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8月31日発売予定
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「情報は間違っていないようだな」 谷口は殺した人間から回収した物を持ちながら呟いた。 俺もそれをじっくりと見る。すると、隣で魔理沙が興味津々で俺に聞いてきた。 「それはなんだ?」 谷口からそれを貰いじっくりと見る。やはり、色としては何も脅威を感じられないな。まぁそんなものか。 「なんだと思う?」 少しばかり魔理沙は考えたようだが、どうやら彼女の頭では正解の単語は一つしかなかったようで、迷わずに単語を答えた。 「飴」 「そう言うと思った」 透明なビニールに入ったそれを、魔理沙によく見えるように近づいて、指でたたきながら言う。 「MDMAって言う薬だ」 無論、魔理沙は首をかしげるだけであったが、俺からすればこれは異常な事態である。 「薬?...なんだか苦くなさそうだな」 「そうだな。それどころか、楽しい気分になれるさ」 冗談半分で言うが、多分真面目にそうとらえている可能性があるので、一応絶対に飲むなと言っておく。 首をかしげる魔理沙とは別に、俺はこのMDMAについて少し考える。 「魔理沙、麻薬って知ってるか?」 「いや、聞いたことがない」 やはり、麻薬自体幻想郷には存在していないようだな。 実は、今回情報を受けた事により、この二人を捕獲することになっていた。結果として、相手が人里に逃げようとして居たため、逃すよりは殺す方がいいと判断して殺したのだが、やはりなんとしてでも捕獲したほうがよかったのかもしれなかった。 情報は、この二人が薬物を売買しているとのことであった。正直に言えば、俺たちは半信半疑で情報を受け取ったのだが、永遠亭を尋ねてみると、麻薬中毒と見られる患者が極僅かに居るという記録があったためこの二人を更に調べてみた。すると、どうにもこの二人が薬物に関わっているという疑いが出始め、そして今に至った。 俺はMDMAをポケットにしまい、ヘリに戻ろうとする。 「撤収だ。これから忙しくなる」 厄介事になる。そう素直に感じた。 六人全員がヘリに乗り込み、何故か魔理沙もどさくさに紛れてヘリに乗る。 「世話になるぜ」 「なるな。帰れ」 「えー、でも私が居た方が弱冠、いいだろ?」 「何故だ?」 「幻想郷じゃ有名人だからな。色々と顔が効くだろ?」 確かに...。 渋々、俺は魔理沙が乗ることを黙認した。しかし、やたらと物を触るなとだけは言っておく。そうじゃないと壊されそうでたまらないからな。一応、社の金の出所に政府もあるから税金を無駄にしてもらっては困る。ちなみに、社の資金源は様々な場所にあるので、税金意外にも色々な金がある。 俺はパイロットに伝える。 「本部に戻る」 「了解です」 なんだ、その顔は?いかにもこの薬物が何故あったのか分ったような顔だな。外れているだろうが聞いてやる。何故あるはずのないものがそこにはあったんだ? ...バーカ。違うな。やはり外れた。まだまだケツが青い証拠だ。何、気にすることはない。これから学んでいけばいいさ。 もちろん、今の段階でこの薬物がどこの物かなんて言わない。いくらなんでもネタバレが早すぎるからな。 しかし...ちょっとアレだな。警備会社がどのようにしてここ、幻想郷に乗り出したのか説明していなかったな。 EASCの準備が万全になったのは、2009年の春だ。なんとかして十分な人員を集める事が出来てな、資金も集まった。それで、本格的に幻想郷に入っていった。だが、問題はそこからだった。何しろ、我々は未知の地に足を踏み入れるのだからな。パンドラの箱って奴だ。 で、問題ってのは、要するに先住民族についてだ。 EASCは奴らを殺す気なんて一切ない。むしろ、奴らとは友好関係を築き上げたかった。だがな、お前ならどうだ?勝手に自分の家に他人が入り込み、好き勝手に何もかもをやられるなんていうのは?しかも、そいつらは友達になりたいって言うんだぞ?帰って欲しい限りじゃないか? だから、こういうときは普通は会談をするべきなんだ。が、生憎誰も会談をするべき相手というのを知らなかった。グリーンベレーも、陸自の特殊作戦群もな。なぜなら、奴ら特殊部隊は一切何もしなかったからだ。本当に何も。 特殊部隊とは何か、説明するのは結構難しい。さっき言ったが、俺には特殊部隊が何なのか分らん。正確に言えば、奴らの仕事内容を定理することができない。一応、特殊作戦を行う部隊が特殊部隊なんだが、じゃあ特殊作戦とは何だ、ということにな。 テロの鎮圧?馬鹿か。果たしてそれだけが特殊作戦か?違うな。 一般の兵士が行う作戦以外を基本的に特殊作戦と称する。つまり、テロの鎮圧だけじゃない。他のありとあらゆることをするんだ。その中には、本当に様々なことがある。 さて、この話とさっきのグリーンベレーと特殊作戦群が何故何もしなかったかという話にどういう関係があるか。実はな、特殊作戦の中には、心理戦が含まれている。個々の心理じゃない。全体の心理だ。 革命を起こす際、革命軍はどのようなことをしないといけないか。お前は分るか?革命軍っていうのは、政府に対して革命を起こす事が目的だ。だから、革命を起こすための準備をしなければならない。つまり、政府をなぎ倒す準備が必要なんだ。 フランス革命っていうのは、平民全員の思いから発展して起きた。最初は、ただの不満に過ぎないのに、いつの間にか国王の処刑に至った。そう、ただの不満だったのだ。だが、その不満は平民全員同じ物だった。そのことが大きい。 ロシア革命についても、同じような傾向がある。日露戦争の最中、血の日曜日が発生。そのことにより、人々の頭にはこう浮かび上がった。『皇帝は平民の味方ではないのか』 国は金と人民によって成り立つ。革命を起こすならば、そのどちらかに異変を加えなければならない。革命軍は、ただ敵を殺すのではなく、人々に革命の意識を高めなければならないのだ。 これが心理戦ってやつだ。特殊部隊はその心理戦を行い、自分達の国益となることをしないとならない。 革命の支援が国益となるなら、特殊部隊はその国の人々に好印象を抱かせるために一緒に暮らすだろう。現にグリーンベレーはそう訓練された。彼らは革命を支援するため、井戸を掘る技術を人々に教え、一緒に掘り、一緒に飯を作り、一緒に寝る。そうして軍隊が歓迎されるようになり、逆に何もしない政府に不満を抱かせる。 だが話を戻すが、グリーンベレーが幻想郷に行ったとき、政府はどのような見方をしていた?テロ発生の原因になると考えられてはいたが、実際には全く検討もつかなかった状態だ。政府はその時、あくまで中立的な意見であったはず。特殊部隊は政治的背景をいつも気にして行動をしなけらばならない。だからこそ、やつらは何もしなかった。 したことと言えば、私服で人里に潜入し、偵察をしたくらいだ。それも、幻想郷の人々に好印象を抱かれることもないように。 EASCは困った。これでは全く進まないとな。仕方が無く、こちらも特殊部隊を派遣した。三十名程の大規模な派遣だった。 その中に、このマニュアルの主人公である南條も居た。当時、三つのチームに別れていて、その中の一つのチーム、青少年チームの隊長を務めていた奴は、いつの間にか人間だけでなく、妖怪達にも好印象を抱かれていた。まぁ当然だろう。少年少女が人のために色々ときつい思いをしてやってるんだ。そんな姿を見れば、常人なら偉いと思うからな。 EASC、というより特殊部隊たちはたちまち良い噂として流れ、結界を作る輩の耳にも入った。 八雲紫って奴だ。そいつは、CIAの管理する暗殺の写真や映像に写っていた女だったんだ。 南條は会談を始め、彼女を説得した。 『もはやこれは貴方だけの問題ではない。人間や妖怪たちにも関わってくる。それを貴方一人で守るのは不可能だ。個々の力が強力でも、人間のような力には無力だ』 こう言ったとき、即座に紫は聞いたさ。 『人間の力?人間に私が殺せるというの?』 南條は静かに笑った。 『その質問をするようでは、守れません。貴方の力と、人間の力は別の次元。それを理解しなければ、ここはいずれ最悪の運命を迎えます』 よく言いやがるもんだよな。確かに、人を殺すような直接的な力と、人間の力っていうのは違う。つまり南條は、ソフトパワーっていう強力な力のことを言ったんだ。 ソフトパワーってのは、なんとなく分るだろう?直接的な力とは対照的に、間接的な力だ。だが、そっちの方が多くの人も殺せてしまう。そうだろ?言葉一つで、世界に大きな影響を与えることだってあるんだ。それを紫は...理解していたのかもしれないが、一人でなんとか出来るほど甘くないと分ったんだろうな。紫はEASCと手を組む事にした。 紫はEASCに土地などを与え、晴れてここで活発な活動が可能になったわけだ。 お前も、心理戦が出来るようにならないとな。 ちなみにな、完全に活動可能になったのは2009年の秋だ。だからマニュアルの舞台となる時代からさほど離れていないな。 ちょっと聞くが、EASCは何も日本政府の資金だけで成り立っている訳ではないからな。南條も言ったが、そこのところを忘れるなよ。 さーて、下らん話はいいとして、本編を見るか。 気になったことは、どうしてMDMAなのかということだ。 ハンビーには俺と谷口と仲間の槌谷、嘉島、ついでに魔理沙が乗っていた。 薬物が出回っているということが永遠亭で確信したとき、妙な胸騒ぎがした。というのも、麻薬中毒と思われる患者の症状がMDMA特有のものであったからだ。 これがもしも、大麻やヘロインなんかだったらまだましだと思った。だが、よりによってMDMAであった。 大麻やヘロインなら、元々が麻であったり、アヘンであったりするため、ここで出回る可能性は少ないにしてもあるにはある。MDMAになると話は別で、合成麻薬であるため考えられる可能性がほぼなくなる。しいてい言うなら、永遠亭で作れるかもしれないが、製造方法の入手が困難であり、しかも麻薬中毒の症状があったとされる患者に対し、かなり混乱していたために『違う』としか断定できない。 現在向かっている先は太陽の畑で、そこにいる幽香と話をするつもりである。 まずは、そこに行って他の薬物の製造が可能かどうかを見極める必要がある。永遠亭ってモルヒネ使ってたような...。 ハンビーは本来向日葵居一杯になっている場所の手前で止まり、俺たちはそこで降りる。花畑にハンビーが進めば、大変なことになるからな。 幽香は、俺たちを見て特に相手もせずにそこにいた。武器も持たず、俺達が近づくとやっとこちらを向く。 「どうしたの?魔理沙。お客さんなんか連れて」 「いやー、ちょっと南條が話したいことがあるって言うから付き添いで来たんだ」 「南條?」 幽香は俺を見た。仲間も居たが、ピンポイントに俺を見たのは、初対面ではないからだ。 「お花の世話を手伝ってくれた人ね」 そういえばしたな。ただただ人の手伝いをする毎日で記憶が曖昧だが、なんかやった気がする。 俺は少しばかり顔を緩ませて、話をする。 「ええ、まぁ。ちょっと聞きたいことがあるのだが...いいか?」 「何かしら?」 「ケシの花は知ってるか?」 「ケシの花?...ええ。花言葉は『来るべき恋』だったわ」 ...とても薬物の花とは言えないな。 「幻想郷にケシはあるのか?」 「無いわ」 即座に答えた。少しばかり不安が伴う。 「全く?」 「ええ。幻想郷では、百年単位で無いわね。外の世界にはあると思うのだけど...」 「あ、ああ。知っている。アフガニスタンあたり大量にあるさ」 「そう。なら良かった」 ある意味よくない気がするが、とりあえず何もいわない事にしておく。 「麻は?」 「それはあるわね。ほら、香辛料として種子をつかうじゃない?」 やはり、これはあるのか。確かに、七味唐辛子にも入っていたような気がしたからな...本当はどうか忘れたが。とにかく無い事はないだろう。 だがそうなると、大麻は出回ってもおかしくない。だが、大麻の被害にあった人物は見られない。となると...やはり、MDMAは外から偶然手に入れた可能性よりも、意図的に外から送られた可能性が高いな。 もしも、大麻が薬物として乱用されていた場合、MDMAがたまたま薬物のような作用があると分り、それを売ろうと考えた、などの偶然的な可能性も考えられる。しかし、そうではないようだ。 「...やはり、問題があるようだな」 またも魔理沙は首をかしげて何の事なのか分らないという顔をした。まぁ、そうだろうな。 「幽香。ちなみに...薬物は知っているか?」 「聞いたことがある程度」 やはり、大麻は乱用されていないようである。 外の世界で、何か企む人間がいる。そう俺は断定したのだった。 ちょっと更新日遅れると思います。実は、ここ以外に二つほど書いている小説があるので、なんとも忙しい限りです。 それにしても...なんだか展開が早すぎる気がするなぁ。まぁまずは麻薬を取り扱った問題からいきましょう。いきなり生物兵器とかだしても、自滅する可能性があるのでね。 そういえば、本当にケシの花言葉は『来るべき恋』らしいですね。もうびっくりですね。でも、まぁ確かに赤いケシの花は情熱的な紅さを持っていますね。一見綺麗ですね。...これが薬物になるのですがね。 読んでくれたらありがとう。 感想等くれたらありがたいです 名前 コメント
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BW攻略wikiから参考に作成しました。 落ちているもの (H)マークはダウジングマシンで見つけることができるアイテム。情報募集中。 (R)は日付が変わると再び拾えるようになることがあるもの。 隠し穴のアイテムは当該項目を参照のこと。 バッジ1(ヒオウギ)~3つ目(ヒウン) 場所 アイテム 詳細 ヒオウギシティ わざマシン53(エナジーボール) 要なみのり自宅右の水場を抜けたところ 19番道路 キズぐすり みずのいしネストボール 要なみのり たつじんのおび 要なみのり、(H)アデクが立っていたあたり サンギタウン スピーダー アデク邸左 キズぐすり (H)20番道路から回り込んだ細い道 20番道路 まひなおし モンスターボール (H)マヒなおしの真っ直ぐ↑に進んだ突き当たりの石 スーパーボール (H)1つめのバッジ解放後に行ける階段下の草むら どくけしクリティカット モンスターボール 秋のみ落ち葉が埋めて取れる ハートのウロコ 要なみのり(H) おおきなキノコ 要なみのり・たきのぼり ふしぎなアメげんきのかたまり 要なみのり秋のみ落ち葉が埋めてくれ取れる サンギ牧場 モンスターボール キズぐすり プラスパワー タチワキシティ どくけし? (H)左下の民家の外、左のゴミ箱の中 タチワキコンビナート スーパーボール (H)たんパンこぞうの右の草むら ちいさなキノコ (R)右の濃い草むらの左上の空白 ヒウン下水道 ゴールドスプレー 要なみのり春・夏のみ(H)マップ下側 マックスアップ (H)マップ左下隅 どくのジュエル (H) ハイパーボール (H)マップ左端 古代の抜け道 あなぬけのヒモ (H)ヒウン下水道側のマップ右下辺り。下から2マス目 リゾートデザート ほしのかけら (H) あおいかけら (H)バックパッカー女がぐるぐる回っている付近 シルバースプレー (H)マップ右上 じめんのジュエル (H)入口の左下辺り あかいかけら (H)バックパッカー男がぐるぐる回っている付近 ほのおのいし (H)マップ左下の奥まったところ 古代の城 ハートのウロコ (H)B1F。1F左の渦から落ちたところ バッジ4(ライモン)~6つ目(フキヨセ) 場所 アイテム 詳細 16番道路 ちいさなキノコ (R)濃い草むらの空白。バックパッカー女の斜め上 迷いの森 リーフのいし (H)森の広場の左下辺り くさのジュエル 要なみのり・たきのぼり(H)高台の左上隅 6番道路 ちいさなキノコ (R)季節研究所前の草むらの空白 おおきなキノコ 要なみのり。(R)草むら内右下の空白 タウリン (H)橋を渡った先の草むら。左から2マス、下から5マス目 PWT キトサン (H)自動販売機右のゴミ箱 ピーピーエイド (H)メモリアルガールがいるところの左辺り 古代の抜け道 あおいかけら (R)池の下にある岩 ゴールドスプレー (H)上記の反対側。上から2マス、右から2マス目 みどりのかけら (R)サイキッカー男の右斜め下にある岩 あかいかけら (R)サイキッカー女の左にある岩 きいろいかけら (R)バックパッカー女の上にある岩 いわのジュエル (H)ゴツゴツメットが落ちている部屋。左2、下4 古代の城 たいようのいし (H)ウルガモスがいる部屋の控えの間。ちょうど真ん中辺り フキヨセの洞穴 シルバースプレー (H)1F。台の左端 みどりのかけら (H)2F。くぼんだ所の岩 ハイパーボール (H)2F。エリトレ・シンノスケの上辺り。台の下 導の間(フキヨセの洞穴 3F) なんでもなおし (H)入ってすぐの左手にある岩 ドラゴンジュエル (H)おじいさんの背後にある細道の奥にある岩 電気石の洞穴 きいろいかけら (H)1F。段差上の左から2マス目 すごいキズぐすり (H)1F。段上の下側。下から2マス目 インドメタシン (H)1F。ポケモンレンジャー男の下。下から2マス目 ハイパーボール (H)B1F。きんのたまおじさん&ボーイの斜め上にある細道 でんきのジュエル (H)B2F。エリトレ女がいる所より下の段の細道の奥 フキヨセシティ ブロムヘキシン (H)わざマシンコレクター宅のゴミ箱 ひこうのジュエル (H)滑走路。2機の飛行機の間 7番道路 ちいさなキノコ (R)タワーオブヘブンの右上 げんきのかけら (H)回復してくれる民家前の岩 タワーオブヘブン ゴーストジュエル (H)屋上。鐘がある壇の左側 バッジ7,8,初回殿堂入りまで 場所 アイテム 詳細 リバースマウンテン ピーピーエイダー (H)カラテおう/バトルガールが走っている道の、右上辺りにある行き止まり あかいかけら 【W2】(H)マップ右下の岩 ほしのかけら 【W2】(H)B1Fへの階段付近の岩 ほのおのジュエル 【W2】(H)B1F。左上の岩 リゾチウム 【W2】(H)エリトレ2名の左手にある行き止まりの上側 きいろいかけら 【W2】(H)その下側にある岩 サザナミタウン ひかりのいし (H)ブルドーザーの左上にある細道の奥 しんじゅ (R)ゲート入口の下辺り ハートのウロコ (R)邸宅の右側。上から2マス目 しんじゅ (R)街の左下辺り サザナミ湾 ハートのウロコ (R)左端の砂浜。上から6マス目 13番道路 ハートのウロコ (R)岩と段の間 キトサン (H)高台の草むらの空白。左端 おおきなしんじゅ (R)パラソルおねえさんとビーチパラソルの上辺り しんじゅ (R)階段の近く。右から3マス、下から4マス目 ハートのウロコ 【ジャイアントホール探索後】(R)階段の下にある岩 12番道路 ゴールドスプレー (H)マップ左上。濃い草むらの下辺り ふしぎなアメ (H)丘陵の上 ハイパーボール (H)マップ右上。濃い草むら内の上2、右2 ビレッジブリッジ おおきなキノコ (R)濃い草むらの空白(ソンがいるとこ)。上から1マス、左から3マス目 ポイントアップ (H)自販機横のゴミ箱 ピーピーリカバー (H)草むらの空白。左下辺り 11番道路 まんたんのくすり (H)草むら左下の空白 マックスアップ 要なみのり・たきのぼり(H)滝を昇った先の右側の陸地 9番道路 あくのジュエル (H)濃い草むら付近の奥まったところ セイガイハシティ ハートのウロコ (R)デッキ柱の根元 かいふくのくすり (H)マンタインとモジャンボを交換してくれる民家のゴミ箱 22番道路 インドメタシン (H)草むら右上の空白 みどりのかけら (H)細道と細道のあいだのところ。下から2マス目 海辺の洞穴 あおいかけら (H)1F。レンジャー女の右斜め下辺り リゾチウム 1F。要なみのり(H)右側面出口付近。イワパレスをどかした後の、細道奥の岩 ジャイアントホール ほしのかけら (H)南側入り口の左手。一段下がった場所の、下にある岩 ハイパーボール (H)洞窟左上辺りのくぼんだところ こおりのジュエル 要かいりき。(H)洞窟上部のくぼんだところ。右側 つきのいし (H)外部。上の方にある桟橋。上から2マス目 まんたんのくすり (H)外部。草むらの左下隅 23番道路 ふしぎなアメ (H)階段登って右手の桟橋を渡った先 ほしのかけら (H)高台の細道の途中にある岩 ハイパーボール 要いあいぎり。(H)木の迷路の右上奥 きいろいかけら 要いあいぎり・かいりき。(H)細道の突き当たりにポツンとある岩 ポイントアップ 要いあいぎり・なみのり・かいりき(H)高台の草むらの空白 チャンピオンロード やみのいし (H)ポケセン下の迷路。真ん中の渦巻いた所の突き当たりにある岩 ブロムヘキシン (H)同じく迷路の突き当たり かいふくのくすり (H)洞窟2F左側。ベテラントレーナー男の近くにある岩 げんきのかたまり (H)同じく、マップ右側入り口近くの奥 あかいかけら できれば要フラッシュ。(H)壇上。3つあるうち左の岩。 ピーピーマックス できれば要フラッシュ・なみのり(H)池の右上にある3マスの陸地。右側 ふしぎなアメ (H)外(2)左側。岩がいっぱいあるところの一番奥。 ノーマルジュエル (H)外(2)右側。同様に、奥の岩 14番道路 きんのたま 要なみのり・たきのぼり(H)何もない細い陸地の真ん中辺り タウリン 要なみのり・たきのぼり濃(H)い草むら左手の段差。上3、左3 ほうじょうの社 ちいさなキノコ (R)入ってすぐの畑の上 リゾチウム (H)民家のそばにある池のほとりの左側 おおきなキノコ (R)濃い草むらの左側(木の右) ポイントマックス 要なみのり(H)濃い草むらの右側(フェスミッションを解禁するブリーダーがいるとこ)。柵の右 殿堂入り後 場所 アイテム 詳細 ホドモエシティ きちょうなホネ (H)ヤーコンロード前のズリ山の右下 15番道路 マックスアップ (H)バックパッカー男の右手。草むらの下の段差。大きな岩の手前 ハイパーボール (H)濃い草むら右隅の空白 8番道路 ゴールドスプレー (H)湿原入り口付近の茂み ふしぎなアメ (H)セッカシティ側の出口から左に行ったところ。左から3マス、下から3マス目 セッカの湿原 ちいさなキノコ (R)入ってすぐの、三方を木に囲まれたところの左上 おおきなキノコ (R)マップ左上辺りの木に囲まれた奥 めざめいし (H)マップ右側の池の間の小さな陸地 リュウラセンの塔 あかいかけら (H)2F。マップ上中央辺りの岩 すいせいのかけら (H)屋上。マップ右上辺り ヤーコンロード あおいかけら (H)入口から真っすぐ行って左にある岩 なんでもなおし (H)階段下の真ん中辺り みずのいし (H)池の下にある岩 はがねのジュエル 要なみのり。(H)池の中島にある、2つある内下の岩。 でかいきんのたま 要かいりき。(H)地底遺跡への入り口近くの岩 ブロムヘキシン 要トロッコ・なみのり。(H)出入口近くの岩 ネジ山 かいふくのくすり (H)自販機横のゴミ箱(冬は取れない?) きちょうなホネ 【冬以外】(H)作業員冷凍の左手にある岩。ダークボールの下 ハイパーボール (H)「みがわり」のわざマシンのある部屋。マップ左下隅 きいろいかけら (H)さぎょういん・ノリヒロの近くの岩 ふしぎなアメ 冬のみ(H)洞窟内右上の段上の真ん中 ヤグルマの森(中) ハイパーボール (H)たんぱんこぞう・ケイタの左下。草むらの空白 かおるキノコ (R)たんぱんこぞう・ミニスカートの斜め上にある草むらの空白 みどりのかけら (H)濃い草むらの左下隅の空白 むしのジュエル (H)思索の原への入口近くの脇道。上3、右1 ふしぎなアメ (H)池のほとりの大木の右上 ヤグルマの森(外) ハイパーボール (H)シッポウシティから回り込む細道の奥 ピーピーマックス (H)マップ下側の水たまり。下3、右3 かくとうジュエル (H)試しの岩から降りたところの段差上 シッポウシティ ポイントアップ (H)街の左下の廃線跡。下3、左2 3番道路 ハイパーボール 要なみのり(H)コイキング×6のつりびとがいる草むらの空白 ふしぎなアメ (H)保育園園庭の真ん中 きんのたま (H)草むらの脇(ミニスカートがいるところ)。木の前 地下水脈の穴 インドメタシン 要フラッシュ・なみのり(H)カラテおうの右上辺りの段上。右から2マス目 ハイパーボール 要フラッシュ・なみのり(H)池の左上隅の陸地。上2、左1 げんきのかたまり 要フラッシュ・なみのり(H)ベテラントレーナー・タイガの右上にあるくぼみの奥 サンヨウシティ ポイントアップ 要なみのり。(H)アーチの右側 かいふくのくすり (H)ヤナップ型のトピアリーの右下 夢の跡地 ポイントアップ (H)地上。焼却炉の手前。左側 エスパージュエル (H)B1F。3×3マスの濃い草むらの真ん中 2番道路 げんきのかたまり (H)真ん中の段差。上2、左2 ポイントマックス 要いあいぎり。(H)マップ左上。木に囲まれた場所 カラクサタウン ゴールドスプレー (H)ベンチのそばのゴミ箱 1番道路 ハイパーボール (H)草むら内。右3、下4 タウリン 要なみのり(H)濃い草むら内。エリートトレーナー女が回っていた辺り。 カノコタウン キトサン (H)前作主人公の家の左下辺り 17番水道 あかいかけら 要なみのり(H)つりびとがいる広めの浅瀬。上から3マス目 あさせのしお 要なみのり(R)18番道路経由、水流の間の浅瀬。下から2マス目 あさせのかいがら 要なみのり(R)18番道路・P2ラボ経由、水流の間の浅瀬。上から2マス、右から2マス目 18番道路 ふしぎなアメ 要かいりき(H)カラテおうがいる草むらの右下隅 おだんごしんじゅ (H)マップ左下の岩 ハートのウロコ (R)階段降りてすぐの砂浜。上2、左3 しんじゅ 要なみのり(R)17番水道などを経由したところの砂浜。右から4マス目 きれいなウロコ 要なみのり(R)上記の下側にある砂浜。左から2マス目 ポイントマックス 要なみのり。(H)濃い草むらの左上隅 再び拾えるようになるもの一覧 全てダウジングマシンで発見可能のアイテム 場所 アイテム 詳細 タチワキコンビナート ちいさなキノコ 右の濃い草むらの左上の空白 16番道路 ちいさなキノコ 濃い草むらの空白。バックパッカー女の斜め上 古代の抜け道 あおいかけら 池の下にある岩 みどりのかけら サイキッカー男の右斜め下にある岩 あかいかけら サイキッカー女の左にある岩 きいろいかけら バックパッカー女の上にある岩 6番道路 ちいさなキノコ 季節研究所前の草むらの空白 おおきなキノコ 要なみのり。草むら内右下の空白 7番道路 ちいさなキノコ タワーオブヘブンの右上 サザナミタウン しんじゅ ゲート入口の下辺り ハートのウロコ 邸宅の右側。上から2マス目 しんじゅ 街の左下辺り サザナミ湾 ハートのウロコ 左端の砂浜。上から6マス目 13番道路 ハートのウロコ 岩と段の間 おおきなしんじゅ パラソルおねえさんとビーチパラソルの上辺り しんじゅ 階段の近く。右から3マス、下から4マス目 ハートのウロコ 【ジャイアントホール探索後】階段の下にある岩 ビレッジブリッジ おおきなキノコ 濃い草むらの空白(ソンがいるとこ)。上から1マス、左から3マス目 セイガイハシティ ハートのウロコ デッキ柱の根元 ほうじょうの社 ちいさなキノコ 入ってすぐの畑の上 おおきなキノコ 濃い草むらの左側(木の右) セッカの湿原 ちいさなキノコ 入ってすぐの、三方を木に囲まれたところの左上 おおきなキノコ マップ左上辺りの木に囲まれた奥 ヤグルマの森 かおるキノコ たんぱんこぞう・ミニスカートの斜め上にある草むらの空白 17番水道 あさせのしお 要なみのり。18番道路経由、水流の間の浅瀬。下から2マス目 あさせのかいがら 要なみのり。18番道路・P2ラボ経由、水流の間の浅瀬。上から2マス、右から2マス目 18番道路 ハートのウロコ 階段降りてすぐの砂浜。上2、左3 しんじゅ 要なみのり。17番水道などを経由したところの砂浜。右から4マス目 きれいなウロコ 要なみのり。上記の下側にある砂浜。左から2マス目
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君臨するもの [部分編集] 武神降臨 OPERATION O-G23 茶 1-2-0 C 回復 (常時):《R》自軍ジャンクヤードにあるカードX枚をゲームから取り除く。その場合、自軍本国をX回復する。 茶の回復オペレーション。 ジャンクヤードのカードをゲームから取り除く事で、その分だけ本国を回復する。 ジャンクヤードとは、放っておいてもある程度自動的に溜まっていくものであるが、それでも10点20点と回復するためには何らかのお膳立てが必要となる。 基本的に茶はその様な行為を得意とする色であるため、その点は安心。発掘道具やディアナ帰還などで十分な量を供給することができるだろう。 ただその前述のディアナ帰還が、回復という役割でかぶってしまっている点が問題となる。 単体でも十分な仕事をするディアナ帰還に対して、一手間かかるこのカードの方が、使い易さという面で劣ってしまっているのは明白。 どちらかと言えば、そのディアナ帰還の弱点を補うカードとしての需要がある。 例えばガンダム(ラストシューティング)対策として機能したり、理想に仇なす者が貼られていてもある程度は回復可能だったりするのだが、この2枚は共にディアナ帰還が苦手とするカードである。 また、回復量がGのロールに依存しないという点も、ギンガナム軍などタメGを採用するデッキにおいて重要となるし、前述の発掘道具などとのアンチ・シナジーも無い。 捨て山がX枚に満たなくとも、1枚以上あれば「X点回復する」効果は解決可能。
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ようやく、左手が解放されたよ。これでキーボードが楽に打てる momimomi.JPG 椛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!俺だ!!結婚してくr(ry 嫁の発表がはやってるみたいなんで、便乗して(( 椛かわいいよ椛 LAP33 大事な場面ではデジャブが勝利のカギを握る 「まずいな…どこかで何かいいものはないのか…」 焦りで頭がいっぱいの俺はなんとかブレイクダークに勝てる策を練る。 しかし、最初の緩やかなカーブでも一周目と同じようにデスシャドーに差をつけられ、ジャンプ台でも一周目と全く同じ展開だった。 「これだとまずい。どこかで何とかならないものか?」 エンドレスフィアが視界から消えたところから俺は焦りだす。一重にまずい! 2周目の直角コースは冷静に曲がりきるが、それでもデスシャドーはわずかに前。 この直線コースでブーストを掛けてデスシャドーを競り合うが、最終的には重力的な問題が生じた。 俺は精一杯デスシャドーについていったが、途中デスシャドーに減速された。そこで勝ったの思ったのが馬鹿だった。俺はそのままデスシャドーに後ろにつかれて突進されたため、ものすごい勢いで吹っ飛んだ。 そして、当たり前だがそこでもかなりの差をつけられてしまった。 俺はデスシャドーの重い一撃をくらって減速する。俺は目いっぱいブレーキをかけて吹っ飛ばされたブレイクダークを止め、体勢を立て直してから再始動するが、すでにデスシャドーとの差はとんでもない広さになっていた。 三周目もデスシャドーを抜かせず、4週目に当たってはデスシャドーを見ることすらできなかった。 4週目の直線コースに入り、もうすこしでファイナルラップに入るところだった。 「ちょっと、リュウ!これどういうこと!?」 マグネットが急になりだした。俺はかなりびっくりする。 「なんだぁ!?」 状況がまったくつかめないでいると、さっきの声の持ち主はそのトーンを維持したまま、 「あたしだよ、あたし!」 と、怒鳴りつけてくる。なんだ?新手の詐欺方法か?ブレイクダークに詐欺をしてくるなんて、よっぽどのバカ者だな。 「霊夢よ!博霊霊夢!」 その声の持ち主はそのまま名を告げた。霊夢と知ってほっとするが、すぐさま次の疑問が浮かぶ。 「なんでブレイクダークと通信が出来るんだ。ブレイクダークとの通信機はお嬢様と咲夜しか持っていないはずだぞ」 すると、霊夢はバッカジャナイノといったような口調で、 「うん、知ってるわよ」 と言ってきた。 頼むから俺の問いに答えているような形式で話をしてくれ。それじゃあ全く俺との話と意味が通っていないじゃないか。 そう心の中で突っ込みを入れた後、俺はさっきの質問をもう一度繰り返す。 「じゃあなんで俺とお前はこうやって連絡し合えるんだよ」 「借りたからに決まってるじゃない。馬鹿じゃないの」 実に普通の返答が返ってきたものだから俺は拍子抜けしてしまった。 「それよりも、なんでこんなことになっているわけ?」 さすが、幻想郷一空気の読めない女。 傍から見たらばっちりガチレースに見えるはずなのになんで今そのガチレースの途中でパイロットにそんなこと聞くのかね。頭の中を一階覗いてみたい。 まあ、除く前にまず返事か。 「この様子を見てくれ。俺は今このレースにガチで走っているんだ。悪いが、今は訳が話せる状況じゃない。後にしてくれ」 「今はなさないと奇襲するわよ!」 俺がいいわけをしたとたん、マグネットの音量調整部が狂ったかとおもう程の怒鳴り声が俺の耳に入ってきた。 慌てて耳をふさぐ。ふさいでも十分うるさかった。 マグネット越しだが、霊夢は相当怒っている。 あとでレースが終わったらマグネットの配線に異常がないか確認しておく必要があるだろう。 おっと、そんなことを考えている暇はない。いつ、どんなところでもどうでもいい冗談を頭の中で張りめぐらせるのは、俺の昔からの悪い癖だな。 「おいおい、奇襲は勘弁してくれ。今攻撃されたらマジで困る」 俺は霊夢を精いっぱい言葉でなだめる。いや、なんであいつが怒っているのか知らないんだけどさあ。 と俺が思っていると、まるで心をよんだかのように、 「勘弁ってねぇ、こっちのセリフよ。どんな騒音でエンジンかけてんの!」 と霊夢がまたお怒りの言葉を吐いた。 しかし、随分と理不尽な理由だな。それじゃあまるで、一切音を出さずに歌えと言っているようなもんだぞ。 理由を聞いて、なんとか彼女の怒りを抑えようと試みてみようと思っていたのだが、その計画は音をたてて崩れ去った。 だって無理だもん。エンジン音立てずにレースしろなんて。 「F-FIREっちゅうのはこういうもんなんだよ」 俺が半ば逆ギレ状態で言い返すと、 「馬鹿!ほんとにあんたぶっ殺すわよ!」 霊夢がいよいよ怒りだした。そんなこと言われてもだな。じゃあどうしろと? まあ、でも確かに、幻想郷管理者の目からすればこのレースは邪魔の他の何物でもない。 これがもし真昼間だったら別にみんな寄ってたかってくるだけだろうけど、今は真夜中だしな。 近所迷惑に他ならない。 それに、これ以上霊夢を怒らせたら本当に俺死ぬかもしれん。とりあえず、 「すまない」 と、一言謝っておく。 「これ、あとどれくらいで終わるの」 当然霊夢の怒りがこれぐらいで収まるわけもなく、さきほどのテンションで怒鳴っている。そろそろマグネットが壊れるぞ。 「あー…残り1周半だから…3分程度かな」 やべぇ!もう残り1周半かよ!はやく打開策を打ち出さないとマジでデスシャドーに負けちまうじゃねぇか! 「あ、そう。それならいいけど、こんな大層な事件巻き起こして、当然勝ってるんでしょうねぇ」 霊夢の怒りは当分収まらなそうだ。これで今真実を言うとたぶんまた怒鳴られるだろう。 かといって嘘をついて、もし霊夢が本当のことを知ったうえでこの問いを投げかけているのだとしたら、前者よりももっとでかい怒鳴り声を発するだろう。 どっちが安全か。 そりゃあ前者だろう。 「すまん、今俺は相手に相当差をつけられてるんだ」 「はぁ、負けたらただじゃすまないわよ!」 やはり、霊夢は女とは思えない声量で怒鳴りかけてきた。 カルシウムのとらなさすぎだ。もっと牛乳のめ。早死にするぞ、そんなんじゃあ。 しかし、俺が思っていたよりも霊夢は怒りのボルテージが上がってしまっていたようだった。怒鳴り声だけなら俺は軽く流して話を終わらせるが、そうは言ってられない事態が飛んできた。飛んで来たのは事態だけじゃないんだがな。 ――――ヒュッ 「ん?」 目の前のコックピット越しに何かが飛んで来たのが見えた。何が飛んで来たのかはものすごい速さで横切っていたから全く分からなかったが、俺はこのレースで生まれた風流で木や木の葉が飛んできたものだろうと思った。 実際、平均時速1500kmで走っているからマシンの後方じゃあ当然ながらかなりの風が生まれる。レースでもそんなことは日常茶飯事だったしな。 その考えがどうやら甘かったようだった。 やはり何が飛んできたのか気になるから、飛んできたものが飛んでいった方向を向くと、なにやら紙切れが数枚壁に突き刺さっていた。なにやら横と縦の比率が1対2ぐらいの長方形の紙に赤と白の模様が書いてあるっぽいな。 あ、風にあおられてそのうちの一枚がこっちに飛んできた。 その紙を目で追っていると(今は直線コースだからよそ見しても大丈夫なのだ)、だんだんブレイクダークのコックピットの蓋に近づいてきた。 そして、そのままぺたりと張り付いた。その張り付いた物体は、どうやら御札のようだ。真ん中には赤字で『博霊神社』と書かれ…… 「うわ、ちょ、馬鹿野郎!」 俺は、さっきこの御札軍が飛んできた右を見てそこにいるだろう霊夢に怒鳴る。案の定霊夢はレースのジャンプ台の所に浮いていた。 この野郎。何も怒りにまかせてレース中のマシンに向かって札を飛ばしてくることはないだろう。 どれだけ怒ればそんな非常識というか、一歩間違えたら死者が出ていたという状況を作り出すんだよ。 「あら、今度無駄口叩いたら承知しないわよ」 霊夢はざまあみろといった口調でゆっくりと言った。おのれ…! 「誰が無駄口だアホ巫女が!」 俺は霊夢にこれでもかというほど罵声を浴びせる。 レース中にこんなことしてくる馬鹿がどこにいるか。たぶん宇宙中のどこを探してもいないだろうな。こんな堂々とレースを妨害してくる大馬鹿野郎はな。 と、霊夢と口げんかしているところであることに気づく。 「大体お前はどういう教育を受けて……ん?」 「何よ。私の顔に何か付いてる?」 急に黙りこんだ俺を不審そうに言いながら霊夢は空を飛ぶ。まるで、俺に自分の姿が見えているかをアピールしているかのようだ。 しかし、残念ながら俺は霊夢に意識はなかった。俺が見ていたのはジャンプ台だけだった。 そのジャンプ台に何かしるしが付いているというわけではなく、かといってそこがだんだん壊れてきているというわけでもなく、また俺は頭の中でデスシャドーに大差をつけられてしまったこの状況を打開する方法について、ただただ模索しているだけであった。 あのジャンプ台は、コースが始まって緩やかなカーブがあり、その後に位置している。 つまりは、あのジャンプ台が位置するのはだいたい全コースのはじめ10分の1程度の所だろう。まあ、スタートラインからだいたい20秒程度でたどり着けるぐらいだ。そんなに遠くはない。 たいして、今走っているこのだだっ広くてくそ長いこの直線コースは、コースの終盤中の終盤だ。 こちらも、あと20秒も走ればスタートラインに到達できるだろう。割合にして、全コースの後ろ10分の1と言ったところ。 そうすると、今考えればコース終盤10秒程度はとんでもない坂道なんだろう。 なぜって?そりゃあ、今走っているところから見れば、ジャンプ台は左右ではそんなに離れていないものの、高低差がかなりある。 だいたい80mほどあいているだろうか。だから、重ければ重いほど最後の坂道で減速せずに済む。 故にデスシャドーは速いとなるわけだ。 いや、そんなことどうでもいい。 なんだ。この感覚。 前にもこんなようなコースを走った気がする。いわゆる、デジャブってやつか。 その、あったような気がする前のコースは確かジャスティスウィング内での訓練中だっただろうか。 とうとう、総文字数10万超えましたねー いつまで続くんでしょうね。この小説は LAP34 リュウサトウは過去の経験からレースに大きな旋風を巻き起こす 「ほら、リュウ!遅いわよ!」 うーん…確かこんなスーザンの怒鳴り声が聞こえた気がする。 あれは、3年前のことだったろうか。ジャスティスウィングトレーニングコースに新しいバリエーションが出来たというんで、早速走ろうというマイケルのらしいといっちゃあらしい提案で走ることになったんだ。 そんで、スーザンは皆のコース取り、スピード配分、ブーストのタイミングなどの細かいテクニックの指図、いわば監督を務め、ジェームズはスタートラインでラップ数を図る、監督という例を使ったからには審判というたとえがいいだろうか、と努めていたような気がする。 そんで、他の5人は全員そのコースを走ってレースを行った記憶がある。 んで、俺はその時たまたま世紀希に見る大スランプに陥っていて、前回レースでも25機中22位という大惨事が起きたんだっけ。 あのスランプは生涯忘れる事が出来ないだろう。 あの時はスーザンだけでなく、ジャスティスウィングを管理下に置く治安庁のお偉いさんにも怒鳴られまくり、ジャスティスウィングのメンバーにはすごく心配をかけた。 何回も悩みごとがあるなら相談に乗ろうかと持ち込まれたし、俺自身も本当に自分では気づかない悩みがあるんじゃないかって本気で思った。 そんで、またその時のレースでも俺はビリを走っていた。 「分かってんだよ、遅いのは!」 もうあの時の俺はスランプの出口をがむしゃらに見つけることしかできなかった。あの時の自分を思い出すと、恥ずかしく思えるね。もっと大人らしくふるまえよ、と。 だって、あの時は本当にだだをこねた子供のような態度しか取れなかったしな。スランプによって周囲からかけられるプレッシャーで俺自身がつぶれそうになっていたし、無理もないかと思うこともしばしばあったが。 あの時代は黒歴史という言葉がすっぽりはまっただろうな。精神科医に行くなんて後にも先にもあの時代だけだろう。 「あれー?リュウくんはそんなに遅かったんでちゅかー?ぼくしらなかったでちゅー」 そのレースで、馬鹿にしながらマイケルが俺のことを周回遅れにした時は、ガチで泣きそうになったね。俺はここまで深刻にスランプに陥っているのか、とね。もう俺は終わったな。 F-FIREじゃない生き方を考えておかないと、とまで思った。 でも、あの時はがむしゃらに目標に向かって進むことを学んでいたから何とかしてこのレースで優勝してスランプから抜けたいと思った。 あの雪辱の燃えるような感覚は今でもたまに思い出す。あのスランプがあって俺があると思っても問題なかったね。 俺は、自分で言うのも何だが、目標に向かってひたむきに努力する長所はこの世界のだれにも負けない自信がある。それに、その目標だって世界トップクラスに入る大きさだと思う。 だって、その目標が達成されると同時に全世界の生物に本物の平和と届けることが出来るのだから。 でも、その性格はこのスランプがなければ作られることはなかった。 スーザンをはじめ、周りの人はみんな口をそろえて『スランプに陥る前のリュウと、スランプに陥った後のリュウはまるで別人だ』と言ってくれる。 現に俺だってそう思う。さっき、俺はあのスランプ時代を黒歴史と呼んだが、とらえ方によっては人生の転機とも言えるだろう。 さて、俺の記憶誰かに改ざんされているか、もしくは何かの拍子に一部分の記憶がすっぽり抜けてしまっているようなことがなければ、確か俺はこのレースで見事な逆転優勝劇を繰り広げられた記憶がある。 スーザン以外のメンバーからは祝福の言葉をもらったが、スーザンからは罵声を頂戴した記憶があるから、恐らくとんでもない無茶をしでかして優勝したのだろう。 そして、そのレースがきっかけで俺はスランプから抜け出したことになっている。 そして、次のレースから一年前の最後のレースまで俺はずっとレースでTOP5を維持し続けていたんだ。それは大会新記録なんだそうで、俺は一時期F-FIREの神様とまで言われたよ。正直、俺よりスーザンの方がうまいと思うけど… 話をスランプ克服のきっかけとなったレースまで戻そう。 マイケルに周回遅れにされた時が丁度4週目の終盤あたり。当然の如くビリっけつだ。でも、どうにかして優勝したくて、打開策を頭の中で考えまくって、そしていい案が思いついて1位に躍り出たんだ。 丁度その時、このコースの風景を見た気がする。 そう思った時、俺は見事にすべてを思い出した。そして、 「これだ!あいつに勝つにはこれしかない!」 俺は頭の中の回路が一気に繋がったような気がした。かなり無茶だがデスシャドーの前に行ける方法がただ一つある。 そう、あのスランプ克服時のあの方法だ。 俺の大声にいささか霊夢もびっくりした様子だ。 「何よ。いきなり大声出して」 先ほどの怒鳴り声とは打って変わって、随分と引いた声を出した。が、今の俺に言わせてみれば、そんなこと本当にどうでもよかった。 「お前のおかげでこのレース勝算が見えた!」 そうさ。もっといえば、お前が怒って俺に向かって札を投げつけてきたことのおかげだ。俺はそのおかげで霊夢を目で追って、その結果昔見た風景にたどりつくことができたのだからな。 このレースが終わったら博霊神社にいって大量に賽銭をしてやってもいいぞ。 「え?何よ?ちょっと…」 いよいよ霊夢が引き始めた。が、さっきもいったように、そんなこと構うものか。 「今は話しかけるな。後でじっくり説明するから」 「……分かったわ。少し見守ることにするわよ」 少しの沈黙の後、霊夢が不満そうにぼそりとつぶやいた。 「すまない。ありがとう」 俺はそれだけ言うと、レースに全神経を集中する。そして、デスシャドーにかなりの差を付けられたままファイナルラップに突入した。 何を思いついたんだろう、この中二病真っ盛り主人公は(((( LAP35 リュウサトウは次第にレーサーとしての感覚を取り戻す 本来なら俺はここでああ、もうだめだと諦めるか、ああやばいやばいと動揺するかのどちらかを選択することになるのだろう。 レース前に、俺が負けた場合のことをデスシャドーは明言しなかったが、それは逆にレース前に言うとレースを断られてしまう危険性があるほど理不尽な要求を俺に突き付ける気なのだろう。 そうでもなければデスシャドーがあんなにレース前にやにやするわけがない。大方、幻想郷住人のうちの一人を殺して、死体を持ってこいとかそういうたぐいのものだろう。 それを考えると、やはり焦った方が物語に花があるのかもしれない。 アクション系の映画のように見ている側には冷や冷やした雰囲気を提供できるかもしれない。 だが、残念ながら今の俺はそんなにサービス精神に富んではいなかった。俺はさきほど挙げた二つの心情とは全く違う気持ちになっていた。 全神経をレースに集中させているため、ほぼ感情など持ってなどいない。そりゃあそうだろう。感情を持っていたら、頭の中に雑念が生まれてレースに全神経を集中などできるはずがない。 だが、だからといって人造人間のように心は鋼の如く冷たい無感情なのかといわれると、それもちがう。 やはり俺だって人間だ。 いくら全神経をレースに集中しているとはいえ、感情のカケラは心に残っているさ。 じゃあ、その感情のカケラは一体何か。といわれるとこれが非常に答えにくい。 この小さい感情のカケラの中にたくさんの種類の感情が込められているからだ。、その中には当然、焦燥や不安だって入っている。 だけど、その感情のカケラで一番多くの割合を占めている感情はといったら、 ――――ワクワク といった感じの心情だろうか。今から行う賭けに等しい作戦の結果が待ち遠しくてしょうがない。 俺の頭の中のビジョンによると、この作戦が行われた後の結果は2パターンある。 一つは、その作戦が成功してデスシャドーから華麗に優勝の栄光を奪い取ることが出来ること。この結果に至れば言うことなしだ。 しかし、もう一つの結果はマシンが爆発することだ。天国と地獄、二つの局地を具現化したような結果が待つこの作戦を実行するのが、今の俺にとっては楽しみに思えてしょうがないのだ。 いつだろうか、本で生き物というのはポジティブな条件とネガティブな条件が与えられたとき、本能的に意識はネガティブな条件に傾くことを読んで知った。生き物の本能の中にある危機感のセンサーが、それを頭の中で理解した瞬間にものすごい音量で叫ぶのだろう。 だから、賭けを好む人間が賭けを好まない人間のわずか15%しかいないという統計が取れるのだろう。 それは仕方のないことだ。その思考は本来の人間の本能に備わった自己防衛に基づく考えかたなのだから、そんなものを否定しても多数派にぼこぼこにされて潰れるのが宿命だろう。 人間はそれを『当たり前』と定義して、『当たり前』が許す範囲目いっぱいでその理念を有効活用してきた。 しかし、俺はそういう考えを持つ人間が大嫌いだ。 確かにそういう考えもある。なにも間違っちゃあいない。逆に、俺の考え方の方がぼろぼろで、穴だらけで、だれにも相手にされないような考えである。 だけど、一つだけ言えることがあると思う 。 「理屈をだらだら並べるよりも、目の前に置かれた状況を目いっぱい楽しんだ方が人生楽しいだろうが!」 俺はいつしかコックピット内でその言葉を叫んでいた。 そうだ。F-FIREパイロットがF-FIREレースをしていて、どうしてネガティブな思考を持つ必要があるだろうか。もし、年がら年中F-FIREからネガティブな感触しか感じ取れない大馬鹿野郎がいたら、そいつはF-FIREにかかわることを禁止する。 それはF-FIREがいけないんじゃない。F-FIREの中に意義のあるものを見つけることができなかった、そいつ自身の負けだ。 F-FIREに限る必要もない。どんなことだって、その区画の中で自分にとってポジティブなものを見つけることができずに、その区画を避けて通るような奴は人生において負けだ。 ブレイクダークはファイナルラップに突入した後、軽快にカーブを抜ける。そして、カーブを半分すぎたところで、 「作戦開始!!」 ブーストハンドルを力いっぱい引いた。そして、F-FIREレースをいままでやってきて、数百のコースを体験してきた俺までもが驚くほど、ブレイクダークは、風となってジャンプ台にもう突進していった。 すべての神経をこのジャンプ台にかける。そうだ、この作戦も、俺の命も、この出だしでミスってしまったら何もかもが終わる。しかし、慎重すぎてもこれまた終わってしまう。 慎重に、かつ大胆に。過去に一回しか体験していない感覚だけを頼りにそのままジャンプ台にむかって猛進していく。そして、 「いっけぇ!」 俺はとんだ。 そう、真正面にある着地点へではなく、大きく右にそれた形で。 「ちょっとリュウ!!何してんのよあんた!!」 不意にマグネットの電源がONになった。 そして、霊夢が悲鳴に近い声でマグネット越しに言葉を投げかけてくる。そりゃあそうだろう。まるでやけになったかのように着地点から大きくそれ、そのままどんどん落下していっているのだからな。 「俺は、諦めたよ。あとはよろしく頼んだぜ」 俺は霊夢をおちょくる。当然の結果だが。 「馬鹿じゃないの!!」 と、大地が裂けそうな大声で霊夢が怒鳴る。 「見ていればわかる」 俺はそういってマグネットの電源を切り、再び全神経をレースに捧げる。 そう、今の俺を作り出したあのレースの感覚だけを頼りに…… とりま、ここまで。 涼宮ハルヒシリーズみたいになってきたのは仕様 題がハヤテ風からバッカーノ風になったのも仕y(ry 文が長いのも(ry LAP36 ブレイクダークは主を運ぶために自らを犠牲とする 『くそっ……またおんなじことの繰り返しかよ!』 俺は半ばあきらめたまま4LAP後半に差し掛かった。 もう、何日レースで一位という栄光を手にしていないだろうか。むしろ、レースでビリという屈辱を味わいそうな日々を送っている。 何度俺はF-FIREパイロット生活をやめようと思っただろうか。事実、治安庁のお偉いさんの中には俺の成績に満足していない連中のほうが多数を占めていた。 ジャスティスウィングの連中にもものすごい迷惑かけていることは身をもって知っている。スーザンは俺を早く立ち直らせようと必死に俺を指導してくれるし、ジェームズやリチャードには何回も相談に乗ってもらっている。マイケルやロジャー、メアリーは俺に変な負担をかけまいといつも通り俺を接してくれている。 だけど、今のおれに言わせてみればそれは恐縮を通り過ぎて苦痛に近かった。みんなに心配をかけている。だから俺自身がしっかりしなきゃいけなかった。そう思うたびに俺の胸には痛みが走った だから、このレースでビリをとったら俺はF-FIREパイロットを止めるという旨をスーザンだけに話した。 そうやって、自分をギリギリのところまで追いつめて追いつめて、そして初めて自分の才能っちゅうのは発揮されるもんだと俺は思っていた。いや、そうであってほしいと俺は信じていた。 もう今までにいろんな対処法は実践してみた。一から筋肉トレーニングだってやったし、精神トレーニングということで1500年代後半に盛んに行われていたという座禅だってやった。 でもそれらはことごとく失敗してきている。俺に気合いが足りないという理由だけじゃあ片づけられないんじゃないかと、最近になって真剣に考え込むようになってきた。 それで、俺はこういう風にして自分を追い込んでみた。 でも何が変わるというわけでもなかった。 また、もう日常と化してしまっているビリという位置をのうのうと走っている。俺は自分の情けなさ、ふがいなさに心から絶望した。俺が今まで歩いてきたF-FIREの道のりは、気合も根性もなくて、ただの勢いだったのかと自分を卑下していた。 俺は、俺自身を捨てていた。 でも、スーザンは俺を捨ててなどいなかった。 『リュウ!気合いが足りないのよ!』 スーザンが俺に対して怒鳴り声をあげた。そんなの、いわれなくてもわかってるっつの… 『十分俺は気合を入れているよ!』 半ば切れ調子で俺はスーザンに反抗する。が、 『いいえ。あなたは昔のあなたのように生き生きとレースをしていない』 確かに未来の俺からみればあの時は俺らしさなどかけらもなかった。 だが、スーザンは今の俺をバッサリと切って捨てた……とそのレース中の俺は捉えた。情緒不安定だったとはいえ、子供っぽい言動をとった俺が情けない。 『じゃあどうしろってんだよ!!』 俺は完全に子供の怒りにスイッチが入った。 だけど、そのスイッチは一瞬でスーザンに切り替えられる。 『じゃあなんでブースターパワーが4分の1も残ってんのにブーストをかけないのよ!!』 俺はその言葉にはっとする。 見ると、確かに最高値が100のブースターパワーの数値は25を指している。まだあと3回はブーストができる量をためていた。 昔の俺はパワーポイントに入る直前にはパワーは1桁まで削って入っていた。 つまり、それだけブーストを乱用していたということだ。 まあ、せっかくブースト機能がAのマシンを使っているのだがらブーストしないのは損だというのが当時の俺の考え。そして、未来の俺の考え。 だけど、今の俺は何を考えているのかブースターパワーがまだ25も残っているというのにブーストハンドルから手を離してしまっていた。 もう、これ以上ブーストをかけるのは危険と判断してしまっていたのだろうか。 『それでも気合を入れてレースしているとでも言えるの!?』 『それは……』 真実をズバッと突きつけられてごもる。 くそっ、何も言い返せない。自分が情けない。 こんなにF-FIREを恐れていたら優勝なんて狙えるわけがないじゃないか…かつての自分はどうしてあんなにいきいきとしてF-FIREに臨んでいたのだろうか。完全に俺はあの時代の感覚を無くしてしまっていた。 心の楽しみというのを、悩みとかスランプとかいう本当にどうでもよくてくだらないもので蓋をしてしまっていたんだ。 でも、じゃあどうすればそういう邪念を振り払える…くそっ、なにも思いつきやしない。 『このコースの序盤に何があるか覚えてるかしら』 スーザンは俺に問う。俺はその問いを考える。必死に。この迷路から抜け出すカギのヒントを得るために。 『……ジャンプ台がある』 『そう、そこまでわかっているならもういいわね。いい、私にあの昔の、あぶなっかしくて、無茶苦茶で、F-FIREに命をささげているリュウサトウを見せなさい』 そういうと、スーザンはマグネットの電源を切ってしまった。 どうすんだよ。ジャンプ台に何か罠があるってのか?そのジャンプ台に行けばなにか特典でももらえるのか?そこを通過するだけで俺は1位に躍り出れるのか? ………ばっかじゃねぇの、俺。そんなことが起きるわけないじゃん。第一、スーザンがそんな甘ったるいことするわけがないじゃん。 じゃあなんだ?俺がかつてのF-FIREで見せていた気迫を持つことで初めて優勝できること……。そこまで考えて、俺は昔の俺を思い出す。 昔の俺は、マイケルやロジャーよりも何十倍も怒られていた。治安庁にうわさが広まるほどにがみがみ怒られていたそうだ。 まあ、そんな事実はどうでもいい。問題は理由だ。だいたいは『あんなにパワーがぎりぎりになるまでブーストかけて、馬鹿じゃないの』とか、『あれだけデスシャドーを刺激するなって言ってんのになんでアタックするの』とか、そういうたぐいものだった。 つまり、俺が何を言いたいかというと、昔はいつも俺が無茶をしでかしたときにスーザンに怒られていたんだ。それで、スーザンに怒られて反省するも次のレースまでにはきれいさっぱり忘れていて、またスーザンに怒られる。その無限ループのサークルが俺とスーザンの関係でもあった。 だが、いまはどうだろう?今も確かにスーザンに怒られている。さっきだってマグネット越しにだが怒られてしまった。スーザンに怒られているという結果だけを見れば今も昔も変わらない。 だけど、今俺がスーザンに怒られている理由って何だろう。『もっと根性出せ』とか、『もっとスピードあげて』とか、そういうたぐいのものに激変している。 つまりは、俺に無茶をしろと言っているのだ。いや、無茶は要求されていないけれど、そこそこの覚悟は必要だといわれている。ひっくり返していえば、俺にそれほどの覚悟がないということなのだ。 これで、今と昔の俺の違いが把握できた。次は、どうやって今の情けない自分を昔のたくましい自分に戻すかだ。 ……愚問だな。 昔のように、スーザンに怒鳴られるほどの無茶をすればいいのさ。 それに、スーザンはジャンプ台というヒントを与えてくれた。つまり、ジャンプ台でなんらかの無茶をすれば、俺のこの気持ちも吹っ切れるというわけだ。 だけど、なにをすればいい? ……今の俺にはなにも思いつかない。 『ああ、駄目だ俺!』 そういう風に自分の可能性に蓋をするんじゃない。気が滅入っちまうだろうが。 俺は上を向いて大きくため息をついた。上にはさっきスーザンが言っていたジャンプ台が見える。そこを今誰かが飛んで行くのが見えた。みんな早いな… と、心の芯になにか熱いものが流れるのを感じた ……あれ? さっきまで、皆がどんどん越えていったレース序盤にあるジャンプ台が、今ビリの俺が走っているレース後半にあるこの直線コースの真上にある。ということは、あのままジャンプ台から落下してここに来れば… 『これだ!!』 俺の中にあったもやもやしていた気持ちは俺の叫び声にびっくりしたのか、どこかに逃げ帰ってしまっていた。俺はひらめいてしまった。 そうだ。ショートカットだ。 ジャンプ台などで一度コースから飛び出し、普通に進むよりも早い位置に着地する、レースゲームなどでよくある、あのショートカット。 それが今、このシチュエーションでできないかと俺はひらめいた。 つまり、作戦としてはこうだ。まず、あそこのジャンプ台まで行く。その後、あのジャンプ台から飛んだ瞬間に機体を180度回転させて今走っているこの直線コースに着地する。 成功すれば間違いなく俺はこのレースで優勝するだろう。コースの8割ぐらいを切れるのだからな。しかし、着地地点がずれてしまったり着地する時の態勢がうまくできなければ、ボディEのブレイクダークは間違いなく木っ端みじんになるだろう。 まさしく、昔の俺がやりそうなことで、かつスーザンに怒鳴られそうなことだ。 急に俺の気持ちが跳ねる。俺のマイナスな気持ちはどこへやら、もうわくわくとかどきどきとか、今後の展開に期待を持たせるような感情しか残っていない。 もし、このショートカットが成功すれば…間違いなくこの長いスランプのトンネルから抜け出すことができるだろう。 気がつけば、俺はとてつもないスピードでジャンプ台に迫っていた。 こういう風に無意識のうちにブレイクダークを暴れさせているこの感覚は、長い間ご無沙汰していた昔のF-FIREの俺が抱いていた感情とまったく同じものだった。 ―――――いける! 俺は確信した。そして、飛んだ。 反射的にハンドルを壊れんばかりに切る。 ブレイクダークはゆっくりながらも確実に機首を180度回転させた。 俺はそのまま機首を上にあげる。 そして、そのまま直線コースに猛烈な速さで落下していく。 「『うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!』」 ――――――――ガシャーン 鈍い音をたててブレイクダークは着地した。 俺はその着地の振動にハンドルをしがみついて耐える。いくらF-FIREのマシンとはいえ、さすがに80m近くの落差を落ちるのは痛い。 ブレイクダークは?……爆発はしない。なんとか耐え抜いたようだ。 「っしゃあ!!」 俺はこのデスシャドー戦に勝利を確信した。過去一回のみの経験とはいえ、その一回がかなり脳に染みついていたようだ。落ちる時には全く悩みなどはなかった。 しかし、あのときのコースとは高低差が違ったようだ。あの時はまだブーストをかけて余裕でゴールできたが、今のブレイクダークのパワーは1程度。もう、ただの突起に引っ掛かるだけでクラッシュだ。 「まあ、いいだろう」 大規模なショートカットは大成功に終わった。あとはゴールするだけだ。デスシャドーを抜かせたかどうかは知らないが、おそらくぬかせただろう。俺はそう信じて、ゴールまでがむしゃらに走る。 しかし、さすがはデスシャドーだ。発信してから間もなく後ろからエンジン音が聞こえた。振り向くと、エンドレスフィアがブレイクダークをものすごい勢いで猛追してきていた。 「リュウサトウ!ショートカットとは大胆なことをする」 デスシャドーは俺の大胆さにかなり満足なようだ。何が満足なのか俺は詳しく聞きたいが、興奮した今の俺はそんなことまで頭が回らない。 「褒め言葉として受け取るよ」 俺はそういってさらにアクセルを深く踏み込んだ。しかし、 「しかし、私は負けんぞお!!」 マグネット越しのデスシャドーの声とともに相手が急に加速し始めた。ブーストをかけてきたのだろう。 あいつのブーストの性能はAぐらい。俺がブーストをかければ、同じぐらいの速さで逃げ切れる。が、パワーが1のブレイクダークはブーストをかけると爆発してしまう。だが、このままだと確実にぬかされる。 どんどん差が詰まっていく。あと5km、4km、3km… (だめだ、このままじゃあ追い抜かれる) 俺はブレイクダークのパワーメーターに目を落とす。相変わらず数値は1を示し、終始警告音が鳴り響く状態だ。 だが、こいつも俺の無茶に何度も耐え抜いてくれた。今さっきだって俺の無茶なショートカットによく耐えてくれた。なら…こいつを信じてもいいだろうか。 「まだいけるか?」 俺はブレイクダークに問いかけるようにつぶやく。 と、俺の問いに『まだいきたい』と答えるように僅か時速2kmだが加速した。 「そうか……」 俺はそうぽつりとつぶやくと、目を閉じてブーストハンドルに手をかける。 ブレイクダークはジャスティスウィングのメンバーよりも、F-FIREよりも長い付き合いだ。 ブレイクダークのことは俺が一番よく知っているし、俺のことを一番聴いてくれるのはスーザンでもなくて、治安庁のお偉いさんでもなくて、こいつだってことも俺はよく知っている。 「いくぞ!!!」 俺は目をかっと見開いて、壊れんばかりにブーストハンドルを引いた。 瞬間的に時速は3000km近くまで上昇するが、すぐに後方にとてつもなくでかい衝動が走る。 エンドレスフィアに追突されたかと思って振り返ると、そうではなくてブレイクダーク後方が燃え上がっていた。エンジンが耐えきれずに爆発したのだろう。機体がどんどん燃えていく。 しかし、今の俺はどうかしていた。普通なら慌ててコックピットから抜け出すだろう。いくら昔の俺だってここまできたらさすがにコックピットの外に逃げる。 しかし、俺はブレイクダークが体を張って俺をゴールまで運んでくれているとしか捉える事が出来なかった。 (この爆風ならあいつに勝てる!) 「うおおおおおお!!!!」 「ぬぅああああああ!!!!」 エンドレスフィアとブレイクダークはほぼ一直線にゴールラインに向かっていった。そして、 ―――――ピーーーン ゴール音が鳴り響く。すぐにコックピット画面に目を落として自分の順位を確認する、そこには大きい文字で 『1st』 と書かれていた。 ―――――勝った! 俺がわずかに勝ったのだ。このデスシャドー戦に。 そして、 ―――――ドカーーーン 激しい音をたててブレイクダークは爆発した。ゴール地点にはただもくもくと煙が立ち込めていた。 いつもこのくらいの頻度で更新できるといいなぁ… ※次回の展開から、先に言っておきたいことがあります 咲夜が嫁のやつはざま……もとい、すいません 前(Ⅷ) 次(Ⅹ) to HOME
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このページはこちらに移転しました 知るもの 作詞/231スレ552 空の青さに辟易して ごろりと横を向いた 世界は優しくなくて 心地よく冷たい 道を歩いていたら肩を叩かれた気がした 人の中に埋もれようか 生きているやつらばかりの世界で 雑踏に消える叫び声 誰か僕の心を知りませんか? 夜の世界の王様は 誰にも知られなくて 一人流す涙に ただ溺れるばかり 泥にまみれたビー玉に光が映り込んでいた 翼を持った自由な鳥 留まる木を知らず飛び続けるだけ やがて疲れ地に落ちる 大地に溶け初めて生を知った
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RMT・直結・推薦クラブ。 空白流し・バラ捲き ナルでの迷惑行為が後を絶たない屑クラブ。 クラブメンバーの大半はKirschenbaumというクラブに移った模様。 Lv190~ Frandore (クラマス、メインは覚醒テチ。痛い子で東方厨。下半身直結。最近見ない、引退か?) Lv125~ 癒柚 (サブマス。頭も呼称も痛い。引退?) Lv188~ ヴァンレイア (x金獅子xのサブキャラ、糞プレイヤー、10月まで休止?引退?らしい) Lv200~ 桜井春菜 Lv200~ 礼央奈 中身はヲシゲだった 礼央奈とは別人
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幹也が目を開けると目の前には神社があった 高:さてどうしよう・・ざっと見た感じ誰もいなさそうなんだけど 幹也が一人で困っているとどこからか声がかかってきた ???:また幻想入りしてきた奴なのか?なんか変な感覚だけど お前は人間なのか?人間にしてはみょんに落ち着いてるようだが。。 高:誰だ!いったいどこにいる ???:目の前にいるんだけどな・・・よっと 名前を名乗ろうか伊吹萃香だよ 高:萃香さんですか・・貴女は人間ではないようですが 萃:ああ私は鬼だよ。ここではいろんな種族がいるのさ で、あんたは人間でいいのかい? 高:(鬼・・・エミュレイター・・にしては展開してないようだが・・) えっと・・幻想入りとは? 萃:ん?違うのかい、最近よく幻想郷に来客がくるんだが まあ、質問に答えようかあんたの世界からこっちに ながれこんでくる奴がおおいのさ まあたまに人間以外もながれこんでくるけどね 高:(人間以外・・冥魔っていうのもいるのか・・) その話を詳しく聞いてもいいですか?というかここどこですか? 萃:ここは幻想郷 世界から忘れられているいろんな者が辿りつく世界だよ 高:話を戻しますが、人間以外で冥魔という存在もこの世界には辿り着いてないでしょうか? 萃:霊夢は、なんにも異変を感じてないようだけど、まあ霊夢に聞いたほうが早いだろうね。 高:その霊夢さんという方は何処に? 萃:今は山にいってるね。夜にはかえってくるんじゃないかな? 高:その山っていうのは何処の山でしょうか?会いたいのですが。 萃:行くのはやめといたほうがいいよ、あそこは弱い人間が行く所ではないからね 高:私は魔法使いですから、弱くはないですよ 萃:じゃあ私が試してやろう外の世界の魔法使いってのが どんだけ強いかどうか暇つぶしでもしてみるか 高:(鬼といってもこんなちっちゃい子が強い理由がないよな 手加減してあげるか・・・・) 萃:《ミッシングパープルパワーーー》 ← Prev Next →?
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概要 幻想郷地区の初音島にある公共用ヘリポート。旧テレビ東方初音島放送局ビルの屋上ヘリポートを用いて運用されている。 旅客輸送の他、救急医療活動、報道取材などに利用でき、小規模ながらも各拠点をつなぐ空の玄関として、しっかりと橋渡し役を務めている。 ヘリコプターを使えば上海國賽空港までは約25分、蓬莱空港へも約15分という短時間で移動できるため、主に時間に追われるビジネスマンには好評である。 基本情報 名称:初音島ヘリポート 位置 幻想郷(初音島地区) 空港種別 公共用ヘリポート 運営者 テレビ東方株式会社 周辺の地形:高層ビル群 運用情報 運用時間:24時間運用だが、その他の航空機は原則として午前9時から午後5時 (但し日没後は民間機の離発着不可) 滑走路の強度:最大離陸重量9トン 着陸料:最大離陸重量が6トン以下のヘリコプター=1機1回の着陸につき2,000円 最大離陸重量が6トンを越えるヘリコプター=1機1回の着陸につき1,500円に最大離陸重量が6トンを越える部分について1トン当たり900円を加算した額 ※最大離陸重量が6トンを超える部分について1トン未満の端数があるときはこれを1トンとします。 停留料:当ヘリポートは原則として1時間以上または運用時間外の停留は出来ません。また、停留中に緊急の発着要請があった場合は速やかに安全空域へ移動してください。 特別に停留を認めた場合は、下記の料金表によります。 ◇最大離陸重量が3トン以下のヘリコプター:1機1回の停留につき1,000円 ◇最大離陸重量が3トンを越え6トン以下のヘリコプター:同2,000円 ◇最大離陸重量が6トンを越えるヘリコプター:同1,800円に最大離陸重量が6トンを越える部分について1トン当たり500円を加算した額 就航路線 上海國賽空港(NH) 蓬莱空港(NH) ※(NH:ニコニコヘリ) 歴史 利用者の声 名前 コメント 画像 元ネタ 芝浦ヘリポート