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幻想郷よりお邪魔します 動画リンク コメント 幻想郷よりお邪魔します 何人目の幻想入りか 作者 梅干 ひとこと 主人公 ブログ http //lazylazy974.blog116.fc2.com/ 動画リンク 新作 一話 コメント・レビュー こーゆーのまってたー -- むむむ (2008-04-07 19 57 59) 現代入りシリーズ 現状 チルノ フラン 射命丸 早苗さん -- (名無しさん) 2008-09-04 11 22 48 名前 コメント すべてのコメントを見る ※この作品のレビューを募集しています。レビューについては、こちらをご覧下さい。
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お邪魔します 視聴者が実況に参加するときに付くレス 鏡に入るときも使う
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現代入りシリーズ 現状 チルノ フラン 射命丸 早苗さん -- (名無しさん) 2008-09-04 11 22 48
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雪歩「お邪魔します、真ちゃん!」 執筆開始日時 2012/02/11 元スレURL http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328895211/ 概要 仕事終わりの土曜日の夕方 ボクの部屋に遊びにきた雪歩は、いつもよりハイテンション 「このヌイグルミ可愛いね!」 「ボクには似合わないんだろうけどね」 「そんなことないよ!」 だと良いけどね 「真ちゃんもとっても可愛いんだから!」 雪歩くらいだよ そう言ってくれるのは タグ ^萩原雪歩 ^菊地真 ^ゆきまこ ^百合 まとめサイト 百合チャンネル
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夢魔さっちゃん、お邪魔します。1 (ファミ通文庫) 「青春全開☆魔訶不思議、夢解きパズルワールド開幕。」 あらすじ +... 「高校受験を控えた尚史の夢に夢魔の少女が現れ「あなたの夢世界は何者かに壊されてる」と宣告してきた。なんでも尚史の夢世界を元に戻すのが夢魔養成学校の卒業試験なのだと。ただの変な夢と思っていた尚史だが、それ以来物忘れや勘違いが増えて受験勉強もままならない状態に。これって夢世界が壊れたせい!? さっちゃん、何とかしてくれ! こうして尚史の夢を壊した犯人探しが始まった。容疑者は5人。しかもいずれも尚史と親しい人物たちだった!」 タグ投票(この投票をもとにタグ登録、検索の充実を行っています) 順位 選択肢 得票数 得票率 投票 1 サキュバス 1 (17%) 2 ファミ通文庫 1 (17%) 3 ホラー 1 (17%) 4 中学生主人公 1 (17%) 5 妹 1 (17%) 6 幼馴染み 1 (17%) 7 ミステリー 0 (0%) 8 櫂末高彰 0 (0%) その他 投票総数 6
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04-124 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/04(日) 04 29 41 ID W4CKHcmG 目が覚めたら最悪だった。 そういう趣味だったのか俺は? 向こうに留学していた時、何人か女と付き合っていて経験も済ませてるっていうのに。 フツーじゃねぇよな。これは 「・・・なぁ?水町」 質問をしようとしたが、内容がアレなだけに名前を呼んだはいいが次の言葉が出てこない。 「んは?なんだよ筧。超こっわい顔」 今は男子生徒だけの体育(マラソン)の授業中。この中の誰を見ても何とも思わない。 筧はその事に多少安堵するが、水町に同意を求め自分がノーマルであることの確証が早くほしい。 水町にだけ聞こえるような小声で問う。 「・・・お前、男を見て欲情した事・・・あるか?」 「――――――は?。」 「一度もねぇか?」 「・・・ねぇよ。」 はぁ。 「そうだよな、やっぱり俺がおかしくなっちまったんだな。」 筧はこんな冗談なんて言える性格じゃない。 しかし、いきなりカミングアウトをされるのは親友として心の準備というものが・・・。 「筧!別にそういうの俺差別しねぇから、ほら!あれだ!もしかすっとお前の勘違いかもしれないし。 昼休みにでもちゃんと話聞くからさ!」 「・・・あぁ、ありがとう」 二人の気配以外無い屋上で、水町は購買で買ったパンの一つを口に放る。 「んで、何から聞こう。相手はうちのクラスのヤツ?どんな・・・」 「いや、泥門のセナ君だ。」 「(普通そこは言うのをためらえ!)セナ!?小早川セナ!?ホントにセナに欲情しちゃったの? 確かに男にしちゃぁ、ちっこいし可愛いらしい顔だけど。」 「・・・というか、今朝セナの夢見て夢精しちまった。欲情とういうかイッちまった。」 「筧センセッー!?もっとオブラートに包み隠した言い方をして下さい!俺の心の準備がぁぁ!」 「あ、悪い。」 筧のせいで飯の味もしない。 一言謝っておきながらも筧の独白はまだ続く。 「まぁ、初めて主務としてうちの部室に来た時からちょっと気になってたんだが アイシールドの正体がセナ君だと分かった時にはもっと気になりだして。で、今朝・・・」 「あ~~~ストップ ストップ!!先生ストーーーーーップ!!分かりました!!」 2度言おうとしたから慌てて止めた。 「筧・・・。勘違いって線は完全に無くなったな。」 「そうだな・・・。むしろ日に日に酷くなっていく自分がいる」 「じゃあ、メアドでも教えてもらってそこから友達として始めたらどうよ?もしかしたらそれで気が済むかもよ?」 「・・・そうだな。しかし泥門にわざわざセナ君のアドレスだけ聞きに行くのか?不自然だぞ。」 「ん~。そうそう!確かセナは放課後の部活に入る前一人だけランニングのメニュー入れられてるらしいぜ。 んで、いつも黒美嵯川の土手ん所は必ず通るっぽい。そこに偶然を装って筧先生の登場~、とかどう?」 「水町、お前なんでそんな詳しく知ってるんだ?」 「セナから直接聞いたんだよ。筧と違ってセナとは試合の後色々話もしたんだぜ。俺に感謝しろよ~?」 「ま、偶然街で会っただけなんだだけどな。メアド聞くの忘れちまったし。」 「・・・悪い水町。今日は部活休むわ。こんな状態じゃ練習にもなんねぇし。」 「はいよ~。皆には言っとくけど小判鮫先輩には自分で伝えろな。まぁ頑張れよ。」 私情で部活を休んだことの無い親友が、ためらいもせずそう言ったことに水町は後押しをするしかなかった。 04-125 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/04(日) 04 31 08 ID W4CKHcmG 夕方の日が沈みかけた中、黒美嵯川の付近には学校帰りの子供や、買い物帰りの主婦などがみられる。 (水町の言ったとおり来てみたはいいが、本当に会えるのか?) そんな中土手に向かい体育座りで顔をうずめている人影が一つ。 よく見知ったくせの強い特徴的な髪の持ち主のセナであることに気づく。 「セ・・・」 「・・・小早川?」 「小早川。どうしたんだ?こんな所でうづくまって。」 筧が声をかけるより前に体格の良い男がセナに近づいていく。 その姿に見覚えがあり、筧はとっさに身を隠す。 「・・・・進さん!?今日はもうランニング終わったんじゃないんですか!?」 「いや、今日はいつもより少しホームルームが長引いてしまってな。それより」 「あの、なんでもないんです!本当になんでもないんです、、だから気にせず先に行ってもらえませんか?」 「顔色が悪いな。立てるか?」 「いえ、その・・・。」 理由を聞くまで先へは行かない、と顔に出ていた進にセナは口で勝てる気も誤魔化せる気もしなく。 「・・・学校を出てきた時は大丈夫だったんです、まだ日にちは半月もあったから・・・。 走ってたらお腹の痛みもいつもより酷くて。それに、あの・・・私 ズボンの後ろが気になって、日が落ちて真っ暗になったら帰ろうと思ったんです。」 直接単語が出なかったが、それだけ言われれば男の進にも容易に想像がつく。 「生理」だ。 ようはランニングに出たらいつもより半月も早く生理が来てしまい、予想もしてなかった為ナプキン等の用意もしていない。 気づいたときに慌てて走って帰ろうとしたが腹痛が酷い。 そしてゆっくり走ろうものならズボンに染みが出来ていき道を歩ける状態ではなくなる、という事だ。 「小早川忘れていないか?お前は女ということを少し思い出した方がいい。 マネージャーもいつも心配しているだろう?忘れるほどアメフトに夢中になる気持ちは分かるが 月経がきている時はヒル魔に言って最低でも練習は2、3日休め。」 「・・・はい。」 「ちょっと立ってもらえるか?」 セナは腹に手で押さえおぼつかない足取りで立ちあがる。 進がズボンを確認すると、やはり後ろに赤く小さな染みを作ってしまっていた。 「まだ大した事は無い。気にするな。」 「――――――・・・ごめんなさい。」 こんな姿を人に見られるなんて恥ずかしくてどうにかなってしまいそうだった。 もう謝ることしか出来ない。 (こんなこと誰だって汚くて見たくもないよ。進さんに嫌な思いをさせてる・・・。 とてもじゃないけど進さんの顔が見れない。これからどんな顔をして会ったらいいのだろう。 憧れの、自分の目標としている人の目の前でこんな格好。) セナは顔を真っ赤にして俯き、声を殺してぽろぽろと涙を流した。 「・・・すまない、汗が気になるかもしれないが。」 そう言うと進は自分の来ていたパーカーをセナの腰に巻き、尻の部分を隠してやる。 「そんな、、!汚してしまうかもしれない、借りれません。」 「平気だ、洗えば落ちる。それよりゆっくり走るつもりだが速いようなら言ってくれ。」 「・・・・へ?」 力の入らないセナの体をゆっくりと慎重に背にしょった。 「ほら、首に手を回せ。これだと落ちてしまう」 いわゆる「おんぶ」の格好なのだがセナが抵抗をこころみる。 「あの、、これ以上迷惑かけられません・・・進さん私走って帰りますから。」 「いや、トレーニングの為になってこれもいい。・・・小早川ウエイトはいくつだ?」 「?45kgですが。」 「軽すぎる。タックルされた際に骨が折れてしまうかもしれん。 分かってるとは思うが相手が触れもしないその足を武器にするんだぞ? この間言った肉、たんぱく質類は摂っているか?」 どんどんと話をそらしていく進にセナの方が根負けした。 (優しい人だなぁ、進さんは・・・。) 首に腕をぎゅっと回し進に体をゆだねる。 「・・・進さんったら、自分が一番凄いタックルするくせに、。それにそんなに私やわに出来てないですから 心配しないで思いっきり来てくださいね。手加減なんてしたら追い抜いちゃいますから。」 自分の背でいたずらっぽく微笑むセナを感じ進は内心安堵した。 「走るぞ。」 04-126 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/04(日) 04 33 54 ID W4CKHcmG 心地良い振動を感じセナは眠気に襲われた。 先ほどまで会話をしていたのだが。 進の耳にスー、スー、と規則正しい寝息の音が聞こえてくる。 「小早川?・・・泣き疲れたのか。」 セナの耳に届いていないことを確認した進は言葉を続ける。 「――――セナ聞こえてるか?・・・聞くなよ? 俺はセナが好きだ。どうしようもなく好きだ。でなければこんな事出来ない。 お前はいつも俺に謝ってばかりだがいい加減に気が付いてくれ。謝る必要があるとしたら俺の方なんだ。」 お前の妙な想像ばかりしてしまって今だって邪な気持ちを精一杯抑えて平静なふりをしているのだから。 平静を保つためポケットから携帯を取り出し短縮ダイヤルを押す。 「・・・監督、進です。そちらに帰る時間を過ぎてしまい申し訳ありません。これから泥門に寄っていきます。 はい、事情は明日説明しますので。」 セナ君と進は何と言っていた? 「月経?」 「私?」 「女?・・・女?」 そうか。水町やっぱり俺はノーマルだったよ。 筧は土手にいた二人のやり取りを一部始終聞いてしまった。 アイシールドの正体は後から聞かされた。女だったという事も進は知っていて自分は知らなかった事実。 セナにとって自分は関係の無い人間なんだと、はっきり位置づけられているようで 悲しいなんてものではなかった。 それに進がセナを見ていた目、あれは自分と同じじゃないのか? 04-127 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/04(日) 04 34 31 ID W4CKHcmG 泥門に着く頃には完全に日が落ちていた。 グラウンドにはまだライトが点いていてアメフト部だけが練習をしている。 「セナ?!セナ!!」 メンバーは気がつかないが、二人の姿を確認したまもりが慌ただしく傍へ駆けつける。 「セナ!!無事だったのね!セナ。良かった・・・えっと、王城の進さんですよね?」 「こんにちは、他校の自分が校内に入ってきてしまってすみません。」 「・・・まもり姉ちゃん?・・・ここは」 まもりの声にセナが覚醒すると、まだ寝ぼけているセナと泣きそうな顔のまもりと目が合う。 「小早川着いたぞ。」 「では自分はこれで失礼させてもらいます。姉崎さん後はよろしくお願いします。」 そう言って進は一礼し、練習している皆の邪魔にならないように早々に立ち去ってしまった。 まもりもセナも急な事で礼すら言えなかった。 「セナ、無事で良かった。これから携帯必ず持って出るようにしようね。 ヒル魔君と栗田君が探しに行ってくれてるの。 今二人に電話するから。・・・?。 この腰に巻いてるパーカー、セナのじゃないよね?」 「・・・あっ!まもり姉ちゃんごめん!ちょっと!」 進さんから何も言わず借りたままにしてしまったんだ。 パーカーを汚してしまっていないか早く確認しないと。 教室のロッカーに行けばナプキンとジャージのズボンもあるから、早く行かなきゃ。 いつもの調子で走りだそうとしたが (!痛っ、、) 忘れていた・・・。腹痛が酷い。 思わず腹を手で押さえ、顔が苦痛に歪む。 「・・・セナ、大体分かったから、私が取ってくるよ。先に1階のトイレに行っててくれる?」 「あの、、」 「いいのよ。セナ、気にしないで。」 トイレでまもりから必要なものを受け取り、身を整えていく。 (良かった・・・。パーカーには血が付いてない洗濯して早く返さなきゃ。) その後本当の事は言えなかったけど皆には平謝りで、ヒル魔さんには明日は部活を休めと言われてしまった。 まもり姉ちゃんと一緒に帰る際に事情はしっかり話したが、また余計な心配させてしまった。 「いい?携帯を持っていけば必ず私を呼べるんだから、次からは気をつけようね? あの進さんだったから良かったけど、知らない男の人とかだったらどうしてたの。だいたいセナは自分に頓着が無さ・・・・」 セナの事となるとまもりは説教が止まらない。 「まもり姉ちゃん、大丈夫だよ。・・・心配かけてごめんね。次からはちゃんと自分で気をつけるから。 今日の事進さんに早くお礼言わなきゃ。」 「ただいまー。」 家に着き進のパーカーを手洗いしようと、早速風呂場へ向かう。 パーカからする汗の匂いが、自分には無いの匂いでとても羨ましかった。 (私も男の子に生まれてくれば良かった。隠さなくったて堂々とアメフト出来る。 最高でも後3年しか私は出来ないんだ・・・悔しいなぁ。) 「・・・さて、コインランドリーで乾燥だけしてこよ。」 04-128 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/04(日) 04 36 09 ID W4CKHcmG 次の日 部活の休みをもらってしまったが、おかげで進さんをここで待つことが出来る。 昨日と同じ場所少し早めの時間にセナはパーカーを手に持って土手に座っていた。 「セナ君」 「・・・筧君?筧君久しぶり!大会以来だね。巨深のみんなは元気にしてる?」 「あぁ、相変わらずだよ。先輩たちも春までは練習に参加するし、ところでセナ君はここで何してるんだい?」 「えっと、僕はここで人を待っているんだけど、まだ来ないみたい。」 「そっか、何処かで話しでもしたかったけど待ち合わせじゃしょうがねぇな。 良かったらセナ君のメアドか番号教えてくれないか?今度水町とか入れて遊ぼうぜ。」 「あ、はい!じゃあ、両方教えておくね。他校の友達が出来るなんて嬉しいな。よろしくね筧君!」 「あぁ、こちらこそよろしく。じゃあまたな。 セナちゃん。」 「あ?はい、!また!」 最後の方、筧君の声が小声でよく聞き取れなかった。 「あ、進さん!進さーーーん!」 「小早川、無理して走らなくていい。」 筧と別れてから大して時間も経たないうちに進の姿を見つけた。 「ふぅ、大丈夫です。あんまり酷い時は薬で抑えるようにしてるんですよ。昨日よりはだいぶましですし。 進さんのおかげです。」 ニコリと笑いかけてくる幼さの残る笑みに進は思わず目を逸らす。 「昨日はありがとうございました。私お礼も言えなくって、あの、良かったらコレ。 自分のパーカー、それにリボン付きの小さな袋を渡された。 「おいしくないかもしれないですが、家庭科でクッキー作ったんです。 その、いらなかったら誰かにあげてください。」 「・・・・ ♪~ 進が何かを言おうとしていたが、携帯の着信音に邪魔をされる。 「ごめんなさい、進さん!私の電話です。ちょっと取りますね。」 画面には登録したばかりの番号と名前が表示された。 (筧君からだ。なんだろう) 「あぁ、構わない。」 「すみません。」 「はい、もしもし。」 「うん、うん?え!?・・・えっと。15分後くらいでつけると思いますが。はい、じゃあ後で」 「進さん、お時間とらせてしまってすみませんでした。ちょっと約束が出来てしまったので、今日はお先に失礼します!」 「随分慌ててるようだが、急ぎの用事か?」 「はい、そうみたいです。」 「そうか、ではまたな。」 (さっき会ったばかりなのに筧君どうしちゃったんだろう?何かあったのかな。) 多少痛みの走る腹を気にしないようにと走り出す。 「セナ君こっち」 「筧君!どうしたの!?あの電話は」 『セナ君・・・。今すぐ会って話したい事があるんだけど、駅前に何時だったら来れる?』 「急にごめんな。ここじゃなんだから俺の家に来ないか?」 「え?はい、構いませんが。僕が行っても大丈夫ですか?」 (お店の中とかでも話せない事なのかな?筧君の家じゃ迷惑になるかもしれないし。) 電話の声では元気がなかったが実際会ってみると何でもない風な筧がいて、セナは疑問だけが沸く。 「あぁ、もちろん。むしろ来てほしいんだが。」 04-129 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/04(日) 04 37 11 ID W4CKHcmG 電車に数分乗り、そこから徒歩で数分。アメフトの話、留学してたい頃の話 他愛も無い話に花を咲かせいつの間にかセキュリティが厳重な高層マンションの前に立っていた。 『筧の家ってすっげぇ金持ちなんだぜー』と水町が以前話ていたのをふと思い出す。 恐れ多いような気がして、セナは中へ進むのを戸惑ってしまった。 「ここの8Fだよ。そこ時間くると自動で閉まっちまうからこっち入って。」 「あ、はい。」 2人で乗るには大きすぎるエレベーターの中 (なんだろう、なんの話なのかな?) 「・・・なぁセナ君。アメフトやってて何か困った事とかねぇ?」 「困った事ですか?・・・特に無いかなぁ」 大嘘だ。 出場停止になるような重大な秘密を抱えながら試合に出ているのだから。 「セナ君ってアイシールドとか今までよく隠し通せたよな。色々隠してたのって大変じゃね?」 「え?、あ、まぁヒル魔さ・・・」 「大学に行ってもアメフト続けたい?」 セナの答えなど待たず、全く意図が分からない質問を次々とする。 「?」 「そういえば今日は進に会えたのか?」 「・・・・・・!?、どうして筧君が知っ・・・」 セナは慌てて口をつぐむ。 「ん?何が?今日は待ってる人がいるっていってたろ、冗談だったんだけど。」 「・・・そう。」 「あ、8Fだ。どうぞ」 「あの僕、」 「ほら。行こう」 筧に右手を掴まれぐいぐいと強引に引っ張られ進んでいく。 「セナ君に言ってなかったかも、両親はよそに住んでてさ俺ここで一人暮らしなんだよ。だからゆっくりしてけばいいから。」 (違う、何かが違う。怖い。ここにいちゃいけない気がする) しかし191cmの筧から155cmのセナが逃げ出すなど不可能に近い。 逃げ出せない事に更なる恐怖がわきあがる。 「――――――!!!!」 セナが何か叫んでいるが筧の耳には届かない。 「はい、いらっしゃい。」 玄関で軽々と体を投げられ、セナは床に転がってしまった。 その上から筧が重くのしかかる。 「筧君!変だよ!?どうしたの」 全力で抵抗するが、腕は片手で頭上にまとめられ、足は筧が体を割り込ませているため自由がきかない。 セナの制服の上着を左手で脱がしていく。 「やっ!やめて 筧君!」 筧が何を考えている分からず言い知れぬ恐怖がわきあがる。 「胸が窮屈そう、サラシこんなに巻いちまって。」 「!!!あ、違っ・・・」 「CかDくらいある。・・・可愛そうなセナ折角隠してたのにばれちゃったね。」 04-130 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/04(日) 04 38 14 ID W4CKHcmG 「もっと可愛そうな事なんだけど、今からセナは俺に犯されるんだよ。」 ニコリと優しい笑みを浮かべ筧はそう言い放つ。 直接的な単語を言われ今の自分の身に何が起きているのかセナはやっと理解する。 さらに筧の布ごしからでもはっきりと分かる怒張したペニスを押し付けられ、冗談などではないと思い知る。 「・・・!!い、嫌ぁぁ!!筧君はなして!!!!やぁぁぁぁ!!!」 「生理2日目だもんな、はは、セナ本当かわいそうだな。」 他人事の様に言い、暴れるセナからズボンと下着を一気にはぎとってしまう。 「うわ、凄い血の量。これじゃあ動き回るのなんて無理だって。よく今までアメフトなんてやってこれたな。」 秘所の割れ目に無骨な指をそわせ、流れ出る血をすくう様に何度も往復させる。 「、っあ、やっ、やぁ!かけっ・・・い く・・ん!やめ、っ・・・」 「血でここ、ぬるぬるしてるからって感じすぎじゃないか?強姦されるっていうのに、淫乱だな。」 ・・・ズブッ 「ほら、指2本も入ったよ。」 「い、ぁぁぁああ!!い・・たっ!・・・ふ、んぅ・・!」 「イイ声で鳴くね。本当に痛いのか?」 ズク、グチュ、グチュ、・・・ズッ・・ズッズッズッズッ 一定のリズムでピストンされ卑猥な水音と喘ぎ声が響きわたる。 「あ、っ、あっひぃ、あ、ぁぁ、あ、や、・・・ぁだっ・・あぁ・・や・・だぁ!・・・」 自分で慰めたこともないセナにとっては、この行為は刺激が強すぎた。 生理的に出る涙と、友達だと信じてたのにこんな仕打ちをされる程嫌われていたという悲しみの涙が止まらない。 もう抵抗する力も残っておらず、唯一出来ることは自分の耳を両手で硬くふさぐことだけ。 激しく出し入れかき混ぜられ、クリストリスを愛撫されセナにはわけがわからない。 「あぁぁ、ん、へんだ、よ・・・わたしへんに・・た・・・す、け・・てぇ、ふ、う・・ぁ・っぅ・ぁあ・・」 「助けて?誰に。誰を呼んでる?ヒル魔や、栗田?それとも進か?誰も助けちゃくれねぇよ。」 「・・・セナは処女だよな。さすがに痛いと思うけど、最初だけだから。」 何を言っているのか今の混乱したセナの頭では意味が分からない。 04-131 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/04(日) 04 39 34 ID W4CKHcmG ズブズブズブッブチュ 「きゃぁぁあっあぁぁっ!!ぃい、いたいっ!!!!ぬいてぇ・・・・!!あぁぁ、うぅ」 大きいすぎる筧のペニスが狭い処女の中をゆっくりと貫いた。 「ふぅ・・・処女膜破れたんだろうけど、血が凄くて分からないな。・・・・きっつ。俺のデカイから処女には優しくないよな。」 「あぁぁ・・・いやぁ、ぁもう、やぁ・・・」 グチャヌチュ・・・クチュ セナの息の整うのも待たず容赦ない挿入を開始する。 「いたぁ・・ぁぁ・・・ふぅ・ぅう・・んあぁ・あぁあ・ぁ・ぁ・あぁぁっあっあっぁあぁっあ!!・・ふ・ぁ・・ぁん やだぁ、あぁ・・つい・・あつ・・いよぉ・・・、」 もう痛みなどどこかへいってしまい、ただ暴力的な快楽ばかり与えられる。 グチュギュギュッブグッネチュズッズッグチュ 膣をえぐる様にされたかと思えば、出口ぎりぎりまで抜いて一気にまた差し込まれる。 それの繰り返し。 「く・・る・し・ぁ・・な・・んで・・・?こ・・・んな・・・」 耳を硬く塞いだままの無意識の問いかけ。 「・・・好きだからだろ、分かれよ。」 「はぁ、う、うっ・・あ!ぁ・・・ぁ!あぁっあっぁっ・・ぁ・ぁっあっあっあ・!!・・ひぃ・・・ぃうぅ!・・・」 「っ、このまま中に出すぞ」 「・・・あっ。!?おなか・・あつ・・何?きゃぅ・・や!・・あぁ・ぁあぁぁああああああやぁぁぁ!!!――――」 ドクドクドッピュチュ――――ピュ 「は・・・んん・・・・・くぅ・・ん・」 長い間大量のザーメンをそそがれセナはピクピクと身悶えた。 まるで最後まで搾り取ろうとするように膣が激しく締めあげる。 全てを吐き出した後、息を整えセナの中から自身を抜き取ると赤と白の液体がドロリと溢れ出てきてフローリングに 染みをつくった。 「・・・・セナ?」 無理をさせすぎたのだろう。 さらしだけを身に纏った少女は気を失っていた。 04-133 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/04(日) 18 49 13 ID W4CKHcmG 誰かが自分の頬を軽く叩いているのだろう。 頬に微かな痛みを感じセナはゆっくりと目を覚ます。 悲鳴があがっている身体を無理に起こそうとするがうまくいかない。 両手が手首のところで縄でもって締められているからだ。 胸に巻いていたさらしも全て取られてしまって、全裸の状態でキングサイズのベッドの上に寝かされていた。 「セナおはよう。中々目を覚まさないから寝てる間にまた犯そうかと思ったよ。」 意識がはっきりしていないところに筧の残酷な言葉でがかけられる。 「・・・・・・・!?か、筧君。どうして、どうしてこんな事を。」 「分からないか?・・・そりゃ、セナが嫌いだからだよ。女のくせにアメフトなんかやって、しかもそんなお前に負けちまって 今年はうちの大会はもう終わったんだから、そりゃ憎むさ。」 「・・っ・・ご・・め・んなさい・・・ごめんなさい。だめだって・・わかってるけどアメ・・・フトやり・・・たいんです。 高校の・・・三年間だけだから。・・・・」 どう考えても悪いのはセナではなく弱みを握り暴挙に出た自分なのだが、セナは泣きじゃくりただ謝り続ける。 「別に謝らなくてもいい。ただ、俺にばれたってことは分かってるか?この事をばらして泥門の大会出場停止に する事だって出来るんだぜ?マスコミに垂れ流すからさすがにヒル魔にだってもう隠し切れないし 今まで女が出てたなんて分かったらアメフト部自体潰されるかもな。」 「!!!??・・・だめです、それだけは、許してください!!私のせいで、みんなが・・・そんな。そんな事・・・筧君許して、 筧君の気が済むまで・・・私を殴ってくれて構わないから。・・・」 「それじゃあ、楽しくないしな、あぁ、じゃあ、俺の愛奴にでもなってもらおうかな。愛奴って分からない? ま、これからずっと犬みたいに俺に抱かれ続けるって事なんだけど。名前を呼んだだけでアソコが濡れる様な身体にしてやるよ。」 「筧・・君。冗談・・だよね。」 「いいや?本気。さっきみたいに何度も膣に突っ込んでやるからセナはただ喘いでればいい。 あー、心配しなくても明日は学校休みだし。セナの携帯借りて家にかけといたから。勉強会を皆でやるから俺の家に泊まってく、って」 「・・・ふぅ・あ、ぅ・う・たすけ・・・て」 「さっきも助けて、なんて言ってたけどもう諦めろって。誰もこねぇよ。」 04-134 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/04(日) 18 50 00 ID W4CKHcmG 「あ・・・じゃあ、こうしよう。『助け』を呼んでみよう。 セナ、その前に犬みたいに四つん這いになって、股を広げてみて。・・・手、縛ってあるけど出来るだろ。」 全裸でそんなことをしたらどうなるか、容易に想像がつく 「・・や、・できない。そんなこと・・・」 「逆らうなよ。」 「う、・・・ふ・・・」 筧が正気に戻ってくれるのではないかという少しの期待もこれで打ち消された。 ゆっくりと四つん這いの格好をとり、股を開き血の滴る秘部が筧の目の前にぱくりと露になる。 「そうそ、出来るじゃないか。ホント犬みてぇ。もの欲しそうにマンコひくつかせて・・・見られて発情してんじゃねぇよ。」 「・・・・・・・」 血が出そうになるまで唇を強く噛みしめ筧の暴言にじっと耐える。 「ひゃぁっ!!」 後ろから筧が尻を撫で回し。蕾を大きく割られ入り口に何か押し当てられてるのに気が付く。 「一応ローションべとべとに塗っておいたバイブ。俺のより小さいから今度は切れないと思うぜ。 これ、リモコンで操作出来るんだけど、パール回転としピストン運動両方あるんだってさ。」 言っている意味がさっぱり分からないが、先ほど嫌というほど咥えさせられた筧の男根を連想させるその形。 ズブッズブズブズブッ―――ズブッ―― 「ーーーーーーーーーーぅんんんんっーーー???!!!!!!ひぃ!っぃぃぃぃあぁぁあぁ!!!!」 唇を噛み締めていたが、痛さのあまり絶えられず、悲鳴をあげ意識を飛ばしそうになる。 「よし全部入ったな。まず膣の中かき混ぜて、で、次はピストンな」 「はっ、はっ・はっ・・は、はっ・・ぁ・・あ・」 息の整わないセナはともかく酸素を取り込もうと激しく呼吸を繰り返す。 これでは本当に発情している犬を連想させられる。 「あ、これ忘れてた。乳首用ピンチ。シリコン製だから痛くねぇはずだぜ?」 硬く張り詰めている胸の二つの桜色の突起を無骨に摘みにパチリと装着する。 「きゃぁ!!!はっ・・いたっ、いたいよぅ・・はっ・・・筧君!!!はっ・は・とってぇ、これ・・いたぁ・・、ぁぁ!」 セナの懇願を無視し 片方のピンチを指で軽く弾く 「痛・・・!!!ひぃぃん!!!・・ふ・っんんぅ!!!ーーーーーーー」 「セナは乳首感じやすいんだな。こんなにコリコリ硬くさせて。じゃあ、乳首だけでいってごらん」 「あ、あぅ・・・・はぁん・・・」 バイブを入れたまま、スイッチは押さず。 ピンチをしたままの乳首を弄ぶ。 「・・なに?・・・・なんか・・や・・だめぇ・みないでぇぇぇぇぇぇーー!!!お・・しっこ・・・ でちゃうーーーーー」 (ん?、排泄感?まさか・・・) 「あぁぁっぁぁぁぁーーー!!!!??!」 プシャ、シャーーーー、、ッパタパタポタ・・・ バイブで栓をされているセナの秘部から大量の透明な液体が、白い太ももを伝って流れ出た。 「・・・潮吹きしてる。・・・大丈夫、これ尿じゃねぇから。別に尿でも構わなかったけどな。」 放尿感から開放されたセナだったが、「潮」という単語を知らない。 今のセナには、人前で粗相をしてしまったという事だけしか分からない。 「しかし、さっきまで処女だったくせにそんなに気持ち良かったんだ。」 「あ・・ぁ・・・ぁ・あ・・ぁ・・ご・・・めん・・なさい」 「じゃあ、そろそろ助けを呼んでみようか。」 04-142 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/11(日) 22 42 08 ID rp7p72Id 「携帯借りるぜ?」 「・・はっ・はっ・あ・ぁ・・」 いつまでも乳首を虐めすぎたせいで、その先端は真っ赤に擦れてしまって今にも血が出そうな程痛々しい。 それでも乳首を摘むピンチと、セナの中に埋めた凶器を取ってやることはしない。 「セナ、誰がいい?誰を呼ぶ?」 「・・あ・・・ひぅ・・」 (?・・・なんのことを言ってるの・・・) 「俺の言葉分からない?まぁいっか。じゃあ、進にしような。」 「ほら、助け呼んでやるから。『筧君に犯されてます、助けてください』ってしっかり言うんだよ?」 『進』の名前が表示される携帯を苦々しく見つめ、その番号の男にかける。 (進さん・・・?何?筧君、どうして進さんの名前が出るの?) ・・・・・ガチャ 「はい、もしもし。」 (・・・進さんの声。なんで、筧君何を) 「小早川。どうしたこんな時間に?もう0時を回っているのだが」 「・・・・・・・・・・」 「小早川?」 (進さん・・・声聞きたかった。もう何日も聞いてないような気がする。) 「進さ・・・」 カチッ。 「!!!??!?――――んんんんっぅ!!!!!ーーー」 電話が繋がるのと同時に、筧は手に持っているバイブのスイッチをonにした。 (!?何これ、、。) (!!嫌、いや) 「んぅぅううーーー!!」 話すどころか、嬌声をあげないように耐えるのが精一杯で (・・・進さん、電話を切ってお願い、お願い!!声が、、) 「おい?」 「はぁ、、んぅぅふぅ・・・・」 チュチュプグチュズクズク (凄い・・音が・・・ダメ、進さんに聞こえちゃう) 必死に耐えていたセナだが、無情にもバイブの出力を弱から強にあげられた。 激しく掻き混ぜられ、ズクズクと機械的なリズムで中を突き上げられる。 「・・・ふっ。・・く、はぁ・・あぁっ、あっ、あっあっ!!・・・ や、いやぁ、あぁ、ぁっもっ、ゆ・・るしてぇ・・ぁっあ・、、でんわ、きって・・・ぇ!!!」 「おい!?まさか、セナ!?セナ!!」 04-143 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/11(日) 22 43 20 ID rp7p72Id ズルッ 膣の中で暴れまわっていたおもちゃを引き抜かれ、代わりに筧の猛った雄を一気に埋められる。 「ひぃうぅぅっ!!!きゃぅ・・ふっ、ん、あ、ああっぁ、ぁっ、も、う入れないでぇ、、くるし、、ぃ・・・は、ぁっ、」 ズッ、パンパンッパン 肉と肉がぶつかる生々しい音まで携帯越しの進に聞こえる。 「セナ!今何処にいる!?セ・・・」 プツ 携帯から声が途切れた。 「・・・すごい声、進に全部聞かれちゃったね。あいつ真面目で潔癖そうだから バイブ突っ込んでマンコぐちゃぐちゃにして喘ぎまくってたなんて知ったら、きっともう口もきいてもらえない。 でもその時の写メール、俺の携帯から進に送ったから今頃見てくれてるよ。 強姦されて喜んで、乳首こんなにして潮吹く変態なセナを見たら進はどう思うかな。」 もうまともに頭が働かないが、今、自分がどんな状態か進に伝わってしまった事だけは分かる。 やめて、やめて、やめて!! 進さんに・・・ 進さんだけには、何? 嫌われたくない? こんな事になってから気が付くなんて、大馬鹿だ。 私、進さんが好きなんだ。 でももう遅い。バチがあたった。 「ぁはっ、、はっ・は・ぁう!、ん・・ぁぁっ・ひぅ・」 (・・死んでしまいたいくらい悲しいのに・・・私の声、なんで止まらないの・・?頭がおかしい。) (・・これが変態ってことなのかな。もうよく・・・考えられない。) やだ・・・やだ、浅ましい・・・汚い、私の心。何て醜い (・・・・きもち・・いいよぉ・・・・。) (進さん、・・もっと・・・もっと、進さんの・・・ちょうだい) 獣の様な四つん這いの交わりで、セナは無意識の中で筧の動きに合わせて自らの腰をゆっくりと揺らし始める。 「・・・っは、感度が善すぎるのも問題だな!!ほら、もっとあげるから腰動かして。」 まともに物事が考えられなくなっているのは、先ほどのバイブに塗っておいた薬のせいなのだが、筧はその事を伝えてやらない。 「セナは進のことが好き?・・・でも他の男に抱かれてこんなに嬉しがってる。セナは変態なんだよ。」 04-144 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/11(日) 22 44 47 ID rp7p72Id グプッ、ズ、クチュ、ズッズッ・・・・ 「く、はぁ・・ぁ・あぁ!!っあつい、、・くうっ・・・おなかの奥・・あたって・きもち・・いぃよぉ!・・ ん・・もっと・・・・、、っ・もっと・いっぱい・・さすっ・・て・・」 焦点の合わない憂いを帯びたガラス玉のような瞳からは、枯れること無く涙が溢れ出る。 それに加えまだ発展途上の身体の少女からは壮絶な色香が漂って、筧の脳を麻痺させる。 「とっても綺麗だよ。俺はセナがどんなになっても愛してるから安心して だからお願いだよ。俺のこと、どうでもいい奴なんかに位置づけないで。」 聞こえないだろうと分かってはいるのだが、こんな形でしか君に告白出来ない。 倒錯した愛情 「もっ、と・・あ、ぁ、あっ、は!!・ふ・・はっぁ、あ、もっとぉ、、!進さん、進さん・・・・」 「・・・なんで、なんで、進を呼ぶんだよ。どうして俺を見てくれない」 どんな事をしたって俺の事なんて責めやしない。 あいつと君との間に入って邪魔しようって思ったけど、それは無理だって分かった。 きっと、そんな事をしたら君の心が壊れるんだろ? 今の君が無くなるのなら、それは俺の愛した君じゃない。 もう愛してくれなんて言わない。忘れられない程憎んでくれと言ってるのに。 どうしてそれすらしてくれない!? (・・・!!!クソッ) それでも身体はセナを求めて仕方がない。 膣の中で雄が軽く震え、射精が近い事が分かる。 「・・・ん、、また、、ふぁあ・っあ・・中は・・だめぇ、・・やっ、、あ、かちゃん・・・できちゃう・・・」 (いっそ出来ればいい。そうすれば既成事実も出来るってものだ。・・・そっか、孕んでもらおうかな。) 「あ・・や、やぁ・・だめ・・・ぬいて・・ふぅ、んん!・・・っぅ、ひぁっ!!・・ぁっぁ、」 「い、ぁ・・熱いの・・まだ・いっぱい・・・でてる・・・」 ズルッ 「ふ、、っん」 「ほら、・・・俺のペニス、セナのせいで血と精液一杯ついちゃって、手が使えないんだから口でなめとって。」 その言葉をセナは理解出来ていないが、本能でそれを求め 今だ怒張している筧の雄を愛おしそうに、ゆっくりと口に含んでいく。 ちゅぷちゅぷちゅ・・・ 「はっ・、ん、、ふう、、っん・・む、っ・」 「いい子だね。綺麗にし終わったらまた突っ込むんであげるから。」 途中で電話を切られて、それ以降電源が切られてしまったようで繋がらない 電話越しのセナの声からは何をしているかなど嫌でも思い知らされる。 それにあの画像メール。 画像の中のセナは、両手をきつく縛られ四つん這いになり、胸は卑猥な道具で摘まれ、女性器にはバイブで栓をされていた。 何なんだあれは!?どうしてあんな事に。 それに何が狙いか知らんが送ってきた人間、住所と名前まで送ってきた。 筧駿 巨深のあの男、何のつもりだ。 俺にこれを送ってきたということは、俺がセナに対する気持ちを知っていてのことだろう。 セナに拒絶される事が怖くて思いを口に出せなかった進 それを嘲笑うかのように行為に及んだ筧に殺意すら沸く。 充分走ってつける距離だと分かって、進は家を飛び出しメールの住所へと走り出す。 04-145 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/11(日) 22 46 41 ID rp7p72Id 部屋の時計を見ると2時を回っていた。 (そろそろ、時間切れかな・・・) もう何度目の射精か分からない程セナの中に注ぎ込んだ後、名残惜し気に自身を引き抜く。 ピンポーン 「助けが来たよ。セナ聞こえてる?」 「おい!!!ここを開けろ!!」 マンションの1Fに着いた進が、部屋に繋がるチャイムを何度も押す。 「はいはい、いらっしゃい。・・・今開けたから、そこ開くよ。俺の部屋8Fの表札かかってるとこだから。どうぞ」 ドアをぶち破る勢いで部屋に入れば、長い間性行為に及んでいたのだろう。 部屋の中は二人分の大量の精液と、セナの血で異常な臭いが充満していた。 リビングには服をしっかりと着た筧と、両手が縛られたままの全裸のセナが横たわっていた。 人形のように生気が無く。目は開いているのに進が着たことすら気がついていない。 何時から、乱暴されていたのだろう ひどく泣き腫らした目と、身体についている情事の後。 「っ!!!!!!」 進は体中の血が沸騰するのではないかと思うほど激昂し、筧の腹を目掛けて拳を繰り出した。 「・・・・っ痛ぇ。・・・」 (・・・誰?・・何を、してるの?・・・。) これで終わりにするつもりは無い進は拳を更に構える。 1発は筧もわざと殴られたが、次は大人しくやらせるつもりはなく自分も構えを取る。 「あんたムカツクんだよ。聖人君子みたいな面しやがって、セナがこんなにされても、好きなんて言えるか?」 「当たり前だ。そんな事より、お前にはやった事の責任を取ってもらう。精々自分の身を心配をしろ。」 「はっ!あんたらしくない随分物騒な事を言うな?上等だよ。」 (・・・・喧嘩?ダメ、だめ、止めなきゃ。頭がよく働かない・・・。体が動かない。声もうまく出そうにない・・・でも、とめなきゃ) 「・・・や、めて」 04-146 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/11(日) 22 47 16 ID rp7p72Id 「!?・・・セナ」 セナの意識があることを確認し、進は体を抱き起こしきつく抱きしめる。 「分かるか?俺だ。」 (・・・あ、進さんの匂いがする。この人は・・・) 思い出した。 「進さん、・・・。お願い、やめて、」 「止めるな!お前がこんな目にあって、黙っていられるわけが無いだろう。」 「違う、違うんです。私が、浅ましいから、皆に憎まれるのは・・・当たり前で・・・、、だから、だから・・・」 どうか、 「お前は悪くないない!!」 「・・違う、・・ちがう・・私は・・・」 「違わないよ?悪いのは俺なんだから。」 薄く笑いながら筧はそう言う。 「でもね、悪い事って分かってるんだけど、セナの優しさにつけこんで色々したくなるんだ。 だから、しっかり俺を憎んでくれないと。また酷い事をするよ?」 「・・・貴様っ!!!」 全く悪びれていない様子の筧に黙ってはいられず、進は再度殴りかかる 「ダメッ!!――――」 筧の前にセナが割って入ってきた。 「!?」 直前にセナの行動に気がつき力を緩めたが、あまりの咄嗟の事で寸止めまで出来ずセナに拳が入ってしまった。 これには筧も絶句した。 「セナ!!!!すまない、!!何て事を・・・」 「っ、進さん、大丈夫、大丈夫ですから・・・もう。やめましょ。」 大丈夫なわけがない、140kのベンチプレスを持ち上げられるような男の拳を、鍛えてもいない女のお前が食らったのだから 骨ぐらいイッていてもおかしくない。それでもお前は声もあげず耐えた。 俺はそいつを殺してやりたいくらい憎いのに・・・ 「・・・分かった。帰ろうセナ」 お前がそれを望んでいない。 怒りを必死で抑え込み、手首にきつく巻かれている縄を、これ以上傷をつけないようにと慎重に解いていく 「・・・借りていくぞ」 所々赤く染まってしまったシーツをセナの身体に巻きつける。 「好きにしろよ。返してもらわなくていい。」 力の入らないセナを腕に抱え上げ二人は部屋から出ていった。 「どこまで俺を追い詰めれば気が済むんだよ。」 一人になった部屋の中で筧がつぶやく。 君の行動が俺を付け上がらせ狂気に駆り立ててるっていうのに、それに気がつかないなんて 優しくて、・・・・なんて残酷なんだ。 04-147 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/11(日) 22 48 18 ID rp7p72Id 夜中の道は静まり返っていて、足音だけが耳に痛い程響き渡る。 なるべく人気の無い道を通るのだが、それでも酔っ払いと擦れ違いになり下卑た目でセナを見つめてくる。 「・・・進さん。私、汚い、から・・・降ろして。」 進を見ようとしないセナの顎を軽く上に向けさせ、薄く開いたままの艶めかしい唇に自分のものを重ねる。 「・・・ん、!?ぅ、ふっ、んんん、はっ、ぁ、」 口内を荒々しく貪れば、頬を紅潮させ肩で苦しそうに息をする。 長い長い口付けの後ゆっくりと唇を離せば銀糸が二人を繋げていた。 「ふ、ぁ・・・」 「汚いなんて思っていたら、こんな事は出来ないだろう。お前が自分の事をどう思うと俺はお前を愛してる。」 ずっと我慢していた思いを口にすれば、せき止めていた言葉が溢れ出て 「こんな気持ちになったのは初めてなんだ、お願いだから俺を避けるな・・・もう一人にしないでくれ。」 嬉しい・・・、ありがとう進さん。 あなたからそんな言葉を言ってくれるなんて、このまま死んでもいいかもしれない。 でも、もう・・・。 私はあなたにこの気持ちを伝える事は許されない。 だって 「セナ、セナ・・・・」 熱に浮かされたように名前を囁かれ身体を求められても、セナは少しも抵抗しない。 狭い路地裏につれられ巻いていたシーツを剥ぎ取られた。 豊満な胸に顔を近づけ、先ほどの行為で真っ赤に擦れてしまっている突起を乱暴に吸いあげる。 ちゅ、 「!!きゃぁ、あ、、ぁあっ、い、っ痛」 ちゅぷちゅぷ 「は、ふぁ・・・あっぁ、進さん、、」 セナを向かい合って立たせせると、筧が放った大量のザーメンがたらたらと流れ出てくる。 挿入するには潤いが十分すぎるようで 「不愉快だな・・・」 両膝持って大きく開かせ、完全に抱え上る。 「!!ぁ、だめっ、進さん・・・見ないでぇ!!!」 俗に言う駅弁体位で性急に自分の雄を挿入する。 グチュ、ヌプ 「――――――――あぁああぁ!!!!!っあぁ、やっ、くるしっ、ぃ・・!!はいら・・・っ な、 ひぃっう」 セナの意思とは関係無く、体重分だけ深々と膣に突き刺さる。 「はっ、ふ、ぁんっ・・・進さんの、お・・っきいよぉ・・・・」 全て中に入りきった事を確認すると抱え上げたまま激しく律動を開始する。 グチュグチュグプッ 「ひ、ああぁっ!!!んあぁ、ぁあ、はっ、ぅ」 人が通れば聞こえてしまうのだろうが、感じやすいセナの身体は嬌声を我慢する事が出来ない。 ガクガクと揺さぶられ、涎まで滴り落ちる。 「きもち、いいよぉ・・・っ、、わたしの頭、へんに、・・ふ、ぁは、、はっ!」 「・・・身体はこんなに正直なのにな、それとも筧に仕込まれたか?」 醜い嫉妬が進の行為をエスカレートさせていく。 「、はっう・・・違っ・い、や・あ、は、ぁあ、・・あ・・ふぅ、、」 「私、わたし、ヘン、、タイなの?」 「・・・そうだな、変態だ。」 「それでも愛してるよセナ。」 俺もあの男と大して変わらないじゃないか。いや、むしろ似ているのかもしれんな。 既に気を失ってしまったセナを揺さぶり続けながら、進は冷静にそう思う。 同属嫌悪、か あぁ、次に目を覚ます時お前はどんな顔で俺を見てくれるのだろう。 楽しみで仕方が無い・・・。 終 04-149 :アイシールド21でお邪魔します:2007/02/11(日) 22 49 06 ID rp7p72Id 初めて書きました小説なんてものを書いたのですが、(いや、ただの駄文ですね) 読んでいただいた事に感謝いたします。 ありがとうございました。 とりあえず終わらせましたが続きがあります。もうそりゃダラダラと・・・ 今度こそ救えない話になりそうです。 ドMなセナとドSなヤロー2人。ヴァイオレンス&アンダーグラウンドエロ 気力があれば書きたいと思ってますので、その際にはまたお邪魔しますね。(;´Д`) 補足です。↓ 筧について:セナに「憎んで欲しい」と言ってますがこれは嘘ですね。 やっぱりセナに愛されたくてがための行動なんです。 筧の目に映る進は、努力する天才、煩悩なんて無いに等しく心清い人、まさに聖人君子像。 それとは逆にセナに対して汚らしい感情を抱いてる自分との差に激しくイラついるのです。 心の底からセナに恨まれて罵ってもらえれば諦めもつくのかもしれませんが、セナの性格ではそれが出来ません。 進について:女性と身体の経験はそこそこありますが、気持ちがよくても心が満たされなかったため 行為自体ガス抜き程度にしか思っていませんでした。 子供の頃から家庭の事情で、愛情をまともに貰っていません。 アメフトという激しいスポーツに身を投じ、無心になって自分を高めることだけに打ち込んだ結果 悲しい事に、天才と呼ばれるようになっただけです。 人としての感情を押さえつけ、今までひたすら一人で走り続けた進ですが そんな自分を、女であるセナが必死に追いかけてきてくれたことが死ぬほど嬉しかったのです。 一見進の方が筧より理性があるように見えますが、人一倍愛に飢えているため恐ろしいのはこの人の方です。 セナ:アメフトを続けている理由は、最初は純粋に「負けたくない、勝ちたい、チームの為」だったのですが 実は途中から「進の為」になってしまいました。 セナの中で唯一秀でている足を進が認めてくれている為、アメフトを辞めてしまったら 自分には何も残らない、進は見てもくれないと思っています。 だから必死に追いつこうと努力してるんですね。 セナが「浅ましく汚い、心」と言っていますが「進に関わる為にアメフトを続けている」この気持ちの事です。 この事は、進が好きと気がついたことで同時に自覚してしまいました。 筧に脅されて一番怖かったのは、「自分のせいでチームに迷惑をかけること」より「進に見てもらえなくなること」だったのです。 あまりに身勝手な理由のため罪悪感のあまり、進を愛する事、愛される事は許されないと感じているわけです。 04-212 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 01 13 17 ID WMY7jU4p 人一人を抱きかかえ、長距離を歩いて帰路に着いた。 すでに時計の針は4時を指している。 普通の体力の人間ではありえない事をやってのけ、さすがの進でも疲労を感じる。 それでも情痕だらけのセナをどうにかしなくてはと湯を張り浴槽に入れた。 だらりと力が完全に抜けてしまっているその肢体は、眠っているというより 昏睡状態に陥っている人間のようでピクリとも動かない。 華奢でスラりと伸びた手足は、やはりアメフトなどやれる体ではない。 後ろから抱きかかえるような形で、狭い浴槽に自分も一緒に体を収め肩まで浸かる。 手を前に伸ばし、掃除という名目で全くほぐれていない膣口に指を這わせ 湯の力を借りゆっくりと中指を挿入する。 「んっ、・・ん、」 注ぎ込まれた精液を掻き出せば、意識が無いのに苦しげな表情を浮かべ 身体はピクピクと反応を返し微かな喘ぎ声を漏らす。 その様を酷く愛おしく感じ、中心が急激に熱を帯びていく。 この狭い割れ目にそれを無理やり捻じ込んで、激しく突いてしまいたい衝動に駆られるが グッと耐え作業を続ける。 風呂を出て着せる服が無い事に気づく。 更に言うと生理中の女の体はどうすれば良かったのかと考える。 セナの制服はあるが、着せて寝かすわけにもいかず自分の服を持ってきて ナプキンはカバンから拝借し分かる範囲で身につけていく。 未だ深い眠りについているセナをベッドに寝かせ、一息ついたところで急激な睡魔に襲われた。 リビングにあるソファへ倒れこむように体を沈め 目覚ましを1時間後にセットし眠りについた。 04-213 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 01 15 04 ID WMY7jU4p ゆっくりと目を開ければ見たことの無い天井が飛び込んで セナの意識が徐々に覚醒していく。 ・・・・・・・・・・ ガバッ!! 体がギシギシと悲鳴をあげているが、そんな事に構っていられず玄関へと走り出す。 早朝の冷たい空気を全身に受け、何かに駆り立てられるように走り続けた。 サラシもブラジャーもつけてない胸が上下に揺れるたび、サイズの合っていない服に擦れて気持ちが悪い。 その感覚に邪魔をされ、息が乱れ呼吸が上がる。 足がもつれて地面へと衝突しそうになるが、咄嗟に手が出て膝をつくだけで済んだ。 「・・・ナ!」 むくりと立ちあがりまたすぐに走りだそうとしたが 「・・・セナ!!」 「おい、大丈夫か セナッ!!」 誰かに肩を強く掴まれ強制的に足が止まる。 「ずっと後ろから呼んでたのに気が付かなかったのか?」 「は、はっ・・は・・・」 彼女はタンクトップとその上からシャツを羽織り、ズボンを着ていた。 しかしそれは着るというより、布を身に纏っているという表現の方が正しかった。 タンクトップの上から透けて見える勃ち上がった美しい胸の突起 それに気付いた少年は愕然とする。 「・・・お前」 「わたし・・・何を・・・」 錯乱状態にあるらしく上手く記憶を辿れないでいる。 この様子は只事では無い。 「・・・セナ」 「大丈夫だ。落ち着いて、何でもないから。」 細い体を抱きしめ、優しく頭を撫でる 「・・・リク、」 「うん。何があった?」 「わからない。・・・・分からないよ。私は何をしてたの?」 「思い出せないのか?」 「・・・帰ろう、セナ。」 「何処に?」 「お前の家に決まってんだろ。」 「・・・そう、だよね。家に帰らなきゃ」 居場所を忘れてしまった子供の様なセナ その手をしっかりと掴み、昔の様に二人で並んで歩き出す。 「あぁ、行こう。」 「リク、・・・私何で走ってたの?」 「俺に聞かれてもな。まぁ、でも気にすんな。忘れるくらい大したことじゃないんだよ。」 自分の心から逃げてきたんだろう。 他人を拒絶しない優しいお前だから。 04-214 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 01 15 40 ID WMY7jU4p 整った顔立ち、健気でそれでいてしっかりと芯がある性格、控えめに浮かべる笑顔。 セナは男子生徒が見れば魅了されるような女子だった。 まるで大輪の蕾の様なのだが、性質が悪くその自覚が一切無い。 それに加え自分の事は二の次にし他者を優先する彼女は皆に愛された。 しかし誰の事も平等に扱うその優しさが癪に触る奴もいた。 何故自分を一番に見てくれないのかと 小学校の頃よく男子に苛められていたが、あれはセナが好きで行為がエスカレートしていった結果だった。 スカートを捲られ抱きつかれ、胸を触られ卑猥な言葉をかけられて そんな事が頻繁にあったため、セナは女である事を極端に嫌がるようになり、スカートを穿かなくなった。 自分の意思に反して大きくなってく胸 それを気にしてぎゅうぎゅう一生懸命押さえつけてた事も陸は覚えてる。 パンッ! ある日一人の男子が、廊下を歩いていただけのセナの頬を思い切り叩いた。 「!」 避けることも出来ず壁に頭を打ちつけ検査の為病院に運ばれた。 「大丈夫か!?セナ」 「うん平気だよ。リク、来てくれてありがとう。」 頭に白い包帯が巻かれているその姿はとても痛々しい。 「あの子泣いてた・・・。」 「放っておけ、あんな奴。」 「私バカだからあの子に何をしたのか分からない・・・。いつも誰かを傷つけてばかり。」 「違う、そうじゃない・・・。」 お前が一番傷つけられてる事に気づいてくれ。 あんな奴どうだっていいんだから。 俺が後で倍にして返しておく だから、どうか笑って かつて起きたあの事件 今のセナと重なって酷くデジャヴを感じた。 04-215 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 01 17 19 ID WMY7jU4p セナの家に着いたはいいが 日曜の朝早くということもあって、家には鍵がかかっていた。 チャイムを鳴らして入れば、こんな格好をした大事な娘が両親の目にも入ってしまう。 「あー。迂闊だった・・・。まだ寝てるよな」 「リク、ありがとう。部活があるから、ちょっと早いけど学校行くね。」 多少落ち着きを取り戻したセナが尋常で無い事を言い出した。 「はぁ!?お前何言ってんだよ? 歩き方だっておかしいんだぞ!?」 「うん、心配しないで。もう大丈夫だから」 小さく笑いながらセナはそう言うが大丈夫な訳が無い。 しかし一度言い出したら聞かない性格なのは昔からで、説得は無駄な事くらい陸は知っている。 「はぁ。」 「じゃあ、リクまたね。」 「・・・って、おい馬鹿!!お前その格好で・・・、俺も行くよ。」 「リクだって部活でしょ?。」 「いいんだよ半日くらい休んだって、少し練習しなくたって俺は充分強いの。」 「・・・そっか、リクはやっぱり凄いね。」 セナは昔から少し天然ぼけな所がある。 「冗談だよ!冗談。本気にするなよ!?」 「でも、ムサシさんが言ってた。謙遜なら誰でも出来るけど 自分の事、胸を張って口に出す事は難しいって、負けたとき良い訳が出来ないから。私だったら冗談でも口に出せない。」 「それにこうやって一人で早朝からトレーニングしてる。いつも、陰で頑張ってるの知ってるよ。」 「・・・・。」 「そういうところ、昔から変わらないね。」 言いながら何かを思い出したらしく、クスりと笑みを漏らす。 「・・・・いつまでも子供扱いするなよ。」 「して、ないよ? 同じ歳なんだから。」 なりふり構わず叫んでしまいたい、「好きだ」と この気持ちははっきりと言わなければ疎いセナには伝わらない。 そんな事は分かっているが、言ったところで彼女を困らせるだけと賢い少年は理解している。 「・・・そういや、お前の服。後でおばさんに適当に言って借りてくるからな。」 「あ、そっか。これ・・・」 誰の 記憶を辿ろうと無意識にセナの目が泳ぐ 「いいから!考えるな!!」 「リク?」 「もう、忘れろ・・・。もし思い出しても自分で解決しようとするな、いいな?必ず俺に話せ。 それがどんな内容でもお前を嫌ったり蔑んだりしないから」 「・・・うん。分かった。」 あまりに真剣な眼に圧倒されセナは相槌を打つ。 「よし。・・・もう学校に着くな」 「あ、そうだね。ここから一人で行けるから。リク、今日は本当にありがとう。 あと、・・・ごめんね。いつも迷惑かけてばかりで」 「友達にそんな悲しいこと言うなよ。いいからほら、気をつけて行ってこい。」 「前にもそういってくれた。」 「・・・あれ、覚えてたのか、」 「うん、もちろん。 私ね、リクが側にいてくれて凄く幸せだよ。」 「あぁ、俺もだよ。」 大事に握っていたセナの手がするりと離れ、掌が冷たくなっていく。 「行ってらっしゃい。」 04-216 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 01 19 05 ID WMY7jU4p 静まり返った狭い部室。 扉を閉めれば外とは別世界 遮断されたここはいつも通り見慣れた部室なのだが特別な空間に感じた。 陸にはきつく言われたが 一人になってしまった今、考えるなという方が難しい。 「・・・・」 この服は私のじゃない。 きっと目が覚めた時、私が居たあの部屋の人の物。 あそこで寝てた理由は・・・。 昨日のあれは、夢じゃない 体のあちこちの痛みがそういってる 夢じゃないんだ。 理由はどうあれ、彼女の身体は犯された。 そしてアメフトをしていた理由は酷く女々しい理由だった。 残酷にも昨日起きた出来事は次々とセナを責め始める。 全てを思い出し堪えきれず声を上げて泣いた。 どれくらい泣いた頃だろうか、扉が勢いよく開き無遠慮に声をかけられた。 「よう、糞チビ。朝から絶不調だな」 「蛭・・・魔さん。」 「悪りぃな、ラフメーカじゃなくて。」 「蛭魔さん聞いてください!」 「あ?」 「私、自分の事だけ考えて皆を利用しました。」 「んなこたぁ、知ってる。それがどうした?結果ここまで勝ち上がってきてんだからそれでいいんだよ。」 「皆でクリスマスボウルに行きたいなんて、あれ嘘なんです!!」 「嘘じゃねぇだろ。一番目の理由が進で二番目の理由がクリスマスボウル、ただそれだけだ。」 「そんな・・・」 (そんな事、許されるんですか?・・・) 「馬鹿のクセに考えすぎなんだよ。お前」 口は悪いが、蛭魔が優しい人間である事をセナは知っている。 (その言葉に甘えてもいいんだろうか・・・。) 「・・・・・。」 「問題はそっちじゃねぇ。誰に脅されてそうなった?」 「何の・・・ことですか。」 「ばっくれてんじゃねぇよ。大体検討はついてる。」 「どこまでされたかそんな事聞かねぇが、黙ってられる程お人良しじゃ無いんでな。 お礼参りに行ってやるからどいつにされたのか言え。」 「それは言えません!!」 「これは、私の問題です。自分で何とかしますので、時間をもらえませんか?」 「庇うのか?」 「・・・。」 殺気すら含んだ眼でセナを見るが、彼女の意志は揺らがない。 まっすぐと蛭魔を見つめ返してくる。 「・・・だからお前は馬鹿なんだよ!」 長い沈黙の後、吐き捨てる様にそう言い残し蛭魔は部室から出て行った。 04-217 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 01 20 09 ID WMY7jU4p あれから陸はセナの後ろから気づかれないように後をつけた。 そして今校門の前に立っている。 彼女が取り乱しまた何処かへ行ってしまうのではないかと心配した為だった。 王城の制服を着た男が陸に近づいてきた。 校内へ用事らしい (進さんだよな?それに手に持ってるあの制服) 察しの良い陸はそれがセナの制服である可能性が高い事を知る。 近くに駆け寄り不躾に話かけた。 「おい。他校のあんたが休みの日にわざわざ泥門に何の用だよ?」 「・・・答える必要があるのか?それに他校のお前がここにいるのは俺と変わらんと思うが?」 近くで見れば見覚えのあるストラップがついた鞄が目に入る。 やはり荷物は彼女の物で間違いない。 「・・・今朝、セナを見かけた。男物の服を着てたがあれはあんたの物か?」 「あぁ、そうだ。」 「クソ!なんであんな状態で外に出した!!それにセナをあそこまで追い詰めたのはあんたか!?」 「外に出て行ったのは俺の責任で不測の事態だった。追い詰めたのも・・・たぶん俺だな。」 進が目覚めた時にはベットはもぬけの殻 そこにあるはずの温もりは無くシーツは冷たく冷え切って、玄関のドアは少し開きセナの靴が無かった。 身一つで出て行ったらしく、連絡の取りようが無く安否も確認出来なかった。 顔色も変えず受け答えた進だが、内心ほっと安堵していた。 それはとても人間として当たり前の感情なのだが、セナに会うまでは他人にそんな事を思った事も無かった。 「あぁっ!?ふざけるなよ! セナはお前の事がどれだけ好きか分かってんのかよ!?だから俺は!!!・・・俺は!」 「俺の事が好きだと?それは何かの間違いだろ。」 (こいつは何を言ってるのだろうか・・・。愛されるわけがないだろう。 なんせ強引に自分の気持ちを押し付けたただの強姦魔なのだから。) 「ともかくその荷物あいつに手渡しはするな。俺が適当な場所に置いておくから、顔を見せず帰ってくれ。」 「そうだな。彼女の安否が確認出来ただけでよしとしよう。甲斐谷、今朝の事は礼を言う。」 「だがセナを譲る気は無い。」 「・・・勘違いするなよ。俺はあいつの友達だ。」 「俺は彼女に愛されないと分かっているが、どんな事があろうと諦める気は無い。」 進は抑揚の無い声で淡々と言った。 しかし内容はとても人間臭いものだった。 04-218 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 01 20 41 ID WMY7jU4p 部室から蛭魔が出て行って暫く経った後 控えめにノックの音が響き扉が開いた。 「おはよう。」 「ムサシさん。おはようございます」 「・・・蛭間からの伝言だ。」 「へ?」 「・・・お前は女だ。アメフトを続けろなんてもう言わねぇよ。解放してやるから好きにしろ。こっちは適当にどうにかする。 それと、今回の事態を最悪の可能性として考えていた。女一人に重荷を背負わせて すまなかったな。 だ、そうだ。あの野郎自分で伝えりゃいいのにな。」 蛭魔からの伝言は、部の事は考えなくても良いから脅しに屈するな。という意味のものだった。 なんてこと・・・ (勝つ事を誰よりも考えているあなたから、そんな言葉を言わせてしまった。) 「・・・・蛭間さ、ん。ごめんなさい、!ごめんなさい・・・」 セナがクリスマスボウルに行きたいという意志は蛭魔が言ったように真実だ。 しかし筧に弱みを握られている今、彼女は部の足かせになっているのも事実。 「セナ、お前やっぱり女だったんだな。俺だけじゃなく十文字とかも薄々感づいてるはずだ。」 「気づいてたんですね。」 「まぁな。・・・なぁ、俺の意見として聞いてくれ。」 「・・・・」 「アメフトなんてお前が続けられるスポーツじゃない。だからここいらで辞めた方が良いと思う。」 「・・・ムサシさん、」 「後はお前が決めろ。どっちを選んでも皆お前の味方だ。」 「ほら立て。」 鍛えられた太い腕につかまれ、抵抗も空しく外へ放り出された。 屈強な男の前でセナはあまりに無力。 昨日の出来事を含め自分は女なのだという事実が叩きつけられ出そうになる涙をぎゅっと堪える。 「決めるまで部活に顔出なくて良いから冷静になって考えろ。」 彼女は決断を迫られた。 「・・・はい、」 続けるのか それとも辞めるのか 04-221 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 04 31 17 ID WMY7jU4p あの事件から三日が経っていた。 「おーい!セナ」 陸はセナの様子を見に毎日放課後学校に立ち寄った。 「リク、・・・また部活を」 「だから!いいんだって、お前が気にする事じゃない」 セナを家まで送り届けてから部活に参加する毎日を繰り返していた。 その事を彼女はとても気にしている。 「それより、セナ最近顔色悪いぞ?」 「・・・そう、かな? 気のせいじゃないかな。」 はにかみながら彼女は言うが事情は蛭魔から聞いている。 部活を休んで、ろくに食わず休まずで答えを出そうと悩みぬいているらしい。 どうにかしてやりたいが、自分には見守る事しか出来ない。 「あ、そうそう リク聞いて。私またやちゃった・・・。」 「ん?」 「携帯が見つからないの。いつもはすぐ出てくるんだけど、今回は中々見つからなくって、 もしかしたら外に落としたのかも」 「・・・。」 あの日セナの荷物を部室の前に置いて帰ったのだが、鞄から携帯を抜き取ってしまった。 暫く彼女の手元に無い方がいいのではないかという思いから咄嗟にやってしまった事。 どんな理由にしろ許されるものでは無い。 それにメールの中身を見てしまえば彼女があんなになってしまった訳が分かるかもしれない。と この三日間悩んだ挙句、それは良心が止めた。 結局何をするでもなく手元に置いたまま三日が過ぎてしまった。 (俺は何をやってるんだ・・・。早く謝って返さないと) 「リク?」 「あぁ。ごめん」 すでに保護欲を通り越してしまっている事にまだ彼は気づかない。 04-222 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 04 31 57 ID WMY7jU4p 次の日学校から帰ってきて自室で休んでいると、1階にいる母親から声をかけられた。 「セナーー 友達が来てるわよ」 「あ、うん。今行きますーー!」 予想もしない来訪者の知らせに慌てて玄関に向かう 訪ねてきた人間を見て声が出なかった。 母親に耳打ちをされる。 「長身でかっこいい子ねぇ、体格もがっちりしてるし。セナと同級生なんでしょ?」 「・・・。」 「セナと約束してたんですが、お母さんちょっと行って来てもいいでしょうか?」 「何々!?セナの彼氏なの?」 「いや、違いますよ。 今日は三人で遊ぶ約束をしてて」 「なんだー、そうなの?残念 」 二人は好き勝手に盛り上がり、セナは会話についていけない。 「ほら、セナ行こう」 「あ、」 「行ってらっしゃいー」 母親に心配をかけさせてはいけないと思い、取りあえず外に出る。 「セナ久しぶり。中々連絡取れないから家に来ちまったよ。」 「・・・筧君、私言わなくちゃいけない事が」 口も利いてくれないだろうと思っていた彼女からの予想外な言葉に驚く。 「それなら調度良いや、うちの学校に行こう。もう一人も来るから。」 「・・・。」 この前の出来事がフラッシュバックし足が動かない。 筧にこの事を話せるチャンスだというのに、二人になると言葉すら出てこない。 「もう何もしないよ話したいことがあるだけ。それに俺と二人じゃないから安心して」 とても優しい笑みをセナに向ける。 (・・・疑っちゃ駄目だ。行ってみて話しをしよう。) 筧の後ろを無言で歩き始めた。 04-223 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 04 36 19 ID WMY7jU4p 日が落ちかかった頃学校に着いた。 グラウンドにサッカー部が残っているだけで、殆どの学生は下校しているようだった。 部室の中にセナを招く。 (言わなくちゃ・・・) 「・・・筧君、 聞いて下さい。」 「ん、何?」 「私はアメフトを続けます。2年生達は皆今年で大会最後なんです。こんな形で終わらせられない。 この前の、・・・あんな事以外なら何でもします。だから」 進の為ではなく、チームの為を必死で考えた彼女の答えだった。 「セナは自分の事大切じゃないの?」 「あんな事以外なら、俺は望んでないよ」 「・・・。」 「今日もそのために来てもらったんだから」 「!!」 警鐘が鳴っている。 本能的に逃げようと走るが すれ違いざまに腕を掴まれた。 「残念。」 筧はセナの耳元で楽しそうに呟いた。 筧の腕を振りほどこうにもびくともしない。 自分の非力さを呪った。 04-224 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 04 37 11 ID WMY7jU4p 「逃げても無駄じゃない?追っかけてて犯すからさ。」 もうどうしていいか分からない。 「嫌・・・」 セナは静かにパニックに陥っていた。 「これ着てみて。凄く似合うと思うんだ。」 着ていたTシャツとズボンを勢いよく脱がされ、遠くへ放り投げられる。 「きゃぁ!、」 「久しぶりに見るけど、相変わらずエロい身体してるねセナ。」 「見ないで・・・ください」 顔を赤らめ体をよじり懸命に隠そうと努力する。 「恥ずかしいなら、ほらこっち着てみて」 渡されたのは可愛らしいブラウスと短いスカート 下着姿よりはマシなためそれを身に纏っていく。 「セナ可愛い・・、やっぱり凄い似合うよ。」 「・・・。」 あまりにも短いスカートの丈が気になり、裾を引っ張るしぐさを繰り返す。 「そういえばさ、生理終わったんだ。」 急に視界が奪われた。タオルで目隠しをされたためだ。 腕を再度掴まれ椅子に座るよう促される。 右足のふくらはぎと椅子の足をタオルできつく縛られた。 左足も同じ様にされる。 そして最後に両腕を縛られ完全に自由を失ってしまった。 「もう一人来るまで、ちょっと待ってようね。」 その待っている時間がセナには何時間にも感じた。 どうにか打開する方法を考えていると 扉ががらりと開き人の気配がした。 「!!」 それと同時に筧に両手で耳を硬く塞がれる。 04-225 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 04 38 03 ID WMY7jU4p 暫くすると耳と両足が解放された。 確かに目の前に気配はするのだが、第三者は全く口を開かない。 その事がとても恐ろしい。 「誰、?」 「セナ。ちょっと口開けてごらん。」 「・・・」 「開けて。」 言われた通り恐る恐る口を開けば、温かいぬめりとした物質が口内を満たした。 「ん、、ん」 (・・・大きくて苦しい、それにニガイ。何、これ?) 「歯、立てるなよ?・・・それペニスだから」 「?!ん゛、―――っん、ん゛!!!」 「そんな驚くなよ。俺のおいしそうにしゃぶってくれたじゃないか。」 あの時のセナは子猫の様にちろちろと筧の雄を舐めていただけだったのだが 薬で正気を失っていた為その事を一切覚えていない。 咄嗟に首を振り、咥えてしまったペニスを吐き出し口を硬く閉じる。 「そんなに暴れないで、フェラしてくれないといつまでたっても終わらないよ?」 子供をたしなめる様な口調で言い、セナの鼻を軽く摘む。 これでは息が出来ない。 「ほら、口開けないと。」 「!!・・・・、、っふ、ん、ん゛!」 耐え切れず口を開けた瞬間ペニスを突き立てられた。 「さっきみたいに抵抗したら、セナの可愛いここに俺の突っ込むよ。」 女性器をするりと撫でられ、それが何を意味しているのか理解する。 以前味わったあれを思い出し恐怖で固まった。 04-226 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 04 38 35 ID WMY7jU4p 「そうそ、良い子だね。そのまま咥えて」 「・・・っ、」 「どうしたらいいのか分からない?舐めたり吸ったり、舌で転がしたり。ともかくイかせればいいんだよ。」 信じられないものを聞かされたがそれしか方法は無いらしい。 ちゅぷ、 筧の言われた通り怯えながら舐めてみる しかし戸惑いながらの拙い口淫では達するところまではいくはずがない。 「・・・っん!?」 急に肉塊で喉奥を突かれ、苦悶の声を上げる。 だがそれを無視して、男はペニスを抽送させる。 じゅっ、じゅぽっ、ちゅぽ 「っん、ん っむ ふ・・・ぅ、ん!」 唇と肉棒が擦れ、そこから湿った音が聞こえてくる。 部室には卑猥な水音と彼女の苦しげな吐息が響く 男は散々口内を犯しつくした後、限界まで張り詰めたペニスをセナの口から引き抜いた。 一瞬の呻き声と共に白濁液が飛び散り綺麗な少女の顔を汚す。 「、ん!!・・・は、はぁ」 解放された唇から懸命に空気を求め呼吸を繰り返す。 目からは生理的な涙がこぼれ、ごほごほと咽かえした。 04-227 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 04 39 08 ID WMY7jU4p 顔に飛び散った精液を優しく拭われる。 「・・・セナ」 聞き覚えのある声で名前を呼ばれ ふいに男に目隠しと腕の拘束を外された。 視界が自由になる。 押し黙ったままの彼からは感情を読み取ることが出来ない。 男の姿を見て頭が真っ白になった。 「リク、?」 (しらない、こんなリク・・・知らない。) 呆然とへたり込んでいるセナの腕を掴んで立ち上がらせると壁際に押さえつけ 荒々しくスカートを捲くり上げる。 薄桃色のショーツが剥き出しになった。 「リク!!リクッ!!!お願い、やめて!!!!!」 慌ててスカートを押さえようとするが、すでに片手はブラウスに手を掛けてボタンを外しにかかっている。 今度は胸元をガードしようとしたが、その手を払いのけ 陸は思い切り力を入れた。 ブチブチッという音と共にブラウスのボタンは弾け飛び ブラジャーが露わになる。 「!!」 そのまま手を突っ込み胸を揉みしだく。 先端を指の腹でぐりぐりと押しつぶされた。 「きゃぁっ!、、だ、め 、・・リク、っ!や、ぁ、・・こんな、・やめ・・よぅ・・」 「・・・止めない、ごめんセナ」 乳首を軽く引っ掻かれ身体中に激しい甘い痺れが走る。 「っああぁ!・・ふ・あ、リク・・・リク 」 「ずっとこうやって抱きたかった。」 全力で抵抗しているのに、びくともしてくれない。 04-228 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 04 40 20 ID WMY7jU4p 「セナ、ここ少し濡れてる。」 ショーツは股間に食い込んでおり、割れ目が浮き出していた。 しっとりと濡れているその上から指を擦りつけ責め立てる。 「は、っ、ぁ・・あ・・や・」 「俺の咥えて興奮した?・・・可愛い。」 「っ、ん、・・あ・・ちが・・ぅ、・」 下着を横にずらし直接秘所に触れる。 愛液で多少湿ったそこを同じ様に執拗に責め続ける。 乳首を貪る手も止めない。 手つきは乱暴だが、徐々に徐々にセナを追い立て快楽を引き出そうとする。 ちゅく、くちっ 「直接触るともっと気持ちいいだろ。」 擦れば擦るほど秘所からは、愛液がはしたなく滴り落ちる。 ぬめるそれを利用して割れ目をすり続ける。 「ほら、挿れてもいないのにこんなに濡らして。」 「・・・あ、、ぁあ・・だ・・め・、や、ぁ」 こんなに身体は喜んでいるというのに、まだ抵抗の意思をみせるその姿に陸は苛立ちを隠せない。 セナの小振りな尻にいきり立った肉棒を押し付ける。 ぐちゅ 「いやぁ・・・もう、それ・・いや・・ぁ!!」 ずくずくと突き上げられ、掻き混ぜられたあの時の様に 何も考えられなくなってしまう自分を想像すると、とても恐ろしい。 04-229 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/11(日) 04 40 52 ID WMY7jU4p 泣き叫ぶセナの尻を抱き寄せ、ずぶずぶと肉棒を中にめり込ませていく。 濡れてはいるがほぐしてもいないそこは、進入してくるたびに痛みを感じる。 「・・・ひ、ああぁあっ!!!!い、いや、いやぁあ!!リクっ だ、めぇ!」 びくんと体を震わせ、悲鳴を上げた。 ずちゅ、ずっ、ぷっ…。 やがて子宮口にまで欲棒が達したことを告げた。 「セナ、ほら、凄・・・きついけど全部入った」 「あっ・あっ・・・あっ、」 うっすらと涙を浮かべ、小さく息を漏らすセナ。 「っ、中狭くてぎゅうぎゅう締めつめてくる。」 つぶやくとゆっくりと腰を動かし始めた。 「!!っぅ、く・・・い、いたい・・ぁ、う、・・い・・たい、よ・ぅ」 「・・・ごめん、痛いか?」 接合したまま大きめの机へと倒れこむ 痛みを訴えるセナを仰向けで寝かせ、いっぱいに足を開かせ正上位で挿入を再開する。 ・・・じゅっ、ずっちゅっ、ずちょっ、ぐっちょっ 「ん、ぃあ、ぁあ・・・ひ、ぁ、!あ・・あぅ・・やっ・リ、ク・・」 痛みは薄れていき、徐々に悲鳴から艶やかな喘ぎ声へと変わっていく。 ピストン運動に合わせて、セナの唇から嬌声が零れる。 「好きだよ。セナ、ずっと言いたかった・・・。」 その言葉が届いたようで彼女は懸命に何かを言おうとしている だが激しく突いているせいか意味の無い喘ぎ声しか出てこない。 何度も何度も奥をすりあげ高みに昇っていく。 「あ、っあ、っあ、・・・っは、、や、や・・・ぁ!!」 一際高い声で鳴いた後、膣内の激しい締め付けを感じ咄嗟に肉棒を引き抜いた。 「・・・、」 中への射精は避けたが、白い太ももに思い切り精液がかかる。 綺麗なピンク色の膣口はぱくりと開きひくひくと動いていた。 04-245 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/16(金) 04 39 24 ID 8CBCgLaH いっそのこと もう、いっそのこと…… 行為の最中筧はそっと部室の外へ出た。 陸をけしかけたのは自分だというのに、途中から見ていられなくなった。 (俺は何を考えていた?) 他の男に抱かれているセナを見て体が急激に冷めていき 暗い暗い感情がわき上がったのだ。 もう、いっそのこと セナを 殺してしまおうか、と 殺してしまえば誰の所へも行かない 自分だけのものになるのでは と それはあまりにも身勝手で、非人道的な感情 自覚症状の無いまま、徐々に徐々に病んでいき腐りかけた心 壁を背にし、体がゆっくりと崩れ落ちる。 (このままでは本当に殺してしまいかねない…… ………伝えよう。) 切なく鳴いている彼女の声がうっすらともれてくる。 その声を聞きながら、筧は自分のしてきた事を思い起こす。 あまりの罪の深さに涙も出なかった。 04-246 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/16(金) 04 40 07 ID 8CBCgLaH 一方的な行為が終わった後、二人の荒い息が部室の中こだましていた。 長い沈黙の後陸が口を開く。 「………セナ」 「……ずっとずっと、会ったときからずっと好きだった。 今まで思い続けてた。 でも俺は臆病で、怖がりで、セナを好きなことを隠してた。 お前の優しさを独占したいのに、思いをぶちまけることでお前との関係がくずれることが怖かった。」 「……」 「俺の事なんて見てないの知ってた。それに、初めてお前が人の為じゃなく自分の為に行動してた。 応援しようって思ったのに……お前の側にいるだけでいいって思ってたのに!なのに俺は!」 セナへの独白は、徐々に陸自身を責めるものへと変わっていった。 「………リク」 「……ごめんね、」 あろうことかセナは謝罪の言葉を口にした。 「馬鹿か!?何でお前が謝るんだよ!こんな酷い事されてなん……」 ふわりと優しい温もりを感じる。 服が破れたまま、ひどい格好のままのセナに陸は抱きしめられていた。 「……セナ」 「身勝手な私は何も見えて無くて、あなたをこんなに追い詰めて その事に今更気づいてごめんなさい。」 その言葉が体に染み渡り、頬を涙が伝っていた。 普通泣くのはこの場合セナの方だろう。 自分に涙を流す権利など無いと、陸は思う。 「……馬鹿だよ、ホント」 「うん、………私、馬鹿だから」 「……また俺に、襲われるとか思わないわけ?」 彼女は首を横に振る 「信じてるから」 抱きしめられたまま、陸はみっともなく声を上げて泣いた。 愛しいセナ この体を抱きしめ返したいがそれは許されない。 近くにいて今度こそ守ろう。 もう誰にも傷つけられないように、 俺の願いは、君がずっと笑顔でいてくれること。 04-247 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/16(金) 04 40 50 ID 8CBCgLaH 二人が部室から出ててきた。真っ先に筧を警戒する陸。 「実はさ。」 しゃがみ込んだままの体勢でセナに話かけた。 「俺、セナの事好きなんだ」 信じられない程さらりと言われたその言葉だが、内容はセナの予想もしないものだった。 今までのあの行為は 「………」 「死にそうな程好きなんだ。」 憎いからするのでは無かったのだろうか 「…」 俯いてしまってる為、セナが何を思っているか読み取れない。 「大体セナはさぁー。魅力のある女だっていう自覚が無さすぎだって。 俺だって健全な年頃の男なんだから、もうちょっと警戒してくれないと困るって。」 「………」 「……」 「……セナ、今までごめんね。」 「俺の事殺してくれていいよ。」 嘘では無い。 殺されても仕方が無い、それだけの事をしたのだ、と筧は思っている。 セナは俯いていた顔を急に上げた。 二人の瞳がかち合う。 パンッ! セナは手を振りかざし筧の頬をはたいていた。 「これで、おあいこです」 殴った右手をぎゅっと押さえてそう言った。 「……チャラにするってこと?……せ、セナって、バカ?」 「筧君の方がバカです」 「いやいや、いや!セナには……」負ける、と言おうとして言葉に詰まった。 彼女は嗚咽を堪え、静かにぽろぽろと涙を流していたから 「……我慢しないで、ほら」 もっと殴ればいい、と両手を軽く上げ自分が無抵抗である事を証明する。 (そういえば、……アイスピックが部室にあったよな。) 取りに行こうと、重い腰を上げようとした。 「違います、そうじゃない!」 「?」 「……殺してなんて そんな事…言わないで」 「俺の心配なんてしてるの?」 「……。」 セナは手の甲で一生懸命涙を拭っている。 「ほら、そんなおっきい体で丸くなってないで」 帰りましょう、と筧に小さな手を差し出した。 しかしそれを掴む権利は無い事を彼は知っている。 「ありがとう。先に帰っててよ」 頬を張られたというのに、全く痛みを感じない。 (……思いっきりやればいいのに、あれじゃ叩いた手の方が痛いよな。) バカで優しい愛しいセナ この気持ちを諦めるなんて今は無理な話だが 己の欲を叩きつけるだけの行為はもうしない。 04-248 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/16(金) 04 41 20 ID 8CBCgLaH 翌日 セナは学校帰りに陸に手を引かれた。 行きたい場所があるからと言われ来たのだが、着いた所はよく見慣れた川沿いの道だった。 「じゃあな!セナ」 「……」 「え? リク!?」 突然別れを告げられ、気づいた時には既彼は遠く離れていた。 どうしていいか分からず、セナはその場で突っ伏す。 ふと空を見上げれば、よく晴れ渡り心地良い風が吹いている。 長い長い道を見渡せば、力強く駆ける男の姿。 それを見つけたセナは何かに弾かれたように走り出す。 進とセナがここで会ったばかりの話 「こんにちはー進さん」 話しかけられたというのに、彼の足は止まらない セナを一瞥しただけで、すぐに前を向きなおす。 「あぁ、アイシールドか」 (気になる………今日こそ思い切って聞いてみよう) 「進さん。変なこと聞いてもいいですか?」 「、、」 セナはおずおずと小動物の様な瞳で進を見上げ、問いかけた。 「何だ?」 「あの、どうしていつもフードを被ってトレーニングをしてるんですか?」 (進さんのことだから、トレーニングの秘訣なのかな?) 「……こうすると視界が狭まり、多少だが雑音も聞こえなくなる。」 余計な事に気を取られずにすむからだと、冷ややかに言い放つ。 04-249 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/16(金) 04 42 11 ID 8CBCgLaH そんな事で話かけてきたのかと思うと進は溜息が出た。 「だ、だめです!危ないですよ。私の話であれなんですけど…… 以前、音楽を聴きながらヘッドフォンをつけて自転車に乗ってたんです。 他の音が聴こえずらいから車が来てるのに気がつかなくて、事故一歩手前の状態になった事があるんです。」 「……あ」 必死になってその危険性を力説するが、自分の失敗を晒す事になった。 今はやってませんよ?と、恥ずかしそうに笑顔を浮かべる。 「………。」 返す言葉が見当たらなかった。 (何を言ってるのだろうかこの少女は、……そうとうズレているのか?) 「お前も邪魔だ」という意味を込めて言のだがセナには伝わらなかった。 伝わらないのなら、露骨に言ってしまえば良かったのだが 不思議とそんな気にはなれなかった。 日課のコースが同じため、二人は何度も顔を合わせここで話をした。 といってもそれはセナからの一方的なもので、話といえるようなものではなかった。 進はその度にペースを乱された。 しかしそれを不快に感じる事は無かった。 やがて彼女の話に耳を傾け、足を止めて会話をするようになった。 会える事が楽しみになった。 そしていつしかセナの声だけは雑音に聞こえなくなっていた。 自分の名前を呼ばれるだけで、心が穏やかになる気持ちに気づいた。 その頃から彼はフードを被ることをやめた。 そして現在 「進さん!!」 セナは声を張り、進に追いつこうと全力で走っていく。 彼はそれに気づき 視界を遮り、雑音を遮断していたそれを外す。 孤独な世界に音が響き、光が差し込んだ。 終 04-251 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/16(金) 04 44 42 ID 8CBCgLaH あの出来事から三日が経っていた。 学校が終わって外に出ると、今日もリクがいてくれた。 また部活を休ませてしまったのかな もう大丈夫だから、あんまり私に構っちゃダメだよ。 だけど、一緒に帰ろうって言ってくれて 小学校のときみたいで なんだか凄く嬉しくって、今日も甘えちゃった…… 次こそ断ろう、 リクと話をしながら歩いてるとあっという間で、もう私の家が見えてきた。 別れを告げて私達は反対方向に歩き出す。 ……立ちくらみがする。 …… ちょっと味わった事が無いくらい酷い。 ご飯あんまり食べてないせいかな ……どうしよう、気持ちが悪い。 その場から動けなかった。 「セナ!危ないっ!!!!」 振り返ると凄いスピードで赤い車が飛び込んできて キキーィ!!!!! ブレーキの音とリクの叫び声がした。 ――――― 「誰か!!救急車呼んでくれ!!!」 しっかりと意識があるけど、声が出ない。 出そうとするんだけど、ひゅーひゅーと音が漏れるだけで声にならない。 それに強打した右肩の痛みですぐに起き上がれない。 ダメだ、痛みが少しでも治まるまでじっとしてよう……。 倒れたまま横向きで目を閉じる。 「クソッ!何だよ!? 何でこんなに血が出るんだよ!!!」 …… リク、制服が汚れちゃってる 大丈夫だから そんな顔しないで、泣かないで 平気だと伝えたくて起き上がろうとしたのに ……!! 右足に激痛が走って立てない あまりの痛さにセキまで出てくる。 よく見ると吐血していた。 サイレンの音が近づいてきて …… その音を聞きながら私は気を失った。 04-252 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/16(金) 04 53 49 ID 8CBCgLaH ……… ここは…… 白い天井 それに、ピ、ピっていうこの音……確か心拍数を計る あれだよね。 ……病院かな? 「……先生!目を!……目を開けました!!」 お母さんの声とパタパタと誰かこっちに走ってくる音が聞こえる。 「セナ! もうダメかと……良かった」 その後。自分に何があったのか教えてもらった。 五日間生死の境をさまよったって、そんな事言ってた。 それから三日後。 お医者さんが病室まで来て、私の怪我について話し始めた。 右肩、肋骨、右大腿骨を骨折、右足首を複雑骨折、肺挫傷、その他いろいろ、重体ということで運ばれたらしい。 ちょっと待って……大腿骨と、足首って 「右足、肩は何ヶ月かリハビリをしてもらえれば日常生活になんら支障はありません。」 …… ダメ、それじゃ大会に間に合わない 「ただ、激しいスポーツなどはこれから出来ないでしょう、それより肺挫傷の方なんですが……」 嘘ですよね 激しいスポーツは……できない? 「……、……!!!!!」 叫んでるつもりなのに声が出ない。 「小早川さん、落ち着いて!肺を損傷してるんだから興奮しないで!!」 もうアメフト出来ないの? 「鎮静剤持ってきて!」 私からこの足を奪わないで…… 04-253 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/16(金) 04 55 07 ID 8CBCgLaH リハビリを終え退院をする頃には季節は春になっていた。 学校にも行けるようになって 40ヤード走の測定をヒル魔さんにお願いした。 出来ないって言われたけど、そんなわけが無い。 そんな事やってみなきゃ分からない。 全力で走ったつもりだったのに、6秒4 確か、ベストタイム4秒2だったよね? それに……もの凄く息が切れる。 この肺のせい? 「………」 「もう、諦めろ。」 「まだ……」 「うるせぇ!!!」 「大会も終わった、……それ以上自分を追い込むな。」 確かに足しか取り得の無い私は、もうアメフトは続けられないのだろう。 たくさんリハビリしたけど これ以上はよくならないって、自分の体だから分かる。 居ても皆の迷惑になるだけ なら……これ以上は続けられない 04-254 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/16(金) 04 56 45 ID 8CBCgLaH あれから退部届けを出して、私はアメフト部を辞めた。 学校をずっと休んでたっていうのに、そのまま春休みを迎えてしまって時間を持て余す。 ……病院に何度もお見舞いに来てくれた進さん。 リハビリがちょっとつらくて、へこたれそうになったとき 「良くなるから、諦めるな」って励ましてくれた。 私なんかを愛してるって言ってくれた。 私もあなたの事が好きです。どうしようもなくバカみたいに大好きです。 でも、あなたの愛してくれた足はもう無いんです。 伝えたところで困らせて悲しませるだけ。 それならこの気持ちは伝えないままフタをしよう。 進さんの部活が終わるまでちょっとここで待たせてもらおう。 王城の校門前で暫く待っていると あ、 「セナ……わざわざ来てくれたのか?」 言わないと 「わたしは……」 「私は!なんにも取り得が無いただの小早川セナです!もうアイシールドじゃありません。 だから!!忘れてください!進さんは私なんかと釣り合わないから!! だから、……だからもっと素敵な人が見つかります。」 「………忘れろ、だと?お前はそんな事を考えていたのか?俺がお前の足を愛していたとでも?」 なんだろう……進さん凄く 怒ってる 逆鱗に触れてしまったような……そんな気がする。 「来い。」 思いっきり手を引っ張られ、後ろをついて行く。 もう日が落ちてる 辺りは真っ暗で 誰も居ない公園に着いたと思ったら ……進さんにいっぱい、いっぱい抱かれて 04-255 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/16(金) 04 58 56 ID 8CBCgLaH お願いです。進さん 私の事なんて忘れてください。 今はこうやって愛してくれるけど、いつか私に魅力が全く無い事に気づいて 呆れられて、嫌われるのが怖いんです。 だからもう、私を忘れて下さい。 見たことのある部屋が目に入った。 ……! なんではだかなの、それに腕が後ろで包帯かさらしで縛られてる。 ………恥ずかしい、これじゃあ体を隠すことが出来ない 「目が覚めたか? ここは離れの家でな、母屋は同じ敷地にあって家族はそちらに住んでいる。」 俺が何をしようと家族は興味が無いらしくてな 「監禁生活」に付き合ってもらうと、確かにそう言った か、監禁?……って、 そのままベットに押し倒されて 叫んでも暴れても、許してくれなくて ……その後はもうあまり思い出したくない。 いつか解放してくれるって、思ってたけど全然そんな気配が無い。 むしろ行為の回数が増していってる、、 時計も外されてしまったから、時間も日にちも正確に分からない。 ここに来てから月を七回見たから、七日経ってるのだろうけど 日中問わず抱かれ続けているせいで時間の感覚が麻痺してきてる。 日にち……きっともう、これ以上覚えていられない。 快楽ばかり与えられて、何が普通なのかよく分からなくなる時がたまにある。 正常な意識を保っていられない……。 04-256 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/16(金) 05 00 11 ID 8CBCgLaH 監禁八日目 「……や、やめてください」 身体を支えられ、セナは四つん這いにされている。 進は保温効果のあるハンドクリームを指に多量に塗り、何度か膣へ挿入しぐるりと掻き混ぜる。 そして薬箱から消毒液を取り出し陰裂に数回吹きかけた。 「用事があるのでな、そこで待っててもらえるか?」 そう言って、セナを残し部屋に鍵をかけ出て行ってしまった。 「、っ……」 ……… …!? (な、何? これ) 身体を異変が徐々に襲ってくる。 (……つめたい、ちがう、、あつい……すごく なかが あつ、ぃ、、く、…く、るしい) はぁはぁ、と切なげな吐息を漏らしながら 身体を支配する熱から逃げる手立ては無いかと虚ろな目を泳がす。 そして目に飛び込んだのは木製の机。 のろのろと足を動かし、セナはその前に立った。 (……、わたしは、な、にを かんがえてるの?) あろうことか彼女は足を微かに開き、机の角に自分の陰部を押し当てていた。 自分の考えている事の恐ろしさに足が震える。 (だめ、だめ、……だれか…とめて) そうしていても膣から出てくる粘液は、ポタポタと止まらない。 「は、、っはぁ」 立っているのもやっとなほど甘い快楽の波がセナを襲う。 ……そして欲望は理性に勝った。 「………ん、んっ、」 割れ目を擦ろうと健気に腰を揺らす。 酷く艶めかしくて背徳的なその姿。 「あ、ぁっ…ぁ、あっ、は 」 (、こんなこと……、…どうしよう……すごく……きもちいい ) 「ん、………はぁ、ぁっぁ、ぁ」 04-257 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/16(金) 05 02 17 ID 8CBCgLaH くっ、ちゅっ 「随分刺激的な光景だな。」 「!?……ん、っん、ん…ぁ」 くちゅ、ぬちゅ… 厭らしい音を立て机と接触しているそこを、進は表情一つ変えず凝視する。 「気にせず続ければいい。」 「……あ、は…っくぅ、……な、んで、? とまら…ない」 (進さんが見てるのに、腰が止まらない ) 「みないで、 お願い、みないでぇ……」 彼女の願いを無視し、つかつかと近寄る。 「ひ、っぅ、こないで……」 「違う、他に言うことがあるだろ?」 豊満な胸に方手を伸ばし、硬くつんと尖らせている乳首を掴む。 「っ、!」 そのまま軽く捻り上げた。 「――――!!きゃ、あぁっぁ、、ひゃ、ぁ、ぁ」 くりくりと捻っては突っ張りぱっと手を離す、そんな事を断続的に続けられた。 「は、はっ、はぁ……」 「以前に教えた言葉があるのだから、言ってみろ」 「っぁ、も……ぅ ムリぃ たすけ て……」 「……まぁ頑張った方か。」 床へ押し倒され、四つん這いの格好で何度も何度も突き上げられる。 声が枯れ果てるまでそれは続けられた。 04-258 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/16(金) 05 04 49 ID 8CBCgLaH 監禁九日目 散々指で中を解し、数分放置したら、またそれを繰り返す セナが一度も達せないまま時間だけが過ぎていく。 「は、……はぁ、はぁ」 仰向けに寝ているセナの両足を肩に担ぎ上げ 自身の雄を女性器にあて 割れ目とクリトリスにその先端部を擦りつける。 「っ んっ! ぁっ……や、ぁ」 ぬりゅっ、にりゅっ ぬるぬるに濡れているそこに擦れる度、淫猥な接触音が聞こえてくる。 「まだ言えそうにないか?」 「もぅ、、やっ、め、許してぇ、あっ、ひゃっ、あぁんっ!」 そんな淫行を続けられ、尻の方まで愛液がつたってぐしょぐしょになっている。 「お前のように感じやすい身体は直にここだけでイケるようになる。」 クリトリスの皮を剥き愛撫しながら言う。 ぐちゅ、にゅりゅ 「う っん゛、―――ぁ、あぁ!ひぃ、ぃ!」 背を反らせ、白い喉もとを曝けだし悲鳴に似た嬌声をあげる。 身体と精神は限界まで追い詰められていた。 「どうして欲しい?言ってみろ」 セナはなけなしの理性を働かせ、首を弱々しく振り拒絶の意思を示す。 「では、今日はどうするか」 「……ここに芋茎でも入れてみるか?」 「!っ」 聞きなれない単語がまた出てきた。 しかしこのまま抵抗をすれば、何が待ってるか容易に想像がつく。 身体に教えられた仕打ちは、昨日だけの事ではない。 それを思い出すだけで、急激に身体は火照りだす。 「……や、やめて」 「言えるか?」 「い……います、だから」 04-259 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/16(金) 05 06 36 ID 8CBCgLaH 息を小さく吸い込み、教えられた言葉を搾り出す。 「……わ、わたしの 、い…やらしい、……ここに… 進さんの …ぉ、…ちんちんを いれて、たくさん……ついて ください…」 蚊の鳴く様な声でそういうとセナは泣き崩れた。 「ぁ、こんな 、こんな………!」 「よく言えたな……。」 満足そうに呟き亀頭をめり込ませ そのまま肉棒をゆっくりと進入させる。 ズ、プ…… 「ん、、んん゛ーー!!!!ああ、や、やぁぁぁ―――!!!」 髪を振り乱し、きつく目を閉じる。 「自分から強請ったくせに、嫌ではないだろう」 ぐぷぐぷと生々しい音を立て、肉棒は膣へと収まっていく。 (怖い!恐い!!!!!自分が自分でなくなる。あたまがへんになる!!!) 「お前はもう戻れない、逃げられない。」 「………はっ、ぁ」 「大丈夫怖くない」 優しく優しく愛おしい者を抱きしめ、ゆっくりと律動を開始する。 グチュ ヌチュ…… 「壊れてしまえばいい。」 ズプ ズッ…… 「……俺はとうに壊れているのだから。」 (……しんさんといっしょ……?こわくないの?) 頭の中で何か、糸が切れたような音がした。 ―――――― 「は、っん く……ん い、ぃ…ぁ、あ、っあ」 抵抗をする切ない喘ぎ声ではなく、セナは悦楽まじりの声をあげていた。 こんな声は初めて聞く。縛っていた両手を自由にしてやれば 自分でクリトリスを慰め、胸の突起をくりくりと弄び 嬉しそうに、……悲しそうに身悶える その姿は目眩がするほど、壮絶に美しい。 04-260 :アイシールド21でお邪魔します:2007/03/16(金) 05 08 35 ID 8CBCgLaH 「あ、は、っはぁ、ぃ…い きもちい ぃ…よぉ」 小さな形の良い尻を自ら揺り動かして、咥え込んだペニスをもっと味わおうとする。 ヌプ ヌプ グプ グチュ 「セナ、」 「もっと たくさん、進さんの、おちんちんちょうだぃ、、」 うっとりとした表情を浮かべて、ピストン運動に合わせてがくがくと頭が揺れ、涎を垂らす。 「、あ、っは、奥で どくどく、って、ぁっ…いってる……、」 ずぷっ、じゅぷっ グプ グチュ 「っん、ん、あ、ぁ……は 、すご、ぃ きもちい……ぃ」 「……っ、そんなにキュウキュウ締め付けるな」 「……いっしょに、きもちよく なって」 一番深いところにまでペニスを挿入して、また引き抜いて 腰の動きも激しさを増していく。 「あ、ぁ、っん……!ん、ん…ぁっあ!!……」 ぐちゅ、ぐちゅ、 「ひ、ァ っぁ あ、っぁっあ!だ、め っあ ッい、イクぅぅ ―――!!」 「っく…」 全身をピクピクと痙攣させセナは絶頂を迎えた。 ズルリと怒張したままの肉棒を引き抜き、軽く扱き外で果てる。 噴出された温かい精液は、虚ろな目をしたセナの腹にぴしゃりと降りかかった。 それをセナは指で絡め取っている。 「……ん、っ」 乳飲み子の様に精液をちゅうちゅうと吸い、愛おしそうにぴちゃぴちゃと舐める。 「っん 、、、ぉぃ ひぃ……」 「……やっと、俺の側に……離さない、もう逃がさない」 頭を撫でれば気持ちよさそうに目を細めた。 狂人は小鳥の羽を折り、行き場を無くした小鳥はとうとう自分から檻の中へ入った。 腕の中、今日も小鳥は悲しく鳴く。 終
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雪歩「穴掘って埋まってますぅ!」P「お邪魔します」 執筆開始日時 2013/03/08 元スレURL http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1362673383/ 概要 雪歩「私ったらダメダメで…もう穴掘って埋まってますぅ!」 雪歩「えいっえいっ」ザックザックザック P「…………」 雪歩「では失礼しますぅ」スポッ 雪歩「はふぅ…」 P「いいなぁ…俺も埋まりたい」 雪歩「え?ぷ、プロデューサーも埋まりますか…?」 P「いいの?じゃあお邪魔します」スポッ タグ ^萩原雪歩 まとめサイト インバリアント SSウィーバー えすえすMIX ひとよにちゃんねる プロデューサーさんっ!SSですよ、SS!
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夢魔さっちゃん、お邪魔します。 作者 櫂末高彰 イラスト pun2 レーベル ファミ通文庫 分類 推薦図書 巻数 3巻(完結) ジャンル 現代学園青春サスペンス 「一足遅かった覚醒」 登場する幼馴染 枕木現(まくらぎ うつつ) 年齢 15歳(同い年) 中学三年 ※作中で高校に進学 幼馴染タイプ ずっと一緒系 疎遠タイプ 属性 優等生、腹黒、ヤンデレ 出会った時期 物心ついた頃から 尚史の向かいの家に住む幼馴染。尚史とは、幼い頃から家族ぐるみの付き合いで、小学生の頃までは、尚史のことを「たっくん」と呼び、よく遊んでいたが、中学生になった頃から、尚史が現を避けるようになったため、あまり話すことがなくなった。 長い黒髪で落ち着いた物腰の、清楚な印象を与える美少女で、男子生徒の憧れの的。さらに成績優秀な才媛。であったが……。 +以下ネタバレ 優等生然とした表面とは裏腹に、内心では、両親に将来を強制され、優等生であることを強いられることに黒い感情を鬱積させ、自分を取り巻く全てに対して激しい憎悪を抱いていた。そこには、劣等感を理由に自分を避け、自分をひとりぼっちにした尚史も含まれており、偶然、手に入れた夢世界に入り込む力を使い、尚史の夢世界を破壊していた。そのことを尚史に暴かれた際には開き直って態度を豹変させ、憎悪を剥き出しにして尚史を責め立て、恐怖させた。 しかし、尚史によって、夢世界に押し込められていた感情を救い出された後は、憎悪が180度ひっくり返り、尚史に熱烈な好意を抱くようになる。尚史に子供の頃のように「うーちゃん」と呼ぶことを強要し、毎朝、尚史の部屋に押しかけては、寝ている尚史を襲撃、尚史の母や妹を懐柔して外堀を埋めてくる。尚史の本命がアリディアであると聞かされても、平然と「関係ない。奪い取ればいいから」と言い返し、二人の間に割り込んでアリディアを挑発する。尚史が誰かに傷つけられた時は、敵意を剥きだしにして相手に報復しようとする。など、覚醒と呼ぶに相応しい強かさと腹黒さを発揮する。 夢野 尚史(ゆめの たかし) 年齢:15歳 中学三年 ※作中で高校に進学 この作品の主人公。成績も運動神経も普通で、取り立てて特技もない平凡な少年。そんな自分に劣等感を抱き、周りにコンプレックスを持っている臆病な性格。夢世界の事件に巻き込まれたことで、さっちゃんと出会い、その解決に関わっていく。 現とは、小学生の頃までは仲が良く、彼女のことを「うーちゃん」と呼んでいたが、中学に入った頃から、美しく優秀に成長した現に気後れし、周りにも冷やかされることを嫌って、現のことを避けるようになってしまった。現には、今でも憧れにも似た好意を抱いているが、その劣等感ゆえに、話しかけることも出来ずにいる。 課外活動ではパズル研究会に所属。同じ会員である、天才かつ変人の美少女「アリディア様」こと今野覚に下僕という設定で気に入られており、ギルバートと呼ばれている。その主従設定はアリディアの好意の表れでもあるのだが、鈍感で気づいていない。 +以下ネタバレ しかし、現に憎悪を向けられたことで、いかに自分が臆病で他人の気持ちを蔑ろにしてきたかを自覚し、自分の弱さと向き合うことを決意。結果、夢世界に閉じこもっていた現の心を救い出す事に成功する。その後は、現やアリディアと共に明諒高校に進学。周りの目に囚われず、困っている人を助けられる人間になろうと、積極的に他人に関わっていくようになる。 また、アリディアの好意にも気づいたことで、告白に近いことも行い、ほぼ両想い状態になるが、覚醒した現の猛烈なアプローチに邪魔され、火花を散らす二人の間で板ばさみになる。 うーちゃんの覚醒前と覚醒後の台詞とエピソード 尚史の友人、青谷の台詞。現の覚醒前と覚醒後をよく表している。「好きの反対は嫌いじゃなくて、無関心だって。知らねえって、興味ねえってことだろ? そいつの存在を認めてねえってことだろ?」 「『大嫌い』は『大好き』にひっくり返る可能性があるけど、『興味ない』はもう手の施しようがないってことよ」 +以下ネタバレ 尚史に犯人であることを暴かれ、『大嫌い』を全開にした現 「ねえ、そんな馬鹿面さらしてないで何か言ってよ。タカシの話がすごく要領悪いから、私の方から話してあげてるんだよ? ちゃんと聞いてる?」 「ショック受けちゃったの? やだなあ、これくらいでビックリしないでよ。まだ私の恨みの百分の一、ううん、百万分の一も伝えきれてないんだよ。もうタカシってば軟弱過ぎ。本当、気持ち悪い。死ねっ」 「自分に都合が悪いからって、現実逃避するのはやめてね。勝手に人のイメージ作り上げて、それに当てはまらないからって失望するのもやめて。私はね、タカシ、こういう女なんだよ。タカシのことが嫌いで、すっごく恨んでるの。どうしてかわかる? わからないよねえ? 自分だけ逃げて、私のこと放ったらかしにした奴なんかにねえ」 「タカシはけっこう期待されてたんだよ。お父さんもお母さんも、タカシが将来医者か弁護士になったら、私と結婚させようって話してた。そのときは、私は何をしてても良かったの。小学校のときまではね、私とタカシ、どっちかが期待に添ってくれれば満足だったのよ。私の負担も半分で済んでた。私がダメでもタカシがいると思えた。だけど、あっさり逃げやがって。私にばっかり押しつけやがって!」 『大嫌い』が『大好き』にひっくり返った後の現 「おはよう、たっくん。今日は一緒に頑張ろうね」現がいる。すぐ側にいる。屈託のない笑顔で挨拶した。 高校合格祝いのパーティーを枕木家と一緒に行った時のことを思い返す尚史。気になることがある。主に自分を見る現の視線が。パーティーの間、彼女に常に見られていたような気がするのだ。それなのに、現の方を見ると目を逸らしてしまう。何だか少し怖かった。 朝の襲撃1目を覚ますと、現に馬乗りになられていた尚史 「おはよう、たっくん」幼なじみの枕木現が、極上の笑顔で朝の挨拶をする。 「お、おはよう、現」「うーちゃん、でしょ?」 「……おはよう、うーちゃん」「うん。おはよう」 「って、うーちゃん! 毎朝、起こしに来なくて良いって言っただろっ」 制服姿の彼女の肩をそっと押す。尚史の上に跨ったまま、現は首を傾げた。 「可愛い幼なじみに毎朝起こしてもらうのが嬉しくない男子なんて、いないわよ?」 「その何となく偏見くさい知識、どこで仕入れたのっ? あと、自分のこと可愛いって言い切ったね?」 「だって事実だし」 朝の襲撃2目を覚ますやいなや、体を横に転がす。(ベッドに飛び掛ってきた現を避ける尚史) 「……おはよう、うーちゃん」 「おはよう、たっくん。どうして避けるの?」 制服姿の現が尚史のベッドで寝ていた。枕を抱き締め、それに顔を埋める。 「幼なじみの朝の挨拶を避けるなんて、人間失格よ?」 朝の襲撃3電子音を止める。布団の中で身を捩ると、隣に人の温もりがあった。 「ん……。あ、おはよう。たっく――」 「何でうーちゃんが隣に寝てるんだよっ?」「何だよっ? 今日はどんなキャラ!?」 「幼なじみを起こしに来て、つい自分も寝ちゃう天然キャラ」 尚史に、アリディアのことが好きなので、自分のことはあきらめてくれと言われた現「正直、たっくんが今、誰が好きでも誰とつき合ってても関係ないんだ」 「……どういうこと?」 「たっくんが今、今野さんのことを好きなのは知ってる。でも、一年後は? 五年後は? 十年後は? わからないよね? つまり、これから私のことを好きになってもらえば良いだけなのよ。今野さんからたっくんを奪い取れば良いの。シンプルだわ」 「ほら。構って欲しい相手にきつく当たるような感じ? やっぱり私、ずっと、たっくんに執着してたんだよ。これはもう、結婚するしかないね」 二人で昼食を摂ろうとする尚史とアリディアの間に割り込んでくる現「そうだ。明日から私がたっくんにお弁当作ってあげるね。味の好みは熟知してるし」 「おばさんに聞いてるから大丈夫だよ。たっくん、卵料理と、鶏の唐揚げが好きなんだよね? 鶏好きなんだよね?」 母さー――――ん! すでにそんなところまで現が攻略していたとは知らなかった。 「……うーちゃん。明らかに邪魔しに来たね。僕はアリディア様と二人っきりでお弁当を食べたいのに」「知らないの、たっくん? 最近は性悪も萌えポイントなんだよ」 「味の好みだけじゃなくて、たっくんのことなら何でも知ってるなあ、私」「今朝も部屋まで起こしに行ったときぃ……あ、ごめんっ。これって二人だけの秘密だったね」 「そういえば、二人だけしか知らないことって多いよねえ。秘密、共有しちゃってるもんね。幼なじみだからっ」 「たっくんは私のことだけ気にしてれば良いの。他の女になんて構わないでね」 流れるような動作で、現が包丁を持ち上げる。真顔で言った。「あなたも同じ目に遭わせてあげよっか」 「だって、たっくんの指に傷をつけたんだよ! 死ぬべきだよ!」 「たっくん、夏休みのデートは県外へ出ようね。泊りがけで」「さっきまで風紀委員だったんだけど、夏休みは羽目を外しがちだから、風紀委員で近辺を自主的に見回るって言うんだよ。うちの委員長、頭おかしいよね? だから、デートは家の中か、うーんと遠くでするしかないの」 現は目がまったく笑っていない微笑みを張りつけたまま尚史の側まで寄り、耳元で静かに「今野さんと一緒だったんだ。ふーん」と囁いてくれた。正直、心臓が止まるかと思った。 遊園地に遊びに来た尚史たち、尚史と二人きりになろうとヒロインたちが牽制しあう中、「ねえ。ここまで来て、遠慮はやめない?」 「はっきりさせましょうよ。みんなたっくんと二人きりになりたいのよねえ」 「たっくんが、三回同じアトラクションに乗ってくれれば良いのよ。そうすれば、私たち三人とも、たっくんと二人きりでアトラクションを楽しめるでしょ?」本当に三回ずつ各アトラクションに乗る羽目になった尚史 ……うーちゃんの仕掛ける罠は本当に怖いっ。特にじわじわ追い込まれていく感じがすごく怖いよっ。どうしてこういうこと、すぐ思いつけるんだよ。 概要 ある日、夢の中でさっちゃんと名乗る少女に出会った夢野尚史。彼女は、人間が持つ夢を管理する夢魔で、何者かによって、尚史の夢世界が壊されていると告げる。犯人を探して、夜な夜なさっちゃんと共に、他人の夢に入り込んで行くうちに、犯人は尚史の身近にいる人物であることが判明し……さらに、尚史は自分の抱える心の弱さとも向き合うこととなる。 ミステリー的要素や、異能者バトル要素もあるが、基本はコンプレックスを持ち、他人と素直に向き合うことが出来なかった少年が、事件を経て、精神的に成長していく櫂末高彰お得意の青春もの。あらすじを見ると、ミーツものに思えるが、ミーツヒロインであるさっちゃんとは、一切恋愛フラグは立たない。主なヒロインとなるのは、幼馴染である現と、主従関係(という設定)にあるアリディアである。 現とは、幼い頃から家族ぐるみで付き合ってきた幼馴染で、1巻では、尚史も現に好意を寄せているのでメインヒロインっぽい立ち位置にいるものの、尚史が現を避けていることもあって、会話も少なく、存在感は薄い。しかし、あることをきっかけに性格を豹変させると一気に恐ろしい存在感を発揮する強キャラに変化する。 そして、現が本領を発揮するのは2巻からである。 +以下ネタバレ 現は、1巻で、ヤンデレというより『病んでる』という状態で尚史を恐怖に陥れ、一気に恋心を冷ましてしまう。尚史の恋心も、アリディアに傾いてしまい、圧倒的に不利な状況になる。 しかし、覚醒した2巻からは、1巻で見せた腹黒さを尚史を落とすことにフルに発揮し、まずは、幼馴染のアドバンテージを活かして夢野家に入り込み尚史の家族を攻略。アリディアと二人きりになりたい尚史の目論みを先読みして、二人の仲が進展しないよう割り込んで来る。時には、ライバルと休戦協定を結んで、共同で尚史を落としに掛かってくる。など、劣勢状態をものともしない強かさを見せる。そのほとんどを、満面の笑みを浮かべながら計算ずくでやっているのだから、尚更恐ろしい。 2巻以降、尚史の本命はアリディアという点は揺らがないので推奨展開であるのだが、そんな空気をものともせず、現の存在感は強烈で、劣勢をひっくり返し、既成事実を作って押し切ってしまうのではないかという恐ろしさを感じさせてくれる。もしも覚醒が、尚史の心がアリディアに傾く前であったのなら、恐ろしい禁止図書になったかもしれない。 一応、完結と宣言され3巻で終了しているが、夢世界関連の謎は解決しないままで、実質打ち切りENDである。
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プラグインは? 何が使えるの? なにwikiつかっているの?-リスト を? なるほど そういう わけですか りすとも リストって感じ? 現在、paint_bbsプラグインはご利用いただけません。