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花の名前 ウィル編のメインテーマ曲となる。実質的にはハリエットの曲と言えるだろう。 椎名氏はTOLの曲を作る際に、作曲法を2パターンに分けていて、 自らのイメージで作った曲を実際にその曲に合わせた場面に使用する作曲と ナムコ側からあがって来た作中のイベント、ムービーなどを観て、その情景から 感じたインスピレーションのままに、画にあわせた作曲をするパターン。 この曲の場合は後者であり、ウィル編のムービーの花開くハリエットの花のムービーのほうが先にあった。 そこに椎名氏が後から作曲をしてかぶせた形となる。 ただし、椎名氏が心掛けていることとして、こういうムービーと合わせて作る作曲形式は あまりにピッタリ合わせすぎると、他人が聴いたときになんとなくコミカルになったりすることがあって かえってイメージの剥離を生むものらしい。 そこで、椎名氏は敢えてムービーを観ながらもずらした構成にすることで、 補完を聴いた人の耳に委ねることで万人の感性を揺り起こすみたいな部分があったりする。
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現在執筆途中!!! Under Construction!!! MS-DOS時代からPCに触っていた人にとっては当たり前のことだと思うが、昔のMicrosoftのファイルシステムは、「8.3形式」と呼ばれる制限が存在していた。8.3形式とはファイル名やディレクトリ名に関する制限で、拡張子の前が8文字以内、拡張子が3文字以内、それぞれの文字列は英大文字・数字・アンダースコアから構成されるものだ。 つまり HOGEHOGE.TXT HOGE_001.BIN のようなものが8.3形式だ。 さて、現在のWindowsは皆さんご存知の通り、長い(具体的には255文字)ファイルやディレクトリ名が使える。しかしながらMS-DOS時代からこれまでの歴史の中で、互換性保持のために8.3形式の名前の概念を捨て去ることができなかった。そのため、実は現在のWindowsXPなども(Vistaは未調査)内部的に8.3形式の名前を保持しているようだ。 不幸なことにWiXの2系では、この8.3形式のファイル名について考えなくてはならない。(WiXの3系ではどうやら8.3形式の名前について考える必要がないようだ。あくまでWiX3系は眺めた程度なので、本当かどうか定かではないが・・・) 優先順位 ロングネーム形式(現在の255文字までのファイルやディレクトリ名)と8.3形式 visitor - (today - ) Author nagatyo コメント (注:コメントは管理人が適宜消去する場合があります) 名前 コメント すべてのコメントを見る
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オーディンの名前 各国語での呼び名 古ノルド語ではオージン(Óðinn)。 Óðinnの簡略表記がOdinで、これの英語読み・ドイツ語読みがオーディン。 ドイツ語ではヴォータン(Wotan)。 古英語(アングロ・サクソン語)ではウォーデン(Woden)。 ラテン語ではオティヌス(Othinus)。この形は『ゲスタ・ダノールム?』に現れる。 エッダに現れる、オーディンの別名 名前の意味など、大半を谷口幸男訳『エッダ 古代北欧歌謡集』に負っています。 原語表記で不明な点はTITUS Texts Eddaに従いました。Oの特殊文字(*1)はOウムラウトで代用してます。 名前 原語 意味 出典、備考 ヴァルファズル Valföðr 戦士の父 『巫女の予言』1と『グリームニルの歌』48。 ハール Hárr 片眼の英雄、白髪の老人 同、21と『グリームニルの歌』46。意味には諸説あり。 ヘリアン Herjann 軍勢の王 同、30。ヴァルキューレたちの父親として。また、『グリームニルの歌』46。 フィムブルチュール Fimbultýr 偉大で崇高な神 同、60。チュールはティールのこと。 フロプト Hroptr 同、62、『グリームニルの歌』8、『ロキの口論』45、『シグルドリーヴァの歌』13。 ベルヴェルク Bövercr 災いを引き起こす者 同、109と『グリームニルの歌』47。 ハーヴィ Hávi 高き者 『オーディンの箴言』110。 スンド Þundr わきかえるもの、海? 同、145と『グリームニルの歌』46、54。 ヘルヤフェズル Heriaföðr 軍勢の父 『ヴァフズルーズニルの歌』1。 アルダフェズル Aldaföðr 神々の父、万物の父 同、4と53。アルファズルも参照 ユッグ Yggr 恐ろしき者 同、5と『ハールバルズの歌』53など。別名としてはかなり頻度が多い。ユグドラシルは、「ユッグの馬」つまり「オーディンの馬」(=スレイプニル)という意味。 ガグンラーズ Gagnráðr 勝利を決める者 同、8。 グリームニル Grímnir 仮面をかぶる者 『グリームニルの歌』序の28詩節。また、47と49。 ヴェラチュール Veratýr 人間の神 同、3。変装しているオーディンに唯一親切にしたアグナルに対して。 グリーム Grímr 兜をかぶれる者 『グリームニルの歌』46。以下同。また、47にも。 ガングレリ Gangleri 旅路に疲れた者 ヒァールムベリ Hiálmberi 兜をつける者 セック Þeccr 気持ちよい者 『巫女の予言』12では、小人の名前。 スリジ Þriði 第三の者 ウズ Uðr 波 ヘルブリンディ Hablindi 戦士の眼をくらます者 サズ Saðr 真実の者 『グリームニルの歌』47。以下同。 スヴィパル Svipall 姿をかえる者 サンゲタル Sanngetall 真実をおしはかる者 ヘルテイト Herteitr 軍勢の名で、快く感じる者 フニカル Hnicarr 突くもの 『レギンの歌』にはこの名前で登場する。ドイツの水の精霊ニクスやイングランドのニック?と関連があるらしい。 ビレイグ Bileygr 片眼を欠く者 バーレイグ Báleygr 焔の眼をせる者 フィヨルニル Fiolnir (蜜酒を)隠す者、守る者 『レギンの歌』18にも見える。 グラプスヴィズ Glapsviðr 誘惑に長じた者 フィヨルスヴィズ Fiolsviðr 途方もなく賢い者 シーズヘト Síðhöttr 眼深に帽子をかぶった者 『グリームニルの歌』48。以下同。 シーズスケッグ Síðsceggr 長ひげの者 シグフェズル Sigföðr 戦の父 フニクズル Hnicuðr 突く者 フニカルに関連がある アルファズル Alföðr 万物の父 アトリーズ Atríðr 馬に乗って突進する者 ファルマチュール Farmatýr 船荷の神 イヤールク Iálc 顔をかえることのできる者 また、54にも。アースムンドのところで名乗った名前。 キャラル Kialar 船人 そりを引くときの名前。 スロール Þrór 促進者 民会での名前。 ヴィズル Viðurr 滅ぼす者 戦での名前。 オースキ Ósci 望む者 神々のところでの名前。オーミも同様。 オーミ Ómi 最高の者 ヤヴンハール Iafnhár 同じように高き者 ビヴリンディ Biflindi 楯をふりまわす者 ゲンドリル Göndlir 魔法の心得ある者 ハールバルズ Hárbarðr 灰色のひげ この名前で『ハールバルズの歌』に現れる。 スヴィズル Sviðurr 槍をもつ者 『グリームニルの歌』50。セックミーミル?のところで名乗った名前。 スヴィズリル Sviðrir 槍をもつ者 上に同じ。彼の息子ミズヴィズニル?を殺したときは、名を隠した。 ヴァク Vacr 目覚めたる者 『グリームニルの歌』54。以下同。 スキルヴィング Skilfingr 高席につく者 ヴァーヴズ Váfuðr さすらう者 フロプタチュール Hroptatýr ガウト Gautr 生贄に決められた者、雄弁家? また、『バルドルの夢』2にも。ゴート人と関連があるらしい。 オヴニル Ofnir スヴァーヴニル Sváfnir ヴィズリル Viðrir 『ロキの口論』26、『フンディング殺しのヘルギの歌I』13。 シーズグラニ Síðgrani 『アルヴィースの歌』6。 フェング Fengr 分捕品をつくる者 『レギンの歌』18。
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ナシ(梨)は、バラ科ナシ属の植物、もしくはその果実のこと。 主なものとして、和なし(日本なし、Pyrus pyrifolia var. culta )、中国なし (P. bretschneideri) 、洋なし(西洋なし、P. communis )の3つがあり、食用として世界中で栽培される。日本語で単に「梨」と言うと通常はこのうちの和なしを指し、本項でもこれについて説明する。他のナシ属はそれぞれの項目を参照のこと。 ナシ(和なし、日本なし)は、中国を原産とし中国や朝鮮半島、日本の中部地方以南に自生する野生種ヤマナシ(ニホンヤマナシ、P. pyrifolia var. pyrifolia )を基本種とする栽培品種群のことである。 高さ15メートルほどの落葉高木。葉は長さ12cmほどの卵形で、縁に芒状の鋸歯がある。花期は4月頃で、葉の展開とともに5枚の白い花弁からなる花を付ける。8月下旬から11月頃にかけて、黄褐色または黄緑色でリンゴに似た直径10~18センチメートル程度の球形の果実がなり、食用とされる。果肉は白色で、甘く果汁が多い。リンゴやカキと同様、尻の方が甘みが強く、一方で芯の部分は酸味が強いためあまり美味しくない。しゃりしゃりとした独特の食感がナシの特徴だが、これは石細胞と呼ばれるものによる。石細胞とは、ペントザンやリグニンという物質が果肉に蓄積することで細胞壁が厚くなったものである。これは洋なしにも含まれるのだが、和なしよりもその量が少ないために、和なしと洋なしとで食感に大きな差が生じる。 野生のもの(ヤマナシ)は直径が3~8センチメートル程度と小さく、果肉が硬く味も酸っぱいため、あまり食用には向かない。ヤマナシは人里付近にしか自生しておらず、後述のように本来日本になかった種が、栽培されていたものが広まったと考えられている。なお、日本に原生するナシ属にはヤマナシの他にもイワテヤマナシ (Pyrus ussuriensis var. aromatica) 、アオナシ(Pyrus ussuriensis var. hondoensis、和なしのうち二十世紀など果皮が黄緑色のものを総称する青梨とは異なることに注意) 、マメナシ (Pyrus calleryana) がある。 ナシの語源には諸説があるが、江戸時代の学者新井白石は中心部ほど酸味が強いことから「中酸(なす)」が転じたものと述べている。他には以下のような説がある。 果肉が白いことから「中白(なかしろ)」あるいは「色なし」 風があると実らないため「風なし」 「甘し(あまし)」 「性白実(ねしろみ)」 また、ナシという名前は「無し」に通じることからこれを忌んで、家の庭に植えることを避けたり、「ありのみ(有りの実)」という反対の意味を持たせた呼称が用いられることがある(忌み言葉)。しかし、逆に「無し」という意味を用いて、盗難に遭わぬよう家の建材にナシを用いて「何も無し」、鬼門の方角にナシを植えることで「鬼門無し」などと、縁起の良い利用法も存在する。 手紙を出しても返事のないことを「梨の礫(つぶて)」という。「梨」に「無し」を掛けた言葉である。したがって、「無しの礫」は意味の上では合っているのだが、誤記である。 英語圏では多くの呼び名がある。 産地から、Asian pear, Chinese pear, Korean pear, Japanese pear リンゴのような形から Apple pear 砂のようなシャリシャリした食感から Sand pear 日本語の「ナシ」から Nashi pear 日本でナシが食べられ始めたのは弥生時代頃とされ、登呂遺跡などから多数食用にされたとされる根拠の種子などが見つかっている。ただし、それ以前の遺跡などからは見つかっていないこと、野生のナシ(山梨)の自生地が人里周辺のみであることなどから、大陸から人の手によって持ち込まれたと考えられている。文献に初めて登場するのは『日本書紀』であり、持統天皇の693年の詔において五穀とともに「桑、苧、梨、栗、蕪菁」の栽培を奨励する記述[1]がある。 江戸時代には栽培技術が発達し、100を越す品種が果樹園で栽培されていた。松平定信が記した狗日記によれば、「船橋のあたりいく。梨の木を、多く植えて、枝を繁く打曲て作りなせるなり。かく苦しくなしては花も咲かじと思ふが、枝のびやかなければ、花も実も少しとぞ。」とあり、現在の市川から船橋にかけての江戸近郊では江戸時代後期頃には、既に梨の栽培が盛んだった事がわかっている。 明治時代には、現在の千葉県松戸市において二十世紀が、現在の神奈川県川崎市で長十郎がそれぞれ発見され、その後、長らくナシの代表格として盛んに生産されるようになる。一時期は全国の栽培面積の8割を長十郎で占めるほどであった。また、それまでは晩生種ばかりだったのだが、多くの早生種を含む優良品種が多数発見され、盛んに品種改良が行われた。 20世紀前半は二十世紀と長十郎が生産量の大半を占めていたが、戦後になると1959年に幸水、1965年に新水、1972年に豊水が登場し普及した。そのため、現在では長十郎の生産はかなり少なくなっている。この3品種を「三水」と呼ぶことがある。 参照 wikipedia なし http //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8A%E3%82%B7 花 販売 花ギフト プリザーブドフラワーギフト ファンシーギフト 花屋 東京 還暦祝い 花 胡蝶蘭 販売 開店祝い 花 ヴィンテージ 開店祝い スタンド花 フラワーギフト 花美喜
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《好敵手(とも)の名前(なまえ)》 永続魔法 相手の墓地に存在するモンスター1体を選択して発動する。 このカードは発動後モンスターカード(魔法使い族・光・星1・攻/守0)となり、 自分フィールド上のモンスターカードゾーンに表側攻撃表示で特殊召喚する。 このカードのカード名は選択したモンスターと同じ名前として扱う。 このカードは永続魔法カードとしても扱う。 原作・アニメにおいて― 「十代vsヨハンvs藤原雄介」戦にて十代が使用。 ヨハンの墓地から《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》の名前をコピーし、《レインボー・ネオス》の融合素材となった。 イラストでは《真紅眼の黒竜》が城之内に似たプレイヤーと対峙している場面が描かれている。 対戦相手から出ているビームがデュエルディスクのセメタリーゾーンに当たっていることから、このカードを使用しているシーンと思われるが、場面のモチーフは恐らく原作・DMにおける「遊戯vs洗脳城之内」であろう。
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《ほんとの名前》 イベントカード 使用コスト0/発生コスト1/青 [メイン/相手] 相手の捨て札置き場にあるキャラ1枚を指定する。その場合、そのキャラと同じ名称の相手のキャラ1枚は、このターン、アプローチに参加することができない。 (チャルニー、メオのほんとの名前。) 神様のメモ帳で登場した青色のイベントカード。 相手の捨て札置き場にいるキャラ1枚を指定することで、同名キャラ1枚のアプローチを封印する効果を持つ。 《フリーズ》と比べると、捨て札置き場に同名カードがないと発動できない点で劣る。 しかしながらコスト0で相手キャラのアプローチを封じれるのは強力であることに変わりはない。 《フリーズ》の代用カードとしては十分な性能と言える。 カードイラストは第3話「僕が二人にできること」のワンシーン。フレーバーはその時のメオのセリフ。 関連項目 《フリーズ》 収録 神様のメモ帳 01-095 編集
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アニメの名前 「た行」 アニメの名前:た アニメの名前:ち アニメの名前:つ アニメの名前:て アニメの名前:と
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アニメの名前 「は行」 アニメの名前:は アニメの名前:ひ アニメの名前:ふ アニメの名前:へ アニメの名前:ほ
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~花の名前~ ※ 俺はときどき自問する。 いったい、いつからこんなことになってしまったのだろう。 ことの始まりはいったいいつのことだったのだろうか。 どういう経緯で、自分はこんな風に瞳を囚われてしまったのか。 心も身体も雁字搦めに絡め取られてしまったのだろうか。 そして ――― はたしていかなるものの手が、こんなところへと自分を導いてしまったのだろうか ――― と。 ※ 目の前でひたと自分を見つめる可憐な少女の真剣な眼差し。 そのあまりの真摯さにたじろぎながら、アル・イーズデイルは背筋を伝う冷や汗の、じっとりとした湿気を確かに感じ取っていた。 実は自分は女難の星の下に生まれたのではなかろうか ――― あまり考えたくもないことではあるが、そう思わずにはいられない自分の運命に、内心小さく悪態をつく。 このとき、アルの頭に思い浮かんだのは母親や姉たち、はたまた腐れ縁とも言うべきグラスウェルズの女密偵の顔である。 しかし、自分を取り巻く女性たちが一癖も二癖もある女傑や女怪ばかり(と本人たちの前で口に出しては到底言えないが)なのは、すでに諦めがついていた。 だがしかし。 それにしたって今回の“これ”はかなり強烈だ。 アルの言うところの、一筋縄ではいかない女性たち。彼女たちの、よからぬことを企む顔や自分に無理難題を押し付けるときの冷血そうな無表情が、脳裏に浮かんでは消えていく。 あの“おっかない”連中に比べれば、一見誰よりも無害で大人しく見えるくせに。 世間知らずの甘ちゃんで、温室育ちのお姫様のくせに。 ――― そのくせに――― 実際、いままで自分を翻弄してきた女性たちの誰よりも、眼前にいるこの少女は、自分の心を惑わす術を無意識の内に心得ているかのようだった。 「アルさんが必要なんです。側にいて欲しいんですよぅ」 初雪を思わせる白皙の頬をほんのりと紅に染め。 華奢で小さな身体に相応しい小さな両の握り拳を、胸元で忙しなく上下にわさわさと振り動かしながら。 哀願するように、甘えるように、線の細い可愛らしい声でアルにせがむ。 つぶらな瞳を潤ませ、びくびくしながら自分の答えを待ち受けるさまが、なぜだかアルに仔リスを連想させた。 (だから……上目遣いはよせって……) ひた、と自分の顔に固定された視線が眩しいようだった。 その視線から、気づかれぬほどかすかに目をそらす。 これに真正面から相対してはひとたまりもない ――― なにがひとたまりもないのかは自分でも定かではなかったが ――― と、頭のどこかで危険信号が鳴り響いた。 いつからこんなことになってしまったのだろう ――― 本気でアルはそう思う。 仕草のひとつひとつが。 呼びかける声のほのかな温かみと染み渡るような甘さが。 投げかけられるひたむきな視線が ――― いちいち胸の奥をちりちりと焦がすようで。 それでいて、こんな風に心惑わされることが、ちっとも不快に感じないのである。 かすかな胸のざわめきをもたらす、危なっかしくて目の離せないプリンセス ――― いや、決して比喩なんかではなく、本物の王女 ――― ピアニィ・ルティナベール・レイウォール。 この少女に振り回されっぱなしの自分を、不快どころか「案外こういうのも悪くないな」と思えてしまうのだから ――― ――― だから、女難。それも最大級の女難。 彼女と居ると否応なしに巻き込まれるトラブルも。 いまこうして自分に出されている無茶な要求も。 アルは、心底から嫌がっているわけではない。このお姫様の唐突な提案もどことなく楽しく感じられ、むしろそれを嬉しく思ってしまえるのだから余計に性質が悪い。 しかし今度ばかりはさすがのアルも返答に窮していた。 なんといっても、いままでの自分の生き方や信念に軌道修正を加えざる得ないほどの決断を、彼は迫られているのである。 レイウォール王国の圧制に喘ぐアヴェルシアの独立。 新興王国として起つことを毅然と決意したピアニィがアルに望んだことは、彼を女王の第一の騎士として叙勲を与え、ともに国を支えて欲しい、というものだった。 これには正直、アルも閉口せざるを得なかった。 流れ者の傭兵稼業続きで、宮廷でのしきたりや華美なしつらえなどにはとんと疎い自分。 ましてや貴族だの王族だのという連中がどうしても好きになれない自分が『女王の騎士』だ、などと笑い話にもなりはしない。 軍師や犬娘になだめられ揶揄されながら、それでもアルが返答を逡巡していると ――― 「今日から、あ、あたしの騎士になりなさいっ!」 懇願口調から一転しての命令口調。 そのくせ頭ごなしに押さえつける風では一切なく、アルをなんとか引きとめよう、本心からの自分の願いをアルに分かってもらおうと、思わず口をついて出た言葉であった。 もっとも、必死の思いが空回りしすぎた挙句のこの体たらく。 たぶん、アルをその気にさせるための気の利いた台詞を言おうと、さんざん頭を振り絞る努力はしたのだろう、とは思う。 しかし言うに事欠いて「あたしの騎士になりなさい」では、ただ自分の欲求を簡潔すぎるほど簡潔な形で叫んだに過ぎない。 子供が駄々をこねるときの「おもちゃ買って」と、さほど程度は変わらないのである。 もっとも ――― 逆を返せば ――― ピアニィの欲求が子供じみていればいるほど、その願いは純真無垢で強烈なものだと言うことができようか。 自分の欲しいものを欲しいと叫ぶ子供の無垢を、誰も疑うことなどできないのと同様に ――― とはいえ、バーランド宮のホール一杯に、一瞬にして生温かい沈黙が満ちたのは無理からぬことである。 旧アヴェルシアの領民たちの多くも固唾を呑んで見守るなか。 国を興して起つと宣言した可憐なる女王が、自らの危急を救い続けてくれた剣士に対し、誉れある騎士の叙勲を行うという、ある意味、新王国最初の一大イベント。 そのドラマティックな展開が場を盛り上げ、頼まれなくても皆のテンションが高まること請け合いのこの場面での ――― この発言である。 「あちゃあ……でやんす」 小声で呟いたのは言うまでもなくベネットであった。 当のピアニィは、アルに叫んだときのままの姿 ――― つぶらな瞳をぎゅっと固く瞑り、唇を噛み締め、両手を力一杯握り締めたままで、ぷるぷると震えている。 ああ。この姫さんは。 アルはぼんやりと、そんなことを思ってみる。 きっと自分が女王であるということも、いまは綺麗さっぱり忘れているんだろう。 いまは、まだどこの誰ともわからぬ新女王を、神輿として担ぎ上げるのに相応しい器であるということを、領民の皆に知らしめなければいけないときでもあるというのに。 それなのに。 こんな必死で。 ただの少女の顔をして。 自分に側にいて欲しいなどと頼むのだ。 (ああ……やっぱり性質が悪りぃ) 君主の失言を溜息混じりになだめるナヴァールと、自分の発言のどこが拙かったのか本気で分からずにうろたえるピアニィの姿を見ながら、アルは苦笑する。 その苦笑が、大きな笑い声へと変わっていくのに、そう長い時間は必要としなかった。 「アル、さん……?」 腹を抱えて笑うアルを訝しげに見つめ、ピアニィが呼びかける。 ナヴァールの言葉通り。 アヴェルシアの独立を裏付ける力 ――― すなわち武力としての騎士の力 ――― が、これから他国と渡り合う上で外交上の必要性を持つだろう、という言い分はもっともである。 しかし、いまのアルにとってはそんな小賢しい理屈など、どうでもよいことのように思えた。 なぜならピアニィは ――― アルを自分の側に置きたいという理由に、この国を強くするためなどという言葉は一言として発しなかったからだ。 護ってくれるって ――― アルさんに、側にいて欲しい ――― 約束しましたよね ――― ? と。 これのどこが君主の ――― 女王としての言葉であろうか。 どこまでも自分にとって都合のいい解釈をするならば、それはピアニィという少女の、彼女個人の願いである。 それとも ――― こんな考えは、アルの空想の産物に過ぎないのだろうか? いや。 それすらもいまのアルにとっては瑣末事と言えるかもしれない。 いまはただ、ピアニィが自分を必要だと言っているそのこと自体が、大きな意味を持っているのだとアルは思う。 最大級の女難だ、などと内心では斜に構えながら。 同じ心で、ピアニィの側に居てやれることへの喜びを感じている自分がいる。 だから性質が悪い。本当に性質が悪い。 そしてある種の安堵とともに、こうも思う。 騎士叙勲への拒絶も。 いままですべて自分ひとりで責任を負ってきた、どこか気ままな生き方も。 そんなすべてをひっくるめて放り出してでも行動を起こしたかったのに。 いまのいままでそれができなかった自分に。 一歩進む理由を、この姫さんは俺にくれたんだな、と。 「約束」なんて言葉で言い訳をしなくても、ただ一緒に居たいから居るんだ、というシンプルな理由を ――― このときのアルはまだ、気づいていない。 だからときどき自問する。 いったい、いつから姫さんのことが、こんなに気になるようになってしまったのだろう。 ことの始まりはいったいいつのことだったのだろうか、と。 だけどいまは ――― 「 ――― 俺も手伝ってやる」 ちょっと恩着せがましいような、だけどそれは本心からアルが望んだこと。 そしてアルの言葉の意味を聡く理解したピアニィの、その笑顔がどれほど眩く、生気に満ちていたことか。 可憐な花の蕾はそれだけで愛らしい。 ただそこにあるだけで笑みが零れるような風情がある。 しかし蕾がその花弁をふわりと開き、静かな躍動に満ちたときの美しさや芳しさは、閉じていたころの比ではない。 喩えるなら花だ。ピアニィとは、そんな花の名前だ。 「ほっとけないってことなのかね、これは」 花の喩えではないが、この言葉こそがアルの心からの自然の発露でもあった。 花ならば護ろう。 この花が根を張った大地はいまだ覚束ない、不毛の大地かもしれない。 謀略という名の風が吹き、戦乱という名の灼熱の陽射しがこの花を枯らそうとするのなら、自分は日除けにも傘にもなってやろう。 花を愛で、花を愛す ――― 自分には不似合いな趣味かもしれないが、“この花”だったら俺は護りたい。護り続けたい。アルは、心からそう思う。 (ああ ――― 第一の騎士っていうのはガラじゃあないが ――― ) 戦乱のアルディオンに咲いた花。 (新興のフェリタニアにそよぐこの花の、花守りっていうなら悪くない ――― ) アルの口元にあるかなしかの笑みが浮かぶ。 この戦乱の時代、すぐ後に巻き起こるのは大きな嵐であるには違いない。 しかし、いまこのときだけは、バーランド宮の大ホールに春の温かい陽射しが降り注いでいる、と ――― ピアニィの柔らかな笑顔を見つめながら、アルはそう信じることができたのだった ――― 。 (了)
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アニメの名前 「さ行」 アニメの名前:さ アニメの名前:し アニメの名前:す アニメの名前:せ アニメの名前:そ