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ディアボロの試練をクリアすると使えるようになる敵 以下の敵キャラクターは、ディアボロの試練をクリアするまで使用する事ができない。 ドノヴァン ディオ・ブランドー ジョナサン ダイアーさん 禁煙中ホル・ホース ポルナレフ 花京院 トリッシュ ウエストウッド看守 サンタナ マライア ウェザー アナスイ 4部承太郎 プッツン由花子 康一act2!! ブチ切れた仗助 ブチ切れた億泰 虫喰い エシディシ エシディシの脳 ワムウ カーズ リサリサ ミスタ C-MOON 退院した花京院 アヌビスポルナレフ ヴァニラアイス ギアッチョ 成長した吉良 マックイィーン クリーム 最高にハイなDIO 究極カーズ 承太郎(3部) ザ・ニュー神父 エンポリオ(ウェザー) アラビアファッツ 岩 使用できない敵 以下の敵キャラクターは、現時点では使用する事ができない。 3部エンヤ婆 無愛想親父の死体 穴ボコチーズの死体 子連れニキビの死体 ただの死体 ハイプリエステス オインゴ 4部ACT1のさなぎ ACT2のさなぎ 玉美 トニオさん 5部ベイビィフェイス レクイエムジョルノ 6部スポーツマックス 感電エンポリオ ウンガロ お母さんヤギ 記憶が戻ったウェザー カタツムリ その他橋沢育郎 バオー 警備員の西戸 仲間 仲間は配置できない。 現実は非情である。 使用できないアイテム 以下のアイテムは、現時点では使用する事ができない。 装備DISCスタプラザワールドのDISC(合成は可能) ヘビーウェザーのDISC ホワイトスネイクのDISC メイドインヘブンのDISC ムーディーブルースのDISC シンデレラのDISC 射撃DISCタスクのDISC ハイエロファントエメラルドのDISC ヤバイもの聖人の眼球 聖人の左腕 グッチョの死体 ミキタカのカバン 消費アイテム赤石付き石仮面 シーザーのバンダナ ポルポのライター ヤバいクスリ ときのがくぼう その他彼女の左手 オレっちのコート コピー人形の破片 コミックスレアコミックス全て 食料オレンジ 鎌倉カスター サンドイッチ 猫シリーズ 消し炭 焦げた食べ物 点滴 罠 リンプ・ピズキット キッス 血の槍 アンダーワールド ジェイルハウスロック 敵のみ踏める罠
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《古の都》 フィールド魔法 「古の扉」がフィールド上に存在する時、手札を1枚捨てて発動する。 このカードはカードの効果の対象にならず、効果を受けない。 このカードがフィールド上に存在する限り、互いにフィールド魔法を発動することはできない。 part15-259 名前 コメント
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船首 船体 船尾 マスト 船の種類 船の種類(BF・イベント) 船の種類(仮) 上位パーツの素材総必要数 造船所(旧) ※強化剤使用時、防御+25, 距離+17(最大強化時、防御+200, 距離+136) 船首 海 名前 防御 距離 材料 トレポ 穏 木の船首 90 60 流木x1,鉄のかけらx1 500 鉄の船首 100 55 鉄のかけらx1,大きなねじx1 600 イルカの船首 100 60 流木x1,イルカストーンx1 700 嵐 ネコの船首 120 85 またたびx2,銅のかたまりx2 1,500 南国の船首 130 75 [木の船首],海獣の骨x2,きれいな花x2 1,500 バイキングの船首 130 75 [木の船首],海獣の骨x2,太古の木x2 1,500 銅の船首 140 75 [鉄の船首],銅のかたまりx2,大きなねじx2 1,500 貝の船首 130 85 貝がらx2,銅のかたまりx2 1,500 カモメの船首 140 85 海獣の骨x3,鳥のはねx2 2,500 アンドリュー・ポークの船首 140 85 海獣の骨x3,太古の木x3,ピッグストーンx1 4,000 炎 SLの船首 165 100 [鉄の船首],古代の技術書x2,銅のかたまりx2 3,500 ブロックの船首 160 95 鋼のかけらx2,カラフルなブロックx2 3,500 ゾッキーの船首 165 95 鋼のかけらx2,月刊ゾッキーx2 3,500 クジラの船首 180 105 [イルカの船首],銀のかたまりx3,ブルーストーンx2 4,000 銀の船首 180 105 [銅の船首],鋼のかけらx2,銀のかたまりx2 3,500 エドワード・ボーンの船首 180 105 鋼のかけらx3,海獣の骨x3,スカルストーンx1 5,000 氷 カリブの船首 205 115 [バイキングの船首],上質な木x3,頑丈なロープx3 4,500 ザリガニの船首 200 115 甲殻類の殻x3,猛獣のツメx3 4,500 ライオンの船首 200 120 [ネコの船首],絹糸x3,獣王の牙x3 4,500 サメの船首 200 130 猛獣のツメx3,金のかたまりx4 5,000 戦艦の船首 200 125 [銀の船首],ダマスカス鋼x3,軍事機密ファイルx3 4,500 カニス・ファングの船首 200 125 上質な木x4,獣王の牙x4,ウルフストーンx1 6,000 星 土星の船首 215 140 小さな星x3,絹糸x3 5,500 アンコウの船首 220 140 夜光虫x3,獣王の牙x3 5,500 サソリの船首 230 145 サソリのツメx3,甲殻類の殻x3 5,500 水晶の船首 235 150 水晶のかけらx3,ダマスカス鋼x4 6,500 宇宙戦艦の船首 235 150 [戦艦の船首],宇宙ねじx3,ダマスカス鋼x3 5,500 闘牛の船首 240 150 闘牛のツノx3,猛獣のツメx3 6,000 ジョン・クラーケンの船首 240 150 水晶のかけらx4,獣王の牙x4,クラーケンストーンx1 8,000 呪 コウモリの船首 235 150 コウモリの羽x3,獣皮x3 6,000 ブラックベアの船首 265 170 ブラックベアx4,漆黒の羽x4 7,500 黒ネコの船首 260 170 [ネコの船首],黒ネコのまたたびx4,漆黒の羽x4 7,500 毒蛇の船首 260 170 毒ヘビの牙x4,悪魔の石x4 7,500 リリスの船首 275 175 [コウモリの船首],漆黒の羽x3,リリスのツノx3 5,000 ブラッディカースの船首 275 175 [カリブの船首],悪魔の石x4,ブラッディストーンx4 7,500 執行人の船首 275 175 [カリブの船首],血塗られた斧x4,高級な布x4 7,500 Xの船首 275 175 毒ヘビの牙x5,悪魔の石x5,エイリアンストーンx1 9,000 金 鷹の船首 305 200 鷹の眼x4,漆黒の羽x4 8,500 鹿の船首 305 205 鹿の角x4,黒ネコのまたたびx4 8,500 蜂の船首 300 205 黄金の蜂x4,コウモリの羽x4 8,500 龍の船首 310 205 [毒蛇の船首],龍の鱗x4,毒ヘビの牙x4 8,500 宝石の船首 315 205 [水晶の船首],ジェムストーンx4,ブラッディストーンx4 8,500 黄金の船首 320 205 [銀の船首],ゴールドラーヴァx4,ブラッディストーンx4 8,500 ブラックブレードの船首 325 205 [ブラッディカースの船首],黒銀のかけらx4,血塗られた斧x4 8,000 デヴィゼル6世の船首 320 205 鹿の角x5,リリスのツノx5 10,500 他 アマゾネスの船首 150 95 猛獣のツメx3,金のかたまりx4,鉄のかけらx4 2,000 スカルソルジャーの船首 190 120 スカルソルジャーの石x1,鋼のかけらx7,大きなねじx10 7,000 タロスの船首 205 130 [アマゾネスの船首],タロスの石x1,金のかたまりx5,鉄のかけらx10 9,000 蒼死神の船首 245 157 [死神の船首],蒼鎌x1,サソリのツメx3,マナの木x3 5,500 ファイヤーフェニックスの船首 235 150 [フェニックスの船首],不死鳥の赤石盤x1,獣皮x2,マナの木x3 5,500 ペガサスの船首 220 145 [シルバーホースの船首],ペガサスの翼x1,金のかたまりx5,鋼のかけらx12 12,500 レインボーアクアの船首 225 140 [アクアの船首],虹の光x1,水晶のかけらx7,ブルーストーンx7 12,500 ゴールドプラネタの船首 220 140 [プラネタの船首],コアスターx1,宇宙ねじx7,古代の技術書x5 12,500 船体 海 名前 防御 距離 材料 トレポ 穏 木の船体 90 65 流木x2,鉄のかけらx1 500 鉄の船体 110 60 鉄のかけらx1,大きなねじx1 600 イルカの船体 110 65 流木x1,イルカストーンx1 700 嵐 ネコの船体 130 90 またたびx2,太古の木x2 1,500 南国の船体 140 85 [木の船体],太古の木x2,きれいな花x2 1,500 バイキングの船体 140 85 [木の船体],銅のかたまりx2,太古の木x2 1,500 銅の船体 150 80 [鉄の船体],銅のかたまりx2,鉄のかけらx2 1,500 貝の船体 140 85 貝がらx2,太古の木x2 1,500 カモメの船体 150 90 鳥のはねx2,太古の木x3 2,500 アンドリュー・ポークの船体 150 90 銅のかたまりx3,太古の木x3,ピッグストーンx1 4,000 炎 SLの船体 170 105 [鉄の船体],鋼のかけらx2,古代の技術書x2 3,500 ブロックの船体 165 100 鋼のかけらx2,カラフルなブロックx2 3,500 ゾッキーの船体 170 100 鋼のかけらx2,月刊ゾッキーx2 3,500 クジラの船体 190 110 [イルカの船体],頑丈なロープx2,太古の木x3 4,000 銀の船体 195 110 [銅の船体],鋼のかけらx2,銀のかたまりx2 3,500 エドワード・ボーンの船体 195 110 鋼のかけらx3,銀のかたまりx3,スカルストーンx1 5,000 氷 カリブの船体 210 120 [バイキングの船体],上質な木x3,金のかたまりx3 4,500 ザリガニの船体 215 120 甲殻類の殻x3,上質な木x3 4,500 ライオンの船体 220 125 [ネコの船体],上質な木x3,獣王の牙x3 4,500 サメの船体 220 135 上質な木x3,獣王の牙x4 5,000 戦艦の船体 230 130 [銀の船体],軍事機密ファイルx3,金のかたまりx3 4,500 カニス・ファングの船体 230 130 上質な木x4,ダマスカス鋼x4,ウルフストーンx1 6,000 星 土星の船体 250 145 小さな星x3,マナの木x3 5,500 アンコウの船体 240 145 夜光虫x3,金のかたまりx3 5,500 サソリの船体 240 150 サソリのツメx3,ダマスカス鋼x3 5,500 水晶の船体 250 155 水晶のかけらx3,金のかたまりx4 6,500 宇宙戦艦の船体 250 155 [戦艦の船体],宇宙ねじx3,金のかたまりx3 5,500 闘牛の船体 255 155 闘牛のツノx3,上質な木x3 6,000 ジョン・クラーケンの船体 255 155 水晶のかけらx4,宇宙ねじx4,クラーケンストーンx1 8,000 呪 コウモリの船体 250 155 コウモリの羽x3,マナの木x3 6,000 ブラックベアの船体 270 175 ブラックベアx4,マナの木x4 7,500 黒ネコの船体 270 175 [ネコの船体],黒ネコのまたたびx4,マナの木x4 7,500 毒蛇の船体 270 175 毒ヘビの牙x4,マナの木x4 7,500 リリスの船体 275 180 [コウモリの船体],リリスのツノx3,マナの木x3 5,000 ブラッディカースの船体 280 180 [カリブの船体],ブラッディストーンx4,マナの木x4 7,500 執行人の船体 280 180 [カリブの船体],血塗られた斧x4,マナの木x4 7,500 Xの船体 280 180 悪魔の石x5,マナの木x5,エイリアンストーンx1 9,000 金 鷹の船体 310 200 鷹の眼x4,ゴールドラーヴァx4 8,500 鹿の船体 305 205 鹿の角x4,ゴールドラーヴァx4 8,500 蜂の船体 305 200 黄金の蜂x4,ゴールドラーヴァx4 8,500 龍の船体 315 200 [毒蛇の船体],龍の鱗x4,ゴールドラーヴァx4 8,500 宝石の船体 320 200 [水晶の船体],ジェムストーンx4,ゴールドラーヴァx4 8,500 黄金の船体 315 210 [銀の船体],ジェムストーンx4,ゴールドラーヴァx4 8,500 ブラックブレードの船体 320 200 [ブラッディカースの船体],ゴールドラーヴァx4,黒銀のかけらx4 8,000 デヴィゼル6世の船体 325 200 ジェムストーンx5,ゴールドラーヴァx5 10,500 他 アマゾネスの船体 160 100 アマゾネスの石x1,銅のかたまりx2,太古の木x3 2,500 スカルソルジャーの船体 200 125 スカルソルジャーの石x1,上質な木x5,獣王の牙x2 7,500 タロスの船体 220 135 [アマゾネスの船体],タロスの石x1,獣王の牙x5,銀のかたまりx7 9,500 蒼死神の船体 240 155 [死神の船体],蒼鎌x1,獣皮x3,マナの木x3 5,500 ファイヤーフェニックスの船体 240 155 [フェニックスの船体],不死鳥の赤石盤x1,夜光虫x2,マナの木x3 5,500 ペガサスの船体 240 150 [シルバーホースの船体],ペガサスの翼x1,水晶のかけらx7,マナの木x5 12,500 レインボーアクアの船体 235 155 [アクアの船体],虹の光x1,金のかたまりx5,銀のかたまりx7 12,500 ゴールドプラネタの船体 240 155 [プラネタの船体],コアスターx1,金のかたまりx5,鋼のかけらx7 12,500 船尾 海 名前 防御 距離 材料 トレポ 穏 木の船尾 90 70 流木x1,鉄のかけらx1 500 鉄の船尾 100 65 鉄のかけらx1,大きなねじx1 600 イルカの船尾 100 70 流木x1,イルカストーンx1 700 嵐 ネコの船尾 120 95 海獣の骨x2,またたびx2 500 南国の船尾 120 85 [木の船尾],太古の木x2,きれいな花x2 1,500 バイキングの船尾 120 85 [木の船尾],海獣の骨x2,太古の木x2 1,500 銅の船尾 140 85 [鉄の船尾],銅のかたまりx2,大きなねじx2 1,500 貝の船尾 120 95 海獣の骨x2,貝がらx2 1,500 カモメの船尾 140 95 鳥のはねx2,銅のかたまりx3 2,500 アンドリュー・ポークの船尾 140 95 太古の木x3,鉄のかけらx3,ピッグストーンx1 4,000 炎 SLの船尾 150 100 [鉄の船尾],古代の技術書x2,銅のかたまりx2 3,500 ブロックの船尾 160 105 カラフルなブロックx2,銅のかたまりx2 3,500 ゾッキーの船尾 165 105 月刊ゾッキーx2,銅のかたまりx2 3,500 クジラの船尾 170 115 [イルカの船尾],鋼のかけらx3,ブルーストーンx3 4,000 銀の船尾 180 115 [銅の船尾],鋼のかけらx2,銀のかたまりx2 3,500 エドワード・ボーンの船尾 180 115 鋼のかけらx3,太古の木x3,スカルストーンx1 5,000 氷 カリブの船尾 200 125 [バイキングの船尾],上質な木x3,ダマスカス鋼x3 4,500 ザリガニの船尾 195 125 甲殻類の殻x3,絹糸x3 4,500 ライオンの船尾 200 130 [ネコの船尾],猛獣のツメx3,獣王の牙x3 4,500 サメの船尾 195 140 猛獣のツメx3,ダマスカス鋼x4 5,000 戦艦の船尾 195 135 [銀の船尾],ダマスカス鋼x3,軍事機密ファイルx3 4,500 カニス・ファングの船尾 195 135 上質な木x4,鋼のかけらx4,ウルフストーンx1 6,000 星 土星の船尾 215 150 宇宙ねじx3 5,500 アンコウの船尾 220 150 夜光虫x3,獣王の牙x3 5,500 サソリの船尾 220 155 サソリのツメx3,獣王の牙x3 5,500 水晶の船尾 235 160 水晶のかけらx3,猛獣のツメx4 6,500 宇宙戦艦の船尾 235 160 [戦艦の船尾],宇宙ねじx3,獣王の牙x3 5,500 闘牛の船尾 240 160 闘牛のツノx3,ダマスカス鋼x3 6,000 ジョン・クラーケンの船尾 240 160 水晶のかけらx4,猛獣のツメx4,クラーケンストーンx1 8,000 呪 コウモリの船尾 230 160 コウモリの羽x3,悪魔の石x3 6,000 ブラックベアの船尾 250 180 ブラックベアx4,高級な布x4 7,500 黒ネコの船尾 260 180 [ネコの船尾],黒ネコのまたたびx4,悪魔の石x4 7,500 毒蛇の船尾 260 180 毒ヘビの牙x4,獣皮x4 7,500 リリスの船尾 270 190 [コウモリの船尾],悪魔の石x3,リリスのツノx3 5,000 ブラッディカースの船尾 270 185 [カリブの船尾],ブラッディストーンx4,漆黒の羽x4 7,500 執行人の船尾 275 180 [カリブの船尾],血塗られた斧x4,ブラッディストーンx4 7,500 Xの船尾 275 185 悪魔の石x5,漆黒の羽x5,エイリアンストーンx1 9,000 金 鷹の船尾 310 200 鷹の眼x4,金の布x4 8,500 鹿の船尾 300 205 鹿の角x4,金の布x4 8,500 蜂の船尾 295 205 黄金の蜂x4,金の布x4 8,500 龍の船尾 315 205 [毒蛇の船尾],龍の鱗x4,金の布x4 8,500 宝石の船尾 325 205 [水晶の船尾],金の布x4,ジェムストーンx4 8,500 黄金の船尾 320 200 [銀の船尾],金の布x4,ゴールドラーヴァx4 8,500 ブラックブレードの船尾 315 205 [ブラッディカースの船尾],金の布x4,黒銀のかけらx4 8,000 デヴィゼル6世の船尾 320 205 龍の鱗x5,金の布x5 10,500 他 アマゾネスの船尾 150 105 アマゾネスの石x1,鋼のかけらx3,海獣の骨x4 2,000 スカルソルジャーの船尾 180 130 スカルソルジャーの石x1,銀のかたまりx5,銅のかたまりx7 7,000 タロスの船尾 200 140 [アマゾネスの船尾],タロスの石x1,鋼のかけらx10,銅のかたまりx5 9,000 蒼死神の船尾 220 160 [死神の船尾],蒼鎌x1,高級な布x3,水晶のかけらx3 5,500 ファイヤーフェニックスの船尾 230 150 [フェニックスの船尾],不死鳥の赤石盤x1,高級な布x2,水晶のかけらx3 5,500 ペガサスの船尾 220 155 [シルバーホースの船尾],ペガサスの翼x1,上質な木x5,銅のかたまりx10 12,500 レインボーアクアの船尾 215 160 [アクアの船尾],グリーンストーンx7,虹の光x1,鋼のかけらx10 12,500 ゴールドプラネタの船尾 220 160 [プラネタの船尾],コアスターx1,銅のかたまりx7,大きなねじx10 12,500 マスト 海 名前 防御 距離 材料 トレポ 穏 木のマスト 80 65 流木x1,丈夫な布x1 500 鉄のマスト 90 60 鉄のかけらx1,大きなねじx1 600 イルカのマスト 90 65 丈夫な布x1,イルカストーンx1 700 嵐 ネコのマスト 110 90 またたびx2,丈夫な布x2 1,500 南国のマスト 110 85 [木のマスト],きれいな花x2,丈夫な布x2 1,500 バイキングのマスト 110 85 [木のマスト],太古の木x2,丈夫な布x2 1,500 銅のマスト 130 80 [鉄のマスト],銅のかたまりx2,鉄のかけらx2 1,500 貝のマスト 110 85 貝がらx2,鉄のかけらx2 1,500 カモメのマスト 130 90 鳥のはねx2,丈夫な布x3 2,500 アンドリュー・ポークのマスト 130 90 太古の木x3,丈夫な布x3,ピッグストーンx1 4,000 炎 SLのマスト 145 95 [鉄のマスト],鋼のかけらx2,古代の技術書x2 3,500 ブロックのマスト 155 100 カラフルなブロックx2,ブルーストーンx2 3,500 ゾッキーのマスト 150 100 上質な布x2,月刊ゾッキーx2 3,500 クジラのマスト 160 110 [イルカのマスト],上質な布x3,ブルーストーンx2 4,000 銀のマスト 175 110 [銅のマスト],銀のかたまりx2,銅のかたまりx2 3,500 エドワード・ボーンのマスト 175 110 上質な布x3,鋼のかけらx3,スカルストーンx1 5,000 氷 カリブのマスト 165 120 [バイキングのマスト],上質な木x3,上質な布x3 4,500 ザリガニのマスト 190 120 獣皮x3,甲殻類の殻x3,上質な布x3 4,500 ライオンのマスト 190 125 [ネコのマスト],獣王の牙x3,上質な布x3 4,500 サメのマスト 190 135 猛獣のツメx3,上質な布x4 5,000 戦艦のマスト 195 130 [銀のマスト],軍事機密ファイルx3,銀のかたまりx3 4,500 カニス・ファングのマスト 195 130 上質な木x4,上質な布x4,ウルフストーンx1 6,000 星 土星のマスト 210 145 小さな星x3,高級な布x3 5,500 アンコウのマスト 210 145 夜光虫x3,高級な布x3 5,500 サソリのマスト 220 150 サソリのツメx10,高級な布x3 5,500 水晶のマスト 230 155 高級な布x4,水晶のかけらx4 6,500 宇宙戦艦のマスト 230 155 [戦艦のマスト],宇宙ねじx5,軍事機密ファイルx3 5,500 闘牛のマスト 235 155 高級な布x3,闘牛のツノx5,金のかたまりx5 6,000 ジョン・クラーケンのマスト 235 155 獣皮x4,水晶のかけらx4,クラーケンストーンx1 8,000 呪 コウモリのマスト 235 155 コウモリの羽x3,高級な布x3 6,000 ブラックベアのマスト 365 175 悪魔の石x4 7,500 黒ネコのマスト 260 175 [ネコのマスト],黒ネコのまたたびx4,高級な布x4 7,500 毒蛇のマスト 260 175 毒ヘビの牙x4,高級な布x4 7,500 リリスのマスト 275 180 [コウモリのマスト],リリスのツノx3,獣皮x3 5,000 ブラッディカースのマスト 275 180 [カリブのマスト],ブラッディストーンx4,高級な布x4 7,500 執行人のマスト 275 180 [カリブのマスト],血塗られた斧x4,獣皮x4 7,500 Xのマスト 275 180 悪魔の石x5,獣皮x5,エイリアンストーンx1 9,000 金 鷹のマスト 305 200 鷹の眼x4,悪魔の石x4 8,500 鹿のマスト 305 205 鹿の角x4,悪魔の石x4 8,500 蜂のマスト 295 200 黄金の蜂x4,悪魔の石x4 8,500 龍のマスト 310 200 [毒蛇のマスト],龍の鱗x4,悪魔の石x4 8,500 宝石のマスト 315 200 [水晶のマスト],ジェムストーンx4,ゴールドラーヴァx4 8,500 黄金のマスト 320 200 [銀のマスト],ゴールドラーヴァx4,悪魔の石x4 8,500 ブラックブレードのマスト 320 200 [ブラッディカースのマスト],黒銀のかけらx4,悪魔の石x4 8,000 デヴィゼル6世のマスト 315 210 黒銀のかけらx5,悪魔の石x5 10,500 他 アマゾネスのマスト 140 100 アマゾネスの石x1,上質な木x3,流木x5 2,000 スカルソルジャーのマスト 180 125 スカルソルジャーの石x1,高級な布x5,猛獣のツメx7 7,000 タロスのマスト 200 135 [アマゾネスのマスト],タロスの石x1,獣皮x7,ダマスカス鋼x7 9,000 蒼死神のマスト 220 145 [死神のマスト],蒼鎌x1,高級な布x3,獣皮x3 5,500 ファイヤーフェニックスのマスト 235 155 [フェニックスのマスト],不死鳥の赤石盤x1,高級な布x3,獣皮x2 5,500 ペガサスのマスト 220 150 [シルバーホースのマスト],ペガサスの翼x1,高級な布x5,絹糸x10 12,500 レインボーアクアのマスト 225 145 [アクアのマスト],虹の光x1,上質な布x10,銅のかたまりx10 12,500 ゴールドプラネタのマスト 220 145 [プラネタのマスト],コアスターx1,高級な布x7,銀のかたまりx5 12,500 船の種類 海 名前 防御 距離 トレポ 穏 木の船 350 260 2,000 鉄の船 400 240 2,400 イルカの船 400 260 2,800 嵐 ネコの船 480 360 5,000 南国の船 500 330 6,000 バイキングの船 500 330 6,000 銅の船 560 320 6,000 貝の船 500 350 6,000 カモメの船 560 360 10,000 アンドリュー・ポークの船 560 360 16,000 炎 SLの船 630 400 14,000 ブロックの船 640 400 14,000 ゾッキーの船 650 400 14,000 クジラの船 700 440 16,000 銀の船 730 440 14,000 エドワード・ボーンの船 730 440 20,000 氷 カリブの船 780 480 18,000 ザリガニの船 800 480 18,000 ライオンの船 810 500 18,000 サメの船 805 540 20,000 戦艦の船 820 520 18,000 カニス・ファングの船 820 520 24,000 星 土星の船 890 580 22,000 アンコウの船 890 580 22,000 サソリの船 910 600 22,000 水晶の船 950 620 26,000 宇宙戦艦の船 950 620 22,000 闘牛の船 970 620 24,000 ジョン・クラーケンの船 970 620 32,000 呪 コウモリの船 950 620 24,000 ブラックベアの船 1150 700 30,000 黒ネコの船 1050 700 30,000 毒蛇の船 1050 700 30,000 リリスの船 1095 725 20,000 ブラッディカースの船 1100 720 30,000 執行人の船 1105 715 30,000 Xの船 1105 720 36,000 金 鷹の船 1230 800 34,000 鹿の船 1215 820 34,000 蜂の船 1195 810 34,000 龍の船 1250 810 34,000 宝石の船 1275 810 34,000 黄金の船 1275 815 34,000 ブラックブレードの船 1280 810 32,000 デヴィゼル6世の船 1280 820 42,000 他 アマゾネスの船 600 400 8,500 スカルソルジャーの船 750 500 28,500 タロスの船 825 540 36,500 蒼死神の船 925 617 22,000 ファイヤーフェニックスの船 940 610 22,000 ペガサスの船 900 600 50,000 レインボーアクアの船 900 600 50,000 ゴールドプラネタの船 900 600 50,000 船の種類(BF・イベント) 名前 レベル 防御 距離 アマゾネスの船 4 600 400 タロスの船 12 825 540 S・ソルジャーの船 4 750 500 V・スカルの船 - 600 400 般若の船 - 600 400 大般若の船 16 900 600 E・ラビットの船 - 600 400 エストレの船 16 900 600 モアイの船 - 550 330 モアイキングの船 16 950 620 武士の船 - 600 400 武将の船 16 900 600 シルバーホースの船 - 550 330 ペガサスの船 16 900 600 アクアの船 - 600 400 R・アクアの船 16 900 600 武将シリーズって期間限定だったんですかね?やっと素材が集まったのに造船所になくて… - 名無しさん 2010-06-20 02 42 45 イベント船のパワーアップは(今まで)すべて期間限定です。 - 名無しさん 2010-06-22 18 51 47 カリブのマスト、船首、船体、船尾は、どこで手に入らますか - あい 2010-06-22 22 34 11 木の船→バイキングの船→カリブの船と造船所で作っていくのです^^ - 名無しさん 2010-06-23 15 21 57 +2を昇華したら、+1になったという話を聞きました。参考までに(誤爆失礼) - 名無しさん 2010-07-06 10 01 09 アマゾネスの石とかはどこで取れるんですか? - 名無しさん 2010-07-10 18 31 28 このWikiの素材のページに書いてあります - yoru 2010-07-10 18 41 26 オータムポーンって何?? - 名無しさん 2010-07-12 10 48 48 リニュで必要な素材が変わりましたね。 - 名無しさん 2010-07-30 02 36 51 手元のデータで更新してみました。筆者がまだ黄金に進んでいないのでそこのデータはよそのブログからです。残念ながら以前のクエストや新しい海(植物?)のデータもありませんが。 - 名無しさん 2010-09-11 18 11 38 名前
https://w.atwiki.jp/kumicit/pages/726.html
批判サイド 創造論者の主張 Claim CH512.1 There was room for all the animals aboard Noah s ark because juveniles of the largest animals (animals larger than about 10 kg = 22 lb.) were taken. 10kg以上の動物は子供を乗せるので、ノアの箱舟にはすべての動物を搭載する広さが十分ある。 Source Woodmorappe, John, 1996. Noah s Ark A Feasibility Study, Santee, CA ICR, p. 13. Response 大きな動物は子供を搭載するとしても、箱舟の中は大混雑である。 ノアは「オスと配偶者」を搭載するように告げられており、これは動物が性的に成熟していることを意味する[創世記7章2節]。子供はつがいになれない。 動物の子供であっても乳離れするだけの年齢になっておらねばならず、場合によっては、両親から行動を学んで群れ社会に適応している必要がある。これだと、多くの動物が既にかなり育った状態でなければならない。 オリジナルページ これは Index to Creationist Claims, edited by Mark Isaak の和訳です。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/238.html
「小さな親切、大きなお世話」 僕が来たのは、家から程近い“草原”。 ゆっくり達の生息地として知られているここには、よく加工所の職員がゆっくりを 捕獲しに来ている。そんな僕も、ゆっくりを見つけに来たのだが… 僕はかねてから、不幸なゆっくりを思う存分ゆっくりさせてやりたいと思ってい た。ゆっくりが畑を襲ったり、民家に居座るようになってから、ゆっくりは憎悪の 対象となり、頻繁に虐待されるようになっていた。 「あんなかわいいやつに、よくそんな事が出来るよな」 僕の友達もよくゆっくりを虐待しているらしいが、僕はどうしてもそんな気にな れない。僕だったら絶対に、ゆっくりを虐待したりしない。最大限にゆっくりさせ てやるのに… 草原にやってきたのは、ゆっくりできていない可哀相なゆっくりを連れ帰って、 思う存分ゆっくりさせてあげるためだ。 「ゆーーーーーーっ!!!」 そんなところに、一匹のゆっくりの悲鳴が聞こえてきた。悲鳴の聞こえた方向を 向くと、そこにはゆっくりれみりゃから必死に逃げているゆっくりれいむがいる。 「がおーーー!!たーべちゃーうぞーーー!!」 「ゆゆっ!!れいむはおいしくないよ!!ゆっくりたべないでね!!」 僕の捜し求めているゆっくりが、そこにいた。 「やめろーーーーー!!!!」 力の限りダッシュして、ゆっくりれみりゃを蹴り飛ばす!! 「うーーーーぎゅーーーーー!!!!」 餡子をブチまけながら、紅い屋敷のある方向へ飛んで行った。僕は弱いものを虐 める奴を、絶対に許したりしない!!それが僕の正義だ!! 「おにいさんありがとう!!これでゆっくりできるよ!!」 と、お礼を言いながら寄り添ってくるゆっくりれいむ。あぁ、やっぱりかわいい なあ。この子だけは、絶対に守らなければ… 「ここはさっきみたいなゆっくりれみりゃも生息している。ここに住んでる限り、 君はゆっくりできないよ」 「ゆゆっ!?」 かわいそうだが、事実を告げる。ここに住んでいたら、いつまたゆっくりれみりゃ などの捕食種に命を狙われるか分からない。ゆっくりするためには、ここから出て 行かなければならないのだ。 「僕の家ならゆっくりれみりゃは入れないから、思う存分ゆっくりできるよ」 「ゆっ!!じゃあそこでゆっくりするよ!!ゆっくりつれていってね!!」 どうやら、慣れ親しんだ草原を捨てる決心をつけてくれた様だ。僕はゆっくりと、 ゆっくりれいむを自分の家に案内した。 ◆ 「ここだよ。さあ入るといい」 「ゆゆっ!!ひろいね!!あたたかいね!!」 ゆっくりれいむのために用意した部屋に案内する。ここには遊ぶ道具もあるし、 空調設備も整っているし、走り回れるだけの広さもある。ここなら寿命で死ぬまで 一生ゆっくり出来るだろう。 「おにいさんありがとう!!ここでゆっくりするね!!」 「ああ、そうしなさい。それじゃあ僕はご飯を作ってくるよ」 「ゆっ!ごはん!ゆっくりまってるね!!」 僕は自分の財力が許す限りのご馳走を用意した。普段、僕でも食べられないよう な豪華な料理が並んでいる。 「ゆゆーーーー!!むーしゃむーしゃ♪しあわせーーー!!」 今まで何度か食事中のゆっくりを見たことがあるが、こんなに幸せそうなゆっく りは初めてだ。腕によりをかけて準備した甲斐がある。 「どう?美味しいかい?」 「すっごくおいしいよ!!ゆっくりたくさんたべるね!!」 そう言って、ゆっくりらしからぬスピードで食べていくれいむ。でも、料理はな かなか減らない。 「おにいさんはたべないの?ゆっくりたべてもいいよ!!」 「これはれいむの為に用意した料理だから、れいむが全部食べていいよ」 「でも、れいむこんなにたくさんたべられないよ!!」 ちょっと用意しすぎたかな…でも、遠慮してるだけかもしれない。 「そんな遠慮しないで、ほら、お口開けて…あーん」 「ゆゆっ!!??もういいよ!!たべられないよ!!!もごぅっ!!??」 れいむの口を無理やり開けて、美味しい料理を沢山食べさせてあげる。よほど嬉 しかったのか、れいむは涙を流して喜んでいた。 「うぎゅーーーー!!うぐぐあえrがえりのい!!!」 「ほらほら、もっともっと♪」 「むり!!!もうやめでよ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!だべられ゛な゛い゛よ゛ お゛お゛お゛!!!」 「そんなこと言ってると大きくなれないぞ」 用意した料理がなくなったのは、食べ始めてから30分経った頃だった。沢山食べ て満足したのだろう、食事前より一回り大きくなったれいむは、無言でゆっくり床 に転がっていた。うんうん、沢山食べればそのうち立派なゆっくりになれるぞ! お礼を言いたくて口を動かそうとするが、食べ過ぎたせいでうまく喋れないらし い。でもいいんだ。お礼なんて言われなくても。僕は君をゆっくりさせることが出 来ればそれでいいのだから…! 「じゃあ、お兄さんは片付けたらまた来るからね。ゆっくりしていってね」 ◆ ゆっくりの部屋に戻ると少し暑く感じたので、冷房をつけることにした。エアコ ンから出る冷機がれいむに当たると、れいむは「ゆゆっ!」と一瞬震えた後、喜び ながら飛び跳ね始めた。 「すずしいね!!これならたくさんゆっくりできるよ!!」 「そうだろう。もっと涼しくするから、もっとたくさんゆっくりしていってね」 そういって設定温度を-5℃にする。これだけ涼しくすれば、思う存分ゆっくり出 来るだろう。 しばらくすると、れいむが震えながら苦痛を訴え始めた。 「ゆゆゆゆゆ………!さむいよ!つめたいよ!」 「え!?でも、涼しくすればたくさんゆっくり出来るだろう?」 「ゆゆゆゆゆ……!!さむいよ!!ゆっくりできないよ!!」 ちょっと温度を下げすぎただろうか?暖めてあげる為に、暖房に切り替える。し ばらくすると、れいむは幸せそうな顔をして部屋の中を跳ね回るようになった。 「ゆっゆっゆっ♪あたたかくてきもちいいよ!!これならたくさんゆっくりできる よ!!」 「そうか、じゃあもっと暖かくしてあげるから、もっとたくさんゆっくりしていっ てね」 設定温度を50℃にして、僕は部屋を出る。50℃なんて、人間には耐えられないが、 れいむなら思う存分ゆっくりすることができるだろう。 僕は自室に戻って、オーディオを最大音量で聞きながら気分転換に本を読むこと にした。 ◆ 1時間後、夕飯を持ってれいむの部屋を訪ねたのだが… 「あつ……い…よ…………ゆっぐり…でき…な……」 今にも消え入りそうな声で、異常を訴えるれいむ。ゆっくりできないだって!? そんな…僕は暖房で思いっきり部屋を暖かくしてあげたのだから、思いっきりゆっ くりできるはずなのに!! 部屋に入ると、ちょうど真ん中にれいむは転がっていた。水分がかなり抜けてし まっていて、干からびた饅頭のようになっている。 「ゆ…っくり……水を……もってき…て…ね……」 「み、水だな!!わかった!!ゆっくり持ってくるよ!」 本当は急いで水を与えたかったが、れいむが「ゆっくり」と言うのだからしょう がない。僕は30分かけてゆっくり水を持ってきた。 「おぞいよ゛お゛お゛お゛お……ばやぐみずぼどお゛あ゛い゛ぼお゛お゛お゛……」 「ごめんごめん、君がゆっくりって言うからさ。ほら、水だよ」 水を与えて暫くすると、れいむの皮に潤いが戻ってくる。 50℃の部屋に僕は長くいられないので、れいむには悪いが冷房をかけて室温と同 じ温度に戻した。 「ゆゆっーーー!あづかっだよおおお!!ゆっぐりできながっだよおおお!!!」 「おー、大変だったんだね。でももう大丈夫だよ。食べ物を持ってきたからね」 「ゆゆっ!?たべもの!?ゆっくりたべていくね!!」 そのあと、昼ごはんと同じように、れいむが動けなくなるまで沢山食べさせて上 げた。たくさん食べれば、たくさんゆっくり出来るからね! ◆ 夜。寝る時間である。僕はれいむの部屋を訪れた。 「そろそろ寝る時間だよ。ゆっくり眠ってね」 「ゆ!!あしたもゆっくりするよ!!あしたもゆっくりしようね!!」 そんなれいむを僕は抱き上げて、一緒にベッドに入る。 「あたたかい!!これならゆっくりねむれるね!!」 「そうだね。明日もたくさんゆっくりしていってね」 「おにいさんもゆっくりねむっていってね!!」 そういうと、れいむはあっという間に眠りについた。きっとゆっくりしすぎて疲 れたんだろうな。明日もたくさん遊んであげて、たくさんゆっくりさせてあげよう。 僕は、枕もとのれいむを思い切り抱きしめて深い眠りについた… ◆ 「はなじでよぼおばお゛お゛お゛お゛お゛!!ゆ゛っぐりはな゛ぢでね゛え゛え゛ え゛!!!」 れいむの悲鳴で、僕は目を覚ました。目を開いた瞬間、あまりの惨状に僕は固ま ってしまった。 ベッドを汚す大量の餡子。その餡子の出所は、なんとれいむだったのだ。れいむ はピクピクと痙攣しながら、苦しそうな悲鳴をあげ続けている。 「どうしたんだい!?」 れいむを抱きしめていた手を緩めると、れいむはぴょんと跳ねてベッドの下に降 り立った。流出した餡子の量が多すぎた為に、目が虚ろで元気がない。 「おにいざんはなぢでえええええ!!!おにいざんどばゆっぐりできなびいいいい いいっ!!」 いったい何があったというのだろうか?…いや、とにかくれいむを苦しみから解 放してやることが先だ。 僕は散らばっている餡子を一箇所にかき集め、ベッドの上にれいむを持ち上げた。 そして… 「ちょっと痛いだろうけど、我慢してね」 「ゆっ!?ゆぎゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛!?!?!?!」 れいむの背中を切り広げて、そこから餡子を中に戻していく。人間だったら麻酔 なしで欠損した内臓を戻すようなものだから、絶対に発狂してしまうだろう…。で もゆっくりれいむなら、きっとそんなことはないに違いない。 「ぎゅうううう!!やめでよごごおお!!!いだいよおおおお!!!」 「我慢するんだ!今れいむの中身を戻してあげるからね!!」 白目をむき、あごが千切れんばかりに口を開いて泡を吹くれいむ。でも…放って おくわけにもいかない。放っておいたら、発狂するだけじゃ済まないのだから!! 「やめでおおおおお!!!じんじゃぅおおおおおお!!!!????」 「頑張るんだれいむ!!我慢すればゆっくりできるようになるからな!!」 「ゆっぐりいいいい!!!ゆっぐりじだいよおおおおばおあおあおあおあr!!」 綺麗に餡子をつめるために、かなり時間がかかってしまった。何とかすべての餡 子を戻し終え、傷口を塞いで縫う。しばらくすると、元気を取り戻したれいむが僕 に向かって言い始めた。 「もうひどいことするおにいさんとはゆっくりできないよ!!ゆっくりでていって ね!!」 「え!そんな…!」 「ここはれいむのおうちだよ!!おにいさんはゆっくりでていってね!!」 「……!!」 その言葉に、僕は固まってしまった。「れいむのおうち」だって…!? 一晩経って……れいむはこの部屋を自分の家だと思い込んでしまったのだ。 「……そうか、そうだよな」 「そうだよ!!ここでれいむだけゆっくりするよ!!ゆっくりできないひとはでて いってね!!」 「僕が悪かったよ。れいむは僕がいない方がゆっくりできるんだな。今まで気づか なくてごめんな」 そういって部屋の出口に戻る。 「ずっとゆっくりしたければ、ここをれいむのおうちにすればいい。誰も入ってこ ないようにお兄さんが守ってあげるからな」 手のつけられていない料理を持って、僕は扉を閉める。一緒にゆっくり出来たの は半日だけだったけど、これが“ゆっくり”の本来の姿なんだ。 「それじゃ、僕は出て行くよ。ずっとゆっくりしていってね」 「ゆゆっ!?おにいさん!!たべものはおいてって!!ゆっくりたべるよ!!」 扉を閉めて、頑丈に鍵をかける。 「おながずいだよおおお!!ごはんたべざぜでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 何かれいむが喋っているのが聞こえたが、悲しみのあまり返事をするのも忘れて その場から立ち去った。仕方ないんだ、これはれいむがゆっくりするためのことな んだから…。僕は涙を堪えながら自室に戻り、最大音量で音楽を流して沈んだ心を 癒すことにした。 「あぁ…もっとれいむと一緒に、ゆっくりしたかったなぁ」 ◆ それから…れいむの部屋の前を通ることは何度もあったが、れいむが何を言って もなるべく気にしないように努めた。僕が関わってはいけない。僕が部屋に入った られいむはゆっくりできないのだから。 そして、最後にれいむに会ってか3日後。どうしても気になって、僕は静かに鍵を 開けて、れいむの部屋に入り込んだ。そこには…どういうわけか、弱りきったれい むが横たわっていた。 「おなが…すいだおおおおおおおあえおおおお!!!!おにいざん!!ごはんちょ おだいよ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」 お腹…すいた?もしかして、今まで何も食べてないのか!? 「れいむ、僕の用意したご飯が食べたいのかい?」 「だべざぜで!!おにいざんのごばんだべざででおおお!!!」 そうか、僕の作ったご馳走が美味しかったから…れいむはそれをずっと待ってた んだ。空腹を我慢して、3日間も…!! 「ゆっ…ゆっ…ごはんんんんんーーー!!!」 れいむはピクピクと痙攣しながら、僕の足元に這いずってくる。そして、僕の足 にぱくっと噛み付いた。空腹が限界に来ている…目の前のものすべてが食べ物に見 えるんだ。 「れいむ…目を覚ますんだぁッ!!!」 れいむを掴みあげると、僕は壁に向かって全力投球でれいむを投げつけた。 「ゆぎゅうううあえろうあおえろおおおあえrべ!!!!」 壁に張り付いたれいむは、ぴくっと一度動くと床に落ち、大量の餡子を吐き出し た。でも、幻覚かられいむを解き放つにはこれしかなかったんだ!! 「れいむ、待っててね!!今すぐご馳走を用意するから、ゆっくりまっててね!!」 その後、用意したご馳走をれいむが動けなくなるまで食べさせてあげた。これぐ らい食べないと3日分の空腹を満たすことは出来ないだろう。動けず喋ることもでき ないれいむは何か言いたそうにしていたが、「お礼はいいよ」とだけ言い残して僕 はその場を立ち去った。 ◆ 食べたものの消化が済んだ頃、僕は再びれいむの部屋を訪れだ。マッサージをし てあげるためだ。でも、僕が部屋に入るとれいむは… 「おにいさんといるとゆっくりできないよ!!」 「え!?」 「れいむはゆっくりたべるの!!いそいでたべさせるおにいさんはでてってね!!」 「あ、あぁ…それは悪かったよ。お詫びにマッサージしてあげるからさ」 「ゆ!?じゃあゆるしてあげるね!!ゆっくりまっさーじしていってね!!」 どうにか許してもらえたようだ。適度に振動を与えると、れいむは気持ちよさそ うな顔をする。そんな表情を見ると、僕も幸せな気分になるのだ。 「ゆゆゆゆゆゆぅ~~~~」 「どうだ、気持ちいいかい?」 「ゆうぅ~きもちいいのおおお~~~~ゆゆゆゆゆゆ……」 そのうち顔が紅潮して、声も艶っぽさを帯びてくる。さらにマッサージを続ける と… 「ゆゆゆゆゆゆゆ、ゆふうううぅぅぅぅんんんんんんんんんん!!!!」 目を大きく見開いて、口も千切れんばかりに大きく開いたのだ。女の子らしから ぬ、下品な顔。涎まで垂らしている。僕はそれを止めさせる為に、マッサージを止 めた。 「ゆゆっ!?なんでやめちゃうの!?すっきりさせてね!!」 「今のれいむの顔が酷かったから止めたんだよ。女の子なんだから、そんな顔しち ゃダメだ!!」 「やだああああ!!!ずっぎりじだいのおおおおおお!!!」 「じゃあ、もうあんな顔しないと約束する?」 「するよ!!もうへんなかおしないよ!!」 と約束したので、また気持ちよくしてやるが…やはりあの下品な顔になってしま うので、僕はマッサージを止める。 「やめないでよね!!ゆっくりすっきりさせてね!!」 「すっきりしそうになると、やっぱり君は変な顔になっちゃうんだよ。だからすっ きりさせてあげることはできない」 「ゆああああああ!!!ずっぎりじだいよおっばお゛あ゛お゛お゛お゛お゛!!!」 何度マッサージしてやっても、れいむはすっきりする直前になると“例の顔”に なってしまう。その度に僕はマッサージを止めざるを得なかった。すっきりしたい れいむにとってはまさに生殺しだろう。 「ゆぐっ…ゆっ…ずっぎゅりざぜでばおおおおお!!ごのままじゃゆっぐりでぎな えろおおお!!」 「あ、れいむごめん!!お兄さんこれから用事あるから、またあとでね!!」 「いやああああおにいざんいがないでえええええ!!すっぎりざぜでえええ!!」 すっきりさせてやれなくて可哀相だけど、わかってくれ!!れいむのためなんだ!! すっきりできないストレスで扉に体当たりする音が聞こえるが、鍵をかけているの で出てこれない。そんな痛々しい音を耳にしながら、僕はその場から離れていった。 ◆ 仕事が終わったのでれいむの部屋に戻ると、部屋に入った瞬間『むぎゅ』という 感触が足から伝わってきた。足元を見ると… 「ゆぎゅううううううう!!!はなぢでえええええええ!!!」 ぺしゃんこに潰れたれいむの姿が、そこにはあった。部屋の入り口近くでゆっく りしていたのだろう、そこに僕がやってきて思い切り踏んづけてしまったのだ。皮 をうまく引き伸ばして元の形に戻してやる。 「いだあああああいいいいい!!!やめでえええええ!!やぶれちゃううう!!!」 僕は形を戻すのに夢中で、返事をすることも忘れていた。そんな時だった… ぶじゅ!! れいむの頬あたりから餡子がもれてしまったのだ。 「ゆぎゅうううう!!!もうやめでえええ!!ざわらないでえよおおおおああ!!」 「でも、ちゃんと元に戻さないと!」 「いいの!!れいむにちかづかないで!!おにいさんなんかきらいだよ!!」 …ショックだった。今まであんなにゆっくりさせてあげたのに、嫌われた… 「そんなこと言うなよ。あんなにゆっくりさせてあげただろう…」 「ゆ゛っ!!ぜんぜんゆっくりできなかったよ!!おにいさんがわるいんだよ!!」 衝撃だった。僕はゆっくりさせてあげているつもりが、全然ゆっくりできていなか ったというのだ。 「ゆっくりついてこないでね!!れいむはおうちにかえるからね!!」 今まではここがれいむのおうちだったのに…もう昔のおうちに戻るというのか。 あそこはゆっくりれみりゃがいるから危ない、と教えてあげたのに…! でも、れいむがそう決めたのなら、その選択を尊重してやるべきだよな。 「そうか、わかったよ。出口はこっちだ」 門まで案内し、ゆっくりを外に出してやる。その瞬間、ゆっくりは震え上がった。 「ゆぎゅ!!さむい!!さむくてゆっくりできないよ!!!」 「寒いのは当たり前さ。今の“草原”は冬なんだから」 全天候型ゆっくり放牧区画、通称“草原”。加工所の所有する施設である。今の 時期、このドーム内は気温-10℃の極寒に設定されているのだ。 「どうして!!さっきまであたたかかったよ!!」 「あぁ、さっきの部屋は暖房がかかってたし…君が前ここに住んでたころは、あた たかく設定されていたんだよ、このドーム」 そう、昨日まで“草原”は夏だった。でも今日から“草原”は冬なんだ。 「ゆ!?なにいってるの!!わけわかんないよ!!ここじゃゆっくりできないよ!!」 確かにそうかもしれない。でも決めたのはれいむ…君自身なんだ。 「大丈夫、れいむならゆっくりできるよ、きっと…たぶん」 そう言ってれいむの背中を押す。れいむはころころ雪の上を転がって、大岩にぶ つかると転がるのを止めた。体には行きが纏わりついていて、寒そうに震えている。 「やめでええええ!!おうぢにがえるうううう!!!」 「れいむのおうちはずーっと向こうだぞ。頑張って帰るんだぞー!」 「ぢがうの!!さっきのおうぢにがえるのおおお!!!!」 それは許されない。れいむは自分で“元の家に帰る”と決めたのだから。 別れるのはつらい。僕ってれいむと一緒にゆっくりしたかった。でも、それは許さ れないんだ。 「じゃあ、こんな厳しい環境だけど…頑張ってゆっくりしていってね」 「いやああああああああ!!!ぢめないでえええええええ!!ゆっぐりざじでええ ええええよおおおおお!!!」 皮が凍り始めたれいむ。だんだん元気がなくなり始めた。 「いや……ゆっぐり……ざぜ……で…」 寒さで震えて、うまく喋れないのだろう。僕も…別れの悲しさから、感極まって 目に涙を浮かべながら震えていた。 「や……じにだくな…いよ……ゆぐり…じだい…」 「…頑張って、ゆっくりするんだよ…」 れいむに涙を見せないように、僕は急いで門を閉めた。もう何も聞こえない。 『もっど…ゆっぐりじだがっだよ…』 そんな声も、きっと僕の幻聴だ。 『おにいざん……ごめんなざい…ゆるじで…ゆっぐりざぜで…』 いったい何を謝ってるんだ。君はゆっくりしてただけじゃないか。 『ゆ……っぐり…』 そう…君は、ゆっくりしてるだけでいい。 誰もいないところで、僕のいないところで… ずっと、ゆっくりしていればいいんだ… 『……ゆっ………―――――――――』 それっきり、幻聴は聞こえなくなった。 …… 門を開けると、そこにはもうれいむの姿はなかった。 雪原のほうへと続く、2つの足跡。 それを見て、僕は確信した。 きっとあのれいむなら、この厳しい環境の中でもゆっくりできるだろう、と。 今まで僕のしてきたことは決して無駄ではない…そう確信して、僕は自室に戻った。
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アイテム一覧(新2章) ショートカット 一覧 アサシンナイフ アンキロゲノム 暗黒竜のツメ イエローソウル 英雄のしるし 炎塊 オアシスの恵み 黄金の骨 黄金の骨のかけら 風のエレメント 乾きのリング 渇きのリング 監獄の図面 岩竜のウロコ 狂将の狂器 金骨の粉 禁じられた魔導書 五彩棒 三鈷杵 ジェイルの鍵 ジゴクバサミ 邪神黒ビール 邪天輪 ジャンヌの想い 純灰竜灰 神官神の石版 神官の証 真紅の魔石 ステゴゲノム すなのかけら 聖天使の輪 聖天輪 千年の神石 大地魂 タガメダガー タガメの具足 堕天使の輪 タマハガネ 土のエレメント 強きこころ 鉄格子の破片 毒マヒ袋 ドラゴンズアッシュ ドラゴンブラッドA ドラゴンブラッドAB ドラゴンブラッドB ドラゴンブラッドO ナイルの宝石 ハート 灰竜灰 火のエレメント 風塊 魔王家の紋章 魔界エール 魔界の石杯 魔界ビール 魔銃 魔人ランプ 魔導バッジ 水のエレメント ミレニアム・ストーン 無幻戦士の銃 無幻の想い 冥界神の石版 冥界の天秤 ラーの頭飾り 竜の骨 良質な岩 ルフソウル ルフの鶏冠 アイテム一覧(新2章) 注:レアかどうか不明なアイテムは、原則ノーマルとして記述しています レアの場合の報告は新規情報報告のログを確認して報告して下さい ノーマル→対戦時確実に入手可能なアイテム レア→対戦時に入手可能だが、確実ではないアイテム その他入手に特定条件が必要な場合はアイテム毎に記述しています ショートカット あ|か|さ|た|な は|ま|や|ら|わ 一覧 アサシンナイフ 入手元:砂縛のランチュラ 進化素材:+ランチュラ(Lv10)→砂縛のランチュラ アンキロゲノム 入手元(レア):恐竜戦士アンキロ 進化素材:+アンキロ(Lv1-10)→恐竜戦士アンキロ 暗黒竜のツメ 入手元:ファヴニ 進化素材:+ファヴ(Lv10)→ファヴニ イエローソウル 入手元(レア):暗黒竜ファヴニール 入手元(レア):冥王竜ファヴニール 進化素材:+タマゴン(Lv10)→ケロゴン(黄) 変化:暗黒竜ファヴニール(Lv10)の姿を変化 英雄のしるし 入手元:英雄ジャンヌ 合成素材:+王子の手紙またはぽわんぽわん→強きこころ 炎塊 入手元:魔人イフリート 変化:魔人イフリート(Lv10)の姿を変化 新1章のページ参照 オアシスの恵み 入手元:スフク・オアシス 進化素材:+スフク(Lv10)またはスフク・ナイル(Lv10)→スフク・オアシス 黄金の骨 合成方法:黄金の骨のかけら+金骨の粉 進化素材:+ボーンドラゴ(Lv10)→スカルボーンドラゴン 黄金の骨のかけら 入手元(レア):スカルボーンドラゴン 合成素材:+金骨の粉→黄金の骨 風のエレメント 入手元(レア):大魔神ジン 進化素材:+魔人ジン(Lv10)→大魔神ジン 変化:大魔神ジン(Lv10)の姿を変化 乾きのリング 渇きのリング 乾きのリング(カード表記)、渇きのリング(ゲーム画面表記)(*1) 入手元(レア):幻銃士ダルタン 進化素材:+シーサー(Lv10)→砂獣ヌエ 監獄の図面 入手元(レア):大地の闘士ロック 進化素材:+牢戦士ジェイル(Lv10)→脱獄戦士ジェイル 岩竜のウロコ 入手元:岩竜ロックドラゴン 合成素材:+ルフの鶏冠→ルフソウル 変化:岩竜ロックドラゴン(Lv10)の姿を変化 狂将の狂器 合成方法:死神の鎌+冥界の天秤 進化素材:+タガメ(Lv10)→狂将タガメ 金骨の粉 合成方法:竜の骨+きんのさら 合成素材:黄金の骨のかけら→黄金の骨 禁じられた魔導書 入手元(レア):青魔導シシ 新序章のページ参照 五彩棒 入手元:獄長牛頭馬頭 変化:獄長牛頭馬頭(Lv10)の姿を変化 三鈷杵 入手元:獄卒メズ 新序章のページ参照 ジェイルの鍵 合成方法:鉄格子の破片+大地魂 進化素材:+土の戦士ロック(Lv10)→大地の騎士ロック ジゴクバサミ 入手元(レア):オオジゴク 進化素材:+プチジゴク(Lv1~10)→オオジゴク 邪神黒ビール 合成方法:魔界の石杯+魔界ビール 入手元:古神官ホップ 進化素材:+魔王サッカーラ(Lv10)→邪神サッカーラ 変化:古神官ホップ(Lv10)の姿を変化 邪天輪 合成方法:堕天使の輪+邪水 進化素材:+サリエル(Lv10)→ルシフ ジャンヌの想い 入手元:無幻勇士ジャンヌ 合成素材:+無幻戦士の銃→無幻の想い 変化:無幻勇士ジャンヌ(Lv10)の姿を変化 純灰竜灰 入手元(レア):灰竜アッシュドラゴン 進化素材:+アッシュドラン(Lv10)→灰竜アッシュドラゴン 神官神の石版 入手元:神官神イムホテプ 進化素材:+大神官イムホテプ(Lv1~10)→神官神イムホテプ 神官の証 入手元:大神官イムホテプ 進化素材:+マミー(Lv10)→神官イムー 真紅の魔石 入手元(レア):赤魔導ミミ 合成素材:+マジカルソード→マジカルソードΣ ステゴゲノム 入手元:恐竜戦士ステゴ 進化素材:+ステゴ(Lv10)→恐竜戦士ステゴ すなのかけら 入手元:砂獣ヌエ 入手元:アッシュドラン 合成素材:+冥界の天秤→魔王家の紋章 聖天使の輪 入手元(レア):ミカエ 合成素材:+聖水→聖天輪 聖天輪 合成方法:聖天使の輪+聖水 進化素材:+ウリエル(Lv10)→ミカエ 千年の神石 合成方法:ミレニアム・ストーン+良質な岩 進化素材:+神官イムー(Lv10)→大神官イムホテプ 大地魂 入手元:大地の騎士ロック 合成素材:+鉄格子の破片→ジェイルの鍵 タガメダガー 入手元:狂将タガメ 合成素材:+太古のグソク→タガメの具足 タガメの具足 合成方法:太古のグソク+タガメダガー 進化素材:+銃士ダルタ→タガメ 堕天使の輪 入手元(レア):ルシフ 合成素材:+邪水→邪天輪 新1章のページ参照 タマハガネ 入手元:獄卒ゴズ 新序章のページ参照 土のエレメント 入手元(レア):魔神グノーム 変化:魔神グノーム(Lv10)の姿を変化 強きこころ 入手元(レア):剣闘士タクス 合成方法:英雄のしるし+王子の手紙またはぽわんぽわん 進化素材:+ジャンヌ(Lv10)→英雄ジャンヌ 鉄格子の破片 入手元:脱獄戦士ジェイル 合成素材:+大地魂→ジェイルの鍵 毒マヒ袋 入手元:サソーピオン 進化素材:+サソーピ(Lv10)→サソーピオン ドラゴンズアッシュ 合成方法:灰竜灰+すなのかけら 進化素材:+アッシュドラン(Lv10)→灰竜アッシュドラゴン ドラゴンブラッドA 入手元:ヴァンプドラゴ 合成素材:+ドラゴンブラッドB→ドラゴンブラッドAB ドラゴンブラッドAB 合成方法:ドラゴンブラッドA+ドラゴンブラッドB 進化素材:+ヴァンプドラゴ(Lv10)→吸血竜ヴァンプスドラゴン ドラゴンブラッドB 入手元:吸血竜ヴァンプスドラゴン 合成素材:+ドラゴンブラッドA→ドラゴンブラッドAB ドラゴンブラッドO 入手元(レア):吸血竜ヴァンプスドラゴン 進化素材:+ヴァンプドラゴ→吸血竜ヴァンプスドラゴン ナイルの宝石 入手元:スフク・ナイル 進化素材:+スフク(Lv10)→スフク・ナイル ハート 入手元:ドクトル 新6章のページ参照 灰竜灰 入手元:灰竜アッシュドラゴン 合成素材:+すなのかけら→ドラゴンズアッシュ 変化:灰竜アッシュドラゴン(Lv10)の姿を変化 火のエレメント 入手元(レア):大魔神イフリート 進化素材:+魔人イフリート(Lv10)→大魔神イフリート 変化:大魔神イフリート(Lv10)の姿を変化 風塊 入手元(レア):魔人ジン 進化素材:+シーサー(Lv10)→雷獣ヌエ 魔王家の紋章 入手元(レア):古神兵サルベージ 合成方法:すなのかけら+冥界の天秤 進化素材:べージ(魔王家の紋章を所持)+イムホテプ→古神兵サルベージ 変化:古神兵サルベージ(Lv10)の姿を変化 魔界エール 合成方法:魔界ビール+邪神黒ビール 進化素材:+DJホップ→古神官ホップ 魔界の石杯 入手元:邪神サッカーラ 合成素材:+魔界ビール→邪神黒ビール 変化:邪神サッカーラ(Lv10)の姿を変化 魔界ビール 入手元(レア):魔王サッカーラ 入手元(レア):DJホップ 合成素材:+魔界の石杯→邪神黒ビール 変化:魔王サッカーラ(Lv10)の姿を変化 魔銃 入手元:魔幻銃士ダルタン 進化素材:+銃士ダルタ→魔銃士ダルタ 魔人ランプ 入手元(レア):魔人イフリート 合成素材:+アレスの火打石→フェニックスの炎 魔導バッジ 入手方法:大魔導ミミトシシ 進化素材:赤魔導ミミ(Lv1〜10)魔導バッジを所持+青魔導シシ(Lv1〜10)魔導バッジを所持→大魔導ミミトシシ 変化:大魔導ミミトシシ(Lv10)の姿を変化 水のエレメント 入手元(レア):魔神アープ 変化:魔神アープ(Lv10)の姿を変化 ミレニアム・ストーン 入手元(レア):イムホテプ 合成素材:+良質な岩→千年の神石 無幻戦士の銃 入手元(レア):ドクトル 新6章のページ参照 無幻の想い 合成方法:ジャンヌの想い+無幻戦士の銃 進化素材:+英雄ジャンヌ→無幻勇士ジャンヌ 進化素材:+幽鬼ジャンヌ(強きこころを所持)→無幻勇士ジャンヌ 冥界神の石版 入手元:冥界神アヌビス 進化素材:+アヌビス(Lv10)→冥界神アヌビス 変化:冥界神アヌビス(Lv10)の姿を変化 冥界の天秤 入手元:アヌビス 合成素材:+死神の鎌→狂将の狂器 合成素材:+すなのかけら→魔王家の紋章 ラーの頭飾り 入手元(レア):ラー 進化素材:ヘイムダル(ラーの頭飾りを所持)+力天使デナミス→ラー 変化:ラー(Lv10)の姿を変化 竜の骨 入手元:ボーンドラゴ 合成素材:+きんのさら→金骨の粉 良質な岩 入手元:ロックドラン 合成素材:+ミレニアム・ストーン→千年の神石 ルフソウル 合成方法:岩竜のウロコ+ルフの鶏冠 進化素材:+スフク・ナイル→ロック鳥ルフ ルフの鶏冠 入手元(レア):ロック鳥ルフ 合成素材:+岩竜のウロコ→ルフソウル
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施設に必要な資材 建物 / 防御 / ワナ / デコレーション / 資材収集に便利なクエスト 建物 大きな木切れ ブレードロープ 布きれ 鉄板 金属板 敷石 木の板材 釘の箱 ハンマー トランク 木5 ロ3 布5 武器工房 木5 ロ3 金3 釘5 ハ キッチン 敷3 板3 釘2 ハ アクセサリー工房 ロ3 金5 板4 釘3 ハ 鋳造場 金5 敷5 板4 釘6 ハ 化学実験室 ロ2 鉄5 板3 釘6 ハ パイロン ロ2 鉄3 板3 釘6 ハ 防御 大きな木切れ ブレードロープ 木の板材 釘の箱 ハンマー 木のボール低い木のフェンス 木2 ロ1 高い木のフェンス 木4 釘2 ハ 木の監視塔 木8 板10 釘5 ハ ワナ 大きな木切れ ブレードロープ 銅のトロンボーン 鉄板 敷石 鉄くず 木の板材 釘の箱 ハンマー 回転アーム ロ1 板3 釘3 ハ スパイク ロ3 板1 釘2 ハ アトラクター 銅1 鉄1 板2 釘3 ハ テンダライザー 木5 ロ2 敷1 屑2 釘3 ハ デコレーション 棒 空の瓶 ブレードロープ ホタル科の虫 木の板材 傷ついたランタン 大きな木切れ 釘の箱 オイルの瓶 カボチャの破片 レイモンド・ランタン 板3 ラ1 ジャック・オ・ランタン ロ1 板3 釘1 オ1 カ10 「マディソン」ランタン 棒1 空1 ロ2 蛍3 ジャック・オ・ランプ ロ1 木3 釘1 オ1 カ10 資材収集に便利なクエスト ★ 大きな木切れ、ブレードロープ、布きれ コバック依頼の「最初の改善」 マップを一回りして、マーカーを表示させつつ収集 大きな木切れは後回しにして、先にブレードロープ、布きれを全て回収 ゾンビが落とした布きれを含む資材も回収 ★ 金属板 ケンジ依頼の「ケンジの忠告」 スタート地点そばの民家の中庭、その右の壊れかけの家とベランダ そしてすぐ下の海岸線にあるのを集めて「キャンプに戻る」だけ 必要数集まるまで何度か周回する必要がある ランダムなので近辺に無い場合もある ★ 銅のトロンボーン 芸術家依頼の「再会」 中央の屋外店舗に2本ある 拾ったらすぐ「キャンプに戻る」でも良し、クリアまでしても良し 無線機からの依頼の「殺戮カーニバル」の道中にもある ★ 鉄くず レイラ依頼の「海賊放送」 シェルター、トラック内のを全回収すれば4個集まる ゾンビ犬を相手にしたくなければ、車のバリケードそばのトラック内にあるのは諦める ★ 傷ついたランタン レイモンド依頼の「パパのちっちゃな子犬ちゃん」をクリアする必要がある ★ ホタル科の虫 マディソン依頼の「食うか食われるか」をクリアする必要がある ★ カボチャの破片 無線機からの依頼の「トリック・オア・トリート!」 に出没するカボチャ頭のゾンビを倒すと落とす ★ オイルの瓶 コバック地上依頼の「初めての街」 コバック依頼の「一度盗ったら死ぬまで泥棒」 をクリアする必要がある
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【クラス】 バーサーカー 【真名】 マグ=メヌエク@破壊神マグちゃん 【ステータス】 筋力E 耐久E 敏捷E 魔力A+ 幸運A 宝具EX 【属性】 混沌・悪 【クラススキル】 狂化:E 破壊神としての人倫から離れた倫理観。 今はこのスキルはバーサーカーに何の影響も及ぼしていない。 【保有スキル】 混沌の神核:A++ 太古の昔地上を支配していた混沌の神であることを示す複合スキル。 神性スキルを含む他、肉体の絶対性を維持する効果を有する。 本来のランクはEXだが現在はランクが一段落ちる。 これは破壊神として健在だった頃の彼と現在の彼とでは幾分か精神性が異なることに起因している。 破壊神の器:B バーサーカーの肉体はあくまで神格を収める器に過ぎず、よって多少の無理が利く。 基本的に伸縮自在で損傷してもお湯に浸したり本体に接着するだけですぐに再生する。 痛覚も存在せず吸着力も強いが、強いて言うなら非力なことが欠点。 尚このスキルも万全の状態に比べてランクが一段落ちている。 破壊神マグ=メヌエクの肉体は現在疲弊状態にあり、後述する宝具を一発放っただけでも極端に衰弱してしまう程弱っている。 基本的に英霊の全盛期を参照して現世へ召喚するシステムであるにも関わらず彼がこんな状態にある理由は後述する。 破壊神の叡智:A 意外と勤勉。 なので見かけによらず知識が豊富。 少なくとも中学校の理科程度なら『内容が低次元過ぎて理解できない』というレベルであるらしい。 【宝具】 『破滅の権能(マグ=メヌエク)』 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~1000 最大補足:100人 破壊神マグ=メヌエクが持つ権能(ちから)そのもの。 読んで字の如く、この世界に存在する万象を破壊し滅ぼす力。 その破壊力は絶大の一言に尽き、大袈裟でなく主神級神霊の全力の一撃に匹敵する。 先述の理由によりバーサーカーはこの宝具を解放すれば衰弱してしまうが、現世の食べ物を幾らか摂取すれば十分に回復可能。 『破滅使徒血盟の書』 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:1人 この宝具に特別な効果はない。 宿っている神秘も申し訳程度のものである。 破壊神マグ=メヌエクが永い封印から目覚め現世で活動を再開した時、自身の部下を集める為に使用していた契約の書。 ただそれだけの何の役にも立たない宝具だが、今のバーサーカーにとっては万象を滅ぼす力なぞよりも余程―― 【weapon】 『破滅の権能』 【人物背景】 太古の世代から世界を支配していた"混沌の神"の一柱。 『破滅』のマグ=メヌエク。 混沌教団により現世へ召喚されたが聖騎士団によって封印され、数百年の時を経てとある少女の手で現世に舞い戻った。 その後彼は現世で多くを学び、部下を作り…そして大きな別れを知った。 破壊神としては見る影もなく疲弊した霊基。 悠久の時を超えて現界するにあたってあえてその状態を選んだのは他でもないマグ=メヌエク自身である。 【サーヴァントとしての願い】 生前同様に部下を増やす。 良い成果が得られたなら褒美として下等生物(マスター)を元の世界に帰してやるのも吝かではない
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「小さな親切、大きなお世話」 僕が来たのは、家から程近い“草原”。 ゆっくり達の生息地として知られているここには、よく加工所の職員がゆっくりを 捕獲しに来ている。そんな僕も、ゆっくりを見つけに来たのだが… 僕はかねてから、不幸なゆっくりを思う存分ゆっくりさせてやりたいと思ってい た。ゆっくりが畑を襲ったり、民家に居座るようになってから、ゆっくりは憎悪の 対象となり、頻繁に虐待されるようになっていた。 「あんなかわいいやつに、よくそんな事が出来るよな」 僕の友達もよくゆっくりを虐待しているらしいが、僕はどうしてもそんな気にな れない。僕だったら絶対に、ゆっくりを虐待したりしない。最大限にゆっくりさせ てやるのに… 草原にやってきたのは、ゆっくりできていない可哀相なゆっくりを連れ帰って、 思う存分ゆっくりさせてあげるためだ。 「ゆーーーーーーっ!!!」 そんなところに、一匹のゆっくりの悲鳴が聞こえてきた。悲鳴の聞こえた方向を 向くと、そこにはゆっくりれみりゃから必死に逃げているゆっくりれいむがいる。 「がおーーー!!たーべちゃーうぞーーー!!」 「ゆゆっ!!れいむはおいしくないよ!!ゆっくりたべないでね!!」 僕の捜し求めているゆっくりが、そこにいた。 「やめろーーーーー!!!!」 力の限りダッシュして、ゆっくりれみりゃを蹴り飛ばす!! 「うーーーーぎゅーーーーー!!!!」 餡子をブチまけながら、紅い屋敷のある方向へ飛んで行った。僕は弱いものを虐 める奴を、絶対に許したりしない!!それが僕の正義だ!! 「おにいさんありがとう!!これでゆっくりできるよ!!」 と、お礼を言いながら寄り添ってくるゆっくりれいむ。あぁ、やっぱりかわいい なあ。この子だけは、絶対に守らなければ… 「ここはさっきみたいなゆっくりれみりゃも生息している。ここに住んでる限り、 君はゆっくりできないよ」 「ゆゆっ!?」 かわいそうだが、事実を告げる。ここに住んでいたら、いつまたゆっくりれみりゃ などの捕食種に命を狙われるか分からない。ゆっくりするためには、ここから出て 行かなければならないのだ。 「僕の家ならゆっくりれみりゃは入れないから、思う存分ゆっくりできるよ」 「ゆっ!!じゃあそこでゆっくりするよ!!ゆっくりつれていってね!!」 どうやら、慣れ親しんだ草原を捨てる決心をつけてくれた様だ。僕はゆっくりと、 ゆっくりれいむを自分の家に案内した。 ◆ 「ここだよ。さあ入るといい」 「ゆゆっ!!ひろいね!!あたたかいね!!」 ゆっくりれいむのために用意した部屋に案内する。ここには遊ぶ道具もあるし、 空調設備も整っているし、走り回れるだけの広さもある。ここなら寿命で死ぬまで 一生ゆっくり出来るだろう。 「おにいさんありがとう!!ここでゆっくりするね!!」 「ああ、そうしなさい。それじゃあ僕はご飯を作ってくるよ」 「ゆっ!ごはん!ゆっくりまってるね!!」 僕は自分の財力が許す限りのご馳走を用意した。普段、僕でも食べられないよう な豪華な料理が並んでいる。 「ゆゆーーーー!!むーしゃむーしゃ♪しあわせーーー!!」 今まで何度か食事中のゆっくりを見たことがあるが、こんなに幸せそうなゆっく りは初めてだ。腕によりをかけて準備した甲斐がある。 「どう?美味しいかい?」 「すっごくおいしいよ!!ゆっくりたくさんたべるね!!」 そう言って、ゆっくりらしからぬスピードで食べていくれいむ。でも、料理はな かなか減らない。 「おにいさんはたべないの?ゆっくりたべてもいいよ!!」 「これはれいむの為に用意した料理だから、れいむが全部食べていいよ」 「でも、れいむこんなにたくさんたべられないよ!!」 ちょっと用意しすぎたかな…でも、遠慮してるだけかもしれない。 「そんな遠慮しないで、ほら、お口開けて…あーん」 「ゆゆっ!!??もういいよ!!たべられないよ!!!もごぅっ!!??」 れいむの口を無理やり開けて、美味しい料理を沢山食べさせてあげる。よほど嬉 しかったのか、れいむは涙を流して喜んでいた。 「うぎゅーーーー!!うぐぐあえrがえりのい!!!」 「ほらほら、もっともっと♪」 「むり!!!もうやめでよ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!だべられ゛な゛い゛よ゛ お゛お゛お゛!!!」 「そんなこと言ってると大きくなれないぞ」 用意した料理がなくなったのは、食べ始めてから30分経った頃だった。沢山食べ て満足したのだろう、食事前より一回り大きくなったれいむは、無言でゆっくり床 に転がっていた。うんうん、沢山食べればそのうち立派なゆっくりになれるぞ! お礼を言いたくて口を動かそうとするが、食べ過ぎたせいでうまく喋れないらし い。でもいいんだ。お礼なんて言われなくても。僕は君をゆっくりさせることが出 来ればそれでいいのだから…! 「じゃあ、お兄さんは片付けたらまた来るからね。ゆっくりしていってね」 ◆ ゆっくりの部屋に戻ると少し暑く感じたので、冷房をつけることにした。エアコ ンから出る冷機がれいむに当たると、れいむは「ゆゆっ!」と一瞬震えた後、喜び ながら飛び跳ね始めた。 「すずしいね!!これならたくさんゆっくりできるよ!!」 「そうだろう。もっと涼しくするから、もっとたくさんゆっくりしていってね」 そういって設定温度を-5℃にする。これだけ涼しくすれば、思う存分ゆっくり出 来るだろう。 しばらくすると、れいむが震えながら苦痛を訴え始めた。 「ゆゆゆゆゆ………!さむいよ!つめたいよ!」 「え!?でも、涼しくすればたくさんゆっくり出来るだろう?」 「ゆゆゆゆゆ……!!さむいよ!!ゆっくりできないよ!!」 ちょっと温度を下げすぎただろうか?暖めてあげる為に、暖房に切り替える。し ばらくすると、れいむは幸せそうな顔をして部屋の中を跳ね回るようになった。 「ゆっゆっゆっ♪あたたかくてきもちいいよ!!これならたくさんゆっくりできる よ!!」 「そうか、じゃあもっと暖かくしてあげるから、もっとたくさんゆっくりしていっ てね」 設定温度を50℃にして、僕は部屋を出る。50℃なんて、人間には耐えられないが、 れいむなら思う存分ゆっくりすることができるだろう。 僕は自室に戻って、オーディオを最大音量で聞きながら気分転換に本を読むこと にした。 ◆ 1時間後、夕飯を持ってれいむの部屋を訪ねたのだが… 「あつ……い…よ…………ゆっぐり…でき…な……」 今にも消え入りそうな声で、異常を訴えるれいむ。ゆっくりできないだって!? そんな…僕は暖房で思いっきり部屋を暖かくしてあげたのだから、思いっきりゆっ くりできるはずなのに!! 部屋に入ると、ちょうど真ん中にれいむは転がっていた。水分がかなり抜けてし まっていて、干からびた饅頭のようになっている。 「ゆ…っくり……水を……もってき…て…ね……」 「み、水だな!!わかった!!ゆっくり持ってくるよ!」 本当は急いで水を与えたかったが、れいむが「ゆっくり」と言うのだからしょう がない。僕は30分かけてゆっくり水を持ってきた。 「おぞいよ゛お゛お゛お゛お……ばやぐみずぼどお゛あ゛い゛ぼお゛お゛お゛……」 「ごめんごめん、君がゆっくりって言うからさ。ほら、水だよ」 水を与えて暫くすると、れいむの皮に潤いが戻ってくる。 50℃の部屋に僕は長くいられないので、れいむには悪いが冷房をかけて室温と同 じ温度に戻した。 「ゆゆっーーー!あづかっだよおおお!!ゆっぐりできながっだよおおお!!!」 「おー、大変だったんだね。でももう大丈夫だよ。食べ物を持ってきたからね」 「ゆゆっ!?たべもの!?ゆっくりたべていくね!!」 そのあと、昼ごはんと同じように、れいむが動けなくなるまで沢山食べさせて上 げた。たくさん食べれば、たくさんゆっくり出来るからね! ◆ 夜。寝る時間である。僕はれいむの部屋を訪れた。 「そろそろ寝る時間だよ。ゆっくり眠ってね」 「ゆ!!あしたもゆっくりするよ!!あしたもゆっくりしようね!!」 そんなれいむを僕は抱き上げて、一緒にベッドに入る。 「あたたかい!!これならゆっくりねむれるね!!」 「そうだね。明日もたくさんゆっくりしていってね」 「おにいさんもゆっくりねむっていってね!!」 そういうと、れいむはあっという間に眠りについた。きっとゆっくりしすぎて疲 れたんだろうな。明日もたくさん遊んであげて、たくさんゆっくりさせてあげよう。 僕は、枕もとのれいむを思い切り抱きしめて深い眠りについた… ◆ 「はなじでよぼおばお゛お゛お゛お゛お゛!!ゆ゛っぐりはな゛ぢでね゛え゛え゛ え゛!!!」 れいむの悲鳴で、僕は目を覚ました。目を開いた瞬間、あまりの惨状に僕は固ま ってしまった。 ベッドを汚す大量の餡子。その餡子の出所は、なんとれいむだったのだ。れいむ はピクピクと痙攣しながら、苦しそうな悲鳴をあげ続けている。 「どうしたんだい!?」 れいむを抱きしめていた手を緩めると、れいむはぴょんと跳ねてベッドの下に降 り立った。流出した餡子の量が多すぎた為に、目が虚ろで元気がない。 「おにいざんはなぢでえええええ!!!おにいざんどばゆっぐりできなびいいいい いいっ!!」 いったい何があったというのだろうか?…いや、とにかくれいむを苦しみから解 放してやることが先だ。 僕は散らばっている餡子を一箇所にかき集め、ベッドの上にれいむを持ち上げた。 そして… 「ちょっと痛いだろうけど、我慢してね」 「ゆっ!?ゆぎゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛!?!?!?!」 れいむの背中を切り広げて、そこから餡子を中に戻していく。人間だったら麻酔 なしで欠損した内臓を戻すようなものだから、絶対に発狂してしまうだろう…。で もゆっくりれいむなら、きっとそんなことはないに違いない。 「ぎゅうううう!!やめでよごごおお!!!いだいよおおおお!!!」 「我慢するんだ!今れいむの中身を戻してあげるからね!!」 白目をむき、あごが千切れんばかりに口を開いて泡を吹くれいむ。でも…放って おくわけにもいかない。放っておいたら、発狂するだけじゃ済まないのだから!! 「やめでおおおおお!!!じんじゃぅおおおおおお!!!!????」 「頑張るんだれいむ!!我慢すればゆっくりできるようになるからな!!」 「ゆっぐりいいいい!!!ゆっぐりじだいよおおおおばおあおあおあおあr!!」 綺麗に餡子をつめるために、かなり時間がかかってしまった。何とかすべての餡 子を戻し終え、傷口を塞いで縫う。しばらくすると、元気を取り戻したれいむが僕 に向かって言い始めた。 「もうひどいことするおにいさんとはゆっくりできないよ!!ゆっくりでていって ね!!」 「え!そんな…!」 「ここはれいむのおうちだよ!!おにいさんはゆっくりでていってね!!」 「……!!」 その言葉に、僕は固まってしまった。「れいむのおうち」だって…!? 一晩経って……れいむはこの部屋を自分の家だと思い込んでしまったのだ。 「……そうか、そうだよな」 「そうだよ!!ここでれいむだけゆっくりするよ!!ゆっくりできないひとはでて いってね!!」 「僕が悪かったよ。れいむは僕がいない方がゆっくりできるんだな。今まで気づか なくてごめんな」 そういって部屋の出口に戻る。 「ずっとゆっくりしたければ、ここをれいむのおうちにすればいい。誰も入ってこ ないようにお兄さんが守ってあげるからな」 手のつけられていない料理を持って、僕は扉を閉める。一緒にゆっくり出来たの は半日だけだったけど、これが“ゆっくり”の本来の姿なんだ。 「それじゃ、僕は出て行くよ。ずっとゆっくりしていってね」 「ゆゆっ!?おにいさん!!たべものはおいてって!!ゆっくりたべるよ!!」 扉を閉めて、頑丈に鍵をかける。 「おながずいだよおおお!!ごはんたべざぜでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 何かれいむが喋っているのが聞こえたが、悲しみのあまり返事をするのも忘れて その場から立ち去った。仕方ないんだ、これはれいむがゆっくりするためのことな んだから…。僕は涙を堪えながら自室に戻り、最大音量で音楽を流して沈んだ心を 癒すことにした。 「あぁ…もっとれいむと一緒に、ゆっくりしたかったなぁ」 ◆ それから…れいむの部屋の前を通ることは何度もあったが、れいむが何を言って もなるべく気にしないように努めた。僕が関わってはいけない。僕が部屋に入った られいむはゆっくりできないのだから。 そして、最後にれいむに会ってか3日後。どうしても気になって、僕は静かに鍵を 開けて、れいむの部屋に入り込んだ。そこには…どういうわけか、弱りきったれい むが横たわっていた。 「おなが…すいだおおおおおおおあえおおおお!!!!おにいざん!!ごはんちょ おだいよ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」 お腹…すいた?もしかして、今まで何も食べてないのか!? 「れいむ、僕の用意したご飯が食べたいのかい?」 「だべざぜで!!おにいざんのごばんだべざででおおお!!!」 そうか、僕の作ったご馳走が美味しかったから…れいむはそれをずっと待ってた んだ。空腹を我慢して、3日間も…!! 「ゆっ…ゆっ…ごはんんんんんーーー!!!」 れいむはピクピクと痙攣しながら、僕の足元に這いずってくる。そして、僕の足 にぱくっと噛み付いた。空腹が限界に来ている…目の前のものすべてが食べ物に見 えるんだ。 「れいむ…目を覚ますんだぁッ!!!」 れいむを掴みあげると、僕は壁に向かって全力投球でれいむを投げつけた。 「ゆぎゅうううあえろうあおえろおおおあえrべ!!!!」 壁に張り付いたれいむは、ぴくっと一度動くと床に落ち、大量の餡子を吐き出し た。でも、幻覚かられいむを解き放つにはこれしかなかったんだ!! 「れいむ、待っててね!!今すぐご馳走を用意するから、ゆっくりまっててね!!」 その後、用意したご馳走をれいむが動けなくなるまで食べさせてあげた。これぐ らい食べないと3日分の空腹を満たすことは出来ないだろう。動けず喋ることもでき ないれいむは何か言いたそうにしていたが、「お礼はいいよ」とだけ言い残して僕 はその場を立ち去った。 ◆ 食べたものの消化が済んだ頃、僕は再びれいむの部屋を訪れだ。マッサージをし てあげるためだ。でも、僕が部屋に入るとれいむは… 「おにいさんといるとゆっくりできないよ!!」 「え!?」 「れいむはゆっくりたべるの!!いそいでたべさせるおにいさんはでてってね!!」 「あ、あぁ…それは悪かったよ。お詫びにマッサージしてあげるからさ」 「ゆ!?じゃあゆるしてあげるね!!ゆっくりまっさーじしていってね!!」 どうにか許してもらえたようだ。適度に振動を与えると、れいむは気持ちよさそ うな顔をする。そんな表情を見ると、僕も幸せな気分になるのだ。 「ゆゆゆゆゆゆぅ~~~~」 「どうだ、気持ちいいかい?」 「ゆうぅ~きもちいいのおおお~~~~ゆゆゆゆゆゆ……」 そのうち顔が紅潮して、声も艶っぽさを帯びてくる。さらにマッサージを続ける と… 「ゆゆゆゆゆゆゆ、ゆふうううぅぅぅぅんんんんんんんんんん!!!!」 目を大きく見開いて、口も千切れんばかりに大きく開いたのだ。女の子らしから ぬ、下品な顔。涎まで垂らしている。僕はそれを止めさせる為に、マッサージを止 めた。 「ゆゆっ!?なんでやめちゃうの!?すっきりさせてね!!」 「今のれいむの顔が酷かったから止めたんだよ。女の子なんだから、そんな顔しち ゃダメだ!!」 「やだああああ!!!ずっぎりじだいのおおおおおお!!!」 「じゃあ、もうあんな顔しないと約束する?」 「するよ!!もうへんなかおしないよ!!」 と約束したので、また気持ちよくしてやるが…やはりあの下品な顔になってしま うので、僕はマッサージを止める。 「やめないでよね!!ゆっくりすっきりさせてね!!」 「すっきりしそうになると、やっぱり君は変な顔になっちゃうんだよ。だからすっ きりさせてあげることはできない」 「ゆああああああ!!!ずっぎりじだいよおっばお゛あ゛お゛お゛お゛お゛!!!」 何度マッサージしてやっても、れいむはすっきりする直前になると“例の顔”に なってしまう。その度に僕はマッサージを止めざるを得なかった。すっきりしたい れいむにとってはまさに生殺しだろう。 「ゆぐっ…ゆっ…ずっぎゅりざぜでばおおおおお!!ごのままじゃゆっぐりでぎな えろおおお!!」 「あ、れいむごめん!!お兄さんこれから用事あるから、またあとでね!!」 「いやああああおにいざんいがないでえええええ!!すっぎりざぜでえええ!!」 すっきりさせてやれなくて可哀相だけど、わかってくれ!!れいむのためなんだ!! すっきりできないストレスで扉に体当たりする音が聞こえるが、鍵をかけているの で出てこれない。そんな痛々しい音を耳にしながら、僕はその場から離れていった。 ◆ 仕事が終わったのでれいむの部屋に戻ると、部屋に入った瞬間『むぎゅ』という 感触が足から伝わってきた。足元を見ると… 「ゆぎゅううううううう!!!はなぢでえええええええ!!!」 ぺしゃんこに潰れたれいむの姿が、そこにはあった。部屋の入り口近くでゆっく りしていたのだろう、そこに僕がやってきて思い切り踏んづけてしまったのだ。皮 をうまく引き伸ばして元の形に戻してやる。 「いだあああああいいいいい!!!やめでえええええ!!やぶれちゃううう!!!」 僕は形を戻すのに夢中で、返事をすることも忘れていた。そんな時だった… ぶじゅ!! れいむの頬あたりから餡子がもれてしまったのだ。 「ゆぎゅうううう!!!もうやめでえええ!!ざわらないでえよおおおおああ!!」 「でも、ちゃんと元に戻さないと!」 「いいの!!れいむにちかづかないで!!おにいさんなんかきらいだよ!!」 …ショックだった。今まであんなにゆっくりさせてあげたのに、嫌われた… 「そんなこと言うなよ。あんなにゆっくりさせてあげただろう…」 「ゆ゛っ!!ぜんぜんゆっくりできなかったよ!!おにいさんがわるいんだよ!!」 衝撃だった。僕はゆっくりさせてあげているつもりが、全然ゆっくりできていなか ったというのだ。 「ゆっくりついてこないでね!!れいむはおうちにかえるからね!!」 今まではここがれいむのおうちだったのに…もう昔のおうちに戻るというのか。 あそこはゆっくりれみりゃがいるから危ない、と教えてあげたのに…! でも、れいむがそう決めたのなら、その選択を尊重してやるべきだよな。 「そうか、わかったよ。出口はこっちだ」 門まで案内し、ゆっくりを外に出してやる。その瞬間、ゆっくりは震え上がった。 「ゆぎゅ!!さむい!!さむくてゆっくりできないよ!!!」 「寒いのは当たり前さ。今の“草原”は冬なんだから」 全天候型ゆっくり放牧区画、通称“草原”。加工所の所有する施設である。今の 時期、このドーム内は気温-10℃の極寒に設定されているのだ。 「どうして!!さっきまであたたかかったよ!!」 「あぁ、さっきの部屋は暖房がかかってたし…君が前ここに住んでたころは、あた たかく設定されていたんだよ、このドーム」 そう、昨日まで“草原”は夏だった。でも今日から“草原”は冬なんだ。 「ゆ!?なにいってるの!!わけわかんないよ!!ここじゃゆっくりできないよ!!」 確かにそうかもしれない。でも決めたのはれいむ…君自身なんだ。 「大丈夫、れいむならゆっくりできるよ、きっと…たぶん」 そう言ってれいむの背中を押す。れいむはころころ雪の上を転がって、大岩にぶ つかると転がるのを止めた。体には行きが纏わりついていて、寒そうに震えている。 「やめでええええ!!おうぢにがえるうううう!!!」 「れいむのおうちはずーっと向こうだぞ。頑張って帰るんだぞー!」 「ぢがうの!!さっきのおうぢにがえるのおおお!!!!」 それは許されない。れいむは自分で“元の家に帰る”と決めたのだから。 別れるのはつらい。僕ってれいむと一緒にゆっくりしたかった。でも、それは許さ れないんだ。 「じゃあ、こんな厳しい環境だけど…頑張ってゆっくりしていってね」 「いやああああああああ!!!ぢめないでえええええええ!!ゆっぐりざじでええ ええええよおおおおお!!!」 皮が凍り始めたれいむ。だんだん元気がなくなり始めた。 「いや……ゆっぐり……ざぜ……で…」 寒さで震えて、うまく喋れないのだろう。僕も…別れの悲しさから、感極まって 目に涙を浮かべながら震えていた。 「や……じにだくな…いよ……ゆぐり…じだい…」 「…頑張って、ゆっくりするんだよ…」 れいむに涙を見せないように、僕は急いで門を閉めた。もう何も聞こえない。 『もっど…ゆっぐりじだがっだよ…』 そんな声も、きっと僕の幻聴だ。 『おにいざん……ごめんなざい…ゆるじで…ゆっぐりざぜで…』 いったい何を謝ってるんだ。君はゆっくりしてただけじゃないか。 『ゆ……っぐり…』 そう…君は、ゆっくりしてるだけでいい。 誰もいないところで、僕のいないところで… ずっと、ゆっくりしていればいいんだ… 『……ゆっ………―――――――――』 それっきり、幻聴は聞こえなくなった。 …… 門を開けると、そこにはもうれいむの姿はなかった。 雪原のほうへと続く、2つの足跡。 それを見て、僕は確信した。 きっとあのれいむなら、この厳しい環境の中でもゆっくりできるだろう、と。 今まで僕のしてきたことは決して無駄ではない…そう確信して、僕は自室に戻った。
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「小さな親切、大きなお世話」 僕が来たのは、家から程近い“草原”。 ゆっくり達の生息地として知られているここには、よく加工所の職員がゆっくりを 捕獲しに来ている。そんな僕も、ゆっくりを見つけに来たのだが… 僕はかねてから、不幸なゆっくりを思う存分ゆっくりさせてやりたいと思ってい た。ゆっくりが畑を襲ったり、民家に居座るようになってから、ゆっくりは憎悪の 対象となり、頻繁に虐待されるようになっていた。 「あんなかわいいやつに、よくそんな事が出来るよな」 僕の友達もよくゆっくりを虐待しているらしいが、僕はどうしてもそんな気にな れない。僕だったら絶対に、ゆっくりを虐待したりしない。最大限にゆっくりさせ てやるのに… 草原にやってきたのは、ゆっくりできていない可哀相なゆっくりを連れ帰って、 思う存分ゆっくりさせてあげるためだ。 「ゆーーーーーーっ!!!」 そんなところに、一匹のゆっくりの悲鳴が聞こえてきた。悲鳴の聞こえた方向を 向くと、そこにはゆっくりれみりゃから必死に逃げているゆっくりれいむがいる。 「がおーーー!!たーべちゃーうぞーーー!!」 「ゆゆっ!!れいむはおいしくないよ!!ゆっくりたべないでね!!」 僕の捜し求めているゆっくりが、そこにいた。 「やめろーーーーー!!!!」 力の限りダッシュして、ゆっくりれみりゃを蹴り飛ばす!! 「うーーーーぎゅーーーーー!!!!」 餡子をブチまけながら、紅い屋敷のある方向へ飛んで行った。僕は弱いものを虐 める奴を、絶対に許したりしない!!それが僕の正義だ!! 「おにいさんありがとう!!これでゆっくりできるよ!!」 と、お礼を言いながら寄り添ってくるゆっくりれいむ。あぁ、やっぱりかわいい なあ。この子だけは、絶対に守らなければ… 「ここはさっきみたいなゆっくりれみりゃも生息している。ここに住んでる限り、 君はゆっくりできないよ」 「ゆゆっ!?」 かわいそうだが、事実を告げる。ここに住んでいたら、いつまたゆっくりれみりゃ などの捕食種に命を狙われるか分からない。ゆっくりするためには、ここから出て 行かなければならないのだ。 「僕の家ならゆっくりれみりゃは入れないから、思う存分ゆっくりできるよ」 「ゆっ!!じゃあそこでゆっくりするよ!!ゆっくりつれていってね!!」 どうやら、慣れ親しんだ草原を捨てる決心をつけてくれた様だ。僕はゆっくりと、 ゆっくりれいむを自分の家に案内した。 ◆ 「ここだよ。さあ入るといい」 「ゆゆっ!!ひろいね!!あたたかいね!!」 ゆっくりれいむのために用意した部屋に案内する。ここには遊ぶ道具もあるし、 空調設備も整っているし、走り回れるだけの広さもある。ここなら寿命で死ぬまで 一生ゆっくり出来るだろう。 「おにいさんありがとう!!ここでゆっくりするね!!」 「ああ、そうしなさい。それじゃあ僕はご飯を作ってくるよ」 「ゆっ!ごはん!ゆっくりまってるね!!」 僕は自分の財力が許す限りのご馳走を用意した。普段、僕でも食べられないよう な豪華な料理が並んでいる。 「ゆゆーーーー!!むーしゃむーしゃ♪しあわせーーー!!」 今まで何度か食事中のゆっくりを見たことがあるが、こんなに幸せそうなゆっく りは初めてだ。腕によりをかけて準備した甲斐がある。 「どう?美味しいかい?」 「すっごくおいしいよ!!ゆっくりたくさんたべるね!!」 そう言って、ゆっくりらしからぬスピードで食べていくれいむ。でも、料理はな かなか減らない。 「おにいさんはたべないの?ゆっくりたべてもいいよ!!」 「これはれいむの為に用意した料理だから、れいむが全部食べていいよ」 「でも、れいむこんなにたくさんたべられないよ!!」 ちょっと用意しすぎたかな…でも、遠慮してるだけかもしれない。 「そんな遠慮しないで、ほら、お口開けて…あーん」 「ゆゆっ!!??もういいよ!!たべられないよ!!!もごぅっ!!??」 れいむの口を無理やり開けて、美味しい料理を沢山食べさせてあげる。よほど嬉 しかったのか、れいむは涙を流して喜んでいた。 「うぎゅーーーー!!うぐぐあえrがえりのい!!!」 「ほらほら、もっともっと♪」 「むり!!!もうやめでよ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!だべられ゛な゛い゛よ゛ お゛お゛お゛!!!」 「そんなこと言ってると大きくなれないぞ」 用意した料理がなくなったのは、食べ始めてから30分経った頃だった。沢山食べ て満足したのだろう、食事前より一回り大きくなったれいむは、無言でゆっくり床 に転がっていた。うんうん、沢山食べればそのうち立派なゆっくりになれるぞ! お礼を言いたくて口を動かそうとするが、食べ過ぎたせいでうまく喋れないらし い。でもいいんだ。お礼なんて言われなくても。僕は君をゆっくりさせることが出 来ればそれでいいのだから…! 「じゃあ、お兄さんは片付けたらまた来るからね。ゆっくりしていってね」 ◆ ゆっくりの部屋に戻ると少し暑く感じたので、冷房をつけることにした。エアコ ンから出る冷機がれいむに当たると、れいむは「ゆゆっ!」と一瞬震えた後、喜び ながら飛び跳ね始めた。 「すずしいね!!これならたくさんゆっくりできるよ!!」 「そうだろう。もっと涼しくするから、もっとたくさんゆっくりしていってね」 そういって設定温度を-5℃にする。これだけ涼しくすれば、思う存分ゆっくり出 来るだろう。 しばらくすると、れいむが震えながら苦痛を訴え始めた。 「ゆゆゆゆゆ………!さむいよ!つめたいよ!」 「え!?でも、涼しくすればたくさんゆっくり出来るだろう?」 「ゆゆゆゆゆ……!!さむいよ!!ゆっくりできないよ!!」 ちょっと温度を下げすぎただろうか?暖めてあげる為に、暖房に切り替える。し ばらくすると、れいむは幸せそうな顔をして部屋の中を跳ね回るようになった。 「ゆっゆっゆっ♪あたたかくてきもちいいよ!!これならたくさんゆっくりできる よ!!」 「そうか、じゃあもっと暖かくしてあげるから、もっとたくさんゆっくりしていっ てね」 設定温度を50℃にして、僕は部屋を出る。50℃なんて、人間には耐えられないが、 れいむなら思う存分ゆっくりすることができるだろう。 僕は自室に戻って、オーディオを最大音量で聞きながら気分転換に本を読むこと にした。 ◆ 1時間後、夕飯を持ってれいむの部屋を訪ねたのだが… 「あつ……い…よ…………ゆっぐり…でき…な……」 今にも消え入りそうな声で、異常を訴えるれいむ。ゆっくりできないだって!? そんな…僕は暖房で思いっきり部屋を暖かくしてあげたのだから、思いっきりゆっ くりできるはずなのに!! 部屋に入ると、ちょうど真ん中にれいむは転がっていた。水分がかなり抜けてし まっていて、干からびた饅頭のようになっている。 「ゆ…っくり……水を……もってき…て…ね……」 「み、水だな!!わかった!!ゆっくり持ってくるよ!」 本当は急いで水を与えたかったが、れいむが「ゆっくり」と言うのだからしょう がない。僕は30分かけてゆっくり水を持ってきた。 「おぞいよ゛お゛お゛お゛お……ばやぐみずぼどお゛あ゛い゛ぼお゛お゛お゛……」 「ごめんごめん、君がゆっくりって言うからさ。ほら、水だよ」 水を与えて暫くすると、れいむの皮に潤いが戻ってくる。 50℃の部屋に僕は長くいられないので、れいむには悪いが冷房をかけて室温と同 じ温度に戻した。 「ゆゆっーーー!あづかっだよおおお!!ゆっぐりできながっだよおおお!!!」 「おー、大変だったんだね。でももう大丈夫だよ。食べ物を持ってきたからね」 「ゆゆっ!?たべもの!?ゆっくりたべていくね!!」 そのあと、昼ごはんと同じように、れいむが動けなくなるまで沢山食べさせて上 げた。たくさん食べれば、たくさんゆっくり出来るからね! ◆ 夜。寝る時間である。僕はれいむの部屋を訪れた。 「そろそろ寝る時間だよ。ゆっくり眠ってね」 「ゆ!!あしたもゆっくりするよ!!あしたもゆっくりしようね!!」 そんなれいむを僕は抱き上げて、一緒にベッドに入る。 「あたたかい!!これならゆっくりねむれるね!!」 「そうだね。明日もたくさんゆっくりしていってね」 「おにいさんもゆっくりねむっていってね!!」 そういうと、れいむはあっという間に眠りについた。きっとゆっくりしすぎて疲 れたんだろうな。明日もたくさん遊んであげて、たくさんゆっくりさせてあげよう。 僕は、枕もとのれいむを思い切り抱きしめて深い眠りについた… ◆ 「はなじでよぼおばお゛お゛お゛お゛お゛!!ゆ゛っぐりはな゛ぢでね゛え゛え゛ え゛!!!」 れいむの悲鳴で、僕は目を覚ました。目を開いた瞬間、あまりの惨状に僕は固ま ってしまった。 ベッドを汚す大量の餡子。その餡子の出所は、なんとれいむだったのだ。れいむ はピクピクと痙攣しながら、苦しそうな悲鳴をあげ続けている。 「どうしたんだい!?」 れいむを抱きしめていた手を緩めると、れいむはぴょんと跳ねてベッドの下に降 り立った。流出した餡子の量が多すぎた為に、目が虚ろで元気がない。 「おにいざんはなぢでえええええ!!!おにいざんどばゆっぐりできなびいいいい いいっ!!」 いったい何があったというのだろうか?…いや、とにかくれいむを苦しみから解 放してやることが先だ。 僕は散らばっている餡子を一箇所にかき集め、ベッドの上にれいむを持ち上げた。 そして… 「ちょっと痛いだろうけど、我慢してね」 「ゆっ!?ゆぎゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛!?!?!?!」 れいむの背中を切り広げて、そこから餡子を中に戻していく。人間だったら麻酔 なしで欠損した内臓を戻すようなものだから、絶対に発狂してしまうだろう…。で もゆっくりれいむなら、きっとそんなことはないに違いない。 「ぎゅうううう!!やめでよごごおお!!!いだいよおおおお!!!」 「我慢するんだ!今れいむの中身を戻してあげるからね!!」 白目をむき、あごが千切れんばかりに口を開いて泡を吹くれいむ。でも…放って おくわけにもいかない。放っておいたら、発狂するだけじゃ済まないのだから!! 「やめでおおおおお!!!じんじゃぅおおおおおお!!!!????」 「頑張るんだれいむ!!我慢すればゆっくりできるようになるからな!!」 「ゆっぐりいいいい!!!ゆっぐりじだいよおおおおばおあおあおあおあr!!」 綺麗に餡子をつめるために、かなり時間がかかってしまった。何とかすべての餡 子を戻し終え、傷口を塞いで縫う。しばらくすると、元気を取り戻したれいむが僕 に向かって言い始めた。 「もうひどいことするおにいさんとはゆっくりできないよ!!ゆっくりでていって ね!!」 「え!そんな…!」 「ここはれいむのおうちだよ!!おにいさんはゆっくりでていってね!!」 「……!!」 その言葉に、僕は固まってしまった。「れいむのおうち」だって…!? 一晩経って……れいむはこの部屋を自分の家だと思い込んでしまったのだ。 「……そうか、そうだよな」 「そうだよ!!ここでれいむだけゆっくりするよ!!ゆっくりできないひとはでて いってね!!」 「僕が悪かったよ。れいむは僕がいない方がゆっくりできるんだな。今まで気づか なくてごめんな」 そういって部屋の出口に戻る。 「ずっとゆっくりしたければ、ここをれいむのおうちにすればいい。誰も入ってこ ないようにお兄さんが守ってあげるからな」 手のつけられていない料理を持って、僕は扉を閉める。一緒にゆっくり出来たの は半日だけだったけど、これが“ゆっくり”の本来の姿なんだ。 「それじゃ、僕は出て行くよ。ずっとゆっくりしていってね」 「ゆゆっ!?おにいさん!!たべものはおいてって!!ゆっくりたべるよ!!」 扉を閉めて、頑丈に鍵をかける。 「おながずいだよおおお!!ごはんたべざぜでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」 何かれいむが喋っているのが聞こえたが、悲しみのあまり返事をするのも忘れて その場から立ち去った。仕方ないんだ、これはれいむがゆっくりするためのことな んだから…。僕は涙を堪えながら自室に戻り、最大音量で音楽を流して沈んだ心を 癒すことにした。 「あぁ…もっとれいむと一緒に、ゆっくりしたかったなぁ」 ◆ それから…れいむの部屋の前を通ることは何度もあったが、れいむが何を言って もなるべく気にしないように努めた。僕が関わってはいけない。僕が部屋に入った られいむはゆっくりできないのだから。 そして、最後にれいむに会ってか3日後。どうしても気になって、僕は静かに鍵を 開けて、れいむの部屋に入り込んだ。そこには…どういうわけか、弱りきったれい むが横たわっていた。 「おなが…すいだおおおおおおおあえおおおお!!!!おにいざん!!ごはんちょ おだいよ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」 お腹…すいた?もしかして、今まで何も食べてないのか!? 「れいむ、僕の用意したご飯が食べたいのかい?」 「だべざぜで!!おにいざんのごばんだべざででおおお!!!」 そうか、僕の作ったご馳走が美味しかったから…れいむはそれをずっと待ってた んだ。空腹を我慢して、3日間も…!! 「ゆっ…ゆっ…ごはんんんんんーーー!!!」 れいむはピクピクと痙攣しながら、僕の足元に這いずってくる。そして、僕の足 にぱくっと噛み付いた。空腹が限界に来ている…目の前のものすべてが食べ物に見 えるんだ。 「れいむ…目を覚ますんだぁッ!!!」 れいむを掴みあげると、僕は壁に向かって全力投球でれいむを投げつけた。 「ゆぎゅうううあえろうあおえろおおおあえrべ!!!!」 壁に張り付いたれいむは、ぴくっと一度動くと床に落ち、大量の餡子を吐き出し た。でも、幻覚かられいむを解き放つにはこれしかなかったんだ!! 「れいむ、待っててね!!今すぐご馳走を用意するから、ゆっくりまっててね!!」 その後、用意したご馳走をれいむが動けなくなるまで食べさせてあげた。これぐ らい食べないと3日分の空腹を満たすことは出来ないだろう。動けず喋ることもでき ないれいむは何か言いたそうにしていたが、「お礼はいいよ」とだけ言い残して僕 はその場を立ち去った。 ◆ 食べたものの消化が済んだ頃、僕は再びれいむの部屋を訪れだ。マッサージをし てあげるためだ。でも、僕が部屋に入るとれいむは… 「おにいさんといるとゆっくりできないよ!!」 「え!?」 「れいむはゆっくりたべるの!!いそいでたべさせるおにいさんはでてってね!!」 「あ、あぁ…それは悪かったよ。お詫びにマッサージしてあげるからさ」 「ゆ!?じゃあゆるしてあげるね!!ゆっくりまっさーじしていってね!!」 どうにか許してもらえたようだ。適度に振動を与えると、れいむは気持ちよさそ うな顔をする。そんな表情を見ると、僕も幸せな気分になるのだ。 「ゆゆゆゆゆゆぅ~~~~」 「どうだ、気持ちいいかい?」 「ゆうぅ~きもちいいのおおお~~~~ゆゆゆゆゆゆ……」 そのうち顔が紅潮して、声も艶っぽさを帯びてくる。さらにマッサージを続ける と… 「ゆゆゆゆゆゆゆ、ゆふうううぅぅぅぅんんんんんんんんんん!!!!」 目を大きく見開いて、口も千切れんばかりに大きく開いたのだ。女の子らしから ぬ、下品な顔。涎まで垂らしている。僕はそれを止めさせる為に、マッサージを止 めた。 「ゆゆっ!?なんでやめちゃうの!?すっきりさせてね!!」 「今のれいむの顔が酷かったから止めたんだよ。女の子なんだから、そんな顔しち ゃダメだ!!」 「やだああああ!!!ずっぎりじだいのおおおおおお!!!」 「じゃあ、もうあんな顔しないと約束する?」 「するよ!!もうへんなかおしないよ!!」 と約束したので、また気持ちよくしてやるが…やはりあの下品な顔になってしま うので、僕はマッサージを止める。 「やめないでよね!!ゆっくりすっきりさせてね!!」 「すっきりしそうになると、やっぱり君は変な顔になっちゃうんだよ。だからすっ きりさせてあげることはできない」 「ゆああああああ!!!ずっぎりじだいよおっばお゛あ゛お゛お゛お゛お゛!!!」 何度マッサージしてやっても、れいむはすっきりする直前になると“例の顔”に なってしまう。その度に僕はマッサージを止めざるを得なかった。すっきりしたい れいむにとってはまさに生殺しだろう。 「ゆぐっ…ゆっ…ずっぎゅりざぜでばおおおおお!!ごのままじゃゆっぐりでぎな えろおおお!!」 「あ、れいむごめん!!お兄さんこれから用事あるから、またあとでね!!」 「いやああああおにいざんいがないでえええええ!!すっぎりざぜでえええ!!」 すっきりさせてやれなくて可哀相だけど、わかってくれ!!れいむのためなんだ!! すっきりできないストレスで扉に体当たりする音が聞こえるが、鍵をかけているの で出てこれない。そんな痛々しい音を耳にしながら、僕はその場から離れていった。 ◆ 仕事が終わったのでれいむの部屋に戻ると、部屋に入った瞬間『むぎゅ』という 感触が足から伝わってきた。足元を見ると… 「ゆぎゅううううううう!!!はなぢでえええええええ!!!」 ぺしゃんこに潰れたれいむの姿が、そこにはあった。部屋の入り口近くでゆっく りしていたのだろう、そこに僕がやってきて思い切り踏んづけてしまったのだ。皮 をうまく引き伸ばして元の形に戻してやる。 「いだあああああいいいいい!!!やめでえええええ!!やぶれちゃううう!!!」 僕は形を戻すのに夢中で、返事をすることも忘れていた。そんな時だった… ぶじゅ!! れいむの頬あたりから餡子がもれてしまったのだ。 「ゆぎゅうううう!!!もうやめでえええ!!ざわらないでえよおおおおああ!!」 「でも、ちゃんと元に戻さないと!」 「いいの!!れいむにちかづかないで!!おにいさんなんかきらいだよ!!」 …ショックだった。今まであんなにゆっくりさせてあげたのに、嫌われた… 「そんなこと言うなよ。あんなにゆっくりさせてあげただろう…」 「ゆ゛っ!!ぜんぜんゆっくりできなかったよ!!おにいさんがわるいんだよ!!」 衝撃だった。僕はゆっくりさせてあげているつもりが、全然ゆっくりできていなか ったというのだ。 「ゆっくりついてこないでね!!れいむはおうちにかえるからね!!」 今まではここがれいむのおうちだったのに…もう昔のおうちに戻るというのか。 あそこはゆっくりれみりゃがいるから危ない、と教えてあげたのに…! でも、れいむがそう決めたのなら、その選択を尊重してやるべきだよな。 「そうか、わかったよ。出口はこっちだ」 門まで案内し、ゆっくりを外に出してやる。その瞬間、ゆっくりは震え上がった。 「ゆぎゅ!!さむい!!さむくてゆっくりできないよ!!!」 「寒いのは当たり前さ。今の“草原”は冬なんだから」 全天候型ゆっくり放牧区画、通称“草原”。加工所の所有する施設である。今の 時期、このドーム内は気温-10℃の極寒に設定されているのだ。 「どうして!!さっきまであたたかかったよ!!」 「あぁ、さっきの部屋は暖房がかかってたし…君が前ここに住んでたころは、あた たかく設定されていたんだよ、このドーム」 そう、昨日まで“草原”は夏だった。でも今日から“草原”は冬なんだ。 「ゆ!?なにいってるの!!わけわかんないよ!!ここじゃゆっくりできないよ!!」 確かにそうかもしれない。でも決めたのはれいむ…君自身なんだ。 「大丈夫、れいむならゆっくりできるよ、きっと…たぶん」 そう言ってれいむの背中を押す。れいむはころころ雪の上を転がって、大岩にぶ つかると転がるのを止めた。体には行きが纏わりついていて、寒そうに震えている。 「やめでええええ!!おうぢにがえるうううう!!!」 「れいむのおうちはずーっと向こうだぞ。頑張って帰るんだぞー!」 「ぢがうの!!さっきのおうぢにがえるのおおお!!!!」 それは許されない。れいむは自分で“元の家に帰る”と決めたのだから。 別れるのはつらい。僕ってれいむと一緒にゆっくりしたかった。でも、それは許さ れないんだ。 「じゃあ、こんな厳しい環境だけど…頑張ってゆっくりしていってね」 「いやああああああああ!!!ぢめないでえええええええ!!ゆっぐりざじでええ ええええよおおおおお!!!」 皮が凍り始めたれいむ。だんだん元気がなくなり始めた。 「いや……ゆっぐり……ざぜ……で…」 寒さで震えて、うまく喋れないのだろう。僕も…別れの悲しさから、感極まって 目に涙を浮かべながら震えていた。 「や……じにだくな…いよ……ゆぐり…じだい…」 「…頑張って、ゆっくりするんだよ…」 れいむに涙を見せないように、僕は急いで門を閉めた。もう何も聞こえない。 『もっど…ゆっぐりじだがっだよ…』 そんな声も、きっと僕の幻聴だ。 『おにいざん……ごめんなざい…ゆるじで…ゆっぐりざぜで…』 いったい何を謝ってるんだ。君はゆっくりしてただけじゃないか。 『ゆ……っぐり…』 そう…君は、ゆっくりしてるだけでいい。 誰もいないところで、僕のいないところで… ずっと、ゆっくりしていればいいんだ… 『……ゆっ………―――――――――』 それっきり、幻聴は聞こえなくなった。 …… 門を開けると、そこにはもうれいむの姿はなかった。 雪原のほうへと続く、2つの足跡。 それを見て、僕は確信した。 きっとあのれいむなら、この厳しい環境の中でもゆっくりできるだろう、と。 今まで僕のしてきたことは決して無駄ではない…そう確信して、僕は自室に戻った。