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中央本線~富士急行大月線~富士急行河口湖線 9573M 快速「富士芝桜まつり号」 運転日 編成 時刻 備考 2011/05/14(土) 183系田町車H61編成 回9372M~新宿833→中野(6)837→荻窪842→三鷹(4)847-47→東小金井851→国分寺855→立川902-02→豊田907→八王子911-12→高尾919-19→相模湖930→上野原938→四方津942→鳥沢950→大月958-59→富士吉田1101-04→富士急ハイランド1106-07→河口湖1110~9572M? 2011/05/15(日)
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横浜線~中央本線~富士急行大月線~富士急行河口湖線 9381M 快速「富士河口湖号」 運転日 編成 時刻 2011/08/06(土) 115系豊田車M40編成 回9372M~東神奈川715→大口718→菊名720-21→新横浜724-24→小机727→中山733-33→長津田738-39→町田746-46→淵野辺752→相模原756-57→橋本801-02→八王子813-15→高尾823-24→相模湖833-34→上野原(下1)843-56→四方津900→鳥沢907-13→猿橋917→大月921-22→河口湖1017~9382M?
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+++ 最近の世間のニュ-スのさわり +++ 【RSSをご利用中の皆さまへ】URLが変更になります 長男がはじめて座った日、暗転「助からないかも」 家の中に潜む危険 山梨・大月で震度5弱の地震 神奈川でも震度4 電車内、身を守るためにできること 乗る前から始まる安全対策とは 山梨・大月で震度4の地震 東京と神奈川の一部で震度3を記録 5 item(s) Last-Modified 2021/12/03 08 01 25
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石和駅(いさわえき)は、山梨県笛吹市石和町川中島にある塩田鉄道本線の駅である。 概要 駅構造 歴史 隣の駅 概要 塩田鉄道の前身、甲州塩田交通時代からある駅である。 駅構造 対向式ホーム2面2線のホームを持つ地上駅である。 温泉街の中心にあるため、構内はものすごく狭い。 ■塩田鉄道本線 大月・川越方面 ■塩田鉄道本線 甲府・野辺山方面 歴史 1901年 甲州塩田交通の石和湯郷駅として開業。 1910年 塩田鉄道の駅となる。 1993年4月1日 石和駅に改称。 隣の駅 ■塩田鉄道本線 特急 甲府駅-石和駅-大月駅 俊快速・特別快速 甲府駅-石和駅-日下部駅 普通・快速 甲府駅-石和駅-春日居町駅 塩田鉄道本線 銚子-西波崎-利根川河口堰-神栖鹿島港口-鹿嶋市-鹿島神宮-大橋-北浦-玉造-小川-石岡-高浜-神立-土浦-花室-つくば-研究学園-南筑波-新谷和原-東水海道-水海道-菅生台-境-山田原-新野木-古河- 栗橋-鷲宮-久喜-本白岡-蓮田元荒川-伊奈中央-上尾-上尾本郷-伊佐沼-川越-中川越-伊勢原-塩鉄武蔵高萩-高麗川-飯能-岩蔵温泉-塩鉄小曾木-青梅-梅郷-塩鉄御岳-新古里-奥多摩-小河内-小菅- 上和田-大月-初狩-笹子-勝沼-塩山-日下部-春日居町-石和-甲府-双葉-韮崎-穴山-長坂-小淵沢-八ヶ岳泉郷-清里-野辺山
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【ブクログ】はじめました。 輪読文献などを一覧することができます。どうぞご利用・ご登録ください。 ■輪読文献 エドワード・レルフ(著),高野岳彦他 (翻訳)『場所の現象学―没場所性を越えて』、ちくま学芸文庫 南博『日本人論 明治から今日まで』岩波現代文庫、2006年 佐伯啓思『自由とは何か』講談社現代新書、2004年 今村仁司『近代の労働観』岩波新書、1998年 柳父章『翻訳語成立事情』岩波新書、1982年 木村敏『あいだ』講談社学術文庫、 鷲田清一『現象学の視線』講談社学芸文庫、1997年( 08後期) 和辻哲郎『倫理学〈1〉』岩波文庫、2007年( 09前期) 内山節『自然・労働・協同社会の理論』農山漁村文化協会、1989年 亀山純生『人間と価値』青木書店、1989年( 10後期) 亀山純生『現代日本の「宗教」を問い直す』青木書店、2003年( 11前期) 内山節『共同体の基礎理論』 2012年度 輪読① 梅原猛『日本の伝統とは何か』ミネルヴァ書房、2010年 輪読② 卞崇道『日本近代思想のアジア的意義―中国における日本思想の研究』農文協、1998年 輪読③ 梅棹忠夫『日本とは何か』「近代日本文明の形成と発展」NHKブックス、1986年 輪読④ J.A.トーマス、杉田米行訳『近代の再構築―日本政治イデオロギーにおける自然の概念』法政大学出版局、2008年 輪読⑤ 小熊英二『社会を変えるには』講談社現代新書、2012年 ★大学院の授業の輪読文献 阿部謹也『「世間」とは何か』講談社現代新書、1995年 井上忠司『「世間体」の構造 社会心理史への試み』講談社学術文庫、2007年 ■基礎文献 亀山純生『環境倫理と風土―日本的自然観の現代化の視座』大月書店、2005年 海上知明『環境思想 歴史と体系』NTT出版、2005年 尾関周二、他『環境思想キーワード』青木書店、2005年 和辻哲郎『風土 人間学的考察』岩波文庫 ■亀山先生の書誌(上記と重複あり) 亀山純生1982,「フォイエルバッハ」(入江・亀山・牧野『理性・感性・自由』三和書房) 亀山純生1989,『人間と価値』青木書店 亀山純生1997,『うその倫理学』大月書店 亀山純生1999,「東洋伝統環境思想の現代的意義」(後掲農文協編1999) 亀山純生2002,「共生理念の深化と仏教思想の《参照点としての意義》」(後掲吉田他 編2002) 亀山純生2003a,『中世民衆思想と法然浄土教』大月書店 亀山純生2003b,『現代日本の「宗教」を問い直す』青木書店 亀山純生2004,「環境思想としての仏教自然観の二重性」(笠松幸一他編『環境思想 の現代的展開』新泉社) 亀山純生2005,『環境倫理と風土―日本的自然観の現代化の視座』大月書店
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日程 2020.06.06 メンバ 百合 ヤツシロ ノト 車 百合家車 初代アクセラ ノト家車 三代目カルディナ(前期型) ヤツシロ ノート(オリックスレンタカー吉祥寺駅前店所属) 概要 各々の憂さ晴らしが偶然交差した結果車列が形成された。 ルート概説 百合 家→永福IC→(E20)→上野原IC→(R20)→セブンイレブン上野原西中学校前店→(R20,大月バイパス)→大月↩️(駅前,R20)→マツモトキヨシ上野原店→(R20)→サイゼリヤ八王子高倉店→(東京r256,R20)→府中駅→ノト宅前→家 ヤツシロ ノト 家→調布IC→(E20)→上野原IC→(山梨r520,R20)→マツモトキヨシ上野原店→(R20)→サイゼリヤ八王子高倉店→(東京r256,R20)→府中駅→家 行程詳細 タグ一覧 R20 ノト ヤツシロ 家車 百合 関連動画
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中央本線~富士急行大月線~富士急行河口湖線 9473M 快速「ホリデー快速河口湖3号」 運転日 編成 時刻 備考 183/9系×6 9472M~立川903→八王子914-15→高尾921-22→相模湖930-31→四方津942-43→大月957-59→田野倉1003-04→禾生1009-12→赤坂1015-15→都留市1017-18→谷村町1020-20→都留文科大学前1022-23→十日市場1024-25→東桂1028-29→三つ峠1032-33→寿1037-38→葭池温泉前1040-40→下吉田1042-42→月江寺1044-44→富士吉田1048-51→富士急ハイランド1054-54→河口湖1056
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山梨県道212号 日影笹子線 ひかげ ささごせん 山梨県甲州市から、大月市に至る一般県道。 国道20号だったが、新笹子トンネルの開通により移管され、一般県道となった。 江戸時代の甲州街道の道筋にほぼ沿っており、笹子峠(1050m)の下に笹子隧道(国登録有形文化財)が通っている。 起点:山梨県甲州市大和町日影西の原 終点:山梨県大月市笹子町黒野田天庭 2004年11月7日 基点から終点まで走った。 大月市側。矢立の杉を見たあと。 関連項目 2004年11月7日 笹子峠 この項目のタグ 2004年 2004年11月 おすすめ 大月市 山梨県 山梨県道 道路 都道府県道 タグ「山梨県道」がついた項目 山梨県道・東京都道33号 / 富士吉田山中湖自転車道 / 山梨県道21号 / 山梨県道34号 / 山梨県道38号 / 山梨県道212号 / 山梨県道306号 / 山梨県道505号 / 山梨県道707号 / 山梨県道710号 / 山梨県道717号 / 山梨県道808号 / 山梨県道303号 タグ「おすすめ」「道路」がついた項目 秋田県道55号 / 秋田県道59号 / 秋田県道121号 / 岩手県道・秋田県道23号 / 岩手県道268号 / 愛媛県道45号 / 大川喜多方自転車道 / 奥鬼怒林道 / 奥武蔵グリーンライン / 狩勝峠 / 釧路阿寒自転車道 / 久比岐自転車道 / 熊本県道111号 / 群馬県道・長野県道93号 / 高知県道23号 / 高知県道27号 / 高知県道320号 / 高知県道262号 / 国道135号 / 国道136号 / 国道178号 / 国道229号 / 国道321号 / 国道334号 / 国道390号 / 国道396号 / 国道410号 / 埼玉県道11号 / 笹子峠 / 定峰峠 / 滋賀県道304号 / 静岡県道16号 / 静岡県道17号 / 静岡県道20号 / 静岡県道29号 / しまなみ海道 / 知床峠 / 宍道湖湖北自転車道 / 千葉県道81号 / 千里浜 / つくばりんりんロード / 東京都道204号 / 栃木県道169号 / 栃木県道249号 / 長崎県道201号 / 中標津町道北19号 / 長野県道157号 / 長野県道8号 / バンナスカイライン / ビーナスライン / 福島県道70号 / 富士吉田山中湖自転車道 / 北海道道76号 / 北海道道952号 / 山梨県道212号 / 山梨県道7号
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烏丸三十郎 自称日英ハーフ 二等陸尉 外見年齢30代後半 ウェーブのかかった肩にかかる金髪・碧眼・美形なナンパオヤジ。通称ウォーロック・サンと呼ばれる魔術師。ロンドン魔術協会員・奇妙な魔術書を保有。各方面に顔が広く、調達屋としても知られる。 大月 零の夫。大月彼方の父。 Mermaid PrincessⅡの時点で、フレデリック・スターファイアーを伴って、龍の因子を追跡中。 2031年、九州戦線で死亡と推定される。(My Field of Paper Flowers 初花 #8より) 登場話 THE N-TEAM! Kingdom of Chaos 戦場の歌姫 ~死闘編~ Revenge Mermaid PrincessⅡ
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前ページから/1ページ目から ~☆~ 「…あの後、数人がかりであの遺跡を探し回ったがあの不気味な生き物も、 ピグ・れいむの姿も何処にも見当たらなかった。 まりさだって、ピグ・れいむはあの怪物に捕まって殺されてしまった…そう思っていたんだぜ。」 ドス・まりさの言葉をてゐ達は黙って聞いている。 「…だが、数年たって突然あいつはまりさの目の前に現れた、 数年間、一体何処で何をしていたのか、まりさには解らない、でも一つだけ解った事がある、 れいむは、あの怪物の一部になってしまったってことだ。」 ドス・まりさはそう言って歯軋りをする。 まるで、自分の無力さをすり潰すかのように。 「まりさの所為だ、まりさがれいむを見捨てなければれいむはあんな怪物にならなかった! あれは、まりさが何とかしなくちゃいけない問題なんだぜ!」 そう絶叫するドス・まりさの目には確かに涙があふれていた。 「…なるほどね、それがあんたが一人で立ち向かおうとする理由だった訳だ。」 てゐは成る程、と納得した表情でそう言った。 「…悪いな、本当は一人で解決したかったんだ、あれはまりさの罪そのものなんだからな。 お前達を、巻き込みたくは無かったんだぜ。」 ドス・まりさはてゐ達に向かってすまなさそうな表情でそう言った。 それに対して、黙って聞いていたれみりゃ達は、こう言った。 「気にしなくていいんだど!れみりゃ達はこういう事には慣れているんだど!」 「突然のトラブルなんていつもめぐり合っているのは確定的に明らか。」 「…ま、そういうことだ、お前が気に病むことは無い。 遠慮なく、俺達の力を借りてくれ。」 大月はそう言ってドス・まりさの肩をポン、と叩いた。 「そっか…すまない、すまないんだぜ…。」 ドス・まりさは全身を振るって涙をぬぐうと、てゐ達に向かってこう言った。 「じゃあ改めてお願いするぜ!ピグ・れいむを倒すお手伝いをして欲しい。 あいつが悲劇を起こす所を、まりさは絶対見たくないんだぜ!」 そのお願いに対しててゐはこう言った。 |`\ ,. -──-...、 ト、 ./| 人 .! / ____ >-、/ ∨ / / ̄`ヽ|>''"´ `( ノ )‐ く/  ̄>'"´>''"´ ̄ ̄ ̄ ̄`゙''<! ,ノ)\ ;' / /` 、 `'<\ ハ \/ / /| , ハ | `Y/ ,' ./ ! メ、 / ! /| /_, ! .! | | .| |ァ' iゝ、, ', //イiヽ! .| | ∨`| |! (ヒ_] ∨ ヒ_ン ) ノ | | , ! ! ""xx ,___, xx""| ! 八 / | | > 、 ヽ _ン ,.イ! !/ ヽ. ,. -‐-、 ,.- 、 ./ ∧ |,.-‐イ`i7ァニi"´ト-| ,ハ ハ ,. -───-- 、_ / i /, ヽ. / ∨ r'─ ァ‐r-─'ァ. レ'`ヽ! / ! ♪ rー-、,.'" `ヽ、. ィャァ- / ハ├──-//i i ,' r〈 〉 ァト-ヘ 〈ハ 〉' | \ _」 i _ゝへ__rへ__ ノ__ `l ,' / ソ ヽ、! | ! ∧>、__トイ_」o|__(\ |ー-‐イノ ,' く `i / ゝ-'‐' ̄ ̄`ヽ、_ト-、__rイ、 }^ヽ、 i / ; ; ゝ、____ノ ! |/`ー-ァ| |( ∨ー‐ァ' ./ .r'´ノ\ ゝイ,.イノヽ! レ ヽ,_`ヽ7ヽ___ 、_ ノ ハ } \ 〉--' / /、__; ィ ハ 、_; ! i ハ 〈 | __,/ /∧、 |o|>-、 `ヽ/ / /ヽ/ r'´ ィ"レ´(ヒ_] ,___, ∠ `! i ハ / }! i ヽ i / ハ_ニ;、,レ レ、_;、ゝ | Y ',(__,r/ / `ァー---r‐`ー‐イ\イ / / ハ ハ/ ! /// ヽ_ ノ /// i ハ 〈〈{_ ノ } _」 ハ レヘ i' rr=-,´ r=;ァハソ ハ =ャ ヽr/ /、 / | ,ハ ハ、 ⌒Y⌒Y´ノ /l ハノ i ヽ⌒Y⌒Y´ | ノ l |〃 ̄  ̄ l | ノ く人 く\へ.__ __rへ/ 人 〈,.ヘ ヽ、 〈 i ハ i 〉 ノ ハヽ、 'ー=-' ノ i ( =ャ \\ 7--へ._><><__/ // ノ レ^ゝi>.、.,_____,,...ィ´//レ'ヽハヘノ イ / / イヽ>, -r=i' ´イ ハノ `ト>、 /___ ___ !>'r '´ 〈rヘ ! レ´ `y二」ヽレ' 〈 ト、_ア`'ー-‐'´ ̄`ー‐ヘ _.ノ| !__/ ∨_,! 「お代はお高くつくよ!少なくともそこのケチな人間よりは奮発してね!」 ~☆~ 深い森の中、ものすごい振動と足音が響き渡る。 逃した獲物を求めて山をさまよう存在、ピグ・れいむだ。 そのピグ、れいむの周りを寄生されたレミリャモドキが徘徊している。 勿論、こいつもドス・まりさを探し出すのが目的だ。 そんなピグ・れいむを茂みの中から見つめている奴らが二人。 「み、見つけましたよ、先生!」 「落ち着け!タイミングを見計らって一緒に飛び出すんだ。」 カメラマン、大月とその助手のゆっくり、むらさだ。 彼らは茂みの中でピグ・れいむが近づいてくるのをじっ、と待っていた。 ズン…ずん…。 ピグ・れいむが近づいてくるのを、大月とむらさはだんだんと大きくなる地面の振動で感じ取る。 「せ、先生、緊張してきました…トイレ行きたいです。」 「俺も行きたいが今はぐっと我慢だ!」 大月とむらさはヒソヒソ声でそんなやり取りを繰り広げる。 そして、大月達の隠れている茂みと、ピグ・れいむが極限まで近づいた次の瞬間。 「今だ!」 「ハイ!」 大月とむらさは、凄い勢いで茂みから飛び出した! 大月はその手に、むらさは頭の上に、愛用のカメラを持ちながら! カシャッ! 瞬間、ピグ・れいむの視界をカメラのフラッシュが覆いつくした! 「!?」 「うわああああっ!?」 ピグ・れいむはひるみ、周りを飛んでいたレミリアモドキは光に驚いて逃げ出す! 「せ、先生!どうですか!?」 むらさは大月に向かってそう問いかけた。 「ユウウウウウウ…!」 ピグ・れいむが大月とむらさを鬼の形相で睨んでいるのを見て、大月はこう言った。 「よし!成功したようだ…後は全力で逃げるぞ! 目印を絶対に見逃すなよ!?」 「ハイ!先生!」 むらさと大月はすぐさま後ろを振り向くと、全速力で走り出した! 「ゆがぁあああああ!」 その直後に、ピグ・れいむは正に獣のような勢いで大月達を追いかける! 「せ、先生!あいつに追いつかれないでしょうね!」 「ぴ、ピグ・れいむは足が遅いから走っていれば追いつかれることは無いはずだ!…多分。」 「何ですか多分って~!」 むらさはツッコミを入れながらも全速力で走り続ける! 勿論大月も! 「うぉおおおおおおおお!」 ドドドドドドドドドドドドドドドド! ピグ・れいむもただ追いかけるだけでは追いつくことが出来ないと解っているのか、 追いかけながら弾幕を発射してくる! 弾幕は大月達の身体を掠め、あちこちを吹き飛ばす! 「せ、せんせ~い!ホントに大丈夫なんですか~!?」 「ぐ、グレイスおいしいですの気概で駆け抜けるんだ!立ち止まったら死は確定だぞ!」 大月がそうむらさを励ましながらも、地獄の追いかけっこは続く。 そして、むらさも大月もそろそろ体力の限界が迫ってきたという頃…。 「…せ、先生!目印!目印です!」 「ホントか!見間違いじゃないだろうな!?」 「本当ですよ!ホラ!」 そう言ったむらさの視線の先には、小さなキャンプファイヤーのような組木が三つ並べてあった。 「よし!これで第一段階は終了だ!」 「ハイ!後はうまく私たちの後を追ってくれればいいのですが…。」 「そればかりは運任せだな…とにかく行くぞ!」 大月とむらさは目印を直角に右へと曲がった! 「ゆぅううぉおおおおおおおおお!」 ぴぐ・れいむも後を追って右に曲がった次の瞬間だった。 「うりゃああああああ!」 突然、右手の茂みかられみりゃが飛び出してきた! その頬っぺたはまるで頬袋に食べ物を蓄えるリスの用にプクリと膨らんでいる! 「食らえ!ヨクスベルダケ!」 ドバァアアアアッ! れみりゃは口の中から大量のキノコを吐き出した! 吐き出されたキノコはぴぐ・れいむの眼前にばら撒かれる! ぴぐ・れいむはそのキノコを踏みつけた! ツルッ! 「!?!?」 れみりゃが吐き出したヨクスベルダケは表面の摩擦係数がゼロになっており、非常に滑りやすいキノコだ。 そしてそれをいきなり目の前に吐き出されたぴぐ・れいむはそのキノコの上に乗っかってしまう! するとどうなるか? ツルルルルルルル! ぴぐ・れいむはキノコの上を凄い勢いで滑っていく! そして、キノコで滑って言ったその先には巨大な木が生えていた! ドガアッ! ピグ・れいむはその木の幹に顔面から突っ込んだ! ミシッ、メキメキメキ! 衝撃でその木は根元から折れて倒れてしまう。 「ユ…ユ…。」 ピグ・れいむの方はと言うと、顔面から木に突っ込んだのが聞いたのか、 頭の上に星を光らせて目を回していた。 そんなピグ・れいむを木の上から見ているゆっくりが二人。 「おいぃ、気持ち悪いくらいにてゐさんの作戦がうまく行った感。」 その一方のてんこが相方に向かってそう報告する。 「確かにここまでは旨く行ってるね。、でもてんこ!ここからが本番だよ!」 その相方、てゐはてんこに向かってそう言った。 「言われなくてもそれは解ってる感!」 てんこは実にやる気満々でそう言い放つ。 _,,. --‐- 、 ,____ / \ `` / `ヽi´ !/ _,,..,_ i / ,.-‐-、 ! !、__,ノ´ ヽ ヽ. ノ ゝ.__,ノ , ' `ー' ; ; ; i ゙ー´ ヽヽ / / i、 ;_ハ ハ ト ハ i i イ i ハ_!_レヘ ! .N Y! i ! ハ 〈 ノ ハ ! rr=-, V r=;ァ !ハヘ! i ´i ! 7"  ̄  ̄ " i ! i 〈 〈r 人 'ー=-' ハ ! | 〉 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ iノ^iソ>-,_ _ 、 イ i /!ハノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| / | / |/ |\ | \ | \ | \___________________________| てゐはでかい大木から直接削りだしたような巨大な杭の上に乗っかっていた。 その大きさたるや、その杭を乗せている相当に太い枝が今にも重みで折れてしまいそうな程である。 「まぁ見てな、こいつを一発で当ててやる!」 てんこはてゐに向かってそう言うと…なんと、その杭を持ち上げた! そしててゐはその杭にしっかり捕まる! てんこはてゐを杭に載せたまま、ゆっくりと狙いを定める。 「むう、ここからだと目標が良く見えない不具合。」 「もっと右!もっと右でお願い!」 狙いが定まらずに困るてんこにてゐが大声で指示を出す。 「もっと右というとこの位ですか?」 てんこがゆっくりと微妙に杭の先端を右に動かし始める。 「オッケー!狙いは完璧!後は出来るかぎり真っ直ぐに投げてよ!」 「言われなくても!」 てんこはそう言うと、呼吸を整える。 そして…。 「ウォリャアアアアアアアアアアアアアア!」 全身の筋肉を使っててんこはその巨大な杭をピグ・れいむに向かって投げつけた! 「うぉおおおおお!?」 上にてゐを乗せたまま、その杭は真っ直ぐピグ・れいむへと向かっていく! 「!?!?」 その時、目を回していたピグ・れいむは正気に戻り、上空を見上げる。 次の瞬間、ピグ・れいむは真っ青な表情になった。 それもそうだろう、自分に向かって巨大な杭が飛んできているんだから。 すぐさま杭を交わそうと、ピグ・れいむは右に飛ぶ! これで、杭はピグ・れいむの左側を掠めて飛んでいくはずだった。 しかし、ここでピグ・れいむは一つの計算違いを犯した。 「おっと、それでかわしたつもりにならないでよ!」 それは、てゐが木の杭の上に乗っかっていたと言う事だ。 すぐさまてゐは自分の体重を右の傾けて、気の杭の軌道を右寄りに変える! グイッ! その結果、木の杭の先端は再びピグ・れいむを捉える! 「!?」 ピグ・れいむは杭の軌道が変わったのでまた横に飛ぼうとする! しかし、今度は旨くいく事は無かった。 ドッガアアアアアアッ! 「ゆがあああああああああっ!?」 _____ │ │ │ │ ___ │ │ ______ / ヽ _/ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ_ゝ / / _, -‐ ' ̄ \ _ ノ| ヽ i r‐' ヽ ヽ/ !/| \ ノヽ / ── --- __ __ --- ── \ i / ── ‐‐‐  ̄  ̄ ‐‐‐ ── ヽ i i / i \ / /、 | , / ! | 、 / i | | ノi | _\ ノi ノ ヽ レ' / __ノ .レ' ヽ ノ| | | | | | / i / ト-- i ├- ヽ ! i | | i | | |/ノ '| | ヽ L_ _| L_ __ノ ノ | | ヽ | | | iヽ/i //// //// | ̄ ̄| i i | | | | ,____, | | ノ | | | i \ ヽ / | | | |. | |__,ゝ ヽ __ノ |__| ノ | | | | |', / | | | / / | | | ヽ ノ| | | | ノ| / | , i |ヽ /i | | /i / |/ ノ レ ー─--------───一' ノ レ' レ' レ' てんこが投げた木の杭は頭の上に生えていたきせい丸をつぶして見事にピグ・れいむに突き刺さった。 「やった!」 てゐは杭がピグ・れいむに命中したのを確信して地面に降り立つ。 木の杭はピグ・れいむの脳天に不覚突き刺さっていて、実に痛々しいことになっていた。 その足元には、もとはきせい丸だったと思われるかけらが散らばっている。 欠片の一つ一つが微妙に動いているので、実に気持ち悪い。 「てゐ、やったか!」 と、そこへ大月とむらさがてゐに近寄ってくる。 「見ての通り、木の杭は見事に命中させたよ。」 てゐはそう言って耳でピグ・れいむを指差した。 「…これは凄いな、頭の上のきせい丸が完全にぐちゃぐちゃだ。」 大月は串刺しのピグ・れいむとその周りに散らばるきせい丸の残骸を見てそう呟いた。 「さすがの化け物も、ここまでされたらひとたまりも…。」 てゐがそう呟いた、その時だった。 ビクン! 突然、ピグ・れいむが大きく動いた。 「!?」 てゐ達は驚いて、ピグ・れいむから距離をとる。 「てゐさん、今あいつ動かなかったかど!?」 れみりゃが脅えた様子でてゐにそう問いかける。 「いや、あの杭は脳天から地面まで貫通してるんだよ!?普通なら…。」 てゐがそう答えた次の瞬間。 …ボヨォオオオオオオオン! 杭がまるでトランポリンが弾むような音と共に、上にすっぽ抜けたのだ。 「えぇえええええええ!?」 てゐ達全員が驚きの声を上げる。 上空に飛ばされた杭はあっという間に見えなくなり… 数十秒後、遠くで何かでかい物が地面に落ちる音が聞こえた。 …ピグ・れいむは潰れて原形を留めていないきせい丸部分以外は傷一つ無い表情でそこに立っていた。 「…嘘でしょ、あんなでかい杭を使っても貫通できないなんで何処まで弾力があるのさあの肌は!」 てゐもこれにはさすがに驚くしかない。 「ど、どうするんだ!?あれで倒せないということはもう打つ手が…。」 大月がそう叫んだその時だった。 「…いや、今ならまだ何とかなるぜ。」 てゐ達の前に出たドス・まりさはそう言い放った。 「あの一撃で、きせい丸の支配が弱まり、ピグ・れいむは満足に動けない! 今なら、まりさの全力ドススパークで吹き飛ばすことが出来る!」 ゴォオオオオオオオオ! そう言うと同時に、ドス・まりさの身体にエネルギーが集まり始める。 「うわ!何かドス・まりさの奴、急にエネルギーをため始めた感!」 「みんな!ドス・まりさから離れるよ!あれだけのエネルギー!近くに居るだけでも危険すぎる!」 「りょ、了解だど!」 てゐの指示にあわせてドス・まりさを除くほかのメンバー達はその場から離れる。 これで、何の遠慮も無く、全力のドススパークをドス・まりさは撃つ事ができると言う訳だ。 「ユ、ユぐぐぐぐぐぐぐ…。」 と、その時だった、 さっきまで、全然ピクリとも動く様子の無かったピグ・れいむが急に動き始めたのだ。 ただし、その動きは、油を挿していない蝶番のように何処かぎこちない。 頭のきせい丸が半分吹き飛んでいる影響が出ているようだ。 そして、ピグ・れいむもエネルギーを貯め始める。 「…!て、てゐさん!あいつ弾幕を打つ気だど!」 「え!?」 離れようとしていたてゐはれみりゃの言葉に驚いてピグ・れいむの方へと振り向く。 確かに、ピグ・れいむの身体が弾幕を打つために赤く光っていた。 (ま、マズイ!いくらあいつでもあんな至近距離で弾幕を撃たれたら!) そう思ったてゐはドス・まりさに向かってこう叫んだ。 「離れろドス・まりさ!そいつの直撃を食らったら本当にタダじゃあすまないよ!」 そのてゐの叫びはドス・まりさの耳に確かに入った、 しかし、それでもドス・まりさはピクリとも動かない。 「はなれる?バカいってんじゃないんだぜ、今動いたらドススパークのチャージが解除されちまうんだぜ!」 ピグ・れいむが弾幕を撃とうとしている事なんて、目の前に居るドス・まりさが一番わかっている。 しかし、だからといって今、ドス・まりさが逃げるわけには行かない。 今、あいつと決着をつけられるタイミングは、ここしかないんだから。 「相打ち覚悟だ!ここで決着をつけてやるぜ!」 そう叫ぶドス・まりさの瞳には、何の迷いも無い。 そして、ピグ・れいむの赤い光が最高潮に高まり、弾幕が発射されようとしていたその時だった。 しゅうぅううううん…。 「…え?」 突然、ピグ・れいむの赤い光が収まったのだ。 弾幕は発射されず、直後にドス・まりさのチャージは完了する。 だが、ドス・まりさのドススパークは発射されない。 「ど、どうなってるんだ!?この状況であいつが弾幕を撃って来ないなんてありえない…。」 そう、突然のピグ・れいむの行為に戸惑いを隠せずに居たのだ。 そして、その直後、ドス・まりさは更に戸惑いを覚えることになる。 _____ │ │ │ │ ___ │ │ ______ / ヽ _/ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ_ゝ / / _, -‐ ' ̄ \ _ ノ| ヽ i r‐' ヽ ヽ/ !/| \ ノヽ / ── --- __ __ --- ── \ i / ── ‐‐‐  ̄  ̄ ‐‐‐ ── ヽ i i / i \ / /、 | , / ! | 、 / i | | ノi | _\ ノi ノ ヽ レ' / __ノ .レ' ヽ ノ| | | | | | / i / ト-- i ├- ヽ ! i | | i | | |/ノ '| | ヽ L_ _| L_ __ノ ノ | | ヽ | | | iヽ/i ///U U /// | ̄ ̄| i i | | | | ,____, | | ノ | | | i \ ヽ / | | | |. | |__,ゝ ヽ __ノ |__| ノ | | | | |', / | | | / / | | | ヽ ノ| | | | ノ| / | , i |ヽ /i | | /i / |/ ノ レ ー─--------───一' ノ レ' レ' レ'~ そう、ピグ・れいむは涙を流したのだ。 「…な、何で!?」 その涙を見て、ドス・まりさは更に戸惑いを覚える。 …そして、ピグ・れいむの唇が微かに動いているのが見て取れた。 「…なんだ、何か言いたいのか?」 ドス・まりさはピグれいむが何か言いたいことに気づく、 唇の動きから読み取れる言葉はこうだった。 ご・め・ん・ね …その瞬間、ドス・まりさは全てを理解した。 てゐ達の一撃によってきせい丸が潰れたことによって、 きせい丸の支配力がほんの少しだけ弱まった。 その、ほんの少しだけ弱まった部分から、本来のピグ・れいむの人格が出てきたのだ。 「…お前、こんな…こんな時に出てきてゴメンって。」 だが、この奇跡は本当に小さな奇跡でしかない。 頭の上のきせい丸はもう既に再生を始めている。 きせい丸が再生すれば、ピグ・れいむもまた、きせい丸の支配下に置かれるのだ。 「…それを言いたいのは、まりさの方なんだぜ。」 それが解っているからこそ、ドス・まりさは決意する。 後ろに居るてゐ達を守るために、 ゆっくりの国をきせい丸の脅威から救うために、 そして何より、あの頃から行方不明だった幼馴染をきせい丸の呪縛から解放するために。 「…ゴメンな、こんなことしか出来なくて。」 カッ! 次の瞬間、今までとは比べ物にならないくらいの激しい光が日の暮れかかった空を貫いた。 ~☆~ 日も昇りきらないほどの薄暗い空に、羽の音が響き渡る。 ___________ / /.| うー♪ うー♪ うー♪ / / .| r'´ノ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | }^ヽ、 /ヽ/r| うーぱっく | |_ ノ ハ } \ /ヽ/ r' | | |/ }! i ヽ / / ハ ハ/ | ⌒ ,___, ⌒ | |{_ ノ } _」 ⌒Y⌒Y´ .| /// ヽ_ ノ /// | | ⌒Y⌒Y´ | | / |__________|/ 羽をばたつかせて空を飛んでいるのは、救助用のうーパックであった。 「う~う~、遭難者は何処に居るんだぞ~。」 救助用う~パックはそう言いながら山の上をぐるぐる飛び回る。 …と、彼女の鼻が、何かを捉える。 「この匂いは…匂いの出所はここだ~!」 そう言うと、救助用うーパックは颯爽と山へと舞い降りた。 ~☆~ 「ふう、やはりキノコ鍋は旨いですな。無事に山を降りれたらキノコパーティを開きたい気分。」 「てんこちゃん、そんな勢いよくがっついてると、絶対喉を詰まらせるど~。」 「お二人さん、落ち着いて!まだキノコはいっぱいあるんですから。」 てんこ、れみりゃ、むらさの3人のゆっくりは、キノコ鍋を囲んで和やかムードになっていた。 3人とも、凄い勢いでキノコ鍋を食べている。 よっぽど、ピグれいむとの戦いがきつかったのだろう。 「う~う~、遭難者、発見~!」 と、そんな事を言いながられみりゃの前に降りてくる奴がいる。 「ン?お前一体誰だど?」 れみりゃはうーパックを見て率直な疑問を投げかける。 「う~私は管理人代行者れいむに頼まれて山で遭難しているゆっくりの救助に来た うーパックだぞ~!」 そう言ってうーパックは頭をパカパカと閉じたり開いたりしている。 「え?ってことは貴方、私達を送ってくれるって事ですか?」 「その通りだぞ~。」 むらさの問いかけに、うーパックはそう答える。 「それは助かるど!山からの帰り道は封鎖されてるから、 封鎖が解除されるまではサバイバル生活をすることになるのかなーって、みんなで考えていたところなんだど~。」 れみりゃは帰れるという事実に、思わず小踊りしてしまう。 「オイィ、帰るのは良いんですが、せめてキノコ鍋を食べつくさせてもらえないですかねぇ?」 てんこがそう言いながらキノコ鍋を物凄い勢いで食べ始める。 「…なんて意地汚い…。」 むらさはそれを見て呆れていた。 「…あ、忘れてたど!」 と、そこでれみりゃが何かを思い出したかのように立ち上がる。 「うーパックさん!今からゆっくりをこっちに呼んでくるので待っていて欲しいんだど!」 れみりゃはうーパックにそうお願いする。 「え?まだ遭難しているゆっくりがいるの?」 「そうなんだど!だからちょっと待っていて欲しいど!」 れみりゃはそう言うと、森の奥に向かって走り出した。 ~☆~ 「いい?一、二の、三、で引っ張るよ!」 赤い布の切れ端を口に咥えたてゐは大月に向かってそう言った。 「ああ、解かってる、そうなんども確認するなって。」 そう答える大月の手にも赤い布が握られている。 「それじゃあ行くよ!一!二の!三!」 てゐと大月は掛け声と共に、その赤い布を同時に引っ張った。 シュルルルルルルルルル! あっという間に、金髪の髪に大きな巨大リボンが縛られた。 「お前達、終わったのか?」 ドス・まりさは後ろにいるてゐと大月に向かってそう言った。 「うん、終わったよ。」 「ご注文どおり、完璧なチョウチョ結びだ。」 てゐと大月はドス・まりさの後ろ髪を縛るリボンを見て、満足そうにそう言った。 「悪いな、あんなでかいリボン、まりさの髪に縛り付けるだけでも骨だったろうに。」 「まぁ、あんたには何だかんだで助けてもらったしな。 これで借りは返したってことにしてくれ。」 大月は満足そうにそう言い放った。 反対にてゐの方は、何だか不満げだ。 「…私としてはちょっと不満が残るけどね。 はぁ…あんたのお陰で松茸狩りがパァだよ…。」 そう言って深いため息をつくてゐ。 「おい、最初の目的は私のボディガードじゃなかったか?」 大月はすぐさまツッコミを入れた。 「お~い!てゐさ~ん!大月さ~ん!」 と、そこへれみりゃが大手…もとい大羽根を振って走ってきた。 「ん?れみりゃ、どうしたのさ?」 てゐはれみりゃを見てそう問いかける。 「救助のうーパックが来たんだど!あの管理人代行さんが手配してくれたんだど!」 「ホント!?」 「あいつ、やるべき事はちゃんとやるじゃないか!」 てゐと大月は、れみりゃの話を聞いて表情が明るくなる。 「急いでこっちに来るんだど!ぐずぐずしてると置いてっちゃうど~!」 れみりゃはそう言うと、凄い勢いで来た道を戻っていった。 てゐと大月もれみりゃの後を追おうと…する前にドス・まりさのほうへと振り向く。 「…じゃ、私達はうーパックにのって下山するけど…あんたは?」 「オイオイ、まりさが乗ったらうーパックが浮かないだろ、 まりさはこのまま、故郷まで歩きで帰らせてもらうぜ。」 「そ、じゃあここでお別れだね。」 「お前達、機会があったらまりさの村に遊びに来いよな。 最高級のキノコ鍋をご馳走してやるぜ!」 「…アハハ、遊びにいけたらね。」 ドス・まりさのすむ巨大ゆっくりの村は秘境中の秘境にある。 そう簡単に遊びにいける所でないのは、確かであろう。 「てゐ、行くぞ、むらさ達が待っている。」 「解かってるって…そんじゃ、またね。」 そう言うと、てゐも大月もれみりゃの後を追うように走り出す。 大柄な人間と、うさ耳のゆっくりの姿は、スグに見えなくなった。 「…それじゃあ、まりさ達も故郷に帰るとするか、なぁれいむ。」 そして、ドス・まりさも地響きを立てて歩き出す。 後ろ髪に縛られた、真っ赤な相棒に呼びかけて。 第三十二話、終わり せつないぜ・・・れいむの魂と一緒に故郷でゆっくりしていってね!!! -- 名無しさん (2011-02-03 18 21 07) 名前 コメント