約 27,625 件
https://w.atwiki.jp/ggjam/pages/16.html
蔵土縁 紗夢(くらどべり じゃむ) 身長 163cm 体重 秘密アル 血液型 B型 出身地 中国 生年月日 2月8日 アイタイプ 茶色 趣味 料理、観察、研究 大切なもの 厨房、青春、美系男子、燃えにくい店 嫌いなもの 優柔不断な男、無知無学、足元を見る不動産 バトルスタイル 中国拳法 CV 松嵜麗 キャラクター設定概要 長いので収納 拳法の達人である料理人の中華娘。勝気で自己中で美形好きで金にがめついじゃじゃ馬。 片言の口調に「アル」「~ネ」「ヨロシ」「アイヤ~」と、日本人のイメージする変な中国人そのまま。 故郷・中国では料理人ならば誰もが憧れる名門として有名な「妃悠磨」と「華堅」という2つの料理店が 双璧をなしているが、相手に負けぬようにと掲げている謳い文句など理念に真っ向から疑問を呈し、 『誰もがおいしいという料理こそ本物の料理』である という自身の理念を証明すべく立ち上がり、自分の店を持つための資金確保として 賞金首のディズィーを狙っていたが、なんやかんやあり最終的にはは狂言で 『ディズィーは紗夢が粉々に吹き飛ばした』 ということになり賞金を入手。見事自分の店を手に入れる。 しかし、その後数週間もたたないうちに放火によって店を失う。 店自体は借金をして再建したものの、借金返済のために客引きの旅に出ることになった。 言動だけ見れば単なる我がまま娘だが、その実「超」がつく程の現実主義者。 我がままに見える言動の中にも、自分の理想や目標を達成するための努力や、深慮遠望を巡らせる一面をのぞかせる。 が、どうも最近は設定が投げ捨てられ気味な気がしないでもない REV2のエピソードではこの面が強調されたストーリーなので、一見の価値有り。 ゲーム内性能概要 己の肉体のみで戦うためリーチは全キャラ中ワーストに近い性質だが、 代わりに高い機動力、全体的に発生の速い各種通常技、強化可能な必殺技を絡めた高い火力と、 女性軽量キャラには珍しく、特殊な当身技である「祓斧」やその他の技で防御性能もなかなか。 Xrd以前の作品よりは火力や防御性能も調整されて少し落ち着いているが、方向性はそのまま。 REV2からは爆・砕神掌の調整もあり、朝凪を絡めた瞬間的な高火力を取り戻しつつある。 難点としては以下の要素を持つ。 短リーチや必殺技の性質上、相手の技もほぼ機能する位置にいるため常にミドルリスクも背負いがち。 FDに悩まされるのも日常茶飯事であり、連携やコンボには工夫やアドリブを要求されることが多い。 共通システムの恩恵もイマイチで、バクステはおろかRCの暗転や強制補正とも相性があまり良くないことが挙げられる。 肉弾戦しかできないため、詐欺飛びにすらリスクを負う読み合いを作られるブリッツシールドも案外苦手。 ・・・と理論上は弱みになる部分も多いが「格闘ゲームは人間がプレイするもの」であるため、 速さというのは圧倒的な武器であり、理論や数字なぞどうにでもできる強みと言える。 移動を伴う技やヒット時のインパクトが強い技も多く、相手の動揺や判断ミスを誘いやすい。 速さで翻弄するというよりは次の行動を特定させない攻めを展開してやろう。
https://w.atwiki.jp/p_ss/pages/2343.html
side-K ヤバい!!綾香様が私見たら有香さんだって思うに決まってるじゃん! そんなことにも気付かないなんて・・・ なんて1人であたふたしてたらさっきの貴族がやって来た。 その人は転がっていた鞠を拾い上げ、綾香様に声をかけた。 「すいません!大丈夫でしたか?」 「えっ、あぁ、私は平気です。でもこの人が・・・ あら?」 綾香様が貴族に気を取られてるスキに、私は大本さんを木陰に引きずり込んで、綾香様から身を隠した。 綾香様は急に大本さんが消えたことに動揺している。 「ちょっと、大本さん!!大丈夫!?」 「ん・・・ ぅあ 大丈夫で・・・ てあれ、かしゆか?」 「起きた! 大丈夫!? 記憶ちゃんと有る!?」 「あれ・・・ 綾香様は?てゆーかかしゆかに触られてる?」 「大本さんの腕輪使った。綾香様は大丈夫!今そこにいるから。速く行ってあげて!」 「あぁ、はい!じゃあまた後で。綾香様をお屋敷に連れて行きますので。」 「うん。後でね。」 大本さんは小走りで綾香様に駆け寄っていく。 その後ろ姿を見送っていると、私は急な目眩に襲われた。 近くの木の枝にしがみつこうとするけれど、手が透け始めていて木を通り抜けてしまった。 耳鳴りがする。頭痛がする。 「うぅっ・・・ あぁあ!!!」 ひときわ大きい痛みの波が来た瞬間、私の意識は飛んだ。 _________________ 「なんで来たの?」 広い庭園の大きな松の木の上に座った女性が言った。 逆光で顔はよく見えない。朗らかで明るい声をしているけれど、そのシルエットには一抹の寂しさみたいな物を感じた。 「もう一度話したかった。」 もう1人の女性はその木の下に腰掛けている。 顔は分からないけど、その声からはよく慣れ親しんだ感じを受けた。 彼女の声は優しかった。二人の間に流れている空気は一見穏やかな物なのに、なんだか切ない。 「そっか。」 二人はそれ以上何も言わなかった。 ただ、お互いの顔も見えない位置で、互いの存在を感じあってるだけのように見えた。 「・・・意外と切ないね。」 ___________________________________________ 次に私が意識を取り戻した時、私は学校の自分のロッカーの前に立っていた。 「ゆかちゃん?速く行こ?」 そこにいたのは、大本さんではなく、のっち。 あ、帰って来たんだ。てかさっきの夢はなに? 大本さん置いて来ちゃった。大丈夫かな? なんとなく腕に目をやると、やっぱりきちんとブレスレットの水晶は1つ減っていた。 あの世界に私が飛ぶのはなぜ? 気になることは尽きない。 つづく
https://w.atwiki.jp/monass/pages/4.html
https://w.atwiki.jp/tukinokaze/pages/199.html
⑦夢と現実の世界~第二十二話~ ドルフィン号前 ピ「ワーーーー!」 テ「わぁっ!」 間欠泉からオリマーとピクミンたちが帰ってきた。 オ「ふぅ。帰り着いたようだ。」 テ「オリマーさん!」 オ「おぉ。テルキ君。」 テ「地下に行ってたんですね!おかえりなさい!どうでした?」 オ「ああ。ただいま。色々とお宝を手に入れたよ。」 テ「そうですか。」 オ「そっちはどうだ?」 テ「何事もなくて暇でしたよ。。。」 オ「そ、そうか…。…まだ日没まで時間があるな。ピクミンを増やしてくる。」 テ「はい。」 そういうと、オリマーは近くにいるウジンコやペレットでピクミンを増やした。 そしてすぐに日没が訪れた。 オ「今日は疲れたな…」 テ「地下では何がいましたか?」 オ「ああ。あそこには、7階にボスのゴロムシがいたよ。」 テ「ゴロムシかぁ…会いたかったなぁ…」 オ「大変だったんだぞ;赤ピクミンを8匹も失ってしまったんだ。」 テ「でも、ゴロムシって壁にぶつければそれでいいんじゃ?」 オ「ああ。その戦法で戦っていた。だが、私が仕留めようとゲキカラスプレーを使ったら、やつは転がってこなくなったのだ。」 テ「えぇ!?」 オ「ピクミンがゲキカラスプレーを使うと強くなることを知っていたのだろう。」 テ「そ、そんなことが…」 オ「さらに、後ちょっとのところでやつは最後の力を使い、いつもより早く転がってきたのだ。」 テ「敵も進化してますね…」 オ「ああ。これから先、もっと賢くなった敵にあうかも知れん。」 テ「…でも、それでも探索を続けるんですよね?」 オ「もちろんだ。」 テ「それなら協力しますよ!」 オ「ありがとう。だが、君はまず手の怪我を治す事に専念してくれ。」 テ「はい;」 オ【私はあの賢いゴロムシがいた穴を、『進化の穴』と名づけた。ついでに、前に入った仲間を思うヘビガラスがいた穴は、『仲間の洞窟』と名づけた。】 オ「今日は、今回の探索の地域や穴、生物のデータを整理してみよう。」 テ「はい!」 地域 『出会いの谷(元、眠りの谷)』『機械の森』 地下 出会いの谷→『仲間の洞窟』 機械の森→『稼ぎの洞窟』、『進化の穴』 生物 アカチャッピー、アカコチャッピー、クマチャッピー、 ブタドックリ、ウジンコ♀♂、トビンコ、 ハリオムシ、トテツチホカシ、オオマンマン、 ペレット草、クイーンチャッピー、ヘビガラス、 ダイオウデメマダラ、ダマグモキャノン、ゴロムシ、 チビヘビガラス、ハルガネムシ、トンボロボ オ「こんな感じか。」 テ「あんまり生物とあってませんね。」 オ「そうだな。ショイグモや、エレキムシや、フタクチドックリにすらあってないな。」 テ「何ででしょうね?たまたまでしょうか?」 オ「うーむ…まぁ、そのうちあうことになるだろう。それより、今日はもう寝るか。」 テ「はい。」 残り52日 続く
https://w.atwiki.jp/toho/pages/1576.html
人形師の夢と目覚め 小序集「夢世界への招待」 サークル:幻奏 Number Track Name Arranger Original Works Original Tune Length 01 小序曲 ~ 開廷 ~ 真狭 東方妖々夢 人形裁判 ~ 人の形弄びし少女 [00 40] 02 ひらかれぬ心 真狭 東方怪綺談 プラスチックマインド [03 24] 03 ワラキアの夜 真狭 東方妖々夢 ブクレシュティの人形師 [01 00] 詳細 アリスとアリス音楽に焦点を絞ったアレンジアルバム集の味見版 博麗神社例大祭5(2008/05/25)にて無料頒布 レビュー 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/tukinokaze/pages/213.html
⑦夢と現実の世界~第二十八話~ 地下1階 ここの地下は、地面がタイルらしい。 テ「イモガエルとかいそうですね。」 オ「そうだな。」 初「水の近くデスカラネ。」 ル「…そこにいる」 オ&テ&初「え?」 ルーイが指差した所に、5匹のイモガエルがいた。 テ「多っ!!」 オ「テルキ君!ピクミンたちをつれて下がっていろ!ルーイ君!素手でいくぞ!」 テ&ル「はい!」 テルキとルーイは指示された通りに動いた。 そして、時間はかかったが、5匹のイモガエルを倒した。 オ「よし。お疲れ。ルーイ君。」 ル「はい…」 テ「オリマーさん。1匹のイモガエルから何かでてきましたよ。」 オ「ん?本当だ。お宝っぽいから回収するか。」 初「オォ!お宝お宝♪コレハ社長にいい報告ができそうデス!」 お宝は回収された。 初「このお宝ハ、500ポコ!名前は…『蒼い希望』」 (ええぇぇぇ!?ただの青いペンが500ポコ!?) オ「うむ。希望というのを変えたらどうだ?何か違和感が…」 初「アリマセンヨ。」 オ「私の方がセンスがあるというのに…」 テ&ル「いやー…」 オ「何か言ったかね?」 テ「別に?」 ル「…」 初「それじゃあドンドンお宝を集めてクダサイネ♪」 オ「…」(本当にここには変なのばっかり集まったものだ…) そして9階まで潜り、最終フロアとなった。 これまでにこの穴で集めたお宝↓ 『蒼い希望』500ポコ(青のペン)、『紅い情熱』500ポコ(赤のペン) 『翠の安らぎ』500ポコ(緑のペン)、『事切れた祈り』350ポコ(使えなくなったボールペン) 『色の箱』地下9階 テ「色の箱?」 オ「この洞窟は、色に関するお宝が沢山落ちているからな。」 ル「…微妙」 オ「ん?なんだねルーイ君?」 ル「…いえ」 初「オ、オリマーサン!」 オ「どうした?」 初「アレミテクダサイ!」 その先には、お腹を食い破られたかのような痕があるケメクジが倒れていた。 オ「ケメクジ!?いったいどうして…?」 初「…ブルブル」 ル「初号機…?」 初「ナンダカ、イママデニナイクライノ虫ガイル気ガシマス…」 オ「今までにないくらいの虫?」 テ「オリマーさん…僕もなんだか嫌な予感がします…」 オ「テルキ君も…?」(そういえば前もテルキ君が嫌な予感がすると言ったことがあったな…確かあれは…) (この嫌な予感は…この星にきてすぐにも感じた…この予感がしたのは…) テ&オ「!…『仲間の洞窟』だ!!」 (確かあの時、嫌な予感がした時に現れた生物は…) オ(ヘビガラス…?いや、実際次の階では嫌な予感はしていなさげだ…つまり…) (つまり僕の嫌な予感は…) テ&オ「ハルガネムシ!!」 ズズズズズズズ テルキとオリマーがその名前を口にした途端、地面からあの時の2倍ほどの大きさのハルガネムシが現れた。 オ「でかいな…『オオハルガネムシ』と名づけよう。」 テ「呑気に名前なんかつけてる場合ですか;」 初「マサカ、コイツガケメクジヲ…?」 オ「コイツなら食いかねないな…」 テ「あ、オリマーさん。そのことなんですけど」 オ「ん?」 テ「あの後ハリガネムシについて調べたのですが、実際ハリガネムシは、寄生した生物を食い尽くすことはないそうです。」 オ「…つまり?」 テ「つまり、ハリガネムシは水中に卵を産み、生まれた幼虫が、生物に寄生して、陸に上がったとしても、成虫になると、なんらかの方法で寄生した生物から逃げ出し、水場に向かって進みだすそうです。ということは、寄生したとしても、成虫になれば外へと出るし、寄生した生物には特に害はないそうです。」 オ「説明長いな…」 テ「まぁそれは仕方ないじゃないですか;」 オ「つまり、ヘビガラスの中にいたハルガネムシは、幼虫で、今ここにいるのが成虫と…?」 テ「もしかしたらそうかも知れません。あのハルガネムシも、成虫になればヘビガラスからでたんでしょうね。」 オ「だとしたら、そのままにしておけば、あのヘビガラスは助かったと…?」 テ「僕の世界ではそうなので、僕も先ほどまでそう思ってました。でも、今は考えが変わりました。」 オ「何故だ?」 テ「この星では、成虫になったハルガネムシは、寄生した生物のお腹を食い破るみたいですからね…」 オ「…結局一緒だったというわけか…」 ル「あー…」 初「ルーイさんドウシマシタ?」 ル「あれ…旨そう…」 テ&オ&初「え!!??」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 残り51日 続く
https://w.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/4127.html
あったかい。 痛い。 気持ちいい。 離れてく。 それは——。 気持ち悪い。 真っ先に感じたのは全身を包む湿り気だった。 胸が痛い。 心臓がその存在を誇示している。 脈打つそれは左の胸に、そんな当たり前を確認できるくらいに、早い。 そっと手を添える。 ……大丈夫、体の中で心臓が目立たなくなると、あたしはそう呟いて部屋を見渡した。 机の上の写真立て。見なくても目に浮かぶ、誰かさんの。 本棚。あー……、昨日の読みかけはどこにしまったかしら。 タンス。今日は学校だから、ちょっとくらいだらしない格好でも良いわよね。 枕元の携帯。あたしにしては可愛らしいハート型のストラップ。 雨音。不規則にゆったりと、大粒の雨が窓をノックしてるみたい。 あたし。 ……そう、何かとても酷い、でも悦ばしい夢を見ていたはず。 何だっけ、何だったのかしら。 「あぁ、もうっ!」 寝癖頭をかきむしる。思い出せないのが腹立たしいじゃないの。 例えそれが悪夢でも夢泥棒は許しがたいわ。警察につき出してやるっ! と、ファンシーに意気込んだところで何の解決にもならないのよ、分かってるわ。 だからといって。 「……ダメダメ、駄目よ、あたし」 知らず知らずの内に発信履歴の中からキョンの名前を探し出していた自分を抑える。 無理難題をあいつに押し付けて八つ当たっても、後で自己嫌悪に陥るだけなんだから。 溜め息を部屋に響かせて携帯を閉じて、それを脇において——。 「っ!?」 誰よっ、心臓止まるかと思ったじゃないのっ! だから電話はかける方がいいのよっ! 怒りまかせに手に取った携帯のディスプレイには「キョン」と表示されていた。 「あの、バカ……」 電話出たら早々に怒鳴る事になりそうね、これは。 あたしは息を深く吸ってから、 「……あれ?」 指が動かない。 「なんで」 指だけじゃない。全身が、それこそ金縛りにあったかのように。 「ちょっと、なによ」 怖い。 脳裏をよぎったのは、そんな一語。 違う、動かないのは恐怖のせいじゃない。 ……違う、……違わない、……理解できない。 そして沈黙が訪れた。 「……」 あたしは呆然としていた。 自然と体が震えて、ようやく自由を取り戻す。 ——今のはなに? 落ち着いて思い返すと、何てことはないだけに不可解な理由。 あたしはキョンの電話にただならぬ想いを勝手に抱いていた。 精神が極限まで張り詰めて、体もそれにつられちゃったみたい。あがってる、とかそういうの。 ……でも、それってものすごく、馬鹿馬鹿しくて、 「腹立つんだけど」 躊躇うほどの間を空けた再度の電話に自然体——要するに不機嫌——で出られたのは馬鹿馬鹿しさへの憤りのお陰ね。 「何よ」 『あー、……起こした、か?』 「さあね。自分で考えたら」 『すまん』 キョンはすんなり謝った。 「ふん。で、何のよう? 下らない事だ——」 『いや、大事な話だ』 あたしにみなまで言わせず、キョンは断言したけど途端に口を濁し、 『ただ、電話じゃ話しづらくてな。悪いとは思うが、今から学校来れるか?』 「いま?」 慌てて時計を探す。 「まだ五時じゃないの」 『……』 黙るな、何か言いなさいよ、そう思うあたしも口を閉じたまま。 張り付くような雨音はいつしか聞こえなくなっていた。 普段は意識なんかしない時計の針の音、それが大きく、ゆっくり耳に響く。時を刻むこと、ほんの十回ほど。 『待ってる』 「あ、こら! 待ちなさい、キョン! キョン!? ……切りやがったわね」 直ぐにかけ直したんだけど、 『……現在、電話に出ることが……』 「やってくれるじゃないの」 これで下らない用事だったら、人としての尊厳を最後の一欠片まで剥ぎ取ってやるわ。 小気味良い音をたてて携帯がたたまれる。 制服に身を包み、暴れている髪を急いで整え、鞄を手に取り、 書き置きを人気のない食事に残し、食パンを一枚台所から失敬して、あたしは家を飛び出した。 朝方の雨が水溜まりと、ウザったい空気を置き土産に残していた。 走っていると水溜まりに突っ込み、跳ねた水滴が足につく。追い討ちのように靴下が水を吸って張り付くあの不快感。 「あぁ、腹立つ。どいつもこいつもっ!」と、叫んで。 ピッチを上げる。緩んだ唇を結ぶ。空いた手を頭へ。一つにまとめたあたしの——。 「ふん、だ」 頭を左右に振る。雑念には消えて貰わなくちゃね。 「着いたわ」 自己最短記録を更新した自信と確信が全身に満ちてる。だって、普段はこんな急がないし。 ついでに。 遅刻する、とか言ってセコセコ走ってる奴見てるとイライラするのよね。 取っ捕まえて、説教したくなるわ。いっそ堂々と遅刻ぐらいしてみなさいってね。 まだ開いていない正門を当然のように乗り越え、ご丁寧に一つだけ鍵の掛かっていない扉を開けて下駄箱の前に立つ。 「あら」 開けると上靴の他に一つの箱と封筒が入っていた。 濃い赤色の、自分の握り拳より二周りほど大きくて、少しあったかい——人のぬくもりを思い浮かべて——箱。 それとキョンの手書きの封筒。中にはたったの一行。 『プレゼント』 何度も消した後が見えるのが、なんだか、嬉しくて。 でも。 と、心中でキョンに語りかけつつ、上履きを地面に放り投げる、気の抜けた着地音。 一体何のプレゼントなのかしらね、あたしの誕生日は今日じゃないわよ。 勘違いしてたら、表面は怒り、内面は凹みよ。 静かな校舎に足音が響く。まるで世界中にあたししかいないみたい、でもそれは錯覚。 あたしの手のうちの箱、それが、この校舎内のキョンの存在を証明することになる。 継ぎ目のない、形として完璧で、仕組みとしては不良品で、 なぜか時々脈動しているようなそれは、覚えのない記憶であたしを不安にさせる。 あの廊下の曲がり角から突然にこの世の物ならざる物が出てくる、そんな妄想を浮かべながら一歩づつ進んで、 教室が近付くにつれて、心臓が高鳴る。あいつは一体なにを企んでいるのかしら。 宇宙人でも捕まえたの? タイムトラベルでもする気? 超能力者に透視でもさせようっての? 教室の扉がベルリンの壁か万里の長城に思える。全く別な二つの世界の境目。 そして、そのあたしの感想は——。 「なに?」 ツンと鼻をつく鉄の臭い。 真っ赤な内装。 屋内なのにある水溜まり。 教室中央の奇怪なオブジェ。 二つの世界の境目、そのあたしの感想は——正しかった。 明確に分け隔てられていたのは、あたし——生者——と、キョン——死者——との世界。 そう、鼻をつく鉄の臭いはキョンの血の臭い。 壁を染め上げたのもそう。 床上のあれは血溜まり。 そして奇怪なオブジェは、 「うそ、……よね」 あたしは「それ」と一歩距離を縮める。 「ねえ……」 「それ」は微動だにしない。 「冗談なんでしょ」 「それ」は、……人型の「それ」は。 「怒る、わよ?」 キョンだった。 「ねえ、キョン……」 傍観者に徹している自分の中のどこかが無駄だよ、と告げている。 それくらい分かってる。 あたしにだって分かる。 キョンの左胸に、ちょうど拳大の穴があいている事くらい。それは多分、心臓をえぐり出された痕跡。 込み上げる、吐き気、おぞましさ、恐怖。 死。 死。 意識はホームビデオのように間のシーンを完全に欠落させていた。 ここは文芸部室、SOS団の本拠地。 団長席であたしは膝を抱えて震えていた。 さきの光景が信じられなかった、からじゃない。信じちゃったから。 だから震える。 「うっ——」 体が、空っぽの胃からさらに絞り出そうとする。でも何も出ない。嗚咽と涙以外は。 どれくらいそうしてたか。長くはないと思うのよ。全く騒ぎになる様子もないから。 あたしの耳が足音を聞いたのはそんな時だった。 「……ああ」 こんな朝から部室棟に用がある人間なんてそうはいない。 朝練みたいにまともに部活しちゃってるとこは専用の部室があるし、忘れ物を取りに来るには早すぎる。 多分、教師の見回りでもないでしょう。 だとしたら。 不意に確証なしに確信する。 ——ヒトゴロシ 苦い笑みが溢れる。 ——キョンを 息を殺してそいつを待つ。 ——何で あたしはどうしてなのかなんて気にもとめなかった。 ——知りたくもない ただ、こんなちっぽけな物でも命は奪えるんだ、と白けた感動を覚えただけ。 ——一つだけ そうよ、全く不思議に思わなかったの。 ——思念を埋め尽くすの 予定調和のようにあたしの手に収まっていた。 ——うん その鈍く輝く、ナイフは。 ——殺シテヤル 足音が止まる。 ノックがふたつ。 無音を返すわ。 ノブが軽く回る。 いらっしゃい。 姿を表したのは。 あり得ない人。 「よう、ハルヒ」 嘘でしょ? 「キョン——」 「なの?」 ナイフが手から滑り落ちて、硬質の音が響く。 「……どうした、死人を見たみたいに真っ青じゃないか」 どの口がそんな低級ジョークをかましてんのよ! あんたはさっき血まみれで——。 ……でも今は。 確かにキョンの体に外傷は無いのよ。 ポッカリと空いていたはずの左胸の穴は言うまでもなく、かすり傷一つさえ。 血の痕さえない。いたっていつも通りの、冴えないキョン。 「幻覚かしら」 そんなのってありなの? 「……ねえ、キョン。あんたこんなに早くから何してんの」 あたしの問いに、キョンは一拍おいて苦笑し、答えた。 「おいおい、ハルヒ。呆けるにはちょっと早すぎるぞ」 「うっさい、呆けてなんかない」 「そうかい」 「そうよ。……何でも良いから答えなさい」 両の肩をすくめて定型文。 「お前が呼んだんだろ。で、今度は何を企んでるんだ?」 「……ないわよ」 「ん?」 「呼んでないって、言ってんのよ。むしろ呼び出したのはあんたの方でしょ!?」 「新手の冗談か、それは。俺はお前に叩き起こされて朝早くから教室にいたんだぞ」 「知らないわよ、そんなの。からかってるわけ?」 「……待て。本当に知らないのか」 「そうよ」 「じゃあ、あいつは他人の空似か?」 「知らないっての」 投げやりに返して腰掛ける。 「そうか。うーん、……ここに来れば返して貰えると思ったんだが、甘かったか。まさか偽者とはね」 一人ごちながら徘徊し始めるキョン。 「困ったな、アレがないと……。なあ、ハルヒ」 「な、なに?」 「俺の心臓を知らないか」 血の臭いが鼻を突いた。 「お前が持ってった、俺の心臓を知らないか」 キョンの手が何かを——心臓を——求めて伸ばされる。 「来るな!」 咄嗟に払った手は氷のようで。 『何なのよっ! 夢なら醒めてよっ!』 醒めるはずもなく。 狂乱に見舞われたあたしは、あっと言う間に隅に追い詰められた。 「なあ、持ってるんだろ?」 「持ってない!」 悲しみを湛えて、そいつはあたしの言葉を否定する。 「そんなはずはないんだ。分かるんだよ、俺には」 「知らないっていってるじゃないの!」 「深紅の箱」 ……え? 「その中だ」 あの箱なの。あの中に? 「箱は持ってるんだな。貸してくれ」 「確かに持ってるけど……」 あたしが取り出したそれには、取り出す口はない。そいつも落胆の様子を示して、 「これじゃ、ダメだな。……仕方ない、これはお前に返すよ」 「いらない。あんたのなんでしょ」 「そう言うなよ。一度取られたもんだ」 肩に大きく冷たい、そいつの手がかけられる。 「なあ、ハルヒ。やっぱり似合ってるぞ」 抵抗する間もない、冷たい口付け。でも、今度は続きがあった。 そいつは笑った。 「だから、今度はお前の心臓をくれよ」 紅が世界を覆い尽くす。 あったかい。 痛い。 気持ちいい。 離れてく。 それはあたしの。 心臓。 薄れ行く意識の中で最後に見たのは愛しそうに心臓を掲げるキョンの顔。 バカキョン——。 目を開く。 「……ゆめ?」 本当に? 左の胸に手を当てる。 動いてる、……ここにある。 「それも、そうよね」 溜め息を吐き、体を起こしたとき。 着信を告げるメロディ。 キョンから。 あたしはこれに応えるべきなのかしら。 戸惑うあたしと、携帯電話と。 いつまでも、いつまでも。 途切れる事はなく。 FIN.
https://w.atwiki.jp/kagakyon/pages/1149.html
夢と現実のかがみ視点です。 あなたは、親友と想い人が重なったらどうしますか? 友人のためにも、自ら手を引くのか それとも、正々堂々と友人と勝負をするか ただ、友情よりも愛情を選ぶか 私には好きな人がいる けど、友人に私と同じ人を好きになった人もいる 最初は推測でしかなかった その推測を確信へ変えるため、私はある行動に出た 「その友人に私の好きな人を打ち明ける」 これはある種の賭けだった 上手くいけばお互い良い関係を保ったまま勝負が出来る しかし、失敗すればその友人との関係もギクシャクしてしまう 後者だけが心配で、仕方がなかった 「ねぇこなた。相談したい事があるんだけど……ちょっといいかな?」 最初は無難に、そう尋ねた こなたはと言うと少し悩んだ後 「ゴメン、今日ちょっと見たいアニメがあるからサ。また今度にしてくれない?」と言った 恐らくこれは嘘だろう 根拠と言うのかどうかはわからないが、最近はこなたはアニメやゲームの話を一切日常の会話に持ち出してこない それだけでなく、時々考え事をしていたり、ボーっとする事も多い 「ダメ、今日じゃないとダメなのよ。……お願い」 と、事が大きいことをアピールするように言うと、こなたは渋々了解してくれた 私は、つかさとみゆきを先に帰し、部室でこなたと二人きりになった 「実は、相談したい事があってね」 静かな部室で私はそういった 「相談事?かがみが私に相談なんて珍しいネ」 どんな悩みなの?と糸目の少女は言う もうここまで来た以上、言うしかない 「その何というか……恋の悩みって言うか」 「恋っ!?」 糸目が見開き、こなたはいきなり大声を出す そりゃ驚くのも無理はない、私は今まで恋愛の事など一度も語ったことは無いのだから 「ホホゥ、とうとうかがみにもこの時期が来たわけですな」 再び目が糸目になり、口に手をやりニヤニヤとこなたは笑う その笑いは、少し作り笑いのように見える 「なっ、いいじゃない。人並みに恋ぐらいしたって」 私はそう言って髪の毛を指に巻きつける 私のこの行動は主に恥ずかしかったりする時に出る癖なのだが、自分でもそのことを重々承知してるため、いつでもその癖を出す事ができる そういった所も「ポーカーフェイス」には必要なのかもしれない 「それで、何で私に恋愛の相談なんかしたの?」 本当はお互い好きな人が同じですよ、と言いたくて相談をした ただ、それを言う事はまだ出来ない。多分、これからも 「アンタ、いっつもギャルゲとかそういったのやってるでしょ?だから、そういうの詳しいかなって……」 と適当に嘘をついた きっとギャルゲも最近はやってないのだろう 恋愛とは、そんなものだから そして、話は本題へと入っていく 「で、相手は誰なんだい?」 アンタもよく知ってる人よ そう言葉を発するとこなたは次々と人物を挙げていった 古泉君、谷口君、国木田君にセバスチャン 後半三人はこなたのクラスの人だろう。残念ながら私とは面識がない それよりも、未だに彼の名前が出てこない 私がこなたの言った人物を全て否定し、彼であることをほのめかせると、こなたの糸目が少し見開く この時、私の推測は確信へと変わっていった 先に言っておいた方がいいと思うので言っておく これからの会話は私の演技である。こなたを動揺させるために演技させてもらった。少しこなたには悪い気がするけれど こなたが彼の名前を言った瞬間、私は顔を赤くさせる するとこなたは少し動揺した感じで質問攻めをしてくる 「古泉くんの方がかっこいいんじゃない?」 「私には、キョン君のほうがかっこよく見えるのよ」 まあ、これは事実だけどね 「何でキョンキョンの事好きになったの?」 「それは、キョン君は優しい所あるし、人の感情の機微に敏感なところとか……」 これも事実 「で、でもさ。キョンキョン鈍感だしサ、攻略は難しいと思うヨ?」 こなたは明らかな動揺を見せてくれる これだともうからかうのはやめておいた方がいいのだろう からかう?違うか。逃げてるだけなのかもしれない こなたとの関係が悪くなるのが嫌で、自分が彼の事好きなのを隠して私は傍観する立場に回る 逃げてるだけでしかない 逃げる償いに、私がこなたにしてあげる事はあるだろうか いや、一つだけある 私は演技を終える フゥ、とため息をつき、さっきまでとは打って変わった表情で「……やっぱりね」と言った 「え?やっぱりって……どういうこと?」 やはりまだこなたはこの状況を飲み込めていないらしい さて、核心へと入っていきますか 「そのまんまよ。 アンタ、キョン君のこと好きでしょ?」 「えっ、いや。そんなことは」 核心へ入っていくとこなたはさらに動揺する 「もう隠したって無駄よ。薄々感づいてたけど、やっぱりそうだったのね。さっきの反応でよく分かったわ」 「何で分かったの?」 「まずはキョン君がアンタの事をこなたって呼んでからよ。あの時は理由に納得したけどね」 初めに疑いだした部分を言う。確かに、泉と古泉は似てるから分かりにくいって言うのは本当っぽかったけどね 「それだけだったらわからないんじゃ……」 こなたはまだ理由に納得いっていないらしい 私は次に推測する要素となった彼女の鞄についている物を指差す 「そのキーホルダー。キョン君に貰ったんでしょ?」 「え?なんでわかったの?」 やっぱり、こなたは黙っておきたかったらしい ケド、鈍感な彼にはそんなもの通用しませんよ。釘でも打っとかないと、彼は簡単に口を滑らせるからね 「それだけじゃないわ。アンタ最近私にアニメとか、そういった話しないでずっとうわついていたでしょ。だから、ピンと来たのよ」 そして最後の推測要素を言った それでもどうやらこなたは認めたくないらしい 自分の気持ちに、正直になるのも大事なのよ そう言うとこなたは少し間を持った後に渋々と認めた 「分かったよ、認めるヨ。キョンキョンの事は好きだけど、それを知ってどうするのサ」 私の気持ちはもう決まっている 私は心からの笑みを浮かべこなたに言った 「さっきのも嘘だから安心しなさい。私はアンタを応援してるわよ」 そう述べるとこなたは安心した表情を見せた 私の彼への気持ちが偽りと分かったからだろうか 残念ながら、偽りではないけれど けど私はこの感情を押し殺すしかない こなたはポーカーフェイスを気取っていたみたいだけど、ポーカーフェイス勝負は私の勝ちのようね 私は、こなたを応援する事だけを考えよう。それが、私がこなたに対してできる唯一の事だから とはいっても、お互い恋愛経験値は低いから、私も余り助言は出来ないけどね作品の感想はこちらにどうぞ
https://w.atwiki.jp/anchorlegendscenario/pages/1282.html
システム:クトゥルフ(かインセイン) シナリオ名:夢と現と勿忘草な彼女 遠い遠い夢の中。 どこかの冷たく怪獣のように大きい鉄塔の下で、 小さな貴方と名も知らぬ女の子は星空と草原の中向かい合う。 写されている角度のせいか、彼女の顔はよく見えない。 『私を忘れないでください』 女の子はどこか悲しそうな声でそう言い、 碧く光る勿忘草を摘み取り貴方に差し出す。 貴方が何かを答えようと口を開くが そこで意識が夢から遠ざかり現実に引き戻される。 現実に戻された貴方が最初に見るのは ――――体から生えた青い蒼い勿忘草。 補足 pcは夢の中で見知らぬ女の子に毎回勿忘草を渡される夢を見ます 勿忘草を渡されるたび体に生えてきた勿忘草が成長し、pcが弱っていきます 衰弱死する前に原因と元凶を見つけて解決しましょう
https://w.atwiki.jp/dmps_fun/pages/785.html
PREV:第8話 後編 NEXT:夢と現実とグレン 中編 ストーリー あ!【プレイヤー】さん!おはようございます ルピコ 奇遇ですねー今日はどこに行かれるんですか? ルピコ 私ですか? 今日はガイドのお仕事も無いのでお散歩がてらブラブラしてたんですよ ルピコ たまにはこういうのもいいですよね~ ルピコ あ、もしお時間あったら何か食べに行きませんか? ルピコ 実はですね、最近この辺りで美味しいフードトラックが来てるみたいなんです! ルピコ そこのチキンサンドが絶品という噂でして! ルピコ 機会があれば行こうかなと思っていたんですよ~ ルピコ せっかくですし、いっしょに行きませんか? ルピコ やったー!少し早いですけど、お昼にしましょう! ルピコ それでは、あっちの広場に……ん?あれは…… ルピコ グレンさんですね、何をしてるんでしょう? ルピコ グレンさーん!こんにちはー! ルピコ お? ルピコと【プレイヤー】じゃねぇか 火の守護者 グレン 今日はどうした?何か用か? 火の守護者 グレン いえ、私達はあっちの広場にチキンサンドのお店が来てるのでお昼に行くところです! ルピコ へぇ!そういや最近噂になってたっけなかなり美味いって 火の守護者 グレン それで、そういうグレンさんはどうされたんですか? ルピコ ん、ああ……俺は待ち合わせだよ他所の街にいるダチと久々に会う約束してたんだが…… 火の守護者 グレン ついさっき、こっちに着くのが遅れるって連絡が来てよちょっと時間が空いちまったんだ 火の守護者 グレン で、どうしようかと思ってたらお前らが来たって感じだな 火の守護者 グレン なるほど~待ち合わせですかお友達ってどんな方なんですか? ルピコ シティで会うってことは、やっぱりデュエマ友達ですか? ルピコ いや……デュエマもしないことはないが、どちらかと言えばレース仲間だな 火の守護者 グレン レースですか!そういえば……グレンさんのご自宅にバイクがありましたね? ルピコ あー、あれは趣味用だなでも、レーサーの仕事はプロとしてやってるんだ 火の守護者 グレン 今はあんまレースには出てねぇが守護者になる前はそれ一本で食ってた時期もあるんだぜ? 火の守護者 グレン チーム組んだこともあるし、デカい大会にいくつも挑んで優勝したりもしてる 火の守護者 グレン 当然、そっち方面の仲間もけっこういるってわけだ 火の守護者 グレン なるほど……グレンさんにそんな隠された姿が…… ルピコ 別に、隠してたわけじゃないんだがな 火の守護者 グレン んで、ダチの話に戻るがそいつとはレース仲間でな 火の守護者 グレン 俺は最近、守護者の方メインでレースからは離れ気味だが、そいつは今もバリバリにやってる 火の守護者 グレン 組んでやってた時期もあるし、ライバルとしてデッドヒートを繰り広げたりもしたもんよ 火の守護者 グレン 好敵手と言った感じでしょうか!凄い方なんですね~尊敬します! ルピコ ははは、そうなんだよいつでも俺と張り合ってくれるすげーやつだ 火の守護者 グレン ああいうダチがいるってのは本当に幸せだよな 火の守護者 グレン じゃ、時間もあるしデュエルしようぜ! 火の守護者 グレン わぁ~……いつもながら唐突ですね ルピコ 時間があって目の前にデュエリストもいるんだぜ?なら当然デュエルだろ! 火の守護者 グレン ……そういえばお前らチキンサンドを食いに来たんだったな…? 火の守護者 グレン はっ、そうでした! ルピコ んじゃ、俺にデュエルで勝ったら奢ってやるよ!俺も小腹が空いてきたしな 火の守護者 グレン そうですね~……それでは【プレイヤー】さん、お願いします! ルピコ ルピコお前、本気で勝ちを取りにきやがったな……ま、いいさ 火の守護者 グレン んじゃ、早速やろうぜ!【プレイヤー】! 火の守護者 グレン 私達のお昼の為に!頑張ってください、【プレイヤー】さん! ルピコ 勝利時 相変わらず強ぇな、完敗だ 火の守護者 グレン じゃ、約束のチキンサンドだ!二人とも、遠慮なく食ってくれ 火の守護者 グレン わぁ~、ありがとうございます!これが噂の……絶品チキンサンド! ルピコ 肉厚でジューシーな鶏肉に中はしっとり、外はカリカリのパン、そして新鮮な野菜ですか ルピコ うーん、いい仕事してますね~! ルピコ お、おう……ルピコはグルメレポーターとかに向いてるんじゃねぇか? 火の守護者 グレン そうですか?いや~食べるのは好きですけどレポートとかは……はぐ ルピコ あ、食感もいい感じですね柔らかで食べやすく、それでいて確かな満足感がある ルピコ これは確かに絶品ですね!来てよかったです! ルピコ ふぅ、食った食った 火の守護者 グレン ですね~グレンさん、今日はありがとうございました! ルピコ いや、こっちこそだいい暇つぶしになったし熱いデュエルも出来て満足だぜ! 火の守護者 グレン それで、【プレイヤー】達はこれからどうするんだ? 火の守護者 グレン 予定は決めてないんですよね~どうしましょうか、【プレイヤー】さん ルピコ せっかくだ! 時間があるなら、もうひとデュエルし……おっと、ダチから連絡だ 火の守護者 グレン もう近くまで来てるみてぇだな迎えに行ってやらねえと 火の守護者 グレン あ、それじゃあ私達はこれでおいとましますね ルピコ ああ俺も行くとするわ今日はありがとな、二人とも! 火の守護者 グレン 敗北時 よしっ、俺の勝ちだな! 火の守護者 グレン さてと……まだ時間もあるし、もう一勝負といこうじゃねぇか 火の守護者 グレン 心配すんなって一回でも俺に勝ったらちゃんと奢ってやるよ 火の守護者 グレン 今日のデッキは組み直したばっかだからな、悪いが試運転に付き合ってもらうぜ 火の守護者 グレン じゃ、続けていくぜ! 火の守護者 グレン PREV:第8話 後編 NEXT:夢と現実とグレン 中編