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大板 【おおいた】 大板は風炉の下に敷く敷板の一つと思われているが、本来は「棚物」であり、長板から派生した棚で、半板と呼ばれていた。台子の板幅を四角にした一尺四寸四方のものと、長板を半裁した大きさの長さ一尺四寸、幅一尺二寸のものがあり、半板というと特に後者のものを言うが、現在はほぼ大板(一尺四寸四方)が用いられる。 一尺四寸四方 表千家では「大板」といい、常据えとして中置には用いない。都流では中置に用いる。 ・紹鴎好 真塗 ・如心斎好 欅木地、柿合塗。 ・碌々斎好 桐木地、柿合塗。 長さ一尺四寸、巾一尺二寸 裏千家では「大板」、武者小路千家では「半板」といい、中置に用いる。 ・淡々斎好 青漆爪紅糸巻 ・認得斎好 桑木地 ・玄々斎好 一閑張 長さ九寸五分、巾九寸四分、厚さ五分 石州流で用いられる。 長さ九寸五分、幅九寸二分五厘、厚さ四分 石州流で用いられる。
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写真 NO IMAGES 復元想像図 NO IMAGES 奉納年 明治37年(1904)正月 掲額者 阿部捨五郎 緒元 縦35cm ×横55cm 問題数 3 奉納先住所 栃木県鹿沼市板荷5138 奉納先名称 板荷天満宮 別保管住所 別保管名称 文化財指定 拝観時注意事項 図 額文 注 現代文等 奉納天満宮関流法算 問1 一、今図ノ如ク径二尺五寸長八間ノ十六角ノ槻アリ是ヲ四方六面ノ数何程ナルヤト問フ * .→六面 答1 . 荅曰壱分四方六面ノ全数貮億貮千九百五拾九万個 問2 一、又是ヲ返ジテ外ニテ……四斗入……何俵…… 答2 . 荅曰八拾八俵貮斗壹升五合七勺九才… 問3 一、又是ヲ返ジテ……一分四方ノ角……長サノ里数ハ何程ト問フ 答3 . 荅曰右ノ里数壹百七拾七里〇五丁三拾七間ニナル. 但シ一間ハ六尺 一丁は六十間一里ハ三十六丁ニシテ 板荷村貮百九拾七番地貮号願主 阿部捨五郎 明治三十七年甲辰正月吉日 額文は「栃木の算額」による。旧字変換は不完全。 名前 コメント
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剣山~三嶺(四国)縦走 2009年5月2日(土)~5月4日(月) メンバー:ウォーキングマン・ふくちゃん・いくさん 5月2日(土)晴れ 6:00茨木出発。名神高速-第二神明-明石海峡大橋-神戸淡路鳴門自動車道-徳島自動車道- 美馬IC-R438で見ノ越Pに向かう。 高速道路は阪神高速が混んでいたが、明石海峡大橋から淡路島はさほど混んでおらず、徳島に入った 付近が若干込んでいたぐらいで、大渋滞には巻き込まれず順調にR438に入れた。見ノ越までの道は 沢沿いにクネクネとした細い山道。山には藤の花がたわわに咲いて目を楽しませてくれる。 山間の「田舎で暮そうよ」(注:屋号です)で手打ちうどんをいただき腹ごしらえする。ぶっかけうどん (500円)を注文。桜エビのから揚げに柚子の醤油と七味でいただくさっぱり味。歯ごたえしっかり、のど 越しすっきりの絶品で、後に山行中思い出してはまた食べたくなるような魅惑の美味しさであった。 12 30見ノ越P到着。無料駐車場はすでに満車で、お土産屋さんの駐車場がお店で何か買えば無料との 事で駐車する。ロープウェイで上がる観光客を尻目に13:00剣神社から入山。ところが鳥居の階段を登り 西島までの急登ですでに荷物の重たさか?眩暈と動悸で休止したくなり先行きが不安になる。 40分かけてゆっくり登り売店前で休憩を取るとようやく落ち着いてきた。何とか元気を出し剣山山頂 を目指す。14:35観光客で賑わう山頂に到着。 四国最高峰の威厳(?)は無く人工物も目立ち全く落ち着かない。しかし、山頂より西に広がる次郎笈 までの緑の笹に覆われた稜線が気持ち良く延び、今から始まる縦走の気分を盛り上げる。背中の荷物 の重たさにも徐々に体が馴染んできて元気が出てくる。稜線歩きは全く持って気持ち良く、峠まで快調 な下り。だが鞍部から次郎笈までまたもや喘ぎながらの急な登りになる。頂上を標識がわかり難く少し 行き過ぎてしまうが15:50山頂に。休憩の後、そこから少し下りた所に水場があり、今晩の水を確保し 笹の稜線から離れ樹林帯を丸石避難小屋に向かう。途中、ラジカセからクラッシックを流しながら歩く 単独の人と一緒になるが、山の鳥の声や登山道を歩く靴の音等に混ざり不快な感じがし、なるべく同 じにならなければなぁ~と思っていると彼も同じ避難小屋に泊まるらしい。17:25避難小屋に着くと他 に外国の学生達が4人程とクラッシクの彼に2~3人の先客がおり、小屋内は暗いし狭いのでテント泊 に決める。広いテン場は見当たらず時間も遅くなるので登山道をわずかに外れた所に幕営する。 夕食は、ウォーキングさんがシェフの腕を振るい、アボガド焼き・鮭のホイル焼き豚丼と手際よく調理、 贅沢な食事となる。塩気と淡水化物が明日の元気の源になりそうな予感・・ 歩程4時間30分 5月3日(日)曇り時々晴れ 6:10起床。8:20出発。テントを撤収後、いきなりの高ノ瀬までの急登。 9:00ピークで休憩していると、東京から昨日徳島に着きその日は遅いので剣山に泊まり今朝次郎笈 を経てきたと言う元気な中高年のグループと一緒になる。昨日のきつい行程をすでに朝からこなし今日 は私達と同じ所を目指すと言うのだからかなりの健脚集団だと思う。高ノ瀬からは、枯れ笹の藪を漕い で行き石山分岐を過ぎ白髪避難小屋に向かう稜線に出ると正面に三嶺の美しい山容が見え始める。 (遠いなぁ・・)この頃より天候も徐々に快復してきて、晴れ間がでて四国の山々がよく見える。 (四方八方山です)白髪山分岐を過ぎると三嶺に真っ直ぐ向き合いピークまでの稜線のアップダウンが続く。 カヤハゲを過ぎた辺りより一旦樹林帯に入ると最後の急な登りが待っていた。三点支持や鎖場の場面も 出てきて背中の荷物が振られないように慎重に登る。 13:10三嶺頂上到着。今まで辿ってきた剣山からの道のりが見え、「自分の足で歩いてここまで来たんや なぁ」と縦走の感動と充実感が込み上がってくる。記念写真を撮りゆっくりと景色を堪能する。展望最高の 稜線を下り大タオを過ぎ西熊山までダラダラと登るが、これがかなりじんわりと全身に堪える。 15:15やっと今日の宿泊予定のお亀岩に到着。下った所に避難小屋があるが、混んでいそうなので 今夜もテン泊に決定!テントサイトの標識に従い向かうが笹原の中に道が不明慮で探し回り15:30 にやっと到着。テント一張りが精一杯のスペースで今晩は貸切り状態。快適なテン場に今晩もシェフ の美味しい料理に疲れもぶっ飛ぶ!きのことベーコンのガーリックバター炒めプチトマトのハーブ岩 塩焼き・ニラとキムチのチジミ・玉ねぎのスライス。お腹が満ちた頃に日が暮れ、テントに入りお酒を 少々いただきながら楽しい時間が過ぎる。翌朝が早いので適当に就寝。夜中、シカの鳴き声が響く ・・(キョ~ン!) 歩程7時間10分 5月4日(月)曇り 4:00起床。5:30出発。天狗峠までの道のりはヤセ尾根もあり慎重に登る。峠を過ぎると笹原が続き 天狗塚まで引き込まれそうな稜線が続くが、帰りのバスの時間を考え登らず西山林道を下る事にする。 ところが、標識に従い「西山」方向に下り始めるが、どんどん道が不明慮(けもの道?)になり違う事に 気付く。同様に間違う人が多いのか戻った踏み跡があちらこちらにありそれも紛らわしい。一時間程 のロスがあり標識にもう一度戻り指示方向に疑問を持ちながらの正しい西山登山道を下って行く。 ザレた急な下りが続き足に疲労がたまる。でも登山口付近はモミジが多く新緑がとても美しく癒される。 (きっと秋には紅葉して綺麗だろうなぁ・・)途中、ふくちゃんがコシアブラの木をみつけ収穫。登山口 より林道が続くが、こちらも余り人が入らないのか標識も全く無く赤テープも不親切な感じで2度程道 に迷う。時間的につくづく天狗塚に登らなくて良かったと実感する。植林の杉林を下りきると沢沿いの 舗装した林道を久保の集落まで歩きバス停へ。 9:40バス停到着。10:18発バスに乗車。11:18見ノ越P到着。 歩程4時間10分 木綿麻温泉(ゆうま温泉)(400円)で汗を流し、一味違う徳島ラーメンとおでん(かなり甘め?) を食べ帰阪。 新緑の山を想像していましたが、笹がまだ芽吹いていない感じで枯れ笹が目立ちました。只、笹に覆わ れた稜線に登山道が真っ直ぐに続く景色に感動!アップダウンが多く荷重なので足が疲労しますが久 しぶりにダイナミックな縦走を楽しむ事が出来ました。剣山が百名山との事ですが、断然、三嶺の方が 形も美しいし頂上からの眺望も素晴らしと思いました。テントを担ぐのは荷物ですが、暗い避難小屋より 何倍も快適です。自然と一体になれる所も気持ちいいですね。 また、四国の山も訪れたいと思いました。 いくさん
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PENICILLINをお気に入りに追加 PENICILLINのリンク #bf Amazon.co.jp ウィジェット PENICILLINの報道 過去と未来を結ぶタイムカプセル…『昭和45年女・1970年女』vol.4が11月30日(火) 発売! わたせせいぞうさんの表紙で “私たちの時代” =80年代大特集をお届けします。 - PR TIMES PENICILLINが描いた理想郷!そこには熱狂と興奮が渦巻いていた「Knocking on Utopia」公演レポート!(2021年11月25日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース HAKUEI(PENICILLIN)、2022年カレンダーを発売 - テレビファン・ウェブ かまいたち山内、高校時代のコンパで目立とうと「髪を緑に」(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース PENICILLINや己龍に続きDEVILOOFも……『有吉反省会』にゲスト出演が頻発 ヴィジュアル系がバラエティに求められる理由(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 飲んだ分だけCO2削減。香港初の循環するバー「Penicillin」 | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン - IDEAS FOR GOOD Ryuji(佐藤流司)×HAKUEI(PENICILLIN)=The Brow Beat、7月7日のメジャーデビュー日にオンラインライブ開催!次回ライブのチケット先行販売決定!! - PR TIMES PENICILLIN、完全予約受注生産作「Utopia」「Euphoria」を2ヶ月連続で発売!(2021年7月27日)|BIGLOBEニュース - BIGLOBEニュース 佐藤流司「メジャーデビューはアーティスト・Ryujiとして到達したい一つの目標点だった」<インタビュー>(WEBザテレビジョン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース The Brow Beatメジャーデビューシングル『ハレヴタイ』のリリースを記念して6月6日にYouTube無料生配信の開催が決定!MCはNoGoDの団長! - PR TIMES 「ヴィジュアル系主義 Angelo」5/19(水)のWOWOW放送に先駆け、オフショットとコメント入り映像公開!PENICILLINのコメント入りダイジェストも公開!シドのメンバー個別番組配信中! - PR TIMES 2.5次元俳優RyujiとPENICILLINのHAKUEIによるバンドプロジェクトThe Brow Beat、急遽ライブ配信を行なうことを決定 - http //spice.eplus.jp/ 香港・中環の人気バー「PENICILLIN」 サンデーブランチ一新しフリーフロー付きメニューも - 香港経済新聞 DAIGOがMCの「ヴィジュアル系主義」第3弾 PENICILLIN 4/18(日)の放送・配信に先駆けて、オフショット写真と番宣映像を公開!ナレーションは置鮎龍太郎! - PR TIMES 俳優・佐藤流司とPENICILLIN・HAKUEIのバンドプロジェクト「The Brow Beat」の熱演をカラオケルームで堪能!ツアーファイナルの模様を、JOYSOUNDの「みるハコ」で無料配信! - PR TIMES Penicillin Barはアグングさんがグリーンのカクテルに - 香港経済新聞 DAIGOがMCのWOWOW「ヴィジュアル系主義」。第2弾にlynch.、第3弾にPENICILLINが決定!BREAKERZ、PENICILLIN、アリス九號.は無料放送&配信フェスへの出演も! - PR TIMES 自宅では味わえない臨場感をカラオケルームで! 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漂流する幽霊船に潜り込んでいたとある少女の経営する店。 それっぽい品々が陳列されている。 回避重視で構築しているなら回避力の高まる食料が嬉しいところ。 回避する気が無くても、水闇防御の上がる食料は使い所が多い。 隣接マップ:漂流する幽霊船、鋼鉄の花薫る高原 武器 No 名称 種類 Lv 価格 属性 攻撃 防御 魔攻 魔防 命中 制御 行動 固有ギフト スロット 備考 2350 海賊剣ブラックエンペラー 長剣 Lv66 50000 無 880 0 0 0 480 0 0 ○○ 2351 海賊刀ダークキング 刀 Lv66 50000 無 825 0 0 0 535 0 0 ○○ 2352 船胴突きスピア 槍 Lv66 50000 無 590 490 0 0 355 0 0 ○○○ 2353 船腹裂きアックス 戦斧 Lv66 50000 無 650 430 0 0 355 0 0 ○○○ 2354 海賊版レコードプレーヤー 楽器 Lv66 50000 無 0 0 710 250 0 475 0 ○○○ 2355 海賊放送マイク マイク Lv66 50000 無 0 0 640 360 0 435 0 ○○○ 2356 クイーンピストル 銃 Lv66 50000 無 765 0 0 0 595 0 0 ○ 2357 魔音砲ラッパガン 魔銃 Lv66 50000 無 0 0 785 0 0 575 0 ○○○ 2358 略奪爪エル・ドラド 妖爪 Lv66 50000 無 0 0 680 0 410 0 345 ○○ 2359 海賊式機雷樽 爆弾 Lv66 50000 無 680 0 0 0 680 0 0 ○○○ 2360 カロネードカノン 大砲 Lv66 50000 無 840 0 0 0 520 0 0 ○○○ 防具 No 名称 種類 Lv 価格 属性 攻撃 防御 魔攻 魔防 命中 制御 行動 固有ギフト スロット 備考 2361 パイレーツガントレット 小手 Lv66 50000 闇 365 680 0 290 450 0 -675 水闇12% ○× 2362 パイレーツミトン 手袋 Lv66 50000 闇 0 290 365 680 0 450 -675 水闇12% ○× 2363 水色水兵服 着物 Lv66 50000 水 290 695 0 340 280 0 355 腐食暗闇抵抗*4 ○× 2364 白色セーラー服 ドレス Lv66 50000 水 0 340 290 695 0 280 355 腐食頭痛抵抗*4 ○× 2365 マストロープベルト ベルト Lv66 50000 無 0 440 0 0 0 0 140 魂毒暗闇抵抗*4 ○× 2366 カナロアのたてがみ お守り Lv66 50000 無 0 0 0 440 0 0 140 魂毒頭痛抵抗*4 ○× 道具・食料 No 名称 種類 Lv 価格 属性 効果 2367 東方山椒 薬 Lv62 4900 無 HPが4900回復する 2368 西方胡椒 薬 Lv64 5200 無 HPが5100回復する 2369 南方唐辛子 薬 Lv66 5600 無 HPが5300回復する 2370 海賊カレー 食料 Lv66 990 無 HPが990回復する 2371 スミイカ海賊焼き 食料 Lv62 4400 無 回避力が560上昇する 2372 イノシシ山賊焼き 食料 Lv62 4400 無 防御力+回避力が360ずつ上昇する 2373 アイガモ空賊焼き 食料 Lv62 4400 無 魔防力+回避力が360ずつ上昇する 2374 マッタケ王賊焼き 食料 Lv62 4400 無 回避力が350上昇する / 自身の水闇属性防御値が15上昇する ※射程・移動コスト・装備枠は省略しています。もし違っているものがあれば備考欄にて処理
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94種類 ID バッジ名 価格 所在地 40285 水郷佐原あやめ祭 20G 千葉県 40289 県祭 20G 京都府 40291 鳥越神社大祭 20G 東京都 ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? ??? 期間限定(6月) チャグチャグ馬コ(岩手県) 大潮祭り(千葉県) 山王祭(東京都) 砺波夜高祭り(富山県) 愛染まつり(大阪府) 小友祇園山笠(佐賀県) 水郷佐原あやめ祭(千葉県) 貴船祭(京都府) 薪能(京都府) 山代菖蒲湯祭り(石川県) 県祭(京都府) 但馬久谷の菖蒲綱引き(兵庫県) 鳥越神社大祭(東京都) 長井あやめ祭(山形県) 御田植神事(大阪府) ゆり祭り(奈良県) 火とぼし祭り(群馬県) 太宰治生誕記念祭(青森県) 竹伐り会式(京都府) 姫路ゆかたまつり(兵庫県) 伊雑宮御田植祭(三重県) 大宮茅の輪くぐり(埼玉県) 金沢百万石祭り(石川県) 広島とうかさん(広島県) 大山夏山開き祭り(鳥取県) 因幡の菖蒲綱引き(鳥取県) 壬生の花田植(広島県) せっぺとぺ(鹿児島県) 加治木くも合戦(鹿児島県) 潮かけ祭(三重県) 管弦祭(広島県) 期間限定(7月) おたる潮まつり(北海道) 北海ソーラン祭り(北海道) 八戸三社大祭(青森県) 塩竈みなと祭(宮城県) 会津田島祇園祭(福島県) 相馬野馬追(福島県) 熊谷うちわ祭(埼玉県) 神保ばやし(千葉県) 本宿祇園祭(千葉県) 野田のつく舞(千葉県) 墨獅子舞(千葉県) 多古のしいかご舞(千葉県) 成田祇園祭(千葉県) 小見川祇園祭(千葉県) 東金ばやし(千葉県) 鵜原の大名行列(千葉県) 茂原七夕まつり(千葉県) 白間津のオオマチ(千葉県) 浜降古式祭(神奈川県) 浜降祭(神奈川県) 戸出七夕まつり(富山県) 飯田燈籠山祭り(石川県) 京都祇園祭(京都府) 那智の火祭(和歌山県) 住吉祭(大阪府) 天神祭(大阪府) 隠岐島前神楽(島根県) 島後久見神楽(島根県) 黒崎祇園山笠(福岡県) 小倉祇園太鼓(福岡県) 大蛇山まつり(福岡県) 津屋崎祇園山笠(福岡県) 戸畑祇園大山笠(福岡県) 直方山笠(福岡県) 博多祇園山笠(福岡県) 二島祇園(福岡県) 前田祇園山笠(福岡県) 浜崎祇園山笠(佐賀県) 郷ノ浦祇園山笠(長崎県) 清正公祭り(熊本県) 坪井繁栄会夏まつり(熊本県) 臼杵祇園まつり(大分県) 中津祇園(大分県) 日田祇園祭(大分県) 吉弘楽(大分県) てだこまつり(沖縄県)
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―――――時が更に飛んで、三年後 「ふっ、はっ、せやぁぁぁぁっ!」 「そう、その感じですよ視歩ちゃん!貴女は世界を獲れる逸材っ!」 そして相変わらずこの二人は馬鹿なんじゃなかろうか。 様子を見に来て見れば何故かスキンヘッドのカツラを被って黒い眼帯を着けた番が何やら騒いでいるのが目に入った。 次にその向こうで拳を振るっている四方が目に入る。 別に戦闘訓練をしている事自体は何ら問題は無いのだけど、ノリが分からない。全く分からない。悉く分からない。 「今こそ私の最強奥義、菩薩の○を伝授するときです!」 ○歩か!そのカツラと眼帯は独○のコスプレなのか! どちらかと言えば訓練の応援をするのは丹下の方だろう、さくらじゃない方の。 「って、ボクも随分と番に毒されてきてないか…?」 「私の英才教育に掛かればどんな人だってオタクに進化させられるのですよ…くっくっくっ」 その邪悪な笑みを浮かべるのはよしておけと言いたいが、こんな暗黒微笑を浮かべる変質者と係わり合いになりたくないな…。 と言うかこっちに気づいてたのか…無駄に鋭いな、コイツ。 「で?例の如く何をしているんだ?…この質問何度目だっけ」 「さぁ?両手両足全ての指を総動員しても圧倒的に足りない事は確かですね」 悪びれる気ゼロかこの女。基本的にそんな質問をする羽目になっているのは1 9で四方と君のせいだぞ。 毎度毎度懲りずに質問するボクもボクだが… 「しかし、戦闘訓練はもう終わった時間だろう?」 話は変わるが、此処の所四方のルーチンの中に「戦闘訓練」と言う項目が追加された。 もちろんボクの意向ではなく、上からのお達しと言う奴だ。 正直な話、この事についてボクは頭を悩ませている最中であり、中々浮かばない対応策に少々疲れ気味でもある。 なぜそんな自体に陥っているかと言えば…話は数日前に遡る。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「なに?四方を戦闘員として徴用するだと?」 『はい。上からのお達しですからヘタに抵抗をしない方がよろしいかと』 ある日、突如として学園都市の上部組織から連絡を求められた。 それに従いこうして通信を繋げた訳なのだが、そこで告げられたのは思わず聞き返してしまう様な話だった。 何と上の連中は四方視歩を学園都市上部が自由に動かせる尖兵として育てようと言うのだ。 確かにそういう表沙汰に出来ない「事件」を処理するための「兵隊」を上が抱えていると言う話は知っていたが…。 (まさかわざわざソレに四方を指定してくるとはな…) 普通に考えれば他所の研究対象を横から掻っ攫って行くなどどちらにとっても利益が無い。 そういう対象を欲しがるのなら最初からそれ用に育て上げれば良いだけの話。 ならば… 「何の理由で四方をわざわざ指名した?理由も告げんとは言わせない」 『…申し上げられません、と言うつもりだったんですが…先に潰されては困りますね』 その反応の時点で何かしらの理由を隠している事は分かる。 しかし、それを言う訳には行かないと来ているらしい。…親切に話してくれる訳も無いって事も知っていたが。 『そうですね…私も全てを把握している訳ではありませんが…そうですね、一つだけ言えるとすれば―――■■■■■■と言ったトコロでしょうか』 「…なに?おい、今何と言った?それはどう言う意味だ!?アレイスターは何を考えている!?」 学園都市理事長、アレイスター=クロウリー。 大衆の前に決して姿を現す事は無く、この学園都市の創設者として「とある目的」の為に計画を実行していると言われる存在。 姿を見た事は一度しか無い。あの、窓の無いビルで見たその姿を生涯忘れる事は無いと断言できる。 アレが何を考えているのかは知らない。アレがどれ程の頭脳を持っているかも知らない。 きっと普通の人間など及びも付かないほどの頭脳を持っている事は想像に難くない。 だが、それがボクの考えを犯していい理由にはならないし、黙って言う事を聞く理由にもならない。 『理事長の考えがどういう物なのかは流石に私も把握していませんけどね…ただ、探りを入れるなら気をつけた方がよろしいかと』 「…余計な事を知れば消す、と捉えても良いのかな、それは」 もちろん、そんな事は確認するまでも無く分かっている事だけど、探りを入れる為にも聞かなくてはならない。 どうにもこの女自体は完全にアレイスターの味方と言う訳では無さそうだが…信頼出来るほどじゃあ無いな。 この女の言い草からして、事情を知りたければ独自に動けと言う事だ。 ボクが手繰と言う情報屋を抱え込んでいる事も掴んでいるのだろうか…? …誘いに乗るようで癪だが、ここまでコケにされて黙っては居られない。 「ふん。そう簡単にボクを思い通りに出来るとは思わない事だ」 『そう言うとは思っていた、と言うのが正直な感想ですかね。まぁやるならうまくやる様に。誰も負けなければ誰も咎めませんから』 割と滅茶苦茶な事を言うな、コイツ。と言うかコイツはコイツで何者だ? アレイスターの存在に近しいと言う事はある程度、理事会かそれに近しい人物なんだろうが…。 さて、とは言え気にしすぎては本質を見失う。 今気にするべきは電話先の相手でもアレイスターの思惑でもない。 「…もう用が無いなら切るよ。精々、企みに勤しむ事だな」 『企むのは私じゃないですけどね。…ま、理事長には伝えておいてあげましょう』 気にするべきはボクのオモチャをこの手に留める事…いや、違うな。 ボクの手の内である必要は無い。何処であっても構わないが、少なくとも実験に支障が出る様な境遇に置かれるのは拙い。 四方に、ボクの研究に必要なのは戦いの経験でも強さでも無い。 彼女に必要なのは… ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ …閑話 『…はぁ。なるほど、確かに時間を貰えれば多少は調べられると思いますけど…』 「速さは求めていないから安心してくれ。身の安全を第一に、探ってくれれば構わない」 『それと、ヨツバさんの事なら僕も把握していないです。あの後、一度も会ってませんし』 「君をして把握していないと言わせるとはね…。そこまで謎なのかい?」 『謎と言えば謎なんですけど…有名ではあるんです、彼女。情報自体は直ぐに仕入れられます』 「へぇ…。有名って言うと、どんな話が出回っているんだい?」 『彼女が訪れた街は悉く滅びるだとか、逆に彼女が訪れた所はこれ以上なく豊かになるとか』 「情報が錯綜してるな…。まぁ、噂なんてそんな物か」 『ですね。まぁ、一つ共通しているのは彼女との出会いが『運命』を変質させる一端になっていると言う認識ですね』 「運命、ね…。否定できないところが辛い物だ」 『そういえば、人臣さんもあの後研究テーマを見つけたそうですね。なんて聞くとまるで―――』 ―――まるで彼女は、四葉のクローバーみたいですね 「…随分とロマンチックな事を言うじゃないか。四葉のクローバーね…言い得て妙だな」 『人臣さんにロマンチックだなんて言われると、何とも言えない気分ですね』 「うるさい。とにかく、調査の方をよろしく頼むよ」 『抜かりはありません。ヨツバさんと学園都市、ひいてはその上層部の関係、しっかりと暴き尽くして見せましょう』 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 回想から復帰したボクは、番が顔を覗き込んでいることに気づいた。というか顔が近い。 ぺしっと額を叩くと涙目になりながら退いていったが…何だコイツ。 えへん、と咳払いをしてから改めてボクの問いに答える様に 「これは単に遊んでいる様な物ですよ。…それに、視歩ちゃんが戦闘員にされるなんて聞いちゃったから…」 落ち着いていられませんでしたし、少しでも気を紛らわせたくて、と番。 その気持ちは分からなくも無い。四方に随分と構っている事だし、彼女も心中穏やかでは無いのだろう。 そう、ボクも番も四方が戦いの場に向かわされる事を良しとしていない。 正しく言えば四方が「道具の様に」使われる事を良しとしない…ボクの方は。 …別に四方が大事だとかそう言うのじゃなくて、実験の為だ。 番あたりは勘違いしているがあくまで四方は実験道具で、ボクのオモチャだ。 最近そんなポリシーが崩れ気味になっているのは認めざるを得ないのだが。 番が四方やその他の被験者を可愛がっているのを見ると、自分のやっている事が馬鹿らしく思えて来るんだよなぁ。 「でも、幾らなんでも妙ですよ…。わざわざ視歩ちゃんを指定してくる理由なんて…」 番の方は単純に四方を危ない目に遭わせたくないと見えるけど。 …此処に居るのと戦いの場に出されるのとどっちが危険かなんて分かりはしないんだけどね、実際。 「確かにな…。上は何としても彼女を尖兵として育て上げたいらしい」 「…人臣さんはどうするおつもりなんですか?視歩ちゃんをこのまま引き渡すわけには…」 もちろんそんな事はさせない。しかし…あらゆる面から手が回されている様で、ボクが干渉する隙が無いのだ。 なぜそこまでして彼女を欲しがるのか、もしくは目的は四方では無くボクの方にあるのか…? 「…ボクと四方を引き離す必要があったと言う事か?だが、誰がそんな事を…」 考えれば考えるだけ謎は深まっていく。 現状、上の連中にとってはボクも四方もそこまでの価値は無い筈なのに…。 もしくはボクが知らない、何かの秘密を四方が握っているのか? だがボクが知らず、アレイスターが知っている秘密と言われても全く想像できない。 確かに奴は様々な事を把握しているだろうが、それ故に小娘一人の事情など把握しているのは妙だ。 となれば四方がこの学園都市に来た時。ボクの名前をわざわざ指定して「誰か」が彼女を置いていった時。 その時点から何かが始まっていて、それをアレイスターの奴は知っていて、尚且つ「ソレ」が奴にとって手を加えるべき程の案件だった…? …きな臭いどころの話じゃない。一体背後に何が絡んでいる? まさかとは思うが学園都市だけの話では終わらないのか…?だとすれば、ボクは…。 「…やる事は増えたな。場合によっては、大きな選択を迫られる事になるかもね」 何にせよ四方の徴兵だけは何とも避ける必要がある。 そしてその上で四方の背後に何が隠れているのか調べなくてはならない。 …もう一度、手繰の手を借りる必要があるな…。 と考えて行動を開始したのが今から数週間前の話。 依然として大した成果や進歩は出ていない現状だが、どうしたものか。 「うーん、それはそれとして。人臣さん、お礼は考えてあげてますか?」 「お礼?…あぁ、この前のか…」 急に話を逸らされた感が凄まじいが、そう言えばそんな問題もあったな。 ボクを助けてくれた…と、言っても良いのだろうかあれは? 確かにボクの落ち度をカバーしてくれていた辺り助けているつもりはあったようだけど。 …しかし、何時の間にあそこまで腕が立つ様になったのやら。 助けられた身分で余りグチグチと言う物ではないが、それにしてもまぁ素直に認めるのも癪な訳で。 何がって?自分の被験者に助けられるなんて恥ずかしいって話だ。 「でもでも、実は意外と驚いてたんですよね…。視歩ちゃんってああいう子でしたっけ?」 「まぁ、確かに…此方としては助かったとしか言い様が無いんだけど…」 何があったかと言えば、あの電話先の女の挑発に乗って独自に調査を始めたのは良いのだけど…。 その過程で真実を知られると困る連中からの妨害を受けた。…それに関しては最初から織り込み済みだったから良いとして。 問題はその方法である。てっきりボクを直接叩きに来るかと思い、対策を取っていたのに期待を裏切られたと言うか。 彼らが狙ったのはこの研究施設、更に言うならその施設内の被験者…つまりは四方を初めとする被験者だったのだ。 もちろん研究施設にも警備の目はあるが、それを強引に突破しての攻撃とは予想外だった。 表向きは暴徒が起こした施設襲撃と言う扱いになっているらしいが…下手人のスキルアウトはどう考えても上が動かした物だろう。 「でも、あの時は焦りましたよ~。スキルアウトの襲撃なんて滅多にある事じゃないのによりによってウチが狙われるなんて」 「それもボクが居ない時を狙って、だからね。確かに運が無かったか」 自分で言ってて反吐が出そうなくらいに白々しいな…。 ボクが居ない時に襲撃があったのは不運でも何でもなく、狙っての事だ。 その時、施設には番が待機していたが、彼女に戦闘能力は皆無だっただけに報せを受けた時は焦った物だ。 まさか施設の方を狙ってくるなんて思ってもいなかったし。 「スキルアウトの連中、私を真っ先に狙ってくるからどうしようかと思いました」 そうしてそこで狙われたのはこの能天気な女だった訳で。 暴徒に追われて追い詰められ、万事休すと言う所で彼女を助けに来たのが四方だった訳だ。 それも他の被験者の子達を攫いに来た暴徒全てを鎮圧(と言う名の半殺し)した後の話だというのだから手際が良い。 本人からすれば最近始まった戦闘訓練の成果を実践で試せる絶好の機会だった訳だろうけど。 しかしそれにしても…番を一番に狙ってきた、ねぇ…? 「最優先対象を番にしていたと言う事は…」 もちろん裏で動いていたのは上なのだろうが、直接関わって足が着くような真似はする筈も無い。 恐らくはまたいやらしい手を使って何者かを唆して実行させたに違いないのだが…。 その表向きの『実行犯役』の正体ならばある程度絞れた。 番を直接狙ってきたという事は、彼女に用がある者と言う事になるが、その場合下手人は酷く限られてくる。 コイツを害したいと思うまでに恨みを持つ人物が居たとするならそれは何かしらの研究に関わる物しかいない。 何せこの能天気娘を人格的な意味で恨む奴などボクが思いつく限り存在し得ないからである。 となると彼女の能力が目障りな者の仕業と考えるのが自然だ。 「まぁ、十中八九君のお人よし根性が目障りな奴の仕業だろうね」 「ですよね~。…そんなに恨まれるような事してるつもりは無いんだけどなぁ」 自覚は無くとも君の場違いなモットーを目障りに思う人は居るという事だ。 そんな事を言ったところで今更変わる物じゃないから、無駄な事はしないけど…。 「というか、助けられたって言うなら私も同じなんですよねぇ」 「まぁ、そうなるね。彼女が居なければ暴徒を撃退する人物は居なかったわけだし」 とは言えこの女、どんな危険な目に遭っても命だけは決して失わずに帰ってくる辺り悪運は強い。 今回の事だって、個人を標的に集団が襲撃しに来ていると言う危険極まりない状況を生き残っている訳だし。 ふと番の方を伺うと、少しばかり眉を下げた表情の彼女と目が合った。 「でも正直…そこまで視歩ちゃんに頑張って欲しくは無いんです。無理して怪我して欲しくないですし」 「…君も、随分と四方に入れ込んでいる様に見えるな。…おい、そのお前が言うな的な顔をやめろ」 いやいや、人臣さんに言われたくは無いですよ、と失礼な物言いを重ねつつ。 ふと何かを考えるかの様に押し黙ると、かと思えば直ぐに目を閉じて言葉を紡ぎだした。 「私、子どもが好きです。でもその中でも特に……気に入っている?…いえ、もっと…」 自分で自分の気持ちを確かめる様に、幾度も頭の中で言葉を反芻する様に。 人の心理を見続けてきたボクだけど、こういう表情をボクは余り目にした事は無い。 彼女は今、自分の思う本当の気持ちをボクに打ち明けようとしていた。 いつも能天気で何も悩みなど無さそうな彼女が必死に大事な何かを伝えようとしているのが、伝わってきた。 ボクだって心に関わる研究者の端くれだ。それがどれ程の覚悟で行われているか位は見て取れる。 「…好きに話せば良い。珍しく真面目そうな君の言葉を茶化すほど子どもじゃない」 「あはは…その見た目で言われてもって感じですけど。…まぁ、何というか。私、出来ることなら視歩ちゃんに痛い事をしたくないです」 研究者としては駄目な気持ちなんでしょうけどね、と付け加えてから彼女はこう続けた。 ―――駄目って分かってても、何だか好きになっちゃったんです。かわいいって思っちゃうんです。…幸せになって欲しいって思ったんです。 だから、と改めて番はボクの方へと向き直って真剣な顔をボクに向けた。 「視歩ちゃんが徴兵されるなんて、私は嫌です。…人臣さんもそうだと言うのなら」 あの子を―――助けてあげてください。と彼女はボクに頭を下げた。 …初めて、謝罪以外の理由で頭を下げられた事に気づく。…それほどまでに、彼女が真剣だと言う事にも。 でも、それでもボクは。 ボクはそのお願いに、その時頷く事はしなかった。…分からなかったから、出来なかった。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ あ、そう言えば。と番が思い出したかのように手を叩いた。 「私も何かお礼を考えておかないと…また猫のぬいぐるみにしようかなぁ」 「そこは猫で限定して良い物なのか?別に他のだって構わんだろうに」 前に番が買ってあげた大量のぬいぐるみも種は違えど全て猫で統一されていた。 コイツの趣味か何かかは知らないが、貰う方からすれば全て猫で統一されているのはどうなのだろう。 「あ、猫って指定してきたのは視歩ちゃんの方ですよ?だから今回も猫のにしようかと」 「なんだ、四方は猫好きなのか?知らなかったな…」 あまりそういう嗜好の話はしてこなかった気がするし、仕方ないという物か。 …いや、別にそんな話は必要じゃないのだから悪い事みたいに言う事ないだろう、ボクよ。 「みたいですねー。人臣さんも猫グッズにすれば喜ばれるかもしれませんよ?」 「別に喜んでもらう必要は無いんだけどね…考えておくよ」 あーでもまたぬいぐるみをたくさんかったりしたらお財布がぁぁ、と番が唸っている。 研究職なんてものに就いて金は十分貰っているであろうに、一体この女は何に金を使っているのやら。 それはさておき、アレイスターの思惑やら事の真相やらを気にするのも良いが、一先ずは目の前の事を。 頭の中で思いつく限りの猫に関連する物品を思い浮かべる…がそううまく浮かぶ筈も無く。 ボク自身、趣味に使うお金を差し引いても十分過ぎるほどに貯蓄は有り余っているので、金銭面は気にしなくても良い。 しかし選択肢が広がると余計に選びにくくなるという事実もあって、ボク一人で決定するのは厳しいと見える。 「…まぁ、ボク一人で悩んでも仕方ない。こういうのは本人に聞くに限るな」 「あ、視歩ちゃんに訊きにいくんですか?まぁ、その方が外れは無いと思いますよ」 だよな、と同意の意を示しつつボクは四方の部屋へと向かう事にした。 …と、その前に。そういえば認めたくないが一つ番にも仮がある事を思い出してしまった。 何があったかと言えば、件の襲撃自体は四方の働きによって大事無くやり過ごす事が出来た。 しかし四方も全てに手が回った訳では無く、幾ばくかの被験者が負傷してしまったらしい。 中でも一人、重傷を負ったのが松井弓削であった。 彼女は襲撃者を追い払う為に能力を使用したのだが、初めての実践使用と言う事もあってか能力が暴走を起こしてしまった。 松井の能力は「光学系能力」であり、光を操る物だ。 それを振るって襲撃者の力を削ごうとした所、暴走。 結果として行動不能に陥った所を襲撃者の反撃を受け、目に傷を負ったとの話。 四方が駆けつけた時には既に松井は倒れ伏していたらしく、その襲撃者に連れ去られる寸前だったとか。 (もう一歩遅れていたら、と考えるとゾッとする。四方に助けられてしまったな…) そして重要なのはここから。負傷した松井の元へと駆けつけ、適切な処置を以ってその命を救ったのがこの番である。 実際のところ目以外にも深い傷を負っていたらしく、死んでもおかしくない怪我を負っていたらしい松井だが… 「…あれ?どうかしましたか、人臣さん?」 この能天気極まりない女ときたら、全く以って淀みない手つきで処置を施したとかなんとか。 何度見ても、普通の医者なら匙を投げても何ら責められないような重傷患者を平気な顔で連れ戻した女とは思えんな… 最も、深く傷を負っていた目は完治することが不可能だったらしく松井は視力を失ってしまった。 大層ショックを受けていた松井と吉永だったのだけど… 更に言うならここで終わりでは無いのが番の恐ろしいところ。 視力を失った松井に対して番は何の迷いも無く、ある確認を取った。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 『弓削ちゃん!落ち着いて聞いてね…どんな方法でも、視力を取り戻したい?』 『………え…?』 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ その言葉に偽り無く、番は松井の視力を取り戻す事に成功した。 …どんな方法でもと前置きを置いたとおりに「義眼」と言う手段を用いて。 ―――電子義眼と言う物がある。 学園都市の中でも特に進んだ威力技術の賜物で、視力を再現する事まで可能とした偽者の瞳である。 しかし技術自体は進んでもそれを人へと施すのは人間だ。 電子義眼の技術自体は既に完成に近いそれへと至っているが、人間の視神経とソレを繋げる技術が人にはまだ備わっていないのである。 故に電子義眼を移植する手術は医者の中でも最高峰に近い難易度と謳われ、一部の天才的な医者のみに許された神業。 そんな天蓋の域に達している超技術を、よりによって医者でも何でもないこの女がいとも簡単に成し遂げたのである。 もちろんその事実は隠した。これが知れればどう考えても無駄な騒ぎが起こるしな。 「いや、どうと言う事は無いんだが…松井の件で君にも借りを作ったなと思ってね」 「え、仮だなんてそんな…。私だって弓削ちゃんを助けたかったんですから」 そう言うと思ったが、それではボクが困るという物。 助けられたならば対価を。借りには同じだけの貸しを。それがボクの美学だ。 「何か欲しいものを考えておきたまえ。…君の趣味はボクには分からないし、君から聞いた方が早い」 「人臣さん…。分かりました!とっておきのを考えておきます!えへへ」 なぜそんなにも嬉しそうなのやら…理解に苦しむね、全く。 そんな事を言いつつ、浮かぶ表情が無ではなく呆れの表情である事に気づいて、ボクも毒された物だと思う。 …いや、何となく察しはついているんだけどね。 多分、此処での…この『世界』でのボクは真実ではない事を。 どうにもここは随分と気楽な場所で、気楽な雰囲気で、気楽が許されるルールなのだ。 言い換えれば、伏線だのフラグだのお約束だのが成り立たないとも言う。 ここではどんな振る舞いも許されるし、つまりはここでしか許されない振る舞いがある。 (気楽で、平和で、優しげで、白いボクなんてその最たる物だろう…物好きな神様(書き手)が居たものだな) こういう世界は誰かが願ったからこそ存在しうる物で、そしてその願った誰かの願いをこれまた誰かが気まぐれにも叶えたから存在する。 …多分、いつぞやの番が話した都市伝説とやらもその片鱗なのだろう。 「まぁ、いい。こんな気楽なのも新鮮でいいさ。一つ目の邪神とやら、君の願いに沿ってあげるさ」 『…………………(そいつはどうも。そこの馬鹿の事、どうかよろしくね)』 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ―――という訳で、四方の個室の前。 「四方、居るかい?…いや、居ない訳が無いか」 『はいはーい。今、着替え中だから待っ………てなくてもいいか。どうぞー』 返事が返ってきたのでドアを開ける。 宣言通り着替え中だった様で、上はTシャツの下はパンツ一枚と言うラフな格好だ。 男には見せられないだろうが、同性のボク相手なら気にしなくて良いと言う魂胆だ。無論、気にしない。 「それで?何か用?…またあの痛い奴やんの?」 「いや、今日はそういうのじゃない。…四方、何か欲しい物はあるか?」 …いや、あまりにも不躾すぎたな。不躾と言うか、唐突? それと言うのも、四方が『痛い奴』と言う言葉を使ったときに言い知れぬ感覚に襲われたからである。 いやめて、何故ボクがこの子に罪悪感なんぞ感じなければならんのだ。 この子を所謂、痛い奴と呼ばれる仕打ちに遭わせているのはボクだしな。 当事者と言うか犯人が罪悪感を感じるって、どう考えても色々と駄目な奴じゃないか。 「え?欲しい物?………あ、この前の「対価」って事だね」 「察しが良い様で何より。それで?ボクのセンスで選ぶと大惨事にしかならないからな」 言えてる…のかな?と疑問顔になる四方を眺めてみる。 言葉にはしないが、成長につれてどんどんと見覚えのある顔になっていくな…。 誰の事かって?そりゃあこの物語の冒頭に出会ったあの良く分からん女だよ。 確かヨツバとか言う名前の女。もう今更、何と言うか分かりきった話だが、四方は十中八九あの女の娘だろう。 見た目今現在の四方と余り変わらん様な見た目年齢をしていたが、恐らく彼女は成人女性。 あの時点でそうと言う事は、今現在30歳に近いくらい…年代的にも丁度良かろう。 「そうだなぁ…パーカーとか?ネコミミの奴!」 予想していたとは言え、また猫か… 「…キミは、どうしてそこまで猫に拘る?いや、好きなのは分かっているからその理由についてだ」 どうしてそこまで猫に拘るのか、気にならない訳じゃない。 そもそもボクの研究に関係する事でもあるのだ…いや、猫じゃなくて。 本人の趣味嗜好に関しても、心の壁を崩すには重要な事項なのだ。…言い訳に聞こえないか、これ? 「えとね…んん…説明し難いんだけど…。私、此処に来る前の記憶は無いんだよね」 「まぁ、君が此処に来たのは随分小さい頃だったから無理も無いが…」 続けて四方は思い出すように何かを頭の中でかき混ぜながら語る。 いや、正しくは思い出す様にでは無く、思い出すかのような仕草をしている、だな。 多分彼女には思い出すべき記憶が無いのだ。要するに、この子には施設以前の「思い出」が無い。 「でも、覚えてないけど…夢の中で見る時があって…覚えてるんじゃなくて、何というか…」 「なるほど、意識的に思い出す事は不可能だが夢で整理される程度の深さにはその「記憶もどき」がある訳だ」 そうそう、そんな感じ、と同意を示す四方。 夢の中でしか思い出せない、否、夢の中でしか認識できない記憶と言うのは珍しくない。 「その夢の中で、私にそっくりな人が前を歩いてて…その人が―――ネコミミだったの」 「…ん?すまない、もしかして途中を訊き飛ばしたか?」 話が繋がっていない。―――の部分にボクが聞き逃した何かが詰まっていたに違いない。 でなければその会話にいきなりネコミミが登場する筈が…いやでも、うん、何と言うか。 「いや、聞き飛ばしてないと思うよ?…訊き飛ばす?いや、そうじゃなくてネコミミみたいな髪型だったんだよ」 「それを先に言え。何で君の夢の中で謎の人物がネコミミを着用しているのか焦っただろう」 答えどころか求める道筋すら分からない問題に答えろというのは科学者相手には酷だ。 色んな意味で無理ゲーである。先日、暇つぶしに番から借りた(やらされた)ゲームくらい無理ゲーだ。 「あー、あとね。私が始めてここに来たときの車の中で猫を見たんだよ」 「ボクの車か?……ああ、そういえばあったな。猫のクッション」 確かアレは…何で買ったんだっけ? 思い出せない…番がらみだった様なそうじゃ無かったような…。 「まぁ、猫好きのきっかけはそれかな。と言うか、選択肢がそれ一つだったというか」 「猫しか知らなかった、という訳だな。まぁ現状の君を見る限り他に選択肢があっても猫好きになってだろうけどね」 見る限りに通常の趣味嗜好と言うには度が過ぎたレベルで猫に傾倒している。 …本物の猫に触れた事が無いのが救いか。本物に触れたら後戻りが効かなくなりそうだな、この子。 「ともかく、ネコミミつきのパーカーが良いんだね?」 「いえす!センスは任せます!色とかはお好みで!」 いや、最初にボクのセンスに任せたら大惨事になると言っただろう。 ぐぬぬ…こうなったら事故覚悟で自分のセンスを披露するしか無いのか…。 「あー、最初に言っておくけど別にセンスを求めたりしてないからね?人臣のくれたのなら何でも嬉しいよ?」 「そう言ってもらえると気が楽…って、ボクのセンスを知らない癖に気を遣うな」 子供に気を遣われると色んな意味で死にたくなる。 いや、気を遣ってる自覚は全く無いだろうけど。そこら辺少し妙だよな、この子。 「ま、楽しみにしてますよー、なんて。それじゃあよろしくねん、人臣」 「はいはい。…それと、今更だがシャツに穴が空いているぞ」 げっ、と言う女の子らしくない声を背中に受けながらボクは部屋を後にする。 ま、貴重な意見をありがとうって事で…多分、番の方のも似た様なチョイスで良いか。 「……あ、指摘した所で結局代わりのシャツを買うのはボクじゃないか」 …ああ、何と言うか周りに限らずボクの頭の中まで騒がしい… ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「という訳で、お約束の品だ。特殊素材で作られていて銃弾すら受け止める代物だ」 「防弾仕様って…。センスが大惨事ってそういう意味…いや、デザインは良いだけに何とも」 その日を境に、四方はネコミミつきのフードを愛用するようになった。 それと四方の提案で、襲撃時に暴徒への対処に尽力した子供たち(吉永や松井など)にもお返しをという話になり… 「四方、あとコレを他の皆に渡しておいてくれるかい?」 「ん…?プレゼントと、リスト?他の子にもあげるのなら自分であげれば良いのに」 それは何と言うかバツが悪いだろう。四方や松井の様に皆が皆、ボクと会話を試みてくれる訳では無いのだ。 そういう意味ではボクを警戒しつつも会話をしてくれる吉永はある意味で大物なのかもしれない。 とりあえずそんな訳で、ボクから今回の功労者への報酬は四方を通して渡す事になった。 これは番の意見であり、改めて考えてみると中々に優れたアイデアだろう。 そこら辺の相手への気遣いは苦手とするボクだ。ヘタに被験者の子供たちの精神を逆撫でしてしまう事は確実だ。 当たり前の話だがボクは被験者に対し苦痛を伴う実験を行う立場な訳で、当たり前の話だが大抵の被験者はボクを恨んでいる。 …否、四方や松井や吉永とてボクを恨んでいない訳では無いだろう。 単にこの三人はどこか感覚がずれていて、恨みと態度が直結していない節があるだけだ。 「ふぅん…。まぁ、理由は分かるけど…分かった。私から渡しておくね」 「頼む。少なくとも君か松井でないと頼めそうにないからね」 四方の場合は前者の「恨みがある」と言う前提が、態度からは凄まじく察し難いのだが…。 しかしその外見的、印象的事実から感じる印象に対して彼女の恨みはとても分かりやすい。 なにせ何の捻りも無く言葉にしてしまうからであり、本人も全く歯に衣着せる気が無い為である。 『ほんとに人臣は人の嫌がる事を楽しそうにやるよねぇ。状況が違えば確実に殺されてるよ、私に』 そんなセリフを真顔で放つ辺り何処か狂っている。 対して同じ様にボクにフランクに接する松井なのだが… 『いや…自分が恨まれてるって分かっててそんな感じなんですよね?…そっか。なら私は大丈夫です』 と言うセリフを切っ掛けに、ボクに対する態度が軟化したと言う事実がある。 それまでは恨みの篭った目線を向けてくる事もあったくらいには、素直に恨まれていたのだけど… 『貴女がそんな調子なのにこっちだけ邪険にするなんて疲れちゃいますし…』 と言う凄まじく人間らしい理由でボクへの態度を変化させたのである。 状況に適応する力、実に人間的で素晴らしい事だ。…マッドサイエンティストのボクらしからぬ発言だな…。 それはさておいて、ボクが渡したプレゼントとその渡し先リストを受け取った四方。 その四方から後に受けた、受け渡し時の様子の報告が此方だ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「はい、芙由子にあげるね。これ…似合うかな?」 「髪留…ですか。ええと、ありがとう?…今度から着けてみる…」 松井に対しての場合とは違い、四方に対する時は敬語なのか…。 そこらへんに距離と言うか壁を感じるな。…そういえば、吉永が四方を見る目に違和感を感じた事があったな…。 あれは警戒とか、居心地の悪さとか言うよりもどちらかと言えば……嫉妬? 果たして彼女が何に嫉妬しているのか、それを調べる必要がありそうだ。 さて次は…松井である。彼女はどんな反応をしたかと言うと… 「という訳で、弓削ちゃんにはコレね。アイマスクだよー。寝るときにでもどうぞ」 「おおー!良い趣味してるよー!是非是非使わせて貰うねー」 ふむ、中々どうして松井は人間らしい反応だ。 感謝を分かりやすく伝える事ができるのは素晴らしい事だろうさ。 …いや、まて。ナチュラルに流しそうになったが四方の奴、さりげなくあくどい事を…。 こんな時に自分の好感度稼ぎに走るとはとんでもない奴である。 「良い趣味だなんて、褒めたって何も出ないよー」 何がって、そのプレゼントはボクが四方に「代理」を頼んだだけである。そう、買ったのも選んだのもボクだ。 しかし彼女の会話を見てみよう。まるでこれでは四方が皆にプレゼントをしているようではないか。 もしこれを天然じゃく、わざとやってるんだとしたらとんだ悪女だぞ、アイツ…。 あいつの教育係に番を選んだのは間違いだったか。 …ん?四方の教育係はボクじゃないかって?なんだそれは、まるでボクが性悪のようではないか。 「いや、人臣は性悪でしょ。…性悪って言うか、最悪?ある意味で、災厄?」 「言葉遊びでボクをなじるな。そんな三段活用は求めてない」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ …閑話 「それは確かなのかい?」 『ええ、誤りはありません。学園都市とヨツバさんに直接の繋がりは存在しません』 「ふむ…予想はしていたけど…。直接以外の繋がりならあると?」 『はい。余り話しすぎる訳にはいかないんですが…ヨツバさんと学園都市の理事長にはある共通した「肩書」があるんです』 「珍しく言葉を濁すな?そこまで危ない情報なのかい?」 『情報を知る事よりも、情報そのものが危険って意味です。特に、人臣さんは「科学側」ですから…』 「…なるほど…。それ以上言わなくて良い。「毒」の話はボクも聞いた事があるしね」 『存在そのものを論じるのはセーフでしょうけど…ヨツバさんの情報となると「中身」にまで及ぶので』 「分かった。引き続き調査をお願いしても構わないかな?」 『問題はありません。人臣さんの身に危険が迫るような事はしないよう心がけますけど…』 「どうしたって限界はあるだろう。多少は自分で対処するさ」 ―――毒、肩書、アレイスター。その断片が示す情報は明らかだ。 今まで「そちら」に縁は無く、これからも関わる事は無いだろうと踏んでいたのだが…。 「まぁ、いいさ。ボクの愉しみを奪うつもりなら容赦しない―――魔術師どもめ」 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ともかく今回の件以後、施設に居る子供たちの一部の装いが変わったとか何とか。 その最たる物は番だろう。なにせ… 「あっ、視歩ちゃん!どうー、このコスプレ!似合ってる?」 「おー。ブリジット?そのヨーヨー良く出来てるねー」 …あれだからな。いや、確かに喜んでいるから良いんだけどさ…。 人への贈り物のチョイスとしてコスプレ衣装と言うのはどうなのだろう。 いや、番自身が欲しいという物をあげたのだから文句言われる筋合いも無いんだが。 そしてそのコスチュームの主は女の子に見えるが実は男だと言う事を分かって着ているのだろうか…。 いや、ボクが知っているオタク知識を奴が知らない訳も無いか。 「人臣さんもコスプレすればいいのにねー」 「じゃあじゃあ、アンジェリアとかは?アルカナハートの!」 って、また怪しい会話を!と言うかアルカナハートのアンジェと言ったか今。 それYシャツ一枚じゃないか!コスプレでも何でも無いし! あいつらは一体ボクを何だと思っているんだ…いやまぁ確かに見た目的には適任かもしれんが。 …不意に自分の格好を見て、白衣姿の自分がまるで何かのコスプレにでも見えてくる錯覚を覚え、露骨に落胆。 番のオタク趣味に自分が順調に毒されている事実を再確認し、とりあえず番へのお仕置きを脳内スケジュールに加えておいた。 「おー!じゃあ今度までに用意を…って、別に用意するまでも無くYシャツ一枚で十分だね」 「Yシャツ一枚…そういえば人臣の肌って殆ど見た事無いかも」 って、おいおい。何だか話がまた妙な方向に向いてないか? そもそもYシャツ一枚のコスプレとは到底言えない痴女衣装を本当にボクにさせる気かこいつら。 肌を見た事が無い…って、そりゃあ彼女らの前で着替えをした事なんて無いから当たり前だろう。 住居としての機能も備えたこの研究所にはシャワーや風呂も設備として設置されてはいるが…。 「そういえば他の女の職員さんとはシャワー室で会いますけど、人臣さんとは会いませんね」 「そりゃあ、ボクの部屋には個別にシャワーが設置されているからね」 えーずるい、等と喚いているがボクはここの責任者なんだから平の研究員と同列に語られても困る。 別に他の職業と違ってリーダーが威厳を発揮して指揮を執る類の仕事では無いとは言え、あまり馴れ合うのもなぁ。 …まぁそれに。シャワー室で出会うと言う事は、つまり裸という訳で。 それは同時にボクの裸を見られると言う事。ここで唐突にボクの身体的特徴について述べておくとだ。 ボクの実年齢は今年で23歳だ。それに対して身長は……まぁ、122cmと言う事で。 お察しの通りボクの体は成長を忘れたかのごとく15年前から殆ど変化していない。 驚くべき事に外見だけの話では無く、そもそも身体年齢自体が停滞しているらしいのだ。 無論、ボクの外見は人から見れば小学生の、それも低学年にしか見えない訳で。 身体的データを数値で表すなら…上から59cm…45cm…って、スリーサイズを公開してどうするボク。 そんな体で研究員の中に混じれば嫌でも目立つし、そもそも裸だと本気で幼児と相違点が無いのである。 普段は白衣なりなんなりで研究者っぽさを演出できるけども、それを剥がされると最早威厳も何も無い。 そういう姿を部下に見られるのは勘弁願いたいと言う理由である。 「えー、いいじゃないですかー。一緒にシャワー浴びましょうよー」 「キミはボクの何なんだ一体………断る。キミに裸を見られるなど断じて御免だ」 ええー、と不満顔の番を放っておいてボクは部屋を後にした。 これ以上此処に居ると面倒な話題に本格的に巻き込まれそうだからだ。 …しかしここで考えるべきだったのだ、ボクは。 この番と言う女がそう易々と引き下がる奴ではないと言う事を。 悪巧みに関しては普段以上の手腕を発揮する事もボクは十分知っていたにも関わらずだ。 …そう考えるとボクの方に落ち度があったかのような言い草だが、もちろん悪いのは番の方である。 これはボクが去った後、残った二人が交わした言葉である。ボクがそれを聞く事は無かったが… 「ふっふっふっー。いい事考え付きました。この方法で人臣さんの裸体をこの目に…!」 「…番、すごく悪い顔してるよ…。放送できない顔に…」 この会話をもしボクが聞いてたら速やかに研究所を離れただろうな、うん。 そしてこの番の考えた「いい事」と言うのが本当に碌な物では無かった事は、言うまでも無いだろう…。 はぁ、モノローグですら騒がしい… ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ん…?何だ、お湯が出ない…。全く、こんな時に故障だなんて…」 一週間ほどの間を挟んで、ボクは一つのピンチに陥る事になる。 その日もシャワーを浴びる為に脱衣所で服を脱ぎ、それを籠に入れてシャワールームに入る。 しかしそこで問題が起きた。 お湯を浴びる為に蛇口を捻るが、一向に湯が出てくる気配が無い。 というか湯どころか水が出てこない。…完全に故障だな…。 「仕方ない…。浴びてる最中に水に変わるよりマシか…」 そう言って脱衣所へ戻った所で異変に気づく。 …さっき脱いだはずの服が無い…。白衣に限らず、下着まで含めて全てだ。 「…おいおい、これはまさか…」 一瞬で悪巧みをする番の顔が思い浮かんだが、もしボクの予想通りなら洒落にならんぞコレは。 アイツの事だ。持っていかれたのはこの服だけではなく… 「やっぱり…!番の奴、服全部持っていったな…!」 ボクの部屋から、凡そ服と呼べる物すべてが持ち出されていた。 白衣から下着まで全て、そう全部である。…無駄に手が込んでやがる。 というかこの短時間でどうやって全部を持ち出したんだアイツは!? こういう時に限ってよく分からない手際のよさを発揮しやがって!普段からもうちょい頑張れ! 「さて、それは兎も角。これからどうするかだな…」 いつまでも裸のままでいる訳にはいくまい。 最悪、研究室の中なら裸でも構わないが…このままでは外に出る事ができない。 …裸?ああ、そうかこの前のはコレの前フリか! アイツ、ボクの裸が見たいが為にここまでしたのか……怒りを通り過ぎて呆れてきたぞ…。 「となると、ここで待ってれば元凶がノコノコやってくるはず………ん?」 そこで目に入ったのはこの部屋には無いはずの物だった。 それが何かと言えば… ―――――Yシャツ一枚と、ぬいぐるみだった。 (そっちも前フリだったのか!?と言うか、コレを着ろと!?) しかしこの部屋に凡そ着衣できる物はソレしかなく…。 重ねて言うならば、コレに従わない限り自体は全く進む気がしないという確信めいた予感がひしひしと感じられる。 となれば取るべきは… ―――――30秒後…(袖を通すのに躊躇した時間) 「ぐっ…この屈辱…!というか、風邪でも引いたらどうする気だアイツ」 薄着オブ薄着と言ってもいい格好(誤解を恐れずに言うならば裸Yシャツ)は、少しばかり肌寒い。 無論、研究所内は暖房が効いているがそれでもだ。 「しかし…我ながら犯罪臭しかしないな…。完全に幼女じゃないか」 自分で言ってみて凄まじく鬱りそうな事実だが、否定する材料がまるで無い。 年端もいかない幼女にこんな格好をさせた奴は、他の事情すべてをすっ飛ばして即ギルティだろう。 …まぁ、年端もいかないとは言えないボクだが、番がギルティなのは変わりない。 「さて、不本意だがあの馬鹿の元に向かわないと。…この格好でか。想像以上にきついものがあるな」 という訳で決心が鈍らない内に部屋を出た。 まぁ、今日は他の研究員は殆ど出払っている上に残った一部の奴もこの棟には残っていない。 番がそこら辺を配慮したかは知らないが、そこは心配の必要は無い様だ。 「いや、それにしたってこの格好は…」 早々に服を取り戻さねばなるまい、と焦れば焦るほど番の手の内に嵌る。 ここは悠々とした態度で彼女の元まで辿り着かなくては。 …一体何のゲームの導入なんだか。出来が悪いにも程がある。 「と、こういう時に限って人の気配…。さて、鬼が出るか蛇が出るか」 正直、研究委員の誰かと言うのは勘弁願いたい。 こんな姿を目撃されたらこれからの身の振り方を考えざるを得ないじゃないか。 …もちろん、目撃した側の処遇をである。 基本的にボクの発想とアイデアは自分中心、自己中心、唯我独尊から生まれる。 「あ、人臣だ。何してるの?」 …ある意味では助かったと言うか、幸いだった。 角から顔を出したのは研究員ではなく、被験者の子供。 その中でもボクに関してかなりフランクに接してくる事に定評のある「松井弓削」である。 彼女がいると言う事は…まぁ、当然の如くその後ろには「吉永芙由子」もいる訳で。 「…どうしたの、その格好…?あ、もしかして寝起きのまま出てきちゃったの…?」 「いや、例え寝起きでもこの格好で歩いたりはしないだろう…」 しかしボクのこの発言に対して不思議そうに首を傾げる吉永。 そしてゆっくりと腕を上げて指を指す。…隣の松井に向けてだ。 「え?なにそれ、何でそこで松井を指差すんだい?」 「だって…弓削ってば寝る時はそんな格好だし…寝ぼけてそのまま出歩くし」 こんなどうでも良いお話でそんな設定を明かさないでくれよ…。 と言うかこの子、そんな事してたのか…ボクが言うのもなんだがもう少し人目を気にしてだな…。 「あ~、私って朝弱いからさー。芙由子の布団に潜り込んだりさー」 「冬は暖かいから良いけど…夏とか暑苦しいよ…」 なにこの子達…何でボクが羞恥露出プレイ(強制)させられている時に目の前で百合百合してるのやら…。 いや、確かにこの二人が親友と呼んで差し支えない間柄なのは知っているんだけどね。 確か二人は四方とも交流がある筈だ。 特に吉永の方は四方ともかなり仲が良かった筈だし…その割りに吉永は時折、四方を複雑な心境で見ているようだが。 彼女が感じる事は分からなくも無い。 実験の成果で言うならば吉永や松井、この両名は優秀な成績を上げている。 恐らくは最終工程まで残るであろう…が、それが霞んでしまうほどに優秀な過程を刻んでいる者がいる。 言うまでも無く「四方視歩」の事であり、その適正は他の追随を許さない。 (この二人も決して悪くないのだが…特に吉永は相当な才能を抱えているし。でも…) 如何せん吉永は精神面に問題があると言わざるを得ない。 素質は十分だが、心に問題を抱えている事実はボクの目指す物へ至るのに障害となる。 その点、松井は精神面に於いては問題は無い。 だが逆に彼女の場合は身体的な素養がイマイチと言うか、及第点の域を出ないのだ。 (ままならない物だな…。四方は両方を備えていると言えるが…あの子も何処かオカシイしな) 「芙由子ったら肌スベスベなんだもん。羨ましいったらないよ~」 確かに傍目から見ても吉永は色白で、美肌と言って差し支えの無い肌質をしている様だ。 特に手入れをしている訳では無いだろうに…いや、分からないな。また番が余計な事をしている可能性が… 「え?確かに置いてあるシャンプーとかボディーソープとかは番ちゃんが選んでるらしいけど…」 「アイツ、最早経費の無駄遣いを自重する気がまるで無いな…」 そういえばその言う消費品の補充はアイツに一任していたっけ。 …経費で落ちるか、これ?と言うか、ボクも気にせずソレを使ってたな。何故か負けた気分だ。 「そういえば…人臣さんも意外と…」 「な、何だ松井…怪しい笑顔でにじり寄ってくるな…!」 がばぁっと飛びつかれるように肉薄され、何をされるかと思えば抱きつかれる。 …本来なら被験者の子ども達がボクを害そうとした際に、それを阻むための対策を用いるべき状況なのかも知れない。 知れないっていうか、普通なら被験者に飛び掛られるなんて問答無用で反撃すべきだろう。 しかしここまで平和なノリで行われた行動とあってはそんな反応が正しいとは思えない。 つくづく場のノリとか、雰囲気とか、お約束って言うのは恐ろしいものだと実感。 「おお、これは中々…肌スベスベ~っていうか、本当に人臣さんちっちゃいですね~」 「身長…120cm位しかないよね…?そんな格好してるから、ますます子どもっぽいと言うか…」 いつの間にか吉永も近寄ってきて、勝手にボクの頭を撫でたりしている。 幾ら抵抗しなかったとは言え、好き勝手に触りすぎだコイツら! 「むぐぐっ、いい加減に離せっ…!と言うか頭を撫でるな子ども扱いするな変な所を触るなー!」 段々手つきが怪しくなってきたぞ、この松井! 百合の気があるのはコイツの方かっ。吉永の助けを期待するしか…! 「………なんか、こうやって頭をナデナデするの…良いかも…妹が出来たみたい…」 「こっちはこっちで新しい自分を開拓するなぁぁぁっ!!」 幾ら閉鎖的環境下とは言え、こうも妙な性癖に目覚める必要は無いだろうに。 四方も四方で異常なまでの猫好きだったりするし…百合に、シスコンに、ケモナーとか業が深過ぎる…っ。 「暴れないで下さいっ!服が脱がし難いじゃないですかっ!」 「そもそも脱がす程、服を着てないだろ!ってそう言う問題じゃないだろぉぉぉっ!!」 研究所内に、ボクの断末魔が響き渡った…。 いや、死んでは無いけどね? ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「酷い目に遭った…今日は厄日だな…」 松井から命からがら逃げ出し、その追跡を撒く事に成功したボクは一息ついていた。 あのままあそこに留まっていたら何か大事なものを失くしそうな気がした故の全力離脱である。 ここまで本気で運動したのは数年ぶりの事だ。 人間、必要に迫られれば大抵の事が出来ると言ういい例だな。 「さて、無我夢中で走ってきたが…ここは…」 辺りを見渡すと、一番最初に目に入ったのは脱衣所だった。 脱衣所があると言う事は十中八九お風呂場だろう。 この研究所の風呂場は、被験者用の物と研究者用の二つがあるが、そのどちらも共用スペースとなっている。 湯船もあるが基本は皆、シャワーで済ませることが多いのだとか。 一部の研究者(番とか)は湯船に拘っているとか何とか聞くが、正直ガスと水道の無駄な気しかしない。 そして現在地は被験者用の風呂スペースの様で、中は静まり返って……ん? 「人の気配がするな…こんな時間から誰かが入ってるのか?」 疑問に思って中へ入ると、脱衣所にあったのは見覚えのある姿だった。 と言うか四方だった。それも服を脱いだところだったらしく、素っ裸である。 「あ、人臣だ。…その格好、人臣もお風呂に入りに来たの?」 「いや、そういう訳じゃないが…。君こそこんな時間にどうしたんだ?」 現在の時刻は昼過ぎ辺りだ。風呂に入るには少々時間はずれと言うべきだろう。 ボクの問いに対して四方はあはは、と笑いながら一言 「汗かいちゃって。気持ち悪いから汗を流そうと思ったの」 「汗をかく様な事をしたのかい?運動を禁止している訳では無いから咎めるつもりじゃないが」 えーと、言って良いんだっけ?とか首を傾げている四方に何やら薄ら寒い予感を感じる。 このタイミングで一仕事終えたぜって顔をしている四方が、一体どんな行動で汗をかいたのか。 …いや、まさかとは思うが。 「番に頼まれてね、人臣の部屋にある洗濯物を全部持ってきてって。しかも出来るだけ迅速にってさ」 能力まで使ったら疲れちゃった、と四方。…実行犯はこいつだったのか…。 通りで番がするには物理的に不可能なレベルの早業だった訳だ。この子の風使いならば、一度ですべての服を持っていくのも難しくあるまい。 「それで?ボクの服は何処に持っていたんだ?」 「ランドリールームだよ。今、洗濯ちゅー」 やはり洗濯されていたか…!これでは服を取り戻しても着れないじゃないか。 ここまで考えて四方を扱うとは、番の戦略スキルも中々侮れんな…努力の方向音痴だが、 「仕方ない…直接、番を叩くとしよう…」 「あ、それより…人臣も汗かいてるよ?丁度湯船にお湯張ったし、入ろうよ」 よりによってボクを風呂に誘うのか、この子は。 …汗をかいているのは確かだけど、一緒に入る必要なんて……… (断っても、聞かなそうだなぁ…この子。はぁ、仕方ない) 必要なんて、無い。無いけれどしかし、それだけではきっと無い。 何がボクの心を揺らしているのかなんて知らないまま、諦めに近い心境でボクは四方へと歩み寄り、こう言った。 「…汗をかいているのは確かだし、そもそもシャワーを浴びようとして水を差された訳だからね…分かった、そうしようか」 「あははっ。人臣とお風呂とか始めてだね」 そりゃそうだろう。ボクとキミは親子でも家族でも友達でも無いんだから―――と言おうとして、止まる。 さて、だとしたら彼女らはボクにとって何なのだろう。彼女らにとってボクは、何なのだろう。 普通に考えて被験者と研究者、だろうけども。何だかそれだけで終わらない、終われない因縁があるのも確かで。 よくよく考えてみればここまで長い期間、同じ人間と接し続ける生活は生まれて初めてでもあった。 (感傷…としか言い様が無いな…。だがそれでも確かにボクも絆されているらしい) 気づけばこうして被験者の子どもとお風呂なんぞに一緒する始末である。 最早、狂気のマッドサイエンティストなど形無しとしか言い様が無い。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「ふぅ…良いお湯だねぇ…」 「…何時の間にやら、君にまで身長を追い越されていたんだな」 四方だって決して背は高くなく、小柄と言っても差し支えの無い体型だ。 しかしそれでもボクの身長を追い越して尚余りある体躯は、時間の流れを感じさせる。 ボクの体は時間の流れを忘れたかのように昔からこのままだし…。 「人臣ってさぁ…会った時から全然変わってないよね、見た目」 「まぁ、確かにね…。多分死ぬまでこんな感じだよ、ボクは」 今更、停滞した体の成長が始まっても却って迷惑とも言える。 この小さい体に愛着があるとまでは言わないけど、この形が一番慣れている。 今更体が大きくなった所で逆に行動に支障が出てしまうだろう。 「私は…そのままで良いと思うけどね。ちっちゃくて可愛いし」 「君まで松井みたいな事を…」 ああ、弓削ちゃん女の子好きだもんね、と笑っているあたり松井の趣味は周知の事実らしい。 すっ…とボクの肩に手が置かれる。そちらを確かめるまでも無く、その手は四方の物だと分かる。 すっ、すすっ…と探るような手つきがくすぐったいが、特に咎めない。 一通り感触を楽しんだかの様に手を離すと、なにやらおかしそうにクスクスと笑う姿を見て、思い出した事がある。 (ああ、この子の笑い方は…そうだ、あの時「ヨツバ」と名乗ったあの女に似ている) この子はあの女の事を覚えてはいないだろうが、それでも通ずるものはあると言う事だろう。 今になって分かる事だが「見定める」だの「託す」だの言っていたのは、四方の事を言っていたのだろう。 自らの娘を託すべき相手を見定めていた…と取るのが普通だろう。 (しかし何故あの女はボクにこの子を預ける様な真似を…?わざわざ託す相手を探している辺り無関心という訳では無さそうだが…) 「ふふふっ、意外と肌スベスベだね。不健康そうなのに…」 「特に気を遣っている気は無いんだけどね…番の奴が色々と世話を焼くんだ」 アイツと会ってからそんな事ばっかりな気がするな…。 そう言えば、番と四方は良く一緒に居る事が多いけど…この子は奴の事をどう思っているんだろう? 「番の事?面白い人だよねー、何か此処に似つかわしく無いくらい明るい人」 「能天気とも言う…確かに似つかわしくは無いかもしれないけど、奴も確かにこちら側の人間なんだよ」 そう、番は能天気で明るく、平和で無邪気で…確かにそこだけ聞けば学園都市の闇になど全く関わらない様な奴だ。 でも彼女自身の問題と言うよりは世間が、その目が彼女を表舞台から突き落としたと言える。 以前も説明したように彼女は埒外と言っても良いほどの医療の技術を有している。 学園都市には「冥土返し」と呼ばれる医師が存在すると聞くが…才能を持つ人すべてが彼の様に名を馳せるとは限らない。 否、優れた才能を持つ人物は得てして周りから排除されるのが世の中だ。 同じ理由で番はこちら側へ落ちてきた訳だし、現にボクの助手として拾われてなければどうなっていた事やら。 「…やっぱり番の事を助けたのも、人臣なんだねぇ。なんていうか…やっぱり、人臣は矛盾してるというか」 何やらブツブツ言っている四方だが、その内容は聞き取れない。 どうにも何かを悩んでいる様子…悩んでいるというより何かを躊躇している感じか。 「うーん、人臣ってさ。恋愛とかした事ある?」 「何を急に言い出すかと思えば…。逆にボクが恋愛に現を抜かすような人間に見えるのかい?」 まぁ、とは言えボクの両親は恋愛結婚だったと聞くし、全く無縁ではないのかもしれない。 少なくともこの血には恋愛が出来る何かが含まれている様だし、将来的には………いや、やっぱり無いな。 「…何だ、好きな男でも出来たのかい?」 「あはは、だとしたら祝福してくれるの?」 …また妙な質問を。それをボクに聞いてどうすると言うのだ。 さて、しかしどうだろう。もちろんボクのしている研究を考えれば感情の昂ぶりを生む恋愛は歓迎すべき事でもある。 しかし、しかしだ。どうにもボクの口はそれで終わる事を良しとせず、余計な事を言おうとしている様で… 「……碌でも無い奴相手なら…祝福は出来ないな」 ん?いやいや、ボクは何を口走っているんだ!? これじゃあまるで娘の彼氏を値踏みしている親のようでは無いか。 …状況的には語弊が無いもんだから、余計性質が悪いな。 「―――――くっ…ふふっ、あははははっ!何それ、まるでお母さんみたいな事言ってる!」 「……うるさいな。ボクは唯、碌でもない男が嫌いなだけだよ」 全く、調子が狂うったら無いな。 もはや此処までくればボクが四方を多少なりとも特別視している事を認めざるを得ない。 おもちゃとしてか、被験者としてか、はてさて…。 「ま、悪い気はしない…っていうか、意外と嬉しいかも。ちなみに好きな男なんて居ないよん、お母さん♪」 「何だそれは…と言うか居ないのか。無駄に焦っ…いや焦っては無いが。あとお母さん言うな」 いかんいかん、無駄に狼狽している。四方にペースを掴まれる等あってはならない事だ。 とはいえ流石のボクもお母さんなどと呼ばれては平常心で居るのは難しいという物だ。 何せそんな経験無かったしな…初めての事と言うのは幾つになっても慣れないもんだ。 まぁ、慣れないからこそ人生に楽しみがあるとも言えるが…何ともね。 「くくっ…慌て過ぎ…っ。あー、お腹痛いっ、人臣ってばそんなかわいい所見せられたら恨むに恨めないよー」 「大人をからかうんじゃない…ったく。そんな曖昧な理由で恨みを薄めてたら世話無いぞ、ほんとに」 この時点では知る由も無いが、将来的にも四方は今のセリフを言う事になる。 最もその相手はボクじゃなく彼女の親友となる、とある紅い少女に向けてなのだが。 要するにこの子は恨みや怒りを些細な事で忘れてしまう性質なのだ。 彼女のそんな性格が無ければ、ここでのこんな会話も生まれず…ボクや四方が辿る物語ももう少し違う形になって居た事だろう。 …と、そんな事を考えながら四方との風呂を過ごしていた…のだが。 そういえばボクには四方について考えなくてはならない事があったのだった。 「そういえばさ、人…お母さん。私のアレ…戦闘訓練って何時まで続けるの?」 「わざわざ言い直してまでお母さんと呼ぶな。…まぁ、それについては少し考えているんだ」 ふぅん…とあまり気にした様子も無い四方。そもそも彼女は戦闘訓練自体は乗り気だったしな。 ただし理由を告げていないから、何の為の訓練なのか疑問を持ったのだろう。 そして考えている事と言うのはもちろん、四方を徴兵から逃すための手段である。 学園都市の上層部に都合よく扱われる兵士になどして堪る物か、と思っているのは良いのだが…。 (具体的な方法といわれてもさっぱりだな…) 出来れば手元に置いたまま、徴兵を無かったことにしたいのだが…。 どうにもそれは無理そうだと言う事がここしばらくの調査で判明した次第だ。 となれば残された道は一つ。ボクが彼女を手元から放棄すること。 しかしそんな事をすればボクが彼女を研究することが出来なくなると、頭から排除していた案だったのだ。 でも、今の四方の様子を見ると… (例え彼女がここを離れたとしても、この様子なら改めてコンタクトをとる事が出来るんじゃないか…?) 仮に四方がボクの監視下を一時外れたとしても、改めて関わりをもてるなら大した問題じゃない。 そもそもボクの進める研究を考えれば彼女がその一生を施設内だけで終えるより、外に出て様々な経験を積む方が余程良い。 一番重要な「他人との関わり」という要素も施設内より余程、達成しやすい。 賭ける可能性としては十分過ぎる…いや、むしろそれしか無いまである。 「四方、君に聞きたいんだが…もしここを出る事が出来たら何をしたい?」 「また突拍子も無い質問ね、それ。…そうだなぁ…色んな人と知り合いたいかな」 ふむ…やはりコミュニケーション能力自体は高いと見える。 この様子なら施設の外へ出てもそれなりにうまく交友関係を広げる事だろう。 「そうか…まぁ、聞いてみただけなんだけど」 「いやいや、怪しすぎるでしょその質問。なに、私に関しての話なの?」 察しが良いのは良いことばかりでは…いや、今のは質問があまりに露骨過ぎたか。 しかし四方に気取られたとはいえ此方から素直に話すという訳にいかないのも事実。 「いや、君は知らなくても良いことだ。…ボクが教えなくともいずれ分かる事だしね」 「ふぅん…。ま、いいけど。このままだと私、兵士にされちゃうんでしょ?それがどうにかなるって話なら嬉しいんだけど」 ―――やっぱり察しが良過ぎるのは考え物だな…。 ボクは四方に何も告げていないし、幾ら番でもこんな重要な事を勝手に伝えるとは思いがたい。 彼女は自身でその事実に辿り着き、それを察したのだ。 その上でここまで気丈な態度を取れるのは計算外とも言える。 誰だって自分の未来が悲惨な物であると分かった時には絶望する物。 彼女とて例外では無い。しかしそれを受けてどう受け止めるのか、どう立ち直るかは人による。 そこで問われるのがその個人の心の強さだとするのなら、四方は十分にソレを満たしていた。 そしてそんな心の強さこそがボクが求めた物、ボクが目指す道の先へ至る為の鍵だ。 …科学者としてどうかと思うほどロマンチストな事を言っている自覚はある。 もし仮にボクが現在取り掛かっているこの「暴走能力の意図的な発動」というテーマに隠された本当の目的を 学会に発表でもしようものなら、それを聞く全ての人物から冷笑を貰う事は想像に難くない。 唯でさえ「多重能力」に関わる研究は冷たい目を向けられ易い上に、ボクの理論は理論とは言えない様な不確かな物。 しかし超能力が人の心に関わる物である以上、確かな計算式なんてある筈が無いとボクは考えている。 ある筈が無いのだから試してみるしか道は無い。 そういう結論でボクはこんな研究に取り掛かって居るわけだし。 どちらにせよ綱渡りであると言うなら、どんな道を選ぶのにも躊躇は無い。 そんな事を考えた時、ボクは一つの方策を思いついた。 ボクの管理を外すという案を思い浮かべた時、最初に考えたのは「他所の研究へと移す」という物だった。 しかしそれは結局その場しのぎの時間稼ぎにしか成らない。 だがその時間稼ぎを何時までも続けられるなら?他所の研究所へ移すだけでは足が着く。 ならば足が着かないような、限りなく自由な立場へと彼女を置く事が出来たなら? (表の世界へ、なんて言うのは不可能だけれど…彼女を外へ逃がすならば…) 例えその先が学園都市の闇だとしても、彼女が人と関わる事は研究の助けになる。 そして彼女が消息を絶ったのならば、徴兵もしようが無くなる。 彼女が逃げ出した後、改めてボクの方から彼女とコンタクトを取れば実験にも支障は無い。 …この方法ならば、いけるのでは無いか? もちろんその場合、現在行われているこの実験を凍結し四方を追う「理由」を表向きなくしておく必要があるが。 その他の被験者を切り捨ててでも、ボクは四方に拘るべきか? そこまでして彼女を助ける理由が、ボクにはあるのか? 「まぁ、君をむざむざ他人に渡す様な真似はしないつもりだけどね」 「あら頼もしい。なら期待して転機を待っておくとしますわー、なんちって。頼りにしてるよ、お母さん♪」 おどけて笑う彼女は相変わらず明るい限りで、それを見たボクは一つ思う。 彼女のこの性格を形作ったのは、恐らくは番であろう。 彼女の母親であろう、ボクが出会ったヨツバと言う女はここまで活発な性格では無かったし。 それにボクはこんな性格では無いし。となれば消去法で番の性格が影響を与えたのだと断定して問題ないだろう。 きっと研究所襲撃の折に、彼女が番や他の被験者を護ったのも番のお人よしを受け継いだからだろう。 それに本人も番の事を気に入っているように話していたし……そして、何よりも。 ―――あの子を、助けてあげて下さい。 番のあの言葉。あの表情。そこから感じた、彼女の心。 …それはボクにとって理由に、なる。四方へと拘る理由ならあったのだ。 四方をオモチャと言ったボクだったけど、当の四方はボクの知らない所で(あるいは知ろうとしなかった所で) 「番の大切な物」へと自分の意味を昇華して見せた。…ならば既に、彼女は意味の、役割のある物なのだ。 ボクは今まで「置き去り」達を使って非道な実験を続けてきた。 何故わざわざ置き去りを材料に使う様な方法を取るのか、それは簡単だ。 …彼ら、彼女らには「意味」や「役割」が無いからだ。 親に捨てられた彼女らは放って置けば死ぬ身だ。既にその命に意味は無く、果たすべき役割すらない。 だからこそボクは彼らを「オモチャ」として壊してきたのだ。 でも今度は違った。…四方に限った話じゃなく、それは恐らく吉永や松井にも言える事。 …理由や役割を持った彼女らはもう、オモチャでは無いのかもしれない。 だとすれば最早悩む理由や躊躇は必要なかった。 (方法は決まったな。どうせ乗りかかった船…番にも最期まで付き合ってもらうさ) 四方視歩を施設から逃がし、徴兵を回避する。 そしてボクと番とで彼女を見守り、手助けし、その経過を観察する。 これがボクの選んだ答えだ。…我ながらとんでもないお人よしな案にしか思えないけれど。 …ふむ、何だか考え過ぎた頭が妙な音を立ててショートしている気がする。 でなければ隣で風呂へと浸かる彼女が「おもちゃ」ではなく「手の掛かる娘」などに見える筈も無いだろう。 少し考え方を変えただけで、ここまで見え方が変わる辺りボクも単純な人間だったようだ。 まぁ、単純ならば単純なりに番を見習ってノリに身を任せてみるとしよう。 「だからお母さんなんて呼ぶなと………まぁ、二人の時なら…構わなくも、無いけれど」 「…え?ちょ、ちょっと人臣?悪いものでも食べたの!?目を覚ましてっ!」 …少しこっちから歩み寄りを見せたらこれである。 全くもって納得できん程に理不尽な話だ。必死にボクの肩を揺する四方の声を受けながら思う。 ―――ああ、二人きりの風呂場の中ですら…ここは騒がしい。 ………あ、因みにボクの服を掻っ攫った番には後ほど然るべき報いを受けさせておいた。 確かに彼女のお陰で思考を吹っ切ることが出来たのは確かだが、それはそれ、これはこれ。 まぁ、それに… 「最近はこうして君にお仕置きをするのも、楽しみの一つになっていると気がついてね」 「って、そんな新しい境地に目覚めないでくださぁぁぁぁぁぁいっ!?」 ―――騒がしいのも、場合によっては悪くないのかも。
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スコア オープン戦 札幌-東京 札幌ドーム 東京 000 002 000-2 札幌 200 000 01X-3 (東)小坂、萱村、●アニス-四方木田、牧田 (札)柳生、真喜城、H龍造寺、○最上、S赤井-碓氷 戦評 前日に名古屋との新球団対決を制した札幌、今回はPGB最古参の東京を迎えての一戦。札幌は柳生、東京は小坂と、共に昨シーズン 横浜でプレーした両投手が先発でマウンドに上がる。 東京は初回、一死一・三塁のチャンスにこの日4番に抜擢された四方木田がレフトへのフライを打つ。犠牲フライで先制と思われ たが、ここはランスの好返球もあり、ホームのクロスプレーはアウトの判定。先制を逃す。 その裏、札幌はフォアボールのランナーをバントで送りチャンスメイク。続く3番・海老名が甘く入ったストレートを一閃すると これがバックスクリーン直撃の2ランホームラン!札幌が首尾よく2点を先制する。 反撃したい東京は4回、一死二塁のチャンスを作ると、四方木田が今度はセンターへ抜けるヒットを放つ。このヒットで二塁走者・ 秋田が一気にホームを突くが、ここも札幌の守備が冴え、ホームタッチアウト。東京の反撃の芽を摘み取る。 しかし6回、東京がツーアウトから水無月・四方木田の連打でニ・三塁とすると、札幌は柳生から真喜城にスイッチする。しかし 5番・橋本がストレートをセンター前にはじき返すと、今度はこれが走者一掃のタイムリーヒット!ここで東京が同点に追い付く。 東京はさらに7回・8回にも得点圏へランナーを進めるが、札幌のリリーフ陣を前にあと一本が出ない。 東京の攻撃を凌いだ札幌は8回裏、先頭の劉がフォアボールで塁に出るとすかさず盗塁を決め、勝ち越しのチャンスを作る。すると 2番・竹之子がレフトへ決勝のタイムリーツーベースを放つ。その後、最終回を赤井が抑え、札幌がホームでオープン戦2連勝を飾っ た。 札幌は、柳生が6回途中を2失点でまとめる好投。前日結果を残した海老名・竹之子がそれぞれ先制打と決勝打を放ち、勝利に貢献。 また守備陣も随所で失点の芽を摘む好プレーを見せた。 東京は、二番手・萱村が3イニングをヒット1本で抑える安定したピッチング。野手も四方木田・橋本がそれぞれ2安打とクリーン アップでの起用に応えた。 責任投手・本塁打 [勝] 最 上 1勝 [S] 赤 井 2S [敗] アニス 1敗 [本] 海老名 1号 試合詳細 +... 打撃成績 +... 投手成績 +...
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閲覧に当たっての諸注意 総合結果発表及び、今後の展望はかなりの勢いでフリートークです ある程度解説・注釈・gdgdを含みますので、そういったものが苦手な方は閲覧を控えてください。 「結果が知りたいんだよ!」という方は、こちらにいくと幸せになります。 それでは、どうぞ。 総合結果発表 ~今回の結果を受けたエラッタの相談も一段落したところ~ 玄霧 とりあえず、だ エラッタ関係は一旦おいて 今回のゲーム結果を振り返ろうではないかw 四方 ういw 蓮田屋 うぃw 玄霧 まずは、A卓優勝のハロンフェルド監督。 内容としては7Tで11155のフルハウス+修正なしで53点。 まあ、うん。華麗なる速攻だったよね 四方 ハロ監督は綺麗だったw 玄霧 カードのめぐりが神がかってたといわざるをえない。 7Tでフルハウスは理論上最高値 いや、理論上ではないか。現実的に考えて最高値、だなw #そこにプロモなし5カードが居た 四方 (8Tだけどね) 蓮田屋 お見事でしたw 実は下馬評では木坂監督有利と見ていたんですが、蓋を開けてみればハロ監督の華麗なプレイングでしたw 玄霧 まー、カードの使い方と予算管理がうまかったよね 蓮田屋 えいつくは、カード管理とリソース管理。つまりカウンティングのゲームなので まぁ、理想的なプレイでした。(#『アレ』のプレイングは参考になるんのでな) 玄霧 そだねー。 まあ、悪い言い方をすると、ブラインドゲームだったわけだが それで勝てるなら戦術であるってことで。 初手で結構決まっちゃうんで、ある程度しかたないけどね。って感じかしら 蓮田屋 おおよそ引きゲーにならないプレイングとしては、実はフルハウスが勝ちスジの一つ 玄霧 現実的なところよねw>フルハウス 蓮田屋 なのでナイスお手本プレイとして良いんじゃないかしら。 玄霧 お手本にはできるねー さて、B卓だが 蓮田屋 r:じょーかーえくすとりーむ 以外に何があるんだw 玄霧 B卓優勝は風監督。 34444のフォーカード(プロモーターあり)での55点だね ムイ?だれそれ知らない 四方 w 玄霧 いやまじで、空気よめよスタッフw 引いたら来ちゃったんで勝った。じゃねーよw 蓮田屋 スタッフはお豆腐だよ。もしくはキャラメル 四方 まぁ、最後の演出家引きは余計だったのは認めるけど… 他はどうしようもねーよ! 玄霧 どうしようもあるだろJK 四方 あの引きでどうしろと 玄霧 なにガチでそろえにいってんだよ。他の参加者に花を持たせろよw お前はスタッフだろがw 四方 だから1・3のフルハウス狙いだったんだよ!w 玄霧 数あわせで調整に入ったスタッフが勝って喜ぶやつがどこにいるか3文字以内で答えよ。 というわけでムイは記憶から消し去って風監督です 風杜 3文字以内だと「ここに」しかかけないぜw 玄霧 「いない」でもいいじゃないか 蓮田屋 さらっとスルーして風監督のプレイングを見てみよう 風杜 消し去るんだw 玄霧 10ターンまでかかった比較的粘り勝ちのスタイルだね と、いうか、B卓は基本的に粘ったね 蓮田屋 ですね。ハロ監督と好対照なのは、イベントカードを運用してる点にあります 玄霧 や、ハロ監督も結構つかったけどね?w でも、イベントの多様は結構あったね 蓮田屋 実際、びみょーにプレイングミスもあった訳ですが、対応力で対抗してますね 玄霧 そだねー。イベントカードのからうちとかねw 蓮田屋 まぁ、ご愛嬌で……w 風杜 しかたないですねw 四方 ま、初回だしね 玄霧 そのほか、風監督で特筆すべき点は 4のフォーカードってところだね。プロモーター使ってるけど ※プロモーター=なんでも使えるワイルドカードみたいなもの。使うと最終得点が減る 蓮田屋 個人的には、マリアさん召喚 → あれ? あの娘ダンサーじゃね? → ミュージカルコメディの流れを評価したいのですけれどw 玄霧 あれはまあほら ロール書くときの社長の気分しd(ゲフンゲフン 運命は惹かれあうんだよね!(それっぽいことを言ってみる 蓮田屋 そうですね。フォーカードは素で揃えるのは難しいんですが、イベントカードを使いこなせばこうなるよという良いプレイ見本でした。 玄霧 ちなみに○○大賞を使って2を4にもしてるね。これもまたひとつのお手本ではなかろうか ぶっちゃけ55点って結構上位なのよね 蓮田屋 上位というか 本来1位だ!w 玄霧 はっはっはw さて、C卓は洞爺監督が40点で勝利。 内容は55465でスリーカード。 遅れた分などで引かれましたが、基礎点の高さで削りきられず勝利って感じだね 蓮田屋 つまんないプレイミスしてるんだよな(苦笑 四方 というか、周りがあせりすぎだった気がw 玄霧 そうねー。欲をだして配置前のカードをランクアップさせようとして失敗して逆に点が下がるという面白プレイだった ※注釈※ 本来、55445でフルハウスボーナス40点がつくはずが、4となってる場所をランクアップさせるカードを二発投下してさらに基礎得点を挙げようとしたのでした。 ただ、まだ配置前のカードはランクアップできないため、1枚が不発。結局、フルハウスを逃してスリーカード30点ボーナスとなり、ランクアップ分と差し引いても8点も損したのでした 玄霧 ま、そんなしょっぱいミスをしても勝てたってのを裏返すと… なんだ、その、他がもっとしょっぱかったというか…(苦笑) や、うーん、しょっぱいというのは語弊があるんだけど。 4人中、2人が役割を完全に配置しないでコールしたのが原因なんだよね 四方 (ま、基本的にフルハウスでれば勝てるよねって感じだなぁw) 蓮田屋 まぁ、冷静な話をすると 蓮田屋 2・3ターン先を読みながらプレイすると言った感じの、 ゲーム戦術慣れしてない気配がありましたねぇ 玄霧 そだね 四方 なんであんなにあせって公開したのか聞いてみたいなぁ 蓮田屋 つまり、欲しいカードがアレで、それを取るための最大効率はコレだとか、そんな感じの。 玄霧 早く公開する=つおい では決してないので、その辺のバランス感覚というか 風杜 そだねぇ 玄霧 粘ってもでないな、という結論がでた人もいたかもしれないけどね ほら、掲示板だとほかの人のドロー皆見えちゃうのでカウンティングがさらにしやすくw 風杜 まあねw 蓮田屋 ちなみに、後日とーやくんに聞いたのだが。 他の人の『場』をロクに見てなかったらしいw (#せめて、ストライキ喰らってるかどうかぐらいは見ようw) 玄霧 それはある意味でとても正しく、とても間違ってるんだよねw>場をろくに見ない えいつくはオフラインとオンラインでがらっと毛色の変わるゲームだもんで 四方 w 玄霧 要するにオンラインだと手札情報を常に公開するが、オフラインでは見えないといった感じに。 なので、オンラインで相手の場を見るのは悪ではないw 四方 どっちにしろ、他の人の場に何が出てるかってのは見ないと… 玄霧 ただまあ、その正々堂々(?)とした態度は賞賛してもいいかもしれぬw 風杜 まあ、一番初めのデザインでは全部手札見れてもいいつもりで作ってたんだよねw 蓮田屋 そうねw 玄霧 うむ。もちろんのこと、オフラインでもオープンでやっちゃってもいいのよ? ただ、隠してやると毛色の違う「ざわ・・ざわ…・」感が味わえるっつーことでw 蓮田屋 そこら辺はほら 選択ルールだ!w 風杜 じゃあ、手札クローズの方を選択ルールと言うことでw 蓮田屋 でわそれでw 玄霧 オンラインじゃ選択できないけどな!w>クローズ 蓮田屋 いあ、誰かソフト開発してくれればw 玄霧 ハッハッハ。まあ、総合結果発表でもしようじゃあないか。 A~C卓はさっきの通りですが、折角なので12名(-スタッフ1名)の中でトップ3をかくにんしようじゃあないか、っつーわけですな 蓮田屋 うぃw 玄霧 ではまず、第三位… (ドロロロロロロロロ #ドラムロール デン。 A卓、木坂監督でーっす 63636のフルハウスで43点。 かなり粘りに粘ったのでマイナスが結構はいったものの、なかなかの得点でした 蓮田屋 (#とーやくん……(苦笑)例のミス) 四方 けらけら 玄霧 他に比べると3ターン遅れ(-15点)があったものの、基礎得点と役の強さでランクイン 蓮田屋 ●木坂監督:サカキ 【タイトル】ミーティアの涙 【あらすじ】これは、一人の少女が星に手を伸ばす物語―― 10T目結果 ・『役者』【主演】→【役者/6】 ・『役者』【助演】→【役者/3】 ・『脚本家』→【脚本家/6】 ・『音楽家』→【音楽家/1】+2 ・『演出家』→【演出家/6】#プロモーター □『イベントカード』【音楽家大賞】【巻きを入れる】【プロモーターの介入】 A:6+3+6+3+6=24点 B:フルハウス :【+40】点 C:【巻きを入れる】+『3ターン遅れ』+『ハロンフェルド監督【巻きを入れる】×1による1ターン遅れ』=【-15】点 D:【プロモーターの介入】 :【-6】点 合計【43】点 玄霧 資料ありがとう。>ハスタマン まあ、正統派のプレイ結果だったって感じね。 ドローにないたが、待ちまくった結果、プロモーターも引いて一気にポイントアップ (プロモーター分は引かれるけど、役割が増強できる分の+があるからね) 風杜 まあ、この辺は流石という感じもする。 玄霧 かっちり計算してたしね 四方 (最後は意地もあったがw) 玄霧 アレシアちゃんが引けてよかったのう。 社長もご満悦でした 蓮田屋 いあー。実際もうちょっと引きが強ければ優勝もありうる場所でした。 玄霧 まったくだねぇ>引き 四方 下馬評1位だったしなぁw 玄霧 まあ、あそこまでのめりこんでくれたのはつくり手として非常に嬉しいね 蓮田屋 つか、星鋼の3人は裏で相談してねぇのかあれ?w 玄霧 たぶんしてたと思う。が、まあ、それはそれで(別卓だし) では、第二位の発表です (ドロロロロロロロロロロロ… #ドラムロール デン。 第二位はA卓、ハロンフェルド監督! 53点でした 蓮田屋 ●ハロンフェルド監督 【タイトル】逃亡者 【あらすじ】 はたしてエルウィンは汚名をそそぎ、兄の仇を捕らえることができるのか……!? 7T目結果 ・『役者』【主演】→【役者/1】 ・『役者』【助演】→【役者/1】 ・『脚本家』→【脚本家/1】 ・『音楽家』→【音楽家/5】 ・『演出家』→【演出家/5】 □『イベントカード』【巻きをいれる】 A:1+1+1+5+5=13点 B:フルハウス :【+40】点 C:修正無し D:修正無し 合計【53】点 玄霧 NW版逃亡者を作ろうと意気込むハロンフェルド監督は、さっきも語ったように速攻プレイのお手本とも言える結果になったね 7T(巻きが入ってるので実質6T)でのフルハウスは基本逆転不可、といっても過言ではない 蓮田屋 うむ。あれは勝てん 四方 3位に10点差だしなぁ 玄霧 可能な方法はというと タイアップや巻きを入れるブーストか、フォーカード(ボーナス50点)・ファイブカード(ボーナス70点)だからねー あまりこういう言い方をするとよくないのかもしれないけど、カードの引きで勝った。って部分は大いにあると思うが 勝てば官軍。それもまた戦術なり。お見事 蓮田屋 うむ。正に御美事。 玄霧 さて、さっき語ったんでこれ以上いうことがない。 ということでトップの発表です… といってもまあ、大体わかるよね? (ドロロロロロロロロロロ… #ドラムロール デン。 第一位は、55点獲得の風監督! 蓮田屋 ●風監督@蘭堂 風光 【タイトル】春風を君に 【あらすじ】町興しに悩むその町に引っ越してきた主人公が騒動を起しながらも町の人達と交流を深め、 やがて一世一代の町興しイベントに町全体で挑む事になる。果たして結果は如何に? 10T目結果 ・『役者』【主演】→【役者/3】 ・『役者』【助演】→【役者/4】#プロモーター ・『脚本家』→【脚本家/4】 ・『音楽家』→【音楽家/2】+2 ・『演出家』→【演出家/4】 □『イベントカード』【プロモーターの介入】 A:3+4+4+4+4=19点 B:フォーカード :【+50】点 C:『2ターン遅れ』=【-10】点 D:【プロモーターの介入】-4点 合計【55】点 玄霧 まー、なんども言うがこれもまた見事 四方 大賞とプロモを使ってのフォーカード 風杜 そうだねぇ。これは見本のような戦術かと。 蓮田屋 3・4ターンぐらいまでは厳しい気配がしてたんですが見事ひっくり返しました。むしろマジ勝利の女神が来てくれました。 玄霧 基礎得点の高い3~4をうまく配置してるんで、ラストターンまで時間をかけてても勝てたかもしれんね まあ、時間をかけて勝負する手合いになると、3・4ターンまでは十分充電期間だからね カードのめぐりでだいぶ替わるとはいえ、10ターンで65点出すのはなかなか難しいもんです。自慢してもいいですよ! #65点=ターン減衰なしの得点 蓮田屋 (マジ勝利の女神=マリアさん) 玄霧 スーパーダンサータイム! 蓮田屋 正にジョーカーエクストリーム! 玄霧 個人的には風監督の作品にフラ○ールのにおいを感じざるをえない 蓮田屋 どっちかってーとジ○リじゃないのかw 玄霧 ジ○リかー。その発想はなかった。 でもそれだと幼○がでないとな 蓮田屋 ひどすw 玄霧 ゲラゲラゲラ …さて、大体こんな感じですね 蓮田屋 うむ。もっとも細かいところでは 凉儀監督のチラ裏が楽しみだったとか、逢世監督と西野監督のストーリーが面白そうだとか、木坂監督がアリシアにこだわりプレイだとか、ZARE監督が摂政のコネでガチでタイアップしてきたとか、セタ監督が参加前に大人気無くルールの細かい所聞きに来たとか、ネタは多数あるのですが(笑) 玄霧 ああうん(笑) チラ裏は面白かった。俺特別賞あげてもいいかなーってw ZARE監督はほら、俺が煽った部分もあってだなw 蓮田屋 前にネタで言ってた、参加者に特別賞をアンケート形式でって方法もあるんだけどねw 玄霧 それはまあ、そうだな…芝村さんへの「賞品」の交渉結果次第で考えようぜ! 四方 (しかし、アズキを出すのにsilvervineじゃなくてライバルのハニーキッチンなあたりがどうなのかとこ一時間) 玄霧 しったこっちゃねーな! 蓮田屋 しらんがなw 玄霧 ビジネスの世界はきびちーのだ 四方 w 玄霧 と、いうわけで。 振り返ってみれば、やっぱりじっくり手がけた人が上位に食い込むという結果になったと思うんですがどないでしょう 蓮田屋 まぁ、一般的なゲーム戦術慣れ。コレに尽きるのでわ。 玄霧 やっぱり、オープン情報の多いゲームなので 山札に目当てのものがどれだけ残ってるか、とか 風杜 カウンティングは基本だよね、みたいなw 玄霧 そういうのをしっかり見極めれると安定して高得点が出せそうですねぇ 風杜 だがしかし、引きの加減一つで…… 玄霧 カウンティング推奨のゲームってのを公式が言うのもどうかとおもうが だが、それがいい 最終的には引きだしな、引き 風杜 見極めた上で低得点にしかならんことも結構あるw 蓮田屋 ちなみにゲーム戦術の基礎としては、 1:2・3ターン先を読みながら組み立てる計画性 2:他のプレイヤーの立場から思考する、チェス盤理論 3:カウンティングと確率論を併用したリソース管理 ここら辺では。基礎にして王道 玄霧 手前味噌な意見ですが。 運の要素と腕の要素、ある程度双方をカバーしあえるバランスにはなってるんじゃないかなーとか思います 四方 ま、他の人の上に神が降りた場合はどうしようも…w 蓮田屋 考えないと強い手は出来ないが、考えすぎても意味は無いゲームになってますねw ただ、この手のゲームが強い人は、確率論を突き詰めた後で、引きを信じるスタイルが多いですね 玄霧 そのへんは、どんなゲームでも起こりうるんで流石にどうしようもなく(笑)>神が降りる ランダム性を排除しちゃうとそれはもうゲームじゃあないんじゃよー 蓮田屋 まったくだw 四方 w 玄霧 まあ、限りなく低い確率になるようには…なってるといいなあ どこかの誰かがプロモなし5カードとかしなきゃ 「なっています(キリッ」 っていえたんだが 四方 プロモ使用も含めて3戦中2回5カードw 玄霧 お前もう黙れw>ムイ 蓮田屋 ひろゆきの強さを語るところで、アカギを持ち出すようなもんだw (ひろゆきは理論派麻雀では最強クラスの書き方してるんだがなw) 玄霧 アカギとひろゆきに失礼だろJK… 風杜 w 蓮田屋 げらげらげら 玄霧 失礼ッ…!!圧倒的失礼ッ…!!! 四方 w 玄霧 そんなこんなで、ツキの着てるやつには勝てないかもしれませんが まあ、なんだかんだでゲームなんてそんなもんです。と逆に開き直る勢いでですね(ぉ 蓮田屋 ぶっちゃけたが分らんでもないw 玄霧 常勝方程式とかあったら教えてください。俺が使います 蓮田屋 ゲームに、方程式など、ないッ……!! 玄霧 HAHAHA! ~今後の展望とか~ 玄霧 では、長々とやってきましたが、この辺で皆さんに次回以降の展望など語ってもらおうかなと! まずはほれ、そこでこっちを見ている(5カードだしちゃった)スタッフのキミ! そう、キミだよ、キミ。展望とかあるかね 四方 次回の展望ですか… 次回も頑張ります!(ぉぃ 玄霧 お前もう出禁だから残念だったな! 四方 まじでーw 蓮田屋 げらげらげら 玄霧 ああ、いちおうあれです。順位計算から除外はしたけども ワールドシミュレーターに反映してもらう際には、ちゃんとゲーム結果として出してもらうように頼むので。まあ気にするな というわけで、ハスタマンはどうかの?>展望など 蓮田屋 まぁ、真面目な話。アイドレスにはコンテンツの数が不足しているんですよね。なので低予算で参加出来るゲームの構築は、アイドレスというコミュニティそのものの命数を引き上げるという命題につながってると思います。 玄霧 うむ…もっと娯楽と消費先を! 蓮田屋 なので、ゲームの種類と、スタッフが増えるとイイと思います!w むしろ我々が作る! スタッフが運営する! こうだ!w 玄霧 従業員を雇うということだね!w 四方 スタッフを増やしてくれないと遊べるゲームが増えません!w 蓮田屋 うむ! そして、追加ルールの実装もだな!w 玄霧 KIAIがあれば何とかできるよ 蓮田屋 #追加ルールの構想を語る うひひひひひひひひひひ (仕事の昼休みで書いてたのは内緒w) 四方 (ほら、参加すると今回みたいなことにさ~w) 玄霧 キミプロもアップデートしたりしたいんだが、作業力不足なのはたしかにネックだがな! 四方 w 蓮田屋 という訳で、従業員募集です。日本語能力と常識があるヤツなw 玄霧 あとロールプレイ力 蓮田屋 遊び心じゃね?w 玄霧 浪漫回路内臓してればいいよ 蓮田屋 右わき腹だな 玄霧 さて、ここで原作者というか、何時もの主犯その1である風杜くんの展望などきいてみましょう 風杜くん。なんぞ次回以降の展望なぞアルカポネ? 風杜 まあ、大分いい感じで育ってきてるよね。このシステムも。作った甲斐があったというか。 玄霧 作った甲斐といえば、参加者数名が直接「いやぁ、面白かったよ」といってくれたことが嬉しかったですのう 蓮田屋 www 玄霧 あと、NWCで盛り上がってくれたりしたのも嬉しかった けど、あまりNWCで盛り上がりすぎると周りがついていけないから注意な! 蓮田屋 はっはっは 玄霧 はっはっは というわけで、最後に社長役の私の展望など一つ 蓮田屋 まぁ、1・2週落ち着いたら2ndシーズンをw キミプロもあるんだけどね!w やっぱスタッフ増やそうw 玄霧 ウヒヒ しかし俺の展望はもっと壮大であった えー、まあ、要するにですね 蓮田屋 うむ 玄霧 キミプロもえいつくも、ある種の育成ゲームなわけです 蓮田屋 ですな 玄霧 媒体としてPBM方式のキミプロと、ボードゲーム方式(カードを使ったボードゲーム、という意味で)のえいつくになるわけですが ここいらで一発、対戦型カードゲームでもつくりたいなと 四方 対戦型か… 玄霧 キミプロ・えいつくと段階を置いて対戦型ゲームのシミュレートは大まかには出来たわけですよ といっても、ライフポイントがあるわけではなく、得点勝負の形ですけどね それも多人数対戦。 これ以上この系統を増やすとしても、まあ目新しいのはないかな、と #たぶん、育成先が変わるだけになる気がしている NWに与える影響として、育成系ゲームはすごい効果を秘めてる、という感覚はあるんです 実際、うれしいことに共和国はアイドルが流行ってるらしいし(笑) 蓮田屋 うむ。そういう意味では、プレイヤー戦術スキルの底上げを、サブゲームからアイドレス全体的に伸ばすという論点は面白いかも知れぬ 四方 はやってるの?w 玄霧 らしいよ。アイドルが有効な場面も多い感じよ 蓮田屋 年末だったか、流行ってると ほら、詩歌さんが歓喜の歌を歌ってる端で、共和国はアイドルと いあー。内政に使おうよアイドルw 四方 あぁ、そういえばw まぁ、次は農ドルでもとるかのぉw 玄霧 で、まあ、プレイヤーの戦術レベルの底上げ、というのもいいんだが。 俺の一番の目標は、こう 一般市民が遊べるゲームつくりたいのね。設定国民と置き換えてもよし なんつーかほら、俺たちが作ったゲームが、設定国民の中で大ブーム、とかなったら これほどうれしいことはないんじゃないかと 蓮田屋 まぁ今回で言ったら、春風を君にやミーティアの涙が各国の映画館で上映だなw 玄霧 それはとてもうれしいことだ その上で、景気が上がるとか 機運があがるとかがあれば、さらに嬉しい 蓮田屋 (コレを見越して大規模商業施設の中に映画館の設定があるのは秘密w) 四方 暁の映画監督も開示されるとさらにw 蓮田屋 ゴールデンニューワールド賞とかできるんだよ!w 玄霧 ラズベリー賞とかもあるわけかw ま、そんなこんなで、一時期ズタボロになった共和国になにかのアプローチをかけたくて風杜くんが構想をもっていたキミプロ・えいつくに参加してきたわけで 次はもっと子供が遊べるようなゲームがつくれたらいいな、と思います ってのが展望かなw 蓮田屋 プラチナストロベリーとかだな 子供かー。 玄霧 流石に中学生くらいから上にはなるかもしれんけどね アイドレスの世界に非電源ゲームブームを巻き起こすのだ のだーのだーのだー(エコー 蓮田屋 はっはっはw 玄霧 まあ、気分としてはあれだよ 自分でTRPGのルール作ってるようなもんだよw 判定方式からなんから考えて、皆が面白いといえば幸せ、みたいな 蓮田屋 コミケとJGCに出展しようぜ!w こういう運営能力はさすが数が力のアイドレスなのでw 玄霧 #玄霧は同人TRPG「マスカレイドスタイル」を応援しています! いやもう、結構真面目な話、出れたら嬉しいねw なんだかんだでできないことはなさそうだが 今のところ、アイドレスの中で通じるネタをやってるだけなのでねw ただ、さっき言った新しいゲームでは アイドレスがわからなくても楽しめる形にできるんじゃあないか、とは 思ってる 蓮田屋 そうね 玄霧 #内輪ネタとかのあるなしじゃなく、ルール的に 蓮田屋 システム的な意味ね 玄霧 うん、まあ、この辺で話をきるとしよう。 俺の構想であって、風杜くんと構想をねってるゲームがどう転ぶかはわからんw と、いうわけで。しめるか! 玄霧 「えいつく」、遊んでくださった方、有難う御座いました! 見てるだけだった方。興味がわいたならセカンドシーズンに是非! 知らなかった方。まずはちょっと見てみるとかどうですか! ルルブは現在エラッタがかかって最新版ができています! 最新ルールVer6.2 http //kimipuro.sakura.ne.jp/ei_tuku/EitukuRule_ver6_2.txt 変更点Ver6.2 http //kimipuro.sakura.ne.jp/ei_tuku/EitukuRuleErrata_ver6_2.txt 蓮田屋 うむ! セカンドシーズンをお待ち下さい! そしてスタッフ募集! えいつくはみなさんと一緒に成長して行きます まぁ、名古屋のオフでは、プロキシー・カードでプレイできるんですけどねw 玄霧 そして キミプロをお待ちのあなた! 次のシーズンもあるよ! 現在、アイドル候補生を発掘中だ。もう少しまってくれたまえ と、いうわけで! ありがとうございました! 四方 おつかれさまでしたw 蓮田屋 人手さえあれば、毎週交互に出来るんだけどな(苦笑 玄霧 それは言わない約束だよw (以下、延々と続く・・・?)
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スコア 交流戦 横浜-東京4回戦 横浜スタジアム(横浜2勝2敗) 東京 000 100 020-3 横浜 003 011 35X-13 (東)●星菜、小坂、安、黛、空恩院、社-四方木田 (横)○桜葉、高垣、村雨-ベティ、高城 戦評 横浜先発は桜葉、東京先発は星菜。 序盤は無得点で試合が進むが3回の横浜の攻撃。連打で一・二塁とすると、左田が甘く入ったシンカーをライト線深くまで運ぶとこれが走者一掃のタイムリースリーベースになり2点を先制。その左田は秋田のサードゴロでホームを突くとクロスプレーはセーフ、さらに1点を追加する。 しかし東京も前節と同じくすぐさま反撃。ランナーを二塁に置いた場面で四方木田が右中間を破るツーベースヒットを放ち1点を返すことに成功する。 ところが5回から横浜打線が猛攻。ランナー二塁から秋田がライト前ヒットを放つとこれがタイムリーになり1点。続く6回は前のイニングでチャンスメイクをした蓬莱がタイムリーツーベースヒットでもう1点。7回にはランナー二人を置いた場面でアレックスが低目のストレートをすくい上げるとバックスクリーン一直線の3ランホームランで8-1と大量リードを奪う。 8回に四方木田から2ランホームランを被弾するもその裏、打者一巡の攻撃で5点を加えてトドメ。アレックスの5打点、秋田の4打点を中心に計13得点を挙げた横浜、このカードの対戦成績を2勝2敗のタイで終えた。東京は投手陣が悉く打ち込まれ5連敗で最下位へ後退した。 責任投手・本塁打 [勝] 桜 葉 3勝2敗 [S] [敗] 星 菜 3勝2敗 [本] アレックス 3号 四方木田 3号 試合詳細 +... 打撃成績 +... 投手成績 +...