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スローヴェ共和国 slovadia zafifes(スローヴェ語)sulovvennen taviivves (キエラヴィ語)sulauve fi tafiwifesu(スィレフ語)chafi'ofes fon slove (リパライン語) (国旗) (国章) 国の標語:我らは真実と自由のために。miss mol fua cileli'e ad flentia.fa ven ius xelir et firdze. 国歌:我らは祖国の民(fa em latircafero) 公用語 スローヴェ語キエラヴィ語スィレフ語リパライン語 首都 アル―ス(Aleus) 最大の都市 アル―ス(Aleus) 政府 大統領中央閣僚会議元老院国民議会司法院 国家元首の称号 大統領 国家元首の名前 -- 面積 面積 --km2 総計 --km2 水面積率 --% 人口 総計 --人 人口密度 人/km2 建国 国教 -- 通貨 -- スローヴェ (スローヴェの旗) 国家 国家 スローヴェ共和国 歴史・政治 歴史 スローヴェの歴史 政治 スローヴェの政治スローヴェの首長一覧 軍事 軍事 スローヴェの軍事 兵器 技術・産業 技術 スローヴェの技術 産業 スローヴェの企業 地理 領域 スローヴェの領域 言語 言語 スローヴェ語スィレフ語リパライン語スローヴェ人の命名 文化・宗教 宗教 スローヴェ人の宗教 文化 スローヴェの食文化スローヴェの服飾スローヴェの建築 国民 人物 人物一覧 スローヴェ人一覧 福祉 教育 スローヴェ共和国(スローヴェ語:slovadia zafifes、キエラヴィ語:sulovvennen taviivves、スィレフ語 sulauve fi tafiwifesu、リパライン語:chafi'ofes fon slorve)、通称スローヴェとは、クラナ大陸国家連合に属し、ユエスレオネ連邦の構成主体たる共和制国家である。主要言語はスローヴェ語、キエラヴィ語、スィレフ語、リパライン語。公用語はスローヴェ語、リパライン語。 目次 概要 国名国名 国旗 歴史 政治政治体制 大統領 立法 司法 行政 地理気候 地方行政区分 国民民族 言語 宗教 文化食文化 服飾 建築 音楽 美術 概要 クラナ大陸の南東部に位置し、北にスィレフ、西南にノルメル、北東にキエラヴィの三国が位置し、古くから関わりをもっている。 西部はスィレフのファヴニ高原、東部は***海があり、低地スィレフの農耕に適した豊かな土壌とファヴニ高原の山から流れる河川、鉱山資源、海洋資源などにも恵まれた国で、輸出による経済効果は著しい。 スィレフ、ノルメル、キエラヴィの三ヶ国に囲まれた地域で、ゼマフェロスの文化とそれぞれの文化が融合し、多様な形を持つ。 一方、ゼマフェロス本来の文化は徐々に消えつつあったが、独立戦争の際に本来の民族としてのアイデンティティを重要視するナショナリズムの風潮が広がり、現在では積極的にゼマフェロス文化を残す運動が行われている。 国名 国名 正式名称はslovadia zafifes ['slo vadɪa t͡sa'fi fes]、通称スローヴェ。 国名は独立戦争時の独立派リーダーであった貴族のスローヴェ家から由来している。 スローヴェとは、諸説あるがスローヴェ家の一族がリパラオネ教のスロンミーサを信仰していたため、古期スローヴェ語のslorf(水)とfen(人間)をつなげたのが由来ではないかと言われている。 リパライン語ではスローヴェ等の地域を指して言うときスロンミーサの地という意味でslommircagardと呼ぶことがある。 スローヴェ人は自らのことをslovafer(スローヴァフェー)またはsemafer(ゼマフェー)という。 slovaferとは、sloveにafer(~の民)をつけたもの、semaferは祈り、調和(sem)から来ている。 スローヴェ人の定住していた地域を古くからゼマフェロス(semaferos)と言っていた。 ヴェフィス語では、スローヴェ(sloévai)の語は、スキュリオーティエ叙事詩にも描かれる英雄家系のスキュリオーティエ家に仕える従属ヴェフィサイト家のスロートギエ家(sloétgie)に近いため、ヴェフィス共和国本土では忌避される傾向があり、ヴェフィス共和国のヴェフィス語ではsaimafailos(セマフェロ)と呼ばれることが一般的だ。ファルトクノア共和国や連邦において話されるヴェフィス語ではリパライン語の影響を受けてsloévaiの語を用いる。 国旗 スローヴェの国旗は白・青地に黄枠の赤十字と円の中にスロンミーサのミーヤデャンが描かれている形である。 由来としては白が空とファヴ二高原の雪、青は海と伝統、赤は独立戦争時の流れた血、ミーヤデャンはスローヴェでのスロンミーサ信仰を表していると言われている。 歴史 詳細は「スローヴェの歴史」を参照 政治 政治体制 スローヴェは大統領制をとっており、立法権、司法権、行政権の三権の分立を計っている。 それぞれ立法は元老院と国民議会の二院制であり、司法は司法院、行政は大統領および中央閣僚会議が担当している。 スローヴェ国会議事堂 大統領 スローヴェの大統領は5年に一回、国民による直接選挙が行われ大統領が選出される。 大統領は構成主体法において、法案の否認権、条約批准権、議会解散権、首相指名権を保持している。 立法 立法権を有する機関の国会は、元老院(上院)と国民議会(下院)の二院があり、下院→上院の順で決議を行う。 元老院は各地方政府から議席数に合った人数の代表者を選出する。 また、地方政府は代表者を決める際、地方議会で任命をする。 議席数は275人である。 国民議会は各地方政府の住民投票で選出された代表者で構成される。 議席数は355人で、首相が出席する。 国民議会は国民の直接選挙で選出され、世情を反映しやすいという理由で優越権をもっており、国民議会で可決された法案が元老院で否決されても、再議決を行うことができる。 その場合、元老院と国民議会から無作為に100人の議員が選ばれて構成される特別会議が開かれ可決された場合、その法案は正式に認められる。 議会と大統領は対立関係にあり、首相の選出で大統領が首相を指名する際、信任権は議会が保持するため、大統領が首相を指名したとしても議会で否決された場合、首相を任命することはできない。 大統領は議会の解散権を持っており、中央閣僚会議のもとで解散を命じることができる一方、議会は内閣の不信任の決議を行うことができ内閣を総辞職させることができるが、大統領への弾劾裁判権は持たない。 司法 スローヴェはユエスレオネ連邦憲法を最高法規として、スローヴェにおける独自の構成主体法を決定している。 司法院が司法権を保持しており、司法院の下で最高法院、高等法院、地方法院、簡易法院が全国に配置される。 刑事裁判は地方法院から扱われ三審制が採られている。 司法分野では、司法院が法制局のような扱いとなり、以下の権限を保持する。 1.法院長、法院官の人事管理 2.議会、内閣における法令、法制の調査と上申 3.司法院会議で違反であると認められた政党、グループの解散要請、命令 司法院は、法院長と10人の法院官で構成され、また司法院事務所では下級法院の人事、行政を担当する。 行政 行政は大統領の下に中央閣僚会議が設置され、中央閣僚会議の首相や国務大臣が任命される。 首相は国務大臣の任命権を保持しており、各国務大臣の中で過半数の人が議員で構成されれば自由に任命することができる。 各行政機関は中央閣僚会議の下で以下のように配置される。 1.行政府:合議制の行政機関で構成される 国家治安維持局、国家公務人事局、中央選挙管理局、公正取引局 2.監査機関:行政の会計などの事務処理を担当する 構成自治体監査委員会、国家会計検査委員会 3.執行機関:特定の技術を用いて行政を執行する 公安部、技術行政部、事務行政部 地理 詳細は「スローヴェの領域」を参照 気候 ゼマフェロス平原の典型的な気候 気候は地域によって大きく異なるが、温帯、乾燥帯、冷帯の3つに大きく分けられる。 海沿いは西岸海洋性気候もしくは温暖湿潤気候のような気候が示される一方、スィレフに近い内陸部では、標高が高く、冷帯夏季乾燥気候を示し、ファヴニ高原では湿潤大陸性気候とサバナ気候に移行する地域でステップのような気候が見られる。 夏季は、海洋性の暖気団と季節風の影響で温暖多湿である。 しかし、南には寒帯海洋性気団も存在し、高温になることは少ない。 季節風にのって海から来た水分を多く含んだ雲はファヴ二高原の険しい山にぶつかり、多くの雨を降らせ、川を形成する。 そのため、豊かな水資源と土壌で、ゼマフェロスなどの低地スィレフは農耕が発達した。 冬季はインヴィルの暖かい気団によって、あまり気温は下がらない。 北西からくる冬の季節風によって乾燥するが、スィレフは熱帯夏季少雨気候で冬季に多く雨が降るため、湿った空気に変化して生まれた雨雲が北西の季節風によってスローヴェ西部や北部にも到来し、その地域で雨や雪が降ることもある。 地方行政区分 スローヴェ共和国は18の州(colfaltevas)から構成される国家である。 18の州の下に県、郡(一級行政区画)が置かれ、それぞれの下に市、区、町(二級行政区画)が設置される。 県と郡はある程度の自治が認められており、法律の下で条例を立てることができる。 また、元老院の議員選挙は県で設置した地方議会で行われる。 その際、立候補者は行政区画関係なしに自由に立候補することができる。 市、区、町では各自治団体を設立し、自治団体内で活動を行うことがある。 自治団体の独自に決められた自主法は市制、区制、町制と言われるが、法的効力は無く、自治団体内における約束という形で認められる。 州名 人口 州都 アル―ス州 人 アル―ス 州 人 フォルティナ 州 人 イシュトバリカ 州 人 州 人 州 人 州 人 州 人 州 人 州 人 州 人 州 人 州 人 州 人 州 人 州 人 州 人 州 人 国民 民族 スローヴェに住んでいる人の祖先は低地スィレフに住んでいた民族を祖とするリパラオネ系のゼマフェロス民族である。 ゼマフェロス民族の起源としては、以前からゼマフェロス地方に住んでいた「**人」とクレオスのリパラオネ系の民族である「デヘーンハ人」がクラナにも移住して、他にもスィレフ人、ノルメル人にあたる民族とも混成したのが始まりである。 言語 詳細は「スローヴェ語」を参照 スローヴェ共和国では、スローヴェ語が公用語となっており、各州でスローヴェ語と第二公用語というかたちでキエラヴィ語やスィレフ語、ノルメル語や各言語が存在する。 分布としては北部ではキエラヴィ語、高原に近い北西部ではスィレフ語、南東部ではノルメル語の話者が多い傾向にある。 スローヴェ以外の言語を州の公用語または国家の公用語として認めるかどうかは、単に文化的問題に留まらず州の公文書をその言語で作成する必要があるかどうかという財政的側面、時間的側面があり、しばしば取り上げられる問題である。 例えば、左派政党の「****」はこの公用語問題を政治公約の一つとして挙げており、公文書だけでなく、町中に設置されるような看板も配慮すべきと言っている。 また、公用語の一つとして現代標準リパライン語がある。 リパライン語は学校教育における必修科目となっており、スローヴェの中では最も学習者が多い言語でもある。 また、教育によるリパライン語能力を生かしてユエスレオネ本土へ出稼ぎに行く人も多くいる。 宗教 現在、スローヴェで広く信仰されている宗教はリパラオネ教である。 スローヴェのリパラオネ教はデヘーンハ人が移住してきたときに遡り、リパラオネ系であったデヘーンハ人がラメーネ人王朝の侵略を経てクラナに移住し、リパラオネ教もクラナ大陸に伝えていった。 ゼマフェロス地域にも伝わったリパラオネ教は、同地での土着信仰と交わりながら、独特のリパラオネ教として受容されていった。 文化 食文化 詳細は「スローヴェの食文化」を参照 スローヴェで食べられる伝統的な料理はゼマフェロス料理と言われ、多くの食材、調理法を用いた豊かな食文化が存在する。 スローヴェは地理的特徴上、農業と漁業が盛んで、各地方から伝わってきた料理も多くあり、バリエーションに富んでいる。 有名なゼマフェロス料理はサツレースやルアールヴァが多く挙げられ、他にも???や???などの郷土料理や菓子なども発達した。 ルアールヴァ 服飾 詳細は「スローヴェの服飾」を参照 スローヴェの民族衣装の特徴は南北で大きく分かれており、海に近く暖かい気候の南部では毛、植物の繊維を織って作られた布を使った衣装が多くみられ、 ファヴ二高原に近い北部は冷涼な気候で、羊毛で作られた衣装が見られる。 それらの衣装は歴史的な特徴を持っており、現在では儀式などで用いる儀礼服のような存在になっている。 建築 詳細は「スローヴェの建築」を参照 音楽 伝統音楽 ト―スラフィス(tauslafis)を吹く女性 スローヴェの伝統音楽はゼマフェロス音楽やゼマフェロス民謡といわれ、古くから形成されていった。 歴史的にも多種多様な演奏法、楽器が用いられ、宗教、労働、芸術、娯楽として発展していった。 それらは古典音楽として現代まで継承され、今でも演奏されている。 美術
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172: ライスイン :2017/08/09(水) 18 34 16 1939年11月1日 バルカン半島テッサロニキ付近 イタリア・ギリシャ連合軍 ギリシャとトルコの国境のトルコ側にあるこの町から少し離れた場所にイタリア軍とギリシャ軍が集結していた。 ○イタリア軍(司令官:ロドルフォ・グラツィアーニ大将) 戦車師団×1(国産のP40重戦車やM11/39中戦車中心) 快速師団×2(アメリカ供与のトラックや国産豆戦車中心) 歩兵師団×2 山岳師団×1 黒シャツ隊×4個連隊 ○ギリシャ軍(司令官:コンスタンチノス・バコプロス中将) レオニダス戦車連隊 (英国供与のヴィッカース6t戦車B型やカーデン・ロイド豆戦車で構成されたギリシャ唯一の機甲部隊) 歩兵師団×4 グラツィアーニ大将が東郷指揮を執るこの軍であるが疲弊した状況で無理をして集めた軍勢であり、支援する航空隊の数も少なかった。更に支援を期待していた東欧諸国の軍は 動員可能な兵力の大半をドイツにつき従って対ソ戦に派遣していた。 彼らの戦略としてはまずトルコを撃破してバルカン半島から追い出し、後にマケドニアやアルバニアを攻略するというものであった。 そのため両国の国境には合計で6個師団も防御に咲いていた。また状況次第ではアルバニアにイタリアが強襲上陸する計画も立てていた。 「攻撃開始」 グラツィアーニ大将の命令で連合軍が進撃を開始する。手始めにテッサロニキを占領することで勝利を宣伝し国民の士気を上げるつもりであった。だが・・・ 「街中よりロケット弾が多数飛来してきます。」 テッサロニキ市内より多数のロケット弾が飛来。命中率は悪かったが装甲の薄いギリシャやイタリアの戦車にとっては深刻な打撃になっていた。 「ま・・・街中より戦車部隊が出現、我が方に向かってきます。」 更に街中よりトルコ軍戦車部隊が出現する。そしてその戦車はどう見ても自分達の戦車より強そうだった。 同時刻 トルコ軍 「戦車部隊は前進開始、パスタ野郎と彫刻野郎をぶっ飛ばせ。」 テッサロニキ市内のトルコ軍司令部では司令官のジョージ・パットン中将(※1)が攻撃命令を下し、戦車隊が前進を開始する。 日本から供与された74式中戦車改4型や輸入した90式中戦車(極少数)・95式軽戦車及び国産の中戦車サラディン(※2)を揃え、 国産の自走ロケット砲シャムシール(※3)や野砲の支援の元に次々とイタリア軍とギリシャ軍を打ち破って行く。空では81式艦上戦闘機(憂鬱96式艦戦)や 83式艦戦(憂鬱烈風改)及び91式艦上戦闘攻撃機「雷風」(※4)が制空権を握り、丸裸になった地上部隊を食らっていく。海上では核攻撃や爆撃を生き残った少数のイタリア艦隊を 帝国海軍地中海艦隊の支援の元、ティムール級戦艦4隻を中核とするトルコ海軍が優位に戦い制海権を掌握しイタリア・ギリシャ本土の港湾に対して艦砲射撃を行う始末。 結局、イタリア・ギリシャによる攻勢は翌日には完全に失敗し撤退を開始する。 「補給を終え次第追撃を行う。愚行の代償を払わせてやれ。」 攻撃を撃退し帰還した部隊にパットンの檄が飛ぶ。彼はケマル大統領(日本人医師の治療及び健康指導で未だ存命)から撃退後は逆侵攻してギリシャ全土を制圧する命令を受けていた。 だがトルコ軍は進撃を止めずにギリシャ本土へと侵攻。主力の大半を損失していたギリシャは その後、補給を終え増援を受け取ったパットン率いるトルコ軍の攻撃にギリシャは耐え切れず11月半ばには本土を失陥。またイタリアの派遣軍も脱出に失敗して降伏。 そして11月末には周辺諸島も失いイタリアに亡命政権を作る羽目になっていた。 173: ライスイン :2017/08/09(水) 18 34 47 孤立大陸 第31話「反日連合の崩壊と終局への準備」 反日連合各国が見せた醜態はバルカン半島だけではなかった。 「日本との神聖なる戦いを汚し、裏で日本と繋がって我らを裏切った卑劣な共産主義者共を撲滅する」 核攻撃による国内経済と食糧事情の悪化で後が無くなったドイツは東欧諸国と共に食料と資源(と奴隷)を求めてソ連領へと侵攻を開始したのだった。 無論可能な限り犠牲を抑える為にヤク漬け朝鮮人(老若男女問わず・国内の生き残り全てを掻き集めて編成)を先頭に配置し、監視用の武装SS髑髏師団(※5)と 支援用の武装SS帝国師団(※6)を配置して攻撃に出ていた。 対するソ連軍もドイツ軍の攻撃をある程度予測していて防御陣地や時間稼ぎ用に囚人部隊(※7)を配置していた。だがソ連軍は東にロシア王国や大陸の日本領との 国境を抱えていてそちらにも軍を配置しなければならず、最新鋭のT-34やKV-1も核攻撃の影響によるインフラの崩壊から生産が遅延していた為にドイツ軍の攻撃を止めるに至らず 12月半ば頃にはウクライナの大都市キエフにまで到達した。しかし豊かと思われていた穀倉地帯は日本軍の核攻撃やダーティボム等によって汚染され、残されていた食料も ソ連軍によって挑発されていた。これに落胆したヒトラーは食料が大量に貯蔵してあると予測されたモスクワやスターリングラード、そしてバクー油田を狙って再進撃を命令。 独ソ領国は先の見えない泥沼へと突入していった。 フランスではドゴール皇帝が暗殺され、宰相であったアルベール・ルブランが大統領へ就任し共和制へと復帰。援助目当てで対日戦継続は宣言したが国内復興を優先し、 裏では反日連合脱退と対日講和を画策していた。しかしこの情報が漏えいするとドゴール政権のNo2であり暗殺後もフランス人同士が相打つことを嫌って行動を起こさなかった ルクレール大将が旧ドゴール派を率いて武装蜂起しマルセイユ周辺を占領して”ガリア王国”の建国を宣言。それに触発されてか王党派や共産主義者や無政府主義者など無数の 組織や集団が武装蜂起しフランスは内部で壮絶な内戦が繰り広げられる事となった。 また反日連合に加盟した中南米諸国では日本軍による追加攻撃(通常型の弾道弾や爆撃、通商破壊に港湾部への機雷散布)に加えて政治家や官僚・軍上層部や財界人などの 不正や汚職などのスキャンダル情報が大量にばら撒かれて大混乱に陥っていた。更に日本軍工作員によって良識的な人物の暗殺やダムや発電所などの重要インフラの破壊も 続発し、混乱する状況から有効な対処が出来ず国民の不満が増大していた。おまけに犯罪組織の跳梁跋扈や押さえつけていた少数民族の武装蜂起に加えて新たに反政府武装勢力が 結成されるなど救いようのない状況で身動きが取れなくなっていた。 1940年2月5日 東京・夢幻会会合場所 「反日連合は最早救いようがないほど内ゲバを繰り返していますね。」 「イギリスでもIRAがテロを再開。いい気味だな。」 会合の場では参加者達が反日連合の内ゲバを嘲笑していた。もっとも反乱勢力や武装組織に武器や資金をしたのも彼らであったが(※8) 「まあ良いでしょう、私達はこの隙に態勢を整えることが出来るんですから。」 そんな彼らを窘めながら嶋田は今後の計画を述べる。昨年10月のハワイ沖海戦の勝利及びハワイ諸島占領後、攻勢を停止。戦略兵器の増産や兵器の新型への更新、海外に展開している部隊の 交代や友好国への支援などといった態勢を整える事に専念していた。もっともゲリラ的な爆撃や弾道ミサイル攻撃に破壊工作・通商破壊等は引き続き行われていたが。 「フランスは放っておいても潰れる。ドイツ(+東欧諸国)とソ連は史実のクルスクやスターリングラードのような決戦時に核で纏めて消毒すればよい。イギリスに対しては爆撃と 通商破壊の強化及び反政府勢力への武器援助で良いだろう。」 伏見野宮は冷淡に言い放つ。 「そうですな・・・。まあトルコはパットン将軍がハッスルしたおかげでギリシャ全土を占領、イタリアも半島内に閉じ込められて地域間対立の激化で身動きが取れませんからな。」 辻も同意するかのように述べる。 「ではアメリカに対してはどうしますか?現状では政府に怒りが向いていますがこれ以上核攻撃を行えば傀儡政権を作る事すら難しくなります。」 そんな中で嶋田は今後のアメリカへの対策について意見を求めた。現状では自らの利益の為に長年の友好を無視して対日戦争に踏み切った政権と財界、そして敗北を続ける軍に対してアメリカ国民の怒りが 向いている。だがこれ以上核攻撃を行えば下手すれば日本への怒りに変化し政権の支持へとつながるかもしれない。 174: ライスイン :2017/08/09(水) 18 35 26 「まあ核攻撃は控えて”以前のカリフォルニア共和国”みたいな傀儡国家を作れればよいだろう。無論駐留軍付で統制を強めなければならんがな。」 「勿論圧力をかける為の直轄統治領は必要でしょうが。」 伏見宮と近衛が嶋田の問いに答える。 「ですが最悪の場合は・・・滅菌消毒が必要でしょうが。」 続けて辻が最悪の事態を想定した発言を行う。仮に傀儡政権の樹立に失敗しアメリカ世論が完全に反日に染まった場合は有りっ丈の核で北米全土を完全に滅菌消毒することを計画していた。 その為に極秘のうちに超大出力水素爆弾「天地開闢」(※9)の開発が進められていた。 「その為には西海岸上陸作戦を行う必要が出てきますね。」 夢幻会はアメリカを効率的に叩いて屈服させるにはアメリカ本土への上陸作戦が不可避と考えていた。初めはアラスカを占領し弾道ミサイルや戦略爆撃機を進出させる事を考えてはいたが 弾道ミサイル潜水艦の保有に加えて太平洋地域のアメリカ海軍をほぼ壊滅させていた事からアラスカ攻撃よりアメリカ市民やロングへのダメージが大きいと判断してアメリカ西海岸、 具体的に言えばカリフォルニア州への上陸作戦を計画していたのだった。 「やるしかなかろう。」 嶋田の言葉に伏見宮が答え、会合は終了した。そして日本は通商破壊や重要インフラへの攻撃、特にカリフォルニアを中心に西海岸への攻撃を強化しつつ 占領したハワイへ戦力を集中させ上陸作戦の準備を行い始めた。そして・・・。 1940年7月1日 ユタ州ソルトレークシティ 臨時ホワイトハウス 「日本軍の大艦隊がカリフォルニアに向けて接近中だとっ!!」 臨時ホワイトハウスで憔悴しきった様子のロング大統領が驚愕の声を上げていた。 「スプルーアンス提督が機動部隊を率いて迎撃に向かいましたが戦火を上げる事無く壊滅。陸軍海軍合同の航空攻撃も失敗に終わり出撃機はほぼ全滅しました。」 接近する日本軍に対して残存する少数の巡洋艦・駆逐艦及び護衛空母・フリゲート・コルベットで編成されたスプルーアンス提督率いる機動部隊が迎撃に向かったが 数と性能で圧倒されて壊滅(提督自身は旗艦を撃沈されて漂流中に捕虜になった)。陸上基地からの攻撃も戦略爆撃用に改造されたB-25Zや残存するB-17及びB-24など 再生産困難な貴重な重爆撃機も動員されたが分厚すぎる防空網により艦隊に接近する事無く壊滅。最早日本軍の上陸を阻止することは不可能となっていた。 「以前からの砲爆撃で列車砲や重砲陣地も殆どが壊滅しています。生き残った戦車や重自走砲がバンカーなどに潜伏していますが・・・。」 補佐官の言葉に力は無かった。現状では無防備都市宣言を出させたうえで戦力を後退するか全滅覚悟の無謀な抵抗しかない。 だが追い詰められない画から非難を浴びたせいで思考に狂気が入り込んでいたロングは非道な手段にでた。 「エンジェル隊を出せ。」 その言葉に補佐官だけでなく閣僚たちは戦慄した。エンジェル隊・・・それは航空機による体当たり、所謂”特攻”を行うために編成された部隊であった。 特徴は軍からだけでなく民間からも志願者を募った事であり、代償に残された家族らに高額の年金や食料支給を行う事とした為に女性を含めた多くの市民が 志願していた。また特攻専用機チェリーブロッサム(桜花43乙型相当)の開発が行われ既に大量生産が行われていた。 「「大統領閣下っ、それは・・・。」」 「それ以上は言うな、もはやこれ位しなければ真面に戦えん。」 非人道的な体当たり攻撃を行えとの命令に閣僚や軍高官らが抗議の声を上げようとするがロングは一言で黙らせた。だったら降伏(かそれに近い講和)しろよと 一部の閣僚らは心の中で思った。 「それとミニッツメンも出撃させるのだ。」 その言葉を聞いた途端、先ほど以上の衝撃が部屋を駆け巡った。ロングの言うミニッツメンとは正式名称を合衆国少年少女義勇兵団と言い、主に高校生の志願者からなる 義勇部隊で指揮官は予備士官教育を受けた大学生の士官・下士官が担当していた。編成自体は今年の初めであったが今までは安全な地域での後方任務を担当していて 戦闘に参加するようなことは殆ど無かった(一部が対空戦闘を行ったくらい)。 先程とは違い閣僚たちは反対することが出来なかった。ロングの目が狂気を帯びていた事とミニッツメンを編成する法案を通す為にロングが反対派の有力議員を ”ジャップのスパイ”としてFBIに逮捕させていたからだ。 「では万難を期してジャップを撃退するのだ。」 ロングはそう言い残すと休息を取る為に寝室へと向かって行った。 175: ライスイン :2017/08/09(水) 18 36 03 同年7月5日 サンフランシスコ沖 日本帝国海軍 西海岸遠征艦隊 「間もなく上陸が開始されます。」 「宜しい、防空を密にせよ。艦隊も可能な限り接近して支援を行え。」 遠征艦隊旗艦の空母隼鷹の艦橋で塩沢大将が命令を下す。遠征艦隊は先のハワイ攻略艦隊を軸に強襲揚陸艦を始めとした揚陸・輸送艦や多数の支援艦艇を加えて編成されていた。 既に艦砲射撃や空爆でトーチカや重砲陣地及び沿岸砲台は破壊済みで上空にも多数の味方機が乱舞していて米軍は移動可能な軽野砲や自走砲などで散発的に攻撃してくるのが 精一杯な状況であった。しかし上陸第一波が上陸を完了させた時に異変が起こった。 「レーダーに反応有、距離約50・・・数最低でも100以上、高速で接近中。」 警戒中の駆逐艦が接近中の敵機をレーダーに捕えたのだ。艦隊はそれを速度から爆装したジェット機と判断し艦載機を迎撃に向かわせる。だが100機以上の敵機は低高度を編隊を組まずに 分散して飛行していた為に完全に阻止できなかった。そして・・・ 「敵機・・・突っ込んできます。」 撃墜を免れた敵機エンジェル隊所属の「チェリーブロッサム」が突入し次々と艦艇に体当たりを行ってきたのだ。 「駆逐艦春雨爆沈っ」 「輸送船邪邪丸に大火災発生。」 「第991駆潜艇轟沈」 「海岸に墜落した敵機より毒ガス発生。」 1000ポンド徹甲爆弾を搭載したチェリーブロッサムの威力派凄まじく、駆逐艦ですら大破~爆沈し大型輸送船でも大損害は免れ無かった。中には毒ガスを満載した機体もあり、 揚陸地点に突入・墜落した機体により揚陸部隊に多大な損害を与えていた。この一連の攻撃で日本軍は駆逐艦5隻・大型輸送船2隻・支援艦艇10隻が沈み、最初に上陸した 海軍陸戦隊にも500名以上に死者が出ていた。もっともこの後に行われた第2派の攻撃は態勢を立て直した日本軍によって完全に防がれていた。 そしてまとまった数が上陸した日本軍は遂に市内に向けて侵攻を開始するがそこで更なる驚愕の事態に直面した。 「アメリカの正義の為にィ」 「ジャップを海に叩き出せっ!!」 遂にアメリカ合衆国少年少女義勇兵団「ミニッツメン」が遂に姿を現したのだ。だが 「なんだあの餓鬼どもは?」 「あんな粗末な武器で何がしたいんだ。」 「練度低すぎだろ」 交戦した日本軍からは呆れられていた。練度はお寒い限りで武器も旧式小銃やリボルバー拳銃及びホームガードパイクなど雑多なもので重火器は殆ど無く、最大火力は 軽機関銃や博物館から出したガトリング砲という有様だった。この為に日本軍には大して損害を与えられなかったが精神的には被害を与える事に成功し、 一時的に進撃を止めさせることが出来た。だがこの一連の出来事が西海岸諸州の住民、そして政治家や財界人たちをキレさせた。 「これ以上ロングの豚野郎に付き合ってられるかっ!!」 「合衆国の未来を担う子供達を無為に死なせやがって」 特に戦場となっているカリフォルニア州・オレゴン州・ワシントン州の政治家や財界人らは自分達の意に反したエンジェル隊やミニッツメンの編成命令。精鋭を内陸部に温存して真面な 増援を寄越さず時間稼ぎの捨て駒にするような政府の態度。そして最近になって発せられた各州が保管する物資の内陸部への輸送命令。西海岸の失陥を前提とした政府の行動に 州知事以下の政治家や財界人、そして西海岸方面の陸海軍司令官(アイゼンハワー大将ら)達は会議を行ったうえで遂に決断した。 1940年8月2日、西海岸諸州の知事や同方面の軍司令官らが合衆国からの離脱と日本への降伏を宣言。これを即日で受諾した日本軍は各地域へと軍を派遣した。大半の米軍部隊は 降伏に同意したが一部の東海岸から派遣された部隊や狂信的な白人優越思想を持つ指揮官の部隊は降伏に応じずに無謀な抗戦を行うか内陸部の州へと撤退していった。 「おのれ裏切者どもめぇ!!」 西海岸が占領下におかれたせいでユタ州も危なくなったと判断したロングは更に東側のカンザス州ウィチタにホワイトハウスを移すことを決定。日本軍や自分達を裏切った州知事らに 呪詛の言葉を吐きながら逃げるように移動していった。それから2か月後・・・ 176: ライスイン :2017/08/09(水) 18 36 34 1940年10月5日 カンザス州ウィチタ 臨時ホワイトハウス 「おのれおのれおのれぇ、腐れジャップに裏切者共めぇ」 執務室で狂気に駆られたロングが吠えていた。西海岸3州の降伏後、日本軍は泥沼の陸戦が予想される内陸部への進撃を嫌ってか陸軍の侵攻を停止しダムや発電所及び工業・資源地帯への 爆撃を強化していた。これに対してロングはエンジェル隊に空対空特攻を命じて数機の撃破に成功したが日本側は西海岸を得た事で十分な護衛を付けられるようになった事で それ以降は戦果を挙げることが出来なかった。更にはエンジェル隊やミニッツメンの事が大々的に知れ渡り、多くの合衆国市民から ”合衆国の理念を汚す最悪の独裁者” ”合衆国皇帝” ”同志ロング書記長” などと凄まじい非難を浴びていた。更には設立法案を通す際に反対派議員をFBIに命じてスパイ扱いで逮捕させていた事やその後も反対派をジャップのスパイや裏切者扱いして 弾圧していた事が原因で支持者や野党(共和党)だけでなく与党(民主党)議員からも見限られていた(※10)。 更には手足となっていたFBIや情報機関からも離反者が続出。それらからスパイとして弾圧され収監された人々より押収された資産の多くがロングの懐に流れ、選挙資金等になっていた 事が暴露されると上下両院は反ロングに染まり、あと少しで弾劾されるという事態になっていた。 「大統領閣下、アラスカの海軍極秘ドックより例の戦艦が完成したとの報告が届きました。」 待ちに待った報告にロングは喜色を浮かべた。アラスカは初期に飛行場や軍港、日本共和国の所在地を核で蒸発させられて以来、戦力が殆ど存在していなかった事もあって 日本軍からはほぼ無視されていた。そのアラスカ州の入念に偽装された極秘ドックで待ちに待った待望の戦艦が完成したのだ。 「それで攻撃目標は如何しますか?当初の予定通り東京を?」 報告を行った補佐官が攻撃目標を尋ねた。当初の予定では日本本土に進出させあわよくば首都である東京を砲撃で壊滅させる計画であった。 「いや、最早JAPの本土にはたどり着けんだろう。目標はサンフランシスコだ。JAPの本土進攻の拠点を叩くと同時に裏切者共に制裁を加える」 多少は冷静さが残っていたのかロングは目標をサンフランシスコにするように指示をした。サンフランシスコは現在日本軍のアメリカ本土進攻における拠点となっており 新編成された北米総軍の司令部が置かれた他、大量の物資が集積されていた。更に西海岸3州と日本との協議の場も設けられており、ここを攻撃することで上陸した日本軍を 弱体化させて奪還作戦を容易にし、併せて離反した3州への懲罰とするつもりであった。 「早速出撃させるのだ。」 早々と出撃命令を出すロング。もう完熟訓練などをしている余裕は無かった。 「大統領閣下、艦名は如何しますか?」 まだ艦名が決まっていなかったことを思い出してロングに尋ねる補佐官。 「私の名前を付けろ、ヒューイ・ロング・・・氷山戦艦ヒューイロングだ。」 ロングはなんと自身の名を付けるように指示を出した。 177: ライスイン :2017/08/09(水) 18 37 07 ※1:客員軍人だったが祖国の有様に落胆し、正式にトルコに帰化。親友でもあるケマル大統領を始め政府・軍首脳部からも高く評価され、再選終了後に大将に昇進する。 ※2:74式中戦車改4型の車体をベースに国産の45口径90㎜砲を搭載したトルコ初の国産戦車。技術取得が目的で生産数は200両前後。 ※3:トルコ版カチューシャ。生産が極めて容易な為、大量に製造された。 ※4:リビアの倉崎重工の工場で再産された物。一部はトルコ本土の倉崎重工の工場(建設途中)でノックダウン生産された。 ※5:主に名誉ドイツ人となった朝鮮系ドイツ人で編成されたSS師団。自分達はドイツ人の血を引く優良人種という意識及びプライドが高く、 其れゆえ他に対する優位を示そうと極めて残虐で戦争犯罪上等の部隊で軍内だけでなく市民からも毛嫌いされている。指揮官はオ○カー・金・ロイ○ンタールSS准将。 ※6:純血のドイツ人のみで編成されたSS師団。任務は薬漬部隊や髑髏師団の支援となっているが実際はそれらを敢為するのが目的で不都合な事態が生じた場合は それらを適切に”処理”するように命令されている。指揮官はウォ○フガング・ミッ○ーマイヤーSS少将。 ※7:国内の少数民族や”購入”した中国人及び刑務所の囚人で編成されている。 ※8:鹵獲したイギリス・アメリカ製の武器を国内や海外領土の工場で生産して供与する真似もしている。中でも稼働率が劇的に向上したステンガンはそれを鹵獲した イギリス軍を戦慄させた。 ※9:皇帝爆弾の情報を基に開発中の超大出力水素爆弾。出力を抑えて起爆させられるように設計されているが最大出力の場合は100メガトンに達するだろうと予測されている。 おまけ1 アメリカ軍新組織概要 ○エンジェル隊 ロングが編成を命じた体当たり攻撃を前提とした特別部隊。所謂アメリカ版神風特別攻撃隊。 上記のとおり志願者には代償として多くの特典が与えられるために意外と多数の人間が参加。中には家族に市民権を得させる目的の不法移民や英雄志願の少年少女、日本共和国の 残党やその家族らも含まれていた。ただ実行前には躊躇う者も多く、”活力剤”の投与や政府派遣の心理学者による”カウンセリングも行われていた。 ○ミニッツメン ロングが編成を命じた高校生による義勇兵部隊。正式名称は合衆国少年少女義勇兵団で主にミニッツメンと呼称されている。名前の由来は独立戦争当時の義勇兵部隊から。 旧式の武器や間に合わせの手製武器を装備し指揮は予備士官教育を受けた大学生の士官・下士官が執る。後方地域での輸送や治安維持・連絡業務など補助的な役割を担っていた がロングの命令で実戦投入された。建前上は志願制となっている事から反対派が多い西海岸では編成されず、今回実戦に投入されたのは主に中~東部で編成された部隊。 因みに実戦投入されたものの戦果は殆どあげらず、唯一の戦果は初遭遇した日本軍部隊に精神的な衝撃を与え、一時進撃を止めさせたこと。 なおこの事を知った夢幻会からは 「リアルガ○パレードマ○チかよっ」 という声が聞こえたという。 178: ライスイン :2017/08/09(水) 18 37 38 おまけ2 氷山戦艦ヒューイ・ロング 基準排水量:凡そ200万t 全長:約600m 全幅;約100m 最大速力:5kt 主要武装:40.6口径80㎝砲×2 50口径457㎜3連装砲×10 アメリカ海軍がアラスカの極秘ドックで建造した狂気の産物。主武装はドイツの列車砲を参考にした超長射程の80㎝砲で副砲の18インチ砲もディルマン級やモンタナ級の主砲という 重武装。但し戦時下の急造及び材料品質の悪化からくる機関の出力不足により最大でも5ktしか出ず、冷却能力の不足により南太平洋などでは運用が困難であるとされている。 当初は日本本土を攻撃し、その長射程や専用の毒ガス砲弾で皇居や首相官邸などを攻撃して日本の首脳部を抹殺する計画であったがロングの判断で日本軍の拠点と化した サンフランシスコ攻撃に変更された。なおアラスカの極秘ドックに関しては入念な偽装や徹底した秘匿が図られており、日本の優秀な偵察網や諜報網をもってしても 出港直前まで存在を発見できなかった。 如何でしょうか?やっと最終決戦直前まで進みました。 反日連合はほぼ崩壊し内ゲバや自爆祭りを開催中。肝心のアメリカも遂に本土上陸を食らった挙句、西海岸3州が降伏しロングも弾劾手前という崖っぷち。 末期日本軍張りの特攻や学徒動員を行うも進撃を止めることが出来ず、遂に最後の希望?である氷山戦艦を投入しました。スペックなどは適当ですので真面目な考察は勘弁して下さい。 ~予告~ 反日連合が崩壊する中で遂に米本土上陸を果たした日本軍。アメリカは特攻や学徒動員で抵抗するも西海岸は離反し占領下におかれる。 日本軍はアメリカ国民の士気を砕いてロングを失脚させようと戦略爆撃を強化するがそんな中、遂に完成した狂気の産物がサンフランシスコへ牙をむこうとする 次回”最終決戦 大和型VS氷山戦艦” 掲載お願いします。
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第五話 B-Side『老人の息子』 「ワシの家庭は代々局に関係した仕事に就いておったんだ」 重い沈黙を破るように、老人はオウルに語り始めた。 平日の午後―――子供なら学業。大人ならば仕事で忙しい時刻。 人の往来が少ない公園でオウルはその老人の話に耳を傾ける。 「…ほお、随分と結構な家庭ですね」 オウルは感嘆としながらそんな感想を漏らした。 しかし老人は気にも留めずに話を続ける。 「局の設立の年代などから考えたら親子三代あたりですかね?」 彼がそう語ると老人は少し驚いた顔をする。 きっと老人の眼からすれば、彼がそんな答えを返してくるとは思わなかったのであろう。 それでも老人はオウルの為に昔話を話し始めた。 「ほお…良くもまあ、その通りじゃ家はワシの親父の代からの局との繋がりがある。これでも昔は良く空を飛びまわった物じゃ」 きっと話している内に自身の若かりし頃を思い出したのであろう。 ほっほっほっと、その老人は少し楽しげに笑った。 「ワシや、ワシの親父はの? 戦闘周りの実力があった物でな――― そっちに行ったのだがなあ…死んだ息子はその能力が受け継がれていない事に昔から悩んでおった」 その顔には懐かしみと共に哀愁に似た物を浮かべていた。 老人はそう言うと懐から古い写真を出し、更に胸ポケットから愛用の物と思われる煙草とジッポーを突き出してオウルに訊ねた。 「どうじゃ? お若いの一本吸わんかの?」 しかしオウルは突き出されたタバコに対し、苦笑いしながら返した。 「いや、すいません折角のお心使いに感謝いたしますが…生憎煙草は止めたもので吸って居ないのですよ」 だから、差し出された煙草をオウルは手で制した。 昔から武装局員は健康第一と考えられているのだろう。感心した老人はニヤリと笑う。 それはまるで、大きくなった子供の成長を見た親のような表情であった。 「ほおお…お若いのに随分と節制されておるのお。関心関心」 老人はそう言うと、煙草を口に加えライターで火を付ける。 オウルが煙草を辞めた理由―――それは二十歳を超えた辺りから怪我の後の不節制により魔力が下がり始めたからだ。 それに狙撃手は身体の安定が命とされる。アルコール中毒やニコチン中毒で手が震えるのはご法度だ。 中には―――例を挙げるならば、首都防衛部隊の寒天一等陸尉はタバコを吸うけど射撃に関しては天下一品の腕を持っているが……アレは例外といえよう。 魔力も幾分か低下しているのに、射撃精度も落ちたら――― それこそ、時空管理局の武装局員を辞めなければならない。 「まあそれは良いとして貴方の息子さんは生前随分と博識だったようですね」 オウルは煙草を吹かす老人に問いかける。 自身の息子を褒めて貰ったのがよほど嬉しかったのだろう。 オウルに息子を自慢するように話を続けた。 「ああ…息子はワシやワシの親父の血を受け継げておらんかった代わりに人一倍頭が良く手のお…それで、局に入隊したと言う訳じゃ」 老人はそう言うと、煙草を一回吹かし、そして近くの吸い殻入れに入れた。 そろそろ核心を突いても良いと思ったオウルは老人に質問する。 「局に入隊した後の息子さんの言動に何か変わり等はありませんでしたか?」 今まで子供の話を聞いてくれたオウルに気を良くした老人は思い返すように言う。 「そうじゃのお…。有るとすれば、局に入ってからは家に帰ってくる事が少なくなったと言う事と、後、家でも奇妙な事をしていたと言う事かのお」 話を辛抱強く聞いてくれる恩に報いりたいのであろう。 老人はオウルの問いに、顎に手を当てて「ふーむ」と唸りながら答える。 「その奇妙な言動とは?」 オウルは老人の喋った事に少し違和感を感じ、そこで話を中断させるように質問をする。 「ふむ。独り言がとにかく多くなったと言う事と、後PCの中身を見られる事に以上に嫌悪感を抱いていたのじゃ」 老人は、そう言い終えた後に一言。オウルを見ながら言った。 「局に入って二年くらいたってからじゃ…息子の言動がおかしくなり、家の事を考えなくなったのは。入る前まではとても優しい子だったのじゃが…」 そう続ける。話している老人の眼は息子の事を心配する親の目になっていた。 自分たちの跡を継いではくれなかった物の、大切な息子であったことには変わりないだろう。 嫌な事を思い出させてしまったな、とオウルは微かに胸の痛みを感じながら思った。 それからも、オウルと老人は公園でしばらく話をした。 老人の息子…ウィル・テムリアスの局で行っていた実験。 彼が事故を起こし、捕まってから釈放されるまでの状況。 それらを包み隠さず、老人にオウルは説明した。 もしかしたら、その事実は老人の心を苦しませる事になりかねないと言う事をオウルは承知していた。 しかし、この老人にはそれを知る権利があり――― 今まで隠されていた真実を、ウィル。テムリアスの父親であるこの老人も知りたいだろうと思ったからだ。 「…以上が貴方の息子さんが局で行っていた事です」 知っている限りで一通り説明し終え、オウルは老人の顔を見る 老人は信じられないと言った表情でオウルの事を見つめ、そして一言絞り出すように発する。 「そのような事を、息子が…あの優しい息子が」 老人はそう発し、胸ポケットから新しい煙草を一本出し口に咥えようとするのだが――― 相当ショックだったのか手が震えて中々咥えられないでいた。 憔悴したようなその顔は、オウルと会話をする前より老けた様に見えた。 あまりの憔悴にオウルは見るに見かねて、老人の震えている手から煙草を抜き取る。 そして口に咥えさせ、使っていたライターを老人の服から出して火をつける。 やっぱり、自身の息子がそんな実験をしていたと知ったらショックだろうなぁと、オウルは思った。 「今の話を聞いて…「改めて考えてみたらやっぱり変だった」と、思えるような処はありませんか?無いようでしたら生前に息子さんがお使いになられていたデバイス、又はそれらの記録がされているデータチップか何かを見せて貰いたいのですが。よろしいでしょうか?」 オウルがそう問う老人は今もまだ動揺しているせいか、まだ手が震え続けていた。 最初にタバコを突き出してくれた時より、幾分か生気のない声で老人は答えた。 「息子の遺品は全て、消去しました。生前から息子は「自分が死ぬ時は自分の身の回りの物を全て撤去してくれ…と喋っておりましたので」 やはりすぐには立ち直れないのだろう。そう喋る老人の声はまだ震えていた。 こんな所で涙を見せたくないと思っているのか、既に息子の葬式で涙は出尽くしてしまったのか――― 老人の目からは涙がこぼれる事はなかった。 オウルは胸糞が悪くなるような感覚を自身の身体に憶える。 そして同時にオウルは時空管理局で、忌み嫌われている諜報部の事を思った。 諜報部はいつも、こんな事をしているのだろうか。 人の持っている混沌した物を情報や事実として蒐集し―――それを纏めて管理していく。 彼らはそれらを見て、他人や世界という物に絶望したりしないのであろうか。 今の自分はこの老人が持っている心を傷をえぐり、追い込んでしまった事に胸糞の悪さを憶えているのに。 彼らはもう、人の醜さに慣れてしまっているのだろうか。 それとも―――知ってしまった時点で、心が壊れてしまったのだろうか。 「そうですか…では仕方ありませんね、キツイ話をさせてしまい申し訳ございませんでした。ではこれで私は失礼します」 オウルはそう言って立ち去ろうとした事に、老人は不意を突かれたような表情をして問い掛ける。 「ちょっと待ちたまえ…それで本当に良いのか?深く追及したりせんのか? 私は仮にもあの子の…ウィルの親ですぞ…」 きっと、老人はオウルに弾劾されると思ったのであろう。 息子は人道に反した実験を生身の人間に行っていた。 親ならば息子の変化に気づいて、良く分からなくても何が何でも止めるのが当たり前だったであろうと言われてもおかしくない。 しかし何故、息子を止められなかった自分に何も言わないのか。 その様に語る老人に、オウルは出来るだけ心にある感情を悟られないように言葉を返す。 「確かにそうかも知れませんねですが、親としては死んでしまった息子の話を深く追及されたりするのはとても辛いことなのではありませんか? 俺は現在貴方に偶然会えて話を聞けただけであり、貴方に本格的に話を聞く為の調査上も何も持っておりませんので帰らせていただくだけです」 オウルがそう言うと老人は目を潤ませ「ありがとう」と呟く。 そして老人は胸のポケットから一枚のチップを出してオウルに手渡した。 「君になら大丈夫そうかも知れぬな…これを。」 「…何故俺に?」 今度はオウルが老人に問いかける。 「隠していた事なのじゃが。このチップはの生前それこそ息子が死ぬ前に私にくれた物なのじゃ。「このチップはお父さんが持っていて下さい。僕からのプレゼントです」といっての」 その顔はクリスマスにサンタクロースからプレゼントを貰った小さな子供のようであった。 余程、自身の息子にプレゼントを貰った事が嬉しかったのであろう。 老人の顔を見ながらオウルはそう感じた。 しかし老人はそう言った後にはすぐに顔が暗くなった。 暗い表情で老人はオウルにとある話を切り出す。 「貴方にもう一つ伝えたい事がある。」 「…伝えたい事ですか?」 怪訝な顔をするオウルに老人は答えた。 「息子は…息子は私にこのチップを渡した後に、出かけ…そしてその途中で突然苦しみ出して。病院に運ばれたのだが…そのまま意識が戻らずに死んでしまいました」 そこから導き出された答えは一つしかない。 老人もきっと、オウルが考えた答えに至っているのだろう。 感情のない機械が入力されたデータを読み上げるように淡々と、老人は言った。 「死因は、薬物の過剰摂取によるものとされているのですが。息子はどんなに変わってしまおうとその様な事をする男ではありません」 「つまり、殺されたと?」 答えあわせをするかのようにオウルは一言だけ返した。 オウルの一言に老人は頷いた。 「はい、それしかありません。すいません局員さん…どうか、どうか息子の死んだ真相を突き止めて貰いたいのです。 このチップの中には息子の今まで遣ってきた事の記録が入れられております。 間違いありません、このチップは息子が使う機械に良く使われている物ですから。 恐らく息子はこれが原因で何者かに殺されたのかも知れません…お願いです。どうか、息子の無念を晴らして下さい。」 老人はそう言って、オウルにチップを掴ませ地面に正座し土下座をする。 目の前で自分より何倍の時を生きた老人が自身に土下座している光景は、オウルに居た堪れない感覚をもたらした。 「…分かりました。貴方の息子さんの無念を晴らします。このチップをお借りしても宜しいのですね?」 オウルがそう言うと、老人は涙を流し「ありがとう」と喋り続けていた。 「…あれが親心ってものなんだろうな。全く凄い物だよ、本当に」 あの後、老人と別れたオウルはそのまま自身の巣である第122陸士隊に向かって歩いていた。 空は赤く染まり学校帰りの子供の遊ぶ声や、夕飯だと子供を呼びに来る親などの姿が目に入る。 自身に土下座した老人の姿が今でも、脳裏に浮かび―――心が痛んだ。 「殺されたか…もしそうだとすれば、このチップには少なくとも事件に関わりある事が書かれている事になるな。少し帰ったら開いてみるか」 オウルはその様な事を口にしながら、沈んで行く夕焼けと様々な人の声がする中をせっせと歩くのであった。 「…そろそろ着くころね。全く驚いたわ正直、こんな処に隠れて暮らして居るなんて気づかない物ね。」 そう呟くのはオウルに調査を依頼した人物であり――― 今回の事件の担当となっている執務官。ティアナ・ランスターであった。 現在、ティアナが乗る次元航行艦は自然保護区域に指定されている世界。 第61管理世界、通称『スプールス』に間も無く付く頃である。 「前回あった時は私の方で色々と付き合わせちゃったせいで、あの子達には迷惑かけちゃったし、今回もそうなりそうな気もするのよね」 ティアナがそう言っていると、スプールスにそろそろ到着との艦内放送が流れる。 「さて、私の方も動かなくちゃね。」 そういうと彼女は降りる準備を始めた。 第五話END
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855 :taka:2012/05/22(火) 05 54 01 久し振りにSSでも書いてみる。この人の夢幻はかなり鬱です。 あちこち書き込みのある設計図を手に、その日アルベルト・シュペーアはベルリンは総統官邸。その地下に存在する総統地下壕で作業をしていた。 1935年に完成したこの地下壕は対英戦で何度かのベルリン空襲時に要人が避難した時ぐらいにしか使用されなかった。 対英戦が終結した後の戦線は東欧からロシアの大地であり、そこからソ連軍の重爆撃機がベルリンを空襲する事は無かった。 精々が停電対策用の官邸専用の発電器置き場として使用されていた位である。 しかし、メキシコでの核爆弾使用で再びこの地下壕に人の手が入る事になった。 「万が一に備えて地下壕を強化しておいてくれ」 そうヒトラーから頼まれた彼は、老朽化した地下壕のチェック、強化案の為に地下壕を訪れたのだ。 (尤も、都市を丸ごと焼き払うような爆弾を凌ぐ地下壕を作っても、ベルリンがそんな事態に陥ったら既に戦争には負けているだろうな……) 身も蓋もない事を考えつつ、シュペーアは大きく欠伸をした。 どうにも疲れを感じ、近くのソファに身を預ける。定期的に清掃がされているせいか埃は溜まっていなかった。 (戦争が終わっても我がドイツには問題が山積している。広大な帝国の版図を維持する為の軍事力、軍事力を維持する為の軍需産業。 軍需産業以外の内需を産むための産業、本国の産業と雇用、衛星国や直轄占領地の産業と雇用、食糧から資源、石油の流通。 はぁ……何時になったら定時で上がれる様になれるものか。仮眠室まで作る羽目になるとは……うーん) 頭の中を問題が流れ込んでは吐き出され、その度に眠気が強まっていく。 ここで寝るのは駄目だ。地上の執務室にある最近新設した仮眠室で寝ないと……と思うが既に身体が動かない。 意識が落ちる前、脳裏に何かが映った。良く見知った総統執務服を着た、彼の困った友人である。 何故かヒトラーが良い笑顔で以前より何故かサイズが大きくなっているフォルクス・ハレの模型と設計図らしきスケッチブックの山を抱えていた。 『シュペーア、見てくれ。フォルクス・ハレの改装案だ! 国民会議場のみではなく、欧州の国々全ての代表をベルリンに招いて会議を行える会議場も追加した。 これでこそ、欧州が我がドイツによって導かれる証であり、ユーラシアの中心である象徴となる! どうかな、素晴らしいとは思わないかね?』 (ええ、素晴らしいですな……作るだけの予算があれば、ですが) 寝入りはなかなかに最悪だった。 提督たちの憂鬱 支援SS アルベルト・シュペーアの夢幻 不愉快な地鳴り、遠いサイレンの音色でシュペーアの意識が覚醒した。 辺りを見渡すと、其処は地下壕の一室の様だった。しかし、彼が見て回った様子とは随分違う。 最低限の机や椅子などしか置かれていなかった地下室には、多くの家具が運び込まれていた。 しかも生活臭を感じる。誰かが何日も寝泊まりしているのがありありと解った。 見れば、自分の服装も替わっていた。はて、何時着替えたのだろうか? ぼんやりと室内と自分の服を見比べていると、せっかちなノックの後でドアが開いた。 「こちらにおられましたか。総統閣下がお呼びであります」 (オットー・ギュンシェ……) 総統の個人副官であるオットー・ギュンシェがドアを開けてこちらを見ていた。 ただ、シュペーアの知る彼の顔付きではない。 押し殺したような何か破裂しそうな雰囲気を秘めていた。 「解った。直ぐに向かう」 口が勝手に喋り、腰掛けてたソファから身体が動いていく。 オットー・ギュンシェの後に続き、シュペーアの身体は部屋の外へと勝手に出ていく。 (これは……一体? 私の身体なのに、私が動かせない!?) 856 :taka:2012/05/22(火) 05 54 56 廊下はシュペーアの知る状態とは全く異なっていた。 35年に作られた区画を更に広げているらしく、彼の知らない通路や部屋がかなり増えていた。 どうやら本当にこの壕内部で多数の人間が生活している様で、多くの家具やら生活用品が揃えられている。 そして何より異なるのは人の多さである。 完全武装で通路のあちこちに立っている武装親衛隊員。 各省の官僚や大臣達、国防軍から海軍、空軍の将帥達。 看護婦や下士官、壕内を維持する為の技術者や使用人達。 そして総統個人の関係者。個人秘書を務めているトラウドゥル・ユンゲと先程擦れ違った。 シュペーアは彼らをみて、1つの共通点を見出した。それは絶望だった。 崖に追い詰められた、猛獣に追い詰められた、仇敵に押さえつけられた、そんな終わりの前の刹那に浮かべる形相。 怒り、憎しみ、焦燥、不安、恐怖、悲しみ、開き直り、根拠もない希望。 様々な負の想念が壕内を渦巻いていたが、何より強かったのは絶望。 ヒタヒタと近寄るソレを壕に篭もってやり過ごそう、そんな感じすらシュペーアは見て取れた。 やがて、一室にギュンシェとシュペーアはたどり着く。 ギュンシェがドアを開け、シュペーアが中に入る。 (ああっ!!?) シュペーアは、文字通り声にならない声を挙げてしまった。 室内にいた人物。その中でも最重要人物である、彼の友人の姿を見て叫んでしまった。 白髪が多く混じりパサパサになった髪。 顔は皺だらけになり、落ちくぼんだ眼窩からはギラギラとした眼光が放たれていた。 机に置かれた左手は細かく痙攣し続け、右手も忙しなく何かを掴もうとでもしてるかの様に動いていた。 それはアドルフ・ヒトラーだった。 彼の良く知る、ドイツ第三帝国の頂点に立つ総統だった。 だが、シュペーアの知る彼とは似ても似付かない、廃人のような男だった。 その男は、嗄れた、しかし狂気が篭められた高い声音で叫び続けている。 著しく東西を浸蝕されたドイツ本土の地図の上に拳を叩き付けている。 米英軍の進撃を阻止できない西部戦線の指揮官達を無能だ更迭だと罵り。 雪崩の如くベルリンに迫る赤軍に蹂躙される東部戦線を嘆き、出来もしない反撃を目の前にいる将星達に求めていた。 薄暗い会議室に犇めく陸海空軍の将軍達は、ただ時たま声を返すだけでヒトラーの望む答えを返すには至らない。 否、望む答えを出せるような戦力など、既にドイツには残されてないからだ。 もはや、このドイツには東西から反ドイツ戦力に嬲られ、磨り潰されていく運命しか残されてないとシュペーアは悟った。 明るい要素など何一つ無い報告が終わり、ヒトラーの怒声がひとまず止んだ。 僅かに蹌踉めくような仕草の後、ヒトラーは椅子から立ち上がり散会を宣言した。 どこかほっとした空気で足早に会議室から去っていく将軍達を横目に、ヒトラーは腰を屈めたままシュペーアを呼んだ。 シュペーアの眼前には模型が整然と並べられていた。 世界首都『ゲルマニア』。それの完成図を予想した模型群だ。 この模型は彼にとってなじみ深いものだ。 何故なら、今現在、ベルリンはこの世界首都を実現する為に大規模な都市計画を遂行中なのだから。 彼の知るヒトラーはベルリンを第二次世界大戦後のユーラシアに冠する中心都市に相応しいメガロポリスへと変えようとしていた。 シュペーアも厳しい予算やどこまで現実的に実現出来るか妥協するか等と胃壁と神経を磨り減らしながら、ゲルマニア計画を推進していた。 しかし、それが出来たのはドイツが戦争における勝者だからだ。 日本こそが真の勝者であるとしても、北はバルト海から南は黒海まで、東は大西洋西はウクライナまでに到る影響力と支配地。 本土はアルザスからポーランド、衛星国や影響下においた欧州各国は数十に達する。欧州の覇者であり枢軸国の盟主たるドイツだからこそ可能だ。 しかし、『このドイツ』は既に死に体だ。 彼の知る歴史であれば既に滅んだ米国と単なる歴史の積み重ねだけが残された英国、国力と領土を大きく削り取られたソ連に滅ぼされかけている。 会議中にヒトラーが叫んだような、七年戦争の奇跡は起きはしない。 フリードリヒは生き残り勝者となったが、眼前の男は敗者となり永遠の弾劾を受けるだろう。 857 :taka:2012/05/22(火) 05 56 18 嗄れた声音で、ヒトラーはシュペーアに語り続ける。 自分がこのゲルマニアにどんな思いを込めているのかを。 ゲルマニアが完成してこそ世界の頂点である千年帝国が完成し、その光の元でアーリア人種は永遠に繁栄し続けるのだと。 だが、もはやそれは夢想だ。 予算だの期間だの問題ではない。夢破れて死に果てる寸前に見る妄想に過ぎない。 『こちらのシュペーア』も耐えきれなくなったのか、ヒトラーに挨拶をし部屋を出る。 出る前にシュペーアの意識だけが室内を振り向いた。 ヒトラーは振り返る事もなく背を丸めたまま、実現する事もない都市の模型の方を凝視し続けていた。 やがて、シュペーアは壕内を出る事になった。 簡単な手荷物を詰め込んだトランクを片手に、彼は黙々と壕の廊下を歩く。 意識が覚醒した当初よりも、壕内の空気は重く殺気立っていた。 多くの将軍や要人達は既に脱出か今も尚脱出を続けている。 変わりに疲れ果て尚も戦おうとする兵士達と、終わりを見据え無気力か自棄を起こしている人々が壕内に溢れかえっていた。 去る間際に個人的交遊があったゲッペルスとその婦人マグダと話す機会を得た。 マグダに切々と脱出を促したシュペーアであったが、ヒトラーが脱出を拒み主人もそれに追随する以上、彼女もベルリンから離れる事は無かった。 夫妻へ別れを告げた後、彼らの子供達にもシュペーアは別れを告げ頭を優しく撫で再会とお土産を約束した。 敗者の要人の子供である六人がどうなるかはシュペーアには理解出来た。 先週、一家とベルリンのレストランで食事と歓談を楽しんでいただけに胸に言いようのない悲しみが込み上げた。 例え、これが自分の知る夫妻とその子供達とは異なるにしても。 最後に総統の執務室へと赴き、部屋の主と別れを告げる。 シュペーアの口は開いた。総統、ベルリンから脱出しましょう。今一度ドイツを立て直すにはそうするしかありません。と。 ヒトラーは静かに首を横に振り、シュペーアの言葉を拒絶した。 そしてゆっくりとシュペーアに近付くと、別れの言葉と右手を差し出した。 握り締めた彼の手は信じられない程に小さく、年老いた老人のような弱々しさだった。 シュペーアは中庭に通じる階段を上がる。 敬礼をして見送る親衛隊兵に少しだけ頷き、ドアに手をかける。 大きく息を吐き、ドアノブを捻ってシュペーアは外に出た。 ……そこは総統官邸だった。 切りそろえられた芝生と木々に手入れをしている庭師、ベンチに座って寛ぐ官僚や官邸関係者達。 官邸の建物も優雅な佇まいをみせ、執務時間中な為か軍服姿や背広姿の男達が書類を手に窓の向こう側の廊下を行き交っている。 遠くからは多くの自動車が動く音と都市の生活音、パトカーのサイレン音が聞こえる。 彼の良く知る、独逸帝国首都、ベルリンの日常を形作る風景そのものだった。 慌てて壕内を振り返る。 確かに居た筈の見張りが居ない。 階段を降り、壕内に戻るが誰も居ない。 1つ1つ部屋を巡るが、人間どころか家具すら置かれていない。 唯一人がいる発電室に駆け込み、当直の技術者に変な顔をされた。 呆然として、シュペーアは総統官邸の廊下を歩く。 あれは何だったのだろうか。自分は白昼夢をみたのだろうか。 考え込みながら執務室に向かっていると、トラウドゥル・ユンゲが自分を呼びにやって来た。 彼女の顔をまんじりと見詰める。あの『壕内』で見た憂鬱と憔悴は見られなかった。 ドアをノックし、室内へと入る。 「丁度良いところに来たなシュペーア、見てくれ。閃きを得て考案したフォルクス・ハレの改装案だ! 国民会議場のみではなく、欧州の国々全ての代表をベルリンに招いて会議を行える会議場も追加した。 これでこそ、欧州が我がドイツによって導かれる証であり、ユーラシアの中心である象徴となる! どうかな、素晴らしいとは思わないかね?」 『あのヒトラー』とは似ても似つかぬ、活力に満ちた声がシュペーアを出迎える。 そして、彼の肩越しに見えるゲルマニアの計画モデルである模型の幾つが、先週見た時と比べて巨大化したり増加しているのを見て少しだけ目眩を覚えた。 隣りに居るユンゲの方をチラリと見やる。ユンゲは苦笑して肩を竦めて見せた。 シュペーアは内心で深く溜息を付きながらも、彼の友人に対してこう言い放った。 「ええ、素晴らしいですね(作るだけの予算が足りれば、ですが)」 尚も熱心に都市計画を語り続けるヒトラーと曖昧な相槌を打つシュペーアを、ユンゲは生暖かい目で見守っていた。 おはり
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マイケル・ムーアをお気に入りに追加 マイケル・ムーアのリンク #blogsearch2 マイケル・ムーアとは マイケル・ムーアの56%は小麦粉で出来ています。マイケル・ムーアの40%は蛇の抜け殻で出来ています。マイケル・ムーアの1%は運で出来ています。マイケル・ムーアの1%は知恵で出来ています。マイケル・ムーアの1%は罠で出来ています。マイケル・ムーアの1%は見栄で出来ています。 マイケル・ムーア@ウィキペディア マイケル・ムーア マイケル・ムーアの報道 リーチ マイケル選手がプロデュース。コラボカフェが丸の内に限定オープン! - RUGBY REPUBLIC(ラグビーリパブリック) CS最終戦『Haleiwa Challenger』はジョン・ジョンとサクラが優勝!クオリファイメンバーも出揃う - THE SURF NEWS「サーフニュース」 英MI6長官の演説から読み解く『007』次回作のストーリー - SAKISIRU <新作レビュー>『グロリア 永遠の青春』、アラフィフ女性の“青春”!セルフ・リメイクでオリジナル版を凌駕! - マイナビニュース 環境運動から共産主義に 転向 して、COPから追放されたグレタ・トゥンベリ - キヤノングローバル戦略研究所 「誕生日おめでとう、キング」故チャドウィック・ボーズマンの誕生日に『ブラックパンサー』キャストたちがメッセージ - フロントロウ 焦点:オミクロン株はデルタ株より広がるか、注目は感染速度(ロイター) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 31時間の長旅も試合中止…米のファンにケインが約束「次に来るときは僕が試合に招待するよ」(SOCCER KING) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース オミクロン株で「時間との戦い」 各国が渡航制限、南アは反発(CNN.co.jp) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【グラミー賞】候補の映画『ディア・エヴァン・ハンセン』サントラから主要7曲の日本語訳付きMV一挙公開(Billboard JAPAN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ラグビー日本代表20日スコットランド戦 リーチが2試合連続先発(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 年金は収入の低い人ほど「手厚く」もらえるワケ - 東洋経済オンライン 日本代表リーチ マイケル ポルトガル代表戦の「ベストメンバー」として復権?【ラグビー旬な一問一答】(向風見也) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 「政治に関心持ってて偉いね」に違和感―井上咲楽が抱く“政治好き”タレントの葛藤と選挙の楽しみ方(Yahoo!ニュース オリジナル Voice) - Yahoo!ニュース トム・モレロが新作を作ったのはカニエ・ウェストのおかげ!? 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いざ隼砥教子を殺した狙撃手を見つけても、「どうして」と問いかけることはできなかった。代わりに口をついた言葉は、確認のそれだった。 「鳰先輩が……撃ったんですか?」 状況証拠は揃いすぎている。鳰旦蕗が抱きかかえているのは漫画や映画にしか出てきそうにない狙撃銃だ。御丁寧なことに、桃子の推測通りに暗視スコープのようなものまで装備されている。 つんと饐えた臭いが鼻についた。おそらくは旦蕗が吐きだしたものであろう吐瀉物が、周囲に散乱していた。旦蕗の衣類にも少し付着しているようだが、彼女はそれどころではない様子でうずくまっている。 胃の内容物をあらかた吐きだしてしまうような強いストレスは、何に起因したものだろうか。そう、たとえば――人を殺してしまった強い後悔と罪悪感に襲われて、たまらずにすべてを吐いてしまった。 青白い顔をして、涙と鼻水で顔面をくしゃくしゃにしながら、がたがたと震えが止まらない身体を必死に抑えようとしている鳰旦蕗を見て、内藤桃子がそんな連想をしてしまうのは邪推といえるだろうか。 「……答えてください。鳰先輩ですよね。鳰旦蕗さんですよね? 私です、内藤桃子です。ほら、桜木寮で一緒だった……」 桃子がいくら言葉を重ねても、旦蕗から返ってくる言葉はなかった。ただ身体を震わせるのみ。それは、旦蕗から桃子に対する消極的な拒絶といえた。 いや、そもそも今の旦蕗には他の誰かと会話をする余裕など皆無だった。相手が桃子ではなかったとしても、結果は変わらなかったことだろう。 誰を相手にしていたとしても今の旦蕗は海の底の貝のように口をつぐみ、雨に濡れる捨て猫のように身体を震わせるだけだったはずだ。 そんな旦蕗の様子を見て、桃子は自分が何をしようと思ってわざわざ危険を覚悟してまでここへ来たのか、忘れそうになってしまった。 桃子が想定していたような危険人物は、ここにはいなかった。もしもここに血も涙もない残虐非道な悪役がいて、桃子に銃を向けていてくれればどんなによかったことか。 当たり障りもなく耳障りがよい適当な正義論でも振り回して、正義と私怨を一緒くたにこねくり回した理屈を盾に復讐の真似事でもできればどれだけ爽快だったか。 ここにいたのは、隼砥教子を撃ち殺した罪を追及され、弾劾されるべき加害者である以前に。桃子や教子と同様に殺し合いに無理矢理参加させられた、被害者の一人だった。 それでも。 桃子の内でふつふつと湧き上がってくるこの感情は、どうしようもなかった。洗いざらいすべて吐きだして、どこかの誰かにぶつけてしまわなければ気が済まなかった。 「……質問の仕方を変えます。無理に答えなくてもいい。だけど、沈黙を続けるのならそれは肯定だと捉えます。いいですか?」 当然のように旦蕗の答えはない。だったらイエスだと判断して、桃子は質問を続けた。 「……あなたは、その銃で人を撃った」 桃子の言葉を聞いて、鳰旦蕗はようやくその顔を上げて桃子と目を合わせた。桃子が予想していたとおり、旦蕗の顔はひどいありさまだった。 双眸からは大粒の涙がこぼれ落ち、みっともなく垂れた鼻水は今にも口に届きそうで、口もとには吐瀉物の一部がこびりついたままだった。 乙女にあるまじき容貌を、しかし旦蕗は取り繕う素振りすら見せずに桃子にさらけ出した。それでも旦蕗の口から、彼女自身の言葉が出てくることはなかった。 (その惨状を見せたくなくて顔を隠してたわけじゃない――か。ま、鳰先輩ならね) 黙って俯いていたのは、ただ単にうしろぐらいと思う気持ちがあったからだろう。桃子はそう判断し、次の質問を投げかけた。 「あなたは、自分が撃ったのが誰か、知っていた?」 「ち、違……私は、相手が誰かなんて、知らなくて……!」 ここでようやく旦蕗は、桃子の質問に対して意味の通る言葉を返した。それは否定だった。 撃ったのは確かに自分だ。だけどそれは桃子を助けるためで、撃つまで相手が誰なのかは知らなかったんだと、旦蕗は懸命に訴える。 「――でも」 「それは、認めるっていうことですよね?」 人を撃ったのだという事実。そこに偽りはないということを、念を押すように確かめた桃子は、旦蕗を睨みつけた。 そこに殺意があったのかどうかは、この際関係がなかった。鳰旦蕗が隼砥教子を撃ち殺したのだというその事実だけで、桃子の中の激情を滾らせるには十分だった。 「違う……違うの、聞いて、内藤ちゃん……私は」 「鳰先輩、あなたが撃ち殺したのが誰なのか知らないなら教えてあげましょうか。隼砥教子先生ですよ。あなたもよく知ってる、あの隼砥先生です。 ――知らないだなんて言わせませんよ。私が寮に帰らなかった日にどこに泊まってたか、寮生ならみんな知ってるはずですよね。私と隼砥先生がどういう関係か、知ってましたよね」 ――隼砥教子と内藤桃子の二人が教師と生徒の枠組みを超えて恋人同士になっていたことは、学内においてはもはや一般常識の一つだった。 堅物の風紀委員とドジで抜けてる若手教員の恋は年頃の娘たちにとってこの上ない格好のゴシップで、一時期桃子たちに向けられていた好奇の目といえばそれはそれは大変なものだった。 乙女の好奇心はとどまるところを知らず、桃子と共同生活を送っている寮生のところにまで良質なネタを求める輩が近寄るようになっていった。 だからこそ、桃子と同じ寮に住んでいた旦蕗ならば、桃子と教子の関係を知らないはずがないのだ。知っている。二人が恋人だったことを知っている。 なのに桃子と目を合わせようともせず、煮え切らない態度を見せて、まるで自分も被害者かのように振る舞う旦蕗のことが、許せなかった。 「あなたが殺したのはね――私の、恋人なの!」 八つ当たりのようなものだと自覚していた。桃子が己の怒りと憎しみをぶつけるべき相手は、鳰旦蕗ではない。 こんな最悪の殺し合いを開催した主催者たちにぶつけるのが正しいと、桃子だって分かっている。それでも言わずにはいられない。伝えずにはいられない。 自分がどれだけ隼砥教子のことを愛していたのか。彼女がいなくなってしまったとき、何を思ったのか。再びここで出会えたとき、何を感じたのか。 それらすべてを突然奪われた自分に、何が残ったのか。 「ごめんなさい……ごめんなさい……私、隼砥先生だなんて知らなくて、ただ内藤ちゃんを助けようと思って、当てるつもりなんか全然なくて……」 激昂した桃子に言い訳の言葉を並べる旦蕗は、自分の言葉が桃子の神経を逆撫でしているということに気付いていなかった。 不器用だとか気が利かないといった形容では足りない。旦蕗を言い表すのに相応しいのは、愚鈍の二文字。愚かで鈍く、己の何が好かれているのか嫌われているのかすら分かっていない。 それが鳰旦蕗という少女の持つ性質だった。故に考え無しに放たれる言葉は、時として他者を突き刺す鋭利な刃にもなる。 桃子が求めていた、「どうして」の答え。唐突に旦蕗の口をついた台詞が、それを桃子に教えてくれた。 「私の、ため……?」 内藤桃子を守るために、鳰旦蕗は隼砥教子をそれとは知らずに撃ち殺した。そこに殺意はなかった。そこにあったのは不運だった。 それが桃子が己の身の安全をかなぐり捨ててまで確かめたかった「どうして」の答え。 「内藤ちゃんが誰かと会ってるのが見えて――私、もしも内藤ちゃんが、そいつにいきなり襲われたらどうしようって思って、だから、」 「……なんでですか。私が実際に襲われたわけでもない。助けてくれって叫んだわけでもない。もっと他に方法だってあったはずなのに、どうして……!」 それが旦蕗を追い詰める言葉だと気付いていながらも、桃子は言葉を続けずにはいられなかった。 桃子のためだなんて言われても、知ったことじゃない。誰も助けてなんて言っていない。そっちが勝手にやったことだ。 自分が理由に使われるのは、責任まで押し付けられるようで気持ちが悪かった。生理的に受け付けられなかった。 「どうして」を、今度は自分にぶつけた。「どうして」狙撃手に意図を確かめようとしたのか。「どうして」混乱する旦蕗を見て、落胆したのか。 答えは簡単だ。桃子も、楽になりたかったからだ。殺人者に正論をぶつけて、納得して溜飲を下げて、少しでも感情を処理したかったからだ。 だけどこれでは、何の気持ちも晴れはしない。理不尽に苛まされながら八つ当たりをぶちまけて、それで募るのはやり場のない感情ばかり。 愛する人を失って生まれた欠落を、何かで埋めたかった。「どうして」の答えが代替品になるんじゃないかと期待していた。 勝手に期待して、勝手に裏切られた気分になって、馬鹿みたいだ。 「内藤ちゃん……ごめんなさい、ごめんなさい」 壊れたスピーカーのようにありきたりな謝罪の言葉を繰り返す旦蕗の姿が、桃子をさらに逆上させる。 そんなもの、欲しくない。そんなものがいくらあったって、何にもならない。 「『だって』も『ごめん』も聞きたくない! 言い訳も謝罪もいらない! だから、先生を……先生を、返してよ……」 内藤桃子が求めるものと、鳰旦蕗が与えられるものは、決定的に食い違っていた。こんな殺し合いがあろうがなかろうが、彼女たちが交わることはあり得なかっただろう。 だからこそ、旦蕗は呟いてしまう。桃子が望んでなどいない、不用意な一言を。 「内藤ちゃん……私を、殺して。それであなたの気が済むなら。殺してほしいの、あなたの手で」 「…………は?」 桃子は思わず自分の耳を疑った。鳰旦蕗を殺す。それが、いったい何の解決になるというのだろうか? 隼砥教子の仇を取ったところで状況が好転するわけでもない。彼女が生き返るわけでもない。逆に人を殺したという罪悪感に身を苛まされるだけだろう。 だからこそ、容易にそんな提案をしてきた鳰旦蕗のことが信じられなかった。きっと、そこにあるのは桃子に対する謝意ではない。 旦蕗自身が楽になりたいのだ。断罪されて、すべて投げ出して、自己満足に浸りたいだけだ。故に桃子は、確かめずにはいられなかった。どうして、と。 「……どうして、そんなことが言えるんですか、鳰先輩」 「内藤ちゃんになら……殺されてもしかたないと思ったから。それに、内藤ちゃんになら殺されてもいいと思ったから。それじゃだめかな?」 「なんですか……なんですかいったい! 私を馬鹿にしてるんですか! 私になら殺されてもいいって……私のことをなんだって思ってるんですか!」 「内藤ちゃん。……私ね、あなたのことが好きだったの」 ――ぷつんと、桃子の中で何かがキレた。目の前の、独善的で自分勝手で独りよがりの勘違い女を、全力でぶちのめしてやりたい激情に駆られた。 しかしそれを、すんでのところで思いとどまる。 「ねぇ、鳰先輩。『いなくなる』って、どういうことだか分かりますか? 隼砥先生は、私の前からいなくなりました。それも、二回もです。 ……ねぇ、残された側の気持ちが、あなたに分かりますか? こっちはいくら会いたいと思っても、もう会えないんですよ! それが、生きてる限り、ずっと続くんです! ――殺してなんか、やるもんか! 私はあなたに何も与えたくない、愛情どころか、憎しみも、殺意さえも! 全部全部! この気持ちの一つたりとも! あなたには、あげない!」 ひとしきり叫んで、桃子は旦蕗に背を向けた。もう顔も見たくないという意思の表れだった。 振り返ることなく、進み始める。後ろで旦蕗が何か叫んでいる。何を叫んでいるのか理解することを拒絶して、旦蕗の声はただの雑音になって、夜の波止場に消えた。 行くあてもない。どうするのかも決めていない。今はただ、この場所から遠くに離れたかった。 【一日目・黎明】 【F-3/波止場・コンテナ群】 【内藤桃子@少女セクト】 【状態】強い徒労感 【装備】なし 【所持品】基本支給品、ランダム支給品1~2 【思考・状況】 1.今はただ、どこか遠くに行きたい 【鳰旦蕗@少女セクト】 【状態】健康、強い精神的ショック、パニック寸前 【装備】M-16スナイパーカスタム(暗視スコープ装備)@現実 【所持品】基本支給品、光学スコープ 【思考・状況】 1.何も考えられない 025 第25話 投下順 027 [[]] 時系列順
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タブンネ短篇集「タブ工船」 「ミィ…ミィィィ…」 揺れる船内の薄暗い作業場で、ベルトコンベアに載せられたタブンネが次々と運ばれてくる。 どのタブンネもボロボロで虫の息だ。 ザクッ!ザクッ! 「ミギャアアァァァァアアア!!」 瀕死のタブンネの尻尾に容赦なく包丁が入れられる。包丁を握っているのはなんと同じタブンネだ。 ラインの両側には一列に並んだタブンネたちが流されてくる瀕死ンネを解体している。 ザクッ!ポイッ 「ミビャアアァァァアアア!」 手際よく食べられない尻尾を切り取っては後のくず箱に入れていく雑夫タブンネたち、 その度にライン上から瀕死ンネの悲鳴が聞こえてくる。尻尾を切られたタブンネはそのまま流され、 耳、手足、腹の順で解体され、最後はミキサーに入れられポケモンフーズになる。この一連の作業をやるのは殆ど雑夫タブンネだ。 ここはタブ工船、上質のタブンネの肉を輸出しているが、船旅で鮮度が落ちるのを防ぐため船上で加工している。 別に船で運ぶことも船内で加工する必要もないのだが、現オーナーはこの方法にこだわっている。そのほうが肉がより美味しくなるらしい。 「ミィ・・・・ミィ・・・・」ウルウル ライン上のタブンネが横で包丁を持っている雑夫タブンネに「やめてミィ・・・」 と目を潤ませながら訴える。しかし哀しいかな、そのタブンネには無慈悲にも包丁が入れられ、立派な食肉となっていく。 ここで働かされているタブンネたちは野生出身が多く、それ以外でも何らかの事情で無理矢理乗せられたか、 騙されたかのどちらかである。一方加工されるタブンネたちは肉に旨みを出すためタマゴの時から何不自由なく育てられ、 自分は特別な存在と勘違いしてとても高慢な性格ばかりである。 実を言うと出航する数週間前からこの出自が対称的なタブンネたちを同じ部屋に入れて生活させる。 すると当然出自がいい方は野生のタブンネたちに「下賎なタブンネたちミィ」と高圧的にでる。 野生産も反抗するが高個体値かつマシンわざを覚えている高貴タブンネたちに敵うはずがない、 このようにしてタブンネ同士で憎みあうように仕向けるのである。 それからしばらくして船の生活となると身分差は逆転、高貴なタブンネは尽く痛めつけられ、 ベルトコンベアに載せられる。そのタブンネたちを待っているのは陸で散々蔑んだ下賎タブンネたちである。 下賎タブンネたちは恨み晴らさんと容赦なく自分を馬鹿にしたタブンネに包丁を振るう。 同じタブンネ同士でこのような残虐なことが出来るのは上記のことが最大の要因を占めるだろう。 まさにタブンネたちに対する洗脳である。 給料は完全歩合制、自分の加工した肉が多いほどオボンがもらえる。船内でそれ以外の食糧獲得法はないため、 時には仕事をめぐって諍いが起こる。しかしここは風紀に厳しい、諍いを起こしたタブンネたちは 喧嘩両成敗として共に仲良くベルトコンベアに載せられる。またここではタブンネたちは複数の班に分かれており、も し班内で先のような不祥事を起こすと連帯責任でオボンが貰えない。 よってその班のタブンネたちは、質が良くないため出荷されないその不祥事を起こしたタブンネの肉で腹を満たすのだが、 皮肉なことにその肉は慢性的な栄養失調状態のタブンネたちにとって貴重な栄養源である。 「こんなの・・・こんなの絶対おかしいミィ・・・」 ベルトコンベアの近くで耳を切除する作業をしていたタブンネが呟いた。 「何言ってるかわからないミィ、さっさと切るミィ」 隣にいたタブンネが抑揚のない声で返した。 「もう嫌だミィ!!タブンネ同士で殺し合って、その肉を食べて生きるなんてまっぴらだミィ!!」 「やめろミィ、そんな大きな声出すと・・・」 隣ンネがそう言い切らないうちに後から声がした。 「おいそこ、うるさいミィ、どうかしたかミィ?」 「ぞ、雑夫長ミィ・・・」 振り返ると比較的体格のいいタブンネが立っていた。 ここでタブンネたちが手を抜かないよう監視する雑夫長タブンネである。 手にはシャモジを持っている。恐らく棍棒代わりだ。 「すいませんミィ・・・こいつが包丁で怪我したんですミィ・・・」 とっさに隣ンネが庇ったが、雑夫長タブンネは知らぬ顔で先程のタブンネに近づきシャモジでペチペチと叩いた。 「ミグッ!ミガッ!」 「お前のせいで後が詰まって作業が中断しているミィ、今度やったらもっと痛い目に合うミィよ」 そう言い捨てると雑夫長はライン上で助かったと勘違いしてホッとしている 高貴タブンネの心臓にズブリと包丁を刺してトテトテと離れて行った。 (覚えていろミィ・・・絶対にこの地獄から抜けだしてやるミィ・・・) タブンネは流れてくる高貴タブンネの耳を雑に切りながら、計画を練り始めた。 タブンネは一日18時間(所詮タブンネなのでこれだけ働いても1日20体前後が限界である)の作業を終了し、 寝床である大部屋に帰ってきてもまだ考えていた。このタブンネは此処に来る前には愛護団体のもとにいた。 その時は今とは比べものにならないほどの生活を送っていたが、ある日「ミィミィミュージカル」のチケットを売っていたところ タブ行為として捕まり、タブ工船組として他の数匹のタブンネと共に此処に送られたのである。 因みに一緒に来たタブ屋仲間は一週間も持たずに他のタブンネの食糧になった。 「ミッ!」 やっと考えがまとまったらしく、タブンネがスッと立ち上がると、それに合わせるように大部屋の入り口から雑夫タブンネが満面の笑みで入ってきた。 「喜べミィ!さっき五匹のバカが脱走しようとして捕まったミィ!今日はごちそうミィ!」 途端に部屋中から「やったミィ!」「早く食べたいミィ!」といった歓声が上がる。最早雑夫タブンネたちは普通にオボンを貰うより、 誰かの肉を貪るほうに喜びを感じるようになっていた。 「ちょっと待つミィ!!」 歓声の中元タブ屋が叫ぶと、一瞬にして部屋は静かになる。 「恥ずかしくないのかミィ!!こんないいように使われて悔しくないのかミィ!!タブンネとしての誇りはないのかミィ!!!」 タブンネが顔を真赤にして他のタブンネを弾劾した。 「でも、逆らったらお肉になるミィ、それはやだミィ・・・」 一匹のタブンネがそう語りかけてきた。このタブンネはかつてトレーナーのもとに居たが、新しく来たハピナスに座を奪われ、 路頭に迷っていたところを、ある男にオボンたらふく食べられる仕事があると誘われ此処にやってきた。 結果このザマであるが、 確かに完全歩合制なので男が言ったことはあながち間違ってはいない。 「それがどうしたミィ!どうせこのままじゃみんな上陸前に全滅だミィ!!!」 「じゃあどうしろって言うんだミィ!」 今度は別の野生出身のタブンネが叫んだ。 「反乱を起こすミィ」 「ミッ!?反乱・・・?」ザワザワ タブンネのまさかの一言に部屋中がざわつく 「反乱を起こしてこの船を乗っ取るミィ!乗っ取ったあとは愛護団体のところに行かせるミィ! あそこなら保護してくれるし、それにこの悪事をばらしてくれるミィ!!」 タブンネが自信満々に半日かけて練った策を披露した。 「そんなにうまくいくかミィ?」「失敗したらどうするミィ?」 他のタブンネが矢継ぎ早に疑問を呈するが、自慢の策を疑われたタブンネは激しい口調で 「何言ってるミィ!失敗前提で考えていたら何事もうまくいかないミィ!!大丈夫ミィ! 絶対うまくいくミィ!タブンネの底力を見せてやるミィ!!」 と押し切った。 他のタブンネはまだ互いに顔を見合わせて迷っている。 「ミィは賛成ミィ」 部屋の隅からそんな声が上がった。それは作業場にいた隣ンネのものだった。 「そいつの言う通りこのままじゃ皆死ぬミィ、だったらここにいるタブンネの総力を合わせて戦うほうがまだ希望はあるミィ」 その一言に感化され、迷っていたタブンネたちは雪崩のように賛同の意を示した。 「みんなその意気ミィ!この計画を他の部屋にも伝えるミィ!決行は明後日の早暁ミィ! その時間帯は眠っていて油断しているに違いないミィ!じゃあ頑張るミィ!!」 タブンネがそう言い終わると、最後は全員で「ミィィィィィーーー!!」と雄叫びを挙げ就寝した。 次の日、タブンネは「あの雑夫長には教えてあげないミィ、ずっとこの船で威張ってるがいいミィ、 陸に着いたらオボンをお腹いっぱい食べたいミィ」 と明日の作戦の成功を確信しながら、ライン上で涙を流して命乞いをしている高貴タブンネの耳を削いで行った。 作業が終わり部屋へ戻ると不思議と疲れていない、これもここから解放される喜びの御陰だろうか、 それとも今日の夕飯に出た脱走タブンネたちの肉を食べたからだろうか、 とにかく夜になって皆が横になる中、あのタブンネはまだ起きていて 「早く朝になるミィ、朝になればタブンネちゃんの逆襲が始まるミィ、楽しみで眠れないミィ」 などと考えていた。そんなうちに夜は更けていった。 どのくらい寝ただろう、タブンネは不自然なほど眩しい光に目を覚まされた。 「ミッ!?もう朝かミィ!?」 「やっと起きたかバカンネ」 「ミッ!?」 タブンネが驚いて光の方を見ると、そこには懐中電灯とシャモジを持った雑夫長タブンネと隣ンネを含む部屋中の雑夫タブンネが タブンネを囲むようにデンと構えていた。 「こ、これはどういう事ミィ!?まさか雑夫長も反乱に参加するのかミィ!?」 状況が飲み込めないタブンネは隣ンネに必死に説明を求める。 「ミヒヒ、まだあんな事言ってるミィ、ねえ雑夫長、ミィの言ったとおりだったミィよ?」 隣ンネは蔑みの笑を浮かべながら、雑夫長に顔を向けた 「全くその通りだったミィ、それにしてもまた馬鹿な事を考えたもんだミィ」 雑夫長はそれを聞いて呆れたようにやれやれと首を振った 「ち、違うミィ!こ、これは…」 「往生際が悪いミィ、お前がよからぬことを考えていたのはこの部屋全員からの証言で分かっているミィ、もう言い逃れはできないミィよ」 「ミィ……ミィィィィィ!!よくも裏切ったなミィ!!!!」 タブンネは隣ンネに掴み掛かろうとしたがすぐさま抑えつけられた。隣ンネは抑えつけられたタブンネの耳を踏みながら 「裏切りって何だミィ?そもそも誰ひとりとしてお前の反乱なんかに賛成してないミィ」 と言い放った。 「嘘だミィ!あの時みんな賛成したミィ!!」 「あれはあまりにもお前がしつこいから黙らせるための方便ミィ、みんなもそれを承知で賛成と言ったんだミィ」 「そ、そんな…あんまりミィ…」 絶望に打ちひしがれているタブンネに構わず隣ンネは続けた 「いいかミィ?よく聞くミィ、この船はあと数日で港につくミィ、陸に揚がればミィらは解放ミィ、 それなのにわざわざ反乱なんてリスクを犯す馬鹿はお前ぐらいしかいないミィ」 隣ンネがそう言ったあと「ミヒャヒャヒャ」と笑うと他のタブンネも笑い始め部屋は爆笑に包まれた。 「それにミィにはやらなきゃいけないことがあるミィ、ミィは元々「ミィミィミュージカル」のトップスターだったミィ、 今はこんなところに身をやつしているミィが、解放されたら華々しく復帰するつもりミィ、 きっと今頃ミィがいないから困っているに違いないミィ」 「ミィ…ミュージカルは…もう…」 タブンネが隣ンネに対して言い終わる前に雑夫長が割って入ってきた 「もう分かっていると思うミィが、ここでヘマをやらかした奴はベルトコンベア行きミィ、せいぜいその肉で仲間に詫びるがいいミィ」 雑夫長はタブンネをシャモジで何十回と叩いたあと、耳を掴んで作業場へと連れて行った。 連れていかれる時の「ミビャアアアアアアアァァァァァ!!!」という叫び声は、起床の放送よりも音量が大きかった。 その後、雑夫たちの朝食には大量のミィアドレナリンが分泌された大変美味しい肉が並んだ。その肉を食べて体力をつけた雑夫たちは、 あと残り数日となったタブ肉加工作業へと元気に出て行った。 余談だが、残ったタブンネたちは入港して陸に上がった途端、雑夫長と隣ンネ含めて全員用済みとして海近くの加工場へ連れて行かれ、 今まで自分たちが船内でやって来たことと全く同じ行程で美味しいお肉となり、船員にお土産として配られた。 解体される時のタブンネたちの顔はほとほと間抜けだったという。
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414: 陣龍 :2017/03/15(水) 23 02 54 『終ワラヌ煉獄ノ夢ヨサヨウナラ ~Good-by The Eternal Hell of a Dream~』 「すまないマスター…もう一杯頼む」 「ライリー…明日も仕事なんだろう?もうそろそろ止めた方が良いぞ」 「心配してくれてるのはありがたいが……俺はもう無職なんだ。今日だけは呑ませてくれ」 「なっ……ライリー、お前……」 「……八つ当たりかエスケープゴートかは知らんが……もう終わった事だ」 アメリカ合衆国本土に存在する、探さなくても普通に何処の街にでもありそうなとあるバーでは、スーツを着た会社員風の男が一人飲んだくれていた。周囲には他の客は見えず、実質貸し切り状態である。 「…ここも、余り客が来なくなったな」 「不景気だからな…」 「……すまない、マスター。俺達が至らないばかりに、こんな事に……」 「ライリーの責任じゃない。……ステイツがこんな風になったのは、ライリー達の言葉を聞かなかったあのクソ野郎のせいだ。ライリーに責任なんか、有る訳が無い」 そう言うマスターの言葉の端々では、祖国ステイツを永遠の煉獄へと引きずり込んだ男達…即ち、無知無関心かつ無責任極まりない行動で親愛なる同盟国である日本を追い詰めた上に、覇権国家としての行動も起こさなかったクリントン元大統領と国務省に対する、コールタールよりも黒く泥付いた怒りの感情を滲ませていた。 本来であれば、適切な対応…つまりは『何があろうとも同盟国は守る』との明確な意思を示す為に日本駐留の第七艦隊を出撃される等の軍事的手段を取っていれば防げた可能性が極めて高かった『極東危機』。 初動も初手も完全に悪手だらけ、と言うよりもそもそも無造作に満州に手を突っ込んで『極東危機』が発生する根本的原因を作り出したアメリカ合衆国であったが、せめて共産中華軍と満州軍、南北朝鮮半島の軍事的対立に対して同じく軍事力を持って事態の収拾に当たっていれば、現在のステイツの苦境は緩和されていた筈だった。少なくとも関連企業や省庁の株と権威と威信が垂直急降下で暴落し、次のプレシデンテと政権が尻拭いと謝罪行脚で禿げ上がり、各国に償いの兵器供給や技術提供をするだけで済んだだろう。 「……完全に針の筵、と言う奴だな」 「ステイツはあれだけのことをしでかしたんだ……。ジャパニーズは絶対に許さんよ。寧ろ、出席を許可してくれるだけ、こっちは感謝する立場だ」 バーの中に設置された少々古びたテレビでは、とあるニュースが流れていた。……『極東戦争』によって発生した日本国国防軍兵士の慰霊祭に、アメリカ合衆国の大使が、周囲の日本人全てから氷河期が生温く思えるだけの冷え切った視線の中、弔辞を述べている姿が。 415: 陣龍 :2017/03/15(水) 23 03 45 ライリーは、アメリカ合衆国の役人だった。それなりの大学をそれなりの成績で卒業し、誇り有るアメリカ合衆国の国家を経営する歯車の一つとなり、そして趣味であるジョギング中に出会った女性と結婚し、子供も生まれた。正しく順風満帆とも言える生活に対して唐突に生まれた暗雲は、ライリーの人生を完全に崩壊させるに十分の物が有った。 当時担当していた職場は、個人的志向か信条かそれとも組織体質なのか今となっては全く持って定かでは無いが、欧州方面が重視されているのは良いが代わりに妙に軽視と言うか、中途半端とでも言うか、適当な対応や人材が回されがちだった東アジア・太平洋局だった。ライリーの仕事は丁度当時ステイツと親密な関係であった筈の日本担当で有った。年齢やキャリア的に未だ若手扱いであった彼には、上司にベテランを置いた上でまだまだ経験を積む必要があると思われていたのかも知れない。その結果、我が故国の行動によって極東情勢が冗談抜きに爆発寸前で有る事を真っ先に知る事が出来たのは、彼にとって不幸だったかも 知れない。 今現在ステイツや同盟国の日本がのっぴきならない状況に有ると正しく認識したライリーは、自身の持つあらゆる伝手を使って危機を訴えた。若輩者ならではの押紙破りも厭わない血気盛んな暴走行動を諫める上司も居たが、状況が完全に理解出来ていた彼に取って見ればそのような上司の妄言など聞いている暇は皆無だった。そして悲しい事に、彼や彼の同僚、一部の上司、そしてライリーの言葉によって動いた議員らが必死に上げ続けた警告や上申は、ホワイトハウスに巣食うクソッタレ売春野郎とバカ女二名に届く事は無かった。否、一応それらのレポートや声は届いてはいた。対応が【大統領声明による事態鎮静化の喚起】だけと言う余りにも余り過ぎる物だったが。 「……そうか。今日は【大統領】の命日だったか」 「ああ……。もしあの時、【大統領】が生きていてくれていたら、どうなっていたんだろうな……」 ライリーが酒に酔った頭で思い出したくも無い過去を思い出していると、バーのテレビはまた新しいニュースを映し出す。【大統領】と彼等の尊敬の念を言葉に出させている人物は、当然ながらクリントン元大統領では無い。 アメリカ合衆国の黄金期を築き上げた英雄【ロバート・ケネディ】であった。 「FBIとCIAの合同捜査は……打ち切りか」 「病死と言う事で方を付けたみたいだな。……ここまで狙っていたかの如き【病死】等、捜査官たちも全然納得してはいないようだな」 416: 陣龍 :2017/03/15(水) 23 05 21 クリントン大統領(当時)の余りにも甘い現状認識の前に完全に見切らざる負えなかったライリー達は、最早恥も外聞にも拘っている場合では無いとして、現在では立場上一民間人状態であった【ロバート・ケネディ】元大統領に協力を依頼。ロバートの想像を遥かに超える状況悪化にクリントン大統領への怒りが爆発して居る声を電話越しに聴きながら、ライリーはこれで如何にかなると漸く確信出来た。あの売春野郎も流石に英雄であるロバート・ケネディ元大統領の言葉を無視等出来ないし、そもそも議会の面々が英雄の言葉に逆らう筈も無かった。弾劾する時間も惜しい上、クリントン大統領の次が同類のゴアと言う状況を鑑みれば、【偉大なる英雄であり先達であるロバート・ケネディの助言の元、クリントン大統領がそれに従って書類に判を押し続ける】と言う形式を取るのが一番効率的かつ最速だった。……最も、肝心要であるロバート・ケネディが一も二も無く協力してくれる事を宣言してくれてから僅か3日後に、何の前触れも無く突然心臓発作で急死していなければ、の話だったが。 「……なあ、ライリー」 「何だ……マスター」 「……この国は……ステイツは、一体どうなるんだろうな……」 「……そんな事、分からんよ……誰にも。きっと神にだって、分からんだろうよ」 ロバート・ケネディの急死後のステイツの動きは、相も変わらず緩慢だった。在日米軍が持つ第七艦隊も出撃命令が無ければ動くに動けず、黄金よりも遥かに貴重な時間を浪費し続けた結果、『極東危機』は『極東戦争』へと進化する、最悪の結末を迎えた。その間のクリントン大統領は、彼視点では起こり得る筈の無かった、偉大なるステイツの武威が欠片も通じなかった現実と全方位からのありとあらゆる罵倒、罵声の艦砲射撃の前に完全にレームダック化。満州に侵攻した共産中華軍100万が本気を出した満露連合軍の精鋭部隊によって戦史に残るキルレシオを叩き出す程に情け容赦なく一方的に蹂躙され、全弾迎撃されたとは言え核を搭載していたと思わしき弾道ミサイルで対日攻撃を実行した報復にロシアが対中華報復戦略核攻撃を決行する中、世界最大最強で、東西冷戦の勝者であった筈の唯一の超大国は、ただただ極東で巻き起こる戦争に対して事実上茫然と傍観しかしていなかった。その報いは、共産中華が全面降伏してより【在米日系企業の全業種全面撤退】と【日本、東南アジア、インド、中東丸ごとのロシアへの完全離反】から始まった。 「……久し振りの良いニュースだ。ステイツ国民の失業率が0.03ポイント回復したそうだぞ」 「そんなもの誤差だろう。第一就業出来ている人間でも、毎日食べる事に必死で、昔の様に娯楽にまで金を回せる余裕のある奴がどれだけいるか、分かったものじゃない」 対日輸出で潤っていた農業、畜産業は、日本が輸入先を南米等別方面に完全に切り替えた事で大打撃を受けた。しかも同時期に牧畜業ではBSE問題が発生し、全世界的にアメリカ産牛肉の風評被害が覆い尽された。今では廃業した元農地や放牧地の荒廃、野生化して大量繁殖した牛による各種被害が社会問題化する規模にまでになっている。 三菱と組んで多大な利益を得ていたボーイング社は『極東危機』の頃よりロビー活動等で必死に日本との関係を守ろうとしていたのだが、ボーイング社の努力も空しく日本航空産業からは【貴社は兎も角貴国が信じられない】と絶縁状が 突き付けられた。現在はどうにか業績を保っているが、何時まで持つのか知れたものでは無い。 …自動車産業?ああ、ビッグ3なら海外市場を丸ごと日本企業に奪取された後、不景気で小さくなったステイツのパイを醜く奪い合い、喰い合った結果三社仲良く纏めて倒産したな。もうあいつらの車もロゴも一生見たくねぇ。 …一番の被害者は軍だった。政治の愚行の結果、防衛ラインが半世紀以上逆戻りだ。しかも目の前の争乱に全くと言って良い程関与出来ずに日本を追い出された事による自責の念から、特に戦友を見捨てさせられた海軍の士気低下が甚だしい。…最近は、自殺者すら出た位だと言う。 経済も政治的威信も完全に失墜した。長年血を流し続けた同盟国も目先の金を前にしてアッサリ捨てた様な無責任な国家の末路としては、まあふさわしい物だろう。これからステイツは、未来永劫世界から蔑視されたまま生きていくのだ。 誰だったかな、【今のアメリカは軍用銃を持ったチンピラ以下】と言ったのは。 417: 陣龍 :2017/03/15(水) 23 07 04 「……畜生」 ―――こんな結末、誰も望んで居なかった。 「……畜生」 ―――出来得る事なら、もし、もし出来得る事なら…… 「……夢なら、良かったのに」 ―――神様。……ステイツを、我が同盟国を……救ってくれ…… 「……ライリー……ライリー…ねえ、大丈夫?ライリー」 「お父さん……大丈夫……?」 「……ん……んぁ…?!が、ちょっとゴフぅ?!」 「ちょっと、ライリー?貴方何してるのよ?」 「お父さん?どうしたの…?」 目を覚まして数秒後、電流が流されたかの如くソファーから飛び跳ねて顔面を床に叩きつけた男一人と驚きながらも介抱する妻と娘。自身の夫、自分の父の奇行に母娘揃って顔を見合わせる中、当の本人は慌てた様子で自分の家族、そして周囲を確認しだす。 「今は……20XXじゃない……夢、だった……のか」 「悪い夢でも見ていたのかしら?こんなところで寝ると風邪引くわよ?」 「……大丈夫……?お父さん……?」 腰に手を当てて呆れて居る妻と、幼いながらに自身の父を案ずる娘。【夢】の中では、不景気によって激増した銀行強盗に巻き込まれて、強盗に人間の盾と扱われた末に殺された大切な家族が、 今確かに目の前に居る。 「……あぁ。大丈夫だよ、ゾイ。ありがとう、アンナ」 「どういたしまして。……仕事、大変なんでしょ?チャイナが軍を動かしたって、テレビが言ってたわよ」 「まぁな。……すまない、暫くマトモに休暇を取れそうにない…」 「はい、お弁当。家の事は気にしないで、大丈夫だから。しっかりやって来てね」 「……お仕事……頑張って……!ゾイ……良い娘に……してる……から」 皆まで言わずとも察してくれる上に、応援すらもしてくれる。【夢】で味わい続けた絶望と冷たさとは真逆の、希望と暖かみを感じさせてくれるには、十分だった。 「じゃあ、行ってくる」 何時もの様に一言言って、出勤した男。彼は数十年の月日が経った後に、情報公開された資料や本人の日記等を元に『ロバート・ケネディと共に戦った、語られなかった影の英雄』として映画化される事になるのだが、当然ながらそうなる未来など流石に予想出来てるはずが無かった。本人曰く、自分は英雄などとは程遠い、探せばどこにでもいる一般人でしかない。との事なのだから。 419: 陣龍 :2017/03/15(水) 23 11 07 後書き:ナンダコレ(真顔) ……ウン、正直に言えば夜勤中の休憩時間に思い付いたのをそのままのテンションで書き殴った結果、こんな感じになりました。まあ実際【夢】なんて本当に脈略の無い物が多いですからねえ 実際にロバート・ケネディが急死したとしても早々機能停止する訳無いだろと自己突っ込み入りつつも出来てしまった以上取り敢えず投稿しました。いやでもホントナンダコレ(真顔)
https://w.atwiki.jp/actors/pages/12707.html
ビル・クリントンをお気に入りに追加 ビル・クリントンのリンク #blogsearch2 ビル・クリントンとは ビル・クリントンの54%は魔法で出来ています。ビル・クリントンの31%は信念で出来ています。ビル・クリントンの6%はかわいさで出来ています。ビル・クリントンの5%は鉛で出来ています。ビル・クリントンの4%は真空で出来ています。 ビル・クリントン@ウィキペディア ビル・クリントン ビル・クリントンの報道 ボブ・ドール氏死去 98歳 - 日本経済新聞 【12月3日付】今週末公開の新作映画 - 映画ナタリー マクスウェル裁判2日目 「ロリータエクスプレス」搭乗者にアンドルー王子やトランプ氏、クリントン氏など大物の名前続々 - mashup NY ロシアのサイバー攻撃をリークして逮捕された米女性が語る、情報源秘匿の問題 - マイナビニュース ディスカヴァークラシック文庫シリーズ帯をリニューアル!全国の書店にてフェア開催 - PR TIMES FRB副議長にブレイナード理事指名、気候変動への対応本格化か(Forbes JAPAN) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『超訳 自省録 エッセンシャル版』発売!哲人ローマ皇帝 マルクス・アウレリウスの人生訓が文庫サイズになりました - PR TIMES 映画館で体感してほしい“魂”が震えるパフォーマンス!『リスペクト』の魅力を徹底解説(MOVIE WALKER PRESS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 安藤優子氏 ヒラリー・クリントン氏のインタビューは「惨敗」だった「最初にマウンティングされた」 - スポニチアネックス Sponichi Annex 2021 Call for Code Global Challengeの最優秀ソリューションにSaaf Waterを選出 - PR TIMES リンゴ・スター、オンライン講座をスタート(BARKS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース コリン・パウエルと共に「大きな合意」を喪くす分断のアメリカ(新潮社 フォーサイト) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース レオナルド・ディカプリオ、民間機利用でCOP26に参加(MOVIE WALKER PRESS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース チェルシーさんのマラソンでクリントン元大統領親子が集合 - 東スポWeb なぜバイデンの支持率は下がり続けるのか(新潮社 フォーサイト) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 1998年ジュネーブでクリントンに歩み寄ろうとしたカストロ - swissinfo.ch ヒラリーがベストセラー作家と組んで書いたスリル満点の正統派国際政治スリラー(ニューズウィーク日本版) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース エプスタイン元被告 クリントン氏とトランプ氏の秘密を検察と取引しようとしていた? 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本ページではAD blockの導入を推奨しています。 Powered by UNIONUNITUNI LCC 本ページにはCC Wlkmanに関する情報と台湾に位置する波覇州の情報が含まれており、それぞれ折りたたまれております。御用がある方へアクセスください。 CC WALKMAN MEDICAL AND UTILITY Group + ... Infomation 本社所在国 蒼星連邦国 CEO 八月 立夏(YADUKI RIKKA) 本社所在地 ソルトドナ 所属団体 国際海洋教育機関 事業所 イットリカン、ヴァラキア、etc... 事業内容 医療、ライフラインの提供、傭兵 Company profile CC Walkman(略:Walkman)は、蒼星連邦国を本社とする多国籍企業である。事業内容は多岐にわたり。被災地や危険地帯、戦争難民に対し高度な医療の提供、紛争地帯や紛争後の荒廃した地域での、ライフラインの整備、維持、経営を主な事業として、世界各地で十分な生活が行えない人々へ、その生活の基盤を与えることを是としている。また、紛争地域などにおいて、個人、団体、国家から依頼された民間人の避難や救出、テロリストやそれに準ずるものひいては国家を相手に戦闘行為を行う実力行使部隊を保有しており傭兵業務などをこなす。「貧困は慈善と暴力そのどちらか片方では根本的な解決にはならない」 現在、トラキアにてエリートオペレーターの緊急派遣を行っております。 通常 当該事業所において通常業務を行っている状態 警戒態勢 当該事業所が紛争地域に認定された場合 当該事業所の戦闘ユニットが警戒態勢に入ります 準戦闘態勢 当該事業所において予測された戦闘行為を開始した場合。またフロー通りに事が進んでいる場合 当該事業所の戦闘を行っているユニットのみ通常業務を中断し、戦時業務に移行します 戦闘態勢 当該事業所で予測されない戦闘行為が開始され場合。また緊急性が認められる事案が起こった場合 当該事業所の全ユニットが通常業務を中断し、戦時業務に移行します 第一種戦闘態勢 当該事務所が他の事業所へ支援要請を行わざる得ない事態が発生したとき 当該事務所が所属している指令管区のすべての事業所の戦闘ユニットが招集されます 第二種戦闘態勢 当該管区もしくは事務所の指令センターと本部の通信が不可能になった場合 本部の遊撃ユニット群、中央指令センターが戦時業務に移行します 第三種戦闘態勢 本部と他の事業所の通信が不可能になった場合 指揮権が予備本部に移され、所属する全ユニットが戦時業務に移行する 事業所一覧 事業所一覧 第一次事業拡張メンバー 所在国 蒼星連邦国 所在地 ソルトドナ 分類 本社、指令本部 通常 所在国 イットリカン国 所在地 ノージャーアット 分類 支社 通常 所在国 北ブラジル専制君主国 所在地 南ベレン市 分類 SAD指令支部 通常 所在国 カンタルシア帝国 所在地 諏訪市 分類 JD指令支部 通常 所在国 トンガ帝国 所在地 ネイアフ 分類 OD指令支部 通常 所在国 アドロアリア共和国 所在地 ラゴス経済特区 分類 GOGD指令支部 通常 所在国 安勢国 所在地 江潟県 分類 支社 通常 第二次事業拡張メンバー 所在国 帝政スミトラント 所在地 シュナターマン 分類 ED指令支部 通常 所在国 月ノ谷共和国連邦 所在地 キリバコ市 分類 RD指令支部 通常 ニュース CC Walkmanは瑞州政府と核融合発電所に関する協定を締結いたしました。統一歴177年2月7日 CC Walkman原子力開発機構は瑞州合衆国連邦政府 資源エネルギー省と核融合発電所設置に関する協定を締結いたしました。設置先は都城市沿岸部であり、3基の核融合炉が設置され、合わせた出力は1500万KWとなる見込みです。現在は建設に向けた、現地住民への説明・環境への影響の調査を行っており順調に進めば、3月中に建造を開始する予定です。都城核融合発電所の運営は株式会社ZERAが行う予定です。 パレスチナにて核爆発を確認統一歴171年 CoreLInK SpaceNetWorks CC Walkman、K1、HvDが合同で設立した、宇宙関連サービス会社のCoreLInKは、パレスチナの核爆発について、衛星写真で核爆発で発生したキノコ雲と壊滅したエルサレムが確認できたことを発表した。 CC Walkman EU。オペレーターを緊急派遣統一歴171年1月8日 News Div CC Walkmna EUはトラキア・ローマ帝国で発生した襲撃事件を受け、護衛オペレーターの緊急派遣を決定した。なお襲撃者について EU支部は三原病院を襲撃したグループと同一と考えており、当該オペレーターは護衛を兼ねた調査員の派遣だと考える。 CC Walkman EUの経営担当をトラキアへ派遣統一歴173年1月4日 CC Walkman EUマルコヴァ・アグネス渉外部長はトラキア・ローマ帝国ナウクラティウス元老院院内総務と医療・ライフライン整備サービスの展開について意見交換会を行いました。その後、アグネス渉外部長はローマ民主同盟の会合にて、トラキア・ローマ帝国における医療・ライフラインサービスを開設し、ラテン語・ギリシア語サービスの拡充を前向きに検討するとした。 + ... 三原総合病院襲撃事件に関する公開報告書統一歴171年1月11日 1,病院幹部が証言した、テロリストが回収した化学兵器について、証言した病院幹部は外部から招かれていた人物であり、詳細を知らされていない人物が院内での医薬品開発を勘違いした間違った証言であり、危険物は確認されなかった。2,病院の復旧工事中は那古野エリアに病院船を派遣し、患者を受け入れる予定。 Walkman事態の収束を宣言統一歴171年1月10日 News Div 1月10日、CC Walkmanは5日から続いていた、三原病院襲撃事件についてテロリストの鎮圧と人質の解放を行ったとして事態の収束を宣言した。同事件は昨日NASCOMと第8武装強襲警備群が突入作戦を実施していた。事件担当者によると、昨日の突入と同時に病院警備隊も上階から突入したため早期に鎮圧ができたということだ。三原病院については現場検証後、修復して営業の復帰を目指すということらしい。 突入作戦を実施か統一歴171年1月9日 News Div 9日、Walkmanの那古野急襲作戦部隊(NASCOM)と、瑞州国境警備隊・第8武装強襲警備群がテロリストに占領されている三原病院へ突入作戦を実施したと現地メディアが報じた。昨日から続々と増援が到着していたが突入作戦についてはメディアへ事前の告知はなかった。. 三原病院に増援到着統一歴171年1月8日 News Div 1月8日、Walkmanは記者会見を行った。CC側の発表によると現地にはすでに那古野急襲作戦部隊NASCOMが展開しており事態は数日中に収束するだろうとした。三原病院ではCC Walkmanの化学兵器の開発が噂されているが、それについての言及はなかった。 テロリスト。化学兵器を回収か統一歴171年1月7日 中島新聞-中島文雄 1月5日から続いてる三原病院襲撃事件に急展開があった。現地の報道によると病院幹部が同病院内に保管していた『Vガス』と呼ばれる化学兵器をテロリストが回収したというのだ。これが事実であれば他国で化学兵器を開発していたということになる。Walkmanはこの件についてまだ声明を出していないが、招集を受けたNASCOMは対化学装備を着用していたという噂もある。はたしてWalkmanは健全な医療団体といえるのだろうか。中島新聞は独自の調査方法で調べ上げたWalkmanの闇を..... 三原襲撃事件続報統一歴171年1月 1月6日Walkmanは会見にて、三原総合病院にて起こっている一連の戦闘は、過去Walkmanが掃討したテロリストの生き残りであり、病院システムを通じて人質の引き渡すかわりに身代金を要求してきたこと。病院警備隊は最上階で籠城戦を行っていることを公開した。CC Walkmanは身代金の支払いも含めて事態の解決について様々な手段を検討しているとした。とある情報筋ではWalkmanは那古野エリアで主力の部隊であるNASCOMを招集しているほか、瑞州政府や尾治州政府へ支援を要請したと語っている。 瑞州、三原病院襲撃統一歴171年1月 応戦する病院警備隊 1月5日Walkmanは、同社が経営する三原総合病院が詳細不明の武装集団に襲撃されたことを発表した。けが人など民間人への被害は不明だとしている。また現地の発表によると、現在も銃撃音が続いており三原病院警備隊が応戦していると考えられる。Walkman側は三原のシステムからシャットアウトされたとしており、応戦中の映像を最後に情報が更新されてないのが現状だ。 航空母艦建造に関する共同宣言統一歴168年10月 CC傘下の島田造船重工業はIDC傘下のDeltaShipCorpと航空母艦の共同建造を行うことを発表いたしました。また建造後もCC WalkmanとIDCで空母の共同運用を行う方針だとしました。 事業再編について統一歴168年5月 WalkmanグループはIDCグループのDeltaTrustBankへ発行株の52%67万6千ドルを売却しIDCグループの系列企業となることを発表いたしました。また同時にWalkmanグループの半導体部門であるTensor社へIDCグループのDMPsから産業用半導体の部門を設備及び契約を受領いたしました。 傭兵事業についてお知らせ統一歴168年5月 蒼星連邦ソルトドナ本社にて「CC Walkmanは業績の低迷に伴い、傭兵事業より撤退する運びとなりました。同業者との競争に敗れたことが原因であり、私の力不足だったと言わざるえません。今後は傭兵事業へのリソースを医療・慈善事業やライフライン事業へ割こうかと思います。戦闘部門に関しましては、私設護衛隊として規模を維持したまま存続させる予定です。」「***新聞の***です。悔しくないんですか?」「....Shut the f**k up!この(※タルトスラング)新聞記者が!毎回毎回(※タルトスラング)みてぇな記事書きやがって!(銃乱射)お前らなんか***************!おいそこの同業者!ぜってぇ許さねぇからなぁぁぁぁ!!!」※社長の声明より抜粋 K1社と業務提携統一歴165年9月 Walkman社はK1-PMC社との業務提携を行いました。提携内容は・危険地域における弊社医療オペレーターの警護・K1社 総合軍事基地内における医療サービスの提供 および それに際する K1本社内へ医療センター課の設立となります。レイ・ハーバルト CEOは業務提携を通じて両社の交流を深めていきたいとしている。 ページ 工事中 最終更新2023-10-19 21 53 30 (Thu) - 人 本日のアクセス数 - 人 いままでのアクセス数 このページは作成から1536日、経過しています 2/1 ・ニュースの更新 軍事 現在、CC Wlkmanグループは海上における戦闘艦と病院船の二種について、建造・配備をしている。 艦種 機種 画像 コメント・その他 茶番等の円滑化のため、同盟締結等はdiscordの大使館チャンネルのみで行っております。 茶番等(同盟も含む)の連絡は@wikiマインクラフト軍事部discord参加後に大使館チャンネルにてお願いします。 名前 コメント 台湾 波覇州 + ... 波覇州(バーボー、英 BABO UNION)とは東アジアの島、および台湾本島を中心とした行政連合体である。大中華の南、ラティアンス・レフタニア技巧連合の北に位置する。公式な首都は存在しないが、緑茶多多市に中央台湾議会等の政治的重要施設が集中しており、実質的な首都として機能している。波覇州の総人口は約7563万人であるが、波覇国籍を持たない州内に事業所を持つ企業の就労者と合わせると、実質的な人口は1億12万人となる。長年の移民と急激な国際化により多民族国家となっており、各民族は多様性と多元論に従い共存している。 台湾島の行政区分 台湾島は地域全体を管轄する波覇州を中心に、16の行政市と4の特別行政市で構成される。・緑茶多多市中央議会や最高裁判所、多数の行政機関などを抱える実質的な首都。州内でも最も人口が多く、多くの文化が蓄積し、多様な街並みを創造している創造している・油条市州内No.2の都市。南部地方における政治の中心地として栄え、その後、国際貿易港や国際空港の整備により、交易都市として発展した。実質的な副首都である。 政治 【波覇州の政治】波覇州は立法、行政、司法の三権に分立され、立法は台湾民から選挙で選ばれた議員が行い、行政は波覇台湾開発特別公司を中心とした台湾企業連が、司法は裁判所が行う。 ・立法議会を構成する議員は、台湾民の中から選挙で選ばれる。行政を担う台湾企業連への命令権を持ち、司法に対しては最高裁判所長官の任命権と弾劾裁判の設置を行うことができる。議会は緑茶多多市に設置され、一院制議席35席+台湾企業連から派遣される政治員15名の計50名 ・行政台湾島全体に関わる行政サービスは波覇台湾開発特別公司が行い、一部地方や特別市などの行政は波覇台湾開発特別公司が設置する、台湾企業連の中から委任された企業が行う。議会に対して、台湾企業連から一定数の政治員を派遣することができる。また司法に対する権限を持っていない。ただし、一定の手続きを経て、議会または裁判所へ捜査権を行使することができる。 ・司法議会が任命する最高裁判所長官を長とし、必要に応じて設置される下級裁判所、各市に設置される市裁判所、長官によって設置される最高裁判所がある。議会に対して違憲審査権を持ち、行政に対して各裁判所が設置する査察部による調査権限を有する。