約 762 件
https://w.atwiki.jp/vahren_ency/pages/749.html
穹廬奴の再興 ルートガルト国の崩壊は、各地で新たな動乱を告げる出来事となった。 リジャースド率いる旧ルートガルト国第三軍は、参謀スーフェンの進言を受け、リュッセル城へと攻め上りこの地を制圧する。 これを機に、名を新たにリュッセル・オーダーと改めると、彼らは次に、リュッセル北に陣を敷くリューネ騎士団分隊の攻略を目指した。 先の功績で軍師の肩書きを得たスーフェンは、リュッセル北を圧倒的な数の兵で包囲すると、一部が極端に脆弱な布陣を用いて相対した。 当地に篭もるリューネ騎士団軍師ガルダームは、敵のあからさまな陣形を鑑み、すぐに罠であると看破する。 しかし、本隊と分断され数の上で不利な状況は、このまま消耗戦を続ければ無駄に兵を損なうだけであるとの結論に達し、自ら敵の罠に掛かる決断を下す。 自身を囮とし、副軍師ルウェンダーと配下の竜騎士達に敵陣を一点突破させ、セレン率いる本隊へと合流させる賭けに出たのであった。 リュッセル北から一斉に出撃した竜騎士隊の一団は、大した反撃を受けぬまま敵陣を潜り抜ける事に成功する。 一路、パーサの森を目指し、大湿地帯へと向かい飛び去るのであった。 大陸の東方に広がる大湿地帯。 ここにリザードマンの勢力、穹廬奴が存在する。 正確には、存在していた、といったほうが適切であろうか。一度は壊滅の憂き目にあうも、勢力再興を虎視眈々と狙い、時節を窺っていたのである。 リューネ騎士団とラストニ・パクハイトに挟撃された穹廬奴勢は、死に急ぐ単于ゲルニードを説得し思い留まらせ、永らくこの地に潜伏していた。 多くの同胞を失い、散り散りとなった軍を一から纏め上げ、やっと覇を唱えられるだけの兵力が集まりつつあった。 中原の忌々しいルートガルト国は事実上消滅し、宿敵であるリューネ騎士団は大きく兵力を二分され、本隊はラストニ・パクハイトと凄惨な争いを続けている。 まさに、今が好機であった。 「ソルソーン、貴様どうする」 身の丈を悠に超える長弓を背負ったリザードマンの男が、大木の切り株に腰を降ろし、これもまた長大な弓矢の鏃を磨きながら言葉を発する。 ソルソーンと呼ばれたリザードマンは、手にした長剣を鞘から抜き放つと静かに、剣先が地面に触れるほど深く右下段に構え、息を吸う。 暫しの静寂の後、空気を切り裂くような唸り声と共に、勢いよく長剣を斜めに斬り上げた。鋭い音が奏でられ剣風が巻き起こる。 「腕は、落ちていないようだな」 鏃の先を眺めながら、イオードは口の端を吊り上げるように小さく笑う。 鞘に納まる長剣が金属音を響かせる。まるでそれを合図にしたかのように、ソルソーンの前方にそびえ立つ大木という大木が、切口も鮮やかに次々と地響きを立てて崩れる。 彼が長い傭兵生活の末に編み出した一つの剣戟の完成型、飛ぶ斬撃である。彼は、その凄まじい剣戟技を『竜巻扇風剣』とした。 「天魔覆滅……我が宿命に終わりなし」 「そりゃご苦労なこった。で、単于には応じるのか」 「一応はな。イオード、貴様は不満か」 「正直、気にいらんな。弓使いというだけで馬鹿にされる」 「ならば剣をとれ」 イオードは、手にした矢を指で撫でながら鼻で笑った。 「一つ覚えで剣を振り回すか。それこそ馬鹿だな。近づく前に仕留めりゃ楽だろう」 リザードマンの社会では、戦いは接近戦が、特に剣での勝負が、最も美徳として捉えられる独特の価値観が存在した。力の強い者は即ち尊敬される。 弱肉強食を地で行く風潮は、飛び道具等に殆ど頼らず、互いに真っ向から力でぶつかる事こそが強さの証であった。 しかし、幾ら精強なる種族であっても、力関係に個々の開きがあるのは、どの生物でも世の常である。リザードマンにも非力で臆病な者もいる。 そういう者は、周りから弱者として蔑まされ、疎まれる存在になっていた。 イオードは、決してそういう部類ではなかったのだが、旧来の剣だけで雌雄を決する風潮には少なからず抵抗感を覚えていた。 その理由として、彼の兄弟に非力な弟が居たという事もあるが、戦場でひたすらに接近を図り、斃れ逝く同胞達に強い焦燥感を抱いていたのだった。 「後衛殺しか……」 ソルソーンが手にする剣の柄を握り締め、低く唸る。 その様子を見て、イオードは 「べつに拘っちゃいない。向かってくる敵なら誰でも構わんさ」 と、付け足した。 「まあ、穹廬奴を興すならいいだろう。オレも協力はする」 鏃を磨き終え、その鋭さを確認すると、腰に提げた矢筒へと仕舞いこんで切り株から立ち上がった。 まもなく、彼の部下が一堂に集結するはずである。弓の扱いに長けるリザードマン族では極めて珍しい部隊であった。 無事に合流をすると、ソルソーンと共に穹廬奴の決起を祝う場へと歩き出すのだった。 リザードマン族を束ねる単于ゲルニードは、時節到来と読み、ビースト沼と名づけられた地域で穹廬奴の再興を果たした。 湿地帯に息を潜めるように生活していたリザードマン達が、穹廬奴の名を聞き続々と集まってくる。 以前は、主な居住場所である湿地帯を、ほぼ全域に亘って勢力下に抑えていた穹廬奴勢である。その内に秘めた野心は極めて高い。 そして、その野心をくすぐるかのように、今の湿地帯にはこれといった勢力が存在していなかった。 設えられた高台に立ち、居並ぶリザードマン達を見下ろしながら、ゲルニードは声高に唸り叫ぶ。 「グルルルアアアッッ!! 我につづけえッ!! 剣をとれえッ!!」 リザードマン達は応える様に吼えながら、手にした剣を高々と挙げ、打ち鳴らし、地面を何度も蹴る。 唸り声と甲高い金属音、それに地響きが互いに混ざり合い、辺り一帯を包み込む。 異常なまでの熱気が満ち溢れ、触れればすぐにでも爆発しそうな光景に、ゲルニードは満足げに頷くと、さらにその熱を煽ろうとした。 「働きしだいでは氏族の位もくれてやろうッ!!!」 リザードマン族の社会にも階級が存在した。氏族はその中でも、穹廬奴を構成する諸部族の重要な地位を占めている。 熱狂の歓声が渦のように轟く。牙を剥き、口から泡を飛ばしながらリザードマン達が単于ゲルニードを讃え叫ぶ。 その光景を、一人醒めた瞳で静観する者がいた。 線の細い身体つきは、筋骨逞しいこの種族の中では、到底リザードマンとは思えない。だが、濃緑の肌はそうである事を如実に物語っている。 女性――リザードガールとよばれている――のリザードマン族であった。 ゲルニードの後ろに控える小柄な女性は、眉を顰めながら歩み寄った。 「単于、その様な事を軽々しくお約束なさらぬように」 ゲルニードの横から小声で諫言する。 「かまわぬッ! 邪魔をするなチョルチョ」 さらに言葉を続けようとしたチョルチョを手で遮って制すと、ゲルニードは眼下のリザードマン達を鼓舞するため、穹廬奴の優位性を熱く語りだした。 チョルチョはその話には耳を貸さず、今後のことをただ憂いていた。リザードマン族の雄は非常に熱しやすい。そして、極めて好戦的である。 戦は駆け引きがあまりにも多い。昔、穹廬奴にもその駆け引きが得意な男が一人だけ居た。その男を、リュッセル城を奪った一団の中に見た、と風の噂で耳にした。 ――スーフェンが戻ってきた。 穹廬奴にとって切れ者でありすぎた。軍政に反する思想を持っていた。だから、有事が起こる前に処刑すべきだと幾度となく進言した。 結果的には、スーフェンが脱走し中原に亡命したことで、自然と彼の話は立ち消え今では話題にも上がらない。 チョルチョもリザードマン族の中では秀でた方であり、それなりの知識は持ち合わせている。だからこそ、誰よりもあの男の危険性がわかっていた。 ――穹廬奴は旗を掲げた。あの男が怨みを抱いているなら、間違いなく仕掛けてくる。 心中複雑なチョルチョを他所に、ゲルニードは同胞の熱気に中てられたのか、恍惚とした表情を浮かべている。 溜息がチョルチョの口から大きく吐いた。その時、列の後方から、外で見張りに立っていたと思しきリザードマン兵が高台に駆け寄ってくると、大声を張り上げた。 「ウェルン沼に向かって竜騎士の一団が南下中!!」 辺りが急にしいんとなる。 リザードマン達はお互いに顔を見合わせていたが、竜騎士という言葉の響きを聞き、徐々に辺りに殺気が満ちてくる。 口々に殺ってしまえといきり立つ。そして、ゲルニードの一言一句を待つように皆が高台を注視した。 ゲルニードは満足げに眼下をぐるりと見渡すと、大きく息を吸い込み、怒号を言い放つ。 「皆殺しにしろッ!!!」 その一言で、集まったリザードマン達の興奮は頂点に達したようだった。我先にと、手に各々の獲物を引っさげて駆け出す。 「お待ちください単于! よくよくご熟考を」 展開を見守っていたチョルチョは、あまりの事に愕然としながらも、何とかゲルニードを思い留めようと懇願した。 「ええい、うるさいッ!! どけえッ!!」 「ならばせめて、ソルソーンとイオードの到着をお待ちください」 「どけと言っただろうッ!」 両手を広げ目の前に立塞がるチョルチョを、片手を振り上げて強くはじき飛ばす。 ゲルニードに殴打され、高台から落下したチョルチョは腰をしたたかに岩に打ちつけた。それでも痛みを堪え、懸命に立ち上がって行く手を塞ごうとする。 また、容赦なくはじき飛ばされた。 地面を転がるチョルチョの皮膚は、摩擦で擦り剥け、殴打された顔は鼻腔がつーんと沁み、口の中に血の味が広がる。 しかし、チョルチョは立ち上がり、ゲルニードの面前に周りこむ。 「どうか、どうかお待ちを。 いま勢いに押され、策を練らず事を起こせば、せっかく得た機を失いかねません」 早口でまくし立てた。 「くどいッ!!」 ゲルニードは我慢ならなくなったのか、短く叫ぶと、チョルチョの脾腹を手にした剣の柄で一撃した。 「あうっ……単于」 あまりの激痛に視界が暗くなる。薄れゆく意識の中で、脾腹の鈍い痛みを感じながら、宙を掴むように手を伸ばし地面に突っ伏した。 イオードとソルソーンが連れ立ってビースト沼を訪れたのは、ゲルニードが軍勢を率い出立してから暫く後であった。 古くからの部下を率いて合流する予定であったが、どうした事か、ゲルニードはおろか一兵の姿も見受けられない。 二人は訝しみ、辺りを手分けして調べてみると、確かにここに穹廬奴の一軍が集っていた痕跡はあった。 ――どこへ消えたというのだ。 イオードは首を傾げたが、釈然としないまま時間だけが過ぎていく。 じいっとしていても仕方がなく、少し遠くを探ってみようと首を巡らせていた時、地面に血痕のような跡が点々と続いてる事に気付いた。 何かを引き摺ったような跡も見て取れる。不思議に思い、イオードはその跡を辿ってみる事にした。 暫く歩いていると、前方に誰かが倒れているのが視界に収まった。慌てて駆け寄る。 それはチョルチョであった。口や鼻から血を流し、肌もいたるところが擦り傷を負っている。 「チョルチョ!? どうした、何があった!!」 ぐったりとした身体を抱き寄せると、眉目を歪ませながら目を開いた。 「うっ……イオード」 「誰にやられた」 「とめて……」 「同胞達に何かあったのか」 「単于をとめて……おねがい。手遅れになる前に」 「単于がやったのか。くそっ、ゲルニードめ」 「みんなは……ウェルン沼に向かったわ。今頃は竜騎士と戦ってるはず……」 「竜騎士ッ!」 久しぶりにその言葉を聞いた気がする。自然と血がたぎる様な感覚に身体が熱くなる。 「裏にいるのは多分スーフェンよ。気をつけて」 脳裏に、陰険で口数の少ない男の顔が浮かび上がった。 あまり親しい間柄ではなかったが、集まりで幾度か顔を合わせた事がある。相当の切れ者であるとの話も聞いていた。 「わかった。それより怪我は大丈夫か」 「ここで暫く休めば大丈夫だから……はやく行ってあげて」 チョルチョを草陰に運び横にならせると、イオードはソルソーン達の下へと急いで駆け戻る。 先程の話を手短に説明すると、イオードとソルソーンは部下を引き連れ、ウェルン沼へと向かって必死に駆けた。 ウェルン沼では、竜騎士隊の一団とゲルニード率いる穹廬奴勢が、壮絶な戦いを繰り広げていた。 竜騎士隊は、リュッセル北から出立した時よりも少ない兵数で応戦していた。 ウェルン沼の上空付近に差し掛かっとき、遠方から穹廬奴勢が武器を手にこちらに向かってくるのが目に入る。 そこで部隊を二手に分け、少数をニーア沼側の方面に向かわせると、残った半数以上の竜騎士達は、迫り来る穹廬奴勢に対して、果敢に立ち向かっていった。 少数に別れた竜騎士達は、副軍師ルウェンダーを含む、女性騎士達である。そのまま勢いを落とさず、ウェルン沼一帯を飛び越して行く。 それには目もくれず、ゲルニード率いる穹廬奴勢は勢いに任せ、立ち向かってくる竜騎士達へと躍りかかっていた。 リザードマン達は、空を駆る飛竜を相手に、投石をしたり投網を振るったりと、運悪く降下してきた竜騎士へ群がり殺到して次々に斬り刻む。 竜騎士達も巧みに飛竜を操り、距離を保ちながら火球や冷風などを飛竜に吐き出させ、穹廬奴勢を相手に必死に抵抗する。 ガルダーム旗下の部隊だけあり、竜騎士達はリューネ騎士団の一兵士でありながらも、その実力は精鋭中の精鋭を誇っている。 穹廬奴勢を上手く翻弄し、次々とリザードマンの屍の山を築きあげていく。 ゲルニードはただ増え続ける被害に歯噛みした。その身体は既にかなりの傷を受けている。 「くそおッ。何故だ、何故こうもやられるッ」 元々、相性が良いとはいえない相手であった。穹廬奴勢は接近戦に秀でていたが、剣戟を主体とした戦法は、距離をとられると手も足も出せない状態になる。 将として指揮を執るのはゲルニード一人であり、彼の指揮能力は決して劣るものではなかったのだが、やはり両軍には明らかな優劣の差があった。 勢いをかって竜騎士隊に襲いかかったものの、その実、見事なまでに返り討ちに近い状態である。 穹廬奴再興で集ったリザードマン達の半数以上が既に戦死していた。それでも、勇猛果敢なリザードマン兵は、一切攻撃の手を緩めようとしない。 指揮官の命令があるまで、たとえ最後の一兵になろうとも戦い続けるのが、彼らの特徴であり信念なのだ。 このままでは穹廬奴勢が全滅するのも時間の問題だった。 ゲルニードを囲むように戦っていた側近達も、いつのまにか全て戦死している。 「ぐ、ぐわわッ」 足元で火球が派手に爆発する。衝撃で身体が吹き飛ばされた。リザードマンの頑強な身体も、度重なる攻撃に悲鳴にも似た軋みをあげる。 転がりながらも何とか立ち上がると、標的を視界に収め、地面が抉れるほどに強く蹴った。 決して人間には真似の出来ない、到達点の高い跳躍を繰り出す。突然、眼前に現れたリザードマンに驚く竜騎士の首を、刹那に刎ね飛ばす。 そのまま重力に任せて地に足をつけたとき、狙い済ましたかのように矢継ぎ早に火球が襲ってきた。 かわしきれないと咄嗟に判断し、腕を顔の前で交差させ防御の姿勢で耐える。決して背は見せない。 ずどんずどんと鈍い衝撃が身体を奔り、凄まじい熱さに襲われる。 撒きあがった土煙が風で流されると、ゲルニードを囲むように上空から五騎の竜騎士達が見下ろしていた。 辺りには、孤立したリザードマン兵が各個撃破されていく光景が広がっている。軍配はどうやら完全に竜騎士側に上がったようだった。 さしものゲルニードも、長い戦闘で体力の殆どを使い果たしたのか、剣をゆっくりと構え直したが、がくりと膝をついて剣を地面に突き刺した。 上空を旋回する竜騎士のうち、隊長格と思しき男が飛竜の手綱をしごく。 羽を拡げ、首を大きくもたげた飛竜の口腔に、真っ赤な炎の塊が膨れ上がる。 ゲルニードは最期と悟ったのか、ゆっくりと目を閉じた。 かすかな風きり音が響く。 ゲルニードは一向に襲ってくることのない火球に、すっと目を開けた。 どこからともなく飛来した一本の矢が、飛竜の急所を的確に射抜いている。 まっさかさまに地へと落ちた飛竜が立てる地響きが、ゲルニードの腹を激しく揺さぶった。 後に残る竜騎士達が驚いて辺りを見渡す。そこへ瞬く間に飛来した矢が、立て続けに飛竜や竜騎士を射抜き、地獄へと叩き落していく。 ゲルニードの視線の先には、長弓を携えたイオードとその部下達が居並んでいた。 イオードは長弓を手に戦場を駆けた。同胞達を可能な限り救う為である。 竜騎士を目にするや、矢筒に手を伸ばし、矢を番え狙いを定めて引き絞る。彼の手から放たれた矢は、的確に相手を仕留めた。 リザードマンは、人間より遥かに強靭で腕力がある。その長弓から放たれる矢は、空気を切裂きながら真っ直ぐに飛び、飛竜の硬い鱗を易々と貫いた。 そして、例え金属製の甲冑に全身を包んでいようとも、その矢の威力は、甲冑を容易く貫き死を告げる。 臆病者と蔑まされた部下達に、弓の扱い方を一から教え込み、今では貴重な戦力へと育て上げた。その部下達も、次々と竜騎士を撃ち落していく。 イオードは一息つくと、ソルソーンへと目をやる。剣豪の彼らしく、飛竜を踏み台に跳躍すると長剣を一閃し、また次の標的へと飛び移る。 流れるように去った後には、必ず竜騎士の屍が空から降ってくる。甲冑ごと胴が真っ二つに切断されていた。 イオードとソルソーンの援軍によって、穹廬奴と竜騎士の戦況は一変した。 それまで優勢であり、勝利を約束されていたであろう竜騎士隊は、あっという間に全滅したのである。 主を失った生き残りの飛竜が、寂しそうに空を旋回していたが、何処かへと消えていった。後に残るのは両軍の夥しい屍の山である。 座り込むゲルニードの下へ、イオードは歩み寄った。 「単于、これは一体どういうことだ」 ゲルニードは黙ったまま歯軋りをする。 沈黙するゲルニードと向かい合う彼の隣へ、ソルソーンと共に部下達が集まってきた。 「イオード……生き残りは僅かだ」 ソルソーンがじろりとゲルニードに視線を移す。 その眼光は鋭い。 「単于……いや、ゲルニード。大方、貴様はろくに考えもせずに戦ったのであろう」 ソルソーンの詰問に対しても、押し黙ったまま答えない。 その様子をみて、ソルソーンは顔に軽蔑の色を顕わにすると、もう何も語る事もないという風に一人戦場を後にした。 ゲルニードは、去っていくその背を睨みつける。 「やつらは宿敵だッ! 見過すなど出来るものかッ!!」 突然、牙をむき出して大声で吼えた。 「単于、何故チョルチョの忠告を聞き入れなかった。 聞いていれば、この様な被害をださずとも済んだはずだ」 イオードは静かに問う。 「貴様に何がわかるッ。単于である以上、俺は敵に背を見せるわけにはいかぬッ!」 「その為に、これだけの犠牲をだすのか……馬鹿らしい」 「背中に傷を負うことは許されぬッ。穹廬奴なら戦って死ねッ!!」 「もういい……ゲルニード、穹廬奴は終わりだ」 そう告げると、イオードは生き残った者の数を見た。 ――二十もなしか、見事にやられたな。 穹廬奴再興として、各地の湿地帯から集ったリザードマン達は、ただの一戦で壊滅してしまった。 率いる将が然るべく揃っていれば、幾ら精鋭とはいえただの竜騎士相手に、壊滅の憂き目には遭わなかったであろう。 戦死した大勢の同胞達の事を考えると、イオードの胸は締め付けられる思いであった。 ゲルニードへと侮蔑の目を向ける。 生き残ったリザードマン達のうち数人が、この状況でもゲルニードを奮い立たせようと励ましていた。 彼らにとっては、単于であるゲルニードの存在は大きいのだろう。 力なく項垂れるゲルニードと、それに付き従う兵士達の光景は、イオードの脳裏に昔を思い出させていた。 竜騎士との戦い、エルフとの戦い、大いなる力との戦い、みな同じだ。剣を手に、ただがむしゃらに接近戦を試みる。 後に残るのは、いつも大量に転がる同胞達の屍。 ――穹廬奴の歴史は血で綴られている。 まさにその通りだと思った。 何故。という考えが、心の奥底から湧きあがる。 ――何故、何故にそうまでして死にたがる。 穹廬奴だからなのか、リザードマンだからなのか。 竜騎士と聞いて、自身に流れる血がたぎるように、かっと熱くなったのは事実であった。 好戦的な性格を否定はしない。種族の血がそうさせるのであろう。だが、進んで死にたいとは思わない。 長弓を手に戦うのは、その方が楽であるからだった。遠くから狙い済まして放てばいい。わざわざ近づく事もなく相手を斃す事が出来る。 ――我々は不器用な種族なのだろうか。いや、違う。弓や魔法も扱える。 確かに、傍目に見れば粗暴で獰猛とされるリザードマン族ではあったが、全てがそうというわけでもなかった。 土門ジェイクは見識に優れた名将であったし、剣豪ソルソーンは一心に高みを目指す人物である。チョルチョやスーフェンは魔法に造詣深い。 他にも、数多くの心優しい者がリザードマン族の中にいる。 その時、イオードの心に一つの言葉が浮かびあがった。 ――穹廬奴の歴史。 脈々と受け継がれてきた事柄であり、リザードマン族としての生き方ともいえる存在。 死に急いでいるわけではない。同胞達にとって、ただ、それが当り前なだけなのである。 先人達が戦場で剣を手にし、前へ前へと進む事によって、穹廬奴の歴史は紡がれてきた。 ――オレが変わり者なだけかもしれん。 手にした長弓を撫でる。 感慨にふけるイオードの意識を現実へと引き戻したのは、突然あげられた部下の大声であった。 遠く山間に霞むリュッセル城の付近から、黒い影がこちらへと向かってきているのが見てとれる。 新たな竜騎士の一団であった。 遠くの敵を見定める事に長けたイオードの眼が、その中にスーフェンが紛れているのを確認した。 新たな竜騎士の一団は、明らかにこちらに戦意を持って接近してくる。僅かに生き残った同胞達の、穹廬奴の息の根を完全に止める為であった。 踏み止まって戦う姿勢をみせる部下達に、イオードは早く退けと怒号を上げた。 生き残った同胞達が、ゲルニードを伴い木々の深い後方へと急いで退いていく。それを見届けると、イオードは竜騎士の一団へと向き直る。 徐々にその距離が縮まっていく。 イオードは地を蹴った。 駆けながら、手にした長弓で矢を立て続けに射る。ぱらぱらと、不運にも彼に狙いをつけられた竜騎士と飛竜が地に落ちていく。 竜騎士達も、相手がイオードただ一人とみて、数に物をいわせるかのように一斉に群がる。 幾度かの射撃の末に、ついに矢が尽きた。 いままでの彼ならば、数で不利な状況であれば、矢が尽きる前に安全な場所へと退避していただろう。しかし、今度ばかりは違っていた。 右に左にと、竜騎士達の攻撃を俊敏にかわし、その距離をさらに縮める。 飛竜に同乗していたスーフェンと目が合った。 互いの視線が一瞬、交錯する。 イオードは愛用の長弓を投げ捨てると、足元に斃れている同胞の刀を拾い上げ、群がる敵中へと飛び掛っていった。 ちょw続き早くwwww気になって寝れないです -- 名無しさん (2011-02-14 15 48 20) イオードやってくるわ -- 名無しさん (2011-02-15 02 33 26) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/narikirichat/pages/20.html
モンスターの類別と特徴 ジルドア国内に生息するモンスターの大まかな特徴です。 アンデッド系 不死者と呼ばれる者たちの総称です。陽の当たらない地下や夜に出没します。 すべからく日光や神聖魔法を苦手とします。 ゾンビ、スケルトン、マミー、リヴィングアーマー 邪念という特殊な念動を用いて動力とします。朽ちた肉体に幽体が生前とは別の形態で 同居しており一般的な心臓や頭といった箇所が弱点とならず、痛みも感じません。 粉々にしないと戦闘不能にできないので注意が必要です。盲目的に生者に襲い掛かり、 言葉も通じません。構造が単純なためか、暗黒魔法で屍術師などに操られることもあります。 ゴースト、レイス、スペクター 遺体に宿らない浮遊霊や悪霊です。ゾンビたちと違って生前の思念がそれなりに 残留していて、ある程度は高度な思考パターンを見せますが、実体がないため大したことは できません。難点として物理攻撃が通じません。邪念をゾンビたちとは違った形で応用した ポルターガイスト現象や憑依や呪いを使って生者をあの世に誘おうとしてきます。 ヴァンパイア 変わり種のアンデッドで肉体が生命活動を行い、生前の自我も引き継ぎ、さらに吸血によって仲間を 増やします。自我をしっかりと持っているため、暗黒魔法を使うこともでき、通常の人間より、強靭 な運動能力を持ちます。個体によっては高い魔力を持ち、自身を霧や狼、コウモリなどに変身させる 能力も持っています。危険な存在であるため、討伐されて現存するヴァンパイアはそう多くはいません。 リッチー 高位の魔術師が禁術を用いて永遠の命を手に入れることでさらなる魔術の研鑽を高めようとしたなれの果て。 暗黒魔法を得意とし、ゾンビたちを率いてそれぞれの野望を果たそうと暗闇の中で暗躍しています。 ゾンビのように朽ちた自身の遺骸を憑代としますが、それを破壊しても幽体は残ります。 精霊系 四元素の元祖霊(エレメンタル)が群体化した霊体や、もともと、 動物、樹木などであったものが異形に変質化した霊体などの幅広い総称です。 火や冷気、水、風、雷などを司る上位精霊は天災クラスの災害を引き起こします。 太古の時代、人々はこれを神として怖れ、崇めていました。 風の精霊 つむじ風のような形態をとって現れることが多い。実体を持たず、通常の攻撃は 効果が薄いが、風が吹き出す動力の中心部に物理的な阻害を加えるとエネルギーを 四散させて消滅することがある。しかし、飛行が可能で動きは素早い。 火の精霊 業火のような形態をとって現れることが多い。実体を持たず、通常の攻撃は 効果が薄いが、その火力を上回る量の水や強大な風を弱点とする。 火炎ブレスを仕掛けてくるが、移動する速度は遅い。 より上位の精霊、フェニックス級になると飛行可能になり強敵となる。 土の精霊 土くれや岩石を使って具現化する実体。人の形をしていたり、人の手のような形 になったりもする変幻自在。弱点らしいものはなく、物理攻撃で砕くしかない。 大地の支配者であり、自己治癒力が高く面倒臭い相手。動きは鈍い。 水の精霊 水を使って具現化する実体。状況に応じてさまざまな形に形態を変化させる。 水源があれば無限の力を発揮するやっかいな相手。 自身の規模を上回る風や火、冷気を苦手とする。雷でも一瞬動きを止められる。 上位精霊は蛇やドラゴンの姿になることを好む。 雷の精霊 雷球やプラズマのような形態で具現化する。実態を持たない。電気的なエネルギー の集合体であるため、伝導体である水を大量にぶつけると力を四散させ、消滅してしまう。 同じく伝導体である鉄を上手に使えばエネルギーを奪うことが可能。 冷気の精霊 空中の水分を凍らせて粉雪をまとった薄ぼんやりと見える白い女性の姿で具現化する。 東方では雪女という妖の一種として認識されているらしい。冷気そのものが本体で 姿は見えてもそれは実体ではない。火を大の苦手とし、強力な風エネルギーも効果がある。 亜人系 さまざまな過程で人に近い姿や知能を備えた種族の総称。デミヒューマン。 人狼や人魚、リザードマン、ゴブリンなどがいます。高い知能を持つものは こちらの説得や交渉に応じることもあります。 弱点は人間とほぼ同じで魔法や特殊能力を使う種族もいます。 ゴブリン 人間よりやや知能が低い人間の子供ほどのサイズの小人で、ナイフなどで武装しています。 人里離れた場所に集落を作り、時には冒険者や行商人を集団で襲います。戦闘能力は低く、 落ち着いて対処すればまず敵にはなりません。精霊などを祭り上げた原始的な宗教を有して おり、ゴブリンのシャーマンが集落の長として指導しているようです。さらに大型の部族で ホブゴブリンという変種も存在しています。 リザードマン 爬虫類が人型に進化した種です。人間よりやや知能が低い人間よりやや大柄なサイズの デミヒューマンで、硬い鱗で体は覆われさらに手製の防具も身に着けています。 人間に対しては明確な敵意を持っており、話は通じません。ゴブリンと同じくシャーマン 階級が彼らの集落を支配しており、精霊魔法に似た魔術を用いることができます。 マーメイド、マーマン 上半身が人間で下半身が魚という不思議な種族で浅海や浅瀬を根城とします。呪歌などの 特殊な能力を持ち、海産の特殊な装備を持っています。言葉は通じますが、たいていの 人魚は自分たちの住処を荒らす人間をよく思っていません。 ワーウルフ、ライカンスロープ、ワーキャット 半獣半人の種族でさまざまな変種が存在します。たいていは人里離れたところで暮らしますが 人間に変身できる者は人間社会に紛れて生活していると言われています。孤高の種族ですが、 人間より力が強く素早いので戦う際は注意が必要です。 エルフ 深い深い森にしかいない神秘的な森の住人。尖った耳、美しい金髪に目が覚めるような白い肌、 青くて深い輝きを持った不思議な瞳を持ちます。排他的でほかの種族を避けており、通常において 彼らの協力は望めません。人間よりも力は弱いですが敏捷であり、精霊魔法を操る魔力は相当な ものだと言われています。エルフの一部は人間社会に下りて暮らしています。 またエルフの変種でダークエルフという種族も存在します。彼らは浅黒い肌に白い髪を持ち、 その数はエルフよりもさらに少数。気性が通じるものがある魔族と時折結託してきた歴史を持ちます。 魔族 耳がとがったエルフに似たデミヒューマンですが、顔色は青白く髪は黒か紺色の者が多いです。 人間を凌駕する魔導文明と身体能力を持ち、かつては王国を作り一帯を支配していたこともあります。 人間にとって恐怖の的であった彼らも、出生率の低さからやがて人数で押され、今は僻地にわずかな 数が生息するのみです。 魔獣系 爬虫類や鳥類タイプも含めた大型猛獣の総称で、大型故に力が強いものが多く 危険なモンスター群です。強力な特殊能力を持つものもいます。 サーペント 森林地帯や湿地帯に生息する大蛇で胴回りが2メートル、体長は50メートルを超えます。 固い鱗を持ち、視力は悪いのですが相手の体温を感知して正確に標的を見つけ出します。 人間ぐらいのサイズは一瞬にして丸のみにしてしまうので注意が必要です。冷気が苦手。 グリフォン ワシの頭とライオンの体、大きな翼を持つ魔獣です。高い機動力をいかしてあちこちに 出没します。その精悍な姿は霊獣として珍重され、王家の紋章に使われることもあります。 似たような変種にヒポグリフがいます。格闘能力に長けており獰猛で誇り高い魔獣です。 ワイバーン 山岳地帯を拠点に広い範囲に活動する飛竜です。竜と呼ばれていますが、ドラゴンではなく魔獣です。 アデン帝国ではこれを飼いならし、馬のように運用しています。野生のワイバーンはたいへん凶暴 で、その場で手なづけることは不可能に近い。より大型の種はワイアームと呼ばれ、尾に強力な 突起を備える強敵です。 バジリスク 荒地や砂漠に住む6本から8本の脚を持つ3メートルほどの暗緑色の肌を持つトカゲで 吸い込むと石化する白い粉入りの特殊なブレスを吐きます。知能は他と比較すると低いようです。冷気が苦手。 ヘルハウンド 火山や山岳地帯に現れる2メートルのほどの野犬で、炎のブレスを吐きます。犬程度の知能があり、 魔女が好んで使役する下僕でもあります。 ダイアー・ウルフ 体長は3メートル。背中が黒か暗い灰色、腹は灰色か白のイヌ科の中では最強クラスの力を持つ猛獣。 知能はかなり高く、モンスターとしては珍しく闘気の使い手で本能的に口から気弾を吐きだす能力を 有しています。頭が良くて忠誠心が強く扱いやすいため魔族などに使役されている。 マンティコア 密林や森林に生息する希少な魔獣で人間なみの知能を持っています。体長は4メートルほどで強靭な体を持ち、 外見はライオンにコウモリの羽が生えたような姿で人間の言葉を理解します。多くは人間嫌いで激しやすい 性格ですが、相手の言うことを聞くこともあります。 ハーピー 鳥の体に人間の女の頭部を有する身の丈1メートルほどの魔獣ですが見た目に反して話が できるほどの知能はありません。魔女がたまに護衛として従えてることがあります。人里離れた山岳地帯に住み、 空中を器用な動きで飛び回ります。 リンクス 黄金色に輝く毛皮を持つ体長3メートルほどの山猫です。山や森林に生息しています。 動きは敏捷であり、人間を凌駕する反射神経を持っています。餌をやると大人しくなります。 サーベル・タイガー 獲物を一発で仕留めるための長大な犬歯を持つトラです。一般種のトラに比べて走る速さが大きく劣りますが、 太くて強い前脚を持ち、これで獲物を掴んだり、引き寄せてから、力強い首の筋肉を使って長い犬歯を 深々と突き刺して致命傷を与えます。人間がまともに食らうと牙が体を貫通するほどで、極めて危険な猛獣のひとつです。 アルミラージ 体長2メートルほどのウサギ。金色の体毛に覆われ、頭部に直線の黒くて長い硬いツノを持っている。動きは敏捷であり、 ツノを攻防にうまく使い分け、後ろ足での蹴りも常套攻撃手段。他に比べて器用な身のこなしが特徴的だが、打たれ弱い。 兎ながら肉食であり仕留めた獲物をあとで食べる。 フライング・ラット 体長1メートルほどのネズミ、ムササビのような生き物。体色は黒か灰色で雑食性ながら攻撃的な動物。 助走して跳びはねて空を飛ぶ、滑空という特殊なスキルで危険な場面から離脱するほか、攻撃の布石に使うこともある。 手足は貧弱で格闘能力に劣るが、陸上でも素早く走ることが出来て、口から突き出た歯は人間には脅威。 肉より穀物や乳製品が好きなため、それを囮にもできる。 グリズリー 身長4メートルにもなる巨大な人食い熊です。頑強な体格を誇り、タフで好戦的な性格です。 分厚い毛皮はある程度の魔法攻撃に耐え、圧倒的な腕力で冒険者たちを叩き伏せます。 サーモン(サケ)が大好物。グリズリーの肉はハンターの勲章として重宝され、それは野趣あふれる味だとか。 スティール・バット 翼の幅が2メートルほどの吸血コウモリです。昼間は洞窟に潜み、夜は外に出て飛び回ります。 動きはすばやくキバにはマヒ毒を備えています。「ドレイン」というスキルで獲物の血を 飲んで自身のダメージを回復させる特技があります。超音波で空間を把握しているため、 暗闇の中でも死角がありません。 センチピード 体長2~3メートルほどの巨大なムカデです。洞窟や深い森に生息し、驚くほどの足の速さで徘徊し、 突き当たった生物に噛みつきます。人の体にも駆け上がり、巻きついてくるため、危険性より、 恐怖感、嫌悪感を強く与えられるモンスターです。冷気が苦手。 キラー・ビー 体長2メートルほどの凶暴なスズメバチです。巣が近くにある場合は非常に好戦的で集団で襲って きます。外皮は硬く片手剣程度ではダメージを与えられません。強力なアゴと危篤症状を引き起こす 毒針を持ち、飛行能力も高いです。反面、魔法は苦手で冷気のほか、火にも弱いです。 シェロブ 体長3メートルほどの暗緑色の大きなクモで、名前には”闇に住む蜘蛛”という意味があります。 細長い脚を持ち、機動力は高い。胴体は円形、硬い外骨格で身を守っています。粘糸と揮発性の マヒする毒液を口から吐きだす能力があり、なかなか侮れません。冷気を弱点とします。 コッカトリス 荒地や火山など乾燥した場所を好む。体長3メートルほどの鶏と爬虫類を合わせたような姿で魔族が よく使役しています。翼を持っていますがずんぐりした体形のためか、遠くまでは飛べません。 目から石化する白い光線を放ちます。石化能力のほかに攻撃的な性格も脅威になります。 ヒュドラ 5から7本ほどの首を持つ多頭蛇で湖や海、湿地帯に生息します。体長は20メートルほどで胴体は 肥え太って力強く、毒化と溶解のブレスを次々と吐く強敵です。あまりに危険な生物であるため、 騎士団も積極的にこれらを討伐したため、最近は見かけることもなくなりました。冷気が苦手。 ギガントード 体長4メートルほどの巨大なカエルで水のあるところに潜んでいます。カメレオンのように皮膚を 周囲の背景に同化できるほか、標的に近づくと皮膚から毒液を目に見えないガスとして気化させて 標的の意識を奪います。舌はすばやく長く伸びて獲物をからめとる。火と雷と冷気が苦手。 キマイラ ライオン、ヒツジ、鳥の頭を持った合成獣。胴体はライオンのようだがコウモリのような翼を 持っている。それぞれの口から火や雷、叫びなどの特殊攻撃を放ち、尾にも毒蛇の頭がついている 強敵。被害が大きいために人の手によって徹底的に討伐され、今は遭遇することはほとんどない。 本来は火山などに生息しているが、高位の魔術師が連れて歩いていることもある。 ロック鳥、ルフ鳥 翼の幅が20メートルほどの大型の鳥で普段は高空を滑空しているが、抜群の視力で獲物を 見つけると超高速で急降下してくる。人を掴みあげたり、丸のみにすることは簡単で 巨大すぎるため、とっさに放った風の魔法や矢も効果が薄い。生息数は少なく、生態も謎で 神界アズガルドで繁殖している、などの伝説がある。 ドラゴン系 生態系の頂点に位置する巨大生物で、強大な力と途方もない寿命を持っています。 最強の生物ですが、極端に生息数が少なく、種の滅びを迎えつつあると言われています。 鋼より硬い鱗に覆われ、強靭な四肢と破壊力あるブレスを武器とします。 バランスのとれた防御力を持っていますが、物理攻撃よりは魔法攻撃のほうが 効果があるとされています。また、鱗で覆われていない場所は弱点となります。 魔法生物系 無機物が魔法によって生きているかのように動くものの総称です。 ゴーレム、ガーゴイル、ガーディアン、タロス 古代魔法による術式で与えられた命令に沿って 自律行動するものや、術者の指令で動くものがあります。 金属や砂、泥、溶岩などで体が構成されており、物理攻撃にも魔法にも よく耐える強敵ですが、動きは鈍重であり、彼らに命令を与えているものを 排除してしまえば、活動を停めることができます。 ドッペルゲンガー 暗黒属性の秘術によって生み出される、敵対する者と同一の能力、姿かたちを コピーして受肉する仮初の戦士たち。あらかじめ施しておいた結界内にターゲット が侵入すると、ターゲットのコピーとして具現化して襲いかかる。見た目は完全な コピーだが、もちろん生物ではなくエクトプラズムで作り出された魔法生命体。 不死身だが一定時間しか活動できません。 水棲生物系 海や湖沼などに潜む雑多なモンスターの分類です。 キラーフイッシュ 1メートルほどのピラニアに似た容姿の魚類です。胸ビレが大きく発達し、跳躍して船に 乗り込んでくることもあります。青と緑を合わせたようなマダラ色彩に銀色の光沢を併せ 持ち、食べたらうまそうに見えます。反面、性質は凶暴で飛びかかって獲物の肉を 食いちぎると飛び跳ねて海へ戻っていきます。味はサバに似ています。冷気と雷が苦手。 プレシオドン 5メートルほどの水棲恐竜で「首長竜」というあだ名があります。太ったイルカに 大きなヒレをつけたような体格で、蛇のように長い首を持つ。円錐型の犬歯が細かく並び、 獲物の肉を細切れにする。好戦的な性格ではありませんが、好奇心が強く、船を見ると 首を突っ込みたがる。冷気と雷が苦手。 ホワイトシャーク 10メートルを超える巨大な人食いザメ。水中での戦闘力はキマイラ以上と言われるほどで、 すさまじい突進力と咬力で自分のホームグラウンドへやってきた相手を確実に殺します。 気が短く、後先考えずに陸上の相手に飛び込みをかけることもあります。冷気と雷が苦手。 アーマーシュリンプ 2メートルほどのカブトガニとザリガニを合わせたような生き物で分厚い石灰質の殻で 上面からの攻撃を防御します。停泊している船に乗り込んでなんでもかんでも食い荒らします。冷気が苦手。 暗黒大陸のモンスター ラプトル 暗黒大陸の草原などに群れで生息している二足歩行型の小型肉食恐竜。2メートルほどの体長で 前肢には小さいが鋭い爪を持つ。後肢は大きく、強力な蹴りを繰り出したり踏みつけたりする。 また脚力を活かして5メートルほども跳躍することができ、最高時速80キロで走ることができる。 チンパンジー程度の知能があるとされ、仲間同士の鳴き声でコミュケーションをとり連携して狩りをする。 ティーレックス 15メートル前後の体長と5トンを超える体重を誇る二足歩行型の大型肉食恐竜。 暗黒大陸における、海のメガロドン、空のロック鳥に続く三大頂点の一匹に数えられる。 強大なアゴ、力強い後ろ脚、太い尾、それらすべてが一撃で人間を再起不能にする威力を 持っている全身凶器のような存在。目の前に現れた動くものをその優れた脚力で追いかけて 巨大な口で捕らえるだけという生活のため、その目は動くものはよく捕らえるものの、 形状認識や色覚は極めて悪いほか、嗅覚や聴覚、思考能力は低い。たまにあげる咆哮は 近くに居る人間の精神と鼓膜にダメージを与える。咬む力はワニの10倍に匹敵するという。 ジャイアント・アント・ワーカー カッタラ砂漠などに住む黒い働きアリ。体長は2メートルほどで装甲が硬く片手剣程度では斬れない。 重量系の武器だと砕くことができる。触角や脚で振動や匂いを感知しており、獲物が近づくとアゴで 噛みつく。力は強く自分より大きいものも軽々と運ぶことができる。視力が悪く、冷気を苦手とする。 ジャイアント・アント・ソルジャー 体長3メートルほどの兵隊アリ。外敵と戦うためにのみ生まれた種で働きアリより能動的、攻撃的になっている。 強大に発達したノコギリのような歯を持つ大アゴ、銀色の金属光沢を帯びた動体視力に優れる複眼、腹部に浮かぶ 蛍光オレンジの斑紋(ハチのように相手に危険を知らせる警戒色)などを備えた姿は、見る者に恐ろしげな印象を 与える。大アゴのほかに獲物を溶解させる強酸を吐きだす。視力が悪く、冷気を苦手とする。 ヘルベンダー 5メートルほどの巨大サンショウウオで湿原や湖沼に生息する。ハンターたちには暗黒大陸でもとくに危険な生物として知られる。 でっぷりと太った体には厚い皮下脂肪が詰まっており、ある程度の斬撃、熱、冷気、電撃に耐える。体色は毒々しい 黄色と黒のまだら柄で、皮膚に発電板と呼ばれる発電組織を持ち、400ボルトもの電圧を全身から放電する能力を 持つほか、相手の戦闘能力を10分ほど低下させる毒のブレスを吐きだすことができる。大きく開く口に歯はなく、 感電させた相手を丸のみにする。 デザート・クロウラー 砂海に生息する。2メートルほどの体調で固い表皮を持つ、つやつやした茶色いミミズのような生き物。 蛇行して滑るように進む。頭部にあたる先端に小さくて尖った歯がびっしりついており、これで獲物の 体表を損傷させて血をすする。冷気を苦手とする。 デッドリー・エイプ 森林や密林、樹上に生息する。体長2メートルほどで白い体毛に覆われた大ザルで、皮膚に当たる部分は黒く、 目は燃えるように赤い。知能は非常に高く人間と手ぶりなどでコミュニケーションをとることができる。 腕力や握力は人間の4倍ほども強く、武器を振り回すこともできる。 イービル・マンティス 森林や密林、樹上に生息する。体長8メートルもある巨大なカマキリ。外皮は硬くダメージを与えにくいが 冷気や熱を苦手としている。普段折りたたむようにしているカマは非常に素早く動かすことができ、間合に 入った獲物を瞬時に掴み、カマについているいくつもの尖ったトゲでダメージを与える。 大きな複眼は動くものを遠距離からもよくとらえるが、細かい形状などは視認することができない。 ハーヴェストマン 森林や密林、樹上に生息する。体長5メートルほどの太ったタランチュラ。力強く太い脚を備え、こわばった 体毛が全身を覆い、体毛の色合いやパターンがなんとなく虎を連想させる。頭部と胸部が一体化した頭胸部には この系統の生物特有である丸いレンズのような複眼が6つ配され、視界の死角をほぼカバーしている。 また強大に発達した鋏角(キバ)の一撃は人間に致命傷を与える。尾端から糸を出すほかに口からも 粘着性の糸を投網のように、あるいは塊にして吐きだし、相手を拘束しようとする。 反面、装甲のようなものはないためダメージを受けやすく、熱や冷気を苦手とする。 タイラント・スネール 密林に生息する。体長4メートル、殻高5メートルほどの巨大カタツムリで茶色い更紗模様の殻には白い うずまきのストライプが螺旋状に走っており、触角の先に眼球のようなものがついている。 カルシウムで構成された厚い貝殻は重量系武器を持ってしてもなかなか壊せない。口から強酸を霧状にして 吹きつけたり、原液を吐きかけたりでき、相手をどろどろに溶かしてから吸い取るようにして食べる。 移動がとても遅く全力で這っても人間の徒歩程度の速度しかでない。 軟体部分が粘液層に覆われているため、火や冷気を防げるが雷を苦手とする。 エピオルニス 密林に生息する。体高が5メートルほどもある真っ黒いダチョウのような鳥。性質は攻撃的ではないが、 長い脚から繰り出されるキックは人間には致命的な威力を持つ。またクチバシの一撃も危険。 チーターなみの俊足の持ち主でもある。
https://w.atwiki.jp/wixi/pages/301.html
青年は名をタブイルといった。 この国で起きている異変を察して調査にやってきたフリーの吟遊詩人(ミンストレス)だという。 この国の人間にしては色素が薄いとは思っていたが、なるほど。ジョンらと同じ旅の人間だったのか。 「あれ?魔導師ではなかったんですか?」 「……ああ、元だが。ちょっとあって破門くらったんだ。ロートルは頭固いんだよ、どこの世界もな」 タブイルは顔をしかめてそう吐き捨てた。 「―――すみません」 「いいさ。それよりあんたら、どこまで知ってる」 どこまで知っている、というとナフレザーグで起こっている異変についてだろう。 ジョンたちは……実は、何も知らないに等しい。 そもそも住人が、ではなく『国』がおかしいと言い出したのはローラであって、それも根拠のない勘のようなものだ。 直後に倒れてしまったことから考えても、意識がはっきりしていたのかも怪しいところ。 しかし、信じるのならその原因は王宮にあるとも言っていた。これが本当なら手がかりどころか事の中枢に近い。 ヴェラシーラの一族は雷槌を操る魔法に長けているという。ということは、多少でも魔法を齧っているということだ。 といっても占術の心得はあるのかないのか、ジョンは知らないが……無さそうだなぁ、ローラさんは。 「なるほどね……王宮、か………」 タブイルは黙り込んだ。 本当に国の一大事だとすれば、他の国の者が―――たとえ勇者といえど―――介入することは難しい。 それよりも王宮に報告して対応させるほうが何倍も効率がいいし、国としての体面もわざわざ崩さずに済むからだ。 だがその報告するべき国そのものに病巣があるのだとしたら。 たとえば信じがたい悪政が働いているのだとしたら、それを制するのは勇者の役割である。 民衆が革命を起こして内戦に発展するのは国にとってもうまくない。 滞在してまだ浅い自分が出しゃばっていいものか迷うところだが、名誉だけでなく汚名を被る覚悟で挑むのが勇者の務めか。 これも『もし』の域を出ない話だ。 「でも疑ってはいるんだろう?」 「……はい、まぁ」 「わかった。それがあんたの立ち位置なわけだ。不確定要素も可能性のひとつさ、 それでいい―――勇者ならなおさらな」 ジョンは一瞬目を見開き、そしてすっと細めた。 「ジョン・ディ・フルカネリ。匠と魔石の国ラルティーグが選定した勇者……だよな?」 「………気付いていたのですか?」 「初めは気付いてなかったさ。勇者の名は世界中に知れ渡ってるけど、勇者の顔を知ってるやつは吟遊詩人でもそういない。 俺があんたを知っていたのはあんたが研究職としても有名だからさ。俺も錬金術師だったんでね。 錬金術師(アルケミスト)だけでなく、魔工技師(エンチャンター)であり、 薬師(メディシン)であり医者(ドクター)であり療術師(ヒーラー)ですらある、 稀代の大天才ジョン・ディ・フルカネリは俺みたいな外道錬金術師だって知ってるってことさ」 ジョンはため息をついた。 勇者の存在は世界中に公開されている。かつての『はじまりの勇者』と同じように人々の希望であり、 あらゆる悪の抑止力とするためだが、勇者個人としての情報はほとんど規制されているはずだ。 英雄に必要なものは功績だけ、ということである。 しかしヒロトのような全く無名だった剣士ならまだしも、 ジョンのようにある業界でもともと有名な人間が勇者になるとこういうことも珍しいことではない。 それがメリットになることもあればデメリットになることもある。 そういえば勇者に選定されて間もない頃いきなり吟遊詩人にあることないこと超人のように書かれてげんなりしたこともあったっけ。 「まぁ今はそこは置いておこう。あんた、まだこの件について首を突っ込むつもりなんだな?」 「………そりゃ、まあ。民衆の為にあるのが一応、勇者ですから」 「はは、真面目なんだな。じゃあ俺に付き合うかい。ジョン・ディ・フルカネリがいればこっちとしても百人力だからな」 タブイルはにやっと笑った。 どうもジョンたちについて調査をするつもりらしい。 そりゃあフリーの吟遊詩人というのだから勇者に密着していることができればそれだけで引く手数多の記事が書けるだろうし、 勇者の特権のおこぼれを狙えば調査も有利に進むだろう。 ジョンは勇者といえど、ゼロから何かを調査することに慣れていない。 民衆の救いを求める声を聞き届けるのが勇者なら、今回この国の民衆は助けを求めることすらしてくれないのだ。 ―――勇者という役割を明かせばいいのだろうが、どうにもタイミングを逃してしまったように思う。 ローラが倒れたとき力ずくで安静できる場所を確保しようとしたことで後ろめたい気持ちもあるし、 それにますます警戒されているだろうし―――。 それなら、この青年と共に行動したほうが幾分やりやすい、か……? 「ジョン~、ローラさん起きたよ」 ベッドで寝ているローラについていたリオルが、ひょこっと顔を出した。 汗を拭いたり着替えさせたりしなければならないので多少心配だが世話はリオルに任せたのだ。 幾らなんでもそれくらいならリオルだって失敗しないだろうし、 それに仲間内に想い人がはっきりと存在する女性の肌には極力見たり触れりしたくはない。 ヒロトが帰ってきたときどんな顔をすればいいかわからないからだ。 無論、それが命を左右するならジョンとて躊躇わないが。 「すみません、心配をかけてしまって」 ローラは少々顔を蒼くしていたが、意識ははっきりしているようだった。 もうしばらく安静にしていなくてはならないだろう。 でも、もう心配する必要はない。あとは眠っていれば回復できる。 ローラは倒れる前に自分でも言っていたように、『国』に対する異変についてはもう何も感じないようだった。 あれだけはっきりと感じていた感覚も、今では熱によって観た幻覚の類だったのではないかとすら言った。 しかしジョンは、それを信じると決めたのだ。 それにローラに王族として『世界の異変』を感知できる能力に目覚めつつあるのなら、 むしろ余分な自我のない意識が朦朧としていたあの時の方が、より研ぎ澄まされているに違いない。 それにタブイルが言うように、何かが起きているのは確実のようだし。 「―――そう、ですか。でも、申し訳ありません。本当に王宮に探りを入れるのなら、私はついていけませんわ」 ローラは申し訳無さそうに目を伏せた。 考えてみれば当然だ。 ローラはお忍びでの旅の途中とはいえ、一国の王女である。 それが他国の王宮にちょっかいを出したとなれば、これが問題にならないはずがない。 もしナフレザーグによからぬ秘密があったとして、余計な咎を負うことは無い。 身分を隠しての冒険には限度があるのだ。 それは決してローラの責ではない、仕方のないことだった。 それに体調面から考えても、ローラは今回はゆっくりしていた方がいいだろう。 「………あのおかしな魔力のコといい、お嬢様といい、勇者サマのお供には一筋縄で行く人がいないみたいだな」 流石にローラが姫であることを悟られるわけにはいかないので、席を外してもらっていたタブイルが戻ってくる。 「そう、あなたが助けてくれたのですね。礼を言います。……ありがとう、ですわ」 「――――いえ、当然のことをしたまでです。麗下」 タブイルが一礼してから、目を瞬かせて顔をあげる。 「……驚いた。魅了(チャーム)の魔眼使いなのか、この娘は」 ジョンは思わず苦笑する。 これも王の能力の片鱗………か? この国で最近起きている事件のひとつに集団失踪がある。 ある朝忽然と、隣の棟に住んでいた者全員が消え去っていたり、 ある郊外ではある村の住人が丸ごと消えていたりしたそうだ。 魔獣に襲われたのかと思えばそういった形跡はほとんどないし、前日に何か変わった様子も無い。 王宮に調査を依頼してもまるで原因がわからないらしいし、 国民たちは次第にお互いを疑うように、疑心暗鬼に陥っていったのだという。 タブイル曰く、余所者に至っては何もしていなくとも襲われることもあるそうだ。 ジョンたちが見逃されたのはひ弱な女の子ばかりで、事件とは関係なさそうだからだという。 「女の子……ね」 ジョンは複雑そうに呟いた。 『見た目が女の子』で役に立ったのは初めてだろう。 しかし、もしローラの『勘』通りに王宮が黒幕だとすると、王宮が進める調査があてにならないのは当然かもしれない。 王宮の調査団が黒だとすると、その結果に信憑性があるはずがない。 ………いや待て。ということは少なくとも黒幕は王宮兵士を動かせるほどの人物だということになる。 最悪、一国の兵を敵に回すことになるのか……? それはうまくない話だ。ローラは病み上がりだし、リオルは一撃は大きいが長く戦うとエネルギー切れでへばってしまう。 自分も一対多の戦いに向いたタイプじゃないし―――ここはヒロトの帰りを待つのが得策だろうか。 「まだ仲間がいたのか、あんた?」 「ええ、その―――剣士と魔法使いが」 なんとなく、ヒロトのことを話すのは躊躇われた。 ミンストレスに絡まれるのは彼の性格からいって苦手に決まっている。 魔王の話なんて完全に論外だ。 魔王と勇者が一緒に旅をしているなんて知れたら国どころか全世界を敵に回しかねない。 ………まぁ、それでもやっていけそうなのがあの二人の怖いところではあるが。 「その剣士と魔法使い、強いのか?」 「そりゃあ、ね。知る限り、あの二人は神でも敵うかどうかの実力の持ち主ですし」 「はは、そりゃすげえ。―――――神でも、ね……」 タブイルは唇をひと舐めすると、黙り込んだ。 「ですから、ボクとしてはその二人が帰ってきてからのほうが。 それに、国を相手にするかも知れないんですからタブイルさんはもう手を引いたほうがいいですよ。 ここから先は洒落じゃすまない」 「おい馬鹿言うな。こんなチャンスを放っておけって言うのか?俺は降りない。 どうしてもっていうなら、俺をのして―――」 それなら話は簡単である。 ジョンはタブイルの腹に拳を食い込ませた。 彼の小さく可愛らしい外見からは想像もできないほどの鋭い突きである。 「……てめ、最後まで言わせ…………」 タブイルはずるり、と崩れ落ちた。 それからジョンはさらにタブイルの腹に手を当てる。 マナの扱いは得意だが、実際に攻撃と一緒に行うことに関しては加減が難しいのだ。 「さて、元とはいえ魔導師って言ってたから一般人とは勝手が違うかな……?」 ジョンはそう呟いて、『調整』に入った。 ―――ヒロトは、確かに強い。 魔王リュリルライアですら敗れたというのだから、おそらくは真っ向勝負で彼に敵うものは天地を見渡してもいないだろう。 しかし、それはあくまで勇者として、戦士として強いということでしかない。 わかりやすく言えば、剣でどうにかなる戦いに特化している強さなのだ。 ヒロト本人が聞けば顔をしかめるだろう(しかし認めるだろう)が、 彼はそれ以外の『戦い』に関してはほとんど使い物にならないといっていい。 人と人との諍いを剣によって鎮め、話し合う場を作ることはできてもその話し合い自体を取り仕切ることはできないのだ。 危機を収めたらどこかへと去るしかない、彼は典型的な『勇者』なのである。 そして、この事件はまだ彼の出る幕ではない。 助けを求める民衆もいなければ、確たる敵もいないのだ。 ヒロトは最悪の場合に全てを斬り裂く最強のブリキ兵、デウス・エクス・マキナになってくれればそれでいい。 剣で斬るものはまだなにもない―――そんなところに勇者がいてもすることなど無いだろう。 「………って、ボクも勇者ですけどね」 ジョンはこそこそと隠れながら、王宮に近づいていった。 こういうコソ泥じみた行為には慣れている。 彼の戦闘方法は大見得をきって軍勢を相手にするようなものではない。 あくまで一対一、遭遇した見回りを仕留めるのが関の山であった。 そもそもジョンは戦士でも暗殺者でもなく、錬金術師である。 材料を取りに山に入って魔獣に襲われたときの対処法くらいにしか魔法やこの『技』は使わない。 リオルと一緒に旅をするようになってからは使う機会は若干増えたが(ヒロトを探していたリオルが 行く先行く先で騒ぎを起こしていたため)、ヒロトたちと合流してからは全く使っていない。 ヒロトはともかく、リューやローラはジョンのことをただの貧弱メガネだと思っているかもしれないと思うと、 一応男として少し悔しい気もする。 ……まあ、いいですけど。 「まぁ、いいですけど」 ぶつぶつ呟きながら裏手に回る。 「別に気にしませんけど」 貴重な水を豊富に持っているというアピール兼賊の侵入を防ぐための堀を地味に泳いで渡り、そのまま裏口に辿りついた。 慎重にトラップがないか確認し、少し拍子抜けた。 罠―――少なくとも魔力に起因するトラップが何一つないのである。 そういえば朝自分でも言っていた。 この国はマナが薄い。 マナが希薄だということは、すなわち大きな魔法を扱えないということだ。 山で投網を投げるようなものである。それでは、採れる魚も採れなくなってしまうだろう。 長くそういう状態が続けばその土地で魔法を扱えるものはいなくなる。 この国に、王宮全体に結界を張れるような魔導師はいないということか。 ジョンは濡れた身体をぷるぷると振った。 やりやすくなったはなったが、このご時勢によくもまあ。 ラルティーグなんて家庭用の防犯結界だって市販しているのに。 流石に鍵もかかっていないほど無防備ではないが、こんなもの、ジョンにかかればあってないようなものである。 ごそごそとポーチを探ってジョンが取り出したのは―――二本の針金。 それを鍵穴に突っ込んで、ちゃかちゃかと動かし……あっという間に、鍵は開いてしまう。 ジョンの器用な手先が可能とするコソ泥……いや、レンジャーも驚きのピッキングテクニックであった。 ラルティーグにいた頃休日の暇つぶしに覗いてみたレンジャー講習で習った程度だが、 ジョンはそれだけでこの通り、大抵の鍵は開けてしまう。 「さて、侵入したはいいけど……どうしようかなぁ………」 そこは食料庫のようだった。 イモや小麦粉、肉などのものらしい木箱が積みあがっている。 暗がりの中に動く影を見つける。 隅の木箱を齧って中の食料を漁っているらしい、それは鼠だった。 ネズミたちはジョンの姿を認めるとチチチと鳴いてどこかへと逃げてしまう。 「………そういえば今日はご飯も食べていなかったっけ」 ジョンは先程までネズミたちのいた物陰に座り込むと、木箱の穴から食べられそうなハムを失敬して齧った。 もぐもぐと咀嚼しながらポーチを探り、用意しておいたものをことん、と床に置く。 それは石を彫って作られた精巧な鼠の人形だった。 無論、ただの人形ではない。 複雑なダンジョンを走り回り、念波によって入り組んだ回廊の構造を伝える偵察用のマジックアイテムだ。 「鼠のいない国はないからなぁ」 魔力を込めると、まるで生きているかのように動き出し、やがて暗闇の中に消えていった。 それを、追加で二匹。 とにかく、構造を知らなければ話にならない。 そういえばヒイヅルには嘘か真か『シノビ』という暗殺集団がいて、 彼らは自在に姿を変えたり透明になったりできる術を使うという。 ………本当だろうか。 ヒロトさんに聞いてみたら何かわかるかも知れない。 いやヒイヅルにいた頃の記憶はまったくといっていいほどないと言っていたから、聞いても多分無駄か。 それにヒイヅルとヒロトさんをあまり結び付けたくないらしいローラさんが 怒っているのか寂しがっているのか微妙な顔をするだけだろうし、やっぱりやめておこう。 『七人の勇者』の中にはヒイヅルに選定された者もいるそうだから、もし縁があるなら会えるかもしれないし。 いやいや勇者はこの広い広い世界で旅をしているのだ。そう何人も出会う機会があるものかは疑問である。 勿論居場所を突き止めることは不可能ではないだろうけど、こっちにだってあっちにだって都合がある。 今は魔王城に行くことが先決で――――そう考えれば、魔王を連れた勇者と出くわしたのはこの上ない幸運だ。 運命の筋書きというものはげに恐ろしいもの。 そういえば呪術の発達した翡翠と杖の国ユグドレシアでは、 その究極に全ての運命を識ることができる“アカシックレコード”なるものを目指していると聞いたっけ。 “賢者の石”を目指すこちらが言えたことではないが、ご苦労なことである。 ネズミの索敵が終わるまで、つらつらと考える。 集団失踪。王宮がその糸を引いているということならば目的はなんだろう。 考えられることは人身売買か。この乾いた国がよその国と渡り合っていくことは大変に難しい。 どの国でも扱える商品として人間を見たとしたら―――ありえない話ではあるまい。 だが、それでも簡単な話ではなかった。奴隷市場は教会によって禁止されて久しいためだ。 そんなことが明るみに出れば、それはもう国政とは見られない。 すぐさま勇者、特に教会直下ナルヴィタートの粛清者たる勇者が現れて関わった人間を一人残らず殲滅することだろう。 そんなリスクを抱えてまで人を売らなければならないほど、この国は干からびているのだろうか。 「………街を見る限り、そんなことはないと思うんだけどな………」 そういえばヒロトたちはどうしているだろう。 かつてのリオル、灼炎龍リオレイアとは違う。そこにいるという確たる場所がないヌシを探しているのだ。 奥の手の帰還はまだ先になるだろう。 「最悪、ここの構造を把握しただけで帰ったほうがいいかもなぁ……」 ジョンは今度はリンゴを手にとって、齧った。 月の下、岩山が動いていた。 それには節目のある足があり、鋏があり、長い尻尾の先には鈎針がついている。 ナフレザーク荒野のヌシ、白き死の針アシュタレス。 彼は見るも巨大なサソリの怪物であった。 普段は手足を縮め、地面に身体を埋めて眠っているため、周囲の白い岩と区別がまったくつかない。 夜になって動き出すまで、この荒野のどこにいるのかわからないのだ。 そして日が沈むと食事をし、月光を浴びてマナを補給するために目を覚ます。 そんなアシュタレスが、 「ギギ、ガギャ、GGGKKYィィィィィィィィィッッ!!」 尾の毒針を振り上げていた。 その先には一組の男女が立っている。 勇者と魔王の二人組、ヒロトとリューである。 地面を抉り岩を跳ね上げ、土煙を巻き上げるその一突きを飛んで躱すと、ヒロトはリューに抗議した。 「ちょっと待て!リュー、お前がいてなんでこいつは攻撃してくるんだ!?」 こんなことは一度も今までなかった。 下級の魔獣はともかく、種族としてより高い位置にいるヌシは頂点たる魔王に逆らえない。 それはたとえ肉体が滅びて義体に乗り移ろうが変わらない本能である。 そうだと知ったからこそヒロトはリューに協力を要請したのだし、事実これまではリューに逆らおうとするヌシなどいなかった。 ましてや攻撃してくるなど、飼い犬に手を噛まれた所の話ではないリューも状況がさっぱりなのだ。 「わ、わからぬ!我にも何が何だか―――おい!アシュタレス貴様、何の真似―――く!?」 リューの視界が紫に染まった。 アシュタレスが針の先から液体をぶちまけたのだ。飛び散った飛沫は岩を次々と溶解させ、穴を開けていく。 猛毒……もし浴びたら人間など一瞬で骨も残らないだろう。 「リュー!」 「問題ない!我を誰だと思っている!!」 魔法障壁に護られながらリューが叫ぶ。 「―――アシュタレス、気が触れたか!!」 「GGGGYKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKK!!」 毒液を弾き返したと見るや鋏を振りかざし、叩きつけるッ! その下には朱い眼を眼を細め、口を真一文字に結んだリューが、身動きもせず―――。 ――――――。 「………で、どうなんだ。コイツは」 「さあな。何があったかは知らんが、完全に正気を失っている。最早言葉も通じぬ。 今のこやつはでかくて強いただの魔獣だ」 「………交渉の余地はないか」 「ない」 ヒロトが、剣を抜いてその槌を受け止めていた。 後ろでは仏頂面でリューが腕を組んでいる。 「というか、別に護ってくれと言った覚えはないが?魔法障壁を突破できるものなぞ貴様くらいしかおらん」 「―――考えてみればそれもそうだ。別に意識してやったことじゃないから気にするな」 「………ふん」 そっぽを向くリュー。状況が状況だけにでれでれできないが、その頬は少し赤く染まっていた。 「魔獣なら、相手をするのは勇者の使命だ。リューは下がっていてくれ」 「ん」 干からびた地面を蹴り、低く、弾丸のように駆ける。 アシュタレスは慌てたように毒液を発射するが掠るそぶりすらない。 星明りの下、蒼い影は彗星となって大蠍の化物の足元に潜り込み、ひと薙ぎで節足を全て斬り払った。 「KKKYYYッッ!!?」 背後に回る剣の煌きを頼りに尻尾を振り上げる、その時にはすでに 神速を地面に縫い付けるはずのそれは断たれて身体から滑り落ちている。 シュタレスはひとまず丸くなり、防御の姿勢をとった。彼の甲羅は強靭無比であり、 その強度たるや攻城兵器カタパルトの鉄鎚を百度受けても傷ひとつつかないほどなのだ。 「悪く、思うな」 ―――勇者の剣が振り下ろされる。 幾多の名のある魔獣を葬ってきた刃は違うことなく鋼の甲羅を割り、猛毒の体液を裂き、蠍の命そのものを斬り裂いた。 白き死の針と謳われた魔獣はこうして、その生涯を終えたのだった。 真っ二つになった魔獣を、魔王がもの言わず見つめている。 かさ、と二度と動くことのない身体に触れ、そして空を見上げた。 虚空には、月。 煌々と輝くそれを手をかざして、リューは溜め息をついた。 「どうした?」 「……この荒野は乾いている」 その握りを確かめるように、何も掴めない手のひらに目を伏せる。 当たり前の話だった。この白くくすんだ大地を見れば、乾いているのは一目でわかる。 それを、何故わざわざ口にしなければならないのか。 「見た目ではわからないからさ。我としたことが、夜にならねば気付かぬとは不覚……。 この地には水だけではない、圧倒的にマナが枯渇している」 「………………」 「我を含め、貴様を含め、生き物は皆マナを糧に『生命』として活動する。 もしそれがまったく断たれてしまったらどうなるのだろうな?我にもそんなことは解からんし、 そういった文献を読んだこともないが―――おそらく正気を失い、闇雲にマナを求めるのではないか? 生きているモノを喰らい、直接そのマナを啜る化け物になってもおかしくはあるまい」 「この土地に、わずかにでも暮らしているはずの獣や魔獣たち……。 まったく見なかったのは気の触れたこいつが全部喰らいつくしたからってわけか……」 冷たい炎の燃える瞳をスライドさせ、彼方を睨みつける。 ここから王都は見えないが、おそらく彼の視る方向には街の光があるに違いない。 「ジョンが話していたな。この国は王都のド真ん中に深く井戸を掘り、辺りの土地を干上がらせた、と。 おそらくは……それと同じことが起きているのだろうさ」 「………………………」 ヒロトはひゅんと剣を一振りし、鞘に収めた。 渇きの国のソラは赤く~新ジャンル「 」英雄伝~[中編A] 完 渇きの国のソラは赤く・中編B
https://w.atwiki.jp/dangerousss4/pages/145.html
第一回戦SS・湿地その2 飯田カオルのワクワク動画の生放送。あれ以来学校では迷宮時計の話題でもちきりだった。 それっぽい時計を見たとか希望崎学園に行った先輩が迷宮時計をもっていたとか。 ミスターチャンプと斎藤一女の戦いがムチャクチャ燃えたとか斎藤一女可愛かったとか。 毎日そんな話を飽きもせずに続けている。 いつの間にか迷宮時計は知る人ぞ知る存在もあやふやな怪しげな都市伝説、というものではなくなっていた。 誰もかれも時計が実在していることを疑っていなかった。そしてそれを多くの人が自分とは関係のない遠い世界の出来事として受け入れていた。 テレビや漫画よりも臨場感があって面白いエンターテイメント。少なくとも、僕のクラスの人たちは迷宮時計のことそんな風に思っているように見えた。 「ねえ、もし永倉くんが迷宮時計を手に入れたらどんな風に使う?」 クラスメイトの女子が永倉くんという子に声をかけた。 こんな質問が当たり前にされるようになってるんだから、多分この見立てはそんなに間違っていないと思う。 「そうだなあ。俺だったらとにかく金持ちになるためになにかするかな。過去に行って当時はまだ見つかってなかった油田や金山掘り当てたりしてさ」 「えー。せっかくなんでもできるのにそんなことに使うのー?」 「むしろこういうことのために使うもんだろ。そういうお前はどうするんだよ」 「んー、そうだなあ。私だったら例えば松尾芭蕉に松尾芭蕉がこれから読む俳句を全部教えたらどんな風になるかみたりしたいな」 「なんだそりゃ」 「だって、それで困ったり悔しがったりしてくれたら可愛いし、もしかしたらそれで発奮してもっとすごい句を詠んでくれるかもしれないじゃない」 「あー、そう考えると結構有意義?いや、わかんねえな」 なんて言いながら二人で笑い合っている。迷宮時計は今はそういうものになっていた。 自分の腕時計をみる。チクタクチクタクと針が時刻を刻んでいる。 本屋文。 一見変哲のないこの時計が、昨夜この名前を示した。 いや、示した…というか教えられたというか…最初に時計に触れた時と同じように情報を頭の中に一気に流し込まれたような感じだったんだけど。 あれはやられた瞬間すごく気持ち悪くなるから結構つらい。一瞬でいろんなことが理解できるのはいいんだけど、情報に酔うっていうのか、とにかく頭が疲れる。 朝のSHRのチャイムがなった。みんなが席について、先生が教室の扉を開く。 本屋文。 その名前をもう一度頭の中で復唱した。 今日、僕はこの人を殺す。 ───── 蛎崎裕輔。 それが迷宮時計が示した名前だった。聞き覚えのない名だ。 迷宮時計を操作し、映像を確認する。 恐らく、年の頃は14~16歳ぐらいだろう。子供…というよりも少年という言葉が似合う時代だ。 残念ながら本屋の好みからは外れている。だがそれはそれとして映像をまじましと見つめる。 やはり見覚えのある風体ではない。これが彼の偽りのない姿であるということは本屋の能力ならば簡単にわかる。 つまり彼は当然整形手術をして顔を変えているということもなかれば魔人能力で風体を変えているということもない。 全て混じりっけなしの天然ものだ。 それで本屋に見覚えがないということは、蛎崎裕輔は軍の関係者や魔人犯罪者などではないということだろう。 映像は流しっぱなしにして図書館ネットワークにアクセスした。 図書館ネットワークとは全国の図書館の持つ全ての情報が詰まっているデータベースだ。 読者諸兄もご存じの通り図書館の持つ情報量は膨大なものだ。 それこそ裏のばあさんが生涯に食べためざしの数というどうでもいい情報から本能寺の変の真相、ケネディ大統領暗殺の真犯人までこの世界のありとあらゆる情報を網羅している。 故にそのネットワークのアクセスには厳しい制限がかけられている。 例えば3級司書資格以上を持たない者は一切アクセスできないし、不正アクセスは問答無用で死刑だ。 さらに3級司書では本の情報のみ。2級司書からDランク以下の情報にアクセスでき、1級司書でも個人情報を除くBランクまでの情報しかアクセスすることができない。 しかし日本で唯一の特級司書である本屋はこのネットワークに一切の制限なくアクセスすることができた。 いつの時代も戦いの趨勢を決めるのは情報だ。それは魔人同士の戦いの場合でも何も変わらない。 そして全ての情報は図書館ネットワークに集約され、その情報の真贋はコニサーズ・チョイスを使えば本屋には瞬時に見極められる。 偽情報に踊らされることもない。本屋の眼は常に真実をとらえる。 だから情報戦において本屋が他者に後れを取るということは一切ない。 「なるほど…」 図書館ネットワークから蛎崎の情報を一通り抜き出した後、本屋は誰に言うでもなく呟いた。 この情報に嘘はない。それは『コニサーズ・チョイス』を持つ本屋ならば一目でわかる。 北海道出身のスペースノイドの身体能力の高さはいやというほど熟知している。 それは魔人機動隊の一個小隊を単独で軽々撃破できる実力者である本屋にであっても警戒に値する肩書きだった。 しかし、肝心の能力。それに関しては一切不明であった。 この少年が魔人ではない…という可能性も考えたが、流し続けていた映像に目をやりその考えを打ち消した。 その人間が魔人かどうかなどは能力を使うまでもなくその立ち振る舞いをみればわかる。 ならば何故能力に関する情報がないのか。一度でもそれを使ったことがあるなら図書館はそれを検知し情報として納められるはずである。 つまり蛎崎裕輔は魔人として目覚めてから能力を一度も使ってないということになるのか。 死亡制約の能力ならそれもありえる。もしくは何か能力を使えない理由でもあるのか。 わからない。しかい、だからと言って思考を止めるべきではない。幾重にも考え、思考を重ねていくべきだ。 魔人の能力は大抵が本人の生い立ち、願望、性癖などに関連している。 ならば図書館ネットワークに入っているデータから蛎崎の魔人能力はある程度の推測はできるはずだ。 無論、その推測に縛られてしまってはかえって逆効果だ。 しかし、それでもある程度のあたりをつけておくことは悪くない。それは魔人司書としての戦闘経験からくる教訓である。 「しかし…」 ──この私が、子供を守るために、少年を倒す算段を立てねばならないとはな 本屋が自嘲気味に笑った。 無論、殺さないための算段も考えてはいる。しかしいざとなれば躊躇せずに殺すという覚悟も持っている 迷宮時計─移動式図書館に鍵を差し込む。迷宮時計のエンジンが心地よいリズムを刻みはじめた ───── 学校からの帰り道。気がついたらいつの間にか景色が変わっていた。 ここが迷宮時計の言っていた湿地か。 足を一歩踏み出す。クチャリ、と小気味いい音が耳に、気色悪い感触が足裏に伝わった。 思っていたよりも歩きづらい。草の背も高い。聞いたことのない動物の鳴き声が聞こえる。 ここに本気で敵に潜伏されたらちょっと気付くことができる自信がない。 ふと、叔父さんと叔母さんのことが頭をよぎった。 叔父さんと叔母さんには何も言わなかった。 僕がここで負けてしまったら僕は多分二度とあの家に帰れない。 伝えた方がよかったかもしれない。そう思った。 もし伝えていたら、きっと二人とも心配してくれる。叔母さんはもしかしたら泣いたかもしれない。 そして僕を止めてくれただろう。バカなことはやめろと頬を叩いてくれたかもしれない。 ミスターチャンプの事を知ってそこに僕を送るべきか本気で悩んだりしてくれたかもしれない。 それでも、僕はきっとこの戦いをやめなかっただろうけど。 けど、そのことを伝えていれば。 僕がいなくっても、迷宮時計の戦いに巻き込まれていたということがわかっていれば僕が帰ってこなくても諦めて、納得することができたかもしれない。 きっとただ待ち続けるよりも、そうして納得することができた方が叔父さんと叔母さんにとっては幸せだったと思う。 それはわかっていた。でも言えなかった。 余計な心配をかけたくない、という気持ちもあったけど、それ以上にあの二人に僕が私欲のために人を殺そうとしているということを知られたくなかった。 いつかはバレてしまうかもしれない。 けれど、最後の最後まで叔父さんと叔母さんには知られたくなかった。 最後まであの人たちのいい息子でありたかった。 「バカだな…」 思わず声が漏れた。自嘲するような響きだった ──そうだな。本当にバカだよ。 ──こんな親不孝をしておいて、何がいい息子でありたいだ。 「The Green, Green Grass Of Home」 能力の名前を呟く。 帰りたくても帰ることのできない故郷。 僕は頭上に現れた北海道を見つめた。 本屋文、それが僕たちの敵だ。北海道に伝えるように心の中でつぶやいた。 いつの間にか涙が流れていた。 何に対しての涙なのかはよくわからない。 ───── 恐らく、蛎崎の能力は北海道に関するものであるということはあたりをつけていた。 両親を殺した北海道への恨み、それでも消えない故郷の懐古が何らかの形で顕現したものであろうことはわかっていた。 しかし (まさか──これほどのものが出てくるとはな) 突如頭上に出現した大地を見上げなら、本屋は心中一人ごちた。 その巨大さ故に全貌はわからない。しかし、それが北海道であるということを本屋は確信していた。 蛎崎の生い立ちから考えてもそうだ。スペースノイドの異常性から考慮してみてもそうだ。 そして何よりも魔人司書として幾多の戦闘を生き延びてきた本屋の肉体が、あれは危険であると信号を送ってきている。 (しかもあれは) 贋物ではない。正真正銘の北海道だ。真贋を見抜く眼を持つ本屋にはそれがわかった。 北海道が太陽の光を遮っている。しかし仕事柄夜目が効く本屋は空に浮かぶ北海道をくっきりととらえることができた。 (どうする。このまま蛎崎を探すべきか、それとも…) あの北海道が何をしてくるかは読めない。 しかし、あれは本屋の敵として出現したと前提してこれから行動するべきだった。 そしてその場合自分はどうするのが最善なのか。 このまま蛎崎を探しだし決着をつけるべきか。それとも一度図書館に戻り北海道に備えるべきか。 一瞬であるが本屋は迷ってしまった。 そしてその一瞬のうちに北海道は行動を開始していた。 (あれは…) 北海道によって空は遮られていた。その空に一条の光が差し込んでくる。 北海道の地面が割れていく。その隙間から光が、水が、地面に向かって落ちてきている。 (まずい…!) 本屋にはあの裂け目に見覚えがあった。いや、正確に言えばあの裂け目の形状が示すものがなんなのかということを知っていた。 (茂辺地川か…!) 茂辺地川。北海道でも有名な観光地にして屈指の危険区域である。 茂辺地川が観光地として有名になった理由も危険区域として指定されている理由も同じものであった。 シャケである。 この時期、茂辺地川ではシャケが遡上していく光景を見ることができる。 無数のシャケが我先に川の流れに抗い泳いでいく。その光景はまさに圧巻である。 しかし、シャケではあるが。北海道のシャケである。 その凶暴さ、特異性は庄内などでとれるシャケとは比べ物にならない。 そのことを魔人司書である本屋はよく知っていた。 つまりあの川から落ちた大量のシャケどもが本屋に襲いくるということだ。 (来る…!) 本屋が図書館貸出カードを構える。 それに呼応するかのように無数のシャケが宙を泳ぎ本屋に向かってきていた。 エゾジャケだ。 北海道という過酷の環境に適応して進化したシャケ。 体内に反重力機構を持ち、川を、海を、空を、宇宙を、自在に泳ぐことのできる肉食の宇宙回遊魚だ。 斉明4年の蝦夷征討。その際に阿倍比羅夫率いる180隻のスペースシャトルの多くを撃ち落としたのがこのエゾジャケであると日本書紀は記している。 現在でも宇宙ステーション建造中に作業員がエゾジャケに襲われたとかステーションがエゾジャケに壊されたとかそんな話は腐るほどある。 エゾシャケが近づいてくる。 群れを成している。数が多い。正確な数を計ることはできない。 そのすべてが本屋を狙ってきている。囮のエゾジャケは一匹もいない。 本屋の両目は真贋、虚実を見抜く。だからフェイントなどにかかることはない。 だが作戦もくそもない魚相手ではその真贋を見極めることに意味はない。 ただ、エゾジャケが本屋に向ける殺意。それが全て本物であるということは視えた。 そして本屋はその殺意の源は蛎崎のあるであろうと確信する。 この時点で、本屋は迷宮時計─マイクロバスに戻るという選択を捨てた。 宇宙ステーションすら破壊する攻撃力を持つエゾジャケが相手ではバス程度の装甲は何の役にも立たない。 むしろ狭い場所に追いつめられて不利になるのはこちらである。 故に本屋は決断する。 このままエゾジャケと戦うことを。 故に本屋は覚悟する。 この戦いを本屋か蛎崎のいずれかの死によって終わらせるということを。 ───── エゾジャケがこちらに向かってくる。 カードを投げる。 魚群が広がる。投網を投げられたかのように見えた。 避けられた。エゾジャケが私の周りを囲んでいく。 速い。 一匹が突出してくる。 首筋。狙ってきている。 カードを投げる。 避けられる。 あらかじめ投げていた2枚目のカードがエゾジャケの横腹に当たった。 エゾジャケの体が二つに別れる。 それでもなお頭だけで向かってくる 拳打。 エゾジャケの頭を砕く。 その体が地面落ちた。 それを合図にしたように、ごう、と空気全体が震えるような音が聞こえた。 エゾジャケが動き出した 四方八方。ありとあらゆる方向から私の体を食いちぎろうと襲いかかってくる。 あたりの空間がエゾジャケに覆われている。 まるで水族館だ。 転がる。 カードを投げる。 転がる。 拳打。 跳ねる。 回転しながら360°にカードを放つ。 エゾジャケの血が服についた。 蹴り。 エゾジャケの頭を砕く。 肩の肉が抉られた。 転がる。避ける。 首筋に噛みついたエゾジャケを両拳で打ち殺す。 転がる。跳ねる。目の前にいたエゾジャケを噛み殺す。 血の味が口の中に広がる。不味い。 血を吐き捨てる。拳を横に薙ぐ。 転がる。服が泥に塗れる。 太ももの肉が食われた。カードを投げる。拳打。蹴り。転がる。 泥が撥ねる。水が傷口にしみる。 痛い。 だがまだ生きている。 前方にまとめてカードを投げる。拳打。蹴り。跳ねる。 エゾジャケがドームを作っている。そこの一点を少しでも薄くする。 カードを投げる。蹴る。拳打。繰り返す。 光が見えた。 カードを投げ、走り抜ける。 ふくらはぎの肉を食われた。 走る。エゾジャケが追いかけてくる。 速い。やはり撒くことは難しい。 振り返る。カードを投げる。 血しぶきが目にかかった。ぬぐう暇はない。息が苦しい。 走る。転がる。カードを投げる。 戦いながら、蛎崎を探す。 拳打。転がる。蹴り。跳ねる。カードを投げる。走る。 足が泥にとられた。バランスを崩す。靴ごと、つま先を食われた。 カードを投げる。転がり、立ち上がる。 痛みがある。 走る。 まだ生きている。 一度大きく息を吸った。 まだ、戦える。 エゾジャケが四方から同時に来た。 一匹をカードで斬り殺し、その方向に転がるようにして避ける。 カードを投げる。肩が痛む。息が苦しい。 跳ねる。蹴る。拳打。カードを投げる。転がる。 泥が目にかかる。ぬぐわず音を頼りにエゾジャケを殺す。 子供たちが見えた。 私の図書館で楽しそうに本を読んでいる。 大人しく読んでいる子もいれば本を投げたりして騒いでいる子供いる。 みんな、可愛い私の子供だ。 みんなを集めて本をよんであげよう。 みんな楽しそうに私の読み聞かせを聞いてくれいる さっきまで騒いでいた子も目を輝かせてくれている。 幸せだ。 本と子供達に囲まれて生きる。これ以上の幸せがあるだろうか。 エゾジャケが脇腹の肉を抉った。 しばらく、意識を失っていたようだ。 どれくらい気を失っていたのだろう。 いつの間にか目にかかっていた泥が取れていた。 エゾジャケは相変わらず無数といえる数を誇っていた。 それでも数は減っている。そう感じた。 走る。 カードを投げる。 跳ねる。 カードを投げる。 体が苦しい。もうダメだと叫んでいる。 だが、これからだ。本当の戦いというのはこれから先のことだ。 魔人司書である本屋はそのことを熟知していた。 呼吸。丹田に気を沈め五体を結ぶ。 走る。転がる。跳ねる。打つ。蹴る。転がる。カードを投げる。 左耳を持ってかれた。視界の端に赤い血が見える。 まだ、戦える。 カードを投げる。エゾジャケが地面に落ちる。 後ろ。ふくらはぎに噛みつかれた。拳で打ち払う。 目の前に孤児院があった。 私は迷宮時計を運転し孤児院に入っていく。 子供たちが私を歓迎してくれている。 一人の子供が私の前に出てきた。 お姉ちゃん本が好きなんだよね。と言って私に本を渡してくれた。 私はどうして私に本をくれるのかその子に聞いた。 その子は僕はお姉ちゃんが大好きだから。大好きなお姉ちゃんに僕の大好きな本を持っていてほしいんだと言ってくれた。 エゾジャケに右手の小指を食われた。 また意識を失っていたようだ。 どれだけ意識が飛んでいたかはわからない。 ただエゾジャケの数は大分減っている。 いい夢をみた。 帰ったらまたあの本を読もう。 どこにでも置いてあるようなただの本だけど、あの本は今でも私の宝物だ。 大きく息を吸う。 エゾジャケが正面からきている。カードを使って切り裂く。 すう、と体が軽くなるの感じた。 入った。 死域だ。 これで、まだ戦える。 走る。切り上げる。カードを投げる。跳ねる。殴る。カードを投げる。 転がる。切り上げる。カードを投げる。転がる。蹴り飛ばす。立ち上がる。走る。 エゾジャケの動きがゆっくりに見えた。だがそれでも傷は少しずつ増えていく。 負けられない。 それが愛なのか、エゴなのかなんてことは私にもわからない。 ただ、もう一度子供たちの笑顔が見たい。 走る。殴る。蹴る。カードを投げる。跳ねる。蹴る。泥がはねる。走る もう、痛みは感じない。疲れもない。 死んでいるのか生きているかもわからない。 それでも、まだ戦える。それだけがわかっていれば十分だった。 走る。転がる。カードを投げる。跳ねる。カードを投げる。蹴る。跳ねる。転がる 蹴る。転がる。走る。殴る。切り上げる。カードを投げる。走る。 転がる。跳ねる。蹴る。カードを投げる。 首筋。噛みつかれた。拳で頭部を砕く 左足の肉を持って行かれた。カードを投げる。転がる。滑り込む。 カードを投げる。跳ねる。蹴る。転がる。カードを投げる。走る。 繰り返す。何度でも繰り返す。 このエゾジャケどもが消えるまで。 蛎崎を倒すまで。 元の世界に戻って子供たちに会うために。 殴る。転がる。 エゾジャケが数匹地面から顔を出してきた。 カードをまとめて投げる。一匹仕留めそこなった。 頬の肉を削がれた。 学習してきている。私を殺すために 跳ねる。口の中に湿った空気が入ってくる。 カードを投げる。足が泥にとられる。殴る。蹴りあげる。転がる。立ち上がる。 走る。跳ねる。走る。カードを投げる。 子供が泣いている。 私はその子に声をかけようとした。けれど動くことも声を出すことすらもできなかった。 その子供は私だった。小さいころの私だった。 小さいころの私はよく泣く子供だった。その度にお母さんは本を読んでくれた。 ほら、やっぱりお母さんが来てくれた。お母さんが本を開く子供の私はさっきまで泣きじゃくっていたのがうそみたいぱあっと笑っていた。 まったく現金な子だ、と思ったらお母さんも子供の私に同じことを言っていた。 腹が焼けるように熱い。 エゾジャケにどてっぱらを貫かれた。 血反吐を吐いた。口の中に鉄っぽい味が広がる。エゾジャケに比べればマシだがやっぱりまずい。 エゾジャケの数は目に見えて減っていた。だがその目が霞む。 死が近づいてきているのを感じた。 それから逃げるように地面を蹴った。 死ねない。 死ぬわけにはいかない。 カードを投げる。走る。カードを投げる。跳ねる。 腹の穴から気が抜けていっているのがわかる。 血反吐を吐いた。 生きる。 生き抜いてやる。 殴る。蹴る。走る。カードを投げる。 体が痺れる。思うように動かない。 それでも、まだ、戦える。 子供たちを守るためなら、私は。 カードを掴む。 それを放とうする。 だが指先から力抜けた カードが地面に落ちる。 エゾジャケに右腕を噛み千切られた。 右腕が宙を舞っている。 思わずそれを目で追った。 その先に。 蛎崎が。 30M。 射程距離内だ。 左手でカードをつかむ 蛎崎と目があった。 向こうもこちらに気付いている。 だが関係ない。 反応すらさせない。 死んだことにすら気づかせない。 これを投げることができれば 私の勝────────── ──────── ──── ── ─ ───── 一瞬だった。 一瞬だけあの人と目が合った。 本屋文。 たった一人でエゾジャケと渡り合っていた。 隠れなければいけない。隠れてエゾジャケやエゾシカに任せておけばいい。 それは分かっていたのに。 見惚れてしまった。 命を削るようにして戦う、その姿に。 本屋文は僕と目が合った瞬間にコートのポケットに手を入れた。 きっとあのカードで僕を殺そうとしたんだろう。 だけど、その手がカードを投げることはなかった。 ポケットから手を出す間もなく、本屋文は北海道から降りてきたエゾヒグマの放射熱線に焼かれて死んだ。 焼け跡の方に足を進める。 人の脂の焼けた臭いとエゾジャケの焼け焦げた嫌な臭いが鼻をついた。 すごい人だった。 あれだけの数のエゾジャケを相手に最後まで一歩も退かなかった。 最後まで戦い続け、そして、僕をあと一歩のところまで追いつめた。 そんな人を エゾヒグマが 僕が 殺した 膝をついた。立っていることができなかった。 胃の中のものが逆流してくる。喉が熱い。涙が出てきた。 死んだ。目の前で、人が。 あの時の母さんのように、エゾヒグマの放射熱線で。 いつの間にか僕はベッドで寝ていた。 叔父さんと叔母さんが横にいてくれていた。 どうにも下校中に突然倒れてそのまま病院に運ばれてしまったらしい。 叔母さんが僕の右手を両手で包んでくれていた。 心配させないでよね、と涙をぬぐいながら笑いかけてくれた 叔父さんは黙って僕の頭を撫でてくれた。 マタギだった父さんのゴツゴツした手と違って少し柔らかかったけど、やっぱりそれは父親の手だった。 だけど、今は二人の優しさがただ心に刺さった。 左手の腕時計を見る。迷宮時計はいつも変わらずチクタクと針を進めていた。 それをみてどこか安心すると同時に、少しだけそのことを疎ましく感じた。 了 このページのトップに戻る|トップページに戻る
https://w.atwiki.jp/titanquest/pages/227.html
目次 はじめに アーティファクト固有スキル(AE)ノーマル(Normal) エピック(Epic) レジェンダリー(Legendary) アーティファクト固有スキルノーマル(Normal) エピック(Epic) レジェンダリー(Legendary) 装備の固有スキル(AE) MI装備の固有スキル(AE) はじめに 各アーティファクトの詳細や性能については、アーティファクト@TQDBを参照してください。アーティファクト名の訳に関しては、個人的な趣向により大部分が意訳となっております。不都合があればどんどん書き換えてやってください。 これを書いた中の人はデータベースを覗いただけで、以下のアーティファクトを使ったことはありません。そのため、もしかしたら大きな間違いがあるかもしれません。 最終更新日:2016年10月21日 アーティファクト固有スキル(AE) ノーマル(Normal) [部分編集] 画像 名前 レベル ランク スキル リチャージ Soul Prism魂のプリズム 25 Greater ネクロマンシー(ダメージを受けた時に発動)召喚制限 6スケルタン ミニオン 属性 生存時間 30.0 秒 850 ヘルススケルタン ミニオン アビリティ 140-155 ダメージ 240秒 Eye of the Heavens天国の眼 30 Greater タイダル・ウェーブ(アイテムにより習得)200 エナジー消費発射体 3100.0% 敵への貫通率280 ~ 300 ダメージ400 凍傷ダメージ/2秒間440 ~ 460 冷気ダメージ50% の確率で攻撃失敗/3秒間 90秒 Shadow Veil亡霊のベール 30 Greater シャドウ・サージ(近接ダメージを受けた時に発動)効果範囲 5.0m399 ~ 453 ダメージ97 生命力ダメージ1.5 秒間気絶 90秒 エピック(Epic) [部分編集] 画像 名前 レベル ランク スキル リチャージ Effigy of Skyfire炎空の記念像 35 Greater ライトニング・サージ(攻撃した時に発動)2800 ~ 3000 雷ダメージ15% 総合速度低下/1.5秒間 90秒 Lionheart獅子の心 35 Greater ライオンズ・ロア(近接ダメージを受けた時に発動)持続時間 10.0秒効果範囲 10.0m+50% 総合ダメージ+100.0 毎秒回復するヘルス+150 防御アビリティ+50% 攻撃速度50 防御力 120秒 Blood Gem血の宝玉 40 Greater ブラッド・ボイル(低ヘルス時に発動)効果範囲 6.0m1170 出血ダメージ/2秒間1000 ~ 1150 生命力ダメージ100% 攻撃ダメージをヘルスに変換 120秒 Crimson Viper真紅の毒蛇 40 Greater サーペンツ・ファング(ダメージを受けた時に発動)発射体 12200 出血ダメージ/2秒間200 毒ダメージ/2秒間200 ~ 210 刺突ダメージ 90秒 Heart of Earth大地の心臓 40 Greater フレイム・ストライク(攻撃した時に発動)効果範囲 2.0m100 ~ 120 ダメージ180 ~ 220 火傷ダメージ/2秒間190 ~ 210 炎ダメージ 90秒 Blood of Aresアレスの血 50 Divine ティアーズ・オブ・ブラッド(ダメージを受けた時に発動)持続時間 8.0 秒効果範囲 8.0m975 出血ダメージ 毎秒176 ~ 198 火傷ダメージ/2秒間 120秒 Crescent Moon of Artemisアルテミスの三日月 50 Divine アルテミス・バトルソング(ダメージを受けた時に発動)持続時間 15.0 秒 持続時間+80% 移動速度75% 攻撃回避率+75% で遠距離攻撃を無効 90秒 Crosier of Osirisオシリスの牧杖 50 Divine ソウル・ドレイン(アイテムにより習得)100 エナジー消費100 電熱火傷ダメージ/2秒間100% 敵のヘルス減少1000 生命力ダメージ500% 攻撃ダメージをヘルスに変換 120秒 Demeter s Bountyデメテルの贈り物 50 Divine デメテルズ・バウンティ(ダメージを受けた時に発動)持続時間 15.0 秒効果範囲 5.0m+50.0 毎秒回復するヘルス+400% ヘルス回復+50.0 毎秒回復するエナジー+400% エナジー回復 120秒 Knot of Isisイシスの結紐 50 Divine ヒーリング・カスケード(低ヘルス時に発動)持続時間 1.0 秒効果範囲 15.0 m+10000.0 ヘルス回復 240秒 Might of Hephaestusヘパイストスの力 50 Divine アイアン・フィスト(アイテムにより習得)4000 ~ 4100 ダメージ4000 ~ 4100 炎ダメージ40 ~ 41 火傷ダメージ/毎秒 120秒 Poseidon s Netポセイドンの網 50 Divine ポセイドンズ・ネット(低ヘルス時に発動)持続時間 4.0 秒効果範囲 5.0m800 ~ 900 凍傷ダメージ 毎秒-33% 防御アビリティ 120秒 レジェンダリー(Legendary) [部分編集] 画像 名前 レベル ランク スキル リチャージ Arcane Mirror秘密の鏡 45 Greater ミラー・ウォール(ダメージを受けた時に発動)持続時間 12.0 秒150% ダメージ反射 120秒 Elemental Rage元素の猛威 45 Greater エレメンタル・カオス(ダメージを受けた時に発動)12.0m 効果範囲3300 火傷ダメージ/2秒間3300 凍傷ダメージ/2秒間 180秒 Tyrant s Fist暴君の拳骨 45 Greater アース・レンダー(攻撃した時に発動)3000 ~ 3100 ダメージ6000 ~ 6100 雷ダメージ3.0 ~ 4.0 秒間気絶 120秒 Eye of Raラーの眼 55 Divine アイ・オブ・ラー(低ヘルス時に発動)15.0 秒 持続時間効果範囲 6.0m 800 火傷ダメージ/毎秒 120秒 Golden Eye of Sun Wukong孫悟空の黄金の眼 55 Divine スピリット・シーフ(ダメージを受けた時に発動)効果範囲 10.0m 8000% エナジー流出 (流出エナジーの 200% ダメージ惹起) 90秒 Ikon of Zeusゼウスの聖像 55 Divine サンダーストーム(ダメージを受けた時に発動)10 の目標に影響を及ぼす6300 ~ 7700 雷ダメージ 120秒 Lyre of Apolloアポロンの竪琴 55 Divine ソング・オブ・アポロン(攻撃した時に発動)4000% エナジー流出 (流出エナジーの 200% ダメージ惹起)5.0 秒間スキル混乱5.0 秒間気絶 120秒 Marduk s Tablet of Destinyマルドゥークの運命の銘版 55 Divine シールド・オブ・ディスティニー(低ヘルス時に発動)持続時間 10.0秒 300% ダメージ吸収300% 睡眠耐性300% 気絶耐性300% 罠にかかっている時間を短縮300% 凍結している時間を短縮300% 石化している時間を短縮300% 速度低下耐性 240秒 Morpheus Dreamwebモルペウスの夢の巣 55 Divine ドリームストーム(ダメージを受けた時に発動)効果範囲 10.0m 80.0% 次の中のどれかの確率 14.0秒間恐怖 14.0秒間混乱7.0秒間睡眠50% 総合速度低下/14.0秒間 90秒 Sigil of Bast靭皮の印形 55 Divine アバター・オブ・バスト(低ヘルス時に発動)アバター・オブ・バスト 属性 生存時間 30.0 秒 5000 ヘルスアバター・オブ・バスト アビリティ 350 - 371 ダメージ 240秒 Star of Ishtarイシュタルの星 55 Divine シミター スピリット(低ヘルス時に発動)シミター スピリット 属性 生存時間 30.0 秒 1183 ヘルス 551 エナジーシミター スピリット アビリティ 406 - 431 ダメージ 240秒 Talisman of the Jade Emperor翡翠皇帝の護符 55 Divine ジェイド・エンペラーズ(攻撃した時に発動)持続時間 10.0 秒効果範囲 15.0m +100% で遠距離攻撃を無効300% エレメンタル耐性 200秒 アーティファクト固有スキル ノーマル(Normal) 画像 名前 レベル ランク スキル リチャージ Soul Prism魂のプリズム 25 Greater Necromancy(Activated upon taking damage)Summons forth three undead warriors to defend the player.6 Summon LimitSkeletal Minion Attributes Life Time 30.0 Seconds 850 HealthSkeletal Minion Abilities 140-155 Damage 240秒 Eye of the Heavens神の眼 30 Greater Tidal Wave(Activated on attack)Smites your foes with three powerful jets of freezing water.3 Projectile(s)100.0% Chance to pass through Enemies280 ~ 300 Damage400 Frostburn Damage over 2.0 Seconds440 ~ 460 Cold Damage50% Chance to Fumble attacks for 3.0 Seconds 90秒 Shadow Veil影のとばり 30 Greater Shadow Surge(Activated upon taking melee damage)A wave of pure darkness will blast outward from player s feet to wound all enemies in the vicinity.5.0 Meter Radius399 ~ 453 Damage97 Vitality Damage1.5 second(s) of Stun 90秒 エピック(Epic) 画像 名前 レベル ランク スキル リチャージ Effigy of Skyfire炎空の表象 35 Greater Lightning Surge(Activated on attack)Sends forth a barrage of lightning bolts to strike your foes.2800 ~ 3000 Lightning Damage15% Slowed for 1.5 Seconds 90秒 Lionheart勇気の証 35 Greater Lion s Roar(Activated upon taking melee damage)Let loose a mighty roar, greatly bolstering the combat skills of the player and nearby allies for a short time.10.0 Seconds Duration10.0 Meter Radius+50% Total Damage+100.0 Health Regeneration per second+150 Defensive Ability+50% Attack Speed50 Armor 120秒 Blood Gem血塗られた宝玉 40 Greater Blood Boil(Activated on low health)Makes the blood boils within the veins of all nearby opponents, wounding them and magically replenishing the player s own life at the same time.6.0 Meter Radius1170 Bleeding Damage over 2.0 Seconds1000 ~ 1150 Vitality Damage100% of Attack damage converted to Health 120秒 Crimson Viper真紅の毒蛇 40 Greater Serpent s Fang(Activated upon taking damage)Poisoned darts fire outward from the player in all directions.12 Projectile(s)200 Bleeding Damage over 2.0 Seconds200 Poison Damage over 2.0 Seconds200 ~ 210 Piercing Damage 90秒 Heart of Earth大地の心 40 Greater Flame Strike(Activated on attack)Calls down flaming meteorites from the sky above.2.0 Meter Radius100 ~ 120 Damage180 ~ 220 Burn Damage over 2.0 Seconds190 ~ 210 Fire Damage 90秒 Blood of Aresアレスの血 50 Divine Tears of Blood(Activated upon taking damage)Bloodfire tears of the god Ares rain down upon the Earth, causing bleeding and fire damage on all who are struck.8.0 Second Duration8.0 Meter Radius975 Bleeding Damage per second176 ~ 198 Burn Damage over 2.0 Seconds 120秒 Crescent Moon of Artemisアルテミスの三日月 50 Divine Artemis Battle Dance(Activated upon taking damage)Move with divine grace for a short duration, becoming almost impossible to hit.15.0 Second Duration+80% Movement75% Chance to Dodge Attacks+75% Chance to Avoid Projectiles 90秒 Crosier of Osirisオシリスの牧杖 50 Divine Soul Drain(Activated on attack)Atempts to drain the soul of an enemy, doing enough damage to kill all but the strongest foes and delivering their health to the player.100% Reduction to Enemy s Health1000 Vitality Damage500% Attack damage converted to Health 75秒 Demeter s Bountyデメテルの贈り物 50 Divine Demeter s Bounty(Activated upon taking melee damage)Quickly restores the player to full health and energy15.0 Second Duration+50.0 Health Regeneration per second+400% Health Regeneration+50.0 Energy Regeneration per second+400% Energy Regeneration 120秒 Knot of Isisイシスの結び目 50 Divine Healing Cascade(Activated on low health)Restores player and all nearby allies to full health.1.0 Second Duration15.0 Meter Radius+10000.0 Health Restored 240秒 Might of Hephaestus火神ヘファエストゥスの炉 50 Divine Iron Fist(Activated on attack)Builds up the melee power of the player to epic proportions.4000 ~ 4100 Damage4000 ~ 4100 Fire Damage 90秒 Poseidon s Net海神ポセイドンの投網 50 Divine Poseidon s Net(Activated on low health)Trap a large group of monsters with the power of the sea god.4.0 Second Duration5.0 Meter Radius800 ~ 900 Frostburn Damage per Second-33% Defensive Ability 120秒 レジェンダリー(Legendary) 画像 名前 レベル ランク スキル リチャージ Arcane Mirror神秘の鏡 45 Greater Mirror Wall(Activated upon taking damage)A protective barrier appears around the player, reflecting enemies spells back at them for a duration.12.0 Second Duraion150% Damage Reflected 120秒 Elemental Rage大自然の激情 45 Greater Elemental Chaos(Activated upon taking damage)Raw elemental forces of fire and ice are invoked, colliding with each other in an explosion of terrific power.12.0 Meter Radius3300 Burn Damager over 2.0 Seconds3300 Frostburn Damage over 2.0 Seconds 180秒 Tyrant s Fist暴君のこぶし 45 Greater Earth Render(Activated on attack)Shakes the ground and sends a shockwave of a disturbed earth toward your foe.3000 ~ 3100 Damage6000 ~ 6100 Lightning Damage3.0 ~ 4.0 second(s) of Stun 120秒 Eye of Ra太陽神ラーの眼 55 Divine Eye of Ra(Activated on low health)Blankets the area around you with scorching flames that hurt only enemies15.0 Second Duration6.0 Meter Radius800 Fire Damage 120秒 Golden Eye of Sun Wukong齊天大聖の金睛 55 Divine Spirit Thief(Activated upon taking damage)Steals the energy of al enemies in the vicinity, harming them for every bit of energy stolen.10.0 Meter Radius8000% Energy Drained (200% Energy drained causes Damage) 90秒 Ikon of Zeus絶対神ゼウスの象徴 55 Divine Thunderstorm(Activated upon taking damage)Invokes a storm cloud above the player--even indoors--which will rain down bolts of Zeus lightning upon all enemies.Affects up to 10 targets6300 ~ 7700 Lightning Damage 120秒 Lyre of Apolloアポロンの竪琴 55 Divine Song of Apollo(Activated on attack)Sends forth a wave of sonic energy which stuns and damages all enemies in its path.4000% Energy Drained (200% Energy drained causes Damage)5.0 second(s) of Skill Disruption5.0 second(s) of Stun 120秒 Marduk s Tablet of Destinyマルドゥークの運命の石版 55 Divine Shield of Destiny(Activated on low health)Makes the player completely invulnerable to all forms of damage for a short duration.10.0 Second Duration300% Damage Absorption300% Sleep Resistance300% Stun Resistance300% Reduced Entrapment Duration300% Reduced Freeze Duration300% Reduced Petrify Duration300% Slow Resistance 240秒 Morpheus Dreamwebモルフェウスの夢の網 55 Divine Dreamstorm(Activated upon taking damage)A cloud of dark dreams spreads out from the player, putting all enemies to sleep. When they awaken, they will be filled with confusion, terror, and lethargy.10.0 Meter Radius80.0% Chance for one of the following 14.0 second(s) of Fear 14.0 second(s) of Confusion7.0 second(s) of Sleep50% Slowed for 14.0 Seconds 90秒 Sigil of Bast女神バステドの印 55 Divine Avatar of Bast(Activated on low health)Summons the Avatar of Bast--a spectral Sabre Lion--to ravage your enemies.Avatar of Bast Attributes Life Time 30.0 Seconds 5000 HealthAvatar of Bast Abilities 350 - 371 Damage 240秒 Star of Ishtarイシュタルの星 55 Divine Smitar Spirit(Activated on low health)Summons an invisible spirit armed with schimitars to fight for the player.Scimitar Spirit Attributed Life Time 30.0 Seconds 1183 Health 551 EnergyScimitar Spirit Abilities 406 - 431 Damage 240秒 Talisman of the Jade Emperor玉皇の護符 55 Divine Jade Emperor s Mau-D uyhn(Activated on attack)Makes the player and all allies immune to elemental damage and ranged weaponry for a duration10.0 Second Duration15.0 Meter Radius+100% Chance to Avoid Projectiles300% Elemental Resistance 200秒 装備の固有スキル(AE) [部分編集] エピック=E、レジェンダリー=Lと表記します 名前 ランク 種類 レベル スキル リチャージ サンプ E 棍棒 29 サンダークラップ36 エナジー消費効果範囲 6m8~29 雷ダメージ1.5 秒間気絶 8.0 秒 ザ フォアマン E 棍棒 29 ソウル・クラッシュ(攻撃した時に発動)75 エナジー消費効果範囲 10m10% 敵のヘルス減少10% エナジー流出 10.0秒 ハンマー オブ ザ サン E 棍棒 34 サンライト(範囲ダメージを受けた時に発動)持続時間 7.0秒炸裂範囲 2.5m240 火傷ダメージ/毎秒 ナグブレード E 槍 29 シマスキュレイト(ダメージを受けた時に発動)50% ダメージ減少/5秒間30% 攻撃遅延/5秒間 バイト オブ アヌビス E 剣 32 チャージ51 エナジー消費56 ダメージ3.5 秒間スキル混乱+300% 移動速度 12.0 秒 リンデン E 剣 36 ウォール・ブラスト(攻撃した時に発動)300毒ダメージ/6秒間230 速攻毒ダメージ ウィザード ハット E 頭 29 ライトニング・レベル100(近接ダメージを受けた時に発動)80 エナジー消費効果範囲 0.5m70~300 雷ダメージ 12.0秒 クリスタル トーテム E 首 30 ハイポサーミア(範囲ダメージを受けた時に発動)90 凍傷ダメージ/3秒間0.5~2.0 秒間凍結40% 総合速度低下/4秒間 ハイエロファント ワインディング E 腕 35 サンダークラップ44 エナジー消費効果範囲 6m23~89 雷ダメージ1.5 秒間気絶 8.0 秒 スターストーン E 指 34 バラージ57 エナジー消費炸裂範囲 1m50~56 火傷ダメージ/毎秒25~34 炎ダメージ 10.0秒 ケルベロス バイト L 斧 41 チャージ51 エナジー消費56 ダメージ3.5 秒間スキル混乱+300% 移動速度 12.0 秒 キー オブ エリュシオン L 斧 42 アンセストラル ウォーリア(攻撃した時に発動)アンセストラル ウォーリア 属性 生存時間 24.0 秒1050 ヘルス300 エナジーアンセストラル ウォーリア アビリティ 141~187 ダメージ 6.0 秒 ネイト ボウ オブ ザ サン L 弓 39 サンライト(近接ダメージを受けた時に発動)持続時間 7.0 秒炸裂範囲 2.5m240 火傷ダメージ/毎秒 モルビウス ザ ラムロッド L 棍棒 41 アシディック・スパート(攻撃した時に発動)75 エナジー消費330 毒ダメージ/6秒間6.0 秒間混乱30% 移動速度低下/6秒間 10.0 秒 シールド オブ ペルマトリン L 盾 35 スーシング・ウェイブ(近接ダメージを受けた時に発動)50 エナジー消費効果範囲 8m1.0~4.0秒間睡眠 12.0 秒 フェイ・リァン ゲイルスピア L 槍 39 サンダークラップ37 エナジー消費効果範囲 6m10~38 雷ダメージ1.5 秒間気絶 8.0 秒 ブラッド オブ ウラノス L 槍 42 ブラッド オブ ウラノス(アイテムにより習得)200 エナジー消費炸裂範囲 1mメリアス属性 463 ヘルス 202 エナジーメリアス アビリティ ボウ・アタック 36~73 刺突ダメージ 4% 敵のヘルス減少ドッジ・アタック 36% 攻撃回避率 36% で遠距離攻撃を無効 30.0 秒 ソード オブ ダモクレス L 剣 31 サンダークラップ(攻撃した時に発動)37 エナジー消費効果範囲 6m10~38 雷ダメージ1.5 秒間気絶 8.0 秒 ザ インペレイター L 剣 41 ソング・オブ・ザ・キャロット75 エナジー消費効果範囲 12.0 m2.0~4.0 秒間恐怖30% 移動速度低下/4秒間 10.0 秒 MI装備の固有スキル(AE) [部分編集] ノーマル=N、エピック=E、レジェンダリー=Lと表記します 名前 ランク 種類 レベル スキル リチャージ フォルグ N 棍棒 26 サンダークラップ36 エナジー消費効果範囲 6m8~29 雷ダメージ1.5 秒間気絶 8.0 秒 E 棍棒 35 サンダークラップ37 エナジー消費効果範囲 6m10~38 雷ダメージ1.5 秒間気絶 L 棍棒 39 サンダークラップ39 エナジー消費効果範囲 6m13~48 雷ダメージ1.5 秒間気絶 アルキュノネオス マスク N 頭 エナジーシールド・オブ・アルキュノネオス(近接ダメージを受けた時に発動)300 ダメージ吸収対防御 物理/刺突/雷/炎/冷気/毒/生命力/出血/エレメンタル E 頭 エナジーシールド・オブ・アルキュノネオス(近接ダメージを受けた時に発動)300 ダメージ吸収対防御 物理/刺突/雷/炎/冷気/毒/生命力/出血/エレメンタル L 頭 エナジーシールド・オブ・アルキュノネオス(近接ダメージを受けた時に発動)500 ダメージ吸収対防御 物理/刺突/雷/炎/冷気/毒/生命力/出血/エレメンタル
https://w.atwiki.jp/bokenote/pages/161.html
【Page31】 突然の雨でシャツが透けた時の対処法 (烈太) 結果発表日時:2005-06-13 12 20 31 総ボケ数:115 [ 1位 ] モモ 動物たちを箱舟に乗せながら 「始まったな・・・」 [デブ可愛いブス 6 | かす 7 | 野池屋 9 | コティヤール 5 | ED 8 | 腋 5 | てくのろ 5 | グルト 3 | パセリ 6 | うさぎ◆jP.GP 3] [計57点] [笑率100] コメント:[ ウッキー。|ヒヒーン。|ボエ~。 ] [ 1位 ] 右肘 吹奏楽部の連中が俺とトロンボーンを間違えて吹いたおかげで、すっかり水分が飛んだ。 [デブ可愛いブス 4 | かす 5 | 野池屋 8 | コティヤール 10 | ED 8 | 腋 6 | てくのろ 7 | グルト 3 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 5] [計57点] [笑率100] コメント:[ ] [ 3位 ] hiroki ふしだらな姿を見られないよう 父の遺影をソッと倒す [デブ可愛いブス 3 | かす 5 | 野池屋 8 | コティヤール 8 | ED 7 | 腋 3 | てくのろ 10 | グルト 2 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 8] [計56点] [笑率98] コメント:[ 乳だけに父 ] [ 3位 ] 虫こない 手ぶらだったのでセクシーをお土産にする [デブ可愛いブス 4 | かす 4 | 野池屋 6 | コティヤール 8 | ED 8 | 腋 9 | てくのろ 3 | グルト 7 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 6] [計56点] [笑率98] コメント:[ がっはっは ] [ 5位 ] タラスコ シャツが乾くまで火の輪をくぐり抜け続けていると、主役の座を奪われたライオンが野に帰った [デブ可愛いブス 4 | かす 5 | 野池屋 7 | コティヤール 5 | ED 6 | 腋 8 | てくのろ 7 | グルト 7 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 4] [計54点] [笑率95] コメント:[ ] [ 6位 ] おにぎり小僧 鎖骨に雨を貯め、一気に放流して滝のカーテンをつくる [デブ可愛いブス 6 | かす 5 | 野池屋 6 | コティヤール 6 | ED 6 | 腋 5 | てくのろ 7 | グルト 4 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 6] [計53点] [笑率93] コメント:[ ] [ 6位 ] 輪になつて 両乳首の房飾りを引っぱると着替えの入った引き出しが出てくる [デブ可愛いブス 6 | かす 5 | 野池屋 8 | コティヤール 8 | ED 8 | 腋 4 | てくのろ 6 | グルト 3 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 4] [計53点] [笑率93] コメント:[ 収納収納|松岡収納 ] [ 8位 ] 菅家 「誰か! ありったけの干し葡萄を!」 [デブ可愛いブス 5 | かす 6 | 野池屋 6 | コティヤール 5 | ED 7 | 腋 4 | てくのろ 7 | グルト 3 | パセリ 5 | うさぎ◆jP.GP 4] [計52点] [笑率91] コメント:[ 葡萄プロジェクト ] [ 9位 ] カマンベール氏 アタッシュケースの中にボブスレーの要領で乗り込んで、晴れている南区へ走っていく [デブ可愛いブス 5 | かす 5 | 野池屋 8 | コティヤール 5 | ED 6 | 腋 5 | てくのろ 8 | グルト 3 | パセリ 3 | うさぎ◆jP.GP 3] [計51点] [笑率89] コメント:[ 南くーん ] [ 10位 ] 手の鳴る方へ 燃え盛る火の中に飛び込み、火の中から新しいシャツを助け出す [デブ可愛いブス 4 | かす 5 | 野池屋 3 | コティヤール 5 | ED 6 | 腋 8 | てくのろ 7 | グルト 5 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 6] [計50点] [笑率88] コメント:[ 助けて|今来たぞ ] [ 11位 ] 劔 正直者の服は透けるんだとでも叫ぼうとして途中でやめる [デブ可愛いブス 4 | かす 5 | 野池屋 7 | コティヤール 4 | ED 6 | 腋 7 | てくのろ 3 | グルト 4 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 7] [計49点] [笑率86] コメント:[ ] [ 11位 ] かす 「この雨の強さなら、両手の手錠もどうにか」と前向きに考える [デブ可愛いブス 6 | かす 4 | 野池屋 8 | コティヤール 6 | ED 7 | 腋 4 | てくのろ 5 | グルト 4 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 4] [計49点] [笑率86] コメント:[ 修学旅行ならでは ] [ 11位 ] そば湯 向こうから全速力で走ってくる魚屋の大集団に素早く加わり、擬態 [デブ可愛いブス 5 | かす 6 | 野池屋 4 | コティヤール 4 | ED 5 | 腋 7 | てくのろ 8 | グルト 4 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 4] [計49点] [笑率86] コメント:[ ] [ 11位 ] デカ丸 上着にくるんで傘で転がして運んでた弟をあきらめる [デブ可愛いブス 5 | かす 6 | 野池屋 5 | コティヤール 5 | ED 6 | 腋 2 | てくのろ 9 | グルト 3 | パセリ 4 | うさぎ◆jP.GP 4] [計49点] [笑率86] コメント:[ ] [ 15位 ] 孑孑 「やっぱり梅雨は新人のドライシャツに任せてりゃよかったんだよ!どうせ俺は綿100%ですよ!」 とヒートする俺のシャツをなだめなければ [デブ可愛いブス 5 | かす 5 | 野池屋 7 | コティヤール 5 | ED 5 | 腋 6 | てくのろ 6 | グルト 4 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 3] [計48点] [笑率84] コメント:[ ] [ 15位 ] シニカル二等兵 買ってきた太巻きに包まる [デブ可愛いブス 4 | かす 5 | 野池屋 3 | コティヤール 4 | ED 8 | 腋 8 | てくのろ 6 | グルト 3 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 5] [計48点] [笑率84] コメント:[ YOU食べちゃいなよ ] [ 15位 ] 赤Qチップ 幼馴染みのマーちゃんが雨の中、落ちていた犬のうんこを食べまくっていた 「あたし朝から何も食べてへんねん!朝から何も食べてへんねん!」 ぼくは半分、目をそらしていたけれど、 うんこまみれのシャツの下から黒い乳首がいっぱい浮き出ているのが見えた マーちゃんは黒死病を患っている [デブ可愛いブス 8 | かす 6 | 野池屋 8 | コティヤール 4 | ED 5 | 腋 1 | てくのろ 4 | グルト 3 | パセリ 7 | うさぎ◆jP.GP 2] [計48点] [笑率84] コメント:[ 悲惨な物語やのぅ | なんという|ことでしょう ] [ 15位 ] IWAコスタリカ 部族A「ン?旅人のシャツから何か文字が浮かび上がってる」 部族B「近づいて見てみよう・・・」 小桧山 雅仁(元大洋ホエールズ) 部族A、B「いたなああああーーー!!!!」 その夜、部族の村は祭りになった。 [デブ可愛いブス 3 | かす 5 | 野池屋 7 | コティヤール 3 | ED 5 | 腋 10 | てくのろ 7 | グルト 3 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 4] [計48点] [笑率84] コメント:[ めっかっちゃった ] [ 15位 ] L’ 横についてるつまみで画面の明るさを暗くすればもうちょっと頑張れる。 [デブ可愛いブス 5 | かす 4 | 野池屋 8 | コティヤール 4 | ED 6 | 腋 6 | てくのろ 7 | グルト 3 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 4] [計48点] [笑率84] コメント:[ ] [ 20位 ] 風shi 個人情報保護法をふりかざす [デブ可愛いブス 4 | かす 3 | 野池屋 6 | コティヤール 5 | ED 6 | 腋 8 | てくのろ 4 | グルト 7 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 3] [計47点] [笑率82] コメント:[ 保護解除だな ] [ 20位 ] 坊主 「大丈夫!娘さんは必ず助け出しますから!」って火事の現場に入って行く。 [デブ可愛いブス 4 | かす 5 | 野池屋 6 | コティヤール 7 | ED 6 | 腋 7 | てくのろ 4 | グルト 5 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 2] [計47点] [笑率82] コメント:[ 地震・雷|火事・おすぎ ] [ 20位 ] 芭蕉 ヘレン・ケラーはそうする他に伝える手段を持たない [デブ可愛いブス 5 | かす 4 | 野池屋 9 | コティヤール 3 | ED 7 | 腋 5 | てくのろ 5 | グルト 4 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 3] [計47点] [笑率82] コメント:[ 説明少な! ] [ 20位 ] ヘレンケラー 長州のラリアートを追走して乳首を隠す [デブ可愛いブス 9 | かす 4 | 野池屋 3 | コティヤール 9 | ED 7 | 腋 2 | てくのろ 4 | グルト 4 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 3] [計47点] [笑率82] コメント:[ 橋本ぉ! ] [ 24位 ] 苺☆ミサイル 透けたところをシャケの稚魚と共に清流に放流する 5年後Eカップになって戻ってきた [デブ可愛いブス 6 | かす 5 | 野池屋 3 | コティヤール 4 | ED 7 | 腋 5 | てくのろ 4 | グルト 7 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 4] [計46点] [笑率81] コメント:[ 5年E組 ] [ 24位 ] 快適モルモット 皮膚呼吸でフーってして、シャツを浮かし気味にし張り付かせない [デブ可愛いブス 4 | かす 4 | 野池屋 4 | コティヤール 10 | ED 7 | 腋 2 | てくのろ 5 | グルト 4 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 5] [計46点] [笑率81] コメント:[ 気持ち悪! ] [ 26位 ] 宝塚ファミリーランド いっその事、突然の放射線で内臓まで透けさせる [デブ可愛いブス 4 | かす 5 | 野池屋 5 | コティヤール 5 | ED 6 | 腋 9 | てくのろ 4 | グルト 3 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 3] [計45点] [笑率79] コメント:[ X線|X JAPAN ] [ 26位 ] マキロン 背中の鯉がビチビチ暴れ出さないよう肩甲骨でグッと押さえる [デブ可愛いブス 5 | かす 3 | 野池屋 7 | コティヤール 5 | ED 6 | 腋 7 | てくのろ 6 | グルト 2 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 3] [計45点] [笑率79] コメント:[ ど根性ゴイ ] [ 26位 ] 撥条 「桜吹雪が・・」と呟き、透けてはいけない雰囲気にする [デブ可愛いブス 4 | かす 5 | 野池屋 6 | コティヤール 6 | ED 5 | 腋 4 | てくのろ 3 | グルト 4 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 6] [計45点] [笑率79] コメント:[ ] [ 26位 ] 夜行バス 柳の下で故郷を思う 正岡子規「風流ですな」 [デブ可愛いブス 5 | かす 5 | 野池屋 6 | コティヤール 3 | ED 7 | 腋 4 | てくのろ 4 | グルト 4 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 5] [計45点] [笑率79] コメント:[ 放屁ですな ] [ 26位 ] イカロス侍 水分子に「お前のせいじゃない」と書き込める仙人を探す [デブ可愛いブス 4 | かす 4 | 野池屋 4 | コティヤール 4 | ED 7 | 腋 5 | てくのろ 7 | グルト 5 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 4] [計45点] [笑率79] コメント:[ ] [ 26位 ] 瓜 水溜まりを背にして排水の陣 [デブ可愛いブス 4 | かす 5 | 野池屋 4 | コティヤール 4 | ED 7 | 腋 5 | てくのろ 6 | グルト 6 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 3] [計45点] [笑率79] コメント:[ ] [ 32位 ] 耳鳴り豆腐館 1.脱ぐ 2.焚き火で乾かす 3.ちょっと焦げる 4.着る 5.燃えろいい女 [デブ可愛いブス 5 | かす 7 | 野池屋 4 | コティヤール 3 | ED 5 | 腋 6 | てくのろ 6 | グルト 4 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 3] [計44点] [笑率77] コメント:[ ] [ 32位 ] 犬son犬 近所の海賊に「宝、ここ」と乳首の辺りを指差しながら [デブ可愛いブス 4 | かす 4 | 野池屋 6 | コティヤール 8 | ED 7 | 腋 2 | てくのろ 3 | グルト 6 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 3] [計44点] [笑率77] コメント:[ ] [ 32位 ] ハチ公 世間からの白い目で染色 [デブ可愛いブス 4 | かす 4 | 野池屋 3 | コティヤール 4 | ED 6 | 腋 6 | てくのろ 5 | グルト 8 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 3] [計44点] [笑率77] コメント:[ ハイブリーチ ] [ 32位 ] ぺ パン屋の厨房に全速力で突っ込んで転がり回る [デブ可愛いブス 5 | かす 2 | 野池屋 6 | コティヤール 8 | ED 7 | 腋 1 | てくのろ 7 | グルト 3 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 3] [計44点] [笑率77] コメント:[ ] [ 32位 ] HAxAHAxA その金の乳首が右だけとバレれば、王位を剥奪されかねない すぐに出国するべきだ [デブ可愛いブス 9 | かす 5 | 野池屋 5 | コティヤール 5 | ED 5 | 腋 3 | てくのろ 3 | グルト 3 | パセリ 3 | うさぎ◆jP.GP 3] [計44点] [笑率77] コメント:[ ] [ 32位 ] 人造ワカメ君 貴方の薄紅色の乳首はあの丘の8色目のプリズム 佐々木健介 [デブ可愛いブス 5 | かす 4 | 野池屋 3 | コティヤール 3 | ED 8 | 腋 3 | てくのろ 7 | グルト 2 | パセリ 6 | うさぎ◆jP.GP 3] [計44点] [笑率77] コメント:[ ] [ 38位 ] ながおか 雷様をのぞきの容疑で全国指名手配する [デブ可愛いブス 4 | かす 4 | 野池屋 4 | コティヤール 7 | ED 8 | 腋 4 | てくのろ 3 | グルト 6 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 2] [計43点] [笑率75] コメント:[ だめだこりゃ ] [ 38位 ] case3 「クールビズ、クールビズ、快適ぃ~!」 と3分おきに口ずさむ。 [デブ可愛いブス 4 | かす 2 | 野池屋 6 | コティヤール 5 | ED 3 | 腋 3 | てくのろ 7 | グルト 5 | パセリ 5 | うさぎ◆jP.GP 3] [計43点] [笑率75] コメント:[ B\ Z ] [ 38位 ] 経理コロンボ 振り向きざまに投網を投げる [デブ可愛いブス 4 | かす 6 | 野池屋 6 | コティヤール 3 | ED 6 | 腋 5 | てくのろ 6 | グルト 2 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 4] [計43点] [笑率75] コメント:[ ] [ 38位 ] 煩悩ジプシー 近くにあるペコちゃん人形を背負って老ける [デブ可愛いブス 3 | かす 7 | 野池屋 5 | コティヤール 4 | ED 6 | 腋 7 | てくのろ 6 | グルト 1 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 3] [計43点] [笑率75] コメント:[ ペコちゃんが? ] [ 38位 ] キャプテンホーク 一心不乱にシャツをしゃぶりつくす [デブ可愛いブス 4 | かす 4 | 野池屋 6 | コティヤール 5 | ED 5 | 腋 3 | てくのろ 7 | グルト 3 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 4] [計43点] [笑率75] コメント:[ 逆に ] [ 43位 ] そこどけグランパ 網の上に寝転び、うなぎと一緒に仰いでもらう [デブ可愛いブス 5 | かす 4 | 野池屋 5 | コティヤール 3 | ED 7 | 腋 4 | てくのろ 7 | グルト 3 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 3] [計42点] [笑率74] コメント:[ ウゴウゴルーガのオープニングだ ] [ 43位 ] めいぷる アリコに電話して「手軽に入れるシャツ透け保険」支払いを請求する。 [デブ可愛いブス 6 | かす 4 | 野池屋 2 | コティヤール 2 | ED 5 | 腋 5 | てくのろ 7 | グルト 6 | パセリ 3 | うさぎ◆jP.GP 2] [計42点] [笑率74] コメント:[ ] [ 43位 ] 曙太郎0 ハチミツ塗ってアリにたからせる [デブ可愛いブス 2 | かす 3 | 野池屋 6 | コティヤール 3 | ED 8 | 腋 4 | てくのろ 5 | グルト 3 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 6] [計42点] [笑率74] コメント:[ 気持ち悪! ] [ 43位 ] ジャマイカ 見えない敵をがっぷり四つで店の軒下へと追い込んでゆく [デブ可愛いブス 4 | かす 5 | 野池屋 4 | コティヤール 6 | ED 7 | 腋 4 | てくのろ 4 | グルト 3 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 4] [計42点] [笑率74] コメント:[ ] [ 43位 ] cocoa マジックで背中に自由人と書く [デブ可愛いブス 4 | かす 3 | 野池屋 2 | コティヤール 2 | ED 6 | 腋 3 | てくのろ 8 | グルト 6 | パセリ 6 | うさぎ◆jP.GP 2] [計42点] [笑率74] コメント:[ 背中にニートだろ ] [ 43位 ] strontium 「オトコの視線がオンナを美しくするのよ」 [デブ可愛いブス 8 | かす 1 | 野池屋 6 | コティヤール 3 | ED 6 | 腋 2 | てくのろ 4 | グルト 4 | パセリ 5 | うさぎ◆jP.GP 3] [計42点] [笑率74] コメント:[ とても前向き|チンコ上向き ] [ 43位 ] 地下鉄サム 家族との最後の面会を隔てる壁に透けたシャツを使う [デブ可愛いブス 4 | かす 5 | 野池屋 4 | コティヤール 4 | ED 7 | 腋 5 | てくのろ 5 | グルト 3 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 4] [計42点] [笑率74] コメント:[ よう外に出れたな ] [ 43位 ] コティヤール まるでスコールのような雨が、僕を打ちつける。 その刹那、彼女は現れたっ! 「♪街の灯りが~ とてもきれいねヨコハマ~ ♪ブルー・ライト・ヨコハマ~・・・・。」 その時、僕のTシャツは輝きを取り戻した。 [デブ可愛いブス 5 | かす 4 | 野池屋 6 | コティヤール 4 | ED 6 | 腋 3 | てくのろ 4 | グルト 4 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 4] [計42点] [笑率74] コメント:[ ] [ 51位 ] エ ンゾー 『雨でシャツをぬらした』のではなく、『雨にシャツを濡らさせてやった』という意識で前に進む [デブ可愛いブス 4 | かす 4 | 野池屋 5 | コティヤール 4 | ED 7 | 腋 4 | てくのろ 6 | グルト 1 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 5] [計41点] [笑率72] コメント:[ ] [ 51位 ] 黄色石_原 前のゴミ置き場に置いてあったドライヤーを見て摩擦でどうにかなるだろうと判断 [デブ可愛いブス 3 | かす 4 | 野池屋 5 | コティヤール 3 | ED 5 | 腋 3 | てくのろ 6 | グルト 5 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 6] [計41点] [笑率72] コメント:[ ] [ 51位 ] B21 腰をひねると出る液体は重油として使える [デブ可愛いブス 4 | かす 4 | 野池屋 3 | コティヤール 5 | ED 5 | 腋 4 | てくのろ 5 | グルト 5 | パセリ 3 | うさぎ◆jP.GP 3] [計41点] [笑率72] コメント:[ ] [ 51位 ] なめこ汁 ぞうきんしぼりの要領でシャツをしぼり その汁を飲み「やっぱりか」って言う [デブ可愛いブス 4 | かす 8 | 野池屋 3 | コティヤール 4 | ED 6 | 腋 3 | てくのろ 5 | グルト 3 | パセリ 3 | うさぎ◆jP.GP 2] [計41点] [笑率72] コメント:[ なにがやっぱりだw ] [ 51位 ] ゴーヤベイベー リトマス乳首が酸性雨でピンクになる [デブ可愛いブス 4 | かす 4 | 野池屋 4 | コティヤール 5 | ED 7 | 腋 2 | てくのろ 3 | グルト 3 | パセリ 6 | うさぎ◆jP.GP 3] [計41点] [笑率72] コメント:[ 好楽 ] [ 51位 ] のっともずく アフリカに移動すれば、透けて虎の死体の入れ墨が浮かび上がってきたところにハイエナが群がってきて、その外にいる人からは見えない [デブ可愛いブス 4 | かす 4 | 野池屋 5 | コティヤール 3 | ED 5 | 腋 3 | てくのろ 5 | グルト 7 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 4] [計41点] [笑率72] コメント:[ ] [ 51位 ] ねじ ズブ濡れの子猫を抱き上げて「・・・大丈夫。一人じゃないよ!」と、微笑みかける。 [デブ可愛いブス 5 | かす 5 | 野池屋 3 | コティヤール 4 | ED 6 | 腋 5 | てくのろ 5 | グルト 3 | パセリ 3 | うさぎ◆jP.GP 2] [計41点] [笑率72] コメント:[ ] [ 58位 ] ポレステ 「この透けた乳首をあちらのお客様に。」 [デブ可愛いブス 4 | かす 4 | 野池屋 5 | コティヤール 3 | ED 7 | 腋 3 | てくのろ 4 | グルト 4 | パセリ 1 | うさぎ◆jP.GP 5] [計40点] [笑率70] コメント:[ じゃあ私は産毛で|私は乳輪を ] [ 58位 ] オルガン 湯気が出てるデブの近くに行き、身を眩ます [デブ可愛いブス 4 | かす 4 | 野池屋 5 | コティヤール 5 | ED 6 | 腋 3 | てくのろ 4 | グルト 4 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 3] [計40点] [笑率70] コメント:[ ] [ 58位 ] うさぎ◆jP.GP 透けた部分に醤油を塗って軽くあぶると、ちょうどいい具合に脂が落ちる [デブ可愛いブス 4 | かす 4 | 野池屋 4 | コティヤール 3 | ED 6 | 腋 3 | てくのろ 6 | グルト 5 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 3] [計40点] [笑率70] コメント:[ ] [ 58位 ] 凪 男だったらブラを付ける 女だったらブラを外す [デブ可愛いブス 5 | かす 3 | 野池屋 5 | コティヤール 5 | ED 6 | 腋 1 | てくのろ 4 | グルト 4 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 5] [計40点] [笑率70] コメント:[ ブラり途中下車の旅 ] [ 58位 ] 鬼やんま しかし姉貴は冷静に麻婆豆腐をかける [デブ可愛いブス 6 | かす 5 | 野池屋 3 | コティヤール 3 | ED 5 | 腋 7 | てくのろ 4 | グルト 1 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 4] [計40点] [笑率70] コメント:[ ] [ 58位 ] ちんこ あらかじめ腹に下書きを書いておく [デブ可愛いブス 2 | かす 4 | 野池屋 7 | コティヤール 2 | ED 7 | 腋 5 | てくのろ 4 | グルト 2 | パセリ 2 | うさぎ◆jP.GP 5] [計40点] [笑率70] コメント:[ !下ネタかよ! ]
https://w.atwiki.jp/army2ch/pages/214.html
入隊して間もない隊員(陸自2士)は銃剣道って習えるの? 恥ずかしい訓練や行事はありますか? 私物は訓練で使っていいんですか? 空薬莢を一発残らず回収するのは、環境保護の為にやっているのですか? 演習ってだいたい何日間くらい行かされるんですか? 陸自のレンジャー訓練について お盆中でも演習はあるの? 陸自で山に入り込んでの演習はシャワーもなし着替えもなしですか。 空挺の基本降下課程かなり厳しいんですか? レンジャー訓練は任期制でも参加できるのでしょうか? 銃剣格闘は任期制自衛官でも訓練できるの?段とかあるの? 陸自のレンジャー訓練について質問ですが、レンジャー訓練は何種類あるのでしょうか? よくテレビでやっているようなきつそうな訓練は最初の3ヶ月 陸海空のいずれも体力検定基準は同じなんでしょうか? 自衛隊の体力検定って? 「戦訓」を戦闘訓練の略として捉えるのって普通ですか? 後方支援系の職種でも戦訓はあるんですか? 陸総額て体力検定に合格できなかった総額の末路は? ナイフを使った格闘訓練とか普通はやんないですよね? 陸自の化学科ってどんな訓練するの? 会社から研修もかねて自衛隊に入ることになったのですが普通の自衛隊に入ってる人と違いとかあるんでしょうか? 海上自衛隊の、艦の中に搭乗員用のジムとかってあるんですか? 毎日朝から晩まで訓練で五時に終わってあと飯食って寝るだけ? 新隊員教育の格闘訓練は型だけって本当ですか? 基本降下課程は単に落下傘降下の訓練を行うだけではなく、その他にも過酷な訓練が行われているのですか? 普通科の歩兵は匍匐前進の訓練を行うのはなぜでしょうか? 海自で潜水艦も海外行ったりすんの? 「射撃徽章準特級」というものは徽章がもらえることはわかったが、検定内容は?何級まである? 各種検定って何があるの? 「射撃徽章準特級」というものは徽章がもらえることはわかったが、検定内容は? 格闘訓練に勝てないとペナルティとかあるんでしょうか? 広い演習場で訓練していますよね、自衛隊って。でも、あんなに広いところで実際に戦闘するのですか? 総火演では目標に応じた「~の台」とありますが、実際の戦闘ではどういった号令が掛けられるのでしょうか? 自衛隊でも、フルメタルジャケットみたいな訓練や生活が待ってるのですか? 市街地に有る自衛隊駐屯地(練馬とか朝霞とか)では、拳銃や小銃の実弾射撃訓練を行っているのですか? 自衛隊では小銃射撃訓練でどんな標的を使っているのでしょうか。 自衛隊では弾丸を一発ずつ正確に撃つけど、外人部隊ではとにかく弾はばらまく 入隊して間もない隊員(陸自2士)は銃剣道って習えるの? 習える。とゆうか必須科目。防具の付け方から始まって初段とる(審査あり)まで。 (自衛隊板初質スレ45 300) 恥ずかしい訓練や行事はありますか? レンジャーが敵地に侵入する訓練では、敵役の教官に捕獲されると、裸にされて木に縛り付けられる。 そして、そのまま一晩中放置される。 部隊によっては、木に縛り付けられたまま、耐拷問訓練も行うという。 耐拷問訓練は、主に鞭打ち、目隠しをしての言葉責め、水責め(冬限定) この訓練で失神し、訓練から脱落する者も多い。 (自衛隊板初質スレ45 314) 私物は訓練で使っていいんですか? 必要があって、かつ、味方に見えるなら、大抵は何も言われない。 が、陸自迷彩と同じ迷彩パターンの それらの私物があるかどうか。 (自衛隊板初質スレ45 陸秀夫 ◆Bf5xepPT82) PXに行けばいくらでも買えるだろうがよ。 半長靴から鉄帽、各種小物まで、タグを見なければ 見分けがつかないレプリカが手に入るぞ。 購入にも制限は無いはずだ。 部隊章や階級章は買えないけどね。 (自衛隊板初質スレ45 862) 空薬莢を一発残らず回収するのは、環境保護の為にやっているのですか? 主たる理由は「弾薬の管理」の為です。 実弾を部隊に交付する際は全ての弾薬数を確認し、 訓練修了後には射撃後の残弾と打ち殻薬莢の数とを払い出し数と照合してから弾薬庫に返納します。 (自衛隊板初質スレ46 ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA) 演習ってだいたい何日間くらい行かされるんですか? 演習の内容や演習場所によって一概には言えません。 短ければ2~3日程度で帰ってきます。 モデル的には行き帰りの移動で各1日、訓練2夜3日、後始末1日で6日とかになりますね。 北方機動特別演習等の大規模演習だと1月まるまるかかる場合もあります。 (自衛隊板初質スレ46 ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA) 訓練・演習以外にも演習場に行くことはあります。 他の部隊の演習・検閲の支援や演習場の整備作業などの場合です。 これらの場合、自隊の訓練に比べて長丁場になることが多いようです。 (自衛隊板初質スレ46 陸秀夫 ◆Bf5xepPT82) 陸自のレンジャー訓練について 訓練の形態が二通りあります。 一つは幹部自衛官を対象にした「幹部レンジャー課程」で、こちらは富士学校で行われ、専門の教育要員もいる前者の教育方法です。 もう一つは、曹士を対象にした「レンジャー集合訓練」で、普通科連隊や旅団単位で教育が行われ後者の教育方法です。 (訓練が行われない部隊の志願者は最寄りの訓練実施部隊に参加します。) (自衛隊板初質スレ46 ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA) お盆中でも演習はあるの? あるよ この時期の演習は各部隊いやがるので演習場を長期確保するには穴場かも 法事がある隊員には迷惑だけど、営内者なんかは同期間の休みを前後に確保すればok (自衛隊板初質スレ79 ローレディ ◆5xsookHc2o) 陸自で山に入り込んでの演習はシャワーもなし着替えもなしですか。 野外なので当然シャワーはなし。 着替えは各人ごと携行。 (自衛隊板初質スレ79 雪風 ◆MZR7PEYUKI) 空挺の基本降下課程かなり厳しいんですか? 腕立て、腹筋、かがみ跳躍、懸垂、300m折り返しダッシュ、あとなんかあったっけ?そんなかんじの体力検定がある まあ毎日空挺体操頑張ってりゃできるレベルだろ あとは度胸と根性と健康な体があれば大丈夫 背骨とか、クルクル回ってもテンパらねー精神もいる 空挺は入ったあとがかなりキツいんだろうけどね 一応バッジ付けてる若い幹部とかいるけど、ありゃ最低限クリアしただけだ (自衛隊板初質スレ80 341) レンジャー訓練は任期制でも参加できるのでしょうか? 任期制でも行けるよ。 4月に入隊したとして、中隊配属は9月、レンジャー課程3ヶ月、退職前の半年は就職活動となると、 純粋に部隊で勤務できる期間は2年半ぐらい、戦闘団検閲も1回しか経験しない。 レンジャーとったら、情報小隊あたりでバリバリ働いて欲しい部隊は行かせないかもね。 (自衛隊板初質スレ81 ローレディ ◆5xsookHc2o) 銃剣格闘は任期制自衛官でも訓練できるの?段とかあるの? 格闘検定があって、「級」も認定される。 陸自の場合は2年に一度の検定合格が必要。 もっとも殆どの隊員は「格闘の型」だけで、本格的な組み手まではいかない。 勿論、本格的に修めたい場合は体育学校の格闘課程をはじめ各種の道はある。 (部隊にもよるが、任期制でも部隊レベルでの練成は可能かと) (自衛隊板初質スレ81 ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA) 陸自のレンジャー訓練について質問ですが、レンジャー訓練は何種類あるのでしょうか? レンジャーAとBや空挺レンジャーAとBだな (自衛隊板初質スレ81 954) よくテレビでやっているようなきつそうな訓練は最初の3ヶ月 これはマジですか? 最初の教育機関で自由時間は寝ている時と土日ぐらい 海自は約4ヶ月の教育訓練が終われば部隊勤務だけど1士になるまでは覚えることが多くて大変 (自衛隊板初質スレ82 予備海士長 ◆0J1td6g0Ec) 陸海空のいずれも体力検定基準は同じなんでしょうか? 海自はまだ体力測定のはず、腕立て腹筋が3自共通?、点数表を公開されているか不明 (自衛隊板初質スレ110 予備海士長A ◆0J1td6g0Ec) 自衛隊の体力検定って? 以下が体力検定 一級 / 二級 腕立て82 / 72 腹筋85 / 77 3000m11,26 / 12,22 懸垂17 / 14 走幅跳5,10 / 4.80 ボール投60 / 56 そして 腕立て伏せ 28回 膝半屈腹筋 40回 3000m走 16分33秒 懸垂腕屈伸 3回 走り幅跳び 360cm ボール投げ 30m以上 これが7級ですこれがクリアできれば自衛隊の教育訓練で班長にしばかれることはないそうです で、以下は空挺の人の普段 1時間走(約11km程度)×平日毎日 懸垂×10~12回 2セット(毎回腕を伸ばしっきってあげる時は顎を鉄棒より上に持っていく) 腹筋×60~80回 2~3セット(出来れば斜めになっている台の上で) 腕立て×40~50回 2~3セット(下げた時胸を地面ぎりぎりまで持っていく、尻は上げない下げない一本の線のように) スクワット×50回 3セット(荷物を背負うなど負荷をかけて膝の角度は45度) 木曜日 駆け足が終わった後、 600m×6回のインターバル(一回あたり2分10~30秒で走る) 土曜日 1時間~2時間走(ゆっくり適当に) 空挺にいくには体力検定1級または2級ないときついそうです それでも空挺いくとだれもが後期終わる頃には1級もってるそうですが (162 599) 「戦訓」を戦闘訓練の略として捉えるのって普通ですか? 普通は、「戦闘から得られる(た)教訓」のことだと思うんですが・・・ というわけで 後方職種なんて戦訓の固まりだと思うな。 技術の進歩で前線の戦闘の様相は大きく変化しているけれど 兵站においては、未だ画期的な技術革新は起きていないと思うから。 (自衛隊板初質スレ82 陸秀夫 ◆Bf5xepPT82) 後方支援系の職種でも戦訓はあるんですか? 流石に普通科のような突撃や遊撃戦は行いませんが、「自隊警戒」等の宿営地等における自衛戦闘の訓練は行います。 (自衛隊板初質スレ82 ドカン・オオカミ ◆s6tJH5.VuA) 陸総額て体力検定に合格できなかった総額の末路は? 体力検定は自衛官として持つべき最低の体力だから 合格するように教育隊でしごきまくってくれるから 心配せんでついて行けばよし (自衛隊板初質スレ82 301) ナイフを使った格闘訓練とか普通はやんないですよね? やりますよ。ただし、今は試行期間で本施行は23年度だったかな? (自衛隊板初質スレ105 ローレディ ◆5xsookHc2o) 陸自の化学科ってどんな訓練するの? CBR兵器が使用された場合の検知、種類の特定、汚染除去など。 前線に立って直接戦闘するわけではない。 真夏でも化学防護服着て訓練するので物凄く暑いと聞いたことがある。 (自衛隊板初質スレ107 893-894) 地下鉄サリン事件のときサリンの除去や解毒剤についてアドバイスしたとかしないとか ガス攻撃自体は第2次世界大戦でも普通(?)に行われていている 化学防護車がサンプリングして汚染地域を把握する(小さな旗を立てていた) 除染車か除染剤を散布して無害化する(散水車みたいな感じ) 最終的に無害化されたかを確認して終了(消防本部に検査キットが有るところも) 大宮駐屯地の模擬戦では展示してくれた (自衛隊板初質スレ107 予備海士長 ◆0J1td6g0Ec) 会社から研修もかねて自衛隊に入ることになったのですが普通の自衛隊に入ってる人と違いとかあるんでしょうか? 基本的に生活のリズムは自衛官と同じ。 時間も起床から就寝まで自衛隊時間で生活する。 訓練は、受け入れ部隊によって違うだろうが、基本教練(回れ右とか、行進とか) 精神教育(訓練ビデオ、PKO関連など) 体力検定(自衛官と同じメニュー) 軽装での10㎞程度の行軍・・・・・・こんな感じ。 (自衛隊板初質スレ107 926) 海上自衛隊の、艦の中に搭乗員用のジムとかってあるんですか? 船のサイズによる、補給艦みたいに大きな船なら有ったりするけど 潜水艦やミサイル艇には置く場所が無い (自衛隊板初質スレ108 予備海士長 ◆0J1td6g0Ec) 毎日朝から晩まで訓練で五時に終わってあと飯食って寝るだけ? 普通科でも訓練なんてあんまりしない。 普通科だと、月に一回くらいの野営がメイン。 その前後に準備と装備の後片付けとか。 あとは、ジョギングとか銃剣道とか適当にやってる。 暇な時は隊舎の掃除とか便所掃除とか。 月に数回は警衛(門番)とか当直とかの勤務がある。 下っ端は、飯炊きとか給水所とか給油所とか駐屯地内の消防署とか そういう雑用に3カ月単位で行かされたりする。 まぁ、大卒で入っても意味のない職場だ。 長くいるつもりがないのなら入らないほうが良いが、 長くいるつもりがなくても陸曹になったりするヤシも割といたりもするw (自衛隊板初質スレ109 411) 任期制隊員(陸自)で入った場合 新隊員教育が共通3カ月、職種別3カ月の計6か月がある 当初の3カ月は自衛隊の基本的な訓練を実施 基本教練、射撃、攻撃、防御等 次の3カ月は職種によって専門的な訓練を実施 各職種で必要な基本的な知識、技能の修得が目的となる 新隊員教育後は一般隊員として勤務する 部隊の特性に応じて勤務に差がある ・ 普通科や戦闘職種であれば概ね411のような感じ ・ 戦闘支援職種、後方支援職種の場合は少し違う 教育訓練はほとんどないが、訓練支援が月に1~2・3回あるのでこれに参加 これに加えて演習場整備や警衛等の特別勤務がある 土日に訓練支援があることも多いので、代休を合間に取る(半日代休の積み重ねがメインとなる) 体力練成期間等はほとんどなく、課業外に自分でやることになる 銃剣道や持続走等の訓練もあまりできず、課業外の訓練が目立つ 【新隊員教育について】 前期は基本教練がメインとなる 生活は慣れず、自衛隊のイロハをここで学ぶため、大変忙しく感じる 起床から就寝までの実施事項はほとんど決められており、自由もあまりない とにかく「やれ」と言われることをやっていればいいので、キツイながらも楽である 体力もこの時期に練成しておかなければならないため、たくさん運動する 起床後、点呼後、課業中、課業後も運動する日が多いだろう それでも体力の劣る者は自主練成をしないとついていけないので、向上に努める 訓練自体はそこまでキツくないだろう 言われることを覚え、実行するだけでよい 学科もあるので覚えることは覚える 精神的な教育もある 自衛隊の使命の理解(社会における自衛隊の任務、地位や役割を概ね理解する)(犯罪等の影響もここで教えて未然防止に努める) 個人の能力を充実させる(常に向上心を持って頑張る意識を持たせる) 責任感を養う(命令を遂行するという意識、義務を理解する) 規律を守る(決められたことは守るということを理解する) 団結する(部隊として団結することを理解する) こんな感じ 団結と相まって宴会や親睦会も多い 新隊員教育は20歳未満で酒が飲めない者もいるので、ボーリングや食事会なんかになることも多い (自衛隊板初質スレ109 413-414) 新隊員教育の格闘訓練は型だけって本当ですか? 新隊員でやるのは、面打ち、面突き、前蹴り(だったっけ?)の型くらいだったかな? 部隊配属されても、普通科以外じゃまず徒手格闘はやらないでしょう。 普通科でも訓練隊に行かなければ、ごくたまに型をやるくらい。 あ、でも今はなんか格闘が空手ベースになったんだとか言ってたか。 (自衛隊板初質スレ109 526) ガッツリやるのは銃剣道だけだな。 こっちは、馬鹿みたいに朝から晩までやってる「銃剣道合宿隊」ってのが 各連隊にあるはず。野営で穴も掘れないのに、銃剣道強い奴は威張ってる。 今時、銃剣付けて戦うこともないだろうし、そもそも89+銃剣の間合いと木銃じゃ全然違うのだがw (自衛隊板初質スレ109 528) 基本降下課程は単に落下傘降下の訓練を行うだけではなく、その他にも過酷な訓練が行われているのですか? ただの落下傘降下なら、自由降下も含めてレジャースポーツとしてやってる人もいますよ。 落下傘降下は目的地にたどり着くための手段に過ぎません。降下前後の行動も訓練に含まれます。 単純に降下が怖くて脱落する者もいますけどね。 (自衛隊板初質スレ109 589) 普通科の歩兵は匍匐前進の訓練を行うのはなぜでしょうか? 市街戦や森林戦のように遮蔽物が多い状況なら姿勢を低く走った方が良いだろう 遮蔽物が少ない野原で敵陣に直線的に接近しなければならない場合匍匐は絶対必要 (自衛隊板初質スレ109 951) 海自で潜水艦も海外行ったりすんの? リムパックや合同救難訓練に参加していますよ (自衛隊板初質スレ110 予備海士長A ◆0J1td6g0Ec) 「射撃徽章準特級」というものは徽章がもらえることはわかったが、検定内容は?何級まである? 普通科の小銃手と後方職種では射距離が違ったりする?男女での違いは? 射距離は300mが基準で、近傍に300mの射場がない所は200mでもおk ただし的はその分小さくなる。 立った姿勢から伏せて5発射撃までを27秒以内 同じく立った姿勢から膝撃ちまたはしゃがみ撃ち5発を27秒以内 的の配点は中心から5点、4点、3点、0点。 合計得点で級が決まる。 ちなみに小銃の短連射と3点制限点射が検定からなくなってから、準特級は物凄く取りやすくなってる。 (自衛隊板初質スレ110 ローレディ ◆0KvSZqbvRI) 各種検定って何があるの? 体力検定格闘検定射撃検定ぐらい? 特殊武器防護に救急法などもある。 (自衛隊板初質スレ110 440) 「射撃徽章準特級」というものは徽章がもらえることはわかったが、検定内容は? 何級まである?普通科の小銃手と後方職種では射距離が違ったりする?男女での違いは? 膝撃ち(片膝をついた姿勢)5発 伏せ撃ち(腹ばい)5発 短連射(64は2発×3回、89は3発×3回) 級は3級から特級まで 職種に関わらず、通常は200m、男女同じ (自衛隊板初質スレ110 691) 格闘訓練に勝てないとペナルティとかあるんでしょうか? ペナルティーはないが、一定基準に到達しないとダメ どんなバカでもちょっと頑張れば大丈夫 (自衛隊板初質スレ110 960) 広い演習場で訓練していますよね、自衛隊って。でも、あんなに広いところで実際に戦闘するのですか? あまり広く有りません。部隊を展開するには狭すぎる位です。 幹線道路沿いとか都市部で戦闘ってするんじゃないのですか? 当然ながら、そういう防御に有利な地形は攻撃側は迂回しようとします。 迂回させないように翼側を伸ばしていけば結果として幹線道路を含む広い地域の戦闘になる訳ですね。 そういった「戦線」の中で攻撃側の都合の良い場所を狙って「突破」が図られるわけですね。 そして戦線を突破した敵部隊は後方に回って「包囲」を行います。 都市部や幹線道路を守ってる部隊は包囲される前に後方に撤退しないと全滅してしまいます。 (43 539、541) 総火演では目標に応じた「~の台」とありますが、実際の戦闘ではどういった号令が掛けられるのでしょうか? あらかじめ地点指示をして、著名な地形、建造物に勝手に名称をつけるデス。 ~の台とか~の丘とか~の木とか、そんな感じデス。 (59 81式) 自衛隊でも、フルメタルジャケットみたいな訓練や生活が待ってるのですか? フルメタルジャケットのような、自尊心を破壊される教育はありません が 非常ーーに厳しい6ヶ月が待っています 精神的、肉体的に… フルメタルジャケットがやりたいなら、習志野の1AbnBに入るかレンジャー訓練受けましょう (60 287) 市街地に有る自衛隊駐屯地(練馬とか朝霞とか)では、拳銃や小銃の実弾射撃訓練を行っているのですか? やってます。 弾がもったいないからエアソフトガンも使用しています。 (315 527) 弾が勿体無いという金銭的なモノよりも(勿論それも大きな要素ですが)、 跳弾の危険性や室内での訓練では発射ガスの毒性が無視できないという理由もあります (315 三等自営業 ◆LiXVy0DO8s) 自衛隊では小銃射撃訓練でどんな標的を使っているのでしょうか。 自衛隊も米軍とほぼ同じ形状の人体的です。 つまり「塹壕から身をのり出した胸から上」の形。 因にこれも米軍同様「紙の中央に同心円・点数とともにその形状が黒で プリントされた的」と「鉄または厚紙のシルエット的」とがあります。 (その他に膝から上の立ち姿シルエット的:主に拳銃用)。 射距離は基本射撃では300m。 (280 215) 自衛隊では弾丸を一発ずつ正確に撃つけど、外人部隊ではとにかく弾はばらまく という話を外人部隊に転職した元自衛官が証言していましたが、本当にその方が効率的なんでしょうか? 実際の戦闘時はゆっくり狙うゆとりはありません。 基礎訓練を受けた兵士が、実戦で確実に人間大の的に当てられる距離は 50m以下と言われています。また、被弾を避けるためには最短時間、最小限身体を露出させて 射撃する必要があります。そのような状況下で当てられずに当てる、少なくとも相手を止めるには じっくり狙うよりおよその照準でばらまく(コントロールできる範囲で)ことが有効でしょう。 ただし、それは接近戦の場合で、200mとか離れてゆっくり狙うゆとりがあれば話は別です。 (280 728) 自衛隊は実戦を想定しては居ますが、殆ど病的なまでに一発の弾丸にこだわります 自衛隊の運用思想が米軍が駆けつけるまでの間に、敵勢力に対しての遅滞行動としての戦闘行動を遂行する必要があるためです 転じて外人部隊を始め実戦が身近なところでは、余裕がある内は有効な弾幕を張る事が重要とされます。 (280 三等自営業 ◆LiXVy0DO8s) 自衛隊は実戦を想定しては居ますが、殆ど病的なまでに一発の弾丸にこだわります 初年度砲手の頃 「ババァのションベン見たいな撃ち方してんじゃねぇ!」って蹴りつけられましたが? 小銃~戦車砲まで 一発一発を当てる射撃と、ばらまいて被せる射撃。両方訓練してますよ。 ババァのションベンって撒布界が広いと言う事? 機関銃を細切れにダラダラ射撃するのを、切れの悪いババァのションベン射撃と 短連射一回で弾道を確認し、そのあとは一気に目標手前から投網を被せるように撃つのが理想。 残弾数を気にするあまり、短連射を繰り返して弾道を導こうとすれば時間がかかるし、弾詰まりのリスクも増す。 (280 742-753)
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/1380.html
※推奨BGMは「Shoting Black」。改式の通称が『ブラック』なので。熊とかいうな。 ――レジアス・ゲイズ 常ひごろから汗にまみれることがおおいレジアス・ゲイズの管理局制服には、新たな汗の染みが生まれて いる。ミッドチルダ地上本部の事実上のトップとして、自らで向かなければならにことが多すぎるのだ。 しかし、彼のPT訓練時間はすでに数千を越えている。フレームがむき出しの状態でクラナガンに搬送さ れてきたグルンガスト改式は、すでにレジアスの半身となっていた。 「オーダー1、レジアス・ゲイズとグルンガスト改式――参るぞ!」 彼の心音はトロニウム・エンジンの鼓動に、彼の筋肉は金属製の四肢に、そして彼の意思の元、超闘士は 拳と剣を行使する。 「本局の切り札とこんなところでまみえるとはな! アインストにしては面白い趣向だ!」 主に応えて答えるべく、グルンガスト改式はレジアスの意思に追従し"バルディッシュ"に拳の向く先を決 める。 戦鎌を振りかぶった"バルディッシュ"に正面から接近しながら、腰部から生み出されたモーメントを拳に 集中させ大岩すら砕く一撃に変える。 しかし"バルディッシュ"は器用に飛行し、グルンガスト改式の拳を回避した。 「ヴァァルデェィシュゥゥ!」 Sonic move グルンガスト改式が拳を引き戻すよりもはやく"バルディッシュ"は、改式に接近する。オリジナルに勝る とも劣らない速度で迫る"バルディッシュ"を前にしても、レジアスは動じなかった。 眼部に備え付けられたオメガ・レーザーで"バルディッシュ"を追い払った。 「それにしても的が」 "レヴァンティン"が背後から連結刃となったレヴァンティンを伸ばし、改式の脚部を拘束する。 「小さすぎるわっ!」 コクピットでレジアスが咆哮する。改式の右腕で連結刃を握り締めて引っ張った。体勢を崩した"レヴァ ンティン"にもう一方の拳をたたきつけた。 「当たり難くってしかたない……」 十メートルほどしかないアインストに、五十メートルを越す特機の攻撃はどうしても当たりにくくなる。 巨大な機体全体をカバーできるわけでもない。結果、特機グルンガストは大きな隙を、二体のアインストに さらすことになるが――。 「まあ、当たりさえすればいいのだがな」 "レヴァンティン"を追おうとした改式の眼前に再び"バルディッシュ"が肉薄。バルディッシュの柄から、 湾曲した魔力刃がはずれて飛翔する。改式は回避できない。魔力人は胸部装甲の装甲と武装を切り裂いた。 胸部超絶熱線砲・ファイナルビームが使用不可となった。 狙い澄ましたような一撃にレジアスは思わず呻いた。 「くっ! グルンガストのデータを持っているのか? 攻撃がピンポイントすぎる――」 再びグルンガストの巨体を振り向かせ、"バルディッシュ"にオメガ・レーザーを向ける。 しかし、さらにその背後を――"レヴァンティン"が狙っていた。カードリッジがロードされると同時に、 連結刃へ炎が巻きつき、空間をのたうちながらグルンガストのスタビライザーウィングを切り裂いた。根元 から断たれたウィングは地面に落ちると、小さなクレーターを作り上げた。 レジアスはコンビネーションの良さに舌を巻く。 "レヴァンティン"と"バルディッシュ"はグルンガストの旋回性能や、武装の欠点を的確についてくる。 グルンガストの拳を手刀に変え、"レヴァンティン"にたたきつける。が、"レヴァンティン"はレヴァンテ ィンをすばやく引き戻し再び剣に変え、手刀をうけとめてしまった。指先がレヴァンティンの先端に食い込 み、改式の腕の動きを寸時だけ留めた。 ご、ごう。 回避しようもないタイミングで、グルンガストの天頂に生まれた暗雲から雷が落ちた。 グルンガストの頭部に備えつけられたコクピットに"バルディッシュ"の魔法が直撃する。全身を蛇のよう に這った雷が、グルンガストに膝をつかせた。激しく揺れる――落下するコクピットで、レジアスは唇をか み締めながら衝撃に耐える。膝を突いただけ、とはいえ頭部に備え付けられたコクピットはかなりの落差で 落ちる。 内臓がうきあがるような浮遊感を感じつつ、手動でバランサーを制御。膝部の間接機構が体を持ち上げ、 体勢を立て直した。 「ダメージコントロールは正常に作動しているな。オメガ・レーザーがやられたが……。グルンガスト武装 セレクト――モーションアレンジ――グリップ追加――!」 レジアスは装甲を撃ち続ける雷を無視し、トドメのタイミングを見計らう"レヴァンティン"に向かってブ ーストナックルを飛ばした。肘と連結している部分から推進剤が爆発する。が、軌道はほぼ直射。滞空して いた"レヴァンティン"はすぐさま回避行動に移りブーストナックルを軽々といなした。 「それくらい――読めんと思ったか! ダブル・ブゥゥストナッコゥ!」 時間差をつけてもう片腕のブーストナックルを射出する。一撃目と同じ軌道を描くブーストナックルの多 段攻撃を"レヴァンティン"は、かわせなかった。壁のごとく迫るブーストナックル。"レヴァンティン"は、 その巨大な手のひらに飲み込まれた。 「お前らは必ずどちらかが背後にいるッ!」 広げられたブーストナックルの指先が"レヴァンティン"に向かって折れ曲がる。グルンガストのモーショ ンセレクタにアレンジを加え、着弾後に『開いていた指』を『握ら』せる。 ブーストナックルは"レヴァンティン"を握り締めながらグルンガストに回帰し右肘口にジョイントした。 "レヴァンティン"はもぞもぞとうごめき指の拘束から逃れようとしているが、グルンガストの握力は"レヴ ァンティン"を決して離さない。 グルンガストは視線の先をいまだに雷の雨を落とし続ける"バルディッシュ"へ向けた。 その間に装甲のいくつかが剥がれ落ちむき出しの間接や内臓の一部が損傷する。堅牢な装甲のグルンガス トだが、魔法は内臓機関にも干渉をはじめている。 レジアスはすぐさまモーションの設定を変え、グルンガストの右腕を頭の上に掲げ、そのまま振り下ろし た。腕の加速が最長に達した瞬間に"レヴァンティン"を抑えていた指を開く。 "レヴァンティン"がオーバースローの動作でぶん投げられ、ミッド式のテンプレートに乗った"バルディッ シュ"は、豪速でふっとんでくる"レヴァンティン"を回避できず、激突。空中で体勢を崩す――。 その隙を見逃すレジアスではなかった。 「トロニウム・エンジン、フルドライブ――!」 レジアスとグルンガストが――必殺を告げた。 米粒のように小さな物質『トロニウム』から生み出されるエネルギーがグルンガストを奮わせる。マウン トされた凶星剣の柄を腰間から引き抜き、刀身を展開した。 柄から流れる液体金属が重力制御で形状を固定され、片刃の剣を作り出す。 第187管理外世界で忌み嫌われる凶星の名を宿し、 必殺を冠するにふさわしき、 分子一つにまで研ぎ澄まされた、 極薄最小尖鋭鋭利の切断面を残す、 最凶必殺の超闘士の剣――。 「超闘士をなめるなよ――改式、ファイナルモード!」 出現した刃をレジアス――グルンガストは大上段に構え、背部のブースターを点火する。二百八十五トン の巨体をテスラドライブとロケットブースターの推進によって上空へ撃ち上げた。 ――おりしも満月。月の光を背に浴び、改式の黒い影が夜陰に浮かび上がった――! 「活目して見よ! 計都羅喉剣の剣戟バリエーションを!」 二体のアインストはレジアスの胴間声にすくみあがり――あわてたようにシールドを展開した。 テスラドライブとロケットブースターを解除されたグルンガストは自由落下を始める。 アインストは刹那の間だけ、大気を押しのけて落ちる超闘士の姿をそれぞれの瞳に映し――。 「計都羅喉剣ッ! 真っ向! 唐竹割りぃぃぃぃ!」 二百八十五トンが落下する衝撃を分子一つの厚さしかない刃にこめた必殺剣は、いとも簡単にミッド式と ベルカ式のシールドを打ち砕き、アインストの体に刃をうずめ、寸時に通り抜けた。 グルンガストは地面をゆるがして着地する。機体は自由落下で地面に突き刺さりどん、とすさまじい衝撃 をまきちらし、そばの朽ちたビルをいとも簡単に倒壊させた。 落下の衝撃はコクピットにまで伝わり、レジアスを背中のシートにたたきつけた。常人なら背骨を折りか ねない衝撃を、レジアスは呼気一つで打ち消けす。力強く、粘り強い筋力が、彼自身のアブソーバとしては たらく――。 アインストは上空で静止したままだった。計都羅喉剣が鋭すぎ、切断面が切りはなされたあと、再び癒着 したらしい。 「機動六課、か。いまはまだ路を違えるがいつか『彼女達』と交わる日が来るだろう……。複製の対象はよ かった。だが、彼女達の一番の強みは理解できなかったな、アインスト。その力の根幹は――人の意思と心 だと知れ」 グルンガスト改式は計都羅喉剣の刀身を収め、空いた左腕に頭のあたりに掲げた。 「せめて苦しまぬように逝け――グルンガストッ! 斬ッ!」 グルンガストが左手を握り締めるのと、二体のアインストが縦一文字に裂けるのはほぼ同時だった。 ――カイ・キタムラ カイ・キタムラは破損した背部バーニア・スラスターの動力供給をやめ、局部の負担を気にしつつも、ゲ シュペンストの足でアインストに接近をはじめる。ある程度頑丈なビルの上を飛び回り、上下左右の三次元 機動で"レイジングハート"の操作魔力弾を避ける。スケールを考えれば異様とも取れる回避率。 (さすがに、アインスト"ヴィータ"やアインスト"なのは"では語呂が悪い――。というか本人達が苦い顔を するか) ビルを蹴りあげ細かくゲシュペンストを機動、投網のように広がる誘導弾を見切る。その魔力弾は背部の ウィングと肩のアーマーを撃ち抜いたが、カイはかまわず距離を詰めた。 "レイジングハート"の魔力弾の嵐を、腰をかがめてくぐりぬけ、"グラーフアイゼン"のギガントシュラーク をのけぞって避ける。そのたびに間接が嫌な音をならして磨耗するが、どうせ長時間の稼動はできないとあ きらめる。それよりも心配なのは、機体がカイの考えている戦術に耐えられるかどうか、だった。 「こいつ向きの技ではない――だが、こちらにも意地がある! やらせてもらうぞ!」 カイは一瞬だけゲシュペンストの動きを止め間接のロッキングをはずし、予備行動をはじめる。 左正拳、右下段正拳、左下段正拳、息吹、八双。 リミッターをはずされた各関節に熱が発生し、ゲシュペンストのまわりに湯気を生み出した。同時に過剰 供給されたエネルギーも機体の外側に飛び出していく――。 ゆらゆらと揺れる、プラズマ化した大気をまといながらゲシュペンストは再び機動をはじめた。 「ゲシュペンストのリミッター解除……こちらもただではすまんが、だがそのかわりにお前達の最大の弱点 を教えてやる。どんなに魔力量に恵まれていようが、どれだけ性能の良い魔法を持っていようが、己の意思 が反映されない力になんの意味もないということが、お前達の最大の弱みだ!」 "グラーフアイゼン"が肩の装甲を開き、自身の周囲に鉄球を浮かべグラーフアイゼンでたたきつけた。赤 い魔力光が帯をひきながら、ゲシュペンストに迫った。 「呼吸やコンビネーションのパターンが一定ならば――!」 予備動作がない回避行動。ゲシュペンストの足を左に伸ばし、重心を移す。ただそれだけの行動でも、ゲ シュペンスト一機分が横にズレたことになる。"グラーフアイゼン"の魔力弾は地面に突き刺さり、小さなク レーターを刻みつける。 カイは左右にそびえるビルにゲシュペンストを走らせる。壁に脚部をたたきつけ、その反動で再び飛び上 がる。対面のビル郡の壁面を順に蹴りつけ、さらに加速、加速、加速。ビルの窓枠にはまったガラスひとつ ひとつを叩き割りながら、アインストが展開する区画に向かう。 連続三角蹴り機動の前に、"レイジングハート"の魔力弾はゲシュペンストをかすりもしなかった。戦闘機 のように機体をロールさせるゲシュペンストの乱数回避に、"レイジングハート"の魔力操作技術が追いつい ていないのだ。 発熱とプラズマをまとい、幽霊のようにビルの間を飛び回るゲシュペンスト。 三百六十度の回転を二度。カイは嘔吐をこらえ、遠くなる意識をつなぎとめ、まだ足を止めている"レイ ジングハート"をにらみつけた。 「やはり複製! 高町空尉ならば、この時点で次の手を――ACSくらいかましてくるぞ!!」 どれだけ、彼女達が使っていた戦術や武装を手に入れようと、それを有機的に運用できなければ、宝の持 ち腐れでしかない。一番有効だと思われる戦術とはすでに手垢のついた定石の手でしかない。"レイジング ハート"は高町なのはがつかった対PT戦術の、定石となっているものしか使っていないし、"グラーフアイ ゼン"も、本来の持ち主であるヴィータのような思い切りの良さがない。 量産型ヴァルシオンやガーリオン"無明"を問答無用で葬ったヴィータとグラーフアイゼンの面影も、 三年前の模擬戦でゲシュペンストmkⅠの四肢を吹き飛ばした高町なのはとレイジングハートの力強さも、 カイは感じなかった。 カイは"グラーフアイゼン"と"レイジングハート"を同時に補足したゲシュペンストで二機に突っ込んだ。 「!?!?」 "レイジングハート"がやっとシールドを展開し、"グラーフアイゼン"はギガントシュラークを、まっすぐ に突っ込んでくるゲシュペンストに振るった。 だが何もかもが遅すぎた。ゲシュペンストはリミッターをはずした直後から、すでに攻撃の動作を始めて いたのだ。 「この技は、叫ぶのがお約束でな――!」 構造上、パーソナルトルーパーの脚部は、腕部よりもかなり頑丈にできている。人間の足とおなじく、自 重を支えるための構造が出来上がっているのだ。その足先を鋭くまとめ、ゲシュペンストの胴体の芯と足を 延長線に置き、足先から胴体が一本の矢になるように四肢を固める。 「ぬおおおおおおおお!」 カイの咆哮と同時に、ゲシュペンストの足先がギガントシュラークの面に突き刺さった。 十分に加速の乗ったゲシュペンストの勢いを、"グラーフアイゼン"はとめられない。ギガントシュラーク を押しかえし、ゲシュペンストはグラーフアイゼンを蹴り飛ばす。"グラーフアイゼン"はグラーフアイゼン を手放さず、吹き飛ばされるグラーフアイゼンに引っ張られるように、上半身を千切られた。 "グラーフアイゼン"を蹴り抜き、一度地面降り立ったゲシュペンストは、勢いを殺さずに"レイジングハ ート"に跳ぶ。 「究極! ゲシュペンストキック!」 鋼鉄の体を持った亡霊は、容赦なく、シールドを張った"レイジングハート"に全力全開の跳び蹴りを見舞 った。シールドは薄紙のごとく、簡単にやぶれさり、その身をゲシュペンストにさらした。 自身を守るすべはもうどこにもなく。"レイジングハート"は怒涛のようなに突き刺さるゲシュペンストに 体を散り散りにされた――。 ゲシュペンストは勢いそのままに地面に着地し、がらがらと粉塵を巻き上げながら、立ち止まる。 アインストが爆発する。その爆風を背で受けながら、ゲシュペンストは手刀を切り、残心をとった。 「整備員泣かせ――とはよく言ったものだ。やはり無理があったか」 カイはコクピットでため息を吐いた。ゲシュペンストのフレームはゆがみ、装甲と干渉して嫌な音を立て ている上、各部からは火花が散っていた。 復活した通信機構が、クラナガンの被害状況を伝えはじめる。 「こちらチャーリー1。こちらに使えるPTをまわしてくれ。すこし無茶をやりすぎた」 テロの首謀者は逮捕され、鎮圧されているらしいが、アインストが出ている以上油断はできなかった。 カイはゲシュペンストの頭部センサーで文字通り周囲に目を配りながら、ふと――グルンガストの機影が どこにもないことに気がついた。 ――チンク 「あんなものがあったとはな……」 チンクはこの作戦一番の功績を確認しながら、ペルゼイン・リヒカイトの手のひらでクラナガンから遠ざ かっていた。グルンガスト級の機体があるとないのでは、作戦の立て方が違ってくる。これだけの被害がで れば、公開意見陳述会も少々先延ばしになるはずだ。 「しかし、いいのかアルフィミィ。デバイスを回収しなくても――」 「惜しいですけれども、チンク姉さま一人では、全部のデバイスの回収は無理ですし、ペルゼでは大きすぎ て目だってしまいます――伯爵と魔剣はバックアップが利きますし――それに」 「それに?」 「……ちょっと、興味がわきましたの。戦闘データや行動を完全に複製したのに、なぜ彼女たちが高町なの はや、フェイト・T・ハラオウンになれなかったのか」 「……」 少々、支離滅裂なアルフィミィの言葉に、チンクはすこし戸惑う。顔の表情がわからない音声通信ではア ルフィミィの感情を読み取ることはできなかった。 アルフィミィはその後、何も言わずにペルゼインに飛翔を続けさせ、チンクはただただ、もの言わぬペル ゼインの横顔を眺め続けただけだった。 ――??? 「やはり……レジアスはその路を選ぶか。われわれが命を掛けて封印した質量兵器を、再び管理世界に持ち 込むばかりか――伝播させるとは」 「だが奴は力を得た。われわれの力を退けるほどに。いまやミッド地上はレジアスが抑えたといっても過言 ではあるまい」 「外科的排除の決定は覆らんな。このままヤツに任せるとしよう。そしてまた、あらたな人材を引き出し、 再び我らの力で世界に秩序をもたらそう。質量兵器なぞなくとも、異星人を退けられる戦闘機人の作成を― ―」 「「「世界に安寧をもたらすために」」」」 ――カイ・キタムラ ドナ・ギャラガーの行方は半日たってもわからなかった。 現場をクラナガンの防衛隊に任せたカイは、目の下に隈を浮かべながらトレーニングルームに足を運んで いた。コクピットで踏ん張った影響で、四肢が筋肉痛だった。 「む……う……若いころならこれしきでは……」 いやおうなく加算されていく『年齢』に顔をしかめ、若いころのようにはいかない体を引きずりながらも、 カイはレジアスと話をするために、トレーニングルームに向かっている。本来なら幾枚もの報告書に忙殺さ れる時間だが、どうしても聞きたいことがあったのだ。 トレーニングルームをあけると、そこにはやはり、レジアスとオーリスがいた。 前と同じくランニング一枚という軽装だが、その腕には幾枚もの冷感湿布が貼り付けられ、オーリスが甲 斐甲斐しく、新しい湿布をレジアスの背に貼り付けていた。 「やはり来たか、カイ少佐。互いに歳はとりたくないものだな」 カイの様子を見たレジアスが自嘲的に笑う。 「そうですな……ですが。我々が歳をとらなければ、それでは子供が育ちますまい」 「ぬ……そういえばそうか。だが、お互いに一人娘だろう? いっそ歳なぞとってほしくないとは思わんか ? 本音として」 「同意はできますが……。どこの世界でも父親の立場というものは、さびしいものなのかもしれませんな」 「とりあえず、立ち話もアレだ。少々案内したいところがある。ついて来てくれ」 「クラナガンのような都市にはつきものの――地下秘密格納庫だ」 「まさか、トレーニングルームのリングがエレベーターになっているとは……」 「出入り口はもちろんここだけではありませんが、エレベーターの格好をした秘密エレベーターなど、見つ けてくれと言っているものだからな」 意地の悪い顔をして語るレジアスに、たしかに意表をつかれたカイは何も言い返せない。リングに乗れ、 と言われたときには、この状況で決着をつけるつもりなのかと肝を冷やした。三人の乗ったリングはそのま ま地面に埋まり、もうすでに一分ほど下降をしている。乗り心地はエレベーターというよりも、リフトのも のに近かった。 「ああ……そうだ。ドナ・ギャラガーはこちらが保護している。少佐に例を言っていたぞ?」 「彼女が・そうですか。これから彼女達は?」 「おそらく本局に移送して、そちらの世界の裁判を受けることになるだろう。だが、あくまで保護しておる のは我々だ」 「我々?」 レジアスの言葉に微妙な不思議なニュアンスを感じ、カイは眉をひそめた。 「そう、我々……"トワイライト・オーダー"がな」 ちん。 色気のない動作音とともに、目の前のトビラが開いた。 が、こぉおん。 広い格納庫特有の、作業音が聞こえた。 かなり巨大な格納庫だった。エレベーターの位置が、格納庫全体を見渡せる位置にあったので、全景が良 く見え中心に戦艦――黒い次元航行艦が一隻あるのが分かる。グルンガスト改式は、次元航行間のすぐ傍に 正座の形で専用ハンガーに収まっていた。 いくつかの左右にPTハンガーがならぶ通路を歩き、生身ではグルンガストなど山のようにしか見えない。 次元航行艦の傍に備え付けられたベンチとテーブルに座った。オーリスがどこからか急須と茶碗と――― ―――砂糖とミルクを持ってきた。 (こ、こちらの食習慣には慣れたつもりだが――ここでもこれがでるのか!?) 第187管理外世界では『抹茶レイプ』とかなんとか言われる、トルコが発祥ではないトルコライスや、 本場と銘打たれたインドのビーフカレーを彷彿させる食習慣に、カイはおもわず頬を引きつらせた。 「さて……本題に入るとしよう。少佐にも仕事があるからな。わしは影武者がいるが」 「か、影武者ですか?」 「うむ。わしの昔の協力者の命を狙っておったんじゃが、説得に応じてくれたので能力を生かして影武者を やってもらっておる」 「豪気というかなんというか……それはそうと……ここはいったい?」 「ここか。ここは――クラナガンの影の部分を受け持つ場所だ。もともとは細々と面々と、クラナガンに続 いていた組織だったのだがな。俺が中将になったおりに補正費としての予算を立てた。ただし、このほとん どがEOTI機関からの貸与だったりするのだが」 「……」 「そちらの世界のクロガネ隊……みたいなものだと思ってもらいたい。火消しの集団だ」 「なるほど。遊撃部隊というわけですか」 「うむ。非公式だがな。設立理念自体は『機動六課』と同じだ。ふたたび迫るだろう、あらゆる脅威に対抗 するための機関でもある。そしてあれが――ここの切り札だ」 レジアスは立ち上がると、次元航行間を指差した。 「V級次元航行艦最終生産機をベースとし、動力機関を新装した艦だ。大気圏内ならば無双の機動力を誇る。 名称はアステンテ。もっとも、本局の連中は阿修羅と掛けて"ラセツ"と呼んでいる」 「"ラセツ"……」 「動力機関がいわくつき、かつ、特殊でな。かつて暴走事故を起こした動力炉を流用しとる」 「……ブラックホール・エンジンですか?」 「いや、大型の相転移魔力炉とでもいうべき代物だ。ワンオフの試作型だがスペック上の出力は現行の次元 航行艦よりも上だ。PTの搭載能力も向上させている。すでに実戦も経験済みだ。艦長ともそのうちあって もらおう――カイ少佐。あの機体――グルンガスト改式と"ラセツ"は、ここにあるだけで管理局の威信を危 うくするもの。どう考える」 「それが中将の手にあるうちは、安全でしょう」 「……」 「中将ならば、その力を正しくつかうことができる気がいたします。たとえそれが、この世界で許されぬこ とであっても。責任はおとりになるつもりなのでしょう?」 「……ああ。この後の騒乱を収めた後、決着をつけるつもりだ。わしの進退もふくめ、すべての――な」 「騒乱?」 「……カイ少佐。少々聞いてもらいたい話がある。ミッドを含めた主要地上世界の危機について。それと俺 の過ち――戦闘機人事件についてだ」 再びレジアスが席に戻り、緑茶の入った茶碗に口をつけた。レジアスの顔がゆがんだ。苦い表情は緑茶の 苦味だけではなかったはずだ。 深い悔恨と後悔がレジアスの顔に皺となって浮かんでいた。 「そしておそらくは、クラナガンが舞台になる――オペレーションエターナル・ブレイズのために……。わしに力を貸してくれ。異世界の友よ」 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/30935.html
登録日:2015/01/02 (金) 21 37 00 更新日:2024/08/26 Mon 18 49 17 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 アマクダリ・セクト カラテ ザイバツ・シャドーギルド ニンジャスレイヤー マクガフィン 古代ローマ 古代ローマカラテ 古代ローマカラテ文明 忍殺版バリツ 架空の武術 武術 「古代ローマカラテは魔技」 古代ローマカラテとは、『ニンジャスレイヤー』に登場するカラテ流派の一つである。 ◆概要◆ 第2部『キョート殺伐都市』編において初登場。 要となるのは組み技などの素手のカラテであり、それに武器を用いた技術も組み込んでいる。 作中の現代より遥か昔、未だ多くのリアルニンジャが存在した時代から存在する歴史ある流派であり、「古代ローマカラテ文明」なる文明さえ築いていた。 作中でも結構な人数の使い手が登場し、「古代ローマカラテ会」なる組織も設立されている。 しかし作中において、その詳細な実態はなかなか描写される事がない。 それは何故か、ずばり大半の使い手がそのワザマエを発揮する間もなく爆発四散するか、場面が転換する頃には戦いの決着がついてしまうから。 上述の古代ローマカラテ文明さえ、作中で過去にあったとされるニンジャ同士の大戦の余波が世界各地に及んだ際に殆ど「ついで」感覚で滅んでしまっている。 その度重なるやられっぷり、戦闘描写の省かれっぷりから、ヘッズの間では[[かませ犬]]あるいは[[死亡フラグ]]として大いにネタにされている。 「古代ローマカラテ」の名が文中に登場するだけで、ヘッズ達はにわかに色めき立つ。 それでも決して弱い流派ではなく、作中のニンジャ達が頻繁に利用する回避動作・ブリッジを完成させたのは他ならぬ古代ローマカラテ。 また我々モータルのアーチ文化も古代ローマカラテの美しいブリッジから着想を得ている事は周知の事実である。 さらに第3部『不滅のニンジャソウル』では、作中のカラテのレベルを大幅にインフレさせかねない、とんでもない使い手も登場した。 くれぐれも誤解しないでいただきたいが、必ずしも瞬殺されて描写がないのではなく、善戦しようと、たとえ勝とうと描写が省かれているのだ。 古代ローマカラテ文明 紀元前の古代ローマ文明と時を同じくして存在した、古代ニンジャ文明の一種。 ギリシャ文明の崩壊を生き延びたオリュンポス12忍の生き残りも含む、地中海周辺で力を持ったニンジャクランの連合体という側面を持ち、まさに元老院よろしく代表者を送り込んで激しい政争を交えながら運営されていたとされる。 ノリとしては現代のソウカイヤやザイバツに近かったのかもしれない。 彼らは「影の元老院」としてローマ元老院やローマ軍団を影から操ったりモータルに擬態して軍を指揮、地中海沿岸に巨大なカラテ勢力圏を築き上げたとされる。 コメンタリーによれば「古代ローマ帝国を抱え上げて太陽にかざせば、その影には恐るべきニンジャたちの存在が透けて見える」…らしい。 文明崩壊は「バトル・オブ・ムーホン」においてカツ・ワンソー率いる西軍側に属したことが原因で、西軍敗北が東西ローマの分裂と、古代ローマカラテ文明の破滅へと繋がったという。 勢力崩壊後の古代ローマカラテは様々に分派し、ニンジャとの結びつきを弱めながら、近代へと継承されていった。 なお長年この文明は全くと言っていいほど謎に包まれており、コメンタリーにおいてやっと詳細が明らかになった。 ◆主な使い手たち◆ 以下に主な使い手達を記す。作品のネタバレにもなっているので注意されたし。 ちなみに作中の使い手達はいずれも古代ローマに関するニンジャネームを冠している。 センチュリオン 『モータル・ニンジャ・レジスター』に登場。ザイバツ所属。 名前の由来は古代ローマの百人隊長。 翻訳順で言えば記念すべき古代ローマカラテ使い第1号。 ニンジャスレイヤー=フジキド・ケンジが妻子を喪ったマルノウチ抗争に参加していたニンジャの一人。 自分達を狙うニンジャスレイヤーをおびき出し、仲間と共に迎え撃とうとするも、アイサツ前のアンブッシュによりワザマエを披露する事なく死亡。 さらにその亡骸は仲間の攻撃の巻き添えになって爆発四散した。 冗談を嫌う古強者めいたアトモスフィアの持ち主だったが、対照的に下品なオッサン&チンピラめいたアトモスフィアを放っていた仲間のサンバーンとディヴァーラーは割と善戦したため、彼一人だけが強烈なカマセドッグ・アトモスフィアを放つ事になってしまった。 プリンセプス 『ディフュージョン・アキュミレイション・リボーン・ディストラクション』に登場。ザイバツ所属。 名前の由来はローマ第一市民=ローマ皇帝。 グランドマスター・ダークドメインに率いられてマルノウチ・スゴイタカイビル侵攻に参加、敵対組織「アマクダリ」のニンジャ達と対峙する。 「下郎!雁首揃えて姿を現すがよい!」 「下郎!わきまえよ!」 「ザイバツ・シャドーギルドの前に道なし!道とは我らが通りし後にできるものだ!ゆえに……」 と、やたら大げさな前口上を披露するものの、アマクダリ側の現場指揮者・フューネラルには「全く意味がわからん。黙ってくれんかね」と一蹴された。 (あと上で見てわかる通り、途中で遮られて最後まで喋らせてもらえてない。フビン!) センチュリオンと異なりアイサツこそできたものの、戦闘開始後にアマクダリ所属ニンジャ・ドラゴンベインの操る超巨大槍に場面外で貫かれ、 次に登場した姿は槍の穂先にこびりつくクズ肉めいた筋繊維、というセンチュリオン以上に惨いやられっぷりを見せつけた。 クズ肉=サンの事プリンセプスって呼ぶのやめろよ! 物理書籍版の挿絵が無駄に男前な事でも有名。 ◆マニプル◆ 『ガントレット・ウィズ・フューリー』に登場。 神聖アンタイブッダ帝国所属。 詳細は神聖アンタイブッダ帝国(ニンジャスレイヤー)参照。 ファランクス 『シャドー・コン』に登場。ザイバツ(書籍版では古代ローマカラテ会)所属。 名前の由来は長槍と盾を装備した重装歩兵が用いたとされる密集陣形。 賭博なども行われるザイバツ主催の地下格闘大会「シャドー・コン」のベテラン闘士であり、「ジャベリンパンチ」なるヒサツ・ワザに加え、 作中でも度々登場する肉体硬化による絶対防御「ムテキ・アティチュード」の使い手である事がわかっているなど、上述した古代ローマカラテの使い手と比べると幾分かはワザマエの詳細が語られている。 だが組み手の際に故意にかけられた反則技が原因で死んだと思われたニュービーニンジャ・アイアンリングに扮したニンジャスレイヤーに一方的にぶちのめされ、爆発四散した。 爆発しちゃったァー! ディクテイター 『サツバツ・ナイト・バイ・ナイト』にて初登場。アマクダリ所属。 名前の由来は英語の「独裁者(dictator)」。 一見では古代ローマと関係ないが、共和制ローマにおいて非常時に執政官から任命された独裁官(ディクタトール)が語源なので古代ローマ要素を含んでいる。 アマクダリによって自治会が解体されたニチョームに監視として派遣された。 マイノリティの集まるニチョームの住民を蔑み、組織の威を借りて尊大な振る舞いをする一方、上司に対しては電話越しでもサラリマンめいて超低姿勢な態度を取る典型的な小物。 ニンジャ名鑑に「最悪の屑」と記され、ほとんどブッダめいて慈悲深いザクロ(ネザークイーン)=サンでさえ「クソアホクズ」と罵るほどのド外道。 そのクズっぷりは、もはやヘッズ間でちょっとした人気を獲得するまでに至っている。 そして第3部の超長編エピソード『ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ』内の一節『ニチョーム・ウォー』で登場した際には、ニチョームとアマクダリが本格的に開戦した煽りを受けて組織から見限られ、まさかのニチョーム側のニンジャとして参戦。 ……したのだが、終始ネガティブな発言を連発、更に突如としてニチョームに現れて協力したシルバーキーにはそのネガティブっぷりを 「なんかおもしれぇな。そのオッサン」と軽く流されており、ヘッズ達からも「おもしれぇオッサン」などの新たなあだ名を授かる事となった。どうしてこうなった しかし、激戦の中ヤバレカバレで戦線に加わり程なく場面転換した後、戦いの中で命を落としたことがエピローグにて語られる。実際その死を惜しまれることとなった。 そのワザマエは高段者とされるほどであり、強大極まるニンジャソウルが憑依したニンジャの致命的な攻撃を耐えるなど実力は確か。 最終的に叩きのめされたが「古代ローマカラテでなければ死んでいた」と地の文=サンも言っているから間違いない。ないったらない。 また装飾付きの「ニンジャモーゼル銃」も所有しており、『ニチョーム・ウォー』では存分にその威力を発揮した。 どこら辺がニンジャなのかは考えるだけ無駄だろう。 マンゴネル 『デス・トラップ、スーサイド・ラップ』に登場。アマクダリ所属。 名前の由来はギリシャ語を語源とする中世ヨーロッパの投石器。 アマクダリに敵対行動を取るニンジャ愚連隊「サークル・シマナガシ」の掃討作戦に参加。 アマクダリの大幹部スターゲイザーがこのミッションに際して特に選抜した精鋭の一人だったが、 シマナガシメンバー・ルイナーの誘導に引っかかり、シマナガシ首領アナイアレイターの大規模殺戮ジツ・鏖殺鉄条網に巻き込まれ登場と同じツイート内であっけなく死亡した。 [[マンゴー]]は関係ない。いいね? 死後に名鑑で古代ローマカラテ使いである事が判明した珍しいタイプ。 スキピオ/ラクエリィ/バルバロス 『ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ』内の一節『メニイ・オア・ワン』に登場。 アマクダリ所属。 それぞれ由来はスキピオが名門スキピオ家、ラクエリィが剣闘士の中でも荒縄を用いる縄闘士、バルバロスがローマ人から見た野蛮人。 後述するスパルタカスに付き従う闘士であり、三人まとめて「古代ローマカラテ三闘士」と括られる。 ラクエリィが刃付きの投網、バルバロスが鎖を用い、最も油断ならぬ戦士スキピオが止めを刺す、三人一組の連携プレーで敵を仕留める。 ちなみに三人のニンジャ名鑑の記述は完全にコピペ。 最終的に三人全員ニンジャスレイヤーに殺され、スパルタカスをおびき出すための撒き餌にされるが、ニンジャスレイヤーに無視できぬ傷を負わせる程度の実力はあった模様。 ヴェニヴィディヴィシ 「ローマ・ノン・フイト・ウナ・ディエ」にて名前だけ登場。アマクダリ所属。 元ネタはカエサルがゼラの戦いでの勝利の際に残した言葉『来た、見た、勝った』(Veni,Vidi,Vici)。 ニンジャ名鑑には登場前から掲載されていたが一向に出番がなく、当エピソードにて戦闘中のニンジャスレイヤーが 今まで戦ってきた古代ローマカラテの使い手達を回想する中で名前だけが登場するというあまりにもぞんざいな登場となった。 しかも思い出した順番がスパルタカス→スキピオ→ラクエリィ→バルバロス→ファランクス→マニプル→センチュリオンと 新しく戦った者から順番に思い出しており、センチュリオンの次にヴェニヴィディヴィシの名が挙がった事から 時系列順では、現時点でニンジャスレイヤーと最初に戦った古代ローマカラテ使いという可能性があるが、真相は闇の中である。 + ... 第3部最終章『ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ』の連載に伴い、公式ブログにおいて掲載された各陣営の勢力図の中になんとアマクダリの精鋭・アクシスの一人として彼の名前が明記されており、まさかの生存が確定した。 時期こそ不明とはいえ、ニンジャスレイヤーと交戦して生き残った猛者という事で、本編における彼の活躍、「ローマ・ノン・フイト・ウナ・ディエ」を経て再び振るわれるだろう古代ローマカラテの描写に、ヘッズ達の期待はウナギ・ライジングした。 + その活躍ぶり。第3部最終章ネタバレ重点につき要注意 ヴェニヴィディヴィシにスポットが当たったその時、彼は既に爆発四散痕と化していた。おお、ブッダ! 一応は作中でも指折りの実力を持つパーガトリーに攻撃を仕掛け、別のアクシスの奇襲を許すほどの隙を生じさせた事が語られており、それなりに実力はあったようだが…。 しかも第3部終了後に行われた原作者への質疑応答において、「ローマ~」における名前の登場自体が作者のミスだった事が判明した。 ヘッズの注目度は実際高かったが、扱い自体は終始ぞんざいなままだったと言えよう。ナムアミダブツ。 スパルタカス 古代ローマカラテは魔技 極めたと思えば、なお研究の余地が見えてくる。いわば俺のライフワークよ。そして……ぶっちゃけた話、俺の権力の源でもある。 カネのなる木よ。カネ、女、旨いスシ。アマクダリ・セクト 第3部序章『フー・キルド・ニンジャスレイヤー?』にて初登場。 名前の由来は剣闘士にして大規模蜂起を起こした伝説的人物・スパルタカス。 アマクダリ最高幹部「12人」の一人にして古代ローマカラテ総元締め。 表の顔はネオサイタマの警備会社上位三社の筆頭株主でネオサイタマ格闘技振興連盟会長。 大規模総合格闘技イベントや富裕層向けフィットネス・クラブ・チェーンなどの運営も行なっており、コメンテーターなどとして頻繁にTV出演しているため、一般層による認知度も高い。 物理書籍とコメンタリーにて「ヤマ・マサカツ(邪馬 将克)」という本名が判明した。 強者との戦いを好むが戦闘狂というわけでもなく、強敵との戦いで自分を成長させ、それにより生まれる富や権力といった現世利益の追求に力を注ぐ自己中心的な俗物。 真の意味での弟子への技術継承には興味を持たず、むしろ奥義を秘匿し、ゲコクジョや団体分裂を未然に防ぐ措置を幾重にも取る、猜疑心と用心深さの持ち主でもある。 反面、相手を弱敵と断ずれば例え任務の最中でも一気に興味もやる気もなくして帰ろうとするなど、かなり面倒なお人。 敵にさえぶっちゃけ話を披露するなど軽いノリの人物だが、むしろそのノリの軽さが余裕を感じさせ、強大な実力も相まってただならぬ大物アトモスフィアを漂わせる。 古代ローマカラテ筆頭伝承者であり、現代のカラテが切り捨てたという「獅子」「鷹」「馬」「一角獣」「龍」からなる「五つの獣の構え」全てをものにしている。 また他者の思考パルスを感じ取り、これを利用して敵の攻撃を回避する他、気配を殺して隠れ潜む曲者の存在を捉える事が可能。 アマクダリ最強の一角を担うとされるほどの、作中に登場した使い手の中でも群を抜く実力者。地の文=サン曰く「カラテの化け物」。 ニンジャスレイヤーとの初戦で描写されただけでも、数百m離れた場所に居るニンジャスレイヤーの「攻撃の意思」のパルスを感知し、音速で投擲されたスリケンを飛び石代わりにして跳び渡り一瞬で接近、そのままニンジャスレイヤーに反撃するという尋常ならざるワザマエを見せ、ヘッズ達を震撼させた。 戦闘以外でも、爆発四散痕から誰が爆発四散したかを読み取り、ニンジャソウルの痕跡からサイコメトリーめいて戦いの様子を知るなど並外れた感知能力を持つ。 古代ローマカラテ使いの常として戦闘描写は可能な限り省かれるが、場面転換などでスキップされる他の使い手達とは少々毛色が異なる省かれ方をする。 スパルタカスの圧倒的すぎるカラテは、地の文=サンですらリアルタイムで描写が「できない」のだ。 ◆主な技◆ 上記の通り、描写が存在しなかったが、 ニンジャスレイヤーとスパルタカスの一騎打ちを書き、過去のニンジャスレイヤーが相対した使い手達との戦いを 振り返る古代ローマカラテ傑作選エピソード「ローマ・ノン・フイト・ウナ・ディエ」では今まで明かされなかった技のいくつかが描写された。 + 神秘のヴェールに包まれし古代ローマカラテの魔技の数々 獅子の構え マニプル、スパルタカスの技。 初使用時は交錯した次の文で敵は右肩関節を外されてのた打ち回り、魔法にかけられたように、打撃が返されていたと描写された。 やや腰を落として、指の第一、第二関節を曲げて掌を下に向けた両手を前に突き出し、上半身から上への攻撃に対応する防御よりの構え。 両手を前に突き出す事で下半身の位置を相手から大きく離し、足元への蹴りなどの攻撃を防ぐ効果もある。 不用意に攻撃した敵は腕を極められ、まともに食らえば良くて脱臼、最悪の場合は複雑骨折させられてしまう。 鷹の構え ファランクス、スパルタカスの技。 両腕をX字に交差させ、握り拳から立てた人差し指と中指の第一、第二関節を曲げた、獅子の構えよりも攻撃的な構え。 古代ローマカラテの始祖ロムルスが己の前に舞い降りた鷹から着想を得たとされ、決闘を挑んだ弟レムスをこの構えを用いて殺害したとの事。 両腕を内から外へ振り抜いて敵の眼球や首など急所を狙う必殺のカウンターであり、更に腕を振り抜いた勢いと体のバネを利用しての昇り蹴りや 踏み込みからの強烈な踏み付けに移行する隙を生じぬ二段構えでもある。 ファランクスはまともに使えずに終わったが、スパルタカスの場合は、更に驚異的な滞空時間の跳躍からの連続空中蹴りを披露している。 馬の構え スキピオ、スパルタカスの技。 両足と相手に向ける形で掲げた両拳を∞の形の軌道で動かす攻守一体の構えであり、危険性は獅子、鷹の両構えよりも上。 拳は∞の外側に来た時は手の甲を上、内側に来た時は手の甲を下に向ける捻りを加えた回転運動をしている。 守りの際はこの動きで側面から打撃を絡め取り、攻めに転じればコークスクリューブローが繰り出される。 そして緩急を付けた足捌きは互いの距離感を巧みに錯覚させ、敵から見ればいつの間にか距離を詰められてしまう事になる。 スパルタカス曰く、この構えを使えるのは自分とスキピオのみで、スキピオはこの構えで実際ニンジャスレイヤーの片腕を千切りかけた。 一角獣の構え スパルタカスの技。 アマクダリの『12人』の一人・メフィストフェレス曰く「現在では彼のみが習得している構え」。 左手は馬の構えの動きでありながら、右手は前方に突き出す(逆があるかは不明)。 馬の構えの動作でカウンターを狙いつつ、攻めあぐねる敵に対しては右手による強烈な打撃を繰り出す。 そこから放たれるスパルタカスの打撃の速度は凄まじく、特に螺旋チョップ突きは音速の壁を破る程である。 龍の構え スパルタカスの技。 一角獣の構え同様、現在では彼のみが習得している構え。 具体的にどういう構えを取るのかは詳しい描写はされなかったが、 タタミが円く溶ける程の威力の龍の尾と形容される蹴りや、 大気を焼き焦がす龍の牙と形容される双手チョップ、 床に顎が付きそうなほど屈んでからの跳躍から繰り出す、己の全質量を無限倍とし、地の文=サン曰く「星の核すら穿つだろう」と評される龍の炎と形容される螺旋蹴りなど、 今までの型が程度の差はあれ防御の要素があったのに対して龍の構えはかなり攻撃に特化した構えであると思われる。 + 更なる古代ローマカラテの真髄 剣の構え スパルタカス独自に考案した第六の構え。 自身のパルス感知を利用した急所へのカウンター、らしい。 ニンジャスレイヤーのNinjaslayer Abnormal Reaction Against Karate Urgency (N.A.R.A.K.U.)に対抗するために生み出されたが、 果たし合いの中でニンジャスレイヤーはナラク化せず研ぎ澄まされたカラテのみを以て応じ続けたため、その構えが使われる事は永遠になかった。 致命的打撃 スパルタカスの技。近代カラテが切り捨てた五つの獣の構え(どれなのかは不明)から繰り出され、反アマクダリ派ソウカイヤ残党ニンジャの一人ゲーリュオンを爆発四散させた。 打撃技にも長けているようだ。 余談 余りのパワワードゆえか、無印コミカライズの宣伝文句に 「アイエエエエ!最強古代ローマカラテで敵を葬る超ハイテンションNINJA『ニンジャスレイヤー』も無料!」 と、まるでフジキドが最強の古代ローマカラテの使い手であるかのような誤解を招く表現が為されたことがある。 追記、修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 古代ローマカラテは魔技 -- 名無しさん (2015-01-02 22 27 26) 古代ローマカラテってだけでデスノボリが立つ -- 名無しさん (2015-01-03 02 09 50) ただしスパルタカス=サンの場合は相手にデスノボリが立つ -- 名無しさん (2015-01-03 03 05 45) 古代ローマカラテは戦闘描写が書かれない。大体描写なしに死ぬがスパルタカス=サンの場合は凄すぎて書いてるヒマがない。 -- 名無しさん (2015-01-03 04 49 20) 最近の忍殺wikiほとんどコピペ記事とは違い、よくまとめられたワザマエな記事ですな。キンボシ! -- 名無しさん (2015-01-03 09 13 44) デオチ・ジツの名手、マンゴネル=サンが抜けていたので追加しました。 -- 名無しさん (2015-01-03 14 04 59) タカシが活躍しているだと…! -- 名無しさん (2015-01-03 20 40 03) クソアホクズ=サンはサンシタでは無かったが、神話級クソが強過ぎたのだ。 -- 名無しさん (2015-01-03 21 00 31) このコトダマのパワにあてられた非ヘッズは何を思うのだろう… -- 名無しさん (2015-01-04 17 46 34) 一体どこら辺のコトダマが変なのか全くわからないことだなぁ。(彼は狂っていた。 -- 名無しさん (2015-01-05 01 29 59) 最新エピでクソアホクズ=サン活躍のチャンスな…? -- 名無しさん (2015-06-15 01 37 35) 【悲報】クソアホクズ改め面白いおっさん、古代ローマカラテの呪縛に抗えず、逝く。 -- 名無しさん (2015-07-12 20 16 43) 古代ローマカラテ属性のカードを墓地に送るたびスパルタカス=サンの攻撃・防御は400強化される -- 名無しさん (2015-07-12 20 26 48) 書籍版のスパルタカス=サンカッコイイヤッター!というかこの人と台形=サン・スターゲイザー=サン・ホワイトドラゴン=サン・インターラプター=サン・ドラゴンペイン=サン・タダオ辺りは実際ザイバツのグランドマスタークラスかそれ以上の強さがあるなきっと。 -- 名無しさん (2015-07-27 02 47 41) 我々は歴史的瞬間を目の当たりにするかもしれない。このエピソード終わったらガッツリ追記してやるからな。見てろよ見てろよ~ -- 名無しさん (2015-10-12 07 05 35) 「なんでもかんでもカラテをつければいいってものじry」と突っ込んでいいのだろうか……? 未視聴だけど(困惑 -- 名無しさん (2015-10-12 07 09 36) ↑今ツイッターで配信されているエピソードを決断的読書しよう。 -- 名無しさん (2015-10-13 16 31 20) 古代ローマカラテの異常なまでのタダシイは伏線だったのか…ゴウランガ‼︎ -- 名無しさん (2015-10-13 19 53 15) 当該エピが終わった時には各キャラの見せ場とかワザとかの解説が爆発的に増えそうで実際コワイ -- 名無しさん (2015-10-19 11 51 57) おお…見よ!エピソードン完結と同時に古代ローマカラテのすべてがシフトアンヴェイルコンプリートされた。ゴウランガ! -- 名無しさん (2015-10-31 09 48 57) 古代ローマカラテは魔術(マギ) -- 名無しさん (2015-10-31 18 25 14) 古代エジプトカラテもあるんだよな、どんなのか楽しみ -- 名無しさん (2016-03-18 08 11 20) ヴェニヴィディヴィシ、まさかの3部最終章に登場…!読了後→やはり古代ローマカラテは魔技であった -- 名無しさん (2016-08-09 00 52 28) そうだ、モーターヤブに古代ローマカラテを取り入れればオムラのV字回復も夢ではないかも -- 名無しさん (2020-01-21 14 17 01) クレオパトラ・ダンディしか浮かばん -- 名無しさん (2021-09-06 20 26 30) 第四部のナガシノにもデキムス =サンが登場。登場と同時に高速垂直カラテ射出され爆発四散。ナムアミダブツ -- 名無しさん (2022-10-27 23 25 18) 「古代ローマ」は欧州圏においては「文化の発祥地」「あこがれの地」「自分たちはその後継」みたいな意識があるらしい。だからこそその偉大な古代ローマカラテは徹底的に茶化しているのだろうな…実際明確な使い手が複数いるから無茶苦茶流行ってるし流行るだけのポテンシャルはあるんだろう。描写されないが -- 名無しさん (2024-08-26 18 49 17) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/earthruinfes/pages/2972.html
日記/2014年07月05日(SAT)/今日のまとめ 2014-07-06 【ニュース記事一覧】 橋などの銘板 全国で2000枚超盗難 NHKニュース 脱法ドラッグ 「販売店の取締り強化」 NHKニュース 脱法ドラッグ撲滅を 池袋で1000人集会 NHKニュース 八ッ場ダム建設で移転の浴場 営業再開 NHKニュース 北海道・羅臼 「幻のエビ」初水揚げ NHKニュース 高級ぶどう初競り 1房55万円 NHKニュース ネイマール骨折現地で大きく報道 NHKニュース 官房長官 ふるさと納税さらに積極活用を NHKニュース 石破氏 集団的自衛権は国会論戦で理解を NHKニュース 石破幹事長 やじ問題の再発防止徹底 NHKニュース ウイグル大規模暴動から5年 厳重警戒 NHKニュース 少年の葬儀後に若者と治安部隊が衝突 NHKニュース 【ヤフオク】これは凄い! ドリームキャスト本体が49万円で落札される! | ニコニコニュース 橋などの銘板 全国で2000枚超盗難 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140705/k10015774261000.html 橋などの銘板 全国で2000枚超盗難 7月5日 18時36分 橋やトンネルなどの名前や施工者などを記した「銘板」と呼ばれる金属製のプレートが盗まれる事件が全国で相次ぎ、国や自治体などが調べたところ、今年度に入って2000枚以上がなくなっていることが分かったということです。 盗難が相次いでいるのは道路の橋やトンネルに設置されている「銘板」です。 維持管理に必要な情報を確認できるよう、橋などの名前や竣工(しゅんこう)した年月、使用した材料、それに設計や施工をした会社名などを記したものです。 ことし4月1日に島根県安来市の国道の橋でなくなっているのが見つかり、その後、国や自治体などが調べたことろ、少なくとも全国8つの県で合わせて2006枚がなくなっていることが分かりました。 被害額は9000万円以上に上るということです。 最も多いのが福井県で762枚、次いで岐阜県で533枚、石川県で328枚、島根県で233枚、愛知県で81枚、鳥取県で60枚、茨城県で6枚、三重県で3枚となっています。 盗まれた時期がいつなのかは分かっていませんが、岐阜県各務原市では、5月20日の午前6時前に橋の銘板を持ち去ろうとする不審な男を国の職員が目撃しています。また、5月21日に島根県飯南町で町の職員が橋の点検をしたところ、9日前に点検したばかりの場所で銘板がなくなっているのを見つけました。 石川県では銘板のボルトの部分を溶接する対策を行っていますが、それでも盗まれるなど、被害は後を絶ちません。 警察が窃盗事件として捜査していますが、誰が何の目的でとったのかは今のところ分かっていません。盗まれた銘板の多くは銅の合金であるしんちゅう製や銅製であることから、金属リサイクルの業者で作る「非鉄金属リサイクル全国連合会」の小林秀之会長は、「銅の価格は6年前のリーマンショックで一時、落ち込んだが、それ以降は1トン当たり60万円から70万円の間で高止まりしていて狙われやすい。人目につかない過疎地域を狙う窃盗団がいるのではないか」と指摘しています。 脱法ドラッグ 「販売店の取締り強化」 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140705/k10015773931000.html 脱法ドラッグ 「販売店の取締り強化」 7月5日 17時48分 田村厚生労働大臣は東京・池袋で開かれた脱法ドラッグの撲滅を訴える集会であいさつし、業者が、脱法ドラッグを客が吸引することを知りながら販売した場合は、薬事法に違反するとして、販売店への取締りを強化したいという考えを示しました。 脱法ハーブを含む脱法ドラッグを巡って、厚生労働省は、成分の構造が似た複数のドラッグをまとめて「指定薬物」として規制する「包括指定」を導入しましたが、新たな成分を用いた脱法ドラッグが出回り、規制が追いついていません。 これについて、田村厚生労働大臣は、東京・池袋の集会で、「海外からも薬物の情報を集め、『指定薬物』を増やすことで投網をかけていく。ついこの間まで脱法ハーブであっても、気付いたら『指定薬物』になっていたという状況を作っていく」と述べました。 そのうえで田村大臣は、「『指定薬物』になっていなければ法律に違反しないと思われているが、とんでもないことだ。体に影響を及ぼすものを吸引目的で売ったとすれば立派な薬事法違反であり、警察庁と協力して、危ない薬物を売っている店にアプローチしていく」と述べ、業者が、脱法ドラッグを客が吸引することを知りながら販売した場合は、無許可での医薬品販売に当たり、薬事法に違反するとして、販売店への取締りを強化したいという考えを示しました。 脱法ドラッグ撲滅を 池袋で1000人集会 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140705/k10015773371000.html 脱法ドラッグ撲滅を 池袋で1000人集会 7月5日 16時59分 脱法ハーブを吸った男が運転する車が暴走して、8人が死傷する事件が起きた東京の池袋で、地元の住民などおよそ1000人が参加した大規模な集会が開かれ、脱法ドラッグの撲滅を訴えました。 東京・豊島区では、先月24日、池袋の繁華街で、脱法ハーブを吸った男が運転する車が歩道を暴走して、歩行者を次々とはね、中国人の林雪琴さん(30)が死亡したほか、男女7人が重軽傷を負いました。 この事件を受けて、5日は地元の住民や豊島区などが集会を開き、事件現場から50メートルほどの池袋駅前の広場には、およそ1000人が集まりました。 参加者たちは、まず、林さんの死を悼んで全員で1分間の黙とうをささげました。 続いて、4日に区議会で可決された区の脱法ドラッグの撲滅宣言が読み上げられ、町を挙げて脱法ドラッグの撲滅に取り組むことを確認しました。 そして、参加者たちは事件現場で献花を行ったあと、全員で周辺をパレードし、「許すな!脱法ドラッグ」と書かれたプラカードを掲げたり、「脱法ハーブ反対」などと声を上げたりして脱法ドラッグの撲滅を訴えました。 集会を主催した住民代表の加藤竹司さんは、「これだけの人が集まってくれたのは、町の人みんなの『脱法ドラッグNO』の気持ちの表れだと思っている。行政、警察と連携して、撲滅に向けた行動を起こしていきたい」と話していました。 八ッ場ダム建設で移転の浴場 営業再開 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140705/k10015773101000.html 八ッ場ダム建設で移転の浴場 営業再開 7月5日 16時21分 群馬県の八ッ場ダムの建設に伴い先月、営業を終えた温泉の共同浴場が新しい場所に移り、5日から営業を再開しました。 群馬県長野原町にある川原湯温泉は、源頼朝が発見したという言い伝えがあり、源泉近くの共同浴場「王湯」は、古くから地元の人や観光客に親しまれてきました。 しかし、共同浴場は八ッ場ダムの建設に伴い水没する地域にあることから、先月、営業を終えて新しい場所に移転し、5日から営業を再開しました。 新しい共同浴場は元の場所から500メートル離れた高台にあり、営業再開を祝うセレモニーでは源頼朝が温泉に入る際に自分の着物を掛けたとされる石のレプリカの除幕式などが行われました。 このあと、地元の人のほか、神奈川県や埼玉県などから訪れた人たちが早速、新しい浴場の温泉に入り、硫黄のにおいがする無色透明の泉質を楽しんでいました。 群馬県の60代の男性は、「王湯の温泉は体が温まり、泉質がよくて最高です」と話していました。川原湯温泉協会の樋田省三会長は「これまでのようにタオル片手に気軽に来ていただければと思います」と話していました。 北海道・羅臼 「幻のエビ」初水揚げ NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140705/k10015772741000.html 北海道・羅臼 「幻のエビ」初水揚げ 7月5日 15時51分 水揚げ量が極めて少ないことから幻のエビと呼ばれるブドウエビの漁が北海道東部の羅臼町で5日に解禁になり、美しい紫色をしたエビの水揚げで港は活気づいています。 体の色がブドウのような紫色をしていることから名付けられたとされるブドウエビは、羅臼町の沖合で1日に10数キロしか水揚げされないことから地元で幻のエビと呼ばれ、1匹の価格が1000円を超えることもあります。 羅臼町では、5日、ブドウエビの漁が解禁になり、午前中、漁を終えた漁船が港に戻って水揚げしたあと、箱に入れて市場に運んでいました。 水揚げされたブドウエビは例年より3割ほど少ない12キロでしたが、体長は10センチ余りと例年並みの大きさのものが多いということです。 漁業者の藤本繁樹さんは「ブドウエビは味が濃厚なうえ、身が締まって歯応えがよいので刺身にすると最高です。値段は少し高いですが、それだけの価値があるので、多くの人に食べてもらいたいです」と話していました。 羅臼町のブドウエビ漁は9月下旬まで行われる予定です。 高級ぶどう初競り 1房55万円 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140705/k10015770241000.html 高級ぶどう初競り 1房55万円 7月5日 12時15分 石川県が開発した高級ぶどう「ルビーロマン」のことし初めての競りが行われ、これまでで最も高い1房55万円の値がつきました。 「ルビーロマン」は、石川県が14年の歳月をかけて開発したぶどうで、直径3センチ以上の大きな実や強い甘み、それに、赤みがかった色合いが特徴です。 5日は、金沢市中央卸売市場で、34房のルビーロマンがことし初めての競りにかけられました。 最も高い値がついたのは、30粒ほどの実をつけた1房800グラムのルビーロマンで、1房55万円(1粒当たり1万8000円ほど)の高値で競り落とされました。これは、去年までの最高額を5万円上回り、平成20年にルビーロマンが初めて出荷されて以来、最も高くなったということです。 卸売市場によりますと、ことしは天候に恵まれて、粒が例年より大きく、赤の色合いが鮮やかになったことから高値がついたとみられるということです。 競り落とした金沢市の結婚式場の竹中透総支配人は、「思っていたより高額になり驚いていますが、新郎新婦に召し上がっていただいて、最高の思い出にしてもらいたい」と話していました。 ことしは、9月中旬までに、1万6000房のルビーロマンが出荷される予定です。 ネイマール骨折現地で大きく報道 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140705/k10015775781000.html ネイマール骨折現地で大きく報道 7月5日 23時14分 サッカーワールドカップの準々決勝でブラジル代表のエース、ネイマール選手が骨折の大けがをした翌日の5日、現地の新聞はスター選手のけがを写真入りで大きく報じました。 リオデジャネイロ市内の売店ではネイマール選手が骨折したことを伝える新聞が並べられ、道行く人たちが足を止めて読み込んだり買い求める姿が見られました。 一般紙、スポーツ紙ともに写真はネイマール選手が試合中にコロンビア代表のディフェンダー、スニガ選手とぶつかったあと、痛みを訴え表情をゆがめてピッチに倒れ込んでいる様子などです。 記事には「ネイマール選手のワールドカップは終わった」とか、「ブラジルの衝撃」といった見出しがつけられ、また相手のプレーに対し、「卑劣だ」「ネイマール選手を破壊した」といった見出しをつけたものもあります。 市内に住む男性は、「同じサッカーをするものとして相手選手のプレーは卑劣だと思う。だけど今回のことでブラジルのチームはより団結することになるだろう」と話していました。 同じく市内に住む女性は「サッカーだから押したり倒したりすることはあっても、ひざ蹴りをする必要はない。ネイマールはすばらしい選手でチーム全体の士気を高めていたので、今後が心配です」と話していました。 官房長官 ふるさと納税さらに積極活用を NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140705/k10015772541000.html 官房長官 ふるさと納税さらに積極活用を 7月5日 15時51分 菅官房長官は兵庫県小野市で講演し、自分が住んでいる場所以外の自治体に寄付した場合、税金が控除される「ふるさと納税制度」について、積極的な活用に向け、制度の見直しも含めて検討したいという考えを示しました。 この中で、菅官房長官は、政府が、地域の再生に向けた施策の取りまとめなどに当たる「地方創生本部」を設置することについて、「これから安倍政権が目指すのは、なんと言っても地方の再生であり、地方の元気なくして国の元気はない。総理大臣を本部長に、全大臣が参加して、強力な体制を作り上げていきたい」と述べました。 そのうえで、菅官房長官は、自分が住んでいる場所以外の自治体に寄付した場合、寄付した金額の一部が所得税や住民税から控除される「ふるさと納税制度」について、「もっと活用すべきだ。額を倍にするとか、いろいろな考え方がある。そうしたことに政府全体で取り組んでいく」と述べ、積極的な活用に向け、制度の見直しも含めて検討したいという考えを示しました。 石破氏 集団的自衛権は国会論戦で理解を NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140705/k10015774331000.html 石破氏 集団的自衛権は国会論戦で理解を 7月5日 18時36分 自民党の石破幹事長は、盛岡市で講演し、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に基づく今後の法整備について、「国民に分かってもらえるよう説明していくのがわれわれの責務だ」と述べ、国会での論戦などを通じて、国民の理解を得ながら進めていく考えを示しました。 この中で、自民党の石破幹事長は、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定について、「今回の閣議決定は、他国に加えられた攻撃であっても、日本の存立や国民の権利を、根底から覆すような場合に限って反撃できるものだ。閣議決定はしたが、これから一つ一つの法律は国会で決めていくことになる」と述べました。 そのうえで、石破氏は、今後の法整備について、「政府が集団的自衛権を行使したいと思っても、いいか悪いかを判断するのは国会だ。歯止めは何か、日本の平和を守るためになぜ必要なのか、きちんと説明していく。国民に分かってもらえるよう説明していくのがわれわれの責務だ」と述べ、国会での論戦などを通じて、国民の理解を得ながら進めていく考えを示しました。 石破幹事長 やじ問題の再発防止徹底 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140705/k10015774721000.html 石破幹事長 やじ問題の再発防止徹底 7月5日 20時12分 自民党の石破幹事長は盛岡市で講演し、東京都議会や国会で党所属議員らが不適切なやじを飛ばした問題が相次いだことについて、「自民党におごりや緩みが出てきたのではないかという指摘がある」と述べ、再発防止の徹底を図る考えを示しました。 不適切なやじの問題では、先月、東京都議会で女性議員が質問を行った際に、自民党会派に所属していた議員が「早く結婚したほうがいいんじゃないか」と発言して謝罪したのに続き、ことし4月、衆議院総務委員会で女性議員の質問中に、自民党の議員が「早く結婚して子どもを産まないとだめだ」などと発言していたことが明らかになり、4日に謝罪しました。 これに関連して、自民党の石破幹事長は盛岡市で行った講演で、「自民党が政権に復帰して1年半がたち、どこかにおごりや緩み、油断が出てきたのではないかという指摘があり、謙虚に受け止めなければならない」と述べました。 そのうえで石破氏は、「口で『再発防止』と言って済むものではなく、こうしたやじを許容するような雰囲気や土壌を、政権党である自民党は率先して正していかなければならない」と述べ、7日に各都道府県連などに対し綱紀粛正を求める通達を出すなどして、再発防止の徹底を図る考えを示しました。 「配慮欠く発言は遺憾」 公明党の山口代表は、党本部で開かれた地方組織との意見交換会で、「女性が活躍する環境を築くうえで、最近、女性の人権や生き方に対して、極めて配慮を欠く発言があることは誠に遺憾だ。公明党は、女性の主体的な生き方を擁護する社会作りに全力を傾注する」と述べました。 ウイグル大規模暴動から5年 厳重警戒 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140705/k10015773161000.html ウイグル大規模暴動から5年 厳重警戒 7月5日 16時21分 中国、新疆ウイグル自治区で、死者およそ200人を出した大規模な暴動から5日で5年となり、中心都市のウルムチでは武装警察官が各地に配置され、中心部の広場を封鎖するなど厳重な警戒態勢が敷かれています。 ウルムチでは、2009年7月5日、少数民族のウイグル族による中国政府への抗議デモが大規模な暴動につながり、政府側の発表で、およそ200人が死亡しました。暴動から5年がたった5日、ウルムチ中心部のウイグル族が多く集まる市場や、中国共産党の建物の周囲には、自動小銃を持った武装警察官や装甲車が配置され、厳重な警戒態勢が敷かれています。 また、ふだん多くの市民が訪れる、共産党の建物の向かいにある大きな広場は封鎖され、当局としては、市民らが集まって騒ぎになることを警戒しているものとみられます。イスラム教を信仰するウイグル族の中には漢族が中心の政治や経済に不満があります。 ことしに入ってから、ウルムチでは、鉄道の駅や朝市で多くの死傷者が出る事件が相次いで起きるなど、治安の悪化も懸念されています。 中国当局は、新疆ウイグル自治区で初めてとなる高速鉄道の建設を推進するなど、経済発展を通して地域の安定を図る一方で、「テロとの戦い」を掲げて、過激な活動への取締りを強化していますが、ウイグル族の当局への抗議行動が後を絶たないのが現状です。 少年の葬儀後に若者と治安部隊が衝突 NHKニュース ttp //www3.nhk.or.jp/news/html/20140705/k10015766451000.html 少年の葬儀後に若者と治安部隊が衝突 7月5日 7時16分 イスラエル人の若者やパレスチナ人の少年が殺害された事件をきっかけに緊張が続いている中東のエルサレムでは4日、パレスチナ人の少年の葬儀が行われたあと、若者たちが治安部隊と衝突し、混乱の拡大が懸念されています。 イスラエルが占領している東エルサレムでは、今月2日に16歳のパレスチナ人の少年が何者かに殺害され、先月ヨルダン川西岸で起きたイスラエル人の若者3人が殺害された事件への報復と受け止められています。 東エルサレムでは4日、イスラム教の金曜日の集団礼拝に続いて、殺害されたパレスチナ人の少年の葬儀が行われ、数千人に上る参列者が民衆による抵抗運動を表すことばを連呼しながらパレスチナの旗にくるまれた少年の遺体を掲げて行進しました。 このあと参加者の一部は待機していたイスラエルの治安部隊に向かって石を投げ始め、治安部隊が催涙弾やゴム弾で対抗して大規模な衝突となりました。 現場では発砲音がけたたましく鳴り響き、催涙弾のガスが時折充満するなか、パレスチナ人の若者たちが怒りをあらわに石を投げつけ、これまでに参加者と治安部隊の双方合わせて数十人のけが人が出ています。 この日はエルサレムの旧市街でも治安部隊とデモ隊が衝突し、今がイスラム教の断食月、ラマダンに当たることから、夜間、さらに混乱が拡大することが懸念されています。 【ヤフオク】これは凄い! ドリームキャスト本体が49万円で落札される! | ニコニコニュース ttp //news.nicovideo.jp/watch/nw1138737 【ヤフオク】これは凄い! ドリームキャスト本体が49万円で落札される! ガジェット通信 ガジェット通信:ニュース一覧 2014年7月5日(土)4時20分配信 ゲームメーカーのセガは、プレイステーション、Xbox、Wiiなどにゲームを提供しているが、かつてはゲームハードを販売していた。その一つがドリームキャストである。 ネットオークションの『ヤフオク』にて、ドリームキャスト本体が491000円もの価格で落札された。コレクターにとって、ドリームキャストは現在も価値のある本体なのだろうか? 落札されたのは『ドリームキャスト バイオハザード コード ベロニカ S.T.A.R.S Ver』。未使用品として出品されており、写真を見るかぎり新品同様のようである。 一部のマニアだけが競り合いをしていると思ったが、141回もの入札が入っており、複数の人達から入札が入っていた様である。 これは2000年に発売された限定版のドリームキャストで、当時の価格は34800円。それが10倍以上の価格になって落札されたのだから驚きだ。カラーはブルーのスケルトンで、コントローラも同様の色。 一部の人しか買えないレアなドリームキャストだったらしく、その部分がレア度を高めた理由と言えるだろう。ドリームキャストに限らず、非売品や限定のゲームハードは高額で取引されている。 もしかすると、自分の家にしまってある過去のゲームハードが高額で売れるかもしれない。試しに、押入れを調べてみるといいかも? ※写真はヤフオクより引用しました ※この記事はガジェ通ウェブライターの「太郎改太郎」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか? (著:太郎改太郎) 『チョコボール』が『進撃の巨人』とコラボして『進撃のキョロ人』になった(笑) – ガジェット通信 ttp //getnews.jp/archives/615031 『チョコボール』が『進撃の巨人』とコラボして『進撃のキョロ人』になった(笑) 2014.07.05 03 51 記者 太郎改太郎 森永のお菓子『チョコボール』が、人気漫画『進撃の巨人』とコラボレーションして話題となっている。いや、明確に言えば「何かがおかしい」と話題になっているのだ。 コラボした『チョコボール』は『進撃の巨人』をイメージしたパッケージデザインになっており、箱を5つ合わせると1枚の絵になるようになっている。森永さん、商売が上手ですなあ(笑)。 だが、パッケージを良く見てほしい。『進撃の巨人』ではなく『進撃のキョロ人』と書かれているのだ! どういう事だよ(笑)。インターネットでこのパッケージを見た人達から、「進撃のキョロ人じわじわくる」「キョロ人ってええええ!」「進撃のキョロ人てwww 強いんだか弱いんだかwww」等の声が出ている。 「なんでもコラボすんなw」 「進撃のキョロ人ってなにwwwwwww」 「キョロ人てなんだよwww」 「進撃のキョロ人w エルヴィン笑ったわww」 「進撃のキョロ人というセンス」 「キョロ人w 某海賊より仕事選ばなくなってきたなwww」 「進撃のキョロ人ってもうコンビニとかにあるのかな」 「キョロ人wwwなんでもコラボしろとwww」 「進撃の巨人がキョロちゃんとコラボwww最近またコラボ加熱し過ぎィ!」 「キョロ人wwwなにこれかわいいwww」 「エルヴィンキョロちゃんの歪み無いヅラっぽさ…」 『進撃のキョロ人』のおかしい部分は他にもある。『進撃のキョロ人』というタイトルなのに、キョロちゃんは巨人(キョロ人?)を退治する側になっているのだ。いったいどういう事なのだろうか……。わけが分からない。 森永サイトのニュースリリースによると、7月8日から8月くらいまで売るらしい。わけが分からないが、ファンは買っちゃうのかもしれない……。 ※画像は森永サイトより引用しました 名前 コメント ◇◆前へ/次へ/目次へ