約 2,072,253 件
https://w.atwiki.jp/chaos-tcg/pages/849.html
これが私のタマイズム 読み:これがわたしのたまいずむ カテゴリー:Event 作品:俺たちに翼はない 【使用】〔自分のデッキの上から15枚と、自分のフレンド4体を控え室に置く〕 Main 相手のフレンドすべてを手札に戻す。自分は、ターン終了時まで、アタックキャラを選ぶことができない。 輝かしい見出しの上に、にこりともしない日和子さんの写真が載っています illust:Navel NV-088 U 収録:ブースターパック 「OS:Navel 1.00」 効果こそ別物であるものの、ロマンカードであるという点でたまひよ世紀の大反撃!に近い。 フレンド全てを手札に戻すというのは強烈だが、極端にアドバンテージを失うのと引き換えでは割に合わない。 エクストラキャラは表向きでエクストラ置き場に置かれるため再利用は不可能となるが、それに完全依存したデッキでもない限り刺さりにくい。 パートナーをスクランブル「鳳 鳴」&「玉泉 日和子」にすることで手札に戻ったカード枚数分、相手の手札を捨てさせることが出来る。 有利な状態でゲームの先攻を得たのとほぼ同じ、と言えなくもないが、キャンセルなしダメージ15点では挽回は難しいだろう。 フレンドにセットされていたセットカードは控え室に置かれる(総合ルール3.9.3.)。一緒に手札に戻さないように注意。
https://w.atwiki.jp/goronka/pages/2054.html
【作品名】これが私の御主人様 【ジャンル】ギャグ漫画 【先鋒】杉田多可美onカシハラ号 【次鋒】沢渡いずみ 【中堅】中林義貴 【副将】倉内安奈onポチ 【大将】義貴の父 【共通設定・世界観】 複数のキャラが幽霊を目視でき、幽霊とぶつかっている・攻撃しているため この作品の幽霊は触れることが出来る/もしくはこの作品の登場人物全員が幽霊に触れることが可能と考えられる(前者の可能性が高い) 単行本5巻の時点で休載中(再開の目途無し) 【先鋒】杉田多可美 【属性】中堅には劣るが金持ち 【大きさ】女子中学生並み 【攻撃力】女子中学生並み 【防御力】女子中学生並み 【素早さ】女子中学生並み 【長所】ランス装備 【短所】数合わせ 【戦法】カシハラ号で突進 【乗物】カシハラ号 【属性】馬 【大きさ】普通の馬並み 【攻撃力】普通の馬並み 【防御力】普通の馬並み 【素早さ】普通の馬並み 【特殊能力】掃除やチェスの相手が出来る 【長所】馬 【短所】副将の乗物に噛まれ主を置いて逃げた経験あり 【備考】かしわらごうと読む 【次鋒】沢渡いずみ 【属性】エスパーより数の少ない中学生メイド 【大きさ】中学生女子並み 【攻撃力】箪笥を一人で持ち上げ移動できる 【防御力】中学生女子並み 【素早さ】中学生女子並み 【長所】パワー担当キャラ 【短所】明らかにより強い武器を装備していたことがあるし 必殺技を乱発したことがあるがどう見てもギャグ描写 【備考】戦闘に話を限れば中堅、副将(乗物なし)に勝てる 【中堅】中林義貴 【属性】ロリコンで制服マニアで盗撮マニアのギャルゲーマニア 【大きさ】中学生男子並み 【攻撃力】中学生男子並み 【防御力】次鋒に頭の二倍ほどの大きさの庭石を頭部に投げつけられても 数分後には包帯を巻いた程度で自由に移動できる 【素早さ】反応速度は次鋒が攻撃手段として投げたものを4つまでキャッチできる程度 走る速さは副将の乗物とほぼ互角 【特殊能力】裁縫がやたらと上手い 中学生女子のメイド服を2着、それを着る二人が風呂に入っている間に完成させられる 【長所】プライヤーレンチ・ハンマー・チェーンソー・ツルハシ・ドリル・シャベル・マルノコ・ゴーグル・手袋を装備 【短所】金と裁縫の能力がここでは役に立たない 【副将】倉内安奈 【属性】エスパーより数の少ない中学生メイド 【大きさ】中学生女子並み 【攻撃力】中学生女子並み 【防御力】中学生女子並み 【素早さ】中学生女子並み 【特殊能力】作る料理の致死量は0.1mg 【長所】 【短所】エスカリボルグを装備していたことがあったが明らかにギャグ描写 【備考】料理を食べた人間もワニも、重くて気絶程度で済んでいるがおそらくそっちのほうがギャグ描写 【戦法】可能ならまず料理を食べさせる。そして乗物に乗って突進 【乗物】ポチ 【属性】ワニ 【大きさ】おそらく普通の3倍程度の巨大ワニ 【攻撃力】およそ10cmほどの厚さの壁を突進で破壊できる 【防御力】おそらく大きさ相応 【素早さ】先鋒の乗物よりやや速い 【特殊能力】二足歩行が可能 銃火器やPCなどを操れる、テニスが上手いなど最低でも常人以上 【長所】 【短所】美人に弱いなど 【備考】連載開始当初は普通サイズだった 【大将】義貴の父 【属性】中堅の父親の幽霊 【大きさ】成人男性並みからその20倍程度(描写不足で不明だがおそらく特殊能力によるもの) 【攻撃力】中堅をドロップキックで倒れさせる程度 【防御力】大きさがほぼ同じ、幽霊の妻に顔面を殴られ暫く動けなくなる程度 【素早さ】中堅が反応できないで次鋒を掻っ攫って宙に浮ける 【特殊能力】世界の理から半歩ずれたところで修行した仙術を使える 作中使用したのはものは崖を作り出す、地面に残る火を吐く 【長所】宙に受ける、幽霊 【短所】妻には弱い、固有名がない 【戦法】宙に浮いてひたすら仙術を使う 参戦 vol.98 513-515 vol.98 516 :格無しさん:2011/01/10(月) 17 24 02 ID VTpCSSeW これが私の御主人様考察 夜明け前より瑠璃色な戦 4勝1敗 【先鋒】偶然当たれば有利なので勝ち 【次鋒】不可視負け 【中堅】速さで勝ち 【副将】【大将】大きさ勝ち ブギーキャットNAVI戦 3勝2敗 【先鋒】馬勝ち 【次鋒】腕力勝ち 【中堅】車負け 【副将】速さで飛びあがられて搭乗者をぼこられて負け 【大将】大きさ勝ち かめくん戦 4勝1敗 【先鋒】楽勝勝ち 【次鋒】押さえつけて地面に叩きつけて勝ち 【中堅】速さで当たりづらいか。勝ち 【副将】大きさ負け 【大将】仙術勝ち 三国志曹操伝戦 1勝4敗 【先鋒】【次鋒】【中堅】数の暴行負け 【副将】大きさ勝ち 【大将】朱雀負け ちびまる子ちゃん (アニメ)戦 3勝2敗 【先鋒】馬勝ち 【次鋒】先にバットで頭叩かれて負け 【中堅】車負け 【副将】【大将】大きさ勝ち かなめも (アニメ)戦 3勝2敗 【先鋒】馬勝ち 【次鋒】犬だし先に噛まれるか。負け 【中堅】車負け 【副将】【大将】大きさ勝ち ドンキーコングJr戦 2勝3敗 【先鋒】中々強いゴリラ。負け 【次鋒】硬いし噛まれて負け 【中堅】卵落とされたらキャッチしてもダメージ食らうだろ。負け 【副将】【大将】大きさ勝ち 517 :格無しさん:2011/01/10(月) 17 27 01 ID VTpCSSeW マンガ三国志・水滸伝の英雄たち 水滸伝編戦 1勝4敗 【先鋒】力強い。木の棒振り回されて負け 【次鋒】はねとばされ負け 【中堅】虎には攻撃力で負ける 【副将】大きさ勝ち 【大将】怖い顔みてしまって負け マンガ三国志・水滸伝の英雄たち 三国志編戦 2勝3敗 【先鋒】刀振り回されて負け 【次鋒】達人の剣負け 【中堅】虎負け 【副将】大きさで勝てるか。勝ち 【大将】仙術で火を吐いて勝ち てなもんや忍法帖シリーズ戦 1勝4敗 【先鋒】パンダの方が強いだろ。負け 【次鋒】【中堅】斬影剣負け 【副将】斬影剣で搭乗者がやられるか。負け 【大将】大きさ勝ち この結果 ドンキーコングJr>これが私の御主人様>かなめも (アニメ)
https://w.atwiki.jp/saezima/pages/3.html
「少年よ無気力であれ」と言う名のプロローグ 「早く起きなさい」 夢の中にいた俺を朝日の差し込む寝室へと引きずり戻したのは、何を隠そう目の前で制服の上からエプロンを身につけているといった主婦姿な朝倉涼子で、彼女が俺に向ける微笑は今日がどのような日なのか嫌でも気づかせる。 ―……俺の登校日だ。 身内の朝倉が同じクラスであるから何も不安な事は無い……とは言い切れない。 人が苦手で、自分から進んで仲良くしようという気がしないのだ。最悪クラスで孤立なんてのも考えたれる。まぁ、来る者拒まずって感じだが。 さて、元々俺は朝が苦手で、ついでに顔で感じる室温の低さからこの温い布団からどうも抜け出す気にならない。一生此処にいても……いや、飽きるな。 どちらにせよ行くなら決心つけて昼から行きたいな、なんて考えていると朝倉は俺の布団を引き剥がしに掛かった。 「片付かないでしょ。ついでに学校にも遅れちゃうわ」 アンタは俺の母親か、なんてツッコミたくなるが、此処で布団に出ては長い事布団に触れない気がする。 というか学校に行きたくない。勉強嫌いだし。 「我がまま言わないの!」 勢いよくとは行かないが、綺麗に布団を剥いてくれた朝倉に感謝すべきか憤怒すべきか迷った。このまま遅刻するか眠りの森の姫よろしく永眠並みの長時間睡眠に入るか……いや、感謝すべきだな、と観念した俺は、脚を枷が付いているかの如くノロノロと動かした。足が機能していないのがよく分かる。 部屋を出ようとしたら後ろからタオルを投げつけられ、思わず「熟知していらっしゃる」なんて呟くと「いいから早く仕度しなさい」とまぁ母性丸出しな文句で急かされた。 洗面所で桶に汲んだ水を顔に打ちつけ、やっと目が覚め、鏡を見て思わず顔のニキビなんて物を探してしまう。あったら嫌だな。 後ろで衣擦れの音がして、振り返るとハンガーに引っかかった制服が其処にあって、その足元にはワイシャツやらスラックスやらネクタイやらと、面倒くさい物品が俺を睨んでいた。 個人的に俺はゆったりした服装が好きなのだよ、縁が無かったって事であきらめてくれや、君等。でもまぁ、用意した本人に問い合わせてみようじゃないか。 「朝倉ぁ~制服コレじゃないとダメ?」 「文句言わないの」 リビングの方から声が返ってきて、ジャージじゃ駄目? と返してみれば無言の返答が帰ってくる。無論ダメってことだ。まぁ、長い付き合いになるだろう、宜しくな制服。 渋々と袖を通し、スラックスにも足を入れてワイシャツ裾を入れるとベルトを少し緩めに締める。上着とネクタイはとりあえず右手に持ってリビングへ向かうことにした。 流石に限界かもよ、なんて腹が直談判するのだ。グーグーうるせー。 ソファーに上着とネクタイを投げ出し、適当な席に腰掛て隣の椅子にあった新聞を手に取る。 広げることはしない。とりあえず目に付いた記事には下らない政治家の不正が記載されていて、相変わらずと鼻息を漏らす。 「あら、貴方新聞読めたの?」 白米が盛られた茶碗と卵焼きと野菜が載った皿を盆に載せて持ってきた朝倉は、微笑みつつも結構酷い事を言ってきた。 そういえば今まで彼女に新聞を読む姿を見せたことが無かったな……でも俺だって人語も日本語も理解できるんだって。 踵を返して新たにお碗を盆にのせている後姿に向かって 「今まで読まなかったの必要が無かったからだよ」 と唇を尖らせて見せた。 ふうん、なんて呟きつつ運んできたお碗を俺の目の前に置く。なめこか、俺の好みを分かってらっしゃる。 湯気を立てるそれの香りは俺の食欲を刺激するのには十分すぎたらしく、また間抜けな音を出して腹が早くそれを体内に入れろと急かした。 世界情勢に興味が無いの? なんて問いかけるもんだから流石に落ち込んで弁解を図る。 「それは違う。俺が手に入れた情報のが現在に一番近いから、筆順的にこういうメディアからの情報収集が必要なくなるんだ。それとも情報に復習なんて必要だったっけ?」 「場合によってはね」と朝倉は席について箸を持ち、小さく頂きますと辞儀。 俺も釣られて箸を持つ。礼儀にうるさい朝倉の目の前なので辞儀は忘れない。 とりあえず卵焼きに箸を伸ばして茶碗の中の白米の上に乗せ 「どちらにせよ、俺に古い情報は必要ないんですよ。俺に必要なのは娯楽とナポリタンロールくらいなのです」 なんて主張してみた。我ながらアホだと思うが心からそう思うから仕方ない。お、卵焼き美味しい。 「炭水化物に炭水化物って組み合わせで好きになれないわ、私は」 ナポリタンロールを愚弄するな、あれは最高の食べ物だぞ、とあの味に食感に組み合わせにとぐだぐだ語り始めるのを読んでか朝倉はリモコンでテレビの電源を入れた。 あからさまな文句にも思えたが、白米を口に運びつつニュースに目を奪われていた所を見るとそんなんどうでも良くなってきた。駄目だな俺。 味噌汁を口に運ぼうとした時、自殺がどーたらと解説するオッサンの声が聞こえて思わず箸を止めた。胸糞悪いな、お笑い物の見解だぞ。 そんな解説を眺めていたらしい朝倉はその解説の一区切り一区切りでへーとか大変ねぇ、なんて関心してて、その関心が終ると同時に箸の動きが再開する。 歯を磨いてネクタイを締めようとする、がしかし俺はネクタイなんて代物を扱うのは七五三の時以来で、その時も祖母に締めてもらっていた事を思い出す。 俺はネクタイも締められないのか、なんて呆れてブランコよろしく襟からぶら下げて靴を履こうと玄関へ行った時 「駄目じゃない」 後ろから方を掴まれ、無理やりに振り向かされてネクタイを締められた。いや、ありがたいけどさ。 とりあえず顔がちょい熱くなるのが分かる。多分少し赤くなってるんだろうな、なんて直ぐ近くの鏡を見てみる。うん、十分赤い。 彼女の作業中の姿をボーっと下に眺めていて思うのだがこういうのを過保護とか言わないだろうか、そして俺は甘えん坊か、畜生。 とりあえずいい奥さんになるぞ、朝倉。 「冗談。結婚相手は家事もできてネクタイを自分で締められる人にする予定だもん」 そうですか。 靴を適当に履いて渡された鞄を持つ。所詮俺は自覚してるとはいえ駄目男だ。 ドアを開いて外気の冷たさに少し身震いする。そういえば秋だったな、今。 踊り場に出て朝倉が出たのを確認してドアを閉める。 鍵を閉め、落とすのが嫌なので鍵を渡そうとすると、彼女は突き放し 「今日は食材の買い足ししに行かなきゃいけないから先に帰ってて」 朝食はなんだったのですか。 「残り物で頑張ったの。そういう訳だから宜しくね」 歩き出した後ろ姿についでにナポリタンロールも、と言いかけると振り返って「それ無理」と笑顔で返してくれた。 正直俺はこの笑顔にからっきしに歯が立たず、どんな嫌な事でも気づけば従ってしまっていたのだ。 駄目じゃん俺。いいように転がされてる。なんて毎回従った後に気づくのだが、毎回引っかかる。そしてまた"駄目じゃん俺"と自己嫌悪する。 気がつくと朝倉はお隣さんである長門さんと並んで、一方的に話をしながらエレベーターの方へ向かっていた。頼むから置いて行かないでおくれ、空しいよ。 結局時々二文字か三文字くらいのコメントしか話さない長門さんは学校に付いても別に長文を読み上げる事もせず、淡々と教室に入った。正確には職員室の前で分かれた訳だが。 長門さんが無言に席に着いて無言に厚いハードカバーを開き、朝倉が教室で友人と束の間の談笑をしている頃、俺はと言えば職員室に入って「転校してきた小枝島ですけどー」といそいそと書類の整理やらしている先生方を困らせていた。 ゆるゆると鞄を持ったまま一年五組の教室の前に行く。すぐ隣では岡部先生とやらが立って「大丈夫、このクラスは明るい奴らばかりだ」とか言って俺を励ましていた。正直そんな気遣い必要ないです。人に嫌われる自信が俺の心情の8割を構成してます。 俺の覚悟も悟らず先に教室に入った岡部先生とやらは教卓で何やら弁論した後「今日からこのクラスに入った小枝島君だ」と、廊下で突っ立っていた俺に視線を送ってきた。へいへい、俺も入りますよ。 鞄を手に持ったままブラブラと教室に入った俺は生徒達の話し声やらを聞いて少し憂鬱になる。こういう聞き取れない声というのは時に人の不安を大きく煽る。そういうことだ。 「えーと、とりあえず関東出身の小枝島蒼哉っす。宜しくお願いします~」 無駄に語尾を延ばすのは恐らく俺の脱力癖が原因だろうな。 皆仲良くするように、と岡部とやらは釘を打ち、窓側から二列目の最後尾の席を指差し、指示されるままにその席に着いて横に鞄をかける。すると直ぐ左から肩を突かれた。 なんだ、俺は授業は寝て過ごすつもりだぞ。 「アンタ、時期外れに転校なんて珍しいわね」 ヒョイと顔を向ければ、其処にいたのはいい笑顔の少女で、彼女の前の席には本名がさっぱり分からんSOS団のメンバーその1君がいるという事で、この人物が誰なのか把握できた。 コイツが涼宮ハルヒか……。 「祖母の急死だ。身寄りがこっちにしかいなくてな」 「へぇ、それが朝倉涼子ね」 どうやら俺は登校している所を監視されていたらしい。 「血の関係はない。幼馴染。親御さんが俺を悲に思ったらしく引き取ってくれた」 本当にどうでもいい無駄知識を彼女に寄贈し、へぇと感心して何やら考え始めた所を見計らって腕を枕に惰眠を貪る事にした。 目が覚めたのは一時限目が終った休み時間で、白髪混じりのセミオールバックが見分けやすさの男子生徒が妙に童顔な男子生徒と並んで肩を突いて、俺をたたき起こしてくれた。 個人的に不愉快極まりなかったが、無視をすれば多分嫌なレッテルを貼られることだろう……其処から孤立をイメージする。面倒くさいから体を起そうじゃないか。 「よ。俺は谷口、こっちは国木田」 「ああ、宜しく。そしてお休み」 コレだけ返せば十分だろうと判断し、また俺は夢の世界へダイブしようと腕を組む。が、ツッコミ遺伝子が反応したらしいSOS団のメンバーその1君が話しかけて来て、しょうがなく惰眠は 「お前転校早々に睡眠優先か?」 妥協して会話に専念することにする。全く面倒くさい。 「だまらっしゃい。睡眠欲は三大欲求の一つ、我慢できる訳がない」 俺も確かに眠いけどよ、なんてSOS団メンバーその1君がだんまりするのを見て、 「そういや君なんて名前」 と話を振ると本人が答える前に谷口が反応した。出しゃばるな、君は。 「うるさい。ちなみにこいつはキョンでいい」 頷いて俺はとりあえず小枝島か蒼哉、本名全文で呼ぶのは止めろとか、変なあだ名は付けるなとか言って自己紹介的な物を済ませる。 ちなみに頷いたときキョンが肩を落としたのを見逃さなかった。 「んで、自己紹介以外になにか用があるようだね」 「ああ、お前朝倉と同棲してるんだって?」 というかどうしてその情報を知っていやがる。 「そりゃ女子が情報掴んでたんだよ」 個人情報も糞もないな、女子間の情報ネットワークと言う奴は。 「アイツは……只の従姉妹だ」 脳内から最も適当と思われる単語をサルベージして述べてやった。幼馴染とか言ったらそれこそ関係を心配されかねん。 谷口はうそだぁ、と続けて。 「朝倉本人は血縁関係は無いって言ってたぞ。」 「んじゃルームメイトだ」 忌々しいから波紋を広げるな、朝倉。頼むから血縁関係にあるって言ってくれ。もう遅いけど。 「いや、只のルームメイトじゃないだろ。一つ屋根の下にいながら異性にあらぬ感情を抱かない筈がない!」 「あーハイハイ、アンタの言うとおり朝倉は彼女ですよ、これでいいのか?」 「だぁ! 貴様が朝倉涼子の彼氏だなんて認めない!」 憤怒して指を差す。声の大きさに周りの奴らが思わず振り返ってるじゃないか、やめろ。 どんな文句で弁解するか考えていた所、さっきまでだんまりしていたキョンが椅子から立ち上がり 「お前、どっちがいいんだかハッキリしろ、彼女の方がいいのかなのかそうじゃない方がいいのか」 と突っ込む。"なかなかいいコンビだなこいつ等"なんて分析してみる。漫才か。 全く俺も突っ込みたい気分だよ。 「どちらにせよ兄弟というかそんな感じだから」 「怪しいな……思春期だというのに手近かつ美人な女に意識しないとは。はっ! そうか、そっちの方は済ませて……ゴフッ!」 とりあえずウザくなったので腹に拳をぶつけてやると、谷口は悶絶してその場にしゃがんでグォオオオなんて必死で唸ってる。大げさな。 会話が出来る状態でないと判断したミスター童顔国木田氏が口を開く。 「とりあえず当初の目的からそれちゃったから戻すけど、朝倉さんの事狙ってる男子は少なくないからあんまりベタベタしない方がいいよ。夜道が危なくなるし」 「善処するよ。だけどやっぱり異性として見ないからな、自然と兄弟みたくスキンシップとかしちゃうなぁ……向こうも俺を異性として見てないだろうから嫌がらないんだよね」 本気でそう思う。家庭的過ぎて家族になってるし、そういえばこの間飲みかけの紅茶貰ったな。 「なっ……ん"っ……だとっ……」 谷口が必死に声を絞り出す。アホか。 なんて吐き捨てると国木田が苦笑して 「とにかくそういった行為をするなら家だけにしたほうがいいよ。それに谷口みたいなのがいっぱい来たら鬱陶しいでしょ?」 「ああ、凄く嫌だ。殺虫剤ぶっ掛けたくなる」 思わず微笑する。ついでに話を聞いていたらしい廊下側の隣の女子も笑ってた。 予鈴が鳴ると国木田は「じゃあ、今後よろしく」と言って自分の席に戻り、谷口も腹を抱えて席に戻った。 あの時よりは過ごしやすいかななんて適当な感想をつけておきながら、結局二次元目の休み時間には一緒に昼食を食べる約束を承諾していた俺がいたのは過去の自分には秘密だ。 さて、弁当を持たされた記憶がない俺は財布を持って購買部へと谷口と向かうことにした。 その途中、女子生徒ランキングとやらの説明を聞き流しつつ位置関係の整理をする。何だかんだ方向音痴だからな、俺は。 教室に戻ってキョン・国木田・谷口と机を並べ、漫才のような談笑をしつつ昼食を摂る。 「そういえば涼宮さんはどうしたん?」 「ああ、なんだか用事があると言ってたが……お前、ハルヒが気になるのか」 キョンは気味の悪い微笑と質問を投げつけてきたが、俺は軽く「奇行女には興味が無い」とあしらってクリームパンを口に運んだ。 「にしてもこの高校酷いね。ナポリタンロールを蔑ろにしてやがる」 「ナポリタンロール?」 「ああ、俺の好物なんよ」 へぇ、と国木田。 「じゃあ、前の学校はナポリタンロールあったの?」 「ああ」 一言答えてクリームパンをまた一口運んで牛乳で押し流し、 「手作りでかなり美味かった。初めて食べてそれからずっとナポリタンロールが好きだ」 と付け足した。 ちなみに言えば、三食ナポリタンロールで、それが1年以上続いても嫌いにならない自信がある。絶対に。 最後の一口を飲み込んで、ナポロール論を熱く語ろうとした時、 「あら、わざわざパン買ったの?」 と不意に朝倉が割って入ってきた。 全くなんてベリーバッドタイミングなんだ、今からナポリタンロールの素晴らしさを広めようとしていた所なのに。なんて内心思っていると、俺の机の横に掛かっている鞄を差し「折角お弁当入れたのに」と実に残念そうに微笑んだ。 それを見た谷口が俺を生け捕って食わんばかりの眼光を俺に向けた気がして、鞄を半開きにして中を探ってみる……あった。 布に包まれた硬い物が其処にあった。兎に角許して貰えるか分からんが弁解しよう。 「ごめん、元々授業受ける気なかったから鞄の中なんて把握してなかった」 「それ、理由になってないよ」 国木田に突っ込まれた。畜生、頼むから朝倉相手のときは俺の味方になってくれ。 「とりあえず次から気をつけるから今日は勘弁」 手を合わせてグッと目を閉じる。 すると何時もは猛吹雪の如く起こる癖に、何故かふぅとため息をついて「じゃあ、後で食べてよね」と許してくれた。 いい意味で可笑しい。いや、嬉しいけどちょい寒気がする。 なんて中途半端に胸を撫で下ろすと、谷口がすぐさま顔を近づけ 「何だお前、やっぱり夫婦みたいじゃないか」 「しつこい、只のルームメイトだ」 その後も、谷口のしつこい夫婦やら同棲発言を否定しにしまくっていた訳だが、そのウーハーよろしき音量のボイスは結局俺と朝倉の関係を両隣のクラスにさえ勘違いさせた。 そのうち髪の毛全部ひっこ抜くぞ、谷口。 気がつけば茜に染まる教室で俺は一人で寝ていた。どうやら授業が終了して間もないらしい。外からは部活に精を出す生徒の声が聞こえてくる。 ボリボリと頭を掻いて鞄を手にする。部活にも入ってないし帰るか……。 部屋を出ようとしたその時、勢いよく目の前にコンクリ製の壁が出現した。鼻を掠った気がするな。 「荒っぽいな」 新しい手法の虐めかなんか……ではない。後ろに気配があった。四人分の。 俺は監禁されるような事をした覚えは無い。ついでに言えばそういった性癖も存在しない。 振り返ると、長門さんに童顔居乳にニコニコイケメンが其処にいた。誰だその二人は、それに何故にキョンまで。 「さて、長門さんと面識はあるようですね。……貴方が何者なのか詳細を教えていただきたいのですが」 ニコニコイケメンが俺に思考の暇も与えずに口を開いた。 「そりゃ唐突ですな。生憎とイケメン君の恨みを買うような真似はした覚えはないですよ」 つか俺が何をした。まだ何もしてないぞ、いや何かする気もないけどさ。 「失礼、僕は古泉一樹と申します。以後宜しくお願いしますね」 それで、と古泉は続けた。 「貴方の正体を明かしていただけないでしょうか?」 その閉じられた瞼が少し開いた気がする。ああ、コイツがアレなのね。 「いいけどさ、長門さんと仲間なら俺の正体くらい軽く掴んでそうだけど」 古泉がいえ、と返答すると、続けざまに長門さんが口を開いた。 「貴方の情報に干渉を試みた結果、干渉をブロックされた。貴方の正体は私にも分かっていない」 「私達では貴方の正体を暴くことは不可能と判断され、直接交渉という手法をとらせていただく形になりました」 苦笑しながら腕を組む。 「そりゃご苦労さん。んじゃ自己紹介と行きましょうかね。てかキョン君は"こちら側"に関与してもいいのかな?」 キョンはため息を吐いて手を開いた。 「俺も一応既に非現実に首を突っ込んでるからな。宇宙人ぐらいじゃ驚かない体質になっちまった」 「そーか。んじゃ言おう、俺はこの世界の住人じゃない」 キョンが呆ける。そりゃ当たり前だ、こんだけぶっ飛んだ話をすれば頭の心配が一つや二つされるだろ。 古泉が薄く目を見せる、余程俺の正体が気にかかると見える。 「ではつまり、異世界人と?」 「まぁ、簡潔に言えばな。説明が面倒くさいから言わないが」 「では率直に、何が目的で来たのですか?」 「来た……というか来させられたってのが正しいな。自分の意思ではなく」 「貴方も組織を形成して?」 仕切りに古泉は質問をしてくる。しつこいのは嫌いだぞ。 足もそろそろ疲労が溜まってきて、無意識に机に腰掛ける。多分谷口の机だろう、チラッと見たら勉強した形跡がまったくないし。 「んーと、その世界では組織に属していた。だが来たのは上司の指令でも意思でもない、多分神の意思だよ」 「ハルヒか……」 「ある日にデータをサルベージしていて、この太陽系がとても不思議な状態にあることを知ったんだけど……此処に来るまでのリンクは存在していなくて、此処に来るのは不可能だったんだけど、何の力が働いたのかよく分からないけどある日強制転送された」 鞄を床に落とし、足を組んで続けた。 「こちらで産み落とされて普通の人間として生きてきたよ、つい最近まで。だが中学の七夕の日、前の世界の記憶が蘇った」 あのときか、とキョンが呟き、童顔居乳さんがオロオロとし始めた。なんなんだ、偶然じゃないってか 「意識も変わった。だけど母親代わりだった祖母を困らせたくなくてね、俺が異世界から来たなんて言わなかったよ。んで、その異世界での能力も開放されたから、すぐさま何が起こったのか情報収集を始めた、それで最初に行き当たったのが長門さん」 「私の意識に進入された形跡はない」 氷をそのまま目にしたような眼光は止めていただきたい、なんか俺が悪いことしてるみたいだし 「ああ。癖でやっちゃうんだ、情報進入形跡を消すの。んで、こちらの祖母が亡くなって、とうとう身寄りがいなくなった。そして長門さんの記録から朝倉という存在が消えた事実を発見、データ構成は殆ど情報統合思念体の中枢のデータの痕跡を参考にして組み上げた物で、殆ど原型に近い物を作れた。だが情報統合思念体との関わりを切り、有機アンドロイドとしてだけ稼動させて仲間にしたんだけどねぇ」 キョンが疑問符を浮かべる所を見て俺は「忠実な部下になる筈だったのに自分の意思のままに動くようになっちゃったのさ」とため息をついた。 「勿論、その時広域の意識改変を行った。"朝倉涼子は転校した"また"朝倉涼子は消えた"という彼女に対する意識をね」 「まさか……違和感は」 「多分間然に塗り替える事が出来なかったからだろう。だけど大方成功してキョン君に襲い掛かった時の意思を持つ事を許されない思念を持っている朝倉涼子をもう一度存在させる事が出来た。今度は情報統合思念体という存在の命令に従う概念も無い。まぁ、情報統合思念体との関わりはないから無理なんだけどね、やろうとしても」 「目的がまだ明かされていない」 随分話がそれた事に気がつく。語り癖でもあるんじゃないかなんて思ってしまうね、いや、本当。 「ああ、話を逸らしてごめん。とりあえずこの世界が存在し始めた時に作られたらしいブラックボックスを見つけた。でもそれは涼宮ハルヒという絶対神の非現実概念やらの塊で」 キョンと童顔居乳さんが疑問符を其のまま顔にしたような表情をしたのに気づき、分かりやすい単語を脳内辞書からサルベージして並べる。 「不可能を可能にする唯一のプログラムが入っていた。でも中身と開く条件しか知ることしか出来なかった。ブラックボックスは空かない、涼宮ハルヒが神としての力を失わない限り」 古泉が無駄に関心している所を見て、機関もそれに肩を並べる組織も情報を掴んでなかったと見える。 此処までどれだけ論じてやったろうか、茜色に照らされていた教室には次第に灰色が混じってきていて、思わずがっかりする。こりゃ晩飯は冷めたのを食わされるな。 最後に、と俺は結論を述べる。いい加減に尻も腰も痛いんだ、こっちは。 「君等の存在が在る限り涼宮ハルヒの能力は沈静化の一途をたどる。だから俺は君等の手伝いに来た」 古泉の表情が変わった。いや、ニコニコマヌケ面は変わってないが。 「何処まで信用して平気ですか?」 「さぁね、それは君等に任せる。だけどこっちは敵対しないとハルヒ神に誓おうじゃないか」 微笑を浮かべてみせる。キョンがまだ少し疑いの目を持っているようで、それと、と切り出した。 「君等SOS団団長以外全員の意識改変を解除しよう」 指を鳴らすとキョンがよろめくのが見えた。そりゃ、記憶喪失から復帰するのと似たようなもんだからな。 後ろで戸が動く音が聞こえた。 「貴方を敵性と判断するかどうかは、保留」 長門さんは風に流れて消えそうなか細い声で俺に安堵を齎した。 そーかい、なんて言って教室を後にする。呼び止められようとシカトで帰ろうと思っていたが、意外とすんなり帰らせてくれた。俺の想像を裏切ってくれそうだな、君らは。 下駄箱から靴を出して履いている時、不意に見えた星空に俺は肩をがっくり落とす。 「あーあ、晩飯抜きかもなこりゃ。」 }
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/20578.html
登録日:2011/04/14(木) 02 14 04 更新日:2024/03/13 Wed 11 57 48 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 BTD STUDIO RPG風これが勇者の生きる道 アプリ ゲーム バカゲー 勇者 携帯ゲーム RPG風これが勇者の生きる道は、BTD STUDIO株式会社が運営する、 携帯電話公式サイトにて月額課金、または従量課金にて提供されている携帯電話ゲームアプリである。 【ストーリー】 伝説の勇者の血を引く少年が主人公。 16歳の誕生日を迎えたその日に、世界の平和を守るため冒険の旅に出る(はず)。 様々な出会いや失敗(コマンド選択)をくり返し、様々な結末をむかえることに。 果たして、勇者は大魔王を倒して平和な世界を取り戻せるのか? −Wikiより引用 【ゲーム内容】 タイトルの通り、この作品は「RPG風」のアドベンチャーゲームであり、 通常のRPGではありえない選択コマンドが登場し、その選択肢による50種類の異なったエンディングを攻略していくというもの。 また、内容に「人気RPGのパロディ要素」「(ゲーム進行に直接関係なさそうな)『隠れキャラ』の登場」、 「勇者にあるまじき行為が選択コマンドにある」など、所謂バカゲー にもカテゴライズされる 【登場人物】 勇者(初期設定段階での名前は"ハクシン"。プレイ開始時に変更可能) ゲームの主人公。一応、勇者。 よく爆死する。 主人公の母 主人公の産みの親。 キレると怖い。 国王 国の王様。 漢字が大の苦手。 大臣 国王の補佐 国王からヒドイことを言われても堪えている苦労人。 大魔王 悪の親玉。ケツアゴ。 ドラゴンが苦手。 パフパッフムスメ パフパッフしてくれるムスメ。 ピチピチのお姉さんから年増まで年齢は様々。 【愉快な旅の仲間逹】 キャシー 職業 戦士 四十路を越えた熟女戦士。 自称「豚足のry」……じゃなかった。「音速の女戦士」 オリム 職業 魔法使い 年老いた魔法使い。 よくキャシーに殺されかける ストーリー次第ではキレイになる あわび 職業 漁師 なかなかガタイのいいおっさん。 漁師なのに大魔王討伐のお供になるなんて所はツッこんではいけない。 漁師だが魔王戦では大いに活躍してくれる。 チャン 職業 商人 中国人っぽい口調の商人。 商人なのに大魔王討伐のお供になるなんて。 所はツッこんでは(ry ストーリー次第では行方不明になる。 ローレンス 職業 ダンサー 愛故に男を捨てた男。 ダンサーなのに大魔王討伐の(ry 恐らく本作品最強。 ハイハイ 職業 ロボット 二十年もの歳月をかけて作られた完全自立型二足歩行型ロボット。 ロボットなのに大(ry 主人公が爆死するのはだいたいコイツのせい。 大臣「ハクシンよ、追記・修正を頼ry」 国王「黙れハゲチャビン!! その臭い口を開くでない!!!」 大臣「…………」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/duelrowa/pages/112.html
鬱蒼と茂る深い森の中、そこでは凄惨な光景が繰り広げられていた。 そこには頭部を引きちぎられたクワガタ系の亜人や腹部を貫かれたカブトムシ、頭を叩き潰されたハチなど無数の虫の死骸が広がっていたのだ。 そしてその中心には一人のメイドがいた。 シニヨン風の紫色の髪形と、背中に蟲の足のようなものが生えた和服風のメイド服を着た少女だった。 彼女の名前はエントマ・ヴァシリッサ・ゼータ。戦闘能力を持つ六人のメイド、チーム『プレアデス』の一人にして精神系魔法詠唱者(マジック・キャスター)の能力を持つ蜘蛛人(アラクノイド)である。 「ドコダ人間!ドコニ行ッタァァァァッ!!」 しかしそんな彼女は今、本来の『蜘蛛のような無数の複眼と足が生えている』蟲そのものの顔をむき出しにしながらとてつもなく怒り狂っていた。 なぜ彼女がこうまで怒り狂い、暴れまわっているかを説明するためには少し時間を巻き戻す必要がある……。 時間を巻き戻し、ここは鬱蒼と茂る深い森の中…… そこでは一人のメイドが感情というものが一切感じられない顔で、凄まじいほどに性格の悪そうな少年を見下ろしていた。 このメイドこそが、本来の顔をむき出しにする前の『幼い要素を残しつつも見目麗しい顔』をしたエントマであった。 そして彼女が今見下ろしている、性格の悪そうな少年の名前はインセクター羽蛾。かつて全国大会優勝を果たしたこともあるが、とある勝負を境に凄まじいほどに落ちぶれてしまった決闘者(デュエリスト)……もとい蟲野郎である。 「さてぇ…、もう力の差は分かったはずでしょぉ……?このウジ虫にも劣る虫けらぁ」 彼女は幼く甘ったるい口調で羽蛾にそう言った。 エントマはこの森の中をうろついている最中に羽蛾の姿を見つけ、彼に襲い掛かったのだ。 当然ながら羽蛾も黙って殺されるつもりはなかったので、支給されたデッキを使って彼女に立ち向かったのだが力の差はあまりにも歴然としていた。 彼が召喚したゴキボールや昆虫人間(ベーシック・インセクト)、吸血ノミは一瞬で叩き潰され、ある種頼みの綱ともいえる《パラサイト・キャタピラー》はなぜかその効果を発揮できず、彼女に捕食されてしまったのだ。 「わ、分かったよっ!降参だっ!だから命だけは助けてくれぇっ!!」 その結果、打つ手がないと判断した羽蛾はみっともなく命乞いをしながら降参を宣言した。 「ようやく自分が虫けら以下だと分かったのねぇ……でもぉ、アナタなんかの命を助けるつもりぃ、私にはないのよねぇ」 そして羽蛾がみっともなく命乞いをしたのを見た彼女は彼のことを嘲りながら、一種の死刑宣告をしたのだ。 「……じゃあ、"イタダキマス"」 しかしエントマが捕食のために顔を近づけた瞬間、羽蛾はとんでもないことをした。 「……なんてな!これでも食らえ!」 なんと羽蛾は隠し持っていたカードから殺虫剤を召喚して、それを彼女の顔に浴びせたのだ。 「っ!ぎゃあああァァァァァッ!!!」 その結果、油断によりそれを真正面から浴びてしまったエントマは、自身の顔を両手で押さえながら凄惨な悲鳴を上げてしまった。 「ヒョーヒョヒョヒョヒョ、じゃーなバケモノ!!今度会ったときはぶっ殺してやるからよぉ!!」 彼女が凄惨な悲鳴を上げたのを聞いた羽蛾は、そんな負けフラグとか死亡フラグ以外の何物でもない捨て台詞を吐きながら全力で逃げ出した。 「……ッ!私ノ顔ッ!私ノ顔ガッ!!イヤアァァァァッ!!!」 そしてその場には美しい顔を喪い、『彼女自身が忌み嫌っている、蟲そのものの醜い素顔』を露わにしたメイドが残されたのだった……。 そして時間は現在に戻り…… 「ブッ殺シテヤルッ!ブッ殺シテヤルゾオオォォォッ!」 彼女は丁度近くにいたモンスターたちを感情のままに殺戮しながら、自分から美しい顔を奪った羽蛾のことを必死に探し回っていた。 こうしてこの会場の中に、怒りに身を任せたまますべてを破壊しつくさんとする『バケモノ』が誕生したのだった……。 それと同時に羽蛾は思い知ることになるだろう、自分が今までにしてきたことのツケを払わされる時が近いことを……。 【エントマ・ヴァシリッサ・ゼータ@オーバーロード】 [状態]:顔面喪失、先ほどの人間(インセクター羽蛾)に対する怒りと憎しみ(特大) [装備]:― [道具]:基本支給品一式、仮面状の蟲の死骸、ランダム支給品×1~3(少なくとも蘇生効果を持つアイテムは無し) [思考・状況]基本行動方針:一刻も早くナザリックに戻るため、優勝を狙う。 1:自分の顔を奪ったあの人間(インセクター羽蛾)は徹底的に苦しめてから殺害する。 2:あり得ないと思うが、もしこの場所にアインズ様や階層管理者の方々、そしてお姉さまたちがいるならば共に行動する。 3:一刻も早く自分の美しい顔を取り戻したい。 [備考] 羽蛾が発動した通常魔法『殺虫剤』の効果によって顔面を構成する蟲が死亡したため、本来の蟲そのものの顔がむき出しになっています。 【インセクター羽蛾@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】 [状態]:健康 [装備]:デュエルディスク+羽蛾のデッキ@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ [道具]:基本支給品一式、ランダム支給品×1~2 [思考・状況] 基本方針:遊戯たちへの雪辱を晴らすために、優勝する。 1:自分がここまで落ちぶれるきっかけとなった遊戯や城之内たちに、地獄を見せる。 2:さっきの化け物(エントマ)を殺すための手段を探す。 [備考] 参戦時期はドーマ編で闇遊戯に敗北後~KCグランプリ編終了までのいずれかの時間軸。 『支給品紹介』 【羽蛾のデッキ@遊☆戯☆王デュエルモンスターズ】 インセクター羽蛾に支給。彼自身が使っていた、昆虫族で構築されたインセクトデッキで切り札は《究極完全態・グレート・モス》及び《インセクト女王》。 またドーマ編以降のデッキなのか、アニオリカードである《パラサイト・キャタピラー》と《毒蝶-ポイズン・バタフライ》も含まれている。 【殺虫剤@遊戯王(漫画版)】 インセクター羽蛾に支給(厳密には支給されたデッキに含まれていたカード)。原作漫画および遊戯王DMにのみ存在している魔法カードで、効果は以下の通り。 『通常魔法 対象の虫モンスター1体を破壊する。』 『NPC紹介』 【クワガタ・アルファ@遊戯王OCG】 通常モンスター 星4/地属性/昆虫族/攻1250/守1000 凶暴なクワガタ。 相手の首を狙うギロチンカッターに注意。 【ヘラクレス・ビートル@遊戯王OCG】 通常モンスター 星5/地属性/昆虫族/攻1500/守2000 巨大カブトムシ。 つの攻撃とかたい体の守りは強力。 【キラー・ビー@遊戯王OCG】 通常モンスター 星4/風属性/昆虫族/攻1200/守1000 大きなハチ。 意外に強い攻撃をする。 群で襲われると大変。
https://w.atwiki.jp/sorairow/pages/21.html
爆弾少年 役職:突撃兵 配偶者:なし 主要戦法:近距離攻撃 主要技:スマッシュ・FB サブキャラ:パラミシア(ポリネシアンセック(ryじゃないよ><似てるけど><) 必殺技:大☆爆☆発・ババババーチャンノスネゲミミガーコンコルドフェチズム mk-2 あだ名:白のブラウス 只今失踪中 どこへ行ったかは不明である 成長して帰ってくることを祈るばかりである・・ えっちなのはいやよ>< 少年よ、大志を抱け だが声が可愛い 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teltel55/pages/43.html
これが私のご主人様 ●8点 全12話 メイドアニメだけど、テンポのいいドタバタで、動きもよい。 主人公はスケベで外道、メイドも主人をなぐったり、暴れたり、活気があり ハーレムアニメ的なうじうじした陰湿な気持ち悪さは少ない。 最終話のまとめかたが破綻しているが、もともとギャグアニメなので まじめに考えてもしょうがない。 一種の萌えアニメなのでキャラデザが気に入らなければ見る価値は かなり下がるだろう。 ●7点 ドタバタギャグ、エロバカコメディー。 家出した姉妹(中学生)が豪邸のメイド募集の張り紙を見て御主人様(中学生)と出会う。 鬼畜なまでに自らの欲望に従って生きる主人・義貴。全てが計算づくの妹・みつき。 ヨゴレ・ドタバタ何でもアリの姉・いずみ。出来すぎた設定が逆にいい感じ。 内容は風呂シーンとメイド姿にパンチラばかり。 鬼畜な主人の理不尽さと犯罪行為がとても魅力的。 最後の方は、いずみの胸中心の構図ばかりなので少し笑える。 ●5点 お色気とドタバタで構成されたふつうのエロコメ。 クオリティはそれなりに高いが内容的に特筆する点は別になし。 1クールでまとめるために最後はちょっとシリアス展開だけど 原作の雰囲気を壊さない範囲でやっているので中途半端。 まあシリアス全開でやられても違和感があるのであんなものかな とは思うけれど。 OPは絵と曲のイメージがイマイチ合っていない気が。 ●5点 親の遺産を相続した大金持ちの中学生と彼の屋敷でメイドとして 働くことになった3人の女子中学生が巻き起こすドタバタコメディ。 お色気とドタバタで構成されたふつうのエロコメ。 つまらなくはないが特筆する点も別になし。 1クールでまとめるために最後はちょっとシリアス展開だけど 原作の雰囲気を壊さない範囲でやっているので中途半端。 まあシリアス全開でやられても違和感があるのであんなものかな とは思うけれど。
https://w.atwiki.jp/game_rowa/pages/188.html
「──放送の時間だ。」 『ごきげんよう、みんな。殺し合い楽しんでる? こっちはすごーっく楽しませてもらってるわ! 声だけでしか分からないのが残念なくらいにね』 オセロットの言葉と共に、マナの声が辺りに響く。 言われた通りに、鞄を開けてみるとさっきまではなかったはずの名簿が入っていた。 名簿を全部読み終わらないまま、死者の名前が呼ばれる。 バレットの知り合いは一人も呼ばれていなかったが、とても安堵するどころではなかった。 何しろ、自分の仲間のみならず、かつて自分達が命を懸けて倒した宿敵セフィロスと、そのセフィロスに殺された少女エアリスが名簿に載っていたから。 続いて流れるのは禁止エリアの発表。 几帳面に地図に禁止エリアをメモし、引き続き名簿を見つめる。 オセロットはその様子を、死んだ獲物を見る禿鷹のようにじっと見つめていた。 一方でその目線の先にいる男の顔はアリオーシュと対峙した時以上に引き攣っていた。 「なあ……どういうことだよ……。」 「どういうこととはどういうことだ?キミは何について疑問に思っている?」 オセロットの表情は変わらぬまま。本気で質問に答える機なのかそうでないのかも分からない表情で答える。 「死んだ奴が、生きているってことだよ!!アンタも知っているんだろ?」 「いくらキミより頭がいい人物が目の前にいるからと言って、考えるのを怠るのはよくないぞ。」 こんな時に常識言ってんじゃねえ、と言いたくなる気持ちを抑えながら、経験から推測しようとする。 (痛てえ……。) 丁度その時、肩の傷が痛み始めた。 先程、アリオーシュに噛み付かれた痛みだ。 (君もゾンビにはなりたくないだろう?) オセロットに言われた言葉を思い出す。 (もしや、さっきの女、はたまたあの二人も?) あのアリオーシュという女性は、明らかに力や身のこなし、言動がおかしかった。 とてもではないが正気とは思えなかった。 「さっき戦った女も、エアリスもセフィロスもゾンビとして生き返ったのか?」 ゾンビと戦ったことはないが、バレットはそれに似た存在と戦ったことがある。 ジェノバ細胞に適応できず、自我を失った神羅屋敷の怪物。 死してなお、命ある者を襲い続けたギ族の亡霊。 アリオーシュの躊躇いのない攻撃性は、そういったモンスター達を連想させた。 「いや、違うな。アリオーシュはゾンビとして生き返ったのではなく、この世界でゾンビになったのだ。」 しかし、バレットが過去の出来事と照らし合わせて出した回答を、こともなげに一蹴する。 「知っているなら勿体ぶるんじゃねえっつってんだろ!……で、後の二人はどうなんだ?」 「知らないな。」 オセロットはにべもなく答える。 「は?」 散々勿体ぶられた先に、知らないと言う回答は、バレットも予想していなかった。 「聞こえなかったのか?知らないと言ったのだ。」 「何だよそれ、知らないってふざけてんのか?」 「いいや。私は大マジメだよ。知らないことを知ってるってウソをつけというのか?」 「………ウソを付けとは言ってねえよ!!ただ、すっとぼけずに知ってること全部話しやがれってんだ!!」 大声を出すバレットとは対照的に、オセロットは静かだった。 「やれやれ、参ったな。」 「はあ?自分がスパイだって発表して、参ったってどういうことだよ。」 「私がスパイだと一つ明かせば、後は知りたいこと何でも答えてくれると思う、君の頭にだよ。」 「なん……」 何だと、という間もなく、オセロットの右腕が、バレットの首に伸びる。 「君は何か勘違いしているようだ。」 100キロはあるバレットの体格が、片手でいとも簡単に持ち上げられる。 「この際だから言おう。私はスパイであるが、君の味方になった覚えはない。従って、黙秘権はあるはずだよ。私はこれまで様々な人間の口を割ってきたが、私自身が話したくないことや知らないことは話す気はないのでな。」 「は……な……」 気道が確保できない状態でいてなお、バレットは抵抗しようとする。 「それとも、ここでゾンビになる前に打ち抜かれて、終わることにするかね?」 バレットを宙づりにしておらず、銃を握った方の手が上がる。 足が地に付かない状態では、睨むぐらいがせいぜいだ。 「なんてな。君がこんな所で死ぬのは、私の方も忍びない。」 しかし、すぐにオセロットはバレットを地面に降ろし、殺す気はないというアピールをする。 「どうしたんだねバレット君、共にラクーン市警に向かうのではなかったかな? もしかすると、『あやつる』の副作用かね?」 「ああ、そうだったな。」 何とも言えない、例えるなら絶品と評判のレストランの料理で、不味くはないがさほど旨くない料理を口にした時のような顔で、バレットは歩き始めた。 「先ほどは乱暴を失礼した。だが、君に私が味方ではないってことを、知っておいてほしくてね。」 「……テメエが今何だろうと関係ねえ。これからどうなるか、だ。」 かつて自分達のスパイから、やがて味方になった仲間もいる。 思えば彼にとって、元ソルジャーなどと宣う金髪の男やら、実験サンプルやら、ギルやマテリアを盗む謎の忍者やら、仲間というのは最初は得体のしれない者がほとんどだった。 だから、彼は今オセロットが味方じゃないと言っても、行動を共にする。 これまでのことは分からないし、教えてくれるような相手でもないが、これから味方になる可能性はあるから。 丁度高い建物が見え始めた頃、再びバレットに付いた噛み跡が痛んだ。 【E-3/草原 /一日目 早朝】 【バレット@FF7】 [状態]: 左肩にダメージ(中) T-ウイルス感染(?) オセロットに不信感 [装備]:バタフライエッジ@FF7 神羅安式防具@FF7 [道具]: デスフィンガー@クロノ・トリガー 基本支給品 ランダム支給品(0~1) [思考・状況] 基本行動方針: ティファを始めとした仲間の捜索と、状況の打破。 1.リボルバー・オセロットを警戒 2.よく分からないがラクーン市警に向かうらしい 3.タンカーへ向かい、工具を用いて手持ちの武器を装備できるか試みる ※ED後からの参戦です。 【リボルバー・オセロット@METAL GEAR SOLID 2】 [状態]:健康 [装備]:ピースメーカー@FF7(装填数×2) ハンドガンの弾×12@バイオハザード2 [道具]:マテリア(あやつる)@FF7 基本支給品 [思考・状況] 基本行動方針:??? 1.バレットのT-ウイルスを除去するため、ラクーン市警でハーブを入手する。 ※リキッド・スネークの右腕による洗脳なのか、オセロットの完全な擬態なのかは不明ですが、精神面は必ずしも安定していなさそうです。 ※主催者と何らかの繋がりがあり、他の世界の情報を持っています。 Back← 098 →Next 093 花と風と 時系列順 080 未知への羨望 097 青き光に導かれ 投下順 099 壊レタ世界ノ歌 序 067 アリオーシュの奇(出題編) バレット・ウォーレス 105 Discussion in R.P.D. リボルバー・オセロット
https://w.atwiki.jp/avagmu/pages/217.html
これが最後の翼だああ 2月8日 ガチムチの最高戦力に近いメンバー構成で挑みました。強クランにも通用するようで一安心。 これでフルボッコにされたら「ガチムチ(笑)」になりかねない>< 5vs5 7-4勝利 DSかHB 5vs5 2-7敗北 DSかHB
https://w.atwiki.jp/yaranaikaku/pages/73.html
対これが最後の翼だああ 対これが最後の翼だああ2010/2月28日 2010/2月28日