約 488 件
https://w.atwiki.jp/bonjiro/pages/27.html
現在上条当麻は林の中をスケッチするポイントを探して歩いている。 「おっ!ここいいじゃねーか。」 少し開け、向こうまで見渡せる絶好のスケッチポイント。 「きれいねー。」 当然美琴もついてきている。 座り込んでスケッチ開始する2人。ちなみに黒子は前日何度も気絶したせいで追いつけていない。2人を追っかけているにはいるのだが・・・ 「テレポートしようにもお姉さまがどこに行かれたかがわかりませんの。」「にゃー、あいつらどこいったにゃー?」「やめなよ3人ともー。」 「白雪さん、これはジャッジメントのお仕事ですの。」「にゃー。善良な一般人の協力ってやつだぜい。」「せやせや。言っておくけど私怨ではあらしまへん。」 「・・じゃーなんで3人とも目が血走ってクマができてるのかなー?」 『理由』 昨日夜遅くまで作戦会議(実体は愚痴りあい、カミやんの料理法研究)をしてたから。 「にゃー・・・・じゃあ何で白雪は来てんのかにゃー?」 「っ!! いや別に。」「白雪はんもあの旗男をやりたいんやろ。分かる、分かるでー。」「(やっぱり全然分かってないなー)そんなに言うなら私戻る。」 言うが早いか駆けて行ってしまった白雪 「なんでにゃー?」「なんでやろ?」 「・・・全く。女心の分からない方たちです事。」 「白井はんはわかりますの?」 「はぁー。・・・・勝手にご想像してくださいな。(白雪さん、かわいそうですわ。)」 「「??????」」 全く分かってない馬鹿二人を後目に盛大にため息をつく白井。 この3人はこの後彷徨することとなる。なぜだろう? 一方こちらは上琴空間 から少し離れた場所。 「やめなさい、ステイル。何をカッカしているのですか?」「神裂、あの子(インデックス)を泣かせるようなことを僕は絶対に許せないんだよ。」「・・はぁー」 ステイルの手にはボウガン。イノケンティウスは山火事を起こしかねないので使えない。 ゆえに彼の今日の得物は「人払い」と「ボウガン」である。 先ほどの3人の彷徨の原因は「人払い」に逆らって近づこうとしているからである。土御門なら気がつきそうなものだがあいにく寝不足のため全く気がつけなかった。 「だからといって彼を傷つけたらあの子は悲しみますよ。」「かといって隣の子を傷つけるわけにもいかんだろう?」 「・・・」「それにあの二人のどちらかを撃つとすれば迷わず上条を撃つね。」 「それは嫉妬では?」「ちっ違う!」 「そんなにあのこのことが心配ならいっそあなたがあの子の側にいてやれば良いではありませんか。」「だが、しかし」 「ああもう!面倒な人ですね。男なら男らしく告白なさい!!」「な、なにぃぃぃぃ?ま、待て。僕もあの子も聖職者だぞ!」 「まったくこれだからステイルは。」「っ!な、何なんだそのあきらめた親のような顔は!?」 「まだ18ですけどね。」(18には見えないって言ってやろうか。・・・だめだ。殺される!) 気を取り直してボウガンを構えるステイル。 が、「っっ!!!!」そのまま硬直し、気を失って倒れる。 「!!ど、どうしたのですかステイル!?・・ハッ!!」視力8.0が衝撃的な光景を目にする。それは・・ 「へえー、アンタって絵うまいんだー。」「マジで意外そうな顔しないでくれよ。」「ゴメンゴメン。」「で、おまえの方はどうなんだ?・・・・・うますぎだろ、ソレ」「そう?」 お嬢様学校ゆえか美琴の絵はもう写真に等しい。まだ鉛筆で書いてるだけなのだが。 「きれいだなー。」「どっちが?ん?」 (ん?ああ、こいつ自分と絵のどっちがきれいかって聞いてるなぁ。)女心に疎い上条とて美琴の満面の笑みを見てそれが分からないほどではない。だから言ってやった。 「美琴に決まってるだろ。」「ありがとー!!」チュッ ステイルと神裂が見たのはこの光景であった。 「ステイル、もう止めにしましょう。」「なっ何を言っているんだ!?」 「もうあの二人の仲は決定的です。彼を傷つけたところでかいがいしく看病するあの子(美琴)との仲を深めるだけでしょう。」「じゃあ、どうしろってんだ!?このままじゃインデックスが!!」 「インデックスをイギリスに連れて行くことも含めて考えるべきでしょう。」「何?」 「このままインデックスを彼の家に居候させたところで危険な状態を生むだけです。知っているでしょう、あの子(美琴)のすごさは。」「うぐぐ」 「彼にああいう子がいたのは誤算でした。早急に手を打たねばなりません。宿に戻りますよステイル!」「シィット!!ガッデム!くそっ!くそぉっっ!!」 聖職者らしからぬ言葉をステイルは吐いた。 【神裂は女教皇に返り咲いてる設定です。】 「さて、と。どこにいくかなのよ。」「そうですねえ。」 天草十字凄教の建宮斎字と牛深は空を見上げる。 ここはロンドン、処刑塔。ちょっとした調べモノという名の尋問を終えた二人はどこで昼食をとるかを考えていた。 と、その時、建宮の携帯が動いた。 正確にはそれにつけられた通信用霊装(ストラップ)。それを見た二人は。 (プップリエステスゥゥゥゥ!!!???) 返り咲いたと言っても彼女の方から連絡する事などほぼない。 (も、もしかして大精霊チラメイドの購入がばれたとか!?)(馬鹿な!あれはさっき買ったばかりなのよ!!こんな早くに気がつくはず・・・)(聖人でもあるプリエステスですよ、不可能なんてありません。) ややあって 「ぷ、プリエステス?私建宮は決してやましい心でアレを購入したのではありませんなのよな。」 「?? なんのことですか?それよりそこに五和はいますか?」 「はい?いや、今ちょうど買い物に出てるはずですが・・・。」 「ならよかった。上条当麻の件についてあの子には知られてはならないことがありまして。」 「っ!! つ、ついに大精霊チラメイドで彼にアタックするのですな プリエステス!」 「なっ、何を言ってるんですか建宮斎字!!それに何ですか大精霊チラメイドとは!!?? ・・・ハッ!!まさかそれを女子寮に送るつもりでは!!!」 「ピンポーンなのよ。さすがプリエステス! 分かってらっしゃる。うんうん」 二人してうなずく建宮・牛深。が 「ばっばっかものぉぉぉおおおおおおおおおお!!!!!!!」 「うぎゃーっ!耳が、耳があぁぁああ!!」 「ゴホン、そんな馬鹿話をしにきたのではありません。」 「となると 堕天使エロメイドの再使用?」 「違います!上条当麻にフィアンセがいることが発覚したのです!!」 「ななな、何ですとおぉぉぉぉぉおおおお!!??」 「だから五和に聞かれるとまずいんです。あの子前にふられたとき何をしたか覚えているでしょう?」 建宮は思い出す。数年前男に振られた五和が何をしたのかを。 「我々の本拠地を半分吹っ飛ばしてくれましたのよな。我らが先祖代々作り上げたあの要塞を小一時間で。」(最強とは位置探知不可能という意味である。) それは数年前のことであった。 まだ天草十字凄教が日本にあった頃のことである。あの日もこんな曇り空だったなと建宮は思い出す。そして隣の牛深とともに思い出してガタガタふるえる。 デートに行くため(本人は真っ赤になって否定したが)おめかししていった五和が帰ってきたとき彼らは彼女から発される異常なまでの魔力に気がついた。 ふられたのか?と誰かが囁いたその時! 五和が爆発した。 たったそれだけで天草十字凄教の最強の要塞・本拠地の守りは甚大なる被害を受けた。かれらがロンドンにきたのにはこういう、本拠地が使えなくなった、という事情もあったのである。 「ですからいますぐに彼女にばれてはまずいんです。彼女を私より知っているあなた方へのお願いです。」 「おおおお。」(馬鹿?)二人は感動した。プリエステスが自分たちにお願いしている。あのプリエステスが!それだけで二人は感動しきっていた。 ちょうどそこは今彼らがいるロンドンのアパートの前であった。 「お二人とも、何してるんですか?」 ビクウッ!!!! 二人はおそるおそる振り返り、言った 「「何でもないのよな、五和。風邪引くから早くお入り。」」 彼らは気がついた。 「あの時」とおなじ魔力が五和から発されているのを。 (ば、ばれた?でも何で!?会話は3人以外には聞こえないはず!ちゃんとそのための手も打ってある、ハ・・・・ズ・・・・・だったんだが。) 彼らは見る。 五和の手に握られているものを。 それは傘である。 どこにでもあるような。 しかし紛れ込む、どこにでもあるものに溶け込むことに特化した天草式では意味が違う。 (つっ、通信傍受霊装!!!???) そう、そうなのである。二人の怪しい動きと叫んでたがために漏れていた「大精霊チラメイド」に気がついた彼女は通信を傍受していたのである。 「・・・わたしって振られるのがお似合いなんでしょうかね?」 「い、五和ちゃん??」 「失礼します。」言うが早いか彼女は自分の部屋に閉じこもってしまった。 建宮たちは別室で会議を開く。霊装を通じて神裂も参加している。 「知られてしまったというのはどういう事ですか?爆発は?」 「申し訳ありませんプリエステス。五和、魔術が上手になって気がつきませんでしたのよ。」 対馬「ところで、これからどうするのよ?」 「それなのよな。爆発しても困るがしないってのも・・・・。」 「五和の爆発の予兆魔力も弱まってます。」 なにやらホロスコープのような機械をのぞき込んで香焼が言う。 「ここは人生の先輩の出番なのよな。」「ですね。」「だよね。」 対馬「・・・やっぱり私?」 「対馬様しかおらんのよな。」「お願いします。美脚五和姫」「それ言い過ぎじゃ・・・?」 対馬「香焼?アンタ死にたいの?五和をけしかけても良いのよ?」 香焼「す、すいません対馬先輩!!ごめんなさい、ごめんなさい!!」 対馬「・・まあいいわ。ロンドンを吹っ飛ばすわけにもいかんでしょう。ロンドンといえば、アークビショップはこのことを知ってるのですか、プリエステス?」 「・・・・あの人に知らせると逆に事態を悪化させそうですが、ロンドンが吹っ飛ぶ可能性も否定できませんので先ほどステイルが連絡を・・・・。」 バーン!!!!! 神裂の声を遮るように作戦会議室(アパートの一室)のドアが開け放たれた!! 「じゃーん、世界の希望ローラ様の登場につきになりしのよ!!」 「この馬鹿は・・・・・アークビショップ!!!あなたが五和になんか言うとろくな事になりませんから、いますぐランベス宮にお戻りを!」 「なっ!!神裂!わらわを馬鹿にしたりけるわね。ようし、人生の先輩のなんたりしかをその五和とやらに教えてやることにつき!」 言うが早いか五和の部屋に駆けださんとするアークビショップ。 「止めなさい!!!!」霊装からの声 新生天草式が総力を挙げてローラを止めにかかる。 「だれか、ロープを持ってくるのよな!」「あいな!」「野母崎!おまえ捕縛術がうまかったな!?アークビショップを縛り上げろ!!!」「なな何たる不敬なことをいいしことにつきなの!?ってうぎゃあ!!」 5分後。縛られたローラを中心に会議が再開される。 「うぬう。よほどの玄人と見たわね。おっ○いを強調するように上下を縛るとは!」 「・・・野母崎。おまえってやつは・・・・」「五和の隠れ巨乳の件で貧乳好きかと思っていたが・・・・」「やっぱり野母崎も・・・・・」 「ちっ、違う!!これはなんかの間違いだ!もう一度縛りなおさせろ!!」「馬鹿者!!」対馬の鉄拳が野母崎を破壊する。 「あらためて、対馬、五和の様子を見に行ってくれなのよ」「はいはい」 15分後 「「「「どうだった?」」」」ローラ含め全員が対馬に駆け寄る。 「爆発はないと思うけど・・・・」「けど、何なのよな?」 「沈みに沈んでる。私振られたことないからどうしたらよいのかサッパリ。」「つきあったこともないのよなッてグルゴキュ!!!!」 「建宮斎字。あなたも死にたいの?五和の爆発がなくてもアンタをやる事ぐらいはできるわよ。」「ゆるしてくれー!!」 「まったく、ここは退屈することがなさそうなりしにつき、しばらくおじゃまするらむかのう。」 「「「「それだけはダメです!!!!」」」」 霊装からの声含め天草式全員の声が響く。 「なっ! ムムムならばこちらにも考えがあるにつき・・・いっつショーターイム!!!!」 するとローラの髪が光り出した。 13秒後。 アパートは崩壊し、五和も沈んでいるどころではなくなってひとまず問題は解決したのだが、アパートの方はすぐには直せず天草式は爆発の原因たるアークビショップの計らいで当分ネセサリウスの寮に泊まることとなった。これは神裂にとってのみ不幸なことであった。 毎朝起きて部屋を空けると下手物メイド服が鎮座しているからである。 「建宮ぁぁぁああああああああ!!!!」「ぎゃあぁああぁあぁぁああ」 対馬「全く、成長しない男ね。たまには学習なさい。」香焼「そういうふうに言うところが残念なキャラなんだゴギュ!!!!!!!!!」 ステイル、神裂らが離れると同時に「人払い」も解けた。 彷徨していたあの3名もついに上琴空間にたどり着いたのである。 「にゃー。・・・ラブラブだぜい。」「羨ましい限りやわー。」 「お二人とも、何を仰ってるんですか!?お姉さまがあんなケダモノに懸想するなど!」 「ありえないってかにゃー??」「どう見てもラブラブでっせー・・・あ″っ!!」 彼らが見たのは上条によりかかって抱きついている常盤台のレールガン。 白井「そ、そ、そ、そんなぁぁぁぁぁ・・・・・・・。」バタッ 「まーた倒れてしまったにゃー」「だ、大丈夫ですわ。(不本意ですが慣れてしまったようですの・・・)」「今までカミやんを見てきたけどここまでなったんはあんたさんとこのあん人が初めてやで。」 3人は再び二人の様子をうかがう。 ◆上琴空間◆ 「描けた?」 「ああ、描けた。そっちは??」 「まあまあね。見る?」 「おう、じゃ、交換しよーぜ」 「はいはーい」 「・・・美琴、うま過ぎ。」 「当麻もうまく描けてるじゃない」 「そーかなぁ?」 「上手だって。」 いつのまにか下の名で呼び合うほどになっている二人。 ◆土青白◆ 「・・・・聞いたかにゃー?」 「聞いてしもたわ。」「お、お姉さま・・・」 「どっちもお互いを下の名前で呼んでるぜい」 「しかも違和感ないわー。」 「・・・」 「結構前から呼んでるんじゃないかにゃー?」 「なるほど。それで違和感ないんやな。」「・・・・・・」 「白井さーん?生きてるー??」 「土御門はん、・・・・白井はんからまがまがしい妖気を感じるんやけど」 「んなあほにゃー。・・・・前言撤回だぜい」 「お二人とも、すべき事はわかってますわね。」 白井「あの二人の仲を潰すために作戦Finalを実行します」 土御門「にゃにゃ!!あれだけは、あれだけはだめだにゃー!!!」 青ピ「白井はん、あんたの人権が無くなりますよ!!!」 白井「もはやこれしかあの二人の仲を裂く方法はありませんわよ。私の人権がどうなろうとお姉さまを守るためなら悔いはありませんわ」 残りの2人がこれだけ恐れる作戦Finalの全貌は・・・ ____________________________ それは昨日の夜、あの作戦会議の事 土御門「やはり襲撃はあのお嬢様がいないときにしないと返り討ちにされるはずだにゃー」 白井「他に意見はありませんの?だったらやはり私の抱きつきが・・」 青ピ「それも返り討ちにされるやん。カミやんと付き合っちまってんのならさらに確率が上がっちまうやん」 白井「だったら他にどうしろと言うのですか?」 土御門「にゃー・・・・・・どうする青ピ。これだけは言わないほうが・・・」 青ピ「いや、実際これしか残ってないやん。だけどやっぱり・・・」 白井「気になりますわね。なにが残っているんですか?」 土御門「白井さん。怒らないですか?」 白井「怒りませんわ」 青ピ「ホンマに?」 白井「誓いますわ」 土御門「では言います。この作戦は・・・・」 ____________________________ 白井「私があの殿方の唇を奪い、お姉さまを幻滅させ、もう二度とお姉さまの手に渡らぬように私があの殿方と付き合う・・・・・・・」 そのころ上琴空間 上条「なぁ美琴、さっきからくっつきすぎじゃないか?」 美琴「ん?別にいいじゃない」 上条「いや。はっきり言ってキスは恥ずいんだが・・・」 美琴「もういーじゃない私達付き合っちゃってるんだもの」 上条「ならせめて2人きりの時に」 美琴「まぁそれも一理あるわね。後ろのほうもうるさいし」 上条「え?」もともと美琴さんは体から発している電磁波が反射するので、うしろから覗いている人のことには気づいている。 さすがにプロのステイルや神裂は気づいてはいなかったが、土白青には気づいていた。 そして作戦Final執行 白井「お姉ぇぇぇぇええさぁぁぁあああまぁぁぁぁああああああん!!!!!!!!!!」 もはや声が裏返ってしまっている黒子さん。 美琴「だーかーら叫ばなくても気づいているってんのよ。」 ビリビリビリビリドカーーーン!!!!!! 白井「お、おのれぇぇえええ・・・」 青ピ「またかいな。もうパターン化してるやん」 土御門「でも叫ぶ前に気づいてたし結局なにしても二人の仲は止まらないにゃ」 青ピ「そうやなーカミやんはワイら負け組から脱退やなー。でも今振り返ればあんだけ旗立てといて出来へんのも不思議やったんやなー」 土御門「にゃー・・・・」 土御門と青髪ピアスは二人の仲を認めた。 青ピ「そういえば土御門はん、いつの間にか白雪はんと旗立ててたよなー?」 土御門「にゃ?急にどうしたのかにゃ?」 青ピ「せっかく目の下にクマができるまで作戦会議したんや、せっかくやから土御門はんにも受けてもらいましょかーー」 土御門「にゃーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」 森の中に新たな旗男の断末魔が響き渡った。 その後スケッチ大会は、 黄泉川「優勝は常盤台の御坂美琴ちゃんじゃんよーーー」 無事終了した。 その後白井は入院を余儀なくされ、一人学園都市へと帰っていった。 が、学園都市に車で運ばれたのは白井だけではなかった。 「……一体全体どういう能力を受けたらそんな血まみれになりますの?」あまりのグロさに目を背けながら白井は言う。 「にゃー。……背に腹は代えられんにゃー。」 血塗れ旗男、土御門元春は言う。 (あの作戦finalをくらうくらいならこっちのほうがましだせい。)と言う訳で彼は魔術を行使していたのである。 「…それにいつ俺が旗を立てたってんだにゃー。」 「…全く。女心がお分かりにならない殿方です事……。」 上条「やっぱ優勝か。すんげーうまかったしなー。とりあえずおめでとう。」 御坂「どうもありがとう。えーっとこの後は野外炊飯して……帰る、か。」 青ピ「楽しいひと時ほど早く終わるものは無いんでっせー!」 上琴「「おまえ(アンタ)いつのまに!?」」 青ピ「まったく、ラブラブ過ぎて周りが見えてないんちゃいまっかー?」 美琴の電磁波による探知はレーダーと同じ様なものである。周囲に大勢人がいる現状では反射するものが多すぎて逆に使えないのである。 上条「あれ?あとの二人はどした?新生デルタフォースかと思ってたんだが?」 青ピ「なっ!! テメエ卒業する気満々やなぁぁアぁぁああああ!!!ちちまわしたろか!!??」 上条「落ち着け青ピ!! 感電死したいのか!!??」早速横で帯電し始めた美琴を右手で制しながらあわてて言う。 青ピ「んぐぐ…(クソッ。この二人には手ぇ出せへん)まあええわ。あとの二人は病院やでー。」 上琴「「マジで!!!???」」 青ピ「あいな。御坂はん、何度も電撃喰ろうたらレベル4とてあかんわ。あと土御門は・・・・・そやなー、んーと・・なんか突然血ぃ吹いて倒れたわ!」 上条「…(あいつが魔術を使うってことは・・)青ピ、てめえ土御門になんかしたろ?」 青ピ「っ!!(にゃぜにばれた!!??)し、心外でっせーカミやんってグルゴギュ!!!!」 青ピは何者かのドロップキックを受けて吹き飛ばされた!! 青ピ「痛たたたたたた。…誰やんなー?」 「○○君(青ピの本名)、土御門君に何したのかなー?」一字一句に怒りがこもっている。 青ピ「し、白雪はん?…いやいやうちはなんもしてへんでー。」 白雪「目が泳いでるよー???」 青ピ「ほんとにほんとだよ!!」 白雪「いーこと教えてあげる」白雪が言う。 「君ねー、緊張しまくってるときは関西弁飛んでるんだよー。…ついでに汗ダラダラ流してるしー。」 青ピ「いや、あの、その、えーっと…。」 青ピは救いを求めて上琴ご両人を仰ぎ見る。 が、訪れたのは裁き。 上・琴「「そーいえばさー」」 上条「なーんかあいつの悲鳴が聞こえたよなー。」 御坂「うんうん。そこのエセ関西人に肩掴まれてさー。」 上条「あれって『ゲ○』じゃねってくらい接近してたよなー。」 御坂「してたしてたー。そしたら土御門さんがなんか言ってー。」 上・琴「「倒れた!」」 白雪「そのあたり、詳しく説明してほしーなぁー。…そういえば宗派聞いてなかったよねー……まあいっか★ ばれなきゃいいもんねー。」 上条「なあ美琴。あっちの方に大昔に建設会社が掘ったみたいな大穴があったよなー。」 御坂「そうそう、今にも崩れそうな大きな穴が。」 青ピ「ぎゃー!!!あんたら鬼やー!!」 白雪「ちょーっと寒くて後暗いかもしれないけど そこは堪忍な!」 青ピ「そこ関西弁!? しかも語尾変だし!!!あーもう!」 上条「不幸だー?」 青ピ「カミやんの分の不幸がやって来とるわあぁぁああああああ!!!!」
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/33.html
現在上条当麻は林の中をスケッチするポイントを探して歩いている。 「おっ!ここいいじゃねーか。」 少し開け、向こうまで見渡せる絶好のスケッチポイント。 「きれいねー。」 当然美琴もついてきている。 座り込んでスケッチ開始する2人。ちなみに黒子は前日何度も気絶したせいで追いつけていない。2人を追っかけているにはいるのだが・・・ 「テレポートしようにもお姉さまがどこに行かれたかがわかりませんの。」「にゃー、あいつらどこいったにゃー?」「やめなよ3人ともー。」 「白雪さん、これはジャッジメントのお仕事ですの。」「にゃー。善良な一般人の協力ってやつだぜい。」「せやせや。言っておくけど私怨ではあらしまへん。」 「・・じゃーなんで3人とも目が血走ってクマができてるのかなー?」 『理由』 昨日夜遅くまで作戦会議(実体は愚痴りあい、カミやんの料理法研究)をしてたから。 「にゃー・・・・じゃあ何で白雪は来てんのかにゃー?」 「っ!! いや別に。」「白雪はんもあの旗男をやりたいんやろ。分かる、分かるでー。」「(やっぱり全然分かってないなー)そんなに言うなら私戻る。」 言うが早いか駆けて行ってしまった白雪 「なんでにゃー?」「なんでやろ?」 「・・・全く。女心の分からない方たちです事。」 「白井はんはわかりますの?」 「はぁー。・・・・勝手にご想像してくださいな。(白雪さん、かわいそうですわ。)」 「「??????」」 全く分かってない馬鹿二人を後目に盛大にため息をつく白井。 この3人はこの後彷徨することとなる。なぜだろう? 一方こちらは上琴空間 から少し離れた場所。 「やめなさい、ステイル。何をカッカしているのですか?」「神裂、あの子(インデックス)を泣かせるようなことを僕は絶対に許せないんだよ。」「・・はぁー」 ステイルの手にはボウガン。イノケンティウスは山火事を起こしかねないので使えない。 ゆえに彼の今日の得物は「人払い」と「ボウガン」である。 先ほどの3人の彷徨の原因は「人払い」に逆らって近づこうとしているからである。土御門なら気がつきそうなものだがあいにく寝不足のため全く気がつけなかった。 「だからといって彼を傷つけたらあの子は悲しみますよ。」「かといって隣の子を傷つけるわけにもいかんだろう?」 「・・・」「それにあの二人のどちらかを撃つとすれば迷わず上条を撃つね。」 「それは嫉妬では?」「ちっ違う!」 「そんなにあのこのことが心配ならいっそあなたがあの子の側にいてやれば良いではありませんか。」「だが、しかし」 「ああもう!面倒な人ですね。男なら男らしく告白なさい!!」「な、なにぃぃぃぃ?ま、待て。僕もあの子も聖職者だぞ!」 「まったくこれだからステイルは。」「っ!な、何なんだそのあきらめた親のような顔は!?」 「まだ18ですけどね。」(18には見えないって言ってやろうか。・・・だめだ。殺される!) 気を取り直してボウガンを構えるステイル。 が、「っっ!!!!」そのまま硬直し、気を失って倒れる。 「!!ど、どうしたのですかステイル!?・・ハッ!!」視力8.0が衝撃的な光景を目にする。それは・・ 「へえー、アンタって絵うまいんだー。」「マジで意外そうな顔しないでくれよ。」「ゴメンゴメン。」「で、おまえの方はどうなんだ?・・・・・うますぎだろ、ソレ」「そう?」 お嬢様学校ゆえか美琴の絵はもう写真に等しい。まだ鉛筆で書いてるだけなのだが。 「きれいだなー。」「どっちが?ん?」 (ん?ああ、こいつ自分と絵のどっちがきれいかって聞いてるなぁ。)女心に疎い上条とて美琴の満面の笑みを見てそれが分からないほどではない。だから言ってやった。 「美琴に決まってるだろ。」「ありがとー!!」チュッ ステイルと神裂が見たのはこの光景であった。 「ステイル、もう止めにしましょう。」「なっ何を言っているんだ!?」 「もうあの二人の仲は決定的です。彼を傷つけたところでかいがいしく看病するあの子(美琴)との仲を深めるだけでしょう。」「じゃあ、どうしろってんだ!?このままじゃインデックスが!!」 「インデックスをイギリスに連れて行くことも含めて考えるべきでしょう。」「何?」 「このままインデックスを彼の家に居候させたところで危険な状態を生むだけです。知っているでしょう、あの子(美琴)のすごさは。」「うぐぐ」 「彼にああいう子がいたのは誤算でした。早急に手を打たねばなりません。宿に戻りますよステイル!」「シィット!!ガッデム!くそっ!くそぉっっ!!」 聖職者らしからぬ言葉をステイルは吐いた。 【神裂は女教皇に返り咲いてる設定です。】 「さて、と。どこにいくかなのよ。」「そうですねえ。」 天草十字凄教の建宮斎字と牛深は空を見上げる。 ここはロンドン、処刑塔。ちょっとした調べモノという名の尋問を終えた二人はどこで昼食をとるかを考えていた。 と、その時、建宮の携帯が動いた。 正確にはそれにつけられた通信用霊装(ストラップ)。それを見た二人は。 (プップリエステスゥゥゥゥ!!!???) 返り咲いたと言っても彼女の方から連絡する事などほぼない。 (も、もしかして大精霊チラメイドの購入がばれたとか!?)(馬鹿な!あれはさっき買ったばかりなのよ!!こんな早くに気がつくはず・・・)(聖人でもあるプリエステスですよ、不可能なんてありません。) ややあって 「ぷ、プリエステス?私建宮は決してやましい心でアレを購入したのではありませんなのよな。」 「?? なんのことですか?それよりそこに五和はいますか?」 「はい?いや、今ちょうど買い物に出てるはずですが・・・。」 「ならよかった。上条当麻の件についてあの子には知られてはならないことがありまして。」 「っ!! つ、ついに大精霊チラメイドで彼にアタックするのですな プリエステス!」 「なっ、何を言ってるんですか建宮斎字!!それに何ですか大精霊チラメイドとは!!?? ・・・ハッ!!まさかそれを女子寮に送るつもりでは!!!」 「ピンポーンなのよ。さすがプリエステス! 分かってらっしゃる。うんうん」 二人してうなずく建宮・牛深。が 「ばっばっかものぉぉぉおおおおおおおおおお!!!!!!!」 「うぎゃーっ!耳が、耳があぁぁああ!!」 「ゴホン、そんな馬鹿話をしにきたのではありません。」 「となると 堕天使エロメイドの再使用?」 「違います!上条当麻にフィアンセがいることが発覚したのです!!」 「ななな、何ですとおぉぉぉぉぉおおおお!!??」 「だから五和に聞かれるとまずいんです。あの子前にふられたとき何をしたか覚えているでしょう?」 建宮は思い出す。数年前男に振られた五和が何をしたのかを。 「我々の本拠地を半分吹っ飛ばしてくれましたのよな。我らが先祖代々作り上げたあの要塞を小一時間で。」(最強とは位置探知不可能という意味である。) それは数年前のことであった。 まだ天草十字凄教が日本にあった頃のことである。あの日もこんな曇り空だったなと建宮は思い出す。そして隣の牛深とともに思い出してガタガタふるえる。 デートに行くため(本人は真っ赤になって否定したが)おめかししていった五和が帰ってきたとき彼らは彼女から発される異常なまでの魔力に気がついた。 ふられたのか?と誰かが囁いたその時! 五和が爆発した。 たったそれだけで天草十字凄教の最強の要塞・本拠地の守りは甚大なる被害を受けた。かれらがロンドンにきたのにはこういう、本拠地が使えなくなった、という事情もあったのである。 「ですからいますぐに彼女にばれてはまずいんです。彼女を私より知っているあなた方へのお願いです。」 「おおおお。」(馬鹿?)二人は感動した。プリエステスが自分たちにお願いしている。あのプリエステスが!それだけで二人は感動しきっていた。 ちょうどそこは今彼らがいるロンドンのアパートの前であった。 「お二人とも、何してるんですか?」 ビクウッ!!!! 二人はおそるおそる振り返り、言った 「「何でもないのよな、五和。風邪引くから早くお入り。」」 彼らは気がついた。 「あの時」とおなじ魔力が五和から発されているのを。 (ば、ばれた?でも何で!?会話は3人以外には聞こえないはず!ちゃんとそのための手も打ってある、ハ・・・・ズ・・・・・だったんだが。) 彼らは見る。 五和の手に握られているものを。 それは傘である。 どこにでもあるような。 しかし紛れ込む、どこにでもあるものに溶け込むことに特化した天草式では意味が違う。 (つっ、通信傍受霊装!!!???) そう、そうなのである。二人の怪しい動きと叫んでたがために漏れていた「大精霊チラメイド」に気がついた彼女は通信を傍受していたのである。 「・・・わたしって振られるのがお似合いなんでしょうかね?」 「い、五和ちゃん??」 「失礼します。」言うが早いか彼女は自分の部屋に閉じこもってしまった。 建宮たちは別室で会議を開く。霊装を通じて神裂も参加している。 「知られてしまったというのはどういう事ですか?爆発は?」 「申し訳ありませんプリエステス。五和、魔術が上手になって気がつきませんでしたのよ。」 対馬「ところで、これからどうするのよ?」 「それなのよな。爆発しても困るがしないってのも・・・・。」 「五和の爆発の予兆魔力も弱まってます。」 なにやらホロスコープのような機械をのぞき込んで香焼が言う。 「ここは人生の先輩の出番なのよな。」「ですね。」「だよね。」 対馬「・・・やっぱり私?」 「対馬様しかおらんのよな。」「お願いします。美脚五和姫」「それ言い過ぎじゃ・・・?」 対馬「香焼?アンタ死にたいの?五和をけしかけても良いのよ?」 香焼「す、すいません対馬先輩!!ごめんなさい、ごめんなさい!!」 対馬「・・まあいいわ。ロンドンを吹っ飛ばすわけにもいかんでしょう。ロンドンといえば、アークビショップはこのことを知ってるのですか、プリエステス?」 「・・・・あの人に知らせると逆に事態を悪化させそうですが、ロンドンが吹っ飛ぶ可能性も否定できませんので先ほどステイルが連絡を・・・・。」 バーン!!!!! 神裂の声を遮るように作戦会議室(アパートの一室)のドアが開け放たれた!! 「じゃーん、世界の希望ローラ様の登場につきになりしのよ!!」 「この馬鹿は・・・・・アークビショップ!!!あなたが五和になんか言うとろくな事になりませんから、いますぐランベス宮にお戻りを!」 「なっ!!神裂!わらわを馬鹿にしたりけるわね。ようし、人生の先輩のなんたりしかをその五和とやらに教えてやることにつき!」 言うが早いか五和の部屋に駆けださんとするアークビショップ。 「止めなさい!!!!」霊装からの声 新生天草式が総力を挙げてローラを止めにかかる。 「だれか、ロープを持ってくるのよな!」「あいな!」「野母崎!おまえ捕縛術がうまかったな!?アークビショップを縛り上げろ!!!」「なな何たる不敬なことをいいしことにつきなの!?ってうぎゃあ!!」 5分後。縛られたローラを中心に会議が再開される。 「うぬう。よほどの玄人と見たわね。おっ○いを強調するように上下を縛るとは!」 「・・・野母崎。おまえってやつは・・・・」「五和の隠れ巨乳の件で貧乳好きかと思っていたが・・・・」「やっぱり野母崎も・・・・・」 「ちっ、違う!!これはなんかの間違いだ!もう一度縛りなおさせろ!!」「馬鹿者!!」対馬の鉄拳が野母崎を破壊する。 「あらためて、対馬、五和の様子を見に行ってくれなのよ」「はいはい」 15分後 「「「「どうだった?」」」」ローラ含め全員が対馬に駆け寄る。 「爆発はないと思うけど・・・・」「けど、何なのよな?」 「沈みに沈んでる。私振られたことないからどうしたらよいのかサッパリ。」「つきあったこともないのよなッてグルゴキュ!!!!」 「建宮斎字。あなたも死にたいの?五和の爆発がなくてもアンタをやる事ぐらいはできるわよ。」「ゆるしてくれー!!」 「まったく、ここは退屈することがなさそうなりしにつき、しばらくおじゃまするらむかのう。」 「「「「それだけはダメです!!!!」」」」 霊装からの声含め天草式全員の声が響く。 「なっ! ムムムならばこちらにも考えがあるにつき・・・いっつショーターイム!!!!」 するとローラの髪が光り出した。 13秒後。 アパートは崩壊し、五和も沈んでいるどころではなくなってひとまず問題は解決したのだが、アパートの方はすぐには直せず天草式は爆発の原因たるアークビショップの計らいで当分ネセサリウスの寮に泊まることとなった。これは神裂にとってのみ不幸なことであった。 毎朝起きて部屋を空けると下手物メイド服が鎮座しているからである。 「建宮ぁぁぁああああああああ!!!!」「ぎゃあぁああぁあぁぁああ」 対馬「全く、成長しない男ね。たまには学習なさい。」香焼「そういうふうに言うところが残念なキャラなんだゴギュ!!!!!!!!!」 ステイル、神裂らが離れると同時に「人払い」も解けた。 彷徨していたあの3名もついに上琴空間にたどり着いたのである。 「にゃー。・・・ラブラブだぜい。」「羨ましい限りやわー。」 「お二人とも、何を仰ってるんですか!?お姉さまがあんなケダモノに懸想するなど!」 「ありえないってかにゃー??」「どう見てもラブラブでっせー・・・あ″っ!!」 彼らが見たのは上条によりかかって抱きついている常盤台のレールガン。 白井「そ、そ、そ、そんなぁぁぁぁぁ・・・・・・・。」バタッ 「まーた倒れてしまったにゃー」「だ、大丈夫ですわ。(不本意ですが慣れてしまったようですの・・・)」「今までカミやんを見てきたけどここまでなったんはあんたさんとこのあん人が初めてやで。」 3人は再び二人の様子をうかがう。 ◆上琴空間◆ 「描けた?」 「ああ、描けた。そっちは??」 「まあまあね。見る?」 「おう、じゃ、交換しよーぜ」 「はいはーい」 「・・・美琴、うま過ぎ。」 「当麻もうまく描けてるじゃない」 「そーかなぁ?」 「上手だって。」 いつのまにか下の名で呼び合うほどになっている二人。 ◆土青白◆ 「・・・・聞いたかにゃー?」 「聞いてしもたわ。」「お、お姉さま・・・」 「どっちもお互いを下の名前で呼んでるぜい」 「しかも違和感ないわー。」 「・・・」 「結構前から呼んでるんじゃないかにゃー?」 「なるほど。それで違和感ないんやな。」「・・・・・・」 「白井さーん?生きてるー??」 「土御門はん、・・・・白井はんからまがまがしい妖気を感じるんやけど」 「んなあほにゃー。・・・・前言撤回だぜい」 「お二人とも、すべき事はわかってますわね。」 白井「あの二人の仲を潰すために作戦Finalを実行します」 土御門「にゃにゃ!!あれだけは、あれだけはだめだにゃー!!!」 青ピ「白井はん、あんたの人権が無くなりますよ!!!」 白井「もはやこれしかあの二人の仲を裂く方法はありませんわよ。私の人権がどうなろうとお姉さまを守るためなら悔いはありませんわ」 残りの2人がこれだけ恐れる作戦Finalの全貌は・・・ ____________________________ それは昨日の夜、あの作戦会議の事 土御門「やはり襲撃はあのお嬢様がいないときにしないと返り討ちにされるはずだにゃー」 白井「他に意見はありませんの?だったらやはり私の抱きつきが・・」 青ピ「それも返り討ちにされるやん。カミやんと付き合っちまってんのならさらに確率が上がっちまうやん」 白井「だったら他にどうしろと言うのですか?」 土御門「にゃー・・・・・・どうする青ピ。これだけは言わないほうが・・・」 青ピ「いや、実際これしか残ってないやん。だけどやっぱり・・・」 白井「気になりますわね。なにが残っているんですか?」 土御門「白井さん。怒らないですか?」 白井「怒りませんわ」 青ピ「ホンマに?」 白井「誓いますわ」 土御門「では言います。この作戦は・・・・」 ____________________________ 白井「私があの殿方の唇を奪い、お姉さまを幻滅させ、もう二度とお姉さまの手に渡らぬように私があの殿方と付き合う・・・・・・・」 そのころ上琴空間 上条「なぁ美琴、さっきからくっつきすぎじゃないか?」 美琴「ん?別にいいじゃない」 上条「いや。はっきり言ってキスは恥ずいんだが・・・」 美琴「もういーじゃない私達付き合っちゃってるんだもの」 上条「ならせめて2人きりの時に」 美琴「まぁそれも一理あるわね。後ろのほうもうるさいし」 上条「え?」もともと美琴さんは体から発している電磁波が反射するので、うしろから覗いている人のことには気づいている。 さすがにプロのステイルや神裂は気づいてはいなかったが、土白青には気づいていた。 そして作戦Final執行 白井「お姉ぇぇぇぇええさぁぁぁあああまぁぁぁぁああああああん!!!!!!!!!!」 もはや声が裏返ってしまっている黒子さん。 美琴「だーかーら叫ばなくても気づいているってんのよ。」 ビリビリビリビリドカーーーン!!!!!! 白井「お、おのれぇぇえええ・・・」 青ピ「またかいな。もうパターン化してるやん」 土御門「でも叫ぶ前に気づいてたし結局なにしても二人の仲は止まらないにゃ」 青ピ「そうやなーカミやんはワイら負け組から脱退やなー。でも今振り返ればあんだけ旗立てといて出来へんのも不思議やったんやなー」 土御門「にゃー・・・・」 土御門と青髪ピアスは二人の仲を認めた。 青ピ「そういえば土御門はん、いつの間にか白雪はんと旗立ててたよなー?」 土御門「にゃ?急にどうしたのかにゃ?」 青ピ「せっかく目の下にクマができるまで作戦会議したんや、せっかくやから土御門はんにも受けてもらいましょかーー」 土御門「にゃーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」 森の中に新たな旗男の断末魔が響き渡った。 その後スケッチ大会は、 黄泉川「優勝は常盤台の御坂美琴ちゃんじゃんよーーー」 無事終了した。 その後白井は入院を余儀なくされ、一人学園都市へと帰っていった。 が、学園都市に車で運ばれたのは白井だけではなかった。 「……一体全体どういう能力を受けたらそんな血まみれになりますの?」あまりのグロさに目を背けながら白井は言う。 「にゃー。……背に腹は代えられんにゃー。」 血塗れ旗男、土御門元春は言う。 (あの作戦finalをくらうくらいならこっちのほうがましだせい。)と言う訳で彼は魔術を行使していたのである。 「…それにいつ俺が旗を立てたってんだにゃー。」 「…全く。女心がお分かりにならない殿方です事……。」 上条「やっぱ優勝か。すんげーうまかったしなー。とりあえずおめでとう。」 御坂「どうもありがとう。えーっとこの後は野外炊飯して……帰る、か。」 青ピ「楽しいひと時ほど早く終わるものは無いんでっせー!」 上琴「「おまえ(アンタ)いつのまに!?」」 青ピ「まったく、ラブラブ過ぎて周りが見えてないんちゃいまっかー?」 美琴の電磁波による探知はレーダーと同じ様なものである。周囲に大勢人がいる現状では反射するものが多すぎて逆に使えないのである。 上条「あれ?あとの二人はどした?新生デルタフォースかと思ってたんだが?」 青ピ「なっ!! テメエ卒業する気満々やなぁぁアぁぁああああ!!!ちちまわしたろか!!??」 上条「落ち着け青ピ!! 感電死したいのか!!??」早速横で帯電し始めた美琴を右手で制しながらあわてて言う。 青ピ「んぐぐ…(クソッ。この二人には手ぇ出せへん)まあええわ。あとの二人は病院やでー。」 上琴「「マジで!!!???」」 青ピ「あいな。御坂はん、何度も電撃喰ろうたらレベル4とてあかんわ。あと土御門は・・・・・そやなー、んーと・・なんか突然血ぃ吹いて倒れたわ!」 上条「…(あいつが魔術を使うってことは・・)青ピ、てめえ土御門になんかしたろ?」 青ピ「っ!!(にゃぜにばれた!!??)し、心外でっせーカミやんってグルゴギュ!!!!」 青ピは何者かのドロップキックを受けて吹き飛ばされた!! 青ピ「痛たたたたたた。…誰やんなー?」 「○○君(青ピの本名)、土御門君に何したのかなー?」一字一句に怒りがこもっている。 青ピ「し、白雪はん?…いやいやうちはなんもしてへんでー。」 白雪「目が泳いでるよー???」 青ピ「ほんとにほんとだよ!!」 白雪「いーこと教えてあげる」白雪が言う。 「君ねー、緊張しまくってるときは関西弁飛んでるんだよー。…ついでに汗ダラダラ流してるしー。」 青ピ「いや、あの、その、えーっと…。」 青ピは救いを求めて上琴ご両人を仰ぎ見る。 が、訪れたのは裁き。 上・琴「「そーいえばさー」」 上条「なーんかあいつの悲鳴が聞こえたよなー。」 御坂「うんうん。そこのエセ関西人に肩掴まれてさー。」 上条「あれって『ゲ○』じゃねってくらい接近してたよなー。」 御坂「してたしてたー。そしたら土御門さんがなんか言ってー。」 上・琴「「倒れた!」」 白雪「そのあたり、詳しく説明してほしーなぁー。…そういえば宗派聞いてなかったよねー……まあいっか★ ばれなきゃいいもんねー。」 上条「なあ美琴。あっちの方に大昔に建設会社が掘ったみたいな大穴があったよなー。」 御坂「そうそう、今にも崩れそうな大きな穴が。」 青ピ「ぎゃー!!!あんたら鬼やー!!」 白雪「ちょーっと寒くて後暗いかもしれないけど そこは堪忍な!」 青ピ「そこ関西弁!? しかも語尾変だし!!!あーもう!」 上条「不幸だー?」 青ピ「カミやんの分の不幸がやって来とるわあぁぁああああああ!!!!」
https://w.atwiki.jp/deruta_sanbaka/pages/51.html
現在上条当麻は林の中をスケッチするポイントを探して歩いている。 「おっ!ここいいじゃねーか。」 少し開け、向こうまで見渡せる絶好のスケッチポイント。 「きれいねー。」 当然美琴もついてきている。 座り込んでスケッチ開始する2人。ちなみに黒子は前日何度も気絶したせいで追いつけていない。2人を追っかけているにはいるのだが・・・ 「テレポートしようにもお姉さまがどこに行かれたかがわかりませんの。」「にゃー、あいつらどこいったにゃー?」「やめなよ3人ともー。」 「白雪さん、これはジャッジメントのお仕事ですの。」「にゃー。善良な一般人の協力ってやつだぜい。」「せやせや。言っておくけど私怨ではあらしまへん。」 「・・じゃーなんで3人とも目が血走ってクマができてるのかなー?」 『理由』 昨日夜遅くまで作戦会議(実体は愚痴りあい、カミやんの料理法研究)をしてたから。 「にゃー・・・・じゃあ何で白雪は来てんのかにゃー?」 「っ!! いや別に。」「白雪はんもあの旗男をやりたいんやろ。分かる、分かるでー。」「(やっぱり全然分かってないなー)そんなに言うなら私戻る。」 言うが早いか駆けて行ってしまった白雪 「なんでにゃー?」「なんでやろ?」 「・・・全く。女心の分からない方たちです事。」 「白井はんはわかりますの?」 「はぁー。・・・・勝手にご想像してくださいな。(白雪さん、かわいそうですわ。)」 「「??????」」 全く分かってない馬鹿二人を後目に盛大にため息をつく白井。 この3人はこの後彷徨することとなる。なぜだろう? 一方こちらは上琴空間 から少し離れた場所。 「やめなさい、ステイル。何をカッカしているのですか?」「神裂、あの子(インデックス)を泣かせるようなことを僕は絶対に許せないんだよ。」「・・はぁー」 ステイルの手にはボウガン。イノケンティウスは山火事を起こしかねないので使えない。 ゆえに彼の今日の得物は「人払い」と「ボウガン」である。 先ほどの3人の彷徨の原因は「人払い」に逆らって近づこうとしているからである。土御門なら気がつきそうなものだがあいにく寝不足のため全く気がつけなかった。 「だからといって彼を傷つけたらあの子は悲しみますよ。」「かといって隣の子を傷つけるわけにもいかんだろう?」 「・・・」「それにあの二人のどちらかを撃つとすれば迷わず上条を撃つね。」 「それは嫉妬では?」「ちっ違う!」 「そんなにあのこのことが心配ならいっそあなたがあの子の側にいてやれば良いではありませんか。」「だが、しかし」 「ああもう!面倒な人ですね。男なら男らしく告白なさい!!」「な、なにぃぃぃぃ?ま、待て。僕もあの子も聖職者だぞ!」 「まったくこれだからステイルは。」「っ!な、何なんだそのあきらめた親のような顔は!?」 「まだ18ですけどね。」(18には見えないって言ってやろうか。・・・だめだ。殺される!) 気を取り直してボウガンを構えるステイル。 が、「っっ!!!!」そのまま硬直し、気を失って倒れる。 「!!ど、どうしたのですかステイル!?・・ハッ!!」視力8.0が衝撃的な光景を目にする。それは・・ 「へえー、アンタって絵うまいんだー。」「マジで意外そうな顔しないでくれよ。」「ゴメンゴメン。」「で、おまえの方はどうなんだ?・・・・・うますぎだろ、ソレ」「そう?」 お嬢様学校ゆえか美琴の絵はもう写真に等しい。まだ鉛筆で書いてるだけなのだが。 「きれいだなー。」「どっちが?ん?」 (ん?ああ、こいつ自分と絵のどっちがきれいかって聞いてるなぁ。)女心に疎い上条とて美琴の満面の笑みを見てそれが分からないほどではない。だから言ってやった。 「美琴に決まってるだろ。」「ありがとー!!」チュッ ステイルと神裂が見たのはこの光景であった。 「ステイル、もう止めにしましょう。」「なっ何を言っているんだ!?」 「もうあの二人の仲は決定的です。彼を傷つけたところでかいがいしく看病するあの子(美琴)との仲を深めるだけでしょう。」「じゃあ、どうしろってんだ!?このままじゃインデックスが!!」 「インデックスをイギリスに連れて行くことも含めて考えるべきでしょう。」「何?」 「このままインデックスを彼の家に居候させたところで危険な状態を生むだけです。知っているでしょう、あの子(美琴)のすごさは。」「うぐぐ」 「彼にああいう子がいたのは誤算でした。早急に手を打たねばなりません。宿に戻りますよステイル!」「シィット!!ガッデム!くそっ!くそぉっっ!!」 聖職者らしからぬ言葉をステイルは吐いた。 【神裂は女教皇に返り咲いてる設定です。】 「さて、と。どこにいくかなのよ。」「そうですねえ。」 天草十字凄教の建宮斎字と牛深は空を見上げる。 ここはロンドン、処刑塔。ちょっとした調べモノという名の尋問を終えた二人はどこで昼食をとるかを考えていた。 と、その時、建宮の携帯が動いた。 正確にはそれにつけられた通信用霊装(ストラップ)。それを見た二人は。 (プップリエステスゥゥゥゥ!!!???) 返り咲いたと言っても彼女の方から連絡する事などほぼない。 (も、もしかして大精霊チラメイドの購入がばれたとか!?)(馬鹿な!あれはさっき買ったばかりなのよ!!こんな早くに気がつくはず・・・)(聖人でもあるプリエステスですよ、不可能なんてありません。) ややあって 「ぷ、プリエステス?私建宮は決してやましい心でアレを購入したのではありませんなのよな。」 「?? なんのことですか?それよりそこに五和はいますか?」 「はい?いや、今ちょうど買い物に出てるはずですが・・・。」 「ならよかった。上条当麻の件についてあの子には知られてはならないことがありまして。」 「っ!! つ、ついに大精霊チラメイドで彼にアタックするのですな プリエステス!」 「なっ、何を言ってるんですか建宮斎字!!それに何ですか大精霊チラメイドとは!!?? ・・・ハッ!!まさかそれを女子寮に送るつもりでは!!!」 「ピンポーンなのよ。さすがプリエステス! 分かってらっしゃる。うんうん」 二人してうなずく建宮・牛深。が 「ばっばっかものぉぉぉおおおおおおおおおお!!!!!!!」 「うぎゃーっ!耳が、耳があぁぁああ!!」 「ゴホン、そんな馬鹿話をしにきたのではありません。」 「となると 堕天使エロメイドの再使用?」 「違います!上条当麻にフィアンセがいることが発覚したのです!!」 「ななな、何ですとおぉぉぉぉぉおおおお!!??」 「だから五和に聞かれるとまずいんです。あの子前にふられたとき何をしたか覚えているでしょう?」 建宮は思い出す。数年前男に振られた五和が何をしたのかを。 「我々の本拠地を半分吹っ飛ばしてくれましたのよな。我らが先祖代々作り上げたあの要塞を小一時間で。」(最強とは位置探知不可能という意味である。) それは数年前のことであった。 まだ天草十字凄教が日本にあった頃のことである。あの日もこんな曇り空だったなと建宮は思い出す。そして隣の牛深とともに思い出してガタガタふるえる。 デートに行くため(本人は真っ赤になって否定したが)おめかししていった五和が帰ってきたとき彼らは彼女から発される異常なまでの魔力に気がついた。 ふられたのか?と誰かが囁いたその時! 五和が爆発した。 たったそれだけで天草十字凄教の最強の要塞・本拠地の守りは甚大なる被害を受けた。かれらがロンドンにきたのにはこういう、本拠地が使えなくなった、という事情もあったのである。 「ですからいますぐに彼女にばれてはまずいんです。彼女を私より知っているあなた方へのお願いです。」 「おおおお。」(馬鹿?)二人は感動した。プリエステスが自分たちにお願いしている。あのプリエステスが!それだけで二人は感動しきっていた。 ちょうどそこは今彼らがいるロンドンのアパートの前であった。 「お二人とも、何してるんですか?」 ビクウッ!!!! 二人はおそるおそる振り返り、言った 「「何でもないのよな、五和。風邪引くから早くお入り。」」 彼らは気がついた。 「あの時」とおなじ魔力が五和から発されているのを。 (ば、ばれた?でも何で!?会話は3人以外には聞こえないはず!ちゃんとそのための手も打ってある、ハ・・・・ズ・・・・・だったんだが。) 彼らは見る。 五和の手に握られているものを。 それは傘である。 どこにでもあるような。 しかし紛れ込む、どこにでもあるものに溶け込むことに特化した天草式では意味が違う。 (つっ、通信傍受霊装!!!???) そう、そうなのである。二人の怪しい動きと叫んでたがために漏れていた「大精霊チラメイド」に気がついた彼女は通信を傍受していたのである。 「・・・わたしって振られるのがお似合いなんでしょうかね?」 「い、五和ちゃん??」 「失礼します。」言うが早いか彼女は自分の部屋に閉じこもってしまった。 建宮たちは別室で会議を開く。霊装を通じて神裂も参加している。 「知られてしまったというのはどういう事ですか?爆発は?」 「申し訳ありませんプリエステス。五和、魔術が上手になって気がつきませんでしたのよ。」 対馬「ところで、これからどうするのよ?」 「それなのよな。爆発しても困るがしないってのも・・・・。」 「五和の爆発の予兆魔力も弱まってます。」 なにやらホロスコープのような機械をのぞき込んで香焼が言う。 「ここは人生の先輩の出番なのよな。」「ですね。」「だよね。」 対馬「・・・やっぱり私?」 「対馬様しかおらんのよな。」「お願いします。美脚五和姫」「それ言い過ぎじゃ・・・?」 対馬「香焼?アンタ死にたいの?五和をけしかけても良いのよ?」 香焼「す、すいません対馬先輩!!ごめんなさい、ごめんなさい!!」 対馬「・・まあいいわ。ロンドンを吹っ飛ばすわけにもいかんでしょう。ロンドンといえば、アークビショップはこのことを知ってるのですか、プリエステス?」 「・・・・あの人に知らせると逆に事態を悪化させそうですが、ロンドンが吹っ飛ぶ可能性も否定できませんので先ほどステイルが連絡を・・・・。」 バーン!!!!! 神裂の声を遮るように作戦会議室(アパートの一室)のドアが開け放たれた!! 「じゃーん、世界の希望ローラ様の登場につきになりしのよ!!」 「この馬鹿は・・・・・アークビショップ!!!あなたが五和になんか言うとろくな事になりませんから、いますぐランベス宮にお戻りを!」 「なっ!!神裂!わらわを馬鹿にしたりけるわね。ようし、人生の先輩のなんたりしかをその五和とやらに教えてやることにつき!」 言うが早いか五和の部屋に駆けださんとするアークビショップ。 「止めなさい!!!!」霊装からの声 新生天草式が総力を挙げてローラを止めにかかる。 「だれか、ロープを持ってくるのよな!」「あいな!」「野母崎!おまえ捕縛術がうまかったな!?アークビショップを縛り上げろ!!!」「なな何たる不敬なことをいいしことにつきなの!?ってうぎゃあ!!」 5分後。縛られたローラを中心に会議が再開される。 「うぬう。よほどの玄人と見たわね。おっ○いを強調するように上下を縛るとは!」 「・・・野母崎。おまえってやつは・・・・」「五和の隠れ巨乳の件で貧乳好きかと思っていたが・・・・」「やっぱり野母崎も・・・・・」 「ちっ、違う!!これはなんかの間違いだ!もう一度縛りなおさせろ!!」「馬鹿者!!」対馬の鉄拳が野母崎を破壊する。 「あらためて、対馬、五和の様子を見に行ってくれなのよ」「はいはい」 15分後 「「「「どうだった?」」」」ローラ含め全員が対馬に駆け寄る。 「爆発はないと思うけど・・・・」「けど、何なのよな?」 「沈みに沈んでる。私振られたことないからどうしたらよいのかサッパリ。」「つきあったこともないのよなッてグルゴキュ!!!!」 「建宮斎字。あなたも死にたいの?五和の爆発がなくてもアンタをやる事ぐらいはできるわよ。」「ゆるしてくれー!!」 「まったく、ここは退屈することがなさそうなりしにつき、しばらくおじゃまするらむかのう。」 「「「「それだけはダメです!!!!」」」」 霊装からの声含め天草式全員の声が響く。 「なっ! ムムムならばこちらにも考えがあるにつき・・・いっつショーターイム!!!!」 するとローラの髪が光り出した。 13秒後。 アパートは崩壊し、五和も沈んでいるどころではなくなってひとまず問題は解決したのだが、アパートの方はすぐには直せず天草式は爆発の原因たるアークビショップの計らいで当分ネセサリウスの寮に泊まることとなった。これは神裂にとってのみ不幸なことであった。 毎朝起きて部屋を空けると下手物メイド服が鎮座しているからである。 「建宮ぁぁぁああああああああ!!!!」「ぎゃあぁああぁあぁぁああ」 対馬「全く、成長しない男ね。たまには学習なさい。」香焼「そういうふうに言うところが残念なキャラなんだゴギュ!!!!!!!!!」 ステイル、神裂らが離れると同時に「人払い」も解けた。 彷徨していたあの3名もついに上琴空間にたどり着いたのである。 「にゃー。・・・ラブラブだぜい。」「羨ましい限りやわー。」 「お二人とも、何を仰ってるんですか!?お姉さまがあんなケダモノに懸想するなど!」 「ありえないってかにゃー??」「どう見てもラブラブでっせー・・・あ″っ!!」 彼らが見たのは上条によりかかって抱きついている常盤台のレールガン。 白井「そ、そ、そ、そんなぁぁぁぁぁ・・・・・・・。」バタッ 「まーた倒れてしまったにゃー」「だ、大丈夫ですわ。(不本意ですが慣れてしまったようですの・・・)」「今までカミやんを見てきたけどここまでなったんはあんたさんとこのあん人が初めてやで。」 3人は再び二人の様子をうかがう。 ◆上琴空間◆ 「描けた?」 「ああ、描けた。そっちは??」 「まあまあね。見る?」 「おう、じゃ、交換しよーぜ」 「はいはーい」 「・・・美琴、うま過ぎ。」 「当麻もうまく描けてるじゃない」 「そーかなぁ?」 「上手だって。」 いつのまにか下の名で呼び合うほどになっている二人。 ◆土青白◆ 「・・・・聞いたかにゃー?」 「聞いてしもたわ。」「お、お姉さま・・・」 「どっちもお互いを下の名前で呼んでるぜい」 「しかも違和感ないわー。」 「・・・」 「結構前から呼んでるんじゃないかにゃー?」 「なるほど。それで違和感ないんやな。」「・・・・・・」 「白井さーん?生きてるー??」 「土御門はん、・・・・白井はんからまがまがしい妖気を感じるんやけど」 「んなあほにゃー。・・・・前言撤回だぜい」 「お二人とも、すべき事はわかってますわね。」 白井「あの二人の仲を潰すために作戦Finalを実行します」 土御門「にゃにゃ!!あれだけは、あれだけはだめだにゃー!!!」 青ピ「白井はん、あんたの人権が無くなりますよ!!!」 白井「もはやこれしかあの二人の仲を裂く方法はありませんわよ。私の人権がどうなろうとお姉さまを守るためなら悔いはありませんわ」 残りの2人がこれだけ恐れる作戦Finalの全貌は・・・ ____________________________ それは昨日の夜、あの作戦会議の事 土御門「やはり襲撃はあのお嬢様がいないときにしないと返り討ちにされるはずだにゃー」 白井「他に意見はありませんの?だったらやはり私の抱きつきが・・」 青ピ「それも返り討ちにされるやん。カミやんと付き合っちまってんのならさらに確率が上がっちまうやん」 白井「だったら他にどうしろと言うのですか?」 土御門「にゃー・・・・・・どうする青ピ。これだけは言わないほうが・・・」 青ピ「いや、実際これしか残ってないやん。だけどやっぱり・・・」 白井「気になりますわね。なにが残っているんですか?」 土御門「白井さん。怒らないですか?」 白井「怒りませんわ」 青ピ「ホンマに?」 白井「誓いますわ」 土御門「では言います。この作戦は・・・・」 ____________________________ 白井「私があの殿方の唇を奪い、お姉さまを幻滅させ、もう二度とお姉さまの手に渡らぬように私があの殿方と付き合う・・・・・・・」 そのころ上琴空間 上条「なぁ美琴、さっきからくっつきすぎじゃないか?」 美琴「ん?別にいいじゃない」 上条「いや。はっきり言ってキスは恥ずいんだが・・・」 美琴「もういーじゃない私達付き合っちゃってるんだもの」 上条「ならせめて2人きりの時に」 美琴「まぁそれも一理あるわね。後ろのほうもうるさいし」 上条「え?」もともと美琴さんは体から発している電磁波が反射するので、うしろから覗いている人のことには気づいている。 さすがにプロのステイルや神裂は気づいてはいなかったが、土白青には気づいていた。 そして作戦Final執行 白井「お姉ぇぇぇぇええさぁぁぁあああまぁぁぁぁああああああん!!!!!!!!!!」 もはや声が裏返ってしまっている黒子さん。 美琴「だーかーら叫ばなくても気づいているってんのよ。」 ビリビリビリビリドカーーーン!!!!!! 白井「お、おのれぇぇえええ・・・」 青ピ「またかいな。もうパターン化してるやん」 土御門「でも叫ぶ前に気づいてたし結局なにしても二人の仲は止まらないにゃ」 青ピ「そうやなーカミやんはワイら負け組から脱退やなー。でも今振り返ればあんだけ旗立てといて出来へんのも不思議やったんやなー」 土御門「にゃー・・・・」 土御門と青髪ピアスは二人の仲を認めた。 青ピ「そういえば土御門はん、いつの間にか白雪はんと旗立ててたよなー?」 土御門「にゃ?急にどうしたのかにゃ?」 青ピ「せっかく目の下にクマができるまで作戦会議したんや、せっかくやから土御門はんにも受けてもらいましょかーー」 土御門「にゃーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」 森の中に新たな旗男の断末魔が響き渡った。 その後スケッチ大会は、 黄泉川「優勝は常盤台の御坂美琴ちゃんじゃんよーーー」 無事終了した。 その後白井は入院を余儀なくされ、一人学園都市へと帰っていった。 が、学園都市に車で運ばれたのは白井だけではなかった。 「……一体全体どういう能力を受けたらそんな血まみれになりますの?」あまりのグロさに目を背けながら白井は言う。 「にゃー。……背に腹は代えられんにゃー。」 血塗れ旗男、土御門元春は言う。 (あの作戦finalをくらうくらいならこっちのほうがましだせい。)と言う訳で彼は魔術を行使していたのである。 「…それにいつ俺が旗を立てたってんだにゃー。」 「…全く。女心がお分かりにならない殿方です事……。」 上条「やっぱ優勝か。すんげーうまかったしなー。とりあえずおめでとう。」 御坂「どうもありがとう。えーっとこの後は野外炊飯して……帰る、か。」 青ピ「楽しいひと時ほど早く終わるものは無いんでっせー!」 上琴「「おまえ(アンタ)いつのまに!?」」 青ピ「まったく、ラブラブ過ぎて周りが見えてないんちゃいまっかー?」 美琴の電磁波による探知はレーダーと同じ様なものである。周囲に大勢人がいる現状では反射するものが多すぎて逆に使えないのである。 上条「あれ?あとの二人はどした?新生デルタフォースかと思ってたんだが?」 青ピ「なっ!! テメエ卒業する気満々やなぁぁアぁぁああああ!!!ちちまわしたろか!!??」 上条「落ち着け青ピ!! 感電死したいのか!!??」早速横で帯電し始めた美琴を右手で制しながらあわてて言う。 青ピ「んぐぐ…(クソッ。この二人には手ぇ出せへん)まあええわ。あとの二人は病院やでー。」 上琴「「マジで!!!???」」 青ピ「あいな。御坂はん、何度も電撃喰ろうたらレベル4とてあかんわ。あと土御門は・・・・・そやなー、んーと・・なんか突然血ぃ吹いて倒れたわ!」 上条「…(あいつが魔術を使うってことは・・)青ピ、てめえ土御門になんかしたろ?」 青ピ「っ!!(にゃぜにばれた!!??)し、心外でっせーカミやんってグルゴギュ!!!!」 青ピは何者かのドロップキックを受けて吹き飛ばされた!! 青ピ「痛たたたたたた。…誰やんなー?」 「○○君(青ピの本名)、土御門君に何したのかなー?」一字一句に怒りがこもっている。 青ピ「し、白雪はん?…いやいやうちはなんもしてへんでー。」 白雪「目が泳いでるよー???」 青ピ「ほんとにほんとだよ!!」 白雪「いーこと教えてあげる」白雪が言う。 「君ねー、緊張しまくってるときは関西弁飛んでるんだよー。…ついでに汗ダラダラ流してるしー。」 青ピ「いや、あの、その、えーっと…。」 青ピは救いを求めて上琴ご両人を仰ぎ見る。 が、訪れたのは裁き。 上・琴「「そーいえばさー」」 上条「なーんかあいつの悲鳴が聞こえたよなー。」 御坂「うんうん。そこのエセ関西人に肩掴まれてさー。」 上条「あれって『ゲ○』じゃねってくらい接近してたよなー。」 御坂「してたしてたー。そしたら土御門さんがなんか言ってー。」 上・琴「「倒れた!」」 白雪「そのあたり、詳しく説明してほしーなぁー。…そういえば宗派聞いてなかったよねー……まあいっか★ ばれなきゃいいもんねー。」 上条「なあ美琴。あっちの方に大昔に建設会社が掘ったみたいな大穴があったよなー。」 御坂「そうそう、今にも崩れそうな大きな穴が。」 青ピ「ぎゃー!!!あんたら鬼やー!!」 白雪「ちょーっと寒くて後暗いかもしれないけど そこは堪忍な!」 青ピ「そこ関西弁!? しかも語尾変だし!!!あーもう!」 上条「不幸だー?」 青ピ「カミやんの分の不幸がやって来とるわあぁぁああああああ!!!!」
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/286.html
「私の予想してたメンバーをはるかに超えちゃって家じゃ狭すぎるのよね」 「そういえばそうですね」 「お姫様も来るのに超つらいですよね」 「そこで、それなりに広くて、ほとんどの部屋が使えて、 ここから近いところにあるお家を見つけたのよ」 「「「(超)新居ですね!」」」 「だから、準備をそっちでして、お客さんたちは変更の報告だけすればいいんじゃない」 「超ナイスですね」 「それじゃあ、移動しましょう」 「「「新居、新居、新居」」」 同時刻。 第23学区の空港。 「陛下!お忍びとはいえ何で来たのですか!?しかも王女まで!」 「出迎えごくろう。しかしそうぎゃあぎゃあ騒いではお忍びにならないではないか。」 「質問スルーしましたよね?しかもジーンズに革ジャンていつの時代ですか!?」 ちなみに王女様達は普通の格好(一般市民に化けている。) 「なぜ来たかだとぅ?それは招待状が来たからに決まっているだろうが。」 「普通社交辞令と思いますよね。というより王女はなぜ?」 「いやなにこういうのは大勢で押し掛けるのが正しいからだ。」 「陛下、失礼ながら一言申し上げます…アークビショップと貴様が来るとパーティーが戦場になりかねねえって言ってんだろおが!!」 「朝っぱらから元気がいいことなりけるのよ、騎士団長。」 そしてアークビショップはふと思い出して言う。 「しかし第一王女が来るとは意外なりけるのよ。てっきり断って来ぬと思いけるにつき。」 その問いには女王御自らお答えたまふ。 「いやなに、出たくてもドアが壊れて出られないといったからな、カーテナセカンドでドアを吹っ飛ばして助け出してやったのだよ。」 「「「「「絶対に(ニュアンス)違う(でしょそれ!!)」」」」」 女王以外の全員が突っ込んだころ 学園都市、とある高校の学生寮では…… 「何かいや~やな予感が…」 「宿題終わったのに不幸センサーに何が引っ掛かってんのよ!!」 「俺の不幸センサーはそこまで正確にはわかりません!!」 「まあいっか、パーティーは私達の新居でやるらしいわよ。」 「おお!!カップル会見にはぴったりですな!!」 「パーティーは夕方らしいけどそろそろいこっか。」 「そうだな、俺の着替え持った!!財布持った!!鍵持った!!ケータイ持った!!一応翻訳機も持った!!」 「「んじゃレッツゴー!!」」 他のカップル達も似たような会話をしていたのは言うまでもない。 「よし、こっちの場所変更の通達はこれで終わりっと。飾利ちゃんの方は?」 「大丈夫ですー。私の方もちゃんと会場変更のことは伝え終わりましたー」 「さて、と。じゃあ新居に着く前にウエディングドレスか白無垢、どっちがいいか決めちゃおー♪」 「そのことなのですが私から一ついいでしょうか?」 再び加熱しそうになったウエディングドレスと白無垢の激論、それを収めたのは神裂だった。 「私達の主観で決めずに彼女達の意見を参考にしてはどうでしょう? もちろんウエディングドレスか白無垢かは伏せておいて」 「つまり御坂さん達に『ドレスか着物、どちらが好きですか?』という感じで誤魔化して聞くってことでしょうか?」 「その通りです。初春さんは理解が早くて助かります。では早速、皆さんにその旨を伝えて下さい」 神裂に褒められた初春は照れながらも主賓の女性陣(打ち止めは黄泉川経由で)に、神裂の提案どおりの内容をメールで送った。 メールを送り終えた後で初春は神裂どころかその場に居合わせた全員を驚かせる発言をした。 「それにしても神裂さんって綺麗で頭も良くてスタイル良くて素敵ですよね。私達とそんなに歳は変わらないのに」 「……初春さん、誰が私達と超歳が変わらないんですか?」 「神裂さんですよ。確かにちょっと大人っぽいなーって思いますけど、年相応の可愛らしさもあるじゃないですか。18歳くらいですよね?」 「「「「「「「「嘘だっ!!!」」」」」」」」 初春の神裂さん18歳宣言に本人までもが驚きの声を上げる。 神裂は自分の年齢を知ってるはずの建宮を七天七刀で殴り飛ばした後で、初春に抱きついた。 「ありがとう! 私の年齢を的確に答えてくれて! 初春さん、もし困ったことがあったら何でも言って下さい。力になりますから!」 「い、いえ、こちらこそ……。でも神裂さんからさん付けされるのは恥ずかしいので呼び捨てで構いませんよ」 「分かりました初春。おや? 何を寝ているのですか、建宮。あなたには初春に言われた使命があったでしょう」 知らず知らずのうちに魔術側の味方を付け始めている初春だが、これはほんの序の口だと知るのはまだ先の話。 建宮は神裂に殴られたダメージも無いかのように再度初春に接近しようとしたが佐天、絹旗、そして神裂にブロックされてしまう。 そんな建宮をちょっとだけ可哀想だと思った初春は建宮に笑顔でお願いした。 「え~っとですね。建宮さんには男性陣のコスプレ衣装、素晴らしいものを期待してますよ」 「ふおおおおおおおおっ!! この建宮斎字、飾利姫のご期待に添える男共が恥ずかしい思いをする衣装を手配するのよね!」 「(こんな気持ち悪い男に私は教皇代理を……)建宮、土御門に関しては私が請け負います。日頃の恨みを晴らす絶好の機会ですから」 初春スマイルに萌える建宮を全員が気持ち悪い(程度の差は有り)と思いながらも、建宮を除くパーティー主催者一行は新居へと向かって行った。 一人取り残された建宮は男性陣の顔写真を見ながら、 「青いのと白いのと茶色いのは後回しにしてまずは上条当麻なのよね。……気は進まんがプリエステスにやられて入院中だから乱入は無いはずなのよ」 そう言って建宮は当麻に関しての萌えスペシャリストである、年内入院確定のある女性に電話を掛けた。 その頃、初春からのメールを受け取った主賓の女性陣は…… 「ん?どうした美琴?」 「初春さんからメールがきたの」 「私も」 上琴と土月は合流していた。(お隣さんだからね) 「にゃににゃに…ドレスと着物どっちが好きかって?」 「「そりゃドレスでしょ♪」」 美琴と月夜はウェディングドレスに決定♪ 「あら?メールがきてますの…初春?」 「なんやって?」 「『ドレスと着物どっちがいいですか?』ですって」 「黒子はんには着物が似合うんやないか?」 「そうですわよね♪」 白井白無垢に決定♪ 「例の風紀委員から打ち止めに質問がきてるじゃんよ。」 「何々?ってミサカはミサカは質問してみる。」 「『アホ毛ちゃんに質問です。ドレスと着物どっちが良いですか?』だそうじゃん。」 「ドレスに決まってんじゃん♪ってミサカはミサカは質問に答えてみる!!」 打ち止めウェディングドレスに決定♪ 同時刻。 カエル顔の医者の病院には…。 「…やり過ぎたようだな。」 「殺り過ぎですよ。全く。」 「お前がいつまでも御坂美琴に執着しているからだろうエツァリ。」 「そうはいってもですよ、あの名医に言わせても『ここまでの手術、あの少年の右腕をつないだ時以来だね?』ですよ。」 「だからやり過ぎたと謝ってるじゃないか……」 その3つ隣の病室で、 一人の少女が鳴り出した携帯(正確にはそのストラップ)を手に取った。 「建宮さんからだ。なんかあったんでしょうか?」 現在彼女は全身包帯ぐるぐる巻き。 カエル顔の医者も行っていた『何で今日はこんな超重症患者が二人も来たんだろうね?』と。 ともあれ一応上司からの電話である。 面倒ではあっても(3回に2回はシモネタないし親父ギャグ)取らねばならない。 「もしもし」 『もしもしなのよな』
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/4692.html
登録日:2010/03/24 Wed 16 53 46 更新日:2024/06/16 Sun 05 14 50 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 とあるシリーズの登場人物 とある魔術の禁書目録 イギリス イケメン ゼロ ゼロにする ナイトリーダー フルンティング 剣士 子安武人 碧眼 紳士 英国 金髪 騎士 騎士団長 騎士派 魔術サイド 魔術師 『とある魔術の禁書目録』の登場人物。 読み方は「ナイトリーダー」。 CV:子安武人 英国を三分する派閥の一つ騎士派の長。金髪碧眼の男。多少若作りしているが、年は三〇代半ば程である。 名前はまだない。 実直で高潔な人物だが上条やインデックスの言動に耐えかねて剣を抜きかけたり、女王の気まぐれに暴言を吐いたりしている。 イギリスに来た頃の神裂火織に英国での立ち振る舞いを教えてほしいと頼まれそれ以来神裂に気があるらしく、 一輪の花を携え舞踏会に誘おうと天草式を訪ねたりした。 しかし、その時応対した建宮斎字に 「元女教皇は年上にリードされるより年下をリードするほうがお好みなのよ!!」 の一言でその場は諦めた。 さらに17巻でまた神裂の元を訪れるがどうやら堕天使エロメイドの話を聞いたらしく淑女の嗜みについて彼女に説教をした。 後方のアックアことウィリアム=オルウェルとは親友で彼を騎士にするためにいろいろ準備していたりもした。 以下ネタバレ 英国の第二王女キャーリサが起こした革命の際には騎士派を率いて彼女の側についた。 騎士派の長だけあって戦闘力は高く、またカーテナの力により本来敵わないはずの聖人の神裂を瞬殺(殺したわけじゃないけど)した。 その後後方のアックアと戦う。 カーテナ=オリジナルからの補正を受けさらに弱体化しているとはいえ後方のアックアと互角の戦いを繰り広げ激戦の末に敗北。 その後はキャーリサに反旗を翻し、神裂・アックアの身体能力だけで言えば作中三強(当時)を組み戦った。 また、新約では上条当麻討伐のために上記の二人に加えキャーリサも加えたカルテットで襲撃を加えた。 (幻想殺しにより攻撃が無効化されぬよう、ただ単純に身体能力が上条より遥かに上なこの4人が選ばれた) 使用する霊装及び術式はフルンティング・パターン魔術・ソーロルムの術式の3つ。 フルンティング ベーオウルフが使用していたとされる返り血によって鍛え上げられていくという伝承を持つ魔剣。 正確にはそれと同名の霊装で幅30cm刃渡り80cmほどのロングソード。 カーテナ=オリジナルの天使の力の供給を受けることで重量は変わる事なく全長3.7mほどの赤黒い長剣になる。 伝承にある返り血を天使の力と対応させることにより圧倒的な破壊力を得ることが出来る。 また、偶像の理論によりカーテナに対応させることで天使の力を制御・増大することも可能。 パターン魔術 剣術に特定のパターンを付与する魔術。 世界各地の騎士道の術式を統合し様々なパターンを扱えるが、同時に複数のパターンは付与出来ずカーテナからの供給がなくなると使用出来ない。 パターンには以下のものがある。 射程距離 剣の破片を使いありえない射程から攻撃する。 切断威力 なんでも切れるようになる。 武具重量 破壊力を上げる。 耐久硬度 破壊されなくなる。 的確精度 攻撃が独りでに急所へ向かう。 専門用途 怪物を倒すために特化する。 移動速度 誰も追いつけないほどの速度で移動する。 ソーロルムの術式 ソーロルムという北欧の戦士の伝承を基にした魔術。「ゼロにする」の掛け声と共に自分が武器と認識したものの攻撃力をゼロにすることが出来る。 効果時間は10分ほどでその間武器の攻撃力はゼロのままになる。 それが武器による攻撃なら魔術・科学を問わずゼロにすることが可能。 作中では神裂の唯閃やバンカークラスターによる爆撃を無効化した。 ただし、あくまで自分が武器と認識したものでないと無効化できずそれが原因でアックアに敗北した。 当然武器の攻撃力をゼロにするだけなので武器を使わない攻撃には意味がない。また、王室関係者は例外にしているので王室関係者にも意味がない。 追記・修正お願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 強いけど、地味。 ねーちんの事もあって、美琴が好きな海原(エツァリ)と同じ、上条さんのライバル(恋の)。 ただし、とうの上条さん本人は気づいていない。 -- 名無しさん (2013-08-08 22 24 26) ↑それ言ったらインデックスが好きなステイルも同じ事だな。ただ騎士団長は分からんが、他二人に共通してるのがまた別の女の子にフラグを建てて、それでいて本人がその事に気付いてないのがな… -- 名無しさん (2013-09-29 15 04 51) 相変わらず瞬殺されるのに定評が有る女ヤムチャェ…… -- 名無しさん (2013-11-18 17 50 31) ↑言うなよ・・・序盤やアックアで強いとこ見せてる分某氷雪系最強よりマシだ。 -- 名無しさん (2013-11-18 18 14 07) ↑肝心な所で負けてる役立たずな以上何言われても仕方ない -- 名無しさん (2013-11-18 21 32 51) この人の一般社会での扱いが気になる。表向きの肩書きがあるのか(軍人など)、あるいは存在しないことにされているのか。 -- 名無しさん (2015-10-05 00 58 31) ↑2相手が悪すぎるだけで強いのは確かだから…話は変わるがリョナ好きとしてこの人にやられてる時の神裂に興奮したのは俺だけだろうか -- 名無しさん (2015-10-05 16 02 58) インデックス(推定年齢14歳)を好きなステイル(14歳)がロリコンと呼ばれ、神裂(18歳)を好きな騎士団長(推定30代半ば)が受け入れられる。 -- 名無しさん (2015-11-20 17 35 22) やはり外見か… -- 名無しさん (2015-11-20 17 35 54) ナイトリーダーって、めちゃくちゃ単純な英語なのにセンスを感じるな。やはりかまちーのネーミングは面白い -- 名無しさん (2018-06-21 22 28 48) この人と神裂が結婚したら尋常じゃないほど美形で長身で半端なく強いけどドジな人が生まれそうな気がする -- 名無しさん (2018-10-10 12 40 51) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/deruta_sanbaka/pages/134.html
「私の予想してたメンバーをはるかに超えちゃって家じゃ狭すぎるのよね」 「そういえばそうですね」 「お姫様も来るのに超つらいですよね」 「そこで、それなりに広くて、ほとんどの部屋が使えて、 ここから近いところにあるお家を見つけたのよ」 「「「(超)新居ですね!」」」 「だから、準備をそっちでして、お客さんたちは変更の報告だけすればいいんじゃない」 「超ナイスですね」 「それじゃあ、移動しましょう」 「「「新居、新居、新居」」」 同時刻。 第23学区の空港。 「陛下!お忍びとはいえ何で来たのですか!?しかも王女まで!」 「出迎えごくろう。しかしそうぎゃあぎゃあ騒いではお忍びにならないではないか。」 「質問スルーしましたよね?しかもジーンズに革ジャンていつの時代ですか!?」 ちなみに王女様達は普通の格好(一般市民に化けている。) 「なぜ来たかだとぅ?それは招待状が来たからに決まっているだろうが。」 「普通社交辞令と思いますよね。というより王女はなぜ?」 「いやなにこういうのは大勢で押し掛けるのが正しいからだ。」 「陛下、失礼ながら一言申し上げます…アークビショップと貴様が来るとパーティーが戦場になりかねねえって言ってんだろおが!!」 「朝っぱらから元気がいいことなりけるのよ、騎士団長。」 そしてアークビショップはふと思い出して言う。 「しかし第一王女が来るとは意外なりけるのよ。てっきり断って来ぬと思いけるにつき。」 その問いには女王御自らお答えたまふ。 「いやなに、出たくてもドアが壊れて出られないといったからな、カーテナセカンドでドアを吹っ飛ばして助け出してやったのだよ。」 「「「「「絶対に(ニュアンス)違う(でしょそれ!!)」」」」」 女王以外の全員が突っ込んだころ 学園都市、とある高校の学生寮では…… 「何かいや~やな予感が…」 「宿題終わったのに不幸センサーに何が引っ掛かってんのよ!!」 「俺の不幸センサーはそこまで正確にはわかりません!!」 「まあいっか、パーティーは私達の新居でやるらしいわよ。」 「おお!!カップル会見にはぴったりですな!!」 「パーティーは夕方らしいけどそろそろいこっか。」 「そうだな、俺の着替え持った!!財布持った!!鍵持った!!ケータイ持った!!一応翻訳機も持った!!」 「「んじゃレッツゴー!!」」 他のカップル達も似たような会話をしていたのは言うまでもない。 「よし、こっちの場所変更の通達はこれで終わりっと。飾利ちゃんの方は?」 「大丈夫ですー。私の方もちゃんと会場変更のことは伝え終わりましたー」 「さて、と。じゃあ新居に着く前にウエディングドレスか白無垢、どっちがいいか決めちゃおー♪」 「そのことなのですが私から一ついいでしょうか?」 再び加熱しそうになったウエディングドレスと白無垢の激論、それを収めたのは神裂だった。 「私達の主観で決めずに彼女達の意見を参考にしてはどうでしょう? もちろんウエディングドレスか白無垢かは伏せておいて」 「つまり御坂さん達に『ドレスか着物、どちらが好きですか?』という感じで誤魔化して聞くってことでしょうか?」 「その通りです。初春さんは理解が早くて助かります。では早速、皆さんにその旨を伝えて下さい」 神裂に褒められた初春は照れながらも主賓の女性陣(打ち止めは黄泉川経由で)に、神裂の提案どおりの内容をメールで送った。 メールを送り終えた後で初春は神裂どころかその場に居合わせた全員を驚かせる発言をした。 「それにしても神裂さんって綺麗で頭も良くてスタイル良くて素敵ですよね。私達とそんなに歳は変わらないのに」 「……初春さん、誰が私達と超歳が変わらないんですか?」 「神裂さんですよ。確かにちょっと大人っぽいなーって思いますけど、年相応の可愛らしさもあるじゃないですか。18歳くらいですよね?」 「「「「「「「「嘘だっ!!!」」」」」」」」 初春の神裂さん18歳宣言に本人までもが驚きの声を上げる。 神裂は自分の年齢を知ってるはずの建宮を七天七刀で殴り飛ばした後で、初春に抱きついた。 「ありがとう! 私の年齢を的確に答えてくれて! 初春さん、もし困ったことがあったら何でも言って下さい。力になりますから!」 「い、いえ、こちらこそ……。でも神裂さんからさん付けされるのは恥ずかしいので呼び捨てで構いませんよ」 「分かりました初春。おや? 何を寝ているのですか、建宮。あなたには初春に言われた使命があったでしょう」 知らず知らずのうちに魔術側の味方を付け始めている初春だが、これはほんの序の口だと知るのはまだ先の話。 建宮は神裂に殴られたダメージも無いかのように再度初春に接近しようとしたが佐天、絹旗、そして神裂にブロックされてしまう。 そんな建宮をちょっとだけ可哀想だと思った初春は建宮に笑顔でお願いした。 「え~っとですね。建宮さんには男性陣のコスプレ衣装、素晴らしいものを期待してますよ」 「ふおおおおおおおおっ!! この建宮斎字、飾利姫のご期待に添える男共が恥ずかしい思いをする衣装を手配するのよね!」 「(こんな気持ち悪い男に私は教皇代理を……)建宮、土御門に関しては私が請け負います。日頃の恨みを晴らす絶好の機会ですから」 初春スマイルに萌える建宮を全員が気持ち悪い(程度の差は有り)と思いながらも、建宮を除くパーティー主催者一行は新居へと向かって行った。 一人取り残された建宮は男性陣の顔写真を見ながら、 「青いのと白いのと茶色いのは後回しにしてまずは上条当麻なのよね。……気は進まんがプリエステスにやられて入院中だから乱入は無いはずなのよ」 そう言って建宮は当麻に関しての萌えスペシャリストである、年内入院確定のある女性に電話を掛けた。 その頃、初春からのメールを受け取った主賓の女性陣は…… 「ん?どうした美琴?」 「初春さんからメールがきたの」 「私も」 上琴と土月は合流していた。(お隣さんだからね) 「にゃににゃに…ドレスと着物どっちが好きかって?」 「「そりゃドレスでしょ♪」」 美琴と月夜はウェディングドレスに決定♪ 「あら?メールがきてますの…初春?」 「なんやって?」 「『ドレスと着物どっちがいいですか?』ですって」 「黒子はんには着物が似合うんやないか?」 「そうですわよね♪」 白井白無垢に決定♪ 「例の風紀委員から打ち止めに質問がきてるじゃんよ。」 「何々?ってミサカはミサカは質問してみる。」 「『アホ毛ちゃんに質問です。ドレスと着物どっちが良いですか?』だそうじゃん。」 「ドレスに決まってんじゃん♪ってミサカはミサカは質問に答えてみる!!」 打ち止めウェディングドレスに決定♪ 同時刻。 カエル顔の医者の病院には…。 「…やり過ぎたようだな。」 「殺り過ぎですよ。全く。」 「お前がいつまでも御坂美琴に執着しているからだろうエツァリ。」 「そうはいってもですよ、あの名医に言わせても『ここまでの手術、あの少年の右腕をつないだ時以来だね?』ですよ。」 「だからやり過ぎたと謝ってるじゃないか……」 その3つ隣の病室で、 一人の少女が鳴り出した携帯(正確にはそのストラップ)を手に取った。 「建宮さんからだ。なんかあったんでしょうか?」 現在彼女は全身包帯ぐるぐる巻き。 カエル顔の医者も行っていた『何で今日はこんな超重症患者が二人も来たんだろうね?』と。 ともあれ一応上司からの電話である。 面倒ではあっても(3回に2回はシモネタないし親父ギャグ)取らねばならない。 「もしもし」 『もしもしなのよな』
https://w.atwiki.jp/ws_wiki/pages/4066.html
autolink() ID/W13-086 カード名:建宮 斎宇 カテゴリ:キャラクター 色:青 レベル:1 コスト:1 トリガー:1 ● パワー:1000 ソウル:1 特徴:《魔法》?・《武器》? 【自】あなたがこのカードの『助太刀』を使った時、あなたのキャラすべてが《魔法》?なら、あなたは自分の山札の上から1枚を、ストック置場に置いてよい。 【起】●助太刀2000 レベル1[① 手札のこのカードを控え室に置く](あなたは自分のフロントアタックされているキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+2000) けどまぁ、やるってんなら仕方ねぇ、 今日がお前さんの命日だ レアリティ:U illust. パジャマの茜の亜種で、汎用性が向こうより幾分も上がっている。 そのまま使えば平凡な1/1/2000の助太刀だが、舞台のキャラを《魔法》?で統一することにより、実質0コストで使用することができる。 同作品の同色の中では最も汎用性が高い副次効果を持っているので、こだわりがなければこれを採用するといいだろう。 もっとも、この色で組む場合、《特徴なし》?である各種「当麻」?が採用される場合も多い。 その時は一つ目の効果は「できたらラッキー」程度の認識にしておくほうがよい。 また。助太刀のタイミング上、一枚だけではあるがデッキトップコントロールを対処することができる。 焼け石に水程度ではあるのだが、例えば3-0から7枚デッキトップに置かれたとき、これを使ってみると奇跡がおこるかもしれない。 特徴もサーチ、回収しやすく何事もなく優秀な一枚。
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/43.html
当麻「観覧車?」 美琴「そ、遊園地の最後はこれでしょ!!」 当麻「定番だな。」 美琴「それに…」 当麻「?」 美琴「頂上でキスするの…」 当麻「定番だがもうどこでキスしても変わらないのでは…?」 美琴「だって、当麻とロマンチックなキスしたいんだもん(////)…」 当麻「…ったくしょうがねえなー!!んじゃいきますか!!」 美琴「うん!」 キスしなくてもこの二人は誰にも止められない。 建宮「ベタなのにあそこまでいちゃつけるとはなのよね…。」 浦上「ベタだからこそじゃないですかね?」 神崎「インデックス…、なぜそこまで歯を磨く必要があるんですか?」 インデックス「それはね、とうまと短髪を噛み殺すためだよ…。」 神崎「では、五和はなぜ海軍用船上槍を強化してるんですか?」 五和「そんなあたりまえのこと聞かないでください…勿論御坂美琴という 世間知らずのお嬢様をメッタメタのグッジョグジョにするために決まってるじゃないですか…。」 神崎(すいませんが自分の命は自分で守ってください…。) 神崎たちが着くまで、あと43分29秒… 上条「さすが、学園都市。」 美琴「何が??」 現在二人は観覧車に乗ろうという所。 上条が感心しているのはある注意書き。 「こちらの観覧車は自動姿勢制御システムを採用しており、カップルの方が片一方に乗られても快適にお過ごしいただけます。」 とりあえず、科学的?な説明。 この観覧車のゴンドラには水銀柱などを組み合わせた『傾斜感知計』が付いている。 これが感知した傾斜に合わせて水が注排水装置よろしく移動し、ゴンドラを常に水平に保つ。 ちなみにこの水銀柱を使った傾斜感知は1944年ころ日本海軍が開発した「自動空戦フラップ」と同じ様なものだが、学園都市のものはさらに精度・コストパフォーマンスを高めてある。 美琴「うわぁああ……(科学ってやっぱりこういう事のためにあるべきよっ♪)」 上条「そんなに感激するもんか?」 美琴「あったりまえじゃん」ムギュ。 建宮「定番なのよな。」 浦上「定番ですね。」 建宮「しかし定番、ベタであればあるほど強力なのよ。」 その時、建宮の通信霊装が震えた。 プリエステスからの連絡。 建宮「(もしかして上条当麻の護衛と言って遊んでたのがばれた!?)」 浦上「(やっぱり遊んでたんですかこのバカ!!一緒にしかられるこっちの身にもなれってんだ!!)」 ヒソヒソ声であわてる二人だがプリエステスからの通信を無視できるはずもなく。 建宮「もしもし、プリエステス。私 建宮斎字は決して遊び呆けてたわけでは……」 神裂「良いですか建宮、落ちついて聞きなさい。」いや慌ててるのはむしろそっちの方ですよ、神裂さん。 神裂「今すぐ上条当麻から離れなさいっ!!」 建宮・浦上「「へっ?」」 神裂「五和があなたたちの位置を元に上条当麻、いえ御坂美琴の位置を割り出して襲撃しようとしています!ですから急いでそこから離れなさい!!」 建宮・浦上「「りょっ、了解ぃいいいい!!!!!!」」 彼らとて馬鹿ではない。 とくに建宮は教皇代理を務めたほどの男である。 3.5秒で撤収準備を完了。(早やっ!!) スタコラサッサー と大の大人が二人して見えない恐怖におびえて逃げ出すさまは滑稽にも見えた。 しかし、ぶち殺しモードに入った五和の恐ろしさを知ってる二人は真剣そのものである。ここ重要。 打ち止め「わーい、パパママのデレデレが見られるってミサカはミサカは興奮してみたり。」 一方「まずいなァ。あいつらもいンのかよ…ん?」見るとショチトルが小声で話しかけている。 ショチトル「(大丈夫。たぶん我々の乗る所からあの二人の醜態は見えない。)」 結標「(もし見えたら、打ち止めの拘束お願いね一方通行。)」 一方「(テメェは何すンだよ?)」 結標「(もちろんショチトルのフォロー。海原を止めるのは2人くらいいないと心配よ。)」 ちなみに件の海原は現在放心状態。ショチトルからの逆告白(キス)と上琴のデレっぷりがよほど堪えたらしい。 建宮「い、五和ちゃーん?いつ日本におもどりかなー?」 五和「しらを切っても無駄ですよ建宮さん。」 建宮「なななんのことでせう?」 五和「当麻さんの護衛についてたのは知ってるんです。まあ建宮さんの場合、そう言って殆どグウタラしてたんでしょうけどー。」 うわっ、五和さんの言い方が辛辣だーっ!!ぶち殺しモードの最強ランク=レベル5に行ってるのよなーっ!! 良いからはきなさいこのツンツン頭!!! という二人から少し離れた物陰。 五和から逃れた浦上が二人の様子をうかがいつつ、プリエステスに連絡中。 神裂「つまり、建宮は捕まったのですね。」 浦上「はいっ、プリエステス、助けて下さいましっ!!このままじゃ早晩建宮さんは陥落します。」 神裂「そうしたいのは山々ですが、いま噛み殺しモードに入ったインデックスをステイルと二人がかりでどうにか抑えているところです。……浦上、あなたが五和を止めなさい。では」通信は切られた。 プリエステスの命には逆らえない。 しかも天草式にとっても恩人である上条当麻の彼女を守るためである。 ここに浦上の特攻が決定した。 目標はぶち殺しモードに入った五和。勝ち目はない。 しかし男には負けるとわかっていても戦わねばならぬときがある!! 浦上は自分そう言い聞かせ、死を覚悟するのであった。 死を覚悟した浦上に天啓が舞い降りる。 浦上「1人では無理だが30人くらいいるという「あの子たち」の助力があれば?」 緊急決議第178号 「ミサカ全軍を挙げてのオリジナル援護を決意する。」 シスターズ「「「「「「了解。」」」」」」 15072号「現状報告を。」 20000号「現在決議177号後散会したミサカの一部は遊園地を退去せり。現在オリジナル援護に駆け付けられるのは21体のみ。それで十分か否か?」 16254号「21人ほどしか出せませんが、十分ですか?とミサカは尋ねます。」 浦上「21人ですか、微妙ですね。(て言うかこの人何ぶつぶつしてるんだ?体内に通信用霊装でも内蔵してるのか??)」 16254号「十分と言っています。とミサカは報告します。」 浦上「???いっ、言ってねええええええ!!!!」 10081号「こちら10081号。五和、建宮両名を確認。建宮が五和の尋問に屈した模様。現在オリジナルの方へ向かいつつあり。」 15072号「こちらも確認。現スピードにて20分ほどでオリジナルと接触す。」 10090号「オリジナルへこの危機を伝えるべきでは?とミサカは意見具申いたします。」 20000号「それは不可能です。とミサカは答えます。あの二人は現在観覧車に乗って頂上付近でのりづけ中。……おそらく窓に警告メッセージを載せても気づかないでしょう。」 10090号「オリジナルも恋には盲目と言う事ですか。とミサカはDNAレベルでおなじオリジナルの醜態に顔を赤らめます。」 20000号「20分という事は……ちょうどあの二人が降りてきたころです。とミサカは報告します。」 16254号「状況は極めて困難なり。しかしオリジナルへの恩返しのためにも退却は許されません。」 シスターズ「「「「「「ラジャーッ!!」」」」」」 だがしかし、浦上はあっさり敗北した…。 五和「さあ、二人とも吐いてください…。それとも死にます?」 建宮「わ、分かった!!でぅばでぱあ!!何するのよね浦上!!」 浦上「今ここであの二人の為にできるのは黙ることです!!」 建宮「しかしこのままでは…!」 浦上「天草式の恩人には幸せになってほしいじゃないですか!!その為なら ぼくは肉片の塊になってでも口を割りません!!」 建宮「は!!そうだったのよね!!浦上!!お前の言葉で目が覚めたのよね!!」 浦上「そうです!!頑張りましょう!!」 五和「うるさいですよ浦上さん。まずあなたから死にます?」 声だけで殺せそうな五和、それはまるで死神に鎌を突きつけられた様…。 いま上浦には五和の海軍用船上槍が死神の鎌に見えた。 浦上「第6学区の遊園地です!!」 建宮「貴様裏切りおったなああああああああああああああああああああああああ!!」 インデックス「離すんだよ二人とも!!私はあの二人を噛み殺すんだよおおおおお!!」 神崎「ステイル!!まだ術式は完成しないのですか!!(拘束術)」 ステイル「うるさい!!あと少しなんだ!!」 神崎とステイルは絶賛奮闘中 16254号「ちっ、あの野郎あっさり陥落しやがった。とミサカはオリジナルの位置をはいた二人への失望をあらわにします。」
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/247.html
「すっきりした? 初春」 「はい、もう大丈夫です。新生初春飾利、上条さんと御坂さんに最高のクリスマスを祝福と共に届けます!」 泣き終えた初春は詩菜に涙を拭いてもらいながら、高らかに今日のパーティーの成功を宣言した。 そこでいよいよパーティーの段取りを組もうとした5人だが、 「よく言ったのよね健気な愛しき我が姫君! この建宮斎字、全身全霊を以って貴女をバックアップするのよ!」 ガラスを突き破って乱入し、どさくさに紛れて初春の手を握ってきた建宮に阻止されてしまう。 初春は建宮に迫られたことで怯え、残る4名も呆気に取られて即座に反応できなかった。 「ヒ、ヒイッ! な、何ですかあなたは!」 「怖がることは無いのよ我が愛しき飾利姫。我ら天草式十字凄教が貴女の願いを必ずホウッ! ゴフッ!」 「初春から離れなさいよこの変態!」 「超キモいです。浜面と超いい勝負のキモさです、この超おっさん」 初春を救い出したのは佐天の金的と絹旗の『窒素装甲』による右ストレートだった。 派手に吹っ飛ばされた建宮を警察に突き出そうとした美鈴と詩菜だったが、旅掛に止められる。 「みんな驚かなくてもいいし、警察を呼ぶ必要も無いよ。彼も私が呼んだパーティーの客人だから」 「そ、そうだったんですか? ごめんなさい!」 「気にする必要はありません、初春飾利さん。あの馬鹿にはちょうどいい仕置きです」 旅掛の後ろから現れたのは刀夜と神裂だが、神裂は浮かない顔だ。 それもそのはず、パーティーに乱入するはずの騎士団長が旅掛に呼ばれた客だったのだから。 戦う覚悟を決めていた神裂、しかし自分もパーティーに呼ばれているので肩透かし感一杯である。 「建宮のことは思う存分こき使って構いません。それと私も微力ながら力になります。上条当麻には恩がありますから」 「そうなのよね! 愛しき飾利姫の為ならたとえ火の中水の中なのよな!」 「建宮さん、でしたっけ。初春にあまり近づかないで下さいね。この子には刺激が強すぎますから」 「もし初春さんを超怖がらせたら病院送りだけでは済みませんよ」 神裂のことは受け入れた女性陣だが、建宮は明らかに初春を狙っているので子供達からは警戒されていた。 とはいえこのままでは何も始まらないので美鈴がパーティーの確認を始める。 「えーっと主賓だけど当麻君と美琴ちゃん、それとハワイで会った3組のカップル、それと」 「浜面さんと滝壺さんです。この5組をお披露目&祝福するのが目的です」 「基本的にはその五組をいじりながらみんなで楽しくお喋りしたり料理をつついたりするのよね~」 「そうね。料理は私と詩菜さんだけで大丈夫だと思ったけど参加者多そうだから神裂さん、手伝ってくれる?」 美鈴からの突然の指名に神裂は驚きながらも、快く了承した。 パーティーの飾りつけや力仕事は基本、男性陣(時々絹旗)で決定した。 次に初春が自分の中で目玉と考え、一番やりたいことを発表する。 「じゃあゲームとかは佐天さんと絹旗さんに考えてもらうとして、私から二つ提案があります!」 「よっ! いいぞー初春ー♪」 「一つは昨日の女性陣の恥ずかしいコスプレ以上に恥ずかしいコスプレを男性陣にしてもらいます!」 「……それは女性陣は喜ばないんじゃないかな?」 初春の提案に異を唱えたのは刀夜で横では旅掛と建宮も頷いている。 しかし初春は慌てることなく、 「心配いりません。御坂さん、白井さん、白雪さん、アホ毛ちゃん、滝壺さんなら恋人さんがどんな格好でも萌えてくれます!」 「……なるほど。それで衣装のチョイスは誰がするんだい?」 「建宮さん、お願いできますか?(何だか変態さんの匂いがするから期待出来そう)」 初春に指名されたことで建宮は顔が見えないくらい何度も何度も首を縦に振り続けた。 そして初春はこれがメインとばかりにこんなプランを提示した。 「二つ目は5組のカップルの女性の方にはウエディングドレスか白無垢を着てもらいます! そこでみなさんに誰がどっちが似合うか決めてもらいます♪」 と初春が力説している所に… 「「「騎士団長!!」」」 「よお!!久しぶりだな!!しかしお前の娘と上条当麻が付き合っているとは驚いたぞ!!」 「まあな、そういやお前はどうして上条当麻のことを知っていたんだ?」 「そんな情報どっから持ってきたか知りたい物だが…まあいいか、将来はお前の息子になるかもしれないのだからな。」 「おっと、その前にこちらが上条刀夜、上条当麻の父親だ。」 「どうもはじめまして、よろしくお願いいたします。」 「いやいやこちらこそよろしくお願いします。」 と握手を交わした。 「では、少々息子について知りたいのですが…」 待ってました!!と全員振り返る。 「んん…彼はよくイギリスに貢献してくれた…いや、これは世界に貢献したと言ってもいいか…」 とそんな時に騎士団長の電話が鳴った。 「ちょっとすいません…はいこちら騎士団長…何!?女王達に例の招待状が届いただぁ!? …わかった、今すぐ空港に行く。」 「どうした?」 「どうして女王達のアドレスがわかったか聞きたい所だが…また空港に行ってくる。 どうやら女王達が日本にまもなく来るらしい。ではまた後で…」 そう言うと騎士団長は一瞬のうちに消えた。 (あのバカ団長!!素人の前で人並み越えた速さで動いたら怪しまれるに決まってます!!) 「では!!気を取り直してウェディングドレスと白無垢、どっちが似合うか選びましょう!!」 (助かった…) 神裂は心の奥底から安心した。 「超白無垢です!!」「いやウェディングドレスです!!」 「白無垢なのよゴギュ!!」「変態オヤジは黙っててください!!」 (なんか、騎士団長の素早さに突っ込んでくれなかったのはよかったのですが……) 別の話題でヒートアップしている初春たち&バカ騒ぎがアークビショップ並みに好きな建宮をみながら神裂は思う。 (何か心配です。ちょっと仕切りますか。) 18歳のはずだが精神年齢は面倒見のいいおばちゃん教皇は咳払いをして言う。 「えーっと…ところで結局何人くらい呼んだんですか?」 「20人くらいですよね?旅掛さん」 「へっ!?君が把握してるんじゃなかったのか?」 「いや~、途中から数数えるの面倒になっちゃって…大体20人です。」 「しかし招待客の名前がすごすぎませんか?」 「確かに…。英国女王へのは騎士団長にも出したから『一応』程度に出したんだが……。」 「女王陛下はパーティーとかその他大騒ぎがお好きなので…今はクリスマスで公務も少ないですし、それで来たんでしょう。」 「それもお忍びのようなのよ。」 建宮が言う。 「空港に配置した浦上達の報告によればやけに上機嫌のものすごい恰幅の良い女性が連れとともに降りてきたと思ったらそれが女王だったということなのよな!」 「なんですって!?もう着いたのですか?パーティーは夕方からのはずでは。」 「女王は昔から日本が好きだと聞いたことが有る。観光でもするのだろう。」 「はぁ…ところで『連れ』とは…まさか…??」 神裂の問いに追加報告を受けた建宮が答える! 「最大宗教なのよね!!後、王女三人も来てるらしいのよな!!」 「「「「「「「「「何いいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」」」」」」」」」 「まさかそこまで凄い人種が一気に来るとは…」 「「「「スゴいですよね…」」」」 親達が呆然としてる間に中学一年生達は… 「私!!お姫様と話す権限があるはずです!!何てったって、私がパーティーに呼んだんですから!!」 「そうだよ初春!!次いでにこの写真のことバッチリ聞いといてね!!」 「そうですよ!!絶対に超聞いて下さい!!」 「任せて下さい!!絶対に聞き出します!!」 なんか燃えていた… 「ちょっと、盛り上がってるところ悪いんだけど・・・」 「なんですか?美鈴さん」
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/1045.html
418 :1[saga]:2011/05/24(火) 03 25 46.84 ID lgOvXgxq0 1です!!!! すいません!!!! 打ち切ります!!!!!!! というか、方針を変えます。 残り全員ノリと勢いだけで片付けます ノリと勢いを維持するためにいきなり台本形式になります 色々とごめんなさい。これまでの書き方だといつまでたっても終わりそうにないので…… 一応全員解決するところまで書きますが、相当駆け足なのであんまり期待しないで下さい ではおさらいから↓ ■■■■救助リスト■■■■ ===イギリス清教=== 必要悪の教会 禁書目録 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 ステイル=マグヌス 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 ロンドン女子寮 神裂火織 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 オルソラ=アクィナス 【解決済】 天草式十字凄教 建宮斎字 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 浦上 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 五和 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 牛深 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 香焼 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 諫早 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 野母崎 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 対馬 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 他44名 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 アニェーゼ部隊 アニェーゼ=サンクティス 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 シスタールチア 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 シスターアンジェレネ 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 他約200名 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 ===英国王室=== エリザード 【捕縛】 リメエア 【捕縛】 キャーリサ 【捕縛】 ヴィリアン 【捕縛】 ===騎士派=== 騎士団長 【捕縛】 ===結社予備軍=== 新たなる光 レッサー 【消息不明】 ベイロープ 【消息不明】 フロリス 【消息不明】 ランシス 【消息不明】 ===ローマ正教=== ローマ教皇 【誘拐】 神の右席 フィアンマ 【捕縛】 ヴェント 【捕縛】 アックア 【捕縛】 ===ロシア成教=== サーシャ=クロイツェフ 【行方不明】 ===エリザリーナ独立国同盟=== エリザリーナ 【解決済】 ===学園都市=== 統括理事会 アレイスター=クロウリー 【失踪】 とある高校 月詠小萌 【解決済】 結標淡希 【解決済】 姫神秋沙 【行方不明】 吹寄制理 【解決済】 青髪ピアス 【行方不明】 土御門元春 【拉致:謎のキャンピングカー(三回目)】 御坂勢力 御坂美琴 【誘拐:全身タイツ(ロシア成教?)】 妹達(学園都市組) 【解決済】 妹達(10033-16000) 【解決済:一方通行】 妹達(16001-20000) 【委託:一方通行】 白井黒子 【誘拐:全身タイツ】 初春飾利 【誘拐:全身タイツ】 佐天涙子 【誘拐:全身タイツ】 エツァリ 【誘拐:全身タイツ】 ショチトル 【解決済】 黄泉川家 黄泉川愛穂 【解決済】 芳川桔梗 【行方不明】 一方通行 【解決済】 打ち止め 【解決済】 番外個体 【解決済】 新生アイテム 麦野沈利 【解決済】 浜面仕上 【解決済】 滝壺理后 【解決済】 絹旗最愛 【解決済】 旧スクール 垣根帝督 【解決済】 心理定規 【解決済】 忍者 服部半蔵 【解決済】 郭 【解決済】 その他 風斬氷華 【中の人】 スフィンクス 【行方不明】 冥土帰し 【解決済】 研究者(約150人) 【誘拐:ロシア成教】 上条刀夜 【行方不明】 上条詩菜 【行方不明】 御坂旅掛 【行方不明】 御坂美鈴 【行方不明】 <エリザリーナの病院の前> 上条「よし!! 出発するぞ!!」 土御門「その前にカミやん、ちょっといいかにゃー?」 上条「何だ? 土御門(つっこまないぞ)」 土御門「(あれ、つっこんでくれない……)実を言うと、ちょっと時間が押してるんだぜい」 上条「押してるって何の」 土御門「何でもいいからちょっと巻きでお願いしたいんだぜよ」 上条「巻きで……急げってことか?」 土御門「そうそう。だからとっととロシア成教のアジトへ行くぞ!」 上条「? おう! ショチトル、準備はいいか?」 ショチトル「 <学園都市基地跡> 土御門「着いたぜい」 上条「すごく早く着いた気がするけど気のせいだな」 ショチトル「 土御門「それじゃあ早速、ここに捕らわれている学園都市の人々を助け出すんだにゃー」 上条「おじゃましまーす」 ピーンポーン ガーッ 上条「あ、ドアが開いた」 土御門「呼び鈴が付いてるのも、鳴らしたら開けてくれるってのも意外すぎるな」 ショチトル「 『ふっふっふ……それは私が開けてあげたからなのです』 上条「!? 何だ!? 館内放送?」 土御門「一体誰だ!?」 『はい。私、初春飾利っていいます』 土御門「なにぃっ!? ウイハルッ!? その正体は一体ッ!?」 上条「土御門うるさい。リストにいたよな」 土御門「そういえばそうだったにゃー」 上条「……」 土御門「なんにせよ、さっそく一人目ゲットぜよ!!」 上条「モンスターじゃないぞ」 土御門「きっとラフレs 上条「館内放送なんかしてるってことは、無事みたいだな」 初春『はい。御坂さんに助けてもらっちゃいました』 上条「そ、それは良かった……」 上条「それで、どうやってこの放送を? あとドアも」 初春『今、この施設のコンピューターは全部私の管理下にありますから』 上条「何ですと!?」 初春『事情を説明しますから、とりあえず中に入ってください』 初春『無事、私のいる最上階のメインコンピュータールームに辿り着けるなら、ね……』 初春『ふっふっふ……』 上条「そこはかとなくラスボスっぽいな」 ショチトル「 <基地内部> 初春『皆さん正面口を越えましたね? それでは、まず右手のドアをご覧下さい』 土御門「はーい」 上条「見たぞ」 初春『その部屋に御坂さんのご両親がいます』 上条「え……」 上条「……本当か! 早く助けないと!」 初春『ロックは解除してありますから、ご自由にお入りくださいね』 ガーッ 上条「便利な人質だな」 <正面口右手の部屋> 上条「うわ」 土御門「どうしたカミやん? 入り口で立ち止まると迷惑だぜい」 芳川(土下座)「……」 旅掛「……」 美鈴「……」 上条「白衣のお姉さんが美鈴さんとスーツのオッサンの前で土下座してる」 土御門「『うわ』ってカミやんお前」 ショチトル「 上条「おーい、美鈴さん」 美鈴「あ、あれ? 美琴ちゃんのお友達じゃない? 久しぶりー」 芳川「……(土下座)」 旅掛「……」 上条「えーと、あの、これ、どういう状況?」 美鈴「ああ、この、学園都市の研究員の人がね……」 芳川「すみませんでした」 旅掛「許さん」 上条「……」 美鈴「……」 土御門「多分、その研究員は『絶対能力者進化計画』に関わってる」 土御門「娘のクローンが二万人も作られて、しかも半分殺されてるなんて知ったら、両親が怒るのはあたりまえですたい」 土御門「それで、研究者であるその白衣のお姉さんが土下座、と」 土御門「そういう事に違いないぜよ!!」 上条「ありがとう土御門。お前が言うならそうなんだろうな」 ショチトル「 上条「研究者の人はともかく、なんで御坂の両親が攫われるんだ?」 芳川「それが、彼らの計画の初期のなごりらしいわ」 旅掛「許さん」 上条「計画の初期?」 芳川「現在、私達を攫った人たちは超電磁砲のクローンを作ろうとしているようなの」 旅掛「許さん」 上条「ロシア成教がクローン? 信じられないけど……なあ土御門、なんで?」 土御門「俺に聞くのはおかしいぜよ」 芳川「理由はどうあれ、彼らの狙いはクローンの量産だった」 旅掛「許さん」 芳川「今も一万人のクローンが世界中にいるわけだけど、それよりもっと大量に必要なようね」 旅掛「許さん」 美鈴「お父さん、ちょっと静かにしてね」 芳川「計画の初期段階では、クローンをどうやって作るのか、彼等には見当もつかなかった」 芳川「そもそもクローン?何それおいしいの?状態だったようね」 上条「まあ、科学を毛嫌いしてたわけだからな」 芳川「そこで、彼等は考えた」 芳川「クローンて、二万つ子なんじゃないのか? と」 上条「」 芳川「それで彼ら、こう考えたわけね」 芳川「もっと生ませればいいんじゃないのか? と」 上条「」 土御門「」 ショチトル「」 旅掛「許さん」 美鈴「いやー、さすがの美鈴さんも二万人産んだら裂けちゃいますよアハハ」 芳川「学園都市の研究者を手中にして、その考え方は間違いだと気がついた後も、ご両親は解放されなかった」 芳川「それで、新しく攫われて来た私と出会ったということよ」 旅掛「許さん」 芳川「すみませんでした」 旅掛「許さん」 上条「無事なようで何よりだけど、何で無事なの?」 美鈴「んー? 何て言ったかな、海原君? カッコいい彼に助けてもらっちゃった」 ショチトル「海原……というのは、まさか」 土御門「つまり、エツァリが化けてる男だにゃー」 ショチトル「あの、その人は今どこに?」 美鈴「私達をこの部屋に残して、他の人達を助けに走ってるわよ」 上条「何!? くそう、また出番が取られる!」 土御門「よし、追いかけるぜよ!!」 ショチトル「 <廊下> 初春『それじゃあ、次はエレベーターに乗って二階へ行ってください』 上条「はーい」 土御門「すっかりツアー感覚だな」 <二階廊下> 上条「うわ」 土御門「カミやん、エレベーターのドアの前で立ち止まるのはやめてほしいぜよ」 白井「あら? あなたは……例のあの人ではありませんの」 上条「人を名前を言ってはいけない人みたいに言うなよ」 土御門「カミやーん、ウィンガーディアム・レビオーサ!」 上条「うるさい」 白井「こんな所で何をしていますの?」 上条「何って言ってもな……人助け?」 白井「はっ!! まさか、お姉様を助け出してポイントを稼ごうなどとっ……」 白井「卑怯ですわ! なんと浅ましい! 汚らわしいこの類人猿め!!」 白井「どうせ、 『大丈夫か、美琴』 『ありがとう! かっこよかったわ! 大好き!』 『ふっよせよ……』 『ねえ、キスして……』 『バカ、こんな所で……』 『あんたの唇がほしいの、黒子……』 などという流れを狙っていたのでしょうけど、お生憎様ですわ! お姉さまは既に救出されていますのよ!!」 上条「多分、それ企んでたのお前だろ」 白井「!!」 上条「御坂がすでに助かってるとなると、お前はそこで何をしてたんだ?」 白井「佐天さんと協力して、悪党どもをこのドアの向こうに閉じ込めたところですの」 初春『私と白井さんと佐天さんが監禁されてた部屋なんですよー』 上条「佐天さん……? ここにはいない、よな?」キョロキョロ 初春『コンピュータールームで私と一緒にいますよ』 白井「この施設の自動ドアとシャッターは、すべてそこでコントロールできますの」 初春『白井さんが彼らを追い詰めて、佐天さんがシャッターを閉めて追いこんで行ったんです』 上条「なんか、すごい大作戦が展開されてたんだな」 白井「でも佐天さん、ゲーセン感覚で面白がってましたわ」 土御門「とにかく、これで雑魚の魔術師に襲われる心配はないと」 上条「戦争する覚悟で来たのに、とんだイージーモードだぜ」 土御門「何しろ巻きだからにゃー」 上条「黒幕もこの部屋の中にいるのか?」 白井「いえ、わたくし達が相手をしたのは下っ端の連中だけですの」 初春『それから、名前も出て来ない大量の研究者のみなさんも救出しましたよ』 白井「結局、雑魚ばっかり相手にしてましたの」 上条「雑魚て」 初春『大物はとってありますから』 上条「そこらへんは空気を読むんだな」 土御門「大丈夫、カミやんが目立つチャンスは残されてる!」 上条「そんな心配してないもん」 ショチトル「 初春『雑魚が片付いたところで、最上階に進みましょう!』 上条「俺何もしてないんだけど」 土御門「心配するな、いつものことだ」 初春『さて、そこに現れる黒幕の正体とは!?』 土御門「暴かれる真の目的とは!?」 白井「上条はそれを打ち砕くことができるのか!?」 上条「俺たちの戦いは、これからだ!!」 ショチトル「 ■■■■救助リスト■■■■ ===イギリス清教=== 必要悪の教会 禁書目録 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 ステイル=マグヌス 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 ロンドン女子寮 神裂火織 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 オルソラ=アクィナス 【解決済】 天草式十字凄教 建宮斎字 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 浦上 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 五和 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 牛深 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 香焼 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 諫早 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 野母崎 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 対馬 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 他44名 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 アニェーゼ部隊 アニェーゼ=サンクティス 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 シスタールチア 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 シスターアンジェレネ 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 他約200名 【救助立候補:シェリー=クロムウェル】 ===英国王室=== エリザード 【捕縛】 リメエア 【捕縛】 キャーリサ 【捕縛】 ヴィリアン 【捕縛】 ===騎士派=== 騎士団長 【捕縛】 ===結社予備軍=== 新たなる光 レッサー 【消息不明】 ベイロープ 【消息不明】 フロリス 【消息不明】 ランシス 【消息不明】 ===ローマ正教=== ローマ教皇 【誘拐】 神の右席 フィアンマ 【捕縛】 ヴェント 【捕縛】 アックア 【捕縛】 ===ロシア成教=== サーシャ=クロイツェフ 【行方不明】 ===エリザリーナ独立国同盟=== エリザリーナ 【解決済】 ===学園都市=== 統括理事会 アレイスター=クロウリー 【失踪】 とある高校 月詠小萌 【解決済】 結標淡希 【解決済】 姫神秋沙 【行方不明】 吹寄制理 【解決済】 青髪ピアス 【行方不明】 土御門元春 【解決済】 御坂勢力 御坂美琴 【誘拐:全身タイツ(ロシア成教?)】 妹達(学園都市組) 【解決済】 妹達(10033-16000) 【解決済:一方通行】 妹達(16001-20000) 【委託:一方通行】 白井黒子 【解決済】 初春飾利 【解決済】 佐天涙子 【解決済】 エツァリ 【誘拐:全身タイツ】 ショチトル 【解決済】 黄泉川家 黄泉川愛穂 【解決済】 芳川桔梗 【土下座】 一方通行 【解決済】 打ち止め 【解決済】 番外個体 【解決済】 新生アイテム 麦野沈利 【解決済】 浜面仕上 【解決済】 滝壺理后 【解決済】 絹旗最愛 【解決済】 旧スクール 垣根帝督 【解決済】 心理定規 【解決済】 忍者 服部半蔵 【解決済】 郭 【解決済】 その他 風斬氷華 【中の人】 スフィンクス 【行方不明】 冥土帰し 【解決済】 研究者(約150人) 【解決済:白井・佐天】 上条刀夜 【行方不明】 上条詩菜 【行方不明】 御坂旅掛 【解決済】 御坂美鈴 【解決済】