約 6,170 件
https://w.atwiki.jp/anchorwars/pages/2.html
メニュー トップページ 過去ログ できない夫は一歩踏み出すようです 登場人物 Fate/Anchor Wars +Fate/Anchor Wars 登場人物 施設一覧 戦争の記録 参加者一覧 +主要陣営 碇シンジセイバー ルーミアバーサーカー サーニャキャスター ガロードライダー 原村和アーチャー 空条承太郎アサシン ギンコランサー +その他 鹿目まどか前キャスター シオニー番外ライダー その他 チラシの裏 支援絵展示場 主人公チェンジ ここを編集 today - 人 yesterday - 人 total - 人
https://w.atwiki.jp/ani3sisya/pages/35.html
死者たちのたまり場PART5 レス番号201~400 タイトル 登場人物 備考 新春死者スレ大双六大会~10ターン目後半~ 死者スレほぼオールスター 新春死者スレ大双六大会~11ターン目前半~ 新春死者スレ大双六大会~11ターン目後半~ 新春死者スレ大双六大会~12ターン目~ 新春死者スレ大双六大会~ラストターン~ 新春死者スレ大双六大会~打ち上げ~ 麻雀対決・衣VS唯 天江衣、平沢唯、龍門渕透華、田井中律、琴吹紬 部長ショック 竹井久、池田華菜、福路美穂子、加治木ゆみ 衣の悲しみ 天江衣、龍門渕透華、平沢唯、中野梓、琴吹紬、田井中律 ひたぎウィッチ・ヒマ 戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、上条当麻、千石撫子 ひたぎウィッチ・現世の人々が… 池田、起源覚醒? 竹井久、アーニャ・アールストレイム、アーチャー、衛宮士郎白井黒子、上条当麻、C.C.、戦場ヶ原ひたぎ、浅上藤乃、ライダーセイバー、インデックス 海原の病室にて 海原光貴、妹F、御坂美琴 何か忘れてる…? 平沢唯、中野梓、琴吹紬、田井中律、プリシラ、加治木ゆみ 私のしらない何か 刹那・F・セイエイ、本田忠勝、デュオ・マックスウェルヒイロ・ユイ、御坂美琴、海原光貴、妹F 池田の起源とは? 荒耶宗蓮、衛宮士郎、上条当麻、竹井久、浅上藤乃、ライダー、白井黒子アーニャ・アールストレイム、アーチャー、セイバー、インデックス そして彼女は次のステージへ 海原光貴、御坂美琴、R妹 唯のセンスとは? 平沢唯、田井中律、天江衣、戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、中野梓、琴吹紬 いろんなことの解決 御坂美琴、R妹、海原光貴、アーチャー、上条当麻、衛宮士郎、白井黒子セイバー、インデックス、浅上藤乃、ライダーアーニャ・アールストレイム、竹井久、池田華菜、福路美穂子、千石撫子八九寺真宵、???、????、田井中律、琴吹紬、中野梓、平沢唯戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、天江衣 セイバー…ライオン…? 琴吹紬、平沢唯、セイバー、戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、天江衣アーチャー、衛宮士郎、白井黒子、御坂美琴、上条当麻 第二次Z 再世編 黒桐幹也、アーニャ・アールストレイム、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニアリリーナ・ドーリアン、デュオ・マックスウェル、ヒイロ・ユイ刹那・F・セイエイ、ユーフェミア・リ・ブリタニア ムギちゃん生存戦略~死者スレラジオ投下告知~ C.C.、上条当麻、琴吹紬、八九寺真宵、本田忠勝、神原駿河戦場ヶ原ひたぎ、刹那・F・セイエイ、明智光秀、船井譲治 盗撮の成果 アーニャ・アールストレイム、琴吹紬 ひたぎウィッチ・ラジオ投下近し 戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、上条当麻、天江衣、浅上藤乃、ライダー 化物語メンバーによる雑談 戦場ヶ原ひたぎ、八九寺真宵、千石撫子、神原駿河 第二十七回死者スレラジオ~あらやん編~ 安藤守、神原駿河、伊達政宗、荒耶宗蓮 ひたぎウィッチ・ラジオ終わりの風景 戦場ヶ原ひたぎ、アーチャー、C.C.、上条当麻、インデックス、R妹荒耶宗蓮、琴吹紬 ひたぎウィッチ・ひたぎの本心と止められない歯車 C.C.、戦場ヶ原ひたぎ、アーチャー、衛宮士郎、白井黒子、セイバー上条当麻、八九寺真宵 食堂、大改装中 天江衣、龍門渕透華、アーチャー、琴吹紬、キャスター龍門渕透華、田井中律、白井黒子、衛宮士郎、セイバー戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、上条当麻 「代理」である理由 レイ・ラングレン、ヴァン、八九寺真宵、神原駿河、千石撫子御坂美琴、アーチャー 天江衣の麻雀講座(前編) 安藤守、天江衣、浅上藤乃、ライダー戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、龍門渕透華 天江衣の麻雀講座(後編) 食堂にての麻雀 神原駿河、アーチャー、御坂美琴、八九寺真宵、千石撫子、黒桐幹也 ひたぎウィッチ・麻雀と空気 戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、ファサリナユーフェミア・リ・ブリタニア、上条当麻 海原いじり 竹井久、福路美穂子、加治木ゆみ、龍門渕透華、月詠小萌、海原光貴 もうすぐ節分 天江衣、C.C.、戦場ヶ原ひたぎ、上条当麻、浅上藤乃、ライダーアーチャー、衛宮士郎、白井黒子、セイバー、衛宮士郎、平沢唯中野梓、田井中律、琴吹紬、御坂美琴、加治木ゆみ せつぶん! 黒桐幹也、月詠小萌、天江衣、龍門渕透華、福路美穂子、竹井久田井中律、琴吹紬、加治木ゆみ、中野梓、平沢唯、池田華菜、荒耶宗蓮白井黒子、衛宮士郎、セイバー、刹那・F・セイエイ、ヒイロ・ユイゼクス・マーキス、トレーズ・クシュリナーダ、張五飛デュオ・マックスウェル、伊達政宗、片倉小十郎、真田幸村、明智光秀船井譲次、レン・ラングレン、ヴァン、言峰綺礼、バーサーカー浅上藤乃、戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、上条当麻、アーチャー八九寺真宵、千石撫子、神原駿河、ライダー兵藤和尊、利根川幸雄、キャスター バレンタインまで後一週間 龍門渕透華、セイバー、白井黒子、平沢唯、天江衣、八九寺真宵千石撫子、中野梓、加治木ゆみ、浅上藤乃、ライダー、C.C.戦場ヶ原ひたぎ、ユーフェミア・リ・ブリタニア、ファサリナアーチャー、衛宮士郎、上条当麻 前座特別ステージ 竹井久、アーニャ・アールストレイム、平沢唯、中野梓田井中律、琴吹紬、プリシラ、御坂美琴、月詠小萌、加治木ゆみ福路美穂子、浅上藤乃 ※長いので下記に示す 深夜食堂 竹井久、アーチャー 女のいない食堂 アーチャー、上条当麻、衛宮士郎、神原駿河 共同生活 竹井久、福路美穂子 女性陣は準備中 平沢唯、中野梓、天江衣、龍門渕透華、加治木ゆみアーニャ・アールストレイム、戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、セイバー白井黒子、浅上藤乃、ライダー、八九寺真宵、千石撫子 やはりあの人がいない 戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、八九寺真宵、千石撫子、神原駿河、天江衣龍門渕透華、浅上藤乃、ライダー、セイバー、白井黒子、ファサリナユーフェミア・リ・ブリタニア、八九寺真宵、千石撫子、カギ爪の男安藤守、福路美穂子、竹井久 遊びに来たお二人さん ヴァン、アーチャー、衛宮士郎、上条当麻、伊藤開司、黒桐幹也バーサーカー、宮永咲、リボンズ・アルマーク、原村和イリヤスフィール・フォン・アインツベルン、インデックス 実はノリのいい人 竹井久、加治木ゆみ、御坂美琴、浅上藤乃、福路美穂子月詠小萌、アーニャ・アール・ストレイム バレンタイン2012 戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、千石撫子、八九寺真宵、神原駿河、セイバーインデックス、天江衣、宮永咲、龍門渕透華、原村和、浅上藤乃福路美穂子、加治木ゆみ、御坂美琴、月詠小萌、琴吹紬、田井中律プリシラ、竹井久、イリヤスフィール・フォン・アインツベルンバーサーカー、衛宮士郎、白井黒子、リボンズ・アルマーク、上条当麻インデックス、伊藤開司、平沢唯、中野梓、ヴァン、船井譲次池田華菜、アーチャー 偽物語の話 戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、神原駿河、八九寺真宵、千石撫子 咲外伝 竹井久、加治木ゆみ、池田華菜、龍門渕透華天江衣、福路美穂子、原村和、宮永咲 初めてのお話1 中野梓、田井中律、伊達政宗、片倉小十郎、神原駿河、浅上藤乃ファサリナ、セイバー、C.C.、ライダー、キャスター、竹井久福路美穂子、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア、上条当麻、戦場ヶ原ひたぎ御坂美琴、平沢唯、白井黒子、天江衣、八九寺真宵、千石撫子衛宮士郎、アーチャー もうすぐ? 福路美穂子、竹井久、池田華菜 初めてのお話2 ファサリナ、中野梓、浅上藤乃、キャスター、田井中律マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア、C.C.、竹井久、ライダー、セイバー福路美穂子、戦場ヶ原ひたぎ、平沢唯、天江衣、神原駿河、八九寺真宵千石撫子、衛宮士郎、白井黒子、上条当麻、アーチャー 憂と池田の誕生日 戦場ヶ原ひたぎ、福路美穂子、C.C.、平沢唯、中野梓、田井中律キャスター、天江衣、浅上藤乃、マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア衛宮士郎、上条当麻、御坂美琴、アーチャー、八九寺真宵、白井黒子ライダー、ファサリナ、千石撫子、神原駿河、琴吹紬 次期パーソナリティ投票・投票方法Q A 八九寺真宵、神原駿河、千石撫子、アーチャー 強いられる人 ヴァン ひたぎウィッチ・363レス目 戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、上条当麻 本編投下二週間前 戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、アーチャー、衛宮士郎、ライダー、セイバー浅上藤乃、天江衣、龍門渕透華、伊藤開司、八九寺真宵、神原駿河千石撫子、上条当麻、御坂美琴、白井黒子 あららきさん包囲網 八九寺真宵、神原駿河、戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、天江衣、琴吹紬刹那・F・セイエイ、龍門渕透華、月詠小萌、加治木ゆみトレーズ・クシュリナーダ、竹井久 帰らない二人 原村和、宮永咲、天江衣、リボンズ・アルマークイリヤスフィール・フォン・アインツベルン、バーサーカー ひたぎウィッチ・うるう年 戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、上条当麻、御坂美琴白井黒子、衛宮士郎、アーチャー セイバーライオンと衣とそれをみつめる人々 セイバー、天江衣、浅上藤乃、ライダーファサリナ、ユーフェミア・リ・ブリタニア 阿知賀編はもうすぐ 竹井久、原村和、宮永咲 ひな祭りで企む人々 浅上藤乃、ユーフェミア・リ・ブリタニア、ファサリナ、ライダー御坂美琴、田井中律、平沢唯、中野梓、琴吹紬、加治木ゆみ、プリシラ 久々の酔いどれモード 中野梓、ファサリナ、浅上藤乃、ライダー、平沢唯、アーチャー加治木ゆみ、衛宮士郎、白井黒子、セイバー、御坂美琴、上条当麻天江衣、戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、言峰綺礼、ヴァン、明智光秀 ひたぎウィッチ・もしあらら木さんが来たら 戦場ヶ原ひたぎ、C.C. 部長VS和・悲しき戦い 原村和、宮永咲、竹井久、伊藤開司、アーニャ・アール・ストレイム御坂美琴、白井黒子、龍門渕透華、 出番はまだです 宮永咲、原村和、リボンズ・アルマークイリヤスフィール・フォン・アインツベルン、バーサーカー また控え室待機 アリー・アル・サーシェス、トレーズ・クシュリナーダC.C.、戦場ヶ原ひたぎ、中野梓 リボンスと部長 竹井久、リボンズ・アルマーク ホワイトデーの準備 衛宮士郎、アーチャー、ヴァン、黒桐幹也伊達正宗、伊藤開司、上条当麻 部長と美穂子のホワイトデー 福路美穂子、竹井久 ネタに走る妹達 妹達、御坂美琴、海原光貴 ひたぎウィッチ・ホワイトデー 戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、アリー・アル・サーシェス それぞれのホワイトデー 八九寺真宵、千石撫子、プリシラ、平沢唯、中野梓琴吹紬、キャスター、田井中律、神原駿河 偽物語、もうすぐ最終回 戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、上条当麻、アーチャー、衛宮士郎白井黒子、御坂美琴、セイバー、八九寺真宵、神原駿河、千石撫子 衣、困る 天江衣、龍門渕透華、伊藤開司 偽物語、完結 戦場ヶ原ひたぎ、C.C.、八九寺真宵、上条当麻、神原駿河御坂美琴、白井黒子、セイバー、千石撫子、アーチャー、衛宮士郎 ふじのんとライダーとファサリナとユフィの雑談 浅上藤乃、ライダー、ファサリナ、ユーフェミア・リ・ブリタニア ※ 中の人の関係性は 御坂美琴=ネギスプリングフィールド 竹井久=柿崎美砂 加治木ゆみ=桜咲刹那 福路美穂子=佐々木まき絵 月詠小萌=鳴滝風香 浅上藤乃=宮崎のどか である。 かなかな組とは演者内ユニットでメンバーは神田朱美、野中藍、小林ゆう、能登麻美子の四人 ちなみにイリヤの中の人もネギま声優であるが主催であるため省略 なお「どーすてなーのどーすてなーの」は2012冬アニメ『モーレツ宇宙海賊』のEDの空耳。 こちらに出ているのは伊藤静、佐藤利奈、佐藤聡美、堀江由衣
https://w.atwiki.jp/hentaiatxhentai/pages/70.html
小清水 亜美(こしみず あみ)。日本の女性声優。 2014年9月度番宣部長。 演じた主なキャラクター ナージャ・アップルフィールド(明日のナージャ) 塚本天満(スクールランブル) ホロ(狼と香辛料) シャーロット・E・イェーガー(ストライクウィッチーズ) 原村和(咲-Saki-) 野井原緋鞠(おまもりひまり) 四季鏡早苗(れでぃ×ばと!) 北条響 / キュアメロディ(スイートプリキュア♪) 纏流子(キルラキル) 大沢南(ディーふらぐ!)
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/8663.html
覆面tr「原村さんが動いた」 覆面sk「……高校の時分からいつかはこんな日が来るとは思ってたよ」 覆面yk「流石はのどちゃんだじぇ……」 覆面tuk「原村和……どこまでも目立って……!」 覆面kmk「くぅ……すぅ……」 覆面hs「あらあら、石戸さんに迎えに来てもらわないとね」 まこ「いや、それ以前におんしらその覆面取らんか暑苦しい」 久「いやまぁ、ノリで」 照「ふぅ、お菓子食べ辛かった」 咲「もうお姉ちゃんってば……」 優希「タコス買ってくるじぇ」 透華「ハギヨシ、タコスを」 小蒔「うにゅ……京太郎様……すぅ……」 特にオチ無し、カン
https://w.atwiki.jp/miyanagake/pages/236.html
7スレ目 おせわがかり 平行世界を見た霞さん あわねりねりあわ あわねりねりあわ2 京爽小ネタ 京穏で甘酸っぱいの グラビティクロチャー みやながけでエイプリルフール 原村和(28)さんの場合 京照白 浮気チェック ちょろい 霞さんネタ 恋する穏乃の恋愛計画 京照白2 何の変哲もないデート あわあわ、がんばる 昼飯 結婚式どうすんの? みんなからどう見られてる? 和ちゃんに連絡を取ってみよう! 犯人は誰だ!? 家族 グラビティエンド! 松実玄-エピローグ- とても重要な話 嫉妬する淡
https://w.atwiki.jp/animerowa-3rd/pages/762.html
のどかデジタル ◆6lyiPawAAI 状況を概ね把握できた僕が最初にした事は現在地の確認だった。 デバイスによるとここはF-7だそうだ。 地図を見るとF-7の建物はホールしかない。 という事は、ここはホールの中ということになる。 なんで政庁からいきなりホールに飛んでるんだろう? 何が起こっているか全くの理解不能だけど、そこはどこでも○アという事で深く考えないようにした。 「それに、もっと良く分からないのが目の前にあるんだよな……」 僕は部屋の壁際中央辺りに配置された巨神像を見上げる。 「本当になんだろうな、これ」 どうせまたろくでもない代物だろうとは思うけど、調べておく必要がある。 巨神像に近づいてみると、巨神像の正面には見慣れないものがあった。 「パネル、いやコンソールかな?」 そこには用途不明のコンソールがあった。 コンソールが置いてある台の後ろからは ケーブルが数本伸びており、そのケーブルは巨神像に接続されていた。 いかにもこれを使うと巨神像が反応しますよ、といった風情がある。 「もしかして、これを操作するとあれが動いたりするのかな?」 そんなオーバーテクノロジーじみたものが存在するのだろうか? しかし、事実ここにそれはある。 コンソールを念入りに調べると、何かを差し込むような穴を見つけた。 どうも起動に必要な物を差し込むところらしい。 生憎と僕は差し込むのに適した物を持ち合わせてはいなかった。 思い切ってコンソールの1パネルを押してみるけれども、何も反応はなかった。 「ふぅ……」 僕は軽く息を吐く。決して賢者タイムなんかじゃない。緊張していただけだ。 ともかく、どうにも僕の手に負えるものではないらしい。 適した物を差し込めば何かが起こるだろうけど、差し込めない以上どうする事も出来ない。 (一応、他の人に会った際に伝えておこう) 巨神像に見切りをつけ、再度部屋を見回してみる。 するとまた新しい物を見つけた。 僕はそれに近づいていく。 「随分と無造作に置かれてるけど……罠じゃないだろうな?」 そこには一脚の机があった。 3つほど目につくものがあるので、1つずつそれらを見ていこう。 まず1つ目。 机の横に立てかけられた円状の刃物。 ていうか、なんで円状なんだ? こんな使いにくそうな物を好んで使うような奴がいるのか。 ブーメランのように投げるには大きすぎるしな……。 こんな非効率を追求した武器も珍しいと思う。 2つ目はノートパソコン。 これは役に立ちそうな気配がビンビンする。 少なくとも最初に支給された物よりはずっとましだ。 最後はUSBメモリ。 こんな場所に置いてあるってことは中に何か入っているに違いない。 「中に何もありませんよ」なんて事になったらここにある意味がないからな。 以上、3つ。 中々の当たりではないだろうか。 今後の為にも回収しておくのが無難だろう。 「それにしても、パソコンにUSBメモリか……一度中身を確認してみた方がよさそうだ」 ノートパソコンを起動してみると凄まじい速さで立ち上がる。 起動が終了すると、デスクトップ上にはいくつかのアイコンが並んでいた。 「さて、どうしようかな……ん?」 僕はある1つのアイコンに目を留めた。 そこには「バトロワ特設サイト」なる文字が躍っていた。 「特設サイトって……わざわざこんな物まで作るんだな」 帝愛のマメさには恐れ入るところだ。 もっと世の中の為になる事にそのマメさを使うべきだと思う。 他に何かないか見ると「新着メールが1通あります」という吹き出しが表示されていた。 「メールだって?」 僕がその吹き出しをクリックすると、メールソフトが起動される。 すると、そこには確かに新着のメールがあった。 「なになに……『バトルロワイアルサポート窓口へようこそ』か……」 サポートなんていうくらいだから、何かしてくれるのだろうか。 とりあえず、メールの差出人を確認してみる。 差出人の名前は―――原村和。 ◇ ◇ ◇ 飛行船の中のとある一室。そこに彼女はいた。 ピンク色の長い髪を二つに縛ったツインテールと呼ばれる髪型。 そしてほとんどの女性を屈辱に塗れさせるほどに圧倒的な大きさの胸。 原村和。麻雀界に名を轟かせる才女である。 そんな彼女が殺し合いの場の上空を行く飛行船に乗っている理由。 それは主催側の人間であるからだ。 もちろん和という一個人はこんな事を望んでいない。 だが、人質を取られていれば話は別である。 (咲さん……今も無事でいるでしょうか) 宮永咲。 和にとって運命とも言えるような出会いをした少女。 彼女は今、どことも分からぬ場所に捕らえられている。 そんな咲のことを守るため、和は主催陣営として参加することを決めた。 ここで、今までの原村和の動きについて簡単に触れておこう。 和は帝愛グループの手によって咲が捕らわれた事によって主催陣営への参加を余儀なくされた。 その際にこれが異世界の住人を集めたバトルロワイアルであるという事を聞かされている。 開催意図は一切不明。 ただ一方的にこれから行われる事についての説明と自分が担うべき役割を通達された。 主催陣営として和に与えられた仕事は会場で行われる麻雀の統括である。 ただ自分が打つだけではなく、それに用いるCPUのAIの作成なども担当した。 ちなみに、CPUのAIは知っている人間の打ち筋にするようにとの指示が出ている。 和にそこまでの技術はなかったが、帝愛の技術スタッフの指導でそれを可能にした。 そのような手間をかけるならば、技術スタッフをそのまま流用すればいいじゃないかとも思える。 だが、帝愛は人を苦しめる為ならば、手を一切抜かない。 ネット麻雀で人を殺すという事、知人の打ち筋を使うAIが無機質に参加者の血液を搾り取っていく事。 そういった事に対する和の苦悩を見世物として楽しもうというのだ。 現に、和の部屋には監視カメラが備え付けられており、和には一切の行動の自由がない。 ある意味では和も殺し合いの参加者なのだ。 時は流れて開会式が始まる少し前。 和にも参加者と同じく名簿が手渡された。 素早く目を通すと、そこには自分が知っている6人の名前があった。 その中の1人はよく知る人物。 すなわち、清澄高校麻雀部部長・竹井久。 (部長!? ……あぁ、部長までこんな酷い催しに参加させられているなんて) そう、こんな鬼畜外道な所業を考える人間が咲と和だけを狙うなんて事はありえなかったのだ。 打ちひしがれる和に容赦されることはなく、開会式が始まった。 和は遠藤とインデックスが喋る様子をぼんやりと眺める。 その全てが事前に確認済みのルールだった。 ―――ここに疑問を思った者も多いかもしれんが、4億ペリカで死人を復活させることができる。 遠藤が語った中の一部分。死者蘇生について。 これについても和は確認済みではあったが……。 (死者が蘇る。そんなオカルトありえません) 主催陣営で見た限り、意味不明な事が数多くあったが死者蘇生が出来るほどだとは思えなかった。 今の帝愛が出来る事はせいぜい異世界間の移動、もしくは異世界人の召喚くらい。 和はそんな風に考えていた。 (もっとも異世界に移動する事も立派なオカルトですから、どうなんでしょうね……) 現時点で答えを出す事はできない。 所詮、和はただの人間に過ぎない。 魔術だとか魔法だとか、そんなものは否定する事しか出来ないのである。 ―――こんな馬鹿げた茶番劇は、今すぐおやめなさい! ぼんやりとそんな事を考えていた和は聞いた事がある声が耳に届いたことでモニタに集中した。 そこには頭頂部に触覚みたいな物を生やした金髪の少女の姿。 その少女の名は龍門渕透華。 「龍門渕さん? そんな、どうして……」 和の持つ名簿には透華の名前はなかった。 それが意味するもの。 それに思い至った和はハッとした様子で身を乗り出した。 「逃げて! 逃げてください!!」 だが、その声はあまりに遠く、そしてあまりに遅かった。 ―――ボンッ!! 「あ、あぁ……」 龍門渕透華の首から上が飛んだシーンを正面から見てしまった。 真っ赤に染まるカメラ、そして焼き焦げた切断面……。 「う、うぷっ……!!」 吐き気を覚えた和は洗面所に駆け込み、大量に吐いた。 ただただ気持ち悪く、主催陣の狂気が理解できなかった。 「どうして、どうしてこんな事を平然と出来るんですか!!」 和はしばらくそこで泣いていた。 戻った和はモニタを食い入るように見つめていた。 和の部屋には大量のモニタが備え付けられており、それで自由に島内の様子を見る事が出来た。 モニタの数台はネット麻雀が可能な部屋で固定し、他のモニタで主に自分と同じ世界の人間を追っていた。 せめて知り合いだけは死んで欲しくない。 透華は死んでしまったが、他の人間はまだ手遅れではない。 祈るような気持ちで見ていた。 しかし、殺し合いという場において少女の祈りは何の力にもならなかった。 ―――開始から2時間。和が知る中の3人が死んだ。 風越の池田華菜、鶴賀の加治木ゆみ。 そして、部長の竹井久。 部長がいなくては元の世界に戻っても団体戦に出ることはできない。 「もう取り返しのつかないところまで来てしまったんですね……」 部長以外の他の2人も福路美穂子、東横桃子とそれぞれ親しい。 放送の際には深い衝撃を受ける事だろう。 それにしても、わずか2時間で3人。 酷い有様だった。 主催である帝愛が外道の集まりである事は分かっていたが、 まさか参加者の中にこれほど殺し合いに乗る者がいるとは思わなかった。 ただただ、信じられなかった。 その後、和は自らの担当であるネット麻雀のシステムやCPUのAIの最終点検を行っていた。 兵藤和尊が麻雀に挑んできたのはそんな時の事だった。 (兵藤和尊……帝愛グループの元会長……!!) 当然の事ながら、和は帝愛に深い怒りを感じていた。 今は参加者の身分であるとはいえ、帝愛を立ち上げた兵藤和尊という人間。 その人間に怒りの矛先が向くのも無理はなかった。 和はCPUにハギヨシ・UNKNOWNを選択して本気で潰しにかかる事にした。 結果、オーラスに至るまで兵藤以外ほぼノーミス。 もう一押しで兵藤を死に至らしめるところまで来た。 (帝愛を生み出したあなたがいけないんですよ……) 和は止めをさすべく動き出す。 だが、それを止めたのはUNKNOWNだった。 オーラス、UNKNOWNが兵藤に振り込んだことで決着。 兵藤は死なずに済んだのだ。 「咲さん……私に殺しをするなって言うんですか?」 UNKNOWNは宮永咲のAIの1つ。 そんなAIが和に殺しをさせない終わり方をさせた。 もちろん、プログラムで±0を狙う事を組んでいるが、 和にはそれが咲の意思であるように感じられた。 「そうですね……人は殺せない。殺せるはずがないんです。 なにより殺してしまえば、咲さんに合わせる顔がない……」 ここで和は決意した。人は殺さないと。 そんな時だった。新たな乱入者が現れたのは。 「乱入してきたのはトレーズ・クシュリナーダ……」 さっきまで麻雀風呂でCPUに打たせていた相手だ。 結果を見ると全て勝利しているようだった。 油断は出来ない相手、という事になる。 始まる対局。 和はとにかく安く早く和了することを心がけ、プレイヤーに打撃を与えない打ち方をした。 だが、トレーズの打ち方は常人のそれではなかった。 和の早和了に乗っかるようにして南入時に兵藤の血液が搾取されるように仕向ける。 明らかに殺す意図を持った打ち方。 そして、兵藤和尊は死んだ。 (どうしてそんな酷い事ができるんですか……?) 兵藤の支給品を手にして後にするトレーズの姿を見やりながらそんな事を思った。 人は殺せないと決意して臨んだ一局。 しかし、皮肉にも死者を出す結果となった。 和自身が直接の死因となった訳ではないが、殺しに加担したのと同義だった。 「狂ってる……何もかもが」 自分の無力さを感じつつ、その後は淡々と島内の様子を見つめていた。 そして第一回放送。 案の定、放送を機に色々な人間が色々な反応を見せる。 和モニタを合わせているうちの1人である桃子も、今までの消極的な動きから一転して動き始めた。 (これから優勝を目指すのでしょうか……) 和は合宿の時の加治木と桃子の親密ぶりを目撃している。 あそこまでの仲なら死者蘇生に踊らされて優勝を目指す事もありえる。 (私も咲さんが死んだらそうするでしょうね。それよりも……) ちらりと見た先は美穂子を追っているモニタ。 死亡者が読み上げられている途中、いきなり地面に頭を打ち付け始めた。 「風越の福路さん……一体どうしたのでしょうか?」 後輩が亡くなった。それだけにしては少々反応が大きすぎる。 というより、様子がおかしくなったのは「竹井久」と読み上げられてからだった。 「もしかしたら、部長と何か関係を持っていたのかもしれませんね。 部長がどこまで顔が広かったのか知りませんけど」 いずれにせよ、もう何もかもが手遅れ。 狂気に染まった福路美穂子を見るに耐えず、和はそのモニタから目を逸らした。 その後は何もすることがなく食事などをして時を過ごす。 和に再び出番が訪れたのは開始より10時間と少しが経過した頃だった。 ギャンブル船で仲間割れが起き、死者が連鎖的に発生。 その中にいた衣は殺人者の手を振りきってギャンブルルームへ逃げ込んだ。 そして、開始を告げる麻雀。 「どうして殺人者と麻雀を打つという流れになるんでしょうか……」 卓に着く衣と伊藤開司。 どのようなやり取りがあったかは分からない。 和の部屋では映像だけで音声まで捕らえることは出来ないようになっていた。 「1人の人間の死に関わってしまった身ですが、 それでも、友達の為に戦えるならそんな風に戦いたい……」 衣は友達だった。友達になった時の嬉しそうな顔がまだ目に焼きついている。 和はそんな衣を守るため、カイジを徹底的に叩く事に決めた。 その決意通り、カイジを完膚なきまでに叩きのめした。 後一歩でカイジを討てるところまで来たのだが、 他ならぬ衣が紫炎姫を飛ばして終了させたためにそれはできなかった。 (衣さん、いったい何が目的で麻雀をしたんですか?) 和にはいまいち意図がつかめなかったが、その後の様子から和解したのが見て取れた。 とりあえず、一安心という所か。 ふと桃子と美穂子を追っていたモニタを見ると急展開になっていた。 桃子は政庁でジョーカーである荒耶宗蓮を殺していた。 美穂子はカメラが「C-4-1」を映しているので、闘技場から北に向かったらしい。 闘技場のカメラを見たら酷いことになっていたので、逃げていったのだろう。 「どこも酷い事になってますね……」 疑心暗鬼、狂気、欲望。 それらが入り混じり、もう誰も心に余裕は持っていないだろう。 そんな中で行われる第二回放送。 「とはいえ、私には関係ありませんね……」 知り合いが死んでいない以上、特に思うことはない。 和は自分の役割を果たすだけだと呟く。 ところで、和の仕事は麻雀の統括とは別にもう1つあった。 しかし、そのもう1つの方はまだまだ行う事はないだろう。 そう考えながら、それに関係ある部屋をモニタから見やる。 そんな奇跡的なタイミングでその部屋にいきなり現れた人間こそ、阿良々木暦だった。 ◇ ◇ ◇ 「原村和だって?」 原村和って言ったら確かあのペンギンの持ち主だったような。 僕はデイパックからそのペンギン、エトペンを取り出す。 見れば見るほどに丸くて愛らしい形状。 こんなぬいぐるみの持ち主が主催側に参加してるって言うのか? 他の支給品の元々の所有者の名前は名簿の中にあるから、 何らかの形で関わっているかもしれないと思っていたけど、 まさか主催側で働いているとは思わなかった。 「とりあえず、メールの中身を読んでみよう」 件名:バトルロワイアルサポート窓口へようこそ 差出人:原村和 この先は業務用の言葉がずらずらと並んでいるので肝心なところだけを抜き出す事にする。 手抜き? いやいや、読みやすさを考慮した結果さ。 まず、差出人の原村和という人物は「麻雀運営統括及びサポート窓口担当」なんて役割らしい。 サポート窓口はともかく、麻雀? なんで殺し合いの場で麻雀なんて単語が出てくるんだろうか。 まさか炎が出たり槍が降ってきたりして戦うわけでもないだろうし。 次にこのノートパソコンについての説明があった。 このパソコンではいくつかのアプリケーションソフトと バトルロワイアル、この殺し合いの情報が閲覧できるサイトが使えるらしい。 ただし、アプリケーションソフトに関しては用途不明で、サポート窓口で質問しても答えられないそうだ。 ……あれ? 質問? 質問とか出来るのか? そういう訳で、次にサポート窓口についての説明があった。 どうやらこの差出人「原村和」のメールアドレスに質問を送れば、ある程度は回答してくれるそうだ。 ただし、答えられる質問の範囲は最初だとそこまで広くないらしい。 ここで最初って言ったのは、初起動した瞬間から放送を迎えるごとに出来る質問が増えると書いてあるから。 「質問か……とりあえず、何か送ってみようかな」 でも、いきなり質問なんて言われても思い浮かばないよなぁ。 そもそも本当に答えてくれるのかな? 送ってもあっちで「あいつ、こんな質問してきやがったよ、HAHAHA!」とか言って、 何の音沙汰もなかったら送った僕の立場がない。 原村和って人にメールを出すべきか。 それとも、このホール内の探索に戻るべきか。 どちらの行動を取るべきか、今一度良く考えてみよう。 【F-7/ホール内『 』/1日目/午後】 【阿良々木暦@化物語】 [状態]:疲労(中)、全身に打ち身(治癒中)、左手に裂傷(治癒中)、頭に小さなタンコブ(治癒中) [服装]:直江津高校男子制服 [装備]:なし [道具]:デイパック、支給品一式、ギー太@けいおん!、エトペン@咲-Saki- 沢村智紀のノートパソコン@咲-Saki-、毛利元就の輪刀@戦国BASARA、USBメモリ@現実 (政庁で使った物品は適当に回収したため他に何が残っているかは不明、後の書き手にお任せします) [思考] 誰も殺させないし殺さないでゲームから脱出。 基本:知り合いと合流、保護する。 0:原村和にメールを出すか探索に戻るか、どっちにしよう? 1:戦場ヶ原、神原と合流したい。他にも知り合いがいるならそれも探す。 2:憂をこのままにはしない。 3:モモ、ルルーシュを警戒。 4:……死んだあの子の言っていた「家族」も出来れば助けてあげたい。 5:支給品をそれぞれ持ち主(もしくはその関係者)に会えれば渡す。 6:千石……八九寺…… 7:太眉の少女については……? [備考] ※アニメ最終回(12話)終了後よりの参戦です。 ※回復力は制限されていませんが、時間経過により低下します。 ※会場に生まれた綻びは、あくまで偶発的なものであり、今後発生することはありません。 ※巨神像はケーブルでコンソールと繋がっています。コンソールは鍵となる何かを差し込む箇所があります。 ※原村和が主催側にいることを知りました。 ※サポート窓口について知りました。 【沢村智紀のノートパソコン@咲-Saki-】 咲-Saki-世界屈指のネトゲ廃人として知られる沢村智紀のノートパソコン。 ネトゲを快適にプレイできるほどの廃スペックだが、 ロワ仕様にデータを書き換えられているのでその性能をフルに発揮する事はない。 現在、いくつかの用途不明のアプリケーション、「バトロワ特設サイト」ページ、メールソフトが使用可能。 【毛利元就の輪刀@戦国BASARA】 中国地方の雄・毛利元就が用いている刀。 輪刀の名が示すとおり、その形は円状。 取っ手の部分で半分に分割する事が出来る。 ◇ ◇ ◇ 暦が転移してきた時、和は心底から驚いた。 阿良々木暦という人物は桃子を追っていたモニタに映っていたはず。 一体何が起きたらこんな事になるのだろうか。 ともかく、こうなった以上はこちらの仕事も開始されるという事だろう。 和がサポート窓口において質問の回答をするにあたり、運営から回答マニュアルなるものが用意されている。 マニュアルから質問に適応した内容を取り出し、質問者へ回答するシステムになっている。 そのマニュアルの各回答には「起動時から放送○回後」という表記があって それ以降にしか回答してはいけないと指示を受けている。 もとより、そんなつまらない事で逆らって人質である咲を害されてはたまらないので、 和はきちんとそれに基づいて回答するつもりでいる。 ところで、マニュアルがあっても想定していない質問が 来ることもあるんじゃないのかと思う方もいるかもしれない。 それはその通りで、回答マニュアルに記載されていない質問をしてくる者もいるだろう。 そういった場合はどうするのか? 当初の運営の方針ではマニュアルにないものは「お答えできません」の一点張りで通すつもりだった。 だが、主催の協力者の一人である忍野メメがそれを聞きつけてから一気に方針が変わってしまった。 忍野が言うには 『答えられないの一点張りじゃつまらないんじゃないかい? それなら、窓口を担当する彼女の判断で答えてもらうのも面白いんじゃないかな』 との事である。 その際、和が何を書いてもお咎めなしにするとも付け加えた。 最初は渋った運営陣だが、重要な要項に関する回答を用意しておけば問題はなかろうという事で、 重要事項の回答をマニュアルに載せる事、 和が質問以外のことをメールに記載しない事を条件に忍野の提案を受け入れた。 だが、そんな事を勝手に決められた和本人はたまらないと思って、提案した張本人である忍野に詰め寄った。 「どうして私の負担を増やすような事をするんですか!」 「元気良いねぇ。何かいい事でもあったのかい?」 「茶化さないでください!!」 「別に他意はないさ。でも、責任が重くなるという事はそれだけ権利も大きくなる。 ……そうは思わないかい?」 「何が言いたいんですか」 「さて、なんだろうね。それは君自身が考える事だ」 そんなやり取りで有耶無耶にされてしまった記憶が残る。 和から見ると、忍野メメという男はどうにも胡散臭く映る。 何を考えているか全く分からない、というのが現在の印象である。 とにかく、肝心要なのはマニュアル外の質問は和の独断で答えていいことになっているという事だ。 「どんな質問をしてくるのでしょうか、緊張しますね……」 和は膝の上にある偽りを抱え、本物を持つ暦をモニタから見続けていた。 【???/飛行船・原村和の部屋/1日目/午後】 【原村和@咲-Saki-】 [状態]:健康 [服装]:私服 [装備]:エトペン@現実 [道具]:デスクトップPC×数台、会場監視モニタ×数台、質問対応マニュアル(電子ファイル) [思考] 基本:帝愛に従い、咲さんを救う 1:役割(麻雀・サポート窓口)をこなす 2:咲さんが心配。一目だけでも無事な事を確認したい 3:どうせ打つなら守る為の麻雀を打ちたい 4:忍野メメを警戒 5:従ってはいるものの、帝愛は許せない 6:ここにはオカルトが多すぎます…… [備考] ※登場時期は最終回の合宿終了後です。 ※宮永咲は人質としてどこかに捕らわれています。 ※基本的に自分の部屋から離れられません。 ※自分の部屋に監視カメラがついていることは知っています。 ※参加者は異世界を通して集められていると知っています。 ※以下の事柄はSOA!と思っています。 ・死者が蘇る。 【エトペン@現実】 現実において量産されたエトペン。 保温性に優れていて、抱いていると温かいと専らの評判。 【サポート窓口について】 沢村智紀のノートパソコンからサポート窓口(原村和)宛に質問が出来ます。 送られてきたメールは質問対応マニュアルに則って回答されます。 質問未解禁時は「まだ受け付けられません」、マニュアルにない場合は和の独断で回答できます。 放送を迎えるごとに深いところまで質問が出来るようになります。 各放送ごとにどこまで解禁になるか、またどのような質問ができるかは後の書き手にお任せします。 【麻雀について】 プレイヤーが入ってきたら、自分やどのCPUを卓に着かせるかまで全て決めます。 こちらに関しては完全に自分の裁量で動く事が出来ます。 【会場監視モニタについて】 地図に書かれている施設内には相当数のカメラが仕掛けられています。 屋外は重要と思われる特定箇所にカメラが仕掛けられています。 和が監視できる範囲はこの程度ですが、他の主催もこれだけかどうかは不明です。 ◇ ◇ ◇ ここでノートパソコンと質問対応マニュアルについて補足を加えておく事にする。 実はこれらのものが活躍するのは設置する場所の関係上、2日目も半ばに入ってからの事だと想定されていた。 その頃になってからノートパソコンを初起動させても大した放送の回数を迎える事は出来ない。 つまり「救済と見せかけてその実まともに救済する気はない」という帝愛のいつものやり口のはずだった。 しかし、暦が1日目も終わる前からノートパソコンを起動させてしまう。 それが意味するものは「想定よりも早く重要な質問が出来てしまう」という事。 とはいえ、帝愛グループが易々とそれを許すのか? 許さない。許したくはないだろう。 だが、帝愛がいくらそう思ってもどうする事も出来ない。 忍野メメが和を利用する事で帝愛は重要事項を緻密に記載せざるを得なくなった。 二重三重の罠がそこには張り巡らされていた。 暦がルールを守らずに部屋に入ってきたのはイレギュラーだった。 しかし、主催側で作られた小さな綻びを一気に広げるようなこの行為、あるいは必然だったのかもしれない。 かくして主催にとっては遊びに過ぎなかったはずのサポート窓口は参加者にとって有効に機能しうる存在となった。 これだけが唯一ここで起こった事実である。 時系列順で読む Back パンドラを抱きし者 Next 命短し恋せよ乙女(前編) 投下順で読む Back パンドラを抱きし者 Next 命短し恋せよ乙女(前編) 185 メメしい野郎共の詩 阿良々木暦 206 愛物語-閉ざされた空と乙女の心- 原村和 206 愛物語-閉ざされた空と乙女の心-
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5418.html
「そう言えば、 iPS細胞というので同性の間でも子供ができるらしいです」 何時だったか、優希に向かってそんな事を言ったことがある。 勿論、本気では無く、冗談で言った言葉だ。 ところが、その話がどうも一人歩きし…………どういう訳か、一年の時の全国大会を機にその噂が全国で広がり…… いつの間にか、原村和はレズビアンという方程式が出来てしまっていた。 確かにiPS細胞は不妊治療でも用いられ、理論上は女性の細胞から精子を、男性の細胞から卵子を造ることも可能であり、私の言った戯れ言も強ち出鱈目という訳ではない。 しかし、当たり前だが、未だにiPS細胞はその様な用途では使われていない。 それ以前に、日本では同性での結婚が許されていません。(東京のどこかの区では事実婚の制度が条例で認められているとは聴きましたが) にも関わらず、ほんのちょっとの信憑性から、私がそれを望んでいると勝手に思われ…………………… 男性とキスどころか、手を握った事が無いまま、私は28歳になってしまっていた。 いや、待ってほしい。 私は父と同じ弁護士の道を志し、清澄高校を卒業した後に大学の法学部に入学した。 それで4年、次に法科大学院で2年、司法試験をパスしてから司法修習で1年…………つまり、弁護士としてデビューしたのは26歳の時です。 それまでずっと勉強に集中していて、法律が恋人だった私に色恋沙汰なんて、そんなオカルト有り得なかったんです。 それから、父の事務所で経験を積みながら…………今に至る訳なのですが。 先日の事です。 原村父「そうだ、和、お前もそろそろ結婚を考えた方がいいんじゃないか? 一度くらい、恋人を家に招きなさい」 その時は思わず父をビンタで叩いてしまったのですが………… 考えてみれば私は28歳、世間的に結婚適齢期の末期で、アラサーと呼ばれる年齢です。 そう、あの小鍛治プロの弄り言葉で笑っていた時からもう10年以上の歳月が何時の間にか経っていたのです………… そんな風に、結婚について考えながらも、自身の風評に悩む日々を過ごすある日のこと。 父のツテで、有名企業の経営者や芸能関係者、果てには麻雀プロが出席する大規模なパーティーに招待されました。 和「弁護士の、原村和と申します」 シャチョー「原村和…………ああ!あの三年連続で全国大会に出場した清澄高校の!」 10年経っても、清澄高校の原村和というレッテルは剥がれず (おい、原村和だってよ…………)ヒソヒソ (ああ、あの……)ヒソヒソ (確か、レズ何だっけ?)ヒソヒソ (勿体無いよなー、美人だし、弁護士だし、胸でかいのに……)ヒソヒソ 和「………………」 私がレズであるという誤解も、未だに付いてまわっているのです。 和「らいたい!何で私がれズらと聴いたくらいれアプローチをかけてこないんれすかーっ! ちょっと揺さぶっらりする勇気はないのかよー、このオクビョーモノー!」ウイーヒック 柄にもなく、ワインを自棄飲みしてしまい、私はすっかり酔っ払ってしまっていました。 恥ずかしながら、この時は意識が朦朧としており、足下がお留守になっていて…… 和「はらっ?」 階段で足を踏み外してしまいました。 天地が逆転し、突然の事態に状況が飲み込めないまま、私は自由落下を始めていました。 ?「っ…………!?あ、危ないっ!!」 和「んー…………」 どうやら階段から落下すると同時に気を失ってしまったようで、酔いが醒めると同時に意識も覚醒していた。 ?「あ、大丈夫ですか?」 男性の声が、頭上から聞こえた。 和「え…………あれ、確か私、階段から……」 ?「ええ、すんでのところで助けられたから良かったですけど、ヘタしたら頭からぶつけてた所ですよ…………」 和「す、すみません…………そ、そのありが…………と、ご……」 助けてくれた男性にお礼を言おうと顔を見上げると………… 和「す、須賀くん!?」 京太郎「え?」 京太郎「え、あ……和?」 和「はい!え……どうして須賀くんがここに?」 京太郎「ああ……今さー、芸能界にいて……こんな事やってんだよ」 差し出された名刺には…………事務所と思われるプロダクションの名前と、牌のお兄さん 須賀京太郎の文字が。 和「…………牌のお兄さん?」 京太郎「ああ、ほら。ちゃちゃのん…………佐々野さんがやってる牌のお姉さんの男版でさ…… 解説ってより、悪手とか危険牌を放銃する、やられ役なんだけどさ…………まあ、そんな事をしてる」 和「なるほど…………テレビは殆どニュースしか見ないので存じてませんでしたけど……それで、このパーティーに」 京太郎「ん、そう言うこと。 そう言う和は?」 和「私は、父のツテで…………」 京太郎「バッチ……ああ!そっか、弁護士になったんだっけ!」 和「ええ…………」 久し振りに会った須賀くんは以前にも増して優しくて………… それで、ちょっぴり、カッコ良くなっていた。 京太郎「んー………………なんかここも騒がしいし、外に出ないか?」 和「え?」 京太郎「隣のホテルの一階に良い雰囲気のバーが有るんだ。 あ、酒はもう駄目だぞ!あんなに酔うまで飲むヤツに飲ませるモンは無い!」 和「私だって……」 京太郎「ん……?」 和「私だって、酒に頼りたい時だって有るんですよ…………」 京太郎「………………まあ、その話もゆっくり聞くよ」 そうして、須賀くんに導かれるままに、私達は隣のホテルへと足を運んでいました………… (注:京太郎視点) 和「らかられすねぇー!わらしは、レズなんかじゃーないんれすよぉー!!」ウィー 京太郎「って、結局飲んでるし…………」 和「聞いてますかー!須賀くーん!!」ヒック 京太郎「聞いてます!聞いてますからっ!耳を引っ張らないでえーっ?!」 久し振りにあった旧友。 何か嫌な事があったのかと、パーティー会場から連れ出したのまでは良かったが………… 京太郎「バーじゃなくて、喫茶店か何かの方が良かったな……」 和「わらしらってお付き合いくらいひてみたいれすよー!」 京太郎「エー、和だったら相手なんて選り取り見取りだろー(棒)」 和「らって、らってぇー!みんなわたひをレズらって言ってえ! 告白してくるのはみんな女の子で、男はまったく寄ってこないんれすよー!!」 京太郎「そ、そうなのか…………」 和「あーもう!こーなったら須賀くんっ!!」ガタッ!! 京太郎「は、はいっ!」ビクッ 和「須賀くんがわたひを貰ってくらはいっ!!」 京太郎「は…………いや、待て待て待てえっ!!気をしっかり持つんだ!れいs」 和「んっ…………」チュッウー... 京太郎「んーっ!?」 そのキスの味は、調合に失敗したカクテルみたいな、悲しい味がした……………… 和「んっ…………」パチクリ 目が覚めると、そこは知らない場所だった。 和「あれー……私はー……」 確か、パーティーに出席して、酔って、須賀くんに再開してー………… 和「それでまたお酒を飲んじゃって…………痛っ!」ズキン どうやら、二日酔いになってしまったようで、ジワジワと熱の籠もった痛みが頭を襲った。 和「うー…………それで確か愚痴を聴いて、も……らっ……て………」 その拍子で……き、き……ききききキスを私からしてーっ!? 和「いやあああああっ!!!」 京太郎「ど、どうした和かっ!?」 和「す、すすすすす須賀くんっ!?ど、どどどどどうしてえっ!?」 京太郎「お、落ち着け。ここは、俺の家だ」 和「須賀くんの家…………ど、どうして私が須賀くんの家にっ!?」 京太郎「いや、昨日酔いつぶれてそのまま寝ちゃって……コッチ(東京)の住所知らないから、とりあえず俺の家に……」 和「何をしたんですかっ!」 京太郎「何もしてねえよ!!」 和「何で何もしなかったんですか!!」 京太郎「えーっ!?俺にどうしろと!?」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/850.html
和「ちょっと須賀くん! 聞いてくださいよ!!」 京太郎「うぉ、どうした和?」 和「さっき、ネットの掲示板見てたんですけど、酷いんです!」 京太郎「掲示板? 酷い?」 和「はい、俗にいう女子麻雀板というところなんですが……」 京太郎「あぁ、あそこか。 俺は男子麻雀板は偶に見るけど」 和「そこで、清澄のことも書かれてるんです」 京太郎「あぁ、まぁ全国出場したし注目度はあったろうからなー」 和「それが内容が酷いんですよ!」 京太郎「ど、どうしたんだよ」 和「もう! 百聞は一見にしかずです! 見てください!」 京太郎「どれどれ……」 高校女子麻雀 全国大会スレ 502 名無しの雀士 [sage] 2012/11/09(金) 16 41 04.97 ID arasaadayo 清澄は結構いいね 特にマネージャーの男の子が良い 503 名無しの雀士 [sage] 2012/11/09(金) 16 44 12.56 ID kodomozyanai 清澄wwwww あんなの龍門渕が勝利譲ってやっただけのおまけ枠だろwwwww 504 名無しの雀士 [sage] 2012/11/09(金) 16 50 52.99 ID agepoyo そうかしら? 副将の原村和は全中優勝者ですし、普通に強いと思いますけど 505 名無しの雀士 [sage] 2012/11/09(金) 16 59 12.01 ID stealth そうっスか?wwww 原村とかあんなの淫乱レズピンクじゃないっスかwww アイツの清澄の宮永を見る目やばいっスよwwww 506 名無しの雀士 [sage] 2012/11/09(金) 17 04 14.97 ID kazyukazyu その発言は最低だぞ 仮にも雀士なら、もっと高潔にいろ 507 名無しの雀士 [sage] 2012/11/09(金) 17 06 26.45 ID stealth 50 うるせー!! お前原村か!!?? ……… …… 京太郎「こ、これは……」 和「酷いでしょう!?」 和「他にもこんなスレッドまで建ってるんです」 京太郎「んー?」 『原村和は淫乱レズピンクかわいい』 『原村和×宮永咲総合スレ』 京太郎「……」 和「大体なんですか! 淫乱レズピンクってっ! 中傷ですよ中傷!」 京太郎「ま、まぁ落ち着けよ。 ネット掲示板に書き込んでる連中のことなんて気にするな」 和「むー!」 京太郎「とはいえ、和の咲を見てるときの様子を見たらたしかになぁ……」 和「い……淫乱に見えますか?」 京太郎「いや、そっちじゃない」 和「ピンクに!?」 京太郎「まぁピンクっぽくはあるけど、そこでもない」 和「レズ……ですか」 京太郎「友情以上のものを感じるのは確かかなぁ」 京太郎「だからっていって、同性愛だとは思わないけど」 和「私、レズビアンじゃないです……」 和「そうですよ……、だって私が好きなのは……」 京太郎「え……、和好きな人いるのか?」 和「え!? い、いや、なんでもないです!」 京太郎「でもさっき」 和「いいから! なんでもないんですっ」 京太郎「そ、そっか」 和「もうっ」 京太郎「……和、なんか相談とかあったら話聞くからな?」 京太郎「応援するよ」 和「……そうですか」 和「……鈍感」 京太郎「なんか言った?」 和「いえ、なんでも」 和「……須賀くんのばか」 終わり おまけ 京太郎「ちなみに、このマネージャーの男の子ってのは……」 和「おそらく須賀くんのことですね」 京太郎「マネージャーって」 和「ま、まぁ、試合にも出ていませんでしたし、そう見えるのは仕方ないですよ」 京太郎「くそー!」 和「でも、ほめられてるじゃないですか。 特に良いって」 和(麻雀関係ないけど……。 明らかに女目線ですね) 京太郎「いったい何を褒めてるんだ」 和「さ、さぁ?」 京太郎「?」 和「とにかく! 来年はちゃんと須賀くんも選手として脚光を浴びましょうね!」 京太郎「お、おう。 はっきり言って自信はないけど……」 和「む……! 須賀くんはそういうところがダメです」 和「絶対やるぞーって思わないと」 京太郎「とはいってもなぁ」 和「……じゃ、じゃあ私と特訓しましょうか?」 京太郎「はえ?」 和「いえ!なんでもないです!」 京太郎「そ、そうか」 和(あぁぁ、私の意気地無しぃ…) 和「うぅ……私もばかですね」 終わり
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1417.html
あ、私、死ぬんだ。薄れ逝く意識の中、原村和はやっと気づいた。 「おい、しっかりしろ!死ぬんじゃねぇよ、こんな所で!」 視界がはっきりとしてきた。目の前には、黒髪の少年―――上条当麻がいた。 「わ……た、し、撃たれたんですよ…ね…。」 上条が首を縦に振る。和は、それを見て薄い微笑みを浮かべる。 「私は…原村、和っていいます…。あ、なたは………?」 「上条だ。上条当麻。」 上条当麻。聞いたこともない名前だったが、和を救おうとしてくれた少年。 「私、麻雀部なんです。今年は、大好きな人と、全国に行けて。とても、楽しかったんです」 普通なら、喋るなというところだが、上条は悟っていた。この少女は、もう助からないのだと。楽しかった日々には、もう二度と戻れないのだと。せめて、最期を看取ってやる。それが、上条の役目だと。 「で……も。あれは………すべて、夢、だったんじゃないか、って。よく思うんです」 上条は奥歯をかみ締める。何が幻想殺しだ。こんな非力な少女の幻想すら殺してやれない、そんな男が。 「違うぜ、原村。お前が楽しかったって言うんなら、それは決して夢なんかじゃねぇ」 和は、また薄い微笑みを浮かべると、 「ひと……つ。お願いが……あり、ます」 「私の、大切な友人を……助けてください」 上条は最後に、とびっきりの笑顔で、 「ああ。約束するよ。誰も幸せになれないなんて下らねぇ幻想は、全て残らずぶっ壊してやる」 直後、和の体から力が抜けた。終わってしまったのだ。しかし、和の死に顔は、どこか幸せそうに見えた。上条は拳を握り締める。 「許せねえ………。織田信長ッ!テメェだけは絶対に許さない!テメェという幻想を、まとめて木っ端微塵にぶっ壊してやるよ!!」 *************************** もう、何も見えない。最期に見たのは、あの少年の笑顔。 何でだろう。もう、終わってしまったのに。どうして、安心できるんだろう。 上条くんなら、本当にこの悪夢を終わらせてくれるかもしれない。 ――――――――――宮永さん。どうか、幸せになってください。それが、私の最後の願いです。 【原村和@咲-saki-】 死亡 【残り26/29人】 【一日目/深夜】 【上条当麻@とある魔術の禁書目録】 [状態]健康、怒り [装備]なし [所持品]基本支給品 [思考・行動] 基本:このゲームをぶち壊す!! 1:織田信長は絶対に許さない。
https://w.atwiki.jp/anirowakojinn/pages/1410.html
「はっ、はっ、はっ、はっ………」 息を切らして走ってくる少女が一人いた 原村和だ それを追っているのが、殺人人形、桐山和雄 かなり走っている筈だが、その顔に疲れの色はまったくない。 手に持っているのはコルトガバメント、撃たれればほぼ死亡する 和の痛恨の失敗は、武器を取り出さなかったことだ。この状況で武器を出せば、隙ができ、撃たれる。 「(うそ……宮永さん………っ!!!)」 「おい」 桐山の動きが止まった。ゆっくりと振り返ると、黒髪の少年が立っていた 幻想殺しの少年――――――――上条当麻だ。 「何してんだ―――――テメェ」 「殺し合いだが」 平然と答える桐山。そして……上条の怒りが爆発した 「ふざけてんじゃねェぞテメェ!こんな実験に乗ったっつーのかよ!?」 桐山は、銃口を上条の額に向ける。頭をこれで撃たれれば、確実に即死する。 パァン、パァンと、二発の銃声が鳴った。 「うおっ!!」 転がって避ける上条。しかし、桐山のけりが腹を殴る。 「が……っ!」 「死ね」 「ちっくしょうっ!!」 上条は、追撃を放とうとする桐山に掴みかかる 「……!?」 「テメェはここで……」 「寝てろッ!!」 ガゴッ という音と同時に桐山が倒れる 「おい、大丈夫か」 和に上条は駆け寄った。その時 「駄目っ!!」 パァン 「お、前……!?」 和の背中に、穴が開いていた。血が溢れてくる。そして、上条は見た。走り去る桐山の姿を…。 「テッメェェェェェェェェぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええッ!!!!!!」 【一日目/深夜】 【上条当麻@とある魔術の禁書目録】 [状態]健康、怒り [装備]なし [所持品]基本支給品 [思考・行動] 基本:この実験をぶち壊す!! 1:桐山ぁぁぁぁぁぁぁッ!! [備考] ※アニメ終了時からの参戦です。 【一日目/深夜】 【原村和@咲-saki-】 [状態]腹に銃創(致命傷)、出血(大) [装備]なし [所持品]基本支給品 [思考・行動] 基本:脱出する。 [備考] ※アニメ終了時からの参戦です。 【一日目/深夜】 【桐山和雄@BATTLE ROYALE】 [状態]健康 [装備]なし [所持品]基本支給品、コルト ガバメント、コルト ガバメントマガジン [思考・行動] 基本:皆殺し。 1:一時退却。 [備考]