約 14,765 件
https://w.atwiki.jp/odchange/pages/197.html
325 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/10/23(日) 00 32 05.24 ID /g3QpHVr Be 「あら、良かった、時間通りね。ちょうどパイも焼けたところなのよ」 フミ子が一軒家の呼び鈴を鳴らすと柔和な表情の老婦人が現れた。 彼女は年配ではあるが、感じのいい表情を湛えた上品な女性で、初対面の フミ子の緊張をほぐす空気を持っていた。 「紅茶は、そうねえ、アールグレイでもいいかしら」 もともとそんなものには格別の拘りのないフミ子だった。首をこくこくと 縦にするばかりだった。 美しい木目のローテーブルに焼き立てのアップルパイと強い香気の紅茶と が給仕されると、フミ子は思わず喉を鳴らしてしまう。 婦人は小さく微笑んで、「どうぞ、ご遠慮なく」とフミ子に茶とお菓子と をすすめてくれた。フミ子はそれをなるべくお上品に見えるようにと注意し ながら、それらをもくもくと口に運んでいった。 「大変に、おいしかったです。奥様」 わずか2、3分ほどでそれらをぺろりと平らげてしまった彼女に、 「まあまあ、お若い方は食がすすみますことねえ」 紅茶をポットから注ぎ足し、さきほどのものよりもう少し大きめにカット したパイをフミ子に差し出しながら、 「さて、それじゃあ……」 話の本題を切り出した。 フミ子はむぐう、と口の中のパイを飲み下すと、ポーチの中から小さく畳 まれたタウン誌の切り抜きを取り出して、テーブルの上に広げた。 「この記事について、お聞かせいただけないでしょうか、奥様」 フミ子は丸っこい顔に緊張をはしらせて婦人に視線を投げ掛けた。 すると、婦人はええ、と小さく頷いて、 「はい、なんでも。あなたのご生活をより豊かで実りあるものにする、その 一助になるのであれば、それはとても素晴らしいことね」 切り抜きの記事にはこう書かれていた。 『せめて特別な日には、美しく輝いたあなたでいませんか?」と。 326 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/10/23(日) 00 32 57.19 ID /g3QpHVr Be 「これは、つまり特別な美容法をご伝授いただけるということなのですね」 フミ子が食いつくと、婦人は首を小さく傾げて、 「うん、そうねえ、そうであるとも言えるし、そうではないとも言えるのよ ねえ、さてさて、どう言ったものかしら」 次にフミ子は、 「だとしたら、洋服やアクセサリー、化粧品などの頒布なのですか」 すると、婦人は、 「それは完全にNOですわね、そういった類いの商法ではないのです」 さらに、フミ子は、今度は控えめに、 「だとしたら、その……費用はまったくかかりません、と謳っているのも、 それは本当なのですか?」 すると、その問いにはすぐに婦人も頷いて、 「ええ、お金は一切いただきませんわ。誰かを勧誘させたり、労働を強いた り、といったものでないことについても信じてくださればありがたいことで す。むろん、今後に話を聞いていただいて、信用ならないと判じられた場合 にも、そのままお帰りいただいて結構です。お引き留めもいたしません」 淀みなく話す婦人。だが、セールスの巧手というものはそうしたものだと 知っているフミ子は、警戒の念を心の一隅に留め置いたままに話の先を求め ていた。 「ええ、それならば、まったくそれは慈善事業のようですね?」 相手に不快感を与えないように気を遣いながら、それでもフミ子はそこを 糺さずにはいられなかった。旨い話に裏がない筈はないのだ。 すると、婦人は今度は手を振ってそれを否定して、 「ううん、そうじゃないのよ。やはり加入者にはそれなりの代償を拠出して もらうことになるのだし、美味しい思いばかりをできるといった類いのもの ではないの。それははっきりと先に言っておきますね」 そして、にっこりと微笑んで、 「それよりも、あなたも、どうしてこんなに小さくわかりづらく紹介してい るような記事に目を惹かれたものか、そこを教えてくださるとありがたいも のね」 327 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/10/23(日) 00 33 38.52 ID /g3QpHVr Be すると、フミ子は視線を一度二度、宙に迷わせたあとに、 「あ……はい、その、私、ほら、こんなですから」 こんな、とはつまり彼女の体型のことである。中学時代くらいから着実に 肥満していった彼女は26歳の当年には実に77キロという体重をかかえて いたのである。ただし、身長も165センチとわりと高い方ではあったし、 顔立ちもやや幼さが残るとはいえ整ったほうだったので、まったくもてなか ったというわけではなく、友達の紹介で付き合った彼と見事二年前にゴール インしたというわけである。 「その、ヤイチ君……あの、主人も、その優しくはしてくれるんですけど、 なんだか最近少し……夜のほうなんかも淡白になりがちでして、はい」 しどろもどろのフミ子に優しい視線を向けながら、 「いいわね、新婚さん。初々しくて、可愛くて……それで、月に何回くらい しているの」 わりと突っ込んだ質問を投げ掛ける。 「はい、それがだいたい2月に1回くらいのペースなんです」 顔を紅潮させながら、フミ子は素直に答える。 「あらぁ……そんなに若いのに、そんな少なくちゃ、かわいそうね。ご主人 はそっちのほうはあまり強くないの?」 フミ子は、ずずっと音を立てて紅茶を啜って、ふう、と一息ついてから、 「うーん、どうなんでしょうか。いつも穏やかでいい人だとは思うんですけ ど、なんだかお兄さんと妹みたいな雰囲気になるというか、とても仲良しの 友人の関係というか、その、そういうふうなムードにになることってほとん どないんです。その、将来、新しい家族を迎えるための練習のつもりで、と か、そんな感じでしか……はい」 すると、婦人は同情の優しさを言葉にこめて、 「ああ、それはとてもお気の毒なことね。女の子が相手に求められていない のではないか、なんて悩むのは人生の辛苦のうちでも最も大きなもののひと つなのじゃないかしら」 すると、弾かれたようにフミ子は、 「はい、だからこそ、私はここに来たんです。そして、聞いてみたかったん です。いつもじゃなくていい、少しの間でもいいから主人を私に夢中にさせ てみたいって……思ったから」 自分の言葉が心に反響したのか、フミ子はひくっと嗚咽を漏らしていた。 涙はやっとのことで堰を作ってはいたけれども。 328 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/10/23(日) 00 34 20.96 ID /g3QpHVr Be 「そうね、それがあなたの望みというのならば、いいかもね、私があなたの 力になってあげられるかもしれないわね」 婦人は椅子から立ち上がり、優しくフミ子の背中をひとしきりほどさすっ てやり、それからおもむろに彼女に問いかけた。 「さて、それじゃあ本題をお話しする前に、ねえ、フミ子さん。あなたは私 がだいたい何歳くらいに見えるかしら?」 やや下がり気味の目の縁に悪戯心をしのばせながら、婦人はフミ子の解答 を待っていた。 フミ子としては、こうした値踏みがあまり得意なほうではない。婦人はた しかに背筋もしゃんとしていて、体型もさほど緩んだところはないが、眼窩 には衰えからくる窪みが見て取れたし、目尻も下がり、輪郭もぼやけた印象 だった。灰がかった毛髪も綺麗に整えてはいたが、細い撚糸のような弱弱し さが現出していた。手足の肉も削げていたし肌にも張力が備わっていないこ とがありありとあらわれていた。 「ええ、と、50とちょっとくらいのところでしょうか?」 無論、いくつかのお世辞をしのばせての解答である。おそらくは60がと ころではないかと思われたが、これで70近くというのであれば、それは驚 嘆すべき若さであっただろう。 すると、婦人はにっこりと 「まあ、50そこそこだなんて、ずいぶんと嬉しいことを言ってくださるわ ねえ」 フミ子は胸をほっと撫で下ろし、彼女の解答が婦人の意に沿ったものであ ることを確信していた。 婦人はにこにこと、 「でも、私、まだ30歳なんだけれどもねえ」 329 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/10/23(日) 00 34 58.04 ID /g3QpHVr Be フミ子は思わず噴き出した。鼻水もほんの少し混じっていたのはご愛嬌の うちだっただろうか。 「うふふ、いい反応ね。からかい甲斐があるわ」 老婦人はふたたび温和に目を細める。ああ、これは冗談だったのか、とフ ミ子も思い直して、 「ええ、意表をつかれてしまいました」 再び、和やかな空気が流れはじめた矢先に、 「じゃあ、本当の歳はおいくつなんですか?」 フミ子の問い掛けに、ん、と首を傾げた婦人は、 「え? だから、さっき言った通りよ。30歳。お仕事は不定期だけどモー ターショウなんかでコンパニオンをしているわ」 ぽかん、とフミ子は呆けるばかり。これも冗談のうちなのか、と婦人の目 の動きを追って、話の真意を掴もうとしたが、 「うふふ、それじゃ、証拠を見せてあげましょうね」 言いつつ、戸棚に立て掛けたアルバムを取り出し、テーブルに開け広げて それをフミ子に提示した。 「これね、いつも私の追っかけをしてるカメコの子が撮ってくれたんだけど ね、どう、なかなか上手に写ってるでしょ、私」 写真の中で、豊満な身体の線を強調するメタリックな水着に身を包み、片 腕を抱く格好でポーズを決めて艶然と微笑む美女は、たしかに婦人にも通じ る面影を持っていた。 「でも、若すぎますよ。これ?」 フミ子が声を裏返すのも無理からぬことで、どう見ても写真の女性は20 歳かそこそこの若さである。 一緒に写っている車が最新鋭のものであるのならば、これが昔の写真の焼 き直しということもできない。あるいは合成写真か、それとも婦人の娘か姪 あたりの写真を使って自分をからかっているのか、とフミ子は小さな不快感 を抱いたのである。 「あら、そうかしら。一緒だと思うんですけどもね、私は」 おもむろに、婦人は上着の前のボタンを外してそれを脱ぎ去った。 330 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/10/23(日) 00 35 50.48 ID /g3QpHVr Be 「ふあっ、何をするんですか、いったい?」 「ああ、まあ、いいからいいから」 さらに婦人はスカートのホックも外してそれを脱ぎ去って、上下ともに下 着姿になってしまった。 「うふふふ、さあ、御覧なさいな。私もプロですから、慣れていますからね 遠慮はいりませんよ」 どこまで婦人は冗談を貫くつもりだろうか。唖然となったフミ子は否応な しに婦人のやせ衰えた半裸身を観察する羽目になってしまった。 浮き出た鎖骨から延長する胸元の膨らみは半ば失われ、項垂れたままに白 いブラジャーの中に収まっている。お腹回りも衣服を取り去ってみるとその 弛みが浮き彫りになっており、ショーツの上に乗っかった格好になっている。 脚線には女らしさが喪失していて、ごつごつとした部位とだらしなく肉の 垂れ下がった部位とが交互するばかりである。 これで、水着コンパニオンとはどういう料簡だろうか、それとももしや、 この婦人は正当な判断を失ってしまっているのだろうか、とフミ子が危ぶん だその時である。 ポーン、ポーン、ポーンと壁掛けの仕掛け時計が午後3時の時を告げた。 「ふふ、さあ、ここからが本番ですよ」 婦人の言葉が紡がれたその瞬間に、彼女の全身を金属のようなぎらりとし た光沢が覆い尽くしていた。 フミ子は言葉を無くして口をぱくぱくとさせるだけ。その間に、金属の彫 像と化した婦人の肉体には劇的な変化が現れていた。 さきほどまで頭一つくらいフミ子よりも低かった身長がフミ子と並ぶくら いにまでに伸張し、背筋がぐんと反り返る。 胸と腰が張り出して、重力に屈していた肉がせりあがり、大迫力の起伏を 演出する。むろん、腹まわりにこびりついていた無駄肉は消失し、美しいラ インを形成していく。 四肢にはしなやかさと伸びやかさが蓄えられ、女性的なフォルムは一個の 芸術にまで高められていた。 「んぐ、ッ……ふう」 婦人の表皮が金属的なそれから、蜂蜜色の健康的な肌へと戻った時、彼女 はまさしく写真の中にいた美人コンパニオンへと変身していたのであった。 「ふふふ、どうかしら、このカラダだったら私、いくつくらいに見えるかな」 艶やかな黒を取り戻した髪を手で梳きながら、婦人はにやり、と笑った。 胸は重力に逆らうように張り出し、腰も女性的な丸みを強調し、ショーツ を押し上げてその曲線の意義を主張していた。 「……ええと、その、じゃあ20歳くらいですか」 フミ子にはもう、何がなんだかわからない。すると、婦人はくっくと口を にぎりこぶしで押さえて、切れあがった目尻を軽く細めながら、 「でも、私、もう30歳なんだけれどもねえ」 331 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/10/23(日) 00 36 25.88 ID /g3QpHVr Be 『肉体拠出による相互扶助制度』というのが、婦人の肉体の秘密であった。 「つまりはね、特別な日のために、私はいつも実年齢よりも30歳ほど齢を 重ねた姿でいるわけよ。そして、特例が無い場合には週に二日だけ、その供 託してあった若さを取り崩して、10歳の若返りと、バストの2サイズアッ プ。それから身長の9センチアップを実現できるってわけなのよ」 そして、今日はフミ子にその具体的な例を示すために三時間だけ、特別な 姿へと変身したというわけなのである。 「は……はあ、にわかには信じがたい話ではあるんですけど」 フミ子の羨望を伴った視線は、嵩増しされて大きく張り出し、ブラウスの 前ごろの線を歪めるほどの径を持つ婦人の双の豊乳へと注がれていた。 「でも、こうして目で見てしまった以上は信じざるを得ないですよね……」 先ほどまでは自分よりもはるかに年長者だったのに、今は自分よりも若く なってしまった婦人にどう接していいものか、考えるのを放棄したフミ子は 半ば投げやりに言い放った。 「そうよ。誰かのものを奪うのではなく、金銭で取り上げるのではなく、あ くまでも自分の積み立てた分だけを受け取るという制度なの。生命保険のそ れを想像してもらってもいいかもね」 そして、婦人はちらりとフミ子を見やって、 「でも、それを利用するかどうかはあなた次第よ」 やんわりと退路を示して、フミ子の反応をうかがった。 「私は正直にこのシステムには大きな魅力を感じますけど、歳を取って皺だ らけの顔になるのはひどく怖いです」 フミ子は戸惑いの表情を浮かべて、こつこつとテーブルを指で軽く弾いた。 すると、婦人はさもありなん、と頷いて、 「もちろん、そうよね。私だってこのつるつるツヤツヤの顔から一度に若さ を取り上げられて還暦のお婆さんに整形される時には、いつものことながら 泣きたい気分なのよ」 と、そこで暗い声を一転させて、 「でも、この弾力抜群のEカップに胸が膨らんで、全身に張りと潤いがみな ぎって、おまけに脚までこの通り長くなった瞬間にはもう、そんなことはど うだっていいわ」 そして、フミ子の眼前にその美しく張り出した胸を見せつけて、 「どうかしら、あなたのご主人はこういう大きな胸は嫌いかしらね」 332 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/10/23(日) 00 36 56.01 ID /g3QpHVr Be 婦人の説得力のある胸と言葉に弾かれて、 「私……やります」 フミ子は決断した。 「ええ、よかったわ。あなたもこの制度の主旨に賛同していただけるのね」 婦人は言いつつ、複数枚のパンフレットを持ち出して、 「それでは、契約のために、いくつかのプランを私も用意させていただくわ ね。ええ、供託するのは何も若さに限ったことではないわ。たとえば、それ がスリーサイズであったり、身長であったり、体重であったり、ね」 そこで、ぴくん、と眉を動かしたフミ子は、 「ふえっ、体重でそれを賄うことができるんですか」 婦人は、こくりと頷いて、 「ええ、可能よ。とは言っても、もちろん体重を普段増やすことによって特 別な日に利益を受け取ることにはなるのですけどね。……うん、はじめての 人だったら年齢や身長なんていうものよりは恐怖も少なくて済むかもね」 そこで、婦人が提案し、フミ子が検討の上で契約したのが次のプランであ あった。 『契約者および受益者たる三杉フミ子は月間26日に体重5キロ増を受け入 れることにより、残る月末の日数を、体重25キロ減、胸の1サイズアップ およびウエスト2センチ収縮の姿で過ごせることとする。なお、途中解約の 際には無償による上の負担を5日間果たすことで相殺とする』 フミ子は小さく呟くように、 「これくらいの負担だったら、別にそんなに大きくないですよね。だって私、 もともと太ってますし」 すると、婦人は首を横に、 「いいえ、そんなに甘く見ていてはいけないわ」 眼差しをきゅっと細めながらフミ子に釘を刺した。 「わりとね、あるのよ。中途解約って。歪められた自分の姿に辛抱ができな くって、それで利益を得る事ができずに終わる人ってね。利用者全体の20 %くらいはいるんじゃないかしら」 フミ子は息を飲んだ。 「いいこと、どんな制度もね、正しい認識で用いなければ真価を発揮できな いものなの」 333 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/10/23(日) 00 37 24.70 ID /g3QpHVr Be 「じゃ、じゃあ、私はどうしたらいいんですか?」 すると婦人は少し語気を緩めて、 「そうね、そうならないようにあなたの契約は比較的緩めに作ってあるの。 利益享受を短めに、負担を長く小さめに、ってね。でも、5キロのお肉は言 うほど軽くはないんじゃない?」 言いつつ婦人はフミ子のお腹に目を配った。 「とりあえず、あなたは契約開始になる8日後までに、少しでも運動して身 体を絞っておくことね、そうじゃないと膝や腰なんかをやられてしまうわ」 婦人の忠言にふんふんと鼻息を立てて頷くフミ子。 「……わかりました。なんとかしてみます」 と、契約書を取り交わして婦人に礼を言い、その邸宅を後にしたフミ子は 帰り道にスーパーへと立ち寄り、夕飯の材料を探していたのだが、 「お肉……こんなに入ってても700グラムなんだあ」 ラップにくるまってぎちぎちに平皿に盛り込まれた豚バラ肉の、半ば白い 塊が、フミ子の腹へと吸い込まれていく。それも、一つだけではなく三つ、 四つと、吸い込まれて彼女の腹へ、足へ、首筋へ、と。 「……ひっ」 手にしかけたパックをぽろりと取り落としたフミ子は足早にそのコーナー を後にする。 『5キロも増えたら私、82キロかぁ、いったいどんなふうになっちゃうん だろ』 買い物かごに放り込んだのは、青菜に春雨に蒟蒻と海老と。少しでもカロ リーを減らそうと、フミ子も考えているのだ。 行きはバスで四つの停留所の距離を移動したけれども、帰りは歩いて少し でも身体を引き締めておこう。そして、最愛の主人に喜んで貰うのだ、と。 フミ子の挑戦は、ここにはじまった。 340 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/10/26(水) 21 59 28.63 ID sa4xUPpX Be 「ん、じゃあ行ってくるね」 「はい、がんばってね、ヤイっちゃん」 と、アパートの戸を開けて仕事に出ていく主人を見送ったフミ子は、そっ と振り返り、壁掛けのカレンダーに目をやった。 「……今日から、はじまるんだよね」 10月が始まるというのと同時に、契約期間がはじまるのだ。フミ子は緊 張に少し震えた。 契約の始まりは本日の午前10時からとなっている。 手早く掃除と洗濯を済ませて朝食と弁当作りの片づけを終えたフミ子は、 戸を閉めた洗面所の中で一人、その時を待っていた。 およそ5分、ゆっくりとその時を待っていたフミ子に、 「ううっ……来たっ」 じわり、と不快な感触が全身を覆った。 みちみちと、肩口から上腕にかけて、その径が太まっていく。背中にさら なる厚みが生じていく。 「ああっ、きつい、きついよぉ」 ただでさえ大きく張り出していた臀部はさらに肥大化し、ゆるやかだった メンズの3Lサイズのジーンズの容積を埋め尽くし、ぎしぎしと軋み出す。 慌ててフミ子はホックを外し、半ばまでジッパーを下ろして難を逃れた。 ひとしきりの変化が終わり、はあはあ、と息を吐くフミ子は鏡の中の自分 の変貌後の姿に愕然とした。 「いやだ、なにこれ……ひどい」 鏡の中に映った女は、頬まで脂肪が迫り出して、目が半ばまで押しつぶさ れていた。それが、自分と同調した動きをとっていなければ、フミ子にはそ れが自分だとはとても認識出来なかった。 「たった5キロで、こんなにも変わるものなのぉ……」 セーターにしてもパンツにしても、この日のために特にゆるやかなものを 選んだはずだったのに、それが完全にジャストフィットしてしまっているの だ。太ももはぱんぱんに膨れ上がり、ハムとか大根どころの話ではなかった。 上下を脱いだフミ子は怖々と体重計に乗ってみる。 デジタルの体重計は、81.2キロのセグメントを表示していた。実は、 ここに至るまでにフミ子はなんとか自己流で0.8キロというささやかな減 量を成し遂げていたのであった。 「……そうよねえ、本来あるべきカラダに5キロも無駄肉のっけるんだもん、 こうなるのはむしろ自然なことなんだよね」 丸々とした二重の輪郭をさすりながら、フミ子はむしろ、内心に決意の塊 のようなものを結晶化させていた。 がんばって、一か月に1キロずつ痩せよう、そうすれば5か月後にはもと の姿に戻れている計算だ。それならば、その後は負担なしに配当を得ること ができるのだから、と。 その意志が、その後の彼女を、そして夫婦仲を劇的に変化させることにな るとは、その時の彼女にはまだ思いもつかないことであっただろう。 341 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/10/26(水) 22 00 10.47 ID sa4xUPpX Be 「……おかえりなさい、お疲れさま」 「ん、ただいま」 フミ子はちらちらと少しづつ角度を変えて、夫の顔をのぞき見る。 「んあ、どうかしたのかい、フミ」 戦々恐々と夫の帰りを迎えたフミ子だったが、その反応がまったく無い事 には、失望混じりに拍子抜けの感があった。 『まあね、そりゃあそうでしょうけどね』 考えてみれば、顔が丸々として顎が二重なのも、お腹のお肉が段々畑にな っているのも、足が桜島大根級なのも、もともとだったよね、と。 溜め息をこぼしつつ、なんでもないの、と一言断ってからどすどすと台所 へと戻り夕飯の支度をするフミ子であった。 しかし、実は夫の弥一は、愛妻の変化にはちゃんと気付いていたのである。 『……はあ、またアイツ。一段と肥えたんじゃないのか?』 思ってはいたけれども、口には出さない。弥一は妻を傷つけまいと、それ なりの思慮は持ち合わせていたのだった。 「今日はヤイっちゃんの好きな唐揚げだよぉ、ちょっとだけ待っててねえ」 おいおい、それは自分の好物だろうが、と内心では苦笑いしながら、それ でもまあ、いいか、とネクタイを外し、背広をカウチに放ってぱちぱちと油 のはぜる音と香ばしい匂いのする台所へと歩をすすめるのであった。 コンロに向かってフミ子が動くと大きなお尻がぼよんぼよんと揺れる。コ ミカルに映るその光景は、いつも弥一を和ませるのだった。 弥一は、惚れてフミ子と添い遂げたのである。 しかし、それはあくまでも、フミ子の外見ではなく、人間性に惚れて、で あった。 事実、フミ子は優秀な主婦であった。けっして高給取りとは言えない弥一 であったが、家計のやりくりを巧みにしてくれるおかげで、それなりの蓄え を毎月、計画的にすることができている。また、舅や姑にもよくなついてく れて、険悪な雰囲気を作ったことさえないというのも特筆ものである。 性格も明るく、思いやりがあり、自分のことを後回しにしても他人のため に働くといった気質は清廉で、弥一も感心させられることがしばしばあった。 ただ、一点。大きく弥一がフミ子に失望せざるを得ないことは、彼女の肉 体が肥満していて性的な魅力に欠けていたということである。 弥一は至ってノーマルな性欲の持主である。幼女にも老女にも、男の娘に も興味がない。成熟した女の身体に刺激を感じる彼は、無論、ぽちゃ専でも なかった。 342 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/10/26(水) 22 01 01.46 ID sa4xUPpX Be 弥一にも妻に対しての愛情は、あると断言できた。しかし、性欲となると 話は別であった。妻の過度な肉置きを実感するたびに途端にげんなりとして しまうのだった。 結婚当初は、愛情さえあれば性欲は後からついてくるものだと信念を持っ ていた弥一も、次第にその見通しの甘さを後悔せねばならなくなってしまっ たわけである。 次第に性交渉の頻度も減り、夜の営みはどんどん淡白になっていってしま う。そして、いつか近い将来にそれは夫婦間の大きな溝となるだろうことは 安易に想像できた。しかし、その原因をフミ子の身体にある、とつきつける ような残酷な真似は弥一にはとてもできなかったのである。 『……はあ、どっかの妄想話じゃないけどさ、帰ってきたらいきなりフミ子 のやつがナイスバディになっていたらいいのになぁ』 そんなとりとめもないような妄想が、一月ともしないうちに実現できると は、神ならぬ身には予見する術すらなかったのである。 5キロ増の身体にもようやく慣れてきた月半ばのフミ子は、ある日、雑貨 店のパーティグッズのなかにこんなものを見つけた。 『飛んでも発奮、コスチュームシリーズ一号、ミニスカ婦警さん』 いつもなら、そんなものに反応したりはしない。けれどもその日のフミ子 の視線は、そこに固定されてしまったのである。 いつか、弥一のパソコンの画像の中のひとつに、このコスチュームの女の 子が写っていたのをフミ子は鮮明に覚えていた。 弥一は、フミ子に意識させまいと、さっさと画像を消してしまっていたが、 そういうわけにはいかなかった。自分が持っていない細く、かつ魅力的な身 体の女の子に主人の心が奪われていたかと思うと、なんだかせつなくて、悲 しくて、気取られぬように心を痛めていたわけなのである。 しかし、だ。 『着られるようになるのよねぇ……私だって』 黒い情念が心裡に渦巻いた。 そうだ、月末4日限定ではあるが、自分だってこれを着られるサイズにな れるではないか、と思った瞬間には、フミ子はそのパッケージをレジへと突 き出していた。 レジ係の金髪の若者は、きょとん、としながら商品とフミ子とを見比べて、 「あのう、これってサイズはこの一種類しかないんすけど……」 明らかに咎めるような口調で、フミ子に問うた。 「いいえ、これでいいんですよ。間違いじゃないです」 若者は、さらに付け加えて、 「いや……でも、これってビニールを破かれたら、たとえ袖を通してなくて も、もう返品できないすから」 ちらちらと、フミ子の目を覗いながら、念を押した。 「だから、これでいいんですっ、て!」 自分が発した言葉が予想以上に大きかったことに思わず口を押さえたフミ 子であったが、 「ああ、そうっすか。すみませんでした。それじゃ、いいんですよね」 ようやく商品を購入することができたフミ子は、心の中に、小刻みに震え る何かを感じながら、携帯電話のカレンダーを読んで、 「……あと、10日」 呪文のように言葉を繰り返して、早歩きに帰路へとついたのだった。 343 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/10/26(水) 22 01 51.28 ID sa4xUPpX Be そして、果たせるかな、その日。10月27日がやってきた。 「じゃあ、今日もたぶん、定時には帰れると思うからね」 「うん、わかった。気をつけて行ってきてね、ヤイっちゃん」 いつも通りににお見送りを言ったその後に、フミ子は付け加えてもう一言、 「今日は配当が入る日なんだから、楽しみにしててね」 意味不明な妻の言葉に首をひねりつつ、出掛けていく弥一。 そして、お見送りを終えたフミ子は、いつもの数倍の速さで洗濯と掃除を 済ませると、戸に施錠をし、その上で洗面所へと籠っていた。 着衣をはらり、と脱ぎ捨てると、フミ子は下穿き一枚の姿になっていた。 鏡に映るその姿は、立体ルノワールとでも言うべきか、とにかく肥った女 性の裸像であった。 ぎちっ、と音を立てて体重計に乗ると、デジタルのセグメントは80.4 キロを示して静止していた。 「がんばったほうよね、一か月に1キロ近く落としたんだもの」 もしもフミ子が先月初めの初期値のままにこの体重計に乗っていたなら、 82キロが正しい数字ということになっただろう。1.6キロの減量はたし かに悪くない減り幅であった。 しかし、ここからはじまるのは、そんな僅少な変化ではないのだ。フミ子 はきっ、と眉をいからせて、鏡の中の自分を覗きこみながら、午前10時の 魔法の時を待った。 そして、そのまま待つこと20分あまり。役場のチャイムがポーンと鳴っ て、10時を報せていた。フミ子はぐっと身構える。 しかし、 「あれ……なんにも変わらないじゃない」 何も変化がない事にフミ子は唇を尖らせて、卓上の電波時計を確認する。 と、時刻は9時59分50秒を示している。 「……って、なによぉ、ちょっと時報がズレてたのかぁ……」 と、息を吐こうとした瞬間に、全身にぎゅわんっと、震えが訪れた。 「うわっ、うわわわわ」 フミ子の全身に金属的な光沢が生じ、両手が鋼鉄のそれに変わっていく。 本当ならば、これを鏡で確認しながら、と思っていたのに、フミ子は少 し残念な気がしたが、それどころではない。 344 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/10/26(水) 22 02 29.40 ID sa4xUPpX Be みきいっ、と音を立てて臀部の膨らみが半分に収縮する。もちろん、シ ョーツはずり下がってしまう。 「ひっ、わひゃひゃっ!」 あわてて下穿きをたくし上げ、両手でお尻を押さえるフミ子だったが、 変化はまだ、序の口だった。 べこん、と膨らんでいた腹部がへこんで、腰部が締まり、段々になって いた 肉の層が消失し、なだらかな曲線になっていく。 「いっ……嫌ぁ……じゃなかった、いいのか、いいけど、いいのにさあ!」 痛みはないが、揺さぶられる感覚もまた半端ではない。急激な変容に戸 惑ってパニックを起こすフミ子。しかし、それでも変化は滞りなく、捗っ ていく。 肩口が狭まり、足首が締まり、頬のカーブが鋭角になっていく。みるみ るうちに全身のシルエットが細くなっていく。 「ひゃあんっ! ひっ……ひゃうっ」 ようやく変化が終息を迎えようとするところで、身体がもともとの肌色 に戻り、眩暈を起こすほどの震えも収まってきた。そこで、ようやくフミ 子も立ち上がり、洗面所の全身鏡に映る自分の姿を見る事ができたのであ る。 「嘘……これが私なの……」 陶然とした面持ちで、フミ子は鏡に映る自分に溜め息を吐いた。 先ほどまで全身を覆っていた贅肉は消失し、女優にも比肩するほどに引 き締まった肉体を持つ女が、鏡面には映っていた。 痩せたことでヒップが持ち上がり、長身のフミ子は足が長く見えるよう になっていた。 「すごい……足の隙間から向こう側が見えるよ、こんなのはじめて」 勢いこんで体重計に乗ってみる、フミ子の計算だと、今の彼女は55. 4キロにまで体重が減っているはずだった。 と、体重計の数値はさらにそれを下回り、50.4キロのそれを示して いたのである。 「ええっ、どうしてそんなに減ってるの?」 と、フミ子が気付いてなかったことは、最初に彼女には5キロの加重が されていたことである。そこから解き放たれて、さらに25キロの減量が 成されるわけだから、当然彼女の体重はそこまでのものから30キロ少な くなるわけなのである。 「……んふうん、身体が軽いの」 ふんふん、と腰を回せばくるりくるりと今まで考えられなかった角度に まで腰が回る。今までお腹につっかえていたものが消え失せた作用だった。 「それに……このおムネ、固くてぱっつんってしてるの」 余計なものが消え失せた分、多少は小ぶりになっていたが、アンダーが 細くなった分、相対的に大きく張り出した胸。あの婦人ほどに非常に大き いというわけではなかったが、弾力も、そして形も文句無しであった。お そらくはバストカップ1アップの恩典がそこに働いているのだろう。 345 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/10/26(水) 22 03 04.47 ID sa4xUPpX Be そして、 「あははぁっ、これが私のカオなんだぁ……まるで別人ねっ」 頬の弛み、輪郭のぼやけから解き放たれたフミ子本来の顔は、童顔など ではなく、真正の美形であった。目じりの切れ上がった瞳は大きく四辺に わかたれて、輝いていたし、鼻筋はくっと通り、顎は尖り、女優とさえ比 較できるほどに整った横顔を形成していた。 背筋を伸ばし、口元に微笑をたたえ、鏡に向かって半身に構えると、そ こにはしなやかに伸びる肢体の、性的な魅力あふれる裸身の女神の姿が映 し出されていた。痩せたことで、女らしさが失われたわけではなく、むし ろ、脂肪の深海から本来の魅力がサルベージされたといったところだった。 「えへへへ、どうしよう、ショーツもブラも全然サイズが合わないしなあ、 いっそのこと、上から下まで新調してもいいのかも……」 興奮に胸を上下に躍らせるフミ子は、ふと、あのグッズを思い出した。 フミ子はバスタオル一枚を巻き付けただけの格好で、台所の納戸に隠し てあった『ミニスカ婦警さん』のコスチュームの封印を破った。 胸元二つのボタンを意図的に無くしたヘソ丸出しの白いワイシャツに、 青いビニール製のブレザー。そして同じくビニール製の光沢のあるミニス カートを、フミ子は苦も無く着込んでいく。 「なによ、これ、膝上どころか太ももの付け根まで丸出しじゃない」 言いつつもまんざらではないフミ子は急遽、用意したベルトを6割方切 りつめてそれを締め込み、やや緩めのスカートを腰穿きにし、制帽まで被 り、前かがみにポーズを決めてみる。 「はぁい、お兄さん、アタシとイイコトしましょ」 予行演習とばかりに甘やかな声を出してみると、なにやら不思議な自信 が全身に漲ってきた。 「ふふん、いいわあ、これならきっとヤイっちゃんもめろめろよぉ」 フミ子は、熱い夜を思って、きゅうんと身を這うような昂りに、小さく 吐息を洩らすのであった。 361 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/11/04(金) 23 54 04.34 ID RWCueB15 Be 午後6時半。仕事を終えて帰ってきた弥一は、アパートの鍵がかかって いることに首を傾げた。 『ん? いつもなら、帰ってくるときには開いてるんだけどな』 暗がりの中でかちゃかちゃと鍵を開けて玄関に入る弥一だったが、どう やらリビングは電気が点いているようだった。人の気配もある。 「おい、フミ子。いるんだったら返事くらいしてくれたらどうなんだい?」 言いつつ、リビングの戸を開けた弥一の目に、信じ難い光景が広がった。 「うふふ、お邪魔してますわ」 見知らぬ美女が、あろうことかタイトな婦警コスでチェアに腰掛けてい たのである。 化粧はわりと濃い目だけれども悪趣味ではなく、目元に強い誘引力を生 じさせている。細身の長身は、出るところは出て、締まるべきところは締 まっている。女優にも勝るとも劣らない容姿を誇る若い女であった。 「んぐっ、誰ですかあんたは? それに、俺の嫁さんは……」 「知らないわ、そんな人。私がここに来た時には誰もいなかったもん」 弥一は、口をニシキゴイのようにぱくぱくさせるばかりだった。 その様子をにやにやと眺めていた女は、意図的に胸の膨らみをアピール すべく、前屈みにぴっと敬礼をひとつ。 「ホステスの出張サービスです。本日はご利用ありがとうございます」 黒いブラジャーから豊満な白い膨らみが半ばこぼれているのをちらちら と視認しながら、弥一は息を飲んで、 「いやいや、いや、俺はそんなもん頼んでないっすから!」 かすれる声を絞ってそれだけを早口に女に伝えた。すると、女は、へえ、 そうなんだぁ、と一つ息を吐いて、それからゆっくりと立ち上がり、弥一 の方へと近づいてきて、 「残念ねえ、お兄さんってアタシのタイプだったんだけどなあ……」 くすり、と笑って、半回転。細く引き締まった腰と、形よくせりあがっ たヒップとを十分に弥一の網膜に焼き付けた上で、 「ふふふ、それじゃ、どうかしら。奥さんが帰ってくるまでの間に、ちょ っとだけサービスしてあげるっていうのは?」 言いつつ、口の端から淫靡にちろりと赤い舌をのぞかせて、女は媚びた 視線を弥一に注いだ。 「はいいっ? サービスって」 女はにやり、と、 「サービスって言ったらサービスよ。奥さんが帰ってくる前に、そうね、 手がいいかしら、それとも口でしてほしい?」 弥一の股間にそっと手を添えた。弥一の身体がぎこちなく、くの字に折 れ曲がる。 「んふふ、パンパンじゃないの、キツそうねえ」 と、弥一の肩によりかかるように身を預けて、豊満で弾力ある胸を押し つけながら、 「大丈夫よぉ、私上手だから、すぐに気持ち良くしてあげるから、ねえ、 それにいつも、あんなつまらない女の相手させられてて可哀そうだもの、 たまにはつまみ食いくらいしたって罰はあたらない……わ」 隠した瞳に、悲しみを湛えて、女は弥一に抱かれるときを待っていた。 362 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/11/04(金) 23 54 39.46 ID RWCueB15 Be ところが、である。 「いや、悪いけどね、本当に間に合っているから、帰ってくれないか」 弥一はぐいっと女を押しのけて、椅子にどっかりと腰掛けてしっしっと 手を振った。女はふいに怯えたような目になった。 「うちの嫁さんはね、たしかにあんたみたいにセクシーでもないし、太い し、美人じゃないかもしれないよ」 そこで、だんっとテーブルを叩いて、 「だがね、それでも俺の惚れて添い遂げた女だ。他の誰にも悪くなんて言 わせないよ」 ぎゅっと眉間を寄せて、普段使わないような強面で、弥一は言ってのけ た。 すると、女はふるふると身体を震わせて、両手で顔を覆ったまま、小さ く、「ああっ」という悲鳴ともつかない感嘆をもらしつつ、床にへたりこ んでしまった。 弥一は、この反応に慌てて、 「いや、そうじゃなくって、さ。あんたを怒ったわけじゃなくて……あの、 その、ううん、なんと言っていいものか……」 すると、女はぼろぼろと涙を頬から滴らせながら、何度も「そうじゃな い」と首を横に振った。 「違うの……違うのよぅ、ヤイっちゃん」 口調の変化にはっ、とする弥一。女は泣き崩れたために目元のマスカラ が落ち、シャドーが散ってしまったため、たたっ、と洗面所に駆け込んで 化粧を落としていた。 ややあって、洗面所から出てきた女の顔からは妖しさが消えて、素直な 心情が投影された親しげな表情に変わっていた。 「ヤイっちゃん、私だよ……フミ子なんだよぅ」 ばつの悪そうな女、フミ子の言葉に弥一は言葉を失った。 「フミ子……はえっ、ななな、なんだよ、そんな馬鹿なことって、そんな お前、どういうことだよ、それはさ」 狼狽しながら身をもじらせるフミ子は、かくかくしかじかの経緯を弥一 にひとしきり説明した。 363 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/11/04(金) 23 55 15.76 ID RWCueB15 Be ソファに胡坐をかいて座る弥一は、困惑しつつもようやく合点がいった。 「はあ、拠出制度による相互扶助制度ねえ、それで今までお前、ひと回り 大きくなってたんだ」 「あれ、やっぱり気付いててくれたんだ。まるで関心無しみたいな態度を 取られてて、内心傷ついてたんだよ」 フミ子が口を尖らせると、弥一は、 「じゃあ、『また一段と肥ったね』とでも言ってほしかったのか」 すると、フミ子はふんふん、と首を横に振って、 「いや、そんなこと言われたら私、きっと立ち直れないもん」 弥一にすり寄って、その腕にしがみつく。弥一は、その腕に伝わる膨ら みの質感に局部を硬質化させつつ、 「それにしても、そのムネ。ちょっとずるし過ぎな感があるよなあ」 照れ隠しに眉をひそめると、フミ子もぶーっと声をあげて、 「ふんだ、そんなことないもん。サイズだって1カップしか増やしてない んだもん。これが私の隠された実力ってやつだよう」 たしかにフミ子の言葉通り、元来フミ子は豊かな胸を保持していたのだ が、あまりにもわき腹や背中といったアンダーバストに脂肪が蓄積されて いたために、それらが埋もれて目立たない状態だったのが事実だった。 「ずるしてるっていうのなら、それよりもこのウエストだよ、見てよ見て、 今、私のウエストって60センチを切ってるんだよ。これって反則的なプ ロポーションだと思わない?」 形良いヒップとしなやかに伸びた背中とを結ぶウエストは綺麗に引き締 まり、くびれていた。 「……じゃあ、お前ってもともとはどれくらいのサイズだったんだよ?」 疑問を口にせずにはいられない弥一。 「……測りたくなかったから、知らない。それに知ってても言いたくない」 乙女心に顔を赤らめながら、フミ子はまた口を尖らせた。 「ねえ、それで、どうするの。ヤイっちゃん。ご飯を先にする? それと もおフロがいい? 今日なら、一緒に入ってあげてもいいよ」 フミ子の提案に、弥一は少しだけ思案したふりをして、 「……風呂がいいかな……」 本能に忠実な解答を導き出していた。 364 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/11/04(金) 23 55 46.63 ID RWCueB15 Be 「……まだ、か」 髭剃りと洗髪まで済ませた弥一は、焦っているのを悟られまいと繕いな がらも、遠慮がちに催促をフミ子に飛ばしていた。 いつもならば、風呂は別々である。一緒に入れるほど湯船は大きくはな いし、第一、入れたとしても湯が全てこぼれてしまうのがオチだから、そ んな恥ずかしい思いをするのもさせるのも、お互いが望むところではなか った。しかし、今は違う。 「お待たせね、ヤイっちゃん」 引き戸を滑らせて浴室に入ってきたフミ子はバスタオル一枚を胸元に寄 せた両腕から下に垂らすばかりの姿であった。 思わず、弥一は瞠目し、ごくん、と喉を鳴らしてしまう。その様子を見 て取ると、途端にフミ子は上機嫌になる。 「えへへ、どう。ヤイっちゃん、私ってセクシーかな?」 軽く身を左右に揺すって、フミ子はアピールする。 「ん……その、まあ、そうだよな」 どぎまぎしてうまく言葉が紡げない弥一は、心拍数を上げるより他にす ることがなかった。 「えへへ、ありがと。じゃ、一緒に入るね」 2ピースのショートケーキを小箱に詰めるような格好でするりと湯船に 身を沈めたフミ子は、とろんとした表情で眺め上げるように弥一に笑みか けた。 「ねえ、ヤイっちゃん。私、さっきのやつ、嬉しかったなあ」 「ん、なんだよさっきのって」 自分の視線を悟られまいとわざと遠い目をしながら弥一も応える。 「あれよ、『悪いけど、俺には惚れて惚れぬいた女がいるんだ』ってやつ」 少しだけ表現が誇張されているが、要旨は変わってはいない。思わず、 弥一も照れくささに横を向いてしまった。 「ああ、いつもは素っ気ないくらいに穏やかなこの人も、本当は私のこと 強く想っててくれたんだなあって実感したら、急に胸が苦しくなってきち ゃったのよ」 そして、フミ子は夫の胸板に顔を寄せると、 「好きよ、もう、私の事ぐちゃぐちゃにしちゃっていいから、この身体を もう、思う存分、好きにしてよ!」 顔を正面に向け直した弥一に目がけて濃厚なキスをひとつお見舞いして から、 「……ねえ、今夜は疲れたからゆっくりと寝ようよ、なんてつれないこと 言わないわよね」 応えて、こっくりと首を縦にする弥一。 唇から伝わるひとすじの唾液を呑みこんだフミ子は、女としての性を包 み隠す事無しに弥一に抱きついた。 365 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/11/04(金) 23 56 16.37 ID RWCueB15 Be 風呂の中でのひとしきりの抱擁を終えた二人は、 「食事はどうしよう……?」 「んなもん、後だ、後」 お姫様だっこで軽量化した妻を抱きあげながら、弥一はまだ乾ききって いない身体のままで寝室へと歩をすすめていく。 バスタオル一枚に包まれたフミ子からは甘い匂いが漂い、上気した肌は じっとりと湿り、光灯に照らされて白く輝いていた。 どさり、とベッドの上にフミ子の身体を横たえると、弥一はその上にの しかかる。 「あはん、ヤイっちゃんったら、目が怖いよ」 怯えたフリを装いながらも、フミ子も燃えていた。 無言のままで、弥一はフミ子の引き締まった腰に手を這わせた。 「んっ、やん……くすぐったいよ」 フミ子は言いつつも、弥一の手を自分の秘所へと誘導する。 じんわりと熱い、フミ子のその昂りを感じた弥一は脈動する鉄塊を一気 にその繁みへと突き立てた。 「ひ……あんっ」 いつもとは違う感覚がフミ子の全身を走りぬけた。かつてないほどの快 感に身を捩じらせると、結合した箇所には、さらなる電撃が迸る。 「う……おおぅ!」 弥一も吠えた。眼前に獣のようによつん這いになって快感に蕩けるフミ 子を名乗る美女は、はたして幻のものであるのか、しかし、そんなものを 考える余裕などは彼には無かった。 「私が、上に……なってもいいよね」 フミ子の言葉に弥一はこっくりと頷く。最初期に、挑戦したが、あまり の重圧に断念した体位であった、が、今なら話は別である。ゆっくりと結 合を解くと、妻を腹上へと据え直す。軽々と、事が運ぶことに溜め息さえ 漏らしてしまう。 「さ、おいで」 弥一のそそり立つ孤塔に跨ったフミ子は、波間に揺れるように、ゆっく りとその身を上下させた。 「ああ……素敵」 両手で口元から感激がこぼれてしまうのを押さえながら、フミ子は快楽 に身を委ねた。 366 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/11/04(金) 23 56 45.54 ID RWCueB15 Be フミ子が身体を揺らすたびに、弾力ある胸はしたたかに揺れた。フミ子 は本来は、肥満している割に胸はつつましやかであったのだが、腋や上腹 部の脂肪が消失したことにより、相対的に胸は大型化し、そこに加えて1 カップ分、トップバストに2.5センチの増量を受けたことでDカップに までなっていたのである。弥一も、これには手を伸ばさない法はない。 「い……や、いたずらぁ……駄目」 下から突き上げられるのと同時に乳房を弄ばれ、フミ子の息も絶え絶え となった。 はあはあ、と息も荒い弥一であったが、まだまだ欲求は冷めるところを 知らなかった。上の体位を下に変え、さらには身体の前後を入れ替える格 好で弓の弦のようにフミ子を引き絞ってみたり、と。絶頂を四度も五度も 迎えながら、夜は激しく営まれていった。 ようやく、その激しい行為にも一応の収まりがあったところで、 「凄かった……ヤイっちゃんって、本当はこんなこともできたんだね」 と、フミ子は弥一の胸に顔を近付け、瞳に荒んだ閃きをたたえつつ、唇 をきゅっと噛みしめる。 「ねえ、それならどうして今まで一度もこんなことしてくれなかったの」 弥一は思わず閉口する。 「ねえ、今まで私としてきたことって苦痛だった? 優しくしてくれてた のは単なる慰めだった? それなら、どうして私のことを選んだの……」 フミ子は訥々と心の内の澱を吐き出していた。 姿が変われば激しく愛されるというのは、やはり女としては辛いものが あるのだ。 「じゃあ、なんだ。お前は八十の婆さんになっても俺に激しく愛されたい っていうのかよ?」 すると、フミ子はそうだ、と首を縦にする。はあ、と弥一も溜め息を混 じらせながら、 「いやいや、そうしたら俺も八十の爺さんだよ。無理だって、あんまり激 しくしようもんなら動悸息切れ、腰痛に高血圧、入れ歯も外れるおまけつ きだよっ」 フミ子はぽかん、と口を開けて呆気にとられる。 「肉体的に結び付ける時なんて、本当は短いもんだぜ。長くて人生の三分 の一。それだってその時に応じてどんどん変化していくもんなんだから」 「でも、私はいつだって一番に愛して貰いたいし、ヤイっちゃんの視線を 釘付けにしていたいのっ」 甘えて顔をすり寄せるフミ子の肩を、弥一は軽く抱きとめながら、 「まあ、その気持ちは嬉しいよな。俺のこと大事に思ってくれてるのは幸 せなことだし、そのために努力してくれたってのも、尊いことだと思うよ」 考えながら喋ることは困難だが、男にはそれでもやらなきゃならない時 が必ず来るものだ。 367 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/11/04(金) 23 57 19.86 ID RWCueB15 Be 「性欲と愛情は別もんだよ。それくらいのことはわかってくれよな」 言いつつ、弥一はフミ子の首筋から頬まで舌を這わせて鼻息を吹きかけ る。と、これが功を奏した。 「ん……わかる、ってかなんだかわかったほうがトクな気がしてきた」 もしも、この台詞が先ほどの「惚れて添い遂げたうんぬん」というのが ないままに語られていたものだったら、ただの節操無しと罵られて、最悪 手近な電気スタンドかなにかでぶんなぐられてバッドエンドもやむなしで あったろう。そのあたりの手管が男女の中には必要なのだ。 「だろう」 にんまりと、弥一。まんまと煙に巻いた格好であった。 「さ、そうとわかったらさ、さ、続きだよ続き。俺、実は女医さんとかに も興味あるんだけど、今度お願いできないかな?」 「ん、いいわよ。女教師とか、女囚とか、若奥さんと米屋とか、いろいろ 楽しもうよね。なにしろ月末限定なんだから……」 と、なんとか険悪な空気も未然に回避したところで、その後のフミ子の ことであったのだが、彼女はそれから約一年後にこの制度から脱会するこ とになっていた。 と、いうのも彼女自身が20キロのダイエットに成功し、さらには待望 の長子受胎とあいなったからなのだ。 家庭内はさらに円満になり、たまには喧嘩をしつつも、お互いを信頼し 合い、ひとつづつ、弥一とフミ子は成長していくだろう。 夫婦の間には本当に悩みの種は尽きないものであるけれど、だけど、そ れらを乗り越えていくことで、より実りのある人生が全うされるものでは ないだろうか。 さてもさても、それは本来、こんな拙筆に語りつくせる題目ではないの だろうけれど。 おしまい 368 名無しさん@ピンキー [sage] 2011/11/05(土) 00 04 16.86 ID RWCueB15 Be と、こんな感じで最後は端折ってしまいましたが、これで完結です。 いつも一気に投稿するので気が楽なんですが、分割するとなると本 当に気が急く感があって大変なんだな、と痛感しました。 また、面白そうな題材があったら、焦らずに煮詰めて、ご提供させ ていただけたらと思っています。 末筆ながら、この作品のネタをふっていただいた「81」の方に感 謝しつつ、ご家庭の円満を祈念させていただいて、このあたりで失礼 させていただきます。ありがとうございました。
https://w.atwiki.jp/zsphere/pages/2803.html
マメ科の越年草。 プリニウス『博物誌』第十三巻に、この植物について牛の飼料として、また干せば豚の飼料としても極めて有用であること、 牛に食べさせると他のどの飼料よりも質の良い牛乳を生産させることができないこと、 これを乾燥させ水で煮て作った薬は人の婦人の乳の出が悪い場合に用いられること、 そしてこの植物がキクラデス諸島の中のキトヌス島で初めて発見されたことが述べられている。 参考文献 『プリニウスの博物誌 Ⅲ』 プリニウスの博物誌〈3〉第12巻‐第18巻
https://w.atwiki.jp/noborito/pages/18.html
登戸駅前にあるレンタルスペースにて、 週代わりで営業する各バッタ屋の総称。 アンデス男が、エスニック調のストールを部屋着に購入して 「アンデス山脈のひとたちみたいなストール」と称して以来、 アンスト屋と呼ばれるようになる。 一応駅前から0分という良好な立地条件にも関わらず、 営業する店はどれもなぜか胡散臭く、出所のしれない商品を 安価にて販売している。 これまでに営業が確認された店: ・エスニック衣料品店(アンデス男) ・婦人向け衣料品店 ・パチ物Tシャツ店 ・アクセサリー?や小物店
https://w.atwiki.jp/naganu/pages/280.html
問255 45歳女性。婦人科外来にて、以下の薬剤が処方された。 (処方) リュープロレリン酢酸塩注射用 3.75 mg/バイアル 1バイアル (薬理) リュープロレリンの薬理作用として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 アロマターゼ阻害による血中エストラジオールの濃度上昇 2 下垂体での性腺刺激ホルモンの産生能低下 3 下垂体の黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH-RH)受容体持続刺激による受容体の脱感作 4 下垂体からのプロラクチンの遊離抑制 5 卵巣におけるエストラジオールの産生能亢進 次の問題
https://w.atwiki.jp/lonerlife/pages/75.html
初出 #32『宅配便の情報は何も無かったなら俺、全然関係ないんじゃないだろうか。』 オムイ領主婦人であり、メリエールの母。 夫メロトーサム同様、イケイケな性格。その実力はLv100を超えていて、かつ先代の姫騎士であり長大な剣を扱い「暴虐のムリムール」と呼ばれるほどだった。娘メリエールを出産してからは体調を崩して剣を置いていた。 教国との戦争に備えて、完全回復茸を食べて体調が快復。オムイの街へ向かう迷宮の氾濫に対して、ムリムリ城にて先陣を切って撃退した。
https://w.atwiki.jp/hachimanjinja/pages/133.html
王都中央病院 1階 受付 救急救命室 待合い席 ドア 緊急外来受付 待合い席 待合い席 待合い席 待合い席 入り口 入り口 2階 眼科 通路 耳鼻咽喉科 通路 手術室 相談室 小児科 手術室 内科 外科 ナーススーション 整形外科 通路 コインランドリー 歯科 神経科 リハビリセンター 皮膚科 婦人科 X線・CT診察室 3階 病室 通路 病室 病室 病室 病室 病室 病室 病室 病室 病室 病室 病室 4階 病室 通路 病室 病室 病室 病室 病室 病室 病室 病室 病室 病室 病室 5階 霊安室 通路 仏壇室 仏壇室 仏壇室 仏壇室 会議室 衛生室 会議室 倉庫 倉庫 倉庫 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/magetuke/pages/85.html
まげつけのSTORY EDITOR内、SCENE EDITORで使用できる背景を紹介するページです。 男性キャラクタ レーサー男1 レーサー男2 レーサー男3 レーサー男4 レーサー男1私服 レーサー男2私服 レーサー男3私服 レーサー男4私服 整備士男1 整備士男2 オーナー男1 オーナー男2 少年1 少年2 警察官 兄貴 謎の男 女性キャラクタ レーサー女1 レーサー女2 レーサー女3 レーサー女4 レーサー女1私服 レーサー女2私服 レーサー女3私服 レーサー女4私服 整備士女1 整備士女2 オーナー女1 オーナー女2 レースクイーン1 レースクイーン2 コンパニオン1 コンパニオン2 少女1 少女2 婦人警察官 実況娘
https://w.atwiki.jp/mh_rifujin/pages/455.html
Q: 454 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/08/12(日) 19 43 22 ID uPjkTwvx むしろ理不尽、つまり、虫ロリ婦人。 ロリ女王ランゴスタの擬人化画像が見つかりません、理不尽です。 A: 455 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/08/12(日) 19 50 18 ID BhcnwXwg 454 以前私はランゴスたんのエロ画像を見つけました ネットは広大ですのでいつかあなたも見つける事が出来るでしょう。 頑張って下さい。 456 ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン 2007/08/12(日) 20 17 09 ID w2tumiAz 454 無ければ自分で作るのもいいですね エロ ランゴスタ
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/12076.html
草案 登場人物 オノノクス:アンドレ・グランディエ -- (ユリス) 2015-02-08 21 05 24 案を出さずに登場人物とだけ書かれたコメントを削除。 -- (名無しさん) 2017-09-17 08 20 37 サンムーン ラランテス:オスカル グソクムシャ:アンドレ フクスロー:ハンス アマージョ:マリー -- (ユリス) 2017-09-17 21 49 31 草案 リザードン:アラン・ド・ソワソン 某トレーナーの名前から ベルナール・シャトレ:色違いのオノノクスo色違いのグラエナ マニューラ:ジャンヌ・ラ・モット 悪女なので バルジーナ:デュ・バリー夫人 フラージェス(あおいはな):ポリニャック伯婦人 青い花模様のドレスを着ていたので フラエッテ:シャルロット・ド・ポリニャック ポリニャック夫人の娘なので進化前のフラエッテ クイタランorマルヤクデ:ニコラス・ラ・モット ほのおのムチ必須 シュバルゴ:レニエ・ド・ジャルジェ ハハコモリ:ジャルジェ夫人 ミルタンクorイエッサン(メスのすがた):ばあや ジャローダ:ヴィクトール・クレマン・ド・ジェローデル ドレディア:ディアンヌ・ド・ソワソン ヤドキング:ルイ15世 カビゴン:ルイ16世 ピカチュウorトゲチック:ルイ・ジョゼフ ピチューorトゲピー ルイシャルル アママイコorテブリム マリー・テレーズ トゲキッスorサーナイト:エリザベス内親王 ゴチルゼル×3 アデライード内親王、ヴィクトワール内親王、ソフィー内親王 ニドクイン:マリア・テレジア フーディン:メルシー伯 -- (名無しさん) 2020-09-21 16 44 28 草案 リザードン:アラン・ド・ソワソン 某トレーナーの名前から ベルナール・シャトレ:色違いのオノノクスo色違いのグラエナ マニューラ:ジャンヌ・ラ・モット 悪女なので バルジーナ:デュ・バリー夫人 フラージェス(あおいはな):ポリニャック伯婦人 青い花模様のドレスを着ていたので フラエッテ:シャルロット・ド・ポリニャック ポリニャック夫人の娘なので進化前のフラエッテ クイタランorマルヤクデ:ニコラス・ラ・モット ほのおのムチ必須 シュバルゴ:レニエ・ド・ジャルジェ ハハコモリ:ジャルジェ夫人 ミルタンクorイエッサン(メスのすがた):ばあや ジャローダ:ヴィクトール・クレマン・ド・ジェローデル ドレディア:ディアンヌ・ド・ソワソン ヤドキング:ルイ15世 カビゴン:ルイ16世 ピカチュウorトゲチック:ルイ・ジョゼフ ピチューorトゲピー:ルイ・シャルル アママイコorテブリム:マリー・テレーズ トゲキッスorサーナイト:エリザベス内親王 ゴチルゼル×3:アデライード内親王、ヴィクトワール内親王、ソフィー内親王 ニドクインorビークイン:マリア・テレジア フーディンorジジーロン:メルシー伯 -- (名無しさん) 2020-09-21 21 19 36 登場人物 ドーブル:画家の先生 -- (たあ坊) 2021-02-15 22 53 32
https://w.atwiki.jp/chiaki25ans/pages/23.html
25ans(ヴァンサンカン)は、ハースト婦人画報社が発行し、講談社(2015年4月以降)が発売している女性向けファッション雑誌。 1980年4月に創刊。誌名はフランス語で「25歳」を意味し、「社交界に身を置く20代以上の『お嬢様』」が対象とされている。創刊初期は「婦人画報」を購読する富裕層家庭の子女を主なターゲットと想定した。 「今の時代のゴージャスを体験するための情報を発信する、インターナショナル・ラグジュアリー・マガジン」をスローガンとし、「ラグジュアリー系雑誌」もしくは「ゴージャス系雑誌」の代表格として高い人気を持ち続けている。2013年1月号(2012年11月28日発売)で発売400号目を迎えた。ジャンルは「ゴージャス系」と説明されることが多い。ファッション、ビューティ関連以外にも、旅行、リフレッシュ、社会奉仕など、富裕層のライフスタイルに関する記事を幅広く掲載している。 掲載商品の大多数が欧州の名門ブランドの商品であるほか、ロケ地にも海外のリゾートや有名観光地を多数起用している。モード界の最新コレクションに関する情報も充実している。ファインジュエリー、高級時計に関する記事も、女性向けのファッション誌としては多くみられる。 2013年12月号(同年10月28日発売)まで、目次が「婦人画報」に見られるような3枚折り(目次対向の広告面があり、2ページ相当)で、裏側3ページも広告面となっていた。2014年1月号(2013年11月28日発売)から一般的なスタイルとなり、目次直前の広告面は目次対向+その手前の見開きで3ページ単位で出稿されている。3ページ単位の広告枠は、いずれも宝飾品・時計ブランドが出稿していることが多い。 特集のタイトルなどで、キャッチフレーズとして「エレガントな女性」を略した「エレ女」( - じょ)を用いている。また、誌面に登場する少女漫画アイコンは柏屋コッコ作画のバーチャル読者モデル「綾小路麗華」。 【 カバーキャラクター・連載データ 】 長谷川潤 (2004年~) 黒木メイサ (2010年~) キム・テヒ (2011年 - 2012年) 杏 (2012年 - 2015年) 水原希子 (2015年 - 2016年) 森星(2017年 - ) 【 読者層データ 】 購読者の中心は20代後半から40代(平均年齢34,5歳)と幅広い。その読者層は、学生や若手社会人などの定収入を持たない若年層が読者の中心の「JJ」や「CanCam」などの赤文字雑誌や、20代後半から30代の可処分所得がそれほど高くない普通のOLが中心の「MORE」・「with」などの女性向けファッション雑誌と違い、自宅暮らしを中心とした可処分所得の多い裕福な家庭の子女や、裕福な配偶者を持つ主婦、シングル、もしくは既婚のキャリアウーマンを主なターゲットとしている(実際に、定期購読者の平均世帯年収は1700万円を越える)。一方で「ゴージャス」志向の生活を目指す水商売や客室乗務員の読者も多いとされる。 【 25ans雑誌データ 】 出版元:ハースト婦人画報社発行・講談社発売 編集長:十河ひろ美 価格:780円(月により特別定価となり500~1000円まで開きがある) 発売日:毎月28日 公式サイトはコチラ http //www.25ans.jp/