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726通常の名無しさんの3倍2019/04/17(水) 18 45 57.71ID IOBDmAtv0 アルレット「よおし、こうなったら私たちも家族旅行に行くわよ! セレーネ! ヨナ! リタちゃん! イオ! マイ! アセム! 三日月! バナージにベルリ! 刹那! フリット! それからキオとシュウトは準備なさい!」 コウ「何、その微妙に片寄った面子」 アセム「それに肝心の旅費はどうするのさ」 アルレット「あなたたちの分くらい姉さんのヘソクリから出してあげるわよ」 イオ「ヒュ~♪ さっすがアルレットお姉様話がわかる~!」 シーブック「なんでいい歳したイオ兄さんがおごりに一番喜んでるのさ…」 劉備「お、俺たちもいいのか?」 アルレット「勿論よ。キャプテンと、あと死神さんも一緒に行きましょ」 死神「ウフフ…楽しみ」 セレーネ「死神と一緒に旅行って、もう悪い予感しかしないけどね」 そして旅行当日 アルレット「みんな、支度は整った?」 ベルリ「終わったけど…目的地まで何で行くのさ?」 アルレット「それは勿論姉さんが操縦するアレに乗ってよ」つ ガロード「アル姉、アハヴァ・アジールの住居ユニット取り付け終わったよ」 コウ「お前たち、自分は旅行に連れていってもらえないのによくやるなあ」 ジュドー「へへっ、その分小遣い奮発してくれたからね」 ウッソ「マジですか」 マイ「アル姉さんの旅行に懸ける並々ならぬ熱意を感じますね」 アルレット「さあみんな! 早くアハヴァ・アジールに乗り込んで! 楽しい家族旅行にレッツラゴー!よ」 727通常の名無しさんの3倍2019/04/17(水) 19 16 59.61ID IOBDmAtv0 730 そして10分後 イオ「ただいま(ボロボロ」 アル「早っ!」 ウッソ「出掛けてからまだ10分も経ってませんよ!一体何が起こったんですか。それにみんなボロボロになって」 ベルリ「いや、それがね」 バナージ「勢いよく格納庫から出たものの」 三日月「最初の曲がり角でさっそく上昇と下降を間違って」 アセム「おもいっきり地面に機体を擦り付けて」 刹那「バランスを崩した挙げ句、近所の住宅街に倒れこんだ」 セレーネ「で、今ようやく機体から逃げ出して帰ってきたワケ」 シュウト「ついでに巻き込まれてミンチになったバーニィも拾ってきたよ」 アル「バーニィ~!」 コウ「ああ、そういえばアルレット姉さんって…」 ドモン「パイロット適性ゼロで追い出されそうになったところをシャアに拾われたんだったな…」 キラ「まさか町内からすら出られないなんてね」 死神「ま、私はこうなるの薄々わかってたけどね」 その後、アルレットは警察でシローに散々絞られた上、ヘソクリも迷惑をかけた近所への弁償に全て消えてしまったとさ アルレット「ねえ、またみんなで旅行に行かない?今度はアハヴァ・アジールにNTーDつけたから大丈夫よ。これなら考えるだけで動くから」 カミーユ「めげない人だなぁ…」 アセム「ていうかアルレット姉さんニュータイプ適性も低いから、そもそもNTーD発動しない気が…」 リタ「でもそういう前向きな姿勢、大事だと思うな」 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ アルレット・アルマージュ ガンダム一家
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登録日:2011/01/21 Fri 02 27 02 更新日:2023/02/05 Sun 07 51 19NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 ごめんなさい編集長 カンニング ナルシスト バカ門 ブタ門 元祖!浦安鉄筋家族 毎度!浦安鉄筋家族 活字少年←貴様に神聖な本を読む資格はぬぁい!! 浦安鉄筋家族 白メガネ 被虐体質 覗き魔 買収魔 赤門 赤門進 赤門進 赤門進(あかもんすすむ)は浜岡賢次の漫画作品「浦安鉄筋家族シリーズ」の登場人物の一人。 主人公・小鉄のクラスメートで、優等生と見せかけたカンニング野郎…というのが当初の設定であった。 初登場は「元祖」第244話。 【人物】 あかねと並ぶクラス一の秀才で、常にテストで100点を取る優等生。 …と思いきや、その実態は小学生としては度を越えた方法でカンニングを行った結果という色々と間違ったおデブ。 初登場時は実質的に小鉄としか絡んでおらず、たまたま席に座った小鉄に秘密(カンニングの)を知られたと思い込み自爆するというエピソードであった。 しかし、後の再登場時から実はカンニングをせずとも完璧な回答で100点を取れるほど頭が良く、カンニング行為はカンニングの為のカンニング行為…つまりは覗きが趣味であると設定され、キャラクターが定着… 更には覗きの対象であるあかねに殴られるのが趣味という被虐(Mっ気)体質も加えられた。 …尚、実際には素で頭が良い(あかねに間違いを指摘する位に)。 それでもカンニングに臨むのは覗きによるスリルと快感…バレた後のお仕置の為であり、本人曰くビンタよりも拳のが「キク」らしい。 現在では、更に異常なナルシストである事も発覚しており、指に唾を付けてページを捲る癖を咎められた事から、実はいつも読んでいる新聞は自作の「赤門新聞(自らの名前と顔しか出てこない新聞)」である事が発覚した。 …その趣味に目を付けた春巻に使命され、普通に赤門に感心した小鉄らを巻き込み壁掛け新聞の製作に挑んだ際にはスキャンダル記事を連発。 …あかねに内容を咎められながらもクラスの大多数にはかなりの好評を博した。 …現在は上記の様に登場する度にキャラクターが強化された事で動く<Lャラクターとなっており凖レギュラーとして定着。 主役エピソード以外でも登場する等、作中での存在感が増している。 【カンニング】 前述の様に当初はカンニングが趣味であり、机に様々な仕掛けを施していた。 山勘で入れたカンニングペーパーが空けて見える仕掛けの他、大胆にも机の足を伸ばし高所から望遠鏡で周囲を見渡す方法を取っていた。 更にはカンニングの為に小鉄やフグオをガムで買収し席を替わって貰ってもいる。 【赤門新聞】 赤門が赤門の為に赤門自ら製作した新聞。 見出しは赤門。 記事は赤門。 更には細かなTV欄も全てが赤門(番組名から出演者名までがも赤門)である。 その歪んだ情熱が感心され、上記の様に壁掛け新聞の製作を任された。 …また、一人警察ごっこにハマっていたのかリアルな警察手帳も製作しており、これにも感心した周囲の煽りによりあかねが刑事ごっこに巻き込まれている。 【交遊関係】 ※実質的に友達と呼べる存在はいないものの、下記の人物と因縁が深い。 菊池あかね 本作のヒロイン。 秀才故に赤門の覗き対象となった事から因縁が始まり、現在は登場する度に騒動に巻き込まれている。 赤門に対してはあかね得意の鉄拳制裁も逆効果である為、更にイラつかせる原因にもなっている(+周囲の煽り)。 しかし、スキャンダル記事連発の赤門に替わり壁掛け新聞製作に挑んだ際には悩んだ挙句、やはりスキャンダル記事に手を染めている。 大沢木小鉄 土井津仁 梅星涙 壁掛け新聞の編集部の仲間…。 「赤門新聞」の出来に素で感心して赤門に協力した。 スキャンダルな小鉄の暴露記事(あかねの)は絶賛されたが、涙のロッテ愛の込められた記事には憤慨しクビを言い渡した(そもそもクラスのウケが悪かった)。 他、レギュラーキャラクターとも良く絡む。 芥川将 文豪・芥川龍之介のパロディキャラクターで活字を愛する図書室の先生。 元は小説家らしく、図書室の本を我が子の様に慈しんでいる。 …故に唾を指に付けてページを捲る癖のある赤門に過激な制裁を加えた。 尚、モデルとなっているのは掲載誌である「週刊少年チャンピオン」の編集長である事が明かされている。 …見た目だよね。 追記、修正は赤門! …スキャンダルな項目たのむよ〜 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] カンニングの回、結局あかねにバレてフルボッコかな? -- 名無しさん (2018-02-07 20 53 17) こいつって確か作中で週刊少年ジョンプ(ジャンプ)読んでたよなぁ -- 名無しさん (2019-12-15 23 44 28) 名前 コメント
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登録日:2011/09/03 Sat 09 57 13 更新日:2024/01/08 Mon 23 59 04NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 サ〇エさんの隣の家 ←ではない 代永翼 伊佐坂一家 家族 家族ゲーム 早とちり夫婦 松来未祐 格ゲー 漫画家族ゲームに登場する一家。 某国民的アニメの家族の隣の一家とは関係ない。 名前の由来がそれではあるが。 遊佐家とは家が隣同士。 最初は普通のご近所だったが、悟と葵の関係が進むにつれ、 遊佐家のレジャーに悟が付いて行ったり、 悟が遊佐家に泊まりに来たり、葵に鍵を任せたりと、親睦が深まる。 最近では遊佐家の祖父母が挨拶に来た。 【伊佐坂家の人達】 CVはドラマCDのキャスト。 伊佐坂悟(いささか さとる) CV代永翼 真言の同級生。格ゲー好きで、腕は大会の猛者を軽く倒す程。 そして、葵と同じくゲームと連動して身体が動く癖がある。 あとロリコン疑惑もある。 家は遊佐家と隣同士だが、あまり遊んだりはしなかったようだ。 最初真言達と出会った時は、『改造ツールでクリアする軟弱者』という印象だった。 それに腹を立てた由寿が葵の癖の話を聞き、ゲームで物理的に痛い目を合わせようと画策。 この事がきっかけで葵と出会う事に。 以後は、お互い数少ない格ゲーの対戦相手として仲良くなっていく。 それから徐々に交流が進むうちに、葵の事を遊び友達から一人の女の子として意識し始める。 その際友人の優に相談した時、 「まさか悟にロリコンの気があるなんて」 と言われ、更に悩む事になったが。 その後悩みに悩んだ末、ゲームをしながらどさくさ紛れに告白。 葵の気持ちも確かめ合い、恋人同士となった。 以後は家族や友人らに冷やかされながらも、仲睦まじく日々を暮らしている。 人目もはばからずイチャイチャする事もあるが、まだ直キスはしていない。しかし最新巻でついに… ちなみに二人の対戦風景は、巻を増す毎に常人離れな動きになってきており、本当にゲームしてんのかと思う程。 対戦の模様を観戦したサークルメンバーによると残像や衝撃波を出せるらしい。 あと、ロリコン疑惑は、紫杏の身体を張った行動により『葵限定』という事で一応疑いが晴れている。 伊佐坂千里(いささか ちり) CV松来未祐 悟の母親で、看護師。 かなりの地獄耳で、葵が遊びに来るようになってからは、 悟の部屋の様子をうかがっては不穏な言動がある度現れる神出鬼没の存在。 自身でもその手の方向に勘違いな言動が多く、悟達を困らせている。 伊佐坂隼人(いささか はやと) 悟の父親で会社員。 普通の父親故かゲームには疎く、 過去にクリスマスに悟の希望とは別のゲームを買ってしまい大泣きさせた事がある。 その時「もうクリスマスには買ってやらん」と怒ったらしい。 お父さんそれ逆ギry…… その後リベンジするも、結局欲しいゲームは買ってやれなかった。 最近は奥さんと似たようなキャラになってきている。 ちなみに、奥さんの名前と合わせると隼人(はやと)と千里(ちり)で『はやとちり』になる。 俺、追記・修正してると身体も一緒に動いてしまうんだ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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登録日:2010/10/31(日) 23 07 11 更新日:2023/07/30 Sun 22 31 31NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 モデルは本物←本人公認…? 仕分け対象…? 元祖!浦安鉄筋家族 市民の声を聞く男 市民の願いを適える男 市長 末崎 正義の為に戦う男 毎度!浦安鉄筋家族 浦安市 浦安市最強市民決定トーナメント主催者 浦安市民を愛する男 浦安最強候補の一角 浦安鉄筋家族 秘密機関浦安市庁 税金の無駄遣い 血税が!! 超法規的機関浦安市庁←特殊技術室って何だ! 市長 市長(しちょう)は浜岡賢次の漫画作品「浦安鉄筋家族シリーズ」の登場人物。 その名の通り、舞台となる浦安市の現職市長である。 本名は「末崎」で、1998年から2017年まで実際に浦安市長を務めていた「松○○樹」氏のパロディ。 この事は「○崎秀○」市長本人も知っているらしく、作者は巻末で「いい人に描いておいて良かった」とのコメントを残している。 初登場は「浦安」第297話だが、実際のキャラクターの完成、活躍は「元祖」以降になってからである。 近作では登場機会も多く、準レギュラーキャラクターとしてすっかり定着している。 尚、「市長」というキャラクターが登場したのは上記の様に第297話からなのだが、この時の名前は「橋本ストラヴィンスキー」であり、デザインにも多少の差異がある為、別人扱いされる事もある。 現在の「末崎市長」が登場したのは第400話で、「最強市民決定トーナメント」の第1回が初であった。 【人物】 初登場時からしばらくは広報に出るなど〝普通〟の市長として描写されており、変わった事といえば「浦安市最強市民決定トーナメント」(刃牙シリーズの地下トーナメントのパロディ)を主催している位だったのだが「元祖」に於て変装して〝市民の声を聞き〟〝潜入調査を行う〟という特徴が〝先ず〟付けられ、その後、自らパトロールを行いつつ〝市民の声を聞き届ける〟という特徴が付けられた。 この時に、市民の勝手な願いに応え〝涙球場前〟や〝フグオの家の前〟にバス停を設置する…という行動と共に税金を遣って作った特殊設備が市の至る所に存在するという設定が誕生。 そして、金鉄が市長の真実を目撃するエピソードに於て〝見た目はボロだが、警察無線を傍受出来、数々の特殊機能を持った車両を操り、自ら逃走犯を撃退する〟という設定が付属され、遂に現在の「市長」像が完成した。 尚、この際には折れ曲がった標識を軽々と元に戻すなど、人間離れした身体能力を持つ描写になっており、これも以後の「市長」のキャラクターとして定着した。 現在では執事の安藤君や側近の弥生さんを始め、特殊機関の様な描写となった浦安市庁の指導者として活躍している。 一方で、自身がフランスパン好きな事から給食にパケットを一人一本出す事を提案した事で浦安市中の小学校を巻き込むフランスパン剣道大会が起こったり、「最強市民決定トーナメント」がそもそもは面白半分の思い付きだったりなど、何気ない一言を大事に発展させてしまう困った人でもある。 尚、それらの事件の際には地下シェルターの闘技場への改装など大規模なプロジェクトが市民の血税を遣って行われている…。 【戦闘能力】 戦闘能力は高く「浦安」に於いてもトップクラスだと思われる。 尤も、春巻に化けて小学校に潜入していた頃までは小鉄らにも負ける程度だったのだが、前述の逃走犯を捕まえるエピソードに於て、超人的な能力を持つキャラクターへと変化した。 【必殺技】 市長バスター 命名は金鉄じーさん。 逃走犯を仕留めた技で、所謂「垂直落下式ブレーンバスター」の事だと思われる。 市長落とし 大巨人の棄権により代役として出場した「最強市民決定トーナメント」で怪物主婦・鳥野ねぎま(サザエさんのパロディ…)を仕留めたオリジナル技。 「アルゼンチン・バックブリーカー(タワーブリッジ)」に首極め+足極めを追加した超危険技。 絞め技では無く、一撃必殺の落とし技。 ジャンポール・ハンマー 「市長」としてでは無く「フランスパンマン」として放った技。 顔に〝仏〟字覆面を付け、両腕がフランスパンになっているという怪人で、凄まじい跳躍からの電光石火(エクレール)の一撃でフランスパン剣道大会の決勝に進んでいた中田ちゃんを瞬殺した。 【関連人物】 安藤 常に市長に付き従う執事風の男。 禿頭で、黒いタキシードを一分の隙も無く着こなしている。 身のこなし、雰囲気から只者では無いと思われるが、浦安市民16万人突破を嬉しそうに市長の許に報告に来るなど、ノリの良い部分も見られる。 …尚、この時の何気ないやり取りが「最強市民決定トーナメント」の発端である(更に出場選手紹介を古館伊知郎風に行った)。 市長の願望を適えるべく、あらゆるプロジェクトを実行する陰の立役者。 弥生 市長の側近か秘書と思われる女性。 年齢は40代~50代位かと思われるが、かなりの美人。 安藤同様、浦安市庁の中枢に関わっているらしいが本人は至ってノリが良く、市長を囃立てるのが趣味。 【市庁舎の開発装備】 劇中に登場した浦安市庁舎(開発部)が作り上げた特殊設備、装備を紹介する。 緊急用通路 川を挟んだ道を繋ぐ、収納型通路。 市長の装備している腕時計型のスイッチにより自由に操れる。 これを使い、逃走、或いは目的地への素早い到達を可能にする。 格納型ジャンプ台 後述の市長カー用のジャンプ台。 普通の道路に偽装されている。 フルスピードの市長カーはこれを利用して空すら飛ぶ。 市長カー 見た目はオンボロワゴンだが、中身は数々の特殊装備を満載した市長用のパトロールカー。 市長はこれを利用し、悪と戦う。 尚、これの登場以前にはママチャリに乗っていた。 機能的には作者の好きな「ルパン3世」や「007」の〝それ〟で、スイッチ一つでジェットエンジンが飛び出し、フルパワーで空を飛ぶ。 サンタ服という名の強化スーツ 市長が裕太の願いを適えるべく、本物のサンタになる事を目指した際に開発された。 防刃、防火に優れ、20mの落下テストもクリアしたという何の為に作られたか解らない様なトンデモ装備。 市長の命は救ったが、裕太のハートは射止める事は出来なかった。 ※薄々、感づいてる方もいるだろうが、全体的に市庁舎に〝やり過ぎ感〟が強いのは全て市長のやる気の所為である。 サンタになろうとしたエピソードでは妥協無きリアルサンタを目指し〝大幅な肉体改造(デブ化)〟〝高所への侵入訓練(レンジャー技術の習得)〟〝フィンランド語のマスター(サンタの母国語)〟を達成したものの、上記の様に失敗に終わった。 リアルサンタは鬼母・花園勇花も実行した事があるが、市長の場合は組織が付随して動く為、更に性質が悪い。 浦安市民への愛情は本物らしく、上記の鳥野ねぎまとの戦いに於ては、勢いで臨んだ物の一度は戦いを放棄しかけた…。 しかし、ねぎまが東京の女囚刑務所からの脱獄囚=現・東京都民である事を知らされ、逆襲に転じるなど、その徹底した浦安愛は記述される事が多い。 不眠不休の夏休みカウントダウンにより衰弱死しかけた小鉄を夏休みを前倒しするという英断により救った。 〝心ときめくリアル項目を目指したいんです私は…リアルOK?〟 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 松崎市長って実在人物だったんだ。タイガー軍団の公園ジャックの時の橋本なんちゃらは松崎市長の前の市長がモデル? -- 名無しさん (2015-05-21 15 41 55) ねぎまが市川市出身と言うなんこつの情報であっさり戦闘を決めたのすき -- 名無しさん (2023-07-30 22 31 31) 名前 コメント
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大東亜戦争 / 人物 / 軍人 +クチコミ検索 #bf +ブログサーチ #blogsearch +ニュースサーチ 【文藝春秋 目次】創刊100周年記念 トヨタ豊田章男社長「すべての疑問に答える!」/天皇と日本人 | 文藝春秋2022年新年特別号 - 文春オンライン 長岡とハワイの中学生が交流 真珠湾攻撃80年 意見交換、互いを尊重 - 47NEWS 「無差別爆撃」を発案したのは山本五十六…という説は本当なのか? - 現代ビジネス 鎮魂の白菊打ち上げ・長岡 太平洋戦争開戦80年 - 47NEWS 真珠湾攻撃80年 宇佐・佐伯で企画展【大分】 - goo.ne.jp 山本五十六の出身地で、地元とホノルルの中学生同士が交流…平和について語り合う - 読売新聞 香取慎吾:山本五十六は演じたかった「トップ・オブ・トップの役」 過去にそうそうたる役者、最初は“重圧”も - MANTANWEB 《真珠湾攻撃80年》元参謀が語った作戦当日の朝「ニコニコしながら話し合っていた」「タバコか酒でも買いに行くような格好で静かな顔つきをしていた」 - ニコニコニュース 20歳で…弟が真珠湾で戦死、葬儀で涙見せぬ母 忘れられない姉「戦争は嫌」 懐かしみ願う平和な世界(埼玉新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 平和への思いと裏腹に 連合艦隊指揮・山本五十六 真珠湾攻撃80年 郷土愛し 回避へ努力 - 新潟日報 山本五十六の孫「戦争避けたかったはず」 平和思い強く(写真=共同) - 日本経済新聞 香取慎吾「ビックリするぐらい気持ちがいい」 丸刈りの良さアピールも稲垣吾郎「想像つかない」(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 高良健吾、片岡愛之助、國村隼らが香取慎吾主演「倫敦ノ山本五十六」に出演 - モデルプレス 報道特集[字] - tbs.co.jp 夜明け前にミッドウェーへ向かった零戦 空母で見届けた100歳の記憶 - withnews 日米開戦80年-プレミアムA:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』HP発表とドラマ『山本五十六』主演で、いよいよ待たれる「最後の男・香取慎吾」 - 日刊大衆 香取慎吾主演『倫敦ノ山本五十六』追加キャストに高良健吾&片岡愛之助ら メインビジュアルも公開 - 中日新聞 SMAP解散から5年 5人の仕事は今どうなっているか 中居正広だけがCMゼロの意外(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 米内・井上・山本五十六 「海軍三羽烏」の毅然たる態度は今の官僚に望めない - Forbes JAPAN マツケンサンバ紅白出演決定で「カツケン」は? さらに「徳川慶喜」の共演期待も(東スポWeb) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『女系家族』矢島嘉蔵役に役所広司 宮沢りえと共演で「本当に素晴らしい女優さん」(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース エンジン倍で性能倍! とはならなかったけど結果を残せたレシプロ双発戦闘機5選(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ドラマ1週間:「ONE PIECE」ハリウッド実写ドラマで新田真剣佑がゾロに 香取慎吾が山本五十六役で17年ぶりNHKドラマ - MANTANWEB <ドラマ1週間>「ONE PIECE」ハリウッド実写ドラマで新田真剣佑がゾロに 香取慎吾が山本五十六役で17年ぶりNHKドラマ(MANTANWEB) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 香取慎吾が山本五十六役に挑戦! 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//ksurep.kyoto-su.ac.jp/dspace/bitstream/10965/1060/1/AHSUSK_SSS_31_249.pdf 当時の軍令部員の反省の言として、「海軍には大戦略がなかった」、そのために「流れに従って流され」たのである。事態は「山本さんのただ一押し、御一存で戦争が進んだ」のである、と振り返っている。軍令部総長永野は、山本長官がそれほどまでに言うのであれば「やらしてみようじゃないか」と言うのであるが、「演習のときならいいっていうんですよ。ところが国の運命をかけるような作戦を、それじゃやらしてみようかとはなにごとだ」、と永野を批判する元軍令部員の発言もある。 永野軍令部総長、次長、参謀、いずれも「山本に頭が上がらな」かったと、ある軍令部員は当時の状況を語っている。もし山本のこれほど強力な働きかけがなければ、真珠湾攻撃は実現されなかったかもしれない。いずれにせよ「真珠湾攻撃という戦術的大成功は、戦略的大失敗と断ぜざるをえない」という評価がまさに妥当といえよう。開戦の背景には多様な理由が挙げられる。山本のみが開戦の原因となったのではないが、しかしその直接の原因を作った計画の発案者としての立場は、日米戦争勃発の核心に触れる問題であり、更に精緻な研究が必要となろう。 しかしここに、まだ残る疑問がある。当代最高の教育を受け、アメリカ滞在も長く、教養も知性も高いこの人物が、ハワイ奇襲によってアメリカ人の「士気を沮喪」させることができると本当に信じていたのだろうか。アメリカが講和を申し込んでくると考えていたのかということである。 「帝都その他の大都市を焼尽」することを防ぐためともいうが、当時アメリカにそれが実際にできると考えていたのか。たとえば爆撃機を搭載したアメリカ空母が接近してくれば、まさに日本側の待ち構えていた「邀撃作戦」の発動となる。それを潜り抜けて日本海軍との戦闘の合間に母艦機を発艦させたとしても、そのうち何機が東京に到達できるのか。それでは、B-25 のような爆撃機が中国の蒋介石支配地域から発進して、往復4000 キロという遠距離の飛行をして1 機につきわずか1 トンの爆弾が投下される可能性を恐れていたのだろうか。 山本五十六には、9 月6 日の御前会議における天皇の意向、「外交を優先させよ」、は耳にはいらなかったし、10 月17 日天皇が東條英機首相にたいして示した戦争計画の「白紙還元の御諚」のことも気にならなかった。上述したように、山本はいずれもこの直後に軍令部に奇襲計画承認を迫っている。 空母6 隻、全勢力を使用しての奇襲計画が認められなければ、連合艦隊司令長官のポストを辞すると言っているのである。 しかし山本は、真珠湾奇襲を決行すればアメリカに「勝つ」とは言っていない。それならば現実的 には根拠がなく、勝利の見通しのないこうした「固い信念」のために敢えてアメリカを挑発する理由は何だろうか。その理由の一つは、逆説的に聞こえるかもしれないが、日本が敗れることを知った上でのものではなかったかということである。日本が先に手を出せばアメリカは必ず反撃してくることを承知の上での計画実行だったのではなかったのかという可能性も捨てることはできない。 そこには祖父を戊辰戦争で失い、その遺体さえも埋葬することができなかった「賊軍」の家族の一員として、アメリカの手を借りて「維新政府」に一矢を報いるという意識が根底にあったのではないかとも推測される。 またそこには橘孝三郎の農本主義思想に影響を受けた茨城県の農民が、資本主義の牙城、「農村を搾取している東京」が戦争末期米軍の空襲にあい炎上していることを知り、「手を打って喜んだ」というような意識に通じるところがあったのかもしれない)。山本の心理には、このような屈折したところが潜んでいたのではないかとも考えられる。 提督が胆の底で何を考えていたのかは、誰にもわからない。上は推測ではあるが、山本五十六の「固い信念」の非現実性を説明し得る一つの仮説としてここに付け加えたい。 (※mono....以下略、詳細はサイト記事で) ■ 大東亜戦争と東京裁判とシリア攻撃 「浮世風呂(2013.9.1)」より (※ 前略、詳細はブログ記事で) / ◆山本五十六元帥はアメリカのスパイであった アメリカに対しては迎え撃つ作戦をとり、インド洋の兵站を遮断すれば連合国側の作戦はどうなったかわからない。英国軍もインドに孤立して動けなくなったであろうし、北アフリカ戦線やソ連への補給も止まってしまっただろう。さらに関東軍をそのままにしておけばソ連は多くの軍がシベリアに釘付けになったはずだ。 ガダルカナル戦およびソロモン海戦で極めて特徴的なことは、日本軍に戦略というものが全く存在しなかったことだ。山本長官はソロモン海戦においても南雲忠一中将、草鹿龍之助参謀長、原忠一少将、さらにのちのレイテ沖海戦で「謎の反転」を演じた栗田健男中将などの無能な司令官を投入し、日本艦隊の消耗を加速させた。その分、アメリカ側の被害は最小限で済んだのである。 山本長官はソロモン海戦でも「大和」「武蔵」などの大型戦艦を攻撃隊に加えることなく、戦力の小出し投入を行なった。このため戦艦「大和」はついに「大和ホテル」と呼ばれるありさまであった。 ガダルカナルの空軍基地からは、山本長官の指揮下にあるすべての空母や戦艦など58隻からなる大艦隊と艦載機を駆使して全力投入していれば、奪還は可能であったのみならず、ソロモン海域全体で大きな勝利を手にすることができたはずであった。 疑問だらけの死体検案書 昭和18年4月18日、ブーゲンビル島ブインの航空基地視察のためと称して山本長官は午前6時ラバウル東飛行場を一式陸攻で離陸した。宇垣参謀長らを乗せた二番機もほぼ同時に離陸したが、これを護衛するのは第204航空隊の零戦わずか6機だけであった。 この日、山本長官はなぜか正式な連合艦隊司令長官の軍服ではなく、生まれて初めて着る草色の略装である第三種軍装を身にまとい、護衛機の数を増やすことにも強く反対したという。 山本長官の前線基地視察スケジュールの情報は事前に暗号電報で前線基地に予報された。連合艦隊司令長官の詳細な行動予定が、視察の5日も前に前線基地に伝えられるのは異例のことだった。 ショートランド第11航空戦隊の城島少将は、不用心な暗号電報に憤慨したと言われるが、ご丁寧にもこの暗号電報を受け取った現地指揮官ひとりは、わざわざ儀礼的に低レペル暗号の無電で関係先に知らせたともいう。 米軍はこの暗号を解読して山本長官搭載機撃墜計画を練ったとされるが、むしろ山本長官自身ないしはその側近が、事前に何らかの方法で米軍に詳細な行動予定を知らせていたというのが真相だろう。山本長官はすべての役目を終了し、ルーズヴェルト大統領との約束に基づいて姿を消すことにしたのである。 山本長官を乗せた一式陸攻は高度2500メートルでゆっくりと飛行、6機の護衛戦闘機はその500メートル上空を飛行していたが、ブーゲンビル島南端のブイン基地上空にさしかかったところ、ガダルカナル島ヘンダーソン基地を飛び立ったミッチェル少佐の指揮するP-38米攻撃機28機が午前7時33分、正確に山本長官機と出合った。ミッチェル隊はP-38の航続距離からしてわずか10分間という許容時間で攻撃を開始、山本長官機を撃墜したのであった。 右エンジンに弾丸を受けた長官機は火災を発し、黒煙を吐きながらジャングルの中に落下していった。2番機はモイラ岬沖の海上に不時着、宇垣参課長ら3名は助かったが、長官機は翌19日午後2時頃陸軍の捜索隊によって発見された。 山本長官の遺体は機外に投げ出された座席に腰かけ、軍刀を握りしめたままであったとされているが、その死には深い謎がつきまとう。 大本営発表の「死体検案書」(死亡診断書)と「死体検案記録」(死亡明細書)によれば、死亡日時は「昭和18年4月18日午前7時40分」である。傷病名は「顔面貫通機銃創及び背部盲貫機銃創」であり、末尾には「右証明ス 昭和18年4月20日 海軍軍医 少佐 田淵義三郎」として署名捺印がある。 ところが墜落現場を最初に発見した浜砂陸軍少尉は次のように証言している。 「長官はあたかもついさっきまで生きていたかのような風貌で、機外に抛出された座席上に端然として死亡していた……その顔面には創はなかったし、出血の痕もなかった。その発見は墜落後実に30時間前後も経った頃である」 同様の証言は陸軍軍医・蜷川親博中尉も行なっている。蜷川中尉は長官機遭難現場近くの歩兵第23連隊の次級軍医として勤務していた。このため、中尉は救難捜索行動に参加し、長官死体の検視も行なっている。 にもかかわらず、山本長官の秘蔵っ子と言われた渡辺中佐参謀は、事故のあと19日、ラバウルより現地に急行、20日夕刻掃海艇上に運び込まれた長官の遺骸を検死して大本営と全く同一内容の証言をしている。渡辺参謀の証言内容とは「20日夕の時点で顔面貫通機銃創と背部盲貫機銃創は共にあった。4月18日、機上での戦死は間違いない」というものである。 前出の田淵軍医は「私が検死した時点では顔面に創はあった」「姐(うじ)の侵蝕とは考えられぬ」とし、さらに重要な証言「死後の作為が加えられたかどうか判らない」と言いながらもその可能性を強く示唆している。 戦死が狂言であったこれだけの証拠 山本長官の「死」は明らかに狂言であろう。その穏された真相は次の如くであると推測される。 1.山本長官は太平洋戦争前半における帝国海軍崩壊のためのすべての役割を完了した。 2.そのため急遽姿を隠す必要が生じ、側近の宇垣纏中将(連合艦隊参謀長)や渡辺中佐 (参煤)と共謀し、あらかじめ暗号をアメリカ側に漏洩した上で長官機撃墜の一大ペテン 劇を演出した。 3.当日、山本長官はわざわざ草色の第三種軍装を身にまとい、ジャングルを逃亡の際目 立たぬよう略装にした。 4.米軍機攻撃の際、いち早くパラシュートで脱出、地上よりかねて打合せの場所からガダ ルカナル島米軍基地へと逃亡した。 5.捜索班が事故機を発見したとき、長官の身替りとされた男(恐らくは風貌の似た人物)を 座席に縛りつけ毒殺した。 6.従って発見時には顔面の創も背部盲貫機銃創も存在しなかった。 7.その後、山本長官を「機上死」であると捏造するため、遺体に拳銃か鋭利な刀物で人工 的な死後損傷を加えた。 事実、田淵軍医が検死をしている最中に長官のワイシャツを脱がせようとしたが、渡辺参謀から突然大声一喝され、「脱がすな、これ以上触れてはならぬ!」と怒鳴られ制止されているのである。人工的な死後損傷であったとする証言も数多く存在するが、これらのすべては黙殺され、渡辺中佐の命令下、虚偽の「死体検案書」と「死体検案記録」は作成され、「機上壮烈なる戦死」という大本営発表となるのである。 戦後、「山本五十六を見た」という多くの証言 ここで「運よく」助かった宇垣纏中将とは何者かを知らなければならない。 三国同盟締結の折は賛成派に回ったため山本長官にうとんじられているとも言われたが、どういうわけか昭和16年8月、連合艦隊参謀長に任命され、山本五十六大将を直接補佐することになる。以後、連合艦隊の旗艦「大和」上の司令部内で山本長官の影武者に徹して常にその意向を尊重し、補佐してきた。 あれほど傲岸不遜な宇垣がなぜ山本長官に寄り添い続けたのか。そのわけは宇垣がユダヤ・フリーメーソンに入信したことにあろう。 山本・宇垣のコンビは真珠湾、ミッドウェー、ガダルカナル、ソロモンと呼吸を合わせ、日本海軍の崩壊に尽力した。 ブーゲンビル上空で山本長官逃亡の手はずを整えたのも宇垣である。宇垣もしっかりと生きのびており、昭和17年11月には中将に進級、昭和20年8月15日の終戦詔勅渙発を知るや、沖縄の沖合に蝟集する米艦隊めがけて突入すると称して部下の操縦する飛行機に搭乗、そのまま行方を絶った。日本の敗戦を見とどけて姿を消したと言うべきか。 戦後、山本長官の姿をどこやらで見かけたと証言する人もおり、太平洋戦争を敗北に導いた功労者の多くは「世界支配層」ユダヤ・フリーメーソン陣営によって手厚く保護されるのである。 【検証】 多くの検証説が存在し、謎ばかりで、反論も肯定もあり結論が出されていない。死亡説有り生存説有り。 どれを取りあげても対比のために両説を取り上げねば成らず、ここでは省略させていただく。ぜひ、「山本五十六」で検索願いたい。 ハーバード大学留学の経歴。 1919年(大正8年)から1921年5月5日までアメリカに駐在しハーバード大学に留学している。 大正末から昭和の初めにかけては再び渡米し、日本大使館付武官として2回目の米国在勤をしている。米国在留中に五十六は中佐に昇進、アメリカの産業やヤンキー精神に強く瞠目するが、五十六がフリーメーソンに入会したのもこの頃と思われる。五十六は在任中にアメリカで石油および航空軍備について強い影響を受けた。 大正7年に五十六は帰国、10年から12年半ばまで海軍大学の教官に任じた。その後9カ月の欧州視察旅行を終え、大正13年3月帰国。そして1年3カ月後、五十六は三たび渡米。アメリカの日本大使館付武官となった。戦前の海軍でこれほどアメリカと縁の深い軍人は他にいないのではないか。 山本五十六が骨の髄まで親米派となる過程は、このようにして造られたのである。 当時の日米の国力の差が10倍以上あることなど、誰よりもアメリカの国内事情に精通していた人であった。 また軍内で、戦争を可能に見せるため会議に提出するアメリカのデータを過少に書き換えることまでしていたのである。その後、軍上層部全員が反対する中、真珠湾攻撃を立案、決行する。しかも決定打を打たずに退却という不審な行動。その動きは悉くすべてアメリカの利益になるようなものばかりであった。 生来の博打好きで在米大使館付武官在任中はラスベガスを頻繁に訪れていた事実 (弱みを握ってくださいというような性癖だ。) 米空軍の生みの親とも言えるミッチェル准将と付き合いがあり、大艦巨砲時代の 終焉と航空戦力主流時代の到来を120%確信していたにも拘わらず、開戦の5年も 前に海軍次官に就任しているのに、大和型戦艦の建造計画を中止しなかった。信濃が大和型戦艦から空母に計画変更されたのは1942年になってからだ。 大艦巨砲時代の終焉と航空戦力主流時代の到来という巨大な流れを考えれば、真珠湾攻撃は大失敗であった。 山本五十六は、誰がみても無謀なこの作戦に最後まで固執し反対を押し切って実行した。しかも、真珠湾に停泊している老逐艦だけを攻撃し決定的な打撃を与える前にさっさと引きあげている(精鋭艦は沖に逃がしている)。 真珠湾に集結していた米太平洋艦隊は、主なもので戦艦が8隻、重巡1隻、軽巡3隻、そして駆逐艦5隻で、総計17隻であった。 不思議なことに空母レキシソトンはミッドウェーに飛行機を輸送中であり、エンタープライズはやはり飛行機を輸送しての帰路で不在、サラトガはアメリカ本土西海岸にいたために無事であった。 被害を受けた戦艦はいずれも1910~1920年代に就役した旧式艦であり、しかも攻撃し易いようにわざわざ真珠湾に沿って一列に並べて停泊してあった。戦艦アリゾナは撃沈、他の艦は転覆、海底沈座、大破、中破、小破などの被害を受けたが、真珠湾は海底が浅く、海底に沈座した戦艦等はいずれも引き上げが容易で、短期間のうちに修理、再就役し、太平洋戦争中期からは攻撃力を発揮したのである。 こうしてみると真珠湾攻撃というのは一種の茶番劇であったことがわかる。 米内光正は海軍大将の立場で日中戦争を拡大する工作を行い、米軍の原爆投下を天祐(天の恵み)であると言ったのだ。到底許せない。 戦後GHQの意図にそって、マスメディアが誕生させたのが、「日本悪玉論」イコール「陸軍悪玉論」であり、その裏返しとして生まれたのが「海軍善玉論」という奇妙な現象である。ミッドウェー以降の3年あまり、,南東方面の戦闘という基地航空の愚かな自滅作戦、マリアナ沖の七面鳥撃ちと言われたマリアナ沖海戦と、栗田艦隊の敵前逃亡のレイテ沖海戦をのぞけば、海軍に戦闘らしきものはまったくない。 しかし、戦後、その海軍の善謀敢闘物語が、元海軍軍人により続出した。戦果欺瞞報告の海軍軍人のウソつき体質は、戦後にまで尾をひいてしまったのである。そのウソつき体質に、マスメディアがつくりあげた「海軍善玉論」が加担したのだから、結果は明らかだった。あの連戦連敗を、かくもよく戦ったかのような大ウソを、あたかも真実であるような社会風土がつくられてしまったのである。 マスメディアは、談合さえすればなんでもできるのである。開戦が事実上決定した1941年10月16日、内閣を投げ出した近衛に代わって組閣し、作戦指導になんの権限もなかった東条英機に、開戦と敗戦のすべての罪を着せることも、民族の歴史も文化も崩壊させることも可能である。 帝国海軍の大戦果。マスメディアの反日報道。これらは、ウソの代名詞である。 .
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二人の父 ◆FbzPVNOXDo 「一体、これは……?」 乱崎凰火は柄にも無く動揺していた。 普段は冷静な性格で荒事が起ころうとも、落ち着いて対処する彼だが、この事態に対してはまだ頭が処理しきれて居なかった。 「落ち着け……乱崎凰火」 自分の名を口に出し語りかける事で冷静さを取り戻させる。 理解できない。分からない事だらけだが、まずは最優先でやるべきことを把握する。 それは家族との合流。 この様な事態だ。何時、誰が死んでもおかしくない。 乱崎家の「父親」としては当然の考えだ。 あとの事は全てが住んでから考えればいい。どうせ今時間を割いて考えたところで、何も分からないだけだ。 「――! 誰です?」 背後。 暗闇に紛れているが、誰か人が居る。 凰火が振り返り、咄嗟に支給品の銃の引き金に指を置き構える。 すると暗闇の中から、靴音を鳴らし両手を挙げた中年で長身の男性が現れた。 「……。私の名は毛利小五郎、眠りの小五郎といえば聞いた事があると思います」 「眠りの? いえ、聞いた事がありませんね。それより、貴方は殺し合いに乗っているのですか?」 「いや。家族を探しています。出来れば銃を下ろして欲しいんですが」 「そうですね。分かりました」 小五郎と名乗る男性の言葉を信じ凰火は銃を下ろした。 銃を下ろしてから襲ってくるという可能性も考慮したが、どうやら様子を見る限りではその線はなさそうだ 「僕の名は乱崎凰火と言います」 二人は必要最低限の情報交換を行う。 家族を探している以上、時間は出来る限り時間を割きたくないという利害が一致した為だ。 交換した情報は互いの探し人と自分達の素性。 「……小五郎さん。どうでしょう、一先ず僕と一緒に家族を探しませんか? 出来れば名探偵であるという、貴方の力もお借りしたい」 「任せてください! 一人よりは二人の方が家族を探すのも捗りますしね」 凰火は心の中でホッと一息着いた。 一人では出来ない事も二人なら可能になる。 殺し合いが始まり間もない内に、仲間が出来たのは喜ばしい事だ。 (それにしても、眠りの小五郎……。本人が言うには、それなりに有名らしいが聞いた事が無い。まあ、あまり気にする事でも無いか) 【C-9/ 一日目・深夜】 【乱崎凰火@狂乱家族日記】 [状態] 健康 [装備] H K USP(弾数×30) [道具] 基本支給品、ランダム品0~2 [思考・状況]基本:家族と殺し合いから脱出する。 1:家族を探す。 2:小五郎と協力する。 ※小五郎と情報交換しました。 【毛利小五郎@名探偵コナン】 [状態] 健康 [装備] ランダム品1~3 [道具] 基本支給品 [思考・状況]基本:家族と殺し合いから脱出する。 1:家族を探す。 2:凰火と協力する。 ※凰火と情報交換しました。 010ママさん会 投下順 012 くじら、タラちゃんに出会う 010ママさん会 時系列順 012 くじら、タラちゃんに出会う 行動開始 乱崎凰火 [[]] 行動開始 毛利小五郎 [[]] ▲
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Side N 仕事が終わって家に帰ると いつものようにあ〜ちゃんとゆかが迎えてくれて ワイワイと食卓を囲んでると 「あのね?」 あ、ゆかまた野菜避けとる 「ん?」 あ〜ちゃんが、私の様子を伺うように、話しかけてきて 「今日、病院行ってきたんよ」 「え!?」 び、病院? 「どっか具合悪いん??」 「あー、違う違うw」 はぁ〜、なんだ、それなら良かったわぁ 「ふふwあんね?」 「ぅ、ぅん」 「デキたみたい」 「へ?できた?」 なにが? 「うんw赤ちゃん!」 「ほぇ?」 「3ヶ月じゃってw」 3ヶ月…赤ちゃん… 「まじか!!」 「ふへへwうんw」 「まじでまじで?超ーマジで?」 「ホンマよぅwウソついてどうするんよぉ?」 「まじかぁ〜…」 くぅwww やばい!めっちゃ嬉しい! あまりの嬉しさに、ご飯中にも関わらず椅子から立ち上がって 「わっしょ〜いw」てガッツポーズ そして、、 「ゆかぁ!」 ゆかを抱き上げて 「ゆか、お姉ちゃんなるんじゃって!」 「お姉ちゃん?」 はしゃぎまくる私に、少し迷惑そうなゆか 「そうじゃよぉ?弟と妹どっちかええ?」 「ぅー、、ゆか可愛い子がええー」 「どっちでも良いってコト?」 「ぅん!w」 「たははぁwお父さんはねー、、ゆかがいるからやっぱ男の子かなぁ、、?あー、でももう一人女の子でデレデレしても良いかなーw」 なんて、妄想してデレデレしてたら 「お父しゃんキモチワリュイ」 だぁww 「ゆかぁ、そんなこと言わんでよぅ、、。お父しゃんへこむけぇw」 そんな様子を微笑ましく見ていたあ〜ちゃん 「もしかして両方かもしれんよ?」 「え?」 それって、どういうこと? 「実は、双子ちゃんらしいんよw」 「まじか!!」 「ふたごぉ?」 「赤ちゃんが、二人生まれてくるってことじゃよ?」 「ほんまにぃ?」 「うんw」 「可愛い子、ふたりぃ?」 「そ!可愛い子二人!w」 「やったぁ♪」 なんやかんやして、4年後… 「おとぅしゃーん」 「はーい。どうしたん華」 「これぇ…」 「ん?」 夕飯が終わってくつろいでると、トタトタと走ってきて、ちょっと泣きそうな顔の華 しかし、ホンマあ〜ちゃんの泣き顔にそっくりw 「わんわん、動かんくなっちゃったぁぁwうぇww」 「わわw、華、泣かんでもいいけぇwちょっとわんわん、お父しゃんに見せてみ?」 「うぃww、、わんわん、治りゅ?」 電池で動くイヌのおもちゃを受け取って、とりあえず電池交換じゃね 「華、これからちょっと、わんわん手術するけぇ、目ないないしときんさい」 「イタイイタイしゅるのぉ?」 「ちょっとだけね?」 「ぅwわんわんかわいしょぅ、、」 本気で心配してるとこが可愛ぇw 「大丈夫じゃよ。すーぐ終わらせちゃうけぇw」 「ぅん、わかった!」 華が両手で目を覆っている間に、カチャカチャとわんわんのお腹を開けて、電池を入れ替える よいせ、っと 「ハイ!華、終わったよー」 「イタイイタイ終わったぁ?」 小さな指の隙間から様子を見てる 「うん。はい、どうぞ」 スイッチを入れると、わんわんはちゃんと動いてくれて 「わーwお父しゃんしゅごーぃw」 「でへへw」 目をキラキラさせて、尊敬の眼差し やっぱり、嬉しいわw そしてお決まりのように 「はな、おっきくなったら、お父しゃんのお嫁しゃんになりゅーw」 まったく、可愛い娘じゃw そしてそして? 華と一緒に生まれてきたもう一人はというと、、? 台所のあ〜ちゃんに引っ付いて 「お母しゃん可愛ぇw」 ま〜た言っとるw 「え、ホンマ?」 「うん!」 「俊、ありがとぅw」 まったく、この軽さは誰に似たんだか… まぁ、でも事実なので放っておこw そして、一方… 「お父さん…」 「あい?」 「ニヤケてて、キモチワリュイ」 「ちょwゆかぁ。何てことをww」 小学校1年生になったゆか お父さんに対して、昔より冷たくなったのは気のせいだろうか? 昔はゆかも「お父しゃんのお嫁しゃんなるぅーw」って、言うてくれとったんじゃけどな〜・・・ 最近は華を見てニヤケとるとすぐに「キモチワリュイ」って言われるもんなーw はぁ〜、、父さん悲しいなぁ… 「お父しゃん、キモチワリュイ?」 「い?」 華が不思議な顔をして、ゆかが言うたことを真似してくる すかさずゆかがニヤリとして 「華ちゃん、もっと言っちゃえw」 「キモチワリュイ?」 「だ、だめじゃよ!華!それは言わんくて良いけぇw」 「ぅ???」 ゆかと私、どっちの言うコトを聞けばいいんか分からんくなって、ちんぷんかんぷんな表情になっとる華 ぅwwと唸った末、華が辿り着いた答えはというと? 「はな、お父しゃん大シュキ!!」 どや顔ktkrw 「んなw」 それだけで予想外だったんに 「ゆかだって好きだもん!」 「へ?」 ぎゅって抱きついてくるゆかに呆気にとられてると 「お父しゃんモテモテじゃねw」 腕の中に眠ってる俊を抱えてやってきたあ〜ちゃん 「いやぁ〜w」 なんて、デレデレとしてたら 「「あ!」」 あっという間に二人して、あ〜ちゃんに引っ付いて 「お母しゃん、はなも抱っこぉw」 「ねね!ゆかもぉw」 抱っこをおねだり 「ぇえ?三人はちょっと無理じゃよw」 「えー、やだやだー」 はぁー、、やっぱりあ〜ちゃんの方が良いんじゃね… 父さん悲しいなぁーーww 「あ〜ちゃん、俊こっちで抱こっか?」 「あぁ、それなら出来るかも」 二人なら、、と思ったんじゃけど… 「…なんか」 「ガッチリ掴んじゃっとるけど…」 俊の手が、あ〜ちゃんの服をぎゅっと握り締めとって、離すに離せない 「ど、どうする?」 後ろで「早くぅ」ってせがんでる二人を見て 「しゃーない…」 結局、両膝に双子を抱っこして、背中にゆかをおんぶして… 母、強し… どうやら、二人も眠かったみたいで、すぐに寝ちゃった 三人を布団まで運んで、リビングに戻ってくる 「はぁーwさすがに三人は重いわw」 「じゃよね。ゆかまで一緒んなって甘えとるけぇ」 「多分、ヤキモチ妬いとるんよぅ」 「ヤキモチ?」 「ほぅよー。お姉ちゃんじゃー言うても、まだ子供じゃけぇ」 「ふ〜ん。あ〜ちゃんもそうだったん?」 「まぁ、ちょっとはね?のっちは一人っ子じゃもんね?」 「あー、うんw」 その辺は、よく分からんかも 「ゆかがのっちに最近冷たいとか思っとるんも、華にデレデレしとるのっちにヤキモチだと思うし」 「え?そうなん?」 「それくらい分かりんさいよw」 「いや、だってw」 そういうの鈍いんよw 「ふふwまぁ、それがのっちだし?」 「たははw」 なんともはや、その通りです 「ねぇ、のっちぃー」 「ぅん?」 「肩揉んでぇ?」 さすがに疲れるわな? 「あーはいはいw」 ソファーに横向きに座って、あ〜ちゃんの肩を揉んでいると 「で?」 「はい?」 「お父しゃんは、ゆかと華、どっちをお嫁しゃんにするん?w」 クスクス笑いながら、からかうみたいに聞いてくるから 「ん〜、それはちょっと選べんわぁ」 「じゃよね?二人とも可愛いもんw」 「けどー、あえて言うならぁ」 「ん?」 「やっぱあ〜ちゃんかなw」 「ぇえ?」 「のっちのお嫁しゃんは、あ〜ちゃんしかおらんよw」 「ふへへwホンマに?」 「もっちろん!」 そう言って後ろからあ〜ちゃんに抱きつくと 「じゃあ、もう一人くらい子供作っちゃう?」 「はへ?」 「ね?w」 それはつまり、私は今、あ〜ちゃんに誘われてる訳じゃよね? 「えっと、じゃあ、お言葉に甘えて…?」 「ん…」 数ヵ月後… 「のっちのっち」 「ん?」 「デキちゃったw」 「まじか!!」 … …… なんかこの夢シリーズ、回を重ねるごとに、変なリアリティがあるんじゃけど… ああ、そういえば、この間スタッフさんのお子さん見せてもらったんだっけ? しかし、なんとも気になるのは… 「ねぇねぇ、あ〜ちゃぁん」 ちょうどまたスタッフさんが連れてきとって、三人して見せてもらっとる所で 「なん?」 「四人目は男の子と女の子、どっちが良い?」 「はぁ???」 「のっち大丈夫?」 うん、まぁ、、そうなるわなw <夢の家族3>fin
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「あ」行 あ 愛情【あいじょう】 金を買うための最も強力な貨幣のひとつ。ほかにも色々なものを買うことができ、熟練すれば不等価交換を行うことすらできる。 アエラムック・『家族社会学がわかる』【あえらむっく・かぞくしゃかいがくがわかる】 大学院における標準的な家族社会学の教科書。読者の知的水準に配慮して、表題にもひらがなを多用しているのが特徴。 い EM【いい・えむ】 “M”の発音記号。会話分析の際に多く使われる。 イケ面研究者【いけめん・けんきゅうしゃ】 家族社会学会では、誰もこの単語を口にしない。→美人研究者 1.若手男性研究者の半分は、眼鏡をかけてガリガリに痩せている。 2.残り半分は、色白のデブである。 3.ガリガリでもデブでもなければ、自分の相対的優位性をハナにかけている。 4.イケ面は普通、官公庁や企業、あるいは法学・経済系の大学院に進んでいる。 イベントヒストリ分析【いべんと・ひすとり・ぶんせき】 何かと流行の分析法のひとつ。ある悲惨な出来事が次の憂鬱な結果を引き起こす可能性を統計的に解明する。全体として、生命表分析の欠点とパネル分析の難点をあわせもつ。 1.中途半端な分析のオッズ比は高いと思われる。 2.不十分な査読のオッズ比も高いと思われる。 3.母集団の規模については言うだけ野暮。 異性愛者【い・せいあいしゃ】 異なった性的志向を持つ人々のあつまり。多様性に対して寛容な、現代社会を象徴する社会集団として注目されている。→同性愛者 意欲的な【いよくてき・な】 学会報告に対するフロアからの質問や書評などの冒頭に登場する挨拶のひとつ。「100年早いんだよ、テメェ」という意味で使われる。→大変意義深い、→大変興味深い、→実は私も同じ分野の [用例]本書は、家族の福祉機能の計量的実証を試みた意欲的な研究である。しかしながら、評者にはいくつかの理論的な見落としがあるように思われた・・・ え ABC-X理論【えー・びー・しー・えっくす・りろん】 家族がストレスに対処するさまを図式化した画期的な理論。第二次世界大戦時に、出征兵士の留守家族を研究して発見され、のちベトナム戦争に際して二重ABC-X理論に改訂された。現在、四重ABC-X理論の登場が待たれているところである。 1.残りの22文字がどこに行ったのかは、誰も知らない。 NFR【えぬ・えふ・あーる】 全国家族調査。家族社会学会が中心になって4年に一度おこなっている社会調査。某SS○調査などをはるかに凌駕する詳細性を誇る。これまでのところ98年と02年に実施され、家族は血縁や愛情で結ばれた互助集団であったりなかったりするという、重大な知見を得ている。 投稿は学会員限定です。非学会員の方はコメントをどうぞ。 名前 コメント
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人間グロあき(黒あき)です 目印程度に黒あきを名乗ってましたが、スレ上ではやっぱり人間グロあきの方が定着しているようなので。 無記名時代含めて多分8作目です ※※※はじめに※※※ 一部言葉遣いが悪いです 胴付き、HENTAI成分が苦手な方 人間が必要以上に傷つくのがアウトな方 人間に近い思考力を持ったゆっくりの存在がダメな方はお控えください。 家族百景 -1- 「・・・このこを・・おねがいします・・・。」 そういい残すと、親れいむは永遠にゆっくりした。 体の大半が四散し、本当に最後の力を振り絞って発したであろう末期の言葉は、奇跡的に無傷であった人間の握り拳大の子れいむの行く末を案じて途絶えた。 よくある事故だ。男が運転する車が左折した際、側溝脇にたむろしていたゆっくり家族-計18匹の大所帯をひとつとて漏らすことなく悉く跳ね散らかした。 年代の新しい車であればボンネットは前部に向かって角のない丸みを帯びたデザインとなっているが、男の車は彼の父から譲って貰った車検が毎年必要な代物で、 縁が非常に角ばったデザインをしており、しかも座位が低く極めて視認性が悪い。所謂初期型ハードトップセダンという種別の、バブル景気の負の遺産だ。 これまでも飛び出してきた子供や、飼い主より先行する犬などと幾度となく接触しそうになっていたが、お互いのギリギリの注意義務により最悪の事態は回避できていた。 しかし今回は運悪く、相手はゆっくりだった。 せめて成体のまりさ種でも混じっていれば、とんがり帽子で気づくこともあったかもしれないが、さらに運の悪いことにこの被害家族の構成は全てれいむ種だったため、発見が遅れてしまったのだ。 「ゆ、ゆっくりー!ゆっくりー!」 アスファルトと民家の外塀、それに愛車の前半部に飛び散った匂い立つ甘味の、予期される清掃の困難さに呆然とする男の足元で、生き残った子れいむが気が触れたかのように絶叫している。 「ゆっくりぃ!!ゆっ、ゆゆゆゆっくりぃ!!!」 もはや個体を判別することなど不可能な餡と皮の破片に、それでも子れいむは残骸の多少大きな欠片ひとつひとつに涙を流しながら声を掛けていくが、当然反応はない。 その子れいむを男に託した親れいむは、タイヤとタイヤハウスの隙間に、千切れかけた無様な死体を晒している。 「このごみくずくそばかのうなしあほにんげん!にんげん!にんげん!!れいむのかぞくをぜんぶかえしてね!!」 一通り家族の遺骸に声を掛け続けた子れいむは、男を見上げると悲しみを湛えた顔を瞬時に烈火のごとく怒りの表情に変化させ、あらん限りの知っている言葉で罵倒をはじめた。 「ごめんな、れいむ。俺の不注意で君の家族を死なせてしまったよ。許してくれとは言わないが、出来る限りの償いはするよ。」 男は子れいむの形相と怒号に、野生動物が時折見せる人間への敵意とだぶらせ、やや臆しながらも丁寧に謝罪の言葉を発する。 「むずかしいことばでごまかそうとしてもだめだよ!あんこがたりないにんげんはしね!はやくしね!とにかくしね!さっさとしね!いますぐしね!しねしねしねしねしねしねしねしね!!!!」 子れいむが理解できる範囲の言葉では、男は謝ったと判断したため、さらに増長して男を責めたてる。 「ゆっ!おしょらっ!!」 一方的にまくし立てていた子れいむを、音もなく背後から近づいてきたモヒカン頭に鋲付きレザー上下を着込んだ痩せぎすな男が乱暴に掴み上げた。 モヒカンの背後では、アメリカンなバイクが低音のアイドル音を響かせている。 「えーっと、自分は電波がピンときたので駆けつけたJAFの地区担当者、リングネーム フリッツといいます、以後お見知りおきを。こいつ自分の鉄の爪で潰していいすか?」 JAFとは、『Junk-Anko-Freaks』の略称で、その無茶苦茶な名称から分かるとおり、ちょっとおつむと社会性が足りないが、 見た目は世紀末救世主伝説の脇役風味の非常に気さくなバイクメンが、無償にて、海に山に町に出没するゆっくりを殲滅することに人生の全てを賭けた、 少年の心をいつまでも持ち続ける頼もしい兄貴集団である。 市井で無報酬の活動を行う彼らの姿勢に賛同する企業や個人も多く、寄付金と賛辞の声がやむ事はないが、 ゆっくりんピースを筆頭とする頭でっかちなゆっくり保護団体との、活動を巡る抗争が表に裏に激化していると昨今のニュースで頻繁に報道されていた。 「や、やめてね!れいむはわるないよ!わるいのはかぞくをころしたこいつだよ!!」 明らかな殺意を隠すことなく突き刺す視線に宿した子れいむは、モヒカンの手の中で冷や汗を大量に噴出させながら身をよじり、自らの正当性を唱えた。 「あんたたちの戯言など聞き飽きてるわぁ。。。うぃっひっひっひ、ジャンクになりなさぁい!」 なぜかおネェ言葉にて死刑を宣告するモヒカン。ご自慢の握力で子れいむのこめかみと思しき場所をゆっくりと締め上げていく。 「ゆぎゅ!ゆごっごっごっごっご・・・」 モヒカンのアイアン・クローにより、子れいむが視線を互い違いに目玉をむき出したところで、慌てて男が口を挟んだ。 「ちょっと待ってください、こいつ勘弁してやってもらえませんか?」 その言を聞くやいなや、途端に眉間に皺を寄せ不機嫌を体現した隊員は、押し黙ったまま男と数秒視線を合わせると、 不意に筋肉だけで笑顔を作り上げ、にゅうっと数センチまで顔を近づけ尋ねる。 「飼いますか?飼いませんか?」 「・・・っ、か、飼います!っていうかもう家でゆっくりを一匹飼ってるんです。」 瞬間沈黙。お互いの思考が交錯したが、先に口を開いたのはモヒカン隊員の方だった。 「愛で派ですね。兄さんの体にこびり付いた愛餡臭でわかります。ごっついのう、ごっついのう・・・。」 とても悲しそうに瞼を伏せくるりと踵を返した隊員は、バイクに戻るとお掃除セットを手に持ち引き返してくる。 「あ、掃除は俺が・・。」 「兄さん、あんた重度のゆ専だろう?」 男は隊員のゆ専という言葉に一瞬顔色をなくした。世間に隠していた事実だからだ。 「兄さんがゆっくりできない匂いをつけて帰ったら、飼いゆはどう思うかは理解できるだろう、ここは俺にまかせておけ。」 初めと比べると明らかに言葉遣いは乱暴になっているが、それでもモヒカンは自らが背負った宿命に従い、清掃をはじめる。 「非常に申し訳ない、これ、少ないですが・・・。」 男が財布から札を数枚取り出し差し出すと、モヒカンは背中を向けたまま地の底から這い上がろうとしている魔王のように低い声色で言った。 「あんたはゆっくりを愛する人だ。そして自分は憎む人間だ。お互い相反する立場で謝礼とかもらっても心地いいもんじゃないね。」 そんなつもりで金銭を出したつもりではなかったが、モヒカンはゆっくりを愛する男と関わる事で自分の思考に隙間を作りたくはない、そう突き放す。 初夏を匂わせるおだやかな風が、立ちつくす男とそれに背を向けて清掃するモヒカンの間に流れた。 足元では生き残ったれいむがなにやら叫んでいた。 -2- 「れいむ、今日からここがおうちだよ。」 生まれて初めて乗せられた車に子れいむは、本能的に男を警戒しつつも喜びを隠すことはできずに、引きつった笑顔を終始車内で見せていた。 男の自宅は高度経済成長期に配備された、所謂近代的文化住宅という年代物で、剥き出しのブロック塀に囲まれた平屋は 茶色く塗られた板壁を5月の陽光に鈍く反射していた。 「・・・おうち?」 「そうだよ。」 男が穏やかにれいむの言に答え、車のドアをロックすると、子れいむを抱えたまま歩みを進める。 そして玄関ポーチに差し掛かったところで、不意に内側から扉が開かれた。 「おかえりなさい、おにいさん。」 玄関先に出てきたのは、薄紫の長髪をなびかせ、宝石のような真っ赤な瞳と白い肌を持ち、頭頂部から両の耳を突き立てた美しい胴付きのうどんげだった。 子れいむも野良生活の中で遠巻きに胴付きの姿を見たことはあったが、手足がある以外自分たちと変わらない生き物―いわば仲間、身内の類だと憶測していた。 しかし、今自分の眼前に居るのは、姿こそ人間とゆっくりの中間のような形ではあるが、その仕草や落ち着いた話し方など、明らかに人間に近い。 そんなことで子れいむがぽかんとしている間に、うどんげに男が歩み寄り、少し背を屈める。それに呼応してうどんげは両腕を男の首に回し口付けする。 「ただいま。」数秒間重ねられた唇を離すと、まだ吐息の届く距離で視線を交え、優しく応えた。 抱えられたままの子れいむは、その二人を間近で眺めて、輪郭がはっきりしない感情が自分に生まれたことに気付いたが、理解には至らなかった。 「・・・この子は?」 抱えられた赤いお飾りのゆっくりに気付いたうどんげは、子れいむを覗き込みながら、美しいがか細く消え入るような声で尋ねる。 子れいむは間近で生まれて初めて見る、その飾り物のような透き通る宝石の瞳に釘付けになっていると、男が口を開いた。 「さっき、車でこの子の家族を轢き殺しちゃったんだ、それでこの子だけ生き残った。子ゆっくり一匹で街で野良生活できるほど楽じゃないだろうし、うちで引き取ろうと思ってね。」 そう口にすると、子れいむをうどんげにそっと手渡す。子れいむはまだうどんげの瞳に見入ったままで、「ゆわぁ、きらきらさんだぁ・・」などとぼんやりした口調で呟く。 「れいむちゃん、これからよろしくね」 「ゆっ!?れれれれいむはまだごみくずあほにんげんを ゆるしたわけじゃないよ!!れいむのかぞくをみなごろしにしたつみは、うみよりもふかく やまよりもたかいよ!!」 うどんげの胸に抱かれ、死んでしまった姉に頬ずりした時と似た安らぎを少し覚えながらも、男とこの人間に近い胴付きうさぎをまだ警戒していた。 -3- 一通り家の中を案内された子れいむは、時折憎まれ口を叩きながらもその瞳は輝き、男とうどんげに悟られぬように背を向けたまま満面の笑みを浮かべた。 それも無理はなく、世に生まれ落ちてから先刻まで過酷な街の野良生活をしていたのだ。飼われる事で窮屈な思いをしたとしても、身の安全と比べるまでもない。 時々捨てられた元飼いゆっくりから聞いていた、憧れの生活がここにはあり、これから自分はその憧れを享受する事ができる。小さいながらも部屋も与えられた。 そう思うと自然に口の端だけでなく、顔面全体がほころぶのを押さえる事ができなかった。 「ふん、おもったよりは たいしたせいかつじゃなさそうだね!くそどれいはさっさとあまあまもってこい!!」 心の内を悟られぬよう、背を向けたままで要求したが、子れいむは自分でも声が上ずってしまった事に気付いていた。 「飼いゆっくりはみんなでご飯を食べるんだ。まずはお風呂に入れてもらえ。」 「はい、れいむちゃん まずは体を洗いましょう。」 うどんげは子れいむがお飾りを外す事に抵抗すると考えていたが、それは全くの杞憂で思いの他素直にうどんげに身を委ねていた。 口にはしないが、飼いゆっくりになれた奇跡から、心変わりしたのかもしれない。多少安易な考えかもしれないが。 洗いながらそんな事を思考していると、子れいむが口を開いた。 「うどんげさん。」 「なーに?」 「・・・あのにんげ・・おにーさんはゆっくりできるひと?」 「そうね、とってもゆっくりできるひとよ?」 「そうだね、うどんげさんもゆっくりしてるしね。でも れいむのかぞくをころしたはんにんなのは かわらないけどね!」 「・・・・・。」 うどんげは押し黙った。自分の飼い主である男が、この子れいむの家族を殺した事は間違いないからだ。 口に出してあれは事故だと擁護しても、その場に居なかった自分が言葉にしたところで子れいむは余計に心を閉じてしまうだろう。 ならば、時間を掛けてでも子れいむがお兄さんを許すその日まで、自分は触れないで置こう。いつか子れいむとお兄さんがお互いに信頼し合えれば、それは素敵な事だ。 「お、れいむ綺麗になったな。」 入浴中にお飾りを手洗いし乾燥まで終わらせていた男が、脱衣場の洗濯機の上で子れいむに装着しなおし呟いた。 「ゆわぁ・・・」 手鏡を見せられた子れいむは、十分に美しくなった自分を隅々まで確かめようとぐにぐにと体をくねらせ、まるで小躍りのような動作をする。 しかし、急激に顔色をなくすと、嗚咽し始めた。 「どうしたの?」 心配してうどんげが背中をさすり顔を覗き込む。察知した男は、ばつが悪そうに居間へと戻っていった。 「ゆぐっゆぐっ、れいむがきれいになったのを、みせるかぞくがいないよぅ・・・」 そう告げた後、大声で泣き崩れる子れいむ。野良生活で多少達観した部分があるとはいえ、まだ十分に幼いのだ。 そんな子れいむの背中を、うどんげは黙ったままぽんぽんと叩き、まるで我が子をあやすようにいつまでも続けた。 -4- その日の晩、臭くない、まずくない、虫が集っていない初めての豪華な食事をスプーンとフォークに悪戦苦闘しながら食い散らかした後、 生まれてはじめての歯磨きをしてもらい、そして男が用意したバスケットに布をめぐらせた寝床でうとうとしていた。 正直、悪くない。いや、最高だ。たった半日の飼いゆっくり生活で、家族を殺された憎しみを男に持ちながら、同じ男に感謝の気持ちが芽生えている事を素直に認めていた。 しかし、男、うどんげ、自分というこの三人の関係に、微妙な違和感を覚えていた。 知己ではない者だから?いや違う、うどんげに玄関先で迎えてもらった時に、はっきりしない何かを覚えたはずだ。 まだ心を開くには早いものの、やさしい男とうどんげに家族として迎えられたことの気恥ずかしさ? これも違う、自分の感情なのか、男とうどんげと自分を含む俯瞰的わだかまりなのか、わからないなにか。 夜中に目を覚ました。 子れいむは自分でも良く分からない事を考えていて、いつの間にか眠りに落ちていたようだ。 街での生活は深夜といえども身に危険が及ぶ為、寝ていても自然と気が張り詰めていた。 「・・・きけんはないね、あさまですーやすーやしよう・・・」 周囲を窺い部屋には自分しかいない事を確認すると。再び瞳を閉じ寝入ろうとした。 その時 何か感じる。なんだろう、人間の家なら危険はないはずだ。子れいむは野生的な直感で聞き耳を立て、正体を確かめようとする。 「・・はっ・・もう・・・・て・・・。」 聞き覚えのあるか細く消え入る声、うどんげの声だ。さっきまでの落ち着いた声とはまた違う喋り方だが、きっと隣の部屋でお兄さんとなにか話し込んでいるんだろう、そう理解すると再び眠りに落ちた。 「ゆ?ゆゆゆ??」 夜中に眼を覚まし危険がない事を確認したからか、はたまた寝心地が良かったためか、子れいむが起きたのは日が昇ってから随分時間が経っていた。 野良生活の中では大失態に近い行動であったが、ここは危険のない人間の家だと自分を納得させる。 まだぼんやりした足取りで居間に向かうと、そこには既に朝食が準備されていた。 「おはようれいむ、俺は仕事に行って来るからな。」 男がネクタイを締めながら挨拶を告げると、視線を落として黙ったままの赤れいむに微笑みながら頭を撫で、慌しく玄関に向かう。 その男の後をカバンを持ったうどんげが追いかけ、靴を履き終えた男と昨日帰宅した時と同じように少しの時間二人が重なった。 その光景を黙って見ていた子れいむは、背筋にぞわり、と違和感を覚え、今まで浸っていた心地よい眠気が吹き飛んだ。 そうだ、これだ!昨日の形にならない感情はこれだ、この男とうどんげの関係は飼い主と飼いゆっくりの関係ではない。時々公園で見かける人間のつがい、そのものだ! まだ幼い自分にも理解できる、不自然だ。 「あら、ごはんたべないのかしら?きらいなものでもあったかな?」 男を見送ったうどんげが居間に戻ってきた。子れいむはこのうさぎと男の関係に胸のむかつきを覚えていたが、 結局空腹の方が勝っていた為、またスプーンとフォークに悪戦苦闘しながらも完食した。 食事の後、子れいむはうどんげの行動を観察していた。 男の服を水の出る箱に入れて音を鳴らし、男とうどんげの匂いがする布団を干し、台の上に乗って食器を洗う。そんな姿を見ていた。 一通り作業が終わると、うどんげは紙パックのジュースを二人分コップに入れてテーブルの上に置いた。れいむは食事の時と同じく座敷用ゆっくり椅子に乗せられた。 「どうかな?いちにちすんでみて」 「ししししあわせぇぇぇぇ!?ぶぇ??あ、わ、わるくないよっ!でもくずばかごみおにーさんはゆるさないよっ!!」 「きのうのよる、おにーさんもいってたわ れいむちゃんがゆるしてくれるとはかんがえてないけど、しあわせにはしてあげたいって。」 一日で判断するのは早計だ、しかし街で生活していた以上身につけている人物眼が、あの男は危険ではない、確かにそう判断していた。 「・・・ゆぅ、ちょっとじかんがほしいよ」 「うん、それはわたしもおにーさんもわかってるから、ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!」 子れいむは男に対して憎しみと、同じ位大きい感謝の念を同時に持ってしまい、不安定になっている事を自覚していた。 「ゆ、そういえばきのうのよるおそく、おにーさんとなにをはなしてたの?」 「・・・!」 昨晩自分が眼を覚ました時に聞こえたうどんげの少し違う声色、虐待の声では無いと思うが、なんとなく気がかりだったのだ。 しかしその質問をした瞬間、うどんげの光る宝石のような両目を、瞼をやや伏せて視線をそらした。 「ん・・なんでもないよ?れいむちゃんはしんぱいしないでねっ。」 明らかに何かをはらんでいると簡単に察知できる所作、触れてはいけない事だと察知したれいむは、黙ってジュースの残りを飲み干したが、もう何の味か分からなかった。 -5- あれから夏が過ぎ、秋が終わり、冬が来た。 季節の経過は子れいむを緑の黒髪が美しいふっくらとした体躯の成体ゆっくりへと変貌させていた。 夏にはゆっくり専用プールにも連れて行ってもらったり、キャンプで魚釣りも体験した。 秋にはかねてからの勉強の成果もあり、銀バッヂを獲得し、どこに連れて行ってもらってもはずかしくない飼いゆっくりになれた。 れいむは家族を殺した男を許すわけにはいかないが、今の自分があるのは全て飼い主のおかげであることから、 いつしか感謝の気持ちを持つことになんの迷いも持たなくなっていた。 だが声に出して気持ちを伝える事にはまだ迷っていた。何回か言い掛けたことはある。しかし、都度憎まれ口を叩いてしまう。 バッヂ取得で表面上は教育されているが、本質の部分はなかなか変えられない。憎い、でも、優しい。 そんなこんなで、なんだかんだと穏やかな生活を満喫していた。 最近になってやっと分かってきたことがある。お兄さんは優しいが、家事全般をうどんげに丸投げしている事。 はじめは胴付きと飼い主の関係とはそういうものだと考えていた。特にこの仲の良い二人ならば。 しかし、テレビなどで人間の習慣やゆっくり関連の番組を見るうち、違っている事に気付いた。 お兄さんはずぼらなのだ。食べたお菓子の袋を片すところを見た事はないし、靴も脱ぎっぱなし。脱いだ靴下は丸まったまま。 それらの片付け全てを、うどんげは嫌がることなく微笑みながらこなしていた。先にれいむが気付いた時はれいむがする時もあるけど。 そしてうどんげ。 こちらは底抜けに優しいが、時折れいむが粗相をすると、気迫は感じられないが優しく怒る。 そして虫が大嫌い。一度お兄さんが不在の時にゴキブリが家に進入してきたときは、眼を回して倒れてしまった。 また、ちょっと忘れっぽい。洗濯機のスイッチを押し忘れたり、お風呂の水を出しっぱなしにしたり。その都度れいむの方が先に気付き教えるのだ。 上手く表現できないが、お嬢様というやつだろう。お兄さんに公園に連れて行ってもらうと、うどんげと同じように穏やかでおっとりしていて、ちょっとおっちょこちょいなゆっくりが多かったから。 これまでのゆん生を振り返ると、れいむは感謝の気持ちだけではなく、いつの間にか二人の事が大好きになっていた自分に気付いた。 -6- 「お前ら、最近シティ・シェパードって無頼漢が街でゆっくりを無差別に殺してるらしいから気をつけとけよ。」 シティ・シェパードとは、男がれいむの家族を事故で死なせてしまった時現われた『Junk-Anko-Freaks』通称JAFから、 より過激な活動に重点を置く者たちが除名された後に新たに作り上げた組織であった。 このグループは非合法活動も難なくやってのけ、散歩中の飼いゆっくりを飼い主の目の前で血祭りにあげるのは当たり前であり、 人家の軒先で飼われているゆっくりには不法侵入の末虐殺に至るなど、正直もう終わっちゃってる人たちである。 「こわいね、わたしたちもなるべくいえからでないようにしますね。」 「そうだね、れいむも。」 「まぁここの庭は表通りから見えないし、隣の老夫婦もちぇんを飼ってるから密告とか大丈夫だろうけど、これからは電話はれいむの手にも届くよう床においておくよ。」 その日の晩、怖い話を耳にしたからか、久しぶりに悪夢にうなされ れいむは夜中に眼を覚ました。 「ゆぅぅ、おとーさんおかーさん・・・」 寝ている間にうわ言でも叫んでいたのか、それとも少し前まで点けていた暖房のせいか、喉が渇いたれいむは洗面所に向かった。 「ごーくごーく」洗面所に常備されているペットボトルを逆さにした給水機で喉の渇きを潤すと、ガラス戸の向こう側、お兄さんとうどんげの寝室から消灯された室内にチラチラとテレビの光。 音は小さいものの、テレビからは出演者の笑い声が聞こえ、それと同時に床から伝わる小さいうねりのような微振動。 「・・・はっ・・・はぁ・・・・。」 吐息交じりの声、うどんげの声だ。れいむはいぶかしげにガラス戸を見つめる。 「・・って・・・もう・・・めてください・・・。」 うどんげの泣き声?ちょっと違う気もするが・・・。 「・・・まだだ、まだ終わらんよ。」 今度ははっきりと聞こえた。うどんげがなにか懇願し、それをお兄さんが拒絶した声だ。 お兄さんの声がいつもと違ってゆっくりしていない、うどんげを虐めているのか?そういえばこの家に来たばかりの頃、夜中の話し声をうどんげは誤魔化した。 れいむを優しい家族に迎えてくれたのではないのか?それは家族を殺した事から罪悪感を払拭し、贖罪による上辺だけの自己満足だったのか? 怒り、というより失望感に支配されたれいむは、歯を食いしばったまま涙でくすんだ視界で、ガラス戸の向こうで耳をゆらしながら上下に跳ねているうどんげのシルエットを眺めていた。 「「・・・・っ!!」」 お兄さんの声にならない獣じみた咆哮、そしてうどんげの細く緒を引くか細い声が同時に起こり、シルエットのうどんげはゆらり、と倒れこんだ。 「・・はっ、うどんげがあぶないよ!!」 様々な感情が入り乱れ、忘我に陥っていたれいむは我に返り、ガラス戸を力いっぱい開く。 「おにーさん!!うどんげをいじ・・める・・あれ?」 自己の危険を顧みず、虐待が行われているであろう現場に踏み込んだれいむは、目の前の光景を理解できなかった。 虐げられていたであろううどんげは、裸のお兄さんの上で同じく裸で重なり、ちゅっちゅしていたからだ。一瞬だけ垂れる前髪から覗けたうどんげの顔は、明らかに嬉々としていた。 「いやぁだ、みないでぇ!」 うどんげは突然開け放たれた扉の前にれいむを見止めると、その白い肌を瞳と同じ色に紅潮させて慌てて毛布に包まる。 「ゆ?ゆゆ??ゆゆゆ???」 テレビの光だけが灯る暗がりの部屋で、三人は呆然としていた。 -7- 「まったく、しんじられないよっ!」 ナイフとフォークで器用に朝食のベーコンエッグを捌きながら、れいむは昨晩目撃した出来事に愚痴をもらした。 うどんげはいつもと同じようにお兄さんを玄関先で見送ると、今は流しで調理に使ったフライパンをたわしで擦りながら、恥ずかしそうに俯きれいむの言葉を背中で受け止めている。 「ちょっときいてるの?れいむたちはゆっくりなんだよっ!」 押し黙ったままのうどんげに苛立ちを隠せず、思わず大きな声を出してしまってから、れいむは少し後悔した。 これまでかなりの時間を三人で過ごしてきたが、安定した飼いゆっくり生活の中で、一度は気付きかけたお兄さんとうどんげの関係を見過ごしてきた事に対し、自分が情けなくもあった。 お兄さんとうどんげが人間のカップルに近い付き合い方をしていたのは、以前にも気付いていたが昨晩のあれは行き過ぎだ。 「・・・でもね、おにーさんは わたしがいないとだめだから。」 振り返り返事をするうどんげ。その照れながらも憂いを全て取り払ったような晴れやかな表情に、れいむはうどんげをゆっくりとしてではなく、 バッヂ取得教育の中で学んだりお泊り保育で体験した優しい人間の女性と同じ面影を見つける。 「・・・・。」 うどんげ本人はどう思っているのか、れいむは尋ねかけたが口ごもってしまった。うどんげは優しく芯の通ったゆっくりだ、優しいお兄さんを嫌いなわけがない。お似合いじゃないか。 でも、お兄さんとうどんげが種の枠を超えたところで繋がっているのだとしたら、自分の立場はどうなんだろう。れいむは二人にとってペット?それとも望んでも叶わない子供の代役? 「ゆ、もういいよ、れいむがおこることじゃないしね。」 れいむは考える事を止めた。思考の果てにたどり着く結論が正しくても間違っていても、二人が答えを出す問題だ。自分が詮索する事自体が二人の為じゃない。 自分にできる事は、これまで通り出来る範囲で二人をゆっくりさせる事、自分がゆっくりする事。今この瞬間の自分は決してゆっくりしていない。 二人の自分に対する反応がどう変わっていったとしても、受け止めよう。有り難く享受しよう。自分はれいむ。飼いゆっくりれいむなのだから。 -8- 冬の日の良く晴れた午後の光を浴びて、居間でうどんげとれいむはまどろんでいた。 暖房をつけなくても暖かいこういう日は、お昼ご飯を済ませた後、家事が片付き人心地付いたうどんげに抱かれ、絨毯の上で昼寝をする。 最近は物騒になってきたので、以前のように自転車に乗せられて、うどんげと二人商店街に夕食の買出しに出かける事もなくなったのだ。 うどんげは母親と同じ温もりをもち、姉のように優しく怒り、時々妹のような無邪気さでれいむに世話を焼かれる。 幸せだ、本当の家族の事を忘れた訳ではないけれど、この作り物のような不思議な家族との生活に、幸せを見出していた。 その時、不意にれいむに戦慄が走った。瞬時に体が震え、寒気が走る。 「・・・どうしたの?ぐあいわるいの?」 腕の中で震えるれいむの異常に気付き、うどんげも眼を覚まし心配の声を上げた。 「しっ!ちょっとまって。」 小刻みに震えるれいむが沈黙を促す。これは・・・なんだ?いつしか忘れていた感覚、無意識に中枢餡に刻み込まれた恐怖。 心配そうにれいむを見つめる宝石の瞳と視線は交錯しながらも、しかしれいむの焦点が赤色に定まる事はなく、過去の記憶の糸を辿っていた。 「・・・・!!」 そしてついにその正体を見つけ出した。お兄さんと初めて会った日の、あのモヒカン男のバイクの音―。 「うどんげ、よくきいてね、このばいくさんの―」 低音で特徴的な排気音が止まった、この家の前だ。 「あら?だれかきたのかしら?」 うどんげもエンジン音が自宅前で停止したのを察知し、宅配便が訪ねてきたかのように玄関に向かおうとする。 「ゆっ、だめだよ!」 居間とキッチンを仕切るガラス戸の前に素早く回りこみ、行く手をれいむが遮った。 「さっきのおとは、むかしれいむをころそうとした にんげんさんのばいくのおとだよっ」 静かに押し殺した声で、汚い言葉を使いそうになりながらもゆっくりとうどんげに伝える。 その鬼気迫る表情から、うどんげはやっと先日お兄さんから聞いたばかりの危険を察知するが、れいむを抱き上げおろおろするばかりで要領を得ない。 生来の飼いゆっくりであるうどんげに、危機管理能力は恐ろしく欠落していたのだ。 ピンポーン 「・・・!!」 来た。確実にこの家のインターホンを押した。聞いた。ドアの向こうにあのモヒカンが立っている。殺される!! 恐怖と混乱でれいむは小刻みだった震えが激しくなり泣きだしそうになるが、身の危険はうどんげも同じ。 このお嬢様のような心優しい胴付きのうさぎさんを危険に晒してはいけない。 「どどどどどうしよう?どうしたい?どうする??」 うどんげはれいむを抱いたまま完全に狼狽している。自分がしっかりしなくては― ピンポーン 再度の訪問を告げる電子音。元より白い肌色をさらに真っ白に変質し、美しかった桃色の唇は薄い青紫に変色し震えていた。 「・・げ・・んげ、うどんげ!」 小さく、静かにうどんげを呼びかけるれいむ。はっと我に返った透き通る赤色の瞳と視線が合う。 「ゆっくりかくれるよっ、べっどさんのしたがいいよっ。」 普段から世界を低い所から眺めているれいむの、野良時代に培った身の危険を感じたときの行動だった。 二人はベッドの隙間に入り込み、息を潜めた。 かちゃ 二人をさらに追い詰める乾いた音―モヒカンがドアポストを開き、中を覗き込んでいる事は容易に想像できた。 ぱたん 閉められた音で安堵する。それでも押し黙ったまましばらく息を潜めていたら、先ほどのエンジン音がした後、一度だけ勢い良く吹かして遠ざかって行った。 「・・・いったかな?」 「いったみたいだねっ。」 ベッドの下から這い出ると、二人は抱き合って泣いた。 「こわかったよぅ!」 「こわかったねっ!」 モヒカン男襲来の恐怖も冷めやらないまま、れいむは非常時にはお兄さんに電話をする様教えられていた事を思い出す。 「・・・まだわからないよっ、いまのうちにでんわをしようねっ。」 まだ震えたままのうどんげはアテにならないだろうと、れいむは壁に貼られたお兄さんの携帯電話の番号をプッシュする。 「・・・あれ?」 「どうしたの?」 震えるか細い声でれいむの異変に気付くうどんげ。電話が繋がらないのだ。 「でんわがおかし・・い・・よ?」 うどんげに電話機の異常を伝えようと振り返ったれいむの視線の先には、庭に続くサッシのガラス越しに、逆光の中大きな人の影が映った。 うどんげもれいむの視線にあわせて振り返ると、大男が何か持ち上げて部屋の中に向かって投げ下ろす様が瞳に入ってきた。 「・・・・!!」 ゆっくりの二人には世界が終わったかのような錯覚を覚えるほどのガラスの割れる大きな音、そして居間にはコンクリートブロックが絨毯に転がり、ガラスが四散した。 破壊が終わった後、瞬間の静寂。 それを打ち破ったのは肩より長いウェーブパーマの髪と、額に幾重にも刻み込まれた傷跡を残し、真冬にタンクトップ姿の大男の笑い声だった。 「ぎゃは、ぎゃは、ぎゃははははははは!!!」 「きゃ、きゃああああーーーー!!」 常軌を逸した大男の叫び声に、うどんげが恐怖心から目を閉じ小さく屈みこみ、こめかみの辺りを押さえて叫び声を上げる。 一通り笑い終えた大男は、サッシの鍵を外から開けると土足のまま侵入し、事態が呑み込めず呆然とするれいむと、蹲り泣きながら震えるうどんげにゆっくり向かって来た。 「くくくくく、くるなああああ!!」 うどんげは動けない。れいむは手を引きうどんげを逃がす事も出来ないもどかしさと、自らの恐怖心を払う為にも、可能な限り大声で制止をかけた。 しかしゆっくりとは無力な生物である事をほとんどの人間は熟知している。 力のないれいむの願いなど届くはずもなく、涎を垂れ流し興奮の為に上気した声を発しながら大男は巨大な二の腕をうどんげに伸ばす。 「くさぁい くさい餡子さんみーつけたぁ・・・ぎゃはははははは!!!」 巨大な二の腕が掴んだ先は、うどんげの白く細い首だった。 そして膝を突いた姿勢でうどんげの首を掴みあげ、大事な宝物を手に入れて天に掲げるかのごとく腕を伸ばし突き上げた。 「ややや、やめろぉぉぉぉ!!」 れいむは果敢に大男の足に体当たりを試みるが、自分でも全く効果がないのは分かっている。無力というもどかしさに泣いた。 そうこうしているうちに、うどんげの顔色は紅潮しはじめ、無抵抗のままどことも定まらぬ視線を彷徨わせていた。 宙で両手両足が力なく漂う。 「きゅっと締めてぽーん!がいいかい?うひっ、それともギュギューッ、ぶしゅっがいいかぁい??あひゅ、うふぇふぇふぇ・・・饅頭殺すのに罪悪感はいらないよねぇ・・?」 「・・・めてください。」 「ん?何か言ったか?ゴミ饅頭。」 「やめてください!うどんげはれいむのかぞくなんです!!れいむをえいえんにゆっくりさせてもいいから、うどんげはゆるしてください!!」 大声で泣き喚きながら大男に懇願するれいむ。野良時代にも、命乞いの果てに紙くずのように扱われるゆっくりの姿を遠巻きに見ていた。 理不尽な死は見慣れている。その頃は自分だって家族の事だって、いつその身に降り掛かるかしれない災難への覚悟は出来ていた。 しかし、安定した飼いゆっくりの生活の中で、いつしか忘れていた感覚だった。 自分の家族が死んだときは悲しかったが、あれは事故だ!お兄さんが悪いなられいむとれいむの家族も悪いんだ! そしてお兄さんは自分を飼いゆっくりにしてくれた。贖罪?そんな理由はどうだっていい、今はお兄さんとうどんげと自分で三人で家族だ。 でも、うどんげが居なくなったらこの家族ごっこもおしまいだ。そんなの嫌だ! この惨状に関係有ること、関係ない事、様々な思考と感情が一瞬で沸き起こり、れいむは自分でも分からないほどにいきり立っていた。 涙を流しつつも、臆することなく睨み付けて来るれいむを大男は見据えると、うどんげから手を離す。 「けほっ、けほっ!」 涙を流しながら苦しそうに咳き込むうどんげをれいむは見つめ、声を掛けた。 「うどんげ、れいむのことはいいからにげてね。」 四つん這いで咳き込みながら、れいむと視線が交錯したその時、大男が素手でれいむを打ち据えるべく振りかぶる。 「うぉぉぉぉぉぉ!!」 大男の怒声に死を覚悟したれいむは瞳を閉じたが、自分でもどうしてか理解できないが微笑んでいることに気付く。 「・・・・?」 「やめるゲラ!!」 不意に聞きなれないうどんげの口調を聞き、れいむは瞼を開いた。 そこには、れいむの知らない真剣な怒りを露にしたうどんげが、振りかぶった腕に巻きついていた光景があった。 「このこはわたしとおにーさんのだいじなかぞくゲラ!おまえなんかにおもちゃにさせないゲラ!!」 歯を食いしばり、真っ赤な瞳を吊り上げて力の限り制止を試みるうどんげ。しかし、人間の前には胴付きであったとしても無力だった。 「・・・そういうの、いいから。」 急に冷めた口調になった大男に簡単に振りほどかれ、うどんげは庭を通り越し、隣家の境の板塀に思い切り打ち付けられた。 「うどんげ!」 なぜ自分を放っておいて逃げないのか、一瞬うどんげの行動を責めそうになったが、同時にれいむは気付いていた。 うどんげも自分をペットではなく、信頼しあえる家族だと思ってくれていたのだ。 こんな突然の最期の時に、れいむは本当に素敵な家族に迎え入れられていた事に気付き、先ほどまでとは違う心地よい震えに身を委ねた。 「はぁ、調子狂っちゃうね、本当に。」 大男は先ほどまでとは違い、抑揚のない声色で呟きながられいむに両腕を伸ばす。 眼前に迫る巨大な掌を、真っ直ぐに見据える。掴まれ、凄まじい握力で体を絞めつけられ苦しみに身を捩りながらも、まだ凛としていた。 自分が殺されている間にうどんげは逃げ果せるだろうか?それだけが気がかりだったれいむは、まだ自由が利く眼を動かし、うどんげが投げつけられた方、庭に視線をやる。 そこには、大男とはまた違う男が立っていた。 モヒカン頭に鋲付きレザー上下を着込んだ痩せぎすな男―忘れもしない、先ほど訪問してきたバイクの持ち主で、野良時代最後の日に自分を殺そうとした男。 見張りでもしてたのだろうか、二人目の出現にうどんげは大丈夫だろうか? 絞め付けられ遠のく意識の中で、モヒカン男が手にしていた角材を振り下ろすのが見えた。 -9- 「がああああああああああ!!!!」 低く鈍い打撃音の一拍後に叫び声が部屋中に響き渡る。 大男の仲間だと思っていたモヒカンが、手にしていた角材で大男を殴りつけたのだ。 その角材は真っ二つに割れ、れいむの頭越しにキッチンのガラス窓を突き破った。 何が起こったのか理解できないれいむは、ぽかんと口を開けてこの惨状を見つめていた。 「やっぱりお前か、『人間山脈』ぅ・・・。」 「・・・久しぶりだっていうのに随分じゃねぇか、『フリッツ』よぅ?」 ガラスの四散する部屋の中央で、大男とモヒカンが睨み合う。モヒカンとお兄さんは同じくらいの身長だが、大男は天上に頭がつきそうなほど巨大だと初めて気付く。 「おい、クソ饅頭、今のうちに逃げな。」 他人の家に土足で上がりこみ、いきなり自分とうどんげを殺そうとした大男が現われたかと思えば、今度はモヒカン男の来襲、 しかもこいつはゆっくりをゆっくりさせない男のはずなのに逃げろという。 しかしこれは好機であることに変わりはなく、睨み合う男二人の脇を、そろりそろりとガラス片に気をつけながら庭へ向かう。 「逃げるな!」 大男がれいむを逃がすまいとモヒカンから視線を逸らした瞬間、モヒカン男のアイアンクローが電光石火でこめかみを捉えた。 「っぎゃあああああああ!!」 大男の叫び声を背に、庭に飛び出したれいむは、倒れたままのうどんげに駆け寄る。 「だいじょうぶ?うどんげ!うどんげ!!」 「うーん・・・」 意識がはっきりしないうどんげを、胴無しゆっくりの自分が逃がす事は不可能だ。しかし、ここからなら隣のちぇんを飼っている老夫婦に声が届くだろうと、大きく息を吸った。 「だれかたすけてください!!れいむとうどんげをたすけてください!!」 しかし、その声に反応したのは隣家の老夫婦ではなく、お兄さんだった。 「おい、お前ら何してるんだ?」 「おおおおおにーさん!!」 いつもより早く帰宅したお兄さんにれいむは顔がほころぶ。しかし、今の家の中の惨状はお兄さんにも危険が及ぶはずだ。 倒れたままのうどんげと、家の中から聞こえる怒鳴り声と破壊音に異変を感じたお兄さんは、急いでうどんげとれいむの元に駆け寄る。 その時、一際大きな叫び声が家の中から上がった。 尋常ではない事態を伝える叫び声―モヒカンの絶叫だ。 れいむが部屋の中を覗くと、こめかみかに空いた傷口から大量出血した、この世の人とは思えぬ形相の タンクトップを血に染めた大男が怒涛の勢いで庭に飛び降りてくるところだった。 モヒカン男を倒したのか、うどんげとれいむを追いかけてきたのだ。 お兄さんはいきなり自宅から出てきた血まみれの大男に驚きを隠さなかったが、大男とうどんげ、れいむが近接している為注意を引き付けようと吼えた。 「おおお、お前誰だ!俺の家で何してる!!」 モヒカン男よりもか弱い怒声。それでも一家の主であるお兄さんが大男に怯まず制止しようとした事がれいむには嬉しかった。 しかし事態は好転していない。大男が手にしているもの、落陽を反射するそれは刃渡りの長いナイフだ。モヒカンのものなのか握る手と刃から血が滴っている。 「めんどくせぇ、めんどくせぇ・・・」 お兄さんの叫び声などまるでなかったかのように、大男はナイフを握り、迷うことなくうどんげに近寄ると、長髪を鷲掴みに引っ張り上げる。 「・・・っ。」 うどんげが痛みに意識を取り戻し、声にならない声を上げた。 その首元に、大男が手にするナイフの切っ先が向かう。 「やめろおおおおおお!!」 「やめてね!やめてね!!」 お兄さんが鬼の形相で大男に向かう。初めて見せる怒りに身を任せた姿だ。 大男は予期してなかったのか、本当に先ほどのお兄さんの怒声が耳に届いてなかったのか、 いま初めて気付いたかのごとく驚きの表情をお兄さんに向けると、うどんげから手を離し、反射的に持っていたナイフを向けた。 この場の全員が、スローモーションの渦中に居た。 大男は突然走り寄って来たお兄さんに驚き、ナイフの切っ先を合わせた。 お兄さんはその切っ先に怯むことなく、家族を守る為に死地に飛び込んだ。 うどんげは大男のナイフを持つ腕に掴みかかった。 モヒカン男は腹から出血しながらも、冬の浅い西日をバックに飛び蹴りを叩き込むべく宙を飛んでいた。 れいむはお兄さんと大男に割って入った。 男3人とゆっくり2匹、計5体がほぼ同時にひとつの塊になった後、砕けた。 「よーしそこまでだ!頭の後ろに両手を回して地面に伏せろ!!」 交錯した時にどこかで打ったのか、後頭部が痛むお兄さんの視線の先には制服の警官が1人拳銃をつき付け構えていた。その後ろにも新手の警官が3人視界に入った。 -10- 「ぎゃは!ぎゃはは!!ぎゃはははははははは!!!」 後ろ手に手錠を掛けられ連行される大男。逮捕の際抵抗した為、警官全員から執拗にスタンピングを浴びさせられ、 もはや元の形が分からないほどに顔を変形させて、全て折れた前歯を隠しもせず笑い続けた。 モヒカン男は抵抗こそしなかったものの、手錠を掛けられ縁側に寝そべり、腹部の出血を年老いた警官が止血できないか苦闘していた。 大男の持つナイフとお兄さんの間に割って入ったれいむは、瀕死の重傷を負っていた。 刃渡りの長いナイフが深々と突き刺さり、中枢餡まで達していた。 「れいむちゃん、だいじょうぶ、だいじょうぶだよ。」 うどんげは宝石の両目をこれまでに見せた事がない真紅に染め上げ、大量の涙を流しながらも笑顔に努めてれいむの頭を撫でる。 「いまゆっくり病院に連れてってやるからな。」 お兄さんはれいむを抱いたままぼろぼろになったスーツのポケットを弄り、車のキーを探す。 「ゆっ、れいむはもうだめだよっ・・・あんこさんのだいじなぶぶんがばらばらになっていくのがわかるよ・・・」 震える小さな声で、しかし相手が聞き取りやすいよう教育された通りのゆっくりした話し方で答えた。 「れいむ、喋るな!」 お兄さんも泣きながら車のキーを探すがなかなか見つからない。 「ううん、いいんだよおにいさん。さいごにれいむのはなしをきいてほしいよ・・・。」 れいむの傷が致命傷である事は、悲しい事にお兄さんとうどんげにも理解できていた。 お兄さんは知らず知らずのうちに、慌てる事で気を紛らわせようとしていた自分を律し、口を開いた。 「なんだ、言って見ろ。」 「・・・れいむは、おにいさんとうどんげにあえてしあわせだったよ、いちどもいえなかったけど、ふたりはれいむのかぞくだよ。」 うどんげは涙をながしながらも最期の瞬間まで眼を離すまいとれいむの泳ぐ視線を追いかけた。 「ああ、れいむとうどんげと俺で家族だ、いつでも、いつまでも。」 「・・・ゆふふ、おとーさん、おかーさん、ぎゅーってしてほしいよ。」 冷え込み始めた空気に溶け込みそうな小さい声、お兄さんとうどんげは二人で包み込むようにれいむを抱いた。 「れいむちゃん、れいむちゃんはわたしとおにーさんのだいじなこどもだよ。」 「れいむ、お前は俺たちの自慢の子だよ。」 家族の中で一番のしっかり者のれいむが初めて甘えた。お兄さんもうどんげも、それに優しく答えた。 「・・・あったかいよ・・・」 これがれいむの発した、最期の言葉だった。 最期に二人に甘えたくて、ついに自分の本当の家族の事をお兄さんに謝罪する事ができなかった。でも、きっとお兄さんは分かってくれるだろう。 本当に大事な事は、言葉にしなくても伝わるだろう。お兄さんとうどんげとれいむ、三人で家族。作り物でもおままごとでも心の繋がった家族なんだから。 完全に夜を迎えた住宅街に、お兄さんとうどんげの絶叫が響き渡った。 -11- 俺とうどんげかられいむを奪ったあの事件から2週間が過ぎ、警察の聴取も一通り終わった。 二人を襲った『人間山脈』は、やはり最近世間を騒がせていた非合法集団シティ・シェパードの一員であり、 かつて所属していたJunk-Anko-Freaks通称JAFの生ぬるいやり方に反発して除名されていた。 この地区のゆっくり登録情報を元に家宅侵入や器物損壊を繰り返しており、余罪は数え切れない程だそうだ。 そんな元構成員の蛮行を止めるべく、モヒカン男『フリッツ』は、シティ・シェパードが参考にしているであろう登録情報を元に、この地域を警戒していたそうで、 供述通り一回目の訪問時にドアポストに挟んだ警戒情報のチラシが発見された為、不起訴となる可能性が高いそうだ。 「うどんげ、そろそろ閉めないと冷えるぞ?」 厳冬の冷え込みは、日中といえども縁側に腰掛けたうどんげの体温を容赦なく奪っていく。 うどんげの二つの赤色の先には、れいむの墓がある。とりあえず手作りの粗末な作りだが、墓標には違いない。 返事をせず、その場から動こうとしないうどんげを、そっと後ろから温もりが包み込んだ。うどんげはその正体を確かめることなく、体を預け赤色を潤ませた。 その時、聞き覚えの有るバイクの排気音が近づき、玄関前で止まった。 うどんげは一瞬びくり、としたが、再びれいむの墓に視線を落とすと涙を滲ませた。 「こんにちは。」 玄関を叩く事もなく庭先まで姿を現したのはフリッツだった。真冬だというのに相変わらず素肌の上に鋲付きの革ジャンを背負っている。 剥き出しの腹部に覗く厚巻きの包帯が、黒のジャンパーとモノクロのコントラストを描いていた。 「何しに来た。」 うどんげを後ろから包み込むお兄さんは、モヒカンに視線を合わせることもなくぶっきら棒に突き放す。 「この度は、本当に申し訳ありませんでした。」 深々と頭を下げるモヒカン。お兄さんが視線をやると、生まれて初めて見るモヒカンヘッドの頭頂部に思わず噴き出した。 れいむが居なくなってから、初めての笑いだったかもしれない。 そのれいむの命を奪ったのは、他ならぬこのモヒカンの元同僚であるが、うどんげにまで事が及ばなかったのがこの男の活躍である事も事実だ。 形は違うが、れいむが自分に対しかつて持っていたであろう矛盾と似通っているな。そう思うと、不謹慎と思いつつも、今は笑おう。 「なんて頭してるんだよ、まったく。」 「すいません、生まれつきの頭なんでご容赦ください。」 これは頂けないな、と苦笑いを浮かべ、うどんげを見やるとまだぼんやりとれいむの墓標を眺めていた。 「これをお持ちしました。」 モヒカンが手にしていた木箱を開けると、中から子ゆっくり大のれいむの石像が姿を現した。 本物のれいむより、やや挑発的な面持ちをしているが、悪態をつく時に見せた顔に良く似ている。 うどんげが座ったまま手を伸ばし、モヒカンかられいむ像を受け取ると、しばらくじっと見つめた後、にっこり微笑んで胸に抱きしめた。 「気に入ってもらえて何よりです。」 モヒカンが口の端をにへらと吊り上げ、申し訳なさそうな顔と嬉しさが入り混じる不思議な表情で笑った。 「あとこれ、少ないですが・・・。」 モヒカンが結構な厚みの銀行の封筒を手渡そうとするが、お兄さんは何か懐かしい記憶に包まれ、少し嬉しくなった。 「あんたはゆっくりを憎む人だ。そして自分は愛する人間だ。お互い相反する立場で謝礼とかもらっても心地いいもんじゃないね。」 謝礼の言葉を使う場面じゃないけど、いいよな?れいむ。 おしまい ※※※おわりに※※※ 随分前に書き終わってたんですが、見返すのが怖くて放置してました。 見返したら見返したでやっぱり支離滅裂ですね、すいません。 こんなだらだら長く続く文章を読んでくださった方、小ネタを下さったとっしーに感謝です。 挿絵: