約 706,059 件
https://w.atwiki.jp/vocaloid_utattemita/pages/81.html
恋スルVOC@LOID-テイクゼロ- 元曲動画URL 07/10/23投稿 歌ってみた動画 恋スルVOC@LOID テイクゼロにチャレンジしてみた(青もふ) 青もふ 07/11/08 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/holyland5/pages/224.html
ミケナイト VS 後藤うさ 猫耳兜の魔法少女が振るう斬馬大円匙の巨大な剣先が迫る。 節足甲冑の魔法少女は「5-2後藤」と書かれた濃紺スクール水着の前で、両手をロクロに構えた。 どろり。手甲状に変形している“ぷてりん”の遊泳肢から緑色の粘液が溢れ出し、うさの平たい胸の前でビーチボール大の球体を形成する。 半透明でぷよぷよした球体は見るからに柔らかそうで、後藤うさの胴体は球体ごと両断されるであろう思われた。 だが、ミケナイトの魔法エンハンス剛腕で振るわれた特大スコップは球体の半ばまでめり込んだ所で動きを止めた。 後藤うさの魔法少女能力は『液体の粘度操作』である。 うさの手の中にある液体球は、コールタールよりも粘り気のある切断不能物体なのだ。 粘液による防御で相手の打撃を絡め取って投げ飛ばす。 それが後藤うさの魔法格闘術『海ソーサリー』! だが、後藤うさは投げない。 理由はふたつ。 ひとつめの理由は、本日のうさの目的はめごちゃんの試合を観戦することだからだ。 希望崎の風紀委員会と本格的に事を構えるつもりはまったくない。 だから、防御に徹する。 『海ソーサリー』の粘液防御は簡単には崩せないはずだ。 後藤うさは、ミケナイトの短い魔法少女歴を侮っていた。 ミケナイトは戦ったことがあるのだ。 ミケナイトは思い出す。 水星ちゃんとの戦いを。 いかにして高い防御力を誇る太陽系第一惑星を倒したかを。 「狩るにゃんっ……インパクトぉおおっ!」 液体球に絡め取られたスコップに、魔法エネルギーを流し込む! 狩るにゃんフィールドを敵体内に直接叩き込む魔法発勁! ミケナイトの魔法少女能力は『レイノルズ数操作』である。 レイノルズ数を操作することで、流体の挙動を支配するのだ。 つまり……後藤うさの『粘度操作』と本質的には同系統の能力である。 同系統能力の正面衝突。 本来ならば魔法少女歴が長く自身の能力への理解も深い後藤が勝てるはずの局面だった。 だが、後藤の精神には大きな隙が生じていた。 (馬鹿な!? その声は……!?) 後藤うさは動揺した。 ミケナイトの声が、ある少女の声に生き写しだったからだ。 その少女は、50年前に命を落としたはずの……。 精神集中が乱れ、防御球体の粘度が下がる! 「っりゃああーっ!」 ミケナイトは斬馬大円匙を一気に振り抜く! 緑色の液体球が弾け飛び、後藤うさのスクール水着とミケナイトの三毛猫カラーワンピース水着に降り注ぐ! 発勁貫通! 後藤うさが吹き飛ぶ! 「グワーッ!!」 プールサイドを囲う緑色のフェンスに叩きつけられた後藤うさは白煙を巻き上げて爆発! 爆煙がおさまると、そこには甚平を着た白髪のしわしわなお爺さんがいた。 ……この老人男性が、ベテラン魔法少女・後藤うさの正体である。 ザンッ。斬馬大円匙でプールサイドを突き、ミケナイトが宣言する。 「水着パーティーは男子禁制です! お爺さんでも容赦しません。即刻、立ち去ってください!」 「わかった……じゃがひとつだけ教えてくれ……なぜ儂が男だとわかった?」 「老人ホームに勤めてる学園OGから電話があったんです。『魔法少女に変身して水着パーティーに紛れ込むお爺さんがいるかもしれないよっ!』って」 「ぬううーっ、ゆにばちゃんめ裏切ったな……!!」 後藤はうつむき、入れ歯で歯軋りをした。 「あーあ、だからやめとこうって言ったでしょ」 後藤うさに師事する多脚魔法少女・夢見花卒羽はそう言ってシュルシュルと長い二本の三つ編みを伸ばして、小さな老人を抱え上げた。 「さ、帰りましょ、老師」 腰を抜かした師匠を軽々と髪の毛で抱え、六本のタカアシガニ状の歩脚で卒羽は悠然とプールサイドから去っていった。 手には空になったトロピカル・ジュースの器。 卒羽は水着パーティーをそれなりに満喫できたようだ。 後藤うさは為されるがままに運ばれている。 いや、抵抗する力も無いのである。 後藤うさが戦いたくなかったもうひとつの理由。 90歳を超える老人である彼には、フルパワーの魔法少女戦闘は数分しか継続できないのだ。 ミケナイト VS 後藤うさ 勝者、ミケナイト! 『もしもし? こちら振樹です』 「やあ、渋流くん。ちょっと頼みたいことがあるんじゃ」 『なんすか? ま、他ならぬ後藤さんの頼みなら何でもしますがね』 「実は猫岸家について、改めて調べて欲しいのじゃよ」 『え、だってあそこは……特に新しい情報とか出ようもないんじゃ?』 「それが、不思議な子に出会ってしまってね……」 『……ほう、そいつは奇妙な話ですね。調べてみましょう』 「よろしく頼む」 『でも、そーゆーオカルト混じりの調査は、刑事の俺なんかより適任の探偵が居るんじゃないすか?』 「具体的な心当たりがあるみたいな言い方じゃな?」 『ええ。シマは希望崎でしょ?』 「うむ」 『その探偵の名は――霊媒探偵・晩田院巫弥』 (「ミケナイト VS 後藤うさ」おわり) 応援作品へ移動<<|メニューへ移動|>>ミケナイトの個別ページへ移動
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/5628.html
【検索用 まけないこころ 登録タグ 2009年 Rin(ぎん) VOCALOID ま 初音ミク 曲 曲ま】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:Rin(ぎん) 作曲:Rin(ぎん) 編曲:Rin(ぎん) 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『マケナイココロ』 ロボ声が特徴のミクハウス 歌詞 (PIAPROより転載) 夢を置き去りで、季節は過ぎるばかりで 君はいつも一人でいる いつか、いつかはって、いつも口先ばかりで 何も変わらない日常 矛盾だらけの曖昧だらけ。そんなことで良い分けないよ 一歩踏み出すその勇気は、もう忘れたの? 君に力を 君に勇気を 諦めないで、マケナイココロを 思い出してriya×3 君のために、歌い続ける この歌をriya×3 夢に背を向けて、いつだって逃げるばかりで 何も始まらない日常 言い訳だらけの、わがままだらけ。そんなことで君はいいの? 前を見据えるその瞳は、どこを見てるの? 君に力を 君に勇気を いつかきっとたどり着けるよ 希望と夢の未来 君ならきっと 長い旅路も 乗り越えられるはず 前を向いて、マケナイココロを 忘れないでriya×3 君のために、歌い続ける この歌をriya×3 コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/35074.html
こいするしょうじょはねこになる【登録タグ NexTone管理曲 mint* こ 攻 曲 殿堂入り 鏡音リン】 作詞:mint* 作曲:mint* 編曲:mint* 唄:鏡音リン(調声:攻) 曲紹介 さあ恋するあなたもニャッパッパーラ\(ΦωΦ*\) 三 (/*ΦωΦ)/ニャッパッパッパラパー 調声:攻、動画:翠葉 歌い手アルバム『みるめるしー!』収録曲のボカロバージョン。 歌詞 (ピアプロより転載) Nya・Pa・Pala… たぶん 信じてくれないし たぶん 話せないんだけど とある朝 目覚めたら 猫になっていました 現状は奇想天外で ため息だってニャーになる こんなとき想うんです 「元気かなぁ」きみは Nya・Pa・Pala… たぶん 一方通行で たぶん それは“恋”とかいう 不確かで甘ったるい きみ宛ての感情です 数学の宿題なんかより いつもきみだけ心配で 3度目のため息に空が泣きだした 迷子でびしょ濡れ 家もない やがて泣きたくなれば 傘の影 あのね 大キライな世界が すごく綺麗に見えたんだ きみを知ったあの日から だから…さぁ 何度だって魔法をかけて 迷い猫を抱き上げたきみの手 夢に描いてた愛しいその手で たぶん 信じてくれないし たぶん 話せないんだけど 連れ帰ったのら猫は 元クラスメートなんです 絶対に気づかないきみと 飼い慣らされてるわたしの ナイショの生活だって キライじゃないけれど そんなんじゃなくて… だからね わたし赤い糸でなんか 繋げて欲しくないの 首輪もリードも要らないの わたしの左手ときみの右手を ほらね 結べばきっとわかるでしょ 世界の果てまで行けるよ Don't you see‼︎ Nya・Pa・Pala… とぼけた神さまの悪戯 それは “恋スル少女ハ猫ニナル” あのね 大キライな世界が すごく愛おしく思えるんだ きみといっしょにいるだけで だから…ねえ 明日も明後日も笑って きみの隣で揺れていたいな 太陽の花みたいにずっと 不器用なバカ猫ですが どうぞこれからはよろしくね ───たぶん 目を覚ましたなら たぶん いつもの朝です 不思議な夢の続き いつか少女は辿るでしょうか コメント ニャアア!何これ!かわゆすぎ~(*´ω`*)ヤバい -- エネ (2016-09-06 19 25 25) 10万再生してこれ伸びないのが変 -- 名無しさん (2016-12-19 13 24 31) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/holyland5/pages/218.html
打者、ミケナイト 平均的な高校生女子と比較しても、猫岸魅羽は野球のことをよくわかっていない。 ボールを打ったら走る。確か……右の方へ? そんなレベルだ。 しかし、生徒会役員の命令には逆らえない。 猫耳兜の下では、鼻から血がだくだくと流れ出て止まらない。 そんなのは野球をしない理由には全然ならない。 ――野球しようぜ! だが……魅羽には秘策があった。 秘打。名付けて『狩るにゃんミータックス』。 野球には『ストライクゾーン』というルールがあるのを御存知だろうか。 猫岸魅羽は、知っていたのだ。 『ストライクゾーン』を通ったボールは、ボールではなくストライクになるということを。 いかに野球神と言えども、この『ゾーン』を利用しなければ、ボールはボールのままのはず。 五角形のひし餅みたいなのの上空。膝と肩の間。 五角柱の形をした『ゾーン』こそが野球を支配する最重要領域である。 そして、斬馬大円匙ならば……一振りで『ストライクゾーン』全域を完全に抉り取ることができるのだ! ミケナイトは特大スコップを手に、バッターボックスに立った。 マウンド上には生徒会特別役員・野球神。 後ろを振り向くと、主審を務める一太郎が親指を立てて『グッドジョブ』のサインを魅羽に贈ってくれている。 だが、一太郎の口から出たのは魅羽が予想だにしない冷酷なひとことだった。 「バッターアウッ!」 (え? 私の名前は『アウ』じゃなくて『ミウ』なんだけど……? いや、正体は秘密だけど……) などと魅羽が考えてるうちに、ミケナイトはバッターボックスから追い出されてしまいました。 (……!? 何をされたのか全然わからなかった……! まさか野球神は『ゾーン』を使わず……いや、ボールを投げすらせずストライクできるの!?) 恐るべき野球神のチカラに、打ち震えるしかないミケナイトであった。 ピッチャー:野球神 バッター:ミケナイト 結果:規定外バットの使用によりバッターアウト 応援作品へ移動<<|メニューへ移動|>>ミケナイトの個別ページへ移動
https://w.atwiki.jp/kotodaman/pages/90.html
nameパラメータ わざ とくせい 詳細 進化 解説由来 name パラメータ もじ - HP 438 属性 - ATK 180 レアリティ ★★★★ 種族 神 状態異常対策 - ギミック対策 シールド 進化前 ハクジョウ わざ 名前 もじ数 条件 効果 0文字 文字数/頭文字/テーマ 攻撃/回復/補助効果/状態異常 0文字 文字数/頭文字/テーマ 攻撃/回復/補助効果/状態異常 とくせい リーダーとくせい とくせい 詳細 進化 - + - 解説 由来
https://w.atwiki.jp/niconicokaraokedb/pages/924.html
恋スルVOC@LOID -テイクゼロ- こいするほおかろいとていくせろ【登録タグ:OSTER project VOCALOID 初音ミク 初音ミク -Project DIVA-/PV 曲 曲こ 曲こい】 曲情報 作詞:OSTER project 作曲:OSTER project 編曲:OSTER project 唄:初音ミク ジャンル・作品:VOCALOID カラオケ動画情報 オンボーカルワイプあり 関連曲 恋スルVOC@LOID コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dangerousspy2/pages/101.html
ミケナイト ■性別 女性 ■学年 2年生 ■所持武器 斬馬大円匙(特大スコップ) ■ステータス 攻撃:12/防御:1/体力:5/精神:4/FS(馬に好かれやすさ):8 狩るにゃんフィールド 発動率78% 成功率100% 効果: 移動の直後に行われる動作の命中率と発動率を-60%する 38 範囲+対象:周囲1マス一人 1.4 時間:一瞬 1.0 非消費制約:カウンター 1.12 非消費制約:敵味方無差別 0.95 カウンター条件:カウンター範囲内を含む形での3マス以上の移動 0.4 * カウンター対象:カウンター条件を満たしたキャラクター(敵味方問わず) 1.0 待受範囲:周囲1マス 1.4 待受期間:2ターン 1.0 待受回数:1回 1 カウンタータイミング:先手 2 GK注:「1フェイズ内での合計移動マス数」を指す。 ◆能力処理補足◆ 三マス以上移動することが確定した段階で、移動開始マス・途中経路・到達マスのいずれかがカウンター範囲内ならば、現在位置に関わらずカウンターが反応し効果を及ぼす 行動提出時に移動の途中経路が明示されておらず、かつカウンター範囲内を迂回することが可能な場合は迂回したと見做す 動作「通常攻撃」ならば命中率が減少 命中率計算式、50+(攻撃-防御)*5に-60の補正を加えるので、攻撃と防御の差が22以上なら補正後の命中率も100% 動作「能力:同マス全員通常攻撃」ならば発動率と命中率の全てに影響を及ぼす 能力の発動率が110%の場合は50%になる 精神攻撃等の成功率には影響を及ぼさない 能力が「移動+その他の効果」であり、能力による移動でカウンター条件を満たす場合は以下の特殊な処理を適用する まず『強制移動を含んだ能力』の発動判定が行われる。ここでは通常の発動率で計算し、その結果成功した場合ダイス値を記録する。 その後、移動が終了した時点でカウンターが発動し、発動率・命中率の減少が発生する。 ここで、先程のダイス値を「減少した発動率」と比較して、残りの効果について成功か否かを判定する。 このダイス値再判定で失敗となった場合、原則として能力の消費制約支払いは発生しない。ただし、能力休みにはなる。 ※原則の例外は、消費制約の支払いタイミングが移動前と明記されていた場合等である。 例: 発動率80%の「1マス移動+同マス1人を行動不能」の能力 1d100で発動判定→ 例:50 成功 1マス移動→カウンター発動、発動率下がる-60すると発動率20% → 先程のダイスで50が出ているので、行動不能は失敗するものとして扱う 最初の1d100で20以下ならば、行動不能も成功する 能力原理 ネズミを捕まえるためのレイノルズ数操作能力。 スピード違反する人を、空気の渦に巻き込んで体勢を崩し捕縛する。 キャラクター説明 三色ショートカットの猫耳騎士。二本の尻尾が生えている。 騎馬はもっぱら移動に用い、徒歩戦闘を好む。 好奇心と規範意識が強く、ルール違反は許さない。将来の夢は警察官。 元魔法少女で、馬術部所属の正騎士。
https://w.atwiki.jp/holyland5/pages/245.html
ミケナイトの正体 正体を隠している人の、正体を暴くのは面白い。 馬術部所属の風紀委員。 白黒茶色の三色ロングヘア。 スコップを腰に携え、ジャージの上にだぶだぶのサーコート。 二本の尾を持つ三毛猫を伴っている。 果たしてミケナイトの正体は何者なのか、私は非常に興味をそそられている。 (=・ω・=) 水着姿の女性が二人、プールサイドで交戦している。 二人の水着は既に薬品によって損傷を受け、中破状態だ。 不慣れな投げ技を狙い続けるミケナイトの攻めは、明らかにぬるかった。 これは、薬袋品にとって予想外であり、好都合で、そして興味深かった。 気弾を連打すれば数ラウンドでミケナイトは確実な勝利を得ることができたはず。 「まるで、私がその水着を溶かすのを待ってるみたいですね?」 手に持ったフラスコの中に光る溶解液を揺らして見せながら聞いてみる。 「そ、そんなわけにゃいです! 正々堂々決闘ですっ!」 特大スコップをぶんぶん振り回し、慌てて否定するミケナイト。 なるほど、脱がされるのを望んでいるのだな、と品は理解した。 ミケナイトは、嘘をついたりするのは苦手なようだ。 予想外だったが、理解できない行動ではない。 ミケナイトの狙いは「脱衣指南書」による追加賞金なのだろう。 鬼雄戯大会の進行に伴う出来事は傷害、殺人、露出などであっても通常の校則や風紀事項の適用外とする裁定が既にでている。 つまり、初日のミステリアスパートナーのように全裸で戦闘を続けても、規則は何一つ侵していないということだ。 だからと言って全裸ボーナスを狙いに行くのは風紀委員としてどうなのかと疑問だが、猫岸魅羽はそれをやってしまうメンタリティの持ち主だった。 そこが、猫岸魅羽の面白いところだと、薬袋品は考えている。 いかにも風紀委員らしい規範意識の高さと、ルール違反でなければ非常識行動も辞さない二面性。 品の予想では、後者が魅羽の本質だ。 自由奔放な本性を抑制するために、自分自身に規範の枷を嵌めて優等生を演じているのだろう。 (私は見てみたい。規範意識の戒めから解き放たれた、猫岸魅羽の本当の姿を) 正体を隠している人の、正体を暴くのは面白い。 足元を刈るように振るわれる投げ狙いの低空スコップを軽やかに飛び越えながら、薬袋品はミケナイトの頭上で『ディゾルバー』を炸裂させた。 砕けた丸底フラスコの中から溶解液が飛び散り、二人の水着を溶かしてゆく。 薬袋品、大破! 残された水着の面積はマイクロビキニの如くごくわずか。 細くしなやかな肢体の美しい肌のほとんどが、白日の下に晒される! そして……ミケナイト轟沈! もはや水着は完全に溶け去り、猫耳鉄仮面を残すのみ。 その豊かな胸も、尻尾の生えた健康的な肉付きの尻も、あますとこなく観衆の目にするところとなった! 激闘に興奮した純粋な格闘愛好家達の純粋な大歓声が湧き上がる! その熱狂ぶりは昨日、水着クイーン決定した瞬間よりも烈しいものであった。 魅羽は、観衆の反応に確かな手応えを感じていた。 やはり、私には女性的魅力がちゃんとあるんだ。 目的達成。後は薬袋さんを倒し、素早くここを立ち去ろう。 いくら顔が隠れていても、裸でこんなとこに居るのは恥ずかしいから。 「まだ終わってませんよ」 薬袋品の眼鏡が、真夏の太陽を反射して鋭く光る。 ガシャン。足元で金属落下音が響き、魅羽の視界が突然開けた。 猫耳兜のフェイスガードが脱落したのだ。 「にゃっ!?」 慌てて左手で顔を隠す魅羽。 だが、左手が兜に接触した瞬間、兜本体も中央から真っ二つに割れてガシャリと地に落ちた。 髪留めは既に融解しており、アップスタイルで兜の中に纏めていた三色の長髪が、支えを失いはらりと解けて肩に掛かる。 「兜のミスリル素材に合わせて調合した特製ディゾルバー、どうやらクリティカルしてくれたみたいですね」 薬袋品は、自分の身体を隠そうともせず嬉しそうに微笑む。 「さあ、これで完全に丸裸です。本当の貴女を見せてください、ミケナイトさん――いえ、猫岸魅羽さん!」 魅羽は特大スコップの剣先で身体を隠しながら後ずさる。 なんてこと。魔法金属でできた猫耳兜が溶かされるなんて。 私がミケナイトだということが、こんな最悪に恥ずかしい形でみんなにばれてしまうなんて。 観客の大歓声が、ずいぶん遠くのように聞こえる。 頬が燃えるように熱い。照りつける真夏の太陽よりも、もっと熱い。 早く――早くこの場所から逃げ出したい! できるだけ早くこの場を立ち去る! そのためには! 迅速すみやかに! 目の前の敵を狩るにゃん! 「んにゃああーっ!」 プールサイドを素早く駆ける薬袋品を、スコップで掬うように持ち上げ叩き付ける! 叩き付ける! 薬品による反撃が肌を灼くが、構わず何度も叩き付ける! どんな劇薬よりも! 頬を焦がす羞恥の焔のほうがなお熱いから! 「うにゃあああーっ!」 とどめの一撃! だが、マタタビ酔いのせいか、羞恥で混乱ているせいか、夏の太陽のせいか、あるいは微かな殺意のなせる業か。 斬馬大円匙の軌道が僅かに、より残虐な方向にぶれたのだ。 魅羽の手に伝わる、肉と骨を両断する嫌な手応え。 見上げれば、青い空に一筋の赤い線を引きながら舞う、細く白く美しい、薬袋品の右足。 薬袋品は右足の支えを失って、水と流血で濡れたプールサイドに倒れた。 (ああ) (これでもう終わりですね) (でも“足を斬られて良かった”かもしれません) (私の予想が正しければ、魅羽さんの正体が、これでもっと見られるはず) 期待に目を輝かせ、品は魅羽の立っている方向へと顔を向ける。 だが、目が霞んでよく見えない。 足からの出血とともに、意識も薄れてゆく。 観客席から、品の名を叫びながら駆け寄ってくる足音が聞こえた。 (こうなったら私の代わりに魅羽さんの正体を見届けてもらいたいものですが……) (私がこのざまで、あの人にそれを望むのは、まあ無理でしょうね) (でも) (毒島先輩が、こんな大きな声を出すことがあると判ったので、今日の収穫は十分ですね) 第4ターン ミケナイト ○ ― ● 薬袋品 決まり手:斬馬大円匙による右足切断 右足を失って横たわる薬袋品を、魅羽は呆然と見つめていた。 己の裸身を隠すことも忘れて。 特大スコップで乱雑に斬られた断面からは骨と潰れた筋組織が覗き、真っ赤な血がだくだくと流れ続けている。 血の匂い。 「違う……そんなつもりじゃ……」 じゃあどんなつもりだったのかにゃー? 心の中で、もうひとりの自分が話しかけてくる。 エモノをやっつけた。それでオッケーじゃないかにゃ? 駄目。人を殺したり傷つけたりするのは規律違反だよ。 それはニンゲンのセカイのきまりだよね? そんなの、きにしなくてイイんじゃにゃい? 駄目だってば。私は人間だから、規則を守らなきゃ。 でもタイカイではきまりはまもらなくてもいいんだよ? 守らなくても……良いのかな……? オッケーオッケー! イインチョーだってイッパイころしてるにゃん? そっか。良いのかぁ。 さあ、おもいっきりニオイをかいで! 血の……匂い……獲物を捕らえ、殺し……食べる! そう! そのチョーシ! おじいちゃんのおしえてくれたことをおもいだすのにゃ! 狩る……獲物を狩る……! 狩るにゃん! 「ヴニャアーオ!(狩るにゃん!)」 魅羽が人ならざる声で、低く鳴いた。 両手を床につけ、背を引き絞った弓のように丸めて力を溜める。 標的は、薬袋品。 まずはガスマスクをつけた邪魔者を排除し、それから、食事だ。 「ニャアッ!(ミウっ! いけないっ!)」 さっきまで黙って脱衣試合の行く末を見守っていた三毛猫又のタマ太が鼻血をぬぐって駆け付ける! 「ヴニャン(邪魔しないで)」 魅羽は片手でタマ太を軽くあしらう。 跳ね飛ばされたタマ太は、プールの水面で二度バウンドして反対岸に到着し、動かなくなった。 その時。一陣の花吹雪が舞い、魅羽の視界を覆い尽くす。 花吹雪が去り、視界が晴れると魅羽の前には、鎧を纏ったヒーローが立っていた。 (様々な花が蒔絵風にあしらわれた胸部装甲のアップ) (白銀色の兜側面からのアップ) (虹色に輝くゴーグル部分の正面からのアップ) 「そこまでだ! 君の相手は私がするっ!」 それは生徒会所属となった仮面超役員・剣嵐・極であった! 斬馬大円匙を投げ捨て、魅羽が叫ぶ! 「ヴニャアアアアアオ!(だったらオマエから狩るにゃん!)」 全身から三色の毛が生えて素肌を覆い隠す! 手の平には肉球が形成され、爪が長く鋭く伸びる! 「身も心も怪物になってしまったのか……!?」 剣嵐は極彩色のスタンプをひねりながらベルトに二度、スタンプ・オンする。 『サクラセイバー』『コスモスキャノン』 虚空から桜色の薙刀と、秋桜色の巨大銃が現れ、剣嵐・極の手に握られた。 生徒会役員(オーバーロード)となった剣嵐は、全てのフォームの武器を同時に使いこなせるのだ! 「セイハー!」 コスモスキャノンから砲撃! 直後にサクラセイバーからの飛ぶ斬撃! 斬撃は砲弾に追いつき包み込み巨大なエネルギー弾と化して、獣人となった魅羽に炸裂! プールサイドに巨大なエネルギーの爆炎が立ち昇る! これが剣嵐・極の……弱攻撃だ!! 「ヴニャーッ!(ぶっ殺してやるにゃっ!)」 爆炎の中から猫獣人が飛び出して剣嵐に掴みかかる! 仮面に爪を立てて鷲掴みにし、力任せに押し倒す! マウントポジションを取ろうとする魅羽の腹を剣嵐は蹴り上げ、掴んだ腕を軸に後方に回転させて叩き付ける! 巴投げ! 仮面役員の強烈な投げを受けながらも猫獣人は素早く立ち上がると剣嵐の頭部を再び鷲掴みにする! そして、腕一本で剣嵐の身体を吊り上げ、ハンマー投げのように水平に三回転させてから地面に叩き付ける! 人外の怪力! 「ぐっ……やはりやるしかないのか……!」 剣嵐は極スタンプをサクラセイバーに押印する! 『極チャージ!』 季節外れの桜吹雪が、剣嵐と魅羽を包み込み、観客たちの目から覆い隠す! 魅羽は……桜吹雪の中で誰かが笑っているような気がした。 「ニャ……ア?(輝海……ちゃん?)」 それは、入学式の日に魅羽が見つけた、最初の宝物。 希望崎で、たくさんの人と出会った。 たくさんの宝物を、いっぱい、いっぱい見つけた。 だから……だから私は……獣なんかじゃない! 私は人間なんだ! 「オウカストーム・春嵐万!」 極彩色に輝くサクラセイバーが魅羽を切り裂く! ……桜吹雪が収まった時、そこに獣人の姿はなかった。 剣嵐の足下に全裸で横たわっているのは、一人の人間、猫岸魅羽だった。 (『ミケナイトの正体』おわり) 応援作品へ移動<<|メニューへ移動|>>ミケナイトの個別ページへ移動
https://w.atwiki.jp/musicgungun/pages/111.html
恋スルVOC@LOID 収録作品:超増加版・MGG2 人数 難易度 総ノーツ数[1P-2P](Tr/BS)[1P-2P] チャンスタイム EFB スコア理論値[1P-2P] 備考 タイプ ボス耐久力 ザコ数 1人用 NORMAL(7) 103(0/0) A ? 18 7 43,611 動画 2人用 NORMAL(6) 140[70-70](0/0)[0/0-0/0] A ? 33 4 ?[?-?] 動画 Tr=Trace:"引きっぱなし!!"のノーツ数BS=BlankShot:"上に向けて撃て!!"のノーツ数EFB:エフェクトフォーメーションボーナス(詳細はルール・システムで) 名前 コメント