約 664,684 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/14849.html
【検索用 ちいさなそのてて 登録タグ DATEKEN VOCALOID ち 初音ミク 曲 曲た 殿堂入り 誰何】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:DATEKEN 作曲:DATEKEN 編曲:DATEKEN イラスト:壱裏(誰何)(piapro) 唄:初音ミク 曲紹介 小さなその手で、今少しだけ出来る事。 今少しだけできること 曲名:『小さなその手で』(ちいさなそのてで) DATEKEN氏のオリジナル曲17作目(通算23作目)。 歌詞 何もかもが暗くなって 明日の輪郭が見えなくても 足元照らすその明かりは どうかどうか無くさない様に 過去は戻らないけど 君の手には小さなパズルの欠片 ひとつ、ひとつ、寄せ集めて 明日の手がかりを組み上げよう 寂しいのも 苦しいのも 泣きたいのも 君だろう 進むのも 切り開くのも 他の誰でもない 君だから 広げた小さな両手で 今少しだけできること 手探りでもいい 不恰好でもいい 直向(ひたむき)に進め 明日の成る方へ 広げた小さな両手で 今少しだけできること 微力でもいい 非力でもいい 君さえ居れば また世界は回り出す 過去は戻らないけど 君の手には小さなパズルの欠片 ひとつ、ひとつ、そう嵌め込んで 明日の道導(みちしるべ)を組み上げよう 痛いのも 辛いのも 恐れたのも 君だろう 歩むのも 乗り超えるのも 他の誰でもない 君だから 広げた小さな両手で 今少しだけできること 手探りでもいい 不恰好でもいい 直向(ひたむき)に進め 明日の成る方へ 広げた小さな両手で 今少しだけできること 微力でもいい 非力でもいい 君さえ居れば また世界は回り出す 何もかもが暗くなって 明日の輪郭が見えなくても 足元照らすその明かりは どうかどうか無くさない様に コメント 優しい歌。泣きそうでした。ちゃんとmp3に保存!何回も聞いてます。 -- 月兎 (2011-03-18 12 45 17) ほんとDATEKENさん良い歌作るなぁ。元気でた、ありがとう! -- 名無しさん (2011-03-20 14 57 41) これ大人数で歌ったら、いい感じに盛り上がりそう -- 兄者 (2011-04-05 04 34 32) 本当小さいけど、何かしようって思う。行動一番! -- 名無しさん (2011-05-28 18 23 24) 素敵な曲だなあ! -- 名無しさん (2011-05-29 21 33 05) ぼろぼろ泣いちゃいました!!(´;ω;`)だいすきです -- 名無し (2011-06-06 07 15 13) なんかすごく元気でました。とりあえずがんばってみようかな -- 名無しさん (2011-06-12 17 17 29) すごく勇気付けられる歌。頑張ろう!ってなります -- 名無しさん (2011-07-22 16 41 40) すごいいい曲・・・中学とかの合唱でやってみてもいいかもね -- かめ (2011-07-31 22 55 48) なんか明日もまた頑張ろうって思わせてくれる曲!とても感動しました -- 名無しさん (2011-08-20 01 30 08) この投稿された時期がまたいいなーそれを -- 名無しさん (2011-09-24 20 37 02) 素敵な曲でした・・! -- 名無しさん (2012-01-31 22 05 59) すごく辛い時とかに聞いてます。すごく勇気づけられます( ; ; ) -- なこ (2012-12-07 08 29 33) スゲェ良い曲だな•••今度歌わせていただきます!! -- 無名の歌い手より (2013-02-15 19 22 37) とっても素敵な歌詞で、心温まりました! -- 名無しさん (2013-05-03 19 28 07) あたまを撫でてもらっているような、優しい気持ちになれます -- 名無しさん (2016-05-26 00 30 32) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kotodamashoujo/pages/371.html
ヴィルヌーヴ千愛梨 0410番 基本情報基本情報 活動の記録スタートダッシュイベント期間 予選イベント期間 本選イベント期間 名言集 ファンのブログやnote、togetterまとめなど 基本情報 基本情報 SHOWROOM リンク:https //www.showroom-live.com/mss_0410 Youtube リンク:https //www.youtube.com/channel/UCiE9uKwDV7eRIeIvpTsHCxw Twitterアカウント:https //twitter.com/0410chieri Twitterハッシュタグ: 愛称: チッチ 今イベント唯一の"指Tuber"。小さな身体に大きな志! 全身全霊の彼女をよろしくお願いします!(by編集してる人) 【真夜中配信】 ☆☆☆24 00~深夜1 00☆☆☆ カウント枠 1 00~1 15 【夜更け配信】 ☆☆☆深夜2 30~3 30☆☆☆ カウント枠 3 30~4 00(長めっ。配信時間だけだと3周間に合わない方はココも使ってね♡) 活動の記録 スタートダッシュイベント期間 配信の思い出 Twitterの思い出 予選イベント期間 配信の思い出 Twitterの思い出 本選イベント期間 配信の思い出 Twitterの思い出 名言集 ファンのブログやnote、togetterまとめなど 言霊少女プロジェクト、要注目参加者その他 言霊少女プロジェクト、要注目参加者その3
https://w.atwiki.jp/ocg-o-card/pages/445.html
《小さな結界像》 効果モンスター 星4/地属性/岩石族/攻1000/守1000 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 レベル3以下のモンスターを特殊召喚することができない。 Part13-235 個人的にかなり好みなカード。種族やレベル、ステータスがナイスチョイスである。いぶし銀のような活躍をしてくれるに違いない。 -- 鑑定人 (2007-07-01 04 42 09) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/yami2/pages/66.html
小さなメダルを王様に渡すと景品と交換することができる 名前 メダルの必要枚数 備考 福引券 1枚 福引券1枚で福引を1回まわすことができる 宝物庫の鍵 3枚 宝物庫に入ることができる 上級錬金術書 5枚 錬金の組み合わせを習得することができる 幸せの種 7枚 ダンジョンで使うと最大HP+50 攻+3 防+3 魔法の宝箱 10枚 主にコレクションを埋めるために必要 白銀の宝箱 25枚 上と同じ 黄金の宝箱 30枚 上と同じ 夢の宝箱 70枚 上と同じ
https://w.atwiki.jp/solentia/pages/131.html
トップページ 世界観 登場人物 チーロ・バルトロンメーオ 最終更新日:2013-12-12 チーロ・バルトロンメーオ公式キャラプロフィール 始まりのトゥッリスより その他 メモ チーロ・バルトロンメーオ 公式キャラプロフィール てんとう虫の姿をした妖精の一種。 ソレンティアに入学する生徒たちを、学園まで案内することを役割としている。 人間にすると、30代ぐらいの精神年齢。少々強引で、慇懃無礼なところのある性格。 始まりのトゥッリスより ヒカルを迎えに来たソレンティアからの案内人。 標準サイズより少し大きめの七星てんとう虫。小さな身体でバカ力。 三つ揃いの背広に黒革の靴、白手袋にシルクハットという格好をしている。 ヒカルを迎えに来た夜は、花みつばちの夜会に招かれていた。 初出:1話6章 その他 レイ・ノガレの回答によると、ソレンティアへ入学する際は、「原則的にチーロが案内に行くはず。他のヤツが案内に向かったっていう話は聞いた事無いかな」とのこと。 初出:校史編纂委員会>そうだ、ノガレに聞こう。02 メモ 資料閲覧>動植物辞典-その他(ゲームにログインが必要) 校史編纂委員会>そうだ、ノガレに聞こう。02 ↑上へ戻る 表示ページの登録タグ:公式キャラクター 始まりのトゥッリス 職員
https://w.atwiki.jp/dactiltoeb/pages/1664.html
小さなキコリ ステータス コードネーム クラス レリクスナイト 装備 ブリュンヒルド 建国暦 紹介 最近2本目をにぎったラッキーな方です。 でも近々自分のものはにぎれなくなるとか・・・ (あび) 可愛らしいお名前なのに クラスと装備はエグいですw (ななし) 女性を見るポイントは上半身の双子山らしい (名無し)
https://w.atwiki.jp/oyatu1/pages/1090.html
私はこなたが好きだ。 半年前のあの日、私の中に宿った小さな火は、確実に勢いを増し、今では私の心の大半を覆っていた。 きっかけなんて、本当に些細な事。 たまたま私が転んで、それをこなたが助けようとして、私の下敷きになって。 たまたま近くにあった顔を見た時、魔法にかかったように動けなくなって。 今まで感じた事もない感情に戸惑いはしたけど、今では、掛け替えのないものとなった。 小さな勇気 私がこなたを好きだと自覚してから分かった事が2つ。 1つは、こなたを見るだけで、こなたと話すだけで、心が満たされる、幸せになれる事。 恋愛は、想っている間が1番楽しいと聞いた事があるけれど。 案外、その通りかな、と思う。 想い人との甘酸っぱい時間を過ごす事もそうだし、あるはずはないとわかっていても、 想い人との未来を想像して、どうしようもなく幸せな気持ちになれるから。 それとは正反対の事がもう1つ。 それは、"諦め"という言葉が相応しいかな…。 私には、相手を想う事しか出来ない。 それが、自然の摂理だろうし、世間体の問題だってある。 万に1つの可能性があったとして。 そんな世間の冷たい目から、こなたを守れるほどの自信が、今の私にはない。 実際、私は皆の前でこそ強気でいるけれど、本当は臆病者だ。 今のこの気持ちを、こなたに打ち明ける自信だって到底ない。 それなら、せめてあいつの事を想うだけ…それ位なら、許されるよね? だって、私の言葉は、届ける事が出来ないのだから。 私がこなたを好きだと自覚してからもう半年が経ち。 当時はあんなに寂しかった風景も、今は暖かさに満ちていた。 木々はもう1ヶ月程前から満開の花を咲かせ、そろそろ新緑の葉が芽生え始める頃、5月。 肌を突き刺すような風は既になりを潜め、今では随分と柔らかく、優しく私を包んでくれるよう。 来月になれば、季節的にはもう夏で、木々だけでなく、私達も衣替えの時期となる。 そんなとある日の放課後。 「お待たせ、かがみさま!」 授業後の開放感に浸っている教室の扉をばんと開け、開口一番、こなたはそう言い放つ。 教室中の人の視線が、蒼髪のアホ毛少女の元へと注がれる。 そんな事を気にするでもなく、つかつかと私の元へと足を運ぶと言う事は、 自然と私の方へも視線が注がれるわけで。かなり気恥ずかしい。 「お前な…"様"はやめろって言っただろ…しかもわざわざ目立つような登場して…」 深く、溜息を吐く。 でも、本気でそう思っているわけじゃない。言いながらも、私の頬は緩んでいるから。 それはこなたも一緒で、「かがみ、冷たいよぉ~…」なんて言いながらも、嬉しそうだから。 私達に注がれていた視線も、数分もすれば興味の対象外となり、次第に元の活気のある放課後の教室へと戻る。 それを見計らってか 「さて、かがみんや。戦場へ向かう準備は出来たかな!?」 やや大袈裟に、本日の目的地へのお誘いの言葉を紡ぐ。 「戦場って…お前は一体どこへ行く気だ」 「ゲマズとメイトに決まってるじゃん。どの景品をもらうのか、私の中では常にせめぎ合っていてだね!」 「あぁ、はいはい…わかったから、そんな熱く語るな。わからんから」 今日はこなたと寄り道をするため、つかさとみゆきには先に帰ってもらった。 丁度欲しかった新刊があったから…なんていうのは、ただの言い訳に過ぎない。 あれ以来、私がこなたと一緒にいる時間は確実に増えたと思う。 こなたか私のどちらかによっぽどの用事がない限りは、帰りはいつも一緒だし、 寄り道に誘われたら、断る事もほとんどなくなった。 こなたは、私が隣にいる事を拒んだりしない。むしろ、喜んでくれてる…と思う。 そんなあいつの隣が心地よくて、私はそこに納まっているわけだ。 それにしても、こんな風になるまでには、本当に色々なことがあった。 本当に、月日が流れるのは早いな、と感じざるを得ない。 半年と言う長いようで短い時間は、転がるように過ぎ去ってしまった気がする。 それはきっと、4人でいる時間がとても幸せだったから。 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうとはよく言ったものだ。 それに加えて、こなたへの感情が日に日に膨れ上がっている私にとっては、 生きている中でも1番幸せな時間を過ごしてきたから。 この気持ちを伝えられたら、どれだけいいだろう。そう思った事は何度もある。 日本と言う国は、何故同性と恋愛するのが異端の対象となるのだろうと、憤った事もある。 でも、本当はそんなの当たり前だって、わかっていた。 私も、普通に彼氏を作って、将来は子供にも恵まれて、幸せな家庭を持つんだって。 そう信じていたから。 しかし、蓋を開けてみればどうだろう。 初めて好きになった相手は、女の子。しかも親友。 好きだと自覚した時こそ、あまり意識はしていなかったけれど。 よくよく考えれば、それは普通じゃない事位、すぐにわかって、相当落ち込んだなぁ。 だから私は、この気持ちを私の中だけのものにする事にした。 好きでいるだけなら、誰にも迷惑はかからないし。 それに私は現実主義者だ。この感情の行き着く先なんて、言うまでもわかってる。 こなたにだって、そっちの気があるかなんてわからない。 自分で言うのもおかしな話しだけど、拒絶される事は無いと思う。こなたは、優しい子だから。 でも、今の関係のままでいるのは、きっと無理…かな。 きっとこなただって、私がこなたにそういう感情を向けてるってわかったら、 その気がなくても、意識しちゃうと思うし。 毎日、こなたと私がお互いに気を遣うような関係なんて、既に私の好きな日常とはかけ離れてしまう。 それなら、余計な気遣いは無用な、今の関係のままの方がいい。 そう思い、今日までどうにか感情を隠してきた。 最初こそ、なかなか上手く立ち回れずに、「今日も調子悪いの?」なんて、こなたに心配かけてしまう始末。 それでも、私の気持ちに気付かないでくれたのは不幸中の幸いか。 人は慣れる生き物だ。日を重ねるにつれて、こなたと面と向かって話すのも、しどろもどろになる事はもうほとんどなくなった。 大丈夫、隠せてる。 でも、時々不安になる。未だ止まる事を知らない、日に日に膨れ上がるあいつへの想いが、抑え切れなくなるのではないかと。 一足先に買い物を済ませた私は、かなり慎重に吟味した後、ようやくレジに並んだこなたを外で待っていた。 会計を済ませて、嬉々とした表情で店から出てきたこなたの両手には、紙袋がいくつも握られていて。 「あんた…ほんとにいつも、糸目もつけずに買い込むよな」 「何を言うかね、かがみん。気になったら買え!欲しいものにもお金は惜しむな!って言うじゃん?」 「言わんわ!少しは抑えないと、後で泣きを見るわよ、ほんと」 「いやいや、手元のお金より目の前の愛だよ、かがみ!」 「何ていうか、ほんとにあんたは幸せそうだな…」 そんな、いつもの私達のやり取りが繰り広げられて。 お互い、それが可笑しくて笑ってて。 目と鼻の先にいる私の幸せに、心から感謝をした。 用事を済ませた私達は、どちらともなく歩き出す。 こなたより少し歩幅の広い私の隣に、ぴったりくっついてくる様子はまるで子犬みたいで。 それが可笑しくて、また私は笑ってしまう。 さすがに、そんな私を見て、本当に子犬みたいに小首を傾げて 「どったの?」なんて聞いてくるものだから、「別に、何でもないわよ」と、誤魔化す事しか出来ない私。 本当は子犬みたいで可愛いと思っただなんて、口が裂けても言えるわけがない。 私の心の灯火が、じわじわと範囲を広げ始める。 納得いくわけもないこなたは、ずっとうんうん唸っていたけれど、「ま、ツンデレだからしょうがないか」なんて、 意味のわからない事を言って納得してしまった。 その納得の仕方はどうなのよ… 何となく釈然としないけど、まあいつもの事よねと、人の事を言えないような納得の仕方をする私も同類だろうか。 日が傾き始めても一向に止む気配を見せない、賑わいに包まれた街中を、二人並んで歩いて行く。 しばしの沈黙が降りるけど、嫌な感じはしない。むしろこの沈黙すら心地よいものになっていた。 「かがみ、最近付き合いよくなったよね」 温かい沈黙を優しく破る、こなたの舌っ足らずな声。 「だから、たまたま暇だっただけだってば」 こなたと一緒にいられるから、なんて言えるはずもなくて。 相変わらず素直になれない私は、肯定する事も出来ずにそっけない態度しか取れない。 「ふふり、私色に染まってきた上にツンデレだなんて、さすが私の嫁だネ」 「またわけのわからん事を…。ていうか、あんた色になんて全然染まってないし、ツンデレでもないし、あんたの嫁でもない」 「うぉ~う、全部に突っ込むとは、さすがかがみん」 私の反応がそんなに嬉しいのか、思いっきりにまにまするこなた。 きっと私は、こいつがこうやって喜ぶ姿を見たくて、一緒にいるんだろうな。 それに自惚れじゃなければ、私がこうしてこなたに付き合う機会が増えた事を、心底喜んでくれている…と思う。 私は、無邪気に笑うこなたがとても好きだ。 こなたが笑うと、すごく穏やかな気持ちになれるから。 それは私だけじゃないかもしれないけど。 そういう気持ちになれる事を知っている人の中に私も入っているのが素直に嬉しい。 本当に親しい人にだけ向けるその笑顔が、あなたには心を開いてるんだよって、教えてくれてる気がして。 それがどうしようもなく嬉しく、もどかしくもあった。 時刻はもう17時半を回るところ。 日はのびてきたとはいえ、さすがに日はだいぶ落ちてきていて、街もオレンジ色に染められている。 加えて5月とはいえ、夜になると結構冷え込むため、悪戯するかのように私に吹き付けてくる風に、思わず体を震わせる。 そんな私の様子を見て、悪戯を思いついた子供のような表情。 「かがみ、寒いの?あっためてあげようか?」 唐突にこなたがそう言うけど、「遠慮しとくー」と軽くあしらった。 きっとこなたの事だ、いきなり抱きついてきて、「ほら、こうすればあったかいでしょ~」なんて、何の気もなく言うに違いない。 今の私にとって、それはある意味拷問だから、やっぱりそっけない態度を取るしかない。 「かがみん、つれないよー」とぼやきながら、私の隣を歩いていたこなたは、差し掛かった石段へ向かって小走りに駆けて行く。 「そんなに走って、転ぶなよー」 そんな私の心配をよそに、「だいじょぶだいじょぶ~」なんて、気にもしない様子で石段を駆け上がる。 けれど、ふと思い止まるように、その途中でぴたっと立ち止まり。 「ねぇ、かがみ」 「うん?」 大好きな声が、私の名前を呼んだ。 あいつは背中を向けたままなので、表情は分からない。 空色の、長くて綺麗なあいつの髪が、風になびいて。それが何となく寂しそうに見えたのは、私の気のせいかもしれないけど。 「一体どうした―――」 「私ね!」 じっと、突っ立ったまま何も言わないこなたに、痺れを切らして声をかけた私の声を遮るように、大きな声が響き。 ワンテンポ位遅れて振り向いたあいつの表情は思いもよらないもので。 「私、かがみと親友になれてよかったよ」 どくん… 瞬間、私の周りからあらゆる音が消えていくのを感じた。 夕日に照らされた彼女は、いつものにまにま顔だったり、人なつっこい笑顔なんかじゃなくて。 今までに、一度だって見た事はあっただろうか…? あたたかい、柔和な笑顔を浮かべるこなたなんて。 憎まれ口を叩くなら、らしくない。 だけど、憎まれ口なんて叩く隙なんてこれっぽっちも無い位、本当に異様な程、その表情が似合っていて。 素直に綺麗で、可愛くて、愛おしいと思った。 間違いなく、見惚れてしまっていた。心を奪われていた。 頭の中も、心の中も。こなた色一色に染まっていく。 余計な事なんて、考えられなくなりそう。 彼女のさらさらで、綺麗な蒼色の髪。 碧色の、澄んだ瞳。 ほっそりとした手足。 私の好きなこなたの特徴がよく映えていて、目が釘付けになる。 胸の鼓動が止まらない。 私の感覚という感覚が、こなたへ向けられている。 「これからもいっぱい迷惑かけちゃうかもしれないけどさ…」 とくん…とくん… こなたの透き通った声と、私の心臓の音しか聞こえない。 静まれ…じゃないと私、どうにかなっちゃいそう。 でも、それを望んでる私もきっといる。期待しているんだ。 小さく息を吸った彼女は、ゆっくり、優しく言葉を紡ぐ。 「これからも、傍にいさせてね」 風が舞った。再びこなたの綺麗な髪がさらさらと風になびいて。 どくん…! 心臓が一気に跳ね上がる。 音がうるさい。 こなたがまだ何か言っているけど、耳に入ってこない。 目を細めて、やんわりと微笑むあいつの姿が、突然目の前に舞い降りた天使と見紛う程に綺麗で、 どうしようもなく心惹かれて。 あれだけ我慢してきたのに、あんたはずるいわよ… こんなにどきどきさせて。 もっと、好きにさせるなんて。 「…なんて、ごめん。らしくなかったよね~…って、かがみ?」 そもそも、何よその台詞は… まるで、その…告白、されたみたいじゃないのよ。 だから、わかってても期待しちゃうって言うのよ。 苦しいじゃない…バカこなた… 「…て…。…い、かがみってば!」 間近で聞こえたこなたの大声に私はようやく我に返る。 いつの間に石段から降りてきたのか、目の前に、じっと私を覗き込むこなたの顔がある事に気付いて 「…えぇ!?ちょ…おま、近い!離れろっ!」 「えぇ!?そんな理不尽な!?」 急激に体温が上がるのを感じつつ、こなたを直視出来ずに、目を逸らしてしまった。 抗議の声が聞こえるけど、面と向かって話せない。だから、「うるっさい!」と一喝した。それしか出来なかった。 こんな時、不器用な自分の性格を恨みたくなる。よくよく考えてみれば、そりゃ理不尽なのは私なのだから、私が悪い。 しょんぼりしてしまったこなたに、さすがに罪悪感が強くなってきて、「ごめん、急に怒鳴ったりして」と手をかけようとすると。 私の手がこなたの肩に届く前に、にまっとしたこなたの顔が持ち上がって来た。 「ふふん、照れ隠しにツンな態度取っちゃうかがみ萌え♪」 「な…!?」 すっかり元に戻ったこなたは、悪戯が成功した子供の様に無邪気に笑う。 ちょっと安堵感。やっぱり、こなたはこっちの方がいい。あんな表情は、心臓に悪い。 「…何でそんな事がわかるのよ?」 「ん…だって、かがみの事だもん。わかるよ」 また、温かい雰囲気を纏う。 今日のこなたは、本当に心臓に悪い。 せっかく、今までずっと私の中にしまってきた気持ちなのに、我慢できなくなっちゃうよ…こなた。 そんな私の前に差し出される、小さな手。 「ほら、そろそろ行こうよ、かがみ」 よく見れば、いつぞやの昼休みのように、顔を桜色に染めているこなた。 何だ、こいつも何だかんだ言って、照れてるんじゃない…。 そう思うと、何だか可笑しくて、さっきまでの緊張もほぐれた。 さっきから湧き上がってくる感情も、今はきっと上手く抑えきれない。 それなら…少しだけ。ほんの少しだけ、勇気を出そう。 「仕方ないわね」 ぶっきらぼうに言い放ち、こなたの小さな手を握る。 そして、そのまま駆け出す私と、「おわぁ!?か、かがみっ!?」と、情けない声を出すこなた。 「走ると転ぶって言ったのかがみじゃん!?」なんて言っているけど、聞いてやらない、振り返らない。 きっと私の顔は、この夕日に照らされた街と同じように、一色に染まっているから。 恥ずかしい思いをさせた事への報復って言う建前と、私の中にあった「手を繋ぎたい」という本音。 その小さな手を差し伸べて、私に少しの勇気をくれた、大好きな人に感謝する。 しっかり握られた手からは、こなたの心の温もりが伝わってくるようで。 思わずぎゅっと握ってしまってから、しまったと思った。 でも、思いの外、こなたの方からもぎゅっと握り返してくれて。 それがどうしようもなく嬉しくて。 こなたも、嬉しいって思ってくれてるのかな? うん…きっと、そうかな。 だって、ちらっと見たこなたの顔が、満更でもなさそうだったから。 人混みでいっぱいだった街から遠ざかり、静かな住宅街を駆け抜ける。 風が気持ちいい。 それでいて、心は大好きな人の温もりで満たされて。 私は現実主義者だ。 神様だとか、そういう類のものは信じてない。 でも… もし、この世に神様が存在するというのなら。 どうか、この温かい時間が、もう少し続きますように。 レイニー・デイ・ブルーへ コメントフォーム 名前 コメント (≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-07-02 01 37 40) すばらしい文才と内容に心を打たれました(ノ△T) 機会があれば、今回の内容を、こなた視点からも見てみたいですね☆ -- チハヤ (2009-03-01 14 49 36) うーん、ナイスこなかが! -- 名無しさん (2009-02-26 22 54 59) 投票ボタン(web拍手の感覚でご利用ください)
https://w.atwiki.jp/ryuunabe/pages/772.html
小さなハーブ園 アイドレスWiKiの該当ページ L:小さなハーブ園 = { t:名称 = 小さなハーブ園(施設) t:要点 = ハーブ,小さな,園 t:周辺環境 = 庭 t:評価 = 住みやすさ0 t:特殊 = { *ハーブ園の施設カテゴリ = ,,個人施設。 *ハーブ園の位置づけ = ,,{建築物,特殊施設}。 *ハーブ園の面積 = ,,100m2(非住宅地)。 *ハーブ園の特殊効果1 = ,,-2から+2までの特定の、技能を伴わない行為修正を持つハーブを作ることが出来る。このハーブは一回切りの使い捨てで調理されなければならず、効果は1回の効果に限定される。 *ハーブ園の特殊効果2 = ,,毎ターン世話しなければならない。 } t:→次のアイドレス = 珍しい種(アイテム),ハーブ研究家(職業),研究の手伝い(イベント),特製のお茶(アイテム) } 派生前 ハーブ園のL化(飛翔さん)
https://w.atwiki.jp/teito/pages/165.html
間桐 辰妃SS 「小さな幸福」 晩春の朝。 まだ薄暗い室内の中、彼は目覚める。 体を起こし、身震いを一つ。その後、体を前後に伸ばし、固まった体をほぐしていく。 時計の針は4時を少し過ぎたところ。 だが、目のよく見えぬ彼にとって時計はさほど重要なものではない。 体で感じる温度と周囲を包む静けさ。 そして、わずかに聞こえる住民達の寝息が、彼に時間を教えてくれる。 自分の寝床を這い出し、目的地に足を向ける。 向かうは2階の寝室。そこに彼の下僕が寝ているはずであった。 足音を殺し、静かに階段を上っていく。 2階には下僕の他に、この家を支配する二人の女王が寝ている。 間違っても、こんな時間に起こしてはならない。 女王たちが起きるのは、下僕が朝食を用意した後と決まっているのだ。 そのルールは不変。たまにそのルールを破る下僕は、その度に酷い折檻を受けている。 そして、そのルールは自分とて例外ではない。 前に少々、声を上げすぎてしまい、女王たちを時間前に起こした時は酷い目にあった。 受けた折檻が頭をよぎり、僅かに身を震わす。 記憶力に自信の無い彼でも、体に刻まれた痛みは忘れない。 細心の注意を払い、女王たちの部屋の前を通過する。 目指す下僕の部屋は、一番奥まった所にある。 ドアノブに両手を乗せ、体を使って引く。 ノブが下がったのを見計らい、体でドアを押し開ける。 開いた隙間。身を滑り込ませるようにして室内へ。 カーテンが引かれ、まだ暗い部屋の中。 当てにならぬ視覚の代わり、自慢の嗅覚で目的の場所を探し出す。 目指すゴールはもうすぐそこ。 後脚にグット力を籠め、彼は宙を舞った・・・。 「ウェイバー・・・。最近、散歩をサボっていたとはいえ、4時半はないのではないでしょうか・・・。」 飼い犬に、半ば引きずられるようにして歩く長身の女性。 寝ているところを叩き起され、朝の散歩を強要された不幸なその人。 それは、間桐家ヒエラルキー第4位。間桐辰妃の哀れな姿だった。 油断すると落ちてきそうな瞼を必死にこじ開けながら、グイグイと綱を引く愛犬に声をかける辰妃。 「私は眠いんです・・・。昨日も仕事が立込み・・・。」 本格的に始動したフェニックス計画。 重度の生体移植を必要とする衛士達の戦線復帰を目指したこの計画で、辰妃は教育小隊(通称:フェニックス小隊) に所属し、主に回復段階にある衛士達の戦術機訓練、仮想敵を務めていた。 桜花作戦の成功により、最悪の状況を脱したとはいえ、依然高いBETAの脅威。 そのBETAに対抗する為の最重要戦力である戦術機は、どこの戦線でも引く手数多である。 そして、戦術機を操る衛士が必要であることは語るまでもない。 その為、当初は実験的要素の高かったフェニックス計画も、その重要性を日に日に高め、 ついには本格的な衛士の再生計画として動き出したのであった。 それとともに忙しさを増していく教育小隊(通称:フェニックス小隊) 「最近は新型OSの訓練も始まってですね・・・」 衛士の再生計画と併せて始まったXM3と呼ばれる新型OSの導入。 横浜基地に所属し始めた頃から使用していたものの、性能の全てを引き出せてはいないらしい。 そこで始まった教育小隊の完熟訓練。 高速機動戦を得意とする辰妃にとって、機体のレスポンスを大きく向上させる新型OSは実に楽しいものであったが、 残念ながら教官配置という役割上、実機をぶん回すだけですまない。 新型OSの特性を今後分かりやすく説明する為の、訓練実施要領作成など書類仕事が付きまとう。 戦術機操縦は好きだが、書類仕事はツマラナイ・・・。 他人に押し付けることによって逃げていたが、最近それも通用しなくなってきている。 「有栖川少尉も、前みたいにやってくれないし。」 脳裏に浮ぶ、オカッパ頭が特徴な有栖川の姿。 その真面目さゆえ、押し付ければ(投げ出せば)、小言を言いつつもやってくれた有栖川。 だが最近では、書類仕事を放り出し、逃げ出す小隊員に対して目を光らせ、やってくれなくなった。 「昨日の夜も、書式が違うと「ワンッ!」 愚痴を言うばかりで、タラタラと歩く辰妃に不満の声を上げるウェイバー。 夏の朝は早い。いつの間にか周囲は随分と明るくなっていた。 「・・・愚痴ぐらい聞いてくれてもいいじゃないですか。私は貴方の飼い主なので・・・」 辰妃の言い終える前に走り出すウェイバー。 「しょうがないですね。今日だけですよ。」 苦笑しながらも、一緒に走り出す辰妃。 今朝は、いつも痛む腰の調子もいい。久しぶりに全力で走るのもいいだろう。 「いきますよ!ウェイバー!」 「ワンッ!」 喜びの声を上げるウェイバー。 朝日が差し始めた街頭。 やっと目覚め始めた街の中、柔らかな風となる主従、二人。 30分後 走り終え、満足げな顔で家路につく一匹と一人。 久しぶりに全力で走った辰妃、久しぶりに満足いくまで散歩のできたウェイバー。 初夏の朝に訪れた小さな幸福。二人の顔には笑顔が浮んでいた。 だが・・・まもなく二人は、幸福から、不幸のどん底へと滑り落ちることとなる。 そう、彼女達は大事なことを忘れていたのだ。 間桐家の朝には、不変のルールがあることを・・・。 同時刻 間桐家食卓 「あら・・・姉さん。辰妃の姿が見えないわ。」 「ウェイバーの姿も見えないわね。散歩にでも行ったのかしら・・・。あら?」 目覚めた二人の女王。間桐家ヒエラルキーの頂点に位置する二人の姉の前には、何も載っていない食卓が広がっていた・・・。
https://w.atwiki.jp/p_ss/pages/1083.html
受話器の向こうで震える彼女をとても愛しいと思った。 今すぐ傍に行ってその小さな身体を抱き締めてあげたい。 キミの不安すべて取り除きたいんだ。 「ねぇ、あ〜ちゃん今どこおるの?」 「え…」 「直接話がしたいんけど」 「で、も、ゆかちゃんが……」 「それは大丈夫だから。教えて?」 そう言うとあ〜ちゃんはおずおずと現在地を教えてくれた。 あたしは「そこで待ってて!」とだけ言い、電話を切って再び走り出した。 あ〜ちゃん。 ごめん、のっちの我が儘で傷付けちゃったね。 あ〜ちゃん。 好き、大好き。 いつもキラキラで太陽みたいに眩しい笑顔であたしを照らし、導いてくれる。 決して積極的でなかったあたしをいつも少し強引に引っ張っていってくれる。 可愛いって言うと怒ったみたいにそっぽを向いたり、冗談みたいに流されるし。 全然素直じゃないけどさ。 でもそんなキミが堪らなく愛しいんだよ。 コロコロ変わる表情とか喋ってる時に身振り手振りで説明するとことか、ふとした瞬間の女の子っぽい仕草。 そのどれもが可愛くて、目が離せなくて、のっちを夢中にさせる。 キミと出会った瞬間からもう、のっちはあ〜ちゃんにデレデレになっとったんよ? ねぇ、あ〜ちゃん。 今からこの気持ち伝えるから。 嫌だって言われたってもう止めれん。