約 153,197 件
https://w.atwiki.jp/fadv/pages/839.html
死への祈り 題名:死への祈り 原題:Hope To Die (2001) 作者:Lawrence Block 訳者:田口俊樹 発行:二見書房 2002.11.25 初版 価格:\2,200 前作『皆殺し』ではミック・バルーを主役に配したかのような世紀末的クライマックスを展開し、その後のスカダー・シリーズは一体どうなるのかというスリリングな決意の後、ようやく待望の新作が出た。 本作ではブロックは冒険をしている。一人称単数のハードボイルドのシリーズに三人称単数の別章を同時進行させるということは、ロバート・B・パーカーも『真紅の歓び』でのみ許した手法だが、どちらも原題を代表するハードボイルドのシリーズであるだけに作家としては相当の冒険なのではあるまいか。 そして両作に共通する問題なのだが、三人称視点をとりわけ殺人者の側に沿って取り入れることで、いわゆるシリアル・キラーを主体としたサイコ・スリラーというジャンルを従来のハードボイルド・シリーズに重ねてしまうということでもある。ある意味では否定派の大きな存在を想定しながらのことだとは思うが、やはりこれは従来のシリーズのちょっとした破壊行為と捉えられかねない。 本作はどうかというと、当然一人称単数で通せない作品ではない。ほとんどTJとの合同捜査のようでもありながら、マット・スカダーの個人生活が佳境を迎えていることが、捜査の重要なモチーフのようにもなっている。離れた妻のその後の宿命。子どもたちとの交流とトラブル。現在のエレインとの生活や、禁酒とのまだ続く闘い。エトセトラ。エトセトラ……。 三人称視点を用いた場合、マットの知らない部分を読者が知るという物語的矛盾が生じる。マットの知らない部分について書きたかったのであれば、この先の作品はどうなるのかという興味も生じる。ある意味で放り出されたままどこにも着地していないようにも見える。多くの懐疑と真実を含んだまま次作へということなのだろうか? それともこれはここで完結したことなのだろうか? どうも未読の人たちに投げかけるわけにゆかないいくつもの歯がゆさを感じてしまうのだが、どうせシリーズ読者の読むべき一作には代わりがないのだ。相変わらずブロックのストーリーテリングはのっけから巧い、この一言に尽きる、とだけ言っておこう。 (2002/11/13)
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/39650.html
【検索用 とこよのきまくれ 登録タグ 2019年 SHIN-ICHI SATAKE VOCALOID と 初音ミク 曲 殿堂入り 電ポルP】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:koyori(電ポルP) 作曲:koyori(電ポルP) 編曲:koyori(電ポルP) Photo:koyori(電ポルP) Design Retouch:SHIN-ICHI SATAKE 唄:初音ミク 曲紹介 とこよのきまぐれ 曲名:『常世の気まぐれ』(とこよのきまぐれ) 歌詞 (ブロマガより転載、編集) 見つけた あなた見つけた 隠れている 蒸した夜の花火 私は何をしてんだろう もうあなたには見えっこないでしょ あ〜あ 見えないよね…楽しくないのね あなた それじゃあ 悪戯しちゃうわ けけけ ひゅ〜ひゅ〜どろどろ ぺったんたんで這(は)い寄って さあ あなたの後ろにも それ気のせいじゃない 何だったらもう一回 そう あなたに憑(つ)きたいの 逸れた 少し逸れた 独りになる 蒸した夜の雫 私は指を近づけて そっと握るように あなたの温度を想像してみたりね 寂しくないのは嘘ね それじゃあ 意地悪しちゃうわ けけけ ひゅ〜ひゅ〜どろどろ ぺったんたんで這い寄って 囁(ささや)くの耳元で それ気のせいじゃない 何だったらもう一回 ねぇ あなたに聞きたいの 空 雲 風 猫 花 その匂い あの時と同じ 蝉(せみ)と鈴も つんつんいじいじ 精一杯で引っ張って お願い振り向いてよ そりゃ馬鹿みたいでしょう こうなってから言ったって 虚しいだけ "ねね 今だけだよ" さあ ひゅ〜ひゅ〜どろどろ ぴったんたんで合いまして そりゃ意味不明なのです でも気のせいじゃない 噛んじゃったんでもう一回 あの あなたが好きでした ばいばい さよなら また来世 有耶無耶(うやむや)どもの願いを伝う 夏は気紛(きまぐ)れ コメント 軽い感じの歌詞と、電ポルさん特有の憂いを帯びたメロディがマッチしてて、なんとも言えないような独特な世界観がたまらなく好き! -- 電ポルさんLOVE (2019-07-27 16 11 16) 最&高 -- 名無しさん (2019-08-20 18 41 55) か…カワイすぎるぞこの幽霊ちゃん♪ -- pak_13 (2019-08-24 20 12 29) サビにやみつき -- 名無しさん (2019-08-31 19 28 16) なんかA、Bメロが演歌っぽくてすごい好き! -- 名無しさん (2019-09-18 01 38 12) 幽霊を指して「有耶無耶ども」なんて表現できるセンスよ…! -- 名無しさん (2021-09-04 12 08 15) もっと知られるべき -- 名無しさん (2024-05-07 21 15 06) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/megaten200x/pages/13.html
スキル 格闘攻撃 射撃攻撃 魔法攻撃 支援魔法 集中、補助、特殊防御/反撃 即時効果 自動効果 一般スキル サイバー系スキル スキル進化・変化表 系統 進化・変化可能なスキル(「:」の前の数字は、変化の際の1d10の数値) 必要レベル ― 5 10 15 20 25 30 35 40 45 50 55 火炎系 1:アギ 1:マハラギ ― 1:アギラオ ― 1:地獄の業火 1:マハラギオン ― 1:アギダイン 1:プロミネンス 1:マハラギダイン 1:ラグナロク 氷結系 ― 2:ブフ 1:マハブフ ― 1:ブフーラ ― ― 1:マハブフーラ 2:絶対零度 2:ブフダイン ― 2:マハブフダイン 電撃系 2:ジオ ― 2:マハジオ 2:放電 2:ジオンガ ― 2:マハジオンガ 2:ショックウェーブ ― 3:ジオダイン 2:マハジオダイン ― 衝撃系 3:ザン 3:マハザン ― 3:ザンマ ― 2:マハザンマ ― 3:竜巻 3:ザンダイン ― 2:マハザンダイン 3:湿った風 万能系 ― ― ― ― 3:メギド ― ― 4:メギドラ ― ― ― 4:メギドラオン ダムド系 ― ― ― ― 4:ダムド ― ― 5:ダムドーラ ― ― 4:ダムドラオン ― 破魔系 ― 4:ハマ 3:聖句 4:マハンマ ― 3:聖なる光 3:ハマオン ― 4:マハンマオン 4:汚れ無き威光 5:裁きの雷火 ― 呪殺系 ― ― 4:ムド ― 5:マハムド ― 4:ムドオン ― 5:マハムドオン ― ― 5:バエルの呪い 魔力系 ― 5:マカジャマ ― ― ― 4:マカジャマオン ― ― ― 5:マカトランダ 6:魔界のしらべ ― 精神系 4:ハピルマ ― 5:ドルミナー ― 6:ハッピーステップ ― 5:パニックボイス ― 6:原色の舞踏 6:テンタラフー 7:蜃気楼 6:永眠の誘い 回復系 5:デイア ― ― 5:メディア ― 5:ディアラマ ― 6:メディラマ ― 7:ディアラハン 8:メディアラハン 7:常世の祈り 治癒系 6:パトラ 6:ポズムディ 6:パララディ 6:メパトラ ― 6:クロズディ 6:ペトラディ 7:マカトラ ― ― ― ― 蘇生系 ― ― ― ― 7:リカーム ― ― ― 7:サマリカーム ― ― 8:リカームドラ アイ系 ― 7:セクシーアイ ― 7:パララアイ ― 7:クロスアイ ― 8:ペトラアイ 8:イービルアイ ― 9:ヘルズアイ ― 素手格闘系 7:突撃 8:鉄拳パンチ 7:乱れ打ち ― 8:暴れまくり ― 7:地獄突き ― 9:烈風波 8:冥界波 ― 9:アカシャアーツ 投擲系 8:九十九針 9:毒針 ― 8:マヒ針 ― 8:石化針 8:天羽の舞 ― ― ― ― ― かみつき系 9:牙強化 ― 9:かみつき 9:毒かみつき ― 9:マヒかみつき 9:石化かみつき ― 0:ヘルファング ― ― ― ひっかき系 0:爪強化 0:ひっかき 9:毒ひっかき ― 9:マヒひっかき ― ― 9:アイアンクロウ ― ― ― ― 活泉系 ― ― ― 0:一分の活泉 ― ― ― 0:二分の活泉 ― ― 0:三分の活泉 ― 魔脈系 ― ― 0:一分の魔脈 ― ― 0:二分の魔脈 ― ― ― 9:三分の魔脈 ― ― 相性変化系 ― ― ― ― 0:耐(相性) ― 0:(相性)無効 ― ― 0:(相性)吸収 ― 0:(相性)反射 ページTOPへ
https://w.atwiki.jp/souhei_world/pages/3041.html
感謝の祈り [解説] ニケー・アポフィライトの代表曲。作詞作曲は彼女自身によって行われている。 曲調はアップテンポでノリが良い。 彼女の持つ美しい歌声と相まって多くの聴衆を惹きつけ、彼女を一躍スターダムに押し上げた名曲と位置づけられている。 歌詞 目覚めてから 探し始めた ワタシはダレ? そんなの誰も おしえてくれない 不安抱えて 夜を過ごした ねえ誰か 私をここから連れ出して 逃げ出した先で 偶然出会った 貴方はダレなの? 私がダレか おしえて 貴方の言葉 不安を紡ぎ だけど私の全て思い出させる だから私は歌い続ける 貴方と出会えた喜び噛み締めて こんな過去なら 欲しくなかった ワタシはなに? そんなの誰も 望んでない 不安に抱かれて 闇が堕ちる ねえ誰か このまま消しさってよ 逃げられないのは知ってる 答えのない自問自答が続く 貴方にだけは 私の全て 知っててほしい 貴方の言葉は不安を拭い そして私の未来を書き換えてゆく だから私は歌い続ける 貴方と出会えた 喜びを今 貴方の優しさに 抱かれて 昨日までの涙を振り払って 私は真っ直ぐに 踏み出して 新しい明日を迎えるの 愛する事を知った 喜びを 翻弄する運命への 怒りを 願っても届かない 哀しみを 貴方と過ごした 楽しさを さぁ こんな過去なら 欲しくなかった ワタシはなに? そんなの誰も 望んでない それら全てとの出会いに 精一杯の感謝を込めて君に伝えたい 私は歌い続けるよ
https://w.atwiki.jp/tirunanogu/pages/200.html
No シナリオ名 内容 備考 122 聖女の祈り 各地の神殿を訪れ神に祈りを捧げるヒーラー。その道中、無残に殺された動物を見て心痛める彼女の前に、悪魔が現れる。ヒーラーは悪魔を説き伏せようと試みるものの、悪魔にはその心が通じず、襲われそうになったところを英雄妖精に救われる。その後ヒーラーは世界に光を取り戻すために英雄妖精の仲間となる。 ヒーラーを仲間にできる ▼噂話 「最近は、町のすぐ側でも魔物を見かけるわ。本当に数が増えてきたと思わない?」 「魔物にも、慈悲の心で接しましょう。魔物にも心はあるのです。分かり合えない事は、ないと思いますよ。」 「時には神殿に祈りに訪れるのいいかもしれないM。」 ▼イベント発生 発生エリア:II 発生レベル:11 神殿で発生 ▼イベント詳細 1.神殿に入ると、熱心に祈りを捧げるヒーラーに出会う。彼女は巡礼中の身で、これから[指定の町]の神殿に向かうという。 2.[指定の町]の神殿で再びヒーラーに出会い、一緒に祈らないかと誘われる。 はい→しばらくの間共に祈る。3へ。 いいえ→イベント終了 3.野外で、魔物に襲われて息絶えたカーシー&ケットシーの為に祈りを捧げるヒーラーに出会う。 4.野外で、動物達を襲っていた魔物に出くわしたヒーラーの悲鳴を聞き駆けつける。ヒーラーは魔物を説き伏せようとするが聞き入れられない。主人公達はヒーラーを守るために戦う。 ナーガ・デビル・ラルヴァと戦闘になる。 撤退する→イベント終了 勝利する→5へ 5.ヒーラーは平和な世界を求めて同行を申し出る。 はい→ヒーラーが仲間になる。(イベント終了) いいえ→イベント終了
https://w.atwiki.jp/praytohokuchurch/pages/105.html
被災地教会への祈り 例(現地の祈祷課題は日々変わっています。) 地域との関わりのため 息の長い支援活動が展開していきますように さまざまな仮設住宅で生活されている方々のために 孤独死、自死を防ぐことができますように 近隣住民 幼稚園、園児のため 教職者のため (お名前を挙げて祈りましょう) 身体の健康、メンタルヘルス 牧師夫人・教職者の家族・住居など 経済的支え 休息 牧会 他要職(幼稚園長など) 来客・ボランティア対応 教会に集うさまざまな方々のため 亡くなれた方・そのご遺族 癒し・慰め・心のケア 信仰生活 住居・仕事・経済的支え 家族・友人・知人 高齢、病気、子どもたち、弱さを持つ方 付属幼稚園の教職員 役員会・長老・執事・教会スタッフ 教会活動のため 礼拝 祈り会 教会学校 伝道・援助活動 復興に伴う教会活動 各会の交わり 教会付属施設 被災した教会備品のため(使えなくなったもの) オルガン・ピアノ・楽器類 コピー機・PC,音響設備 椅子・講壇 教会員原簿・教会の写真など 付属施設 幼稚園バス・幼稚園備品 図書、教会文庫・牧師の蔵書・幼稚園文庫 被災した教会建築物のため 瓦礫撤去、 確認作業 建て直しや補修 計画 財政 教会会計のため
https://w.atwiki.jp/1548908-tf5/pages/340.html
龍亞(DA):龍可の祈り(禁止デッキ) 攻略 ※チェック待ち 合計40+15枚 上級00枚 下級20枚 エレキーウィ×2 エレキジ×2 エレキタリス エレキツツキ エレキトンボ×3 エレキリギリス×3 エレキリン×3 オネスト×2 ライオウ×3 魔法07枚 大嵐 サイクロン 洗脳-ブレインコントロール 団結の力×2 ハリケーン 光の護封剣(D) 罠13枚 エレキーパー×2 宮廷のしきたり 激流葬(D) 御前試合×3 聖なるバリア-ミラーフォース-(D) 奈落の落とし穴×2 光の護封壁 魔法の筒 リビングデッドの呼び声(D) エクストラ15枚 A・O・J カタストル エレキマイラ×3 エンシェント・フェアリー・ドラゴン×3 エンシェント・ホーリー・ワイバーン×2 ギガンテック・ファイター 氷結界の龍 トリシューラ 氷結界の龍 ブリューナク マジカル・アンドロイド ミスト・ウォーム メンタルスフィア・デーモン
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/5576.html
時刻はまもなく午前7時……一般的な家庭であれば、そろそろ起床して朝食を用意する時間帯であろうか。 大災害にロワの二重苦の中で、食事はいつも以上に大切なものだ。 某グルメな男に言わせれば、食事は救いでもある。 こんな時だからこそ、この時間は食事をとるべきなのだ。 だが、おそらく東京都にいる参加者達は落ち着いて食事をする余裕はないだろう。 食料が僅かであるとかそういった問題ではない。 ゴゴゴゴゴゴゴ……!!! 頻繁に起きるようになった地震、それも数時間前に起きた地震よりもさらに大きな地震だ。 こんな状況下で、落ち着いてスープを飲むことなどできるわけがない。 それでなくとも、ここまで地震が多発すれば鈍い参加者でも気がつく。 何か自分たちの知らない場所で、大事が起きているのだと。 それは正しい。 東京都庁、正確にはその地下にあるかつての世界樹の名残。 ――真朱ノ窟(まそうのいわむろ)―― そこの最下層に、百億の生と千億の死を見つめる怪物が住んでいる。 ゴゴゴゴゴゴゴ……!!! だが震源は、真朱ノ窟の中ほど。 「くっ……!」 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!」 怪物フォレストセルとダオスの戦闘の余波で、地震が発生していたのだ。 巨大な触手を振り回し、周囲の全てを薙ぎ払う。 その口からは爆炎を吐き出しかと思えば、吹雪を巻き起こしたり雷の嵐を降らせたり。 世界樹の地下であるということを考慮してなお、フォレストセルは魔王を喰わんと怒涛の攻撃を続ける。 「これほどとは……!」 対するダオスは防戦一方。 何故彼がこれ程の窮地に追い込まれたのか。 少し、時を遡ろう。 ◆ ◆ ◆ 「都庁の地下に、こんな空間があったんだ……」 『ここのおそらく最下層に、フォレストセルはいるはずだ』 「んんwwwwww赤くてぬるぬるぐちょぐちょで、扉らしきものは『くぱぁ……』と開くとはwwwwww 天然のエロ洞窟ですなwwwwwwやばい興奮して(ry」 「そこまでにしておきなさいオオナズチ。まどかに卑猥なことはさせないし聞かせないわよ」 『お前は昔から、欲望を表に出し過ぎなのだ。我らの口添えがなければ、お前は今頃ミザールの横で吊るされていたぞ』 「サクヤを襲った件からレストはかなり立腹していたからな。命があるだけ良いと思った方がいい」 「サーセン……」 不気味な真朱ノ窟に足を踏み入れたのは、都庁の軍勢と魔法少女であった。 理由は勿論、グンマ―の血を引くというまどかの力でもってフォレストセルを制御するためだ。 その要たるまどかの護衛には、都庁のトップであるダオス・雷竜・氷竜に加え、ほむらがついている。 さらにグンマ―の巫女の術式を教える役目から古龍オオナズチも。 少女一人の護衛にしては、過剰とも言える布陣。 しかしながらDMC狂信者軍団の襲撃により、最初の地震発生から大分時間が経過してしまっている。 それはつまりフォレストセルへの対処が遅れてしまったという意味であり、都庁の軍勢からすれば予定外であった。 万が一フォレストセルが既に地上への侵攻を開始していた場合に備えて、ここまでまどか一人に戦力を割いているわけである。 「それにしても、まるで魔女の結界内のようなおぞましさね。異様に大きい白血球や赤血球がさっきから目につくんだけど」 『ルーカサイトにレッドコーパスルだな。フォレストセルが生み出した、外敵排除の免疫細胞のような魔物だ』 『やはり我らも同行して正解だったか。流石の彼らも、我らを攻撃しようとは思わないようだな』 「あれも魔物なの? じゃあ、さっきからじっとこっちを見ているあの銀色の巨大蟹は?」 『メタルシザース。あれは特に仲間思いな魔物でな、仲間が死ぬと激怒して手がつけられなくなるほどだ。 逆にこちらから危害を加えなければ温厚で大人しい。先ほどの免疫細胞たちも、ああ見えて怖がりな性格だ』 忠告通りに、誰も真朱ノ窟に住んでいた魔物に手を出すことはしない。 長い年月をここに閉じ込められていた魔物たちだが、彼らはただじっと見つめるだけで動こうとしない。 ただ不気味な床を踏みしめるだけで、一行は先へ先へと進むことができていた。 「……この辺りは空間が歪んでいるな。迂闊に動けば逸れてしまいそうだ」 『そこは我が磁場調整しておこう。おそらくこれも、フォレストセルが外敵を惑わすために作った罠だ』 「んんwwwwwwこっちには落とし穴、そしてその下が毒茨ですぞwwwwww」 「ま、まるでゲームのラストダンジョンみたいだね……」 『まあ、我らは飛べるからなんの問題もないが。乗れ、まどか』 数々の罠が張り巡らされていたが、雷竜たちの手によりそれも無効化されていく。 魔物の脅威も罠の脅威も無くなり、もしここに他の冒険者がいればふざけるなと叫ぶであろう程易々と奥地に進んだ頃…… 「む?」 複数の咆哮が響いた。 『これは……なるほど、少し面倒なことになった』 『ダオス、ほむら、ついでにオオナズチ。まどかを連れて先に行け』 二体の竜が立ち止り、その直後。 「「「グオオオオオオォォォォォォォ!」」」 彼らと全く同じ姿、大きさをした竜と、それに加えて赤く巨大な竜が飛び出してきた。 「なっ、あなたたちと同じ竜!? どういうことなの!?」 『かつてここに住んでいた我らを、森の記憶から生み出したクローンと言ったところだな。 オリジナルである我らには劣るが、それでも護衛には十分な力を持っている』 『こちらには赤竜がいないぶん、少し厄介な相手だが問題はない』 ■ ■ ■ 合計で五体の竜が絡み合った乱戦など、人間には天変地異もいいところである。 雷竜らの言うとおり、あの場は彼らに任せてまどか一行はさらに奥を目指していた。 「急がねばならんな。フォレストセルがクローン作製技術を持っているとなると、私やレストのクローンが作られる可能性もある」 「悪夢でしかないわね」 「にしゃ?」 「「「「!?」」」」 そんな時に、あまりにも唐突に、それは現れた。 都庁の軍勢にとって、いや人類にとって救世主であると同時に大災厄である存在。 毒々しい紫紅色の巨体から生えた4本の触手が、怪しく蠢く。 金色の複数の眼はぎょろぎょろと動き回り、獲物を探し求めている。 「これが、これが――」 フォレストセル が あらわれた!!! ▼ 「■■■■■■■!」 「っ……!? エクスプロウド!」 フォレストセルに、対話の余地はなかった。 今のフォレストセルは善でも悪でもない。ただ、空腹だから、自分の前に立っているから、それだけの理由で攻撃する。 開幕と同時に、あらゆる生命体を焼き尽くす爆炎がその口から吐き出された。 反射的にダオスも上級術、同じ爆炎の魔法で対抗するが…… 「ぐうううぅぅぅぅぅぅ!?」 フォレストセルが吐き出した爆炎はあっさりとダオスの魔法を打ち破り、術者の体を焼き焦がした。 ダオスは物理攻撃への耐性だけでなく、雷を除くあらゆる魔法への強い耐性も備えているため致命傷にこそならなかったが、 それでも受けたダメージはかなり大きい。 (挨拶代りの一発で、この威力……! 下手に相殺を狙うより、回避に専念してキュアで回復していくのが得策か) そしてその一撃だけで、ダオスは勝ち目がないことを悟った。 せめて万全の状態であれば。世界樹内であるため動力源であるマナの枯渇こそありえないが、やはり首輪の制限は大きい。 対するフォレストセルは首輪をつけておらず、常に全力で戦える。いかに魔王といえど、この差を埋めることは難しかった。 (まどかは……ほむらとオオナズチの能力で離れたか。どのような手段でこの怪物を従わせるのかは知らぬが…… 今の私にできることは、時間稼ぎ。グンマ―の巫女の術が発動するまで、耐え凌ぐ!) ◆ ◆ ◆ そして現在。 ダオスはフォレストセルの猛攻を耐えつつ、常に動き回っていた。 一瞬でも動きを止めれば、致命傷を受けかねないからである。 「■■■■■■■■!」 「……っ!」 特に、フォレストセルの攻撃の中で警戒すべきは、このサンダーストーム。 ダオスの力が魔王であるなら、フォレストセルの力はいわば魔神。 絶対的な魔力から繰り出される弱点属性攻撃を受けてしまえば、さしものダオスも確実に戦闘不能に追い込まれる。 仮に耐えたとしても、雷特有の全身麻痺、その隙をつかれて結局は敗北してしまう。 「なんて怪物なの……」 荒れ狂うフォレストセルの姿に恐怖しながらも、ほむらはまどかの側を離れずにいた。 万が一まどかに攻撃の流れ弾がきた場合、時間停止の魔法で緊急回避を行うためだ。 またダオスはその力により時間停止の影響を受けない稀有な存在であり、彼の救出の役割も兼ねている。 どちらかが危機的状態に陥った場合、すぐさま時を止めなくてはならない…… 盾に触れたままのほむらの手からは、汗が垂れていた。 (ソウルジェムの濁り具合からして、私もそう何度も時間を止められない。 もしあの2体の竜がクローン三竜を倒してかけつけてくれても……あれにはまるで歯が立たないはず。 ああまどか、またあなたに全てを背負わせてしまうことになるなんて……!) 戦況から判断して、フォレストセルの撃破は不可能。 そもそもここまで動き回るフォレストセルの相手をすることが、当初の予定とは大きく異なっている。 本来であれば、眠ったままの、或いは寝起きで寝ぼけているフォレストセルを相手にまどかの力で制御するはずだったのだ。 それができなかったのも、DMC狂信者軍団のせいである。 (予定外と言えば、この怪物の強さもそう。都庁の軍勢の話以上に強力で、巨大だわ。 まるで、ここ数日でさらに成長したような……) 「いいいいそぐんですぞwwwwwwここにこれを供えて、陣を描けばいいんですぞwwwwww」 「わ、わかったよ!」 「いまさらだけどオオナズチ、あなたどうしてグンマ―の巫女の術を?」 「あの子はかわいかったですからなwwwwwww昔よく隠れてストーキングしたりお風呂覗いたりwwwwww でも、もうあの子も他のグンマ―人も、みんな死んでしまったんですな……」 「……」 「でも今は前を見るんですぞwwwww我には新たな天使がついていますからなwwwww 魔物を嫌いであると言っておきながら、我の怪我を癒してくれた天使さやかちゃんの親友は、我の親友wwwww 助けない道理がないですなwwwwwwww陣の生成はお任せあれwwwwwwwwww」 オオナズチがその舌で、地面を抉り取っていく。 見たこともない文字に模様は、おそらくグンマ―固有のものだろう。 そうして出来上がった陣の中心部に巫女、まどかを座らせる。 「◆◆◆◆◆◆◆◆◆!」 「ぐっ……ごほっ……!?」 「っ! ダオスもかなり消耗している、急がないと! この後はどうするの!?」 「グンマ―人は、自然と共に生きる者。そしてその巫女は、特に優れた魔力で自然との対話が可能であった子なんですぞwwwww いくらあの絶対エロ同人誌で何人もの女の子を触手の餌食にしてそうな怪物といえど、植物タイプなのは明らかwwwwww つまり、別段特殊な儀式を行う必要もなく、最低限の行為……つまりただ祈るだけでいいんですなwwwwwwww」 「祈るって……それで戦うのを止めて、力を貸してくれと頼むということ?」 「そうですなwwwwwww本来は豊穣とかを祈るもの、しかし今はそれよりもとにかく大人しくさせること以外ありえないwwwww あるいはあの怪物ではなく、この世界の自然そのものに祈ってあいつを止めるのもありですぞwwwww 幸いにしてここは世界樹の真下ですからなwwwwwww」 「わ、私が、頑張らないと……!」 「唯一注意点があるとすればwwwwwww」 「すれば?」 「相手に対して、決して恐怖心を持ってはいけない、ということですかなwwwwww……あれ?」 「◆■◆■◆◆!」 「ぐっ……!? 回避を……っ!」 オオナズチの間の抜けた声は、爆音によってすぐさまかき消された。 背後ではダオスが吹き飛ばされ、叩きつけられ、いよいよもって彼の限界も近いのがわかる。 「恐怖心を持ってはいけないって……あの怪物に対して!? ダオスすら歯が立たない相手、それもあんな外見の生物に対して!?」 「ほむほむ叫ばないでほしいですぞwwwwwここにきてなんですがwwwww…………無理ゲーですな……www」 オオナズチもほむらも、本人の意思とは無関係に震えていた。 フォレストセルの圧倒的すぎる力に加えてあの醜悪な外見は、生物に対して原初的な恐怖を植え付ける。 古龍として、魔法少女として、多くの戦場を体験してきた二人ですら恐怖せずにはいられない。 それを、ただの中学生であるまどかに恐怖せずに祈れなど…… 「む、無理よ、そんなの……!」 「大丈夫だよ、ほむらちゃん」 「え?」 「私、あの子は怖くないよ。ううん、むしろ……」 <ソンナ、ソンナバカナァァァァ……!? 「あ、ほら見たほむらちゃん! あの攻撃直前にばんざーいってする時、かわいいよね!? 実はすっごいぱっちりおめめだし!」 「「」」 後に、暁美ほむらはこう語る。 「まどかは大切だけど、歌とか好みの動物とかそういった趣味に関してだけは、たぶん一生同意できない」 ■ ■ ■ 「ごほっ……私としたことが、なんと無様な……」 「ごめなさいダオス、まどかのぶっ飛んだ発言のせいで時と止めるどころか一瞬私の時間が止まったわ」 「ああ……私も吹き飛ばされながらだが見ていた。吹き飛ぶ私をよそに、あの怪物を指さしてかわいいと言う彼女を……」 停止させられた時間の中で、ダオスは応急処置を施しつつ前線から退いた。 あの怪物をかわいいと言える時点で、まどかには恐怖心の類はないのであろう。となれば、後は祈りを捧げるだけだ。 「念のため、この停止中にありったけの魔法を打ち込んで無力化させておく?」 「無理だ。この怪物には尋常ではない力に加えて超再生能力まで備わっている。 私ですら、預かったグリモアの力で障壁を張りながら戦ってこの様なのだ。下手にこれ以上怒らせてはまずい。 不甲斐ないが、ここはまどかとグンマ―の術に全てを託すしかない」 「そう……」 ――ほむらの時間停止が解除される 「にしゃ!?」 突然戦っていた相手が移動していたために、フォレストセルは驚いた。 樹海の、自身の存続を望むフォレストセルは絶対に滅びるわけにはいかず、故にどんなに弱い侵入者であっても敵であれば全力で潰す。 そこに一切の油断はなく、相手に未知の力があるとわかれば……そちらに注意を払い、一挙一挙を警戒する。 ――魔神の攻撃の嵐が、戦いが、止んだ 一瞬の静寂、平穏。その隙を、狙う。 「今ですぞwwwwwwwww」 「グンマ―の人たち、私に力を貸して! そして……!」 ――、――――、――、―――、―――――♪ 紡がれるは、グンマ―の言葉。 自然を愛し、感謝し、敬い、畏れ、崇め、称える詩。 捧げられるは、巫女の祈り。 人と自然の調和、人と魔の共存の願い。 膝を折り目を瞑る巫女に眠る魔力は、未曾有のもの。 人を超え魔を超え、天の理さえ変えかねない神域の力。 異星の超文明を持つ者が彼女の願いを叶え、奇跡を起こせば、世界は生まれ変わっただろう。 大自然の力、世界樹の力といえども、そこまでの奇跡を叶えることはできない。 だが、今の祈りは過去や未来に干渉するものではない。 現在の極一部に干渉し、そして未来は自分自身の手で切り開いていくもの。 そして異星人とは違い、自然や世界樹には制限といったものは設けられていない。 ――眩い光と共に、巫女の祈りが届く―― ◆ ◆ ◆ 「にしゃ……」 閃光が収まると、そこには戦意を失ったのか大人しくなったフォレストセルの姿があった。 触手をだらりと下げ、そこには先ほどまでの荒々しさをまるで感じない。 「やったの……? まどかが、あの怪物を制御できたの……?」 「信じられぬが、どうやらそのようだな。恐れ入るとは、このことだな」 「や、やったわまどか! まど――」 喜び振り返ったほむらは、そこで言葉を失ってしまった。 そこにいたのは、深緑の衣に身を包んだまどか。 彼女のトレードマークであった、ピンク色の髪の毛は急激に伸びてしまっている。 唐突な衣装や外見の変化はまるで――魔法少女を彷彿とさせた。 「ま、まどかなの? その姿は一体……」 「ごめんね、ほむらちゃん。私が祈ったのは、あの子を制御して戦わせることじゃない」 「まさか……」 「うん。祈ったのは――あの子を役目から解放して、そして代わりに私が戦える力を貸してください――だよ。 ほら見て、こうやって手をかざすだけで植物が生えて、自由自在に動いてくれる!」 まどかが手を動かせば、どこからともなく葉が生い茂り動き回った。 まるで、植物自身が意思を持っているかのように。 「こ、これはすごいんですぞwwwwwwww」 「え?」 「まどっちがやっているのはまさしく、グンマ―の長たちが使うのと同じものwwwwwww その気になれば水や土などの自然関係のものも操れるし、もしかしたら歴代最強の長のように翼を生やして飛んだりwwwww」 「あ、ほんとだ! できたよ!」 「パネェですぞwwwwwwww」 世界樹の加護に加え、自身の持つ魔力から薄翠色の翼を生み出しで羽ばたいて見せるまどか。 興奮した様子の本人とオオナズチをよそに、ほむらはがっくりと膝をついていた。 祈った相手こそ違えども、まどかが行使しているのは魔法であり、魔法少女になってしまったのとなんら変わりがないためだ。 「どうして、どうしてなのまどか! あなたが戦う必要はないじゃない! なんのために、この怪物のところまできたの!?」 「ううん、あの子は怪物じゃないよ。最初はね、確かにあの子を鎮めて力を貸してもらおうと思ったんだけど…… 途中で世界樹の、あの子の記憶みたいなものが見えたんだ」 まどかは表情を曇らせ、フォレストセルと向き合う。 醜悪にして巨大、災厄とされるそれは誰が見ても滅ぼすべき存在にしか見えない。 「あの子も元々はただの植物だった。大昔の人に、世界を綺麗にしてくれと祈られて……その願いを叶えようと頑張り続けた。 人が出した汚いものを浄化しようと、どんどん森を広げて……自分の体さえ犠牲にして、おかげで一度世界は綺麗になった。 でもそれを壊したのは、また人だったの。世界樹は折られて、この地下は封印されて、世界はまた汚れ始めた。 この子はもう限界だった。もし世界が綺麗なままでも、きっと用済みで危ないからって滅ぼされてたと思う。 そして今、残された本能で……森を守って、この世界を綺麗に浄化しようとしてたんだ。 そもそも世界を汚した、人間という種族そのものを汚れの一つと考えるようになってね……」 「……」 「そんな子を、無理矢理従わせて戦わせてこれ以上酷使するだなんてあんまりだよ。 だから私は祈ったの。あの子が休めるように。それに、私自身が皆に守られたままで何もできないのも嫌だったからね」 「まどか……」 まどかは、今まで沢山の存在に守られてきた。 殺し合いが始まる前から両親に、親友に、頼りになる先輩に。 殺し合いが始まってすぐに、芸能人に命を救われた。それも二度も。 その後は魔法少女とプリキュアに窮地を救われた。 都庁に迎え入れられた後は、多くの魔物が身の回りを警戒してくれた。 DMC狂信者に命を狙われた時も守られ、そして自分を守った者たちは傷つき倒れていった。 自分の無力さを痛感し、唯一役にたてるかもしれないというこの場面で…… 怪物の生い立ちを知ってしまった彼女は、それを制御できうるだけの力の一部を自分自身に集めた。 「あの子の代わりに私が戦う。今度は、私がほむらちゃんやみんなを守るから」 「でも、でもこれじゃあ……! それにこの怪物を戦力にできなければ、あの竜たちとの約束はどうなるの!?」 「……元よりフォレストセルを制御、暴走を阻止することが目的だったのだ。予定とは違うが、無力化には成功した。 友の覚悟を無駄にしてやるな。なに、今は不覚をとったが、主催者やDMC狂信者など私やレストがいれば十分――!?」 「にしゃぁ……」 いつの間にか、フォレストセルは接近していた。 その巨体に似合わぬ速さで、まどかたちに詰め寄っていたのだ。 「そんな、こいつ……!?」 「待ってほむらちゃん! もう、いいんだよ? あなたは十分頑張った。だから……え!?」 「どうしたのまどか!」 「にしゃ、にしゃぁ……」 「ちょ、ちょっと待ってほむらちゃん。えっと……にしゃしゃにしゃ、にしゃーしゃ! にしゃ?」 「まどかああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」 ■ ■ ■ 「えへへ、驚かせてごめんね。なんか、急にこの子の言葉がわかるようになったから……」 「まどかが怪物言語を使い始めて、この世の終わりかと思ったわ……」 「私も、おそらくレストですらこやつの言葉は理解できぬ。これが、グンマーの巫女の力か……それで、なんと言っていた?」 「掻い摘むと『お腹減ってるからあれ食べていい?』だって」 「あれってつまり私たちじゃない!?」 「にしゃあー」 「こっちみないで! もしかしなくてもそれはヨダレなの!? ってこいつソウルジェムに!?」 焦るほむらの手の甲に、素早くフォレストセルの触手が伸ばされる。 先程と同じように、その巨体からは考え付かない速度。とてもほむらに見切れるものではなかった。 「にしゃ」 「え……ソウルジェムがピカピカに!? どういうことなの!?」 フォレストセルがソウルジェムに触れた瞬間、黒く濁っていたソウルジェムが新品同様の輝きを取り戻す。 すぐさま触手は戻っていき、ほむらを捕食しようとする気配はない。 「長い年月の中で、浄化するためだけに集めてた『不純物や穢れ』がいつの間にかこの子の主食になっちゃったみたい。 確かに私の祈りでこの子は役目を終えられたみたいなんだけど、食欲の問題からやることは変わらないんだって……」 「……つまりこいつがいれば、グリーフシード問題解決?」 「多分。でも限界はあると思うよ? 私の祈りの弊害なんだけど、役目を終えたら満腹感みたいなものができたんだって」 「つまり、今までは際限なく世界の汚れを一気に取り込みすぎて暴走する恐れがあったが…… 今度は暴走しない代わりに、一度に浄化出来る量が限られるようになったということか」 「そうですね。それと『最近地上からの不純物が一気に増えた。前ならともかく今なら胸焼けしそうな量』とのことです」 「おそらくそれが、レストたちが言っていた謎の物質だろう」 極めて高い浄化能力を持つフォレストセルをもってして、そう言わせる程の物質。 暴走の対価に浄化制限がついた今となっては、フォレストセルを地上に鎮座させても問題は永遠に解決しないだろう。 確実に謎の物質について知っているであろう主催者を問い詰めない限りは。 「ううん、私が祈らなければ、もしかしたらこの子が謎の物質も全部浄化してくれたのかな? でもやっぱりそんなの……」 「戦った私が断言するぞ。こやつが地上で暴走したらこの国は沈んでいた。お前の祈りは、我々や多くの生物を救ったのだ。 謎の物質に関しては、我々が自分の手で解決すればよい。その為にも、これからどう動くべきか考えるのだ」 ◆ ◆ ◆ 程なくして、自身のクローンを粉砕した雷竜と氷竜も合流した。 当初の予定とは異なったが、それでもまどかの祈りが世界を滅ぼす災厄の一つを鎮めた事実は変わらない。 二竜は惜しみない賞賛をまどかに送るのであった。 『さて……』 だが、ここにきて思わぬ問題……というよりも、誰もが失念していた基本的なことが発覚した。 『大人しくなったフォレストセル。それはいい。問題は――どうやって地上に連れて行くかだ』 そう、フォレストセルはでかすぎた。 その圧倒的な質量のせいで、雷竜による磁軸移動は不可能。 徒歩で上に戻った場合、世界樹の根や幹をごっそり粉砕して確実に世界樹は倒壊する。 本末転倒である。 「大人しくはなったんだから、ここで待機させとけばいいんじゃないかしら?」 「それが、どうしてか私の手伝いをするって言って聞かなくて……私としては、もうゆっくり休んでもらいたいんだけどなあ」 「まどっちの祈りで、いわば肩の荷がおりたんでしょうなwwwwww」 『役目を終えたとはいえ、フォレストセルの本質は世界樹最強の守護者。そのために動かずにはいられないのだろう。 与えられた固定思考と、己の意思という大きな違いはあるがな』 「少々手荒になるが、やはりここから少し移動し、都庁付近にあった新宿中央公園の真下に行くのはどうだ? 後は私のレーザーなり、こやつの触手なりで一気に地上まで道を繋ぐ」 『やむを得ないが、それしかあるまい』 ※間もなく新宿中央公園が跡形も無く吹っ飛びます。 「もう一つ問題はあるわ。……はっきり言って、その怪物が怖すぎる。日之影空洞でも腰を抜かしかねないわよ」 「ええっ!? こんなにかわいいのに!? ですよね!?」 「……何故そこで私に同意を求める。ここまで私をうちのめすような相手をかわいいと言うのは無理がある」 『正直、我らも怖い』 『おそらく、謎の物質その他不純物が急激に増えた結果、それを食べ続け急成長したのだろう。 ……それで想定していたよりも遥かに強くなったのはいい。だが大きくなりすぎだ。見下ろされて威圧感がすごい』 「……」 「ああっ!? 言葉がわからなくてもニュアンスで悪口言われてるってわかってちょっとしょんぼりしてる!?」 「まどか、あなたなんでわかるの!? 表情全く変わってないわよこいつ!」 「これが新たなグンマーの巫女まどっちの……グンまどかの力なのですなwwwww」 「まどかに変なあだなつけないで!」 「むう……そうだ! にしゃにしゃ、にーしゃ」 「にしゃしゃ? にしゃ……にしゃあ。にしゃん!」 「にしゃーしゃにんしゃ、にしゃーん。にしゃ?」 「……にしゃ!」 「頭が痛いわ……私のまどかが、もう色々手遅れよ……」 「見て見てほむらちゃん! ほら!」 頭を抱え込むほむらが振り向くと、そこには人差し指を差し出したまどかが。 そして反対側に、触手を伸ばすフォレストセルが。 触手と指が、触れる。 「 マドカ マイ ゴッデス 」 「「!?」」 光り輝く触手の先端と指先、そしてフォレストセルのカタコトが放たれた瞬間、全員が驚きと同時に脱力。 無理も無いだろう。千年以上の時を生きてきたフォレストセル、やっと覚えて初めて喋った言葉がこれである。 「そこはちゃんとフレンドでしょうまどか!? いや、フレンドとして認めるわけでもないのだけど!」 「ティヒヒ、この一発芸でみんなもこの子をかわいいと思ってくれたら、それはとっても嬉しいなって!」 それはねーよというツッコミは心の中にしまいながら、一同は気を取り直して上を見上げる。 何はともあれ、巫女の祈りは達せられた。災厄の一つを封じ、結果としてはまどかも含めて大幅な戦力増強だ。 しかしこれはこの世界において、たった一つの問題が解決したにすぎない。 やるべきことは、まだまだあるのだ。まずは見上げ、地上への道を開通させよう。 刮目せよ。 ――地上に降臨する魔神の姿を―― 【二日目・7時10分/真朱ノ窟(新宿中央公園真下)】 ※間もなく新宿中央公園が跡形も無く吹っ飛びます。大事なことなので(ry 【ダオス@テイルズオブファンタジア】 【状態】ダメージ(大)、物理攻撃無効、雷耐性低、都庁リーダー襲名、メガボスゴドラの飼い主 【装備】ダオスマント、七王のグリモア 【道具】支給品一式、不明品 【思考】 基本:都庁の軍勢を守りつつ星の自然環境改善 0:都庁に帰還後、影薄組と協力し風鳴翼、謎の物質などの問題に対処 1:都庁の軍勢を束ね、主催者及び敵対者を葬る 2:機械っぽい外見の奴とDMC信者は問答無用で潰す 3:警戒すべき相手への対策を練る ※ほむらとの情報交換により、インキュベーターが都庁全体での殲滅対象になりました 【氷嵐の支配者@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女】 【状態】ダメージ(中) 【装備】無し 【道具】とけないこおり@ポケットモンスター、支給品一式 【思考】基本:都庁の仲間と共に生き残る。DMC信者は殺す 1:都庁に帰還後、影薄組と協力し風鳴翼、謎の物質などの問題に対処 2:鹿目まどかは守る 3:赤竜は今どこに……? ※一定の魔力を有する相手であれば、テレパシーで会話可能 【雷鳴と共に現る者@新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女】 【状態】ダメージ(中) 【装備】じしゃく@ポケットモンスターシリーズ 【道具】支給品一式、竜の玉礎×3 【思考】 基本:都庁の仲間と共に生き残る。DMC信者は殺す 1:都庁に帰還後、影薄組と協力し風鳴翼、謎の物質などの問題に対処 2:真朱ノ窟の魔物にも協力要請しておくべきか? 3:赤竜は今どこに……? ※人間に対しては、クランヴァリネと名乗っています 【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】 【状態】健康、小疲労、精神疲労 【装備】ソウルジェム@魔法少女まどか☆マギカ(穢れ0パーセント) 【道具】支給品一式、ベレッタM92(残弾95)、レミントンM870(残弾20)、ミニミM249(残弾50)、M16クレイモア×10、L16 81mm迫撃砲×5、M84 閃光手榴弾×20、88式地対艦誘導弾、長ドス、ゴルフクラブ 【思考】基本:まどかを守りつつ、主催者を倒す 0:極力まどかが戦わずにすむようにする 1:手ばなしでは喜べないが、インキュベーターざまぁ 2:あとで美樹さやかのソウルジェムも浄化しておこう 3:桃園ラブに僅かに罪悪感 【オオナズチ@モンスターハンターシリーズ】 【状態】健康、角破壊 【装備】不明 【道具】支給品一式 【思考】基本:美少女とエロ同人誌みたいなことしつつ都庁で暮らしたい 1:やはりまどっちほむほむより、さやかちゃんですぞwwwwwww ※尻尾も破壊された場合、ステルス能力を失います 【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】 【状態】健康、世界樹の巫女 【装備】世界樹の衣 【道具】支給品一式 その他不明 【思考】基本:自分も戦い、みんなで生き残る 0:この子(フォレストセル)はなんて呼べばいいかな? 1:クラウザーさんのためにも、DMC狂信者の暴走を止める ※巫女の祈りにより、魔法少女に近い存在へとなりました ※ソウルジェムなどはないので、肉体が致命傷を負えば普通に死亡します ※衣装はアルティメットまどかのものを2Pカラーにした感じです。戦闘力もそれの劣化版 【フォレスト・セル@新・世界樹の迷宮】 【状態】健康、空腹、沈静化 【装備】不明 【道具】不明 【思考】基本思考: マドカ マイ ゴッデス 0:にしゃあ!(ワタシ マドカ ツイテク) ※巫女の祈りにより、固定思考の呪縛から解放されました ※体質により、テラカオス化ナノマシンも浄化、その影響も受けません ※他者の穢れなども浄化可能ですが、満腹状態では不可 ※まどか以外には何を言っているか理解できませんが、まどかの手で言葉を教えることはできるようです ※関東全域に複数回の地震が発生しました
https://w.atwiki.jp/haruka17/pages/944.html
イセシの祈り イセシ 「トリイマエ様!」 トリイマエ 「ぬしは誰か?」 イセシ 「イスズガワ様の側近のイセシと申します。」 トリイマエ 「大神官の側近であるか。余に何用じゃ?」 イセシ 「お力をお貸しください。邪神を封じていただきたいのです。」 トリイマエ 「邪神とな?おお、この淫欲の渦の源のことか。みしゃくじさまであるな。」 イセシ 「お願いします。トリイマエ様。」 トリイマエ 「断る。」 イセシ 「う゛ぇ。」 トリイマエ 「余は鳥居に辰砂の朱漆を塗るのにいそがしい。他を当たれ。」 イセシ 「しかし・・・・・。」 トリイマエ 「みしゃくじさまをなぜ余が「さま」付けで呼ぶかわかるか?」 イセシ 「いいえ。」 トリイマエ 「ぞんざいに扱うと祟るからじゃ。余はそのようなものに関わりあいたくはない。」 イセシ 「では、せめて他の神にお口添えいただけぬでしょうか?例えばホーザンジ様とか・・・。」 トリイマエ 「ホーザンジとな?ほほほほほ。やめておけい。商売繁盛させてどうなる。」 イセシ 「ではIKOMA様に。」 トリイマエ 「IKOMA神とな?ならばそこの焼け落ちたホウザン寺の前で祈ってみい。願い叶うやもしれぬぞ。」 イセシ 「ありがとうございます。」 トリイマエ 「ああいそがしい。いそがしい。」 イセシの祈り (2010.8.30up byはるか♪)
https://w.atwiki.jp/yohanwaseda/pages/57.html
「ヤベツの祈り」~歴代誌上4 9-10より~ 2008年、世界で最も有名な牧師の一人であるブルース・ウィルキンソン氏が書いた『ヤベツの祈り』という本が全米でベストセラーになりました。当時はスーパーマーケットの店頭にも並んだ人気振りでした。ヤベツが祈った祈りは、簡潔で短い祈りですが、とてもパワフルな祈りです。今回はヤベツの祈りの中に秘められたパワーがどんなものなのかを学んでいきましょう。 ①逆境に打ち勝つ力 ヤベツという人は聖書の中に、後にも先にもここにしか出てこない人物です。しかし「名は体をあらわす」というように「ヤベツ」という名前から、また彼がそう名づけられた事情からいくつかのことを推測することができます。 9節に「彼の母は、『私が悲しみのうちにこの子を産んだから。』と言って、彼にヤベツという名をつけた」とありますように「ヤベツ」という名は「痛み、苦しみ、悲しみ」を表わしています。親が子どもにそんな名前をつけるというのは、現代ではちょっと考えられないことですが、古代のイスラエルではあり得たことでした。たとえば、ラケルが夫ヤコブに12番目の息子を産んだ時、あまりの難産で出産した後亡くなるのですが、その間際に自分の子どもに「ベン・オニ」つまり「苦しみの子」と名づけたという例があります。 ヤベツに名前をつけたのは母親でした。イスラエルでは父親が子どもに名をつけましたから、これは普通のことではありません。おそらく、ヤベツが生まれた時には、父親が亡くなっていたのでしょう。夫を亡くし経済的にも、精神的にも大変な苦しみ、悲しみの中で、子どもを産み、育てなければならなかったのでしょう。ヤベツは逆境の中に生まれました。生まれながらにして彼は、家庭的に重いハンディキャップを背負わされたのです。 しかし、ヤベツは、「イスラエルの神」、生きて、私たちの人生の中に働いていてくださる神を信じ、祈りました。神は、世界でただおひとりの主権者、すべのものの創造者、偉大な絶対者ですが、私たちひとりびとりを心にかけ、導いてくださるお方なのです。ヤベツは苦しみの中に生まれました。しかし、彼はそれを「運命」とも「神のおぼしめし」とも考えていません。ヤベツはそれをチャレンジと考えました。そして、神に助けを呼び求めたのです。神はその祈りに答えてくださり、ヤベツは逆境を乗り越えました。「ヤベツは彼の兄弟たちよりも重んじられた」というほどになったのです。まことの神を信じて祈る時、運命に打ち勝たせる力、逆境を乗り越えさせる力が与えられるのです。 ②制限を広げる力 祈りはまた、私たちの制限や限界を広げてくれます。私たちの能力にはそれぞれ限界があります。休みなく働けば疲れますし、一度にたくさんのことを覚えられません。しかし、私たちは本当はもっと多くのことができるのに、自分で自分にリミットを設けてしまって「私はここまでしかできない」と決めてかかり、そのリミットの中に安住してしまうことがあるかもしれません。ヤベツは「私の地境を広げてください」と祈りましたが、私たちも、同じように「私のリミットを広げてください」と祈ることができるのです。 ヤベツの生きた時代は、イスラエルの十二部族に約束の土地が分割されたころでした。ヨシュアが大まかな割り当てを決めましたが、それは地図の上でのことであって、実際に土地を自分のものにするには、先住民と戦い、町を建て、畑を耕さなければならなかったのです。ヤベツは、苦しみの中にあった自分の家族のために、また将来のために「私の地境を広げてください」と祈りました。彼は自分のリミットをひろげようとしたのです。 ヤベツは実際の地境が広がるように祈りましたが、実は、そう祈ることによって、彼はまず信仰を広げていったのだと思います。神の力をより信じれば信じただけ、彼はより広い土地を手にすることができました。私たちも、全能の神を信じる信仰に制限をつけることなく、信仰を増し加えてくださいと祈ることから始めたいと思います。信仰の歩みにおいても、伝道においても、奉仕においても、いま少しリミットを広げてくださいと祈りましょう。神がどんな方法でそれを実現してくださるかわかりませんが、祈りには制限を打ち破る力があるのです。 ③神への信頼の力 ヤベツの祈りに見られる祈りの力の第三は、神への信頼です。ヤベツは祈っています。「御手が私とともにありますように!」と。「神の手」ということばは、聖書では「神の力」と「神の祝福」を表わすのに使われています。ヤベツは「地境を広げてください」と祈りました。そのためにはもちろん彼自身の努力が必要でした。しかし、ヤベツは、自分の努力だけでそれが達成できないことを良く知っていました。神の御手、つまり神の力、神の祝福が必要なことを良く知っていました。祈りは、神の力に信頼し、神の祝福を受ける第一歩なのです。 私たちは、私たちの日常の生活の中にどれだけ神の御手を見ているでしょうか。私たちの心に、神の御手のタッチを感じているでしょうか。神は、いつも私たちと共にいてくださると約束してくださっているのに、また、教会の集まりの中には、イエス・キリストがそこにいてくださるというのに、キリストを信じる者の内には聖霊が住んでいてくださるというのに、日々の生活の中にも、教会の礼拝の中にも、私たちのたましいの内側にも、神の御手のわざを見ることがないとしたら、それは、神の御手を意識して求めていないからかも知れません。ヤベツのように私たちも、生活の一こま、一こまで神に信頼し「御手が私とともにありますように」と祈りましょう。その時、私たちは、神がわたしの生活にその御手で触れてくださったことを見て喜び、感謝する生活を送ることができるのです。そして、この神の御手によってマイナスをプラスに、困難をチャンスに変えて前進していく生涯を送ることができるのです。 Total Hits - Today Hits - ヨハン早稲田キリスト教会/ヨハン教会 文書宣教部 ヨハン早稲田キリスト教会ファンページ ヨハン早稲田Google+