約 28,795 件
https://w.atwiki.jp/taikosousaku/pages/570.html
1位 1 彗星ハネムーン.tja 1.4 KB 18/08/10 00 23 4996 5位 2 全力バタンキュー.tja 1.5 KB 16/08/04 02 49 2319 4位 3 甲賀忍法帳.tja 5.7 KB 18/11/17 23 12 2009 2位 4 チャンピオンロード(BW).tja 13/11/23 15 03 1874 3位 5 カチューシャ(ガルパン).tja 14/04/17 02 31 1863 -- 6 おジャ魔女カーニバル 19/11/27 23 48 1842 6位 7 Hope(ワンピース).tja 17/11/08 18 22 1832 55位 8 V[ボルト].tja 1.3 KB 13/10/11 19 48 1399 52位 9 星野源/恋 1.7 KB 17/01/18 20 16 1304 9位 10 し*ばいいのに.tja 1.7 KB 18/05/04 23 40 1302 7位 11 *んでしまうとはなさけない.tja 16/08/18 07 38 1159 30位 12 にんじゃりばんばん.tja 3.0 KB 13/04/05 17 25 1089 63位 13 にじいろ(ドラマの曲).tja 845 B 14/05/15 23 11 1081 10位 14 白金ディスコ.tja 1.3 KB 18/11/06 08 23 926 16位 15 365日の紙飛行機.tja 16/06/05 00 05 875 15位 16 サウダージ.tja 1.1 KB 14/05/31 06 10 757 19位 17 アローラ.tja 2.7 KB 16/11/15 22 35 750 初 18 ソ連国歌(エレクトロリミックス).tja 20/02/18 00 13 710 37位 19 ウィンドガーデン.tja 1.6 KB 13/01/30 02 59 606 12位 20 ジョジョOP(その血の運命) 12/10/26 18 04 601 45位 21 ギュッと(リトグリ).tja 1.7 KB 18/03/30 01 18 598 28位 22 あいうえおんがく.tja 934 B 13/08/03 01 13 553 11位 23 約束の絆.tja 1.0 KB 13/11/09 05 05 551 14位 24 パーフェクト生命.zip 6.6 MB 16/07/17 10 40 547 22位 25 エビカニクス.tja 1.9 KB 13/11/23 15 04 544 12位 26 TiamaT F minor.tja 17/07/29 08 01 521 41位 27 Let it Go[レリゴー]2.tja 14/05/14 17 07 509 17位 28 Hand in Hand.tja 1.8 KB 16/09/01 22 49 492 59位 29 右肩の蝶.zip 3.0 MB 19/02/07 23 38 491 23位 30 Z伝説 終わりなき革命 1.4 KB 13/01/07 22 41 478 18位 31 バトルキャッスル バトルフロンティア 13/07/05 03 13 475 25位 32 ロールプレイングゲーム 18/12/18 22 04 458 33位 33 カラフル.tja 1.2 KB 13/11/08 03 26 440 -- 34 キミに100パーセント.tja 14/04/25 17 15 428 27位 35 アンドロメダアンドロメダ.zip 18/02/22 21 29 409 24位 36 すーぱーぬこになりたい.tja 16/12/29 05 47 407 20位 37 超青少年ノ為ノ超多幸ナ(略).tja 16/09/01 22 49 404 32位 38 HappyBirthday(キテレツ).zip 14/01/22 22 42 389 35位 39 ぽっぴんジャンプ.tja 4.4 KB 14/04/25 17 15 372 -- 40 ドラえもんマーチ(裏).tja 13/06/23 07 22 368 29位 40 Guts(嵐).tja 1003 B 14/05/10 06 31 368 42位 42 オレンジ (とらドラ).tja 2.0 KB 17/11/11 03 35 367 40位 43 バレリーコ.zip 2.1 MB 18/12/13 08 23 366 26位 44 ジンギスカン(仁井山).tja 17/03/31 03 35 358 21位 44 エンドマークに希望と涙を添えて 15/12/29 00 15 358 36位 46 イノコリ先生.zip 6.2 MB 16/06/25 07 51 339 -- 47 ジョジョその血の運命裏譜面 12/10/26 18 06 329 31位 48 雨のち晴レルヤ.tja 844 B 13/10/24 01 41 328 34位 49 夜明けの流星群.tja 1.2 KB 14/07/17 20 04 326 39位 50 イノセントワールド(ミスチル) 18/05/29 00 08 323 38位 51 Caliburne 8.4 MB 15/03/06 18 39 284 49位 52 ゼルダの伝説メインテーマ.tja 13/12/15 09 13 272 43位 53 恋になりたいアクアリウム.tja 16/07/06 05 37 265 47位 54 Alea-jacta-est! 3.0 MB 19/02/01 06 14 264 46位 55 Save This World νMIX.zip 16/09/21 18 53 258 44位 55 熱情のスペクトラム 14/10/18 04 16 258 49位 57 MOON PRIDE.tja 615 B 14/06/23 17 15 242 51位 58 ECHO[ボカロ] 1.8 KB 16/11/23 08 16 226 -- 59 紅蓮の弓矢(裏).tja 1.3 KB 13/05/17 22 30 222 53位 60 チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ! 17/01/28 07 37 219 57位 61 太陽は昇る.tja 1.3 KB 13/11/23 15 03 215 -- 62 神のまにまに.tja 1.3 KB 19/09/10 23 18 211 48位 63 もぎゅっと“love” 3.6 KB 13/05/22 20 04 202 55位 64 自由の翼.tja 2.2 KB 13/07/19 02 10 199 -- 64 アルカリレットウセイ.zip 18/09/13 08 12 199 61位 66 鏡の中から.tja 1.6 KB 18/05/18 07 56 192 -- 67 炎のキン肉マン.tja 1.3 KB 14/05/10 06 34 191 58位 68 マミさんのテーマ 4.5 KB 13/09/18 19 58 188 63位 69 四次元跳躍機関.tja 1.8 KB 15/11/17 18 58 181 62位 70 SAKURAスキップ.tja1.4 KB 17/06/26 07 58 180 -- 71 小さな世界(ポップンMC) 13/04/22 22 53 175 -- 72 Let it Go[レリゴー].tja 14/04/24 20 54 173 -- 73 M(浜崎あゆみ).zip 412 B 19/06/04 00 43 155 -- 74 connecting with you.tja 16/06/15 07 37 153
https://w.atwiki.jp/vip_witches/pages/835.html
555 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 23 36 ID Ph3qCNUg あらすじ クレイドル防衛中に気を失って地球に向かって墜落オワタ\(^o^)/ 暗い、ここはどこだ?俺は眠っているのか?目を閉じているだけか? だとしたら早く目を覚まさなければ・・・ 俺は重い瞼をゆっくりと開ける。 目を開けるとそこには、見たこともないような光景が目の前に広がっていた。 そこは海が青く、空が青く、はっきりと太陽が見えた。 俺が住んでいた地球は環境汚染が進み、海や空など、うす暗く染まっており、 太陽などはぼやけてよく見えないものだ。 だがいま目の前にある風景は俺が知っている地球のそれではなかった。 ということはこれ夢ということになる。俺はそれ以外思いつかなかった。 556 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 24 48 ID 4SfUDiXU クレイドルで戦闘してたリンクスか支援 557 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 29 28 ID iv6FBnd2 オールドキングとやりあってたやつか オールドキングもストパン世界に来ねーかなー チラッ 558 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 31 07 ID Ph3qCNUg 俺「夢か・・・?なわけないような夢なら疲労感なんてあるわけない、激痛もするし・・・」 俺の体は限界まで疲労している。 常人ならば指1本でも動かすことできないほど体は限界にきており、 リンクスである俺でもかなり無理をしないと体を動かせない。 体少し動かした後、まずここがどこか確認しようとする。 そして、レーダーを見る。ここはどうやら島のようだ。島はかなり小さく、ギガベースより少し大きいくらいだ。 周りにもここと同じような大きさの島が複数あるのがレーダーで確認できる。 海に落ちなくてよかった・・・目の前に海が広がっている。 もし、もう少し前に落ちていれば、あのカラードランク1の水没王子という 呼び名をつけられたアイツのように水没していただろう。 そんなことを考えていると、今までの腹の虫の音の中で ベスト3には入るほどの音が鳴る。その音に自分で驚いてしまう。 俺はコックピットの中を漁り、食べ物がないか探す。 見つからない・・・外に出て探すしかないようだ。 559 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 37 51 ID Ph3qCNUg 俺「外に出て食べ物探すしかないか・・・」 そう判断すると、すぐにネクストとの接続を切ろうとする。 手で首筋から伸びたコネクターを乱暴に掴む。AMS接続装置だ。 力づくに引き抜くと、体中に鈍い痛みが走る。 AMSとは簡単に言えば脳や神経を機体と直結させるケーブルのようなものであり、 これがなければネクストは満足に動かせないどころかただの鉄の塊にしかならない。 ネクストとのリンクを切ると、頭に一瞬ノイズが走る。 やはりこれにはなれないものだ。まぁ慣れたくもないが。 ネクストとのリンクを切ると、すぐにハッチを開け、外に出る。 そしてネクストの装甲を伝って地面に飛び降りる。 ドスン、鈍い音を出して地面に勢いよく降り立つと足がもつれ、転びそうになる。 だが、すぐに体勢を整え、バランスを取る。そして一息つき、あたりを見回す。 560 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 43 07 ID Ph3qCNUg 557あんなに渋くてカッコイイキャラなんだから出すに決まってんだろ?キリッ 何度見てもここは俺のいた地球には見えない。綺麗すぎる。 それにこのような小さな島に木なんか生えているわけがない。 昔の地球もこのような姿だったのであろうか?だとしたら自分は その時代で生きていきたかった。 そんな叶わないことを考えていると、およそ10km先から何やら黒い物体が、 編隊を組んでゆっくりこっちに向かってやってくるのが見えた。 何物かは分からないが、もし敵であった場合すぐに戦闘になるだろう。 早くネクストに戻らなければ、すぐに踵を返し、ネクストのほうに体を向ける。 タンタン、と飛ぶようにハッチまで登り、コックピットに入るとすぐにハッチを閉め、ネクストに接続する。 そしてレーダーで前方にいる、黒い編隊を索敵する。 速度はそこまで速くない、これなら余裕を持って迎撃できるだろう。 そう考えた後、すぐに索敵結果を確認する。 どうやらあの編隊の中にネクストはいないようだ。 俺はそのことに深く安堵する。こんな満身創痍の状態でネクストなどに来られたら殺されてしまうだろう。 相手にとって自分は格好の獲物なのだから。 といっても相手も無傷では帰さないが・・・ 腕1つくらいは持っていっても文句は言われないだろう。というか言わせない。 561 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 47 53 ID iv6FBnd2 DE SU YO NE !!!! 562 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 48 40 ID Ph3qCNUg だが、ネクストがいないといって安心できない。 なぜなら相手は今までの戦った時のない機体で見たこともない様な機体だからだ。 だが、武装を装備していない様なので、おそらく偵察部隊か何かだろう。 それならば、たいしたことはないだろう。 それは自分のネクストと同じような黒色と赤色を基調とした機体で、 それがおよそ20機で編隊を組んでやってきている。 俺「どうする・・・といっても相手には見つかっているだろうから、 やることは1つだけどな・・・」 そう呟くとブーストで一気に機体を浮上させ、黒い編隊のほうに機首を向ける。 そしていつ弾薬を補給できるか分からないので、武装を突撃ライフルから、 まだ余裕のあるレーザーキャノンに変更する。 相手は大体5mから10mくらいの大きさの戦闘機だ。 そのくらいの大きさなら一撃で沈めることができるだろう。 563 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 58 20 ID Ph3qCNUg そう判断し、ネクストを攻撃から守るPAを切る。 PAはコジマ粒子を放出する。 コジマ粒子はすべての生物に対しての毒で、 空気を汚染し、生物がすめない状態にしてしまう。 このような綺麗な場所で使って汚したくはなかった。気分が悪くなってしまう。 俺「よし、PAを切ってと・・・もしこれで相手がやばい武装していたら1撃で沈むな、 クイックブーストも右肩のほうが壊れて動かないし・・・面倒くさいなぁ」 俺のネクストはいつもあるはずの右腕がなかった。ついさっき・・・ といっても時間を見ていないのでどれくらい経っているのかわからないが、 古王との死闘で右肩の部分を丸ごと失っている。 右肩のクイックブーストも、残っているといっても大半が消えてなくなっている。 これでは企業の施設で整備をしないと、修復できないだろう。 片方しか使えないようでは、いつもより半分程度の速度でしか攻撃を避けることができず、 右方向にしか移動できないだろう。バランスもとりずらい。 564 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 58 47 ID DXDFBztA 539 ステップワーン! 565 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 06 43 ID Ph3qCNUg そんなことを考えていた俺だが、もう少しで黒い編隊が 有効射程距離に入ると確認した俺は、すぐに頭から無駄な事を追い出し、戦闘に集中する。 有効射程範囲に入るとすぐにレーザーキャノンを撃つ。 だがすぐに編隊を散開させ避ける。 それと同時に黒い機体が淡い赤色に光り、赤色のビームを放つ。 俺「おっと、俺と同じレーザーか・・・だが!遅いな!! これなら簡単に避けられる・・・さっさとこいつらを始末して、食い物でも探すか!!」 そう言うと一気にブーストで接近し、次は確実に当てるためにロックし、 よく狙ってからレーザーキャノンを放つ。 それはまっすぐ黒い戦闘機に向かって伸びていき胴体に直撃する。 すると黒い戦闘機は淡い光を放ちながら消滅する。 俺「ハッ!これならすぐに終わりそうだな!5分以内に終わらせてやるよぉ!!」 そう言い放ち、その言葉を本当のことにするために次の目標へと照準を向け、撃つ。 今度は左翼のほうに当たり、後ろにいた2機にもあたる。 すべて翼の部分に当たっている。 566 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 12 03 ID Ph3qCNUg 俺は翼に当たったのだから、すぐにバランスを崩し、 落下して海にぶつかり砕け散るだろうと思っていたが、 その予想は容易にぶち壊された。破損したはずの翼が修復して行くのだ。 その光景に驚き、一瞬だけ動きが止まる。 その瞬間、レーザーが一発ネクストに直撃し、装甲を焼く。 だがネクストの装甲を貫くほどの威力はなさそうだ、これなら幾分か持つだろう。 そして、改めて今見た光景を思い返す。 自己修正機能など聞いたことがない。これは新型機だろうか? だとしたらマズイことになった。 ただでさえ自分のネクストはボロボロだというのに、敵が自己修正能力だとすると到底敵わない。 このままではジリ貧でこちらが押し負ける。 どうにかしてこの場を離脱しなければならない。 すぐに反転し、撤退しようとしたが、1つ頭に引っかかるものがあった。 それは、自分はすでにこの新型機を1機撃墜しているということだ。 もし、修復機能が付いているのならば、なぜさっきは自己修復を行わなかったのか。 567 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 20 16 ID Ph3qCNUg 自分が撃墜した機体と、さっき自己修復をした機体に、 何か違いはないか考える。だが機体の形はすべて一緒だ。 俺(同じような攻撃で俺は攻撃した、同じような距離で攻撃した。 だとしたらほかに思い当たることは1つ) 攻撃を当てた場所が違う、俺はそれ以外に相違点が思い当らなかった。 すぐにさっき撃墜した時と同じように胴体に当てようとする。 だが、俺は考えるのに集中し過ぎて背後に5機、回り込んでいるのに気づくのが遅れた。 レーザーが背中めがけて飛んでくる。すぐに右に避けようとするが、間に合わない。 俺「ちぃ!!避けきれ・・・!!」 やばい、そう思った時にはもうすでにレーザーが後ろから飛んでくる。 すぐに衝撃に耐えるために堪える。だが、その来るはずの衝撃はいつまでたってもやってこなかった。 俺は恐る恐る目を開ける。 するとそこには巨大な、淡い光を放つシールドのようなものがあった。 その光景に茫然としていると、無線から若い女性の声が聞こえる。 568 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 22 44 ID 4SfUDiXU 水没支援 569 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 29 28 ID Ph3qCNUg ??「大丈夫ですか!?すぐにこの場から避難してください!!巻き込まれます!!」 その声を聞き、ほとんど条件反射のような形でその場から離れる。 俺は大分離れたのを確認すると、ホッと安堵する。 すると、また無線から・・・さっきとは違う、威勢の良い声が聞こえてきた。 ??「そこの未確認機!!大丈夫か!?機体から火が出ているぞ!!」 その言葉に返答するため、すぐに無線をつなぎ、声を出す。 ずいぶんと珍しい回線を使っているようだ。 俺「大丈夫!この程度ならまだ大丈夫だ!!それより教えてくれ!! あんたら何者だ!?そこの黒い戦闘機はなんだ!?」 ???「すいません、話はあとで聞きます!! それより、今は早くここから逃げてください!!」 571 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 41 31 ID Ph3qCNUg 俺「逃げる・・・?馬鹿言ってんじゃねぇ、この程度の敵なら無傷で倒せる!!」 俺は武装をレーザーキャノンから突撃ライフルに変更し、1機をロックする。 1瞬だけ間を開けると、ライフルを放ち、戦闘機の胴体に直撃させる。 すると戦闘機はさっきのように自己修復をせず、最初のように光を放って消えていく。 その様子を見た少女達は、驚愕の表情に変わり、無言になる。 金髪のメガネをかけた気が強そうな女性が少し混乱したような様子で声を出す。 ????「どういうことですか!?通常兵器ではネウロイには効かないのではなくって!?」 ??「どういうことだ・・・通常兵器ではネウロイに攻撃は効かないのではなかったのか?もしかしてまた上層部が新兵器でも?」 そんな事を言いながらも、女性は確実にネウロイの数を減らしていく、かなり手馴れているようだ。 すぐにネウロイを全滅させた少女達は、周りにネウロイがいないか確認する。 少女達は確認が終わったのか、こちらに目を向ける。 その様子を見た俺は少女達から教えてほしい情報がいくつかあるので質問する。 572 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 44 42 ID Ph3qCNUg 俺「おい、あんたら何者だ?今の黒い戦闘機はなんだ?そしてここはどこだ?」 俺の言葉を聞いて、少佐と呼ばれていた女性は逆に俺に対して質問する。 ??「おまえ、ネウロイを知らないのか?普通の人間ならそれくらい知っているだろう? お前は何者だ?どこに所属している?」 俺はその言葉を聞いて、先に質問したのはこちらだろうに、と不満に感じたが 下手に逆らっては印象を悪くするだけだと思い、仕方なく答えられることだけを答えた。 俺「名前は俺、歳は21、リンクス、傭兵だ。ちなみに今はフリー、要するに今はどこにも所属していないってことだ。」 そう簡潔に説明すると、ますます疑問が深まったのか少佐は眉間にしわを寄せている。 他の3人も頭に疑問符を浮かべている。 少佐はさらに質問しようと口を開ける。 だが言葉を発する前に無線からまた若い女性の声が聞こえた。 ???「坂本少佐、ネウロイの反応は消えました。すぐに帰還してください。」 坂本「待ってくれミーナ、所属不明機を発見した。なぜかは知らんがネウロイのことを知らないようだ。 しかも自分のことをリンクスとか意味のわからないことを言っている。」 少佐は、こちらを警戒しながら無線機に状況を伝えている。 声を小さくして話している様子からみて、こちらに聞こえないようにしているようだ。 そんなことをしてもこちらも無線を拾っているので会話の内容は筒抜けだというのに・・・ 573 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 49 21 ID iMfpb9w2 メルツェェェル! 574 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 50 57 ID Ph3qCNUg 俺が苦笑いしながら話を聞いていると どうやらミーナという女性との話がまとまったようだ。少佐は俺に話しかける。 坂本「貴様・・・俺といったな。」 俺「ああ、そうだ。俺をどうするか決まったのか?」 俺はどうでもいいように質問した。それもそうだ。 会話の内容はすべて聞こえているのだから。といっても聞く気がなかったので全く話の内容が分からない。 坂本「ああ、貴様が何物かはわからんが、とりあえず私たちの基地に来てもらう。いいな?」 そう少佐が言うと、眼鏡をかけた少女がすぐに驚いたような表情を見せ、俺の方をにらみながら声を荒げる。 ????「少佐!!こんな得体も知れないやつを基地に連れていくつもりですか?私は反対ですわ!!」 坂本「ペリーヌ、これはミーナと私が決めたことだ。連れていくといったら連れて行く。分かったか?」 ペリーヌ「ですが・・・こいつが襲いかかってきたりしたら・・・」 575 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 53 17 ID Ph3qCNUg 坂本「大丈夫だ、もしこいつが襲いかかってきても私の自慢の刀で叩き斬ってやる」 そう自信に充ち溢れた表情で言う坂本の姿を見て ペリーヌは渋々といった風に引き下がる。 それにしてもあの・・・刀?はそんなによく斬れるのだろうか? さすがにこの大きさの機体を切るのにあんな小さな刀では切れないのではないだろうか? そんなことを考えていると、少佐はすでにこちらに向けて話しかける。 坂本「おい、黙ってないで答えろ、ついてくるのか?来ないのか?」 そう言われると、俺は少し考えた。少女達に着いていっていいのだろうか? 何をされるか分からないし、殺されるかもしれない。だが、命を助けてくれたのは少女達だ。 しかも今気づいたが、この少女達足に変な機械をつけて飛んでいるじゃないか・・・ 576 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 58 15 ID Ph3qCNUg あれ?パンツ?ねぇあれパンツだよね?なんでズボン履いてないの? 撮っていい?撮っていいよね?いや、待て・・・落ち着くんだ。 急に撮るのはさすがに失礼だ。ちゃんとおkをもらってからにしよう。 そうと決まれば基地とやらに着いて行くしかあるまい。 この時にはすでに俺は少女達に着いて行くことに決めた。 それにお礼も言わずに、逃げるのは少し気が引ける。 どうやらここは俺の知っている場所ではなさそうだ。 ならば少しでも情報がほしい。 そもそも自分を殺そうとするなら、助けたりしないだろう。 だが、着いていくとしても条件を付けるとしよう。そう思い俺は返事をする。 俺「別にいいぜ?ただし、条件付きだ。」 坂本「なんだ?言ってみろ。」 少佐は仁王立ちしたままこちらを見る。 他の少女達は少しおびえながら様子を見ている。 そんなに怯えなくてもいいだろうに・・・ 俺「1つはこの機体・・・ネクストって言う名前なんだが、 これに決して触らないこと。2つこれが一番重要だ。」 577 :名無しの俺:2011/01/12(水) 19 00 06 ID xHAO/CBM 本能に忠実にw支援 578 :名無しの俺:2011/01/12(水) 19 02 45 ID Ph3qCNUg 俺は少し間を開ける、すると急に言葉が止まったのに疑問を感じた少佐が声をかける。 坂本「なんだ?早く言ってみろ。」 俺「うん、まぁ・・・そのなんだ・・・」 俺が言い淀む、その態度に少佐は怒ったような口調で俺に早く2つ目の条件を言うように言う。 しばらくしてから俺は決心したように2つ目の条件を言う。 俺「腹が減った。腹いっぱい飯を食わせてくれ!!」 そう言った瞬間、少女達は拍子抜けしたような顔になり、 すぐに安堵した顔になる。少佐が気持ちのいい高笑いを上げる。 坂本「ハッハッハッハッハッハ!!なんだそんなことか!!無理難題を押し付けられると持っていたら・・・ 宮藤、こいつにうまい飯を用意してやってくれ」 少佐が茶髪の少女に言う。すると宮藤と呼ばれた少女はすぐに、声を上げる。 宮藤「任せてください!!おいしい料理をたくさん作ってあげますよ!!」 その言葉に俺は深く安堵した。腹がかなり限界に近かったのだ、 一刻も早く飯を食わなければぶっ倒れてしまうかもしれない。 まぁ栄養剤があるのだが・・・俺はこの独特な味が嫌いなので、 よほどのことがないかぎり食べたりしない 579 :名無しの俺:2011/01/12(水) 19 08 28 ID Ph3qCNUg 条件を全て呑んでくれたので、俺は少女達の基地についていくことにした。 俺「よし、なら俺はあんたたちに着いて行こう。案内してくれ。」 そう俺が言うと、少佐は満足そうな顔をして、頷いた。 他の少女達も先の話で少し和んだのか、少しぎこちないが、 にこやかに笑い、頷いてくれた。 坂本「よし、それでは行こうか。何大丈夫だ、ここから基地はさほど遠くない。 すぐに腹いっぱい飯が食えるさ。宮藤、リーネ、俺に飯を作ってくれ。」 少佐に頼まれた少女2人、宮藤と・・・リーネ、はすぐに返事をした、 そしてすぐに少佐がこちらを振り向き、言った。 坂本「よし、それでは基地に戻ろう。俺、ついてこい。」 言うのが早いか少佐はすぐに少女達と同じ方向に飛びたって行った。 他の少女達もそのあとに続く。 俺は、急に少佐達が飛んで行ったので少し離されたが少佐に追いつくためにブーストを使い、飛び立つ。 俺(早く飯食いたいな~まともな飯を食うのも久しぶりだしな~) 俺は少女達の後ろに着いて行きながらそんなことを考えていた。 これから自分が嫌いな面倒くさい事に巻き込まれていくのも知らずに・・・ 580 :名無しの俺:2011/01/12(水) 19 10 32 ID Ph3qCNUg こんな駄文を見てくれた方、ありがとうございました。 正直最後のほうは手抜きです。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/oreqsw/pages/928.html
555 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 23 36 ID Ph3qCNUg あらすじ クレイドル防衛中に気を失って地球に向かって墜落オワタ\(^o^)/ 暗い、ここはどこだ?俺は眠っているのか?目を閉じているだけか? だとしたら早く目を覚まさなければ・・・ 俺は重い瞼をゆっくりと開ける。 目を開けるとそこには、見たこともないような光景が目の前に広がっていた。 そこは海が青く、空が青く、はっきりと太陽が見えた。 俺が住んでいた地球は環境汚染が進み、海や空など、うす暗く染まっており、 太陽などはぼやけてよく見えないものだ。 だがいま目の前にある風景は俺が知っている地球のそれではなかった。 ということはこれ夢ということになる。俺はそれ以外思いつかなかった。 556 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 24 48 ID 4SfUDiXU クレイドルで戦闘してたリンクスか支援 557 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 29 28 ID iv6FBnd2 オールドキングとやりあってたやつか オールドキングもストパン世界に来ねーかなー チラッ 558 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 31 07 ID Ph3qCNUg 俺「夢か・・・?なわけないような夢なら疲労感なんてあるわけない、激痛もするし・・・」 俺の体は限界まで疲労している。 常人ならば指1本でも動かすことできないほど体は限界にきており、 リンクスである俺でもかなり無理をしないと体を動かせない。 体少し動かした後、まずここがどこか確認しようとする。 そして、レーダーを見る。ここはどうやら島のようだ。島はかなり小さく、ギガベースより少し大きいくらいだ。 周りにもここと同じような大きさの島が複数あるのがレーダーで確認できる。 海に落ちなくてよかった・・・目の前に海が広がっている。 もし、もう少し前に落ちていれば、あのカラードランク1の水没王子という 呼び名をつけられたアイツのように水没していただろう。 そんなことを考えていると、今までの腹の虫の音の中で ベスト3には入るほどの音が鳴る。その音に自分で驚いてしまう。 俺はコックピットの中を漁り、食べ物がないか探す。 見つからない・・・外に出て探すしかないようだ。 559 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 37 51 ID Ph3qCNUg 俺「外に出て食べ物探すしかないか・・・」 そう判断すると、すぐにネクストとの接続を切ろうとする。 手で首筋から伸びたコネクターを乱暴に掴む。AMS接続装置だ。 力づくに引き抜くと、体中に鈍い痛みが走る。 AMSとは簡単に言えば脳や神経を機体と直結させるケーブルのようなものであり、 これがなければネクストは満足に動かせないどころかただの鉄の塊にしかならない。 ネクストとのリンクを切ると、頭に一瞬ノイズが走る。 やはりこれにはなれないものだ。まぁ慣れたくもないが。 ネクストとのリンクを切ると、すぐにハッチを開け、外に出る。 そしてネクストの装甲を伝って地面に飛び降りる。 ドスン、鈍い音を出して地面に勢いよく降り立つと足がもつれ、転びそうになる。 だが、すぐに体勢を整え、バランスを取る。そして一息つき、あたりを見回す。 560 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 43 07 ID Ph3qCNUg 557あんなに渋くてカッコイイキャラなんだから出すに決まってんだろ?キリッ 何度見てもここは俺のいた地球には見えない。綺麗すぎる。 それにこのような小さな島に木なんか生えているわけがない。 昔の地球もこのような姿だったのであろうか?だとしたら自分は その時代で生きていきたかった。 そんな叶わないことを考えていると、およそ10km先から何やら黒い物体が、 編隊を組んでゆっくりこっちに向かってやってくるのが見えた。 何物かは分からないが、もし敵であった場合すぐに戦闘になるだろう。 早くネクストに戻らなければ、すぐに踵を返し、ネクストのほうに体を向ける。 タンタン、と飛ぶようにハッチまで登り、コックピットに入るとすぐにハッチを閉め、ネクストに接続する。 そしてレーダーで前方にいる、黒い編隊を索敵する。 速度はそこまで速くない、これなら余裕を持って迎撃できるだろう。 そう考えた後、すぐに索敵結果を確認する。 どうやらあの編隊の中にネクストはいないようだ。 俺はそのことに深く安堵する。こんな満身創痍の状態でネクストなどに来られたら殺されてしまうだろう。 相手にとって自分は格好の獲物なのだから。 といっても相手も無傷では帰さないが・・・ 腕1つくらいは持っていっても文句は言われないだろう。というか言わせない。 561 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 47 53 ID iv6FBnd2 DE SU YO NE !!!! 562 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 48 40 ID Ph3qCNUg だが、ネクストがいないといって安心できない。 なぜなら相手は今までの戦った時のない機体で見たこともない様な機体だからだ。 だが、武装を装備していない様なので、おそらく偵察部隊か何かだろう。 それならば、たいしたことはないだろう。 それは自分のネクストと同じような黒色と赤色を基調とした機体で、 それがおよそ20機で編隊を組んでやってきている。 俺「どうする・・・といっても相手には見つかっているだろうから、 やることは1つだけどな・・・」 そう呟くとブーストで一気に機体を浮上させ、黒い編隊のほうに機首を向ける。 そしていつ弾薬を補給できるか分からないので、武装を突撃ライフルから、 まだ余裕のあるレーザーキャノンに変更する。 相手は大体5mから10mくらいの大きさの戦闘機だ。 そのくらいの大きさなら一撃で沈めることができるだろう。 563 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 58 20 ID Ph3qCNUg そう判断し、ネクストを攻撃から守るPAを切る。 PAはコジマ粒子を放出する。 コジマ粒子はすべての生物に対しての毒で、 空気を汚染し、生物がすめない状態にしてしまう。 このような綺麗な場所で使って汚したくはなかった。気分が悪くなってしまう。 俺「よし、PAを切ってと・・・もしこれで相手がやばい武装していたら1撃で沈むな、 クイックブーストも右肩のほうが壊れて動かないし・・・面倒くさいなぁ」 俺のネクストはいつもあるはずの右腕がなかった。ついさっき・・・ といっても時間を見ていないのでどれくらい経っているのかわからないが、 古王との死闘で右肩の部分を丸ごと失っている。 右肩のクイックブーストも、残っているといっても大半が消えてなくなっている。 これでは企業の施設で整備をしないと、修復できないだろう。 片方しか使えないようでは、いつもより半分程度の速度でしか攻撃を避けることができず、 右方向にしか移動できないだろう。バランスもとりずらい。 564 :名無しの俺:2011/01/12(水) 17 58 47 ID DXDFBztA 539 ステップワーン! 565 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 06 43 ID Ph3qCNUg そんなことを考えていた俺だが、もう少しで黒い編隊が 有効射程距離に入ると確認した俺は、すぐに頭から無駄な事を追い出し、戦闘に集中する。 有効射程範囲に入るとすぐにレーザーキャノンを撃つ。 だがすぐに編隊を散開させ避ける。 それと同時に黒い機体が淡い赤色に光り、赤色のビームを放つ。 俺「おっと、俺と同じレーザーか・・・だが!遅いな!! これなら簡単に避けられる・・・さっさとこいつらを始末して、食い物でも探すか!!」 そう言うと一気にブーストで接近し、次は確実に当てるためにロックし、 よく狙ってからレーザーキャノンを放つ。 それはまっすぐ黒い戦闘機に向かって伸びていき胴体に直撃する。 すると黒い戦闘機は淡い光を放ちながら消滅する。 俺「ハッ!これならすぐに終わりそうだな!5分以内に終わらせてやるよぉ!!」 そう言い放ち、その言葉を本当のことにするために次の目標へと照準を向け、撃つ。 今度は左翼のほうに当たり、後ろにいた2機にもあたる。 すべて翼の部分に当たっている。 566 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 12 03 ID Ph3qCNUg 俺は翼に当たったのだから、すぐにバランスを崩し、 落下して海にぶつかり砕け散るだろうと思っていたが、 その予想は容易にぶち壊された。破損したはずの翼が修復して行くのだ。 その光景に驚き、一瞬だけ動きが止まる。 その瞬間、レーザーが一発ネクストに直撃し、装甲を焼く。 だがネクストの装甲を貫くほどの威力はなさそうだ、これなら幾分か持つだろう。 そして、改めて今見た光景を思い返す。 自己修正機能など聞いたことがない。これは新型機だろうか? だとしたらマズイことになった。 ただでさえ自分のネクストはボロボロだというのに、敵が自己修正能力だとすると到底敵わない。 このままではジリ貧でこちらが押し負ける。 どうにかしてこの場を離脱しなければならない。 すぐに反転し、撤退しようとしたが、1つ頭に引っかかるものがあった。 それは、自分はすでにこの新型機を1機撃墜しているということだ。 もし、修復機能が付いているのならば、なぜさっきは自己修復を行わなかったのか。 567 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 20 16 ID Ph3qCNUg 自分が撃墜した機体と、さっき自己修復をした機体に、 何か違いはないか考える。だが機体の形はすべて一緒だ。 俺(同じような攻撃で俺は攻撃した、同じような距離で攻撃した。 だとしたらほかに思い当たることは1つ) 攻撃を当てた場所が違う、俺はそれ以外に相違点が思い当らなかった。 すぐにさっき撃墜した時と同じように胴体に当てようとする。 だが、俺は考えるのに集中し過ぎて背後に5機、回り込んでいるのに気づくのが遅れた。 レーザーが背中めがけて飛んでくる。すぐに右に避けようとするが、間に合わない。 俺「ちぃ!!避けきれ・・・!!」 やばい、そう思った時にはもうすでにレーザーが後ろから飛んでくる。 すぐに衝撃に耐えるために堪える。だが、その来るはずの衝撃はいつまでたってもやってこなかった。 俺は恐る恐る目を開ける。 するとそこには巨大な、淡い光を放つシールドのようなものがあった。 その光景に茫然としていると、無線から若い女性の声が聞こえる。 568 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 22 44 ID 4SfUDiXU 水没支援 569 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 29 28 ID Ph3qCNUg ??「大丈夫ですか!?すぐにこの場から避難してください!!巻き込まれます!!」 その声を聞き、ほとんど条件反射のような形でその場から離れる。 俺は大分離れたのを確認すると、ホッと安堵する。 すると、また無線から・・・さっきとは違う、威勢の良い声が聞こえてきた。 ??「そこの未確認機!!大丈夫か!?機体から火が出ているぞ!!」 その言葉に返答するため、すぐに無線をつなぎ、声を出す。 ずいぶんと珍しい回線を使っているようだ。 俺「大丈夫!この程度ならまだ大丈夫だ!!それより教えてくれ!! あんたら何者だ!?そこの黒い戦闘機はなんだ!?」 ???「すいません、話はあとで聞きます!! それより、今は早くここから逃げてください!!」 571 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 41 31 ID Ph3qCNUg 俺「逃げる・・・?馬鹿言ってんじゃねぇ、この程度の敵なら無傷で倒せる!!」 俺は武装をレーザーキャノンから突撃ライフルに変更し、1機をロックする。 1瞬だけ間を開けると、ライフルを放ち、戦闘機の胴体に直撃させる。 すると戦闘機はさっきのように自己修復をせず、最初のように光を放って消えていく。 その様子を見た少女達は、驚愕の表情に変わり、無言になる。 金髪のメガネをかけた気が強そうな女性が少し混乱したような様子で声を出す。 ????「どういうことですか!?通常兵器ではネウロイには効かないのではなくって!?」 ??「どういうことだ・・・通常兵器ではネウロイに攻撃は効かないのではなかったのか?もしかしてまた上層部が新兵器でも?」 そんな事を言いながらも、女性は確実にネウロイの数を減らしていく、かなり手馴れているようだ。 すぐにネウロイを全滅させた少女達は、周りにネウロイがいないか確認する。 少女達は確認が終わったのか、こちらに目を向ける。 その様子を見た俺は少女達から教えてほしい情報がいくつかあるので質問する。 572 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 44 42 ID Ph3qCNUg 俺「おい、あんたら何者だ?今の黒い戦闘機はなんだ?そしてここはどこだ?」 俺の言葉を聞いて、少佐と呼ばれていた女性は逆に俺に対して質問する。 ??「おまえ、ネウロイを知らないのか?普通の人間ならそれくらい知っているだろう? お前は何者だ?どこに所属している?」 俺はその言葉を聞いて、先に質問したのはこちらだろうに、と不満に感じたが 下手に逆らっては印象を悪くするだけだと思い、仕方なく答えられることだけを答えた。 俺「名前は俺、歳は21、リンクス、傭兵だ。ちなみに今はフリー、要するに今はどこにも所属していないってことだ。」 そう簡潔に説明すると、ますます疑問が深まったのか少佐は眉間にしわを寄せている。 他の3人も頭に疑問符を浮かべている。 少佐はさらに質問しようと口を開ける。 だが言葉を発する前に無線からまた若い女性の声が聞こえた。 ???「坂本少佐、ネウロイの反応は消えました。すぐに帰還してください。」 坂本「待ってくれミーナ、所属不明機を発見した。なぜかは知らんがネウロイのことを知らないようだ。 しかも自分のことをリンクスとか意味のわからないことを言っている。」 少佐は、こちらを警戒しながら無線機に状況を伝えている。 声を小さくして話している様子からみて、こちらに聞こえないようにしているようだ。 そんなことをしてもこちらも無線を拾っているので会話の内容は筒抜けだというのに・・・ 573 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 49 21 ID iMfpb9w2 メルツェェェル! 574 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 50 57 ID Ph3qCNUg 俺が苦笑いしながら話を聞いていると どうやらミーナという女性との話がまとまったようだ。少佐は俺に話しかける。 坂本「貴様・・・俺といったな。」 俺「ああ、そうだ。俺をどうするか決まったのか?」 俺はどうでもいいように質問した。それもそうだ。 会話の内容はすべて聞こえているのだから。といっても聞く気がなかったので全く話の内容が分からない。 坂本「ああ、貴様が何物かはわからんが、とりあえず私たちの基地に来てもらう。いいな?」 そう少佐が言うと、眼鏡をかけた少女がすぐに驚いたような表情を見せ、俺の方をにらみながら声を荒げる。 ????「少佐!!こんな得体も知れないやつを基地に連れていくつもりですか?私は反対ですわ!!」 坂本「ペリーヌ、これはミーナと私が決めたことだ。連れていくといったら連れて行く。分かったか?」 ペリーヌ「ですが・・・こいつが襲いかかってきたりしたら・・・」 575 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 53 17 ID Ph3qCNUg 坂本「大丈夫だ、もしこいつが襲いかかってきても私の自慢の刀で叩き斬ってやる」 そう自信に充ち溢れた表情で言う坂本の姿を見て ペリーヌは渋々といった風に引き下がる。 それにしてもあの・・・刀?はそんなによく斬れるのだろうか? さすがにこの大きさの機体を切るのにあんな小さな刀では切れないのではないだろうか? そんなことを考えていると、少佐はすでにこちらに向けて話しかける。 坂本「おい、黙ってないで答えろ、ついてくるのか?来ないのか?」 そう言われると、俺は少し考えた。少女達に着いていっていいのだろうか? 何をされるか分からないし、殺されるかもしれない。だが、命を助けてくれたのは少女達だ。 しかも今気づいたが、この少女達足に変な機械をつけて飛んでいるじゃないか・・・ 576 :名無しの俺:2011/01/12(水) 18 58 15 ID Ph3qCNUg あれ?パンツ?ねぇあれパンツだよね?なんでズボン履いてないの? 撮っていい?撮っていいよね?いや、待て・・・落ち着くんだ。 急に撮るのはさすがに失礼だ。ちゃんとおkをもらってからにしよう。 そうと決まれば基地とやらに着いて行くしかあるまい。 この時にはすでに俺は少女達に着いて行くことに決めた。 それにお礼も言わずに、逃げるのは少し気が引ける。 どうやらここは俺の知っている場所ではなさそうだ。 ならば少しでも情報がほしい。 そもそも自分を殺そうとするなら、助けたりしないだろう。 だが、着いていくとしても条件を付けるとしよう。そう思い俺は返事をする。 俺「別にいいぜ?ただし、条件付きだ。」 坂本「なんだ?言ってみろ。」 少佐は仁王立ちしたままこちらを見る。 他の少女達は少しおびえながら様子を見ている。 そんなに怯えなくてもいいだろうに・・・ 俺「1つはこの機体・・・ネクストって言う名前なんだが、 これに決して触らないこと。2つこれが一番重要だ。」 577 :名無しの俺:2011/01/12(水) 19 00 06 ID xHAO/CBM 本能に忠実にw支援 578 :名無しの俺:2011/01/12(水) 19 02 45 ID Ph3qCNUg 俺は少し間を開ける、すると急に言葉が止まったのに疑問を感じた少佐が声をかける。 坂本「なんだ?早く言ってみろ。」 俺「うん、まぁ・・・そのなんだ・・・」 俺が言い淀む、その態度に少佐は怒ったような口調で俺に早く2つ目の条件を言うように言う。 しばらくしてから俺は決心したように2つ目の条件を言う。 俺「腹が減った。腹いっぱい飯を食わせてくれ!!」 そう言った瞬間、少女達は拍子抜けしたような顔になり、 すぐに安堵した顔になる。少佐が気持ちのいい高笑いを上げる。 坂本「ハッハッハッハッハッハ!!なんだそんなことか!!無理難題を押し付けられると持っていたら・・・ 宮藤、こいつにうまい飯を用意してやってくれ」 少佐が茶髪の少女に言う。すると宮藤と呼ばれた少女はすぐに、声を上げる。 宮藤「任せてください!!おいしい料理をたくさん作ってあげますよ!!」 その言葉に俺は深く安堵した。腹がかなり限界に近かったのだ、 一刻も早く飯を食わなければぶっ倒れてしまうかもしれない。 まぁ栄養剤があるのだが・・・俺はこの独特な味が嫌いなので、 よほどのことがないかぎり食べたりしない 579 :名無しの俺:2011/01/12(水) 19 08 28 ID Ph3qCNUg 条件を全て呑んでくれたので、俺は少女達の基地についていくことにした。 俺「よし、なら俺はあんたたちに着いて行こう。案内してくれ。」 そう俺が言うと、少佐は満足そうな顔をして、頷いた。 他の少女達も先の話で少し和んだのか、少しぎこちないが、 にこやかに笑い、頷いてくれた。 坂本「よし、それでは行こうか。何大丈夫だ、ここから基地はさほど遠くない。 すぐに腹いっぱい飯が食えるさ。宮藤、リーネ、俺に飯を作ってくれ。」 少佐に頼まれた少女2人、宮藤と・・・リーネ、はすぐに返事をした、 そしてすぐに少佐がこちらを振り向き、言った。 坂本「よし、それでは基地に戻ろう。俺、ついてこい。」 言うのが早いか少佐はすぐに少女達と同じ方向に飛びたって行った。 他の少女達もそのあとに続く。 俺は、急に少佐達が飛んで行ったので少し離されたが少佐に追いつくためにブーストを使い、飛び立つ。 俺(早く飯食いたいな~まともな飯を食うのも久しぶりだしな~) 俺は少女達の後ろに着いて行きながらそんなことを考えていた。 これから自分が嫌いな面倒くさい事に巻き込まれていくのも知らずに・・・ 580 :名無しの俺:2011/01/12(水) 19 10 32 ID Ph3qCNUg こんな駄文を見てくれた方、ありがとうございました。 正直最後のほうは手抜きです。 すごく面白いので早く続きを読みたいですgood!! -- nanasi (2013-06-23 20 44 24) 糞SS載せんなカス -- 名無しさん (2013-06-25 21 58 52) 自分で書けない癖に大層な事をいう馬鹿がいるな……で、続きマダー?w -- 名無しさん (2013-06-26 07 13 46) 面白い!つ、続きを(o´Д`) -- 名無しさん (2014-08-26 23 32 14) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sousaku-mite/pages/224.html
Top ガンダム総合スレ 「Mad Nugget」 第五話 リリル・ルラ・ラ・ロロはニュータイプ養成機関の出身で、同年代の中では並ぶ者が無い程の高い能力を持っていた。 しかし、彼女とガンダムヒマワリが緊急討伐隊に派遣された理由は唯一つ、実戦データを取得する為。 ニュータイプの訓練生が、嘗ての英雄達と同じく、実戦で即戦力に成り得るか。ニュータイプ専用機に搭乗した場合、 予定通りの性能を発揮出来るか否か。 単に高い能力を持つパイロットが欲しいなら、多少不安定な精神に目を瞑り、強化人間を使った方が良い。 それでもニュータイプの幻想に縋る理由は、英雄が単独で戦局を変えるという夢物語が過去、現実に起こったからに 他ならない。所が、先の大戦ではエース不在の量産機がコロニー連合軍を押し返してしまった。 幻想が崩れつつある今、ニュータイプ研究関連機関は存亡の危機に晒されている。 リリルは自分の使命を理解していた。連合のエースを倒し、自らの、そして機関の存在意義を証明する。 他人に対する侮蔑的な態度は、背負わされた期待の大きさ故。押し潰されない様に、自信と功名心の鎧を纏う。 連合のエースを倒す。誰より先に……賞金稼ぎより、撃墜王より! レーダーより鋭いニュータイプの感が知らせる。標的は近いと! 全天周囲モニターがズーム画面に切り替わり、彼方のギルバートとバウの姿を捉える。 獲物を目にし、リリルは冷酷な口調に豹変した。 「見付けた! 先ずは小手調べ……これで!」 ガンダムヒマワリはロケットブースターを切り離し、背面の36基のフィン・ファンネルの内、9基を発射する。 目にも留まらぬ高速でバウに向かうファンネル! ヴァンダルジアの後方で迎撃態勢に入ったハロルドは、視界に映る小さな点に目を凝らした。点の正体は噴射炎か、 それとも粒子か、遥か遠方で仄かに明るく光る。 (こいつは何だ? 1つ、2つ、3つ……全部で9つ……) 一糸乱れぬ統率の取れた動き。誘導ミサイルにしては異常。彼は記憶の糸を手繰り寄せ、類似の例を思い出す。 「……ファンネルか! 何て距離から攻撃して来やがる!」 視界、レーダー共に敵影を捉えず。本体を攻撃するのは不可能。 フィン・ファンネルの群は、その形状が目視で明確に判別出来る距離まで接近すると、鋭角に進行方向を変えて 散開した。同時にダグラスがハロルドに声を掛ける。 「ハル、動きを止めるな!」 「解ってるよ! 高みの見物なんかさせるか! 全部撃ち落としてくれる! ダグ、回避は任せた!」 「了解! ハル、撃ち漏らすなよ!」 バウは自らファンネルの群に突っ込む! 「こんな玩具で俺の首を獲ろうってか!? 先ずは1基!!」 ハロルドの声と同時に、バウのライフルからビームが放たれ、高速移動中のファンネルを1基撃墜した。 次の瞬間、バウの上半身が180度回転する! 「2基!」 そして背後に回り込んでいたファンネルに向かって1発! バウ・ワウは合体分離時の半固定状態を維持する事で、上下半身が無制限に回転する。 2人乗りだから熟せる、前進しながら後方の標的を狙撃という矛盾した芸当! ハロルドは命中を確認する事無く、再び機体の上半身をグルグルと回転させ、次々とファンネルを墜として行く。 「3基、4基! どうしたどうした! 夜店の射的屋の方が未だ当て難いぞ!」 動目標射撃はハロルドの最も得意とする所。機体だろうが、ミサイルだろうが、ファンネルだろうが、彼にとっては 大差無い。怒涛の勢いでファンネルの包囲を突っ切る。 「こいつで6基、とっ!?」 しかし、6発目のビームは“避けられた”。そして生じる一瞬の隙。逃さず一斉に攻撃を仕掛けて来るファンネル! ビームの包囲網を、バウは巧みに潜り抜ける! 「ダグ!」 「未だ未だ余裕! それより気付いてるか?」 「ああ、御代わりは要らないんだが……」 撃墜された分のファンネルは、何時の間にか補充されていた。取り囲まれない様に、ハロルドは再びファンネルを狙う。 バシュッ……キィン!! 「弾かれた!? Iフィールドバリアーか!!」 しかし、ライフルのビームは分散し、三角形のバリアを浮かび上がらせた。1基を守る様に、3基が編隊を組んで バリアを張るフィン・ファンネル。ビーム攻撃から互いを守り合う! 「……ハル、そろそろ厳しいぜ」 落ち着いた声ではあるが、ダグラスは弱音とも受け取れる言葉を吐いた。機動性ではファンネルが上、加えて数が 一向に減らないのでは、避け続けるのにも限界があった。ビーム以外で撃ち墜とそうにも、ミサイルやグレネードでは 高速移動するファンネルに先ず当たらない。 絶え間無く方々から放たれるビームを、ダグラスは次第に避け切れなくなり……遂に、1基のフィン・ファンネルが 放ったビームが、バウに向かって真っ直ぐ伸びる! 「んなら、こいつでどうだぁあっ!!」 ハロルドは雄叫びを上げ、ビームを放ったファンネルに向かって盾を突き出した。防御と同時に、反撃のメガ粒子砲! ドオォッ!! ライフルを上回る威力のビームがIフィールドを突き破る! その様をモニターで見ていたリリルは、独り言を呟いた。 「流石にエースと言われるだけはある。この程度では仕留められないか……」 易々とファンネルに追い付かれ、そのビームを受ける防御力も無く、画期的な新武装がある様にも見えない。 彼女の目に、バウ・ワウの性能は御世辞にも高いとは言い難かった。それでも36基のフィン・ファンネルの内、 6基が墜とされ、残るは30基。単純に操縦者の腕と考えて良い。 「しかし……所詮、そこまで」 リリルは口元を歪めてニヤリと笑った。ガンダムヒマワリの背中にある22基のフィン・ファンネルが展開し、粒子を 蓄え黄色く光る。その様は宇宙に咲く向日葵! 「連合のエースは、この私が倒す!」 リリルの意志に従い、全てのフィン・ファンネルが一斉にバウに向かう! 8基のフィン・ファンネルを6基にまで減らして善戦していたバウだったが、追加の22基のフィン・ファンネルに瞬く間に 追い詰められる。計28基のファンネルを相手に即撃破されないだけでも大した物だが、バウは回避と防御で精一杯で 反撃にまで手が回らない。 絶対安全な位置にあるリリルは、焦らず決定的瞬間を待つ。ファンネルの攻撃に逃げ道を作ってバウを誘導。 罠と知ろうが知るまいが、バウは追い立てられ、詰みに陥る。 「掛かった! 墜ちろ!」 ファンネルがバウを完全に包囲し、リリルは勝利を確信した。シールドで防げるのは1面のみ。全面から同時に 攻撃を仕掛け、蜂の巣にする! その時、リリルは我が目を疑った。何が起こったのか、理解不能だった。 フィン・ファンネルがビームを撃った直後……初めに3基のファンネルが“消えた”と感じた。次に見た物は、 ファンネルの包囲を突破したバウ・ワウ。 バウはライフルの代わりにバズーカを担ぎ、ファンネルを上回る速度でガンダムに向かっている! ハロルドとダグラスのモニターには、既にガンダムの姿が映っていた。 窮地を乗り切ったハロルドは、大きな溜息を吐き、ダグラスに話し掛ける。 「危ない危ない。ダグ、土星ロケットエンジンの調子は?」 「良好だ。班長は良い仕事をしてくれる」 「班長様々だな。さぁて、こっから反撃だ!」 勢い込むハロルドとダグラス。対照的に、リリルは迫るプレッシャーに恐怖を感じた。 命が危険に曝される、初めての体験。強固な自信の鎧が綻び始める。 「く、来るな……来ないで!」 リリルの悲鳴はサイコミュを通じて、空間一帯に広がった。 「ぐっ……」 「ダグ、どうした?」 呻き声を上げたダグラスを気遣い、ハロルドは声を掛けた。ダグラスはメットの上から額を押さえ、モニターの ガンダムを見ながら答える。 「……いや、何でも無い。それより後ろに気を付けろ」 ダグラスの言葉に反応し、後方を振り返ったハロルドが見た物は、異常な量の粒子を噴出して加速する25基の フィン・ファンネル! リリルの恐怖心にニュータイプ能力が過剰反応し、フィン・ファンネルの出力の限界を超えさせたのだ。 「チッ、振り切ったと思ったが!」 舌打ちし、声を荒げるハロルド。一方のダグラスは、ガンダムから伝わって来るリリルの心を感じ取っていた。 「相手は相当焦っている様だ。実際に敵機に迫られた事が無いと見える」 「そいつは何となく解るぜ」 「感じるのか? 怯える心を」 彼は時々、ハロルドの理解を超えた事を口にする。ハロルド自身、勘が良い方だが、ダグラスの“それ”は確実に 何かを察知している様子で、常人とは一線を画す。“それ”が高いニュータイプ能力を持つ者に、よく見られる性質だと ハロルドは知っていたが、その事については深く考えない様にしていた。 「悪い、それは解らん」 ハロルドは興味無い風を装い、バウの上半身を回転させ、追い上げて来るファンネルにバズーカを向けた。 この時、リリルは土星の魔王の実力を思い知った。 どのファンネルに狙いを付けていた様子も無いのに、ジャイアントバズーカから発射されたロケット弾は、見事に ファンネルを破壊した。そしてバウは反動で吹っ飛び、同時に繰り出されたファンネルの攻撃を躱す。 反動を計算に入れたバズーカでの狙撃。砲口から予測出来ない攻撃は回避困難。 28基の包囲から逃れた時は、ブーストエンジン発動と同時にバズーカを撃ち、反動を利用した瞬間的な爆発力で 予測不可能な動きをしたのだ。 「あ……有り得ない! 有り得ない! こんな動き!」 バウは高速で移動しながら、攻撃と同時にファンネルのビームを避ける。最早、フィン・ファンネルだけでは 仕留められないと直感したリリルは、ハイパーメガライフルを構えた。 しかし、ロケット弾を発射する度に、突風に煽られる紙切れの様に舞うバウに、全く狙いが付けられない。 恐怖と緊張で照準が揺れる。そうこうしている間にも、バウは距離を詰めて来る! リリルはパニックに陥り、冷静な思考を欠いていた。窮地に在りながら、ギルバート撃墜を諦める事など判断の外で、 後退の選択肢を自ら絶っていた。今は向かい来る敵機を墜とすしかない。追い詰められた彼女が取った行動は……。 「来ないで! 来ないで!」 ハイパーメガライフルを下げ、ビームライフルを持つ。ハイパーバズーカを肩に乗せる。シールドを左腕に固定する。 両腕をバウに向けて真っ直ぐ伸ばす! 左腕シールドのビームキャノンとミサイル、右手のライフル、右肩のバズーカ、全て一斉発射!! 「うわああああー!!」 ドドドドドドッ!! 襲い来る攻撃の嵐。流石のハロルドとダグラスも、これを避ける事は出来ないが……。 「自棄を起こしたか?」 「その様だな。ファンネルの動きも粗くなった。ハル、一気に決めるぞ」 「了解!」 2人は全く焦らない。ハロルドはガンダムに向けてシールドを構えた。 ドオッ!! シールドの対ビームコーティングがビーム攻撃を弾き、反撃のメガ粒子砲がロケット弾とミサイルを撃ち墜す。 メガ粒子砲は真っ直ぐガンダムに向かい、右肩のバズーカを破壊した。 「きゃああぁっ! お願い……止めて……」 目を瞑って甲高い悲鳴を上げ、弱々しい声を出すリリルに、戦闘開始直後の勇ましさは欠片も無い。瞳は涙に 潤んでいた。それでも閉ざした目を再び開き、敵機を探す辺りは訓練の賜物か。 「……え!?」 そのリリルの視線を遮り、モニターに迫る黒い影。それが何なのか、弱った精神状態の彼女には判別出来なかった。 反射的にライフルを持った右腕でフェイスを庇う。 ガコッ……。 機体の右腕に当たったのは、弾を撃ち尽くしたジャイアントバズーカ。 利き腕でガンダムの頭部を防御した事により、ライフルでの攻撃が封じられ、同時に死角が生まれた。 ガンダムの右半身が無防備になった隙を突き、バウは急接近! 「止めて……って、言ってるでしょうがっ!!」 瞬間、リリルの精神は土壇場で狂乱から復活した。泣き喚いても無駄だと理解し、開き直ったのだ。 遅れた反応ながら、バウにシールドのビームキャノンを向ける! ガシンッ! しかし、シールドはバウの右足に押し止められた。密着した状態で、ガンダムにライフルを構え直す余裕は無い。 バウはビームサーベルを右手に持ち、大きく肩を開く。 リリルは会心の笑みを浮かべた。バウの背後には1基のフィン・ファンネル! ドォン! ……だが、爆発したのはバウの背中ではなく、ファンネル。バウはファンネルが来る位置を知っていたかの様に、 サーベルを持った右腕からグレネードを発射していた。 「バルカン!」 思惑を見抜かれていた事はショックだったが、リリルに落ち込む暇は無い。空かさず頭部バルカンで至近距離から バウを攻撃! ガガガガガガッ! 無数の弾丸が発射されるが……リリルの目に映った物は、モニターの前面を覆うシールド。弾かれるバルカン。 次の瞬間、シールドの中央部が横一文字に避け、砲口が露になる。 この時、バウの右足は前方でガンダムのシールドを止め、右腕は大きく肩を開いて後ろに伸ばされ、左腕はシールドを 前に突き出し……バウは通常の操縦では有り得ない格好をしていた。 リリルを上回る先読み。想像も付かない動き。彼女は敗北を悟り、モニターの正面から顔を背けて目を閉じる。 (ああ……負けた……) バゴォ!! ……ガンダムヘッドは吹っ飛んだ。 そして、バウのビームサーベルがガンダムの胸部中央を貫く……。 全てのフィン・ファンネルが動きを止め、勝敗は決した。 上へ
https://w.atwiki.jp/mikudiva/pages/82.html
・よくある質問の中からBPMについて BPM(Beats Per Minute)は1分間に刻まれる拍数(テンポ)の事。 測定方法は「BPM 測定」等のワードで検索すれば測定できるフリーソフトが簡単に見つかります。 これをきっちり合わせる所からエディットが始まります。 -- (名無しさん) 2009-07-10 03 59 36 1 モーションを変える時は、カメラも一緒に変えるとよいと思います。 カメラがそのままだとモーションの変わり目で動きが途切れます。 2 モーションの後に同じモーションを速度を変えて入れると、 前のモーションの動作を途中から遅くしたり早くしたりできる。 当たり前だったらすまない。 なんかモーションが不自然に遅いなと思ったら 思い切ってカメラを至近距離に持っていくといいかも。 気持ちぶんかもしれないけどちょっとだけモーションの不自然さをカバーできる。 -- (名無しさん) 2009-07-10 18 02 15 ↑の追加で モーションを変える時は変える最後の瞬間の動作と 次のモーションの入りの動作が似てるようなやつ選ぶ (パラパラ1→パラパラ2とか) カメラが変わった瞬間の動きが滑らかにみえる。 自分だけかも。。。 -- (名無しさん) 2009-07-10 18 21 36 BPMは曲のBPM設定の時に □で曲を流しながら △でメトロノームを再生したり できるのでわざわざPCで調べるほどでもないのでは? △だけを何度も押すとメトロノームだけON、OFFできます -- (名無しさん) 2009-07-10 20 49 39 ↑その機能が微妙なんだよなぁ 最初のBPM設定の時はBPM変更しても メトロノームの音は毎回鳴らし直さないと駄目だし 音が鳴るタイミングも調整しないといけない PCが有るなら測定ツールで自分でリズムとってBPM収束させて確認した方が圧倒的に楽だぞ -- (名無しさん) 2009-07-11 00 46 15 メトロノームだけでもいけますね ただメトロノームでのBPM測定で苦労してる人も結構いるようです 測定ツールを使用すると大分楽なので自分はおすすめしたいところです -- (名無しさん) 2009-07-11 01 23 46 両手上げ時計回り回転の最後は ロングダンス2の最初を別アングルで入れると カメラに移る動きが滑らかに見える。 速度調節して、ロン2で回転→正面をみた瞬間で また別アングルにすれば次の動きも滑らか。 ↑は個人の感覚によるかもしれないけど 同じ要領で ワンツーステップ1(左から切り返す時)→ワンツー2 ロングダンス2(回転直後)→腰振りリズム とかはきっとみんな分かってくれるって信じる。 コレ、ノウハウに入るのだろうか? -- (いつも弱音を躍らせる人) 2009-07-11 09 26 29 ↑ 移るが映るです(ミス) -- (いつも弱音を躍らせる人) 2009-07-11 09 27 30 えー、モーションの変わり目と 内容かぶってるように見えますが結局言いたいことは モーション最後まで入れなくてもダイジョーブ! イケル! ってことです。 コメ、三つもかけてゴメン。。。。 -- (いつも弱音を躍らせる人) 2009-07-11 09 36 05 楽曲開始時間設定について イントロの無い曲をエディットする場合などは楽曲開始時間設定で余白を空けることができます。 マイナスにすると空白を空け、プラスにすると逆に詰まります。 余白の秒数は1拍の秒数(設定画面で表示される)×4単位で入れましょう。 ※適当に○秒などという単位であけるとモーションとメロディの調整がうまく合わなくなることがあります。 また、ターゲットとメロディのタイミングがきっちり合わない場合もこれで調整ができます。 フリープレイでストレスを感じた事があるならここはこだわっていきましょう。 (リアルタイム入力等を利用し入念にチェック) 後から大幅に数値を変更するとエディットにかなり影響するので 初期に設定する重要なパラメーターだと思います。 -- (名無しさん) 2009-07-11 11 08 47 豆知識(知ってたらゴメンなさい) モーションを頻繁に変える方は 先にモーションの下に設定いじらないでもカメラつけとくといい。 後でカメラの拍数設定をするときに カメラの拍数が次のカメラにかぶらないように 一つ手前で止まるので 次のモーションまで何拍かとか数えなくてもよくなる。 前のコメ編集してくれた方へ うまくまとめたことに感謝を申し上げ、 これも上手くまとめてほしいとお願い申し上げる。 -- (いつも弱音を躍らせる人) 2009-07-11 13 52 57 同一モーションで緩急をつけている場合(70%→110%→80%など)の注意点。 変更地点2つ目以降でプレビューした際、それ以前のモーション速度を 正確に読み込めず、実際にプレイする際と異なったモーションが 再生される可能性があります。 緩急をつけたモーションシーンは、一つ目の設定小節からの プレビューで確認を行う方が確実です。 -- (名無しさん) 2009-07-11 23 52 12 Enterの連打でBPM測定しなくても、 曲を読み込ませるだけで自動的にBPMを測定してくれるソフトがありますよ。 MixMeister BPM Analyzerとか。 BPMが変わる曲は使えませんが。 -- (名無し。) 2009-07-13 13 14 22 ↑使ってるけど信用度がイマイチ BPMの自己測定と合わせて比較してみた方が良いと思われます Enter連打して測るメリットは 自分の配置したい譜面のタイミングというのもあるので… -- (名無しさん) 2009-07-14 20 44 41 一度コピーしたものはコピー元を削除してからでも ペーストできる。 口パクとかモーション、背景には 関係ないかもしれないけど カメラの動きに修正加えるときは便利。 カメラの動くタイミングをもっと前にずらしたい時 1 タイミングずらしたいカメラの前を適当にあけておく。 2 ずらしたいカメラをコピー 3 ずらしたいカメラ(コピー元)を削除。 4 好きな拍数にペースト カメラを普通にコピペしようと思うと、 拍数が長い時、コピー元と被ってペーストできないときある。 それで、削除→再配置となって若干のタイムロス・・・ でも、これ一本でそんなタイムロスもなくなります! ※ 一回でも違う画面(カメラ配置・モーション配置)とかに切り替えると ペーストできなくなってる 分かりづらい文章でゴメン。 これに今朝気づいたのは自分だけなのだろうか・・・ -- (いつも弱音を躍らせる人) 2009-07-15 00 27 18 ↑ごめん、普通に使ってた。けど、報告GJ それにしてもカメラ難しいな。 -- (名無しさん) 2009-07-15 02 59 17 「ん」に関しては毎回、通常でとじるのではなく 繋ぎなどで使用されている場合は「い」を使ったほうが若干自然に見える。 ワールドイズマインのンを完全に口を閉じずに言うのは俺だけじゃないはず! -- (名無しさん) 2009-07-15 03 02 41 アップロードに関する注意 エディットノウハウとは別だけど一応メモ 圧縮はwindowsXP標準で解凍が可能なzip形式が望ましい 曲名等が判別しやすいフォルダに入れて圧縮するとよい savedataは89番もしくは80番台推奨 savedataのみでは解凍後に詳細が分からなくなる可能性大なので 曲名、音源元、音源の取得方法等を明記したテキストファイルを添付したほうがよい EDIT製作者名、難易度目安等の記載は任意だが、あるほうが親切 【重要】アップローダーを利用する際は注意書きをよく読み ルールを守って投稿しよう -- (名無しさん) 2009-07-18 12 23 29 ターゲットの最大設置数は800のようです 一応4/4です -- (名無しさん) 2009-07-20 00 59 07 ↑間違えました4/4で792です -- (名無しさん) 2009-07-20 01 01 18 http //www.ctb.ne.jp/~aoiruka/storage/bpmc.html BPM計測に便利(FLASHです) -- (名無しさん) 2009-07-20 10 54 14 何だか役に立つようなのでこちらにも カメラの始点だけを修正したい場合、 直したい場所で始点を決定(○1回)→終点設定せずにキャンセル(×2回)で 終点を変えずに始点だけが変えられる 画面上は変える前の始点が映ってるけど、 決定するかプレビュー見れば新しい始点が反映されてるのが判る おまけ こちらは知ってる人も多いと思うけど、 カメラ設定のプレビュー後にカメラを設定しようとすると その時点で終点に設定されている地点にカメラ位置が合ってる そこからほんの少しだけ(結構難しい)アナログスティックを動かすと 元の始点位置に移動するので、うまく使えば カメラの動きを逆に設定することも可能 -- (名無しさん) 2009-07-21 00 15 13 ↑始点だけを修正するテクニック感動しました。 始点だけいじりたい事が多々あったので使わせて 頂きます! 多分知られていると思いますが、ここに無いので自分も記します。 1.アニメ付きのカメラAを適当に作成。 2.そのカメラをコピーして、カメラAの直後にペースト。 3.ペーストしたカメラBを選択してプレビュー。 4.プレビューが終わったらそのままの ショットで始点と終点を設定。 5.決定をして、再度選択。 6.するとカメラAの終わりと同じなので カメラAと繋がったカメラが作成できる。 これで、普段の設定ではできない動きで ワンショットのカメラが作成できます。 -- (Koo) 2009-07-25 03 02 36 ↑それってカメラをターンさせるくらいにしか意味内容ないような? カメラAが移動した直後のコマに、カメラ設定がなければ カメラの位置がそのままになるのでそこから設定すれば繋がったカメラになるよ -- (名無しさん) 2009-07-29 09 12 09 >名無しさん あ…本当だ…。じゃぁ今まで無駄な 手順でやっていたって事か…orz ご指摘ありがとうございます! -- (Koo) 2009-07-31 23 19 18 BPMの手動計測って、 適当にボタン押してればいいんですか? -- (名無しさん) 2009-08-11 10 34 31 ↑曲聴きながらテンポ合わせて押せばいい 押すのは四分音符でな -- (名無しさん) 2009-08-14 14 32 30 BPMあわせたつもりでも30小節目位でぶれてくるんですが、それはもう改善しないんでしょうか。。。 -- (名無しさん) 2009-11-14 16 31 49 今さらだけど一応。 カメラ位置の開始終了の逆転は、 プレビュー⇒平行(or回転)移動⇒○(選択)⇒START(拍頭位置)⇒○(選択) …でズレなく出来る。 -- (名無しさん) 2010-02-03 16 03 14 ぐっじょぶd(´∀`*)グッ★ http //www.l7i7.com/ -- (age) 2012-03-31 11 37 23 難易度EXTREMEとかで用いられる 技法ってどうやってやればいいですか? 例えば、DearのBメロ全般の譜面とか 金の聖夜とかの間奏 後半の△の部分とか、右肩の蝶みたいな 複雑な連打とか、それといった 譜面を作るにはどうやればいいでしょうか? 教えてほしいですw -- (けいおんMANIA) 2012-04-01 04 04 35 あとリアルタイム入力でやろうとしても スタッカートをかける部分とかを再現 しようとしてもうまくいかないので わかりやすく説明すると タン、タタン、タン、タタン、タン、タタタタンこういった リズムとか、曲のBPMはほぼ正確に 計測はできるので、そこらへんは 全然平気なんですが・・・ 8分3連、8分5連、16分、 4分+8分3連複合(タン、タタタン、タン、タタタン) などの、複合や、スタッカートがどうやっても うまくいかないです、どうやればいいんですか? 教えてください、よろしくです -- (けいおんMANIA) 2012-04-01 04 19 57 基本的にエディットは8分間まででしか打ち込めないなで(4/4拍子の場合)、右肩の16分や聖夜間奏△連打などのような細かいノーツ配置は自分では残念ながら作れないんですね・・・ もし、どうしても同じようなノーツ配置をしたいならば、貴公が計測した曲のBPMを倍にしてみるといいです。(BPM150以上のは出来ませんが)ノーツ速度も倍になってしまいますが、リズムはそれっぽくなります。 -- (せんな) 2012-05-03 17 28 12 こんにちは。 質問なんですが、キャラが一定の距離から近づける事ができません。 青い枠(?)を無くす事って出来るんでしょうか? 教えてください!お願いします! -- (さくら) 2012-06-23 23 02 23 質問なんですがよく他の人のエディット動画を見ると口だけを映してるやつがありますが、あれはどういうモーションを使えば出来ますか? 教えてください。 -- (カムイ) 2012-08-14 10 29 50 カメラ固定ってどうやるんですか? -- (すき焼き) 2012-10-07 23 50 45 リアルタイムは複雑な譜面は使いづらいかと エディット中に拡大すれば16分までは配置できる ずれるのは十中八九BPMの測りそこないだから何度も試せ -- (名無しさん) 2013-05-01 09 57 01 2ndでの8分の配置の仕方が分からないってどういうことなの -- (名無しさん) 2013-10-12 19 43 35 楽曲開始設定なんですが、 例えば 作りたい曲に9秒752の空白がある場合 何をどうすれば良いんでしょうか? 一拍の秒数×4と言われても いまいち理解できなかったので… -- (名無しさん) 2014-01-05 23 11 27 ↑一拍の秒数は『0.305秒』になっています。 -- (名無しさん) 2014-01-05 23 38 54 配置容量が減りすぎて・・・すでについているアイコン(表情など)って消せますか? -- (名無しさん) 2014-01-08 21 57 24
https://w.atwiki.jp/mokei2ch/pages/52.html
作業用 MG キット評価表 1996年発売分 08 MS-14S ゲルググ(シャア・アズナブル大佐機) 1996.12発売 3150円 (本体3000円) 総合× 関節× ギミック○ 武器○ 総評 アニメのイメージと異なったアレンジに賛否両論があり、関節の保持力の弱さも問題となったキット。だが、合わせ目処理が極力抑えられた外装や、内部フレームの再現など、その後のMGの基本形はここから始まったといえる。 MG/ゲルググキャノンの発売以降、不満の挙がった肩アーマー、脚部フレアー内部にディテールが追加、股間ブロックのカバーパーツも追加されている プロポーション ゲルググは太いのか細いのか人によってイメージの異なる機体だが、キットは腰高でスマート、各部のカウルも直線的でシャープなイメージでの立体化となっている。 TV版のような重厚で味のある、悪く言えば捉え所のないバランスとは異なるものの、その分アレンジの方向性が明快で素直に「カッコいい」プロポーションとなっている。その辺が気になる人は注意。 ヒジ関節~前腕部~手首が小さめ、細めで腕部全体が貧弱に見えるため、力感を欠いているのは惜しい点だが、全体のプロポーションそのものは良好な部類であり、アレンジの賛否の声に隠れた形となっているのは残念。 関節 ヒザ関節が弱く後方に倒れやすい点、手首の可動指が貧弱でシールドなどの保持に難がある点は問題点である。これらは組み立てる際に瞬間接着剤などで関節の固さをきつめに調整すると良い。 またヒジ関節には横ロールの回転軸があるが、ヒジを曲げた状態だと回転できず完成度が低い。まあこれらの欠点は初期のキットゆえの仕方が無いものであり、今後の改修が待たれる。 ギミック 上半身や脛などのアーマーを着脱可能で、内部フレーム状態にすることができる。脛の内部フレームは密度があってなかなか良い。 武器・付属品 ビームライフル ビームナギナタ(刃の部分はクリアイエロー成形、ビームサーベル状のものと薙刀状の湾曲したものの2種が付属) シールド(背面にマウント可) 背部ビームナギナタ用マウントラッチ B型用高機動バックパック(シールド+ビームナギナタマウントラッチと差し替え) 頭部アンテナ(TV版のものとMSV版のものの2種) 1/100 シャアフィギュア(座/立) ディテールアップ用パーツ 関連ページ 最終更新 2011/09/12 22 43 名前 コメント 07 MS-06R-2 ザクII ジョニー・ライデン少佐機 1996.06発売 2940円 (本体2800円) 総合× 関節○ ギミック○ 武器○ 総評 MG/ザク1.0の大幅パーツ追加キット。 元となったMG/ザク1.0のキットが後のバリエーション機のキット化を見越したランナー構成になっていなかったため、主要なパーツの色分けを成形色で再現することができず、それを正当化するためカラーリング指定そのものが改変されている(塗装するよう指定しているのではなく、キットの完成見本からして元の設定とは異なる塗り分けで塗装されている)。 ザクが最初期のキットであるため(あるいはMGシリーズそのものがザクで終了する予定だったためとの説も)企画開発当時にそういった発想がなく、結果色分けが不十分となってしまったことそのものには致し方のない面もある。 あるいはこのキット自体、ヘビーユーザー向けのファンサービス的商品として商品化されたのかも知れない。 だがいくらMGシリーズが元の設定・デザインをアレンジしてキット化するシリーズだとは言え、このカラーリング変更には「単なる金型の都合」以外の合理的な理由が見えず、このようなやり方はやはり行き過ぎだと言わざるを得ない。 その点に抗議の意味も含め×評価となっているが、追加パーツやキットの出来そのものに特に問題がある訳ではない。普通に塗装したり、キットのカラーリングを新解釈として受け入れてしまえば済むだけの話である。 色分け 改変されたカラーリング指定は以下の部分。 コクピットブロックの赤い本体色→関節部などと共通のダークグレー スカート、フンドシの赤い本体色→胸部左右のブロックと共通のダークブラウン ヒザアーマーの赤い本体色→関節部などと共通のダークグレー 足首ブロック上部の黒い本体色→赤い本体色 足首ブロック下部の赤い本体色→関節部などと共通のダークグレー 前腕部外側部分の黒い本体色→前腕部内側と一体成形の赤い本体色 武器・付属品 ザクマシンガン+ ドラムマガジン×1(マガジンはリアスカートにマウント可) ザクバズーカ(バックパックと干渉するため腰部ラッチにはマウント不可) ヒートホーク(サイドスカートにマウント可) 1/100 パイロットフィギュア(座/立) ディテールアップ用パーツ ジャイアントバズは残念ながら付属しない。 スカートにマウントされる各種武器はそれぞれサイド、リアに付け替え可。 マーキングシール、ガンダムデカールの他に、シールを貼った段差でパネルラインを表現するためのフィルムシールが付属。 右肩のシールドにはジオンマークが印刷されている。 関連ページ 最終更新 2011/09/12 22 43 名前 コメント 06 MS-06R-1 ザクII シン・マツナガ大尉機 1996.06発売 2940円 (本体2800円) 総合× 関節○ ギミック○ 武器○ 総評 MG/ザク1.0の大幅パーツ追加キット。 元となったMG/ザク1.0のキットが後のバリエーション機のキット化を見越したランナー構成になっていなかったため、主要なパーツの色分けを成形色で再現することができず、それを正当化するためカラーリング指定そのものが改変されている(塗装するよう指定しているのではなく、キットの完成見本からして元の設定とは異なる塗り分けで塗装されている)。 ザクが最初期のキットであるため(あるいはMGシリーズそのものがザクで終了する予定だったためとの説も)企画開発当時にそういった発想がなく、結果色分けが不十分となってしまったことそのものには致し方のない面もある。 あるいはこのキット自体、ヘビーユーザー向けのファンサービス的商品として商品化されたのかも知れない。 だがいくらMGシリーズが元の設定・デザインをアレンジしてキット化するシリーズだとは言え、このカラーリング変更には「単なる金型の都合」以外の合理的な理由が見えず、このようなやり方はやはり行き過ぎだと言わざるを得ない。 その点に抗議の意味も含め×評価となっているが、追加パーツやキットの出来そのものに特に問題がある訳ではない。普通に塗装したり、キットのカラーリングを新解釈として受け入れてしまえば済むだけの話である。 色分け 改変されたカラーリング指定は以下の部分。 コクピットブロックの白い本体色→関節部などと共通のダークグレー スカート、フンドシの白い本体色→胸部左右のブロックとグレー 武器・付属品 ザクマシンガン+ ドラムマガジン×1(マガジンはリアスカートにマウント可) ザクバズーカ(バックパックと干渉するため腰部ラッチにはマウント不可) ヒートホーク(サイドスカートにマウント可) 06R-1A用脚部外付けタンクパーツ 1/100 パイロットフィギュア(座/立) ディテールアップ用パーツ スカートにマウントされる各種武器はそれぞれサイド、リアに付け替え可。 マーキングシール、ガンダムデカールの他に、シールを貼った段差でパネルラインを表現するためのフィルムシールが付属。 右肩のシールドにはジオンマークが印刷されている。 関連ページ 最終更新 2011/09/12 22 43 名前 コメント 05 MSZ-006 ゼータガンダム 1996.04発売 3150円 (本体3000円) 総合× 関節× ギミック○ 武器◎ 総評 MG初の可変MS。フライングアーマーのスライド可動などの大胆な解釈と高い成形技術によって、完全変形という命題とMS、WR両形態でのプロポーションを高いレベルで両立。決定版とも言える変形方式を提示した。 変形方式やデザインアレンジなどHGUC版と好対称をなすキット。 キットの評価としては、MG/ドム以降の現在の目から見れば過剰とも言えるデザインアレンジに賛否が分かれ、また変形用のロック機構がなく可動部も弱い点がマイナス評価。MG/Z2.0が発売された現在では、単にZのキットが欲しいのであればMG/Z2.0を勧める。 この5年後に発売されたMG/ゼータプラス(テストカラー)、9年後のMG/Z2.0と比較するとMGシリーズの進歩の程が感じられる。 またカトキハジメが参加した初めてのキットでもある。カトキはZガンダムを合理的にリデザインしたZプラスのデザイン作業にも関わっており、1988年発売の1/144Zプラスは1/144スケールでほぼ完全変形を実現したこれまた驚異的なキットである。 プロポーション 劇中やHGUC/Z、MG/Z2.0のような直線的でシャープな印象のものとは異なり、機体各部はエッジが面取りされたやや柔らかめのラインで構成されている。 MG画稿と比較すると、キットは腕部のボリュームが小さく全体的に大人しめのプロポーションとなっている。腰~太腿のラインの繋がりなどやや固い点も見られるが、キット単体としては概ね良好。 WR形態も不自然な厚みなどはなく良好。だが二段式になったフライングアーマーなど、劇中とは大きく印象の異なるアレンジも存在する。 関節 機体の各所に変形用のロック機構がないため、MS、WR両形態で各可動部が固定できずブラブラしてしまう。またその可動部も保持力、強度的に強くないものが多く、玩具感覚でガチャガチャ遊んでいると関節部がゆるみ、最悪破損の恐れがある。これがこのキット最大の欠点。 具体的には、WR形態ではフライングアーマーや脚部など各部が固定できない点、MS形態ではフライングアーマーが基部から垂れてしまう点、ポーズを付けていると肩関節基部の白いパーツや股関節フレームがパカパカ開いてしまう点、スタビレーター基部のポリパーツが変形しやすい点など。腰の後ろの股関節フレーム基部は特に破損に注意。 これはポリランナー、金属線等を使用してロック用のピンを新設したり、可動部を補強してやるとよい。 MS形態での可動範囲は標準並だが、各可動部がグラつくためポーズは付けにくい。そのため自立にも難がある。 その他の通常の関節部分については保持力は標準程度。だが可動指は武器の保持に難があるため、平手(アサフレックス成形)を曲げて武器持ち手を作るとよい。 ヒジの二重関節部はポリ露出あり。 ギミック WRに変形可能。 プロポーション的に明らかなウソのあるアニメ設定を、フライングアーマーの二段スライドや肩アーマーの収納ギミックなどの大胆な解釈によって両形態とも破綻なくまとめあげたのは驚嘆すべき点。 だがロック機構や可動部の強度について当時は現在ほどのノウハウはなく、背中のフライングアーマーがMS/WRどちらの形態でもグラついてしまう等、玩具としての完成度が高くないのは現在からすれば残念な点である。 その他に腕部グレネードのハッチの連動開閉ギミック、テールバインダーの発光ギミックなどがある。 武器・付属品 ビームライフル(伸縮可)+マガジン×1 ハイパーメガランチャー(伸縮可) ビームサーベル×2(サイドスカートに収納可) 腕部グレネードの追加弾倉×2 ディテールアップ用パーツ(翼端灯やピトー管、VHFアンテナ等) ハイパーメガランチャーが付属したのは嬉しい。 発光ギミック用コイン型電池(CR1220)は別売りなので注意。 関連ページ 最終更新 2011/09/12 22 43 名前 コメント 04 RX-78-3 G-3ガンダム 1996.03発売 2625円 (本体2500円) 総合× 関節○ ギミック○ 武器○ 総評 MG/ガンダム1.0のカラーバリエーション。色変えでシリーズの数を水増しするバンダイ商法の始まりという、ある意味記念的なMG。 MG/シャアザク1.0とMG/ザク1.0の時は武装の変更があったのだが、G-3は完璧に色を変えただけの代物で、箱絵まで色変えで済まされるのだからバンダイは恐ろしい。 プロポーション PG/ガンダムやHGUC/ガンダムなど現在主流のがっしりとした体型とは異なり、安彦良和氏の描くようなスマートで人間的な体型での立体化となっている。最近のガンダムに慣れた人には変に見えるかもしれないが、安彦版として見た場合のプロポーションはなかなか良好。だが全身のスジ彫りやディテールのアレンジなどはあまりセンスのあるものではない。 関節 可動範囲は標準並。保持力は全体的に弱めだが自立には問題ない。注意点として前腕にはシールドのラッチが存在しない。また武器の持ち手も付属しないので、武器類は保持力がほぼ皆無な可動指でムリヤリ保持するか、平手(アサフレックス成形)を曲げて握り手を作って対応しよう。 ギミック 全身のハッチフルオープンとコアファイターの変形、収納が大きなギミック。 武器・付属品 ビームライフル(サイドスカートにマウント可) ハイパーバズーカ(腰のラッチにマウント可) ビームサーベル×2 シールド コアファイター(コアブロック時には尾翼を取り外す) ダミーのコアブロック(ガンダムとコアファイターを別々に飾ることが可能) 1/100 アムロのフィギュア(座/立) ディテールアップ用パーツ 通常のシールの他にガンダムデカール、胸部ダクト用メッシュが付属。左肩アーマーにはペガサスのマークが印刷されている? 関連ページ 最終更新 2011/09/12 22 43 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/whiteraven/pages/53.html
姫宮霞の違和感 ①白かんなとなった霞は、桜以外に対しても笑顔を見せる様になった。白かんなとして正しく愛嬌を振りまくよう自らを律していると思いたいが・・・ ②白かんなとなった祝いの場を終えて2人が部屋に戻った後、霞が桜に「そこのポットを取って頂戴」と呼びかけた。明らかに霞の方がポットに近く、桜に取らせようとしたその声色には、どこか命令じみたものを感じてしまった。 ②続き その日、床に就くまで、霞の態度はどこか命令的なものを感じずにはいられなかった。それは本当に些細なもので、丁寧な言葉遣いであったし、何も理不尽なお願いをされたわけでは無かったのだけれど。 そうして、その晩、「お休みなさい、桜」「お休み、霞」と就寝の挨拶をして眠りに就いた。翌朝からは、いつもの、対等な霞と桜に戻っていた。以来、あの命令的な空気を感じた事はない。 ③第二回エンディング 姫宮霞 断章 新月の残滓 空の祠→新月の残滓 九重桜 新月の儀式の際、人の形となれなかった五つの残滓。その五つに加えた、六つ目。それは[***]に囚われ続ける新月の意思を有し、彼女と縁深い空の祠に祀られた短刀に宿っていた。現在、この残滓は桜に宿る。新月の意思は縁を辿り、ついに桜の助けとなろうとしているのだ。 祠の影、朔の帳 遠くでけたたましい金属音が聞こえる。 ぼんやりとした意識のまま、音の主を黙らせる。 今時珍しい、真鍮の鐘が二つついた目覚まし時計。 眠気を噛み殺しながら、緩慢に登校の支度を進める。 霞の淹れてくれた珈琲を啜り、いつものように二人で部屋を出る。 下駄箱で霞と別れ、教室に向かうとやかましく真琴が、いつも通り霞との私生活へ探りを入れてくる。 それを適当にあしらっているうちに、予鈴がなる。 なんでもない、ありふれた光景。 でも何故だろう。ひどく、泣きそうになるのは。 ざわつくような焦りが、胸の底からこみ上げてくるのは。 何をしていてもまるで手につかない。 気づけば、下校時刻になっている。 帰ろうとして、ふと校舎裏の方へ、いつもの待ち合わせ場所へと足を向ける。 古びた祠の脇、板壁に寄りかかるように霞が私を待っている。 こちらに気がついた霞が、小さく笑みをこぼしながら口を開いた。 「遅かったね、私の可愛い『■■■■』」 何かが、二重に聞こえた。 それは悍ましい響きをもって、私を現実に引きずり戻す。 ──泥と血の匂いがする。 桜がゆっくり体を起こそうとすると、右肩の鈍い痛みで顔をしかめる。 目をやると、千本が3、4本刺さっている。 それを認識したところで、ようやっとぼやけた意識が覚醒してくる。 そうだ、胡散臭い自称黒夜教徒と別れた後に、私は古巣である紫香楽女学院に向かった。 あまり近づきたい場所ではなかったが、学外からの情報だけではどうにも真相を掴みあぐねていたこともあり、礫にくっついていた舎弟が叫んでいた情報の断片を得たことで、ようやく踏ん切りがついた。 結果は、見るも無残なものとなったが。 学内に潜入できたのは、およそ時間にして三十分ほどに過ぎなかっただろう。 警備に発見された刹那、潜伏にともう捨てた『鏡』を無意識のうちに探してしまう。その隙が今回は致命的なものとして己に返ってきたというわけだ。 暗闇に乗じてなんとか校舎から脱出はしたものの、針で打ち込まれた毒で朦朧とする中、咄嗟に逃げ込んだ物陰で気を失っていたらしい。 潜入開始した時間と付き合わせて、意識が飛んでいたのはおおよそ三分ほど。ゆっくりと人の気配がないことを確認して外へと這い出す。 周囲は静かなもので、耳が痛いほどだ。 辺りを見回して自分が逃げ込んだのは祠の陰だったということを把握した瞬間、先の夢が思い返された。 もう戻らない、ありふれた毎日。 取り戻したい、遠い思い出。 ここは霞といつも待ち合わせに使っていた場所で、毎日通ううちに霞があることに気がついた。 板壁に寄りかかるように上体を軽くそらしながら天井を見上げると、小さく、ささやかな手のひらほどの空をそこに見ることができたのだ。 それを珍しく興奮気味に話す霞は、とても愛らしいもので。 このひどく苔むした『空の祠』(私が名付けた)はより思い入れのある場所になっていた。 ひどく遠く感じる過去へ思いを馳せ、気づけば桜は祠へと手を合わせていた。 小さく震え、縋るように。 何かがその祈りに答えたのか、一陣の風が吹いた。 板壁がぎいぎいと軋み、巻き起こる旋風が塵芥を巻き上げる。 桜は堪らず顔を覆い、いつの日かと同じように天を仰ぎ。 ──その視線の先に果たして、空はあった。 遠い、届かない空。 ──何故、届かないのだろう、と。 そうだ、白鴉城で手が無いのならこの外でなら? 霞の、白かんなに関わる事柄はほぼ間違いなくこの街の根幹に関わっている。 そこから霞を奪い返せたとして、この土地にいる以上先はないだろう。 でも『外』ならば? 霞を外でなんとか元に戻せるかもしれない。 ここと関わりない、平穏を得られるかもしれない。 「そうだ、一緒に。霞と一緒にここを出れば──」 その思考が結実し、言葉として口から漏れるが早いか。 九重桜の意識は暗転する。 当人もそれに気づかぬ、眩暈に似たそれは彼女からそれまでの思考を奪い去っていた。 「あれ……、私……。」 何か核心に迫るような、大事なことを考えていた気がする。 焦燥と喪失がないまぜになった不快感が、桜の霞みがかった脳裏を責め立てる。 「そうだ、ここで過ごしていくならば『勝てる私』に戻らなきゃ。」 口をついたそれは安心と納得、明瞭な策を与えてくれた。 予め決められた台詞のように、滑らかに。 この地獄のような日々が始まったあの日。 お爺を喪い、霞を失ったあの日。 あの日だ、あの日を境に全てが狂った。 じゃああの日を、あの日の私をやり直そう。 それまで負けなしだった私を呼び戻そう。 あの日、私を下したあいつにだって出来たのだから、私にできないわけがない。 意識がはっきりとするにつれ、徐々に桜は高揚してゆく。 側でこの様を見る人がいたなら、すぐさま異様だと思うように。 と、背中でカタリと硬い音がした。 思わず振り返ると、祠の鍵が外れている。 これは神のお導き、神宝賜りて宿願を果たせとの神意に相違なし。 思うが早いか、不思議と心軽やかに、桜は祠の扉を開く。 半ば朽ちかけた祠の中には、古びた桐の箱が一つ窮屈そうに収められていた。 収められていた短刀を収め、祠へ一礼すると桜は闇へと姿を溶かす。 肩の傷も意に介せず、まるで何かに惹かれるように。 少女の背中を見送った祠に、ぽつり、ぽつりと雨だれが落ちる。 外界からは遠雷の音が低く響き始め、祠の屋根は静かに、切り取られた嵐の雫を受け止めていた。
https://w.atwiki.jp/hounds-wiki/pages/42.html
しょっとがん - 名無しさん 2014-05-07 18 19 11 1-4の誘導装置っていうのがよくわかりません。あれって車両に全員乗らないとダメなんですか? - 名無しさん 2014-04-03 21 34 02 1-2であまり知られてないっぽいんだけど、初めのシェルパが火炎放射型だった場合、ボルト倒してからシールドピストルでスキルで突っ込んだ後煙幕はると、シェルパがはまっるよね、、、、。 - 名無しさん 2014-04-03 13 01 22 復活出来る数が決まってたはず詳細は知らないです。ごめんなさい - 名無しさん 2014-04-03 12 58 30 分隊員全員に見放されたってどういうことですか? - 名無しさん 2014-03-31 14 43 34 1-1チャレンジの最初のところにアンチ場所あるのでシールドピストルもってコクーン防ぎながら敵を引き寄せるやり方もあるのでお勧めします - 名無しさん 2014-03-24 07 36 48 キルポイント 二回から敵が降りてくる建物の下にアル二つの飛び越えられる石の間にセントリー奥と奥から沸く敵は飛び越えずに手前で止まる。又盾もちなら降りてくる敵と手前から湧く敵を対処すれば同じく止めることが出来る。(他でも出来るがHPの消耗が激しい) - 既に出てたらゴメン 2014-03-19 13 29 27 ↓の続き2 ボス戦 これ以外と出来てなかったりする。野良は見ておくと分隊生存率上がるよ(*^^*) まず分隊でセントリー役は一人で十分 ゴア2体封印できます。感知を置いておくとわかりやすいかも。ボスタゲは最初のスタート真っ暗からダッシュで近づけばマグマ来ません。大体は右側でタゲ固定しておくといいかも。パルプはシェルバ後で全然問題ない→開幕出来るというがシェルバが誰かの注意に傾くのでおすすめしない。(2体までなら討伐後で再ゴア封印出来るので希望を持ってください)シェルバ倒したらまず盾がパルプでフェイントかけて回す。レバーも同じ。それまで他の人はボス怯み2回するまで放射。2回目でバウアー湧きます多分。レバー終わったらみんなで楽しくコンテナ落とします(^o^)ワーイ 後はバウアーを砂が狙撃します(なるべくボスタゲ近くのを優先してあげて下さい) 後はこれの繰り返し。他にも色々攻略方法あるからどんどん書き込んでいこ。編集方法わからんからまとめ頼んだすごい人。既に出てたりスレ違いならごめんなさいm(._.)m 私のパーティーはこれでシェルバ3体成功しました。時間も早いので製造普通に来るよ(*^o^)/\(^-^*) - [難民]です 2014-03-18 16 25 17 ↓の続き スタート地点から一人が盾持ってチェックポイントまで走り柱をぐるぐる回ってパチルスと鬼ごっこ。(この時煙幕援護やセントリーあると便利) 他の人は残党処理とグレラン援護。 2最初の補給ポイントの先はセントリーと上の雑魚処理終えたらラッシュは防御体制で火力鎮圧。残党は砂や盾特攻。タニファの所は一人が例の安直入って他が残党処理テレポ。4こっから抜粋ボス前シェルバ戦グレ以外扉で放射。 - [難民]です 2014-03-18 16 06 25 1-5C攻略まとめ プロの方とプレイして「これいいな」と思った所 1スタート地点 - [難民]です 2014-03-18 15 55 20 復活についてなんですが、分隊員に見放されました、とかいって復活できなくなったんだけどコレは一体・・・復活コインは確かに残ってたはずなのですが、チェックポイントに到達しても復活できませんでした。 - 名無しさん 2014-03-06 13 52 03 1ミッション中に復活できる回数の上限かもしれません。 それより前に3回以上復活していませんか? - 名無しさん 2014-03-06 16 08 37 なんと・・・上限があったのですか。そうです、三回死んでました。 ・・・あまりのプレイに、本当に見放されたのかと・・・そうでなくて安心しました。 - 名無しさん 2014-03-06 23 45 51 最後:アドバイス?:敵が強いので近接も使う。多数なら通常近接で怯ませ時間を稼ぐ、単体なら即死させて弾節約。セミオートスナイパーライフルが有用らしい(持ち込む人が多かった)。 - 名無しさん 2014-03-04 11 54 34 続き:時間制限があることはあるが、敵を倒すor敵に倒される方が早いので遅くなることにはあまり気にしなくて良い。 - 名無しさん 2014-03-04 11 48 49 続き:死亡者蘇生はラウンドの区切りで行われるが、2ラウンドごと?に可能(復活不可能なラウンドがあった)。できれば即時復活コインを。 - 名無しさん 2014-03-04 11 47 02 続き:道路中盤に弾薬補給地点があるが、ザコが頭上の小屋から湧くため後半になるほど補給しづらくなるので弾薬補給スキルはあると便利。 - 名無しさん 2014-03-04 11 43 12 続き:専用の「コの字」状の道路MAPで戦う。敵は特定のエリア(道路中盤~奥の方)から出現。強さはチャレンジ程度。 - 名無しさん 2014-03-04 11 41 16 サブ任務「キルポイント」10ラウンド2000匹の敵を倒せ(200匹/ラウンド) - 名無しさん 2014-03-04 11 38 52 チャレンジ1-4 シェルパの左肩の上のやつを倒すと楽(名前はボルト) - 名無しさん 2014-03-02 05 05 26 右肩の上でした。コイツがミサイル飛ばしてきます。壊したあとシェルパ本体集中放火 - 名無しさん 2014-03-02 05 06 53 1-4 でMOBが襲ってこない新安置(射撃はくる)あるけどシェルパが鉄柵引っかかってくれないと終了する運ゲー - 名無しさん 2014-03-01 03 24 04 1-4のラスト、安地(?)にドラム缶が配置されて侵入できなくなりました。 - 通行人A 2014-02-26 02 25 57 1-4のラスト、安地(?)にドラム缶が配置されて侵入できなくなりました。 - 通行人A 2014-02-26 02 25 56 1-5コンテナは落とすとその場所でしかしないボスの行動を防げる - 名無しさん 2014-02-26 01 41 17 1-5コンテナの意味がわからない - 名無しさん 2014-02-26 01 28 59 ホール入場時ラッシュは扉にタレットいて総攻撃 - 名無しさん 2014-02-25 21 51 52 1-4チャレ、安置横の電車にタニファとかが貯まってるときにセントリーガン置いてしまうと敵の組み付き攻撃に吸い込まれてしまうことがあります - 名無しさん 2014-02-23 23 39 51 同じくタイラントも一個上がった階段のところで止まるのでやりやすいです - 名無しさん 2014-02-22 21 38 24 1-4チャレ爆弾解体のところ集合地点まで戻ると安置敵が止まります - 名無しさん 2014-02-22 21 03 09 ためになりました - ZEBRA KID 2014-02-20 21 56 59 勝手ながら1-4チャレンジまで自分の知ってる限りの事を書いてみました。 - as 2014-02-19 20 45 20
https://w.atwiki.jp/suteteco/pages/37.html
Phase-49 「シーゲル」 529 名前:通常の名無しさんの3倍 投稿日:2005/10/26(水) 22 03 38 ??? 空気読まずにネタ再投下 Phase-49 「シーゲル」 (1/4) ~2年前、プラント~ 部下 「シーゲル様、お逃げ下さい!」 MP 「シーゲル・クラインだけは逃がすな!奴には国家反逆罪で射殺許可が出ている!」 シーゲル 「…これまでか…それにしても娘よ、フリーダムを大っぴらに強奪するなんて、 少しは父のことも考えて行動しておくれ…」 MP 「みつけたぞ、シーゲル・クライン!憲兵隊、構え!撃…」 ドモン「師ィー匠ォーッ!」 MP 「な、何だ?鉢巻男の顔がついた光の弾が憲兵を弾き飛ばしながらこちらへ…」 MP シゲル「へぶ――――し!」 ドモン「師匠、あんた師匠なんだろ!」 シーゲル 「ひ、人違い…私…元…最高評…会…長…シゲル…クラ…ン…」 ドモン「いや、その声、そして監督を恐れず意見するその剛毅さ、間違いない、あんた、師匠だ。 間違いなく俺の師匠だ!」 シーゲル 「だから…人違…ガク」 ドモン「病魔に侵されて、あんなに元気だった師匠が、まるで別人のように… しかも記憶までも…しかし、あの地へ行けば体に染み付いた武闘家の魂で きっと師匠も元気になるさ。さあ戻りましょう、俺たちのギアナ高地へ…!」 ~2年後、Destiny世界~ 部下A「議長、DestinyとLegendの2機がロールアウトしたとの報告がありました」 議長 「ふむ、ではDestinyはシンに、Legendはアスランに与えるとするか」 部下B「大変です!何者かによって、ラボからデスティニーインパルスが強奪されたとの 報告です!」 議長 「何?!ラクス派の仕業か?」 部下B「わかりません…しかし、守備隊だけでなく、グフ三個小隊からなる追跡部隊も わずか3分で全滅してしまい、強奪犯の詳細は不明のままで…」 議長 「わずか3分で三個小隊が全滅だと?そんな大兵力による強奪、なぜ事前に察知できなかった?」 部下B「それが、追跡部隊の生存者の証言では僅か3名の仕業ということでして。 中には生身の人間3人にやられたなどとけしからん言い訳をする輩もおりまして…」 議長 「常識的に考えれば、逃走ルートに予め兵を伏せておいたというところか… まあ良い。どうせデスティニーインパルスはデュートリオンシステムを持つ ミネルバでさえまともに運用できないような代物だ。ラクス派の手に渡ったところで、 戦力として使えるはずもない…か」 530 名前:通常の名無しさんの3倍 投稿日:2005/10/26(水) 22 04 51 ??? Phase-49 「シーゲル」 (2/4) ~Destinyメイサヤ攻防戦~ ラクス「皆さん、今日までよく戦ってくれました…皆さんのご助力により、私たちの目指す平和、 パクス・ジャイアニカ(ジャイアニズムによる統治)はもう目の前です。 最後に、私から皆さんにこの言葉を送ります。 『全軍突撃、ガンパレード。最後の一人までことごとく敵と戦って死ね。 どこかの誰かの未来のために。』(本当は私とキラのために)」 一般兵「うぉぉ、ラクス様のために!そして訪れる絶対平和のために!」 メイ 「あ、ラクス様からまた瘴気が出てる」 三連星「「「ラクス様のために!」」」 メイ 「友軍、善戦していますが制宙権は今だ敵の手中にあり。 ドムトルーパー現在のスコア5…あ…ロスト?3機ともロストしました!」 ラクス「なんと言うことでしょう…メイリンさん、やはりドムはジェットストリームアタックの 途中で踏み台にされて墜とされたのですか?」 メイ 「いえ、すれ違い様の一撃のようですが…」 ラクス「ハ、つまらない死に様ですこと。踏み台にされないドムにどんな存在価値があって?」 メイ 「(あたし達、なんでこんな人に従ってるんだろう…?) ドムの撃墜映像、出ます!あれは…インパルス?映像、拡大します! デスティニーインパルスです!ん?肩のところ…更に拡大! やっぱり理不尽現象またまたキタ━━━( A`) ━━━ !!!!!」 アス 「メイリン、状況を!」 メイ 「肩!肩のところにノーマルスーツも着てない生身の人間が! 右肩の方は髪型はプリプリマンだけど、片目で葉巻吸っててめっさダンディです! 強烈な秋元ゾーン形成してます!百錬硬骨の極みです! 左肩の方は腹に大穴あいてて体にワイヤー巻きつけて酒かっ食らってます! なんで生きてるのかわかりません!こちらは異様なまでに若本の境地を発動してます! ぶぅるるあぁぁKoolドライブです!」 アス 「もちつけメイリン、幻覚じゃあないのか?深呼吸してもう一度よく見るんだ!」 メイ 「(すーはー、すーはー)すみません、今の間違ってました」 アス 「そうそう、そんな非常識なことがあるわけないじゃないか!」 メイ 「頭プリプリマンが左肩で、ぶぅるるあぁぁが右肩です。 それから、大凧がつながってて、それに恰幅のいい白髪白髭のじいさまが乗ってます」 アス 「な、何だってぇ~?!」 531 名前:通常の名無しさんの3倍 投稿日:2005/10/26(水) 22 06 02 ??? Phase-49 「シーゲル」 (3/4) 衝撃 「戴宗、エネルギー供給は任せたぞ。激動のじいさま、操縦を頼む」 戴宗 「まかせときな、衝撃の。人間発電機のこの俺がいる限り、エネルギー切れはねぇぜェ」 激動 「フッフフ、十○集筆頭の座は譲ったとはいえ、わしの念動力は衰えておらんよ。 この程度の質量なら、居眠りしながらでも動かせる」 衝撃 「我が名は十○集が一人、衝撃のシーゲル!世界の秩序を破壊するだけの テロリストグループ・ラクシズ!貴様らは百害あって一利無し。世界の癌細胞たる貴様らを、 これより排除する。これはビッグ・ファイアの意思である!」 メイ 「あー、なんかもーこの時点であたしらボロ負けフラグが立ちまくってるんですけどー」 ラクス「できるのですか。己の娘をその手にかけることが。あるのですか。自ら手を汚す覚悟が。 お優しいお父様。クスクス」 衝撃 「確固たる信念は、肉親の情に勝る。それに、実の父を切り捨てるが如き所業、 忘れたわけではないぞ」 ラクス「あら、『切り捨てるが如き』ではなく、実際に切り捨てたのですわ。 いずれにせよ、たった今より貴方は名実ともに私の敵、ということですわね。 キラ、アスラン!あの死に損ないを忘却界へ送り返しておしまい!」 キラ 「やーめーてーよーねー」 アス 「なら、従うしかないじゃないか!」 メイ 「(ホント、あたしなんでこっち側に居るんだろ…)」 532 名前:通常の名無しさんの3倍 投稿日:2005/10/26(水) 22 07 15 ??? Phase-49 「シーゲル」 (4/4) 衝撃 「フン、吼えおるわ。だが、わしを昔のシーゲルとは思わぬことだ!」 キラ 「研究過程の失敗作の機体で僕らに勝てるわけないじゃない?いくよ、アスラン君!」 アス 「うん、キラ君!」 実況 「ああーっと、これはキラ君アスラン君の黄金コンビ十八番、 ツイン・ミーティア・フルバーストシュートの体勢だー!」 森崎 「そう何度も抜かれてたまるか、今度こそ止める!」 実況 「これに対するは、SGGKことスーパー・頑張り・ゴールキーパー森崎君だァー。 さァ、ゴールの行方はゴールポストの活躍に委ねられましたァ!」 衝撃 「誰が森崎君じゃあッ、十○集をなめるなぁッ!」 メイ 「案の定、ミーティアの攻撃効いてませーん。(ポテチ食べながら) あー、衝撃波です。頭プリプリマンが、ビッグ・ファイアのテーマをバックに 両手から衝撃波出して攻撃を跳・ね・返・じ・で・ま・ずー。(シートのマッサージ機能on)」 ラクス「そこ、さっきからプリプリプリプリ五月蝿い!」 衝撃 「よいか!世界の命運というものは、貴様らのような幼稚なテロリストに左右されて よいものではない!我ら大人が、政治で決着すべきものだ! 違うか!違うか!!違うかァァァ――――!!!…なァ、ドナン・カシム…」 メイ 「ドナン・カシムって誰?(おやつ後の美容体操しながら)」 議長 「はっはっは、仕方ないさメイリン。何せ、種世界にはまともな政治家はおろか、 まともな大人がいないのだからね」 メイ 「あんたもそのまともじゃない政治家の一人でしょー。 …あれ、ミーティアもエターナルもいつの間にかやられてらー。(フェイスパック中)」 衝撃 「フン、最強の凶刃と言われるラクシズもこの程度か。つまらん、帰ってドモンと 手合わせでもするか」 メイ 「あの人達、個々に生身で闘った方が強いんじゃないですかねー? 実際デスティニーインパルスの武装何一つ使ってないしー。アリアリアリアリアリーヴェデルチ! (就寝前の体重チェックの結果を見て、ノイマンに八つ当たり中)」 議長 「はっはっは、そこはインパルス=衝撃つながりってことで一つ」 おわり 一応メイリンはAAの方に乗ってたってことで。 ネタ収集のためにスクライドやGRを見始めたら、延々と見てしもうた。 http //anime.2ch.net/test/read.cgi/shar/1127639075/529-532
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/3831.html
少女、楓之風香は、混乱していた。 常に笑顔を見せていたその表情に、笑みはなく、ガクガクを震えている。 それはいつかのトラウマだった。 あの、木幹葉枝の行った『見せしめ行為』は、風香の一つの埋められし記憶を掘り返す。 思い出したくもない、一つの記憶。 懐かしみたくもない、一つの記録。 母――楓之香織の、父――楓之虱(しらみ)殺し。 次いで、母親からの、子――楓之風香に対しての、殺人未遂。 結局は母の方が最終的に情に負け崩れ、未遂に終わったそれ。 ただ、母親から殺されそうになって、精神に傷を負わない人間なんて――いない。 楓之風香は思い返す。――いや、引っ張り出された記憶の欠片を、見せられた。 「…………いや……いやっ!……」 風香は、直感で感じた。 あの目。 木幹葉枝のオッドアイに感じた威圧――風格は、母のそれだった。 言葉では表現できない、腐った目。 信じてはいけない――得体のしれないナニカ。 怖くないわけがなかった。 だから震える。立ち止まる。動けない。 高校生のそれとは見合わない体格の少女。 未だ小学生相応の柔らかさや、線の丸みを帯びた整った顔には、笑顔はなく。 いつもの無邪気そうな真ん丸の大きな瞳は形を崩し、涙をためて、低い鼻や、ほんのりと赤く染まった頬を濡らしていく。 外にはねた深緑色をした綺麗な髪は、風に揺れるが、それを止めようともしない。 天真爛漫の権化であった彼女の姿には、面影などなく。ただただ弱ったらしい、可憐な少女でしかなかった。 と。 言うところで、風香は俯かせていた顔を、あげた。 ――ジャリ。 砂を踏む音が聞こえる。 ここは運動場。 故に砂を踏む音がした――なんていったら、あり得る可能性は一つ。 「あ、やっほー楓之さん」 人がいる――ということで、 目の前にいる、黒髪の少年の姿は、楔音契也のものだった。 ○ 楔音契也という人間は、他人と言うものに興味がない。 とはいえ、それは自分が偉いとか謳っているそこらへんの雑魚相応の理由故ではない。 単純な問題で、興味がわかないから、興味がわかない。 理由なんていらない。 だたそれだけの問題なんだから。 この少人数クラスである3年A組に入ったのだって、人が少なく、関わらずにすみそうだから。 それだけである。何の説明のしようがない。 人を好きになれないというのは、致命的。 そんなことはわかっている。けれど、できないものは、またできない。 そのように思いながら、彼は日々を生きていた。 閑話休題。 楔音契也。 その暗い瞳。 真っ黒で、淀んでいる瞳が、今この場を映す光景とは――なんなのか。 考えるまでもなかった。 彼には考える時間が無かった。躊躇う時間もまた――ない。 行動の一例として。手始めとして。 彼は、運動場に配置された体育倉庫から盗み出した鉄パイプを――楓之風香に向かって、振り下ろした。 ○ 「…………ぁがっ」 「やだなー楓之さん。女の子の出す声じゃないよ、自信ないけどね」 ……結論からいえば、契也が振り下ろしたのは、風香の右肩の部分。 思い切りよく、勢い付けて、振り下ろす。 単純明快。 瞬間、聞こえたのは、なにかが崩れた……壊れた……砕けた音。 骨。 風香の右肩は、たったその一撃で、折れてしまった。 避ける暇なんて皆無。 止める隙なんて絶無。 呆気なく、ただ呆気なく、命中させられた。 そんな中で、契也は言葉を吐いた。 思ったことを、気まぐれでなんとなく列ねる。ただそれだけの行為。 「そういやさ、たしか楓之ちゃんの親って人殺しなんだよねー」 「――――っ!」 風香は痛みで、思考にもやがかかってきた。 気を抜けば悶え苦しみながら、そのまま殺されてしまいそうで。 必死に肩をおさえながら、彼、契也の姿を見る。 運動能力など皆無に近い彼女には、はなから逃亡なんていう選択肢はなくて、もう何も考えない様に、無心を保とうと意識する。 それでも、体は正直だ。思わず、反応を取ってしまう。 それは禁句。 彼女の前で喋るのは、禁じられていた言葉。 いつもクラスでは禁句とされてきた言葉を、わけもなく列ねる。 気軽な口調で、坦々と。されど耽々とせず。淡々と。 「いやはや、実を言うと可愛い顔して僕のこと殺そうとしてたんじゃないの? 危ない危ない。ふう、みんなー! 僕がこの悪者をやっつけておいたからね!」 「……け……契也……くん……」 心底疲れ切った表情で。 そして、絶望しきった表情の果てに。 風香は、言葉を漏らすしか、できなかった。 契也は侮蔑を含めた視線と言葉で、風香を責め立てる。 もしくは、無関心な故なだけかもしれないけれど。 「まさか人殺しの血族をこうもあっさりやっつけるなんて僕凄いのかな。 うーん、大丈夫、安心して。今すぐ殺してあげるから。別に僕はきみのことなんてどうだっていいしね」 「……や、……」 「うるさいな。人殺しのお子さん。やめてよ、どうせ沸々と湧き出る殺意が怖かっただけなんでしょ。嘘吐きは死んでしまえばいいんだよ」 「…………」 止めてよ、と。 風香は言えなかった。 言葉がつまって、言語を忘れて。 契也の言葉を、反論することだって、できなかった。 ――悔しいというより先に悲しかった。なんで。 なんでよりにもよって、クラスメイトにそんなことを糾弾されなければならないのか。 頭が回らなくて、頭が働かない。 どうしようもない暗い、ひたすら深くて先の見えない真っ黒の闇。 斬り裂くことすらかなわない、過去(みらい)。 責め立てられる理由だって本当はないのに、この異様な場にして言葉が沈む。 たしかに人殺しの子ではあるが、言いかえればそれだけであるにもかかわらず。 楓之風香は。 楓之風香と言う人物は、人を殺してなんかいない、善人なのに。 「善人の皮なんてかぶんなよ、楓之風香さん。なんていうんだろうね、うーん――キモイ?」 プツン。 と。 瞬間。 風香の頭の中で、なにかが切れた。 ピアノ線が切れたかのように。堪忍袋の緒が切れるかのように。 「あ、あ……」 クラスの中で、それが――風香の親のことが禁句とされる理由。禁句と言わしめる理由。 理由は簡単。 「――――!」 風香の自我が、脆く醜く砕け散るから。 二重人格ですらない。崩壊の一途。 走る。 決して早くないその足を、我武者羅に動かす。 契也に背を向けて、走る走る走る。 「んー。榊田から聞いた噂って言うのは本当だったんだねー。――ま、どうでもいっか」 その遅い足取りを、契也はぼんやりと眺める。 追えば普通に追いつく速度に距離。 けれど、眺める。 意味などない。 意味などないけれど、追わない。 「人殺しなんて趣味じゃないからね」 彼は何も、殺人犯、殺人鬼、殺人狂ではない。 わざわざ手を汚すことはしたくない。 「気分が悪いからさ」 ただ、そういって、先ほどの鉄パイプを、肩に乗せて、風香が去っていった方向とは違う方向を目指して、彼は歩いて行った。 【楓之風香:生存中、右肩骨折:もちものなし】 【楔音契也:生存中:鉄パイプ】 【6人】 Back:● 話順 Next:○