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【幸運の一球を手に】阿佐田 あおい (二) 最終更新日時 2021/04/17 14 26 18 このページを編集 属性 レア 守備適性 - - - - △ ◎ △ 〇 - - - キャラ総評 久々の登場となったにゃんぼSSR。横に座ってる九十九くんがかわいいとか美人とかエロいとか評判やで。 九十九くんが腰に巻いてるのはいつぞやのオリの限定ユニやないかと言っている者もいたがどうやろな。 「プロともなればスタンドまでボールが飛びまくりなのだ!」と騒いでいたにゃんぼ。 そして本当に飛んできたボールをナイスキャッチ、見事に九十九くんを守るのだが、 大抵外野席には背もたれついてないんですよね。まあ内野でもスタンドはスタンドやしええか(適当) パリーグ6球団×ハチナイコラボ【2019】にて上記の真相が発覚。 スリーアウトでチェンジになった時に投げ入れてもらったボールとのこと。 後付け?そんなわけないやろ! 性能はにゃんぼおなじみの俊足堅守になっている。 スキル、才能により走力にガンガンバフがかかり度胸も上がるため、走塁面で期待が持てる。 もちろん盗塁イベントにもばっちりマッチ。 鉄壁ラインを素でクリアしているのも高評価で、凸をとりあえず打撃能力に振っておけばいいというのは結構ありがたい気がする。 2019年12月27日、にゃんぼの中の人が 入籍を発表 。お相手はオリックスの 若月健矢 。 元々オリックス(及び広島)のファンを公言しており適材適所なコラボ起用であったが、現役選手との結婚によって中々貴重な一枚となった。予言社アカツキ 試合評価 * ミート パワー 走 力 守 備 備 考 素パラメータ 3013 2902 3646 3905 - 恒常スキル後パラメータ 3963 3152 4346 6305 度胸+5/敵エラー率+5 走者あり +1000 - +500 - 運+5 2点以上リード +300 +300 - - - 走者時 - - +300 - 走塁+3 最大バフスキル後パラメータ(打席時) 5263 3452 4846 6305 度胸+5、運+5/敵エラー率+5 +チームスキル発動条件 チームスキル発動条件 * チームスキル 発動ライン 限界突破数 信頼ランク ミ パ 走 守 天満月 ミ3200パ3200走3200 1 1 - - - - 1 - - 7-5 超万能打線・先鋒 走4200 - - 2 - - - - 1 - 7-5 万能打線・中堅 パ3500 - 2 - - - 万能打線・殿 ミ3500 2 - - - - 1 - - - 7-5 万能打線・先鋒、鉄壁の内野陣、鉄壁のセンターラインはLv100なら凸と信頼度無しで発動する。 走力に結構バフがのる。打席時、ランナー時ともに走力バフがかかり、さらに度胸と走塁も上がるので、 パラメーター以上の盗塁・走塁能力を見せてくれるだろう。 上にも書いたが素で鉄壁ラインをクリアするのはかなりポイントが高く、スタメンでの起用もしやすいだろう。 一方で打撃能力はお察しレベル。運よく凸できるならとりあえずミートからになるだろうか。 デレスト評価 メニュー ランク カード名 属性 力 速 技 効果 練習メニュー ★★ 連携守備 月 14 14 14 - 追加メニュー ★★ 総合練習の心得 - - - - B型メニューと同時に実行可能 獲得ポイントが大幅に上昇する 追加メニュー ★★★ 総合練習 月 24 24 24 - 月系デレストは踏み出す勇気、練習なくして、シェイプアップの三つあるがどれもグローブが助かる!みたいなことはない。 一方で初期メニューは★3が欲しいところだが、★2でも特訓の上昇値が少し大きい連携守備なのは〇。 スキル解説 ランク スキル名 条件 効果 入手可能デレスト1 入手可能デレスト2 ★★★ 運も実力のうち? 走者が一人以上いるとき 自身のミートが超絶に上昇し、走力・運が大幅に上昇する いつもの二人26-26-7 シェイプアップ40-25-40 ★★★ 安打製造の奥義+(条件あり) なし 自身のミートとパワーが超大幅に上昇する 絆の結晶(極)1個 安打製造の奥義を取得済み ★★ 守備集中の秘奥義 なし 自身のパワーが少し減少するが、守備が超絶に上昇する 練習なくして 0-0-45 ★★ 安打製造の奥義 なし 自身のミートとパワーが大きく上昇する 楽しさに潜むもの 20-20-2 練習なくして 18-16-21/水平線 23-23-23 ★★ 高速守備の奥義 なし 自身の走力が超大幅に上昇し、守備が上昇する いつもの二人 0-35-4/一本足 5-34-0 重なる気持ち 0-34-5/水平線 0-25-0 ★ いぶし銀の極意 なし 自身のミートと守備が少し上昇し、走力もわずかに上昇する 清城高校 小麦色の世界 ★ 強襲の極意 打席時 敵守備のエラー率を上昇させる いつもの二人 小麦色の世界/綾織の水平線 ★ 盗塁支援の心得 打席時/走者が1塁または2塁にいるとき 敵守備の肩を減少させ、守備をわずかに減少させる ★ 一刀両断の心得 打席時/3打席目以降 敵投手の球速をわずかに減少させ、コントロールを少し減少させる ★ 守備の基礎 なし 自身の走力と守備がごくわずかに上昇する 運があがるという一風変わった固有スキル。にゃんぼらしいといえばらしい。 ちなみに運の効果は「相手がエラーをしやすくなる」。低い打撃能力を補ってくれるだろう。 その他のスキルも守備・走力にかかるものが多く、パワーへのバフはほとんどない。 才能 才能名 Lv 条件 効果 冴え渡る勘 7 セカンドのとき 自身の守備が大きく上昇し、度胸が大幅に上昇する 夢のカケラ 5 なし 自身のミート・守備が上昇し、球速が少し上昇する ビビッとフィーリング 7 走者のとき 自身の走力・走塁が上昇する 活発 5 打席時/2点差以上で勝っているとき 自身のパワー・ミートが上昇する +ネタバレ注意!固有悩み文 ぐるぐるロジカル(→ビビッとフィーリング) 『にゃああ~…めーちんに言われたことを意識しながら練習してみたら、 頭がぐじゃぐじゃになってしまったのだ~!考えれば考えるほど、わからなくなってしまったのだー! …むむ?いつも何考えながら練習していたんだっけ? もしや!何も考えないことが正解なのだ!?』 スキル同様、固有才能でもポテンシャルが上がる。最近そういう選手が多い気がするで。 度胸、走塁ともに足にかかわるポテンシャル。盗塁イベントに臨む際は積極的に上げておきたい。 夢のカケラは強豪イベントにおけるカウンタースキルの発動条件になる。 セリフ集 +押すと開きます 状況 セリフ ホーム 飲み物に、お菓子に…ふふん、準備はバッチシなのだ! レッツ野球観戦、なのだ~! ん、このグローブ? もちろん、ボールを捕るために持ってきたのだ! まぁ見てるのだ。多分、そろそろ来る気がするのだ~ これは落ちる。落ちる…のだー!? あの外野の選手、ナイスキャッチなのだ! これで3アウト。ほら、キャッチしたボールを投げてくれたのだ! これはあおいが、捕るのだー! あはっ! ボールはいただきなのだー! ふふん、九十九~、どうだ、見たかぁ、なのだ~! どうしたのだ~九十九、驚いた顔して~? もしかして…このボールが羨ましいのだ? だったら、好きなだけ見せてあげるのだ! ホレホレ~遠慮せずに見ていいのだ~! 家に帰ったら、このボールと一緒に寝るのだ~ 試合 試合前 勝てる予感しかしないのだ! 開始 あおいの大活躍に、乞うご期待、なのだ! カットイン通常 - カットインターニングポイント あおいには見えるのだ! 勝利 あおいの冴え渡るスーパープレイのおかげなのだ! へっへーん!あおいの勘が大当たり、だったのだ! 敗北 - デレスト 特訓 - - コメントフォーム ログを開く 九十九ちゃんがかわいい - 名無しさん (2019-11-02 23 45 23) 伏線だったか... - 名無しさん (2019-12-28 03 55 01) しっかりオリックスでキャッチしたな - 名無しさん (2019-12-28 06 16 44) めでたい - 名無しさん (2019-12-28 09 29 46) 名前
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モンスター/大型妖怪・人型妖怪 v2.0.0 [U] 幸運の素兎『因幡 てゐ』/Tewi Inaba (White Y; ) === Num 1109 Lev 32 Rar 10 Spd +15 Hp 650 Ac 80 Exp 1600 (詳細説明未実装) 彼女は通常地下 32 階で出現し、かなり素早く動いている。 この獣にして妖怪を倒すことは 1 レベルのキャラクタにとって 約17066.67 ポイントの経験となる。 彼女は空を飛んでいる。 彼女は弾幕を放って攻撃することがある。 彼女は的確に魔法を使うことができ、ショートテレポート、トラップ、救援召喚、警報+加速の呪文を唱えることがある(確率 1/3)。 彼女はドアを開け、ドアを打ち破り、弱いモンスターを押しのけ、アイテムを拾うことができる。 彼女には破邪でダメージを与えられる。 彼女は侵入者をかなり警戒しており、 300 フィート先から侵入者に気付くことがある。 彼女は 20 個までの財宝を持っていることがある。 彼女は7d7 のダメージで蹴って攻撃し、請求書をよこして金を盗み、請求書をよこして金を盗む。 雑感 名前
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タグ:起動 概要 あなたは幸運の星の下に生まれました。 ゲーム内1日につき1回、判定をやり直すことができます。 GMが振る場合でも使用出来ます。 ただし、ファンブルの場合は振り直すのではなく通常の失敗に変更することができます。 消費CP 25CP 関連項目 特徴:その他、超幸運、
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パウル=ミュンツァー、本編以前のエピソード0的な何か SSスレに投下したものを一部修正したものです 「ショーダウン……フルハウス!」 響く歓声が、場に走ったカタルシスの大きさを端的に表していた。煌びやかな空間に、割れんばかりの拍手の音が続く。 取り繕いきれない渋面のジェントルマンの手から、ジャラジャラとチップが『勝者』の手へと渡されていった。 「っへへ……最後に大事になってしまったけど、結局勝つのは、女神様に愛される男って事だな」 テンガロンハットを微調整し、金髪の男は愉快気に葉巻を一息吸い込む。手元に残ったのは、換金すれば約400,000程にはなろうかと言う、カジノのチップ。 そのうち半分は、この勝負に自分の手元から出したものだから、200,000の勝ちと言う事になる。 ドレスアップした紳士淑女のひしめくこの場において、Yシャツにスラックスと言う、風采の上がらない男の大勝利は、場を沸き立たせるのに十分な出来事だった。 ――――夜の国の某大型カジノホテル。勝利と敗北、欲望と諦観が交差する、大人の遊び場にして、金の伏魔殿。 そこから勝利を拾い上げた男は、ちょっとした札束を手に、御満悦の様子で退出する。あちらこちらから立ち上る熱気の気配を背にして。 「今日はツイてた、いつも以上にツイてた。……どうやら今日は、ご機嫌みたいじゃないの……女神様?」 今日はあえてドレスアップせず、普段着のままで『勝負』に挑む事に決めたのだが、どうやらそれが良いゲン担ぎになったらしい。 すれ違いざまに、時折向けられる奇異の眼も、胸元に押し込められた札束に、跳ね返されてしまう。 勝利の夜と言うのは、やはり気分が良い――――強運に身を任せる、自分の判断の正しさの証明と言う意味もある。 幾重もの愉悦を身に纏いながら、男は自室へと足を向ける。 「おっと、おにーいさん! その様子じゃ、良い感じに遊べたみたいだね! どう、この後であたしとも遊ばない?」 「ぉ、目ざといなぁ……随分フランクじゃないか。良いよ、気に入った。で、いくら出せば良いんだ?」 金と服装、2つの意味で目立つ男は、程なくしてコールガールに声を掛けられる。 質素ながら扇情的なドレスに、肩から少し下がるくらいの眩しい金髪、透き通るような大きく青い瞳――――結構な『上玉』だ。 「部屋は取ってあるんでしょ? じゃ、そっちにお邪魔して60,000! あと、晩御飯も食べたいなぁ」 「良いぞ、この際野暮は言いっこなしだ。パッと明るくやろうじゃないか……!」 商談はあっさりと成立し、男は女性の腰に手を回して抱き寄せ、歩調を合わせて廊下を進む。 ――――こういう『商売女』に対して、値切りなど絶対にやってはならない。見せ金があるのなら、尚の事だ。 自慢げに歩く男の姿は、正に『勝者』のそれだった。 「おにぃさん、どんな感じで勝ったの? これだけ行ったからには、一発モノにしたんでしょ?」 「お、聞きたいのか? んじゃ教えてやるよ! 今日の俺はポーカー一本でいこうって決めてたんだよなぁ……」 (――――どこで聞いたんだったかな……「恵まれない分には、腐っちまうのもしょうがない」って……全くその通りだ、俺もそう思うよ) 既に軽いトークでじゃれ合いながら、男の胸中に、ふと思い出された言葉があった。 ――――自分の強運に自信のあった男は、賭場と言う運の戦場に足を踏み入れ、そして勝利を引っ提げて生還した。 もしもこれが、ツキの無い奴の行動だったなら、そいつは何もかも失っていたはずだ。 金だけならまだ良いだろう。運と言うのは馬鹿にならない。下手をすれば、こんなままならないモノのおかげで、命を失う事だってあるのだ。 (ま……俺ほど運に恵まれてる奴も、そうそう居ないだろうよ……なんせ、今の今まで生きてこれたんだからな……) そんな感慨なんて今まで無かったはずなのに、ふと体に残る古傷が疼く様な気がした。恐らく気のせいだ。 気のせいながらも――――男はふと、己の運に対して思いを馳せる。今まで何度も、死んでもおかしくない目に遭ってきた。 それでも、こうして五体満足で生きているし、金を稼いで旨い物を喰い、時には良い思いをしている。 だからこそ――――この男は戦うのだ。世間に背を向けて、高いオッズに手を伸ばすべく。 信じるのはただ、己自身の運と、女神の祝福だけ。それ以外、彼には何もいらないのだ――――。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「おーいパウル! 試験明けの打ち上げ、お前も来るだろ!?」 「おぅ、今度は誰んちに集まるんだ!?」 ――――昼の国。 夜の存在しない、太陽とリゾートの国にあっても、学生と言うのはやはり、他の国と大差ない存在で。 それが学生の本分と、勉学に明け暮れる者もいれば、仲間たちと青春を謳歌する者、流れる日々をただモラトリアムとして過ごす者、様々だ。 とは言え、大多数の彼らは、ごく当たり前の目立たない存在。学生の内から一味違う存在など、そうはいない。 「やっと全教科終わった訳だけどよ、パウルお前、出来の方はどれくらい自信あるんだ?」 「あぁ、今回は良い感じだ。ひょっとしたら学年トップ10、いけるかもな?」 「あぁ!? お前いっつも遊んでんのに、なんでそんなに自信あるんだよ!?」 「バーカ、お前ら授業の時、ちゃんと目ぇ開いてんのか? ちゃんとノート取って集中してりゃ、家の勉強時間なんて短くて済むだろ。授業は昼寝の時間じゃねぇんだぞ?」 「いやー、あんな詰まんない授業、よく集中してられるよね。あたしいっつも眠くなっちゃうんだけど……」 「そういやお前、先週も涎垂らして爆沈してたっけな?」 「うっ、うっせ! 人の寝顔見て喜んでんの!? 変態なんだパウルー!」 ――――その『学生の頃から一味違う』存在を連れた一団が、校門から開放される。 ある種のタレント性とでも言うべきか、いつでも仲間内の輪の中心にいる存在。そんな風に日々を過ごしていれば、畢竟、目立つ事になる。 成績が良く、交友関係が広く、ノリも良い。絵に描いたような、青春の若者の周りに、やはり友人は引き付けられるのだ。 「あっ、悪いちょっと待っててな――――おーい!」 「……なんだパウル」 一団から離れた少年は、1人足早に帰り道を行く級友に声をかける。うんざりした様子で、彼は振り返った。 「いや、3日前掃除当番変わってもらっちゃって、悪かったよ。どうにも約束断り切れなくてよ」 「……別に良いよ、あいつら強引だもんな。1回ぐらいなら、別に……」 ぶっきらぼうに答える級友にめげず、少年は自分のカバンの中を漁る。 「んな訳で、埋め合わせって訳じゃないんだが……ほらこれ、あの時のお礼にと思って。助かったよ」 「え……これは、明日発売の『怨念戦記』39巻!? ど、どうして……」 「お前のキーホルダーが見えたの、覚えてたんだよ。それ、怨念戦記の愛羅姫だろ? だったら、読んでんじゃねぇかなと思ってさ。 知り合いの、本屋のおっちゃんから、今朝無理やり買い取ってきたんだよ。いよいよ最終章突入だし、早めに読んだ方が良いだろ?」 「……パウルもこれ、読んでたのか。なんか意外だな……」 「……けど、俺は謝瑠姫派だな」 「……へぇ」 「おっと、一家言ありそうだな。けど、積もる話はまた今度って事で、それじゃな、本当にありがとよ!」 どこかリアクションに乏しい、それでも何か言いたげな級友に対し、最後まで笑顔で語りながら、少年は仲間の輪に帰っていく。 「パウルお前、漫画まで詳しいって知らなかったぞ……」 「どんな漫画なの、あれ?」 「お前らが読んでも面白いとは限らねぇぞ。櫻の国を舞台にした、ホラー伝奇超能力バトル漫画だからなぁ、ありゃあ漫画慣れしてる奴が読むものだよ」 「お前は分かってるって事は、結構なもんじゃねぇか! 読んでんだろお前!」 ガヤガヤと盛り上がりながら、一団もまた学校を後にする。 単行本を渡された級友は、少しだけ羨ましそうに、その背中を見つめていた。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「さーてね……っと、来た! やったよ2等、大当たりだぜ! 後で親父に換金してもらって――――」 夜の無い部屋で、少年は籤券を前にほくそ笑んでいた。 夜の無い国と言えども、人々には相応の生活リズムというものがある。窓の外を見れば、今の通行はまばらだ。 風を求めて開け放たれた窓には、寝るときの為に陽の光を遮光する、分厚いカーテンが掛けられている。 その窓から入り込んでくる、温かい光と風を満身に感じながら、少年は会心の笑みを浮かべていた。 ――――第72回昼の国産業振興記念くじ、それで当選金1,000,000を引き当てたのである。 「っと、それは良いとして……そろそろ、先生から頼まれたアレ、片付けとかないとな……」 小躍りしたいほどの喜びが胸に溢れてくるが、そればかりに浮かれてもいられない。学校の先生からの頼まれごとを、少年は抱えていたのだ。 机の上を片して、紙とペンを用意すると、少年はじっと思索を重ねるために動きを止め、時折ペンを紙に走らせていく。 ――――彼にとって、こうした事は珍しい事では無かった。これまでの生活の中で、何度かあった事に過ぎないのだ。 ――――文武両道、才色兼備、更に類まれなる強運に恵まれている。「天は二物を与えず」と言う言葉は、彼には当てはまらない様だった。 誰彼構わず交友関係が広く、目上の人間からの信頼も厚い。そうした周辺の期待に応えられるだけの能力も持ち合わせている。 誰もが人生の主役、という様な言い回しがあるが、正に彼は、自らを中心にして人生が回っていく、その中核に存在するものだったのだ。 「――――うん、良い感じだ。これで、次回の集会発表も、お願いするけど良いよな?」 「勿論ですよ先生。もう読み方の練習まで始めちまってますよ。任せて下さいって!」 「……本当にお前、やるもんだなぁ……」 翌日には、少年は教師と打ち合わせ、片付けた頼まれ事を仕上げた事を報告する。受ける教師の表情は、完全にシャッポを脱いだものだった。 何でも卒なくこなす彼にとっては、この程度は片手間だったのだろう。事前に知らされていないオプションまでつけて、見事にうならせていた。 「……そうだ、面倒ついでにもう1つ、お願いしても良いかな?」 「何ですか、改まって?」 「お前、6組のカルロス達ともそれなりに親しいんだろ? あいつらに、いい加減他所との喧嘩は止めろって、言ってやってくれないか? よその生徒に怪我でも負わせたりすると、色々と問題なのだが……どうも聞く耳持たんで、上手く行かなくてなぁ……」 「先生そりゃ、頭ごなしに「止めろ」って言われたら、反発もしますって。そういうの、あいつら一番嫌う事ですからね 上から目線だって思われたら、終わりなんですよ。ちゃんと理路整然って奴を貫徹しないと あいつら、馬鹿じゃないですから。話してる相手が「こっちをチンピラだって見下してる」っての、ちゃんと見抜いてきますよ ……まぁ、地雷原を歩くような話ですけど、そこら辺の加減を間違えなきゃ、案外話は通じますって」 「そ、そうか……」 「まぁ、俺の口から伝えてはみますよ。でも、それで俺がぶん殴られても、それでまたオイコラって向かっちゃいけませんからね?」 通常、教師が生徒にする範疇の相談を超えてなお、少年は涼しい顔で答える。既に彼は、能力的な範囲に留まらず、『自己』を確立し始めていたのだ。 モラトリアムと言う事は、もはや彼には当てはまらない。その中で、少年は精一杯、青春を楽しんでいた。 「……で、顔に青あざ作って帰ってきたと」 「――――我慢するからお前をぶん殴らせろってね……ちょっと言い方不味かった。まぁ、約束は取れたから良かったよ……」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「――――あーあ……ツイてねぇな。つまらねぇ……」 ――――個室型の病室で、少年は1人、ため息を吐いていた。 急病に倒れて入院。しかもその為に、修学旅行への参加を断念せざるを得なかったのである。 学生生活最大級のイベントを堪能できない――――常に楽しく過ごしてきた少年の落胆は大きかった。 「今頃みんなは、風の国の大山脈ツアーかよ……はぁ、高原チーズ、俺も食いたかったよチクショウ……」 せめて染みの数でも数えてやろうかと天井を見上げても、そこには綺麗な白しか広がっていなかった。 思うままに体を動かす事も出来なければ、自分の生活リズムで、いたずらな夜更かしをすることも出来ない。 持ち込んだ漫画も、他にする事も無いので、もうすぐ3週目に突入してしまう。ひたすらに気だるかった。 これ幸いに骨休め、などという疲れた感性とも無縁だった少年は、完全に時間を持て余してしまったのである。 「かと言って、昼間はマシなテレビなんてないんだよなぁ……ニュースもすぐに同じ事ばっかりで慣れちまうし…… 国会中継って言ったって、テロ対策か馬鹿な質疑応答しかしないし……ある意味面白いけど……」 あと、日替わりでランダムな話題を持ち込んでくれるものと言ったら、病室備え付けのテレビしかなかった。 ぼんやりとつけっぱなしにしたテレビに見入る。なんだか、自分の頭が鈍化して行く様な感覚に、少年は囚われていた。 「やぁパウル君、相変わらず暇そうだね。検温と……どうだい、体調は?」 「あぁ先生……ま、腹の奥に、相変わらずの鈍痛はありますけど、熱は特に……それよか、早く起きたいですよ 旨いもの食べたいし、外を歩きたいし……はぁ……」 「ま、1ヶ月ほどの我慢さ。君なら、勉強の遅れを取り戻すのも楽だろうし、その体力なら病状も悪化しないだろうしね」 検診に来た医者と、他愛ない会話を交わす。これもまた、少年の数少ない心の慰めとなっている、今の日常だった。 ――――その終わりを知らせたのは、つけっぱなしにしていたテレビである。 『――――番組の途中ですが、臨時ニュースをお伝えします 本日、午前11時27分頃、昼の国太陽航空、第245便旅客機が、「エンジントラブルに見舞われた」という通信を最後に、グランツ北東400㎞沖合の海上に墜落したとの情報が入りました』 「!? おいおい……飛行機の墜落かよ……」 「……大変な事が起きてしまったね……」 『この、245便には、修学旅行中の高校生を含む、377人が搭乗しており――――』 「――――ッ!?」 キャスターの、緊迫した言葉が、原稿のその場面を通り抜けた時、少年の頭は真っ白になった。 「ぱ、パウル君……!?」 「ちょっと待てよ……まさか、まさかみんな……!? 先生、ちょっと、確かめてくださいよ……俺の友達、これに乗ってたんじゃ……!?」 「お、落ち着くんだ。興奮は、腹の病変に悪いって分かるだろう?」 「だから、ちゃんと確かな事を知りたいんですよ! 教えてください先生! 俺の代わりに調べて!」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「……みんな……みんな……なんでだよ……」 果たして、墜落した飛行機は、少年の学友たちが乗っていた航空機だった。そして当然――――飛行機の墜落で、乗客乗員全員死亡は、当たり前の話である。 少年は、親しい友人たちを、大人たちを――――かけがえのない日常を、一気に失ってしまったのである。 (ツイてないって思ったけど、俺だけ生き残ったのか……でも、これでツイてるって言えるのかよ……!) 急病で修学旅行に参加できない事は、全くの不運だと思っていた。だが、その為に彼は生き残り、学友たちは全滅してしまったのだ。 現実味の無い事実を突きつけられて、少年の思考は空転し、同時に混乱に見舞われていた。起こった出来事を、受け止めきれなかったのだ。 さしもの少年も、こんな急転直下の事態を、どう受け止めれば良いのか、それに答えを出せるだけの人生経験を積んではいなかった。 これから自分はどうなるのか、今ここに自分がいるのはどういう事なのか、少年の意識は、取り留めなくそんな疑問を見つけては、有耶無耶のまま霧散してしまう。 ただ、友人たちの死を悼む事くらいしか、病人の身である彼にはできなかった。 「……なんで俺、のんきに寝てるんだろ。みんな……凄い怖くて、最後の瞬間に痛い目見て、死んでったんだろ……?」 飛行機内のパニックに、思いを馳せる。友人たちはきっと――――どうなってるんだと叫び、死にたくないと叫び、そうして死んでいったはずなのだ。 いや、それは友人たちだけに留まらない、先生だって、そして他の乗客たちだって。地獄みたいに、恐怖と振動に振り回された挙句に、死んでいったはずなのだ。 ――――それを思うと、病を患いこんな所で伏せっている我が身が、たまらなく腹立たしく、情けなく、悔しかった。 「……俺1人生き残ったんだったら、生きてかなきゃいけねぇな。身体治して、弔わなきゃ……」 しかし、こうも考える。自分1人が生き残る巡り合わせにあったと言う事は、そこに何らかの意味があるんじゃないか、と。 別に道徳教育を尊ぶつもりはないし、運命論者になった覚えもない。ただ、何かしらの意味と言えるものは、そこに確かにあるのではないか、と。 その手始めとして、まずは死んでいった知人たちに、ちゃんと冥福を祈り、ちゃんと遇する礼を尽くさなければならない。 明かりを消した暗がりの中、ベッドに横たわりぼぉっと天井を見上げていた少年は、どうにか自分の感情にケリをつけることが出来た。 ――――眠りは、深かった。重く、昏く、熱く。 ――――ずるい……ねぇか ――――なん……お前だけ…… ――――こっ……一緒……来なってば…… ――――1人だ……不公へ……! 「――――っぅ、ぐ……ぅぅぅ、ぅ……!」 ――――お前も、俺たちと一緒に死ねよ……! ――――勝手に腹壊したとか言って、死ぬのさぼってんなよ……! ――――命を抜け駆けなんて、冗談じゃないぞ……! ――――来いよ、お前もこっちにッ! 「――――っぐぁぁぁぁぁ…………ぁ、ぐ、っ……!」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「――――しっかりしなさい、大丈夫か!?」 「っぐ、ぐ、うぅ…………」 ――――深夜、個室のドアが開け放たれる。少年の個室に足を踏み入れてきたのは――――見知らぬ老人だった。 「おい、おい! 私の声が聞こえるか!?」 「ぎっ……は、腹が…………ッ、あ、熱い……ッ、焼ける……!!」 「生まれたばかりの悪霊共が……引きずり込んでいくつもりか。そうはさせん!!」 少年は、腹部を抱え込む様に抑えたまま、うずくまっている。呻きながらも、意識は朦朧としている様で。 ――――老人はそれを悪霊の仕業と見切り、すぐさまその手で、少年の額と腹を押さえつける。 青く澄んだ光が掌に集い、少年の体に衝撃が走る。がくんと少年の体が跳ねる様にのけぞった。老人の白髪も、白髭も、空気の振動にそよぐ。 「がぁっ!?」 「我慢しなさい……自分を失うなよ……!」 「ぐあっ、はがぁ!!」 ドクン、ドクンと、鼓動の様に衝撃は連続する。少年の口から苦悶の悲鳴が漏れ、塊の様な空気が絞り出される。 ガクガクと体は痙攣し、それも老人の手に抑え込まれる。まるでAEDを行使される様に、ビクビクと身体は跳ね上がった。 「ぼ、っふぁ……ッ!?」 「出たな、死霊の呪いが……もう大丈夫だ」 何度目かの衝撃で、少年の口から何かが吐き出された。空気だけではないそれは、黒い煙のような物で、中空に漂う。 それを視認して、老人は少年から手を放し、その黒い塊に向けてかざして見せた――――青い光が、眩く光度を上げる。 ――――なんでよ……ひどいじゃない…… ――――なんで、なんで俺らだけよぉ…… ――――恨むぞ……お前を一生……! ――――俺たちが死んだから、お前が生きた様なもんだろ…… ハッキリと、2人の耳に恨みの声が聞こえてくる。光に当てられて霧散していくその黒い煙は、最後に恨み言を残して消えていった――――。 「ハァ、ハァ……い、今のは……?」 「……どうやら事故で死んだ、君の知り合い達の霊魂の様だ。それが君の病気にとりついて、死の道連れにしようとした様だね…… ……未練が残るのは当たり前と言え、逆恨みも良い所だろう。だからこそ悪霊になってしまったのだろうが」 「――――ひどい、ひどいぜ、みんな……」 異変が収束し、少年は埋火の様に熱を残す腹部を抑えながら、老人の言葉に俯く。自分は恨まれ、呪われる存在なのか、と。 彼らの死に、思うところはあったが、それがこんな形で跳ね返ってくるとなると、少年の胸にもやりきれない思いが込み上げてくる。 何かのせいにしなければ、彼らの無念が浮かばれないのは勿論なのだろうが、その矛先が、自分に向けられるとは……。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「――――しかし、君は運が良かった。隣の病室に寝てたお陰で、気が付けたよ……じゃなきゃ、君は急な病変と言う事で、死んでいただろう……」 「……!?」 ホッと一息ついて、老人はポツリと呟く。どうやら霊能力者らしい彼の手によって、少年は救われた訳だが、その言葉が胸に刺さった。 (……運が良かったって? そりゃ、みんな死んだ事に比べたら運が良かっただろうよ……でも、それで良かったのか……?) 不運に巻き込まれて死んだ友人たちに比べれば、病気の為に墜落する飛行機に乗らずに済んだ自分は、確かに運が良い。 だが、それは果たして本当の幸運なのか――――本当に運が良ければ、そもそも友人たちも死なずに済んだのではないか? (こうやって、呪われて殺されかかっても生き延びたって事で、運が良いって事になるんだろうけど……でも、本当にそうか? これは本当に運が良いのか? 悪運ってだけじゃないのか? ……運が良いの悪いので、こうまであっさり運命じみたものが決まってしまって、いいのか?) 我が身に起こった出来事に、実感が沸かないのだろう。窮地を2度も偶然で生き延びた少年は、「運が良い」の一言の為に、思考の沼に陥っていた。 ――――人生と言うのは、運の良さだけで、こうもあっさりと片付いてしまう程に儚い物なのだろうか。 自分の身を守ったこの『運』と言うのは、そういう性質のものなのだろうか。 だとしたら――――結局、全てはそれで片付いてしまう事になる。人生がどうのこうの、なんてレベルではない、この世界のすべてが――――。 (――――もし、本当にそうなのだとしたら――――) 「……どうしたね、まだショックか? まぁ、放心してしまうのは分かるが……」 「いや――――これからどうしようかって、思ってたところです。これでもう、学校にも帰れなくなりましたし 俺は……これから、自分の力で生きてかなきゃならないなって……あ、そういえば……ありがとうございました」 「……何を思いつめたか知らんが、今はゆっくりと休みなさい。君のその病気も、これで快方に向かうだろう」 少年の瞳に、ハッキリとした光が宿る。彼は、何か得心が入った様子で、老人に頭を下げた。 ――――腹の中に、まだわずかに燻る熱と、先ほどの呪いの声の残響を聞きながら――――。 ――――足元で死んでいる両親を見下ろす。退院して真っ先に行った事が、それだった。 考えに考えた手はずで襲う。悲鳴をあげさせもしなかった。恐らく外に今の事態は漏れていまい。 金を都合し、家に火を放ち、姿を消す――――全ては、思いの外上手く行った。両親は死亡、自分は行方不明。だが、事件はそれ以上の進展を見なかった。 「……ツイてる。やっぱりそうなんだ。俺にはツキがついてる。そして、あいつらがくれたこの呪いが…………ッ」 両親の魂が、腹の中で泣き叫んでいる事を、少年は感じている――――あの呪いの残滓は、身体に焼き付き、魂を縛る力場として機能していた。 ――――これが、運の力なのか。因果応報など嘘八百だと、少年は確信した。全ては運、善悪など関係ない――――。 やけっぱちで起こした行動が、悉く運に恵まれた事で、少年は己の人生を確信した。 ――――そして、彼は世界に対して「逆」を行くという、一生をかけたギャンブルに身を投じる――――。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― (――――ま、こんなもんよな。人生は結局、勝つか負けるか、それだけよ……) 隣で寝ている女の息吹を感じながら、男はその裸身をシーツにくるみ、ぼぉっとテーブルの上の食事跡を眺めていた。 今では、カノッサ機関のナンバーズ。それを話しても、この女は驚きこそすれ、むしろ興味をもって身を乗り出してきた。 ――――ひと時の濃密な時間を過ごして、古傷だらけの体は充足感に満ちていた。 「――――随分、ご機嫌ね……」 「ん……なんだ、起こしちまったか?」 眠っていた金髪の女が目を覚ます。ぴったりと身を寄せ合って、その温もりを感じ取る。 「いいえ、ずっと起きてたの……――――あなたがこんな所で息抜きをしてるから、ちょっと揶揄ってあげようってね」 「は……!?」 だが、男は肝を冷やした――――女は己の首を、左手でむしり取ったのだ。同時にその体は輝き、姿を変える。 そこには――――黒い髪にすっきりした目鼻立ちの、先ほどとはまた違ったタイプの美人が、勝気な笑みを浮かべて横たわっていた。 「あ、殺狩!? ……お前、さっきの変装かよ!!」 「えぇ、あなたが遊びにうつつを抜かしているって聞いたから、ちょっと揶揄ってあげようってね でも、相変わらずねぇ……こんな所で賭け事して、好い気になって遊んでるなんて」 「あー、あぁ……あー……勿体ねぇ。それであの娘殺してなり替わったのかよ……結構な上玉だったのに」 「随分余裕じゃない? ……あたしの目の届かないところで女遊びなんて、少し調子に乗り過ぎてるんじゃないかしら?」 「良いだろ別に。そこんところ、お前はそううるさくなかったと、思ってたんだけどよ」 「うるさくするつもりはないわよ。でも、だからって野放図を認めるつもりも、無かったんだけどね?」 ――――ベッドの中の痴話喧嘩。しかしてそれを繰り広げているのは、≪No.21≫と、機関の頭領の1人。 世界にとっての恐怖の象徴の様な2人だが、今はただの個人に過ぎなかった。 「まぁ良いさ。俺は女神様に、まだ懇意にさせてもらってるっての、分かったからな。そこは収穫だよ」 「……露骨に話を逸らさないでくれるかしら?」 「で、だ――――お前とも、懇意である事を確かめさせてもらいたいんだけどな?」 「……そうやって誤魔化すつもり? 少しは捻りなさい、芸が無いわよ」 「必要か? お前だって乗り気だったんだろう? わざわざ姿を変えてまでな」 「そう面と向かって言われると、冷めちゃうのよ……全く、そこら辺がさつな人ね……」 「……でも、実際悪くないだろ。飾らないって言うのも、偶にはな――――」 呆れた様な笑みを浮かべながら、男は女の白い肩に手を回す。眉を顰めながらも、女はその身を男へと預けた。 ――――そっと唇が重なる。クールダウンしていた体が、再び熱を帯び始めた。 ――――幸運の女神と死霊の呪いは、今も男の体を包み、渦を巻いている。 男の行き先は、流れ流されて、ただ雲水の如く――――。
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効果 習得キャラクター 備考 効果 習得Lv:10 Lv 必要ポイント 効果詳細 MAX 200 ゲスト時、戦艦での取得ACEポイント2倍になる 習得キャラクター 作品 キャラクター 習得Lv 備考 閃光 ギギ・アンダルシア 初期 AGE エミリー・アモンド 初期 備考 戦艦クルー全体の獲得ACEポイントが2倍となる(ゲスト以外の艦長・クルーも2倍) 2倍となるのは敵ユニットを倒したときのACEポイント ステージA1ガンダム大地に立つで初期の敵ユニット4体を戦艦で倒した場合、通常は4ポイント。幸運持ちがゲストの場合、8ポイント。 クリア後、通常4+10(最低獲得ポイント)+50(1stボーナス)=64。幸運持ちがゲストの場合8+10(最低獲得ポイント)+50(1stボーナス)=68。 最低獲得ポイント・1stボーナスなどは変化しない。 上記の通り、戦艦で敵を倒さない場合は効果が発動しないので、他に投入したいアビリティがある場合は外して良い。 ジーン道場での稼ぎは1stボーナスを利用したものなので、幸運の有無は微々たる影響しかない。むしろ撃墜数合わせの邪魔。 競合するアビリティは主に慈愛・ムードメーカーなど。どちらも幸運より発動する機会は多い。
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詳細 精神コマンド 消費SP 対象 効果 幸運 20 自分 敵を撃破した時に得られるスコアポイントが一度だけ2倍になる 習得キャラクター 作品 キャラクター 習得Lv 備考 1st カイ・シデン 12 セイラ・マス 18 フラウ・ボゥ 4 キシリア・ザビ 初期 ガルマ・ザビ 初期 コンスコン 8 0083 ベルナルド・モンシア 4 Z ヤザン・ゲーブル 7 レコア・ロンド 6 ZZ ジュドー・アーシタ 初期 エルピー・プル 9 UC ミコット・バーチ 5 F91 ドレル・ロナ 8 クロスボーン ベルナデット・ブリエット 8 V コニー・フランシス 5 ハロ 初期 W リリーナ・ピースクラフト 初期 WEW マリーメイア・クシュリナーダ 初期 X ガロード・ラン 初期 ∀ リリ・ボルジャーノ 初期 ディアナ・ソレル 初期 SEED ジュリ・ウー・ニェン 5 SEED DESTINY ミーア・キャンベル 初期 STARGAZER セレーネ・マクグリフ 初期 OO ネーナ・トリニティ(A.D.2307) 13 パトリック・コーラサワー(A.D.2307) 初期 OO 2nd ネーナ・トリニティ(A.D.2312) 13 ミレイナ・ヴァスティ 初期 パトリック・コーラサワー(A.D.2312) 初期 AGE ディケ・ガンヘイル 4 ラクト・エルファメル 12 ガンプラビルダーズ ノヤマ・リナ 23 GAME クレア・ヒースロー 7 カチュア・リィス 初期 レイチェル・ランサム 初期 イワン・イワノフ 38 エターナ・フレイル 12 備考 支援側に幸運がかかっている場合は、支援に参加する先頭に幸運が適用されて、スコアーが2倍になる 同時に主と支援側に幸運がかかっている場合は、片方の効果しか発揮されない。それでも両方の幸運の効力が終わる。※例 主(幸運付)、支援(幸運付)、支援(幸運付)の同時攻撃ではスコアは2倍になるだけ。
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多色幸運 デッキの概要 キーワード能力である幸運を存分に使い倒しながら、キャンサー・カリクムによりハンドアドバンテージを得て戦うタイプのデッキ。 一言でいうと「ハンドアドを手に入れるための効率の良さが魅力」のデッキである。 → 1プラン分のコスト+幸運起動 → 幸運効果 + 手札が1枚増える では、ポイントとなる能力とカードの説明をする。 幸運の特徴。 各色に幸運を持つカードが存在し、カードプールが豊富。 プランゾーンから起動、なので発動までのコストが少ない。 → アドがとりやすい。 発動条件が容易に満たせ、さらに最低4エネから起動ができて使いやすい。 夢、希望、愛、ストラテジーなどに比べ、メタが張りにくい。 捨札が増えやすい。 ← 起動プロセス及び効果によって。 キャンサー・カリクムの特徴。 コストを払う必要がない能力であり、緩い条件を満たすだけで手札が増える。 相手への公開が必要であるが、2枚の内1枚を選び取れる取捨選択可能な効果。 夢持ち、5Lvユニットで比較的に出しやすいユニット。 一応BP変化能力もちで、自身の能力だけでBP7000になれる。 捨札が増えやすい。 デッキを組むときに注目したいこのデッキタイプの利点は 多色幸運とあるように多色での構築が可能である。これは幸運の発動条件が容易であり、キーカードがキャンサー・カリクムだけ、幸運のカードプールが豊富なことが理由。3色くらいで安定、4色でも可。 ハンドアドを利用した多様な戦術を組み込むことができる。といった魅力もある。例として、赤を組み込みアレスで焼き払い、根性持ちユニットを無理やり引っ張ってくるタイプのデッキが考えられる。 また、捨札が異様に増えやすいので捨札利用カード、経験や愛持ちのカードなどと相性が良い。 プランするときはスマッシュが使えるので気合や自身にダメージが加わる系のカードとも相性が良い。 以上を踏まえ、このデッキと相性の良いカード、幸運のカードを色別に紹介する。 赤 相性が良いカード:はけ、加護、援軍、根性持ちユニット。 幸運で良いカード:じゃえん、クライス、アレス、赤神オディウスの申し子、“英雄王”シオン。 黒 相性が良いカード:日渡あや、ハナ子の歌、謎の美少女ガンファイターライダー・キノ、チェンジ。 幸運で良いカード:黒島茶子、ティー、往復びんた、コータ&あさみ、紅日向。 青 相性が良いカード:天剣授受者、伊里野加奈(★)、秘剣・白杖円舞、“都市警察”ナルキ。 幸運で良いカード:青のカードは幸運効果かカード自体の能力が良いので幸運の青の欄を参照。 白 相性が良いカード:四方の風、周藤汐音、ジブリール、巨乳許すまじ!!。 幸運で良いカード:吉村護、十数年の思い出、緋鞠&静水久、修行。 緑 相性が良いカード:佐伯玲子、黒崎朱浬、『クリムゾンデスロード』の元首領、乱崎千花。 幸運で良いカード:緑も青と同様の理由でここでの紹介は省略。幸運の緑を参照。 ちなみに、デッキとしての難点もあるのでここに記す。 幸運を起動する回数が多く、キャンサー・カリクムやティーの誘発型能力も幸運起動のたびに処理されるため自ターンが長くなる傾向がある。 また、幸運で得られる効果はプレイヤーに選択を迫るものが多く、より良いプレイングのためにはいろいろ考える必要があり負荷がかかるため、プレーヤーを疲れさせることが多い。 幸運効果と誘発型能力の処理順や、幸運起動とその効果の扱い方などのルールを熟知していないと誤った運用をすることになる。 ハンドアドバンテージを取るのが容易であるため、余計にデッキを回しすぎることがある。気づくとデッキアウト目前というのもしばしば。 以上より自ターンが長く、幸運周りの処理も繁雑で、欲に目がくらむことも多々あり、プレイングミスを犯す危険性がかなり高いデッキといえる。 参考レシピ 電撃G Sマガジン ブロック環境 青緑黒三色構成。 青 ユニット 19枚 緑 ユニット 17枚 黒 ユニット 13枚 嵩立静香 1 華島由璃子 1 黒島茶子 4 オリハルコン・ロノカネ 4 黒崎朱浬 2 ティー 4 高杉ヒミコ 4 ロム・フォウ 1 フローラ 4 キャンサー・カリクム 4 ティカ 4 早川美咲 1 レイカル&カリクム 2 乱崎千花 1 黒 ストラテジー 9枚 神来恭太郎 4 ケーキを食べる小猫 4 パン食い競争 2 青 ストラテジー 2枚 やきもちアーシア 4 ハナ子の歌 4 夏休みふたたび 2 緑 トラップ 5枚 みんなでお風呂 1 王様遊戯 1 僕たちの住む世界 2 この世でもっとも美しい者 4 黒 トラップ 1枚 往復びんた 1 計66枚 このデッキの運用ポイントは 1.フローラによるキャンサー・カリクムのリクルート及びスマ増によるプランの高速化。 2.ティーによる高速ハンデス。 3.ハナ歌、僕たちの住む世界などのリリースイン。 4.リリースインからの黒崎朱浬や早川美咲による戦闘除去。 5.嵩立静香による無限プラン+幸運起動コンボ。 6.パン食い競争や黒島茶子による自発希望誘発。 7.ティカ、この世でもっとも美しい者によるエネブ。 などがあげられる。 運用にあたってはデッキとして異色であることを認識するとデッキを活かしやすい。 夢を持つカードが14/66で、デッキの4分の1以下しか入っていない。主戦術はポイントの3。 むしろ希望の方が多い。割合は15/66でポイントの6のような戦術がとれる。 幸運が最多で44/66。デッキの3分の2は幸運で占められている。 このデッキはやれることが非常に多いためプレミに気を付けたい。 運用の展開としては 3ターン目にフローラを出す。あるいはキャンカリかハナ歌、最悪ティーを握る。 4ターン目から幸運起動を始め、手札増、ハンデス、エネブ、リリースインを行い戦っていくという形。 ボードアドを潤沢なハンドとリリースインにより取りやすくひっくり返すのが容易な点が良いところ。 守りはざるなのでキャンカリかハナ歌をいつも握ってプレイしたい。 弱点は ストラテジーを封じる菜野花里。 ⇒ 自発希望誘発で除去するしかない。本当に天敵。セクシーなエリスを組み込むのも良い。 捨札を除外する臓器ちょうだい●、OZ。 ⇒ あきらめを付け残っている山札で勝負。 そもそも捨札に行かなくなる温泉のファルチェ。 ⇒ いち早く除去。
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老女である。いたるところに出没し 不敵に笑う その正体は誰もしらない 一説には、とある人物と深くかかわりがあるとも ないともされているが…
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幸運追加 幸運の宝石を使い、装備(アクセを除く)にオプションを追加することができる。 装備基礎+45% 会心の一撃率+3%