり、何かあるだろ。」 サハラには二人の言っている意味も、通信端末の向こうで聞こえる慌ただしい様子も意味が分からなかった。 ただ記憶にあるのは、肩で息をしながらバンダナを握りしめていたこと、ジェッタの声で逃げたこと。そうして、背中から爆風で吹き飛ばされたこと────。 「……痛くない。」 記憶にある最後の瞬間と、今の自分の状況が確かに合わない。ヴィカが回復してくれたのか。そう言おうとしたが、驚いた顔のまま固まっているヴィカを見て違うと理解した。ぼろぼろのジェッタとヴィカは、未だサハラを見つめている。 「千世の、声が……聞こえた気がしたんだ。」 沈黙を破ったのはサハラだった。ただの記憶違いかもしれないけれど、と付け足しながらサハラは立ち上がった。異常無く動けることにまだ驚きがあるものの、それならそれでいいかとサハラは割り切ることにした。目の前で呆然としたままの二人に向けて手を差し伸べる。 「帰ろう。帰って、しっかり休もう。今の状況が俺にも全く分からないけど、俺は生きてる。これからも13班のリーダーとして戦うよ。もし二人がまだ手伝ってくれるなら、」 「───わたしは、行く。サハラと一緒に行く。」 ヴィカは少しの間をおいて、サハラの手を取った。 「……あーぁ。お嬢が行くってんなら行くさ。それに、お前のブレーキは必要だろ。」 ジェッタも考えた後に手を取った。何か思い当たる節があるのか、どこかジェッタは納得したような表情だった。 『コール、13班。医務室に直行してください。リーダーサハラの精密検査もそうですが、二人の傷の治療が先です。道中は自衛隊の輸送車に乗り、帰還してください。……みんな、待ってますから。それでは。オーヴァ。』 『 こんどはわたしが きみをまもるよ 』 何度検査をしても、サハラの身体に異状はなかった。内側から治る現象に医師もキリノもナツメも、誰もが首を傾げていたが当の本人がそう大きく捉えていないため話は簡潔に終わることとなった。 曰く、S級の身体能力の中でも飛びぬけて治癒能力が発達しているのだろう、と。 そう結論付けるほか、今の彼らには言語化する手段がなかった。言語化されない名状し難い現象に対して畏怖や軽蔑の目が起こることを防ごうと思えば、多少無理だと理解しながらも何かの言葉に当て嵌める必要があった。 「はい、ワジさん。欲しがってた素材です。」 「うむ。確かに……。あまり気張り過ぎるなよ。」 未だ帝竜の反応が観測されない状態であったが、サハラは意欲的に活動を行っていた。寧ろ今まで以上だと一言どころでない文句を漏らすジェッタの様子からも伺えるように。 「補給物資……ですか。分かりました、行ってきます。」 キリノからミイナに言付けられた依頼内容に則りサハラ達は首都高へ向かっていた。そこに居たのは、以前、第一の帝竜・ウォークライを討伐してから一度言葉を交わしたことのあるギャング集団、SKYの面々だった。 リーダー格らしいダイゴ、ネコとの対峙を終え、何も見ていないと言う優しい自衛隊員の協力の元、ダイゴ達の状況も鑑みたサハラが医療物資の一部を手渡した、その時だった。 赤にも似た明るい髪を揺らし、一人の男が現れたのをサハラは見ていた。 「辞めたいと思わねぇの?」 暫しその男の話を聞いていたサハラは、そう問われ思わず口をつぐんだ。僅かに首を振り、小さく答える。 「ムラクモを辞めたら、誰も助けられなくなる。」 サハラの言葉を聞いたか聞かなかったか、男は話を続けた。 タケハヤ。SKYのリーダーであるらしい彼を、サハラはじっと見つめていた。 何故だか、言葉にできない感情が沸き上がるのを自覚しながら。 「あばよ。」 タケハヤ達は背を向け歩いて行った。サハラは、自分の中にある感情がわからなかった。嫌悪に似た、それでいて引き寄せられるような、言い難い感情だった。 3 「四ツ谷で新たな帝竜が発見されました。至急、会議室に集合して下さい。」 ミイナからの招集に、サハラは全速力で会議室へ走った。前回、何日も動くことを拒んでいたことへの贖罪のように、そして誰も失いたくないという意志を貫くかのように。 キリノの説明はどこか曖昧なものであった。正確な内容を把握できないという点では前回も同様だったものの、そもそも今回はレーダーでの探知さえ効かないというものだったがために、結局は現地で把握する必要があるという結論となった。 骨を繋いだかのような気味の悪い入り口前で気圧されかけているキリノと相対するようなマイペースを貫くアオイに和やかな空気を感じていたのもつかの間のことだった。 一つ目のレーダーを取り付けた直後、サハラたちの視界の端に、いるはずのない自衛隊の姿があった。瞬きをした瞬間視界から消えた影にヴィカは小さな悲鳴を上げ、ただの見間違いだとサハラは首を横に振った。 光の差さない暗い夜の風景は変わることは無く、時折現れる存在は次第に見間違いだとも言えないものが多くなってきていた。一度体勢を立て直したときからその正体がほぼ判明されたものの、ミイナは決してその存在を認めようとしなかった。 レーダーによる把握が効き始めてからというもの、相対する自衛隊やゾンビは視界から消えることはなく寧ろ襲ってくるものばかりで、ジェッタもヴィカも慣れたように応戦を続けていた。ただ一人、サハラだけは戦闘中も誰かを探すように周囲を見ながら散漫な状態で戦っていた。 キリノもすっかり相手がゾンビであることに慣れ、ミイナだけが苦言を呈すようになった頃。作業に集中したいからとキリノが通信から離脱し、ミイナと現地の13班だけで探索することになったときの事だった。 「倒しても倒してもキリが無ェ!」 「……全部、燃やせばいい。」 次から次へ途絶えることなく襲い来るゾンビの群れに、ミイナは狼狽してしまっていた。そんな彼女を叱咤するような声が、空に響いた。 「ボサっとしてんじゃねぇ、ナビは何やってんだ。」 こちらに背を向け通信端末越しにミイナと喧嘩腰で話を続けるその姿に、ジェッタもヴィカも、サハラまでも目を止めた。自分の腕に巻かれたバンダナと、目の前にいる人物の首元ではためいているバンダナはまるで同じものであった。 「……ガトウさ、」 サハラは自分の腕を強く握りながらその名前を口にしようとした。それを遮るように、それは最後に口を開く。 「頼むぜ、安心して眠らせてくれよ。」 その言葉と共に、彼は消えていった。今にも泣きだしそうな顔で、それでもサハラは唇を噛み締め立ち続けた。先ほどの彼の言葉を、思い出す。ここにいてはいけないのだと。ずっと、四谷に来てから探していた人がいた。幽霊が出る、ゾンビが出ると分かればそれは尚の事期待をもって探していた。 ガトウがここに来たのはただのイレギュラーで、本来ならば来ることは無い。その言葉を聞いて、今まで影の一つも見えなかったことに対する納得をサハラは抱いた。妹は、ここにはいないのだと。 ミイナの策が叶い、ゾンビの群れを飛び出す。心の中で、サハラは二度と会えない妹へ向けて言葉を想った。 「死者をもてあそんだ罪、償ってもらいましょう!」 四ツ谷の夜を照らす月。その大きな月こそが、終わらない夜の首謀者であるとミイナは解き明かした。幾筋もの迷路を経て、そうして13班は帝竜の元へ辿り着いた。通信端末越しに、ミイナの声が響く。その気持ちは、13班とて同じ思いであった。 まるで見下すように宙を漂う帝竜『ロア=ア=ルア』へ向かってサハラは駆け出した。その後方から、ヴィカが手を伸ばす。ジェッタが引き金を引く。 「動くなよ……狙いを定めて!」 「……紡ぎ出す。渦巻いて!」 「駆けろ……覚悟!」 ヴィカが巻き上げた炎の渦の中、ジェッタの一射が帝竜の翼を貫く。引き攣った様な帝竜の一瞬の隙を、サハラは見逃さずに全力で刃を振り下ろした。 数多の光と共に消えていく帝竜を眺めながら、サハラは一度だけその高い屋上から辺りを見回した。妹の姿は、やはり無かった。利き腕に巻かれたピンク色のハンカチを握り締める。そんなサハラの様子を黙って眺めていたジェッタは、不意に後ろを振り向いた。 「……アリア?」 「ジェッタ。……どうしたの?」 「───、んぁ。何でもねェよ。」 ヴィカの声に見開かれていた目が垂れ下がる。普段の三枚目らしい表情に戻ったジェッタは、それでも何処か上の空の様に見えた。 キリノが運転する車の中、ジェッタは未だ夜の風景残す四ツ谷を眺めていた。ロア=ア=ルアを倒してすぐ、ジェッタの視界の端で見えた影があった。見間違いかもしれない。それでも、確かに見えた影は、長らくジェッタの心に焼き付いて離れないその人だった。 帰還した13班を迎えたのは自衛隊、堂島リンだった。先の池袋戦で負傷していた彼女は四ツ谷での作戦に参加せず治療に専念していた。 三匹目の帝竜を倒したという事実は都庁に住まう人々の耳に瞬く間に広まり、故に13班の元に集う依頼もより一層数を増した。サハラもヴィカも一つ一つ丁寧にこなしていた中、ジェッタだけはどこかぼんやりとすることが多くなっていた。 四ツ谷で何を見たのだろう。ヴィカは独り言ちた。帝竜を倒したとき、ジェッタは誰かの名前を呟いていた。その声はとても小さく、ヴィカの耳にはっきりと聞こえたわけではないもののジェッタがぼんやりするようになったきっかけはそれにあると確信を得ていた。 だが、ジェッタは池袋の時のサハラのように塞ぎ込むでもなし、文句を零そうとも依頼はこなしている。それは13班を出迎えた堂島リンからの依頼でも変わらず、そもそもとして何かする度に小言を漏らすのはアメリカにいた時からだったなとヴィカは思い返し、さほど大きく気にも留めなかった。 3.5. 宗教がらみの失踪事件はカット。後のもので使いたい。激昂したサハラと、信徒の中にアリアに似たような面影を持つ人を見つけたジェッタのお話。 4 →国分寺で陽炎のような白昼夢を見る→かつての奥さんのことを思い出す。熱中症もどきになってヴィカに氷を貰う(フリーズ)「アイツに誓った。アイツが愛した世界を、俺が守る。」ヴィカのアイシクルエデンに合わせたサハラのフブキ討ちと共に発砲エンド。 →池袋でジェッタ崩壊。アリアの幻影見て、息子の幻の前で泣く。味方に発砲し、サハラと対峙。サハラもサハラで千世との生活を見ていたが、これは幻だって振り払う。ヴィカは家族に愛される夢を見るがそこに誰かが居ない、誰がいない?って自分で気付いて払拭。「俺に現実と向き合えと言ったジェッタはどこへ行った!」とサハラが喝入れるターン。サハラの腕では二種類のバンダナがはためいている。→ジェッタの回想。「悪い、アリア。お前を守れなかった。何度悔やんでも悔やみきれない。ジェイムズ、父さんを許してくれ。お前が愛したこの世界は、母さんが愛したこの世界は、必ず俺が取り戻す。お前たち二人に、誓って。」→スリーピーホロウ、ジェッタによってとどめを刺される。 ジ・アースは軽めにしたい。氷漬けの七竜目がヴィカの氷対決。「誰だよお嬢に変なもの読ませたの。」これを言わせたいだけ→女王様モード全開。 そこからヴィカのマジック回、1Dzで回収するやつをサハラ視点で。回収が終わったその次の日に失踪イベ。→ナツメ戦。 ───ナツメが投じた、作戦とも呼べないものはキリノによって改良された。←イベ確認 その材料の殆どはサハラが集めたもので成り立った。 「やっと、誰も死ななくて済む。……行こう。」 自衛隊の犠牲を目の当たりにし、ドラゴンへの憎しみは妹一人だけのものでは収まらなかった。この作戦を投じたナツメにも苦言を呈したものの、ナツメの指揮下に無い限りドラゴンを討伐できない、と考える理性はまだ十分にあった。ジェッタとて文句を言いながらも、時に無理やり出張ろうとするサハラを止めながら懸命に走った。ヴィカの氷魔法は有能だったらしく、サハラに褒められたいからと熱心に討伐に勤しんでいた。 ←ガトウ離脱イベ。サハラ飛び込みガトウが押しのけジェッタが受け止める。ガトウのバンダナ、刀の破片ドロップ
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第200話 導出の活路 1484年(1944年)11月19日 午前1時 トハスタ市 イロノグ・スレンラド侯爵を始めとするトハスタ領の首脳陣や、方面軍の司令官達は、艦砲射撃が終了した後も、トリスク山に留まり続けていた。 「殿下。ジクス方面の部隊より報告です。」 トハスタ方面軍司令官であるラグ・リンツバ大将は、部下の魔道参謀より受け取った報告を、スレンラドに伝える。 「ルークアンド領より発進した、アメリカ軍の爆撃隊が、ジクス市街地への爆撃を開始したとの事です。」 「……そうか。」 スレンラドは、無表情のまま頷いた。 「アメリカ軍は、スーパーフォートレスを使ってジクスの不死者達を殲滅すると申していました。恐らく、ジクス市街地に立て籠もっている 不死者共は、まもなく全滅する事でしょう。」 「うむ。これで良いのだ。これで。」 スレンラドは、小声でリンツバ将軍に答える。 そのやりとりを、側で聞いていたマクラスキーは、スレンラドが無理矢理感情を抑えている事に、薄々感付いていた。 (ゾンビ退治のためとはいえ……長い間発展して来た町を消せと命令したんだ。嫌々ながらに。あの人は、心の中ではとても悔しい 思いを感じている違いない) マクラスキーは、ちらりとスレンラドの横顔を見つめながらそう思った。 マクラスキーが、特使としてこのトハスタ市にやって来た直後に行われた打ち合わせで、スレンラドはジクスの町を爆撃して欲しいと言って来た。 その時のスレンラドは、まるで苦痛を感じているような表情を浮かべていた。 マクラスキーは、 「陸軍部隊が現地に到着した今なら、機甲戦力によってゾンビ軍団を蹴散らし、壊滅させる事も可能です。確かに、ジクスの町には被害が 出ているかもしれませんが、ここはひとまず、籠城する敵をあぶり出して、殲滅する方が良いのでは?」 と言った。だが、スレンラドは自分の意思を歪める事はなった。 「いや。そうなれば、あなた方の軍にも被害が出る可能性がある。ここは手間が掛かるかもしれないが、是非、あなた方が使用している、 スーパーフォートレスという大型爆撃機で、ジクスの町を焼き払って貰いたい。都合のいい事に、敵はジクスの市街地に籠城している。 そこを爆撃すれば、問題は一気に解決するだろう。」 と、スレンラドは強い口調でマクラスキーに告げた。 スレンラドの気迫に押されたマクラスキーは、やむなく、ジクス市への爆撃が可能かどうかを、第7艦隊司令部に伝える事となった。 7艦隊司令部からの返事は思いの外早く、陸軍航空隊はこのゾンビ撃滅作戦に積極的に協力すると伝えられた。 艦砲射撃が終了する前の、午後10時30分頃には、ジクス爆撃を任されたB-29が、護衛のP-61と共に、トハスタの飛行場から 発進したと伝えられ、スレンラド達は、艦砲射撃を眺めながら、ジクスの爆撃を待ち続けていた。 それから2時間後、ついに、ジクスの爆撃は開始された。 「マクラスキー中佐。今頃、ジクスの街は、あなた方の軍が送った爆撃機によって潰滅への道を辿りつつある。このジクスへの爆撃が 成功すれば、このトハスタ地方にいた不死者達……いや、ゾンビ、といった方がいいかな。そのゾンビ達は一掃される事になるな。」 「はい。第10航空軍からは、出撃機の大半を、焼夷弾搭載機が占めていると伝えられています。市街地に立て籠もっている敵と ゾンビ集団は、恐らく、全滅するでしょう。」 「全滅……か。」 スレンラドは、物悲しそうな口調で呟く。 「これで……彷徨える死者へと変えられた民達も、ようやく、本来あるべき姿に戻る訳だな。リンツバ将軍。私は、この口で、 ジクスもろとも、ゾンビ化した民を焼き払えと命じた。民達は……この私を許してくれるだろうか……先の艦砲射撃で消え去った民達も、 この私を許してくれるだろうか?」 スレンラドは、重苦しい表情を浮かべながら、リンツバに言う。 彼の心中は、いくら不可抗力とはいえ、5万名以上もの領民を無為に死なせたという、罪悪感に苛まれていた。 民は国の宝と信じ、民が仕事をやりやすいように領地を整備してきたスレンラドにとって、ゾンビ化したと言えど、民を死滅させ、 町を壊滅させる命令を下した時は、まるで、身を引き裂かれるような痛みを感じた。 (民に慕われた私が、民を殺し、その町を破壊させる……これでは、為政者として失格では無いのだろうか) 彼は、心中でそう思っていた。 「この地で散って行った民達が、私達を許してくれるかどうかは分かりません。ですが、確かな事が1つだけあります。」 リンツバが、張りのある声音で答えた。 「我々はこの事件によって、歴史を変えたのです。あの、強大な国であった、マオンドの未来を左右するほどの転回点を、図らずして作ったのです。」 「歴史を、変えた、か。」 「はい。」 リンツバは深く頷く。 「幾万名もの民が失われた事は、非常に悲しい事であります。ですが、我々は、それ以上の参事が起きるのを、未然に阻止しました。 その結果、我々は、大きな味方を得ました。」 リンツバは、マクラスキーに視線を移した。 「もし、マクラスキー中佐を含むアメリカ軍が我らの申し出を聞き入れなかったら、今頃は我らも不死者となり、平原を圧しながら、 更に別の仲間を増やそうとしていたでしょう。ですが、我々の決断と、アメリカ軍の英断によって、トハスタ一体がゾンビで 覆い尽くされる事は避けられました。それと同時に、私達は、この歴史的な転回点を作る事が出来たのです。」 「歴史的な転回点……それはつまり、アメリカ軍の首都攻略が、劇的に早まった事だな。」 「はい。当初、このトハスタで1ヵ月ほど、アメリカ軍を食い止める予定でしたが、その予定は綺麗さっぱり無くなり、トハスタ領内の 通行の自由を手に入れたアメリカ軍は、予定よりも早い段階で、首都のあるクリヌネルゼ地方の攻略に着手できます。今後は、 クリヌネルゼでの戦いが重要になりますが、アメリカ軍は強大です。クリヌネルゼに温存されている、2個石甲師団を始めとする 第2親衛軍も打ち破る事は可能でしょう。」 「第2親衛軍が壊滅すれば、米軍を足止めする手立ては無くなる。後は、首都に進軍するだけだな。」 スレンラドは、唸りながらリンツバに言う。 「結果として、アメリカ軍は首都への道を、比較的短期間で開く事に成功したのです。」 「ああ。それも、“敵国マオンド”の急所を付ける所にな。」 スレンラドは納得したように頷いた。 「確かに、5万名もの命が失われた事は悲しい。しかし、結果として、5万名の命と引き換えに、我々は南部一体にいる民を救い、 そして、今後の脅威を排除できる、強力な味方を得る事が出来た。君が言いたいのは、そう言う事だろう?」 「……はっ。誠に、不謹慎ではありますが。」 「うむ。確かに不謹慎だ。」 スレンラドは、きっぱりと言い放った。 「だが、この犠牲は無駄ではなかった。なぜなら、我々はこうしてアメリカ軍に救われ、この戦争を早期に終わらせられるかもしれない、 転回点を作ったのだから。」 彼はそう言いつつも、脳裏には、米軍機の猛爆にあう、ジクス市街地の様子を思い描いている。 今頃、ジクス市街地では、B-29が投弾した爆弾に吹き飛ばされ、焼夷弾に追い立てられるゾンビやネクロマンサーが大量に居る事であろう。 「スレンラド候。爆撃隊より通信です。我、ジクス市街地への爆撃を続行中。効果甚大。火災は、尚も延焼中なり。」 「そうか……ジクスが、燃えているのか。」 スレンラドは、ため息を吐きながらマクラスキーに返してから、天を仰いだ。 (マクラスキー中佐の話では、200機以上のスーパーフォートレスが爆弾や焼夷弾を満載にして、爆撃を行っているという。 ジクスの潰滅も、もはや時間の問題、といった所か……) スレンラドは知らなかったが、ジクス爆撃を行っている部隊は、第10航空軍第901爆撃航空団並びに、第229爆撃航空団に所属している 5個航空群のB-29である。 当初は第901爆撃航空団所属の120機のB-29で爆撃を行う予定であったが、10AF(航空軍)司令部は、取りこぼしが無いよう、 確実に市街地のゾンビ集団を撃滅すべきと判断し、急遽229爆撃航空団所属の83機のB-29も加わる事となった。 合計203機のB-29は、途中で48機のP-61を護衛に付けつつ、ジクス爆撃に向かったのである。 「ひとまず、ジクスの問題も、これで片が付くだろう。」 「殿下、まだ問題は残っていますぞ。」 リンツバ将軍は、海岸に指を差した。 「10万余の避難民はどうします?今は確かに、ゾンビ集団の脅威を排除出来ましたが、全てのゾンビが死んだとは限りません。 このままトハスタ市街地に留まらせるにしても、敵が新たな攻撃を仕掛けてきた場合は、再び避難させなければなりません。」 「ふむ……リィクスタ、リルマシク、シィムスナの住民達も、このまま返す訳にはいかない。今は、スメルヌ方面から、アメリカ軍部隊が 南下中と言われているが、彼らが来る前に、市街地前面の危険地帯を渡らすわけにはいかんな……」 スレンラドは、唸り声を発した。 彼は悩んでいた。 確かに、トハスタ市に迫っていたゾンビ集団は追い返す事が出来た。 が、生き残りのゾンビがいないとは決して限らない。(彼らはまだ、ゾンビ集団が文字通り全滅した事を知らない) もし、手早く警報を解除したとしても、更なるゾンビ集団の襲撃があるかもしれず、リィクスタ、リルマシク、シィムスナの住民が帰途、 どこからともなく現れたゾンビに、襲われる事も考えられる。 スレンラドは、艦砲射撃で叩いた平原地帯や、3つの地方都市周辺を危険地帯と定め、住民達に市街地から出ないように呼びかけている。 だが、先のゾンビ襲撃で緊張しきっている住民達が、長い間ストレスに耐えられる筈が無く、遅かれ早かれ、避難の解除は必要になる。 「スメルヌ方面から来るアメリカ軍部隊に、もっと早く来れないかと伝えられないかね?」 「はっ……しかし、私は海軍の軍人です。一応、上層部に意見を伝えて、陸軍に伝える事は可能ですが……返事はあまり、早くは 来ないと思われます。」 「それに殿下。スメルヌからトハスタまでは、湿地帯が続いています。今は、我々の軍がアメリカ軍に、湿地帯の中でも通行できる場所を 示しながら進撃を手助けしていますが、何分、移動速度は速くなく、早くても明日の夕方にならないと、アメリカ軍はトハスタの掃討に 移れないようです。」 「うむむ……これは参ったな。」 スレンラドは顔をしかめる。 「元々、トハスタ市街地の住民達は、まだ被害に遭っていないからいいとして、3都市から逃れて来た物達は、心身ともに消耗しているだろう。 せめて、彼らの負担だけでも軽くしてやりたい物だが……かといって元の街に戻しても、彼らの心の傷を抉るばかりか、最悪の場合は、 どこからともなく現れた族や、ゾンビの餌食になる事もあり得る。ここから不用意に出す訳にいかん。いかんのだが……」 彼は、悩むあまり、思わず押し黙ってしまった。 スレンラドとしては、今日1日、悲惨な体験をして来たリィクスタ、リルマシク、シィムスナの避難民達が気掛かりだった。 あの地獄絵図を逃れて来た3都市の避難民の中で、心の傷を負った者は少なくなく、それ以外の者達も、心身ともに激しく消耗している。 「せめて、ここから遠く離れた場所に避難させる事が出来れば……」 スレンラドのその一言を聞いたマクラスキーは、ふと、ある物を思い出した。 「殿下。もしかしたら、我々は、殿下が今、望んでいる事がすぐに出来るかも知れません。」 「何?それはどういう事だね?」 リンツバ将軍が怪訝な表情を浮かべながら、マクラスキーに言う。 「輸送船団を使うのです。」 「輸送船団……コルザミ沖に近付いて来たあの船団か。しかし、あの船団には、コルザミに上陸する筈であった部隊が乗っているのではないかね?」 「そうだ。船に乗っている約数万の将兵を降ろさなければ、その船団はここに来れない筈。来れたとしても、それはまだ先の話ではないかね?」 スレンラドも複雑な顔つきを浮かべながら、マクラスキーに問う。 だが、マクラスキーは頭を横に振った。 「実を言いますと……あの船団は、空船ばかりを集めた偽装上陸部隊なのです。」 「なっ……!?」 「それは誠か!?」 リンツバとスレンラドは、共に驚きの言葉を上げた。 「あの船団は、マオンド軍の戦力分散を狙って編成された物で、実際には兵員や物資を乗せていません。その空船船団を、我が機動部隊や 戦艦部隊が護衛して、あなた方に上陸部隊が迫っていると見せ掛けたのです。」 「……そうだったのか。これはしてやられたな。」 リンツバが、苦笑しながらマクラスキーに言う。 「私は、あの大船団が現れた時、スレンラド殿下に一大事だと、声高に言ってしまった。」 「ああ。確か、君は血相を変えていたな。私も、その報告を聞いた時は驚いた物だ。」 スレンラドも、幾分、恥ずかしげになりながらも、リンツバに返す。 「私達でさえ、あのような慌てようを見せたのだ。もしかしたら、中央でも相当な混乱が生じていただろう。」 「とはいえ、我々は図らずして、住民を避難させる方法を見つけましたな。殿下、この際、マクラスキー中佐に、その空船船団を住民の 避難に使えぬかどうか、問い合わせてみてはどうでしょうか?」 「そう……だな。」 スレンラドは、ゆっくりと頷いた。 「マクラスキー中佐。君がその通信機とやらで物事を伝える際には、誰が君の応対をしているのかね?」 「私が報告する時には、通信参謀か、時折長官が出る事もあります。」 「長官とは……君が所属している艦隊の指揮艦かね?」 スレンラドの問いに、マクラスキーは頷く。 「はい。第7艦隊の司令長官を務めておられます。」 「すまないが、その司令長官閣下と話をしたいのだが。よろしいかな?」 11月19日 午前8時30分 トハスタ市 トハスタ湾にその大船団が現れたのは、午前7時30分を過ぎてからの事であった。 海岸部一帯に避難していた住民達は、その前にも、トハスタ湾口に布陣する米戦艦部隊を目の当たりにして度肝を抜かされていたが、 彼らは、その驚きが醒める暇も無く、更なる驚きをもって、この大船団の出現を凝視する事になった。 沖合に現れた輸送船団は、次第にトハスタ湾に近付き、午前8時には大型船10隻と、小型船20隻が湾口に入り、大型船は浜辺から 1キロ沖合で停止し、小型船はあろうことか、直接浜辺に船首をのし上げて停止した。 その後、住民達は、輸送船のアメリカ兵に先導されながら、船の中に入って行った。 リィクスタから脱出してきたコルモ・フィギムら一行も、その中の1人である。 「さあ、並んでください!ゆっくり中に入って下さい!」 艦首の側に立っている米兵が、並ぶ避難民達に向けて、身振り手振りで案内している。 フィギムらは、砂浜に直接乗りあげられた、やや小さめの輸送船に乗ろうとしていた。 「所長。この船は、変わった形をしていますね。」 フィギムは、後ろにいた部下の医師に話しかけられた。 「ああ。形はあまり綺麗とは言えないが、それは別にして、船首部分が、あのように、大きく開けるという事は、なかなか良い試みだと 思うな。あれなら、いちいち船の側から物を吊るす事無く、開かれた船首から素早く物を降ろす事が出来る。ああいった高性能な船を、 何十隻と用意しているのだから、アメリカという国はかなり、物が豊かな所なのだろう。全く、凄い船だ。」 フィギムは、初めて目にするLSTに対して、そう感想を漏らした。 やがて、フィギムらはLSTに乗船する事が出来た。 「さあ、どうぞ乗って下さい。場所はまだ空いていますよ。」 フィギムは、武装した米兵の声を聞きながら、LSTのやや勾配のあるランプを上がり、艦内に乗り込む。 「意外だな……中がこんなに広いとは。」 フィギムは、狭いと思っていた船内が、以外にも広い事に驚いた。 「恐らく、ここに物資を満載して、目的地に運ぶのでしょうね。でも、中が広いのはいいのですが、天井が無いのは、どうかと思いますね。」 部下の医師は、苦笑しながら上を指差す。 船内の広さに対して、天井部分と思しき場所には、何の仕切りも無く、上に顔を向ければ、そこには青い空しか無かった。 「今は晴れているからまだいい物の、途中で雨が降ったら、私達は全員ずぶ濡れになるな。」 フィギムは、やれやれといった感じでそう呟くが、それでも、内心では、早急な避難措置を取ってくれた領主、スレンラド侯爵に感謝していた。 「とはいえ、いつあの化け物が再び襲って来るかもしれないこの時期に、避難用の船だけでも手配してくれた事は感謝しなければならないな。」 「確かに。」 部下の医師が顔を頷かせる。 「化け物になって、自分の身内や友人達を襲うぐらいなら、少しぐらい濡れながらも、安全な場所に避難できる方が遥かにましです。 今はこれだけでも、幸運だった、と思わなければ。」 「これ以上贅沢を言えば、罰が当たる事は確実だな。」 フィギムは苦笑しながら、部下にそう言ったのであった。 同日午前9時 トハスタ湾沿岸部 避難民を乗せた輸送船が収容を終え、続々と出港し、新たな輸送船が湾口に入港して行く中、領主スレンラドは、リンツバ将軍と マクラスキー中佐と共に、廃墟と化したトハスタ港で避難活動の推移を見守っていた。 「避難は、順調に進んでいるようですな。」 リンツバ将軍は、安堵した口調でスレンラドに言う。 「ああ。しかし、アメリカは凄い船を持っている。特に、海岸に直接乗りあげた、あの船は、上陸作戦の時はかなり使いやすそうだな。」 スレンラドは、海岸に乗り上げている船を見つめつつ、マクラスキーに顔を向ける。 「あの船は、LST、戦車揚陸艦と呼ばれる船です。」 「戦車揚陸艦?」 「はい。」 リンツバ将軍が頓狂な声を上げ、マクラスキーが顔を頷かせる。 「元々、戦車等の重機材は、上陸作戦の際は適切な艦艇が無いために、いの一番に上陸させたくても、出来ない兵器でした。それを解決するために 開発されたのが、あのLSTです。」 「あの戦車揚陸艦とやらには、何台の戦車を乗せられるのかね?」 「状況によって異なりますが、通常の場合は16両から20両。その他に、ジープやトラック等の車両も同じ数か、やや劣る程の量を乗せられます。 陸軍や海兵隊の兵力換算に例えれば、戦車中隊1個の他に、自動車化歩兵1個中隊を乗せられる事が出来ます。我々は、このLSTと、LSTの 縮小版であるLSM(中型揚陸艦)を多数揃える事によって、戦車を中心とした機甲師団を迅速に海上輸送し、上陸作戦に投入する事を可能としています。」 「ほほう……これは恐れ入った。」 マクラスキーの説明を受けたリンツバ将軍は、その言葉の意味に思わず圧倒された。 「殿下。ただでさえ凶悪ともいえる戦車部隊を、好きな場所にいくらでも運べる能力を持った相手と戦う羽目になった我々、いや、中央は、 無謀な選択肢を選んでしまったようですな。」 「ああ。私も驚いているよ。これじゃ、戦にならん訳だ。」 スレンラドは、両肩を竦めながらリンツバに言う。 西の洋上から、航空機の爆音が響いて来た。 マクラスキーはその音に反応し、近付いて来る幾つもの機影に目を向けた。 「おっ。あれは、機動部隊から飛来した艦載機だな。」 マクラスキーは、見慣れた機影を見つめながら、何気無い口調で呟く。 やがて、艦載機群はトハスタ湾上空を、高度500メートル程度を維持しつつ、爆音を轟かせながら通過して行く。 数は40機程で、半数は翼の折れ曲がった機体で、そのまた半数はずんぐりとした機体である。 「コルセアとF6Fですね。」 マクラスキーは事も無げに呟いた。 早朝、艦隊司令部からは上空援護の航空隊を差し向けると伝えられている。 恐らくは、このコルセアとヘルキャットの群れが、援護チームの第1陣なのであろう。 4機ずつの小編隊を組みながら、やや低い高度を通過していく戦闘機隊を見て興奮したのか、沿岸部に居る住民達から盛大な拍手や、 歓喜が上がるのが聞こえた。 「つい最近まで、あの機体は、爆弾を抱いてこのトハスタを攻撃して来た。その時は、なんとも恐ろしい相手かと思っていたが……」 スレンラドは、苦笑しながらマクラスキーに言う。 「こうして、別の視点から見てみると、あの機体もなかなか、頼もしげのある姿に見えるな。」 「ありがとうございます。そのお言葉は、艦隊のパイロット達にお伝えします。」 マクラスキーは微笑みながら言うと、深く頭を下げた。 上空援護チームの第1陣は、トハスタ湾を通過した後、程なくして直掩任務に付き、小隊毎に別れてトハスタ市の上空周辺を旋回し始めた。 しばらくの間、彼らは避難活動に見入っていた。 それから20分程が立った時、スレンラドは小さく溜息を吐いてから、自らの考えをマクラスキーに明かした。 「マクラスキー中佐。私は、決めたよ。」 「決めた……?何をでしょうか?」 マクラスキーが聞き返すと、スレンラドはしばし間を置いてから答えた。 「トハスタは、マオンド共和国から独立し、本来あるべき筈であった姿に戻る。」 同日 午後1時 マオンド共和国首都クリンジェ マオンド共和国国王ブイーレ・インリクは、待ちわびていた報告が、予定よりも遅れている事に苛立ちを募らせていた。 「うむむ……ナルファトス教側からの報告はまだ来ないのか?」 インリクは、玉座の前に立っている魔道士に問う。 「はっ。未だに、教団本部から連絡は入りません。もしや、事実確認に手間取っているのではないでしょうか。」 「事実確認だと?そんな物は簡単であろうが。人で溢れ返っている町に、不死者化した化け物を殴り込ませるだけだぞ。そんな物は、 予定よりも早く終わりそうなものだが。」 インリクは時計に目をやる。 時刻は午後1時過ぎ。約束の時間である午後0時を1時間もオーバーしている。 「どうしたものか……」 インリクは、低い声で呟く。 彼はふと、こちら側から問い掛けてみようかと思ったが…… (いや、待て。今回の作戦は、10万人もの人を不死者化するという異例の大仕事だ。ネクロマンサーが操る対象が多すぎて、何らかのトラブルが 起きているのかもしれん。それに、何かあったら、教会側はすぐに報告して来る。今の所、話が無いという事は、事態は順調に進みつつある、 という事なのだろう。) インリクはそう思い、教会側に問い合わせる事をやめた。 「まぁ良い。トハスタは、少なくともあと1日は魔法通信を領外に送る事は出来ない。昨日は、領内の馬鹿共がワイバーンを送り込んで来たが、 今日にいたってはそれすらも無い。となると、トハスタ領の中枢部は、既に壊滅していると考えて良いな。」 「ですが、幾つか気掛かりになる情報も上がっています。先程もお伝えしましたが、海軍のベグゲギュスが、コルザミを攻略しようとしていた アメリカ艦隊と輸送船団が、急遽北上していったとの情報も入っています。また、本日午前10時頃には、トハスタ沖西方に有力な敵機動部隊が 展開しているとの情報も、海軍から伝えられています。」 「それは君、アメリカの蛮人共が不死者に恐れをなして、慌てて戦力を集中し始めたという事だよ。報告は入ってきておらんが、恐らく、 不死者化した者の一部が、敵の先行偵察隊を襲ったのかもしれん。でなけれ、こんなに大慌てで、コルザミから戦力を引き抜く理由が無い。」 インリクは、自信たっぷりにそう言い放った。 「予定に遅れている事は非常に気に食わんが、今は戦争をしとるのだ。今回もまた、予定通りに行くとは限らんのかもしれん。だが…… 不死者の軍団は、完成に向かいつつあるだろう。今はただ、報告を待つしかあるまい。」 彼はそう言った後、ふと、何かを思い出した。 「そうだ。こうして待っていても仕方が無い。わしは少し、出かける事にしよう。」 インリクはそう言うなり、いきなり玉座から立ち上がった。 「陛下、どちらへ行かれるのですか?」 「うむ。今度の決戦で主力となる、第2親衛軍を閲兵して来る。たまには、戦いに望まんとする兵士と語り合うのも良かろう。」 彼はそう言ってから、高々と笑い声を上げたのであった。 大地が、あの世に行き損ねた死者達の呻き声に覆われている。 都市と言う都市に、不死者が現れ、無垢な住民達、そして、それを守らんとする勇敢な兵士達が、邪悪な者どもが放った刺客によって、 命を落とし、自身もまた、不死者と化して、更なる不死者を増やしていく。 そして、膨れ上がった不死者の群れは、トハスタ最後の要衝に向けて、ひたすら前進を続けていく。 夜闇の中に響き渡る、動く死者達の呻き声。 悪夢。 あの日、自らの命を絶ったフィリネは、ぼんやりとした感覚の中、大地を行く不死者の群れを見て、そう思う。 感覚は殆ど感じられないが、どういう訳か、彼女は空に浮いていた。 そして、彼女は、闇の中を蠢く死者の群れを、上空から見下ろしていた。 『私は、確かに死んだ筈なのに、どうして、この光景を見る事が出来る?』 フィリネは不思議に思った。 だが、彼女の疑問はすぐに解決する。 『そうか……死んだから、こうして、地上を眺める事が出来るんだ。この世に、最後の別れを言うために。でも……』 フィリネは、酷く悲しげに思った。 『私の魂が消え去る最後の瞬間に、今から起ころうとしている、残酷な虐殺劇を目の当たりにするなんて……』 フィリネは、死してなお、地獄を見せられるという残酷な現実に、絶望してしまった。 だが、彼女が絶望にふける時間は、ごく短かった。 唐突に、不死者の群れに青白い光が灯ったかと思うと、海の方角から幾つ物光が見えた。 その直後、不死者達は謎の爆発によって、次々と吹き飛ばされ始めた。 『これは、まさか!』 フィリネは何かに期待するかのように、光が見えた方角に視線を凝らす。 不思議な事に、目を凝らすと、遠くの物が良く見えた。 そこには、見慣れぬ角ばった大型の軍艦が何隻もおり、海岸の近くにも何隻か小型艦が布陣し、大砲を撃ちまくっていた。 『あれが、例のアメリカ軍……?』 フィリネは、その意外な光景を不思議に思いつつも、しばしの間、不死者の群れとアメリカ艦隊のせめぎ合いに見入った。 しかし、状況はそれでも、トハスタ市民達や、アメリカ艦隊にとって不利な物になっていく。 不死者達は、その大なる量を持って押しまくり、次第に距離を縮め始める。 まるで、小癪な阻止砲火なぞは通用しないとばかりに…… 『この無数の不死者達の前には、いかなアメリカ軍とはいえ、限界なのだろうか?』 彼女がそう思った時、それは唐突に表れた。 不死者達の群れに、これまでにも比べて、凄まじい爆発が湧き起こり、大量の不死者が吹き飛ばされる。 それを皮切りに、謎の大爆発は、他の艦から放たれた砲弾の爆発と共に、動ける不死者を大量に、そして、確実に削いで行く。 その光景は、まるで、神の怒りに触れた群衆が、その強大な力によって手も無く捻り潰されていくようだ。 『一体……これは……?』 フィリネは、突然の大爆発を起こした正体を探すべく、沖合を注視した。 沖合には、これまでにも見た事の無い、鋭角的な艦橋を持つ巨大な船が2隻、そして、従者のように従って来た中型艦と思しき船が2隻居た。 その前方の2隻が、一斉に主砲を放つ。その砲撃は、見るからに圧倒的であった。 またもや大爆発が起こり、多数の不死者達が消し飛び、千切り飛ばされていく。 『あれが……噂に聞いたアイオワ……いや、アイオワという名の破壊神、と言った方がいいかもしれない。』 彼女は、2隻のアイオワ級戦艦が振り撒いている、計り知れない災厄を見続ける内に、そう思うようになっていた。 アイオワ級を始めとするアメリカ艦隊の砲撃は、許しがたき罪を犯した大罪人達を完全に抹殺すべく、延々と続けられる。 フィリネはただ、本物の神の怒りと化した猛砲撃を、ひたすら見つめ続けるしかなかった。 11月20日 午前3時 リィクスタ市郊外 ドクンという鼓動が伝わり、その直後、激痛が体に走った。 「……!?」 痛みの余り、草むらに横たわっていたフィリネは、瞬時に目を見開いた。 息をするたびに、激痛は続く。 「ぐ……い…つ……!」 痛みの余り、フィリネは掠れた声を漏らす。口の中が鉄の匂いで満たされている。 ひとまず、体を起こそうとするが、激痛が発せられ、起き上がれない。 それでも、渾身の力を振り絞って、なんとか上体を起こした。 「はぁ……はぁ……」 この時、彼女は、激痛がどこから発せられているのかに気付き、下を見下ろす。 開かれた胸元の真ん中に、剣の柄が付いていた。 いや、付いているのではなく、突き立っていた。 「そ……そん……な……」 一瞬、頭が混乱した。 剣の柄が、胸元に突き立っているとなれば、まず、“彼女は死んでいる”筈なのである。 彼女は覚えていた。 刃先が胸骨を、心臓を、そして背中の皮膚を突き破った、あの恐ろしい感触を。 そして、これで、不死者にならずに済むと言う安堵感も…… だが、現実には、フィリネは生きている。その証拠に痛みは胸元のみならず、胸の内や、背中からも伝わっている。 「あたしの……体には、まだ剣が…刺さっている!?」 フィリネは、恐ろしい現実に戦慄する。 直後、彼女の両手は、自然に剣の柄を掴んでいた。両手で柄を引っ張り、突き刺さった剣が引かれる。 「ぐふっ!?」 これまで以上の激痛が走り、彼女は咳き込んだが、どういう訳か、両手は止まる事無く、徐々にではあるが、剣を引いて行く。 体の中に、じりじりと焼け付くような感触が全身に伝わる。 胸骨が剣に磨られ、その痛みに縮こまりたくなるような感覚に囚われるが、それでも剣は抜かれつつある。 刃先が傷口から抜かれた瞬間、体に電撃が伝わるかのような激痛が襲った。 「あ、はぁう!?」 その瞬間、フィリネは両目を閉じ、激痛に耐えかねて声を漏らした。その際、体が上向きにのけ反り、引き抜いた剣を側に落とした。 彼女の声は、傍目から見れば情事の際にあげる嬌声のような物であったが、そんな事は彼女にとってどうでも良かった。 急に、意識が遠のいたフィリネは、そのまま仰向けに倒れた。 傷口の所から、妙に熱を感じる。 (なんだか……体が温かい……) 彼女は、ぼんやりとした意識の中、体全体に伝わっている熱を感じ取っていた。 この妙な温かさは、どこか懐かしさを感じさせた。 フィリネは、体に伝わる温かさに、そのまま身を委ねようとした。 だが、不意に、草木を掻き分ける音が聞こえて来た。 「……!?」 彼女は、まさかと思い、体を起こそうとする。 だが、剣を引き抜く際に体力を使い果たしたのか、今度ばかりはピクリとも動かなかった。 それでも、フィリネは必死に体を動かそうとする。だが、努力の甲斐なく、不審者は、唐突に、彼女の目の前に現れた。 第45歩兵師団第3連隊の斥候を率いていたフィリック・プリースト中尉は、目の前に人が倒れているのを見て、思わずぎょっとなった。 「小隊長。どうしたんすか?さっきの変な声を上げた奴がそこに居るんです?」 後ろを歩いていた、黒人兵の1等兵が、立ち止まったプリースト中尉に話しかける。 だが、プリースト中尉は部下に応じる暇も無く、素早く銃を向けながら、倒れていた死体らしき物の側に駆け寄った。 「ちょ、小隊長!これは死体ですか!?」 「いや……まだ生きとるぞ!おい、メディックを呼んで来い!!」 「わ、わかりやした!」 黒人兵は慌てて答えると、後ろを振り向いて、大声で衛生兵を呼んだ。 「良く見たら女か……ん?これは……」 プリースト中尉は、倒れている女の側に落ちているナイフを見つけた。 彼はそれを取ると、血に塗れたナイフをまじまじと見つめる。 「おい、大丈夫か?どこかの気狂い野郎にやられたのか?」 プリースト中尉は、負傷した女性に尋ねた。 女は意識が混濁しているのか、プリースト中尉を見つめただけで反応が無い。 「小隊長!ドクを呼んで来ました!」 「おう、ちょっと診てくれ。」 「了解です!」 赤十字の腕章を付けた衛生兵は、プリースト中尉に答えてから、女性がどこに傷を受けたのかを見る。 「これは酷い……胸の真ん中に深い刺し傷がありますね。ん?背中にも血の跡が、小隊長、ちょっと患者さんの体を転がしましょう。」 「わかった。」 「ゆっくり……、ゆっくり。OKです。」 プリースト中尉と衛生兵は、共同で彼女の体を横に転がす。 「まじかよおい……小隊長、患者さんは背中にも傷があります。何か、鋭い刃物でやられたようですね。」 「ああ、その鋭い刃物だが、どうやら、これが凶器らしいな。彼女の側に落ちていた。」 プリースト中尉は、刃先が真っ赤に染まった短剣を衛生兵に見せた。 「こいつでやられたのか……胸と背中の傷口の位置からして、この剣が体を貫いたようですね。というか、この傷口の位置は、完全に心臓の位置じゃないか!?」 衛生兵は、顔をプリースト中尉に向けた。 「小隊長。患者さんは本当に生きてるんですよね?」 「ああ、虫の息だが。」 「……普通なら即死しているはずなのに。いや、それはともかく、一旦、体をこのままの状態で固定しましょう。傷口にサルファ剤をかけます。」 衛生兵はそう言いながら、手慣れた手付きで薬を取り出し、1つをプリースト中尉に渡した。 衛生兵は手早くサルファ剤を掛ける事が出来たが、プリースト中尉はやや手間取った。 「よし。これでいいかな。なかなか大きいお胸のせいで手間が掛かったが。」 彼は何気ない口調で呟きながら、空になった紙袋を衛生兵に渡す。 一通り応急手当てを終えると、プリースト中尉は一旦、偵察を終える事を決めた。 「ひとまず、この負傷者を連れて、リィクスタの中隊本部に戻るぞ。」 「了解です。」 衛生兵は頷いてから、他の兵の手を借りて、女を担架に乗せた。 「しかし、こんな忙しい時に、どこの馬鹿がこんな通り魔事件を起こしたんですかね。」 「そんな事俺が知るか。」 衛生兵と黒人兵が他愛の無いやり取りをしている時、ふと、プリースト中尉は、負傷者が何かを言っている事に気が付いた。 「おい、ちょっと待て。被害者が何か言っている。」 プリースト中尉は、2人の足を止めてから、女の側に歩み寄った。 「あなた……達は、アメリカ軍?」 「ああ。そうだ。」 幾分、土気色に染まった女の顔が、幾らかほぐれるのが分かった。 「あの惨劇を引き起こした……外道達が……どこから来たか、あたしは……知っているわ。」 「……何?」 プリースト中尉は、一瞬、彼女が何を言っているのかが分からなかった。 「あんた、一体何を言っているんだ?」 「とにかく……聞いて……」 女は、プリーストの質問に答えずに言葉を続ける。 「あの……神をも恐れぬ罰当たりがどこから来たか……あたしは…わかる……の。」 女はそこまで言ってから、引きつり気味に微笑んだ。 「あの薬が……どこで……作られているかも……ね。」
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肉離れしたい人にお薦めの危険な男 ダイナマイト四国 ケチな人にお勧めの危険な村 ○○村(母の故郷) 人付き合いが苦手な人にお勧めの危険な都市 ○○市(某県の県都) 孤独になりたい人におすすめの板 材料物性板。 死にたい人におすすめの城 パンデモニウム 死にたい人にお薦めの危険な街、〈新宿〉 買い物したい人におすすめ通販番組 死にたい人にお薦めの危険な主人公 アルバートオデッセイ2のディーン 死にたい人にお薦めの危険なゲーム、エースコンバット 死にたい人にお薦めの危険な国イタリア 死にたい人にお薦めの危険な街銀成町 冷蔵庫になりたい人にお薦めの危険な香港 九龍城 死にたい人にお勧めの危険な街 八神楽の森 死にたい人にお薦めの危険なストラテジーゲームAge of Empire2 死にたい人にお薦めの危険な地域オオサカ 死にたい人にお薦めの街とある北国 キッコられたい人にお薦めの危険な万博 愛・地球博 2 何度も死にたい人にオススメの危険な国、神聖モテモテ王国 死にたい人にお薦めの危険な小説・筒井康隆 松本駐屯地こいこい!!! 新隊員教育隊編 少年誌の限界に挑みたい人にお勧め みかにハラスメント 死にたい人にお勧めの危険な街、バイスシティーその2 理系にお薦めのシュルレエルな小説家 安部公房 死にたい人にお薦めの部活、某大学応援団 死にたい人にお薦めの危険な小説 リアル鬼ごっこ 死にたい人にお薦めの危険なスポーツゲーム キャプテン翼 肉離れしたい人にお薦めの危険な男 ダイナマイト四国 609 名前:水先案名無い人[] 投稿日:2005/03/28(月) 09 24 31 ID MGatI/qz0 肉離れしたい人にお薦めの危険な男 ダイナマイト四国 試合やらないなら大丈夫だろうと思っていたらエスカルゴマンと遭遇した 日テレから徒歩1分の路上でマイトさんが肉離れして倒れていた 足元がぐにゃりとしたのでござをめくってみるとマイトさんが転がっていた 担架でしっこくして倒れた、というか倒れた後からエスカルゴマンに追い討ちをかけられる 家がエスカルゴマンに襲撃され、家具も「覆面マスクも」全部パクられた タクシーからショッピングセンターまでの10mの間にエスカルゴマンに襲われた。 全試合の100㌫が肉離れ。しかも28秒で肉離れするという都市伝説から「早いほど危ない」 「そんな肉離れするわけがない」といって出て行った山崎邦正も5分後肉離れして戻ってきた 「何もしなければ肉離れするわけがない」と手ぶらで出て行ったハマタが靴と服を盗まれ下着で戻ってきた ガキ使OAで肉離れにあう確率が150%。一度遭ってまた遭う確率が50%の意味 マイトさんのしっこく!しっこく!の回数は1日平均120回、うち約20回が仲居さんと一緒 マイトさん自伝の価格は2900円。しかも非売品 ケチな人にお勧めの危険な村 ○○村(母の故郷) 610 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/28(月) 13 00 44 ID q4BM745n0 ケチな人にお勧めの危険な村 ○○村(母の故郷) メロン2個が土産なら大丈夫だろうと思っていたら同じような大きさのスイカ4個を貰った 祖母宅から徒歩1分の畑で出荷調整のキャベツが腐っていた 東京への帰り道で車が動かないのでトランクを開けてみるとジャガイモ30キロその他を詰め込まれていた ご先祖様の墓に菓子を山ほど供える、というか手を合わせたらその菓子を皆で美味しく頂く 親戚一同が宴会を開き、大人も「子供も」全員泥酔した バス停から農協までの10mの間にお裾分けされた ご近所の3/3が農業経営者。しかも客は全力でもてなすという風習から「余所者ほど危ない」 「そんな気前いいわけない」といって出て行った父が5分後タダ酒を呑んで戻ってきた 「何も持たなければ振舞われるわけない」と手ぶらで出て行った従兄弟がスイカとトマトをもらってリヤカー引いて帰ってきた ゲートボール場から半径200mは(祖母の)知り合いに会う確率が150%。一度会ってまた別の知り合いに会う確率が50%の意味 母の実家の食糧生産は年平均600万円。 うち約30%を相互お裾分けで消費 人付き合いが苦手な人にお勧めの危険な都市 ○○市(某県の県都) 615 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/28(月) 14 49 40 ID ljLyKyGa0 人付き合いが苦手な人にお勧めの危険な都市 ○○市(某県の県都) 引っ越して挨拶周りしようと隣に行ったら居留守を使われた 自宅から徒歩1分の公園では遊んでいる子どもたちが見られなかった 自宅への帰り道で近所の人にあったのでこんにちはと言うと怪訝な顔で無視された 肩がぶつかっても謝ろうとしなかった、というかこちらが悪いとでもいうようなすごいウザそうな顔をされた 通りがけに挨拶しても、大人にも「子供にも」全員シカトされた。 自宅から近所の店までの10mの間に唾を吐かれた ご近所の2/3が外出率0%。しかも買い物はネットでという考えから「バーゲンが狙いやすい」 「悪い人ばかりじゃないだろ、この町は」といって出て行った父が5分後至極不機嫌な顔で戻ってきた 「自分から何も言わなければ問題のある町じゃない」とマスクをつけて出て行った妹が「あいつ怪しいぞ」と言われて泣きながら帰ってきた バス車内で老人がバスに乗ってから席を譲られる確率が-50%。座ろうとしたら別の人に突き飛ばされ、席を取られてしまうのが50%の意味 自分の住んでいる集合住宅の約半分は引きこもり。 うち30%は家族そろっての引きこもり。 610の村に引っ越したい。気が狂いそうだ。 孤独になりたい人におすすめの板 材料物性板。 618 名前:水先案名無い人[] 投稿日:2005/03/28(月) 19 25 07 ID 9kDM4PTE0 孤独になりたい人におすすめの板 材料物性板。 荒らし8人なら大丈夫だろうと思っていたらレスがつくまでに2年かかった。 トップページから一つ目のスレッドで、4年前の日付が存在していた。 足元がぐにゃりとしたので過去ログ倉庫を見てみるとレスが一つもつかなかったdat落ちスレッドが転がっていた。 age荒らしのおかげでdat落ちしそうなスレッドが助かる、というか助かっても誰も気がつかない。 板に秘密基地が作られ、板ルールも「住民も」全員無視された。 一番上から一番下のスレッドまでの間に100レスついたスレッドはほとんど無い。 住人の1/3がネタとしてこの板を利用。しかも彼らは材料物性について無知という都市伝説から「マジレスほど危ない」 「そんなに過疎なわけがない」といってスレ立てに行った人が1年後やっとレスがついたと疲れ果てて帰ってきた。 「全板トナメならレスがつかないわけが無い」と出て行ったトナメ厨が宣伝カキコだけの選対スレに絶望して帰ってきた。 書き込みにレスが返ってこない確率が150%。ジサクジエンでもしなきゃ寂しくてしょうがない確率が50%の意味。 材料物性板における書き込み数は1年平均120、うち約20が山崎スクリプト。 死にたい人におすすめの城 パンデモニウム 619 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/28(月) 21 21 34 ID IZSzDsAa0 死にたい人におすすめの城 パンデモニウム HP1万以上の4人なら大丈夫だろうと思っていたら一撃で5000与えるデスライダー4人に襲われた ジェイドから徒歩1分の城内でレオンハルトが頭から血を流して倒れていた ジェイドで足元がぐるぐるとしたので周りを見るとパンデモニウムだった モルボルグレートに攻撃された、というか攻撃した後から毒とか眠りとかマヒとか沈黙とか小人にする パーティーがラミアクイーンに襲撃され、男も「女も」全員誘惑された げんじのこてからマサムネまでの10mの間にクァール×4ラミアクイーン×4に襲われた。 プレイヤーの1/3がパーティーアタック経験者。しかもHPが上がるかわりに回避率が落ちるという仕様から「高HPほど危ない」 「そんな危険なわけがない」といって出て行ったパーティーが5分後全滅して戻ってきた 「最強の鎧ならダメージをもらうわけがない」とげんじセットを装備して出て行った主人公がクァールに襲われ0ダメージで死んだ。 パンデモニウムの4~5Fはテツキョジンにあう確率が100%。出てくるまで何時間でも粘るの意味 パンデモニウムにおける殺人事件による死亡者は1日平均120人、うち約1人の死因がブラッドソードでウボァー。 死にたい人にお薦めの危険な街、〈新宿〉 622 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/29(火) 07 41 43 ID PcMVUXar0 死にたい人にお薦めの危険な街、〈新宿〉 音速で動くサイボーグ8人なら大丈夫だろうと思っていたら同じような性能の義手が店で売っていた TV局から徒歩0分の建物内で大蛇が解体されて倒れていた 首元がぐにゃりとしたので押してみると自分の首が落ちていた コピー屋と話していた旅行者が襲撃され、目が覚めたら自分がコピーにされていた デブがヤクザに突っ込んで倒れた、というか轢いた後から荷物とかを強奪する 魔界医師が怪我人を診療して、重傷者も「死人も」全員完治した ビルの陰からそこを出るまでの50cmの間に凍死した。 バスに乗れば安全だろうと思ったら、バスの乗客が全員吸血鬼だった 女性の2/3がレイプ経験者。しかもエロがある方が売れるという都市伝説から「デブ以外は危ない」 「そんな危険なわけがない」といって出て行った旅行者が5分後首だけ戻ってきた 「何も持たなければ襲われるわけがない」と手ぶらで出て行った旅行者が脳と内臓を盗まれ改造されて戻ってきた 最近流行っている犯罪は「千円殺し屋」 千円を手渡された通行人が撃ってくるから 中央公園から半径200mは殺人にあう確率が250%。一度襲われて生き返らされてまた教われて他の怪物に操られて更にそいつごと殺される確率が50%の意味 〈新宿〉における殺人事件による死亡者は1日平均1200人、その2倍が人間以外の死亡者を含めた数。 買い物したい人におすすめ通販番組 624 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/29(火) 18 54 49 ID ??? ?# 買い物したい人におすすめ通販番組 見たい番組までの8分なら大丈夫だろうと思っていたらチャンネル変え忘れて20分見過ごした ドイツから直輸入の洗剤の白い液が染み付いた血をきれいにしていた 足元がふわりとしたのでござをめくってみると羽毛布団が転がっていた リモコン機能付きの車の置物の紹介で段差に突っ込んで落ちた、というか落ちた後から笑ってごまかす 人気商品が購入希望者に襲撃され、電話も「携帯も」全員繋がらなくなった 販売開始から購入決意までの10分の間に商品が売り切れた。 購入者の1/3がリピーター。しかも主婦層がよく見ているという都市伝説から「家にいる人ほど狙い目」 「見なければ買うわけがない」といってテレビを消したお父さんが5分後子供に「あれ欲しい~」 「返品すれば損するわけがない」と悪ふざけで購入した商品が返品はできませんと言われ元値で買わされた 深夜3時から2時間は通販番組にあう確率が150%。一度見てまた見る確率が50%の意味 通販におけるデモンストレーションによる購入者は1日平均12000人、うち約200人が買って後悔。 死にたい人にお薦めの危険な主人公 アルバートオデッセイ2のディーン 625 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/29(火) 23 13 49 ID Cg6X86+M0 死にたい人にお薦めの危険な主人公 アルバートオデッセイ2のディーン レベル20の8人なら大丈夫だろうと思っていたら同じような強さの50人に襲われた 町から徒歩1分の路上でディーンが頭から血を流して倒れていた 戦線の遥か後ろに何かが見えたのでカーソルを合わせてみるとディーンがお留守番をしていた 電撃戦狙いで敵に突っ込んだら倒された、というか死んだ後から所持金とかを強奪される ダンジョンが主人公に襲撃され、女性陣も「ディーンも」戦利品のボンテージとハイヒールを装備 ダンジョンから町まで帰る10mの間にディーンがモンスターに殺された。 他の前衛の防御力の1/3がディーンの防御力。しかもディーンが死んだら負けという仕様から「主人公こそお荷物」 「そんな危険なわけがない」といってナックの塔に出て行ったディーンが5分後血まみれで戻ってきた 「壁際陣形を組んで戦えば殺されるわけがない」と再挑戦に出て行ったディーンが退路を塞がれて死体で戻ってきた ノアの要塞2階はディーンが死ぬ確率が150%。一度殺されて、一体残ったキマイラにクリティカルでまた殺される確率が50%の意味 アルバートオデッセイにおけるダンジョンの宝箱の総数は100個くらい、うち約80個がミミック。 死にたい人にお薦めの危険なゲーム、エースコンバット 626 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/30(水) 00 41 57 ID hpXWIIg/0 死にたい人にお薦めの危険なゲーム、エースコンバット 叩き上げの軍人なら大丈夫だろうと思っていたら鬼のような機動をする敵機に挟まった メガフロートから0分の上空で黒人が挟まっていた 主翼がぐにゃりとしたので振り向いてみると黒人が挟まっていた 複葉の戦闘機が襲撃され、目が覚めたら主翼に黒人が挟まっていた 戦闘機で敵機に突っ込んで挟まった、というか挟まった後から俺を狙えとか言い出す 敵機に黒人が挟まり、プレイヤーも「黒人も」全員笑った 敵機捕捉から撃墜までの10分の間に黒人に挟まられた。 ナイトレーベンに乗れば安全だろうと思ったら、主翼に黒人が挟まった 黒人の1/2が挟まり経験者。しかも黒人は挟まるという都市伝説から「スノウだとウケない」 「そんな挟まるわけがない」といってプレイした友人がクリア後腹を抱えて戻ってきた 「元同僚ならば撃てるわけがない」と挟まって行った黒人が敵機もろとも撃墜されてきた 最近流行っている戦闘機は「ファルケン」 口を開いて敵機を挟めそうだから メガフロートから上空5000mは黒人の被撃墜率が200%。一度挟まって自分を狙わせる確率が100%の意味 メガフロート上空における空戦による死亡者は1日平均120人、うち1人が挟まった黒人。 死にたい人にお薦めの危険な国イタリア 628 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/30(水) 02 20 27 ID E+O/r3/s0 死にたい人にお薦めの危険な国イタリア 親衛隊の2人なら大丈夫だろうと思っていたら同じような能力の5人に襲われた 空港から徒歩1分の滑走路でカルネが全身から血を流して倒れていた 足元がぐにゃりとしたのでござをめくってみると地面がドロ化していた 車にミスタが突っ込んで倒れた、というか落ちた後からウォークマンとかを強奪する 暗殺チームがボスに襲撃され、ジェラードも「ソルベも」全員殺された ヴェネツィアからサルディニアまでの間にノートリアスBIGに襲われた。 組織の1/3がスタンド使い。しかもボスの正体を探ってはいけないというタブーから「暗殺チームほど危ない」 「そんな危険なわけがない」といって出て行った旅行者が5分後ハエを叩いて背骨がボキボキになった 「何も持たなければ襲われるわけがない」と手ぶらで出て行った旅行者が靴と服をカエルにされ裸になって戻ってきた 中心駅から半径200mは強盗にあう確率が150%。一度襲われてまた再生(リプレイ)される確率が50%の意味 サルディニアにおける殺人事件による死亡者は1日平均120人、うち約20人がアバッキオ。 死にたい人にお薦めの危険な街銀成町 630 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/30(水) 03 38 46 ID FuoG8tfd0 死にたい人にお薦めの危険な街銀成町 ホムンクルス8人なら大丈夫だろうと思っていたら戦団の20人に襲われた 海豚海岸から徒歩数十分の山中で犬飼が頭から血を流して倒れていた 足元がぐにゃりとしたのでござをめくってみると臓物が転がっていた 心臓を負傷したヴィクターが手術され、目が覚めたら黒い核鉄を埋め込まれていた 斗貴子さんがヴィクターに突っ込んで倒れた、というか倒した後からエネルギーとかをドレインする 宿がパピヨンに襲撃され、女も「男も」全員レイプされた 生徒会室から剣道場までの30mの間に太と細に襲われた。 バイトをしてれば安全だろうと思ったら、ロッテリやの客が全員変態だった 変態の3/4がホムンクルス経験者。しかもホム化が病弱な体を治すという都市伝説から「攻爵ほど危ない」 「そんな危険なわけがない」といって病院を抜け出した早坂姉弟が5分後にごった目で戻ってきた 「何も持たなければ襲われるわけがない」と手ぶらで出て行った次郎が体を食われ服だけで戻ってきた 最近流行っている武装錬金は「激戦」 全裸で激しく戦うから 銀成駅から半径200m変態にあう確率が150%。変態に襲われて変態に助けられる確率が50%の意味 蝶野における殺人事件による死亡者は一晩で40人、うち約1人がホモ。 冷蔵庫になりたい人にお薦めの危険な香港 九龍城 631 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/30(水) 04 43 53 ID EPWmudXG0 冷蔵庫になりたい人にお薦めの危険な香港 九龍城 ナベの鬼律なら水属性だろうと思っていたら同じような体格の火属性に襲われた 重慶花園から徒歩1分の牢屋で鏡屋が自分の服に閉じ込められてつかまっていた 足元でカランと嬉しそうな音を立てたのでござをめくってみるとシェーカー男が転がっていた えび剥き屋の子供がいきなり後ろに立っていた、というかこういうのが何度もある クーロネットがマグネ気に襲撃され、リッチも「ガタリも」全員文字化けしていた 九龍フロントから海鮮中心までの10mの間に夏先生が燃えていた。 清朝の皇帝の1人が見立ての経験者。しかも鳴力が老力を生むという都市伝説から「双子ほど危ない」 「ああ、君か」とかいって出て行った気功塾師範が5分後壁に埋まって戻ってきた 「トルソーを診察している」らしい千葉繁声の医者が液状化して瓶詰めになって戻ってきた 九龍フロントから半径200mは紙紮が無くなる可能性が150%。一度、アクセスカードと鬼律玉を買ってまた男人街の男に払う確率が50%の意味 陰界における邪気による妄人は1日平均120人、うち約20人が上海・妄想島。 死にたい人にお勧めの危険な街 八神楽の森 632 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/30(水) 05 22 29 ID /ZIsRFZQ0 死にたい人にお勧めの危険な街 八神楽の森 八魔天の8匹なら大丈夫だろうと思っていたら女風来人1人や謎のロボットのようなもの数台に襲われた 八神楽の森から徒歩1分の路上でマムルが頭から血を流して倒れていた 足元がぐにゃりとしたので確認しようとした瞬間落とし穴に落ちた 女風来人が体当で突っ込んできて倒れた、というか押し潰した後一閃される モンスターハウスが風来人に襲撃され、モンスターも「罠も」全部潰された 部屋から部屋までの10mの間に壁からロボットのようなものに襲われた。 モンスターの1/3が根絶やし経験者。しかも遠距離攻撃が得意なやつほど消されるという都市伝説から「飛び道具持ちほど危ない」 「そんな危険なわけがない」といって出て行った穴倉マムルが5分後洞窟マムルにされた後吹っ飛ばされて戻ってきた 「何も持たなければ襲われるわけがない」と手ぶらで出て行ったガマラが体内のへそくりを盗られて戻ってきた 風来人から半径200mは襲撃にあう確率が150%、一度襲われて復活した後また襲われる確率が50%の意味 八神楽の森周辺における狩りによる死亡者は1日平均12000匹、うち約2000匹が狩られたみどりトド。 死にたい人にお薦めの危険なストラテジーゲームAge of Empire2 633 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/30(水) 12 06 05 ID GqueTnJs0 死にたい人にお薦めの危険なストラテジーゲームAge of Empire2 民兵8人なら大丈夫だろうと思っていたら同じようなステータスの町の人20人に逆襲された 町の中心から徒歩1分の路上で羊が解体されて肉になっていた 資源が足りなくなったので木を切らせに行ってみると敵の兵士訓練所が建てられていた 集団で教会を襲撃して破壊した、というか建物が燃えている最中に聖なる箱とかを強奪する 前線が聖職者に襲撃され、ユニットも「建物も」全員転向させられた 採掘所から金鉱までの10mの間にオオカミに襲われた。 ユニットの1/3が転向経験者。しかも動きの遅いユニットほど転向しやすいという定石から「象ほど危ない」 「そんな危険なわけがない」といって出て行った斥候が5分後瀕死で戻ってきた 「何も持たなければ襲われるわけがない」と手ぶらで出て行った町の人がオオカミに追われながら戻ってきた 前線から半径200mは転向にあう確率が150%。一度転向されてまたこちらに寝返る確率が50%の意味 AoE2における戦争による死亡者は1ゲーム平均120人、うち約60人が町の人。 死にたい人にお薦めの危険な地域オオサカ 634 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/30(水) 12 51 52 ID 3PHvpPqy0 死にたい人にお薦めの危険な地域オオサカ ヤクザもどきの4人なら大丈夫だろうと思っていたら馬鹿でかいパンダ6匹に襲われた 事務所から徒歩1分の路上で酔っ払いが頭から血を流して倒れていた 足元がぐにゃりとしたのでござをめくってみると瀕死のキャットが転がっていた ゲーム開始直後にわかめ組に突っ込んで倒れた、というかKOされた後から青年奉仕団員とかを強姦する 捕虜が悪司に拷問され、女も「男も」全員レイプされた 女性の1/3がレイプ経験者。しかもこます事が部下に入れる絶対条件という都市伝説から「顔ありキャラほど危ない」 「そんな危険なわけがない」といって雇った素敵医師に10週後わかめ組を乗っ取られた 「組員でなければ襲われるわけがない」と手ぶらで出て行った男性がバーバラに目をつけられて愛の鞭で殺された ミドリガオカから半径1地域は襲撃にあう確率が150%。一度襲われてまた教われる確率が50%の意味 オオサカにおける地域管理組合抗争による死亡者は1ヵ月平均12人、うち約10人が一般人 死にたい人にお薦めの街とある北国 635 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/30(水) 13 02 34 ID Pa+FSrC+0 死にたい人にお薦めの街とある北国 街中ですれ違う若者の5割は失業中 駅から徒歩1分がしかし年寄りしか見当たらない 足元に落とし穴がないか調べてみたら街全体が作り損ねた落とし穴だった 重機マニアが勝手に除雪してくれる、っていうか河川敷のバイオ便所をぶっ壊した ハローワークはいつ行っても、男と女で満員御礼 自宅からショッピングセンターまでの10mをわざわざVIPカーでお出かけ 女性の1/3以上が喫煙者。しかも所構わず喫煙 「そんな筈はない」と言って家を出て5分後に軽自動車からポイ捨てされたタバコでやけど 厳冬期に手ぶらで外出すると凍傷肺炎にかかる 中心駅のそばはドーナツ化現象で閑古鳥の鳴く声が この街における失業率は全国で2番目に高い キッコられたい人にお薦めの危険な万博 愛・地球博 2 636 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/30(水) 14 00 47 ID HLn2QYCy0 キッコられたい人にお薦めの危険な万博 愛・地球博 2 警察上がりの8人なら大丈夫だと思っていたらノービザの韓国人200人が来場した 西ゲートから徒歩1分の空中回廊でポップコーンが1000円で売られていた 中年女性が群がっていたので韓国館に入ってみるとヨン様の顔出しパネルが立っていた 環境に悪影響だと言って地元のMTB愛好者を排除する、というか排除してから森林伐採して会場を造る 手荷物が警備隊に確認され、お茶も「おにぎりも」全部没収された ゴミ箱発見からゴミを捨ておわるまでの3分の間に12種類に分別させられた リニモに乗ってしまえば大丈夫だろうと思ったら、重量オーバーで下りるように言われた 来場者の1/100が弁当を没収。しかしアレルギーありなら持込み可という都市伝説から「自称アレルギー持ちが続出」 「まともに会話できるわけがない」といってアクトロイドをからかいにいった学生が5分後軽くあしらわれて戻ってきた 「子供なら喜ばないわけがない」と子連れで愛知を訪れた観光客が新世紀・名古屋城博の土産を両手にかかえて帰宅した 最近流行っている持込み品は「バナナ」 弁当ではなくおやつだと申告する手口 梅雨時の万博会場は雨に降られる確率が150%。屋外が晴れていてもシンガポール館内で降られる確率が100%の意味 サツキとメイの家の入館予約者は1日平均800人、うち約100人分は転売目的でヤフオクに出品中 ごめん、478みたいにうまくまとまらないや・・・orz 何度も死にたい人にオススメの危険な国、神聖モテモテ王国 638 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/30(水) 16 24 03 ID v0mUnaSnO 何度も死にたい人にオススメの危険な国、神聖モテモテ王国 犬8匹くらいなら大丈夫だろうと思っていたら神より強い犬に襲われた 近所の路上で白人が下着を盗もうとしていた 足元がカチッとしたので見てみると大王の仕掛けたワナだった パンツ丸出しのスペース紳士が襲撃され、目が覚めたらズボンを履かされていた 教団支部を襲撃しようとしたら死んだ、というか死んだ後から葬儀とかを催される 建国活動中にヤクザに襲撃され、ファーザーも「オンナスキーも」全員殺された 領土からショッピングセンターまでの間に警察に逮捕された MMOを組織すれば安全だろうと思ったら、MMOに制裁を受けた 国民の1/2が中性子爆弾所持者。しかも時限装置がないという都市伝説から「どう考えてもわしが爆心地」 「ナオンの視線を感じる」といって出て行った国王が5分後レイプされて戻ってきた 「何も持たないのがモテる」と手ぶらで出て行った国王が服を奪われ下着で戻ってきた 最近流行っている活動は「ブタッキー狩り」 ナオンを惑わすブタッキーの秘密に迫りたいから ナオンと文通を始めた場合、返事を出す確率が180%。約2回出す計算。 モテモテ王国近辺における殺人事件による死亡者は1年平均延べ120人、そのほぼ全てが同一人物。 死にたい人にお薦めの危険な小説・筒井康隆 643 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/30(水) 20 33 23 ID GLMkLIVo0 死にたい人にお薦めの危険な小説・筒井康隆 大江健三郎読めるなら大丈夫だろうと思っていたら言葉が次々消滅して行く小説だった 始まってからわずか1ページのところで主人公が愛人とセックスをし始めた 見た感じページがまっさらとしたのでページをめくってみると白紙が何枚も続いていた タイムマシンで5分前に戻ってわははははと笑った、というか笑ったのでまた繰り返してわははははははははははははは 家が警官に襲撃され、妻も「私も」全員強姦された 入り口から梁山泊内の収容所までの50mの間に襲われ廃人にされた。 登場する男性の1/3がレイプ経験者。しかも作中の「おれ」が筒井自身を指すという都市伝説から「筒井は現実でも危ない」 「そんな危険な小説わけがない」といって読み始めた高校生が5年後精神病院に入れられた 「批判すれば取り上げてもらえるかも」と電脳筒井線を荒らした若者が朝日新聞の連載小説紙上で実名攻撃された デビューから約30年は当たり作品にあう確率が150%。一度当たって再読する確率が50%の意味 筒井作品を読んだことによる発狂者は1日平均120人、うち約120人が虚構としての存在。 松本駐屯地こいこい!!! 新隊員教育隊編 645 名前:水先案名無い人[] 投稿日:2005/03/30(水) 21 58 18 ID DRcwtcEz0 松本駐屯地こいこい!!! 新隊員教育隊編 松本だから長野県出身者が多いだろうと思っていたら県外出身者が30以上いた。 松本に着隊して1時間後に「寒いから辞める」と言った者がいた。 足元がバリバリいうので足元を見るとさっき降った雪が凍っていた。 雪の上で匍匐して止まった、というか肘が雪に刺さって抜けなくなった。 居室が班長に襲撃され、毛布も「エロ本」も全部窓の下に投げられてた。 風呂場から隊舎までの100mの間に髪の毛が凍りついた。 同期の1/3が県内出身。しかし帰ってこないものが続出する長期休暇明けは「県内出身者ほど危ない」 そんなに寒いわけがない」といってモップを取りにいった同期が五分後溶かしかけのモップを持ってきた。 「区隊旗を持てばハイポートしないで済む」と出て行った同期が区隊旗を忘れてハイポートで戻ってきた。 駐屯地から半径2kmは班長にあう確率が150%。一度外出証をもらってキャバクラでまた遭う確率が50%の意味。 ある期における松本駐屯地による新隊員数は約40人、うち5人がいつの間にか除隊。 少年誌の限界に挑みたい人にお勧め みかにハラスメント 647 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/30(水) 23 59 46 ID KVnKuqui0 少年誌の限界に挑みたい人にお勧め みかにハラスメント 中表紙なら大丈夫だと思ってたら同じようなポーズのまま上半身裸にされた 目次から1ページ目の路上で女性が上半身裸で歩いていた 股間がぐにゃりとしたのでスカートをめくってみると生えていた 首輪をしたみかが目隠しされ、知らないうちに男の股間の匂いを嗅いでいた かすみに人形を渡して女を追放した、というか男にした後から服とかを強奪する 学校が犬に襲撃され、女生徒も「お姉ちゃんも」全員ペットにされた 玄関から門柱までの数mの間に服を切り裂かれた。 幼稚園なら安全だろうと思ったら、園児が全員ココアの下僕だった 主人公の2/3が露出経験者。しかも羞恥エネルギーがアキバストーンを治すという設定から「常識人ほど危ない」 「そんな危険なわけがない」といって出て行ったみかが服を脱がされオムツ姿で戻ってきた 「投稿作品ならエロなはずがない」といって風呂へ入った魔法少女がシャツだけの姿で戻ってきた 最近流行っているシチュエーションは「男性化」 男なら乳首を描いていいから タイトルページから10ページは裸にされる確率が150%。一度脱がされてまた別の服を脱がされる確率が50%の意味 みかにハラスメントスレにおけるレス数は1日平均120、うち約80が買えないというネタ。 死にたい人にお勧めの危険な街、バイスシティーその2 648 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/31(木) 00 13 25 ID tklrtW4Y0 死にたい人にお勧めの危険な街、バイスシティーその2 最速の車の一つ、チーターなら逃げ切れるだろうと思っていたらFBIの覆面チーター3台に襲われた 港から1分の海上にヘリコプターがひっくり返って落下してきた。 視界がぐにゃりとしたのでおかしいなと思ったらブームシャインが充満していた。 ギャングの二大勢力が銃撃戦を始めた、というか殺し合いを特等席で見たトミーが金と銃を奪い、漁夫の利を得る。 ノースモールポイントが新興勢力に襲撃され、洋服屋も「ハンバーガー屋も」ガラスを全て叩き割られた。 高級ホテルからプールまでの10mの間にやばい写真を激写された。 乗り物の1/3が強奪された。しかも数十年後のリバティー・シティではヘリに乗れないという都市伝説から「ハイマン・コンドミニアム屋上ほど危ない」 「そんな危険なわけがない」といって出て行った旅行者が、赤信号で止まった途端カージャックされた。 「何も持たなければ襲われるわけがない」と手ぶらで出て行った旅行者が、殺戮ミッションに巻き込まれ死亡した。 警察署から半径200mはパトカーが車泥棒にあう確率が150%。一回目にショットガンを奪われ放置されたあとで「他にいい車がないから」と奪われ逃走に使われるのが50%意味 バイスシティにおける犯罪の件数は一日平均600件。うち200件がNPC暴走車によるひき逃げ。 理系にお薦めのシュルレエルな小説家 安部公房 649 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/31(木) 02 58 43 ID AX8r1JCp0 643をパクってみるか…… 理系にお薦めのシュルレエルな小説家 安部公房 いざとなったら誰か助けてくれると思っていたら暴力的な闖入者に自殺に追い込まれた デパートから徒歩1分の屋上でユープケッチャが自転しながら糞を食っていた 太陽が眩しかったのでござをめくってみるとデンドロカカリヤが転がっていた 砂の穴に教師を女と一緒に閉じ込めた、というか監禁した後から砂掘りの労働力にさせる 病院が盗聴に襲撃され、溶骨症の少女も「主人公の妻も」全員色情狂だった 暗渠から大黒屋までの10mの間にイカ爆弾に襲われた。 胎児の1/3が水棲人経験者。しかも堕胎手術を装って材料を集めるという都市伝説から「妊婦ほど危ない」 「妻にバレるわけがない」といって出て行った男が5分後他人の顔で戻ってきた 「じっくり見なければ吸収するわけがない」と砂漠を陰圧で吸引したカルマ氏が靴と服に革命を起こされ壁になって戻ってきた 病院から半径200mは箱男にあう確率が150%。一度中身が換わってまた入れ替わる確率が50%の意味 安部公房における名前の無い登場人物は合計約120人、うち約20人が3月7日生まれのK氏。 死にたい人にお薦めの部活、某大学応援団 652 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/31(木) 11 06 36 ID VKJduDnu0 死にたい人にお薦めの部活、某大学応援団 体育会系上がりの8人なら大丈夫だろうと思っていたら卒団時には1人になっていた キャンパスから徒歩1分の路上で新人が頭から血を流して倒れていた 所要があって部室を除くと新人がヤキを入れられてうずくまっていた 走りこみの後倒れた、というか倒れた後でもリーダー長が竹刀でボコる 新人が幹部にヤキを入れられ、その様子を見た一般人が警察に通報した 試合開始から試合終了のまでの二時間、幹部に殴られっぱなしだった。 チアリーダーの1/3がレイプ経験者。しかも処女交配が団員の友好を深めるという伝統から「新人ほど危ない」 「吹奏楽部ならそんなにきついわけがない」といって入団した大学生が5分後血まみれで戻ってきた 「団員にならなければ良い」と言って帰ろうとした大学生が団員に拉致されて強制的に入団させられた 新人がヤキ入りにあう確率が150%。一度殴られてまた殴られる確率が50%の意味。リーダー、チア、吹奏楽問わず 某大学応援団における暴力沙汰による退部者は1年平均20人 、そのうち九割が吹奏楽部 死にたい人にお薦めの危険な小説 リアル鬼ごっこ 656 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/31(木) 13 13 54 ID GZShKvzM0 死にたい人にお薦めの危険な小説 リアル鬼ごっこ 陸上部なら大丈夫だろうと思っていた二人が向かった先は地元で有名なスーパーに足を踏み入れた 友人に呼び止められた翼は大学のトラックでランニング状態で足を止めた 声がしたので振り返ってみるといかにも挙動不審な行動をとる女性がいた 首を後ろに回したまま歩いた、というかもう一度首を右に左に素早く後ろへと回し、ぐるりと体を反転させた 大阪で鬼に襲撃され、洋の姿は何処にも見当たらなかった。何処を探しても、洋の姿は見当たらない レストランでキノコスパゲティーを食べるまでの30分の間に営々と逃げ続けた 国民の1/100が佐藤さんを捕まえるべく鬼の数である。しかも記憶を全く覚えていなかったという都市伝説から「足が速いほどよい」 「そんな危険なわけがない」といって出て行った妹が5分後グラウンドをひた歩いていた 「これに限られたことではない」と危機に感じた翼と愛は火事場の馬鹿力、ここで二人は足を早めた 別れてから十四年間の間は妹に会う確率が0%。つまり大学生になるまで会えなかったという意味 こうして王国における王子以外を除く佐藤さんは誰一人いなくなった・・・・ 死にたい人にお薦めの危険なスポーツゲーム キャプテン翼 657 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/03/31(木) 14 36 50 ID vj58jR9E0 死にたい人にお薦めの危険なスポーツゲーム キャプテン翼 スポーツならたいしたケガはしないだろうと思っていたら物凄い威力のシュートに襲われた 突き破られたゴールから徒歩1歩の路上でもりさきくんが頭から血を流して倒れていた 足元がぐにゃりとしたので下を見てみるとスカイラブになっていた ゴール前にいたいしざきくんが襲撃され、目が覚めたら顔面でゴールを守りきっていた ドリブルで相手に突っ込んでふっとばした、というかふっとばしてもファールにならない なんかつがライトニングタイガーに襲撃され、ディフェンダーも「キーパーも」全員ふっとばされた ドリブルから5秒の間に4人に囲まれた 高いパスをすれば安全だろうと思ったら、相手のチームが全員さらに高いジャンプをした 日本チームの1/3が必殺シュート経験者。しかもシュートがゴール付近で放たれるという都市伝説から「キーパーほど危ない」 「そんなに抜かれるわけがない」といって出て行ったもりさきくんが5試合後補欠行きにされた 「ボールを持たなければ襲われるわけがない」と手ぶらで出て行ったチームメイトが必殺シュートに巻き込まれ瀕死で戻ってきた 最近流行っている遊びは「もりさき殺し」 必殺シュートでもりさきくんに襲いかかるから つばさくんから半径200mはヒールリフトにあう確率が150%。一度抜かれて今度はキーパーが抜かれる確率が50%の意味 キャプテン翼における傷害事件による犠牲者は1日平均120人、うち約20人がもりさきくん。