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俺たちはッ!絶対に諦めないぞッ!! アルティメットオールスター大乱闘スマッシュブラザーズの主人公。18歳。正義感の強い好青年で、大方のスポーツは経験している。一般人の少年でありながら身体能力は高めであり、スポーツ万能かつ、足も速い。マスターファフニールに招待され、アルスマに参戦する事となる。アルスマでの性能は動きが素早くシンプルな技の多いバランス型ファイターである。更に、彼にはまだ秘められた力があるようであり…? プロフィール 身長 175㎝ 体重 65㎏ 誕生日 7月15日 血液型 A型 年齢 18歳 一人称 俺 趣味 スポーツ(やる事も見る事も好き) 出身地 アルスマ界・アルスマシティ 所属 アルスマファイター(アルスマ)、クロストライアル(フリーダムバトル) 種族 アルスマ界人 属性 無属性 好きなもの 肉料理 嫌いなもの ナス イメージCV 松岡禎丞 初登場作品 アルティメットオールスター大乱闘スマッシュブラザーズ(2020) 武器 ナハト 漆黒の黒剣で、切れ味が高い上、軽く、硬いと言う三拍子揃った名剣である。親にアルスマストリートの武器屋で30000Gで買ってもらった物である。 技 気合斬り 気合を込めて相手を斬りつける技。 回転斬り 回転して周りを攻撃する技。 疾風斬り 疾風の如く相手に突進し、斬りつける技。 閃光天空斬り 空高く飛びあがり、相手を叩き斬る技。覚醒状態でしか放てない。 ソードオブバスター 身体能力を極限まで上げた状態のまま、高速で連続斬撃を放つ技。 能力 覚醒 自身の負けたくないと言う感情が最大まで高まった時に発動する能力。体に黄金のオーラを纏い、身体能力が向上し、数秒先の未来を見ることが出来る。ただし、脳に過大な負担をかける為、初使用時はしばらく意識を失っていた。 ドラゴニュートの人形劇では… たまに登場する。家にある人形大体登場ムービーでは葵と共にリオレイアと戦っていた。 名台詞 「これが…歴戦の英雄達の実力なのか…」 ステージ 戦場より、大乱闘で圧倒的実力差を見せつけられて。 (くそっ…俺はここで負けるのか…? 負けたくない…負けられない…!!) ステージ ローエングリン砲台より、挑戦者であるR-GUNとの戦いで負けそうになる翼。その時、負けたくないと言う気持ちが自身に眠る奇跡の力を発現させる。そして、翼の体に黄金のオーラが纏われた。それはまるで翼の強い生命力の証にも見えた。翼はその力でR-GUNに対し、反撃を開始した。 「降参してください、命までは奪いたくありません」 アドベンチャー アルスマ山より、レイスと交戦していた翼は、レイスの武器を全て弾き飛ばし、首元にナハトを添えてこう発言した。 余談 週刊少年ジャンプで2022年50号より連載開始した一ノ瀬家の大罪と言う漫画の主人公とは同姓同名だが、当然、関連性は一切ない上、アルスマの翼の登場の方が先である。ちなみに、アルスマ作者の龍居ミハル氏は自身のオリキャラと同じ名前のキャラが出てくるとは思わず、驚くどころか爆笑したとの事。
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「こなた、これあげるわ」 「何? お守り?」 「そ、受験近いし、ね」 「かがみ心配してくれてるんだー?」 ニヤニヤとしんがら、かがみを見る。 「うん……私、こなたが心配で……」 「え!?」 予想外の反応にこなたは動揺する。が、 「だって……私たちの中であんたが一番危なそうだからね~」 「なんて失礼な」 「人生に絶望して一人寂しく……とかなられると、寝覚めが悪くなっちゃうわよ」 「なるかー!」 果たしていつも通りのかがみなのであった。 「ったくもー! なんで私なのさ。どっちかって言うとつかさじゃん!」 「そんな言い難いことをはっきり……」 成績の面では同類なこなたに言われ、つかさは肩を落とす。 「あんたよりましよ、あんたより」 「何ー!」 「あはは……でも、つかささんは最近成績も上がっておられますし」 「みゆきさんまで!?」 「あ、いえ、その、泉さんはサボりがちな癖があるので」 「う……まぁ、それを言われると、ねぇ?」 「ねぇ? じゃない。もっとちゃんと勉強しろ」 「アーアーキコエナーイ」 「そういえばお姉ちゃん、このお守りどうしたの? うちの神社のと違うみたいだけど」 「ああ、こないだ納屋掃除してたらそれが出てきたのよ」 「そうなんだ~。勝手に持ってきちゃって良かったの?」 「いいんじゃない? ほこり被ってたし。中に勾玉が入ってて、磨いたら綺麗になったからお守りにいいかなーって」 「あれ……なんか急にありがたみが……」 「何よ、いいでしょ? 私が手間隙かけて磨いたんだから」 「う、うんー……。これがあのやけくそ守りか……」 「返せ」 「あ、ウソウソ。チョー嬉しいよーありがとー」 「納得いかねぇ」 「ゆーちゃーん、ご飯できたよ~」 「はーい。お姉ちゃん機嫌いいね? 何かいいことでもあったの?」 「んー? かがみにやけくそ守り貰ったんだー」 「や、やけくそ?」 「うん、やけくそ。事故も病気も受験もまかせとけーみたいな」 「そうなんだ……。よかったね!」 「まぁ、効かないだろうけどね~」 そう言って笑うこなたはまんざらでもないようで、とても嬉しそうな顔をしていた。 『本日未明、歩行者が乗用車に……』 「事故とか事件とか多いよね」 日ごと流れる事故のニュース。 いつ誰が事故に遭うかわからないものだ。 「んだね~」 「二人も気をつけてくれよ?」 そうじろうの心配をよそに、こなたは笑いながら答える。 「大丈夫大丈夫。私運動神経いいから」 「それはあんまり関係ないんじゃ……」 そんなことを言い合いながら、いつも通り変わらない日が過ぎていった。 「最近寒いよね~」 「そうですね。地球温暖化といわれていますが、やはり冬は寒いです」 「って、かがみ?」 「……」 話に入ってこないのを不思議に思い振り返ると、かがみは洋菓子店を眺め、固まっていた。 「食べたいの?」 「! え、いや何をおっしゃるこなたさん」 「お姉ちゃん話し方変だよ」 「う、うっさいわね」 「寄って行きましょうか?」 「え?」 みゆきに言われ、かがみは嬉しそうな顔をする。と、その時。 バリン! と大きな音がした。 「何!?」 音がしたほうを見ると、鉢植えが粉々になっていた。 「あれ、下手したら私たちに当たってたんじゃないの」 まさしく、もう少し早くその場所まで行っていたら、誰かに直撃していただろう。 本当に運が良かった。 しかし、この日から数日間、彼女たちの周りで様々な事件、事故が起こるようになった。 交通事故はもちろん、向かっていたコンビニに強盗が入ったり、工事現場の鉄筋が数十メートルの高さから落下すると言うこともあった。 「最近、本当によく危険な目に遭いますよね。私たち」 「……」 「そうだね~。今までなかったのにね」 「その事なんだけど……」 「なぁに? お姉ちゃん」 「昨日ね、いのり姉さんがあの勾玉探しててさ」 「あれ、やっぱり大事なものだったんだ?」 「いや、大事って言うか、私も気になって聞いてみたらね……」 かがみは目をそらしながら、と言うより体ごと顔を背けて言った。 「呪いの……勾玉なんだって……」 「ええ! 呪われてるの!?」 「えっと……それはどういう」 「なんか、特定の行動を取ったら死ぬ確率が上がる呪いらしいのよ」 目が点、というのだろうか。それを聞いていたみゆきはきょとんとしていた。つかさはというと若干おびえた様子でかがみのことを見ている。 「しかも、今年が十年に一度のお払いの年だって……」 「あの、かがみさん」 「わかってるわよ! 呪いなんてあるわけないけど……」 「たしかに、言われてみると私たちの周りで危険な事が起こるようになったのは、かがみさんがお守りを渡した頃からですね」 「そうでしょ? だから気になって」 「こなちゃんにお守り返してもらってお払いしようよ! 呪いなんてダメだよ~!」 「そうですね、私もそれがいいと思います」 「……わかったわ。帰りに返してもらってくる」 「こなたー」 「ん? どったのかがみ」 「あのさ、こないだあげたお守り返してくれない?」 「なんで?」 「いや、ちょっとね」 「えー、やだよー」 「いいじゃない、今度代わりの持ってくるからさ」 「えー……」 「ね」 顔は笑っているものの、語気を強めるかがみに気圧されたこなたは、素直にお守りを返すことにした。 「悪いわね。じゃあ、私は委員会あるから」 「あ、うん。また明日ー」 「またねー」 (どうしたんだろ……) 疑問に思いながらも、こなたは机を片付け、帰宅の途についた。 それから、勾玉は柊神社に返され、かがみの両親によるお払いの後、再び納屋へと戻された。 勝手に持ち出したことを怒られはしたが、以降事件も事故も起きず、平和な日々が戻りつつあった。 「おはよー!」 一週間ほど経った日の朝、髪をボサボサにしたままのこなたが登校してきた。 「おはよ、今日は遅かったわね」 「いやぁ、寝坊しちゃって……。ところで、かがみいつお守り返してくれたの? 鞄に入ってるの気付かなかったよ~」 「は?」 かがみたちは顔を見合わせる。 「鞄に入れてくれたのかがみでしょ?」 「……ちょっと、電話してくる!」 「え? かがみー?」 どうしたんだろうね? と聞くこなたに、つかさとみゆきは何も答えられなかった。 数分後、帰って来たかがみは、信じられないといった顔をしていた。 「なくなってるって」 「じゃあ、お姉ちゃん……」 「何? どゆこと?」 「話しましょう」 「ええ……。こなた、そのお守りね、呪いがかかってるの」 「はい?」 「荒唐無稽な話であるのは理解しています。しかし、これまでにあったことや、かがみさんから聞いたことを踏まえると、ありえないとも言えないんです」 「いや、え? みんな一体何を」 「それがね……」 かがみたちは話した。実はお守りが呪いの品であったこと、お守りを鞄に戻したのは自分たちではないことを。 「話は分かったけど、漫画じゃないんだし……そんな死亡フラグの呪いみたいな」 「私だってそう思うわよ。でも、私たちの周りで、危険な事が起きるようになったの私がお守りあげてからでしょ?」 「まぁ、そうだねぇ……」 こなたは少し考え、問いかける。 「でも、これ手放そうにも戻ってきちゃうなら、どうしようもなくない?」 「解決方法については、はっきりと言えません。ですが、一応の対策といいますか、回避方法はわかっています」 「うーん、死亡フラグになりそうなこと全部言わないようにしろ、とかだったら無理だよ?」 「ええ、わかっています。方法は別のものです。覚えていますか? 以前に鉢植えが落ちてきたときのことを」 こなたの頭の中にあの時の光景がよみがえる。 「あの時、かがみさんが洋菓子店のケーキに気を取られて止まりましたよね?」 「いや、あのね? 違うのよ?」 「それを見て、泉さんも立ち止まりました」 「私は別にケーキに気をとられたわけじゃないのよ?」 「これがどういうことがわかりますか?」 「お願い話を聞いて……」 「かがみの行動で、私の死亡フラグが回避された?」 「ぐすん……」 「その通りです。コンビニ強盗があったときもそうです。あの時はつかささんが転んでバッグの中身をばら撒いてしまい、それを片付けていた分コンビニに行くのが少し遅れました。 結果、コンビニで起きた事件に出くわさずに済んだ。つまり、泉さん以外の誰かが介入することで呪いを回避できる。と、言うのが私の考えです」 「なるほどね。でも、それだと私の死亡フラグに巻き込まれるってことだから、みんなも危なくなるんじゃないの?」 「いえ、それは大丈夫です。呪いの媒体を持っているのは泉さんだけですから、こちらには影響ありません」 「……そっか。んじゃ安心だね」 (実際はそうではありませんが……) そう、確かに呪い自体は、こなた以外には影響しないかも知れない。しかし、それによって引き起こされた事象は別物だ。 鉢植えの件で言えば、落ちたのは呪いの影響であっても、誰に当たるかは呪いの影響下にない。 だからこそ、かがみの行動によりこなたに鉢植えが当たることを回避できた。 と言う事は、こなたの言った通り、フラグに介入したものに危険が迫る可能性は十分にあるのだ。かがみもつかさも、このことはみゆきから聞いていた。 その上で、こなたを助けるための協力を承知したのだ。 ところがそれから二週間近く経っても、これといって危険なことは起きなかった。強いて言うならこなたが階段を踏み外したことだが、それはごく一般的によくあること。 お払いをしたから呪いが消えたのか? という話さえ出ていた。 そんな中、四人は待ち合わせをして買い物に行くことになった。むやみにフラグを引き寄せない様に外出を控えていたため、全員がこの日を楽しみにしていた。 今日は目的地の関係で、こなたとみゆきが合流した後、かがみたちのところへ行く予定だ。 「泉さんですか? 今どこでしょう」 『こっちからはもう見えてるよ~』 そう言われ、辺りを見回すと少し離れた横断歩道の向こう側で手を振っているこなたが見えた。 「見えました。電話切りますね」 『はいよ~』 会話を終え、携帯電話をバッグにしまおうとしたみゆきは不意に顔を上げる。 辺りを見回したとき視界に入った車、スピードこそ速くないものの運転手の様子がおかしかった様な気がする。 あれは……。 刹那の速さでそれを理解したみゆきはバッグを投げ出し、走り出す。25メートルに満たない距離を全速力で駆ける。 その様子を見て、こなたは不思議そうな顔で立ち止まる。後ろに気付いて! そう願うが、声は出ない。 こなたの後ろでは、予想したとおり居眠り運転をする車が迫っている。ご丁寧にこなたの居る方向へハンドルを切って。 もうみゆきは何も考えず、こなたへダイブした。 金属のひしゃげる音と、激しい衝突音が辺りに響き渡った。 車に轢かれたものは誰も居ない。だが、 「みゆきさん! しっかりして! みゆきさん!」 こなたを抱きかかえる形で地面を転がったのだろう。みゆきの全身には擦り傷ができ、縁石に頭をぶつけたのか血が流れていた。 「誰か! 誰か救急車呼んで!」 野次馬の一人が救急車を呼び、到着したのは数分後のことだった。 幸い、みゆきの怪我はそこまで酷いものではなかった。 全身の擦り傷、打撲、頭部の怪我も骨にまでは達して居なかったため、命に別状はない。 ただ、肋骨にヒビが入っており、数日間の入院としばらくの通院を余儀なくされた。 事故の翌日には目を覚まし、面会も可能になっていた。 「それでは、お大事に」 「はい、ありがとうございます」 診察を終えた医者が、みゆきの病室を出る。 「泉さん、りんご食べますか?」 「ううん。それより、ごめんね。私のせいで」 「いえいえ、泉さんが悪いわけではないですから」 みゆきは、笑顔でそう言った。 「……私、ちょっとジュース買って来るね」 「泉さん?」 病室を出ていくこなたを見たとき、あの光景がフラッシュバックした。 かがみがこなたへお守りを渡したあの光景が。 『人生に絶望して一人寂しく……とかなられると寝覚めが悪くなっちゃうわよ』 『なるかー!』 「まさか……」 みゆきは確信する。最初に立てられたフラグ、これまでの全てがそれを成立させるために動いていたのかもしれない。 だとすれば、なんと皮肉なことか。こなたを助けるための行動が、こなたを追い詰めるための布石になっていたのだから。 こなたを追うため、怪我であまり自由の利かない体を押して、病室から飛び出す。 近くに居た患者に、青い髪の少女を見なかったか聞いたところ、階段を上がっていったという答えが返ってきた。 つまり、こなたの向かった先は――。 こなたにはわかっていた。みゆきの言ったフラグを回避する方法。それが彼女たちを巻き込んでしまうことを。 それでも、自分を助けようとしてくれることが嬉しかった。みんなでならきっと何とかできる。そんな風に考えていた。 しかし、それが甘かった。その甘さがみゆきに怪我を負わせた。 (次は、怪我じゃすまないかもしれない……) 自分のせいで誰かが死ぬかもしれない。それだけは、絶対に、避けなければいけない。 (誰も死なせない。もうこれ以上、誰も傷付けさせない。そのためにも、早く……) 屋上へ通じる扉を、こなたは開けた。 頭上に広がる空は、憎たらしいほどに晴れ渡っていた。 こんなことさえなければ、みんなで買い物にでも行ってたかもしれないのに。 こなたは空に向かって悪態をつく。 「神様も役に立たないなぁ」 屋上から、眼下を見渡す。 「これが、私の最後の風景かぁ」 目に映るのは、美しい緑と、人々の営み。 悪くないかもね。そう言って、大きく深呼吸する。 「でも、ちょっと怖いかな……」 どれほど経ったのか、もしかしたら一分も経っていないかもしれない。 こなたは、足を上げ、一歩前へ踏み出そうとする。踏みしめる場所のない、その場所へ。 バン! と扉が開いたのはそれと同時だった。 「泉さん!」 そこにいたのは、肩を上下させ苦しそうにしているみゆきだった。 「みゆきさん」 上げた足を下ろし、みゆきに向き直る。 「何を……してるん、ですか」 「んー景色見てた?」 「ふざけないで下さい」 「……」 「こっちに、来て下さい」 お互いの目を見つめたまま話す。 「嫌だって言ったら?」 「来て下さい!」 そう言うと同時に、みゆきは胸を押さえる。声を張り上げたのが傷に響いたのだろう。 「ダメだよみゆきさん、無理しちゃ」 「私のことはいいですから、こっちに」 「ごめん」 「どうして謝るんですか」 「その怪我、私のせいだから」 「これは泉さんのせいじゃありません」 「私のせいだよ。私がみんなに甘えたから」 顔をしかめてそう言うこなたは、まるで、自嘲しているかのようだった。 「それの何がいけないんですか!」 「え?」 「困ったことがあって、友達に頼るのはいけないことですか?」 こなたは視線を落とし、うつむく。 「それは……でも、そんな怪我まで……」 「この怪我は私がしたいことをした結果です。泉さんは関係ありません!」 「で、でも……」 こなたが顔を上げようとしたその時、風が吹いた。風を遮るもののない場所では、必然的に風は強くなる。 身体の小さな者を押す程度の力は十分にあった。 堪らず、こなたは後ずさる。後ろに下げた足は屋上の縁にぶつかり、こなたの身体がゆっくりと傾いた。 「泉さん!」 身体に痛みはない。死ぬというのはこんなものなんだろうか? そっと開けた目に映ったのは、自分の手を掴み、耐えているみゆきの姿だった。 「み、みゆきさん」 「泉さん、早く……私の手を、掴んで下さい!」 「もういいから、みゆきさん、離して」 「いやっ、です……」 「離してったら!」 「嫌です!」 みゆきは、必死叫ぶ。 「絶対に、嫌です……」 こなたの顔に、一粒の液体が落ちた。みゆきの顔から、赤い液体が。 「っみゆきさん、頭から血が」 「傷が、開いてしまったかもしれませんね」 「ダメだよ……みゆきさん……」 また、こなたの顔に液体が落ちる。今度は透明な、そう……涙が。 「これぐらい、全然平気です。私は泉さんが居なくなることのほうが、ずっと苦しいですから」 「……」 全身に激痛が走っているだろうみゆきは、笑顔そう言った。 分かっていたはずなのに。 大切な人が傷つく苦しみを、知っていたはずなのに。 逃げていただけだ。 自分が傷つかないように、逃げていた。 こなたは、手を伸ばす。 だが、それを支えていたみゆきの体が、重みに引き摺られ上半身が空中に投げ出される。 「っ! このままじゃ、みゆきさんまで落ちちゃうよ!」 「大丈夫です。なんとか、なります」 「なんとかって!」 「大丈夫……です……」 みゆきは何かを待つように、ただひたすらこなたの腕を掴んでいた。 少しずつ、みゆきの身体は引き摺られていく。 もうダメだと、こなたが目を瞑った瞬間――。 「しっかりしなさい!」 「こなちゃん、掴まって!」 「かがみ? つかさ?」 かがみが、みゆきの体を支えながらこなたの腕を掴み、もう片方の腕をつかさが両手で掴む。 「一気に行くわよ!」 そして、三人は息を合わせ、こなたを引き上げる。 「せーのっ!」 なんとかこなたを引き上げた四人は屋上に座り込む。 「あんたたち何してんの!」 「すみません……」 「ごめんなさい……」 「あんまり心配かけないでよ……」 「みゆきさんも……ごめんね。私のせいでまた」 「……はぁ」 みゆきは大きくため息をつき、 「えい」 「あう」 こなたの頭を小突いた。 「何度言わせるんですか? この怪我も、今のことも、私がしたいことをした結果です。泉さんのせいではありません」 「みゆきさん……。うん、ありがとう」 「でも、二人とも無事でホントによかったぁ」 「はい、お二人のおかげで……。なんとかなりましたね? 泉さん」 「そうだね」 不思議と、二人から笑みがこぼれる。 「そうだ、勾玉は?」 「えっと……」 こなたが、ポケットから勾玉の入ったお守り袋を取り出す。 紐を緩め中を見てみると、そこには四つに砕けた勾玉が入っていた。 「これって、呪いに勝ったってことなのかなぁ?」 「かもね」 「友情パワーとか?」 茶化すように言うこなたに、みゆきは真剣な顔で答える。 「だとしたら、素敵ですね」 四人は、少し照れた顔で笑いあう。 そして、誰からともなく、一人一つずつそのカケラを取った。彼女たちがいつまでも友達であり続ける、呪い(まじない)の証として。 その後、私たちは病室に戻って看護婦さんを呼んだ。 すごく驚いてたなぁ……。って患者がなぜか血まみれになってるんだから当たり前だよね。そして、慌ててやってきた医者の先生にこっぴどく叱られた。 再検査の結果、肋骨のヒビが広がっちゃって、みゆきさんの入院が一週間伸びた。当の本人は笑っていたけど、さすがにこれは土下座で謝るしかなかった。 「そういえば、かがみもつかさもどうして私たちが屋上に居るって分かったの?」 「みゆきの病室言ったら誰も居ないし、変だなって思ってたら他の患者さんから伝言を聞いたのよ」 「何があるか分かりませんので、もうすぐお二人がいらっしゃる時間でしたし」 「さすがゆきちゃん! あ……でも私たちが遅れてたらどうするつもりだったの?」 「……それは、考えていませんでしたね。急いでましたし、きっと間に合ってくれると信じてましたから」 「なんか、恥ずかしいわね」 「照れるかがみ萌え」 「うっさい!」 「あはは」 みんなでならなんとかなる。か……本当だったなぁ。なんかこの先、何があっても大丈夫な気がしてくる。 って、これも死亡フラグかな。でも、もう絶対に負けない。どんな死亡フラグも打ち破ってやるからね。 「こなた」 「こなちゃん」 「泉さん」 「はーい、今いく~」 ~fin~
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imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (アバレブルー.png) 本気爆発!アバレブルー!! 三条幸人がトリケラフェイスのダイノブレスで変身する青の戦士。スーツのモデルはトリケラトプス。本人の整体師としての知識と経験を活かし、相手の弱点を的確に攻める戦法を得意とする。劇場版『デカレンジャーVSアバレンジャー』では再生前とは異なる弱点を持つスペキオン星人ジェニオの弱点を瞬時に見抜いている。ピンポイントで相手を攻撃できる後述のトリケラバンカーはまさしく彼にぴったりの装備と言える。人以外の相手にも応用が利き、ブラキオが首の骨を傷めて体内の爆竜たちを出撃させられなくなった際、周囲の建造物を利用したダイナミックな方法で首の脱臼を直し、バンカーのスパイクによる鍼灸で完治させてしまったこともある。 データ 変身アイテム ダイノブレス 変身者 三条幸人 初登場作品 爆竜戦隊アバレンジャー 第1話「アバレ恐竜大進撃!」(2003年2月16日放送) 変身者プロフィール 三条幸人 21歳。北海道札幌市出身。年商4億を誇り(治療費として法外な額を請求している)、大国の要人にもコネを持つ凄腕の整体師。中学生時代のガールフレンドとの仲を金で裂いた父に反発して家出、整体師となった経歴を持つ(父と和解はしておらず、本人も和解する気は全く無いが、あるトリノイド事件以降、凌駕のはからいもあって自分なりにケジメは付いている模様)。当初はメンバー入りに乗り気ではなかったが、多くの戦いを経験する中で次第にメンバーと打ち解けるようになる。基本的にクール且つぶっきらぼうに振る舞うが、子供の頼みが断れない面もある。ロシア語に堪能。嫌いな食べ物は貝類だったが、スケさんのカレーで克服している。 CV 富田翔 武器 アバレイザー 初期メンバーの標準装備で右腰のホルスターで携行。厚さ1メートルのコンクリートを貫くレーザーを撃つガンモードと50センチメートルの鉄柱を輪切りにするソードモードの2つの形態を使い分けることができる。 トリケラバンカー ブルーのトリケラトプスの頭部の形のダイノウェポン。先端に伸縮自在の角を付けた盾。 合体攻撃 ダイノボンバー 3人のダイノウェポンを合体させてできる必殺武器。エネルギー弾・必殺ダイノダイナマイトを放ち、敵を粉砕する。 ドラゴニュートの人形劇では… 家にある人形大体登場ムービーにて、仲間達やマジレッドと共に登場した。
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ゲーム全般プレイするのにどれくらいかかりますか? 難易度による違いはあるの? ストーリー関連進み方がわからなくなった その他○○が見つかりません、どこにありますか? ゲーム全般 プレイするのにどれくらいかかりますか? 難易度による違いはあるの? ストーリー関連 進み方がわからなくなった その他 ○○が見つかりません、どこにありますか?
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キャラクター紹介 キャラクター紹介キャラクター1 キャラクター1 CV ○○○○ 性別 ○○ 年齢 ○○歳 武器 剣 キャラクター1紹介文記述
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彼女の決意とイタチの気まぐれ ◆YCsZPcr8k2 「三橋君が殺し合いに乗った」 この事実は私が殺し合いに乗る、十分すぎる理由だった。 だから私は殺し合いに乗った。そして今からダイナマイトをこの病院に仕掛ける。 そもそも私は初めから三橋君の都合に良いように活動すると決めていたのだ。 ホテルに人を集めて、それからホテルを爆発させるプランを立ててはいたが、確実に人が集まるという保証はなく神条のように途中で方針を変える人間も出るかもしれない。また、5人という大人数を直接手にかけずに葬り去れるという事実もその思考を加速させた。 全ては三橋君を生かすために。 そうと決まれば早いはずだった。ただ私は何もできなかった。 なぜか。先程、つまり支給品の確認をみんなでしたときデイバックの中には確かにダイナマイトが5本あったはずだった。しかしデイパックからでできたのはガラクタ。もちろん、それだけなら問題ない。森の中で探知機を壊されて、その残骸はまだデイパックの中に入っていたからだ。しかしそのガラクタは探知機を思わせるものではなくダイナマイトを思わせるものだった。 (またなの……) 支給品が壊れたのはこれで二回目。どちらも偶然だと信じたいがどちらにせよ支給品が全てなくなっているのが痛い。しかもデイパックの中から嫌な予感が漂っている。背中に伝う嫌な汗の量も確実に増えている。こんな状況じゃあとても人殺しなんてできそうにない。 それを考えると、作戦を考え直す必要がありそうだ。だからデイパックを持っておもむろに立ち上がった。 「ちょっとトイレに行ってくるわ」 返答はない。先ほどの神条の事があり空気が重くなったのだろう。私が単独行動をとろうとしたと誰かに釘を刺されると思ったがそれもなかった。 トイレの個室の中に入り、デイパックをひっくり返す。 時計、コンパス、地図そしてダイナマイトだったガラクタ…… 支給されたどおりの物がででくる。 ふと、時計に目をやると正午五分前。放送のための準備も必要らしい。 そう考えメモを探していると見つけてしまった。 い た ち の 人 形 それを見たとたん、私は人形をトイレの窓から投げつけていた。 そして思わず私はその場所にうずくまっていた。我威亜党の連中がやっていることもありえないことではある。しかし私の目前でおきていることはそれをも凌駕していた。 そしてそんなとき放送がこの会場に鳴り響いた。 これを聞き逃すのは本当にまずい。私は恐怖を抑えてペンを握った。 ◆ ◆ ◆ 「二朱 公人」 九条や黒野の名前が呼ばれるのを聞いて、彼らには悪いことをしたなと思った。恐らくここから出て凡田と顔を合わせれば間違いなく文句を言われるだろう。しかし、これまた彼らには悪いが「二朱」という名前を聞いた途端そんなことはどうでも良くなってしまった。紀香さんがダーリンと称する男性を失った。このことを考えるだけで私の中に快感としかいえないような感覚が湧き上がってくるのを感じた。情けない。紀香さんへの嫉妬がここまでだなんて思わなかった。 しかしこのことで私は理性を取り戻せた。 私は三橋君を生かすと決めたのだ。そのことについて検討しないと。 まず死亡人数だ。三橋君を生かすことを考えればこの人数は明らかにまずいだろう。 ペースの落ちが予想以上だ。 恐らく私たちのように徒党を組んで活動しているのが大半なのだろう。 そして禁止エリアの把握。幸い、ホテルPAWAを含むG-7は禁止エリアになっていなかった。近くで禁止エリアになったところもない。この点に関しては問題なさそうだ。 私は改めて状況の整理をしダイナマイトがない今、どう動くべきかを考えようとした。少なくとも、大量殺害は不可能だろう。 と、そのとき。支給品の中に見慣れないものがあるのに気づいた。 「何よ、これ……」 直っていた。もう使えないと思っていた探知機はいつの間にかそのものが持つ本来の形を取り戻し、その画面にはいくつかの点が示されていた。 ――まずい。 これらはどう考えてもあのイタチの所為だ。気持ち悪いし、こんな道具は使いたくない。 しかしこれは便利だし、画面のある一点を見たとたん、 そこには「灰原」という文字が躍っていた。私との距離で推測すると、入り口に入ったところだろう。あの八神が危険だといっていた男だ。 徒党を組めるような相手なのだろうか……。 【F-6/病院の女子トイレ/一日目/正午】 【四路智美@パワプロクンポケット3】 [状態] 嫌な汗が背中に伝わっている。 [装備] 拳銃(ジュニア・コルト)、バット [道具] 支給品一式、探知機(エネルギー100%)、充電器 [思考・状況]基本:二度と三橋くんを死なさない。 1:灰原をどうするべきか。 2:三橋くんのために殺し合いにのり人数を減らす。 3:十波典明の言葉を丸っきり信用するわけではないが、一応警戒。 4:亀田の変貌に疑問? [備考] ※メカ亀田を危険人物だと判断しました。 ※ピンクのパーカーを着た少女を危険人物と判断、作業着を着た少女を警戒。 ※ダイナマイト5本は呪いの人形に壊されました。また、探知機が正しく作動しているかは次の書き手さんにお任せします。 投下順に読む 095 未来の束縛← 戻る →097 見下された女の行動~調和~ 時系列順に読む 095 未来の束縛← 戻る →099 Only My Life 前へ キャラ追跡表 次へ 089 偉人の選択 四路智美 102 魔弾~Der Freischutz~
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パワプロクンポケット6 【ぱわぷろくんぽけっとしっくす】 ジャンル 野球ゲーム 対応機種 ゲームボーイアドバンス メディア 64MbitROMカートリッジ 発売元 コナミ 開発元 コナミコンピュータエンタテインメントスタジオ(ダイヤモンドヘッドプロダクション) 発売日 2003年12月4日 定価 5,040円 プレイ人数 1人~2人 レーティング CERO 全年齢対象 判定 良作 ポイント 「しあわせ草」「ワギリバッテリー」「ほるひす」初登場シリーズ唯一まともに野球をやってる裏サクセスイベント特化の「表」と育成しやすい「裏」GBAパワポケの完成形にしてストーリーの転換期賛否両論となる「パワポケシステム」裏サクセスのノリがカイジ パワプロクンポケットシリーズ 概要 ストーリー 特徴 彼女候補 評価点 賛否両論点 問題点 総評 余談 おもしろゲームがどっさり! 概要 本家とは似ても似つかないシナリオや彼女、サクセスで人気を集めてきたパワプロクンポケットシリーズの6作目。 「パワポケシステム」が初登場。アイテム持ち込みと裏サクセスの登場などを行える。 本作はタイムパトロールの主人公が時間犯罪者を追いつつ零細工場を救う「表サクセス」と借金のカタに連れ込まれたしあわせ島の労働を描く「裏サクセス」がある。 「怪しい薬」が廃止されたため、投手の場合「ランナー×」などの変わった特殊能力も通常のイベントで取得するようになった。 ストーリー 「社会人野球編」主人公はタイムパトロールであり、時間犯罪者を追ってこの時代にやってきた。今回の時間犯罪者が狙うのは、近い将来エネルギー問題を一挙に解決する「ワギリバッテリー」を開発をする和桐製作所。時間犯罪者から守るために入社する主人公だったが、和桐製作所は借金経営で今にも倒産しそうだった。時間犯罪者から守るため、会社の野球チームと仕事と奔走する。 「しあわせ島編」和桐製作所の存続をかけた試合に負け、主人公は借金のために、謎の組織『BB団』によって運営される強制労働施設「しあわせ島」に送られてしまった。スポーツチームも所持しているBB団で野球班に配置された主人公は、毎日限界まで行われる強制労働に日々気力を削り取られていく。しかし和桐製作所を再建するため、野球班の仲間と共に島を脱出するための機会、そしてBB団の秘密に迫る。 特徴 表サクセスのノリは「借金を返済するメドを通すために野球勝負を仕掛ける」というモノ。大帝国キラーズ戦まではこちらがリードしてるか同点から始まるためクリアはしやすい。 その後は「裏野球大会」としてドーピングしてパワーアップする老人チーム「光圀インローズ」、『3』の味方チームだった「火星オクトパス」、裏サクセスに登場する過去の強豪チーム出身のモブキャラが多い「ブラッドバタフライ一軍(難易度はパワフル)」 ネタキャラチームの「ブリティッシュピンキーズ」 そしてパワポケ屈指の強敵「USスーパースターズ」との熾烈な試合がある。優勝しなくても目的は果たしきっているが、表で強めの選手を作りたければ避けては通れない。 ブラッドバタフライ一軍とUSスーパーヒーローズは裏サクセスでも戦える。裏の方が運は絡むものの撃破しやすい。 なお裏サクセスは「借金返済の試合に敗北して借金のカタに島送りにされた」というBADENDのアフターとなっている。そして正史である。 今までの主人公は(サイボーグに無理やり改造された3主人公のようなのも居たが)基本的には普通の人間ではあったが、本作の主人公はタイムパトロールという背景的には異質な存在でもある事からストーリーの転換期であったと考える人は少なくない。 しかし戦闘能力の高さや借金を取り立てに来るやくざ達への反応、ヘルガや彼女候補に見せる大人な側面から魅力のある主人公として評価する声もある。 仲間キャラは『4』から再登場した山田の他、車マニアの三船、変人の兄に振り回される野球経験者の弟の智林兄弟、出稼ぎ労働者のカビンダ、おまわりさんの守田、サイキッカー捕手のゆうまくん、沙耶を攻略する際についでに仲間になる貴田、マザコンの村山、中盤までは敵対してたものの裏野球大会前に助力してくれる奥野などどこか変な奴らだが、憎めない側面も持っていて印象深い。 裏サクセスでは「小杉優作」や「倉刈仁志」が落ちぶれて再登場。最初はマイナス得能を持っていてモブより使いにくいがパワーアップさせることで頼りになる人物として覚醒する。『4』のライバルキャラ「布具里(ふぐり)」も再登場し、背景描写の掘り下げや下ネタ度のパワーアップなど印象深いキャラとして飛躍を遂げてしまった。 コロコロコミックで読者公募のキャラを起用している。「漁火剛(いさりびつよし)」と「ほるひす」がそれである。 漁火はデザインは良いのだが地味。「発火能力者」であり展開次第ではテロリストになってしまう。彼と主人公の対話で「未来に超能力が認められていること」が発覚し、それが『10』でのカズや五十鈴を始めとした超能力者の台頭に繋がった事は賛否が分かれる。 ほるひすは当時、幼児の人物によって描かれたキャラだが原画そのままゲームに出ている。その不思議さは主人公に驚かれているが、和桐製作所を支える有能な人物であるらしい。「ほるひすだよ、ほーむらんもうつけどひっともうつよ」 『4』からの再登場キャラの印象が強く、表の相棒メガネは『4』から引き続いだ山田で、彼女候補として島岡希美が整形して再登場する。 またイベントでのちょい役だが、『4』での彼女キャラ・天本が登場。希美に結婚の報告に来た他、山田との驚愕の関係を匂わせる。なお本作のプロフィールで天本は「引退」したと明言された。 裏サクセスのミニゲームはギャンブルと、メカ亀田戦・ガンダーロボVS南海のとしおくん戦。 ギャンブルはサイコロを3つ振り、出た目に応じた景品を貰える。 メカ亀田ととしおくん戦は条件を満たすと最後に行えるイベント。クリアすればBB団を壊滅させることが出来る上に経験点をもらっていける。 メカ亀田は『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』のボス・アグニムとの戦いをパク……オマージュしたゲームでメカ亀田の攻撃をくぐりながらバットで光球を跳ね返すゲーム。 ガンダーロボVS南海のとしおくん戦は、『がんばれゴエモンシリーズ』のゴエモンインパクト戦を彷彿させる。負けるとゲームオーバーなので無傷は難しいが、『12』ではとしおくんの死体を回収した遺伝子から作られたドラゴがパカーディをメロンパンにすべく襲い掛かってくる。正史である。 「俺のペナント」の期間短縮 まず「期間が1年」という点により、前作の3年間分のパワーアップは望めなくなった。 ただ、3年間もフルでやり続けるのはどうしてもダレてしまう感が否めず、妥当である意見が多い。 彼女候補 本作では好感度が高い状態でデートを終えた時に「pawa」という名前のホテルが背景で別れることが多い。相手が女子高生であってもホテルpawaへ向かう事がある。 「和桐沙耶」は和桐製作所の社長令嬢で女子高生だが父親との折り合いは悪い。仲間キャラとなる貴田をデートごっこで振り回していたりするが主人公には好感を持って接する。デートを繰り返すとホテルpawaへも行く。未来へ帰ると夜の女になる。 「蕪崎詩乃」は神社の巫女さん。彼女と本当の意味で打ち解けるには序盤に話しかけない事が必要。これは後の裏サクセスでも「ウタノが出たら話しかけない」という事がデフォルトになる。 「島岡希美」は『4』から引き続き登場するが整形手術をして痩せている。本作の野球超人伝保有者。 「菊池瞳」はスナックのママ。彼女も攻略しやすいキャラであり、表サクセスで安定して育成するための安牌という評もある。 「木岡鈴音」は敵チームのヤクザの娘。箱入り娘のお嬢様で大和撫子。彼女を遺して未来へ帰る時の「強い女だから忘れない、弱い女だから忘れられない」は名言。 ヤクザのお嬢である事を除けば普通の現代人なのだが、本人も知らないうちに巻き込まれてしまっている。 「秋本彩」は和桐製作所の事務員。眼鏡をつけているが外すと可愛らしい。 必須イベントのほぼ全てがランダムでエンディングまで持ち込むには多大な運が絡むうえにEDがバッド含めて4つある。パワポケ屈指の「ランダム女王」とも言われている。だが眼鏡を外すと可愛い。 裏サクセスの労働者は基本的には男性だらけなので攻略は存在しないが、所長の女軍人「ヘルガ」と交流を持つ事が出来るほか、リフレッシュルームの「メスヤギ・まさこ」を彼女にすることが出来る。 メスヤギはリフレッシュルームの中でも最も気力回復に使いやすく、使うと主人公がスッキリしたデレ表情で向き合う。もっともホテルpawa的なアレをメスヤギで晴らしているのだろうと推測される。 「ヘルガ」は人類の未来を憂う女軍人。労働者を見せしめに処刑するなど残酷な側面もあるが、彼女から本を借りて率直な感想を伝えることなどで内部で好感度が上がる。労働者のストレスを発散させる運動会の時にフォークダンスやキャンプファイヤーがあると思っていたなど可愛い側面もある。 + ヘルガの思想と顛末 また彼女からBB団の真相を聞いたうえでとしおくんルートに入った際に、「人類と世界には神秘が失われている」というヘルガの思想を主人公がタイムパトロールだからこそ真正面から否定するイベントは熱い。ある意味彼女イベントのラストなので、運が非常に絡むがぜひ見ておきたい。 イベントを進めるとしあわせ島壊滅後に主人公が面会にやってくる。その際、ファンタジー系の創作物で人が安易に蘇る話を嫌っている事などを話し、主人公は「彼女は最後まで軍人」である事を確信する。その後、魔女と呼ばれ処刑された模様。 悲劇的な側面も多い人物だが、後の作品でも裏サクセスとして登場。仲間想いな側面を持つことも度々あり、救われる結末も多い。 評価点 GBAパワポケの中では野球パートがほぼ完成されている。 実質アクション野球の最終作の『7』の野球バランスが残念過ぎるせいもあってか、本作を評価する声もある。それでも甘い所もあるが。 とはいえ、サブポジションの性能が相変わらず悪い。外野に至っては守備能力がメインポジのオールEの選手 サブポジのオールAの選手となっており悲惨。 ゲームバランスとしても表サクセスは和桐製作所を立て直す試合までは易しめだが、「裏野球大会」の完全クリアとなるとシリーズ屈指の高難度という幅広いバランス。とはいえ、実力を反映させやすいため、決して理不尽な難易度ではない。 ストーリーは面白愉快な仲間達のライトなノリと、表サクセスは「借金を巡るやくざとの交渉」、裏サクセスは「ドーピング麻薬での人体実験」「現地住民と借金した人間を労働させる非合法組織」などのダークさが織り交ざってパワポケ節を形成している。 敵も「和桐製作所が作ってしまうバッテリーで戦争の激化で破滅する未来を変えようとする時間犯罪者の科学者」「プロペラ団の裏切り者のまがい物として作られオリジナルへのコンプレックスを抱えて悪意を世界にばら撒くロボット」「人類の行き詰まりに悲観して罪を背負ってでも人類を前進させようとする軍人」など深みのある人物が多い。 表サクセスの背景がウインドウ部分以外の画面全体に描かれるようになり、分かりやすくなった。 『5』では裏サクセスのみの仕様だった。 やはりBGMの評価は高く、試合曲は表も裏も高評価を受けている。 前作までの「怪しい薬」が「幸せ草」に変更された。マニアポイントが上がる以外のマイナス要素が全て排除され、使用するとほぼ確実に病気が一つ治るなどかなり改良されている。 賛否両論点 本作で初登場したパワポケポイントの存在はシリーズ通しても賛否両論。 サクセスをクリアするたびにポイントが溜まり、サクセスの開始時にポイントを利用してアイテムなどを得られる。 育成するために前準備が必要な事と強い選手を作るために選手を作る本末転倒さが非難されている。 また本作ではパワポケポイントを大量に入手するには育てた選手をパワポケポイントに変換する必要がある。これをするとアルバムやプロフィールが登録されず面倒臭い。後期のシリーズでは裏サクセスの資金稼ぎで野球人形を作るなどの救済があるのだが…。 ただし、能力が低く特定のエンディングを迎えたわけでもない使い道のない選手を消滅させて、次回以降に生かすことが出来るという側面もある。 本作では「目的を終えて未来に帰るためにコールドスリープする事を決断する」という事でパワポケポイントを作れる。一部の彼女候補がBADENDになったりアルバム登録には心を鬼にする事も大事。 この「選手を使い潰してパワポケポイントを入手」というシステムは『11』まで続いた。 表サクセスでの選手育成が歴代でも厳しい。 これは平日と休日を行き来するシステムを含めても2年目の半分でシナリオが終わってしまうため、ターン数が少ない事も原因にある。 ニコニコ動画のTAP動画(クイックセーブを使ったプレイ動画)では、オールAを目指すために商店街のドラッグストアでしあわせ草を大量に買い込んでいる。裏を返せばそういうプレイでもないと表ではオールAはまず不可能。 もっとも、簡単に強い選手を作れると無個性になるため、限られた中でどう能力を上げるかを楽しむ余地はある。 裏サクセスでは強い選手が育てやすいが「プレイルーム」でのサイコロの目押しが出来るか否かで入手できる特殊能力が大幅に変わってしまう。 試合で特定操作を行う事で3盗、本盗を確実に成功させる裏技が存在する。かなりインチキな仕様であるが、表サクセスの裏野球大会優勝はこの裏技を使い熟さないと前述の通り厳しいものである。また、この裏技は『4』、『5』、『1・2』でも可能であり、『7』で削除された。 裏サクセスは試合・イベント共に運が絡む。 試合は最後まで主人公しか操作できない。だが仲間評価を上げきれば誰もが強くなるうえ、最後の「USスーパーヒーローズ」の試合前には選択肢次第でBB団に捨て駒扱いされたと勘違いした仲間達を煽って好調に出来るので表サクセスより倒しやすい。 イベントも仲間や村民・ヘルガとの交流が起きるかどうかは完全にランダムであり、発生しても最後まで進まない可能性もある。 裏を返せばイベントを起こすためにうろつき等をしなくても済むということなのだが、終盤のメカ亀田 としおくんルート分岐が起きるかどうかもランダムなため賛否両論。 表のミニゲームがおみくじとゴキブリとウンコ。 おみくじは普通だが、他二つは読んで字の通りである。やたらリアルなゴキブリ退治の縦STGと、うんこをよけながら走るミニゲームである。 直球すぎる下品さなので、笑って受け入れられるかは個人差が大きい。 ゲームの出来自体は良い。ゴキブリSTGは弾幕系を彷彿させるショットシステムで、うんこレースはサクセス中では経験点が良く手に入る。 ゴキブリは11裏サクセスなどで更にパワーアップする。パワポケスタッフはゴキブリのリアルさも追求し続けて行った。 サクセス開始時の設定で「投球オート」が登場 名前の通り守備時の投球の手動操作が一切できなくなる。 これだけなら選ぶメリットは無いと言えるのだが、実は初期のステータスにボーナスが付く設定であり、野手の場合は守備力が+1され投手の場合はコントロールが+20されるためバカにできない内容になっている。 だが、配球が自動化されてしまうデメリットに加え試合テンポの悪化にも繋がるためハイリスクな項目になっている。 されに今作は最終決戦のUSスーパーヒーローズ戦においては外に逃げるボール球を投げ続ける 一塁走者がいた場合はウエストをし続けるのがかなり有効な戦法になっているため、なおさらデメリットが大きくなる。 この「投球オート」は『8』まで存在したが、『9』では削除された。 問題点 「正史」ではゲーム中に取り得ない状況もあり得るという矛盾の免罪符の先駆けとなった。『5』ではモグラーズが日本一になる=現小杉が覚醒して主人公(元小杉)とライバルと認め合うという事だが、本作においては大神モグラーズが日本一になったにもかかわらず、小杉は覚醒せずに落ちぶれ塚本の裏切りにより遠い所(しあわせ島)へ送られるという展開になってしまっている。 もちろんこの塚本の裏切りというのも本編中に存在せず、三年目の試合に全敗すると小杉が落ちぶれ失踪することになるのだが、ラストで塚本は「惨めすぎて騙す気にもなれない。」と言い小杉に海外での仕事を紹介する終わり方になる。 主人公の本来の目的である「時間犯罪者の逮捕」がランダム。 とある人物を彼女にしてその言動の矛盾をつく事で、その彼女キャラの周辺に居るとある人物が犯人である事が発覚。確実に逮捕する事は出来る。 だがその人物を彼女にしない場合は、1・3でプロペラ団を追っていた「大谷記者」の協力を取り付ける必要があるが、彼と出会えるかはランダム。逮捕すると多量の経験点が得られるため育成にランダムが混じる。 アイテムのいくつかは長期間持っている(特にパワポケポイントで購入した場合)とマイナスのアイテムに変化してしまうイベントが発生することがある。 例えば野球道具アイテムの場合「青野」と無理やり交換されてしまい、さらに30%の確率で「歪んだバット」などと交換されてしまう(攻略本によれば、表向き反対の効果を持つアイテムを手渡されるのこと)。ただし、このイベント後に交換の取り消しを「青野」が要求するイベントが発生することもあるが…。 もう一つは「おまもり」を所持しているとある日「おまもり」が破れ中から「呪いの人形」が出現する。というイベントがあり「呪いの人形」とともに「エラー/負け運」を取得し「おまもり」が消滅するという最悪なものである。 攻略本によればこのイベントは「おまもり」を持っている状態だと「呪いの人形」を拾うイベントの代わりに発生するという。それでも「エラー/負け運」を100%取得するというのはやり過ぎである。 ただし入院中に智林五郎が見舞いに来て切れた時(昭雄が仲間になっていないか、ドリアンなどを見舞い品として持ってきてやる気を激減させてくるイベント2回起こした後)、「呪いの人形」以外のマイナスアイテムを持っていた場合プラス装備アイテムと一つ交換してくれる。 表サクセスでは仲間評価、パワーアップ、以外に仲間を強化できるイベントがあるが、そのやり方がかなり手間のかかる仕様になっている。 空き地に複数回うろついて後に、チームメイト達と練習をするイベントが発生するようになり「打撃力」、「守備力」、「投手力」がランダムで強化される。 だが、強化が発生する確率がそれぞれ10%を切っておりかなり低くなっている。強化内容もバカにならず、特に「打撃力」の場合は「全員のパワー+5or+10、仲間評価90以上でミート+1」、「投手力」の場合「全員のスタミナとコントロール+10、カーブとフォーク+1」と強化幅が大きい。 本作は前述の通り試合難易度が高いため、これらの強化が重要になってしまっている。 パワーアップを行うとメインポジションが変化する選手が数人いる。特に、該当選手の一人の「守田」はパワーアップ前では希少な正捕手であり、主人公のポジションやゆうまの加入状況次第では正捕手がいなくなってしまう。 サクセスの試合で選手の交代ができなくなった。 『5』と異なり『4』以前のような特定の試合状況から全選手を操作する仕様にもかかわらず選手の交代ができない。 しかも、代打で調子の悪い選手を出されたり、サブポジション起用をされたりとCPUの采配はお世辞にも良いとも言えない。 主人公を外野手にした場合、守田を仲間にするまで捕手起用されるような変なポジションを任される現象まで発生する。 CPU対戦でのCPUの謎の采配。 CPUと対戦すると、相手投手から点を取っただけでも一回でもCPUはすぐに投手を代える。その後の中継ぎ投手も、打たれたらすぐに代えてしまうため他の先発投手まで出てくるようになる始末である。 ちなみに、このおかしな症状は実質的な次作であるリメイクの『1・2』でも起こる。 また、プレイヤーが作ったサクセス選手のアレンジチームをCPUにして対戦すると、CPUは守備位置を試合中に変更する(*1)。プレイヤーからすればやり方にケチをつけられている気分である。 「俺のペナント」の天狗レベル 前作から導入された、サクセスで作った選手を一つの球団を選んでペナントレースを戦わせてさらにパワーアップさせるシステムなのだが、「期間は1年」「活躍すると上昇し、能力値などに悪影響を及ぼす天狗レベルの導入」などの大幅に変更された。 もっとも、やっかいなのが天狗レベルであり、上記のように活躍すると文字通り天狗の鼻のメーターが伸びるシステムである。 この天狗レベルは、野手なら天狗レベル分だけパワーが下がり、投手なら仲間評価分下がってしまう。 投手ならば、毎日試合に出るわけではないので低く抑えることができるが、野手で毎試合スタメンで出てる選手で、プレイヤーがそれなりに打つ技術を持っているとどう頑張っても最大値まで上がってしまう(*2)。 前述のように野手だと数値分だけパワーが下がってしまうため、ホームランが出にくくなってしまう。 一応、天狗レベルが高い状態で日本シリーズを制覇すると「威圧感」を取得できるが、いくらバランスを取るためとはいえそれにしてもマイナスの方が大き過ぎる。 本作から、ゲームを起動した際のメーカーロゴがセレクトボタンで飛ばせなくなった。 スタートボタンとセレクトボタン、AB同時押しで飛ばすことはできる。 総評 GBAパワポケの到達点でありながら、「タイムマシン」「しあわせ草」による専門用語の追加など転換期の一作。 それでも「なんでも野球で解決する」というノリはシリーズの中でも屈指であり、「野球してないはずなんだけど野球好きが頑張ってる」感は歴代でも高い。 結果的にパワポケシリーズで零細工場とはいえ一企業に就職した社会人が草野球をしているというシチュエーションは本作のみである。 次回作の野球パートが酷いこともあってか、GBAパワポケの最高傑作に上げる意見も多い。 余談 ほるひすはスタッフに気に入られたようで、後のシリーズのおみくじミニゲームでお役立ちアイテムとしてたびたび登場。『14』では和桐製作所に入社して巫女のバイトをしていた浅井レンがおみくじを「自社の新商品」と呼んでる事から和桐製作所で作っていたかもしれない。 ちなみに、彼は色物な見た目とは裏腹にそれなりに優秀な社員である。 『実況パワフルプロ野球2012』のおまけソーシャルゲーム『パワスタ』では、パワポケからのゲスト参戦キャラとして凡田・大神・荒井三兄弟・アルベルト・アンヌに並んでほるひすが登場。未だに愛されている模様。 そして1年後の『実況パワフルプロ野球2013』ではまさかのデッキキャラとして登場。キャラが3D化した本作で唯一2Dの平べったいグラフィックで当時の姿のまま登場するので違和感どころか狂気を感じるかも。流石に3D化できなかった為か選手としては使えずイベント限定キャラとなっている。 同一年にパワポケの新規ナンバリングが出たのは『5』『6』の2003年のみである。よって収録選手的にはいわゆる「開幕版・決定版」に近いポジションにもなっている。本作以降はパワポケ新作の発売月は12月というのが定番となった。 本作をベースとして『1』と『2』をリメイクした『1・2』が次回作である。 ナンバリングの『7』は次々回作である。 後の作品に与えた影響 本作に登場した和桐製作所は、しあわせ島から帰ってきた主人公によって落田を伴って復興している。その後『8』では『3』の彼女候補・寺岡薫が入社しておりワギリバッテリーを開発した事が語られ、その後にテロで死亡している。『12』の彼女候補の浅井レンは薫を尊敬しており和桐製作所に入社したが『14』では山田によって経営は上手く行っていない事が語られている。 後のシリーズでも生き残ってはいるものの、波乱の運命に巻き込まれた街工場であるといえよう。 ストーリー的に今後のパワポケに深く関わるアイテムの誕生に関わっており、賛否が分かれる。 + 以下、パワポケ世界を混乱に陥れた二大アイテム 本作で名前だけが登場した「ワギリバッテリー」と、ドーピング麻薬として登場した「しあわせ草」である。 この2つのアイテムが今後のパワポケに深く関わり、また客観的に見ても多くの人々の人生を滅茶苦茶にした存在である事から賛否が分かれる。 特に『10』『11』では両アイテムが最悪の形で使われており、以降のシナリオを硬直化した批判する人も少なくない。 ワギリバッテリーは本作の段階では製造されていないが、『8』で和桐製作所に入社したとある人物が開発し、それが戦闘用サイボーグに転用されとある2大企業の大戦争を引き起こすきっかけとなる。 和桐社長及びワギリバッテリーの開発者である人物は、当初はおもちゃの電池として作ったつもりであり戦争の道具に転用されてしまった事に対して罪悪感を抱いている姿が後のシリーズで描かれ、結果的に不幸になってしまった事を示唆している。それもある種のパワポケらしい「毒」なのかもしれないが。 本作の主人公は和桐製作所で数年後にワギリバッテリーが作られる事を把握しており、とある彼女ルートで時空犯罪者を追い詰めるためにも「バッテリー」の存在が関わってくる。 なお大谷記者と協力して捕まえるルートでは犯人はシルエットのみで襲いかかってくるため正体はわからない。だがこの時に残す「お前は間違っている」「あんな未来認めるものか」という彼の捨て台詞は主人公が本来の歴史と信じる「バッテリーが開発される未来」がすでに改変された歴史であることを示唆しており、後のシリーズで共感できるモノとして伏線回収される事となる。 また正史ではこの犯人は捕まっていない。だがワギリバッテリーの開発と流通は成し遂げられてしまい、犯人もまた目的を見失ったまま未来にも帰れず世界の混乱を見つめていることが『11』『13』で判明する。
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呪いレベル 呪いとは 各装備品に設定された「装備の切り替え可否」を決定するシステム。 虫に寄生された際、自由に付け外し出来なくなるが それは装備品に「呪い」が設定されているため。 呪いLVとは 各装備品に設定された呪いの強さ。 呪いLVの高さに応じて以下の設定がされる 呪いLV 説明 0 呪いLVが無い装備。自由につけ外しができる。ほとんどの装備が該当する 1 軽度の呪いがある装備。教会のシスターや脱がせの鬼によって解除できる。例:ブラッドソード、寄生虫装備 2 重度の呪いがある装備。教会のシスターや脱がせの鬼によって解除できず、イベントをこなすことで解除する例:淫虐の首輪 呪いLV2の装備 名前 イベント 備考 淫虐の首輪 闘技場で借金等。シスターから鍵を購入すると解除できる 鍵穴が残っている方 淫虐の首輪 永 久 解 除 不 可。 鍵穴が残っていない方 雌犬調教首輪 雌犬調教首輪、雌犬の耳・尻尾を同時に装備するとLV2になる。単体ではLV1 雌犬の耳・尻尾 雌犬調教首輪、雌犬の耳・尻尾を同時に装備するとLV2になる。単体ではLV1 壊れた義手 ルアリが死亡した際強制装備。両腕欠損状態 碧の賢帝 アティがタレントを使った際に装備させられる 淫虐の革帯服 脱走者モード 苛虐の首輪 脱走者モード 同化ラバースーツ 生命科学研究所 ラバースーツイベント 生科研製ラバーマスク 生命科学研究所 ラバースーツイベントが進行すると解除できなくなる 強制全裸の呪符 装備品を身に着けていない状態で盗賊の攻撃を受けると稀に強制装備盗品商人が売っている呪符人形で解除 呪付人形を使うと金銭搾取の呪符に変化 金銭搾取の呪符 盗品商人が売っている呪符人形で解除 お願い まだまだ呪いLV2の装備品が解除されてしまうイベントが多数存在します。 基本的に「ゲームオーバーイベント以外」で解除、上書きされるのは不具合だと考えてください。 もしも発見したらスレやここで報告! 最新版 コメント 名前 コメント
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人形の名前 (別名) 所有 ふっちゃんorお兄さま 現実 現実でその人形がどのように手に入り、そしてかわいがり(意味深)を受けたのか 人形星 人形星での振る舞いを書く 用語 思いついた用語を書く 個別に記事があればリンクする
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立ち止まる訳にはいかない!! ETERNAL11氏のオリジナルキャラクター。剣聖機アルファライドの主人公の一人である武淵静真のオマージュキャラクターであるが、武器は銃である。正義感の強い男の子であり、行き場を無くしたヒューマノイドウェポンであるセレノフィルを家に居候させている。一応学生ではあるが、世界を脅かす謎の組織ブレディオスと戦いながら日常生活を送っている。銃を主に扱うガンファイターではあるが、ピンチの時には銃をブレードモードにモードチェンジし、剣での接近戦もこなす。ガンスピンが好きであり、暇さえあれば銃を回している。明るい性格だが、これは絶望的な状況の場を和ませる為。誰に対しても優しい好青年ではあるが、敵に対しては容赦がない。だが、セレノのような境遇の相手には手を差しのべる。家族はブレディオスのテロで失っており、その際に助けてくれた前隊長の後を継いでルクレシオンを率いて戦っている。 プロフィール 身長 177㎝ 体重 65㎏ 誕生日 12月27日(剣聖機アルファライドのティザームービー公開日) 血液型 O型 年齢 18歳 一人称 俺 趣味 プラモデル作り 出身地 地球 所属 ルクレシオン、麗桜高校 種族 人間 属性 無属性 好きなもの ロボット、ロボットアニメ、メカ 嫌いなもの こんにゃく、ニンジン、トマト イメージCV 佐和真中 初登場作品 ETERNAL11オリジナル(2023年) 武器 ハンドガンブレード ブレードモードにモードチェンジするハンドガン。実弾もビームも撃てる。高出力モードもあるらしい。 技 リュミエール・サイフォス 最大出力にした光の刃で相手を叩き斬る大技。 リュミエール・ストラッシュ 出力を上げた光の刃で相手をすれ違いざまに斬りつける技。 ドラゴニュートの人形劇では… 映画第1作にて、ゲストキャラクターとして登場した(作者から出してくれと頼まれた)。シャロームシティを守る為、セレノと共に戦い抜いた。