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『マクロスなのは』「プロローグ」 銀河中心付近の小惑星帯。そこにはある大船団が潜伏していた。 巨大な小惑星の横には同じぐらい巨大な1隻の船が見える。それは全体がオレンジ色に塗装されており、多数の戦闘艦が周囲に展開していた。 かつてマクロスギャラクシーのメインランドと呼ばれたこの移民船。しかし今そこには人の営みが感じられず、運用する〝人〟はまるで機械の歯車のように働いていた。 その内部は密閉式ケミカルプラント船のため海は無く、地面は無骨な鉄の床が覆っている。 天井は初代マクロスからの伝統で空が映し出されているが、それすら工場群から吐き出されるスモッグによって曇っていた。 本来なら船団の環境維持部門の誰かが空気の清浄化を行うところだが、今そこは誰もいない。 なぜならギャラクシーの人の大部分が〝ある研究〟に回されていて、船団の環境維持など無視されているのだ。そしてその研究施設ではそれが大詰めを迎えていた・・・・・・ (*) ギャラクシー統合研究センター 「やっと見つけた」 センターにある個室のうちの1つに、妖艶な声がこだまする。 その声の主はマクロスフロンティア船団を壊滅の一歩手前にまで追い込んだ張本人、グレイス・オコナーだ。 彼女はフロンティアの遠隔リモート端末・・・・・いや、これは正しくない。意識をほぼ完全移行した自立クローンが撃破されたのと同時に、オリジナルとしてここ、ギャラクシーで蘇生を果たしていた。 そんな彼女が蘇生からずっと打ち込んできた研究の結果が目の前にあった。 彼女の表示するコンピューター画面には図式化された地球と、地球の軌道上まで伸びる破線で結ばれたフォールドゲートが写し出されている。 しかし、画面下に表示されているタイムゲージは2060年現在ではなく、2008年9月となっていた。この頃はまだ異星人との遭遇によって発生した第一次星間戦争は始まっておらず、統合戦争と呼ばれる人間同士の戦争があった。 それは来るべき異星人との対話に当たり、地球の国家を統合するという名目だったが、それに反対する国家群との戦いは長きに渡った。この年はその戦争の末期に当たる年だ。 「ようやく、あなたのお姉さんの行き先がわかりそうよ」 彼女は机に飾ってある写真立てにそう告げる。そこには科学の万能を信じる純粋な学者であった頃の自分と、同僚だったランシェ・メイ。そしてかつて地球に存在し 『マヤン』という島に住んでいた紫色の髪のおばあさんが写っていた。 グレイスはほの暗い笑みを浮かべるとそのおばあさんの名を呼ぶ。 その時、背後のドアが開いた。 「主任。ゲートの準備、整いました」 彼は無機的にそれだけ報告すると、踵を返し部屋から出ていく。 今、マクロス・ギャラクシーの乗員は軍から民に至るまで全てインプラントによって強力な精神操作がかけられており、自我のない存在にされていた。 グレイスは立ち上がって無造作に写真立てを掴み上げると、壁に向かって放り投げる。それは放物線を描いて無骨な鉄の壁に激突すると、ガラスの割れる音と共に床に四散した。 「遂に開く!プロトカルチャーへの道を!」 グレイスは笑うと、部屋から出ていった。 誰もいない部屋にデスクトップコンピューターの冷却ファンが静かに唸る。彼女の残した画面には、ある画像が表示されていた。その画像は地球の衛星からの写真らしく、端に月が写り込んでいる。しかしこれもタイムゲージは先の図と同じだった。そしてもっとも特徴的なことに、その時代存在すら知らなかったはずのフォールドゲートが写し出されており、それに入っていく地球製の機体があった。 その機体は不思議な青白い光の粒子に包まれており、まるで鳥のようなシルエットを描き出している。その中央に写る機種は普通のジェットエンジンのため宇宙に出られないはずの初代人型可変戦闘機VF-0『フェニックス』だった。 数秒後コンピューターはスタンバイモードに入り、その画面から光が消えうせた。 (*) 3ヶ月後 バジュラ本星突入作戦から1年が過ぎたバジュラ本星では、到達したフロンティア船団によって、着水したアイランド1を中心に着々と人の住むところを拡げていた。 現在では総人口の半数がアイランド1を離れ、近くの岸を中心に半径1キロに渡って都市を形成している。 初期に行われた検疫では、人類もゼントラーディも遭遇したことがない細菌は確認されておらず、比較的速い移住が行われている。 しかし、その星の生態系を壊す恐れからまだ農業などは行われていない。今はその影響を確かめるテストが行われているが、結果は上々であり、米などの栽培は十分可能であるとのことだった。 その惑星は船団の名称を継いで『フロンティア』となり、マクロスシティ(地球統合政府)からも30番目の開拓星として認可が来ていた。 (*) 首都『アイランドワン』美星学園 第2キャンパス そこは本家アイランド1にある破壊された美星学園のカタパルトの代わりに、航宙科の生徒の為に作られた施設である。 今そこでは1人の青年が通常重力下用にカスタムしたEXギアを着て、そこに敷設されたリニアカタパルトを発射体勢にしていた。 「風速、東に3メートル。気圧1012hPa(ヘクトパスカル)。インターフェース確認。昇降舵良好。エンジン推力は最大へ・・・・・・」 ぶつぶつと確認項目を消化していく。そして───── 「・・・よし!」 彼はカタパルトグリップを強く握ると、射出スイッチを押し込む。 カタパルトはEXギアもろとも彼を時速50キロメートルまで加速し、打ち出した。 彼は風に乗り、上昇を続ける。その昔船団内を翔(かけ)た様に。しかし当時とは違うことがある。0.75Gだった重力が今では1G弱であること、そして空に際限がないことだ。 船団では3000メートルも上がると、煩わしい警告と忌まわしい強化ガラスの壁があった。 現在の高度は6000メートル。 しかし気密ヘルメットのバイザーを介した彼の眼前には白い雲の海と、地平線まで伸びる青い空しかなかった。 彼の着用するEXギアは軍でも使われる多機能強化服(パワードスーツ)で、バルキリー(人型可変戦闘機の通称)でも使われる熱核タービンエンジンを備えている。 EXギアは、大気圏内では反応炉(核融合炉)で発生する莫大な熱で空気を圧縮膨張させて飛ぶため、理論上は無限の航続能力があった。 しかし調子に乗って飛び続けるとフロンティア中央政府の定める空域を軽々超えてしまうので、彼は数度旋回飛行するとアイランドワンへの帰路についた。 市街に到達して高度を落とすと、市内から人より一回り大きな緑色をした虫が飛んできた。第2形態のバジュラだ。 しかし以前「バジュラは危険。そいつらがいる限り、空は戦場になる!」と言っていたこの青年は何の対応もとらなかった。 果たしてバジュラは青年を襲うのだろうか? 答えは否だ。 それはじゃれるように彼の周囲を飛ぶと、平行して飛び始めた。 バジュラとは突入作戦以来共存関係にあり、完全に無害化していた。 それは新たな遊び相手を見つけたのか、市街地内に降りていく。 その市内にはたくさんの人の営みがあった。 道行く人々の笑顔と躍動。 ビルの建築に汗を流すゼントラーディ(巨人族)のおじさん。 民生用にデチューンされたデストロイド(人型陸戦兵器)の中で、昼食の弁当をかき込む土木会社の青年。 公園では数組のカップルが平和な時を過ごしており、その周りを子供達が走り回っている。 どうやらさっきのバジュラはその子供達の元に向かったらしい。子供達はバジュラを混ぜて鬼ごっこのようなものを始めた。 その子供達の保護者は以前の記憶が蘇るのか釈然としない面持ちだが、ゼントラーディ人全てが悪くないというのと同じ理屈でなんとかねじ伏せた。 相手を受け入れられるという姿勢は移民船に乗る上で必要な資質だ。 でなければ異星人に遭遇する度に戦争をすることになる。我々は殴り屋ではない。相手が友好的ならそれに越したことはないのだ。 それにバジュラは、ここ1年に渡る人間との生活によって、犬以上の個々の知能を持つことができるようになり、十分人の生活に馴染むことができた。 そして、街頭に浮かぶ大型のホロディスプレイからは歌声が聞こえてくる。この星への道を切り開き、バジュラとの和解をもたらした2人の歌姫の声が。 彼─────早乙女アルトはヘルメットの上から耳についたイヤリングを触ると、学園への帰路についた。
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錬金術武器 Alchemical Weapons + 目次 錬金術武器 Alchemical Weapons骨の焦げ Bone Burn作成要項 聖別塩 Consecrated Salts作成要項 抗毒剤 Venomblock 骨の焦げ Bone Burn 出典 Pathfinder #139 The Dead Road 63ページ 市価 25GP;重量 1ポンド 区分 錬金術武器 この揮発性の化学物質のフラスコには、墓地の汚れの痕跡と、正義のクリーチャーの数滴の血が含まれている。 骨の焦げのフラスコを10フィートの射程単位で飛散武器として投擲することができる。アンデッド以外のクリーチャーに対して、骨の焦げのフラスコは通常の酸のビンとして機能する。 アンデッド・クリーチャーに対して、骨の焦げのフラスコは2倍のダメージを与える。直撃後のラウンドで、骨の焦げのフラスコによってダメージを受けたスケルタルのアンデッドは、追加の1d6ポイントのダメージを受ける(反応・DC 15・無効)。 このアイテムを作成するにはDC 20の〈製作:錬金術〉判定に成功しなければならない。 作成要項 〈製作:錬金術〉 DC20 聖別塩 Consecrated Salts 出典 Pathfinder #139 The Dead Road 63ページ 市価 300GP;重量 1/2ポンド 区分 錬金術武器 この栓をしたガラス球の粉末の塩には、クレリックまたはその他の信仰の権威によって祝福された試薬が入っている。君は10フィートの射程単位で飛散武器として聖別塩の球を投擲することができる。聖別塩は聖水の瓶であるかのように、悪の来訪者、霊障、アンデッドにダメージを与える。加えて、霊障やゴーストなどの蘇ったアンデッドが聖別塩によってダメージを受けてから1分以内に0HPに減少した場合、そのリセットの時間(霊障の場合)や黄泉がえりは1日遅れる。この遅れは、聖別塩をゴーストの残骸または霊障の影響を受けた領域に振りかける事によって達成することができる。このアイテムを作成するにはDC 30の〈製作:錬金術〉判定に成功しなければならない。 作成要項 〈製作:錬金術〉 DC30 抗毒剤 Venomblock 出典 Monster Hunter s Handbook 27ページ 市価 60GP;重量 ー 区分 錬金術武器 この水色の液体は、毒や病気を防ぐ抗体やその他の化学物質が豊富で、通常は強化ガラス瓶に入っている。抗毒剤は致傷型毒のような武器に適用できる(セーヴ 頑健・DC 14l頻度 6ラウンドの間1回/ラウンド;治癒 セーヴ2回成功)が、影響を受けたクリーチャーが頑健セーヴに失敗するたび、次のターン終了時まで抗毒剤はダメージを与える代わりに目標の肉体攻撃でランダムに選択された1つの毒または病気を伝える能力を抑制する。これは毒効果である。
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動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
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関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
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ガラカラス 効果モンスター 星4/(風属性)/(鳥獣族)/攻1500/守(1250) このカードが特殊召喚に成功した時、フィールド魔法カードを破壊する事ができる。 下級モンスター 風属性 魔法破壊 鳥獣族 関連カード ガラカラスの羽
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何度も続いたカーテンコールもようやく終わり、リゾナンターのリーダー高橋愛と新垣里沙は 名残惜しげに舞台を振り返りながら、劇場を後にした 里沙は愛にせがまれて初めての観劇だったが、愛はこれまでに三回は見に来ていたらしい 最初は小春が芸能界の伝手で入手した招待券を無償で譲ってもらっての観劇だったが、あと の2回に加え、今日の里沙の分も加えて合計4枚以上のチケットの代金は愛にとって馬鹿に ならないものだと思う。 里沙は自分の分の代金は払うと言ったのだが、愛は 「いいよお、あたしが無理に頼むんやから、里沙ちゃんは身体だけ持ってきてくれたら」と取り合わない しょうがないから、観劇が終わってからの食事代は自分が払おうと決めて、今日の観劇となった 最初は童話だと馬鹿にしていたが、進行していくうちにどんどん舞台に引き込まれていった 劇の展開は平坦だと思うが、主演者の演技、歌、踊りの迫力に時間を忘れた もっとも里沙にとっては、舞台の上以上に自分の隣の席で身を乗り出さんばかりに、劇に見入っ ている愛を見ているほうが、楽しかったが 子供のように目を光らせて、歌声に酔いしれて そんな愛を見ていると、もし彼女が超能力を持たずに生まれて、普通の家で育っていたら、きっと 舞台女優を目指したのだろうなと、里沙は思う 劇場の熱気が伝染ってしまったのか、少しお酒でも飲んでいこうという話になった 喫茶リゾナントに居る時、リゾナンターとして行動する時、里沙や愛がアルコールを摂取することは まずない メンバーに小春や愛佳を初め未成年者がいることもあるが、それ以上にいつリゾナンターとして出撃 して戦うかわからない事情が、二人に自分を律することをさせてたのだろう それが今夜こうしてショットバーに入るというのは、やはり楽しさに酔ったのだろう 愛も里沙も お酒を飲むといっても、ほとんど飲んだことの無い二人には、軽いカクテル1,2杯が限界だった その程度の量でも愛は顔を真っ赤にして、先ほど見たばかりの舞台について熱く語り出す いつもの訛り言葉で これさえなければいい女なんだけどね―と可笑しく思いながら里沙はひやひやしていた 酔いに任せていつかのように、ミュージカルの再演をやり出さないかと思ったからだ 「ガキさんが王子さまやよ」 どんなに恥ずかしくても、あの愛らしい表情と声で訴えかけられたら、自分はダンスのパートナー を務めるだろう ただ流石に場所をわきまえたのか、今日は口を動かす方に専念するつもりらしい それはそれで恥ずかしかったが 「なあガキさん知っとーか シンデレラちゅうたら、ほんまもんの原作は結構エグイ話らしいよ 意地悪なお義姉二人は、ガラスの靴が入るように自分の足をのう」…とか 「シンデレラがガラスの靴を落としたんは、やっぱりわざとやないかねえ」とか どこからそんな情報や発想が湧いてくるか、里沙は知っている 愛は意外と読書家だ その守備範囲も広く、恋愛マンガや児童虐待を扱ったノンフィクション ついこの前は「本当は残酷な○○童話」という本が、リゾナントのカウンターの内側に置いてあった のを見た この人も大人の女なんだなあ 着てるものは地味だが、内面から立ち昇る空気は、街を歩いている女性達では及ばない気品を 備えている そんなものが養われるような環境には身を置いたことは殆どないというのにだ 幸せを掴んだお姫様に負けないぐらいの気品を湛えた女性は、少々夢の無いことを口にし出した 「もし魔法が無ければ、シンデレラと王子様は巡り合わんかったんかなあ」 「お城の舞踏会には出れなかったわけだけど」 「やっぱり魔法のお陰かのう」 「でも最後は見つけ出したじゃん」 「けど、ガラスの靴が合わんかったら、どうなんたんやろうな 足がむくんだりとか」 「何、馬鹿なことを言ってるの」 こんな他愛も無いことを言い合って笑える日が来るとは思ってもいなかった あの日、あの時、あの場所では ――愛が施設の娯楽室で、自分を罵倒し攻撃した少年の身体に、光の矢で穴を穿った翌日 施設に入所している”力”を持った子供達は、施設の責任者から説明を受けた 一、少年は負傷したものの、一命を取り止め病院に入院中であること 一、高橋愛は現在も興奮中で、落ち着きを取り戻すまで、別室で安静に暮らすこと 一、君達は今までどおり、既定のカリキュラムを消化すること 一、愛が合流してきたら、優しく受け容れるようにということ その説明を受けているとき、仲間の麻琴は嬉しそうだったが、あさ美は何か侮蔑したような笑みを 浮かべていた 里沙と目が合うと、取り繕ったように、殊勝げな表情を作ったが 自由時間になって、里沙はあさ美と話をする為に、彼女のたまり場、図書コーナーに出向いた 「あさ美ちゃん、さっきのは一体」 「何で、馬鹿にしたような顔をしてたかって? 里沙ちゃん、それを聞いてどうするつもり」 「どうするって、あれは事故だったって あの男の子も無事だって、先生達が」 「はっ、自分でも信じてないくせに 確かに心臓に刃物や、鉄の棒が貫通したって、生存した例は幾つでもあるよ でも昨日のあれはそんなもんじゃない 胸に拳大の穴が開いて、内部の組織が完全に欠落していた あいつは、もうこの世にいないよ」 「でもそれも目の錯覚…」 「里沙ちゃんの気持ちはわかるよ でも私があの時、あいつの足の指に触れたのは見てたよね あの時、わたしは治癒の波動を送った 別にあいつを助けるというよりも、愛ちゃんの為に あと、あの”力”がどういう現象なのか知りたいという好奇心」 「あさ美ちゃん」 そう里沙たちの仲間、紺野あさ美は天才的な治癒能力者(ヒーラー)だった 「でも何の反応も無かった… 私は先生たちがそういう風に事実を歪めて言うことを否定はしない その方が、愛ちゃんが戻ってきやすいからね ただ、私自身は真実に触れていたい、そういうことかな」 常のあさ美からは考えられないくらい、しっかり口調で話し終えると、年下のこども達の玩具にされている 麻琴に笑いかけた 「愛ちゃん、戻ってこれるよね」 「それは、わからない ただここの施設、というよりも組織としては愛ちゃんを、処分したり、警察に引き渡したりとかするつもりは 無いんじゃないのかな」 「愛ちゃんは今もこの施設に」 「居るんじゃないかな 研究室の近くなんか怪しいと思うけどね」 聡明なあさ美と話すことで、不安が減るのではと期待したが、却って増すばかりだった その夜、どうしても愛のことを確かめたくなった里沙は、自室を抜け出した 部屋には外部から施錠されていたが、両親の元を逃げ出してから、社会の底辺を彷徨っていた里沙にとって、 そんな鍵を解除する事はたやすい事だった ――こんな所で、役に立つとは 自嘲しながらあさ美の言っていた研究室付近を捜してみることにする 研究室には里沙も何度か行ったことがある 頭に脳波の測定装置を付けて、”力”を使わせられたり、血液を採取されたり 決して痛いとか辛いとかは感じなかったが、研究員の目が冷たいように感じた この組織の人間は総じてそうだが、それでも毎日顔を合わせ言葉を交わしていれば、親しみが湧いてくるのが 普通だと里沙は思う でも研究室の人間だけはそういうところがなかった 人の出入りを考えれば、愛がずっと研究室に留め置かれる事は無いと思う だとしたら、あさ美の言った周辺の部屋が怪しいのか 研究室から間に一つ部屋を隔てた場所にある小さな部屋 その部屋のドアの前に立った時、里沙は胸騒ぎがした 部屋の番号の下に何かのプレートが掲示してあるのが目に付いた 消灯され、非常灯の薄暗い光を頼りにプレートを見た そこにはこう書いてあった ”i914” ここだ、という気がした 確証は無いし、推定する材料すら無いが 何か心が呼ばれている気がした ドアを開けようとしたが、ロックされていた 手製のツールで解除しようとしたが、通用しない 自室の部屋のセキュリティと比べても、数段厳しいその部屋の様子に触れて、里沙はますます この部屋の中に、愛がいるという思いが募った 何とかしてこの部屋に入りたい 入れないなら内部の様子を見てみたい 自分が透視能力を持っていたら、何の問題もなくその思いは現実のものとなるはずなのに 里沙は研究室を訪れた際の記憶を辿り、解決策を練った やがて出た結論 確か研究室からは隣の部屋がガラス越しに見えた その隣の部屋からも今i914と掲示されている部屋が覗けたような、小さなガラス窓があったような気がする 自分の記憶に間違いが無ければだが i914と掲示された隣の部屋のドアのロックの解除を試みた ……驚くほどあっけなく開いてしまった 高鳴る胸を抑えて入室する 的中だ 大人の背の高さほどの壁の部分、1メートル四方程がガラス仕様になっている 踏み台になる椅子を持ってきて、その上に乗る …見えた 愛の姿が ベッドの上に居た 両手をベッドの上枠に拘束されている 生気のない目 あの長かった髪の毛は短くカットされ、何かの計測用なのかコードが取り付けられている 監視用なのかカメラがベッドの傍にセットされている あるいはガラス越しに自分の姿が捉えられている危険性も忘れて、里沙は愛の名を呼んだ 聴こえないはずがない 今里沙の居る部屋からは、愛の居る部屋に設置されている計器の作動音が聴こえるからだ 構わずガラスを叩いた 愛の顔がこっちに向いた気がする でもすぐに横を向いてしまう 「愛ちゃん!!」 里沙は絶叫しながら、ガラスを椅子で叩いた、それを破壊し愛の居る部屋に押し入る為に 強化ガラスに虚しく阻まれている内に、警報が鳴り響き、職員が駆けつけてきた 里沙はガラス窓から引き離された そんな騒ぎが耳に入っているのか、いないのか 愛は生気の無い目で虚空を睨むばかりだった 「愛ちゃーん」 里沙は自室ではなく、懲罰房に連れて行かれた 「この部屋の壁からはお前達、能力者の”力”を妨害する波長が出ている 何をしても無駄だし、”力”によって外部と連絡をとることも出来ない 詳しくは明日本部から来る調査官によって、事情を聴取することになる 今夜はおとなしくしていろ」 ベッドも毛布すらない懲罰房の硬質の床に腰を下ろしながら、里沙はさっき見た愛の様子を 思い出す あれは、あんな愛ちゃんは普通じゃない とんでもないことが彼女の身の上に起こっている事は事実 里沙は最後の手段を使うことにした ――「本当はいけない事なんだけどね、えこひいきだとか思われちゃうし でももしあんたが辛かったら、連絡しておいで」 自分のことでは決して使おうとは思わなかった安倍さんへ助けを求めるという手段を 「いいかい、もしなっちに助けを求めたくなったら、里沙ちゃんの腕の手首 そこの通信機から、話しかけてきな 母さん、助けて、って」 「はぁー」 「あ、今なっちのこと馬鹿にしたでしょ そういう顔してるよ、里沙ちゃんは ひどいんだ」 「いえいえ、そうじゃなくってですねえ 何というか私の手首に通信機なんか付いてませんし」 「ええ人間って皆付いてるんじゃないの」 今思えば、自分と離れることで不安な表情をしてたであろう里沙を元気付けようとした 冗談だったかもしれない 仮に通信機が有ったって、自分にテレパシーの力が有ったって この懲罰室の厚い壁を透して、外部と連絡をとることなど出来ないに違いない でも、でも今はあの人、安倍さんに助けを求めるしか、あたしには何も出来ない 自分のちっぽけさが、自分の弱さが、これほど憎いと思ったことは、里沙には無かった 安倍さん、お願いします 助けてください 私の事じゃありません 私の友だちのことなんです いえ、本当はまだ友だちにはなってないかもしれません でもあの子のとこが好きなんです まだあの子のことは何にも知りません、だからもっと話して、もっといろんなことを知って、そしていつか 自由に街を歩けるようになったら、いろんな場所へ連れて行ってあげたいんです だから、安倍さん、来てください、来て来て来てください、お願いします、安倍さん ――里沙の哀しい願いが懲罰室に響いた
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分析化学無機化学実験 過去ログ 一応過去ログとっておきます。 ガラス細工 比較的大きめの炎のときに、ふいごを踏んでバーナーから「ごー」って音がしない場合は、ふいごが壊れてるので交換してもらう。 T字管 開ける穴は思っているよりかなり小さい。バーナーの火の大きさは、つけ続けられる限界(もっとも小さい炎)で。(←個人的な感想なので、何回かやってみてちょうどよいのを見つけてください。) つなぎ目をなくすことが最終目標。つなぎ目部分を熱すると赤くどろどろに溶けながらだんだん凹んでくるので、ある程度凹んだら火から取り出して元通りになるまで息を吹き込む。これを全方位について繰り返す(器用な人は一度に全方位できるらしい)。 つなぎ目部分を熱するときに主管が曲がりやすいのでしっかり支える。 提出時は3方向を焼玉で切断するが、多少汚く切れてしまってもいいそうです。 ペンフィールド管 管の中部の球を作るときは、赤くどろどろになって一回り細くなるくらいまでしっかり熱する。 半澤さんによれば、このとき少し管の両側から力を加えて押せば、熱してる部分の密度が大きくなり、ふくらましたときの球部分のガラスの厚みが保たれるそうです。そのときは実際に作りたい球の大きさより少し大きめの炎で熱するとよいみたいです。 3つの球いずれも、膨らませるときは回転しながらゆっくり(穴をあけるときのノリで膨らませると割れる)。 管の中部は一発勝負。形を整えるくらいなら可能だが、失敗したら形を整えようとすればするほどぐちゃぐちゃになる。 管の底は中部よりは楽(by TA)。確かにそんな気がします。 物質の精製 CuSO4 「微酸性溶液として再結晶」後のろ過は吸引濾過で良い(by TA)。 NaCl Skydriveの資料がかなり役に立つので目を通すことを勧めます。 資料によれば終了は約35%とのこと。
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687 :名無しさん(ザコ):2013/04/04(木) 00 59 25 ID qpYAsY720 ガラスの剣(SaGa2)(SaGa2秘宝伝説) 武装追加アイテム。片手剣。 威力2400と言う凄まじい威力を持つが、気力130必要、1回使うと失われてしまう、などの欠点もある。 残ENに関わらず使用可能な武器なので、いざという時の切り札として持たせておくと便利。但し、上記の通り 一度使うとアイテムそのものがなくなるので、使いどころはよく見極めよう。 956 :名無しさん(ザコ):2015/02/07(土) 20 50 01 ID Uw7Xopj.0 ガラスの剣(SaGa2)(SaGa2秘宝伝説) 原作ゲームで最強の破壊力を持つ剣。 威力2400、命中・CT+20と非常に優秀な性能を持つ片手用の剣装備だが、気力制限130に加えて 使用回数1かつ使い捨てと、非常に使いどころを考えさせられる。 …のだが、SRCでは大型マガジン等の弾数増加アイテムと併用することで、 「そのマップで使い切らない限りは何度でも使用可能」と言う小技が存在する。例えば前述の 大型マガジンを装備していた場合、使用回数が切り上げで2回になるので、 そのマップで1回使用しただけなら、インターミッションで使用回数が2回に戻るのである。 これを利用して、剣スロットのあるユニットを対ボス用の一発屋に仕立て上げるのも 悪くないだろう。