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バルス! 紫電のリア友。ニコニコ中毒者。 常連チャットにてああああと言う名前で入室。 やってる事、言っている事、全てメチャクチャ。 ミサミコ『ホームページやりたいと思ってる俺にとってアイスペは先輩でありいい見本』 ↓↓ アイスペ管理人は童貞クソニート 私らしくそれがすべてだから。(ブログ) Author 御坂美琴 やあ、こんにちは! 私のブログにようこそ! 先にいっておくけど、 うp主は美琴バカの男です! 本物の御坂美琴ではありません! 間違えないでよね! 間違えたら 超電磁砲を撃つよ!? あと、この文章「!」多い とか言わないでよね! というわけでアンタ、 このページを見ていきなさいっ! それじゃあ、ビリビリ頑張るから よろしく! ちぇいさー! ※ブログへのリンクは後に記入。 俺の計画 1作目:ニコニコとか(ニコニコRPG的な) 2作目:影茶RPG(影チャット住民出演RPG) 3作目:未定 これらは全てRPGツクールで製作されると思われる。 ※影チャットへのリンクは後に記入。 私らしくあるためのwiki アイスペwikiの影響を受けたwiki。 ※wikへのリンクは後に記入。 名前の由来 御坂美琴 緋黒と将がお怒りだ。 別リンク 影のチャット→ 私らしくあるためのwiki 私らしくそれがすべてだから。(ブログ) 関連リンク 童貞クソニート
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小ネタ 大掃除イベント(仮) 3 12月29日 -上条家-美琴「おじゃましますー」 ・ ・美琴「へぇ結構いい部屋じゃないの」上条「まぁ1人暮らしだと困らないんだけどな」美琴「某サイトの情報によると独り暮らしの男性は大抵エロ本があるとか、ないとか」ジィィ…とこっちを見る美琴。上条「どこの情報だよそれ!偏見じゃねぇか!…御坂さん、上条さんはそんなのないですからそんな目で見ないでくだしあ」美琴「まぁアンタには縁がないかもね。それであたしは何手伝えばいいわけ?」上条「そうだなぁ…洗面所拭くとか…。手がしもやけになるか。うーん…」美琴「掃除機とか物運ぶとかならできるわよ?」上条「じゃぁちょっと掃除機かけてくれ。俺は…洗面所でも拭いとくか…」美琴「了解~」しばらく掃除タイム…美琴「流石学園都市の掃除機、音がないわ」上条「ん?お前普段掃除機とか使わないわけ?」美琴「一応お嬢様ですから」上条「お嬢様ねぇ…って俺はそのお嬢様に掃除させてるんだよな…俺って常識知らず?」美琴「別に今回は私から手伝ってるんだから別にいいわよ」上条「…(こうみると御坂はただの女の子なんだよな。掃除機かけてるとことか女の子らしいというかなんというか…)」しばらく固まる上条。美琴「どうしたの?おーい?もしもし? こうなれば奥の手…それ!」軽く上条に触れて静電気を流す。上条「うおッ!!なんだ何だ!?」美琴「アンタがずっと固まってるから起こしてあげたわけ、目が覚めた?」上条「むしろ目覚めが悪いです…」美琴「で、さっきどうしたの?」上条「別に…掃除してるお前がちょっと女の子らしいなと思っただけですよ…」美琴「えっ!?(女の子らしい?)」一瞬で顔が赤くなる美琴。アピールできてうれしいのもあるがそれ以上に照れて恥ずかしいのだ。上条「どうしたんだ御坂?顔が赤いけど…まさか風邪ひいたか?しんどいならベットで休んでろ」美琴「えっ…べ、別に大丈夫大丈夫!…ってうわ!」足元の袋を踏んで滑ってしまった。それから上条に向かって倒れる。上条「うわっ!」支えきれなくなり倒れてしまう。ズドーンという音が部屋全体に響いた。現在の状況…美琴が滑り倒れる。支えようとした上条も倒れる。上条の上に美琴が倒れている。少しでも体を動かすと唇と唇が触れてしまう。上条「って…大丈夫か御坂…よいしょ…」起き上がろうとした時、上条の唇が何か柔らかいものに触れる。美琴「!!!??!?!?(え!?今アイツの唇が私のほっぺに?え!?キス!?)」かなりパニックになる美琴。上条「うわ!?ごめん、御坂。悪気はなかったんだ!」美琴「べぇ、別にきにしてなんきゃいにゃいわよ…」ブルブル実際、嫌というよりすごくうれしいのだが、やっぱり恥ずかしいのである。美琴「にゃんで能力のコントロールができにゃいのよ…」バチバチ 上条「なんかやばいバチバチいってる!」美琴「ふにゃー」
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「土御門ー土御門ー、あんたの妹、彼氏いたんだねー」 学園都市の高校の教室で、薄い茶髪をショートボブにした少女――桐嶋 透子(きりしま とうこ)が、にやにやとした笑みを浮かべ、いつものように青髪ピアスと談笑する土御門元春に、そう話しかける。 次の瞬間、ごぅっと風切り音が教室に響き、透子が教室の後ろ、窓側の角に押し付けられる。 「詳しく、聞かせて貰おうか」 がしぃっという擬音を鳴らし、透子の両肩を掴んで、土御門は詰問する。 「痛いんだけ・・・わ、判りましたぁ!」 透子の反論は、サングラス越しの目線で制され、そして茶髪少女の言葉で、物語は幕を開ける。 意訳すれば、透子のバイト先であるファーストフード店に舞夏と少年(茶髪少女もイイと思った)が来店し、二人で仲良くランチを楽しんでいたこと。女性向けの洋服店の紙袋を少年が持っていた事から、二人で買い物を楽しんでいたのかも、あと帰るときは舞夏が少年の腕を抱き締めるようにしていた、故に、彼氏だと思って・・・となる。 カップめんならば3つが完成するだけの時間を掛けてそれを聴きだした土御門は、無言のまま、透子を解放。 透子がその場に崩れ落ちるのを余所に、土御門は自分の席へと足を向ける。 「そういえば」 決して大きくはない、しかしよく通る声が、不気味な静けさに包まれる教室に響く。 教室にいた人間が声のした方を見ると、黒い長髪の少女、姫神がいた。 「彼、来てない」 姫神の視線の先には、土御門、青髪ピアスと共に、このクラスのデルタフォース(3バカトリオ)の一翼を成す少年、上条当麻の席があった。 「おい・・・まさか」 「いや、“旗男”ならあるいは」 「あの旗男・・・!」 誰もがまさかと思い、同時にもしやと疑いを拭いきれない中、がたんっ、と荒い音を立てて、一人の男が立ち上がる。 「つ、土御門くんー?んな怖い顔してどしたー」 冷や汗を浮かべ、若干呂律を狂わせ、青髪ピアスが問い掛ける。 「俺は、戦う理由を見つけた」 ぽつり、と呟き、土御門は教壇の上に立ち、そして教室を見渡す。 「勇猛果敢な紳士淑女諸君!」 日頃の軽い言動からは想像できない真面目な声で、土御門は言う。 「諸君らが感じている不満を俺自身、ここ数ヶ月、身を以て体験してきた。数多のフラグの乱立、周囲を顧みぬラブコメディ――俺たちは、耐えに耐えてきたのだ」 静まりかえった教室で、廊下で、土御門の演説は響く。 「しかし、それも今日で終わりだ。今日という日は、我々にとって大いなる歴史的転換点となるだろう」 言葉を切り、そして続ける。 「フラグの力を無自覚に行使し、我々に辛酸を舐めさせてきたかの少年に、俺は制裁を加える!」 誰かが息を呑む音が、妙に大きく聞こえる。 「諸君等に問う。フラグは旗男のみのものか?!」 「否!否!否!」 第二次世界大戦のとある国のとある国防軍の兵士のように、クラスメートは答える。 「ならば諸君等に問う。諸君等の敵は誰か?!」 「旗男!旗男!旗男!」 いつの間にかクラスに集結した他のクラスの生徒達も、いっせいに唱和する。 「――俺は、この歴史的転換点を、諸君らの様な勇士らと共に迎えられたことを深く感動している!そして、俺たちの胸には一つの誓いがある。その誓いとは!例え如何なる困難があろうとも、我ら反旗男解放戦線は今日のように揺るぎなく、永久に不滅であろう!」 「立ち上がれ、諸君!そして我に続け!いまこそ真の自由を、奪われたフラグを取り戻すのだ!」 土御門の演説は、教室を埋め尽くす怒号で締めくくられ、土御門率いる兵士達は教室を出撃した。 後には、気絶したままの茶髪少女と、席についたままの姫神、握り締めた拳をわなわなと震わせる吹寄、そして 「ななななんですかーこれはっ!」 教室の入り口で、一部始終を見ていた幼女にしか見えない女性、我らがミニマムティーチャー小萌先生。 「まったくもー、まるで学生闘争みたいですよー授業もあれくらい真面目にやってくれればいいのに」 ぶーたれながらも教壇に立ち、閑散とした教室を見渡す。 「さーて、取り敢えず朝の会「「先生」」 小萌先生の声を遮り、姫神と吹寄が立ち上がる。 「急用が出来たので、早退します」 「私も。同じ」 二人の少女は言い放つと、鞄を手に、教室を去ろうとする。 「まちなさいー二人揃ってどこ行く気ですかーっ!」 二人は立ち止まって振り向き、そして答える。 「「戦いに」」 そう言い残し、二人は校則を無視し、廊下を駆けてゆく。 後には、ご立腹の小萌先生と、気絶したままの透子が残されるだけ。 Part 2/上条の寮 さて、時は土御門率いる解放戦線が教室を飛び出す少し前へと遡る。 件の“旗男”―――――上条当麻は困惑していた。 (あれ~、一体なぜこんな状況になったのでせう?) 自問自答を繰り返しながらも右手を使い降り注ぐ雷撃の槍―――もはや、雨と称しても問題ない量のそれを防ぐことは忘れない。そして防ぎながら上条は今に至るまでを振り返ってみた。 始まりは呼び鈴を鳴らす音だった――――ピンポーンッ♪…………返事がない。 来客は少し考えた後………ピンポピンポピンポピンポーン♪♪呼び鈴を連打し始めた。 「だぁ~~~、今出るから連打は止めろ!……いや止めて下さい!!ちょッ…!」 ピンポ♪ピンポーン♪ピンポーンッ♪ (軽くスルーされたッ!?しかも、なんだかリズミカルに!?) 訪問者は当初の目的を忘れたのか、上条の呼びかけを無視し、呼び鈴を鳴らすのに夢中になっているようだ。 それを認識した上条は、学校の準備を中断して慌てて玄関に向かった。 「はい!今出るから!!だからマジで連打を止めて下さい!ってか止めろ~~」 そう叫びながら、上条がドアを開けるとそこには、隣人である土御門の義妹の土御門舞夏と、ビリビリこと「超電磁砲」の御坂美琴が―――――――――――――――― メイド服を着て立っていた。 「…………………………………ハァ~~~~~~!?」 思考停止から一分程が経っただろうか、ようやく上条は現実を認識し始め、とりあえずドアを閉めた。 (イヤイヤイヤイヤイヤイヤ、ナンですかコレッ!もしや新手の魔術師か!?それともオヤジがまた大魔術を無意識に発動させたのか!?) 上条は混乱しながらもそこまで考えを進め同時に落ち着いてきた頭で玄関に目を向けると、 せっかくの来客をいつまでもドアの前で待たすのもなんだと思い再びドアを開けようとした瞬間――――――― 「だ、か、ら、早く開けなさいよ~~~!!!」 という今までスルーされ続けていた御坂の叫びと、バチッという音が聞こえ、ドアが宙を舞った。 「はぃ~~~ッ!?」 「御坂御坂ーそろそろ止めないかー?つーかご主人様に電撃喰らわすなんて、メイドとしてアウトだとおもうぞー」 上条家に於ける絶望的かつ熾烈な攻防戦は、土御門舞夏の声で停戦となった。 「・・・それもそうね」 雷撃を止め、しかし相変わらず怖い目で上条を見据えたまま、美琴は言う。 「一体全体何なんだこの状況は!とカミジョーさんはパニクりつつも状況説明を求めます!」 肩で息をしたまま、かなり混乱した上条が眼前のメイドさん達に問い掛ける。 「これは・・・か、課外授業なの!」 「・・・はい?」 「なんども言わせんなぁ!課外授業でメイドの実直研修ってのがあって、それでやむを得ずあんたのとこに来たって訳!ね、舞夏」 「お、おー。そうだなー」 「そう!ってことで、今日1日、あんたは私の課外授業に付き合ってもらうから!」 「お、ぉぅ・・・いやつーか私は学校があるのですがそちらはどうすればいいのでせう?」 「良いわね?」 「・・・はい」 初弾命中から僅か数秒、上条当麻は大破轟沈した。 (まったく、御坂も素直じゃないなー) そんなやり取りを見つつ、舞夏は心中で呟く。 (一緒に居たいならそう言えばいいのになー) 無論、課外授業なんて真っ赤な嘘だが、この少年はそれに気づいてはいない。 (ま、そこがいいとこでもあるんだがなー) Part 3/上条の寮の近く 反旗男解放戦線(A.F.R.F.)が出撃してから10分ほど、吹寄と姫神は極端に人口密度の低い学生寮街を駆けていた。言うまでもなく、目指すは上条当麻の自宅である。 「急がないと。今回は。本当に危ない」 巡航としてはかなりのハイペースを維持したまま、姫神が言う。 「うん。ったく、うちのクラスの連中はなんでお祭り騒ぎになると一致団結するかなー」 「・・・彼が。関わってるから?」 「多分、いや確実にそうね。ったくあの旗男が――ん?」 不意に吹寄が立ち止まり、そして疑問を投じる。 「待って、おかしくない?」 少し先行した姫神が振り返る。 「場の流れであのバカが舞夏に手を出したと思ったけど・・・もしあのバカが相手だとしたら、なんで桐島さんはそう言わなかったの?」 「・・・言われてみれば。確かに」 「気になるな・・・」 「なら。確かめてくればいい。上条君の様子は。私が見てくる」 吹寄を見据えたまま、姫神は言い放つ。 「・・・あの混乱の中、辿り着ける?」 「・・・」 姫神はそれに答えることなく、ただ口元を真一文に結び、吹寄を見据える。 「・・・わかった」 先に折れたのは、吹寄だった。 「コイツで決めよう」 そう言って、ポケットからコインを取り出す。 「表なら、貴女がアイツの家に行く。裏なら、私がアイツの家に行く」 「わかった。それならいい」 「じゃ、いくよ」 ――――――――――チャリーンッ……………パシッ! 弾かれ空高く宙を舞ったコインは、回転しながら本来の持ち主である吹寄の手に収まる。 「…………開けるわよ?」 「うん。開けて」 吹寄の問い掛けに対して、姫神は僅かな緊張感を含んだ表情ながらも決意のこもった声で応えた。 それを確認した吹寄は、満足そうに笑った後、手を退かした。 「…………………………………表」 (……やった!) 思わずあげかけた歓喜の声を心の内側に抑えつけながら姫神は、吹寄の様子を窺う。 「………表ね。じゃあ、貴女にアイツの事は任せるわ。」 (あ~ぁ、肝心な時は、上手く行かないものね) そんなことを考えながら、しかしそれを表に出すことなく吹寄はそう言い、頭を瞬時に切り換えた。 (ともかくあの子にもう一度話を聞く必要があるわね。) 今後のとりあえずの方針を決めると、姫神に向かって、 「また後でね」 と言い、返事を待たずに学校へと走り始めた。 「あっ……………」 (行ってしまった。) もの凄い勢いで走り去った吹寄を見やりつつ、ため息をついた。 Part 4/高校の近く (教室から出たときは気絶したままだったから、いるとすれば・・・保健室か) そんな事を考えつつ、一度来た道を駆け戻り、見慣れた校門を抜け、自分のげた箱から内履きを出して、速攻で履き替える。 (よーし、まだ帰ってない) 茶髪少女の靴箱を覗き、革靴がまだあることを確認。そして、保健室を目指し走り始める。 (それにしても、なんであんな事言ったのかな?) 古びた廊下を駆けながら、吹寄は今朝の出来事を反芻していた。 普通の学校ならば笑い話に終わるかもしれないが、相手はこと妹に関してはハートマン先任軍曹以上の恐ろしさを発揮するシスコン軍曹土御門だ。大騒ぎになることは簡単に想像できる。 (直接、聞くしかないか) 結論をだすと共に保健室に到達し、古びた扉を軽くノック。 「失礼します」 控えめにそう言って扉を開き、うっすらと消毒薬の匂いが漂う室内へと足を踏み入れる。 「すいません、桐島透子さんは?」 「んー?さっき起きて、もう教室に戻ってると思うけど」 吹寄の問いに、保健室担当の美人女性教師が答える。 「ありがとうございます、失礼します」 必要最小限の言葉だけを残し、吹寄は退室し、自らの教室へと廊下を駆ける。最早校則なんて無いも同じだ。 (革靴がまだあったってことは、まだ校内にいるはず・・・!) 階段を駆け上がり、教室の扉を乱暴に開く。 「桐島さん!」 だが答える者はいない。少女の席を見やると、先ほどはあった鞄が無くなっている。 「逃がしたか・・・いや、まだ間に合う!」 悔しそうに呟き、今度は玄関へと駆け出す。 震える両足を叱咤激励し、玄関に入り、少女の靴箱を開く。 女子生徒用の赤い内履きが、そこにはあった。 「--っ」 校門へと至る道を見やるが、そこに人影はない。 「逃がした--っ」 悔しそうに呟き、両手を握りしめる。 10秒程そうして冷静さを取り戻し、鞄に手を入れて、携帯電話を取り出す。慣れた手つきでアドレス帳から番号を呼び出し、コールする。 液晶には、「姫神 秋沙」の文字。程なくして、少女の声が電話から聞こえる。 「・・・もしもし?」 感情をあまり表に出さない姫神のしては珍しく、その声はどこか精気を欠いていた。 「大丈夫?」 意図していた言葉は頭から消え、思わず心配の言葉を投げかける。 「私は・・・平気。大丈夫だから。そっちの首尾は?」 それを察したのだろうか、姫神はこちらの心配が杞憂と思えるような力強い声でこちらの首尾を問う (――強いな) 吹寄制理は素直にそう思う。 姫神は大覇星祭の最中、怪我を負い病院に搬送され、途中脱落した。やっとクラスにも馴染み始めたにも関わらずだ。なのに、彼女――― 姫神は見舞いに行った私達に対して、「大丈夫。」と微笑んで見せたのだ。 大丈夫な訳がない。彼女にとって初めての学校行事だったのだ。悔しかっただろう………しかし、それを全く表に出さず、見舞いに来た私達を励ますような彼女 は、強く、美しく見えた。その姿を瞼の裏に思い起こしながら吹寄は、下手な慰めなどではなく、相方への万感の思いを込め報告を始めた。 「ごめん。逃がした」 「・・・そう」 姫神は“逃がした”という言葉に対する疑問を抑え、続きを促す。それを受け吹寄も応える。 「やっぱり何かがおかしいわ。桐島さんとは表向きには入れ違いになったんだけど・・・どうにも私達を意図的に避けてるようにしか思えないの」 「・・・」 無言で何かを考えている姫神に重ねて言う。 「早退したって考えるのが妥当かもしれない、でも何かが引っかかるの」 姫神は吹寄に対し、一言投げかける。 「―――――なら、どうしたい?」 『-----なら、どうしたい?』 「きまってる。桐島さんを見つけて、あの話の詳細を聞き出す。唯一の手掛かりを逃すわけにはいかない」 静かながら芯のある問いに、凛とした答え。 『――わかった。お願い』 「任せて。そっちはお願いね」 『うん。それじゃ』 電子音が通話終了を告げ、液晶が待ち受け画面へと戻る。 「さて・・・どうするか」 携帯を鞄の定位置に戻し、腰に手を当てて考える。 (桐島さんの連絡先は知らないし・・・誰かに聞こうにも、ウチのクラスは全員A.F.R.F.に参加中で、聞けるとは思えない、か・・・) 右手を顎にやり、更に考え込む。 静寂の中、制服が擦れる微かな音がする。 どこかの教室から、最早天然記念物に指定されそうなくらい数が減った熱血体育会系教師の、廊下に立っていろと言う声が微かに反響して聞こえてくる。 (・・・そうだ、小萌先生なら知ってるはず) 決断。そして職員室へと続く廊下を歩き、他の教室と同じく古びた扉を叩く。 「失礼します」 本日二度目の台詞を言い、職員室へと入る。 教室2つ分の空間に設置された大量のデスク。奧には応接室や校長室へと続く扉があり、左手には大きな窓が、右手には教科書や参考書、辞書が詰め込まれた本棚がずらりと並ぶ。 ざっと室内を見渡すが、探し求める人はいない。小さいから死角にいるのかも、と背伸びしてみるが、やはりいない。多分、授業に出ているのだろう。 「おー、どうしたミスセイリさん。どうしましたか?」 比較的入り口の近くの席で、「ナウでヤングな若者語」と書かれた本を読んでいた英語担当のカナダ人教師、皆にアダムと呼ばれる教師が、くるりと向き直ってそう問いかける。 「小萌先生を探しているんですけど、いないみたいですね」 「あぁ、彼女なら授業中だよ。急ぎの用なら呼び出そうか?」 「あっいや、大丈夫です。ちょっとクラスメートの連絡先をお聞きしたいだけですから」 内線電話を手に、白い歯と爽やかかつ眩しいスマイルを振りまくイングリッシュティーチャーアダムを、慌てて制止する。 「そうか・・・で、知りたいのはトウマ君の連絡先かな?」 「なっ・・・なんでそうなるんですかっ!」 だぁんっ!とデスクを力いっぱい叩く。 「あーごめんなさい。さっきも彼の連絡先と住所を聞きに来た生徒がいてね、つい」 両手を合わせ、頭を下げて謝罪。滑稽だが、彼の精一杯の謝罪の現れだ。 「――さっき早退した、桐島透子さんです。かなり具合が悪そうで、心配になって」 大方、A.F.R.F.の誰かだろうと当たりをつけて、要件を嘘を加えて伝える。 「ミストウコさんのアドレスね・・・OK、ちょっと待ってて」 顔を上げ、何故か少し楽しそうな顔を浮かべ、アダムはキーボードを叩く。 「あった。今プリントするよ」 うぃぃぃ、という音を立て、机の隅に置かれた小型プリンターからコピー用紙が吐き出される。 「はいこれだ。ちょっと離れてるね。ここからだと、バスで行くことになるね」 コピー用紙を手渡しつつ、アダムは言う。 「そうですね、さすがに隣の学区まで歩きはキツいですから」 ゴシック体でタイプされた文字を見やり、折りたたんで鞄にしまいつつ、吹寄は答える。 「ありがとうございました。失礼します」 そう言って軽く一礼し、吹寄は職員室を後にする。 「ちゃんと授業後に行くんだよー」 去って行く背中に言葉を投げ、アダムは読みかけの本を手にする。 (さっきはミストウコさんがトウマ君のアドレスを聞きに来て、今度はミスセイリさんがミストウコさんのアドレスを聞きに来た・・・いや、青春だね) Part 5/上条の寮 土御門率いるA.F.R.F.の精鋭、規模にして一個小隊30名は、3つの分隊に散会し、上条当麻の自宅がある学生寮で突入の機会を伺っていた。 一つは、一階の正面玄関に布陣する、射撃同好会の会長であるポニーテールの少女が率いるC分隊。 一つは、非常階段から迂回侵攻する、青髪ピアス率いるB分隊 そして、エレベーターから侵攻する、土御門率いる主力のA分隊。 「土御門、他の連中から連絡があったよ」 「作戦中だ。隊長と呼べ」 念動力系の能力者であり、小隊の通信を担う少女の報告を、土御門が遮る。 「・・・失礼しました。B、C分隊より入電。戦闘配置完了」 「わかった」 そう言って、土御門は立ち上がり、待機する兵士たちの先頭に立つ。それを合図に、能力者は自らの力の準備を始め、能力無き者は、エアガンやらガスガンを構える。 「時間だ。状況を始めろ」 簡素で静かな命令。それを合図に、A分隊の兵士達が一斉に動く。 先頭の兵士が扉を開き、2番目の兵士が玄関を制圧。3番目がバスルームを制圧し、4番目以降がリビングを制圧する。 教本通りの室内突入をこなす級友達を見やり、土御門は満足げな笑みを浮かべた。 「・・・誰も、いない?」 リビングに突入したひとりが呟き、次いでバスルームやトイレを制圧した兵士も 同じ事を報告する。 「他の分隊から連絡は」 「各分隊、接触していません」 「逃げられたか・・・」 土御門は呟くと、通信担当の少女を見やり、そして令する。 「各分隊より偵察を出せ。そう遠くにはいないはずだ」 風が鳴り、一度言葉を切り、そして続ける。 「旗狩の時間だ」 Part 6/上条の寮の近く 「よし!恒例の“アレ”行くぞっ!テレビの前の子も一緒に!せ~~~のっ・・・不幸だぁ~~~~~!!」 噂の彼こと、上条当麻は辺りを窺いながら走りつつ、そう叫んだ。 (ナゼ、コンナコトニ?) 思い返しても、全くもって意味が分からない。とりあえず、電話が掛かってきて――――― 土御門率いるA.F.R.F.が、旗狩り作戦展開の為の準備を進めている中、上条はソワソワと正座をしていた。対面には御坂が同じように正座している。 最初は学校を理由に断るつもりだったのだが、強引に了承させられた上条に、 「ま~、い~じゃん、い~いじゃん、メイドさんを雇うのは男のロマンなんだろ~?それに~、御坂じゃ不満なのか~?」 舞夏が御坂を指して言うと、御坂は肩をビクッと震わせ、顔を赤くした。 「・・・ちょっと、土御門―――」 しかし相手は上条である。御坂のそんな様子に気づくことも無く、 「・・・なぜソレをッ!まさか土御門から聞いたのか~!?あの野郎」 ブツブツとここに居ない胡散臭さ満載のグラサン野郎に呪詛を吐いていた。 そんな上条と御坂を見やり、 (はぁ~、先が思いやられるな~) と物思いに耽る舞夏だったが、閃いたとばかりに口元を笑みの形に歪め―――未だ呪詛を吐き続ける上条と、固まっている御坂に向かって口を開いた。 自分の世界へと飛び立っていた2人にとって、次の言葉は予想外だった。 「それじゃ~、御坂~、私は行くけど後は頑張るんだぞ~」 「「・・・へっ?」」 思わず顔を見合わせる上条達に対し、 「私は~、寮に戻って~ご奉仕しないといけないんだな~~~」 唖然とする二人に、もう用はないとばかりに背を向け舞夏は去っていった。 後にはあまりのことに声すら出ない2人が残った。 今日は銀髪シスターもおらず、家には上条と御坂のみがおり、お互いに妙に意識してしまう。 意を決して話しかけようとした上条だが、 「「・・・あのさ」」 見事にハモってしまい膠着してしまう。 かれこれ、一時間もした頃だろうか上条の携帯が鳴った。 Part 7/上条の寮の近く (これは。かなりまずい) 吹寄と別れてから10分後、学生寮街の一角、噴水のある広場の片隅で様子を伺い つつ、姫神は呟いた。 視線の先では、一度解散したA.F.R.F.達がエアガンやガスガンといった武器を手に再集結しつつあり、総司令官たる土御門が部隊編成を行っている。 残された時間は、後僅か。 そう判断した姫神は、鞄からまだ新しい携帯電話を取り出し、あまり多くはないアドレス帳から番号を呼び出す。 (お願い。出て!) 数回の煩わしい呼び出し音の後、相手が電話に出たことを示すカチャッという音が響く。 「上条君。今。家にいる?」 『姫神か?』 電話の向こうから、聞きなれた少年の声が響く。 「まだ。家にいるの?」 『おう。あー、悪ぃ、ちょっと今立て込んでて学校行けそうにな』 「今すぐ。そこを離れて。大変な事になってる」 自分でも驚く程キツい声で、そう告げる。 『――っ。まさか、魔術側が?』 それまでとは打って変わり、真剣な声で上条は問い掛ける。 「そうじゃない――」 次の言葉を言うより早く、A.F.R.F.が移動するのが見えた。 「説明してる時間がない。早く逃げて!」 Part 8/上条の寮 (・・・どうすればいいのよ) 気まずい沈黙が降りる中、御坂は舞夏とのやり取りを思い出す。 「御坂、御坂~」 とある土曜日の放課後。いつものように食堂でうだうだしていると、課外奉仕活動とやらで常盤台中学の寮で奉仕活動を行っている舞夏が話しかけてきた。 「何度も言うようだけど土御門、仮にも奉仕中なんだから、雇用者側のあたしに対して呼び捨てはどうかと思うわよ?」 「私と御坂の仲じゃないか~」 (………そーゆー問題だろうか?) なんだか納得の行かない様子の御坂に対して、 「寮監もいないし、へっちゃらだ~」 本来、人に仕える事を喜びにするメイドという幻想を殺しそうな問題発言を重ねる。 「まぁ、あんたがそれでいいなら良いんだけどね」 自分の中で沸き起こる葛藤を頭の隅に追いやる。 「それで?どうしたのよ?」 「前やったチェスのペナルティで~“1日誰かの専属メイドにな――」 「ゴメン、よ、用をお、思い出したわ、わ」 しゅたっと手を掲げ、引きつった笑顔で走り去ろうとする御坂の方をガシィッと掴む舞夏。 「だからほら~、御坂用に~、メイド服を見繕ってきたんだぞ~」 笑顔を浮かべ、右手で御坂の肩をつかみ、左手でゴスロリ風メイド服を掲げてみせる舞夏。 (ニッコリと微笑んでるけど、目、目が笑ってない) 冷や汗をかきつつも抵抗を試みるが無駄に終わる。 「・・・そ、そうだったかしら?」 「そうだったぞー。あ、一応言っとくけど、この状況からは逃げられないぞ~。逃げた場合は上条に~“アノ”写真を見せるからな~」 「…………ッ!!」 (そんなのあり~!?) 先日、舞夏がチェスの勝負を挑んできた。 ただ勝負するのではつまらない、ということからペナルティをつけることになった。そのときに舞夏が出した条件がこうだ。 勝ったらアイツ―――上条の事をなんでも教える。ただし、負けたら言うことを一つ何であっても聞かなくてはならない。その餌に釣られた御坂は、舞夏の邪悪な笑みにも気づかずに、表面上は如何にも興味がなさそうに―――内心では、拍手喝采を行ったのだ。 勝負の結果としては―――負けた御坂が、負けを取り戻そうと再勝負を挑んでは負け、恥ずかしい写真を撮られ、更に巻き返そうと勝負を挑んでは負けを重ね、今に至る。 「まさか、“超電磁砲”の御坂が約束を破らないよな~」 この言葉に反応したのが行けなかった。その後は早いもので、気がついた(現実を認識した)ら、上条家の玄関におり、なんとなぁ~く気まずい空気に身をまかせていだのだが・・・電話が鳴った。 「悪りぃ御坂、ちょっと出させてもらうぞ?」 返事の代わりに首を縦に振る。それを見た上条は、 「姫神?」 着信相手の名前だろうか?姫神という相手と話し始めた。 「おう。あー、悪ぃ、ちょっと今立て込んでて学校行けそうにな」 いかにもやる気のなさそうな声と表情で応えていたが、急に真剣な表情に変わると、 「――っ。まさか、魔術側が?」 それまでとは打った声で上条は問い掛けている。 (・・・魔術?) 意味が分からないが、そういえば彼が夏休みに、 『魔術師って知ってるか?』 と言っていたことを思い出す。そうして思案に更けている御坂の意識を、上条の声が現実へと引き戻す。 「おぃ!姫神ッ!?・・クソッ!!」 彼は急に立ち上がると御坂に向かって言った。 「逃げるぞ」 携帯を握り締めたまま立ち上がり、上条当麻は言い放つ。 「ちょっ――体何があったの?」 「説明は後だ!早く逃げるぞ!」 問いには答えず、代わりに御坂の手を取り、半ば強引に立ち上がらせる。鍵の壊れた扉を開き、廊下を曲がり、無骨な非常階段を一気に駆け降り、閉ざされた非常扉を開く。 周囲を見やるが、追っ手のらしい姿は見えない。 「こっち。早く!」 声の方を見るやと、寮と寮の合間の路地の入り口に、半ば隠れるようにして姫神がいた。 「やっぱり。こんな状況でも。君は君なんだね」 上条と御坂。手を引くものと手を引かれる者を一別し、安心したような、呆れたような声で姫神が呟く。 「何があったんだ?」 姫神の呟きが聞こえなかったのか、真面目な表情のまま、上条は問い掛ける。 「・・・心当たりはない?」 「・・・ない」 「本当に。知らない?」 「マジで知りません」 「上条君が。舞夏に手を出したって話しになってて。土御門君と学校のみんなが怒って。討伐に来てる」 「・・・はい?」 「・・・アンタって奴は・・・最低」 真面目な表情でそう告げる姫神に対して、呆然とする上条。そして背景に電撃を伴い、目を細めて呟く御坂。 「いやちょっと待ってください!私めはそんなことした覚えは全く御座いませんことよって!だから電撃はやめてくださいっ!」 飛来する電撃を右手で迎撃しつつ、上条当麻は必死に弁解する。 「――静かにして。追っ手が来た」 上条の部屋がある棟に視線を固定したまま、姫神が二人のやり取りを一刀両断する。 「上条君は。逃げた方がいいと思う」 突入するA.F.R.F.を見やり、姫神は言う。 「姫神はどうするんだ?」 「舞夏を探してくる。本人がいれば。誤解は解けると思うから」 「だったら、私も探すわ。多分学校にいると思うし」 「おぅ・・・けど、御坂は寮に戻ったほうがいいだろうな。巻き込むわけに――」 「・・・さっき言ったこと、もう忘れたの?」 上条の言葉を遮り、覗き込むようにして視線を合わせ、御坂は言い放つ。 「今日一日は私に付き合うって」 「けどよ・・・」 「だぁー!ここでグダグダ言っても始まらないでしょ。アンタと私、姫神さんとで手分けして舞夏を探せばいいでしょ」 「・・・私も。それでいいと思う」 「わかったよ」 「それじゃ、行こ」 そう言って、御坂は上条の手をとる。 「姫神」 振り向いて、上条は言う。 「無理、するなよ」 「・・・うん。わかった」 微かに微笑んで、答える。 上条も笑ってそれに答えると、御坂の手を引いて路地の奥へと進んでいった。 「やっぱり。どんな時でも。君は君なんだね」 誰にでもなく呟き、二人が去っていった方を見やる。そして、今いる路地へと向かう兵士たち――青P率いるB分隊のいる方へと駆け出す。 姫神と別れてから5分ほど、学生寮街の外れに位置する路地を、二人は駆けていた。 「とりあえず、お前の学校行って、舞夏を見つけて――」 「真偽を確かめて、騒ぎにケリつけるんでしょ」 「おぅ――にしても、なんでんなデマが流れるかな・・・」 「――本当に、何もしてないでしょうね」 「本当だっ・・・てとぉぅ?!」 上条の弁解を遮り、BB弾が二人の間を掠める。 「見つけたぞ!メイドも一緒だ!」 「本隊に通報。我、旗男を捕捉。交戦に突入せり」 「制圧射撃!メイドには当てるな!」 「旗男をヤレェ!」 コンバットかつ物騒なセリフが背後から飛び、次いでBB弾が次々と二人の周囲に命中する。 「きゃっ?!」 御坂の悲鳴。次いで繋いだ左手が離れる。 足を止めて振り向くと、御坂が転倒してるのがみえた。 「大丈夫か?」 「大丈夫、スカートが絡んだだけ」 御坂は、そう言って立ち上がり、真剣な目のまま微笑んでみせる。 「上条当麻!おとなしくその娘を解放しなさい!」 そんなムードをぶち壊し、少女の声が路地に響く。 振り向くと、身の丈の3分の2はある狙撃銃を背中に担いだ少女がいた。女子用の制服の上に、やたらとポケットがついたジャケット姿。被ったキャップには「shooting_freaks」の文字が刻まれている。 「それと。命令に従わぬ場合、私達は実力行使も持さないので、そのつもりで」 言を紡ぐ間にも、少し遅れてきたクラスメートたちが、元来た道を塞ぐように展開する。 能力者は少ないが、その代わりに皆小銃や機関銃のガスガンを装備し、おまけに統制が取れている。 「――」 「――」 御坂と目を合わせると、無言の頷きが帰ってきた。次いで、上条の左手が握られる。 「聞こえないの!?早くその娘を解放しなさい!」 その声を合図に、二人は回れ右し、再び駆け出した。 「動かないで!」 ポニーテールの少女の声が響くが、二人はそれを無視し、手を繋いだまま走り続ける。 瞬間、上条の眼前の地面が弾け、数瞬遅れて銃声が響く。 一瞬だけ振り向くと、ポニーテールの少女が体操座りの体制で狙撃銃を構えているのが見えた。 「なんで一般生徒が本物(実銃)もってんのよ!」 「射撃同好会の部長なんだよ!部員はあいつしかいないけどな!」 半ばヤケクソに解説しつつ、別の路地へと駆け込み、そして幾らも行かないうちに立ち止まる。 「「行き止まり?!」」 to be continue
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【種別】 年表 【解説】 とある科学の超電磁砲の各巻で起こった主な出来事を巻数と日付でまとめたもの。 本編(禁書目録)版は本編 年表、 禁書目録と超電磁砲を交えた時系列は統一年表を参照。 一巻第一話 七月十六日 第二話 七月十七日① 第三話 七月十七日② 第四話 七月十八日① 第五話 七月十八日② 第六話 七月十九日① 第七話 七月十九日② 二巻第八話 七月二十日 第九話 七月二十一日① 第十話 七月二十一日② 第十一話 七月二十四日① 第十二話 七月二十四日② 第十三話 七月二十四日③ 三巻第十四話 七月二十四日④ 第十五話 七月二十四日⑤ 第十六話 七月二十四日⑥ とある学徒の後日談集 第十七話 七月二十五日 番外編 とある二人の新人研修[前篇] 番外編 とある二人の新人研修[後篇] とある科学の超電磁砲SS(「禁書目録」目録)八月一日 アニメとある科学の超電磁砲八月二日~九日? 四巻第十八話 八月十日① 第十九話 八月十日② 第二十話 八月十一日 第二十一話 八月十五日① 第二十二話 八月十五日② 第二十三話 八月十五日③ 五巻第二十四話 八月十五日④ 第二十五話 八月十六日 第二十六話 八月十九日① 第二十七話 八月十九日② 第二十八話 八月十九日③ 第二十九話 八月十九日④ 第三十話 八月十九日⑤ 六巻第三十一話 八月二十日① 第三十二話 八月二十日② 第三十三話 八月二十一日① 第三十四話 八月二十一日② 第三十五話 八月二十一日③ 第三十六話 八月二十一日④ 第三十七話 八月二十一日⑤ 七巻第三十八話 八月二十一日⑥ 第三十九話 八月二十二日 『鉄橋は恋の合図』 第四十話 派閥① 第四十一話 派閥② 第四十二話 Rainbow's End 第四十三話 交渉 第四十四話 開会 八巻第四十五話 伏兵 第四十六話 胎動 第四十七話 遭遇 第四十八話 浸蝕 第四十九話 信頼 第五十話 開戦 第五十一話 解析 第五十二話 暗部 九巻第五十三話 瑕庇 第五十四話 連携 第五十五話 同舟 第五十六話 分進 第五十七話 捜索 第五十八話 疑心 第五十九話 追憶 第六十話 友達 第六十一話 SYSTEM 十巻第六十二話 参戦 第六十三話 渾沌 第六十四話 抗戦 第六十五話 敗北 第六十六話 誤算 第六十七話 右手 第六十八話 DOLLY 第六十九話 閉会 第七十話 約束 十一巻第七十一話 インディアンポーカー 第七十二話 BLAU 第七十三話 注視 第七十三.五話 とある少年の幕間挿話(エピソード) 第七十四話 予知 第七十五話 阻止 第七十六話 我儘 第七十七話 夢 第七十八話 胸 第七十九話 啓示 十二巻第八十話 奇縁 第八十一話 強襲 第八十二話 遊猟 第八十三話 Ha det bra 第八十四話 遊戯 第八十五話 魂魄 第八十六話 茶番 第八十七話 出勤 第八十八話 痛撃 十三巻第八十九話 厄日 第九十話 欺瞞 第九十一話 折衝 第九十二話 巨像 第九十三話 犠牲 第九十四話 推量 第九十五話 初心 第九十六話 再会 十四巻第九十七話 心馳 第九十八話 宣戦 第九十九話 緒戦 第百話 鉄壁 第百一話 院長 第百二話 蠱毒 第百三話 間者 第百四話 潜兵 第百五話 大穴 第百六話 開放 十五巻第百七話 怪生 第百八話 思惑 第百九話 風狂 第百十話 性悪 第百十一話 虚実 第百十二話 洞察 第百十三話 狂愛 第百十四話 苦肉 第百十五話 跳躍 とある科学の超電磁砲SS(アニメ禁書目録BD DVD初回特典)第一話 九月三日・昼 第二話 九月三日・夜 第三話 九月四日・朝~昼頃 第四話 九月四日・夜 第五話 九月五日・朝 第六話 九月五日・夜 第七話 九月六日・昼頃 第八話 九月六日・昼頃 とある科学の超電磁砲SS②(アニメ禁書目録2期BD DVD初回特典)第一話 七月一日 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 とある科学の超電磁砲SS③(アニメ禁書目録3期BD DVD初回特典)第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 とらドラ!vs禁書目録番外編 とある暗部の下着論争(○月×日) 一巻 第一話 七月十六日 朝、御坂美琴と白井黒子が路地裏で不良を一蹴。 美琴の期末能力測定が常盤台中学のプールで行われる。 放課後、美琴・黒子と初春飾利の目前で丘原燎多ら三人が銀行強盗を行う。 丘原ら二人を黒子が確保。同時に、車で逃走を目論んだもう一人の男を美琴が超電磁砲で車ごと吹飛ばす。 第二話 七月十七日① ファミレスにいた美琴と初春の前に黒子が現れ、初春を仕事に連れて行く。 美琴が風紀委員に間違われ、子供が無くしたバッグを探す事になる。 バッグを爆発物と勘違いしていた美琴が、児童公園でヌレヌレのグチャグチャになりながらも回収に成功する。 上条当麻がコンビニのATMにカードを飲み込まれる。 第三話 七月十七日② 【回想】六月十七日ごろ、美琴が不良に絡まれていた所に上条が乱入。逆に美琴を怒らせ雷撃を喰らうが無効化。以後数回遭遇→逃亡を繰り返すことに。 美琴の電撃で上条のカードが戻ってくるが、ATMの警報が鳴ったため逃げ出す。 河原で美琴が上条に決闘を仕掛ける。上条は途中で逃亡し、一晩中追いかける。 第四話 七月十八日① 【回想】七月十七日夕方、とある店で虚空爆破事件が発生。前兆を探知した固法美偉ら風紀委員が発生前に駆けつけるが、男性風紀委員一人が客をかばって負傷。 【回想】七月十一日、連続虚空爆破事件が始まる。 【回想】七月十日、レベル4の量子変速能力者である釧路帷子が原因不明の昏睡状態に陥る。 佐天涙子と初春が、美琴と共にセブンスミストに向かう。 第五話 七月十八日② 美琴がセブンスミストで上条に遭遇。 セブンスミスト店内で虚空爆破事件が発生するが、上条の活躍により人的被害は防がれる。 美琴が犯人の介旅初矢を確保する。 第六話 七月十九日① 初春が熱を出して寝込み、佐天に看病される。 御坂美琴と白井黒子が、佐天から幻想御手の情報を入手する。 美琴が、ネット上で幻想御手を使用したと実名で書き込みをしていた、スキルアウトらしき集団とファミレスでコンタクトを取る。 第七話 七月十九日② 上条の介入により、美琴が情報の入手に失敗する。 スキルアウトらしき集団が美琴に焼かれる。 上条相手に、人間相手では初めとなる全力を出した美琴の雷により、周辺地域で停電等が引き起こされる。 【翌日】介旅初矢が取調べ中に意識不明となり、水穂機構病院に搬送される。 【翌日】大脳生理学の専門チームとして、木山春生らが招聘される。 【翌日】佐天が、ネット上で幻想御手を入手する。 二巻 第八話 七月二十日 木山が病院内と喫茶店で服を脱ぎだす。 黒子が木山に幻想御手事件調査への協力を依頼する。 佐天が初春たちに幻想御手を見せびらかそうとするが、結局見せられずに終わる。 美琴が上条と勝負しようとするが、美琴が躊躇したため未遂に終わる。 黒子がスキルアウトらしき集団をぶちのめし、幻想御手の情報を入手。 第九話 七月二十一日① 黒子・初春、木山が幻想御手だと言われている音楽ソフトを手に入れ、本格的に捜査を開始する。 佐天が、幻想御手を鋼盾掬彦相手に金銭で売買しようとしていたスキルアウトらしき集団と遭遇。 スキルアウトと黒子が戦闘を開始。 黒子、テレポートでの戦闘が通じないスキルアウトのボス相手に苦戦。 第十話 七月二十一日② テレポートを無効化する能力は、自身の周囲の光を捻じ曲げる偏光能力だと判明。 黒子が、手傷を負いながらもビルそのものを破壊する事で偏光能力を動揺させ、拘束する。 佐天が友人のアケミ、むーちゃん、マコちんと会い、幻想御手を持っていることを告白。 第十一話 七月二十四日① 【二十一日】佐天と友人たちが、幻想御手を使用し能力者になる。 美琴と黒子が、幻想御手は共感覚性を利用したものだと気づく。 佐天と友人たちが幻想御手の影響で意識不明になり、冥土帰しの病院に収容される。 幻想御手の作成に使用されている脳波が、木山の物だと判明する。 第十二話 七月二十四日② 幻想御手を利用し、木山が擬似的に多重能力となる。 警備員を壊滅させた木山が、御坂美琴と対峙する。 第十三話 七月二十四日③ 美琴と木山が戦いを繰り広げる。 美琴、木山に敗北する? 三巻 第十四話 七月二十四日④ 木山春生が幻想御手を作成する事となった、理由と過去が語られる。 不意打ちで手痛いダメージを受けた木山春生から謎の胎児(?)らしきものが出現する 第十五話 七月二十四日⑤ 低能力に絶望して幻想御手に手を出した、生徒達の過去。(この日以前の回想、単行本加筆内容)野球に打ち込んで居た男子生徒が、試合で能力者の投手に惨敗。 とある女生徒が能力の使い方を教え、可愛がっていた後輩に身体検査で抜かれ、もう教わる事はないと後輩が言っているのを聞いてしまう。 レベル5を目指して地道に努力をしていた眼鏡の男子生徒が、偶然削板軍覇のすごいパーンチを目撃し、自分の目指す道に努力だけでは越えられそうもない壁があると悲観して向上心を失い、以後、能力開発から落ちこぼれた無気力な学生達に「諦めるな」等と励ますフリをして、上も前も見ずに自分よりも下の者を見る事で安心するようになる。 幻想御手のネットワークの暴走により出現したAIMバーストと御坂美琴が交戦を開始する。 初春が現地の警備員と連携して、幻想御手のワクチンソフトを学園都市中に流そうと行動を開始する。 ファミレスでだべっている、アイテムのメンバーがちょい役で出演する。 第十六話 七月二十四日⑥ 学園都市中に幻想御手のワクチンソフトが流される。 弱体化したAIMバーストが核を撃ち抜かれ、御坂美琴に撃破される。 木山春生が警備員に捕縛される。 佐天涙子が意識を取り戻す。 とある学徒の後日談集 第十七話 七月二十五日 美琴と黒子が常盤台中学学生寮に帰るが、寮監に見つかりプール掃除の罰を受ける。 番外編 とある二人の新人研修[前篇] 風紀委員の訓練所にて、白井黒子と初春飾利が出会う。 郵便局に強盗が現れ、黒子と初春が巻き込まれる。 番外編 とある二人の新人研修[後篇] 白井黒子が絶対等速と応戦し左足首を砕かれるが、美琴の陰からの援護により無事に捕縛する(美琴との出会いはなし)。 この時点では白井黒子は自身を空間移動させる事が出来ない事が判明。 とある科学の超電磁砲SS(「禁書目録」目録) 八月一日 テロリストによって衛星誘導車の『将軍』がジャックされる。 警備員の要請により、風紀委員から初春が派遣される。 黄泉川愛穂と初春が、最悪の事態を防ぐ為に奮闘する。 事件の顛末を見届けた美琴と黒子が、首謀者を制裁しに向かう。 アニメとある科学の超電磁砲 八月二日~九日? 『ポルターガイスト』事件。(アニメ最終話が九日。当てはめるとなるとこの時期が正しいと思われる) 四巻 第十八話 八月十日① 幼少の頃の、美琴がDNAマップを提供する経緯が明かされる。 第七学区にマネーカードを撒いていた長点上機学園の少女がスキルアウトに絡まれるが、話術と演出だけで鎮圧する。 第十九話 八月十日② 美琴が能力を使用して、長点上機学園の学生名簿にハッキングを仕掛け、寿命中断の少女の名前が、布束砥信だと判明する。 注:電撃大王連載時、下記の部分は次月に掲載され、こちらも「第十九話」の表記になっていた。単行本で統合した模様。 美琴が樋口製薬・第七薬学研究センターに進入。妹達の事を知るが、実験は行われる前に永久凍結されたと残されていた為にそれを鵜呑みに。 美琴と入れ違いで妹達の一人が現れ、残されていたデータを消去。 第二十話 八月十一日 美琴、当面の心配事が消えてハイになり、黒子に不審がられる。 三ヶ月前(おそらく五月一一日)、研究場内にてミサカ9982号が生まれる。 女性研究員により、施設内で殺害された、妹達最低でも10人の後片付けを命じられる。 第二十一話 八月十五日① 美琴、妹達の一人ミサカ9982号と遭遇。 第二十二話 八月十五日② 美琴、ミサカ9982号が自分のクローンであることを知る。 初春が美琴から実験の符丁(パス)についての相談を受ける。 ミサカ9982号、白髪の少年と合流。第九九八二実験に向かう。 第二十三話 八月十五日③ 21時00分、第九九八二次実験開始。 美琴、初春の手を借り、符丁(パス)から絶対能力進化計画の存在を知る。 第九九八二次実験、白髪の少年によるミサカ9982号の殺害で終了。 美琴、白髪の少年がミサカ9982号を殺害する現場を目撃。我を忘れ、白髪の少年に戦いを挑む。 五巻 第二十四話 八月十五日④ 美琴、白髪の少年と交戦。 白髪の少年の能力の前に美琴の攻撃はことごとく無力化、切り札の超電磁砲すら反射される。 白髪の少年の反撃前に、計画外戦闘を止めるべく妹達が到着。白髪の少年が警告を受け入れ戦闘終了。 美琴、相手が一方通行であることを知る。 第二十五話 八月十六日 (電撃大王連載時の表記は「八月十五日~十八日」。単行本で修正された模様) 美琴、布束と再会。 美琴、絶対能力進化計画関連施設に対し直接間接両面から破壊活動を開始。残り2基まで迫る。 実験の外部研究施設への引継ぎと施設の防衛が申請され、結果上層部からアイテムに施設の防衛が依頼される。 第二十六話 八月十九日① (電撃大王連載時の表記は「八月十八日②」。単行本で修正された模様) アイテム、キャンピングカーにて電話相手から依頼の詳細を聞き、分散し防衛に当たることに。 美琴、絶対能力進化計画関連施設の破壊に向かうが、施設内で待ち構えていたフレンダと交戦。 第二十七話 八月十九日② (電撃大王連載時の表記は「八月十八日③」。単行本で修正された模様) もう1基の研究施設のデータ移設作業の関係で、布束が研究施設に呼ばれる。 美琴、フレンダを撃破。 第二十八話 八月十九日③ フレンダの救援に麦野、滝壺が到着。美琴と戦闘になる。 布束、妹達に感情データを入力することで実験への妨害工作を試みるが、絹旗に捕縛される。 第二十九話 八月十九日④ 布束、絹旗の隙を突いてミサカネットワークに感情データの入力を行うが、セキュリティに阻まれ失敗。再度捕縛され連行される。 麦野、侵入者が美琴であることを察し、自分一人で勝負をつけるべくフレンダと滝壺を後退させる。 第三十話 八月十九日⑤ 美琴、麦野と交戦。フレンダの置き土産を利用し撃退に成功。 研究施設の破壊後、再度麦野の奇襲を受けるがフレンダの置き土産を利用し撃退。施設からの撤退に成功。 麦野、施設の研究員から資料を奪い絶対能力進化の全貌を知る。 (以下、日付的には八月二十日) 美琴、もう一方の施設に潜入。施設が稼働していない事を確認。 美琴、自販機前で悪戦苦闘中の上条に出逢う。 六巻 第三十一話 八月二十日① (電撃大王連載時の表記は「八月二十日」。単行本で修正された模様) 美琴、自販機に二千円札を飲まれた上条の前で裏技を敢行。その後上条の分を取り返すべく自販機に電撃、警報を鳴らす。 黒子、初春や佐天と自販機の警報を確認。方角から事態を察した黒子が単独で向かい、美琴の仕業であることを確認。 美琴、警報から逃亡した上条に追いつき電撃で入手したジュースの山を渡す。 黒子、美琴が上条と一緒にいる所を発見。 美琴、ミサカ10031号と遭遇。第一〇〇二〇次実験まで終了しており、計画が未だ進行中であることを知る。 第三十二話 八月二十日② スフィンクスのノミ取りをしようとしていたインデックスと姫神が、上条と一緒にジュースを運んできた御坂妹と出会う。 美琴、絶対能力進化計画が183もの外部施設に引き継がれたことを知り、施設への破壊工作を断念。 美琴、計画が学園都市主導の物であることを察する。 (以下、日付的には八月二十一日) 美琴、補習から帰宅中の上条と出会う。 美琴、計画を導き出した樹形図の設計者への破壊工作を決意。 第三十三話 八月二十一日① (電撃大王連載時の表記は「八月二十一日」。単行本で修正された模様) 美琴、樹形図の設計者ハッキングのため第二三学区へ向かう。 ミサカ10031号、道路脇に捨てられた黒猫に気づかず通りすぎる。 一方通行、自分に喧嘩を売った武装無能力集団の殲滅中に上条と一緒にいる御坂妹を発見。第一〇〇三一次実験に向かう。 美琴、施設への潜入に成功。ハッキングにより樹形図の設計者がすでに失われていることを知る。 第三十四話 八月二十一日② 美琴、半ば自棄気味に絶対能力進化計画の引継ぎ施設の一つを襲撃。 美琴、施設襲撃中に第一〇〇三一次実験の中継映像を発見。ミサカ10031号の最期を目撃する。 黒子、寮を訪ねてきた上条に応対。寮内に招き入れる。 上条、橋の上に佇む美琴を発見。寮のぬいぐるみから発見した書類を見せ、妹達や計画について知った事を告げる。 美琴、計画中止の最後の手として、自身が一方通行と戦い予測より早く自滅する計画を上条に明かす。 第三十五話 八月二十一日③ 上条、第一〇〇三二次実験へ向かおうとする美琴の前に立ちふさがる。 美琴、上条を排除するため電撃を放ち、上条は幻想殺しを使用しなかったため直撃。昏倒する。 上条、美琴の膝枕で目覚める。 上条、計画中止のため無能力者の自分が一方通行を倒すことを決意。第一〇〇三二次実験へ向かう。 上条、第一〇〇三二次実験中の操車場にて御坂妹と一方通行を発見。一方通行に戦いを挑む。 第三十六話 八月二十一日④ 上条、操車場にて御坂妹を保護。一方通行と戦闘を開始。 美琴、黒猫と共に操車場に向かう。 一方通行、上条の右拳で殴られる。 第三十七話 八月二十一日⑤ 美琴、操車場にて一方通行を殴る上条を発見。 一方通行、上条の言葉に最初の実験を思い出す。 (単行本化に際し研究者からの絶対能力進化計画への勧誘と、第一次実験の詳細が加筆される) 一方通行、風向操作による暴風で上条を吹き飛ばし、そこから風向操作による高電離気体の発生を思いつく。 美琴、上条を救うため一方通行に超電磁砲を向けるが、自滅して実験を止めても高電離気体の試し撃ちは止まらないと悟る。 美琴、高電離気体発生の妨害のための助力を御坂妹に懇願し、御坂妹はそれを承諾。 妹達により、学園都市各所の風車による高電離気体発生の妨害が開始される。 七巻 第三十八話 八月二十一日⑥ 妹達による風車を利用した妨害により、一方通行の高電離気体発生が阻害される。 美琴、『妹達』を守るため御坂妹をかばい、一方通行の前に立ちはだかる。 上条、満身創痍の身体を引き摺り立ち上がる。 一方通行、上条を倒すべく接近。右手をかわされ、左人差し指を右拳で折られる。 一方通行、上条の右拳を喰らう刹那、『絶対』を目指した最初の理由を思い出す。 上条、右拳を一方通行の顔面に叩き込み、撃破。上条も倒れる。 第三十九話 八月二十二日 美琴、上条の病室へ見舞いに行き、帰りに御坂妹と会い公園で子供らと遊ぶ。 (病院の廊下を歩くインデックスの後ろ姿が一コマあり) 美琴、御坂妹からの「ワガママ」を受諾。 『鉄橋は恋の合図』 (日付は八月二十二日以降と推測) 美琴、佐天の部屋で台所を借り上条に渡すためのクッキーを作る。 美琴、鉄橋にて退院してきた上条と出会うが、クッキーは渡せず。 上条、別れ際に美琴を「ビリビリ」ではなく「御坂」と呼ぶ。 第四十話 派閥① (以下、日付的には八月二十七日頃と推測) 婚后、常盤台へ転入手続きのため来訪。学舎の園内部の寮に向かおうとして外部の寮に行ってしまう。 美琴、海原光貴と遭遇。アステカ展に誘われる。 黒子、間違えて外部の寮に来た婚后と口論になり、二人とも寮監のげんこつを喰らう。 美琴、学舎の園への道に迷っている婚后光子を発見。海原光貴からの誘いを断るダシに使い、二人で学舎の園へ向かう。 婚后、美琴の名前を海原美月と誤解。 美琴、婚后と学舎の園を遊び歩き、最終下校時刻に別れる。 (以下、日付的には九月一日と推測) 婚后、湾内と泡浮に出会い『派閥』について聞き、食蜂の派閥を見て自分の派閥を作る事を宣言。 (以下、日付的には九月十四日と推測) 婚后、能力測定の授業中に超電磁砲の片鱗を肌で感じる。 第四十一話 派閥② (以下、日付的には九月十四日以降と推測) 冒頭、婚后が幼い頃に父と交わした友達についての会話が描かれる。 (婚后の幼少期は単行本化に際し全面的に描き直され、盛大だが友人席に誰もいない誕生会の光景も加筆されている) 婚后、派閥を作ろうといろいろな生徒に声を掛けるも玉砕。 婚后、美琴との会話から自身の勘違いに気づき、派閥ではなく友達を作ることに方針転換。湾内や泡浮とも友達になり、美月=美琴であることに気づく。 食蜂、図書館にて美琴を牽制する。 第四十二話 Rainbow s End (以下、日付的には九月十四日以降と推測) 佐天、初春を誘い虹の根本を目指して出発する。 佐天と初春、途中で大覇星祭の準備を行う学生(吹寄と姫神)を見かける。 第四十三話 交渉 (以下、日付的には九月十四日以降・九月十九日以前と推測) 上層部から大覇星祭運営委員会に、あることを超能力者にやらせるよう指令が下る。 Case#1 一方通行の元にネゴシエーターが向かうが、依頼を告げる前にぶちのめされる。 Case#3 美琴に依頼すべく運営委員が常盤台に向かうが、前学期末に他人の目を気にしてノイローゼ気味だった事(恐らくOVAの事件)を心配した教師により辞退。 第六位を探しに行った山根は、依頼どころか見つけることも出来ず委員会に帰還。 Case#2 垣根帝督にエージェントから依頼が来るが、一蹴。その際に能力について茶化され激昂し、部屋を破壊する。 Case#4 麦野にも依頼が来るが仕事の関係もあり当然却下。同業のフレンダがお気楽に立候補して麦野にとっちめられる。 Case#5 美琴の代打ということもあり最初は乗り気でなかった食蜂だったが、絶対能力進化計画研究者の後押しもあり依頼を受諾。 Case#7 削板軍覇に依頼をするため運営委員が学校へ出向くが、欠席。だが削板の性格を考慮した教師により依頼が受諾される。 結果、食蜂操祈と削板軍覇により大覇星祭の選手宣誓が行われることが決定する。 第四十四話 開会 (日付は九月十九日) 大覇星祭開会。食蜂操祈と削板軍覇により選手宣誓が行われるが、文言を忘れた削板のアドリブ+能力でぐだぐだに。 佐天、不在金属(シャドウメタル)を探そうとして黒子に説教される。 美琴と婚后が二人三脚に参加。 (以下、電撃大王連載時は「第四十五話 開会②」となっていた部分。単行本化に際し統合された模様) 二人三脚中に吹き飛んだ羽場跳高(未編集)の生徒を美琴と婚后が救助。二人三脚は常盤台の勝利に終わる。 ショチトル、佐天と遭遇。偽装していたため佐天は気づかず。 ショチトル、博士からの電話を受け『メンバー』としての初任務に向かう。 食蜂、能力使用に必要なリモコン入りカバンを実行委員に取り上げられる。 八巻 第四十五話 伏兵 (電撃大王連載時は上記「第四十五話 開会②」部分と合わせて第四十五話という扱いだった 美鈴、美琴や初春、佐天と出会う。 美鈴、初春や佐天と、美琴の『アイツ』の話題で盛り上がる。 御坂妹、美鈴や初春らとすれ違うが、双方気づかず。 御坂妹、大覇星祭の観戦に来た所湾内に美琴と間違われる。 美琴、美鈴らを撒いて競技会場に戻ってきたが、常盤台の生徒が御坂妹を自分と思って競技に参加させてるのを見て隠れる。 (競技会場に戻る途中の一コマに、オリアナと思われる後ろ姿あり) バルーンハンター開始。相手学校の作戦により戦力が分散され、大能力者の切斑(未編集)が無能力者の重石と相打ちになる。 第四十六話 胎動 (日付は九月十九日) 口囃子(未編集)を始めとする常盤台の生徒が、馬場の戦術により各個撃破されていく。 御坂妹、妹達が対一方通行戦で蓄積した実戦経験を生かして奮戦。美琴はそれを遠くから見守る。 御坂妹に対し、馬場の提案による『対美琴』戦術が発動。御坂妹は奮戦するが、馬場の本命である蚊を模したロボットによる薬物注入を受け、それにより出来た隙を突かれ撃破。勝負は常盤台の敗北となる。 勝負より服の汚れを優先した常盤台生徒の行動に対し寮監から寮のトイレ掃除を当番制にする提案がなされ、綿辺が賛同。 御坂妹、美琴と別れた後に注入された薬物の効果で昏倒。そこに食蜂と片言の研究者(未編集)と思われる人影が現れる。 第四十七話 遭遇 (日付は九月十九、二十日) 御坂美琴、美鈴と昼食にチーズフォンデュを食べる。(このとき手前でインデックスが食事している) 美琴と上条が話していると食蜂と遭遇する。食蜂、自己紹介をする。 佐天と初春、不在金属(シャドウメタル)を調べる。美琴、勘違いから清掃員に電撃を浴びせる。 大覇星祭一日目のナイトパレードが行われる。 翌日の朝、美琴はミサカ10032号が湾内に体操服を返していないことを知る。 第四十八話 浸蝕 (大覇星祭二日目) 美琴が防犯カメラをハッキングし、ミサカ10032号が搬送されたことを確認する。 ミサカ10032号を搬送した救急隊員の証言とカーナビの記録が食い違っており、美琴は食蜂操祈による記憶の改竄を疑う。 白井黒子、初春飾利、佐天涙子が食蜂操祈によって『御坂美琴との思い出』を消される。 美琴の救急隊員への詰問が『公共機関への脅迫』となってしまい、綿辺先生(心理掌握で洗脳済み)に食蜂派閥の見張りをつけられる。 第四十九話 信頼 美琴が白井らに協力を頼もうとするが、馴れ馴れしい赤の他人としてあしらわれる。 いつもの3人に頼れないため、美琴は競技の最中に婚后光子に相談。ミサカ10032号本人を連れて帰ることを約束される。 『メンバー』の馬場芳郎が『上層部』の命令でミサカ10032号の捜索を開始する 第五十話 開戦 婚后が御坂妹の捜索をしていると御坂妹の猫を発見する。 馬場芳郎が婚后に接触し戦闘を仕掛ける。婚后がT GDに能力で善戦するも御坂妹の猫という隙をつかれ敗北。 佐天涙子、湾内絹保、泡浮万彬が駆けつける。 第五十一話 解析 湾内、泡浮が馬場と交戦。馬場は二人の能力の弱点を把握したつもりになる。 傷だらけで運ばれた婚后を見た美琴が食蜂派閥の生徒を押し切って湾内らの元へ向かう。 第五十二話 暗部 湾内と泡浮に敗北し、大型ロボットのT MTを持ち出すが、本物の御坂美琴に破壊される。 『メンバー』の指示役である警策看取が動き出す。 九巻 第五十三話 瑕庇 湾内らの知り合いの能力者が、御坂妹の猫の記憶を対動物戦闘の読心能力で読み取る。 初春飾利と御坂美鈴が再び出会い、同行することになる。 (御坂美鈴との記憶は消されていないため、違和感無く接することができる。) 御坂美琴との思い出が消された可能性に気づいた佐天が美琴と連絡を取る。 第五十四話 連携 警策看取が水銀でできた等身大人形で初春と御坂美鈴を人質に取り、御坂や白井と交戦。 第五十五話 同舟 美琴、ダミーサイトで埋め尽くされていた都市伝説サイト『Auribus oculi fideliores sunt.』の本物を能力で発見し、食蜂操祈の隠れ家を発見し彼女に接触する。 美琴、食蜂から一連の事件に関わっている組織の概要やミサカネットワークが狙われていることを聞かされる。 第五十六話 分進 美琴と食蜂、ミサカネットワークを狙う木原幻生が秘密裏に来場している公演会場に潜入。木原幻生を捕えるべく洗脳や襲撃を開始。 第五十七話 捜索 白井、初春、佐天が『大質量の水銀を精密に操れる高位能力者』を特定するべく『書庫』を調べ上げる。 第五十八話 疑心 佐天、借り物競走で御守りのクジを引いてしまった上条当麻に御守りを貸す。 佐天、液体金属を扱っていた廃工場に侵入。警策看取らに襲われる。 食蜂らが木原幻生を捕えるが読み取った記憶から、それが変装させられた別人であることや木原幻生に『外装代脳』が狙われていることが判明。 第五十九話 追憶 『御坂美琴を殺さず捕らえる』という命令に疑問を抱いた『メンバー』のリーダーが独自に調査を行った結果、警策看取が『統括理事会』と繋がっていないことが判明。 (メンバーは統括理事会から勅命を受けて活動する組織であるため警策と敵対することとなる。) ショチトル(四十四話で佐天が携帯電話の使い方を教えた女性)が襲われていた佐天を防護する。 ショチトルが魔術の存在を仄めかし、警策を退かせる。その後佐天を外に連れ出す。 『外装代脳』の所在地に向かう途中で渋滞に巻き込まれるが、食蜂が数千人を操って道を切り開く。 第六十話 友達 【回想】食蜂、ドリーと出会う。以前のドリーの友達だった『みーちゃん』に成り代わるよう研究者から頼まれる。 【回想】食蜂は『みーちゃん』としてドリーと親しくなるが、ドリーが間もなく亡くなり、研究所のすべての人員を心理掌握で支配する。 第六十一話 SYSTEM 食蜂が美琴に『外装代脳』について打ち明ける。 御坂妹を看病していた施設が特殊部隊に襲撃され、カイツが御坂妹を連れ出す。 木原幻生に『外装代脳』が乗っ取られ、その力でカイツが無力化される。ミサカネットワークに特製ウイルスが撃ち込まれ、世界各地の学園都市協力機関に移っていた妹達が昏倒する。(アニメでは一方通行が倒れる描写もあり。) 上条と佐天は、ショチトルから木原幻生と警策看取の狙いが『御坂美琴を絶対能力者(LEVEL6)に進化させること』であることを聞かされる。 妹達から発生した力が御坂美琴に注ぎ込まれ、『もう一つの絶対能力進化計画』が開始する。 十巻 第六十二話 参戦 警策看取が精神世界で御坂美琴を唆し、諸悪の根源である『窓のないビル』に雷を落とさせる(が、傷一つつかず失敗に終わる)。 御坂美琴を元に戻すため、食蜂は警備員の上層部を操り第二学区の一画からあらゆる人間を避難させ、上条当麻を参戦させる。 第六十三話 渾沌 白井がカイツと御坂妹を敷地外に、食蜂を『外装代脳』を所有する施設にテレポートさせる。 御坂美琴の操る大質量の瓦礫を削板軍覇が粉砕し上条に助太刀する。 第六十四話 抗戦 食蜂が『外装代脳』の迎撃システムを発動させるが、木原幻生は『多才能力』でそれに対抗。御坂美琴の精神をこの世に縫い止めるための『外装代脳』の『リミッター解除コード』を狙う。 次の段階(Phase5.2)に進化した御坂美琴に不意打ちを受け、削板が額に深傷を負う。 白井黒子と警策看取が交戦。 第六十五話 敗北 上条当麻と削板軍覇の介入に興奮した木原幻生が食蜂を取り逃がす。 食蜂が自らの『自壊コード』と『リミッター解除コード』の認識を入れ替え、その発想と行動した記憶を消去する。 初春と佐天、警策が『警備員』の避難確認用カメラを利用していることに気づく。 呼吸を封じられ意識が断絶した食蜂は『心理掌握』で精神干渉を妨害することができなくなる。 木原幻生が食蜂の脳から『外装代脳』の『リミッター解除コード』を入手する。 警策はハッキングしたカメラで、水銀の人形が白井の胸を貫いたことを確認する。 (実際には初春飾利がそうなったかのように映像を操作しており、白井黒子は生存している。) 御坂美琴がPhase5.3に到達し、木原幻生が『リミッター解除コード』を使用。 白井黒子が、下水道に潜む警策を発見する。 第六十六話 誤算 白井、警策に勝利。警策はドリーの姿を思い出す。 木原幻生が『自壊コード』を入力し精神崩壊。 第六十七話 右手 御坂美琴に別世界からの力が入り込み、精神が侵食され始める。 削板が御坂美琴の暴走する力を抑え込み、上条がその隙に御坂美琴を覆う別世界の力を幻想殺しで打ち消そうとするが、打ち消しきれず右腕が吹き飛ぶ。 上条の右腕から八柱の『竜王の顎』が出現し、別世界の力を喰らい尽くす。 第六十八話 DOLLY 【警策の回想】研究所の人間に媚を売っていた結果、ドリーの世話役を任せられる。 【同上】ドリーと次第に打ち解けていったが、ある日ドリーがクローンであることや非道な実験に統括理事会が関わっていることを知り、研究所に歯向かい監禁される。 【同上】見張りが突然消えた為研究所から脱出。統括理事長暗殺計画が失敗し少年院に入る。 【同上】とある日、木原幻生に極大の憎悪を認められ協力者となる。 警策、食蜂に連れられドリーと記憶や経験を共有する『妹』の元に向かう。 第六十九話 閉会 美琴、病院で婚后と面会。その後白井らと談笑する。 順調に大覇星祭が進行し最終日となる。 上条と美琴がフォークダンスをする。 第七十話 約束 警策と食蜂、ドリーと再会。海に行く約束をする。 御坂妹、病状が完治し海に行きたいと思う。 十一巻 第七十一話 インディアンポーカー 美琴、帆風潤子とゲコ太トークをする。食蜂と喧嘩し、帆風からお詫びに最近広まりだした『他人の夢を見られるカード』を贈られる。 美琴、佐天との会話で需要の高い夢を安定供給できる『天賦夢路』の存在を知る。 美琴、帆風から贈られたカードで食蜂操祈に仕える悪夢を見る。 第七十二話 BLAU 帆風潤子、美琴と食蜂の親睦を深めさせようとお茶に誘う。 BLAU(ブラウ)が取り巻きに、美琴と食蜂が登場する性的な夢を紹介していたため壁の向こう側からやってきた本人達が彼らに制裁を下す。 風紀委員の白井と初春、近々事件が起こる座標と時間が分かるアプリについて話す。 第七十三話 注視 白井と初春、アプリにあった座標に向かい事件を死亡者0で食い止める。 白井、屋上から事件を見ていた美山写影と接触。 第七十三.五話 とある少年の幕間挿話(エピソード) 美山、バス停でショタコン疑惑アリのとある女子高生に話しかけられたり、制服のズボンに茶をこぼした途端に家に迎え入れられそうになる。 美山は、待つバス停を間違えていたためその場を去る 第七十四話 予知 白井と初春は美山に能力の詳細について説明を受ける。 川に溺れる、復讐、看板の落下、ワニの脱走、暴力沙汰など数多の予知された事件を食い止める。 『夢で勉強した』女子高生が桜の木に怪しげな薬品を注入し一年中桜を咲かせようとする。 既に発火による事件が予知されていた公園でもう一つ事件が起こるという新しい予知が出る。 第七十五話 阻止 風紀委員総勢40人で、出入り口での検問や危険物の有無、『書庫』による能力照合を行い、付近の消防も警戒態勢に入る。 不自然に桜が開花していることが確認される。 美山、能力の酷使で倒れる。 【美山の回想】同級生が建物の崩落に巻き込まれるという予知を回避しようとするが失敗する。その後愛犬のペロが公園の発火事件に巻き込まれる予知が出る。 第七十六話 我儘 公園が発火。火が異常な速度で燃え広がる中、白井ら風紀委員が人々を救助する。 白井によって桜の木の根本にあった引火性の高い植物アンプルが公園全体に浸透している可能性が指摘される。 警備員が到着し消火を開始。白井、固法先輩と共にペロを救助する。 第七十七話 夢 植物アンプルを注入した女子生徒が自首し『インディアンポーカー』で学んだと供述。 美山、手紙で大川内と仲直り。ペロを引き取ってもらうこととなる。 (未来予知編(仮)はここで終了) 佐天、美琴に『インディアンポーカー』で会得したけん玉の大技を披露。 美琴、インディアンポーカーのトレーダーの元に向かうと絹旗最愛と遭遇。 第七十八話 胸 【絹旗の回想】『アイテム』のとある下部構成員に体型をバカにされたと勘違いする。 美琴と絹旗、最上位のSランクカードの『巨乳御手』を取り合う内に売られていたカードの中に混ざってしまう。仕方なく二人ですべてのカードを買い、近くのネットカフェで『巨乳御手』探しを始める。 第七十九話 啓示 美琴と絹旗、数多くの夢を消費する内にコンプレックスを過度に刺激され発狂。 美琴と絹旗、ネットカフェから追い出されホテルの野外ラウンジに移動。 美琴、誰にも乗り移らず『放置できない脅威に直面したとき君ならどうする?』と少女に問われる謎の夢を見る。 『巨乳御手』が偶然カラスに持ち去られどこかの少女の手に渡る。 絹旗、例の下部構成員の発言を誤解していたことに気づく。 初春と佐天、驚異の胸を持つどこかの少女と遭遇。 十二巻 第八十話 奇縁 佐天、スーパーで残っていた最後のサバ缶を買うがベテランの水煮サバ缶愛好家のフレンダにせびられもう一つのサバ缶を渡す。 その場でフレンダが誤って着火器で焦がしてしまった為、佐天がサバカレーをフレンダにご馳走する。フレンダ、サバカレー好きとなり佐天とSNSでやり取りをする。 佐天、『箸さばきの超絶技巧の使い手のカード』を入手。フレンダにSNSでこれを話す。 目的のため『ピンセット』を求める暗部組織『スクール』がインターネットを捜査。佐天の書き込みが『ピンセット』との関連が疑われる会話の一つとして浮上する。 第八十一話 強襲 フレンダがとある少年へのプレゼントを選んでいた最中、『スクール』の末端が佐天を連れ去る瞬間を目撃。ロケット弾やぬいぐるみ爆弾を駆使し佐天を救出。 暗部組織『スクール』の念動使いである誉望万化が『ピンセット』との関連が疑われる研究所に侵入し、インディアンポーカーの情報をスキミングする。 『スクール』のスナイパーである弓箭猟虎がフレンダを狙撃。 第八十二話 遊猟 弓箭、群衆の中に溶け込むなどして佐天とフレンダに反撃の隙を与えずに攻撃を続けるが、偶然すれ違ったクラスメイトに気を取られ取り逃がす。 佐天、時限式のぬいぐるみ爆弾(もどき)を持って弓箭の前に現れる。 弓箭が爆弾から身を護る行動を取ったためフレンダが奇襲をかける。 第八十三話 Ha det bra フレンダ、戦闘集に仕掛けておいた爆弾を一斉起爆。割れた窓から酸素を吸おうと弓箭が開けた口に小型爆弾を詰め込み、ビルから突き落とし爆破する。 佐天、安全のため警備員の施設に数日ほど宿泊することになる。 弓箭、直前で滑り込んだ誉望のおかげで一命を取り留める。 弓箭、『スクール』のリーダーである垣根帝督の命令に背きフレンダを殺害しに行く。 佐天、フレンダに一週間後に家で夕飯をご馳走することを約束する。 佐天、一向にやってこないフレンダを待ち続ける。 第八十四話 遊戯 美琴、佳茄ちゃんと出会う。食蜂が彼女を操り幼女にふさわしくないことを言わせる。 美琴、気を取り乱して食蜂の胸を鷲掴みする。 第八十五話 魂魄 インディアンポーカーによる『学舎の園』の情報漏洩が問題になる。 食蜂、インディアンポーカーの作成者の情報を得る。 美琴と食蜂、操歯涼子のサイボーグ実験(詳細は操歯涼子のページを要参照)について話す。 第八十六話 茶番 第八十七話 出勤 第八十八話 痛撃 十三巻 第八十九話 厄日 第九十話 欺瞞 第九十一話 折衝 第九十二話 巨像 第九十三話 犠牲 第九十四話 推量 第九十五話 初心 第九十六話 再会 十四巻 第九十七話 心馳 第九十八話 宣戦 第九十九話 緒戦 第百話 鉄壁 第百一話 院長 第百二話 蠱毒 第百三話 間者 第百四話 潜兵 第百五話 大穴 第百六話 開放 十五巻 第百七話 怪生 第百八話 思惑 第百九話 風狂 第百十話 性悪 第百十一話 虚実 第百十二話 洞察 第百十三話 狂愛 第百十四話 苦肉 第百十五話 跳躍 とある科学の超電磁砲SS(アニメ禁書目録BD DVD初回特典) 第一話 九月三日・昼 御坂美琴、白井黒子、佐天涙子、初春飾利たちが広域社会見学としてアメリカの学芸都市へ滞在開始。 御坂美琴ら、爆乳映画監督少女のビバリー=シースルーに遭遇。 学芸都市を来襲した雲海の蛇(ミシュコアトル)とラヴィーゼ飛行隊が戦闘を繰り広げる。 第二話 九月三日・夜 雲海の蛇(ミシュコアトル)に疑問を抱いた御坂美琴が学芸都市のシステムをハッキングする。 御坂美琴と偶然その場で出会った佐天涙子がラージランチャーに進入。 『係員』オリーブ=ホリデイに遭遇。戦闘になりかけるが、上層部の「手出し無用」の指示により事なきを得る。 第三話 九月四日・朝~昼頃 白井黒子が学園都市製のハイテクフェロモン水着で悩殺テロを起こしかける。 佐天涙子がショチトルに遭遇。拷問用具を鼻の穴に突っ込んで脅され、彼女の水着を買いに行くことに。 水着を買いにでた佐天がビバリーに出会う。結果、ショチトルの水着はジュエリービキニとなる。 ミシュコアトルが学芸都市を再び襲撃。ショチトル、トチトリに救助されて帰還。 第四話 九月四日・夜 夕食のケーキバイキングで初春飾利と白井黒子が大ハッスル。 学芸都市の不審点が気になる佐天涙子が御坂美琴を尋ねるが、出会えずに終わる。また、美琴の部屋の前でビバリーに遭遇。 佐天、唯一の心当たりとしてラージランチャーへ向かう。 美琴がこの後どう動くべきかを思索する。「昨夜一度しくじっている為、一人で動くべきではない」としてまだ動かず。 佐天、砕かれたミシュコアトルの安置部屋で巨大な扉ならびに『汚染注意』の警告を発見。直後、『係員』らしき女性に声を掛けられる。 第五話 九月五日・朝 美琴たち、佐天が部屋から消えていることに気づく。 佐天、オリーブ=ホリデイに殺されかける。 ミシュコアトルの襲撃により、ついに街がパニックを起こす。 佐天、ショチトルに助けられる。 第六話 九月五日・夜 美琴たち、佐天の言葉を聞き、学芸都市の客たちを救命艇で避難させることを思案。 美琴たちの部屋が『係員』によって襲撃されるが、失敗に終わる。 経営陣、プロジェクト凍結の指令を受ける。 アレイスター、経営陣に学園都市からの増援を提案する。 第七話 九月六日・昼頃 太陽の蛇(シウコアトル)が学芸都市への進撃を開始する。 一般の観光客・従業員がサーモンレッドに退避する。 美琴、シウコアトルのうち3機を撃墜する。 美琴、水の翼を展開し、最後のシウコアトルを撃墜しに向かう。 第八話 九月六日・昼頃 美琴、学芸都市に突入した最後のシウコアトルを半壊させる。 ショチトル、落下するシウコアトルを破壊し、佐天を助ける。 ショチトルとトチトリ、テクパトルの命令に背き、救命艇を守るため組織のミシュコアトルと戦闘する。 学芸都市の経営が破綻、学園都市の協力を受けて解体作業が始まる。 広域社会見学が切り上げられ、美琴たちが学園都市への帰路へ着く。 ショチトルとトチトリに、制裁として『原典』が執行される。 とある科学の超電磁砲SS②(アニメ禁書目録2期BD DVD初回特典) 第一話 七月一日 御坂美琴、『ショッピングセンター』で起きたオレンジの事件に巻き込まれる。 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 とある科学の超電磁砲SS③(アニメ禁書目録3期BD DVD初回特典) 第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 とらドラ!vs禁書目録 番外編 とある暗部の下着論争(○月×日) 妹達の研究に関わる男性研究員達が、妹達をよりオリジナルに近付ける為に、御坂美琴がどんな下着を着用しているか論議する。 樹形図の設計者に申請を出すが却下され、猟犬部隊に出動を要請する。 猟犬部隊が常盤台中学学生寮に潜入するが、寮監により瞬く間に撃退される。 芳川桔梗の采配により、妹達の下着が縞パンになる。
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小ネタ 美琴が上条さんの宿題を手伝っているようです 美琴が上条さんの宿題を手伝っているようです美琴「だーかーら!ここはそれを代入して…」上条(あー、御坂いいにおいだなー)美琴「ちょっと!聞いてんの!?」上条(やべえ、もう我慢できねえ)「…御坂」美琴「やっとしゃべったわね!アンタはいつも―――へ?」ぎゅっ上条「あー、やっぱいいにおいするしやわらかいし小さいし御坂はいいなー」美琴「ふ……」上条「ふ?」美琴「ふにゃぁぁぁぁぁ」上条「あー、気絶しちまったか…おれも一緒に寝るか。おやすみことー」
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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/壊れかけの超電磁砲 胸ポケットと手のひらに あれからというもの、上条と美琴は楽しい生活を送っていた。ある日上条がついに 「今日、俺んち寄らねえか?」 と美琴にとってたまらなく嬉しい誘いが。もちろん二つ返事で応え、早速上条はスーパーで買い物を済ませ、 (なんでこんなに大量に買うんだろう?と美琴は思った)スーパーを出た。 「み、美琴、実は黙っていたことがある」 「何?どうせろくでもないことでしょうけど」 「俺の部屋に・・・インデックスも住んでいるんだ」 「は、はぁ!!!?」 当然の反応だ。でも信頼してきた仲でもあるので一応説明は求める。 「理由くらいは聞いてあげる」 「そ、そうか。あのな・・・」 上条は話した。記憶喪失になってから最初に出会ったのがインデックス。退院して部屋に戻っても インデックスは当たり前のように上条の部屋で生活していることを。 「ということは、あの子を助けたって訳だ。記憶を失う前の当麻が」 「だと思う。でも変なことは全くないぞ?」 「わかってるわよ。私よりも長く一緒にいたって考えると少しムカつくけどさ・・・」 「ありがとう・・・あぁ~助かった・・・」 いざ部屋の前に到着。 「あの子にまずなんて言って入ればいい?」 「ん?付き合ってるってちゃんと言おう。何言われるかわかんねえけどそれも覚悟の上だ。 もし困ったら常盤台直伝の美味い料理をたらふく食わせてあげりゃ問題ねえと思う」 「だからこの買い物の量なのね・・・」 部屋に入ろうとした時、 「おんやぁ?女の子を連れてくるとはいいご身分だにゃ~カミやん?」 「げっ!土御門!」 「一応俺が恋のキューピット役ってことになるんだぜい?そういえばまだ感謝の言葉も聞いてないにゃ~」 「るせえ!お前はただあそこの部屋に俺を放り込んだだけだろ!」 「いい度胸だぜい。ここでまずカミやんを殺してクラス中にチクッてやるにゃ~!!」 「上等だこの野郎!!」 何故か玄関前で大喧嘩をやり始めた恋人と隣の住人らしき人。とりあえず恋人を傷つけるのは許せないので 軽く美琴は土御門とか言う金髪の男を焼いて済ませた。(舞夏の義兄とは露知らず) 部屋に入ると案の定インデックスはいて、美琴を見るや否や敵意を丸出しに。 「インデックス、俺と美琴は付き合ってるんだ」 事情を説明され、そのことにショックを受けるインデックス。やはりこの子も・・・と思ったが 「短髪、こんなとうまだけどよろしくね」 と祝ってくれ、上条が言うように腕を振るった料理を出すとすっかりご機嫌も戻り、 「毎日来てくれると嬉しいな」 と満面の笑顔を見せてくれた。 そんなこれからも楽しくなりそうな日々が続いていたのだが・・・ 日曜日の朝、白井黒子は目覚めた。彼女が起きてまず最初にすることとは。 「おっねえっさま~!気持ちの良い朝ですわよ~」 美琴の起こすため、普段ならベッドにダイブして速攻で電撃の餌食になるのだが今日は「優しく」毛布をガバっと奪っただけ。 「ん・・・」 毛布を奪われた美琴は寒さで体をこれでもかと丸くする。がここはやはり常盤台のお嬢様。 ものの1分で体を起こし、大きなあくびをした。 「ふわぁ・・・おはよう黒子。日曜なんだしもうちょっと遅くてもいいんじゃない?」 あくびをしたからか目に涙を浮かべて白井を見るが、 「・・・・・・・・お姉さま、どうしたんですの?」 「えっ?」 白井はこれでもかと言うくらい美琴を驚いたような顔で見ていた。何か変な所があるの? と思いパジャマの袖を見たり髪を触ったり確認したが白井が驚くようなことは発見できなかった。 「何もないけど?」 「ち、違いますの!!それですわよ!!」 ズイっと顔を近づけてくる白井。近いというより・・・大きくみえる。 「お姉さま、まだ自分でお気づきになってませんの?」 「え?うん。そりゃあ」 「ではこれでどうですの?」 白井は呆れたような様子で美琴にあるものを投げ渡す。それは美琴の夜の相棒きぐるまー。 これでどうって何が?と美琴はわからなかったが深く理解するハメになった。 「え?」 白井が投げ渡したきぐるまーはぽすんとベッドの上でバウンドした。美琴はというと・・・ きぐるまーの下に埋もれていた。 「黒子!!苦しい!!早くどけて!!」 慌てて白井はきぐるまーに埋もれていた美琴を助け出した。 「大丈夫ですの?お姉さま?」 「こ、これって・・・どういうこと?」 ぬいぐるみにしては大きい部類に入るきぐるまーだが投げ渡されてこんなにダメージを喰らうはずがない。 受け取ろうとしたら・・・ズドンと落ちてきた、とても大きな物が落下してきたと表現したほうが美琴としては理が合う。 「まだ気づきませんの?では失礼して・・・」 え?え?とまだ驚きを隠せない美琴に無礼を承知して黒子は一番わかりやすい行動をとった。 美琴のパジャマの襟をつまんで美琴は白井にされるがままの状態に。 「あれ?黒子ってこんなに力持ちだったっけ?」 「パニックになるのもわかりますがお姉さま・・・」 白井はつままれてプラ~ンとしていた状態の美琴をもう片方の手に乗せた。 「体が小さくなっていますわよ」 「うぇえ!?」 「小さくなったって・・・私が!?」 「はい、女性でも小さいほうに入る私ですがその私の手のひらサイズに見事に・・・」 「そんな・・・どうして!?」 小さくなった美琴はあわわと焦り白井の手のひらでちょこちょこ動く。その動きが白井にはたまらないのだが ここはグッと堪えた。 「能力者の仕業という可能性もありますわね?お姉さまに恨みを持った人とか」 「そんな!私最近何もしてない・・・」 「こうしてはいられませんわね。至急風紀委員に行って能力者を調べてきますわ」 「あ、なら私も一緒に連れて行って!!」 「ですがお姉さま、着替えるにもそのサイズになられてしまっては着るものがないのでは?」 「うぅ・・・ならこのままでいい!!」 美琴はパジャマ姿のまま制服に着替えた白井の胸ポケットに入り風紀委員支部へ足を運ぶ。 (ぐっへっへ・・・小さくなったお姉さまが私の胸ポケットの中に・・・走る度にお姉さまの 重みが私のポッチにいい刺激を与えてくれますの!) 「黒子?変なこと考えたら怒るからね!」 「な、何も変なことなんて考えてませんの」 風紀委員177支部。 非番だった固法先輩、美琴の情報を聞きつけてやってきた佐天まで巻き込み、支部の中は大賑わいだった。 「うわ~!御坂さん本当にちっちゃ~い!パジャマ姿って所にグッと来る属性の人には危険ね。はい佐天さん」 「ほ、本当に御坂さんですか?いつも可愛いのにこんなに小さくなると可愛さとキュート2倍増しですね!」 「初春、それよりも該当する能力者を今すぐ探してくださいな」 「ふえ~ん、私も御坂さん触りたかったです~」 「動物園の触れ合い広場にいる動物たちってこんな気持ちなのかしら・・・」 着くやいなや、白井は「今朝起きたらお姉さまがこうなっていましたの」とみんなの前で美琴を制服の胸ポケットから出し、 テーブルに置かれた美琴はちょこんと座って一同にぺこりと挨拶をする。 その仕草を見た途端、白井以外のみんなは「可愛い!!」と一斉に歓声を上げ、固法が美琴を手に乗せ十分に堪能したあと 佐天に渡し、初春は白井に釘を刺されパソコンの前で作業中という状況。 触られまくっている美琴からすればあまりいい気分はしなかった。 小さい頃母親に撫でられた感触とは違い、このサイズになってしまったからなのか、何故か人差し指だけで頭を撫でてくるし、 やたらとほっぺをツンツンしてくる。 白井と初春は能力者捜索に没頭していたが固法と佐天は美琴に夢中。 「御坂さんのほっぺってこんなに柔らかいのね~。御坂さんに悪いけどペットにしたいかも」 「固法先輩・・・やめてくださいよ」 「あ~固法先輩だけずるい!私ももっと触りたいです」 「はい、優しく持ってあげるのよ?」 「は~い、御坂さんを手玉に取るってこういうことを言うんですかね?」 「佐天さん、アンタね~・・・」 「・・・へ?」 佐天の手の上で少し我慢ならなかったのか頭からバチバチ聞こえてきた。 「み、御坂さん?私はレベル0ですよ?」 「黒子よりは優しくしてあげるから黒子みたいに一回なりなさい!」 「ひいぃ!!・・・ってあれ?」 確かに美琴は佐天の手の上で放電をしたが佐天にダメージは全くと言っていいほどない。 ピリッと静電気が来たかな~と思うかそれ以下。 「うそ?体が小さくなって能力までも落ちてるなんて・・・」 「え、あの、御坂さん?」 「そんな、私もうずっとこのまま・・・」 「大丈夫よ御坂さん!白井さんと初春さんが今原因を探してくれているし、ほら、初春さんどうなの?」 佐天の手のひらでシュンとなった美琴を見て慌てて先輩である固法はフォローと話を逸らそうとする。 だが初春は誰もが求めていない返答をした。 「う~ん、該当する能力者は見つかりませんね。前回あった キャパシティダウンのような能力に影響を及ぼすような機械があるという 情報もありませんし」 「今のとこ手がかりナシですわ。お姉さまには申し訳ないですが しばらくこのままの姿で生活してもらうしかありませんの」 「そう・・・」 最初のテンションが嘘のように177支部の空気が静まり返った。が、 その空気を引き裂くように緊急招集のサイレンが鳴り響いた。 「こんな時に召集なんて。固法先輩、厄介な事件のようなので私たちとご一緒に出動してもらっても?」 「ええ、構わないわよ?」 白井の呼びかけに快く応える固法。腕には既に風紀委員の腕章が付けられていた。 「佐天さん、私も出動しないといけないのでここを閉めないといけません」 「えぇ初春も!?お留守番はダメなの?」 「風紀委員の一人でもここにいれば問題ないんですけどそれができないのでここを出てもらわないと・・・」 「じゃあ御坂さんは?」 「申し訳ないですが佐天さん、お姉さまを頼みますわ」 「え?」 佐天と佐天の手のひらに乗った美琴は突然外に放り出されてしまった。 「ええっと、御坂さんどうします?」 「こうなったら仕方ないじゃない。どこか落ち着く場所に行かない?」 「は、はい!」 気持ちを切り替えたのか美琴の顔はさばさばしていた。今は佐天の胸ポケットに入り、 「今の私は佐天さんにおんぶにだっこされてる状態って言うんじゃない?」 と冗談も飛ばしてくる。 「じゃあ、ずっとパジャマ姿だと辛いでしょ?セブンスミストに行ってサイズが会う服でも探しましょう!」 「あるのかな?こんな大きさの人ってどこ探してもいないわよ?」 「その時はシルバニアファ○リーの服で我慢してくださいね?」 「パジャマのままでいい気がしてきた・・・」 こうして2人はセブンスミストに着いて美琴に会う服のサイズを探すが・・・ なんと奇跡的にあった。有名ブランドの超ミニサイズというモデルが売ってあり、 しかも種類も結構な数が揃っており、美琴と佐天は意外な形でショッピングを楽しめた。 「み、御坂さん!!これ!」 「なんて都合がいいのかしら・・・」 2人が目にしたのは超ミニサイズ常盤台中学制服。小さいサイズなのに常盤台中学の制服は 結構な値段を張っていた。当然美琴はこれを買う。「やっぱり小さくなってもこれがしっくりする」らしい。 だが佐天は「せっかくだしこれも!」と柵川中学の超ミニサイズの制服を見つけて買った。 そしてセブンスミストを後にし、美琴はミニ常盤台中学の制服に着替え、再び佐天の胸ポケットに収まった。 「まあ、持つのは私なんですけどね?」 佐天の持つ袋は小さいのでそんな大きな荷物になっているわけでもないのだが。 「その辺は・・・申し訳ないです」 「いやいや、たまには私も御坂さんの役に立てたと考えればいいですよ」 「あはは・・・ってん?」 「どうしました御坂さん?」 佐天の胸ポケットに入りながら目を細めて遠くを見る美琴。その瞬間美琴の顔が緩んだのを佐天は見逃さない。 「佐天さん、荷物持たなくていいかもしれないわよ?」 「え?」 「あのツンツン頭の男に声をかけてくれない?」 美琴が指した相手は金髪の男と青い髪の男と歩いていたツンツン頭の男。 佐天はもちろんえぇ~という顔をする。いきなり知らない男に声をかけるのも・・・ 「誰ですかあの人?御坂さんの知り合いですか?」 「ふふん、みんなには黙っていたけどアイツ、私のか、かかかっか、彼氏なの」 「え、ええええええええええええええええええ???????」 佐天の驚きっぷりに美琴は胸ポケットの中でどや!と腕を組む。今まで内緒にしていてこんなに驚かれるのも 悪くないかも。でも内心ぶっちゃけた自分も動揺はしている。彼氏という単語を人前で口にするなんて 考えていなかったお姫様だったもので・・・ 「ま、そ、そそそそう思うわよね!で、でででもアイツなら何か解決策を見つけてくれるかもしれないと思う!!」 「み、御坂さんに彼氏がいたなんて・・・信じられない」 「ま、まあ話せば長くなるけどアイツ、彼氏だけど鈍い所結構あるし、 私のこの姿じゃ気づいてくれそうにないから。お願い佐天さん!」 「・・・わかりました。お二人の馴れ初めを後でじっくり教えてくれたらいいですよ」 「う・・・それ以外はダメ?」 「今は他にいい案が浮かばないのでダメです」 「わ、わかったわよ。後で話すからアイツに声かけて!!」 「了解!」 これは逆に面白いおもちゃをゲットしたぞといわんばかりに顔をニヤつかせる佐天。金髪でもなく青髪でもない あの人だっけ?ス~っと背後から近づきこっちに気づくのを待とうとしたが・・・ 三人の会話が聞こえた。 「なあ青髪、もう帰ろうぜ?」 「ここは珍しくカミやんと同意するぜい」 「ダメや!カミやんは既に彼女がいて幸せを堪能し、ツッチーは義妹と仲良くご奉仕三昧!なのに何で僕だけ 素敵イベントが起こらへんのや!?せやから2人の匂いに釣られて逆ナンしてくる女の子をガバ!っとお持ち帰りする ご予定なんやで?ええか?もしこの3人の誰かに声をかけてきた女の子がいたら君たち2人はまず僕に譲るんやぞ? そこんとこわかった?お返事は!?」 「・・・にゃ~」 「・・・不幸だ」 結構近い場所でその話を聞いてしまった。美琴と佐天は・・・ 「み、御坂さん。彼氏さんに声をかけた所で私があの青髪の人にお持ち帰りされそうなんですが・・・」 「それはさすがに困るわね・・・ならこうしよう!ヒソヒソ・・・」 「えぇ!?それは私が恥ずかしい目に合うじゃないですか!!」 「私も今これ以外にいい案が浮かばないの!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・・ダメ?」 「う・・・ダメじゃないです・・・」 小さくなった美琴の胸ポケットからの上目使い攻撃は佐天の心までもKOしてしまった。 美琴の作戦とは、まず距離を3人との距離をさっきより大きくとり、できるだけ人が少ない時を狙う。 そして、 「御坂さんの彼氏さーーーん!!大事なお話があるのでちょっとこっちに来てもらってもいいですかぁぁぁ!!?」 と、とても大きな声でツンツン頭の少年に叫んだ。青髪の変態を警戒しての最善の行動だが周りからは 「やだ、あれって三角関係?」 「昼間からやるわね~」 等と聞こえてくる。佐天は既に「あはは」と笑顔で涙を流していた。 (これって風評被害っていうんだよね初春?この前の社会の授業にあった単語だよね?) そんなことを考えていたが、あちらの3人の空気がどうもおかしい。金髪と青髪の男の表情がクワ!っとまるで 超ニッコリスマイルしている鬼のように変化していた。 「カミやん、お前はどうしてそういつも女の子が話しかけてくるのかにゃ?」 「せやな。いきなり声をかけてくる相手が彼女やったら100歩譲って許せるがあんなカワイ子ちゃんにまで フラグ立てたっちゅうんかいな?」 「は?ちょ、俺はあの子知らない!!」 「でもあの子はカミやんを知っている訳ぜよ。この浮気現場を彼女と吹寄に報告する前に・・・」 「ここで息の根を止める必要があるみたいやなツッチー?」 「珍しく青ピに同意するぜい」 「・・・・・・・・・・・・・・」 金髪と青髪の男が黒いオーラを出したと同時にカミやんと言われていた少年は一目散に走った。 「待たんかいカミやん!」 「今回ばかりは俺も許さんぜよ!」 2人も少年を追いかける。 「え?え?きゃっ!」 「こっちだ!」 カミやんと呼ばれた少年は佐天の腕を取り二人から逃れるためにひたすら走った。 「ちょっと!当麻!!佐天さんの手握るなぁ!!」 佐天の胸ポケットから嫉妬心を露にしてピーピー叫んでいた美琴だが必死に走る二人には聞こえない。 「はあ、はあ、巻いたか?」 「もう追いかけて来てないみたいですよ?ぜえ、ぜえ・・・」 なんとかあの2人を巻いて逃げることに成功したツンツン頭の少年と佐天。少年は「巻き込んで悪かった」 とさっそく佐天にこれ以上ない綺麗な土下座をする。 「え?何をしてるんですか?」 「俺のことなのに巻き込んで悪かった。この通りです。でも上条さんはお詫びをしようにも お金も知恵もないのでこうやって精魂込めて謝ることしかできないんです!!」 「いえ、巻き込んだのは私というか、御坂さんというか・・・」 頭をかきながら佐天は少し言いづらそうな表情で言葉を選ぶ。 「御坂?あぁ、そういえば何で俺が美琴の彼氏って知ってんだ?」 「(うわぁ、下の名前で呼んでる)そ、その、御坂さんに聞きまして・・・ついさっき」 「ついさっきってアイツどこか近くにいるのか?そういえば連絡しても珍しく電話もメールも来ないけど」 「いえ、ここに・・・」 佐天が自分の胸ポケットに指差すと、美琴がムスっとふくれた顔を赤くしてこっちを見ている姿があった。 「えっと、え~っと君は・・・」 「佐天涙子です」 「佐天さん?君はこの小さくて可愛らしいこの生き物が美琴であると言いますのでしょうか?」 「はい、学園都市レベル5第3位、常盤台中学のエース、通称、超電磁砲の御坂美琴さんです」 「あの、電波的な会話は上条さん着いていけませんので・・・」 「電波じゃない!!だったら自分の手で確かめてみてください!!はい!」 いきなり電波扱いされてご機嫌斜めになった佐天は美琴をむんずとつかみ上条に渡す。 渡された上条は手のひらに乗り、正座をしている美琴らしき生き物をマジマジと見つめる。 「じー・・・・・・・・・・・・・・・」 「にゃ、にゃによ!そんな顔で見にゃいでよ!////」 ふむ。確かに反応は美琴にそっくりだ。じゃあこれはどうだ? 「ビリビリ?」 「がぶっ!」 「痛てっ!指を噛むな!なら・・・御坂?」 「ふん!」 「美琴?」 「なぁに?当麻。えへへ」 うむ、これでほぼわかった。最後にこれを・・・ 「今の上条さんの待ち受け画面は?」 「昨日勝手にプリクラの写真に変えちゃったけどもしもしその後変えたならわからないわ」 「・・・・佐天さん・・・・・・コイツは美琴だ」 「だから最初から言ってるじゃないですか。ていうか土下座は今のタイミングでしてほしい所なんですけどね」 目の前でこんな赤裸々にいちゃいちゃされてもなぁ・・・突っ込めないじゃん。と佐天はやれやれとため息を吐いた。 「・・・ということらしいです。御坂さんは上条さんなら何とかしてくれると思って」 「そうだったのか・・・」 場所を変えて一通りの少ないカフェのラウンジ。席の場所も奥でこれなら聞き耳を立てられることもないだろうし まず小さくなった美琴も目立たない。と言っても美琴は上条の手のひらで嬉しそうに「えへへ」と笑っているだけだが。 一通り事情を聞いた上条。だがない頭で考えても解決策が浮かばないのは仕方ない。 「でも俺の右手で美琴を触っても何も起きないし・・・」 「右手?」 「あぁ、俺の右手は異能の力ならどんなものでも打ち消す不思議な能力なんだ。美琴の超電磁砲もな。 でもレベルは0。お世話になるけど俺にもよくわからない能力なんだよ」 「レベル0?御坂さんの彼氏が?」 「お高いレベルじゃなくて悪かったですよ・・・」 「いえ、そんなつもりじゃなくて。ならその右手で触っても何も起きないなら一体どうしたんでしょう・・・」 確かに上条は今、美琴を右手で触っている。左手に乗せ、右手で頭をなでなで、ほっぺをぷにぷにと手癖のように美琴を扱う。 上条が頼んだホットドッグを美琴サイズに切ってあげたものをむしゃむしゃ食べながらも嫌がる様子は全く見せない。 先ほどの風紀委員の時に触られまくった時とは反対でとても嬉しそうな顔をしている美琴を見て佐天は なんとなくだが腑に落ちない。 「そうだ御坂さん、先ほどの約束果たしてください!二人の成り初めを教えるって約束」 「んにゅ・・・あと5時間待って・・・」 「御坂さぁぁん!上条さんも撫でてあげるのやめてください!!」 「だって手の上にいるからつい・・・俺からでいいなら簡単に話すけど?」 「いいんですか?御坂さん、どうやら白井さんにも教えてないみたいですけど私がバラしちゃっても?」 「その時は俺が白井に殺されるだけだ。そうだなぁ・・・」 上条は全てを話した。美琴が自分の影響で「自分だけの現実」を失いかけたこと、それがきっかけで 共同生活を学園都市から強いられたこと、生活していく中で自分が美琴をどう思っているのか気づいたこと、 美琴が自分をどう思ってくれていたのかわかって美琴の「自分だけの現実」を取り戻せたこと・・・ と二人が付き合うまでのきっかけとなった全てを佐天に話した。 「だ、大恋愛じゃないですか・・・」 「えへへ~。誉めても何も出ないわよ佐天さん?」 上条の手の上で偉そうにいばる美琴。このバカップル、そう簡単に弄れない。 「いいなぁ、私も彼氏欲しい!大恋愛したい!」 佐天は何も突っ込める所が見つからずあぁ~と思わず言葉に出てしまった。 「それなら俺という素敵な王子様がおりますぜい?」 「「「!?」」」 その言葉の先に上条当麻のことなら「何でも」知っている土御門元春がいた。 「つ、土御門?」 「焦るなカミやん、たまたま見かけただけぜよ。それに俺はお前の手の上にいる子に用事があるぜよ」 「?」 美琴はこの男を知っていた。先ほどいたのを見かけたからではない。上条と寮の前で大喧嘩した金髪。 そしてサングラス越しに見える怪しい眼。美琴はあまり信用してはいけない人だと思った。 「その様子だとまだやってないみたいだにゃ~」 「やってないって?」 「いんや、それはカミやんと超電磁砲が気づかないといけないぜよ」 「何よ、突然現れて何か知ってそうなのに教えてくれないってどういうこと?」 「口に出すだけじゃいけないってことだぜい?」 「は?」 「おっと、もうこんな時間だぜい。行かないといけないにゃ~」 「何だったんですかね?あの人・・・」 さっさと消えてしまった土御門の背中を見て佐天は一番意味がわからなかっただろう。 「カミやん、ちょっといいかにゃ?外で話をしたいんだが」 カフェの入り口付近で突然土御門は振り返り上条を呼ぶ。 「ちょっと行ってくる。佐天さん、美琴をちょっと頼む」 「は、はい」 上条は手のひらに乗っていた美琴を佐天に渡す。体全体で上条の手の感触に包まれていた美琴は残念そうな顔をした。 それに気づいた上条は 「美琴、ほれ」 「きゃっ、何これ?」 「口についたマスタード、ちゃんと拭いておけよ?」 「!!!!!」 慌てて美琴は上条が渡してきた物で顔を隠す。それは・・・・・・上条が持っていたハンカチ。 「あ、ありがとう」 「おう、お安い御用だ」 「当麻、早く戻ってきてよ。あの人なんか・・・信用できない」 「その通りだ。アイツは良くも悪くも嘘つきだから。でもアイツは俺を何度も助けてくれた友達だ」 んじゃ、と手を振って上条は土御門に促されて店を出た。 「相思相愛ですね~御坂さん?」 「や、やめてよ!恥ずかしいんだから!!戻ってきたら怒ってやるんだから、もう////」 佐天の手の上でギャースと反論するが顔が赤くて可愛いだけの生き物だ。今ではレベル5の威厳というものは 上条の前と、この小さい体になってしまってからなくなってしまったのかもしれない。 「ではでは、上条さんが戻ってくるまで御坂さんからお話を聞きましょうかね?いちゃいちゃっぷりを」 「やだ!当麻がさっき教えてくれたでしょ!?」 「でも御坂さんの口からも聞いてみたいな~と後輩である私は思うのですが?」 「じゃあ、少しだけだからね?」 そうして美琴は佐天の手の上で上条が佐天に話した内容とほとんど変わらなかったがあの時の感情も含めて 話した。佐天はその話に笑い、驚き、そして悲しみを乗り越えたハッピーエンドを迎えた今の2人があることに祝福した。 話しているとようやく風紀委員から開放された白井と初春も合流してきた。だが美琴は 「まだこの状態だしみんなには言えないから付き合っていることは内緒にしてて?」 と佐天にお願いし、佐天も了承した。 だがその日、上条当麻は美琴の元に帰って来なかった。 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/壊れかけの超電磁砲
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もし、ベランダに引っかかっていたのが美琴だったら 第三章 つかの間の休息~teacher~「はいですー、上条ちゃん?」アパートのチャイムに反応して出てきたのはピンクの髪の小さい人だった。「子供?」その姿に思わず美琴は口に出してしまう。「むっ、私はこれでもお酒も飲めるしタバコも吸える年齢なのですよ」「えっ、嘘でしょ!?」「御坂、これでも俺の担任の先生なのだぞ」「これでもとは何ですか!それで上条ちゃん、どうしたのですか?」「小萌先生、理由は聞かず、一晩泊めてください」「泊めるのはいいのですが・・・ちょっと待っててください、お部屋を片付けてくるのですー!」そう言うと、小萌先生は部屋へと戻っていく。少ししてから小萌先生に呼ばれて、2人は部屋へと入っていく。中はいかにも『客人が来るので急いで片付けました』というような感じだった。「それで上条ちゃん、そちらの子は?」「御坂美琴です」「え!?御坂ってあの、常盤台の!どうしてそのような人が上条ちゃんと・・・」小萌先生が驚くのも無理はない。常盤台のお嬢様。それも超能力者が無能力者の上条とともに自身の部屋に来たのだから。「それについてはまた今度聞くことにするのです。それでは上条ちゃん、」「小萌先生、それは・・・・・・」『殺されそうになって逃げてるから匿って』などと言えるわけがない。そもそも上条にも詳しい事情がわかってないのだから。「小萌先生、どうか」小萌先生は立って玄関へと向かう。「先生、お買い物に行ってくるのです」靴を履くと振り返る。「それと、先生はお買いものに夢中になってしまうと忘れっぽくなってしまうのです。帰ってきたら、ちゃんと言うのですよ」小萌先生はそう言うと出かけていった。「いい先生ね」「ああ、俺たちの最高の先生だ」 1、2時間くらいで小萌先生が帰ってきた。その手にはスーパーの袋と洋服店の袋があった。「それでは2人とも、お出かけの準備をしてください」「?あの、小萌先生、どちらへ?」上条が尋ねると、小萌先生は風呂桶を持って答える。「もちろんお風呂ですよ」「「え?」」 つい2人して同じ反応をしてしまった。 現在、美琴は小萌先生とともに銭湯にいた。小萌先生のアパートにはお風呂が無いという話だ。「はぁ、お風呂に入ると一日の疲れが抜けるのですー」「・・・・・・そうですね」(何なんだろう、この気持ち、なんだかモヤモヤする)何か考えことをしている美琴に小萌先生は尋ねる。 「御坂ちゃんが悩んでるのは、上条ちゃんのことですか?」 「・・・それも、ありますけど」言えるわけがない。あんな恐ろしいことを、何も知らない、こんな優しい人に。彼にだって、まだ言えないことを。「では、上条ちゃんのことでないか相談がありましたら」美琴は、他人に範囲で思いを打ち明ける。「私、わかんないんですよ。どうして事情も知らないのに助けてくれたのか」事情も言えず突然殺されそうになってそれでも見捨てずにここまで来てくれた。「御坂ちゃん、上条ちゃんは馬鹿です」 「わかってますよ。馬鹿で、お人好しで、すぐ私のことビリビリ言って」でも、と美琴は続ける、 「優しくて、人助けを当然のようにやったり、そのことを決して誇示しないし、それに何より、私を命懸けで助けてくれた」 19「それがわかってるのなら十分ですよ」 「それだけ・・・・・・か」ただそれだけ。そう思ったら、美琴の中のモヤモヤが少し晴れた気がした。それでもまだ・・・(なんでだろ、まだ・・・何か・・・)何故だか上条のことが頭から離れない。「御坂ちゃん、上がりますよ?」「あ、はい」とりあえずこの問題は置いておくことにした。そして帰り道、上条は先に帰っているらしい「先生、タバコを切らせてしまったのです。コンビニに行ってくるので先に帰っといてください」小萌先生は1人でコンビニへと行ってしまった。(今なら・・・・・・)美琴は帰り道から少し外れた道へ向かう。周囲に人影のない公衆電話へと、彼女は入っていく。
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【第三回放送】 話数 タイトル 作者 登場人物 0174 第三回放送 ◆SqzC8ZECfY ギラーミン、キース・ブラック、キース・シルバー、キース・グリーン、キース・バイオレット 【夜】 0175 殺意と鉄血が呼ぶは死の熱風‐Santana‐ ◆SqzC8ZECfY ミュウツー、ロベルタ、リヴィオ・ザ・ダブルファング、ブレンヒルト・シルト 0176 世界-The World- ◆YhwgnUsKHs クレア・スタンフィールド 0177 歩くような速さで ◆b8v2QbKrCM 北条沙都子、アルルゥ、グラハム・スペクター、ライダー(征服王イスカンダル) 0178 砂鉄の楼閣(前編)砂鉄の楼閣(中編)砂鉄の楼閣(後編) ◆/VN9B5JKtM ミュウツー、ロベルタ、リヴィオ・ザ・ダブルファング、ブレンヒルト・シルト、真紅、御坂美琴、ゼロ 0179 あなたに会いたくて ◆b8v2QbKrCM ラッド・ルッソ、ブレンヒルト・シルト、真紅、御坂美琴、ゼロ 0180 忘れてはならないもう一人 ◆/VN9B5JKtM トニートニー・チョッパー、竜宮レナ、古手梨花、ニコラス・D・ウルフウッド 0183 あなたへの手紙 ◆yvUxRPre9c 北条沙都子、アルルゥ、グラハム・スペクター、ライダー(征服王イスカンダル) 0187 罪と罰(前編)(中編)(後編) ◆tt2ShxkcFQ ヴァッシュ・ザ・スタンピード、伊波まひる、小鳥遊宗太、佐山・御言、新庄・運切、水銀燈、ロロノア・ゾロ 0188 タイプ:ワイルド(前編)タイプ:ワイルド(後編) ◆/VN9B5JKtM クレア・スタンフィールド、トニートニー・チョッパー、竜宮レナ、古手梨花、ニコラス・D・ウルフウッド 【夜中】 0182 裏表トリーズナーズ(前編)裏表トリーズナーズ(後編) ◆GOn9rNo1ts ラッド・ルッソ、御坂美琴 0184 三つの湖 Side-A ◆tt2ShxkcFQ ミュウツー 0186 首輪物語(前編)首輪物語(後編) ◆/VN9B5JKtM ラッド・ルッソ、御坂美琴、ゼロ 0189 悪魔-The Devil- ◆YhwgnUsKHs トニートニー・チョッパー、竜宮レナ、ニコラス・D・ウルフウッド 0190 ブラック・エンジェルズ ◆/VN9B5JKtM ヴァッシュ・ザ・スタンピード、水銀燈 0191 彼と、追悼なる話(彼と対となるは、無し)(前編)彼と、追悼なる話(彼と対となるは、無し)(後編) ◆OQO8oJA5SE 小鳥遊宗太、佐山・御言、新庄・運切、ロロノア・ゾロ 0192 すくわれぬもの(You can not save me) ◆GOn9rNo1ts 北条沙都子、アルルゥ、グラハム・スペクター、ライダー(征服王イスカンダル) 0193 When They Cry(前編)When They Cry(後編) ◆/VN9B5JKtM ミュウツー、北条沙都子、アルルゥ、グラハム・スペクター、ライダー(征服王イスカンダル) 0194 キミガタメ(I save you from anything) ◆GOn9rNo1ts ミュウツー、アルルゥ、ライダー(征服王イスカンダル)、ラッド・ルッソ、御坂美琴 0197 悪役(前編)悪役(後編) ◆tt2ShxkcFQ ヴァッシュ・ザ・スタンピード、小鳥遊宗太、佐山・御言、新庄・運切、ロロノア・ゾロ 【真夜中】 0195 かいぶつのなく頃に~讐たり散らし編~(前編)かいぶつのなく頃に~讐たり散らし編~(後編) ◆GOn9rNo1ts 竜宮レナ、トニー・トニー・チョッパー、ニコラス・D・ウルフウッド、リヴィオ・ザ・ダブルファング、クレア・スタンフィールド 0196 あの忘れえぬ日々に(前編)あの忘れえぬ日々に(後編) ◆Wott.eaRjU ニコラス・D・ウルフウッド、リヴィオ・ザ・ダブルファング 0198 Wの再会/天使達には羽根がある ◆Wott.eaRjU ヴァッシュ・ザ・スタンピード、水銀燈 0199 恥知らずの破壊者たち ◆gYicWyTl/M ミュウツー、リヴィオ・ザ・ダブルファング 0200 Sの選択/仲間はきっとそこに居る ◆Wott.eaRjU グラハム・スペクター、北条沙都子 0201 desire ◆Wott.eaRjU ラッド・ルッソ、御坂美琴、ライダー(征服王イスカンダル)、ゼロ 0202 哀愛逢ドリーマーズ ◆GOn9rNo1ts 佐山・御言、新庄・運切 0203 これより先怪物領域 ◆OQO8oJA5SE トニー・トニー・チョッパー、クレア・スタンフィールド 0204 貴方を瞼が憶えている ◆pSc/w7EBTk ロロノア・ゾロ 【深夜~早朝】
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とある科学の超電磁砲 御坂美琴 ZIPPOライター とある科学の超電磁砲 御坂美琴 ZIPPOライター 発売日 :2010年7月8日 発売 商品情報 ・本体サイズ:H55×W37×D13mm とある科学の超電磁砲 白井黒子 ZIPPOライター とある科学の超電磁砲 白井黒子 ZIPPOライター 発売日 :2010年7月8日 発売 商品情報 ・本体サイズ:H55×W37×D13mm
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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/こぼれ話 上条美琴の禁書目録Bサイドこぼれ話 後編 上条「さて、と。そろそろ休憩も終わりか」 ??「きゃー遅刻遅刻」 上条「ん?」 ??「どっしーん」 上条「て、おい!? なんだなんだ!? しかも今の擬音、口で言ったよな!?」 ??「いったぁーい。もう! 急に飛び出してくるんだからぁ!!」 上条「はい!? って、……ん?」 ??「? ――はっ! ど、どこ見てるんよ! この変態!!」 上条「………………で? 何の真似かな佐天さん? ご丁寧に御坂に変装して。制服は御坂から借りたんだろうし、その髪はウィッグだろうし、スカートの中身も短パンだし、声真似も結構うまいと思ったけど、一目でバレバレだよね?(胸とか胸とかあと胸とか)」 佐天「ちちぃ! やはり愛おしい人の振りをしても偽物だと一発で見破られますか。さすがは上条さん、幻想をぶち壊すのをお得意なだけはあります」 上条「意味が分からん。で、何のつもりなの?」 佐天「いや単純に恋が芽生えないかなと。あ、もちろんあたしじゃなくて御坂さんと」 上条「あのなぁ……前編の締めにも言ったけど、こんな使い古したこんな方法で恋が芽生えるわけねえだろ……」 木山「ふむ……つまりはすでに恋に落ちているので今さらこの程度ではドギマギはしない、と……」 上条「いや……飛躍し過ぎです……」 佐天「じゃあ次はアレですね。地球の存亡をかけた鬼ごっこをして、プロポーズしながら、この吸盤銃で虎縞ビキニに扮した御坂さんのブラをはぎ取って――」 上条「……それやったら俺、黒焦げだっちゃ。あとネタが相変わらず古いし、今のご時世でそれをやったらBPOがすっ飛んできて放送禁止になっちゃうよね。で、御坂は?」 木山「彼女ならとっくにスタジオ入りしているよ。そろそろ我々も戻ろう。あ、御坂くん、もう一、二分で戻るから準備してくれないか」 上条「遊んでただけですかそうですか」 『三十秒後』がちゃっ(ドアを開く音) 美琴「!!!!!!!!!!!?!」 上条「!!!!!!!!!!?!!」 上条「み、みさか……こ、ここここれはだな……不可抗力であってわざとでは……!!」 美琴「なななななに堂々と覗いてんのよ! この変態っ!!///」(渾身のちぇいさー!!) 上条「おぶぉわぁ!? 何でお前着替えてんだよぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!」 佐天「御坂さんに『スタジオに戻ったら制服を戻しましょう』という合図を送っておいて、わざと早く着いて、『うっかり鍵をかけ忘れたところで着替えをたまたま覗いてしまうハプニング的出会い』を演出してみたんですけど……」 木山「御坂くんの対応が、まさか上段回し蹴りというのは想像しなかったね」 「おっすー。そっちはお友達?」 「はい。これから一緒に洋服を見に…」 「(ちょっと! あのヒト常盤台の制服着てんじゃない。知り合いなの?)」 「(ええと、風紀委員の方で間接的に…)」 佐天「は? あたしの漫画版初登場シーンやるんですか?」 美琴「ま、いいんじゃない? アニメ版だけど、木山先生の初登場シーンはやったのに佐天さんが無いのは不公平だし」 木山「……ん? この、頭の外がお花畑の子ときみは知り合いだったのかい? 彼女はAIMバーストのときには実にいい働きをしてくれたよ」 佐天「木山先生? 確かテレスティーナの事件のときにあたしも一緒に居ましたよね?」 「しかも、あの方はただのお嬢様じゃないんですよ」 「?」 「『レベル5』!」 「レベル5!?」 「それも学園都市最強の電撃使い! あの超電磁砲の御坂美琴さんなのです!!」 「ウソ…まさか、あの『超電磁砲』?」 「そうですよ。私この間、生で見ちゃいました」 「――――あの…あたし、佐天涙子です!! 初春の親友やってます!!」 「そ…そう、よろしくね」 上条「あれま。佐天さんが顔真っ赤にしてミーハーになってんな」 佐天「この時は本当に心臓バクバクもんでしたよ。だって、あのレベル5の超電磁砲ですよ超電磁砲。もうあたしたち女子中学生の間だと下手な男のレベル5よりも憧れの的です」 上条「そんなもんかねぇ」 木山「この学園都市の学生からすれば『レベル5』はスーパーアイドル並なんだろうね。もっとも、私たち科学者からしても魅力的な研究対象でもある」 上条「その言い方、何かちょっと嫌ですね」 美琴「仕方ないでしょ。学園都市ってそういうところなんだから割り切らないと。まあ置き去り【チャイルドエラー】のアレは酷い話だったけど」 木山「学生からは慕われて、大人からも必要とされる…良いことじゃないか」 美琴(それにしても……この頃の佐天さんは純真で可愛かったなぁ……それが今ではどうしてこうなったのかしら……) 佐天「ん? どうしたんです御坂さん? あたしをちらっと横目で見てから随分と盛大な溜息を吐いたみたいですけど。どうせだったら上条さんの横顔を見て、ウットリしながら吐く溜息の方がいいんじゃないですかどうですか?」 美琴(こういう所がっ…!) 「ウチって外出時は制服着用が義務付けられてるから服にこだわらない人結構多いし」 美琴「まっ、その代わりにワンポイントとかに拘ってる人は多いけどね」 上条「で、そのワンポイントが御坂的にはカエルの」 美琴「ゲっ! コっ! 太っ!!! 何度も言わすな!」 上条「……ゲコ太のグッズな訳か」 木山「しかし妙だね。そのカエルの」 美琴「ゲコ太ですってばっ!!!」 木山「……ゲコ太の関連商品は、私の生徒にも集めている子がいたが、アレは小学校低~中学年向けのキャラクターではなかったか?」 美琴「いいんですよ! 少年じゃなくても少年ジャンプは読みますし、アンパンマンのOPの歌詞だって大人になって初めて意味が深い事に気づくんですから!」 上条「それは意味が違くないか?」 佐天「プリキュアやセーラームーンだって大きなお友達も見てますもんね」 上条「それは更に違う」 「へー『超電磁砲』てゲームセンターのコインを飛ばしてるんですか」 「まあ50メートルも飛んだら溶けちゃうんだけどね」 「でも必殺技があるとカッコイイですよねー」 上条「佐天さんはアレなの? 技に名前とかつけたいタイプ?」 佐天「え~ダメですか~? あたしそういうノリ、結構好きなんですけど」 上条「いや、ダメって事はないけど…」 佐天「多分、憧れもあると思うんですよ。あたしってほら、レベル0で大した能力使えませんから」 美琴「じゃあ佐天さんなら、自分の能力に何て名前つけたい?」 佐天「えっ!!? えっと…あたしの場合、空力使いだから…こう……ソ…ソニックブーム…とか?」 上条「……ビックリする程普通な答えだな」 美琴「きっとコマンド入力は、 ←タメ→+P(右向き時) ね」 木山「ふむ、風の能力か…では天魔剛神斬空烈風拳とか言うのはどうかな。若者向きだし、とても強そうだろう?」 上条&美琴&佐天(((木山先生、まさかの中二!!?))) 「初春 こんなのどうじゃ? ヒモパン!!」 上条&美琴&木山「「「 」」」 佐天「ん? 何ですかみんなしてあたしの方見て。あ、もしかして興味があるんですか御坂さん? 確かにこれを穿いて上条さんにスカートめくらせれば、イチコロですもんね」 美琴「ないからっ!!!///」 木山「ツッコむ所がありすぎて、面倒なので『ないから』の一言で済ませたようだね」 上条(……『命』が二つあったら、ちょっと…見たい……) 「ねね、コレかわ……」 「アハハ。見てよ初春、このパジャマ!! こんな子供っぽいの、いまどき着る人いないでしょ」 「小学生の時くらいまでは、こういうの来てましたけどね」 「そ…そうよね! 中学生になってこれはないわよね」 上条「お前なぁ……もっと自分に素直に生きろよ……」 美琴「う、うるさいわね! 私にだって見栄とか色々あるのよ!! 恥と外聞無神経のコンボで服着ているアンタには分かんないのかもしんないけどさ!!」 上条「酷っ!! 何そのお前的俺評価!!」 木山「…私も趣味は人それぞれだと思うが…」 佐天「このシーン、あたし、ちょっと納得いかないんですけど」 美琴「え?」 佐天「だってほら。夏休みに(初春と白井さんも来ましたけど)御坂さんとリゾート施設のプールに行ったときに、御坂さん、ピンクのフリル付き水着選んだじゃないですか。アレ、あたしも結構気に入ったんだから、あたしがこのパジャマのデザインを否定するとは思えないんですよね」 美琴「は? 夏休みにリゾート施設のプール? 行ったっけ?」 佐天「……」 美琴「……」 佐天「ああ、アレは並行宇宙【PSP『とある科学の超電磁砲』】の話でしたか」 美琴「……ひょっとしてみょんな伏線張ってない?」 木山「並行宇宙か…今でも科学で解明できない謎の一つだな…曰く、宇宙開闢時のビックバンで我々が生きる宇宙とは別の宇宙が誕生して――」 上条「う゛……な、何か嫌な記憶が頭を過ったような……」 (いいんだモン。どうせパジャマんだから他人に見せるわけじゃないし! 黒子は無視) (初春さん達はむこうにいるし、一瞬、姿見で合せるだけだなら) そろ~り (それっ!!) 「何やってんだオマエ……挙動不審だぞ」 「――――――ッ? ――――――ッ!?」 美琴「…………前のアンタって案外、私に気付くのね。しかも、ちゃんと声かけてくるし。タイミングは最悪だけど」 上条「い、いやちょっと待て。それじゃまるで今の俺は普段、お前を見かけてもスルーしてばっかいるみたい……あーごめん、否定できねえわ」 美琴「おんどりゃあああああああああああああああああ!! 地獄が己のゴールじゃあああああああああああああああああ!!」 上条「ば、馬鹿!! やめろ危ない!! 周り見ろ周り!! ここには木山先生と佐天さんが――って、二人ともちゃっかり避難してやがるぅぅぅぅぅううううう!!」 スタジオの外 木山「なんとか喧嘩は犬も食わないについてだが、どことなくその犬の気持ちが分かるね…」 佐天「とばっちりで怪我したくないですもんね。しかも、後から間違いなく、殺意が芽生えそうですし」 「お兄ちゃんって…アンタ妹いたの?」 「ちがう 俺はこの子が洋服店探してるって言うから案内しただけだ」 美琴「……アンタ、ホントに困ってる女の子とのエンカウント率高いわよね……実はわざとなんじゃないの?」 上条「まごうことなき偶然だよ! 第一、こんなちっちゃい子相手に下心なんざ出すかっ!」 美琴「ホントかしら?」 佐天「本当ですかね?」 上条「うわ。すっげえ疑われてる」 木山「まあ類は友を呼ぶ、と言うからね。確か、きみの友人(個人名は本人の名誉のために伏せておく)が真正の幼女好きという話を聞いたことがあるよ」 上条「だからってそんな決め付け!? と言うか、この場に本人がいたらihbf殺wqされますよ!?」 佐天「あれ? その言い方ですと、誰だか特定できるってことですか? あたしは誰かさっぱり分かんないんだけど御坂さんは?」 美琴「本人の名誉のために伏せておかないと、黒翼生やした白いヒョロったモヤシの悪魔が飛んでくるから知らないことにしておくわ」 上条「……お前……本人がいないからって強気だな……」 木山「では、私が駐車場で困っていた時にはどうだったんだい?」 上条「それもないですよ!」 佐天「大覇星祭であたしがお守りを貸した時は?」 上条「それもねーよ。つか、その場合困ってたのは俺の方だし」 美琴「じゃ、じゃあ『あの写真』を一緒に撮る時も、全然下心がなかったっていうの!?」 上条「それは……(ちょっとあった)」 「昨日の決着を今ここで…」 「お前の頭ん中はそれしかないのか?」 佐天「そりゃあ、御坂さんの頭の中には上条さんのことしかありませんから」 美琴「使い方としては、ある意味、間違ってないけど間違ってるわよっ!!///」 上条「えー……お前、まだ勝負に拘ってんの……?」 木山「私には佐天くんの言っている意味は分からないでもないが……どうやら私と佐天くんの見解と、当時と今の君の見解の間には相当の齟齬が発生していると思われるね」 (我ながら見境ないなあ) 佐天「ホント、上条さんのことになると周りを鑑みませんね。さっきとかもそうでしたけど、何でですかぁ?」 美琴「って、何で素で振ってきておいて、最後だけ、好事家みたいにニヤニヤして聞いてきてんのよ!?///」 木山「TPOは弁えた方がいいかもしれないね。時と場所くらいは選んだ方がいいぞ。まあ、二人だけのときならば周りの目を気にする必要はないが」 美琴「絶っっっっっっっっっっっっ対に私と二人の言葉の受け取り方の意味は違いますよね!?///」 上条「何でだろう。頭脳明晰で聡明な木山先生が言うことなのにTPOに関してはまったく説得力を感じられない……」 「どうもアイツが相手だと調子狂うのよね…」 上条「アレで調子狂ってんの? 俺には絶好調にしか見えないんだけど。態度とか電撃の威力とか」 美琴「意味が違うわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」 木山「では、どういう意味なのかね?」 美琴「え? そりゃあ、コイツと居るとなんとなく私が私じゃないって言うか、落ち着きが無くなるというか、変に意識しちゃうというか……」 佐天(あれあれ? 御坂さんが、あの御坂さんが素で答えてる!? 木山先生の合いの手のタイミングとセリフが完璧だったからかな!!) 上条「俺からすると、俺と一緒にいるときの普段のお前としか思えん発言なんだが?」 美琴「!!!!!!!!!!!!!?!///」 佐天(上条さんの馬鹿あああああああああ!! 何でここでツッコミを入れるんですか!! もうちょっとって御坂さんの本音が引き出されるところだったのに!!) あの時 私の超電磁砲は間に合わなかった 実際に――初春さん達を救ったのは――コイツだ 「ゲ 待ち伏せ?」 上条「おー…俺、こんな事してたのか」 佐天「って、えええええっ!!? そそそ、そうだったんですか!? 初春も白井さんも、勿論あたしも、今まで御坂さんがやったとばっかり………」 美琴「まぁ、黙ってるつもりはなかったんだけど、コイツがやったって言うと、またややこしくなりそうだったし、それに……」 木山「それに…何だい?」 美琴「いや、本人が」 上条「まぁ、誰が救ったとか、別に大した問題じゃないけどな。みんなが無事ならそれでいい訳だし」 美琴「……こんな調子だから///」 佐天&木山「「なるほど」」 「今名乗りだしたらヒーローよ」 「? 何言ってんだ みんな無事だったんだからそれで何の問題もねーじゃん 誰が助けたかなんてどうでもいい事だろ」 佐天「うっひょ~! かーっこいいー!」 木山「ふむ…間近でこんな事を言われたら、それこそイチコロだろうね」 美琴「………///」 佐天「さっきから御坂さん、顔赤いですしね。思い出し笑いとかはありますけど、思い出し赤面って始めて見ました」 上条「やだ…上条さん、昔言った事と同じ事を自信満々に言っちゃった……は、恥ずかすぃ…///」 木山「彼も赤面しているね。理由は全く違うけれども」 「思いっきりカッコつけてんじゃないのよ!! しかも私にだけ!? だぁ――――ムカつく―――!!」 「……………なんか理不尽な怨念を感じる…」 上条「こん時の俺も言ってるけどさ、これ理不尽じゃね? 別にカッコつけてるつもりもないし…いやまぁ、この時の記憶はないから、何とも言えないけど。でも、ドア蹴るほどムカつかれるような事もしてないだろ」 佐天「まぁまぁ上条さん。これはただの照れか《ゴッ!》しですから」 木山「この頃すでに君の事が気にな《ガッ!》始め《ゴッ!》いた彼女は、こうやって気を紛《ゴンッ!》したのだろう」 上条「……あの~御坂さん? さっきから壁を蹴る音で全然話が聞こえないのですが…?」 美琴「いやー! この時の事を思い出してたら、急に壁が蹴りたくなっちゃってー! あっはっはっはっは!///」 上条「何ちゅう迷惑な!」 ――レベル0って欠陥品なのかな……―― 「ごめんね……気付いてあげられなくて……」 ――しょうがないよね……―― 「頑張りたかったんだよね……」 ――力が無い自分がいやで……でも、どうしても憧れを捨てられなくて―― 「うん……でもさ……だったらもう一度頑張ってみよ……こんなところでくよくよしてないで……自分で自分に嘘つかないで――――もう一度!!」 佐天「……」 美琴「……」 上条「どうした? 二人とも?」 木山「きみの能力は確か『天然』だったよね?」 上条「あ、はい」 木山「だったら、きみには二人の気持ちは理解できないかもしれないな。『努力』が必要なかったきみは『栄光』と『挫折』の本当の意味を知らないからだ。二人は友人同士ではあるが『栄光【レベル5】』と『挫折【レベル0】』の典型例でもあるのだよ」 上条「っ!! そんな言い方!!」 木山「事実だ。そして、それは二人の心に常につきまとう呪縛でもある。もっともレベル0でも、本当の『無能力者』でも佐天くんは強い。きみよりもはるかに強い」 上条「どういう意味だよそれ!! それじゃあまるで俺が――!!」 木山「分からないのかい? きみは『能力者』なのだよ。『異能の力を打ち消す』能力を持つ『能力者』だ。しかし、佐天くんには異能の力も物理的な力も防ぐ手段はない。それでも彼女は『能力以外の力』によって苦境を脱する精神力を有している。そしてそれはきみはもちろん、御坂くんにも無い力でもある。『能力に頼ることができる』きみたちには決して到達することができないからだ」 上条「――――!!」 佐天「いえ……それは多分、この時の御坂さんの超電磁砲が私のもやもやを吹き飛ばしてくれたからですよ……」 美琴「そ、そうかな……あ、でも今なら言ってもいいわよね、あの時の言葉を。んで、佐天さんも受け入れてくれるんじゃないかな?」 佐天「レベルなんてどうでもいいじゃない、ですよね? まあ全部ってわけじゃないですけど、今の私なら受け入れられるかな」 「水着のモデル?」 「はい…水泳部がお世話になってるメーカーから、どうしてもって頼まれたんです」 佐天「おお! これはあたし達がモデルやった時の話ですね!? みんなでカレー作ったりして、楽しかったな~」 木山「ほう。俗に言う『水着回』という物だね。サービスシーンも入れやすく、よくテコ入れとして使われる手法だ」 上条「…やけに詳しいですね」 美琴「……………」 上条「? どうした御坂? 黙っちゃって」 美琴「…何か…激しくイヤな予感がする………」 「え~っとぉ………あぁ、これじゃなくて、こっちか。 …おおぉ! う~~~やっほう! ランランランラーララー・ラ・ラーララー・ラ・ラーラーラーラーラーラーラ♪ あー、やっぱこれカワイイー! うはは! そぉ~っれっ! あはっ! ランララー・ラ・ランララー・ラ・ラーラーラーラーラ♪ そぉ~っれぇ~!」 「ビリビリ…何やってんだ…?」 「そぉ~れ、やっちゃうぞ~☆」 上条「………」 佐天「…………」 木山「……………」 美琴「…………………………い……… いいいいいいいぃぃぃぃぃやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!///」 上条「お、落ち着け御坂。この時の記憶は今の俺には無いから」 木山「だが今この映像を見たおかげで、新しく記憶したのだろう?」 上条「あ、はい。それはもうバッチリ」 美琴「いいいいいいいぃぃぃぃぃやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!///」 佐天「て言うか、あの時どうも御坂さんだけいないと思ったら、一人でこんな事してたんですね」 美琴「いいいいいいいぃぃぃぃぃやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!///」 木山「これ以上彼女にとどめを刺すのは、止めた方がいいみたいだね。御坂くんのライフはとっくに0のようだから」 「気にし過ぎ気にし過ぎ気にし過ぎ気にし過ぎ」 佐天「ん? ひょっとして『誰かが見てる』のお話?」 上条「何だそりゃ?」 木山「聞いたことがある。確か、微弱な電磁波のようなものを電撃使いに纏わりつかせて、あたかも四六時中、誰かの視線を感じさせて精神的に追い詰める悪戯のような機材を使った――」 美琴「何で真相まで知っているんですか?」 木山「一応、警備員の施設にお世話になったことがある身なんでね。この時期は、そういった犯罪関連の情報収集には事欠かなかったのだよ。本人からも話が聞けた場合もあったくらいだ」 上条「前科をここまで朗らかに明るく語れるってのも凄い話だ」 「ん? ようビリビリ」 「あんたのぉ~~~仕業かぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!」 「なにぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいい!?」 美琴「ねえ? さっきも言ったけど前のアンタは私を見かけるとちゃんと声をかけてくれるわね?」 上条「お前の対応は声をかけてもかけなくても変わんねえことはスル―すんのか?」 佐天「御坂さん、この時はいくら気が立っていたからってこれはないと思いますけど」 木山「まあ、彼の落ち度は今回は皆無だったからね」 上条「『今回は』って……」 「何しやがる!」 「とぼけんな!!」 「あん?」 「アンタでしょ……ここんトコ、私のことをジロジロ見てたのは……アンタだったんでしょぉっ!!」 「あの……一体何の話でしょう……?」 「だから! アンタが私を――!!」 「はぁ……ったく、だいたい何で俺がお前のこと見てなきゃなんねえんだよ」 「んな! ん……何でって……その……それは……」 「顔赤いぞ。熱でもあんのか?」 佐天「記憶を失くす前と後でも上条さんの鈍感さだけはまったくもって変わってませんね」 木山「御坂くんもそろそろ彼には遠回しに言っても届かないことを学習してもいいかもしれないね」 上条「遠回しに言ってることがあるのか?」 美琴「い、いや別にそれはその……///」 佐天「ですから上条さん。御坂さんの発言を言葉通りに取るんじゃなくて、言葉に秘められた意味を御坂さんの表情とか態度から読み取るんですって」 美琴「ちょ、ちょっと!?」 上条「????? 全然分からんのだが?」 木山「一度、きみの頭を切開して特に(感情を司る)右脳をいじくった方がいいのかもしれないな」 佐天「『あっ あっ あっ』ってヤツですね」 上条「え、何? 念能力の6つの系統の、最も簡単な判別方法を言えばいいの?」 「あ、いやぁ……そ、そのぉ……」 「ああ、すみません。ちょっとコイツがじゃれてきただけで……」 「ちょっと! 私は別に!」 「はいはい。分かったから。もうすぐ完全下校時刻よ。早く帰りなさい」 「こちらは異常なし。学生カップルの痴話喧嘩でした」 「かっ……!」 「……痴話喧嘩って……」 「ほら、さっさと帰れ」 「は、はぁ~~~い」 「か、か、か………」ぱたん 木山「ふむ…これが『ふにゃー』の走りというわけか」 美琴「って、何ですかそれ!?///」 佐天「しっかし、見知らぬ警備員から見てもお二人はそういう関係に見えるみたいですけど、上条さんはどう思います?」 上条「どう、って……まあ、最初の挨拶はともかく、俺から見てもそうとしか思えんかったが……」 美琴「ええええええええええええええ!? ななななななな何言っちゃってくれてやがりますかアンタは!!///」 木山「その割には複雑な表情をしているな?」 佐天「へ?」 木山「いや何、上条くんの表情だが、照れているとか戸惑っているとか言うよりも、むしろ何かを滾らせているような感じがしたのでな」 上条「まあ……この時期の記憶が俺には無いですから……」 佐天(おぉ! これはひょっとして嫉妬!? 嫉妬ですか上条さん!! 前の上条さんに嫉妬ですか!?) 美琴「佐天さん? 何悪い顔になってんの?」 佐天「御坂さん!? 気付いてないんですか!?」 美琴「何を?」 木山「上条くんの表情が何かを滾らせているような、がどういう意味かということだよ」 美琴「ん? どうせコイツのことだから、この時の私の態度を鬱陶しく思ってるだけなんじゃないの?」 佐天「えー……」 木山「どうやら鈍いのは彼だけではないようだね……」 「平素、一般へ開放されていないこの常盤台中学女子寮が、年に一度門戸を開く日。それが盛夏祭だ」 佐天「おっ! 次は盛夏祭ですか。寮監さん、心なしか張り切ってますね!」 美琴「ん~…このイベント、ちょっと恥ずかしいから飛ばしてほしいんだけどな…」 上条「何言ってんだ御坂。恥ならさっき、これ以上ないくらいかいたじゃねーか。もう何も怖くないって」 美琴「いいいいいいいぃぃぃぃぃやああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!///」 木山「トラウマをほじくり返すのは、どうだろうか」 「別にこの格好でなくても、おもてなしはできると思うんだけど…」 上条「っ!」 美琴「あー、ほらー…変に思われてる……どうせ私にはメイド服なんて似合わないわよ……」 佐天「そんな事ないですよ! めちゃくちゃ可愛いじゃないですか! ねっ、上条さん!?」 上条「あ、あー、まぁ…うん。そう…だな」 美琴「いいわよ別に。無理して褒めようとしなくても」 木山(いや…彼のこの反応はむしろ、ドギマギしすぎて逆に何も言えないように見えるのだが…?) 「は~い、は~い、は~い…いいよぉ…」 「いいねじゃないわよ! 何でアンタが撮ってんのよ!」 佐天「白井さん、ブレませんねー」 美琴「あははははは……ははは…………はぁ…」 木山「ちなみに、この時の写真はまだ残っているのかい?」 美琴「いえ、この後私がビリっておきましたから、多分中のデータもないと思いますよ」 木山「だ、そうだよ少年? 残念だったね」 上条「なななな何がですか!!?///」 「…やば…何か胸がドキドキしてきた……あ~んもう! しっかりしろぉ!」 「あのぉ…」 「…? ………があぁっ! なっ!」 上条「あー、ここかぁ。以前こぼれ話で言ってた、記憶喪失後に初めて会った時って。うん、思い出した思い出した」 美琴「今頃ー!?」 佐天「じゃあ上条さん的には、この時が運命の出会いだった訳ですか!」 美琴「ちょ、だから佐天さんっ!!!///」 上条「運命…(う~ん…確かに、この後の御坂と俺の関係を考えると…)まぁ、そうだな。運命って言えるのかも」 佐天「!!?」 美琴「!!?///」 木山「ついにデレ期かい?」 「お取り込み中すいません…実は、一緒に来た連れと逸れてしまって……こ~んなちっこくて、白い修道服の女の子なんですけd」 「―――…こにいんのよ……」 「はぇ?」 「何でこんなとこにいんのかって聞いてんのよ!!!」 「ご、ごめんなさい。ああぁ、でも、怪しいもんじゃ…あ、ほら! 招待状だってちゃんと―――」 「人の発表、茶化しに来たわけ!? 慣れない衣装笑いに来たわけ!」 「いや…そんな…すげー綺麗だと思いますけ、どぉっ!?」 「バカああぁぁぁ!!!///」 「だあああああ!!!」 「何なのよアイツ! よりによって、人が一番テンパってる時に! ふっ! …あれ?」 佐天「ニヨニヨ」 美琴「な、何なのかしら佐天さん? その、やらしいニヨニヨ顔は…?」 佐天「いっや~? べっつに~? ただあの時、ステージの裏ではこんな事が起こってたんだなーって。あたしも見たかったなーって」 上条「そういや言ったな、こんな事…マジですっかり忘れてたわ」 美琴「アンタが余計な事言ったおかげで、私がどれだけパニクったか…」 木山「そうかな? 私には彼と話したおかげで、緊張が解れたように見えるのだが」 美琴「うっ! ま、まぁ…それはちょっと…無きにしも非ずですけど……」 佐天「でっ、でっ! その余計な事ってのは主にどの部分ですか!? 上条さんが、すげー何て言った所ですか!?」 美琴「もうそれ答え出てるでしょっ!!!///」 木山「では本人に直接聞いてみるとしようか。君はこの時彼女をどう思ったんだい?」 上条「いやだから、すげー綺麗だなって思いましたよ。普通に」 美琴「あああ、改めて言わなくていいからっ!!!///」 木山「と口では言いつつ、体は嬉しそうにクネクネしているね」 佐天「まぁ、御坂さんですからね♪」 上条「あ、でも」 佐天&木山「「?」」 上条「御坂って何着ても綺麗になるんじゃないかな… 勿論、この服が可愛いのもそうなんだけど、例えばモデルの人って、一般人からしたら『これは無いわぁ…』って思う服も自然に着こなしたりするだろ? そんな感じで御坂も、どんな服も似合っちゃうと思うんだよ。そうなると、普段制服しか着れないってのはもったいない気が―――」 美琴「///」 木山「少年、その辺で止めたらどうだろうか。彼女が煙を出し始めている。それ以上彼女の好感度を上げたら、爆発【ふにゃー】する恐れがあるよ」 佐天「いや! ここはあえて止めずに、限界ギリギリまで上条さんのお話を聞きましょう! せっかく本人も無意識に言ってるんですから!」 木山「さて、今回はここまでのようだね」 佐天「あー、もうですか…やっぱり楽しい時間って終わるのも早いですね…」 美琴「私はこの企画をやる度に、毎回何か大切な物を失っていく気がするわ……」 佐天「そうですか? あたしとしては、逆に得るものの方が多いと思うんですけど」 美琴「例えば?」 佐天「上条さんとの距離とか」 美琴「……まるで近づいた気がしないけど…?」 木山「果たしてそうかな?」 美琴「どういう事ですか?」 木山「もし彼の気持ちが全く君に傾いていないとしたら」 上条「―――でもだとしたら、『御坂が着る物なら何でもいい』って事になるのか? いや、それは何か違う気が―――」 木山「あれだけ延々と君の服装について考えたりはしないのではないかな」 佐天「てかまだやってたんですか! どおりで締めに参加してないと思いましたよ!」 美琴「い、いやアレは…普段から何も考えてないから、逆にくだらない事で頭を使ってるだけですよ///」 木山「そうかな。私にはそうは」 上条「あ、そっか! 御坂って元が可愛いから何着ても似合うのか。いや~、我ながら意外な結論……って、ん?」 佐天「木山先生ー! エマージェンシー、エマージェンシー!」 木山「あそこの壁に隠れたまえ! 緊急退避だ!」 上条「え、え、なになに?」 美琴「………………………ふny 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/こぼれ話