約 6,708 件
https://w.atwiki.jp/trpgken/pages/2131.html
予告 終わりにしよう、この煤まみれのモノクロの夢を 扶桑蒸奇譚 「モノクロームキネマ」 ――これは、蒸気機関の見た夢だ 【概要】 スチームでパンクな活劇をしながら世界を作っていくキャンペーン 【演目規定】 レベル5、常備化ポイント90点で初期作成 基本クラスは2つまで、スタイルクラスは3つまで 扶桑蒸奇譚Wiki から確認できる全てのデータを使用 エラッタは適宜最新のものを適用 他SRSからのデータの持ち込みは不可 【追加データ】――基本から消えたクラスの補完に 土蜘蛛 超力使い XX機関 6Lv以降のデータはこちら パスワードは「monochrome」 サーバントの11レベル以降の戦闘値はこちら アイテムとか 【主演配役】 推奨クラスはあくまで推奨でしかないため、ハンドアウトから大きく逸脱した設定でなければ無視してもらっても構いません PC:い 推奨クラス:探偵 コネクション:櫻子 関係:任意 キミは秋津に事務所を構える探偵だ。 一つ事件を解決した帰り道、路地裏から助けを求める声を聞く。 何故だかそれをほうっておくわけにはいかない気がして、キミは路地裏へと向かった。 そこに居たのは、悪漢に襲われる1人の見目麗しい少女だった。 PC:ろ 推奨クラス:なし コネクション:記憶の少女 関係:執着 キミは目覚めた、帝都秋津の片隅で。 何をしていたのか、自分が何者なのかもわからない。 覚えていることは、理解できることは一つ。 ただ一人顔を思い出せる少女に、何か用があったということだけだ。 特殊ルール 「PC:ろ」は「ライフパス:邂逅」を持つことができない PC:は 推奨クラス:随身省捜査官 コネクション:犯人 関係:敵意 皇宮警護官として任務についていたキミに、上官から極秘任務が与えられた。 それは、盗まれた神器の捜索と奪還。 今現在皇宮にあるそれらは模造品であり、本物は何者かによって持ち出されれしまったという。 王権のレガリアたる神器が失われるのは、国家の一大事。 その任務の重さを、キミは1人胸に噛みしめる。 PC:に/静織〈Sitri〉 推奨クラス:スチヰムドォル コネクション:帝 関係:守護 キミは当代の帝の護衛役だ。 皇宮護衛官とはまた別で、傍仕えとしての役目を兼任した護衛役である。 しかし、キミは帝と離れ離れになってしまった。 警護官の目をかいぐって皇宮に侵入した凶賊と、大立ち回りを演じた結果である。 当然このままにしておけるわけはなく、キミは帝を探すために行動に出ることにした。 PC:ほ/カズラ 推奨クラス:任意 コネクション:秋津の妖 関係:顔見知り 最近、キミと付き合いのある秋津のあやかしたちが次から次へと襲われている。 それもただ襲われるだけではなく、彼らの「力」を根こそぎに奪われて。 一体犯人は何者で、何を企んでいるのだろうか。 キャラ作成のおともに 扶桑蒸奇譚SRS―テンプレート K2が作ってくれました 【助演】 【扶桑蒸奇譚】モノクロームキネマ/情報室 【物語】 近日開演 【用語】 皇宮……本システムの舞台となる帝都・秋津の中央にそびえる塔。「皇宮」の名の通り、帝が居る。堀と森によって秋津の他の部分とは別たれており、行き来するには基本的に東西南北に一本ずつ据えられた跳ね橋を通る必要がある。 皇宮警護官……皇宮の巡回警護を担当する人たち。能力や個人の経歴はもちろんのこと、家系や交友関係などまで調べ上げられ「問題なし」とされた者だけが就ける一種の名誉職。基本的には随身省の捜査官が選ばれる。 随身省……扶桑における警察組織。 スチヰムドォル……階差機関(蒸気と歯車で動くコンピュータ)によって制御された蒸気機関で動く人形。ロボロボしいものから、人間そっくりまで設定はご随意に。 あやかし……いわゆる妖怪。ただし、この世界においてあやかしをはじめとした神秘の存在は、すでに「迷信」というのが人々の認識。 帝……憲法上の扶桑の国家元首。ただし公衆の面前に姿を現すことはないため、ほとんどの国民は顔を見たことも声を聴いたこともない。 【伝言板】 ハンドアウト・基本クラス相談などはこちらで はじめましての人もいそうなOBの中井です。よろしくお願いしますー。ハンドアウトは悩み中。直感的には『は』なのだが、世界観を読んでると他のもやってみたくなる。 -- toNakai (2017-03-21 23 06 45) はじめましての人ははじめまして、軽胃痛ことK2です。よろしくお願いします。ハンドアウトの希望は ろ≧に>ほ>は>い ですかね… -- K2 (2017-03-21 23 15 55) はじめましての人もおそらくいそうな四月から4年のライカです。よろしくお願いします。ハンドアウト希望順は い>ほ>ろ>に>は ですかね。探偵、やりたかったので。 -- ライカ (2017-03-22 01 09 28) はじめまして!(すべてを擲つスタイル)四式です。HO希望は に>は>ろ>い>ほ といった感じでお願いしまうす。 -- 四式 (2017-03-22 12 51 22) 改めて、は≧ほ に ろい って感じでー -- となかい (2017-03-22 23 37 56) きれいに希望がばらけておる。あとはカニミソさん次第ですねー。 -- ひさめ (2017-03-22 23 39 05) 遅くなって申し訳ない!ほ=に=は>その他くらいなんで、「ほ」のあやかし系やります! -- kanimiso (2017-03-24 12 06 42) ありがとーございます。そうすると「い=ライカ、ろ=K2、は=となかいさん、に=四式さん、ほ=カニミソさん」で決まりですかね! -- ひさめ (2017-03-24 13 55 52) クラスについての話がなかったので切り出してみます。スタイルクラスはスチヰムイヱガア/超力使いで考えています。蒸気クラスは蒸気騎士希望ですが、この組み合わせだと衛士も猟士もできるので、他に騎士をやりたいという人が多いなら譲ります。 -- K2 (2017-03-30 01 36 21) サンプル的な意味も兼ねてキャラ上げてみました。 -- K2 (2017-03-30 16 37 00) コンストラクションに関するルーリングをシステムwikiにアップしました -- ひさめ (2017-04-02 16 14 46) 自動化キャラクターシートが向こうのwikiに上がったので、お役立てください -- ひさめ (2017-05-03 01 49 04) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aruginia/pages/9.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/trpgken/pages/2568.html
扶桑蒸奇譚 「竹ノ葉霰之御伽話」 【概要】 ハンドアウト持ち込み式の全員玉鋼キャンペーン 【演目規定】 全員必ず《玉鋼》のクラスを取得すること レベル5、常備化ポイント60点でキャラクター作成 クラスの取得制限は通常通り(基本クラスは2つまで、スタイルクラスは3つまで) データは後ほど エラッタは適宜最新のものを適用 他SRSからのデータの持ち込みは不可 【ハンドアウト】 ないよ。 【PCs】 PC名:平野藤四郎(PL:涼) 一行設定 主のもとに帰るために、彼は今日も刃を振るう。 PC名:風鳥(かざどり)(PL:武藤) 一行設定 自分の誠を貫くために、彼は今日も刃を研ぐ。 PC名:槐(えんじゅ)(PL:きびだんご) 一行設定:天の月を打ち落とすべく、彼女は今日も刃を仕舞う。 PC名:天羽々斬(PL:とよしー) 一行設定 愛すべき子らを守るために、彼女は今日も刃を紡ぐ。 PC名:天紅(てんこう)(PL:マイマイ) 一行設定 未だ分からぬものを求めて今日も刃に問う。 【テンプレート】 キャラページ作成のお供に 扶桑蒸奇譚SRS―テンプレート 【懐宝剣尺之心得】 班員は必ず目を通すべし 【NPC】 各話ハンドアウト 【扶桑蒸奇譚】竹ノ葉霰之御伽話/第二話 【扶桑蒸奇譚】竹ノ葉霰之御伽話/第四話 【扶桑蒸奇譚】竹ノ葉霰之御伽話/第五話 【扶桑蒸奇譚】竹ノ葉霰之御伽噺/第六話
https://w.atwiki.jp/dollbook_wiki/pages/258.html
雑誌・MOOK 単行本 スーパードルフィーのせかい Super Dollfie® 20th Anniversary Let’s ドルフィードリーム 補足事項 関連項目 出版社別掲載リスト リンク
https://w.atwiki.jp/desuga_orimayo/pages/59.html
1.扶桑皇国陸軍機甲装備・三式中戦車/昭和十八年正式採用 ・四式砲戦車/昭和十九年正式採用 ・一式中戦車(改)/昭和十六年正式採用 2.扶桑皇国陸軍個人携行火器/輸入火器【九九式自動小銃】/昭和十四年正式採用 【M1型騎兵銃】/昭和十八年正式採用、ベアール中尉が一時使用 【九七式自動砲】/昭和十二年正式採用、武装救難小隊正式装備。ベネックス中尉が一時使用 3.諸外国の主力戦車【T-44型中戦車(オラーシャ帝国)】 ・M26A1重戦車(リベリオン合衆国) 1.扶桑皇国陸軍機甲装備 ・三式中戦車/昭和十八年正式採用 車体全幅 3.10m 車体全高 2.65m 車体全長 6.80m 戦闘重量 42.5t 乗員数 5名(砲手、車長、装填手、操縦手、無線手) 武装 毘式58口径76mm戦車砲1門 M2型50口径車載重機関銃1門(対空) 一式7.7mm車載機関銃2門(連装、車体銃。小銃用リムレス7.7mm弾使用) 砲塔正面装甲 120mm/70度 車体正面装甲 80mm/45度 エンジン 川滝製水冷12気筒ガソリン発動機/600馬力 トランスミッション クラッチ式機械変速 サスペンション コイルスプリング式 最大速度 45km/h以上 航続距離 200~250km前後 皇国陸軍が陸戦機械化歩兵と共に、昭和一八年半ばより投入を開始した大型中戦車。 全般的な設計は、オラーシャからの機甲技術導入の影響が強い。 開発当初は車体前面に37mm級の副砲を搭載する予定であったが、オラーシャ陸軍の主力戦車。 その設計の影響から車体銃に留め、車高と重量を押さえ込んでいる。反面、装甲は当初の予定よりもかなり増強され、傾斜装甲を多用。機能、外観共に大きく洗練された。 主砲には60口径近い長砲身と大きな薬室を持ち、多脚ネウロイを1500m以上から撃ち抜く、ブリタニア製17ポンド砲のライセンス製造品が導入された。 十分な容積を持つ砲塔構造や、装填手と弾薬庫の配置近接。噴水式エンジン消火装置やナイロン製破片剥離防護。 湿式弾薬庫など、人間工学に則った人員と装備の配置、乗員の生残性改善も、かなり配慮が為されている。 陸軍相模原戦車工廠と宮菱重工業、扶桑製鋼所の共同開発であり、諸外国からも多数の技術者を招聘。 一時期は砲安定装置など電気機械を中心に、初期トラブルに悩まされたものの、昭和十九年始めには実用装備としての位置を確立している。 当初の名称は「三式重戦車」であったが、最早陸軍はこの車輌を従来の重戦車的運用。つまり、局地的な機動防御ではなく、 中戦車同様の機動戦闘の主力に据えることを決心しており、昭和十九年からは「三式中戦車」と改称されている。 但し、全面的に電気溶接で形成され、低く重量感のあるシルエット。突き出した長砲身から改称後も「重戦車」と呼ぶ将兵は多かった。 一線部隊への配備の後は、概ねバランスの取れた機動力と装甲、何とか熟成された稼働率。 そして何より、17ポンド砲の大火力が、それまで一式中戦車その改良型で、陸戦ネウロイに立ち向かっていた陸軍機甲科から歓迎された。 また、仮に撃破されても、破片剥離防止素材や緊急消火装置等の恩恵で、乗員が生き残る確率は大分改善されており、 貴重な経験を積んだ将兵を劇はされた車体から生かして逃す頑丈さも有していた。 最も高価な兵器が訓練と実戦を経験した将兵であることを、陸軍は血を流すことで、嘗てより更に学習していた。 「装甲・火力薄弱な戦車は兵を殺すだけだ。陸戦ウィッチにばかり苦労をかけるな」。 この言葉をスローガンに、諸外国から形振り構わず技術を掻き集め、遂には自分のものにした、この大型中戦車の戦闘能力は良好であった。 戦車型ネウロイが登場するまでは、徹底した伏撃から躍進射撃戦闘へ移行、陸戦ネウロイを機動歩兵や野戦重砲隊。工兵障害と協力の上で駆逐し、 陸戦ウィッチという、本来なら戦地にいるべきではない少女達に負担をかけずに殲滅。あるいは撃退しうる火力とノウハウを、皇国陸軍は手にしたのだ。 製造も一部鉄道車輌製造工場(出雲、陣流寺、宮菱など)さえ転用して強行され、 昭和二〇年一月の段階では、戦車6個師団と機動歩兵8個師団(戦車連隊付属)、独立戦車4個旅団に行き渡っている。 陸戦に最適化した現状では最悪の脅威。戦車型ネウロイ(奇しくもその姿は、我が三式やオラーシャのT-44を拡大したような姿であった)に対抗すべく、 ハードウェアと戦術、双方で更に改善が試みられている。車体そのものには赤外線暗視装置、集光暗視眼鏡などが増設され、夜間戦闘能力の改善が図られた。 同時に、ノーズヘビーを承知で、車体と砲塔正面に、浸炭鋼板30mmを増設し、被弾に際して硬く脆い増加装甲が砕け、 敵弾の運動エネルギーを削ぐことで、撃破される可能性を減じる努力が為されている。 火力も遠距離での命中精度に難があるが、威力そのものは絶大な装弾筒付高速徹甲弾(SVDS)の配備数を増やすことにより、増大を図っている。 そして戦術に関しては、敵陸戦ネウロイは赤外線や熱源を中心に捜索を行っている可能性が高く、それを逆手に取り、 戦車砲や重砲の装薬の疑似炸裂をトラップに、目標の発砲を誘引して敵の所在を暴露。そこへ徹甲弾の速射を加える戦術を多用している。 損害もかなりのものだが、この戦術は諸兵科連合の協力さえ崩壊しなければ、戦車級相手にもかなりの威力を発揮している。 機甲戦力が新型装甲脚へ重点が置かれたため、三式は各種改良を施されながら今後も陸軍戦車戦力の主力を担うのであろう。 共通のシャーシを流用し、砲塔を撤去。車体上面に固定戦闘室を設け、そこへ陣地高射砲転用の56口径100mm加農砲を搭載した、 四式砲戦車という火力支援車輌も開発された。現在は各戦車連隊に一個中隊の割合で配備され、貴重な直射大火力投射手段として、三式共々奮闘している。 三式自身も大規模性能改善、改設計を車体寸法を大きく崩さない範疇で研究されており、向こう数年は機甲部隊の主力として活躍する予定である。 ・四式砲戦車/昭和十九年正式採用 車体全幅 3.10m 車体全高 2.95m 車体全長 6.90m 戦闘重量 44.5t 乗員数 5名(砲手、車長、装填手、操縦手、無線手) 武装 三式56口径100mm機力装填戦車砲1門 M2型50口径車載重機関銃1門(対空) 一式7.7mm車載機関銃2門(連装、車体銃。小銃用リムレス7.7mm弾使用) 砲塔正面装甲 75mm/80度 車体正面装甲 60mm/45度 エンジン 川滝製水冷12気筒ガソリン発動機/600馬力 トランスミッション クラッチ式機械変速 サスペンション コイルスプリング式 最大速度 40km/h以上 航続距離 200km前後 上記の三式中戦車を原型に、大型陸上ネウロイを遠距離から直射砲撃。漸減することを一義に開発された砲戦車。 砲戦車とは皇国陸軍に於いては、概ね他国同様。主力戦車の車体を流用し、砲塔を撤去。代替に巨大な固定戦闘室を設け、 そこに中戦車よりも大威力な火砲と弾薬庫、そして陣地高射砲を簡略化した主砲用の機力装填装置が収められている。 言うまでもなく原型の17ポンド砲に比して、著しく重い100mm戦車砲及びその弾薬。それを収める固定戦闘室は、巨大なものとなった。 弾薬庫を砲尾直後に設け、機力装填もあいまって装填、射撃速度は大きかったが車高の増大は回避できなかった。 同時に砲身長5600mmに達する火砲を突き出したため、車体はノーズヘビー気味であり、これは駆動系統にかなりの負荷となっている。 事実、四式砲戦車の故障件数は、三式中戦車に比して、統計で2割近く多かったといわれる。機動性も劣化しており、 特に登坂、もしくは急激な回避起動を行う際には、細心の注意を払う必要があった。また火力増大の代償の重量増大を抑えるため、装甲も些か薄いものとなっている。 但し、その代償として得た火力は大きかった。砲口初速は1000m/sを軽々と突破。弾頭重量が大きいため、距離を経ても貫通力は17ポンド砲よりも落ちにくく、 2000mで垂直150mm以上の防弾鋼鈑を射撃試験で貫通している。また、装薬込みで20kg以上の100mm砲弾を、少しでも早く装填するために、 砲尾直後に配置された弾薬庫と、簡易とはいえ補助装填装置の威力は大きかった。このクラスの火砲で平均毎分8発の射撃が可能であったことは、 当時の技術を考慮すれば特筆に価する。流石に、これだけ巨大な火砲を電動安定させることは難しく、砲安定装置は諦められた。 余談ではあるがオラーシャ帝国陸軍も、同一の戦車砲を搭載した駆逐戦車。SU-100を就役させている。 こちらはアウトレンジよりもアンブッシュを重視した、非常に低い姿勢の車体である。 ノーズヘビーであることは共通であるが、発射速度と遠距離射撃能力を取捨選択して、低姿勢を選んだか。 あるいは被発見率を高めても、遠距離砲戦能力と射撃速度を求めたかは、非常に対照的な存在であった。 現在では各戦車連隊に1個中隊、独立戦車旅団に2個中隊程度の割合で配備が進んでいる。 機動力と装甲の劣化により、事前地形把握、築城が不十分な場合、大きな損害を蒙ることも多い。 さりながら、所期の運用を正しく実施され、十全な性能を発揮した場合は、時として3000m前後でジグラッドを撃破するほどの猛威を振るった。 我が方の中戦車をコピー、拡大強化した戦車級ネウロイに対しても、二発から三発の命中で確実に撃破。 一発の命中でも、機動力と戦闘力を大きく削ぐことの出来る火力を発揮しており、新型陸戦ストライカーユニットの開発が優先され、 次世代中戦車の開発が鈍化した現状では、各種改良を受けつつ、三式ともども活躍し続けることになると思われる。 ・一式中戦車(改)/昭和十六年正式採用 車体全幅 2.75m(2.80m) 車体全高 2.50m(2.65m) 車体全長 5.75m(5.80m) 戦闘重量 22.5t(25t) 乗員数 5名(砲手、車長、装填手、操縦手、無線手) 武装 一式54口径57mm戦車砲1門(三式50口径77mm戦車砲1門*) 一式7.7mm車載機関銃3門(連装、対空、車体銃) 「M2」12.7mm重機関銃1門(改型にて対空機銃として一式機銃1挺と換装」 砲塔正面装甲 60mm/70度(+20mm) 車体正面装甲 50mm/60度(+20mm) エンジン 一〇〇式空冷12気筒統制型発動機/300馬力 トランスミッション クラッチ式機械変速 サスペンション コイルスプリング式 最大速度 40km/h(38km/h) 航続距離 200~250km前後 1.括弧内要目 一式改 2.主砲 極初期の一式改は九八式七糎半高射砲改造の53口径75mm砲搭載 ネウロイ戦役が本格化した頃に就役を開始した中戦車。 先代の九七式中戦車の拡大改良型と解釈されることが多いが、元々は「国軍二〇トン中戦車」として開発された新型車輌である。 歩兵連隊用速射砲を改造した54口径57mm戦車砲を、3名配置のバスケット構造式砲塔に配置。車体と砲塔の殆どを電気溶接で組み上げ、 車載VHF無線機も全車に完備されているなど、就役当時としてはそれなりに近代的な戦車であった。 初陣は1941年末から1942年初めに派兵されたアフリカ戦線であり、トブルク近辺の守備隊に独立戦車旅団が派兵されている。 そこでジグラッド、多脚戦車などネウロイの脅威を味わいながらも、高初速57mm戦車砲の威力や動力旋回砲塔、無線を用いた連携戦闘等でかなりの戦果を挙げている。 当時、後の三式中戦車となる「国軍三五トン重戦車」の開発も進んでいたが、 一式の発揮したまずまず以上の実績に、改良と派生型開発を継続すれば、当座は十分主力戦車足りうると機甲本部、参謀本部は判断していた。 しかしながらネウロイの進化速度は、皇国陸軍の予想を超えていた。ジグラッドや多脚戦車の火力と装甲は日に日に強化されていき、夜戦能力さえ身に着け始めた。 そして我が方の57mm被帽付徹甲弾は500m以下まで肉薄せねば、貫通することさえかなわない有様となった。 当然そのような近距離に肉薄するまでに、ネウロイから猛烈な射撃を受け損害は甚大なものとなった。陸上機械化歩兵や砲兵の援護を受けてさえ、損害は拡大し続けた。 事ここに至り陸軍は三式中戦車試作と並行する形で、一式中戦車の早急な改修を決心した。 それは統制型発動機への冷却水噴射消火装置追加、対空機銃の大口径化など多岐に渡ったが、最大の焦点は火力と装甲の強化であった。 前者は極初期型が高射砲改造の75mm砲、量産型がブリタニア77mm高初速砲をライセンス製造したものへ主砲を換装。 後者は浸炭鋼鈑を車体、砲塔前面に貼り付けることで、対処を図っている。 それでも進化し続けるネウロイに対し十分といえる性能か疑問であったが、座視し続けるよりはマシであった。 三式中戦車、そして新型装甲脚の量産が優先されたとはいえ、かなりのハイペースで改修は断行された。 原型の一式のまま現在のネウロイに立ち向かわせるのは、貴重な訓練された戦車兵に自殺を強要するも同然であるからだ。 宮菱重工業以外にも国内主要大型車輌メーカー、鉄道工場。そしてチェリャビンスクのオラーシャ戦車工場にも協力を仰いでいる。 主だった配備先は自動車化歩兵師団の戦車連隊であり、現在では機動防御を中心とした歩兵直協支援任務に徹している。 機動力は低下し、ノーズヘビーにより操縦性は大きく低下したものの、一応は1000m前後から進化型ネウロイを貫通できる火力。 そして一撃限りであれば、浸炭鋼鈑が破砕され、衝撃を逃すことで何とか生き残れる可能性の高い装甲防御は、 一応の戦力として一式中戦車を蘇らせたのだ。一部の車体は祖国を失った亡命政権軍にも輸出されている。 2.扶桑皇国陸軍個人携行火器/輸入火器 【九九式自動小銃】/昭和十四年正式採用 口径 7.7mm 使用実包 九九式7.7mm実包 銃身長 590mm 全長 1073mm 重量 4200g 作動方式 ディレイド・ブローバック 射撃方式 セミオート 装填方式 10発ないし20発箱型弾倉 初速 720m/s 有効射程 300m以上 扶桑皇国陸軍は、リベリオンやカールスラント。オラーシャ同様、かなり早い段階から自動小銃の開発を進めていた。 具体的には、陸軍小倉工廠や扶桑特殊鋼などが、複数種類を並列開発を行っていた、各種自動小銃である。 最終的にはリベリオンからも技術陣を招聘し(特にガーランド小銃にトライアルで敗れたレミルトン社は、早急なライセンスによる利潤獲得が必要だった)、 これら複数種類の自動小銃を統合。品質改善及び構造簡素化を行い、実用レベルの自動小銃として完成したのが、現行の九九式小銃である。 当初は「自動小銃」「新小銃」とも呼ばれたが、現在は数の上で主流となったため、単に九九式小銃と呼称されている。 幸いにというべきか、扶桑陸軍が参考にして開発していたのは、そのレミルトン製試作自動小銃であった。 機関部構造が同国陸軍の30-06口径小銃弾の反動に耐久しきれず、リベリオンでは不採用となったのだ。 一方の扶桑では、旧来の三八式6.5mm実包。そして後の九九式7.7mm実包となる、試作新型実包を用いて試作を行っていた。 当初は何れの弾薬を用いるか、主に機関部構造の信頼性からかなりの議論がなされた。しかしながら、リベリオン技術陣の持ち込んだ、性能改善型の機関部。 そして特殊鋼冶金技術の進歩から、新型実包でも実用に耐えうること(実際、九九式実包は30-06弾に比して、かなり反動が小さい)が確認された。 更には、弾薬もクリップ装填方式から10発入り(後に20発入りを開発)箱型弾倉へと変更されている。 三八式小銃に比して、些か命中精度に難があることは一部で不評があったが、時間あたりの弾薬投射量。 そう、数で圧倒するネウロイに対抗するのに、最も必要な射撃速度では圧倒していたこと。 後の九九式軽機関銃や一式重機関銃と、弾薬の互換と規格の統一が可能であったこと。 信頼性は概ね良好であったことから、昭和十四年に九九式自動小銃として仮正式採用。 命中精度に関しては、機関部の反動抑止タイミングの変更や装薬の変更により、実用レベルでの精度を程なくして得られている。 現在では概ね、実用性と信頼性に関してネガを払拭することに成功しており、主力自動小銃として活躍している。 第七航空戦隊ではこの小銃の短縮型が、後述のリベリオン製M1騎兵銃共々、大量に持ち込まれており、武装救難小隊の主力小銃の一つとなっている。 なお、現在では九九式採用当時よりも進歩した冶金、部品公差管理技術を用いた、ガス圧・ボルト併用式全自動小銃の開発が進んでいるといわれている。 こちらは扶桑と欧州諸国の共同開発による、.280口径試作実包を用い、 現在、改善と試験射撃に明け暮れているといわれる(一部は第二機動連隊などでテストされているというが、流石にこれは噂のレベルを出ない)。 【M1型騎兵銃】/昭和十八年正式採用、ベアール中尉が一時使用 口径 7.62mm 使用実包 30口径カービン実包 銃身長 458mm 全長 904mm 重量 2400g 作動方式 ガス圧オペレーティング 射撃方式 セミオート 装填方式 15発ないし30発箱型弾倉 初速 600m/s 有効射程 200m以上 陸軍が戦車兵や砲兵、航空機械化歩兵などの自衛用火器。あるいは長距離偵察隊や後方警備陸戦隊の軽量火器として、 昭和18年よりリベリオンから大量に導入を開始した自動式騎兵銃。ガスオペレーティング部分をステンレス鋼製とし、雷管を低腐食式で製造するなど、 非常に堅牢で信頼性の高い騎兵銃であり、同時に、小銃の6割程度の重さ。装填弾薬数の多さ、取り回しの良さから、各兵科で非常に好評であった。 殺傷力も小銃や軽機関銃には及ばないが、なまじな短機関銃、大口径自動拳銃より余程大きく、命中すれば歩兵型ネウロイを十分射殺できる威力を有している。 このようにカービン銃、自動小銃をリベリオンからのライセンス製造。もしくは技術導入に頼ったのには、 兎にも角にも航空機械化歩兵用の機関砲や機関銃などに、銃砲開発・製造リソースを陸海軍が割り振ったことが大きい。 また、リベリオン式の簡素ながら確実に動作する半自動銃の技術を学び、今後の国産自動火器製造のための、将来投資と割り切っている部分も多かった。 実際、この騎兵銃はその使い勝手の良さから、海軍の支援艦艇の陸戦隊などでは昭和四十年代まで使用されている。 同時にこの頃、どうしてもオラーシャ等々からの難民受け入れに伴い、一部で多発した凶悪犯罪へ対処する、内務省隷下の重武装警官隊にも一定の数量が配備された。 六六六空においても、準制式装備として半数近いウィッチが不時着時のサイドアームとして装備(残りはM3グリースガン等が好まれた)。 「伊勢」「日向」砲術科が緊急時に編成する陸戦隊や、武装救難小隊にも数十挺以上が配備されている。 流石に、将校下士官が自前で購入する自動拳銃は、ウィッチ各個人の裁量にある程度委ねられたが、 リベリオン製の堅牢な騎兵銃、短機関銃(機関短銃)は陸軍出身者などを中心とした意見から、事実上の公式装備として、一括調達が実施された。 なお、珍しい話であるがガリアより転属してきたモルガン・ベアール中尉はこの騎兵銃を空対空測距銃として用いることもある。 空対空射撃に於ける弾道特性が丁度、彼女の主兵装であるパンツァーファウストに近い故であるといわれる。 【九七式自動砲】/昭和十二年正式採用、武装救難小隊正式装備。ベネックス中尉が一時使用 口径 20mm 使用実包 20mm*124mm 銃身長 1200mm 全長2000mm 重量 59kg 作動方式 ガス圧オペレーティング 射撃方式 セミオート 装填方式 7発箱型弾倉 初速 850m/s 有効射程 1500m以上 扶桑皇国陸軍において当初は対装甲ライフルとして。現在は対中型ネウロイ狙撃銃として活躍している、口径20mmの高初速対物ライフル。 軍艦「日向」及び第六六六航空隊では撃墜されたウィッチの救出に当たる、武装救難小隊の正式装備として数挺が装備されている 。それ以外にもオラーシャ海軍より転属してきたソフィア・レオノア軍曹が、叔父からの「餞別」として装備していたこともあった。 改良型徹甲弾により初速、有効射程共にかなり延伸されており、空対空戦闘でもある程度の威力を発揮している。 六六六空は出雲飛行隊長以下の幹部陣が知恵を絞った、効率的な訓練方法を相当な時間を重ねられた幸運な部隊であり、 幸いしてこの対物ライフルが実用に用いられたことは、僅かに2度しかない。 最初は「日向」が「ヒ-88」船団護衛に従事した際、エレオノール・ベネックス竜騎兵中尉が固有魔法により大幅に初速を増大。 それによる速射により中型航空ネウロイ数機を撃墜する戦果を挙げている。そして2度目の実戦は不本意なことに、武装救難小隊本来の任務においてであった。 蓬莱島における、才能は天性のものを有していたが、最も飛行時間の短いエレオノール・ベネックス竜騎兵中尉。 彼女を含む六六六空が実任務に堪えうるか。その能力確認を兼ねた蓬莱島ネウロイコンプレックス破壊作戦において、彼女が撃墜され、 出動した武装救難小隊がこの重火器を用いてかなりのネウロイを排除。最終的には中尉と合流。 その上であろうことか、要救助者である中尉自身が固有魔法を発動、大型対空ネウロイを撃破する戦果を挙げてもいる。 重火器が異常なほど豊富な六六六空では、それほど性能的に突出した装備ではないが、肝心な要所で活躍している誇るべき実用装備といえる。 余談ではあるが、上記の要目は正式装備の九七式自動砲であり、六六六空所属の武装救難小隊は、銃床や機関部を初めとする各部品を、 実用に支障が出ない範疇で可能な限り軽量化を図った、一種の特注仕様である 。六六六空以外の扶桑皇国陸軍部隊でも活躍しており、オラーシャ方面の市街戦ではこの大型狙撃銃を装備した狙撃兵が、 歩兵型ネウロイ数個中隊を2週間足止めした挙げ句、無事に友軍陣地に生還するという信じがたい記録も残されている。 3.諸外国の主力戦車 【T-44型中戦車(オラーシャ帝国)】 オラーシャ帝国が傑作T34を原型に、エンジン配置の合理化や駆動系統の信頼性改善。 車内作業容積の拡大、装甲の大幅な強化を図った中戦車。優れた冶金技術に基づく無駄のない車体設計により、 重量や寸法はT34より一回り大きい程度ながら、性能向上は著しい。 装甲は扶桑皇国陸軍の誇る最新鋭、三式のそれに匹敵。機動力に至っては信頼性の改善された駆動系統と、 オラーシャ独自の出力、信頼性操砲で優れた水冷ディーゼルにより、 3000kmを無故障で踏破するほどである。主砲こそ同じ55口径85mm戦車砲だが、これは元より十分な火力を有している。 そして国土の半ばを侵略され、前線国家になったとはいえ。 いや寧ろ国土を著しく侵害されたからこそ、彼らの本気になった兵器製造能力は、この優れた中戦車を恐ろしい勢いで量産し始めた。 試作車体の完成が1943年半ばと比較的遅かったにもかかわらず、1944年末には既に1万台以上が各種部隊に配備されている。 KV-2M型重戦車(48口径122mm砲搭載、装甲160mm、重量46t)や各種自走砲。そして膨大な野砲、野戦重砲を量産しながらである。 如何にリベリオンや扶桑からかなりの支援があったとはいえ、かの国が最強の陸軍帝国といわれる所以である。 そしてネウロイ戦役初期に訓練体系の稚拙さから多くの将兵を失ったことを、オラーシャ陸軍は忘れていなかった。 彼らはウラル戦線まで派兵されたリベリオン陸軍に請願し、 彼らの平易なマニュアルと基本動作を徹底した、実践的な訓練を取り入れ、戦車の性能だけではなく戦車兵の技量。 そして陸上機械化歩兵や自動車化歩兵、自走砲兵を含めた総合的な機甲部隊としての戦術を、著しく向上させたのだ。 ネウロイがウラルやヴォルガを越えられないのは、 航空ウィッチや各国援軍のみならず、オラーシャ陸軍という巨大で強固な壁が、彼らを遮っているが故である。 そしてこの新型中戦車は、大幅に進歩したオラーシャ陸軍のドクトリンによく応えた。 泥濘でも高速発揮が可能な機動力。限界を超えるまでは滅多に貫通されない強固な防御力。 そして砲塔容積と乗員配置合理化で、発射速度と射撃精度の増した大威力85mm戦車砲の組み合わせは、 各国陸軍が流血の末に研鑽し手に入れた、 対ネウロイ機動防御戦術もあいまって、多脚戦車や強化型ジグラッドを大量に撃破している。 欠点としては装甲の靭性不足が挙げられるが、彼らはそれを火力と戦術、数の暴力で補った。 同時にこの戦車は、その優れた基本性能から先代T34同様に、多くの派生型を生み出している。 扶桑の三式56口径120mm高射砲を搭載したSU-120突撃砲、M1943型152mm加農榴弾砲を搭載した自走砲。 そしてT-44自身も現状のままでよしとはせず、流石に100mm戦車砲の搭載には失敗したものの、 硬芯徹甲弾の増産。リベリオンなどからの技術導入で実用化された、垂直主砲安定装置の導入。そして装甲靭性不足を補うべく、 砲塔や車体内部にナイロン繊維を増設し、被弾した際の破片飛散を抑制するなどの改良が施されている。 これら突撃砲、自走砲、そして上記の改良を施されたT-44M型中戦車はチェリャビンスク(別名タンコフグラード)等を中心に、 大量製造が現在も推進されており、二桁に上る戦車師団、戦車旅団付属自動車化狙撃兵師団の中核として、 陸戦ネウロイに対する強力な機動戦力として活躍し続けている。 扶桑皇国陸軍においても、万全を期して送り出した三式中戦車を軽々と凌駕する戦車を量産しているオラーシャの姿に、 一種の「T-44ショック」を受けており、新型装甲脚の開発を優先しつつも、三式中戦車の各種改良を急いでいる。 そして同じく優れた工業力を持つリベリオン合衆国は、 対戦車自走砲に搭載され活躍した長砲身90mm戦車砲を主砲とする、大型中戦車の量産に踏み切り始めたのである。 ・M26A1重戦車(リベリオン合衆国) 高い実用性と信頼性、バランスの良い性能から大量製造され、 レンドリースされた諸外国陸軍でも好評であったM4中戦車系列であったが、凶悪化の一途を辿るネウロイを前に力不足が目立ち始めた。 無論、その発達余裕の大きさを活用し、主砲やエンジンを換装。装甲や近接防御機銃の強化、砲垂直安定装置の採用など、 多種多様な改修で性能向上は果たしている。 同時に汎用性の高いシャーシを用い、自走対戦車砲などの派生型も数多く生み出している。 さりながら今後もそれで十分と判断するには、余りに前線の損害が大きくなりつつあった。 この戦線の実情に応えて急遽投入されたのがM26、そして主力生産型であるM26A1である。 実際のところ、その原型である試作重戦車は43年の段階で、既に完成していた。しかしながら量産性や港湾設備の重量限度。 そういったインフラへの負担、そして前線で実証されているM4の高い機械的信頼性から、陸 軍はなかなかこの試作重戦車の採用に踏み切れなかった。 リベリオン陸軍が諸兵科連合を完全に機械化し、戦車以外にも豊富な火力と機動力を各師団が有していたこと。 ウィッチが少ない分、優秀な戦闘爆撃機が充実していた事も躊躇の一因であった。 しかしながら、アフリカ・オラーシャ戦線に多数出現するようになった新型陸戦ネウロイ。 それを相手にM4改良型でさえ、大きな損害が目立つようになり、ついにリベリオン陸軍も重い腰を上げた。 そして本気になった彼らが常にそうであるように、製造開始と同時に実戦部隊からの改良要請を即座に受け入れつつ、 オラーシャを除けばけして真似出来ない信じ難い速度で、重量42tの大型戦車の大量製造を開始したのだ。 主要構造は防弾鋳造鋼鈑製の3名砲塔、そして防弾鋼鈑溶接構造の車体とM4改良型と大差ない。 しかしながら砲塔正面で114mm、車体正面で102mmに強化された傾斜装甲。そして被弾面積を絞り込まれた、 洗練された形状の砲塔はナイロン内部装甲もあいまって、格段に防護力の向上を果たしている。 そして大型鋳造砲塔に垂直安定装置と共に据えられたのは、対戦車自走砲の主砲として活躍した、 M3型50口径90mm戦車砲。オラーシャの55口径85mm戦車砲と並ぶ大口径高初速戦車砲であった。 新型ジグラットでさえ、2000mより装甲を打ち抜く威力を有する。 唯一の問題点といえば、機関出力がアンダーパワー気味であることであった。 これはM4改良型のエンジンをそのまま臨時転用したが故であり、泥濘の多いオラーシャ戦線では苦労することも多かった。 しかしながらエンジン、サスペンション、トランスミッションなど駆動系統全般の機械的信頼性は、M4譲りで非常に良好であった。 多国籍軍が展開する戦線において、最も稼働率の高い戦車隊はリベリオン陸軍という神話は、未だに健在であった。 またアンダーパワー気味とはいえ、自動変速トランスミッションによる不整地踏破能力は、相当に高い。 かようにバランスの取れた高性能戦車であるが、何よりも恐ろしいのが量産速度であった。 前線部隊からの悲鳴と増加するリベリオンボーイズの戦死者の数。それに怒り狂った有権者達の声に押された政府により、 かの工業大国は殆ど全ての自動車工場を動員し、この重戦車の量産を強行。45年春までの1年足らずで3000台以上を、 他国への供与用M4改良型の製造と平行して成し遂げたのである。 港湾を初めとするインフラに関しても、将来に備え50t戦車さえ運べるレベルへ、陸海軍機械化工兵さえ動員し強化している。 既にオラーシャ戦線派兵軍の戦車、その6割以上はM26A1に更新されており、余剰となった改良型M4は扶桑皇国陸軍。 そしてバルトランド、スオムス経由などで脱出を果たしたガリア、ベルギカ、カールスラント陸軍などに大量供与されている。
https://w.atwiki.jp/aruginia/pages/10.html
@wikiにはいくつかの便利なプラグインがあります。 RSS アーカイブ インスタグラム コメント ニュース 人気商品一覧 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
https://w.atwiki.jp/nuconuco/pages/130.html
扶桑皇国海軍Imperial Fusolese Navy、通称皇国海軍)とは、東洋最強国・扶桑皇国の偉大なる守護神にして精強無比を誇った軍事組織である。 空母機動艦隊、戦闘攻撃機、戦略潜水艦など革新的な戦術、兵器を大胆に導入するなどし米帝と主に太平洋で対決し、深刻な環境破壊活動を行った。 皇国海軍と双璧を為す存在として、無敵皇軍の扶桑皇国陸軍が存在する。両組織とも、19世紀後半から20世紀初頭の地球に於いて、世界最強の軍隊として三千世界にその名を轟かせた。 北海道戦争の敗北以後はしばらく連合艦隊を解体し常備艦隊と鎮守府所属艦のみの編成となっていたものの、ユークが崩壊し人革連が台頭してきたことを受け再び連合艦隊が編成されることとなった。 特徴・戦術 異次元ともいえる防空能力は以前健在。 先の戦争での苦戦が相当堪えたのか、対潜能力を大幅に増強させている。 君塚商事から艦艇を購入するなどして艦艇数等では戦力を回復させたものの、先の北海道戦争でベテラン水兵を多数失っており、咄嗟の場面での判断・行動等に不安が残る。 大型空母を中心とした3個機動部隊が艦隊の中核であり、基本的に2個艦隊が前線にいて、その間に1個艦隊が休息・整備にはいるというローテーションを組んでいる。 艦隊編成 北海道戦争によりほぼ壊滅したものの、戦艦10隻、正規空母10隻、軽空母4隻、重巡12隻、軽巡8隻、駆逐艦85隻、潜水艦45隻という規模にまで戦力を回復した。 GF司令長官は高垣楓大将。 第一艦隊 戦艦を主力とした水上打撃艦隊である。 主に呉や横須賀等の内地に展開している。 艦隊司令官は清瀧幸助中将。 戦艦10隻、重巡4隻、軽巡1隻、駆逐艦24隻、ヘリ空母2隻、護衛艦24隻、ミサイル艇52隻、海防艦14隻 第一戦隊 戦艦 山城 薩摩 第二戦隊 戦艦 肥前 壱岐 丹波 石見 第三戦隊 戦艦 土佐 伊予 讃岐 阿波 第四戦隊 重巡 富士 鳥海 磐梯 八甲田 第一水雷戦隊 軽巡 、駆逐艦4個駆逐隊16隻 第三防空戦隊 軽巡 川内 那珂 、駆逐艦8隻 第二艦隊 原子力空母を中心とした機動部隊。 基本的に佐世保を母港としている。 艦隊司令官は塩見周子中将。 空母3隻、軽巡2隻、駆逐艦10隻、護衛艦6隻 第一航空戦隊 空母 白鳳 海鳳 第五航空戦隊 空母 隼鷹 第一防空戦隊 軽巡 石狩 高梁 、駆逐艦10隻 第二潜水戦隊 潜水艦 伊11 伊12 第三艦隊 同じく空母を中心とした機動艦隊。基本的に舞鶴を母港としている。 艦隊司令官は月美津聖二中将。 空母5隻、軽巡2隻、駆逐艦10隻、護衛艦8隻 第二航空戦隊 空母 翔鶴 瑞鶴 第六航空戦隊 空母 雲龍 神龍 紅龍 第二防空戦隊 軽巡 雄別 雄物 、駆逐艦10隻 第三潜水戦隊 潜水艦 伊13 伊14 第四艦隊 同じく空母を中心とした機動艦隊。 基本的に大湊を母港としている。 艦隊司令官は生石明中将。 空母2隻、ヘリ空母1隻、軽巡2隻、駆逐艦12隻、護衛艦6隻 第三航空戦隊 空母 紅鶴 紅鶴 第四航空戦隊 ヘリ空母 飛鳥 第二水雷戦隊 軽巡 神通 夕張 、駆逐艦12隻 第六艦隊 潜水艦を主力とした艦隊。 主に通商破壊や後方錯乱等に当たる。 司令官は前川みく中将。 潜水艦45隻 艦艇一覧 戦艦 肥前型戦艦 同型艦 肥前 壱岐 4隻 丹波 石見 性能諸元 基準排水量 98,100t 全長 307.8m 全幅 43.8m 最大速度 31.0kt 航続距離 10,500海里/18kt 武装 46cm45口径三連装砲 4基12門 オットー・メラーラ127/54 単装速射砲 4基 ハープーン4連装発射筒 6基 Mk.41 mod.34 VLS br; ・ESSM 短SAM 前部29セル、後部48セル RAM Mk.31 GMWS 6基 Mk.15 Block1B CIWS 2基 搭載機 SH-60K対潜ヘリ 2機 改尾張型戦艦。 原設計のままでも優秀な防御力を発揮した尾張型を戦訓をもとに改設計された。 山城型戦艦 同型艦2隻 山城 薩摩 性能諸元 基準排水量 105,300t 全長 315.6m 全幅 44.2m 最大速度 29.9kt 航続距離 12,100海里/18kt 武装 46cm45口径三連装砲 4基12門 オットー・メラーラ127/54 単装速射砲 6基 ハープーン4連装発射筒 6基 Mk.41 mod.34 VLS br; ・ESSM 短SAM 148セル RAM Mk.31 GMWS 6基 Mk.15 Block1B CIWS 4基 搭載機 SH-60K対潜ヘリ 2機 改大和型戦艦 同型艦 土佐 伊予 4隻 讃岐 阿波 性能諸元 基準排水量 71,000t 全長 275m 全幅 40.1m 最大速度 30kt 航続距離 8,500海里/18kt 武装 46cm45口径三連装砲 3基9門 オットー・メラーラ127/54 単装速射砲 8基 ハープーン4連装発射筒 2基 54式汎用導弾発射管 64セル RAM Mk.31 GMWS 10基 37式4連装巡航誘導弾発射機 4基 搭載機 SH-60K対潜ヘリ 2機 北海道戦争時最新鋭だった大和型戦艦を改良した戦艦。 改良工事の結果若干排水量が重くなり、その分速力が少し落ちた。 だがその分攻防を高いレベルでまとめた優秀な艦に仕上がっている。 空母 白鳳型空母 同型艦 2隻 白鳳 海鳳 性能諸元 満載排水量 104,600t 全長 350.4m 船体幅 41m 発着甲板幅 70.5m 最大速度 31.0kt 武装 ファランクスCIWS 3基 ESSM 短SAM8連装発射機 3基 RAM 近SAM21連装発射機 2基 搭載機 七五式艦上戦闘機征風 46機 73式艦上攻撃機神山 24機 SH-60K対潜哨戒ヘリ 8機 V-22オスプレイ 2機 早期警戒管制機飛鴎 4機 合計 84機 翔鶴型空母 同型艦 翔鶴 瑞鶴 4隻 紅鶴 天鶴 性能諸元 満載排水量 102,000t 全長 333.4m 船体幅 41m 発着甲板幅 76.8m 最大速度 31.0kt 武装 ファランクスCIWS 3基 シースパロー 短SAM8連装発射機 3基 RAM 近SAM21連装発射機 2基 搭載機 七五式艦上戦闘機征風 44機 73式艦上攻撃機神山 16機 SH-60K対潜哨戒ヘリ 8機 早期警戒管制機飛鴎 4機 合計 62機 型空母 巡洋艦 川内型巡洋艦 同型艦 川内 那珂 4隻 夕張 神通 性能諸元 基準排水量 8,900t 全長 175.5m 全幅 17.8m 最大速度 34.0kt 航続距離 7,400海里/14kt 武装 オットー・メラーラ127/54 単装速射砲 2基 90式/17式SSM 4連装発射筒 4基 Mk.41 mod.34 VLS br; ・ESSM 短SAM (64+32セル)2基 Mk.15 Block1B CIWS 2基 搭載機 SH-60K対潜ヘリ 1機 石狩型で達成した防空能力をよりコンパクトなサイズで、より安価にすることを目的に建造された防空巡洋艦。 その結果船体が一回り小さくなり、コストカットと建造期間の短縮に成功しているがその分居住性が悪化していて乗組員からは不満の声が上がっている。 石狩型巡洋艦 同型艦 石狩 高梁 4隻 筑後 雄物 性能諸元 基準排水量 12,550t 全長 193m 全幅 27.5m 最大速度 34.5kt 航続距離 8,000海里/18kt 武装 Mk.45 mod.6 62口径5インチ単装砲 2基 Mk.50 mod.10 VLS(64+64) 17式 SSM-2B SSM4連装発射機 4基 HOS-303 3連装短魚雷発射管 2基 SH-60KR 3基 扶桑海軍が初めて建造した、大型ミサイル巡洋艦である。 本艦の特徴として、まず新型の対空レーダーである『FCS-5CL』にある。 これは現在最新鋭の『AN/SPY-3レーダー』と『FCS-3/4』を複合させることによって、双方の長所をかなわせつつ、イージス艦並みの同時捕捉能力を持ちつつ、かつ〝より確実な撃墜能力の保持〟を目的として開発され、結果その目標撃墜能力はいかなるときでも90%以上を保つ記録を出すにいたる。 その能力は北海道戦争においても遺憾なく発揮され、戦争終結後に増産が決定された。現在でも扶桑艦隊における防空の中心を担っている。 富士型巡洋艦 同型艦 富士 鳥海 4隻 磐梯 八甲田 性能諸元 基準排水量 3,8500t 全長 248m 全幅 27.5m 最大速度 34kt 航続距離 8000海里/16kt 武装 50口径35.6cm砲 連装 5基10門 Mk.50 mod.10 VLS(64+64) 1基 17式 SSM-2B SSM4連装発射機 4基 61.0cm 4連装魚雷発射管 2基 SH-60KR 3機 北海道戦争の結果水上砲撃戦が起こりえる可能性があることが判明したため、戦艦を補助するための戦力として建造された一等巡洋艦。 主砲は筑波型に搭載されていたものを手直しして搭載している。 分艦隊旗艦としての運用も考慮されており司令部要員を乗せるために艦橋は大型化し、その威圧感から稀に砲艦外交に用いられることもある。 駆逐艦 八重雲型 性能諸元 基準排水量 6,850t 全長 152m 全幅 16.5m 最大速度 34kt 航続距離 8000海里/16kt 武装 Mk45 62口径127mm連装速射砲 2基 高性能40mmCIWS 1基 Mk.41 mod.29 VLS 106セル 90式4連装短魚雷発射管 2基 旗風型 性能諸元 基準排水量 3,980t 全長 132.5m 全幅 16.3m 最大速度 31kt 航続距離 7500海里/16kt 武装 62口径5インチ単装砲 1基 Mk.41 VLS(8セル) 2基 Sea RAM 1基 17式SSM 4連装発射筒 2基 90式4連装短魚雷発射管 2基 桜型 護衛駆逐艦 1号型 性能諸元 基準排水量 1,830t 全長 117m 全幅 11.8m 最大速度 29.5kt 航続距離 4,200海里/18kt 武装 62口径5インチ単装砲 1基 高性能40mmCIWS 1基 17式SSM 4連装発射筒 4基 90式4連装短魚雷発射管 2基 20号型 性能諸元 基準排水量 1,850t 全長 88.9m 全幅 11.4m 最大速度 29.5kt 航続距離 2,200海里/18kt 武装 62口径127mm単装速射砲 1基 高性能40mmCIWS 1基 17式SSM 4連装発射筒 4基 90式4連装短魚雷発射管 2基 ミサイル艇 はやぶさ型 同型艦 多数 性能諸元 基準排水量 200t 全長 50.1m 全幅 8.4m 最大速度 44kt 武装 62口径76ミリ単装速射砲 1基 12.7mm単装機銃M2 2基 17式 SSM連装発射機 2基 北海道戦争で壊滅した海上機動戦力を補助するため大量に建造され整備された中型ミサイル艇。 近海防衛にならそれなりに使えると判断され、現在も増産が続いており総数は200隻を数える。 潜水艦 伊1001型 性能諸元 基準排水量 1,350t 全長 160m 全幅 21.6m 最大速度 70kt 巡航速度 20kt 武装 魚雷発射管 6門 トリウム溶融塩型原子炉を動力として用いる『電磁推進』試験潜水艦。超潜伊10001 須佐之男号の随伴艦兼先行試作艦などとして建造された。設計当初は核融合炉搭載が検討されていたが開発が遅延して間に合わなかったため、急遽実用化が適った『トリウム溶融塩型核反応炉』を搭載する事となった。 艦種は『水中作戦支援潜水艦』とされ、敵艦のスクリュー音等を探知して得たデータを収集する情報収集が主任務であり、武装は少ない。但し高速航行時の噴射水流を活かして敵潜水艦や味方艦に向かった魚雷を破壊することも可能(ただし高速航行時に発生する渦流が敵艦に探知されてしまうが超高速のため攻撃するのは困難)。 伊215型 性能諸元 基準排水量 2900t 全長 84m 全幅 9.5m 最大速度 13kt(水上)/20kt(水中) 武装 魚雷発射管 6門 潜水艦魚雷防御システム(10番艦以降) 北海道戦争以前では最新鋭の通常動力潜水艦。 いわゆるそうりゅう級である。 扶桑海軍初の非大気依存推進(AIP)潜水艦であると同時に、世界で初めて機関の構成要素にリチウムイオン蓄電池を採用した潜水艦級でもある。 合計で24隻が建造され、扶桑潜水艦隊の中核をなす存在となっている。 伊10型 性能諸元 基準排水量 9,000t 全長 120.m 全幅 13m 最大速度 35kt(水上)/55kt(水中) 武装 533mm魚雷発射管 8門 扶桑海軍が初めて建造した攻撃型原子力潜水艦である。 同型艦は6隻。 おまけ(扶中戦争の前触れ) 海護第10管区より緊急連絡! 護衛艦が撃沈された模様です! はぁ!? それは真か? 詳細は分からぬのか? 情報が錯誤しており詳細が分からないのですが、人革連の艦隊に撃沈されたとも台湾海軍に襲われたとも… とにかく情報収集だ、それから第二艦隊に出撃準備命令を、護衛艦乗員の救助部隊は? 那覇より護衛艦2隻がすでに出港した模様です わかった 第10管区より続報、どうも人革連の艦艇に襲われた模様です、領海侵犯した相手にいつもの感じで抗議したところいきなり主砲を撃ってきたとか 人革連政府からは何か言ってきたのか? いえ、まだ何も… 外務省を通じて抗議はしているようですが まさか、いきなり戦争を仕掛けてくることはあるまいが… 念のため警戒レベルを3に、いつでも艦隊を動かせるように準備しておけ 了解しました!
https://w.atwiki.jp/desuga_orimayo/pages/63.html
3.護衛総隊隷下中型艦【水上機・航空機械化歩兵母艦「日進」】/北洋護衛作戦に参加 【指揮統制軽巡洋艦「由良」「五十鈴」】/北洋護衛作戦に参加 4.駆逐艦・海防艦【「秋月」型駆逐艦】/ネウロイコンプレックス破砕作戦にて外周警戒・北洋護衛作戦や遣欧艦隊にも参加 【「松」型駆逐艦】/ネウロイコンプレックス破砕作戦にて外周警戒・北洋護衛作戦にも参加 【「丁」型海防艦】/北洋護衛作戦に参加 5.輸送艦艇【一号型輸送艦】/マルタ島再建任務に従事 【陸軍丙型特殊船】/マルタ島再建任務に従事 3.護衛総隊隷下中型艦 【水上機・航空機械化歩兵母艦「日進」】/北洋護衛作戦に参加 船体全幅 19.7m 船体全長 180m 喫水線 7.2m 基準排水量 11400t 全備排水量 14000t 乗員数 760名 兵装 三式56口径12cm高角砲連装3基6門 保式56口径40mm高射機関砲連装8基16門 恵式70口径20mm単装機銃12基12門等 艦載機 航空機械化歩兵最大12名+救難用水上機2機 機関 艦本式ロ号重油専用燃焼罐4基及びオールギヤードタービン4基/出力80000馬力 最大速度 30kt 航続距離 16ktにて7500海里 「日進」は当初、主力艦や重巡洋艦の弾着観測。あるいは大量に搭載した水上機による上空警戒、哨戒任務。 時には後部の長大な飛行甲板を流用し、離島輸送さえ見込んだ一種の多用途実験艦であった。 流石に技術大国カールスラントでさえ難航した、船舶用ディーゼル機関の搭載は見送られたが、 この時代の軍艦としては珍しく船体に電気溶接を多用(後に構造強化のため、やや排水量と全幅が増している)するなど、随所に新技術を取り入れようとした傾向が多い。 また、初期のセンチ波対空電探を当初から搭載した軍艦の1隻でもあった。肝心の水上機搭載能力は12機。 これはネウロイが海洋や湖沼を嫌うことから、将来はそういった地点への各種水上機の緊急展開を実行。 基地設営や機動部隊展開までの時間を稼ぐ。もしくは少数で奇襲を行う構想も存在していた。 さりながら状況は変化し、鈍足な水上機では新型機であっても、ネウロイ相手の戦闘で不利は隠せなかった。 しかし「日進」にはそれこそ後の「伊勢」「日向」のそれさえ若干上回る、広大な航空区画と射出機2基が当初より搭載されていた。 海軍がこの軍艦をウィッチ専用の小型母艦へ転用すべく、目を付けたのはある意味必然であった。 流石に最新鋭の「紫電改」「烈風」などのストライカーの運用は見送られたが、零式系列であれば十分離着艦は可能であった。 同時に艦橋後部に戦闘指揮所が設けられ、国産初のマイクロ波対空電探。26号警戒電探を備えたマストが高々とそそり立った。 また、従来搭載されていた50口径14cm主砲も、新型の三式12cm高角砲に全て換装されている。 比較的指揮通信能力や電子装備も充実していた「日進」は、海上護衛総隊に編入され、往々にして護送船団旗艦任務に就くことが多かった。 ヒ-88船団を主軸とした北洋護衛作戦では、「能代」「日向」なども加わった間接護衛隊の1隻として参加。 四国松山飛行場に展開していた、戦闘第三八六航空隊より飛行1200時間を超え、夜間悪天候飛行にも耐えると判断された、 津野谷和子大尉以下9名のウィッチ(何れも零式艦上戦闘脚五四型を装備)。そして今や救難用に用途が変更された零式弾着観測機3機を搭載。 船団護衛や溺者緊急救助などに活躍することとなる。 同じ水上機母艦の「千代田」「千歳」が軽空母に改装されたのと対照的であるが、これはこれで一つの航空戦力運用艦艇のあり方であろう。 【指揮統制軽巡洋艦「由良」「五十鈴」】/北洋護衛作戦に参加 船体全幅 15.4m 船体全長 164m 喫水線 5.0m 基準排水量 5300t 全備排水量 5700t 乗員数 560名 兵装 三式56口径12cm高角砲連装3基6門 保式56口径40mm高射機関砲連装6基12門 恵式70口径20mm単装機銃16基16門等 機関 艦本式ロ号重油専用燃焼罐8基及びオールギヤードタービン4基4軸/出力96000馬力 最大速度 32kt 航続距離 16ktにて10000海里 皇国海軍において「阿賀野」型以上に陳腐化の進んだ5500t型軽巡であるが、彼女たちとて存在意義を失ったわけではなかった。 海上護衛総隊は、どうしても連合艦隊へ優先的に割り当てられる「秋月」型駆逐艦(連合艦隊が6割、護衛総隊が4割)を埋め合わせるべく、 少しでも指揮通信能力の高い電子装備と指揮所を乗せるプラットフォームを、貪欲に探していた。そこに5500t型軽巡の活路が生まれた。 連合艦隊としても持て余し気味な、水雷戦闘を一義とした軽巡洋艦を彼等は護衛艦へ仕立て直した。 水雷と14cm主砲全てを降ろし新型の三式12cm高角砲に火砲兵装を換装。 更にはトップヘビーを補うバルジさえ取り付けた上で、長大なラティスマストと大出力電探。 一個護衛艦隊を統括できる戦闘指揮所を強引に増設したのだ。 当然、高速で切り込むべくバランスの取られた、鋭く細い船体は肥大化し航行性は悪化した。 嘗ての姿を知る者からは悲嘆の声も多かったが、海上護衛総隊は意に介さなかった。 最早、35ノット以上を発揮して華々しい魚雷戦を行う機会など存在しない。 今必要なのは、多少航行性能が劣化しても、トップヘビーであり船体が老朽化していても。 鋭い耳目を持ち、牧羊犬たちに適切な指示を出せる牧童なのだ。 この改装のお陰で、機関改良に伴う煙突本数減少箇所に設けられた戦闘指揮所。 艦橋直後のラティスマストにより、「花魁の簪が突き刺さった弁当箱」という散々な外見となったが、 その電子能力と指揮通信能力だけは、最新巡洋艦並みに底上げされた。 そして海上護衛総隊に現在在籍する8隻の旧5500t型、現中型指揮統制巡洋艦の内、 「由良」「五十鈴」が、2個師団をはじめとする大量の援軍・援助物資を運ぶ護送船団「ヒ-88」に参加している。 特に「由良」は直接護衛隊旗艦であり、予備役応召を受けた初老ながら、ベテランの護衛隊指揮官と艦長。 そして各兵科の参謀が乗り込み、新鋭防空巡洋艦や航空戦艦「日向」、 水上機母艦「日進」、大型統制軽巡「能代」など共に、船団先導任務や防空戦闘指揮に活躍することになる。 また単純な指揮通信旗艦としてだけではなく、彼女たち自身も12cm高角砲や40mm高射機関砲といった自らの刃で、 輸送船を守らんと奮闘したことはいうまでもない。 4.駆逐艦・海防艦 【「秋月」型駆逐艦】/ネウロイコンプレックス破砕作戦にて外周警戒・北洋護衛作戦や遣欧艦隊にも参加 船体全幅 12.24m 船体全長 132m 喫水線 4.3m 基準排水量 2900t 公試排水量 3700t 乗員数 285名 兵装 三式56口径12cm高角砲連装4基8門 保式56口径40mm高射機関砲連装8基16門 恵式70口径20mm単装機銃12門 機関 艦本式重油専用罐4基及びオールギヤードタービン2基2軸/出力64000馬力 最大速度 32kt 航続距離 18ktにて8000海里前後 ネウロイの出没しない水上、水中に於ける水雷戦闘を当初より切り捨て、防空戦闘へ特化したポストネウロイ級の大型駆逐艦。 リベリオン海軍の「ギアリング」級、ブリタニア海軍の「バトル」級駆逐艦のカウンターパートに該当する。 当初より新型高角砲と大口径高射機関砲を、大出力対空電探や電探連動方位盤と共に搭載。 また、機関をシフト配置とすることで、被弾損傷に際しての航行能力維持に配慮するなど、 既存の艦隊駆逐艦とは、完全に設計の面で一線を画する。 同時に嘗ての小型軽巡並の船体規模を活用し、駆逐隊や護衛隊程度の旗艦任務ならば務まる戦闘指揮所を備えており、 小規模護送船団や護衛駆逐隊旗艦等を務めることも多い。無論、主力艦隊の防空護衛任務にも活躍している。 ネームシップ「秋月」は昭和17年初頭に竣工。 それ以降、予備役編入や他国貸与が進みつつある、特型駆逐艦や「朝霜」型以前の駆逐艦を代替するべく、 ほぼ月1隻から2隻のペースで建造を実施。45年春の段階では60隻以上が完成している。皇 国海軍は大型、高価、高性能な「秋月」型を機動部隊や水上打撃部隊の護衛。 あるいは海上護衛総隊小規模護衛隊旗艦など、高度な任務に充当。後 述の安価で最低限の能力を備えた「松」型駆逐艦を、海上護衛総隊の主力や、 「秋月」型では更新し切れていない駆逐艦枠を埋めるなど、調達コストと用途に応じた駆逐艦戦力再編を、逐次進めている。 この極端なまでの再編へ、従来の駆逐艦長達から疑問視する声も強かったが、44年夏、空母「赤城」を中心とした遣欧艦隊。 それに所属していた、対空兵装を強化した筈の「陽炎」型駆逐艦が、手もなく撃沈されてゆく有様を前にその声は沈静化しつつある。 今後も海軍の主力駆逐艦は、「秋月」型ないしその拡大改良型を建造することが、当面の路線として策定されている。 そして単純に性能向上のみを目指すのではなく、ブロック工法と電気溶接の全面適用による建造期間短縮。 調達費用の低減。何より建造しうる造船所のハードルを下げることにより、隻数の確保を目指していると言われている。 なお一部では輸出も検討されたが、嘗ての小型巡洋艦並みのサイズと維持費は、 高性能を差し引いても中堅国家には厳しく、そちらは芳しいものではない。 【「松」型駆逐艦】/ネウロイコンプレックス破砕作戦にて外周警戒・北洋護衛作戦にも参加 船体全幅 10.4m 船体全長 102m 喫水線 4.3m 基準排水量 1400t 公試排水量 1600t 乗員数 205名 兵装 三式56口径12cm高角砲連装2基4門 保式56口径40mm高射機関砲連装4基8門 恵式70口径20mm単装機銃8門 機関 艦本式ロ号重油専用燃焼罐2基及びオールギヤードタービン2基2軸/出力26000馬力 最大速度 30kt 航続距離 18ktにて4500海里前後 やはり「秋月」型同様、対航空ネウロイ戦闘に特化した中型駆逐艦。 完全に水雷を降ろし、防空護衛艦に特化している点は「秋月」型と同じであるが、こちらは船体素材や構造、電探装備を簡略化。 電気溶接の更なる多用。機関も中程度の圧力のものに抑え、 船体規模を1500tクラスに抑制するなど、コスト低減と量産性向上を一義としている。 皇国海軍がそれまで保有してきた艦隊駆逐艦は、「船舶」として見れば優秀であるが、 防空艦として用いるには能力不足で、新型高角砲や高射機関砲搭載の改装費用も、試算段階で高騰が予測されており、 兎に角、防空戦闘と護衛任務に最低限使える、廉価な新型駆逐艦を皇国海軍は欲していたのだ。 主力艦の電子装備近代化、そして新型軽巡や「秋月」型駆逐艦就役など、より高度な電探装備や戦闘指揮所を備えた艦艇も増えつつあり、 旗艦任務や情報収集任務は、そちらへ依存できる余地があるというのも幸いした。 「松」型は連合艦隊、護衛総隊を問わずに、「軍馬」として大量に調達されることこそを目的として設計、建造されている。 事実、その建造は民間の中堅以下の造船所にもかなりが委託され、 海軍が指定した要求を満たしている限りは、各造船所の技術レベルに合わせた仕様変更を行ってでも、大量建造が強行された。 未だに完全な戦時体制とは言えない扶桑皇国でありながら、 ネームシップの昭和18年春就役以降、月産3隻以上のペースで建造が実施された事が全てを物語っている。 45年の段階では90隻近くが完成。連合艦隊、護衛総隊双方で多数が就役している。 また、「松」型は対空戦闘に重点を置き、外見以上に沈みにくく、 同時に中堅国家の主力駆逐艦としてはちょうど良いサイズであったことから、 30隻程度が欧州中堅国家やオラーシャ帝国海軍などに輸出されている。 中にはヒスパニアのように、リベリオンと扶桑。双方の海軍大国の駆逐艦を購入し、 自国の規模に見合った中堅小規模ながら、近代的な海軍を再建しようとした逞しい国家も存在していた。 その様な国家の海軍にとって「松」型はまさに「軍馬」であった。 【「丁」型海防艦】/北洋護衛作戦に参加 船体全幅 9.8m 船体全長 74m 喫水線 3.2m 基準排水量 1050t 公試排水量 1150t 乗員数 145名 兵装 八九式40口径12.7cm高角砲連装2基4門 保式56口径40mm高射機関砲連装2基4門 恵式60口径20mm単装機銃8門 機関 艦本式ホ号重油専用燃焼罐2基及びオールギヤードタービン2基2軸/出力4800馬力 最大速度 22~24kt 航続距離 15ktにて4000海里前後 海上護衛総隊の主力艦というべき簡易設計の中型護衛艦。 「松」型駆逐艦の設計が参考にされているが、更に簡素化と量産性向上が図られている。 兵装は連合艦隊主力艦の高角砲換装に伴い、余剰となった八九式高角砲。 対空及び対水上警戒電探も、センチ波電波を用いる些か古いものが搭載されている。 機関出力も飽くまで護衛艦として必要なレベルに止まっている。 とはいえ肝心の対空火力に関しては、古いとは言えセンチ波電探連動方位盤を完備。 そして海防艦が受け持つ近接対空戦闘で、 何より威力を発揮する40mm高射機関砲、20mm単装機銃などの装備は、おさおさ怠りない。 船体構造は言うまでもなく当初より全面電気溶接であり、海上護衛総隊拡張の際に建造されたロットの艦は、 ハイテン鋼の使用を押さえ、溶接が容易な普通鋼を多用した艦さえ少なくない。 とはいえ、一線部隊での評価は性能ほど悪くはなかった。 大量の予備士官、商船学校出身士官、応召を受けた予備下士官兵による運用を前提としていたため、 装備、機関、船体。随所の徹底したマニュアル化、規格化が推進され、船体の操縦特性もおおむね素直であった。 妨害を受けやすいセンチ波方式とは言え、対空・対水上電探、電探連動方位盤が完備していることも、既存の海防艦とは大きく懸絶していた。 海上護衛総隊は地中海や北海などでネウロイを相手に、少なからぬ犠牲に基づく教訓を得ていた。 最早「単純に数さえ揃えば」という基準では、海防艦レベルの任務でさえ、 ネウロイ相手には使い物にならないことを、最も痛感していた組織であった。 1番艦は昭和18年12月に就役。造船大国である扶桑の底力を見せつけるかのように、毎月6隻前後のハイペースで建造は進み、 45年春の段階では100隻近い丁型が護衛総隊に配備されている。 また、既存の甲型海防艦(44年当時の段階で18隻が生残)に対しても、極力「丁」型に近い仕様の改修が施されている。 今後も、おおむね実用的と評価の高い「丁」型の建造は継続される予定である。 同時に準戦時体制による製造ライン再編成に伴い、 マイクロ波電探や単装長12サンチ高角砲などに装備を換装した、新型海防艦の建造も進められている。 5.輸送艦艇 【一号型輸送艦】/マルタ島再建任務に従事 船体全幅 10.6m 船体全長 98m 喫水線 3.70m 基準排水量 1600t 公試排水量 2000t 乗員数 150名 兵装 八九式40口径12.7cm高角砲連装1基2門 保式56口径40mm高射機関砲連装2基4門 恵式70口径20mm高射機関銃連装4基及び単装4基12門 積載船艇 鋼製大型発動艇最大2隻 機関 艦本式ロ号重油専用燃焼蒸気罐2基及びオールギヤードタービン2基2軸/出力12000馬力 最大速度 24kt 航続距離 18ktにて4500海里 大型輸送船や陸軍特殊船による主力上陸。それに先立ち橋頭堡を確保するべく建造された小型高速輸送艦。 輸送艦としては珍しいが、駆逐艦の船体を多分に参考。沿岸部での操舵性能を重視し贅沢にも2軸推進が採用された。 海防艦や護衛駆逐艦と共に沿岸部へ侵入する危険な第一陣を担うため、兵装も相当に充実している。 喫水が浅いためにその気になれば、多用途ランプを有する完備を海岸へのし上げることも出来る。 そして最大の特徴は後部の長大な舟艇搭載区画であり、鋼製大発を最大で2隻搭載。 事前に搭載されている重装備を多用とスロープを用い、迅速に舟艇ごと離艦の上で上陸させることも可能である。 小型輸送艦としては電探装備も含め、異例の贅沢さといって良い。 それほどネウロイ展開地域への上陸作戦というのは、迅速性が多分に求められることを扶桑陸海軍は思い知っていた。 作中ではマルタ島再建部隊第一陣を、海防艦の護衛のもとに展開させている。 艦隊駆逐艦の船体を参考にしているため、相応の遠距離航海性能を持つことも、地中海までの展開を可能とした。 【陸軍丙型特殊船】/マルタ島再建任務に従事 船体全幅 21m 船体全長 160m 喫水線 7.5m 基準排水量 10500t 公試排水量 12000t以上 乗員数 300~400名 兵装 八九式40口径12.7cm高角砲単装4基4門 保式56口径40mm高射機関砲連装6基12門 恵式70口径20mm高射機関銃単装8基8門 搭載機 航空機械化歩兵6名以上+輸送用回転翼機4機+三式連絡機4機等 搭載舟艇 鋼製大型発動艇30隻前後 機関 オ式船舶用ディーゼル4基4軸/16000馬力 最大速度 22kt 航続距離 16ktにて7000海里以上 「陸軍空母」の異名を取る全通甲板、格納庫による航空戦力展開能力を備えた大型揚陸艦。 但し建造予算及び管轄は扶桑皇国陸軍である。勿論、船体建造及び運用ノウハウ確立には海軍の支援も受けている。 しかしながら当の海軍が特別陸戦隊の拡充を行いつつも、専門揚陸艦の建造に及び腰なことから、 やはり強襲揚陸専門部隊として編成されてきた広島第五師団。その直属として建造した経緯を有する。 外観は空母そのものであるが、艦上戦闘機などを運用する能力などはさすがにない。 しかしながら航空機械化歩兵や回転翼機を多数搭載。第一陣を空路から展開させうる。 そして緊急時には自前でエアカバーを展開させうる、特筆すべき能力を有する。 同時に船体後部は大型発動艇多数を収め、発進時には海水を注水させランプを開き、 大発を自走させて迅速展開させうる能力さえ有する、のちの強襲揚陸艦の雛形ともなった船舶である。 扶桑皇国陸軍は将来事あるを見越し、実に6隻以上の「丙型特殊船」の整備を行なっていた。 マルタ島再建任務においては同型船舶の内、半数に当たる3隻が投入されている。 専属の飛行戦隊も存在しており、六六六空大槻千早中尉は元々この飛行戦隊の所属であった。
https://w.atwiki.jp/trpgken/pages/2838.html
予告 巨大存在"異獣"の出現が頻発し、もはや日常と化した扶桑帝國。 異獣駆除の最前線に立つ精鋭部隊が遭遇したのは、流星よりの稀人だった。 命を共有した精鋭部隊の一員は、人と稀人の狭間で何を想うのか。 扶桑蒸奇譚・改 「流星の仮面」 【概要】 ウルトラマンをします。 【レギュレーション】 3レベル初期作成+シート1枚まで経験点持ち込み可(持ち込める量は全体のバランスを見て決めます) 「種別:巨大存在」の導入とそれに伴う諸々のハウスルールが設定されます ①「種別:巨大存在」に対するカバーアップは、神業によるものを除いて「種別:巨大存在」しか行えない。 ②「種別:巨大存在」による攻撃が「種別:巨大存在」でないキャラクターに命中した場合、攻撃によるダメージにくわえて[エネミーレベル]D点の実ダメージを与える。 ③「種別:巨大存在」は「種別:巨大存在」でないキャラクターが神業以外の効果で発生させた強制的な移動を行う効果の影響を受けない。 ④ ※考え中なので追加、変更の可能性アリ 【キャンペーンハンドアウト】 PC1用ハンドアウト コンストラクション:土蜘蛛 君は扶桑帝國異獣対策部隊の一員だ。 その日も異獣の駆除のために出動していた君は、異獣の出現区域に逃げ遅れた民間人が居ることに気づく。 無事に民間人を保護した君だったが、突如として飛来した物体が巻き起こした事態によって命を落としてしまう。 しかし君は、飛来したモノと融合することによって新たな命を得ることとなる。 【備考】 PC1の人格が「飛来したモノ」と「遭遇した人間」のどちらがベースなのかについてはPLに任せます。 また、PC1には以下の特殊ルールが適用されます。 ※特殊ルール あなたは【土蜘蛛】の通常の自動取得特技の代わりに、《解放変異》(後述)を自動取得する。 また、《呼び起こす光》を「種別:自」としても扱う。レベルによる取得制限は通常通りなため注意すること。 PC2用ハンドアウト コンストラクション:指定なし 君は扶桑帝國異獣対策部隊の一員であり、PC1とは対策部隊配属前からの付き合いがあった。 異獣駆除のための出動中のことだ。突如として飛来した巨大存在の影響により、民間人の保護に向かっていたPC1との連絡が途絶えた。 謎の存在が異獣を撃破して姿を消した後、君は先陣を切ってPC1の捜索に向かう。 そこで目にしたのは、民間人と共に奇跡的に生存していたPC1の姿だった。 PC3以降用ハンドアウト コンストラクション:指定なし 君たちは扶桑帝國異獣対策部隊の一員だ。 扶桑帝國に相次いで出現する巨大存在、【異獣】を駆除するために日夜戦っている。 その日も異獣駆除のために出動した君たちの前に、突如として謎の巨大存在が飛来する。 圧倒的な力で異獣を撃破したソレを、君たちは脅威として認識するのか、それとも――。 PC1 PC2 PC3 PC4 PC5 【オリジナルデータ】 《解放変異》 レベル:1 種別:自 タイミング:いつでも 対象:自身 射程:なし 代償:なし 基本効果:①このシーンの間、あなたは「種別:巨大存在」扱いとなり、隠密状態や同乗者になることができなくなる。この効果は発動から3ラウンド目のクリンナッププロセス終了時に自動的に解除され、1シーン1回使用可能。 ②「①」の効果を適用している間、あなたが行うダメージロールの結果を常に×2する。この効果の計算処理は、「防御修正の算出」処理を行う前のダメージ算出に対して行う。(つまり2倍した後に諸々の軽減処理が生じる) ③取得時、あなたの【耐久力】を×2する。この効果の計算処理は、この効果以外のすべての特技やアイテムの効果を計算した後の【耐久力】に対して行う。 ④取得時、あなたは《剣持つ心》を「レベル:1」であるかのように取得することができる。 【異獣出現記録】 + ... 記録一:オノゴロ 出現地:山梨県金峰山中腹の洞窟 備考:史上初めて確認された異獣。体長約20メートルで、獣脚類に類似した姿を持つ。 強酸性の液体を噴射する能力と在来兵器を通さない強靭な皮膚を有していたが、試作品の削岩弾と特殊火薬を用いた攻撃によって駆除。 記録二:ガクギョ 出現地:岩代県竜ヶ森湖 備考:ワニ目と魚類に近い特徴を持つ異獣。極低温の息を吐く能力によって陸軍部隊に甚大な被害をもたらした。 記録三:ラグシーフ 出現地:壱岐県知訶列島媛髪島 備考:コウモリ目と鳥類を合わせたような特徴を持つ異獣。積極的に人間を捕食する性質をと飛行能力により、ホウネンギョ出現までの最多の被害者数を記録するに至る。 記録四:スンデミス 出現地:度会県志摩 備考:カメ目に類似した姿の異獣。確認された異獣としては初めて身長約50メートルに達し、火炎放射能力を持つ。 特記事項:駆除作戦中に突如として伊勢湾方面へ逃走。帝國海軍による捜索が行われるも発見できす。記録六の特記事項を参照。 記録五:テイボウシン 出現地:大和県南飛鳥村 備考:伝承にある龍に類似した異獣。当地の村長宅に伝わる古文書に記述された神獣と姿が酷似。命名も古文書の神獣の名前に基づく。体長約20メートル30メートル駆除作戦の進行中も成長を続けており、出現時点では体長約20メートルだったが、駆除時点では約35メートルまで達していた。 記録六:ホウネンギョ 出現地:特別区西島列島大渡島 備考:漆黒の鱗と背びれを持つ、獣脚類に類似した姿の異獣。蒸気炉心を好んで吸収する特性、および体内の生体蒸気炉心というべき器官を用い、蒸気の塊を投射する能力を有する。 また、スンデミスに次いで現れた身長約50メートルに達する異獣である。 特記事項:帝都に上陸した本個体に対する駆除作戦展開中、消息不明となっていたスンデミスが突如として再出現。本個体と激しく争った末に相討ちとなり、結果的に双方の駆除に成功した。 【異獣対策部隊設立】 ホウネンギョ駆除作戦終了後、異獣対策部隊の設立が承認。 ※テイボウシン駆除後から設立に向けた活動は進んでおり、状況によってはホウネンギョ駆除作戦にも投入予定だった。 記録七:チーユイ 出現地:新川県黒部峡谷 備考:ロマノフの伝承に登場する「ズメイ」に類似した、三つ首のドラゴン(※)のような姿の異獣。対策部隊の主導により駆除に成功。 ※以下ドラゴンと記述のある場合は、一般に西洋における竜として想像されるものを指すものとする。 記録八:アランギア壱號、同二號 出現地:白河県阿蘇山 備考:阿蘇山の炭鉱崩落事故により存在が明らかとなった、未知の大空洞で発見された鳥類型の異獣。 駆除作戦展開中に二体目が出現するも、対策部隊の主導により駆除に成功。 記録九:ゴゴジョサン 出現地:浜松県静之浦 備考:チョウ目に類似した姿の異獣。当地を超大型台風が通過した際、海岸に漂着した巨大な繭から出現。孵化直後に海軍と連携した電撃作戦を行い、駆除に成功。 なお、繭がどこから流されてきたものかは現在も不明。 記録十:オオハナカツミ 出現地:宮城県千代 備考:現在まで確認されている中では唯一の植物型の異獣。対策部隊の主導により駆除に成功。 また、異獣としては初めて繁殖活動が確認された個体である。 記録十一:アルネクテス 出現地:木更津県佐倉印旛沼 備考:首長竜に類似した姿の異獣。対策部隊設立後に出現した中では最も小型だが、大量の卵を抱えていた。対策部隊により駆除に成功。卵も陸軍の協力により全て駆除を確認。 【キャラペ作成のお供に】 扶桑蒸奇譚SRS―テンプレート 【何かあれば】 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/trpgken/pages/2272.html
予告 春爛漫、花咲き乱れる帝都秋津。 その花霞の果ての果て、地獄草紙が紐解かれる。 此れより出づるは、妖刀魔剣の玉鋼。 此れより降るは、鋒刃増の花流し。 我ら帝の御前にて、等活の獄をいざ築かん。 扶桑蒸奇譚 「妖魔刃鋼御前試合」 ――燃やすは魂、蒸気が打つは紅刃鋼 【概要】 帝都物語と英霊剣豪と仮面ライダーをれっつらまぜまぜした前後編キャンペーン 【演目規定】 レベル7、常備化ポイント50点+経験点45点でキャラクター作成 クラスの取得制限は通常通り(基本クラスは2つまで、スタイルクラスは3つまで) 『扶桑蒸奇譚 基本ルールブック』『帝都闇夜行』+DLCデータを使用可能(各所に上がっているβ版データは使用不可) エラッタは適宜最新のものを適用 他SRSからのデータの持ち込みは不可 【特殊ルール:真名看破】 ※推理するための専用のタームは用意しない 1.情報等から真名に気づいたら、まずプレイヤーとしてGMに伝える 2.正解していた場合、敵の《キイチホウゲン》に対し、打ち消しを宣言できるようになる(事実上、敵の神業が一個経る) 3.戦闘前にかっこよく相手の真名を言う 4.リアルタイム検索は禁止 【ハンドアウト】 PC1 コンストラクション:玉鋼 コネクション:金鬼 君は玉鋼、人の似姿を取る刀だ。 かつては妖刀と謗られたこともあったが、今は随身省の特別対策室、通称「特対」に身をおき、人の世を護る立場にある。 秋津の桜が見頃を迎えた、ある春の日。 君は金鬼と名乗る修羅と出会い、そして刃を交えることになった。 それが、君という刀の在り方を、決するものとも知らずに。 お願い 何の刀の玉鋼かを早めに教えてもらえると助かります PC2 コンストラクション:法師 コネクション:藤原千方 君は特対に属する法師だ。 扶桑の各地を巡り、霊脈を監視する役目を担っている。 その最中、伊賀の辺りにやってきた時のこと。 君は彼の地の一帯を走る霊脈が、枯渇しかけていることに気付く。 霊脈に刻まれたわずかな痕跡を追った先、君が出会ったのは藤原千方を名乗る法師。 そいつこそが霊脈枯渇の犯人にして、扶桑に屍山血河を築かんとする魔人だった。 PC3 コンストラクション:スチヰムイヱガア コネクション:妖魔刃鋼 君の所属する陸軍の部隊が、壊滅した。 ある日の訓練中、"妖魔刃鋼"なる得体の知れない連中に襲撃されて。 仲間と共に逝けもせず、おめおめと生き残ってしまった君のもとに、"特七一三旅団"とやらが接触してきた。 曰く、「帝都秋津に妖魔刃鋼が迫っている。奴らの戦いを間近で見た君に、力を貸してほしい」と。 特殊ルール PC3はキャラクター作成時、《神虫●型》とあるスチヰムイヱガアを1つだけ常備化ポイントを支払わずに常備化することができる。 PC4 コンストラクション:剣撃士または精錬士 コネクション:隠形鬼 君は武の求道者だ。この蒸気世界にあって尚、武神への道を究めんとする変わり者とも言える。 一合にて終わらなかった、否、死を覚悟した立ち合いなど、何時ぶりだったか。 その尋常ならざる剣士――隠形鬼と名乗ったか――は、明らかに人とも妖とも異なっていた。 その場は相手の方から去っていったものの、奴との立会いは君の心に一つの予感を残した。 斬らねばならぬ、という予感を。 風のうわさでは、やつは帝都に居るという。 キャラ作成のおともに 扶桑蒸奇譚SRS―テンプレート 再演版PC PC1 鬼丸(PL 折花) PC2 白雪霊華(PL 乖離) PC3 熊谷錬太郎(PL みやした) PC4 妖々(PL さかぐち) 再演版用コメント欄 名前 コメント 初演版PC PC1 玄乃 詠月/鐵(PL ネギ) PC2 葛祇 璇(PL やんこつ) PC3 麓蝶 翡翠(PL 桃李) PC4 広報課のアイツ(PL Shuji) PC5 校条 幸(PL とよしー) 【伝言板】 ハンドアウト・基本クラス相談などはこちらで よろしくお願いします。OBの桃李ことDMでイェイイェイ言ってた奴です。(本名バレ対策)希望ハンドアウトは1=4 3 =2って感じです -- 桃李 (2017-12-06 22 19 58) よろしくお願いします。HO希望は1=4 3 2です。モロ被りでめっちゃ一人で笑ってます。 -- ネギ (2017-12-06 23 26 18) こんばんは、やんこつです。4 1 2=3で希望が概ね被って微妙な顔をしてます。 -- やんこつ (2017-12-06 23 51 11) 先ほどはお騒がせしました。HOは4>1>2>3…ってめっちゃ被ってますねコレ -- とよしー (2017-12-07 00 29 57) すみませぬ、1 3 4 2に変更させてください。(意味があるのかないのか) -- ネギ (2017-12-07 00 41 37) HO希望遅れてごめんなさい。4 3 2 1でおねがいします。 -- Shuji (2017-12-07 16 19 34) すみません、一日考えた結果1と4は俺がやるより他の人がやるキャラ見てえな、ってなったので3 2 1=4に変更させてくだされ -- 桃李 (2017-12-07 19 33 31) あ、前編はともかく後編で死人が出てもご容赦ください。 -- kinosi (2017-12-30 06 11 45) 備忘録:次回はエンディング兼オープニングから -- kinosi (2018-01-07 02 24 59) 再演につき浮上 -- kinosi (2018-07-16 15 20 19) 名前 コメント