約 417,923 件
https://w.atwiki.jp/pixiv100/pages/251.html
その名の通り、アナログで可能な限り小さく絵を描いてアップしようという職人芸企画。 1円玉や米粒など、大きさの分かるものと一緒に撮影すること。目を大切に。 企画主 椙彦 企画告知イラスト 【企画】アナログでなるべく小さく描いてみよう (削除) 開催期間 2009.2.15〜無期限 代表タグ アナログdeミニ絵 関連タグ アナログ 小サイズ 細密画 米粒 米粒絵 関連企画 最小制限 - デジタルの人はこちら pixiv米 米粒絵――以上、参加作から
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/4216.html
272 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/07/06(火) 00 46 31 ID ??? 268 シュウト「へぇ~、アルって“モテモテ”なんだね♪」 キャプテン「シュウト、これが少年から大人になるという事なのか?」 シュウト「アムロ兄ちゃんとシロー兄ちゃんがよく言ってるね」 キャプテン「なるほど、勉強になるな…」 アル「お前ら!何、感心してるんだよ!!」 マリーメイア「ガンダム家の末弟はバケモノですか…」 273 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/07/06(火) 01 18 15 ID ??? シュウトの方がモテて……この子はマイのフラグクラッシャーを引き継いでるんだったな 274 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/07/06(火) 04 45 36 ID ??? アルは男にもモテるからな いやウホッ的な意味ではなく 275 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/07/06(火) 06 13 00 ID ??? シュウトの恐ろしいところは、シュウトに対して好意を寄せる女性をクラッシュしておきながら 自分が好きなセーラちゃんにはクラッシュされるというところだ つまりマイとシーブックのハイブリット 277 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/07/06(火) 08 32 18 ID ??? 呂布「お前の元には侠が集うという( 274)。お前も魂を奮わせているのか、魂ィィィィ!!」 シュウト「え?」 爆熱丸「ええい、よるな暑苦しい」 ゼロ「お前がいうな」 キャプテン「彼は三国志ではなく水滸伝からやってきたのではないか」 278 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/07/06(火) 13 37 15 ID ??? 275 リリ姫「し、失礼な!私はちゃんとフラグ立てています!!」 ゼロ(何も言わないでおこう……)
https://w.atwiki.jp/c-atelier/pages/1512.html
Recipe022 よね アホ毛様 ジル ツーデル ドクウォル ニャラギ ノル フュシャ 作品 爺 実際に読む(リンク) 概要 恥ずかしい物語舐めあっても ライオンは強い レシピ追加 無 モンスター追加 No.037 ツーたけ 登場キャラ 初登場 アホ毛様 本編 154 登場 ツーデル ノル ニャラギ フュシャ ドクウォル よね ジル 元ネタ解説 94 フュシャ「キュワアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」 打ち切り作家「 キユ 」が編集長に 持ち込み原稿を引き裂かれる様子のAAコピペ のパロディ 97-101 改造八頭身集団「EIGHTS」の1人である切り込み隊長の頭部ネタより 114 映画「ルパン三世 カリオストロの城」において、重症を負ったルパンがとにかくメシをかっ喰らってるシーンより 142 「平等に価値がない!」 映画「フルメタル・ジャケット」における「ハートマン軍曹」のありがたーいお言葉より。 162 全体的にゲーム「ロマンシングサ・ガ2」のパロディ
https://w.atwiki.jp/mhxtawiki/pages/269.html
剣士 大剣 順位 武器名 タイム スタイル スキル 食事 HN 備考 1位 太刀 順位 武器名 タイム スタイル スキル 食事 HN 備考 1位 片手剣 順位 武器名 タイム スタイル スキル 食事 HN 備考 1位 双剣 順位 武器名 タイム スタイル スキル 食事 HN 備考 1位 ハンマー 順位 武器名 タイム スタイル スキル 食事 HN 備考 1位 狩猟笛 順位 武器名 タイム スタイル スキル 食事 HN 備考 1位 ランス 順位 武器名 タイム スタイル スキル 食事 HN 備考 1位 ガンランス 順位 武器名 タイム スタイル スキル 食事 HN 備考 1位 スラッシュアックス 順位 武器名 タイム スタイル スキル 食事 HN 備考 1位 チャージアックス 順位 武器名 タイム スタイル スキル 食事 HN 備考 1位 操虫棍 順位 武器名 タイム スタイル スキル 食事 HN 備考 1位 ガンナー ライトボウガン 順位 武器名 タイム スタイル スキル 食事 HN 備考 1位 亡国の宝銃バイジン 04`08`96 ストライカー 全弾装填Ⅲ 絶対回避【臨戦】 絶対回避 反動軽減+3 装填数UP 特定射撃強化 砲術師 装填速度-1 ネコのおまけ術 ネコの砲撃術 Kappei 画像 動画 ヘビィボウガン 順位 武器名 タイム スタイル スキル 食事 HN 備考 1位 グラン=ダオラ 05`07`68 ブシドー 完全調合 見切り+2 貫通弾・貫通矢UP 連撃の心得 超会心 ネコの暴れ撃ち ネコのかかってこい †ぞの† 画像 弓 順位 武器名 タイム スタイル スキル 食事 HN 備考 1位 ニャンター 猫 順位 武器名 タイム サポート スキル 食事 HN NN 備考 1位 隻眼Sネコ羽扇 04`07`83 ファイト ブーメラン上手の術 耐震の術 防音の術 地上最強の術 ネコの投擲術 ネコの換算術 むふぉ ひまっちゃん 画像
https://w.atwiki.jp/to-love-ru-eroparo/pages/103.html
「やだッ」 「あのなァ唯…」 「やだーッ!」 唯はそう言いながら、腕をブンブン振って自分の気持ちをアピールする リトは溜め息を吐いた ルンの持ってきたスカンクの影響で、唯を含め、ララや他の生徒の大半が幼児になってしまったのだ その上、元に戻るのに一日掛かると言われた 「唯。いい子だからおウチに帰ろ、な?」 リトは小さくなった唯と視線を合わせるため、膝を屈めると、やさしく話しかける けれど、その口調は完全に子供と話すもの 「やだ」 「頼むよ唯…」 唯はほっぺたを膨らますと、ムッとリトを睨む 「だ、だってこんなカッコ、家族になんて話ちたらいいのよッ!!?」 「そうだよなァ…」 リトは頭を抱えた。家の人に宇宙人の仕業でこうなった!なんて言っても信じてくれるはずがない 途方に暮れるリトの腕の中から、ララが身を乗り出す 「じゃー唯、ウチに来るといいよ!今日はお泊りしよ♪」 リトに抱っこされて、その声はうれしそうに弾んでいる その光景に唯の肩がぷるぷると震える 「ララさん!ゆーきくんから離れなさい!」 「えー!でも抱っこしてくれたのはリトだよ?」 ララを指差しながら唯は、じっとリトを見つめた。その目はゆらゆらと揺れている 「ホント?」 「か、階段上るの大変そーだったから、見かねてさ」 どこかギコチない笑みを浮かべるリトの態度に唯はキュッと手を握り締める 「うぅ…。唯にもそんなコトちてくれたことないのに……」 「えーっと……。唯?」 リトを睨む唯の目にうるうると涙が溢れ出す 「唯も…唯もちてもらってないのに……あーん、ゆーきくんが唯にイジワルするー!!」 リトは慌ててララを下に下ろすと、急いで唯を抱きしめる 「してない!してない!ッてか、そんな事するワケねーだろ?」 「うぅ…ひっく…」 リトは唯の頭を撫でながら必死に言い聞かせる 「誰もお前の事、イジワルなんてしてないよ!だから泣くなって!な?」 リトを見つめる大きな黒い目からは、大粒の涙がぽろぽろとこぼれ出している 「ひッく…ホン…ト?」 「ああ!ウソなんてつかないよ。オレはいつだって唯の味方だから」 「う…ぅ…信じる…」 唯は小さくコクンとうなずいた その様子を黙って見ていたララは、リトの横から顔を覗かせる 「唯、今日一緒にお泊りできないの?」 少し、寂しそうなララの顔 唯は言葉に詰まるように目を彷徨わせると、助けを求めるようにリトの制服の袖を握る リトを見つめる唯の顔は不安でいっぱいだ。リトは、そんな唯の頭に手を置くとやさしく笑いかける 「お前の好きなようにすればいいよ。心配すんなって!オレがちゃんとそばにいてやるから」 唯はリトの腕に自分の小さな腕を絡ませると、ギュッとリトに抱きついた 「ゆーきくんと離れるのイヤなの!だからえっと…唯、ゆーきくんのおウチに行きたい」 「おかえりーって……え?」 帰ってきたリトを出迎えた美柑は、目の前の状況に口をぽかんとさせる 「た、ただいま」 苦笑いを浮かべるリトの隣には、小さくなったララ、そしてリトに抱っこされた唯 「……どーゆうコト?またララさんの発明?」 一人頭を混乱させている美柑に、とりあえず事の次第を説明するリトだった 「…ふ~ん。便利ってゆーか、迷惑ってゆーか…」 「あ!美柑も小さくなりたいの?」 明るくとんでもない事を言い出すララに、美柑は慌てて首を横に振る 「こ、これ以上、小さくなるなんてホント勘弁してッ。でも…まー、大きくなるケムリなら考えても…」 どこかまんざらでもない顔でララと話す美柑 その横で、唯は一人ソファーに座りながら、足をプラプラさせている リトが部屋に戻ってからすでに一時間あまり 唯のほっぺは、すっかり膨れてしまっている しきりに体をそわそわさせては、時計や部屋の入口を気にする唯 少しすると、ガチャリと扉を開けてリトが入ってくる 「あっ」 と、小さく呟いた唯は、ピョンとソファーから飛び下りた 「ゆーきくん、なにちてたの!?」 「へ?なにって服着替えてたんだよ」 ぶっきらぼうに応えるリトに唯のほっぺはますます膨れる 「遅い!」 「ああ。猿山と電話してたからな」 「うぅ…唯がいるのに…」 リトは唯の話しを遮るように美柑へと話しを向ける 「なあ、今日の夕メシなに?」 「えっと、今日は、唯さんいるから唯さんの好きなのにしようって思ってるんだけど…」 「ふ~ん」 リトはそう応えると、そのまま台所に向かった その素っ気ない態度に、唯は目を大きくさせると、うるるると涙を滲ませる そんな唯とリトを交合に見ながら、美柑は慌ててリトの後を追った 「ちょっとリト!」 「なんだよ?」 美柑はリトの顔をじっと見つめると、溜め息を吐いた 「だから何だよ!?」 「……リトあんた、唯さんのコト心配じゃないの?」 きょとんとするリトに美柑はますます溜め息を深くする 「あんたなんにもわかってないんだ!いい?唯さんは今、体が小さくなって、心も子供に戻ってるんだよ? 不安なの!怖いの!あんたのコト頼ってるの!そのあんたが、唯さんの気持ちに気付かなくてどーするのよ!!?」 かなりご立腹な美柑にリトはなにも言い返せない リトはそっとリビングを覗き見ると 、ララが一生懸命、唯をあやしていた 「ひっく…ゆーき、くんが…唯のコトぐすん…無視する…ひっく」 「よしよし、そんなコトないよ!リトならすぐ唯のそばに来てくれるよ」 そう言いながら、ララは何度も唯の頭を撫でる それでもぽろぽろとこぼれる涙は止らない そんな二人の姿がリトの胸にグサリと刺さる 後ろから聞こえてくる美柑の悪態を聞き流しながら、リトは急いで二人のそばに寄った 「あっリト」 リトはララと入れ替わると膝を屈め、唯と顔を合わせる 「ゴメンな唯!オレ、全然お前の気持ちに気付いてやれなくて」 唯はまだ泣いている。いつもの強気な態度が嘘の様に今は弱々しく儚げだ 「オレ、お前の事ちゃんと見てなかったな。ホントにゴメンな唯。これからはずっとお前と一緒にいるから」 「ひっく……ホ、ホント…に?」 その小さな小さな涙声に、リトは唯の頬を両手で包みながら力強く応える 「ホントだよ!ずっとお前といる!!」 「い…いつも?ずっと?ホン…ホント、に?」 リトの目をじっと見つめながら、確かめる様に何度も呟く唯 「いつも一緒にいるよ!だから、泣くのはもうやめような。目が真っ赤になっちゃうぞ」 リトはそう言うと指で唯の涙を拭っていく 「…う…うん」 唯は小さくうなずくと、何か言いたげにリトの目をじっと見つめる 「ん?まだ何かあるのか?」 「…ゆーきくん、女のコをあんまり泣ちたらダメなんだからね!」 「ゴ…ゴメン」 返す言葉のないリトは素直に謝るしかなかった そして、時刻は7時を廻り、四人は食卓を囲んでいた 今日は唯の好きなメニューという事で、テーブルの上にはご馳走がいっぱいだ ただし、そのほとんどの料理が子供サイズのミニになっている 「おいしー」 顔をニコニコさせてオムライスを口に運ぶ唯は、幸せそのものだ そして、その隣にはどこかうんざりしたリト さっきからしきりに溜め息を吐いてばかりだ 「もー勘弁してくれ…」 「リト。あんたが悪いんだからね!」 自業自得と言わんばかりにフンっと鼻を鳴らす美柑に、リトはますます肩を落とした あの後、リトは唯から正座させられた上、散々お説教を受けていた 小さくなっても唯は唯だなァと心の中で言いながら、 やっと解放されたリトを待っていたのは美柑からのお願いだった 急に人数が増えたため、冷蔵庫の中身が足りないというのだ リトは快く返事すると、買い物に行く仕度を始めた その後をついてくる唯とララ 「ん?すぐ帰ってくるからウチで待ってろよ」 「やだ!ゆーきくんと一緒にいる!」 「私も!」 じっと見上げてくる二人の小さな眼差しに、リトは仕方ないなァと仕度をするように促した しばらく玄関で待っていると、階段を下りてくる小さな足音にリトとララが振り返る 「お!」 「わ~」 二人の感嘆の声に恥ずかしそうに体をもじもじさせる唯 「私のちいさい時の服がまだあってよかった」 唯の隣にはどこか自慢気な美柑が立っている 「すご~い!美柑の服ピッタリだよ唯!」 唯はチラチラとリトを見ては、そわそわと体を揺らしている その顔はどこかほんのりと赤い 「リト」 美柑のなにか言いたげな視線にリトは慌てて口を開く 「え!ああ…えっと、似合ってるよ唯」 「あ…ありがと」 顔を赤く染めながら、急いでリトの隣を通り抜けると、いそいそとクツを履く唯 「じゃあ、後はよろしくね3人共!特にリト、あんたが一番ちゃーんとしなきゃダメよ!」 「わかってるって!」 それでも心配なのか、腰に手を当てて溜め息を吐く美柑を尻目に3人の準備は整った 「それじゃー、しゅっぱ~つ!!」 元気に手を上げるララを先頭に、3人の買い物が始まった 買い物と言っても、歩いて30分もかからない近所のデパート売り場に行くだけ リトは左手で唯と、右手でララと手を繋ぎながら、二人が転ばないようゆっくりと歩いていた 夕暮れの中、いつも通い慣れた道が、今日は何だか新鮮で懐かしく感じる (…そういや昔、こうやって美柑と手を繋いで、買い物行ってたっけなー) リトの胸には、昔懐かしい思い出が甦っていた そんなリトの思考を妨げるようにララがリトの手を引っ張る 「ねぇねぇ、リト」 「なんだよ?」 ララは満面の笑みを浮かべながら、リトを見上げている 「私、食べたいモノがあるんだけど……リトいい?」 「まァ、カネ余ったらな」 そんな二人のやりとりに、唯はつい声を大きくさせてしまう 「ちょっとララさん!ゆーきくんに迷惑かけちゃダメでしょ」 「む~でもリトがいいって…」 「ゆーきくんがそーゆっても迷惑かけちゃダメなのっ」 ララはリトに助けてもらおうと、その手をブンブン振る 「リトいいよね?ね?」 「ちょ…痛い!痛いって!わかった!わかったからやめろって!!」 その甘さというか、やさしさに、唯は頬をムッと膨らませた 「唯、お前も食べたい物とかあったら言っていいぞ。好きだろ?ケーキとか甘いもの」 「え?」 キョトンとする唯に、リトは屈託ない笑顔を見せる 「ゆ…唯は…」 (あれ?前にもこんなコトあったような…) いつもとは違う風景が、いつも以上に離れた身長が、いつもより大きいリトの手が、 唯にある人を、幼い頃の思い出を思い起こさせる 『はぁ?またケーキかよ!お前好きだなー。そーゆう甘いやつ』 そんな風に文句を言いながら、いつも一番大きいイチゴの乗ったケーキを譲ってくれた お兄ちゃん―――― 唯はリトの手をキュッと強く握り締めた 「ん?何だよ?」 「な、なんでもないの!」 唯はそう言うと、そのまま黙って下を向いてしまう (唯のヤツどーしたんだ?) リトの疑問をよそに3人は目的の場所に到着した デパートの中は、夕方の買い物客で溢れかえっていた 「ゆーきくん、ララさん、はぐれたりちたらダメだからね! もしはぐれたら、ちゃんと店員さんにゆわないとダメだからね!」 「は~い」 (なんか、遠足に来た先生と生徒みたいだな) 元気に手を上げて応えるララと、一人うんうんと頷く唯の姿にそう感じるリト 三人は買い物カゴを手に、美柑から渡されたメモを見ながら店内を回って行く 早速、お菓子コーナーに走って行こうとするララ リトの手伝いをしようと野菜に手を伸ばすも、小さくなっているため手が届かない唯 一生懸命背伸びをするも、バランスを崩して尻餅を付いてしまう とたんに涙ぐむ唯を必死にあやすリト 溢れかえる人の波の中、3人は順調に買い物を進めていた。ここまでは──── 「じゃ、次は…」 「あ!私、コレ取ってくる」 そう言うと一人走り出すララ 「おいララ!?…ったくあいつは…。唯、オレあいつ連れてくるからココにいろよ?」 「え…うん……」 お菓子の箱を手に聞いているのかいないのか曖昧な返事をする唯 どうやら、どれを選ぶか真剣に悩んでいる様だ そんな唯を残してリトはララ追いかけて行った お菓子コーナーの棚を前に、どれにしようか悩み続ける事、数分 「あ…れ…?」 気がつくといつの間にか二人の姿がない事に気付く唯 「ゆーきくん?ララさん?」 周りを見渡しても二人の姿はない 「もー、はぐれたらダメってゆったのに!まったく!どーちて唯のゆーこと聞けないのっ」 唯は一人怒り出すと、二人を探すため店内を歩き始める けれど、しばらく歩いても二人は見つからない。 どころか、思った以上に広い店内に、唯自身自分がどこにいるのかわからなくなってきていた 「あれ…?」 気持ちは次第に焦り始める 小さくなっているため、いつも以上に広く感じる店内。見渡せば知らない大人達ばかり 唯は、いつの間にか走り出していた 「ララさん、ゆーきくんどこ?ゆーきくん…ララさん…」 立ち止まってはキョロキョロと頭を巡らせ、めいっぱい背伸びをしては周りを見ることの繰り返し じっとしてなんていられなかった 寂しさと不安で押しつぶされそうな気持ちをなんとか奮い立たせていたのは、一つの約束 「ゆーきくんがいつも一緒にいてくれるって…」 唯は心の中で何度も二人の名前を呼び続ける 二人に会いたい。ゆーきくんに会いたいゆーきくんに―――― 『これからはずっとお前と一緒にいるから』 家でそう言って頭を撫でてくれた 『ホントだよ!ずっとお前といる!!』 何度も確かめたら、何度もそう言って応えてくれた 『いつも一緒にいるよ!』 そう言って約束してくれた 「ゆーきくん…ふぇ…ひっく、どこぉ…?唯を一人にちないで…ゆーきくん」 走り続けて痛くなった足は自然と止まってしまう 「ひっく…ゆーきくん……ゆーき、くん……」 一度こぼれた涙は止めることはできない 孤独と寂しさが唯の心を塗りつぶしていった ――約束したのに―― 「ゆーきくんが…いない…見つからないの…」 ――私を一人にしないって約束したのに―― 「ゆーき、くんがひっく…唯を一人にする…ゆーきくんが唯を…」 ――約束。結城くんが約束してくれたから私は―― 「一緒に、いりゅってゆったのに……あーん!!!」 声を上げて泣き出す唯に周囲の客達も反応しだす けれど、今の唯にそんなコトを気にしていられる余裕はなかった 「わーん、ゆーきくん、ゆーきくんどこーーっ!!」 その時、パニックになった唯の胸に、小さい頃の思い出が過ぎる そう小さい頃、こんな風に迷子になった時は絶対に――――― 『ったく、ホントにお前は泣き虫だな!』『いつまで泣いてんだよ?唯』 『ほら、ぐずぐずしてたら置いてくぞ!』『オレのそばから離れんなよ!』 『もう大丈夫だぞ唯。オレがついてるだろ?』 「あ…ぅ…お…にいちゃん…ぐす、ゆーきく…ひっくおにいちゃん…」 ぐちゃぐちゃになった気持ちは、リトと遊の姿を重ね合わせていく 一緒にいたのがリトなのか、遊なのか、唯はわからなくなっていた 「おにいちゃんどこぉ…唯、一人にちたらやだァ…」 そんな唯の顔に影が掛かる 「何してんの?」 「ひっぐ…へ?」 「ララ、そっちいたか?」 「ううん。リトは?」 リトは首を横に振ると、走ってきたララと合流する 「唯…どこにいったのかな?」 「ったく……はぐれちゃダメって言ったのお前だろ」 リトはもう一度手分けして探すようにララに伝えると、再び走り出した 「唯…どこにいるんだよ……」 スラリと背の高いその面影に唯は見覚えがあった。家で毎日見ている顔だ 「ひっく…ぐす…お、おにい…ちゃん……?」 小さな声でそう呟く唯。その視線に合わせるように、遊は膝を屈める 「こんなとこで、子供が一人で何やってんの?」 「え…ぁ…え…っと…」 (ど、どーちよう……おにいちゃんだ…。こんな姿なんて説明ちたら…) 目に涙をいっぱい溜めながら、おろおろする唯を不思議そうに見つめる遊 「なんだよ…。別にオレ、キミの事イジメてるつもりじゃないんだけどな」 少し困ったように笑う遊に、唯はますますどうしていいのかわからなくなってしまう (ど、どーちよう……どーちたら……うぅ…) 「クソ!何やってんだよオレ…」 家を出るとき美柑から言われた言葉が、頭を過ぎる 『特にリト、あんたが一番ちゃーんとしなきゃダメよ!』 わかってる、わかってたはずなのに―――― ずっと一緒にいるって約束したのに―――― 「もし…もしあいつに何かあったらオレ…」 不安と後悔の中、エスカレーターを降りたその時、リトの目にある光景が飛び込んでくる 「まーとりあえず、お母さん探しに行くか」 遊は立ち上げると、唯の頭に手を置こうとした その時―――― 「やめろ!!!そのコから離れろっ!!」 「え?」 「あぁー?」 リトは全力で走ってくると、二人の間に割り込む 「大丈夫か?」 「え…う、うん」 唯を後ろに庇いながら、キッと遊を睨みつける (って、でけー……。おまけに強そうだし…) (…こいつ確か唯の…) リトはギュッと手を握り締めると、後ろ手で唯の頭を撫でた 大丈夫だよ。心配するなと言うように リトの手は震えていた。震える足でそれでも自分を守ろうとするその顔を、唯はじっと見上げた 「このコに何の用だよ?」 「別に」 二人の様子にニヤニヤと笑みを浮かべる遊は、どこか楽しそうだ 「別にって…さっき何かしようとしてたじゃねーか!」 「ち、違うの!そーじゃないの!唯のお話ち聞いて」 「え?」 ズボンを引っ張りながら小さな声で話す唯にリトは振り返った 「違うって何が?」 「だから、違うの!そのひとは、唯のコト助けてくれようとちてたの…」 「え…」 唯から事情を聞いたリトは、びっくりして慌てて遊に謝った 申し訳なさそうにペコリと頭を下げるリト 遊はリトに近づくとニッと口元に笑みを浮かべる 「いいって!それよりお前、結城リトだろ?」 「え…?」 初対面の人にいきなり名前を呼ばれ訳がわからないリト そんなリトの頭から爪先まで遊はジロジロと見る 遊がリトを見たのは一度だけ。唯の手を引いて街中を走って逃げている時だ (ふ~ん…。あの時は、チラっとしか顔見てねーけど、こいつが唯が毎日言ってる…) 一人ニヤニヤしている兄の顔を、唯はリトの影に隠れながら心配そうに見ていた (…おにいちゃん、ヘンなコトゆったらダメだからね…) 「あ、あのオレとどこかで…」 遊に事情を聞こうとした時、店の反対側から元気な声が響いてくる 「リト~、唯見つか…」 慌てて走ってきたララは、状況がわからず目をぱちぱちさせる 「どーしたの?」 「えーっと…何て言えばいいか…」 説明に困るリトの傍らを抜けて、遊はララの前に屈みこむ 「あ!初めまして♪リトの友達の人」 「おう」 にっこりと微笑むララに、愛想よく笑いかける遊 「すげーカワイイ子じゃん!お前の妹か?」 突然話しをフられたリトは説明に困ってしまい その間にララの自己紹介が始まってしまう 「私、ララ=サタリン=デビルークって言うの!お兄さんは?」 「ララ…サタリン何だって?って外人か!?この子?」 ララの素性に怪訝な顔をする遊に、リトは慌ててフォローをいれる 「え、えっとこ、このコは外国のコで、今ウチにホームステイに来てるってゆーか…」 「ふ~ん…」 遊はそれだけ言うと、ララの頭に手を置いてよしよしと撫でる 「オレの妹もこれだけ素直で明るいヤツだったら可愛かったのになァ どこを間違えたら、あんなカタイだけのうるさいヤツになっちまうのか…」 本気でうんざりした口調で話す遊に、唯は顔をムッとさせる 「まー、ララちゃんの可愛さには誰も敵わないだろうけどなァ」 「エヘヘ」 くすぐったそうに笑うララと笑みを交わす遊 その時、遊の傍らに派手目の服を着た女が現れる 「どーしたの?ゆうちゃん」 「ん?何でもねーよ」 遊はもう一度ララの頭を撫でると、立ち上がる 「じゃ、またな。結城くんとララちゃんとそれから…」 遊の視線から逃げるようにリトの後ろに隠れる唯 その仕草に遊はクスっと笑う (うぅ…おにいちゃん早くいってよ) 遊はリトと唯に意味深な視線を向けると、彼女を連れて立ち去った 「何だったんだ?あの人…」 リトの隣では、元気にバイバイと手を振るララと、心から安堵の溜め息を吐く唯 「ゆうちゃん、さっきの子達なんなの?知ってるの?」 「ん?まーちょっとな…」 そう呟くと遊は後ろを振り返った 後ろでは早速、中々こなかったリトに怒る唯とそれにうなだれるリトの姿 「…ったく、なんでそーなってんのか知らねーけど、ちゃんと守ってもらってるじゃん!唯のヤツ」 そんな二人の様子に遊はクスっと笑った あの後、唯から散々怒られたリトは、ご機嫌取りの意味も込めて、唯の食べたい物や欲しい物を見て回っていた その中に、いつの間にかララの分も含まれている事に、リトは悲しい溜め息を吐く 「ねェ、唯」 「ん?」 アイスクリームを食べながら唯が振り返る 「さっきのコトまだ怒ってるの?」 「え…べ、別に…」 唯は前を歩くリトの背中にチラリと視線をやる 正直、リトへは怒りよりも、ごめんなさいの気持ちの方が大きい だって、あんなにはっきり注意してって言ったのは自分だし、それにはぐれたのは自分のせいだし (来るの遅かったけど…) 先頭を歩くリトは、心なしかしょんぼりとしている そんなリトの姿に、唯の小さな胸の中は、ぐるぐると回っていた 少しリトにきつく言いすぎてしまった事 はぐれた時、リトではなく遊の事を考えてしまった事への負い目 唯の中の遊の存在は大きい。それは小さい頃からの影響が濃かった 小さい時、いつも一緒にいて守ってくれてたのは遊 いつも文句を言っていたけれど、最後は自分のそばにいてくれて、そしていつも味方になってくれて (おにいちゃんは大切だけど…) だけど、唯の中のリトの存在はそれ以上だ (…唯、ホントはゆーきくんに来てほちかったのになァ) 唯は足を速めると、リトの隣に並ぶ 「ん?何だよ?他に欲しい物とか…」 アイスクリームを舐めながら、黙ってリトの手を握る唯 「どしたんだ?」 「…別に」 ぼそっと話す唯は、ツンとリトから顔を背ける けれど、リトの手を握りしめるその手は離さない 「まだ怒ってんのか?」 「……」 唯は少しん~っと難しい顔をすると、リトにアイスクリームをすっと差し出した 「は、半分ずつ」 「え?」 「ゆーきくんと半分こ。い、一緒に食べたい…から」 不安そうに、心配そうに、リトを見つめるその目は泳いでいる 「…じゃ、半分こな」 リトはクスっと笑うと、アイスクリームを一口舐めた 「お!うまいじゃん!ココのアイス」 「うん」 リトの反応に唯に笑顔がこぼれる 「ゴメンな唯」 「…も、もういいの!許ちてあげる」 唯はリトから顔をふいっと背けるとアイスクリームを一口舐める 「そのかわり…」 「そのかわり?」 「ゆ、唯のコトもう離ちたらダメだからね!ゼッタイ、ゼッタイ、離ちたらダメだからね!!」 リトへの想いの強さを表すように、その手に力をこめる唯 「も、もち離ちちゃったらその時は、ゆーきくんが一番に唯のところに来なきゃダメだからね!」 「唯…」 「ゼッタイダメなんだから…。だってだって唯は、ゆーきくんの彼女なんだから」 ほっぺをサクラ色に染めて、少し誇らしげにそう呟く唯 リトは返事の意味を込めて唯の頭を撫でようとした時、二人から離れていたララが戻って来た その両手に抱えきれないほどのお菓子やケーキを持って 「お前…それ……」 「えへへ、向こうにあったの!おいしそーでしょ♪」 笑顔でそう話すララに、リトの目は点になる 「あ…おいちそう」 隣で同じように顔をほころばせる唯の様子に、溜め息を吐きながら全部買う覚悟を決めるリトだった そして時間は戻り、夕食後 「食べ切れなかった物はみんなウチに持って帰ったらいいからね」 「ありがとー」 お菓子や、ケーキをタッパに入れる美柑の横で、唯は顔をほころばせている 唯がケーキや甘い物に目がない事は、付き合う前からわかっていたとは言え 今日、スッカラカンになった財布を手に、改めてその事実が身に染みたリトだった (普段は全然食わねークセして、なんでケーキとかはあんなに食うんだよ…) 女の子の不思議に一人心の中で愚痴っているリトを、後ろからララが抱きしめる 「リト、今日は一緒におフロ入ろ♪」 とたんに唯の顔つきが変わる 「ちょ、ちょっと待て!何言ってたんだお前…」 「ゆーきくん、どーゆうコト?」 いつの間にかリトのそばに来ている唯の目はすでに険しい 「こ、これは…」 「ゆーきくん、唯のいないところでララさんとおフロに入ってるの?」 「違…そんなワケねーだろ!今日はララのヤツが…」 慌てて言い訳を始めるリトの様子に、美柑は仕方ないと言った顔でフォローを入れる 「リトはいつも、ちゃーんと一人でおフロに入ってるから心配しないで!唯さん」 それでも唯の気持ちは治まらない 「信じろって!って、お前もなんか言えよ!ララ」 「む~…今日は小さくなったから入れると思ったのになー…」 残念そうに呟くララにリトは勘弁してくれと肩を落とした 「まーまー、で、今日のおフロどーするの?」 「え…」 「まさかこんな小さい子を一人で入れるワケないよねェ……リト?」 意味深な視線を投げかける美柑に、リトは唯を見つめた 「えっと……一緒に入る?」 「へ…」 リトを見上げたまま固まる唯 (ゆ、ゆーきくんとおフロに入る…) 体を密着させたり、泡だらけになって洗いっこしたり 唯の頭の中に、よからぬ妄想が飛び交う 「唯さん、リトに体とか洗ってもらうといいよ」 「ねェ、美柑もリトとおフロに入ってたの?」 思ってもいなかったララの言葉に、今度は美柑が石の様に固まる 「昔な。あ~…そーいや、最後にこいつとフロ入ったのっていつだったけっなァ」 遠い目で思い出そうとするリトの口を、美柑は慌てて塞ごうとする 「ちょ…ちょっとリト!?」 「……確か小4の冬だっけ?怖いテレビ見たから一人で入れない~とか言って」 「リトッ!!!?」 へ~♪っと顔を輝かせるララに、勝手な事を言い出すリトに怒る美柑 そんな3人の様子を唯はぼーっと見ていた (美柑さんが、ゆーきくんとおフロに入ってたのは4年生の時…。唯は…) 小さい時はよく遊とお風呂に入っていた唯 その時はよく頭を洗ってくれたり、おフロに入りながら遊んでくれたりしてたっけ 唯も遠い昔を思い出していた チラリとリトの顔を見る (唯の髪、ゆーきくんあらってくれるかな?唯、ゆーきくんに…) リトに褒められた自慢の髪 (いっしょに入るのはハレンチなコトだけど…) だけどリトを想う気持ちが上回る (やっぱり唯、ゆーきくんとおフロ入りたい) 唯はリトの隣にぴったりとくっ付いた 「ん?何だよ?」 「……」 赤くなっている顔を見られないように、リトと目を合わせない唯 そんな唯の頭にリトはポンと手を置いた 「一緒にフロ入る?」 「へっ」 思わずリトの顔をまじまじと見つめる唯 その様子にリトはクスクス笑った (あの時のアイツとおんなじだな) 怖いとも一緒に入ってとも言わず、ただずっと自分の手を握り締めていた小さな妹の手 「一緒にはいろっか?」 「う…うん。で、でも今日だけ、今日だけとくべちゅだからね!」 リトは笑いながら唯の髪をくしゃくしゃと撫でた 結局、唯とリト、ララと美柑が一緒に入る事に決まったのだが―――― (さ、さっきはあんなコトゆったけど…) 脱衣所でボタンを外しながら、唯はいろいろ考えていた (ゆーきくんとおフロ…ゆーきくんとおフロ…) 考えれば考えるほど、顔がぽわぁ~っと熱くなる (やっぱり恥ずかちい…) 服を脱ぐ手を止めると、隣にいるリトをじっと睨む唯 「な、何?」 じーっと見つめるその視線だけで、何が言いたいのか痛いほどわかってしまう 「…ゆーきくん、唯の裸見たらダメだからね!ちゃんとわかってるの!?」 「わ、わかってるって!」 それでもむぅ~っと睨む唯にリトは気のない笑みを浮かべるしかない 「…さきに唯が入るから、ゆーきくんは、唯がいいってゆーまで入っちゃダメだからね!」 「はいはい。わかったわかった」 唯は服を脱ぐとタオルで体を隠しながら風呂場に入っていった 中に入る時、後ろを振り返り、釘を刺す様にリトを睨む唯 「一緒に入りたいとか、見ちゃダメとか…ったく、オレにどーしろっつーんだよ」 くもりガラスの向こうに見える小さな体にリトは溜め息を吐くしかなかった それからすこしして 「ゆーきくん入ってきて」 (自分のウチのフロなのに何やってんだオレ…) 心の中で愚痴りながらも遠慮がちに中に入るリト 唯は湯舟の中でリトに背中を向けながら待っている 「熱くないか?」 「す、少ちだけ…」 お湯のせいか唯の頬はほんのりと赤くなっている 「オレも一緒に入っていい?」 唯は何も言わずコクンと首を振る リトが湯舟の中に入ってくるのを感じると、ますます隅に行き体を隠す唯 「別にそんなに隠れる事ないだろ?」 「な、なにゆってるの!?こんなのホントはハレンチなコトなんだからね!」 「オレとフロ入るのそんなに嫌?」 「そ、そんなコト…」 唯は目を彷徨わせると、ゆっくりとリトに体を向ける 「ホ、ホントはこんなコトちないんだから!きょ、今日はとくべちゅなだけだからね!」 「わかってるよ!けど、たまにはこーやって一緒にフロ入るのもいいだろ?」 「…うぅ…と、ときどきだったら許ちてあげる」 赤くなった顔を隠すように俯きながらぼそぼそ話す唯 そんな唯の仕草にリトはクスクスと笑う 「どーちて笑うの?」 「ゴメンゴメン。お前が可愛くてさ」 その言葉に唯の顔はリンゴの様に赤くなる 「カ…カ…カワ……」 唯は突然その場で立ち上げると、逃げるように浴槽から出ようとする 「どーしたんだ?」 「…か、体あらうだけだからほっといて!」 なんだか少し怒ってる様子な唯。けれど、イスに座って鏡に写るその顔は真っ赤になっていて 鏡に映るリトと目が合うと、唯は慌てたように目をそらした (もしかして照れてんのか?) リトはそんな唯の後姿に笑みを深くした 一方、鏡の前の唯は大変な事になっていた (もぉ…ゆーきくんは…) リトの「カワイイ」とか「好き」といった言葉にとても弱い唯 それは小さくなってもまったく変わらず、頭の中は悶々となっていた とりあえず頭を洗おうとシャンプーを手に取る唯 リトはその後姿に心配そうに尋ねる 「一人でできるか?」 「へ、へーき!」 鏡の中で当然と頷くと、唯は手にシャンプーを付け始める (ホントに大丈夫か…) 唯が毎日髪の手入れをがんばっている事も、それにこだわっている事も、リトはみんな知っている だけど、それを最初から出来たはずはなくて──── 「あれ…?」 頭に付けたシャンプーを洗い落とそうと蛇口に手を伸ばすも、どこにあるのかわからない 目を瞑っている状態と、いつもと勝手が違うシャワーの位置に、唯は一人あたふたしてしまう 少しするとシャワーから出たお湯が唯の体を濡らした 「ほら、これでいいのか?」 耳元で聞こえるリトの声と、突然のシャワーに唯はびっくりしてしまう 「ゆ、ゆーきくん!?」 「やっぱ一人じゃムリだろ?オレが洗ってやるよ」 リトは手にトリートメントを付けると、唯の頭に馴染ませていく 「あ、あ…」 「けどオレ、いつもどーやってお前が髪洗ってるか知らないから、ちゃんと教えてくれよな?」 何か言いたげな唯をリトの声が遮る 唯はまだゴニョゴニョと何か言おうとするが、しばらくするとコクンと首を振った 「ゆ、ゆーきくんにお願いするけど、ちゃんとちてね!」 「任せとけって!」 そして、髪を馴染ませる事、数分 洗い終わった唯の姿にリトは満足そうに頷く 「よし!これでいいんだろ?」 「うん」 「にしても、お前、毎日よくこんな手間のかかる事できるなァ?」 唯は鏡の中のリトから視線をそらす 「だって…ゆーきくんが唯の髪好きってゆーから唯…」 「え?」 「な、なんでもないの!」 「ふ~ん。で、体はどーするんだ?一人できる?」 「え?…あ」 唯は体をもじもじさせると、恥ずかしそうに俯く 「…ゆ…ゆーきくんにしてほちい…」 リトはクスっと笑うと、スポンジにボディソープを付けていく 普段の唯なら中々聞けない言葉が少しうれしかった 「じゃ、背中から洗っていくな?」 「…うん」 唯の声は小さい。心なしか体が火照っている (それにしても小さいなァ) 背中を洗いながらリトは今さらながらそう感じてしまう いつもと違う広さと肌触り (ヤバイなオレ…) ふつふつ湧き上がるモノに堪えるリト 「…ゆーきくん。背中ばっかちいたい…」 「え!?あ…ゴメン」 リトは手を止めると慌てて唯の前に座る 「じゃ、じゃあ今度は前な」 「……」 無言の唯にリトは怪訝な顔をする 「どーし…」 「ゆーきくん、ジロジロ見たりちたらダメだからね!」 真っ赤になりながら釘を刺されたリトはその場でうな垂れた リトは極力体を見ないようにするが、それではうまく洗えるはずもなく チラチラと覗き見るように、なんとか手を進めていた 唯はさっきから真っ赤になったままそっぽを向いている どうやらかなり恥ずかしい様で、小さく体が震えていた 「心配しなくても大丈夫だって!」 「い、いいの!唯のコトより体あらってほちいの!」 リトは苦笑すると、洗い終わった腋から胸へと手を移動させ、そこで固まった (ペ、ペッタンコ!!?) 当たり前だが今の唯は小さくなっているワケで、当然胸も年相応になっている 「どーちたの?」 「何でもねーよ!何でも!…ハハ」 笑って誤魔化すも目は胸から離れない ちっとも膨らんでいない胸にさくら色をした可愛い乳首 いつものあの形のいいキレイな胸とのギャップにリトは見とれてしまう ゴクリと唾が喉に落ちていく (ってオレ、何考えてんだ!?) リトは急いで胸の周りを洗うと、次に脚を洗っていく 華奢で折れそうなほど細い脚なのに、白くてすべすべした太ももや足に胸が高鳴る 目も自然と太ももの間、唯の大事なところにいってしまう (ヤ…ヤバイ!これはヤバイ!) 急に洗うスピードが上がったリトを唯は不思議そうに見ている 「ゆーきくん?」 「な、何でもない!何でも!気にすんな!」 「う、うん」 幼い純真な視線がやけに痛い。いつもならハレンチな!で吹っ飛ばされるはずが、今日はそれもない リトはバクバクと鳴り続ける心臓に急かされるように、シャワーで泡を洗い流していった 「と、とりあえずこれで終了な」 「ありがと」 恥ずかしさとうれしさが入り混じった唯の表情が今のリトにはとても痛く感じた そのまま湯舟に戻ろうとするリトの手を唯はキュッと掴む 「へ?」 「ゆーきくんは洗わないの?」 「オレ?」 唯は頷くと、モジモジと指を絡ませる 「きょ、今日は唯があらってあげてもいい…かな。さ、さっきのお礼…」 恥ずかしさで体を揺らせながら、それでも頑張って話す唯にリトの胸は一瞬でとろける さっきまでの焦りなんて忘却の彼方だ リトは満面の笑みを浮かべると、イスに座った 「じゃあお願いします」 「うん」 力を込めて一生懸命ゴシゴシと背中を洗う唯に、リトはぼーっとなってしまう くすぐったい感触すらある洗い方が妙に居心地がいい そのクセになりそうな感触にリトは少しお願いしてみる 「なあ、元に戻っても、たまにはこんな風に洗ってくれないかな?」 「どーちて?」 「なんかすげーうれしいから!」 唯はスポンジの動きを止めた 「……ゆ、ゆーきくんが、唯のゆーことちゃんと聞いてくれたら考えてもいいかな」 「ホントに!?」 「う、うん。でもちゃんと聞かないとダメだからね!あと、ホントにときどきだからね!」 赤くなりながら何度も「時々だったら」と強調する唯 リトはうれしそうに頷くと、幸せの中に戻っていった 「今度は前を向いて」 「え!?ま、前はいいって!オレ、自分でするから」 赤くなりながらしどろもどろになるリトに、唯は頬を膨らませる 「だって、ゆーきくんも唯の体あらってくれたじゃない!唯だけふこーへーでしょ!?」 「不公平って……そういう問題じゃ…」 なんて言ってみるが、一歩も引きそうもないその視線にリトはしぶしぶお願いした (昔からガンコだったんだなー) もはや洗ってくれたお礼とかよりも、やり始めた責任と、中途半端は許せない気持ちだけで洗っている唯 そんな唯に苦笑を浮かべつつも、リトはさっきから気になっている事を尋ねる 「あのさ」 「今、いそがちいから後!」 「いや…その…いいのか?丸見えんなんだけど。いろいろ…」 上から下までジロジロと見ているリトの視線に唯の体が固まる 洗うのに夢中で、体を隠していたタオルが外れていた事にまるで気付かなかった 「み、見ちゃダメーー!!」 唯は真っ赤になってしゃがみ込むと、腕で体を隠す リトが差し出すタオルを手に取ると、後ろを向きながらいそいそと体に巻いていく (やっぱいろいろ違うんだァ) その愛らしい後姿を見ているだけで、なんだか抱きしめたくなる衝動に駆られる 「どーちてニヤニヤちてるの?」 良からぬ妄想をしていたため、唯がこっちに振り返っていた事に気付かなかったリト 「ヘンなコト考えたらダメだからね!!」 「へ、ヘンなコトって!?」 「…ハ、ハレンチなコト」 俯きながらぼそぼそ話す唯は、リトのソレをチラチラ見ている 「へ?」 リトは自分のモノを見て絶句した 見事なまでに反応し、反り返っている大事なモノ (ちょ…コレはシャレになんねーーー!!) リトは慌ててタオルで前を隠すと、苦笑いを浮かべる その態度に唯はますます顔を赤くさせた 「も、もーいいからさ!後はオレが…」 「最後までする!」 唯は赤くなりながらもムッとリトを見つめた 「だって、するってゆったの唯だもん。だから責任あるの!」 「せ、責任って…」 「いいの!」 唯はリトからタオルを奪い取ると、ゴシゴシ洗い始める どんどん泡塗れになっていくリト。少しすると唯の手がリトの大事なところにかかる 「あ、あのさ、ムリしなくても…その大丈夫か?いろいろ…」 「だ、だ、だいじょーぶ!コレぐらいへーきなの!」 そう言いつつも、その顔は沸騰寸前だ 見ないように、触らないようにそーっとそーっと洗っていく唯 (何かすげー罪悪感…) 彼女とはいえ、幼い女の子にさせていい事じゃないと改めて痛感するリト けれど、一生懸命洗ってくれる姿にうれしくなるのも事実 小さくて、相変わらず素直じゃなくて、怒りっぽくて そして、少し泣き虫になっていて 小さな唯は、普段の唯と少し違うけれど、やっぱり唯は唯だと感じる (子供ができたらこんな感じかな…) 頭に過ぎる妄想に、つい顔がにやけてしまうリト 脚を洗い終わると、シャワーでキレイに泡まで落としてくれる唯に、リトは笑みを深くした 「ありがとな唯」 「べ、別に唯はお礼ちたかっただけで…」 モジモジと体を揺らす唯に、リトはお礼の意味を込めて、その赤くなっている頬にキスをした 「あ…!!?」 可愛いほっぺをさくら色に染める唯 「オレもお礼な」 にっこり笑うリトに唯は何も言えず、ただぼーっとキスの余韻に浸っていた 「大丈夫か?」 「うん!」 浴槽で滑らないように、唯を抱っこして湯舟に入るリト 湯舟に戻ってもさっきまでとは違い、二人の距離はずっと縮まっている 唯はなんだかとっても上機嫌だ そんな唯の様子に、リトはさっき感じた想いをついこぼしてしまう 「やっぱ子供できたらこんな感じなのかなァ」 天井を見ながらしみじみとそう呟くリト 「え…?」 唯は小さな眉を目一杯寄せると、不思議そうな顔をする 「お前と結婚して子供できたら、こんな風に一緒にフロとか入ったりするのかなって思ってさ」 「ケ、ケッコン…」 リトは浴槽にもたれていた体を起こすと、照れくさそうに頬を指で掻いた 「まー、全部オレの妄想なんだけどな…ハハ」 苦笑いを浮かべるリト。けれど唯は、そんなリトをじっと見つめていた 「聞きたい」 「え?」 「もっと聞きたい!つづき聞かせて!」 「続きって……だからオレの妄想だって…」 「聞きたいのっ」 リトをじっと見つめるその小さな目は、どこまでも純粋で真剣だ 「…笑うなよ」 リトは唯から視線をそらすと、小さな声で恥ずかしそうに話す 「今日、小さくなったお前とずっと一緒にいて思ったんだ。もし、お前と結婚して子供できたら、 今日みたいに買い物行ったり、誰とフロ入るとか決めたりするのかなって」 「子供……唯とゆーきくんの子供…」 唯は噛み締めるように何度もそう呟く 「で、そんなコト考えてたら、なんかすげー幸せかなって思ってさ」 「……ゆーきくんとケッコン…」 さっきから一人ぶつぶつと呟いてばかり唯に、リトは半眼で睨む 「ってお前なー…なんか言えよ!こんなコト一人で言ってるオレが恥ずかしいだろ?」 唯は目をぱちぱちさせると、じっとリトの目を見た 「何だよ?」 「唯、ゆーきくんの未来にずっといるの?」 リトを見つめるその目には、不安と期待、驚きと切望とが入り混じっている 「いるの?」 「…当たり前だろ」 少し驚いたように目を丸くしている唯に、リトは微笑んだ 「オレはずっとお前と一緒にいたいって思ってるんだけどな」 「…唯がおばーちゃんになっても?」 「ああ。けど、そん時は、オレもじいちゃんになってるけどな。お前はじいちゃんになったオレと一緒にいたい?」 「そんなコト当たり前でしょっ」 小さな体に精一杯の意思を宿し、唯は力強く応える 「そっか」 にっこり微笑むリト。唯は少し悩むように俯くと、リトの前まで行き、そこで正座した すると湯舟に顔が浸かってしまい、息をするどころか、溺れてしまう唯 「あ…っぷ…」 「何やってんだよ!?今は小さいんだから気をつけろって!」 リトに起こされながら、唯は何度も咳をする 「ケホケホ…」 「大丈夫かよ?ったく…」 「お湯…すこち飲んだ」 「ええ!?」 びっくりしたリトは、唯を抱っこすると背中をさする 「コホコホ…」 「ほら、楽になったか?」 少し目をうるうるさせながら頷く唯 「お前なァもうちょっと…」 「だって唯、ゆーきくんに大切なお話ちがあるから…」 「大切な話し?」 唯はリトの膝の上で体を捩ると、まっすぐにリトと向き合う 「あ、あのね、ゆーきくん。唯とケッコンするなら一つだけ、約束ちてほちいコトがあるの!」 「約束…?」 「うん」 リトの肩を掴むその小さな手に、キュッと力が入る 「えっと…唯以外のコとハレンチなコトちないでほちいの!」 リトは目を丸くした。それはつまり、浮気をしないで!という事と同じだ そんな当たり前の事をどうして?と思いながらもリトは口には出せなかった 唯の目が真剣そのものだったから 不安等いろんな感情を宿しながら、それでもリトを見る目は揺るがない リトはその想いに応えるように、力強く頷く 「わかった。約束するよ」 とたんに輝く唯の笑顔。リトもその笑顔につられるように笑みを浮かべる 「あとね…」 「え?まだあるのか?」 唯はリトの質問を聞いていないのか、どんどん約束の数を増やしていく 「他のコをジロジロ見たりちたらダメだからね!」 「え…あ、ああ」 「唯より他のコのコト、好きなったら許さないんだから!」 「そりゃ当たり前…」 「唯に悲ちい思いさせちゃダメだからね!」 「き、気をつけるよ」 「ゆーきくんは唯より先にいなくなっちゃダメ!唯とずーっとずーっと一緒にいなきゃダメだからね…」 次第に声のトーンが下がっていく 最後のは約束というより、お願いに聞こえた それもとても大切で切実な想いがこもったお願いに リトを見つめるその目は少し潤んでいる 「ゼッタイ…ゼッタイ…いなくなっちゃダメだからね…」 リトは唯の頭に手を置くと、やさしく撫でる。何度も何度も 「わかったから…だから泣くなよな」 「だって…ゆーきくん、唯のゆーこと全然聞いてくれない」 「う…」 今日一日の出来事、今までの出来事を思い出し、リトは苦い顔になる 「そ、それは…」 「いっつも怒らちてばかり…いっつも困らせてばかり…いっつも…」 「わわ、悪かったって!だから、そんなに泣くなよな!」 唯は拗ねたように俯くと、頭を撫でるリトの手の間から、その顔を上目遣いで見つめた リトは相変わらず困った顔をしている 泣いてしまった自分をどうしていいのかわからないみたいだし うまく言葉が出てこないのか、さっきから目も泳いでいる (ゆーきくん、カッコ悪い…) 唯は素直にそう思ってしまった (こーゆー時は、もっとカッコよくいてほちいのになァ) 心の中で、そう愚痴る唯 けれど、やっぱりリトの事が大好きで仕方がないと感じる 今だって胸はドキドキしてるし、顔だってなんだか熱い ダメだと思うところはあっても嫌いなところなんて一つもない 唯は膝の上でじっとリトの顔を見つめた (もっと約束…お願いちてもいいのかな…) 唯は目をゴシゴシして、涙を拭く 「あ…あのね、まだ約束ちたいコトがあるの」 「え!?まだあるのかよ?」 リトの反応に一瞬ムッと頬を膨らませる唯 「唯と約束するのいやなの?」 「そ、そーいうワケじゃないんだけど…」 むぅ~っとリトを睨む唯 「わ、悪かったって!もう何でも言ってくれ」 「ちゃんとお願いちないと唯、ゆわないから!」 ふいっと顔を背ける唯。けれど、横目でリトの顔色をチラチラと伺っている リトはそんな唯の態度に小さく笑うと、その頬に手を当てながら言われた通りにお願いする 「オレ、唯の約束聞きたいな!だから頼むよ、唯」 仕方ないないなァと言った顔でリトに向き直る唯 いつもの様でいて、いつもとは違う唯の仕草全てが新鮮に写る そんなニコニコと顔をほころばせるリトと違い 唯は今、さっきまでの気丈な態度が嘘のように、体をモジモジさせて小さくなっていた 心なしか頬も赤くなっている 「ん?」 「あ、あのね…」 「うん」 頑張って少しずつ話す唯をじっと見つめるリト 「あの…ね……えっと……い、一日一回は唯のコト、ギューってちてほちいの!ダメ?」 小さな声、それも真っ赤になってもごもごと話す唯にリトはクスっと笑った 「ダメ?」 懇願するように見つめる唯の体をリトはギュッと抱きしめる 「あ…」 「こんな風に?」 リトの胸に中で、真っ赤に染まる唯 (こんな時だけ、唯の気持ちわかるんだから…) 唯は恥ずかしさとうれしさで、リトにしがみ付くようにぴったりくっついて離れない 「他なんかないのか?」 「う、うん。あと…ね」 「うん」 唯は言い難くそうに、リトの肩におでこを乗せてぼそぼそと話す 「えっと、一日一回は、唯のコトす…好きってゆってほちいの」 「一回でいいんだ?」 クスクス笑うリトに、唯は俯いていた顔を上げると、真っ赤になって反論する 「どーちて笑うの!?唯、しんけんなのにっ」 「ゴメン。ゴメン。それから?」 唯は頬を膨らませたままリトから顔をそらしてしまう 「もー!ゆーきくんなんて知らないから!」 「ホントにゴメン。だからこっち向いて」 「さっきも同じコトちたんだから、もー知らないっ」 顔を背けて目も合わせ様としない唯に、リトは悲しそうに溜め息をもらした 「そっか……唯、オレのコト嫌いになったんだな…」 「え!?」 びっくりしてリトに向き直る唯 「ど、どーちて…」 「オレの事、嫌いだからそんな事するんだろ?」 さっきのお返しとばかりに、唯から顔を背けるリト 「そ、そんなコトない!唯、ゆーきくんのコト好きだもん!!」 「ホントに好き?」 「ホントにホント!ウソじゃないの!!ゆーきくんが好き、大好き!!」 手を握り締めながら必死に話す唯の目には少し涙が滲んでいる 「ウソじゃないの…」 ちょっとしたイタズラ心でからかうはずが、唯の一生懸命さに苦い顔になるリト (ちょっとやりすぎたかな…) 涙声で何度も「ウソじゃない」と繰り返す唯 リトは指でその涙をぬぐっていく 「…ゆーきくん?唯のコト…信じてくれるの?」 「ああ」 リトはゴメンなと言いながら、唯を抱きしめた 唯は目を丸くさせると、その小さな腕で力いっぱいギュッとリトを抱きしめる しばらく抱き合った後、どちらともなく体を離す二人 唯はほっぺを赤くさせながらも、ニコニコと笑っている (カワイイ…) リトは素直にそう思った そして、小さいながらも本当に自分の事を想ってくれている唯に胸がいっぱいになる 「どーちたの?」 「…何でもないよ。それより約束は?」 体をピクっとさせて言葉に詰まる唯 「他ないのか?」 「…いい…の?約束ちて?だって…」 リトは唯の頬に手を当てると、にっこり微笑んだ 「いいよ!だって大事な事なんだろ?」 唯はコクンと頷く 「じゃあ、エンリョなんかするなよ!オレは全然いいからさ、な?」 「う、うん。じゃあ…」 唯は頬を赤くしたままリトの顔を真正面から見つめる 「…い、一日一回は、唯にちゅーしてほちいの…」 「え…いいのか!?キスしても!?」 「うん…。だって唯、ゆーきくんとちゅーするの好き…だから」 顔を沸騰しそうなほど赤くさせている唯 そんな唯をリトは驚いたように見ていた (へ~…そうなんだ!?) 今までの事を思い返しても、そんな風に思ってくれている素振りなんかあまり見当たらなかっただけに、リトの驚きも大きい 「ほ、他ないの?キスの他とかさ」 思い切って唯の本音を探ってみる 「ん~他…他……。あ!あのね?えっと……ホントのコトゆってもいい?」 「いいよ」 リトの喉がゴクリと音を立てる 「ホ、ホントは唯……一日一回じゃなくて何回も好きってゆってほちいっ!」 「へ?」 「そ、それから何回もギュッてして、いっぱいちゅーもしてほちいの!」 一息でしゃべった唯は肩で小さく息をしている 「えっと…」 「ダメなの?」 中々返事をしないリトに、唯の目はうるるると滲んでいく (やっぱ唯は唯だなァ) 心の中でそう苦笑すると、リトは唯の頭に手を置く 「いいよ。何回だってしてやるよ!約束な!」 ぱあっと顔を輝かす唯 「うん。約束!」 満面の笑顔を浮かべる唯に、リトもドキっとしてしまう (マジでカワイイな…) 「ん?」 うれしさで笑顔が止まらない唯は本当に幸せそうだ (はぁ~…元に戻ってもこれぐらい甘えたり笑ってくれたら…) 「ゆーきくん?」 「ん?何でもないよ」 不思議そうに見つめてくる唯にリトは愛想笑いを浮かべる 「…でもとりあえず」 「へ?」 リトは唯の体を抱き寄せる 「ゆ、ゆーきくん?」 「キスしよっか?」 「え!?」 みるみる赤くなっていく頬 「ちゅ、ちゅーするの!?唯と?」 「うん。ダメ?」 「ダ、ダメじゃなくて!えっと…えっと…」 どんどん声が下がり、リトの腕の中で小さくなっていく唯 「じゃあ、しよ」 「う…うん」 ギュッと目をつむる唯にリトは口を近づけていく (おフロでゆーきくんとちゅーなんて、すごくハレンチなコトなのに…) 近づくリトの吐息に唯は顔どころか体まで赤くさせる (でも…) リトの肩に置いた小さな手に力が入る 「唯…好きだよ」 「へ!?」 間近で言われた甘い言葉に、唯は一瞬でとろけてしまう ハレンチだとか、でもとか、そんなモノは一瞬で頭から飛んでいく 「ゆ、唯もゆーきくんが好き!」 だから、がんばってなんとか小さな声で応える事で精一杯 二人は軽く唇を重ねる 「ん…ん」 すぐに離れていくリトを名残惜しそうに見つめる唯 幼いながもその愛情いっぱいな視線にリトは笑みを深くした 「カワイイ」 「カ、カワ…イイ!?」 唯の胸がキュンと締め付けられる 「うん。ちっちゃくなっても唯はすごくカワイイよ!」 目が泳ぎ、リトの顔をまともに見れなくなっていく 「カ、カワイイとかそんなコトゆっちゃダメっ!!」 「え?」 腕の中で真っ赤になりながら慌てる唯にリトはキョトンとなる (照れてるのか?) 「そんなコト、唯にゆっちゃダメ!だって…だって…」 下を向いて真っ赤になりながらモジモジしている姿に、リトの胸がときめく (すげーカワイイ…) リトは唯をギュッと抱きしめた 「ゆ…ゆーきくん!?」 「元のお前も、今のお前もすげーカワイイ!」 「うぅ…ゆーきくんのバカ!ゆっちゃダメってゆってるのにっ」 もう、唯のドキドキは止まらない。さっきから体のいろんなところがキュンキュンして大変な事になっている 「唯…」 「…な、なに?」 「もう一回キスしよ?」 唯は少し悩んだ後、ゆっくりと頷いた 体も心もとろけすぎて、少し息も熱い そして、再び軽く重なる唇 けれどさっきとは違い、リトの舌が唯の薄い唇を割って入っていく 「ン…んん」 入口でぶつかる熱くざらついたヌメヌメした肉感 その感触に最初驚いた唯も、次第にリトを受け入れていく 吸い上げられていく口内の感触に唯は目を丸くした (唯のツバ…ゆーきくんの口に入っていってる) ちゅぱちゅぱと絡み合う唾液の音が風呂場に響く 唾液の交換も、リトの抱擁もみんな唯をとろけさせるには十分過ぎて お互い体を離した時には、ふらふらになってしまった唯は、そのままリトの胸に顔をうずめた 「大丈夫か?」 「うん。だいじょーぶ。ゆーきくんの口おいちかった」 恥ずかしそうにうれしそうにそう話す唯に、リトも顔をほころばせる 「オレも。唯の口おいしかった」 照れ隠しなのか、リトの体にピッタリくっ付いて離れない唯 リトはその小さな背中に手を置いた 白くてすべすべで、やわらかい いつもと違う唯の体にリトの興奮も上がっていく 背中に走るくすぐったい感触に体を捩る唯 その仕草が可愛すぎて―――― 「なあ唯…」 「なに?」 「もうちょっとしよっか?」 へ?と呆けた顔をする唯。その体にリトの手が伸びる リトは唯の体を自分から離すと、その体を舐め回すように見つめる 「ゆ、ゆーきくん!?」 「おっぱい吸っていい?」 「そ、そんなコトちたらダメェ」 唯の言葉を無視すると、さくら色をした乳首にリトの舌が這わされる 「は…うぅ…」 ピクンとのけ反る小さな体 その胸に舌を絡めませしゃぶっていくリト 空いている手で、反対の胸への愛撫も忘れない 「や…だァ。ゆーき…くん、こんなコトちたらダ…メなの!」 吸い上げられる乳首に唯の体がピクピクと震える 腋に移る舌の動きに、くすぐったさと気持ちよさで、体が熱くなる 首筋やおヘソの周り、耳たぶ等いろんなところを舐められる度に、唯の口からカワイイ声がこぼれた 「ゆ…ゆーきくん、こんなコトちたらダメ…なのぉ。ゆ、許さないんだから!…っン…ぁ」 (カワイイ…) リトの行動はますますエスカレートしていく 「ハレンチなコトは…ンっダメなのぉ…だから…」 口ではそう言うが唯は決して抵抗しなかった 小さいながらリトを求めてしまっている体 気持ちよさと背徳感、うれしさとダメだと思う気持ち その狭間で唯の頭はぼーっとなっていく 「唯…カワイイ」 耳元で囁かれる言葉に真っ赤に染まる頬 「や…だぁ。ダメ…なの!そんなコトゆったら…」 リトの愛撫とうれしい言葉責めで、心臓の鼓動はますます早くなっていく 体はますます熱くなり、汗がぽたぽたと赤く火照った体を滑っていく 「ゆーきくん…唯…唯……」 お湯の熱さと火照った体に目がぐるぐると回りだす ぐにゃぐにゃに歪むリトの顔 いつしか唯の意識はぼーっと霞んでいき、視界もぼやけていった 「ゆーきくん……唯…もう…ダメ…」 「唯?」 大好きな人の腕の中で、その声を聞きながら、唯はゆっくりと目を閉じていった それから少しして。リトは自分の部屋の床に寝かせた唯をうちわで扇いでいた 唯は額に汗を浮かべながら、すやすやと眠っている あの後、急にぐったりした唯を抱えて風呂場を飛び出したリトは、急いで美柑に唯を診せた 『のぼせてるじゃん!』 火照った体を見た美柑は、すぐに、キッチンに走っていった 慌てて戻ってきた美柑の手には、氷水とタオルとうちわ 『リト、あんたはこれで唯さん扇いでて!』 『あ、ああ、わかった』 不安な面持ちでリトは言われたとおりにうちわで扇いでいく 氷水で濡らしたタオルで唯の体を拭いていく美柑 『な、なあ、大丈夫なのか?』 『…まあ、軽くのぼせてるだけだから心配いらいと思うけどさ…リト』 美柑はリトを睨み付けた 『なにやってるのよ!?バカっ!!』 に始まり 『サイテー!信じらんない!妹として恥ずかしいよ!』 と、散々責められたリト 『ちゃんとあんたが責任もって看なさいよ?』 そして今、リトは深い溜め息をこぼした 「オレ、人として終わってるよな…」 確かに唯は彼女で、大切な存在で、だけど今は小さくなっていて そんな唯に欲情してしまった自分 家に帰ってきた時、リビングで美柑に言われた言葉が浮かぶ 『唯さんは今、体が小さくなって心も子供に戻ってるんだよ?不安なの!怖いの!あんたのコト頼ってるの!』 リトはまた溜め息を吐く 「ホント、オレって情けねー」 そうやって一人落ち込んでいると、タオルケットの下の体がもぞもぞ動く 「ん…んん」 「あ!唯!」 うっすらと目を開ける唯を覗き込むリト 「ここ…どこ?」 「よかった!大丈夫か?どこもしんどくないか?」 唯はぱちぱちと目を瞬く 「ゆーき…くん?」 「ゴメンな唯!オレのせいでしんどい思いさせて…。ちょっと待ってろよ!今、冷たい物持って来るから」 そう言うとリトは急いで部屋を出て行った その後姿をぼーっと見つめている唯 「そっか…唯、お風呂にはいっててそれで…」 いろいろ思い出しまた頬が赤くなっていく 「おまたせ!とりあえずコレでも飲んで……え?」 息を切らせて部屋に戻ってきたリトを待っていたのは、ムッとした唯の顔 「え、えっと…」 「ゆーきくん、唯ダメってゆったのに!」 リトは苦い顔になる 「ハレンチなコトちたらダメなのっ!!」 ビシっと指を指しながら怒る唯にリトはうな垂れるしかなかった 美柑の使っていたパジャマに着替えた唯は、ベッドに腰掛けながらゴキュゴキュとジュースを飲んでいる その横では正座したままのリト 「あのさ唯、もう…」 ふいっとそっぽを向いてしまう唯。リトは悲しい溜め息を吐いた さっきからずっとこんな調子で、唯の機嫌は直りそうにない なんとか機嫌を良くしようと頭を悩ませていた時、唯は小さく欠伸をした 「唯?」 唯は目に涙を溜めながら、眠そうに目をしょぼしょぼさせている 時刻は夜の9時 いつもならなんともない時間でも、体が小さくなっているとその分、睡魔も早くきてしまうらしい 「もう寝る?」 唯は小さく首をコクンと振る 「じゃあ、オレのベッド使えよ」 「…ゆーきくんは?」 「オレなら今日は床で寝るから気にすんな」 唯はしばらく悩んだ後、ジロっとリトを睨む 「ゆーきくん、唯が寝てる時とかハレンチなコトちたら許さないからね!!」 「わ、わかってるって!」 それでもしばらくじっと睨む唯にリトは悲しくなってくる (まぁ、当然だよな…) ぶつぶつ文句を言いながら布団に入る唯に、リトは何回目かになる溜め息を吐いた 「じゃあ電気消すからな?」 「え?」 びっくりして思わずベッドから起き上がる唯 「ど、どーちて!?ゆーきくんは?」 「オレ?オレは下にいるよ。まだ寝ないし」 「そんなのやだっ!」 唯は力いっぱい叫ぶと、ベッドから降りようとする 「ちょ、ちょっと待てって!お前、寝るんじゃなかったのか?」 「ねむいけど、ゆーきくんが一緒じゃないと唯、寝ない!」 今度はリトがびっくりして固まってしまう 「だって、ゆーきくん約束ちてくれたでしょ?唯と一緒にいてくれるって!」 「う、うん」 「約束……守ってくれないの?」 「そー言うワケじゃなくて…」 「また…また…約束守ってくれないの?」 そう呟く唯の目にみるみる涙が溢れ出す 「おフロであんなに約束ちたのにぃ…」 「う、うん」 「ゆーきくんが約束するってゆったのに…ぐす…」 ゴシゴシとパジャマの袖で涙を拭く唯 「あ、あのさ唯、別にオレは…」 「…なのに…ゆーきくんはぜんぜん唯の約束守ってくれない。いっつも約束やぶって唯のコト、イジメル…」 「イジメてるワケじゃ…」 バツが悪そうに頭を掻くリト 「イジメてるの!!唯のゆーこと、ぜんぜん聞いてくれないクセに!唯を怒らせて、唯を泣かちてばかりのクセに!」 小さな糾弾にリトは黙ってしまう 「唯、ゆーきくんのためを思っていっつもいっつも注意とかちてるのに、ゆーきくんはそれも聞いてくれない…」 唯は涙をこぼしながらじっとリトの顔を見つめた 「ゆーきくん、唯のコト、キライなの?」 「え?」 「キライだからゆーこと聞いてくれないの?」 「そんなワケ…」 「じゃあ、どーちて?どーちてゆーこと聞いてくれないの!?」 リトは応えられなかった 唯がいつも自分を想って叱ってくれる事も、今の唯の気持ちもリトはよくわかっている わかっているけれど、ソレをうまく言葉にできなかった 「ゴメンな唯」 情けないほど小さなリトの言葉に、唯はそっぽを向くとそのまま布団中に入っていった 布団の中ですすり泣く声。その声にリトは何もできなかった 結局、泣き疲れたのか、唯はそのまま布団に包まったまま眠ってしまい リトはただそばにいる事しかできない自分を情けなく感じつつ布団に入った そして、時刻は深夜1時過ぎ ゴソゴソと音を立てながら布団から出る唯 部屋は真っ暗でなんだかいつもより怖く感じる 唯は目を凝らすようにキョロキョロすると、床で寝息を立てているリトを見つけた (ホントに床で寝たんだ…) その姿に胸がキュッと締め付けられる 唯は気付かれないように静かにベッドから降りると、そーっとリトに近づく 「ゆーきくん…?」 顔を覗きこんで確認 「起きて…ないの?」 寝息を立てているリトにわかっていても、もう一度確認 「ん~」 唯は口に指を咥えながら少し難しい顔をすると、決心した様にリトの横で正座した 「…ゆーきくん、唯のお話ち聞いて」 眠っているリトに語りかけるように話す唯 「あ、あのね。今日は一日ありがとー。そーじゃなくて……いつもありがとー」 唯はペコリと頭を下げた 「寝る前はあんなコトゆったけど、ホントは唯ちってるんだ ホントはいつも困らせて、迷惑かけてりゅのは唯のほーだってコト…」 唯は言葉を選ぶようにゆっくりと、一生懸命に語りかける 「だけど唯、いつもいつも怒ってばかりで、ちっともやさちくないよね… 唯の想ってるコト、全然ゆーきくんにゆえてない…」 目にどんどん涙が溢れ出す 「だ、だから、いつも不安でさみちくて……だけど、ちゃんとゆえなくて だけど、ゆーきくん、いっつも唯のそばにいてくれて…いっつもそばで笑ってくれて… 唯、怒ってばかりで全然やさちくないのに…」 込み上げてくる涙に耐えるように唯は、小さな手をギュッと握り締めた 「唯…唯…ホントは…ホントは…う…うぅ、ひっぐ…」 小さな姿では、我慢も長くは続かない。唯の目から涙がぽろぽろこぼれてくる 「きょ、今日だってホントは一緒に寝た…寝たかったのに、唯ひどいコトゆってゆーきくんを…」 最後の方は言葉にならなかった。込み上げてくる涙と嗚咽で唯は声を上げて泣いた それでも唯は伝えたい想いを頑張って言葉にする 「唯、唯…ゆーきくんが大好き!大好きなの!!だから、ひっぐ…キライになんてならないで! う…うぅ…ひっく、キライにならないで!なっちゃやだァ!」 それは叫ぶような必死な懇願 どう言っていいのか、どうしたらいいのかわからない唯の本音 その頭にやさしく手が置かれる 「へ?」 「何泣いてるんだよ?唯」 「あ…ゆーきくん起きて…」 いつから起きていたのか、目を覚ましたリトがじっと見つめていた 「ゆ、唯…」 気まずさから、唯は嗚咽をこぼしながら泣くのをやめた リトにこれ以上、心配かけたくないと思った 目をギュッと瞑って涙を隠す唯 「いいよ」 「へ…」 「我慢しなくていい!泣いたっていい!約束しただろ?もう忘れたのかよ」 そう言いながら唯の鼻を指で突くリトの顔は、どこまでも優しくてあたたかい 「ゆ…ゆーきくん、唯、唯…」 リトは何も言わずに唯を抱き寄せた 「お前が大丈夫になるまでオレがずっとこーしてやる」 「ひ…ぐ…うぅ…ぅうあーん!!」 唯はリトの胸の中で顔をくしゃくしゃにして泣いた 「ひっぐ…ぐす…うぅ…」 「もう大丈夫か?」 ハンカチで涙を拭きながら、唯は首を振った 部屋の明かりは点いていない。「恥ずかちいからつけちゃダメ」との事 二人は真っ暗な中、ぼんやりと映る互いの顔を見つめていた 唯はリトのTシャツを握ったまま離さない 「一緒に寝る?」 暗がりでもわかるほど顔を赤くさせながら唯は頷いた (ゆーきくんのお布団すごくあったかい…) 布団の中で体を丸める唯 その頭をリトはぽんぽんと撫でる 「んっ」 「小さくなっても唯は唯だな」 クスっと笑うリトに唯は首を傾げる 「どーゆーいみ?」 「ん?小さくても元に戻っても、オレの好きな唯には変わりないってコトだよ」 唯はじっとリトの顔を見つめた 「ゆーきくん、唯のコト好きってゆってくれた…」 「当たり前だろ!何言ってんだよ?」 「ホントに唯が好き?ホントに?」 リトは溜め息を吐く 「あのなー…」 「じゃ、じゃあお願いがあるの!」 「なんだよ?お願いって」 唯はじーっとリトの顔を見る その顔はいつも以上に、お説教している時よりも真剣だ (ゆーきくんに唯の気持ちゆわないと、ちゃんと伝えないと…) 唯は小さな手を握り締めた 「あ、あのね。唯をゆーきくんのおよめさんにちて!」 「え?」 「唯、ゆーきくんの赤ちゃんうみたい!おばーちゃんおじーちゃんになっても、ずーっと一緒にいたい!ダメ?」 「ダメってゆーか…その…オレ、前にも言ったんだけど…」 リトの言葉が耳に入らないのか、唯は身を乗り出すようにリトへと顔を近づける 「ダメ?他の約束なんていらないの!唯、ゆーきくんがいれば他いらないの!」 しばらくその顔を見つめた後、リトは唯の鼻をつんと指で突いた 「へっ!?」 「あのなァ、クリスマスの時、オレが言った事もー忘れたのか?」 「え…あ!?」 「来年も再来年もずっとずっとこの先も、お前と一緒にクリスマスしたいって…」 「う、うん!」 「フロ入ってる時も言ったろ?あれ、冗談なんかじゃなくマジなんだけど?」 「うん!!」 お風呂場で見たのよりも、何倍も輝く唯の笑顔に、リトは息を呑んだ 「唯、ゆーきくんのおよめさんになれるんだ!」 「ったく、けど、ホントにいいのか?他の約束はしなくても?」 「そ、それは…」 唯は目を彷徨わせる。しばらくするとぼそぼそと小さな声で呟いた 「え…えっとね。やっぱり他の約束もしてほちい…」 はいはいと笑うリトに唯は頬を膨らませる 「もー、ゆーきくんってどーちて笑うの!?」 「だってお前カワイイもん」 「カ、カワイイ…」 さくらんぼの様に赤くなる唯のほっぺ うれしさと、照れくささと、恥ずかしさとで頭の中はいっぱいになってしまう 「ダ、ダメなの!唯のそばでそんなコトゆったらダメっ!」 「フロでもそんな事言ってたけどさ、それだと約束守れないんだけど?」 「いいの!ゆっちゃダメなんだからっ」 「ふ~ん…」 じーっと見つめるリトの視線に固まる唯。その目は完全に泳いでいる 「…と、とと、ときどき…だったらゆってもいい…かな」 なんとか頑張って話す唯にリトは笑ってしまう 恥ずかしさを隠すようにリトの胸に顔をうずめる唯 「もー!やっぱりゆーきくんってイジワル」 「そんなつもりじゃないんだけどなァ」 頭を掻きつつも唯の反応に苦笑を隠しきれないリト 「もー!ゆーきくん!!」 「…ゴメン。けど、お前の事カワイイって想う気持ちも好きって気持ちも、冗談なんかじゃないよ」 唯はリトの胸からゆっくりと顔を離す 「お前とずっと一緒にいたいって気持ちもウソじゃない!だから、お前の気持ちがすげーうれしかった」 照れくさそうに頭を掻くリトに、唯の頬も熱くなる リトと同じように唯もリトの言葉や気持ちがうれしかった だから、なんとかしてその気持ちを伝えようと唯なりに頑張ってみる 「ゆ、唯…あのね」 「ん?」 「唯、ゆーきくんのためにもっとガンバル!今よりもっとお料理上手になる!もっともっと勉強してえらくなる! もっともっと勉強してえらくなる!もっともっともっとキレイになってゆーきくんを独り占めする」 唯の心がめいっぱい背伸びをして、伝えようとする リトへの想いの全てを 「もっともっともっともっといーっぱいガンバッて、ゆーきくんだけの世界で一番のおよめさんになる」 「唯…」 「だからえっと……唯のコトちゃんと見てて。唯のコト離さないで。唯のコトこれからも好きでいてください」 一息で話した唯の息は荒い 鼓動もリトに伝わるほどドキドキと高鳴っている (ゆーきくんに唯の気持ちちゃんと伝わったかな…) 赤くなっている顔と違い、唯の心の中は不安でいっぱいになっている もっと良い言葉、伝えなきゃいけないコトがあるんじゃないかという不安 さっきからドキドキが止まらない。興奮した背中はしっとりと汗を掻いている 「あ…あのゆーき…」 何も言わないリトにガマンできなくなった唯が口を開きかけた時 ぐっと引き寄せられた唯はリトに抱きしめられていた 「ゆーき…くん?」 リトは痛いほどに力いっぱい唯の小さな体を抱きしめる 「バカだなお前」 「へ?」 「今でもお前はオレにとったら世界で一番なんだぞ」 「あ…」 リトと唯。二人の体温が一つに溶け合っていく 服越しに互いの心臓の音が伝わり、次第にその音が合わさっていく トクン、トクンと規則正しく鳴る胸の音に、二人の息遣いが合わさる 「唯、ゆーきくんの一番…」 「なんだよ今頃気付いたか?気付くの遅いって」 リトは唯の前髪を上げると、おでこにキスをした 「ん…くすぐったい」 体を捩るとふいにリトと目が合う いつもと同じ顔なのに今はとってもカッコ良く見える (違う…、ホントは唯、いつだってゆーきくんのコト…) 「唯」 リトは唯の背中に腕を回した 間近迫るリトの顔 「お前が好きだ。世界で一番お前が好きだよ」 「あ…唯も…唯もゆーきくんが好き!大好き!」 いつもなら照れくさい言葉も今は不思議と素直に言える それはきっとリトがそばにいるから リトが背中を押してくれるから (唯、ゆーきくんとずっと一緒に、ずーっとそばにいたい) 二人は大きな手と小さな手を重ね合わせると、ゆっくりと目を閉じた (今日はゆーきくんの夢見れるといいな…) 翌朝、手に伝わるやわらかい肉感と、鼻腔をくすぐるいい匂いに、リトはうっすらと目を開けた 「う…んん、朝?」 昨日はいろいろありすぎて、疲れた体に朝日はとても眩しく感じる 朦朧とする意識の中、ゆっくりと視線を動かすと目の前には唯の姿 そして、はだけたパジャマから覗く、形のいい胸 「あ…!」 リトの意識が一瞬ではっきりとなる 黒くて綺麗な長い髪は昨日と変わらない けれど、まだ寝息を立てている可愛い唇、くびれたウエストに、白くてやわらかそうな胸 それは普段、毎日見ている唯の姿 「元に戻ったんだ……唯」 隣で一人騒ぐリトに、唯は目を覚ます 「あ…おはよう唯」 「…ん…おはよう結城くん」 まだ半分眠っているのか、目がトロンとなっている唯 「安心しろ!ちゃんと元に戻ってるぞ!」 「え、元…?」 唯はゆっくり体を起こすと、周りをキョロキョロ見渡す 「ここ…」 「何言ってんだよ?オレの部屋だろ」 唯はまだ納得しかないのか、不思議そうな顔をしている 「結城…くんの?」 「そうだよ!大丈夫か?」 少しリトに身を寄せるように体を動かすと、パジャマからぽろりと胸がこぼれた 元に戻ったサイズに小さなパジャマが合うはずもなく、知らぬ間にボタンがみんな取れてしまっていた 「え…」 「よかったー!ホントに元に戻ってる」 はだけた胸に一人感嘆の溜め息を吐くリトをよそに、唯はだんだん状況がわかってきた やけに小さいサイズのパジャマに、隣にはリトの姿、そしてその顔は今にやけている 唯の目が次第に変わっていく 「…それで、あなたはさっきから何をしてるの?」 「え…?」 一人赤くなっている唯にリトはようやく気付く。自分が今、唯の胸を凝視している事に 「こ、これはその…」 「あなたって人は、朝からよくもこんな…」 冷や汗を浮かべるリトに唯の冷たい声が突き刺さる 「ちょ、ちょっと待ってくれ!これにはワケが…」 「何考えてるのよ!?ハレンチなっ!!」 唯の一撃で窓際まで吹っ飛ぶリト。けれど痛いはずがなんだかうれしい気分になる (よかった。これは唯だ。ちゃんと元に戻ってる…) 布団で体を隠しながら、真っ赤になって怒っている唯の姿に、安心した様にそう呟くリトだった 「え!?何も覚えてないのか?」 「うん」 朝食を食べ終えたリトは、昨日の事を唯とララ二人に聞いた 「覚えてないって…昨日のコト全部?」 「全然♪」 ララによると、スカンクの影響で小さくなった体が元に戻る時、 なんらかの副作用で一時的に一部の記憶が曖昧になると言うのだ 「よくわからないけど、みんな無事でよかったね♪」 にっこり笑うララにリトは朝からどっと疲れが戻ってきた様に感じた 「オレの苦労って…」 「いいじゃない!ララさんの言うとおり、みんな無事なんだし」 リトの後ろではまださっきの事を怒っているのか、ムッとした唯の姿 「お前も覚えてないのか?昨日のコト全部?」 「…だから、知らないって言ってるじゃない!」 ますます肩を落とすリト。そんなリトに唯は気になる事を聞いてみる 「何か問題でもあるワケ?……ひょっとして、小さくなった私に何かしたとか?」 ドキンと心臓が飛び出るほどびっくりするリト 「そそ、そんなワケねーだろ!オレはただ…」 「ふ~ん…」 振り向いたリトを待っていたのは、まったく信用していない唯の目だった その視線だけで、リトの心臓は凍えそうだ だけど、ここで負けるワケにはいかない だって、昨日はあんなに大切な事を交わしたんだから 「ホ、ホントに覚えてないのか?その…昨日の夜のコトとかさ」 「結城くん、しつこいわよ」 なんだかずっと怒っている様な唯の態度に、リトはそれ以上聞くのをあきらめた しょんぼりと肩を落とすリト その姿に、唯は少し複雑な表情になる 小さく溜め息を吐くと、ぼそっと呟いた 「…少しだけなら覚えてるわよ」 「え!?」 「…ぼんやりだけど。昨日、おフロで何か…」 リトは慌てて唯の口を塞ぐ 「それはいい!思い出さなくてもいいから!忘れてくれ!」 「ちょっと!やっぱりあなた何か…」 そんな朝のリビングに、通学用のかばんを持った美柑が戻ってくる 「ま、みんな元に戻ったしイイんじゃないの?それよりさ、このままだと遅刻しちゃうよ?」 びっくりした唯は急いで身なりを整えていく 「と、とにかく!この話しは後でゆっくりしましょ?行くわよ結城くん!」 「おお…」 朝からまるで元気のないリトの手を引いて玄関に向かう唯 「…まったくリトも鈍いね。ま、唯さんもウソつくのヘタだけどさ」 二人の後姿に、クスっと笑う美柑だった 「じゃあいってきま~す」 元気よく外に飛び出すララに続いて、ドアを開けるリト その手が途中で止まる 「どーしたの?」 「…お前さ……」 「ん?」 前を向いているためリトの表情は見えない 「何よ?」 (…約束は大事だけど、だからする、じゃないよな) 「……なんでもない。それより早くしないと遅刻するぞ?」 「わかってるわよ!服とか整えるから先出てて」 リトは言われたとおりに先に外に出た 「……」 その背中を見ながら唯は、小さく呟く 「覚えてるわよ。全部…」 ――あの約束もみんな―― 唯は頬を赤くした 「結城くんのお嫁さんにしてって…」 昨日の夜、頑張って言えた素直な気持ち 「一日一回だけじゃなくて、何回もしてほしいって…」 それは、まだまだ言いたい、伝えたい事の一部だけど ――あの約束のコト、結城くんはどう思ってるの?―― 唯は期待を胸に秘めながら、リトの後を追いかける 「約束…忘れてたりしたら許さないんだから!」
https://w.atwiki.jp/lavato_heros/pages/1177.html
カードリスト 能力 http //blog.alteil.jp/wp-content/uploads/2012/05/%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%8F%E3%81%97%E3%81%A6%E5%A4%9A%E3%81%AA%E3%82%8B%E7%BF%BC%E7%AB%9C.jpg 現在能力 https //login.alteil.jp/lhCardDB/detail.php?id=696 解説 Lv2の標準能力に加え、バーン、同名カード指定ドロー加速、援護能力を備えた優良ユニット。 山札に[翼竜]が必要だが、夜空を飛ぶ飛竜、空を切り裂く翼竜をはじめ、[翼竜]は単体で優秀なユニットも多いため、無理なく構築できるだろう。 ユニットとして出す場合は非優勢で60点、優勢で90点が期待でき、しかも同名カード指定ドロー加速付きと、Lv2ユニットとしては破格の性能を持つ。 サポートとして出す場合も、バーン30点+AT10+AGI1+同名カード指定ドロー加速と、こちらもまたLv2としてはかなり優秀。 小さくして多なる翼竜自身にサポートとしてつけた場合は、バーン60点+AT40がAGI4の速度で飛んでくる。 これがSP4の軽さで、しかも同名カード指定ドロー加速1枚付き。 なお、引き分けの場合は勝敗時の同名カード指定ドロー加速は発動しない。 同名カード指定ドロー加速なしでも十分軽いのであまり困らないが。 ユニットでも援護でも比較的バーンには弱いため、相手がバーン中心の場合を想定してHP増加系の援護を入れておくと、隙がなくなるだろう。 2012年5月修正 コンボor必殺コンボ 黒竜の騎士『ミリア』 手札の[翼竜]を敗北エリアに置くことでAT+30、SP+1。 コンボというよりシナジーだが、手札にあまった[翼竜]を有効活用できるカードの一つ。 関連ファイル 【翼竜】 関連カード 関連用語 収録 「魔法王国の滅亡」 収録
https://w.atwiki.jp/chaosdrama2nd/pages/1442.html
《小さくてまあるい日常》 泉けん「……(トマトジュースを飲み干すも口からダラダラと全部こぼれる)うーん、うまい!(カメラ目線) 」 ヒロ「(トマトジュース一気飲みした結果、漫画でよくあるようなでかい腹になる) 」 ペニーワイズ「ドリンクバー一気飲みがいいか!って多分言ってると思います!(首領パッチが殴られて離したドリンクバーをいかりやの口に流し込む) 」 アスラン・ザラ「何て言ってんだよ!(首領パッチをぶん殴る) 」 首領パッチ「がばばばばばばばばばば!!!!!(ドリンクバーのコーラを直飲みしながらいかりやに) 」 加藤茶「それは自分たちでやりなさいよ! 」 アスラン・ザラ「じゃあカレールー一気飲みがいいか!? 」 いかりや長介「やるわけないでしょペニーワイズ!! 」 ペニーワイズ「いかりやー!トマトジュース一気飲みしようぜー!(中●のようなノリで) 」 ヒロ「めでたくない………(飲み干して力尽きる) 」 レム「……その後、ヒロさんは帰らぬ人となってしまいましたとさ。めでたしめでたし。 」 ヒロ「ま、まさかのドラム缶かよ……ええい、いったれ!!!(グイッと勢いよく飲み始める) 」 電話猫「どうして過剰摂取しなければならないんですか?どうして…ピクピク…(口から赤い液体(トマトジュース)を吐き出してくたばっている) 」 現場猫「いっき!いっき!(ヒロにエールを送る) 」 レム「まずはトレーニングから…と、言いたいところですが、急な運動は体を痛めてしまいますので、まずは初歩として食事制限から入りましょう。そのたこ焼き、というものがどういうものなのかは存じませんが、食べ過ぎは注意かと。きちんとお野菜や果物も摂取し、健康的な食生活を取り戻しましょう。というわけで(?)、最近ヴォイドさんがよく飲んでいるというトマトジュースがあるのでそれでも飲みましょうか(ドンッ!と赤い液体が大量に入ったドラム缶を何食わぬ顔で用意し「さっ、どうぞ」と真顔で促す) 」 ヒロ「丸まる……?(それはそれで…彼女は気に入りそうだな…)ま、まぁいいけど…ウエイトでもやるかな?() 」 現場猫「ヨシ!減量だ!(「ヒロ ダイエットチャレンジ」のカンペを花壇に突き刺す) 」 レム「これは由々しき事態です!このままだとヒロさんが丸まるとなってしまわれます!早急に減量いたしましょう!(迫真) 」 ヒロ「……見るからにわかる感じ?(腹を突かれつつ)…ど、どこまで突っつくつもりだい…? 」 レム「つんつん、つんつん……やはり、「出ています」ね…これは間違いありません(ムムムと睨みながらつんつんし続ける) 」 デデンネ「遺体が出デンネエエエエエエ!!!(その辺の石ころ(イシツブテ)を盛るペコの爆発跡まで転がしてくると、油性ペンで「ペコの墓」と書いて合掌する) 」 盛るペコ「????????????????????????????????????(絶望のあまり爆散する) 」 ヒロ「…おうっ…!?(横腹を突かれ思わず声が出る)ど、どうしたんだい…!? 」 レム「じー………(何を思ったのかいきなりヒロの横腹をつんつんし始める) 」 ヒロ「…………た、食べすぎちまってな。ついつい美味しいとたくさん食べちゃうことってあるだろう?あはは…(動揺しきった顔) 」 レム「心なしか、お腹もちょこっと出ているような…?(ヒロのお腹周りをジト目で睨む) 」 ヒロ「…こりゃあまいった(糸目)よっしゃ!是非とも、たこ焼きの美味しさを知って欲しいな! 」 レム「マジです、大マジです(迫真)えっ、本当ですか…?✨では、次の休日に是非お供させてください 」 ヒロ「あ、そうなの?そんなら今度一緒に食べに行ってみるかい?(ぉ マージーか(糸目のまま)隠してたつもりだったんだけどね、多分普段の俺らしくない顔してるっしょ…(にやけた顔で) 」 レム「たこ焼きですか…!噂には聞いてましたが、どんな食べ物なのかまだ目にしたことが無くて… ふふっ、交流を楽しんでいらっしゃるのですね。本当にうれしそうなのが顔に出ていますよ。(くすりとほくそ笑む) 」 ヒロ「ふーむ、やっぱり顔に出ていたかー…(こりゃまいったと言わんばかりに目を閉じ天を仰ぐ)ここ最近よく通ってるたこ焼き屋があってさ。そこで働いてる子と仲良くなってねぇ…(恥ずかしそうに糸目で答える) 」 レム「あ、ヒロさん。お帰りなさいませ。(ぺこりと会釈)……気のせいでしょうか。ここのところ、何やらヒロ様が嬉しそうされているのをよくお見えしますが…何かいいことでもございましたか? 」 ヒロ「……お、レムちゃんじゃないか。ただいま(レムの前から歩いてくる) 」 レム「サッ、サッ…(寄宿舎前でいつものように掃き掃除をしている) 」 夜神ムーン「いやそうはならねえだろ! 」 ペニーワイズ「まぁなんという事でしょう(裏声)(アスランにボコボコに殴られ、アイコンのような顔になる) 」 アスラン・ザラ「お前の顔だよ!(ペニーワイズの顔をボコボコに殴る) 」 ペニーワイズ「誰の顔面が崩壊してるって!?(本編でドロドロになった顔で現れる) 」 キ「顔面崩壊野郎がほざくな 」 ヒロ「………あ、誕生日おわっちゃった 」 ヒロ「…そんなかすみんも可愛いよ(コッペパンを一つ食べる) 」 ズラ丸「かすかすとキュケオーンを配ろうとする人はタイキックズラ♪ 」 かすみん「呼び捨てしないでかすみんって呼んでください~!><(誕生日なのに大量のコッペパンに埋もれる) 」 ヒロ「か す み(クラッカーを鳴らす) 」 バースデーなので大量のコッペパンがかすみんを襲う! 」 ヒロ「岩盤やー 」 ベジータ「ふおおぉっ!?ドヒューーーーーン!!!(ノルマ達成) 」 ブロリー「お前だぁ!!!!(ベジータを岩盤へ叩きつける) 」 ベジータ「ケッ、きたねえヒロだぜ… 」 ヒロ「………なんて花火だ…なんて花火だ… 」 首領パッチ「いっぷし!(くしゃみをして爆風を吹っ飛ばす) 」 クソソン「ごくううううううううううううううううううううううううううううううううううううう(ジャスティスの爆発に巻き込まれ爆散する) 」 ペニーワイズ「ぶげっ!(荒井に叩かれた勢いでクリソソの隣でジャスティスを自爆させる)) 」 アスラン・ザラ「痛いなHAGE!!!(頭を叩かれ、誤ってクソリンの足元からファトゥム00を炸裂させてしまう) 」 クソソン「ごくうーーーーーーー!!!!はやくきてくれーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!(孫悟空にオチを付けてもらおうと助けを呼ぶ) 」 ヒロ「先輩も聞いて下さい。(バシッといかりやの背中を叩き、口からバナナを吐き出させる) 」 荒井注「なんだ馬鹿野郎!(ネタを真似されたのに怒ったのかアスランとペニーワイズの頭を叩く)文句あるか! 」 いかりや長介「(バナナが口に突っ込まれてる状態で)ふぁふぇふぁふぉふゃ(ダメだコリャ)… 」 ヒロ「僕の可愛いちぃちゃんは~色が白くてちっちゃくて~♪前髪垂らした可愛い子~♪(いかりやの背後からゆらゆらと現れる) 」 首領パッチ「うるせーーーー!!!!(いかりやの口にバナナを打ち込む)ゴリラにゃこれがお似合いだ! 」 嵐千砂都「♪~(鼻歌を歌いながら公園に停車したキッチンカーでたこ焼きを焼いている) 」 ヒロ「…………やっているな(キッチンカーに近づく) 」 嵐千砂都「ういっす~♪(やってきたヒロに手を上げて挨拶)寒い中また来てくれたの?ありがとう~♪今日は何食べてく?あ、そうだ…!新メニューに明太子たこ焼きを販売してみたんだけど、どうかな? 」 ヒロ「ういっす~(手を上げて応える)なんのなんの…こういう寒い時こそたこ焼きが美味いのさ(ククッ 明太子たこ焼き…よし、いただこうかな! 」 嵐千砂都「やっぱそうだよね♪ おっ、まいどあり~♪早速焼いていくねー!(鉄板に生地を流し込み、タコの代わりに明太子をその中へ入れ込み、ピックを両手に相変わらずの手慣れた動作でひっくり返しながら焼いていく)…雪が降ってくるとさ、こう…ついつい見惚れちゃうんだよね。だって、雪ってまん丸としてるじゃん?えっ…?本当は刺々した結晶の集まりなんじゃって…?そーじゃなくてね!ほら、あの、白くてまん丸とした…まるで天使の光みたいな神々しさ!だから冬が来ると、なんだか嬉しくなっちゃうんだー♪(たこ焼きをひょいひょいひっくり返しながら大好きな「丸」について語り始める) 」 はらぺこあおむし「(たこ焼きキッチンカーでハロウィンのアルバイトをしている) 」 ヒロ「まぁ詳しく見ちゃったら結晶のような形だけど、確かにパッと見まんまるな形だよね…本当に丸いものが好きなんだね。話してる顔が楽しそうで、こっちまで笑顔になるよ(ニッと笑って見せる) 」 嵐千砂都「うんっ♪まん丸としたものは本当に大好きだよ♪雪にしても、タコ焼きにしても、自分のお目目にしても、あの満月にしても…この星にはたくさんの丸に溢れている。それだけでとっても幸せで、心までまあるくなるんだぁ~♪ ……ほいっと!はい、おまちどーさま♪(最後にたこ焼きを詰め込んで明太子ソースなどのトッピングを加えた完成品をヒロへ差し出す)あっつあっつだから火傷しないように気を付けてね♪ あとこれ、いつも来てくれているお礼に、コーラをサービスするよ!(コーラの入った紙コップも併せて差し出す) 」 ヒロ「お、ありがとう!(コーラを見て)んじゃ、支払いもこれにしとこうかな(千砂都の前に500円玉3枚を置く)まんまるでピカピカだ。釣りはいらないよ!…イタダキャス(パンッ(たこ焼きを食べ始める)……あつっつ…焼きたての味…! 」 嵐千砂都「おーーーーーっ!?✨(丸々とした硬貨を前に目を輝かせる)あっ、しかもこれ!最近作られた新しい500円玉じゃん!はじめてみたよー!きれーっ✨わざわざありがとね♪(はふはふ食べ始めるヒロを微笑ましく見つめる) 」 ヒロ「いっつもこんな美味しいたこ焼きを作ってくれる君への感謝の気持ちさ…(はふはふ 寒い時期によく効く熱さだぁ…(コーラをグイッと飲む) 」 嵐千砂都「ふふっ…♪ちーちゃんお手製のたこ焼きを美味しいって言ってくれるだけでもうれしいYO(チェケラ!)そうでしょそうでしょ?しっかりあったまってね~♪ 」 ヒロ「おっ、出た!この前も通りかかった時にやってたね!(まんまるラップのこと)はぁ…この熱さもそうだし、こうして君が作ってくれたってだけでもこう、なんか…ほっこりするねぇ…(糸目で食べつつ) 」 スモやん「 ド ン ッ ! (通りかかったところヒロにぶつかる)悪ぃ…俺のズボンがたこ焼きくっちまった。次ァ10個頼むといい…(そのまま去っていく) 」 嵐千砂都「ドゥンドゥン、ジャン♪ドゥンドゥン、ジャン♪ドゥンドゥドゥン♪YO♪私マンマル好き すごくスキ♪満月好き SO 丸がスキ♪(ラップを刻み始める)いっぱい食べてね~(洗い物をし始める) 」 ヒロ「おぉ、やっぱり生で観るとかわいいなぁ…(まんまるラップを見て)おう!…っておわっ!?(スモやんにぶつかる)あ、危ないじゃないか…(何個か落としてしまうが躊躇せず拾って食べる)言われなくてもそうするよ…(10個頼むといいに対し) 」 ヒロ「全く、なんてぇ奴だ…人が作ってもらったたこ焼きを…(糸目で全て食べ終え)ん、ごっそさん!美味しかったよ! 」 ペコリーヌ「みなさ~~~~~ん! プリンセスコネクト Re DIVE!Season2!いかがでしたか!? 」 嵐千砂都「うんうん、美味しかったみたいでよかったよ♪ …ぷ、ぷりんせす…こね……?? 」 ヒロ「まぁ、ここは俺に任せといてくれ(千砂都に)…どうやら、君たちの新しい旅が始まったようだな(ペコリーヌに) 」 ペコリーヌ「はい!キャルちゃんのあんなところやこんなところ、可愛いところがもうい~~~~~っぱい!! 」 ヒロ「……あんなところとこんなところと可愛いところは別なのか…?(ペコリーヌのセリフを聞いて)噂程度でしか聞いてないけど大変な目にあってそうだな…その子 」 嵐千砂都「(「かのんちゃんのあんなところやこんなところ、可愛いところ」を想像しながらたこ焼きを焼き続けている) 」 ヒロ「…お、また丸いもののことを考えてるのかな…?(千砂都を見て。かのんのことを考えているとは思っていない) 」 加賀「 たこ焼き原材料ありったけでお願いします。 」 嵐千砂都「……ハッ! ど、どうかしたの?(照) !? (加賀の注文に仰天) 」 ヒロ「…あ、いや…すごいニコニコだったから、何考えてるのかなーって思って…(そっと目を逸らす) 」 ヒロ「………全部食い尽くす気か!?(加賀を見て) 」 加賀「 ええ、まだ満たされません。 」 嵐千砂都「えっ…?あ、えっとね~…あははは~…!(苦笑して誤魔化す)加賀さんいつもたくさん食べてくれるけど、そんな注文は初めてだったから…わかったよ!ちーちゃんの意地を見せてあげるんだから♪(凄まじく速い動きでたこ焼きを焼き始め、次々と大皿へタワー状に盛り付けていく) 」 ヒロ「んー、気になるなぁ…(ニヤニヤしながら)まー、まんまるなものを考えてたってことにしとこうかな(両腕を頭の後ろで組みながら)……おおっ!すごい!(たこ焼きタワーを見て) 」 加賀「 それではできた順でいただきます。(受け取り、そして一気に食す) 」 嵐千砂都「そ、そうだよ…! 相変わらずすごい食べっぷりだね…!💦 」 加賀「 (食べつくし)これでも、まだ行けます。 」 ヒロ「…まだ足りないのか……!(加賀を見て)…あの子が食い尽くして今日は店じまいになりそうだな(糸目で千砂都に) 」 嵐千砂都「(焼き続けること15分…)………あ!食材もう尽きちゃった…!今日は店じまいだね~…(あははと苦笑しながら最後の大皿を提供) 」 ヒロ「………(千砂都が焼き続けいた間ずっと彼女の方を見ていた)…本当に食い尽くした……… 」 加賀「 ごちそうさまでした。(食いつくした。そしてさらに一気食いで詰め込む) 」 嵐千砂都「いやぁ~…ちーちゃんもびっくりの食べっぷりだったよ!まいどありがとうございましたっ♪二人とも、よかったらまた来てね♪お二人はもう常連さんだから、いつも来てくれて嬉しいよ♪ 」 はらぺこあおむし「(食材の買い出しに出かける) 」 ヒロ「あぁ、美味しいたこ焼きのためならいくらでも足を運ぶさ!それに君にも……おっとこっちのこと(スッと顔を逸らし誤魔化す) 」 加賀「それでは、またここにて。(一礼し) 」 嵐千砂都「……??(ヒロに小首を傾げる)またのお越しをお待ちしてま~す!(加賀へ手を振る) 」 ヒロ「…おう、またな(加賀を見送り)……ん…(振り向いて小首を傾げる千砂都を見て)まぁ、その…なんだ…(照れ隠しのように汗をかいていないのに額を腕で拭う)ま、また良さそうなまんまるなものがあったら持ってくるから…!(振り絞るような声で) 」 嵐千砂都「本当!?またまん丸としたもの見せてくれるの嬉しいな…待ってるね♪(にっこり) 」 ヒロ「…(フフッ(千砂都の笑顔を見て微笑む)そんじゃ、俺もそろそろ行こうかな。また会おう(スッと手を上げ、去っていく) 」 嵐千砂都「うんっ、またね~♪(去っていくヒロへ手を振る)…さぁ~てと、今日のお仕事は終わったし…帰って自主トレしようかな!(店を閉める) 」 翌日… 翌日… ハチワレちゃん「えっ!?つまり…「二日目」ってコト…!? 」 ちいかわ「わぁ…わぁぁあ……!!(寝ている間にもう二日も経過していることに戦慄し涙目) 」 うさぎ「 ィ ヤ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ハ (奇声) 」 ヒロ「寝て曜日を送った(パチン(ハチワレちゃんにハリセンによる優しいツッコミ)だけだろ(ちいかわ、うさぎにもハリセンによる優しいツッコミ) 」 モモンガ「おい、俺を愛でろ!(きゅるりん♡) 」 流れ星「流れ星――――― 参゛ 上゛ ッ゛ ! ! ! ( ズ ド ォ ン ッ ! ! ! )(モモンガを踏む潰すように夜空から落下)ドッドッドッドッドッドッ(意味もなくヒロを囲むように走り出す)願いを言え!どんな願いもひとつだけ叶えてやろう! 」 ヒロ「な、流れ星!?えぇ………幸せになれますように?(半信半疑気味に糸目で) 」 首領パッチ「(いかりやからもらった(奪った)メガホンでモモンガをしばく) 」 流れ星「願いは叶えてやった。では、さらばだッ!(去り際に一瞬だけめちゃかわいい顔になって夜空の向こうへ飛んでいった) 」 ヒロ「…………まさかこれ?(可愛い顔をした流れ星を見て) 」 ペニーワイズ「かわいくねえええ!!!(首領パッチから奪ったメガホンでなぜかヒロを殴る) 」 アスラン・ザラ「こら!それはいかりやのだぞ!返しなさい!(ペニーワイズ、首領パッチ、ヒロの頭をメガホンで殴り、ジャスティスにくくりつけていかりやの方に投下) 」 いかりや長介「返し方間違ってるって言ってんだろ!!ダメだコリャ… 」 ペニーワイズ「オーレー俺たちバカ~♪(泉けんと共にいかりやを担ぎ上げ、ファトゥム00に乗せてちゃちゃまる宅へ飛ばす) 」 首領パッチ「ちょっとだけよ♡(パチ美ボイスでいかりやが飛ばされた先で寝そべり、自身のスカートをめくって見せる) 」 加藤茶「俺の真似すんじゃないよ!!(スリッパで首領パッチを叩く) 」 アスラン・ザラ「やめなさいバカ!(首領パッチと何故か加藤もいかりやから(勝手に)借りたメガホンで叩く) 」 首領パッチ「ごはぁ!(スリッパで叩かれる)あんたも好きねぇ!(さらに真似を重ねる) 」 タイキック「オマエラヤツアタリヤメロヨ!!(タライを落とす) 」 神父「ペニーワイズは死んだ。タライのあたりどころが悪かったのだ。 」 タイキック「オマエモコレダ!!(神父の頭にタライを落とし、尻にキックを見舞う) 」 ペニーワイズ「だと思ったかー?俺は死なない!(立ち上がる)ある偉い人は言った。バカは死ななきゃ治らない。だからバカを治す気がなければ死ぬことがないとな!!!!(覚醒) 」 神父「そう何度も食らってたまるか!善子ちゃんと結婚するまでは(タイキックをを回避するもたらいが直撃し倒れる)ここに善子ちゃんがいれば、スカートが覗けr……(ガクッ 」 首領パッチ「そんなにスカートの中が覗きたいのかしら?仕方ないわね~…ちょっとだけよ♡(二回目)(パチ美ボイスでスカートをめくって見せる) 」 アスラン・ザラ「バカ!いい加減にしろ!(いかりやから(無断で)借りたメガホンで首領パッチを殴り、タイキックの方にタライを投げ返す) 」 ペニーワイズ「こら!ちゃんといかりやに返しなさい!(風船にくくりつけていかりやの方に飛ばす) 」 加藤茶「(タブーが流れると同時にポーズを取り)ちょっとだけヨ♪ 」 ペニーワイズ「いよっ、いいぞー!!!(加藤の顔面にパイを叩きつける) 」 泉けん「オーレーオレ俺たち~♪バカだよ~♪バカだよ~♪(そのまま叩きつけたパイでシャンプーのように加藤の頭をゴシゴシとこする) 」 アスラン・ザラ「結婚おめでとう!(クソ遅)(加藤の顔面にクレープを叩きつける) 」 ???「(パイをぶつけられながらも)アンタも好きねぇ~♪ 」 ヒロ「……幸せ、か(先日の願いについて色々と考えていた) 」 にょぽむ「幸せなら手"で"叩こう♪(らんじゅにビンタ) 」 らんじゅ「 \ パァン! / (涙目) 」 にょぽむ「幸せなら手"で"叩こう♪(らんじゅに往復ビンタ) 」 らんじゅ「 \ パァン! / (号泣) 」 にょぽむ「幸せなら態度でしめそうよ♪ほらみんなで手"で"叩こう♪(らんじゅ…と見せかけてかすみんにビンタ) 」 かすみん「なんd \ パァン! / (ショックでコッペパンを吐き出す) 」 ヒロ「か、かすみん!!!! 」 ヒロ「くそぉっ!にょぼむ!俺が相手だ!(謎のポーズ) 」 にょぽむはログアウトしました▽ ヒロ「…………逃げられたか…! 」 宗教勧誘のおばさん「いま、幸せですか?(ヒロに問いかける) 」 ヒロ「さぁ、ね…(そっぽ向きながら) 」 宗教勧誘のおばさん「この新聞を購読するとあなたも幸せになるでしょう(例の新聞を差し出す) 」 ヒロ「……これ読んだら100万とか言うんじゃねえだろうな? 」 宗教勧誘のおばさん「いいえ、1000万円です(一桁違い) 」 ヒロ「い ら な い よ!高いわ!(迫真の表情で突っ返す) 」 ペニーワイズ「とりあえずいかりやにでも売りつけようぜ(新聞を見て) 」 アスラン・ザラ「1000万円で新聞が買えるか!(おばさんをぶん殴る) 」 宗教勧誘のおばさん「今に神の天罰が下るわよ!!!(場外バーストされる) 」 いかりや長介「そんな(宗教の)新聞いらねーんだよバカヤロー!! 」 嵐千砂都「あれ…?ヒロ君じゃん。どうしたのこんなところで…?(学校帰りなのか、スクールバッグを引っ提げてやってくる) 」 HD「 ぼくひろ 」 ドッスン「 エ ン゛ ッ゛ ! ! (HDを踏み潰す) 」 ヒロ「……(場外バーストされたおばさんを糸目で見る)…ん?あぁ、千砂都ちゃんか。んー、特に何もしてなかったかな。色々あったけど(にょぽむやおばさんを浮かべつつ)その様子を見ると学校帰りかな? 」 嵐千砂都「そうだよ~!これから食材買いに行くんだー♪オーナーから材料費はいただいているからね。せっかくだから新メニューに仕えそうな食材も見つけようかなって。どんなものにしようかな…(うーん…と悩む仕草) 」 ポリゴン2「マックスアップは配合しておこうね 」 パルキア「ぱるぱるぅ!!(特性:プレッシャー)(ポリ2を威嚇しPPを減らそうとする) 」 ディアルガ「グギュグバァッ!!(特性:プレッシャー)(追いうちのPP枯らしを狙う) 」 アカギ「このアカギにさからららららららら(※語彙力のPPを枯らされ、以降意味のない発言を連呼する) 」 ネギガナイト「ネギがないと(頼んでもないのにネギを差し出す。ついでにヒロのケツにもネギをぶっさす♂) 」 科学者「コンピューター(ダウジングマシン)がはじき出したデータによりますと、ちゃちゃまる宅の便器の中にピーピーマックスが隠されております。うわへへへwwww 」 PP切れの星くん「泉君、たなびたいことがあるんだ、ちょっと。僕の代わりに便器の中のピーピーマックスを取ってきてくれないか?一回きり取ってくれれば、それで僕は満足するンだ。お願いだから、ねね、いいだろう?さあ、早くトイレへ突っ込んでいってくれ♂(チャージマン研をちゃちゃまる宅の便器の中へ蹴り飛ばす) 」 ヒロ「…風邪ひいてからお願いしよう(刺さったネギをネギガナイトの口に突っ返す)お、また新メニューが出るのか!いいね~…俺も一緒に買いに行こうかな?どれだけ力になれるかわからないけど…(千砂都に) 」 嵐千砂都「ほんと!?なら一緒に行こうよ♪一人で悩んで手てもいいアイデアなんか思い浮かばないだろうし…ヒロ君の意見も聞いてみたいな~♪早速行こうよ! 」 ヒロ「よっしゃ!それで、どっから行くのかな? 」 嵐千砂都「ショッパーズへ行こう! 」 ンョ゛ハー゛(長浜店)「いらっしゃいませー! 」 ペコリーヌ「新たな食材探しですか!?✨ ヤバイですね☆ 」 ポリゴン2「パルキアのバカヤローーーーーーーーーッ!! 」 ヒロ「ショッパーズか!(な、なんかデジャブが……)相変わらずインパクト強いなぁ…(ンョ゛ハー゛を見て) 」 ヒロ「……さて、まずは……たこ焼きの中の具とか…かな?(辺りを見渡し) 」 嵐千砂都「うん、そうなの!……て、誰…?(;'∀')(ペコリーヌに)そうだね~…何がいいだろう?いっそのこと、タコじゃなくイカでも入れてみようかな?(もはやイカ焼き) 」 インクリング♂「ビチビチビチビチビチビチビチビチビチビチ(危機を感じて荒ぶる) 」 ヒロ「…やっぱり飯の話に食いついてきたか!(ペコリーヌを見て)……タコも入れなきゃそれ別のメニューになるような………?(汗)………そうだ!タコとイカを一緒に入れた特大のやつとかはどうかな?(ぉ 」 ペコリーヌ「あ、ペコリーヌと申します。(会釈) 」 ペコリーヌ「当然じゃないですか。美食を追求することに、我々『美食伝』は永久に欠かせませんから! 」 嵐千砂都「あ、どうも…(会釈)わたしは嵐千砂都。気軽にちーちゃんって呼んでいいよ♪よろしくね、ペコリーヌちゃん♪ おおー!海鮮たこ焼きだね~!それは面白そう!さっそく試しに一つ…って、あれ?イカちゃんがいない…(イカ(インクリング)がなくなったのを見てぽかーんとする)……イカはまた今度にしよう!(ぇ 」 ペコリーヌ「はい!よろしくお願いします、ちーちゃん!(がっつり握手) あらら…イカさん、逃げちゃいましたか。仕方ないですね。ちなみに私としては…できれば、未知なる食材に出会いたかったところなんですが。 」 ヒロ「…………また今度だな!楽しみにしてるぞ!(インクリングを見て)…となると…タコと一緒に何を入れるかだね…(考え込む)なるほどね…じゃあここにはよく来るのかな?(ペコリーヌに) 」 嵐千砂都「未知なる食材…?ありふれたものじゃない、ってこと…? 」 ペコリーヌ「え?知りません。ただ皆さんが美味しそうな話をするので。(ヒロに) 」 ペコリーヌ「うーん、そうですねぇ……Season2を迎えた(※私情)ことですし、もっとこう、「冒険!」って感じがするほうが楽しいと思いますよ。 」 嵐千砂都「しーずん2…? 冒険かぁ… 確かに、近場のスーパーやコンビニに行っても見慣れたものしかないから、どこか遠出して珍しいものを見つけるのがよさそうだし、何より楽しそう…♪もしかしたら、珍しいまん丸…コホンッ、食材を見つけられそう♪ 」 ヒロ「……あぁ、なるほど(ズコッ 君は、何かアイデアはない?今たこ焼きの新メニューの話をしててね…(ペコリーヌに) 」 ヒロ「確かに……よくあるイメージだとジャングルとか…かな?(千砂都に) 」 ペコリーヌ「でしょでしょ!?✨ たこ焼きですか?そうですねぇ……だったらいっそ、思いきってタコという大前提を外してみる、というのはどうでしょう。タコを焼くという事に囚われていると、どうしても視野が狭くなってしまいますから。 」 盛るペコ「盛盛盛ー盛・盛ー盛盛(ガタgタアッガッッガガガタgタガタgタ) 」 嵐千砂都「ジャングル…!?……でもちょっと興味あるかも… そっかぁ…そういえばオーナーも、新メニューとは言ったけど新しいタコ焼きのフレーバーとは言っていなかったしな……よしっ!どうせならたこ焼きのイメージに近いまんまるとした美味しいものを作ってみよう!それに相応しい食材を探したい! 」 ヨクバリス「欲欲欲ー欲・欲ー欲欲(震える盛るペコを揺さぶって食材を強奪) 」 盛るペコ「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!!あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!!!!(悲しみのあまり大量のジャンクフードを背負いシャロ宅の窓を叩き割って侵入する) 」 シャロ「きゃーーーーーーーーーーーー!!!(おまわりさん、あいつです!) 」 ピーポ君「(盛るペコに手錠をかけて署へ連行する) 」 盛るペコ「次はもっとうまく犯るペコよ…… 」 ヒロ「まだ誰も発見してないまん丸な食材とかいっぱいありそうな気がするしなぁ…(千砂都に)たこ焼き以外の新メニューか……(ペコリーヌに)…よし!俺も一緒に探そう! 」 ペコリーヌ「そうと決まれば、いきましょう!いざ、新たなる冒険へ!(シャキーーーン!!(かっこよく剣を掲げる) 」 嵐千砂都「おーっ!(…て、、あれ…?なんか思っていたのと違う感じが…まいっか…(・・;) ) 」 ヒロ「………えっここじゃないのか(糸目)冒険…(ちぃちゃんと一緒に冒険か…)(千砂都を見て) 」 ヒロ「………たこ焼きのイメージに近くてまんまるとしたやつだとお団子とか…? 」 加賀「 あなたにはこれを渡しましょう。(と言って千砂都に自分が発艦のために使用している弓と艦載機型の矢を渡す) 」 泉けん「やーっ(ダイビングイカ掴み取りコーナーと書かれた水槽に飛び込む) 」 嵐千砂都「お団子!まん丸として美味しいよね~♪ どうして……???(加賀により完全武装状態にされ呆然と立ち尽くす) 」 ヒロ「お団子になんかしらのアレンジを加えたら、結構良さそうだよね~… ………(無言で弓と矢を取り、武装解除させる) 」 ペコリーヌ「そういえば先程から気になっているんですが、どうして丸いものなんです…? 」 ヒロ「………あっ(ペコリーヌの言葉を聞いて、千砂都の方を見る) 」 ヒロ「…………長くなるぜ(ペコリーヌに近づき、耳元で小声で囁く) 」 嵐千砂都「えっ、だって丸いのってかわいくない???(真顔)それにね、丸はすべての基本!世界最大の謎であり、すべてのはじまりなんだー!たこ焼きも!水滴も!月も!地球も!太陽も!すべて!!くるくるくる~♪(バレリーナさながらの回転) 丸 な ん だ YO ! (バーーーーンッ!!)(体で丸を表現する決めポーズ) 」 ペコリーヌ「え…? 」 ペコリーヌ「……!? 」 ヒロ「…………(パチパチ(千砂都のポーズを見て糸目で拍手) 」 ペコリーヌ「は、はあ……(千砂都を見て、やや困惑気味) 」 嵐千砂都「丸、可愛いよね!?✨ 」 ヒロ「あぁ、可愛い……(千砂都を見て)…ノー、違う!違う!丸がだ!(変に慌てた様子で) 」 ペコリーヌ「へっ!? あ、あぁ……あはは……い、いろいろな意味で、ヤバイですね。💦(苦笑) 」 マルマイン「きゃーうれしいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!(嬉しさのあまりヒロの傍で大爆発) 」 嵐千砂都「そっ!ヤバいくらい可愛いの♪あのマルマインのフォルムも美しいよね…(うっとり) 」 ヒロ「………あぁ、美しいな…(爆発で黒こげアフロになる) 」 タンブルウィード「(西部でよく転がってる丸い回転草が千砂都の前を通り過ぎる) 」 リンク(スカウォ)「(大きな虫取り網を持ってタンブルウィードを追いかけ、捕獲せんと虫取り網を振り回す) 」 マッシブーン「俺は丸い筋肉で構成されている。俺は複数の丸で構成されている、俺は複数のかわいいで構成されている。よって俺は、>> K A W A I I << (マッスルポーズを取る) 」 嵐千砂都「…………かわいい……!!!(タンブルウィードに目を奪われる) 」 ダイマックスエースバーン(特性:リベロ)「うるせえ(マッシブーンをダイジェットで吹き飛ばす) 」 フェローチェ「寝言は寝て言いなさいよ(餅つきをしながら) 」 ペコリーヌ「な、なにやら少し、変わった方〔かた〕のようですね… 」 ヒードラン「(ひっしに『丸くなる』をおぼえようとしている・・・) 」 ミズオ「俺はかっこいいんだが???(聞いてない) 」 Zu-Ga「えっ!?!?!?!?!?ミーがかわいいって!?!?!?!?!?FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!(ヒロの傍で球体の頭が大爆発) 」 嵐千砂都「あっちにも!こっちにも!まん丸がたくさん♪ 癒される~~~~♪ 」 ばくだんいわ「 カ ワ イ イ ! (cv島田敏) 」 ネギガナイト「(ばくだんいわに“いわくだき”) 」 ヒロ「ま、まんまるまみれ!? 」 ヒロ「…………本来の目的を忘れてた、なんか探してあげるか…(フラッと食品コーナーの方へ向かう) 」 ズラ丸「 (タイキックを喰らわせ悶絶している善子を引き摺り)オラ(名前に入っている)のことズラ? 」 ヒロ「………善子ちゃんが何をしたと言うんだ! 」 よしこ「ヨハネ!!!!(悶絶中) 」 ズラ丸「 善子ちゃんがまた余計なことするからズラ。(尻に吹き矢を見舞う) 」 よしこ「何もしてないじゃない!!!(涙目で矢の刺さった尻を抑えつけてぴょんぴょん飛び跳ねる) 」 ヒロ「善子ちゃん大丈夫か!(勢いよく矢を抜く) 」 パズドラビルス「丸がなくてよかった!(ニコニコと丸に乗じて現れたものを破壊。ただし花丸は除く) 」 パズドラビルス「供養(ついでの勢いで太陽も破壊し去っていく) 」 よしこ「ぴぎいいいいいいいいいいいいい(矢を抜かれてルビィみたいな叫び声をあげる) 」 ヒロ「………あ、ごめん痛かった……? 」 松「(ガキトークが流れ)いやわろただけでケツに吹き矢されてホンマ大変な目におうたからケツ叩こってことにしたんや。」 浜「アレするんやったら津島?あのケツ追っかけるストーカー神父?それかキュケオーンっちゅうワケわからんの食わそうとするキルケーにやったらええやん。」 」 ペニーワイズ「ちょうどいいやつあるわ(いかりやのメガホンを(無断で)拝借し、ちゃちゃまるにケツ吹き矢を炸裂) 」 アスラン・ザラ「こら!人のものを無断で借りるな!(ペニーワイズからメガホンを奪い取りぶん殴る)ついで!(浜松を殴る) 」 キ「(スッと現れ浜と松と浜風のケツに無敵のスタープラチナを叩き込み棺桶ダンスする) 」 Coffin dance「デッデデデッデデッデデデッデデ(キルケーに便乗するかのごとく踊り始める) 」 ちゃちゃまる「うおー!なんだなんだー!?何かがオイラに刺さったぞー!?(ケツに届く前に分厚い毛皮に刺さり) 」 ペニーワイズ「………空振りだったよ!(アスランからメガホンを奪い、いかりやにぶん投げ返す) 」 ヒロ「…………(糸目であたりを見る)吹き矢ブームなのか…? 」 関羽「そんなものはない(頭に矢が刺さった落ち武者みたいな格好) 」 ヒロ「…………それは吹き矢なのか………?(糸目) 」 いかりや長介「や め な さ い ! ! !(タイキックさんも出現) 」 アスラン・ザラ「うるせー!俺は無実だ馬鹿野郎!(いかりやからまたメガホンを奪い取りいかりやを叩く) 」 ペニーワイズ「This is a Pennywise(唐突)(いかりやにもケツ吹き矢を仕掛ける) 」 いかりや長介「あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ っ っ っ ! ! ! !(尻に一発矢を見舞われ) 」 首領パッチ「うるせーーーー!!!!(いかりやの口にバナナを打ち込む)ゴリラにゃこれがお似合いだ! 」 ヒロ「僕の可愛いちぃちゃんは~色が白くてちっちゃくて~♪前髪垂らした可愛い子~♪(いかりやの背後からゆらゆらと現れる) 」 いかりや長介「(バナナが口に突っ込まれてる状態で)ふぁふぇふぁふぉふゃ(ダメだコリャ)… 」 荒井注「なんだ馬鹿野郎!(ネタを真似されたのに怒ったのかアスランとペニーワイズの頭を叩く)文句あるか! 」 ヒロ「先輩も聞いて下さい。(バシッといかりやの背中を叩き、口からバナナを吐き出させる) 」 クソソン「ごくうーーーーーーー!!!!はやくきてくれーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!(孫悟空にオチを付けてもらおうと助けを呼ぶ) 」 アスラン・ザラ「痛いなHAGE!!!(頭を叩かれ、誤ってクソリンの足元からファトゥム00を炸裂させてしまう) 」 ペニーワイズ「ぶげっ!(荒井に叩かれた勢いでクリソソの隣でジャスティスを自爆させる)) 」 小林さん「…はぁ~……(公園のベンチに腰を下ろして一息つき、缶コーヒーを飲みながら、ぼ~っと周りの景色を眺めている)「なぞのせかい」……な~んて言われてもなぁ。「異世界」みたいなニュアンスで言われたような気はしたけど………なんだ、私のいたところと何ら変わんないじゃん。……私、いいように扱われてただけだったのかなー……(独り言を呟く) 」 嵐千砂都「は~い、お待ちどおさま~!毎度ありがとう~♪(公園に停められたキッチンカーでお客さんにタコ焼き入りのタッパーを渡している)さぁ~て…今日もじゃんじゃん焼いていくよ~………?(ふと、車内から覗く小林さんに視線を向ける) 」 はらぺこあおむし「(たこ焼き屋でハロウィンのアルバイトをしている) 」 小林さん「……ん? おや…… こんなとこに、キッチンカー…?まあ、割りと普通の光景かな。 ん~、いい匂い……お、タコ焼きか。美味しそう……あ、すいません。タコ焼きひとつ、いただいてもいいですか?(立ち上がってキッチンカーの前へ向かい) 」 嵐千砂都「……あっ…!はーいっ♪(ぼーっとしていたところ注文を受け、早速鉄板に生地を流し込む工程へ入る)……お客さん、なあんだかちょっぴり浮かない顔してるねー?なにかあったんですか?(ぽいぽいっと、刻まれたタコ足を生地の中へ入れていく) 」 小林さん「……え? あ……あ~……ひょっとして、顔に出ちゃってました?すいません…いや、まあ別に、大したことじゃ。 」 嵐千砂都「ふふっ…ちーちゃんのまんまるお目目は何でもお見通しだよー?(両目に合わせる様に手で望遠鏡を作り小林さんを凝視する)……でも、その感じ……なんだか思い出しちゃうな~… あ、「なにを?」って顔してるね?…うん、私が…ううん、「私たち」がこの世界に来た時のこと、かな。私も、みんなも、今のあなたみたいな顔してたな~って、思い出しちゃってね。(じゅうじゅうと焼かれる生地をピックで器用にひっくり返していく) 」 小林さん「……! 「私達」…「この世界に来た」……それって……!(千砂都の言葉を聞いて、はっとする) 」 嵐千砂都「…あれれ~?もしかして、「当たり」だったー?(意地悪っぽく微笑みながら)…でもね、そんなのは最初だけだよ。私もここにきて日は浅いけれど、いつもと変わらない日々を過ごしているよ。それに、意外と悪くないよ、ここも。「住めば都」っていうしね~♪とってもかわいいまんまるとしたものもたくさん見つかるし!少なくとも私は、この世界は好きだよ。……あなたにも、そう思える日が来るといいね♪(焼き上がった生地をパックに詰め、タレ、鰹節、青のりなどで彩りを与えていく)……へいお待ちっ♪一個多めにサービスしておいたYO♪(陽気なラップ調を刻みながらたこ焼きを差し出す) 」 プリン「ぷりぷり~♪(キッチンカーの中でふよふよ浮いている) 」 小林さん「…そ、そう…なんだ。いやまあ、それはわかるんだ。ん…あぁ、ありがとう。(タコ焼き2個のパックを受け取り) わかるんだけど……私、サラリーマンでさ。私がいなくなって……会社に、大きな穴、あけることになっちゃうんだよ。それにね……………私の帰りを、懸命に待ってる子達がいるんだ。 」 嵐千砂都「う~ん…♪きみはほんとにまんまるとしてて可愛いね~♪(浮ているプリンにうっとり)…ふぅ~ん…それは大変だねぇ。でも、帰る方法は?……ないYO♪(よく見るラップのジェスチャーをかます) 焦る気持ちもわかるけれど、まあ美味しいものでも食べて落ち着きなよ。待っていたら、きっと"迎えに"来てくれるんじゃないかな?…って、なんとな~くだけど、私はそう思う。(次のたこ焼きを焼くため鉄板に油を敷き直す) 」 ヒロ「…………む、こんなとこにたこ焼きが…(キッチンカーの方へ) 」 嵐千砂都「ういっすー♪また来たね~?今日も「たこ焼きチャレンジ」(※大食い)やってく?ちなみに最高記録は加賀姉さんの467個だよ~!(ヒロに) 」 ヒロ「おっ、ちぃちゃんか。467!?すごいな…よし!やってやる! 」 嵐千砂都「おっけー♪👌(可愛らしく頬で丸をつくる)じゃんじゃん焼くから止まるんじゃねえぞぉ~?うぉ~~~~~~っ!(シュパパパパパパパッ)(先程の比でない神業を披露。ありえない速さで次々とたこ焼きを焼き始めていく) へいっ、第一関門おまちっ!(大皿に乗ったたこ焼きタワーをドンッとテーブルへ。これだけで60以上はある) 」 小林さん「ま、まあ……(帰る方法はないと言われ、ぐうの音も出ず)確かに…このタコ焼き、すごく美味しいもんなぁ。〝迎え〟……ねぇ。 」 ヒロ「………うおおっ、すっげえ量…よし、イタダキャス!!(パンッ(手を合わせ、ガツガツとたこ焼きタワーを食べ始める) 」 嵐千砂都「あ、そうだ。私は「嵐千砂都」(あらし ちさと)って言うの。遠慮なく「ちーちゃん」って呼んでいいよ。まんまるとしたものと踊ることが大好きな、ただのスクールアイドルだYO♪またお腹が空いたらいつでも顔を出しに来てね!ま、うちはいろんなところ回りながら商売しているから、いつもここにいるとは限らないけど……あっ!む、無免許運転とかはしてないよ…?💦これ、実は自動運転してくれるハイテクなキッチンカーなんだから…!(小林さんに)ふっふっふ~…このたこ焼きタワーを制することができるかな?(にやにや) 」 小林さん「千砂都ちゃんだね。私は小林。さっきも言ったと思うけど、ただのしがないサラリーマン。 …スクールアイドル?へぇ、アイドルだったんだ。あぁ、うん。そういうことなら…今後ともよろしくね、「ちーちゃん」。 」 ヒロ「…………これでやっと半分か~…(いまだ表情は変わらず食べ続ける) 」 嵐千砂都「うんっ、よろしくね!小林さん♪そうだよー!私たちは五人グループで活動しているんだ~! 「Liella!」って名前だよ。機会があったら今度ライブにも来てほしいな♪ …あ、言い忘れたけど一個だけタコの代わりにハバネロふんだんに盛り込んだの混ざってるから気を付けてね~(しれっとヒロに) 」 小林さん「あ、あ~……まあ、行けたらね。 ん…いや~美味しかった~、ご馳走様。 」 ヒロ「…………しれっと言うなぁぁぁぁぁあ~!!!(バタバタしながは水を飲み干す) 」 嵐千砂都「お粗末様でしたっ♪(小林さんに)あはははっ♪そう簡単にたこ焼きチャレンジが達成できると思ったら痛い目を見ちゃうぞ~?コーラ飲む?(面白おかしそうにヒロへコーラを渡す) 」 小林さん「……あ、そうだ。不本意ながら「この世界」に来ちゃったそんな私だけど……良かったなぁ、って思ったこと、ひとつ見つかったよ。 」 ヒロ「そう言うことかぁ…あ、ありがとう(コーラを受け取り飲む) 」 嵐千砂都「……なぁに?(小林さんと向き合いながら) 」 ヒロ「……つまりこれ以上はないってことだな…この山は!(再び食べ始める) 」 小林さん「それはね……… 」 嵐千砂都「あ、もういっこ言い忘れたけど他にもワサビ入ってるのあるよ(しれっと)それは~~~~~?(ずずずいっと迫る) 」 小林さん「――――――――――――「こんなに美味しいタコ焼きを作ってくれる、とても可愛らしい店員さんに出会えた事」…かな。(小林さん流 落とし文句) 」 ヒロ「まてええええい!!!!!(唇を真っ赤にしながらコーラを飲み干す) 」 嵐千砂都「………っ…!?////(落とし文句にボンッと湯気立つ)………あ…ははは~っ…!そ、それは「良かった」ねぇ~…!あは、はははっ……!(恥ずかしくてくるっと振り返ってはじゃばじゃば手を洗い始める) 」 小林さん「うん、良かった。よかっ……あれ、どうしたの? …大丈夫? 」 嵐千砂都「なっ…ななななっ…!なんでも!ないよ!!💦 あ、おっかしいなぁ~…食材もないよ…!あは、ははは…!(照れ隠しにばたばたしだす) 」 ヒロ「(あ、明らかに照れてる…!?)(千砂都を見て)……よっしゃ第一関門突破!(完食) 」 小林さん「…そう?でも……顔、赤いよ?――――――(そう言って千砂都のおでこにおでこをくっつける) 」 ヒロコラス「(コバヤシィ!!!!!)(小林さんの様子を見てクワッと表情が変わる) 」 嵐千砂都「あ、おめでとう~!でもごめんねぇ~…!今日の分の食材がもう尽きちゃったみたいで…たこ焼きチャレンジはまた今度だねー!(ヒロに両手を合わせて「ごめん!」) へ―――――― チュボンッ (おでこ合わせで爆☆発)うぅ~~~~ん……パタッ (顔を真っ赤にして卒倒) 」 ヒロ「あー、そうなの?残念…またチャレンジするさ……(ニコッ …………やりよる 」 ヒロ→大城さん「俺は今日から大城さんを名乗る、真っ向勝負だ(小林さんを見てコーラを飲み干す) 」 小林さん「え…ちーちゃん?ちょっ…ちーちゃん!?どうしたの、ちーちゃん!(キッチンカーの中に入り、体を揺さぶる) 」 ???「ゴッ(discordスタンプの変顔の男がヒロ改め大城さんの頭を硬球で叩いて気絶させる) 」 大城さん→ヒロ「ファッ!?ウーン…(気絶する) 」 小林さんとちーちゃんの不思議な出会いの行方は如何に… だがその話は、また後日に――――― 小林さん「はぁーーー疲れたぁ~……今日 運転士「―――――――――出発します。 \ プルルルルルルルルルッ♪ ピポーン♪ ピポーン♪ ピポーン♪ …ガタンッ / 」 ……ガタンッゴトンッ……ガタンッゴトンッ…… 小林さん「……やべぇ…めっちゃ眠い……でもあれだ…寝たら起きれなくなるやつだわ、これ…………ま……いっ…か…………… Z z z …… 」 🏢 ⇨ ⇨ ⇨ 🚃 ⇨ ⇨ ⇨ 🏠 ―――――――――まもなく、『○○○』、『○○○』です。お降りの際はお忘れ物にご注意ください。 小林さん「……………Σはっ、やっば…! あっ…お、降ります!降りまーす!💦 (電車が駅に到着し、扉が開くなり慌てて降りていった) 」 🚉 ⇨ ⇨ ⇨ ⇨ ⇨ ⇨ ❔ 小林さん「あ~~~焦ったぁ~……危うく降り損ねるところだった。 ………ん? ……あれ……ひょっとして私、降りるとこ間違えたか……? あぁ……もう、仕方ない。少し遅くなるってトールに連絡しとかないと。(そう言って携帯を取り出し、電話をかける。しかし…) …あれ……繋がらないや。なんだなんだ、不調か?まいったなぁー…… 」 小林さん「それにしても……いったいどこで降りたんだ?私。いや~…私としたことが、焦って飛び出したもんだから全然―――――――――――― 」 小林さん「―――――――――いやどこ!!? 」 ヒロ「ここはなぞのせかい(ぬっと現れる) 」 小林さん「Σうわあっ!?(びっくりして尻餅をつく)いたたた……ちょ、ちょっと、いきなり… ……なぞのせかい…?え、えーっと……きみは…… 」 ヒロ「俺はヒロ。ただの住民だ!ところで君は見かけない顔だ… 」 小林さん「ヒロ…か。あぁ…私は、小林。ただのサラリーマンさ。 」 ヒロ「小林さんか…よろしく!道に迷ってたようだけど、他所から来たの? 」 小林さん「いや、それが……仕事帰りでさ。電車に乗ったはいいんたけど、うっかり寝過ごしちゃったみたいで。それで、帰りが遅くなるって、家に連絡しようとしたわけ。でも………どういうわけか、繋がらなくてさ。どうしたんだろう~って思いながら、周りを見渡してみたら……こりゃまたびっくり。どうもまったく知らない場所に行き着いちゃったみたいなんだな~、これが。 」 ヒロ「ん、やっぱり他所から来たんだね……あぁー、じゃあそのままじゃ帰れないってことか…道もわからない感じ? 」 小林さん「う~ん……そうだね…。 」 トール「(一方、そんな頃… 小林宅)……遅いですねぇ小林さん。 」 カンナ「小林、おしごといそがしい。 」 トール「う~ん……あ、滝谷に電話して聞いてみましょうか。 」 ☎「プルルルルルルッ♪ プルルルルルルッ♪ ガチャッ 」 トール「あ、もしもし、トールです。 」 滝谷 ☎「――――――あぁ、トールちゃん。どうしたの? 」 トール「あっ、すみませんこんな時間に。じつは、先程から小林さんの帰りを待っていたとこだったんですが、なかなか帰ってこなくて。なので、ひょっとしたら滝谷さんと一緒なのかな~と思いまして。 」 滝谷 ☎「え?あぁ…いや、仕事が終わったのが一緒で、そのあとすぐに別れたけど。 …何、小林さんまだ帰ってないの? 」 トール「そうですか……あ、はい…。 」 滝谷 ☎「そっかぁ……う~ん…… あー、もしかすると……帰りの電車の中で、疲れてそのまま寝ちゃったとか。今日のは割りとハードだったからねぇ…いやぁ、じつを言うと僕も、そういう日はたまに寝過ごしちゃうんだよねー ハハハ 」 トール「あ、あぁ……よくあります(⁻ А ⁻) 」 滝谷 ☎「あ、あはは… まあとにかく、そういうわけだろうから、しばらくすれば帰ってくると思うよ。…なんならトールちゃん、迎えに行ってあげたら?小林さん疲れきってるだろうし、トールちゃんが迎えに来てくれたら、喜ぶと思うよ~? 」 トール「―――――――――――ハッ! 小林さんが、喜ぶ……小林さんが…………こっ、小林さんっ!💖(ガチャッ) 」 カンナ「トール様……? 」 トール「あ、カンナ…今からちょっと、小林さんを迎えに行ってきます。カンナも行きますか? 」 カンナ「お~……いく。(コクリ) 」 トール「よし…じゃあ、行きましょうか。 」 カンナ「お~~~! 」 BGM:イシュカンコミュニケーション / 小林さんちのメイドラゴン ED1 カンナ「 ◦ ◦ ○〇 💤 (寒空の下でお昼寝している) 」 トール「こらこら…カンナ、そんなところで寝てると風邪ひいちゃいますよ。ほら… 🧣(防寒着を纏い、寄り添いマフラーをシェアする) 」 カンナ「ハッ… あったかい…(ぽわぽわ) 」 トール「それにしても……ここ最近になって、一気に冷え込んできましたね。小林さんも、いったいどこにいるやら……。 」 カンナ「こばやし、しんぱい…… 」 トール「そうですね、この寒さですし……ハッ!きっと今頃、寒くて寒くて、人肌ならぬドラゴン肌が恋しくてたまらないはずっ…!こっ、小林さぁーーーーーん!!!!!! 」 ――――――――それはない。 トール「―――――――!! 小林さんっ!!!(声のしたほうに振り返る) 」 小林「捜したよ、トール。(彼女の目に映るは、紛れもなく小林さんの姿。) 」 トール「そ、それはこっちの台詞です!!こっ、こばっ……うっ………小林さぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!(姿を見るや否や、涙いっぱいに溜め込み抱き着く) 」 小林「うおっ! あ、あはは………心配かけてごめんね、トール。(優しく抱擁し、頭をそっと撫でる) 」 トール「い、いえっ、そんな……こと…。 」 カンナ「…………? 」 トール「あ… ほら、カンナ! 」 カンナ「トール様………… 」 トール「…ん?どうしたんです?カンナ。ほら、カンナも… 」 カンナ「トール様、さっきから………………… 」 カンナ「―――――――――――――――――――― 誰 と し ゃ べ っ て る の ? 」 トール「……え…………………… 」 トール「な、何言ってるんですか。ほら、小林さんが……… …………………!?(気づけば彼女は、〝無〟を抱きしめていたのだった…)な……………… 」 トール「(ふっと力が抜けたように膝をつく)……ぁ………… そん…な……… 私……いったい、何を………なぜ……… 」 カンナ「………トール様……… 」 カンナ→カンナ(ドラゴン)「――――――――― ヴ ァ サ ッ ヴ ァ サ ッ ・ ・ ・ (真っ白なドラゴンに姿を変え、弱りきったトールを乗せて飛び立っていった…) 」 関連ページ 過去ドラマへ戻る コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/morrowind/pages/206.html
Smaller Potions【薬のビンを小さく】 最終更新日 2009-12-17 タグ #S *Mod 雰囲気 概要 Phaedrusさん作。 ポーションのビンは明らかに大きすぎる。このModはポーションのビンを小さくする。ビンの大きさは二種類から選べる。 nifファイルのみで構成されている。esm/espファイルなし。 ReadMeには「m」フォルダとあるが、Windowsはファイル名の大文字小文字を区別しないので、既に「M」フォルダがあるならそこにぶち込めばおk。 圧縮ファイル内にスクリーンショット有り。 ビンが小さくなることで既にゲーム内に置いてあるビンが宙に浮くことはない。 酒のビンの大きさはそのまま。 ダウンロード 勝手にミラー 直リン。 Morrowind 作者のサイト。(ダウンロードリンクが切れてる。) PES -- Smaller Potions コメント欄 ビンが大きすぎるとは前から思ってたんだ。これは良い。でもsmallにするかsmallerにするか悩む。戦闘中でもグビグビ飲めることを考えるとsmallerの方が現実的な大きさかな。でも視認性が悪いかな。 -- 管理人 (2009-03-14 11 55 11) ポーションのビンのメッシュを変更する他のModと同時に使えないだろうな。 -- 管理人 (2009-03-14 12 00 41) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/7548.html
【検索用 まじょはちいさくつぶやいた 登録タグ 2008年 VOCALOID maroki ま 初音ミク 曲 曲ま 浮草P】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:浮草P 作曲:maroki 編曲:maroki イラスト:のこのこ 唄:初音ミク 曲紹介 童話「人魚姫」の魔女にスポットを当てた曲。 歌詞 おのれの声と引き換えに 故郷を捨てた人魚姫 恋に破れて悲しみ深く 夜明けの海に消え去った 魔女は水面をふと見上げ 「ばかな子だね」と呟いた 何も知らない王子らは 娘を探しさまようが ついに行方は誰にも知れず 呼び声だけがこだまする 魔女は頭をうつむけて 「せんないものを」と呟いた 海の深くの洞窟に 魔女の棲家があるという 大事なものを差し出すのなら そなたが願いを叶えよう 「後悔してももどれぬぞ」 魔女はかすかにほほえんだ コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/461.html
今は小さく頼りないこの手も ◆HlLdWe.oBM 時空管理局地上本部という建物は元々時空管理局内に置いてミッドチルダの地上を担当する部隊の本部である。 中央の超高層タワーとその周囲のやや低い数本のタワーから成る建築構造をしていて、中央タワーの最上階は展望台にもなっている。 防御システムも万全であり、まさに陸の総本山と言っても過言ではない立派な建物である。 そのミッドチルダにあるはずの地上本部がなぜ何処とも知れないこの場所にあるのかは定かではない。 どこかの世界から建物ごと転移させてきたのか、あるいは地上本部そのものをコピーした物なのか。 今はまだ誰も知る事はない。 そして今その最上階の展望台には一人の少女がいる。 春の麗らかな桜を思わせる桃色の髪にまだあどけなさが残る幼く可愛らしい顔立ち。 少女の性格を表すような控え目な胸や尻などといった未だ発育途中だが将来を期待させる女性としての身体。 それを包むのはこの地上本部の精鋭に相応しい茶色を基調とした陸士制服。 だが陸士制服に身を包んでいるが、この少女の所属はミッドチルダの地上を守る誇り高い『陸』の部隊ではない。 彼女――キャロ・ル・ルシエの所属は古代遺物管理部機動六課という新設の実験的な地上部隊である。 ちなみに先程まで持っていた大鎌スケィスは目立つと思って待機モードの宝玉にしている。 ちなみにキャロはこの地上本部は偽物だと思っている。 キャロがそう思った理由は最上階に来る途中で立ち寄った一室。 その部屋に掲げられていたプレートに刻まれていた名前が判断材料だった。 そこに刻まれていた名前は「レジアス・ゲイズ」、そしてその部屋の内装は実に綺麗なものだった。 キャロが知る限りレジアスはゆりかご攻防戦の折にスカリエッティのスパイによって殺されている。 しかもその際に部屋では小規模な戦闘が起きて内装がいささか乱れたらしい。 だが立ち寄った部屋はまるでレジアス殺害などなかったかのような様子だった。 だからキャロはこの地上本部は偽物だと思うようになったのだ。 寧ろここにある施設は全て偽物だとさえキャロは考えていた。 そもそもこの会場は少々不自然である。 この地上本部以外にも機動六課隊舎やホテル・アグスタなどのキャロ自身と馴染みのある場所。 さらにDevil May CryやデュエルアカデミアやHELLSING本部などの未知の特殊な施設。 それに病院や工場や学校などの一般的な施設。 本来ならこのような地域にこれらの施設が全て集まっている事などありえない。 どうも様々な施設を雑多に詰め込んでいるといった印象を受ける場所だった。 なぜプレシアがわざわざこの場所に様々な施設を集めたのかは定かではない。 どれだけ考えても答えは出そうになかったので既にキャロはこの疑問について考えるのをやめている。 その代わり、今キャロは新たな発見に頭を悩ませていた。 「うーん、『魔力を込めれば対象者の望んだ場所にワープできます』か」 それは床に描かれた転移魔法と思しき魔法陣の存在であった。 発端はクアットロが逃げた事でしばらく休憩しようとしたところに遡る。 キャロが休憩の場所として選んだのは周囲の様子が一望できる最上階の展望台だった。 最上階の途中で一階のロビーで確認しておいたレジアスの部屋に立ち寄ったが、先の通り綺麗なままの状態だった。 そこに立ち寄った理由はおそらくここで最も偉い人物の部屋なら何かあると考えたからだ。 だが結果的には特に役に立つような物を見つけられないまま、最上階に辿り着いたのだった。 そしてエレベーターから出てからまず目に付いたのが先の転移魔法陣なる存在だった。 (どう見ても怪しいよね、罠かな? でもなんでわざわざこんな場所に? 罠だったら1階の出入り口付近に設置したらいいのに) しばらく様々な考えを巡らせていたが、結局はっきりした事は何一つ分からなかった。 これ以上考えていても埒は明かないと悟ったところでキャロはひとまず周囲の様子を観察してみる事にした。 まず北は、特に変わった物は見られなかった。 次に東は、すぐ隣のE-6エリアとその斜め向こうのエリアが壊滅状態になっているのが見られた。 そして南は、ビルが密集していて詳しい様子は分からなかったが、どうやら南でも立ち上る煙なら何かあった事は予想できた。 最後に西は、斜め向こうのエリアが壊滅状態になっているのが見られた。 ここからキャロはある結論に至った。 すなわちこの会場内には制限をかけられているにもかかわらず短時間でエリア一つを壊滅状態にしてしまう程の力を持った参加者が複数いるのだ。 そのような力を持つ参加者が複数いるとは思いたくないが、複数のエリアがこの10時間程で壊滅している以上そう考えるのが妥当だ。 どう考えてもこの何かしら制限が掛かっている状況の中、一人で方々を回ってエリアを壊滅させるなど無理に思えたからだ。 だがその結論はどうしようもなくキャロを不安にさせるものだった。 まずそのような参加者と戦っても勝てる見込みは少ないと思ったからだ。 (……やっぱり私一人じゃ無理なのかな) キャロが己の非力を不安視する理由はもう一つある。 それは今までの自分が行ってきた戦績というべきものだ。 キャロはエリオのために殺し合いになる決意をしてからキングとクアットロの二人の参加者を襲ってきた。 だが結果はどちらも殺すに至らず逃げられてしまう始末。 キングは手負いの天道と一緒で、クアットロは当初は優位に立っていたにもかかわらずだ。 そんな二人でさえ仕留める事がキャロにはできなかった。 新たな力、エリオの息吹を感じるスケィスを以てしても、ハンデのある人物さえ殺せない。 結論から言えばこのままではキャロがこのデスゲームで生き残れる確率は極めて低い。 キャロ自身はそんな事は認めたくなかったが、現実から目を背けずに冷静になってみればそれは認めざるを得ない事実に近い。 それくらいはキャロでも理解できる。 この時点でキャロがこのデスゲームで優勝するにはいくつかの手段がある。 まずは己の力で参加者を皆殺しにして最後の一人になる手段。 だがこれは先程考えた通り実現するのは果てしなく困難である。 仮に本来のデバイスであるケリュケイオンを加えたとしても精々エリアを壊滅させる参加者と並べるとは思えない。 召喚術も当然制限されていると予想される上に、近接戦闘が不得手ではスケィスも満足に扱えるかどうか。 こちらが不利なのは火を見るよりも明らかだった。 次に他の参加者の潰し合いを狙う手段。 だがこれも問題がある。 プレシアは放送で殺し合いを止めようとしている者が何人かいると言っていた。 実際キャロもエリオの死を聞くまではそうだったし、知り合いのほとんどはその立場にあると思っている。 そのような人達はこの場でどのような行動を取るか。 おそらく以前自分もしたように仲間との合流を目指すだろう。 そして殺し合いを望まない者は彼ら以外にもいると思われる。 もしもそのような信念を持った人達が集まり協力すれば、如何に強大な力の持ち主でさえ返り討ちにされてしまう。 そして時間と共にこの会場には殺し合いを望まない者で溢れる結果となる。 だがこれらの手段の不安要素を軽減する手段もある。 まずはキャロ自身の戦力のアップ、それも自分に合った力の向上が望ましい。 正直に言って前線向きでないキャロが近接戦闘に有利な力を手に入れても上手く扱えない。 召喚術と補助魔法(特にブースト魔法)、敢えて言うなら射撃魔法。 キャロとしてはその方面の力を強化したいと考えている。 しかしこのうち射撃魔法はスケィスを使用する事である程度は連射が可能だが、それでも一撃一撃の威力は低い。 さらに残りの二つも期待はあまりできそうではない。 召喚術はそもそもこの場所で出来るか未知数であり、補助魔法は回復魔法を別としてブースト魔法は対象がいて初めて真価を発揮する。 だから結局のところ、キャロ一人で出来る事は限られている。 そこで次に考えられる手は協力者の確保。 つまり殺し合いを否定する人達の集団に対してこちらも人数を増やすのだ。 それならキャロの補助魔法も生かせるはずだ。 だがこれにも問題はある。 この協力関係が最後まで続く事はないという事である。 プレシアによって願いを叶えられる者はデスゲームで最後まで生き残った一人だけ。 結局はどこかで対決しなくてはいけない事になる。 「でも、それまでは……」 だがその時が来るまではこの方法は有効的に思える。 「南には聖王のゆりかごがあるけど、これって誰でも動かせるのかな?」 そもそも聖王のゆりかごを動かす事が出来るのは聖王であるヴィヴィオ唯一人だけだ。 他の人にとっては何の役にも立たないただの建造物でしかない。 だがこの会場にゆりかごを置いた人物がプレシアである以上その定義は絶対ではないかもしれない。 少なくともキャロはこの会場内の施設は偽物だと思っている。 だから偽物のゆりかごは誰でも動かせるようになっているのではと淡い期待を抱いたのだ。 それに未だにクアットロが戻ってくる気配はまるでない。 「……試してみようかな」 数分後、屋上からキャロの姿は消えていた。 ▼ ▼ ▼ (これは、ロストロギアなのかな?) 南方のI-5に広がる青い海と白い砂浜。 そんな平和を思わせる場所に無粋にも鎮座する建造物がある。 古代ベルカの戦船、数多の世界を席巻して破壊してきた空中戦艦、聖王のゆりかご。 現在その入口付近には一人の少女が腰を下ろしていた。 若干湿った金髪をツインテール結んだ髪形をしている少女の名はフェイト・T・ハラオウン。 本人曰く、今はハラオウン姓を返上して旧名のフェイト・テスタロッサである。 そもそもフェイトがここに辿り着いたのは偶然であった。 デパート上空での全力を出し切った戦闘の結果、力及ばず敗北して魔力が枯渇した事で地上へと落下して死ぬはずだった。 だがそれを阻んだ存在は市街地を滔々と流れる一筋の川だった。 運良く川に落ちる事ができたフェイトは流されるままに流され数十分前にここI-5の砂浜に流れ着いていた。 そこで気が付いて最初に目にした建造物がこの聖王のゆりかごであった。 最初こそ砂浜に不釣り合いな巨大な戦艦に唖然としていたが、身体を休めるために中へ入ったのだ。 (もうすぐ放送の時間かな。最低でも二人は呼ばれるはず、新庄さんと、それから……) そこでふとフェイトは意識が落ちる前の光景を脳内より呼び起こしていた。 青眼の白龍の圧倒的なまでの力に競り負けて落下する自分。 その途中で目にしたもう一人のフェイト・T・ハラオウンを知る少女と少年。 デパートの3階に佇んだままこちらに目を向けていた二人にフェイトは最後の力を振り絞って魔力弾を放った。 そして臙脂色の制服を着た紫の髪の少女を狙って放った魔力弾が着弾した辺りで自分の意識は途切れている。 あれなら少女か少年は確実に直撃したはずだ。 (確かあの人は『つかささん』って呼んでいたっけ) あの時の事を思い返してみると赤いジャケットを着た茶髪の少年が少女の事をそう呼んでいた。 名簿を確認してみると確かに『柊つかさ』という名前があった。 だが一方の少年の名前は記憶にはなかった。 あの時は相手の事など気にも掛けていなかったから当然と言えば当然だ。 寧ろ『柊つかさ』の名前が分かった事だけで十分であった。 (でも、あの赤いジャケット、どこかで――ッ!! そうだ! あの服はレイと一緒……もしかしてあの人が遊城十代じゃ――) 「フェイトさん!?」 突然自らにかけられた言葉によってフェイトの思考はそこで中断を余儀なくされた。 声がした方を見てみると、そこにはピンクと白を基調としたバリアジャケットを身に纏った少女がいた。 しかも手には身丈を凌駕するほどの大鎌を構えていて、なぜかひどく驚いた表情でこちらを見ていた。 彼女の名はキャロ・ル・ルシエ。 フェイト・T・ハラオウンが保護した少女。 だがそれはこのフェイトからしてみれば未来の話だ。 今のフェイトにキャロとの面識など勿論の事だが全く無い。 9歳のフェイト・T・ハラオウンと10歳のキャロ・ル・ルシエ。 それは本来ならあり得るはずのない邂逅。 ▼ ▼ ▼ 時間は少し巻き戻る。 目的地を思い浮かべ一瞬眩い光で視界が塞がれたと思った次の瞬間には既にキャロは転移し終わっていた。 一瞬で目の前に広がる光景は屋上から見えるビル群ではなく、白い砂浜に変貌していた。 だがここが本当に聖王のゆりかごがある場所とはまだ判断できない。 確かにゆりかごは砂浜のエリアにあるが、地図上に砂浜は2つ存在している。 キャロはさっそく周囲の様子を窺いつつゆりかごがないか探し始めた。 「ん、あれって……」 川の近くで黒い柄みたいな物を拾った以外は特に変わった物はない中で、程なくして目的の物は発見できた。 紫紺と金色で彩られた古代ベルカの超大型質量兵器。 砂浜の白とは対照的に鮮やかで壮大な戦艦は遠目からでもすぐに見つける事ができた。 (ああ、やっぱりこれも偽物かな。本物ならもっと大きかったはず) 配られた地図によるとこの会場の広さは9km×9mで、それを1平方km毎に区切って1エリアにしている。 つまり1エリアは1km×1kmという事になる。 だがそれに対して聖王のゆりかごは全長1kmを優に超える大きさのはずだ。 それがこうして1エリアにすっぽり収まっているという事はゆりかごが精巧にできた偽物だという証拠になる。 先程までいた地上本部と合わせて考えてみても「この会場内の建造物は全て偽物」という説はかなり信憑性を増してくる。 (あ、誰かいたら、どうしよう) 現状キャロはスケィスも起動済みの状態で、身体はどちらかと言うと健康と言っても差支えない状態である。 ここに転移してくる前に屋上で脇腹と左太腿の負傷をかいふくのマテリアで治療済みだ。 もう傷痕は綺麗に消え去って、いつも通りとまではいかないが、キングやクアットロを襲った時よりは動けるはずだ。 (でも、実際に会ったらどうしよう。協力しようって言っても拒まれる事もあるだろうし……) 協力を打診するか、それとも有無を言わさずに殺してしまうか。 キャロは迷っていたのだ。 本当にこの方法でエリオを蘇らせる事ができるのかと。 心の内の不安は否応なく精神を揺さぶり、そして目の前に現れた人物に対して迂闊な行動を取ってしまった。 「フェイトさん!?」 まず目に付いたのは金髪のツインテール、そしてまだ幼いと分かる身体と年相応の服装。 キャロにとっては見覚えのあるようで初めて見る人物。 幼き頃のフェイト・T・ハラオウン。 それが今キャロの目の前にいる人物であった。 「誰かは知らないけど、ごめん。あとで生き返らせてあげるから死んでくれ」 「え、あとで生き返らせる……?」 キャロは目の前に現れた幼いフェイトの言葉に一瞬戸惑ってしまった。 死んだ者を生き返らせる行為自体はキャロも考えている事だ。 だが目の前のフェイトは「あとで生き返らせるから今は死んでくれ」と言う。 つまりキャロにとって生き返りの対象がエリオであるように、目の前のフェイトの生き返りの対象が自分という事なんだろうか。 「言葉の通りだよ。私はこのデスゲームで最後の一人になる。そして、なのはを、皆を生き返らせるんだ!!」 一方のフェイトにしてみれば、この遭遇は予想外の出来事であった。 こんな端のエリアにわざわざ来る参加者がそうそういないと考えていたからだ。 だが現実にこうして新たな参加者と遭遇してしまっている。 まだ体力も魔力も完全に回復していない状態でこの状況は非常に不味いものである。 だからこその時間と隙を作るための会話。 デパートでの戦闘からある程度時間が経過しているのでいくらか魔力は回復している。 適当な会話で隙を作ってプラズマランサーを放ち、短時間で倒すつもりだ。 だがそもそも隙を作りたいなら味方の振りをして同情を誘う方がいいのかもしれない。 しかし今のフェイトはそこまで考えが回らなかった。 青眼の白龍に敗北し、その傷が癒えない内に誰かに見つかってしまった事でフェイトは追い込まれていた。 つまり今のフェイトに余裕はなく、焦っていたのだ。 だが幸か不幸かその会話がキャロにとって大きな影響を及ぼす事になった。 (皆を殺した後で皆を生き返らせる……そうか、そうすれば、エリオ君も生き返るし、他の人とも協力できる!) フェイトの言葉はキャロにはまさに天啓の如く聞こえた。 つまりもし最後に生き残りが自分と協力者になったとしても、残った一人の願いが死んだ人を全員生き返らせる事なら。 それは自分の願いが叶う事にもなる。 もし自分が死んでも結局はエリオも自分も最後には生き返る事になるからだ。 「フェイトさん、私と手を組みませんか?」 今は小さく頼りないこの手も、力を合わせれば、きっと―― 【1日目 昼】 【現在地 I-5 聖王のゆりかご入口付近】 【キャロ・ル・ルシエ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 【状態】疲労小、魔力消費小、歪んだ決意 【装備】憑神鎌(スケィス)@.hack//Lightning 【道具】支給品一式×2、かいふくのマテリア@魔法少女リリカルなのはStrikerS 片翼の天使、葉巻のケース@NANOSING、オーバーフラッグの仕込み刀@魔法妖怪リリカル殺生丸 【思考】 基本:エリオ(みんな)を蘇らせるため、この殺し合いに優勝する。 1.目の前のフェイトに協力を打診する。 2.相手が機動六課の仲間であろうとも容赦はしない(ただし、フェイトが相手の場合は微妙なところ) 3.次にキング、クアットロと会った時は、絶対に逃がさない。 【備考】 ※別の世界からきている仲間がいる事に気付いていません。 ※憑神鎌(スケィス)のプロテクトは外れました。 ※自分の決断が正しいと信じて疑っていません。 ※この会場内の施設は全て偽物だと思っています。 【フェイト・T・ハラオウン@魔法少女リリカルなのはA s】 【状態】疲労大、魔力消費大、全身にダメージ大、左腕に軽い切傷(治療済み、包帯代わりにシーツが巻かれている)、強い歪んだ決意 【装備】オーバーフラッグ(仕込み刀なし・カートリッジ残量0)@魔法妖怪リリカル殺生丸 【道具】支給品一式、医療品(消毒液、包帯など)、パピヨンスーツ@なのは×錬金 【思考】 基本:皆で一緒に帰る。 1.え、協力? 2.皆を殺して最後の一人になる。そして皆を生き返らせる。 【備考】 ※もう一人のフェイトを、自分と同じアリシアのクローン体だと思っています。 ※なのはとはやても一人はクローンなのではと思っています(激しい感情によって忘却中)。 ※新庄とつかさor十代は死んだと思っています。 ※激しい感情から小さな矛盾は考えないようにしています。追及されるとどうなるか不明。 ※なのはが一番強いと思っています。 ※トライデントスマッシャーを修得しました。 Back 湯けむり旅情!夜天の書 時系列順で読む Next 銀色の夜天(前編) Back 湯けむり旅情!夜天の書 投下順で読む Next 不安 と 困惑 Back 脅剣~キャロ・ル・ルシエ~ キャロ・ル・ルシエ Next 命の理由 Back Paradise Lost(後編) フェイト・T・ハラオウン(A s) Next 命の理由