約 5,400 件
https://w.atwiki.jp/syakaika/pages/13.html
開国と不平等条約 ペリーの来航 不平等な通商条約 開国の影響 江戸幕府の滅亡 尊王攘夷運動の高まり 尊王攘夷運動 大政奉還と王政復古 富国強兵 徴兵令 地租改正 文明国をめざして 殖産興業 ~富国強兵をめざして~ 文明開化 近代的な国際関係 岩倉遣外使節団 民権運動の高まり 自由民権運動 立憲国家の成立 国会開設勅諭 民権運動の激化 大日本帝国憲法の発布 条約改正 日清戦争 日清戦争 日露戦争 日露戦争 韓国と中国 韓国の植民地化 第一次世界大戦とロシア革命 第一次世界大戦 大正デモクラシー 大正デモクラシー 政党政治の成立 金融恐慌 満州事変 日中戦争 第二世界大戦 太平洋戦争 その他・参考文献 参照:明治時代の歴代内閣
https://w.atwiki.jp/pixivdiabolos/pages/36.html
▼第三章:終焉の鐘音 (しゅうえんのかなおと) ◆【第三回企画内企画】◆ 開始・期間 2011年5月7日(土)~5月31日(火) 【イベント概要・詳細:pixiv/illust_id=18438599】 今回のイベントは前回の【始りの聖歌】から約2ヶ月が過ぎたあたりになります。 前回の戦闘での傷もほぼ癒えて、準備も万全の体勢で挑む戦いとなります。 戦闘のための準備の描写等(戦闘開始前の描写)などはイベント期間前に投稿されていても構いません。 5月7日になったと同時にイベント描写のある作品投稿が可能です。 契約をしている悪魔さんは、契約相手を守るというのが最優先となっていましたが、 今回は女王アルバとの協定の元、悪魔の部隊への徴兵令が優先となります。 (徴兵令は回避も出来ますが、嘘だとしても正当な理由を考えてください。) 戦闘になります。戦うかどうかは強制ではありません 元から戦闘する気がない場合【ピクDI】非戦闘員 タグ(全種族共通)をつけてください 反逆者に分類されるキャラクターには命令や部隊に所属する行動指針はありません。自由に動いてください ▼参加表明用タグ→ 【ピクDI】終焉の鐘音 参加表明タグをキャラクターシートに入れておくと、他の方に使ってもいいよという意味になります。 自分から作品で行動を起したい方は、企画内企画開始で自分の作品投下後に参加表明タグをつけるようにしてください。 天使行動指針 怪我をした場合や戦闘を避けたい状況になりましたらヤーウェへ帰還してください (アンシアに保護されます) 基本的に全ての天使が西の森で悪魔を迎え撃つかたちになりますが、他へ移動したり逃げても構いません 【天使/使い魔】 前回の実践経験を元に改良を加えた黒羽ぐちゃぐちゃ 天使ひとりあたり3体連れていけます 簡単な命令なら理解します(足止めしろ、周りこめなど) 悪魔ひとりで3体を同時に相手するのは苦戦するレベルの強さです 悪魔行動指針 悪魔の皆様は戦闘部隊と救護班にわかれます。 戦闘部隊は前線で戦うことになり、救護班は後衛で仲間の支援活動を行ってください。 天使の弱点の夜目が効かないというのをつくための夜襲です。森を燃やしたりしないでください。 タグ→ 【ピクDI】戦闘部隊 【ピクDI】救護班 ※キャラクターシート追加するタグです 人間行動指針 15歳以上の戦える全ての人間の男子に徴兵令が出ました。 年老いて戦えない、病気・怪我など療養中であれば辞退・回避もできます。 武器や防具も支給されます。 騎士団と共に悪魔の戦闘部隊へ合流することになります。 15歳以上の女性でも武器が扱える者は紛れ込んでも構いません(男装などして絶対にバレないようにお願いします。例外はありません) 基本的に悪魔への協力と支援が目的です。天使側に有利になるようなことはできません。 騎士の職についている方で天使側に有利な行動をとった場合は騎士の称号の永久剥奪となります。 タグ→ 【ピクDI】傭兵部隊 ※キャラクターシートに追加するタグです 御使い歌いて 傭兵部隊に参加しない、参加できない人間のみができるイベントとなります。 結果次第でこの企画の世界観が大きく変わることになります。 ▼参加方法 教会へ行ってお祈りしましょう。 このタグの投稿件数が期間内に15を越えると、人間の短命の呪いが解け、 悪魔との契約を必要としない生活になります。 (全ての人間の寿命が戻ります。ただし悪魔との契約で得られるメリットもなくなります。) そして異種族間で愛を表す行為をすると灰になるという制約が解除されます。 1キャラにつき1回です 成功すると大聖堂の鐘が響き渡ります。 成功と同時に現在、契約中の方は契約印が消えて契約自体が解消となります 祈る内容や願いごとは指定しませんが具体的にお願いします 尚、今回も前回同様に教会内での聖域権の主張ができます 投稿作品専用タグ 【ピクDI】御使い歌いて 花びらに託して 贈り物イベントです。作品のネタや交流にどうぞ。 ポプリのお守り(形状やサイズ。中身や香りは自由) 元々戦地に赴く人に贈ったことから始まった風習で、もっていると戦いの女神の祝福が得られると言い伝えられていますが、お守りの効果や御利益など、神秘的な力などは特に何もありません。 基本的に女性から男性に贈るものです。 顔見知りや知人・友人など複数の方に渡しても構いませんし、全く知らない人に渡しても構いません。 ※このイベントのみ投稿期限が他イベントと異なります。 期間 5月7日(土)から5月22日(日)まで 【ピクDI】花びらに託して この内容が含まれる作品へつけるタグとなります。 公式キャラについて NPC扱いとなります ジェロジアとスペランツァ 西の森で主に指示、必要であれば戦闘等 アンシア ヤーウェで待機 ディアボロス 救護班と一緒に後方で指示等(前線には行きません)、必要であれば戦闘 シャスールとアルバ女王 王都の宮殿で待機。シャスールさんが護衛しています ※力関係の目安は前回同様です ※戦闘の細かい作戦内容等はありません。隊長とかもないので「こういう作戦やろうぜ!」とか「人手が欲しい!誰か手伝って!」などは自由です
https://w.atwiki.jp/scratch-wato/pages/12.html
カズコリ共和国!! WATO加盟国。 目次 基本情報 獲得領土 人事 その他 基本情報 + ... 国名:カズコリ共和国!! 首都:カズコリ・クロス・シティ 設立:2021年9月18日 公用語:日本語・英語・カズコリ語 人口:6億5570万人 GDP:270.0兆円 総資産:15兆7億6547万円 政治体制:エシアコフ主義 徴兵令:常時→20歳1年の徴兵 緊急時→赤紙 URLはこちら 獲得領土 + ... T.U.N次元 NNC次元 P.T次元 VMC次元 WUN次元 WATO次元 F.U.N.次元 北城次元 チート許可次元 惑星カルラン次元 V.S.M.N.U.A.次元 人事 + ... 初代大統領 @kazukazu1118 @coris_ash 初代大統領秘書 @marioudx51 初代副大統領 @zozxz 初代副大統領秘書 @nisezenichi 総理大臣 @OMOTINANO 副総理大臣 @12345-NICE その他 + ... 国教:EZ教
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/204.html
336 :きゃの十三 ◆DT08VUwMk2 [sage] :2007/12/24(月) 03 38 33 ID hKyCT3xw ――近未来。 宇宙から超ロボット生命体やらエイリアンやらが侵略を開始し、 地上では核実験によって生み出されたゴジラなどの 有名怪獣が破壊の限りを尽くし、 地下では爬虫類人間達や古代文明の生き残り達が地上の主導権を我が物にしようと攻めてきた。 そう地球は今、未曾有の危機に苛まれているのである そして、日本政府は、 この危機を回避すべく徴兵令制度を復活させ20歳の男子は3年間の兵役を課せられた。 迷惑な制度を作ったものだと思いながら今日、俺も訓練生として軍隊に入隊した。 「…っと言う訳で君達は、微兵と言えども軍人だ!規律を守り最後まで戦うように 以上、解散!!」 自分の所属する部隊の教官の挨拶が終わり僕は、自分の部屋に戻ろうとした。 やれやれ、兵役が終わるまでこの長ったらしい挨拶を聞かされると思うと吐き気がするぜ 「さて…、N-UC0079、あなたは残りなさい 他の者は、全員下がりなさい!!」 俺は、軍服に付けたナンバープレートを見る。…あっ!『N-UC0079』!! …って長官が呼んでるのは俺の事か しかし、なんで?っと思いながら教官のところに向かう。 さっきの挨拶をマトモに聞いてなかったからだろうか まともに長官の顔見なかったからわかんなかったが どうやら俺の所属する部隊の長官は、自分と同い年ぐらいの女らしい 「ふふふ、会えないと思っていたぞ…やはり君と私は、『運命の赤い糸』で結ばれていたんだ」 女教官の妖艶な笑みを浮かべた。俺は、その微笑に見覚えがある…忘れもしない 337 :【未曾有の危機】 ◆DT08VUwMk2 [sage] :2007/12/24(月) 03 39 35 ID hKyCT3xw 中学の頃、僕をいつもストーキングしていた星川 双葉(ほしかわ ふたば)だ。 あまりにしつこいので「付きまとうな」っと言って以来、 学校を不登校になってたが、まさか軍に入隊して部隊指揮官になってただなんて…。 「ここでは、君はただの『訓練生』だ。つまり『教官』の私の命令は、絶対という事だ」 双葉は、いきなり俺を抱きしめると無理やり口付けしてきた。 そして、俺の舌を吸いつき舐め、しゃぶりつき、自分の唾液を俺の口内に流し込んだ。 それに満足すると双葉は、唾液の糸を引きながら唇を離していく 「はぁ、はぁ、もう…もう君は、私から逃げられないよ あの時みたいに『付きまとうな』なんて言わせない、それどころか後悔するぐらい 私の事を好きにさせてあげるね」 それを境に双葉は、俺にセクハラ…いや、公然とレイプするようになった。 「○○くん、歯ブラシが無くなったので変わりに君の舌で私の歯を綺麗にしなさい」 「○○くん、箸がどこかにいったので口移しして下さい。変わりに君の食事の時に私が口移ししてあげます。」 「○○くん、君の事を思っていたら私の毛布がビショビショになったので罰として君がこの毛布の変わりに私を暖めなさい」 「○○くん、マツタケがしゃぶりたくなったので君のチンチンをしゃぶらせなさい」 「○○くん、君の子供が欲しくなりました。」 ―――地獄だった。 好きでもない…いや、どちらかといえば毛嫌いしていた女を抱くのはとてつもなく辛かった。 俺は、一度、捨てた男のナニを丁寧にしゃぶり、「愛している」と捨てた男の精を自分の子宮に流し込む プライドのないあの女が嫌いだった。 しかし、一番嫌だったのは、その毛嫌いにしていた女を抱いている時、その女に『好き』という感情を 一瞬だけだが感じてしまった自分だ。 プライドのないあのストーカー女に一瞬ながら屈服した自分が許せなかった。 338 :【未曾有の危機】 ◆DT08VUwMk2 [sage] :2007/12/24(月) 03 40 09 ID hKyCT3xw ―――半年がたった。 宇宙から来た超ロボット生命体やらエイリアンは、それぞれ勇敢なアメリカ人兵士が倒し、 核実験によって生み出されたゴジラなどの 有名怪獣達は、ウルトラマンと名乗る正義の味方によって倒され、 爬虫類人間達や古代文明の生き残り達は、赤いロボットと鉄の城によって全滅した。 思ったよりあっけなく人類は、未曾有の危機を回避できた。 平和となったのだからもちろん徴兵令制度も廃止され、俺達若者は、晴れて自由となった。 しかし、俺には、自由なんて物などなかった。 ――なぜなら星川双葉が俺の子を宿していたからだ。 日本政府は、『徴兵令制度』の代わりに『母子保護法』なるものを発布した。 それは、未曾有の危機によって無くなった人口を取り戻そうというもので 内容は、「子供を設けた者、子供が成人するまで妻と子供を生活面、精神面で保護するべし…できない場合は、死刑」というもの。滅茶苦茶だ。 つまり、俺は、後、20年間も双葉と共にしなければいけないのだ ―――双葉は、お腹を撫でながら微笑んでいる
https://w.atwiki.jp/1548908-11/pages/264.html
札川:ダイモンエリア:収容所:登場デュエリスト人間 解説:レート1200 【次元帝】使い。 攻略 出現条件 最終章:収容所にて。 WCモードとの連動 パック連動 プレゼント 激レア:死者蘇生 レア:レプティレス・ガードナー レア:レプティレス・ナージャ 通常:竜操術 通常:徴兵令 通常:アームズ・シーハンター デッキ名:除外乱闘 ※チェック。50音まち。 合計40枚+07枚 上級09枚 炎帝テスタロス×2 黄金のホムンクルス×3 カオス・ソーサラー 邪帝ガイウス 風帝ライザー×2 下級11枚 異次元の生還者×3 異次元の偵察機×3 クレボンス×3 ネクロフェイス マシュマロン 魔法08枚 サイクロン 次元の裂け目×3 大寒波 封印の黄金櫃×2 ブラック・ホール 罠12枚 D.D.ダイナマイト×2 奈落の落とし穴×2 針虫の巣窟×3 魔宮の賄賂×3 マクロコスモス×2 エクストラ07枚 A・O・J カタストル ギガンテック・ファイター ゴヨウ・ガーディアン サイコ・ヘルストランサー スクラップ・ドラゴン 大地の騎士ガイアナイト ライトニング・ウォリアー
https://w.atwiki.jp/sion1945815/pages/21.html
当鯖にて新しく追加された称号、必要な熟練度が変更された称号についての情報です 積極的な編集をお願いしますん 追加称号 称号名 必要熟練度 報酬金 ★血統 世代数20 100000G 冒険家 地下熟練度100? ???G ★農家 農業熟練度700 ???G ★農奴 農業熟練度1300 50000G ★問屋 商業熟練度700 ???G ★札束風呂 商業熟練度1300 50000G ★赤紙 徴兵熟練度700 100000G ★徴兵令 徴兵熟練度1300 50000G ★盗人 強奪熟練度700 100000G ★詐欺師 諜報熟練度700 100000G ★心身掌握 洗脳熟練度700 ???G ★やめてお 偽計熟練度700 100000G ★伏兵 待ち伏せ熟練度500 150000G 負け犬 戦争敗戦数10 ???G ★雑魚 戦争敗戦数50 ???G ★不屈 戦争敗戦数200 100000G 運び屋 輸送熟練度10 ???G ★パシリ 輸送熟練度50 100000G ★特使 外交熟練度600 100000G G G G G G G G 条件変更称号 称号名 元条件 → 現条件 → → → → → → → → 載ってない情報持ってるけど編集出来ない><って人用 ★伏兵 報奨金は150000G -- 日下部 (2012-02-29 18 48 02) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/1548908-2/pages/36.html
パック :天からの使者 モンスターカード アギド ノーマル アビス・ソルジャー スーパーレア 異次元の女戦士 ウルトラレア エクゾディア・ネクロス ウルトラレア 大盤振舞侍 オプション 逆ギレパンダ 魚雷魚 ノーマル キングゴブリン グラナドラ ノーマル 激昂のミノタウルス ノーマル ゾルガ D.D.アサイラント スーパーレア 怒れる類人猿 薄幸の乙女 レア ブローバック・ドラゴン スーパーレア ボーガニアン 魔鏡導士リフレクト・バウンダー スーパーレア 雷帝ザボルグ スーパーレア 天界王 シナト ウルトラレア 魔法カード 威圧する魔眼 ノーマル 怒れるもけもけ ノーマル うごめく影 ノーマル エクゾディアとの契約 ノーマル 奇跡の方舟 ノーマル クロス・ソウル レア 強奪 ウルトラレア サルベージ ノーマル 死皇帝の陵墓 ノーマル 鉄壁の布陣 トライアングルパワー ニトロユニット ノーマル 充電器 ノーマル ヘル・アライアンス ノーマル マシュマロンのメガネ ノーマル 罠カード 異次元の落とし穴 岩投げアタック 王宮の陥落 ノーマル 火霊術-「紅」 コザッキーの自爆装置 水霊術-「葵」 徴兵令 ノーマル 地霊術-「鉄」 ディメンション・ウォール ノーマル トークン謝肉祭 ノーマル 竜巻海流壁 ピケルの読心術 レア 風霊術-「雅」 レア マジカル・エクスプロージョン 魔力終了宣告 ノーマル 融合失敗 ノーマル ライジング・エナジー ノーマル レベル変換実験室
https://w.atwiki.jp/kemumaki/pages/105.html
報酬で得た物の合計を書くと混乱してしまうので、 順位と何が出たのかでの報告をお願いします。 -- (お天気) 2011-11-19 09 21 06 40%以内:御旗×1 -- (エイシュン) 2011-11-19 17 29 17 6位 霊薬×2 -- (朝市) 2011-11-20 19 49 48 Top10 精錬鉱石×2 徴兵令【全員愚直】×1 名匠の金槌×1 防御の銅鑼×1 褒美【織物】×1 -- (の) 2011-11-22 09 25 04 30%以内 残業命令中×1 精錬鉱石×1 攻撃の犬笛×1 -- (の) 2011-11-22 09 34 31 50%以内:御旗×1 -- (gai) 2011-11-22 11 30 53 全て10%以内 名匠の金槌×1 強化石の欠片×2 体力の霊薬×1 宝石【R1】×2 宝石【R2】×1 -- (名無しさん) 2011-11-23 09 18 09 12/4更新して頂いた方、誠にありがとうございます。 -- (朝鳥) 2011-12-05 05 45 35
https://w.atwiki.jp/wc2008/pages/62.html
出現条件:デュエルワールド・漆黒の世界に到着する Ultra 効果 スピリッツ・オブ・ファラオ 効果 ミスティック・ソードマンLV6 融合 デス・デーモン・ドラゴン 魔法 ライトニング・ボルテックス super 効果 強化支援メカ・ヘビーウェポン 効果 闇より出でし絶望 魔法 神剣-フェニックスブレード Rare 効果 イグザリオン・ユニバース 効果 可変機獣 ガンナー・ドラゴン 効果 月風魔 罠 ディメンジョン・ウォール Nomal 効果 インフェルノ 効果 モイスチャー星人 効果 リグラス・リーパー 魔法 アームド・チェンジャー 魔法 システム・ダウン 魔法 第三の棺 魔法 第二の棺 魔法 トライアングル・X・スパーク 魔法 龍の鏡 魔法 ヘル・アライアンス 魔法 レベル調整 罠 ゲットライド! 罠 ジェネレーション・チェンジ 罠 第一の棺 罠 徴兵令 罠 同姓同名同盟 罠 二者一両損 罠 方舟の選別 罠 反撃準備 罠 全弾発射 罠 ヘル・ポリマー 罠 誤作動 罠 闇の取引 罠 レベル制限A地区 罠 ロスト・ネクスト 4枚目以降のイフリートとして使えるインフェルノがオススメ。
https://w.atwiki.jp/84gzatu/pages/166.html
前へ戻る。 次へ進む。 遊義皇トップへ 小説置き場に戻る エビエスやウォンビックがレアハンターらしくデュエルする最中、ある七人衆だけはデュエルをしていなかった。 その男の名は神次郎、己のライフを大量消費してでもボードアドバンテージに固執する……という変わったデュエリストだ。 実力で言えば、ウォンビックに負けはしたものの互角といっていい戦いをし、エビエスには5戦全勝している。 それほどのデュエリストでありながら、彼は…… 「ほがぁああああ!」 「うべぇええぇっ……!」 なぜか口に、大量のプリッツを突っ込んでいた! そもそも、この神次郎と部下達は、ロールウィッツという男からレアカードを奪いにやってきた。 だがしかし、その男がまた変人で『自分の腹の上に積木を乗せて遊ぶ』という競技を考案し、そのゲームを挑んできた。 しかし、そのゲームの結果は双方の積木が同時に倒れてしまい、引き分け。 そこで他に勝負できるものは無いか、と探して神次郎の部下の牡鹿啓介という男が偶然持っていたプリッツに目をつけ、 『お互いにプリッツを口に挟んでいき、何本口に入るかを競う』という競技を神次郎が考案し、挑んだ。 ……素直にデュエルで決着をつけたほうが効率的なのは誰から見ても明らかだが、それでもこういうゲームに挑むのが神次郎という人物なのだ。 詳細なルールとしては、ターンプレイヤーが本数をメモ用紙に書き、神次郎の部下がその本数のプリッツをターンプレイヤーに手渡し、 それを全て口に入れられればクリアとなり、相手はそれ以上の本数を口に追加しなければならない。 その繰り返しによって双方の口に入ってるプリッツの本数は既に100本を超えており、今はロールウィッツが本数をコールするターンだ。 彼が書いた数字は……5! 「ご、5本!? 今が121本だから、一気に126本だ!」 神次郎の部下の牡鹿が叫ぶ。 やってみればわかるが、100本を越えると追加できる本数は2本か3本になる。 「(このロールウィッツ様でも5本の追加は辛ェ、だけどよぉ~~~、このロールウィッツ様ならいけるぜ!)」 根拠の無い自身を胸に秘め、ロールウィッツは唾液をボダボダと垂らしながら受け取ったプリッツを差し込めるスペースを口触りで探る。 「(ここだっ!)」 ロールウィッツはプリッツに半回転を加え、かつ折れないギリギリのパワーを見極めて5本をぶちこんだ! 結果は……一本も折れていない! 「(よし!)」 口の中に広がるプリッツの塩ッ気によって味覚が刺激され、どんどん唾液が垂れてきている。 そのため、プリッツは時間経過と共に強度が落ち、折れやすくなる。 だからゆっくり入れようとすると逆に柔らかいプリッツを押してしまい、危険な状況になる。 それすらも克服した半回転プリッツ差込み。 初めてするゲームではあるが、ロールウィッツは完全にコツを掴んでいた。 一方、神次郎はといえば……… 「(ぐ、うううう!)」 このゲーム、口がどれほど開くかという生来の資質によって入る本数が大きく左右される。 ロールウィッツは握り拳を口にすっぽり入れる、という特技を持つほどの大口であり、加えて天性のゲームセンスでプリッツ半回転まで修得した。 だがしかし、神次郎の口はむしろ小さく、ゲームセンスも恵まれているといえない。 商売道具であるデュエルモンスターズも、綿密なデッキ構築と執着的な戦術を駆使しなければ現在の地位を取れなかったほどであるし。 しかし、凡才である神次郎はなぜか『自分は他の誰よりも優れている』という盲信的なまでプライドをもっており、そのプライドは123本のプリッツを銜えるほどのエネルギィを生んでいる。 「(負けられん、私は……私は、最も優れた人間だッ!)」 神次郎は、本数オーダーに驚異的な数字を書きなぐった。 「さ、30本!?」 「が……!?」 余りのオーダーに、ロールウィッツもプリッツを吐き出しそうになった。 「本気ですか、神第5幹部!?」 「……!」 同行の部下が上司に訴えるが、神次郎は目で肯定する。 「(勝負を捨てたか、神次郎!)」 ロールウィッツは、幼少の折から腹上ジェンガのようなバカバカしいゲームを考案していたが、どんなに仲のいい友達も最後まで本気でプレイはしなかった。 途中からゲームを投げたり、果ては絶交するものまでいた。 敵ながら自分のゲームを始めて真剣にプレイし、尚且つデュエルの次に得意だった腹上ジェンガを自分と引き分けるほどの根性の持ち主だと思っていたが……、 30本というプリッツ追加は人体の骨格上不可能。 それはプレイしている断言できる。 「……!」 そんな思惑は露知らず、神次郎は30本のプリッツを右手に鷲掴みし、空中に放り投げ、続いて口に入ってたプリッツも空中に噴出した! 「!?」 ……捨てた!? いや、そんなバカな!? 「奥義・顎外しッ!」 神次郎はプリッツが一本も入っていない口内に両手の人差し指を突っ込み――次の瞬間、指を鳴らすような軽い音がし、 神次郎の顎は糸が切れたようにだらん、と垂れ下がった。 ――そう、さらに30本の追加は『骨格上は無理』なだけで、『顎の関節を外しさえすれば』入れることは可能。 続き、神次郎は虚空に向かった凄まじいスピードで続けて拳を振るい、そのまま顎へと戻し、再度拳で虚空を切る。 数度それを繰り返すと、神次郎の外れた顎の中には、数十本のプリッツが出現し、10秒後には吐き出す前の状態……否、噴出す前の123本に30本を加えた153本を口に挟んでいた。 このゲームは、プリッツが口か手以外のものに触れたらアウトというルールであり、投げ捨てる分には問題はない。 「……はあ、ほぉふひぃっつ、ふひはほはえら。(訳:さあロールウィッツ、次はお前だ)」 ロールウィッツは次に最低でも28本以上に挑戦しなければならないが……不可能だ。 できるわけがない。 観念したようにロールウィッツは口のプリッツを出すべく、手を添えた。 「ふひはへふなっ!(諦めるなっ!)」 「って、何言ってるんですか、神第5幹部!」 この『何を言ってるんですか』が、『敵を激励してなんのつもりだ』という意味か『口にモノ入れて喋ってるから意味が分からない』という意味かは知る術はない。 「ほほへはははしほひひはへふほろのへんしっ! ほろへいほのひゃっひょうでハレンハーふるはろへんはひゅるひへもはらしがひゅるはん! (訳:お前は私と引き分けるほどの戦士っ! この程度の逆境でサレンダーするなんぞ、天が許しても私が許さん!)」 通じるわけが無い、『ひひゃひゃひゃは』とか言ってるだけで成立するほど日本語は洗練されてはいない。 「……ははっは、ひゃうへ。 ひりゅうきゅうひょんら(訳:分かった、やるぜ。 29本だ。)」 通じたよ、ひひゃひゃひゃは、とか言ってただけなのに通じたよ。 「ほーふひっふ、ほうへんら!(訳:ロールウィッツ、当然だ!)」 「では、29本に挑戦していただきます! 立場上応援はできませんが、頑張ってください!」 神次郎の連れてきた部下の一人、牡鹿啓介が矛盾したことを言いながら29本のプリッツを手渡した。 ……って、ちょっと待て? まだロールウィッツは29本という本数をメモしてない。 故に牡鹿が29本という数字を知るには、神次郎やロールウィッツの『ひひゃひゃひゃは語』を解読した、ということになる。 ――恐るべし、牡鹿啓介! 「ひふれ……。(訳:行くぜ)」 前述したとおり、150本を超えるには顎を外すしか方法は無い。 しかし、顎を外すというのは口で言うほど簡単ではなく、素人にできる技ではない。 「ひほうほにふいはら………ほろひゅんはんでッッ! 玄人になるまでのことォォッ!(素人に無理ならこの瞬間で玄人になるまでのことォォッ!)」 ロールウィッツは神次郎に習い、口から全てのプリッツを排出し、即座に口に手を入れ、関節をはがそうとする。 「うおおおおお……(ガツォっ)……らぁっ!」 恐るべしロールウィッツ・ウェンディエゴ! たった一回見ただけで顎外しを修得していた! だがしかし、ロールウィッツには喜んでいる余裕は無い! 早く吐き出したプリッツを拾い、更に27本のプリッツをいれなければならない! ロールウィッツは素早く空中に目を向け、最も低空を飛ぶプリッツに目を向け……目にプリッツが刺さったッ! 「でぃぃいい……ごおおおおおお!?」 まあ冷静に考えれば、物質を真上に放り投げれば真下に落ちる。 それなら目に刺さるのは当たり前なわけで。 無論、刺さった1本以外は床にダイブし、砕け散った。 「……私の勝ちだ、ロールウィッツ。」 口に入ったプリッツを吐き出し、自分のアゴ関節を入れてから、神次郎は言った。 ※競技後、プリッツは全て美味しく頂きました、唾液塗れだったけど。 「ロールウィッツ、貴様の敗因はただひとつだ。」 口元は唾液とプリッツの粉でベダベダだということを知ってか知らずか、神次郎は流し目でポーズを決める。 「貴様の相手は神次郎。 勇猛なるアメリカと屈強たるドイツの魂を併せ持つ男を父に持ち、 晩成たるジャパンと誇り高きチャイナの間に生まれた女を母とする男だった、というだけのことだ。」 ドイツ人の体格の男はアメリカ人の目鼻立ちで日本語を喋り、中国武術の関節外しの応用でロールウィッツのアゴを入れた 「バッカじゃねぇの? 4つの血を引く……クォーターだからってお前が強いわけじゃねぇ。 俺が負けたのはただ赤いだけの血になんかじゃない、神次郎ってレアハンターに負けたんだよ。」 賛辞以外の何物でもない言葉に対し、神次郎は眉をひそめて、彼には珍しく小さな声で呟いた。 「……『神次郎』という個人には生きている資格なんぞない。」 「……は?」 「私は――『あの人』と同じ血族の人間だ。 だから生きている。」 会話が要領を得ない、何を言いたいのだ? この男は? 「バッカじゃねぇの? 何があったかは知らねーけどよ、その会った事もねえ他人にこのロールウィッツ様は負けたんじゃねぇ。 何度でも言うぞ。 このロールウィッツ様は制々正念党七人衆・神次郎に負けたんだ。 異論は許さ―」 ロールウィッツが言い終わらないうちに神次郎は、入れたばかりのロールウィッツの下顎を鷲掴みにし、ゆったりと後頭部を壁に叩きつけた。 「――貴様がアメリカ人で無ければ殺しているところだ、ロールウィッツ・ウェンディエゴ。」 正確に後頭部を叩かれ、出血などはしていないもののロールウィッツは完全に意識を失っていた。 「……ゲームには勝った、奴のデッキから〔ヴァンパイア・ジェネシス〕を抜き取れ。」 歴然と言い放つ神に対し、大半の部下はデュエルディスクに向かうが……牡鹿啓介は神次郎へと歩み寄、睨み付けた。 「神次郎さん……いえ、神第五幹部、暴力は制々正念党では禁則事項です!」 「………引き上げるぞ。」 牡鹿の言葉には耳も貸さず、神次郎は部下達を残して部屋のドアへと向かっていった。 「神第五幹部! 僕はクラッシュクラーリネッドってロックバンドが好きでした!」 クラッシュクラーリネッドは5年前に解散するまで世界中を熱狂させたロックバンドで、牡鹿はそのファンクラブの支部長になるほどのファンだったりする。 「……。」 「そこのメインボーカルの『神次郎』って人はの声は今でも忘れられません! 大好きな実家のラーメン屋の広告のための歌だけを作詞して、ラーメンの味の宣伝を歌い続けて!」 意も解さず、神次郎はドアを開け、部下を置いて出て行った。 「……神次郎さん……。」 同時刻、別のホテルではエビエスが本領を発揮していた。 「このゲームには、以上の4つの勝利方法が存在しますが、どの戦術でも相手と互角。 それに加え、仮にその人物が正念党員ならば、〔無限の力〕や〔サイクロン・ブレイク〕などの強力カードが使える分、優位と言うことですからね。」 そこまで聞き、シグの脳裏に他のデュエリストから訊いたある噂話が蘇った。 「まさか……あなたは、あの『四界の王』ッ!?」 「――おや? 私は名乗り忘れていましたか、シグ・ゴールドさん。」 四つの勝利において常に優位に立ち、如何なるデュエリストにも負けない王者。 ――故にその名を『四界の王』、ただの都市伝説だと思われているデュエリストのひとりだ。 存在すら否定されていた『伝説のデュエリスト』と、自分は知らなかったとはいえ対峙している……この状況! 目の前に現れた都市伝説的なデュエリスト、四界の王のエビエスに対し、シグは……! 「オイシイ! オイシすぎる!」 両腕を広げ、テンションを高めて大笑いするシグ。 「『四界の王』ほどのデュエリストなら、倒すだけで名が上がる! モチベーション上がるわァ~~~! ……鵜殿やロールウィッツのところより先にここに来てくれて感謝するわ。」 目を爛々と輝かせ、シグはネズミを狩るフクロウのような目でエビエスを見据えた。 「――疑問が尽きたようでしたらデュエルを続行いたします。 私は〔ウジャト眼を持つ男〕を攻撃表示で召喚し、効果を発動します。」 ウジャト眼を持つ男 闇属性 魔法使い族 レベル4 ATK1600 DEF1600 このカードを通常召喚した時と自分のスタンバイフェイズ時、相手フィールド上にセットされているカード1枚を選択してめくり、確認した後元に戻す。 エビエスのフィールドに出現したローブを来た男は、シグの伏せカードに向けて額から怪光線を発射した。 そして、その光の中に薄っすらと浮かび上がるそのカードの絵柄。 シグの伏せカード:聖なるバリア-ミラーフォース- 「おやおや、これでは攻撃できませんね。 私は1枚のカードを伏せ、ターンエンドです(手札2・伏せ2)。」 「あたしのターン、カードを引くわ!(手札4)」 ドローカード:幽馬目撃 「ふふ、ナァーイス。 あたしは手札から〔幽馬目撃〕を発動し、デッキから〔カイザー・シーホース〕を特殊召喚する!」 幽馬目撃(ユーマモクゲキ) 通常魔法 デッキからレベル4以下の海竜族モンスター1体を自分のフィールド上に特殊召喚する。 (この効果によって特殊召喚されたモンスターは、召喚ターンに攻撃宣言を行う事ができない。)(オリカ) カイザー・シーホース 光属性 海竜族 レベル4 ATK1700 DEF1650 光属性モンスターを生け贄召喚する場合、このモンスター1体で2体分の生け贄とする事ができる。 「そして〔カイザー・シーホース〕を生贄に〔畏怖を纏し異父 テュポーン〕を生贄召喚!」 畏怖を纏し異父 テュポーン 光属性 海竜族 レベル10 ATK4000 DEF3800 このカードは特殊召喚できず、海竜族を生贄に含む生贄召喚でのみ通常召喚できる。 手札の海竜族モンスター1体を墓地に送ることで相手のデッキの一番上のカードを確認し、デッキの1番下に戻す。 確認したカードがモンスターカードだった場合、自分のフィールド上に「ジュニアトークン」(ドラゴン族 闇属性 星5 攻/守2300)1体を特殊召喚する。 また、このカードと「ジュニアトークン」はめくったモンスターと同じ効果を得る。 (この効果は1ターンに1度しか使用できない。)(オリカ) 「それでは、シグさんの召喚に合わせ、私は〔徴兵令〕を発動します。」 徴兵令 通常罠 相手のデッキの一番上のカードを1枚めくる。 めくったカードが通常召喚可能なモンスターだった場合、自分フィールド上に特殊召喚する。 それ以外のカードだった場合、そのカードを相手の手札に加える。 徴兵令の存在は、もちろんシグの想定の範囲内だが……、 まさか、ここで発動するとはシグは思っていなかった。 この発動、実はシグの方が利が大きい。 「そのカードをこんなタイミングで発動するとはね、四界の王、あんたデッキを使いこなせてないわ。 〔徴兵令〕は相手のデッキの一番上を確認してから使うのが定石……いくら〔テュポーン〕相手に焦ったといってもそれはないわ。」 「御託を並べる暇があるなら、手早くデッキの上を確認してくれませんか?」 焦りにも見える緩急のない口調で、エビエスが静かに薦める。 「はいはい、それではデッキの上のカードを確認するわ。」 笑顔のままデッキの上のカードを確認し……エビエスにかざした。 デッキトップ:畏怖を纏し異父 テュポーン 「〔テュポーン〕はモンスターだけど特殊召喚はできない……、 よって、〔徴兵令〕の効果であたしの手札に加わるッッ!」 徴兵令は、運がよければ相手の切り札モンスターをも一瞬で奪い取れる強力なカードではあるが、 何らかの方法で相手のデッキを知らなければ、今のエビエスのように逆に敵に塩を送る展開も珍しくないのだ。 ――それにしても、驚くべきはシグのデッキ、正念党幹部が動くほどのアカードである〔畏怖を纏し異父 テュポーン〕を複数所持していたとは。 畏怖を纏し異父 テュポーン:デッキトップ→シグの手札 「まだまだァッ! 私は今手札に加えた〔テュポーン〕を墓地に送って、フィールドの〔テュポーン〕の効果を発動! あなたのデッキの一番上のカードがモンスターカードだった場合、そのカードト同じ効果を持つ〔ジュニアトークン〕を特殊召喚するわ!」 「しかし、私のデッキトップが魔法や罠だった場合、貴女はカードを1枚捨て損となってしまうのでは……?」 「何言ってるのよ、デッキトップは既に〔ネッシー〕で確認済み。 四界の王、あんたのデッキの1番上のカードは……魔法効果を受けない効果を持つモンスター、〔ガーディアン・ケースト〕!」 ガーディアン・ケースト 水属性 海竜族 レベル4 ATK00 DEF00 「静寂のロッド-ケースト」が自分のフィールド上に存在する時のみ、このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚する事ができる。 このカードは魔法の効果を受けない。また、相手モンスターから攻撃対象にされない。 「おや、そうでしたね。 それでは私は罠カード、〔無謀な欲張り〕を発動します。」 無謀な欲張り 通常罠 カードを2枚ドローし、以後自分のドローフェイズを2回スキップする。 一時は制限にも指定されていた中々強力な罠カードだが、今となっては中堅レベル。 使われて驚くカードであるはずもないのだが、なぜかシグの顔は歪んでいる。 「……んなッ!? あたしのデッキにそんなカードはないのに……? ……四界の王は、相手のデッキを完全にコピーするんじゃないの!?」 「何度も言うようですが、私はあなたのデッキをコピーしたわけではありませんよ? ……仮に、私が四界の王だったとしするならば、相手のデッキを知りった時点で、そのデッキのアンチカードも投入するのではないですか……?」 常識で考えれば、エビエス=四界の王の言うとおりである。 カードの効果でデッキの一番上の〔ガーディアン・ケースト〕をドローすれば、もちろんデッキの一番上のカードは〔ケースト〕ではなくなる。 つまり、この無謀な欲張りのカードは、相手のデッキトップの情報を武器にするシグ相手には、立派なアンチテーゼとなる。 「でも、『四界の王は、コピーデッキに九大レアを加えたデッキを使う』って情報は、 マウスコミューンでも扱われている情報で、あのマウスコミューンが誤報をするなんて……っ」 マウスコミューンとは、数ヶ月前にネット上に開設された情報サイトであり、 開設して1週間で、「本日・15時30分頃、アメリカ:ニューヨーク市の○○○ホテルにプロパガンダ・テロが発生するので、周囲の方はご注意を。」と報道し、的中したことから注目を浴びる。 その後に運営者を探そうと世界中が躍起になったが、チームの人数、国籍、リーダーのいずれも判明せず、謎の組織としてウェブ上に君臨している。 そんなサイトが、この四界の王については、アンチカードを使うという簡単な情報をつかめず、今も誤った情報を配信し続けているといえば、シグの反応も当然といえる。 「さぁて、ゲーム続行といきましょうか。 私は〔無謀の欲張り〕でカードを2枚ドローし、 チェーン1の〔テュポーン〕の効果処理と為ります。」 エビエス手札:2枚→4枚 「そして、新たなデッキの一番上のカードは……、 おそらく貴方のデッキにも入っていることでしょう、〔強欲なウツボ〕です。」 「な……!?」 強欲なウツボ 水属性 海竜族 レベル4 ATK2300 DEF800 このカードがフィールド上に存在する限り、このカードのコントローラーはこのカード以外のモンスターで攻撃宣言を行う事ができない。 ターン終了時、自分のフィールド上に存在するモンスターの攻撃力を合計した数値の半分のダメージを受ける。 また、このカードが相手プレーヤーに戦闘ダメージを与えた時、与えたダメージ分のライフポイントを回復する。(オリカ) 遅ればせながら、テュポーンが咆えた。 大地を揺るがし、全ての者に等しく恐怖を与える――はずなのだが、 この後に訪れる状況を考えれば、この力強さが滑稽以外の何物でもない。 「効果により、〔ジュニアトークン〕が貴女のフィールドに発生します。 そして、〔テュポーン〕の効果によって、〔ジュニアトークン〕と〔テュポーン〕自身が〔強欲なウツボ〕の効果を得ます。」 ジュニアトークン:無→シグのフィールド 「あ……あ………?」 「お気づきですね? 〔強欲なウツボ〕には『このカードのコントローラーはこのカード以外のモンスターで攻撃宣言を行う事ができない』と明記されていました。」 親子であるはずの二頭の大蛇は、お互いにエビエスのフィールドのモンスターを己の食料だと主張するようにフィールド上で牽制しあっている。 「うぅ、うううう?」 「その効果を父と子が、正しく双頭蛇のようにお互いに動きを封じあい、攻撃はできません。 そして、〔強欲なウツボ〕に更なる効果として、ターン終了時にフィールド上のモンスターの攻撃力の半分のダメージをコントローラーに与える効果があります。 貴女の場には攻撃力2000の〔ネッシー〕、2300の〔ジュニアトークン〕、4000の〔テュポーン〕、 よって受けるダメージは4150、それを親子がそれぞれ食べようとするならば、ダメージの総計は8300です。」 「そんなっ……あそこでエビエスが、〔徴兵令〕をプレイングミスで使っていなければ、こんなことには……!」 あの時、実はシグの手札には海竜族がなかった。 その為、あそこで徴兵令を使われさせしなければ、テュポーンの効果すら発動できなかったのだ。 「最初に申したはずですよね? 『デッキはシャッフルした方が良い』、と。」 その言葉の意味を把握出来なかったシグは、さきほど握り砕いて床に散らばったキラキラと光るピアスの破片を見て、ある可能性に気が付いた。 だが、そんなことができる人間がいるのか………いや、だが、それならば、エビエスの発言や、なぜ徴兵令を発動したのかも合点がいく。 「まさかとは思うけど、デッキを右手と左手で20枚ずつシャッフルしてる最中、 それぞれの山の1番下のカードを自分の手の平につけたピアスを鏡みたいに反射させて、デッキ内容を覚えた、とか……?」 ありえない。 確かに、この方法ならば、相手のデッキを完全に把握し、 しかも相手に渡した時点でデッキの順番も完全に思い通りであり、徴兵令で好きなカードを指定できただろう。 だがしかし、エビエスは20枚ずつに分けたデッキを、おおよそ0,5秒ごとに両方同時で一回シャッフルしていたので、 必然的に1秒間で約4枚のカードが表面に出てくるので、それを全て一回で正確に記憶するには、人並みはずれた記憶能力と動体視力が必要となる。 そんなことのできる人間が、いるはずがない。 「なななななななななんのことをいっ、言ってらっしゃるのか、この私には全ァァったく分ぁかりませんねぇっッッ!!!???」 「え、ウソ、図星?」 「分かりません、あなたの言葉をまったく理解できませんッ! それよりも早くターンを終了してくださいッッ!」 「……こんなわかりやすい相手に、どうしてマウスコミューンは誤情報なんかを……ターン、終了よ(手札2・伏せ1)。」 その瞬間、強欲なウツボの性質を受け継いだテュポーンとジュニアトークンが、同時に飼い主であるシグに襲い掛かった。 ――おそらく、シグ・ゴールド人生初となる自分の切り札モンスターたちによるワンターンキルだ。 シグ:LP7200→LP3050→LP0 「それでは、〔畏怖を纏し異父 テュポーン〕を頂戴いたします。」 「……っっ!」 2分で作った即席デッキ、しかも自分自身のミラーに、人並みはずれたトンデモ技を使われた満足とは程遠い敗北……、 自暴自棄になってか、シグは商売道具であるデュエルディスクをエビエスへと思いっきり投げ付けた。 「確かに頂戴しました。 では、私はこれにて失礼致します。」 フレスビーのように飛んできたデュエルディスクを右手一本で受け止め、 墓場とフィールドから、ちゃっかりと2枚の〔畏怖を纏し異父 テュポーン〕を抜き取った。 (賭ける枚数について、事前に話していないのがポイント。) エビエスは懐にカードをしまい、床をギシギシと呻かせながら入ってきたドアから自然な動作で出て行った。 ホテルから抜け出したエビエスの腕には、改造デュエルディスク『学(マナ)』が輝いていた。 改造デュエルディスク『学(マナ)』。 デュエルディスク職人、列効二封気から灸焔きゅうえん灸やいとへと譲渡され、その後エビエスの手元に渡ってきた改造デュエルディスク。 能力は、専用の台紙カードに高速でカードイラストを印刷するカード偽造。 しかし、コピーカードとしてのクオリティは低く、デュエルディスクのカードセンサーにギリギリカードと認証される程度で、 1度でもデュエルディスクの特殊な電気信号を浴びるとインクが剥離してボロボロになる使い捨てのコピーカード。 その為、売買はできず、灸焔ヤイト以外の人間では持っていても特に意味のないデュエルディスクであった。 前へ戻る。 次へ進む。 遊義皇トップへ 小説置き場に戻る