約 107,000 件
https://w.atwiki.jp/kasutera_haita/pages/11.html
式神番犬 式神番犬とは、ラテール黒月城にいる、犬っぽいモンスターである。 図鑑の珍しさ&登録しにくさには凄く定評がある。 それに図鑑が欲しいのにユニ武器を落とすなどの被害報告も多数・・・ 二人で式神番犬の図鑑集めをしていた時に、夢苺ちろるはわずか3枚程で登録する事に成功したが、 HappyLappyが不幸な事にかなりの枚数を使うが登録できず、やっと登録できたことによって二人の中だけの、 印象に残るモンスターだったに違いない・・・
https://w.atwiki.jp/otassya2/pages/4671.html
陰陽師 陰陽師特化技能 付与系 式神送還 目録 高位召喚術・弐 必要気合 0 必要アイテム なし ウェイト 3 効果時間 − 発動準備 なし 使用場所 戦闘専用 効果 上位の式神を式符に戻す。 特徴 その他情報 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/konashin/pages/855.html
白石「これ放送して大丈夫なんすかね」 あきら「いいわけないでしょ、見た人達放送事故だとおもうわよ」 シン「しかたないだろ、夜釣りすんのに照明たいたらつれねーっていわれてんだから」 あきら「ただでさえ出番少ないのに真っ暗ってどういうことなのよ」 白石「しかも朝までって」 シン「演者より釣果優先ってありえないよな」 あきら「ああ、もうぐだぐだ言ってないでマジにやるわよ」 2時間経過 シン「さぁ、2時間立ちましたが竿はぴくりともしません。ただいま午前1時、 白石みのるは既にマジ寝に入っております。」 あきら「・・・・・・」 シン「さすがに天下の小神あきらも一泊とは予想だにしませんでした、なんという事 か青森湾に屈辱の一泊」 あきら「ちょっと、黙りなさいよ」 シン「さすがに反応がないからか、苛立ちがつのります。だがしかし、本編の出番の期待度 の上下はするものの浮きはピクリとも下に落ちない」 あきら「さっきからうっさいのよ、あんた!」 シン「ふてくされる姿も暗ければまったく見えない、あーっととうとう小神あきらマジ寝の体勢に入った」 あきら「・・・・・・」 シン「おっと今私の頭上で流れ星が落ちた、心の中で妹に会えますようにと咄嗟に思ってしまったが 今では布団の上で眠りたいと願うべきだった。」 前 戻る 次
https://w.atwiki.jp/aoari/pages/6323.html
陰陽師 陰陽師特化技能 付与系 式神送還 目録 高位召喚術・弐? 必要気合 0 必要アイテム なし ウェイト 3 効果時間 − 発動準備 なし 使用場所 戦闘専用 効果 上位の式神を式符に戻す。 特徴 その他情報 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ogt-utage/pages/779.html
式神強化 条件:あやき1 使用:戦闘 呪力3 フェイズ終了時まで、『式神』が配置されたスペル1枚は「誘導弾」「攻撃+2」「命中+2」を得る。
https://w.atwiki.jp/nobu-wiki/pages/461.html
争覇新目録 陰陽師 式神還魂 目録 高位召喚術・四 必要気合 180 必要アイテム 無し ウェイト 効果時間 発動準備 なし 使用場所 戦闘専用 効果 式神を戻すと同時に自身の生命気合を回復する。 特徴 その他情報 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/partenopea/pages/73.html
ここは商会艦隊(鬼畜眼鏡艦隊)編成用のページです。 次回10/2~4 参加希望の方は、ここに名前と参加可能日、参加クラスを書いていってください。 アルトゥリックス 全休 ギブソンJr 人数によるけど、基本参加。 小神あきら たぶんフル参加。(体調によりけり) アルトイズ 一応フル参戦 くまっぽ 全休 ネル 全休 ギデオン アサーニャ 全休 でゅらんだーる じぇいさっと⑥ 一応、全休 Negative_campaiging あいちん 全休 勝呂雅 名前 金 土 日 小型 中型 大型 小型 中型 大型 小型 中型 大型 備考 アルトゥリックス 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 「今回はユスティ@百合で出ます ギブソンJr 出 出 出 出 出 出 出 出 出 人数によりけり。なるべく出たい。 小神あきら 出 出 出 出 出 出 出 出 出 体調によっては、補給艦として参加するかも。 アルトイズ 出 出 出 出 出 出 出 出 出 小型はちょっと出遅れるかもしれません あいちん 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 リアル多忙のため。 ネル 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 リアル多忙のため。 ギデオン でゅらんだーる じぇいさっと⑥ 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 INできればドタ参加するかもw Negative_campaiging くまっぽ 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 iPhoneに買い換え&設定でわたわた予定 アサーニャ 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 欠 「パドリオ」で参戦のため。 勝呂雅 金 土 日 小型 中型 大型 小型 中型 大型 小型 中型 大型 合計人数
https://w.atwiki.jp/karanemi/pages/1693.html
作品名:ストライク・ザ・ブラッド 使用者:真賀斎 禍子 ストライク・ザ・ブラッドに登場する存在。 装甲化した式神。 存在についての詳細機械化した式神 関連項目 関連タグ リンク 存在についての詳細 機械化した式神 最大装甲厚九十ミリの鎧を纏う二足歩行する人形四肢を持つ戦車のフォルムで騎士の格好をしているが武装はない。練習用の機体だが素手で吸血鬼を撲殺できる。 鋼色をした鈍重そうな外見であるがなめらかに生物的な挙動を行う。 全高はおよそ四メートル。分厚い鋼板で覆われたその姿は、人形というよりも、四肢を持つ 戦車という印象に近い。武装は特に見当たらないが、鋼鉄製の巨体そのものが十分な脅威で ある。(以下略) 関連項目 関連タグ ストライク・ザ・ブラッド ロボット 使い魔 存在 リンク
https://w.atwiki.jp/partenopea/pages/107.html
ユスティニア 初代パルテノペア夜の女王。かつては商会副代表。お母さんになるに当たって勇退されました。久々にサラさんのはっちゃけトークが聞きたいです。またちょこちょこインしてね~。 髪型、髪色はかぶるのを避けています。何しろ顔が一緒だからね!カッパーレッドのライザヘアは渡しませんよ! 小神あきら リアルフレ~♪誕生日は私の方が早いけど、頼りになるお姉さま。私をこのパルテに誘ってくれた大切な人。 これから、先輩ママとしてもよろしくお願いします♪ ぎぶそんさん この人無しに、今の俺と小神あきらはいないだろう。共通の話題が合ったからこそ、ここまで遊べた。これからもリアルフレとしてよろしくおねがいします^^ 今年は何を送ろうかな。去年はりんごだったけどね。またりんごじゃあきるだろうしなぁ・・・w ファードツ 商会チャットで腐女子ネタが普通に会話されるようになったのはこの人が登場してから。やおいネタとか普通に話題にのぼるようになりましたね。 商会副代表として商会の発展にかなり寄与されました。
https://w.atwiki.jp/toshie/pages/30.html
何か肝試しの前フリがされたと思いなされ →Aに声をかける →Bに声をかける →他にはいないかな? うお!ヤベェ!ヤベェ!マジ焦る。 みんな順調にペアを作っていっているじゃないか。 自慢じゃないが、オレはペアを作るのが苦手だ。 幼稚園から先、これでどれだけツライ思いをしてきたか… 特に6年の時の担任!山岡!テメェよくも! っと、今はそれどころじゃない。 焦ったオレは、片っ端から女子に声をかけるが、 みんな既に相手を決めているようで、色よい返事は無かった。 チクショウ…これはもしかして、久々の男男ペア屈辱コースか? オレは半べそをかきながら… →周囲を見渡した →屈辱を受け入れた →ウホルート? 「としあき君。もしかして、まだ相手、決まってない?」 不意に後ろから声がした。女の子の声だ。マジか。落ち着け。 とりあえず落ち着いて周囲を見渡す。 しかし周りは、にわかカップルばかりだチクショウ。 「ここだよ、としあき君」 声はすれども姿は見えず。目の前にはダンボール箱があるだけだ。 「アタシだよ」 ガサゴソと音を立てて、ダンボール箱は人型にトランスフォームしていく。 「ちょっと待って。今、顔の部分を外すから」 するとその中から、見覚えのある人物が顔を出した。 イマドキ珍しいくらい真っ黒な髪をオダンゴにした小柄な娘。 間違いない。同じクラスの山崎羽子(ヤマザキハコ)だ。 「もし良かったら、だけどさ…アタシと一緒に行かない?」 なんと。 いいのか!?大丈夫なのか!?アタマの中では警告アラームが鳴ったが、 女の子の方から声をかけてくれるという幸運を逃したくなかった。 「やっぱ…嫌…だよね」 もの凄く寂しそうな表情になる羽子。これはイカン。 「行くよ。うん。よ…喜んで」ぎこちなく答えるオレ。 「ホント?…良かった。…よくわからないけど、みんなアタシに声かけてくれなくてさ」 発見できなかったからじゃないかな。 そのセリフをオレは、ギリギリのところでノドの奥へ飲み込んだ。 それにしても…なんて格好をしているんだこの娘は。 全身がダンボール箱のロボで、ロボの頭だけ押し上げて顔を出している。 「あのさ…」オレは耐えられなくなって聞いた。 「その格好、何?」 「これ?これは特捜文房ステショナンっていう番組の クーゲルシュライバーロボのコスプレだよ。弟が大好きなんだー」 特捜?クーゲルシュライバー?何故今そのコスプレを? 疑問符が脳の中を飛び回る。が、せっかくだし、話をあわせてみよう。 「そういう番組があるんだ。ほかにもロボがあるの?」 まあこのあたりが妥当な線かな。 「あるよー。ダーマトグラファー、スーパーイレイザー、 トライスケーラー、そして画鋲ロボが合体する設定なんだ」 画鋲?もうどんな番組なのか、オレには想像もつかない。 が、彼女は嬉しそうに話を続ける。 「最初は弟を喜ばそうと思って、こんな格好してみたんだけど、 なんだかだんだん自分も楽しくなってきちゃって。今ではずっとこの格好だよ」 何だ。優しい子なんじゃないか。変だけど。あれ、まてよ。 「え、でも、教室じゃ普通の制服だったよね。それは…」 「あの制服もコスプレだから」 マジか。落ち着け。こんな超ド級コスプレイヤーが身近にいたとは。 その後しばらくオレたちは、番組のこと、コスプレのこと、クラスのこと 働きたくないでござるのこと、色んなことを話した。 「次の組~ いいぞ~ 暗闇でドッキリ~」 あ、オレ達の順番がまわってきたみたいだ。 「ドキドキするね、としあき君」 ダンボール人間と一緒に歩くシチュエーションも、ある意味ドキドキだぞ。 薄暗い玄関を通り、もっと暗い廊下を二人で歩いていく。 コツン…ガサゴソ…コツン…ガサゴソ… 夜の学校ってのは、結構コワイ。度胸のあるヤツでも、多少は恐怖を感じるだろう。 異界、とでも表現すればいいのか。独特の雰囲気がある。 「あのさ、としあき君。もし嫌じゃなかったら、だけどさ」 うお!ダンボール箱がしゃべった!?…いや、羽子だってば。 羽子もやっぱり怖くなってきているのか、少し歩くのが遅くなっている。 オレはその速度にあわせて、自分の歩くスピードをおとした。 「嫌じゃなかったら、何?」 怪訝な顔をするオレの方に、羽子はカサコソと手を伸ばしてきた。 「手、つなご」 異論無しでーーーっす!オレの脳内会議は、0.1秒で賛成多数により会議終了した。 「うん。いいよ」 ガサッ…そりゃそうだよな。羽子はご丁寧にも、ダンボール手袋を自作していた。 生で握りたかった…生で握りたかったよ… それでもちょっと(かなり)嬉しくなったオレは、恐怖が吹っ飛んでしまい 肝試しなのに妙なハイテンションで廊下を突き進んでいった。 「さてと。そろそろ何かしかけてくる頃合だよなぁ」 「しかけてくるって…何を?」 「いやほら、肝試しなんだから、怖がらせるために色々あるだろ。 オバケに化けたヤツが急に出てきたり、コンニャクをクビスジにヒタヒタしたり」 「コンニャクかどうかわかんないけど…なんかロボの頭部がしけってきてる…」 は?そう言われて確認すると、脅かし係のヤツが必死にコンニャクをくっつけていた。 「オイ、バレバレだぞ。もう諦めろ」 コンニャクを一瞬で奪い、言葉でバッサリ斬りつけるオレ。 「ダンボール箱人間が恋人のお前と!コンニャクが恋人のオレと! 一体どれだけ違うってんだチクショウ!」 泣きながらコンニャクマスターは逃げ去っていった。メイワクなヤツ。 オレはその辺にテキトーにコンニャクを捨てた。何をしてたかわからんからな。 「恋人って言われちゃったね…」 ツッコミどころはそれであってるんだろうか。 「あの人、コンニャクが恋人なんだって。面白いね」 ツッコミどころはあってるが、それはそれで嫌だな。 「ねえ、としあき君。…どういう意味なのかな」 「いやもうここはいいよ。先に進もうぜ」 暗闇の中を手探りで進むオレ達。非常灯だけでは足元がおぼつかない。 自然と緊張度が高まっていく。そろそろ次の罠かな。 「としあき君。手、ちょっと痛い」 緊張からか、オレは無意識に手を強く握りすぎていたようだ。 「ゴメン!オレ気づかなくて」ス…とちからを緩めると、羽子が何故か握りかえしてきた。 「うん…大丈夫だよ。でも、ちょっと嬉しかった」 その後、渡り廊下ゾーンを抜け、理科室のどうしょうもないトラップを抜け、 美術室のもっとどうしょうもないトラップも抜け、オレ達は体育館に来た。 「あ~…これは…落とし穴だなぁ」 見るからにアヤシさ抜群の落とし穴が目の前にある。 →見え見えだ。速攻回避 → つまんねぇイベントだったな…またフラグ立てるの失敗かとっしーEND →羽子が避けられるように気をつけよう 「羽子、ここに落とし穴があるぞ。足元気をつけろ」 オレは羽子に注意をうながした。 「落とし穴があるんだ。何かもうよく見えないよぅ」 コンニャクでしけりきった頭をどうにか抱え、羽子はフラフラ歩いている。 これ、危ないよな。確かにコスプレは大切な趣味かもしれないけどさ。 身の危険をおかしてまでチャレンジするような事じゃないだろう。 「もうそんなグニャアタマ、とっちまえよ」 オレはフヤケきった頭部を無理やり奪うと、ポーイと体育館の真ん中へ投げ捨てた。 「あー!酷いよ!としあき君、アタシの頭どこやったのーっ?」 おろおろしながら暗闇をフラつく羽子。ヤベ、やりすぎたかも。 「どこ…頭はどこ…?」フラフラしながら羽子が歩いている。ヤバい!転ぶ! オレはとっさの判断で羽子を支えにダッシュする。しかし… ドスン! フラつく羽子を支えきれず、オレと羽子は落とし穴に落ちてしまった。 落とし穴は思った以上に深く、オレはバランスを崩すのを自覚していた。 ヤバい。超ヤバい。これ、頭から落ちる… でも…羽子だけはかばわないと。 羽子をグイと引き寄せるオレ。バランスは完全に崩れた。 案の定オレは頭部を痛打した。意識が遠のいていく… 今日は…いつだ…? これは夢だろうか… いや…数日前の…あの日だ。 ポカポカ陽気となり、ようやくすごしやすくなってきた3連休。 初日のうちに部屋の掃除と洗濯をすませ、食材を買い終えたらやる事が無くなってしまった。 う~む…これはイカン。 ニートは仕方ないにしても、ひきこもりはダメかもわからんね。 いやしかし、今日は買い物に出かけたぞ、オレ。 スーパーで50%オフと50円引きを間違って買ってきたがなぁー! とは言え、本当にやる事の無いオレは、そのままベッドに倒れこんだ。 BGMが無いと寂しいじゃないか。スイッチオン。 BGMはネットで適当に落としたハウスだのテクノだのだ。 クラブにも行った事ねぇのに、曲だけは聴きまくりだ。 ふとオレは、バッグの中に押し込んであった封筒の存在を思い出した。 こないだ同じ学校の、通称「紳士」からかっぱらってやったモノだ。 何か「盗んだヤツは絶対に許さないよ」とか言ってたけど、どうでもいいや。 どれ中身は…と。 こ…これは! ヤツはとんでもないモノを持ってました。 こ…ここが… 世界中の夢とスリルとファンタジーをかき集めた遊園地の王者! 難攻不落のデートスポット!超人気テーマパーク!オレ達の最後の楽園! フタバーランドか! しかし…そんな所に俺は何故、一人で来ているのか。 その理由は3つある。 一つは、遊園地遊び放題のペアチケットを無料で入手できたから。 ありがとう。紳士。 一つは、にも関わらず女の子を誰も誘えなかったから。 いつも通りだな、オレ。 一つは、それにも関わらず意地を張って、一人で遊びに来たからだ。 まったくもって、としあきだな、オレ。 まあしかし、遊園地なんてガキの頃に1回来たっきりだ。 せめて楽しんで帰らないと、損するばっかりだな。 「うおおお!これがナントカマウンテンか!」 「ぐあああ!これが500m自由落下体験!」 気付いた時には、オレは我を忘れて熱中していた。 はしゃぎすぎなのは自覚しているが、止める気も無い。 うう…周りのカップルの視線が突き刺さる… すまないバカップル諸君。 むしろ、妙に沢山いる係員も気になるところだが。 変な格好だな。係員というよりも、警備員って感じだ。 何だ?オレ、もしかしてマークされてんの? イラッとするなぁ ちょうど12時だし、メシでも食いに行くか。 イライラする時は場面をかえるのがイチバン。 いい加減腹も空いた俺は、園内のショップで昼食を買う事にした。 さすがに時間が時間なので、もの凄い人数の客が並んでいる。 おお、まるで人がゴミのようじゃないか。 あまり人がいっぱい居るところは苦手だが、昼食時にゼイタクは言ってられない。 並ぶこと15分。ようやくオレの番になった。 「いらっしゃいませ!何になさいますか!」 うわ。元気いいなぁ。 満面の笑みで店員のお姉ちゃんがオレに話しかけてくる。 イマドキ珍しいくらいの黒髪を、お団子にまとめていて、凄く可愛い。 メニューをゆっくり吟味する時間は無い。 ここは男らしく、一発で注文するのがいいだろう。 「えっと。サンドイッチでいいや」 本当に適当に決めて注文するオレ。 「はい?申し訳ありませんが、もう一度ご注文お願いいたしまーす」 うわぁ…またやっちまったよ、オレ。 聞こえてなかったのか、どもって聞き取りずらかったのか… 鬱になるなぁ… 「サンドイッチひとつ」 ちょっと(自分に)キレぎみの発音で注文するオレ。 店のお姉ちゃんもちょっと困り顔になった。 ゴメン。 「ご一緒に、ピザはいかがですか?」 あ?サンドイッチにピザだ? ちょっとそれはどうかと思うぞ。 ていうかピザって。まさかオレの腹を見て言ったかキサマァ! しかし、キレぎみ発音で一瞬後悔してしまったオレは、 お姉ちゃんの勢いに押されて、他にも色々と買ってしまった。 可愛かったな。同じくらいの歳だろうか。 木陰に移動して、買ったばかりのサンドイッチをほうばる。 もふもふもふもふ。。。んー、いまいち。 ちょっとパサパサしてる。これが好きって人もいるんだろうけど。 味はともかくとして満腹になり、少し遊び疲れていたのもあって オレは芝生の上でちょっとだけ昼寝をする事にした。 何分くらい寝ていたのだろうか。 子供たちの歓声で眼を覚ました。 ああ、しもんきん。しもんきんじゃないか。 しもんきんは、このフタバーランドのマスコットキャラだ。 一時より人気が無くなって、隠れ里に売り払われたって聞いたけど。 まだまだ大人気じゃないか。 ♪パパとママはベッドでもっちもっち ママが転がりこう言った 「お願い 欲しいの」「しごいて」 お前にもっち 俺にもっち うん もっち♪ って歌は、まあ、今更言うまでもなく有名だよな。 俺もガキの頃は熱唱したもんだ。 そのしもんきんが、子供たちに囲まれてモコモコ動いている。 もちろん昔ながらの着ぐるみ式だ。 子供だけじゃなく老若男女を問わずに、しもんきんは大人気だ。 愛らしいまるっこさが、人気の秘密だと俺は睨んでいる。 再び歓声があがり、急に子供たちがいなくなってしまった。 どうやら次は、実装石にまとわりついているようだ。 子供ってのは、まったく現金だな。 あれ? しもんきんの様子がおかしい。 何故かピクリとも動かない。 トラブルでもあったのだろうか。 どうする、オレ? →何かあったのかもしれない。助けに行こう →トラブルに巻きこまれるのはご免だ。誰かが助けるだろう。→頭部強打で死亡END 「おい!大丈夫か?おい!」 しもんきんの中の人に話しかけるオレ。 小声でキョドって注文してたさっきのオレとは別人のようだ。 きっと顔もイケメン風になっているに違いない。 「ああぅ…かっ…はぁ」 しもんきんの中から、いかにも苦しげなあえぎ声が聞こえてくる。 普段ならハァハァしちゃうところだけど、さすがに空気嫁。 どう考えても大丈夫じゃなさそうだな。 軽い酸欠状態なのかもしれない。 とりあえず、頭部を外さないとな。どうやるんだろう? 後ろにチャックでもあるのかな。 「な!?何をなさるんですか!や…やめてください!」 気付いたのだろうか、急に暴れ始める。 中身は…女の子か? 暴れられた拍子に、しもんきんはスポンと半分に割れてしまった。 中には汗だくになった女の子が入っていた。 イマドキ珍しいほどの黒髪に、お団子ヘアーが可愛い。 はて…どこかで。 「な!なななななな何て事をするんですか! 子供の夢が壊れちゃうじゃないですか! 駄目ですよ!駄目なんです! しもんきんの中に人がいるなんて知られたら駄目なんですよぅ!」 酸素を得て元気になったのか、本格的に暴れ出した。 思わず半分こされたしもんきんを手渡してしまう。 「ぜはー!ぜはー!…ああぅ…」 しもんきんの中の娘は、苦しそうにもがいている。ぬいぐるみの中ってのも大変なんだなぁ 「なぁ…それをかぶったら、アンタホントに酸欠になっちまうぞ。 とりあえず息が整うまで、上半分は取った方がいい。 見られたくないなら、どっかその辺の木陰でこっそり取ればいいじゃないか。 ほら、そっちの木陰に一緒に行こう」 我ながら、何と適当なアイデアだろうとは思ったが、オレの提案に同意したのか、 しもんきんの中の娘はフラフラと木陰に歩いていく。 なんか危なっかしいなぁ。 一応つきそっておくか。 木陰でしもんきんは、汗だくの正体を現した。 あれ?この娘はやっぱり、さっき売店にいた女の子じゃないか。 よくもピザって言いやがったなチクショウ。 いや…それだけじゃないな…えぇと… 「ぷはぁ!やっぱり着ぐるみってハード! まさか呼吸困難になるとは思ってなかったよ。 でもこれじゃ、せっかく憧れのしもんきんになったのに、 全然子供たちに夢を与えられないね…」 心なしか、寂しそうにつぶやくしもんきん。 いやいやいや。しもんきんでなくて。 「でも、さっき子供達は、みんなアンタに笑顔でまとわりついてたぜ。 十分に夢を与えているんじゃないのか?」 「そう…かな。そうだといいな」 しもんきんはニッコリと笑顔になった。凄くステキな笑顔だ。 「あのさ…君、何て名前?」 しもんきんに聞くオレ。何だか知り合いのような気がしたってのもある。 「他人に名前を聞くときは、まず自分から名乗るものだと思うよ」 汗を拭きながら聞き返すしもんきん。いや、まったくだ。 「オレは…としあきだよ」 ちょっと照れながら答えるオレ。 ところが、しもんきんの答えは信じられないものだった。 「うん。知ってるよ」 「え…それってどういう…」 ホントに驚いたオレは、当然の質問をする。 「あ!もうこんな時間!ショップの方に戻らなきゃ… 縁があったらまた会おうね。としあき君!」 言うが早いかしもんきんは、走って行ってしまった。 いやいやいや。しもんきんでなくて。 結局名前は聞けずじまいか。縁があったら…ねぇ。 縁が…縁… 薄暗い部屋の中で、オレは目を覚ました。頭がズキズキする。 オレは一体…そう思い目線をずらすと、ダンボール箱の塊が見えた。 「羽子…オレ…」 「としあき君、アタシの事かばってくれたんだよ…ゴメンね」 その時気づいたが、オレは羽子に(ダンボール)ヒザマクラされていた。 慌てて起き上がるオレ。ちょっとフラッとする。 「まだ寝てなきゃダメだよ」 「いや、もう大丈夫だよ。それより…聞いていいかな」 「何?」 「ここ、どこだ?」 「体育準備室。としあき君、頭を打って具合悪そうだったから…」 そっか…オレ、気絶でもしてたってワケか。 「あともう一つ、大事な事」 「何?何でも聞いて」 「ウチの学校ってさ、バイト禁止だよね。 羽子さ、何で遊園地でバイトしてたの?」 自分でもイジワルな質問だと思う。 だけど、二人の間に疑問なんて作りたくなかった。 「エヘヘ…やっぱりバレちゃったね。 バイト中は化粧バッチリだったから、絶対バレないと思ってたのに」 「自分でネタばらししてたじゃないか。 スグに気づかないオレもどうかと思うけどな。 「あんまり自慢にならない話なんだけど。ウチ…貧乏なんだ。 お父さんの運送会社の経営がうまくいってないんだって。 せめて自分の学費くらいは、自分で稼ごうって思って。 それでバイトしてたんだ…」 そっか。そんな事があったのか。それじゃ仕方ないかもな。 オレが鬼畜ならここで 「事情なんて知った事かー!これはルール違反ですよ? ルールを侵したらどうなるか、わかるだろ?どうよ?どうよ?」 みたいな、こないだクソみたいな教師に言われたセリフを そっくりそのまま流用して恫喝しちゃったりするんだろうけど。 羽子は涙目になっている。可哀想な質問をしちゃったかな。 「でもね…これで肩の荷が下りたかも。秘密って気分が重くて」 そう言うと羽子はニッコリと笑顔になった。 ああ、この笑顔は、しもんきん。しもんきんじゃないか。 「あの…さ。さっきは悪かったよ。 フザけてたワケじゃないんだけどさ。アタマ…その」 「ダーメでーーーーーーーーーーーーーーーーっす! そんなんじゃゼッタイ許さないから!」 そ…そこまで許してもらえんもんなの? 表情に出さずに驚くオレを知ってか知らずか、羽子はオレに飛び掛ってきた。 ガポッ!一瞬なにが起きたかわからなかったが、オレはスグに理解した。 オレの目の前には、羽子の顔があった。 羽子はオレを自分のダンボール箱の中に取り込んだんだ。 「ちょ…羽子。どういうツモリだよ」 「…ここまできたらもうガマンできないよ、としあき」 羽子はギュッとオレにしがみついてきた。 「バイトの時の化粧のアタシも、ダンボール箱の中のアタシも 本当のアタシじゃないと思う… 本当のアタシの顔を知ってるのは、としあきだけなんだよ。 さっきの笑顔、あれ、アタシだから」 「…ここまできたらもうガマンできないよ、としあき」 羽子はギュッとオレにしがみついてきた。