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include nds.h DS開発に必要なヘッダ類を一挙にインクルードするためのヘッダ。ARM7・ARM9の場合分け処理がされてるので、それぞれインクルードされるファイルが違う。 dswifi7.h ARM7用WiFi dswifi9.h ARM9用WiFi fat.h FATファイルシステム gbfs.h GBFSファイルシステム netdb.h libnds - netdb.h ソケットエミュレーションレイヤー sgIP_errno.h libnds - sgIP_errno.h ソケットエミュレーションレイヤー(エラー番号) include/nds ※include/ndsに入っているヘッダは、AMR7・ARM9共にnds.hのインクルード時に自動的にインクルードされます。 bios.h BIOSコール card.h カードバス dma.h DMA interrupts.h 割り込み ipc.h Inter Processor Communication(プロセッサ間コミュニケーション)用関数・構造体の定義 jtypes.h 全ファイル必須のマクロと型の定義 memory.h メモリ関係の場所(定数)の定義と、NDSヘッダ類の定義 registers_alt.h 周辺機器制御用レジスタ一覧 reload.h M3など、バックアップカートリッジを動かす機器用の、メインメニューを呼び出す関数 system.h libnds - nds/system.h 周辺機器の電源制御と、個人情報(時計・言語・ユーザ名など)のアクセス用 timers.h タイマー制御用 include/nds/arm7 audio.h clock.h serial.h touch.h wifi.h include/nds/arm9 boxtest.h GL用の衝突判定用関数 cache.h ARM9用キャッシュ制御関数 console.h モニタに対してコンソールのような処理をするための関数 exceptions.h 例外処理用 image.h 画像処理用関数 input.h キー入力処理用関数 math.h 数値演算コプロセッサ用の関数 ndsmotion.h モーションセンサカード用関数 pcx.h PCXファイル(画像)をいじる為の関数 postest.h GL用の位置テスト関数 rumble.h 振動パック用の関数・レジスタ・列挙型の定義 sound.h サウンド用関数 trig_lut.h trigonometry look up table の略。sin・cos・tan のテーブル video.h モニタ表示用の関数・レジスタ・列挙型の定義 videoGL.h OpenGL APIのような処理をするための関数 videoGL.inl GL用のインライン関数 include/netinet in.h include/sys socket.h http //nagoya.cool.ne.jp/dcdev38/nds/devkit_tips.htm [libfatでファイルからデータを読む] 以下サンプル。 FILE* file = NULL; char strMsg[ 32 ]; if( fatInitDefault() != FALSE ){ file = fopen( quot;fat /disp.txt quot;, quot;r quot; ); if( file != NULL ){ fread( strMsg, 16, sizeof(char), file ); fclose( file ); } fatUnmount( PI_SLOT_1 ); fatUnmount( PI_SLOT_2 ); } libfatは、libnds以外にもDSOrganizeの中の人が作ったバージョンとかいろいろ種類がありますので注意。 fatInitDefaultを呼び出すと両スロットに対してマウントを試みてくれます。 PI_SLOT_1は、DSカード。PI_SLOT_2は、GBAカートリッジ。 PI_SLOT_1優先で、ドライブレターは"fat"。
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自作定義関数置き場 ここでは私が今まで製作し、便利に使っている関数を説明しているところです。 下のリンクから飛んで、コピー&ペーストして自由に使用していただいても構いません。 そもそもここに置くものは他のサイト様で既に紹介していることも多いはずです。 あくまで一例として参考になさってください。 特定の値を返す定義関数 awayX awayY Ring_awayX Ring_awayY GetAngleToPlayerFromPoint GetAngleToEnemyFromPoint GetAngleToPointB_FromPointA GetObliqueDistance GetObliqueDistanceOfPlayerAndEnemy GetObliqueDistanceOfFromMinToMax GetTriangle Object関係の特定の値を返す定義関数 Obj_GetAngleToPlayerFromObj_Point
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このページの内容は書きかけです。 15-2全射・単射・逆写像 15-2-1 写像の定義 15-2-2 逆像の定義 15-2-3 全射・単射・全単射 15-2-4 恒等写像・包含写像 15-2-5 逆写像 15-2-6 逆写像と全射・単射 15-2-7 グラフにおける全射・単射の意味
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このページはこちらに移転しました 愛のある生活 作詞:一(にのまえ) ヘキサゴンの部屋の中 血の花を咲かせた豚 二人で美味しいディナーを 食べようよ 明日は雲に巻かれて 大蛇に乗っかりドライブ 悲しい映画を一緒に 見に行こう ※風が柔らかく吹くから これからもずっと幸せだよ 根拠はないけどね 君とならきっと ずっと幸せだよ △僕は歌うよ 君に歌うよ メロディーの無い歌を歌うんだ 小高い丘の風車小屋の中 蒸し暑い僕の部屋で 二人で美味しい豚肉を 食べようよ 来年も風は吹き続けて 桜の散る季節越えて歩いて 楽しい地図を二人で 描こうよ ※ △ △ 愛のある生活を大切に 君の為に僕は ずっと歌うよ (このページは旧wikiから転載されました)
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『親愛の情』 ※「敬愛のキス」という話のキョン視点バージョンです。 突然だが、男女の違いってのは色々ある。心身ともにな。 同じ人間であるのに差異がついた理由は諸説様々だ。 最も有名なのはアダムからイヴが創られた、って話だな。 因みにうちの団長さまはこの説が一番お気に召させない。 『男が先に創られたなんてナンセンスだわ!』 と、あたかも自分がアダムの肋骨でできたのだと言われたか如く憤慨しておられた。 じゃあリリスにでもなればいい。アダムと同時に創られたそうだし、しかも悪魔を産んだ女。ぴったりじゃないか。 と言ったら殴られた。2発も。 その暴力的な団長さまは俺の背後で鬱々ど真ん中。(現在進行形) 何故かって? 推測でいいなら答えてやってもいいが、俺も年頃のダンシコウコウセイな訳で、その単語を思考の最前列に浮かべるのはちょっと抵抗がある。 だから代名詞で勘弁してくれ。 つまり──『アレ』だ。 月一の厄介事が始まってしまったらしい。 初めてそれに気付いたときは内心かなり動揺したもんだが、付き合いがここまで長いと今や慣れたもんである。 今回はかなりキツそうですねハルヒさん、という感想もつけられるくらいにな。勿論口には出さんが。 とにかく今日のハルヒは朝からずっと机に突っ伏したままで、かなり調子が悪そうだ。 俺の背中をシャーペンの先で突つくという茶飯事が3時限目達しても皆無であるということも、ハルヒの体調の悪さを如実と語っている。 ただ偶に射るような視線を背中に感じるのは何なんだろうね。 今は数学の授業中。教師が三角関数の合成とやらの成り立ちを証明している。 うむ。さっぱり分からん。 そもそもサインやらコサインやらを作り出した人間の気がしれない。何をしたかったんだ?俺の人生に役に立つとは思えんぞ。 この間のテスト勉強の際、『三角比とは角度ではなく直角三角形の辺の比だ』ということはよぅっく分かった。後ろのハルヒ教官さまのお陰で。 しかし新たに追加された公式たちはかなりの強敵で、助力無しで立ち向かうのは無謀なようなだ。 一応黒板の証明をノートにとっておく。あとはハルヒに聞こう。後日に。今日は無理だろうからな。 俺が急いで書き写し終えると授業は問題演習に入っていた。 当てられないことを祈りながら、ちらりと背後を見やる。やはりハルヒの頭しか見えない。 やれやれ、とため息をひとつ吐きながら視線を元に戻した。 不幸にも当てられたクラスメイトが各自黒板に解答を書いている間、俺は無人のグラウンドを眺めながら先週末のことをそれとなく思い出していた。 SOS団恒例の不思議探索。午前中は長門と図書館に行き、午後は朝比奈さんと古泉と3人で当てもなく歩き回った。 ――そういやハルヒとペアになったことないな。 不思議探索で俺はハルヒと二人になったことが一度もない。くじ引きなのだから確率からいって一度はありそうなんだが。 それはハルヒが望んでいるからか? ──いや、どちらかというと雑用係の俺を連れまわすことが出来なくて、心の底から地団駄を踏んでいるように見える。 待てよ。一度だけペアになったこともあるな。必然的に。あの閉鎖空間の後に示し合わせたように他の3人が休んだときだ。 けれど、あのときの一回はハルヒの中でカウントされていないのだろう。くじ引きで偶然に、というヤツに何故かハルヒは拘っている。ような気がする。 ホントよくわかりません。女、もとい涼宮ハルヒというヤツは。 拷問のような数学の授業が終わって、俺は体ごと後ろを振り向いた。 やはり突っ伏したままの格好。そんなに辛いのか? 男の俺には一生理解できんが。 数秒躊躇って、結局声をかけた。なんとなく。 「ハルヒ」 ピクリとハルヒの肩が僅かに動いた。反応が鈍い。もしかして寝てたか? 少し間を置いてハルヒが気だるそうに顔を上げた。顔色があまり良くない。 そりゃあ血が足りてな──いや、なんでもない、スマン。 ハルヒの虚ろな目が、休み時間になって少し騒がしい教室に注がれる。 いつもならプレアデス星団も裸足で逃げ出すくらい輝かしい瞳が雨雲みたいにどんよりだ。 「なんか調子悪そうだな。大丈夫か?」 俺なりの気遣い。ありきたりのセリフだが一応心から心配しているのは察知してくれ。 その思いが届いたのか、ハルヒは僅かに表情を和らげた。 らしくない。実にらしくないぞ、そんな顔。 何だかんだ言って、俺はいつもの暴走ハルヒを相手にしている方が落ちつくらしい。かなり迷惑を被るにも関わらず。俺も末期だな。 ──おい、今何か企んだだろう。 ハルヒがふと何かを思いついたような顔をして、こっちを向いたのだ。同時に背筋がぞくりとした。良くない予感。 目が合う。ちょっとだけイキイキ復活しているぞ。 さて何を言い出すことやら…… しかしハルヒは何か言いかけて、口を半開きのまま停止した。 「……」 「? どうした?」 内心、とんでもないことを抜かすんじゃないかとヒヤヒヤしながら促してみる。 いつものハルヒならここぞとばかり捲し立て始めるのだが、今回は珍しく口を噤みそっぽを向いた。 「……何でもないわよ」 そうですか。いや、思いなおしてくれてアリガトウ。今までの経験上、お前の思いつきによって俺の心の平安が乱されるのは必須事項だからな。 しかし何を言おうとしたんだろうね。今更ながら気になった。コイツが言い澱む事とは一体何なのかと。 まあ聞いたら聞いたでやはり後悔するような事なんだろう。 そろそろ休み時間も終わる。4限目もこいつは机に伏したままでい続けるのだろうか。 「酷いようだったら保健室いけよ?」 そっぽを向いたままのハルヒの横顔にしばしの別れの挨拶。 ハルヒは俺の言葉に何の反応も示さなかった。どうやら憂鬱が復活したらしい。やれやれ。 昼休みになるや否やハルヒは教室を出ていった。 学食か? それとも保健室か? まあ、このまま昼休みも机に突っ伏したままだったら保健室に連れていってたがな。 カバンから弁当を取り出し、いつもの面子と向き合った頃ハルヒがまた教室に戻ってきた。 自分の机に戻り、カバンをゴソゴソといじってから再び教室を出ていく。俺は横目でその後姿を見送った。 いつもより足取りが重そうなのは気のせいではないだろう。 「キョン、今日はいつもより涼宮さんのこと気にしてるね」 正面でジュースを片手に国木田がそんなことをさらりと抜かした。今シュウマイを喉に詰まらせたらお前のせいだぞ。 「なんだよキョン。とうとう涼宮と付き合いだしたのか?」 「断じて違うぞ。それに国木田、『いつもより』とはなんだ。俺がいつもハルヒを気にかけているような言いぐさじゃないか」 谷口のアホをあしらいつつ、俺は国木田に訂正を求めた。しかし当の国木田は「ああ、無意識なんだね」と変な納得をしやがる。 昔から俺に対するこいつの認識はどうも誤解があるようだ。いつか是正せねば。 「まあ確かにアイツ、今日は珍しくおとなしいな」 谷口がハルヒの机の方を見やる。ハルヒの不調は谷口にまで丸分かりなようだ。そりゃ午前中ほとんど机に伏していれば嫌でも目に付くか。 「具合でも悪いんだろ」 「ふーん……もしかして『アノ日』だったりな」 おい、谷口。今ご飯二十粒(推定)を危うく気管の方に導きそうになったぞ。免れたが。 俺は何も言わずゆっくり弁当箱を置いて谷口のアホ頭にチョップをくらわした。いい音したな。 「いてっ!」っと呻き谷口は頭を抱えた。自業自得だ。 まったく、おまえは小学生か。思っても口にするんじゃない。しかも食事中に。 俺は胸に溜まった理由なき不愉快を弁当の残りで押し込めた。 さて昼休みも終わって午後の授業になったわけだが、ここで一つ懸念事項ができた。 俺の後ろの席が空なのだ。 ようやく保健室にでも行ったのだろう、と冷静に判断する一方、今すぐにでも探しに行きたい衝動にかられる。 いると気苦労が絶えないわけだが、いなければ不安になる。凄いヤツだなハルヒは。というか俺がそれだけあいつの存在感に毒されているのか。 というわけで俺は5限が終わるとすぐ保健室に向かった。しかし空振りに終わる。どこ行ったんだ、アイツは。 他を探し回るには時間が無さ過ぎた。俺はすごすご教室に戻り、6限の授業中教室の時計の秒針と分針の追いかけっこを睨みつづけていた。 そんなことをしても時間が短縮されるわけではない。寧ろいつもより長く感じて損した気分だ。 その億劫な午後最後の授業中に出した推論は、「ハルヒは部室にいるんじゃないか」ということだ。 だから授業が終わるとすぐ部室に向かった。いつもより倍速で。 文芸部室のドアをノックする。返答がない。 扉を開くとやはり長門がいた。 そして。 やはりというかなんというか──午前中まで俺の後ろにいた本日絶不調の団長さままでおまけにいらしゃった。 俺は大仰に溜息を吐く。人の気も知らんでスヤスヤ夢の中だ。忌々しいことこの上ない。 長門は案の定だが無反応。黙々とページを捲り続けている。そろそろ今手にしているやつは読み終わりそうだ。 ハルヒは団長席ではなく、いつも俺が座っている席に腰をかけたまま長机に伏して熟睡していた。肩にカーディガンがかけてある。 側にオレンジジュースが2個置いてあった。片方にしかストローが刺さっていない。もしや昼飯抜いたんじゃあるまいな。 近づいてストローが刺してある方を持ち上げて振る。空だった。それをゴミ箱に捨てようとして、もう一つのジュースの側に転がっている銀色の小さなものを見つけた。 薬のパッケージだ。ナルホド、鎮痛剤か。睡眠促進作用もあるからな、おかげで眠ってしまったんだろう。 その空のパッケージも拾いまとめてごみ箱に捨てた。 パタンと本を閉じる音が部室の隅から聞こえた。 長門が読み終えたらしい。今まで読んでいた本を本棚に戻している。 次の本を手にするのかと思ったら、手ぶらのまま透明な目でこちらを見た。 「? どうした?」 「──今日は帰る」 え、もうか? まだ下校時間ではない、というか放課後は始まったばかりだと思うが…… 「今日読むべき本はもう読んでしまった。予定外なので次に読む本を用意していない」 「──予定外?」 「そう」 なんだ? 本の厚みに対して文字数が少ない本だったのか? 「違う」 つ、と長門はハルヒの方に視線を移した。 「彼女の体調が芳しくなかった。起すのも憚られた。なので私もここにいた」 「──もしかして昼休みからか?」 「そう」 で、午後の授業中ずっとここで本を読んでいたから、予定よりも早く読み終えてしまった、と。 「それに彼女がこの状態なら今日は休みにするべき」 至極ごもっともな意見を長門が言った。長門がそういうならそうすべきだろう。しかし決定権はなぜ俺に譲るかね。 「じゃあ、まだ来ていない朝比奈さんや古泉にも伝えた方がいいな」 「朝比奈みくるには私から伝える。古泉一樹は今日学校に来ていない」 あー……なんとなく分かったぞ。午前中のハルヒの様子からみりゃ、神人も一暴れしてんだろ。ご苦労なことだ。 しかし、だ。もしかして古泉はハルヒの『コレ』に関して毎回察知していたりするのか? ──なんか、今ちょっとムカッ、とか、モヤッとしたのは、昼休みの谷口に対するものと似ているな。 正直頗る不愉快だ。理由は不透明だし、俺がそう感じるのはかなり筋違いなのだろうがな。 長門は自分の鞄を持って扉に向かった。俺は慌てて長門を呼びとめ、ハルヒの肩にかけてあったカーディガンを指して言う。 「これ長門のだろ?」 「いい。明日返してもらう」 「でも、夕方は冷えるぞ?」 「だからこそ彼女にかけておくべき」 「これから図書館にも行くんだろ? お前のことだから帰る頃には日も暮れているだろうさ」 じゃあどうすればいいと言いたげな目で見つめられた。いや、お前も中々頑固だな。 さて長門もハルヒも凍えさせない打解策は一つしかない。 「ハルヒなら大丈夫だ」 と俺はハルヒの肩のカーディガンを剥ぎとって自分のブレザーを代わりにかけた。カーディガンを長門に返す。 「……」 長門は了承したように僅かに首を傾げた。 長門が去って俺は部室に眠り姫と共にとり残された。成り行き的に俺はコイツが起きるまで待つことになってしまっている。下校時間までには起きてほしいものだ。 俺は空いているパイプ椅子をハルヒの隣りに置いて腰掛けた。 何もすることがないので、頬づえをついてしばらくハルヒの寝顔を眺める。 ホント無邪気な顔してやがる。イタズラ書きしたくなるぞ。 まあ今回は芳しくない体調に免じてこれくらいで許してやる、と俺はハルヒの頬を軽くつついた。 起きるか?とも思ったがハルヒはむにゃむにゃと寝言らしいことを呟き少し身動ぎしただけで、また夢の中に帰っていった。 午前中の物憂げな表情どこへやら。薬が効いてるんだろう。効き過ぎて寝てしまってはわけないがな。 今ので肩に掛けてあるブレザーが少しずれた。さっき急いで引っ掛けたからな。俺は側に寄って丁寧に掛け直してやる。 ハルヒの肩は俺のブレザーにすっぽり包まれてしまった。なんだか寝顔と相乗効果で可愛らしさ6割増しだぞ。 視線を机に投げ出されたハルヒの左手に移す。当たり前だが小さい。 自分の右手を重ねてみるとより実感できた。細い指。馬鹿力のくせに。 身を乗り出したせいでハルヒの顔が近い。こんなにまじまじとハルヒの顔を見たのは初めてかもしれない。 艶やかな黒髪。長い睫毛。通った鼻筋。形のよい唇。尖った顎。白い柔らかな頬── ハルヒは女なんだ、と改めて思い知る。 軽い衝撃が胸に走った。 そして俺は無意識にハルヒの頬に口付けていた。 いや、何血迷った俺。誰か首吊り用のロープくれ。そうかこれは部室の魔窟化のせいか。思考が支離滅裂だな。落ちつけ。ゴメンそれ無理。 ──ダメだ。降参だ。コイツの寝顔はとんだ魔力が秘められている。俺はこの魔力に抵抗できん。寧ろもう魅了されている。 このまま眺めていたら、もっととり返しがつかないことしそうな俺がいるぞ。逃げろハルヒ。いや俺がか。 しかし、この場から立ち去るわけにもいかない── ああそうか、俺も寝てしまえばいいのか。寝てしまおう。夢の世界に逃亡だ。 ハルヒの寝顔を見続けることも、何かしでかすこともできなくなる。まさに良案だ。 おれはそのまま机に伏した。右手をハルヒの左手に重ねたままで。一刻も早くこの状況から離脱しなくてはならなかったからな。 覚醒時にはまず触覚が働くようだ。 暗闇の中、俺は『くすぐったい』という感触が芽生えたのを意識した。 どこが? 手の甲だ。なんか撫でられている。 その外部情報と辛うじて覚えていた睡眠前の記憶によって脳がある結論を導いた。 ハルヒ、か? 起きたのか? て、何している、くすぐったいだろうが。やめれ。 今すぐ目をあけてもよかったのだが、俺の心拍数が3倍速になるようなもう一つの事実に気付いた。 撫でられている俺の右手は何かを握っている。その何かは小さくて華奢でそれでいて柔らかい──ハルヒの手。 え、なんで俺ハルヒの手握ってんだ?いつの間に。起きていた時は重ねただけだったぞ。こんな固く握った覚えなんぞない。 マズイ。恥ずかしい、死にたくなるほど恥ずかしい。 どう言い訳する。どう考えてもこの握り方は『ハルヒが握らせた』のではなく『俺が自発的に握った』形だ。 俺が目を覚ましたらハルヒはどんな顔をしているだろう。どうかあのアヒル口でにんまり笑いかけてはほしくない。 それはハルヒの尋問スタートを意味する。そしてどう言い訳しようと最後には『絶対不可侵の団長様に寝惚けていたとはいえこの狼藉は大罪だわ!』と言って罰金が加算されるのだ。 と、俺が現実的に有り得そうなことを想像し、それだけで気が重くなったところで、 またしても驚くべきことが起きた。 さっきまで撫ぜられていた右手の甲に何か柔らかいものが押し当てられた。一瞬だけ。 え? ハルヒさん? あなた今何をしました? 人が寝ている(本当は起きているが)とは言え随分と大胆なことをなさってくださるじゃありませんか。 いや、俺も人のことを言えた立場じゃあないんだがな。自分がした『ソレ』よりは『コレ』はまだ軽度だし、って──だぁっ!思い出すだけで死にたくなる!! 今日は羞恥デーかよ。誰だよ俺をこんな状況に置いたヤツ──ああ、俺自身か。やっぱり一回死んだ方がいいぞ俺。 まったく、こんな恥ずかしいことはトップシークレットだ、絶対に。俺の右手の甲も、ハルヒの頬も。 誰にも教えんぞ。俺だけの秘密だ。 さて、俺はそろそろ叩き起こされるようだ。ハルヒの「よし!」という無意味に気合いを入れた声が聞こえたからな。 起すならさっさと起してくれ。お前の顔を見て握った手に対する言い訳を考えるから。 それに実は少し肌寒い。ブレザーをハルヒに貸しちまっているからだ。 この分だと外は暗くなっていることだろう。仕方ない。遠回りになるが家まで送っていくか。 ハルヒは女で俺は男なのだから。 ――終わり
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定義 メモ 法定代理人 代理権の発生が本人の意思に基づかない代理人 実体法上の法定代理人と、訴訟法上の特別代理人とがある 訴訟代理人 訴訟条の代理人のうち、本人の意思に基づいて選任され、訴訟追行の為の包括的な代理権を有する者 訴訟委任に基づく訴訟代理人と、法令上の訴訟代理人とがある 請求の趣旨 訴えによって求める判決の結論的・確定的な表示 請求の原因 請求の趣旨に表示される権利関係を成立させる事実 確認の訴え 請求内容として特定の権利又は法律関係の存在・不存在を主張し、それを確認する判決を求める訴え 請求内容として特定の権利又は法律関係の存在・不存在を素調子、それを確認する判決を求める訴え 請求内容からみた訴えの分類 債務不存在確認の訴え 特定の債務の不存在を主張し、それを確認する判決を求める訴え 将来給付の訴え 口頭弁論終結時までに履行すべき状態にない給付請求権についてあらかじめ給付判決を得ておくために提起する訴え 135 境界確定訴訟 相互に隣接する土地の境界線に争いがある場合に、その境界線の確定を裁判所に求める訴訟 処分権主義 訴訟手続の開始や審判対象の特定、さらには訴訟の終結などについて、訴訟当事者の自律的な判断による決定権限とその自己責任を認め、裁判所はその決定に拘束されるという原則 訴訟の開始・訴訟物の特定・訴訟の終了について当事者が自由に決定できる権能を有する建前 訴訟要件 本案判決をするために必要な要件 現在給付の訴え 事実審の口頭弁論終結時において履行すべき状態にある給付請求権を主張する訴え 確認の利益 審判対象である特定の請求が本案判決による紛争処理に適するかどうかの判断基準 訴訟要件の一つ 確認の利益 ①対象選択の適否 ②即時確定の利益 ③確認訴訟によることの適否(方法選択の適否) 当事者適格 特定の請求について当事者として訴訟を追行し、本案判決を求めることができる資格 当該訴訟物(たる特定の権利又は法律関係)につき自ら当事者として訴訟を追行し、本案判決を求めうる資格 訴訟要件の一つ 必要的口頭弁論の原則 「当事者は、訴訟について、裁判所において口頭弁論をしなければならない」とする原則(87条1項本文) 内容 ①判決で裁判をすべき場合、すなわち訴え又は上訴に対して裁判をするには必ず口頭弁論が開かれなければならず(87条1項本文) ②口頭弁論に顕出された事実主張や証拠だけが裁判資料として裁判の基礎となる資格をもちうる 口頭弁論 公開の法廷において、受訴裁判所の面前で、その口頭弁論期日に、当事者双方の関与のもとに(当事者双方が対立した形で)、口頭で弁論及び証拠調べを行って裁判資料を収集しそれに基づき裁判をする審理手続ないし審理方式 判決 当事者の申立てのうち重要な事項、すなわち訴え・控訴・上告に対する裁判所の終局的な判断 公開主義 公衆が傍聴しうる状態で訴訟の審理・裁判を行う原則(一般公開主義) 憲法82Ⅰで保障 双方審尋主義 裁判をするにつき、当事者双方に、事実の主張・証拠の提出など攻撃防御の機会を平等に与えなければならないと言う建前 口頭主義 弁論と証拠調べが口頭で行われなければならず、口頭で陳述されたものだけが判決の基礎となる原則 直接主義 判決をする裁判官自らが、弁論の聴取と証拠調べを行う原則 法律上の推定 推定の経験則があらかじめ法規(推定規定)になっており、法規の適用として推定が行われるもの 事実推定と権利推定とがある 法律上の事実推定 ある実体法上の規定でAという法律効果の要件事実とされている乙事実につき、他の法規(推定規定)で「甲事実(前提事実)あるときは乙事実(推定事実)あるものと推定する」と定める場合 ex.民186Ⅱ 法律上の権利推定 Aたる権利の発生原因事実たる乙事実とは異なる甲事実につき、「甲事実あるときはA権利あるものと推定する」と定める場合 ex.民188 証明責任 ある事実が真偽不明の時に、その事実を要件とする自己に有利な法律効果の発生を認められないという当事者の受ける不利益ないし危険 証明責任の転換 法律により、証明責任の分配の一般原則を変更して、相手方に反対事実について証明責任を負わせる ex.自賠法3但 暫定真実 前提事実の証明さえ要求しないで、いきなり要件事実疎のものを推定する ex.民186Ⅰ 意思推定 意思表示の内容を推定する ex.民420Ⅲ 間接反証 ある主要事実の存在を推認させるにたる間接事実を証明した場合に、相手型当事者がそれと両立する別の間接事実を証明することによって、右の間接事実による主要事実の推認が疑わしいことを明らかにしない限り、主要事実の存在が認定される 表見証明 利用される経験則が高度の蓋然性を持つために、前提事実の証明をもって推定事実の心証が一気に証明度に近づいた事実上の推定 疫学的証明 疫学の成果を利用するほう技術 確率的心証 因果関係の確実な心証が得られない場合にその心証度に応じて損害賠償額を割合的に認定する法技術 割合的認定 複合した原因のそれぞれの結果への割合を認定しそれに応じて損害賠償額を割り振る寄与度による法技術 証明妨害の法理 証明責任を負っていない当事者が相手方の証拠の収集、提出を妨害した場合に妨害を受けた当事者に有利に調整を図ろうとする法技術 模索的証明 証明主題をある程度一般的・抽象的申立てのまま許し、証拠調べの中で確実な材料を得る途を開こうとする法技術
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生まれた瞬間、子供は親から愛され、そして物心がつくと故郷を愛し、いつか自分の子供を愛するようになる。 人生とは、常に愛の連鎖だ。 そこから零れ落ちた言葉も、また新しい愛を実らせるだろう。 ミシェル 「恋にルールなんてないさ。」 恋煩う桃虹桜を微笑ましく見守る天使。 その笑顔と言葉に少女は何度も救われた。 「泣きたい時は、枯れるまで泣いたらいいんだ。」 敵わぬ恋に悲想する桃虹桜。その小さな背中をそっと抱き締める。 彼はいつだって恋する者の傍に居続けるのだ。 「信じることは…疑うことよりも簡単だし、気持ちがいいね。」 人間不信に陥る桃虹桜の心を優しく撫でるのは、いつも傍にあったあの笑顔と言葉だった。 彼女が心の底から笑う日まで、彼は信じることを止まないだろう。 「人は"愛"の前では無力だ。 それだけに"愛"というものは計り知れない力が潜んでいるから。 でもね、逆の捉え方もあるんだよ。」 「"愛"が人を弱くするのなら―――― 人を強くするのもまた、"愛"だってね」 『カオスジャッジメント - AtoZ -』より。 愛を以ってして、愛の表裏を説く。 これこそが、それこそが、彼。 歪曲せし混沌に、愛を捧げる風来坊。 道真&はる&スプレッター そこで某名言を -- (道真) 2010-12-21 22 20 35 紳士だお! -- (はる) 2010-12-21 22 22 02 故に紳士… -- (スプレッター) 2010-12-21 22 22 36 煩&ブロック&メタマリ&樽 変態じゃないよ! たとえ変態だったとしても…… (1・2・3・・・はい!) -- (煩) 2011-03-17 20 09 17 可愛い人妻なら許す でもそんなんじゃだーめ♪ -- (ブロック) 2011-03-17 20 09 47 でもそんなんじゃほーら♪-- (メタマリ) 2011-03-17 20 10 07 こころーはしんかするよーもっともっとー♪ -- (樽) 2011-03-17 20 10 53 北条(ほうじょう) 悟史(さとし) 「大変だろうね…大好きよ」 葉梨に対するミスドラマ&告白 エルキュール・バートン 「……ずっと、この時間が続いて欲しい…です」 何がしたいと看病しているレインドに聞かれた時の返答 「レインドさん……ありがとう」 崖から落ちた際の言葉。ありがとうの重みが異常なまでに伝わってくる メタルマリオ 「ごめんな…俺は不器用だから、こんな風にしか表せないけど…お前が俺を愛してくれる限り、きっと俺もお前を愛せるから。…俺もお前のこと、大好きだ」 エアリスへの告白 遠山 咲 「口口おかえり」 ただいま レインド(レイジェ) 「ウハウハな美味しさ、咲夜さん、我輩のお嫁さんになってくれ!」 数あるレイジェ(レインド)の告白の中の記念すべき初告白。すべてはここから始まった! 「今宵のあなたは美女…俺は野獣…」 咲夜を押し倒してくすぐる際のセリフ。…が、その後みんなから誤解されて大変な事になった 「…えぇい…もういい。直だ…俺と結婚しよう」 エリーへの告白 「俺が生き返ったらさ……その時、式あげないか? 」 カノンへの告白 「嫁さんの手料理、美味くないけど楽しみなんでね」 マスターに対して、優しい気持ちになれますねなんか… 「あの人は強いよ。アンタの事を絶対に忘れはしない……あの人は弱いよ。アンタの事、忘れられないんだからさ。マスター、今からでも行ってやれよ… 」 「ルナさんに悪いことをした」と言った親友マスターに対して、言った言葉。 「どんなに滑稽な姿でも家族の為に動くってのはな、幸せに繋がる回り道なんだよ」 家族でドライブの最中、突然タイヤがパンクし車を押す羽目になったレインド。 そこに居合わせた奏に「滑稽な姿を彼女にさらしたくはないでしょ?」と嘲られた時に言った台詞。 「みんな助けに来てくれたってことはさ、 それだけレインドが色んなものを積み上げて来たってことだと思うんだ。うん、きっとそうだよ!」 カノンの言葉にレインドはこう返した 「その積み上げて来たものは、全部カノンの為なんだよ…… 口では立派に、世界だとかなんだとか言ったりしていたけれど……カノンの居るこの人生の為、 俺は色々な物を積み上げてこれたんだ……男の恋心は世界が二の次になっちまうもんなんだよ 」 この男こそ夫の鏡ッ 「家族がいるこの世界は、親父である俺が護るんだ 」 英雄でもなく、己のためでもなく 父として悪と対峙する よっちゃん&アオ&カオス よっちゃん「変態じゃないよ、仮に変態だとしても……いっせーのーで…」 カオス「紳士だよ!」 アオ「紳士だお!!!」 よっちゃん「紳士だよ!」 桃虹桜 「それでも…種族が上だもん!!お風呂はいってないだけで・・・その人の格が下がる訳が無いよ!!!自分を低く見ないで…よっちゃん・・・(涙)」 3日風呂に入っていないと入ったよっちゃんに言った言葉 四季映姫・ヤマザナドゥ&煩 煩「好きだったんだ!! 」 四季映姫・ヤマザナドゥ「 …私も好きだったんです!(煩が言ったあとにデレながら) 」 よっちゃん 「性欲とは人間の。いや生として生けるすべての生物の存在意義だ。我々生物に存在意義を求めるのなら。それは子孫を残すことッ!種としての存続ッッ!!そして繁栄だッッッ!!!エロ本のッ…!性欲を求めてどこが悪いんだコラッ!?あぁん!?レ○プしないようにベットの上で黒歴史を作るためにこういうものがあるんだろうがっ!!」 コイツこそ生物ッッ…!真の男ッッ…!! 伊達 政宗 「林檎姫!!だ…伊達姓になれ!!」 告白 キルビス 「良かったら、第2の妹分にしてやってもいいぜ?俺シスコンだからよお、思いっきり可愛がってやるぜ♪・・・あ、でもアキラが怒るかもな。」 桃虹桜への励ましとして、多分初めて人前で堂々とシスコン宣言を交えて言ったセリフ ダーター 「ツッコミは苦手だけど君にはできるんだ 」 サリー 「この人しかいない、この人の側にいることさえもできないなら、恋愛なんてしない。それぐらい好きになることだと私は思うな 」 遊びの愛を否定した心からの愛 彼女が時に見せる憂鬱さは真剣な愛を考える故か のん 「あときみ、今ブンタン投げたでしょ?投げたよね?投げましたよね?投げちゃったよね?ね?ねねね?私見てたんだから、ね?ね?ずっと見てたんだからね?ずっと、ずぅーっと、見てた。見てたよ?ね?ねねねっ?ブンタン、投げたよね?何で投げたのかな?かな?ねねね?投げたの何で?何で?ね?ブンタン投げちゃったけどどうして?ね?あのさ、投げたの私見ちゃったんだよね?ね?ブンタン(ry 」 愛は時に人を狂気へと導く 語るまでもない、彼女、まさしく恋する乙女也 ラウニ 「待ってくれボス、違うんだ聞いてくれ 」 そのうち言うと思う かえで 「俺のスマホにいる玉藻ちゃんが俺の玉藻ちゃんだから。ネットで適当に拾った画像の玉藻ちゃんは俺の玉藻ちゃんじゃないから 」 樽「そうだね……」 レインボーガールが似合う男かえで オケアノスのキャスター 「キュケオーンをお食べ!毎日お食べ!」 愛だよ これは誰がなんと言おうと愛なんだよ 戻る
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「私は青陽 美桜です!」 「心を燃やして…いきます!」 プロフィール ✿︎概要✿︎ ✿女児符号✿「心燃え尽きるほど(Heart Heat)」 加速符号「戦火の鼓動(Blazing Beat)」 究極符号「私のこの手が真っ赤に燃える(Over Heat Heart)」 究極符号奥義「煉獄砲(Ultimate Breark Heartful Howling)」 ✿︎経歴✿ プロフィール 本名 セリシール 種族 天使 年齢 見た目11歳ほど 身長 147cm 誕生日 11/28 一人称 私 二人称 あなた 好きな物 イチゴ チョコレート グラタン 突撃 熱血 嫌いな物 撤退 冷酷 ピーマン 趣味 お菓子作り ✿︎概要✿︎ 燃える心の赤ずきん天使。 数千年前、一人の魔法使いの願いによって誕生した。 身近で人間の幸せを手助けするため、普段は狼の獣人に化けて「お菓子工房あおひ」を経営する青陽万里愛の義理の妹、「青陽 美桜」として暮らしている。いちごが大好き。 曲がったことが嫌いで非常に熱い性格。そしてめちゃくちゃうるさい。 符号で物理的にも熱くなる。 お菓子作りの腕前はプロレベル。 ✿女児符号✿ 「心燃え尽きるほど(Heart Heat)」 セリシールの体から湧き出る炎。彼女の感情の昂りによって火力の最大値が増大する。 幸い今のところエイリアンも暴走する機械もいないので専らお菓子作りに便利に使われる程度。 加速符号「戦火の鼓動(Blazing Beat)」 加速符号。炎として湧き出るべきモノを体内で巡らせることで身体能力を爆発的に上昇させる。 人間の状態では使用不可能なので、この力の使用は彼女にとって正体を明かすことを意味する。 究極符号「私のこの手が真っ赤に燃える(Over Heat Heart)」 「戦火の鼓動」のエネルギーを右手に一点集中することでさらに破壊力を高める大技。 マトモに当たれば誰でも無事ではいられない。 究極符号奥義「煉獄砲(Ultimate Breark Heartful Howling)」 両腕を重ねてありったけを込めて放つオオカミ型キャノン砲。 直線上のあらゆるものが気化する。 本人も力を出し切るので眠ってしまう。 ✿︎経歴✿ 生まれてまもなく自らを生み出した魔法使いに言いつけられた「皆を幸せにすること」に関して、彼女は幸せの定義を見つけられず、しばらく悩んでいた。 そして色々な世界を巡り歩くことで、「幸せの定義は人によって違う」と理解し、人間に紛れて彼ら個人個人が幸せになる手伝いをすると決めた。 義姉の万里愛とはお菓子工房を立ち上げるのを手伝って以来の仲。セリシールの正体が人間ではないことを知っている人間は万里愛と彼女の両親、祖父母のみ。
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オブジェクト指向 【用語】 【説明】 プログラムの書き方の一つ(とか言って、コレ一つしか紹介しない)。 プログラムを、実体のある一つの物体としてプログラミングする考え。 色々なたとえがあります(車だったり、たい焼きだったり)が、人間で例えたほうが一番わかりやすい(物ではありませんが)。 基本的な型だけを作り、後で継承して使うのが一般的な書籍の説明。 コレについては、Javaを勉強したほうが速そうだけど、JavaとPerlでは書き方が全く違うといっても過言ではないです。 【解説】 以下は、使う言語がPerlであることを前提です。 一つの物体の定義をクラスと言い、packageで定義します。 そのクラスの中で定義された変数を、メンバ変数やフィールドといったりします。 そのクラスの中で定義された関数を、メンバ関数やメソッドといったりします。 そのクラスの中で定義された、最初に呼び出すべき関数(大体はnew)を、コンストラクタと言います。 クラスの定義は、あくまで定義しただけです。実際に使う場合は、その定義された物体の実体を作らなければなりません。その実体を作ることを、インスタンス化と呼びます。 基本的には、そのクラスの中で定義された変数(フィールド)に直接に値を代入してはいけませんし、値を呼び出したりすることもいけません。 基本的には、以下のような書き方。 package TestObject; sub new { my $self = shift; my @args = @_; bless { }, $self; return; } ------------------------------------- # インスタンス化 my $inst = new TestObject(); 以上、わかりづらい解説でした。 習うより慣れろです。 【関連事項】 サブルーチン 連想配列 package bless new
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愛のいのち 静寂な夜の村に鳴り響く鐘の音…… 晴暗は降りしきる雨の中、空を仰ぎ、一人其の音を耳にしていた。 「雨、か…。今の俺には心地いい。この汚れた身体も…そして涙も隠してくれる。」 先程まで愛しい女を抱いていた両腕の温もりが、まだ僅かに残っている。 たとえ、其の温もりが消えても、心の中でずっと残るだろう。 めいから与えられた、めいに与えた愛の温もりが…… 晴暗はそっと瞳を閉じる、と同時に甦る光景――― 晴暗は本堂を出た後、神社に在る桃の木の前でめいを見掛けた。 彼女は韓紅花色の着物を纏っており、白い肌が其れを引き立たせていた。 「めい…。」 彼女に近寄ると、晴暗は静かに声を掛ける。 彼女は晴暗の方に振り返り、月の光に負けないくらい眩しい笑みを見せた。 其れを見た晴暗は、思わず彼女を抱きしめた。 「愛しいめい…。俺は、めいを…絶対に護る。たとえ、緋の魂に己の身が滅ぼされても…。」 晴暗は心の中でそう誓った。 だが、天頂を駆ける月が…砕かれた岩が其れを許す事はなかった。 緋の魂は、晴暗の心を侵食していく。 めいを静かに横たわせ、彼女の唇に優しく口づけをする。 そして、彼女の耳元で何度も愛在る言葉を囁く。 彼女の口から漏れる甘い息に、晴暗の欲は一気に高まった。 「めいを…俺だけのものにしたい…。」 晴暗は、優しく彼女の胸に手を触れる。そして、鋭い爪が彼女の其れを傷つけていく。 「やめろ…。めいを…傷つけるな…。」 白い肌から流れ出る血を貪る緋と怯えるような瞳で彼を見詰めるめい。 皮肉な事に、一つに重なった影を月光は綺麗に照らし続けていた。 「晴暗…いいよ、めいを…殺して…。其れで、貴方が…助かるのなら…。」 めいは小さく、震える声で言った。彼女の瞳からは、涙が溢れ出る…。 其の涙のわけは彼女の恐怖、悲しみ…いや、晴暗自身の心の叫びだった。 「俺は…めい、お前を愛してる。お前を傷つけたくない…。今すぐ、逃げろ…。」 晴暗は己の中で湧き上がる緋の欲を必死に殺そうとしていた。 しかし、気付いた時には…… 「やめろ…」 めいの体を鋭い爪で引き裂き… 「めい、逃げろ…」 大きな手で頭を押さえると… 「やめてくれっ!」 大きな口を開け、牙を剥き出しにし… 「めい!!」 彼女の頸部に其れを向けた。 めいの瞳は閉じられ、大量の血が噴き出す。 そして、白い肌は緋と蒼が混ざった色へと変化していった。 変わり果てた姿を目の前に、晴暗は呆然と彼女を見詰める。 風に消される程小さな声が、晴暗の耳には残っていた。 ――晴暗、貴方は生き延びて。私、貴方を…愛して…る…わ。 晴暗は、めいの身体を強く抱きしめ、嗚咽交じりの声を漏らした。 彼女の瞳は、もう俺を映してくれない。 彼女の腕は、もう俺を抱きしめてはくれない。 彼女の口は、もう…俺に何も囁いてくれない……。 「めい…俺の愛しいめい…。俺が、めいを…殺した…。御免……御免よ。」 晴暗はめいを桃の木の元に埋めると、二人の許に向かって歩を進めた。 白と蒼に、ある願いをする為に―――