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ペプラーによる騒動から1日がたち、ドラえもんたちは鈴探しに専念していた。 クルト「あった。ドラえもん、あったよ! 半分だけど」 ドラえもん「本当? よかった……」 クルト「ごめんね、ドラえもん。もう泥棒はしないよ…… デラックスがとったものも元のところに戻しておくよ……」 ドラえもん「うん。僕は鈴が戻ってくればそれでいいんだよ…… さぁ、もう半分も探そう……」 マスタード「ペプラーめ、どこへ行ったんだ? 怪盗デラックスはきっと奴に違いない!」 フィークス「ミュージアムの怪人というのも奴に決まってますよ、絶対に!」 マスタード「ペプラー! 必ず探し出してやるからな。首洗って待ってろよ‼︎」 ペプラー「お前らのへなちょこシステムで感知できるものか。ワシは諦めんぞ! いつの日か必ずペプラーメタルを完成させて見せる! はっはっは!」 ジンジャー「おじいちゃん…… いつか世界を滅ぼす気がするわ」 ペプラーとジンジャーは超空間に消えた。 ジャイアン「ないなぁ……」 スネ夫「もう疲れた。帰ろうよ……」 ドラえもん「絶対ダメ! 鈴を見つけるまで帰らない! ちゃんと探して!」 のび太「やれやれ。どうしてあの鈴にあんなにこだわってるのかなぁ?」 すると頭部のタケコプターが外れ、のび太は落下してしまう。 のび太「うわああっ! いったぁ……」 さらにのび太の頭にもう半分の鈴が落ちる。 のび太「あった! こんなところに…… あっ」 2人「あははは!」 ドラえもん「のび太くん、ありがとう…… これ、一生大事にするよ」 のび太「なんだよ、大げさだな」 ドラえもん「これのおかげでわかったんだ。のび太くんは勉強もダメ、運動もダメ、根性もなくてどうしようもない奴だけど……」 のび太「なんか気分悪いなぁ……」 ドラえもん「でも、君は、いい奴だな……」 のび太「えへへ……」 ドラえもん「ありがとう、のび太くん……」 のび太「うん」 のび太「ドラえもん…… あんなこと、ずっと覚えてたんだ…… ドラえもん、あったよ」 ドラえもん「ええっ! どこ、どこ? どこ? どこにあったの⁉︎」 のび太「僕の靴の中、なんてね……」 ドラえもん「のび太くん……」 2人は鈴をくっつける。 おわり
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DORAEMON THE MOVIE BOX 1998-2004+TWO DVD-BOX発売日:9月3日 98年から04年に公開した人気アニメ『ドラえもん』の劇場版を収めたBOX。 『映画ドラえもん のび太の南海大冒険』『~のび太の宇宙漂流記』『~のび太の太陽王伝説』 『~のび太と翼の勇者たち』『~のび太とロボット王国』ほか、 7作品と併映作品を収録。 2004年公開。2012年9月3日、30周年劇場版DVD-BOX発売。 劇場長編第24作に映画ドラえもん のび太とふしぎ風使いが、新シリーズ第1作に映画ドラえもん のび太の恐竜2006がある。 監督 芝山努 原作 藤子・F・不二雄 まんが作画 岡田康則 脚本 岸間信明 絵コンテ 芝山努、藤森雅也 演出 藤森雅也、渡辺歩 総作画監督 渡辺歩 作画監督 加来哲郎、金子志津枝、藤森雅也、関根昌之 美術設定 沼井信朗 美術監督 清水としゆき 基本設定 川本征平 色彩設計 松谷早苗、堀越智子 仕上担当 野中幸子 撮影監督 熊谷正弘 CGI つつみのりゆき デジタル特殊効果 三浦理奈、垣田由紀子、笛吹康二 編集 岡安肇 録音監督 浦上靖夫 効果 庄司雅弘 チーフミキサー 田中章喜 ミキサー 田口信孝 ダイアログ・エディター 山本寿、金子俊也 サウンドアドバイザー 大城久典 音楽 堀井勝美 文芸 滝原弥生 アニメーション制作 シンエイ動画 ■関連タイトル 映画ドラえもん のび太のワンニャン時空伝 Pa-Pa-Paザ☆ムービー パーマン タコDEポン! アシHAポン!【映画ドラえもん30周年記念・期間限定生産商品】 映画ドラえもん超全集 映画30周年記念企画 ドラえもん映画主題歌大全集 フィギュア・ホビー:ドラえもん コミック版 藤子F不二雄プロ/大長編ドラえもん のび太のワンニャン時空伝 随時更新! pixivFANBOX アニメ@wiki ご支援お待ちしています! ムック本&画集新刊/個人画集新刊/新作Blu-ray単巻/新作Blu-ray DVD-BOX アニメ原画集全リスト スタッフインタビューwebリンク集 最新登録アイテム Blu-ray 魔女見習いをさがして Blu-ray「どうにかなる日々」Blu-ray Happy-Go-Lucky Edition 初回限定生産 Blu-rayDisc付き 『ラブライブ! スーパースター!!』「始まりは君の空」【みんなで叶える物語盤】 BEM~BECOME HUMAN~豪華版Blu-ray Blu-ray 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 10th Anniversary Compact Collection Blu-ray ぐらぶるっ! Blu-ray 映画クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキングダムとほぼ四人の勇者 Blu-ray CHRONO CROSS 20th Anniversary Live Tour 2019 RADICAL DREAMERS Yasunori Mitsuda Millennial Fair FINAL at NAKANO SUNPLAZA 2020 ゴブリンスレイヤー Blu-ray BOX 初回生産限定 グリザイア ファントムトリガー THE ANIMATION 03[Blu-ray] 特装版 ラブライブ! サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG 〜Welcome to Dazzling White Town〜 Blu-ray Memorial BOX ゾンビランドサガ Blu-ray BOX 初回生産限定盤 Blu-ray 思い、思われ、ふり、ふられ 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 1st Season 完全生産限定版 Blu-ray Fate/Grand Carnival 2nd Season 完全生産限定版 Blu-ray ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかIII OVA Blu-ray 映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日 BD特装版 Blu-ray アズールレーン 三笠大先輩と学ぶ世界の艦船 ぶるーれい Blu-ray 水瀬いのり Inori Minase 5th ANNIVERSARY LIVE Starry Wishes かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 22 OVA同梱版 呪術廻戦 公式ファンブック よつばと! 15 監修 庵野秀明・樋口真嗣など 夢のかけら 東宝特撮映画篇 パラレルパラダイス 13 特装版 アイドルマスター ミリオンライブ! Blooming Clover 9 オリジナルCD付き限定版 美樹本晴彦マクロス画集 軌 わだち― 夜ノみつき 10th EUSHULLY WORKS しらこ画集 ILLUSTRATION MAKING VISUAL BOOK カズアキ画集 Kazuaki game artworks ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ 公式ビジュアルコレクション ぼくたちは勉強ができない 第21巻 音声ドラマ ミニ画集付き同梱版 あいきょう 荻pote作品集 ヒョーゴノスケ流 イラストの描き方 TVアニメ『くまクマ熊ベアー』オフィシャルファンブック 押井守原作・総監督 西村純二監督作品 『ぶらどらぶ』 解体新書公式コンプリートガイド OCTOPATH TRAVELER Design Works THE ART OF OCTOPATH 2016-2020 おそ松さん 3rd season SPECIAL BOOK 描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方 YMO1978-2043 「小冊子・YMO全トラックリスト2021 Amazon限定表紙版」付き To LOVEる -とらぶる- ダークネス FIGURE PHOTOGRAPHY COLLECTION 斉藤朱夏 CALENDAR 2021.4-2022.3 ラブライブ! サンシャイン!! Aqours DOME TOUR COMIC ILLUSTRATION BOOK ラブライブ! サンシャイン!! Aqours COMIC ILLUSTRATION BOOK 2020 Winter イジらないで、長瀞さん 10 特装版 「はたらく細胞」公式アニメ完全ガイド リスアニ! Vol.43.2「アイドルマスター」音楽大全 永久保存版VII アイドルマスター シャイニーカラーズ 3 CD付き特装版 ウルトラマンマックス 15年目の証言録 ウルトラマンZ特写写真集 じじぃ 人生は深いな 冴えない彼女の育てかた 深崎暮人画集 上 Flat. ぷよぷよ アートワークコレクション 古谷静佳1st写真集 re START THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER COLLABORATION! Great Journey ウルトラマンゼロ Blu-ray BOX クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 Blu-ray BOX 初回生産限定版 小林さんちのメイドラゴンBlu-ray BOX ゆゆ式Blu-ray BOX スペシャルプライス版 とーとつにエジプト神 Blu-ray 直球表題ロボットアニメ 全話いっき見ブルーレイ 未来ロボ ダルタニアス 一挙見Blu-ray VOL.1 シュヴァルツェスマーケン 全話見Blu-ray ワールドトリガー一挙見Blu‐ray VOL.1 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 魔王プレイボックス 初回生産限定 トータル・イクリプス 全話見Blu-ray Blu-ray Cutie Honey Universe Complete Edition 夜ノヤッターマン 全話いっき見ブルーレイ こみっくがーるず Blu-ray BOX 初回生産限定 Blu-ray 幼女社長 むじなカンパニーセット 初回生産限定 ログ・ホライズン 円卓崩壊 Blu-ray BOX 七つの大罪 憤怒の審判 Blu-ray BOX I Blu-ray 水樹奈々 NANA ACOUSTIC ONLINE 『Dr.STONE』2nd SEASON Blu-ray BOX【初回生産限定版】 魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編 Blu‐ray BOX 今井麻美 Winter Live「Flow of time」 - 2019.12.26 at EX THEATER ROPPONGI - Blu-ray盤 Blu-ray 仮面ライダーゼロワン ショートアニメ EVERYONE'S DAILY LIFE 仮面ライダー一挙見Blu-ray 1号 2号・V3編 仮面ライダー一挙見Blu-ray X・アマゾン・ストロンガー編 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1975-1981 スーパー戦隊一挙見Blu-ray 1982-1986 半妖の夜叉姫 Blu-ray Disc BOX 1 完全生産限定版 裏世界ピクニック Blu-ray BOX上巻 初回生産限定 Levius レビウス Blu-ray BOX【期間限定版】 スーパー戦隊 学研の図鑑 江口寿史美人画集 彼女 アニメディスクガイド80's レコード針の音が聴こえる necomi画集 PHONOGRAPHIC フルーツバスケット アニメ2nd season 高屋奈月 Illustrations 2 彼女、お借りします TVアニメ第1期 公式設定資料集 ドラゴンボール 超戦士シールウエハースZ 超シールガイド ガンダムアーカイヴス『ガンダムビルドシリーズ』編 Angel Beats! 天使画集 Angel Diary PANZER FRAULEIN 野上武志画集 【陸編】 Angel's cage るび様画集 Sweet Dream はすね画集 画集 制服Girl's▼コレクション もりょ作品集 異世界ファンタジーのキャラクターコレクション 劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」公式ビジュアルBOOK アイドルマスター シャイニーカラーズ イラストレーション ワークス VOL.2 Blu-rayDisc付き 八十亀ちゃんかんさつにっき 10 特装版 あんさんぶるスターズ! Ready For Star 2巻 缶バッジ付 Switch エーペックスレジェンズ チャンピオンエディション New ポケモンスナップ -Switch 【PS4】BIOHAZARD VILLAGE PLAMAX 聖戦士ダンバイン サーバイン ノンスケール PS製 組み立て式プラスチックモデル スーパーミニプラ 無敵ロボ トライダーG7 3個入りBOX 魔道祖師 前塵編 完全生産限定版 HGUC 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ Ξガンダム MG 機動戦士ガンダムSEED モビルジン 1/100スケール カンチ 青 ノンスケール ABS&ダイキャスト製 塗装済み完成品 ☆赤ver 魔女の旅々17 ドラマCD付き特装版 クリストファー・ノーランの世界 メイキング・オブ・インターステラー BEYOND TIME AND SPACE 時空を超えて るるぶアズールレーン からかい上手の高木さん15からかいカレンダーカード付き特別版 「武装神姫」原案イラスト集 ALLSTARS 機動戦士ガンダム サンダーボルト 17 キャラクターブック付き限定版 とある科学の超電磁砲T OFFICIAL VISUAL BOOK Aqours 5周年記念アニメーションPV付きシングル「smile smile ship Start!」【BD付】
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始めに・・・・・・ ドラえもんのび太のB.W@ HP2012年12/12日 作成・ このゲームの著作権および免責事 当wikiで公開されているのびB.Wはスガンヌ氏作成 このゲームを使用したことによって生じたすべての障害・損害不具合等に関しては、改造版作者とwiki管理者および その他団体・組織とも、一切の責任を負いません。 各自の責任においてご使用ください。 ドラえもんのび太のB.W をご利用頂き誠に感謝いたします。 - 【ソフト名】 ドラえもんのびたのB.W 【制 作 者】 スガンヌ 【著 作】 スガンヌ 死のかくれんぼ他ゲームのDLはまずゲームに必要な物を読んでからよく読んでからプレイするのに必要なものを揃えてから遊んでください またスガンヌ氏に許可なく第三者に販売などをする事は禁止いたします 注意 死のかくれんぼのびB.Wはまずゲーム開始に必要な物をよく読んでプレイするのに必要なものを準備してからプレイするようにしてください。
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タイトル(コピペ用) ドラえもん1 のび太と妖精の国 ジャンル ACT このページを編集 海外タイトル 発売日 1993/02/19 動画を追加 シリーズ TASVideosForum 現行最速 -表示 その他 -表示 国内版 ここを編集 記録 - 追記回数 - Player gocha TASVideosページ - TASVideosStatus - 転載元 http //d.hatena.ne.jp/GOCHA/ 分割リンク part2,part3 マイリスト - 備考 Movieファイル 解説 過去最速 +表示
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AC13BPM順 AC13を勝手にBPM順に並べてみました。 少し参考になればな~と思います。★は速度変化する曲で、この場合は、基本BPMを基準としています。 一応すべてわかりました。間違っていれば訂正よろしくお願いします。 同じBPMの曲がある場合、★×10から順に難易度順にしてあります。 250:はやさいたま2000 244:ファミリードンドン 222:きたさいたま2000 218:Punishment★ 208:燎原ノ舞★ 200:Rotter Tarmination(裏) 200:恋文2000 200:Rotter Tarmination 200:さいたま2000 200:ドドドドドンだフル! 198:リンダリンダ★ 195:バーニングフォースメドレー 194:EkiBEN2000 190:X-DAY2000 188:mint tears 183:止マレ! 182:風のファンタジー 180:エンジェルドリーム(裏) 180:てんぢく2000 180:カレ・カノ・カノン 180:キラメキラリ 180:エンジェルドリーム 180:嘘★ 178:きたさいたま200 178:I Want 178:エージェント夜を往く 176:めたるぽりす 174:友情ぽっぷ 174:侍戦隊シンケンジャー 173: HELLO!! 172:ハレ晴レユカイ 172:Let s!フレッシュプリキュア!~Hybrid ver.~ 171:Do-Dai 171:TRAIN-TRAIN★ 170:十露盤2000★ 170:夜桜謝肉祭(裏) 170:夜桜謝肉祭 170:DON T CUT(裏) 170:エゴエゴアタクシ 170:DON T CUT 170:メルト 170:O2 170:LOVE 2000 170:気まぐれロマンティック 170:Journey through the Decade 170:そばかす 168:The Carnivorous Carnival 168:もじぴったんメドレー 167:練習曲Op.10-4(裏)★ 167:練習曲Op.10-4★ 165:ワールドイズマイン★ 165:にんげんっていいな 165:泣かないで 164:ウッーウッーウマウマ 162.9:天体観測 162:しゅごしゅご! 162:Dragon Soul 160:はたラク2000★ 160:旋風ノ舞 160:らんぶる乱舞(裏) 160:夢色コースター 160:フューチャー・ラボ 160:メカデス。 160:らんぶる乱舞 160:スタートリゴンのテーマ 160:タッチ 159.8:天国と地獄 序曲 158:Kamikaze Remix★ 158:NIGHT OF FIRE 157:トータル・エクリプス2035 ~少女の時空皆既日食~ 156:紅 156:はまぐりボンバー 155:ねがいごと☆ぱずる★ 154:CHA-LA HEAD-CHA-LA 154:黄ダルマ2000 153:亜空間遊泳ac12.5 153:Stairway Generation 152:ブルーバード 151:もってけ!セーラーふく 150:やわらか戦車(裏) 150:熊蜂の飛行★ 150:前略、道の上より 150:ソウルキャリバーⅡ 150:創聖のアクエリオン 150:やわらか戦車 149:キン肉マン Go Fight! 148:羞恥心 147:PENETRATION 147:モンスターハンターメドレー★ 147:ホタルノヒカリ★ 145:われら無敵のドコン団 145:イケナイ太陽 145:パンパカパンツ 144:戦国三弦 144:SORA-Ⅱ グリーゼ581 143:トッカータとフーガとロック 142.5:勇気100% 142:闇の魂 141:大改造!!劇的ビフォーアフターメドレー 141:夏祭り 140:ニホンノミカタ-ネバダカラキマシタ- 140:School Days 140:ケロッ!とマーチ 140:ヤッターマンの歌 140:W-B-X ~W‐Boiled Extreme~ 140:ハイタッチ! 140:おどるポンポコリン 138:Tank!(裏) 138:Tank! 138:めちゃモテI LOVE YOU 138:Be your wings 137:Together 136:SAMURAI ROCKET(裏) 136:SAMURAI ROCKET 136:伝説の祭り★ 135:画竜点睛 135:常闇の森 序章「邪神復活の夜」★ 135:風雲志士 135:少女S 135:名探偵コナン メイン・テーマ 135:アンパンマンたいそう 134:Many wow bang!(裏) 134:ハロー!ハロウィン★ 134:SORA-Ⅰ アースライズ 134:Many wow bang! 133:Naked Glow 130:KAGEKIYO~源平討魔伝メドレー~ 130:残酷な天使のテーゼ(裏) 130:残酷な天使のテーゼ 130:勇気りんりん 129:きみのあかり 128:ポリリズム 128:ユウガオノキミ 128:銀河鉄道999 127:LIFE 126:虹 125:ケチャドン2000★ 125:気分上々↑↑ 124:ミッキーマウス・マーチ 123.5:ドラえもんのうた 123:夢をかなえてドラえもん 121:序曲IX「ドラゴンクエストIX」より★ 120:もりのくまさん(裏) 120:蛻変~transformation~(裏) 120:エレクトリカルパレードのテーマ★ 120:ピラメキたいそう 太鼓の達人バージョン 120:蛻変~transformation~ 120:カルメン組曲一番終曲 120:Love Forever 120:おもちゃのチャチャチャ 120:おしりかじり虫 120:もりのくまさん 118.4:俺ら東京さ行ぐだ 116:踊れ・どれ・ドラ ドラえもん音頭 114:幻想即興曲★ 114:プルメリア~花唄~ 113:風になりたい 113:FIREWORKS 113:ラブ・ストーリーは突然に 112:いぬのおまわりさん 108:ゲゲゲの鬼太郎 106:塊オンザウィングス 105:海雪 100:スーパーマリオブラザーズ★ 100:ラ・カンパネラ★ 98:素直になれたら 96:アンパンマンのマーチ 92:ひまわり 90:歩み 90:キセキ 85:愛唄 84:遥か 80:そばにいるね 76:蕾 コメント 練習曲って譜面速度変わるんすか? - 2010-05-18 17 49 01 ↑BPMは変わりますが、HSがかかっているので譜面速度は変わらないようになっています。 - 2010-05-18 18 44 48 BPM120って多いな。 - 2010-06-15 22 18 38 BPM426wwww - 2010-06-28 20 57 53 塊オンザウイングスは★×8の割に遅いな - 2010-07-15 22 54 27 ねがいごと☆ぱずるは速度変化しますよ。 - 2010-07-17 23 35 08 ファミドンは122では?はたラクは160になってるし、どちらかに統一したほうがいいかと - 2010-08-07 00 22 30 BPM10000wwww - 2010-12-05 08 26 54 18725歳です - 2010-12-05 08 28 08 キセキッテ化かかかっこいー - 2010-12-05 19 30 50
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前へ 舞台は戻って、ヒワダタウン。 人よりも大幅に遅れをとっていたのび太とドラえもんも、ようやくここまでは到着していた。 二人の話し合いの結果、早速ジムに挑戦しようという事になった。 こちらは3個目どころか、やっと2個目のバッジである。 ジムに挑戦する順番については、直前にワニノコが進化して有頂天になっていたのび太が、 「僕が最初に行くよ!」 と名乗りを挙げて、ドラえもんはのび太の挑戦の後に挑戦する事になった。 のび太のジム戦は、ようやく龍の舞の使い方が解ってきたのび太が、またもや運にも恵まれて快勝した。 そして今、ドラえもんがジムに挑戦する番がやって来たのである。 「じゃ、じゃあ僕も行ってくるからね。 ちゃんと待っててね、のび太君」 のび太に確認の挨拶をしたドラえもん。 のび太は、楽観的な感じでそれに応える。 「大丈夫、大丈夫。 それに、ドラえもんなら、ジム戦なんてすぐに終わるさ!」 「そ、そうかな!? まあ頑張ってみるよ!」 のび太におだてられ、ドラえもんの表情は少し明るくなる。 こうして、ドラえもんはジムの中へと進んでいった。 「ごめんくださ~い。 ジムリーダーの人はいますか~?」 ドラえもんがそう声をあげると、ジムの奥の方から声がした。 「おっ、また挑戦者かい? ……っと思ったが違うようだな。 色違いのビーダルかなんかが紛れ込んできちゃったのか。 ここは君の住処じゃあ無いから帰りな」 この声の主は勿論、ジムリーダーのツクシである。 「僕はビーダルじゃない! ドラえもん、猫型ロボットだ!」 そしてドラえもんがすかさず反論する。 お決まりのパターンである。 「ドラエモン? まさか、鼠に耳をかじられて、ヤケ酒かまして変色したっていう、 あのドラエモンか?」 余談だが、ドラえもんのこのエピソードは、未来でネタにされている。 有名なコピペとして、様々な形で、多くの人々に知れ渡っていたりするのである。 ……但し、コピペ改変前の内容、つまりは元ネタが、正確に伝わっているケースは珍しいとされている。 それは、今ドラえもんの目の前にいる人物も、例外ではなかった。 「僕はヤケ酒なんてしてない! 適当な事を言うな!」 「おっかしーなー、じゃあ偽物か? まあ、いいか。 で、何だ? そのドラエモンもジム戦をしに来たのか?」 「そうだ! ジムリーダーの貴方に挑戦しに来たんだ!」 ドラえもんはかなり苛々しているが、その怒りは抑えて要件を告げる。 「よし、言いたい事はよーく分かったぞ、うん。 じゃあ早速だが、ジム戦を 始 め よ う か 出てこい、俺のトランセル!」 ドラえもんは、要件がツクシに伝わったのを確認して一安心する。 しかし、バトルが始まったので、すぐに頭の中を切り替える。 「よーし! 頑張ってくれ、コイル!」 それからしばらくして、トランセルとコクーンが破られたツクシが、最後のポケモンを取り出す。 「行けェ! ストライク!」 「あ、いよいよ敵の大将がお出ましだね。 コイル、あと少しだ、頑張れ!」 ドラえもんはそう言って、コイルに傷薬を投与する。 尤も、コクーンの毒針を一度喰らっただけのコイルには、特に様子に変化は見られ無い。 「ストライク、連続斬りだぁぁああぁ!」 「コイル、電気ショックゥゥウ!」 やけに熱い二人。いや、熱いのは二人だけでは無い。 しかし、それに二人が気づく気配は無い。 バトルは続く 電気ショックをダイレクトに喰らい、もう後が無いストライク。 それに対し、まだまだ余裕しゃくしゃくのコイル。 バトルは早くも、大詰めという空気を醸し出している。 「ストライクゥゥウウゥ! もう、斬るしか無いんだぁぁああ! 行けぇええ!」 「コイル、電気ショックを撃てえええ! トドメをさすんだぁあああ!」 鬼の様な形相で斬りかかるストライク。 コイルも、それに負けじと電撃を放って応戦する。 そして―― 「負けたよ」 結局、最後まで立っていた、いや浮いていたのは、大方の予想通りの結果だった。 そう、ドラえもんのコイルである。 しかし、タイプの相性の壁を超えた熱戦に、トレーナーの二人は燃え尽きたような顔をしている。 「よし、じゃあジムバッジと技マシンをやろう。 受け取りたまえ」 そう言われて、一礼をしてから戦利品を受け取るドラえもん。 そして、すっかりバトルで打ち解けた二人には、奇妙な友情が芽生えていた。 「ありがとうございます。 しかし、それにしても暑い! これはどうなっているんだ!」 「なーに、ドラエモンとのバトルが熱かっただけさ。 いい事じゃないか」 「ですよねー。アハハハハ」 ……。 …………。 「で、俺は言ってやったんだ。 『もう一度ジムバトルを や ら な い か 』ってな。 それなのに、その挑戦者はすっ飛んで逃げて行きやがったんだ。 そんなに俺のトランセルが嫌だったんだろうか?」 「アハハハハ。でもそれトランセル関係無いと思うけどなあw じゃあ僕は外でのび太君が待っているから、そろそろ行かなきゃ。 ツクシさん、また会いましょう!」 「おう、これから先は長いだろうが頑張れよ」 「ハイ!」 ツクシと暫くの間世間話をしたドラえもんは、名残惜しそうにジムを後にする。 しかし、ジムを出たドラえもんの目の前には、ツクシとの和やかムードを一瞬でぶち壊すような光景が広がっていた。 「あ、遅いよドラえもん!」 ジムから出て来たドラえもんに、一目散に駆け寄ってきたのび太。 その顔からは、焦りのようなものが見られる。 「のび太君、これは一体何が起こっているんだ!?」 「何がって、見ての通りだよ! ドラえもんがジムに入ってからすぐ、この火事を見つけたんだ! ワニノコの水鉄砲で消そうとしたんだけど、全然消えないんだ!」 見ると、辺り一面に炎があがっている。 炎の勢いはかなりのもので、少し話していた間にもドンドン大きく広がっていく。 「水鉄砲で消えないって事は、タダの火事じゃあ無いって事だね。 これは何だろう……? 炎の渦……かな? まあとにかく消さないと! これ以上火が広がるとマズい!」 即決で結論を出したドラえもん。 しかし、珍しくまともなのび太の意見に、その結論は否定される。 「消すってどうやるんだよドラえもん! 僕のワニノコがいくら頑張っても消えないし、ドラえもんのコイル一匹じゃどうにもならないだろ!」 気まずい雰囲気になる二人。 それは周りにも伝染し、村全体が重い雰囲気になっていく。 しかし、その間にも火はどんどん広がっていく。 村の周りの木が勢いよく燃え続けるのを、誰も止められずにいた。 そこで、この様子を打開しようと、野次馬の一人が案を思い付く。 「こうなったら『拡声器』を使って助けを呼べば……」 「それだ!」 「でも誰か拡声器を持っているのか?」 「こんな事で、有料アイテムの拡声器を使うのはなあ…」 再び村全体に沈黙が流れる。 しかし今度の沈黙は、長くは続かない。 「パラス、あの木の陰に向かって痺れ粉だ!」
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前へ ──カナズミシティカナズミジム、ここにいち早く来た出木杉は、 すでにカナズミジムのジムリーダーツツジと戦っていた。 「キルリア、念力だ!」 キルリアの念力がノズパスにヒットし、ノズパスは戦闘不能になる。 「・・・参りましたわ。これがカナズミジムのストーンバッジです。 受けとってください。」 「ありがとうございます。」 出木杉はツツジからストーンバッジを受け取り、ジムを出る。 「ふぅ~、結局ヌマクローを使うまでもなかったな・・・」 そこに青服の男が凄いスピードで走ってきた。 「そこをどけぇ~!!」 「うわ!」 男は出木杉に突き飛ばし、物凄いスピードでその場を後にした。 「あの男、アクア団・・・」 そのアクア団の後を追う男が1人。 「お~い、待ってくれ~・・・」 「あ!あの人はトウカの森の・・・とりあえず行ってみるか・・・」 出木杉はアクア団の男を追う男の後を追った。 アクア団を追ってる男は出木杉に気づき、話しかけてきた。 「あ、君はトウカの森の時の・・・そうだ、君の実力を見込んで頼みが あるんだ。」 「何ですか?」 「実はこの前の男に大事な荷物を奪われちゃったんだ・・・ よければ君が取り返してくれないかい?」 「分かりました。」 出木杉はアクア団の男の後を追った。 ──116番道路、ここで出木杉はトレーナーと戦いながら、 先へ進んで行った。 「妙だな・・・きかんしゃのトーマスに、ハムスターのハムたろうに、 あんぱんのアンパンマン・・・あんなトレーナー、ゲームにはいなかった けど・・・」 出木杉もまた見たことないトレーナーに違和感を感じていた。 そしてカナズミトンネルの前に来た。 「この先にアクア団がいるんだな・・・ん、あそこにいるのは・・・」 カナズミトンネルの前には老人の姿があった。 「う~ん、困ったのぉ・・・」 「どうかしたんですか?」 出木杉は老人に話しかける。 「ワシの可愛いピーコちゃんが青い服の男にさらわれてしまったんじゃ・・・ 頼む、ピーコちゃんを助けてくれ。」 「分かりました。やってみます。」 出木杉はカナシダトンネルの中に入っていった。 しばらく進むとアクア団の姿が見えた。 手には荷物を抱えていて、足元には傷ついたキャモメの ピーコちゃんがいた。 「くそっ!さらったポケモンは役に立たないし、先は行き止まりだ・・・ こうなりゃ自棄だ!行け、ポチエナ!」 アクア団の男はいきなり出木杉に襲い掛かってきたが、 出木杉はヌマクローでなんなくポチエナを倒した。 「く、くそぉ~!覚えてろよ~!」 アクア団の男は逃げるようにその場を後にした。 そして逃げる途中で荷物を落としていった。 「あの捨てゼリフ・・・あれじゃあ典型的な雑魚キャラだよなぁ・・・ おっと、そんなことよりこの荷物とキャモメを・・・」 出木杉はキャモメの傷の手当てをし、老人にキャモメを返してあげた。 「いやー、ありがとう。ワシはトウカシティの近くに住んでるから 何か用があったらいつでも来てくれ。」 そして荷物も男の人に返した。 「いやー、ありがとうございます。そうだ!君の実力を見込んで頼みが あるんだ。ちょっと我が社まで来てくれないかい?」 出木杉は男にある会社に連れて行かれた。 会社の名前はデボンコンポレーション。 ルビー・サファイア・エメラルドをプレイした人なら 分かると思うが、ここでは2つのおつかいを頼まれる。 1つは社長の息子であるダイゴに手紙を渡すこと、 そしてもう1つは先ほど取り返した荷物をカイナシティにいる クスノキ館長に渡すことだ。 当然出木杉もこの2つのおつかいを頼まれた。 2つのおつかいを頼まれた出木杉は会社を出た。 すると外ではスネ夫が待っていた。 「やぁ、出木杉。おつかいを頼まれたんだろ?大変だねぇ・・・」 「スネ夫君、君は自分でこのめんどくさいイベントを クリアするのは嫌だったから、いち早くトウカの森に行って、 他の誰かが来るのを待ってたんだろ?」 「ああ、そうさ。めんどくさいアクア団のイベントをクリアしてくれて 感謝するよ。おかげで僕はひたすら自分のポケモンのレベル上げに専念 することができたよ。」 「・・・君は卑怯者だね。」 出木杉が皮肉を込めて言った。 「卑怯で結構。『卑怯』は僕にとって最高の褒め言葉さ。それより、君は この後どうするんだい?」 「どうするって・・・ゲーム通りハギ老人の家まで行って、ムロタウンまで 連れてってもらうつもりだけど・・・」 「やっぱりそうか。ついでに僕も連れてってくれないかい?」 「え?君を?」 「ああ。もちろんタダとは言わないよ。そうだな・・・君に10万円あげよう。 何せ僕はお金持ちだからね。」 出木杉は本当ならこんな卑怯な奴との取引に乗りたくはなかったが、 この先旅をしていくうえではどうしてもお金が必要になる。 仕方なく、出木杉は取引に乗ることにした。 「いいよ。君も一緒に連れてってあげるよ。」 「君ならそう言ってくれると思ったよ。君は素晴らしい友達だ。ハハハ・・・」 (よく言うよ・・・) こうして出木杉の旅にスネ夫が同行することになった。 ──その頃、のび助とドラえもんとしずかとジャイアンはカナズミジムの前に いたのだが・・・ 「え?今日はもうジム戦ないのかよ!?」 「ええ。先ほど来た2人のトレーナーに私のポケモンは全員やられて しまったんです。ポケモン達の回復には時間がかかるんで明日また出直して きてください。」 「そんなぁ~・・・」 一同はジムを後にし、その日はポケモンセンターに泊まることにした。 「ツツジさんがやられた2人のトレーナーってスネ夫さんと出木杉さんの ことかしら・・・?」 「多分ね。」 しずかの問いにドラえもんが答える。 「くそ!先を越されちまったか・・・」 ジャイアンがポケモンセンターの壁を叩きつける。 「まぁまぁ。とりあえず今日はグッスリ寝て、明日の戦いに備えようよ。」 ジャイアンをなだめながらのび助は言った。 「そうね。もう寝ましょうか。」 一同はベッドの中に入った。 ドラえもん達はすぐ寝たが、のび助は中々寝付けないでいた。 (はぁ・・・この調子で本当に現実世界に帰れるのかなぁ・・・) 不安がるのび助を尻目に、ジャイアンとドラえもんは寝言を言いながら 気持ちよさそうに寝ていた。 「う、う~ん・・・もうそんなにドラ焼き食べれないよぉ・・・」 「俺は・・・ジャイアン・・・ガキ大将・・・」 現在の状況 のび助 ジュプトル♀LV17(はたく、連続斬り、吸い取る、電光石火) ドクケイル♂LV13(体当たり、糸をはく、毒針、念力) 所持金1万円1500円 ドラえもん サンド♂LV17(ひっかく、スピードスター、砂かけ、高速スピン) ポチエナ♀LV15(体当たり、遠吠え、砂かけ、噛み付く) 所持金3700円 しずか ワカシャモ♂LV19(ひっかく、火の粉、二度蹴り、きあいだめ) キャモメ♀LV16(白い霧、水鉄砲、超音波、翼で打つ) 所持金4500円 スネ夫 ユンゲラー♂LV21(テレポート、サイコキネシス、目覚めるパワー氷) スバメ♂LV18(つつく、泣き声、電光石火、翼で打つ) 所持金89万9999円 ジャイアン ドガース♂LV20(自爆、体当たり、スモッグ、ダメ押し) マリルリ♂LV18(体当たり、丸くなる、水鉄砲、転がる) 所持金5500円 出木杉 ヌマクロー♂LV20(体当たり、泥かけ、水鉄砲、マッドショット) キルリア♂LV20(念力、影分身、テレポート、おまじない) 所持金10万4000円 ──翌日、カナズミジム前・・・ 「よし、今日こそツツジに挑戦できるな!」 「燃えるわね・・・」 ジャイアンとしずかはやる気充分だ。 一方のドラえもんとのび助は不安だった。 「サンドとポチエナだけでこの勝負、勝てるんだろうか・・・」 「ああ、最初のジム戦か・・・緊張するなぁ・・・」 「よし、まずは俺がジム戦に挑戦するぜ!」 ジャイアンが元気良くジムに入って行った。 数分後、ジャイアンがジムから出てきた。 「マリルリ1匹で楽勝だったぜ!」 ジャイアンの手にはストーンバッジが握られていた。 「次は私が行くわ。」 しずかもジムに入っていった。 そして数分後、しずかがジムから出てきた。 手にはやはりストーンバッジが握られていた。 「次は僕か・・・」 「ドラえもん、頑張れよ。」 「うん。」 のび助の応援にドラえもんが応える。 そしてドラえもんはジムに入って行った。 20分経った。 しかしまだドラえもんはジムから出てこない。 「ドラえもん、大丈夫かなぁ・・・」 「ドラちゃんならきっと大丈夫よ。今はドラちゃんを信じて 待ちましょう。」 「うん、そうだね。」 それから数分後、ドラえもんがジムから出てきた。 「ドラえもん!どうだった!?」 「サンドの毒針のおかげで何とか勝てたよ。ほら!」 ドラえもんはストーンバッジをのび助に見せた。 「わぁ、すごいなぁ・・・」 「さぁ、次はパパの番だよ。頑張って!」 「うん。頑張ってくるよ。」 のび助はジムに入ろうとしたが、立ち止まった。 「どうしたの?ジムに入らないの?」 「う~ん、やっぱり不安だなぁ・・・ドラえもん、僕のジム戦、 見ててくれないかい?」 「分かったよ。ジャイアン、しずかちゃん、ジム戦が終わったら今後の ことを話し合いたいから2人ともポケモンセンターで待っててくれないかい?」 「分かったわ。」 そしてのび助とドラえもんはジムの中に入って行った。 「頼もぉー!」 「あら、また挑戦者ですか。今日は随分挑戦者が多いですね・・・ まぁ、いいでしょう。私の使用ポケモンは3体です。 それでは始めましょう。」 「パパ、頑張って!」 ドラえもんがのび助の応援をする。 「ああ。この勝負、絶対に勝ってやる!」 「では、始めましょう!出てきなさい、イシツブテ!」 「イラッシャイ!」 ツツジの1番手はイシツブテだ。 対するのび助はジュプトルを繰り出した。 「頑張れジュプトル!」 「ジュル!」 「あれ?僕やジャイアン達のポケモンと戦ったのに、 そのイシツブテ、やけに元気だね。」 「ええ。挑戦者が多いので、『元気のかたまり』で回復させることに したんです。」 (昨日からそうしてくれてれば良かったのに・・・) 「では、行きますよ!イシツブテ、岩落とし!」 無数の岩が降って来た。 「ジュプトル、岩の動きを良く見てかわすんだ!」 「ジュル!」 ジュプトルはのび助の指示に従い、岩の動きを慎重に見て、 見事に岩を全部かわした。 「いいぞ、ジュプトル!よし、反撃だ!種マシンガン!」 ジュプトルの種マシンガンがイシツブテにヒットし、 イシツブテは戦闘不能となった。 「やるじゃん、パパ!」 「昨日トウカの森の出口でもらった技マシンをジュプトルに 使ったかいがあったよ。」 「中々やりますわね・・・次はこの子です!」 ツツジは再びイシツブテを繰り出した。 しかしのび助は先ほどと同じ要領で2匹目のイシツブテを倒した。 「すごいや、パパ!」 ドラえもんはのび助の戦いぶりに感心する。 「昨夜ポケモンの本を読んで勉強したかいがあったよ。」 「喜ぶのはこの子を倒してからにしてほしいですわ。出てきなさい、 ノズパス!」 ツツジは3匹目のポケモン、ノズパスを繰り出した。 (ノズパスか・・・中々手ごわそうだ・・・だけど昨日見たポケモンの 本によると確かあのポケモンは・・・) 「ジュプトル、フィールド内を駆け回れ!」 「ジュプ!」 ジュプトルはジム内を物凄いスピードで走り回った。 「自棄でも起こしましたか?闇雲に走り回ってノズパスには 勝てませんよ・・・さぁ、ノズパス!岩石封じをお見舞いしてやりなさい!」 ノズパスはツツジから指示を受けたのにもかかわらず、行動に移らなかった。 「どうしたのですか、ノズパス?」 ツツジはノズパスに駆け寄る。 ノズパスは目を回していた。 「な!?これはまさか!?」 「そう、ノズパスは北のほうしか向けないポケモンだ!だからジュプトルに 走りまわせて、ノズパスにジュプトルの動きを目で追わせたんだ。」 「なるほど・・・ノズパスは北しか向けないから北以外の方向に目をやると、 目を回しちゃうのか・・パパも中々考えるね・・・」 「よし、ジュプトル、とどめだ!種マシンガン!」 「ジュプ!」 ジュプトルの種マシンガンがノズパスにヒットし、 ノズパスは戦闘不能になる。 のび助の勝利だ。 「お見事ですわ。このストーンバッジ、あなたに差し上げますわ。」 のび助はツツジからストーンバッジを受け取る。 「やった、ストーンバッジをゲットしたぞ!でも元の世界に帰るには、 あとバッジを7つ手に入れないといけないのか・・・それに、その後に 四天王という人達を倒さないといけないみたいだし・・先は長いなぁ・・・」 「でもパパのバトル、初心者とは思えないほど凄かったよ。 パパならきっと四天王にだって勝てるよ。」 「そう思うかい?」 のび助はドラえもんに褒められ、嬉しくなってまた踊り続けた。 ──その頃出木杉とスネ夫は104番道路のハギ老人の船に乗り、 ムロタウンに着いていた。 「ここがムロタウンか・・・早速ジム戦だ!」 「待ってスネ夫君、僕はこの街でダイゴさんに手紙を渡さないと 行けないんだ。だから君がもしここのジムリーダーのトウキさんを 倒しても僕がトウキさんを倒すまで待っててくれないかい? 船は1隻しかないし・・・」 「ああ。分かったよ。石の洞窟は暗いから気をつけてけよ。」 「うん。」 出木杉は石の洞窟へと向かった。 それをスネ夫は見送った。 怪しい笑みを浮かべながら・・・ のび助 ジュプトル♀LV18(はたく、種マシンガン、吸い取る、電光石火) ドクケイル♂LV13(体当たり、糸をはく、毒針、念力) ドラえもん サンド♂LV18(ひっかく、スピードスター、砂かけ、毒針) ポチエナ♀LV15(体当たり、遠吠え、砂かけ、噛み付く) しずか ワカシャモ♂LV20(ひっかく、火の粉、二度蹴り、きあいだめ) キャモメ♀LV17(白い霧、水鉄砲、超音波、翼で打つ) スネ夫 ユンゲラー♂LV21(テレポート、サイコキネシス、目覚めるパワー氷) スバメ♂LV18(つつく、泣き声、電光石火、翼で打つ) ジャイアン ドガース♂LV20(自爆、体当たり、スモッグ、ダメ押し) マリルリ♂LV19(体当たり、丸くなる、水鉄砲、転がる) 出木杉 ヌマクロー♂LV20(体当たり、泥かけ、水鉄砲、マッドショット) キルリア♂LV20(念力、影分身、テレポート、おまじない) (所持金表記は今回から省略) ──いしのどうくつ内部・・・ 「さすがいしのどうくつ、予想通りの暗さだ・・・」 暗いいしのどうくつの内部を出木杉は手探りで進んでいく。 本来ならムロジムのジムリーダートウキを倒してから、 洞窟の入り口でフラッシュの秘伝マシンを貰い 洞窟を探索するのだが、先にスネ夫がムロジムに挑戦している上、 出木杉は少しでも早くダイゴに手紙を届けたかったので、 彼は先に洞窟を攻略することにした。 「暗い洞窟だなぁ・・・」 「キィィィ!」 「うわっ!何だ!?」 突如出木杉の前にズバットが現れた。 「ズバットか・・・そうだ!こいつを捕まえよう! 行け、ヌマクロー!」 出木杉はヌマクローでズバットを弱らせ、捕まえた。 「よし、このズバットの超音波を頼りに進んで行こう。」 ズバットの超音波のおかげで出木杉は難なく進むことができた。 そして洞窟の奥、そこに1人の青年がいた。 彼がダイゴだ。 「君は誰だい?」 ダイゴが出木杉に尋ねる。 「僕は出木杉英才といいます。実はあなたのお父さんに・・・」 出木杉はダイゴに事情を説明する。 「なるほど、父から手紙を・・・ありがとう。それにしてもどうやって ここまで来たんだい?このムロタウンに来てからすぐにここに来たなら まだジムリーダーを倒してないんだろう?秘伝マシンを使わずに 一体どうやって・・・?」 「このズバットの超音波を使ったんです。」 出木杉はダイゴに自分のズバットを見せる。 「なるほど・・・君はポケモンの特徴を良く理解しているね。 君ならこの技マシンを使いこなせるかもしれない。」 ダイゴは出木杉に『はがねのつばさ』の技マシンを渡した。 「ありがとうございます。」 「じゃあ僕はこれで失礼させてもらうよ。・・・ん?何だ、 この揺れは!?」 突如地面が揺れ始め、野生のハガネールが現れた。 「ハガネェェ!!」 「馬鹿な!?何でこんな所に野生のハガネールが!?」 ダイゴは自分のポケモンで応戦しようとしたが、 ダイゴが自分のモンスターボールに手をかける前に ハガネールがダイゴを締め付けた。 「ぐぁっ・・・!」 「ダイゴさん!」 「くっ・・・出木杉君・・・君のポケモンでこのハガネールを 倒してくれ・・・」 「分かりました、やってみます!ヌマクロー、水鉄砲! キルリア、念力!」 「ヌマクロ!」 「キル!」 ヌマクローとキルリアがハガネールに攻撃するが、 あまり効いてない。 出木杉がポケモン図鑑でハガネールの能力を調べると、 何とレベル30だった。 「おかしいぞ・・・何でレベル30のハガネールがこんな所に・・・ そもそもホウエン地方にハガネールがいるわけないのに・・・」 「ハガネェ!」 「ぐはっ・・・!」 ハガネールが更にダイゴを強く締め付ける。 「ダイゴさん!」 「くっ・・・出木杉君・・・そこにある僕のバッグを・・・ 開けてくれ・・・」 「え?これですか!?」 出木杉は足元にあるダイゴのバッグを開けた。 中には道具がたくさん入っていた。 「その中にある・・・めざめいしと『インファイト』の技マシンを・・・ 君のキルリアに使うんだ・・・」 「めざめいし・・・インファイト・・・そうか!」 出木杉はめざめいしを使い、キルリアをエルレイドに進化させ、 インファイトをエルレイドに覚えさせた。 「いっけぇ!エルレイド、インファイト!」 「エル!」 「ハガネェ・・・」 エルレイドの攻撃がハガネールにクリーンヒットし、 ダイゴはハガネールから解放される。 「出木杉君!あいつは野生のポケモンだ!これを使ってゲット するんだ!」 ダイゴは出木杉に黒いモンスターボールを渡す。 「これは・・・ヘビーボール・・・」 今さら説明する必要もないと思うがヘビーボールとは ポケモン金銀に出てきたモンスターボールで 野生ポケモンが重いほど捕まえやすくなるボールだ。 「いっけー!ヘビーボール!」 ハガネールはヘビーボールの中に入る。 やがてヘビーボールの揺れが止まり、出木杉はハガネールの ゲットに成功した。 「やった!」 「出木杉君、やるじゃないか。」 「ハガネールの件といい、エルレイドの件といい、 ダイゴさんのおかげです。本当にありがとうございました。」 「いいんだよ。それにしても、最近どうも変な事件が多いなぁ・・・」 「どういうことですか?」 「実は、最近ホウエン地方で今のハガネールみたいに ホウエン地方以外のポケモンが野生で出てくるようになったんだ・・・ この前もトクサネシティでスリーパーが幼女をさらったという事件が あったらしいし・・・それに他にも気になることがあるんだ。」 「何ですか?」 「マグマ団とアクア団という2つの組織さ。あいつらは陸と海の バランスを崩そうとしているんだ。それだけは何としてでも 阻止しないと・・・」 出木杉はダイゴにアクア団に会ったことを話した。 そして彼らがデボンの荷物を狙っていたことも話した。 「そうか・・・それに父さんが託したこの手紙に書かれてることも 気になるな・・・よし、僕はこれからマグマ団とアクア団について 調査する。君はジム戦を頑張ってくれよ。」 そう言うとダイゴはその場を去った。 出木杉はそれを見送った。 「それにしても・・・何でダイゴさん、エメラルド内にはない道具を 持っていたんだ・・・この前出会ったゲーム内にはいないトレーナー達 といい、気になる事が多いな・・・今度ドラえもんにあったら 聞いてみよう。」 ──その頃スネ夫は・・・ 「ユンゲラー、サイケ光線!」 ユンゲラーのサイケ光線をくらったトウキのマクノシタは 戦闘不能となった。 「参ったよ!僕の負けだ!このナックルバッジ、持ってってくれ!」 「ありがとうございます。」 トウキからナックルバッジを貰ったスネ夫は、 ムロジムを後にする。 「ユンゲラーとオオスバメがいたから今回のジム戦は楽勝だったな・・・ さてと、まだ出木杉の奴はいしのどうくつにいるみたいだな・・・ よし、今のうちに・・・」 スネ夫はハギ老人のもとへ向かった。 「ハギさん、カイナシティに行きたいので船を出発させて くれませんか?」 「別にかまわんが・・・ワシのピーコちゃんを助けてくれた 出木杉という少年は何処に行ったんじゃ?」 「それが・・・どうやらあいつこの街が気に入ったみたいで、 永住するらしいです。」 「じゃが彼はデボンから荷物を預かってるはずじゃが・・・」 「ああ、あの荷物なら僕が届けますよ。さっきあいつから 預かってきました。さ、早く船を出発させてください。」 「分かった。じゃあ行くぞ!」 スネ夫は出木杉を置いて、カイナシティへと向かった。 (ヒヒヒ・・・出木杉も馬鹿な奴だ。あいつは一生ムロタウンに 留まるほかないな・・・まだムロにすら行ってないジャイアン達は 論外・・・チャンピオンになるのはこの僕だ!) スネ夫 ユンゲラー♂LV24(サイケ光線、サイコキネシス、目覚めるパワー氷、ミラクルアイ) オオスバメ♂LV22(つつく、影分身、電光石火、翼で打つ) 出木杉 ヌマクロー♂LV21(体当たり、泥かけ、水鉄砲、マッドショット) エルレイド♂LV21(念力、影分身、インファイト、おまじない) ズバット♀LV12(吸血、超音波、驚かす、鋼の翼) ハガネール♂LV30(岩石封じ、砂嵐、ロックカット、叩きつける) のび助達は前回参照。 カナズミシティでジム戦を終えたのび助達は、 104番道路まで来ていた。 「やっぱりここに船はないのか・・・」 ジャイアンが嘆く。 「スネ夫君か出木杉君がすでに船に乗っちゃったんだよ、 きっと。」 「他に行き方はないのかい?」 のび助がドラえもんに聞く。 「現時点ではハギ老人の船以外でムロタウンに行く方法は ないんだ・・・秘伝マシンの波乗りが手に入れば、先に進めるけど・・・ それはずっと後の話だし・・・」 「おいドラえもん!何で最初にイベントをクリアした奴しか 船に乗れないようにしたんだよ!」 ジャイアンがドラえもんに怒鳴りつける。 「ご、ごめん・・・」 ドラえもんが謝る。 「剛さん、落ち着きましょうよ。誰だって失敗はあるわよ。」 しずかがジャイアンをなだめる。 「でもなぁ・・・俺達がここでボーっとしてるうちに スネ夫や出木杉の奴が、順調に進んでるかと思うと腹立つぜ。」 やがてしばらく黙っていたのび助が口を開いた。 「ねぇドラえもん、秘密道具はないの?」 「そうよ。タケコプターを使えば、ムロタウンまで行けるわ。」 「それが・・・僕が秘密道具を持つと、僕だけが有利になると 思ったから四次元ポケットはオダマキ博士の研究所に置いて来たんだ。」 「おいおい!じゃあムロタウンに行くには、ミシロタウンまで 戻らないと行けないのかよ!?」 ジャイアンは再び怒鳴るが、しずかが再びなだめる。 「でもここで何もしないよりはマシよ。ミシロタウンまで 戻りましょう。」 「それもそうだな・・・しょうがねぇなぁ、ミシロタウンまで 戻ってやるよ。」 「決まりだね。じゃあミシロタウンまで行こう!」 彼らがミシロタウンに行く事を決めたちょうどその時、 突如、ホエルオーが105番水道に現れた。 ホエルオーの上には男が1人乗っている。 「うわっ!何だこのデカイポケモンは!!」 のび助が驚く。 「このポケモンはホエルオーだよ。でも何でこんな所に・・・」 ホエルオーに乗ってた男がドラえもん達の目の前に 飛び降りてきた。 「やぁ、君達!ここで何してるんだい!?」 「それはこっちが聞きてぇよ。お前こそこんな所で 何してるんだよ!?そもそもお前は誰だよ!?」 「よくぞ聞いてくれたね。私の名前はかいぱんやろうのモグル。 旅人達をムロタウンまでこのホエルオーで乗せるのが私の仕事だ。 どうだ、乗っていくかい?」 それを聞いてジャイアンは喜んだ。 「渡りに船とはまさにこのことだぜ!それで、 いくらかかるんだ?」 「本来なら494円のところを今日は気分が良いから、 特別に493円にまけてやろう。」 「1円しか負けてない・・・でもまぁいいか。どちみち安いし。 乗せてってください。」 「よし来た!」 こうして彼らはかいパンやろうのモグルにムロタウンまで 連れてってもらうことになった。 ──そしてムロタウン・・・ 「さぁ着いたぞ!ムロタウンだ!」 「ありがとうございます。 それともう1つお願いがあるんですが・・・」 「何だい?」 「僕達ジム戦が終わったら次のジムに挑戦する為に、 カイナシティまで行かないと行けないんです。それで、 僕達のジム戦が終わったら、カイナシティまで連れてって くれませんか?」 「いいとも!じゃあ明後日の同じ時間にここに来るから、 それまでにはジム戦を終わらせてくれ!」 「分かりました。」 「それじゃあみんな、また明後日会おう!」 そう言うと、モグルはその場を去っていった。 「よし、早速だがジムに挑戦しようぜ!」 ジャイアンが意気込むが、ドラえもんがそれを止める。 「待って!モグルさんが来るのは2日後なんだから、 今日は自分のポケモンのレベルアップと新しいポケモンを 捕まえたりしたほうがいいんじゃない?」 「確かに、そのほうがいいかもな。」 「そうね。そろそろ新しいポケモンをゲットしたいわ。」 「僕ももっと可愛いポケモンをゲットしたいなぁ・・・」 ドラえもんの提案に全員が乗った。 そしてその日彼らは新しいポケモンのゲットと、 自分のポケモンのレベルアップのために、いしのどうくつへと 向かった。 30分後、ジャイアンはマクノシタを、しずかはヤミラミを、 ドラえもんはイシツブテをゲットしていた。 「俺の捕まえたマクノシタ、ガキ大将の俺にピッタリな ポケモンだろ?」 「私の捕まえたヤミラミ、結構可愛いでしょ?」 「僕のイシツブテだって、たくましさなら誰にも負けないよ。 それにポチエナもグラエナに進化したよ。」 みんなが自分が新たに捕まえたポケモンを自慢する中、 のび助だけは新しいポケモンを捕まえられずにいた。 (はぁ・・・みんなはいいなぁ・・・新しいポケモンを捕まえて・・・ それに引き換え僕は・・・ん?この洞窟、奥まで続いてるのか・・・ よしっ、遠くまで行ってみよう。) のび助はドラえもん達には黙って洞窟の奥深くまで進んで行った。 進めば進むほど洞窟は暗くなっていった。 「ああ・・・何だか怖くなってきたなぁ・・・」 その時何かがのび助の左手に噛み付いた。 「ガブッ!」 「痛ぁ!何だこれは!!」 のび助に噛み付いたものは、パンダのような模様をした 四つ足のポケモンだった。 「な、何だこいつ!?離れろ!離れろぉ!」 のび助は必死に振り払うが、中々離してくれない。 自棄になって彼は、右手で腰にあるモンスターボールを取り、 それを自分の左手に噛み付いてるポケモンに投げつけた。 そのポケモンが入ったモンスターボールの揺れはやがて 止まった。 のび助は運良く野生のポケモンを弱らせないで捕まえることが できた。 「ん?不本意だったが、ゲットできたぞ!やった!」 ポケモン図鑑で調べるとそのポケモンの名前はココドラだと いうことが分かった。 「へぇ、こいつココドラっていうのか・・・可愛いなぁ・・・」 そのとき少年がのび助に声をかけてきた。 「あれ?もしかしてそこにいるのってのび太君の お父さんですか?」 「あっ!君は出木杉君!」 「あなたがここにいるってことはもしかして ドラえもん達もここに・・・?」 「ああ。今ドラえもん達がいる所まで案内するよ。」 のび助は出木杉をドラえもん達のいる所まで連れてった。 「あっ!パパ!何処行ってたの?心配したじゃない。」 「ごめんごめん。」 ジャイアンがのび助の後ろにいる出木杉の存在に気づく。 「おお、出木杉じゃねぇか。お前、スネ夫の奴が何処行ったか 知らねぇか?俺はあいつの鼻をへし折らなきゃ気が済まねぇんだ。」 「それが、僕はハギ老人の船で彼と一緒にムロタウンまで 来たんだけど・・・僕がいしのどうくつにいる間に彼はジム戦を 終わらせ、ハギ老人の船に乗ってカイナシティまで行っちゃった みたいなんだ・・・」 「何て野郎だ!許せねぇな!」 「全くだ。」 ジャイアンとドラえもんが怒った。 「それで・・・僕、カイナシティまで行けなくなっちゃったんだ・・・ ところで君達、どうやってここまで来たんだい?」 「かいパンやろうのモグルさんっていう親切な人にここまで 連れて来てもらったんだ。明後日またここに来るらしいから そのときカイナシティまで連れてってもらうことができるよ。」 「そっか、良かった・・・」 「ねぇ、その事なんだけど私1つ気になることがあるの。」 「気になる事って何、しずかちゃん?」 ドラえもんがしずかに聞く。 「さっきのかいパンやろうのモグルさんって人、 ポケットモンスターダイヤモンドパールに出てくるトレーナーよね?」 「そうだったっけか?」 「うん。確か220ばんすいどうで戦うことのできるトレーナーだよ。」 「お前ら、何でそんなことまで覚えてるんだよ・・・」 ジャイアンが呆れたような目でしずかと出木杉の事を見る。 「それで私の気になる事は何かっていうと、この世界は ポケットモンスターエメラルドの世界のはずなのに、 実際のゲームにはいないトレーナーがたくさん出てるのよ。 さっきのモグルさんの他にもトウカの森ではだいおうのデデデとか、 けいかんのりょうつとかいう人達がいたわ。」 「俺も変なトレーナーに会ったぞ。確かたんていのコナンとか、 おぼっちゃまのはなわとか・・・」 「そういえば僕達もさけずきのヒロシとかあしがくさいひろしとかいう 人達にあったなぁ・・・それに102番道路で野生のグラエナにも 出会ったよ。」 「そういえば僕も・・・僕のポケモン達を見てくれ。」 出木杉はモンスターボールからポケモンを取り出す。 「うわぁ・・・出木杉のポケモン達、みんな強そうだねぇ・・・」 のび助は感心するがドラえもんは驚いた。 「ヌマクローとゴルバットは分かるけど、何でエルレイドや ハガネールが手持ちにいるの?」 「そこが問題なんだ。実は・・・」 出木杉はいしのどうくつでダイゴと出会い、 野生のハガネールが現れたことや、ダイゴがホウエン地方には ない道具を持っていたことを話した。 「マジかよ・・・」 その話を聞いてジャイアン達は驚いた。 「つまりこの世界は必ずしもゲームには忠実ではないって ことなんだよ。」 「じゃあ何か!?ジムリーダーがレックウザを使ってきたり、 野生のミュウツーが現れたりすることもあるっていう事かよ!?」 「まぁ・・・可能性はなくもないね。それでドラえもん、 一体何が原因でこういうことが起こってるんだろう?」 出木杉はドラえもんに聞く。 「分からない・・・でも僕、何か大事なことを忘れてる気が するんだ・・・」 「おい!大事な事って何だよ!」 ジャイアンがドラえもんを怒鳴る。 「それが思い出せないから困ってるんだよ!」 「じゃあ早くそれを思い出せよ!」 ジャイアンとドラえもんが口論になるが、それをのび助が 止める。 「2人とも、やめなよ。喧嘩したってしょうがないよ。それより今は ムロジムに挑戦することを考えようよ。」 ドラえもんとジャイアンが納得する。 「それもそうだね。」 「そうだな。ここで喧嘩しててもしょうがないよな。 じゃあみんな、ムロジムに挑戦しようぜ!」 「おお!」 色々と不安が残るがとりあえず彼らは先に進むことにした。 のび助 ジュプトル♀LV20(はたく、種マシンガン、吸い取る、電光石火) ドクケイル♂LV18(体当たり、守る、毒針、念力) ココドラ♂LV11(体当たり、固くなる、泥かけ、頭突き) ドラえもん サンド♂LV20(乱れひっかき、スピードスター、砂かけ、毒針) グラエナ♀LV18(体当たり、遠吠え、砂かけ、噛み付く) イシツブテ♂LV10(体当たり、丸くなる、泥遊び、ロックカット) しずか ワカシャモ♂LV23(ひっかく、火の粉、二度蹴り、きあいだめ) キャモメ♀LV19(水の波動、水鉄砲、超音波、翼で打つ) ヤミラミ♀LV10(にらみつける、ひっかく、みやぶる、ナイトヘッド) ジャイアン ドガース♂LV20(自爆、体当たり、スモッグ、ダメ押し) マリルリ♂LV19(体当たり、丸くなる、水鉄砲、転がる) マクノシタ♂LV10(体当たり、砂かけ、突っ張り、当て身投げ) 出木杉 ヌマクロー♂LV25(泥爆弾、泥かけ、水鉄砲、マッドショット) エルレイド♂LV25(念力、剣の舞、インファイト、切り裂く) ゴルバット♀LV22(翼で打つ、怪しい光、噛み付く、鋼の翼) ハガネール♂LV30(岩石封じ、砂嵐、ロックカット、叩きつける) 次へ
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ドラえもん のび太の恐竜のオープニング ドラえもんのび太の恐竜 骨川家。 スネ夫「ざっと1億年も昔の白亜紀と呼ばれる時代。地球上は爬虫類の天下だった…… 中でも王者と呼ぶに相応しいのが、このティラノザウルスさ!」 3人「へぇーっ……」 のび太「これが、恐竜のかけら? これ本物!?」 スネ夫「もちろんさ! ユタ州の恐竜公園で発見されたものだ。パパのアメリカ土産なのさ!」 3人「へぇーっ!」 のび太「もっとよく見せて」 ジャイアン「あ、ちょっと」 のび太「わっ!」 ジャイアン「ふーん。これが何億年か前には生きて動いてたっちゅうわけか……」 のび太「ねぇ、僕にも見せてよ……」 ジャイアン「ほら、しずかちゃんもよく見てみな」 しずか「こうしてじーっと見てると、その時代が目に見えてくるような気がするわ。うっそうとしげったシダのジャングルを小山のような恐竜が……」 のび太「ねぇ、もういいだろう? 早く見せてよ……」 スネ夫「はいはい、おしまい! しまっとこう。壊されると困るからな……」 のび太「ああっ……」 玄関前。 しずか「スネ夫君、貴重な物ありがとう」 スネ夫「また見たくなったらどうぞ......」 のび太「何だい! 爪の化石ぐらいで威張るな!」 3人「ええっ!?」 のび太「僕はここで宣言する。爪だけじゃなく、恐竜のまるごとの化石を発掘してみせる! (しまった。また余計なことを言っちゃった!)」 ジャイアン「何だ! またデタラメかよ!!」 のび太「ウソじゃない! ウソだったら鼻でスパゲティを食ってみせる!!」 3人「えっ!?」 のび太(まずい。苦し紛れに出任せを言うのが僕の悪い癖だ......) 3人「わははは!」 のび太(こうなったら、意地でも恐竜の化石を見つけなくちゃ。しかも、丸ごとだ!)
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前へ ニビシティ 「ドラえもん、スネオ、しずか、出木杉か」 夕方5時、ニビシティについたのび太は、まずポケモンセンターの名簿を確認した。 『ジャイアンがいないな。あの性格だと何も考えずに突撃しそうなのに』 まあ、そんなのどうでもいいか。 『結局最後まで勝ち残った奴が勝つんだから』 スネオと違いちゃんとルールを覚えていたのび太。 いろいろな意味で成長の色が見られる。 そうして回復したポケモンを受け取り、のび太はニビジムに向かった。 タケシ認定トレーナー スネオ 出木杉 しずか ドラえもん 「あれ?この順番ポケモンセンターとは違うな。 確かポケモンセンターの名簿の順番は・・・・・・」 「そこの少年!さっさと来い!」 ぶつぶつと独り言をしゃべっているとタケシから激が飛んだ。 タケシの怒声を聞くと、のび太は急いでタケシの下に走った。 ニビジムでの戦いは接線だった。 ヒトカゲの煙幕で相手をかく乱して、隙を着いてメタルクロ―で攻撃。 ヒトカゲが倒れた後、何とかピカチュウの電光石火で止めを刺しきったのだった。 「やるな少年。グレーバッジをやろう」 タケシからグレーバッジを受け取り、のび太はポケモンセンターに向かった。 ポケモンセンターに戻ったのび太が目にしたのは、両手をお腹のポケットに入れた 親友の姿だった。 「ドラえもん!会いたかったよ」 「のび太君!今まで大丈夫だった?」 ドラえもんが会うなり心配の声をかけるのでのび太はムッとした。 「ドラえもん。僕だって、いつまでも子供じゃないよ大丈夫さ」 「そうかあ、成長したんだねえ」 ドラえもんが珍しくのび太を誉めた。 それだけでのび太は満足だった。 僕はドラえもんと今までにあった事を話した。 出木杉に負けた事。 ポケモンゲットをしたこと。 ジムをクリアしたこと。 全部自分の手でやりきったということ。 ドラえもんは全部聞いてくれていた。 「一人で旅するのもいいけど僕は皆で旅するほうがいいかな」 「そうだねえ、やっぱり。皆でワイワイ言ったりして旅するのも楽しいと思うよ」 ドラえもんは僕に同意してくれた。 「でもね、僕は嬉しいよ。のび太君が一人でここまで来てくれたことを」 ドラえもんと話すとのび太は元気が出てきた。 「聞いてくれてありがとうねドラえもん!」 ドラえもんはその様子を見ると安心したように笑い、僕にある提案をした。 「どうだい?のび太君。僕とおつきみやまを越えるまで一緒に行かない? 皆じゃなくて、僕だけだけどね」 のび太にとって、これはとても嬉しい提案だ。 「うん、ありがとう!僕にとっても嬉しいよ!よろしくね!ドラえもん!」 一瞬ドラえもんが残念そうな顔を見せたような気がしたが、 ドラえもんは両手の片方をポケットから出し握手を求めた。 僕が手を出した丁度その時だった。 『ドォォォォーーーン!!!!』と言う爆発音が鳴ったのは。 「大変だーー!謎の集団がおつきみやまを占拠した!」 「「なんだって!?」」 それを聞いたのび太とドラえもんが驚きの声をあげた。 『どういうことだ?こんなイベントはなかったはず』 ドラえもんは何か嫌な予感を感じているみたいだ。 「のび太君!僕は家に帰れるか見てくる!君は皆にポケモン図鑑で連絡してくれ!」 ドラえもんが焦っている。 「ええ!どういうこと!」 だが僕は冷静に判断できない。 「緊急事態なんだ!早く!」 ドラえもんがそう言い放って駆け出した。 ポケモンセンターの扉を開けてドラえもんが出て行くと、 すぐにジャイアンが入ってきた。 「ジャイアン!」 僕が助けを求めるような声で叫ぶ。 「おう!のび太じゃねえか。何を慌ててるんだ?」 気の抜けた声で返事をするジャイアンに、僕がイラっとしながら状況を伝える。 「そんなことよりポケモン図鑑で皆にここに集まるように連絡するのを手伝ってよ!」 僕の様子にジャイアンも異常事態があることを察した。 「わかった!俺はどうすればいいんだ!?」 ようやく異常事態を理解したジャイアンが僕に聞く。 「しずかちゃんにはもう僕から連絡したからスネオに連絡して! 僕は出木杉に連絡するから!」 僕はそういうと、ポケモン図鑑に目を落とした。 「わかった!」 僕の返事を聞かずジャイアンもポケモン図鑑でスネオに連絡を取った。 まず最初にしずかちゃんが来た。 「のび太さん。どういうこと?」 「僕もわからないよ」 僕が率直な感想を述べる。 「俺たちも詳しいことはわかんねえんだ」 ジャイアンがそう言うと皆黙った。 「さっきの爆発音のことじゃないかな?」 「「「出木杉(さん)!スネオ(さん)!」」」 ドラえもん以外ここに全員が集まった。 「とりあえずさ、ここで集まってても意味がないよ。 一人がポケモンセンターに残っといて皆でレベルを上げとこうよ」 出木杉の提案に全員が同意した。 一時間ごとにポケモンセンターに残る人間を換えて、 全員が落ち着かぬ雰囲気でレベルを上げていた。 夜の10時、ドラえもんが帰ってきた。 全員をポケモンセンターに集める。 全員動揺しているようで、誰もドラえもんに話し掛けない。 張り詰めた空気を破ったのはスネオだった。 「どういうことなんだよ!ドラえもん!」 スネオが声を裏返し絶叫する。 「スネオさん落ち着いて。 ドラちゃんがイベントを変えただけかもし…」 「それはないよしずかちゃん」 しずかの言葉を出木杉が遮った。 「イベントを変えたなら、皆を呼び出さないよ。そうだろドラえもん?」 ドラえもんが頷く。 「さっき、僕はゲームプレイヤーを見てきたんだ。そしたら停止は無理だった。 多分誰かにハッキングされているんだ!」 「ハッキング?」 僕が間の抜けた声をあげる。 「簡単に言えば誰かにデータを奪われているんだよ」 「データを奪われるとどうなるんだ?」 ジャイアンが心配そうに聞く。 「僕がこの装置を制御しようとしても出来ない。だから終了も出来ないんだ」 「どういうことなんだよ!ドラえもん」 スネオも不安げだ。 「無理やり終了も出来ない。僕が確認できたのは、かなり改ざんされたイベントと 一つのデータだった」 「一つのデータ?」 恐る恐るしずかが聞いた。 「簡単だよ。『俺はチャンピオンとして君臨している。 その俺と四天王を含めた総当りで戦え』ってね」 ドラえもんがルールを説明する。 「そこで全員が勝ったら、僕たちは開放されるみたいだ」 そのルールに一同が唖然としていた。 また張り付めた空気が流れた。 そして僕が聞く。 誰も聞くことが出来なかったことを。 「一人でも負けたら?」 「その戦いで僕たちが負けたら、多分僕たちはここから帰ることが出来なくなる!」 ドラえもんがそう悔しそうに答えると、その場にいた全員糸が切れたように 泣き出した。 「ママぁぁー!!」「かあぁぁーちゃぁぁーん!!」 「ウワーーーン!!ママーー!!」「おか―さーん!!」 全員が口々に泣いている中、出木杉だけが泣くのをこらえていた。 そしてドラえもんに泣くことをこらえて聞いた。 「じゃあ勝てばいいんだよね?」 その問いにドラえもんが頷く。 「うんそうだよ。でも相手は多分未来犯罪者だ。僕の機械を ハッキングできるんだから。 僕たちに危険が及ばない可能性は無い。むしろ本気で僕たちを殺しに来るよ!」 「それでも勝てば現実に帰れるんだろ」 泣き止んだジャイアンが立ち上がって叫んだ。 「やってやろうじゃんか!俺様に喧嘩を売ったこと後悔させてやる!」 ジャイアンの一言に皆が立ち上がった。 「そうだね!皆の力を合わせて絶対勝とうよ!」 「私達はいつも色々な危機を乗り越えてきたわ!今回もきっと大丈夫よ!」 「うん!僕たちは負けないよ!ねえドラえもん!」 スネオ、しずか、のび太の順で勇気ある言葉が続いていた。 ドラえもんは皆が戦う決意をしたことに驚いていたようだった。 僕たちの決意を聞いたドラえもんの眼から涙が溢れた。 『多分諦めてたんだろうな。自分の力が負けたから』 ドラえもんは自分から溢れ出る涙を拭いて僕からの問いに答えた。 「そうだ!僕たちは負けない!自分達の世界に帰るんだ!」 ドラえもんの叫びに全員が頷いた。 「じゃあ作戦を決めようよ!おつきみやま奪還だ!」 皆の意思を確認して僕たちは全員で作戦を練り始めた。 現在の状況 ドラえもん ニビシティ ガーディLV17 コイキングLV14 のび太 ニビシティ リザードLV16 ピカチュウLV12 しずか ニビシティ フシギソウLV17 ニドラン♀LV13 スネオ ニビシティ ズバットLV17 ニドラン♂LV13 ジャイアン ニビシティ ワンリキーLV18 出木杉 ニビシティ カメールLV16 ポッポLV13 午後11時24分 ニビシティ ポケモンセンター 「まずは手持ちの確認だ」 出木杉がそう言うと全員がポケモン図鑑を出した。 「ドラえもんがガーディとコイキング。のび太君がリザードとピカチュウ。 しずかちゃんがフシギソウとニドラン♀。スネオ君がズバットとニドラン♂。 タケシ君がワンリキー一匹。僕がカメールとポッポだな。」 「ねえ、これで何を決めるの?」 のびたが疑問を言うと出木杉が答える。 「チーム分けさ。これからはどんなときでも絶対二人一組で行動するんだ」 「そうか! これで危険が減るって事か」 「そう言うこと。でメンバーは・・・」 「とりあえずドラちゃんとタケシさんは組まないべきじゃないかしら? 二人とも戦えるポケモンが実質一体ずつしかいないし」 「そうだね。僕とジャイアンは組まないほうがいいな」 「レベル的に分けるなら、僕かしずかちゃんとジャイアン。 余ったほうとドラえもん。で出木杉とのび太だよな」 「じゃあそれでいいじゃねえか! さっさと行こうぜ!」 「焦るなジャイアン! イベントが変わってるんだから、 敵の強さも変わってると見たほうがいいよ」 いつもと違うドラえもんの真剣な口調に、ジャイアンは 「そうか。すまねえ」と素直に謝った。 「それだったらさあ、最強のスネオとしずかちゃんで組ませて 僕たちがサポートすればいいんじゃない?」 のび太がそう言うと皆が驚いた顔をしてのび太を見た。 「そうか。それでいこう! のび太君いいアイデアだよ!」 「えっ、そう?」 のび太は照れながら笑う。 「それだったら、一応2体いる僕がのび太君と組んだほうがいいな」 ドラえもんがそういうと、出木杉が 「そうだね。僕とタケシ君が組もう。皆それでいい?」 「ああ!」「うん!」「ええ!」「OK!」「よっしゃ!」 チーム分けが終わった。 「次はアイテムだね」 ドラえもんがそう言うと所持金とアイテムを全部出す。 他の皆もそれに習うように全員が出す。 「この前はおつきみやまのポケモンセンターは使えたんだ。 今はどうなってるかわからないけど」 「今は使えない可能性もあるって事か」 ジャイアンが息を飲む。 「期待しちゃいけないって事はここでアイテムを買っていく しかないって事だろ」 スネオがすねた口調で言う。 「でもPPのほうが・・・」 しずかがそう言うと皆黙ってしまった。 PP回復アイテムは零。 つまりポケモンセンターが使えなければニビシティまで戻ることになる。 そんなことをしている暇をくれるとは到底思えない。 「そんなもの気合でどうにかできるぜ!」 「無理だよ、タケシ君! とてもじゃないけどPPが持たないよ」 全員が諦めかけてたその時スネオが出木杉の言葉に引っかかった。 『何だ?今、何か気になる言葉が』 閃いた。 「皆、タケシだよ!」 スネオを全員が心配そうな目で見ている。 「あのねえ、スネオさん。今は冗談を聞いてる場合じゃないのよ」 「スネオ君、タケシ君が何人いたってPP回復アイテムは 作ってなんかくれないよ」 出木杉としずかは気がついていない。 ニビシティにもう一人タケシがいることを。 スネオはタケシと約束をしていた。 『困ったときは力になるよ』と。 スネオがタケシをポケモンセンターに連れて来た。 出木杉としずかは気がついた、ここにタケシが二人いたことを。 「君たち、おつきみやまに行く気なのか? 危険だ、止めなさい!」 「僕たちはどうしても行かなくちゃいけないんですタケシさん! だからお願いだ、僕たちに協力してください!」 「「「「「お願いします!」」」」」 タケシは少し考え込むそぶりを見せたが、彼らはどうやら本気の目だ。 自分が止めても行くだろう、確実に。 「しょうがないな。少年との約束もあるし引き受けるよ」 そういうとタケシは協力を引き受け、要求を聞いた。 「で、俺に何をして欲しいんだ?」 「PP回復アイテムを持っていたら少し分けてください」 「それだけでいいのか?」 「ええ。これは僕たちの問題です。僕たちで解決します」 「そうか」 タケシがそう言ってポケモンセンターに避難していた フレンドリィショップの店長に話し掛ける。 「店長」 「な、何だね? タケシ君」 「回復アイテムを用意してください。彼らが おつきみやまの騒動を止めに行くそうです」 「彼らが? まだ子供じゃないか!」 「俺はこの町を守るからここを出られません。 でも彼らは元をつぶしに言ってくれるというんです。 店長協力してください。お願いします」 タケシが深々と頭を下げる。 「わかったよ、タケシ君。おい、そこの君たち! なにが欲しいんだ!」 店長が遠くで話を聞いていたドラえもんたちを呼んだ。 午後11時42分 ニビシティ フレンドリィショップ ドラえもんたちがフレンドリィショップに招待されると、店長が明りを灯した。 「さあ持っていってくれ」 そこには色々なアイテムがおかれていた。 「あの代金は?」 遠慮がちにしずかが聞くと 「ああ、そんなもんいらんよ。君たちが変な奴等を追い払ってくれるんだろう? そいつ等がいなくならなければ、客がこないからな」 「じゃあ全部貰っていいか!」 ジャイアンが大声で言う。 「少しは遠慮しようよ、ジャイアン。ただで良いって言ってくれてるんだからさ」 スネオがジャイアンを諭している間 「全くジャイアンめ、少しは遠慮しろよ!」 「ドラえもん、そんなに怒らないでとりあえずこっちのアイテムを持ってよ」 「PP系は各自種類別のを1個ずつで良いかな?」 「ええそれくらいで問題ないと思うわ」 「いい傷薬がここにあるとはショップも変えられてるね」 「とりあえずいい傷薬は一人5個、傷薬は10個でいいんじゃないかしら」 「しずかちゃんに賛成!」 のびたが大声で叫ぶとアイテムの整理が一段落した。 「次は状態異常回復アイテムね」 「多分相手はロケット団だよね?」 「まず間違いないだろうね」 「タケシさんが言ってたことによると、あっちのポケモンセンターも 占拠されてるんだっけ?」 「言ってたね。ポケモンセンターの開放は僕とのび太君で引き受けて、 他はおつきみやま突入」 「相手が使うとしたら基本は毒よね」 「毒消しは一人5個、麻痺治し3個、火傷治し3個、 氷はないと思うから後は何でも治しが6個あるから一人一つずつ 持っていこう」 回復アイテム選びが終了した。 タケシがフレンドリィショップに入って来た。 「おーい。君たち」 そう声をかけられてやっと気付いた皆さん。 『気付いてやれよ』 店長は心の中で思っていた。 「タケシさん。何かあったんですか?」 「問題は何も起きてないよ」 『じゃあ何で君は来たのよ』 店長は心の中で聞いた。 「君たちにプレゼントをあげに来たんだ、それ!」 そう言って全員に放り投げた。 「これは・・・タイプ技強化アイテム!」 「何でこんなものをタケシさんが?」 しずかが疑問に思う。 「こう見えてもジムリーダーだ。アイテムは色々ある。 だが基本的にジムリーダーがアイテムを渡すのは禁止なんだ。 だけど今回は事態が事態だからな。君たちの無事を祈ってこれを託す。 何、君たちなら悪用しないだろう。スネオ君のようにね」 そう言ってタケシは自分の仕事があるといって去っていった。 『さすがタケシ君。ジムリーダーに選ばれる素質だね!』 店長が心の中で褒め称える。 「でもさあ」 「どうしたのドラえもん?」 「僕だけ気合の鉢巻なんだよね」 「なかったんじゃない? 木炭は一個しか」 「やっぱりそうかなあ」 ドラえもんが首をかしげていると 『ドォォォォォォーーーーーーーン!!!!』 本日2回目の爆発音が鳴った。 午前0時 ニビシティ3番道路前広場 「君たち!」 「タケシさん、何があったんですか!?」 「今3番道路から敵が入ってきた! どうやら博物館に一部敵がいった みたいなんだ! そっちのメンバーで手が開いてたらそっちに向かってくれないか!? 俺は3番道路を抑えるのに手一杯だ!」 「ドラえもん! 僕たちが行くよ!」 「俺様達に任せとけ!」 ドラえもんは考え込み、判断を下す。 「わかった、そっちは頼むよ」 「死ぬんじゃないぞ二人とも!」 「二人とも無事でね」 「僕たちはおつきみやまに向かうよ」 「俺様達が負けるかよ!」 「僕もついてるから大丈夫! 安心して行ってくれ」 そう言うと出木杉とジャイアンは博物館に向かって走っていった。 「僕たちも行こう!」 「頼んだぞ、君たち」 僕たちは飛び出した3番道路へ。 午前1時12分 お月見山ポケモンセンター前 「ここで僕たちもお別れだね」 「負けるなよ、スネオ。しずかちゃん」 「僕がやられると思うのかい? 安心しろ!」 「私たちも行ってくるわ。二人とも死なないでね!」 「うん。また皆で会おう!」 全チームが分かれた。 長い夜が始まる。 現在の状況 ドラえもん お月見山前ポケモンセンター ガーディLV21(気) コイキングLV19(学) のび太 お月見山前ポケモンセンター リザードLV20(木) ピカチュウLV19 しずか お月見山 フシギソウLV24(種) ニドリーナLV20 スネオ お月見山 ゴルバットLV24(毒) ニドリーノLV20 ジャイアン ニビシティ化石博物館 ワンリキーLV27(黒) 出木杉 ニビシティ化石博物館 カメールLV23(雫) ポッポLV22 次へ
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第四話「DORAの奇妙な冒険~満喫でJOJOを一気読みしました」 「なんてろくでもないサブタイだ!それはともかくのび太くん、大丈夫!?」 ぶっ飛ばされたのび太の元に駆け寄り、心配そうに声をかけるドラえもん。 「だ、大丈夫…だけど、ドラえもん。あの子たち、本気でぼくたちを殺す気だよ。見てよ、あの目を…養豚場の豚でも 見るかのように冷たい目…残酷な目だよ。『可哀想だけど明日の朝にはお肉屋に並ぶ運命なのね』ってかんじの!」 「そりゃいい例えだね」 ティスはのび太を見下ろし、嘲笑う。 「まあともかくね…ギガゾンビ様に逆らうってのはあたいたちとしては<メチャ許せんよなぁぁ!>ってわけなのさ。 さっきも言った通り、あんたたちには気の毒だけど、死んでもらうよ」 ティスとデスピニス、そしてラリアー。彼らは三者三様の威圧感を持って、のび太の前に立ちはだかった。 「ううっ…凄い殺気だ!まるでケツの穴にツララを突っ込まれた気分だ…」 少々お下品な例えでびびるのび太。 「今!ためらいもなくあんたを惨殺処刑したげるよ!」 「―――待て!」 だがのび太とティスたちの間に、割って入る者たちがいた。アジャセ率いる鬼族の面々だ。 「事情はよく分からないが…彼らは先ほど我々を救ってくれた者たちだ。その敵だというのならば…我ら鬼族一同、 容赦せん!」 「あ、アジャセさん…かっこいい…!」 先ほど出会ったばかりの自分たちのためにここまで言ってくれるアジャセに感激するドラえもんだった。 「よっ大統領!つーわけで、後はお願いしますということで…」 そして混ぜっ返すのび太。既にこの場を鬼の皆さんに任せる気満々だ。実に他力本願である。 「はっ…まあいいや。どの道ギガゾンビ様に逆らう奴らは全滅させる予定なんだからね。順番が変わろうが、大した 問題じゃないよ」 「…私たちは、ギガゾンビ様の敵を排除するだけです」 「申し訳ありませんが―――皆さん、死んでいただきます」 ジリジリと近づく三人。対するのび太たちは彼らを迎え撃つため、全身に緊張感を漲らせる。 「お待ち下さい!」 いきなり四人の鬼が飛び出してきた。ビックリする一同の前で、彼らは言い放った。 「私は銀の鬼!」 「金の鬼!」 「パールの鬼!」 「そして金銀パールプレゼントの鬼!」 「ファミコン版初代桃伝かよ!」 のび太は分かり辛いツッコミをかました。だがそれに構わず銀の鬼がまず口を開く。 「皆様方が出るまでもありません!ここは私たちにお任せを!」 どう考えてもお任せできないセリフを吐いた!そして金の鬼! 「敵はたかだか子供が三人!心配はいりませぬ!」 相手を過小評価し始めた!さらにパールの鬼! 「ここらでお遊びはいいかげんにしろってとこを見せてやりましょうぞ!」 某バトル漫画十八巻で雑魚と相打ちになった時のあの男と同じセリフをかましやがった! そして最後、金銀パールプレゼントの鬼! 「長年鍛えた私のムエタイ、存分に味わいなさい!」 つーかこの世界にもあるのかよ、ムエタイ! ―――とにかく、この四人の役割を端的に表すならばこうである。ではスピードワゴンさん、お願いします。 , -──- 、 / \ / ∨ト、 こいつらはくせえッー! レ ノ レ ⌒ヽ カマセのにおいが ヽ-───i===i─-}ァ ノ プンプンするぜッ─────ッ!! 、` ー-===-゚---゚==‐ / 、`¨フ>; ニニゞ,;アニニY´; ) こんなカマセには出会ったことが _、;;)¨´,ニ=゚= " ,.ヘ=゚ く {ッリ ねえほどなァ────ッ i1(リ r; ドヽ K ヾ=、 に二ニヽ `|; ) 環境でカマセになっただと? _,ノ| i. {⌒゙ ^ヽ.{ i;; ヽ ちがうねッ!! _,ノ!i ヽ、 ヾ二ニソ , ;;; ;;冫= 、 _;(|.!. \ ‐っ /!;;; ;;/ 、 "\__ こいつらは生まれついてのカマセだッ! ト、\. ,ゝ、.二..イリ\ / ー1\ ニゝヽ_ ヽ `ニア ,. -┴‐‐ ー- l =ゞ=ソ」=ヽ ティス、デスピニス、ラリアー \ ニ=ト、.i___`ー-┴-、ノ . l __l ,ニト、くヽ l \ー ト __}/ト、゙ ー-‐| ,ニ|ゞ=ハ `¨´ー- 早えとこ ;ニ=ー ヾト、._  ̄ ノ| ヽ ニ._‐-ゞ= .ノ | カマセちまいな! \ ヽ  ̄ ̄ !  ̄ ̄ ―――つーわけで、二分後。 四人はティスたちにボコボコにされた。彼らは完膚なきまでにやられることにより、敵の強さを身を持って示してくれた のである。 「なっ何をするだぁーーーーーーッゆるさんッ!」 仲間を傷つけられ、怒りに燃えるアジャセだったが、微妙にセリフを間違っていた。 「ぴゅるるるるぅ!だが、奴らのあの力…!」 「ぐゎらりぐゎらり!決して侮れぬ…!」 冷や汗を流す一同。そして――― 「それじゃあ、雑魚を片したとこで、行くとするか―――野比のび太!あんたはあたいが相手してやるよ!」 ティスがのび太に向けて飛蹴りを放つ。咄嗟に迎え撃とうとしたのび太だったが、あるモノに目が釘付けになった。 彼女の服装は、ヒラヒラしたミニスカワンピースである。そんな格好で正面から飛蹴りを放てば――― 「うお、まぶしっ…ゲフッ!」 男の子のサガとして眩い物体(くまさんパンツ)に気を取られ、隙だらけで顔面に足裏を喰らった。 「はっ!そんなにあたいのパンツが魅力的だったかい?」 「うう…わ、我ながら面目ない…!」 本当になかった。 「のび太くん!…うわっ!」 助けに行こうとしたドラえもんだが、目の前を手刀が襲い、反射的に身をかわす。 「邪魔はさせません。野比のび太…彼のことも調べています。普段のダメっぷりとは裏腹に、土壇場で思いもよらない 底力を発揮するタイプ―――そういう手合いは、真っ先に消しておくべきですから」 デスピニスが手刀を振り下ろした態勢のまま、告げる。 「その間は、あなた方の相手は僕たちが務めましょう。残念ですがあなた方の助けがなければ、野比のび太が一対一で ティスに勝つことはまずありえませんから」 ラリアーもまた、冷酷な事実を語る。だがドラえもんは挫けずに言い返す。 「それなら―――さっさと君たち二人を倒して、のび太くんを助けにいくまでだ!」 そんなドラえもんの側に、風神と雷神、そしてアジャセが並び立つ。 「ぴゅるるるるぅ!ドラえもんとやら!」 「ぐゎらりぐゎらり!我らも助太刀いたそう!」 「こやつらの好きにさせるわけにはいかぬ!」 「そうですか―――では、まとめて相手をしてあげましょう!」 今、戦いの火蓋が切って落とされた―――! そして、のび太はというと――― 「う、うぐぐ…!」 ティスに羽交い絞めにされ、腕を捻り上げられていた。 「はん―――こんなあっさりあんたをぶっ潰せるとは思わなかったよ」 「く、くっそお…」 悔しそうに唸ってもどうにもならない。少女の細腕とは思えない力でのび太の身体は押さえ込まれていた。 「さて、野比のび太―――問題だよ。この状態から如何にして脱出するか?」 ティスはのび太の耳元で囁く。 「答え①ハンサムなのび太くんは突如反撃のアイデアが閃く。けどあんたハンサムじゃないね…。これは却下だ。 答え②仲間が来て助けてくれる。あんたが○をつけたいのはまあこれだろうけど、あんたの仲間はデスピニスとラリアー の相手で手一杯だから、これも却下。さっきデスピニスたちと戦いを始めた連中がこの数秒の間にここに都合よく現れて アメリカン・コミックヒーローのようにジャジャーンと登場して『待ってました!』と間一髪助けてくれるってわけには いかないよ。逆にあいつらも既に苦戦してるかもね」 「…くっ…!」 持ち前の他力本願精神により、答え②を痛切に願っていたのび太はその可能性が皆無であることを非常に論理的に説明 されて、グウの音も出なかった。 そして、残る答えは一つだけ――― 「最後に―――答え③助からない。現実は非情である―――ってね!」 そしてティスはのび太の腕を折ろうと、力を込めて――― 「…え?」 全く身体が動かせないことに気付いた。 「な…なんでさ!?」 自問しても答えは出ない―――だが、ティスの視界の隅。自分の影を見て、ティスはあることに気付いた。 影に、バラが刺さっている。まるで地面に縫い付けるかのように――― そしてどこからともなく声が響く。 <フフフフッ…いかがです?これぞ秘術<影縫い>…!> 「な…誰だ!こそこそ隠れてないで、出てきなよ!」 <フフフフッ…いいでしょう。私の美しき姿、お見せしましょう!> ティスとのび太の目の前で突如、どこからともなく現れたバラの花びらが舞い踊る。そして、それは次第に一人の男の 姿を為していった。 やがて現れた男に、のび太もティスも、一瞬にして目を釘付けにした。 「フフフフッ…ところでお嬢さん。先ほどの答え、四つ目が抜けていますよ」 その男は、一言で表すならばまさに<美>。頭部に二本の角を持つ異形でありながら、それ以外に言葉が見つからない。 緩やかにウェーブのかかった髪。切れ長の目。全てが完璧に整っている。 彼こそは、えんま王直属の配下の中でも別格の男。あの風神と雷神ですら、一対一では彼にはとても敵わないだろう。 「答え④―――強く賢く、そして―――美しき男が助けに来る!」 そう、まさしくアメリカン・コミックヒーローのようにジャジャーンと登場して『待ってました!』と間一髪のび太を助けてくれた その男は、まさに美の化身! 「私の名はあしゅら―――この世で最も美しき男、あしゅら!」 そして、全裸だった! 「「変態だーーーーーーーー!」」 のび太とティスが同時に叫ぶ。もはや敵も味方もなく、二人の心は一つとなった。 「む?この美しき私をつかまえて、変態とは失敬な!」 「やかましい!てめえ、なんで全裸なんだよ!?ちっきしょう、モロに見ちまったじゃないのさ…!」 「少しは隠そうとしてよ!」 二人から非難されても、男―――あしゅらは何処吹く風だった。 「これは異な事を…ちゃんと絹を身に付けているではありませんか」 そう言って首にかけた、ヒラヒラした細長い絹を指し示す。確かにそれによってギリギリやばい部分は隠れていたが、 それがなんだというのか。ちょっと動いたり、風が吹けば、まるで意味を成さない代物だ。 鬼族屈指の実力者、あしゅら。確かに彼は別格だった。主にダメな意味で。 「まあ、それはともかく、のび太さん…でしたか?今この私が助けてさしあげましょう」 「嫌だ!あんたに助けられるくらいなら、ぼくは死を選ぶ!」 「フフフフッ…遠慮なさらず!さあ、こっちへ!」 「やめろ!ぼくに触るな!やめてくれー!」 ―――十秒後、<やめてくれ>と十三回言ったところでのび太はティスの羽交い絞めからあしゅらの手によって助け 出された。だが精神に負った傷を考えれば、腕を折られていた方がマシだったかもしれない。 「汚された…変態に汚された…」 のび太はさめざめと泣きながら、泥水で口を拭っていた。それを見たあしゅらは怒りに燃えた。 「うぬぬぬっ…これは余程恐ろしい目に合わされたようですね…お嬢さん、許しませんよ!」 「てめえにだけはあたいをどうこう言う資格はねー!つーかてめえ、全く何の前振りも伏線もなく、いきなり出てきて 場を掻き乱してんじゃねー!」 「前振り?それならあったでしょう。前回に」 「あれのどこが前振りだよ!元野球選手がなぜかアメフト協会理事長になってるくらい唐突だよ!」 「フフフフッ…そういう各方面から批判を受けそうなセリフはほどほどにするとして―――そろそろ影縫いの術も効力 が切れる頃です。そろそろ戦闘開始といきましょうか?」 言われてティスは、自分を拘束する力が弱まっていることに気付いた。試しにちょっと気合を入れると、呆気なくバラ は粉々になり、身体に自由が戻る。 「はん…動けるようになりゃこっちのもんだ。あんたの自慢のお顔を、素敵に整形してやるよ」 腕をほぐしながら、ティスはじりじりとあしゅらに近づく。対してあしゅらは、妖艶な笑みを浮かべた。 「フフフフッ…昔の偉人は言っていました。<戦いは顔で決まる>と。あなたも中々美しい顔ではありますが――― 残念ながら、私の美しさには勝てない!」 ティスはそれには答えず、一気にあしゅらの元へ飛び掛った。隙だらけに見えるその姿に向けて、拳を繰り出す。 ―――だがそれはあしゅらの罠だった! 「むぐっ…!?」 ティスは再び動けなくされているのに気付いた。またもあの<影縫い>とかいう術か―――!?いや、違う。ティスの 身体には無数のバラの蔓が巻きついていたのだ。 「フフフフッ…バラを使わせたら私の右に出るものはいませんよ。これくらいは軽いものです」 「ち…ちくしょう!」 「精々暴れてください。あなたは私の強さを見せ付けるために攻撃してきたんですからね」 「悔しいっ…こんなバラさえなければっ…」 ビクビクッ!と身を震わせて呻くティス。 「よかったではないですか、バラのせいにできて!」 「んんんんんんんっ!」 「フフフフッ…他のお二人も呼んできなさい。まとめて倒してさしあげましょう!」 下卑た笑みを浮かべるあしゅら。ああ、このままティスはクリ○ゾンな展開でヤられてしまうのか!? 「いー加減にしなさい」 「ぐふっ!?」 あしゅらは背後からのび太の蹴りを喰らい、地面に顔面から突っ伏した。しかして流石というべきか、すぐさま立ち 上がってのび太に抗議する。 「ななな、何をなさりまするかっ!この美しき私に何たる無礼なっ!」 「いや…あんたの方が少女を手篭めにしようとする悪党に見えたから、つい…」 「何ですと!?侵略者を倒さんと華麗に戦う私をなんと心得ておるのです!」 「黙れ変態」 ピシャリと反論を遮った。 「とにもかくにも服を着ろ!どこぞの蝶々仮面だってそこまで突き抜けた格好はしてないよ!」 「服…ですと?」 あしゅらは眼尻を持ち上げた。 「フフフフッ…愚問ですね。この私のっ!」 ズバッ!とかっこよくポーズを決めるあしゅら! 「美しき肉体っ!」 更にポーズ! 「服など着て隠す方が美への冒涜っ!」 ババーーン!と後光が射すほどの勢いでポーズ! 「…………おんみょうだんをくらえー」 のび太はGUN鬼の銃を構え、陰陽弾を弾切れになるまで撃った。 「うおおっ!?」 思いっきり上体を仰け反らせて(俗にマトリックス避けという)それをかわすあしゅらだった。 「ままま、またしても何をなさりまするかっ!はっ!まさか私のあまりの美しさに嫉妬して…」 「いや…急激にあんたに対する殺意がMAXを越えたからつい…もういいから、とりあえずこの場はすっこんでてよ! このままあんたを戦わせてたらこのSSが有害指定図書になっちゃうよ!」 もはや手遅れな気もしたが、のび太は言わずにはおれなかった。あしゅらものび太の意を汲んだようで、それ以上の 反論はしなかった。 「フフフフッ…そこまで言われてはいたし方ありませんね。では、私は一先ず休ませていただくとしましょう…おっと、 先ほどの戦いで私の美しい身体が埃塗れになってしまった…海の水で清めるとしますか」 あしゅらは絹をも脱ぎ捨てて全裸になると、何故か突如出現した海へとその身を晒した。ちなみに陽光によって大事な 部分は隠されていたので映像化の際も安心だ。 「フフフフッ…美しい…!私は何と美しいのか…!」 「……」 どう見ても変態ですありがとうございました。 もうツッコむことすらままならない。あしゅらさん、あんたはここに留まるような男じゃない。悪いことは言わないから ギリシャにあるという聖域で蜥蜴座の白銀聖闘士にでもなってこい。そしてペガサスにやられてこい。 「つーか、バラ使いなら魚の人ネタでいくべきだろ…常識的に考えて…」 あと、星矢ネタはインキ…いや、銀杏丸さんにお任せするべきだ。 「それはともかくさあ、野比のび太…」 バラから開放されたティスが起き上がりながら、のび太に声をかけた。 「ここは一旦協力して、あの変態を真っ先に消し去るってのはどうよ?」 「…却下だけど、正直頷きたい気分だよ…」 「そうかい…ま、いいや。じゃあ続きといくかい?」 「やっぱそうなるか…ならぼくも、本気でいくよ!」 のび太は奇妙な構えを取る。そして、叫んだ。 「奥義―――<賢者の舞>!」 そして、どこからともなく聞こえてくる軽快な音楽――― ♪チャッチャラッチャ~チャッチャラッチャ~チャッチャラッチャ~チャ~チャ~ジャンジャンジャジャン(イントロ)♪ そんな軽快な音楽と共に、のび太は拳銃をくるくる回し、不可思議な動きを始めた。 参考動画 ttp //www.youtube.com/watch?v=rpCL092EPSA はたから見るととんでもなく間抜けな光景ではあったが、のび太の顔は真剣そのものだ。その迫力に押され、ティスは 手出し出来ずにただただ固唾を飲んでそれを見守るばかりだった。 そしてのび太はティスに向けて一気に間合いを詰める! 「ガッダイ!テツジョウ!」 何の意味があるのかよく分からない掛け声と共に、のび太は銃で直接ティスを殴り飛ばした! 「うああっ!」 吹っ飛ぶティス。そのまま地面に叩きつけられるかと思ったが、そうはならなかった。彼女は固い地面ではなく、 誰かの腕によって受け止められていた。 「ティス…大丈夫?」 「ティス!」 「さ…サンキュー、デスピニス。ラリアー」 そう、向こうでドラえもんや鬼の軍勢と戦っていたはずの二人だった。 「こっちはこっちで、結構てこずってね…ここは一旦退いた方がいい」 「少々、甘く見ていました…準備不足が悔やまれます」 二人の意見に、ティスも少しだけ逡巡し、すぐに頷いた。 「残念ながら、今回は撤退した方がよさそうだね―――こいつらを侮っちゃいけないってことはよく分かった」 「なんだと!?逃げる気か!?」 「待て!逃がすもんか!」 その声に振り向くと、ドラえもんたちがこちらに向かって駆けてくるところだった。そして三人を鬼の軍勢で取り囲む。 もはやティスたちは袋の鼠もいいところだったが、その顔には焦りはない。 「おやおや、こーんな可愛らしいガキンチョ三人によってたかってご苦労なこったね」 「どう言われてもいいが―――ここは諦めて投降しろ。命まで奪う気はない」 アジャセが呼びかけるが、三人は答えない。そして、ラリアーが懐から何かを取り出す。 「ドラえもん、それに野比のび太―――あなたたちならこれが何か分かるでしょう?」 「!あれは―――!」 「そう…<こけおどし手投げ弾>ですよ!」 言うが早いか、それを地面に投げつける。強烈な閃光に、一瞬視界が奪われた。 「しまった…!」 視界が戻ると、既にティスたちは包囲網から抜け出していた。こうなっては、もはや追いかけることは難しいだろう。 彼女らの身体能力自体が半端ではない上に、他にも未来の道具を持っている可能性がある。逃げの一手を打たれれば、 為す術はない。 「くそっ…待て!」 「待てと言われて待つ奴はいないってね…ま、こっちよりはむしろ、えんま様の方を心配しなよ。なんせあっちにゃあ <とんでもねーの>が行ってるからね」 えんま様?誰のことだろう。のび太は思ったが、今は聞けるような状況ではないようだ。 「じゃーね、みなさん。また近いうちに会いにくるよ」 「それまで、どうかお元気で―――」 「さようなら…」 それだけ言い残し、彼らは立ち去っていった―――。 「さて―――アジャセさん、でしたっけ?あいつらは逃がしちゃったけど、ひとまず落ち着いたところで話を聞いても いいですか?」 そう言ったドラえもんにアジャセは屈みこみつつ頷いた(普通に立ってると目線が全く合わないからである)。 「ああ、答えられることなら何でも話そう」 「じゃあ、あの―――あしゅらって人、なんなんですか?」 これはのび太である。彼にとってはあの変態が一番気になるところだった。 「あしゅらか?彼がどうかしたのか?」 「その…助けてもらって感謝はしてるんですが…あまりにも危なすぎるというか、なんというか…」 「はて。そんなに問題のある男ではないと思うが。何しろ私がほんの子供だった頃からああだった」 「…………」 嫌すぎる話だった。もうこの話題には触れない方がよさそうだ。 「のび太くん、それよりもっと聞くべきことがあるでしょ?アジャセさん、ぼくを見て<青き神獣>って言ってた でしょ?あれは、どういう意味なんです?」 「青き神獣か…青き珍獣だったらピッタリだったのにね」 のび太が混ぜっ返すと、アジャセもプッと吹き出した。どうやら彼もそう思っていたらしい。 「すまない、失礼をした―――実はだ」 憮然としたドラえもんに、アジャセは平謝りして説明を始める。この世界を支えるかぐや姫の事、彼女が数日前に なした予言のこと、その予言の通りに現れた敵、そしてのび太とドラえもん――― 「かぐや姫様に、かつて鬼退治をした桃太郎さんか…どうやらこの世界、例えていうなら御伽噺の世界ってとこだね」 「それっぽいね…とにかく、話の流れからしてぼくたちがその予言の戦士ってことか。それと、あの三人が言ってた えんま様って、誰のことなんですか?」 「えんま王―――我が父である鬼族の王バサラの右腕。簡単に言えば鬼族の中でも現在第二位の権力者だ。風神に雷神、 そしてあしゅらは彼の直属の部下でもある」 「へえ…すごい人っぽいけど、なんか<とんでもねーの>が相手してるみたいな話でしたよ。大丈夫なのかな…」 「問題はなかろう。あの方の強さは風神と雷神、そしてあしゅらが束になっても敵わぬほどだからな。そうそう勝てる 相手などいるはずが…」 「―――アジャセ王子!」 会話を遮って金切り声が響いた。見るとそこでは一人の鬼が盛大に息をついている。何かを伝えるため、大急ぎでやって きた―――そんな有様の彼に、アジャセは訝しげに返事を返す。 「どうした!何事だ!?」 「そ…それが…えんま様が…えんま様が!」 ドラえもん、のび太、そしてアジャセは一斉に<!>な顔をした。丁度彼の話をしていたところに、どう見ても不吉な 報せを持ってきたとしか思えない様子の伝令。 「とにかく、こちらへ!」 言われるがままにそちらへ向かうと、そこには人だかり(鬼だかり?)ができていた。 「ぴゅるるるるぅ!えんま様、しっかりなさってください!」 「ぐゎらりぐゎらり!えんま様が…ばかな…!」 「うぬぬぬっ…一体誰がこのようなことを…!」 中心にいるのは風神雷神、それにあしゅら。三人は一人の大きな鬼に寄り添い、悲痛な声を漏らしていた。 「ドラえもん、ひょっとして、この人が…」 「うん、多分そうだよ。それっぽい格好だもの」 その鬼は、一般的にイメージされる<閻魔大王>そっくりそのままな姿だった。本来ならば威厳に満ちているであろう 厳めしい顔つきが、今は苦痛に喘いで痛ましい限りだ。 「そんな…えんま様!しっかりなさってください!」 アジャセが駆け寄ると、えんまはゆっくりと目を開き、自嘲を漏らす。 「ア…アジャセ王子。も…申し訳…ない…」 「な、何を…一体何があったのですか!」 えんまは息も絶え絶えに語り出した。 「<アヤカシ>とかいう化物どもを倒したまではよかったのですが…その直後に…恐ろしいまでに…強い…男が…まるで 女子のように美しい姿をしていたが…その中身は、まさに剣神というほかない。手も足も、出ませんでした…軍は全滅し、 わしもこのザマです…奴に、傷一つ付けられず…!」 ごくり、とのび太は唾を飲み込んだ。鬼の大軍、さらには鬼族の序列第二位、凄まじい力を持つというこのえんまが、何も できずに敗れ去るほどの相手。想像するだけで恐ろしい話だ。えんまは話を続ける。 「名は…錆白兵(さびはくへい)と名乗っておりました…!」 「錆…白兵…!」 この戦いを続ければいずれ出会うであろうその強敵の名を、のび太たちは胸に刻み込んだ。できればそんなおっかない 相手と顔を合わせたくはないが、そうも言ってられないだろう。 「そして奴は…何故かやたらと<拙者にときめいてもらうでござる!>と言っておりました…」 「…………」 出会うのが、もっと嫌になった。そんなセリフをやたらとかますような奴が、どう考えてもまともな人格とは思えない。そして えんまは動かなくなった。どうやら気絶したらしい。 「と、とにかくこの人の怪我をどうにかしなくちゃ…<治療灯>!」 ドラえもんは電気スタンドのような道具を取り出し、それで気絶したえんまを照らし出した。 「個人差もあるけど…安静にしてればこれで二、三日で回復するはずです」 「かたじけない…しかし、大変なことになってきたようだ」 「ええ。できるだけ早く、対策を練りたいところですね」 アジャセは顔を俯かせたが、すぐにドラえもんとのび太に向き直った。 「ひとまずは私の父に―――バサラ王に会ってほしい。話はそれからだ」