約 191,846 件
https://w.atwiki.jp/lpic1/pages/18.html
用語を説明できるか? IPアドレス Internet Protocol Address インターネットやイントラネットなどのIPネットワークに接続されたコンピュータや通信機器1台1台に割り振られた識別番号 ネットワークアドレス部とホストアドレス部で構成される サブネットマスク IPアドレスの数値のうちで、どこからどこまでの数値をネットワークアドレスに使用するのかを決める数値 ネットワークアドレス IPアドレスとサブネットマスクのand ブロードキャストアドレス ネットワーク内の全ホストに送信したい時に使用する
https://w.atwiki.jp/keikenchi2/pages/139.html
ここはとある食肉加工場。 主な働き手としてタブンネを採用している工場だ。 賃金を与える必要がなく、人件費がかからない。 働けなくなったタブンネはそのまま肉にできるという2つの点が主な理由だ。 1日の仕事が終えたタブンネたちは、みな死んだような目をしている。 1日に18時間の労働。娯楽などなく、寝床と工場を往復するだけの生活。 そのうえ、仲間であるタブンネを食肉へと処理するのだから当然だろう。 もしかしたら、その中には自分の親兄弟や、親友が含まれているかもしれないのだから。 この劣悪な環境に対し、反抗心を持つタブンネも少なくはない。 かつてはタブンネによるストライキが何度も行われていたという。 そして、工場側はタブンネたちの反抗心を折るために、定期的にイベントを開催することにした。 そのイベントとは―― 「ただいまより、<タマゴ割りゲーム>を開始します!」 今は使われていない工場に9組のタブンネ夫婦が集められた。 タブンネたちの耳には穴があけられ、『1番』から『9番』の番号が書かれたタグがつけられている。 どのタブンネの表情も、これから処刑台に送られるかのように沈んでいる。 泣き声も上げずに、どのタブンネも一様にうつむいている。 当然だろう。 18時間の労働を終えて疲労しているうえに、これから行われることを考えれば。 「おやぁ~? あまり盛り上がってませんねぇ? 仕方がないので、みなさんのテンションが上がるようにしてあげましょうか」 工場内の前方にあるステージに並べられた9つのタマゴ。 このタマゴには『1』から『9』の番号がマジックで書かれている。 集められたタブンネたちのタマゴだ。 近くにいた作業着の男がステージに上がり、手に持った金づちでタマゴをコンコンと叩き始める。 「「ミィィィィィ!?」」 タブンネたちが驚き、抗議の声を上げる。 自分たちの大切なタマゴが割られようとしているのだ。 きつい労働と劣悪な環境に耐えながら育んできた、大切な夫婦の絆の証。 それだけは何としても守らなくてはならない。 「はい! みなさん、テンションが上がって来たようですね。 あまりにもテンションが低かったらどうなるかわかりましたか~? それでは、もう1度。ただいまより、タマゴ割りゲームを開始します!」 「「ミィッ! ミィッ! ミィッ! ミィッ!」」 タブンネたちが無理やり歓声をあげる。 手に逆らうとどうなるかは、これまでの経験でわかっているのだ。 やがて、作業着姿のスタッフに促されて、『1番』のタグをつけたタブンネ夫婦がステージに上がる。 そして、タブンネ夫婦の前に、てっぺんに穴の開いた四角い箱が出される。 「さあ、それでは早速ですが、くじを引いてもらいましょうか」 この四角い箱には『1』から『9』までも数字が書いてある紙と、『あたり』と書いてある紙の 合計10枚が入っている。 タブンネたちはそれを引いていく。要はくじ引きだ。 ただし、当然のことながら、これが普通のくじ引きであるはずがない。 そして、タブンネが引いたくじの番号は『7』と書いてある。 『1番』のタブンネ夫婦に、『7』と書かれたタマゴが手渡される。 「おーっと、これはラッキーセブン! 幸先のいいスタートですよ~。 ……さて、それじゃあ早いとこタマゴを割っちゃってください」 タマゴを見つめて、何かをためらうようにしていたタマゴを見つめる『1番』のタブンネ夫婦。 しかし、目をギュッと閉じると、タマゴを床に思いっきり叩きつける。 グシャリ 『7』と書かれたタマゴが鈍い音を立てて床に激突すると、中から半透明の液体がどろりと流れ出す。 「ミィヤァァァァァァァァ!」 悲鳴を上げているのは『7番』のタブンネ夫婦だ。 ここまで大切に育ててきたタマゴが、一瞬でダメになってしまったのだ。 タブンネの愛らしさなど全くない、鬼のような形相で『1番』のタブンネ夫婦をにらみつけている。 続けて『2番』のタブンネ夫婦が引いたのは『4』の数字。 しかし、『2番』のタブンネ夫婦は嫌がってタマゴを割ろうとしない。 タブンネは本来、心優しいポケモンだ。 自分たちのではないといえ、同じタブンネのタマゴを割ることなどやりたくはないのだ。 しかし、このゲームでそれは許されない。逆らった以上は…… 「あーっと、ここで時間切れ! ルール違反! ルール違反だぁー! スタッフのみなさーん、『2』のタマゴを割っちゃってくださーい」 『2番』のタブンネの目の前に、『2』と書かれたタマゴが叩きつけられる。 自分たちのタマゴが目の前で砕け散る光景にショックを受け、『2番』のタブンネ夫婦が失神する。 これが<タマゴ割りゲーム>。 くじを引いたタブンネが、くじに書かれた番号のタマゴを割る。 タマゴを割らなかった場合は、自分たちのタマゴが割られてしまう。 ゲームを終了させる方法は3つ。 1つ目が、すべてのタブンネがくじを引き終わること。 2つ目が、箱の中に入っている『あたり』を引くこと。 そして、もう1つの方法が―― 「おやおやぁ? ……これはラッキーチャンス到来! 全員が助かる、スペシャルチャンスがやって来たぁぁぁ!」 くじを引いたのは『3番』のタブンネ。くじの番号は『3』。 これがゲームを終了させる3つ目の方法。自分のタマゴを自分で割ることだ。 それが達成された時点でゲームは終了し、タブンネたちは解放され、タマゴも返してもらえる。 しかも今回はかなり早い段階でそのチャンスがやって来た。 すでに『2』と『7』のタマゴが割れたとはいえ、ほとんどのタマゴが残っているのだ。 タブンネたちの期待のこもった視線がステージ上の『3番』のタブンネ夫婦に向けられる。 しかし『3番』のタブンネ夫婦は首を振る。こんなことできない、と。 一瞬、工場内の空気が固まる。 そして間をおいて、タブンネたちの怒りに満ちた声が『3番』の夫婦に浴びせられる。 みんなが助かるチャンスを捨てる気かと『3番』の夫婦を責め立てる。 すぐに『3』のタマゴがスタッフによって床に叩きつけられる。 完全に生気を失った表情でステージを降りてくる『3番』夫婦をタブンネたちが罵倒する。 ただ1組、『4番』のタブンネ夫婦を除いては。 「それじゃあ、『4番』のタブンネちゃんはステージに上がってください」 ステージに上がった『4番』のタブンネ夫婦は堂々とステージに立っている。 それもそのはず、『4』のくじは『2番』のタブンネ夫婦がすでに引いてしまっているのだから。 これから先、自分たちのタマゴがくじで出てくる可能性はない。 あとはくじで出た番号のタマゴを割れば、自分たちとタマゴの安全が約束されるのだ。 箱の中に手を入れてくじを引く。書かれている番号は『2』。 「……ミィ?」 タマゴを割ろうとした『4番』のタブンネ夫婦だが、『2』のタマゴはすでに割れている。 「うわー、珍しいパターンが来ちゃったな。まあ、これもルールだからね。 かわいそうだけど『4番』のタブンネちゃんごめんね? スタッフさーん、『4』のタマゴやっちゃってー」 床に叩きつけられる『4』のタマゴ。 『4番』のタブンネ夫婦は「ミィッ!?」と困惑している。 安全であったはずの自分たちのタマゴが割られてしまった。 しかし、これもルールの内だ。 くじの番号のタマゴを割らなければ自分たちのタマゴが割られてしまう。 たとえ、事前にその番号のタマゴが割れていようとも、だ。 呆然とした様子の『4番』夫婦。 そんな彼らをスタッフが引きずりおろし、ゲームが再開される。 <タマゴ割りゲーム>の真の狙い。 それは、タブンネたちの結束を破壊することにある。 タマゴを割られたタブンネは、タマゴを割ったタブンネを恨む。 タマゴが割れてしまったタブンネは、タマゴが無事だったタブンネに嫉妬心を持つ。 そして、今回の『3番』のタブンネ夫婦のように、全員が助かるチャンスをのがしたタブンネは、 参加したタブンネ全体から、憎しみの感情を向けられる。 こうすることで、反抗心を持ったタブンネがいても、全体がまとまることができずに、 大きな脅威になることはない。 反抗されたところで、タブンネ数匹ならどうとでもできるのだ。 「はい、終了で~す。明日……いや、今日も朝早いんだから、みんな早く休んでね~」 今夜もたくさんのタマゴが犠牲になった。地獄のイベントはようやく終わりを告げる。 しかし、タブンネたちにとっての地獄はまだ終わらない。 ゲーム開始から終了まで3時間近くが経過している。 労働時間と合わせれば、24時間のうち、すでに21時間が経ってしまっているのだ。 眠る時間など、ほとんど残されていない。 タブンネたちは肉体的にも精神的にも疲労した状態で仕事をしなくてはならない。 それこそ、反抗する気力さえも起こらない状態で。 (おしまい) 面白そうだな -- (名無しさん) 2017-02-09 07 36 22 これ面白いwww -- (名無しさん) 2017-06-12 06 18 48 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/iconia/pages/48.html
殻割りしてWiFiとHDD交換したら、画面映らなくなっちゃった。殻割りは自己責任でね。てへぺろ。 -- (名無しさん) 2012-06-04 19 40 13
https://w.atwiki.jp/gangangan/pages/20.html
割り算や比には、÷ / など、いろいろな記号が出てきます。 筆者は、これらの記号でよく混乱していたので、分数との関係も含めて、説明します。 8÷2と書いてあったら、「8割る2」と読みます。 「8を2つずつのカタマリに分けると、いくつカタマリができるか」 「8個のものを2つに分けると、何個ずつに分けられるか」 どちらを計算しても4になって、このとき8÷2=4と書くのでした。 (どちらの計算の仕方をしても同じ4になる、というのは実は重要なことですが、 あまりそれを強調すると混乱してしまうのか、小学校ではそんなに強調されません。) さて、この÷という記号ですが、/という記号で代用する場合もあります。 そんなときは、 8/2=4 という書き方をします。これも「8割る2」と読みます。 さて、この/という記号、少し傾いていますね。 これを、さらに右の方に倒してしまうと、 8 ―― 2 こんな風になります。8が上、2が下にあるイメージです。 これは、言わずと知れた分数ですね。 /という記号は、実は分数を意味する記号でもあるのです。 そういうわけで、/の傾き方には重要な意味があります。 忘れそうになったら、カタカナのノの字を書いてください。 7÷3 は 7 ―― 3 ですが、これはついつい逆にやってしまうことがあります。 そういう時は、÷をノの字に書き直して 7ノ3と思って、それから 7 ―― 3 とすることにすれば、自然に覚えられると思います。 さて、最後に8 2という書き方もあります。 これは「8たい2」と読んで、例えば塩と砂糖の比が(小さじで)8 2と言うと 「塩小さじ8杯に対して、砂糖小さじ2杯を入れる」という意味です。 このとき、8 2の「比の値」というものを問われることがあります。 8 2の「比の値」とは、ずばり8÷2のことです。 「 の間に線を生やせば比の値になる」と覚えておきましょう。 以上、÷ / の話でした。
https://w.atwiki.jp/mayshared/pages/1229.html
【 第一回戦第二試合・六谷純子VS蛇蝎兇次郎 】 「生きる」ということは、戦いと勝利の繰り返しである。 決して大げさな話ではない。食事ひとつをとっても、それを受容出来る自分は特別な存在であるのだ。 しかしそれは生物としての優位を奢るエゴではなく、他の命を糧に生き延びることの責任感を示す。 他者の命それを取り込んだ瞬間から、己の命は自分だけ物ではなくなる。 食してしまった、如いては殺めてしまった命がその後に辿った筈であろう時間と役割とを、食した者は背負う義務があるのだ。 それを果たさずして、身勝手に己の生き死にを決めようなどそれこそエゴというものであろう。 食するとは――すなわち「生きる」ということは本来それほどまでに特別で、かつ荘厳なことであるのだ。 そう考えるからこそ、六谷純子は双葉学園生徒の身を憂あわずにはいられない。 学園生徒とあっては常に、ラルヴァとの戦いの中に身を置く。言うなればラルヴァの命を狩る者である。 その使命、時としてはその義務に対する生徒の心の在り様はどのようなものなのか? ――純子は考える。 他者の命を奪う行為に苦悩するものだろうか、はたまた生殺与奪を決定できることへの錯覚に心を歪ませはしないものか――不安定な10代の歪みを、学園OBであり元・風紀委員であるところの純子は心配せずにはいられないのだ。 かくいう己とて、学生の時分には大いに迷ったものである。そして同期の生徒には、他の命を奪うことに快楽を見出し……いつしか外道へと落ちていった者とていた。 だからこそそんな生徒の苦悩に自分が向き合えるのならば、もしくは知らずに歪み始めているその心へ警鐘を鳴らせることが出来るならば、と純子は常日頃憂いていた。 そんな折に耳に入ったのが、かの双葉学園・大料理会の開催それである。 食を通じてそれら、生徒たちの生きる意味とラルヴァと立ち合うことの意味を教えられるのではないかと純子はその参加を決意した。 OBという己の在り方が、後の生徒達の『未来の規範』となることが出来るのならばと、純粋な想いから純子はこの一大イベントに望むのであった。 かくして彼女は今、その想いをかなえるべくここ双葉学園グラウンドに設けられた大料理闘技場にその身を預けている。 純子の登場に会場からは大歓声が上がる。学園OBの登場と言うことも然ることながら、何よりも彼女のその、一見冷徹とまで思えるほどの美貌に会場の生徒達(主に男子学生)は惜しみない声援を送っているのであった。 「ふふ、いつの時代もやかましい場所だなココは」 そんな会場の空気に身をさらして微笑む純子。しかしながらそんな言葉とは裏腹に嫌な気分はしない。さながら、学生の時に戻ったような気分でいた。 心はどこまでも若く、そして弾むようでさえあった。 そんな時である――。 うなじに憶えた痛痒感それに、純子は首をすくませる。 勘違い、などという曖昧なものではない。それこそは明らかな外意を感じたがゆえに憶える感触それであった。 それこそは――殺気。学生時代、ラルヴァと立ち合った時に感じたものと変わらないピリピリとした剥き出しの敵意それであった。 そしてそれが飛ばされたであろう彼方を確認し、純子は眼を見開かせる。 そこには――黒衣の生徒が一人いた。 その身を包む学生服自体は学園支給の物であろうが、それでも純子の眼に映るそれはひどく禍々しいものに思えた。 竹の如き痩躯と後ろへ流すよう纏められた黒髪、己の体を抱くように腕組みしたその生徒は、蛇のような切れ長の三白眼で、上目に対岸の純子を見据えているのであった。 ――確かこいつは、蛇蝎兇次郎……高等部の3年生であったはずだが 改めて目の前の蛇蝎が今日の対戦相手であったことを思い出す。しかしながら純子の眼にはその一瞬、その蛇蝎がラルヴァにも思えていた。 否――その一瞬、目の前の生徒からはラルヴァ以上に禍々しくそして黒く重たい何かが感じられたのだ。 学園生時代には風紀委員として、そして長じて社会人となった今では鉄道員として鍛えた純子の眼は、そんな蛇蝎の異常性を敏感に感じ取ったのであった。 それをさらに確かめるべく蛇蝎の眼に己の視線も定めたその時である。 『お待たせいたしましたァ!! それでは第二回戦! 蛇蝎兇次郎選手と六谷純子選手によります一戦を執り行います!!』 実況・赤穂の声に純子は我に返る。気付けば勝負の刻が迫っていた。結局、蛇蝎の正体を見極めるには至らなかった。 ――気のせいかもしれない、な。あの手のタイプはいつの時代にもいたもんだ ともあれ気持ちを入れ替えると、純子は今の勝負に意識を集中させる。 『それでは二回戦ンンンッ!! 始めェ!!』 改めて開始の声が響き渡るや否や、純子はキッチンから食材広場へとダッシュをする。 先に執り行われたアシュラマンレディと龍河弾の一戦からも察せられるよう、開始直後の食材選びは、勝負の明暗を大きく分ける。 いかに早く、そしていかに相手よりも新鮮な素材を集められるかということもまた、この戦いの重要なファクターであるのだ。 しかし――食材調達の最中、純子はその異変に気付く。 ――蛇蝎……あいつ、何をしている? それこそは誰でもない、対戦相手である蛇蝎の挙動であった。 食材選びに余念がない純子とは裏腹に――蛇蝎は動かない。 開始前と変わらぬ腕組みの姿勢のまま、蛇蝎は自キッチンに佇み続けるのみであった。 ――出遅れた、という感じでもない。何か考えがあるのか? その動向に注意を払いつつも、純子は己の食材選択を終えるとキッチンに戻る。 ――ともあれ、私は私で全力を尽くさせてもらうまでだ。 今はあいつのことなんてどうでもいい かくして腕まくりに、そして髪を纏めて身支度をすると、純子は烈火のごとく調理に取り掛かった。 調達してきた食材は、ジャガイモ・人参・たんねぎの野菜三種に、肉と白滝。そしてさらには白菜キムチが一缶。 手早く皮をむいて下準備をした野菜と肉を炒めていくとともに、同時進行で白滝のアク抜きを始める。 肉に火が通りその色合いが褐色に変わる頃、純子はアク抜きの完了した白滝もまた投入し、調味料を加えていく。 割り下となる調味料は醤油とみりんをメインに、さらには酒・ごく少量のしょうがとニンニク、そして砂糖を一さじ加えた。 立ちこめる甘い匂いのそれは肉じゃがのそれである。しかしながら「肉じゃが」だけで留まらないのが純子流だ。具材全体に味が染みわたり始めた頃合いを見計ると、純子はそこへキムチも投入した。 言うなればこれは、「豚キムチ」と「肉じゃが」の折衷と言うべき料理である。醤油と同量のみりんで充分に甘くなった割り下をさらに砂糖で甘く整えたのには、後に投入されるキムチの辛みと中和させる目的があるからだった。 「――よし。あとはこのまま煮込んで煮締めればいい」 もはや九割方料理を完成させて純子は鼻を鳴らす。 そしてその時になって、再び純子は蛇蝎を見る。 そこには――開始前と全く変わらぬ姿勢の蛇蝎がいた。 変化のないキッチン上と微動だにしない蛇蝎。調理が行われた形跡は全く見られない。 ――何を考えてるんだ、アイツは? 持ち時間だってもう10分を切った。 今からじゃ調理したって間に合わない そんな蛇蝎の思惑が全く読めない純子は、ただ彼の人のエキセントリックさに首をひねるばかりであった。 そして純子の料理が仕上がろうとしたその時―― 「……そろそろ、か」 蛇蝎が呟く――事件は、起こった。 『もはや六谷選手の独走状態です!! このまま勝負は――え? ……あ、はい……はい……ッこ、ここで緊急報道いたします!!』 立て板に水とばかりに二人の勝負を実況していた赤穂の声が、明らかに緊張を含んだ別のものへと変わった。 『えー、先ほどラルヴァと思わしき巨大生物が双葉学園前駅を襲撃したとのことです!』 「な、なんだとッ!?」 その赤穂の声に眼を剥いたのは誰でもない純子であった。 そんな赤穂の速報と並列して、同会場に設置された大型ビジョンには現在の駅周辺の状況が映し出される。 目の前の光景に誰もが息を飲んだ。映し出されるそこにはジェットコースターのレールのよう逆さに丸く湾曲させられた線路軌条が映し出されたからであった。 『幸いにも怪我人や脱線事故はなかった模様です。しかしながら鉄道交通は完全に機能を停止しており、駅周辺では混乱が生じているようです!』 次いで報告される赤穂の報道に続いて映し出されたものは、イモ洗いに込み合う学園前駅ホームの様子と、そして詰め寄る乗客に対応しかねている鉄道員・小松ゆうなの姿であった。 「小松ァ! 何やってんだ!! 本社に連絡を取って臨時バスの用意とその案内をしろ!」 すでに混乱の極みから泣きが入り始めている後輩同僚の様子につい熱くなる純子。 そんな純子を前に、 「……そういうあんたは、ここで料理大会などに興じている場合か?」 開始から初めて――蛇蝎が純子へと声をかけた。 重く抑えられてはいながらも高く通るその声。さながらコントラバスの弦を一本、引き弾いたかのよう重みを持った蛇蝎の声が純子を捕らえる。 「あの小松なる鉄道員では、この状況を乗り越えることは叶うまい。それをあんたは見過ごすというのかな?」 「くッ……!」 「あんたの職務における責任と誇りとは、この程度のものなのか?」 語りかけてくる蛇蝎と視線が合う。 顎をかしげ、捻らせた視軸を見上げるように向けてくるその様はさながら、蛇が獲物に狙いをつけんと鎌首をひねる姿まさにそのものであった。 そしてこの時になって、純子は悟る。 純子の眼は――全てを見抜いた。 風紀委員時代にはタバコを隠し持つ生徒を見抜き、そして鉄道員となってからはキセル乗車の乗客を漏れなく見抜いた純子の眼(ほんのう)は――一連の事件の犯人が誰でもないこの、目の前の蛇蝎(おとこ)であることを告げていた。 「お前、か……ッ!」 こみ上げる怒りに身を震わせる。一方ではそんな視線を受けながらも、蛇蝎は止水のごとく動じない。 やがてはそんな蛇蝎を見据えていた視線を振り切ると、 「……このままで済むと思うなよ。いつか、落とし前は付けさせるッ」 純子は怒りに震える声でそれだけを振り絞ると――後は放たれた矢のごとく会場を後にするのであった。 『あ、あぁ!? ど、どうしました六谷選手ッ? まだ試合が終わっていませんよ!!』 一方、そんな純子の行動に慌てふためいたのは実況・赤穂である。その言葉の通り、試合途中での純子の退場に対応しかねてなんとも狼狽した声を上げる。 そんな赤穂に応えたのは、 「どうもこうもない。向こうは棄権退場、勝負は決したのだ」 誰でもない蛇蝎であった。 『し、勝負あり……ですか? あ。そ、それでは蛇蝎選手の料理だけでも審査員席へお願いします』 そうして蛇蝎の応えに何とか対応しようとする赤穂であるが、 「私の勝利が決まった以上、もはや私の料理などは必要あるまい」 冷静に答えながら蛇蝎は純子のキッチンへと歩を進める。 さらには依然として火にかかったままである鍋に目を落とすと、蛇蝎はその中で良い頃合いに煮転がったジャガイモを一摘み取り上げる。 そしてそれを口に放り、咀嚼後に飲み込んで鼻を一つ鳴らしたかと思うと、 「終了だ」 さも退屈げに呟き――コンロのスイッチを消すのであった。 【 一回戦第二試合 】 ○ 蛇蝎兇次郎 [20分20秒・棄権退場] 六谷純子 × 【 第一回戦第三試合・拍手敬VS笑乃坂導花 】 大料理闘技場にて六谷純子と蛇蝎兇次郎との一戦が行われていたその頃――会場から遠く離れた、学園校舎最果ての女子トイレに笑乃坂導花は、居た。 洗面化粧台を前に何やら黙々と作業をこなす彼女――正面の化粧鏡に映るその表情はどこまでも無表情で、端麗な目鼻立ちゆえにそんな表情の欠落は、なんとも彼女の面立ちを造り物めいた冷たさに満たしている。 そんな導花が先ほどより執り行っている行為――それこそはハッピータンをセラフィン紙から取り出し、その粉・ハッピーパウダーを油紙の上に集める作業それであった。 慎重に、まるで爆薬でも扱うかのよう彼女の白い指先は丁寧にその粉を集めていく。やがては二袋分・40個分のハッピーパウダーを集め終わると導花は次なる作業に移る。 取り出したるは500mlサイズのビーカーとチョコレート各種。今度はビーカーの中にそれらチョコレートをばらしていく。 マーブルチョコ・チョコボール・ごえんチョコ・チロルチョコ・タカオカいちごむぎ……それらをビーカーの口きりいっぱいまで満たし、導花は次なる作業に移る。 続いては1000mlサイズの三角フラスコ。そこへファンタグレープを注ぐ。その後もドクターペッパー・カルピス・なっちゃん(りんご)・マミー・野菜生活・牛乳、を次々と投入し――見るも毒々しい液体をそこに造り出した。 それら三種を前にしてようやく手の動きを止める導花。それを見下ろす表情はこれらを取り分ける作業をしていた時と微塵も変わらない。 やがてはそんな面持ちのまま――導花は最初に解したハッピーパウダーの油紙を慎重に持ち上げ、それを開いた口中に流し込んだ。 おそらく口内には、過度の塩分とそして糖質による過剰反応で大量の唾液が分泌されていることであろう。それでも導花は眉ひとつ動かすことなくそれを口中に留めると、続いてはチョコの満載されたビーカーを手に取る。 そして水でも煽るかのようその淵に口をつけたかと思うと、今度はそのチョコを一気に流し込んでいく。 時折咀嚼しながらそれを食していく導花。それら全て完食すると、最後にジュース各種がミックスされた三角フラスコを取り、まだチョコとハッピーパウダーの残る口内へと流し込んで――全てを飲み下していく。 一口ごとに口中から逃げた気泡がフラスコ内の液体をごぼりごぼりと泡立てる。そうしてそれすらもすべて飲み干すと、導花は俯けていた顔を上げ、正面の鏡に映った己を確認する。 無表情に見守り続ける導花のこめかみに、目視できるほどに大きく血管が浮き上がる。数種にわたる駄菓子の過剰摂取により、導花の体内では今、想像を絶する化学反応が起こっていた。 血流は速まり、瞳孔は闇に蠢く猫科動物のごとく大きく肥大して広がる。額やこめかみ、さらには前頭全体に浮き上がった血管は一本に留まらず、さながらメロンの筋のよう導花の頭皮顔面を歪めて膨らむ。 傍から見るその様相はもはや、人間の物ではなくなっていた。 それでもしかし――それを見つめる導花の眼は、笑っていた。 その瞳が見据えるものは己が今の姿か、それともそれを超越したさらなる美をそこに見出しているのか……。 全ては闇の中にある。 全ての答えは、導花という闇の中に深く沈み、そして存在している。 ★ ★ ★ 第一回戦も第三試合となる頃には、会場のボルテージも最高潮に達していた。 そんな興奮の坩堝の中、 「へへ、すげーなオイ」 大料理闘技場の中央にて、拍手敬はまんざらでもない様子で鼻を鳴らすのであった。 本来乗りやすく、また祭り好きな柏手である。今日のような大会とあっては、緊張に委縮するどころか、ますます以て自身も発奮し、そして発散させてしまう男なのだ。 「柏木さん! またロクでもないこと考えてるでしょ? 勝負に集中してくださいよッ」 と、そんな悦に入っている拍手を窘めたのは、キッチン後方にてセコンドを務める神楽二礼その人であった。 「馬鹿なこというんじゃねーよ、俺は俺なりに感慨深くなってんだぜ。この晴れ舞台に立てるっつーことに何も感じねーのか、お前は?」 「私は別に出場選手じゃないっすからねー。それよりも、柏手さんにはしっかり優勝してもらって賞金を獲得してもらわないと困りますから」 「んがくっく」 神楽の言葉に途端に柏手は現実に戻されて息を飲む。 柏手は学校に通うその傍らで己が学費を自分で捻出しなければならないほどの苦学生でもあった。働かなければならないその身分ゆえ、柏手には一般の同級生達のような青春時代を過ごすことは許されなかった。 もっとも柏手自体ざっくばらんとした性格であるからそんな己の身の上に嘆くようなことは無かったが、それでも今回の大会の賞金が10億ドルと聞いた時には、胸の奥深くにくすぶる野心に身を震わせた。 10億ドル――日本円にして約1150億円。それだけあれば今までの学費と一生分の生活費はもとより、実家の神社の立て直しだって思いのままだ。さらには世界中の女の子とだって仲良くなれる! あのオッパイこのオッパイ、日本人をはじめとしたアジア人はもとより、ネグロイド・コーカソイド・オーストラロイド・牛、よりどりみどりのオッパイが―― 「――屋台のチャーハンだったら、2億5555万5555杯っすよ」 突如として横から入れられる神楽の茶々に、柏手の中で溢れていたオッパイは途端にチャーハンに姿を変えて四散する。 「このやろ! 急につまんねーこと言うんじゃねー! それにどうやって俺の心の中を覗きこみやがった?」 「覗くも何もオッパイオッパイ漏らしてましたよ。それよりもホラ、対戦相手が来ましたって」 儚い夢からの眼覚めに柏手は大きくため息をつく。そして神楽の指差す対戦側キッチンを望み――そこにて柏手は再び眼を剥いた。 その目に飛び込んできたのは巨大なおっぱいが二つ――今日の対戦相手である笑乃坂導花の姿であった。 うなじから肩甲骨をなぞり、その胸元までが大きく見えるよう艶やかに制服とワイシャツの着肌蹴た胸元には、見るも眩しい乳房が大きくその谷間を覗かせていている。 さらには濡れるような黒髪の前髪をしだらせて、その奥から微笑みを浮かべるとあっては、その怪しいまでの美貌にたちどころに柏手などは魅了されてしまうのであった。 「初めまして、柏手さん。今日はよろしくお願いします」 「お~願いしちゃう、お願いしちゃう♪ おーれ、今日はがんばっちゃうよ~」 柏手と視線を絡ませ、そう柔らかく挨拶をしてくる導花に、一方の柏手はというと猿のよう鼻の下を伸ばしてベロベロ舌舐めずりをするのであった。 「ほらほら、油断しない! 相手は対戦者なんっすから。手とか緩めちゃダメっすよ」 「んいでででででッ、そらないぜー!」 そんな、今にも着ている衣服を脱いで導花にダイブしそうな柏手を神楽はその頬をつねって窘める。 「おっしゃー! テンション上がってきた! あのカワイコちゃんのハート(オッパイ)、しっかりゲットするぜ~」 「勝利ゲットを最優先してくださいっす」 ともあれ、選手双方の準備が整うのを見定めると実況・赤穂により開始の合図が告げられる。 かくして始まる第一回戦第三回戦ではあったがしかし――柏手達はまだ気付かない。 「ふふふふ……お前には二回戦進出どころか、活躍の場すらないよ」 かの妖女・導花の姦計が企まれていることを。 開始とともに柏手・導花の双方は食材広場へと走る。 一足先にたどり着いた柏手がいの一番に手にしたものは――玉ねぎ。それから卵、豚肉、冷や飯の順でチョイスしていく、言わずもがなこの第一回戦において柏木が作ろうとしているものはチャーハンそれである。 もし対戦者である導花が柏手の研究をしてきているというのであるならば、間違いなく彼の『チャーハン潰し』に対して何らかの対処を考えてきているであろう。斯様に手の内を読まれてしまうということは、不利以外の何物でもない。 しかしながらそれでも柏手はチャーハンを選択した。 絶対の自信を持つ料理であるからこそ、そしてこの料理こそが今の己が生き様であるからこそ、柏手はあえて逃げることなくこの料理を選択したのだ。 戦うべき相手は導花だけではない――自分自身も然りだ。 ちゃらんぽらんとした今風の若者ではあるがしかし、そんな柏手の根には確固たる自己を主張する強さが眠っている。 食材広場において各種具材を選択し、キッチンに戻るのもまた同時であった。 ――食材選びは同時……ならば、調理にて挽回する! 中華鍋を火にかけ即座に卵6個を右掌ひとつの中に収めると、指々に挟み込んだそれを瞬く間に割って撹拌していく。 さらには高橋秀樹の剣客劇のよう鮮やかな手並みで包丁を駆ると、大きさも均等に揃えられた玉ねぎのみじん切りが白い山となってまな板の上に作り上げられていくのであった。 ――良いペースだ、さすが俺! このまま、調理記録更新しちまうか? わずかな緊張感が身の動きをいつも以上にシャープにしていた。そんな己の絶好調に我ながら頷いたその時である。 『おぉーっと! 笑乃坂選手が動いたァ―!! 今回先に審査員席へと料理を運んだのは笑乃坂選手だー!!』 「ッ!? な、何だと!」 突如として響き渡る赤穂の実況に思わず柏手は顔を上げる。そうして巡らせる視線の中に導花を捜せば――すでに何らかの料理を盆に載せ、審査員席へと赴いている彼女の姿が視界に入った。 ――開始から5分も経ってねーぞ? 何作りがった? 思わず導花の手にされた料理に凝視し、柏手は審査の様子を見守る。 「お待たせいたしました審査員の皆様方。この勝負、先手はこの私が勤めさせていただきます」 慇懃に審査員席の3人へと頭を垂れて差し出されたものは――雅に盛りつけられた、ハクサイの漬物であった。 「これが……おぬしの料理か?」 そのあまりのシンプルさに審査員長であるところの醒徒会会長・藤神門御鈴などは、それを見下ろして呆気にとられるばかり。 「もちろんこればかりはありませんわ。ここで、最後の仕上げをさせていただきます」 予想通りの反応に微笑みながら、導花は何やら白い粉をそのハクサイの上に振りまぶす。そしてさらにそこへ花カツオをあえて醤油をかけると、それを一同の前へ差し出した。 いかに最後で手が加わったとはいえ、それでも所詮はハクサイの漬物である。やはり、導花の思惑を計り損ねて首をかしげる一同は、半信半疑にその料理を口に運んだ。 そしてその一口目を噛み締めた瞬間―― 「おぉ!」 「これは、すごい」 口中に広がるのその味わいに先の御鈴はもとより、審査員の一人である成宮金太郎もまた思わず声を上げた。 奥歯にてそれを噛み締めた瞬間、わずかに苦みを含んだハクサイの果汁が弾けると同時、口の中には得も言えぬ深い味わいが広がった。 それこそは単純な甘みでありそして複雑な辛みであり、さらには鰹節の風味が加わってとあっては、見た目以上の味のインパクトを金太郎達に覚えさせるのであった。 そんな審査員達の反応に内心でほくそ笑む導花。さらに攻める手を緩めない。 「今回は二品用意してございます。続いては、こちらをお試しくださいな」 さらに出されたものは、四辺に切り分けられ盛りつけられたゆで卵。それを進めながら、やはり導花は先ほど同様の『白い粉』を振りかけ、その上に紅ショウガを添えた。 それを同じくに実食し、 「これまた何と鮮烈な!」 「こんなにも卵って甘いもんだったのか?」 またも御鈴と金太郎は驚きに目を剥いた。 紅ショウガの酸味と辛みとが、卵の黄身の甘味を引き立て、さらにはしょうがの繊維質の食感を加えさせるより印象的に白身の食感も演出している。 「こちらのお兄さんには私がお世話させていただきますわ」 一方で導花はというと、前回からロープで踏ん縛られている審査員・早瀬速人の前に立ち己の巨乳の谷間に挟み込んだゆで卵を彼の顔に近づける。 「たんと……おあがりなさいな」 「うはー、これこれ―!! ようやく俺にも無敵の未来が見えてきたよーッ♪」 卵と言うよりはむしろ、彼女の胸に食いつく速人を胸に――導花は完全なる勝利を確信してほくそ笑む。 「なにアレ? まさか色仕掛けで勝とうって気なの? あんなの料理の味には反映されないっすよ。柏手さん、とっとと引導渡してやりましょ?」 それをセコンド席から見守っていた神楽などは、その導花のあまりのあざとさに、あからさまな嫌悪を表しているようであった。 そして気にせず調理の続行を柏手に促す神楽は―― 「か、柏手さんッ?」 そこにて何時になく真剣に、そして強く眉元をこわばらせる柏手の表情に息を飲んだ。 「アイツ……やりやがった」 「え? やりやがったって――ただの漬物とゆで卵っすよ?」 神楽には柏手の表情の意味が判らない。そしてそんな柏手の表情を、一方の審査員席から確認した導花は――これ以上になく勝利を確信した笑みを浮かべた。 漬物とゆで卵。そんな料理とも言えないような品目で勝負を挑んできた導花の思惑とはすなわち―― 「あの女、審査員の味覚を壊しやがった」 柏手のつぶやき、まさにそれであった。 「味覚を壊すぅ? ハクサイと卵がなんでそんな?」 「食材に仕掛けはねぇ。問題はその直前に振りまぶした粉――化学調味料さ」 柏手はそのカラクリを説明していく。 導花の思惑とはハクサイと卵を食べさせることではなく、化学調味料で口中を支配することにより一切の味覚を壊してしまうことにあった。 最初の科学調味料は漬物の果汁に乗ることで口中の隅々にまで行きわたり、さらには二品目となる卵の黄身と合わさることで、さらに頬の内側や歯間に定着する。そうとなってはもはや何を食べようとも、まともな味覚などは審査員の脳に伝わらないのだ。 「人間のベロにゃ『舌苔(ぜったい)』っつー、味を確かめる器官がある。それは無数に並んだ味覚の穴に物質が触れることで味を確認させる訳だが……今の審査員の口の中のそれは、あいつの化学調味料のせいで塞がれちまってまともに機能しなくなっちまってるんだよ」 「なら、食べる前に口とかゆすいでもらえばいいじゃないですか」 「ゆすいだ程度で取れるようなもんじゃねぇよ」 「だ、だったら柏手さんも化学調味料で対抗すればいいんですよ! あの女以上に濃く味付けしてやればきっと――」 「同じ種類の物質じゃどんなんに量増やしたって意味ねーよ。この作戦は先手を取られた時点で負けなんだ。それに――そんな化学調味料まみれの料理なんか、俺は人間に対して食わせようとは思わねぇ」 もはや絶望的と思われた状況――誰しもが敗北を疑わない状況ではあるがしかし、 「今から間に合うか……? まさか、『コレ』をこんな形で使う羽目になろうとはな」 しかし、柏手は諦めない。 塩チャーハンを作る傍ら、今回自分で持ち込んだ『ある食材』を詰めん込んだタッパを取り出すと、そこから取り出したそれにて新たな料理を作りだす。 ――ふふふ、せいぜい足掻くことだねぇ。もはや、どんな料理を作ろうと、 こいつらの味覚はまともに反応しやしないさ。お前はその哀れさで、 私を喜ばせるだけなのさ。 最後の最後まで希望を捨てぬそんな柏手を審査員席から見下ろしながら、導花は胸に抱いた速人を猫のようあやしながらほくそ笑む。 かくして柏手の料理も完成を果たす。 そして導花に遅れること実に七分――柏手は自身の作ったそれを審査員達の前に並べた。 と――その後の試合内容を、当時アナウンサーとしてにて実況していた赤穂永矩(高等部一年生)は後にこう述懐している。 「まぁ普通ならね、笑乃坂選手のあの料理が出された時点で『勝負あり』ですよ。柏手選手も言ってましたけど、化学調味料による味覚破壊って想像以上に恐ろしいもんなんです。『チャイナレストラン・シンドローム』って知ってますか? 中華料理を食べた後に体調を崩してしまう現象のことをいうものなんですがね、それこそ化学調味料の過剰摂取によって引き起こされる現象なんです」 ならばもう導花の勝利は揺るがなかった訳か、とインタビュアーはその時の赤穂に同調する。この話を聞くに至ってはもう、ここからの柏手の逆転など予想もつかなかったからだ。 しかし、 「えぇ? 『柏木で選手が負ける』ですって?」 そんなインタビュアーの声に、赤穂はさも驚いたよう眼を丸く聞き返した。そして乗り出させていた体をソファーに沈め、どこか困ったよう唸ったかと思うと、 「いやいや、あなた。あなたは『柏手敬』と言う男のことを何も判っちゃいない」 頭を掻きながら、そんな言葉を返してくるのであった。 「最初に言ったでしょ? 『普通なら』って。あの柏木選手に関しては、『普通』なんて言葉や概念なんか当てはまらないんですよ」 次から次へと話の内容が変わる展開にインタビュアーは混乱を隠しきれない。 ならば勝利の行方はどうなったというのだ? まさか―― 「そうです。あの一戦、見事に柏木選手が勝ちを納めているんですよ」 そんなインタビュアーの困惑を楽しむかのよう、赤穂はあの結末の詳細を語りだした。 「柏木選手は結局、あの一戦において『麻婆豆腐チャーハン』で勝負を挑んできたんです。しかもその麻婆豆腐っていうのがですね――ふふふ、『杏仁豆腐』を豆腐に使用した奴だったんです」 赤穂から語られるその料理の正体にインタビュアーは驚きを隠しえない。 なぜならば『杏仁豆腐』と言えば、デザートとして使用される食材であるはずなのだ。それを調理に、ましてや『麻婆豆腐』のそれに使用してくるなど想像すら及ばない。 「まぁ、確かに普通ならばこれほどの邪道料理も無い訳ですよ。しかしですね、審査員の『味覚障害』が起きているこの一戦に限っては、これがとんでもない料理に化けた訳です」 遂に赤穂は全ての核心に至る、柏手の料理の真相について語っていく。 「杏仁豆腐に使われている『杏仁(きょうにん)』っていうのはあんずの種のことで、元は歴とした漢方薬なんです。効能は鎮咳作用と去痰作用ってことで、喉や舌に作用する薬効を持ってる訳ですよ」 得意げに語る赤穂の説明に、インタビュアーもまた真相の片鱗を掴みかける。そしてそれに気付いた赤穂もまた、 「気付いたようですね♪ そうなんです――柏手選手の麻婆豆腐は、審査員の味覚障害を治す効果があった訳です」 遂にはその真相を語り、赤穂は満足げに頷いた。 「しかもね、あの料理の効果はそれだけじゃなかったんですよ。味覚が洗い流されることによって、より柏木選手の料理の味が鮮烈に審査員に届いたんです。皮肉にも笑乃坂選手の料理は、とんだ柏木選手の引き立て役になっちゃったわけです。――もちろんその判定は言うまでもありません。2―1で柏木選手の勝利です。ちなみに笑乃坂選手に一票を入れたのは早瀬審査員だった訳ですが」 事の真相の全てを聞き終えて思わずインタビュアーはため息をつく。なんとも壮絶な戦いだった訳である。 しかしながら疑問はまだあった。 それこそは残された導花のことである。果たして彼女はその勝利を受け入れられたものなのだろうか? そんな疑問を投げかけると、遂には赤穂は笑い出してしまうのだった。 「すいませんスイマセン。いや、ついあの時のことを思い出してしまって♪ ――確かにね、笑乃坂選手は納得しませんでしたよ。それどころか凄い剣幕で怒りだしましてねぇ」 あの導花が? と、インタビュアーは尋ね返す。かねてよりその美貌を知る彼にとって、赤穂の言う『凄い剣幕の導花』など想像できなかったのだ。 「そりゃあもう凄いもんでしたよ。あの石楠花のような端正な顔つきが般若に一変したかと思うと、審査員達を前にして『このウジ虫野郎!』って怒鳴りつけたんですから」 呵々と笑う赤穂とは対称的に、話を聞くインタビュアーはその時の鉄火場を想像して思わず血の気が引く。 「もう、すごい暴れようでね。今まで胸に抱いていた早瀬審査員の顔に爪を立てて八つ裂きにしたかと思うと、今度は御鈴会長に躍りかかったんです。――その時、そんな笑乃坂選手の前に立ったのが、これまた対戦相手であった柏手選手だった訳です」 いったい柏手は、どのようにこの状況に対処したのだろう? 双葉学園に通う以上、彼とて何らかしらの異能者ではあるはずだが、それでも彼が女性に対して暴力をふるう姿は想像できなかった。 「もっとも、柏手選手も暴力で対抗した訳じゃないんです。荒ぶる笑乃坂選手の前にね、自分の作ったあのチャーハンを差し出したんですよ。『自分の舌でたしかみてみろ』って」 『たしかみてみろ』ですか? 「公衆面前の前でしたから緊張してたんでしょうね。噛んじゃったみたいです。――ともあれ、笑乃坂選手もそれを口に含んだんです。そしたらその瞬間――彼女、気絶しちゃったんですよ」 赤穂の説明する展開についていけずに首をかしげるインタビュアー。なぜチャーハンを食べた程度でそうなるのかが判らない。 「さっきも言ったでしょ? 柏木選手のあの料理は味覚破壊が進んでいるほど効果がある訳です。そしてかくいう笑乃坂選手は自他共に認める『ハッピータンユーザー』……すなわちはこの大会において誰よりも『化学調味料に犯された人物』だった訳です」 その瞬間、インタビュアーは全ての真相を知るにいたった。 皮肉にも柏手の料理が一番効果をもたらせたのは、誰も無い対戦相手の導花であったという訳であった。結局のところ、最後の最後において導花は自分自身に敗れてしまったのだ。 かくして第一回戦第三試合は、柏手敬の勝利により幕を納めた訳である。 しかしながらその後、柏木と導花はどうなったのであろう? そんなことを問うインタビュアーに、赤穂はこの日一番の興奮を以て応えたのであった。 「その後なんですけどね、失神した笑乃坂選手を柏木選手が背負って退場したんです。もちろんその光景に会場からは拍手万雷ですよ。でもね、なぜ彼女をおぶったかっていうと柏木選手――笑乃坂選手のオッパイを背中で感じたかったからって言うんですから笑わせてくれるじゃないですか♪ チョット憧れちゃいますね、男として」 【 一回戦第三試合 】 ○ 拍手敬 [10分41秒・麻婆炒飯] 笑乃坂導花 × NEXT BATTLE!! 【第一回戦・第二試合】 山口・デリンジャー・慧海 VS アダムス 【セミファイナル・第一試合】 龍河弾 VS 蛇蝎兇次郎 トップに戻る 作品保管庫に戻る
https://w.atwiki.jp/3000aa/pages/111.html
13 僕はあまり知らないおじさんの話より 利家おじちゃんの武勇伝を聞きたいなあ。 ─────────y──────── ほほう、これはこれはお目が高い。 勝家殿よりもこの利家の武勇伝に 興味がおありですか。 ──y───────────── /利ヽ (´Д` ) と と) ィュ,,,__. (⌒と⌒) 〃レハハヾ ウン /良ヽ ノj、c,, ), ,-C- 、 ∬ ( ) / ハ /____ゝ _ と ヽ く,_ヽ_ゝ ヽ___ノ ( ) (__,) 14 まつオバチャンにいつも虐げられてるよね。 利家おじちゃんは自分を死の淵に追い込んで 活路を見出したりするような戦いは したことがないの? ─────────y───────────── \,从,从,/ /利ヽ < !! > (( (゚Д, ゚ ) /WWW\ と と) ィュ,,,__. (⌒と⌒) 〃レハハヾ /良ヽ ノjc,,´∀) ,-C- 、 ∬ (´Д` ) ハ'y'ハ /____ゝ ._ とと ,ヽ 〈,_Jとl_,,〉 ヽ___ノ ( ) (⌒と⌒) 15 |\ | ・・ | \ | ̄ グ シャア!! -=≡| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .\ -=≡| 自分を死の淵に追い込んで .\ -=≡| 活路を見出すような ∴・ -=≡| 戦いをしたことはないの? / / ̄ ̄\ ・' -=≡|_____________ / /と( 。Д。)つ | / し'し\利/ |/ 16 r''⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒''ヽ ( ) ) ( ( アタタタタタタタタタタタタ!! ) ) _ ☆ ☆ ( ( , '´≡○ヽ≡○ ∧ r―、 ―, ) ) | ノノリ⌒≡○ ☆ > ヽ ヽ-´ ノ ( ( ≡○#゚Д゚ノ≡○ ∨ ,,. ; 〉 / ) ) ノ ノ≡○)≡○ ∧ ☆;;∵'' l/利ヽ ( ( (、(("/ ll≡○ < > (# )Д`)つ ) ) )ノ/_ll__リl_ゝ. ∨ ヽつ ( ( ) `~'~'~'~'~'~'~'~'~'~'~'~'~'~'~'~'~'~'~'~'~' ○ ○ ○. O O O o o /利ヽ (´Д`;) ・ ・ ・ 。 と と) ィュ,,,__. (⌒と⌒) 〃レハハヾ /良ヽ ノjc,,´∀) ,-C- 、 ∬ (´Д`;) ハ'y'ハ /____ヽ _ とと ,ヽ 〈,_Jとl_,,〉 ヽ__ノ ( ) (⌒と⌒) 17 r''⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒'⌒''ヽ ( こ、子供にまで言われたとあっては ) ( 兄者の沽券にかかわる問題だ…。 ) /利ヽ ( これはなんとかせねば…。 ) (´Д`;) ( ) と と) `~'~'~~'~'~'~'~'~'~'~'~'~'~' ィュ,,,__. (⌒と⌒) O 〃レハハヾ /良ヽ o ノjc,,´∀) ,-C- 、 ∬ (´Д`;) ハ'y'ハ /____ヽ _ l つとヽ 〈,_Jとl_,,〉 ヽ__ノ ( ) (⌒と⌒) 18 \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/ < > < 兄者!我々も勝家殿のように > < 背水の陣を敷いて、今こそ立ち上がろう! > < > /∨∨∨∨∨∨∨∨\ /~∨∨∨∨∨∨∨∨\ ヽ| /利ヽ ( ´Д`) と と) ィュ,,,__. (⌒と⌒) /良ヽ 〃レハハヾ 〃 ('(Д` ) ノjc,,´∀) ,-C- 、 ∬ 〉 ,つ ハ'y'ハ /____ゝ _ ノ 〈 ノノ 〈,_Jとl_,,〉 ヽ___ノ .( ) (,_,/\,_,) l!, 19 \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/ < > < そして…、 > < 天下に我らが兄弟の武名を知らしめようぞ!! > < > /∨∨∨∨∨∨∨∨\ /~∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\ ヽ| \ ヽ / / __ /良ヽ ___ (´Д`/^) と_ ィ' / / 〈, ヽ \ し'^ヽ,_,) ,-C- 、 __,,,ィュ /利ヽ /____ゝ 〃ハハゝヾ ( ) ヽ___ノ (`,,ぅ,,ノゝ / l ハ ヽ (___) _,ノ___ 20 /利ヽ し、しかしだな… ( ´Д`) と と) ィュ,,,__. (⌒と⌒) /良ヽ 〃レハハヾ ('(Д` ) ノjc,,´∀) ,-C- 、 ∬ 〉 ,つ ハ'y'ハ /____ゝ _ ノ 〈 〈,_Jとl_,,〉 ヽ___ノ .( ) (,_,/\,_,) 21 \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/ < > < なにを迷っておるのだ!、 > < 俺は義姉上の尻に敷かれつづける兄者を見るに… > < 見るに耐えないのだ!! > < > /∨∨∨∨∨∨∨∨\ /~∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\ ヽ(. \ /良ヽ 从/ / (`Д´ )、 て, ──‐ と_ 9mィ' ( ── / 〈, ⌒` ビシィ !! / し'^ヽ,_,) \ ,-C- 、 /利ヽ て /____ゝ ( ´) そ ヽ___ノ / つ / ,、 〈 22 \__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/ ─<. 槍 の 又 左 の 異 名 も >─. > < ─< 泣 い て お ろ う ぞ!! >─ /^'Y'^'Y'^'Y'^'Y'^'Y'^'ヽ /'Y'^'Y'^'Y'^'^'Y'^'\.. / | / / 良之 三三\二二二 / 三三\二二二 / ○ r―――、 ○ ´ 三三|二二二 | | | 三三|二二二 | /. | 三三|二二二 | /. | 三三三|二二二 ヽ .ト――――| l 三三/二二二 \ 三三三三/二二二 23 ;;;;;;;; ..................... ................ ;;;;;;;;;;;;;;;;;; ............................ .............. ;;;;;;;;; ........ ........ ううーむ。味噌汁など… 呑気にすすっておる場合ではなかったわ。 ─────────y────────‐ /利ヽ ( ). ('つ と');;;;;;; .............. (⌒と⌒) ................... ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ................. ................... ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; 24 \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/ < > < 良之よ!よくぞ言ってくれた!! > < > /∨∨∨∨∨\ /~∨∨∨∨∨∨∨\ ヽ| /利ヽ (^)´Д` )ヽ从/ ガッ ゝ つ,C- 、 / 〈 /___ゝ し'^ヽ,_,)ヽ___ノ ← ※ まつの味噌汁 25 \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/ < > < ここで己の退路を断つ!! > < > /∨∨∨∨∨\ /~∨∨∨∨∨\ \( 丶. ドバァ!! 。 , ―- ≡= ‐― , ・ / / ̄ /利ヽ ・∴ ! l (`Д´ )つ ̄ ̄ヽ ^ ゚ 。 ゙、 '、 (_つ ヽ ̄ ̄ ̄ ミ % @ ヽ ` ― _ (⌒ヽ ヽ ミ ∵ ` ―- - ‐  ̄ `ー'^ヽ,_,) 26 \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/ < > < 戦って死ぬるは… > < > /∨∨∨∨^ヽ /∨∨∨∨∨\. l/ 丶 ―‐ =≡-―、 。 バシャア!! _/ ̄ヽ ./利ヽ  ̄ヽ \ ・ , ヽ ̄ ̄と( `Д´) l ! ∴・ ミ  ̄ ̄ ヽ と_ノ _ノ ./ 。 ゚ ^ ミ 〉 ヽ --´ / @ % し' ̄ヽ,_,)―― ´ ∵ 27 \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/ < > < 武士の本懐!! > < > /∨∨∨∨^ヽ /∨∨∨∨\. l/ ブン! /利ヽ ,、--、 , ( `Д´)^) / ヽ ヽ ∴, と´ .ノ 彡 \. \l 。. , ./ 〈  ̄ (,_,/´i,_,ノ ィュ,,,__ 〃レハハヾ /良ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ノj、c,,´) (` ) < 鍋丸さま、これが勝家殿を勝利に導いた / ハ と ヽ | 『武士(もののふ)の猛り』でございまする。 く,_ヽ_ゝ (__,) \__________________ 28 うん、なんとなくだけど わかったような気がする。 ──────y───── 少しは兄者のことを 見直していただけたかな? ───y───────― \ ィュ,,,__ 〃レハハヾ /良ヽ /良ヽ オウ、今、カエッタゾ ノj、c,,´), (` )≡ ゚Д゚) ン? / ハ と ヽ / く,_ヽ_ゝ (__,) 29 \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/ < > < おうおうおう、 > < 兄者を辱める悪鬼めが帰ってきおったわ!> < > /∨∨∨∨∨∨^ヽ /^∨∨∨∨∨∨∨∨∨\. l/ , '´ ̄ `ヽ /良ヽ (((⌒リヽ)) l ( `Д´) ハア !? 〈Д゚ #リ | と´ _ア 〈'y// ヽノ ./ __ 〈 lニとl__,〉 し' ヽ,_,) /_l_ll_ゝ 30 \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/ < > < 兄者の前にこの良之が相手だ! > < 男の意地を見せてくれようぞ!! > < 鬼はぁぁぁ… > < > /∨∨∨∨∨∨∨∨^ヽ /∨∨∨∨\. l/ , '´ ̄ `ヽ ── =≡/良ヽ (((⌒リヽ)) l ── =≡ ( `Д´) 〈Д゚ #リ | i! ── =≡と´ _つ 〈y// ヽノ. ── =≡/ ヽ i! とlニとl__,〉 i! ── =≡(,_,/´i,_,ノ (_ヾ_ll_ゝ 31 ( ̄l,_,/ ̄) r───‐┐ 〉 ノ | そとぉ… フ /良ヽ/ ∵,゚ └───┘ (゚Д。 )つ 。・, し´ バコーン! \从从ノ(/ _ノ て ) ( ⌒Y⌒Y⌒ , '´ ̄ `ヽ (^ (((⌒リヽ)) l il|!il〈Д゚ #リ | il|!i, ly// ヽノ |lニとl__,〉 (_ヾ_ll_ゝ 32 \∧∧∧∧∧∧/ < ああ…! > < 良之ぃ…!> /∨∨∨∨∨∨\. l l !l l /利ヽ !l l l l ドサ! ( ´Д`) !l l l l l l と´ つ ∩ ∩ (´⌒) ./ 〈 ( ) ~ /良ヽ ノ (´⌒(´ ) (,_,/´i,_,ノ と(゚Д。 )つ (´⌒(´⌒;; ~) 33 | | ヽヽ  ̄| ̄ ̄| ̄ ノ ツ ___ γ" ゛"  ̄ ̄`ヽ、 / \ / /// ヽ `ヽ`ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ / ~ ,//// ,," ̄ ̄ `ヽヽヽ ) )、 | | ,, //"/// l !" | | l ノ !`ヽヽ. | 良之の次には | //"/ノノノノ /// ノノ ,,〉,ノ │ |//イノノ////´\ ,,, /` ! /i'' | . |!ノノノノ/// ◎ ◎ | | < アンタが控えてるんだって?. |!!,, ノノノノ ,-----,. / i!|. |. | i! l # / | / ! | | | i! !i /\ `------' ,ヘ !!| \____________. | i!! / \ / 、. i! / \ /  ̄ ̄` / / ヽ 34 ================================/ ノ l ヽ=============/ _|_. | | ヽ===========/ /|ヽ | ヽ=========/ | _| ヽ=======/ \=====./ λ====/ ( ̄) ( ̄) λ===/  ̄  ̄ λ===| / /|==| | ̄ ̄ ̄| / //|==| | | /////===| / | / / ////|===\ / | / / /////=====\_ | ̄ ̄ ̄ ̄| / //////__/========\ ミ/ 35 ___________________ ___________________ │ 。 │ │ /\ 〔二二二二二〕 .│ │ .| ̄ ̄| || || || || │ │ .| | || || || || │ │ .| | 〔二二二二二〕 .│ │ .| | │ │  ̄ ̄ │ │ │. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\. / __ ⊂ ;;⊃ \/ _,―´ ,ヽ, \ r ゚ , ゝ _,ィ-, `───、~` ̄ \从/ ,,,r´ @ヽ , '´ ̄ `ヽ ⊂ % ;; ノ | ノノリ )) ~゙ー─--、 r¨ | リ# 〉 ン !? ~゙ ノ ノ´⌒ヽ 36 なんで部屋中に 味噌汁が飛び散ってるんだよ。 ──────y─────── , '´ ̄ `ヽ \从/ | ノノリ⌒))) | リ#゚Дノ /利ヽ ξ.. ノ ノ llヾy')ヽ エエ!? (´Д` ) __,,,ィュ (、((''/ llニll、ノ と と_ ) 〃ハハゝヾ /良ヽ )ノ/_ll__リl_ゝ (_(_,つ (`,,ぅ,,ノゝ と(゚Д。 )つ ハ ヽ ....... _,ノ___ ............... 37 まさか妙なことでも 考えてたんじゃないだろうな。 ──────y────── まさかあ?野生の猿が迷い込んで 部屋を荒らしていったのだ。 ────y─────────── , '´ ̄ `ヽ | ノノリ⌒))) .∬ /利ヽ |,| | リ#゚Дノ y──┛ (Д` )..|,| ξ.. ノ ノ llヾy')ソ と´ _つ,| __,,,ィュ (、((''/ llニll、ノ ./ 〈 (= ) 〃ハハゝヾ /良ヽ )ノ(_llィっ_) (,_,/´i,_,ノ ノi!l!i!ハ (`,,ぅ,,ノゝ と(゚Д。 )つ ⊂ ゙ 。 ,;;⊃ ハ ヽ ....... `―‐‐´ _,ノ___ ............... 38 お前、下手な嘘ついてるだろ。 ──────y──────‐ ほ、本当だってね。 鍋丸さま。ね?ね? ────y───── , '´ ̄ `ヽ | ノノリ⌒))) .∬ /利ヽ /利ヽ | リ#゚Дノ y──┛ (Д` ≡ ´Д`) ξ.. ノ ノ llヾy')ソ と´ _つ,| __,,,ィュ (、((''/ llニll、ノ ./ 〈 (= ) 〃ハハゝヾ /良ヽ )ノ(_llィっ_) (,_,/´i,_,ノ ノi!l!i!ハ ( ,,ぅ,,ノゝ と(゚Д。 )つ ⊂ ゙ 。 ,;;⊃ ハ ヽ ....... `―‐‐´ _,ノ___ ............... →NEXT
https://w.atwiki.jp/wiki15_dol/pages/902.html
チェーン割り込み許可時間 その名の通り、チェーン可能な許可時間を表す。 宿屋画面での設定項目の一つ。
https://w.atwiki.jp/3000aa/pages/110.html
1 (___________) /llllllllⅢllllllll\ |_皿_癶_皿_| /lllll/_^_\lllll\ Ⅲ|_皿__.日.__皿_|Ⅲ /llllllllllllllllllllllllllllllllllllll\ |_ロ__皿__皿__皿__ロ_|. _lXXXXXXXXXXXX.l_ lXXXXXXXXXXXXXXl ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ 織田家と六角家の戦いのさなか、 織田家筆頭家老、柴田勝家は篭城戦を展開していた。 しかし、城を囲まれた上、水の手まで断たれてしまったのだ。 2 勝家さま。 もう、この城はもちませぬ。 ,、 ─────y─────── 彡ぃ―‐、 ミミ l ううむ…。 ゞc,,`ハ´〉 /^lヽy/l^ヽ ./兵ヽ /兵ヽ l、_フ≡く__l (Д` lll) (Д` lll) 〈_,l_)、__,,〉 / , )_ / , )_ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|. し(,_,.、_) し(,_,.、_) 3 __________________________ TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l l mmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmm ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ __________________________ `y Y ヽソヽ,ハ Y ゝ、イ~ヽノヽ,ハ__ノ _ゝ~ヽソヽ,ハ__,イ Y ヽ _/ヽ__ハノ_ヽ_/~ヽ_/_ヽ_ハ _匚l_ゝ___〉_/ヽ__ハノ_ノ\/_ノ ____ /__ o_|__ と⌒~つ。Д。)つ /_了´・ω・`) と⌒~つ。Д。)つ ( つ旦O と_)_) /兵ヽ ./兵ヽ ミズ… と(Д、゚と~⌒つ と⌒~つll´Д`)つ . /兵ヽ 城に篭もり約半月…。1日の飲み水にも事欠く毎日です。 ( ´Д` ) 兵の士気も落ち、このままでは座して死を待つばかりでしょう。 4 あい、わかった。 残った水と将兵を全て広場にかき集めるのだ。 ─────────y─────────── ,、 彡ぃ―‐、 ミミ l ゞc,, `ハ〉 ? ? ,r^  ̄,ィァ /兵ヽ /兵ヽ l、,_ノl__l (Д` lll) (Д` lll) 〈_,l_)、__,,〉 / , )_ / , )_ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|. し(,_,.、_) し(,_,.、_) 5 \ ヽ | | | / /  ̄‐- -‐ ̄ この絶望的な戦況を打破するため ──‐ ──‐ 勝家殿は、とある決断を下したのだ !! _-‐ ‐-_ / / | | | ヽ \ 6 . (二二二二二二) (二二二二二二) . ..... . . ..... . | 水 彡ぃ――、 \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/ | . ミミ l < > | 甕 ゞc,,`ハ´〉 < 明日、城外へと討って出る!! > | /^ lヽy/l^ヽ < >. ヽ_____ l、_l^) ≡l | /∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\ ノ__ノ ヽ__ゝ /___/、_ヽ /兵\ /兵\/兵\/兵\/兵\/兵\./兵ヽ ( ) ( ) ( ) ( ) /兵\/兵\ /兵\/兵\/兵\/兵\/兵\/兵ヽ/兵ヽ ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 7 \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧ / < > < ここで六角を討ち果たさねば… > < > /∨∨∨∨ヽ /^∨∨∨∨∨∨∨∨\ l/ _ ロロ ,、 | |_ 彡ぃ―‐、 (二二二二二二). | |. ミミ l .. .. | | ̄ _. ─=≡ ゞc,, `ハ〉 | 甕 .. |  ̄ ┌┘└─┐ /^ヽy/l^ヽ_,、 │ `ヽ/ . |  ̄| | ̄|.│ ─=≡ =| フ==ツ===0≡ニニニZ^-'‐ ... | く.ノl二,ノ ヽ‐´ ヽ | 、,イ `ー.. | ロロ∧ ─=≡ /____/ ヽ______/ く/ 8 \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/ < > < 我々に生き残る道はなし! > < > /∨∨∨∨∨∨∨\ /^∨∨∨∨\ \| _ ロロ ┌┘└─┐ (二二二二二二) ,‐―ィュミ..  ̄| | ̄|.│ . ..... l ,彡 ≡=─ く.ノl二,ノ. | 甕 | 〈ハ´ ,,ぅィ. | ヽ,_,/' │ _rーヘy/^ヽ ≡=─ | ̄ ̄`l | ‐Z'ニニニ≡0===と==く |=  ̄ノ く. | _/ '-、 | `〃 `ー‐´ ≡=─ く_ノヽ_フ. ヽ______/ (^\__\ 9 \∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧/ < > < もはや、飲み水など… > < > /∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨\. / ̄- _ ,‐―ィュミ \ . l ,彡、 ヽ .、 〈`ハ´,,ぅィ l | / ̄ ヽ l | __ _ ロロ /く_,y、 ゝ l ! / / ヽ ヽ ___ / /\__l_,,/ / / く_/ ヽ_フ _l l___ , / 'ー‐´ \从从)、/ l_ _l ヽ .. ,‐ ) て二二二) l ̄  ̄l \ ... _ ─ ' フ ( .....  ̄l__l ̄ /7 丶 _ - ─ ''⌒'W'W'⌒.. | /|| | .. | 10 \__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__人__/ ─<. ー l , >─. > | レー‐、 ,-┼/-、 才,―、 l l < ─< し l _ノ ヽ__レ ロ- /| _ノ あ ロ ロ >─ /^'Y'^'Y'^'Y'^'Y'^'Y'^'ヽ /'Y'^'Y'^'Y'^'^'Y'^'Y'^'Y'^'Y'^'Y'^'\.. / | / \ ┃┃ ,r'''''ヽ, ┃ ┃┃ ,--─ー‐--- 、,^ ヽ、 ┣━ ┃ ┃ ━┓ ┃┃. ,r′ ゙iヽ、ゞ ┃ ┃ ┃ ┣┛ ・ ・. / ヽ彡彡. / 彡彡. / ○, ○, 彡彡 (二二二二二二二二二). | r─── 、 彡彡 ・ > < 。. | ノ l # 彡 ゚ 。 、ノ( 从人ノ!,,!、人,,从ノヽ)ヽ,, 。. ヽ ヽ───‐゙ 彡 。 ヽ;、ノ., ;.; ,jil; ,、,. ;ilv'ヽ,ノ(,ノ、ノ(ノ て ゚. \ !lllliliiiiiiiiiilllll!!彡ミ ヘ、 ・ ) ... 人 . (、ノ ・ ゚ /`ノルリルリノリル'/// ヽ、 。 ノ .... . `'' 、,,_ノ ヽ.... ヽ (、_, ゚ 。 / //\/ / // ヽ、 。 `. ,.'' ´`~ノ ヽ.... .... )ヽ ~ ''^' . ・ / // / / // ヽ ヾ⌒Y''⌒Y'⌒'YY'⌒'YY'⌒''Y⌒ ゚ 。 11 こうして城内のありったけの水を振舞い、 残りは甕ごと打ち捨てることで 将兵らに決死の覚悟をさせた勝家殿は ─────────y──────── /利ヽ 怒涛の勢いで突撃を開始。 (´Д` ) 押し寄せる六角勢を散々に打ち破ったのだ。 と つ ───y───────────────‐ ィュ,,,__. (⌒と⌒) 〃レハハヾ /良ヽ ノjc´∀`) ,-C- 、 ∬ (´Д` ) ハ'y'ハ /____ゝ ._ とと ,ヽ 〈,_Jとl_,,〉 ヽ___ノ ( ) (⌒と⌒) 12 この突撃が成功したのは 即ち、勝家殿が自らを背水の陣に追い込むことで 死中に活を見出したことにある。 ──────────y──────────── うーん… /利ヽ 難しくて (´Д` ) 鍋丸さまの理解を得るには よくわからないや。 と と) まだまだ早い話かもしれぬな。 ィュ,,,__. (⌒と⌒) ───y────────── 〃レハハヾ ? ./良ヽ ノjc,,´∀) ,-C- 、 ∬ (Д` ) ハ'y'ハ /____ゝ ._ とと ,ヽ 〈,_Jとl_,,〉 ヽ___ノ ( ) (⌒と⌒) →NEXT
https://w.atwiki.jp/mathphysicschemistry/pages/215.html
プチフレdeバトル 復刻に関する際の色割り当て 未定、能力未定、無し 灰 cccccc ミネルマイマイ 青 #00ccff ブロメマイマイ 緑 #00cc00 マイコマイマイ 黄 #ffcc00 べキルダイヤ 青 #0000ff リュラダイヤ 薄紫 #ccccff ウラヤダイヤ 濃桃 #ff00cc ムギワラダコ 赤 #ff0000 ヒッパリダコ 青 #0000ff スカンダコ 黒 #000000 ラルースダコ 薄紫 #ccccff ベノッギリー 紫 #cc00ff オルッギリー 金 #ffcc00 アマッギリー 緑 #00cc00 ココメロエイプ 緑 #00cc00 カロットエイプ 橙 #ffa500 ウーバエイプ 濃桃 #ff00cc クリスチューナ 桃 #ffccff カボンチューナ 黒 #000000 クレムチューナ 白 #cccccc ブルダット 青 #00ccff ノワダット 銀 #cccccc ロゼダット 桃 #ffccff ミドダット 薄緑 #ccff00 ボクトクト 赤 #ff0000 メンガクト 橙 #ffa500 タピラクト 黄緑 #ccff00 メブキ 緑 #00cc00 ツララ 青 #00ccff トキメキペンペン 桃 #ff00cc エリマキペンペン 紫 #cc00ff ヒヨッコペンペン 黄 #ffcc00
https://w.atwiki.jp/s21ht/pages/26.html
S21HT キー割り当て ハードウェアキーが少ないのでキー割り当てのカスタマイズは必須、これで使い勝手が変わる(・∀・)イイ!! PQzII だと簡単に左右の通話開始終了キーを単なる左右キーに割り当てられるが、 PQzIIではなくSortInchKey + MultiKeyHook でボタンの2度押し機能が使える方法をメモしておく。 まず次の二つのソフトをインストール SortInchKeycabファイルをダウンロード、本体にインストール MultiKeyHookzipファイルをダウンロード、zipを展開したあと multikeyhook.cpl を /windows にコピー ここまで終わったら再起動、その後MultiKeyHookに使用プログラムを伝える。 ミ田 → 設定 → Multi Key Hook [x] Enable Multi-level Key Hook Addボタンを押して \Program Files\SortInchKey\SortInchKey.exe を指定して保存 次にSortInchKeyの設定 \Program Files\SortInchKey\SortInchKeySettings.exe 左ソフトキーの「メニュー」から「設定」 追加ボタンで S21HT 用の設定コードを増やす とりあえず キー名称 キーコード 対応ボタン 長押コード tel1 0x72 通話開始 0x5b+0xc6 tel2 0x73 通話終了 0x85 home2 0xed ホーム ??? ぐらいは増やすといい。右下OKボタンは既存のOKと同じなので追加不要。 コードの欄に今増やした対応コードが増えているはず。 後はそのコードに対して好きなアプリケーションなりを割り当てれ。 今のところ tel1 1クリック ただのLEFT tel2 1クリック ただのRIGHT home2 2回押し ランチャ起動(WkTaskCmd.exe /l がオススメ) OK 2回押し タスクの切り替え(WkTaskCmd.exe /f がオススメ) だけ設定してあるが、これだけですごくイイ!側面の音量調節ボタンは本体が薄くて押しにくいので空けたままにしておいた。 ハードウェアキーのスキャンコードのメモ MultiKeyHook付属ツールで調べた結果 前面のボタン 通話開始 ↑ 通話終了 0x72 0x26+0x84 0x73 ← ○ → 0x25+0x84 0x86+0x0d 0x27+0x84 ホーム ↓ OK 0xED 0x28+0x84 0x5c+0x75 本体側面の音量調節キー ↑ 0x75 D/U, 0x26 D/U ↓ 0x76 D/U, 0x28 D/U