約 664,595 件
https://w.atwiki.jp/senka/pages/166.html
告解 作者:戦火人氏 村外れの丘を登った先に、1件の小さな教会がある。 週末にもなれば礼拝の村人も訪れるが、普段は人通りも少なくもの寂しい場所。 敷地には小さな菜園があり、そこでは小さな人影が作物の手入れをしている。 「シスターシンシア、お食事の用意が出来ましたわ、手を洗っていらっしゃいな」 「はい、ただいま」 もうじき太陽が真上に昇ろうという日差しの中、元気な返事をして顔を上げたのは、未だ幼さを残した12歳程の少女であった。 しかし、未だ子供と言う様な年頃でありながら、その身には僧衣を纏っており、この教会に住まう修道女だと見てとれる。 そして、教会の戸を開けてシンシアと呼ばれた少女を迎えたのは、美しい金髪を肩で切り揃えた女性。 やはり修道服でその身を包んだ彼女はシスターキャスリン。 19歳という若輩でありながら実質上、この教会を管理する立場にある修道女であった。 「それではシスターシンシア、主に感謝のお祈りを」 「はい、シスターキャスリン」 粗末なテーブルに向かい合った二人は、パンと少々の野菜を前に感謝の祈りを捧げる。 「父よ、あなたのいつくしみに感謝してこの食事をいただきます」 「ここに用意されたものを祝福し、わたしたちの心と体を支える糧としてください」 落ち着いて流れるような祈りを上げるキャスリンに比べて、シスター見習いのシンシアは多少ぎこちなく集中に掛ける様ではあるが、キャスリンはそれを咎める事もなく祈りを続ける。 「父と、子と、聖霊のみ名によって、アーメン」 シンシアが集中を欠いている事には、その未熟さにもあるが、ついつい祈りを捧げるキャスリンに見とれてしまう事にもある。 事実、キャスリンは大変に美しい女性であった。 抜ける様な色白い肌に紅い唇、物腰は柔らかくその瞳は自愛に満ちて、言わばシンシアにとってキャスリンは敬愛の対象であり、理想そのものであった。 「それでシスターシンシア、畑の方はどうかしら?」 食事を取りながら、日課とも言える二人の他愛もない話。 「はい、お天気の良い日が続いてましたけれども、ちゃんと水撒きはしていたので、お野菜たちはとても元気ですよ」 「それは良かった、貴女が毎日頑張ってくれているから、とても助かっていますわ」 「い、いえ、わたしはそんな…まだまだです」 キャスリンが柔らかに微笑むと、それに釣られる様にシンシアも恥ずかしそうに、あどけない笑みを浮かべる。 母娘の様であり、姉妹の様でもある、何れにしてもこの小さな教会で、二人は慎ましくも幸せな生活を送っていた。 ささやかな食事も終わり、シンシアが菜園へと戻ると、平日には珍しく丘を登って来る人影があった。 「これはシスターシンシア、シスターキャスリンはおられますだか?」 それはシンシアも見知った、村の農夫であった。 「は、はい……シスターキャスリン、お客様です」 「はいただいま…あら、一体どうなさいましたの?」 「いやあ…その…へへへ」 顔を出したキャスリンに対して畏まる様に笑う農夫。 シンシアは正直なところ、この男をあまり好きではなかった。 いつも卑屈そうに笑っているものの、男がキャスリンを見る目はまるで嘗め回すような、いやらしい視線で見るからである。 確かにキャスリン身体はくびれもはっきりとしており、特にその修道服を押し上げる豊満な乳房は、未だ幼げなシンシアから見れば女性らしい美しさと憧れてもいたが、それ故にこの農夫の様な獣じみた視線は、まるでキャスリンを汚している様で我慢ならなかった。 「それで、どういったご用件でしょうか?」 「へへ…その、何といいますか…赦しを頂きたくて」 男はじろじろとキャスリンを見たまま、頭を掻いて申し出る。 「そうでしたか、それではことらへどうぞ」 男を礼拝堂の懺悔室へと案内するキャスリン。 さすがに告解の告白となれば立ち会う訳にもいかず、シンシアは二人を見送る他なかった。 「いや…その、ありがとうございましただ」 礼拝堂より出て来た二人。 農夫はあいも変わらず、いや以前にも増してそのねっとりとした視線を隠そうともせず、薄笑いのままキャスリンをじろじろと見ている。 「ご…ご安心下さい、主は悔い改めた者を…その…決してお見捨てにはなりませんわ」 キャスリンもどこか不自然な様子であった、色白な頬が赤みを帯びて、まるで熱にでも浮かされているかの様であった。 「へへ…それでは、わたしゃこれにて失礼いたしますだ」 「あの…大丈夫ですか?シスターキャスリン」 「え!?ええ…大丈夫ですわシスターシンシア」 農夫が立ち去るのを待ってシンシアは声をかけるが、やはりキャスリンの様子はどこかぎこちない」 「そうですか?お体が優れない様でしたら、少し休まれた方が…」 「そ、そうですわね、それでは少し休ませていただきますわ」 「はい、どうか無理をしないで下さいね」 気遣うシンシアに悪いと思ってか、キャスリンは教会へと戻って行った。 「さ、シスターシンシア、今日はもうお休みなさい」 一日の勤めを終えて夜の祈りを終えた二人。 既に夜も更けており、二人とも今は修道服ではなくネグリジェを身に着けている。 修道女には有るまじき色香を漂わせる様なキャスリンに対して、未だ身体の起伏にも乏しいシンシアは、どこか気恥ずかしさすら感じてしまう。 「はい、でもシスターキャスリンは?」 「私はまだ少しする事がありますので、貴女は先にお休みなさいな」 キャスリンは、未だ幼げな少女であるシンシアを気遣い、教会の雑務が残っていてもシンシアを先に休ませる事は度々であった。 「分かりました、ではシスターキャスリンも、無理はしないで下さいね」 シンシアもキャスリンの心遣いは承知していたので、その言葉に甘える事にする。 「それでは、おやすみなさいシスターキャスリン」 「はい、おやすみなさいシスターシンシア」 ベッドに入り目を閉じるシンシア。 こうして見れば、歳相応の愛らしい少女である。 「イエス、マリア、ヨセフ、永遠の憩いを迎える恵みをお与えください」 「父と子と聖霊の御名によって、アーメン」 就寝の祈りを捧げて目を閉じるシンシア。 隣のベッドにキャスリンが居ない事に少しだけ寂しさを覚えもしたものの、既に遅い時間だった事もあり、シンシアは吸い込まれる様に眠りについた。 ところが、しばらく経って後、シンシアは不意に目を覚ました。 隣のベッドにキャスリンが戻っていないという事は、就寝より然程に時間は経っていないという事か。 昼間の様子からキャスリンの事が心配になったシンシアは、ベッドを抜け出して礼拝堂に向かう。 燭台の灯りが灯っている所を見ると、どうやらキャスリンは未だ礼拝堂に居るらしい。 流石に遅い時間である事に、声を掛けようとシンシアが扉に手をかけた時であった。 「…ふ……んっ…ふあ……んんっ……」 扉の向こう側より、キャスリンのくぐもった声が聞こえて来た。 何処か具合でも悪いのかとも思ったが、その声はあまりに艶かしくシンシアを戸惑わせた。 「…ん……ああっ…主よ…お許し下さい……告解とはいえ…あの様に…淫らな…ふああっ…」 礼拝堂の中では、キャスリンが寝間着のままで自らを慰めていた。 はしたなくネグリジェの裾を捲り上げ、豊満な乳房も露にしながら、硬く尖った頂に細い指を這わせ。 金色の茂みを分けて秘裂に達した指は、泉の如く溢れる雫に淫らな水音を立てている。 「…ああっ……いけません…その様なこと……私は…私は…ふああっ…」 キャスリンの頭の中では、昼間に訪れた農夫の告解が、一字一句蘇っていた。 農夫は告白した。 街に出掛けた際、妻を持つ身でありながら、若い娼婦を買ってその身体に溺れた事を。 柔らかな乳房に赤子の様にむしゃぶりつき。 蕩ける様な蜜壷に己を沈めて、包み込む快楽の中で何度も淫蕩に耽ったと。 農夫は次第に紅潮するキャスリンの顔を窺い、薄笑いで汚らしい一物を勃てながら、淫らな極まりない行いについて語り続けた。 「…んふっ…あっ……そんなっ…そこはっ……んんんっ…」 農夫の言葉がまるで自らの事であるかの様に、キャスリンの身体を責め立てる。 細い白魚の様な指が、硬くささくれ立った指と重なり、白い柔肌を撫でる。 キャスリンは今、その心が生み出した農夫の幻に抱かれていた。 農夫の固い指は、キャスリンの豊満な乳房を荒々しく揉みしだき、濡れそぼった秘洞をかき回す。 「…ひああっ…そこ…は……いけません…ああっ……そんな…おく…までっ…ふああああっ!!」 燭台の灯りに照らされた柔肌に、玉の汗を浮かべて身を仰け反らせるキャスリン。 穏やかで慈悲深い聖女が、その白き肌を火照らせて絶頂に震える姿は、美しくも淫猥な妖しさに溢れていた。 一方、シンシアは扉を隔てた廊下で、ただ立ち尽くしていた。 礼拝堂から聞こえるくぐもった声は、まぎれもなくキャスリンのもの。 ただ、甘く蕩ける様なその声は、シンシアの知るキャスリンの声とは違っている。 キャスリンに何事かあったのかとも思えたが、何故だかシンシアには目の前の扉を開く事が躊躇われた、訳も無く聞いてはいけないものを聞いてしまったいう罪悪感に、シンシアは声を出す事すら出来ずに、逃げる様に部屋に戻るとベッドの中に潜り込んだ。 とくんとくんと高鳴る胸と小さな身体に疼いた熱の正体も知らぬまま、シンシアは毛布を被り微かに火照った身体を抱えていた。 「あ…お、おはようございます、シスターキャスリン」 「おはようございます、シスターシンシア……どうしたのかしら、少し目が赤いわね」 何時もと同じ、優しく穏やかなキャスリンの声。 しかしシンシアは昨夜の出来事を思い出すと、何故かキャスリンを真っ直ぐに見る事が出来なかった。 「あの…その…少し、本を読んでいて、眠れなかったものですから」 「あらあら、いけませんよ夜更かしをしては、貴女はまだまだ育ち盛りなのですからね」 めっと優しく諭すように言うと、キャスリンは「困った子ね」とくすくすと微笑み。 ようやくシンシアの顔にも、恥ずかしそうなあどけない笑顔が戻って来た。 朝の祈りと食事を済ませると、何時もと変わらない1日が始まった。 鍬を手に小さな菜園を耕し手入れをしては、陽が高くなる頃に休憩を取り。 午後にはキャスリンから、文字や主の教えを教わる。 シンシアにとっては、他の生活など考えもつかない小さな世界であったが、キャスリンとのそんな毎日がシンシアにとっては感謝に足りる幸せな日々であった。 ところが日暮れ近くにもなろう頃に、シンシアが農具の片付けをしていると、またもや珍しい事に昨日に続いて丘を登ってくる人影が見えた。 さすがに礼拝や告解には遅い時間によく見れば、人影は3人の男達。 やがて、その姿がはっ見える様になると、シンシアは息を飲んだ。 やって来た男達は何れも、粗末ではあるが鎧を纏い腰に剣を差していた。 その体躯は巌の様に逞しく、伸びるに任せた口髭がいかにも荒々しい。 「あ…シ、シスター!シスターキャスリン!」 シンシアにとって、初めて見る兵士の姿は村の男達とは違って、ひどく野蛮なものに見えた。 思わず上げてしまった大声に、食事の用意をしていたキャスリンが扉を開ける。 「一体どうしたのです…あら、貴方がたは?」 「こりゃあ…初めてお目にかかりますシスター…」 男達の一人が進み出ると、ぎこちなく頭を下げた。 話によると男達は、山向こうの戦場で戦働きをしていた傭兵であったが、負け戦に追われて取る物も取りあえず、這う這うの体で逃げて来たと言う。 「俺たちゃ、もう行く所も無え、これも神様の思し召しってやつで、何とか一晩だけでも泊めちゃくれませんかねぇ?」 逞しい体躯に合わぬ動作で、跪く様に祈る傭兵達。 その姿はいささか芝居がかっているかの様にも見えるが、確かに身に着けた鎧は役に立たぬほどに草臥れており、身体の傷跡も古いものでは無い様である。 得体の知れない男達に、シンシアは不安げな顔でキャスリンの僧衣の裾を掴むが、そのキャスリン自身はいつもと変わらぬ穏やかな微笑みを浮かべると。 「それは大変でした、何も無い教会ですが僅かなパンとスープくらいなら用意いたしますわ」 「貴方がたが無事であった事に、共に感謝して祈りましょう」 「こ、こりゃあ有難え、アンタはまるで聖女サマだ」 大げさに感謝の意を見せる傭兵達に、少し困った様に微笑んで、キャスリンは教会の扉を開く。 「シ、シスターキャスリン…それは…」 まさかこの傭兵達を泊めるなどとは思ってもいなかったシンシアは、珍しくもキャスリンの言葉に対して納得の行かない顔をするが。 「シスターシンシア、主は救いを求める者を、決してお見捨てにはなりません、分かりますね」。 「はい…主はすべての人が救われるのを、望んでおられます」 「そうです、貴女もその一人なのですよ、シスターシンシア」 不安の一切が拭えた訳ではないが、敬愛するキャスリンの微笑みにシンシアは首を縦に振る他には無かった。 「それじゃあ、お邪魔さしてもらいますぜ」 服の汚れも払わずに、ずかずかと教会に入ろうとする傭兵たちであったが。 「申し訳ありませんが、主の御前でありますので、せめて武器の持ち込みは…」 「あ…ああ、そうだったな。おい、お前らもそんなモン、さっさと捨てちまえ」 傭兵達は互いに顔を見合わせると、草臥れた鎧や剣を脱ぎ捨てて教会へと入って行った。 「ふう、久しぶりのまともなメシだったぜ」 キャスリンから充てられた小さな物置部屋で、傭兵の一人が行儀悪く寝転がった呟いた。 「馬鹿言え、豆のスープに石みてえなパンが『まともなメシ』かよ」 「まあ仕方ねぇ、こちとら落人狩りから逃げ回って以来、もう路銀も残っちゃいねぇ、食えるだけマシってもんだ」 「おまけに、ようやくたどり着いたら貧乏くせえ教会だ、まったくついてねぇぜ」 食欲が満たされれば懐具合が気になってか、傭兵達は口々に不満を述べ合っている。 「けどよ、貧乏くせえと言っても教会だぜ、燭台でも売りゃあ幾らかにでもなるんじゃねぇか?」 その言葉に寝転がっていた傭兵が、身体を起こして頷いた。 「そうだな、今のままじゃ戦の支度金すらままならねぇ」 「よし、いっちょヤルか?」 「ああ、しかしヤルと言えば、あのシスターいい身体してたな、こんな貧乏小屋にはもったいねぇぜ」 「まったく、むしゃぶりつきたくなる様な女だぜ。まぁ、ガキの方はまだまだ色気には程遠かったがな」 「へへ…俺は嫌いじゃないぜ、ああいう細っこいガキをじっくりとねぶるのもなぁ」 「けっ、この変態野郎が…まあ、せっかく神様とやらの思し召しだ、色々と頂いて行こうじゃねぇか」 「ああ、色々とな…」 いつもと同じ様に、寝巻きに着替えてベッドに入ったシンシアであったが、この日の夜も中々寝付けずにいた。 夕食時、まるで餌を食い漁る獣の如くに食事にかぶり付く傭兵を前にして、シンシアはすっかりと気分を悪くしてしまい、幾らも食事を取る事が出来なかったのだ。 今さっきも、毛布の中からくぅと可愛らしい音がしていた所である。 そして、今夜も隣のベッドは空のまま、キャスリンは未だに戻ってはいない。 何とも心細かったものの、昨夜の出来事を考えると、礼拝堂に行くのも躊躇われた…が、結局のところ幼いシンシアは不安に耐えかねて、礼拝堂に向かう事にした。 やはり、今夜も礼拝堂に明かりが灯っている。 昨夜と違うのは、扉が僅かに開いていること。 そして、その隙間から漏れる、キャスリンのくぐもった声。 しかし、今夜はキャスリンの声に混じって、別の声が聞こえて来る。 シンシアは躊躇いながらも、おそるおそる中を覗いて見る事にした。 「ああっ…いやっ……そんな……いけませ…ふあああぁぁっ!!」 「………!!」 目の前の光景に、シンシアは言葉を失っていた。 礼拝堂の中、仰向けに寝転がった傭兵の上で、キャスリンが下から突き上げられていた。 「いけませんじゃねぇだろ!こんな所で一人慰めやがってた淫乱シスターがよ!」 「ふあっ!いぁはいいぃぃっ…わたくしっ……んんんっ!…らんっ…な…つみ…深い…おんっはああぁぁっ!」 ゆったりとした僧衣はひどく乱れ、たわわな色白い乳房が丸見えとなって、キャスリンの身体が跳ねる度にゆさゆさと大きく揺れている。 「おいおい、なんておっぱいだよ、たまんねぇな、さあ、こっちも楽しませてくれよ」 「ふあい…ああっ……これ…おとこのかたの……ふ…むうう…ぢゅ…あひゅ…い…んんんっ」 もう一人の傭兵が下着を下ろし汚らしい陰茎を突き付けると、キャスリンは躊躇うことも無くそれを咥え込んだ。 幼いシンシアと言えどそれが淫らな行為だと言う事くらいは分かる。 神の教えに反した、淫猥で許されない行為。 しかし何よりシンシアにとって衝撃であったのは、キャスリンが自らその行為に及んでいた事であった。 キャスリンは自ら傭兵の上で腰を振っていた。 キャスリンは自ら愛おしそうに陰茎を咥え込んでいた。 そして、キャスリンは笑っていた。 いつもの穏やかな微笑ではない、シンシアの知らない淫らで淫猥な雌の顔。 何時の間にか、シンシアは呆然としたまま、へたりと床の上に座り込んでしまっていた。 「どうだ、神様の前で腰を振る気分はよ、ええっ?」 「…きもち…ぃですっ!……あなたの…おくっ…ずんずんあたっんああっ!こんなっ…おふるひ…んあああっ!!」 「何が神様だ、こんないやらしい身体しやがって、この雌野郎」 たわわに弾む乳房を乱暴に揉みしだけば、絹の如き柔肌はしっとりと吸い付いて来る。 「くっ…出すぞっ…シスターの胎を、汚ねぇ子種で汚してやるっ!」 「…汚してっ…汚してくださひぃぃっ!!わたくしのっ…膣内にあなひゃのっ……ふああああぁぁぁっ!!」 柔らかな秘肉の奥、子宮口まで突き上げた陰茎から胎内まで熱い子種を受けて、キャスリンの身体が絶頂に震える。 同時に咥内を犯していた傭兵は、臭い立つ様な黄ばんだ白濁を浴びせかけ、恍惚としたキャスリンの顔を汚して行く。 「……あ……ああ………こんな…熱いなんて……」 美しい金髪を汚した白濁は、紅い唇からたわわな乳房まで流れ落ち、硬く色付いた乳首の先からどろりとした雫となって流れ落ちた。 それは、淫猥に穢れてなお神々しくすらあった。 シンシアは床に座り込んだまま、時間が立つのも忘れていた。 自分の知らない淫らなキャスリン、その行為を汚らわしいと思いながらも、何処かで恍惚に震えるキャスリンを美しいと感じてしまった事に気が付かない程に呆けながら。 「覗きはいけないなぁ、おじょうちゃん」 不意にシンシアの細い肩に、硬く無骨な掌が当てられた。 「ひっ…」 恐る恐る見上げれば、礼拝堂には居なかった傭兵が後ろに立っていた。 「…あ…あ……」 言葉が出ない、膝が震えて立つ事すら出来ない。 小刻みに震えるシンシアの耳に傭兵は顔を近づけると囁いた。 「シスターが好きなんだろ?おじょうちゃんにも教えてやるよ」 「……なに…を……」 この期に及んで、愚かな質問であった。 しかし、それ程までにシンシアはこの状況に混乱していたし、また子供と言ってもいい年頃の自分が、男達の欲望の対象になる等とは考えたことも無かった。 傭兵は肩に当てた無骨な掌を滑らし、寝巻きのネグリジェの上からシンシアの胸をまさぐる。 幼いながらも、小振りな乳房が形づくられようとしている胸。 薄手の寝巻き越しに未だ硬さの残る幼い張りと、小指の先程もない未発達な尖りが伝わる。 「ひうっ!!」 「いいねぇ、この張りつめた感触は、大人の女じゃ味わえないからな」 恐怖に硬直しているシンシアをよそに、思うがままに幼い乳房を弄ぶ傭兵。 「これじゃあ、可愛いおっぱいを見せてもらおうか」 寝巻きの裾を掴んで乱暴に引き上げれば、薄布がずり上がってつんと突き出した幼い乳房が現れた。 「…い…た……やめ…て…」 傭兵は幼さ故の張りを楽しみながら、薄い桜色の尖りを刺激するが、シンシアの未発達な身体にとって、その行為は痛みでしかない。 「それじゃあ、こっちの方はどうかな……やっぱり女の子はつるつるの……ん?」 シンシアの細い足から、ついと指を滑らせてきた傭兵が、にやりと下卑た笑う。 「なんだ、シスターを見て『おもらし』しちゃったのかい?」 「え!?」 傭兵の指が到達したシンシアの大切な部分、そこは当のシンシアも気づかぬうちに、しっとりとした雫で濡れていた。 「へへ…コイツは面白え」 「おい!覗き見の悪い子を見つけたぜ!」 傭兵はシンシアを立たせると、礼拝堂の扉を開け放ちそ声を上げた。 「シ、シンシア…貴女…」 白い肌を火照らせたまま、キャスリンが呟いた。 見られてしまった、このあどけない少女の前ではひた隠しにしてきた淫らな想い。 それが、よりにもよって、この様に獣の如く、男と交わり乱れている所を見られてしまうとは。 「シスター…ごめんなさい……わたし…」 見てはいけないものを見てしまったと、悲しげに謝るシンシア。 その幼い顔が曇るのを、傭兵はにやにやと見やると。 「そうだよなぁ、おじょうちゃんは悪い子だよなぁ、いやらしく腰を振ってるシスターを見て興奮しちゃうくらいだもんなぁ」 そう言って、傭兵はシンシアの後ろから細い脚を掴むと、幼子に排尿をさせる様な格好で抱え上げた。 「あ…いや……放して、放してください」 少女にとっては、あまりに恥ずかしい格好に、シンシアは顔を紅潮させて身をよじるが、その小さく華奢な身体では、到底傭兵の逞しい腕からだ逃れ様も無い。 「へへ、そう言わずに大好きなシスターに見てもらえよ、おじょうちゃん」 大きく開かれたシンシアの脚、腰回りも細く未発達なそこには、未だ発毛も見られずつるりとした下腹と、ぴたりと閉じた二枚の様な綺麗な縦スジが見える。 それを見て、キャスリンは目を見張った。 シンシアのそこは、どう見ても幼い蕾である…にも関わらず、その幼裂は僅かに綻び、女の雫が零れていたからである。 「シンシア…」 キャスリンの眼差しに甘く蕩けたものが混じる。 妹や娘に様に、愛おしく思っていたシンシア。 無垢なものとばかり思っていた、この幼い少女が自分と同じ『女』を抱えていた事に、キャスリンは快感すら覚えていた。 もっとも、シンシア自身は、未だ自慰すら知らぬ身。 この恥かしい仕打ちに、幼い心は混乱するばかりである。 「さあ、おじょうちゃんにも、シスターと一緒にいい事を教えてやるよ」 傭兵は下穿きを下ろし、いきり勃った陰茎を晒す。 初めて見る醜悪で凶暴なモノに、シンシアは「ひっ」と息を飲んで怯える。 未発達な細い腰に比べれば、あまりに大きな陰茎。 その禁忌を思わせる組み合わせに、キャスリンは全身に痺れるが奔る。 「ふふ…シンシアってば、いけない子ね…」 キャスリンは熱く蕩けた瞳で、今すぐにもシンシアの幼裂に、自らをねじ込もうとしていた傭兵を見つめると。 「いけませんわ、シンシアのここはこんなに小さいのですもの、無理にしてはこの子が壊れてしまいますわ」 屈み込みながら、シンシアの幼い蕾を目の前にするキャスリン。 「いや…そんな…見ないでください…」 「ふふ…可愛いわね、大好きよシンシア…」 くちりと幼裂を割り開くと、花弁も未発達な桜色の皮肉に、優しく舌を這わせるキャスリン。 「んんっ!!」 その瞬間、背中を奔った知らない感覚に、小さな身体を震わせるシンシア。 それをキャスリンは嬉しそうに、未発達な襞をなぞり固く閉ざした小さな膣口を舌先で突つく。 「ふ…んんっ…いけ…ません……シス…こん…な……ひううっ!」 初めて知る性の快感に、無垢な幼い身体は跳ねる様に小さく震える。 キャスリンが柔らかな舌先で、ゆっくりと幼い蕾を開いて行く。 何時しか、閉ざした小さな膣口はひくひくと戦慄き、熱い雫を溢れさせていた。 「…だめ…です……んん…こん…な……かみ…さまが……ふああっ!」 「へへ…こんなに汁を溢れさせてよ、なんていやらしいガキだ」 傭兵の太い腕の中で、快感に震える幼い身体、それは傭兵をひどく興奮させた。 「…シスター!……たす…けてっ…へんっ…へんなんですっ!なに…か……きて…きちゃってっ!」 「いいのよ、任せてしまいなさい…ふふ…本当に可愛いわ、シンシア」 小指の先程も無い様な蕾の肉芽、それを慎重に剥き上げると、僅かに覗いた芯を舌先で責め上げた。 「ひゃうっ!だめっ!くるっ…きちゃ…ふあああぁぁっ!! びくんと小さな身体を仰け反らせて、初めての絶頂に震えるシンシア。 「ふあ…あ……」 全身をひくひくと震わせて、夢現にぼうっとした余韻から抜け出せないでいる、幼い身体と心。 「それじゃあ、今度は俺の番だぜ」 もはや待ちきれないとばかりに、傭兵はシンシアを抱え上げたまま、いきり勃った陰茎に小さな身体を降ろして来る。 先端から雫を漏らす鈴口が、ひくひくと震える幼裂を割り開き、遂にはその奥の小さな膣口を捉える。 キャスリンの愛撫に多少解れたと言え、未だ男を受け入れるには早過ぎる幼い身体。 鈴口は固い秘洞をぎりぎりとこじ開けて、乙女の印に到達する。 「ひぐっ!!」 身体をこじ開け進入してくる異物に、シンシアが息を飲む。 ごりごりと身体の中をこすり上げ、奥へ奥へと入ってくる何か。 シンシアは、まるで身体が熱い杭に、串刺しにされて行くかの様に思えた。 「い…いだ……たす…け……きゃあああぁぁぁっ!!」 ずんと身体が落ちて、熱い杭が幼い胎の最奥まで突き上げた。 鈴口が固い子宮口に当たり、締め付ける狭い秘洞に傭兵が呻く。 「へへ…ぎちぎちだぜ、これだからガキはたまんねぇ」 「…いたい…やあ…いたいよぉ…」 つるりとした下胎を突き上げられ、涙を流すシンシア。 「楽しませてくれよ、おじょうちゃん」 「ふ…んんっ…ひっ…いた…はああっ…」 何度も下から突き上げられて、傭兵の腕の中揺さぶられる小さな身体。 がくがくと幼い子宮を突き上げられる度に、膨らみかけの小振りな乳房がふるふると揺れる。 つんと突き出したまま形の崩れない乳房を、傭兵は思うがままに弄ぶ。 「…ああ…シンシア…もっと楽にして…受け入れなさい…」 キャスリンの目の前で、無毛の様裂がこじ開けられ、醜悪な陰茎が深々と貫いている。 「さあ、お前はこっちだ、また相手してもらうぜぇ」 「ああっ」 キャスリンを犯していた男達は、再びその身体を捕らえ、柔らかな秘肉を貫いていく。 「…そん…な……んんっ…シンシアが…見て……ふああっ」 「今更、なに言ってやがる、おらっ!」 一人がキャスリンを後ろから貫いている中、もう一人の傭兵は、その豊満な乳房に自らの陰茎を挟み、鈴口を咥内へと突き入れている。 「へへへ…このいやらしい身体を見た時から、やってみたかったんだ」 「…ひょんな……いや…らしい…ふむっ…くひゃくて…あふい……ふああっ」 「なんだ?もう感じてるのかよ、この淫乱シスターがよ」 柔い秘洞の奥まで貫かれ、美しい金髪を乱して嬌声を上げるキャスリン。 「ふんんっ……ささ…てるっ……シスター…おな…じ……ああっ…かみ…さまっ…」 傭兵達に貫かれて淫猥に乱れるキャスリンを目の前に、シンシア声にも甘いものが混じり始める。 幼い身体が大人の陰茎を受け入れ、未成熟な胎を突き上げられながら、キャスリンに習うかの様にぎこちなく細い腰を振る。 「…ああっ…シンシア…シンシアアッ!……」 「…シス…ター…ひんんんっ!……」 汗と性の匂う礼拝堂の中、柔い乳房と小振りな乳房を揺らして、二人のシスターの身体が淫らに踊る。 「…も…もうっ…わたくし…は…あ…ああああぁぁぁっ!!」 「…ま…また…きてっ…きますっ…だめええぇぇぇっ!!」 柔い胎の奥と美しい顔に熱い子種を受けて、恍惚に震えるキャスリン。 幼い子宮に初めての子種を受けて、絶頂に呆然とするシンシア。 「は…最高だぜコイツら、今度はガキの方で楽しませてもらうぜ」 「それじゃあ、俺はこのいやらしいおっぱいを使わせてもらうか」 傭兵達は入れ替わりに、二人の身体を汚し続けた。 白い柔肌を思うが侭に持て遊び、何度も白濁を浴びせかけ。 幼い胎に溢れる程子種を流し込み、小さな唇を割って咥内までも犯し続けた。 やがて、礼拝堂に朝日が差し込む頃、疲れ果てたシスターが床に転がったまま、はあはあと息を上げていた。 キャスリンの美しい乳房は、白濁の精でどろどろに汚れたままに、恍惚の表情を湛え。 シンシアは細い両足をだらしなく開いたまま、無毛の幼裂からは子種を溢れさせている。 「それじゃあ、コイツはもらって行くぜ」 「楽しませてもらったぜ、淫乱シスター様よ」 傭兵達は、教会に残った僅かな財物を纏めると、教会を去って行った。 残されたのは、白濁に塗れて疲れ果てた二人のシスターのみであった。 村外れの丘を登った先に、1件の小さな教会がある。 敷地には小さな菜園があったが、今では荒れるに任せて雑草が生い茂っている。 その敷地にある小さな礼拝堂、中からは女の嬌声が聞こえていた。 「ああっ!そうですっ…もっと…もっと奥までぇっ!」 「へへへ…あのシスターと、まるで夢みてぇだ」 小汚い農夫の上で、金髪の美女が腰を振っていた。 僧衣の中から豊満な乳房も露に、恍惚とした表情で男の陰茎を咥え込んでいる。 柔い秘洞で農夫の陰茎をこすり上げ、眩しい肢体を揺らす度に、その豊満な乳房が跳ねる様に揺れる。 「シ…シスター…もうっ…」 「…だしてっ!……わたくしの…中にっ…貴方の穢れをっ!…出してっ…ふああああぁぁぁぁっ!!」 胎奥に農夫の子種を受けて、恍惚に身を震わせるキャスリン。 「シ、シンシア様っ、私のっ…私の穢れもっ!」 同じく礼拝堂の隅では、シンシアが小さな口を開いて、男の陰茎を喉奥まで咥え込んでいた。 膨らみかけの幼い胸も露にしながら、がぽくぽとはしたない音を立てながら、咥内で陰茎を擦り上げる。 「…ふぁい…ひんひあのおくち…いっふぁい…穢れ出ひてくらはい……ふ…んんんんっ!」 幼い咥内で弾けた白濁を、喉奥で受けて嚥下する。 狭い喉奥に受け切れなかった白濁が、小さな唇から垂れ落ちて、つんと突き出した小振りな乳房を汚す。 「ああ、シンシア様、まだ私の穢れが…」 大量の白濁を吐き出してなお、治まる事を知らない男の淫欲。 「はい…それでは、シンシアのここに、穢れをいっぱい吐き出してくださいね」 その幼さに似合わぬ淫猥な笑みを浮かべて、細い脚を大きく開くシンシア。 明らかに未成熟な幼裂がひくひくと戦慄いて、雫を零している。 シンシアがその細い腰で男を受け入れた横では、キャスリンがその豊満な乳房で農夫の陰茎を擦り上げていた。 以前は訪れる者も少なく、寂しげであった教会。 今では、毎日の様に村の男達が訪れ『穢れ』を落としている。 菜園の手入れをする事も無く、祈りの時間すら無くなって。 それでも、二人の嬌声が絶える日は無かった。
https://w.atwiki.jp/ivas/pages/96.html
ポイント:7 タイプ:パッション 特徴:≪ヒーロー≫≪変身≫ 参加可能イベント:〔サバイバル〕 開催イベント:〔マッチフェス〕〔サバイバル〕 特訓:不可 【ステージに出る】 自分メダルエリアの表のカードを好きな枚数裏返す。ターン終了まで、このアイドルのポイントは 裏返したカードに書かれたポイントの合計分上昇する。 (ポイントが描かれていないカードは「0」として計算する。) 「散っていった仲間たちがアタシに力をくれる…この戦い、絶対に負けられないな!」 ――――――――南条光 Illust:廾之 このカードの能力でハプニングカードを裏返した場合「0」ポイントとして計算する。 例えば、ハプニングカード1枚と「【小さな英雄】南条光」の計2枚を裏返した場合「+4」の修正を得る。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tsubaki/pages/354.html
《氷の小さな妖精 チルノ/Little ice fairy,Cirno》 効果モンスター 星4/水属性/水族/攻1500/守1000 このカードが表側守備表示でフィールド上に存在する場合、このカードを破壊する。 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、フィールド上のこのカードを除く 全てのモンスターは表示形式の変更ができず、水族モンスターは攻撃宣言もできない。 このカードが自分のバトルフェイズ開始時に攻撃表示であった場合、1番最初に このカードで攻撃しなければならない。 相手フィールド上のモンスター1体につき、このカードの攻撃力は400ポイントアップする。 説明不要の⑨である。 向こう見ずなので大抵の局面では攻撃に打って出る。⑨である。 モンスターの表示形式の変更を封じたところで、より強いモンスターに倒される。⑨である。 《DNA改造手術》で水族を宣言すれば相手モンスターの攻撃を完全に封じられるが、 普通にロックカードを使用した方が早い。⑨である。 《グリズリーマザー》からリクルート可能で、かつ相手の場にモンスターがいれば 攻撃力1900以上のアタッカーと化す。百の位が⑨である。 それでも《サイバー・ドラゴン》に負け、相手の場に2体存在しても2300と、 上級モンスターの基準値を下回っている。⑨である。
https://w.atwiki.jp/wiki3_sister/pages/1876.html
《楽曲/た行》 収録アルバム 『ウトナと3人の騎士 Original Sound Track』 関連タイトル 『ANDYMENTE CHAOS LOVE 4』 - Track04-AM SUNDAY MIXUP
https://w.atwiki.jp/dinametamo/pages/1631.html
ちいさなしゅくじょのわんぴーす(むらさき) 入手法/作り方 緑のリボンのブラウス+妖精のボール(ピンク)、まぜる、かなり 淑女のワンピース(紫)+裁ち鋏、まぜる、ちょっと 作成アイテム 上トレイ 下トレイ 方法 時間 SUCCESS FAIL GREAT 小さな淑女のワンピース(紫) - わける かなり ザビエル襟 腐った小さな淑女のワンピース(紫) GREAT 小さな淑女のワンピース(紫) 針 まぜる ちょっと 淑女のワンピース(紫) 腐った小さな淑女のワンピース(紫) GREAT 小さな淑女のワンピース(紫) ラブラブエプロン まぜる ちょっと ラブリィワンピ(ピンク) 腐ったFAIL GREAT 腐り復活 上トレイ 下トレイ 方法 時間 SUCCESS FAIL GREAT 猶予 腐った小さな淑女のワンピース(紫) - わける ちょっと 木綿の布 × GREAT 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ff11_gameproject/pages/360.html
【しのぶ】「まず、何から話そうかね」 しのぶとリューコは場所を移し、公園のベンチで座っていた。 しのぶは、話の順番を決めているようだった。 リューコはそれを大人しく待っている。 数分後、考えがある程度纏まったのか、軽く息をついて話し始めた。 【しのぶ】「あたしが抱えてる不安の正体から行こうか。 なんとなくわかっているだろうけど、舞の事ね」 リューコは黙って頷き、話の続きを促した。 【しのぶ】「今から話すのは、あくまで事の真相から推測する、 あたしの仮説だという事を先に言っておくよ。 ああ、まず真相から話したほうが良いのか」 【村崎】「真相……?一体何の話をしている?」 リューコは困惑した表情で、しのぶを見ている。 【しのぶ】「士郎が死んだ事故は、ちょっとした不運が重なって起こった事故だった。 舞があの日あの時、あの場所に居なければ、何も起こらなかったかもしれない」 リューコの顔が、見る見る驚愕へと変わった。 【しのぶ】「舞はあの日、都と士郎が休憩のためにグラウンドから離れた隙に、 誰もいないグラウンドで、舞はポールに仕掛けをした。 といっても、ネジを緩めただけだけどね。 後は知っての通り、士郎は都が飛ばしたポールの下敷きになった」 【村崎】「そんな……馬鹿な……。……お前は、それを見ていたのか?」 しのぶは暫く考えて、リューコの言わんとするところを察した。 【しのぶ】「見ていたよ。あたしはその時、生徒会室にいたんだ。 勿論、止めようとして急いでグラウンドに向かった。 けど、間に合わなかった……。 止める方法はきっとあったのに、何も考えられずに グラウンドに向かう事しか頭に無かったんだ。 あの事故は、あたしの所為でもある。ごめん」 【村崎】「あっ……、いや、お前を責めているわけでは……。 それに、それはお前の所為では無い。 やれる事をやろうとした。それで十分だ」 しのぶはリューコの言葉に力無く笑って返した。 【しのぶ】「なぜ舞がそんなことをしたのかまでは、あたしにはわからない。 ちょっとした悪戯なのかもしれないし、そうじゃないかもしれない。 けれど、結果的にあの事故は起きてしまった。 舞は、あたしとリューコが真相を知っている事を、たぶん知らない。 自分だけが知っている事だと思っているはず」 【村崎】「ならば、真相を知っている我々が協力するべきではないのか? このことを舞に打ち明けて、一緒に都に……」 【しのぶ】「もし、舞が否定したら?あたしが見たという事以外、物的証拠は出ていない。 舞が触ったと思われるボルトからは、指紋も出なかったって話だよ?」 【村崎】「舞を犯人扱いするわけではない!」 【しのぶ】「わかってる。けど、さっきも言ったように、 舞は真相を知っているのは自分だけだと思っているはず。 勿論、周りは校舎に囲まれてて、そのどこかから誰かが見ていたという可能性は否定できない。 あたしのようにね。 ただ、舞も馬鹿じゃない。 指紋を残さないように、なんらかの手段でボルトを緩めるという事をしたんだから、 周りの状況くらいは確認すると思うよ。 たまたま、あたしの姿を見落としたってだけで」 しのぶの舞に対する推理が癇に障ったのか、リューコは少し苛立っている。 【村崎】「それはわかった。 けれど、それと舞が真相を否定するかもしれない事と、どういう関係があるんだ」 しのぶは真顔でリューコを見据え、 「悪戯にしても、そうじゃないにしても、証拠を残さないようにしたという事は、 真相を知られたくないって事だよ。つまり、何故そんな事をしたのか、動機を知られたくないのさ。 事が大きくなってしまった今なら、尚更ね」 と言った。 【村崎】「……我々が理由を聞かずに協力しようとしても、動機を探られるんじゃないかと、 舞が思うかもしれないということか。 そして、一度否定されてしまったら、舞は我々を信用できなくなり頼らなくなる。 だが、それはあくまで可能性だ。 お前と私は、十分に舞の信用に答えられる位置にいる人間だ。 舞は、お前か私の助けを待っているかもしれないんだぞ!? あの子は、自分から助けてとは決して言わない。……そういう子だ」 しのぶは何も答えなかった。 二人の間に沈黙が流れた。 蝉達も場の空気を読んだのか、声を控えめにし、二人にいくらかの休息を与えたようだった。 リューコは一度大きく溜息をついて、休息中に整理して導き出した答えを確かめるように問うた。 【村崎】「……。お前が感じている不安というのは、 舞が真相をこのまま闇に葬り去るのではないか、そういうことか?」 【しのぶ】「正解。それは、舞にとっても都にとっても、きっと良くないことなんだと思う。 リューコが言ったように、あたし達が協力すべきなのかもしれない。 けれど、それが本当に正しい事なのかどうか自信が無い。 ……ううん、違う。怖いんだ。 舞に否定されて、関係が壊れる事が怖いんだ」 リューコは何も言葉をかけてやれない自分に腹を立てた。 しのぶは苦しんでいた。真相を知る事での、私と舞の関係を憂えんでいたんだ。 くそっ!私は肝心な時にいつも! 【しのぶ】「……あたしには勇気が無い」 【村崎】「それは違う!誰だって怖いさ……。 知ってしまった以上、私とお前は運命共同体だ。 行動を起こす時は、必ず私と一緒に頼む……」 リューコは暫くしのぶを抱きしめていた。 そして、朝練に支障が出るといけないからとしのぶに促され、 リューコは真相を話してくれたお礼を言って去って行った。 【しのぶ】「……本当に詰めが甘いなぁ、リューコは」 しのぶは疲れた笑みを浮かべた。 【しのぶ】「ごめんね、リューコ。本当は舞が真相を隠し続ける事に関しては、なんとも思ってない。 舞がそれで良いなら、それで良いと思ってる。 あたしが本当に不安を感じているのは、……たぶん舞自身の事だと思う。 あの子は、あの時から一度も泣いてないんだよ。 現実を受け入れられていなかったのは、都じゃなくて舞の方なんだ。 これ以上、リューコに余計な心配させたくないから、これからも……嘘をつくよ」 ●久々津宅 仏壇の部屋 しのぶとリューコが久々津家を出て、暫くして都が目を覚ました。 都は舞におはようと挨拶をしてから、仏壇の前に座りお線香を上げ、 泣き過ぎの所為で、まぶたは赤く腫れてはいたが、落ち着きを取り戻し、 中断していたお祈りの続きをしていた。 【舞】「みぃ姉、落ち着いた?」 舞は心配そうに都の顔を覗き込んだ。 【都】「ありがとぉ、舞。舞のおかげで、楽になったわぁ」 都はにゃははと笑い、舞をそのままガバっと抱きしめ、そのまま話を続けた。 【都】「あんなぁ、舞。あたしさっき、夢見とったんやわぁ」 舞がきょとんとした顔で、「ゆめ……?」都に聞き返した。 【都】「せや、夢や。士郎の夢を見とった」 舞の瞳孔が大きく開く。しかし、それに気が付く者は居なかった。 都は話を続けた。 【都】「士郎はあたしに、気にするなぁ言うとった。 せやけど、そないな事言われても、あたしには無理やで。 あたしが生み出した幻で、無意識にそう思うとるだけかもせーへんし……。 せやから、この事はあたしの責任やと思うとる」 【舞】「……みぃ……姉、それは……それは違う……の……。 あれは、わた……」 【都】「けど、あたしに出来る償いは、ほんの少し。 士郎の代わりに舞を守る事と、士郎が見たかった技を完成させる事だけや。 ……ごめんなぁ、舞。コレくらいで許してもらえるとは、思うてへん。 一生かけて償うから……、堪忍してやぁ」 舞は何かを言いたげに口をパクパクとしていた。 次第にそれは治まり、諦めたかのように口を閉ざした。 舞の瞳孔散大は治まりを通り越して収縮し、舞は光を遮断した。 思考が止まり、都に為すがままにされた。 暫くするとしのぶが帰ってきて、「本当に仲がいいねぇ、あんたらは」と 抱き合っている二人を見て言うと、 都はにゃははと笑い「これからは、士郎の代わりにあたしが舞を守っていくんや!」と力強く宣言した。 【都】「これはあたしの責任やから、あたしがしっかりせなあかんねん!」 【しのぶ】「……はいはい、しっかり張り切り過ぎて、舞の手間増やさないようにね」 【都】「ふえぇ~。折角、人が決意しとるのに、何でそないなこと言うん~!?」 舞はあははっと笑っている。 しのぶは気が付かれないように、舞の様子を窺った。 特に変わった様子は無い。 何かあったらと心配したが、気にしすぎか……。 それから1年が経ち、舞はあたし達の後輩になっていた。 すっかり学校にも馴染んでいて、友達も幾分か出来ているようだ。 ただ、元々大人しい性格だったためか、それ程仲の良くない子達には人見知りをしていて、 人により温度差が激しい子というレッテルを貼られている。 リューコは、「そういう子もいる。彼女の魅力に気が付いた者だけが、彼女と仲良くなれる」と、 わけのわからないことを言っていた。 まあ、あたしもそれ程気にしてはいなかった。 問題は都の方だった。 あの事故後、秘匿されていた情報をどこから拾ってきたのか、 士郎が死んだのは都の所為というのが噂として広まり、 都をあからさまに避けるようになった生徒もいた。 噂聞いた生徒が都をからかって、その後落下物に当たり怪我をするという事が起きて以来、 さらに都の周辺から人が遠ざかっていった。 勿論、それは都の仕業ではない。が、犯人はまだ見つかっていない。 初めは都を庇っていた空手部の部員達だったが、 一人また一人と退部や掛け持ちの部に移る者が後を絶たず、 ついには都一人だけで部活を行っているのを見るようになった。 それでも都は部活を続けている。 事故の原因だったあの技の練習を続けていた。 そういえば、つい最近転校生がこの学校の2年にやってきた。 部活を見学する際に、都の飛ばしたポールがぶつかり、あわや事故の再現かと焦ったが、 当たり所も運も良かったためか、特に何事も無く済んだのは幸いだった。 しかし……、この転校生が今まで静かだった水面に石を投げ込んだような気がしてならない。 何もなければ良いのだが、悪い予感がする。 ~~~~~~本編へ~~~~~~~
https://w.atwiki.jp/shinkiss_matome/pages/1087.html
注:18禁描写ありのお話です。嫌いな方はご注意下さい。 「そっか。アテられちゃったのね……」 俺にもたれる千喜の頬にそっと触れ、鳥小さんは静かにそう呟いた。 「ごめんなさいね。峡次クンに任せっきりにしちゃって……」 「そりゃ、構いませんけど……大丈夫なんですか? 千喜のヤツ」 今はそっちの方が心配だった。超能力の事じゃ俺には何も出来ないだろうけど、心配するくらいはしてもいいはずだ。 プシュケもノリも、俺の肩に乗って心配そうに千喜を見つめてる。 「鳥小さぁん……」 抱き付く……というより、倒れ込んできた千喜を抱き留めて、鳥小さんは俺に視線を投げてきた。 「峡次クン。お店に行く前に……ちょっと、寄り道していい?」 千喜を立ち上がらせるのに手を貸しながら。 「はぁ。俺に出来ることなら」 俺はとりあえず、首を縦に振っておいた。 マイナスから始める初めての武装神姫 その6 後編 平日だというのに人の多い大通りを抜け、小さな店が並ぶ裏通りへ。鳥小さんに案内されるまま、ぐったりした千喜を連れて歩くことほんの数分。 「ここは……?」 大都会東京。それも秋葉原のど真ん中のはずなのに、その通りは……無人だった。 シャッターが閉じたままの店に、商品の半分以上が売り切れているジュースの自販機。自販機は電源こそ入ってるけど、まともに手入れはされていないんだろう。怪しげな電話番号の貼られたチラシが、そこかしこにベタベタと貼られている。 「ベル、お願いね」 そのチラシの群れを眺めながら、鳥小さんはすっとカバンを開けた。 中から出て来たのはベルと、犬型のマスィーンズが二体。マスィーンズは非戦闘型神姫のベルの相棒らしく、武器の類は外されて、代わりに投光器やセンサーユニットらしきモノがいくつか取り付けられていた。 「俺は何すればいいですか?」 「誰も来ないように、ノリちゃんとここで見張っててくれる? この子が何か見つけたら、携帯に知らせてくれるようになってるから」 そう言って渡してくれたのは、鳥小さんのスマホだった。画面には幾つかのゲージと映像が出ているあたり、さっきのマスィーンズからの監視映像……なんだろう。 「鳥小さん達は?」 「……ちょっとね」 自販機の横には、さらに奥へと続く路地があったけど……その先は、どうやら行き止まりになっているらしかった。鳥小さんと千喜は、その先に向かうらしいけど。 俺は、ここで見張りをしとけば良いって事か? 「そうね。最初はベルも残っておいて」 「はい」 俺の肩にベルも飛び移ったのを確かめると、鳥小さんは千喜を連れて路地の奥へと消えて行ってしまった。 「……なあ、ベル」 「何でしょう?」 「千喜、大丈夫なのか? 病院にでも行った方が……」 アテられた、というのがどういう状態なのかは分からないけど、千喜の体調はかなり悪そうだった。こんな所でどうにかするより、病院に行った方が良かったんじゃないだろうか。 「あれは千喜様の体質の問題ですから、病院ではどうにも……」 「……ああ」 超能力関係の症状じゃ、病院に担ぎ込んでもどうにもならないか……。 いくら大都会でも、超能力科のある病院なんてないだろうし。 「それに鳥小は、千喜様の対処にも慣れていますから」 まあ、だったら俺は頼まれたことをするだけだ。 そういえば、ここの通りの反対側がどうなってるか、確かめてなかったっけ。 「ちょっと俺、通りの反対側見てきたいんだけど……行ってきて良い?」 「そうですね。でしたら、鳥小との連絡用にノリだけ残して頂いて構いませんか? 何かありましたら、峡次様にはこちらのマスィーンズ経由で報告します」 「了解。ノリ……いい?」 小さく頷くと、ノリはベルと一緒にチラシのベタベタ貼られた自動販売機の上へと姿を消していく。 自動販売機の上は、思っていたよりもずっとキレイにされていた。チリ一つないって事はないけど、裸足で歩いても足の裏が汚れるような事はない。 もっとも、自動販売機の上に上がったのなんて、起動して初めてだったけど。 「あの……」 私の前にいるのは、サイフォスタイプのベルさん。峡次さんと同じアパートに住んでいる、鳥小さんという女の人の神姫だ。 「ベル……さん?」 峡次さんにはベルさんの指示に従えって言われたけど、何をすればいいんだろう。 それに、峡次さんはどこに行っちゃったんだろう。 「ああ、怖がらせちゃったかしら?」 ベルさんの優しい声に、首を振る。 「いえ。峡次さん、どうしてるのかな……って」 ここからじゃ自販機の下はほとんど見えないけど、センサーの範囲内に人の出す音は聞こえてこない。鳥小さんだけじゃなくて峡次さんも、私達をここに残してどこかに行ってしまったらしい。 ベルさんもいるから、帰っては来る……だろうけど。 「あらあら。ノリちゃんったら、マスターのことが大好きなのね」 「そ、そんな……」 にっこりと笑うベルさんの言葉に、頬が熱くなるのが分かった。 そりゃ、峡次さんはマスターだもの。好きに決まってる……けど……。 「恥ずかしがること無いわ。マスターの事を想うのは、神姫として当たり前だもの」 その言葉と共に、バイザーの内側に映る外の景色が、ベルさんの顔で覆い尽くされた。 「……へ?」 唇に柔らかい何かが触れて。 私の口の中に、ぬるりとした物が入り込んでくる。 それがベルさんの唇と舌だって気付くまでに、少しだけ時間がかかった。 「ん、んんん……っ!」 潤滑液混じりの口の中。ぴりぴりとした電気信号が伝えてくるのは、ベルさんからのメッセージ。 「ちゅ……三番のポート、開いて……」 「んぅ…んん……っ」 言われるままに三番のポートを開放する。私の口の中をねぶっていた舌が、私の舌に絡み付いて。 「な、何ぃ……これぇ……」 三番ポートから割り込まれた映像情報が、私のバイザーに映し出された。 「『ファティ』……私のマスィーンズからの映像よ」 高い建物に囲まれた、少し影になった場所。鳥小さんが千喜さんを抱きかかえて、大きく脚を開いているのが見えた。 ショーツを脱がされた股間には、小さな姿が……。 「あれ……プシュケ、さん……? 何、して……?」 千喜さんの神姫だ。花型、ジルダリアの……。 何をしているのか全然分からない。分かるのは、千喜さんが嫌がっているようにも見える……って事くらいだ。 そう思った瞬間、私のシステムから警告が告げられる。 「R18警告……?」 えーっと。確か、十八歳未満のオーナーが不適当な行為に及んだ場合の……注意警告だったっけ。 ってことは、あれって……。 「エッチな……こと?」 「ああ。ノリちゃん、調整がまだなのね?」 私の唇を覆ったまま、ベルさんはくすくすと笑ってる。 「七番のポートを開いて、私のコマンドを受け入れて……?」 「んむ……ちゅ……」 ベルさんの言うとおりにすれば、絡めた舌から数行のコマンドが流れ込んできた。 「んく……」 それをこくりと飲み込むと、システムが出していたアラートがぴたりと止まる。 「警告、消えた?」 「ふぁ……」 ぼぅっとした私の唇から、ベルさんの唇が離れていく。それと同時にバイザーに出ていた映像が切断されて、さっきと同じ、ベルさんのアップに切り替わる。 「あれはね。千喜様が不安になっちゃったから、鳥小とプシュケでその不安を取り除いてあげてるのよ」 私の唾液で濡れた唇を指先で拭いながら、ベルさんは優しくそう微笑んだ。 じゃあ、鳥小さん達は悪いことをしてる……ってワケじゃ、ないんだ。R18警告が出たってコトは、人前でしていいコトじゃないんだろうけど。 「そのうち、峡次様にも手伝ってもらう事になるかもしれないけど」 「え……」 その言葉に、動作が一瞬鈍るのが分かった。 「この先のこと、気になる? プシュケ達の代わりに、峡次様が何をする事になるのか……」 多少の後ろめたさはあったけど、マスターの事を知りたい気持ちが勝った。 「見たい……です」 起動してたった二日の私は、マスターの事をほんの少しだけしか知らない。だから、マスターの事をもっともっと知りたかった。 たくさんお話して、いろんな事を教えて欲しかった。 そうすれば……そうすれば、きっと……。 「じゃ、どうすればいいか……分かるわよね?」 ベルさんは優しい笑みを浮かべたまま。 「はぁ……い」 私は小さく頷くと、今度は私から、ベルさんの唇に唇を重ね合わせた。 「んちゅ……」 絡み合った舌から流れ込む情報が、私のバイザーに再び鳥小さん達が絡み合う姿を映し出す。 「鳥小、さぁん」 「はいはい……」 千喜のおねだりにそっと重ね合わされるのは、鳥小さんの柔らかそうな唇。 「……ん……」 千喜も嫌がる様子もなく、鳥小さんのされるがままになっている。それどころか、両腕を鳥小さんの首に絡ませて、抱き寄せようとすらしている有り様だ。 女の子同士の、互いの唇をまさぐり合うようなキスは、何の音もない静かなもので。 「ん、プシュケ、もぉ……」 「はいはい」 もうぐったりとなった千喜の小さな唇に、服を脱ぎ捨てた私も十五センチの身体を押し付ける。 表皮の状態も下着のような外装パターンから、パターン非表示の完全な素体状態に切り替えれば、人間で言う裸になったような、どこか落ち着かない気分になってしまう。 「ん、二人とも、大好き……伝わってくる、ぅ……」 ちろりと唇の隙間から覗かせた千喜の舌が、私の裸身をべろりと舐めあげて……私の胸も顔も、千喜の唾液の匂いに染められていく。 「千喜……ぃ……」 半開きの千喜の唇から、とろりと唾液が糸を曳く。だらしなく流れ落ちるそれが何だか勿体なくて、私は乳房を擦り付けるようにして、その流れに身体を擦り付けた。 「ひ……ぁ……」 鳥小さんがそっと手を伸ばし、抱きしめていた千喜のショーツをゆっくりと下げていく。スカートの下から現われた薄いピンクのそれは、真ん中に大きなシミを残していて。 「千喜ちゃんは、私とプシュケちゃん……どっちがいい?」 千喜の唇のすぐ脇で問うのは、鳥小。暖かく艶っぽい吐息は千喜とは違う良い匂いがして、私は思わずドキドキしてしまう。 「ん、プシュケ、ぇ……。やだ、あたし以外にドキドキしちゃ、だめぇ……」 「もぅ。我が儘ですのね、千喜は」 千喜の好きな相手の事だから、ドキドキくらいしてしまう。 でも、私が夢中になるのは……。 「嬉し……。プシュケぇ……」 愛しい主の求めるままに。 鳥小に導かれて主の下半身に飛び移れば、ひくひくとうごめく幼い秘裂は、僅かにずり下げられたショーツに向けて透明な滴りを零し続けていた。 「千喜……もう、こんなに濡れてますのね」 何度見ても、ドキドキが止まらない。 CSCやシステムが加速し、熱を帯びていくのが分かる。 これが暴走というのなら……。 「千喜……大好き、ですわ……」 「ひぁぁぁ……っ!」 既に柔らかくなっていた襞を押し開けば、その内から溢れ出すのは溜まりに溜まった粘つく液体だ。ショーツに溢れたそれとは比べものにならない量の愛液を全身で受け止めながら、私は顔を、全身を、濡れそぼった秘裂に擦り付けていく。 千喜の匂い。 鳥小の吐息や、千喜の唾液とは比べものにならない匂いとドキドキが、私の全身を覆い尽くしていく。 「ん、ぅぅ……」 何の力を入れることもなく、千喜のそこは私の頭を呑み込んでくれた。淡いピンクに包まれた顔を包み込んでくれるのは、千喜の唇以上の柔らかさと、じりじりと灼くような熱さだけ。 「ふぁああ……プシュケ…ぇ……」 軽く這入ったその膣内で軽く身をよじらせれば、全身を揺らすのは千喜の蕩けきった鳴き声だ。それは、鳥小さんと重ねているだろう唇から漏れるのではなく、千喜の小さな身体を伝わって直接私に伝わってくるもの。 大好き、なんて考えるまでもなかった。 R18レーティングも止められて、感情プログラムも暴走してるのかもしれなかったけど……そんなことは、もうどうでも良い。 「ん、千喜……ぃ……」 もっと千喜を感じたい。 千喜の匂いに包まれていたい。 そんな私の想いに応えるように、淫らに揺らす私のお尻を、千喜はそっと撫でてくれて……。 「ふぁ、ああぁああ………っ!」 そのまま、さらに奥へと押し込んでくれた。 バイザーの向こうのプシュケさんは、千喜さんの股間にその身を沈めて、見えるのはもう足先だけになっていた。 千喜さんの頬は赤く、呼吸の回数も目に見えて増えている。画像だけじゃ分からないけど、きっと心拍数も上がってるはず。鳥小さんの言葉に、時折気持ちよさそうに目を細めてる。 これが、エッチな事……なんだ……。 私たち神姫も、人間の女性を模していると知っている。 そして、エッチが……好きな人同士のする事だってことも。 だったら……。 「ひぁんっ!」 唐突に体に走った電流に、私は身を震わせた。 「ベ、ベルさぁん……!」 唇を重ねていたベルさんが、私の下半身に……千喜さんが鳥小さんに触ってもらっている所に……そっと指を触れさせていたんだ。 「気になってたんじゃないの?」 指先に絡んだ透明な液を、ぺろりと舐めとって。通信の切断されたバイザーの中、ベルさんは嬉しそうに笑ってる。 その言葉の意味は私には良く分からなかったけど、それがベルさんの上機嫌の原因だろうって事は何となく想像がついた。 「ね、ノリちゃんも……気持ちいいこと、したくない?」 「……え?」 気持ちいい、こと? 「今、千喜様が鳥小にしてもらってること。……ノリちゃんも、峡次様にしてもらいたいなって……思ったんじゃない?」 「峡次……さんの?」 千喜さんが、してもらってるみたいな、こと? 「……」 それを知れば、マスターの事が少しは分かるんだろうか。私達神姫に、何を望んでいるのか、も。 「私じゃ、不満かもしれないけど……」 でも、峡次さんと私じゃサイズが違いすぎる。千喜さんみたいな事をしてもらえたとしても……きっと、千喜さんと同じ事はしてもらえない。 「じゃ、じゃあ、ベルさん……」 なら……。 自動販売機の上、私はベルさんに背を向けて。 千喜さんがしてるみたいに、すっとお尻を持ち上げた。 「その間、ずっと、映像……送っててくれますか?」 「ふふっ。いいわよ……ちゅ」 大事なところに、ベルさんの指が触れ合って。 私の口から、自然と甘い声が漏れた。 「ん、千喜……私の気持ち、伝わってます……?」 「……んっ! んぅぅ……!」 私の動きに合わせるように、千喜の唇から甘い息がこぼれ落ちる。それが嬉しくて、私はことさらゆっくりと千喜の膣内で身体を動かしていく。 「ぁ……あぁ…っ! プシュケ、ぇ……。もっと、ぉ……」 「ん、鳥小さん……」 抱き合った鳥小さんも理解したんだろう。私の足首を優しく掴む感触があって……。 私の身体を襲ったのは、ゆっくりと足元に向けて引っ張られるずるりという感覚だ。 「鳥小、さん……すごっ……!」 鳥小さんの感情も伝わってるんだろう。久しぶりに見た光の中、輝度調整を一瞬で終わらせた私の瞳に映るのは、甘く蕩けた主の顔だ。 「ぁ、ぁ、ぁあぁ、すごく……嬉しそうに……千喜、ぃ………!」 半開きの口からはとろりと愛液があふれ出してる。 そこに、私は鳥小の手によって再び押し込まれていく。 「ぁ、ぁ、ぁあぁ、すご……おっき……!」 どうやら千喜には私の見た物の感覚まで伝わっているらしい。全身を撫でさするヒダヒダの感触も、包み込んでくれる暖かさも、いやらしく香る千喜の匂いも……その全てが愛しいと思ってしまう、私の心も。 私の心の全てを暴かれて、私の身体の全ても千喜に染められていく。 「千喜……ぃ。私も、大好き……」 また乱暴に引き抜かれて、今度は上下逆さまに押し込まれた。 それをしたのは、鳥小ではなく……千喜自身。 「んぅぅ…っ! プシュ…ケぇ……」 千喜の膣内に足が沈み込んでいく度、蕩けた秘裂からは透明な液があふれ出し、私の肢体に絡み付いていく。それを潤滑剤にして、私の脚はどんどん千喜の胎内へと呑み込まれていく。 千喜が私を呑み込んで……肢体の中に収めていく所が、目の前で繰り広げられている。 「あぁ……私、千喜と一つに………」 「そ、だよ…………入って、ぇ……!」 胸元までずぶりと沈み込まされて、正面に見えるのは蕩けきった千喜の笑顔。 全身を千喜の膣内で感じられる頭からの挿入とは全く違う悦び。 「プシュケ……すごく、きもひ、いい……。大好き、ぃ……」 初めて見る挿入中の千喜の入口は、透明な液体でドロドロになっていた。僅かに泡立ったそれを指先ですくい上げ、ぺろりと舐め上げる。 「んふ……千喜の、匂い……すごぉい……」 匂いも、ぬめりも、私を幸せにしてくれる。 その想いを感じて、鳥小さんに抱きかかえられた千喜も、うっとりと微笑んでくれた。 「プシュ……けぇ……」 千喜が漏らしたのは大きな喘ぎひとつ。ぶぴゅ、という粘っこい水音がして、千喜の入口が大きく粘りを吐き出した。 それは、私の全身にべっとりと絡み付き、私のゾクゾクする感覚をさらに加速させてくれる。 私の股間は、もうベルさんのものになっていた。 「あ……ひぁ、ベル、さぁ……っ!」 伝わってくる感覚に、全身の処理が追い付かない。四肢の感覚はとっくにダウンして、私は後ろから抱きすくめるベルさんにもたれかかるようにして、ベルさんを受け入れている。 「どう? ノリちゃん」 バイザーに映る千喜さんの下半身には、プシュケがその身を沈めていた。プシュケの代わりに私の胎内に……下半身に付けられた、防水加工された身体の水抜き穴に這入ってくるのは、ベルさんの細い指の感覚。 それが、別の動きで中を優しく撫でさすって。 「ひぅっ…な、か……ふわふわ、するぅ……!」 千喜さんも今の私みたいな感じなんだろうか。大量の情報にシステムが悲鳴を上げて、頭がぼぅっとしてるけど……それさえも嬉しいような、そんな感覚。 「ふふっ。それが、気持ちいいって事よ」 「きもひ……いぃ……?」 「ええ。峡次様が相手なら、たぶんもっと気持ちいいわよ」 「峡次さん……と?」 その言葉と共に、頭の中に思い描かれるのは、マスターの姿。 マスターの指が私のお腹や、小さな穴の入口を撫でさすってくれて。でも、マスターの大きな指は穴の中には入れられなくて……。 「ふぁ、あぁ……ぁあああ………っ」 センサーから流れ込む情報の量が、今までと比べて跳ね上がるような感覚。システム全部が真っ白になって、それでも胸の中が、何だか暖かくて……。 「ふぁ……あああ………っ!?」 言語処理プログラムもまともに稼動していない。呂律の回らない声でそう繰り返すと、ベルさんは私の唇にすっと指を押し当てた。 え……? 「ちょっと、黙ってて」 「ひぁ……?」 ベルさんの指が止まって、センサーからの流入情報は少なくなってる。減ったおかげで、ほんの少しだけど処理に余裕が戻ってきた。 復帰した聴覚センサーに届くのは、人間の声だ。 これは……。 「峡次……さん……?」 まだ出会って数日しか耳にしていない。 でも、絶対に忘れない……私の体と心に刻み込まれた、マスターの声。 自販機の上。少し感覚の戻ってきた両腕を使って体を持ち上げれば、峡次さんが戻ってきているのが見えた。私たちの姿が見えないから、辺りを見回しているらしい。 「ふふっ。大きな声出すと、気付かれちゃうわよ?」 その瞬間、ベルさんの指が再び動き出した。 や……っ! 「ひ……ぁ……」 そこ、すご……っ! 腕の力が抜けて、自販機の上に再び体を落としてしまう。ことんという小さな音がしたけど……マスターはそれに気付く様子もなく、自販機に近付いてくる。 「ぁ、ぅぅ……んくっ……」 私達が気付かれたら、どうなってしまうんだろう。 奥にいる千喜さん達と同じような事を……R18警告が出るような事をしているのだから、きっと大変なことになるだろう。 「ひぁ、ぅ、んぅ……んくぅ……」 声を抑えて必死に我慢するけど……ベルさん、そんなところ、触らないでぇ……っ! 「んうっ!」 思わず漏れたひと欠片の声は、ベルさんの重ねた唇の中に、流れ込んでいった。 やがて峡次さんの姿は、私の視界の中から消えて……。 「もう、大丈夫よ?」 優しいベルさんの声に我慢していた気を緩めれば、溜まっていた快楽情報が一気に押し寄せてきた。 「ん、んぅっ、んっ、んんんんんんんん……っ!!」 な、なに、これぇ……っ! か、らだ……がくがく、ひて……うごか…ぁ……。 声……とまら、とまらな……………っ! 「あら。もうイッちゃった?」 「い……ちゃ……?」 弛緩した股間からこぼれ落ちた水分が、自販機の天板を叩くぱたぱたという音だけが……私の耳に、小さく届いていた。 そして。 「ノリ………? ベル……?」 自動販売機の赤い屋根の向こうから。 こちらを覗くマスターと、目が合った。 それは、俺が予想だにしなかった光景だった。 「峡次……さん……?」 「ええっと……」 道の様子を確かめて、戻ってきたらノリ達の姿が見えなかった。しばらくすると自販機の上から声が聞こえてきたから、確かめようと辺りの箱を積み上げて、上を覗いてみたんだけど……。 そこでは、Tシャツをたくし上げられたノリが、ベルに後ろから抱きしめられていて。 何だかすごくエッチな顔で、ぼうっとこっちを見つめてた。 「何、して……?」 正直、何が起きてるのか分からない。混乱しきった頭では、そう聞くのが精一杯だった。 「ごめんなさい。千喜様の様子を見ていたら、我慢出来なくなって……」 くたりとなったノリの身体をそっと抱き上げて、ベルは俺の元へと歩いてくる。 「……千喜の?」 ベルがノリにこんな事をしたのは、二人が路地の奥に消えていったのにも関わってるって事か。 「説明しますから、下ろして頂いて構いません?」 言われてようやく気が付いた。 自販機の上に身を隠せるノリ達はともかく、脇に箱を積み上げて上を覗き込んでいる俺は、警察を呼ばれても文句が言えないくらいに怪しいじゃないか。 二人をそっと手の上に乗せて、自販機の脇へ。 辺りに人がいないのを確かめて、路地裏へと滑り込む。 「二号のデータ、送りますわね」 鳥小さんのスマホに送られてきていたデータが、ベルのひと言で切り替わる。 警戒に出ている一号ではなく、ベルと一緒にいたはずの二号へと。 「これ……」 そこに映し出されていたのは……路地裏の、さらに奥で繰り広げられている光景だった。 さっきノリがベルにされていたように、千喜が後ろから鳥小さんに抱きしめられていて……。 「アテられるって……まさか」 「アテられるっていうのは、そういう事なのです」 「そ、そうなんだ……」 よく考えなくても、これって覗きじゃないか。 正直、もっと見ていたかったけど……さすがにこれ以上見るのは悪い気がして、俺はスマホを裏返す。 「大丈夫ですよ。もう、一号の物に戻しました」 「そう……」 恐る恐る画面を戻せば、映し出された映像は、今までと変わりない路地裏の光景だった。 あれが見られないのはちょっと……いや、だいぶ残念だったけど、仕方ないよな。 けどそりゃ、警戒に俺が回されるわけだわ……。 「鳥小の警護は私の任務ではあるのですが……私も、いつもはアレに混じっているので……アテられてしまって。……申し訳ありません」 ベルもアレに混じってるって……。 うわ、なんか凄い想像になっちゃったぞ。 「じゃ、ノリは……?」 「峡次さん……」 小さな身体は、まだ手の中でぐったりしてる。 「中の様子を気にしていたので……。初めてで、ちょっと刺激が強すぎたようで……」 「まあ、事情は分かったし、誤魔化してた事もいいんだけどさ」 俺でもまだドキドキしてるんだ。神姫の精神年齢がどのくらいなのかはよく知らないけど、起動したばっかりのノリにはだいぶ刺激が強かったはずだ。 「……ノリ」 「はぁ、はぁ……はい?」 「大丈夫? 恐くなかった?」 そっとバイザーを上げてやると、ノリはまだ火照った顔で、俺を力なく見上げてくれた。 「はい……。ベルさん、優しかったですし……でも、峡次さん、もしかしてこれ……悪い事でしたか?」 「何で?」 「何だか峡次さん、怒ってるみたい……」 「いや、怒ってはないんだけど……」 ノリは俺の手の中で、小さく震えているように見えた。それは十五センチの小さな身体という事を差し引いても、小さくて、儚げで……。 「……ベルとノリがエッチな事するなら、俺ももっと見たかったなぁと」 というか、千喜と鳥小さんの方に混ざれないのは当たり前だけど、こっちには混ぜて欲しかったなぁと。 「ふぇ……?」 「……正直ですね」 「まあ、どうせ千喜にはバレるだろうしなぁ」 さっき見たのも、絶対に忘れられないだろうから、間違いなく読まれるだろうし。 俺、バレたら命、あるかなぁ……。 「さっきの件は、私から鳥小に説明しておきますので」 「……うん」 「あと……辺りはマスィーンズとで見張っていますから、ノリちゃんの事は峡次様にお任せします」 そう言い残して、ベルは自販機の上に戻っていってしまった。それから少しして、頭上を飛んでいった小さなマスィーンズが、今まで鳥小さん達の様子を見守っていた二号なんだろう。 一号と二号で路地の左右を見張れば、確かにベル一人で辺りの監視は問題無いはずだった。 「峡次さん……」 そして、まだ頬を赤らめたノリは、俺の手の中にある。 ただ、ベルに「任せる」と言われても、こういう時の神姫をどうしたらいいのかなんて分からないわけで……。 「ええっと……ノリは、どうして欲しいの?」 「あの……なでなで……してください」 「あ、ああ……うん」 とりあえず、言われるがままにノリの頭を撫でてみる。 ヘルメット越しの頭は小さくて、力の加減を間違えたら折れてしまいそうだったけど……。小さいとは言え女の子に触れているのが何だか嬉しくて、だんだんドキドキしてきてしまう。 「ん……そうじゃ、なくって……。おなか……」 「あ、ああ……お腹ね。お腹」 服越しでいいんだろうか。 それとも……。 「これで、いい……?」 さっきベルがしていたように、襟元から手を入れるのは出来なかったから……シャツの裾からそっと指を入れて、すべすべのお腹を直接触る事にした。 「ふぁあ…………っ。ん、峡次さんの…お腹、ぁ……」 つるりとした神姫のお腹は単純なカーブではなくて、複雑な曲面を描いているもの。その微細な形を確かめるように、俺はノリのお腹をそっと撫でさすっていく。 「ふぁああ…………っ。ぁ、あ……っ、いぃ、です………っ」 着たままのシャツの内側。優しく蠢かせるそれは、ノリのお腹をいびつに歪ませ、大きく侵しているようで……。俺はノリのお腹を撫でる指を、止められなくなってしまう。 「んぅ、もっと下の、ほうも……ぉ……」 蕩けた声を漏らすノリがねだってくるのは、そんな言葉。 「いい、の……?」 そこが何かなんて、俺でも分かる。そこは、さっき千喜がプシュケを受け入れていた……。 「ん、なでなで、して……くださぁい……」 俺はごくりと息を呑み、ノリが求めるがままに、今度はスカートの裾に指を差し込んでいく。 ショーツを僅かにずり下げて、露わになった下腹の複雑なモールドのさらに先。 そこにあるのは、普段は人工筋肉で閉じられた、小さな小さな水抜きの穴。 けど。 「ふぇえ……っ?」 俺はそこに指を触れさせる事無く、ノリを両手で覆い隠した。 路地の向こうから聞こえてきた、足音に気が付いたからだ。 ちらりと自販機に視線を向けるけど、ベルが動いている様子はない。でもここで俺達が見つかれば、その奥にいる鳥小さんや千喜達も気付かれる可能性がある。 「んぅ……っ」 手の中のノリも、大人しくしてくれている。 やがて、俺のすぐ脇……自販機の向こうを通り過ぎていったのは、数名の大人達。彼らはお互いの話に夢中で、ベルや俺が何をしているかはおろか、俺達の存在にすら気付いていないようだった。 足音が消えてから、小さく息を吐く。 「んぅぅ……っ」 「あ、ごめん……平気?」 ようやく手を開けば、その中でノリは小さく息を吐き、力なく指先に頬を寄せていた。 「い、いいえ……。峡次さんの手、暖かくて……ドキドキ、しましたぁ」 「そっか……。なら、またなでなで、していい?」 「……はい」 俺に顔を見られるのが恥ずかしいんだろうか。ノリはバイザーを下げて、再び俺の指先を受け入れてくれる。 「ふぁ、あ、あぁあ……っ」 もう一度、優しくお腹を撫でさすった後……今度こそ、ノリが欲しがった下腹の先へ。 「んふ、う……い、いぃ……っ」 指先に触れた穴は本当に小さくて、普段ならそこに何があるのか分からないだろう。 でも今のそこは、うっすらと機体内の水気が溢れ出していて……ノリの大切な処が、気持ちよさで緩まっているのが確かに伝わってきていた。 「ぁひ、ひ、きもひ、い……峡次さんの手、あったかぁい……」 ゆっくりとそこを撫でさすれば、手のひらの上の小さな身体は蕩けるような甘い声を上げ、ひくひくとその身を震わせてくれる。抱きしめる代わりに指先で軽く包むようにしてやれば、小さな腕がきゅっと俺の指を抱きしめてくれた。 その声がもっと聞きたくて。 もっとノリに悦んで欲しくて。 「ふああ……はひ、ふぁ、ん、指、好きぃ……峡次さぁん………っ」 そっとバイザーを上げてやれば、ノリのトロトロの顔が露わになった。 でも、バイザーを上げられた事にすら気付いてないんだろう。ノリは俺の手の上で、ベルに触られていた時よりももっと気持ちよさそうな顔を惜しげも無くさらけ出してくれている。 やがて、小さな身体はひくりと大きく震えて……。 「ひぁあ、ふぁ、は、ひゃぁああ………っ」 手の上にこぼれ落ちるのは、絶頂を迎えて緩みきったノリの股間から溢れ出した排水だ。 「はぁ、はぁ、ぁ……。あ……」 ちょろちょろと流れるそれを手のひらで感じながら、俺は十五センチの女の子の小さな身体をそっと抱きしめる。 「ね、峡次さん……もっと、ぎゅってして……ください」 まだぼうっとしたままのノリの言葉に、俺は小さな相棒をもう一度両手でそっと包み込んでみせるのだった。 戻る/トップ/続く
https://w.atwiki.jp/aion20memo/pages/1490.html
大きい角より貴重な小さな角(反復200回) 遂行地域 エレシュランタ - アステリア要塞 適正レベル 取得 30 / 遂行 31 報酬 経験値 244,200 / 14,400 ギーナアビスポイント 100スティグマの破片(15) 関連クエスト --- 進行順序 1.NPCエウリュディケーと会ってクエスト獲得2.ヤング アステリア トライコの角を集めて、NPCエウリュディケーに届けよ-完全な小さな角(5)3.NPCエウリュディケーと会ってクエスト完了
https://w.atwiki.jp/rowarowa/pages/288.html
小さな勇気の物語 ############# これは予知ではない。 オンバの剣がミツルの胸を貫いた。 雄叫びとともに、ミツルの腹部も斬り裂いた。 ばらばらに切断されて、魔狂姫の嘆きは終わらずに。 ミツルは死ぬ。 変えられない、運命。 呪われし勇者が力による啓示。 ############# 「貴様はワタルを侮辱した」 雷電帯びた白銀の剣が演舞を避け。 忌々しげに舌打ちしたオンバが低い声で罵った。 「ワタルこそが、真の救世主。 世界でただひとり存在を赦されるであろう者」 「…………違う」 対峙する勇者ミツルの姿が夜闇に溶けた。 消失の呪文。9th.雨流みねねを刺した時と同じ力。 ならばと、オンバもまたまるで同じ術を使い。 陽の光似合わない暗闇の肌が夜闇と一体化する。 「違うことなどないわ。 ワタルだけが、妾の為に涙を流してくれた。 ワタルだけが、妾に手を伸ばしてくれるのよ」 声がした方へ、風が疾走る。 疾走って、剣戟が鐘の音のように高らかに鳴り響く。 火花、刃鳴散らす光の奔流。 オンバの聴覚が鋭敏化され、 研ぎ澄ました肉体の攻撃本能が 最適な行動を選択していく。 オンバが空間を斬り裂くと確かな手応えがあった。 血飛沫が夜空に流れる。 真紅の血がオンバの頬につき、不快感に鼻を鳴らす。 「貴様の血など、悦ぶにすら値しない!」 半歩、左足を軸に時計回りに勢い良く回転。 独楽の動きで血が流れた空間を何度も斬り裂く。 力任せの、王道から外れた乱撃。 咄嗟に剣を盾にしたミツルの唇から苦悶が零れ落ちる。 地面を蹴ると、オンバは高く跳躍する。 横回転から縦回転へ、風車のように綺麗な軌道を描き ミツルの脳天を一閃にて両断せんと迫る。 しかし、オンバの視界を雷の光が奪う。 弾ける雷電の発動が半分の月が照らす暗闇を駆け抜けた。 オンバの剣が大地を深々と抉り、 めくれた大地が粉となって空へと浮かぶ。 「雷の力。白色魔王の想波を受け継いだか」 遥か彼方へと飛んだミツルを一瞥した オンバは雷の残滓を指で払う。 空の黄金と違う黄色の光がオンバの黒い肌に吸い込まれていった。 「しかし、人には御しきれいない力。 貴様には空が隅々まで思い描けるのか? 海の最奥まで一片の乱れなく想像し、投射できる 超高水準の演算が可能だというか?」 体中が擦り切れ、斬られ、血が滲んでいるミツル。 膝をついていた地面からゆらりと立ち上がると 剣を騎士の作法によって眼前に構え。 「まだ、届かないか。お前に」 「まだわからないの? 妾に触れることができるのはワタルのみだと」 「ならば――――」 ミツルの周囲が歪む。 ミツルの《勇者の剣》を中心にして。 力強い、想波の渦が回り、うねり、轟く。 「――――優しい魔王達の権能も、この剣に」 瞳を閉じたミツルへと、 拒めぬ想いの発露を認めた世界が己の構成を譲り渡していく。 空に座す半分の月が、微笑んだと想った、錯覚した。 「貴様が新たに認めた勇者など……!」 月を呪詛篭った眼で睨みつけ。 毒吐く、オンバを他所にミツルは言う。 「シン・ポルク―模倣―」 深淵なる想波の解放を感じた。 肌が慄き、心がかつての絶望と屈辱を想い出す。 遠き過去。世界創世の6日の翌日。 休日にて世界の汚濁だと断じられ捨てられた。最後のページを。 「かまうものか」 剣を晴眼に構えて、 ミツルの行動を待ち受ける。 「ワタルのために、貴様は死ね」 「まだ、死にはしない。 少なくとも。この瞬間には、まだ」 ミツルの声が聴こえたのは輝きの中。 雷鳴轟く、想波の津波の只中にて。 「――来い!」 ミツルの姿が、紫電とともに オンバの前へと躍り出る。 音は春雷の如き剣の一振りに掻き消され。 受け止めたオンバの剣が雷に痛みを訴えた。 大きく後ろに飛び退いたオンバ。 ミツルは、今、雷そのものとなっていた。 そして、世界には無限の桜が立ち並ぶ。 「そんな桜が何になる」 「僕の心を、奮い立たせる!」 ミツルの剣が疾走る、落ちる。 音速を超えた雷速がオンバの背後へとミツルを運び 勇者の剣と勇者の剣が互角に打ち合う。 「桜の花言葉を識ってるか、オンバ」 「……ッ! 識らぬ!!」 「『貴女のほほ笑み』」 端正と言えるミツルの顔が雷光に照らされ、 白銀は今、魔王の雷を継ぎ、夜闇においては月より輝く。 神話に語られる雷神の神々しさを得ていた。 「だからなんだというの」 「僕は……ずっと忘れていた。 おかしな話だよな。僕は、妹にずっと見せてやりたかったのに」 袈裟斬りがオンバの肌を焼く。 燃えるような痛みがオンバの思考を乱し。 ヒステリックにオンバは剣を振り回した。 「それで……妹を見捨てるというの!? たあ、自分が思い出を忘れるほどに醜くなったという事実だけで!」 「……そうだよ」 腸が煮えくり返る。 ワタルの友であるこいつが、 このような腑抜けたことをほざく事実が我慢ならない。 「消えろ」 剣の先から光弾を連射、 ミツルの移動を先読みして浴びせる。 「僕は弱く、愚かだった。 誰かを殺して、その重みに耐えられない自分から目を背けた」 「ならば、口を閉じて、ワタルと妾の糧に――」 「ワタルだってそうだった。 あいつも、自分の“願い”のために 人を殺していく自分に耐えられなかった」 静かに告げられた言葉。 最初は意味がわかりかねて、反応が一拍遅れ。 徐々に、沸々と腹の底から黒い怒りが喉元までこみ上げてきた。 「貴様……! ワタルが弱いと言う気か!!」 「そうだよ。あいつは弱かった。 誰よりも安易に都合の良い“願い”に縋ったんだ」 「貴様に……ワタルの何がわかる!?」 「おまえが、ワタルを美化し過ぎているというのがわかる。 あいつの“願い”は軽かった。 両親の離婚、支えてくれる親戚がいてもなお。 夫を奪われて子を捨て自殺未遂を繰り返す母親から離れ。 あいつは人を殺して“願い”を叶える道を選んだんだ」 「それの何が悪い!? ワタルにとってはそれこそが 最も失いたくないものだったのでしょう!?」 「悪いなんて言ってないさ。 ただ…………あいつも、僕やおまえと同じだということだ」 「違う! ワタルは違う! 妾とは全然違う! ましてや、貴様とは! 貴様らとは、少しも通じない!!」 激情に駆られ、視界と思考が真っ赤に染まり。 オンバは雄叫びと共にミツルへと斬りかかった。 「違わない。あいつも、僕達と同じ人殺しだ。 自分のために殺して、変えられない運命を変えようと藻掻いた旅人だ。 僕達と、何ら変わらないんだ。 きっと、ワタルを殺したあの男とも、始まりは……同じだった」 血の紅色に染まった世界で幾度となく稲妻が鳴った。 甲高い音がオンバとミツルの間で衝撃とともに弾け。 オンバの剣の腹にミツルの渾身の突きが繰り出された。 「僕達も、ワタルのように在ることができたんだ。 あの世界で、目の前の優しさをつかもうとすれば、きっと」 オンバは奥歯を噛み締めた。 そんなのは嘘だと彼女の心は叫ぶ。 女神に捨てられて以来、どんな神もオンバを否定した。 すべての命はオンバを恐れ、醜いと糾弾した。 「事実は違う。 妾は幾星霜の歳月を、ひとりで生きてきたのよ! でも、誰も、妾に手を伸ばそうとはしてくれなかった」 「なら――――」 桜の花びらが枝より離れて世界に踊る。 オンバの兜割りをステップで躱し。 白雷の勇者は剣を下ろして、囁いた。 「――――僕の手をとれ、オンバ」 そして、少年は手を伸ばす。 手を、差し伸べる。 未だ暗闇の檻に閉じこもろうとする彼女へと。 「…………ワタルだけが、妾のために――」 「なら僕がお前のために涙を流そう。 お前の側にいよう。お前の悲しみも、孤独も、 押しつぶされない限りは分かち合う。 だから、頼む。オンバ。一緒に来てくれ」 桜吹雪を背負って、語りかける《勇者》。 オンバは、少年の姿に、たしかに光を見た。 奈落の底で悲嘆する女に、寄り添う希望を、見いだせると思えた。 「…………いや、イヤ、嫌!」 けれど、できない。 ワタルだけだと思っていた。 ワタルだけが、特別な存在なのだと思っていた。 だから、恐怖してしまう。 触れるのが怖いと思ってしまう。 触れられないから、敵意をぶつけようとする。 「妾はこれでいい! ワタルだけで、いいのよ!! だから、そんな風に言わないでちょうだい!!」 「わからず屋だな。けど、いいさ。それならそれで」 苦笑したミツルは大きく空へ跳ね。 薄桃色の桜並木の下で剣を構える。 「来い。受け止めてやる」 静謐なるたたずまいが、オンバの想波の瀑流を受けて 竜巻に直面したような有様へとなる。 想波と想波のぶつかり合い。 “願い”と“願い”の削り合い。 白銀の剣が互いの肌を傷つけようと猛る。 天地の狭間にて万物を縛る鎖に敗けていた両者。 断ち切ること容易ならざるものならば、 可なるは神の御業のみ。 「これで最期よ、ミツル。 妾を救うことが出来るのは、ひとりだけでいい!」 ブレイ グラム ダ・フォール バイド 大地に描く魔法陣。 寸分たがわぬ詠唱。 剣に想いをこめて、ふたりは決着のへと挑む。 「「醒天!!!」」 「「グランドブレイバー!!!!!」」 極大の魔法陣が互いの一撃から放たれ、 ぶつかり合う。膨大な力と力のぶつかり合い。 想波と想波が極限まで消耗し合い、 周囲から闇が押し寄せてくる。 「さあ! 世界の崩壊は近い! 潰えなさい、偽なる《勇者》よ!!」 魔法陣のぶつかり合いはオンバが勝る。 じわじわとだが、ミツルの魔法陣が小さくなり。 ミツルの周囲の世界が壊れたTVのように揺らめく。 「僕は、ずっと妹が生き返ればすべて良いと想ってた。 けれど、駄目だった。僕は、僕の弱さから、 運命という檻から逃れられないと識った」 「なら、死の運命を呪って死になさい!」 「僕は、未来を変える! 僕が変われば現在に伝えられる! 変えるべきなのは過去ではない!」 「世迷言ね! ワタルはそんなことは言わない!」 「あいつだって弱かった。 僕と同じでどうしようもない 身勝手な救われたいという想いで 命を奪ってきたんだ!」 ミツルの体が、さらに輝く。 「だからこそ、あいつは――輝きだった!」 「五月蝿い。五月蝿い、五月蝿い!!」 「来たれ、雷電の雷。 魔王の輝き、魔王の祝福よ! 勇者の権能でもまだ足りないのなら。 僕に――僕に――――――想いを繋ぐ、白金色の道を!」 ミツルの背後が黒く歪む。 それは雷雲だとわかった。 電気の圧力が高く高く、捏ねられ、産まれようとしている。 「思い出すよ、ワタル。 おまえと会ったのは、TVゲームがきっかけだったな」 ミツルは《勇者の剣》を逆手に持ち替え、 己の背後へと剣をまわし。雷雲に剣を浸す。 「なに…………よ、それは!?」 「これで最後だ!!」 浸し、埋めていた剣を軽々と抜き、 ミツルは魔法陣へと渾身の力で斬りかかる。 それは、神の身ならぬ魔王の雷だった。 天翔ける空から来たる道標だった。 終末に相応しい――――夜に瞬く黄金超えた蒼い光だった。 「1ギガボルトの雷斬撃よ!! 裂き、届けえええええええええええええええ!!!!」 桜の花弁が雷を鼓舞する。 雷纏い、大地を疾走る《勇者》の一撃が。 一条の稲妻となり、オンバの魔法陣を砕いて、超えて。 ついにミツルがオンバの眼前へと立つ。 「あ…………あ……」 一歩、一歩とミツルがオンバへと歩を進めていく。 穏やかに、しっかりと大地を踏みつけて歩く。 逃げられない速さではない。 背を向けて足を動かせば終わりなはず。 なのに、できない。眼を離せられない。 オンバにぶつかりかねない近さまで、ミツルは辿り着き。 そして、そして――――前のめりに崩れ落ちた。 「――――ミツル!」 咄嗟。考えるよりも早く オンバは手を伸ばしてミツルを受け止めた。 たしかに恐怖していたはずが、自然に。 「……ああ、よかった」 胸に手をやって。 何かを確認したミツルは血の気が失せていく中、微笑んだ。 「未来は……変えられた。ほんの少しだけだけど。 想波によるこの身の崩壊と引き換えにだけど……やはり、駄目だな。僕ってやつは」 「なにを…………何を言っているのよ、ミツル!?」 ミツルを腕に抱いて離さないオンバは必死の形相で 少年へと叫び続ける。励ましのような、強い言葉を。 助けたいと。少年の命を繋ぎたいと。今は確かに想う。 ひたすらに、己の身を案じ続けてきた少年の暖かさが、 オンバの満ち満ちた負の想念を溶かしている。 「……たしかに、世界は辛いけど。 どこまでも厳しいけど。“過去”は無理でも。 “未来”なら……変えられるんだ。 それで、十分だと想いたい……僕は」 「わかった……わかったから……お“願い”……これ以上は……」 黄金の双眸より流れ落ちる涙を指先で拭い。 ミツルは微笑って頼んだ。 「微笑ってくれ……オンバ。 僕の最後の、わがままだ。 ああ、美鳥もこういう気持ちだったのかもしれない」 オンバは、天を仰いだ。 闇は二人を取り囲んで動かない。 絶海の孤島に追い込まれたのか。 誰かに守られているのか、それはどうでもいい。 桜の木々の更紗を透かせば 半円の黄金月がオンバを見つめている。 女はただ、祈る。 叶えられない“願い”。大きな想いを、届けるために。 「……我等……女神の申し子…… 地上の塵芥を離れ、御許に昇らんとする」 力を喪い。 眼も開けるのが億劫そうなミツルが、 本当に嬉しそうに呟いた。 「……祈ってくれるのか。 まさか……お前が……」 「我等の祖にして、源なる浄き光よ。 旅立った我が愛を……導き給え」 小さき子よ。 創世の御子よ。 時に争い。時に諍い。 虚偽に走り。愚蒙に走り。 人の子の罪を重ねたことを悔いているか。 ――はい。 偽り。己の欲に従い。 神の与えし我が子の栄光に顔を背けたことを、悔いているか。 ――はい。 ならば此処に深く悔い改め。 地上のあなたの罪は赦された。 安らぎなさい。人の子よ。 召されゆくあなたを永遠の光が包むだろう。 ミツルの頬を撫でて。 彼女は初めて、柔らかな太陽のような微笑みを浮かべた。 「――――ヴェスナ・エスタ・ホリシア――――」 祈りの締め。 未来を誓う言葉を聞き、ミツルの眦から一筋の雫がこぼれ。 震える手でオンバの手を握り。 安らかな顔で、ミツルは静かに息を引きとった。 「……さようなら、ワタル」 頬を撫でた手をミツルの背中に回して。 オンバは暖かく、命が抜けた少年の身を抱いた。 「赦してください、我が母よ」 オンバの体が黒い靄が産まれ出で…… ミツルの体をゆりかごのように支えた。 「私は…………この人に、生きて欲しいのです。 たとえ、この魂が削られ、朽ち果てる未来を迎えようと」 黒色の靄が、次第に黄金色に染まって。 オンバの体が、徐々に融解を始めていき。 「だから。また、会いましょう。ミツル」 オンバの姿が夜闇に消え失せた後。 黒鉄と変わった肌で、勇者は眠る。 幾回の爆発音と轟音が世界を揺るがせた後。 大地に横たわるミツルの瞳がそっと開いた。 空には巨大な機械仕掛けの巨人の上半身が垂れ下がっていた。 【D-6/一日目/夜】 【ミツル@ブレイブ・ストーリー~新説~】 [状態]:星の数ほどの血に汚れ、 本当の笑顔を取り戻せないかもしれないけれど、 過去に捨てた輝きを拾い上げ、 魔王の祝福が雷電を纏わせる、 《魔導師》は白銀の剣士へと職を変え、 魔狂姫の尊き祈りが胸に宿り、 此処に勇者は帰還した@ロワイアル×ロワイアル [装備]:ワタルの剣、不恰好な粘土細工@金色のガッシュ [道具]:基本支給品、不明支給品×1、BIM(爆縮型)@BTOOOM (7/8) 不明支給品×2~4(ゼオン、三村(武器ではない)、不明支給品(ノールの)、 チャンの首輪、ノールの首輪、ゼオンの首輪、BIM(クラッカー型)×5@BTOOOM!、 [思考・状況] 基本行動方針:『対話』 1:救う。 [備考] 参戦時期:ゾフィが虚になった後。 魔法を使うと体力消耗。 ※未来日記の世界についてある程度の情報を得ました。 ※9thは危険だと認識しました。 雪輝、というよりも時空王に利用価値を見出しました。 ※ミツルの目には女神像は由乃ではない姿に映りました。 ※デウス因子を取り込んだ仮面ライダーファムはデッキを使用できません。 ※仮面ライダーファム(デウス仕様)の性能:限りなく全能なるゲーティーグ“だった”。 ※これは雪輝が雪華綺晶とティオを殺す前のお話です。 ※オンバはミツルと同化しました。 たった一度与えられた 命はチャンスだから 投下順 夜空にかかる黄金への虹 たった一度与えられた 命はチャンスだから 時系列順 夜空にかかる黄金への虹 白銀のツインブレイヴ ~what a shining fortune~ ミツル ロワイアル×ロワイアル――過去ノスタルジア
https://w.atwiki.jp/lord_of_vermilion/pages/2117.html
白金錬金術師 プラチナ(ST) 基本情報 名前 白金錬金術師 プラチナ 種族 海種 ジョブ アタッカー 召喚コスト 30 <タイプ> 純真者 タイプ ブレイブルー HP 400 ATK 40 DEF 50 覚醒 可 超覚醒 可 アーツ 有 CV 悠木 碧 アビリティ 召喚 なし 覚醒 なし 超覚醒 真輝『マジカル』 攻撃力が上がり、自身が攻撃を当てた敵ユニットにマジシャン属性の追加ダメージを与える。さらに、【アームズ】「マジカルミサイル」が使用できるようになる。 アームズ マジカルミサイル ターゲット中の敵ユニット1体と、その周囲のユニットに、マジシャン属性のダメージを与える。 効果時間 なし wait時間 10秒 ステータス 状態 HP ATK/DEF 召喚 400 40/50 覚醒 450 60/70 超覚醒 500 150/130〔アビリティ発動時〕 DATA・フレーバーテキスト +Ver3.4(VerRe 3.0) Ver3.4(VerRe 3.0) 身長 1.42[meter] 体重 37[kg] 出身地 第九階層都市「アキツ」 誕生日 12月13日 好きなもの 獣兵衛様 ドライブ名 マジカルシンフォニー イラストレーター 加藤 勇樹 フレーバーテキスト 「魔法少女ルナ様登場♪ キラーン♪」 アークエネミー「雷轟・無兆鈴」の所有者。 魔法少女風の小さな身体の中には、勝ち気でせっかちな少女「ルナ」と、温和でのんびりした少年「セナ」、六英雄「トリニティ=グラスフィール」の魂が共存している。 普段は常にルナとセナ二人分の人格が発現しているため、言動・行動が読みにくい。 セナは「石橋を叩いて渡る」タイプで、ルナは「案ずるより産むが易し」タイプ。 物事への対応の姿勢が真逆のため、度々言い争いが起きている。 共通しているのは六英雄「獣兵衛」に馴れ馴れしい輩への嫉妬心。 考察 Re 3Rにて追加されたアームズ持ち海種30コストアタッカー。 超覚醒時に打点上昇+ATK??相応のマジシャン属性の追加ダメージ付与というかなり特殊なアビリティを持ち、アタッカーでありながらある程度のディフェンダーへのダメージの通りの良さを持つ。 追加ダメージの有用性は言わずもがな、マジシャン属性ということもありスパクリさえ出せば荒らしの大敵とも言えるバニラ10コストディフェンダーにも1確を取れるのは非常に大きい。(要検証?) アームズは対象とその周囲にATK??相当のダメージを発生させる遠距離攻撃。こちらもマジシャン属性ダメージかつ範囲攻撃なので、逃げる敵へのダメ押しやディフェンダーへの牽制、敵タワー根本への圧力など様々な用途に使える。 ただし、いくらマジシャン属性の攻撃ができるとはいえDEF130という防御力はお世辞にも高いとはいえないので、クリティカルが出るからとディフェンダーを深追いしすぎるのは厳禁。 逃げる能力は持ち合わせていないので、タワーを背負った中型ディフェンダーのびっくりスロウで捕まりそのまま死滅ということもあり得る。 タワー防衛のために現れた中型ディフェンダー等には遠距離攻撃可能なアームズを活かし、安全圏から牽制していくほうが良い。 種族もコストも完成後を含めたステータスも近いしづねとは完全な競合だが、連環+毒ダメージによる防衛向きのしづねよりもより攻撃的なアビリティ構成となっている。 デッキ構成に応じて使い分けよう。 キャラクター説明 ブレイブルーからの参戦。本名はプラチナ=ザ=トリニティ。 カグツチにある日ふらりと現れた謎の少女。諸事情からラグナを一方的に敵視している。 二重人格者であり、明るくちょっと暴走気味な「ルナ(少女)」と引っ込み思案で大人しい「セナ(少年)」という二つの人格が表に出ている。 +原作のネタバレ注意 正確には二重人格ではなく三重人格。大昔に世界を救った「六英雄」の一人である錬金術士トリニティ=グラスフィールの魂が諸事情により憑依している。 「トリニティ」としての人格は「ルナ」と「セナ」が眠っている間のみに発現可能。性格は落ち着いた穏やかなものだが、怒らせると一番怖いタイプらしい。 作中の様々な悲劇の元凶とも言える存在であるテルミの悪行を止めるべく、物語の舞台裏で一人奮闘。作中の様々な人物たちに密かなサポートを行っている。 LoVでは姿こそ出ないものの、「トリニティ」がどういった人物かはSPVR版ボイスで聞くことが可能。 その見た目はもちろんのこと、変幻自在のアークエネミー「雷轟・無兆鈴」によって作り出されたメルヘンな不思議アイテム達も相まって、戦い方は完全に魔法少女のソレ。 技名も有名な魔法少女モノ作品をもじったものという徹底ぶり。 中の人である悠木 碧氏は本作の主人公の一人であるテレーゼの声も当てている。ダウナーで無感情系のテレーゼに対し、通常版ボイスであるハイテンションなルナとVR版ボイスの気弱なセナの演じ分けはある意味必聴。 コメント *編集が苦手な方はこちらへ情報提供お願いします 「トリニティという名前がネタバレ」って説明自体がネタバレだよ。 説明しやきゃ名前なんて何とも思わないのに。 -- (名無しさん) 2016-02-27 21 02 51 超覚醒のマジシャンのダメはATK50相応のダメみたいです DEF30のグリンブルシティにATK170のプラチナで殴ったら143ダメでした -- (名無しさん) 2016-03-05 00 08 44 最終ATKは160なので誰か訂正お願いします -- (名無しさん) 2016-03-05 00 10 30 STはルナ、VRはセナのセリフになっている -- (名無しさん) 2016-03-06 07 22 39 フレイバー載せておきます 「魔法少女ルナ様登場♪ キラーン♪」 アークエネミー「雷轟・無兆鈴」の所有者。 魔法少女風の小さな身体の中には、勝ち気でせっかちな少女「ルナ」と、温和でのんびりした少年「セナ」、六英雄「トリニティ=グラスフィール」の魂が共存している。 普段は常にルナとセナ二人分の人格が発現しているため、言動・行動が読みにくい。 セナは「石橋を叩いて渡る」タイプで、ルナは「案ずるより産むが易し」タイプ。 物事への対応の姿勢が真逆のため、度々言い争いが起きている。 共通しているのは六英雄「獣兵衛」に馴れ馴れしい輩への嫉妬心。 身長 1.42[meter] 体重 37[kg] 出身地 第九階層都市「アキツ」 誕生日 12月13日 好きなもの 獣兵衛様 ドライブ名 マジカルシンフォニー -- (名無しさん) 2016-03-11 18 09 30 SP版フレーバー これは…事象干渉でも魔法でもない…? 見たところこの世界は私達の世界とは大きく違うようですが、ふふっ…少しだけ、イシャナに居た頃を思い出します。 (友人達と魔法の研究に明け暮れたこと…仲間達と力を合わせて『黒き獣』と戦ったこと…そして愚かな嘘に騙され、親友を陥れてしまったこと…) カズマさん…いえ、『ハザマ』。 『彼の器』も、ここに来ている…ルナ、セナ、お願い、少しだけ力を貸してください。 これ以上、彼の好きにはさせません。 これ以上、誰も不幸にさせてはいけません…! 身長 1.42 [meter] 体重 37 [kg] 魂の在り処 雷轟・無兆鈴の中 出身地 魔道都市イシャナ 得意な魔法 結界 嫌いなこと 眼鏡が汚れること -- (名無しさん) 2016-06-02 23 16 53 名前 コメント すべてのコメントを見る