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320 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/22(金) 20 00 12.23 ID uW/8DW2o さて、コテ変えたし続き書くか -医者と幼女の共通点-24 橋の下から見てた朝日 あのころはずっと夜だったらいいのになんて思ってた でも、竜司が一緒にいてくれたから いやな人ばっかりじゃないって教えてくれたから 今は朝日を綺麗って思える 竜「・・・・・・ふぁ・・・早いな・・・」 春「・・・あ」 竜「どうしたんだ?」 春「んー・・・目が覚めちゃって」 竜「・・・そうか」 そう言って隣に竜司が座る 春「竜司も早いね」 竜「・・・そうか?」 春「寝ぼけ眼でどうしたの?」 竜「・・・・・・いや、なんか一回起きたら寝れなくなってさ」 春「なにかあったんですか?」 竜「・・・なにもないなぁ」 春「そうですか」 それから武田さんに呼ばれるまで、二人で朝日を眺めてた ―――――――――― 竜「・・・・・・コンタクトなくしちまった」 春「・・・?」 竜「あー・・・眼鏡の代わりに使うやつだ、結構便利なんだよ」 春「え・・・じゃあ見えてないんですか?」 竜「そこまでひどいわけじゃあないが・・・視界がぼやける」 春「じゃあ、どうするんですか?」 竜「コンタクト使う前に眼鏡かけてたんだ、それを使う」 春「そうですか」 竜「実は春の顔もほとんど見えてない」 春「朝からですか?」 竜「朝からだ」 春「・・・なんで私って判ったんです?」 竜「なんとなく」 春「なんとなくですか」 竜「他人に間違えられるよりはいいだろ?」 春「まぁ・・・」 竜「で、眼鏡について問題がひとつ」 春「?」 竜「どこに置いたか忘れた」 321 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/22(金) 20 17 15.20 ID uW/8DW2o -医者と幼女の共通点-25 竜「武田ぁー、俺の眼鏡知らないかー?コンタクト無くしたー」 武「・・・・・・なんで眼鏡を無くせるの?」 竜「ずっとコンタクト使ってたら無くなってた」 武「・・・机の引き出しとかにないの?」 竜「無かった」 武「・・・春の部屋は?」 竜「そもそも、その頃の俺は眼鏡じゃない」 武「・・・眼鏡屋行けば?」 竜「いや、面倒臭い」 武「そもそも見えてるのか?」 竜「原型は留めてる程度には見える」 武「・・・この指何本に見える?」 竜「お前は小学生か、3本だ」 武「残念、5本だ。誰が立てた指って言った?」 竜「・・・たまにお前が考えてることがわからなくなるよ」 武「気にしないで探しに行ったほうがいいと思うよ」 竜「そうする、じゃな」 竜司が戻っていこうとしたとき、竜司の足元から小さな音が パキ 武「・・・・・・・・・あ、コンタクトあったよ」 竜「・・・なんで漫画みたいに落ちてるんだろうな」 武「眼鏡、早く見つかるといいね」 竜「他人事かよ」 武「僕、眼鏡とかには無縁だから」 竜「・・・とりあえず眼鏡探してくる、仕事ができない」 武「早く見つけないと副院長に怒られるよ?」 竜「だから急いで探してるんだ」 武「春にも探してもらったら?」 竜「そうしてもらおうかな、春だったらすぐに見つけるかもしれない」 武「ほら、早く行ったほうがいいよ。仕事ができないんでしょ」 竜「そうする!じゃ、眼鏡見つけたら教えてくれーー!!」 反対方向へ全力疾走しながら竜司が叫んでいった 322 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/22(金) 20 29 19.76 ID uW/8DW2o -医者と幼女の共通点-26 竜「春ー、眼鏡探すの手伝ってくれー・・・」 春「あ、結局見つからなかったんだ」 竜「見つからねー・・・俺の部屋にあるのかなー・・・」 春「他に心当たりは?」 竜「・・・ない」 春「じゃあ竜司の部屋探してみますか」 竜「頼む、今の春のほうが物を見つけやすい」 春「任せてくださいね」 ――――――2時間後 春「見つかりませんでした」 竜「まぁ、無くした俺が悪いんだ」 春「・・・どうします?」 竜「・・・今日は仕事休むか」 武「竜司」 竜「ん・・・武田?」 武「はい、これ」 武田さんが取り出したのは眼鏡 竜「・・・え」 春「・・・・・・?」 武「食堂のおばちゃんが預かってた」 竜「・・・・・・は?」 武「2ヶ月ぐらい前に食堂で誰かの眼鏡を見つけたんだってさ」 竜「・・・食堂」 春「見つからないわけですね~」 武「ほら、竜司、おばちゃんにお礼言いに行くよ」 竜「あぁ、じゃ、春またあとでな」 春「あ・・・いってらっしゃ~い・・・」 武田さんに引きずられるように竜司が食堂へ向かう 春「・・・・・・誰もいなくなっちゃった」 本でも読んでようかな・・・ 323 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/22(金) 20 42 28.94 ID uW/8DW2o -医者と幼女の共通点-27 夕方 竜「はる~仕事終わったぞ~」 春「あ、終わりました?」 竜「夕飯、今日も外食だ~」 春「そうですか~」 竜(どこか遠くを見ながら)「いつも外食なんだけどね・・・」 春「りょ・・・料理勉強しましょうか?」 竜「いや、別に外食が嫌なわけじゃないからいいんだ」 春「はぁ・・・」 竜「さて、何が食べたい?」 春「なんでもいいです」 竜「・・・・・・町行って適当に探そうか?」 春「はい」 ――――――――― 町 春「あれ?武田さんは?」 竜「今日は家で食べるってさ」 春「そういえば竜司の家はどこ?」 竜「病院」 春「・・・」 竜「だから春も病院に住んでるんだぞ?」 春「あー・・・そうなんですか、病院が家なんだ・・・」 竜「通勤が極めて楽だ」 春「・・・・・・」 竜「・・・・・・」 春「・・・・・・」 竜「ほら、なにか探そう、食べにきたんだから」 春「え、あ、はい」 でも、どの店がいいのかはまったくわからない 迷っていると竜司が近くの鰻屋に入っていった 私はそのまま竜司について行った 324 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/22(金) 20 55 24.56 ID uW/8DW2o -医者と幼女の共通点-28 店員「いらっしゃいませー」 店に入ると店員さんの元気な声が聞こえてくる 店「何名さまですか?」 竜「あ、二人です」 店「はい、じゃあこちらの席にどうぞ」 案内されたのは椅子が3つある机 店員さんが持ってきた持ってきた水の数も3つ 竜「あの、二人なんですけど」 店「お二人様ですよね?」 竜「いや、あのなんで水が3つなんですか?」 店「お二人様と幼女が一匹ですから3つですが・・・」 竜「あー・・・すいません二人っていうのはこの子も含めてです」 店「そうですかそれは失礼しました少々お待ちください」 そういって店員さんが棒読みで言葉を言いながら机の上の水と椅子を持っていく 竜「この店やめときゃよかったかな?」 春「・・・・・・」 竜「幼女は『匹』か・・・」 春「・・・・・・」 竜「その・・・なんだ・・・ごめん」 春「竜司は悪くないよ」 竜「・・・・・・」 春「・・・・・・」 店「こちらがメニューになります」 竜「あ、はい」 店「注文がお決まりになりましたらこちらのボタンを押してください」 なぜか不機嫌な態度を示しつつ去っていく 竜「・・・・・・」 春「・・・・・・」 竜「早く食べて出よっか」 春「はい・・・」 その後、出されたうな重も 気持ちのせいかおいしくなかった 325 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/22(金) 21 50 35.25 ID uW/8DW2o -医者と幼女の共通点-29 帰り道 竜「幼女は人に酷似しているけど人ではない・・・か」 春「・・・・・・」 竜「・・・なんで人として扱われないんだろうな」 春「・・・・・・」 竜「見た目も、中身もほとんど人と変わらないのにな」 春「・・・・・・」 竜「春・・・」 春「・・・・・・」 竜「・・・春は、人になりたいか?」 春「・・・?」 竜「・・・・・・いや、なんでもない」 春「・・・・・・」 竜「今日は冷えるな」 春「・・・・・・」 竜「もし、今日雪が降ったらどうする?」 春「・・・・・・」 竜「雪だるまやカマクラ、作ってみるか?」 春「・・・・・・」 竜「・・・・・・」 春「・・・・・・」 それから、二人とも何も喋らず部屋に戻った 326 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/22(金) 22 14 34.96 ID uW/8DW2o -医者と幼女の共通点-30 今日は目覚めが悪い 昨日のこと・・・まだ引きずってるのかな・・・ 春「・・・・・・中庭行こうかな」 そんなことをつぶやいて、自分に聞かせる ―――――――――― 今日は曇ってる 空を見ただけじゃ時間がわからない 時計見ておけばよかった 武「春?」 春「あ・・・武田さん」 武「今日は暗いね、どうしたの?」 春「いえ、なんでもないです」 武「そう?無茶は禁物だよ?」 武田さんはそう言い残して病院の中に戻っていった ・・・・・・竜司は来ないのかな 探しに行こう、多分竜司の部屋にいるよね・・・ ―――――――――― 春「竜司・・・?」 部屋を覗き込んでみたけど誰もいない ここにはいないみたい・・・ 食堂で待ってれば来るかな おばちゃんと話して待ってようかな 327 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/22(金) 22 37 03.66 ID uW/8DW2o -医者と幼女の共通点-31 お「おや、どうしたんだい春ちゃん、顔が暗いよ?」 春「あ・・・おばちゃん」 お「元気が無いときはお腹いっぱいご飯を食べる、それで元気になれるよ」 春「じゃあ、なにかお願いします」 お「あいよ、そこで座っててね」 春「はい」 ありがと、おばちゃん おばちゃんに会うとなぜか元気が出るよ なんでだろうね、亀の甲より年の功なのかな? お「はいよ、本日の朝食セット!」 春「・・・あいかわらず大盛りですね」 お「サービスサービス、気にしないで食べた食べた」 春「いただきます」 お「召し上がれ」 ―――――― お「ねぇ、春ちゃん」 春「なんですか?」 お「春ちゃんなんか悩んでない?」 春「え・・・あ・・・」 お「おばちゃんに隠せることは無いのよ、話してごらんよ」 春「・・・・・・私、どうすればいいんでしょう?」 お「なにがだい?」 春「その・・・私、幼女だから・・・人とおんなじ生活してたら迷惑なのかなって・・・」 お「・・・・・・」 春「昨日、町で竜司と一緒にいて思ったんです・・・」 お「・・・・・・・」 春「・・・・・・」 お「で、春ちゃんはどうしたいんだい?」 春「・・・?」 お「別に幼女だからって悩むことはないだろうに、自分が生きていたように生きていきゃいいじゃないの」 春「・・・・・・」 お「大丈夫、おばちゃんは幼女だからって差別したりなんかしやしないよ」 春「おばちゃん・・・」 お「もちろん御代も人とおんなじね」 春「じゃあ、竜司にツケといてくださいね」 お「もちろん。春ちゃん、笑顔は大事だよ、みんな笑顔だったら幸せだろ?」 春「はい」 お「その調子で笑ってな、春ちゃんガンバだよ」 春「はい!」 328 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/22(金) 22 50 38.64 ID uW/8DW2o -医者と幼女の共通点-32 それからしばらくおばちゃんと雑談を楽しんだ 竜「あ、春ここにいたのか」 春「竜司」 お「今日は遅いねぇ、どうしたんだい?」 竜「いや、ちょっと疲れただけだよ」 お「そうかい、じゃあ今日はスタミナ定食かい?」 竜「じゃあ、お願いしますね」 お「あいよ、少し待ってな」 春「竜司、大丈夫?」 竜「いや、春こそ大丈夫か?昨日、あんなことあったけど・・・」 春「私は大丈夫、おばちゃんと話してたら元気が出てきた」 竜「そうか、よかった。元気なったんならそれでいいんだ」 春「竜司?」 竜「んー・・・ちょっと眠い、それだけだ大丈夫」 春「無理はしないでくださいね」 竜「・・・・・・春もな」 春「はい、おばちゃんが・・・」 お「スタミナ定食おまち!!」 おばちゃん、わざと変なタイミングで持ってきてません? 竜「じゃ、いただきます」 お「召し上がれ」 ―――――――――― 竜「ごちそうさまでした」 お「・・・ん?珍しいね、残すのかい?」 竜「えぇ、なぜか食欲が無くて」 春「大丈夫?」 竜「大丈夫、医者の不養生なんてならないさ」 お「じゃ、またお腹空いたらおいで」 竜「耐えられなくなったらすぐに来ますよ。春、行こう」 春「え・・・?はい」 どこに行くんだろう? 355 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/23(土) 19 27 35.26 ID CQeNcUAo さぁ、続きを書くぞ、風邪を引く前に!! -医者と幼女の共通点-33 春「竜司?どこにいくの?」 竜「ん・・・まぁ来ればわかる」 竜司は私の手を引いて病院の外へ 春「・・・・・・」 竜司がどこへ行こうとしてるかはわからない 竜「・・・ここだ」 竜司に連れてこられたのは病院の後ろにある丘 ここからだと町がよく見える 春「なんでここに来たんですか?」 竜「なんとなく・・・かな?」 春「なんとなくですか・・・」 竜「ここからの眺めはいいだろう?町がミニチュアとかあんな感じに見えるんだ」 春「そうですね・・・」 竜「この場所はな、俺の特等席なんだ」 春「・・・・・・」 竜「昔、親に連れてこられてさ、他の奴はこんなところこないからさ、何か考えるときとかにはいい場所なんだ」 春「・・・なにか悩んでるの?」 竜「んー・・・とりあえず、春にここを教えておきたかった」 春「・・・・・・」 竜「・・・・・・」 春「・・・・・・」 竜「・・・なぁ」 春「なんですか?」 竜「春は・・・人間になりたいか?」 春「・・・・・・」 竜「・・・実はな、幼女も人間になれるんだよ」 春「・・・・・・」 竜「いろいろと条件が揃わないといけないんだけどな」 春「・・・・・・」 竜「春は、もし人間になれるなら人間になりたいか?」 春「・・・・・・」 竜「・・・条件は揃ったから、人間になりたくなったら言ってくれ」 春「・・・・・・はい」 竜「・・・・・・この天気だったら、今夜は雪が降るかもな」 春「・・・はい」 竜「俺はしばらくここにいるけど、春は病院に戻ったほうがいい、お腹冷やすと大変だぞ?」 春「わかった、部屋で待ってるね」 私は竜司に言われたとおり、病院に戻った 358 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/23(土) 21 01 20.66 ID CQeNcUAo -医者と幼女の共通点-34 武「あ、春」 春「武田さん」 武「外から帰ってきたけど、町にでも行ってたの?」 春「いえ、竜司と一緒に丘に行ってました」 武「そうなんだ、・・・竜司は?」 竜「しばらく丘にいるそうです」 武「んー・・・あ、そういえば春は自分の部屋について何か知ってる?」 春「え?いきなりなんですか?」 武「春が住んでる部屋、もともとは何の部屋か知ってる?」 春「えーと・・・なんか前の特別な患者のために作られた病室とは聞きましたけど・・・」 武「その患者、いったいどんな患者だったか気にならない?」 春「・・・あんまり興味ないです」 武「・・・まぁ、聞いてよ、その特別な患者ってのは幼女だったんだ」 春「はぁ・・・そうですか」 武「なんで幼女のために特別な病室が作られたかわかるかい?」 春「いえ・・・わかりません」 武「わざわざ他の病室から隔離するような病室、しかも患者は幼女だ、普通だったらわざわざそんな真似はしない」 春「・・・じゃあ、何で作ったんですか?」 武「興味ないんじゃなかったの?」 春「ここまで聞かせておいて何を言ってるんですか」 武「聞く気はあるみたいだね、前の院長、竜司のお爺さんが幼女を拾ってね、好きになっちゃったんだよ」 春「・・・・・・」 武「でも相手は幼女、結婚なんて出来ない、でも院長はどうしても結婚したかった」 春「・・・・・・」 武「院長はね悩んだ挙句、その幼女を隔離したんだよ」 春「・・・・・・」 武「好きなのに何で隔離したのか?って思うよね、そのあと院長どうしたと思う?」 春「わからないです」 武「そのころ偶然死んだ親子のカルテ、もちろん子供は女の子だ、その女の子のカルテを書き換えて生きてるように見せかけた」 春「・・・・・・」 武「その、書き換えたカルテを幼女のために使ったんだよ、死んだ人間の席を幼女のために使ったんだ」 春「・・・・・・」 武「で、あとはもうわかるよね?院長は晴れてその幼女と結婚したんだ」 春「・・・」 武「そのあとは普通のハッピーエンドさ、幼女はそのあと竜司のお母さんを産んだ。珍しいだろ?幼女が人間を産んだ例があるんだよ」 春「・・・・・・」 武「・・・春、僕からひとつ言っておきたいことがある」 春「なんですか?」 武「いいか、誰かがハッピーエンドになるためには何かしらの対価を誰かが支払うことになる。例えば、さっきの幼女のハッピーエンドには他人の死って対価が必要だったように」 春「・・・・・・」 武「その対価は誰にもわからないし、誰が支払うかもわからない」 春「・・・・・・」 武「まぁ・・・今はわからなくてもいいよ、春だったら覚えていられるだろうから」 春「・・・・・・」 武「さて、春は部屋に戻るの?」 春「・・・はい、竜司が来るまで部屋で待ってますね」 武「ん・・・じゃあね」 春「はい」 361 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/23(土) 21 35 22.45 ID CQeNcUAo -医者と幼女の共通点-35 武田さんの話を聞いてから、部屋に戻って竜司を待った やることが無いから、ずっと本を読んでた・・・ ―――――――――――― 病院近くの丘 武「竜司?」 竜「・・・・・・ん?」 武「どうしたの?悩み事?」 竜「いや、なんだろうな・・・んー・・・」 武「・・・・・・もしかして春のことが好きになったとか?」 竜「んー・・・そうなのかもな・・・」 武「なんかだるそうだね」 竜「・・・・・・どうすりゃいいんだろうな」 武「どうしたいの?」 竜「・・・わかんねぇ」 武「春と結婚したいなら前院長みたいにすればいいじゃないか」 竜「・・・それはエゴだろう、春が決めるべきことを俺が決める必要が無い」 武「エゴねぇ・・・でも忘れてない?春はペットなんだ、人間としては扱われないんだ、それをわかった上で言ってる?」 竜「・・・・・・」 武「それに、春は・・・自分から人間になりたいって言うような子じゃないよ」 竜「俺は・・・春を幸せに出来るのかねぇ・・・」 武「さぁ、それは竜司が行動起こさないとねぇ・・・」 竜「・・・ハッピーエンドには対価が必要ってか?」 武「わかってるじゃないか」 竜「お前が言ってたからな」 武「で、どうするの?人間にしてあげるのかい?」 竜「・・・春がなりたいのなら」 武「素直に言うとは思えないけどね」 竜「・・・・・・」 武「とりあえず、春と夕飯でも食べてきたら?」 竜「・・・・・・そうする、武田はどうするんだ?」 武「僕は一人で食べてくるよ、二人の若人に祝福あれってね」 竜「お前なぁ・・・」 武「今日は雪が降るってさ」 竜「あぁ、わかったよ」 362 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/23(土) 22 09 32.60 ID CQeNcUAo -医者と幼女の共通点-36 竜「春?夕飯行くか?」 春「あ、はい」 本を読んでいたら竜司に呼ばれた 竜「今日は何食べに行く?」 春「なんでもいいですよ?」 竜「んー・・・じゃあカレーでも食べるか」 春「カレーですか?」 竜「あぁ、スープカレーだ、普通のカレーは食べたことあるだろう?」 春「はい」 竜「あれがスープになったカレーだ」 春「そのまんまですね」 竜「そのまんまだ、おいしいからいいけどな」 春「じゃあ、それでいいです」 竜「よし、今日は雪が降るらしいから厚着で行くぞ」 ――――――――――――― カレー屋 店員「いらっしゃいませー、こちらにどうぞ」 竜「春、なににする?」 春「えーと・・・どれがいいです?」 竜「個人的にはチキンがお勧めだ、一番食べやすい」 春「じゃあ、それで」 竜「ん、店員さーーん」 店「はい、ご注文がお決まりでしょうか?」 竜「チキン2つお願いします」 店「はい、チキン二つですね」 ――――――――――― 持ってこられたスープカレーは病院の食堂にまけず劣らずの大盛りだった 竜「ボリュームすごいだろ、ご飯もおかわりし放題だ」 春「えー・・・と、こんなに食べきれませんよ?」 竜「大丈夫、意外と入るから」 春「それは竜司の場合でしょ?」 竜「まぁ、食べてみなよ」 春「はい、いただきます」 竜「いただきまーす」 40分後 春「意外と入りましたね・・・」 竜「スープだからな」 春「でも、もう食べれませんよ・・・」 竜「俺はまだ余裕だ」 春「・・・・・・」 竜「・・・別にいいだろ」 春「まぁ、健康だったらそれでいいんですけど・・・」 竜「さて、帰ったらどうする?」 春「・・・寝るんじゃないんですか?」 竜「時間が余ってるんだよな」 春「じゃあ、授業の続きをお願いします」 竜「あぁ、帰ったら授業やるか」 408 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/24(日) 18 32 43.33 ID 7b7MtAko -医者と幼女の共通点-37 竜司が会計を済まして外に出る 春「・・・・・・冷たっ」 外に出たとたん顔に冷たいものが顔に当たった 空を見ると、雪が降っていた 竜「あぁ、雪が降ってたんだ」 春「カレー食べてる間に降ったみたいですね」 竜「ん、ちょっと積もるかもな」 春「明日、雪だるまでも作ります?」 竜「・・・そうだな、明日積もったら雪だるま一緒に作ろうな」 春「はい。あ・・・そういえば竜司が私を拾ったとき、治療費ってどのぐらいだったの?」 竜「んー・・・包帯と薬を少し使っただけだから・・・確か980円だったな」 春「その980円、絶対返しますからね」 竜「いや、別にいいよ。そもそもどうやって返す気なんだ」 春「おばちゃんにでも相談してみます」 竜「・・・・・・じゃあ気長に待ってるよ」 春「はい!」 うっすらと雪が積もった町を二人で歩き回った 街灯が点いて、空が黒く見えなくなるまで歩き回ってた 竜「さすがに靴下が濡れてきたな」 春「靴下濡れると辛いですよね」 竜「春は大丈夫か?」 春「前は素足でしたから平気です」 竜「そうか、でも辛くなったら言えよ?」 春「はい、竜司も無理しないでね」 竜「無理はしないよ」 春「ねぇ竜司、このイルミネーション綺麗だよ」 そう言って竜司を引っ張って走る 竜「おいおい、あんまり走らないほうがいいぞ。滑っちまうぞ」 春「大丈夫、転ばないよ」 竜「引っ張られてる俺が滑るぞ」 春「はーい」 竜司に言われて、おとなしく歩いた 411 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/24(日) 19 06 18.86 ID 7b7MtAko -医者と幼女の共通点-38 竜「でも・・・明日は仕事が増えて、雪だるま作れないかもな」 春「なんでですか?」 竜「雪だと、事故が起こりやすくなるからな。このあたりで事故が起こるとうちの病院に来るんだ」 春「あー・・・事故、起こらないといいですね」 竜「そうだな」 春「いつか、私も竜司を手伝えるようになりたいです」 竜「今でも十分手伝ってもらってるさ」 春「そうですか?」 竜「そうだよ、・・・あ、信号赤になっちまった」 春「大きい交差点ですからね、トラックとか多いですし」 竜「雪の日にトラックやトレーラーか・・・」 春「どうしました?」 竜「んー・・・杞憂だと思うからいいや」 春「そうですか」 竜「あ、信号青になったな」 春「ちゃんと左右確認しましょうね」 竜「はいはい」 春「じゃあ、いきましょう」 そう言って、私が横断歩道を渡ろうとしたとき 竜司が何か叫んで私を掴んで投げた そのすぐ後、何か壊れる大きな音がして、一瞬だけ変な形に折れ曲がった車が見えて 気がついたら蛍光灯が点いてる天井を見てた 413 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/24(日) 19 39 18.33 ID 7b7MtAko -医者と幼女の共通点-39 ・・・・・・前にも同じようなことがあった たしか竜司と会ったときだ 気がついたときには隣に竜司がいて・・・ 竜司? 竜司は? ・・・あ、誰か来たみたい 武「春・・・起きてる?」 来たのは竜司じゃなくて、武田さんだった 春「あの、竜司は・・・竜司はどこですか!?」 武「・・・・・・」 春「ねぇ、武田さん・・・竜司は?」 武「・・・・・・」 春「ねぇ・・・りゅう・・・じ・・・は・・?」 武「・・・・・・春は、何があったか覚えてる?」 春「なに・・・が?」 武「その・・・事故が・・・起きたときのこと」 春「大きな音がして・・・変な形の車が見えて・・・武田さん・・・竜司は?」 武「・・・・・・」 春「なんで竜司は来ないの・・?なんで・・・?」 武「・・・春、春は何があったか覚えてるはずなんだ」 春「・・・・・・」 武「・・・思い出した?」 春「・・・・・・死んだんですか?」 武「・・・・・・」 春「・・・・・・」 武「・・・即死だったよ、僕たちが来たときにはもう・・・」 春「・・・・・・なんででしょうね」 武「・・・・・・」 春「竜司が死んだのに・・・涙が出てこないんですよ」 武「・・・・・・」 春「おかしいですよね、悲しくてどうしようもないのに、泣きたくてしょうがないのに・・・」 武「・・・・・・」 春「・・・この部屋で待ってると竜司が来るんじゃないかって・・・まだ・・・実感・・・が・・・なく・・・て・・・」 武「・・・・・・春、これは渡しておくよ」 春「・・・・・・」 武田さんに渡された小さな包みを広げると、竜司の眼鏡が入ってた 武「・・・竜司の形見だよ、春が持ってた方がいいと思うから・・・」 春「・・・・・・・・わた・・・・し・・・こんな・・・とき・・・どうすれば・・・いいんで・・・しょう・・・」 武「・・・・・・泣きたくなったら、泣いたほうがいい」 春「ん・・・たけ・・・だ・・・さぁ・・・ん・・・ぅぅ・・・」 それから、涙が止まらなくて 竜司の眼鏡を抱いたまま、ずっと泣いてた 418 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/24(日) 21 19 47.79 ID 7b7MtAko -医者と幼女の共通点-40 ―――――――― 武「落ち着いた?」 春「ズッ・・・はい・・・すこし・・・落ち着きました」 武「・・・これから、春はどうする?」 春「・・・・・・」 武「今、春に飼い主はいない。これから、どうやって生きていく?」 春「・・・・・・」 武「・・・・・・」 春「私・・・人間になれますか?」 武「・・・・・・」 春「・・・・・・まだ、竜司からもらったもの返してないから・・・」 武「・・・・・・」 春「・・・・・・人間になりたいです」 武「・・・明日、竜司の部屋に来るんだ」 春「・・・・・・はい」 ―――――――――――・・・ あれから何年経ったんだろうな 死に物狂いで勉強して、学校にも入って、医師免許取って・・・武田さんは遺言書で院長になって 医者やってたら、私のところに男とパーツが足りない上に保証書が無い幼女が来て その二人が同時に事故にあって大怪我 何を思ったか私はそいつらの足りない臓器に自分の臓器を提供 治療が終わって、私は臓器の代わりに機械を入れて、カルテ偽造して、あとを看護士に任せて医者を辞めた・・・ あの二人はあの後、どうなるんだろうね・・・ 私は竜司に教えてもらった丘で紫煙を燻らせながら、町を眺めてた 419 名前:SS@全裸[] 投稿日:2008/02/24(日) 21 20 47.90 ID 7b7MtAko -医者と幼女の共通点-41 武「・・・ここにいたのか」 春「あぁ・・・院長ですか」 武「いいのかい?煙草なんか吸ってて」 春「記念に吸ってみようかと・・・もう長く無いですからね・・・」 武「いきなり辞職とはね、看護士が困っていたよ?」 春「ん・・・まぁ、もう働けないですからね」 武「・・・で、竜司からもらったものは返せたかい?」 春「・・・・・・自己満足ですが、多分・・・返せました」 武「同じような幼女を助けることでか?」 春「飼い主を亡くすのは・・・辛いですからね」 武「そうか・・・・・・」 春「そういえば、前にハッピーエンドについて言ってましたよね」 武「あぁ、対価の話か」 春「私の対価は、少し値段が高すぎたみたいです」 武「・・・・・・」 春「でも、妥協すればこの人生もハッピーエンドで終わりそうです」 武「妥協か・・・医者に妥協は禁物なんだけどね・・・」 春「もう、医者辞めてますけどね」 武「そうだったな・・・」 春「・・・いままで、ありがとうございました。」 武「・・・・・・ご苦労様」 春「先に、竜司と待ってます」 武「・・・そうか・・・じゃあ、さようならだな春」 春「えぇ・・・さようなら院長」 武田さんはそのまま病院に戻っていった 私は、病院からこっそり持ちだした薬を飲み干した 春「命を粗末に扱うなって・・・竜司に怒られるかな」 春「竜司、すぐに行くからね」 独り言をつぶやいて、私は静かに眠りについた -医者と幼女の共通点-完 関連作品 【欠損少女】
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802 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/14(木) 21 25 38.10 ID 6vfUxWYo -医者と幼女の共通点- ハッピーエンドにたどり着くためには、何かしらの対価を誰かが支払うことになるって聞いたことがある たとえば、誰かまったく関係ない人のハッピーエンドの対価をいつの間にか支払っているのかもしれない 私にとってのハッピーエンドの対価は何なのだろう・・・ ―――――――――――――――― ザザザザザザザザザザ まるで、テレビの砂嵐のような音の土砂降り 目の前なんてほとんど見えないくらいに雨が激しい 橋の下の段ボール箱 ここが私の家 いつも人は私を虐める 何もしてないのに、どこにいても虐めてくる 雨の日だったらここには誰も来ない 誰も来ない雨の日が、私にとって一番落ち着ける日 誰も来ないから、虐められないか怯える必要がない日 このまま、ずっと雨だったらいいのに・・・・・・ そんな願いを抱きつつ、毎日辛い日々を過ごす なんで自分がこんなところにいるのか、疑問を持たずに過ごしていた 804 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/14(木) 21 43 04.41 ID 6vfUxWYo -医者と幼女の共通点- 役員1「・・・この雨のなか本当にやるのか?」 役員2「あぁ、雨じゃないと一般人が多くて捕獲しにくいからな」 役員1「なぁ、捕まえなきゃいけないのか?かわいそうじゃないか?」 役員2「・・・いやだったら、この仕事をやめればいいだろう」 役員1「・・・・・・」 役員2「ま、最初はだれだって戸惑うさ」 役員1「・・・・・・」 役員2「いくぞ」 役員1「・・・・・・はい」 ―――――――― 幼「・・・・・・ぇ?」 今日は雨、だから誰も来るはずがない なのに、足音がする こっちに来てる・・・ …… 逃げなきゃ また虐められるのはいや 逃げなきゃ! 思い立ったら走ってた 前はほとんど見えないけど 逃げた 全力で、足が痛くなってもずっと走った 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ 虐められるのはいやぁ・・・ ―――――――――― 役員1「・・・・・・ここですよね?」 役員2「・・・・あぁ、間違いない」 場所は間違えてない 幼女が住んでた形跡もある 役員2「・・・・・・逃げたな、気づかれたか」 役員1「じゃあ、帰りましょう。いないんだったら・・・」 役員2「探すぞ」 役員1「でも、いないのに・・・・・・」 役員2「仕事だ、野良幼女は捕まえないとな」 役員1「・・・・・・」 869 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 19 46 20.46 ID SaH6kFQo -医者と幼女の共通点-3 幼「ハァ・・・ハァ・・・」 逃げないと・・・誰もいないところまで・・・ 逃げ・・・ 役員2「・・・見つけたぞ」 幼「・・・ひ」 役員2「おとなしくついてくるんだ」 幼「いや・・・」 役員2「来るんだ」 幼「いや・・・いやぁ!」 反対方向を向いて逃げ出した 役員2「ちっ・・・面倒くさいな」 ―――――――― 役員1「・・・あ」 見つけた、あの幼女だ・・・ なんでこっちに来たんだよ・・・ 幼「・・・また、またいる・・・・・・」 役員1「・・・・・・」 幼「また・・・・・・虐めるの?」 幼女が涙目でこちらに聞いてくる どうする・・・、俺はなんでこんな仕事になんかに就いたんだよ ・・・親が安心する職に就きたかった、ただそれだけだ だけどどうしても幼女は嫌いだ、何をしても被害者ぶるから嫌いだ たとえ何もしてなくてもだ・・・ 役員1「・・・・・・あっちに行け」 幼「・・・・・・」 役員1「あっちに行け!!」 幼「・・・・・・」 何もいわずに走っていった これでいい、幼女なんかと関わっていたくない あ、先輩だ 役員2「おい!こっちに来なかったか?」 役員1「いえ、見てないです」 役員2「・・・・・・一本道なのにか?」 役員1「はい、見てないです」 役員2「・・・・・・ちっ、逃がしたか」 役員1「どうします?」 役員2「・・・・・・帰るぞ」 870 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 19 57 30.08 ID SaH6kFQo -医者と幼女の共通点-4 ・・・・・・誰もいなくなったかな? だ・・・いたっ! 白衣の男「おっと大丈夫か?」 幼「あ・・・・・・」 また、人だ 今日は雨なのに・・・ なんど人が多いの? また、逃げなきゃ・・・ 白「・・・あ、おい危ないぞ」 少しでも人から離れなきゃ・・・ 誰もいないところに行かなきゃ・・・ 白「危ないって!車が来て・・・」 そんな声が聞こえて、後は何があったか覚えてない 871 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 20 13 44.08 ID SaH6kFQo -医者と幼女の共通点-5 誰かの声が聞こえた なんて言ってたかは覚えてない 気がついたら知らない場所にいた 幼「・・・・・・」 ものはほとんど無くて、窓も無い 明かりは天井についてる蛍光灯 体は痛くて動かない 白「・・・気がついた?」 幼「・・・・・・」 体も動かない、人がいる もう虐められるだけだ 黙って耐える、絶対泣かない 泣くと虐めが酷くなるから 白「・・・・・・体は動く?」 幼「・・・・・・」 白「えーと・・・言葉は話せる?」 幼「・・・・・・」 白「・・・・・・じゃあ」 幼「虐めないの?」 白「・・・は?」 幼「私を虐めないの?」 白衣を着た人は変な顔をして言い返す 白「・・・なんで虐める必要があるんだ?」 幼「いつも、誰かが虐めるから」 白「少なくとも、俺は虐めたりしないさ」 幼「・・・・・・」 白「信じてもらえないかもしれ無いけど・・・虐めたりはしないよ」 幼「・・・・・・」 白「・・・・・・まぁ、いいや。とりあえず今は傷を治そう」 幼「・・・・・・」 白「まずは食事だ・・・体動かないんだろう?ほら、口あけて、アーン」 差し出されるがままに食べ物を口に含む 白「そう、よく噛んで飲み込むんだ」 幼「・・・・・・ん」 白「ほら、アーン」 食器の中が空になるまで、このやり取りは続いた 872 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 20 43 30.97 ID SaH6kFQo -医者と幼女の共通点-6 ・・・・・・ここに来てから本当に虐められなくなった 白衣を着た人にしか会わないけど、虐められない こんな安心した時間を最後に感じたのはいつだったっけ・・・ 白「・・・起きてるか?」 幼「・・・・・・」 白「もうそろそろ、一人でも食べられるだろ?」 幼「・・・・・・」 白「・・・・・・」 幼「・・・・・・」 白「・・・いや、喋れるなら喋ってくれ。患者とのコミュニケーションも仕事のうちなんだ」 幼「・・・・・・」 白「そろそろ虐めないって信じてくれないか?」 幼「・・・・・・」 白「・・・じゃあ、ほら、口あけて」 本当に虐められなくなった・・・ 信じてはいる だけど、いったいどんな返事をすればいいか 分からなかった ――――――――― 白「はい、ごちそうさまな」 幼「・・・・・・」 白「・・・いつまで黙ってるつもりなんだ?」 幼「・・・・・・」 白「別に声帯が傷ついてるわけでもない、言葉が分からないわけでもない、じゃあどうして黙ってるんだ?」 幼「・・・・・・」 白「・・・もう立てるよね、ついておいで」 言われるがまま白衣の人についていく ずっと続く白い廊下の先にある階段を上ったら外に出た 白「少し暑いだろう?今日は日差しが強いからね」 幼「・・・・・・」 白「・・・ここは病院でね、人や幼女を診るための病院なんだ」 幼「・・・・・・」 白「で、俺はここの院長なんだよ」 幼「・・・・・・」 白「・・・・・・驚かないのか」 幼「・・・・・・」 白「いや、親の七光で院長になっただけなんだけどさ」 幼「・・・・・・」 白「えーと・・・」 早くも話題が尽きてしまったようで 白衣の人はただただ困り果てている 897 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 21 48 25.23 ID SaH6kFQo -医者と幼女の共通点-7 白「そうだ、町に出よう」 真昼間に病院の院長が言うような台詞には聞こえない しかも、町 また虐められる・・・ 幼「・・・ぇ」 白「ほら、おいしいご飯も食べれるし、買い物だってできるしさ。・・・まだご飯食べてないからさ」 幼「・・・人が多いところは・・・嫌」 白「・・・喋れるじゃないか、自己を表現するのは大切なことだよ?」 幼「・・・・・・」 白「まぁ、嫌だったらいいや。食堂で何か食べよう」 意見を聞いてくれて嬉しかった 今まで虐めてきた人とは違うんだなって思える 嫌なことをしないでくれるって思えた ―――――― 白「おばちゃん、親子丼3つ」 おばちゃん「・・・・・・ほんと毎回よく食うねぇ」 白「いや、俺だけじゃないよ」 お「ん、どうしたんだいそのちっちゃい子。隠し子かい?」 白「違うよ~俺まだ彼女もいないんだからさ~」 お「じゃあ、どうしたんだい」 白「ん、拾ったのさ」 お「拾った?」 白「あぁ、この子幼女なんだ。人間じゃない」 お「そうなのかい、一見女の子にしかみえないからねぇ~」 白「まぁいいや、じゃあ親子丼3つお願いね」 お「はいよ、しばらく待ってな」 902 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りするかもしれません[] 投稿日:2008/02/15(金) 22 10 29.23 ID SaH6kFQo -医者と幼女の共通点-8 おばちゃんが豪快に盛った親子丼を持ってくる お「はいよ、親子丼三つ」 白「お、いつもより多いですね」 お「今日はちっちゃい子がいるからサービスだよ」 白「ありがとうございます」 お「ほら、たっくさん食べて大きくなりな」 白「俺がこれ以上大きくなってどうするんですか」 お「あんたはバカかい、ちっちゃい子のほうに決まってるだろ」 白「そりゃそうですよね~」 お「んじゃ、足りなかったらまた注文しな」 白「そうさせてもらいます~・・・さ、食べようか」 幼「え・・・と、お腹・・・いっぱい」 白「・・・・・・あ~、ごめん俺が食べさせたんだった」 幼「・・・・・・」 白「・・・じゃあ、とっとと食べちゃうからちょっとまっててな」 ―――20分後 白「ごちそうさまでした!」 どんぶり大盛りの親子丼3杯を20分で完食・・・ いったいどんな胃の構造をしてるんだろう 幼「・・・うっぷ」 白「どうした?顔色悪くして」 幼「・・・・・・よく、そんなに食べますね・・・」 白「ん~食事は大事だよ?生きていくために必要な行動だよ」 幼「げ・・・限度を超えてない・・・?」 白「・・・まぁ、なぜか入るんだから気にしない気にしない」 幼「・・・・・・」 白「さてと・・・次はどこ行こうか」 幼「・・・」 白「町は嫌だって言われたからな・・・一回、部屋戻ろうか」 幼「・・・・・・はい」 903 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/15(金) 22 23 19.51 ID SaH6kFQo -医者と幼女の共通点-9 白い部屋に戻ってきた 私と白衣を着た人は近くにあった椅子に座った 白「・・・そういえば、君は名前無いのか?」 幼「・・・・・・無い」 白「・・・そうか、君はどこかで売られてた?」 幼「・・・違います、首輪も無い」 白「じゃあ、逃げてきたわけじゃないのか・・・保証書も・・・ブツブツ」 幼「・・・なにか?」 白「いや、なんでもない」 幼「そうですか」 白「・・・・・・名前が無いのは不便だな、何か決めないとな」 幼「・・・・・・」 白「・・・・・・・春でいいか」 幼「春・・・」 白「うん、めんどくさいからそれでいいや」 幼「・・・ひどい理由」 白「まぁ、いいじゃないか、変な名前じゃないし」 幼「・・・そっちの名前聞いてません」 白「あ・・・そうだったな、竜司って言うんだ」 幼「・・・・・・」 白「名前負けとか絶対言うなよ」 920 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りするかもしれません[] 投稿日:2008/02/16(土) 18 56 27.33 ID 8s.vsF.o 全裸のまま寝ても意外に大丈夫だったぜ -医者と幼女の共通点-10 竜「さて、ご飯も食べたし名前も決めたし・・・・・・」 春「・・・・・・」 竜「・・・・・・やることないなぁ」 春「・・・・・・」 竜「・・・・・・」 春「・・・・・・」 竜「・・・そうか、飼い主がいないってことはこのままじゃいけないんだ」 春「・・・・・・?」 竜「いや、飼い主がいない幼女は保健所に連れて行かれるからさ」 春「・・・・・・」 多分、雨の中追いかけてきた人たちだ 竜「そこで幼女がどうなるかって話は聞いてないなぁ」 春「・・・・・・」 竜「屠殺されるって話もあれば臓器売買用にまわされるって嫌な噂まであるんだ」 春「・・・・・・」 竜「・・・いや、ね。だから・・・う~ん・・・」 つまり、保健所にいきたくなかったら 飼い主がいないといけないってことなんだろう 春「・・・・・・じゃあ、飼い主になってくれますか?」 竜「あ~それだ、俺が言いたかったのは」 春「・・・・・・」 竜「黙らないでくれよ、そんなに俺じゃ嫌か」 春「・・・・・・」 竜「・・・・・・」 春「いえ、お願いします」 竜「・・・・・・今の間はなんなんだ?」 春「・・・・・・」 竜「そういえば、衣食住足りて礼節を知るとは言うが・・・なんか凄い早さで口調変わってるな」 春「・・・・・・」 竜「お願いだから黙らないでくれ、一方的に話し続けるのは辛いんだ、話題がないからずっといっぱいいっぱいなんだよ」 春「・・・どうすればいいの?」 竜「なにが?」 春「あなたのペットになるには」 竜「いや、そんな難しいことじゃない。別に保証書が無くてもペットにはなれるから」 春「そうですか」 竜「ま、野良と間違えられないために首輪はつけたほうがいいな」 春「首輪・・・・・・」 竜「変な店で売ってるようなものじゃないぞ、犬とか、あんな感じのだ」 春「まだ首輪としかいってな・・・」 竜「俺は変態じゃないぞ、変態じゃないぞおおおぉぉぉーーーーー!」 春「だから何も言ってないです」 921 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りするかもしれません[] 投稿日:2008/02/16(土) 20 08 15.73 ID 8s.vsF.o -医者と幼女の共通点-11 一ヵ月後 竜「春、ちょっと左の棚の茶色い箱持ってきて」 春「はい」 竜「ん、ありがと」 春「他に持ってくるものある?」 竜「いや、これだけでいいや」 春「わかった、じゃあ何かあったら呼んでね」 竜「はいは~い」 あれから何回も交流を重ねて じょじょに打ち解けて 私も竜司のことが大分わかってきた やることも無いので軽い足取りで食堂へ 春「み~っかにい~ちどはこ~ねこに・・・」 お「あら、春ちゃん今日は機嫌いいわね」 春「そうでもないですよ、いつもどおりですよ~」 お「いや~、まさかおばちゃんもここまで春ちゃんが明るくなるとは思って無かったわ」 春「・・・・・・?」 お「いや、だって最初は春ちゃんほとんど喋らなかったじゃないか」 春「・・・・・・う~、あの時はまだどうすればいいかわからなかっただけですよ~」 でも、私だってあの時はここまで明るくなるなんて思いもしなかった 竜司に拾われてからだ、私がここまで変わったのは お「で、なにか食べるかい?」 春「え、いや今はお金持ってないからやめておきます・・・」 お「何言ってんだい、そんなもん龍司にツケとくに決まってるでしょう」 春「え~・・・じゃあ、今日のランチで」 お「あいよ、今日のランチね」 923 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りするかもしれません[] 投稿日:2008/02/16(土) 20 19 52.58 ID 8s.vsF.o -医者と幼女の共通点-12 お「はい、今日のランチおまち!」 目の前に持ってこられたのは いつものように大盛りな食事 春「あの・・・いつも凄い量ですけど・・・大丈夫なんですか?」 お「気にしちゃだめよ、サービスサービス」 そのサービスが一ヶ月以上続いてるんですが・・・ 春「えーと・・・なんのサービスですか・・・?」 お「・・・・・・え~と・・・レディースサービスね」 春「・・・・・・そうですか」 食堂にそんなサービスあったっけ? お「ほら、食べた食べた」 春「あ、はい。いただきます」 お「たくさん食べて私みたいなナイスバディになるんだよ~」 春「はは・・・・・・」 ごめんなさいおばちゃん どうみてもナイスバディって言うよりナイス土偶です でも、おばちゃんなりのジョークだからとりあえず笑って返します ・・・・・・あ、竜司が来た 竜「おばちゃん、今日のランチ2つね」 お「はいレシート」 竜「え、なんで今日のランチの値段が1.5倍なの?」 お「男が細かいこと気にしないの、ほら座った座った」 ごめんなさい、私が勝手に竜司のツケでランチ食べてたせいです 竜「・・・あぁ、なるほど先に食べてたから3つ分の値段だったのか」 春「えーと・・・ごめんなさい」 竜「いや、別にいいよ。俺のランチまだかな」 お「はい、ランチ2つお待ち!!」 ・・・・・・今、竜司が注文したばっかりだと思ったんだけど しかも、いつも通りの大盛り 春「えーと・・・こんどはどんなサービスなんですか?」 お「今度はランチタイムサービスよ」 春「・・・そうですか」 やっぱり、心配になってきました この食堂大丈夫なのかなって・・・ 925 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2008/02/16(土) 20 37 31.23 ID 8s.vsF.o -医者と幼女の共通点-13 竜「はーお腹いっぱいですよ」 春「普通の人はあんなに食べられませんよ・・・」 竜「まぁまぁ、いいじゃないか」 春「食費は大丈夫なんですか?」 竜「給料のほとんどは食費さ!!」 春「・・・過剰摂取じゃないですか」 竜「ほとんどは頭脳で消費さ!!」 春「そんな某漫画の探偵と同じようなこと言わないでください」 竜「だけど彼女はいないのさ!!」 春「カミングアウトのタイミング間違えてます」 竜「テンポは良かったろ?」 春「お笑いにでも行くつもりですか?」 竜「いや、それだと食費が辛いことに・・・」 春「でしょうね・・・」 ――――――― 竜「そうだ、勉強する気はあるか?」 春「なんの?」 竜「えー・・・どこまで知ってるかにもよるな」 春「だから・・・なんのですか?」 竜「ん・・・医学でも勉強してみるか?」 春「基礎知識もないですし唐突すぎます」 竜「まぁまぁ、時間はあるんだゆっくり勉強していこう」 春「仕事はどうするんですか?」 竜「役得ってやつさ」 春「・・・・・・」 竜「さて、このためにわざわざ本を買っておいたのさ!!」 竜司が取り出した本には 「わかりやすい男女の体」「生物の構造」「動物図鑑」「薬学の歴史」など レベルにほとんど統一性が無い本を取り出して 講義を始めだした・・・・・・ 98 名前:以下、VIPにかわりまして全裸がお送りするかもしれません[] 投稿日:2008/02/18(月) 21 37 51.87 ID sIynDwco -医者と幼女の共通点-14 1時間後 竜「つまりだ、こっちの株価が下がったらこちらにのりかえ・・・」 もはや医学とは程遠い話をしていた 春「・・・・・・」 竜「でな、ここでインサイ・・・」 春「どこから株の話に?」 竜「なにをいうか!株は人を駄目にする娯楽なんだ!!だったらそれに対抗しうる・・・」 春「せめて普通の医学を教えてください」 竜「・・・・・・しょうがないな、真面目にやるか」 春「え・・・今の無駄に株を語った一時間は・・・?」 竜「意味はなく語ってみた」 春「・・・・・・」 竜「まぁ、今日は面倒くさいから明日な」 春「・・・・・・」 竜「いや、明日はちゃんと教えるから怒らないでくれよ」 春「じゃあ明日ですよ」 竜「ん、じゃあ明日、今日はもう部屋でまったりしてな」 春「・・・・・・そうしますね」 ここではじめて見た白い部屋 そこはもともと特別な患者用の部屋だったらしい 今は、その患者がもういないらしいから私の部屋になってる 春「・・・・・・」 白い部屋、必要最低限のもの以外は何もない いったいどんな患者の部屋だったんだろう 時計を見てもまだ4時 やることもない、寝るには早い・・・ 竜司にはまったりしてろって言われたけど・・・ 寝るぐらいしか出来ない・・・ 首輪つけてるから・・・もう野良じゃないから・・・多分、もういじめられないよね 町・・・行ってみようかな・・・ 101 名前:以下、VIPにかわりまして全裸がお送りするかもしれません[] 投稿日:2008/02/18(月) 22 11 21.44 ID sIynDwco -医者と幼女の共通点-15 病院の門から病院の施設を見てみる 今までずっと病院から出たことは無かったけど 予想していたよりも大きい 竜司の部屋と、食堂、白い部屋 この一ヶ月はこの3箇所しか行ってない その3箇所以外行く必要も無かったし 行こうとも思わなかった でも、今は町に行ってみたい 虐められる恐怖より、新しいものが知りたい探究心が勝って 竜司に相談することすら忘れ 町のほうへ駆けていった 女1「あ~~幼女だ」 女2「いや、そこらへんにいるでしょう」 女1「でも近くに飼い主いないよ?」 春「・・・・・・・・・」 女1「ほら、エクレア食べる?」 女2「やめなよ、飼い主がいないってことは野良じゃないの?」 女1「ん、でも首輪ついてるよ?」 女2「だったらなおさらやめておきなさい、なにかあったらどうするの?」 女1「あたしが買ったエクレアに毒でも入ってるっていうの?」 女2「違うよ、ついてこられたら面倒だろ?」 女1「・・・・・・それもそうね、じゃね~~」 春「・・・・・・」 女の人が差し出した食べ物、ちょっと食べてみたかった・・・・・・ でも、町っていろんな人がいるんだ 誰も私を虐めない、この首輪のおかげなのかな 人が多いのに虐められないってこんなにうれし・・・ ガッ!! おっちゃん「おっとごめんよお譲ちゃん」 春「あうぅ・・・」 お「悪い悪い、わざとじゃないんだ」 春「・・・・・・」 お「・・・いや、これやるから許してくれや」 そう言って小さな紙袋を渡して去っていった 紙袋の中にあったのは・・・・・・『すぐに使える!!即効性媚薬入りローション!!』と書かれていた ・・・・・・これ、なんだろう?透明で粘っこい液体が入ってるけど・・・? とりあえず、持って帰って竜司に聞いてみよう 158 名前: 以下、VIPにかわりまして全裸がお送りするかもしれません 投稿日: 2008/02/20(水) 15 23 13.23 ID 05Hg3WYo -医者と幼女の共通点-16 病院内 春「竜司」 竜「?」 春「これ、何かわかる?」 そういってさっきもらった紙袋を竜司に手渡す そして竜司はその紙袋を笑顔で受け取って開いた 5分ぐらいの間、竜司は笑顔のまま硬直していた 竜「えー・・・と、これはどうしたんだ?」 春「町でおじさんがくれた」 竜「・・・・・・あ、町に行ってたんだ」 春「で、それはなんなの?」 竜「・・・・・・」 竜司は笑顔のまま窓を開いて 竜「でりゃあぁーーー!!」 紙袋ごと病院の外へ投げ捨てた 春「え・・・?え?」 竜「何も見なかったことにするんだ」 春「え?」 竜「な に も み な か っ た」 笑顔のままゆっくり私に迫ってくる 春「・・・・・・はい」 怖くてしょうがないからこれ以上聞かないことにした 結局あの液体はなんだったんだろう? 159 名前: 以下、VIPにかわりまして全裸がお送りするかもしれません 投稿日: 2008/02/20(水) 15 42 07.78 ID 05Hg3WYo -医者と幼女の共通点-17 次の日、竜司が一人医者を連れてきた 竜「春、こいつは武田っていうんだ」 武「よろしくな」 春「・・・・・・は?」 唐突に紹介されても・・・ 春「竜司、なんで武田さんは来たんですか?」 竜「いや、ね、俺が教えられないこともあるしね」 春「?」 竜「えーと・・・俺より武田のほうが詳しく教えられるからさ・・・」 春「・・・・・・」 竜「あと、医療技術も凄いから・・・その・・・」 武「代わりに説明しようか?」 竜「頼んだ」 武「結論からいうと、これから医学は僕と竜司の二人で教えるから」 春「はぁ・・・そうですか」 武「昨日、株語ってもいいボケが見つからなかったらしくてね しょうがないから真面目に医学を教えてみようって話になったんだ」 春「・・・・・・ぼけ?」 武「まぁ、笑いがとりたかったんだろうね」 春「はぁ・・・・・・」 竜「じゃ、そゆことで!!始めようか!」 武「竜司?仕事は?」 竜「大丈夫!ここには優秀な人材が・・・」 武田さんがナースコールを押す あ、ナースさんだ 竜「あ、ちょっとまってよ**さん俺一人いなくても今はなんとかなるでしょ? だから俺は春に医学をっアッーーーーー!!」 最後に変な声が聞こえて竜司は連れ去られていった・・・ 180 名前: SS@欠損 投稿日: 2008/02/20(水) 20 39 43.29 ID 05Hg3WYo -医者と幼女の共通点-18 6時間後 武「あ、おかえり」 春「お帰りなさい」 竜「た・・・ただいま」 武「結構長かったね」 竜「ちょっとね・・・副院長に説教されてた」 武「じゃあ、今日の授業はここまで」 春「はい」 竜「で、結局なにを勉強したんだ?」 武「算数、国語、英語、理科、ドイツ語」 竜「・・・聞いただけで嫌になってくるな」 春「でも、面白かったですよ」 武「気に入ってくれたようでよかったよ」 竜「ま、明日は俺も教えられると思うよ」 春・武「・・・・・・」 竜「大丈夫、ボケは無しだ」 春「じゃあ、明日はお願いしますね」 竜「あぁ、じゃあ武田行こうか」 武「うん」 ―――――――――― 病院廊下にて 竜「で、どうだった?」 武「なにが?」 竜「春だよ、かわいいだろ?」 武「あぁ、そうだね」 竜「なんだよ、反応うすいな」 武「ん、前に飼った幼女を思い出してね」 竜「・・・ん?お前いつ飼ってたんだこのロリコン野郎」 武「・・・・・・竜司に言われる筋合いはないと思うけど」 竜「で、なにがあったんだ?」 武「病気で死んじゃってね、そのころは何にも知識が無くて、何もしてあげられなかったよ」 竜「・・・そうか」 武「まぁ、そのおかげで今の僕があるんだよ。そのときの反省から医者になったんだ」 竜「なんつーか・・・幼女に一途っていうのか?」 武「・・・・・・なんか違う気がする」 竜「ま、幼女を思う気持ちは一緒ってことだロリコン野郎」 武「だから竜司には言われたくないな・・・・・・」 181 名前: SS@欠損 投稿日: 2008/02/20(水) 20 57 22.66 ID 05Hg3WYo -医者と幼女の共通点-19 竜「あ、ちょっと来てくれ」 武「なんだ?」 竜「いやな、ちょっとこれお前に預けとく」 そういって武田に白い封筒を手渡す 武「これは?」 竜「んー・・・まぁもしものときの保険だな」 武「珍しいな、お前はほぼ行き当たりばったりだったろう」 竜「大切なものが出来ちまったからな、ずっと一緒にはいられないかもしれないだろ?」 武「・・・俺に渡すより金庫にでも入れとけよ」 竜「いや、お前に渡しとく」 武「・・・・・・改ざんの疑いがかかったらどうする」 竜「それもそうだな、じゃあ金庫にでもしまっておくよ」 武「ちゃんと執行者とか書いてあるか?」 竜「俺だってそこまで馬鹿じゃないさ」 武「医師免許持ってるしな」 竜「・・・それは皮肉か」 武「ロリコンって言った仕返しさ」 竜「・・・・・・」 武「もう用は無いなら帰るよ?眠くなってきた」 竜「あぁ、ありがとなまた明日」 武「ん、また明日」 183 名前: SS@欠損 投稿日: 2008/02/20(水) 21 09 10.40 ID 05Hg3WYo -医者と幼女の共通点-20 今日も二人の授業だ 竜「ヘモグロビンってのは二酸化炭素よりも不完全燃焼で生じた・・・」 武「あ、ここノートにとっておいたほうがいいよ」 春「はい」 今日は二人とも当番ではないらしく一日中教えてくれた 竜「今日はここまでぇーーーーーーーー」 武「疲れた?」 春「少し疲れました」 武「僕らはこんなに勉強やってたら嫌になってくるんだけどねぇ」 春「勉強面白いですよ?」 武「少しうらやましいな」 竜「勉強教えてるとこっちも頭がよくなりそうだぁーーーー」 武「竜司、疲れたなら糖分だよ」 竜「うごあぁぁーーーー、そんなのもってねぇ・・・」 春「ブドウ糖・・・食べる?」 竜「・・・なんで持ってるの?」 春「さっき武田さんがくれました」 竜「武田あぁぁぁーーー俺にもくれぇーーー」 武「はい」 竜「ん、ありがと」 武「今日は夕飯どうしようか?」 竜「・・・食堂じゃないのか?」 武「今日は夜、食堂休みだよ」 竜「・・・・・・え?」 武「院長なのに知らなかったのか」 竜「初耳だ」 武「おばちゃん、今日旦那さんの誕生日なんだって」 竜「へ~」 春「・・・・・・」 竜「春、何か食べたいものあるか?」 春「ん~・・・なんでもいいです」 竜「武田は?」 武「なんでもいいよ」 竜「・・・・・・よし、回転寿司行こうか」 269 名前: SS@欠損 投稿日: 2008/02/21(木) 17 03 36.85 ID JZ5y47Eo 266 わかった全裸になって待ってる 最近ここの住人のせいで全裸になりすぎてる気がするが 気にせず続きを投下してしまえ -医者と幼女の共通点-21 竜「で、来たのはいいが何頼む?」 春「えー・・・と、よくわからないです」 武「まずは卵じゃない?」 竜「山葵入ってないしな、すいませーん卵3つください」 武「回転寿司なのに流れてるのは取らないのか?」 竜「回転寿司ってのはなぁ、回転って言っておいて回転してるメリットはデメリットに比べるとあまり大きくないんだぜ?」 武「なに?ネタが乾くとかそういうことが言いたいの?」 竜「・・・・・・うん、頼むから先を読まないで」 武「まぁいいじゃないか、ほら、卵きたよ」 竜「あ、はい、ほら春、卵だ」 春「これが寿司ですか」 竜「あぁこれが寿司だ、すいませーーん鮭6つくださーーい」 武「竜司、回ってるんだからそっちを取ろうよ」 春「回転してるのを取ったほうがいいんですか?」 武「うーん・・・好きなほうにすればいいよ、ネタが見つからなかったら注文するんだ」 春「じゃあ、かっぱ巻きが食べたいです」 武「あ、ちょうど回ってきたね」 春「ありがとうございます」 竜「紫足りないぞ~~」 春「え?え?」 武「気にしなくていいよ」 春「む・・・紫ってなんですか?」 武「ただの醤油だよ、醤油さしの醤油が無くなったんだって」 春「しょ・・・醤油ですか」 武「だから気にしないで食べたほうがいいよ」 春「あ、はいそうします」 ――――――――――――― 食後、病院にて 竜「美味かったな」 武「回転寿司にしてはね」 竜「なんだ、お前はグルメか」 武「母さんが釣りやっててね、捌くのが僕の仕事だった」 竜「いつの話だ?」 武「小学生の頃・・・あのころは捌いてるときに魚がこっちを睨んでくるのが怖かったな」 竜「・・・・・・」 武「オニカサゴは特に怖かった」 竜「確かに怖そうだが、小学生の頃オニカサゴを捌けたお前のほうが怖い」 武「大丈夫、棘を切ってこないほど母さんは初心者じゃない」 竜「見た目の話だ」 ※オニカサゴの棘には猛毒があるので初心者は取り扱いに注意してください 270 名前: SS@欠損 投稿日: 2008/02/21(木) 17 43 50.83 ID JZ5y47Eo -医者と幼女の共通点-22 竜「春ー、授業の時間だ」 春「あれ?武田さんは?」 竜「今日は仕事だ」 春「そうなんだ」 竜「さぁ、今日も株価の勉強だ!!」 春「・・・・・・」 竜「・・・ごめんなさい、真面目にやります」 春「じゃあ、教科書どうぞ」 竜「え、なんで俺に渡すの?」 春「教える側が教材持ってなかったら教えられないでしょ」 竜「あ・・・そうだね・・・じゃあやろうか」 5時間後 武「調子はどう?」 竜「英語で春に負けた」 武「・・・・・・竜司、お前大丈夫か?」 竜「いや、俺が馬鹿なんじゃない、春の学習速度が速いんだ」 武「どこを勉強してるんだ?」 竜「中学2年生の英語・・・」 武「この短時間で全部覚えられるのも驚異的だけど、中学生の問題で負けるお前もどうかと思うぞ」 竜「・・・・・・俺、一問間違えただけなんだぜ?」 武「・・・春は全問正解なのか」 竜「俺もここまでの短時間で全部覚えるとは思わなかった・・・」 武「どんな教え方したんだ?」 竜「えー・・・書店で売ってた参考書の単語と文法を書き写させただけだ・・・」 武「えらく手抜きな授業だな、教科書は使わなかったのか?」 竜「・・・・・・必要ないみたいだ」 春「頑張りました!!」 春がさわやかな笑顔を向けてくる 武「・・・頭脳だったらもう竜司を越してるかもな」 竜「春~・・・次は負かしてやるぅ~・・・」 武「それは教える人が言う言葉じゃないと思うぞ」 春「次も頑張りますよ!!」 武「・・・すごいやる気だね」 春「楽しいですから」 竜「ぐぉぉ・・・」 武「竜司、変な声をあげる前に自分も勉強したらどう?」 竜「・・・・・・そうする」 武「だけど・・・こんな幼女は見たことないな、物事を覚えるのが早すぎる」 竜「映像記憶でも持ってるんじゃないか?」 武「映像記憶か・・・・・・春、昨日読んだ本の中身の18から32ページを一字一句間違えず書き写せるか?」 春「え・・・明日でいいですか?」 武「できれば今がいい、気になったことはすぐに調べたほうがいいんだ」 春「じゃあ、しばらく待っててくださいね・・・」 273 名前: SS@欠損 投稿日: 2008/02/21(木) 18 44 38.82 ID JZ5y47Eo -医者と幼女の共通点-23 春「あ、どの本ですか?昨日はたくさん読みましたけど・・・」 武「じゃあ『初心者の応急処置』を書いてみて」 春「あ・・・絵は無理ですよ?」 竜「絵以外は書けるのか・・・?」 春「やってみますね」 1時間後 春「眠いです・・・」 武「さすがに疲れたかな?」 竜「でも、18から25ページまであってるぞ」 武「・・・・・・」 竜「ほら、句読点まで正確に」 武「・・・人は幼少期のころまで普通に持っているって言われてるけど、幼女の場合はどうなるんだろうな」 竜「そもそも幼女に勉強を教えようって人がいないからな、前例が無いから分からん」 春「目が~・・・」 武「あ~・・・目薬あったかな・・・」 竜「春、今日はもう寝るか?」 春「あう~・・・」 武「・・・目薬ないや」 竜「春、寝る?」 春「そうします~」 竜「おやすみ~」 武「おやすみ」 春「おやすみです~・・・」 ―――――――――― ・・・・・・ ・・・・・・・・・ぁ もう朝かな・・・ ・・・・・・・・・・・・暗いな 時計・・・あ、まだ2時だ・・・ 目が覚めちゃった・・・ 白い部屋を出て病院の中庭に来た こんな時間だから誰もいない 近くにあったベンチに座り込んで空を見上げる この時間は中庭や一部病院の電気はついてない 春「・・・・・・」 何も考えずにずっと 夜が明けるまで空を見上げてた
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部隊名 ■動物のお医者さん■ 歩兵戦力 ★★ 裏方戦力 ★★ 所属国 カセドリア 部隊長 じょーじ 人数(Act.) 部隊特徴 部隊タグ 初心者育成 タグ 総評 社会人、学生まで幅広く集まる部隊。 学生より働いている社会人が多いためか落ち着いた部隊でもある。 最近はあまり活動が無いようでメンバーを見かけない。 歩兵力は一般的。 コメント 名前 コメント
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173 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/07/29(水) 14 40 24 ID ??? 172 セイラ「別に私は急いで結婚するつもりはないし…看護士の仕事もあるしね。 兄さんの責任は?と言われたらちょっとはあるけど、決定的なものではないわ」 クリスOO「正直セイラさんに抜けられたら困るのよね。かなりのやり手だし」 モレノ「美しい」 クリス「………私は?」 モレノ「さぁ、仕事だ、仕事」 クリス「ドクター!!」 ドタバタ セイラ「病院内では走らないの!……さ、仕事、仕事」 174 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/07/29(水) 16 34 59 ID ??? モレノって誰だ? 初耳 175 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/07/29(水) 16 47 08 ID ??? 174 00のトレミーの医者。国境なき医師団で活動していたが、ガンダム見ちゃったので、 スカウトと言う名目でCBに拉致られた。 AEUのMSエンジニアだったイアンとは旧知の仲。 ttp //www4.zero.ad.jp/kishow10/gundam00/022/00.jpg 176 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/07/29(水) 17 02 39 ID ??? ちなみに本編開始前は超絶ロン毛イケメン。 177 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/07/29(水) 17 34 33 ID ??? 175 え!?いたっけこんなの? 見返しこようっと 178 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/07/29(水) 18 35 54 ID ??? 確かトレミーⅠの撃墜と一緒になくなった医師か? 179 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/07/29(水) 18 40 37 ID ??? 177 以前、一人称を調べようと台詞集サイトを当たってみたものの、 出番そのものがほとんど無し。 Zのハサン先生レベルw 一期最終話前に亡くなられて、イアンが「先に逝きおって!」って男泣きしてる。 どっちかっつーと外伝のキャラなのかな? 180 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/07/29(水) 18 48 01 ID ??? 179 どっちかっつーと外伝のキャラなのかな? YES 181 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/07/29(水) 18 50 44 ID ??? モレノさんは外伝で純正GN粒子の毒性を無くしたり 純正GN粒子を応用した高度な細胞賦活システムを開発したりした凄い人なのだ 182 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/07/29(水) 19 06 12 ID ??? それ知ってたら一期の最終話前の絶望感が凄まじい事になるな…
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最終部「森の医者」 卵割り事件で大きなショックと責任を感じ、自ら病院を出て行ったタブンネ… 病院を辞めて三日間、タブンネはフラフラとあてもなく森の中を彷徨っていました。 生まれてからずっと育成場で育ってきたタブンネには、もう帰る場所などないのです。 「たぶぅ……」 ほとんどまともに食事もとれていないタブンネのポッテリしていたお腹はすっかり引っ込 み、絶え間なくキュルキュルと音をたてています。 体もボロボロで、所々血が滲んでいます。 育成場育ちのタブンネにとって、野生の世界はとても厳しいものだったのでしょう。 「た…ぶ…ぅね…」 とうとうタブンネはその場に倒れ、動けなくなってしまいました。立ち上がろうにも手足 に力が入りません… 「た…ぶ…」 生きることに絶望していたタブンネは、そのままゆっくりと目を閉じました。 「…たぶぅ?」 どのくらいの時間が経ったでしょうか… タブンネが目を覚ますと、そこは柔らかい干し草のベッドの上でした。 自分の体を見てみると、怪我をしていた箇所も薬草等でしっかりと治療されています。 …ここはどこ? あの世…? タブンネがどういうことかわからずに周りを見回していると、数匹のタブンネがそこに入 ってきました。 「たぶ~!」「たぶねぇ♪」「たぶね!」 そのタブンネ達はタブンネが目を覚ましたのを見て 「あっ、目を覚ましたよ!」「よかったぁ!」と喜びの声をあげます。 「たぶ、たぶたぶぅ~、たぶねぇ?」 そんなタブンネ達にタブンネは、ここはどこ?わたしはどうなっちゃったの?あなた達は だぁれ?と次々と質問を投げかけます。 タブンネ達のうち、一匹がそれを説明してくれました。 ここは野生のタブンネ達が集まった集落で、食べ物を探しに出掛けた若いオスンネ達が 森で倒れているタブンネのことを発見して、この集落まで運んできてくれたんだそうです。 何日かして、怪我の治ったタブンネはこの集落の一員として暮らすことになりました。 集落の仲間達はみんなとても優しく、親切で、傷付いたタブンネの心を徐々に癒してくれ ました。 そんなある日、食べ物を探しに行ったオスンネ達が大怪我を負って集落に帰ってきました。 「たぶ!?」「たぶねぇぇ!?」 驚きの声をあげる集落のタブンネ達、どうやら人間の経験値目当ての狩りに遭ったようです。 オスンネ達はみんな重傷で、中には自力で立てない者や、火傷を負った者、意識のない者 までいます。 慌てて治療を始める集落のタブンネ達、傷口をペロペロ舐めてやったり、木の実を使った りして治そうとしますが、予想以上にオスンネ達の状態がひどいのと、重傷者の数が多い のとで、みんな手間取っています。 どんどん弱っていくオスンネ達… ここのタブンネ達は誰もいやしのはどうを覚えていないようです。 「たぶ!?」 騒ぎに気付いたタブンネもオスンネに駆け寄って治療に参加します。 「たぶぅ~!!」 タブンネはいやしのはどうを放ち、次々とオスンネ達を治していきます。 そして火傷を負った者はいやしのこころで、いやしのはどうも効かない者には近くに生え ていたふっかつ草を使うなどして、育成場で習った医療の知識や経験を駆使して的確な 治療を施していき、ものの数十分ですべてのオスンネを治してしまいました。 「たぶぅ!?」「たぶねぇ!!」 その手際の良さ、判断力、初めて目にするいやしのはどうに集落のタブンネ達は驚愕します。 タブンネはその後、その医療技術、ここのタブンネ以上の木の実や薬草の知識、いやしのはどうが 使える等といったことが買われ、この集落で一番偉い長老タブンネに、ここのお医者さん になってくれないかと頼まれました。 本当は卵割り事件のこともあり、そういった仕事はあまり気が進まなかったタブンネでし たが、ここのタブンネ達には助けてもらった恩もあったので引き受けることにしました。 この日から、タブンネの集落の医者としての生活が始まりました。 タブンネの元には毎日いろんな怪我を負ったタブンネや病気のタブンネが運ばれてきます。 タブンネは優しくそれらの患者さんを治療してあげます。 タブンネの評判はたちまち集落全体へと広まりました。 医者としての日々はとても大変でした。でもとても遣り甲斐のあるものでもありました。 ナースではないものの、患者を救い、希望を持たせてあげる仕事ということは変わりません。 みんなから信頼され、必要とされ、怪我や病気を治してあげればとても喜んでもらえる… まさに幼い頃タブンネの抱いた理想の姿でした。 そして時は流れ… 「ボクと結婚してください!」 ある日タブンネは若いオスンネに告白を受けました。 このオスンネとは怪我を治してあげた縁で親しい関係になっていたタブンネ、 もちろんその告白を受け入れました。 そして二匹は集落中のタブンネ達に祝福されてめでたく結婚をしました。 「たぶぅ~♪」「たぶたぶ♪」 そのうち二匹の間に小さな子タブンネも産れ、三匹で幸せな家庭を築きました。 仕事と子育てを両立しなくてはならないので、前以上に生活は忙しくなりましたが、 それでも毎日充実した日々でした。 たまに子タブンネを自分の職場に連れて行ってあげると、患者のタブンネ達も可愛がって くれます。 「たぶ♪」「たぶねぇ~♪」 仕事が終わって家に帰ったら子タブンネのお世話、夜になれば夫タブンネが美味しい木の実 をたくさん持って帰って来てみんなで楽しい晩ご飯… 可愛い子供に優しい夫…タブンネにとって夢のような幸せな結婚生活… そんな生活の中、育成場や病院での苦しかったことや辛かったこと、そして卵割り事件の 記憶も薄れていき、遠い記憶の底へと埋もれていきました。 しかしそんな幸せな生活も長くは続きませんでした… その日、一人の人間が集落に入ってきました。 「たぶ…?」「たぶねぇ…!?」「たぶぅ…」 自分達を狩る存在である人間が現れたことにタブンネ達は動揺します。 「…ここがタブンネの集落か」 そう呟くと人間はモンスターボールを数個手に取り 「ペンドラー、ヌケニン、ヘルガー出てこい」と三匹のポケモンを出しました。 人間の目的は明らかです。タブンネ達は不安そうな鳴き声をあげます。 いつものように仕事をしていたタブンネも、騒ぎに気付いて外に出てみます。 「たぶねぇっ!」 すると、ひしめきあうタブンネ達を掻き分けて一匹のがたいの良いタブンネが出てきて、 人間の前に立ち塞がりました。 「たぶぅ!」 「ふぅん、お前がこの集落で一番強い奴か」 人間は馬鹿にしたような笑みを浮かべて、ペンドラーに相手にしてやれと指示します。 「たぶぅぅぅ!!」 がたいの良いタブンネはペンドラーに向かって猛スピードでとっしんを仕掛けます。 他のタブンネ達は「がんばれっ!」「あんなやつやっつけちゃえ!」とエールを送ります。 しかしその攻撃は素早い動きによってかわされ、そのままタブンネは大木に激突しました。 「たぶねぇぇぇえ!!」 痛みにぶつけた顔を押さえるタブンネ、ペンドラーはそんなタブンネに向けてメガホーン を放ちます。 「だぁぅぅぅっ!!」 メガホーンは大木ごとタブンネを貫通し、大きな風穴をあけました… 「た……!」「たぶね……!!」 集落一の力自慢がいとも簡単にやられてしまった… はじめは何が起こったかわからない風だったタブンネ達でしたが、ことの重大さに気付いてか、 悲鳴をあげてあっちこっちに逃げ出しました。 中にはベビンネや木の実を抱えて逃げようとする者もいます。 「逃がすかよ、出てこいドーブル!くろいまなざしだ」 人間が新たなポケモンを出して指示をすると何故か逃げられなくなってしまうタブンネ達… 「たぶぅ!?」「ぶぅ!?」「ねぇぇ!!」 どんなに短い足をバタバタ動かしても逃げられないという状況にタブンネ達は困惑します。 「…たぶっ!」 もう戦うしかない…そう思ったのか、集落のオスンネはメスンネや幼い子タブンネを後ろ の方にやり、自分達は前にでて戦闘態勢に入ります。 「やれ」 人間が言うと三匹は一斉に襲いかかってきました。 オスンネ達も一斉に攻撃を始めます。 「たぶーーー!!」「ねぇぇーーーっ!!」 まずは一番体の小さなヌケニンに集中的にとっしんを仕掛けるオスンネ達、 しかし当然それは命中する筈もなく、オスンネ同士で正面衝突してしまいます。 鼻血を出しながら地面を転がり回るオスンネの手足をヌケニンは切り落とし、動けなくなった ところをペンドラーがハードローラーでひき潰していきます。 「んねっ!んねぇぇ!!」「たったぶぁあぁ!!」 手足が再起不能になり、いも虫のように這ってハードローラーから逃れようとするオスンネ 達、メスンネや子タブンネはその光景に悲鳴をあげますがすぐにそんな余裕もヘルガーの 炎によって掻き消されてしまいます。 「たびゃぁああっ!!」「ぴぃぃぃぃぃ!!」 炎に包まれながら走り回るメスンネと子タブンネ、動けないオスンネはただただそれを 泣きながら見ているしかありません。 炎は集落の建物にも燃え移り、たちまち集落は地獄絵図と化します。 「たぶっ、たぶぅぅ!たぶね!」 そして医者であるタブンネの元には次々と重傷の仲間達が運ばれてきました。 下半身がぺしゃんこに潰されて腸の飛び出した者、腕を両方とも切り落とされた者、 眼球が飛び出してブラブラとぶら下がっている者、全身大火傷で皮膚が爛れて血管が浮き 出ている者等々… とにかくみんな恐ろしくひどい有様でした。 それは小さな子タブンネやベビンネも例外ではなく、中には息絶えてしまった子もいましたが、 ひっきりなしに重傷患者が運ばれてくるのでそれを悲しんでいる暇すらありません… 治しても治しても治してもきりがなく、ほかのメスンネ達や夫のタブンネの協力のお陰で なんとかギリギリ追いついている状態です。 「ぅう…いたいよぉ…」「たちゅけてぇ……」「あつい…あついぃ…」「ヒリヒリするよぅ…」 仲間の苦しそうな声を聞くとタブンネは焦ります。 しかしそれでパニックになったりしてはいけません。 冷静に判断をして治していかなければ…ほんの少しの判断ミスが文字通り命取りになるの です。 「…おかしいな、結構倒した筈なのにまだ出てくるぞ…」 しかし人間はその異変に気が付きました。 周りを見回してみた人間は、メスンネ達が怪我をした者をタブンネの元へ運んでいるのを 発見しました。 「なるほど、あいつが怪我を負った奴を治していた訳か… ヌケ二ン、やれ、」 ヌケニンははかいこうせんでタブンネの手伝いをしていたメスンネ達を吹き飛ばしました。 「たぶっ!?」 一瞬で消えてしまった仲間達…そこで初めて人間に自分の存在を知られてしまったことに タブンネは気付きます。 「お前、この集落の医者か、いやしのはどうが使えるところを見るとレベルはそこそこのようだな」 「た…ぶ…たぶ……っ」 人間に嫌な笑みを向けられたタブンネは体が強張って動けません… たとえ動けたとしても患者を見捨てて逃げる訳にもいきません… (それ以前にくろいまなざしで逃げられない) 「たぶ、たぶね、たぶねぇ!」 タブンネは勇気を出して人間に訴えました。 なんでこんなことをするの…?どうして私達のことを傷付けるの…?みんなこんなに苦しんでるんだよ…? タブンネがどんなに訴えても人間は表情一つ変えず、冷酷な目をタブンネに向け続けています。 その目を見てタブンネは病院で働いていた頃の患者、ロアーさんを思い出しました。 …もうダメだ攻撃される! そう思ったタブンネはキュッと目をつぶりました。 「たぶーー!」「たぶねっ!」 その時、二匹のタブンネが飛び出してきてタブンネの前に立ちました。 「たぶぅ!」 その二匹は、タブンネの夫と子供でした。 二匹はママに手を出すな!とばかりに両手を広げて人間を威嚇します。 「へぇ、そいつらがお前の旦那とガキか?素晴らしい家族愛だね」 と、人間はすぐに察したように言いました。 「たぶーーっ!たぶね!」 ここは危ないよ!子供を連れて逃げて!とタブンネが言っても夫タブンネは首を横に振って 動こうとはしません。体を張ってタブンネを守る覚悟が出来ているようです。 「ドーブル、雌タブンネにかいふくふうじといえき、ペンドラーとヌケニンは旦那とガキ にそれぞれどくどくとおにびだ」 「たっ…!」「たびゅぅ…!!」 「たぶぅ!?」 「さ、お前の旦那とガキは毒と火傷を負っちゃったよ、医者ならしっかり治してあげな」 突然苦悶の表情を浮かべて地面に突っ伏す二匹、タブンネは二匹の様子を見てすぐにどう いう状態なのかを理解しました まずは毒と火傷で減ってしまった分の体力をいやしのはどうで回復させようと手先に力を込めるタブンネ。 「た、たぶねぇ!?」 しかしタブンネの手先からはいやしのはどうは出てきません、 何度も何度も力を込めても何も出ません… どうして…!?まだ使えなくなるほど使ってないのに何で…!? 「た……ぶ…」「ぶっ…ぐぅ…」 タブンネがあたふたしている間にも夫タブンネと子タブンネはどんどん弱っていきます。 「おや、どうしたのかな?もしかして医者なのにいやしのはどうが使えないにかな?」 「たぶ…」 もう何故いやしのはどうが使えないのか考えている暇もありません。 体力回復を諦めたタブンネはいやしのこころで毒を治そうと子タブンネをギュッと抱き締めます。 「た…ちゃぶぅ…ねぇぇ……」 「たっ!?」 子タブンネの様子は一向に変わりません。タブンネはもっと強く子タブンネを抱き締めます。 「たびゅん…ねぇぇ…!!」 それでも子タブンネは吐血しながら「ママ…くるし…よ…」と苦しむばかり… いつもならすぐに発動する筈のいやしのこころ…いやしのはどうに続いてこれではさすが のタブンネも冷静さを失ってしまいます。 「たぶ~っ!?たぶね、たぶねぇぇ~~!!」 「どうした?まさか毒も治せないのかな?」 人間は面白そうに慌てふためくタブンネの様子を見ています。 「た…ぶっ!…たぶんねぇぇ!!」 オロオロしているタブンネに夫タブンネは火傷に苦しみながらも「木の実を使うんだ!」とアドバイスしました。 木の実に気付いてハッとしたタブンネはすぐに木の実を二つ持ってきました。 毒と火傷はモモンの実とチーゴの実で治せる筈です。 これで夫と子供を救える…タブンネが子タブンネに木の実を渡そうとしたその時、 タブンネの手からパッと木の実は消えてしまいました。 驚いたタブンネ、次に夫タブンネに渡そうとした木の実も消えてしまいます。 「たぶぅ!ねぇ!たっ、たぶ~~!?」 タブンネは完全になす術がなくなってしまいました。 どうして!?何で何もできないの!?どうして肝心な時に…! 「……た……ぶ……」「ぷぅ…ぅ……」 かいふくふうじの効果が切れた頃には夫タブンネも子タブンネも既に力尽きていました… 「たぶ?たぶねぇ!!」 いくら体を揺すっても二匹の反応はありません、やっと使えるようになった木の実を口の 中に突っ込んでもボロボロと血の混ざった唾液と一緒に零れ落ちるばかり… タブンネはわかっていました。もう二匹が死んでしまったことを… でもとてもその現実を受け入れることができないのです。 「あ~あ、死んじゃったよ、お前がちゃんと治せないから…ひどいね、医者のくせに大切な 家族を見殺しにしちゃうなんてさ、旦那もガキも『くるしいよ、くるしいよ、どうしてたすけてくれないの?』って 思いながら死んでいったんだろうなぁ…」 「た……た……ぶぅ……」 最早タブンネは放心状態でした。 「さて、回復役も機能しなくなったことだし、これでスムーズにいくな。みんな、やっていいぞ」 「たぁぶぅんねぇぇぇ!!」「たびゃぁぁああ!!」「ぶねぇぇぇぇ!!」 「…たぶぅ?」 日の暮れる頃、タブンネは目を覚ましました。 「ぶねっ!?」 体を起こした瞬間電流のような痛みが全身に走ります。 辺りを見回してみると、たくさんあった集落の建物はすべて壊滅し、瓦礫の山と化していました。 所々まだ燃えている部分もあります。 そしてその周りには仲間達の惨殺体が… 煎餅のように潰れてしまっている者、毒で悶絶の表情のまま力尽きている者、 体の原形をとどめていない者…いずれも共通しているのはみんな見るに堪えない姿だということ… 「た……ぶ……」 みんなみんな死んでしまった、優しかった夫も、いつも甘えてきていたふわふわでとっても あたたかかった子供も、結婚を祝ってくれた集落の仲間も…今はもう冷たい肉の塊… タブンネは他のタブンネ達よりも少しレベルが高かった為、こうして生き残ってしまったのです。 仲間の死体を目にして、育成場の最終試験がタブンネの脳裏にフラッシュバックしました。 「たぁぁぁ……ぶぅぅ……!」 それと医者にも拘わらず家族を救えなかった無力感、罪悪感、喪失感… 様々な感情がタブンネの頭の中をぐるぐると巡ります。 「た……たぶぅぅぅ!!」 タブンネは泣き崩れました。 自分の人生の中で一番幸せを感じることのできたここでの暮らしや結婚生活… 故にそれを一瞬で奪われてしまった悲しみは如何程のものか… タブンネは辺りが暗くなっていくのも構わず泣き続けました。 一晩中泣き明かしたタブンネは、傷だらけの体でフラフラと森の中を彷徨っていました。 病院を出て行ったばかりの頃とほとんど同じ光景です。 ただ強いてその時とは違うところを挙げてみろと言うのであれば、今のタブンネはその時 以上に重く、暗く、陰鬱な気分になっているということでしょうか… 「たぶぅ…たぶぅ…」 集落もなくなってしまい、タブンネの帰る場所はいよいよどこにもありません、 ただ、泣き腫らした目でひたすら歩き続けるタブンネ、その姿はまるで自分の死に場所を 探している風にも見えなくはありません。 しばらく歩き続けたタブンネは、ある建物の前まで辿り着きました。 その建物は、タブンネの故郷「ナースタブンネ育成場」でした。 行き場を無くしたタブンネは無意識のうちに、自分の生まれ育った古里のような存在であるこの育成場に足を運んでいたのです。 育成場を前にタブンネはいろいろなことを思い出しました。 一人でも多くの患者さんの命を救ってあげる立派なナースになるんだ! それを胸に厳しい訓練を耐えてきた日々… そして遂にナースになれた時の喜びと決意… たくさんの人を助けたい、希望を持たせてあげたい、そう思いながらどんな時も必死になって頑張ってきた… それがどうしてこんなことになってしまったのか… それを思うともうとっくに枯れた筈の涙が溢れてきます… 「ん、あれタブンネじゃないか?」「あ、ホントだ、どうしたんだろ?」 そんなタブンネの存在に気が付いた育成場の職員二人が駆け寄ってきました。タブンネにとってはとても懐かしい顔です。 「ひどい怪我じゃないか、今すぐ治療してやんないと!」 こうして治療が施され、一命を取り留めたタブンネ、今は温かい医務室のベッドですやすやと眠っています。 そのベッドの横でタブンネを助けた職員二人が話していました。 「いやー、なかなかの良個体値だし、いい雌のタブンネが見付かりましたね先輩」 「ああ、昨日ベビンネ生産用のタブンネが一匹死んじゃって替えのタブンネはどうしようかと思ったが、コイツなら申し分ないな」 目を覚ませばタブンネはさっそく鎖で繋がれ、無理矢理人工授精をさせられて大量の卵を産まされる、 その卵は抱いてあげることも許されずにすべて回収されてしまう。 そして与えられる餌は自分の産んだ子供達のミンチ肉… 一日中繋がれたまま卵を産まされ続ける、何の娯楽も楽しみもない苦痛に満ちた日々が死ぬまで続くのです。 ベッドで安らかに眠るタブンネ…彼女はまだ知らない、本当の地獄はこれからだということを… おわり
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ここは航海士&狙撃手&医者の部屋です。 ここを編集していいのは、航海士&狙撃手&医者と船長だけです。 航海士 ミントクリーム 懸賞金:9000万ベリー あこがれの海賊:白ひげ 一言:ワンピースは実在する! 自己紹介:ワンピースあまり知らないけどよろしく! 狙撃手 パッちゃん 懸賞金9500万ベリー あこがれの海賊:ヤソップ 一言:狙撃の王に俺はなります(ごめんなさい) 自己紹介あまりワンピースの事を知りませんがよろしくお願いします。 ゴッドジンライ 懸賞金9800万ベリー あこがれの海賊:モンキー・D・ルフィ 一言:世界一最強の狙撃王になる! 自己紹介:ワンピース大好きですがちょっと知らないですけどよろしく! 医者 医療班長ピク神 懸賞金9500万ベリー あこがれチョッパー 一言:どんな怪我でも、治してみせる! 自己紹介 医者担当、ピク神ですお! 完璧に治して、世界一の医者になる(つもり)! ワタピク 懸賞金8000万ベリー あこがれの海賊:チョッパー 一言:どんな病気や怪我でも治して見せます 自己紹介:ワンピース大好きですそこまでよく知らないけどよろしく(^O^)/
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妖怪のお医者さんをお気に入りに追加 情報1課 <妖怪のお医者さん> #bf 外部リンク課 <妖怪のお医者さん> ウィキペディア(Wikipedia) - 妖怪のお医者さん Amazon.co.jp ウィジェット 保存課 <妖怪のお医者さん> 使い方 サイト名 URL 情報2課 <妖怪のお医者さん> #blogsearch2 成分解析課 <妖怪のお医者さん> 妖怪のお医者さんの34%は大阪のおいしい水で出来ています。妖怪のお医者さんの28%は電波で出来ています。妖怪のお医者さんの26%は夢で出来ています。妖怪のお医者さんの10%は罠で出来ています。妖怪のお医者さんの2%は海水で出来ています。 報道課 <妖怪のお医者さん> 熊本をマンガ県に!マンガ文化の価値を受け継いでいく研究 - 熊本大学 妖怪も病気になる? 新たな妖怪の世界を見せてくれる漫画まとめ - ダ・ヴィンチニュース 「妖怪のお医者さん」佐藤友生、恋と生存競争描く新連載 - コミックナタリー 情報3課 <妖怪のお医者さん> #technorati マンガとは マンガの33%は厳しさで出来ています。マンガの30%はカルシウムで出来ています。マンガの25%は元気玉で出来ています。マンガの9%は毒物で出来ています。マンガの1%は月の光で出来ています。マンガの1%は毒電波で出来ています。マンガの1%は魂の炎で出来ています。 28589.jpg?_ex=300x300 s=2 r=1 ヨスガノソラ 春日野 穹 -すくみず 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 ページ先頭へ 妖怪のお医者さん このサイトについて 当サイトは漫画のタイトル毎にインターネット上の情報を時系列に網羅したリンク集のようなものです。ページをブックマークしておけば、ほぼ毎日その漫画のタイトルに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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