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副題(サブクエスト)は、街や村の中にいる「!」マークの吹き出しが出ている人に話しかけると発生します。 「!」マークの人が見当たらない場合は、主題を進めて下さい。 ※大体のタイミングは、下記に示していますが、間違ってたらすみません。 ちなみにクエスト開始を示す「!」マークの人はブレイズ城内を除き、全て建物の外にいます。(建物内にはいません) 主題については主題(メインストーリー)を参照して下さい。 尚、副題は全て共存可能ですが、クリアしたら報酬が貰えるのでなるべく早くクリアしましょう。 邪竜を倒す方法を求めて発生後 買出しの代理・・・王都ブレイズの武器屋、道具屋の前にいる男に話しかけて、「行ってくる」を選ぶ 最強の防具・・・港町の右上の宝箱の下にいる爺さんに話しかけて、「取ってくる」を選ぶ 黒マントの青年、再び発生後 度胸試しの神殿・・・港町の宿屋の横にいる男に話しかけて、「行ってくる」を選ぶ。 さぼりん坊を探せ・・・王都ブレイズの左側、家の横にいる女性(母親)に話しかけて、「探す」を選ぶ 奪われた冠発生後 大切なモノ・・・巡礼の街の左側、道具屋の左にいる老人と男のうち、男の方に話しかけて、「探しに行く」を選ぶ サブイベント かくれんぼ協会・・・巡礼の街の左上にいるおじいさんから始まる連続サブイベント ←Back トップページへ
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読切 ─廃校の復讐鬼─ 本誌連載(全32話) 豆州弐面鬼傀儡地獄第一段 嵐の傀儡屋敷(にんぎょうやしき) 第二段 疑惑の影 第三段 鬼は夜歩く 第四段 人形は知っている 第五段 少女の秘密 第六段 少女の涙 第七段 内なる声を聞け!! 第八段 鬼の正体 第九段 母と娘(こ) 第十段 強き絆 左近からくり変化の章第一段 右近が死んだ!? 第二段 様々なる足跡 第三段 右近の眉毛 信州百狐血雨地獄第一段 妖刀村正 第二段 何かおかしい!? 第三段 青い紫陽花とお地蔵様 第四段 降霊後日返報(こうれいごじつのへんぽう) 第五段 妖刀の行方 埃及大王呪術地獄第一段 ツタンカーメンの呪い 第二段 恩師 如月一徹 第三段 募る疑惑 焦る想い 第四段 オレ達しかいない!! 第五段 左近 挑戦す!! 第六段 暴かれたトリック 夢話悲恋幻想奇譚 人形草紙あやつり左近 異聞前段 繰人村の倫助 後段 右近の恋の物語 内なる声を聞け!! 浪速写真師聖書地獄第一段 報道写真師 藤田善吉 第二段 幽霊ビルにて 第三段 夜のプリンス 第四段 罠にはめろ!! 夕焼空一人遣之章
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機動戦士ガンダム(副題は未定)の@wikiへようこそ。 ロボットゲー板内のSDガンダムGジェネレーションスピリッツ攻略スレ内で進行中の物語である。 ジオン軍のマリオ・ヨーギュルッペ少佐を中心として描く世界である。 (とりあえずこんだけ) まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 @wikiプラグイン一覧 バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wiki更新情報 @wikiへお問い合わせ 等をご活用ください その他お勧めサービスについて フォーラム型の無料掲示板は@bbをご利用ください 2ch型の無料掲示板は@chsをご利用ください お絵かき掲示板は@paintをご利用ください その他の無料掲示板は@bbsをご利用ください 無料ブログ作成は@WORDをご利用ください CGIゲームが設置できる無料ホームページ作成は@PAGESをご利用ください
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私は女性を支えるそのボディが好きだ。 世の多くの人はその魅力に気づいていない。 威勢の美しい姿、体のラインに惹かれる人は多いだろう。 水着や服で際立つ様に、喜びを感じる諸兄が多いように思う。だが勘違いしては困る。 それもこれもこれがあってこその話であるのだ。 成長し青年を迎えた男女がいわゆる目に際立つ違いに浮き立つ中 私はその見えない違いにこそ性的な美しさを感じたのだ。 そして時は流れ、バーチャルの姿でもそれがあると聞き、興奮にむせび泣いたものだ。 あぁ、これが生物としての叡知か!と神に感謝してしまった。 そうこれもそれもすべてボーン(骨・骨格)!が悪いのである。麗しき姿を生み出すその原点! なんと素晴らしいものか!特に一番素晴らしいのは肋骨、いや胸骨、鎖骨、肩甲骨のライン。 はぁ、あまりボーンは表現されないことが多いが。このラインはもう頻繁に出てくる。 なんといっても動きのある菅谷ポーズではもうその全容がありありと露になるからだ。 正面からの姿だけじゃなく、後ろからの肩甲骨の流麗なライン見ていて惚れ惚れする。 個人的におすすめなボーンは数あれど、指の第一第二関節の部分も捨てがたい。 女性のその部分の美しさは全身の隅々まで気品があふれ、オーラが出るほどである。 今回はマシュマロで短めということで、この辺にしたいとは思いますが、 もし次回があれば紹介できてない全身のボーン紹介したいものです。 何か語りたいことがあればコメントにどうぞ 名前 コメント
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TOPへ 次へ 「シルヴィ! ブレードで応戦、ランチャーで弾幕をはりつつ離脱!」 マスターの指示に合わせ、敵の攻撃に対し的確に行動を起す神姫。 シルヴィと呼ばれたツガルタイプは、アーミーブレイドで迫るヴァッフェバニーの一撃をブレードで受け止め、背面バインダーに内臓された電磁加速ランチャーを低弾速連射モードに設定、乱射、一瞬生じた隙を逃さず全身のバーニアを噴射し距離を取る。 近距離から遠距離戦へ移行。自身、敵、共にダメージ無し。 「いいぞシルヴィ! ライフル、ランチャー装備。遠距離射撃戦を仕掛けろ!」 敵のヴァッフェバニーは一見ノーマルだが、両腕に連射力の高い火器、背部の推進器に瞬発力を高めるパーツを取り付けている。 弾幕で相手の動きを止め格闘戦で確実にダメージを奪うタイプだ。 洗練されたスタイル。ここまで勝ち進んで来ただけの事はある。 中距離~接近戦を重視したタイプには遠距離戦を仕掛けろ、か。マスターの判断は正しい。 敵が装備する機関銃も遠距離まで離れれば弾速の減衰、集弾率の低下により危険度は減る。が、しかし私のような装甲が人並みの神姫では、それも回避行動を取らなければ看過でない脅威だ。 機関銃を両手に迫る敵に対して、遠距離へと逃れつつ回避行動、さらに狙撃をする。 だが、一連の行動から放たれる乱雑な射撃は敵ヴァッフェバニーの瞬発力の前では足止めにもならない。 一気に距離を詰められる。中距離戦。ミドルレンジ。私の、ツガルタイプの、最も苦手な距離。 ツガル戦術論-副題 シルヴィア奮闘記 一般的に各神姫は得意とするレンジと言うものが存在する。 天使型MMSアーンヴァルなら飛行能力をフルに活かした遠~中距離射撃戦。 騎士型MMSサイフォスなら重装甲と強力な格闘武器を利用した接近戦。 兎型MMSヴァッフェバニーの武装は一撃の威力に欠けるが、その信頼性の高い格闘武器と豊富な火器による弾幕を駆使し、遠距離から接近戦までこなすオールラウンダー型と言える。 パッケージに詰められたデフォルト装備と言うのは、思いのほか高いバランスでまとめられているのである。 もちろんアーンヴァルタイプがセイバーを持って突撃するのも戦術だが、射撃重視の機体に、調子に乗って太刀やブロードソードを装備しては不味い。 機体重量過多やエネルギー出力不足による戦力低下、という危険性はもちろんのこと、戦術的に「どっちつかず」の神姫になってしまう。そんな神姫は付け入られやすい。 武装とは、マスターと神姫にとってのアイデンティティ。 だからこそマスターと神姫は吟味に吟味を重ねて武装を選択する。 「強い神姫」と言うのはつまり「コンセプトの明確な神姫」なのである。 ツガルタイプのノーマル武装は3種。ライフル、ランチャー、ブレードである。 うち2種は遠距離射撃武器。残り1つは接近格闘武器。 そう、ツガルノーマルタイプには中距離武器が存在しないのだ。 ホーンスナイパーライフルは軽量狙撃銃だが、いかに威力が高く取り回しが良くても弾幕を張るほどの連射力が無ければ中距離戦では押し返せない。 ハイパーエレクトロマグネティックランチャーは低速連射モード、高速貫通モードと自在に撃ち分けられ、フレキシブルに可動する盾としても機能する完成度の高い武装である。が、これも中距離射撃戦に於いて取り回しの悪さが指摘されている。 フォービドブレードは背部にマウントされたダブルブレードで、両手に射撃武器を構えていても格闘戦に移行できる自由度の高い武装である。 以上の3種の武装が一対ずつ装備されている。 このように、一つ一つを取り上げて見ればレベルの高い武装群なのだが、全体をまとめて見渡すと決定的な欠点が露呈してくる。 中距離における火力不足。対ノーマルツガル戦略は明確であり、ツガルが対戦に参加し初めると即座に打ち立てられていった。 可変機構を取り入れたはいいが戦闘コンセプトが一貫しない、季節ネタとして発売されたバトルでは使えない神姫。ツガルに下された評価をまとめると、こうだ。そもそもツガルは追加武装キットとして発売されたのだ。別途素体を購入しなくては稼動しない。上記の要因はバトルにおけるツガル不人気に拍車をかけた。 事実、ツガルを使用するマスターは驚くほど少ない。 にもかかわらず、マスターは私を何度も神姫センターへ連れ出してくれた。 もちろん最初は何度も負けてしまって悔しい思いをした。 ある日、私が武装の変更を提案するとマスターはこう断った。 「だって悔しいじゃないか」 曰く。 「シルヴィ、ツガルタイプは決して最強の神姫じゃない。 でも、決して扱いにくい神姫でもない。 おれ達はツガル装備を使用してバトルに勝たなければいけない。 シルヴィのツガル装備は、シルヴィが扱う事によって初めて最強になる。 また、そうじゃなくちゃいけないんだ。 それが、ツガルを見限ったバトルマスター達の目を覚まさせる唯一の方法なんだ」 私はその場でマスターに呆れたふりをして見せた。 しかし、すぐさま駆け込んだ棚の裏で、声を殺して泣いた。 悔し涙か? それともマスターの野望に感動でもしたか? 違う。マスターの実直な動機に涙したのだ。 有り体に言えば、私を、我々を。ツガルタイプを愛してくれている事。 「ふん、まったく、バカなんだから」 …でも、貴方がそういう考えなら、付き合ってあげてもいいわよ。 一人でひとしきり涙を流し終えた後、鏡で顔の腫れがひいたのを確認してからマスターと向き合い、こう宣言してみせた。 マスターが人差し指を突き出す。私はそれに握り拳をぶつけて応える。 私達は必ず勝ち上がってみせる。私達は心の中で誓った。二人の不敵な笑み。 後で聞いた話では、この時の私の瞳はしっかりと潤んでしまってたらしい。 始まった果て無き特訓。確立された戦術。ノーマルパーツを駆使した必殺技の開発。 着実に上がって行くランクポイント。気が付けば地元の神姫センターでも注目される神姫になっていた。 ただし、ツガルを扱う変わり者のマスターとして。 そして出場した地区大会。トーナメントの最頂上。全国大会出場への切符を賭けた一戦。 ツガルタイプを過小評価している連中を叩きのめしてやる。こんなところで負けてたまるか。 シルヴィアは剥き出しの闘志でそう応えた。 逃げ回る私。迫るヴァッフェバニー。中距離戦。それは私の弱点。そしてヴァッフェバニーの必殺の間合い。 ヴァッフェバニーの虎の子ミニガンが火を吹いた。 回転式バレルから大量の弾を吐き出すこの射撃武器は中~遠距離で絶大な威力を誇る。 両手で扱わなければいけない重量や取り回しの悪さなどは威力と連射力で捻じ伏せる。と言った重火器だ。 決定的な構図。しかし、この状態こそ私が、私とマスターが待ち望んでいた瞬間。 中距離戦が苦手ならば、逆にそれを利用する。これが私達の発想だった。 四丁もの精密射撃武器を搭載するツガルタイプはロングレンジでは無視出来ない実力を発揮する。 アウトレンジからの正確な射撃を嫌う対戦相手は中距離で決着を着けようと急激に距離を詰めようとする。 その瞬間を、隙として狙う。 「シルヴィ、今だッ!」 言われるよりも早く反転、全速前進。スラスターをマキシマムまで叩き込む。 両腕のライフルを捨て少しでも加速力を稼ぐ。近距離まで一気に飛び込めば重火器の取り回しの悪さに付け込める。 マグネティックランチャーにエネルギーを供給し始めると片側を体の前に構え盾として運用。ミニガンの弾幕に備える。 もう片側のランチャーを低速連射モードにして連射。敵は真正面。重火器を装備して足が止まっている。よく狙う必要も無い。 突然の強襲に同様しない敵は流石だ。互いの射撃は正確だった。 被弾。命中。また被弾。それでも絞らぬ推進力。 瞬間的に跳ね上がる両者のダメージ。しかし駆動系はまだ生きている。それは敵も同じ事だった。 そしてクロスレンジ。 ミニガンの有効射程から外れると判断したヴァッフェバニーは即座にアーミーブレードを装着。すでに格闘戦に備えていた。 背部フォービドブレード展開。スラスターの推力を急激に偏向。 ヴァッフェバニーの頭上で勢いに乗ったムーンサルト。体を翻すたびに刃を浴びせる私の必殺技。 一太刀目。身を低くし回避される。敵の回避機動を考慮した二太刀目。ブレードで受け流される。本命の三太刀目。背部推進器を盾にして回避された。 アプローチ終了。有効打、無し。加速度を殺さずそのまま離脱。クロスレンジから再びショートレンジへ。 攻撃終了後の隙は見逃されず、ヴァッフェバニーはアーミーブレードを投擲。被命中。 脚部スラスターを使用不能にするダメージ。稼動する残りのスラスターできりもみ状態から回復。 この機会を逃したら戦闘続行は困難。 盾として運用していたマグネティックランチャーを高速貫通モードへ。 天地反転の体勢から射撃。限界まで供給されたエネルギーを開放する。 果たして、近距離から放たれた超高速貫通弾はヴァッフェバニーのボディを貫いた。 姿勢制御が間に合わず、高速のまま頭から地表に接触。横転、前転、バウンドを繰り返し 自らおこした砂埃にまみれるシルヴィア。ダブルノックアウトか? ジャッジコンピュータが勝負の判定を行う。 この勝負を見守った者の総てが一瞬と言う間の長時間を経験した。そして、下される、判定。 勝者、シルヴィア 固唾を飲んでジャッジの真偽を見届ける総員。 立ち込めていた砂埃は判定のタイミングを見計らったかのように晴れる。 そこには勝利者シルヴィアが立っていた。 ようやく動き出した観客の時間。勝利者に割れんばかりの声援。 眩しすぎる照明。鳴り止まぬシルヴィアコール。 すべては勝利を掴んだ小さき姫のために。 満身創痍のシルヴィアは髪の乱れを適当に正すと、観客に向かって一礼して見せた。 精密なポリゴンで構成されたバーチャル空間は、戦闘フィールドから表彰台へと表情を変え、神姫の傷だらけのボディもポリゴンの塵へと分解。再構成されると無傷のパーツへと修復された。 ポリゴンの紙吹雪とポリゴンのトロフィー。メインスクリーンに大きく映し出されるシルヴィア。 しかし。 まっすぐ帰宅し、今夜は御馳走にしよう。 表彰式を終え、会場の駐車場でバイクをアイドリングさせてると突然、浮かない表情のシルヴィアに声をかけられた。 「優勝した、と言う実感が湧かないわ」 屋外駐車場は風が吹きさらし、星を控えめに散りばめた夜空だった。 まだ夕方だと言うのにもう空が暗い。季節は冬であった。 「私達は激しい特訓を積み、全力をもって大会に臨み、そして勝利した。 ですけど。 私達は本当に勝ったのかしら?」 それはつまり。 おれ達の目標。ツガルタイプの真の実力を皆に示す事が出来たのか。って事かな。 肩の上にたたずむシルヴィに聞き返す。 「そう。私は必死に、全力で戦った。 負けてたまるか、とがむしゃらに相手の神姫を打ち負かしてきた。 けれど私の戦いは、他のマスターの心を動かしたのか。 それが、気になります」 優勝した感動よりも、その事に対する不安の方が強いというのだ。 表彰台の頂点に立った本人だと言うのに、シルヴィアは真面目であった。 おれですら優勝の余韻に浮かれてたと言うのに。 少し考えてから、こう切り出した。 「シルヴィはよくやったよ。 多くのプレイヤーが扱いにてこずるツガル装備でよく勝ち抜いた。 今回のバトル結果は様々な形で神姫に関わる人達に伝わるはずだ。 そして、彼らはこう言うんだ。『大会であのツガルタイプが優勝したんだってよ』 ある人はツガルをパートナーに選ぶかもしれない。またある人は今回の戦闘データを元に対ツガル戦略を練りなおすだろう。 ひょっとしたら神姫センターで名指しの対戦を申し込まれるかもな。」 まさか、それはどうかしら。 と否定するシルヴィアはしかし、まんざらでもなさそうな表情。ここにきてやっと浮かない表情が引っ込んだ。 おれも、自分で言っといてまんざらでもなさそうに笑う。 さらに続ける。 「シルヴィが今どんなモヤモヤを抱えてようと、 ツガルタイプが優勝したと言う事実が神姫プレイヤーを変えていく筈だ。 そして、忘れてないか? 幸いな事におれ達の前にはまだ全国大会が待っている。まだまだ活躍のステージがあるって事。 納得できない点があるなら次の対戦相手にぶつけてやればいい。地区大会優勝くらいで気を抜いちゃダメだ」 「それは当たり前よ。 私達の目的はツガルを過小評価するマスターの髪を掴み下ろし頬を引っ叩いて眠たい目を覚まさせてやる事。 この程度の戦績で満足するわたくしではないわ」 やっといつものシルヴィアに戻ってきた。わがままで高飛車。しかし実は真面目で努力家。そして感動屋。 普段より心持ち上ずった声だった辺り、全国大会の存在を忘れていたのだろう。 指摘されたのが図星だった。でもそんな事を絶対認めようとしないのがおれのパートナー、シルヴィアである。 「さあ、帰りましょう。小さな大会とはいえ疲れたわ。 今晩はうんと美味しいご飯にしましょう。お寿司がいいわ。回転式なんてもってのほかよ? 特上を出前にしましょう それからデザートは駅前の―――」 だー、わかった。バイクのエンジンも十分暖まった。行くぞ。残りは家で聞く。 シルヴィアは肩の上から胸ポケットへすべるように移動。 シルヴィアが収納されたのを確認するとバイクにまたがる。 「駅前の、限定品とは言わないわ。新発売のかぼちゃプリンを―――」 アクセル全開。いささか強引にクラッチを繋ぐ。 胸ポケットから顔を出すシルヴィアの声を爆音で掻き消し、シフトチェンジ。 張り詰めるような冷たい空気を切り裂いて、走る。 かぼちゃプリンだな。デパ地下に、まだ残ってるかな。等と考えながら。 END TOPへ 次へ
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戻る TOPへ 次へ 「あなたですね。ツガルタイプのシルヴィア。先日の大会で優勝なさった」 不思議な物腰の男。敵対心等は無いようだが、かといってとっつき易い雰囲気でも無い。 「非常に個性的な戦い方をしていましたね。相手の隙を突いてアウトレンジからクロスレンジへの迅速な移行と離脱。欠点を逆に利用する戦略性。上位のバトルでもなかなか見れるものではありませんでした」 この男の発言の節々から、前大会での戦略はチェックされ尽くされてると言った雰囲気が読み取れた。 「そして決勝戦での鬼気迫る熾烈な接近戦。正直、感動しました!」 しかしよく喋るこの男、何者なんだ――― 「―――だが、それだけではこの先生き残れない」 ………!? 突然、低く無機質な神姫の声が会話に割り込んだ。 身構えるおれとシルヴィア。 ツガル戦術論-副題 シルヴィア地獄激闘編(中) 「こら、あれほど口を挟むなって言ったじゃないか」 男のサイドポーチから一体の神姫が飛び出した。アーンヴァルタイプ。 天使型MMSを印象付ける軽やかな金髪ではなく、深夜の積雪を連想させる銀髪である事が、彼女をアーンヴァルタイプだと認識させるのを一瞬遅らせる。銀髪のアーンヴァルは低音の機械的な声で続ける。 「キョウジ、我々は自己紹介がまだだ。その点を指摘するために会話に参加させてもらった」 キョウジと呼ばれた男はああ、そうだった。と言う表情。 「紹介が遅れまして。私は御影恭二。こちらはアーンヴァルのマスターミラー。セカンドリーグ所属のバトルマスターです」 ばつが悪そうな表情で、最後によろしく、と付け加えられた。 「こっちの紹介は… いらないな。こちらこそ、よろしく」 よろしくと言われれば、こちらもよろしくと返す。一応の自己紹介は済んだ。だが気になるのは彼の神姫、マスターミラーの先ほどの発言だ。おれの不信な心境が顔に出てたのか、キョウジの肩に乗るマスターミラーは口を開いた。 「これから対戦を挑もうと言う相手に自己紹介も無しでは、《ミラー・オブ・オーデアル》の二つ名が傷つくであろう?」 やはり、そういう展開か。 キョウジは自分の神姫の口調に対し、仕方ないな、と言う表情。 「実は私も次回の大会に出場するのですが、偵察も兼ねてあなたにバトルを申し込みに参りました」 ツガルタイプのシルヴィアと、そのマスター。受けていただけますでしょうか? 帰り支度を始めてたところだ。このまま断ったって文句は言われないだろう。しかし、 「良いだろう。受けて立つ」 このまま家に戻っても名案が浮かぶとは思えない。正直、二進も三進も行かぬ状態なのだ。二つ名を持つマスターは個性的な戦術を持つ者が多い。彼らの戦術から学ぶ点があるかもしれない。と言う期待もあった。 そして、何より、 「名指しで挑戦されたとあっては、断るわけにいかないもんな」 「忙しいところありがとうございます」 「いいって事。うちのシルヴィアよりもマスターミラーの方が上位ランクのようだ。胸を借りるつもりでやらせてもらうよ」 「私の名前はシルヴィア。シルヴィでいいわ。よろしく、マスターミラー」 「ミラーでいい。こちらこそよろしく、シルヴィア」 マスター同士で話をまとめてるうちに、神姫同士でも自己紹介を始めていた。 「ツガルタイプだからと思って甘く見てると痛い目に合うわよ? むしろ合わすわ」 「望むところだ。私は敵を過小評価しない。全力で戦わせてもらうぞ」 自己紹介は宣戦布告へと姿を変え、お互いの闘志を大いに燃やした。 神姫バトル。形式は標準的な1on1。ルールはセカンドリーグ基準。即ちバーチャル空間で行われる。 神姫のデータを仮想空間に反映させるローディング時間を利用して戦術の打ち合わせ。いつも通りのパターン。 「マスター。相手の、マスターミラーの二つ名だけど」 「ミラー・オブ・オーデアル」 「直訳すれば鏡の試練、と言う意味みたい。マスターは彼らのデータをご存知?」 「いいや。まったく」 「データ無しの戦闘…。 あなたの観察眼が頼りね、マスター。情報支援をよろしく」 「任せな」 メインモニターは神姫のデータコンバートが終えた事を示していた。 続いてサブモニターに表示される敵神姫のデータ。おれの領域の戦いはここから始まっていた。数少ない情報から相手の得意とする戦略を割り出す。 敵神姫の武装した姿は一見、アーンヴァルの高機動ユニットを背部に背負った、何の変哲の無い標準の天使型MMSに見える。だが、注目すべき点を三つ発見出来た。 高機動ユニットにレドーム等の情報戦用装備が備えられている点。即ち、遠距離戦に重きを置いたタイプである事が予測出来る。 武装の組み合わせは腕に機関銃と盾を装備、背部高機動ユニット翼部に長距離ミサイルを抱えている。盾を除外すれば武器が二種しか搭載しておらず合計攻撃力が低めにまとめられている点。しかし機関銃とミサイルの相性は悪くない。遠距離において高い誘導性と攻撃力を誇るミサイル、これを嫌い接近してきた敵を機関銃で追い払い、アーンヴァル特有の機動性で間合いをコントロールし続ければ戦闘のイニシアチブを握る事が出来るだろう。脅威の度合いは高い。 盾によってアーンヴァルの低い防御力を補ってる点。距離減衰によって銃器の攻撃力が低下しやすい遠距離戦ではあの盾によって有効打を与えられない可能性がある。 もちろん相手のサイドボードに副兵装が仕込まれてる可能性もあるが、この時点ではそこまで見る事は出来ない。相手の総合火力を踏まえた上で予測するなら、弾切れを懸念して予備のミサイルを仕込んでいる可能性がある。と言う所だろうか。 以上のデータから、さらに敵アーンヴァルの戦闘行動パターンを予測。 戦闘開始直後に遠距離へ離脱。こちらの有効射程外からミサイルによる遠距離攻撃を仕掛けてくる。遠距離からのこちらの攻撃は高い機動と盾による防御力でほとんど通用しないだろう。有効打を与えようと接近すれば機関銃による攻撃が待っている。その隙に再度距離を取られる。つまり間合いを遠距離に保ち、一方的に攻撃するタイプだと予測。さらにミサイルと言う誘導兵器を搭載している敵の最大有効射程は長い。このバトルで待ちの姿勢は通用しない。 そして忘れてはいけないのが、敵はシルヴィア対策を行っているであろうと言う事。中距離が苦手と言う欠点を長所に活かす戦術は通用しないだろう。 即ち、シルヴィアが取る戦略とは。 相手の有効射程の切れ目、ミサイルと機関銃の隙間である中距離に飛び込み、出来る限り強力な攻撃をお見舞いしてやる。 もちろん相手もそれを隙として狙い近距離に接近、機関銃による攻撃を行う可能性というのもあるが、距離感の把握についてシルヴィアが劣るとは思っていなかった。 と、そこまで考えて、ある事に気が付いた。これは形こそ変わるが、今までのシルヴィアの戦略に酷似している。 ミラー・オブ・オーデアル。鏡の試練。それはひょっとして、相手と同じ戦略を用いるスタンスを示しているのではないだろうか。 以上の考えを、手短にシルヴィアに伝えた。 「私の得意とする戦法を、相手も使ってくるかもしれない。ね」 ロマンチックじゃない。とシルヴィアはあくまで余裕。 「それなら私達の戦略を客観的に捉えるチャンスじゃない。思惑通りってところかしら?」 シルヴィアの言う事は正しい。今回のバトルは予想以上の収穫がありそうだ。 やがてバトルの準備が完了した。 サンタ型MMSツガルタイプ シルヴィア V.S. 天使型MMSアーンヴァルタイプ 《ミラー・オブ・オーデアル》 マスターミラー ルール:セカンドリーグ基準 バトルフィールド「ゴーストタウン」 Get Ready? 3... 2... 1... GO! 周囲索敵。まずは敵影無し。 私はスラスターを噴射。 ヘッドセンサーをフル回転させ、敵の初撃に備える。 続く 戻る TOPへ 次へ
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戻る TOPへ 次へ ? 「シルヴィア、策敵能力ではかなわない。初撃はくれてやれ」 注意を促され、先ほどサブモニターに表示された敵神姫、マスターミラーの背面装備を思い出す。アーンヴァルの高い索敵性能をさらに強化する情報戦仕様の機動ユニット。ミサイルの最高射程は私のレールガンを超えるものと予測。 マスターの指示はつまり「まずは回避に専念しろ」。指示を実践するため敵と遭遇する前に速度を確保する。スラスターミリタリー。巡航出力。 バトルフィールドは大小の建築物が立ち並ぶ「ゴーストタウン」。地形を回避に利用すべく低空を飛行。 果たして、策敵距離外からの攻撃が飛来した。突然のレッドアラート。 「シルヴィ、6時の方向に飛行体。恐らく対空ミサイル。回避!」 回避行動。急旋回しつつ建築物の合間にダイブ。メインストリートの舗装路すれすれを飛ぶ。ミサイルの爆発音を確認。回避完了。廃ビルの狭間に身を潜ませながらミサイルの発射された方角へ加速する。レーダーに反応。地表効果を利用し急上昇。エンゲージ。 交戦開始。 ツガル戦術論-副題 シルヴィア地獄激闘編(下) 空中射撃戦は始終こちらのペース。お互いに苦手な中距離戦だが、武装の特性上、シルヴィアの方が若干有利だ。散発的に飛んでくるミサイルを撃ち落しつつ回避しつつ、ライフルと高速貫通レールガンのコンビネーションで撃ち返す。中距離での高機動戦ではミサイルのロックオンは難しく機関銃の危険度が下がる。当初の作戦通りだ。しかしマスターミラーのエネルギーシールドはハイパワーレールガンすら易々とはじく。あのシールド、小型の割に出力がある。 「キサラギ社のエネルギーシールド、『ミラー』だな」 コア思想に基づく武装を数多く作り出す企業、キサラギ。最先端の技術と柔軟なコンセプトで高性能のパーツを続々と世に送り出しているが、言い換えればキワモノ揃いであるこれらのパーツ群を使いこなせる神姫は少ない。エネルギーシールド『ミラー』は《ミラー・オブ・オーデアル》マスターミラーの象徴とも言うべき武装なのだろう。まるで手足の延長のように扱っている。ゆえにお互い未だ直撃無し。中距離射撃戦では埒があかない。気になるのは敵神姫が積極的に距離のコントロールを行わない点だ。中距離があちらの苦手距離だと言うのは承知のはず。敵はシールドで防ぎ続けて弾切れを狙っている? いいや、強力な長距離武装を持つ神姫ならば、そんな回りくどい方法を取らずとも一方的に攻撃出来る筈だ。と、言う事は。 「敵は、おれ達を誘っている」 こちらが近距離に飛び込むのを待っているのだ。火器管制能力の向上が見込める情報戦装備と、弾幕を張れる軽量機関銃を併せ持つ神姫に接近するのは決死的だ。だがこの状況ではそれしか方法は無い。覚悟を決める。スラスターを開放。マグネティックランチャーを盾に吶喊。前回の決勝戦で見せた必殺技。速攻で決める。 こちらの頭部を的確に狙ってくる機関銃。だがかえって射線が捉えやすく盾で防ぎやすい。致命的ダメージを負わずにクロスレンジに突入。僥倖。 マグネティックランチャー、フルパワー。格闘の間合いで発射。が、シールド『ミラー』で防がれる。しかしこれはコンボのきっかけに過ぎない。パワフルな質量弾を防いだせいで『ミラー』の出力は一時的に下がり反発力が弱まっているはず。そこを狙う。全身のスラスターをさらにマキシマムへ。追撃開始。盾にしていたランチャーでシールドタックル。ランチャーと『ミラー』が接触。予測通り敵のシールドに反発力は無い。これなら、行ける。 シールドとフレキシブルアームを巧みに使い敵のシールドを左腕ごと跳ね上げさせる。その勢いを殺さずスラスター制御、宙返り開始。背面フォービドブレイド、一閃。これは機関銃の銃身を犠牲にして防がれる。そして本命攻撃、身をねじり両腕に構えたライフルをボディ目掛けて連射。セミオートで3連発、必殺の合計6発。だが相手も身を翻し、背面機動ユニットを盾にする。機動ユニットに致命的ダメージを与えるも、敵素体にダメージ無し。なんてセンスだ! 戦場は高高度上空。マスターミラーは飛行制御不能に陥った機動ユニットを最後まで利用し、地表に着陸を試みている。叩くなら今。 白煙を散らしつつ落下するミラー目掛けてパワーダイブ。スラスターを再度マキシマムへ。マグネティックランチャー充電。必殺の距離で叩き込んでやる。 しかし、シルヴィアの鋼の闘志はミラーの一言でくじけた。 「お前の動きはすべて見切った」 どこまでもクールな目線でこちらを見据えつつ、彼女はこう言ったのだ。 敵は戦意を喪失してない。まだ切り札がある!? 激しい動揺。突入機動を強引に捻じ曲げそのままオーバーシュート。マスターミラーよりも先に下界に到達する。ゴーストタウン中央に位置する打ち捨てられた公園を選んで着地。遅れて地表に到達するミラー。ボロボロの機動ユニットでは着陸時の速度制御はかなわず、公園端にそびえる廃ビルに激突し大爆発を起す。だが、油断はしないシルヴィア。 「キョウジ、敵の行動パターン収集完了。サイドボードの展開、武装換装を要請」 ミラーの声が聞こえた。あの機動ユニットはあくまで情報収集用で、メイン武装はサイドボードに仕込んでいたと言うのか。 ゆっくりと晴れていく爆煙。身構えるシルヴィア。 だが、姿を現したマスターミラーを確認したおれとシルヴィアは言葉を失った。 背後から伸びる4本の武装ユニット。全身に装着された軽量の機動装甲ユニット。両腕には軽量ライフル。そう、これらは見慣れた武装群。それは、シルヴィアと全く同じ武装。純正ツガルタイプのデフォルト武装であった。敵アーンヴァルがツガルの武装を纏っている、だと? 驚愕。敵が何を考えているのか全くわからない恐怖。おれが気圧されしている? 敵の戦略に対して思考が全く働かない。いったい敵は何を考えているんだ!? 「シルヴィア、敵の奇策だ! 見掛け倒しだ!」 弱気になってる自分を奮い立たせるように叫ぶ。そうだ。ツガルタイプの武装を一番使いこなせるのはシルヴィアのはずだ。アーンヴァルが一朝一夕で物に出来る武装では無い。これはおれ達の動揺を誘っての奇策に違いない。 シルヴィアも何とかショックから立ち直り、先手を取りマグネティックランチャーを放つ。だが間合いは遠距離。その一撃はマグネティックランチャーを盾に構えるミラーに弾かれた。反撃にライフルとランチャーを駆使した精密射撃に襲われる。回避が間に合わず何発か直撃。だが駆動系にダメージは無し。すぐさま高速回避機動にうつる。だが心は動揺したままだ。ツガルのデフォルト武装はバトルではほとんど使われない。それはツガルが得意とするレンジが遠距離と近距離、と極端であるところに起因する。だから今までの戦闘で対ツガル戦闘の経験は皆無なのだ。いや、そんな事は大した問題ではない。 問題はツガルデフォルト武装を使うプレイヤーが出現した、と言う事自体だ。しかも、熟練のツガルに対してツガルをぶつけて来た。理解、不能。 マスター、指示を! シルヴィアが珍しく指示を仰ぐ。彼女も混乱してる。いつもと同じ戦略を取るか? いいや、相手はすでにツガル対策を打ち立てている。くそ、自身の思考の鈍さを感じる。 「遠距離から反撃。敵の出方を伺え」 消極的な指示。セオリー通りだが、シルヴィアの期待していた指示とは異なっていた。口を開いた後でその点に気がつく。後悔し、さらに焦る。 シルヴィア、障害物に半身を隠し、射撃。だが敵はツガル武装の軽やかな運動性で回避、そのまま接近してくる。巧みなスラスター制御。そして中距離戦。ツガルタイプの苦手な距離。 マグネティックランチャー高速貫通モードで迎撃を図る。外せば再射撃まで時間がかかる。偏差を考慮し、慎重に発射。相手も同時に発射。 敵アーンヴァル、マグネティックランチャーを斜めに構え高速貫通弾を『跳弾』させる。シルヴィアもマグネティックランチャーで防ぐが、まともに受け止めた貫通弾は盾にした銃身を吹っ飛ばした。破片が素体をしたたかに傷つけ、呻き声を噛み殺す。 敵は全身のスラスターを全開、急接近。後手に回ったシルヴィアも釣られて加速する。互いに必殺技の機動を開始。接近戦。スラスターの推力を捻じ曲げムーンサルト。タイミングは二人同時。二人の機動が交差する。フォービドブレイドによる攻防。だが、シルヴィアのほうが加速度が足らず手数が少ない。そして、 「ぐうッあぁぁああぁぁぁ!」 シルヴィアの左大腿骨切断。わずかに落ちる回転速度。続いてフォービドブレイド破損。右腕欠損。胸部スラスター全壊。背部武装ユニット動作不能。高速回転から繰り出される両刃のフォービドブレイドはシルヴィアのボディを破滅的な勢いで切断していく。 マスターミラー、スラスターによる姿勢制御できりもみ状態から復帰。ハイパーエレクトロマグネティックランチャーを構え、撃つ。頭部を狙い、フルチャージの一撃。 そこにはツガルの武装をしたアーンヴァル、マスターミラーがたたずみ。 それまでシルヴィアとして稼動していたツガルの素体が転がっていた。 ジャッジAIの判定が他人事のように下される。「勝者、《ミラー・オブ・オーデアル》マスターミラー」 いつのまにか集まったギャラリーが沸いた。 シルヴィアの自我が電脳空間から素体へ戻ってきた。 だがおれは、呆然とするしか出来なかった。 続く 戻る TOPへ 次へ ?
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戻る TOPへ 次へ ツガル戦術論-副題 シルヴィア地獄激闘編(上) 地区大会で優勝を収めたおれ達は、次の大会開催までの一週間を利用してトレーニングに励んでいた。 家からあまり離れていない行きつけのセンターには、始めたばかりの初心者から、ファーストリーグで鳴らしている猛者など幅広いユーザーが集まっており、戦術研究の場としては打って付けだった。卓上で考案した戦略が初心者に通用しても、上級者には通用しない。というのは勿論の事だが、その逆のケースも存在するのだから面白い。 最良の上達方法が実戦というのはどんな世界でも変わらないのだ。 前大会で披露した、中距離攻撃力が低いと言う欠点を逆に利用する戦術に対してやはり対策が立てられており、腕のある神姫とのバトルではこちらが劣勢。贔屓目に見て五分の勝負に持ち込まれる事となった。対策に対する対策が必要だ。が、さりとて、そんなに早く新戦術が思い付くわけでも無い。 だからこそ、既存の戦術を煮詰め、新たなコンボを編み出そうとセンターで連戦を続けているのであった。 コンボとは? 攻撃とは多くの場合、ひとつの武器から放たれる一撃で完結するものでは無い。単一武器による連続攻撃。異なる性質を持った複数武器による連続または同時攻撃。機動しながらの攻撃。回避機動及び防御行動からの反撃。さらに体術を含む近接武器による格闘との連携。等など。 例えばハンドガン一丁をあなたの武装に追加しただけで、これだけ攻撃パターンが増えるのである。 武装を増やすと言うのはつまり火力の増加のみに留まらず、相手に対して取れる戦術が増える。攻撃力と手数の二重の増加、則ち戦力の上昇に繋がると言うわけだ。それを理解せずにカタログスペックだけを見て武器を扱えば、その「武器に使われる」事となる。各武器の特性を理解し、自らの思い描いた戦術にマッチした装備の組み合わせを探し出すのが重要だ。 武装とはマスターと神姫にとってアイデンティティ。 武装とは、自らの技術と経験と信念に基づいて選択すべきものである。 さて、神姫の武装やオプションが徐々に増加しているにも関わらず、未だに格闘武器のみというスタイルが根強く残っているが、それは本人らが意識してる、してないに関わらず上記の理由が大きいだろう。 剣しか装備してなければ、その剣を活用せざるを得ない。言い換えれば、剣の性能を100%引き出す事に繋がるのだ。もしこの神姫がどんな間合いでも一瞬で詰められる機動力があれば、剣以外の武器を持たぬ彼女は迷いなく敵を一刀で切り伏せようとするだろう。 余計な事を考える必要が無いというのは、ここ一番の場面では大いに強みになる。 さらに彼女の剣が片手で扱えるものならば、無限の用途を備えた武器である「左腕」を攻撃に組み込める。叩く、払う、掴む、捩る、投げる、防ぐ。左腕と剣によるコンビネーションは近接格闘戦において無限のコンボを派生させ、剣が本来持つ戦術的効果を上回る性能を発揮させるだろう。もちろん両手持ちの剣を扱ってもその性質はほとんど変わらない。刀身で斬る、切っ先で突く、刀を返し薙ぎ払う、柄で殴る、峰で叩く。射撃武器と違い、たった一つの武装で無限の攻撃パターンを繰り出せるのが格闘武器の利点の一つだ。 だがこれは、使用者の技量と武器の性能が直接的に結びついているとも言えて、使用者の鍛錬が無ければ威力を発揮しない、という欠点も孕んでいる。だがそれ以上に、ただの物質であるはずの格闘武器が使い手とともに千差万別 変幻自在に身を翻し、激しい攻撃をぶつけ合う格闘戦のダイナミズムは多くの人を虜にする。 この先、いかに射撃武器が充実していこうとも、多くの神姫達は格闘武器を手放さないだろう。 少し話しがずれた。閑話代休。 私の主張するところとは、つまり。 神姫の装備に対しての熟練度は、確実に戦力として加算されると言う点だ。 先日行われたセカンドリーグ同士のフリーバトルにて、巡航射撃型のアーンヴァルタイプが軽量格闘型のハウリンタイプに肉薄された際、巨大なレーザーライフルの銃身を叩き付けて迎撃した件は記憶に新しい。バトル後の勝者アーンヴァルの発言は興味深いものだった。「いつも抱えて飛んでましたから、体が自然に動きました」 この件はいささかイレギュラーな形での運用ではあるが、体に馴染んだ武装と言うのは意識せずとも自然に戦術に組み込まれる。 これを偶然拾った僥倖と判断するか、必然で勝ち得た勝利と判断するかで、あなたの神姫プレイヤーとしての性格が問われる。 さて、格闘武器のカテゴリであるにも関わらず剣や槍などの武器とは在り方が大きく異なる武器がある。 則ちパイルバンカーやドリルアーム等といった機械式格闘武器である。 これらは通常の格闘武器と比較してあまりにも高い破壊力と、それに反比例する低すぎる汎用性を持つ。火薬を炸裂させ、その爆発力を最大限運動エネルギーに変換し装甲を貫くパイルバンカーは、貫くというワンアクションしか起こせない。逆に言えばワンアクションに特化した機構が化け物的貫通力を生み出すのだ。玄人向けと言われる所以である。そしてこれらの性能をフルに引き出すためには武器に対する熟練度や鍛錬よりも、経験が占めるウェイトが大きい。連射が利かず突くしか出来ないパイルバンカーは、「単一武器による連携」が行えない。よって培われた経験に裏付けされた判断力で――― 対戦フロアの隅にて、モバイルのテキストに新たな戦術論の草案を書き初めてからどれくらい経ったのだろう。 「―――マスター、もしもし、マスター? 大変。とうとうウチのマスターの聴覚器官が水平線しちゃったのね」 シルヴィアに課題を出して連戦させてるうちにマスターである自分は新戦術を完成させ、パートナーのバックアップを図ろうと思っていた。が、 「どうしましょう。とりあえず、帰りにささげと重曹、もち米を買わなくてはいけないわ」 どうやら自分は作業に没頭していたようで、連戦を終えたシルヴィアの呼びかけも聞こえてなかったらしい。 「赤飯でも炊こうってか。めでたくも無いのに赤飯を炊きたがるグルメ神姫を持つと無駄に出費がかさんで辛いぜ」 「あら、赤飯は嫌い? めでたくなくても炊きたくなる、私をそそらせる何かがお赤飯にはあるのよ」 「話を逸らすなよ。誰の耳が聞こえなくなるとめでたいって?」 「赤飯が耳の病気に効くってお隣のお宅のおば様が言ってた」 「そりゃお前、赤飯を食べて邪気を払おうって意味じゃないか」 「じゃあマスターの耳に取り付いた邪気をさっさと追い払いましょう。と言うわけで今夜は赤飯がいいわ」 うちのシルヴィアは少し呼びかけに応じないだけでこんな感じになる。 自分が作業に没頭しやすい性質も手伝って最近はしばしば、夕食が無駄に豪華気味になるなのは間違いなくシルヴィアが原因。豪華なのは良い事だが、エンゲル係数の地味な上昇はおれの財布を直撃する。 赤飯は次回の大会で優勝したらな。と手早く話題を切り替える。 「さて、バトルの成績はどうだった」 「マスターの指示が無い点を踏まえ贔屓目に見て五分ってところ。対策の早いところはバッチリ予習してるみたい」 うむむ、と息を漏らすシルヴィア。 対ツガル…ひいては対シルヴィア対策をとっている神姫が多数いる。それはつまりおれ達の優勝によって引き起こされたショックウェーブの規模を物語っている。自分達の行動に対して明確なリアクションが帰ってきた事におれ達は多少の満足を覚えていた。だが同時に、早く手を打たなければいけないと言う焦りも出てきている。大会開催まであと四日を切ってた。その期間で新戦術を確立出来るだろうか。ううむ。 「純正ツガルタイプの戦術論を書いていたんじゃないの?」 調子が悪いときは何をやっても悪く転ぶものだ、今日のところは切り上げて戦闘データから戦術を見直してみよう。と言う意思を伝えるよりも早く、シルヴィアはモバイルの画面を覗き込んでいた。 「剣だのパイルバンカーだの、こんな文章書いちゃって…。やっぱり、いつまでもデフォルト装備では通用しないと思ってるのかしらん、マスター?」 それは途中から本題を外れ、無意識のうちにタイプしていた文章だったが、指摘されてみれば確かに自分の焦りを明文化したようでもあった。 おれ達はツガルタイプが隠し持つ高い性能を証明するために、デフォルト武装に拘り戦闘を続けてきたのだ。だがしかし。 「弱気になってる気がする。こんな状況に対して覚悟は決めてるはずだった。でも、今までは回りに注目されてなかったから勝ち上がれただけで、注目されればこの程度の戦績しか残せないのがおれ達だったのか、って」 「まったく、うちのマスターが、聞いて呆れるような事を」 まったくだ。見事にどつぼにはまってしまっている。 やはり今日のところはさっさと切り上げてしまおう。と帰り支度をした矢先、その男は現れた。 「あなたですね。ツガルタイプのシルヴィア。先日の大会で優勝なさった」 続く 戻る TOPへ 次へ
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ある放送局員の告白 (毎日系列が朝鮮人に乗っ取られた経緯) 管理者副題追加 「TBSはこうして腐った【内部告発】」 以下、全文引用。 某窓際放送局社員の独り言“ウチの局がこんなになってしまった経緯” から引用 (1)1960年代~ テレビ放送が始まってまもなくの頃、放送中のちょっとした言葉づかいの問題(例えば「朝鮮民主主義人民共和国」を “北朝鮮”と呼んでしまった、など)に対して、朝鮮総連から会社及び経営幹部の自宅に対して脅迫に近い抗議行動が繰り返される。 抗議行動に対する「手打ち」として、採用枠に“在日枠”が密かに設けられる。 総連幹部の子弟を中心に入社試験無し(カタチだけの面接)での採用が毎年続く。 在日枠の密約を所轄官庁に対して内密にしてもらうよう局側から総連に「お願い」をしてさらに弱みを握られるなど、 素人のような甘い対応で身動きがとれなくなっていく。 (2)1970年代~ 政府を叩きさえすれば世論が喝采する狂った時代。 在日社員の「反日番組」を「権力に対するペンの戦い」「調査報道」と勘違いした経営幹部が社内で在日を積極登用。 「日本人社員と在日社員に昇進の差別があってはならない」などと理想論を述べたのは良かったが、 結果を見れば昇進差別をしなかったのは甘い日本人幹部だけで、課長、部長と昇進した在日社員は、 帰化した在日二世を理不尽なまでに優遇する逆差別人事を徹底。 異を唱えた日本人社員は徹底的にマークされ、営業や総務など番組制作の第一線から退けられる。 (3)1980年代~90年代 昇進した在日社員が主要な報道番組のプロデューサーや報道局長など、決定的なポストを占める。 某サヨク週刊誌の在日編集長をキャスターに迎えたニュース番組が、学生時代に学生運動に没頭した団塊の世代の視聴者の 支持により高い視聴率を得る。 1989年の参議院議員選挙では「土井社会党」「マドンナブーム」を「消費税反対キャンペーン」で徹底的に援護。 宇野総理のスキャンダルを連日報道し社会党党首を徹底して「おたかさん」と呼ぶなど、あからさまな社会党支持。 社会党が地すべり的な勝利。「山が動いた」と感動の報道。 (4)1990年代~2000年代 偏向報道、捏造報道、取材情報を特定の勢力に提供するなど、報道機関として存在を否定されかねない不祥事が続発。 ウチと同様に「左翼的」と呼ばれるA新聞、系列のテレビAが、どちらかといえば「北京の意」を汲んだ報道が多く、その手法が良くも悪くも緻密で計算高いのに 対して、ウチの場合、この時期に発生した数多くのトラブルは、ほとんどすべてが朝鮮半島絡み。 不祥事の内容も、テロを実行した朝鮮カルトの手伝いをした某事件を筆頭に、粗雑で行き当たりばったり。 バブル崩壊以降の景気低迷で、ただでさえ厳しい広告収入が、「サラ金」と「パチンコ」に大きく依存。 まさに、在日朝鮮人の資金で在日朝鮮人が運営しているのがウチの放送局。 2005年以降は、もっと露骨なカタチで在日のスターを「作り上げる」ような番組制作が為されると思う。 平成21年2月8日 まかぴー様 寄稿
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