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アニメーター辞典/か行 表記の見方 監督【監】 キャラクターデザイン【キ】 作画監督【作】 原画【原】 演出【演】 絵コンテ【絵】 担当パートが間違っている可能性もあるので予めご了承ください。 (確実な情報をお持ちの方、添削など宜しくおねがい致します。 その時などは作画を語るスレにご一報下さると幸いです。) ※確実なソースが無いものは目の肥えた作オタさんの作画眼が頼りな為、こればっかりは仕方ないので。 かきくけこ 【か行】 か ■甲斐泰之 ■海堂ひろゆき ■海谷敏久 ■賀川愛 ■加々美高浩 ■香川久 ■柿田英樹 実力派アニメーター。ハガレン4期OPの水飛沫ドバドバのエドvsラストの作画が有名。彼が作品で多々見せる爆発エフェクトは凄まじいモノがある。 代表作:烈火の炎【作】 花右京メイド隊【コ】 ボンバーマンジェターズ【作】 鋼の錬金術師【原】 エウレカセブン【原】 ■垣野内成美 ■影山楙倫 ■栫裕 ■梶島正樹 ■梶谷光春 ■柏崎健太 ■春日井浩之 ■加瀬政広 代表作:装甲騎兵ボトムズ【原】 ミスター味っ子【キ・作】 魔法陣グルグル【キ・作】 ■片桐貴悠 ■桂憲一郎 ■嘉手苅睦 ■加藤剣 ■加藤茂 タツノコ→フリー→タツノコと経て、現在スタジオアド代表取締役。フリー時代、一緒に仕事をした安彦良和の仕事を見た第一印象は「何なんだこの人は」。タツノコプロ、スタジオぴえろ、サンライズをプラットホームにして活躍するアニメーター。大ベテラン。特にタツノコプロ作品での功績が目立つ。井口忠一と一緒に仕事をすることが多い。機動戦士ガンダムのOPを手がけた。 代表作:科学忍者隊ガッチャマン【原】 無敵鋼人ダイターン3【作・原】 機動戦士ガンダム【OP原】 未来警察ウラシマン【キ・作】 忍者戦士飛影【キ】 宇宙の騎士テッカマンブレード【作】 沈黙の艦隊【キ・総作】 機動戦士ガンダム第08MS小隊【作補】 ■加藤はつえ 加藤初重。XEBEC所属。 代表作:魔法先生ネギま!【キ】 ■加藤寛崇 ■加藤裕美 ■門之園恵美 ■門脇聡 ■門脇未来 ■金井次郎 ■金子雄人 ■金田伊功 作画アニメの第一人者。現在活躍するアニメーターの殆どに影響 を与えた。彼の名前を知らなきゃモグリ。 代表作:大空魔竜ガイキング(旧)【原】 無敵超人ザンボット3【原】 大空魔竜ガイキングOP2【原】宇宙戦艦ヤマトシリーズ【原・作】 幻魔大戦【原】 ■金崎貴臣 ■金澤比呂司(金沢比呂司) スタジオコメット所属のベテランアニメーター。 土田プロ所属時代、彼がメイン作監を担当したアニメは良い原画マン達に恵まれたこともあって見応えのある作品が多い。 代表作:ドカベン【作】 さすがの猿飛【キ・作】 ハイスクール!奇面組【キ・作】 ■金森賢二 ■金山明博 ■金子志津枝 ドラえもんの作画監督として有名。 ■金子秀一 ■金子ひらく ■金田尚美 ■兼森義則 伝説のスタジオ「スタジオバード」を稲野義信、及川博史と共に設立。その後マッドハウスへ。劇場版『銀河鉄道999』で実力を知らしめる。キャラクターデザイン作品多数。監督業もこなす。 代表作:銀河鉄道999(劇場版)【原】 ゲゲゲの鬼太郎(3期)【キ 作監】 花田少年史【キ】 ■加納綾 ■椛島洋介 ■椛島義夫 ■鏑木勉 動画職人 ■神谷智大 ■神村幸子 70年代から活動するベテラン。こだま兼嗣監督の妻。 イラストレーターやアニメ教育機関の講師としても活動している。 代表作:シティーハンター【キ 作】 ヴィナス戦記【作】 あたしンち【作】 ■神本兼利 ■神谷雄貴 ■神谷ろん ■亀井幹太 ■亀垣一 スタジオZ→スタジオZ5の経歴を持つ人。東映、サンライズ、東京ムービー(トムス)と活躍の場は多岐に渡る。本橋秀之や鍋島修といったメンバーと一緒に仕事をする。専らメカ畑だが、キャラクターもイケる。近年は監督業や演出業に専念のご様子。 代表作:太陽の勇者鉄人28号【メカ修正(奇数話)】 ふしぎ遊戯【監・演・絵】 妖しのセレス【監】 魔法騎士レイアース【絵・演】 ソニックX【監】 ルパン三世 PARTIII【絵・演・作】 宇宙戦士バルディオス【原・メカ】 ルパン三世セブンデイズ・ラプソディ【監】 エア・ギア【監】 ■亀田祥倫 ■亀谷響子 ■鴨居知世 ■鴨川浩 爆発や煙の描写に定評のあるアニメーター 最近では谷口悟朗監督アニメに良く参加している。コードギアス23話最後の崩壊は彼のためにある様なカットである。 ■加来哲郎 ■烏宏明 ■刈谷仁美 ■河合滋樹 ■河合静男 ■川上大志 ■川上哲也 ■川上雄介 ■川口敬一郎 ■川口隆 ■河口俊夫 ■川口博史 ■川崎博嗣 東京芸大卒業後、OH!プロ、宮崎作品(天空の城ラピュタ)、MADHOUSE、日本アニメ(ピーターパン作監)と実に由緒正しい(?)経歴を持つアニメーター。 地味で忍耐や精緻なプランニングを要する面倒なカットの作画を黙々とこなす反面、派手なアクションも得意とする、れっきとした動かし家。仕事を離れてでの奇行話が多い。 監督業に転向してしまったのは少々残念。 代表作:ルパン三世PARTIII【原】 ルパン三世バビロンの黄金伝説【原】 天使の詩II堕天使の選択(ゲーム内アニメーションパート)【絵】 ■河島裕樹 ■川尻善昭 MADHOUSEを、いや、日本を代表するハードボイルド・アクションアニメ監督 。 スタイリッシュで粋な演出を得意とする。大人のツンデレ系キャラが醸し出す業、孤独感、絶望感をきちんと描ける泣かせ演出家の一面も。 どんな逆境下でも、きちんと作品をモノにしてしまうその様は川尻マジックと呼ばれ、元アニメーターとしての実力も確かなものである。 最近では あずみ2(金子修介監督) のシナリオ(共同)も手がけ、その独特な 川尻ワールドの一端を実写でも披露、堪能させてくれた。 ■川添明 ■川添政和 ■川田和樹 ■河内日出夫 ■河内明子 ■川妻智美 ■川面恒介 ■川名久美子 ■河野悦子 ■川野達朗 ■川畑えるきん ■川原智弘 ■川村敦子 ■川村幸祐 ■川村敏江 ■川村裕哉 ■川元利浩 ■川元まり子 ■河本零王 ■菅野一期 ■菅野利之 ■菅野宏紀 ■菅野芳弘 ■神戸洋行 き ■木上益治 故人。シンエイ動画→あにまる屋→京都アニメーション。監督から原画まで幅広く活躍。昔の仕事も要注目。 代表作:さすがの猿飛【原】 キャッツ・アイ【原】 呪いのワンピース【監・作】 MUNTO【監】 実況パワフルプロ野球シリーズ(アニメーションパート)【監】 ■菊田幸一 プロ野球業界用語で称えるなら「楽天の田中 」。いわゆる期待の新人。武装錬金1話のアクションの殆どは彼の仕事である。 代表作:武装錬金【原】 ブレイブストーリー【原】 流星のロックマン【原】 ■菊池晃 ■菊地勝則 ■菊池勝也 ■菊池貞雄 ■菊池勉 ■菊池聡延 ■菊池通隆 ■菊地洋子 ■木崎文智 スタジオへらくれすの人。『魔法騎士レイアース』では石野聡とコンビを組むことが多かった。非常にシャープでスタイリッシュな作画が特徴的。『ルパン三世 ワルサーP38』では従来のルパン像とは異なる暗いトーンでデザインを仕上げたことにより、作品の内容と相まって高い評価を得ている。 代表作:魔法騎士レイアース【作】 OVAレイアース【原】 ルパン三世ワルサーP38【キ・作】 銀河鉄道物語【キ】 バジリスク~甲賀忍法帖~【監】 ■岸友洋 ■岸田隆宏 ■岸本誠司 ■黄瀬和哉 ■木曽勇太 ■北尾勝 ■北川大輔 ■北川隆之 ■北久保弘之 BSアニメ夜話によくゲスト出演するが「アホの子かな?」と思うほどしゃべるのが遅い。アニメ界の岡村隆史。 初仕事がガンダム(1st)の動画で月の給料が1800円也 代表作:超時空要塞マクロス愛おぼえていますか【原】 AKIRA【原】 ガンダム逆襲のシャア【原】 ブラックマジックM-66【監 キ】 ■北田勝彦 ■北爪宏幸 ■北之原孝将 京都アニメーション所属。京アニには数少ないメカアニメーターの一人。下請け時代にはエフェクト作監としても活躍。 代表作:ドラえもん~のび太とロボット王国【原】 クレヨンしんちゃん~嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦【原】 ゲートキーパーズ【メカ作】 ■北野義宏 ■北原健雄 『ルパン三世(新)』の大成功により、作画的に日本にて最もポピュラーなルパン三世を生み出した。また『シティーハンターシリーズ』においては、男性はスマートかつスイリッシュに、数多の女性ヒロインには清楚であったり、また小悪魔的でムーディーであったりと、女性の表情を魅力的に描き分けた。 代表作:元祖天才バカボン【作】 ルパン三世(新)【キ・作】 シティーハンターシリーズ【総作(一部キ)】 機動戦士ガンダムF91【作・レ】 ■北村晋哉 ■北村友幸 ■北山修一 ■木野下澄江 ■木下ゆうき ■君島繁 ■君塚勝教 ■木村圭市郎 東映動画黎明期から活動する重鎮アニメーター。タイガーマスクのOPで有名。その独自の動きは後年の金田作画に影響を与えたといわれる。今でも現役で、新作アニメプロモ「カーツヴァイ」は業界関係者に大きな衝撃を与えた。飲み屋の用心棒をやっていたといい、見た目がやくざの親分にしか見えないことでも有名。息子のデザイナー、木村タカヒロは同名のアニメーターとは別人。 代表作:サイボーグ009(モノクロ)【キ、作】 タイガーマスク【キ、作】 空手バカ一代【作】 ■木村豪 ■木村智 ■木村貴宏 ■木村泰大 ■金世俊 ■木本茂樹 ■邱家和 ■Curie Lu ■清原和樹 く ■久貝典史 ■空賀萌香 ■草間英興 ■楠部大吉郎 ■久壽米木信弥 ■沓名健一 ■工藤晃子 ■工藤糸織 ■工藤友靖 ■工藤昌史 代表作:プラネテス【作】 リーンの翼【キ・作】 BLEACH【キ・作】 ■国弘昌之 ■工原しげき ■窪岡俊之 ■久保川絵梨子 代表作:花田少年史【原】 甲虫王者ムシキング【原】 夢使いOP【原】 ケモノヅメ【作・原】 TOKYO TRIBE 2【演】 ミチコとハッチン【作・作補・原・2原・キ協力】 劇場版 NARUTO -ナルト- 大激突!幻の地底遺跡だってばよ【原】 ■久保田誓 アクションも日常芝居も高レベルでこなす万能アニメーター。 代表作:オマツリ男爵と秘密の島【キ・作】 時をかける少女【作】 ■窪詔之 ■久保まさひこ ■久保充照 ■熊川正雄 故人。日本のアニメーション草分けの一人。アニメーター、童話・挿絵画家。「くもと ちゅうりっぷ」作画。 代表作:くもとちゅうりっぷ【作画】 白蛇伝【原画】 安寿と厨子王【原画】 ■熊膳貴志 ■熊谷哲矢 ■久米一成 ■倉島亜由美 ■倉嶋丈康 ■倉田綾子 陰陽大戦記のキャラクターデザインであり、全話原画に入りその作画を支えたアニメーター 竹内浩志の妻であり(アニメーションノートより)、アイドルマスターXENOGLOSSIAのEDの原画を担当 代表作:陰陽大戦記【キ】 ■栗尾昌宏 ■Chris ■栗田新一 ■黒崎隼人 ■黒澤桂子 ■黒田和也 ■黒田結花 ■黒沢守 ■栗西祐輔 ■黒柳賢治 東映のアニメを中心に活躍。エフェクト、アクション共に 凄まじいキレを見せる。 代表作:祝!ビックリマン【原】 ガイキングLOD【原】 エアマスター【作】 神様家族【原】 ■久留米東 ■桑名郁朗 ■桑原幹根 け ■玄馬宣彦 ■下司祐也 ■Kay Yu こ ■鯉川慎平 ■小池沙央里 ■小池健 ■古泉浩司 スタジオダブの初期を支えたアニメーター。バイク事故により28歳の若さでこの世を去り、福島の地元新聞でも報道された。 ■小泉昇 ワンピのキャラデザ。さすがに安定していて動かすのも上手い。吉成っぽい爆発を見せた事もある。 代表作:ワンピース【キ・作】 ふしぎの海のナディア【作】 ■小泉初栄 ■小磯沙矢香 ■小出卓史 ■郷敏治 ■向後知一 ■高坂希太郎 ■神志那弘志 スタジオライブのチーフアニメーター。「Dr.スランプアラレちゃん」で初原画。「シティーハンター」で初作画監督。スタジオライブ内で結成された「いんどり小屋」に参加し、キャラクターデザインを担当した。 代表作:超獣機神ダンクーガ【キ(ムゲ帝王)】 シティーハンターシリーズ【原・作/( 91)キ・作/(TVSP)原】 魔動王グランゾート【作】 魔神英雄伝ワタル2【作】 牙 -KIBA-【監】 ■合田浩章 ■光田史亮 アニメアール所属。吉田徹らに比べると知名度は劣るも、バリバリに金田系の作画には眼を見張るものがある。まだ若い。 代表作:ふしぎ星の☆ふたご姫 【原】 舞-乙HiME 【原】 交響詩篇エウレカセブン【原】 ウィッチブレイド【原】 ■甲田正行 ■国保誠 代表作:もーれつア太郎(旧)【作】 サザエさん【原】 キャプテン【作】 ガラスの仮面(エイケン版)【キ】 六三四の剣【総作】 ■上妻晋作 ■こうのけいこ ■河野敏弥 ■河野悦隆 ■河野恵美 ■河本有聖 ■古賀誠 ■湖川友謙 伝説的なスタジオ「ビーボォー」(解散)の主宰者、『イデオン』のキャラデザイン、作監として知られた。湖川が著した『アニメーション作画法』は最も実践的な商業アニメの作画教則書としてアニメーター志望者のみならず現場のアニメーターにも広く人気がある。 代表作:破裏拳ポリマー【原】 さらば宇宙戦艦ヤマト【キ、作】 伝説巨神イデオン【キ、作】 新世紀エヴァンゲリオン【作】 さよなら絶望先生【絵、作】 あした天気にな~れ!半分のさつまいも【キ・作】 ■小堺能夫 ■小坂結季奈 ■古佐小吉重 ■小嶋慶祐 ■小島崇史 ■小島智加 ■小島大和 ■小島正士 ■黄成希 ■小倉信也 ■御所園翔太 ■小竹歩 ■小田部羊一 東映動画→日本アニメーション→任天堂。東映長編や日本アニメーションの名作シリーズなど、日本のアニメの歴史の中で最も良心的な部分を支えてきた一人。近年はスーパーマリオなどゲームキャラクターのイラストやポケモンのアニメーション監修を行っている。 代表作:どうぶつ宝島【原】 アルプスの少女ハイジ【キ、作】 母をたずねて三千里【キ、作】 スーパーマリオブラザーズ【公式イラスト、アニメーション監修】 ポケットモンスター(TV、劇場版)【アニメーション監修】 ■こだま兼嗣 代表作:ルパン三世 第二シリーズ【作】 シティーハンター【監・絵】 名探偵コナン【監・絵】 ■児玉健二 ■後藤圭二 ■後藤圭佑 ■後藤隆幸 ■後藤真砂子 ■後藤雅巳 ■小長井美南 ■小西賢一 ■伍柏諭 ■小林明美 ■小林一幸 トップクラフト出身。ぎゃろっぷ所属のベテラン。 代表作:風の谷のナウシカ【原】 天空の城ラピュタ【原】 キテレツ大百科【作】 るろうに剣心【作】 遊☆戯☆王シリーズ【作・原】 ■小林治(旧) 東映動画→Aプロ→亜細亜堂。ど根性ガエルで高い評価を受けたが伸び縮みする独自のキャラクターについて世間の声はあまり聞かない。 代表作:ど根性ガエル【作】新・ど根性ガエル【作】まんが日本昔ばなし【作】がんばれ!タブチくんシリーズ(劇場)【作】 ■小林治(新) ■小林恵祐 XEBEC出身 ■小林宏平 ■小林真平 ■小林千鶴 ■小林冬至生 ■小林利充 ■小林直樹 ■小林正之 ■小原充 ■小原広志 ■小松麻美 ■小松英司 ■小松こずえ ■小松勇輝 ■小松田大全 ■小松原一男 故人。チルドレンズ・コーナー→朝日フィルム→ハテナプロ→OHプロ。東映動画のヒーロー物アニメを多く担当する。キャプテン・ハーロックや銀河鉄道999など松本零士もののキャラクター設定、作監で人気を博す。りんたろう監督と組んだ作品で大きな力を発揮した。ナウシカの作監では宮崎アニメと絵柄がいまひとつ合わず疑問符がつく。2000年3月死去。 代表作:デビルマン【作】 ゲッターロボ【作】 銀河鉄道999(劇場版)【作】 風の谷のナウシカ【作】 がんばれ元気【作】 メトロポリス【作】 ■小美野雅彦 ■小森高博 代表作:機動天使エンジェリックレイヤー【キ】 スクラ ップド・プリンセス【キ】 Darker Than Black 黒の契約者【キ】 ■小森秀人 ■小森良 ■小柳達也 ■児山昌弘 ■今敏 ■近藤勝也 ■近藤高光 ■近藤喜文 ジブリの作画エース。宮崎駿、高畑勲の後継者と騒がれたが47歳の若さで他界 。業界の損失だった。 代表作:名探偵ホームズ【キ】 火垂るの墓【キ】 魔女の宅急便【作】 おもひでぽろぽろ【キ】 もののけ姫【作】 ■紺野大樹 ■紺野直幸
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63-64スレ目 ほむーる 初めてを、全て貴方に捧げます http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1313664927/758-971 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1313696283/16-277 65スレ目 水着回 前篇 水着披露 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1313696283/154-343 咲夜 『さくやたいちょうとのじっせんほけんたいいく』 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1313759397/697-854 埋めネタ やる夫で仮面ライダーOOO http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1313759397/945-1000 66-67スレ目 水着回 中編 やっぱりみんな、はしゃぎがち http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1313889617/471-968 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1314017337/14-312 67-68スレ目 水着回 後編 ほむーる&タマモといちゃいちゃ はだかエプロン…? http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1314017337/566-919 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1314110136/317-492 ※冒頭筋肉注意 70スレ目 ヴィータ 燃費が悪いんだからしょうがないんだ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1314516955/51-207 76スレ目 サーニャ・ヴィータ 素直なおねだり×サ・ド・オン!×レイプ懇願 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1315405879/413-626 77スレ目 サーニャ・ヴィータ ロリ美少女ダブルで朝フェラ 友情って素晴らしい! http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1315577194/626-664 80スレ目 桃子・羽衣狐 気付かれないステルス痴漢 下準備 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1316012717/342-659 81スレ目 桃子・羽衣狐 (私……こんなにえっちな身体じゃないっすよぉ……っ) http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1316172451/39-311 桃子 「どうせ……私のこと、忘れちゃうじゃないっすか……」「やる夫は 貴女が欲しい。」 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1316172451/718-949 82スレ目 桃子 「私を忘れないでぇ………!」「わたひ……この人のオナホールになりまひゅう……♥」 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1316419024/79-414 83スレ目 咲夜・幽香 日常夜3Pダイジェスト http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1316560792/66-95 85-86スレ目 咲夜・ほむーる IFルート・鬼畜編I 『夜に咲く華は白濁に溺れる』 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1316853687/765-888 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1316853687/921-957 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1317035346/23-221 86-87スレ目 羽入・KOS-MOS KYKOS-MOSとめげない二人 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1317035346/725-967 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1317315244/3-48 88スレ目 ラウラ・桃子 二人の温度差 満たされるナカ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1317542447/347-657 ラウラ・桃子 『おしりずきのくろうさぎさんはさびしくてせつなくなるときすをもとめてくるの』 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1317542447/718-936 89スレ目 ヒナギク 埋めネタ 性徒会長のお仕事~かいちょーは俺ら生徒専用の孕みまんこ~ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1317747976/912-993 93スレ目 羽衣狐&桃子 日常夜3P 精液漬けの専用オナホール二つ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1319282030/610-682 96スレ目 ヴィータ・シャマル・シグナム 三人娘と疑似近親相姦 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1320164561/175-514 シャマルパートから 御父様のおちんちんで、私の子宮を征服してくださいな♥ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1320164561/197-514 ヴィータ・シグナムパートから 実に丸くてエロい、略してまロい。 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1320164561/277-514 ヴィータパートから いやらしいヴィータの子宮に、パパの精液で種付けしてえ……♥ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1320164561/425-514 シグナムパートから ち……父上の精子で受精するぅ……♥ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1320164561/479-514 99スレ目 羽入・澪 日常夜3P http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1321016650/100-121 104スレ目 モモ&ラウラ 日常夜3P http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1321354103/8-46/ タマモの覚悟 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1321354103/781-949/ 107スレ目~111スレ目 四連続調教編 川添珠姫パート おねだりたまきちゃん http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1321636898/328-548/ 菊地真パート one more produce http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1321636898/614-830/ シャルロット・デュノアパート デュノア射本 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1321760966/13-949/ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1321795829/22-470/ 桂ヒナギクパート1 ヒナギクリアル痴漢電車 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1321795829/752-940/ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1321967692/18-637/ 桂ヒナギクパート2 性奴会長ヒナギク http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1321967692/720-959/ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1322028742/13-846/ 112スレ目 美緒とエイラ 日常3P http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1322069411/313-392/ 120スレ目 幽香、咲夜、珠姫、澪のピロートーク編 http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1322893676/270-380/
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2007年11月の月間ランキング ■L2260通算得点ランキング(10戦以上) 順位 通算得点 平均得点 対戦 1位/2位/3位/4位 平均順位 プレーヤ名 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 1240.0 14.76 84 34/19/17/14 2.13 まほろ 2 1128.0 10.35 109 40/28/22/19 2.18 強姦魔 3 722.0 10.03 72 24/21/17/10 2.18 さやか 4 558.0 11.39 49 17/13/10/ 9 2.22 朝比奈ミクル 5 546.0 7.58 72 16/33/12/11 2.25 キ喪男 6 490.0 3.18 154 43/40/40/31 2.38 荒須徹 7 441.0 5.38 82 22/26/20/14 2.32 Army 8 389.0 5.56 70 22/11/21/16 2.44 うるおいちゃん 9 339.0 5.84 58 19/12/15/12 2.34 茄子 10 275.0 27.50 10 6/ 2/ 0/ 2 1.80 ma-mu 11 273.0 21.00 13 7/ 2/ 2/ 2 1.92 arubai 12 220.0 2.39 92 23/23/28/18 2.45 nyoki 13 173.0 10.81 16 6/ 4/ 3/ 3 2.19 ケリーちゃん 14 160.0 4.57 35 8/11/14/ 2 2.29 見えない敵 15 138.0 1.50 92 24/22/29/17 2.42 いじぇ 16 85.0 0.68 125 31/31/30/33 2.52 喪レッティ 17 81.0 2.79 29 9/ 5/ 7/ 8 2.48 ha3900 18 52.0 4.33 12 3/ 4/ 3/ 2 2.33 jeff 19 28.0 1.33 21 8/ 2/ 6/ 5 2.38 川添たまき 20 26.0 0.68 38 11/ 7/11/ 9 2.47 haji 21 24.0 0.32 76 18/23/17/18 2.46 喪っこす 22 19.0 0.22 86 28/14/18/26 2.49 mmssksk 23 15.0 1.07 14 4/ 3/ 3/ 4 2.50 こまびっぷ 24 11.0 1.10 10 1/ 5/ 3/ 1 2.40 lliorzil 25 9.0 0.24 37 9/10/ 7/11 2.54 軍鶏 26 -11.0 -0.22 51 11/17/ 9/14 2.51 あむー 27 -11.0 -0.28 40 11/ 9/11/ 9 2.45 yakumaru 28 -17.0 -0.63 27 6/ 6/10/ 5 2.52 小川麻琴 29 -33.0 -0.46 71 18/15/22/16 2.51 伊田ヘンデル 30 -51.0 -5.10 10 1/ 5/ 1/ 3 2.60 エロ本 31 -60.0 -2.73 22 5/ 6/ 4/ 7 2.59 携帯すかい 32 -62.0 -2.70 23 5/ 6/ 5/ 7 2.61 でぶ2 33 -83.0 -2.68 31 7/ 8/ 7/ 9 2.58 そよ風 34 -86.0 -0.66 131 32/36/25/38 2.53 お空がきれい 35 -96.0 -8.00 12 1/ 4/ 5/ 2 2.67 imo 36 -120.0 -9.23 13 2/ 4/ 2/ 5 2.77 どく 37 -128.0 -3.56 36 9/ 5/11/11 2.67 どうせもてないし 38 -145.0 -6.90 21 3/ 9/ 4/ 5 2.52 vic 39 -146.0 -4.06 36 7/10/10/ 9 2.58 きんぶら 40 -147.0 -6.39 23 5/ 5/ 7/ 6 2.61 GLOG 41 -178.0 -11.12 16 3/ 3/ 4/ 6 2.81 撃滅!! 42 -186.0 -14.31 13 1/ 3/ 7/ 2 2.77 ざく 43 -188.0 -4.59 41 9/12/ 8/12 2.56 親指 44 -320.0 -9.41 34 7/ 7/ 6/14 2.79 おらいりー 45 -348.0 -10.24 34 6/ 7/ 8/13 2.82 結子 46 -381.0 -21.17 18 1/ 3/ 6/ 8 3.17 ikura 47 -392.0 -7.13 55 8/14/18/15 2.73 カルロ 48 -421.0 -14.03 30 4/ 7/ 6/13 2.93 クロマメ 49 -430.0 -4.26 101 21/25/22/33 2.66 大熊 50 -465.0 -8.45 55 11/ 9/16/19 2.78 jandek 51 -510.0 -14.57 35 2/11/13/ 9 2.83 akabko 52 -616.0 -22.81 27 1/ 5/ 9/12 3.19 あとりK 53 -778.0 -8.55 91 18/17/24/32 2.77 0809 ■L2260通算得点ランキング(サンマ/4戦以上) 順位 通算得点 平均得点 対戦 1位/2位/3位 平均順位 プレーヤ名 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1 556.0 15.89 35 16/12/ 7 1.74 軍鶏 2 484.0 22.00 22 14/ 3/ 5 1.59 さやか 3 244.0 6.97 35 14/10/11 1.91 爆弾犬 4 135.0 6.43 21 7/ 9/ 5 1.90 jeff 5 135.0 6.75 20 10/ 2/ 8 1.90 どく 6 111.0 12.33 9 4/ 5/ 0 1.56 mmssksk 7 99.0 8.25 12 5/ 3/ 4 1.92 GLOG 8 89.0 22.25 4 2/ 2/ 0 1.50 いじぇ 9 23.0 3.83 6 2/ 2/ 2 2.00 jandek 10 13.0 3.25 4 2/ 1/ 1 1.75 小川麻琴 11 5.0 1.00 5 2/ 1/ 2 2.00 yu-suke1 12 -4.0 -1.00 4 1/ 2/ 1 2.00 yakumaru 13 -50.0 -10.00 5 2/ 1/ 2 2.00 nasudoba 14 -140.0 -12.73 11 2/ 6/ 3 2.09 3人麻雀 15 -143.0 -15.89 9 1/ 5/ 3 2.22 あとりK 16 -287.0 -31.89 9 0/ 4/ 5 2.56 あむー 17 -292.0 -18.25 16 3/ 5/ 8 2.31 ikura 18 -354.0 -23.60 15 0/ 9/ 6 2.40 結子 .
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「…いかんな」 手にした紙っぺら一枚を見て、男は唸った。 先月末の、脂肪肝診断…いわゆるメタボ検診、その結果は 彼の想像を遥かに上回る勢いで限りなくイエローゾーンへと近付いている。 (なんでまた、俺が?) 去年までは、こんな事はなかった。 少し肝臓の値に怪しい数字が並ぶ程度で、基本的には… 健康そのもの、だったはずなのだが。 (とにかく、これはいかん) 彼は、より一層の決意と共に、部の指導に精を出すことを誓うのであった。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 「んおらぁぁぁぁっ!!」 「ちょ、ちょっと先生!?」 「おーおー、何じゃいなありゃ」 朝練の開始早々、ユージと互角稽古を始めるコジロー、と見守るキリノ他の面々。 その様子は、まだ川添道場に行く前の…空回りして燃えていた頃の雰囲気に近い。 「コジロー先生、またお腹壊してぶっ倒れちゃうんじゃないのー?」 キリノの突っ込みが入ると、何とか剣を下げるコジロー。 「む…っと、いやユージ、すまんな。…ちょっとカロリー燃焼させたくてな」 「いや別に、全然構わないすけど…」 およそこの顧問の口から出る単語としては、かなりの違和感を含むその言葉に、 面を取りつつ顔をしかめるユージ。「カロリー」? 「なになにせんせー、ダイエットでも始めたの?」 「確かに最近、ちょっと顔丸んで来てますけど…前考えたら、丁度いいと思いますよ?」 サヤとミヤが同時にその単語に反応する。 「いや、実はなあ…」 ―――――かくかくしかじか。 説明のあとコジローが検査表を見せ、各自がそれぞれに反応を示す。 「むむー、やっぱり肝臓ですなあ…」 「お酒飲み過ぎなんじゃないのー?」 こないだの合宿でも、飲んだくれてぶっ倒れてたしさ、とサヤが続けると表情に難色を示すコジロー。 「いや、あれは…すまんかったけど……最近はもうビールくらいしか飲んでないのにな?」 「うちのお父さんも晩酌するけど、別に問題なんか出た事ないって言ってるのにね~、ふむふむ」 「あ、うちもですー」 千葉家と東家、両家の例を挙げられ言葉を失う。 (…なんでだよ畜生!) 俺はまだ26歳だぞ、とでも言わんばかりの歯痒さに身を震わせていると。 「でもこれ、運動不足って言うよりは食生活の偏りの方が大きくないですか?ホラここ」 ミヤが指差すと、バランスを考えた食事を、という医者の助言がある。 バランスを考えた食事。顧問の。 皆が一斉に顧問を見、そのあと部長の方に視線を向けようとして、しかし意思の力でそれを抑える。 その微妙な動きに少し違和感を覚えた対象者二人であったが、意にも介さず立ち上がると。 「…まあ何せともかくまずは運動だ!練習練習!」 「そうだよー!動けばきっと痩せられるよ!」 顧問と部長が同時に声を発すると、はいはい、とそれに付き従う部員たち。 そうして稽古の再開となった運びの最中、誰も違和感を感じなかったキリノの言葉に一人だけ耳を貸した者がいた。 ―――――「痩せられるよ」? 先輩、自分の事じゃないのに…とタマの抱いた疑問は、しかし練習中にすぐに消えてしまった。 ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ 「お」 「…あ」 昼休みの道場。 カップ麺に湯を注ごうとしていた所に、闖入者がひとり。 「…もー、そんなものばっか食べてるからあんな判定もらうんじゃないの?」 皆と一緒に昼食を摂る為にやって来たサヤが開口一番にそう告げると、 「いやだって、今日キリノまた調理実習で遅れるって言うからさ…お腹すいちゃって」 あんたどんだけキリノ頼みなんだ、とサヤが呆れ顔を向けると、後ろからどかどかとやって来る他の部員たち。 「おー、先生またカップ麺かぁ」 「ったく…あたしとダンくんのお弁当ちょっと食べます?」 ダンとミヤに続き、ユージとタマ、そしてサトリも。 「先生…うめぼしも健康にいいっていいますから」 「あ、じゃあ代わりに俺の弁当ちょっとあげるよ、タマちゃん」 「お、お前ら…ありがとうなぁ」 生徒からの好意に感激するコジローを更に喜ばせようと。 私も、と続こうとした所で鞄からゲームパッドのようなものを覗かせ、 一瞬で引っ込めたあと涙顔で蒼褪めるサトリに、道場の空気は一変する。 「さ、さとりん…あ、あたしのお弁当、ちょっと分けたげよっか?」 サヤがそう言うと。 「さ…サトリ、あたしとダンくんのお弁当も、食べる…?」 「東さん…あたしのごはん、ちょっとだけなら…」 「お、俺のお弁当、あげるよ…母さんの作ったのだけど」 次々と続き、捧げられる、本来コジローに与えられる筈だった供物。 (こ、こりゃまあ流石に、貰えんわな…) コジローが軽く嘆息をつき、さて、と割り箸をわり、カップ麺を開こうとした所で。 「ごっめーん!遅れちゃった」 救いの神は、そこに現れた。 頭には三角巾をつけ、割烹着を着たままで、息せき切らせてやって来たその女神は、 両手に余るほどのお盆を抱えて、3段重ねの重箱を提げている。 「ほいセンセー、調理実習でクレームブリュレ作ったんすよ。…みんなも食べてね!」 どす、という勢いで全員の座する中央に盆をおろすキリノ。 程よく焦げて、周囲に暴力的な甘い薫りを撒き散らすその塊は、 「…1キロくらいあるんじゃないのこれ」 サヤの突っ込みを待たずとも誰もがそう思えるほどに…膨大であった。 しかし、目を輝かせる顧問にとってその量は逡巡のきざはしにもならない。 「サンキューな、キリノ!いただきまーす」 ササっとキリノによって切り分けられたその塊の、四分の一はあろうかというこれまた塊を、嬉々しげに平らげていく顧問。 自身にもその半分くらいはあろうかという塊を取り分け、他の部員たちの分も用意すると、 「お弁当もどーぞ~」 3段重ねの重箱をぱかぱかと開き、一緒につまんでいく。 うまいうまい、おいしいおいしい、と揚げ物をばくばくと平らげて行く二人に、こぼすサヤとミヤ。 「あっち…あんだけで脂質50gくらいは行ってるよね」 「いえ、全部で合計3000kcalくらいは…あるんじゃないですか、あれ」 ふと、サヤがキリノに視線を移す。 ダイエットの話をしていた顧問につられて気付かなかったが、 (そういえば…な、なんかこの子も、丸々してきてるみたいな…!) 見れば見るほど気のせい、ではない。 割烹着を脱いだ制服の上からでもわかる。 首回りや、胸やお腹はだんだんと丸みを帯び、お尻はスカートからはちきれんばかりだ。 「あれ、どうしようか…突っ込んだ方がいいのかな?」 「ほっとけばいいんじゃないですか?幸せ太りってやつでしょ…しょうもな」 そんなサヤとミヤ、二人の会話も全く耳には入らず、凄まじい勢いで重箱を開けてゆく。 やがてそれが底を尽き、お盆の上からデザートも消え失せると。 「ぷあー、食った食ったあ」 「こりゃ、相当一杯運動しないといけないっすねー、ふふ」 食べ終わり、そのまま大の字になって寝っ転がる二人。 その光景を見ながら、或いは純粋な心配する気持ちから、或いは自戒の為に。 他の部員たちは一同にこう思うのであった。 ――――健康には気をつけましょう。
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ここを編集 ■超重神グラヴィオンZwei ツヴァイ メカニック作画監督 4 8 11 ■ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU メカニック作画監督 8 14 30 ■ガン×ソード メカニック作画監督 19(西・ま) ■GR -GIANT ROBO- メカ作画監督 4 9 メカ作監補佐 8 ■アイドルマスター XENOGLOSSIA メカ作画監督 7 ■GUNSLINGER GIRL -IL TEATRINO- 銃器作画監督 3 9 ■狂乱家族日記 演出 5 11 ■まかでみ・WAっしょい! エレファンガーDN原画(斎藤久、まさひろ山根と共同) メカ・エフェクト作画監督(全話) 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 ■劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者 エフェクト作画監督(山田起生、川添政和と共同) ■アスラクライン2 メカニックティーチャー 20 21 22 23 24 25 26(Gメカニックティーチャー) #26 メカニックスチューデント(メカ口ロボ基名義 小田裕康、砂川正和、栗田新一、藤井慎吾、亀田祥倫、石山寛、雨宮哲と共同) ■SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors 作画監督 3 10 13(佐) 19 25 26 35 38 42 51 ■アイアンマン:ライズ・オブ・テクノヴォア メカニック作画監督 デザインワークス(箕輪豊、戸倉紀元、新妻大輔、今村大樹、高橋瑞香と共同) ■ガンダムビルドファイターズ メカニック作画監督 9 19 ■ガンダムビルドファイターズトライ メカニック作画監督 4 12 18 23 ■ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ メカ設定協力 ■SSSS.GRIDMAN ヒロイック作画チーフ #3 合体DN原画(浅野元と共同) #6 宇宙船表紙原画 #12 電光超人グリッドマンアニメーション設定 ヒロイック作画監督 1 2 3 4 5 7 8 9 10 12 作画監督 OP(坂) ■SSSS.DYNAZENON ヒロイック作画チーフ メカ作画監督 OP 1 3 4 7 9(土・浅) 12 メカ作画監督補佐 8 ■SDガンダムワールド ヒーローズ デザインワークス(宮本崇、今石進、阿部慎吾、寺島慎也と共同) SDガンダム作画監修 13(阿) 14(阿) 15(阿) ■劇場総集編 SSSS.GRIDMAN ヒロイック作画チーフ ■劇場総集編 SSSS.DYNAZENON ヒロイック作画チーフ ■グリッドマン ユニバース ヒロイック作画チーフ ヒロイック作画監督 設定協力(安部葵、雨宮哲、石毛理恵、加藤野絵、坂本勝、三宮昌太、土肥志文、中村真由美、西川伸司、波賀野義文、半田修平、山口加奈、芳垣祐介、和田夏樹と共同) ■関連タイトル Blu-ray グリッドマン ユニバース 特装版 牟田口裕基 ロボ仕事大図鑑 SSSS.DYNAZENON Blu-ray1巻 SSSS.GRIDMAN Blu-ray BOX ガンダムビルドファイターズトライ COMPACT Blu-ray Vol.1 SDガンダム デザインワークス まかでみ・WAっしょい!その1である rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
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”*1,007-” 何かの端数、ではない。 コジローの預金通帳、その現在高―― つまりは、彼の持ち得る資産、そのほぼ全てである。 今月の給料日まで、残り10日。 (……さて、どうしたもんか、石田虎侍。) ―――しゃんとしなくては。 取り敢えずは、そう決めた。 それが彼の目指す「大人の強さ」その第一歩…のはず、だった。 だが、現実に目を向ければ、問題は堆く積まれた山のように屹然とそこにある。 家計簿をつける取っ掛かりになればと思い、レシートは残し、週末には通帳記入をするようにもした。しかし―― (これはビールの特売日、これもビールの特売、こっちはビデオの延滞…って、おい。) まとめて記帳された実に76件ものカード取引件数、その日付と引き落とし金額は… 己の金遣いの荒さ、ムダさを如実に物語っていた。 (……とりあえず、酒は控える、として…問題は食い物だな…) ちら、とキッチンを見やると。 そこに在るのは辛うじて実家から送られてきた僅かばかりの米と―― ほとんど空っぽの冷蔵庫の中には、先輩と飲んだ時の残りの枝豆が2袋。 (…これであと10日、か…) ―――はぁ、とひとつ深い溜息をついてから……がさごそ、棚を漁ってみる。 しょうゆ、みりん、サラダ油、砂糖、塩、酢、コショウ、味噌、バター、各種ソース――― 一人暮らしで自炊をしない男の部屋にしては、十分過ぎるほどに調味料の品揃えはいい。 ほとんど全て、実家から送られて来た物だ。 母曰く、お前もお料理くらいできないと今の時代お嫁さんも来てくれませんよ、とのこと。 (…単に、セットで買った余りだとか、お歳暮とかで貰ったのを俺に押し付けてるだけじゃねえのか?) 実家に帰った時に見た、コンビニ弁当で腹を膨らす父と母。 その姿をありありと思い出し、そりゃ調味料なんかいらんわな、と思いつつ―― 何が嫁だ、ふざけんなあのババア、と一言漏らすと。 「……しょうがねえ、いっちょやったるか、料理」 コジローの人生における初めての挑戦は、そのような形であっさりと齎された。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ”¥1,105-” 先の口座の残高が増えた、わけではない。 引き落としが済み、生鮮100均ショップで買物を済ませた… 今のコジローの財布の中に納められているなけなしの生活費。その全てである。 紙幣1枚に僅か2枚の硬貨と少しのカードと免許証・職員証だけのとても簡素で軽い財布。 (――少なくとも、「大人の財布」ではないな、こりゃあ…) そんなボヤキをどうにか肚に収めつつ。片手の買物袋には… とりあえず卵に、ツナ缶、竹輪、胡瓜、玉葱。そしてスティック味噌汁。 そういった、なんとか主菜のごはんを引き立てられる食材。 これでどうにかまず5日凌げれば、という目論見と共に、部屋への階段を上がる。 「まずは、メシだな。……炊けてるかな?」 部屋に入って荷物を置き、まず買物に出る前に仕込んでおいたジャーを開くと… それと同時にもわぁっ、とした白煙が立ちのぼ―――らない。 「…うわっちゃ、水が少なかったのか?」 それは、ごはん、と言えば間違いなくそうであるという形をしていたが… ”炊き立て”のつやと瑞々しさのイメージからは程遠い、 パサパサでいかにも味気の無さそうな白米であった。 (――ま、まあいい。米炊くのも久し振りだし…それにどうせ炒めるんだしな。) 心の中でそう呟くと、引き出しの中から。 引越しの時に母親にムリヤリ買わされ、押し付けられたまま―― およそ4~5年もの間、只の一度も使われる事のなかった――包丁とまな板を取り出す。 そのまま、玉葱を一刀両断すると、溢れる涙を抑えて微塵切りに。 タタタタタ、と小気味よい音が部屋に流れる。 (……なかなか手馴れたもんじゃないか、俺も。へへ) そのまま油をひいたフライパンに移し、あめ色になるまで炒め… 頃合になるとまな板に移し返し、余った分をラップに包んで冷凍保存、一丁上がり。 自分で自分の手際の良さに感動しつつ、炒めたタマネギの香ばしい香りにお腹をぐぅ、と鳴らすコジロー。 (あとは、食べる分と一緒に飯を炒めて、と…) ジュワジュワ、といい音をさせながらフライパンの上で玉葱と混じり合って踊る白米。 それに少しづつケチャップと胡椒で味付けをしていく―――とそこに、異変が。 「…む、なんか…ベチャベチャだな…?」 ケチャップをかけすぎたか、と思うが時既に遅し。 オレンジを超え、もはや真っ赤に染まった玉葱とご飯は… オムライスの下地というより、さながらケチャップ混ぜご飯の様相である。 (こ、こりゃ…辛そうだな……まあ、次は卵タマゴ、と…) 一先ずソレをお皿に盛りつけ、といた卵をそのままフライパンに。 やや強火にしてぐちゃぐちゃに掻き雑ぜると、こんがり焼き上がるプレーンオム。 やれやれこっちはどうにかなったか…とコジローが胸を撫で下ろすと、 続いて最終段階、ハヤシソースの作成へ。 (デミグラスソースに、ケチャップとバターを混ぜて…と。こんなものか?) オムを赤いごはんの上に乗せ、フライパンの上で調味料をかき混ぜると… じゅわぁぁぁ、とこれまたいい音と共にソースの焦げる臭いが鼻を包む。 よしこんなもんだ、とオムの上にソースをかけ、完成。 ”オムハヤシライス一人暮らし風”の出来上がり、である。 「よっしゃ!食うぞ食うぞっと!」 スティック味噌汁にお湯を注ぎ、机に運ぶと、試食タイム。……が、しかし。 ―――がりっ。 一口目にして、口当たりに違和感。 オムの中から出てきたソレは紛れも無い、卵の殻であった。 そしてそのような違和感すら遥かに上回る勢いで訪れる―――さらなる違和感。 「かっ、かっ、辛れえ~~~~ッ!!!」 慌てて水道に駆け込み、蛇口をひねると口をすすぐ。 その常識外れの辛さの正体は……ケチャップの蓋に記されていた。 [”激辛”ホット・ケチャップ タイ人もびっくり] そんなものを、浸かるほどにもかけてしまっては… 上に乗るプレーンオムレツの繊細な味など、ひとたまりもない。 おそるおそる、二度三度と…どうにか口に運ぼうとするものの、その都度辛さに音をあげそうになる。 みそ汁と冷水でどうにか誤魔化しつつ、半分ほど食べきった所で…ギブ。 「もう、ダメだなこりゃ…枝豆でも食おう……」 ヒリヒリする口で枝豆一袋を掻っ込み、皿を片付けた所で時間はもう23時を回ろうとしている。 いかんいかん、と大慌てで風呂に飛び込み、汗だけ流して一日終了。 布団に潜り込み、まだぐるるるる、と獰猛な音を立てるお腹からの追求をどうにか捌く。 (しかし、こんなに上手く行くかんとは…不器用にも程があるな、俺は――) 作成過程で有頂天にもなっていた分、一旦沈み込むとその振れ幅は限りなく大きい。 まして今日は適度な酒も入ってない。素振りもしていない。必然―――寝付けるはずもない。 布団の中で二転三転しながら明日からの事を考えると、ますます気が滅入る。 (まず一度、誰かに教わるべき、なのか…?) ―――”誰か”。 自分で考えておいて、一発で思い当たるシルエットが、一人。 猫口で、いつでも笑顔の絶えない、ポニーテールをゆらゆら揺らすその姿は、紛れもなく――― もわもわ、と具体的なかたちを持ち始めたその空想を、しかし瞬時に脳内で打ち消しにかかる。 (……ったく、しっかりしろ!) 川添道場で目を啓いて以来、しゃんとしよう、という事と共にもう一つ考えていた、いや… どうしてもそれと連なる思考のスミからこびり付いて離れようがないものが、ひとつ。 (俺は、俺自身は―――あいつにいつまで頼るつもりだ?) メシの事も勿論だが、それだけであろう筈もない。 その根本に根差しているのはおそらく春先、まだ一人ぼっちだったあいつに… どうする事もしてやれなかった申し訳なさに端を発する、積み重なった罪の意識。 あいつが弱っていて、何か力になってやろうとしたIH県北予選では、結局、何もしてやれずに。 あまつさえ川添道場では、自分の取るに足らない面子を守る為に逆にまた…借りを作ってしまった。 このツケはいつか払わねばならない。そしてまさに今こそがその時である。それは分かっているのだが――― そうは思いつつも、脳内に浮かぶその姿を無理にでも打ち消そうとすればする程に… 何の意識もしていなかった母のなんでもない言葉までもが脳内でフラッシュバックされる。 ”お嫁さんも来てくれませんよ” ―――嫁、さん……母親。 これまで、それなりに多くの生徒や知人と関って来た、という自負もある自分の交友範囲の中で。 それでも……あいつ程その言葉に相応しい人間がいるだろうか?いや、おそらくは居まい。 まだ高校生でありながら、でしゃばらず、引きすぎず… 全ての人間に平等に接する博愛の目を既に備えており――― 加えて家事百般に通じ、気立ても勿論いい。それに努力家だ。 唯一、何事も自分で溜め込んでしまう癖だけは欠点と言えなくもないが… 何といってもまだ高校生のあいつにそこまで望むのは高望みという物だ。 ましてやあいつなら、そのような事をも優しく包み込むふくよかささえ―――じきに手に入れてしまう事だろう。 (あんな才能…って言うなら、あいつも十分すげーよな……はは) 自分には、過ぎたる宝が、二つ―――いや、七つ。いやさ…九つ、か。 ともあれ自分は、そういう光の粒たちに… いやむしろ、自分に関わる全ての生徒の導き手として――― 恥じぬ態度を、姿勢を、そして在り方を示さなくては為らない。 (”大人の強さ”なんだ、コジロー。……いつまでもあいつに甘えていて、どうする。) そう思うと、むくりと起き上がり、傍らの竹刀を携え、外へ。 一つ、二つ―――何かを確かめるように竹刀を振る。 日付が変わっても、その風を切る音が絶える事は無かった。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ――――”ごぎゅるるるる” 工事のドリルが地面を掘削する音ではない。 一人の人間の…お腹から発せられる――轟音である。 その音がする度教卓にへたり込んでいた以前までの姿とは異なり… 必死に背を起こし、なんとか教師らしく振舞おうとしているその姿は――― 違う意味で滑稽だと言え、やはり生徒たちにとっては失笑の対象でしかない。 あれから数日、料理はとにかく失敗続きであった。 米は何故かどうしてもムラができ、上手く炊き上がらない。 「ツナと胡瓜の味噌和え」は、またも味付けを間違えてほとんど味噌の味しかしなかった。 「ちくわと刻み胡瓜のマヨネーズがけ」は流石に上手くいったものの、ダイエット料理にも程がある。 辛うじて満足と言える出来栄えだったのは目玉焼きくらいのもので、結局のところは――― ジャーに残ったまずいメシと小分けにした枝豆、そしてスティック味噌汁で凌ぐ毎日。 朝と昼は、抜き……その生活も限界に近付き、既に貧血に基く立ち眩みを起こす事2回。 そして今日も、終業のチャイムに救われなんとかふぅ、と片息をつくと… コジローのそんな様子を見かねた生徒が、二人。 「先生、お腹すいてそうだから…パン食べる?」 「あたしもあげるよ…っていうか大丈夫、先生?」 数ヶ月前にも自分にパンをくれた女生徒二人が、いかにも心配そうに見つめている。 その目には、かつてのガツガツとした「残パンマン」コジロー復活への期待が湛えられていた。 が、しかし……今のコジローとしては、その好意に甘える訳にもいかない。 払拭せねばならない。醜聞を。そして、取り戻さなければならない。威厳を。 「―――はは。だらしねー先生で、ごめんな…」 辛うじてそう言い残すと、やつれた顔でどうにか笑顔をこしらえ…軽く手をあげ、教室を出る。 それを背後で見送る二人の生徒の瞳に、旗が――はっきりとはためいてしまっている事に。 彼はもちろん気付くよしもない。 ともあれ、そういう…ある意味今まで以上の天然たらしっぷりを見せつつ… 時間は刻一刻と放課後、すなわち部活の時間へと近付いていた。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ―――ブンッ!ビュン!……ヒュンッ! 閑まりかえった道場に木霊するは、もちろん素振りの音。 川添道場にて「何か」を得る事のできた、もう一人―――即ち、ミヤミヤその人のものである。 (あ…最後のは、近かった気がする。) 一旦竹刀を降ろし、汗をぬぐって呼吸を整える。 ―――よもや、ここまで自分が剣道にのめり込む事になるとは。 1年前の自分に言っても、恐らくは鼻で笑われるだけだろうな、と思う。 でも、悪い気はしない。こうして放課後、一番乗りで練習を始めている自分も――うん、悪くない。 よし、もう一回、と竹刀を強く握り締めたところで―――背後の引き戸が開くと。 「はよーっす……んっ、今日はまだミヤだけなのか」 一人でも練習とは感心感心、とでも言外に仄めかすような… 相変わらずの人を食ったような態度で顧問のコジローが入って来る。 「おはようございます、コジロー先生」 一旦竹刀に込めた力を抜き、軽く笑顔を作って会釈をし… すたすた、と近付いてくるコジローをじいっと見る。 (…やっぱり――何も、変わってないじゃない。) 自分が直接、何かを見聞きした訳ではないが――元々、他人の気持ちには聡いミヤミヤの事。 川添道場の一件以来、部内の空気が微妙に変化してきている事は、十分に感じ取っていた。 そう、微妙に……今までのどこかのほほんとした温和で穏やかな空気は残しつつも、 何か確かな目標を見つけたような、そういう伸びやかな空気が今の部にはあり… 自然とそれが今の自分の成長を後押ししてくれているようでさえある。そういう感じ。 そしてその変化の中心に居るのが目の前に居るこの顧問であるという事も――― ……以前より自分はこの顧問とは、他の部員たちよりも幾分フラットな、 良く言えば依存の無い、悪く言えば距離を置いた付き合い方をしてきたつもりではある。 しかし、そのせいで見え難い部分もあるのだろう、という点を差し引いたとしても… それでも、自分だけが具体的な「その変化」に気付けていない、というのはどこかもどかしく。 また同時にそれはミヤミヤのプライドを刺激してもいた。 ――――ただそれでも、今の自分にもどうにか、分かる事があるとすれば。 「な…何だよ。俺の顔、何かついてるか?」 間近までやって来たコジローの顔をそのまま、ずい、と覗き込む。タバコの時のお返しとばかりに。 女の子にしては長身のミヤミヤとはいえ、元々の身長差に加え、背筋を立てた男性相手では… さすがに下から睨め付ける様な視線になる。が…… その眼光と、眼の前まで寄せられた顔から漂う髪のにおいにコジローは息を呑む。 「……先生、あごの下にニキビできてますよ」 どんな生活してるんですか、と云うミヤミヤの言葉に慌てて下顎に手をやるコジロー。 その所作が少し、おかしく見えて――いや、Sの血が疼いたのか――にやり、と口角をあげると。 「――最近、ちゃんとごはん食べてるんですか?」 気になっていた事をズバリ、ぶつけてみる。 元々姿勢のいい人ではあったが、今なお背筋こそぴんと伸び、しゃんとしてはいるものの… よく見ると日に日に頬はこけ、髪はパサつき、青白い唇の色はいかにも不健康さを表し、顔色もいかにも、よくない。 そういえば最近――とは言っても、ここ数日だけの話だが――皆での昼食の席に先生を見かける事が無かった。 まさかそれが原因で、とは思いもしなかったものの…… 確かに目の前にいるコジローは”栄養失調”その典型的な患者であると言えた。 ともあれ、それは―――ミヤミヤからすれば、ほぼ純粋に心配の気持ちからの言葉であったのだが。 言われた当のコジローにしてみれば、またもや生徒に自分の不調を気遣わせてしまった事、そして何より… ”ちゃんとごはん食べてるんですか?” その一言一句に”誰か”の姿をまたもや連想してしまっている自分に対する嫌悪感。 そして勿論、気を使ってくれているミヤをそんなふうに見ている事への申し訳なさ。 まとめて押し寄せるそんなネガティブな感情を振り払うようにぶんぶんぶん、と頭を振ると。 「はは…そうなんだよな、最近、晩メシがうまくできなくてさ」 頭をぽりぽりと掻きながら照れくさそうに告げるコジローの… その何気ない言葉の中に、ほんの少しの違和感を見つけるミヤミヤ。 「うまくできなくて、って……自炊とかしてましたっけ?初耳ですけど」 料理をするようなタイプには余り見えないし、そんな話も聞いた事がない。 何よりこちらは彼が生徒に昼食をたかる姿を幾度も目にして来ている。 それが一体、どうした心境の変化だろう。 至極もっともなミヤミヤの疑問に一瞬、しまった、という表情を浮かべた後… 隠してもしょうがないかと一呼吸おいて、コジローが言葉を紡ぐ。 「いや……いつまでもお前たちの世話になってたんじゃ、みっともないだろ?」 たったそれだけの言葉ではあったが、聞くミヤミヤの耳には、それが何故か… 信じ難い情報となって飛び込んで来たように、思えた。 そしてそれと同時に。 ―――ああ、こういう事なのか。 と得心の行く部分も、確かにある。 つまりは……「変わった」のだ。この顧問は。 別につまらぬ見栄を張る部分が無くなった訳ではないだろうし、 勿論これからも度々、そのだらしなさに辟易させられる場面もあるのだろう、とは思う。 しかしそれらが持つ意味は、おそらくこれまでの物とは大きく異なって来るのだろう――― そういう不思議な確信をもつだけの理由が、その言葉からは感じられる。ような気がした。 ともあれミヤミヤがそうして、ようやく分かった、という納得の笑みを浮かべていると… その和やかな空気を引き裂くように、ムードもへったくれもない、地鳴りのような音が道場に鳴り響く。 ――――”ぐぐぐぐぅ” 言うまでもない。コジローの腹の音、である。 流石に教室とは勝手が違い、多少は付き合いの深いミヤの前では照れを隠し切れず… 頬をぽりぽり掻きながら口元を緩ませ、申し訳無さそうに顔を赤くするコジロー。 しかし、ミヤミヤにしてみれば……従来の自分であれば。 ここで「はぁ?」とでもいうような態度を取るのだろうな、と思いこそしたものの… 何故かその心中は、自分でも驚くほどに穏やかだった。 「ぷっ…っく、ふふふ……ダンくんのお弁当の残りでよければ…食べますか?」 そう言ってお弁当を取って来ようとするミヤミヤの救いの手に… 一旦は乗りかかるような素振りを見せたものの、しかし手の平を向け、いやいや、と俯きがちに首を振るコジロー。 「いーんだって。自分の事は自分で何とかするさ。……まあ今日は何ともならなかったんだけどな、はは」 その言葉に、でも、とあくまで食い下がろうとするミヤミヤに対し、やや真剣さを混じえた表情で、さらに―――呟く。 「……俺はもう、お前らに頼るわけにはいかないから、さ…」 遠い目で、自分ではない誰かに向けて言っているような… その、あまりの。依怙地なまでの頑なさに。お前ら、と口では言いながら――― まるで誰か…特定の人物を指して言っているような錯覚をおぼえる。 そしてこの顧問を、ここまで真剣にさせている”誰か”とは… ―――ミヤミヤにとっても、思い当たるのは一人しかいない。 (……キリノ部長と、何かあったんですか?) 聞けない。なにかそれが……そこまで関ってしまう事が、自分のキャラではない気がして。 しかし目は口ほどに物を言う、とはよく言ったもので… 当のコジローにはその、じっとりと見つめるミヤの視線の意味がどんな物なのか、伝わっているようにも思えた。 実際、その視線攻撃に耐えかねてか、コジローの方が参った、とばかりに話をそらす。 「…また、今度でいいからさ、簡単なレシピ本でも貸してくれよ」 お前、料理得意だったろう、と締められたその言葉は――― 体のいい、拒絶のようにも聞こえ……先程までの穏やかさよりも、苛立ち。 いや、それよりももう少しだけ複雑な感情が先に顔を出す。 「そんな物なくても……部長に教わればいいじゃありませんか?」 思わずに投げてしまった直球に、コジローの顔がひきつる。のが見えた。気がする。 しかし、こちらとしても。こうなってしまった以上引き下がる気は毛頭、ない。 「さっきから聞いてると……随分逃げ腰なんじゃありませんか?」 「”関わらない事”と”頼りにしない事”は、違うでしょう?」 「それとも…そんなものが…」 ―――先生の見つけた”正しい事”、なんですか。 ミヤミヤが、そのいつもの自分らしからぬ多弁さに自分でも驚いていると… コジローは、ぐっ、と唇を噛み締め、その一言一言を真剣に咀嚼しようとしていた。 そこへようやっと、遅れて来た2年生組――キリノとサヤ――が、姿を見せる。 「おはようございまー、ってアレ?先生とミヤミヤだけ?」 「アヤシーなあ、二人で何してたんですか?」 即座に表情を切り替え、おう、遅いぞ、と答えると… 茶化すようなサヤの言葉にもバーカ、と笑顔で答える。 今の今まで自分に見せていた深刻な表情は、どこにもない。 それを見たミヤミヤが、 (―――やっぱり、変わったのね、この人は。) と…先刻の自分の確信が間違いでは無かった事を改めて感じていると。 そんな事はつゆ知らないキリノが、二人の方へと近付き、朗かに話し掛ける。 「先生がまだ背広って事は…ミヤミヤ、一人で練習してたんだねえ。感心感心」 そういって、少しおどけ気味にキリノがミヤミヤを褒めると、 「いや…俺が、話しかけて止めちゃってさ。ごめんな、ミヤ」 コジローもそれに乗る。 そのまま始まりそうなこの部恒例のお喋り会に… 今はあまり乗り気にはなれず、メイク直してきます、と一人その場をはけようとするミヤミヤ。 その場に背中を向け、半歩ほど場を離れた所で、キリノの言葉。 「おりょ、センセー…最近やっぱり顔色悪いねえ。ダメですよー、ちゃんとごはん食べてるんですか?」 ――――”ちゃんとごはん食べてるんですか?” 先ほど耳にした物と、全く同じフレーズに刹那、二者二様に動きを止める。キリノはわからない。サヤは気付きもしない。 しかしミヤミヤはすぐさま硬直を解くと、そのまますたすた、と洗面所のある更衣室の方へ去って行く。 コジローはそれを確認だけすると、言葉を紡ごうとする。が… 「ああ、それなんだが……」 ……このまま、思い切って話してしまおう、とした所でやはり口の動きは止まる。 どうしても、理性ではなく本能的な部分で―――キリノに頼るのを、由としない自分がいるのだ。 それはもはや…母親に逆らい、自立をさけぶ反抗期の子供の感情のようなものだ、と自分でも分かってはいる。頭では。 (それでも、俺は……) 言葉を止め、目をいったん宙空に泳がせていると… 更衣室の扉に手をかけたまま、半眼でこちらをぎろり、と睨むミヤと視線が合う。 息を呑み、釘付けにされるこちらの視線に、ミヤは唇の動きでもって何かを伝えようとしている。 遠目にも確かに見えた、その三文字の科白、それは――― ――――せ・い・ぎ。 それはいつか、自分自身がミヤに言った事でもある。 ”自分の行動で迷う時があったら、その行動が――『正義』かどうかで、俺は判断する。” そして今、自分が。キリノに頼ろうとする事は――― 果たしてそれが大人として正しいのかどうかは、分からない。 だが、確かに……誰かの力を借りずに自分で解決しようとする事と、 依存を恐れ、関わり合いを持たないようにする事との間には、雲泥の違いが在る。 ましてやこんなにも誰かに心配をかけてまで…自分の、いわばエゴを貫く事が。 そんな事が果たして本当の”大人の強さ”だと、正しい事だと胸を張って言えるのだろうか? ―――違う。気がする。 (……ああ、分かったよ。ミヤ。) 扉に手を掛け、立ち止まったままでこちらを見ているミヤから視線を切ると。 一度ふう、と大きな嘆息を漏らし……すぐ傍にいるキリノの目を見て、話す。 「…キリノ。すまんが今度……料理教えてくれないか?」 コジローがそう言うのを確認し、ぱたん、と更衣室の扉を閉じると… えーっ先生料理なんかするの、というサヤの驚きの声が遠くに聞こえるようになる。 それと同時に―――ポトリ。更衣室の床を濡らすもの。 (……あらら?) 安心の?後悔の?それとも―――その他の何か? 自分でも良く分からないが、少なくともそれは納得の行かない、理不尽な物ではない。 (…やれやれ、これじゃホントに顔、なおさなくちゃいけないじゃない――…) 笑顔で涙をぬぐうと、僅か扉一枚隔てた向こう側では… なにやら賑やかに談笑する声が聞こえてくる。 「……あとでダンくんに、謝らなくっちゃ」 そう口にしながらも、そのミヤミヤの表情は―――やはり、穏やかなものであった。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 「こんにちはー、お邪魔しまーす!っと…」 がちゃり、とドアが開くと、七畳一間の狭い部屋にキリノの挨拶がこだまする。 入ってまずすんすん、と鼻を立てると、鼻腔を擽る、男の人の部屋特有の香り。 続いてガラス障子の向こうの寝屋を見やる、と。 「……いやー、これはまた…」 先生の部屋に上がるのは初めてではない。 以前にもサヤと一緒に、お掃除のお手伝いがてらに遊びに来た事はある。 しかし、その時は――感心したものだが――意外にも部屋は片付いていた。 …それが今日はどうだろう。 着替えは脱ぎ散らかされ、布団は敷きっぱなし、ゴミ箱はあふれている。 そこはまさに、帰って来て、寝るだけの部屋―――飾らないにも、程がある。 ともかく、そういう風にキリノが奥の部屋の汚れに眉をしかめていると。 コジローにしてみれば、学校で別れてすぐのその来訪に… 片付ける暇も無かった、と言い訳のひとつも挟みたい所であったが。 「――はは。きたねえ部屋で、すまんなあ…」 …と、無闇に虚勢を張らない言葉を返すのが精一杯。 とはいえそもそも、今更キリノの前で気取る必要もない。 となると、誰に対しても無遠慮に付き合える、コジロー本来の性質の方が強く顔を出し… 必然、キリノに自分のだらしない所を見られようとも―――いや、見せているからこそ。 ある種、心持ちは今日の天気を映したように晴やかでもあった。 台所の片隅に貼られた暦が示す日付は、川添道場から丁度一週間後の、土曜日。 "明日"に備えて練習はお昼迄で切り上げ、そのままこのような運びとなった次第である。 ともあれキリノが、ある物は買い込み、ある物は家から持ち込んだ食材をてきぱきと冷蔵庫にしまうと。 「…まずは、お掃除しましょう!」 「おお!やったるか、いっちょ」 阿吽の呼吸でそう言うや否や、キリノは洗濯物をまとめ、コジローは溜まったゴミを出しにいく。 気が付けば大きな袋三つ分にもなっていたゴミ袋を戸口に出し… それらをどうにか結ぼうと、コジローが悪戦苦闘している間に。 寝屋で一人になったキリノは、洗濯物をまとめながらテーブルの上にあるプリントやら書類の山に目を向けていた。 (小テスト… 練習試合日程… 剣道部通知表、って…?) つい、そっと手を出して読もうとすると。 戸口のコジローからおい、机の上の物は勝手に見るなよ、との声がかかり… にゃっ、と猫のように反射的に飛び退くキリノ。 あわてて散乱した服に手をやり、洗うべき物と汚れの少ない物とに分類し終わると、布団に手をつける。 ばさっ、とひとつ大きく布団に風を通すと、部屋中にその香りが広がるようだ。 (あ… 先生のにおいだね… ふふ) 多少、恍惚感を覚えながら、テレビ台の裏のカーテンと窓を開け放ち、ベランダに布団を干す。 その眼下には、脇の集積所に大きなゴミ袋を抱えて運んでいる先生の姿。 上からセンセー、と呼び掛け手を振ると、おー、片付いたか、すまん、と言う返事。 傍から見れば新婚のようにも見える二人だが、通りを渡るはねこの姿のみ。 ツッコミ不在のままで話は、進む―――― ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 「―――さて、片付いたところ、でだ……」 二人掛りで近くのコインランドリーに洗濯物を全て放り込み… すっかり片付いた部屋でコジローがぽつりと呟く。 「……見るか?通知表」 その言葉に一瞬、キリノの呼吸が止まる。 机の上のソレを―――気にしていたつもりはない。 視線も切っていたし、さっき注意された時にだって先生はこっちを見てなかった、はず。 ましてやこの人は……自分の物を無闇に他人に見せたがるような人ではない。なのに。 「……いいん、すか…?」 おずおずとしたこちらの態度にぷっ、と吹き出しながら。 大人の余裕―――そんな物を感じさせるような態度で、コジロー。 「お前も…意外とまだ、子供で居てくれてるんだな?……顔に出てんだよ」 おどけるようにそう言いながら、少年のような笑顔を向けるコジローに、思わずはっ、と頬に手をやる。 その仕草をにやにや、と見守るコジローに多少バツの悪い顔を向けながらも… 差し出された自分のファイル―――通知表を手に取ると、そこには。 「まだ、途中なんだけどな…」 自分の癖や良い所、悪い所などがつぶさに記された「通知表」。 それには、踏み込みや素振りのクセ等から…これまでの試合の勝敗分析まで。 実に多岐に渡って事細やかに解析・網羅されており… 書いた者の眼力の確かさを否応無しにも感じさせられる内容になっている。 そしてその最後は、総評として、こう締め括られていた。 "面倒見のいい頼れる部長で、チームに欠かせないムードメーカーでもある。 まっすぐで練習熱心なんだが、それゆえに相手は動きを読みやすいかもしれんな。 もう少し技を覚えるとより強くなるだろう。" こちらが一通り目を通したのを確認するや。 照れ臭そうに頬をかきながら、コジローが口を開く。 「もうすぐ学期末だから…俺まだクラス受け持ってないし、せめてこれくらいは、ってな…真似事だけど」 その内容の濃密さ、そしてその言葉は、言外に――― いずれクラス担任を受け持った時、多くの生徒に関わる… その責任の重さと向き合おうとする覚悟をも示しているようでもあった。 そしてその”強さ”は、今の自分たち剣道部員にもどこか友達か兄貴分のように接し、 ある種…責任ある立場からの発言を避けているようでもあった以前の彼には、無かったものだ。 (……そっか…) それと同時にキリノの思考の内で、確かに結び付くものがある。 今日、先生の部屋に入った時に感じた片付かなさ。 それは食事等に於いては、確かに概ね自堕落ではあるものの… こざっぱりとした衣服やある程度整頓された職員室の机、大事に使っていそうな剣道着等には。 いつもどこかに清潔感を感じさせていた先生のイメージとは異なるものだ。 ―――では今、先生の時間を…そしてそのような清潔感までもを奪い去らせてしまっている物は何か? 必然……自分達、生徒の為に時間を取られ、部屋の片付けも。ともすれば、眠る事すらままならない。そういう像が浮かぶ。 そうとも知らずに、自分は――― (また、失礼な事、しちゃったなあ……) それはずっと前から根差している―――先生に対する、罪の意識。 部員が減って行き、どんどんやる気を失っていく先生をどう励ましてあげる事も、出来なかった自分。 タマちゃんや皆が入部してくれて、先生がやる気を出してくれても…そこに自分の力は何も働いていない、という無力感。 インターハイ予選では自分の事でたくさんの迷惑を掛け、しかも最後には……期待に応えられずに、負けてしまった。 川添道場の時にしてもそうだ。図々しくも興味本位で一緒に押し掛け――― 生徒に、私たちに。自分の弱い姿を見せまいとした先生の意図を汲んであげられなかった。 ―――いつになれば自分は、この恩を…先生に返す事が出来るのだろう? そのような思いが駆け巡り、キリノが口をつぐんだまま俯き、何も言えないでいると。 目の前のコジローはそんな事に気付く由も無く、生唾をごくん、と飲み込み…キリノからの評価に身構えている。 その可愛らしい様子と、脳内で描き出した大人である先生の姿とのギャップは… 何とも言えない可笑しさとなってキリノを包む。 その雰囲気に、ぷっ、と吹き出しながら、顔を上げつつ。 「…ホメすぎ、ですよ……もうちょっと厳しく見なきゃ!先生なんだから」 意外に厳しいキリノの採点に、ええ、そうかな、と不満気な顔を覗かせるコジロー。 それでも、そうっすよ、と鼻息を立てながらもどこか嬉しそうなキリノに、照れながら微笑みを向けると。 「…そう、かな…」 「そうっす、よ…?」 ……刹那、目が合い―――二人の間に何とも言えない沈黙が流れる。 室内にもねこが通り掛かりそうな、生暖かな空気にお互いに俯き、喋る事ができずにいると… 間が悪く、コジローの携帯のアラームが鳴る。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ―――ピピピピピピ。 「ン、洗濯、終わったみたいだな……」 「そ、そうっすか。じゃあ取りに行きましょー!」 取り敢えず安堵した二人が、洗濯物を預けたコインランドリーに向かい… キリノがシャツ類にアイロンをかけ、丁寧に畳むとそれを持ち。 コジローは洗濯カゴ一杯の洗濯物を抱え、家路に着く。 歩いて10分ほどの距離であったが、先の空気を引き摺ってか…互いに何を話せばいいか、分からない。 しかし押し黙ったまま、並んで歩く事数分――― ふと、キリノはコジローと並んでいながらも、しばしば遅れそうになる自分に気付く。 重い物を抱えているとは言え、先生の歩幅は自分よりも広く……自分が3歩かけて歩く所を、2歩で行ってしまう。 それをトコトコ、と追いかけているうちに、それが楽しくなってにやけていると、コジローもその変化に気付く。 「あ…すまんな、歩くの、速かったか?」 コジローの気遣いにふるふる、と首を振ると。 「……いいんですよ、先生はそのままで」 その言葉に、そうか、と頷きながらも、歩みを少し遅めてくれるコジロー。 その優しさをすぐさま理解し、嬉しい、と素直に感じながらも、少しの胸の痛み。 (…また、気遣わせちゃってる…) それは客観的には、ただの身長差の問題にすぎなかったが… キリノにとってはもう少し、根本的な問題のように感じられていた。 自分が3歩かかる所を、2歩で進んでゆく先生。 それはきっと、何事に於いても―――剣道に於いても、そうなのだろう。 この人もまた、自分とは別種のひとだ。……才能、という点に於いて。 それは「火が点いた」日以来、メキメキと自分の実力を取り戻して行く様子からも… 対峙している時に感じる、タマちゃんにも通じる最近の集中力からも、窺い知る事ができた。 ――――才能の壁。 そこに一人取り残される寂しさを、全く感じないかと言えばウソになる。だけど。 「……先生。あたし、ついて行きますから…普通に歩いて?」 精一杯の笑顔でそう言うと、コジローはひとつ、不思議そうな顔をしたが… ああ、と呟く様に返すと、やがて元通りの、普通の速度で歩き出す。 その後ろを追うように、並んで離されぬように…再びトコトコ、と笑顔のままで歩き出すキリノ。 (…やっぱり、こうでなくっちゃ。) ……取り残されるのは、構わない。 でも、”先を行く人”のその歩みを、自分が止めてしまっては、いけない。 自分は、その背中を必死で追い掛けられれば、それでいい。 ひどく観念的で、抽象的な考え方ではあったが… キリノにはそれが、自分の在り方だと言う自覚があった。が… (―――でも、もしその背中が見えなくなったら?) 自分でも何故そんな事を考えたのかよく分からないが――― 突然、去来したその疑問に胸がざわつく。 そうなっても、自分は頑張れるのだろうか。心を…折らずに居られるのだろうか。 弱りそうになる心をぶんぶん、と頭を振る事でどうにか払拭しようとしていると… 気付けばそこはもう、コジローのアパートの階段であった。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 「お邪魔しまーす…」 先ほどより幾らかテンションの低いトーンでキリノが挨拶すると。 その元気の無さを気にかけていたコジローは、せめてその場をリードするように指示を出す。 「じゃあ俺、布団取り込んじまうから。悪いけど洗濯物、畳んで仕舞っといてくれるか?」 それにコクン、と頷くとてきぱき、洗濯物を畳みに掛かる。 流石に下着類はコジローのたっての願いで別口で、という事になり… シャツやズボン、上着類といったあたりを簡単に畳み、タンスに仕舞うと。 丁度コジローも布団をあげ終わり、襖の奥に仕舞い終わった所である。 ちょっと休憩だな、と言って台所からお茶を持って来るコジロー。 「なあ…さっきから元気ないな?どうした?」 二度目の気遣いに、流石に申し訳ない気持ちが一杯になり… 大丈夫ですよ、とカラ元気を振りまいてみるが、コジローにはお見通しのようであった。 しかし、いざ打ち明けようにも、このような漠然とした不安を何と言って表現したものだろう? 表情をクルクルと変え、必死で脳内のアーカイブを開いていくと―――あった。 そうだこれは、あの時。……先生があと1年で首になると聞かされた時に感じたものと、同じだ。 しかし、あれから状況は変わってないと言うのに、前を向いて歩き始めたこの人に比べて。 無根拠に自分で励ましておきながら今、ありもしない妄想に取り憑かれ… しかも心配までさせている自分の心の何という弱さだろう。 ―――そう、自分は弱い。 それを確認できただけで、随分先刻よりの胸の痛みと不安は和らいだ気がする。 ともあれ何か、喋らなくてはと思い、センセー、と言いかけた所で… またも、ムードと言う物に一切気を遣わないコジローのお腹がその存在を声高に主張する。 ――――”ぐごごごごごごごぅ” 地獄からの咆哮にも似たその響きは。 もはや一個の人間から発せられているのも疑わしい。 ああもう勝手にしてくれ、とばかりにコジローが… 強情とも開き直りともつかない不可思議なものを撒き散らしていると。 目の前のキリノは、お腹を抱えてはちきれそうな笑いを堪えている。 ……しかしどうにか、すぅ、と一呼吸置いて、涙目を軽くぬぐいながら。 「じゃあ、じゃあ…ご飯、やっちゃいましょうか」 「…おっ、おう…」 ひきつった笑顔で目線を下げ、顔を耳まで赤くしたコジローの… 背後の目覚まし時計が指し示す時間はちょうど、4時。お腹の空き始める頃ではある。 無節操なお腹とは言え……その腹時計の正確さは、中々のものであるのかも知れない。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 「…よかった。お父さんのだけど、サイズ合いますね」 「い、いや、でもこれ…」 キリノが鞄から取りい出したる、大小お揃いの花柄のエプロン。 さらに胸の所にはひまわりの刺繍がしてあり、男がするにはやや可愛すぎる代物である。 エプロンなんて、と躊躇するコジローに上から無理矢理被せ、背中の紐を結ぶと――― 見事なペアルックの新婚夫婦のできあがり、である。 ……尤も当人たちは、カケラもそんな事を考えてはいないが。 ともあれ、キリノがイキイキとした表情を復活させ、嬉しそうに料理のプランを話してくれるのは… コジローにとっても、やはり嬉しく……ついつい、表情を綻ばせてしまう。すると。 「……聞いてます?センセー」 気が付けば、間近にキリノの顔が在る。 不意を突かれ驚いたコジローが両の掌を正面に向け、うんうん聞いてるよ、と軽い相槌を打つと。 キリノはほんとかなあ、と軽く牽制を入れつつ、炊飯ジャーに手をかける。 「さて、まずはご飯、なんですけど……上手く炊き上がらないんですか?」 そうなんだよ、と一気にしょげかえるコジローに… ふんふん、と釜を一通り覗き込んだ後、ひとつ問いかけるキリノ。 「先生、例えば……3合炊く時って、お水の量どこに合わせてます?」 それに答えてコジローが指差したラインは、下から3番目の短いライン。 キリノはそれを確認すると、やっぱり、と言う顔でちっちっちと指を振ると。 「それ、2合の線です…多分これ、数字消えちゃってる…」 ……言われてみれば。 おふくろに貰ったこの炊飯器、オジさんか誰かの引き出物だって言ってた気がする… しかしてその裏をよく見てみると―――その底面に記された文字は「88年製」。 「に、二十年前の遺物かよ…あのババア…」 ひきつるコジローにあはは、と薄ら笑顔を浮かべながら… まあ炊けるだけいいじゃないですか、と窘めつつ、キリノ。 「……とにかく、仕掛けちゃいましょう!」 その意見にコジローもそうだな、と合意すると… 計量カップでお米を掬い、二人替わりばんこでお米を洗って、浸水。 「ちょっと浸けとかないと、ご飯が白くならないんですよ」 キリノの語る薀蓄に、コジローがふむふむ、と頷きながら逐一メモを取っていると。 大きな身体に似合わない小さなメモ帳と、そのいかにも不器用そうな様子がおかしく、ついにやけてしまう。 なんだよ、と口を尖らせるコジローに尚一層その笑顔は膨らみ―――次の工程へ。 「じゃあ、次はお野菜!行ってみましょう」 ビタミン摂らないと、ニキビ沢山出来ちゃいますから、と言うキリノの言葉に… 一瞬反応し、下顎のあたりを抑えるコジロー。それを訝しがるキリノに、首をぶんぶんと振る。 その不思議な動きにんっ、と口を猫の形にし、頭の上に「?」を浮かべるキリノ。 しかし、まずはお構いなし、とばかりに野菜を流水ですすぎつつ。 「よく洗わないと、虫さんとかがいますから、念入りにですよー…ハイどうぞ」 といって、手渡されたジャガイモをごしごしと束子でこするコジロー。 何やらこの歳で手習いの気分のようにもさせられるが、「上司」であるキリノの顔を見ると…悪い気はしない。 続けてキャベツ、ピーマン、人参等を順々に洗い出し、浸し終わったお米を炊き付けると…メインの―――調理法へ。 まないたと包丁を取り出し、温水で洗うと。 「まず、むき方なんですけど……ピーラーなんて無いですよね…」 しょうがないのでお手本を、とばかりにキリノが包丁を持つと、するするする、と剥けて行くジャガイモの皮。 そのままはい、とコジローに手渡された新しいジャガイモと包丁に、悪戦苦闘はしてみるものの… そこには形の歪なオブジェが1個、また1個と増えていくのみ。 流石に見かねたキリノが小さな身体をすっぽり、コジローの両腕の間に入り込ませると。 包丁を持つコジローの手にそっと自分の手を添える。 「おっ、おい…」 「いいですか、親指の使い方がコツですよ」 そのまま添えられた手に力を入れると、コジローの手の中で先程見たのと同様にするすると剥けて行く皮の部分。 コジローはその技術に感動……してはいたものの、ある意味でそれどころではなかった。 二人羽織のような体勢で、余りにも近くにキリノの髪のにおいを、体温を感じ… いかな理性が勝るコジローとはいえ、脳天に直通で感じるそのクラクラ感は抑えようが無い。 事実、後に思い出そうとしても、この後他の野菜をどう切ったかの記憶を呼び出すのは…なかなかに難儀する事になった。 「じゃあ次はおそば…ですね。先生、大丈夫?」 「ああ…どうにか…」 キリノが体を離し、なんとか眩暈感が収まって来ると、キリノがコップに塩ダレを作っている。 小さじ半分の塩と、わずかにレモン汁と胡椒をコップの底に溜まる程度のお水に溶かすのみ。 それは自分でも作れる、できるだけ簡単な料理を、と言うコジローのリクエスト通り… これならば一人でも出来そうだ、と自信を持つには十分な程のシンプルさであった。 さらに麺をフライパンに取り、お好み焼きのように焼き色がつくまで引っ繰り返すのみ。 「……ね、簡単でしょう?」 そう云いながら、こんがり焼き上がった麺を一旦お皿に取り、野菜を炒め始める。 そこからコジローに交替し、シャバシャバと音を立てる野菜に少しづつタレを加えてゆくと… 香ばしい匂いが上がり、同時に”く~”、と気の抜けるような可愛いお腹の音が部屋に響く。 コジローはまたかよ、と恨めしげに自分の下腹部に目をやるが―――違和感。 あの、音がした直後の……突き刺すような感じが今の音には、しなかった。 そもそもキリノは。こういう時に真っ先にリアクションを見せるあの元気娘はどうした。 ……と、そう思い後ろを振り返ると…そこには赤い顔を見せながら、頭をぽりぽり掻くキリノ。 「お前も、すいてたの?お腹…」 いやー、あっはっは、と照れを隠しながらも、顔は耳まで赤い。 まあ、無理もない。今日の稽古が終わってからこっち、自分は勿論… こいつも家に戻ったり何やかやで、何かを口にするヒマなど無かったはずだ。 あまりまじまじ見てしまうのも悪いなと思い、一応すぐに目線は切る。しかし。 (まあ、そりゃ恥ずかしいだろう…女の子だもんな。……でも、可愛い音だったな、「ク~」って。) …と、それでもまだそのようにコジローが後ろのキリノに気を取られていると… 突然、そのキリノの怒声が部屋中にこだまする。 「センセー!……野菜、焦げてますっ!」 うおっ、と慌ててフライパンを持ち上げようとする手が、飛び付いて来たキリノのものと重なる。 そのまま、合わせた手で一緒にフライパンを安全圏まで離脱させ、ほっと一息つくと… いつの間にかぴったり密着している身体に気付き、慌てて離れる二人。 「え、えっと……ごめんなさい…」 「い、いや俺も…気付かなくて…ありがとな、キリノ」 またも流れそうな”そういう”空気に、今度は戸口の外からがりがり、とドアを引っ掻く音がする。 その音に二人してびくっ、と反応し固唾を飲むと……可愛らしい鳴き声が、ひとつ。 ―――なんだ、ねこか、と同時に胸を撫で下ろすと、ぷっ、とどちらからでもなく笑い出し… その笑いがひとしきり収まると、威勢のいい声で、コジロー。 「……さぁて、残り、片付けちまうか!」 それにキリノがうん、と答え―――そこからは、早かった。 フライパンに麺を加え、十分に汁気を吸わせてさらに炒めた「野菜たっぷり塩そば」、 余ったスティック味噌汁に残りの具材を加えてコトコト煮込んだ「具だくさんおみそ汁」の完成である。 同時にぴー、と音が鳴り……どうやらご飯も炊けたようだ。今度こそ、お米は見事に銀色の輝きを放っている。 最後に…キリノが自分の家から持ち込んだメンチカツをオーブンで解凍し、できあがり。 「な、何日かぶりの人間の食事だ…!」 必ずしも豪勢とは言えない、いかにも男の手料理然とした料理の数々に… しかしそれでもコジローが感動を隠し切れずに居ると、しかし同時にふと、湧き上がる疑問が。 「そう言えば…このメンチカツとか食材とかって、タダって事は…無いよなあ?」 ―――そう思うと、背筋が凍り付く。 今の自分の財布には、確かランドリーで使った分も引いて…硬貨が3枚。 "明日"必要な分を抜いて考えると、その額わずかに……5円玉ひとつ。 「く…また借金か…しかも今度は生徒に……どこまで落ちるんだ、俺?」 食事を前にした喜びも束の間、完全に顔色を失い意気消沈してしまっているコジローに… にひひ、と少しいやらしい笑みを浮かべながらキリノが話し出す。 「そうですねえ、トイチで貸して……だとちょっとあくどいですから、出世払いで!」 やっぱりかよ、と尚も血色を失おうとするコジローの表情に、次はふふん、と鼻息を立てながら。 「冗談ですよ…ふふ。……先生、ホントはお金あるの、知ってますか?」 それはいつぞやの―――コジローが実家で得た、一晩のバイト代。 キリノに預けたその5万円は、手付かずのままで今も貯金箱の中に在る。 コジローは、あ、とすっかり忘れていたようであったが… それを聞くと漸く安心したような、困惑のような、不可思議な顔を覗かせる。 「じゃあ…自炊する必要も無かったんだな…はは…」 その、どこか自嘲気味に乾いた笑いを浮かべるコジローに… またも、ちっちっち、と指を横に振るキリノ。 「いやいや、センセーもお料理くらいできないと、今の時代お嫁さんも来てくれないっすよ?」 まるで、母親から聞いたのと全く同じ言い回しに――― しかし今度は反発を覚える事もない。 軽く笑顔を覗かせると、どこか遠い目で、ぽつり。 「はは、誰かにも同じ事言われたっけな……」 そのように、自分の母親と重ね見るキリノの姿に向ける、コジローの優しい視線に。 意味が分からないキリノは始めはきょとんとするばかりだったが… それが自分にとってイヤな物でない事が分かり、笑顔でひとつぱちん、と拍手をうつと。 「―――さあ、冷めない内に食べちゃいましょう!」 「…おお、そうだそうだ!」 両手を合わせて、全ての生命へ―――感謝のしるし。 その心と声が、ばっちりと重なる。 『いただきまーす!』 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 「…なんか―――おふくろの味、ってやつだよな」 うめーうめー、と絶賛の嵐で始まった夕餉の膳。 その酣を迎えんとする時に……手を止めぽつり、コジローの言葉。 キリノはほえ、と一瞬呆けつつ、しかしそのただならない雰囲気にお箸を止め… それを確認すると、ン、とすこし躊躇いがちに喋りだすコジロー。 「いや…うちのお袋が、テレビとかに染まりやすい人でなあ……元々料理もそんなに得意じゃなかったんだが…」 「健康特集みたいなのがあった日にゃあさ、身体に良いんだ、とかってカレーに野菜、ばかみたいにドカドカ入れやがって」 「―――それが…俺がまだちっちゃい頃に、風邪で熱出した時にさ」 「また変な……白菜だか山芋だか人参だか、とにかく野菜一杯入れたスープ、作ってくれたんだけど…」 「それが偶々ツボにはまったのか、えっれえ美味くてな」 「何度かまた作って、ってごねてみたけど、結局再現できなくてさ」 「これ作ってて、食ってて……ちょっとそんなこと、思い出してた」 そこまで言い終わると。 改めてキリノの目を正面から覗き込むように。 或いはキリノの目に映る自分の姿を確認するかのように。 「俺の身体に……気ぃ使ってくれたんだろ?ありがとうな、キリノ」 ―――その言葉に、その笑顔に。 図星、であったにせよ返事はできずに……穏やかながらも少し、緊張した空気が流れる。 黙りこんで俯いたまま、しかしチラチラと上目遣いにコジローの顔色を見上げるキリノ。 (いつごろから、気にしてたんだっけ…?) とびっきりのごちそうより、まずは身体の事を考えた食事を――― 先生が体の具合を悪そうにしているのに気付いたのは、昨日今日の話ではない。 少なくとも、週の頭に集まった昼食会に先生が姿を見せず… 沢山作っておいた筈のお惣菜を余らせてしまった時から違和感はあった。 その後どんどん窶れていく先生を見かねて、お弁当をあげようとしたのが、一昨日。 そしてその時は、自分と同じようにパンを差し出す女生徒の好意をすまなさそうに断る先生に… 自分もまた、何となく渡しそびれ……しかしお料理の相談を受けたのも、その日だった。 (今でも…不思議なんだけど…) 具体的な変化が伴い始めた川添道場の日から、ただの一週間ではあるけれども。 先日の―――ミヤミヤが感じたのと同じ事を、キリノもまた…もう少し以前よりではあるが、感じていた。 最近のどんどん上昇志向にある剣道部。その根源にある先生の、部員や生徒に向ける「目」の変化を――― 一方の当事者とも言えるキリノは逸早く感じ取り、自分なりに咀嚼できているつもりではあった、筈なのだが。 (だからって、なんで……お料理なんだろう。) 自分に一言―――任せてくれればいいのに。……食べる物の事くらい。 ふと、そう考えた所で、しかしそれはすぐさま現実によって打ち消される。 あの.日、川添道場で交わされた先生とのやり取りと、その後の先生の得心の表情は… もう少し深い意味を持っていたような気がする。 即ちそれはおそらく、だらしなく生きる事をやめた―――というと言い過ぎなのかも知れないけど… 少なくとも、今までの様な自堕落さを他人に晒すのを良しとしない、そうした矜持を感じさせるものがあった。 しかし、それが今、このような形で現されているのは……キリノにしてみれば、やや不満もある。 (それを―――ちょっと寂しい、って考えちゃうのは……勝手な事なのかな?) 自分を、生徒を。あまり頼りにしてしまう事は……当然その決意にはそぐわない。 それは感覚としては分かるし、実際自分もその通りだとは思う――――だけど。 それと同時に今までの、自分に対するあの気兼ねの無さまでもが失われてしまう事に、一抹の寂しさを覚えてしまうのは… 我侭であると分かっていても、偽らざる本音というものだ。 (結局……頼りにされたいんだね、あたし自身が。) 思えばどこかに、そういう自分も確かに居るのを感じる。 もっと先生から頼りにされたい、自分を頼りにして欲しい。 自炊なんかしなくても、ただ一言。 ”毎日、お弁当作ってくれ”とだけ言ってくれれば。 自分は喜んでその期待に応えられる。その筈なのに… ……そんな事を頭の中で囁くのもまた、間違いなく自分の一部なんだろうな、と。 しかしそのような妄想は、客観的に見れば… いつまでも子離れできない母親の気持ちのようなものだ。 ともあれ今、栄養不足で悩む先生に、お料理を教えてあげる事。 そのこと自体には、何の不満があるわけでもないのだから。 そして実際、今日は―――自分にとっても楽しい一日であった。はずだ。 そのようにキリノが自分の気持ちに整理をつけようとしていた頃。 さらに一方の、コジローはというと。 (……俺は、なんでこんな話を、こいつにしてるんだ?) 相変わらず黙ったままのキリノに、その緊張は高まる。 喋り始めた当初はただの何気ない、お料理の感想のつもり―――のはずだったのだが。 改めて自分の言葉を咀嚼してみると、その端々に現れているものに身悶えがする。 (マザコン、なのか俺は―――しかも。) その母の像を、あからさまに目の前のキリノに押し付けている事がまた羞恥心を加速させる。 それは別に好意を抱いているから、というわけではなく、キリノだからこそそう見えてしまうのだし… またキリノだからこそ、変な誤解を持たれたくはない、というのも勿論、ある。 そうした逡巡の中、コジローもまた二の句を告げられないでいると、どうにか先に頭を整理したキリノが言葉を紡ぐ。 「……先生は、どうしてお料理、あたしに教わろうと思ったんですか?」 キリノにしてみれば当然の疑問ではあった。 だが、コジローには思考の死角を突かれた格好になり… んむ、と少しアゴに手をやると。 「いや、さすがにお前に……”毎日、お弁当作ってくれ”なんつー訳にもいかんだろう?」 …それはほとんどミエミエの、体のいいごまかし。 いっそ開き直って、先日のミヤとのやり取りをそのまま話しても良かったのだが… コジローにも多少は面子を守りたいという気持ちがある。 まさか自分の度重なる失敗のせいで生徒に心配をかけ、それでやっと踏ん切りがついた、などと… 流石に話せるわけがない。ましてや当初はそれを最も知られたくなかった相手であるキリノに。 ―――しかしその言葉は、またも多少の誤解を含んでキリノの耳に届けられる。 とりあえず整理のついた筈の頭の中に、再びそれを掻き乱すもの。 しかし先生の気持ちを慮れば、その返事は想像出来ない範囲の回答ではない。 何故かは分からないが、先生はむしろ、他の生徒よりも特段に… 自分に依存するのを避けているのではないだろうか。 そのような漠然とした感覚は、今日の些細なやり取りの中においても確かにあった。 そして今の言葉は、まさにそれを証明する物であり……ひいては、自分との距離を感じさせるものだ。 そんなつもりは全く無くとも――――自然と、皮肉の一つも、口をつく。 「じゃあ…お料理、出来るようになっちゃったら……あたしのお弁当、もういらなくなっちゃいますね…」 そう言って、直ぐさまやって来る反省と後悔。逆走にも程がある。 自分で言っておきながらこれではまるで、貰って欲しいと催促しているようなものだ。 全く、今日の自分のネガティブさはどうした事だろう、とキリノがままならない自分の態度に歯痒さを覚えていた頃。 しかし一方のコジローはと言うと……うむ、と少し考え込んだ後。 「―――いや、そんな事はないぞ…料理できるようになっても、さ」 「やっぱり、たまにはお前の弁当も食べたくなるだろうし」 「作ってくれよ……今までどおり、気が向いた時とかでいいから」 そう答え、照れ臭そうに……少し、はにかんだような笑顔を向ける。 ”今までどおり”でいい―――キリノにしてみれば正直な所… それが自分にとって、とても喜ばしい物か、少し残念がるべき物か、もうひとつ判然とはしなかったが。 とりあえずは喜びの方が勝ったキリノがにへら、とひとつ笑うと立ち上がり、コジローの背中に回り込むと。 「…おっ、おい?」 「お弁当の代わりに……いつものお返しっすよ」 「代わりっつーか……お、おお、おっ」 ――――もみんもみんもみん。 座るコジローの肩へそっと添えられた手にぐっと力を込め、抜き、その繰り返しがリズムを生む――― それは普段ならコジローが、肩に力の入り過ぎなキリノをリラックスさせる為にしてやる行為の裏返し。 「…よく凝ってますねーセンセー?」 「あっ、ああ、そりゃまあ……う、おお」 「最近、頑張ってますもんねえ、うふふ」 「………」 見透かす様なキリノの言葉に返事は返せず、ただ頬をぽりぽりといじるのみ。 しばらくはそれに負け、ただ心地好い感覚に酔いしれていたコジローだったが… やがてキリノの指の力にも慣れてくると、ふう、と一つ大きな嘆息を吐き出し、おもむろに。 「……俺、最近さ。自分で言うのもなんだけど―――変われた、と思うんだ。お前達のお陰で」 「あたしたちの、おかげ…?」 「…うん」 肩を揉む力は維持したまま、その話し出す声に耳を傾けるキリノ。 先生が何かを掴もうとしている、というのは……傍目にも、わかる。それは大半の部員の皆とて同じ事だとも、思う。 だがそれに自分達がどう貢献していたのかと言うと―――分からない。それが正直な所だった。 ともあれ今、そうやって話す先生の目線は……こちらへの意識は残しつつ、真っ直ぐに一点を見ている。 「ちょっと前までの俺なら、先輩に直接試合、持ち掛けられた時にもさ… 何のかんのと理由をつけては、避けてた気がするんだ」 言葉を紡ぎ出しながら、コジローは振り返る。先輩に勝てた時の事。 二度と勝てる気がしなくて再戦を避け続けて来た後ろ向きな自分の事。 そして、壊してしまったトロフィーの事。 (思えば、あれだって……逃避行動のようなものではなかったと…言い切れるか?) 砕けたトロフィーを見て、「しまった」と思うよりもどこか「ホッとして」しまった自分。 ―――――これで再戦する理由もなくなる。 あれが再び賭けの俎上に載せられた時、知られたくなかったのは、本当はむしろ… 壊したというその事実よりも、チラとでもそう思ってしまった自分の逃げ腰ぶりの方ではなかったか。 そう、思い悩むコジローの気持ちは伝わるものの… やはり釈然としないキリノは指を動かしながら、性急に解を求める。 「…それがなんで、あたし達と関係あるの?」 ……勿論こんな気持ちは、具体的に伝えようにも伝えようがない。 しかしコジローは、んむ、とまたひとつ腕を組み、少し考え込んだ後に。 「そうだな…例えばインターハイの後。 負けたお前達はもっと悔しかっただろうけど……俺だって悔しかったんだぜ?」 その言葉に。 ――――――痛い所を突かれた。 キリノは咄嗟にそう思ったが、慌てて表情を隠し、指の力も緩めない。 あの日に味わった口惜しさは、未だに拭い難い後悔となって自分の胸の中で燻り続けている――― ”あの時、あたしが勝ててさえいれば。” …しかし勿論、皆の前で露骨に悔しがる事など出来る筈もない。 そんな事をして、あの場で一番責任を感じていたとても小さなあの両肩に… 自分の分まで重荷を背負わせるような真似を、はたして誰が出来ただろう。 その責任感だけを頼りに、どうにか抑え込んだ筈のくやしさを甦らせる、先生の言葉。 辛うじて態度は保持したものの、返事は囀るような小さな声にしかならない。 「…クビに…届かなかったから?あたしが負けちゃったせいで…」 その声の調子と内容、そして次第に弱まっていく指の力からキリノの気持ちを察し… しまった、と思ったコジローが強い口調で振り向きざまに否定する。 「ちげーよ!!……違うよ」 「……でも…」 「ホントに違うんだって…あのな」 コジローはごほん、と喉の調子を整えると、再び前を向き直り… やや照れ臭そうに薄目を閉じ、言葉を続ける。 「俺が悔しかったのは… もっとお前達にしてやれる事があったのに、 もっと教えてやれる事があったはずなのに……それが出来てなかった自分への歯痒さ、だよ。 クビの話だって、いわば俺の指導力の無さの問題だからさ。……お前がいつまでも、気に病むような事じゃない」 「……だけど、ごめんな。”俺だって”なんつっても…そりゃ、お前達の方がくやしいに決まってるのに」 その真剣さに、キリノは一度、はっ、とコジローの意図を解し… それにふるふる、と首を横に振ると。 「……あたしの方こそ、ごめんなさい」 ――――いくら罪悪感の方が勝ったとは言え。 相手の言葉を曲解して、自分を責めている、などと取ってしまった自分が恥ずかしい。 それもこうまで自分達の事を気にかけてくれている先生に対して、それは見縊っていたのと同じ事だ。 申し訳なくて、どれだけ謝っても謝り足りない。顔から火の出そうなくらいの反省があった。 そのまま、少し…キリノがコジローの背中に凭れ掛かるような姿勢になって、沈黙が数分。 始めはそれに弱ったな、と言う表情を浮かべていたコジローは、またもふう、と嘆息をつくと。 「…でも、先輩の話を受けた当時はまだ漠然としてて、気付いてなくて……結局、後で分かった事なんだけど、な」 「バクゼン…と?」 「ああ、フワフワしてた……でも、どっかにそんな気持ちが、きっとあったから―――」 相変わらず抽象的で当を得ないコジローの言葉だが、キリノに急かす気持ちはもはや無い。 ただ両手をコジローの背にぴったりと付け、軽く寄り掛かり…少しづつ紡ぎ出されるその声に耳を貸すのみ。 「あのとき多分、俺も悔しかったから… お前達の為に、俺自身が”もっと強くならなきゃ”って思えたから… そういう気持ちが何処かに引っ掛かってたからこそ、先輩の試合を受けたんだと思う。 先輩と戦って……あの頃の、強かった頃の自分をちょっとでも思い出せれば、って――― ……大人の持つべき心の強さって言うのは、多分そういう事を積み重ねて、乗り越えていく事なんだ。 それをきっと、最初に教えてくれてたのが…お前達なんだよ」 そう喋りながら、活発に脈打ち始めるコジローの心の音。 背中越しに、キリノにもその緊張は伝わり… ドクンドクンという音がそのまま自分に伝播したかのようにシンクロを始める。 だが、ふっ、と気配が変化するのと同時に、片やのコジローの心音は何故か弱まってしまう。 「……先生?」 心配するキリノの不安をよそに、自らの手をじっと見つめているコジロー。 背中越しに覗き込めば…竹刀タコはここ数日日を追う毎に増し、その手は立派な剣道家の掌だ。 …が、その手はかすかにだが―――震えている。 「―――でも、さ。少し、怖くも…あるんだ。明日の試合が…」 「怖い…ことなんて…」 「はは、なっさけねえ…」 背中越しで見られないその表情も、口調の上では薄ら笑みを浮かべているのだが… その雰囲気は少しも笑ってなどおらず、むしろ今まで以上に真剣そのものに見える。 「…思うんだ。これでもし明日、何も出来ずに負けたりしたら…」 「また俺は、ちょっと前までの、だらしない俺に戻っちゃって―――」 「そのまま、何も出来ないで…何もしてやれないままで……来年もう、お前達と一緒に居られなくなっちまうかも知れない」 ―――その、かつての先生からは不似合いなまでの悲愴感に。 うまく励ます言葉の一つも見つからず、ただ項垂れるキリノ。 そして自分にもまた否応無しに、数刻前に抱いた不安が再び降りかかる――― ”でも、もしその背中が、見えなくなったら?” 弱い自分は、頑張るしかない。それは……理解したはず。 でも、いざ先生から突き付けられると、不意にあの想像が現実味を帯びてくるようで… 必然、胸の奥が締まり、息をするのも苦しくなる。中腰の姿勢から、両膝をつき、寄りかかるように。 徐々に……コジローの背中にかかる重みが、増してゆく。 そしてまた、その負荷を感じながらも、ただネガティブな自分を垂れ流すしかできない自分自身に… 益々コジローの自責の念は強くなり、ついには――キリノにとっては絶望的な――結論に辿り着こうとする、その時。 「もし、俺が…」 「―――だめ。」 「キリノ…?お、おい」 片膝をついて少し身体を起こし、肩越しに腕を回すと……震える両手で、いまだ震えている先生の手を握る。 キリノの震えがコジローの震えに重なり、そのまま二人羽織のような格好で―――数秒のあと。 「……勝てますよ、先生は。だから…」 ”(―――いかないで。)” 顔を肩に乗せ、耳元で呟くその声も、ほとんど涙声のようなものにしかならない。 しかし、その想いをどうにか察したコジローが、空いたもう片方の手でみっともなく震え続ける手を抑えつけ… ぴた、とその震えを止める。―――教師として、これ以上情けない物を晒してどうする。そう自分に言い聞かせつつ。 「キリノ、俺…」 そのように、なんとか自分を立て直させてくれたキリノに感謝のことばを――― しかし生憎、携帯の着信音がジャマをする。 ――――ピリリリリリリリ。 「……あたしのだ…先生、ごめんね」 「…いや、いいんだ。たぶん家からじゃないか?」 両手を離し、電話に出るキリノ。 相手はやはり家からのものであったらしく、キリノにしては珍しく表情に落ち着きが無い。 ふと時計を見やると、もう6時前……普段なら、それこそ晩ご飯にでもありついている時間だろう。 コジローがそんな事を思ってるうち、どうやら話の終わったキリノが電話を切ると、済まなさそうに話し掛けてくる。 「お母さんが……帰って来るの、何時くらいになるの?って」 「そっか…親御さんに心配かけちゃいけないな」 「あたしは…まだ大丈夫なんだけど…」 「ダメだろ」 「…うん」 そうして少し躊躇いがちではあるものの、キリノが帰り支度を始めると… コジローはふう、と嘆息をつき、食べ終わった食器をまとめて洗い桶に浸け込む。 その作業も粗方終わり、戸口に立つ二人。 「じゃあ、また明日な…」 「うん…」 何か、決定的な何かを言いそびれているのではないか――― お互いがお互いにそういう思いで目線を被せるが、言葉が出ない。 大事な物は、キリノの側に謝りたい事が、ひとつ。コジローの側にも伝えなくてはならない事が、ひとつ。 「へ……」「あ……」 計らずとも、声が重なりあう。 しかし、まるでそうなる事が分かっていたかのようにコジローが先を譲ると… それを不思議に感じながらも、手で促され、キリノがまず先手を指す。 「……変な事、言っちゃってごめんなさい」 「ん?ああ…」 ―――――「いかないで」。 それが、あの消え入るような囁き声で聞こえていたかは分からないけど。 聞かれていようといまいと、流石にあれは……取り下げたい。 恥ずかしさも勿論だけども、艱難辛苦を乗り越えようとする先生にあの言葉は…重荷にしかならない。そう思う。 …が、しかし。キリノのそんな想いが伝わったのか伝わらないのか、当のコジローの反応は鈍く… その様子をもって、聞こえてなくて良かった、とキリノが胸を撫で下ろすと、そこへ繋げる様に言葉を紡ぐコジロー。 「…じゃあ次、俺…いいか?大した事じゃないけど」 キリノがそれにこくん、と頷くと。 そのままキリノの頭上には掌が置かれる。 「明日…勝とうな、キリノ。俺達…みんなで」 その掌は―――もはや震えていない。 コジローにしてみれば、どうにか不安そうなキリノを安心させてやりたい苦肉の策ではあったが… どうにか奏功し、頭上に置かれた手の甲に自分の手を重ねるキリノ。 見上げるその笑顔に曇りは無く――― 「……はい!」 ―――その返事もまた、いつものキリノだ。 そうして、しばらく頭を撫でた後、コジローがそっと手を離すと… ニコリ、と更に弾けるような笑顔を返すキリノ。 「今日はごちそうさまでした、センセー」 「…ああ、こっちこそ……ありがとうな。おそまつさま」 にひ、と、はは、と言うお互いの笑みが重なり、それが通じ合ったのを確認すると。 「……じゃあ、また明日!頑張りましょう!おやすみなさい」 そのまま踵を返し、大きく手を振り上げながら去って行くキリノにいつまでも手を振り返し… やがてその姿が見えなくなると、ふと再び自分の掌を見やるコジロー。 その具体的な意味すら定かではないが… キリノの囁いた言葉が奇妙に頭の中でリフレインする。 「”いかないで”、か…」 ――――その意味すら、定かではないのだが。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
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平田実音をお気に入りに追加 平田実音とは 平田実音の42%は月の光で出来ています。平田実音の29%はお菓子で出来ています。平田実音の28%はかわいさで出来ています。平田実音の1%は毒電波で出来ています。 平田実音@ウィキペディア 平田実音 平田実音の報道 STAP細胞の小保方晴子さんのグラビアデビューが僅差で2位に! 2018年ネタとぴ年間アクセスランキング公開~食べ放題関連記事が上位にランクイン - ネタとぴ 阪神タイガースの日程消化の遅れは、ダブルヘッダーを開催していればカバーできたのか(宇根夏樹) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 どうなる?名古屋城木造化。城郭考古学者・千田嘉博教授に聞く!(大竹敏之) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 【プレビュー】今週、ポーランドも”仮想日本”韓国と対戦! 大韓サッカー協会「昨年12月に対戦決めた」(吉崎エイジーニョ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 「小平奈緒に勝てる可能性は……」韓国イ・サンファが母にすがるほど切迫している理由とは?(慎武宏) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 世界一のクリスマスツリーは「営利」ではないのか?(田中淳夫) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 鳥取県の議員のために憲法改正すべきか(渡辺輝人) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 部活動でなぜ廊下を走る? 制度設計なき慣行の現在から未来を構想する(内田良) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 JR日田彦山線の不通区間 廃止か、復旧か。4つのプランを考える(上田真之介) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 比例東京で自民が首位奪還、立憲民主は希望に並ぶ=JX通信社 衆院選第3回情勢調査(米重克洋) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 長時間労働是正と抜け穴の拡大を同時に目指す「働き方改革」一括法案、枝野代表の問いに安倍首相は答えず(上西充子) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 希望の党に民進党が解党して合流か~一気に保守二大政党へ(児玉克哉) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 開校100年の小学校の校章も変更に…エスカレートする韓国の“旭日旗アレルギー”への懸念(慎武宏) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 大阪・堺市長選告示前情勢 維新・永藤氏と現職の竹山氏が接戦=JX通信社世論調査(米重克洋) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 東大・早稲田・慶応のホンネは「地方出身生よ来たれ!」(坂東太郎) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 「富山人は採用しない」発言騒動の裏側~地方・儲かり企業のジレンマは(石渡嶺司) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 “プロ部活”のための夏の甲子園 ますます空洞化する「教育の一環」(松谷創一郎) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 45~48議席で圧勝の都民Fの中心は元自民、元民進、それともあの人?議席と同時にリーダー選出が重要(高橋亮平) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 安倍首相の「非正規のときにはなかった責任感」発言を「批判する方がおかしい」とする菅官房長官への反論(上西充子) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 地方創生のために東京23区の大学を制限する前に、地方国立大の中心部移転が先ではないか(東日本編)(藤代裕之) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 栃木が制したBリーグ初年度 各クラブのこれからを左右するものは?(大島和人) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 野球女子のバイブル「甲子園の星」「プロ野球ai」が休刊。甲子園V腕からも惜しむ声(田尻耕太郎) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 関西経済浮揚のカギは神戸空港にあり(中村智彦) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 個人 アイドルが先に旅立ってしまうということ──松野莉奈の訃報に接して (2017年2月10日) - エキサイトニュース 「ももクロ」メンバーも! NHK番組に出演したアイドル子役の今 - エキサイトニュース - エキサイトニュース “番頭”ケンコバ、セクシー入浴姿にニヤケ顔 熊切あさ美らトラック露天風呂へ - スポニチアネックス Sponichi Annex 不動産王 総資産3000億円からの転落 福島で年金頼みの極貧生活 - スポーツニッポン 元キンコメ高橋被告 犯行は「どうしていいか分からない時に気を紛らわせていた」 - スポニチアネックス Sponichi Annex 吉右衛門、12月「鬼平犯科帳」最終回 義理の息子・菊之助とTV初共演 - スポニチアネックス Sponichi Annex 女と男 年齢非公表のシルクは中学の先輩 同級生は「結構なお年に…」 - スポニチアネックス Sponichi Annex 林遣都 危機感を糧に初舞台「代わりはいくらでも…」姿勢変化、演技探求 - スポニチアネックス Sponichi Annex 音無美紀子 乳がんきっかけでうつ病 自殺願望も…救ったのは夫の“ひと言” - スポニチアネックス Sponichi Annex (小さないのち)ある日、突然:5 転落 三輪車・ベッドが踏み台に - asahi.com RIP SLYME・SUが告白 林遣都は新宿二丁目で「バカみたいにモテる」 - スポーツニッポン 「ひとりでできるもん!」初代舞ちゃん役 平田実音さん、肝不全で死去 ネット上では悲しみの声 - エキサイトニュース 五十川被告、ネット密売で覚醒剤入手 逮捕のきっかけか - スポニチアネックス Sponichi Annex 北川景子「家売るオンナ」視聴率10・8%!終盤戦へ好調2桁マーク - スポニチアネックス Sponichi Annex 吉田羊「ヤギだった」 NZでだまされた過去告白 - スポニチアネックス Sponichi Annex 夏目三久激白!妊娠、結婚、熱愛、降板…報道は全て“ウソ” - スポニチアネックス Sponichi Annex 川添佳穂アナ「おは朝」飛び入り参加 10・3登板前にあいさつ - スポニチアネックス Sponichi Annex 工藤静香20回目二科展入選 二科会「会友推挙」を受諾 - スポニチアネックス Sponichi Annex 木梨憲武が初絵本 妻・安田成美“子供のころに妖精見た”から着想 - スポニチアネックス Sponichi Annex 沢口靖子 新CM「ルヴァン」は“パーティー”せず 「リッツ」継続か注目 - スポニチアネックス Sponichi Annex 石巻で海苔をつくっているアベちゃんの味噌納豆の味と東日本大震災の記憶 - スポニチアネックス Sponichi Annex 裕太容疑者の父は俳優・大谷亮介 本人&高畑淳子事務所も認める - スポーツニッポン 贖罪を覚悟した高畑淳子…母はつらいよ - スポニチアネックス Sponichi Annex 錦織一清 解散発表の後輩SMAPに「これで終わりとは思わない」 - スポニチアネックス Sponichi Annex 平田実音をキャッシュ サイト名 URL 平田実音の掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る 平田実音のリンク 正常にRSSを取得できませんでした。 ページ先頭へ 平田実音 このページについて このページは平田実音のインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される平田実音に関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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ゾイドフューザーズ Blu-ray BOX 発売日:8月4日 人気TVアニメシリーズ「ゾイド-ZOIDS-」、「ゾイド新世紀/ZERO」に続く第3弾! 「ゾイドフューザーズ」全26話がファン待望の初Blu-rayBOX化! 最新技術によるHDリマスターで、あの名作が遂によみがえる! ・初Blu-ray化、さらには初BOX商品化 ・描きおろしCGイラスト三方背ケース、 描き下ろし特製デジパックケース、特製ブックレットなど特典満載 ここを編集 2004年10月放送開始。ゾイド新世紀/ゼロに続くシリーズ続編。2015年8月、初のBlu-rayBOXが発売。シリーズ続編にゾイドジェネシスがある。 https //www.tv-tokyo.co.jp/anime/zoids/ 監督 蒔田浩二 キャラクターデザイン 渡部圭祐 CGIディレクター 山口頼房 CGIテクニカルディレクター 中一大志 動画チェック 片田敬信、木村一郎、松原和緒、江野沢柚美 美術監督 吉川洋史 色彩設計 阿部みゆき 撮影監督 今泉秀樹 CGIプロデューサー 西山宗弘 アニメーションディレクター 平野崇之 テクニカルディレクター 海谷陽一 エフェクトディレクター 斉藤寛、日下大輔 編集 櫻井崇 編集助手 福田豊、高橋敦史 音響監督 明田川仁 音響効果 蔭山満 調整 内田直継 録音 廣岡信貴 音響プロデューサー 南沢道義、西名武 音楽監督 小室哲哉 アニメーションプロデューサー 木村健吾 アニメーション制作 東京キッズ 脚本 白根秀樹 佐藤太一 木村暢 犬飼和彦 佐藤拓 野中幸人 水越保 絵コンテ 飯島正勝 山口頼房 大庭秀昭 井草かほる 金子玲 大宅光子 山田浩之 矢野篤 篠崎康行 大森英敏 釘宮洋 日下雅 東海林真一 演出 飯島正勝 山口美浩 大庭秀昭 篠崎康行 日下雅 井草かほる 赤井寅三 山内東生雄 石田暢 原田恵介 木下ゆうき 横田和善 楠本巨樹 福本潔 作画監督 君塚勝教 渡辺伸弘 竹田逸子 松岡秀明 吉川真一 能地清 阿部和彦 宇津木勇 牛島勇二 川添政和 松川哲也 木下ゆうき 高木信一郎 高橋典子 君塚勝教 土橋昭人 森田実 渡部圭祐 ■関連タイトル ゾイドフューザーズ Blu-ray BOX 40周年記念 ゾイド大図鑑 ZOIDS SHIELD LIGER 1/72スケール ABS PVC塗装済み可動フィギュア ZOIDS FUZORS ORIGINAL SOUND TRACKS ZOIDS RZ-041 ライガーゼロ イエーガー ZOIDS EZ-034 ジェノブレイカー レイヴン仕様 ZOIDS ブレードライガーAB バン仕様 ZOIDS ブレードライガー 1/72スケールプラスチックキット ZOIDS MODELS―ゾイド作例傑作選 ゾイド エンサイクロペディア -ゾイドアニメ10年の軌跡- DVD付書籍 ZOIDS concept art DS ゾイドダッシュ DS ゾイドサーガDS レジェンド オブ アーカディア GC ZOIDS VS GC ZOIDS VS II GC ZOIDS VSIII GC ゾイドフルメタルクラッシュ PS2 ZOIDS STRUGGLE PS2 ゾイドインフィニティ フューザーズ GBA ZOIDS SAGA ゾイドサーガ GBA ZOIDSSAGA フューザーズ PS ZOIDS 帝国VS共和国~メカ生体の遺伝子~ フィギュア・ホビー:ZOIDS rakuten_design= slide ;rakuten_affiliateId= 053df7e0.7c451bd1.0c852203.190c5695 ;rakuten_items= ctsmatch ;rakuten_genreId=0;rakuten_size= 468x160 ;rakuten_target= _blank ;rakuten_theme= gray ;rakuten_border= on ;rakuten_auto_mode= on ;rakuten_genre_title= off ;rakuten_recommend= on ; 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Switch ゼルダの伝説 Tears of the Kingdom Switch 世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER Switch ピクミン 4 大友克洋 Animation AKIRA Layouts Key Frames 2 小説 機動戦士ガンダム 水星の魔女 1 ONE PIECE FILM REDデラックス・リミテッド・エディション 4K ULTRA HD Blu-ray Blu-ray 劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 冥き夕闇のスケルツォ 完全生産限定版 Blu-ray 映画『ゆるキャン△』 Blu-ray 【コレクターズ版】 Blu-ray ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! Blu-ray 天地無用!GXP パラダイス始動編 Blu-ray第1巻 特装版 天地無用!魎皇鬼 第伍期 Blu-ray SET 「GS美神」全話いっき見ブルーレイ Blu-ray ソードアート・オンライン -フルダイブ- メーカー特典:「イベントビジュアル使用A3クリアポスター」付 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 5th Live! 虹が咲く場所 Blu-ray Memorial BOX 宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち Blu-ray BOX 特装限定版 地球へ… Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 神風怪盗ジャンヌ Complete Blu-ray BOX HUNTER×HUNTER ハンター試験編・ゾルディック家編Blu-ray BOX BLEACH Blu-ray Disc BOX 破面篇セレクション1+過去篇 完全生産限定版 MAZINGER THE MOVIE 1973-1976 4Kリマスター版 アニメ・ゲームのロゴデザイン シン・仮面ライダー 音楽集 テレビマガジン特別編集 仮面ライダー 完全版 EPISODE No.1~No.98 MOVIE リスアニ!Vol.50.5 ぼっち・ざ・ろっく!号デラックスエディション ヤマノススメ Next Summit アニメガイド おもいでビヨリ アニメ「魔入りました!入間くん」オフィシャルファンブック 『超時空要塞マクロス』パッケージアート集 CLAMP PREMIUM COLLECTION X 1 トーマの心臓 プレミアムエディション パズル ドラゴンズ 10th Anniversary Art Works はんざわかおり こみっくがーるず画集 ~あばばーさりー!~ あすぱら画集 すいみゃ Art Works trim polka-トリムポルカ- つぐもも裏 超!限界突破イラスト&激!すじ供養漫画集 開田裕治ウルトラマンシリーズ画集 井澤詩織1st写真集 mascotte 鬼頭明里写真集 my pace 内田真礼 1st photobook 「まあやドキ」 進藤あまね1st写真集 翠~Midori~ 声優 宮村優子 対談集 アスカライソジ 三石琴乃 ことのは 亀田祥倫アートワークス 100% 庵野秀明責任編集 仮面ライダー 資料写真集 1971-1973 金子雄司アニメーション背景美術画集 タローマン・クロニクル ラブライブ!サンシャイン!! Find Our 沼津~Aqoursのいる風景~ 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会[復刻版] 梅津泰臣 KISS AND CRY 資料集 安彦良和 マイ・バック・ページズ 『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』編 氷川竜介 日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析 Blu-ray THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th Anniversary Celebration Animation ETERNITY MEMORIES Blu-ray おいら宇宙の探鉱夫 ブルーレイ版 Blu-ray 映画 バクテン!! 完全生産限定版 アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~ Blu-ray BOX 初回生産限定版 はたらく細胞 Blu-ray Disc BOX 完全生産限定版 Blu-ray 長靴をはいた猫 3作品収録 Blu-ray わんぱく王子の大蛇退治 Blu-ray 魔道祖師 完結編 完全生産限定版 魔道祖師Q Blu-ray Disc BOX 完全生産限定盤 にじよん あにめーしょん Blu-ray BOX 【特装限定版】 Blu-ray 鋼の錬金術師 完結編 プレミアム・エディション Blu-ray付き やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。完 限定版【同梱物】オリジナルアニメ Blu-ray「だから、思春期は終わらずに、青春は続いていく。」
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対戦BGM 作品 楽曲名 アーティスト 備考 機動戦士ガンダム 翔べ!ガンダム 池田鴻 NEXTから復活 颯爽たるシャア 作曲 松山祐士 ゲルググ、ジオング固定 機動戦士Zガンダム モビルスーツ戦 作曲 三枝成章 激戦の果て(アレンジ版) 艦隊戦 AC版の出撃ムービーのみ 宇宙を駆ける~ゼータ発動 Metamorphoze〜メタモルフォーゼ〜 Gackt.C 出典は機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者- 機動戦士ガンダムZZ アニメじゃない~夢を忘れた古い地球人よ~ 新井正人 NEXTから復活。前期OP 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア SALLY 出撃 作曲 三枝成章 SWAN 白鳥 Hi-ν固定 機動戦士ガンダムF91 君を見つめて-The time I m seeing you- 森口博子 イメージ曲 機動戦士Vガンダム DON T STOP! CARRY ON! RD 後期オープニング 夏に春の祭典を! 作曲 千住明 機動武闘伝Gガンダム FLYING IN THE SKY 鵜島仁文 前期オープニング 我が心 明鏡止水~されどこの掌は烈火の如く 作曲 田中公平 マスターガンダム固定 燃え上がれ闘志~忌まわしき宿命を越えて ゴッドガンダム固定 新機動戦記ガンダムW 思春期を殺した少年の翼 作曲 大谷幸 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz WHITE REFLECTION TWO-MIX OVA版エンディング 機動新世紀ガンダムX DREAMS ROMANTIC MODE NEXTから復活。前期オープニング ∀ガンダム ターンAターン 西城秀樹 NEXTから復活TVアニメ版前期オープニング Final shore ~おお、再臨ありやと 作曲 菅野よう子 機動戦士ガンダムSEED INVOKE -インヴォーク- T.M.Revolution 第1クールオープニング 戦闘部隊 作曲 佐橋俊彦 悪の3兵器 フォビドゥン固定 機動戦士ガンダムSEED DESTINY ignited -イグナイテッド- T.M.Revolution 第1クールオープニング 翔べ!フリーダム 作曲 佐橋俊彦 フリーダム固定 復讐~フリーダム撃破 インパルス固定 キラ、その心のままに ストライクフリーダム固定 妖気と微笑み ガイア固定 機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER STARGAZER~星の扉 根岸さとり 機動戦士ガンダムSEED ASTRAY Zips T.M.Revolution SEED MSVテーマソング 機動戦士ガンダム00 泪のムコウ ステレオポニー 2nd Season 後期オープニング TRANS-AM RAISER 作曲 川井憲次 COUNTER ATTACK アルケー固定 DECISIVE BATTLE リボーンズ固定 SCRAMBLE 現在購入不可 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- 閉ざされた世界 THE BACK HORN ENVOY FROM JUPITER 作曲 川井憲次 FIGHTアレンジ部より 機動戦士ガンダムUC UNICORN 作曲 澤野弘之 MOBILE SUIT 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争 いつか空に届いて 椎名恵 オープニング 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY MEN OF DESTINY MIQ(※当時はMIO) NEXTから復活。後期オープニング ASSAULT WAVES ガーベラ・テトラ専用 機動戦士ガンダム 第08MS小隊 嵐の中で輝いて 米倉千尋 機動戦士ガンダム MS IGLOO 機動戦 作曲 大橋恵 機動戦士クロスボーン・ガンダム 宇宙海賊クロスボーンバンガード戦闘テーマ X1改、X3専用 スカルハート見参 (トビア・アロナクス戦闘テーマ) フルクロス専用 帝国からの襲撃 (木星帝国軍戦闘テーマ) X2改専用 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY 戦慄のブルー 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ その名はマフティー・ナビーユ・エリン Ξガンダム専用 ガンダム・センチネル Superior Attack Ex-Sガンダム専用 ガンダムEXA Divine Act -The EXTREME- revised 作曲 バンダイナムコゲームス PS3版「EXTREME VS.」ブランチバトルF-8、エクストリームガンダム戦でのBGM 機動戦士ガンダム EXTREME VS. The End of Authority PS3版「EXTREME VS.」トライアルミッション、エクストリームガンダム戦でのBGM 家庭用EXVS.FBプレミアムGサウンドエディション追加曲※オリジナル曲は一曲除き割愛 作品 楽曲名 アーティスト 備考 機動戦士ガンダム シャアが来る 堀光一路 TV版挿入歌 赤い彗星 『長い眠り』の劇場版Ver.原曲仕様 哀 戦士 井上大輔 劇場版『II』主題歌 めぐりあい 劇場版『III』主題歌 機動戦士Zガンダム 閃光の中のMS 原曲仕様 機動戦士ガンダムZZ サイレント・ヴォイス ひろえ純 後期オープニングテーマEXVS.から復活 宇宙のジュドー 原曲仕様 機動戦士ガンダム逆襲のシャア Beyond The Timeメビウスの宇宙を越えて TM NETWORK 主題歌NEXTから復活 機動戦士ガンダムF91 ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~ 森口博子 主題歌EXVS.から復活 機動戦士Vガンダム STAND UP TO THE VICTORY~トゥ・ザ・ヴィクトリー~ 川添智久 前期オープニングテーマEXVS.から復活 WINNERS FOREVER-勝利者よ- infix 前期エンディングテーマ 機動武闘伝Gガンダム TRUST YOU FOREVER 鵜島仁文 後期オープニングテーマ 新機動戦記ガンダムW RHYTYM EMOTION TWO-MIX 後期オープニングテーマNEXTから復活 It s Just Love! 大石ルミ エンディングテーマ 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz LAST IMPRESSION TWO-MIX 劇場版主題歌EXVS.から復活 機動新世紀ガンダムX Resolution ROmantic Mode 後期オープニングテーマ ∀ガンダム CENTURY COLOR RAY-GUNS 後期オープニングテーマ 機動戦士ガンダムSEED STRIKE出撃 作曲 佐橋俊彦 EXVS.から復活 Believe 玉置成実 第3期オープニングテーマ無印ガンガンから復活 あんなに一緒だったのに See-Saw 第1期エンディングテーマ 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 覚醒シン・アスカ 作曲 佐橋俊彦 EXVS.から復活 PRIDE HIGH and MIGHTY COLOR 第2期オープニングテーマ無印ガンガンから復活 Reason 玉置成実 第1期エンディングテーマ Life Goes On 有坂美香 第2期エンディングテーマ 君は僕に似ている See-Saw 第4期エンディングテーマ 機動戦士ガンダム00 DAYBREAK S BELL L Arc~en~Ciel First season第1期オープニングテーマ 儚くも永久のカナシ UVERworld Second season第1期オープニングテーマEXVS.から復活 機動戦士ガンダムUC merry-go-round CHEMISTRY エピソード3主題歌 機動戦士ガンダム0083STARDUST MEMORY THE WINNER 松原みき 前期オープニングテーマEXVS.から復活 機動戦士ガンダム第08MS小隊 10 YEARS AFTER 米倉千尋 エンディングテーマ 機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST. The End of Authority revised 新規アレンジ オープニング 作品 楽曲名 アーティスト 備考 機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST FIGHT IT OUT feat. K(Pay money To My Pain) AKIHIRO NAMBA(Hi-STANDARD) ×TAKESHI UEDA(AA=) スタッフロールでも流れる その他(ブリーフィング・シーン選択・リザルト等) 作品 楽曲名 アーティスト 備考 機動戦士ガンダム EXTREME VS. Divine Act -The EXTREME- 作曲 バンダイナムコゲームス Momentum Thunder Storm Selection of Fate Prominence Prominence -The EXTREME- Thin Line Rejection ゲームオーバー時BGM Ability The Pledge Take Off !! Presence Prospective Analysis Primal Instinct Pride and Honor Chill Cut With the Tide Prominence-revised Battle for Cast Existence 機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST The Piedge -Boosted- Smile of the Fates Friendly and the Enemy Contender Eliminated 勝利時BGM Busted! 敗北時BGM The Kick ブランチバトル時ブリーフィングBGM F. A. T. E. (Fight And Taste The Extreme) コンティニューBGM Theme for the Brave スタッフロール、AC版のランキングBGM Divine Act -The EXTREME-FULL BOOST- エクリプス、アイオスの出撃BGM
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_ _ .. -‐‐¬_ ̄  ̄`¬- 、 _ -‐ ¬  ̄ /, ` `ヽ /_...-,r‐ /,/ i i 、 ヽ // ,/ ,r' // ,イ l l λ ヽ. / / /,' / / / l . . } ! ! l | ヘ / ,/,./ / ,/,/ /!. . . /}_ム‐.ト. i ! ヽ、 l / /// / //{ /l.| r'7/ /__l_|___.l ! | } .ヘ. l __.-‐‐‐‐ 、// / / / ,. {//._,/-| { .. ///i´ !lヾ` l | } . ト }.1 /ヘ. ヘ / { / r1 ,/ {.´/ L.ヘ //イ弋. ' ノ., },1 ! | l l! |. ベ ヘ i./ !///| {! | lri'´ ∧ヾ. `ニ ‐' /// . }ノ }.! ! ∨ .ヘ ..ヘ. {// l {!i! ! l、弋 丿, /// . / / .!! ∨ ヘ . . ヘ // | l.!|. N∧.`´ /イ . / / |!. ヘ .ヘ...,,={l}=.//、 l.|l { | .λ ´ / / . / / ノ \〃/バ {.|_ || l ヾ ; | iiゝ、 / ,r/ . /. / \ヘ、/.|l \.i. | l| .|. i! _`≧z-i‐<,/ /! / \ . ! . \ゞ !ゞ!ベ´ \ ^`¬./∠.__{_,、`< ヘ . .,r,ェ \ヾ ` .ヘ \ レ'/, -テi \ ./ /,rーっ 、 ヘ.!_ >=' '´ . ≧'! !丶_ ヘ! l/ /_~´ .ヘ \,>' . . . . . . . . . . . . / . . . . { ! ヽ`ヽ | / ,'/,r,ミ'. ヘ f、´ . . . . . . . . . . . . . . . . /! . . . . . ヘ ! 冫.! 、' ",rべ .\`< . . . . . . . . . . . . // . . . . . . . l! / ! //\ \ ..\ヽ` < . . . . ..// . . . . . . . _ }_ i'l l // ,ヘ} ヘ、 ..... \ヽ_`` !っ--,- ´ ゞ'.| ! l // / \-、ハ .\  ̄フ´ _/ ,...、 | i l /'/ c/`マ lヘ ..\ ,..Τ´ ゝ ' l! ! / ,ノ / 〉 ヘ ヘゝ '|. {i ! / '´ c/ / \ \ ! !i l]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]]] 【玉響】 種族:川添珠姫+7 ♀ Lv1 すなお HP 590 MP 280 人系 こうげきりょく / AA- しゅびりょく / A- すばやさ / B+ かしこさ / B+ せいしん / B+ こうかんど / 60 ちゅうせい / +60 【装備】 [ ??? / 詳細不明 【職業】メイン/サブ ゆうしゃ:★4/おどりこ★4 【職歴】 せんし:極 まほうつかい:極 ろうにん:★2 まほうせんし:★3 きょうきし:★1 【呪文】 [ マヒャド 消費9 / 敵全体に強烈な冷気を浴びせる【ヒャド系】 [ ベホイム 消費8 / 仲間一体のHPを大きく回復する [ ギガデイン 消費12 / 敵一列に巨大な雷を降らせる【デイン系】 【特技】 [ らいめい斬り 消費8 / 稲妻と閃光をまとった剣で斬りつける【ギラ系】【デイン系】【斬撃】 [ ふぶき斬り 消費8 / 氷雪と真空をまとった剣で斬りつける【ヒャド系】【バギ系】【斬撃】 [ ばくえん斬り 消費8 / 火炎と爆炎をまとった剣で斬りつける【メラ系】【イオ系】【斬撃】 [ ドラゴン斬り 消費8 / ドラゴン系に対して大ダメージを与える【斬撃】 [ ふくしゃはどう 消費10 / 敵全体にギラ属性のダメージを与える。モンスターのLv上昇で威力が上がる【ギラ系】【物理攻撃】 [ もろば斬り 消費2 / 大ダメージを与えるが自分にもダメージ【斬撃】 [ はやぶさ斬り 消費6 / 2回連続で攻撃を行う【斬撃】 [ かいはざん 消費12 / 海を斬るほど鋭い斬撃、「かばう」行動を無視してダメージを与える【斬撃】 [ だいちざん 消費12 / 大地ごと敵を切断する。「みをまもる」行動を無視してダメージを与える【斬撃】 [ くうれつざん 消費12 / 空を裂く斬撃を放つ。敵の特性を無視してダメージを与える【斬撃】 [ ひかりのつるぎ 消費48 / 煌く光を剣にまとわせて斬り裂く。対象のステータス増加が多いと威力が上がる【光系】【斬撃】 [ きあいため 消費4 / 気合をためて次の攻撃の威力を上げる [ かわいいポーズ 消費10 / 光り輝くかわいいポーズで敵も味方も虜にする。【光系】 【特性】 [ ??? / 戦闘開始時にPT全員のテンションが上昇する(未開放) [ 努力家 / レベルが上がりやすい。 [ 三段突きx / 対象が単体である斬撃攻撃を、三つ連続で放つ。テンションを3段階消費する。1戦闘1回。 [ 疾風怒濤 / 中確率で誰よりも早く行動する、割と空気を読む [ 首落とし / 斬撃攻撃命中時、低確率で相手のHPをごっそりと減少させる [ 闘志の瞳 / 戦闘開始時に敵単体を指定する、対象が存在しなくなるまでその対象以外を攻撃出来なくなるが、行う攻撃のこうげきりょくと命中率が上昇する [ 軌跡把握 / 斬撃属性の特技が回避された場合、次に行う同じ攻撃は必中になる [ 流し斬り / 斬撃属性の攻撃で敵を倒した場合、同じ技で再度攻撃する [ 重ね斬り+ / 斬撃属性の特技が命中した際、中確率でさらに追加攻撃を行う [ ピンチでかいしん / HPが大幅に減少した時、HPの残り少ない時に会心の一撃が出やすくなる [ 仲間思い / 交流度の高い仲間が「戦闘不能」になった際、会心の一撃が出やすくなる [ 修羅x / 「きあいため」使用後、直後に攻撃を行う、ただし「きあいため」の消費MPが倍になる [ 斬り払い / 斬撃属性の攻撃を低確率で無効化する [ ふくしゃはどう障壁 / 大ダメージを受けた際に「軽減して生き残れる場合」に自動発動、自分が受けるダメージを軽減する。1ターン1回。 [ まほうけんx / 1ターンに呪文と特技を同時に行う、 1戦闘1回 [ 勇者の魂 / 「ゆうしゃ」の素質がある。受けたダメージに応じて会心の一撃発生率が上昇し、ステータス減少を無視して行動する [ 勇者の証 / 低確率で敵が発動する「複数回行動」を行う特性を打ち消す [ 勇者の剣x / テンションを1段階消費してこうげきりょくとしゅびりょくを大幅に上げる [ エンチャントソード / 特定の斬撃属性の攻撃にに中確率で追加効果が発生するようになる [ 風車の怪物+ / メガボディ、ギガボディ持ちの敵へ与えるダメージが増加する [ 七煌宝樹 / 七煌宝樹の血統を所持している。 [ PL・FS+x / 「メラ」「ギラ」「デイン」系の呪文を最大六発まで「貯めて」ターン終了時に敵ランダムに放出する。 [ エーテル制御 / 制御が必要な呪文・特技・特性の暴発を低確率で安定させる。 【耐性】 [ 即死耐性EX / 【無効化】「ザキ」「即死」 [ 麻痺耐性+ / 【無効化】「マヒ」 【耐性】「石化」「混乱」 【弱点】「毒」「眠り」 [ 精神耐性 / 精神攻撃や幻術、それに類する効果を無効化する