約 4,200,394 件
https://w.atwiki.jp/titles/pages/8.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/tom_tom/pages/8.html
動画(youtube) @wikiのwikiモードでは #video(動画のURL) と入力することで、動画を貼り付けることが出来ます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_209_ja.html また動画のURLはYoutubeのURLをご利用ください。 =>http //www.youtube.com/ たとえば、#video(http //youtube.com/watch?v=kTV1CcS53JQ)と入力すると以下のように表示されます。
https://w.atwiki.jp/akb48otoge/pages/354.html
レアリティ:★4⇒★5⇒★6 属性:赤 アクセサリ:髪飾り メンバー名 パフォーマンス(初期) パフォーマンス(最大) メンタル(初期) メンタル(最大) スキル 渡辺 麻友 13506 28080 100 400 熱意の刻 渡辺 麻友 28211 60855 100 500 熱気の刻 渡辺 麻友 60855 62449 100 550 熱気の刻 松井 珠理奈 13552 27072 100 400 我慢の志 松井 珠理奈 29020 62255 100 510 忍耐の志 松井 珠理奈 62255 63794 100 540 忍耐の志 高橋 みなみ 13507 27240 100 410 熱意の瞬き 高橋 みなみ 28718 62464 100 500 熱気の瞬き 高橋 みなみ 62464 64277 100 550 熱気の瞬き 島崎 遥香 13549 27371 100 420 回復の夢 島崎 遥香 28503 61763 100 510 復活の夢 島崎 遥香 61763 63561 100 550 復活の夢 横山 由依 13625 27450 100 440 熱気の鼓動 横山 由依 28551 60281 100 520 熱烈の鼓動 横山 由依 60281 61860 100 560 熱烈の鼓動 柏木 由紀 13824 27845 100 400 熱意の鼓動 柏木 由紀 28729 62052 100 510 熱気の鼓動 柏木 由紀 62052 63655 100 540 熱気の鼓動 小嶋 陽菜 14016 27637 100 400 熱意の刻 小嶋 陽菜 28498 60109 100 510 熱気の刻 小嶋 陽菜 60109 62058 100 540 熱気の刻 川栄 李奈 13785 27206 100 400 忍耐の魂 川栄 李奈 28595 60646 100 510 堅忍の魂 川栄 李奈 60646 62267 100 560 堅忍の魂 高城 亜樹 13747 27822 100 430 平静の刹那 高城 亜樹 28382 61942 100 500 冷静の刹那 高城 亜樹 61942 63634 100 560 冷静の刹那 北原 里英 13847 27241 100 420 熱意の歌声 北原 里英 28263 61188 100 520 熱気の歌声 北原 里英 61188 62759 100 560 熱気の歌声 入山 杏奈 13649 27795 100 430 熱烈の交響 入山 杏奈 28382 60227 100 510 情熱の交響 入山 杏奈 60227 62167 100 540 情熱の交響 永尾 まりや 13578 28012 100 420 癒しの命 永尾 まりや 28488 61946 100 500 回復の命 永尾 まりや 61946 63789 100 540 回復の命 倉持 明日香 13512 27420 100 420 復活の命 倉持 明日香 28220 61954 100 510 治癒の命 倉持 明日香 61954 63661 100 540 治癒の命 兒玉 遥 13521 27757 100 440 熱意の旋律 兒玉 遥 28521 61755 100 510 熱気の旋律 兒玉 遥 61755 63467 100 550 熱気の旋律 田野 優花 13878 27314 100 420 熱気の鼓動 田野 優花 28194 60381 100 500 熱烈の鼓動 田野 優花 60381 62246 100 540 熱烈の鼓動 矢倉 楓子 13780 27354 100 400 癒しの夢 矢倉 楓子 29064 62415 100 510 回復の夢 矢倉 楓子 62415 64233 100 560 回復の夢 武藤 十夢 13695 27672 100 410 我慢の心 武藤 十夢 28879 62027 100 520 忍耐の心 武藤 十夢 62027 63868 100 540 忍耐の心 石田 晴香 13566 27200 100 420 復活の心 石田 晴香 28829 60448 100 500 治癒の心 石田 晴香 60448 62140 100 560 治癒の心 前田 亜美 13880 27400 100 410 堅忍の夢 前田 亜美 28949 60269 100 520 不屈の夢 前田 亜美 60269 61957 100 550 不屈の夢 岩佐 美咲 13934 27217 100 430 回復の魂 岩佐 美咲 28442 61978 100 510 復活の魂 岩佐 美咲 61978 63830 100 550 復活の魂 松井 咲子 14034 27423 100 400 堅忍の志 松井 咲子 28290 60983 100 500 不屈の志 松井 咲子 60983 62577 100 540 不屈の志 伊豆田 莉奈 13885 27405 100 400 熱烈の一時 伊豆田 莉奈 28543 61161 100 520 情熱の一時 伊豆田 莉奈 61161 62885 100 550 情熱の一時 岩田 華怜 14028 27908 100 400 熱烈の鼓動 岩田 華怜 28300 60404 100 500 情熱の鼓動 岩田 華怜 60404 61910 100 540 情熱の鼓動 大島 涼花 13760 27089 100 420 熱気の交響 大島 涼花 28537 60002 100 500 熱烈の交響 大島 涼花 60002 61852 100 550 熱烈の交響 小林 茉里奈 13505 27971 100 430 冷静の瞬間 小林 茉里奈 28857 61768 100 510 安静の瞬間 小林 茉里奈 61768 63596 100 560 安静の瞬間 佐々木 優佳里 14039 27657 100 440 熱気の旋律 佐々木 優佳里 28353 60391 100 500 熱烈の旋律 佐々木 優佳里 60391 61970 100 550 熱烈の旋律 鈴木 まりや 13882 28121 100 440 冷静の瞬き 鈴木 まりや 28919 61694 100 500 安静の瞬き 鈴木 まりや 61694 63659 100 550 安静の瞬き 高橋 朱里 13862 27215 100 400 堅忍の夢 高橋 朱里 28931 61307 100 510 不屈の夢 高橋 朱里 61307 63255 100 560 不屈の夢 森川 彩香 13803 28095 100 430 安らぎの瞬間 森川 彩香 28939 61607 100 510 平静の瞬間 森川 彩香 61607 63599 100 550 平静の瞬間 大森 美優 13809 27294 100 410 熱烈の歌声 大森 美優 28961 61520 100 500 情熱の歌声 大森 美優 61520 63328 100 560 情熱の歌声 大家 志津香 13651 27875 100 430 熱烈の旋律 大家 志津香 28725 62044 100 510 情熱の旋律 大家 志津香 62044 63548 100 550 情熱の旋律 加藤 玲奈 13863 27868 100 410 忍耐の志 加藤 玲奈 29116 61458 100 500 堅忍の志 加藤 玲奈 61458 63176 100 560 堅忍の志 小嶋 菜月 13639 27893 100 420 平静の瞬間 小嶋 菜月 28640 61286 100 510 冷静の瞬間 小嶋 菜月 61286 62894 100 540 冷静の瞬間 竹内 美宥 13550 27931 100 400 熱気の鼓動 竹内 美宥 28286 60858 100 520 熱烈の鼓動 竹内 美宥 60858 62534 100 550 熱烈の鼓動 田名部 生来 13519 27433 100 410 堅忍の魂 田名部 生来 28660 61617 100 510 不屈の魂 田名部 生来 61617 63255 100 550 不屈の魂 中村 麻里子 13515 27313 100 400 回復の心 中村 麻里子 28193 60783 100 520 復活の心 中村 麻里子 60783 62332 100 550 復活の心 名取 稚菜 13882 27051 100 430 熱意の刹那 名取 稚菜 29073 62045 100 500 熱気の刹那 名取 稚菜 62045 63908 100 550 熱気の刹那 阿部 マリア 13714 27264 100 400 忍耐の志 阿部 マリア 29049 61768 100 500 堅忍の志 阿部 マリア 61768 63484 100 540 堅忍の志 内田 眞由美 13745 27135 100 420 回復の魂 内田 眞由美 28187 62463 100 500 復活の魂 内田 眞由美 62463 64236 100 550 復活の魂 小林 香菜 13681 27902 100 430 安らぎの瞬き 小林 香菜 28140 60321 100 500 平静の瞬き 小林 香菜 60321 62281 100 550 平静の瞬き 島田 晴香 14033 27071 100 420 堅忍の心 島田 晴香 28240 62114 100 520 不屈の心 島田 晴香 62114 64099 100 550 不屈の心 鈴木 紫帆里 13605 27797 100 440 癒しの心 鈴木 紫帆里 28322 62276 100 510 回復の心 鈴木 紫帆里 62276 63806 100 550 回復の心 中田 ちさと 13619 27396 100 420 癒しの心 中田 ちさと 28930 60845 100 500 回復の心 中田 ちさと 60845 62750 100 550 回復の心 平田 梨奈 13855 27109 100 440 熱気の音 平田 梨奈 28282 61103 100 520 熱烈の音 平田 梨奈 61103 62761 100 540 熱烈の音 藤田 奈那 13588 27317 100 400 安らぎの一時 藤田 奈那 29120 60003 100 520 平静の一時 藤田 奈那 60003 61919 100 560 平静の一時 古畑 奈和 14005 27357 100 410 平静の一時 古畑 奈和 28492 60095 100 500 冷静の一時 古畑 奈和 60095 61906 100 550 冷静の一時 宮崎 美穂 13807 28112 100 400 我慢の夢 宮崎 美穂 29029 60094 100 510 忍耐の夢 宮崎 美穂 60094 61707 100 540 忍耐の夢 相笠 萌 13912 27114 100 410 回復の命 相笠 萌 29044 61584 100 510 復活の命 相笠 萌 61584 63169 100 540 復活の命 篠崎 彩奈 13535 27225 100 420 癒しの魂 篠崎 彩奈 29036 60467 100 500 回復の魂 篠崎 彩奈 60467 61993 100 540 回復の魂 茂木 忍 13857 27083 100 430 熱気の瞬き 茂木 忍 28765 60939 100 520 熱烈の瞬き 茂木 忍 60939 62629 100 540 熱烈の瞬き 岡田 奈々 13884 27681 100 420 堅忍の命 岡田 奈々 28976 60270 100 520 不屈の命 岡田 奈々 60270 61843 100 550 不屈の命 小嶋 真子 13635 27190 100 400 情熱の鼓動 小嶋 真子 28532 61181 100 510 激情の鼓動 小嶋 真子 61181 62884 100 540 激情の鼓動 西野 未姫 14004 27809 100 410 安らぎの刻 西野 未姫 28319 61630 100 510 平静の刻 西野 未姫 61630 63574 100 540 平静の刻 峯岸 みなみ 13936 27809 100 440 熱烈の旋律 峯岸 みなみ 28497 62090 100 510 情熱の旋律 峯岸 みなみ 62090 64013 100 560 情熱の旋律 岩立 沙穂 13732 27543 100 440 癒しの志 岩立 沙穂 28920 60740 100 520 回復の志 岩立 沙穂 60740 62391 100 560 回復の志 村山 彩希 13574 27296 100 430 堅忍の志 村山 彩希 28857 62312 100 520 不屈の志 村山 彩希 62312 64107 100 540 不屈の志 梅田 綾乃 13589 27507 100 430 平静の瞬間 梅田 綾乃 28269 60589 100 520 冷静の瞬間 梅田 綾乃 60589 62387 100 540 冷静の瞬間 岡田 彩花 13533 28124 100 430 熱烈の刻 岡田 彩花 28985 60836 100 500 情熱の刻 岡田 彩花 60836 62649 100 550 情熱の刻 北澤 早紀 13826 27875 100 440 熱意の歌声 北澤 早紀 28946 60994 100 520 熱気の歌声 北澤 早紀 60994 62885 100 560 熱気の歌声 内山 奈月 13873 27155 100 420 熱烈の交響 内山 奈月 28911 61751 100 510 情熱の交響 内山 奈月 61751 63718 100 550 情熱の交響 橋本 耀 13529 27989 100 410 熱意の瞬間 橋本 耀 28958 60698 100 510 熱気の瞬間 橋本 耀 60698 62697 100 550 熱気の瞬間 前田 美月 13539 27277 100 440 冷静の刻 前田 美月 28450 62237 100 500 安静の刻 前田 美月 62237 63941 100 560 安静の刻 市川 愛美 13996 27178 100 400 熱烈の瞬間 市川 愛美 28146 61203 100 500 情熱の瞬間 市川 愛美 61203 63160 100 550 情熱の瞬間 大和田 南那 13930 27691 100 410 冷静の瞬間 大和田 南那 28574 60019 100 510 安静の瞬間 大和田 南那 60019 61803 100 540 安静の瞬間 込山 榛香 13919 27560 100 420 熱気の歌声 込山 榛香 28589 62288 100 500 熱烈の歌声 込山 榛香 62288 63789 100 550 熱烈の歌声 佐藤 妃星 13582 27802 100 440 我慢の命 佐藤 妃星 28300 60679 100 520 忍耐の命 佐藤 妃星 60679 62656 100 560 忍耐の命 土保 瑞希 13889 27694 100 410 熱烈の刻 土保 瑞希 28852 61997 100 520 情熱の刻 土保 瑞希 61997 63845 100 560 情熱の刻 福岡 聖菜 14048 27603 100 400 熱気の旋律 福岡 聖菜 29075 61424 100 510 熱烈の旋律 福岡 聖菜 61424 62991 100 550 熱烈の旋律 向井地 美音 13605 27609 100 400 復活の魂 向井地 美音 28829 61073 100 500 治癒の魂 向井地 美音 61073 62837 100 540 治癒の魂 湯本 亜美 14050 27178 100 410 熱意の一時 湯本 亜美 28821 61533 100 500 熱気の一時 湯本 亜美 61533 63233 100 550 熱気の一時 野澤 玲奈 13977 27944 100 400 復活の志 野澤 玲奈 28891 61592 100 510 治癒の志 野澤 玲奈 61592 63133 100 540 治癒の志 大川 莉央 13610 27650 100 440 熱意の音 大川 莉央 28742 60315 100 520 熱気の音 大川 莉央 60315 62284 100 560 熱気の音 達家 真姫宝 14004 28075 100 400 復活の魂 達家 真姫宝 28409 60371 100 510 治癒の魂 達家 真姫宝 60371 62133 100 550 治癒の魂 西山 怜那 13831 27932 100 420 熱意の旋律 西山 怜那 28960 62074 100 500 熱気の旋律 西山 怜那 62074 63940 100 550 熱気の旋律 田北 香世子 13885 27355 100 400 忍耐の魂 田北 香世子 29091 61427 100 500 堅忍の魂 田北 香世子 61427 63182 100 540 堅忍の魂 後藤 萌咲 13807 27404 100 420 熱気の瞬き 後藤 萌咲 28746 61457 100 510 熱烈の瞬き 後藤 萌咲 61457 63159 100 560 熱烈の瞬き 下口 ひなな 13735 27066 100 440 熱意の瞬間 下口 ひなな 28759 61326 100 510 熱気の瞬間 下口 ひなな 61326 62860 100 540 熱気の瞬間 横島 亜衿 13675 27315 100 440 平静の一時 横島 亜衿 28827 62095 100 510 冷静の一時 横島 亜衿 62095 63748 100 540 冷静の一時 川本 紗矢 13693 27826 100 430 回復の心 川本 紗矢 28368 62225 100 500 復活の心 川本 紗矢 62225 64036 100 560 復活の心 木﨑 ゆりあ 13937 27768 100 420 熱気の音 木﨑 ゆりあ 28986 61132 100 520 熱烈の音 木﨑 ゆりあ 61132 62706 100 550 熱烈の音 山本 彩 13845 27885 100 430 熱気の旋律 山本 彩 28349 60125 100 510 熱烈の旋律 山本 彩 60125 62002 100 560 熱烈の旋律 小笠原 茉由 13715 27290 100 440 熱意の瞬き 小笠原 茉由 28831 60568 100 500 熱気の瞬き 小笠原 茉由 60568 62087 100 540 熱気の瞬き 小谷 里歩 13580 28038 100 440 熱烈の刹那 小谷 里歩 28430 62168 100 510 情熱の刹那 小谷 里歩 62168 63872 100 540 情熱の刹那 渋谷 凪咲 13886 27293 100 400 熱意の音 渋谷 凪咲 28316 61192 100 510 熱気の音 渋谷 凪咲 61192 63009 100 550 熱気の音 宮脇 咲良 13894 27210 100 400 熱烈の鼓動 宮脇 咲良 28127 60357 100 510 情熱の鼓動 宮脇 咲良 60357 62052 100 540 情熱の鼓動 中西 智代梨 13540 27536 100 410 熱気の一時 中西 智代梨 28984 60890 100 520 熱烈の一時 中西 智代梨 60890 62703 100 540 熱烈の一時 朝長 美桜 13996 27378 100 440 熱烈の歌声 朝長 美桜 28918 62053 100 510 情熱の歌声 朝長 美桜 62053 63668 100 550 情熱の歌声 生駒 里奈 13563 27263 100 400 熱烈の一時 生駒 里奈 28227 62365 100 510 情熱の一時 生駒 里奈 62365 64049 100 550 情熱の一時 飯野 雅 13817 27023 100 400 癒しの志 飯野 雅 28828 61925 100 500 回復の志 飯野 雅 61925 63464 100 550 回復の志 谷口 めぐ 13859 27776 100 410 熱気の交響 谷口 めぐ 28260 60046 100 500 熱烈の交響 谷口 めぐ 60046 61826 100 550 熱烈の交響
https://w.atwiki.jp/sakura-color/pages/127.html
吊橋理論、と言うものを何処かで聞いたことがある。 危機的状況に陥ると、人は恋に落ちやすく(あるいは堕ちやすく)なるらしい。 …だからと言ってこれはいくら何でも無いだろ… 「好きだ、ティーダ」 目の前にスコールのやたら綺麗な顔が迫っている。既に背後は行き止まりで、 これ以上後ずされるような場所もない。 「………」 普段の俺なら笑って冗談も言えただろう。はぐらかすことも簡単…とまでは いかなかったとしても最悪の状況からは脱することもできたはずだ。 しかし、生憎今はとてもじゃないが言葉を発せる状況にない。唾を飲むことすら も赦されない。 そんなことをすれば喉元に当てられたガンブレードにさっくりといかれるだろう。 それはもう、さっくりと。いっそ清々しい程に。おぉ怖い。 「…ティーダ、本当に好きなんだいやむしろ愛してる。本当に本当だ。 こんなものに縋りたくなる程に、愛しているんだ」 スコールが視線を俺から自分の武器へと移した。 移して、深くため息をついた。 いやため息つきたいのはこっちだっつの。 「…俺のものに、なって欲しいんだ」 再びスコールが俺の目を見て言った。その顔は普段のスコールとは余りに掛け離 れた儚い表情だった。 今度こそ本気でため息をつきそうになった。 ガンブレードを思い出して慌てて引っ込める。 代わりに俺はガンブレードを持っている方のスコールの腕を2、3回叩き、 退かせろ、と訴えた。 スコールはぎこちない動きで俺の喉を解放し、悪かったと小さな声で謝った。 俺はゆっくりと呼吸を繰り返す。そしてスコールの方を向く。 相変わらずスコールは情けない顔をしていた。 「スコール、一度だけ言うッスよ」 すぅ、と大きく息を吸い、一気にまくし立てた。 「あのなあスコールそんなもんに頼らなくたって俺はあんたが大好きで俺もあんたを愛しててだからそんな情けない顔すんなっつか…もう、俺はとっくにあんたのあんたのものだっつうの気付け馬鹿スコール!!」 あー畜生、恥ずかしい上に言葉めちゃくちゃだ。 けど俺はちゃんと言ったかんな。伝われよ。 「…そうか」 ふ、と安心したようにスコールが微笑んだ。 本当、格好良いよな…なんて思ってる間に俺はスコールの腕の中に引きずりこま れてしまった。 「愛している」 耳元で言われたストレート過ぎる一言に、お俺は赤くなった顔を見られまいと強 く抱き返してやった。 「言われなくたって、知ってる」 君のことならなんだって。 ***アトガキ*** ヤンデレチックなスコティが書きたかった。ぶっちゃ毛ティーダの台詞で一番恥ずかしい思いをしたのはおれだと思う\(^0^)/
https://w.atwiki.jp/tom_tom/
@wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 無料で会員登録できるSNS内の@wiki助け合いコミュニティ @wiki更新情報 @wikiへのお問合せフォーム 等をご活用ください @wiki助け合いコミュニティの掲示板スレッド一覧 #atfb_bbs_list その他お勧めサービスについて 大容量1G、PHP/CGI、MySQL、FTPが使える無料ホームページは@PAGES 無料ブログ作成は@WORDをご利用ください 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください お絵かき掲示板は@paintをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください 無料ソーシャルプロフィールサービス @flabo(アットフラボ) おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 @wikiプラグイン一覧 まとめサイト作成支援ツール バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/titles/pages/12.html
人気商品一覧 @wikiのwikiモードでは #price_list(カテゴリ名) と入力することで、あるカテゴリの売れ筋商品のリストを表示することができます。 カテゴリには以下のキーワードがご利用できます。 キーワード 表示される内容 ps3 PlayStation3 ps2 PlayStation3 psp PSP wii Wii xbox XBOX nds Nintendo DS desctop-pc デスクトップパソコン note-pc ノートパソコン mp3player デジタルオーディオプレイヤー kaden 家電 aircon エアコン camera カメラ game-toy ゲーム・おもちゃ全般 all 指定無し 空白の場合はランダムな商品が表示されます。 ※このプラグインは価格比較サイト@PRICEのデータを利用しています。 たとえば、 #price_list(game-toy) と入力すると以下のように表示されます。 ゲーム・おもちゃ全般の売れ筋商品 #price_list ノートパソコンの売れ筋商品 #price_list 人気商品リスト #price_list
https://w.atwiki.jp/tom_tom/pages/10.html
関連ブログ @wikiのwikiモードでは #bf(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するブログ一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_161_ja.html たとえば、#bf(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 #bf
https://w.atwiki.jp/titles/pages/11.html
コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/true_tears/pages/269.html
アニメ true tears SS -after tears これからのことを- ※一応 本編の後日談な感じです。超個人的ですけど。 ※眞一郎の父・母の名前を、それぞれ中の人の名前を取って、眞一郎の父→啓治 眞一郎の母→理恵子 にしています。 眞一郎の父はヒロシでもよかったんですけどね。シリアスな場面だとどうしても笑ってしまってw ※本編の設定や解釈を間違えたまま書いてる所があるかもしれません。 見逃してやってください。まだ各話1~3回くらいしか見てないのでorz(いいわけ) ──── 薄く霞みながらも晴れた空。優しげな日差し。 すっかり景色に馴染んだ葉桜がそよ風に揺れている。 いろいろなことがあっという間に過ぎたあの冬から数ヶ月。 眞一郎たちは何事もなく無事進級していた。 クラス替えはあったが、眞一郎は三代吉と、比呂美は朋与と。 それぞれが親友と同じクラスになり、眞一郎と比呂美もまた同じクラスになった。 身近なところがそのままだったので、あまり代わり映えのない日々を送りながらも、 季節は巡り、新緑の初夏を迎えていた。 ──── どうしてこうも良くないことが立て続けに起こるのだろうか? 星の巡りだとか、バイオリズムだとか、そういった類のものが全て悪いほうに向いているに違いない。 眞一郎はそう思った。 (これは……これはさすがにマズい……) 土曜日最後の授業の4時間目は数学。 前回の授業の時に行われた小テストが返却されたのだが、その点数に眞一郎は自分の眼を疑いたくなった。 もともと自信があったわけでもないが、さすがにここまで酷いとは思わなかった。 平均点よりも格段に低いのがさらに追い討ちをかけた。 「……で、ここはこういう解になるわけだな」 答え合わせをしていく教師の言葉も耳に入ってこなかった。 ふと斜め前の席の比呂美を見る。すると視線に気付いたのかちらっとこちらを振り向く。 (テストどうだった?) 自分の答案を指差してから彼女を指差す。 ジャスチャーが伝わって比呂美の唇が『まあまあ』と動く。その後こちらを指差し、 (そっちはどう?) と返してくる。 (聞かないでくれ……) ><と顔文字のような表情を作って見せると、比呂美は苦笑いを浮かべ黒板の方へ向き直った。 眞一郎はため息をつき、なんとはなしに窓の外を眺めた。 比呂美と付き合い始めてからは、それまでのすれ違いの時間を埋めるように自然な流れのまま二人で過ごしてきた。 彼女のアパートで食事をしたりのんびりしたり、デートに出かけたり、季節柄 花見もした。 一人になれば夜遅くまで絵本を描く日もあった。 それはとても穏やかで楽しく、充実した時間ではあったのだけど、その分いろんなことをおろそかにしたかもしれない。 それがこうやって形として目の前に表れると思い知る。 「……はぁ…………」 深くついたため息は、ますます眞一郎を憂鬱にさせるのだった。 ──── 「眞一郎~。テストどうだったよ?」 授業が終わると少し離れた席の三代吉が答案用紙を持って眞一郎の席へやってきた。 「散々だったから聞かないでくれ…」 だいたい同じ成績の二人なのでいつもなら結果を見せ合うのだが、さすがに今日は分が悪いと眞一郎は先に白旗を上げた。 「まぁ、見せてみろって。………あ~…テスト中、具合悪かったんか?」 とりあえずからかってやるかと思った三代吉だったが、予想外の点数に本気で心配した。 「いや、本気の本気…」 言ってて眞一郎は自分が情けなくなる。 「ま、大丈夫だべ。中間で挽回すればいいんだからよ」 三代吉は励ますように眞一郎の肩をバシバシと叩いた。 「そうするしかないよなぁ…」 そうして話が一段落ついたところで、眞一郎の席に比呂美がやってきた。 「眞一郎くん」 「何?」 「今日おばさんに呼ばれてるの。テスト前で部活も早く終わるから一緒に帰れないかなって思って」 遠慮がちに比呂美が言う。恋人同士なのだから『待ってて』と言われれば眞一郎は何時までも待ってあげられるつもりだが、そこは隣に三代吉がいるからそういう言い回しにしたのだろう。 「いいよ。適当に時間つぶしとく」 「ごめんね。ありがと」 微笑む比呂美を見て三代吉が、 「いいねー。恋人同士のゆったりとした昼下がり。羨ましいねぇ」 「野伏君には愛ちゃんがいるじゃない」 苦笑いで返す比呂美。 「だって俺らは一緒に登下校なんてできねーもん。一種の遠距離恋愛みたいなもんさ」 と、窓の外へ遠い目を向ける三代吉。 「でも、今日も“あいちゃん”行くんでしょ?」 「今日はダメなんだよー。家の手伝いでさー。田植えは終わってもまだやることあってさ」 「そうなんだ」 三代吉と談笑する比呂美を見て、眞一郎は少しだけ微笑ましく思った。 眞一郎と付き合うようになって、比呂美は以前にまして人当たりがよくなったように思える。特に異性に対して。 心の中にしっかりと眞一郎の居場所を確保できている分、心にゆとりができたのだろう。 元々人気の美少女だったのが最近は雰囲気が柔らかくなったと男子の人気もうなぎ登りで、彼氏である眞一郎に対する風当たりは日に日に厳しくなるのだが、それでもあの冬のどこか情緒不安感な比呂美に比べたら、今の彼女はとても魅力的だ。 眞一郎が昔憧れた笑顔の比呂美がここにいる。 嬉しくないはずがなかった。 「比呂美さーん。そろそろ行きますよー」 男子と仲良く話している比呂美を少しやっかむような調子で朋与もやってくる。 「あ、うん。じゃあ眞一郎くん後でね」 「わかった。部活頑張ってな」 「うん」 笑顔を見せる比呂美。 「仲上君ー。私にはー」 朋与の不満そうな声に、眞一郎は苦笑いでリクエストに応える。 「黒部さんも頑張って」 「愛情こもってないぞー」 「あるわけないないでしょ。ほら、行くよ」 比呂美は朋与の耳を軽く引っ張った。 「いたっ、いたた、冗談に決まってるじゃ……」 そしてそのまま引きずるように教室を出ていった。 「……湯浅さん、お前のことになるとすげーな」 「はは……」 残された男二人は苦笑いを浮かべるばかりだった。 ──── 昼食を取って三代吉と別れた後、眞一郎は時間潰しのために学内の散歩を始めた。 グラウンドは部活に打ちこむ生徒の姿で活気に溢れていて、日差しはいつ夏服に移行してもおかしくないくらい暖かかった。 比呂美と付き合い始めてからは、彼女の部活が終わるのを待つことも少なくない。 たいていは校内をうろつきながら絵本のアイディアを出したり、あの鶏小屋に行き“地べた”の様子を見に行ったりもした。 (そろそろ終わる頃かな) そして最後はこうやって渡り廊下のベンチに腰掛けて、取りとめもなくスケッチを取り始めるのだ。 (……今度からは図書室で勉強するかな……) ふとテストの点を思い出しそんなことを思う。 そして、辺りの風景画を7割程描き終えた時だった。スケッチに人影が差し込んだ。 「相変わらず上手ね」 聞き覚えのある声に振り向くと、すまし顔で佇む愛らしい少女がいた。 「乃絵……」 「隣、座ってもいい?」 「ん……ああ」 突然の事に少し動揺する眞一郎を全く気にせず、乃絵は軽やかな動きで隣に腰掛けた。 ただ、以前のように側に寄ることはなく、半身分距離が空く。 それが今の二人の関係の縮図でもあった。 「眞一郎とこうして一緒にいるの久しぶりね」 「そうだな」 進級後もクラスが別だったこともあって、あれから乃絵と面と向かって話しをすることはなかった。 眞一郎が選んだのは比呂美で、乃絵の気持ちには応えることが出来なった。 後悔はしていない。ただ、心のどこかで乃絵に対してほんの少し負い目を感じているのも確かだった。 「何してたんだ?」 眞一郎の方から話しを振った。 「友達とお話ししてたの。でもみんな帰らなくちゃいけなくなったから、私は“地べた”を見に行こうと思ったら眞一郎がいたの」 乃絵はぱたぱたと足を揺らす。 友達……乃絵が口にすると何か特別なもののように思えた。 “孤独”が肩書きだった少女はもうここにはいない。 「ありがと」 乃絵が微笑んで言った。 「何が?」 突然の言葉に、眞一郎は意味を理解できなかった。 「ずっとお礼が言いたかったの」 「だから、何で」 会話が上手く成り立たないことがなんだか懐かしくて、眞一郎は思わず笑ってしまった。 「まだ生まれたての小鳥だけど、少しずつ翼を広げることができてきたから」 「俺は何もしてないよ。乃絵が飛ぼうと努力した結果だよ」 ううんと、乃絵はゆっくり首を振って、 「それでも眞一郎が『飛べる』って信じてくれたから今の私があるの」 「そっか……」 「だから気にすることなんて何もないわ」 「乃絵……」 乃絵には傷つけるばかりで何もしてやれなかった。 そんな眞一郎のわだかまりを、少女はしっかりと見抜いていた。 ほんの少しだけ許されたような気がした。 「……お礼を言わなくちゃいけなかったのは俺の方だな」 眞一郎は彼女に聞こえないように呟いた。 「おやおや~仲上君、不倫はいけないなぁ」 声のした方を振り返ると、部活を終えてすでに帰り支度を整えた朋与がいた。 「こんにちは、黒部さん」 「こんにちは」 親しげに挨拶する二人を見て、眞一郎は少し驚いた。 「あれ? 二人知り合いだったけ?」 「ときどき話すよ。ね?」 「うん」 乃絵の笑みが嘘じゃないと教えてくれた。 (そっか……ホントに飛ぼうとしてるんだな) そのことがとても嬉しくてどこか親心のようなもの感じた。 「私帰るわ。怒られたくないもの」 誰に、とまでは言わなくても分かる。 遠まわしに冷やかして乃絵は立ち上がった。 「やっぱり眞一郎といると楽しいわ。またお話ししましょ」 「ああ」 口約束を交わすと、乃絵は笑顔で手を振ってその場を走り去った。 眞一郎も立ち上がって手を振り返す。 「あの子、変わったよね。前はあんまり好きじゃなかったんだけど」 朋与が乃絵の背中を見つめながら言う。 比呂美側の朋与から見ても好感を持たれるようになったのなら本当に変わったのだろう。 嬉しいような、それでいてどこか寂しいような、眞一郎はそんな感慨深さを抱く。 「それにしてもあれね。三角関係でもつれたって割には、変わらず親し気じゃない?」 「いや、俺だって久しぶりに話したんだよ」 「何? じゃあまた三角関係が復活なわけ?」 「んなわけないから」 朋与の冗談をじと目で返す。 「眞一郎くん」 そこへ比呂美がやってくる。 「聞いてよ比呂美~。仲上君、石動乃絵と逢引してたのよ」 ニヤニヤと朋与が報告する。 それを聞いて比呂美は一瞬身を硬くしたが、 「二人は友達なんだから会ってたって変じゃないでしょ」 眞一郎を責めることはなく、からかう朋与をたしなめる。 「ちぇ、堅固な愛だこと。羨ましいわ」 「黒部さんも彼氏作れば?」 眞一郎が苦笑いで問いかける。実際ルックス的には彼氏がいたっておかしくないとは思うのだが、 「(∩゚д゚)アーアー、勝者の余裕はキコエナーイ」 と背を向けたまま気だるそうに手を振りながら帰っていった。 (あの性格が原因なんだろうな……) ちょっとだけ哀れむ眞一郎だった。 ──── 「思ったより早く終わったんだな」 「うん。うちの部、前のテストの結果があんまり良くなかったんだって。『イメージ悪くしたくないからみんな勉強しなさい』ってキャプテンが」 二人は並んで下校する。最初の頃はお互い照れたりもしたのだけど、今はこうして自然体でいられるようになってきた。 「部活の成績が良ければその分は補えそうだけどな」 「でも、両立できるに越したことはないから」 「その点お前は心配ないよな。期末も良かっただろ? その頭の良さを少しわけてもらいたいよ」 と大げさにうな垂れてみせる。 「そんなに小テスト悪かったの?」 「かなり……なぁ、後で勉強見てもらってもいいか? できれば次のテスト範囲カバーしてもらえると助かるんだけど」 「私にわかる範囲でよければいいよ」 「助かるよ」 比呂美に見てもらえれば今回より酷くなることはないだろうが、なんだかんだでいつも頼ってばかりで男として少し情けなくも思ってしまう。 「まだ時間あるし、どこか寄って行かない?」 そんな浮かない顔をする眞一郎を見て、比呂美は息抜きを提案する。 「いいけど、どこ行く?」 「私“あいちゃん”行きたいな。野伏君が行けないみたいだから代わりに顔出してみたい」 と、幼馴染の店を提案する。 「いいよ(……比呂美が愛ちゃんとこ行きたいなんて言うの初めてかも)」 「奢ってくれる?」 ちょこんと身体を傾けて上目づかいに覗き込んでくる彼女のおねだりに、眞一郎は頬を少し赤らめる。 「そりゃ勉強見てもらうんだし、そのくらいは奢るよ」 「それに、私に内緒で石動さんと会ってたんだよね?」 意外な一言に眞一郎は慌てて弁明する。 「違うって、乃絵とはたまたま会ったんだよ。そういうんじゃないんだって」 動揺する眞一郎がおかしくて比呂美はくすっと笑った。 「冗談だよ。じゃあ、行こ」 言って比呂美が先に歩き出す。 ほっと胸を撫で下ろす眞一郎。 だが、彼女の表情にほんの一瞬影が差したことに気付くことはなかった。 ──── 「おーっす」 “あいちゃん”に着くと、入り口にまだ準備中の札が下がっていたが、そこは勝手知ったる他人の店。 眞一郎は気にすることなく中に入っていく。 「準備中の札見えなかったのー? まだ開店してませんけどー」 奥で在庫整理をしていた愛子は、声で来客者を認識して適当にあしらった。 「いつものことじゃん」 「親しき中にも礼儀ありって……」 カウンターに戻ってきた愛子は眞一郎の後ろに控える少女を見て顔を輝かせた。 「比呂美ちゃん……!」 「こんにちは」 比呂美は照れくさそうに軽く頭を下げた。 「うわ~比呂美ちゃんが店に来てくれるなんて久しぶりだねー。座って座って」 「うん」 促されるまま比呂美はカウンターに腰掛ける。 「愛ちゃん態度違いすぎだろ」 口を尖らせる眞一郎もその隣に座る。 「当たり前でしょ。いつも暇つぶしに来るアンタとは違うんだから。何飲む? 今川焼き食べていくよね?」 比呂美の来店がよほど嬉しかったらしく、愛子はあれこれと彼女に世話を焼く。 数分もすると焼きあがった今川焼きが差し出された。 「どうぞー」 「ありがと。愛ちゃん、すっかり看板娘って感じだね」 「そーかなぁ」 愛子は照れくさそうに頬を指で掻いた。 「足元にビールケースあるけどね」 「うるさい」 今川焼きを頬張りながら眞一郎がぼそっと呟くのを聞き逃さず、愛子は間髪入れずつっ込みを入れる。 なんというか、雰囲気だけ比べれば比呂美の方が年上に見えないこともない。 「それで今日はどうしたの? あたしに何か用事あった?」 比呂美がここへ来るのは本当に久しぶりだ。高校に入ってからは初めてかもしれない。 だから何かしら用がなければ足を運ばないだろうと思う愛子の考えは至極当然のことだった。 「部活早く終わったし時間あったから、眞一郎くん誘って愛ちゃんに会いに行こうかなって思って」 「ホント? 嬉しいなぁ~。もっと遊びに来てくれていいんだからね?」 「うん」 比呂美にとっても愛子は大切な幼馴染の一人だ。 家庭の事情や眞一郎との異母兄妹疑惑で、彼に関わる全てを遠ざけてきたが、それらが解消した今は素直に愛子に会いに来たいと思えるのだ。 「おいしい……」 昔、愛子の親が焼いてくれた今川焼きの味を思い出す。 また一つ明るい場所へ戻って来れたのだと実感して、比呂美は胸の奥に熱いものがこみ上げるのを感じた。 「あれ? それ」 ちょうど眞一郎と比呂美が同時に今川焼きを口に運んだ時だった。 愛子が眞一郎と比呂美の左手首を交互に指差す。 二人の手首に同じミサンガが結ばれていることに気付いたのだ。 「二人でミサンガしてるんだ」 「あ……うん」 比呂美が照れくさそうに手首を抑えた。 「何か一緒の物が欲しいなって思って……でもアクセサリーだと高いから」 「運動してる比呂美にはちょうどいいし、じゃあミサンガにしようかって」 「色はお互いの好きな色にしたの。私がピンクで、眞一郎くんが青で……」 二人が説明するのを愛子はにやにやとした表情で聞いて、 「あたしそこまで聞いてないんだけどね(・∀・)ニヤニヤ」 「…………!」 なんか馬鹿ップルっぽくて二人は一気に顔を赤くした。 「……お、俺ちょっとトイレ借りるわ」 と、眞一郎は逃げるように席を外した。 比呂美はまだ恥ずかしそうに視線を落としてままだったが、そんな彼女を見て愛子は、 「……よかった」 「え?」 「ちゃんと彼氏彼女やってるんだね。安心した」 そう言った愛子の優しげな顔は、弟妹を見守る姉そのものだった。 「愛ちゃん……」 「詳しいことわからないけど、いろいろあったみたいだったから。 眞一郎はずっと比呂美ちゃんのこと好きだったし、比呂美ちゃんも眞一郎のことずっと好きだったんだよね?」 「うん……」 少し気恥ずかしくて比呂美は視線を落とす。 「乃絵ちゃんも可愛くていい子だけど、やっぱり眞一郎と比呂美ちゃんはお似合いだよ」 自分の想いが報われなかった愛子としても、「比呂美になら……」という諦めの気持ちはあった。 実際に今の二人を見せられると、やっぱり敵わないなぁと心の中で清々しく思えた。 そんな彼女の秘めていた想いを、比呂美は幼い頃からなんとなく気付いていた。 眞一郎に向けられる、好意を持つ視線には敏感な方だ。 だからといって「ごめんね」とは言いたくない。 「ありがとう」 比呂美もまた、誰よりも眞一郎が好きなのだから。 「……ところでさ」 愛子は眞一郎が戻ってこない気配を確認してから身を乗り出して、比呂美の耳元で小声で言った。 「もう眞一郎と……した?」 愛子の言わんとすることを瞬時に理解して比呂美は再び顔を赤くする。 「な、何? 急に……」 「いやさ、自分が済ませると周りはどんなものなのかと気になっちゃってさ……」 そういう愛子の頬も朱に染まっていた。 「愛ちゃん野伏君と……したの?」 「い……一応ね」 なんか気まずくて二人は視線を逸らしながら会話を続ける。 「で、比呂美ちゃんは?」 「…………まだ」 「そうなんだ……眞一郎『したい』と言って来ないの?」 「……うん……特には」 そういうことに関して比呂美もいろいろ考えないこともなかった。 恋人同士なのだからいつかはと言う思いも当然ある。 正直、比呂美としてはいつでも構わないと思っていた。眞一郎に捧げる覚悟はできている。 ただ、当の本人は手を出してこなかった。キスは時々する。でもそこまだでだ。 眞一郎は性欲が薄いのか、それとも自分に魅力がないのか、いろいろ考えることもあるが、まだ16だしそんなに急ぐこともないのかなとそこまで深刻に考えることもなかった。 「野伏君は『したい』って言ってくるの?」 「うん……あたしは早いかなって思ったんだけどね」 「そうなんだ……」 やはり年頃の男子はそういうものだろう。愛子のような可愛い子が彼女ならなおさらかもしれない。 でも、眞一郎は何も言ってこない。遠慮しているのだろうか? (それとも……やっぱり……) 一つだけ気がかりなことが比呂美にはあったが、それを愛子に聞いても仕方がなかったので口にするのはやめた。 「何小声で話してんの?」 トイレから戻ってきた眞一郎に声をかけられるまで気付かず、二人はびくっと身をすくめた。 「な、なんでもないの」 「そうそう、女同士の大事な話しだからアンタには関係ないの」 二人が笑って誤魔化すのを眞一郎はわけがわからず?を頭の上に浮かべるのだった。 「それじゃ、また来てね」 「うん」 二人が帰るのを、愛子は店先まで出て見送ってくれた。 「そだ、眞一郎ちょっと」 「何?」 愛子は眞一郎を連れると、比呂美から少し離れて、 「あたしと乃絵ちゃん振って選んだ比呂美ちゃんなんだから、大切にしなさいよ」 「わかってるよ……大丈夫だって」 「ホントに?」 ずいっと顔を近づけて瞳を覗き込む愛子。 「ホントだって」 その剣幕にたじろぎながらも眞一郎はきちんと見つめ返す。 納得したのか愛子は身体を離して、 「大丈夫そうね。……ほら、行きな」 ぽんと背中を押して眞一郎を比呂美に返す。 今度こそ本当に別れを告げて、愛子は二人が見えなくなるまで見送った。 店に入ると立ち止まって一つ息を付く。 「……うん、大丈夫」 眞一郎に言い聞かせた言葉は、彼を卒業できた彼女自身の気持ちでもあった。 「こうやって学校帰りに遊んでいくのも楽しいね」 帰り道、比呂美は充実した表情を浮かべていた。 「まぁ、俺はいつものことだけど、お前は部活があるからな」 「また時間あったら付き合ってくれる?」 「行きたいところあったらどこでも付き合うよ」 「ありがと……」 穏やかな甘い空気が二人を包み込む。 辺りは静かで、意識すればするほど、心臓がドキドキを高鳴る。 「手……繋ぐ?」 「うん……」 こうして自然に誘えるようになっただけでも、眞一郎にとっては大きな成長だった。 さりげなく優しく重なった手のひらは、お互いの温もりに満ちていた。
https://w.atwiki.jp/titles/pages/5.html
まとめサイト作成支援ツールについて @wikiにはまとめサイト作成を支援するツールがあります。 また、 #matome_list と入力することで、注目の掲示板が一覧表示されます。 利用例)#matome_listと入力すると下記のように表示されます #matome_list