約 841,312 件
https://w.atwiki.jp/et-questionbox2/pages/17.html
発表は3/8 17 00頃に1日目を、それ以降に2日目を発表いたします。 まだしばらくお待ち下さい。 基礎薬学 衛生薬学 薬事関連法 医療薬学1 医療薬学2
https://w.atwiki.jp/iryoujousei/pages/69.html
医師法 (昭和二十三年七月三十日法律第二百一号) 最終改正:平成一九年六月二七日法律第九六号 第一章 総則 第一条 医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。 第二章 免許 第二条 医師になろうとする者は、医師国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けなければならない。 第三条 未成年者、成年被後見人又は被保佐人には、免許を与えない。 第四条 次の各号のいずれかに該当する者には、免許を与えないことがある。 一 心身の障害により医師の業務を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの 二 麻薬、大麻又はあへんの中毒者 三 罰金以上の刑に処せられた者 四 前号に該当する者を除くほか、医事に関し犯罪又は不正の行為のあつた者 第五条 厚生労働省に医籍を備え、登録年月日、第七条第一項又は第二項の規定による処分に関する事項その他の医師免許に関する事項を登録する。 第六条 免許は、医師国家試験に合格した者の申請により、医籍に登録することによつて行う。 2 厚生労働大臣は、免許を与えたときは、医師免許証を交付する。 3 医師は、厚生労働省令で定める二年ごとの年の十二月三十一日現在における氏名、住所(医業に従事する者については、更にその場所)その他厚生労働省令で定める事項を、当該年の翌年一月十五日までに、その住所地の都道府県知事を経由して厚生労働大臣に届け出なければならない。 第六条の二 厚生労働大臣は、医師免許を申請した者について、第四条第一号に掲げる者に該当すると認め、同条の規定により免許を与えないこととするときは、あらかじめ、当該申請者にその旨を通知し、その求めがあつたときは、厚生労働大臣の指定する職員にその意見を聴取させなければならない。 第七条 医師が、第三条に該当するときは、厚生労働大臣は、その免許を取り消す。 2 医師が第四条各号のいずれかに該当し、又は医師としての品位を損するような行為のあつたときは、厚生労働大臣は、次に掲げる処分をすることができる。 一 戒告 二 三年以内の医業の停止 三 免許の取消し 3 前二項の規定による取消処分を受けた者(第四条第三号若しくは第四号に該当し、又は医師としての品位を損するような行為のあつた者として前項の規定による取消処分を受けた者にあつては、その処分の日から起算して五年を経過しない者を除く。)であつても、その者がその取消しの理由となつた事項に該当しなくなつたとき、その他その後の事情により再び免許を与えるのが適当であると認められるに至つたときは、再免許を与えることができる。この場合においては、第六条第一項及び第二項の規定を準用する。 4 厚生労働大臣は、前三項に規定する処分をなすに当つては、あらかじめ、医道審議会の意見を聴かなければならない。 5 厚生労働大臣は、第一項又は第二項の規定による免許の取消処分をしようとするときは、都道府県知事に対し、当該処分に係る者に対する意見の聴取を行うことを求め、当該意見の聴取をもつて、厚生労働大臣による聴聞に代えることができる。 6 行政手続法 (平成五年法律第八十八号)第三章第二節 (第二十五条、第二十六条及び第二十八条を除く。)の規定は、都道府県知事が前項の規定により意見の聴取を行う場合について準用する。この場合において、同節 中「聴聞」とあるのは「意見の聴取」と、同法第十五条第一項 中「行政庁」とあるのは「都道府県知事」と、同条第三項 (同法第二十二条第三項 において準用する場合を含む。)中「行政庁は」とあるのは「都道府県知事は」と、「当該行政庁が」とあるのは「当該都道府県知事が」と、「当該行政庁の」とあるのは「当該都道府県の」と、同法第十六条第四項 並びに第十八条第一項 及び第三項 中「行政庁」とあるのは「都道府県知事」と、同法第十九条第一項 中「行政庁が指名する職員その他政令で定める者」とあるのは「都道府県知事が指名する職員」と、同法第二十条第一項 、第二項及び第四項中「行政庁」とあるのは「都道府県」と、同条第六項 、同法第二十四条第三項 及び第二十七条第一項 中「行政庁」とあるのは「都道府県知事」と読み替えるものとする。 7 厚生労働大臣は、都道府県知事から当該処分の原因となる事実を証する書類その他意見の聴取を行う上で必要となる書類を求められた場合には、速やかにそれらを当該都道府県知事あて送付しなければならない。 8 都道府県知事は、第五項の規定により意見の聴取を行う場合において、第六項において読み替えて準用する行政手続法第二十四条第三項 の規定により同条第一項 の調書及び同条第三項 の報告書の提出を受けたときは、これらを保存するとともに、当該処分の決定についての意見を記載した意見書を作成し、当該調書及び報告書の写しを添えて厚生労働大臣に提出しなければならない。 9 厚生労働大臣は、意見の聴取の終結後に生じた事情にかんがみ必要があると認めるときは、都道府県知事に対し、前項の規定により提出された意見書を返戻して主宰者に意見の聴取の再開を命ずるよう求めることができる。行政手続法第二十二条第二項 本文及び第三項 の規定は、この場合について準用する。 10 厚生労働大臣は、当該処分の決定をするときは、第八項の規定により提出された意見書並びに調書及び報告書の写しの内容を十分参酌してこれをしなければならない。 11 厚生労働大臣は、第二項の規定による医業の停止の命令をしようとするときは、都道府県知事に対し、当該処分に係る者に対する弁明の聴取を行うことを求め、当該弁明の聴取をもつて、厚生労働大臣による弁明の機会の付与に代えることができる。 12 前項の規定により弁明の聴取を行う場合において、都道府県知事は、弁明の聴取を行うべき日時までに相当な期間をおいて、当該処分に係る者に対し、次に掲げる事項を書面により通知しなければならない。 一 第二項の規定を根拠として当該処分をしようとする旨及びその内容 二 当該処分の原因となる事実 三 弁明の聴取の日時及び場所 13 厚生労働大臣は、第十一項に規定する場合のほか、厚生労働大臣による弁明の機会の付与に代えて、医道審議会の委員に、当該処分に係る者に対する弁明の聴取を行わせることができる。この場合においては、前項中「前項」とあるのは「次項」と、「都道府県知事」とあるのは「厚生労働大臣」と読み替えて、同項の規定を適用する。 14 第十二項(前項後段の規定により読み替えて適用する場合を含む。)の通知を受けた者は、代理人を出頭させ、かつ、証拠書類又は証拠物を提出することができる。 15 都道府県知事又は医道審議会の委員は、第十一項又は第十三項前段の規定により弁明の聴取を行つたときは、聴取書を作り、これを保存するとともに、当該処分の決定についての意見を記載した報告書を作成し、厚生労働大臣に提出しなければならない。 16 厚生労働大臣は、第五項又は第十一項の規定により都道府県知事が意見の聴取又は弁明の聴取を行う場合においては、都道府県知事に対し、あらかじめ、次に掲げる事項を通知しなければならない。 一 当該処分に係る者の氏名及び住所 二 当該処分の内容及び根拠となる条項 三 当該処分の原因となる事実 17 第五項の規定により意見の聴取を行う場合における第六項において読み替えて準用する行政手続法第十五条第一項 の通知又は第十一項 の規定により弁明の聴取を行う場合における第十二項 の通知は、それぞれ、前項の規定により通知された内容に基づいたものでなければならない。 18 第五項若しくは第十一項の規定により都道府県知事が意見の聴取若しくは弁明の聴取を行う場合又は第十三項前段の規定により医道審議会の委員が弁明の聴取を行う場合における当該処分については、行政手続法第三章 (第十二条及び第十四条を除く。)の規定は、適用しない。 第七条の二 厚生労働大臣は、前条第二項第一号若しくは第二号に掲げる処分を受けた医師又は同条第三項の規定により再免許を受けようとする者に対し、医師としての倫理の保持又は医師として具有すべき知識及び技能に関する研修として厚生労働省令で定めるもの(以下「再教育研修」という。)を受けるよう命ずることができる。 2 厚生労働大臣は、前項の規定による再教育研修を修了した者について、その申請により、再教育研修を修了した旨を医籍に登録する。 3 厚生労働大臣は、前項の登録をしたときは、再教育研修修了登録証を交付する。 4 第二項の登録を受けようとする者及び再教育研修修了登録証の書換交付又は再交付を受けようとする者は、実費を勘案して政令で定める額の手数料を納めなければならない。 5 前条第十一項から第十八項まで(第十三項を除く。)の規定は、第一項の規定による命令をしようとする場合について準用する。この場合において、必要な技術的読替えは、政令で定める。 第七条の三 厚生労働大臣は、医師について第七条第二項の規定による処分をすべきか否かを調査する必要があると認めるときは、当該事案に関係する者若しくは参考人から意見若しくは報告を徴し、診療録その他の物件の所有者に対し、当該物件の提出を命じ、又は当該職員をして当該事案に関係のある病院その他の場所に立ち入り、診療録その他の物件を検査させることができる。 2 前項の規定により立入検査をしようとする職員は、その身分を示す証明書を携帯し、関係人の請求があつたときは、これを提示しなければならない。 3 第一項の規定による立入検査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解してはならない。 第八条 この章に規定するもののほか、免許の申請、医籍の登録、訂正及び抹消、免許証の交付、書換交付、再交付、返納及び提出並びに住所の届出に関して必要な事項は政令で、第七条の二第一項の再教育研修の実施、同条第二項の医籍の登録並びに同条第三項の再教育研修修了登録証の交付、書換交付及び再交付に関して必要な事項は厚生労働省令で定める。 第三章 試験 第九条 医師国家試験は、臨床上必要な医学及び公衆衛生に関して、医師として具有すべき知識及び技能について、これを行う。 第十条 医師国家試験及び医師国家試験予備試験は、毎年少くとも一回、厚生労働大臣が、これを行う。 2 厚生労働大臣は、医師国家試験又は医師国家試験予備試験の科目又は実施若しくは合格者の決定の方法を定めようとするときは、あらかじめ、医道審議会の意見を聴かなければならない。 第十一条 医師国家試験は、左の各号の一に該当する者でなければ、これを受けることができない。 一 学校教育法 (昭和二十二年法律第二十六号)に基づく大学(以下単に「大学」という。)において、医学の正規の課程を修めて卒業した者 二 医師国家試験予備試験に合格した者で、合格した後一年以上の診療及び公衆衛生に関する実地修練を経たもの 三 外国の医学校を卒業し、又は外国で医師免許を得た者で、厚生労働大臣が前二号に掲げる者と同等以上の学力及び技能を有し、且つ、適当と認定したもの 第十二条 医師国家試験予備試験は、外国の医学校を卒業し、又は外国で医師免許を得た者のうち、前条第三号に該当しない者であつて、厚生労働大臣が適当と認定したものでなければ、これを受けることができない。 第十三条 削除 第十四条 削除 第十五条 医師国家試験又は医師国家試験予備試験に関して不正の行為があつた場合には、当該不正行為に関係のある者について、その受験を停止させ、又はその試験を無効とすることができる。この場合においては、なお、その者について、期間を定めて試験を受けることを許さないことができる。 第十六条 この章に規定するものの外、試験の科目、受験手続その他試験に関して必要な事項及び実地修練に関して必要な事項は、厚生労働省令でこれを定める。 第三章の二 臨床研修 第十六条の二 診療に従事しようとする医師は、二年以上、医学を履修する課程を置く大学に附属する病院又は厚生労働大臣の指定する病院において、臨床研修を受けなければならない。 2 厚生労働大臣は、前項の規定により指定した病院が臨床研修を行うについて不適当であると認めるに至つたときは、その指定を取り消すことができる。 3 厚生労働大臣は、第一項の指定又は前項の指定の取消しをしようとするときは、あらかじめ、医道審議会の意見を聴かなければならない。 4 第一項の規定の適用については、外国の病院で、厚生労働大臣が適当と認めたものは、同項の厚生労働大臣の指定する病院とみなす。 第十六条の三 臨床研修を受けている医師は、臨床研修に専念し、その資質の向上を図るように努めなければならない。 第十六条の四 厚生労働大臣は、第十六条の二第一項の規定による臨床研修を修了した者について、その申請により、臨床研修を修了した旨を医籍に登録する。 2 厚生労働大臣は、前項の登録をしたときは、臨床研修修了登録証を交付する。 第十六条の五 前条第一項の登録を受けようとする者及び臨床研修修了登録証の書換交付又は再交付を受けようとする者は、実費を勘案して政令で定める額の手数料を納めなければならない。 第十六条の六 この章に規定するもののほか、第十六条の二第一項の指定、第十六条の四第一項の医籍の登録並びに同条第二項の臨床研修修了登録証の交付、書換交付及び再交付に関して必要な事項は、厚生労働省令で定める。 第四章 業務 第十七条 医師でなければ、医業をなしてはならない。 第十八条 医師でなければ、医師又はこれに紛らわしい名称を用いてはならない。 第十九条 診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。 2 診察若しくは検案をし、又は出産に立ち会つた医師は、診断書若しくは検案書又は出生証明書若しくは死産証書の交付の求があつた場合には、正当の事由がなければ、これを拒んではならない。 第二十条 医師は、自ら診察しないで治療をし、若しくは診断書若しくは処方せんを交付し、自ら出産に立ち会わないで出生証明書若しくは死産証書を交付し、又は自ら検案をしないで検案書を交付してはならない。但し、診療中の患者が受診後二十四時間以内に死亡した場合に交付する死亡診断書については、この限りでない。 第二十一条 医師は、死体又は妊娠四月以上の死産児を検案して異状があると認めたときは、二十四時間以内に所轄警察署に届け出なければならない。 第二十二条 医師は、患者に対し治療上薬剤を調剤して投与する必要があると認めた場合には、患者又は現にその看護に当つている者に対して処方せんを交付しなければならない。ただし、患者又は現にその看護に当つている者が処方せんの交付を必要としない旨を申し出た場合及び次の各号の一に該当する場合においては、この限りでない。 一 暗示的効果を期待する場合において、処方せんを交付することがその目的の達成を妨げるおそれがある場合 二 処方せんを交付することが診療又は疾病の予後について患者に不安を与え、その疾病の治療を困難にするおそれがある場合 三 病状の短時間ごとの変化に即応して薬剤を投与する場合 四 診断又は治療方法の決定していない場合 五 治療上必要な応急の措置として薬剤を投与する場合 六 安静を要する患者以外に薬剤の交付を受けることができる者がいない場合 七 覚せい剤を投与する場合 八 薬剤師が乗り組んでいない船舶内において薬剤を投与する場合 第二十三条 医師は、診療をしたときは、本人又はその保護者に対し、療養の方法その他保健の向上に必要な事項の指導をしなければならない。 第二十四条 医師は、診療をしたときは、遅滞なく診療に関する事項を診療録に記載しなければならない。 2 前項の診療録であつて、病院又は診療所に勤務する医師のした診療に関するものは、その病院又は診療所の管理者において、その他の診療に関するものは、その医師において、五年間これを保存しなければならない。 第二十四条の二 厚生労働大臣は、公衆衛生上重大な危害を生ずる虞がある場合において、その危害を防止するため特に必要があると認めるときは、医師に対して、医療又は保健指導に関し必要な指示をすることができる。 2 厚生労働大臣は、前項の規定による指示をするに当つては、あらかじめ、医道審議会の意見を聴かなければならない。 第五章 医師試験委員 第二十五条 削除 第二十六条 削除 第二十七条 医師国家試験及び医師国家試験予備試験に関する事務をつかさどらせるため、厚生労働省に医師試験委員を置く。 2 医師試験委員に関し必要な事項は、政令で定める。 第二十八条及び二十九条 削除 第三十条 医師試験委員その他医師国家試験又は医師国家試験予備試験に関する事務をつかさどる者は、その事務の施行に当たつて厳正を保持し、不正の行為のないようにしなければならない。 第三十条の二 厚生労働大臣は、医療を受ける者その他国民による医師の資格の確認及び医療に関する適切な選択に資するよう、医師の氏名その他の政令で定める事項を公表するものとする。 第五章の二 雑則 第三十条の三 第六条第三項、第七条第五項及び第九項前段、同条第十一項及び第十二項(これらの規定を第七条の二第五項において準用する場合を含む。)、第七条第六項において準用する行政手続法第十五条第一項 及び第三項 (同法第二十二条第三項 において準用する場合を含む。)、第十六条第四項、第十八条第一項及び第三項、第十九条第一項、第二十条第六項並びに第二十四条第三項並びに第七条第九項後段において準用する同法第二十二条第三項 において準用する同法第十五条第三項 の規定により都道府県が処理することとされている事務は、地方自治法 (昭和二十二年法律第六十七号)第二条第九項第一号 に規定する第一号 法定受託事務とする。 第六章 罰則 第三十一条 次の各号のいずれかに該当する者は、三年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 一 第十七条の規定に違反した者 二 虚偽又は不正の事実に基づいて医師免許を受けた者 2 前項第一号の罪を犯した者が、医師又はこれに類似した名称を用いたものであるときは、三年以下の懲役若しくは二百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 第三十二条 第七条第二項の規定により医業の停止を命ぜられた者で、当該停止を命ぜられた期間中に、医業を行つたものは、一年以下の懲役若しくは五十万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。 第三十三条 第三十条の規定に違反して故意若しくは重大な過失により事前に試験問題を漏らし、又は故意に不正の採点をした者は、一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。 第三十三条の二 次の各号のいずれかに該当する者は、五十万円以下の罰金に処する。 一 第六条第三項、第十八条、第二十条から第二十二条まで又は第二十四条の規定に違反した者 二 第七条の二第一項の規定による命令に違反して再教育研修を受けなかつた者 三 第七条の三第一項の規定による陳述をせず、報告をせず、若しくは虚偽の陳述若しくは報告をし、物件を提出せず、又は検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した者 第三十三条の三 法人の代表者又は法人若しくは人の代理人、使用人その他の従業者が、その法人又は人の業務に関して前条第三号の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人又は人に対しても同条の罰金刑を科する。 附 則 抄 第三十四条 この法律施行の期日は、公布の日から起算して九十日を超えない期間内において、政令でこれを定める。 第三十五条 国民医療法(昭和十七年法律第七十号、以下旧法という。)は、これを廃止する。 第三十六条 旧法又は医師法(明治三十九年法律第四十七号、以下旧医師法という。)によつて医師免許を受けた者は、これをこの法律によつて医師免許を受けた者とみなす。旧医師法施行前に医術開業免状を得た者についても同様である。 2 旧医師法施行前医術仮開業免状を得た者の医業については、なお従前の例による。 3 昭和二十年八月十五日以前に、朝鮮総督、台湾総督、樺太庁長官、南洋庁長官若しくは満洲国駐さつ特命全権大使又は満洲国の医師免許を受けた日本国民に対する医師免許及び試験については、この法律施行の日から五年間は、なお従前の例によることができる。 4 前項に規定する者の外、昭和二十年八月十五日以前に、外国でその地の法令によつて医師免許若しくは医業免許を受け、又は中華民国(満洲及び蒙古を含む。)において領事官の医業免許を受けた日本国民に対する医師免許及び試験については、昭和三十年十二月三十一日まで、前項の例によることができる。 第三十七条 旧法又は旧医師法による医籍の登録は、これをこの法律による医籍の登録とみなす。 第三十八条 旧法又は旧医師法によつてした医師免許の取消処分又は医業停止の処分は、それぞれこれをこの法律の相当規定によつてしたものとみなす。この場合において、停止の期間は、なお従前の例による。 第四十条 旧法若しくは旧医師法又はこれに基いて発する命令又は右の命令に基いてなした処分に違反した者の処罰については、なお旧法又は旧医師法による。 第四十一条 国民医療法施行令の一部を改正する勅令(昭和二十一年勅令第四百二号)附則第二項の規定に該当する者は、第二条の規定にかかわらず、医師免許を受けることができる。 第四十二条 国民医療法施行令の一部を改正する勅令(昭和二十二年勅令第百三十七号)附則第二項の規定に該当する者は、第十一条の規定にかかわらず、医師国家試験を受けることができる。 第四十三条 学校教育法(昭和二十二年法律第二十六号)附則第三条の規定により大学令(大正七年勅令第三百八十八号)による大学又は専門学校令(明治三十六年勅令第六十一号)による専門学校として、その存続を認められた大学又は専門学校は、第十一条第一号の大学とみなす。 第四十四条 国は、当分の間、都道府県に対し、第十六条の二第一項に規定する病院に附属する施設のうち臨床研修を行うために必要なものの整備で日本電信電話株式会社の株式の売払収入の活用による社会資本の整備の促進に関する特別措置法(昭和六十二年法律第八十六号)第二条第一項第二号に該当するものにつき、当該都道府県が自ら行う場合にあつてはその要する費用に充てる資金の一部を、都道府県以外の病院の開設者が行う場合にあつては当該開設者に対し当該都道府県が補助する費用に充てる資金の一部を、予算の範囲内において、無利子で貸し付けることができる。 2 前項の国の貸付金の償還期間は、五年(二年以内の据置期間を含む。)以内で政令で定める期間とする。 3 前項に定めるもののほか、第一項の規定による貸付金の償還方法、償還期限の繰上げその他償還に関し必要な事項は、政令で定める。 4 国は、第一項の規定により都道府県に対し貸付けを行つた場合には、当該貸付けの対象である施設の整備について、当該貸付金に相当する金額の補助を行うものとし、当該補助については、当該貸付金の償還時において、当該貸付金の償還金に相当する金額を交付することにより行うものとする。 5 都道府県が、第一項の規定による貸付けを受けた無利子貸付金について、第二項及び第三項の規定に基づき定められる償還期限を繰り上げて償還を行つた場合(政令で定める場合を除く。)における前項の規定の適用については、当該償還は、当該償還期限の到来時に行われたものとみなす。 附 則 (昭和二四年五月一四日法律第六六号) この法律は、公布の日から施行する。 附 則 (昭和二五年三月三一日法律第三四号) この法律は、昭和二十五年四月一日から施行する。 附 則 (昭和二六年六月一日法律第一七四号) 抄 1 この法律は、公布の日から施行する。 附 則 (昭和二六年六月一四日法律第二三六号) 抄 1 この法律は、公布の日から施行する。 附 則 (昭和二八年八月一五日法律第二一三号) 抄 1 この法律は、昭和二十八年九月一日から施行する。 2 この法律施行前従前の法令の規定によりなされた許可、許可その他の処分又は申請、届出その他の手続は、それぞれ改正後の相当規定に基いてなされた処分又は手続とみなす。 附 則 (昭和二九年四月二二日法律第七一号) 抄 (施行期日) 1 この法律は、昭和二十九年五月一日から施行する。 附 則 (昭和三〇年八月八日法律第一四五号) 抄 1 この法律は、公布の日から施行する。 2 医薬関係審議会設置法(昭和二十九年法律第百三十四号)は、廃止する。 附 則 (昭和四三年五月一五日法律第四七号) 抄 (施行期日) 1 この法律は、公布の日から施行する。 (経過措置) 2 この法律の施行前に医師免許を受けた者については、この法律による改正後の医師法第三章の二の規定は適用しない。この法律の施行前に行なわれた医師国家試験に合格した者又は国民医療法施行令の一部を改正する勅令(昭和二十一年勅令第四百二号)附則第二項の規定に該当する者であって、この法律の施行後医師免許を受けたものについても、同様とする。 附 則 (昭和四四年六月二五日法律第五一号) この法律は、公布の日から施行する。ただし、第一条中厚生省設置法第二十九条第一項の表薬剤師試験審議会の項を削る改正規定並びに第十条及び第十一条の規定は昭和四十四年九月一日から、第一条中厚生省設置法第二十九条第一項の表栄養審議会の項の改正規定、同表中医師試験研修審議会の項を改める改正規定並びに同表歯科医師試験審議会、保健婦助産婦看護婦審議会及び理学療法士作業療法士審議会の項を削る改正規定並びに同法第三十六条の七第三号にただし書を加える改正規定及び同法第三十六条の八に一号を加える改正規定並びに第二条から第九条までの規定は昭和四十四年十一月一日から施行する。 附 則 (昭和四六年一二月三一日法律第一三〇号) 抄 (施行期日) 1 この法律は、琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の効力発生の日から施行する。 附 則 (昭和五三年五月二三日法律第五五号) 抄 (施行期日等) 1 この法律は、公布の日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。 一 第四十九条中精神衛生法第十六条の三第三項及び第四項の改正規定並びに第五十九条中森林法第七十条の改正規定 公布の日から起算して六月を経過した日 二 第一条(台風常襲地帯対策審議会に係る部分を除く。)及び第六条から第九条までの規定、第十条中奄美群島振興開発特別措置法第七条第一項の改正規定並びに第十一条、第十二条及び第十四条から第三十二条までの規定 昭和五十四年三月三十一日までの間において政令で定める日 附 則 (昭和五六年五月二五日法律第五一号) この法律は、公布の日から施行する。 附 則 (昭和五七年七月二三日法律第六九号) 抄 (施行期日) 1 この法律は、公布の日から施行する。 (経過措置) 9 この法律(附則第一項第四号及び第五号に掲げる規定については、当該各規定)の施行前にした行為並びに附則第三項第一号の規定により従前の例によることとされる届出に係るこの法律の施行後にした行為及び同項第二号の規定により従前の例によることとされるトランプ類税に係るこの法律の施行後にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 附 則 (平成五年一一月一二日法律第八九号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、行政手続法(平成五年法律第八十八号)の施行の日から施行する。 (諮問等がされた不利益処分に関する経過措置) 第二条 この法律の施行前に法令に基づき審議会その他の合議制の機関に対し行政手続法第十三条に規定する聴聞又は弁明の機会の付与の手続その他の意見陳述のための手続に相当する手続を執るべきことの諮問その他の求めがされた場合においては、当該諮問その他の求めに係る不利益処分の手続に関しては、この法律による改正後の関係法律の規定にかかわらず、なお従前の例による。 (医師法の一部改正に伴う経過措置) 第六条 第九十六条の規定の施行前に、同条の規定による改正前の医師法第七条第五項後段の規定による通知がされた場合においては、当該通知に係る免許の取消し及び医業の停止の手続に関しては、第九十六条の規定による改正後の同法の規定にかかわらず、なお従前の例による。 (罰則に関する経過措置) 第十三条 この法律の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 (聴聞に関する規定の整理に伴う経過措置) 第十四条 この法律の施行前に法律の規定により行われた聴聞、聴問若しくは聴聞会(不利益処分に係るものを除く。)又はこれらのための手続は、この法律による改正後の関係法律の相当規定により行われたものとみなす。 (政令への委任) 第十五条 附則第二条から前条までに定めるもののほか、この法律の施行に関して必要な経過措置は、政令で定める。 附 則 (平成一一年七月一六日法律第八七号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、平成十二年四月一日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。 一 第一条中地方自治法第二百五十条の次に五条、節名並びに二款及び款名を加える改正規定(同法第二百五十条の九第一項に係る部分(両議院の同意を得ることに係る部分に限る。)に限る。)、第四十条中自然公園法附則第九項及び第十項の改正規定(同法附則第十項に係る部分に限る。)、第二百四十四条の規定(農業改良助長法第十四条の三の改正規定に係る部分を除く。)並びに第四百七十二条の規定(市町村の合併の特例に関する法律第六条、第八条及び第十七条の改正規定に係る部分を除く。)並びに附則第七条、第十条、第十二条、第五十九条ただし書、第六十条第四項及び第五項、第七十三条、第七十七条、第百五十七条第四項から第六項まで、第百六十条、第百六十三条、第百六十四条並びに第二百二条の規定 公布の日 (従前の例による事務等に関する経過措置) 第六十九条 国民年金法等の一部を改正する法律(昭和六十年法律第三十四号)附則第三十二条第一項、第七十八条第一項並びに第八十七条第一項及び第十三項の規定によりなお従前の例によることとされた事項に係る都道府県知事の事務、権限又は職権(以下この条において「事務等」という。)については、この法律による改正後の国民年金法、厚生年金保険法及び船員保険法又はこれらの法律に基づく命令の規定により当該事務等に相当する事務又は権限を行うこととされた厚生大臣若しくは社会保険庁長官又はこれらの者から委任を受けた地方社会保険事務局長若しくはその地方社会保険事務局長から委任を受けた社会保険事務所長の事務又は権限とする。 (新地方自治法第百五十六条第四項の適用の特例) 第七十条 第百六十六条の規定による改正後の厚生省設置法第十四条の地方社会保険事務局及び社会保険事務所であって、この法律の施行の際旧地方自治法附則第八条の事務を処理するための都道府県の機関(社会保険関係事務を取り扱うものに限る。)の位置と同一の位置に設けられるもの(地方社会保険事務局にあっては、都道府県庁の置かれている市(特別区を含む。)に設けられるものに限る。)については、新地方自治法第百五十六条第四項の規定は、適用しない。 (社会保険関係地方事務官に関する経過措置) 第七十一条 この法律の施行の際現に旧地方自治法附則第八条に規定する職員(厚生大臣又はその委任を受けた者により任命された者に限る。附則第百五十八条において「社会保険関係地方事務官」という。)である者は、別に辞令が発せられない限り、相当の地方社会保険事務局又は社会保険事務所の職員となるものとする。 (地方社会保険医療協議会に関する経過措置) 第七十二条 第百六十九条の規定による改正前の社会保険医療協議会法の規定による地方社会保険医療協議会並びにその会長、委員及び専門委員は、相当の地方社会保険事務局の地方社会保険医療協議会並びにその会長、委員及び専門委員となり、同一性をもって存続するものとする。 (準備行為) 第七十三条 第二百条の規定による改正後の国民年金法第九十二条の三第一項第二号の規定による指定及び同条第二項の規定による公示は、第二百条の規定の施行前においても行うことができる。 (厚生大臣に対する再審査請求に係る経過措置) 第七十四条 施行日前にされた行政庁の処分に係る第百四十九条から第百五十一条まで、第百五十七条、第百五十八条、第百六十五条、第百六十八条、第百七十条、第百七十二条、第百七十三条、第百七十五条、第百七十六条、第百八十三条、第百八十八条、第百九十五条、第二百一条、第二百八条、第二百十四条、第二百十九条から第二百二十一条まで、第二百二十九条又は第二百三十八条の規定による改正前の児童福祉法第五十九条の四第二項、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律第十二条の四、食品衛生法第二十九条の四、旅館業法第九条の三、公衆浴場法第七条の三、医療法第七十一条の三、身体障害者福祉法第四十三条の二第二項、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第五十一条の十二第二項、クリーニング業法第十四条の二第二項、狂犬病予防法第二十五条の二、社会福祉事業法第八十三条の二第二項、結核予防法第六十九条、と畜場法第二十条、歯科技工士法第二十七条の二、臨床検査技師、衛生検査技師等に関する法律第二十条の八の二、知的障害者福祉法第三十条第二項、老人福祉法第三十四条第二項、母子保健法第二十六条第二項、柔道整復師法第二十三条、建築物における衛生的環境の確保に関する法律第十四条第二項、廃棄物の処理及び清掃に関する法律第二十四条、食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関する法律第四十一条第三項又は感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第六十五条の規定に基づく再審査請求については、なお従前の例による。 (厚生大臣又は都道府県知事その他の地方公共団体の機関がした事業の停止命令その他の処分に関する経過措置) 第七十五条 この法律による改正前の児童福祉法第四十六条第四項若しくは第五十九条第一項若しくは第三項、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律第八条第一項(同法第十二条の二第二項において準用する場合を含む。)、食品衛生法第二十二条、医療法第五条第二項若しくは第二十五条第一項、毒物及び劇物取締法第十七条第一項(同法第二十二条第四項及び第五項で準用する場合を含む。)、厚生年金保険法第百条第一項、水道法第三十九条第一項、国民年金法第百六 条第一項、薬事法第六十九条第一項若しくは第七十二条又は柔道整復師法第十八条第一項の規定により厚生大臣又は都道府県知事その他の地方公共団体の機関がした事業の停止命令その他の処分は、それぞれ、この法律による改正後の児童福祉法第四十六条第四項若しくは第五十九条第一項若しくは第三項、あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律第八条第一項(同法第十二条の二第二項において準用する場合を含む。)、食品衛生法第二十二条若しくは第二十三条、医療法第五条第二項若しくは第二十五条第一項、毒物及び劇物取締法第十七条第一項若しくは第二項(同法第二十二条第四項及び第五項で準用する場合を含む。)、厚生年金保険法第百条第一項、水道法第三十九条第一項若しくは第二項、国民年金法第百六条第一項、薬事法第六十九条第一項若しくは第二項若しくは第七十二条第二項又は柔道整復師法第十八条第一項の規定により厚生大臣又は地方公共団体がした事業の停止命令その他の処分とみなす。 (国等の事務) 第百五十九条 この法律による改正前のそれぞれの法律に規定するもののほか、この法律の施行前において、地方公共団体の機関が法律又はこれに基づく政令により管理し又は執行する国、他の地方公共団体その他公共団体の事務(附則第百六十一条において「国等の事務」という。)は、この法律の施行後は、地方公共団体が法律又はこれに基づく政令により当該地方公共団体の事務として処理するものとする。 (処分、申請等に関する経過措置) 第百六十条 この法律(附則第一条各号に掲げる規定については、当該各規定。以下この条及び附則第百六十三条において同じ。)の施行前に改正前のそれぞれの法律の規定によりされた許可等の処分その他の行為(以下この条において「処分等の行為」という。)又はこの法律の施行の際現に改正前のそれぞれの法律の規定によりされている許可等の申請その他の行為(以下この条において「申請等の行為」という。)で、この法律の施行の日においてこれらの行為に係る行政事務を行うべき者が異なることとなるものは、附則第二条から前条までの規定又は改正後のそれぞれの法律(これに基づく命令を含む。)の経過措置に関する規定に定めるものを除き、この法律の施行の日以後における改正後のそれぞれの法律の適用については、改正後のそれぞれの法律の相当規定によりされた処分等の行為又は申請等の行為とみなす。 2 この法律の施行前に改正前のそれぞれの法律の規定により国又は地方公共団体の機関に対し報告、届出、提出その他の手続をしなければならない事項で、この法律の施行の日前にその手続がされていないものについては、この法律及びこれに基づく政令に別段の定めがあるもののほか、これを、改正後のそれぞれの法律の相当規定により国又は地方公共団体の相当の機関に対して報告、届出、提出その他の手続をしなければならない事項についてその手続がされていないものとみなして、この法律による改正後のそれぞれの法律の規定を適用する。 (不服申立てに関する経過措置) 第百六十一条 施行日前にされた国等の事務に係る処分であって、当該処分をした行政庁(以下この条において「処分庁」という。)に施行日前に行政不服審査法に規定する上級行政庁(以下この条において「上級行政庁」という。)があったものについての同法による不服申立てについては、施行日以後においても、当該処分庁に引き続き上級行政庁があるものとみなして、行政不服審査法の規定を適用する。この場合において、当該処分庁の上級行政庁とみなされる行政庁は、施行日前に当該処分庁の上級行政庁であった行政庁とする。 2 前項の場合において、上級行政庁とみなされる行政庁が地方公共団体の機関であるときは、当該機関が行政不服審査法の規定により処理することとされる事務は、新地方自治法第二条第九項第一号に規定する第一号法定受託事務とする。 (手数料に関する経過措置) 第百六十二条 施行日前においてこの法律による改正前のそれぞれの法律(これに基づく命令を含む。)の規定により納付すべきであった手数料については、この法律及びこれに基づく政令に別段の定めがあるもののほか、なお従前の例による。 (罰則に関する経過措置) 第百六十三条 この法律の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 (その他の経過措置の政令への委任) 第百六十四条 この附則に規定するもののほか、この法律の施行に伴い必要な経過措置(罰則に関する経過措置を含む。)は、政令で定める。 2 附則第十八条、第五十一条及び第百八十四条の規定の適用に関して必要な事項は、政令で定める。 (検討) 第二百五十条 新地方自治法第二条第九項第一号に規定する第一号法定受託事務については、できる限り新たに設けることのないようにするとともに、新地方自治法別表第一に掲げるもの及び新地方自治法に基づく政令に示すものについては、地方分権を推進する観点から検討を加え、適宜、適切な見直しを行うものとする。 第二百五十一条 政府は、地方公共団体が事務及び事業を自主的かつ自立的に執行できるよう、国と地方公共団体との役割分担に応じた地方税財源の充実確保の方途について、経済情勢の推移等を勘案しつつ検討し、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。 第二百五十二条 政府は、医療保険制度、年金制度等の改革に伴い、社会保険の事務処理の体制、これに従事する職員の在り方等について、被保険者等の利便性の確保、事務処理の効率化等の視点に立って、検討し、必要があると認めるときは、その結果に基づいて所要の措置を講ずるものとする。 附 則 (平成一一年七月一六日法律第一〇二号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、内閣法の一部を改正する法律(平成十一年法律第八十八号)の施行の日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。 二 附則第十条第一項及び第五項、第十四条第三項、第二十三条、第二十八条並びに第三十条の規定 公布の日 (職員の身分引継ぎ) 第三条 この法律の施行の際現に従前の総理府、法務省、外務省、大蔵省、文部省、厚生省、農林水産省、通商産業省、運輸省、郵政省、労働省、建設省又は自治省(以下この条において「従前の府省」という。)の職員(国家行政組織法(昭和二十三年法律第百二十号)第八条の審議会等の会長又は委員長及び委員、中央防災会議の委員、日本工業標準調査会の会長及び委員並びに これらに類する者として政令で定めるものを除く。)である者は、別に辞令を発せられない限り、同一の勤務条件をもって、この法律の施行後の内閣府、総務省、法務省、外務省、財務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省若しくは環境省(以下この条において「新府省」という。)又はこれに置かれる部局若しくは機関のうち、この法律の施行の際現に当該職員が属する従前の府省又はこれに置かれる部局若しくは機関の相当の新府省又はこれに置かれる部局若しくは機関として政令で定めるものの相当の職員となるものとする。 (別に定める経過措置) 第三十条 第二条から前条までに規定するもののほか、この法律の施行に伴い必要となる経過措置は、別に法律で定める。 附 則 (平成一一年一二月八日法律第一五一号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、平成十二年四月一日から施行する。 第四条 この法律の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 附 則 (平成一一年一二月二二日法律第一六〇号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律(第二条及び第三条を除く。)は、平成十三年一月六日から施行する。 附 則 (平成一二年一二月六日法律第一四一号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、それぞれ当該各号に定める日から施行する。 一 第二条、第四条並びに附則第八条から第十条まで及び第二十三条の規定 平成十六年四月一日 二 第三条、第五条並びに附則第十一条から第十三条まで及び第二十四条の規定 平成十八年四月一日 (臨床研修修了医師の登録に係る経過措置) 第八条 附則第一条第一号に掲げる規定の施行の際現に医師免許を受けている者及び当該規定の施行前に医師免許の申請を行った者であって当該規定の施行後に医師免許を受けたものは、第二条の規定による改正後の医療法及び第四条の規定による改正後の医師法の適用については、同法第十六条の四第一項の規定による登録を受けた者とみなす。 (指定病院に係る経過措置) 第九条 附則第一条第一号に掲げる規定の施行の際現に第四条の規定による改正前の医師法第十六条の二第一項の規定による指定を受けている病院は、第四条の規定による改正後の医師法第十六条の二第一項の規定による指定を受けている病院とみなす。 (診療所の開設の届出に係る経過措置) 第十条 附則第一条第一号に掲げる規定の施行前に第二条の規定による改正前の医療法第八条の規定による届出をした医師は、第二条の規定による改正後の医療法第八条の規定による届出をしたものとみなす。 (臨床研修修了歯科医師の登録に係る経過措置) 第十一条 附則第一条第二号に掲げる規定の施行の際現に歯科医師免許を受けている者及び当該規定の施行前に歯科医師免許の申請を行った者であって当該規定の施行後に歯科医師免許を受けたものは、第三条の規定による改正後の医療法及び第五条の規定による改正後の歯科医師法の適用については、同法第十六条の四第一項の規定による登録を受けた者とみなす。 (罰則に関する経過措置) 第十四条 この法律(附則第一条各号に掲げる規定については、当該各規定)の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 (その他の経過措置の政令への委任) 第十五条 附則第二条から前条までに規定するもののほか、この法律の施行に伴い必要な経過措置は、政令で定める。 附 則 (平成一三年六月二九日法律第八七号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して一月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。 (検討) 第二条 政府は、この法律の施行後五年を目途として、この法律による改正後のそれぞれの法律における障害者に係る欠格事由の在り方について、当該欠格事由に関する規定の施行の状況を勘案して検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。 (再免許に係る経過措置) 第三条 この法律による改正前のそれぞれの法律に規定する免許の取消事由により免許を取り消された者に係る当該取消事由がこの法律による改正後のそれぞれの法律により再免許を与えることができる取消事由(以下この条において「再免許が与えられる免許の取消事由」という。)に相当するものであるときは、その者を再免許が与えられる免許の取消事由により免許が取り消された者とみなして、この法律による改正後のそれぞれの法律の再免許に関する規定を適用する。 (罰則に係る経過措置) 第四条 この法律の施行前にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 附 則 (平成一四年二月八日法律第一号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から施行する。 附 則 (平成一八年六月二一日法律第八四号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、平成十九年四月一日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。 一 附則第十六条の規定、附則第三十一条の規定及び附則第三十二条の規定 公布の日 二 第一条の規定、附則第三条第一項から第三項までの規定及び附則第十七条の規定中健康保険法(大正十一年法律第七十号)第六十五条第二項の改正規定 平成十九年一月一日 三 第三条の規定、第七条の規定、第八条の規定中薬事法第七条第一項の改正規定、第九条の規定(薬剤師法第二十二条の改正規定を除く。)、第十一条の規定、附則第十四条第三項及び第四項の規定、附則第十八条の規定中地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)別表第一保健師助産師看護師法(昭和二十三年法律第二百三号)の項及び同表薬剤師法(昭和三十五年法律第百四十六号)の項の改正規定並びに附則第三十条の規定 平成二十年四月一日 (検討) 第二条 政府は、この法律の施行後五年を目途として、この法律の施行の状況等を勘案し、この法律により改正された医療法等の規定に基づく規制の在り方について検討を加え、必要があると認めるときは、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする。 (再免許の交付に関する経過措置) 第十四条 施行日前に第四条の規定による改正前の医師法第七条第二項の規定による取消処分を受けた者に係る第四条の規定による改正後の医師法第七条第三項の規定の適用については、なお従前の例による。 2 施行日前に第五条の規定による改正前の歯科医師法第七条第二項の規定による取消処分を受けた者に係る第五条の規定による改正後の歯科医師法第七条第三項の規定の適用については、なお従前の例による。 3 附則第一条第三号に掲げる規定の施行の日前に第七条の規定による改正前の保健師助産師看護師法第十四条第一項又は第二項の規定による取消処分を受けた者に係る第七条の規定による改正後の保健師助産師看護師法第十四条第三項の規定の適用については、なお従前の例による。 4 附則第一条第三号に掲げる規定の施行の日前に第七条の規定による改正前の保健師助産師看護師法第十四条第一項又は第二項の規定による取消処分を受けた者に係る第七条の規定による改正後の保健師助産師看護師法第十四条第三項の規定の適用については、なお従前の例による。 (罰則の適用に関する経過措置) 第三十一条 この法律(附則第一条各号に掲げる規定については、当該各規定)の施行前にした行為並びにこの附則の規定によりなお従前の例によることとされる場合におけるこの法律の施行後にした行為及びこの附則の規定によりなお効力を有することとされる場合におけるこの法律の施行後にした行為に対する罰則の適用については、なお従前の例による。 (その他の経過措置の政令への委任) 第三十二条 附則第三条から第十六条まで及び前条に定めるもののほか、この法律の施行に伴い必要な経過措置は、政令で定める。 附 則 (平成一九年六月二七日法律第九六号) 抄 (施行期日) 第一条 この法律は、公布の日から起算して六月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/120.html
C 症状・疾病別の初期対応 症状・疾病別の初期対応2 小項目 心肺(機能)停止,失神,意識障害,麻痺,ショック,けいれん,けいれん重積状態,激しい頭痛,高熱,低体温,眼痛,眼の損傷,めまい,呼吸困難,喀血,激しい胸痛・背部痛,激しい腹痛・腰痛,嘔吐,急性消化管出血,下痢,誤飲,誤嚥,尿閉,激しい陰嚢内容痛,血尿,激しい四肢の疼痛,創傷,熱傷,急性中毒,重症感染症,産科領域の救急(流・早産,正期産),精神化領域の救急 102C21 55歳の男性。夜間,突然の呼吸困難のため搬入された。5年前に拡張型心筋症の診断を受けている。喘鳴が著明で泡沫状でピンク色の喀痰排出があった。マスクで酸素投与(6l/分)を開始した。呼吸数 23/分。脈拍 124/分,整。血圧 98/78mmHg。動脈血ガス分析:pH 7.28,PaO2 68Torr,PaCO2 52Torr。胸部エックス線写真は両側肺門部を中心に蝶形陰影を呈する。 まず投与するのはどれか。 a アルブミン b 重炭酸ナトリウム c プロプラノロール d プレドニゾロン e フロセミド × a × b × c × d ○ e 正解 e 102C22 中年の男性。意識がないため搬入された。呼名に反応はない。呼吸は規則的。脈拍 108/分,整。血圧 160/94mmHg。頚動脈と橈骨動脈とは触知可能。四肢体幹の皮膚には冷汗と著明な湿潤とがある。浮腫は認めない。 まず行う検査はどれか。 a 血糖 b 心電図 c 胸部単純CT d 動脈血ガス分析 e 腹部超音波検査 ○ a × b × c × d × e 正解 a 102C30,102C31 次の文を読み,30,31の問いに答えよ。 72歳の女性。突然の頭痛のため搬入された。 現病歴: 2時間前に突然の後頭部痛と嘔気とが出現した。 既往歴: 40歳代から高血圧症で降圧薬を服用中である。 生活歴: 特記すべきことはない。 家族歴: 父親が高血圧。母親が大腸癌。 現症: 意識は清明。身長 150cm,体重 37.2℃。脈拍 68/分,整。血圧 164/88mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。神経学的に異常はない。 検査所見: 尿所見:蛋白(-),糖(-)。血液所見:赤血球 415万,Hb 13.0g/dl,Ht 38%,白血球 17000(桿状核好中球 4%,分葉核好中球 78%,好酸球 1%,好塩基球 0%,単球 5%,リンパ球 12%),血小板 18万。血液生化学所見:血糖 181mg/dl,総蛋白 6.9g/dl,アルブミン 4.2g/dl,尿素窒素 14.0mg/dl,クレアチニン 0.4mg/dl,総コレステロール 194mg/dl,総ビリルビン 1.2mg/dl,AST 23IU/l, ALT 20IU/ml,LDH 223IU/l(基準 176~353),ALP 243IU/l(基準 260以下),Na 141mEq/l,K 4.2mEq/l,Cl 102mEq/l。 30 診察中に全身のけいれんが起こり,持続している。 投与すべき薬剤はどれか。 a モルヒネ b ジアゼパム c アトロピン d プレドニゾロン e サクシニルコリン × a ○ b × c × d × e 正解 b 31 入院時の頭部単純CTを別に示す。 最も考えられるのはどれか。 a 髄膜炎 b 脳出血 c 脳腫瘍 d 脳梗塞 e くも膜下出血 × a × b × c × d ○ e 正解 e 102F21 53歳の男性。狭心症の精査目的で通院中である。外来の待合室で様子がおかしくなった。意識はなく,あえぐような不規則な呼吸をしている。 直ちに持参するよう依頼するのはどれか。 a 自動体外式除細動器(AED) b 心エコー装置 c 人工呼吸器 d 心臓ペースメーカー e 胸腔ドレナージチューブ ○ a × b × c × d × e 正解 a 102F22 33歳の女性。急性の呼吸困難のため搬入された。3年前に喘息を発症し,近医で治療を受けていた。最近鼻閉がみられるので耳部咽喉科を受診したところ鼻ポリープを指摘された。本日歯痛が出現したので,家にある痛み止めを服用したところ重篤な呼吸困難が出現した。入院後直ちに酸素吸入とβ刺激薬投与を行った。 次に投与するのはどれか。 a 抗菌薬 b 抗コリン薬 c 喀痰溶解薬 d 抗ヒスタミン薬 e 副腎皮質ステロイド薬 × a × b × c × d ○ e 正解 e 102F30,102F31 次の文を読み,30,31の問いに答えよ。 27歳の経産婦。分娩後の出血と意識レベルの低下とのため搬入された。 現病歴: 妊娠38週時に陣痛が発来し,分娩のため近医に入院した。陣痛が増強し,入院18時間後,吸引分娩によって3040gの男児を娩出した。胎盤娩出直後から凝血塊を混じる出血とともに呼吸困難と気分不良とを訴え,次第に意識レベルが低下した。 妊娠・分娩歴: 1経妊,1経産,25歳児,妊娠39週で回旋異常のため,帝王切開によって3200gの男児を娩出した。 既往歴: 特記すべきことはない。 現症: 呼びかけに反応するが意識は混濁している。体温 37.3℃。呼吸数 38/分,浅。脈拍 132/分,整。血圧 70/52mmHg。顔面は蒼白。心音と呼吸音とに異常を認めない。子宮底は臍上1cm,軟,自発痛と圧痛とはない。腟鏡診で腟壁と子宮腟部とに異常はなく,外子宮口から流動性に富む血液の流出が続いている。 検査所見: 尿所見:蛋白(±),糖(-)。濃縮尿。 30 診断上重要でない徴候はどれか。 a 頻脈 b 発熱 c 低血圧 d 頻呼吸 e 意識混濁 ○ a × b ○ c ○ d ○ e 正解 b 31 緊急性が低い検査はどれか。 a 脳波 b 血球検査 c 交差適合試験 d 動脈血ガス分析 e 凝固・線溶検査 × a ○ b ○ c ○ d ○ e 正解 a 102H26 40歳の男性。仕事中,大量に吐血して搬入された。意識は清明。体温 36.1℃。脈拍 120/分,整。血圧 76/50mmHg。顔面は蒼白。腹部は平坦,軟。上腹部に圧痛を認めるが,筋性防御は認めない。血液所見:赤血球 260万,Hb 8.4g/dl,Ht 25%,白血球 12000,血小板 23万。 対応として適切でないのはどれか。 a 酸素投与 b 静脈路確保 c 膀胱カテーテル挿入 d 上部消化管造影 e 上部消化管内視鏡検査 ○ a ○ b ○ c × d ○ e 正解 d 102H37,102H38 次の文を読み,37,38の問いに答えよ。 10か月の乳児。けいれんを起こしたため搬入された。 現病歴: 2日前の朝から38.5℃の発熱と喘鳴とがあり,抗菌薬と鎮咳去痰薬の投与を受けた。今朝から機嫌が悪く,昼過ぎから全身性強直間代性けいれんを起こした。来院時けいれんは停止していたが,けいれんの持続時間は40分間であった。 既往歴: 特記すべきことはない。 発達歴: 特記すべきことはない。 家族歴: 母親が子供のころにけいれんを起こしたことがある。 現症: 呼びかけても開瞼しない。身長 73cm,体重 9.2kg。体温 38.8℃,呼吸数 36/分。心拍数 120/分,整。皮膚に発疹を認めない。眼瞼結膜に貧血を認めない。咽頭に発赤を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,右肋骨弓下に感を1cm触知する。四肢の腱反射は軽度亢進している。 37 本児について単純型熱性けいれんに当てはまらないのはどれか。 a 発症年齢 b けいれんの型 c けいれん時の体温 d けいれんの家族歴 e けいれんの持続時間 ○ a ○ b ○ c ○ d × e 正解 e 38 まず行うべき検査はどれか。 a 脳波 b 頭部単純CT c 脳脊髄液検査 d 動脈血ガス分析 e 胸部エックス線撮影 × a ○ b × c × d × e 正解 b 101D12 45歳の男性。出勤中に起きた激しいめまいと吐き気とを主訴に来院した。1年前に転勤となり,通勤に1時間半かかるようになった。慣れない仕事でしかも上司との関係が悪く,出勤に負担を感じるようになった。半年前からは,なかなか寝つけず,朝も早く目が覚めてしまうようになり,倦怠感が強く出勤がつらくなってきた。職場では,午前中は特に,頭が重く感じられ仕事の能率が上がらないために,夜遅くまで職場に残って仕事をしなければならなくなっていた。1か月前からは,食欲がなくなり,何をしても楽しいと感じられなくなった。 この患者で最も注意すべき症状はどれか。 a 幻聴 b 過呼吸 c 被害妄想 d 自殺念慮 e 記銘力低下 × a × b × c ○ d × e 正解 d 診断 うつ病 101D13 10か月の乳児。1時間前に紙巻タバコ1本を食べたことを主訴に来院した。意識は傾眠傾向で,顔色は不良である。 対応として適切なのはどれか。 a 輸液 b 胃洗浄 c 経過観察 d 緩下薬投与 e 人工乳投与 × a ○ b × c × d × e 正解 b 診断 タバコ誤飲による急性ニコチン中毒 101D14 40歳の女性。夜間当直に電話をかけてきた。当直医(A医師)と患者との会話を以下に示す。 医師「当直医のAです。どうしましたか」 患者「眼が痛いのです」 医師「もう少し詳しく話してもらえますか」 患者「目薬と間違えて,他の薬を目にさしてしまいました」 医師「何の薬ですか」 患者「液状の水虫薬です」 医師「どれくらい前ですか」 患者「さしたばかりです」 医師「痛みはどんな感じですか」 患者「しみるように痛みます」 医師「病院まではどれくらいで来られますか」 患者「夫の運転する車で30分で着きます」 指示として適切なのはどれか。 a 「そのまま急いで来てください」 b 「目を冷やしながら来てください」 c 「水道水で目を洗ってから来てください」 d 「薄めたお酢で目を洗ってから来てください」 e 「2,3時間様子をみて痛みが続けば来てください」 × a × b ○ c × d 禁忌 × e 正解 c 診断 誤点眼による角結膜障害の疑い 101D37,101D38 次の文を読み,37,38の問いに答えよ。 31歳の妊婦。性器出血を主訴に来院した。 現病歴: 妊娠28週時に無痛性の少量性器出血を認めたが,自然に止血したため放置していた。妊娠29週6日,早朝排尿後に凝血塊を混じた中等量の性器出血があり入院となった。妊娠初期の血液検査と子宮頸部細胞診とで異常を認めなかった。腹痛はない。 既往歴: 4回経妊,2回経産,2回自然流産。27歳時に第2子を回旋異常のため緊急帝王切開で分娩した。 現症: 意識は清明。顔貌は正常。身長 160cm,体重 67kg。体温 36.4℃。呼吸数 18/分。脈拍 84/分,整。血圧 118/72mmHg。胸部に異常はない。両下腿の脛骨稜に浮腫はない。子宮底長 28cm。胎児は第2頭位。腟鏡診で子宮腟部は紫藍色を呈し,外子宮口から少量の出血がみられる。子宮頸部は軟で,子宮口の開大は認めない。内診では児頭を明確に触れず,腟円蓋部と児頭との間に柔軟・弾力性の海綿様組織を触れる。来院時の胎児心拍数陣痛図で心拍数は130~140/分で,胎動に伴う一過性頻脈がある。子宮収縮を認めない。 検査所見: 尿所見:蛋白 1+,糖(-),潜血 1+。血液所見:赤血球 342万,Hb 9.8g/dl,Ht 27%,白血球 11600,血小板 28万。CRP 0.1mg/dl。 37 診断に最も有用なのはどれか。 a 腹部エックス線単純撮影 b 腹部単純CT c 経腟超音波検査 d コルポスコピィ e 腹部MRI × a 禁忌 × b 禁忌 ○ c × d × e 正解 c 38 対応として適切なのはどれか。 a 安静 b 抗凝固薬投与 c 輸血 d 分娩誘発 e 帝王切開 ○ a × b × c × d 禁忌 × e 正解 a 診断 前置胎盤 101D41,101D42 次の文を読み,41,42の問いに答えよ。 42歳の男性。頻回の嘔吐を主訴に来院した。 現病歴: 2か月前から食後に上腹部膨満感が出現し,1週前から時々嘔吐するようになった。上腹部に重圧感を自覚することもあり,一昨日から嘔吐が頻回になり,黒っぽい便が出ている。吐物は食物残渣のみで,血液の混入はない。 既往歴: 28歳時,十二指腸潰瘍に罹患し服薬治療を受けていたが,再発を繰り返していた。 現症: 意識は清明。身長 170cm,体重 54kg。体温 36.9℃。呼吸数 12/分。脈拍 124/分,整。血圧 98/58mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦で,上腹部に圧痛を認める。腸雑音は正常である。 検査所見: 尿所見:蛋白(-),糖(-)。血液所見:赤血球 242万,Hb 6.5g/dl,Ht 20%,血小板 39万。血清生化学所見:総蛋白 6.5g/dl,アルブミン 3.8g/dl,尿素窒素 42mg/dl,クレアチニン 0.9mg/dl,AST 38IU/l,ALT 33IU/l,LDH 360IU/l(基準 176~353)。 41 この患者の血清電解質で最も著しい異常がみられるのはどれか。 a ナトリウム b カリウム c クロール d カルシウム e 燐 × a × b ○ c × d × e 正解 c 42 まず行う検査はどれか。 a 上部消化管内視鏡検査 b 大腸内視鏡検査 c 腹部血管造影 d 腹部CT e 腹部超音波検査 ○ a × b × c × d × e 正解 a 診断 十二指腸潰瘍 100E28 有機溶剤による急性中毒症状はどれか。 a けいれん b 粘血便 c 高熱 d 喀血 e 尿閉 ○ a × b × c × d × e 正解 a 100D17 53歳の男性。朝食直後に上腹部の激痛が突然出現したため救急車で搬入された。1週前から右上腹部不快感が空腹時に出現し,食事によって軽減していた。体温 38.5℃。脈拍 104/分,整。血圧 110/60mmHg。腸雑音は消失し,腹部全体が板状硬化を呈していた。血液所見:赤血球 520万,Hb 15.1g/dl,白血球 14300,血小板 46万。胸部エックス線写真を別に示す。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (100D17.jpg) この患者の処置で最も適切なのはどれか。 a H2受容体拮抗薬静注 b 塩酸モルヒネ筋注 c 抗コリン薬静注 d 抗菌薬静注 e 緊急手術 × a × b × c × d ○ e 正解 e 診断 十二指腸潰瘍穿孔による腹膜炎 100D18 58歳の男性。会議で発言中に突然倒れ,救急車で搬入された。同僚が心肺蘇生を施行したが,7分後救急隊到着時には心肺停止状態(心電図では心室細動)であった。救急救命士によって除細動(200ジュール,1回)されたがモニターでは心静止であった。ラリンゲアルマスクで気道確保され,バッグによる人工呼吸と心臓マッサージとを施行され,用手換気で良好な胸郭の動きが確認される。心電図モニターでは心静止である。右前腕静脈に静脈路を確保した。 この時点で標準的に用いられるのはどれか。 a リドカイン b エピネフリン c プロカインアミド d ノルエピネフリン e イソプロテレノール × a ○ b × c × d × e 正解 b 診断 心静止 100D19 2歳の男児。ボタン型電池を誤飲し来院した。頸胸部エックス線単純写真で食道入口部に電池が停留しているのを確認した。 適切な処置はどれか。 a 経鼻栄養チューブ挿入 b 内視鏡下摘出 c 頸部切開手術 d 気管切開術 e 経過観察 × a ○ b × c × d × e 禁忌 正解 b 診断 誤飲による食道異物 100D29 2歳の男児。4時間前に紙巻きタバコを約1cm誤飲したため来院した。症状はない。 最も適切な対応はどれか。 a 胃洗浄を行う。 b 水を飲ませる。 c 牛乳を飲ませる。 d 緩下薬を投与する。 e 無処置で観察する。 × a × b × c × d ○ e 正解 e 診断 タバコ誤飲 100D35,100D36 次の文を読み,35,36の問いに答えよ。 38歳の男性。直下型地震で倒壊した家屋の下敷きになり救急車で搬入された。 現病歴: 地震で倒れた柱に両側下肢を挟まれ,救助隊が到着するまで身動きができなかった。両側下肢に激痛がある。尿は出ていない。 現症: 意識は混濁。身長 177cm,体重 72kg。体温 37.1℃。脈拍 112/分,整。血圧 76/32mmHg。皮膚は蒼白で冷たい。頸静脈拍動が臥位で認められない。両側下肢に皮下出血と腫脹とを認める。救出から搬入まで尿は出ておらず,入院後にカテーテルの導尿によって10mlの尿が得られた。 検査所見: 尿所見:色調はコーラ色,蛋白 1+,糖(-),潜血 1+。血液所見:赤血球 310万,Hb 11.2g/dl,Ht 30%,白血球 13700,血小板 34万。血清生化学所見:総蛋白 6.5g/dl,アルブミン 4.5g/dl,尿素窒素 40mg/dl,クレアチニン 2.5mg/dl,尿酸 8.0mg/dl,総ビリルビン 0.9mg/dl,AST 700単位,ALT 140単位,CK 10200単位(基準 10~40),Na 135mEq/l,K 7.1mEq/l,Cl 111mEq/l。心電図でT波の増高が認められる。 35 尿がコーラ色なのは何を含んでいるためか。 a ビリルビン b ポルフィリン c ミオグロビン d ウロビリノゲン e メトヘモグロビン × a × b ○ c × d × e 正解 c 36 輸液として最も適切なのはどれか。 a 生理食塩液 b 脂肪栄養液 c アミノ酸栄養液 d 5%ブドウ糖液 e カリウム含有低張液 ○ a × b × c × d × e 禁忌 正解 a 診断 クラッシュ症候群 100D37,100D38 次の文を読み,37,38の問いに答えよ。 68歳の男性。下腹部の痛みと尿が出ないこととを主訴に来院した。 現病歴: 3年前から頻尿,残尿感および排尿困難があったが放置していた。2時間前に自宅で晩酌をしていたところ,下腹部に痛みが出現し,触ると痛みが増強した。排尿ができず,痛みも持続している。 既往歴: 5年前から高脂血症を指摘されているが放置している。 生活歴: 喫煙 20本/日を30年間。飲酒晩酌程度。 現症: 意識は清明。身長 163cm,体重 65kg。体温 36.5℃。脈拍 100/分,整。血圧 156/90mmHg。上腹部はほぼ平坦で,肝・脾は触知しない。下腹部は軽度膨隆しており,正中に腫瘤を触知し,同部に圧痛を認める。下肢に浮腫を認めない。骨盤部超音波写真を別に示す。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (100D37a.jpg) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (100D37b.jpg) 37 この患者にまず行うのはどれか。 a 浣腸 b 導尿 c 酸素療法 d 静脈路確保 e 利尿薬投与 × a ○ b × c × d × e 正解 b 38 考えられるのはどれか。 a 尿路結石 b 尿路感染症 c 前立腺肥大症 d 汎発性腹膜炎 e 急性糸球体腎炎 × a × b ○ c × d × e 正解 c 診断 前立腺肥大症を基礎疾患にもち,飲酒により引き起こされた急性尿閉 100D39,100D40 次の文を読み,39,40の問いに答えよ。 58歳の男性。夜間の呼吸困難のため救急車で搬入された。 現病歴: 4年前に狭心症と診断され、アスピリンと硝酸薬とを服薬していたが,半年前から中断していた。3か月前から駅の階段を昇るとき軽度の胸痛を感じていた。2日前冷汗を伴う前胸部絞扼感が数時間持続し,自宅での安静で軽快した。しかし,昨夜就寝後呼吸困難のため覚醒した。横になると呼吸困難が再発するので眠れず,午前3時に来院した。 既往歴: 8年前に糖尿病を指摘された。 現症: 意識は清明。身長 169cm,体重 75㎏。呼吸数 28/分。脈拍 104/分,整。血圧 102/88mmHg。頸静脈の怒張を認めるが,心雑音はない。両側下肺野にcoarse cracklesを聴取する。右肋骨弓下に圧痛を認める。両側下腿に浮腫を認める。 検査所見: 尿所見:蛋白 1+,糖 2+。血液所見:赤血球 430万,Hb 14.2g/dl,Ht 42%,白血球 9500,血小板 30万。血清生化学所見:血糖 150mg/dl,HbA1c 8.8%(基準 4.3~5.8),総蛋白 7.0g/dl,尿素窒素 26mg/dl,クレアチニン 1.2mg/dl,総コレステロール 224mg/dl,トリグリセライド 190mg/dl,総ビリルビン 0.8mg/dl,AST 60単位,ALT 34単位,LDH 620単位(基準 176~353),CK 960単位(基準 10~40),Na 148mEq/l,K 4.6mEq/l,Cl 103mEq/l。経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉 96%(酸素 3l/分投与下)。入院時の胸部エックス線写真と心電図とを別に示す。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (100D39a.jpg) #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (100D39b.jpg) 39 この患者の病態の原因はどれか。 a 肺炎 b 狭心症 c 心筋梗塞 d 拡張型心筋症 e 大動脈解離 × a × b ○ c × d × e 正解 c 40 この患者にまず必要な治療薬はどれか。 a 血糖降下薬 b フロセミド c リドカイン d カルシウム拮抗薬 e ノルエピネフリン × a ○ b × c × d × e 正解 b 診断 急性心筋梗塞(前壁)と両心不全 100D41,100D42 次の文を読み,41,42の問いに答えよ。 58歳の男性。激しい頭痛と嘔気とを主訴に来院した。 現病歴: 最近多忙で睡眠不足が続いていた。仕事中にこれまで経験したことがない激しい頭痛が起き,嘔気も伴った。横になって安静にしていたが,6時間後でも頭痛は軽快していない。 既往歴: 40歳時から健診を受け,毎年高血圧を指摘されているが,治療はしていない。 現症: 顔貌は苦悶状で,頭をおさえて「痛い,痛い」と言い,時に嘔気も訴えている。体温 36.9℃。脈拍 92/分,整。血圧 182/102mmHg。頸部の前屈で強い抵抗を認める。心雑音はなく,呼吸音にも異常を認めない。腹部はほぼ平坦で,肝・肺を触知せず,圧痛を認めない。下肢に浮腫を認めない。四肢に明らかな麻痺はない。深部腱反射は正常で,病的反射は認めない。 検査所見: 尿所見:蛋白(-),糖(-)。血液所見:赤血球 420万,Hb 13.0g/dl,Ht 36%,白血球 6800,血小板 21万。CRP 0.2mg/dl。 41 最も考えられるのはどれか。 a 片頭痛 b 脳梗塞 c 脳出血 d 急性髄膜炎 e くも膜下出血 × a × b × c × d ○ e 正解 e 42 この疾患の診断でまず行うのはどれか。 a 頭部単純CT b 脳脊髄液検査 c 頭部単純MRI d 凝固・線溶検査 e 頸動脈超音波検査 ○ a × b × c × d × e 正解 a 診断 くも膜下出血
https://w.atwiki.jp/idcos/pages/120.html
予備校などのリンクです。 Road to Doctor WEB INFORMA http //www.medicmedia.com/doctor/informa/step/index.html 医師国家試験対策予備校 テコム http //www.tecomgroup.jp/igaku/ TECOMNET-医師国家試験対策インターネット予備校 http //www.tecomnet.jp/ 医師国家試験予備校 メック http //www.gomec.co.jp/ 医師国家試験予備校-MAC http //www.macmic.net/
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/210.html
A 地域保健・地域医療と医師の役割 小項目 医師会,地域組織活動,都道府県医療対策協議会
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/240.html
E 介入研究 小項目 臨床試験,無作為比較対照試験(RCT),プラセボ 99D23 正しいのはどれか。 a 患者対照研究では要因曝露の有無別に疾病発生状況を調べる。 b 無作為比較対照試験には二重盲検化が必須である。 c コホート研究では相対危険度を推定できない。 d ワクチンの効果判定には横断研究が用いられる。 e 治験は介入研究の一つである。 × a × b × c × d ○ e 正解 e
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/40.html
B 医師と患者および家族との関係
https://w.atwiki.jp/105kokushi/pages/67.html
更新日時 2012-09-09 21 03 02 (Sun) 問題43 Ⅱ音の奇異性分裂を生じるのはどれか。2つ選べ。 a.心室中隔欠損 b.大動脈弁狭窄症 c.僧帽弁閉鎖不全症 d.肺動脈狭窄症 e.左脚ブロック 出典106スレ18 ??氏 +... 解答 正解:be 解説 まずⅡ音の奇異性分裂とは何か? Ⅱ音は大動脈弁と肺動脈弁が閉まる音で、大動脈弁閉鎖音→肺動脈弁閉鎖音の2つから構成される これが吸気時には静脈還流が増加するため右室の駆出時間が延長し、 肺動脈弁閉鎖が遅れるために大動脈弁閉鎖音と肺動脈弁閉鎖音の間が大きくなる(正常の呼吸変動) これが左室の駆出時間が延長する疾患だと大動脈弁閉鎖音が遅れるために 肺動脈弁閉鎖音→大動脈弁閉鎖音の順になり閉鎖音の間隔が吸気より呼気時に広がる これが奇異性分裂です つまり今回は左室の駆出時間が延長する疾患を選べばいいわけです 左脚ブロックは左室の興奮が遅れるのだと考えてください。 今日、俺の1番の収穫というか勉強になったのは、Ⅱ音の奇異性分裂。 どうしても、調べる気になれなくて今日まで来て、納得できたわ。 ここで質問することすら忘れていたw 今後国試とか関係なしに、役に立ちそう。 問題44 房室ブロックを合併しやすいのはどれか。2つ選べ 。(正答率は61%) a.急性下壁心筋梗塞 b.WPW症候群 c.特発性心室頻拍 d.肥大型心筋症 e.心筋炎 出典106スレ18 ??氏 +... 解答 正解:ae 解説 心筋炎ではほとんど全ての不整脈が起こり得るということが言いたいだけでした。 問題45 大動脈弁閉鎖不全症について適切でないのはどれか。 ①収縮期血圧上昇 ②拡張期血圧上昇 ③大動脈弁領域の収縮期駆出性雑音 ④上行大動脈拡大 ⑤左室内径拡大 出典106スレ19 ??氏 +... 解答 正解:② 解説 大動脈弁閉鎖不全症では、収縮期血圧は上昇し、拡張期血圧は低下して脈圧が大きくなる。 ○①収縮期血圧は上昇する。 ×②拡張期血圧は上昇しない。下記参照。 ○④上行大動脈拡大は、梅毒による炎症で上行大動脈の動脈瘤がおこることによることが多いようだ。 大動脈瘤の原因 好発部位 特徴 大動脈瘤の形状 ……………………………………………………………………………………… ①動脈硬化 腹部大動脈 60~70歳代の男性 紡錘状 ②感染 上行大動脈 梅毒性・大動脈弁閉鎖不全症を伴うこと多い 嚢状 ③外傷 左鎖骨下動脈起始部の下行大動脈 仮性大動脈瘤が多い 嚢状 ④Marfan症候群 上行大動脈 大動脈弁輪拡張症(AAE)の形が多い AAE 大動脈瘤を見たら、梅毒感染の有無を必ずチェック 脈圧の増大する疾患と減少する疾患 増大する疾患 PDA動脈管開存症 大動脈弁閉鎖不全症 甲状腺機能亢進症 動脈硬化症 頭蓋内圧亢進(髄膜炎や脳膿瘍など) 急性の貧血、発熱 減少する疾患 収縮性心膜炎 心タンポナーデ 問題46 僧帽弁閉鎖不全症(MR)で見られないの2こ aⅡ音奇異性分裂 bCarey-Coombs雑音 c左2弓突出 d左心房圧波形でv波増高 e心電図Ⅱ誘導でP波尖高 出典106スレ19 ??氏 +... 解答 正解:ae 解説 ×aⅡ音はⅡaが早くなり、幅広く分裂します。奇異性分裂はⅡaが遅くなる物でASや左脚ブロックなどでみられます。 ○b有名ですが、相対的MSですね。 ○c肺高血圧から右心不全を呈し、PAも拡大します。 胸写では左Ⅲ弓(左心耳)と左Ⅳ弓(左室)突出の方が有名ですかね。 ○d左心房圧波形でv波増高。聞き慣れないかと思いますが、心室収縮が僧帽弁を伝わって出来る波です。 MRがあると、逆流によりv波が増高します。ちなみにMSでは心房収縮によって出来るa波が増高します。 覚えやすくていいですね。 ×e心電図Ⅱ誘導でP波尖高。これは肺性Pと言い、右房負荷所見です。 左室負荷では2峰性となり、僧帽性Pと呼ばれます。併せてV1誘導も確認では"~"こんなP波が見えます。 Ⅱ誘導P波陽性成分は前半が右房、後半が左房成分ですよね。 両心房に負荷がかかると、幅広く高さが増し、尖高とは呼べないと思います。 増高としなかったのはこの為です。 なるほど! そうだよな。幅広く高くなるってのと尖高ってのを使い分けてるわけね。 尖がるかなー?って、最初は悩んだんだよ。 すっきりした。 サンクス! 問題47 まず行う処置として正しいもの一つ a心室細動-アミオダロン投与 b慢性心房細動-同期除細動 c発作性上室性頻拍-Valsalva手技 d偽性心室頻拍-非同期除細動 e心房粗動-プロカインアミド投与 出典106スレ19 ??氏 +... 解答 正解:c 解説 リドカインは心室性で 他の薬はほぼ上室性期外収縮に使う。 でもWPWにはジギタリスとベラパミルは禁忌。 三度とか徐脈性にはイソプロテレノール こんぐらいで乗り切っているが。 a.一瞬鼓動を止める劇薬、「まず」では使わない b.心房性じゃ意識あるので拷問 c.救急室のPVSTプロトコルにあるのを思い出した d.知らん e.徐脈に使うので多分無い (解説) a心室細動ーまずは除細動です。アミオダロンは再発予防などに使いますが、まず使うことはありえません。 b慢性心房細動。 455の通り静脈麻酔で意識落としてから使います。 しかし言いたかった点はそこでは無く、慢性心房細動に同期除細動かけたとしても、洞調律に戻ることはまずありません。 よってリズムコントロールよりレートコントロールを優先します。また血栓形成が予想されるので禁忌判定されかねません。 c発作性上室性頻拍ーValsalva手技が正解。正解が簡単でしたか。 d偽性心室頻拍はWPWに心房細動が合併した病態です。よってⅠa群です。 ですが、血行動態が安定しない場合は非同期除細動も行うとの記載を見つけてしまいました…不適切だったかもしれません。 e心房粗動にプロカインアミド投与すると、心房のレートが落ちて今まで4 1程度だった伝導が1 1になってしまい、逆説的頻脈を生じえます。なので、ジギタリスなどで房室伝導を落としておく必要があります。これはちとマニアックでした。 問題48 VSDで正しいのを一つ a心音Ⅱp亢進を聴取するので手術禁忌 b2RSBに拡張期雑音を聴取するので手術 c3LSBに全収縮期雑音を聴取+thrill触れるので手術 dQp/Qs=3なので手術しない e成人の先天的心疾患として最多 出典106スレ19 ??氏 +... 解答 正解:b 解説 ×a心音Ⅱp亢進は肺高血圧を示唆しますが、これだけでは禁忌になりません。 Eisenmenger化=RLシャントが出て初めて禁忌となる。 ○bは高位VSDにAR合併をイメージして作りました…が最強点は3LSBが適切だったと考えています。 これはオペ適応となります。正解の選択肢だっただけに申し訳無いm(_ _)m ×cは小欠損をイメージしました。IEの予防は必要ですが、経過観察ではないでしょうか。 ×dQp/Qs=3はシャントが多く、Eisenmenger化が懸念され修復手術が必要です。yn的には1.5-2.0を超えるとオペ適応。 ×eこれは国試にも出たと思いますが、出生時は最多ですが、自然閉鎖が1/3に生じます。成人ではASDが最多。 qp/qsが1以下は問答無用にオペ適応なし? はい、その通りです。 Qp/Qs=肺血流/体血流で、1を切ると体血流の方が多い事になります。 それがつまりRLシャントです。 Qp/Qs=1はあくまでシャント無しで、右左室の収縮力が同じではありません。 当然左室の方が強いですよね? この状態でオペすると、左室のフォローがあって保たれていた肺血流が、右室だけの頑張りでは保てなくなります。 つまり右心不全で打つ手なし。。。 問題49 ジギタリスの作用を増強しないもの。1つ aサイアザイド b副甲状腺機能低下症 cネフローゼ症候群 dCushing病 e肝硬変 出典106スレ19 ??氏 +... 解答 正解:b 解説 ジギタリスは、低K・高Caで作用が増強されます。(続発性腎性尿崩症の原因電解質異常と同じなので、併せて覚えるといいと思います。) また血中ではアルブミンと結合するため、低Alb血症ではフリージギタリスが増え作用が増強されます。(この点はご存知の通りCaと同じです。) Caの吸収抑制 →PTH↑ →骨再吸収↑ →骨粗鬆症+高Ca らしい、骨とセットで覚えれば忘れにくいかも 問題50 106A1 心不全に特徴的な心音はどれか?1つ選べ。 a、Ⅲ音(3音) b、駆出音 c、大砲音 d、クリック音 e、心膜ノック音 +... 解答 正解:a 解説 ○a、Ⅲ音(3音)が聞こえるもの MR、VSD、心不全、心筋症 、健常者(40歳位まで) Ⅳ音(4音)が聞こえるもの AS、HOCM、心不全 MTMの説明でもしっくり来ないので丸暗記 心不全はどっちも←重要 3音は弁慶が股開いて万個がガバガバなイメージ(僧が股開く=僧帽弁閉鎖不全、万個がガバガバ=下に穴が=VSD) 4音はA弁が狭い=AS、HOCM HOCM(閉塞性肥大型心筋症) DCM(拡張型心筋症) ……………………………………………………………………………………………………………………… 薬剤 β遮断薬とベラパミル(ワソラン) β遮断薬とアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬 過剰心音 まずⅣ音(4音) まずⅢ音(3音) 問題51 100A23 僧帽弁逸脱による僧帽弁閉鎖不全 26歳の女性。会社の健康診断で心雑音を指摘。164㎝、体重50㎏。体温36.2℃。呼吸数16回/分。 脈拍56/分、整。血圧112/72mmHg。心エコー図別紙 心エコー図(A大動脈弁が開放している収縮期のエコー図で、左心室から左房内へ逸脱する僧帽弁後尖が見える。 B図:逸脱した僧帽弁から発生するモザイクエコーで僧帽弁逆流の所見) この病態に特徴的なのはどれか。2つ選べ。 a収縮後期雑音 b1音の亢進 c収縮中期クリック d拡張期潅水様雑音 e連続性雑音 +... 解答 正解:ac 解説 僧帽弁逸脱により、収縮中期~後期にクリック音を聴取し、これに引き続き僧帽弁逆流による高調性の収縮後期雑音を心尖部に聴取する。 ×b 1音は僧帽弁閉鎖不全では減弱する(亢進は僧帽弁狭窄の所見) ×d 拡張期潅水様雑音は、大動脈弁閉鎖不全症、肺動脈弁閉鎖不全などで聴取する。 僧帽弁逸脱の主な聴取所見 1)収縮中期~後期クリック音→最も特徴的。弁逸脱による腱索の急激な索引、あるいは反転した弁帆の急激な緊張による音 2)心尖部逆流性収縮後期雑音 3)拡張早期過剰心音 僧帽弁逸脱では、感染性心内膜炎のリスクが高い。 問題52 (WPW症候群の上室性頻拍のケース)29歳の女性.突然の動悸を主訴に来院した. これまで心電図に異常を指摘されたことはない. 意識は清明.血圧118/70mmHg.心電図を次に示す(デルタ波、PQ時間短縮、QRS延長、上室性頻拍) 治療薬として適切なのはどれか. a アトロピン b アドレナリン c イソプロテレノール d アデノシン(ATP) e リドカイン +... 解答 正解:d 解説 アデノシン:アデノシンA2受容体を介した冠動脈拡張作用を利用して,十分に運動負荷をかけられない患者への心筋シンチグラフィ施行時の診断補助薬に用いる WPW症候群 症状 ①頻拍発作が生じなければ、通常、無症状である。 ②発作性上室性頻拍出現時(頻度70~80%)には、動悸や胸痛が生じる。 ③発作性心房細動出現時(頻度5~30%)に心室細動を生じ、急死することがある。 治療 ①WPW発作(-)の例では経過観察とする。 ②発作性上室性頻拍出現時にはすぐに迷走神経刺激をおこない、無効ならATP(アデノシン)またはCa拮抗薬(ベラパミル商品名ワソラン)を静注する。 ③WPWで発作性心房細動にはⅠa群の抗不整脈薬(プロカインアミド、ジソピラミド)を静注し、無効なら電気的除細動を行う。←←93F8出題(心房細動にジソピラミドを選ばせる) ④再発予防には、カテーテルアブレーション(高周波による副伝導路の焼却)を行う。 ⑤ジギタリスやCa拮抗薬は正常伝導路のみ抑制するため副伝導路の伝導性を更新させるため、WPWに伴う心房細動に対して使用するのは禁忌である。 <抗不整脈薬> Ⅰ群a;プロカインアミド、ジソピラミド、心房性:心房の不応期を延長させ、副伝導路にも抑制的に働き除細動が期待できる。 Ⅰ群b;リドカイン、心室性 Ⅰ群c;ピルジカイニド、心房性 Ⅱ群;βブロッカー、洞性 Ⅲ群;アミオダロン、心室性 Ⅳ群;Caブロッカー、洞性 頻脈 AFLやPSVTで頚静脈洞マッサージ等の迷走神経刺激やATP(アデノシン)が有効。 WPW症候群ではPSVTや心房細動Afが起こりやすい。心房細動を起こした場合は、AV blockerであるベラパミルやジゴキシンは禁忌でIaを用いる。 Afは偽性VTというように幅の広いQRSに見える心電図波形(幅は広いけどとがっている)を呈するので注意。 注)ベラパミルは、上室性頻拍には使用する。心房細動には禁忌!! 問題53 Fllot四徴症について正しいもの1つ a.右室収縮期圧は左室収縮期圧より高いことが多い。 b.右室で酸素飽和度の上昇がみられる。 c.1歳までに根治手術を行う。 d.大部分の例にBlalock-Tassing手術が行われる。 e.心拡大はみられない +... 解答 正解:e 解説 ×a.右室圧=左室圧 ×b.右左シャントのため ×c.1~3歳が根治手術に適する ×d.チアノーゼ発作のある例に ○e.心不全にならないので、心臓の大きさは正常 木靴心は拡大してるとは言わないのか 上が凹んでその分でてるだけだからか 問題54 感染性心内膜炎の急性期に手術適応となるのはどれか、3つ選べ。[92B23] a 疣贅の存在 b 膿瘍の形成 c 心不全の悪化 d 反復する塞栓症 e ペニシリンアレルギー +... 解答 正解:bcd 解説 原則:疣贅が認められたら、抗菌薬治療を開始して、 (3~10日)も感染所見が持続したり頻発する場合に手術。 YNだとIEの手術適応は (1)頻発塞栓 (2)心不全悪化 (3)内科的コントロール不能状態 (4)真菌性心内膜炎 (5)人工弁に伴う心内膜炎 (6)膿瘍形成 感染性心内膜炎の外科的治療の適応のガイドライン 〔自己弁および人工弁心内膜炎に共通する病態〕 A手術有効 1.弁機能障害による心不全の発現 2.心不全や肺高血圧を伴う急性逆流弁 3.弁輪膿瘍・仮性大動脈瘤形成および房室伝導路障害の出現 4.真菌性心内膜炎 5.適切な抗菌薬治療後(3~10日後)も感染所見が持続したり頻発する患者で, 心エコー検査上の病変が確認される場合 疣贅を理由にした手術適応は、 1.可動性のある10mm以上の疣贅の増大傾向 2.塞栓症発症後も可動性のある10mm以上の疣贅が観察される場合 と。 問題55 感染性心内膜炎を疑う患者における血液培養について正しいものを2つ選べ。 a 同じ日に3回以上血液培養にかける。 b 患者が発熱しているときを見計らって採血する。 c 採血は静脈からで充分である。 d 使用する培地は嫌気性菌用培地のみで充分である。 e 血液培養前に抗菌薬を投与していると検出率が落ちる。 +... 解答 正解:ce 解説 検査回数は2回/日以上で3日間連続でおこなう。 動脈血と静脈血培養で検出率は差がない。 ×a 検査回数は2回/日以上で3日間連続でおこなう。 ×b IEは持続感染なので発熱してるときじゃなくてもおk ○c 動脈血と静脈血培養で検出率に差が無いので静脈からだけでよい ×d 好気性菌用培地も必要 感染性心内膜炎のところはYNに2ページにわたって記載されているので 読んでおくと良いよね 感染性心内膜炎の主要所見の一つとして、感染性脳動脈瘤が有名。 感染性心内膜炎では疣贅の一部の断裂や、感染性血栓による四肢動脈閉塞を生じる。 問題56 過去スレ見るとⅢ音はMTMが直前に予想してあったようだね。 定番中の定番問題。107回もでると予想。 106A1心不全に特徴的な心臓の聴診所見はどれか。(正答率:94.5%) aⅢ音 b駆出音 c大砲音 dクリック音 e心膜ノック音 +... 解答 正解:a 解説 ○aⅢ音は右心不全でも左心不全でもどちらでも聞こえる心音。 ×b駆出音は心室流出路の心雑音。 ×c大砲音はⅠ音の異常亢進。完全房室ブロックや房室解離で聴取。 心房収縮と心室収縮が重なったときに発する心音。 ×dクリック音は僧帽弁逸脱症候群で収縮期に聴取する過剰心音。 ×e心膜ノック音は、収縮性心膜炎で異常亢進したⅢ音が聴取される。 Ⅲ音が聞こえるもの MR、VSD、心不全、心筋症 、健常者(40歳位まで) Ⅳ音が聞こえるもの AS、HOCM、心不全 MTMの説明でもしっくり来ないので丸暗記 心不全はどっちも 3音は弁慶が股開いて万個がガバガバなイメージ(僧が股開く=僧帽弁閉鎖不全、万個がガバガバ=下に穴が=VSD) 4音はA弁が狭い=AS、HOCM Ⅲ音のポイント 左側臥位 ベル型 心尖部 Ⅱ音のすぐ後 心不全・MR・VSD 低音←ポイント大切 Ⅲ音の聴かれる疾患 心不全で聴取しやすい。(右心不全、左心不全とも) MR、VSD、ARで聴かれることが多い。 ASD、MI、PDA、心筋梗塞、拡張型心筋症、心筋炎で聴かれることがある。 Ⅲ音は高音?低音? 正解:低音 Ⅰ音>Ⅱ音>Ⅲ、Ⅳ音の順に高音 (高音←←低音) ベル型で、左側臥位にして、心尖部に軽く当てて聞くと聴取しやすい。 問題57 心筋梗塞などの放散痛とかどういう機序で起こるか知ってる人いたら教えてください。 +... 解答 解説 (Anginaとは) のところに 虚血が起こると、どうして痛みを感じるの。 虚血により心筋細胞がアシドーシスに陥り、ブラジキニンなど多くのメディエーターを出す。 それが血流に乗って、脳で痛みとして知覚される。 もう一つの機序は、C7-T4の脊髄神経でありそれが肩への放散痛として知覚される。 と書いてある。 http //www.kaita-hospital.jp/docs/pittsburgh/learning-008.pdf#search= AMI%20放散痛 別の解説も見つけた。 胸痛:デルマトームC7-T1への放散痛(PHD.179)。 デルマトームT1-T4への放散痛(IMD.418)→胸骨裏側、左上肢の尺側側、頚部、下顎部 痛みは虚血により生じた代謝産物(アデノシン、乳酸)が局所の神経終末を刺激することで生じる PDH.179 心筋梗塞の症候 特徴的な疼痛 持続性で、ひどい痛み、典型的には胸骨下痛 交感神経による作用 発汗 皮膚が湿って冷たく感じられる 副交感神経による作用 悪心・嘔吐 http //meddic.jp/%E6%80%A5%E6%80%A7%E5%BF%83%E7%AD%8B%E6%A2%97%E5%A1%9E 救急の関連痛を調べたら、下記と書いてある。 関連痛(放散痛) 関連痛とは,痛みの原因となっている内臓からの求心神経が入る脊髄と同じ 高さの神経の支配を受けている皮膚に感じる痛みのことをいう. たとえば,心筋虚血の痛み刺激は交感神経節を経て,T1~T4 に入る. そのため T1~T4 を中心とした皮膚分節すなわち胸骨裏面,左上肢の尺骨側,頸部,下顎などの痛みが感じられる. 気になってたのが解決して、すっきりしました。 交感神経節由来の痛みだったんですね、納得です。
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/2308.html
A 基本的疾患・症候群3 99B37 左心不全に特徴的な症候はどれか。 a 頚静脈怒張 b 泡沫状喀痰 c 肝腫大 d 腹水 e 下腿浮腫 × a ○ b × c × d × e 正解 b 99B38(採点除外) 心雑音が臥位より前傾坐位でよく聴取されるのはどれか。 a 僧帽弁狭窄症 b 僧帽弁閉鎖不全症 c 大動脈弁狭窄症 d 大動脈弁閉鎖不全症 e 心房中隔欠損症 × a × b × c ○ d × e 正解 d 99B39 緊急手術が必要なのはどれか。 a 僧帽弁閉鎖不全症 b 大動脈弁狭窄症 c 心筋症 d 大動脈瘤破裂 e 深部静脈血栓症 × a × b × c ○ d × e 正解 d 99B40 致死率が最も高いのはどれか。 a 急性胃炎 b 急性腸炎 c 急性虫垂炎 d 急性肝炎 e 急性胆管炎 × a × b × c × d ○ e 正解 e 99C17 61歳の男性。発熱,咳および痰のために来院した。5日前に咽頭痛と悪寒とが出現し,3日前から38.5℃の発熱,咳,痰および全身倦怠感が出現した。市販の感冒薬を服用しても改善しなかった。意識は清明。脈拍 96/分,整。血圧 148/88mmHg。右上肺野にcoarse cracklesを聴取する。喀痰のGram染色標本を別に示す。 予想される検査所見はどれか。 a 赤沈 12mm/1時間,白血球 2400,CRP 1.0mg/dl b 赤沈 12mm/1時間,白血球 13800,CRP 1.0mg/dl c 赤沈 83mm/1時間,白血球 2400,CRP 1.0mg/dl d 赤沈 83mm/1時間,白血球 2400,CRP 21.3mg/dl e 赤沈 83mm/1時間,白血球 13800,CRP 21.3mg/dl × a × b × c × d ○ e 正解 e 診断 肺炎球菌性肺炎(疑い) 99C18 67歳の男性。乗用車に後方から跳ねられ,救急車で搬送された。意識は清明で,四肢麻痺はなかったが,頸部の疼痛を訴えたので頸椎カラーを装着した。頭部エックス線単純写真と頭部エックス線単純写真とに異常所見を認めなかった。しかし,1時間後に意識が混濁し,右瞳孔が散大し,右側の対光反射の消失と左半身の麻痺とが出現してきた。 まず行う検査はどれか。 a 腰椎穿刺 b 脳波 c 頭部単純CT d 脳血管造影 e 頭部単純MRI × a 禁忌 × b ○ c × d × e 正解 c 診断 急性硬膜外血腫(もしくは急性硬膜下血腫) 99C19 8歳の女児。高熱を主訴に来院した。数年前から年に数回の高熱を繰り返している。感冒様症状はなく,左腰部に自発痛と叩打痛とを認める。体温 39.5℃。脈拍 112/分,整。尿所見:蛋白 1+,乳糖(-),沈渣に赤血球 2~3/1視野,白血球 30~50/1視野,細菌 2+。腹部超音波検査で左腎に中等度の腎盂腎杯の拡張を認める。 基礎疾患の確定に最も有用な検査はどれか。 a 尿培養 b 尿流測定 c 腹部単純CT d 排尿時膀胱造影 e 腹部エックス線単純撮影 × a × b × c ○ d × e 正解 d 診断 膀胱尿管逆流による急性腎盂腎炎 99C20 35歳の女性。心窩部の不快感を訴えて来院した。症状は1年以上続いており,既に4か所の病院を受診した。そのたび精密検査を受けたが症状を説明できる異常は認められなかった。しかし患者はこれまでの医師の説明に納得できず,「がんのような重い病気なのではないかと思う。検査でみつからないだけなのではないか。医師が隠しているのではないか」と疑い深く不安になっており,再度同じような精密検査を要求している。 最も考えられるのはどれか。 a うつ病 b 不安障害 c 薬物依存症 d 統合失調症 e 身体表現性障害〈心気障害〉 × a × b × c × d ○ e 正解 e 診断 身体表現性障害(心気障害) 99C21 55歳の女性。右眼の急激な視力障害を訴えて来院した。視力は右 0.01(矯正不能),左 1.2(矯正不能)。眼圧は右 13mmHg,左 12mmHg。右の眼底写真を別に示す。 原因とならないのはどれか。 a 糖尿病 b 高血圧症 c 高脂血症 d 骨粗鬆症 e 動脈硬化症 ○ a ○ b ○ c × d ○ e 正解 d 診断 網膜中心静脈閉塞症 99C22 24歳の初産婦。妊娠39週2日に陣痛が発来し入院した。陣痛開始後10時間の時点で子宮口開大 8cm,展退度 80%,先進部は児頭でSP+2cm。陣痛周期 3分,発作 50秒。このころから産婦の呼吸数が1分間に約60となり,手足のしびれと息苦しさとを訴え,指関節の伸展と母指の内転とがみられた。脈拍 100/分,整。血圧 122/78mmHg。胎児心拍数陣痛図では異常を認めない。 行うべき処置はどれか。 a 呼気吸入 b 左側臥位 c 子宮収縮促進薬投与 d 気管(内)挿管 e 帝王切開術 ○ a × b × c × d × e 正解 a 診断 過換気症候群 99C23 67歳の女性。2年前に胃癌に対して胃全摘術を受けた。6か月前に両側肺,縦隔リンパ節および腹膜に転移病変を認めた。1か月前から胸水の貯留が認められ増加してきている。3日前から,縦隔リンパ節転移による食道の狭窄が強くなり入院した。 この患者に最も適した栄養ルートはどれか。 a 末梢静脈路 b 中心静脈路 c 経鼻経管カテーテル d 腸瘻造設 e 経口摂取 × a ○ b × c × d × e 正解 b 診断 胃癌末期,縦隔リンパ節転移巣腫大による食道狭窄 99C25 38歳の男性。強い呼吸困難のため救急車で搬入された。同僚によると朝から喉が痛いため,ヨード剤でうがいをし,市販のトローチをなめたところ,15分経過したころから次第に呼吸が苦しくなってきたという。来院時,呼びかけに応答はなく,頚動脈の拍動をわずかに触知する。顔面にはチアノーゼが著明である。 まず行う処置はどれか。 a 気道確保 b 心マッサージ c 人工呼吸 d 除細動 e 静脈路確保 ○ a × b × c × d × e 正解 a 診断 アナフィラキシーショック 99C31,99C32 次の文を読み,31,32の問いに答えよ。 60歳の男性。前胸部の締めつけ感を自覚したため診察予約日外に来院した。 現病歴: 2年前の健康診断で高血圧と高脂血症とを指摘され,外来通院している。これまで薬は欠かさず服用し,特に症状もなく経過しており,1週前に受診した時にも問題はないとされた。毎朝自宅で血圧を測定している。3日前から前胸部が締めつけられるようになり,心配になった。来院時には症状はなかったが至急心電図検査の指示を受け,検査を済ませて待合室で待っていた。外来は大変混み合っており,2時間経ってもまだ診察の順番が回ってこないので怒り出した。いつもの担当医が別室で話を聞くことになった。 既往歴: 特記すべきことはない。 生活歴: 喫煙 20本/日,38年。 現症(1週前): 身長 166cm,体重 72kg。体温 36.5℃。脈拍 68/分,整。血圧 138/88mmHg。結膜に貧血と黄疸とを認めない。胸部に心雑音はなく,呼吸音に異常を認めない。腹部は軽度膨隆しているが,肝・脾を触知せず,圧痛を認めない。下肢に浮腫を認めない。 検査所見(1週前): 血清生化学所見:空腹時血糖 100mg/dl,総蛋白 7.6g/dl,アルブミン 5.2g/dg,尿素窒素 18mg/dl,クレアチニン 1.2mg/dg,尿酸 7.0mg/dl,総コレステロール 240mg/dl,トリグリセライド 180mg/dl,CK 30単位(基準 10~40)。CRP 0.4mg/dl。心電図と胸部エックス線写真とに異常を認めない。 C31 最も適切な対応はどれか。 a 普段どおりに診察する。 b 怒りは正当なものと評価する。 c 怒りに対して厳正な態度で臨む。 d 患者の感情を理解したことを伝える。 e 予約外であるから仕方がないとなだめる。 × a × b × c ○ d × e 正解 d C32 本日の心電図は1週前のものと変わりはなかった。 患者の胸部症状の診断に最も有用な情報はどれか。 a 今朝の自宅血圧 b 昨日の喫煙本数 c 労作と主訴の関連 d 診察時のストレスの有無 e 患者が自分で思い当たる原因 × a × b ○ c × d × e 正解 c 診断 狭心症疑いの患者への対応 99C33,99C34 次の文を読み,33,34の問いに答えよ。 52歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。 現病歴: 半年前から夕方になると足背部が腫れることに気付いた。下肢のむくみは次第に増強して大腿にも広がり,体重が10kg増加した。5日前から睡眠中に胸苦しくなり目覚めるようになった。坐っていると呼吸が少し楽になる。 既往歴: 35歳で生命保険加入時に尿糖を指摘された。 現症: 意識は清明。身長 166cm,体重 78kg。体温 36.5℃。呼吸数 24/分。脈拍 112/分,整。血圧 168/90mmHg。心雑音はなく,両肺野にcoarse cracklesを聴取する。腹部は軽度膨隆し,肝を右肋骨弓下に3cm触知する。両下肢に著明な浮腫を認める。膝蓋腱反射は両側とも減弱している。 検査所見: 尿所見:蛋白 3+,糖 1+,ケトン体(-),潜血(-),沈渣に赤血球 2~3/1視野,白血球 2~3/1視野。血液所見:赤血球 311万,Hb 9.4g/dl,Ht 30%,白血球 5000,血小板 22万。血清生化学所見:血糖 182mg/dl,総蛋白 4.8g/dl,アルブミン 2.0g/dl,尿素窒素 32mg/dl,クレアチニン 2.8mg/dl,AST 36単位,ALT 24単位,LDH 350単位(基準 176~353),Na 130mEq/l,K 5.0 mEq/l,Cl 102mEq/l。 C33 まず行う検査はどれか。 a 胸部エックス線撮影 b 腹部超音波検査 c 胸部CT d 運動負荷心電図 e 冠動脈造影 ○ a × b × c × d 禁忌 × e 正解 a C34 まず行う治療はどれか。 a 輸液 b 輸血 c 血液透析 d 利尿薬投与 e 副腎皮質ステロイド薬投与 × a × b × c ○ d × e 正解 d 診断 糖尿病(糖尿病性腎症,糖尿病性神経障害),うっ血性心不全 99C35,99C36 次の文を読み,35,36の問いに答えよ。 48歳の女性。全身倦怠感と発熱とのため来院した。 現病歴: 3か月前から全身倦怠感を自覚し,1か月前から発熱と体重減少とが出現した。 既往歴: 特記すべきことはない。 現症: 意識は清明。身長 154cm,体重 54kg。体温 38.4℃。呼吸数 20/分。脈拍 96/分,整。血圧 112/72mmHg。眼瞼結膜に貧血はなく,眼球結膜に黄疸はない。両側の頸部と腋窩とに大豆大のリンパ節を数個触知する。胸部所見に異常を認めない。腹部は平坦,軟で,脾を左肋骨弓下に2cm触知する。下肢に浮腫を認めない。 検査所見: 尿所見:蛋白(-),糖(-)。血液所見:赤血球 380万,Hb 11.5g/dl,Ht 35%,白血球 6200,血小板 27万。血清生化学所見:総蛋白 7.0g/dl,アルブミン 4.0g/dl,クレアチニン 0.7mg/dl,AST 22単位,ALT 12単位,LDH 560単位(基準 176~353),CK 35単位(基準 10~40)。CRP 3.2mg/dl。 C35 この患者から聴取する情報のうち診断に最も有用なのはどれか。 a 熱型 b 咳 c 月経異常 d 頻尿 e 食思不振 ○ a × b × c × d × e 正解 a C36 この患者でリンパ節腫脹の成因の鑑別に最も有用なのはどれか。 a 数 b 部位 c 有痛性 d 大きさ e 可動性 × a × b ○ c × d × e 正解 c 診断 悪性リンパ腫(鑑別として伝染性単核球症,成人Still病) 99C37,99C38 次の文を読み,37,38の問いに答えよ。 24歳の女性。月経の遅れを主訴に来院した。 現病歴: 最終月経は平成16年12月10日から7日間。通常の月経周期は28~30日。平成17年1月中旬ころから全身倦怠感があり,悪心も次第に強くなり,嘔吐も数回経験した。尿回数も最近増加しているが,排尿痛はない。昨日(2月18日)から褐色の帯下を少量認めている。 既往歴: 初経12歳,0経妊0経産。他に特記すべきことはない。 家族歴: 特記すべきことはない。 現症: 身長 164cm,体重 55kg,体温 37.3℃。呼吸数 20/分。脈拍 76/分,整。血圧 110/70mmHg。子宮は前傾前屈,手拳大,軟。腟分泌物は褐色,少量。経腟超音波検査で子宮腔内に胎嚢を認め,胎児頭殿長30mmで胎児心拍動を確認できる。 検査所見: 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。血液所見:赤血球 396万,Hb 12.0g/dl,Ht 36%,白血球 8800,血小板 33万。 C37 この患者で異常な症候はどれか。 a 発熱 b 全身倦怠感 c 嘔吐 d 頻尿 e 性器出血 × a × b × c × d ○ e 正解 e C38 その後,妊娠が順調に経過したとき,平成17年7月上旬ころに最も発症しやすいのはどれか。 a 睡眠時無呼吸症候群 b 高血圧症 c 鉄欠乏性貧血 d 糖尿病 e 深部静脈血栓症 × a × b ○ c × d × e 正解 c 診断 切迫流産(疑い) 99C41,99C42 次の文を読み,41,42の問いに答えよ。 70歳の男性。健康診査で異常値を指摘されたため報告書を持参して来院した。自覚症状はない。 現病歴: 2年前に事務職を退職したが,職場での最後の健康診断では特に異常は指摘されていない。 既往歴 10年前に左鼠径ヘルニアの手術を受けた。10年前から禁煙している。飲酒歴は30年前から日本酒1日1合。 1か月前の健康診査結果: C41 この患者の身体診察で有用性が低いのはどれか。 a 眼底鏡検査 b 耳鏡検査 c 腹部聴診 d 深部(腱)反射 e 足背動脈の触診 ○ a × b ○ c ○ d ○ e 正解 b C42 この患者の脳血管障害のリスクを下げるのに最も適切なのはどれか。 a 禁酒 b 体重の減量 c 血圧の正常化 d 血糖の正常化 e 血清脂質の正常化 × a × b ○ c × d × e 正解 c 診断 高血圧,高脂血症 99C43,99C44 次の文を読み,43,44の問いに答えよ。 57歳の男性。発熱と咳とを主訴に来院した。 現病歴: 最近,仕事が忙しくて十分睡眠がとれない状況が続いていた。6日前から咳嗽と喀痰とが出現し徐々に増悪してきた。喀痰は黄色で膿性。3日前からは39℃台の発熱も加わり,全身倦怠感も出現してきた。胸痛と呼吸困難とはなかった。 既往歴: 40歳時,健康診断で尿糖陽性を指摘されたが放置していた。 現症: 意識は清明。身長 163cm,体重 62kg。体温 39.2℃。呼吸数 24/分。脈拍 104/分,整。血圧146/84mmHg。胸部聴診で右下肺野にcoarse cracklesを聴取する。 検査所見: 尿所見:蛋白(-),糖 1+。血液所見:赤血球 440万,Hb 14.2g/dl,Ht 44%,白血球 14500(後骨髄球 2%,桿状核好中球 20%,分葉核好中球 45%,好酸球 3%,単球 5%,リンパ球 25%)。血清生化学所見:血糖 124mg/dl,総蛋白 6.6g/dl,尿素窒素 18mg/dl,クレアチニン 1.2mg/dl,総ビリルビン 0.8 mg/dl,AST 40単位,ALT 35単位,LDH 350単位(基準 176~353)。CRP 15.6mg/dl。胸部エックス線写真を別に示す。 C43 この患者にまず行う検査はどれか。 a 喀痰微生物学検査 b 呼吸機能検査 c 肺動脈造影 d 心エコー検査 e 気管支鏡検査 ○ a × b × c × d × e 正解 a C44 最も考えられるのはどれか。 a 肺炎 b 肺結核 c 肺梗塞 d 肺水腫 e 肺線維症 ○ a × b × c × d × e 正解 a 診断 市中肺炎 99C47,99C48 次の文を読み,47,48の問いに答えよ。 54歳の男性。冷汗を伴う胸痛を訴え,救急車で搬送された。 現病歴: 5か月前から労作時に胸痛を自覚していた。胸痛は5分間持続し,安静で消失した。2週前から頻度が増し,安静時にも出現するようになった。4時間前から冷汗を伴う胸痛が持続している。 既往歴: 10年前から高脂血症を指摘されていた。 家族歴: 兄が40歳で突然死。 生活歴: たばこ40本/日を30年間。機会飲酒。 現症: 意識は清明。身長 166cm,体重 75㎏。呼吸数 18/分。脈拍 96/分,整。血圧 120/74mmHg。顔貌は苦悶様。心音ではⅢ音を聴取する。呼吸音は正常。腹部は平坦で,軟。下腿に浮腫を認めない。 検査所見: 尿所見:蛋白(-),糖(-)。血液所見:赤血球 450万,Hb 14.6g/dl,Ht 46%,白血球 12800,血小板 16万。血清生化学所見:総蛋白 6.8g/dl,アルブミン 3.4g/dl,クレアチニン 0.8mg/dl,総コレステロール 260mg/dl,総ビリルビン 0.9mg/dl,AST 250単位,ALT 35単位,LDH 350単位(基準 176~353),CK 1850単位(基準 10~40),Na 138mEq/l,K 3.6mEq/l,Cl 99mEq/l。CRP 1.6mg/dl。来院時の心電図を別に示す。 (画像クリックで拡大) C47 診断はどれか。 a 急性心筋梗塞 b 狭心症 c 肺塞栓症 d 心筋症 e 大動脈解離 ○ a × b × c × d × e 正解 a C48 入院後突然,眼球が上転して意識がなくなり,脈を触れなくなった。このときのモニター心電図を別に示す。 まず行う処置はどれか。 a 人工呼吸 b 除細動 c 塩化カリウム液急速静注 d 補助循環 e 心臓ペースメーカー × a ○ b × c 禁忌 × d × e 正解 b 診断 急性前壁(中隔)梗塞,心室細動 99C49,99C50 次の文を読み,49,50の問いに答えよ。 20歳の男性。右下腹部痛を主訴に夕方来院した。 現病歴: 朝から心窩部痛と悪心とがあった。市販の胃腸薬を内服したが軽快せず,午後になって痛みが右下腹部に限局してきた。朝から排便はない。 既往歴・家族歴: 特記すべきことはない。 現症: 意識は清明。身長 171cm,体重 65kg。体温 37.8℃。脈拍 76/分,整。血圧 102/60mmHg。腹部は平坦で,腸雑音は減弱している。肝・脾は触知しない。右下腹部に圧痛を認め,Blumberg徴候が陽性である。 検査所見: 尿所見:蛋白(-),糖(-),ウロビリノゲン(±),ピリルビン(-),潜血(-)。血液所見:赤血球 510万,Hb 17.0g/dl、 Ht 48%,白血球 18000(桿状核好中球 20%,分葉核好中球 49%,好酸球 1%,単球 2%,リンパ球 28%),血小板 30万。プロトロンビン時間 12秒(基準 10~14)。血清生化学所見:総蛋白 7.5g/dl,尿素窒素 11mg/dl,クレアチニン 1.0mg/dl,AST 20単位,ALT 18単位,LDH 230単位(基準 176~353),アミラーゼ 150単位(基準 37~160),CK 18単位(基準 10~40)。CRP 8.3mg/dl。 C49 最も考えられるのはどれか。 a 急性胃炎 b 急性虫垂炎 c 腸閉塞 d 急性膵炎 e 尿路結石 × a ○ b × c × d × e 正解 b C50 翌日まで抗菌薬を投与したが改善がみられなかった。 a 制酸薬投与 b 抗コリン薬投与 c 浣腸 d イレウス管挿入 e 手術 × a × b × c × d ○ e 正解 e 診断 急性虫垂炎
https://w.atwiki.jp/ishi594/pages/15.html
地方厚生局又は地方厚生支局所在地 住所 埼玉県さいたま市中央区新都心1番地1さいたま新都心合同庁舎1号館 関東信越厚生局 郵便番号 330-9713 電話番号 048(740)0810 FAX番号 048(601)1326 会場住所 港区白金台1-2-37 交通アクセス 品川駅 JR 山手線・京浜東北線東海道線・横須賀線東海道新幹線京浜急行線 高輪口徒歩約17分または都営バス「目黒駅前」行き「明治学院前」下車 目黒駅 JR 山手線東急目黒線東京メトロ南北線都営地下鉄三田線 東口徒歩約20分または都営バス「大井競馬場前」行き「明治学院前」下車 白金台駅 東京メトロ南北線都営地下鉄三田線 2番出口 徒歩約7分 白金高輪駅 東京メトロ南北線都営地下鉄三田線 1番出口 徒歩約7分 高輪台駅 都営地下鉄浅草線 A2番出口 徒歩約7分 大きな地図で見る 名前