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ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争とは TOP ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争とは [#aac7e217] ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争 [#daa979b5] ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争 国内累計130万本を記録した人気シミュレーションRPGが、10年の時を超えPSPにて復活。 大国イヴァリースを二分した「獅子戦争」を巡って、歴史の影に葬られた真実とは? のちの英雄王ディリータと若者ラムザ、2人の物語が綴られる。20種類のジョブに100種類以上のアビリティを組み合わせてキャラクターを成長させていこう。重要なイベントシーンは、キャラクターデザイン吉田明彦のイラストタッチを活かしたセルシェードムービーに進化。『ファイナルファンタジーXII』の人気キャラ・バルフレアが、新規キャラクターとして参戦。たまねぎ剣士、暗黒騎士などのジョブも追加など、さまざまな要素が新たに加えられている。 タイトル ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争 対応機種 Sony PSP メーカー スクウェア・エニックス ジャンル シミュレーションRPG 価格 5,040円(税込) 発売日 2007年5月10日
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戦争手順メニュー 初心者向けの戦争手順の解説です。 速攻で作った関係上、当然抜けている部分もあるので、 分からない部分は質問して下さいね。 戦争の流れ 戦争の仕方【基本篇】 侵攻戦 ②奪い合い合戦 (領地めくり合い) ③相手の拠点を潰す 戦争の基礎知識 (補足)上級1万砦の作り方 (補足)ドリラー講座 防衛戦 領地を攻められた時の対策! 拠点を攻められた時の対策! 補足)盟主の防衛について (補足)ATフィールド (補足)見張り台 (補足)上級剣兵 便利な武将カード 攻撃武将カード 防衛武将カード まとめと補足 リンク ブラウザ三国志Wiki ブラウザ三国志NAVI 敵兵算出ツール デュエル用? ねこ戦車 ハンゲーム @wiki @wikiご利用ガイド 2ch掲示板 2ch mixi統合2(5-8鯖) 他のサービス 百鬼オリーヴ隣接管理 ここを編集
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▼戦争パートについて ●戦争するには? 1 敵対している勢力の拠点に移動する。(侵攻戦) 2 敵対している勢力が自軍の拠点に侵攻してくる。(防衛戦) ●戦争の準備(侵攻戦の場合) 1 攻める拠点を選択する。 敵のどの拠点を攻めるかを決めます。複数選択可能です。 2 部隊の大将・参謀・指揮官を選択する。 各拠点に侵攻する部隊の大将1名 参謀1名 指揮官複数名を決めます。攻める拠点の数だけ作成します。 3 部隊に配置する兵士を選択する。 どの種族を、どれだけ配置するかを決めます。 4 部隊に配置する装備を選択する。 聖機獣などの装備アイテムをどの部隊にどれだけ配置するかを決めます。 ●戦争の準備(防衛戦の場合) 1 防衛する拠点を選択する。 防衛しないで捨てるという選択肢もあります。 2 防衛部隊の大将・参謀を選択する。 防衛する拠点に駐留しているキャラから大将1名 参謀1名を決めます。 3 戦闘に参加させる兵士を選択する。 戦わせる兵士、拠点に残す兵士、拠点から逃がす兵士をそれぞれ決めます。 4 部隊に配置する装備を選択する。 聖機獣などの装備アイテムをどの部隊にどれだけ配置するかを決めます。 ●侵攻戦の仕方 1 命令する部隊を選ぶ。 2 その部隊に何をさせるかを以下のコマンドから1つ選ぶ。 移動 別の拠点に移動する。 攻撃 今いる拠点に攻撃する。 作戦 拠点の調査、交渉、破壊工作などを行う。 包囲 拠点を包囲して敵の能力を低下させる。 他 それ以外でやりたい事があれば。 3 物語が進行する。 スレ主による戦闘計算や交渉などが行われる。 ●防衛戦の仕方 1 野戦部隊を編成する。 村から出て敵の本拠地を攻撃する部隊を作成する。しなくてもよい。 野戦部隊の作成には大将1名が最低でも必要となる。他に参謀1名 指揮官複数名、兵士を同行させられる。 2 物語が進行する。 スレ主による戦闘計算や交渉などが行われる。 ●戦闘計算(スレ主が自動で行います。参考程度に) 1 戦闘する兵士の能力平均値を算出する。 2 能力平均値×参加兵士数×参謀の指揮値で基本戦闘値を算出する。 3 基本戦闘値に味方のスキルと敵のスキルの効果を乗算、そこに大将の魅力値を乗算する。 4 こうして算出された体力・攻撃・術式・敏捷・幸運の戦闘値をそれぞれ比較する。 5 比較して勝利している能力の数で勝敗を確認する。 5~3つ勝利=勝利 2つ勝利~勝利無し=敗北 6 被害判定を行う。 勝利側:互いに最大値を出した能力で%計算を行い、その分だけ兵士に被害判定を行う。 敗北側:そのまま被害判定を行う。 ●被害判定 1 死亡判定 1D6×10%の兵士が死亡する。死亡したキャラはスキルで蘇生しない限りはキャラロストとなる。 2 損傷判定 1D6+2×10%の兵士が怪我で戦闘不能になる。状態:怪我のキャラは6ヶ月経過しないと状態が変化しない。 ●逃走判定 1 敏捷判定 指揮官の敏捷と敵軍大将または参謀のどちらか1名の魅力または指揮値の差を求める。 その差を加えて1D6による対抗ロールで相手より上の値を出せれば逃走成功。同数以下なら幸運判定。 2 幸運判定 幸運値-1回だけ1D6で判定。1度でも1が出れば逃走成功。失敗なら捕縛される。
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戦争履歴 2008-09-30 OT城主 Freeze 2008-09-29 ギラン城主 大地の怒り 2008-09-29 ハイネ城主 蒼炎の十字架 08/09/28の戦争 ケント城主 大地系のどっか 08/09/28の戦争 WW城主 Quack
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開催予定 日帰り乱発開催 月2~3回 トレーラー 「さて、聖杯戦争を始めようか!」 ここはなんやかんやあって聖杯が大量生産されるようになってしまった世界線。 魔術協会と聖堂教会も管理しきれない程の数、されどうっかり問題のある使い方をされればたまったもんじゃない。 というわけで両組織は各地で小規模の聖杯戦争を開催しまくり、適度な願いで聖杯を消費しまくってやろうという結論に至った。 「というわけでみんな、宝くじ感覚で願いを叶えちゃおう!」
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国作り戦争の大まかな歴史を紹介する。他の別の記事の内容がそのまま記載されている場合もある。 初期 リア・エルマがなりきりOCとして、2021年1月30日にオープンチャット国作り戦争を作成。同時期にリア・エルマのリア友のソービエートが参加。そして数日後に草原が参加し、リア友であるクラッカーを誘い参加させた。これが後の国作り戦争OCに大波乱を呼んだ。 レスバ時代 クラッカーがどのような攻撃も通用しない最強ガチート国家カシノノミニアを建国。クラッカーは初めに草原国を攻撃し全てを破壊した。これにより草原は独自に作成したルールを当時の管理人であるリア・エルマに提出。この時提出されたルールはカシノノミニアの力を完全に削ぐものであり、激怒したクラッカーと草原との間でレスバが勃発。永遠にレスバが続き、その間に草菓戦争が起こった。戦争中にソービエートが草原側で参戦。しかしどのような攻撃をしても無視するクラッカーにソービエートは激怒した。 草原事変とルール 疲れた草原が国作り戦争OCを退室した。すぐに再度入室しリア・エルマの許可をほとんど取らずにルールを制定。ルールに則った戦争・技術発展を推進した。この時から国作りOCは、なりきりOCから分裂した国家運営となりきりOCを足したような独自の界隈となっていく。
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開催予定 日帰り聖杯戦争開催日 不定期。 概要 ルーマニアの首都、ブカレスト。 かつてその地では、"聖杯大戦"と呼ばれる大規模の聖杯戦争があった。 "聖杯大戦"後、土地の霊脈の核となる、"大聖杯"の喪失の影響により、霊脈の均衡が乱れ、その地の霊脈が強まってしまった。 魔術教会はそれを利用し、幾つもの聖杯を降臨させるが、その数は管理出来ない程、産み出された。 その為、魔術協会は聖杯を消費するために、"亜種聖杯戦争"と呼ばれる小規模の聖杯戦争を乱発するようになった。 そして、皆さま宛に『一通の聖杯戦争の誘い』と記された手紙が送られた。 この聖杯戦争も世界各地で行われている"亜種聖杯戦争"のーつではあるが、その規模やルールは冬木の聖杯戦争により近いものと言われている。 その為、小規模の聖杯戦争ではあるが、聖杯は本物でないかと期待されている。 ※この舞台は、Fate/Apocryphaの世界と、別の世界線であることを踏まえて頂けると幸いです。 此方、設定です→https //w.atwiki.jp/fateonsen/sp/pages/393.html
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イタリア=ヴァールチュニア戦争 イタリア軍の攻撃を受けて炎上するトリポリの量子加速器 概要 戦争名:イタリア=ヴァールチュニア戦争 / リビア戦争 結果:実質的なイタリアの勝利。リビア・フィリピン交換条約施行。 交戦戦力:イタリア共和国|ヴァールチュニア国家社会主義帝国連邦 場所:太陽系地球/アフリカ大陸リビア地方 プレイヤー:レムリア|ハインツ イタリア=ヴァールチュニア戦争は、イタリア共和国とヴァールチュニア国家社会主義帝国連邦がリビアを巡って行った一連の軍事衝突の名称。 この戦争でイタリアはリビアを獲得し、講和の条件としてヴァールチュニア側はフィリピンを譲り受けた。 この戦争では珍しく宇宙空間での交戦は行われず、地上戦が主体であった。 参加兵力 イタリア共和国軍 ▶︎イタリア共和国陸軍 ▷第82電動ライフル師団 ▷第41装甲師団 ▷第104機械化師団 ▷第109粒子ライフル師団 ▷第25高射特科大隊 ▶︎イタリア共和国海軍 ▷第38遊撃支隊 ▷第99水雷艇戦隊 ヴァールチュニア軍 ▶︎ヴァールチュニアアフリカ方面軍 ▷攻勢師団 ▷核攻撃隊 ▷その他守備隊 戦闘経過 開戦初日、イタリア軍は地中海艦隊及びシチリア島を橋頭堡としてリビアへの攻撃作戦を展開した。 リビア沿岸に接近したイタリア海軍の第38遊撃支隊が上陸予定ポイントに粒子キャノン及び高射榴弾砲で砲撃を行い、ヴァールチュニア軍の守備隊を攻撃。 間髪入れずにイタリア陸軍が沿岸部に上陸した。 イタリアは陸軍が沿岸部を確保した時点で、ヴァールチュニア政府へ『リビアの割譲』を要求する旨の電信を行った。 ヴァールチュニア政府はその要求に対して『対価があれば応じる』とした一方で『無条件は認められない』とした。 開戦から8時間後にヴァールチュニア軍は上陸したイタリア軍に向けて熱核攻撃を敢行。 同時に『ヤンデレMk.2』と呼称される特殊兵器の使用が確認された。 熱核攻撃と同時にヴァールチュニアアフリカ方面軍がイタリア軍を地中海へ叩き出す為の攻勢師団を編成。 反転攻勢の準備を始めた。 ヴァールチュニア軍の熱核攻撃や特殊兵器の攻撃を受けたイタリア軍だったが、熱核攻撃に対しては海軍及び現地の時空間・次元技術大隊が『シャンク=スクラントン次元隔絶溝』を展開し速やかに影響を相殺した。 特殊兵器については数個大隊が影響を受け『精神不安定及び錯乱状態』に陥るものの、即時の薬物投与などで無力化した。 この一連の一次戦闘が終了した時点で、開戦から5日が経過。 戦争が長期化しヴァールチュニアが国際世論の支持を受ける事を恐れたイタリアは大規模な第二次攻勢を開始した。 開戦から6日後の早朝、イタリア海軍の空母『カヴール』からF-35/ITが複数機出撃し、上空からヴァールチュニア軍の攻勢師団に熱粒子パルスクラスターを投下。 また、艦艇から巡航ミサイルが発射され、ヴァールチュニア軍の兵站線及び通信網を叩きのめした。 なお、この時ヴァールチュニア軍の防空システムは作動していない。 攻勢師団が航空機の攻撃で弱体化した事を見計らい、地球の衛星軌道のイタリア航空宇宙軍の巡洋艦『コマンダンテ・メダリエ・ドロ』が陽子線収束ビームキャノンをリビアに向けて発射し、ヴァールチュニア軍の地上戦力は壊滅した。 しかしながら、この被害を受けてもヴァールチュニアは一貫して『徹底抗戦』を掲げていた。この攻勢の2日後にはヴァールチュニアを地球統合軍共通の敵であるユーロ人民共和国が支持する旨の発表を行った事でイタリアの態度が一変。 ヴァールチュニアと領土交換する事で戦争の終結を願う国民が増加した。 開戦から約2週間後、イタリアはヴァールチュニアと大ゲルマン帝国を介して講和条約を締結。 ヴァールチュニアはイタリアへリビアを割譲し、イタリアはヴァールチュニアへフィリピンを割譲する条件であった。 両国はそれに署名し、署名から30分後には両軍に速やかに停戦命令が成された。 影響・反応 このイタリア=ヴァールチュニア戦争は本来地球を護る筈の地球統合軍が地球国家へ侵略し、屈服させた戦争として銀河団全体に知れ渡った。 ユーロ人民共和国はイタリアを侵略的且つ威圧的な帝国主義国家と批判し、レムリア共和国は深く憂慮する、と発表した。 この戦争は地球統合軍参加国以外の国に衝撃を与え、特に昔から地球統合軍の大ゲルマン帝国と因縁の強いヴィエジトール民主主義惑星連邦はより一層警戒感を増加させた。 しかしながら、後の帝国による世界侵攻により両国は協力関係に移行する事となる。
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日清・日露戦争 第3章 日清戦争 4 戦争の実相 4 戦争の実相不潔とにおい 猛暑から酷寒へ 旅順虐殺事件 兵士と軍夫 黄海海戦の「完勝」 主カを逃した失敗 不潔とにおい 兵士たちが上陸して感じたのは、まず「不潔」と「におい」だった。「におい」が、生活文化を背景にした異なったものとして認識されることは、時代を超えて異文化に遭遇した際の共通体験といえる。「におい」や「不潔」という第一印象記録は、日露戦争やアジア・太平洋戦争など多くの従軍日記にしばしば見られるものである。松山市駐屯の歩兵第二二聯隊の一士官も、八月五日朝鮮国の元山(ウォンサン)港に上陸した印象を記した。 さらに驚きは、聞きしに勝る不潔である。道路は塵糞にておおわれ、不潔の大王をもって自ら任ずる豚先生、鼓舞を引き連れ、人間どもを横目で睨みつつ道路を横行する。臭気鼻をつき、嘔吐をもよおすなり。(濱本利三郎『日清戦争従軍秘録』) と、「塵糞」に覆われ、家畜が右往左往する街に驚いている。 日清戦争の兵士は、一八七二年の学制発布後に生まれている。彼らは、学校と軍隊という二つの教育により、「衛生」や「清潔」について、念入りにたたき込まれるという経験を、理念的にも(「衛生的であることが近代人である」)、身体的にも(「まず手を洗い、食事をしよう」)経てきている第一世代である。兵士たちは、克服すべき対象の欠陥に最も敏感であり、「不潔」と「におい」の向こうに、必ず「遅れた文化」を見据えている。平壌を占領した後備歩兵聯隊の軍曹は「朝鮮と申す処は御承知の通り野蛮も甚だしき処に御座侯」と故郷への手紙の冒頭に記した(『東北新聞』一八九五年一月九日)。 「文明の義戦」なるイデオロギーは、そのままでは浸透しないが、自分の生活文化と異なったものを自覚した時、優劣を腑分けし、戦闘と殺戮を正当化する意識操作を開始する。これが商業や観光のために外国へ赴く人々と兵士の大きな相違である。日清戦争は異文化衝突を大量に生み出した最初の国民的体験であった。衛生に対する完全な知識が兵士たちに装備されていたのか、といえば、「不潔」を第一印象とする多くの兵士にあって、そうではなかった。日 73 清.日露戦争を通じて、多数の戦病死者が出るが、その多くは赤痢やコレラなど消化器系の罹病であった。補給の不備という条件から、腐敗した食物や水を口にしていたのである。 猛暑から酷寒へ もう一つの敵は夏であった。最初の混成第九旅団を除き、多くの部隊が出兵したのは七月から八月。動員過程でも死者が出ていた。 八月四日・充員召集の命を受けた歩丘一第七聯隊は、金沢市から官営鉄道の駅である福井県敦賀まで一六〇キロを陸行せよとの旅団命令を受領、二八日午前六時三〇分に金沢城を出発する。九月一日、敦賀に到着するまでに日射病患者一二五九名、死者五名(翌二日に一名)という惨事となった。これに材を取った泉鏡花は、「予備兵」という最初の本格的現代小説を、同年一〇月の『読売新聞』に連載している。 この年の夏は朝鮮でも暑かった。先の濱本少尉は、「この不潔よりいっそう驚いたこと、吾々がいまだかって体験せざるのはその暑さである。日中、華氏の百二十五度ないし三十度、軍人は冬衣夏袴という秋季の服装でこの大暑を過ごすこと、実に釜中に座し、火中を歩行すると同様である」と猛暑を記録している。華氏一二五度は摂氏五一・七度。濱本少尉は、別の所で「華氏百二十五度乃至三十度という金燻の暑中」と表現している。華氏一三度は摂氏五四・四度で、体感温度としても相当な暑さである。兵士らが肩に担う背嚢は五貫(一八キロ)、それに小銃や弾帯など相当な重さを装備して猛暑の中の行軍となった。日本の軍隊は、日清戦争から 74 アジア・太平洋戦争終了まで五〇年問、アジアを歩き続けたと言っても過言ではない。その始まりである。アジアを歩き続けて私たちは何を見てきたのか、歴史を問う意味がここにもある。 七月の緒戦で、牙山に進駐していた清国軍を敗走させた後は、朝鮮国北部の平壌に集結している北洋陸軍の潰滅が目標となった。第一軍による平壌攻略戦(九月一五日)が終わると、次の戦略目標は、首都北京をめざす直隷決戦である。一〇月二五日、鴨緑江を渡河し、清国に入った歩兵第二二聯隊は、遼陽方面に向かって進んだ。一一月二五日の草家嶺(そうかれい)の戦闘最中に初雪が降り、一時間で三センチ積もった。二九日の退却行では「三時間余り、雪中に両足を没した」ので「急ぎ焚火で暖めたが足は膨張して赤く、これぞ最も恐るべき凍傷の発生である」と、部隊で「凍傷にかからぬ者は、実に十人中二、三人であった」という(濱本利三郎)。 旅順虐殺事件 一八九四年九月、大本営は旅順半島攻略のため第二軍を編成した。第一師団と混成第一二旅団(第六師団所属)で編成し、一一月二一日未明から旅順攻撃を始め、正午頃には周囲の砲台等を占領した。午後以降市街と付近の掃討作戦が始まる。 そこで捕虜や、婦女子や老人を含む市民を虐殺する事件が起きた。二五日頃まで市街の掃討が続き、同時に旅順から金州方面に脱出しようとする敗残兵の掃討も行われた。これらを「旅順虐殺事件」と捉えるのは、戦闘と掃討戦の両方で、捕虜を取る意志がほとんどなく(計二三二人のみ、『戦役統計』)、軍人と民間人を無差別に殺害する例が多く、捕虜や負傷兵の殺害もあり、 75 敗残兵捜索のための村落焼き討ちも行われるなど、容赦ない残酷な戦闘であったことが、参加した兵士らや内外のジャーナリスト、観戦武官などにより明らかであることによる。 一一月二八日の英紙『タイムズ』による「〔旅順での〕戦闘後二〇〇名の中国人が、日本人捕虜を扱った際の冷酷な暴行に対する報復として虐殺された、という噂があるので確認が必要だ」という報道から事件は広がる。翌日にも「両軍が残虐な行為を行ったという報告が確認された。多くの日本人捕虜が首を切られ、手足を切断されて発見された。それゆえに日本軍は住民を一掃した。無差別の虐殺である」という旅順に上陸した英国人将校の情報を掲載した。一二月には、米国の新聞『ワールド』に「日本軍の大虐殺」と題し、「三日間にわたる殺人」「無防備で非武装の住民は家の中で殺された」などの記事が掲載され、欧米各地の新聞に転載された。 欧米新聞の報道に接した参謀総長熾仁親王は、第二軍の虐殺や掠奪という風説に答えよ、という親書を持たせた使者を大山第二軍司令官のもとに急いで派遣した。二週問後に大山は「旅順市街の兵士人民を混一して殺戮したるは実に免れ難き実況」と明確に認めつつ、市街戦が薄暮で行われたことなどを挙げて弁解した。 事件はイギリスに続く条約改正の実現の妨げになる可能性もあった。栗野慎一郎駐米公使は、国務長官から、事実であれば条約改正が困難になる、と警告され、陸奥に対処を仰いだ。陸奥 76 は栗野に「旅順口の一件は風説ほどに夸大(こだい)ならずといえども、多少無益の殺戮ありしならん」と認めた上で、戦闘の混乱の中での行き過ぎた行為、という論法で突破しようとした。「被殺者の多数は無辜の平民にあらずして清兵の軍服を脱したるものなりという」と新情報を付け加え、こうした「許多(きょた)の流説を傍生せざる内に」新条約が上院を通過するよう「敏捷の手段を執」れと厳しく命じた(『蹇蹇録』)。事件は曖昧のうちに終わるが、旅順には今でも旅順虐殺被害者の集団墓が、一〇〇年問の修復・再建・新設を経て維持されている。 兵士と軍夫 参謀本部編『明治廿七八年日清戦史』によれば、全動員兵力は二四万〇六一六名で、うち一七万四〇一七名が戦場に派遣された。それ以外に、日本人軍夫一五万四〇〇〇名が集められ、数千人の国内使役のほかは戦場に派遣された。日本人軍夫は事実上武装し、日露戦争での輜重輸卒(しちょうゆそつ)の機能を果たしたのだから、合計三九万五〇〇〇名が日清戦争での兵力と考えるべきである。一〇〇万人を動員した日露戦争での約四割の戦争動員がすでにあった。 大行李(食糧・衣服等)・小行李(弾薬等)を輸送するのは、輜重輸卒の仕事だが、日清戦争では輜重輸卒が十分育てられておらず、必要数だけの動員ができなかった。陸軍は各地の口入業者に依頼し、人夫を大量に集めさせた。一八九四年一二月初旬の束京では、不況に困惑した人力車夫たちが「軍夫蒐集に際し、我れ先きと争うてこの募集に応じ」、東京市内で軍夫にな 77 った車夫は四万人を超えたという(『国民新聞』一二月九日)。人夫一人一日四〇銭、廿人長五〇銭、百人長七〇銭、千人長一円五〇銭の日当で、出征中は一〇銭増しというもので、貯金できた。軍夫の送金実態から試算すると、一年間で五〇円から一四〇円を故郷に送金したり貯金していると思われる。 軍夫の比重は高かった。野戦師団二万人に対し、軍夫は二~四〇〇〇人を伴っており、全体の一〇~二〇%を占める。兵站部ではその比率が圧倒的となり軍人八○○人ほどに軍夫が三~四〇〇〇となり、彼らがいなければ動かない構造となっていた(表3-1)。軍夫は、笠をかぶり、浅黄木綿の筒袖の上に○○組と染められた法被と股引を着、草鞋履きという異相で陣地を往来している。彼らは、物資を自らの肩で運ぶか(背負子)、「徒歩車輛」と呼ばれる一輪車(猫車)か大八車で運ぶか、いずれかだった。兵士と異なり、防寒具は自己調達とされたから、病気治療も含め困難な事態に追い込まれた軍夫も多かった。 79 軍夫たちは歴史にほとんど記録されなかった。戦病死した軍夫たちも、政府の『官報』に掲載されることはなかった。また参謀本部が戦史を編纂する際に、軍夫の調査をした形跡はあるが、戦病死の数は不明となった。軍夫丸木力蔵の『明治二十七八年戦役日誌』は、『官報』掲載の日本軍死亡者数に「もし是に軍夫を加うればその数又数千人まさん」と述べている。物資輸送の根幹を担った軍夫が、戦後忘れさられた状況への異議申し立てであろう。おそらく七〇〇〇人以上の軍夫が戦死・戦病死したと推定される。 黄海海戦の「完勝」 平壌陥落の翌一七日、朝鮮半島の西、黄海で日清の艦隊による黄海海戦が戦われた(中国では大東溝海戦と呼ぶ)。海戦前の予想では、両海軍の力は同等か、定遠・鎮遠の巨大戦艦二隻を持つ清国の方が有利であると考えられていた。午後零時五〇分、清国一二隻、日本一二隻で海戦が始まる。戦闘が始まると、北洋水師は、横梯陣を組み、前正面砲撃と艦首水雷発射を続けて近接し、喫水線下に装備されている衝角(ラム)衝突で沈めるという、帆船時代以来の戦法を採用したのに対し、日本の連合艦隊は、単縦陣で高速移動しつつ、砲撃戦で艦上などに打撃を与え、戦闘能力を奪うという新しい戦術を採った。欧米海軍の主流は、前者であったが、日本海軍は新戦術をどこから学んだのか。それはジョン・イングルス英国海軍大佐を介してである。イングルスは、海軍大臣直属の月給一〇六三円という破格の条件で雇用され、一八八九年から一八九二年にかけて計四期の海軍大学生(現役の将校中から選抜 80 された提督・参謀侯補者)に対し、蒸気船時代の艦隊戦術は、信号も不要な「前に倣え(フォロー・ザ・リーダー)」主義を採用して高速の艦隊運動を展開するのが、彼の教えであった。 五時間後の午後五時四五分に終わった時、清国巡洋艦四隻が砲撃で撃沈、一隻が戦場離脱の後擱座(かくざ)破壊と、清国は軍艦一二隻中五隻を失うという敗北となった。ほかに定遠・鎮遠・巡洋艦一隻も大破した。日本は、二隻大破(旗艦松島、砲艦一隻)、損壊一隻で、撃沈された艦はなかった。黄海海戦が終わった直後、山県は井上馨に宛てて、「平壌陥落は実に意外の結果」で、「引続海戦大捷是亦予想の外」と率直に予想外の勝利であったと伝えている。 主カを逃した失敗 黄海海戦で、清国は巡洋艦五隻が沈められたが、まだ主力艦で装甲砲塔艦である定遠・鎮遠をはじめ、巡洋艦靖遠・来遠・平遠・威遠などが残存しており、根拠地である旅順港か威海衛を拠点に、再び三たび黄海海上に現れる可能性があった。北洋水師も温存作戦を採り、威海衛から動かなくなる。冬季の港湾封鎖は困難で、北洋水師の水雷艇等が、黄海・渤海湾に出没し、輸送船を攻撃することは十分考えられ、陸軍に新たな作戦が強要されることとなった。一二月一四日、大本営は、旅順攻略を終えた第二軍に、対岸の山東省・威海衛攻略を命じた。第二軍に、内地に留保していた第二師団と第六師団の残部が加わり、一八九五年二月二日、威海衛要塞を占領したが、この戦闘で大寺安純陸軍少将が戦死する。日清戦争で戦死した唯一の将官だった。北洋水師は一二日遂に降伏し、潰滅した。 81 (後略) 日清・日露戦争
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開催予定 事件簿式セッション 企画中 21 00~ トレーラー 「では、聖杯戦争を始めましょう」 2004年、冬木。 マキリ、アインツベルン、遠坂の主導により開催された5回目の"聖杯戦争"は、大聖杯の破壊により閉幕。 その10年後、魔術協会は大聖杯の解体を提案。 遠坂当主とロード・エルメロイⅡ世により執り行われた。 しかし、大聖杯解体に関与したとある魔術師により、聖杯戦争の儀式詳細の一部が外部へと拡散。 早々に手は打たれたが、儀式について細々と研究を続ける外部魔術師にとって、これは好機であった。 そして2024年。 その体系の限定的な模倣に成功したと語る魔術師の家系が、銀音(しろがね)市において聖杯戦争を執り行うことを宣言。 同地に集められた7人による、"聖杯"を巡る戦いが此処に幕を開けた――。 ハウスルール ルール記載サイトの『サーヴァント』に記述のあるクラスは使用可能。 参加者間でのクラス被りあり。 1つ以上の令呪、もしくは6以上の英雄点を使った【スキル】は禁止(クラススキルを除く)。 2つ以上の令呪、もしくは6以上の英雄点を使った【宝具】は禁止(令呪1つ+英雄点5点も不可)。 【宝具】を3つ以上持ったサーヴァントは禁止。 同様の効果のスキルを2つ以上持ったマスターは禁止。 その他、ルールに沿ったシートであれば基本的に許可。 また本世界線は、コミュニティで行われている各日帰り卓、及び『パルニング・オーダー』とは無関係の並行世界におけるものである。 そのため、この世界戦におけるセッションは「銀音聖杯戦争参加経験を持つキャラ」及び「新規作成、且つ別時空における聖杯戦争参加をしないキャラ」に限られる。 「別世界線の同一キャラ」などは可能だが、明確な時代背景・年代設定があるため注意されたし。 セッションログ 第一次 https //ux.getuploader.com/onsenfatetrpg/download/58 世界観 この世界戦において、基幹となるおおよその設定は「Fate/stay night [Heaven s Feel]」の真エンディング(桜ルート)に準ずる。 大聖杯は機能を停止し、のちに時計塔の勢力により完全に解体された。 故に、通常の聖杯戦争どころか「小規模の亜種儀式」すら起こりえない世界となっている。 但し、公式での言及の通り、「聖杯戦争」と呼ばれるモノ自体は冬木のような形式をとらずとも開催可能。 (例として、聖杯と名の付くモノを争うオークションがそれに該当する) 認識として単に「英霊を使い魔とするサーヴァント・システムを有する聖杯戦争は実現が難しい」であり、「行うにはそれこそ第三魔法に近しいナニカが必要」となる。 +歴史 2004年の2月、日本の冬木市で5回目となる「冬木聖杯戦争」が行われた。 本来、「マキリ、遠坂、アインツベルン」の御三家により設置された大聖杯は起動に60年を要するが、前回から僅か10年という異例の期間で開催される。 この儀式は過去4回に比べマスターの平均年齢が最も若く、また過去最強のサーヴァント達が集うものであった。 詳細情報は伏せられているが、勝利者はセイバーとそのマスターであるとされ、結果として大聖杯は機能を破壊されている。 第五次冬木聖杯戦争による敗北により、アインツベルンが第三魔法の成就を諦めたため、機能を停止した聖杯は放置された。 ところが10年後の2014年、これを横取りしようとした者たちが冬木へ渡り、大聖杯の復活を画策していた魔術協会の勢力と衝突。 のちに「冬木聖杯解体戦争」と呼ばれる大騒動が起こる。 事態をいち早く察知した時計塔の現代魔術科学部長「ロード・エルメロイⅡ世」と、冬木の御三家である遠坂家当主「遠坂凛」が戦争に介入。 また聖堂教会からも代行者が派遣され、時計塔法政科も裁定者として「シャルル・ヴァロア」を送り込むなど、事態はさらに拡大した。 最終的に大聖杯は完全に解体され、冬木の地における聖杯戦争の歴史はここに終結した。 2019年、冬木聖杯解体戦争の当事者を名乗る男が、ある文書を魔術師たちに公開する事件が起こる。 『大聖杯の設計図(ブループリント)』と呼ばれたそれは瞬く間に拡散され、極東の儀式を認知していた魔術師たちに衝撃を与えた。 幸いこの文書を解読できたものは居なかったものの、魔術協会は対応を迫られることとなる。 結果として協会はその男を捕縛し処罰、拡散された文書の9割を回収することに成功した。 しかし、男の証言から推測される残りの1割は未だ見つかっておらず、現在でも秘密裏に調査を続けている。 そして現在、2024年の秋に、再び魔術師社会を震撼させる事件が発生する。 数年前に別の事件で滅びたと目されていた家系「ソブレト」が、『大聖杯の設計図』の解読及び大聖杯の模倣成功を大々的に告知。 同時に聖杯戦争の開催を宣言、自身を監督役とした儀式を、銀音市という街にて執り行う運びとなった。 事態を重く見た協会は使者を派遣。 聖堂教会も同様に代行者を送り込み、各地から集められた魔術師を含め7人のマスターとサーヴァントにおける儀式が行われた。 この戦争の勝利者はライダーとそのマスターで、冬木とは異なる点として「願いの成就が明確であった」と証言されている。 また、冬木の御三家が目指していた根源への接続は行われなかった。 依然ソブレトの目的や聖杯模倣の手段は明らかになっていないものの、上述の理由もあり、戦争終了後の両組織は静観の構えを見せている。 人物 タルク・ソブレト 【年齢】15歳 【性別】女性 【所属】未所属(ソブレト家現当主) 数年前に起こった「ソブレト襲撃」と呼ばれる事件の唯一の生き残りにして、現ソブレト家の若き当主。 拡散された『大聖杯の設計図』の解読者を自称し、日本の銀音市という街を舞台とした聖杯戦争の開催を宣言した。 そのため魔術協会から目を付けられているが、秘密裏に送り込まれた使者を難なく撃退している。 詳細情報が全くないために噂話の域であるが、彼女が死徒であると証言する者も居るという。 ロード・エルメロイⅡ世 【年齢】49歳 【性別】男性 【所属】魔術協会(時計塔・現代魔術科) 時計塔におけるロードの一人。 本名ウェイバー・ベルベット。 魔術の腕はお世辞にも良いとは言えないものの、特筆すべきは教師としての辣腕。 「教えるもの」としての才能が時計塔内でも群を抜いており、彼の教え子はその全員が大成している。 冬木聖杯解体戦争において遠坂家当主と協力し、過去の経験や類稀なる知識を以て各勢力を抑止、結果的に大聖杯の解体を成し遂げた。 遠坂凛 【年齢】37歳 【性別】女性 【所属】魔術協会(遠坂家当主) 冬木聖杯戦争の御三家、遠坂家の当主。「宝石科の災厄」「赤い悪魔」など様々な異名を持つ魔術師。 第五次冬木聖杯戦争の生き残りであり、魔術師としては破格の才能を持つことから魔術師社会でもかなり名のある人物。 2021年に中東にて処刑された革命家「衛宮士郎」の師であるとされており、本人もこの件についていくらかのアクションを起こしていた。 希少なアベレージ・ワンを持つため封印指定候補であったが、ロード・エルメロイⅡ世の口添えによりそれを免れており、返礼として度々現代魔術科の教壇に立っている。 シャルル・ヴァロア 【年齢】39歳 【性別】男性 【所属】魔術協会(法政科) 冬木聖杯解体戦争において法政科が送り込んだ裁定者。 同戦争における擬似的な調停役を任されていた。 「銀の天秤(ラ・バロンス)」と呼ばれていること以外は一切の詳細が不明、解体戦争当事者の中でも特に謎の多い人物として扱われている。 そのため「シャルル・ヴァロアという名すらも偽名ではないか?」と疑われている。 同じ当事者である遠坂凛は「ニュートラル、という言葉がこれほど相応しい奴も居ない」と言及している。 その他の設定 銀音市 しろがねし。 関東地方の中部に存在する、特に目立ったところのない街で、人口は約九万人程度。 名産品は野菜等を推しているが余り成果が芳しくなく、近年は区画整理事業による宅地化が進んでいる。 但し「居住区」としてはかなり良条件であり、生活に必要なものは街を出ずともたいてい手に入る。 最近は私鉄も敷設されたが、都内へ出ることも容易になったと住民からはおおむね好評。 市の中央部には神社があり、毎年夏に市を挙げた納涼祭が開催されている他、年始には市外からもそれなりの数の参拝客が訪れる。 魔術的観点からみた場合、この神社は霊地としてかなり優良。 そのため一世紀ほど前よりソブレト家が管理しており、聖杯戦争における小聖杯の降臨地としても選ばれた。 ソブレト家 ブリテンを祖とし、王家の血筋を僅かながら引き継ぐ旧い魔術師の家系。 専門は結界魔術。 一部の分野で特許を取得しており、魔術協会の中にもソブレトが考案した結界魔術を使用する者がいる。 一世紀ほど前に日本に帰化し、細々と魔術の研究を進めてきたが、2年前に何者かの襲撃に逢う(ソブレト襲撃事件)。 一族は当主の娘であるタルク・ソブレトを除きほぼ全滅しており、魔術師社会は「すでに滅亡した家系」として扱っている。 その上で、旧く歴史のある家でもあったためか、当時は傀儡としようと画策する幾つかの勢力が水面下での争いを行っていた。 しかし、生き残りであったタルクが突如としてその争いに終止符を打つ。 全ての勢力を駆逐した上、『大聖杯の設計図』解読による術式の模倣に成功したと大々的な告知を行った。 また、銀音市を舞台とする「聖杯戦争」の開催を宣言し、7人のマスターとそのサーヴァントを呼び寄せ儀式を執り行う。 その目的、真相は不明。 魔術協会及び聖堂教会は現在のところ静観の構えだが、同家が実質的な火薬庫となっているのは言うまでもない。 『大聖杯の設計図』 ブループリント。 冬木聖杯解体戦争に携わったとある男が記し、巨大な売り文句と共に拡散させた文書。 絶対数が少ないため内容は僅かにしか知られておらず、解読者も現状判明している限りでは一人しか居ない。 冬木市の聖杯戦争における「大聖杯」の術式が記されていると一説には言われており、それが通称の由来となっている。 眉唾であるという者、第三魔法に至る手がかりであるという者、世界を変える代物であるという者など、情報の不足と錯綜が魔術師社会を惑わせた。 更に、著者である男は既に魔術協会に「処罰」されており、その真相を聞き出すことは出来ないという状況にある。 現存する9割以上を魔術協会が所有しているが、残る数部の行方は未だに知られていない。