約 683,441 件
https://w.atwiki.jp/gundamwar/pages/4748.html
女たちの戦場 戦慄の兵威 COMMAND C-118 青 2-3-0 U (自軍攻撃ステップ):自軍本国のカードを全て見て、その中にある「女性」を持つキャラクターを任意の枚数だけ抜き出し、通常のコストを支払って、キャラクターがセット可能な「名称:ガンイージ」である自軍ユニットにセットする事ができる。その後、自軍本国をシャッフルする。 どう見てもシュラク隊デッキを組めと言っているカード。 ガンイージ自体は簡単に増えるので、うまく決まればそこそこセット出来るだろう。 このカードのおかげで華麗なる戦いをシュラク隊で決めることが簡単になった。問題はシュラク隊のパイロットのメンバーがそれほどいないことと、専用機のセットになるユニットの数が不足しているところであろうか。
https://w.atwiki.jp/unno/pages/37.html
書名 パリの女たち 旅をする女 書誌情報 出版社(叢書・シリーズ名)河出書房新社 発行年月日1994年9月30日 版型 造本データ ページ数B6判 上製 189ページ 定価1553円 装丁中島かほる 装画:J. GOSE “ばらの中の一輪のばら”((C)文化学園ファッション情報センター) カバーと表紙のレース:〈ポワン・ド・ガーズ〉 「レース 歴史とデザイン」(平凡社刊)より 目次 ベルエポックの輝ける女優 サラ・ベルナール 7 ピアニストの三つの愛 クララ・シューマン 17 男の名の、男の服を着た奥方 ジョルジュ・サンド 27 シェイクスピア・アンド・カンパニイの女書店主 シルヴィア・ビーチ 37 パリ便りの半世紀 ジャネット・フラナー 46 アール・ヌーヴォーのダンサー ロイ・フラー 55 描くためにもっと時間を パウラ・モーダーゾーン=ベッカー 65 東洋に魅せられたパリの女流作家 ジュディット・ゴーティエ 74 ベルエポックの恋人 ミシア・セール 84 絵画からファッションへ ソニア・ドローネー 94 華やかで淋しいレビューの女王 ギャビー・ディスリス 103 ジャズ・エイジを嵐のように生きた ナンシー・キュナード 113 失われた世代の女主人 ガートルード・スタイン 131 祖国を追われてさすらうダンサー イサドラ・ダンカン 149 画家の妻、モデル、そして画商としての生涯 ファニー・イカール 158 天才ダリの黒い聖母 ガラ・ダリ 168 バラ色の人生、灰色の人生 エディット・ピアフ 177 あとがき 186 あとがきより 主な初出 『花椿』 補記
https://w.atwiki.jp/princess-ss/pages/96.html
「もとはと言えばな、そなたら毒姫は人に害を成すドラゴンを屠る為に考え出されたのよ」 朱天幕の床に胡坐をかき、ネリィに髪を梳らせながらティラナは語る。 人目の無いこの場所では、腰巻さえ履かない気楽な姿だ。 その後ろに坐って、ネリィは丁寧に櫛を入れる。 衣服を着るのは大嫌いなティラナも、毛繕いだけは欠かさない。 こうして身軽な格好で髪を梳かせるのは、ティラナにとって大のお気に入りの時間だった。 「太古の頃は、今よりもずっと竜種は世にのさばっておった。 ようやく殖え始めた人間族にとっては、奴らは逆立ちしても敵わぬ敵じゃった。 ゆえに人間どもは、奴らにしばしば生贄を差し出し、暴れる竜を宥めておったのよ。 生贄に供されるのは決まって、選び抜かれたうら若い生娘じゃった…… まあ、そちらは人間の美意識の話で、実際はドラゴンどもに生娘と経産婦の味さえ区別が付くと思えんがね」 「そんなに味が違うものなの?」 「当たり前じゃっ。妾の如く高尚な種族なれば、一噛みしただけで判るわえ!」 ティラナは誇らしげに言った。 まるで地上で最も古く誕生したと言われる竜族でさえ、粗野で悪食な下級種族であるかのような口ぶりだ。 「処女の肉は、舌触りがまろやかで臭みが無い。 しかし身体が男を知ると、子を産むためのものに変わるゆえ味が落ちてしまうのじゃ……と、話が逸れたな。 どこまで話したかの?」 「竜を屠るために、毒姫が考えだされたという事までよ」 「そうじゃった…… そうして人間は長い事ドラゴンに生贄を捧げて続けていたが、 地上で最も悪知恵の働く種族である人間たちは、いつまでも竜に娘を喰われるのが気に入らなかった。 ある時、どこかの誰かが考えた。『ドラゴンに一服盛ってやろう』と。 無論、まっとうな方法では毒を喰らってくれるはずが無い。 そこで生贄に捧げる娘に毒を帯びさせたのじゃよ。 数え切れぬほどの娘達が、技法が確立されるまでに死んだ…… ドラゴンを悶絶させるだけの毒を蓄えつつ、女子を生かす方法が見つかるまでにな。 しかし、たった娘一匹の生贄で竜を殺せるようになるのなら、それは安い犠牲じゃったろう」 「……」 そもそも、古代の物語に詳しいこの少女に毒姫の話をねだったのはネリィからだった。 彼女が長い間抱いてきた疑問、『自分を抱いても、魔王は何故死なないのか』という事を、 同じように死なないティラナに聞いたのだ。 『魔王は毒にやられない、と思っておるのか? 逆じゃ。毒で殺されるような軟弱者は、ハナから魔王は名乗れんのよっ』 自慢げに話す口ぶりは、その毒にやられない己も同格とでも言いたそうなものだ。 髪を梳き続けるうちに話は自分自身の話へ、毒姫という存在について続いていった。 しかし、あらゆる形であれ死を厭うネリィにとって、それは愉しい話ではなかった。 まして、自分と同じ宿命を背負わされ、死んでいった少女達のことを思うと、 ネリィは心穏やかではいられなかった。 「こりゃ、手が止まっておるぞよ」 「……あっ、ごめんなさい」 再び、ネリィは輝く金色の髪に櫛を入れる。 ネリィも、ティラナの髪を整えるのは好きだ。 物心ついてから、彼女の人生には友と呼べる者が一人も居なかった。 自分を養育した薬師と、一定の範囲以上には決して近付く事の無い冷たい乳母達に囲まれて、 奥深い王宮の片隅で密かに育てられてきた。 誰かの髪を梳かすなどという境遇は、幾ら憧れても手に届かなかった。 魔王の寵姫になった今ならば、権力を嵩に命じることは出来よう。 ただし、毒に染まった自分を知っている女達の、怯え震える首筋を見ながら髪を梳くのでは、 己の存在が一層惨めに思えて、とても愉しむどころではない。 だから、ネリィはティラナのことが好きだ。 ティラナは、自分の身体の毒をこれっぽっちも恐れない。 髪も梳かさせてくれる。 彼女にとって、ティラナはたった一人の対等の友達だった。 「毒姫が生まれてから、ドラゴンはより容易に人の手にかかるようになった。 絶命までには至らずとも、臓を灼かれて苦しむ彼奴らを屠るのは簡単じゃものな。 そうして毒姫が育てられ、使われて行く中で……クククッ、ある時とんでもない不届き輩が現れたのじゃよ」 「不届き者?」 「そうじゃ。乙女であるはずの毒姫を、竜に捧げる前につまみ食いしようとした馬鹿がおったのよ。 そんな真似をすればどうなるか、そなたには言うまでも無かろ?」 「……」 「骸となった愚か者を見つけて、人間達は閃いた。 『ドラゴン以外にも、この毒は使える……』 その頃には毒の効く下級竜種も頭数を減らし、人間族にとって危急の存在では無くなっておった。 それよりも、頻発する人間同士の争いの方にそれを使い出した。 毒姫育成の技法と存在を秘伝とし、同族同士の暗殺に用い始めたのじゃよ。 いかなる英雄豪傑も、美しい女にはほんに弱い…… ひゃひゃひゃっ、げにも女子に勝る毒は無しじゃ」 「そう…… そんな歴史があったのね」 ヒトの営みの愚かさを嘲笑うかのようなティラナの言いっぷりに、ネリィは哀しげに応じた。 反逆を企てた父、まだ母体に居た自分に毒を含ませた薬師、魔王を殺そうと自分を差し出した王族たち。 自分の出自もまた、その愚かさの一端に連なるのか。 「む…… 辛気臭い声は出すでない。 少なくとも、魔王や妾はそなたを喰らっても死なんのじゃ。それで我慢せい」 「ええ…… 私には陛下と貴女が居る。 これまで育てられてきた中で、私は一番幸せな毒姫だわ」 金髪の少女の身体を、ネリィは背後から抱き締めた。 彼女にとってかけがえの無い、小さな友達の身体を優しく包む。 「ひゃう! こそばゆい真似をするでないっ」 「うふふふふ…… 良いじゃない、これ位」 「妾にこんな風に気安くしていいのは魔王だけじゃっ」 「あら、陛下にこんな感じに抱き締めて頂いたことが有るの?」 「それは無いが……」 「私は有るわよ」 「が、がるるるるっ。自慢しよってからに!」 腕の中で口惜しそうに咆えるティラナを抱き締めながら、 ネリィは幸せな時間を堪能するのであった。 ・・・・・・・・・ 用意された甲冑を試着し、アデラはその軽さに驚いていた。 信じがたいことに、装甲板の隙間を守る鎖帷子までもが高純度のミスリル合金だ。 剣と盾はラルゴン王の遺物を借り受けられるが、甲冑はそうは行かない。 正式に軍務に就いて以来初めて、彼女は自分用の鎧を仕立てることになったのだ。 「動かし辛い所はないかね?」 「いや…… 大丈夫」 これまでは、聖騎士団所有の鎧の中から体型に近い物を貸与してもらっていた為、 多少の不自然さは『鎧に身体を合わせろ』と言われてきた。 だが、さすがは鍛冶の匠と音に聞こえたドワーフ族の誂えた甲冑だ。 体格の寸法を測って作製されたこの板金鎧は、部屋着を着ているかの如く全く行動に不自由がない。 「とてもお似合いです。アデラ隊長」 「ありがとう」 装着を手伝ってくれた従兵の賞賛を受け止め、その場でアデラはくるりと廻った。 脚に履くのは一角獣の革をなめしたという稀少なブーツ。 片足分の価値だけでも、聖騎士としての彼女の生涯俸給を軽く上回る。 その代わり、履き心地は極上。 まるで足に羽根が生えたかのような気持ちにさえなる。 脛当て、膝当ても同様の特注品だ。 たった一人の為に、こうまで王国の重宝が集められ、用いられるなど例があるまい。 光の陣営が勇者に掛ける期待が、ここに伺えた。 「ふふふ、本当にお似合いよアデラ。非の打ち所のない、立派な軍装ね」 「魔道士の眼から見ても問題は無いかしら? マリガン」 「ええ…… 重すぎず、軽すぎず。 各所に施された防御のルーンもしっかりしてるわ」 先のドレイクの来襲時に、勇者アデラを助けて活躍したという触れ込みで、 いつの間にかマリガンは聖騎士庁にまで出入りを許されるようになっていた。 ただし、付き合いの長いアデラは、それを十全に信じている訳では無い。 おそらく聖庁の有力者の誰かが、彼女に致命的な急所を強請られた所為ではないかと推測している。 アデラも、マリガンの魔術師としての実力は少しも疑ってはいない。 協力が得られるうちは頼もしい味方である…… 忠誠心には疑問符が付くが。 「ちょっと外で剣を振るってみていいかな?」 「どうぞ、存分に」 剣を手にして錬兵場へ向かおうとすると、身体の動きに合わせて甲冑がカシャカシャと擦れ合う。 しかし、鋼板の無粋な音と比べれば、ミスリル銀は鎧の鳴る音さえ心地良い。 アデラも一人の騎士として、素晴らしい軍装を纏えば気持ちが昂る。 篭手で固めた手で鞘から刀身を抜き、構える。 「ふんッ……、ハッ、やぁっ! たぁーッ!!」 一振り、二振りと動作を確かめるように基本の型をなぞると、信じられないほどに甲冑が軽い。 切っ先は風を切り裂き、日の光を浴びて白銀の鎧が輝いた。 「隊長、すっごく素敵……」 その様を眼にした従卒が、思わず呟いた時だった。 「ふーん、君はアデラのことが好きなのね」 「……えっ!! そ、そういう訳じゃっ」 「あら? じゃあ嫌いなの?」 「違いますっ。アデラ隊長は…… あっ、憧れなんですっ!」 顔を真っ赤にして抗弁する従卒の肩に、マリガンはそっと手を置いた。 そして、耳元でそっと囁く。 「じゃあ、『アデラが欲しい』とか、『一つになりたい』とか思ったことは?」 「あっ、ある訳無いでしょう! まだ見習いですが、これでも聖騎士団の一員ですよっ」 「うふふ…… 聖庁の人間全員が聖人君子じゃないでしょ。 君のアデラもひょっとしたら、こっそりそういう妄想を抱えているかもよ?」 「隊長に限って、そんな事は絶対ありませんっ」 「『アデラに限って』? じゃあアデラ以外は、そういう事をするかもしれないって意味よね。 何か身に覚えでもあるのかしら?」 「うぅ……」 侮辱されて腹は立つのだが、何か口に出せば巧みに言葉尻を取られそうだ。 それが怖くて、うかつに言い返せないのが忌々しい。 「次の戦には、君も参加するの?」 「志願はするつもりです」 (なんでこんな人が隊長殿の友人なんだろうか?) そんな疑問が、従卒の脳裏から離れなかった。 不躾なほどに近付いたり、気安く触ったり、吐息が当たるほど耳元近くで囁くのは止めて欲しい。 はっきり言って落ち着かない。 ついでに魔道士なんだから、谷間が見えるほど胸元が開いたローブはいかがなものか。 「じゃあ、思い残しの無いようにしといた方がいいんじゃない?」 「お、思い残しってなんですか……」 「好きな人に告白するとか。それ用の店に行って、大人になっておくとか」 「そんなこと、出来ませんよ……」 「なぜ?」 「言いたくありませんっ」 そう言ったきり、従卒はマリガンから顔を背けてしまった。 従卒としての仕事さえなければ、この女術師からとっとと離れてしまいたい。 でもアデラが甲冑を脱ぐ時に、自分は手伝わなければならない。 その役目を誰かに譲る気はないので我慢しているのだ。 「可愛いわねぇ。手取り足取り私が教えてあげようかしら?」 「……何をですか」 「この世の中の半分の事よ」 「世界の半分?」 「うふふ…… 女を知れば世界の半分が判るし、男を知れば、残りの半分が判るわよ」 「ぐっ、からかわないで下さいっ。いくら何でも怒りますよ!」 肩に乗せられた手を振り払い、従卒はマリガンを睨みつけた。 「マリガン、私の従卒を堕落させようとするのは止めて頂戴」 外野の騒ぎを聞きとがめ、アデラは二人に向き直った。 「あっ、お邪魔して申し訳ありません。隊長……」 「御免なさいね。この子があんまり可愛いものだから」 従卒の謝り方は真剣そのものだったが、マリガンのそれはいつも通り遊んでいるかのような雰囲気が抜けない。 アデラにとって友人の行動はまさにいつも通りのことなので、今更それを咎めることも無かった。 「これなら、魔王に勝てるかしら?」 アデラはそう呟く。 以前挑んだ時は無手であったが、実力差は圧倒的だった。 神器を手に、優れた甲冑を纏った位で、その差は埋められるだろうか? それに答える女魔術師の声は、冷たいほど突き放した声だった。 「さあ、それはどうかしらね? どれだけ高価な武装したところで、勝てるかは別次元の話よ。 なんせ相手はあの『魔王』だもの」 「失礼ですよっ! いくらアデラ隊長のご旧友とはいえっ! 隊長は絶対に勝ちます。 そして王国を救って下さいます!」 「……だそうよ、アデラ。貴女の勝利は、この子が保証してくれるって」 マリガンは肩を竦めた。 知らないということは幸せな事だ。 魔王の持つ絶大な魔力を、この未熟な従卒は毛ほども判っていない。 (まあ私もあの夜まで魔王陛下の本当の力を理解できていなかったのだから、似たようなものだったけど) そう思うと苦笑が洩れる。 アデラを追って夢の世界で魔王に出会い、底知れない力の存在を体験した。 だからこそ今なら判る。 王国最強を自負する己の、少なくとも十数倍の魔力を魔王が蓄えており、 それを自在に使いこなす事が出来るという事を。 (うふふ、山は高くなければ登り甲斐が無く、人妻は貞淑でなければ誘惑し甲斐が無いってね……) 自分の卑小さを思い知って、かえってマリガンの胸は高鳴った。 己の求める魔道の深淵とは、全てを賭けるに値する物だという確信が、彼女の情熱に火を付けたのだ。 あの夜を境に、マリガンは一つの壁を破った。 昨年までの自分なら、魔王との差は数十倍はあった。 今は十数倍である。 いずれ、この差を数倍にまで縮めてみせる。 さらにいつの日にか、あの漆黒の背中にこの手を届かせて見せる。 それは、確固たる誓いであった。 「私も、魔王を倒すのに何かが足りないとは思ってるわ」 「隊長……」 「やっぱりアレじゃない?」 「『アレ』って?」 「ほら、私達がナニをした、あの夜に見せたアレよ。私が貴女に一服盛って、手ご……」 「わわわわわあっーーーーーー!!」 「?」 アデラが突然大声を出してマリガンの話を遮ったので、従卒は何の意味か判らなかった。 大人の雰囲気が魅力の隊長にしては、見た事のない慌てぶりだ。 「だっ、駄目よマリガン! そんなこと白昼堂々言っちゃ駄目っ!!」 「じゃあ夜中にこっそりとなら良いのかしら?」 「……アレとかナニとか、手ごって何のことですか?」 「フフッ、知りたい?」 「そんな事聞いちゃ駄目っ! 絶対にダメよっ!」 取り乱すアデラと、面白そうに笑う女術師。 従卒は双方を交互に見る。 一体この二人の間に、どんな秘密が有るのだろうか? 従卒にとって、解けない謎が一つ加わったのだった。 ・・・・・・・・・ 『古く深き森』の辺に、闇の軍勢の野営地は設けられている。 もう一息で光側のエルフ族に止めをさせる所まで追い込んだ闇の軍勢であるが、 現在大規模な攻撃は中断されていた。 侵攻の要である『煉獄を運ぶ者』が先日の王都奇襲で炎を吐き尽くし、休息が必要になった為だ。 そんな状況の中、イリアは陣地の柵に腰をかけながら林檎を齧っていた。 一人ではなく、側にはフィリオがいる。 ただし、端女である彼女がイリアと同列に坐ることは許されないので、 フィリオは地べたに腰を下ろしていた。 「王都とやらはどんな感じだった?」 「すっごく珍しいものが一杯で、吃驚しました! 亜人や獣人が居ないし、建物や着てる服も違うし、食べ物の味付けもこちらとは違ってましたっ。 西の国ってああいう感じなんですね。 あと白いエルフも大勢居ましたよ!」 「ふん、居留地を追い出された連中が、王都の軍勢に合流してるらしいな」 「他にも、背は小さいのに酒樽みたいに太った髭もじゃの御爺さんたちとか……」 楽しそうにフィリオは喋り続ける。 闇の軍勢が蹂躙した都市は幾つも見ているが、光の勢力下にある大都市を生で見たのは初めてだった。 ほんの僅かな時間だったが、目新しいものだらけの滞在だった。 「それから、ティラナさまの背中に乗せて頂いて、宮殿の屋根を飛び跳ね廻って……」 気が利くのなら、雌剣牙虎の活躍は少々省いて話すべきだろう。 しかし、そこは根が素直なフィリオである。 平静を装うイリアの態度をそのまま受け取り、王都での出来事を包み隠さず話す。 「で、楽しかったか?」 「はいっ、とっても!」 「……」 忠実と正直がこの端女の美徳だが、時々それが過ぎる。 内心イリアは不満を抱えているのだ。 魔王があの雌虎を伴ったというのに、自分には声すら掛からなかったことに。 ただ、そんな詰まらない事で僻んでいると端女如きに知られるのは嫌なので、 そんな素ぶりは見せないが。 (チッ……) 話を聞いている内に、イリアは益々気が塞いできた。 終いまで食べるのが億劫になり、齧りかけの林檎をそのままフィリオに投げ与える。 「わぁ! ありがとうございますっ」 抛られた林檎をすかさず掴むと、フィリオは満面の笑みを浮かべ、齧り残しの果実にむしゃぶりついた。 このように、イリアは食べ残しの果物や、まだ肉が付いている骨などを時折フィリオに与えていた。 イリアにすれば、この風呂係の端女は愛しい主君のことを聞ける貴重な相手である。 取るに足らない下女だが、手懐けておいて損は無い。 そこで、犬に餌付けをするような気持ちで、色々呉れてやっているのだった。 まあフィリオにすれば、イリアがどんな思惑であろうと余り関係が無い。 食べ物をもらえるのならそれで十分だ。 だから、フィリオは彼女のことが好きだった。 果肉がまだ結構残っている林檎を呉れるのなら、何と思われようと平気である。 むしろ、イリアたちが自分を家畜同然に扱う事に、何の疑問も抱かきはしない。 フィリオにとっては、それが自然なのだ。 自分が齧り残した林檎を美味しそうに頬張るフィリオを見て、イリアは無性に腹が立った。 卑しい人間族の端女は、何の不安も無さそうに残飯を貪っている。 それに引き換え、永き時を自侭に愉しみつつ生きる高貴なる闇エルフの自分は、 こんな些細なことで思い悩んでいる。 「……なあ、フィリオ」 「ふぁい?」 「何で、陛下はお前まで王都に連れて行ったんだろうな?」 「ふぇ?」 「あの雌虎なら判る。忌々しいが、あ奴に虎の皮を被せればそれなりに役に立つからな。 だが、何でお前をわざわざ連れてく必要があったんだ?」 アデラの事を、イリアは詳しく知ろうとはしなかった。 戦の最中に捕らえられた、慰み者のうちの一匹ぐらいの認識しかなかった。 故に、解放されたアデラが、光の勇者として選定されたという事も知らない。 そもそも、魔王は陣営の誰にも王都へ向かう理由を告げなかった。 だから、勇者となったアデラの様子を探るために、フィリオを伴ったという答えには、 イリアは残念ながら至らなかった。 「そんな事は私には判りませんよ」 「……」 「でも、そもそも理由なんて考えなくってもいいんじゃないでしょうか?」 「何だと?」 「私は、陛下が連れて行くと仰るのならその通りにするし、 連れて行かないというなら残るだけです。 理由なんて物は、陛下が判っておられればそれで良いと思いますけど」 どうしてそんな事を聞くのかと言いたげな顔で、フィリオは答えた。 彼女は自由な意思で生きてきた人種ではない。 生まれる前から奴僕になることは決まっており、従う事がほとんど本能になっている。 望むことといえば、せいぜい持ち主から不当な罰を受けたくないという事と、 時々配給以外の食べ物にもありつきたいという事ぐらいだ。 「……」 己を完全に魔王に委ねきった端女の瞳が、彼女を見詰め返す。 イリアは言葉を失った。 その瞳には一点の濁りも曇りも無い。 もしも魔王が毒薬を飲めと言ったとしても、フィリオは直ぐに飲むに違いない。 そして飲んでから、飲まずに済ます方法はなかったかと考えるだろう。 (くそっ……) 何も求めない代わりに、何にも惑わされない。 貪欲と放埓が美徳である闇エルフとは、なんと違った生き方であることか。 畜生に相応しい、哀れな生き方だとも思う。 しかし現実にはイリアは迷い、フィリオは迷わない。 そんな事を考えているうちに、ここで悩む事すら嫌になってきた。 何も言わずに柵から降り、フィリオに背を向ける。 「イリアさま、美味しい林檎をありがとうございました」 「……クッ!」 背にかけられた感謝の言葉さえ、今は忌々しい。 イリアは、この端女を鞭打ちにしてやりたいという衝動に駆られた。 もしもフィリオが魔王の所有物ではなかったら、彼女はきっと実行していたに違いない。 去っていく闇エルフの少女の背中を見送りながら、フィリオは林檎の芯を種まで齧り続けていた。 ・・・・・・・・・ ベッドに横になった妃の手を、枕元に立ったクルガン王は励ますように握った。 「ご心配をおかけして申し訳ありません。もう何ともありませんから」 「身体を労わらねばならんぞ、ヘルミオーネ。 もう少しだ。もう少しの辛抱で、全てが上手くいくのだからな」 暗黒竜の来襲があった晩以来、体調を崩して床に伏せったままの妻に、クルガンはそう断言した。 まるで、その未来が既に確定したものであるかの如く、無邪気といっていい声色で王は妃に笑いかける。 夫とは昨日今日の付き合いでは無い。 つられた様に、ヘルミオーネは笑った。 王の言葉に、自然と愛想笑いを浮かばせることが出来るようになったのは一体いつ頃のことだっただろうか。 「ああ、お前も待ち遠しいだろう。 光の陣営が勝利し、正義が取り戻され…… そして余は、正統な権能と栄光を手にするのだ。 その日は遠い日の事ではないぞ」 「本当に、待ち遠しいことです」 「うんうん、お前にも苦労をかけた。 だが、それらが報われる日が来るのだぞ!」 自分がその勝利とやらにどれほどの貢献をしてきたかという事には、 どうやらラルゴンは気を払わないらしかった。 降って湧いた勇者の登場も、彼にとってはある意味当然だった。 英雄王の末裔たる自分が苦難に陥っているのだから、光と善の神々から助力が下されてしかるべきなのだ。 いや、彼にとっては助力が下されるのが遅すぎた感さえある。 「邪竜を退けたアデラの活躍は聞いたであろう? あの娘なら、きっと魔王を倒してくれる」 「……ぅ」 何気ないクルガン王の一言だったが、その名前を聞いた瞬間にヘルミオーネの表情は翳る。 しかし、上機嫌で独り善がりの想像を語るクルガンは、妻の変調に気が付かなかった。 「いかに魔王とは云え、勇者が誕生した以上恐るるに足りん。 だからな、早く本復せねばならんぞ。 邪悪な勢力が滅ぼされ、平和と繁栄が復活するのを共に祝おうぞ」 「はい…… では、一日でも早く床上げ出来る様に、もうお休みさせて頂くことと致しましょう」 「そうか? うむ、それが良いな。ではゆっくり休めよ」 念を押すように何度も頷くと、クルガンはようやく王妃の寝室を去った。 夫から解放されたヘルミオーネは、安堵したように息を吐く。 慣れているはずの夫の相手が、なぜか今日は疲労に感じた。 (単に、体調が優れない所為なのかしら? それとも、もう私もそんな歳?) まだ三十にもならないというのに、自分の身体はどうなってしまったのか。 あの日までは、いつも変わらない日々の積み重ねだった筈なのに。 絹の綿入れを被り直すと、ヘルミオーネは安息を求めて瞼を閉じた。 しかし、先程夫の口から洩れた名が、彼女に安らかなる眠りを与えなかった。 (……う、) 暗黒竜が王都を襲撃した夜、同時に魔王も出現していたという事は、光側では三人の女しか知らない。 一人は勇者アデラ、二人目は女術師マリガン、最後は王妃ヘルミオーネだ。 魔王は妖術を用いて王宮の人士から正気を奪い、その出現を悟らせなかった。 唐突に現れて数名の兵士を殺傷し、宮殿の屋根を跳ね回って逃げた魔獣の存在も併せ、 それらは暗黒竜の攻撃を支援するための撹乱工作だと、廷臣およびクルガン王は判断した。 真実は、王妃によって伏せられた。 彼女がアデラに口止めをしたのだ。 自分が夫の前で陵辱されたという事実を、誰にも漏らして呉れるなと。 石化術を解かれたクルガン王は泥酔していた所為もあって、 禄にあの時のことを憶えていなかった。 それは彼ら夫婦にとって幸いな事だったに違いない。 情緒不安定なクルガンが、自分の前で妻が辱められたと知ればどんな反応をしたことか。 目を閉じると、魔王にされた行為が脳裏に蘇った。 細いが強靭な力が篭った腕で組み敷かれ、 冷たい掌で身体中を触られ、 唇を奪われ、乳首を摘まれ、臀部を撫でられ、太腿を割って秘所を弄られ…… 彼女には、魔王を憎む資格がある。 そして憎むべきなのだ。 光の陣営に生まれた身として、王妃という地位にあって、魔王を許すということはありえない。 さらに女としても、自分を蹂躙した男に憎悪を抱いてしかるべきなのだ。 だが、身体は憶えてしまった。 魔王との出会いで知った、男女の交わりの味を。 あれこそが、身も焦がれるような官能の歓びなのだ。 夫からは与えられなかった法悦を、あの晩初めて感じてしまったのだ。 豪華な寝台の上で一人、ヘルミオーネは煩悶した。 二度と、あの男と会う事は無いだろう。 そして会うべきでもない。 だが、知らなければ己の不幸を自覚することも無かったろう。 記憶だけが、冷たい人生に焼き鏝を当てられたが如く残る。 火傷の如く熱い一夜の思い出だけを残したまま、自分は再び賢く貞淑な王妃に戻らなければならない。 そんな人生を受け入れ、続けて行く覚悟は出来ていたはずなのに、今は何故か一抹の哀しさを憶える。 燻る想いを押し殺しながら、彼女は瞳を閉じた。 ・・・・・・・・・ そこは広い浴室だった。 古代帝国期に各地に造られた、公衆浴場並みの広さがあった。 絶え間なく湧き出す熱水が地下から汲みだされ、大理石の浴槽に注ぎ込まれている。 ただし、この浴室に居たのはたったの二人だ。 大理石の縁に背をもたれかからせた、恐ろしいほどに青白い肌をした白髪の女が一人。 その女に背後から抱き締められ、女の両脚の間に納まるように坐った少年が一人。 二人は重なるように湯に浸かっていた。 「師よ、何人も運命を変えることは出来ないのですか?」 少年は、抱き締められたまま背後の女に問うた。 二人は師弟である。 そして同時に男女の関係でもある。 湯に煙る浴室も、二人にとっては教育の場であった。 背中に当たる女の柔らかい肉の感触よりも、少年の関心は世界の真理に向かっていた。 そんな真摯な態度を愛でるように白髪の女は微笑み、授業を続けた。 「ご覧…… 我が弟子よ」 女は湯面の上に腕を伸ばした。 細く、白い指先から水滴がぽつりぽつりと落ち、湯面に波紋を形作る。 そしていくつもの波紋が重なりあって、複雑な紋様を織り成していく。 「落ちる水滴と波紋の間には因果が存在する。 それは、神々でさえ抗えぬ黄金律だ。 そして何者であろうとも、波紋を作らずに水面を歩むことは出来ない。 現世の事象とは、生ける者と死せる物たちの波紋同士で揺蕩う大海原のようなもの。 運命の内側にあるものが、その水紋を変えようと動くのなら、新たな水紋を造らずには居られない。 複雑に絡み合う宿命を読み解き干渉するのは、 混沌の中から秩序が発生するのを観測するより難しいだろうな」 「御身にでさえもですか?」 「私にも、お前にもだよ」 少年は、雫が象る水紋に視線を注いだ。 この湯面が世界としたら、師と己がこうして湯を浴びることも水紋の波の一つ、運命の一欠片に過ぎぬのか。 だとしたら、なんと師も自分も矮小な存在であることか。 「末頼もしい子だな。 無窮なる運命の深淵さえも、お前の渇望を止めることはできぬのか」 揺らぐ波紋をじっと見詰める教え子を、師は愛しげに抱き締めた。 世に稀なる資質を持ちながら、なお全ての叡智を掻き集めるには足らぬと己の非才を嘆く―― 若き弟子に、女はかっての自分の姿を重ね合わせていた。 「良く聞く事だ。我が賢き弟子よ」 「……はい、師よ」 「宿命を変える事は、水面を歩む者たちには無理だ。 もしお前がそれ変えようと欲するのなら、宿命の外に飛翔し、世界に相対さねばならぬ」 女は、少年の身体を強く抱き締めた。 魔道を極めた自分にすら不可能な事だが、この弟子ならばやり遂げるかもしれない。 彼女には、そんな期待があった。 「……出来ましょうか、そんな事が」 「可能かもしれないし、不可能かもしれない。 しかし、お前が運命を変える運命には無いと、誰に判るのだ?」 「あっ……」 白い手が、いつの間にか弟子の膝の間に忍び込んでいた。 そこにある男子の証左を掴まれて、少年は思わず声を上げた。 根元から先端まで、指が巧みに撫で上げてゆく。 「授業は終わりだ、我が弟子よ。 続きは、またいずれ話してやろう。 それより今は―――― 」 女の声は、そこで終わった。 「……ん」 湯屋で、魔王は瞼を開けた。 浴槽の脇には、寵姫であるネリィが立っている。 ティラナが魔王の湯船を損傷させてしまったため、新注されるまで彼はネリィのそれを使わざるを得なくなったのだ。 生憎と虎も浸かれる巨大な湯船と比べれば、彼女の物は大分小さいが。 「……ネリィ」 「はい、陛下」 「余はどれほど眠っていたか?」 「あっ、……お休みになられていたのですか? 申し訳ありませぬ。数えてはおりませんでした」 ネリィは面目なさげに頭を垂れた。 だが、常日頃から瞑目することの多い魔王である。 目を閉じているだけなのか、瞑想に耽っているのかの区別はつき辛い。 そんな時はいつも、邪魔をしないように控えているのが常だった。 よって、この場合も眠っていた事に気付けという方が難しかったろう。 魔王もネリィを責めることも無く、ただ呟くのみであった。 「夢を見た…… かって黒檀の玉座を所有せし、偉大なる魔道士とその弟子の夢だ」 「……?」 「まだ与える者と欲する者の心が一つであった、幸福な時代の二人。 あれは―― 」 話し続けようとした瞬間、仮湯屋の外で盛大な水音が鳴った。 それに阻れて、ネリィは続く言葉を聞く事が出来ずに終わる。 魔王が何を言おうとしたのか、もはや彼女には知る機会が与えられなかった。 「ちょっとクォン! しっかりと腰を入れて運ばないからよ」 「……ごめんなさい」 「もうっ、私だって自分が食べていくだけで精一杯なんだから。 働けないなら、身体か命で稼ぐしかないんだからね!」 水を入れた桶でも落としたか、新入りの端女を先達が叱っているようだ。 「そこの者たち、静かになさい。陛下がご入浴中なのですよ?」 「あっ、ご無礼いたしましたっ。水は直ぐに運んでおきますので」 「急いで頂戴ね」 そう、いつも魔王の入浴の世話をする端女たちも、仮湯屋の中にまでは入ってこない。 毒姫の湯屋になど、誰が入りたいと思うだろう。 ここは、ネリィが魔王を独り占めできる場所だ。 主には悪いと思うが、ネリィにとっては新しい湯船が完成するのは遅いほど嬉しい。 二人きりになれる機会が、湯船が壊されて以来ずっと増えた。 だから、拙いながらも彼女は自分一人で魔王の入浴の世話をする。 魔王はいつも通り眉も動かさずに、黙って寵姫の奉仕を受け入れていた。 だが、湯を浴びながら眠るなど未だかって無かった。 まして、微睡みの最中で夢を見るなどということは。 (意図せずに夢に落ちるなど、幾年ぶりの事か……) 図らずも、術を使わずに夢を見たのは久方ぶりであった。 魔力を消耗している所為ではない。 この程度の状況は、過去に何度もある。 何故、この時期にあの夢を見たのか。 それは兆しであるのか。 答えを探すために、魔王は瞼を閉じた。 しかし、いくら瞑目を続けても、あの夢の中に再び落ちることは出来なかった。 (終わり)
https://w.atwiki.jp/subaruya/pages/54.html
■ごくふつうの女性たちは…… 女性たちは現実にはどれほど男性に比べてひどい条件におかれていたのか 女性が活躍する場所はあったのか 世俗女性の立場に、当時の女性観はどのような作用をおよぼしているのか ■女性にもおおきな権利 女性をかこんでいた法の網の目についての観察 慣習法では女性におおきな権利←ローマ法の男女平等相続思想 ex)南仏ラングドック:公的な場では、男におおきく劣った権利のみだが、私法では独立した権利主体 北フランスでも、女性にある程度の権利 ■近代のほうが権利がなかった 都市における女性の権利……参政権・公職就任権はないが、かなりの法的権利 ←「家」に属している=結婚しているかぎりにおいて、家ないし家族の連合体であった中世都市の保護を受けられる 家は男の家長が支配←女性が家長になれば市民権は完全なものになりえた しかし、後期中世の都市で一種の「民主革命」が起こり、家ではなく「個人」が都市の単位に ⇒下層の男性にも権利があたえられる一方で、女性の権利はそこなわれていった 16cには妻は法的に無能力化 盛期中世以前に女性がもっていた権利のおおきさ、多面性⇔ 絶対王政期の家父長制絶対化による男性の権利・権力伸長と、女性の権利の縮小 女性は永遠の未成年で、法的に無能力かつ無責任 ■教会法は二つの基準 しばしば世俗の法律に対立した教会法における女性の権利 福音書にもとづく男女の根本的平等=目に見えない霊的教会⇔ 理想的存在である男性に女性を従属=地上の可視的な教会 聖職につけない女性、修道女であっても祭壇に近づけない ■処女、寡婦、そして妻 教会法が区別する女性の生のありかた ①聖なる処女 ②結婚している者(妻) ③寡婦 霊的地位:①→③の貞潔の誓いを立てた者→③の再婚者とただの寡婦→② 教会法によると結婚生活においては男女平等 ←救済史においては処女や寡婦よりいっそう劣った地位 ⇒世俗の法に比べて教会法ではずっと低い地位しかあたえられていなかった 家畜の世話は女の仕事 中世における男女の仕事の分業……女性の仕事とは かまどの火の手入れ、土間の掃除、水くみ、食事の準備、家族の健康・衛生管理 家庭医学の知識は女性から女性へと伝えられていった 「女の部屋」で縫い物や編み物をしながらの情報交換 農村では。羊や牛など家畜の世話も ギルドの正式メンバーになれない 家外での仕事にかんする女性の権利 12c以降発達した都市における同職組合=ギルド 経済的な相互援助組織であるとともに、社会的・宗教的な相互扶助をも目的とする ←ギルドの世界は男性に支配され、女性たちは正式メンバーになれなかった 女性支配のギルド フランスのルーアンとパリ、ドイツのケルンなどに重要な例外=女性の支配するギルド 手芸・織物業関連、とりわけ豪華な品目 女性だけのギルド・女性主体のギルドが存在……独立した地位権利を享受 ⇒奢侈品と織物に限られる品目、男性の権力構造への従属(ギルドの行政管理は男性) ギルドの女性たちは男性のギルドよりも多くの制限に苦しんだが、無視できない経済的・実際的な力を持っていた すべての職種に進出 都市の女性はきわめて多くの仕事にたずさわり、主要な経済分野すべてに関与 針仕事・織物業関係の職種以外にもあらゆる仕事に従事 しかし、1384年の黒死病以前にすでに女性の職業参加制限がはじまる 後期中世には女性の職業選択の幅が縮小 ←地域によっては飢饉・疾病による労働力不足が女性に好結果をもたらした 男性の家父長制的権力構造が労働世界にも浸透していった時代 ⇒女性の独立ギルドの創設は男性の権威をおびやかすものととらえられた 18c 都市での女子労働人口の大半は織物業か召使いに限定 ■司教の嘆き 初期中世においておおきな権力をふるった貴族女性の存在 夫の死後、かわりに支配領域に裁治権をもち、統治の責任者となった諸侯の妻 南仏ラングドックでも10・11cには男性同様の権力をふるうように ■カノッサ女伯マチルダ 盛期中世以降、おおきな権力をふるう女性の数は減少 ←社会の諸構造の安定化が要因……女性が結婚や性を「利用」して権力を獲得する道は神聖な一夫一婦制を強要する教会によってふさがれる 女性がひきうけていた積極的役割の否定、女性の周縁化 一方で絶大な権力をにぎった少数の女性の存在 ex)カノッサ女伯マチルダ……皇帝ハインリヒと争い、教皇の守護に尽力 エレアノール・ダキテーヌ……フランス王妃のちイングランド王妃 夫の死後、政治活動にめざめ、息子であるリチャード王が第三回十字軍で捕虜になった際にはほぼひとりで王国を守った 女性の権利が一層縮小した時代であるルネサンス期の女傑 ex)フランス王妃カトリーヌ・ド・メディシス 教皇アレクサンデル6世の娘ルクレツィア・ボルジア ■女子修道院長の権力 世俗社会以上の男性支配の世界であった宗教世界で、ときに非常な権力をもつことがあった女子修道院長 女性は聖職につけないが、付属教会内での裁治権をもつ 公会議への出席、司教区教会会議の招集、傘下の男子修道院の管理 →司教に比肩する権利 ex)南イタリアのシトー会・コンヴェルサーノ修道院の女子修道院長 フランスのメーヌ=エ=ロワール県のフォントヴロー修道院長 初期中世、女性の聖性は強大な権力と結びつきえた ■みつからない貞操帯 1095年 教皇ウヌバヌス2世による公会議と十字軍の提唱 翌年には第一回十字軍が派遣 隠者ピエール率いる民衆十字軍の出発 諸侯や農民の妻は故郷に残り、貞操を守りながら領主や家長の役割を果たした? ←軍事遠征に女は足手まといだという近代人の思い込みに端を発する見解 実際は夫婦同伴で発つことがほとんどだった……集団的な聖地巡礼としての性格 ■十字軍は夫婦同伴 ex)ビザンツ皇帝の娘アンナ・コムネナの叙述、十字軍をえがいた「年代記」の大半 古代に発祥し11cに大展開した聖地巡礼の伝統のうえに十字軍はなりたっていた もう一生帰らないかもしれないという決死の覚悟 ⇒妻や家族をともなっての出発 ■剣をとった女兵士 女たちは十字軍兵士としてなにをしたのか……かなりの数の女性が剣をとった ex)シチリア島のノルマン人たちの妻、貴族の女性 しかし大半の女性は戦士というより援助者……水汲み、病人の看護 ex)ドレリウムの戦いにおける輜重隊のなかの多くの女たちの活躍 そもそもの十字軍の目的=パレスチナへの定住と国の存続 ⇒女性の存在が必要不可欠 十字軍における女性の活躍は、男の陰に隠れた受け身一方の女性、という中世の女性についてのイメージをくつがえす ■男性優位の愛 中世の自由恋愛はどういったかたちで存在していたのか、女性にとってどんな意味があったのか →初期中世の愛のかたち……徹底的に男性優位 ex)11c末の武勲詩『ロランの歌』 ■愛は十二世紀の発明 盛期中世の恋愛……「愛は十二世紀の発明」 ex)トルバドゥールの歌う「宮廷風恋愛」 男たちがちかづきがたい貴婦人に苦悩の中で接近して、悦びによみがえることによって自分を超克する ⇒男が女性に翻弄されているように見えても、それは男の自己規制のための華麗なゲーム 女は男たちの「獲物」 封建的主従関係を模した宮廷風恋愛……あるべき封建関係に指令されたゲーム ■情熱的な愛はご法度 夫婦愛……結婚は男の「仕事」、男は女の主人、情熱的な愛は禁止 ex)「性生活百科」ともいうべき「贖罪規定書」「聴罪司祭のマニュアル」にみられる情熱的な愛の一面 13c末-14c初頭「異端審問記録」にみられる、モンタイユー城代夫人の愛と不信のドラマ ⇒抑圧的な女性観に包囲されながらもたくましく生きる世俗の女たち
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/8922.html
クレオパトラな女たち ビューティー・サージャリー・クリニック コメント 日本テレビ系列で2012年4月18日から6月6日まで、毎週水曜日の22 00 - 22 54(JST)の『水曜ドラマ』枠で放送されたテレビドラマ。初回は15分拡大の23 09まで放送。主演は佐藤隆太。 美容整形をテーマとしている。 ビューティー・サージャリー・クリニック マリルリ:湯川 マリ 名前ネタ コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る 草案 ビューティー・サージャリー・クリニック ゴルーグ:岸峯太郎 特性ぶきよう推奨 ハハコモリ:市井睦 プクリン:岸谷葵 ガルーラ:土井珠子 エモンガ:田淵もえ 使い手のカミツレ同様モデルなので -- (ユリス) 2016-08-14 12 16 56
https://w.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/382.html
突っ走る女たち ◆jbLV1y5LEw スバル・ナカジマは走っていた。 人命を救うべく、ただ前だけを見つめ、全速力で。 (速さ! 速さが足りない!) 今、彼女がすべきは一刻も早くはやてと合流し、さらにシャマルを見つけ出し、瀕死のロイ・マスタングを救うこと。 そのために必要なのは速さだ。 川を回りこんで北上してくるであろうはやてが全速力で駆けるスバルよりも早くE-7のT字路に到達する可能性は低い。 だが、万一、はやてが高速で移動する支給品を持っていたら、この仮定が覆るかもしれない。 マッハキャリバー、でなければローラーブーツでもあればと思うが、あいにく彼女の支給品はいずれも移動に使えるものではない。 残った一つは『アンチ・シズマ管』とだけ説明書に書かれた、用途不明のガラス管である。 だから彼女はできる限りの速さで駆ける。 急いだ甲斐もあり、彼女は驚異的な速さでT字路にたどり着いた。 「これ、なら、大丈夫、だよね……」 焦るあまり無茶なペース配分をしたため、さすがに息が切れていた。 あとはここではやてが来るのを待つだけである。 呼吸を整えて一息つきながら、やってくるかもしれない殺し合いに 乗った者に備えてT字路を見張れる位置にある民家に隠れ、周囲を警戒する。 いっそのこと、自分からはやての来るであろう南へ迎えに行きたくなるが、すれ違いの危険を考え、彼女はじっと待機していた。 ■ 「八神部隊長! ……じゃない」 その人影は髪の長い女性だった。 走り方からローラーブーツを履いているのかとも思ったが、どうも似て非なる物のようだった。 その形相は鬼気迫る物があり、スバルは心の中で身構え、彼女の到着を待った。 ■ 藤乃静留は走っていた。 愛する女性を救うべく、ただ前だけを見つめ、全速力で。 目指すは燃え盛るデパート。 そこに彼女の想い人がいるかもしれないのだ。 もちろん、聡明な彼女はこの不安に何の根拠もないことを理解している。 だが、もしも万一、そこになつきがいたら? すでに同行者であったジャグジーが殺され、放送で9人もの名前が呼ばれている。 殺し合いは始まっているのだ。 あのデパートで彼女が死に瀕していることだってありうる。 その確率一割にも満たないその可能性が、彼女を走らせる。 その道中、もう少しでデパートというところで、彼女は前方に一人の女の子を見つけた。 その容貌は明らかになつきではないが、彼女は少し迷った。 彼女がなつきの安否を知っているかもしれない。 訊いてみるか? それとも、やはりデパートへ急行すべきか? 考えている間にもみるみる彼女の姿が近づいてくる。 静留は決断した。 ■ その女性、すなわち藤乃静留は、スバルの前で急停止すると、スバルの警戒など意に介さない様子で尋ねた。 「あんた、なつきを見とらんどすか!?」 「え?」 突然の質問と剣幕、そして聞きなれないイントネーションに、スバルは即座に対応できない。 思わず聞き返してしまった。 「だから! あんた、なつきを見とらんどすか!?」 再度聞かれたところで、スバルは気づく。 その慌てぶりは先ほどまでの自分を思い出させるものであり、 彼女もまた、誰かの危機を救おうと全力を尽くしているのだと。 だから剣幕に押されつつも、スバルは誠実に答える。 「な、なつきさん、ですか? いえ、見ていません」 「おおきに!」 言うなり、静留は再び駆け出そうとする。 その瞬間、はっとしてスバルはその手を取り、静留を引き止めた。 「なんどすか!?」 「あの! 南から来たんですよね? 八神部隊長に会いませんでしたか!?」 「知りませんえ!」 まるでバスケットボールのように勢い良く反応が返ってくる。 「もうええどすか!? うちは急いでるんどす! 行かせてもらいますえ!!」 静留は突き放すようにいい、また猛スピードで燃え盛るデパートへと向かっていく。 あそこに「なつき」がいれば助けるのだろう。 呆気に取られてそれを見送ったスバルだったが、彼女の行動を見て、決心がついた。 デパートへと向かい、救助すべき人がいれば救助するのだ。 いずれここをはやてが通るとしても、火災の起きているデパートを放置していくとは思えない。 それはシャマル他、機動六課の仲間たちも同様だろう。 彼女たちが駆けつけるまでにあれが事故ならば救助を済ませ、罠ならば粉砕する。 その後で仲間と合流し、次いでロイの救助に向かう。 やはりここでも必要なのは速さだ。 スバルは既に遠くなり始めた長髪の女性を追い、再び全速力でデパートへと駆け出した。 しかし、彼女は知らない。 既にこの時点で彼女を待つヒューズたちが、他でもないロイ・マスタングによって殺害されていることを。 眼前の火災は事故でも罠でもなく、自分と同じ、脱出を目指す者によって引き起こされたものであることを。 自分の前を行く女性が捜し求める人物は既に死んでおり、それを知った彼女が何をするか分からないことを。 間もなく、運命を分かつ放送が始まる。 【E-6/道路/1日目/昼(放送直前)】 【藤乃静留@舞-HiME】 [状態]:健康 、衣服が半乾き [装備]:雷泥のローラースケート@トライガン、サングラス@カウボーイビバップ [道具]:支給品一式、マオのヘッドホン@コードギアス 反逆のルルーシュ、 巨大ハサミを分解した片方の刃@王ドロボウJING ジャグジーの首輪、包丁、不死の酒(不完全版)@BACCANO バッカーノ! [思考]: 基本思考:なつきを守る。襲ってくる相手には容赦はしない。 1:全速力でE-6のデパートに向かう。 2:デパートになつきがいたら全力で助ける(いなかったら、なつき、なつきの事を知っている人間を探す)。 3:万が一の時は不死の酒に望みをかける? 4:F-5の駅、ビクトリーム、温泉に向かった集団、豪華客船にゲームに乗っていない人間を集めるのは後回し。 5:首輪を詳しく調べられる技術者を探す。 6:あまり多人数で行動するつもりはない。 【備考】 ※「堪忍な~」の直後辺りから参戦。 ※なつきがデパートの火災に巻き込まれているのではと考えています。 ※ビクトリームとおおまかに話し合った模様。少なくともお互いの世界についての情報は交換したようです。 ※マオのヘッドホンから流れてくる声は風花真白、もしくは姫野二三の声であると認識。 (どちらもC.C.の声優と同じ CV ゆかな) ※不死の酒(不完全版)には海水で濡れた説明書が貼りついています。字は滲んでて本文がよく読めない模様。 【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】 [状態]:バリアジャケット、疲労(小) [装備]:リボルバー・ナックル(左手)(カートリッジ:6/6)@魔法少女リリカルなのはStrikerS [道具]:デイバック、支給品一式(食料-[大量のじゃがいも、2/3][水])、ジャガイモカレー(特大) アンチ・シズマ管@ジャイアントロボ THE ANIMATION、予備カートリッジ(×12発) [思考] 基本:仲間を集めて事態の解決を目指す 1:火災現場へ急行。要救助者がいれば助け、殺し合いに乗った者がいれば確保する 2:1の際、長髪の女性(静留)が協力してくれるようなら協力する 3:火災現場に来るであろう八神部隊長他、六課の仲間と合流 4:八神部隊長と合流できたら、協力して他の仲間を捜索する 5:シャマルと合流できたら、彼女を連れてヒューズの元へと戻る(F-5/商店街・布団屋の中) 6:その後は、八神部隊長やヒューズの指示を仰いで行動する 7:キャロや他のみんなもまだ生きていると信じたい 時系列順で読む Back そして私のおそれはつのる Next ランチタイムの時間だよ 投下順で読む Back そして私のおそれはつのる Next ランチタイムの時間だよ 136 禁忌の身体 スバル・ナカジマ 165 召喚 147 『蛇』のアクロバットをためつすがめつ 藤乃静留 165 召喚
https://w.atwiki.jp/japan_dorama/pages/3668.html
amazonで探す @楽天で #クレオパトラな女たち を探す! 水22日テレ 2012.04.18~2012.06.06 7.7% 公式HP wikipedia 前 ダーティ・ママ! 次 トッカン 特別国税徴収官 Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 顔は命!美容外科は幸福への近道!? 2012/04/18 9.9% 2 理想のおっぱい 2012/04/25 6.7% 3 姉よりも美しく 2012/05/02 6.7% 4 魔法の植毛手術 2012/05/09 7.5% 5 私と結婚しろ! 2012/05/16 7.6% 6 全身サイボーグ 2012/05/23 7.9% 7 通じ合う二人 2012/05/30 7.3% 8 美しいとは? 2012/06/06 8.0%
https://w.atwiki.jp/eizoulist/pages/147.html
【番組名】 夏に恋する女たち 【放送局】 TBS 【内容】 第1話「パーティしましょう」:1983年8月5日 第2話「誰にも内緒で」:1983年8月12日 第3話「悲しみ買います」:1983年8月19日 第4話「たまには遊びたい」:1983年8月26日 第5話「泣くのはまかせて」:1983年9月2日 第6話「傷つかないで」:1983年9月9日 第7話「女は女同士で」:1983年9月16日 第8話「怯えたりはしない」:1983年9月23日 最終話「もう一度パーティを」:1983年9月30日 【出演者】 主演:田村正和 出演者:原田芳雄、名取裕子、津川雅彦、梓みちよ、萬田久子、美保純他 【備考】 再放送
https://w.atwiki.jp/3size/pages/1965.html
『女たちの特捜最前線』出演者情報 京都中央警察署 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 神崎 佳奈 近野成美 33 155 80 59 80 2013/12/10 杉村 伶香 杉浦琴乃 28 168 77 58 85 2016/08/04 峰岸 千晶 泉川実穂 23 163 75 61 84 2016/08/04 ゲスト 第3話(2016/8/4)ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 ユウ 逢沢りな 30 163 43 78 58 80 A 2010/11/08
https://w.atwiki.jp/japan_dorama/pages/1043.html
amazonで探す @楽天で #さくら署の女たち を探す! 水21テレ朝 2007.07.11~2007.09.12 9.2% 公式HP wikipedia 前 警視庁捜査一課9係 season2 次 相棒 Season6 Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 殺人刑事 2007/07/11 11.5% 2 3+1=1の殺人 2007/07/18 8.9% 3 空飛ぶ殺人指紋!?娘に捧ぐ夫婦の復讐愛 2007/07/25 9.0% 4 女検事を殺した蘭!/花粉のワナ 2007/08/01 10.5% 5 殺人フラダンス!花の粘液の謎と略奪愛 2007/08/08 9.1% 6 狙われた人妻!火傷で死んだ刺殺体の謎 2007/08/15 7.4% 7 疑惑のカリスマ主婦 殺人レシピ 2007/08/29 10.6% 8 私が愛した殺し屋 2007/09/05 7.9% 9 謎の銃弾!!最終標的は刑事の母 2007/09/12 7.8%