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木曜組曲 相も変わらず(うちのPCは「愛も」変わらずと変換しました。意味深)、恩田陸です。 三連荘です。さすがに、自分でもそりゃあんまりだろう、と思わなくもないのですが、この機会を逃したらもう「も」は、まわってこないかもしれない、この本を紹介できる機会はないかもしれないと思ったら、居ても立ってもいられず若林さんへのバトンをまわしてしまっていたのでした。 メインは4年前に変死したある女性作家の死をめぐる真相をめぐり、5人の女たちがお互いの腹の内に秘めていた疑惑を探りあう心理劇であり、れっきとしたミステリーでもあります。。 たった6人(一人は既に亡くなっている)の登場人物、一軒の家(それも居間がほとんど)から動かない舞台、2泊3日という短いけれど密度の濃い期間。その中で繰り返さる、違和感や、疑惑や、妄想、告白、新たな疑惑。これ以上はないくらい「静」に抑えた設定を用意しておきながら、物語が二転三転していく様は、それだけでも充分に読み応えがあります。 実際、この作品は映画化もされているのですが(http //www.bandaivisual.co.jp/mokuyou/main.html)、回想シーン以外はほぼ「居間」に集まる女性たちの様子を映し出すだけで成り立っているのです。 私は原作→映画の順で見ましたが、両方ともまだという方には映画→原作のほうが順番としてよいかもしれません。 ただ原作の台詞をそのまま話している、というわけではなく、結末もちょっと(の違いで大違い)異なるのですが、映画を先にみて、次の展開を予想しながら原作を読むと最後にひっくり返される、あるいは、こんなところにも伏線があるよーと観察しながら先にすすむとか、そういう読み方がオススメ。先を知っていても面白い(何度も繰り返し読める)上質なミステリーならではの楽しみ方です。 私にとって「良い物語」というのは、読んだあとに、本の内容に触発されて「何か」やってみたくなるような物語です。たとえば、プラネタリウムを見に行きたくなったり、観覧車に乗りたくなったり、あるいは、お酒を飲みたくなったり。 今回紹介する「木曜組曲」を再読して、ついやってみたのは「ポトフ」でした。小説の中の季節は2月、今は6月。気候を考えれば、明らかに熱々の湯気が立ち昇るポトフ、というキブンではないのですが、衝動的に圧力鍋を火にかけていました。 とにかく、この小説には食べ物が山ほど出てきます。ほうれん草のキッシュ、チーズケーキ、ミートソースのスパゲッティに、牡蠣の鍋。ワインにビールにジン…。 こうやって列記しているだけで、(ポトフをお腹一杯食べたばかりだというのに)またしても新しい料理を作りたくなってきてしまいます。とてもオススメの物語ですが、小腹がすきはじめた真冬の(料理の湯気で窓が曇るような日の)午後とかに読むと、衝動的に料理を作りすぎてしまう危険度はAランクかもしれません。
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更新日:2012-07-09 作者名: 恩田 陸 読 み: おんだ りく 作 品: 「上と外」「ネバーランド」「ロミオとロミオは永遠に」「黒と茶の幻想」「麦の海に沈む果実」「六番目の小夜子」「夜のピクニック」「夏の名残りの薔薇」 レ ス: 【活字】 801図書館 2 【総合】 http //pie.bbspink.com/test/read.cgi/801/1044893532/ 146 名前: 風と木の名無しさん 恩田陸の「上と外」。 ニコのしたことは、自分ならすごく腹が立つと思ったけど 夢で見た運命の相手である練に近づきたかったが故の行動なのね! と萌え変換したら途端に許せるようになった。 238 名前: 風と木の名無しさん 恩 田 陸の『ネバーランド』に激しく萌えてしまいました。 主人公の少年をはじめ、クールな眼鏡美形・ちょっとお茶目なテニス部部長 落ち着きのない理系天才と登場人物も個性的でした。 舞台が歴史ある高校の寮というのにも萌えました。(*´Д`*) 292 名前: 風と木の名無しさん オンダリクの「ロミオとロミオは永遠に」 タイトルとヤッチャッテルヨ臭漂う表紙にひかれて買ってみたら、 主人公少年Sが狙いすましたかのような 801臭さで驚きました。でも、萌えた(*´∀`) 作品の雰囲気も、ウラサワナオーキの20世紀少年で隠れ悶えた私にはピッタリですた。 293 名前: 風と木の名無しさん 凄い題名だw 294 名前: 風と木の名無しさん オンダリクといえば「ネ場ーランド」でしょう! 冬休み、男子校の古い寮にのこる4人の高校生。 って、どこまで書いていいかわからない。ネタばれ怖い・・・。 四人四様に個性があって、某男子校漫画「緑林寮」なんかが好きな人には オススメです。 この人の書く男の子は、きれいでよいです。 ロミロミも主役二人に萌えるもよし。脇役にもおいしいキャラがそろってますぜ、旦那。 295 名前: 風と木の名無しさん 『ねばーランド』はまんま『と―マの心臓』の現代版オマージュだから 『1999年の夏休み』とかあの手の雰囲気が好きな人にはイイかもしれない。 同作蛇ドラマ化は酷かったけど(w ロミロミは、シゲル誘い受けのアキシゲで(*´д`*)ハァハァ 「正直言って、アキラ以外のメンバーには興味がないし、 アキラだけを救い出せればいいのだから」云々…… シゲルってばアキラを想い過ぎ!と鼻息荒く読み進めた記憶アリ。 297 名前: 風と木の名無しさん ロミロミは、主役コンビはあまりにそれっぽすぎて萌えなかったのだが トンネル掘りの二人にハゲ萌えだったyo…同志いないか。 294姐さんの言うとおり、脇にいいキャラたくさんいたんで、 そのへんもっと書きこんでくれてたらかなり美味しかったのになー。 298 名前: 風と木の名無しさん 297 ここにいるぞ! トンネル掘りのふたりには、萌え&泣かされたyo… あんまり書くとネタバレになっちゃうから言えないけど、 ふたりでひとつの夢に向かって一心不乱ってとこが萌えだった。 299 名前: 風と木の名無しさん 漏れは脇にも主役コンビにもそこそこ萌えたなぁ……>ロミロミ 個人的には、オンダ作品だと「黒とチャの幻想」の 蒔生→彰彦の屈折した友情・愛情に萌えた。 オンダ作品って、一見同人ウケしそうなのに実際は全然だね。 300 名前: 風と木の名無しさん あまりにも登場人物みんな美形揃いだから かえって同人ウケしないのかも。 301 名前: 風と木の名無しさん でも12日にオンダリク本結構あったよー。 302 名前: 風と木の名無しさん 301 エッ…都市行けばよかった! 小夜子・粘らん以外のオンダサークルは見たことなかったから、 色々探してみたかったかも。 麦海やロミロミでばりばりの801(&百合)サイトを開設したいと 思ってたんだけど、地下に潜りすぎて誰にも来てもらえなさそうな悪寒に おののいてました。女性向のミステリリンクにもオンダサイトはほとんど登録されてないし。 900 名前: 風と木の名無しさん 恩/田リクとか好きな人いないかな。 ロミロミも麦海も黒茶もネバランもみんな激しく好き。 901 名前: 風と木の名無しさん 恩/田/陸、290前後に話題出てますよ。 ネバランとかロミロミ、麦海でサイトやりたいと仰ってた姐さんは もういらっしゃらないのだろうか…。 草の根分けても探し出し、日参するつもりの人間がここにいるんだが。 902 名前: 風と木の名無しさん 900,901 まさにこれからロミ×2読むところです。 図書館で「照/柿」「仮/面/舞/踏会」「ロミ/オとロ/ミオは永/遠に」 借りてきた、これから読みます。楽しみ~ 917 名前: 風と木の名無しさん 901 微妙に亀レスですが。 上の方で恩/田サイトつくりたいとぼやいてた者です。 サイトはまだ形になってませんが、夏祭りで本を出そうと画策中。 カタログ見たら、小説FC以外のスペースでも恩/田本出されてるサークルが 二・三あるみたいで心強い限り。 920 名前: 900 917 行くつもりなかったからバイト入れちゃったのに… _| ̄|○ 久しぶりに「黒と/茶の幻/想」 再読。 薪と秋、二人の関係が最高に萌えるよ…。 名前: 風と木の名無しさん 925 恩/田/陸の、「麦/の/海/に/沈/む/果/実」読んだ。 正しい801萌えとずれるかもしらんけど、 生徒食いまくりの校長にありえないほど萌えた(*´Д`) 煙草のシーンとかも完璧saint(和訳)と出来てるよなーとか… 名前: 風と木の名無しさん 929 遅レスですが。 917 オフは行かない人間なので首をキリンの如く伸ばして、 サイト完成をお待ちすることにします。 オンで恩/田作品やって下さい、書き手さん達… 【活字】 801図書館 3 【総合】 http //pie.bbspink.com/test/read.cgi/801/1093773483/ 410 名前:風と木の名無しさん :2005/04/16(土) 00 57 49 ID yD9iRJch 恩/田/陸の「上/と/外」に萌え。 ニコと練の共同戦線に萌え。 シビアだけど何やかんやと練を気にかけるニコに萌えー! 萌えも燃えも補給出来て満足です。 466 名前:風と木の名無しさん :2005/06/04(土) 19 04 35 ID guz1Hxd8 夜/の/ピ/ク/ニ/ッ/ク ツノブ×トホノレに萌えてしまった。 561 名前:風と木の名無しさん :2005/07/27(水) 14 59 02 ID ai7ZZBsW とっくにガイシュツなんだろうけど(まとめサイトあぼーん?) ON田リ/クのねヴぁ土地を今読み終えた…… 今!どうしてもこれだけは言いたい! み / つ / ひ / ろ (*´д`)モエー !! もう女とはエチーできなそうな主人公と傷を舐めあってしまえ! 私的に一番萌えるのは缶蜜←お/さむなんだけど 缶じは主人公LOVEだからなー あー、人前で堂々と読めるBLでしたっと つか、作者は狙って書いてるんだよね?これ 562 名前:風と木の名無しさん :2005/07/27(水) 16 00 00 ID cgkzcKg1 というか古き良きJUNE的な何かを感じよ。 元々ト/ー/マ/の/心/臓/を意識してるんじゃなかったっけ。 564 名前:風と木の名無しさん :2005/07/27(水) 16 25 40 ID cBhDhUqJ 561 いつくるかいつくるかと、読みながら思ってました。 読後「あれっ?」って。 それくらい 562「JUNE的な何か」を感じ取ったのでしょうね。 565 名前:風と木の名無しさん :2005/07/27(水) 21 20 47 ID OWjaai7l 564 最後が何となく「スチャラカチャン」な感じがして 別の読後感を期待していた私には残念だった 677 名前:風と木の名無しさん :2005/10/11(火) 01 03 27 ID 6TbpatdR 恩/田/陸の「夏/の/名/残/の/薔/薇」 何気無く手にとったのだが、読んでみると な に こ の 耽 美 系 B L !! 主人公(?)とあの人にとっても萌えますた 読んだ方居ますか? 882 名前:名無しさん@ローカルルール変更議論中 :2005/12/16(金) 22 30 41 ID NYCO2Qw4 遅ればせながら恩/田陸のネ場ーランドを読んだ。 なんかあまりにも801っぽすぎて、 ありきたりな学園物BLを読んでいる気がした。 でも有名私立男子校の寮に住む暗い過去を持つ美少年たちが 出てくるような話が好きな人には超おすすめ。 良心の呵責を覚えつつも萌えたのが菊/村/到の硫/黄島。 戦争物の短編集なんだけど、どれもいける。 倒れた戦友を抱きしめたりとか 泣き崩れる戦友の肩を抱いたりとか、 戦場が舞台だから男だらけの、生死が隣り合わせの世界に萌える。 でも戦争という過酷な題材だけに、萌えていいものか迷う。 けど萌えるんだ…。 旭の目田暮羅、同士がいて嬉しい。 小学生から新聞読んでて、初めて新聞の連載小説を読むようになったよ。 舞台が沖縄で、相手が天真爛漫な美丈夫ってのもポイント高し。 連載終わったらまたまとめて本で読みたい。 888 名前:名無しさん@ローカルルール変更議論中 :2005/12/17(土) 23 10 33 ID goTotxmU 自分も今日の目田鯔読んで、この後が不安になったよ…… これが恩田陸ならこのまま進んでくれるかもしれないのに、とさえ 思ってしまった……orz 【活字】 801図書館 4 【総合】 http //sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/801/1140162594/ 330 :風と木の名無しさん:2006/08/22(火) 17 08 57 ID rCTu2zdQ0 ロミオとロミオは永遠に こんなかわいい女の子初めて見たってぐらいの同年代の少女がそばにいるのに何故かスルーし 最後まで男同士の友情をつらぬくホモホモSFだった 496 :風と木の名無しさん:2006/12/03(日) 00 44 52 ID IBQh9qQh0 恩 田 陸 「夏/の/名/残/り/の/薔/薇」 資産家の御曹司でやり手経営者の男 (妻の不倫にも気付かない鈍感な旦那のふりをしてるが 本性は腹黒で抜け目ない) が薄幸の生い立ちの美青年と出会い 彼を所有したいがために自分に同性愛の趣味はないと自覚していながらも 無意識に彼と寝るところを想像してしまったり あげく所有欲が高じて美青年とよく似た姉と結婚 しかしその美青年と姉とは近親相姦の関係にあった それを知っても「あの二人なら許せる」「むしろ二人の情事を覗き見たい」と妄想 自分は妻を通して彼と寝てるんだと結論に至り 「彼は僕ら二人の愛人だから」と宣言 妻との会話もすごかった 498 :風と木の名無しさん:2006/12/03(日) 11 34 55 ID 6tz3F9pv0 496 うわあ…そういう話すげー嫌い 501 :風と木の名無しさん:2006/12/03(日) 16 29 13 ID IBQh9qQh0 >498 いや、妻のほうが悪女だから 弟と近親相姦結んだのも「弟が私を望んだから」で別に執着ないし 旦那と結婚したのも「彼が私を望んだから」に尽きるし 最後妻は旦那と息子残して同性愛者の男と駆け落ちするし 502 :風と木の名無しさん:2006/12/03(日) 18 48 04 ID cPMxGHiQ0 そこまで話を説明されると読む気が失せるわけでw 503 :風と木の名無しさん:2006/12/03(日) 20 00 37 ID rmiGQkwA0 うむ、好き嫌いは別にしてIBQh9qQh0は粗筋をバラしすぎだな。 504 :風と木の名無しさん:2006/12/03(日) 20 12 09 ID ZaW+Jb0w0 たしかに、おすすめしたい作品ってゴリ押しすると かえって逆効果になる事多いし、ほどほどが一番だね。 個人的には、地雷踏まずに済みそうで 501には感謝だけどw 505 :風と木の名無しさん:2006/12/03(日) 20 49 34 ID dk1vj3vz0 うん、読みたくなくなったもんな 地雷踏まずにすんで、私も感謝だよw 506 :風と木の名無しさん:2006/12/03(日) 21 04 43 ID peHa+h2o0 恩田リクはラノベっぽくて苦手だの 【活字】 801図書館 6 【総合】 http //yomi.bbspink.com/test/read.cgi/801/1198722830/ 102 :風と木の名無しさん:2008/03/07(金) 21 02 44 ID d5eKQl9O0 自分97ですが、ギャング萌えのお陰で死亡フラグ見事回収してしまった けしからん、実にけしからんお願いしますもっとy 大人組も甲乙つけがたく萌えたけど、学生二人に転がり萌えた… 不器用な青い春とかツボ過ぎる。恩だ陸のネバー.ラン.ドと同系の浪漫電波受信 オーデユはワンコもえ。寧ろ伊.坂作品のおのこは皆可愛過ぎる 最近自分内読書ブームでここ見つけたんだが、 スレ内で話題に出てる本ググってみたら面白そうなのが沢山あったので 次本屋に行ったら探してみる…! このスレには愛と萌えが詰まってるよ、ママン…(* ´∀`) 104 :風と木の名無しさん:2008/03/08(土) 00 48 35 ID YoDBvPO60 恩,田,陸「上/と外」の王の孫が兄を好きなようにしか見えなかった 兄に運命を感じたとかwwいい奥さんになれるモエスモエス クール美少年受けたまらん 140 :風と木の名無しさん:2008/05/09(金) 21 43 27 ID fPhKhrtPO ・ロミオとロミオは永遠に(恩/田/陸) ・ブレイブストーリー(宮/部/み/ゆ/き) ・こうして僕は大人になった(長/野/ま/ゆ/み) GW中に読破した中で特に好みだった作品群 クールな美少年と犬っぽい主人公がメインといういかにも美味しい展開だった この系統が好きなんだが一般作品で探すのが難しい 女性作家が書く少年ものは萌える 506 :風と木の名無しさん:2009/02/20(金) 01 04 58 ID tonZi9mSO 恩/田/陸「ネクロ/ポリス」 先住民族のイケメンと主人公にものすごく801的な萌えを感じています… 聡明な遊牧民の美丈夫&純朴なおっとりさんタイプの学士、双方ともにかわいくてnrnr 事あるごとに見つめ合ってニッコリしやがって!アイコンタクト通じすぎだ! 読み終わったのが寂しいよ 主人公にはまたフィールドワークも兼ねてファーに遊びに来てほしいんだぜ… 512 :風と木の名無しさん:2009/02/21(土) 15 07 03 ID 1eVa0PmyO 506 あれは萌える。二人とも可愛いよね 516 :風と木の名無しさん:2009/02/27(金) 00 43 28 ID nH18EBbrO 506 恩田陸ならロミオとロミオは永遠にが萌えたなあ ただあの人はニアホモぽい小説だと文章に胸焼けしそうになる 517 :風と木の名無しさん:2009/02/27(金) 12 22 15 ID A62YhOpJ0 516 ロミロミ激萌えたよ これなんてBL?と普通に思ったw 519 :風と木の名無しさん:2009/02/27(金) 19 00 57 ID f0TDiCMoO 516、517 おまえら愛してる! だよね~ロミロミは801です 何気に展開、設定がハリポタに似てるしw ▲PAGETOP 今日: - 昨日: - 合計: -
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#blognavi 著者:恩田陸 ジャンル:エッセイ 評価:★★★☆ 感想:飛行機嫌いの恩田陸がイギリス・アイルランドを巡った紀行文。旅行の話云々よりも「恩田陸という作家」を構成する要素(好きな本や映画や考え方)を旅行というファクターを使って切り出したという感じ。この人、なかなか面白いツッコミを端々でしてくれるので、ファンとしては楽しく読めました。紀行文を読みたい人には向いてないけどね。 カテゴリ [ノンフィクション] - trackback- 2007年06月20日 00 38 51 #blognavi
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【乙一】【恩田陸】【北村薫】【誉田哲也】【西澤保彦】【桜坂洋】【岩井志麻子】【小説】【2008】【1】 七つの黒い夢をアマゾンでチェックする。 裏表紙より 天使のように美しい顔をした私の息子。幼稚園児の彼が無邪気に描く絵には、想像を絶するパワーがあった。そしてある日―。乙一の傑作「この子の絵は未完成」をはじめ、恩田陸、北村薫、岩井志麻子ら、新感覚小説の旗手七人によるアンソロジー。ささやかな違和感と奇妙な感触が積み重なり、遂に現実が崩壊する瞬間を描いたダーク・ファンタジー七篇。静かな恐怖を湛えたオリジナル文庫。 んん、暇つぶしにと思って手に取ったけれど……。 乙一の名前に釣られたかもしれない、微妙かも知れん、うん。 乙一に関しては信者なので、もう言うことはない。 他に名前を知ってるのは恩田陸ぐらい。 恩田陸の本は結構読んだ、けれどどれも微妙だった。 この人は描写力が凄いんだけれど、余りに現実味が無く、読者が脳みそフル回転して映像化するとやばいことになる作家だよね。 でも、それって激しく疲れるよ! 他の作者は全く知らない。説明を読んでもピンと来ない。 でも、一人を選ぶとしたら桜坂洋って人。 これは非常に良い感じだった。 他愛のない話で惹きつけるってのは凄い難しいからねぇ。 で、その他愛のない話の登場人物に坂崎嘉穂という女性が出てくる。 ちょこっと調べてみると、この作家の代表作品のよくわかる現代魔法の登場人物なんだよね。 ただし、本作品では社会人になってるけれど。 よくわかる現代魔法は読んだことはないけど、色々妄想すると結構楽しい。 名前 コメント
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作者:恩田陸 初版:2000年X月X日 感想: 【1回目】 期間:2007年6月 日数: 友情 学生 恩田陸
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『恩田陸の作品全般について語る会』読書会まとめ (2012-12-15(土) 20 00頃~23 00頃 開催) 作者紹介 エアミス研読書会第24回「恩田陸作品全般について」携帯版 以下のまとめはなるべく話題ごとに発言を並べ直しております。未読の方に配慮し、作品個別のネタバレURLはそのままにしております。 (@rufa) 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 読書会開始 恩田作品への印象など rufa9 エアミス研24回読書会「恩田陸の作品全般について自由に語る会」を始めます。(23時までをめどに) お気軽にご参加ください。 rufa9 恩田陸作品の好きなところは、異世界に連れて行ってくれる文体の力です。ミステリのベスト3をあげると『木曜組曲』 『三月は深き紅の淵を』 『黒と茶の幻想』ですね。 SFだと『光の帝国』もイメージ想起力に富む傑作だと思います。 tsundokulib その昔大森望がアニメージュで新潮文庫ファンタジーノベルシリーズ版の「六番目の小夜子」を紹介しており。ぜんぜん本屋で見つからんで苦労したなあ。照明落とした体育館のシーンのぞくぞくしたことといったら。 rufa9 tsundokulib あの体育館のマイクまわすシーンは白眉でしたね。「小夜子」入手困難だったことあるんですね。 tsundokulib rufa9 そうなんですよ。新潮文庫内のファンタジーノベルシリーズ(ほかに「魔性の子」「メルサスの少年」などが)で出たんですが早々に入手できなくなっちゃいまして。 「六番目の小夜子」 rufa9 tsundokulib 改稿前の初期バージョンはかなりレアな本なんですね!! tsundokulib ふむ、いまさくっとWebcatひいたら98年に改稿したのがハードカバーで出てる。ちょうど高校から大学の半ばにかけて「小夜子」幻本化してたのか。 tsundokulib 「小夜子」幻化したころに2度目のFTノベル大賞最終候補で「球形の季節」か。「三月は深き紅の淵を」で「こういうタイプのひとなのか」と読者のほうも作風に慣れて、評価が広がりだしたように記憶している。 tsundokulib 話が収束していきそうなんだけど発散するラストのつけ方で、ミステリからもSFからも欄外だけど評価する、みたいな感じだったかなあ。 ab0kun 恩田陸にハマったのは中学時代。小夜子が好きと言ったら、たまたま担任の先生が恩田陸さんの大ファンで、コッソリ色々と貸してくださった。おかげで「ネクロポリス」くらいまでは刊行直後に読むことができました。 ab0kun 恩田陸作品の魅力の一つは、ふとしたシーンが心に残り、どこか懐かしい気持ちでそれが思い出されることだと思ってる。恩田陸以外の作品でもそれはあるが、私の中では恩田陸作品が一番強い。(強い、という言い方も変な気もしますが。) rufa9 ab0kun 印象的なシーンありますよね。『小夜子』の体育館のシーンしかり。『三月』の酒盛りしながら寝台車で謎解きとか。ちょっと違うかもですが、『木曜組曲』のハードボイルド全てに使えるオビのシーンは声出して笑いました。 rufa9 ab0kun それは恵まれた出会いですね。そんな素敵な先生がいらしたとは…! 「六番目の小夜子」のノスタルジックなホラー感よかったですねー。NHKドラマも傑作でした。栗山千明さまが美しすぎて。 ab0kun rufa9 「六番目の小夜子」はテレビドラマの影響が確かに大きかったです。テレビドラマを見て、学級文庫にある原作を読んで、面白いなーと思ったら「蛇行する?」とか理瀬シリーズを先生が色々貸してくれて。ほんとに恵まれてました。 rufa9 ab0kun 理瀬シリーズも『蛇行する川のほとり』もノスタルジックな美しき少女漫画の世界ですねー。 多感な十代の時期にあの作品群を読めたのはうらやましいです。 ab0kun rufa9 そうなんですよー。担任の先生、すごくいい所をついてきてくれましたよね!すごく感謝してます。 youmoutei 残念ながら、恩田陸はあまり読んでない&覚えてないので参加できません。『象と耳鳴り』はサイトに感想書いてますが、他には『光の帝国』と『不安な童話』を読んだような記憶が……。 rufa9 youmoutei 『不安な童話』はまだ恩田先生がミステリしてる作品なんですよね。『象と耳鳴り』などの短編集もそうですが、ミステリともSFともホラーとも分野のくくれない多彩な作家さんですね。 youmoutei そうですね。私としてはそのあたりが、今ひとつ手を出しづらい感じにつながってるんですが……。 RT rufa9 //ミステリともSFともホラーとも分野のくくれない多彩な作家さんですね。 ab0kun youmoutei あれ?そういえば羊毛亭さん、山田正紀さんとの対談本は? youmoutei ab0kun うっ(汗)。読書会に備えて『読書会』を読もうと思っていたんですが、職場に置いてきてしまってorz rufa9 youmoutei ミステリ落ちか、と思わせておいてホラー・メタ視点落ちとかありますしねー。ミステリも、ご本人は「様式美がいい」とおっしゃっておられたくらいで、かちっとしたロジックよりも雰囲気を楽しむ作品が多い印象です。 youmoutei rufa9 その「雰囲気を楽しむ」というのが私は割と苦手なのでw、なかなかアレなんですが、いずれは読んでみようと思っています。『六番目の小夜子』すら読んでないですからねw rufa9 youmoutei なんと 、羊毛亭さんには恩田先生はかなりの地雷原と言えましょう。『ロクサヨ』も危ないですぞ。『三月は深き紅の淵を』か『木曜組曲』が大丈夫じゃないと、あとはもうドッカンドッカン爆発しまくりかも…? youmoutei rufa9 なるほど、了解です。気をつけますw rufa9 youmoutei 『ユージニア』や『黒と茶の幻想』 『Q A』あたりの、んー?ぎりぎり…アリか?みたいなのに挑戦していただきたい気もw イイネ!ってなるかモヤッとくるか分かれる作品も多いです。 ab0kun 私は恩田陸からなんとなくミステリに足を突っ込み始めたような感じなので、なんかこう…微妙な終わり方のミステリだったりしても、雰囲気が楽しめるならば割とすんなり受け入れちゃいます smith996 どうも遅れましてすいません。いまから読書会参加しますね♪( ´θ`)ノ rufa9 smith996 いらっしゃいませー♪ 物語と語り口のうまさ smith996 途中から参加して空気読めていないのですが、自分の恩田陸さんの遍歴とそのイメージから。 まず初めに読んだのは「六番目の小夜子」、そこから「ネバーランド」や理瀬シリーズ、「光の帝国」などを読み進めたはず。。。 (前なので記憶が薄い。。。) rufa9 tsundokulib 恩田先生は「いろんなジャンルの本を読んで育った世代なのだから、自分の作品のジャンルを『これだ』と決めつけられるのは違和感がある」という旨の発言をしておられたように思います。人を選びそうですが、そういうラストもありですよね。 smith996 一番ミステリしているのはみなさんも言われるとおり「象と耳鳴り」だと思っていて、個人的にとてもすきな短編集です。 なにより文庫の装丁が素敵。 smith996 (というか他の作品のミステリ度合いが云々とかそんなこと思うとか思わないとか...) rufa9 smith996 奇跡的に素敵なラインを歩んでおられる。絶妙な地雷の避けっぷりではありませんかw ん?『劫尽童女』? smith996 rufa9 (か、カンボジア。。。) #ギリギリ許されるラインだと思ってる smith996 基本的には恩田さんはミステリというよりも、物語として純粋に楽しんで読んでいる側面がとても強いです。 青春もの、少女漫画世界ものの作品がそうじてクオリティが高いイメージ。 rufa9 恩田先生はミステリじゃない小説も、本屋大賞受賞の『夜のピクニック』(青春小説)、恩田版ガラスの仮面『チョコレートコスモス』、スラップスティックなサスペンス『ドミノ』も傑作ですよ! 読んで損はないです。 smith996 rufa9 正直に言わせていただくと、恩田先生に関しては読んでる途中(中盤)が一番たのしい作家さんです。 ab0kun smith996 私もその感覚に近いです。なんとも言えない、あの微妙な立ち位置、雰囲気だからこそ、恩田陸の物語は輝いていると思います。大好きです。 地雷本との落差が大きい smith996 うわぁぁぁぁ、なにこの盛り上がる設定→えぇぇぇぇぇぇぇぇ、それで、それで終わるのぉぉぉぉぉぉぉぉ という作品が云々。 smith996 ab0kun 恩田さんは物語を大変うまく書かれる作家さんで、ミステリはその手法の一部なんだろうなと思っている次第で。 ab0kun 恩田陸、私は大好きだけど、万人受けする作家だとも思わない…というのは正直ずっと感じてた。だから時々、なんで恩田陸ってこんなに売れっ子なんだ?とコッソリ思ってる。いやファンとしては嬉しいんだけれども。 smith996 ab0kun いや、青春系は割と内容しっかりだし万人受けだと思う。ネバーランドとか夜のピクニックとか ab0kun smith996 たしかにその辺の青春系を中心にいくつかは万人受けするかもですが、なんというか…よく訓練されたファン(?)でも、たまに「!?」となるのも多いと思うんです。だから、いっぱい平積みされまくってるのを見ると、そんなに売れるのかなあと… rufa9 smith996 『ネクロポリス』『ロミオとロミオは永遠に』 『上と外』など、世界観の描き方すごく魅力的なんですよね。あの素敵な文体のおかげで気持ちよくお話の世界に入っていけます。「ミステリは手法の一つ」というスミスさんのお考えに膝ピシャリです。 smith996 (恩田さんはミステリ読みからすると、最後のぶん投げ具合が) #独り言 rufa9 ミステリ読みがぶんなげそうな恩田作品、私的1位『夏の名残の薔薇』 あと『禁じられた楽園』や『きのうの世界』などびみょうなのもありますが、『劫尽童女』含めて嫌いじゃないです。1位が圧倒的すぎて…! smith996 rufa9 1位読んでないんですが『劫尽童女』以上の逸材。。。? rufa9 smith996 フフフッ… ミステリ的にたいへんおいしい設定なのですよ。それをひっぱりにひっぱったあげく…! (ちなみに地雷作品は文庫化しにくいのでかえってレアなような気さえしています) rufa9 恩田先生の中でミステリ的に整合性がとれてるのは『木曜組曲』、ミステリとして見ればあやういところにあるけど魅力的なのは『球形の季節』『三月』『黒と茶の幻想』『ユージニア』『ドミノ』『Q A』あたりだと思います。(まずご本人がミステリを様式美として見てる rufa9 恩田作品の中にはミステリ枠ながら「魅力的な大風呂敷広げてたたみきれてない」のもあるかもしれませんが、ん~、ぎりぎりアリかな?てのもあって、そういうのは偏愛されてそうです。個人的には『夏の名残の薔薇』がミステリ地雷度ナンバーワン。でも人によって全然ちがいそうw 登場人物はやたらハイスペック rufa9 言っとくが、恩田作品は登場人物が才色兼備のリア充ばっかりだぞ! そこにときどきダメージくらったりもするよw smith996 rufa9 そうそうみんな頭が良すぎて。若かりし頃に読んでた当時はこんな考えて生活してないよ!!って読むたびにおもってました。 rufa9 smith996 そうですねw みんな美形で頭がよくて、考えてることに配慮があふれていて、私の知ってる十代とちがう!って感じです。ふつうの十代ってもっとアホっぽいものじゃないの?w (ってか今もアホだし) smith996 ちなみにガチャピンの中で読んでて頭良すぎるやろ、リア充すぎるやろは恩田さんと辻村さんです。 smith996 rufa9 ガチャピンの高校時代はもっと下衆なことで頭がいっぱいで、恩田さん読んでると申し訳なく。。。 ab0kun 才色兼備だけどちょっぴり陰があって…みたいな女の子キャラが大好きになったのは間違いなく恩田陸の影響。 ab0kun たしか「ネバーランド」の文庫あとがきで「高校生が爽やかすぎる」と言われましたが、私の中では高校生男子はこうなんですって恩田さんが言ってたの思い出した smith996 ab0kun 実際の高校生は馬鹿です。えっちなことしか云々。。。 ab0kun 「ネバーランド」の影響で「高校生男子=爽やか美青年」の図式が当時中学生の私の頭に出来上がってしまった。しかも私は女子ばかりの高校に進学したので、今でもちょっと高校生男子って爽やかで切なくてキラキラしたものに思えてしまう smith996 ab0kun そのあたりが実に少女漫画的だなぁと恩田さんの作品を読んでて思うのです、ハイ。 ab0kun smith996 夢壊さないで…(´・_・`) rufa9 スミスさんもアボくんもリアルで十分リア充じゃないですかーやだー。恩田先生の少女漫画ファンタジー的美しさの少年少女もまたよろしおすえ。(恩田作品では中年・老年でも美形だったり、オネエ言葉のイケメンが出てきたりするわけですが) 人物造形と引きのうまさ tsundokulib 読んだあといろいろ忘れていっても「なにが起きてるか曖昧で引き回される」感と「なんかこの学校楽しそう」感があとまで記憶に残るのでやっぱりいいなと思うのです。 rufa9 ちょっと前ですがリプありです。そうそう! 恩田先生は読んでいる間は確実に楽しく別世界に連れていってくれるのですよね。だから結末がんん~?でも無駄な時間だったとは思いませぬ。 smith996 //読んでる途中(中盤)が一番たのしい作家さんです。 ab0kun 恩田陸作品で主要かつ醜い系のキャラを思い出そうとしたけど、パッと浮かぶのってロミロミのデブキャラくらいしか出てこない。あとロミロミのヒステリックなあの人とか。 rufa9 確かに、ときどきすんごいエグいやな人は出てきても、醜い人はそんなに出てこないかも。ちなみに『私の家では何も起こらない』で大量殺人する人より、『黒と茶の幻想』の節子の舅の方がにくたらしいですぞ。別に人殺しとかしてないのに。 ab0kun たしかに、容姿が美しいキャラクターの方が内面的醜さ(エグさ)が際立つかも。 rufa9 ab0kun 『麦の海に沈む果実』シリーズのヨハンタンはいいのだよ!hshs ab0kun ヨハンたそはベッケンバウアー!!!!!!!RT rufa9 ab0kun 『麦の海に沈む果実』シリーズのヨハンタンはいいのだよ!hshs rufa9 ab0kun 別件バウアーふいたww rufa9 tsundokulib 物語の空気感を印象に残せるのはすごいですね。あと気持ちよく引き回される感、わかります。恩田先生は『ガラスの仮面』などの少女漫画で「引き」の大切さを学んだそうです。 tsundokulib それが「象と耳鳴り」みたいにミステリでまとまると正直アレなネタも混ざったりしてそっちが記憶に残ったりするので、やはりターナーの絵のような持ち味だと思うのですね。 rufa9 tsundokulib ターナーの絵とは言いえて妙ですね。アレな路線もありか、と思うとまんまと最後まで読んでしまいますw SF落ちでもメタ視点落ちでもなんでもありだぜよ tsundokulib rufa9 「ガラスの仮面」! ああこうして一度きちんとよまねばならぬものリストが増えてゆく! rufa9 tsundokulib 『ガラスの仮面』なんてあーた、途中まで揃えて読み始めると、徹夜でそこまで読んだあげく、翌日最新巻まで買わなければ発狂しそうになりますw 食べ物描写がおいしそう rufa9 恩田作品の特徴として、「食べ物の描写がおいしそう」というのがあります。読んでるとおなかがすいてきますw 『木曜組曲』や『三月』の、おいしい手料理を食べながら数人でワイワイミステリ談義したり、脱線してゲスい話をしたりする流れ、すごく楽しそう。 rufa9 食べ物描写続き。『三月は深き紅の淵を』に出てきた、女二人で寝台列車の個室でガタコトンガタコトン…と揺られながら、ギンビスのアスパラガスなどのおつまみを食べつつ酒盛り兼謎解き談義するシーン。すごくおいしそうで楽しそうで大好きなシーンです。 rufa9 恩田先生はエッセイも面白いです。『小説以外』や『恐怖の報酬日記』がおすすめ。先生のOL時代、週末に仕事が終わってからおいしいものとミステリとビールを買って帰宅し、全てをスタンバイしてウッハウハで過ごす逸話が楽しそうでした。紹介されるレシピもみんなおいしそう♪ ab0kun 電池切れる前に私の恩田陸作品の偏愛10作叫んでおきますね! 麦の海に沈む果実、黄昏の百合の骨、ネクロポリス、ロミオとロミオは永遠に、ネバーランド、六番目の小夜子、光の帝国、ドミノ、まひるの月を追いかけて、ライオンハート 他にもあるけど、今はこの10作で! rufa9 ab0kun あざっす! けっこうかぶっていて嬉しいです。 ab0kun ヨハンたそhshs!!!!!りだつ!!! 秋田さんの『六番目の小夜子』ご感想 akita_kia こんばんは。遅くなりましたが、よろしくお願いします。 rufa9 akita_kia いらっしゃいませー、よろしくお願いします。 akita_kia この読書会に合わせ、初恩田陸で『六番目の小夜子』を読み、途中までは面白かったのですが、ラストに脱力し、その感想をツイッターに書き、『夜のピクニック』の最初の方を読み、少し寝ようかと思って、気付いたらこの時間でした。 rufa9 akita_kia おつかれさまでした。しょっぱなから人を選ぶ感じですもんねえ。『夜のピクニック』は青春小説、キャラクター同士でお互いの心の流れがある種のミステリ…と思って読めばアリかもです。私としてはカタルシスはありました。 akita_kia 『六番目の小夜子』は、少年少女や高校生活シーンの甘酸っぱい描写、謎と怖さに満ちたストーリーが面白いと思いました。でも、ラスト読んでも整合性が取れず、悩んでいたら、ツイッターで恩田陸はそういうエンド多いよと言われ、そういうものかと……。 rufa9 akita_kia 読んでる間はすごく楽しくて、ラストはんん~?ていうのとか、一応整合性のあるラスト(あるいそれが暗示されている)のにんん~?てのが多いです。 akita_kia 『六番目の小夜子』のミステリ的な整合性の取れなさは置いておくとして、キャラクター描写について書きたいと思います。小夜子の謎に満ちた美少女ぶりがそれに憧れる雅子を通して嫌味なく書かれてるなあと。謎めいた部分はありつつも、あっさりした性格で、それ自体二面性があり。 akita_kia あ、この場合、沙世子でしたか。 akita_kia 二人の少年(秋と由紀夫)はそれぞれ少女マンガに出て来れる位の高スペックなのですが、書き方がそんなにねちっこくないんですよね。結構その辺に普通にいそうな感じで書かれている。 rufa9 akita_kia 雅子ちゃんは自分の魅力に気づいてないだけの、ほんとは素敵な子って感じですもんね。ハイスペックなキャラがさらりとバンバン出てくるのが恩田作品ですw akita_kia 同じ女性作家ということで、宮部みゆきの『魔術はささやく』と比較させていただくと、あの主人公には女性が書きそうなエロスがありました。女性が少年に抱く憧れだの何だのが仮託されてる感を読んだ時感じたものですが、『六番目の小夜子』ではその臭みはあまり感じなかった。 rufa9 akita_kia 『ネバーランド』で男子高校生が爽やかすぎると言われていたそうですもんね。恩田作品では『夜のピクニック』 もそうですが、思春期の悩みからさえも、ゲスい部分を排除した清潔感のようなものを感じます。 akita_kia rufa9 沙世子と雅子のコンビは、お互いが持ってないものに惹かれあう、良い関係だなと思います。雅子も沙世子に較べたら美少女ではないかもしれませんが、それなりにかわいいんだろうし。沙世子が何がしかの魅力を感じてるのは伝わってくる。 rufa9 akita_kia 雅子ちゃんいい子ですよね。(NHKドラマではすごいことになってましたがw) 恩田作品は、容姿や才能に恵まれすぎた人の苦悩や、そういう人の傍にいる人がいかにふるまうとうまくやっていけるのか、みたいな心理描写もけっこう出てきます。 akita_kia rufa9 雅子が沙世子を見て、本当にきれいだなあ、私女なのにこんなこと思うの変かしら、でも男の子にはこのきれいさは分からない、だって男の子は女の子であれば何でも良いところがあるもん、と思うのが、なるほどなあと思いつつもおかしくて(笑。でも百合にはならないと。 rufa9 akita_kia 分析的でかわいいですね♪ 確かに恩田作品には同性の仲良し描写がよくでてきますが、百合っぽさやBL風味は感じないですなー。男女関係がストーリーにからんでもあんまりエロさは感じないし… そういうとこも嫌いじゃないですw akita_kia 『六番目の小夜子』で、転校生は民俗学で言う http //t.co/Us6feDwS ではないか、という秋の父の考察。後に沙世子は学校(共同体)にすっかり溶け込み、それでなくなる。最後、秋が父に「自分達こそその人にとってはそれではないか」と言う。なるほどなと。 rufa9 akita_kia そんなシーンあったんですね(汗 すっかり忘却の彼方に。関根家の人たちは恩田作品にたまーにぽつっと登場するのですが、なかなか特殊な雰囲気があります。構図の反転なのか…お父さんの言葉は意味深ですね。 akita_kia rufa9 あ、「関根家の人たちは恩田作品にたまーにぽつっと登場する」んですか。秋の父は独特の奥行きのある人物として書かれていて、作者としても気に入ったんでしょうかね。秋の「観察者」という資質は(複数にまたがる)物語にとっても有用なのでしょうし。 rufa9 akita_kia 「観察者」の目というのは物語に奥行きと雰囲気を出すのにも いいんでしょうね。秋の兄、春が主役級なのが"puzzle"です。お父さん自身や、お姉さん夏(なつ)が出てくるお話もあったはず。(うろおぼえ) akita_kia rufa9 なるほど、さらに兄と姉が出てくるんですね。ありがとうございます。 rufa9 akita_kia 今日はおつきあいくださってありがとうございました。よろしければ他の恩田作品もお楽しみ下さいね。また機会がありましたらぜひぜひよろしくお願いします。 akita_kia 改めて『六番目の小夜子』は沙世子の魅力が中心だなあと。謎めいた美少女だけど、友人達といる時は飾らない性格で、普通っぽさもある。彼女なりの(友人や異性への)劣等感も抱えていて。まあその語り自体ブラフの可能性もありますが、この小説の場合。その多面性が魅力かと。 akita_kia rufa9 お疲れ様でした。恩田作品、もう少し読めてれば良かったのですが。参加も遅くなってしまって。それでは失礼します。 rufa9 そろそろお時間となりましたので、エアミス研24回読書会「恩田陸について語る会」をお開きにしたいと思います。参加下さった皆様、ありがとうございました。今回の内容はこちらでまとめております。http //t.co/8ZpLSLFy
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【りょう】 今、旬(映画が上映中)の「夜のピクニック」を読んでみました。 いやぁ、これはおもしろかったO(≧▽≦)o しかもこの話は、最初からミステリ風ではなかったので、 そういう変な期待もしなかった分、すごく純粋に楽しめました(^^;) 青春物です! 恩田陸は、人間の心の動きを文章で表すのがとてもうまい(と私は思っている)ので、非常におもしろかったです。 はっきり言って、ただ一日中かけて、歩きつづけるだけなんですが、 その中にドラマがあります。 最後には、「いやぁ、貴子ちゃん、よかったね!」って声かけたくなりますよ! 映画も見たくなりましたが、どうなんでしょう…。 この本のおもしろさは恩田陸の筆力が支えている気がします。 ちょっと映画見るのが恐いですね(^^;) (2006.11.11)
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Book reviews 一般文芸 上と外 恩田陸著 幻冬舎文庫 最近ドキドキの冒険小説読みました? 離婚した両親と兄妹が久しぶりに再開した中央アメリカの小国での出来事。そこで起こった出来事に否応無しに巻き込まれる兄と妹。 しっかり者のお兄ちゃんとけなげな妹が、見知らぬ土地で親と離れ離れになって不安を抱きながらも生きていく力を見つけて行く。 冒険もののジュヴナイル小説の定石ですが、さすがに恩田陸さんは読ませてくれます。 一巻進むごとにどんどん展開が変わっていって、先の読めない構成も見事です。 こんなことになって大丈夫なの?この次はどうなるの? 子供のころに夢中になって読んだ冒険小説のドキドキワクワク感がよみがえります。 隔月刊で刊行されたときに、追いかけて読んでいた私は次が待ちどうしくて発売日近辺では本屋に通ったほどです。 まとめて手に入れたほうが欲求不満にならないかも。
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登録日:2011/06/21(火) 15 49 35 更新日:2022/11/26 Sat 14 10 20NEW! 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 ミステリー 小説 恩田陸 木洩れ日に泳ぐ魚 たぶんこれは、一枚の写真についての物語なのだろう。 むろん、ある男の死を巡る謎についての物語でもあるし、山の話でもあるはずだ。 そして、一組の男女の別離という側面も持っている。 『木洩れ日に泳ぐ魚』は、恩田陸の小説。 これから別々の暮らしに身を移す一組の男女が最後の晩を共に過ごすなか、かつて自分たちに起こった事件の謎や真相を解き明かしていくミステリー。 数ページに一度のペースで主人公二人の視点が切り替わり、それぞれの心境や記憶、行き違いをよりはっきりと掴むことができる。 二人の現在地がほぼ部屋の中のみということもあり、恩田陸の小説の中でも比較的サクサク読み進められる作品。 ●あらすじ 明日、ヒロとアキはこの部屋を出る。 二人は数年を一緒に過ごしたこの部屋で酒と食事を持ち寄り、最後の夜を共有する。 告白させる事ができるだろうか。 あの日、あの男は自分が殺したのだと、 目の前で酒を飲むその口から。 ●登場人物 ヒロ(高橋千浩) 20代の会社員。 大学のサークルで十数年ぶりにアキと出会い、これまで一緒に暮らしてきた。 頭の回転が早く理知的で優しい青年。 しかし面倒事や責任を相手が背負い込むように上手く振る舞う癖があり、本人も自分のイヤな性格について自覚している。 すでに次の女ができていて、アキと別れた後はその娘と暮らす予定。 アキ(藤本千明) これからヒロと別れる女性。年齢はヒロと同じ。 幼い頃に養子に出されて養父母に育てられたが、本人はその事実を恨みもせず納得して生きてきた。 ヒロと同じほど(もしくはそれ以上に)鋭いひらめきや推察力を持つ。 あの男 一年前にヒロとアキがハイキングに出かけた際のガイドで、五十歳すぎの初老の男性。 年の離れた若い奥さんがおり、当時二歳の赤ん坊のパパだったが、ヒロとアキとのハイキングの休憩中に休憩場所の切り立った崖から転落して死んでしまった。 休憩時間中は三人がそれぞれ別行動していたために、彼が死んだと思われる瞬間はヒロもアキもお互いの行動を見ていない。 事故か自殺か――。 自殺ではないはずだ。 事故か? いや、それとも、やはり…。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/neco1/pages/92.html
【りょう】(内容に触れています) 思わず、恩田陸天才! と叫びたくなるような素晴らしい本です(≧∇≦)/ これを読んだのは旭川-札幌間のバスの中だった気がしますが、 まさしく一瞬で札幌に着きました! だっておもしろいんだもん! しかもそのおもしろさが、なんてことない学生生活で語られるんだからね~。 この人はほんとすごい! 魅力的な謎の提示が上手すぎます! ただしミステリじゃありません。 そこがわたしてきには、とっても残念です。 最初に提示される謎が、かなりミステリ風味なだけに、ホラーやファンタジー、 まぁ一つにくくると、幻想小説というんでしょうか?そういう終わり方になるんですよね。 これでミステリであれば、私はご満悦なんですが。 しかし、この「六番目の小夜子」に出てくる、「呼びかけ」のシーンは圧巻です。 なんてことはない。 生徒が一行ずつ文を読んでいくだけなのですが、それが異様に怖いです。 なんでなんでしょう。 もう恩田陸の文章力に脱帽です。 最高なので、読んでない方はぜひ読んでください! (2006.10.11)