約 128,536 件
https://w.atwiki.jp/sengoku-taisen/pages/1103.html
所持武将 R徳川家康 必要士気 6 効果時間 統率長時間 計略内容 【陣形】(発動すると陣形が出現し、その中にいる間のみ効果が発生する。陣形は複数同時に使用できない)味方の武力が上がる。 詳細 武力上昇値+3、効果時間 24c(2.00B) 用法 武力上昇値は低いが効果時間が長いので効果時間を最大限に活かす立ち回りをするといい。本人のスペックも高いので多少なら壁や、虎口にも使える。勢力限定が無いので二色での運用もしやすい。 対処法 武力上昇値は+3なのでそれ以上の武力や采配、陣計で押しつぶす。周りの部隊が鍵なことが多いため部隊を先に落とす。
https://w.atwiki.jp/sengoku-taisen/pages/2204.html
所持武将 R南部晴政 (画像) 必要士気 6 効果時間 統率時間 計略内容 【陣形】武力が上がる。さらに計略を発動した場所から敵城に近づくほど武力が上がり、自城に近づくほど武力が下がる。 詳細 武力+??、効果時間10c (2.00A) 用法 戦場中央付近で使いある程度武力を上げてから乱戦する。 対処法
https://w.atwiki.jp/nanoharow/pages/475.html
Alive a life ~タイムリミット(前編) ◆gFOqjEuBs6 頭上に燦然と輝く太陽。その光がこの場にいる参加者たちを照らし出す。 太陽の位置から考えると、今が調度正午くらいなのだろうという事はすぐに判断出来た。 正午とは、それ即ち6時間毎の定時放送の時間。既にいつ放送が始まっても可笑しくはない時間だ。 されど、それについて考える時間は与えては貰えなかった。 ウルトラマンメビウスの眼前に立ちふさがるのは、楕円型の見慣れぬ浮遊機械。 ジェイル・スカリエッティが造りし兵器の一つ、ガジェットドローンだ。 心を持たないただの機械が、メビウスの問いかけに答えることはない。 ガジェットはただ、チンクに与えられた命令を果たすべく、メビウスに突撃する。 幾度かの突撃をかわしたメビウスに、この浮遊機械の動きを読む事は容易かった。 ただ真っ直ぐ、自分に向かって突撃を仕掛けるのみ。それ以外の動きは見せようとはしない。 そんな単調な動きを数多の戦いを勝ち抜いてきたメビウスが読めない訳もない。 (近くには誰も居ないのか……? ならこいつは一人で動いてるのか?) メビウスは思考する。 ガジェットとの間合いを取りながら、周囲に人の気配が無いか確認。 しかし、それらしきものは皆無。ウルトラマンの超感覚を持ってしても何の反応も見当たらない。 ならばこの機械の目的は一体何なのか。こんな単純な攻撃で参加者が仕留められるとも思わない。 だとすれば、考えられる罠はやはり、自動で動く爆弾か何かだろうか。 再び突撃してきたガジェットをひらりとかわす。 その時だった。 『――――OOOOOOOOOOOAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!』 メビウスの耳を打つ咆哮。 まさしく、大怪獣が発する雄々しき叫び声。 (何だ……今のは!?) 相手を委縮させるような鳴き声に、メビウスも混乱する。 同時に、胸のカラータイマーの色が青から赤へと変化。 ウルトラマンの活動時間が残り少ない事を、その色と音で表す器官だ。 もう時間がない。恐らくメビウスに変身していられる時間は残り1分も無いだろう。 それでなくとも早くあの銀髪の男に追いつかねばならないのに、こんな所で時間を食うのは惜しい。 今の鳴き声は確かに気になるが、仕方がない。メビウスはガジェットから距離をとるため、大きく後ろへ飛び退いた。 着地すると同時に、右手をメビウスブレスに翳す。 ブレスから得たエネルギーを右手に宿し、メビウスはガジェットに向かって右手を突き出した。 ◆ 太陽の光を反射して、きらきらと輝く川。そこに掛けられているのは、一つの大きな橋。 しかし最も目を引くのは、川でも橋でもない。橋のすぐ傍の地面だ。 橋から数十メートル離れた位置まで、抉るように地面に描かれた深い傷。 それはまるで、空から落ちる筈の雷が、地面と平行に駆け抜けたようだった。 抉られた地面の傍らに真紅のバイクを停め、天道総司は目を据えた。 「なるほどな。エネルとか言う奴はここで誰かを襲った訳か」 「うっわ……ねぇ、こんなとんでもない攻撃する奴と本気で戦うつもりなの?」 呆れ顔のキングに、天道は無言で返す。 二人はバイクでの走行中、彼方から聞こえた耳を劈くほどの雷撃音を聞きつけてここにやってきた。 その収穫は一切無し。ただ電撃の痕を見せつけられただけで、エネルが何処へ向かったのかも解りはしない。 しかし、それでも天道の目は「当然だ」と言わんばかりにキングを見据えていた。 だが、天道も馬鹿では無い。カブトゼクターが無い今、何の策も無しでエネルに挑んで勝てる等とは思ってはいない。 かといって武器を探している時間もないし、キングの力を宛てにする事も出来ない。 今はとにかく、エネルを追いかけながら、武器となるものを探すしかない。 天道自身も、その内心では僅かな焦りを感じ始めている自分に気付いていた。 だが、それを表に出す事はしない。それが天道総司という男だ。 ふと、太陽に視線を向けた。 (正午まではまだ時間があるか……) 天道が意識するのは、太陽の位置だ。 見たところ、太陽が頭上まで昇り切るにはまだ暫しの時間があるように見えた。 つまりは、放送までまだ暫くの猶予が存在するという事。 まだ午前になってからそれほど時間が経過していないと考えると、恐らく1時間以上の猶予が存在する。 放送にはまだ時間がある。が、エネルが暴れまわっている今、急がなければならない現状には何ら変わりはない。 故に次の行動を早急に決めなければならない。 天道はキングが眺めていた地図をひったくって、何処へ向かうべきかを思考する。 さて、と心中で一言。天道の考えはこうだ。 現在自分達が居るのはD-5エリア。地面を抉る穿孔は、D-4の方向からD-5の川の方向へと伸びていた。 恐らくエネルが居たのは、D-4の方向。そこから雷撃を放ち、川の傍にいた参加者を襲ったのだろう。 次にエネルが何処へ向かったのか。 考えられるのは、橋を渡り、フィールド中央の市街地エリアに向かったか。 もしくはこのまま橋を渡ること無く、北にある施設に向かったか、だ。 地図を睨み、考える。 暫しの沈黙。ややあって、それを破るように天道は歩き出した。 愛車の手前で止まり、ヘルメットを被る。バイクに跨りながら、天道は言った。 「D-4を迂回して北に向かう。お前も着いて来い」 「え、ちょっと待ってよ。もしかしたらこの橋を渡って行ったって可能性も――」 「俺が行くべき道は俺が決める。他の誰にも指図はされない」 「……はいはい」 D-4方面の大通りから、その付近の施設を探す。それが天道の出した答えだ。 やれやれとばかりに肩を落としながら、キングは後ろに跨った。 元より天道はキングの言葉に耳を貸すつもりなど毛頭ないし、自分の判断が誤っているなどとも思ってはいなかった。 天道は、エネルは北に向かったのだと確信していたからだ。 態々丸太で橋を作って行った男が、この橋を渡って元の陸地に出戻るような事をするとは思えない。 恐らく何らかの理由があってこのエリアまで来たエネルは、ここで何者かを襲い、元の道に戻ったのだろう。 ただでさえ情報の少ない今、天道の絶対的な自信が、それを信じて疑おうとはしなかった。 キングはそんな天道の肩を軽く叩いて、行くならとっとと行こうと促す。その声には僅かな苛立ちが感じられた。 対する天道も、言われるまでもないと一言。勢いよくアクセルを握り締めた。 ◆ 時刻が午前と呼ばれる時間帯になってから、暫しの時間が経過した頃。放送まで残された時間は僅か。 そんな中、黒の騎士団専用車両が停められていた車庫を背後に、北へと駆け抜ける影が二つ。 一つ目の影が北へと走り去ってから、二つ目の影――ゼスト・グランガイツがそれを追随する形で駆け出した。 ゼストにしてみれば、本来見ず知らずの人影など放っておいても良い問題であった。 それよりも、C.C.との約束を守るためにも、一刻も早く商店街に戻り、報告しなければならない。 黒の騎士団専用車両は既に誰かに乗り去られた後だった、と。しかしそうなると、何の収穫も無しの無駄骨と言う事になる。 あのC.C.に収穫なし等と言えば、それこそ嫌味の一つでも言われるのは間違い無い。 嫌味を言われるのがどうしても嫌という訳ではないが、それならば一人でも多く仲間を連れて帰った方が面目も立つというもの。 それが原因でまた帰ってくるのが遅いなどと愚痴を零されるかも知れないが、どうせ小言を言われるなら可能性に賭けてみるのも悪くはない。 勿論、仲間になってくれる保証など何処にもないのだが。 しかしもしも仲間になる可能性があるなら、“高町なのは”の情報を持っているかもしれない。 この会場に居る参加者の中で、自分がこの手で命を奪いたいと思っているのは高町なのはのみ。 そんなゼストが、なのはの情報を求めていない訳がなかった。 (まずはさっきの影に追いついて、情報を聞きだすか……) ゼストは、白銀のローラーブーツを走らせる。 その速度は並の人間の走行速度とは比較にもならない。 その性能に感嘆しながらも、先程の影が駆け抜けていった道を真っ直ぐに駆け抜けていく。 ややあって、ゼストの視界に入って来たのは、一人の男の影。 地図で見れば、黒の騎士団専用車両車庫から真っ直ぐ北に進み続けた道とは垂直に造られた道――大通りだ。 そこで目の前の男は、ようやく体力が切れたのだろうか、膝を押さえて立ち止まった。 「おい、そこの男……聞こえるか!」 「……!?」 念のため男からは数十メートルの距離を取り、声を上げる。 男はその声に動揺したように振り向いた。 黒いコートに、黒い髪の毛。鋭い漆黒の眼光がゼストを見据える。その風貌は、どこまでも黒をイメージさせる。 だが、その瞳には覇気が感じられなかった。言うなれば、何かに怯えるような瞳。 騎士として数多の戦場を駆け抜けてきたゼストには、相手の瞳を見れば戦意の有無は一目で解る。 目の前の男は、少なくとも高町なのはのような敵意を剥き出しにはしていなかった。 故にゼストは距離を取ったまま、両手を下ろす。同時に、ブリッツキャリバーを待機状態へと移行させる。 自分に戦う意思は無いという表明だ。 「俺はこのゲームには乗っていない……出来れば情報を交換したい」 ゆっくりと距離を詰めながら、穏やかに告げる。 これまで何人もの人間を殺してきたゼストだが、この会場でまでプレシアに良いように使われるつもりは無い。 邪魔をするなら命の保証は出来ないが、それで無ければこのゲームから脱出するまでは仲間でいた方が色々と有利だ。 ゼストが男に近づこうとした、その時であった。 突如として鳴り響いた爆発音が、二人の耳朶を叩いた。咄嗟に振り返った二人の視界に入ったのは――二匹の、巨大な龍。 轟轟と燃え盛る爆煙の中。赤と白の巨大なドラゴンが空を舞い、壮絶な争いを繰り広げていた。 「あれは……」 「モンスターだ……また、誰かがモンスターに……」 「何……?」 怯えるように瞳を見開き、少年は彼方で繰り広げられる死闘を凝視する。 モンスターという表現は確かに正しいと、ゼストは思った。 ゼストのような戦い慣れた騎士ならばまだしも、一介の民間人の目から見ればあれはまさしくモンスターだろう。 しかし、この少年の怯えようは尋常では無い。まず間違いなく、あのモンスターについて何らかの情報を持っているのだろう。 ゼストにしてみれば、出来れば話を聞いてみたい所。だが、悠長なことを言っている暇もない。 あのドラゴンが戦っている場所は、まさしく商店街。C.C.が待っている筈の場所だ。 となれば、あのドラゴンはC.C.が関係している可能性が非常に高い。 どうするべきか、と。ゼストは思考を巡らせる。 ◆ 「――あいつはまだ帰ってこないようだな」 周囲を明るい蛍光灯に照らされた家電量販店の中、C.C.はぽつりと呟いた。 浮かべた表情は、困惑。ゼストが帰ってこない今、下手に行動するのは避けたい。 だが、同時にこれはチャンスでもあるのだ。 ここまでゼストと二人きりで行動していたが、大した情報は得られなかった。 確かにピザを貰った恩はある。だが、恩を果たす為だけにこの場をやり過ごすのもあまり賢い手段とは言えない。 第一、誰かと出会うたびに一々ゼストの指示を仰ぐのもC.C.の性には合わない。 ならばここでC.C.が行動し、もしも今商店街に入ってきた奴らを仲間に引き込めたなら。 それこそ「仲間を増やした」とゼストに胸を張って言えるし、ピザの対価分くらいは役に立ったというものだろう。 上手くいけば、そのまま黒の騎士団の駒としても役に立つかもしれない。 だが、それはもしも奴らが殺し合いに乗っていない人間なら、という仮説の上に成り立つ話。 C.C.が行動するかどうか決めかねている理由は一つだ。 (奴らがもしゲームに乗っていたら……下手な行動は出来ないな) もしも奴らが殺し合いに乗っており、何らかの武器を確保していたら。 もしもこの場所が見つかり、自分の命が危険に晒されたら。 そうなった場合は、ピザの対価どころか逆にさらなる借りを重ねてしまう事になる。 こんな状況下でも貸し借りについて考える余裕があるのは、やはり不死身故か。 この場所でなら、本当の意味で死ぬことが出来るかも知れないと、念頭に置いてはいる。 だが、それはやはり希望的観測に過ぎないし、素直に死ねる保証はどこにもない。 やはりどんなに考えても、これまでの彼女の経験が、死の恐怖を和らげてしまう。 その一因として、“ルルーシュとの契約を果たすまで死ぬつもりはない”という信念も多分に影響しているのだろうが。 (さて、どうするか……) 相手が殺意を持った人間かどうかは一目見れば解るし、このまま店の奥に引きこもっていてもどうにもならない。 暫し考えた結果、C.C.はまずは相手の容姿から確認することにした。 デイパックからスティンガーを取り出し、その手に握り締める。 商品が並べられた台の物陰に隠れながら、息を殺して家電量販店の入口へと接近していく。 閉ざされたガラス張りの自動ドアの手前。上手く身を隠せる柱にその身を隠し、頭だけを覗かせる。 見える人影は二つ。茶髪の女性と、中年の男性が一人ずつ。二人が何かを話しながら商店街を歩いている。 見たところゲームに乗って人を殺して回るようなタイプには見えないが、軽率な行動は出来ない。 息を潜めてどうするべきかを思考する。 が、ここで一つ。C.C.が完全に失念している事があった。 『キュクル~?』 「お前……フリード!? ……おい、馬鹿、あまり顔を出すな!」 フリードがC.C.の頭上を飛び越えて、ガラス張りのドアの向こうを見つめていた。 咄嗟にフリードの存在を思い出したC.C.は、声を押し殺して怒鳴る。 そう。C.C.は自らの支給品、白き翼竜フリードリヒを完全に失念していたのだ。 本来の主人が居ない今、フリードはC.C.に追随するしかない。 だからフリードはC.C.の背後を羽ばたいて居たのだが、思考に夢中になっていたC.C.は完全にフリードを失念していた。 気付けばフリードはC.C.の制止を振り切って、ドアへ向かって移動していた。 嬉しそうに鳴き声を発しながら、元気よく羽ばたく。やがてドアの手前、センサーの真下で静止。 自動ドアの赤外線センサーは、フリードの影を認識。開いたドアから、フリードは勢いよく飛び出して行った。 何て事をしてくれたんだ、と。心中で舌打ちをしながら、C.C.は咄嗟に商品棚の物陰に隠れる。 ややあって、店内に誰かが入ってくる。かつかつと、靴が地面を叩く音がC.C.の耳朶に触れる。 (チッ……こんな時、お前ならどうする……ルルーシュ) 今はいない共犯者の名を心中で呼ぶ。 ルルーシュならば、こんな時どんな対処を取るだろうか。 思考を巡らすC.C.に掛けられた言葉は―― ◆ 学校で金居と弁慶と別れてから、ペンウッドと二人で歩き続けること数十分。 距離にして2キロと少し程の道のりを、二人は特に誰と出会う事もなく商店街にたどり着くことが出来た。 ここでなのはが一番に気になったのは、商店街中の店の電気が点けっ放しにされていたこと。 ゲームが始まったのが深夜だった事を考えれば、その時から電気が点けっ放しにされていたと考える事も出来る。 ここに来る参加者の事を考えて、最初から電気を点けておいたか。 もしくは、ここに訪れた先客が商店街を調べるために電気を点けたか。 歩を進めながら、ケリュケイオンを起動する。 「試しにエリアサーチを掛けてみます」 「エ、エリアサーチ……?」 「はい、簡単に言えば、ここに誰か居るのかを――ッ!?」 刹那、なのはの声が途切れる。 説明を続けようとしていたなのはの耳朶を叩いたのは、自動ドアの開閉音。 それも、すぐ近くでだ。なのははすぐに音が聞こえた方向に振り向き、敵の襲来に身構える。 ペンウッドはこの一瞬の出来事に状況が把握し切れていないのか、あたふたと慌てている。 しかし、そんな二人の心配をよそに、開いた自動ドアから飛び出して来たのは―― 『キュクル~!』 聞きなれた鳴き声。 瞬間、なのはの表情から警戒の色が無くなる。 開きっぱなしのドアから飛び出してきたのは、なのはもよく知る小さな仲間。 機動六課の新人フォワード、キャロ・ル・ルシエの守護竜こと、フリードリヒであった。 「フリード! どうしてこんな所に!?」 「え……え? この竜は一体……」 フリードを抱え、ようやく出会えた仲間に喜ぶ。 一方で、なのはとは対照的に、混乱するペンウッド。 この竜の名前はフリードリヒと言って、自分達の仲間だと。ペンウッドに簡単に説明する。 それを聞いて安心したのか、ペンウッドは肩の力を抜いて、今度はフリードが現れた家電量販店を眺めた。 ペンウッドが家電量販店の中に視線を向けた理由はなのはにも解る。 当然、なのはも「何故突然この店からフリードが現れたのか」、という疑問を抱いているからだ。 フリードから手を離し、今度は家電量販店へと歩を進める。 「フリード、もしかして中に誰かいるの?」 『キュックル~』 そうだと言わんばかりに、フリードが頷きで返す。 フリードは人語を理解できる。それを知ってるなのはだからこそ、フリードにこうして尋ねた。 頷くフリードの返答は、表情に例えるならば『笑顔』だ。 中に居るのが危険人物であれば、優しいフリードがこんな穏やかな表情をする事はないだろう。 そう判断したなのはは、家電量販店の自動ドアの前に立った。 自動で閉ざされた扉。そのセンサーが、なのはに反応し再びドアを開けさせる。 数歩店内を進み、なのはは息を吸い込んだ。 「誰か居ますか?」 店内によく通る声が響く。 数秒待つが、返事は無し。ならばと、次の一声を掛ける。 「私は時空管理局の高町なのはです。この殺し合いには乗っていません。 絶対に悪いようにはしませんから、誰か居るのなら出てきて貰えませんか?」 簡単な自己紹介。だが、やはり返事はなし。 高町なのはという名前を出せば、何らかの反応で返してくれると思っていた。 いや、実際には反応しているのだ。なのはが呼びかける相手もまた、“高町なのは”という名前をしつこく聞かされていたのだから。 勿論、相手が認識する高町なのはという存在は、なのは自身には考えも及ばないような存在なのだが。 仕方がないな、と。簡単に店内を調べようと、なのはが一歩を踏み出した。 『キュクル~』 「フリード……?」 同時にフリードが、なのはの横を通り過ぎる。 そして、眼前で一度静止。羽ばたきながら、再び奥へと進む。 着いて来いと言っているのだろう。フリードのサインを把握したなのはは、再び歩を進める。 数歩進んで、フリードが羽ばたきを止め、着地。愛らしい鳴き声を発しながら、商品棚の奥に視線を向けていた。 なのはもすぐにフリードに追い付き、同じ方向に視線を向ける。 そこにいたのは―― 「貴女は……」 「……」 光を受けて煌めくエメラルド色のストレートヘア。何処かサディスティックな雰囲気を漂わせた黄金の瞳。 ドレスにもスーツにも見える白装束。全身を覆う白の中、自身を拘束するかのような黒いベルトが見る者の目を引いていた。 その手に握り締めるのは、黒金に輝く鋭利な刃物。見覚えがある。更生した戦闘機人の一人、チンクの固有武装だ。 黄金の眼光はまるで、相手を威嚇するかのようなプレッシャーを放ち、鋭くなのはを見据えていた。 「聞いていた話とは随分と違うな……」 「え……?」 「お前……本当に高町なのはか?」 此方から問う前に、エメラルドの少女が口を開いた。 予想外の質問。“本当にゲームに乗っていないのか”と言った質問ならなのはにも想像はできた。 だが、問われた質問はそれ以前の問題だ。“本当に高町なのはなのか”とはどういうことだ。 骨が折れるが、どうやらまた一から情報を整理しなければならないらしい。 ◆ Back 過去 から の 刺客(後編) 時系列順で読む Next Alive a life ~タイムリミット(後編) Back 過去 から の 刺客(後編) 投下順で読む Back 不安 と 困惑 高町なのは(StS) Back 不安 と 困惑 シェルビー・M・ペンウッド Back 不安 と 困惑 C.C. Back 暇をもてあました神々の遊び 天道総司 Back 暇をもてあました神々の遊び キング Back 不安 と 困惑 ゼスト・グランガイツ Back 渇いた叫び(後編) 万丈目準 Back 銀色の夜天(後編) ヒビノ・ミライ
https://w.atwiki.jp/hakozisyo/pages/307.html
第7話 分たれた道の先で 登場NPC:ロウエン、セレ、サミュエル 日時:2009.01.23-24 BOSS?:セレス 運命キャンペの第7話。 予告文 エクセドラを下し、無事鍵を手に入れたイリアス達。 しかし、その時新たな敵が現れた。 精霊達と……今まで共に行動してきた仲間、ロウエン=メイザースが牙をむく。 鍵を奪い消えたロウエンの行方はわからない。 いまはまだ──……。 第7話 分たれた道の先で “意思”はどこにあるのか。
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/4469.html
白魔道の弟子 C 光文明 (2) クリーチャー:ウィザード 2000 作者:黒揚羽 ウィニーのウィザードです。 何も能力はありませんが、軽さを生かして攻めに採用されます。 フレーバーテキスト DMB-01 「メサイアの西線」「何年もの修業の積み重ねで分かるのは、才能があるかないか、その答えだけさ。え、俺はどっちなのかって? バカだな、修業に終わりがあるはずないだろ」 ----白魔道の弟子 収録セット DMB-01 「メサイアの西線」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/pam-iwate/pages/2949.html
道の駅「みねはま」 のどかな田園風景の中に立つ道の駅みねはま。タッチパネルで道路情報を取り出すことができる情報コーナーや試食(食堂)コーナー、直売コーナーがあります。隣接している産地形成促進施設「おらほの館」には新鮮な農産物がずらりと並んでいます。また、ラベンダーが美しい西海岸ハーブ園では、爽やかなハーブの香りに心なごむひとときを過ごすことができます。 〈国土交通省東北地方整備局サイトより引用〉 道の駅「みねはま」 〒 秋田県山本郡八峰町沼田字ホンコ谷地147番地 TEL:0185−76−4649 FAX: パンフレット ※画像をクリックするとパンフレットが開きます。 imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 ホームページ http //www.thr.mlit.go.jp/noshiro/douro/mitinoeki/minehama/minehama.htm 〈ブログ〉 9駅目 道の駅 みねはま http //blogs.yahoo.co.jp/ryo_the_skywalker_515/5146450.html 車中泊の旅 青森 秋田 2 http //blogs.yahoo.co.jp/kozue_wakaba/53822034.html 道の駅みねはま☆ソフトクリーム http //blogs.yahoo.co.jp/aqua0324zoo/34816291.html 今日も道の駅へお出掛け♪ http //blogs.yahoo.co.jp/rndtr253/21382159.html 日本の夕日と夕焼け2 http //blogs.yahoo.co.jp/shinshi001jp/61872570.html 東北の旅 ソフトクリームを食す http //blogs.yahoo.co.jp/shinopyon2008/33007085.html バス車窓 〜 日本キャニオン http //blogs.yahoo.co.jp/syoukousi2/15354065.html 秋田・青森、日本海の旅。その http //blogs.yahoo.co.jp/natuyuki_daruma/25589586.html ラベンダー http //blogs.yahoo.co.jp/moricchi_0411/11019468.html 道の駅・みねはま http //blogs.yahoo.co.jp/wfryj569/28158528.html 携帯サイト 最新のチラシ imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 《周辺情報》 〈ブログ2〉 #blogsearch /
https://w.atwiki.jp/tailan/
永田町「冬の陣」大乱! 【国会議事堂】 【国会議事堂周辺】 おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/901.html
トンネル内部。フェイトと加賀美は並んで歩き始める。前方から歩いて来るのは、レプトーフィスワームとサリスの大群だ。 「あのワーム……もう一体いたんだ……」 「行くぞ、フェイトちゃん!」 「うん!」 黄色いバルディッシュと、青いガタックゼクター。二人はお互いが持つ変身コアを構える。 「「俺(私)達が相手だ!!」」 「フン!ハァ!」 鳴り響く斬撃音。ガタックダブルカリバーが、サリスを切り裂いてゆく音だ。 「バルディッシュ……!」 フェイトも、バルディッシュ・ハーケンフォームでサリスを切り裂いていく。 バルディッシュの魔力刃も初期と比べるとかなり威力を増しているらしい。どこぞの死神ガンダムばりにサリスを斬り倒している。 そこへ、さらに二人の男が現れる。 「俺はキャンプにおいても頂点に立つ男だ!!」 『Standby(スタンバイ)!!』 「来い、ザビーゼクター!!」 紫の刀-サソードヤイバー-を持った男と、左腕に黄色いブレス-ザビーブレス-を装着した男。剣とクロノだ。 「「変身!!」」 鳴り響く『Henshin』という電子音。そして、変身後すぐにマスクドアーマーが体から浮かび始める。 「「キャストオフ!!」」 次に聞こえた『Cast off』の電子音と共に、二人はライダーフォームへと変身した。 一方、カブトも赤いバイク-カブトエクステンダー-を駆り、戦場へとやってくる。 「よっしゃ、間に合った!!」 カブトの斜め上を一緒に飛行して来たのは、久々に変身したはやてだ。 ガタックは、5匹程のワームの中を一気に突っ切り、その全てをダブルカリバーで斬りつけた! 斬られたワームの体を電撃が走り……やがて爆発。緑の炎に消える。 「バルディッシュ、ザンバー!」 『Jet Zamber.』 フェイトもガタックと同じ様に、5匹程のサリスと対峙。カートリッジを消費し、ザンバーフォームへとフォームチェンジ。 そのまま、カブトのハイパーブレイドと同じ要領で、ワーム全てを横一線。 稲妻を纏った大剣に切り裂かれたワームはやはり、纏めて爆発した。 「ハァ!」 サソードはレプトーフィスワームへとサソードヤイバーを振り下ろす。 「フン!」 それを防いだレプトーフィスワームに、今度はザビーが重いパンチを叩き込む。 だがレプトーフィスワームはどの攻撃も上手く防ぎ、逆に手甲状の武器でザビーとサソードを切り裂く。 「刃以て、血に染めよ。穿て、ブラッディダガー!!」 上空で呪文の詠唱するはやて。久々の見せ場に、少しテンションがハイだ。 はやての周囲に赤い短剣が現れる。そして、それは一気に急降下。群がるサリス達の体を貫いた! ブラッディダガーの直撃を受けたワームの体は、ガタックやフェイトが倒したワームと同じように電撃が走り。やがて同時に爆発した。 「ハァ!フン!……ハァッ!!」 カブトはサリスが密集する箇所へと突入。巧みなクナイ捌きで、サリスを斬り捨てていく。 くるくると回りながら上から、下からクナイに斬り裂かれたワームは全て爆発。 そして全てのサリスを斬り倒したカブトの目の前に現れるのは、ハイパーゼクターだ。 『Hyper Cast off(ハイパーキャストオフ)!!』 カブトのハイパー化に伴い、彼方から、お馴染みのパーフェクトゼクターが飛来。そして、大剣の刃が光り輝く。 「ん……?」 「何……!?」 次に、サソードとザビーから二人のゼクターが分離。剣とクロノは、ワームとの戦闘中にその変身を強制解除されてしまう。 パーフェクトゼクターへと合体し、色まで変わってしまうサソード・ザビー、そしてドレイクゼクター。 「どういうことだ!?」 「チッ……他のライダーの変身より優先されるのかよ……!」 悪態をつく剣とクロノ。 戦闘中に変身を強制解除されるとはたまった物では無い。 「おばあちゃんが言っていた……絆とは決して断ち切る事のできない深い繋がり。例え離れていても、心と心が繋がっている……!」 『Kabuto Power,Thebee Power(カブトパワー、ザビーパワー)!!』 順番に赤と黄色のフルスロットルを押すカブト。 「……あれは!?」 ハイパーカブトの動きに気付いたフェイトも、すぐにレプトーフィスワームから離れる。 そしてフェイトのバルディッシュザンバーから解放されたレプトーフィスワームは、真っ直ぐにカブトへと突進していく。 『Drake Power,Sasword Power(ドレイクパワー、サソードパワー)!!』 『All Zecter Combine(オールゼクターコンバイン)!!』 腕を光り輝かせ、突進するレプトーフィスワーム。大剣を構えるカブト。二人の間の距離がだんだんと狭まってゆく。 そして。 『Maximum Hyper Typhoon(マキシマムハイパータイフーン)!!』 「うおぉおおおっ!!!」 引き金を引いたパーフェクトゼクターを、レプトーフィスワームへと降り放った。 その凄まじい威力の攻撃に、レプトーフィスワームは成す術も無く爆発した! これで全てが終わった。後は樹花の元へと帰るだけだ。そう思い、変身を解除しようとした、その瞬間。 「……何ッ!?」 カブトの腰に装着されたハイパーゼクターが突然緑に光り出したのだ。 『Hyper Clock Up(ハイパークロックアップ)!!』 「な……!?」 カブトはハイパークロックアップを作動させたつもりは無い。それなのに、光り輝くハイパーゼクター。 そしてフェイトやはやて達の目の前で、カブトは緑の光に包まれた。 「カブトは……?」 「消えた……?」 こうして、カブトは姿を消した。 この場所から……というよりも、この世界から。 「うおっ!?」 落下するカブト。同時にハイパーゼクターも分離。通常フォームへと戻ってしまう。 「ここは……?」 立ち上がりながら周囲を見渡すカブト。見渡す限りの草原だ。そして、そこにいたのは意外な人物だった。 「……ひより……?」 なんと、目の前にいるのはずっと探していた人物。そして、天道にとってたった一人の肉親。たった一人の妹だ。 「お前……!」 「ひよりっ!?」 感動の再開。本当ならそうなる筈だった。だが、それはひよりと一緒にいた人物によって阻止されてしまう。 「……ッ!!」 「……お前はッ!?」 なんと、ひよりをかばうように現れたのは。 「(俺……だと……!?)」 天道自身だったのだ。 もう一人の天道は、ゆっくりとカブトに近付いてくる。 そして天道の手に、カブトと同じ……いや、黒いカブトムシ型ゼクターが掴まれた。 「……ヘン……シン……!」 『Henshin(ヘンシン)!!』 そして、これまたカブトと全く同じ-いや、少しだけ違う-カブトに変身したのだ。 「……キャストオフ……」 『Cast off(キャストオフ)!!』 さらに、かなり姿勢の悪い歩き方をしながら接近するカブトは、キャストオフでアーマーをパージ。 その姿は。カブトそのものだった。 いや……正確には、『黒いカブト』だ。 敵意剥き出しの黒いカブトは、天道が変身する赤いカブトに襲い掛かる。 赤いカブトのレンジに入った黒いカブトは、パンチやキックを何発も繰り出す。 「ウオォ!ヤァッ!ハアァッ!!」 「フン!ハッ!クッ……!」 黒いカブトと赤いカブトの戦闘能力は全くの互角。二人の攻撃はどちらも受けられ、ヒットすることは無い。 パンチも、キックも、カウンターも。まるで相手の攻撃が読めるかのように同じ動きをしているのだ。このままでは埒が明かない。 『『One!』』 『『Two!』』 カブトとカブトは、同時にベルトのフルスロットルを押し始める。 『『Three!』』 全く同じ動き。全く同じシステム。全く同じ流れで、ベルトから頭を通って脚へと、タキオン粒子がチャージアップされる。 『『Rider Kick(ライダーキック)!!』』 刹那、赤いカブトと黒いカブトが同時に放った回し蹴り-ライダーキック-は激突。ほとばしる稲妻。凄まじい衝撃だ。 しかし、全く同じ戦闘力に見えたこのライダーキック。蹴りを振り抜いたのは、『黒い』カブトの方だった。 「ウオォォオッ!!!」 「うわぁあああああっ!!?」 黒いライダーキックをモロに受けた『赤い』カブトは、凄まじい衝撃に吹き飛ばされる。 そしてそのまま、『赤い』カブトは彼方へと吹き飛ばされた。 その先にある物は……『緑の光』だ。 「クッ……!うわっ!?」 地面へと落下するカブト。苦しんでいるのか、しばらく地面をのたうつ。 カブトの周囲に広がる光景は、さっきと同じ、雑木林だ。クロノや剣、フェイトにはやて達もいる。どうやら戻ってきたらしい。 そして、再び飛来するザビーゼクター。今度はカブトの元へではなく。クロノの手の中へ。 「これで終わりにするぞ……カブト。」 『Henshin(ヘンシン)!!』 「……いいだろう。そろそろ決着をつけてやる」 カブトもゆっくりと立ち上がる。 「加賀美、剣!お前達は樹花の元へ行け!」 「な……なんでだよ!?俺も一緒に……」 「ダメだ!」 カブトに言われ、自分も一緒に戦おうとする加賀美。だが、今回はカブトにキツく拒否される。 「頼む……!樹花の元へ行ってくれ……!」 「な……!?」 天道に頼むとまで言われたのは初めてだ。今日の天道は、何かがおかしい。 「……わかった。行くぞ、カ・ガーミン。」 「剣……」 バスの元へと歩き出す剣。 「わかった。お前がそこまで言うなら……。」 「感謝する……」 加賀美も、剣と一緒に歩き始める。立ち去り際に、一瞬カブトを見る加賀美。その目には、「絶対帰ってこいよ」という意思が込められていた。 一見いつも通りに見える天道だが、今回は少し違っていた。カブトはさっき、『黒いカブト』のライダーキックの直撃を受けた。 普段自分がワームに放っている技がこんなにも重いとは、想像もつかなかっただろう。カブトの体にはダメージが蓄積されていた。 だが、負ける訳にはいかない。負けたくも無い。そして、負けるつもりも無い。 樹花の元へ戻る為にも、絶対に負けてはならない。 天道と加賀美のやり取りとほぼ同じタイミング。こちらでも似たようなやり取りが行われていた。 「お願い。はやてはなのはの所に戻ってあげて」 「え……なんでなん!?私も一緒に……」 「ダメ。加賀美が戻ったのに、私が戻らなきゃなのはに心配かけちゃうから」 「それは……そうやけど……」 「だからお願い!はやては先に戻って、私は無事だって、なのはに伝えて……!」 神妙な面持ちで頼み込むフェイト。そうまで言われれば仕方が無いか…… 「わかった。じゃあ……」 「大丈夫だよ。私は絶対に戻るから!」 心強いフェイトの表情に安心したはやては、変身を解除。すぐに加賀美の後を追い掛けていった。 「それと兄さん……カブトとの決着は私につけさせて……!」 はやてが立ち去るのを見届けたフェイトは、バルディッシュザンバーを構えて言った。 「けど……」 「なのはがやられたのに、私が黙って見てる訳には行かないから!」 「フェイト……」 「お願い。一対一でやらせて……!」 「はぁ……わかったよ。ただし、絶対負けるなよ?」 「もちろん!」 フェイトはまた、心強い表情で頷いた。もちろん二人は、カブトが手負いだということに気付いていない。 だが今回はハイパーカブトでは無い。勝機ならある、と。そう思った。 こうしてなのはに続いて、フェイトvsカブトの戦いが、幕を開けた。 「ハァーッ!!」 「クッ……!これは……!?」 フェイトはソニックフォームにフォームチェンジ。一気にカブトとの距離を詰め、ザンバーを振り下ろした。 カブトは逆手持ちのクナイガンでなんとかザンバーを受け止める-といっても結構ギリギリだが……-。 「(カブトはソニックフォームにはついてこれない……?それなら!)」 再び姿を消すフェイト。なのはと違い、フェイトはクロックアップ無しでの高速移動ができ、尚且つ近接戦に特化している。 明らかに通常フォームの……ましてや、ダメージの蓄積したカブトでは不利だ。 「そこかッ!」 だがそれでも負ける訳にはいかない。カブトは勘でフェイトがいるであろう位置にクナイガンを振り下ろす。 「(そんなもの)……!」 しかしそれもフェイトのザンバーに弾き返されてしまう。 「これなら……勝てるかもしれない!」 ザビーも、勝てるかもしれないとフェイト見守っている。だが、何かがおかしい。何か……妙な気配だ。 ザビーは、後ろを振り向いた。そこにいるのは数十匹のワーム。 「お前達……」 フェイトの気持ちは、クロノにも伝わっている。だからこそ、この勝負を邪魔させる訳にはいかなかった。 「お前達の相手は、僕がする。」 『Cast off(キャストオフ)!!』 ザビーはアーマーでサリス数匹を弾き飛ばし、ボクシングスタイルで構えた。 「(どこだ……どこにいる!?)」 カブトは防戦一方と化していた。攻撃は全て受け止めているために、決定打は与えられていないが、このままではいずれ敗れてしまう。 そんなカブトが手にしたのは、ゼクトマイザーだ。これならば広範囲に攻撃することができる。 フェイトも、カブトが何処からか取り出したゼクトマイザーには見覚えがあった。 「(あれは……あの時の!)」 以前、カブトが大量に爆弾を射出した道具だ。もしもこれを使われれば、ソニックフォームは完全に封じられてしまう。 高速で移動する分、無数に飛び回る爆弾に当たる可能性は高い。しかも、ソニックフォームは防御力を捨てている。あんな爆弾を何発も食らえば一たまりも無い。 フェイトは咄嗟に元のライトニングフォームに戻り、左手をカブトにかざす。 「いけッ……!プラズマスマッシャー!!」 『Plasma Smasher.』 フェイトから放たれた閃光は、真っ直ぐにカブト目掛けて飛んでゆく。 「……遅い!」 だが、フェイトがライトニングフォームに戻ってからプラズマスマッシャーを放つまでの時間は、カブトにとっては遅過ぎだ。 地面を転がって回避したカブトは起き上がり様にすかさず大量のマイザーボマーを射出した。 射出されたマイザーボマーは、フェイトの周囲を飛び回る。 「ハッ!フン!セヤッ!」 サリス達に連続でパンチを撃ち込んでいくザビー。一撃で爆発させる程の威力は無いが、それでも殴り続けているうちにサリスの数は減っている。 ザビーは途中、ちらっとフェイトを見た。ソニックフォームは封じられたようだが、それでも互角くらいには見える。 しかしフェイトにばかり気を配る訳にもいかない。 ザビーがよそ見をした、その瞬間。不意をついたサリスが爪で攻撃してきたのだ。 「チッ……」 一度ガードし、すぐに反撃する。この状況ではそれが得策と判断したザビーは、そのサリスに向き直る。 だが、サリスの爪が飛んでくる事は無かった。サリスは桃色に輝くバインドに拘束されていたのだ。 そしてそのバインドの先にいるのは。 「……アルフ!?」 「フェイトに何かあってからじゃ遅いからね。私も参戦させて貰うよ!」 ザビーはアルフに拘束されたサリスに、ゼクターニードルを突き刺しながら「わかった!」と返事を返す。 一方のフェイトは、大量に射出されたマイザーボマーに翻弄されていた。 できる限りのマイザーボマーをバルディッシュで破壊し、接近され過ぎたマイザーボマーはディフェンサーで防ぐ。 空を飛び回りながらふと下を見ると、カブトのゼクトマイザーからはマイザーボマーが射出され続けている。 「アレだ……あの爆弾を発射してる機械。アレを潰さなきゃ……!」 次にフェイトはバルディッシュのマガジン部を見る。残りカートリッジは0。 『Blitz action.』 フェイトはスピードローダーでカートリッジを装填。そのまま、ブリッツアクションで動きを軽くし、マイザーボマーを全て回避しながらバルディッシュザンバーを振りかぶる。 「撃ち抜け、雷刃!」 『Jet Zamber.』 フェイトの掛け声と共に、バルディッシュの魔力刃は巨大化。そのまま周囲のマイザーボマーを巻き込んで、横一線に振り抜く! 大半のマイザーボマーはバルディッシュに破壊された。次にフェイトは、巨大化したままのバルディッシュをカブトへと振り下ろす。 「ク……ッ!」 咄嗟にゼクトマイザーを手放したカブトは、ガードの姿勢に入る。プットオンする暇も無かったのだ。 「く……うわぁああああああッ!!」 そして衝撃で吹き飛ばされるカブト。幸い、思っていた程の威力は無かったらしい。まだ戦える。 流石のジェットザンバーでも、非殺傷設定のついた攻撃でヒヒイロノカネを貫くにはまだ足りなかったらしい。 カブトはなんとか起き上がり、クナイガンをガンモードに変形。持ち直しながら、フェイトに言った。 「お前……なかなかやるな。」 「……私は貴方を倒す!今日、ここで!」 「そうか……。だが、昇る太陽の輝きに……敵う物などいない!」 言いながらクナイガンから光弾を連射するカブト。 「まだこんな武器が……!」 フェイトは少し驚きながらも、なんとかカブトの放った弾丸を回避する。 カブトももはや形振り構っていられる状況では無いのだ。とにかく、空を飛ぶフェイトに弾丸を発射し続ける。 「(フェイト……負けるんじゃないよ……!)」 フェイトを見守りながら、サリスを殴り飛ばしていくアルフ。 アルフ・ザビーと二人に殴られ続けたサリスも、だんだんと数を減らし、残す所1匹となっていた。 「これで……!」 『Rider Sting(ライダースティング)!!』 ザビーはザビーゼクターのフルスロットルを押した。タキオン粒子がチャージアップされ、眩ゆい光がほとばしる。 ザビーはそのまま、サリスへ向かって走り出した。後はこの左腕を突き刺せば終わりだ。左腕を振りかぶり、ライダースティングの体制に入る。 しかし。 この時クナイガンを回避するために飛び回っていたフェイトが、タイミング悪くサリスの背後に移動してしまったのだ。 ザビーはそれに気付かずに、ライダースティングを撃ち込もうとしている。 そして、さらにタイミングが悪い事に、サリスは回避しようとそこから動いてしまったのだ。 ボクシングやK-1でも、集中している選手は攻撃のモーションに入った時点で、その攻撃を止めるのはほぼ不可能だ。 ザビーはそのまま、ゼクターニードルを高速でフェイトに突き刺そうとする。 「……なッ!?」 「……フェイト!?」 驚愕するフェイトとアルフ……そしてクロノ。 ザビー……いや、クロノは心の中で「どいてくれ!」と祈るが。時既に遅かった。 光り輝くライダースティングはそのままフェイトに向けて放たれた。 凄まじい音と共に、ゼクターニードルは突き刺さった。 そして突き刺さった体からほとばしる電撃。衝撃。輝き。 「そんな……!」 「バカな……!?」 アルフもザビーも、驚愕のあまり動きが止まってしまう。 『Clock over(クロックオーバー)』 目の前で。ライダースティングの直撃を受けているのは、フェイトでは無い。 「うぅ……クッ……!」 ザビーの目の前にいるのは、カブトだ。もはや立っていられるのも限界らしく、かなり苦しそうな声を出している。 ザビーはその赤いヒヒイロノカネからニードルを引き抜き、言った。 「なんでお前が……!」 「……お前の……たった一人の……妹……」 だが、カブトがその言葉を言い終える事は無かった。そのまま、力無く地面に倒れたのだ。 ザビーの目の前で横たわる天道の体から、ライダーの装甲が消滅し、カブトゼクターもいずこかへと飛んで行く。 クロノの体からもザビーゼクターが離脱。クロノもフェイトも、そのまま呆然と立ち尽くす。 『今のうちに、天道総司を捕獲して頂戴!』 フェイト達に、アースラのリンディから通信が入る。 「え……でも……」 「でも艦長!こいつはフェイトを助けてくれたんだよ!?それなのに……」 混乱しているフェイトに代わり、アルフが抗議する。 『それはわかっています!でも……今しか無いの。』 リンディも、アースラで悔しそうな顔をする。 『手遅れになる前に、天道総司をアースラの医務室に収容します。……お願い……!』 「…………。」 アルフは悲しげな瞳で、意識を失い、地面に横たわった天道を見つめる。 「ごめんよ……天道……」 アルフは目をつむり、小さな声で呟いた後に、天道をバインドで拘束した。 バインドされた天道の体はゆっくりと浮かび上がり、そのままこの場所から……いや、再びこの世界から姿を消した。 まるで天道の敗北に合わせるように、太陽も完全に沈んでいる。 これにて天道と管理局との戦いも、管理局の勝利に終わった。はずだが……。 どこか釈然としない。認めたく無い。こんな勝ち方は。 「僕の……完敗だ。」 日が落ち、暗くなった雑木林で。悔しそうなクロノの声が響いた……。 「お兄ちゃん、どうしちゃったのかなぁ?」 首を傾げる樹花。 ここは、樹花達のいるキャンプ場。俺も後で行くと言ったはずの天道が、いつまで経っても現れないのだ。 そんな樹花を見つけた加賀美は、励まそうと根拠の無い事を言う。 「あ……天道はきっと、何か用事で遅れてるんだよ。きっと樹花ちゃんに会いに来てくれるよ!」 「そうだよね?だってお兄ちゃん、私に嘘なんてついたこと無いもんね♪」 幸せそうな顔で笑う樹花。加賀美はどこか胸が痛くなるような気がした。 なのはやフェイト、さらには天道と一緒に来たはずのはやてまで、キャンプ場に戻っている。 それなのに天道はいない。間違いなく天道の身に何かがあったのだろう。 翌々考えてみれば、天道が加賀美に頼み事をする事自体が不自然なのだ。 加賀美はあの時、天道に逆らってでも最後まで見届けるべきだった。そう、非常に後悔した。 「(天道……お前一体、どうしちゃったんだよ!!)」 加賀美は誰にも悟られないように、拳を握りしめた。 「フェイトちゃん、なんかおかしいよ?どうしちゃったの……?」 「なのは……」 フェイトは、帰って来てからずっと虚ろな表情をしている。そんなフェイトを気にかけたなのは。 「ううん……なんでもないよ……!」 しかし、なのはに心配をかけたくは無い。無理して笑顔を作るフェイト。 だいたい、ずっと倒したかった敵を倒したのだ。嬉しく無いはずは無いのだ。 泣いて悲しめって言うのか。そんな理不尽な話は無い。 なのに、何故か喜べ無い。あんな物、フェイトにとっても勝利とは言い難い。 「天道さん……まさか……」 そんなフェイト達を見たはやても、どこか不安を抱かずにはいられなかった。 一方のアースラでは。 「これでカブトも捕獲しました。後は……」 「ええ、分かってるわ。ハナちゃん」 リンディの横にいるのは、黒いドレスのような服を来た女性だ。 ハナと呼ばれた女性は、そのままブリッジを後にした。 「はぁ……僕ってなんでこんなについて無いんだろ……」 何故か自室でつまずいた良太郎は、額をさすりながら呟いた。 「何か憑いてるんじゃないかな……」 『ああ……憑いてるぜ?』 「え……?」 どこからか聞こえる声。そして良太郎の前に、白い砂でできた鬼のような怪人が現れた。 次回予告 時を越える電車……デンライナー……? なんだか知らねぇが、マスカレードは俺が貰ったぜ! 次回!魔法少女リリカルなのはマスカレード ACT.16…… 時を越えて、「俺、参上!」 言っとくが俺は、最初からクライマックスだぜ!! スーパーヒーロータイム 北岡「吾郎ちゃん、やっと俺達の出番だよ?」 吾郎「はい。今まで長かったですね」 北岡「俺、参上?まぁそれもいいけどさ、その前にExtra ACT.5だね」 吾郎「ついに先生が主人公になります。大活躍します。」 蓮「それはどうかと思うがな」 北岡「まぁとにかく、Extra ACT.5「その男ゾルダ」を先に見る事をオススメするよ」 真司「お前ら、自分の宣伝しに来ただけかよ!? 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/nipponnokiki/pages/287.html
マスコミが捏造している証拠をご覧ください。 【関連】 偏向報道の正体 フライデー襲撃事件の正体 <目次> ■麻生VS小沢の「小沢の圧勝!」は大嘘 ■朧大橋の報道は民主党とマスコミによる捏造 ■フライデー襲撃事件を忘れたマスコミ ■麻生VS小沢の「小沢の圧勝!」は大嘘 http //www.nicovideo.jp/watch/sm53821302008/11/28 国家基本政策委員会合同審査会(党首討論) | マスコミは2008年11月28日の党首討論に対し、「小沢の圧勝!」と報道しました。 ところが上記動画をご覧になって、「小沢の圧勝!」と思う方はいらっしゃいますか? マスコミは、麻生首相の印象が悪くなるように意図的に加工し、捏造していることがお分かりになると思います。 ■朧大橋の報道は民主党とマスコミによる捏造 「"まこと大橋"報道は真実か」■解説■売国主導者=菅直人(民主党代表代行)Produced by "報道とメディアを考える会"この国の地方の真の姿、そして食料自給率と道路特定財源の意外なリンクなどに迫る、" Truth Inspection"・「古賀誠の名を文字って"まこと大橋"と地元の住民は呼んでいる」⇒捏造。・「地元の住民は橋の建設に反対している」⇒捏造。・住民のインタビュー⇒捏造。「菅直人らとマスコミが町外の人間をサクラとして連れてきてインタビュー映像を撮影した」と住民が指摘。民主党とマスコミは政権交代するため、そして国民を騙すために、自民党を批判する材料を"創っている"ようです。マスコミが応援する民主党の詳しい実態は⇒民主党の正体へ。 「政権交代のおもちゃにされる橋」 ~いのちをつなぐ、朧大橋~■解説■売国主導者=岡田克也(民主党副代表)「報道とメディアを考える会」、第四弾。2008年秋、とある橋の上で岡田克也衆院議員の前で突然土下座した御老人がいた。牛嶋剛、旧上陽町前町長。メディアを引き連れた岡田氏は、「これは無駄な橋だ」と冷たくご老人を見下ろしたが、我々は『なぜ牛嶋氏が 土下座までされたのか』という真実を知りたい、と純粋に思った。そして九州に飛んだ。「誰も橋を使っていない」⇒捏造。「レストランが閉まっている」⇒捏造。一度も閉鎖したことはない。「わらべ館が閉まっている」⇒捏造。10時開館なのに、開館前の誰もいない8時に来て取材した。民主党とマスコミがどうやって真実を捻じ曲げるのかが分かります。動画のエンディングの後にも重要な情報が流れるので、動画は最後の0秒までご覧ください。マスコミが応援する民主党の詳しい実態は⇒民主党の正体へ。 ■フライデー襲撃事件を忘れたマスコミ ビートたけし FRIDAY襲撃事件 ⇒Dailymotion版 | <掲載日>2009.09.02 偏向かまびすしい報道の結果、 ついに当サイトが懸念した、民主党政権が誕生する事態に陥ってしまいました。 安倍晋三氏も、麻生太郎氏も偏向報道の餌食となりました。 過去にマスコミの暴走によって、暴力事件にまで発展したケースがあります。驕る平家は久しからず。 このフライデー襲撃事件は昔話ではありますが、未来図でもあります。 【関連】 フライデー襲撃事件の正体 反日主義者の精神構造 マスコミに潰された者 詳しくはフライデー襲撃事件の正体をご覧ください
https://w.atwiki.jp/nomitrpg/pages/104.html
GM/らっこさん PC1/のみち/銀(しろがね) PC2/raleさん/火楼羅(かるら) セッション日:2013/03/24 「二人夜道の雪時雨」 あらすじ 人気のない夜の山道。 降り出した雨が雪に変わる頃、 二つの影が対峙する。 両名共に忍なれば、 ただ使命のまま生きるが運命。 1人の使命は少女の暗殺。 死して屍拾う者なし。 1人の使命は少女の護衛。 己の身すらただの盾。 互いの思惑なぞ知らず、 己の前に立ち塞がるならば いざ、尋常に。 シノビガミ『二人夜道の雪時雨』