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https://w.atwiki.jp/whbwiki/pages/94.html
マンドレイクの治療薬 欲張ってあなたのバレンタインデーチョコを 全部食べてしまったベルゼブブを治療できる 唯一の治療剤。マンドレイクで起きた病気は マンドレイクで治療する、という原理で作られた。 注射を打たれると、打たれた部位は正常だが 他の部位が熱くなって腫れ上がる。 効果 必殺技が命中した敵軍が10.00%の確率で8秒間気絶します。 ベルゼブブ(お尻)が装備すると、ノーマル攻撃が20%の確率で敵を気絶させます。 + 各レベルごとのステータスと効果 Lv 攻撃力 HP 効果 1 0 0 10.00 2 20 100 10.00 3 21 110 14.00 4 22 120 14.00 5 23 130 14.00 6 24 140 18.00 7 25 150 18.00 8 26 160 18.00 9 27 170 22.00 10 28 180 22.00 11 29 190 22.00 12 30 200 26.00 13 31 210 26.00 14 32 220 26.00 15 33 230 30.00 アーティファクト一覧へ戻る
https://w.atwiki.jp/nanakazari/pages/310.html
麻薬の解呪治療薬配布について 麻薬の治療薬がようやく配れるようになりました。 病院の患者の方に投与していきますが、治療薬を受け取るためだけに病院に人が詰め掛けると病院が対応しきれなくなると考えられます。 そのため、治療薬は医療施設だけでなく政庁でも無料配布いたします。 念のため藩国部隊で警備は行いますが、治療薬を受け取りに来て怪我するようなことが無いように気をつけてください。 藻女より 発表日:2009/11/09
https://w.atwiki.jp/yonta2/pages/512.html
藩国よりのお知らせです。 昨今、サイキノン系麻薬に続き、呪いを利用した新型麻薬の存在が確認されました。 そこでこの麻薬に対しての治療薬の開発がNW諸国にて行われ、ついに配布の運びとなりました。 こちらの治療薬を市民病院、政庁などで配布を行いますので、体調に不安のある方、お近くに使用してると思わしき方がいるなどありましたら、そちらで受け取りを行ってください。 また、麻薬の流通・使用取り締まりにつきましても引き続き手を緩めずに対処してまいります。 藩国としましては、国民の皆様の健康を害するものとは断固戦っていく所存でありますので、ご協力のほどよろしくお願いします。 よんた藩国藩王よんた(印)
https://w.atwiki.jp/fvb_sakura/pages/509.html
マンイーターの治療薬が完成しました。 罹患していても症状に出ていない、潜伏している場合もあるので 藩国の皆様におかれましては必ず抗体を摂取していただきますよう お願い申しあげます。 抗体作成にかかわった皆様に深く感謝いたします 町奉行:不変空沙子
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/575.html
189 名前:【SS】[ssige] 投稿日:2011/04/14(木) 00 30 32.56 ID Sawn328a0 [1/4] 【SS】治療薬 ある日、学校が早く終わり家に帰ってみると珍しく親父がリビングにいた。 眉間に深く皺を寄せ、腕組みしながらソファに座っている。 「…ただいま」 「…帰ってきたか」 「めずらしいな、平日に親父が家にいるなんて…」 「…京介、話がある」 ソファから立ち上がり。 「着替え終わったら、俺の部屋に来い」 「あ、ああ。わかった」 親父はそう言って、リビングから出て行った。 俺もすぐに自分の部屋で、着替えて親父の部屋に向かった。 [親父の部屋前] コンコン 「親父」 「…入れ」 ガチャ 「なんだよ親父、話って?」 「………」 「実はな京介。―この前、署での健康診断があってな」 「診断で異常が見つかり、すぐに病院で精密検査してもらったのだ」 「!?」 それって、やばいじゃないか? 「検査の結果…『コウサカキリノクンカ症候群』と呼ばれる、最近見つかったばかりの未知の病気だ」 「この病気は初期には自覚症状が無いが悪化すると禁断症状のような幻覚、幻聴に襲われ、最悪の場合は死に至るらしい」 「しかも、その病気は治療による完治は不可能で、投薬により症状を抑えるしかないのだが、どこの医療機関でも薬は作れずにいるらしい」 「!!」 どうするんだよ親父! 「しかし、幸いなことにある掲示板では視覚を通して作用する治療薬を配布されているらしい」 「そうなのか」ホッ 「そこで、京介。お前の部屋のパソコンを使わせてほしい」 「わかった」 [京介の部屋] 京介と大介はパソコンの前に座り パソコンを立ち上げ、準備する。 「で、何処の掲示板なんだ?」 「ああ、これが医者に紹介された掲示板のアドレスだ」 親父がアドレスが書かれたメモを渡し、京介がアドレスを打ち込む。 「おっ、ここか」 ページが開くと誰かに似たAAが出迎えてくれた。 「なんだこれは?これが治療薬なのか?」 「違うだろ。掲示板のTOP絵みたいなもんだろ」 「そうか、だがよくできているな」 掲示板をスクロールして下を見てみる。 「普通の掲示板とあまり変わらないかな。【SS】って書かれてる奴が多くあるけど、長そうなので飛ばすか」 「京介。ここにアドレスが載っているぞ」 「おっ、本当だ。ここから治療薬が配布されているのか?」 カチッ 「「ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっつ!?」」 *映し出された絵を見て、盛大に吹く二人。 *(桐乃と京介がイチャコラしてる神絵師の絵を各自で選んで妄想してくれ) 目を引ん?いた極道面で俺に掴み掛る親父。 親父マジ怖ええ! 「なんだああ!これは!?」 「俺が知るか!!」 「ま、まさか京介! こ、こ、こんなことをしているのか!?」 「し、し、してわけないじゃないですか!?」アセアセ 「…そうか」 俺を離して、画面に映し出された桐乃の絵を見つめている。 「………最初は驚きはしたが、これはいいものだな…」 「…ああ」 俺もそう思う。 画面に映し出された絵の中で桐乃は病気なんて吹き飛ぶような、晴れやかな満面の笑顔だった。 ―まあ、最近見たばかりだけどな! ―それから、数日後。 夕飯を食べ終わり、部屋に戻ってパソコンを起動したとき コンコン 「京介、少しいいか?」 「ああ、俺も今入ろうとしたところだよ」 「そうか」 親父も俺もすっかりあそこの住人になってしまっていた。 ‐完‐ *おまけ* 最近、兄貴とお父さんが妙に仲が良い。 夕食のあと、兄貴とお父さんは兄貴の部屋でなにかやっているみたい。 時折、部屋から 「「きたあああああああ!」」 「「ヤバイ、ヤバイ!」」 「「でゅふふふふ」」 と奇妙な声が聞こえる。ゲームでもしているのかな? 一度、入ってみようかと思ったが、やめた。 だって、あの強面のお父さんがもしエロゲーでもやっていたらこわいもん。 今度の兄貴とのデートのとき、さりげなく聞いてみようかな? -------------
https://w.atwiki.jp/kanpoucn001/pages/15.html
狼一号精力剤 性力増強剤 ED治療薬 ★新発売★ 体の整体のバランスを調整して、滋補強壮の働きを感じます。腎虚で体質が虚弱している方に@です。 【狼一号精力剤適用者】 腎虚で虚弱者。 【狼一号精力剤不適用者】 高血圧、心臓病患者、未成年者、妊婦、産婦。 【狼一号精力剤使用方法】 病状の軽い方は房事の1~2時間前に半錠を、病状の重い方は1錠をお試しください。 【狼一号精力剤注意事項】 高血圧、心臓病患者、未成年者、妊婦、産婦は使用禁止。
https://w.atwiki.jp/fvb_sakura/pages/512.html
マンイーター治療薬配布に関わってくださった海賊の皆様へ マンイーター治療薬を必要とされている方々に 配っていただいたこと、深く感謝しております。 ありがとうございます。 報酬は宰相府からでたそうですが、FVBが負担したいと考え 勝手ながら4億全額負担させていただきました。 多くの方を救えたことと、akiharu国のレディの遺志を継げたことは おおきいと考えております。 町奉行:不変空沙子
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すずきのページ 生い立ち 19・・年に福島県に生まれ育つ。結婚して現在の愛知県に住む。 1999年の八月におなかに違和感を感じて病院にいく。検査の間に、右の乳房にしこりを発見。 乳癌と診断される。お腹は多分卵巣がんであろうとも云われる。 卵巣がん経過 ☆ファーストルックと乳癌の手術 1999.9.17 各種画像撮影の結果卵巣がん末期と診断される。乳癌はその転移であり、ほっておくと外部に 腫瘍が出てくるので摘出するが、リンパ節は取っても無駄だから(転移する前に余命がつきる) 取らないとのこと。お陰で傷跡は殆ど無い。 病名は奨液性腺腫瘍のⅢかⅣ期 CA125は6000 ☆抗がん剤術前治療 1999.10 ~ 2000.3 入院して抗がん剤「タキソールとカルボプラチン」を三週毎に6回投与する。CA125は6になる ☆セカンドルック 2000.3 卵巣、子宮を全部摘出する。大網が癒着していて手術に九時間もかかるが、腫瘍は全てとれる。 抗がん剤の追加治療は必要ないと診断される。 ☆自宅静養 無罪放免で何も治療しない 2000.4~2001.1 ☆再発 抗がん剤治療 2001.2~2002.10 マーカーが70に上がる。場所は不明だが再発の気配。「タキソールとシスプラチン」を点滴。 入院して治療 2001.2~3 50日間入院 6回の点滴 通院で治療 2001.4~10 13回の点滴 マーカーは6に下がる ☆自宅静養 治療はしない期間 2001.11~2003.11 ☆再々発 抗がん剤治療 2003.12~2004.12 腿の付け根に転移する。抗がん剤「タキソテールとパラプラチン」の点滴を、初めだけ入院し、 後は通院で治療する。合計27回の抗がん剤を癌との共存を目指して治療。 ☆腸に転移 2005.1~ CA125は安定しているが、STNが200にまで上がり、腸にかすかな影が認められる。 抗がん剤に耐性が出来たようで、タキソテール+テトポテシンに替えて治療する。 奏功しているので、ひとまず安心しています。2005.8現在18回目である。 ☆今後の治療 抗がん剤はながい間使用していると耐性ができてきます。したがって、新しい抗がん剤を探さなくて はりません。抗がん剤の薬効は百人百様で、使い方によっては良薬にも、劇薬にもなります。使い 方は大変難しいものです。そこで、抗がん剤専門の医者が必要です。残念ながら日本では抗がん 剤専門の医者は殆どいなくて、執刀した外科か婦人科の医者が抗がん剤の投与をしています。患 者の誰にもに適用できるマニュアルが無いのです。したがって、医者は治療法の色々な選択を患者 に求めます。 癌は盲腸と違って医者任せでは治りにくいものです。患者側で勉強して医者に求められる選択肢の 選択の知識が必要です。そして、その結果は自分が受け取るのです。さいわいネット社会です。簡単 に情報を入手できる環境にあります。みんなで協力して、こんなホームページを立ち上げて、内容を 充実していきましょう。 やがてくるであろうテトポシンの耐性に備え、次の抗がん剤を探さなくてはならない宿題がある。 ☆ラジューム線岩盤浴 ラジューム線が悪性腫瘍の組織を破壊すると、広辞苑にも書かれています。玉川温泉が有名 ですが、遠いのと屋外で気象に左右されます。ところが三春の岩盤浴は室内で、洋服を着たま まできるので人気上昇中です。直接の効果は判りませんが、のんびりと湯治することで免疫力 がアップしそうです。癌と闘う仲間がたくさんいて、ここに来てから調子が良い、抗がん剤治療は 止めて、岩盤浴一本にかけている、なんて話を聞くと前向きになれます。昨年末より4回行き、 延20泊しました。 治療経過 内 容 CA125min/max 備 考 病 名 漿液性腺癌 # # 発 病 1999.8 6000 # 進行度 ⅢC?Ⅳ # 転 移 右乳房、腿付け根リンパ、腸 # 1stルック 99/9乳癌もとる # 術前抗がん剤 99/10~ 00/1タキソールとカルボプラチン6回 6000→6 # 2ndルック 00/3卵巣全摘出、子宮、大網、リンパ節 5 # 術後抗がん剤 な し 6 # 休 診 00/4 ~1/12 6 # 再 発 転移場所不明。 01/1~10タキソール、シスプラチン13回 70→6 # 休 診 01/11~ 03/11 5 # 再々発 腿付け根。 03/12~04/12タキソテール、バイプラチン24回 5/ # 転移 04/12腸に転移。テトポシン治療 6→18 # 抗癌剤治療 o5/8 タキソテール+テトポシンを月に一~三回点滴中 副作用は軽いが、マーカーは下がらずじわじわと60近くまで上がる。12/4 抗がん剤を月に三回、真面目に(ウィークリー)にしたらマーカーは上げどまり、51にまで下がり、更に30まで下がる。 18→60 60→51→30 # 現在 06/タキソテール+テトポシンのウィークリー。副作用も軽く旅行もできる普通の生活をしています。 30前後に高止まり # # # # # 備 考 # # #
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https://w.atwiki.jp/qesspd_ju/pages/80.html
All patents should be removed on anti retroviral drugs to fight aids. エイズの治療に用いられる抗レトロウイルス薬の特許を無効にするべきだ。 1 現状分析、問題点 ●HIV/AIDSの現状 全世界のAIDS患者数は、WHOへの報告数で1999年11月時点で220万人。UNAIDSによると1999年12月時点でのHIV感染者数/AIDS患者数は3430万人以上であり、累積死亡者数は1880万人にのぼっています。 現在のところ、AIDSの特効薬というのは存在しません。いくつもの治療薬が開発されていますが、それらによってAIDSが根本的に治る、ということはないのです。しかし、抗AIDS薬の開発のおかげで、かなりの長期にわたってAIDSの発症を防ぐことが可能になりました。ただし、この抗AIDS薬を使用する抗HIV療法はかなり高額のお金がかかります。2000年現在でアメリカでこの治療1年間にかかる費用は約1万2000ドルに達しているのです。 年間150万円。日本やアメリカなどの先進国の人間であればなんとかなる値段なのかもしれません。お金が無くとも国の庇護を仰ぐことでなんとかなるケースも多いでしょう。 問題は一番多くの感染者/患者がいるアフリカ諸国です。 発展途上国の1人あたりの年間医療費は4ドルといわれ、とても治療薬を買うような余裕はありません。 *レトロウイルス科(retrovirus)とは、RNAウイルスの種類の総称。ウィルス核酸は、一本鎖RNAの+鎖である。ヒト免疫不全ウイルス(ヒトめんえきふぜんウイルス、英 Human Immunodeficiency Virus, HIV)は、レトロウイルス科レンチウイルス亜科に属する。 ●AIDS治療薬と特許 AIDS治療薬の値段が高いのは特許のライセンス料が原因です。医薬品の開発には数百億というお金がかかると言われています。その開発資金を回収するには、ライセンス料をある程度高く設定しないわけにはいかないわけです。 特許のライセンス料を気にせず、原価のみで医薬品を作成した場合、抗エイズ薬は年間1万2000ドルかかるところを1000ドルで作成することができます。2001年3月、南アフリカにおいて欧米の大手製薬会社39社が南アフリカ政府を訴える裁判を起こしました。これは南アフリカ政府がエイズ薬の安価な複製品を輸入・製造することを認める法律を作成したことに対して起こされたものです。 この複製品はコピー薬などと呼ばれますが、これは特許登録されて独占的に製造・販売されている医薬品と同成分・同方法での製造をされた薬のことです。ノーブランド薬ともいわれ、特許に対するライセンス料を支払わずに製造されるため、製造費用のみしかかからず、独占的に販売されている医薬品よりもかなり安い値段で提供されます。 ●問題点 -高額な開発資金の回収 -経済的原因でAIDS治療薬を購入できない人々への支援 2 メリット・デメリットとそれに関する情報 ●メリット -エイズ発症の抑止 -途上国の財政負担の解消(医療費等) ●デメリット -製薬会社の経済損失(倒産する恐れ) -先進国の税収が減る -法律上の問題 ●関連情報 前述した南ア政府が輸入したノーブランド薬はブラジル・インドなどで製造されており、ブラジルで製造されたものを使った場合、上で述べたように年間1000ドルで治療が行えるというわけです。 このコピー薬は適法なものとはいえないと思う人も多いかもしれません。しかしブラジルやインドで製造される分には特許法違反、ともいえないのです。 ブラジルの場合、特許法の中に「国の緊急事態と見なされる場合には、特許よりも強制実施権を優先する」ことを認める規定があります。エイズの場合それが致死性の病気であるが故に、その感染を抑え、発病者を減らすための薬製造は国家の緊急事態であるからやむなし、とされたわけです。ブラジルの財政では高い金を払ってライセンス薬を手に入れてエイズ治療に当てるだけの費用が捻出できなかったという事情もあります。 インドの場合は、特許法に「食べ物や健康に関する事項の特許を禁止する」という規定が盛り込まれています。このため医薬品は特許の対象外であり、作成しても特に違法とはならないわけです。 そもそも特許法というものは国内法ですからその国内でしか独占権は発生しません。たいていの場合複数の国に特許を申請して特許取得を行うため、世界中で独占権が生じるかのように見えるだけです。 実は、95年1月に発効した「知的所有権の貿易関連の側面に関する協定」(TRIPS協定)の27条によって、物質特許(食品・化学物質・医薬品などに与えられる特許)をWTO加盟国は保護するようにしなければならない、と定められました。 これによってインドがWTOに加盟しようとするのならば物質特許を保護しなければならなくなり、その特許法の改正が行われれば、現在つくられているコピー薬は欧米諸国によって特許を取得されて違法品となります。TRIPS協定は発展途上国に対しては10年間の経過措置をとっていますから、インドでの違法となるのは2005年以降ということになります。これはWTO加盟国に対して発効されるものであるため、インドがWTOに加盟しないのであれば効果を現しませんが、インドは加盟予定のようであるため、違法となることになると思われています。 ブラジルの方法に関してですが、TRIPS協定には31条に強制実施権に関する規定があります。この強制実施権とは権利者の意に反して当局から強要されるライセンス契約のことを言います。わかりやすく言えば、発展途上国などの政府が、先進国の大企業などによって独占使用されている特許ライセンスを、強制的に自国で使うことを認めさせる、という権利です。この権利は各国が「国家の緊急事態」などの際に使うことができるように定められている(実際は色々と条件が存在するがここでは述べない)ため、ブラジルの持つ強制実施権の制度は、その程度にもよりますが許されるということになります。 また、この強制実施権に関しては国連も認めています。ブラジル政府は1998年から独自のノーブランド薬を製造して国内のHIV感染者の症状のコントロールを行っていますが、この方法を国連は他の国々に対して推奨しました。さらに2001年4月に国連は53カ国中52カ国の賛成によって、「必要性が極めて高い薬剤の開発のためには特許を無視することもやむを得ない」という考え方を認めています。唯一の反対者はアメリカで、エイズの特許を握っている国としては反対せざるを得なかったと思われます。この投票は公式な決議というわけではありませんが、それでも強いアピールであることは確かです。 このような状況や国際世論の批判を受けて、2001年4月19日、大手製薬会社側は訴えを取り下げました。「人命より利益優先」という批判の高まりや、業界イメージへのダメージが大きすぎると言うことから判断されたと思われます。 さらにアフリカなどの発展途上国に対して無償や原価に近い値段で薬を提供することも決定されています。業界全体のイメージを回復するため、ということとコピー薬に対する対抗がその根底にあるようです。また、発展途上国においてはもともと高価な薬を買うだけの余裕はないことから、原価で提供したところで企業に対して損益を与えることはないという判断もあると思われます。 3.崩壊の予想と提案 上で見たように、現在エイズの治療薬は格安の値段で各発展途上国で提供されようとしています。また、先進各国からのエイズ対策基金の寄付も行われています。 しかし、これはとりあえずの対策に過ぎません。この状況を長年にわたって続けることは不可能といってよく、崩壊への危機を多分に抱えているといえます。 危機の一番の理由というのが、薬の開発には長い時間と巨額の資金が必要という事実です。現在、1つの薬を開発するために10年間の時間と200億円の費用が必要と言われています。そして製薬会社も営利企業ですからその資金を回収しなければならないし、利益を上げなければなりません。そうしなければ会社がつぶれてしまうことになるでしょう。 開発資金の回収のためには、今の体制下ではライセンス料の徴収という形が一番一般的な方法です。これによって製薬会社は開発資金を回収し、次の薬品製作のための資金を得ます。しかし、エイズ治療薬に関する現在の状況は、この方法を否定、とは言わないまでもかなり制限しています。 特許権は企業や開発者たちに対して発明に対するインセンティブを与えるものです。この制度は、せっかく巨額の資金を用いて開発しても、すぐに市場にコピー品が出回るようでは開発資金を回収できない、それでは誰も開発などを行おうとしなくなって技術の発達を阻害する、ということから、開発者や企業に対して開発したものに対する独占権を与えたものです。 現在のエイズ治療薬に関する状況が続くようであれば、近いうちにどの企業も開発資金を投入しなくなる可能性があります。利益を得られないものに対して資金を投入することは企業にとって自殺行為に近いからです。そのようになっては本末転倒ではないでしょうか。 HIV感染者を助けるため、としてやったことが結果としてHIVを治療するための薬の開発を止めることになりかねないのですから。 今のところ製薬会社の利益は先進国の患者に対して使われている薬からライセンス料として回収されているようです。先進国の患者が--ひいては先進国の医療保険が--発展途上国の患者に対する薬を購入しているという状況です。先進国では高額で売られているが、発展途上国では低額もしくは無償で提供されているのを見て、果たして先進国の患者たちは納得できるのでしょうか。特に生活ぎりぎりで治療を行っている人は、少しでも薬代を安くして欲しいと思うのが当たり前でしょう。 この状況の改善のための対策ですが、現在の体制下でこれを行うのは至難の業と思われます。このまま状況が進むと、最終的に命に関わるような薬に関しては原価に近い低額で各国で提供され、開発者に対しては先進国の保健医療費から開発費用が支払われる、というような形になりそうに思います。というよりもそれ以外に先進国/発展途上国にかかわらず治療薬を安く提供する、という方法はないでしょう。もちろんのことながらこの方法では「国家が営利企業を養うのか」という批判が出てくるのは避けられないと思われます。 *参考文献http //homepage2.nifty.com/dreirot/law/aids.html