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国内治安を一時的に捨てたせいで子供が殺されたと数万人の親が怒ってる。どうする? 設問URL こちら 回答 こちら 大部品:復興政策 RD6 対応設問:165,167、168、162、178、ボーナス2つ、職業アイドレス、忍者強化 部品:借り入れの返済猶予と物価監視 わが国は現在債務超過の状態にある。この借り入れはいずれかならず返済するべきものであるが、今すぐに返す目途はないというのが実情である。先だって、わが国はアラタ氏とポー教授を帝国の大規模作戦に派遣した。この見返りとして、帝国友邦に借り入れの返済延期と、産業育成支援を依頼した。友邦の厚誼に応えるためにも、以下の手段で経済復興を成し遂げたい。なお、物不足から不当な商品価格つり上げが行われる可能性を鑑み、物価については随時調査を行い、必要があれば是正指導を行うものとする。 部品:がれきの撤去と街の再建 内戦によって多くの街にがれきの山ができてしまっている。まずはこれらを撤去し、街の機能を取り戻すための建設が必要である。新たに建設現場監督の職業アイドレスを作成し、彼らの指揮のもと街の復興を進めるものとする。なお、復興した街の治安維持には、街灯や監視カメラも適宜用いる。長らく治安維持に当たって頂いている僧兵諸氏は、段階的に本来の職務に戻って頂けるはずである。 職業アイドレス:建設現場監督 http //kusamura.sakura.ne.jp/sougo/sougo_bbs/wforum.cgi?mode=read no=85 reno=no oya=85 page=0#85 部品:食糧生産 食糧生産についても、まだ充分とは言えない状態にある。とはいえ、輸出の可能性のあるバナナなど、産業育成の芽はすでに存在する。そこで、職業アイドレスとして農園経営者を新設する。まずは食糧の自給、そしてゆくゆくは外貨獲得につなげていきたいと考えている。がれきの撤去を含め、元兵士や飲む服排出に成功し懲役を終えた元捕虜などに、再就職の機会となればと思う。なお、安全性の確認が取れるまで、植物改良普及士の職業は停止とする。 職業アイドレス:農園経営者 http //kusamura.sakura.ne.jp/sougo/sougo_idressbbs/wforum.cgi?mode=read no=25 reno=24 oya=19 page=0#25 部品:コンベンション開催(ボーナス) 内戦の終結と、新たな投資の呼び込みをアピールするため、湯城にて友邦の事業者を招いたコンベンションを開催したい。資金調達はもちろん、観光地としての温泉や猛虎の殿堂大神殿のアピールも兼ねたいと考える。来場者の当藩国内での消費にも期待したい。 部品:汚染調査用忍者 土場の工場跡地、そして首都・九江天啓府周辺は、現在なお汚染がひどい状況にある。これらの復興を睨んだ汚染源調査を行うため、内戦終結に多大な功績を挙げてくれた忍者諸氏向けの極地用装備を開発した。汚染の根本に世界の歪みが存在する可能性もあるため、忍者を中心とした調査チームを結成することとする。 忍者アイドレス修正版:http //kusamura.sakura.ne.jp/sougo/sougo_bbs/wforum.cgi?mode=read no=83 reno=78 oya=78 page=0#83 部品:汚染原因特定後の対応(ボーナス) 忍者による調査で汚染原因が特定できた場合、その対応を行いたい。当藩国の治癒僧侶、内戦時に協力くださった白魔法使い、また先日の儀式魔術で活躍した理力建築士、さらには帝国防疫研究所の力を借り、汚染源の封じ込め方法を協議し、可能な方法が見つかった場合はこれを実施することとする。 結果 設問165より 国庫が潤った蒼梧藩国はかつて、治安を捨てて軍をすすめた事を美談にし、豊富な資金で愛国教育を行った。 テロで死んだ子供たちを愛国者とし、演劇やアニメが作られ、何度も放映する一方一大ページェントとして慰霊祭が行われた。 藩王平林はきらびやかな制服を着て両手を広げて居並ぶ愛国少年隊に呼びかけた。 「君たちこそが国の宝だ! 助け合い精神! ただそれのみ!」 設問179へ
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【あの世から来た者達】 日時 2012/07/20 主催者 驚がく 過去ログ 1日目 <参加キャラ> 持ち主 キャラ ueda 宮田 仲村亀樹 ツウケリュ 驚がく イヴァン、果、入有(初登場)、馬巣(初登場)、崎(初登場) <ストーリー> 宮田とツウケリュが交流所にいると、イヴァンがやってきた。 何か起きないかな、とイヴァンが思っていると、突然白煙が上がる。 その白煙の中から現れたのは、果だった。 宮田と果はだいぶ長い付き合いだが、ツウケリュとイヴァンにはまだ自己紹介をしていない。 果は自分のことを「守護者」であると紹介した。 「守護者」というのはあの世とこの世の行き来ができる存在だという。 そんな話をしていると、巫女のような姿をした女性が突然上空から現れて、果に蹴りを放って踏んづけた。 続けて、鎧を着た青年も果を踏んづけつつ現れた。 彼は巫女を「入有(いあり)」と呼んだ。 青年によるともう一人「崎(さき)」という仲間がいるようだが、姿が見えない。 青年が崎に自己紹介するよう促すと、彼はどこからか現れた。 入有は崎を「玲(れい)」と名前で呼ぶが、崎はその名前では呼ばれたくないようだ。 鎧の青年はとりあえず皆に、自分達を紹介することにした。 彼は「馬巣 宗(ばす しゅう)」、巫女は「入有 虹(いあり にじ)」という名前らしい。 宮田とツウケリュに言われ、馬巣は果を踏んづけていることに気づく。 馬巣は申し訳なさそうに果から降りた。 崎は、果の事を良く思っていないらしく、「人の皮を被った妖かし」と呼んでいる。 彼はそのままさっさと居なくなってしまった。 馬巣曰く、崎は実力はあるが素直じゃないのが玉にキズらしい。 一方入有は宮田やツウケリュと近づこうとしていた。 宮田は馬巣に「守護者」の仕事について尋ねた。 馬巣は「守護者」というのはこの世をさまよう霊の成仏や、浄化といった事を行う存在だと話す。 話すだけの事を話した馬巣と入有は、あの世へ帰って行った。 彼らもどうやら「守護者」で、果の同業者であるらしい。 そして、果もそのままあの世へと帰って行ったのだった。
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ボスキャラリスト2 ※こちらは「らんだむダンジョン」の裏ダンジョン編にて、女神オブダンジョンからDEを奪った青人魂、赤人魂のボスキャラの詳細をまとめるページです ※物語に関わる情報や、一部のキャラクターの正体などネタバレ全開なので、閲覧時は注意。 ※ 以上をわきまえたうえで、各キャラクター名の+部分をクリックして展開してください。 ※一部のイベントボスはこちらにまとめてあります。 ※表ダンジョンのボスはこちら 《裏ダンジョン》 +コオリメ コオリメ ユキメ(アイ)と雰囲気は似ているが、全く別種の雪女の子(雪ん子)。 アイ達は雪を祖先にもつ精霊のような存在に対し、コオリメは氷河から生まれた別個の存在。 冷気を操り支配する能力は遥かに上なのだが、そのぶん暑さ(熱さ)にはめっぽう弱い。 夏の暑さで弱っていた所を雪女達に拾われて育てられたが、内心は氷河の雪女一族の復活の 野望を秘めている。そのために協力者を集め、更に冒険者達を襲い、軍資金を集めている。 女神オブダンジョンからDEを盗んだ事で一度はアナンタ達に討伐されたものの、野望は諦めて おらず、得意の極寒吹雪技に磨きをかけて「真・コオリメ」としてリベンジバトルを挑んでくる。 更に宇宙人と共に、利害の一致で団結したヘルの助っ人として加勢してくるが・・・。 宇宙人 秘密結社ヘル 将軍 バイトボス軍団 マウンテンドラゴン ベネトリューア 夜魔アルプ ケルベロス 海のヴェパル 白夜の森の女王 残虐王スカルニス クリスタルドラゴン アフォネウス 怪鳥ガルーダ
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民主党の支持母体ビラ セブンイレブンネットプリント番号86350200 期限2010/01/28 <目次> ◆支持母体(1)自治労 (2)日教組 (3)韓国民団 (4)朝鮮総連 ( =在日朝鮮人) (5)部落解放同盟 (6)民主党とヤクザ①ヤクザの構成員=「6割が同和出身者」「3割が在日朝鮮人」 ②右翼団体(街宣右翼)=在日朝鮮人による自作自演 ③山口組が民主党を応援 ◆党員資格に外国人も含む(1)民主党の党員資格 (2)他の政党の場合 ◆支持母体 民主党支持母体 -wikipedia (1)自治労 民主党・相原久美子議員(自治労幹部)が「年金問題」を語る ■解説■年金記録不備問題の根本の原因とされる自治労の幹部、しかも元国民年金相談員である相原久美子参院議員が『自治労には責任は無い!』と主張!選挙終了後の放送を条件に取材。 | 全日本自治団体労働組合 - Wikipedia 年金問題の主犯である自治労は民主党の支持母体です。 しかしマスコミはこの事実に触れず、あたかも安倍政権のせいであるかのように捏造・偏向報道をし続けました。 2007年参議院選挙で多くの国民は騙されて民主党に投票し、年金問題の主犯を民主党議員として国会に送ってしまいました。 また、税金を膨大に無駄遣いしているのも自治労です。 詳しい実態は 自治労の正体 をご覧ください。 (2)日教組 | 日本教職員組合 - Wikipedia 日教組とは、子供たちに反日・左翼思想を植え付けたり、バカ国民の量産政策「ゆとり教育」を推進したりする教職員組合です。 詳しい実態は 日教組の正体 をご覧ください。 (3)韓国民団 | 韓国民団は危険な売国法案である「外国人参政権」の推進のため、 総選挙での外国人参政権の推進派議員に対する支援を表明しています。 外国人参政権については 外国人参政権の正体 をご覧ください。 在日本大韓民国民団 - Wikipedia 民団8・30へ全力 「参政権16年」の総決算 (民団新聞) 詳しい実態は 韓国民団の正体 をご覧ください。 (4)朝鮮総連 ( =在日朝鮮人) | 在日本朝鮮青年商工会とは、若い朝鮮人の商工人をはじめ30代の各界各層同胞青年を網羅した大衆団体。 朝鮮総連関連団体。 朝鮮総連結成40周年を迎えた1995年の9月6日に結成された。 在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連) - Wikipedia | 朝鮮総連が政界工作を指示 内部文書入手 制裁解除狙う (2009.10.18 産経ニュース) 北朝鮮の朝鮮労働党の指導下にあるとされる朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)が9月中旬に開いた中央委員会で「われわれは新しい連立政権に対北敵対政策を是正せしめ、日朝平壌宣言を誠実に履行させる対外事業(工作)を進攻的に広げる」などの方針を示し、幹部約350人に政界工作を指示していたことが、産経新聞が入手した総連内部文書でわかった。 総連は、日本の政権交代をこれまでの対北強硬路線から融和路線に転じさせる好機と受け止めており、16日には都内で欧米などの親北団体を集め、「海外同胞大会」を開いている。 文書は「在日朝鮮人運動の新しい全盛期を開くため確固とした土台を構築し、同胞が主人となる大衆運動の高揚と革新の成果として総連第22回全体大会を迎えるために」と題した計16枚。来年に予定される総連の「全体大会」に向け、組織拡大など活動指針を明示した。関係筋によると、総連首脳部が訪朝し、朝鮮労働党の指導で作成され、決裁を受けているという。 文書では「与野党をはじめ政界、言論界、在野の人材、社会団体との事業を強化、日朝関係改善と国交正常化を追求する社会的世論を大きく活気付けること」として親北ムードの醸成を指示。日本政府への働きかけとして、貨物船「万景峰92」の入港禁止など日本の独自制裁の撤廃を「闘争」の目標に掲げた。 さらに5月の核実験を受けた追加制裁として実施した輸出禁止措置により「同胞が祖国の家族らに送る郵便物や人道物資まで遮断された」などと主張。「前代未聞の人権蹂躙(じゅうりん)だ。国際社会に暴露、糾弾し、新連立政権(鳩山政権)がこれを即時撤回する措置を取るよう強力に要求する」とした。禁止措置では人道目的は例外となっているが、「人道」を理由に新政権から制裁解除を引き出したいようだ。 一方、地方政界への工作について「いくつかの地方自治体選挙でわれわれの活動を理解し、同情する人材が当選した」と評価し、「これに関連し、地域密着の対外活動(政治工作)を現実的な条件に合わせさらに強化、努力すること」と指示している。 朝鮮総連は旧日本社会党や総評、日教組などと歴史的な交流関係にあり、民主党の支持団体には、なお関係の深い団体が少なくないとされている。 http //sankei.jp.msn.com/politics/policy/091018/plc0910180021000-n1.htm 詳しい実態は 朝鮮総連の正体 をご覧ください。 (5)部落解放同盟 | 「民主党議員には部落開放同盟の幹部が2名在籍しています」 部落解放同盟 - Wikipedia 詳しい実態は 部落問題 をご覧ください。 (6)民主党とヤクザ | ①ヤクザの構成員=「6割が同和出身者」「3割が在日朝鮮人」 ヤクザの真実 「暴力団が無くならない理由」「構成員の実態」在日問題 民主党「在日朝鮮人に選挙権を与えるべき | 民主党は、 「在日韓国・朝鮮人に選挙権を与えるための法案を、国会に15回提出しています」 (15回のうち5回は「公明党」と共同提出) | ②右翼団体(街宣右翼)=在日朝鮮人による自作自演 街宣右翼の正体 | ヤクザと関係の深い右翼団体(街宣右翼)の正体は、在日朝鮮人・韓国人・部落解放同盟による自作自演です。 彼らの目的は金銭や自分たちの利益の為に行動し、日本の保守・愛国者たちのイメージを貶め、日本を弱体化させることです。 保守・愛国発言をすると「右翼だ!」「軍国主義だ!」と叫ぶ人も、右翼団体と同じ洗脳行為をしている人か、または洗脳された人です。 これらの自作自演に対し、「維新政党・新風 」・「瀬戸弘幸氏 」・「主権回復を目指す会 」・ 「在日特権を許さない市民の会 」・「外国人参政権に反対する会 」・「日本を護る市民の会 」らは、 真剣に日本を想う愛国者であることが活動内容で分かると思います。 それぞれの主張を良く見れば間違えることはないと思いますが、自作自演の街宣右翼と混同しないように注意しましょう。 右翼の詳しい内容は右翼の正体 ・反日工作員の正体 をご覧ください。 | ③山口組が民主党を応援 山口組が民主応援…参院選で直系組長に通達 (zakzak) 2007年の参院選で、全国最大の指定暴力団「山口組」が、傘下の直系組織に民主党を支援するよう通達を出していたことが発覚しました。 ◆党員資格に外国人も含む | (1)民主党の党員資格 民主党 公式サイトより ○在外邦人や在日外国人の方もOKです。 ○党員は、民主党の運営や活動、政策づくりに参画でき、党代表選挙で投票することができます。 つまり、中国・韓国・北朝鮮のような反日国家の人間も党の代表選出に関与できることを意味します。 | (2)他の政党の場合 政党 ソース 党員資格の記述 自民党 自民党 公式サイト 第三条本党は、本党の目的に賛同する日本国民で、党則の定めるところにより忠実に義務を履行するとともに、国民大衆の奉仕者として積極的に党活動に参加するものをもって党員とする。 公明党 公明党 公式サイト 公明党の綱領及び規約を守り、政策および諸決議を実現するために党活動に参加しようとする18歳以上の人は、国籍を問わず党員になることができます。 社民党 社民党 公式サイト 第4条〈党員資格〉1 本党の党員は、党員及び協力党員とし、本党の基本理念及び政策・党則に賛同する18歳以上で日本国籍を有する者及び18歳以上で、日本に3年以上定住する外国人で、入党手続きを経た者とする。 共産党 共産党 公式サイト 第四条 十八歳以上の日本国民で、党の綱領と規約を認める人は党員となることができる。 | このように、民主党は公明党・社民党のような売国政党と同じです。 よく似た政策(外国人参政権・人権擁護法案など)を出しているのも納得できます。
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▲【軍隊の壁】 ◆60(戦車の壁/巨像の壁) >レッド・H・クルス>オルテガ=ジュウシマツ>レボルス4号>HELLO WORLD>アープ・アルト(偽) >レボルス3号>グロリアス>クララ・フォレスト=宮下あきら>インフェリア畑>首飾り保持者達+α >ダークマン>グラントサウザー&ハカイダー>ボルガス=ガガズバン>RPG-7マン>カタストマルド >チンクルマルド>テラフォーマーの群れ>桃太郎軍団>ビルスウィンガー>銀龍=ドラゴンフライ =ンロテル・アルト>全長113mのアオウミガメ=ヨーカンキング>100メートルのカタツムリ >A-002「ソリティルα」=空飛べる奴=スーパーマン>トーピード>メカ進藤3号機 =小右衛門火=ネムネム(2008)>木兆 月 学 園>本宮ひろ志>ヒィルマルド(似)>自由の女神 >プルズムクン>10mマン>ハレコ=ガルト(影)>戦車 ▼【電車の壁/超多人数の壁】 【妄想属性】捏造作品 【作品名】Pendant of the ruler 【掲載誌】月刊チート 【チーム名】首飾り保持者達+α 【備考】 ▼チームメンバー 後述のマリアからキヨハルまでの全員同時参戦 作中に支配者の首飾りは一つしかないが、テンプレに支配者の首飾りを下げていると書かれているキャラは 全員それぞれ支配者の首飾りを所持しているものとする ▼連載形式 一話完結型の漫画 キーアイテムである支配者の首飾りと一部の登場人物を除いて、話と話の間には繋がりが無いパラレルワールドである ▼支配者の首飾り 血のように赤い大粒のルビーをあしらったペンダント この首飾りを下げている人間に命令され、かつ従おうとしない者は全身に身動きできないほどの激痛が走る 命令された瞬間から命令に従う気になるまで激痛は続く 一度命令に従う気になっても再び命令に背こうとするとそのたびに激痛に襲われる 首飾りを下げている間に命令した事については首飾りを外した後も効果を及ぼす 首飾りを下げている人間が撤回すれば命令は取り消せる 撤回するのは命令した者とは別人でも良い 作中で人語を解さない犬にも効いているため、命令が理解できなくても有効であるが、 耳が完全に聞こえない人間には無効であったため、言葉が完全に聞こえない場合は無効であると思われる 命令は字で書いて見せても有効であるが、無学で字が読めない者には効果が無かったので、 字で書いた場合は相手が書いてある内容を理解できなければ無効だと思われる 作中で使われている言葉は現実に存在しない架空の言語であるため、字で書いて対戦相手に命令するのはおそらく不可能 首飾りを破壊しようとした者は全身に身動きできないほどの激痛が走る 首飾りを破壊する気が無くなるまで激痛は続く これは首飾りの所持者であっても例外ではない 誰かが首飾りを人の手の届かない場所に捨てたとしても、いつの間にか人間社会の中に出回っている 【名前】マリア 【属性】見守る者 【大きさ】成人女性 【攻撃力】成人女性 【防御力】成人女性 【素早さ】成人女性 【特殊能力】不老。老衰では死なない 【長所】首飾りの行く末を見守っている 【短所】首飾りがどのように使われようとも一切干渉しない 【登場話】第一話、第二話(前編)、第三話、第四話、第六話(前編・後編)、第七話、第九話、外伝 【名前】クラフト 【属性】見守る者 【大きさ】成人男性 【攻撃力】成人男性 【防御力】成人男性 【素早さ】成人男性 【特殊能力】不老。老衰では死なない 【長所】首飾りの行く末を見守っている 【短所】首飾りがどのように使われようとも一切干渉しない 【登場話】第五話、第八話、外伝 【名前】マーク 【属性】粗忽者 【大きさ】成人男性 【攻撃力】成人男性 【防御力】成人男性 【素早さ】成人男性 【特殊能力】支配者の首飾りを下げている 【長所】首飾りを手に入れた 【短所】全く有効活用できないまま失ってしまった 【登場話】第一話 【名前】エドワード 【属性】権力の亡者 【大きさ】成人男性 【攻撃力】成人男性 【防御力】成人男性 【素早さ】成人男性 【特殊能力】支配者の首飾りを下げている 【長所】首飾りの力を駆使して全世界を征服・統治する事に成功した 【短所】実の娘に首飾りを奪われ、殺された 【登場話】第二話(前編・中編・後編)。外伝に名前のみ登場 【名前】アリス 【属性】邪悪なる者 【大きさ】7歳の少女 【攻撃力】7歳の少女 【防御力】7歳の少女 【素早さ】7歳の少女 【特殊能力】支配者の首飾りを下げている 【長所】巧みな話術で父親から首飾りを騙し取り、世界の支配者の地位も乗っ取った 【短所】自分もいずれ謀殺される運命 【登場話】第二話(中編・後編) 【名前】ニコライ 【属性】怠け者 【大きさ】やや肥満体系の成人男性 【攻撃力】非力な成人男性 【防御力】不健康な成人男性 【素早さ】運動不足な成人男性 【特殊能力】支配者の首飾りを下げている 【長所】首飾りの力で一生寝て暮らした 【短所】振り返れば何も無い人生だった 【登場話】第三話。第九話に名前のみ登場 【名前】ドゴール 【属性】怒れる者 【大きさ】成人男性 【攻撃力】成人男性 【防御力】成人男性 【素早さ】成人男性 【特殊能力】支配者の首飾りを下げている 【長所】首飾りの力を使って気に食わない連中に復讐した 【短所】無関係の者も大勢不幸にした 【登場話】第四話。第九話に名前のみ登場 【名前】フランク 【属性】快楽に溺れた者 【大きさ】成人男性 【攻撃力】成人男性 【防御力】成人男性 【素早さ】成人男性 【特殊能力】支配者の首飾りを下げている 【長所】どんな女も思いのままにできる 【短所】性病にかかり、二十台半ばで死亡 【登場話】第五話 【名前】エイダ 【属性】正義の使者 【大きさ】18歳の少女 【攻撃力】スティレットを持った18歳の少女 【防御力】18歳の少女 【素早さ】18歳の少女 【特殊能力】支配者の首飾りを下げている 【長所】首飾りの力を使って世の中の悪を一掃するため奮闘した 【短所】自分の心が次第に悪へと堕ちていった事には気が付かなかった 【登場話】第六話(前編・後編) 【名前】クリシーヌ 【属性】愛する者 【大きさ】14歳の少女 【攻撃力】14歳の少女 【防御力】14歳の少女 【素早さ】14歳の少女 【特殊能力】支配者の首飾りを下げている 【長所】ただ一人の男の幸せだけを願って首飾りの力を使い続けた 【短所】ヤンデレストーカー 【登場話】第七話 【名前】クレア 【属性】無垢なる者 【大きさ】16歳の少女 【攻撃力】16歳の少女 【防御力】16歳の少女 【素早さ】16歳の少女 【特殊能力】支配者の首飾りを下げている 【長所】穢れ無き乙女 【短所】首飾りの効力に気が付いていない 【備考】このスレの考察においては首飾りの効力に気付いているものとする 【登場話】第八話 【名前】アルベルト 【属性】思慮深き者 【大きさ】中年男性 【攻撃力】中年男性 【防御力】中年男性 【素早さ】中年男性 【特殊能力】支配者の首飾りを下げている 【長所】首飾りの力を有効に使うべく熟考した 【短所】結局一度も使わないまま死んだ 【登場話】第三話、第四話、第九話 【名前】ボルツマン 【属性】封印する者 【大きさ】両足が膝上辺りから無い80歳の男性 【攻撃力】盲目で両足が無い80歳の男性 【防御力】盲目で両足が無い80歳の男性 【素早さ】盲目で両足が無い80歳の男性 【特殊能力】支配者の首飾りを下げている 【長所】首飾りが世に出回らないように所持し続けている 【短所】自ら首飾りの力を利用する事は無い 【備考】このスレの考察においては首飾りの力をためらわずに使うものとする 【登場話】第十話(最終話) 【名前】サブリナ 【属性】封印する者 【大きさ】17歳の少女 【攻撃力】17歳の少女 【防御力】17歳の少女 【素早さ】17歳の少女 【特殊能力】支配者の首飾りを下げている 【長所】自らの死期が近いと悟った老人から首飾りを受け継いだ 【短所】自ら首飾りの力を利用する事は無い 【備考】このスレの考察においては首飾りの力をためらわずに使うものとする 【登場話】第十話(最終話) 【名前】野犬 【属性】猛る者 【大きさ】大型犬 【攻撃力】大型犬 【防御力】大型犬 【素早さ】大型犬 【長所】世界の支配者となる男を噛み殺そうとした 【短所】激痛で動けなくされてしまった 【登場話】第二話(前編) 【名前】オズウァルト 【属性】卑怯者 【大きさ】中年男性 【攻撃力】長さ1mぐらいの金属製の杖を持った中年男性 【防御力】中年男性 【素早さ】中年男性 【長所】世界の支配者となった男、その娘に取り入り、甘い汁を吸っている 【短所】自分では何もできない無能 【登場話】第二話(中編・後編) 【名前】ロイド 【属性】抗う者 【大きさ】成人男性 【攻撃力】成人男性の致死量の毒が入ったワイングラスを持った成人男性 【防御力】成人男性 【素早さ】成人男性 【長所】首飾りを持った男と互角に渡り合った 【短所】最後には権力争いに負け、服毒自殺した 【登場話】第二話(中編) 【名前】タック 【属性】勇敢なる者 【大きさ】成人男性 【攻撃力】フリントロック式のライフルを持った成人男性 【防御力】成人男性 【素早さ】成人男性 【長所】世界の支配者となりつつある男に臆する事無く立ち向かった 【短所】激痛で食事も睡眠も取れないまま衰弱死した 【登場話】第二話(中編) 【名前】コーフ 【属性】臆病者 【大きさ】成人男性 【攻撃力】フリントロック式のライフルを持った成人男性 【防御力】成人男性 【素早さ】成人男性 【長所】銃の腕は相棒より上 【短所】長いものに巻かれるタイプ 【登場話】第二話(中編・後編) 【名前】盗賊頭領 【属性】無法者 【大きさ】成人男性 【攻撃力】カットラスを持った成人男性 【防御力】成人男性 【素早さ】成人男性 【長所】必要悪の概念を理解している 【短所】正義の味方を気取った小娘にあっけなく殺された 【登場話】第六話(前編) 【名前】トーマス 【属性】愚か者 【大きさ】身長2m強の成人男性 【攻撃力】18歳の少女の頭を殴り、一発で首の骨を折って死亡させた 【防御力】腹にスティレットを根元まで刺されたまま平然と相手を殴りつけた 【素早さ】成人男性 【長所】作中で首飾りを完全に無効化した唯一の人間 【短所】耳が聞こえず、無学で字が読めない 【登場話】第六話(前編・後編) 【名前】キヨハル 【属性】幸せ者 【大きさ】成人男性 【攻撃力】成人男性 【防御力】成人男性 【素早さ】成人男性 【特殊能力】何の効果も無いただのペンダントを下げている 【長所】やたら運が良い 【短所】自分が下げているのが伝承で聞いた支配者の首飾りだと思い込んでいる 【備考】このスレの考察においては自分が下げているのはただのペンダントだと気付いているものとする 【登場話】外伝 26 :KoroSK ◆dEZ0De.XXc :2013/02/18(月) 00 48 37.28 ID QERC6pkH 首飾り保持者達+α考察 チームの内訳は以下のとおり。 首飾り持ち成人男性×6 首飾り持ち成人女性×4 首飾り持ち少女 首飾り持ち老人 成人男性×5 銃持ち成人男性×2 剣持ち成人男性 鍛えた成人男性 成人女性 犬 首飾りを持っている人間は相手に降参するように命令して、それ以外は普通に戦うものとする。 命令は生物相手には基本的に有効。無機物相手でも、言葉を理解出来るならば有効とする。 軍隊の壁から上は勝てそうにないので、そこから下に見ていく。 × レッド・H・クルス コードで斬られて負け ○ オルテガ バギクロス範囲外か。命令して勝ち × レボルス4号 命令は効果なさそう。普通に負け × HELLO WORLD 同上 ○ アープ・アルト(偽) 命令勝ち × レボルス3号 レボルス4号と一緒 × グロリアス ミサイルなりで負け × クララ・フォレスト サイレントで命令は意味が無い。後はリーフカッターで負け ○ 宮下あきら 衝撃はで一人倒されても、その後命令勝ち × インフェリア畑 無理 ○ ダークマン 命令勝ち ○ グラントサウザー&ハカイダー 命令勝ち ○ ボルガス 命令勝ち ○ ガガズバン 命令勝ち ○ チンクルマルド 命令勝ち ○ 桃太郎軍団 命令して同士討ちさせれば勝てるだろう ○ ビルスウィンガー 命令勝ち ここらへんでいいだろう。 インフェリア畑 >首飾り保持者達+α>ダークマン 見事に首飾り持ち以外役に立っていないな。
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第三話 魔石の呪い 『魔石中毒』という病がある。言葉通り、魔石にあてられて中毒症状が起きる事を言う。老若男女、種族を問わず罹る病であるが、1つだけ、圧倒的に発病率の高い職業がある。 ――魔術師だ。それは、一種の職業病と言えるのかもしれない。それ程までに、彼らの発病率は高かった。 というのも、彼らは平時より『魔石』を身に纏う生き物だからだ。なにしろ魔術師にとって死活問題なのは、己の魔力。そして『魔石』とは魔力の結晶。身に帯びれば魔力を増幅させることも出来る。 『魔石』には天然石と人工石が存在し、前者は主に、装着者の魔力そのものに対して作用する装飾品として用いられ、後者は魔術を補佐したり、魔術そのものを発動させる術式と、魔力を込めた装身具として術師の身を飾る。 当然、魔術師でなくとも、お守り代わりとして一般人が身につける場合も多いし、鍛冶職人は言うに及ばす、戦いに身を置く騎士や傭兵達の使用率も高い。しかし、彼らはあくまでも単発的なものであり、自らの限界を試すような使い方はしない。 よって、必然的に魔術師が『魔石中毒』を患う確立は高くなる。そして中毒と言われると大病ではないように思われがちだだが、それは時に、命に関わる事もある。 3-0 旧ヘリオポリス市街。オーブ軍と睨み合いの続くこの前線基地は今、驚愕と恐怖に彩られようとしていた。 突如開始された侵攻、そして駐留。その理由など何も知らされていない兵達は、遭遇した奇怪な現象も作戦の一部だと誤解した。揺らめきながら発光する魔石に、ついにオーブへの進軍が開始されるのだと、士気を鼓舞する指揮官すらいた。 ドア越しにも伝わる城内の慌しさに、ロード・ジブリール、つまりこの城の主は顔を歪めて舌打ちをする。その音を拾って、膝の上で丸くなっていた純白のペルシャネコが主人を見上げた。 「何事だ!騒々しいっ」 ドタドタと廊下を走る足音が近づいて、入室の許可を問う言葉が発せられる前に、ジブリールは叫んでいた。その剣幕に怯んだのは一瞬、入って来た男は礼儀も何もあったものではなく、一気に捲くし立てた。 「も、申し上げますっ。魔石が暴走し、兵達が狂い始めました!」 「何だと!?それはどういうことだ!!」 分かりません!と青褪めた顔で即答する男に、持っていたグラスを投げつける。それに驚いた猫は、ニャアとひと鳴きしてジブリールの膝の上から飛び降りた。 「ええいっ。魔術師どもは何をしているのだ!?仮面の男はどうした!?」 「そ、それが、姿が見当たらず・・・」 「馬鹿者っ!何としてでも探し出せっっ!!」 激昂のままに机を殴りつけ、ジブリールはぎりぎりと歯軋りをする。脳裏に今回の作戦を持ちかけてきた男の顔が浮かぶ。 「兵を集めよ!アレを奴らの手に渡しなるものかっっ!!」 3-1 ヘリオポリス近郊の丘の上――。 「・・・・・・これが、今回の作戦だ。質問は?」 掻き集められたといっても過言ではない集団。連合軍で生じた異常事態に、オーブや諸外国(正式なアナウンスはないが、むしろ連合)からの要請を受けたギルドが、手当たり次第に召集を掛けた傭兵やハンター達だ。むろん、その中にはマリューを初め、キラやトールの姿もあった。 「マリューさ~ん。もう充分ですよ」 「そうだよ、こんなに一杯装備したら動きにくいし、魔石中毒になっちゃったらどうするんですか」 「何言ってるの。殆ど自分の魔力で造った護符なんだから、中毒になるはずないでしょう?」 そう言ってキラやトールを窘めつつ飾り立てていくマリューも、額飾りに始まり、指輪に耳飾り、そして細かく魔石を織り込んだマントと、普段からは想像も出来ないほどの魔石を装備している。 「ムウさんはいいんですか?」 かつて、≪エンディミオンの鷹≫と異名を轟かせた凄腕の持ち主だから仕方がないと思っても、指輪を左手に一個しか付けていないのはやっぱりズルイとキラはぼやいた。 「そうなのよ、困った人よね。キラ君からも、もっとせっついてくれるかしら?」 そう上目遣いにマリューに睨まれたフラガは、恨めしげな視線をキラに落とす。 「あのな、俺が着飾っても麗しくもなんともないだろ。それに、これでもマードックのおっさんに特注で造って貰った鎧なんだぜ?これ見よがしに魔石装備しなくても充分なの」 「あら、奇遇ね。私のコレもそうなのよ」 満面の笑みを浮かべるマリューと、胡乱な視線を向けるキラとトールに、さすがのフラガもうっ、と仰け反った。 「潔く、負けを認めましょう」 どうぞ、副長。とノイマンから差し出されたのは、艶消しされているとはいえ、見事なまでの金冠。マードック渾身の一品である。が、おもいっきりフラガの眉間に皺が寄る。 「っんだそりゃ!俺は孫悟空か!?」 「仕方ないでしょー。ムウの魔力が金色なんですもの。ああ、ほらじっとして」 瞳の色が違うように、魔力にも人それぞれの色があり、気配に個人差があるように、魔力にも波動パターンがある。それ故に、優れた魔術師ならば、残された痕跡を辿る事も、そこから特定の人物を割り出す事も可能である。 ちなみに、キラは俗にアメジストと呼ばれる紫色でトールは琥珀色だ。 「コイツはどうなんだよ、こいつはー。魔術師の癖に首飾り一個だぜ?良いのかよ」 「日頃の行いの差です。それに、今日は剣じゃなくて杖使いますから」 「それが普通だっ!!」 戦闘準備をしているというのに、何だかんだと賑やかなひとときだった。 3-2 様子見を兼ねた第一陣の戦闘を終えたフラガ達は、先程の丘に戻ってきていた。重傷者はテントへと運ばれ、それ以外の人々は傷の手当てをしたり、休息したりと次に備えての準備に余念がない。 「他に手が無いと分かっていても、やりきれないわね」 二の腕に僅かに引っ掻き傷をこさえたマリューは、憂い顔で戦場を見下ろした。眼下では、彼らと交代した第二陣が獰猛な魔獣と戦っている。完全に変化しているのならば、まだ良い。しかし、中には原型を留めている者も大勢居た。 「奴らにとって、殺してやる事がせめてもだと分かっちゃいるが、本能的な部分ではキツイな。やっぱり」 事の顛末から、この先制攻撃にキラ達ギルドの年少者は参加していない。人手不足故に召集は掛けられたが、やはり人情的にも能力的にも後衛の護りと援護射撃が関の山だろう、というのがギルドの判断だった。 当然、その決定にフラガも依存は無い。何といっても、精神的に未熟な者達に、いくら魔獣化しているとは言え、人を殺せとは言い辛い。 「似てるな、あの時と・・・」 そんなフラガの呟きに、嫌が応にも思い出されるのは1つしかない。三年前の、アラスカでの惨劇。大西洋連邦と同盟を組み、連合の名の元で行われた最初の戦い。魔力を増幅させる強力な磁場発生装置として、大西洋連邦側から鳴り物入りで投入された支援兵器は、なるほど、確かに人の持つ魔力を増幅させた。 だが、させすぎたのだ。敵味方構わず兵を発狂させたそれは、今では『悪魔の兵器』と呼称を変えた。 「今回の一件も、実験だったとでも言うつもり!?」 「かもな。パレの報告に、最近連合に幅利かせてるジブリールって奴が居るってあったろ?魔石もそいつが持ち込んだらしいし、なんか、ヤバイ感じがするんだよね」 「連合は一体何がやりたかったのかしら。――違うわね、何をしようとしているのかしら」 見る影も無い連合の陣営。ギルドの情報では、連合もこの事態を重く見ていて、遺憾の意を示したらしいが、それが何になる?どれだけの金がギルドに流れたのかは知らないが、兵士は使い捨ての道具とは違うと何故分からない? ギルド混成部隊が少しずつ魔獣達を押し始めた状況に、フラガの苛立ちが募る。そして、ある事に気づきふと顔を上げた。 「そういや、坊主達は?」 戻って来た時には出迎えに来ていたのに、気が付けば彼らが居ない。首を傾げていると、癒し手として本部に残っていたナタルが返事を返してきた。 「あそこです、フラガ副長」 そう言って彼女が指し示した先には、最近良く話題に上るようになった二人組み+αの姿があった。 「ふ~ん。あいつら・・・・・・ね」 「ムウ?」 その何処となく引っ掛かりを覚える言い方に、マリューが発した問い掛けを背に受けて、フラガは歩き出した。 俺的には、よっぽどあいつらの方が気になるんだけどな。と心の中で呟きつつ。 3-3 それはあまりに突然の出来事だった。空間の裂ける音――とでも言うのだろうか、を伴い、大挙して押し寄せてきた軍勢は、人の形をしていなかった。 本来安全域として機能するはずの本陣への直接攻撃に、さしものギルド部隊も苦戦を余儀なくされ、一時は短期終息も可能かと思われた戦闘は、未熟者や非戦闘員おも巻き込んでの総力戦へと姿を変えた。 「全てを薙ぎ掃え!一人も逃すなっ!!」 青紫のルージュと同色で彩られた指先が翻る度に、狼形態の魔獣やトロルよりも頑強なモンスターの棍が躍る。無数の叫びを飲み込み、あっという間に濃度を増した血臭を震わせて、ジブリールの高笑いが丘に木霊する。 「そいつらは魔族だっ!うかつに手を出すんじゃねぇー!!」 「ほう?人間とはやはり愚かだな。その言葉を言わねば、長生き出来たかも知れぬものを・・・・・・」 放たれた殺気に、魔族の存在を先祖代々継いできた古参のハンターの額に汗が滲む。由緒あるバスターソードを抜く前に、彼は、固唾を呑む事すら出来なかった周囲の人々ごと消し炭になった。 「くっそったれ!!アタリかよっ!!二人とも、俺の側から離れるなよっ」 と言ったところで、子供二人を庇って戦闘できるほどの余裕は、フラガにも無い。 この純血の魔物は、崖下の一般兵が魔獣化したのとは訳が違う。況や、魔族相手では尚更である。二つ名を有するレベルでなければ、到底太刀打ち出来ない。 人間とは本来、それ程までに『弱い』生き物なのである。 ≪我が前に立塞がりし者 吹き飛ばせ! 疾風≫ それでも人は、武器を右手に持ち、そして魔力を左手に戦い、この時代の覇者となった種族である。一体、また一体と、確実に魔物もその数を減らしていた。 「キラ!今だっ!!」 トールの放った鎌イタチ状の風に煽られて陣形を崩した一画に、アメジストの軌跡を引く剣戟が叩き込まれる。一騎当千とはお世辞にも言えないが、彼らは彼らで、自分達に出来る限りの事をしていた。 ワーグと呼ばれる猪と狼を足して巨大化したような魔物を倒したところで、キラの足元が鈍い振動を伝えて来た。驚いてトールの元まで一息に後退すると、大地が無数の錘状に盛り上がって、そのフィールドから逃げ遅れた者達を貫いた。 「うっ!」 いくら若葉マーク付きとはいえ、それなりに修羅場にも遭遇してきたと思っていたトールだったが、さすがにこの光景には思わず目を背け、喉をせりあがってくるものを堪えるために口許を覆った。 一方、キラはこの状況を冷静に分析している自分に気づき慄いた。 「僕・・・どうして・・・・・・?」 円錐の規模、魔力の拡散範囲から敵である魔族のランクを無意識に推し量っていた。そして、魔族の出現に驚かないばかりか、『たかがこの程度』と全く平然とこの事態を受け止めている事も問題だ。経験値は直視出来ず青褪めたトールと大差ないにも関わらず、これではまるで、もっと大規模なものを見慣れているようではないか! 「僕、知ってるんだ・・・・・・。僕は、前にもこうして――、戦った事があるって!!」 この感覚は以前にもあった。剣を手にした時、魔術を放った時、魔物を殺した時、そして、彼に名を呼ばれた時――。 幾つもの曖昧なビジョンが浮かんでは消え、もう少しで、何かを思い出せそうなもどかしさに、キラは自分が今戦闘中だと言うことを完全に失念した。 「キラっっ!!!」 それ故に、ハッと我に返った時に目にした一連の出来事に、成す術もなく、ただ呆然と目を見開く事しか出来なかった。 それが何というモンスターか、キラには判らなかった。判ったのは、牙を剥き出して喜色を浮かべるモンスターの爪が迫っていて、それが、惚けていた自分の前に飛び出してきたトールの身体に吸い込まれたという事実。 3-4 「トーーール!!」 鮮血を引いて崩れ落ちる身体を受け止めて、べったりと付いた血の色に、みるみるキラの血の気が失せる。 「トールっ!どうして!?」 「・・・キ、ラ・・・・・・よかっ・・・」 「喋っちゃ駄目だっトール!!動かないで、今助けを・・・」 呼ぶと言う言葉を飲み込ませた影は、キラの目の前で真っ二つに割れた。 「ノイマン!!ナタル!!来てくれっ、大至急だっっ!!」 気合1つで、トロルよりも大きなモンスターを一刀両断するという荒業を披露したフラガは、トールの状況に視線を走らせると、ギルド勢を分断する形で現れた魔物の向こう側で、マリュー達を戦っている二人の名を呼んだ。当然、この乱戦では肉声など届きようもないので、風の魔法を使っての事である。 「これはっ!」 瞬間移動を用いてフラガの元へ跳んだ二人は、力なく横たわるトールの姿に息を呑んだ。状態をもっと詳しく知るために傷へと手を伸ばすナタルを他所に、フラガとノイマンの間で無言の遣り取りが交わされる。 トールの傷はかなり深刻なものだ。いかにナタルが治癒魔法にかけては他の追随を許さない神聖魔法の使い手だとしても、かなり厳しいと見て間違いない。とにかく、一刻も早く然るべき場所での処置が必要だった。 ノイマンの唱え出した詠唱に、ハッと顔を上げたナタルがフラガを見る。その視線はトール、キラへと向けられ、そしてフラガへと戻る。 「貴方も、お気を付けて」 「悪いな、頼んだぞ」 キラをトールから引き剥がし、フラガは詠唱を終えたノイマンを見て頷く。 「直ぐ戻ります」 そう言い残して、彼らはその場から消え失せた。本来ならば、キラも連れて行った方が良いとは分かっている。ノイマンが使った空間転移にしても、古代魔法の中でも高等呪に属するとはいえ、キラ一人増えた処で何ら問題はないものである。 しかし、今のキラは異常だ。不安定に揺らぐ未知数の魔力が、何にどう作用するか分からない以上、彼を連れて跳ぶ危険は冒せなかった。 千キロ近い距離を一瞬で越え、ナタル達は活動拠点であるチャンドラの別荘に、それも子供部屋に出現した。それは部屋へ運び入れる時間さえ惜しんだ術者の、集中力と抜群の制御能力の賜物である。 慎重にトールをベッドに寝かせ、ナタルは邪魔な装備を外す。その頃になると、異変に気づいた居残り組みが慌しくやって来る。当然、そこにはミリアリアも居た。 「トーール!?そんなっ、何でっ!?トール!!」 慌てて側に駆け寄るミリアリアだったが、瞬く間に赤く染まっていくシーツに立ち竦んでしまう。 「・・・・・・大丈夫、ですよね?だって、治癒魔法があるんだもの」 「最善は尽くす。だが、約束は出来ない。アルスター、君の力が必要だ。手伝ってくれ。アーガイル、マードックの元から――」 「もう見繕って来ましたよ」 血に塗れた手で、ナタルはマードックが抱えてきた魔道具を受け取ると、顔色を無くしたフレイに手順を説明し始めた。彼女は名門の子女らしく神への信仰心が厚く、特に治癒系に優れた適性を持っていた。 青褪めながらも懸命にナタルの言葉を聞くフレイに、心の中でエールを送ったサイは、その場から離れようとしないミリアリアの肩に手を置いた。 「ミリィ。僕達は邪魔になる。外で待って居よう、さぁ」 だが、恋人であるトールが心配で堪らないミリアリアは、自分の言っている事が場違いだと分かっていても、叫ばずには居られなかった。トールは死んだりしないという確証がどうしても欲しかったのだ。 「どうして!?神様の魔法なんでしょっ、トールを助けてよ!!大丈夫だって、大した事ないって言ってよっ!」 「ミリアリア」 困り顔のサイに窘められても、ミリアリアの勢いは止まらない。仕方なく、力に任せて部屋の外へ連れ出すと、パタンと閉じられた扉に、ミリアリアの瞳から大粒の涙が零れ落ちた。 「なんでっ、トールがっ!!トールが死ななくちゃいけないのっ!?」 「ミリィ・・・」 一目で致命傷と分かるその傷の深さ。生命力の失せた土気色の顔色。良く笑って、ちょっと悪戯っ子で、でも凄く優しいトール。ミリアリアはサイにしがみついて嗚咽を洩らした。 「人の生き死には神の采配だ。だが、トールはまだ生きている。望みはある」 そう言って泣きじゃくるミリアリアに、砕けたトールの魔力の欠片を手渡したのは、ナタルを手伝って部屋中に魔方陣を描いていたノイマンだった。彼は神聖魔法の使い手ではないため、お役御免となったのだろう。 「戻るのか?少し休んでからの方が・・・・・・」 可愛がっていた愛弟子の負傷という事もあって、流石に顔色の悪いノイマンを気遣ってマードックが声を掛ける。だが、彼は疲れの滲む顔を横に振った。 「キラが心配です。申し訳ありませんが、子供達をお願いします」 杖を掲げ、一瞬で掻き消えた姿を見送って、マードックは振り返った。 「さて、俺達にゃ、俺達にしか出来ない事をやるぞ」 神の力の具現と謂われても、神聖魔法は、決して奇跡の秘術ではない。神は誰も救ってなどくれない。所詮人は、自らの身で自らを救うしかないのだ。 しかし、それが分かっていても、人は神に祈る。人の生き死には神の采配とは良く言ったもので、結局、何も出来ない悔しさを、もどかしさを、悲しみに押しつぶされそうな心を護るために、結果がどちらに転んでも神のせいに出来るよう、祈るのだ。 3-5 目の前でフラガが戦っている。こっちを向いて時々叫んでいる。だが、キラの双眸はそれらの状況を捕らえていなかった。 『キラ!危ない!!』 (友達になってくれた御礼。トリィって言うんだ。可愛がってあげてね) トールの切羽詰った声に被さって、幼い声が聞こえる。 「・・・・・・トール?」 抱き留めた手を伝う、生暖かい、ぬるりとした感触。キラは恐る恐るトールの顔を覗き込む。だが、その姿はトールのカタチをしていなかった。 緩く弧を描く、闇夜にも似た蒼い髪。光を失って、ただの鉱石と化した翠の瞳。 (今日はありがとう。また、明日ね。キラ――) 辺り一面跡形もなく消失した大地に掻き消える、大切な、大切な____の声・・・・。 「うわぁああああーーーーーーー」 その尋常でない叫びに振り返ったフラガが目にしたのは、粉々に砕け散った柄に嵌めこまれた魔石と、妖しく揺らめく紫色のオーラを纏って立ち上がるキラの姿だった。 「この波動は!?」 ギルドの一団とは距離を置いた場所で、魔獣やモンスターを片っ端から打ち倒していたイシュカは、かつて記憶に刻み付けたモノとあまりにも似すぎた魔力に、思わず剣を振るう腕を止めた。 「キラ!?」 「おいっ!?ちょっ、待て!!」 弾かれたように振り返ったかと思えば、そのまま駆け出していったアレックスを追って、悪態を付きながらもイシュカがその後を追う。 「あんのお人良しがぁっ!!待ちやがれっっ」 後に残された大量の屍骸を吹き飛ばし、またしても響き渡った大規模な転移を告げる軋みに、今度は何だっ!?と、半ば恐慌状態に陥った悲鳴が上がる。 ≪清浄なる大気よ。この汚らわしき澱みを吹き払い給え≫ 一陣の突風が駆け抜けると、其処には優美な戦装束を身に纏った一団が出現していた。 「精霊族だと!?」 倒しても倒しても湧いて出るモンスターに押され始めていた身分としては、何よりもありがたい援軍だが、フラガは素直に喜べなかった。 鬼神にでもとり憑かれたが如く剣を振るい、魔力を放つキラを見て、柄を握る拳に力が篭る。憤った所でどうしようもない事だが、何故今になって彼らが介入して来るのだと。どうせ来るなら、何故もっと早く来てくれなかったのかと・・・・・・。 そんなやり場のない怒りを、襲い掛かって来る魔獣に叩きつけるフラガでさえも近寄れなかったキラに、走り寄る人影があった。 「あいつは・・・・・・」 それは、間接的にではあるが、キラをこの世界へ踏み込ませた張本人だった。 はにかんで自己紹介をしてきた少年の面影はそこにはなかった。変わり果てたその姿に怯むことなく、アレックスは振り下ろされた剣を受け止める。 「しっかりするんだ!力に飲まれるんじゃない!!」 ギリギリと鍔迫り合いをしながら、アレックスは何度もキラに呼びかける。虚ろな瞳が示す事は、完全に彼が我を忘れて暴走していると言うことだ。 「許さない・・・。よくもトールを・・・・・・」 「キラ駄目だ!!憎しみのままに力を使ってはいけないっっ」 くるっと手首を捻って、アレックスはキラの剣を叩き落とすと、自分も剣を投げ捨てて肩を掴む。後ろでイシュカが何か罵っているが、今はそれどころじゃない。 濃淡が混ざり合った不思議な色合いの翠玉が、キラの色のない瞳に映り、彼の動きが止まる。 「君の力は、こんな事をする為にあるんじゃない。心を落ち着けて、恐がらないで・・・」 「だって、トールが居ない。僕のせいでトールがっ!!」 「キラ!?お前のせいじゃないっ、駄目だっ!キラ!!」 翠玉に魅入られて揺れ動いていた紫の瞳に、カッと憎しみの炎が爆ぜる。 「うるさいっ! あいつらは僕からアスランも奪った。殺してやる。魔族なんて、全員殺してやるっ!!」 噴出した魔力にではなく、放たれた言葉に、アレックスは一歩後ずさる。与えられた衝撃に、上手く頭が働かない。 彼は、今何と言った? 「キラ――」 伸ばした震える指先が彼に触れる寸前、新たに出現した気配にハッと息を呑む。 「このような形で、貴方とお会いしたくはありませんでしたわ。アスラン」 「 ラ、クス・・・・・・」 呆然と、自分と、キラとを隔てて立つ彼女の名を紡ぐ。それは、かつて婚約者として定められていた精霊族の姫。 「それ以上、近寄らないで下さい。キラはわたくしが癒します」 凛として、半ば挑みかからんばかりの視線を向けてくる姫に、アレックスは何も言えず、ただ、キラと姫とで視線が揺らぐばかり。 「貴方がたが何の為に此処に居られるのかは問いません。ですが、世界の和を乱すことは、このわたくしが許しません」 「貴様は一体何様のつも――、ッチ!」 まるで女王然として言い切る彼女に、一瞬で総毛立つ程の怒りを得て言い返したイシュカだったが、派手なピンクローズのオーラの向こう側に感じた気配に、苛立たしく舌を鳴らすと、決して引けを取らない一瞥を精霊族の姫に投げつけた。 そして、ふんっ!と擬音が聞こえそうな程派手に顔を背けると、バサっと翻したマントでアレックスを覆い隠し、そのまま気配の欠片も残さず姿を消した。 その銀色の残像を見送って、ラクスは暫く動けなかった。 3-6 次々と駆逐されていく相容れぬモノ達の骸を、感慨も無く見ていた男の元に、一人の少年が近寄って来た。 「レイか。随分と早いな。もう済んだのか?」 年長者の落ち着きを感じさせる声には威厳があり、彼が他者に命令する事に慣れている事を窺わせた。 「残念ながら損傷が激しく、使えそうな石はありませんでした」 「1つもか?」 「はい」 肩口で毛先がくるりと弧を描く黄金色の髪を揺らして、レイと呼ばれた少年は強い意志の滲む瞳を男へと向けた。頭一個以上背丈が違うため、どうしてもそれは見上げるような形になる。少しでも彼の役に立ちたいレイにとって、見上げるという行為は、自分の未熟さを思い知らされる行為でもあるが、大好きな彼を見上げられるポジションに居るのだという優越感もあり、毎回なんとも複雑な気持ちになるのだった。 「“彼”の言葉を借りて言うと『負荷に耐え切れず自壊』した石が半分。残りは力任せに破壊された痕跡が認められました」 「成る程。さしものジブリールも、アレを野放しにして置くほど馬鹿ではなかったという事か・・・・・・。それで“彼”は?」 「いつもの如く」 「やれやれ。相変わらずだな」 なかなかお茶目に肩を竦めた男は、不意に鋭い視線を彼方へと投げた。 「ギル?」 「あれには流石に目覚めたか・・・。だが、遅すぎたのだよ、貴方は――」 事実上精霊族を統括する立場にある男、ギルバート・デュランダルは、口の端をくっと歪めると、踵を返した。 彼女の元へご機嫌伺いに行くわけではない。今回の討伐隊を指揮する者として、首謀者を裁きに行くのだ。 こうして、ヘリオポリス襲撃に始まる一連の事件は、ジブリールなる魔族の仕業とされ幕を閉じた。 そして半月後、精霊族を仲介として、オーブと連合との間に停戦協定が締結された。ミレニアムの年まで、あと一年と迫った聖クライン暦999年の事である。 戻る 次へ? どーなるどーなる。早く続きが読みたいのに~。相方から続きが送られてこない! こうなったら、私が書いてしまおうか。でも、そうなったら全然違う結末になるのだろうなあ・・・。
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冒険者達、西へ ◆Z5wk4/jklI 梢の隙間から、僅かに月明かりが漏れる以外は、暗闇に閉ざされた森の中を浅見竜也は一人歩く。 仲間と会話を交わす事さえほとんど叶わずに、追い立てられるように門をくぐった彼は混乱していた。 あの時、四人を未来に帰還させたはずだった。だが、あの広間にはドモンとシオンの姿が確かにあった。 そして、二人がいるにも関わらず、姿の見えなかったユウリとアヤセ。 二人だけでも、未来に帰す事が出来たのだろうか。ひょっとしたら・・・ すぐに悪い方に傾こうとする考えを振り払うように、竜也は自分の腕を見た。 そこには本来あるべき、クロノチェンジャーが無い。 代わりのように装着されているのは、Vコマンダー。追い求めた力に裏切られ、凶弾に倒れた滝沢直人に最期に託された物。 『浅見、おまえは変えてみせろ』 事切れる寸前、直人が残した最期の言葉。 立ち止まり、竜也はVコマンダーを握り締めた。 ――お前の言った通り、俺は明日を変えてみせる。直人―― 噛み締めるように決意を確かめる竜也の前方、一本の木の陰から人影が飛び出した。 ふいの事に、竜也は思わず身構える。 飛び出してきたのは、一人の少女だった。 目に涙を溜め、竜也の前で立ち竦むと、後ずさり肩を抱えしゃがみ込んだ。 「いや、殺さないで・・・」 身構えた姿が、殺意があるように見たのだろうか、震えだした彼女の姿に、構えを解くと竜也はそっと近づいた。 「ごめん。君に何かをするつもりは無かったんだ。ただちょっと驚いただけで」 しゃがみこんだ彼女に目線を合わせるようにかがむと、恐怖に凍りついた少女の表情が僅かに変化する。 その表情の変化に安堵しながら、竜也は言葉を続けた。 「俺は、浅見竜也。竜也でいいよ。君は?」 少女は、まだ震えの残る声で答えを返す。 「菜月。間宮菜月」 □ デイバックを両手で抱え込み、じっと座り込む菜月に、自分のバックから取り出したペットボトルの一本を手渡すと、竜也は隣に腰掛けた。 「じゃあ、菜月ちゃんの仲間は皆、ここに来てるんだ」 問いかけに菜月は、こくりと頷く。 「真墨と、蒼太さんと、チーフに、さくらさん」 「チーフ?」 「えーと、あ、明石暁!」 「・・・まさか、今、名前が思い出せなかったとか?」 心外な、とでもいうように大きく首を振る。だが、その顔は少し赤くなっていた――案外、図星だったのかもしれない。 顔を赤らめたからだろうか、まだ固さは残っていたが、張り詰めた糸のようだった表情が、わずかに緩む。 「俺は二人。ドモンとシオン。それに知り合いが一人、巽マトイという人なんだけど――」 「きゃっ!!」 急に、菜月のデイバックが動き出したかと思うと、昔話にでてくるようなランプが飛び出した。 竜也は思わず受け止めると、手にしたそれをまじまじと覗き込む。 次の瞬間、蓋が跳ね開けられ、騒がしい声が飛び出す。 「旦那ー!!人が寝てる間に、閉じ込めるなんて、麗のアップルパイを全部食べた事、まだ怒っ・・・て・・・」 『猫?』 猫、としか言いようのないものが、ランプから白い顔を出した。 見つめ合う、二人と一匹。 「ハザードレベル285、プレシャス?」 混乱しながらも、妙に冷静に、アクセルラーでハザードレベルを測る菜月。 あっけにとられつつも、思わず竜也は蓋を閉めた。 「またそれ、って閉めるニャー!!俺様はスモーキー。魔法猫だ。そっちの黄色いのは会った事あるのに忘れたのか?」 閉められた蓋を跳ね除けながら、ランプ猫、スモーキーは菜月に話し掛けた。 「知り合い?」 ランプを手渡しながら、問い掛ける竜也に菜月は首を振る 「知らない。ひょっとして、昔の菜月と会った事あるの?」 「昔?」 スモーキーはいぶかしげに答えを返した。 「菜月、二年以上前の記憶が無いの。もし、何か知ってるなら教えて、猫さん」 「教えてって、知ってるのは黄色いのが、ボウケンイエローだって事ぐらいしか・・・」 「でも、菜月、イエローになってから、猫さんと会った事無いよ」 菜月とスモーキーが噛み合わない会話を続け、なぜ、こんな所にいるのか不思議がるスモーキーに竜也がロンの事を話していた時、 急に暗いばかりだった夜空に光が差した。 西の方で火の手があがった事を確認すると、竜也は逡巡した。 本来なら、仲間が戦っているかもしれない場所に駆けつけたい。だが、状況も分からない場所に菜月を連れて行くわけにもいかなかった。 会話の中で、彼女がボウケンジャーという戦隊のメンバーであり、戦う力を持ち合わせている事は聞いていたが、 先程の様子を見る限り、今の彼女が戦えるとはとても思えなかった。だからといって、そんな彼女を放り出して行くわけにもいかない。 炎を見つめながら、思い悩んでいた竜也は菜月に袖を引かれた。 「竜也さん、あそこへ行こう!真墨達か、竜也さんの仲間が戦ってるのかも知れない!」 思いがけない彼女の言葉に驚く。 「平気?」 まだ、目の奥に怯えの残る彼女に、その目を覗き込むようにして尋ねた。 菜月は、両手を握り締めた。 「・・・がんばる!!だって、菜月、強き冒険者だもん!」 「おう、旦那と麗達を探すついでに、俺様が黄色いのを守ってやるぜ!」 「黄色いのじゃなくて、菜月だよ。猫さん」 「だったら、猫って呼ぶな。黄色いの」 「また、黄色いのって言ったー」 子供のように言い争う菜月達を宥めながら、竜也はデイバックを手に取る。 「分かった。信じるよ。菜月ちゃん」 向かうは、B-5エリア。西へ旅立つ彼らを待つのは、果たしてどのような運命なのだろうか―― 【浅見竜也@未来戦隊タイムレンジャー】 [時間軸]:Case File 49(滝沢直人死亡後) [現在地]:B-6森林 1日目 深夜 [状態]:健康 広間にドモンとシオンが居た事へのとまどい [装備]:Vコマンダー [道具]:確認済み、ペットボトルのうち1本は菜月に渡しています。 [思考] 第一行動方針:仲間を探し、ユウリとアヤセの安否を確認する 第二行動方針:菜月の仲間を探す 備考:クロノチェンジャーは、ロンが取り上げました。 他の参加者のバックの中か、どこかに隠されているかは不明です。 【名前】間宮菜月@轟轟戦隊ボウケンジャー [時間軸]:Task14後 [現在地]:B-6森林 1日目 深夜 [状態]:健康。まだ僅かに怯えあり [装備]:アクセルラー、スモーキー@魔法戦隊マジレンジャー(ボウケンジャーVSスーパー戦隊、後) [道具]:未確認、竜也のペットボトル1本 [思考] 第一行動方針:仲間たちを探す 第二行動方針:竜也の仲間を探す
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流されやすい者達 「一体どういうつもりだ、スマートブレインは…」 唐突に殺し合いを要求され、リゾートアイランドとされる場に飛ばされ、携帯で見せられたのは二人の人間の死― この冗談にもならない一連の流れが終わり、しばしの沈黙後に放たれた第一声がそれだった。我ながら平凡な一言だと思う。 これは現実だ。そう自分に言い聞かせると、面識ある女に説明された、デイ・パックの中身を確認する。 といっても辺り一面には漆黒が広がり、この状態ではろくに確認もできない。 既に取り出し、先ほどの惨劇を自分に見せつけた携帯を明かりにする。 最初に出てきたのはマグライト。これを光源として再びパックを見ると、出てくるのは飲食物、筆記用具…説明通りだ。更にコンパスと地図。 いわゆる「必需品」という物ばかりなのだが、一つ明らかにこれらと比べて違和感を醸し出す物が存在した。 「これは、カードかな?」 自問してみるが、言うまでもなくカードだ。しかし硬い。人に投げつければ刺さってしまうかもしれない程だ。 よく見ると隅には◆の字が確認できた。一見凝ったトランプの様だが、「FUSION」といった文字や、+2400といった数字もある。 まるでトレーディング・カードだ。用途は分からないが、とりあえず持っていた方が良いに越したことがないのは理解できる。 そして最後に、自分自身の意思をハッキリさせなくてはならない。脱出を目指すか、言われるがまま殺し合いに参加するか。 ここで「殺し合いには乗らない」と即決できない自分の弱さが憎い。 葛藤するが、それは頭の中に自分とよく似た存在、乾巧が描かれたことで終了する。 彼は今苦しんでいる。オルフェノクと人間の狭間で。 名簿に彼やその名前達の名前は無かった。が、今の彼の相談相手になれるのは、 似た苦しみを味わっている自分やその仲間だけだ。 だがその仲間の名前は名簿に記されてしまっている。ならば答えは簡単だ。 「殺し合いを止め、ここから脱出する」 一連の確認を終え、荷物を持ち歩きだす。コンパスを頼りに、まずは東を目指す。 理由は二つ。自分の現在地はH-1。この空間の西端にあたる。 そしてこの地の東に都市部が存在する点。仲間達と合流するには、人が集まるであろう都市部に行くのが一番だからだ。グズグズしている暇は無い。 マグライトで足元を確保しつつ、土を踏みしめるように歩を進めた。 ◆ 「………くそ、移動手段があれば」 影山瞬は、思わずぼやいた。暗闇の中ガソリンスタンドに着いたにも関わらず、肝心の乗り物が無いのだ。 1時間程前、彼は放送で説明された、『入っちゃ行けない秘密のエリア』が自分の現在地だと知り自分の運の無さを嘆いた。 その上、彼はデイ・パックの中に「とってもスペシャルな便利グッズ」の姿を認めることができなかった。 尤も、彼の想定した「殺傷能力を持つ武器」「自らの姿を戦闘に適した姿へと変えるツール」が存在しなかっただけで、支給はされているのだが。 散々な思いで南下してきた結果が、これだった。 我慢にも限界というものがある。今の彼には、この世の全てが敵に思えた。 ザビーの資格者となってから目立った戦果は上げられず、任務は失敗続き。 挙句の果てには敵であるカブト―天道総司が自分の上司になり、今度は訳の分からない連中の命令で殺し合いを強制され、死ぬかもしれない― 冗談では無かった。彼はこんな場所で野垂れ死にする気は毛頭無いのだから。 極限まで追い詰められた彼の精神状態で導き出せた結論はただ一つ。 「この戦いに、勝ち残ってやる…」 そうとなれば早速行動に移す。先手必勝という言葉の如く。 この南には倉庫街があった。身を隠しておくには丁度良い場所といえる。 いきなり参加者が集まるであろう市街地の中央に出向く必要はない。 まずは殺し合わせ、自分自身は安全な場所で倒せる敵のみを確実に狙う。 これが彼にとって参加者達に求める理想系――パーフェクト・ハーモニーなのだ。 ◆ 歩き出してどのくらい経っただろうか。 道なりに進まず、真東に進んで来たのだから、そろそろ倉庫街の筈だ。 ここまで歩く間、携帯を確認してみたが、あのどうしようもなく人を不快に陥れる女の言う通り、通話やメールの送信はできない様だった。 もう一つ自分が保有している携帯電話、ファイズフォンの通話機能も遮断されている様だ。 そのままただ真っ直ぐに進むと、前方に僅かだが光が感じられる。 気付けば辺りは暗闇に包まれた倉庫街その場所であり、光はその中の一角から漏れているようだ。 中に人がいるのか、いるならそれは味方か、敵か―― 様々な推測が脳内を駆け巡り、その光へと自分を歩ませるのが分かった。 「すみません、誰かいますか?」 倉庫の壊れかかった戸を開け、まずは一言。しかし、反応は無い。 何歩か進み、辺りを見回す。無造作に放置された機材やダンボールに目がいく。 緊張を解いた瞬間、室内の明かりが弱まり、何かが飛び回る音が体を駆け抜けた。 移動する音の向かう方向、右斜め後ろを振り向く。 スーツのような何かを着た小柄の男が一人。右手には……蜂が握られている。 そして― 「変身!」 蜂が左腕へと移動し、 ――HENSHIN―― 電子音が鳴り響いた。 ◆ (狙い通りっていうのは、正にこういうことかな…) 口元が微笑を浮かべていることが分かる。 伊達にシャドウの隊長を務めている訳じゃない。 幾度も実践してきたように、己の気配を絶つ。 獲物はごくごく普通の姿をした青年。 神経を研ぎ澄ませ、相手から見て右後ろから接近する。 静かに合図を送る。苦を共にしてきた相棒に。 室内の明かりをいくつか壊しながら、自らの右掌に相棒―ザビーゼクターが収まる。 それを左手首に取り付け…… 「変身!」 ―HENSHIN― 左手首周辺から装甲が順に形成され、俺はザビーへとその姿を変える。 男には明らかに動揺が見えた。始めからこの隙を突くのが狙いだ。 一撃で、倒す。そう念じながら右腕を突き出していく。 ザビーのパンチは、クリーンヒットすればワームすら粉砕する威力を持つ。 こんな人間一人、訳無い筈だ。 それなのに…男はそれを、回避した。 普通の人間なら、こちらの変身を目にした時点でこちらには十分な期間の隙が生じる。 だがこいつは動揺を早期に断ち切った。まるで奇襲が、日常茶飯事であるかのように、だ。 間合いをとった男は銀色のトランクを開き、中からベルト状の何かと、円柱型の物体を取り出した。 更に素早い動きで、腰に取り付ける。どこと無くカブトのそれに似ている。 もっとも、カブト―天道なら、予めベルトを装備しておくだろうが。 この瞬間、ゼクターの出現を警戒するが、その気配も、音も感じられなかった。 その事実を確認した次の瞬間、更に距離を広げた男は、左側のポケットから携帯を取り出す。 しかしその形状は俺が支給された物とは異なる。その存在を疑問視する間は無く。 ――Standing by―― 男は携帯を開き何かを入力し、更にこの電子音声が鳴り止むより早くそれを閉じた。そして―― 「変身」 ―Complete― ベルトの時点で大体の予想はついていたが、やはりこいつもライダー。 だが男を包み始めたのは装甲ではなく真紅の光線で、それが更に輝くことでライダーが出現した。 ZECTの新型か、それともこの闘いを開いたスマートブレインとかいう組織のライダーか、また別の物なのか? (そんなことはどうだって良い。こいつは…参加者は、俺の敵だ!) そう心に決め、構えを取り直した。 ◆ お互いの右腕から放たれた渾身の一撃が、相手の首輪の少し上、左頬を包む装甲を軋ませる。 片や、兄の様に慕った男の示した完全な調和を目指す洗練された構えから突き出される拳。 対して、以前の自分が味わった苦しみに囚われている友に道を示すために纏った姿からの攻撃。 この二人に共通するのは、本当の自分をまだ導き出せていないところだろうか。 故に彼らは揺るぎ無き信念を既に確立している者達に敗れ、時に躍らされる。 そこで自分を強く持てないから、何度も終わらないジレンマから抜け出すこともない。 そんな自身を否定するかの如く、両者の攻防は一撃毎に重みを増していくのだ。 変身してどの位経っただろうか――木場は冷静に思考する。 攻撃の停止を求める前に変身したのがミスだったのは誰が見ても明白だった。 ワンクッション挟まなかったことが彼を影山に敵と認識させ、その後の説得は全て聞き流された。 勿論彼とてこの状況で説得を続けられる程温くは無い。 戦闘状態での説得が無理ならば、その能力を奪えば良い。そう方針転換する。 幾度かファイズとして戦う内に、ようやく体にスーツが馴染んできたことを彼は感じ取っていた。 そして動きが鋭くなったことで、木場はより正確に戦力差を計ることが可能となる。 認めたくは無かったが、一撃の重さ、それに耐える防御力でファイズが明らかに劣る。 それならば、とファイズの脚が地面を蹴る。素早い跳躍で背後を奪うと、後頭部目掛けて左の拳を突き付け――― ――Cast off―― ―――られることは無かった。目の前で弾け飛んだ白銀の装甲が視界を遮り、本能的に両腕を防御態勢へと移行させた。 辺りの瓦礫はその破片、もしくはそのアクションにより狂わされた疾風に吹き飛ばされ。 そして眼前に現れたのは、先程までの「蜂の巣」では無く、その中に潜んでいた「蜂」そのものだ。 一呼吸置く間も無いまま、彼を死へと誘うべく、影山なりの完全調和の最終章が幕を開けた。 ――Clock up―― 姿を消した「蜂」はファイズが次の瞬間に到達するよりも早く体を刺し始める。 一点を襲う痛みは、膝を付くことすら許さずに一瞬で体全体を飲み込み、やがて来る最期を予感させる。 この時木場は、本来ならば左手首に存在する筈の対抗手段が姿を消していた事実を呪った。 だがそれから然程間を空けず、自身が次の瞬間へと到達したという事実にも気付いた。 目の前に再び現れた「蜂」は、一瞬の躊躇の後、向かって右側の毒針を突き出してくる。 この一撃が命運を分けることを把握するや否や、ファイズは前方へ踏み込む。 避ける時間が無いなら、防ぐ自身が無いなら、攻撃そのものを阻止すれば良い。 ギリギリの間合いから踏み込み、右拳を打ち上げる。首輪の前を抜け顎へと直撃した一閃は、彼を死から遠ざけた。 更に左足で胸板を蹴り飛ばす。ここまで相手に合わせるかのように、全撃を腕で行ってきたことが、結果的に吉と出た格好となる。 そのままザビーが立ち上がるより早く、ポインターが右足首に取り付けられ―― ◆ (あれ、どうして俺は……) 朦朧とする意識の中、状況を整理する。 キャストオフで隙を作り、クロックアップへと繋げ、痛め付けたところでライダースティングをチャージ。 そこで終わる筈が、独立していた時間の流れがいつもより早く元に戻り、最後の一発が回避された。 そこで逆に一発もらい、続けざまに蹴り飛ばされて…… ようやく焦点が合う。が、そこに広がったのは見たく無かった光景だった。 ――Exceed charge―― ベルトから出現した光が、僅かな明るさを保つ倉庫全体を輝かせ、右足へ到達する。 間違いない。俺はこの光景を今まで目にしている。 苦難の日々を取り込んだ、頭の端末からその情報を探し出していくと、一つの経験が検索にヒットする。 『――ライダー……キック』 そうだ。ライダーキック。今の工程は正にそれだ。ならどうする? ――突っ込むな。体中がそう働き掛けているのが分かる。 当然だ。今まで何度そうやって爆散したワームを見てきた? 間合いを広げ、死角から一撃で仕留るしかない。 「クロックアッ……」 左手がベルトに添えられるよりも、早く……奴の右足は突き出された。 そしてそれと同時に眼前で花開く真紅。身動きが取れない。 跳躍する敵。その態勢は飛び蹴り以外の何者でもない。 何となくだが自分の末路が読めた。理由は定かじゃないが、前世、或は夢中の自分辺りがこんな攻撃を受けたことがあるのかもかも知れない。 でもこんな場所で死にたく無い。ZECTに、自分の居場所に帰りたい。 辛うじて動く左手の動きを再開させ、スライドさせる。再び空間の流れが変わることを実感する。 神様はまだ俺を見捨ててはいないようだ。そのまま右手を懸命に左手首へ向かわせる。 こうしている間も、銀色のライダーはこちらへとスローモーションで距離を縮めている。 そんな中でようやく再開を果たす両手。キャストオフの際と逆の手順を踏む。 ――Put on―― 普段と何も変わらない機械音に、どうしようもなく感動を覚えるのは何故なのだろうか。 再び集まった金属片は俺を護る鋼の鎧となり、真紅の突入を阻止する。弾き飛ばされる銀色。 「俺の……勝ちだ!」 再び間合いを詰め、渾身の殴撃を放とうとしたその瞬間、無常にも携帯が鳴り響く。 次の瞬間には相棒がブレスから離れた。 それはあちらも同様なようで、険しい顔をした青年がその姿を現した。 ◆ 「どういうことだ!?」 影山は激昂する。ようやく、この戦いに自分の手で終止符を打つところだったのだ。それを阻止されたことで、昇華しつつあった苛立ちが再燃する。 消化不良のザビーゼクターが再びブレスに収まるが、変身する様子は無い。 「落ち着いてください、話し合いましょう」 一方の木場は、戦闘が自分のベストとする展開で終結したことに安堵した。 少しずつ影山へと向かって歩を進める。 「クッ……こんなところで、死んでたまるか!」 相手の話は何も聞こえていない割に、影山はどこにそんな力が残されていたのか、と言わんばかりの勢いで正面に見える腰へ手を伸ばすと、白銀のベルトを引き剥がす。 「ザビーが駄目なら、こいつで」 ファイズフォンを開く影山。ご丁寧にコードは表示されている。 素早くコードを入力し、再びそれをベルトに収めようとする。 木場の顔に馬を模る紋様が出現するが、彼はそれをすぐに打ち消す。 何故ならば。 ――Error―― 影山瞬に、このベルトはどう足掻いても扱えないのである。 吹き飛ぶ彼に木場が近づき。 「とりあえず、話を聞いてくれませんか」 ◆ 「……つまり、影山君はZECTという組織に所属するエリート部隊長で、その……蜂、ザビーゼクターで変身するってことなんですね」 「そういうことだ。それと、敬語は鬱陶しいだけだ。タメ口でいい。それより、主催者がお前と同じオルフェノクって奴なのは間違いないな?」 話し始めてからこの男……木場が危害を加えることはなかった。 こいつや主催者の村上は、オルフェノクとかいうワームとは違う元人間で、だからこのベルトを使い、ファイズというライダーに変身できる。ただ一つ疑念が残った。 「じゃあ何でお前は、オルフェノクに変身しなかったんだ」 オルフェノクがワームに近い能力を有しているなら、俺を殺すのは簡単な筈だ。だがこいつはそれをしない。 「……俺は、この殺し合いに乗らない。この島から脱出したいと思っている」 そう簡単に信じられるか、と言い返してやろうとも思ったが、真剣な顔を見る限り本気のようだ。 「脱出するにしても、何か心当たりはあるのか?」 「主催者の村上社長は同じ世界の人間だ。仲間達と合流して、彼を倒すことができれば…」 本気で言っているのだろうか。主催者を倒す。そんなことが簡単にできれば苦労なんてしない。正直戸惑ったが、この闘いに勝ち残るよりはマシな選択肢かも知れない。 「誰か協力できそうな人間はいるのか?」 携帯で名簿を開き、尋ねてみる。 「海堂と、長田さんは俺と同じ様に、スマートブレインと敵対しているオルフェノクだ。信頼できる」 示された指先を目で追う。同じ様に知り合いを紹介しようと思うが、天道に頼るのは気が引ける。 「加賀美って奴なら使えるかも知れない」 と素っ気無く話すと、水を取り出し、口に含む。 「とりあえず休ませてくれ。俺は疲れているんだ」 自分を偽れない奴は付き合い難いけど、信頼はできるんだよな…… 状態表 【木場勇治@仮面ライダー555】 【1日目 現時刻 黎明】 【現在地 H-2 倉庫街南東の小倉庫】 【時間軸 39話・巧捜索前】 【状態】 全身に疲労。外傷は特に無し。ファイズに約2時間変身不可。 【装備】 ファイズギア 【道具】 支給品一式、ラウズカード(◆J) 【思考・状況】 基本行動方針 主催者及びスマートブレインの打倒、脱出 1.影山と共に海堂・長田・加賀美の捜索 2.首輪の解除 3.事情を知らない者の前ではできるだけオルフェノク化を使いたくない 【影山瞬@仮面ライダーカブト】 【1日目 現時刻 黎明】 【現在地 H-2 倉庫街南東の小倉庫】 【時間軸 33話・天道司令官就任後】 【状態】 全身に疲労。外傷は特に無し。ザビーに約2時間変身不可。 【装備】 ザビーゼクター、ブレス 【道具】 支給品一式、不明支給品(確認済) 【思考・状況】 基本行動方針 木場に協力し、脱出 1.木場の行動に協力する。 2.単独行動は避ける。 3.自分に使用可能な武器・変身ツールの確保 ※午前1時過ぎの時点でG-2のガソリンスタンドに乗り物はありませんでした。 ※不明支給品は彼に戦力として見なされていません。 006 そういう・アスカ・腹黒え 投下順 008 Action-DENEB 005 歪んでいる時間の道 時系列順 008 Action-DENEB 木場勇治 038 蜂の乱心!! 影山瞬 038 蜂の乱心!!
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追跡する者達 「参ったなぁ~、どこにいったんだろう、あの子……」 風凪は周囲を見渡しながら川岸を下っていた。 逃げられた青髪の少女アクリアの肌の感触を忘れられない風凪はもう一度、彼女に出会うべく 流されたであろう方向を中心に捜索していた。 「また会いたいなぁ。そして……今度こそ、あの子を」 滅茶苦茶に犯したい。 本能の赴くままに彼女の幼い身体にボクの欲望を何度もぶつけたい。 純粋無垢な表情をした彼女を淫らに乱れさせて喘がせたい。 お互い生まれたままの姿で抱き合って舌と舌を絡ませながら愛し合いたい。 その小さくて可愛いお口で僕の物を根本から咥えこんで丹念にしゃぶらせてあげたい。 それでいい子いい子と頭を撫でながら褒めてあげて、口の中にたっぷり出してあげたい。 涙目になりながらごっくんする彼女を優しく抱きしめてあげたい。 ムラっと来る度に近くの茂みや物陰で、すぐさま性行為を繰り返したい。 僕と繋がった状態で体に抱きつきながら何度も愛してると囁いて欲しい。 でも、今の彼女は僕のことを怖がっているかもしれない。 そう思うと少し残念だ。 だけどいつか必ず彼女と一つになりたいという想いはある。 僕は人より性欲は強いけど、本当は無理やり犯すのは好きじゃないんだ。 僕の創造武具である『精槍・情愛』はそんな僕の想いを形にしたような武器だ。 それで相手も僕と両想いにさえなれば、お互いが幸せな気持ちでセックス出来る。 確かに刺したはずなのに何故か彼女には効き目が薄かったけど。 もう一度出会って、徐々に距離を縮めてから最終的に恋人同士になればいいんだ。 そうすればいつでもどこでも好きな時に彼女とセックスすることが出来る。 ああっ、早く会いたいなぁ……。 どこに隠れているんだろう? 絶対に見つけないと、そして今度こそ、あの子と合体して一つに――。 「おい、そこを動くな」 アクリアとの情事を妄想しながら期待に胸と股間を膨らましていると 突如、背後から野太い男の声が聞こえた。 ◆ (クソったれがぁああああ!!この俺をコケにしやがってぇええええ!!) アクリアと風凪に逃げられたスターマンは怒りの形相を露わにしながら支給品を漁っていた。 このまま、あの二人を逃がしてはまずい。 この俺の犯行を知る者は誰一人として生かすわけにはいかない。 (クールだ。クールになるんだ星空高則……まずは使える支給品が無いか冷静に探すんだ) 癇癪持ちでカッとなりやすい性格だが、すぐに思考を切り替えて知略を張り巡らせる事もできるのがスターマンの長所だ。 その持ち前のずる賢さで彼は幾度も犯罪行為を繰り返そうが捕まらずに済んでいる。 そうして、まず出てきた支給品は『マンガ肉』と呼ばれる大きな一本の骨の付いた肉の塊である。 戦闘中以外で使用するとHPが大回復するアイテムであり もし深手を負った時にこれを使えば窮地を脱することが出来るだろう。 次に出てきたのは『龍の小手』という防具である。 格闘系のアバターのみ装備することが可能であり、防御力と特殊攻撃力が上昇する効果がある。 幸いにして、スターマンはこの防具が装備可能ですぐさま装着することにした。 「これも追跡には使えん!他には……他には無いのか!?」 回復アイテムに防具、当たりと呼べる部類の支給品だが現状の打破に使えない物ばかりで焦りが出てくる。 最後に現れた支給品はモニターが付いた小型の機器だった。 支給品名は『首輪探知機』と書かれており、使用すると現在位置のエリアとその周辺のエリア8マスにいる参加者の位置を探知することが出来る。 「おうおう、何だよ。あるじゃねえかよ。使えるものがよぉ」 一度使用すると6時間使用不可となるデメリットが存在するがそれでも構わない。 今を逃してはせっかくのチャンスが台無しになる。 スターマンは迷わず、首輪探知機を使用した。 すると己のいるB4のエリアに反応が一つ、その隣のB5のエリアに2つの反応があった。 間違いない、俺から逃げ出したあの二人だ。 (首を洗って待っていろよぉ、必ず二人共見つけ出して始末してやるからなぁ) 二人の位置を補足したスターマンはニタリと邪悪な笑みを浮かべた。 首輪探知機から発している位置を頼りにスターマンはすぐさま、森の奥へと進んでいった。 不思議なことに2つの反応はすぐバラけていった。 一つは川沿いへとゆっくり移動し、もう一つは川の中を移動して向こう岸を渡って移動していた。 疑問に思いながら首輪探知機を見ていた所で機能は停止し、何も反応しなくなった。 (ちっ、効果時間は5分ぐらいかよ。まぁいい、具体的な位置はこれでわかった) 首輪探知機から得られた情報を元にスターマンは、一番近い位置にいる参加者に狙いを付けて追跡した。 するとそこには周囲を詮索しながら川岸を下る男の姿を発見した。 灰色の髪をした整った顔立ちの青年……間違いない、アクリアの始末を妨害した男だ。 (あの小僧め……) 思い出すだけでむかっ腹が立ってきた。 スターマンはすぐさま青年にスターフラッシュをぶちかまし、その体に風穴を開けてやりたい気持ちになった。 だが、その時一つの疑問がスターマンの脳内に浮かび上がった (なんであいつは単独で行動している?アクリアと一緒じゃないのか?) アクリアを救出しに現れた青年がすぐさま別行動を取ることに疑問を感じたスターマンは、青年への殺害を一旦保留とした。 それにキョロキョロと川の中を覗き込むように探しているのも妙だった。 何か訳ありなのを察したスターマンはまずは青年を尋問するべくゆっくりと背後から近づく。 「おい、そこを動くな」 ◆ そして今に至る――。 「へっ!?」 「動くなって言ってんだろうが!!」 「は、はい!」 怒号を聞いて情けない声で返事をする風凪。 もし彼が抵抗した時のためにスターマンは背後からスターフラッシュの姿勢を取っている。 「お前、アクリアと一緒にいたよなぁ。あいつはどうした?」 「アクリアってあの青い髪をした可愛い女の子の?」 「ああ、そうだよ。なんで今一緒に行動してねえんだ?」 「そ、それは……」 言えるはずが無い。 アクリアちゃんがあまりにも可愛かったので我慢できずに犯そうとしたら逃げられました。なんて そんなことを言えば僕はたちまち性犯罪者として危険視されて命を奪われるだろう。 (死ねない……死にたくない……僕はあの子と……アクリアちゃんと何も致していない!!) 「さっきアクリアちゃんがいきなり僕から離れて川に飛び込んでしまったんだ!だから僕は今必死に捜していて!」 嘘を付いた。 ゴメンねアクリアちゃん、見つけたら僕がまた守ってあげるからそれで許してね。 「川に飛び込んだだと?」 明らかに嘘を付いている。 声の出し方といい、その挙動といい分かりやすく不審さが出ている。 こいつは嘘を付くのが下手なんだなとスターマンは直感で理解した。 「おい、こっちを向け」 「はい……」 スターマンの方向を向いた風凪の目線は泳いでいる。 正直に話せない後ろめたい理由があるんだろう。 その様子を見てこれは利用できると考えたスターマンは一計を思いついた。 「命拾いしたな、お前」 「え?」 「危うくお前はアクリアくんに殺される所だったぞ」 「……そうなの?」 スターマンは目の前の青年を殺すのは保留として抱き込むことにした。 現実でも弱みを握った人間を利用して生きてきた。 それはゲームのプレイヤーが駒を思い通りに動かすようで快感を得られる行為で気に入っている。 もちろん、利用価値さえ失えば即刻処分行きだがね。 「ああ、あいつは善良な振りをしながら俺に騙し討ちを仕掛けてきたのだ。 それがバレるのを恐れた彼女は急いで君から離れていったのだろう」 「そうだったんだ、ごめんなさい!てっきり貴方が悪人だと思って……」 「ハハハ!!間違えは誰にもあることだ。こうしてお互いが無事だったんだ。良かったではないか!!」 バンバン!と風凪の背中を叩くスターマン。 彼は細かい事は気にしないおおらかな性格なのだろうと風凪は思った。 「俺の名はスターマン、これからは共に力を合わせてこのゲームから脱出しようではないか!」 「僕の名前は風凪といいます。これからよろしくお願いします」 「そうか!ところで風凪くんよ、アクリアくんは俺のことを何か言ってなかったかな?」 もしかしたらあの事件の内容を他の参加者たちにゲロっているかもしれん。 その事実を知っているなら生きて現実に返すわけにはいかない。 「いえ……特に何も聞いてないですね」 「ふむ、もしかしたらアクリアくんは俺や風凪くんを陥れるために、何か悪評を吹き込みに回る可能性がある。それも注意しておいた方がいい」 「はい、それと……あの……アクリアちゃんの事なんですが……」 アクリアちゃんがスターマンを襲っていたなんて驚きだ。 もしかしたら僕は本当にアクリアちゃんに殺されていたのかもしれない。 それでも僕は……。 「アクリアちゃんは僕に説得させてください!殺し合いを辞めさせるようにしてみせますから!」 僕はアクリアちゃんが好きだ。 この世界で一目見た時から僕は君の虜になってしまったんだ。 例えアクリアちゃんがゲームに乗っていたとしても僕は全力で君を庇うよ。 だから殺し合いなんてくだらない事は辞めて、僕と最期まで愛し合ってほしい。裸で抱き合っていて欲しい。 怒りも憎しみも悲しみも、辛いことは全て僕の愛でかき消してあげるよ。 一度では『精槍・情愛』の効果が無くても二度、三度、何度だって突いて愛を注入してあげるからね。 その小さな体に僕の愛を一日中注いであげるからね。 だから誰も殺さずに待っていてね、アクリアちゃん。 「そ、そうか。君がそこまで言うなら任せようではないか」 風凪の熱意を見て、迂闊に提案を否定するべきではないと考えたスターマンは提案を受け入れる。 と言ってもあくまで言葉だけの口約束だ。 俺の秘密を知ったアクリアの始末は既に確定事項に入っている。 それでチームがこじれるようなら風凪もついでに始末すればそれでいい。 「では協力する前にはお互いの情報交換が必要だがまず一つ、教えておくことがある。 アクリアくんは既に川の向こう岸を移動していてここにはいないぞ」 「え?そんな……いつの間に……」 「嘘ではない。俺に支給されたこの首輪探知機で君たち二人の位置を確認したからな。 おそらく彼女の水を操る能力を使い、川の流れから逆らって移動したのだろう」 「そうなんだ。だから見つからなかったんだ」 貴重な情報源だが恩を売っておくために提示しておく。 それにアクリアを追うためでもある。 無駄に道草を食っている時間はない。 「それと俺が持っているのはマンガ肉と呼ばれる回復アイテムだ。これはどちらかが負傷した時に使おうではないか」 これも嘘であり貴重な回復アイテムを他人に使わせる気は無かった。 あくまで支給品はチーム皆で共用しようとするアピールをしているだけである。 「風凪くんはどんな支給品を持っているのかね?」 「僕に支給されたのは足が速くなる薬と毒蛾のナイフです」 「ほう、申し訳ないがその薬を半分俺に譲ってくれないか」 「それは……」 「アクリアを追うなら一人だけ速く動けるより、二人で動けた方が効率的だと思わないかね?」 「た、たしかに……」 風凪は元々流されやすい性格だったのもあり スターマンの言いくるめによってすっかり意見の主導権を握られていたのだった。 「ありがとう風凪くん!アクリアくんが誰かの命を奪う前に急いで見つけ出そうではないか!」 「はい!」 「お、ちょうどいい所にそこに橋があるぞ!そこから東に向かうとしよう!」 こうしてチームを組んだ二人はアクリアを追跡するのであった。 風凪は殺し合いに乗ったアクリアを止めて愛し合うために。 スターマンはアクリアを口封じに始末して事件を隠蔽するために。 (俺は今まで邪魔者を直接ぶっ叩くことで勝ち上がってきた男だ!それはこの世界でも変わらない!) スターマンこと、星空高則は蛇のような執着心を持つ男だ。 彼が敵と見なした人間は二度と歯向かってこないように徹底的に排除せねば気が済まない性格である。 一度、逃げ切ったアクリアだがスターマンからの執拗な追跡はここから始まるのであった。 【B-5 橋の上/一日目/黎明】 【風凪】 [状態]:諦念、アクリアに対する興奮、罪悪感 [装備]:精槍・情愛@創造武具 [道具]:基本支給品、毒蛾のナイフ、足が速くなる薬×2 [思考・状況]基本方針:罪悪感はあるけど欲望に従う。 1:優勝は無理なので欲望のままに動く。 2:リチャードに今会うのは怖いので会いたくない。 3:アクリアを探し出して殺し合いを辞めるように説得する。 4:説得後はアクリアと愛し合いたい。 [備考] ※精槍・情愛の効果がどの程度続くかは後続にお任せします。 【スターマン】 [状態]:疲労(小)、怒りと殺意(極大)、ずぶ濡れ [装備]:スターフラッシュ@スキル、龍の小手 [道具]:基本支給品、マンガ肉、首輪探知機(再使用まで5時間弱)、足が速くなる薬×2 [思考・状況]基本方針:主催をぶっ殺す。平穏の邪魔をするな。 1:殺し合いに乗るつもりはないので他の仲間を探す。 2:なんで明星朱雀がVRCにいて、なんで一緒に参加してるんだよ!? 3:アクリアのガキを追跡して必ず殺してやる! 4:風凪は利用価値がある内は生かしておく。邪魔になるようなら……。 支給品解説 マンガ肉 大きな骨が付いた肉の塊 食べることでHPを大回復させることが出来る。 戦闘中は使用することが出来ない。 龍の小手 格闘タイプのみ装備出来る防具。 装備することで防御力と特殊攻撃力が上昇する効果がある。 首輪探知機 生きている参加者の首輪を探知する機械。 使用することで本人がいるマスとその周囲8マス、合わせて9マスにいる参加者の位置が分かるようになる。 一度、使用すると6時間経つまで再使用することが出来ない。 毒蛾のナイフ。 誰でも装備可能なナイフ。 攻撃した相手を低確率で麻痺の追加効果を与えることが出来る。 前話 次話 018 光の勇者と闇の番犬 投下順 020 シャーク・ガールvs怪人ヘッジホッグ 015 問題児と問題児 時系列順 020 シャーク・ガールvs怪人ヘッジホッグ 前話 登場人物 次話 水星魔性 風凪 水星魔性 スターマン
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このページでは、ゾンビアポカリプスな世界を生きた偉大な先駆者達の駆る名車の数々を紹介していきます。 便利な車、独創性溢れる車、これは車なのか?な車、プレイの度に作るお気に入りの車、市販車のチューンナップ、等々、気軽にアップしてみて下さい。 投稿はこのページへの追記でも、別ページを作ってでも構いません。 ページを作るには、まずこのページの編集で一番下に「[[題名]]」大括弧は半角で、を継ぎ足しページ保存。 出来たリンクをクリックでページを作るか確認されますので製作。 画像のアップは左上の「編集」から「ファイルのアップロード」1ファイル1メガまで。 画像の表示は表示する箇所で「#image(ファイル名)」、行頭のみ。 humikiri NAGAYARI 宇宙船ビートル号 AMENBO Ninja (考案者 Zorbeltuss) Blob Ninja (考案者 通りすがり) Pirate(考案者 dRbiG) 電気自動車YN (考案者 通りすがりの@) humikiri Cataclysmスレ11日目の101氏が駆る特殊清掃車両。 NAGAYARI 同じくCataclysmスレ11日目に出現した特殊工作車両。 長大な車体先端に燃料タンクを、爆風の届かない後部に運転席を設置、目標物に突撃することで爆砕を試みた野心的設計の車両。 宇宙船ビートル号 当Wiki「リプレイ:めざせ宇宙勝利」に出現した地球脱出用車両(?)。 この車両を操る女性@は、CDDAには存在しないとされていた幻の *勝利* に達したと伝えられる。 AMENBO Cataclysmスレ36日目の437氏が協力者たちと組み上げた強行渡河用車両。 車体の前後に大きく伸ばしたフレームにタイヤを置き、崩落した橋を見事渡り切った。 車両全体が水上に入らない限り水没しない、という仕様をうまく利用した設計である。 Ninja (考案者 Zorbeltuss) オルタネーター、バッテリー、夜間探索のための照明、さらにトランクとエンジン――Ninjaは、基本的な車両が持っているすべての装備を1タイルに設置した探索用車両です。 長所 最小サイズのため、折り畳むことなく森林を通行でき、手で引っ張ることさえ可能という最高の機動性を持つ。 直列4気筒エンジンは車両に十分な推進力をもたらしつつ、同時に電力の備蓄も可能。 容積650の収納スペースは、一つの建物を探索した際の重いアイテムや珍しい戦利品を積み込むには十分。 短所 どのように衝撃を受けても、重要な部品が破損してしまう可能性が高い。 乗車中の進行方向が分かりにくい。 シートベルトがないため、衝突時に飛び出してしまう危険がある。 Blob Ninja (考案者 通りすがり) Ninjaを参考にし、豊富なブログパーツやタレットなどを贅沢に1タイルに組み込んだ探索用車両です。 長所 Ninjaと同じく最小サイズのため、折り畳むことなく森林を通行でき、手で引っ張ることさえ可能という最高の機動性を持つ。 折り畳み可能なパーツばかりで構成されており可搬性が高く、拠点者に組み込んで気軽に探索できる。 Ninjaよりも膨大な収納スペース、飲料水を溜め込んでおくタンクまで搭載しており、より長期間の探索が可能。 全弾命中さえすれば巨体ゾンビさえ屠り、強化ガラスをも割り砕き得る性能のタレットを搭載。薬莢の入手経路も平易。 駆動部には静粛性の高いクランクを採用しており、ゾンビ蔓延る市街地での探索にも長けている。 短所 補強材を搭載してはいるものの所詮は気休め。衝撃を受けると、重要な部品が破損してしまう可能性が非常に高い。 それでいてNinjaと比較してライトの光量が格段に少ない。スピードの出しすぎには要注意。 乗車中の進行方向が分かりにくい。 苦痛などで筋力が低下していると機動力が格段に下がる。 シートベルトがないため、衝突時に飛び出してしまう危険がある。 パーツの入手性がやや低め。 改良案 タレットとクランクを撤去して強化ソーラーパネルと電気モーターを搭載し、電動車両にするのも面白いかも? Pirate(考案者 dRbiG) Pirateはオートバイを使いやすいように改造した車両で、トランクが追加され、様々な部品が変更されています。 長所 形状が細く、瓦礫やほかの車両の隙間を容易に通り抜けられる。 1300の収納量があり、探索での戦利品を十分に積み込める。 直列4気筒エンジンを搭載しており、ガソリンの消費が少ない。 短所 1x3タイルという形状は森林地帯の通行が難しい。 乗車中の進行方向が分かりにくい。 衝突の際にシートベルトが損傷し、飛び出してしまう危険がある。 電気自動車YN (考案者 通りすがりの@) 経緯 物を大量に収納可能 移動拠点 タレットでの自動迎撃 電気だけで走行できる 多少の攻撃にもびくともしない頑丈さ これを備えた車を作りたくなって、キャンピングカーをベースに作ってみました。名前最後のYNは@さんのイニシャルです。 長所 とにかく便利。寝床から作業場、収納スペースも大量にあるのでこれ一台でほとんどの事ができる 3門のレーザータレットで自動迎撃が可能となり、ただ走らせるだけで安全を確保できる(前方以外が射線) 改良ソーラーパネル複数枚で電気走行+全ての設備をONにしても電力が100%近くをキープできる ガゾリン・電気での走行ができる 車体全てを板で囲っているが、防犯カメラを全方向に装着しているので此方の視界は確保しつつ、ゾンビから気づかれる事はない 頑丈であるので、放置車両を低速度でぶつけてどかす事ができる 扉を開けたら目の前が収納スペースでピストン輸送がしやすくなる 短所 とにかく大きすぎる。少し曲がるだけで車体の後方は何かにぶつかってしまう。特に都市部走行中は交差点のどこかに空き地がない限りは真直ぐ走ることになる 完成までに時間がかなりかかる 防犯カメラが壊れてしまうと視界の確保ができない 運転席に設置しているディスプレイの表示範囲を超えてしまうので、これ以上の車体後方の拡張はできない(現時点でも運転中は後方が全く見れてない状態、前方と左右の視界を元に運転している) 設備が大量にあるのでソーラーパネルの破損が命取りになる 今後の予定 カメラとタレットを保護する為にフレームを追加予定(運転の妨げになるけど、貴重品だから仕方ない) 前方のローラーを撤去 レーザータレットの増量(弾薬が電気なのでほぼ弾薬補充の心配がない)