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天照大神(OCG) スピリット・効果モンスター 星9/光属性/天使族/攻3000/守3000 このカードは召喚・特殊召喚できない。 (1):裏側表示のこのモンスターを対象とする魔法・罠・モンスターの効果を相手が発動した時、 このカードを表側守備表示にして発動できる。 自分はデッキから1枚ドローする。 (2):このカードがリバースした場合に発動する。 このカード以外のフィールドのカードを全て除外する。 (3):このカードがリバースしたターンのエンドフェイズに発動する。 このカードを持ち主の手札に戻す。 スピリット バウンス モンスター除外 光属性 天使族 手札増強 最上級モンスター 罠除外 魔法除外
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【天照大神+咲と過ごす年越し】 小蒔「は~い皆さん、お蕎麦出来ましたよー」 咲「熱いから気を付けてね」 衣「わーい。お蕎麦だぞきょーたろー」 京太郎「分かったわかったから、俺の膝の上で動くな」 淡「ねぇキョータロー、食べさせて」 照「……私も」 衣「衣も!」 京太郎「いや蕎麦は無理だろ……」 京太郎「なので小蒔さんや咲も箸を俺に渡そうとしない」 小蒔&咲「「うっ」」 京太郎「つーか何でこうなってるんだっけ……」 淡「まぁまぁ細かいことは気にしない気にしない」 照「……気にしたら禿げる」 衣「……きょーたろー禿げてしまうのか?」オソルオソル 小蒔「わ、私は京太郎さんが禿げてても気にしません!」 京太郎「いや禿げないから!……多分」 咲「ほらほらみんなお蕎麦冷めちゃうよ」 京太郎「そうだな。それじゃ――」 全員『頂きまーす!』 京太郎「はー食った食った」 咲「京ちゃん食べ過ぎだよもう」 京太郎「いやー美味しいから、ついな」 小蒔「一杯食べて下さって嬉しいです」 京太郎「小蒔さんは料理上手ですね。良いお嫁さんになると思いますよ」 小蒔「え!?あ、その、京太郎さんさえ良ければ今すぐにでも……」 咲「む。私もなれるよね!?」 京太郎「何を怒ってるのかは知らないけど、そうだな咲もなれるんじゃねーか」 京太郎「ま、問題は相手が見つかるかどうかだろうけどな!」 咲「……相手が見つからなかったら京ちゃんが貰ってくれる?」 京太郎「そうだな、俺にも相手が居なかったら考えてやっても良いかな」 咲「ほ、本当に!?」 淡「あ、サキだけズルーい!キョータロー、私もお嫁さんにしてくれるよね?」 照「……私も」ズイッ 衣「衣は側室は何人でも良いぞ!」 小蒔「わ、私は京太郎さんの側に居られればそれで……」 京太郎「ちょ、ちょい待ち冗談だから!落ち着け、な!?」タジタジ 淡「……ふ~ん、キョータローって女の子に冗談でもそう言う事言うんだ」ジトー 衣「きょーたろー、嘘を付くのはいけないぞ!」 照「……これはお仕置き」 京太郎「いやちょっと待て、何故そーなる!?」 小蒔「あの私もそれはどうかと……」オズオズ 京太郎「小蒔さんマジ天使!」 咲「小蒔さんも京ちゃんの冗談で傷ついたよね」ニコッ 咲「……京ちゃんにあんな事やこんな事してみたくないですか?」ボソッ 小蒔「やっぱり京太郎さんは許せないと思います!」 京太郎「え!?小蒔さん!?」 咲「全員一致で判決。京ちゃんは有罪」 京太郎「控訴だ!やり直しを要求するぅ!!」 淡「その要求は却下されました」 照「……抵抗は無意味」 衣「よく分からないが観念しろ!」 小蒔「ごめんなさい京太郎さん」 咲「痛くしないから……ね?」ニコッ 京太郎「おいこら待て、もうカウントダウン始まってるから!!」 3 2 1 天照大神+咲『ゼロ!!』 天照大神+咲『あけましておめでとうございます!』 天照大神+咲『そして京(太郎)ちゃん覚悟!!』 京太郎「あけおめ、そして早々なんでこうなるんだよ!?」 京太郎「アッー!!」 あけおめカン!
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《 天照大神 (アマテラス)》 スピリットモンスター 星4/光属性/魔法使い族/攻1500/守1200 このカードは特殊召喚できない。 召喚・リバースしたターンのエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。 このカードが召喚・リバースした時、 フィールド上の裏側表示モンスター1体を選択し、表側守備表示にする。 このとき、リバース効果モンスターの効果は発動しない。 part15-11 アマテラスはよくネタにされる(それも毎回スピリットモンスターで)モンスター。このアマテラスは名前に反して小型モンスターであるが、比較的使い易い能力になっている。リバースモンスターの阻止も良いが、王立魔法図書館など、表側守備表示である事に意義があるモンスターと組み合わせるのも良いだろう。 -- 鑑定人 (2007-08-15 21 06 19) 名前 コメント
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荒らし乙^p^
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名称:天照大神《あまてらすおおみかみ》 NO IMAGE 性能 神格(レア度) ☆5:超激レア タイプ 人型・女性 属性 光 進化/覚醒 なし/あり 初期能力値(LV1) 体力(HP) 1200 攻撃力(ATK) 80 神力(SP) 1500 防御力(DEF) 90 特殊技能《スキル》 発動技能《アクティブスキル》 天恵《てんけい》 自らの神力(SP)を別の神に分け与えることができる。人間に分け与えることはできない。『神具』と呼ばれる神製の道具(例:勾玉)は例外で、神気を込める 常態技能《パッシブスキル》 自己活生《じこかっせい》 自らの神力を時間経過と共に回復させる。『天恵』と相性が良い。 解説 通称『アマテラス』。見た目は十代の美少女だが年齢は不明。『天野 恵《あまの めぐみ》』を名乗り、北東京市立小宮前高校に通う。巫への忠誠心と責任感が強く、自らの犠牲をいとわない健気さが萌え。口調は堅く淡々な印象もあるが、好奇心が強く若干天然の茶目ッ気も炸裂することがあり、そのギャップがまたかわいい。
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照「菫、そこをどうにか」 菫「ダメだ! ダメだったらダメだ!」 淡「なになにー? なんかもめてんの?」 誠子「さっきからずっとあの調子でさ……」 尭深「宮永先輩が休みに長野に帰りたがってるんだけど、部長がそれを止めてるみたい」 淡「ふーん」 淡(長野……そういえば、テルとキョータローって幼なじみなんだっけ) 淡(ということは家とかも近いのかな?) 淡(……いーこと思いついちゃった!) 照「む……どうして許してくれないの?」 菫「一人で帰ると言ってるからだろうが! 今回はこっちで車を出すこともできないんだからな!」 照「そんな大げさな」 菫「ほーう? ならこの一年で迷子になった回数を言ってやろうか?」 照「……菫は卑怯だと思う」 淡「まーまー、ここはこの淡ちゃんに免じて落ち着いて」 菫「ややこしくなりそうだから引っ込んでいろ」ピシャリ 照「淡は黙ってて」ズバッ 淡「あわっ!?」 淡「うぅ……せっかくめーあんがあるのに」 照「名案?」 淡「だれかが一緒に行けばいいんじゃないの?」 菫「私が一緒に行けないからこんなに揉めてるんだが……」 淡「別にスミレじゃなくてもいーじゃん。他にも私がいるし、私が」 照「……一理ある」 照「じゃあ誠子、お願いします」 誠子「えっと、父さんと釣りに行く約束が……」 照「じゃあ尭深」 尭深「私も忙しいので……なんか面倒なことになりそうだし」ボソッ 照「全滅……希望は絶たれた」ズーン 淡「大丈夫だよ! 私が一緒に行ってあげるから!」 照「……来てくれるの?」 淡「もっちろん! キョータローの家にもお邪魔したいしね」 照「やっぱりダメ」 淡「行くったら行くのー!」 菫(……ものすごく不安だ) 京太郎「えっと、こっちはこの前の交流戦のだったっけ」プルルル 京太郎「あーはいはい、もしもしー」 久『今忙しい?』 京太郎「ちょっと牌譜の整理中。秋の大会も近いし」 久『ご苦労様……って言いたいけど、そんな量あったっけ?』 京太郎「洗い物はこまめにやってると結果的に楽なんだけどな……」 久『つまりサボってたツケがまわってきたわけね』 京太郎「その通り」 久『まぁ、明日は部活ないって連絡だったんだけどね』 京太郎「そうか、なら思う存分寝坊しよう」 久『私も美穂子と出かけてくるから』 京太郎「男子禁制フィールドの匂いがするな」 久『そういうこと。じゃ、おやすみー』 京太郎「愛してるよー」 久『寝言は寝て言いなさいね』プツッ 京太郎「……さて、夜更かしするか」 小蒔「――♪」 「ご機嫌ですね」 小蒔「わかります?」 「ええ、まあ」 小蒔「実はこれから、京太郎様に会いにいくんです。やっとお許しがもらえました!」 「京太郎……もしかして須賀京太郎のことですか?」 小蒔「知ってました?」 「彼はセレブリティですからね……」 小蒔「せれぶりてぃ?」 「ソーリー、少々皮肉が混じってしまいました」 小蒔「あの、良子さん……京太郎様となにかありました?」 「いえ、彼とは面識はありませんね」 (彼のせいでトラブルに見舞われたことはありますが) 「ひとまず移動しましょう。神境からワープできるとはいえ、出るのは山ですからね」 小蒔「あ、はい。今日はよろしくお願いします」ペコッ 「オーケイ、今日は春の代理です。任せてください」 京太郎「ごちそーさま……ふわぁ」 「なんだ、寝不足か? 彼女と遅くまで電話してたか?」 京太郎「違うよ、牌譜の整理。最近サボってたから……そもそも彼女いねーし」 「えー? まだ進展ないの? 照ちゃんとやっと仲直りできたのに?」 京太郎「それはまあ……色々あって」 「聞いた? 色々だって」ヒソヒソ 「ああ、あれは確実にコクられたな」ヒソヒソ 「でもきっと返事は保留ね」ヒソヒソ 「やれやれ、情けないやつめ」ヒソヒソ 京太郎「なんであんたらそこまで把握してんの!?」 「だってなぁ?」 「ねぇ?」 京太郎「だぁーもう! とりあえず俺、昼まで寝てるから!」バタン! 「本当に、そろそろ逃げられなくなる頃合じゃないかしら?」 「いざそういうことを突きつけられると、踏ん切りがつかないというのもわかるよ 「やっだぁー、あんな強引に連れ出したくせにぃ」グリグリ 「あっれー? 君の方からしがみついてきたような気がするんだよなぁ」 京太郎「んん……まだ十時か」 京太郎「もうちょっとだけ――ぐほっ!」 衣「きょうたろー、おっきしろー!」ユサユサ 京太郎「お、お前……なんでここに」 衣「お前じゃなくて衣!」 京太郎「わかった、わかったから……で衣、なんで俺の部屋に?」 衣「ハギヨシが送ってくれたよ」 京太郎「そういうことじゃなくて……」 衣「とーかが連絡したって」 京太郎「連絡? あ、メール来てる」 衣「ということだから一緒に遊ぼ?」 京太郎「あー、ハギヨシさんは?」 衣「もう帰った」 京太郎「なるほど……二人きりか」 衣「うん、久々だね」 京太郎「どっかで覗いてるのがいるかもだけど……なっ!」バタン 『うわっ』 『きゃっ』 衣「?」 京太郎「とりあえずドアはきちんと閉めようってことだな」 衣「はーい」 京太郎「俺は顔とか洗ってくるから覗き魔たちからお茶とかもらっとけ」 衣「うむ、甘味を食するのは吝かじゃない」 京太郎「昼が入らなくなるからちょっとだけな」 衣「えー?」 京太郎「ふいぃー、スッキリしたー」 京太郎「さて、これからどうするかな」 京太郎「ずっと家にいるってのもあれだし……どっかに連れてくか」 京太郎「まこっちゃんのとこに連れてったら出禁くらうかなぁ?」 京太郎「まぁ、そこらへんは昼飯の後だな」 京太郎「悪い悪い、待たせた――」ガチャッ 照「あ、京ちゃん」 淡「へぇー、ここがキョータローの部屋なんだ」キョロキョロ 衣「それは衣のお饅頭!」 照「早い者勝ち」モグモグ 京太郎「……」 淡「えっちな本とかないのー?」 照「机の一番下の引き出しの下か、本棚の裏」 淡「あわっ、本当にあった!」 衣「こ、これがきょうたろーの……」ワナワナ 照「……昔と傾向が変わってない」トオイメ 淡「おっきなのばっかだね」ポヨン 衣「むっ」ペタン 照「……」スカッ 京太郎(なんか増えてるんですけど……) 小蒔「き、緊張します……」 「では」ピンポーン 小蒔「ど、どうして押しちゃうんですかっ」 「呼び鈴はこうしてプッシュするものですよ」 小蒔「そうですけど、そうじゃないんですっ」 「はいはーい……あら、姫様?」 小蒔「お、お久しぶりです」 「もしかして京太郎に? 恋する乙女ねぇ」 小蒔「そ、それは……」カァァ 「どうも、今日は六女仙の代理で来ました。戒能良子です」 「戒能……中東で傭兵やってる麻雀プロだったかしら?」 「ノーウェイノーウェイ、どこから出た話ですか」 「ささ、上がって上がって。立ち話もなんだし」 小蒔「お邪魔します……」オズオズ 「私も……ん?」 (靴が多い……それも女物) 小蒔「どうかしました?」 「いえ」 (これは……嫌な予感がしますね) 京太郎「ともかくだ! 人の部屋を勝手に漁ってはいけません!」 淡「えー? つまんなーい」 照「大丈夫、何が出てきても私は気にしないから」 衣「お、おっきくないの見つけるまで……!」グスン 京太郎(泣かれるとすっごい罪悪感がふつふつと……) 京太郎(俺なんも悪いことしてないよな?) 淡「でもこれで証明されたわけだよねっ、キョータローは私のことが大好きだって」 照「淡はなにもわかってない」 衣「ふん、なにをほざくかと思えば……とんだ烏滸言を」 淡「でも私、京太郎とキスしたよ? マウストゥマウス」 衣「え?」 照「私も」 衣「え?」 衣「きょ、きょうたろ~……」ジワッ 京太郎(……なにこれ) 京太郎(なんでこんな追い詰められてんの、俺?) 京太郎(日頃の行い? ……ぐぅの音も出ないな) 衣「……衣もするっ!」ガバッ 京太郎「ちょっ」 淡「あわっ!?」 照「むっ」 衣「手ぇどけて!」 京太郎「落ち着け! 龍門渕に叱られるぞ!」 衣「そんなの知らないもん!」 淡「ダメダメ! 浮気は許さないんだから!」グイグイ 京太郎「浮気もクソもあるか!」 照「京ちゃん、キスしたいなら私が……」クイクイ 京太郎「俺からしたいなんて一言も言ってないからな!?」 小蒔「京太郎様? どうかしまし――」ガチャ 衣「ちゅーして!」 淡「私とキスするの!」 照「ダメ、私と」 京太郎「だぁーもう! うっとおしいっ」 小蒔「あ、ああ……これ、は……」フラッ 京太郎(なんで小蒔までここに来ちゃってんの!?) 衣「むっ、降神の巫女か」 淡「あっ、たしかえーすいの!」 照「……大きい」 小蒔「……」 京太郎「よ、よう……夏休みぶり」 小蒔「……あなたたち」スッ 小蒔「――そこに直りなさいっ!!」ゴッ 衣「ひぅっ」ビクッ 淡「あわっ」ビクッ 照「……」ピクッ 京太郎(過保護な神様出てきちゃったよ……) 小蒔「この男はこの子のもの……と言い切ってしまえばそれまでですが、あなたたちの言い分も聞いてあげましょう」 小蒔「本来ならばみだりに耳を貸すものではないのですが、今回は特別です」 淡「なにさなにさっ、さっきからえらそーに!」 衣「でも、衣以外の心得違いを正すのにはいい機会だ」 淡「こころえちがい? ちっちゃいのに難しい言葉知ってるね」 衣「衣はお前より年嵩だっ!」 照「京ちゃん、ポッキー食べよ」ゴソゴソ 京太郎「あー……」 小蒔「……」ゴゴゴ 京太郎(神様を前にしてこいつらのフリーダムさ) 京太郎(おかげですっごいオーラ出してるんだけど……) 小蒔「……そこのあなた、こちらへ来なさい」 京太郎「俺?」 小蒔「ほかに誰がいるのですか」 京太郎「あなたじゃわかりにくいだろ」 小蒔「……『須賀京太郎』」 京太郎「――っ」 小蒔「こちらへ来なさい」 京太郎(なんだこれ、体が勝手に……)フラフラ 小蒔「そのままこの子の体を支えていなさい」 京太郎「……」ガシッ 小蒔「ふふ、悪くない座り心地ですね」 淡「あー! いつの間にかキョータローが取られた!」 衣「衣の特等席がっ」 照「……まずいかも。縛られてる」 淡「ちょっとテルー、しっかりしてよー」 衣「うん? 名で縛ったということ?」 淡「どゆこと?」 照「わかりやすく言うと、今の京ちゃんは相手の意のまま」 淡「なにそれずるい!」 京太郎(ずるいじゃねーよ……) 京太郎(てか、名前で呼べっつったのは失敗だったな) 京太郎(でも小蒔の体……柔らかい) 京太郎(どうせ動けないならこの感触を楽しむか)ホクホク 衣「むっ、きょうたろーがデレデレしてる」 淡「ホントだ!」 照「くっ、きっとあの胸のせいに違いない……!」 京太郎(……なんでわかるんだよ) 小蒔「さて、本題に入りましょうか」 「む、上が静かになりましたね」 「修羅場に決着がついたのかしら?」 「はは、刺されてたりしてな」 「もう、シャレになってないわよ!」 「ご心配なく。ヤバそうなアトモスフィアでしたら私が介入します」 「頼りになるわねぇ」 衣「衣ときょうたろーはいずれ伴侶になる。金剛不壊の絆で結ばれているからな」 淡「キョータローは私のもので、私はキョータローのものって感じ? だって両想いだしね!」 照「そんなの今更言葉にするまでもない。……あえて言うなら、お互いになくてはならないもの……とか」 小蒔「あなたたちの想いはよくわかりました……その上で私が裁定を下しましょう」 小蒔「この男はこの子のものです。諦めなさい」 淡「は? わけわかんないんですけど!」 衣「ふぅ、神仏の類が世迷言……笑止千万だな」 照「潰す……!」ギュルルル 京太郎(なに煽っちゃってんの!?) 京太郎(あーもう、動けないし……!) 小蒔「諦める気はないと……困りましたね」 小蒔「――『大星淡』」 淡「あわっ!?」 小蒔「――『天江衣』」 衣「むっ、衣の体が……」 小蒔「――『宮永照』」 照「……私たちも縛られた」 小蒔「どれだけ強大な力を持っていても、所詮は人の領域。動きを封じるだけなら容易いことです」 小蒔「さて、あなたたちには黙って見ていてもらいます」シュル 京太郎(ちょっ) 小蒔「この男の体に、この子のものだという印を刻み付けるのを」 淡「ヤダヤダっ、キョータロー!」 衣「うぅ、きょうたろ~」ジワッ 照「京ちゃん……」 京太郎(……何この状況。俺、お姫様ポジションかよ) 京太郎(まったく……あんまりやりたくないけど)ズズッ 小蒔「力が……まさかまた」 京太郎「あんた、ちょっとやりすぎだ」 淡「あれ、動けるようになった」 衣「体を縛る力が弱まった……?」 照「……」ムスッ 京太郎「ここらが潮時だろ。おとなしく引っ込んどけ」 小蒔「……仕方ありませんね。この子を任せます」スッ 京太郎「おっと、毎回毎回いきなりだな」 小蒔「んん……京太郎様?」 京太郎「やっと目覚めたか……ってこのやりとりも毎度のことだな」 小蒔「ふふ、本当ですね……あっ、なんで胸元がはだけて……」カァァ 京太郎「あー、それな。お前が眠ってる間に――」 小蒔「だ、大丈夫です。心の準備はできてますからっ」 京太郎「大丈夫じゃない、大丈夫じゃないからちゃんと聞いてくれ」 小蒔「京太郎様にはその、私の初めてもあげちゃいましたし……」テレテレ 京太郎「ちょっ、言い方ぁ!」 京太郎「えーっと、みんな落ち着いたところでちょっと言いたいことがあります」ゲッソリ 衣「衣はお膝の上!」 淡「右腕もーらいっ」 照「じゃあ私は左で」 小蒔「お背中、失礼しますね」オズオズ 京太郎「動けないから離れてくんない?」 衣「え~?」 淡「まーた照れちゃってー」 照「ダメ」 小蒔「そ、そんな……」シュン 京太郎(は、果てしなくめんどくさい……) 照「でも、このままじゃ手狭なのもたしか」 淡「そーだね、色々ハッキリさせときたいし」 衣「きょうたろーの独占権……うん、善哉」 小蒔「そういえばこれからお昼、どうでしょうか?」 小蒔「その、久しぶりに二人きりで色々と……」モジモジ 京太郎「あのさ、昼を食べに行くのはいいんだけど――痛い痛い抓るなお前らっ!」 「そろそろお昼ね、あの子達はどうするのかしら?」 「何か作るんだったら材料が足りないんじゃないか? ほら、あの人数だし」 「いえ、どうやら外で食べるようです」 「すごいな、麻雀プロというのはそんなこともわかるのか」 「ケースバイケースですね」 「残念ねぇ、お嫁さん候補と一緒に食事するの楽しみだったのに」 「問題は候補を全部集めたらもっと大変なことになりそうなことだな、ははは」 「……笑い事ではないのでは?」 (というか息子さんの女性関係に心配はないのですか) 「さて、それでは私もそろそろ。ついて行かねばいけませんので」 京太郎「というわけで来ちゃった、てへっ」 まこ「帰れ」 京太郎「そんなこと言わないでさぁ、ちょっとお昼食べて卓を一つ借りるだけだから」 まこ「はぁ……卓を貸すのはともかく、うちは飯屋じゃないけぇのぅ」 京太郎「あれ、頼んだらカツ丼とか出てくるだろ」 まこ「あれは常連へのサービスじゃ」 京太郎「俺の顔に免じて……な?」 まこ「魔物が四人……まぁ、宣伝としては十分かの」 京太郎「よし、話は決まりだな」 まこ「それより、あの後ろにいるのは……」 「……」 京太郎「戒能プロだな。石戸たちの代理だって」 まこ「神境の関係者だったと」 京太郎「そうらしい」 まこ「ふぅむ……」 京太郎(しかし、戒能プロ……どっかで会ったことあるような気がするんだよな) 京太郎「……まこっちゃん、なにやってんだ?」 まこ「こ、これは……」 『戒能プロVS牌に愛された子たち――ドリームマッチ絶賛開催中!!』 京太郎「……」 まこ「……」 京太郎「気持ちはわかるけど……てか去年も同じことやってなかったか?」 まこ「うっ、それは……」 良子「そもそも今日はプライベートなので。大々的に宣伝されるのは困りますね」 京太郎「というかVSってなんだよ。思いっきり事実と違うじゃん」 まこ「くっ、なら写真一枚!」 良子「それくらいならオーケイです」 淡「キョータロー、はーやーくー!」 京太郎「わかったわかった! じゃ、昼は適当におすすめ頼むわ」 まこ「カツ丼とカツカレーとトンカツ定食のどれがいい?」 京太郎「見事にカツづくめ……待ってろ、今聞いてくるから」 まこ「やれやれ、ほんに忙しい男じゃの」 良子「彼はいつもああなのですか?」 まこ「最近ひどくなってますね」 良子「とんだプレイボーイですね」 まこ「あれでもうちの副部長なんですが……まったく否定できないのが辛い」 衣「衣の親番っ」ポチッ まこ「しかし、まさかこんなことになるとはの」 京太郎「ギャラリー少ないのが残念だな」 まこ「……動画でも撮ってどこぞのサイトに投稿しようか」 京太郎「こらこら」 照「ロン」 小蒔「あうっ」 照「まだまだこれから」 良子「……」 良子(それにしても、彼女がこんなふうに打つとは……) 良子(二年前に私と打った時とは大違いですね) 良子(あの時はその強さも相まってまさにモンスターでしたが) 淡「それだっ、ロン!」 照「むっ」 良子(今はそれがなりを潜めている……ハテナですね) 良子(もっとも、それは宮永照だけではないようですが) 小蒔「引けました! ツモです」 淡「あわっ、潰されちゃった……」 衣「むむっ、猪口才な」 京太郎「ふぅ……」 まこ「なんじゃ、疲れた声出して」 京太郎「いや、さすがに四人分はきついというかな」 まこ「はぁ?」 京太郎「いや、なんでもない」 良子(それより気になるのが彼です) 良子(その周りに漂う力、私の見間違いではなければ……) 良子(ふむ、中々にインタレスティングですね) 照「私の勝ち」 淡「う~、もっかい! 一回勝負とは言ってないもん!」 京太郎「おうおう、いい感じにヒートアップしてんな」 まこ「そもそも、なんのために対局を?」 京太郎「勝てば俺を独占できるらしい」 まこ「よし、部長に連絡じゃな」 京太郎「それだけは勘弁してください!」 小蒔「ツモですっ。これで私の勝ちですね」 照「今のところ総合得点は……」 淡「えっと、全部足して……」 衣「むっ、面妖な」 小蒔「見事に真っ平ら……びっくりです」 京太郎「咲がいないのにプラマイゼロか……ま、引き分けだな」 衣「まだ勝負はついてないっ」 淡「そーだそーだ!」 京太郎「もういい時間だろ、ほら」 照「いつの間にこんな時間に……」 小蒔「そろそろ帰らないと怒られちゃいます……」 京太郎「よし、今日はここまでだな」 淡「むー、不完全燃焼だー!」 照「せっかく京ちゃんと一緒に過ごせると思ったのに……」 咲「お姉ちゃん、淡ちゃん!」バン 照「あ、咲」 咲「やっと見つけた……!」 淡「なになに、なんかあったの?」 咲「起きたら二人がいなかったから探しに来たの!」 照「だって咲は起きなかったし」 咲「うっ……と、とにかく家に戻るの! お父さん寂しがってるんだから」 照「むっ、それは……」 淡「うーん、しょうがないなー」 咲「もう、目を離したらこれだから……」 京太郎(お前が言うな) まこ(あんたが言うたらいかんじゃろ) 咲「それじゃあ、失礼します」ペッコリン 照「また今度」 淡「まったねー」 京太郎「……嵐のように去っていったな」 まこ「まったくじゃ」 京太郎「ひとまず俺の家まで戻るか。それでいいよな?」 小蒔「そうですね、お義母様たちにも帰る前に挨拶しておきたいです」 衣「衣もそーする」 京太郎「じゃ、忘れ物はないか?」 小蒔「私は大丈夫です」 衣「衣は……あっ、きょうたろーの部屋にお電話置きっぱなしだ」 京太郎「ほら、取ってこい。ついでに龍門渕に連絡しとけ」 衣「うん、そうだね」 小蒔「京太郎様、私たちはそろそろ」 京太郎「そうか。ま、今度来るときは事前に連絡くれよ」 小蒔「はい、お手紙送ります」 京太郎「そうしてくれ」ワシャワシャ 小蒔「ん……」 京太郎「それとさ――お前、記憶戻ってるだろ」 小蒔「……わかっちゃいました?」 京太郎「ファーストキスのことも忘れてたはずだからな」 小蒔「そうでしたね……作戦失敗です」 京太郎「神様が引っ込んだ時か?」 小蒔「なんでもお見通しですね。すごいですっ」 京太郎「そりゃあな」 京太郎(部屋に入ってきたときは動揺してたのに、目覚めたあとはそんな様子はなかった) 京太郎(嫉妬を受け入れられればって言ってたな、たしか) 小蒔「私が前に言ったこと、覚えてますか?」 京太郎「んー……間接キスがどうたらってやつか?」 小蒔「実はあの後に続きがあるんです」 小蒔「関節キスは好きな人と、本当のキスは契りを結んだ殿方と」 小蒔「私は京太郎様と二度も出会って、二度も運命を感じちゃいました」 小蒔「今もそうです。きっといつか結ばれると信じています」 小蒔「でも……」 京太郎「小蒔?」 小蒔「京太郎様は言ってくださいました。私の嫌なところも受け入れると」 京太郎「ああ、そうだな」 小蒔「ちょっとだけ、わがまま言ってもいいですか?」 京太郎「言えよ、聞かせてくれ」 小蒔「……です」 小蒔「京太郎様が他の女性と仲良くしているのは、いやです」 小蒔「もっと私に構って欲しいです」 小蒔「もっと、ずっと傍にいたいんです……」 小蒔「……」 京太郎「……」 小蒔「えへへ、困らせちゃいましたね……ごめんなさい」 京太郎「――いや」ギュッ 小蒔「あっ――」 京太郎「それでいいから」 小蒔「京太郎様……」 京太郎「俺は自分で思ってた以上に気が多くてさ、小蒔の気持ちに応えられるかどうかもわからない……でも、逃げはしないから」 京太郎「詰ってもいい、ぶん殴ってもいい、愛想つかしても……はちょっと堪えるけど」 京太郎「お前が楽になるならなんでも言ってくれ。できる限りのことはするから」 小蒔「……じゃあ、少しの間だけ、動かないでいてください」 京太郎「わかった」 小蒔「そのまま――んっ」 小蒔「二回目、ですね」 京太郎「あ、ああ……」 小蒔「これはおまじないです。もっと私のことを見てくれますようにって」 京太郎「小蒔……」 小蒔「京太郎様……」 良子「ん、んんっ!」 小蒔「ひゃわっ」ビクン 京太郎「っとと」 良子「ソーリー、お邪魔虫にはなりたくなかったのですが、そろそろ出たほうがいいと思いまして」 小蒔「あ……もうそんな時間なんですね」 良子「イエス」 小蒔「京太郎様、また……」 京太郎「ああ、大晦日にはまたそっちに行くから」 小蒔「はい、お待ちしてます」 良子「では、失礼します」 京太郎「衣ー?」ガチャ 衣「今ちょうどお電話が終わったところだ」 京太郎「そうか、時間かかってたみたいだから覗きに来たんだけど」 衣「巫女はもう帰った?」 京太郎「ああ、さっきな」 衣「これで二人っきりだね」 京太郎「あれ、これから帰るって流れじゃなかったっけ?」 衣「……やっぱり忘れてる」 京太郎(忘れてる?) 京太郎(ってことは、今日はなんかあるってことだよな) 京太郎(九月の第一日曜日……九月六日) 京太郎「……今日ってお前の誕生日だったな」 衣「む~、やっと思い出した! ず~っと寿を待ってたのに!」 京太郎「悪い、色々立て込んでたろ……な?」 衣「ふん」プイッ 京太郎「機嫌直せよ……つっても難しいか」 京太郎(こいつとしては、最初っからそのつもりで遊びに来たって事だよな) 京太郎(まいったな……プレゼントも用意してないし) 京太郎「わかった。お詫びに一つだけ言うこと聞いてやる」 衣「それは真誠?」 京太郎「本当だよ」 衣「うん、なら後にとっておく」 京太郎「そうか……じゃあ行くか」 衣「きょうたろーも一緒に来るの?」 京太郎「ああ、帰ったら盛大に騒ぐんだろ?」 衣「おっきなケーキを用意してるって」 京太郎「俺も参加する。せっかくだしな」 衣「うん、奇特なことだ」 京太郎「このっ、偉そうに」グニュグニュ 衣「うにゅっ」 京太郎「でもまぁ、その前にちょっと寄り道だな」 衣「寄り道?」 京太郎「プレゼント、買わなきゃな」 衣「じゃあこれから逢瀬だね」 京太郎「まぁ、それでいいか。好きなだけ連れ回せ」 衣「わーい♪」 京太郎(昼に家を出る前、俺は全員に力を使った) 京太郎(先に小蒔に対して使っていたからだ) 京太郎(麻雀をするというなら、せめて条件は同じにするべきだと) 京太郎(もちろん全員に説明して、その上で使った) 京太郎(それでこいつからも流れてきたってことは……そういうことなんだろうな) 京太郎(まぁ、今回は一太のことはなんにも言えないな……)
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目次 ・国造り ・神の世界の秩序を秩序とした世界の建設 ・人々を指導すべき人たちは、指導される人たちよりも秀れた人たちでなければならない ・徳の優れた方が選ばれていくというような時流を作っていかなければならない ・政治経済の混乱の原因 ・選挙制度の改革 ・逆転した価値基準 ・徳による価値基準 ・秩序を維持していくための指標としての礼節 ・家庭に信仰をとり戻して欲しい ・神と共に生きることが天国に住むための最低条件 ・宗教とは神と共に生活すること 国造り 国土ができたのは、何万、何十万年も昔のことでございます。当時の方々は、私どものように霊的な力を持っており、また古い時代の記憶を人間として生きながら持っていた人も居たのです。そういうことが、過去の記憶として、われわれの力、神の力を使って天にあったように伝えられているのですが、やはり天上界の事実としては、日本の国土を創る時に、あそこの場所に島を造ろう、ここに高い大きな山を造ろう、このように私たちは話していたのです。 私たちが計画したことが、やがてこの地上に影響がでてきて、想ったことが形の中に顕われて、やがて島となり、山となり、海となり、湾となり、出来てきたのです。 地球の上でも地殻変動があったり、いろんなことがあって、ある土地が浮き上がったり、沈んだりしていますが、偶然ではないのです。私たちは、まず国土の建設ということを天上界で計画するのです。そうしてやがてその通りの国土が出来てきます。その後に私たちはその”器(いれもの)”に、神の意志を積み込むために、次々と肉体を持って生まれていったのです。 そして最初の国造りが始まってきたのです。いま、この日本の国も、一つの国として栄えておりますが、それは遡ること数万年前に、まず島国を創るということに端を発し、そして三千年程前に、私たちが集団で肉体を持って現われ、今の日本の国の基礎、基(もとい)、が造られたのです。その後三千年経ってこのような立派な国になってきました。これは私どもが何千年も昔に計画したことなのです。 わたくしたちが国造りをするときには、さまざまな神様が、さまざまな役割をしたのです。わたくしの役割は、この地上を明るく照らすということ。明るく照らすということは、人々の心を明るく照らすということ。御中主の仕事は、この国の土台を創ること、基礎をつくること、柱をつくることにあります。 わたくしは、このようなことを申しました。皆様方は今はこの地上で生きているけれども、皆様方一人ひとりは、あの空に輝ける太陽のように、日の光のような明るい、まぶしい光の子供たちですよ、と人々に説いておりました。 神の世界の秩序を秩序とした世界の建設 日本神道の神々の中にも、決して祭祀だけを執り行っているのではなくて、人々を正しく導き、この日本という国を創るために、具体的な導きを行っている方がたが数多く居られるということ、あなた方が肯定しようが否定しようが、そのようなことにかかわらず、この日本の国は、われらの影響下にあるということを、ゆめゆめ忘れて頂いては困るのであります。 たとえ、日本の国において、クリスチャンとして生きておられようと、仏教徒として生きていようと、或は他の新興宗教に生きていようと、彼らもまたわれらが庇護のもとに活動しているということなのです。 そういうことを、ゆめゆめ忘れれないで頂きたいのです。 既にあなた方もお聴き及びのとおり、日本神道におきましたは、神を敬うという気持ちを非常に大切にしております。 いまあなた方の世の中を見渡したならば、世は乱れ、混乱の極致にあるかにみえます。物質は溢れ、文明は栄えているかにみえますが、この文明社会において混乱を持ち来たらしているものは一体何でありましょうか。それはこの地上に生きている方々が、この地上こそが、彼らにとって楽園だという考えがあるからです。 僅か数十年の人生を、どのように花開かすかということ、他の者にどのようにみえるかということ、自分がどのように満足できるかということ、こういった視点から人生観が成り立っているのではないでしょうか。 しかしです。この地上の混乱を救うものは、この地上的な生き方、この地上的なでき事、この地上的な事業の中にはないのです。そうではなくて、この地上の混乱を救うものは、地上には無い。本来の世界、本源の世界とは何であるか、本来の「秩序」の世界とは何であるか。こういったことを明らかにさせる必要があるのです。 われわれが主として説き来たたったことは、「秩序」であります。キリスト教は「愛」を説いたでありましょう。その前にモーゼといわれる方は「義」を説いたでありましょう。釈迦はインドにおいて「法」、これは生きていく人間のとるべき選択肢、選択の基準、という意味での行動基準、「法」を説きました。 然して、私たち日本神道系が主として教えているのは「秩序」であります。 この”秩序”とは、われらが世界、神の世界における秩序でありますが、この秩序を、ある形においてこの地上にも反映させたいと思うのであります。 いまあなた方の世界においても、たとえば年齢ですね、年上のものを敬うということ、或は立場が上の者、上役を敬うということ、地位の高い人を敬うというようなこと、このようなことは行われておりますが、これは、本来の意味においての秩序ではないのですけれども、その秩序の考えの残骸と申しますか、残滓と申しますか、そのようなものであります。 決して肉体人間が、年齢をとることによって、偉くなることもないのでありますし、いまあなた方の社会において、会社において、例えば、課長になり、部長になり、或は役員になり、社長になるというようなこと、このようなことが立派なことだと思われているようですが、このようなものは必ずしも神の秩序には服していないのです。けれどもただ秩序、というものがあるということを、そのような形を通して、人間は感じることができるようになっています。 けれども、私たちが希っていることは、そのようなこの世の文化、文明が生み出したところの地位とか上下ではないのです。 私たちが、今あなた方の世界、この地上界において、実現してほしいと希っている世界には、神の世界の秩序を秩序とした世界の建設なのであります。やがてそのような世界が来ると希っています。 その世界においては、「神」により近き人間が、人びとの尊敬を受け、人びとを指導すべき立場に立っていなければいけません。古代のように、決して神主が人びとの上に立たなければいけないと、私は言っているのではないのです。 たとえば役所においてでもよろしいのです。貿易業者でもよろしいのです。或は工業、或は商業の中でもかまわないのです。どのような世界かは問いません。その中において、神の子としての自分を発揮している人、神の側近き人が、人々の尊敬を受け、人々を指導できるような世の中、なんとかしてそのような世の中を作っていきたいと思うのです。 年齢が上だから人の上に立つのではないのです。これからの世界は、年齢の上下ではなく、生まれついての金銭の多寡でもなく、勤めている会社の格の上下でもなく、そのようなものではなくて、その中に生きている人の人生観と申しますか、信仰と申しますか、或は哲学と申せましょうか、その人の考えが、その人の思想が神に近い、神により近い人間が人の上に立つような世界、そういった世界が作られるべきです。私たちはそういった世界を作るために少しなりとも力を貸したいと思っているのです。 人々を指導すべき人たちは、指導される人たちよりも秀れた人たちでなければならない 孔子、孟子の思想が近いと申されますが、確かに彼らもちょうど、われらがこの日本のやまとの国において国造りをしている同じ頃に、中国に降りて、大和の国よりも一歩進んだ中国の国において、文化を開くために出て行った霊たちでありますから、その意味においても、時代的にも、われらの考えと相似通ったものがあったということは否めません。 それは、「神の法」神の世界構造、神の光の中の一つの分光なのです。われら日本神道系、そうして中国に降りたいわゆる儒学、「儒教」、こういった方がたも光の色としては同じ色なのです。たとえて言うなれば、七色の虹で表すなら、われわれは”紫”色の光なのです。紫というのは尊さを表わす色なのです。こういった”紫”の色としてわれらは日本の国を照らし、われらの一部が中国を照らしたということなのです。 秩序ある世界は素晴らしい世界であります。人を敬える。優れたものを秀れたものとして敬える世界というものは素晴らしいものであります。たまたまこの地上に降りて来て、人よりも口がうまかったとか、人よりも腕力が強かったとか、人よりも金儲けがうまかったとか、たかだかそのようなことのために、地位において人より高いところにたった人間が、他の人間を教え導くということは、間違っているのです。 人々を指導すべき人たちは、指導される人たちよりも秀れた人たちでなければならないのです。日本の政治を見てみなさい。国を治める人たちをみてみなさい。何百人かの国会議員という方がいらっしゃるでしょう。彼らの中には確かに秀れた方もいらっしゃることを私は認めます。けれども彼らのうちの大半の方がたはどうでしょうか。人の上に立ちたいという権力欲のために、自らの地位を勝ちとって来た方がたではないでしょうか。或は票集めがうまいということ、或は金集めがうまいということ、或は人を動かし、人を扇動し組織するのがうまいということ、或は今の時代においては、テレビに出て顔を売るということのうまいことで、国の政治をする人たちが選ばれているのではないでしょうか。このようなことが通用するというようなことは、全く間違ってしまっております。そのような方がたは、この国の民を救うことも導くこともできないはずであります。 徳の優れた方が選ばれていくというような時流を作っていかなければならない 人を指導する人は、人を指導できるだけの才覚と”徳”がなければならないのです。そのような方がたが人の上に立てるような、そういった時代を作っていかなければなりません。 企業においても然りです。企業において人の上に立つ人は、ただ単に、仕事が早いとか金を儲けるのがうまいとか、たまたま事業で成功したとか、上の者の引きがあったとか、そのようなもので人の上に立つ者が決まっていってはならないのです。これからの企業において、多くの人たちを導いていく人は、ただ単に仕事ができるというだけではならないのです。 企業というものの中では、何千人か、何万人かの人々が、人生のすくなくとも半分以上を過ごすのです。この人生の半分以上を過ごす場において、単に熟練工として、単に熟練した事務員として、人間は生きているのではないのです。これだけの時間、これだけの場において、神の子としての本元を発揮することができないのであるならば、人生修行の大半は無駄になってしまうのです。 ですから、これから二十一世紀の日本社会においても、企業の中においても、徳の優れた人が指導者として選ばれていくべきであるということが模索されていくべきであります。仕事ができるということも一つではありますが、徳の優れた方が選ばれていくというような時世を、時流を作っていかなければならないのです。 ましてや国の政治においては、然りであります。国の政治においては、本当の意味において人々の尊敬を集め得るような人が上に立たねばなりません。今のような選挙制度は考え直さねばなりません。 選挙制度は、これはあなた方にとっては、最高の価値であるような民主主義の一つの典型として、選挙によって政治家を選ぶという方法がとられているのでありますが、これは人類の歴史からみれば、決して最上の方法ではないのです。選挙によって政治家を選ぶということは、独裁者を防ぐ、独裁者の出現を防ぐといおう意味においては、そのような消極的な意味においては大きな役割を果たしておるのでありますが、選挙によって選ばれるということは、必ずしもその人が優れている人であるということを意味していないのです。これからの政治、日本の政治というものを変革していくうえにおいて、如何にして本当に人を選び出していくかということを、あなた方は考えていかねばなりません。 現行の選挙制度においては、それはほぼ不可能であります。たとえて言うならば、非常に徳の優れた方があります。その方は宗教家かも知れません。或は宗教家ではなくて、先生かも知れません。或は地域社会の世話役をしている方かも知れません。けれども、たとえば、今の世界において、国の政治機関において上位を占めることができるでしょうか、或は学問を修め、学徳のある方が必ずしも人を指導すべき立場に立てるでしょうか、そういうことなのです。やはり、人々を治める人は、その秩序の上にあるものは、秩序の上にあるだけの内容を備えた人でなければならないということであります。 政治経済の混乱の原因 日本の選挙による政治家選び、現在の曲がった意味でのいわゆるデモクラシーというものを、いま一つ考えて行きなさい。デモクラシーというものは、必ずしも最善のものではないのです。それは最悪を防ぐための制度であって、最良の政治を実現するための手段ではないのです。 なぜ、わたくしがこのようなことを言い切れるかと申しますと、それは本来の神の国の相(すがた)、真の実相の世界を見えればそのことが分るのです。あなた方いま現世にある人もやがては死にます。そして地上の肉体を去った人たちは、次に幽界の世界に入り、霊界の世界に入り、神界へ、そして菩薩界へ、如来界へと入っていくのでありますが、このようにわれらが世界は、毅然としたと申しますか、整然としたと申しますか、このような神の秩序が明らかに出来上がっているのであって、何人もこれを変えることはできないのです。これが神の実相世界であるにもかかわらず、この三次元の現象世界だけが、いろんなことが起きているわけであります。本来菩薩界、如来界にあるような方が、この三次元に降りたならば、それなりの立場に立てないでいるのです。そして幽界とか、霊界あたり、或は地獄界に堕ちていく人たちがこの三次元において、高い地位を占め、高い立場を占めて行動しているのです。こういったことが混乱を招いているのです。 ですから、われらが理想はこの三次元世界においても、神の眼において指導者たるべき人が、指導者となるような世界を作らねばならないということなのです。そのような秩序が実現されるためには、一体どのような工夫が凝らされねばならないということでしょうか。それをあなた方は考えて頂きたいのです。昔のように神主が人の上に立つということはむずかしいでありましょう。古代エジプトにもそのようなことがあったと、わたくしは聴いております。 日本の国においても古代はそうでありました。神のコトバを伝える者が、非常に偉いということになっておりました。今の世の中においては、それは非常にむずかしいことであります。であるならば、一体どのようなことをすれば理想の世界が作られるのかということを選んでいくべきです。 それは、たとえば先程申しました、企業においても昇進なら昇進ということの制度を考え直していかなければいけないということなのです。たとえて言うならば、仕事ができるということが、その人にとっての昇進するための少なくとも五割以内の評価でなければならないのです。それ以外の評価は、その人に”徳”があるかどうか、その人が正しい人生観を持っているかどうか、こういったことが残りの五割の判定基準として選ばれなければいけないのです。 道徳心もなく、信仰心もなく、哲学もなく、人に教えるべき言葉も持たない人たちが、年齢を経れば、自動的に人の上に立てる世界は間違っているのです。そのような社会は間違っているのです。これからは、昇進していくにしても、そのような人の上に立つべき素質を持っているかどうか、ということが吟味されなければならないはずです。 これは、政治の世界においてもそうです。政治家たるべき者は、もちろん世界の経済を知り、国の財政を知り、さまざまなこと、知識技能をもっているということはもちろん必要条件でありますが、残りの十分条件は、彼らに徳があるかどうか、人を感化すべき力があるかどうか、人から尊敬されるだけの信条なり、信念をもっているかどうかということなのです。 そういったものをもっていない人は、どれだけ金集めがうまくとも、どれだけ票集めがうまくとも、どれだけ組織することがうまくとも、落選するような制度にしていかねばならないのです。これは努力すれば、やがて、そうなっていくでしょう。そういった制度はできるはずです。今の選挙制度というものは、単に数量的に一人一票の数を集めればそれで当選するというようになっているのが間違っているのです。 選挙制度の改革 例えばこれは一つの方法でありますが、立候補する人は、識者といわれる人びと、世に良識あるといわれる人々、宗教家であり、学者であり、文化人であり、他の者でもよろしい。識者であるといわれる人々の一定数の支持を受け、推薦を受けて、はじめて国民投票を受ける。こういった制度になっていくべきであります。 良識ある方々のまず推薦を受ける、推薦を受けた上で一般国民の投票によって決めればよいのです。こうしたチェック機能と申しますか、そうした選別というものがなされなければ、いまのようなままでは、どのような人であってもただ票集めが上手な人達ばかりが当選してしまいます。このようなことであってよいはずはありません。まず世の中の識者といわれる方々、こういった方々が選ばれるべきであります。 古代ギリシアの時代においては、ある意味においての賢人会議、賢い人達の集まりがあったと、わたくしは聴いております。そういった方がたの支持を受けられないような人々は、すくなくとも、指導者になるべきではありません。こうした政治体制というものを、いまひとつ考え直して欲しいと思うのです。これがあなた方現象界に密着した方の改革方向の卑近な例でありますが、わたくしの一つの希いであります。 逆転した価値基準 これは他人事ではないのです。あなた方の活動の中にもこれはあるのです。すくなくともあなた方は、日本の政治や、経済を牛耳るということは、それはむずかしいことでありましょう。けれども、やがてそういった世界が出てくる時のための「価値基準」を打ち出して置かねばならないということなのです。 今の日本の世の中では、一体何が偉くて、何が偉くないのか、どういう人間が偉くて、どういう人間が偉くないのか、何が価値があって、何が価値がないことなのか、これが判らなくなっているのです。文部省でさえも、神とか霊とかいうことに対してはなるべく触れないようにして置こうという有り様で、これは特殊な宗教学とか、そういった世界にだけ通用することであって一般の人々の教育には触れたくないという、そういったことは教えたくないというような時勢であります。 しかし、それが間違っているとことは、あなた方には既に明らかであります。霊が存在するか、しないかというようなこと、こういったことは当然の前提問題であって、存在することに基づいてその後の世界が、さまざまな世界が開け、そしてさまざまな勉強の材料があるのでありますが、その以前の、霊があるかないかというようなことで迷っている人びとが大半だというような世の中、これは間違った世の中です。そうした世の中にもかかわらず、神代の世界を間違って理解して、彼らは文化が未発達であったため、科学が進歩していなかったため、神や仏があると思ったり、霊があると思っていた時代があったなどという、大変な誤解をしているわけです。時代が進んでも霊的な意味においては進歩しているかどうか分らないのです。退化しているのかも知れないのです。むしろ退化していると言い切ってよいでしょう。 わたくしどもが地上に降りた時には、すくなくとも、神と一体である人間を敬うだけの心を人びとは持っていたのです。神と一体、神と話ができる非飛び地は尊敬の対象であったのです。ところが、今の時代に、たとえばあなた方は、わたくしたち上位神霊界の人々と話ができますが、たとえば個別にいろんな人に言いたいですか。言いたくないでしょう。なぜ言いたくないか。それは、そういったことを知っているというと、或は怪しい人ではないか、或は何かちょと変なのではないか、と思われるのが普通の世の中になってしまったのです。価値が逆転してしまったのです。三角形が逆さまになっているのです。底辺が広く、頂点へ行く程狭くなるにもかかわらず、今の世の中は逆になっているのです。逆三角形になっているのです。頂点に立つべき人が、ほんの一部分が底辺を支えて、底辺に本来あるべき人が上に居るのです。逆三角形の世界となっているのです。今のこの世の中は、逆三角形の世界なのです。底辺に居るべき人々が上を占め、上に居るべき人々が、ごく一部の人が底辺を支えているという逆三角形の世界が出来上がっているのです。明らかにこれは間違っております。 徳による価値基準 あなた方は、本来の価値とは何か、ということを教えていかねばなりません。たとえば、いまこの日本の中においては、どのようなことが偉いこと、素晴らしいことと思われているでしょうか。一つは教育というものを通してさまざまな試験、テストというものがあります。こういったものを経て、勝ち抜いたものが、たとえば選ばれたものとして、人々から尊敬を受けるようなことがあります。これは少なくとも腕力が強いとか、家柄が良いとかいうことによって人を選別するよりは、優れた基準でありましょう。 知力による基準というものは、家柄や腕力や、或は財力によって人を選ぶよりも優れた基準であるとわたしも認めたいと思います。しかしながら、知力というものは一つの才、才能の才であります。才能を超えた”徳”というものがあるのです。徳、或は雅量、或は器(うつわ)というものがあります。こういったものがもっと大切なのです。いくら知力を測ってもその人の愛の深さは測れません。いくら試験でいい点をとっても、その人がどれだけ人々に尽くそうとしているかどうかは量れません。しかし本来人の上に立つ人は愛深き人であり、慈悲深き人であり、人を救わんとする、人を助けんとする心の広い人であります。そういった人を如何に選び出していくか、そういった人が如何に選び出していくか、そういった人が如何に自己実現をしていくのを助けられるような世の中にしていくかということであります。 そのためには、少なくともあなた方はまず確固とした価値の基準というものを、人々に提供する必要があるのです。そういった人々が、徳ある人々が、優れた人々として認められるための価値基準を、あなた方は世に提供していかねばならないのです。 本来ならば、光の指導霊といわれる方々が、如来、菩薩といわれる方がたが、不幸なことに、あるときは「拝屋(おがみや)」の一人のように思われ、ある時には精選分裂のように思われ、ある時には奇人変人のように思われる世の中は、間違っております。これは三角形がひっくり返った世界であります。逆三角形の世界であります。三角形が逆転しているということをあなた方は教えていかねばならないのです。本来尊敬されるべき人が、一番軽視されているような世の中では困るのです。 昔、「哲学は、神学の婢(はしため)」という言葉があったとわたくしは聴いております。それは、哲学者達よりも神学者、神の道を説く人たちが上だという意味であります。これは昔の諺として残っているのでありますが、その真実の意味をわかっている人は少ないのです。それはこういうことなのです。神の世界においては、まず神のお考えを、神のお心を自分の言葉でお伝えすることができる人が、一番神に近いところに居るのであります。これが如来や、菩薩といわれる方がたであります。 ところが、哲学者といわれる方がたは、これは知恵の力、心裡の力、或は知識の力をもってこの世の中を解明していこうといわれる方がたですが、哲学者といわれる方がた、或は他の科学者でも結構ですが、こういった方がたの中でも善なる方がたは、いわば神界(六次元)の人々なのです。神の世界においては、神の言葉を伝える人の方が、知識を総動員して世界を解明する人よりも上にあるのです。これは確かなことです。けれどもこの世の中においては必ずしもそうではありません。これも何が素晴らしいかということが、必ずしも人々に分っていないことなのです。知識偏重という言葉がありますけれども、知識の上に”愛”があり、”慈悲”があるということが分っていないのです。 知力ということは素晴らしいことです。人が世に立って何かをなすためには、知識、知力というものが必要です。今の時代においては知識と知力というものがなかったら、ひとかどの人間として世を渡っていくことはできません。けれどもこれは最高のものではないのです。試験で一番よかった人が一番偉いのではないのです。本当はそうではないのです。知力というものは人間が世の中の役に立つために有用性を図るための一つの物差しであって、そのような有用性、或は実用性と申しましょうか、実用性でもって人間は量られてはいけないのです。役に立つ人間が一番偉い人間であってはいけないのです。役に立つ人間のもっと上に優れた人間が居るのです。役に立つ人間の上に、人々を導く人が居るのです。愛に溢れた、慈悲に溢れた人がいるのです。神の心を伝える人々が居るのです。神の心を体現した人々がいるのです。”愛”は知に勝り、”慈悲”は知に勝り、神の光はすべてに”優先(まさる)”ということが人々に分られなければならないのです。 秩序を維持していくための指標としての礼節 秩序ということと、秩序の中においては、礼節ということもいま一つ考えていかなければいけないと思うのです。秩序は秩序としてありますが、これがすぐ乱れ、すぐに入れ変わるということであっては、本来の秩序ではないのです。 ですから価値基準としての秩序をわたくしは申しあげましたが、いま一つ、行動基準、秩序を維持していくための指標としての礼節ということが大切であるということを、説いて置きたいと思います。 今、「礼節」という言葉を用いると、それこそ中国の儒学、儒教という彼らの世界の話になってしまって、今の世の中では、時代遅れと言われると思うのです。けれども、秩序を維持していく原動力は礼節ということなのです。この礼節ということをいま少し掘り下げて考えてみて頂きたいと思うのです。これは仏教の中においても、キリスト教の中においても、十分には説いていない言葉です。礼節ということ、それは本来の神の秩序を守るための行動基準なのです。礼節ということをもっと深めて考えてみて下さい。 今の世の中を見てみると、どうでしょうか。例えば、”非行”の問題があると思います。或は”いじめ”の問題とか、或は世の中でのさまざまな暴力の問題、いろいろな乱れた職業も数多くあるということを私は知っております。そのようなさまざまな現象の基礎にあるものは何かと言えば、礼節の喪(うしな)われた世界だということです。 大人たちは昔のように、子供たちに礼儀を訓えなくなりました。礼儀を訓えず、守るべき節度というものは訓えなくなりました。このようなことを言えば、古い封建時代の遺物か何かのようにとられ、そういったことを教えるのは時代錯誤のように思われているのです。けれども、本当は幼少時から成人するまでの間に、礼儀、節度というものを教わった人間と、そうでない人間とは非常に開きがあります。甚しい違いがあるのです。人間には礼節が大事なのです。そして礼節を学ぶのは幼い頃からなのです。躾(しつけ)という言葉で表されてもいいかも知れません。礼節ということを知らないで育った人たちが、混乱した世の中を作っているのです。 自らの頭脳において、自らの心において、本来の神の世界を感じとるまでには、人間は時間がかかるのです。大人になり年をとってからある意味で悟ることもあるでありましょうけれども、子供の時代には悟ることは無理であります。悟ることができない子供達に対しては、大人達が礼節ということを、もっともっと教えてやるべきです。これは強調されねばならぬことです。古いことでもなんでもないのです。神の教えは、神の光は、神の導きは、いつの時代においても同じなのです。この世界において、古い新しいということはないのです。ですから、秩序と、秩序を守るための方法としての礼節というものをもっと考えて頂きたいのです。 家庭に信仰をとり戻して欲しい 日本神道系の教えの中心となっているのが”秩序”であり、”礼節”であるということです。ですからわれわれは、どちらかというと、形というものを重視して来たのです。形というものが守られるということによって、人々の中に宗教心が芽生えるということを重視して来たのです。 神道においては、教会、寺院に当たるものがそれぞれの家庭にあったのです。それぞれの家庭に神棚というものがあった筈です。今は廃れたはずですが、それぞれ家庭、親子の中において神社があったのです。これが神道なのです。それぞれの家庭において信仰というものを教えるのが中心であったのです。これがわたくしたちのやり方であったのです。 しかし、神棚も、家庭から消えている現在、何かをなさねばならなぬとわれわれも考えているのです。ですから、教会とか寺院において信仰がなされるのは、それは専門家による指導でありますが、本来の宗教、本来の信仰というものは、個人或は家庭といった、ささやかな集まりの中で信仰されるのが本来なのです。そういう特別な世界ではなくて、個人々々の日常生活の中で宗教心を持つのが大切なのであって、日曜日に教会に行って神様の話を聴くことが、それだけが本当の信仰ではないのです。 一人ひとりの個人が、神に祈り感謝しながら生きていくということは、これは非常に感謝すべきことではなかったでしょうか。ですから、あなた方はすぐ”正法”とか”神の法”とかいうと、何か大きなことを、教えを説いて、人々を教化し善導するというようなことを考えがちでありますけれども、必ずしもそういったものでもないのです。信仰は一人ひとりの心の中にあり、ささやかな家庭の中に、本来は属すべきものなのです。 ですから、われわれが今、あなた方を通して言って欲しいことも同じでことでありまして、家庭に信仰をとり戻して欲しいということであります。特殊な仏教の宗派に属したり、特殊なキリスト教系に属したり、特殊な新興宗教に属したら宗教活動ができると思っているのが風潮でありますが、信仰は本来個人なり家庭に属するものなのです。そえぞれの家庭において神を念じ、神を思い、神に感謝するような、そして毎日毎日の生活が送っていけるような、そういった生活こそが本当の素晴らしい生活なのです。 神と共に生きることが天国に住むための最低条件 先程、わたくしの申しましたことの真意は、誤解されないように、もう一言だけ重ねておきますと、いま教育というもの、学校教育というようなものが重視されているけれども、宗教的なものは学校教育にはもう頼れないようになっているということです。むしろ家庭における宗教教育というものが大切だという視点を、あなた方は忘れないで欲しいとわたくしは申しあげているのです。 あなた方の今の行動基準、指針の中には、家庭において宗教が大切だという視点は欠けていると思うのです。むずかしい教養とか、むずかしい体系、本を通じてのむずかしい体系を作って、それに関心のある方がたは信じてくるでありましょうが、必ずしもそういったものだけではないのです。一つひとつの家庭において宗教心をもって生きていくということは大切なことであり、そういったことが、この地上を去ってわれらの世界に来た時に大いに役立つのです。 日常生活を神と共に生きた人間であるならば、迷わず天上界に帰ってくるのでありますが、日常生活において神を考えたこともなくて生きている人間の多くが、過って地獄へ堕ちているのです。ですから生活の中に、神があるということが大切なことなのです。 こういった視点をどうか忘れずにいて頂きたいと思うのです。霊界(五次元)とか、そういった普通の人が行く天界においても、神への信仰ということが毎日々々行われているのです。それがすくなくとも彼らが霊界に居ることの最低必要条件なのです。日々の生活の中に、神を念うということが天国であるといわれる霊界に住むための最低条件なのです。神と共に生きることができない人間は、天国に居ることはできないのです。ですから生活の中に神仏があるといった、そういう視点をどうか忘れないで頂きたいのです。 宗教とは神と共に生活すること 法というものは、管理された、例えば「六法」とか、そういった法律のような”法”ではないのです。法とは、人間の数だけの法があるのです。千変万化、百人寄れば百人の方があり、千人寄れば千人の法があるのです。一億人寄れば一億人のための法があるのです。そしてあなたがたが解明しようとしている法も、世界の仕組みを明らかにし、時間の流れの中でどのように神の教えが説かれて来たかということを明らかにし、その中でどのように人びとが生きていくかということを明らかにしようとしているのです。エリートのための宗教ではないのです。それは後世に残すための知的産物、知的遺産としてのものは残さなければならないのですが、それだけではないのです。 わたくしの言っていることが分りませんか。あなた方も天上界の世界の仕組みについてもかなり理解された筈ですが、如来や菩薩の法だけが天上界の法ではないのです。霊界に住んでいる人達や、幽界に住んでいる人達、或は地獄界に居る人達への法も法なのです。 いま、わたくしは家庭内における信仰が必要だということを申しました。これは主として霊界に住んでいる方にとって大切なこと、そして人数においては非常に多い方になるのです。あなた方の現象世界においても、そういった方がたが数においては多いのです。ですから、むずかしいことを説くことも大切です。後世に残さねばなりません。これもあなた方の仕事です。けれども、あなた方の教えの中には、一人ひとりの家庭生活の中において信仰心を持っていくことも大切だといったような、非常に初歩的な教えもまたなければならないということなのです。いろいろな方が居るのです。少なくとも生活において、神を信じて生きている人達は地獄に堕ちることはないのです。そういった基本的なことが、まずできていないために世の中の混乱が起きるのです。 その上の段階として、菩薩の法があり、如来の法があるのです。或は予言、さまざまな予言もあるでしょう。これはその上の次元です。こういったことも知らさねばならぬ人々は居るのです。知るべき人達が居るのです。その人達には残さねばなりません。けれどももっと原始にかえって、もっと原点にかえって、宗教というものは何かということを考えてみたなら、宗教とは神と共に生活することなのです。ただそれだけなのです。 今の世の中に生きている大部分の人達には、神がないのです。毎日の生活において神がないのです。自分しかないのです。自分が満足するかしないか、自分が嬉しいか、嬉しくないかということしかないのです。神と共にないのです。ですから宗教そのものは、神と共に日々歩むということです。この視点は決して忘れてはなりません。 高次元の法を説くことも大事だけれども、それだけでは人は救えないのです。神と共に生きるということがあってはじめて、その次に知的な努力として、天上界の仕組みを知るという更に一層進んだ学習があるのです。 ですから、一万人の人に対しては、たとえば八次元、九次元といった構造論をといていいかも知れません。けれども百万人に対して説くのであるなれば、日々を神と共に歩みなさい――。宗教心、信仰心をもって日々生活しなさい――、ということも大切だということです。 法にはさまざまな、プリズムのような光があるのです。さまざまな教え方があるのです。無限大に広いものです。神の教えは、神の世界から、この三次元、二次元、一次元をも包摂するものなのです。
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