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SIMPLE1500シリーズ Vol.85 THE 戦国武将 ~天下統一の野望~ メーカー D3PUBLISHER 対応機種 PS.PSN"GA" 発売日 2002/1/31 ジャンル 歴史SLG 戦国時代を舞台に天下統一を目指すシミュレーションゲーム、登場国30以上、総武将数400以上! 信長の野望??から内政を抜いた感じ
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「唯、美濃を取りましょう」 その日、和は重臣を集めた場で美濃攻めを提案した。 美濃は東西交通の要所として古くは南北朝時代にもその支配を巡って争われ、「美濃を制する者は天下を制す」とまで言われた地である。 上洛を果たすには、何としても手に入れたい地ではあった。 しかし美濃を治めるには、鈴木家の城、稲葉山城を攻める必要がある。 「今の鈴木家の当主、鈴木純はたいしたことがないみたいだけど、この稲葉山城はやっかいね」 和は地図をにらみながらそう言った。 稲葉山城は金華山の上に立つ山城で、城へと至る道はどこも険しい。 まさに難攻不落の城である。 しかも平沢家が居を構える尾張小牧山城から美濃へは遠く、どこか近くに砦を築く必要があった。 「長良川の西岸、墨俣あたりに砦が欲しいのだけれど……」 和はそう言ったが、発言が尻すぼみになったのは、相手も墨俣の重要性は認識しており、そこに砦を築くのは不可能に思えたからだ。 「あの、私がやります! やってやるです!」 おもむろに立ち上げり、梓はそう宣言した。 「梓ちゃん?」 憂は立ち上がった梓の方を見る。 しかし他の家臣達は、 「またゴキにゃんのご機嫌取りだよ……」 「ちょっと気に入られてるからって調子に乗りやがって……」 「まぁいいさ、どうせ失敗するだろ……」 と、陰口をたたいた。 憂と和が家臣達をたしなめようとしたが、梓はそれを制す。 もともと身分も低く、唯に拾われるようにして家中に入った身だ。 唯はあんな性格だから身分のことなど気にしないが、他の代々平沢家に仕えてきた家臣達は梓のことをよく思っていない。 それどころか、梓の髪型がゴキブリの触覚に似ていることから「ゴキにゃん」と呼んで馬鹿にしているところがあった。 これが良い機会になる。 ここで大きな手柄を立て実力を示せば、他の家臣達も納得してくれるだろう。 梓はそう思い、「やってやるです!」と意気込んだ。 「あずにゃ~ん!」 すりすり。 唯は梓にほおずりをする。 「や、やめてください、唯先輩」 「うぅ、あずにゃんのいけずぅ……」 落ち込むフリをする唯を憂が「よしよし」と慰める。 「梓ちゃん、気をつけてね」 「憂も唯先輩のこと、よろしくね。言わなくても大丈夫だろうけど……」 「そうだよあずにゃん、気をつけて行って来てね? 美濃はあっちだって和ちゃんが行ってたよ。あっちだよ、あっち。迷子にならないようにね?」 「唯先輩、美濃はあっちじゃなく、そっちです……」 「え? おかしいなぁ、和ちゃんが右手であっちだって……」 「確かに城からは右ですけど、ここからだと左の方角です」 「ええ!? そうなの!?」 「はぁ……とにかく行って来ます」 しかし梓は直接墨俣には向かわず、まずは長良川の上流に向かった。 墨俣に長時間滞在し、砦を築くのは敵の監視の目もあり不可能だろう。 だからまずはここで先に木を切り、筏にして暗闇に紛れさせ下流の墨俣まで流し、筏として組んだものを骨組みとして一挙に建てる作戦である。 要はプレハブ小屋を造る要領なのだが、当然この時代にそんなものは存在しない。 梓のこの作戦は大当たりし、鈴木家の軍勢が到着する前に何とか砦が完成した。 「それ何?」 到着した純は即席の砦を前に怪訝な表情を向ける。 「砦だけど」 と、梓。 「槍先遠のいたぁ!」 もともと城攻めには、寄せ手は城方の3倍の兵力がいると言われている。 たとえそれが即席の砦であっても、落とすのは容易ではない。 梓は純の率いる兵を難なく退け、後詰めの兵を墨俣一夜城へ入れると堂々凱旋した。 その後唯は、この墨俣一夜城を足がかりに美濃稲葉山を攻め落とす。 もちろんここにもいろいろとあったのだが、殊更書き記すべきことはないのでひとまず割愛しよう。 さて、稲葉山に入った唯は和からこの地の改名を進められる。 和が出した案はこうである。 「岐」の字は、周の武王、岐山より起こり天下を定むの故事から。 「阜」の字は孔子生誕の地である曲阜から。 「岐阜」。 すなわち天下太平と学問の中心地としての意味合いを持った地名であった。 「ギー太だね!」 「違うわ、岐阜よ、唯」 「岐阜だから、ギー太なんだよ!」 「意味がわからないわ、唯」 和と唯が地名について喧々囂々と議論をしていると、血相を変えたムギが飛び込んで来た。 「大変よ、唯ちゃん! 田井中さんが来たの!」 「ド田舎さん?」 「うぃーっす。平沢さん、いる?」 「誰?」 唯はけだるそうに入って来た御仁を見つめる。 「あ、あたしか? あたしは、田井中律。律でいいよ」 「私は平沢唯。私も唯でいいよ、りっちゃん」 「お、お姉ちゃん!?」 あまりに親しげに律と話す唯に驚いたのは憂である。 田井中家といえば、武家の頭領たる将軍家である。 いくら力を失ったとはいえ、まして律はまだ将軍の座についていなかったが、腐っても鯛。 田井中家は未だ厳然とした発言力と力を有している。 その旨を憂は唯に慌てて説明したが、唯の態度はさして変化することはなかった。 「りっちゃん将軍! 何かご用でしょうか?」 もちろんこの時律は将軍の座に就いていないのだから、「りっちゃん将軍」というのは間違いである。 「ああ、用って程のことでもないんだけどさ……。澪?」 律は付き従っている黒髪の少女に続きを促す。 「平沢さんには、上洛をお願いしたい」 「あ、澪ちゃん? も唯でいいよ。あと、上洛って何?」 この発言にはさしもの律も驚いた。 隣の澪に。 「なぁなぁ澪、ホントに大丈夫なのか? 上洛って何? だぞ……」 「私も不安になって来た……」 「おい、澪だぞ。何かすごそうな奴だって言ったの……」 「だって……南蛮とも積極的に貿易してるって言うし……」 「南蛮と? この調子だとお菓子でも輸入してるだけじゃないのか?」 「……ありうる……」 律と澪がひそひそと話している間、唯と憂も密かに話していた。 「上洛っていうのは、京都に行くことだよお姉ちゃん」 「京都に? 何だ、簡単じゃん!」 唯はこう言ったが、律を将軍として奉戴し、上洛するということはすなわち、将軍家を後ろ盾として天下に号令する力を得ることになるのだ。 それをみすみす他の大名家が見過ごすとは思えない。 「ところで唯」 澪は本題に戻す。 「ひとまず岐阜に御所を造って欲しいんだ」 「何で? だって京都に行くんでしょ?」 唯はさも当たり前のように答える。 「な、何でって……。すぐに上洛するわけじゃないだろ、だから私たちの住む処を……」 「え? すぐ行かないの?」 あまりの唯の軽さに律も不安を覚える。 「いや、すぐ行けるなら行きたいんだけどなぁ……」 「じゃあ、すぐ行こうよ!」 「行くっても唯、旅行じゃないんだぞ。そんな気軽に……」 「大丈夫だよ、りっちゃん! 私にまかせてよ!」 数ヶ月後、唯は言葉通りあっさりと上洛を成し遂げてしまう。 「京都やで!」 帝より正式に征夷大将軍に補任された律は意気揚々と、今回の立役者である唯に話しかける。 「京都だね、りっちゃん!」 「京都に来たら、関西弁でしゃべるんやで」 すっかりと打ち解けた様子で話す二人を横目に澪は一抹の不安を覚えていた。 今回の一件で、ますます唯の声望は高まった。 唯本人はこの調子だから、将軍となった律を利用したりするようなことはしないかもしれない。 しかし天下はどう見るか。 おそらく律の力よりも、唯の力を畏れるだろう。 そうなれば、図らずも律は傀儡将軍となってしまう。 もしそうなれば……。 万一の時は私が唯を……。 澪の心中とは裏腹に、京都の空は天下の中心となった律と唯の間に爽やかな風を送った。 「どうしよう、和ちゃん!?」 上洛に乗じ畿内を制圧した唯は、安土に城を築いた。 そして今日は出来上がった肖像画が届く日である。 「いいじゃない、唯っぽくて」 和は前髪の無くなった唯の絵を見て言った。 「私っぽい? 私っぽいって何!?」 「子供っぽいってことかしら」 「がーん! 肖像画だよ!? 一生、ううん、500年後も残るかもしれないんだよ! もし将来私が教科書に載ることになったら、『先生、この人前髪変だね』って落書きされちゃうかもしれないんだよ!?」 「いいじゃない、記憶に残って」 「違うよ! そうじゃないんだよ!」 と、唯は必死に訴えたが聞き入れられない。 今や「尾張の池沼殿」は「天下の知将殿」になっていた。 ついこの前も、南蛮から輸入したアイスのおまけで集めた鉄砲を三段に用い、時代が変わったことを知らしめたばかりである。 唯の天下統一は目前となり、ムギは北陸へ、梓は中国へ出兵している。 そんな唯に、時間があろうはずもなく、和によって肖像画の描き直しはあっさり却下されてしまった。 「お願いだよい、和ちゃん。そうだ、あずにゃん、あずにゃんに描いてもらうから」 「ダメよ、ちゃんとした絵描きに描いてもらわなきゃ」 「じゃあ、あずにゃんを絵描きにするから!」 「そう、じゃあ私、四国行くね」 和が四国へと立った後、唯は京は本能寺へと向かう。 京にいる律と会談をするためである。 「憂、久しぶりの京都だねぇ」 「そうだね、お姉ちゃん」 今や天下の統一まで後一歩のところまで来た唯である。 梓やムギ、それに和は各方面の司令官として散っておりなかなか会う機会がなくなってしまったのは寂しくあったが、ようやく夢がかなう。 唯はそこまで来ていた。 「そう言えばお姉ちゃん」 「ん?」 「お姉ちゃん、変わったね。いつもゴロゴロしてたのに、今は何か輝いてるよ」 「そうかなぁ」 もじもじと照れる唯に、憂は思い切ってあのことを尋ねる。 「ねぇ、お姉ちゃん。何で天下布武なんて言い出したの?」 「ああ、あれはねぇ……」 唯はゆっくりと、しかしかみしめるように語り始める。 あの日、和に言われたこと。 そんな中、梓と出会ったこと。 そして梓のような人を救いたいと思ったこと。 ……いや、救いたいという表現は唯の思いを正確に表してはいない。 救うのではなく、無くしたいと思ったという方がより正確だろう。 「一生懸命頑張ります!」 その言葉通り、唯はあの日から一生懸命頑張って来た。 そんな姉の姿を見て、憂もいつしか姉の思いを実現させてあげたいと思うようになってきた。 もし後世の史家が平沢唯という希代の英傑の話を書こうと思えば、そこに憂の名が書かれることは無いのかも知れない。 だが、陰となり唯を支えて来たのは間違いなく憂であった。 「お姉ちゃん、あとちょっとだね」 憂は今や英傑と呼ばれるに何ら遜色のない、しかし昔と変わらない姉に寄り添いながら京へと歩みを進めた。 京都本能寺。 「りっちゃん将軍! お元気でありましたか!?」 「おっす唯、久しぶりだな。こっちは元気でやってたぜ。な、澪?」 「……ん? ああ、そうだな……」 「どうしたの澪ちゃん? 元気ないみたいだけど」 「唯……いや、何でもないんだ、何でも……」 「そう? ならいいんだけど……」 澪の沈んだ様子に、律も声をかける。 「どうした澪? 具合でも悪いのか?」 「……ああ、そうなんだ……ちょっとな……」 「大丈夫か澪? 早めに帰るか?」 「いや、私のことは気にするな……」 「気にするなっておまえ……。しゃねーなー。悪い唯! ちょっと澪の奴具合悪いみたいだから、あたしら先帰るわ。せっかく来てもらったのにごめんな!」 「ううん、気にしないで。澪ちゃんの看病をしてあげてよ」 「悪いな。またな!」 「うん、お大事にね」 律は澪の肩を支えながら本能寺を出る。 「……おまえ、仮病だろ?」 本能寺を出てしばらく、律は澪に問いかけた。 「……バレてた、か……」 「何年付き合ってると思ってるんだ。何だ、悩み事か? あたしでよければ……」 「いや、律には関係ないんだ!」 澪はすぐに否定した。 「なんだよ、そうかよ! じゃあ勝手にしろ!」 「……すまん、律……」 澪は去ってゆく律の背中を見ながらそう呟いた。 翌朝のことだった。 備中にいた梓の陣に、一人の密偵が引っ掛かる。 「平沢唯、京都本能寺で討たれる」 その密偵はにわかに信じがたい密書を持っていた。 開いた梓の顔がとたんに白くなる。 そんな梓の様子を見ていた、いつのまにか何となく家中に潜り込んで家臣となっていた純が梓に問いかける。 「どうしたの梓、ますます日本人形みたいな顔になってるよ」 そんな純の問いかけにも答えず梓は、 「唯先輩が……唯先輩が……」 とひたすら繰り返す。 「憂のお姉ちゃんって面白いよね」 そう言った純だったが、ただならぬ梓の様子に梓の肩をぎゅっとつかむ。 「梓! 梓ってば!」 「……あ、純……」 まるでそこに純がいたことを今気付いたかのような呆けた梓の返事。 「どうしたの梓」 「……唯先輩が……」 「憂のお姉ちゃんはわかったから」 「……唯先輩が討たれた……どうしよう、純!」 「え!? 討たれたって憂のお姉ちゃんが!?」 「そう……」 「いやいやいや、ありえないでしょう」 否定する純に、梓は先ほどの密書を差し出した。 梓はかつて自分を拾ってくれた唯のことを思い出す。 もしあの時唯先輩に出会っていなければ、どこかでのたれ死にをしていたか……。 今はこうやってひとかどの武将としてやっているが、仕えたのが唯先輩でなければ……。 「じゃあ、あずにゃんだね!」 そう言っておぶってくれた時の。 「あずにゃ~ん!」 墨俣築城のおり、唯先輩がそう言ってほおずりをしてくれた時の。 唯先輩のそれぞれのぬくもりを思い出す。 「……唯先輩……もう抱きついてきても怒りませんから……唯先輩……」 梓は肩をふるわせながら、こぼれ落ちるままに涙を大地へと染み込ませ続けた。 「梓、今度は梓が天下を狙う番だよ……」 純は未だ泣き止まぬ梓に静かに告げた。 それがどんなに残酷な言葉であるのか、純にもわかっていた。 「梓の番」、すなわち梓の慕った唯の死を認めることになるのだから……。 「梓、泣いていてもしょうがないよ……。ま、私はどっちでもいいんだけどさ、ほら、唯先輩との夢がさ……」 そんな純の言葉に梓の目にようやく涙以外の光がともる。 「純……」 それからの梓の動きは速かった。 まさに疾風迅雷。 備中の陣を引き払うと、昼夜を問わず京を目指した。 街道に灯させた松明を横目にただひたすらに駆ける。 3
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"許昌学院"天下統一を狙う頭首「曹操孟徳」 読み:"きょしょうがくいん"てんかとういつをねらうとうしゅ「そうそうもうとく」 カテゴリー:Chara/男性 作品:一騎当千 Dragon Destiny 属性:火 ATK:4(+2) DEF:4(+1) 【登場】〔自分のキャラ1体を控え室に置く〕 [永続]自分のアリーナに【裏】の「夏侯惇元譲」が登場している場合、このキャラは攻撃力と耐久力が3上昇する。 [永続]自分のアリーナに【裏】の「郭嘉奉孝」が登場している場合、このキャラは攻撃力と耐久力が3上昇する。 郭嘉と夏侯惇は俺のダチなんだよ illust: IT-042 U 収録:ブースターパック 「OS:一騎当千 1.00」
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[部分編集] 長野家でまったり天下統一してみる http //www.nicovideo.jp/watch/sm9725222 使用ゲーム 信長の野望 革新pk シナリオ・担当勢力 s1長野家 シナリオの設定 上級 動画形態 紙芝居あり 登録武将 一応あり(だが出てこない?) 史実武将の扱い ブレイクあり 縛り 斬首禁止・武田滅亡後は侵攻戦の出陣部隊の主将を関東武将に限定 投稿時期 2010年2月15日~2010年4月28日 投稿者名 klo1 マイリスト 長野無双…になるのか? 関連タグ 長野業正 ニコニコ大百科 『*****』 関連サイト http //kl01.blog110.fc2.com/ ニコ証 証券番号or動画タイトル 備考 - 簡単な解説 上州の黄斑(笑)と周囲に懼れられた名将、長野業正。 主の関東管領・上杉憲政が越後へと遁れた後も、業正は彼に対する忠義を貫かんとし、 時に門前町を、時に醤油を求めることを口実に関東統一へと乗り出したのであったー うp主は「黒田家でまったり天下統一してみる」「山名家の野望(天道)」の人。 動画に際立った派手さはないものの、うpペースの早さとコメントに対する丁寧な応対、 完結までしっかり走りぬく能力には定評がある。 今作から導入された「シリアス路線を目指した(はずが蓋を開けるとコメディ満載の)」紙芝居も一見の価値あり。 [部分編集] 主な登場人物 [部分編集] 突撃大好き病のおじいちゃんと愉快な仲間たち 長野業正 たまに影が薄い主人公。 趣味は奇襲(ただし奇襲以外の策略はことごとく失敗する)。 ほっとくと鉄砲櫓から軍神まで、何にでも突撃しようとする。知略が90以上あるはずなのだが…。 行方不明の主君・上杉憲正を探すため、諸国の大名を「説得」して歩いている。 長野業盛 長野Gの息子。蛙の子は蛙。 どことなくまだ言動に幼い感じが残る。 武田・上杉戦などにも参陣し一応一人の武将として着実に成長している模様。だが突撃は親父同様自重しない。 上泉信綱 相変わらず武力が非常識な剣聖。 常識人のフリをしてさらっときつい発言をすることも。 突っ込み役の里見義堯が登場してからは、長野Gと一緒にいろいろ自重しなくなってきている。 小幡憲重 業正の義弟にして介護…もとい補佐役。 主君と、主君に感化されてしまった突撃厨の息子の自重しなさに日々頭を痛める。 忍者を飼い慣らして主君の行動を監視するしっかりした一面も持つ。 小幡信貞 憲重の息子にして業正の弟子。「ヒャッハー」と叫びながら敵陣に突撃する。 おまけに周囲にそれを伝染させようとする。自重しろ。 おじいちゃんと並んで憲重の胃痛のタネ。 沼田裕光 できるほうの沼田。 動画内では足軽B技術の主任研究員として日々足軽学舎を見続ける生活を送らされていた。 そのため出番が少ないが、番外編でそのあたりのことを愚痴っていた。 宇都宮広綱 開幕、居城の宇都宮城を奪われてから29話まで忘れられていた。 出番と仕事はほしいが、弓隊は嫌らしい。 あくまでも騎馬隊で出たがるが、長野家の技術は…お察し下さい。 目立とうとする無駄な努力が意外な形で実ることとなる。 芳賀高定 憲重とともに苦労をわかちあっている常識人。信貞のお守りや外交を担当している。 元主君・広綱の変わりっぷりに戸惑うこともある。 壬生綱房 史実は腹黒なのにまさかの漂白G。 寿命が過ぎてもしぶとく粘っていたが、最期は長野Gの行く末を案じつつ?久留里城攻めの前にあの世へと旅立った。 結城晴朝 外交官・参謀として活躍中。 常識人かと思いきや、飲み物にさらりと謎の白い粉を盛ったりするあたり侮れない。 佐竹義昭 常陸の名門・佐竹家当主。隠れ主人公。 チート連中の陰に隠れがちだが、太田城の防衛や内政で地味に頑張っている。 義重が元服して間もなく、なぜか隠居を申し出た。 その理由を知るものは、殆ど居ない。 佐竹義重 鬼義重。 信貞に色々よからぬことを吹き込まれても、己を見失わない常識人。 父に似て理知的である。よかったね。 里見義堯 ガングロ。 自称常識人だが、周囲の人は誰もそう思っていない。 長野Gへの突っ込みが自重しないため、Gは奉行所への栄転を思案中。 北条氏康 相模の出来る人。 沼田さんに代わって足軽学舎を眺める日々を送る。 貴重な長野家の常識人なのだが… 北条綱成 氏康の側近。 つねに氏康のそばにおり、苦楽を共にするよき家臣。 氏康本人も覚えてない彼の苦労を知る数少ない人物。 北条氏政 氏康の息子。 この動画では、かがみん萌えとか口走ったりしない。常識人。 でも、ちょっぴり鈍感で、ドジっ子の感がある。 風魔小太郎 北条お抱えの忍者。 妙に軽い口調で喋る。 彼にとっての上司は憲重>業正らしい。ちなみに、長野Gは忍者が苦手。 武田信玄 武田ジャイアン信玄。いつも通り小笠原さんから一張弓を取り上げていた。 降ったあとも相変らず態度がでかい。 真田幸隆 長野Gとも縁があるということで、旧武田勢のなかでは唯一前線で活躍している人。 真面目かつしたたかな印象。 小笠原貞慶 ご存知ガラハド。 テンプレ通りのひどい扱いのせいで、目立ちたがり屋にしてイジケ虫になっている。 一張弓を横流しされた上泉先生的には色々とやり辛い相手。 長尾景虎(上杉謙信) 軍神。間に☆は入らない。 が、いつも通り憲政は追放した模様。 上杉憲政 ご存知本家関東管領(笑)にして業正の主君。 守護職を譲った長尾家にもはや用無しとばかりに追い出されかけていたが、空気を読んでか追い出される前に「旅に出ます探さないでください」と置手紙を残して出奔した。 最上義光 出羽の狐。 表向きは謙信に大人しく従っているが、御家を滅ぼした長尾家への恨みは深く、裏で長野家の手助けをしつつ虎視眈々と復讐の機会を窺っている。 接触した業盛曰く「妹さんの話が長かった」。 …シスコンぶりは健在のようだ。 相馬盛胤 UMA。うp主の天敵。 長野Gに負けない突撃大好き武将。というかそれしか能がない。 「こまけぇことはいいんだよ!!」 長野家吸収後、包囲網に参加していたことなどコロッと忘れ、超理論を展開してあっさり仲間に。少しは細かいことも気にしろ。 河東田清重 相馬家臣。主君をUMA呼ばわりしとことんまで軽んじている。 板部岡江雪斎 北条家臣。坊主。 自分が居たにもかかわらず氏政に「(守将に)計略に長けている者が居ない」と言われ、完全に存在をスルーされブチ切れる。 口調がストレートに乱暴。 織田信長 30話にて降伏。 降伏ついでに兵力の減った岐阜城に仕寄ってきていた三好と姉小路軍の後始末を長野軍にちゃっかり押し付けて 自分はこれから昼寝するとかぬかしていた。ダメだこのうつけ早く何とかry 大道寺政繁 北条家臣。誰が呼んだか大道寺建設。 黒川城防衛中に支城建築を口実にそそくさと逃げ出したり、馬岱の掛け声で登場したりとネタ要員的なお茶目な一面も持つ。里見とは口が悪い者同士であるせいかなんとなしに仲が悪い。 今川義元 うp主のPC補正によって桶狭間をしぶとく生き延びたが、長野軍の攻勢にはかなわず降伏。変態ではないようだが、色々とノリが軽い。 今川氏真 親父に似ずまともだが、色々と家中が残念なことになっていたため抗戦を諦め、義元に従い降伏することに。 今川家の常識人。 松平元康 今川家臣。桶狭間で義元が死ななかったため…ではなく(しすてむ的にはそうだが)正信や正成、果ては忠勝にまで裏切られてすっかり気落ちし 「もう人生なんてどうでもいいです」 と毛利隆元並みのネガキャラになってしまっていたため独立できなかった。 しかし忠臣と名高い三河武士でも相性と乱数神の機嫌次第であっさり寝返ってしまうあたり、しすてむの習いとはある意味戦国の習いよりも残酷といえるかもしれない。 山名豊国 うp主の前作主人公。 滅亡後、開口一番「命だけはry」という某ネタ動画のうp主の迷台詞を2回も繰り返して義重たちに命乞いしていた。 普通なら人手不足でもない限りとっとと追放されがちなスペックの武将であるが、どこからか(多分天の神様…もというp主の声)「高俸禄で登用しろ」との声があったらしく無事長野家に登用された。 豊国「俺ハジマタ」 松永久秀 ボンバーマン。所属する三好家がオワタ状態になってしまったためどこか色々諦めているフシがある。 でも出奔した息子に責任を全部被せようとするあたりはやっぱりギリワン。 黒田孝高 赤松→山名家臣。牛使い。 山名滅亡後は早速浦上への降伏勧告の使者を務める。 が、そのついでに言葉巧みに宗景を誘導尋問し、毛利攻めの口実とその言いだしっぺ(=宗景さん)を同時にゲット。 さすが汚いてんてー汚い。 毛利隆元 元祖ネガキャラ毛利家次期当主。父の言に従い降伏するが、ついでに首を差し出すと騒いで隆景を困らせていた。 基本真面目だが(いやむしろ真面目すぎるゆえに)ネガティヴっぷりは健在のようである。 伊達晴宗 伊達家当主。「ティンときた!!」 と、自分の娘を義昭に嫁がせたいと言い出し、これを義昭が断ると、セクハラ気味なイヤミを散々並べ立てた上で更に 「息子殿ならいいんじゃね?」 と半ば、というか殆ど押し付けるようにして娘と義重の婚姻話をまとめあげた。自重しろ。 蘆名盛氏 蘆名家当主。 上杉に早々と滅ぼされた後、伊達に(引き抜きで?)登用されていたらしい。 伊達降伏と同時にゆかいな長野家臣団に参入。 佐竹義昭とはやはり因縁の仲(※史実でも佐竹と蘆名は領境で小競り合いを延々繰り返す程度の仲)らしいが、gdgd悪口を言い合いながらも義昭のことを気遣って睡眠薬を盛って小太郎に引き渡してやる程度の人情(?)は備えているようである。 コメント欄 とり急ぎ作らせて頂きましたが初編集なので色々おかしいかもしれません、どなたか加筆訂正お願い致します -- 名無しさん (2010-03-23 06 40 32) 投稿時期と関連タグ追加いたしました -- 名無しさん (2010-10-20 00 53 35) 人物紹介を加筆・訂正しました。ネタバレ要素を控えめに直してみました。 -- 名無しさん (2010-10-29 13 44 25) マイリストが非表示になっています。動画は残っているけど、UP主さんが「黒歴史」と言っているので、心配です。 -- 名無しさん (2011-09-27 06 48 25) 親父の天道が完結しだい、削除されるそうです。UP主さんのブログで確認してください。 -- 名無しさん (2011-11-06 05 20 29) 早ければ11月13日に動画削除だそうです -- 名無しさん (2011-11-11 19 50 09) 削除されたか・・・ こんな面白い動画を作ったうp主に感謝! -- 名無しさん (2011-11-13 01 37 43) ブログも11月19日までに削除される予定です -- 名無しさん (2011-11-16 07 24 19) 名前 コメント
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国一覧 敵国の兵士数は、自国の兵士数によって変動する。 資材獲得チャンス時は、自国より少ないことが多い。 初回遭遇時に示された敵国の兵力は、その国とりが終わるまでは不変なため、 一度失敗しても、地道に自国の兵力を増強して再戦すれば、いつかは必ず勝てる。 No 国 資材 (3周で完了) 敵国の特徴 敵兵力参考値 (1周目) 1周 2周 3周 1周 2周 3周 4周以降 1 ハジマール軍 ◯ × × 全て騎馬 弓主体 豪傑弓主体 豪傑全て異なる手 自軍2449で敵軍980 2 サワガシー軍 × × × 全て槍 豪傑槍主体 忍者 弓主体 3 マケネーゾ軍 ◯ ◯ × 弓主体 全て異なる手特殊な戦場 弓主体 豪傑弓主体 4 オコッタ軍 × × ◯ 弓主体 騎馬主体特殊な戦場 騎馬主体 騎馬主体特殊な戦場 自軍96000で敵軍192000 5 ハリキール軍 ◯ × × 全て異なる手特殊な戦場 弓主体 槍主体 豪傑槍主体 6 フキゲン軍 × × × 槍主体 槍主体 豪傑槍主体 槍主体 自軍182356で敵軍419000 7 ハゲシーゾ軍 ◯ ◯ × 忍者 忍者 忍者 忍者 自軍96300で敵軍35700 8 オカンムリー軍 × × × 騎馬主体 騎馬主体 騎馬主体 騎馬主体 自軍9195で敵軍19500自軍80000で敵軍149000自軍34778で敵軍75000自軍の約210% 9 イバール軍 ◯ × ◯ 豪傑騎馬主体 弓主体 全て異なる手 豪傑弓主体 自軍11265で敵軍8300 10 メイワック軍 × × × 弓主体 豪傑槍主体 豪傑弓主体 弓主体特殊な戦場 自軍9695で敵軍16700 11 クヤシーゾ軍 ◯ ◯ × 弓主体 騎馬主体 弓主体特殊な戦場 忍者 自軍11991で敵軍10796 12 ツライナー軍 × × × 槍主体 弓主体特殊な戦場 全て異なる手 騎馬主体 自軍11392で敵軍16598 13 アバレール軍 ◯ × × 忍者 忍者 騎馬主体 豪傑槍主体 自軍13051で敵軍6525自軍200314で敵軍100157 14 ワルワル軍 × × ◯ 槍主体 槍主体特殊な戦場 槍主体 全て異なる手 自軍11904で敵軍16580自軍270921で敵軍362093 15 ツカレッタ軍 ◯ ◯ × 騎馬主体 騎馬主体特殊な戦場 騎馬主体特殊な戦場 槍主体 自軍13985で敵軍12341自軍311664で敵軍279488自軍の約89% 16 ムカツキー軍 × × × 騎馬主体 騎馬主体 忍者 豪傑騎馬主体 自軍12852で敵軍18110 17 ユルサンゾ軍 ◯ × × 豪傑弓主体 豪傑弓主体 槍主体 全て異なる手特殊な戦場 自軍15164で敵軍13196自軍209817で敵軍188835自軍358819で敵軍314754自軍の約88% 18 ヤバイン軍 × × × 全て異なる手特殊な戦場 槍主体特殊な戦場 豪傑弓主体 豪傑弓主体 自軍14383で敵軍17966自軍93236で敵軍111950自軍240479で敵軍287473 19 フカシギー軍 ◯ ◯ ◯ 槍主体 忍者 弓主体特殊な戦場 豪傑弓主体 自軍16179で敵軍21032自軍108368で敵軍135760自軍269344で敵軍349993 20 サイゴキング軍 × × × 特殊合戦 自軍14で敵軍28自軍15882で敵軍90861自軍18434で敵軍144490自軍106445で敵軍598745自軍265077で敵軍1695190自軍687941で敵軍1467462 二周目の参考情報 特殊な戦場が非常に多くなる。 一国目からやり直しとなるが、前回クリア時の自国兵力はそのまま引き継がれる。 一周目では絶対に勝てるときに出ていたカチボシ表示が一切出なくなる。白旗表示は出る。 敵国の名前は同じだが、特徴はほぼ全ての国で変わっている。 資材獲得チャンスは4n-1(n=1~5)国目の時、計5回。 サイゴキング戦は自軍2388136と2735520の時に敵軍9999999(カンスト)確認。 三周目の参考情報 豪傑や忍者、馬・弓・槍のバランスが取れた敵が増える。 資材獲得チャンスは5n-1(n=1~4)国目の時、計4回。 敵軍も増えるが、倒したときに貰える兵士(敵兵総数の10%)も激増するため、自軍のカンスト(9999999人)も時間の問題。 四周以降の参考情報 豪傑が非常に多くなる。 資材獲得チャンスは一切なし。 敵軍は三周目よりも多くなる。なお自軍がカンストしていれば、敵軍もカンストで挑んでくる場合もある。(ただし忍者は除く) →4周目3国目で自9,999,999人で、マケネーゾ軍豪傑9,999,999人を確認。 特殊な条件 敵軍の特殊な構成 敵兵力はグー・チョキ・パーではなくグー・グー・チョキのように騎馬主体など手が偏った構成の場合がある。 特殊な戦場の場合はこちらのチョキは必ず相性で負けるので兵士を多めに振り分ける、またはチョキはほぼ0人の捨て駒にしてグー・パーで勝てる構成にするなどの対応が必要になる。 特殊な戦場 戦場の状況が変化することがある。 戦場 説明 石ころ 馬(グー)が全てのタイプに相性で負ける。 強風 弓(チョキ)が全てのタイプに相性で負ける。 ぬかるみ 槍(パー)が全てのタイプに相性で負ける。 敵軍の特殊な兵種 敵の部隊に馬・弓・槍以外のタイプがいることがある。 名前 特性 忍者 馬・弓・槍のいずれに対しても相性で勝つ。必ずこちらの兵力が半減させられるため、相手兵力の2倍以上の兵力で押し切らなければならない。忍者国との対戦では敵兵総数が少なめに設定されているため、確実に2勝できるように戦力配分をすれば苦戦しない。偵察を使っても意味がないので注意。 豪傑(馬・弓・槍) 相性勝ちならいつも通り相手の兵力が1/2になるが、あいこだとこちらの兵力が1/3、相性負けは1/5となる。相手が豪傑国の場合は敵軍の総兵士数が自軍の総兵士数よりも戦力が少なめになる傾向がある。相性で勝てば問題ないので、偵察を使えば相手より自軍の兵士が少なくてもなんとかなる。また、あいこでもこちらが3倍の兵なら勝てるので、「助言」で編成してもらうといい。 サイゴキング軍との特殊合戦 兵士振り分け無し、全兵士をグー・チョキ・パーのどれかに振って戦う総力戦。勝てば相手の全兵士数が半分に、負ければ自分の全兵士数が半分になる。引き分けはどちらの全兵士数も変わらない。 この全振り合戦を5回行って、最終的に自分の兵士数が相手の兵士数以上ならば勝利。簡単に言えば5連続ジャンケン。 サイゴキング軍の兵士数は、初遭遇時の自軍最大兵士数の2~8倍程度(ただし相手がカンストしている場合はこの限りではない)。 上記ルール上、助言・偵察は使用不可能。 途中で挽回不可能なほど兵力を減らされ、5戦する前に国とり失敗が確定することもある。逆もまた然りでまれに勝ちが確定することも。しかし、勝ちが確定するのには、かなり運が必要である。 5戦後に兵力で優れば良いため、途中で2敗以上することも可能(理論上は兵力差が32倍以上あれば全敗も可)。 最終的に兵士数が同一(カンスト同士が5連続引き分けになるなど)の場合、プレーヤー側の勝利となり、ゲームクリアが達成される。 よく勘違いされるが、サイゴキングが出す手はすべて確率が均等である。(開発者のインタビューより)「同じ手が連続した」「あいこが出やすい」などと言った特殊な状況に遭遇するのは統計学上それなりにありうることであり、仕様ではないので注意。 一例として、こちらの兵が9万、サイゴキング軍の兵が32万の場合… ○○△△△ 9万>8万で勝利 ○○○△× 4.5万>4万で勝利 少なくとも2敗すると失敗確定 こちらの兵が7万ほどだった場合は相手より3度以上多く勝たないと勝利できないので、もう少し兵を集めないと厳しい。 16万以上までこちらの兵が増えるのを待てば、○○○××などのように、相手より一度でも勝ち越せば勝利できるので少しだけラクになる。 ちなみに自軍が勝てる確率は… 自分の軍がサイゴキング軍よりも少ないが1/2以上の場合 39.5%(96/243) 1/4以上1/2未満の場合 21.0%(51/243) 1/8以上1/4未満の場合 8.6%(21/243) 兵士を集めつつ、負けたらリセット⇒何もしない⇒負けたらリセット⇒何もしない を繰り返し、勝てるのを待つのも手。 ロマンのない話になるが、全部グーを選んでも真剣に選んでも理論上勝てる確率は変わらない(ギャンブラーの誤謬)。選ぶ手は適当でOK。 この戦いに負けても兵士の損失は通常通り10%ほどで済む。 ルールは通常と異なるものの、ぼうしチケットの「兵士数が2倍の相手に勝利した」「兵士数が1.5倍の相手に勝利した」「兵士数が自分より多い相手に勝利した」は条件を満たせば達成可能。 気合の一撃 以下の条件を満たす時、「気合いの一撃」が発生し、自軍の兵士数が本来の2倍になって敵軍に勝利することがある。 3戦目である そのままでは自軍が敗北してしまう状況である 自軍の兵士数が2倍になれば敵軍に勝利できる状況である 例 自軍弓12000 vs 敵軍馬10000、自軍槍6000 vs 敵軍槍10000 等 なお、忍者や豪傑が相手のときでも発生する。 相手の兵士がヤバい… オコッタ軍(1回目)フキゲン軍(1.2.4回目)に相手の兵士がほぼ1.5倍になる(3回目は豪傑) 例えばマケネーゾ戦3000 1000 オコッタ戦10000 15000 ハリキール戦17500 15000 フキゲン戦19000 28500になることだってある オコッタ軍は2回目はマケネーゾ軍より少ない フキゲン戦で勝ったとき、ハゲシーゾは忍者なんで34500 23000になることが多い 名前 コメント すべてのコメントを見る
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真・爆走デコトラ伝説~天下統一頂上決戦~ 【メーカー】スパイク 【発売日】2005/2/10 動作報告 HDA2.1&HDL0.7c(/N /L /C) SCPH-50000NB(V10) 純正 WinHIIP 1.7.3JP 数時間プレイして不具合見られず。 50000MB、 V9、 メモカHDL+winhipでマスター、イメージ共にインストール可能で動作確認出来ました 同じく50000MB、 V9、 メモカHDL+winhipでイメージからOK。しかし、セーブ容量2.5MBとのことで、セーブ確認せず。 50000V10/純正HDD/HDA 2.1/WinHIIP 173JPでイメージインスト、数時間プレイして不具合見られず。 クチコミ一覧 #bf
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1 2 3 4 ※鬱Verはカットしました。 2010/10/25 http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1288014497/ 戻る 名前 コメント すべてのコメントを見る 秀吉は梓より律の方があってるだろ 唯梓にしたいからって人選誤ったな。 -- (名無しさん) 2015-07-12 22 21 54 みんが安心してゴロゴロ出来る世の中、何だか深い -- (名無しさん) 2011-11-26 03 01 10 言語が現在と戦国時代とでごっちゃになってるやん(笑) てか、鬱verって何だwww -- (あずにゃん) 2011-11-25 22 42 37 最後は江戸と大阪の真ん中とって尾張にすればいいんじゃね?と思った 元々唯の本拠だし近江の隣が京都だし、海路なら割と早く江戸につけるし -- (名無しさん) 2011-11-25 15 56 48 アイスのおまけぇぇぇぇぇWWWWWW -- (名無し) 2011-07-12 11 11 46 爆弾正wwww -- (名無しさん) 2011-03-26 10 39 18 確かにホラ吹き太閤記みたいで面白いな -- (名無しさん) 2011-03-26 10 16 54 誰が歴史上の誰とか考えると、純ちゃんは一人で何役もやってて大変だな -- (名無しです) 2011-03-22 18 23 02 鬱Verも中々味があっていいんだけどな -- (名無しさん) 2011-03-12 13 17 58 憂は優れた妹だから信行として…和は丹羽か? 律が将軍義昭で澪が光秀なのは変わった采配だったな… …この時代って衆道なるものが存在したんだよな……とか… -- (名無しさん) 2011-03-12 08 01 41
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時はたぶん戦国時代。 陰謀渦巻き、血の繋がった親類ですら信用できない時代。 長子相続の原則はあったものの、その長子に力が無いと見なされれば、下の者が上の者を克す。 すなわち下克上がまかり通る世の中であった。 ここ尾張を支配する平沢家もそんな世の例に漏れず、家督相続を巡る姉妹の対立で大きく揺れようとして……。 いなかった。 というか、対立すらおこらなかった。 できの悪い姉。 できの良い妹。 日頃からゴロゴロしてばかりいるため家臣からは「ニート候補」、民草からも「池沼殿」と軽んじられる姉・平沢唯と、「よくできた妹」「姉の良いところを全部吸い取った」と評判の平沢憂。 本来なら、妹の憂が家督を相続しそうなものだが、「お姉ちゃんはやればできる子!」と言ってあっさり跡目争いから降りてしまったのである。 しかし困ったのは平沢家家臣団である。 当主となった唯は周辺国の様子を他所に、ひたすらゴロゴロばかりしている。 このままでは平沢家はおろか、自分達の未来も無い。 そこで平沢家筆頭家老、真鍋和の元に相談を持ち込むも、子供の頃に唯が和の屋敷の湯殿をザリガニでいっぱいにした話をされ、「心配ない」とあっさり追い返されてしまった。 そんな家臣の不安を他所に唯は、今日も領内を無為に歩き回っていた。 「うんたん♪ うんたん♪」 得意の拍子を取りながら唯は、今朝和から言われた「このままじゃニートになっちゃうわよ」と言われたことを思い出していた。 なにかしなくちゃ。 そう思うものの、何をすればいいのかわからない。 「う~ん」 腕を組んで首をひねって考えるも、皆目検討がつかない。 「こらっ! 泥棒猫!」 突然唯の後方からそんな声が聞こえてきた。 「ふみゅっ」 考え事をしていたからだろう。 振り返ったひょうしに唯は尻餅をついてしまう。 そんな唯の横を通り過ぎようとした少女の髪の毛が、さっき怒鳴ったであろう男に掴まれる。 「こいつ、ゴキブリみたいな頭をしやがって!」 男は髪を二つに結んだ少女の手から大根を引き抜くと、その少女に殴りかかろうとした。 そんな二人の様子を見ていた唯は慌てて止めに入る。 「ま、待った!」 そもそも男が領主である唯に挨拶すらしなかったのは唯の存在に気づいていなかったからなのだが、気づいてからも男のたいして変化しなかった。 「これはちしょ……お殿様」 男は「池沼殿」と言いかけて、慌てて言い直す。 唯も何か言いかけたことはわかり、何と言い間違えたのだろうと首をひねったものの、 「おまえ、殿様ならさっさと助けろです!」 との、少女の言葉に、あっさり思考を遮られる。 「か、かわいい!」 少女を見た唯は、思わずそう漏らす。 「おじさん、この子を許してあげてください!」 次の瞬間、唯は殿様とは思えない態度で謝った。 面食らったのは男の方である。 いくら池沼殿とはいえ、一国を支配する主である。 「ま、まぁ、殿様がそこまで言うなら……」 と、渋々ながらも引き下がった。 一方、残された少女の方も唯の態度に面食らっていた。 この少女も、貧しいながらも戦国を生きる者である。 下克上がまかり通る世の中にあって、上の者が下の者にあんなにあっさり謝るなどあり得ない。 この殿様はよほどのバカか、よほどの大人物か……。 そう少女が思案していると、 「じー」 唯の視線に気づいた。 「な、何ですか?」 少女がそう言うと、 「名前は?」 「歳は?」 「好きな食べ物は?」 唯は矢継ぎ早に質問を浴びせる。 「な、中野梓、です……」 「じゃあ、あずにゃんだね!」 少女が名前を名乗ると同時だっただろうか、唯は間髪入れずにそう言った。 「あ、あずにゃん?」 この殿様はバカだ。 梓はそう判断した。 しかしバカとはいえ、殿様は殿様。 利用する価値はある。 「あ、あの……」 梓が何か言いたそうにしているのを見た唯は、「何?」とにっこり問いかける。 「あ、あの……ぞ、草履を……あた、暖めてあげます!」 「草履?」 梓の突然の申し出を不思議に思った唯は、梓の足下を見る。 裸足だ。 しかも泥だらけで、生傷も見て取れた。 唯も本当のバカではない。 さっき大根を盗もうとしたことといい、この少女が困窮した生活を送っていることが見て取れた。 「うん、なら私がおぶってあげるよ! 任せて、あずにゃん!」 「え、ええ!?」 草履をよこせという話が何故おんぶしてあげるという話になるのだろうか。 梓は、やっぱりバカだ、この殿様はバカ殿だ、そう思った。 「え、いや、そういうことじゃなくてですね……」 「大丈夫だよ、あずにゃん、お城までおんぶしていってあげるよ!」 唯は「ふんす」と鼻息も荒く、自信満々に答える。 こうなったらお城まで行くしかない。 そして頃を見て逃げだそう。 そう、こんな殿様の国なんて、いつ他国に攻め滅ぼされるかわかったものではないのだから……。 梓は唯の背中におぶさりながら、そんなことを考えた。 「というわけで、天下布武を目指すことにしました!」 城に帰った唯は、憂と和を前にそう高らかに宣言した。 もちろん唯の背中には泥だらけの梓がいて、唯の着物も梓の泥が付着して汚れている。 そんな姿の唯が突然「天下布武」と言い出したのだ。 まして日頃からゴロゴロしていた唯である。 「唯、あなた何か策はあるの?」 和はそう唯に尋ねた。 「え? 無いよ。でもみんなで頑張ればきっと大丈夫だよ!」 和は痛み出した頭を押さえながら、「こんな子が当主で大丈夫かしら、平沢家……」と思っていた……。 「ところでお姉ちゃん、その背中の子は?」 「あ、この子はあずにゃんだよ!」 「あ、あずにゃん?」 不思議そうな顔をする憂に梓は。 「……中野梓です。あの、よろしくお願いします」 ぺこりと頭を下げた。 「あ、私は妹の平沢憂です。よろしくね、梓ちゃん」 あ、そうだ、と憂は、 「私、お風呂を沸かしてくるね」 と手際よく駆けだしてゆく。 そんな憂の姿を見た梓は、この二人は本当に姉妹なのだろうか。 それに先ほどの唯の「天下布武」という言葉。 どこまで本気なのだろうか。 力さえあれば天下を取ることもできる戦国の世。 しかしここ尾張は小国である。 天下なんか取れるわけが……。 梓はそう思うと同時に、もしかしたらあるいは……。 そうも思った。 唯は民草からも「池沼殿」と呼ばれるようなバカ殿にしか見えない。 天下取りはバカが見る夢――。 「天下布武」を目指すと答えた唯の目は真剣そのものだった。 そういえば……。 「お姉ちゃんの背中、暖かかったでしょう?」 風呂に入る前、憂がそう言っていたことを思い出す。 ここに留まってみるのも面白いかもしれない。 梓は憂の沸かしてくれた湯につかりながら、そんな風に思うようになっていた。 「憂、唯先輩は!?」 梓が平沢家に仕え始めてからしばらく後、駿河・遠江・三河の三国を治める琴吹紬が駿府から兵3万を発したとの報が入り、尾張はにわかに殺気立っていた。 琴吹家と言えば、血筋は将軍家に連なり、紬自身も東海一の弓取りとも呼び名される、天下に最も近い大名家である。 そんな琴吹家の軍勢が刻々と尾張に迫っているというのに、朝から唯は行方不明であった。 「大丈夫だよ、梓ちゃん」 梓の焦燥とは反対に、憂は落ち着き払っている。 しかしお家存亡の危機に、当主がいないという状況に平沢家家臣団は浮き足立っていた。 籠城か野戦か。 大軍を擁する琴吹家に野戦で挑むは、むざむざ死にに行くようなもの。 ならば籠城で少しでも時間をかせいで……。 平沢家の大勢は籠城策に傾いてはいた。 後は当主の唯が一言「籠城」とさえ言えば、籠城に決まるだろう。 だが、その肝心の唯がいない。 「池沼殿は怖じ気づいて逃げ出したのだ」 公然と唯を非難する声も家臣団からは上がっていた。 「うんたん♪ うんたん♪」 にわかに奥の襖が開くと、唯はいつもの節を取りながら上座に着く。 奥に座っていた憂と和はさっと頭を下げたが、多くの家臣は、 「存亡の危機だというのに何をのんきな……」 「やはり池沼殿だ、この危機がわかっていない……」 と、落胆と軽蔑の眼差しを唯に向ける。 「唯先輩! どこに行ってたんですか!?」 梓も唯に詰め寄る。 「あ、あずにゃ~ん!」 唯はいつものように梓に抱きつくと、 「あずにゃん、お外行こ、お外♪」 と言って梓の手を引き、 「憂も一緒に行こう♪」 と、憂の手も引き、あっさりと野戦に決めてしまった。 確かに唯の判断は正しい。 援軍が期待できない以上、籠城をしてもせいぜい時間稼ぎにしかならないだろう。 まして兵力差があまりに大きすぎる以上、時間稼ぎにも限度がある。 となれば打って出る以外に勝ち目はないのだが……。 「唯先輩、いいんですか?」 梓は唯に従いながら、そう尋ねた。 引き連れて来たのは2千ばかりの兵だ。 「ん? 大丈夫だよ、お城は和ちゃんがいるから」 「いえ、そうじゃなくて……。打って出て勝ち目はあるんですか?」 「う~ん、どうかなぁ」 あまりに頼りない唯の返事に、梓はがっくりと来た。 「あ、そうだ憂」 「なぁに、お姉ちゃん?」 「ムギちゃん達、今どの辺にいるの?」 「うんとねぇ、田楽狭間だよ」 「よし、じゃあ、そこに行こう!」 「あの、唯先輩? ムギちゃんって誰ですか?」 唯と憂のやりとりが終わったのを見て、梓はそう尋ねた。 「ん? ムギちゃん? えっとねぇ、琴吹紬ちゃんでしょ? だからムギちゃん、なんだよ、あずにゃん!」 「ぷっ」 さも名案を思いついたかのような唯の口ぶりに、梓は思わず吹き出した。 敵にまであだ名(?)をつけるなんて、唯先輩らしい。 梓はそんな唯を見ながら、初めて「あずにゃん」と呼ばれた日のことを思い出していた。 田楽狭間。 雨も降り出し、休息を取っていた琴吹家の隊列は縦に伸びきっていた。 「唯先輩、これを狙ってたんですか?」 確かに琴吹家は3万の大軍を擁している。 しかし縦に狭い道を進軍すれば、隊列は細く縦に伸びざるを得ない。 ここを横から奇襲すれば、少ない軍勢でも対等に戦える。 「うんとねぇ、昔蟻さんの行列を見てたんだ。そしたら、蟻さんはたくさんいるのに、私の目の前を通る蟻さんは一匹だけだったんだよ! すごいよね!?」 たぶん唯が言っている「すごい」は、そこからこんな作戦を思いついて「すごい」ではない。 もっと単純に、そんな蟻の動きが「すごい」という意味での、蟻に対する「すごい」、だ。 「ええ、すごいです」 梓は唯に対して「すごい」と言った。 「そうだよねぇ、蟻さんはやっぱりすごいんだよ、あずにゃん!」 梓にとっては、いや、多くの凡人にとっては、そんな蟻の動きなど当たり前のことでしかない。 しかし唯はその当たり前を見逃さずに観察し、こうして作戦を思いついた。 「ね、お姉ちゃんはやれば出来る子だって言ったでしょ?」 憂は誇らしげな顔で梓に言った。 数刻後。 唯の仕掛けた奇襲は見事に成功し、大混乱におちいった琴吹家は、縦に伸びきった戦列から本陣への救援もままならず、3万を数えた軍勢もわずか2千の軍勢にあっさり敗れた。 「何も言うことはないわ……」 捕らえられた琴吹家当主琴吹紬は、唯の前で静かに言った。 「えっと、あなたがムギちゃん?」 唯の問いかけに紬は不思議そうな顔をする。 「あ、えっと、琴吹紬ちゃんだからムギちゃんなんだよ!」 紬は、これが東海一の弓取りと呼ばれた自らを破った敵の大将なのだろうか、と疑問に思った。 尾張の池沼殿。 そう呼ばれる唯をあなどり、油断があったことは否定しない。 だが、あの鵯越の逆落としを思わせる見事としか言いようのない奇襲。 それを指揮したであろう平沢唯という武将。 その唯を目の前にして、紬は落胆していた。 「あ、私は平沢唯。唯って呼んでね」 敵の総大将を前に、威厳のかけらもない。 「そう、平沢さん……」 紬はそう言うと、静かに唯の前に首を差し出した。 「違うよ、ムギちゃん! 唯だよ! 唯ちゃんって呼んでよぉ~」 そう言うと、唯は突然鼻をひくつかせ始めた。 くんくん。くんくん。 「ねぇ、ムギちゃん、この匂い何?」 唯はあたりの様子を探るようにきょろきょろとしながら、紬に尋ねる。 「ケーキよ、唯ちゃん。みんなで食べようと思って持ってきたんだけど……」 「ケーキ!?」 「そう、南蛮のお菓子」 「お菓子!? ねぇ、ムギちゃん、ケーキ貰ってもいい?」 「ええ、全部あげるわ」 「ホントにぃ~! やった~! ねぇねぇ、あずにゃん、憂! ケーキ! ケーキ貰ったよ!」 唯の無邪気すぎる態度に、唯の後ろで控えていた二人も呆れ気味だ。 すると唯は突然。 「ねぇ、ムギちゃんも一緒に食べよう♪」 最期の晩餐のつもりだろうか。 そう言って唯は、紬にもケーキをすすめる。 「ちょ、唯先輩!」 あまりの唯の姿に、たまらず梓が呼びかける。 「ん? どうしたの、あずにゃん?」 「どうしたのじゃありません! 早く首を!」 「首? 首じゃなくてケーキだよ、あずにゃん」 「だから、そうじゃなくって……。合戦で勝った方が負けた方の首を取るんです!」 梓が特別残酷なわけではない。 この時代では当然のことを言ったまでだ。 その証拠に紬も、「大変ね……」という表情を梓に向けている。 「え~!? だってムギちゃんはケーキをくれたんだよ! 悪い子じゃないよ、良い子だよ!」 この唯の言葉にはさすがに紬も驚いた。 タチの悪い冗談かとすら思った。 この時代、大義があろうがなかろうが、勝った方が正義なのである。 まして相手は自らを滅ぼそうとした敵。 ここで情けをかければ、今度は自分がやられるかもしれない。 だが唯の瞳は真剣そのもので、とても冗談とは思えない。 「本気なの、唯ちゃん? 私は唯ちゃんを攻めようとしたのよ?」 紬がそう言っても、唯の考えは変わらなかった。 「ムギちゃん、友達になろうよ」 「お友達?」 「そう、友達だよ」 人なつっこい笑顔を向ける唯を眺めながら紬は思った。 なるほど、人が「池沼殿」と呼ぶのも無理はない。 あまりにあけすけで、自らの愚を隠そうともせず。 素直で正直で。 おおよそ時代権謀術数には向かない性格だが、信念だけは曲げない。 もしこの乱れた世を直せる人がいるのだとしたら、それは唯ちゃんみたいな人なのかもしれない。 いや、唯ちゃんのような人にこそ天下人になってもらいたい。 「私の負けね……。ふふっ、一緒にケーキを食べましょう、唯ちゃん」 その紬の言葉を聞いた唯は、 「うん♪」 と、最大級の笑顔を紬に向けた。 後に桶狭間の戦いと呼ばれるようになる先の合戦で琴吹紬を破ってしばらく後。 尾張一国を支配するだけだった平沢家は、琴吹家当主だったムギを人質に同盟を結んだ。 事実上琴吹家を属国にし、駿河・遠江・三河を支配する大大名へと一挙に成長したわけである。 というのは、事実を元にした対外的な印象だろうか。 実際のところは、ムギは自ら進んで尾張に入り、唯への臣従を申し出た。 しかし唯はそれをよしとはせず、同盟という形にこだわった。 困ったムギは、唯の元に留まり、人質となることで事実上の臣従ということになったのだが……。 「ムギちゃん、今日のおやつはなぁに?」 「今日はカステラよ、唯ちゃん」 おおよそ人質とは程遠い、のどかな日常を送っていたのである。 「私、唯先輩がよくわかりません……」 梓は和にそう打ち明けた。 「私も唯がわからなくなることがあるわ。あの子時々、私たちの理解を超えたことをするでしょう?」 「それ、わかります……」 もしあの時唯がムギの首を取っていれば、何年にも渡る琴吹家の旧領をはぎ取る戦が始まっていたかもしれない。 しかし唯がムギの首を取らなかったことで、労せずして3カ国が手に入ったのだ。 憂は「お姉ちゃんはやっぱりすごいでしょ~、えへへ」と言っていたが。 「やっぱり唯先輩はよくわからない……」 結局梓には唯がすごいのかすごくないのかよくわからなかった。 2
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このあまりの動きの速さに驚いたのは京にいた澪である。 「まさか梓が……」 ここまでの計画は完璧だった。 各地に軍を出し真空地帯となった京で唯を討ち取る。 その後、田井中将軍家の名で密書を各地に飛ばし、平沢包囲網を作り各地の平沢家臣団の動きを封じ込め、その間に畿内での地盤を固める。 そのはずだった……。 「速すぎる!」 澪は苛立ちを隠せなかった。 「落ち付けって、澪」 隣にいた律が澪をたしなめる。 もちろん律の胸中も穏やかならぬものがあった。 澪の突然の挙兵。 自らを将軍として奉戴してくれた唯を、自らに長年仕え苦楽を共にした澪が討つ。 だが、律には澪を責めることができなかった。 再び田井中将軍家が力を持つには、律以上に力を持ちつつある唯を討つしかない。 そう考えるまでに至った澪の心中は理解しているつもりだ。 「すまん唯……澪を許してくれとは言わない、せめて責めるなら澪じゃなくあたしを責めてくれ」 律は静かに心の中で祈った。 梓、澪の両軍は円明寺川を挟んで対陣した。 「そう、唯が討たれたのね……」 四国へと向かう途中、唯が討たれたことを聞きとって返した和は梓に合流していた。 「唯先輩の仇は必ず討ちます!」 梓が意気込む。 戦の趨勢は思いの外簡単に決した。 天王山をおさえた梓が澪の動きを牽制できたというのもあったが、何より澪に見方する者が畿内近辺にはあまりに少なかった。 「負け……か……」 澪は総崩れとなった自陣を見て肩を落とす。 だが澪は、梓に負けたとは思っていなかった。 澪が負けたとするなら、それは唯に、だ。 これほどまでに畿内で兵が集まらないとは……。 まして律の、将軍家の名を出して2万に届かなかった。 これでは勝負にならない。 「澪、やっぱり唯はすごい奴だったな。お前の言った通りだったよ」 律は陽気に澪に語りかける。 「すまん、律……。こうなったら私一人で……だから律は……」 「何いってんだよ、澪。さ、一緒に逃げようぜ」 律は明るく言ったが、すでに梓が追討の軍を出しているだろう。 すでに付き従う兵も少なく、逃げ切れないことを律も澪も確信していた。 「律……」 澪は隣で微笑む律をこんなことに巻き込んで申し訳なく思うと同時に、頼もしくも思った。 「梓ー、澪先輩達まだ見つからないみたい」 純は焦れる梓にそう答える。 ここで澪達を逃がせば後々に禍根が残る。 それを梓は気にしているのだ。 だが、梓の気になることはもう一つあった。 隣の和の様子である。 焦れる梓とは対象に、和は落ち着いている。 あげく、 「じゃあ私、先に城に戻るわね」 そう言って帰っていったのである。 「唯先輩が討たれたっていうのに」 梓は内心そう歯がみした。 「もはやこれまで、か……」 澪は平家物語、木曾の最期を思い出す。 澪は律の方を向き微笑み、藪の向うにいるであろう敵に斬りかかっていった。 「日ごろは音にも聞きつらん、今は目にも見たまへ。木曾殿の御乳母子、今井四郎兼平、生年三十三にまかりなる。さる者ありとは、鎌倉殿までも知ろしめされたるらんぞ。兼平討つて見参にいれよ。」 そう叫んだ澪の前に姿を現したのは。 「え? み、澪ちゃん!? ちょっと待って! わ、私!! 唯だよ、唯!」 「え? 唯?」 驚いたのは澪と律である。 「何で唯がここにいるんだ!?」 「ひぃ! ごめんなさいごめんなさい! ば、化けて出るならもう少し待ってくれ! もうすぐ私もそっちに行くから!」 さっきまでの勢いもどこへやら。 澪はすっかりおびえてしまっている。 「澪ちゃん? 私、まだ生きてるよ?」 「お姉ちゃん、だからこっちじゃ……ってあれ、律さんに澪さん?」 唯の後から出て来たのは憂である。 「憂ちゃんまで!?」 「でもちょうどよかったよ、りっちゃんと澪ちゃんに会えて。実は私たち迷子になってたんだよぉ……」 律は唯の話を聞きながら、澪の耳からふさいでいた手を引きはがす。 「ひぃ、唯のお化け!」 「おい馬鹿、よく見ろ。足もあるだろ。この唯は生きてる。どうやって生きていたのかはわからないけど……」 「ほ、ホントだ……。唯、生きてる、のか?」 「生きてるも何も、私最初から死んでないよ?」 あまりにあっけらかんとした唯に、律は核心を尋ねる。 「唯、どうやってあの中から脱出できたんだ? 澪のやつ、かなり本気で周囲を固めてただろ」 「どうもこうも、話が全くわからないんだけど……」 聞けば、唯は律達が帰ったあと、 「憂、アイス食べたい……」 と言って、本能寺を抜け出たそうだ。 そして堺へと向かう途中、迷子になってここまで来た、と。 「澪が『敵は本能寺にあり!』なんて自信満々に言うから……」 「なっ、律だって唯は討ち取ったって言っただろ!」 二人のやりとりをぽかんと見つめていた唯は、突然慌て出す。 「え!? 私、討ち取られたの!? ま、まさか私死んだんじゃ……」 澪と律は二人同時に。 「いやいやいや、生きてるから!」 その後、梓に合流するまでの間、 「唯、ホントごめん!」 「悪かったよ!」 と、律と澪に散々謝られたものの、唯はいっこうに理解できず、 「わからなくて困ってるお姉ちゃん可愛い」 と、憂はずっと微笑んでいた。 もちろん「私がお姉ちゃんだから道案内をするよ! ふんすっ」と鼻息を荒くする余裕もなく、今度は憂の先導で向かったのであっさりとついた。 梓と合流してすぐ。 「唯先輩は本当に勝手です! 勝手にいなくなって勝手に帰って来て! もう本当に……。でも生きていて、よかった、です……」 「心配かけてごめんね、あずにゃん」 「わぷっ、唯先輩! 抱きつかな……きょ、今日だけ、特別、ですよ……」 「あずにゃ~ん!」 その後城に戻った唯は。 「全く、勝手に行方不明になって。このままだとホントにニートになるところだったわよ」 「ニート!? 数日いなかっただけでニート扱い!?」 と、和によくわからないお説教を受けたのだった。 それからしばらく後、唯は天下を統一する。 こうして世は太平を迎えることとなった。 こうして唯は太平の世のもと、日々ごろごろしながらアイスを頬張ったというのは蛇足だろうか。 「ごろごろしてるお姉ちゃん、やっぱり可愛いなぁ」 「そうやって憂が甘やかすから唯先輩はダメなままなんだよ!」 「ダメ? じゃあ、梓ちゃん、しっかりしているお姉ちゃんがいいの?」 「唯先輩がしっかりしてたら……」 今や天下の政は憂を中心に回っていると言っても過言ではない。 そこにしっかりした唯先輩が加わったら……。 「う~ん、何か違う気がする……」 梓はそこまで考えて、微妙な表情をした。 「唯、このままじゃ本当にニートになっちゃうわよ!」 「重いよ! 今回はその言葉重いよ、和ちゃん!」 唯はとりあえずまた何か一生懸命がんばれるものを探そうと誓ったのだが、とりあえずはこのアイスを食べて、ムギちゃんのお茶会が終わってから……。 そう思うのであった。 そうそう。 諸大名を前に、 「私、こうやって諸大名をひれ伏させるのが夢だったの~」 と言って、ムギが周囲をどん引きさせたのは余談である。 これで終わりです。 戻る 番外編
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【番外編】 「いくら梓ちゃんでも、これだけは譲れないよ」 天下を統一し、律より征夷大将軍の職の禅譲を受けた唯は新たに幕府を開くことになった。 しかしここに火種が生じる。 大坂を本拠とする梓は大坂への開府を主張。 江戸を本拠とする憂は江戸への開府を主張したのだ。 「まぁまぁ、憂ちゃんも梓も落ち着こう、なぁ?」 二人の剣呑な雰囲気を察し、律が慌てて止めに入るも、 「律先輩は黙っててください!」 と梓に一喝されてしまう。 「澪ぉ……梓が黙ってろって……」 律が助けを求めた先の澪も困り顔だ。 「くっ、こうなったら唯に止めてもらうしか……」 澪が頼りにならないと見た律は唯の方を向く。 「ほら、唯ちゃん。新しいお菓子があるのぉ」 「っておいムギ! 唯をどこに連れて行くんだ!」 「あら、見つかっちゃったわ……。でもおいしいお菓子があるのは本当よ、唯ちゃん。それに私、女の子を巡って女の子同士が争うのを見るのが夢だったの。じゃあそういうことだから後は任せたわ、りっちゃん!」 「やっぱり唯先輩は大坂に来るべきです!」 「何言ってるの梓ちゃん。大坂に行ってお姉ちゃんが怪我したら大変。だからお姉ちゃんは江戸に来るべきなんだよ」 「意味わからないって憂……。大坂は京都も近いし、海も近いから政治の中心地になるのは当然なんだって」 「そんなことよりお姉ちゃんが怪我でもしたら大変だよ」 「いや、だから意味わかんないよ憂……」 その後も梓と憂は結局互いに譲らず、唯の裁断を仰ぐこととなった。 「というわけで、唯先輩は大坂に来るべきなんです!」 「お姉ちゃん、江戸には美味しいアイスがあるよ!」 二人にすごまれ困ったのは唯である。 「う~ん……。どうしたらいいと思う、和ちゃん?」 「そうね。戦って決めたらいいんじゃないかしら?」 「ダ、ダメだよ和ちゃん! 喧嘩はよくないよ!」 「喧嘩じゃないわ、戦争よ」 「もっとダメだよ!」 「そんなこと言っても解決できそうにないし、軍事演習って体にしたらいいんじゃないかしら」 そんな和の発言を聞いて熱がこもったのは梓と憂である。 「やってやるです!」 「梓ちゃん、めっ!」 「あ、あずにゃん……? う、憂……?」唯の心配をよそに、日の本六十余州を二分する大戦がここに始まろうとしていた。 午前6時。 関ヶ原。 霧が立ちこめる中、中野梓率いる西軍。 平沢憂率いる東軍の布陣が完了する。 ここ関ヶ原は東西南北を山に囲まれ、中山道、北陸街道の交わる東西交通の要所である。 梓は近江側に本陣、松尾山に純、南宮山にムギを配置し、東から迫る憂の軍勢を鶴翼の陣で待ち受けた。 一方の憂は、西軍美濃大垣を立つとの知らせを聞き、関ヶ原へと兵を進めた。 布陣から見れば、梓が憂の正面を、松尾山の純が側面を、南宮山のムギが背面を包囲するかたちになる。 「憂には悪いけど……」 梓はまだ霧は晴れず戦場の全景は見えずにいたが、自らの包囲網に憂がまんまとかかったことにほくそ笑んだ。 午前9時。 憂率いる東軍の先陣であった律が、梓の本陣をめがけて突撃を開始する。 「まったく、律の奴……」 憂と本陣にいた澪は、律の暴走に呆れた様子を見せる。 余談にはなるが、本能寺の変の後、秋山澪は出家をする。 一部からは禿げたと言われるが、そうではない。 単に前髪を少し剃髪しただけである。 また、落馬時に縞パンを衆目にさらし、縞パン宰相の異名をとるようになったのだが、本人が嫌がる呼び名とあるので、ここでは引き続き澪と表記することにした。 さて、憂の当面の懸念は背後のムギと、側面の純である。 ムギには不戦の約束を取り付けてはいるが、東軍不利と見ればいつ背後を襲われるかわからない。 また純には寝返りを取り付けてはいるが、こちらも戦が長引けばどうなるかわからない状況である。 「梓ちゃん、お姉ちゃんは渡さないよ……」 憂は前方で始まった戦況を見ながらそう呟いた。 南宮山。 ムギは戦が始まったことに興奮していた。 もちろん戦に興奮したわけではない。 「唯ちゃんを巡って2人の女の子が争う……。それも片方は血のつながった憂ちゃん! 面白くなりそうね」 一応憂には不戦の約束をしたが、それも好奇心から。 すなわち、憂と梓の女の戦いを見ていたいが為に、戦闘には参加しないというだけである。 あとは恍惚とした表情をするだけのムギについて、ここで殊更記す必要もないだろう。 さて、同じく西軍についた松尾山の純は迷っていた。 憂に味方すべきか、梓に味方すべきか。 憂も梓も大切な友達である。 憂がどんなにお姉ちゃんを好きかも知っているし、梓がどれだけ唯先輩を慕っているかも知っている。 「どうしよう、どうしよう……」 ちなみに今、純が気にしているのは髪型である。 今朝は霧が立ちこめるような天気なので、頭が爆発しているのだ。 しかし今気にすべきは髪型ではない。 「はっ! そうだった。梓と憂は」 純は麓の様子を眺める。 戦況は一進一退。 もともと鶴翼に部隊を展開させた梓は迎撃側である。 攻め疲れた憂の本陣を背後のムギと側面の純で突く。 これが大まかな作戦であった。 「浮きます」 「こら唯、食べ物で遊んじゃダメよ」 唯と和は京都にいた。 唯は親指からミカンを取り、皮をむきはじめる。 目の前にケーキがあるのだが、先にケーキを食べてしまうと後でミカンを食べたときに酸っぱく感じてしまう。 だから先にミカンから食べ始めたのだ。 「和ちゃんのケーキも、美味しそうだね」 「いいわよ、一口食べても」 「ホントにぃ! じゃあ私のも一口あげるよ!」 「悪いわよ」 「いいっていいって」 「それじゃあ一口貰うわね」 関ヶ原、西軍本陣。 梓は憂の猛攻にじれていた。 「なにしてるのよ、純は!」 総攻撃の狼煙をあげても、松尾山の純は東軍に攻めかかる様子もない。 今ここで西軍本陣に肉迫する憂の脇腹をつけば、東軍は総崩れになるだろう。 しかし純には動く様子がなかった。 もちろん東軍の憂も じれていた。 「純ちゃん、早く動いて……」 ここで純が東軍に味方し、西軍に攻めかかれば今度は西軍が総崩れになる。 今やこの戦のキャスティングボードは純の手に握られていたのだ。 さて、その松尾山の純はといえば。 「どうしよう……梓……憂……どうしよう……」 純は迷っていた。 梓につくべきか、憂につくべきか。 未だ決めかねていた。 まさか自分の手にこのような重大な決断が委ねられることになるとは。 純には思いもよらぬことだったからである。 「和ちゃんがあんな人だとは思わなかったよ!」 「ゆ、唯先輩!?」 「唯はイチゴくらいで何故あんなに怒ったのかしら」 「の、和さん!?」 西軍、東軍のそれぞれ本陣は思いもよらぬ人物の来訪を受けた。 関ヶ原西軍本陣。 「あずにゃん、指揮変わって!」 「え!? ゆ、唯先輩!? あの、えっと……」 「和ちゃんがね、一口あげるって言ったら私のケーキのイチゴを食べちゃったんだよ!」 「……どうでもいいです……」 「どうでもよくないよ! イチゴだよ!? イチゴなんだよ!?」 「今はそれより、憂との……」 「そんなことより、今はケーキのイチゴの方が大事なんだよ、あずにゃん!」 「だからそれはどうでもいいんですって……」 「よくないんだよ。和ちゃんにどんなにケーキのイチゴが大切かを教えてあげないと!」 関ヶ原東軍本陣。 「それでお姉ちゃんが……」 「ええ。イチゴの大切さを戦場で教えてあげるって言って」 こちらは西軍の唯と違って落ち着いた様子ではある。 しかし、そこは和と言うべきか。 唯に「和ちゃんは東軍の指揮だよ。私が和ちゃんにイチゴの大切さを教えてあげるから!」と言われ、無理やりつれてこられた割に、真面目に指揮をとり始めた。 「憂、あの松尾山の軍は全く動かないの?」 「純ちゃんですか? 動かないみたいですね」 「そう、なら鉄砲を撃ち込みましょう」 西軍本陣。 「あずにゃん、あの山に鉄砲を撃ち込もうよ! 督戦だよ、督戦! イチゴの大切さを和ちゃんに教えるんだよ!」 「いや、イチゴはもういいですから……」 この動きに驚いたのは松尾山にいた純である。 先ほどまでは出陣の催促が来る程度だったのに、突然の銃撃。 しかも東西両軍から。 「え!? ええっ!?」 純は慌てて松尾山を駆け下りる。 もちろん戦場とは反対の方向へ……。 この戦は意外な決着を見ることになる。 「そろそろお茶にしましょう」 ムギがそう言うと、あっさりと両軍(主に唯と律)が引いた。 もちろん、これに納得がいかないのは梓と憂である。 「唯先輩、私のイチゴをあげます」 「お姉ちゃん、私のイチゴもあげる」 「わぁ、ありがとう、あずにゃん、憂!」 「唯先輩、大坂に来たらもっとイチゴをあげますよ!」 「お姉ちゃん、江戸は栃木が近いからイチゴがたくさんあるよ!」 「う~ん。やっぱり私、イチゴショートもいいけど、モンブランも捨てがたいんだよ!」 「唯……先輩?」 「お姉……ちゃん?」 「いや、でもやっぱりフルーツタルトも……」 「唯先輩!」 「お姉ちゃん!」 「結局どっちに来るんですか!?」 「どっちに来るの、お姉ちゃん!?」 こうして東西に分裂した戦は決着を見ないまま決着した。 「あらあら、唯ちゃんはモテモテね」 ムギがこう言ったかどうか知らないが、その後も梓と憂の唯を巡る対立は続いたとか続かないとか。 「あら唯。イチゴが3つもあるじゃない。1つもらうわね」 「え!? の、和ちゃん!? イチゴだよ!? イチゴなんだよ!?」 唯と和のイチゴを巡る戦いも、もう少しかかりそうである。 …… 梓「そういえば、純」 純「何、梓」 梓「何でそんな髪型になったの?」 純「けっこう言いにくいことをズバッとくるね……」 梓「で、何で?」 純「話せば長いんだけどね……。昔、私、憂のお姉ちゃんに無謀をしたことあったじゃん?」 梓「あったっけ、そんなこと?」 純「……まぁ、あったんだよ……。それでさ、憂のお姉ちゃんに負けて、私がドーナツを差し出したら命だけは助けてあげるって言われたんだ」 梓「あぁ、唯先輩らしいね……」 純「でも私、まだ一口も食べてなかったから渡したくなかったの」 梓「そういう問題?」 純「で、もったいないからドーナツの中心部に火薬をつけて、頭に乗せて爆発したんだ」 梓「よく生きてたね……」 純「で、爆発したら髪の毛も爆発してたってわけ」 梓「いろいろとすごいね……。何かごめん、変なこと聞いて……」 純「いいよ、別に。それにドーナツ美味しいよ」 梓「今の話聞いて食欲なくなったからまた今度ね……」 純「甘いものは別腹だよ」 梓「そういう問題じゃないんだ、今は……」 戻る