約 50,299 件
https://w.atwiki.jp/cerberus2ch/pages/712.html
禁忌の紫晶 前編 禁忌の紫晶 前編ストーリー 開催期間 報酬ランキング報酬 撃破報酬 特別報酬 交換所 禁忌の紫晶 達成報酬一覧 ゴルドが原始の孤島に出現! ストーリー ある日、とある小国を治める王が突然、謎の病に倒れてしまった。 病床に伏せる王の娘は、王家の伝説が伝える万能の秘薬「紫水晶」を求めて、 辺境の孤島に向かって、騎士団を率い旅に出る事を決意する。 長旅の末、一行が辿り着いた先は、自然あふれる豊かな島に見えた。 しかしそこは、巨大な龍が治める場所で、 「紫水晶」の力で変異、狂暴化した様々な生命体が闊歩する、 人知を一切寄せ付けない、危険な島と化していたのだ。 ―――現在、皇女一行の紫水晶の確保は困難を極めているという。 …王国騎士よ、救国の皇女を助け、『紫水晶のかけら』を集めよ! そして、病に苦しむ小国の王を救うのだ! 開催期間 9月1日11 00~9月10日11 59 報酬 ランキング報酬 個人ランキング 500位以内 レジェンド プテラスキング 1000位以内 Uレア フレアプテラス 5000位以内 Sレア プテラス ギルドランキング 1000位以内 Sレア ヴィヴィッドグリスター 5000位以内 レア ドレッシングコーラス 月刊ランキング 500位以内 レジェンド 紫晶龍ギガルディア 1000位以内 Uレア ガルディア 撃破報酬 プテラスたち撃破時に一定確率で入手可能 Uレア フレアプテラス、ガルディア Sレア プテラス レア ドレッシングコーラス Uノーマル コーラスガール 特別報酬 9月Sレア 交換所で入手可能 Sレア ザ・ホイールオブフォーチュン 交換所 200情熱pt 原始pt 100pt ヒールパウダー(自分用) 原始pt 100pt 5000メダル 原始pt 200pt Uノーマル コーラスガール 原始pt 400pt Uノーマル アサルトエンジニア 原始pt 400pt 自分用ヒールストーン 原始pt 500pt 2000情熱pt 原始pt 1,000pt シルバーチケット 原始pt 1,200pt 10000メダル 原始pt 2,500pt ヒールパウダー(自分用) 原始pt 2,500pt Uノーマル 破剣の女神 原始pt 3,000pt Uノーマル 帯魔の女神 原始pt 3,000pt Uノーマル 白翼の女神 原始pt 3,000pt ゴールドチケット 原始pt 5,000pt 果実の芯 原始pt 8,000pt 20000情熱pt 原始pt 10,000pt 15000メダル 原始pt 15,000pt レア ドレッシングコーラス 原始pt 15,000pt Uノーマル 破剣の女神 原始pt 30,000pt Uノーマル 帯魔の女神 原始pt 30,000pt Uノーマル 白翼の女神 原始pt 30,000pt レア 三星スキルの女神 原始pt 50,000pt Sレア ザ・ホイールオブフォーチュン 原始pt 55,000pt Sレア ヴィヴィッドグリスター 原始pt 70,000pt プラチナチケット 原始pt 75,000pt 真紅の果実 原始pt 75,000pt Sレア 四星スキルの女神 原始pt 120,000pt 奇跡の果実 原始pt 150,000pt Sレア プテラス 原始pt 1,500,000pt Uレア 五星スキルの女神 原始pt 4,000,000pt 禁忌の紫晶 達成報酬一覧 10個 50情熱pt 50個 シルバーチケット 100個 ヒールパウダー(自分用) 150個 100メダル 200個 300マーニ 250個 50情熱pt 300個 シルバーチケット 350個 ヒールパウダー(自分用) 400個 100メダル 450個 300マーニ 500個 50情熱pt 600個 シルバーチケット 700個 ヒールチップ(自分用) 800個 300メダル 900個 1000マーニ 1000個 果実の芯 1100個 500情熱pt 1200個 シルバーチケット 1300個 500メダル 1400個 果実の芯 × 2 1500個 Uノーマル コーラスガール 2000個 自分用ヒールストーン 2500個 ゴールドチケット 3000個 500メダル 3500個 1000情熱pt 4000個 ヒールチップ(自分用) × 2 4500個 1000情熱pt 5000個 ゴールドチケット 5500個 500メダル 6000個 プラチナチケット 6500個 果実の芯 × 2 7000個 1000情熱pt 7500個 シルバーチケット 8000個 500メダル 8500個 果実の芯 × 2 9000個 レア ドレッシングコーラス 10000個 1000メダル 11000個 奇跡の果実 12000個 欠けた果実 × 2 13000個 ゴールドチケット 14000個 3000マーニ 15000個 1000メダル 16000個 欠けた果実 × 2 17000個 シルバーチケット 18000個 3000マーニ 19000個 1500メダル 20000個 ゴールドチケット 22000個 奇跡の果実 24000個 1000情熱pt 26000個 1000情熱pt 28000個 1000情熱pt 30000個 1000情熱pt 32000個 1000情熱pt 34000個 1000情熱pt 36000個 1000情熱pt 38000個 1000情熱pt 40000個 1000情熱pt 42000個 1000情熱pt 44000個 1000情熱pt 46000個 1000情熱pt 48000個 1000情熱pt 50000個 1000情熱pt 52000個 1000情熱pt 54000個 1000情熱pt 56000個 1000情熱pt 58000個 1000情熱pt 60000個 1000情熱pt 62000個 1000情熱pt 64000個 1000情熱pt 66000個 1000情熱pt 68000個 1000情熱pt 70000個 1000情熱pt 72000個 1000情熱pt 74000個 1000情熱pt 76000個 1000情熱pt 78000個 1000情熱pt 80000個 1000情熱pt ゴルドが原始の孤島に出現! 9月1日11 00 ~ 9月10日11 59 1回目 報酬 プラチナチケット×1 よう!奇遇だな。お前さんも紫水晶を探しに来たのか? 2回目 報酬 紫水晶のかけら×100 ずいぶん風変りな生き物を連れてるな…。そいつも突然変異種か? 3回目 報酬 果実の芯×1 お前さん、女の騎士に出会ったか?王様の病気を直すために紫水晶を探しにきてるみてぇだ。 4回目 報酬 紫水晶のかけら×100 で、でっかい鳥みてぇな、恐竜みてぇなやつが、そ、空を飛んでたぜ!! 5回目 報酬 欠けた果実×1 くそっ…、なんだこの島は…変な生き物がうじゃうじゃいるぜ…。 6回目 報酬 紫水晶のかけら×100 紫水晶にはとてつもない力があるみてぇだな…。ますます欲しいぜ…。 7回目 報酬 未熟な果実×1 ま…まさか…!あの龍が纏ってるのが…紫水晶なの…か?! 8回目 報酬 紫水晶のかけら×100 や、やべぇ…!あの龍、俺たちが紫水晶集めてんの気づいて、激怒してるぜ… 9回目 報酬 真紅の果実×1 お前さん、すごいな…。紫水晶、だいぶ集めたみてぇだな…。 10回目 報酬 紫水晶のかけら×100 なんて危険な島に来ちまったんだ…。早いとこ紫水晶集めてずらかろうぜ! コメント
https://w.atwiki.jp/sangokusi-koumeiden/pages/59.html
第三章 北伐・前編 第一幕 出師の表 進行情報 生存していれば関羽/張飛/黄忠/厳顔が引退完全離脱、厳顔から三尖刀、黄忠から楚琴弩を入手 関平/関興/関索/張苞のLv5上昇。 楊儀が加入 諸葛瞻の育成選択② 一.父孔明のような人物に… 二.人徳劉備のような人物に… 三.勇猛趙雲のような人物に… 四.自由に育って欲しい ※全5回の諸葛瞻育成イベント、最初の2回を「自由」にしていれば軍師や軍師将軍選べる 3-1-1 鳳鳴山の戦い(27) 3-1-2 南安・安定の戦い(28) 3-1-3 天水城の戦い(29) 3-1-4 冀城の戦い(30) 進行情報 冀城の戦い後、姜維加入 第二幕 街亭の戦い 3-2-1 祁山の戦いⅠ(31) 3-2-2 西平関の戦い(32) 3-2-3 街亭の戦い(33) 進行情報 一.馬謖が南西の砦に入る(30T)の達成or馬謖の退却⇒3-2-4漢中退却戦(34)へ 二.敵部隊の全滅(30T)の達成⇒第四章へ 3-2-4漢中退却戦の参戦や馬謖の処刑で自軍のLv5UPを図るなら、二.敵部隊の全滅は達成しない 3-2-4 漢中退却戦(34) 進行情報 選択肢:馬謖の処遇(謀反シナリオ発生条件) 一.馬謖を処刑する→馬謖離脱、自軍武将のLv5上昇(諸葛亮除く)※四章で蒋琬/費褘Lv25加入 二.馬謖を許す→馬謖生存、謀反シナリオ可能になる →四章へ
https://w.atwiki.jp/55syota/pages/128.html
172 :まもるきゅんの話 前編(1):2008/10/24(金) 20 53 11 ID w+etluBd ぶうううん……。 ローターの音が、美少女フィギュアやら抱き枕やら、アキバ系グッズの溢れかえる部屋に低く響く。 その部屋の片隅にあるベッドの上。オレは「ご主人さま」に後ろから抱きしめられながら、お尻を責める震動にもだえていた。 「くっ……お……おれのこと調教するの、もうやめろぉ……ッ!」 身をよじらせるオレの耳元で、鼻息荒く、ご主人さまは笑った。 「うっせwwまもるは可愛いから、俺好みのエッチなカラダにしてあげるんだよーんww」 目の前に掲げられた、ご主人さまの手がまるで見せつけるようにリモコンのつまみをじわじわと回してゆく。 たちまち、ローターの震動は激しさを増し、オレのお尻の中を容赦なく掻き混ぜてきた。 「ふっ……く……ぅんっ……!」 思わず口で手を押さえる。それでも、指の合間からは子猫みたいに甘い声が漏れた。 恥ずかしい声……友達や親には、絶対に聞かれたくない、いやらしい声だ。 すっぱだかにされて、小太りのオタク野郎に全裸で抱きしめられて、お尻をおもちゃでいじめられて…… 気持ち悪いはずなのに、毎日毎日コイツに調教されているオレのカラダはいちいち反応してしまう。 「うひひ……そんなエッチぃ鳴き声でご主人さまを興奮させるなんて、まもるは悪い子だなぁwww」 「そ、そんなのオレのせいじゃ……って、ちょっ、何してるんだよ!?」 いやらしい声で笑いながら、ご主人さまがオレのお尻に押しつけてきたのは……おちんちんだ。 熱を帯び、ぬるぬるとしたその先っぽが、オレのお尻の割れ目にとずりずりとこすりつけられる。 「はあ……オナペット使ってのオナニー、マジ気持ちい……」 「……やっ……だ! つ、つか、オレのコト、ペットとかゆうなぁ……ッ!」 ハァハァとご主人さまの息遣いが耳に吹きかかる。鳥肌が立つほど気持ち悪い。 だけど完全に抱きしめられて動けなくなったオレは、もはやただのオナニー道具と化していた。 173 :まもるきゅんの話 前編(2):2008/10/24(金) 20 53 45 ID w+etluBd なんで……。 オレは唇を噛んで思った。 なんでオレが、こんなオタク趣味のクソピザニートなんかに……ッ! 「お、おほっ、も、もうイっちゃいそ……」 ふと、ご主人さまがつぶやいた。 そして突然、ご主人さまはオレを抱きあげてベッドに押し倒す。子犬がするような、四つんばいの格好にさせられる。 びっくりして後ろを振り返ると、ご主人さまはおちんちんをしごきながらニヤニヤと笑っていた。 「こ、今度は何する気だよ!?」 「何って、うへっ、うへへ、エッチなことに決まってんだろ?wwほら、ちゃんとペットらしくお尻突き出せwww」 「っ……だからオレはペットじゃねえって言ってんだろ! いい加減、しつけーんだ――」 そう叫ぶと同時だった。 ぐにゅっ。 ご主人さまのおちんちんが、ローターを入れられたままのお尻の穴に押しつけられる。 まさかと思って血の気が引く。 だけど、次の瞬間、ある意味で、オレの予想よりも遥かに気色悪い出来事が待ち受けていた。 びゅくっ! びゅるるっ! 「~~~ッ!?」 幾度も幾度も勢いよくおれの中に流れこんでくる、ご主人さまの精液。 熱くてねばっこいそれは、ローターに当たってぐちゅぐちゅと音をたてた。 おちんちんを挿れられたのではない。直接、お尻の中に射精してきやがったのだこのバカは。 「っや……やめろぉ、ばかぁっ! こんっ……やっ……も、もうおれの中に出すなぁ!」 「やっべwwwまもるでのオナニー気持ち良すぎてまだ射精止まんねーww」 びゅくっ、びゅくっ……。 ようやく射精が終わってもまだ、ご主人さまは手でしごいて最後の一滴までおれの中に射精してきた。 174 :まもるきゅんの話 前編(3):2008/10/24(金) 20 54 30 ID w+etluBd 「はあ……すごく気持ち良かったよ、まもる」 「……う、うるさい……! オレは気持ち悪いんだよ、クソニート……っ!」 おれがむっとして言い返すと、ご主人さまはぐへへと笑って、ローターを引き抜いてきた。 にゅぽっ、と異物がお尻からひり出される感覚に思わずびくんっ、と震えてしまう。 「っ……」 お尻に残った精液が、とろとろとお腹の中に流れこんでくるのがわかる。 だけどこの変態野郎だけには弱味を見せたくなくて、オレは平気な顔をして黙ってベッドを降りた。 ふと、ベッドの横の時計を見る。 急がなければ学校に遅刻してしまう時間だ。お尻の精液を拭き取る時間すらない。 オレはさっさと床に脱ぎ散らかした服を着て、ランドセルを負った。 だが―― 「待ってよ、まもる」 ご主人さまに、肩をつかまれた。 「待てるか。もう学校始まんだよ」 「そうだけど、いつもの『アレ』がまだだろ?」 「……知るか」 肩に置かれた手を振り解き、背を向ける。だが、その途端、強い力でベッドに押し倒された。 「何すんだよっ!」 「うるせえwwwオナペットのくせにご主人さまに逆らうなwww」 「……だからオレはてめーのペットなんかじゃ……!」 オレの両手首を掴んで押さえこみ、もう片方の手で、シャツのボタンをひとつひとつ外してゆくご主人さま。 鼻の下をデレデレと伸ばしながら、少しずつあらわになってゆく、オレのおっぱいを見下ろしている。 そして…… 175 :まもるきゅんの話 前編(4):2008/10/24(金) 20 55 09 ID w+etluBd 「うひひっ。し、ショタミルクいただきまーすっww」 むぢゅうっ! ご主人さまはエッチぃ音をたてて、オレのおっぱいに吸いついてきた。 いや、ただ吸いついてきただけじゃない。ちゅうちゅうと赤ちゃんみたいに乳首を吸って―― ――オレの母乳を、味わっていた。 「んッ……くそ、このぉ……ッ! オトナのくせに、し、小学生の、しかも男の子のおっぱいなんて吸うなぁ……ッ!」 オレは顔を真っ赤にして、ご主人さまの顔を両手で押しのけた。 だけどすぐにご主人さまはオレのおっぱいに吸いつき、唇でしごくように母乳を吸いだしてくる。 「ちうちう……んちゅ、むちゅ……うひっ、うひひっwwやっぱwwショタ母乳うめえwww 男の子のくせにwww母乳とかマジエロ過ぎwwwマジ男の人のペットになるために生まれてきたも同然www」 「……ん……ッ! 調子乗るな、この……あっ……くふぅ……」 んく、んく……。 ご主人さまの喉が鳴る。オレの……男の子の母乳を味わって飲んでいるのだ。 ご主人さまに乳首を吸われるたび、平らな胸に溜まったミルクが搾り出される感覚に背筋がゾクっとする。 何度も何度も絶え間なく男の人におっぱいを飲まれて、恥ずかしいのに、嫌なのに、オレはその度に肩を震わせてしまった。 「むちゅ、んちゅ……甘くて、ぽかぽかしてて……ちゅむちゅむ……まもるママのおっぱい、おいち……」 「っ……うるせえアキバ系ニート! オレのこと、ママとかゆうなッ!」 176 :まもるきゅんの話 前編(5):2008/10/24(金) 20 55 55 ID w+etluBd ご主人さまはもう片っぽのおっぱいにまで吸いついてきて、さんざん母乳を飲み干した後でやっとオレを解放した。 その頃にはもう、オレのおっぱいはオレ自身のミルクでべとべとで、汗臭かった部屋中に甘ったるい母乳の匂いが満ちていた。 「やっぱ、まもるのミルクを飲まないと一日が始まらないなぁ。へへ……」 「ふ、ふんっ……どうせ――」 言いかけて、オレは口をつぐんだ。 どーせ、一日中ネットとゲームざんまいのくせしてよく言うよ。 そんなこと言えば、それを口実にまた「おしおきする」とか言い出すに決まってるからだ。 こんなオタクニートの考えることなんて、おれみたいなコドモにだってすぐわかる。 「……なあ、オレ、もう学校行ってもいいだろ?」 オレはできるだけ、慎重に言った。 ランドセルを背負い直し、立ちあがって胸の上までまくりあげられたシャツを直す。 「いいよ。でも、帰ってきたらいつもみたいにちゃんとご主人さまにご挨拶しに来るんだぞ?」 「……わかってるよ」 「ご主人さまとの約束破ったら、まもるが母乳ショタだってこと、学校や近所に言いふらしちゃうからね? うひひっww」 「ッ……」 ちくしょう。 オレはご主人さまに背を向け、内心で歯噛みした。 なんでこんな奴に……オレの秘密なんて知られちゃったんだ。 177 :まもるきゅんの話 前編(L):2008/10/24(金) 20 56 26 ID w+etluBd オレとご主人さまとの家は隣り合ってて、ちょうど、お互いの部屋は互いに窓から覗き合える位置にある。 ついこないだのある夜、オレは部屋で一人、母乳を搾ってた。そうしないと、おっぱいが張って苦しくなっちゃうからだ。 でもそのとき、オレは不覚にもカーテンを閉め忘れてて……運悪く、向かいの窓からご主人さまにその光景を目撃されてしまったのだ。 それから、オレの秘密を握ったこのオタクニートは、オレの「ご主人さま」になった。 毎日、学校に行く前と学校に帰ってきてから、ペット扱いでエッチな「しつけ」をされて……。 もちろんご主人さまがオレにイタズラしたくなれば時間なんてお構いなし、休日なんかは一日中調教されるのが当たり前だ。 でも…… オレの母乳体質はどうしたって消えるものでもないし、かと言ってカミングアウトしたら絶対、みんなにバカにされる。 だからとにかく、今は、恥ずかしくても辛くても、我慢するしかない――。 そう思ったとき、突然、ご主人さまが後ろからおれのおっぱいを揉みしだいてきた。 シャツの上からだった。乳首を指先できゅむきゅむとしごきながら、ぎゅうっと……。 「ちょっ……ばかっ! 何するんだよっ、シャツにミルクの匂いついちゃう……っ!」 「むひっwwwむひひひっwwwまもるを乳搾りでイジめんのマジ興奮するwwwww」 こ、こいつ……ほんとにサイテーのニート野郎だ……ッ! 結局、おれはご主人さまの家を出るまで執拗におっぱいを搾られて、シャツに母乳を染みこまされて……。 興奮したご主人さまのオナニーを手伝った上にパンツの中に直接射精されまくって、ようやく登校を許されることになった。 もちろんその後、学校には遅刻した。 …… あの変態野郎 いつか 殺す -:まもるきゅんの話 中編
https://w.atwiki.jp/battler/pages/4556.html
野球対決神谷VS堺田前編の続きです。 今から後攻の堺田の攻めです。 堺田 さて俺もかっ飛ばすか。 神谷 俺の変化球を打てるものなら打って見ろ。 堺田 ああ。打って見せるさ。 神谷 さて投げるか。 ナレーション 神谷選手。変化球を投げてきました。 堺田 こんな変化球。簡単に打てるぜ。 神谷 さて打てるかな? 効果音 カキーーーン。 ナレーション ホームラン。 実況 神谷3-3堺田 となりました。 神谷 何。堺田の奴までホームランだと。 堺田 俺もやれば出来るのさ。 神谷 次はこいつだ、こいつも打てるかな? 堺田 そんなの余裕。 効果音 カキーーン。 ナレーション 又ホームランだ。今度は場外大ホームランだ。 実況 神谷 3-6堺田 になりました。 神谷 これ以上打たせてたまるか。 堺田 へん。俺は又ホームランをかっ飛ばしてやるぜ。 神谷 それはどうかな?さてこれは打てるかな。 堺田 打ってやるぜ。 審判 ストライク。 堺田 何。ストライクだと。 神谷 今度はこいつだ。 堺田 今度こそ打ってやるぜ。 審判 ストライク2。 堺田 ストライク2だと。 神谷 馬鹿堺田。さてこいつは打てるかな堺田。 堺田 打ってやるぜ。 審判 ストライク3。アウト 堺田 アウトだと。今度こそかっ飛ばすぜ。 神谷 こいつでアウト2だ。 堺田 打つぞ。 審判 アウト2 後1つでバッターアウト。チェンジ。 堺田 ヤバイ。 神谷 こいつでこの回終了だぜ。 堺田 ホームラン打つぜ。 審判 アウト2。バッターアウト。チェンジ。 堺田 チェンジかよ。まあ6点も入れたしまあ良いか。 神谷 今度こそホームランを打ちまくって馬鹿堺田に追いつくぜ。 1回の表は 神谷3-6堺田 で終わって次回からは2回に突入。果たしてどうなるのやら。 野球対決神谷VS堺田前編3?に続く。
https://w.atwiki.jp/famicomall/pages/716.html
前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:後編に進む 開始時間:2008/11/13(木) 03 17 25.52 終了時間:2008/11/13(木) 06 13 14.60 新 鬼ヶ島(前編)(DISK)に続くふぁみこんむかし話第二弾。 第一弾と比べて難易度は控えめになっている。 操作 動作 十字キー 選択 or カーソルの移動 Aボタン 決定 or 攻撃 Bボタン キャンセル 注意 エミュレータでは3章のグラフィックが正しく表示されない。 グラフィックが異常でもゲーム進行は可能 (とりあえずVirtuaNESにて確認。他エミュレータ情報があれば追加お願いします) nnnesterJでやってみたがグラフィックは正常っぽい ただし実機もVirtuaNESもやってないので気づかなかっただけかも VirtuaNESだと後編冒頭で未定義エラーで止まったりもしたので nnnesterJ推奨 途中SS全く取ってませんが一応前編終わりの画面だけうp 選択肢総選びのカオスなゲームでした
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/1107.html
181 三つの鎖 23 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/06/28(月) 22 23 39 ID IlOARWYJ 三つの鎖 23 朝のホームルームを告げるベルが鳴る。 幸一の席は今日も誰もおらへん。 あいつ、今日も休みかいな。 「田中?」 前の席の奴が怪訝そうに俺を見る。その手にはプリント。 こらあかん。ぼんやりしとったみたいや。 プリントを受け取り後ろに回す。 前で先生が何か説明しとるけど、頭に入って来ない。 幸一が学校を休んでもう一週間は立つ。 あいつは健康やし鍛えとる。滅多に体調を崩さへん。仮に体調を崩して欠席しても、次の日には平気な顔で登校してくる。 そんな奴が一週間も学校を休んどる。何があったんや。 学校には妹さんが連絡しとるらしい。体調不良やと。 最初こそすぐに治ると思っとったけど、ただの体調不良やないんか。 村田は何も知らへんみたいや。見舞いにも行っとらへんらしい。 これはこれでおかしな話や。あれだけ仲がええのに、見舞いの一つもせえへんなんて。 今日の昼にでも妹さんのとこに行って幸一の様子を聞いてみるか。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ コンビニのパンで膨れた腹をさすりつつ廊下を歩く。 足取りは重い。俺、幸一の妹さんが苦手やねん。 幸一の妹の梓ちゃん。綺麗な子やけど、怖い。 以前は不機嫌でちょっときついぐらいやったけど、最近は何かホンマに怖い。 この前もそうや。幸一が最後に登校した日。結局、早退したあの日。 あの日のお昼に梓ちゃんはお弁当を片手に教室に来た。せやけど幸一は早退しておらへん。 俺は村田が幸一を送った事を言えんかった。 あの時の梓ちゃんは普通やなかった。 ブラコン気味な妹が兄貴と一緒にお昼を食べに来たのとは何か違った。 うまい表現が浮かばへんけど、とにかく普通やなかった。 村田は幸一を送ってから結局そのまま戻って来んかった。 せやから村田はこの時教室におらんかった。梓ちゃんも幸一を送ったのが村田やって分かったと思う。 無表情に教室を見渡す梓ちゃんに背筋が寒くなるものを感じた。 村田は村田で様子がおかしい。最近、お昼休みになった途端に教室を出ていく。今日もそうや。 一緒に来てもらおうかと思ったのに、どこに行ったんやろ。 そんな事を考えていると梓ちゃんの教室に着いた。 中を覗くと、梓ちゃんはぼんやりと扇子で顔をあおいどる。 いつものポニーテールやなくて、艶のある髪が背中に流れとる。これはあれや、幸一が臥せっとるからやろ。 白い手には扇子。百均で売ってるような安物やなくて、一目で職人が作ったと分かる品のある一品。 そんな梓ちゃんと向かい合って夏美ちゃんがぼんやりと座っとる。 違和感を感じる光景。二人とも何か話しとるわけやない。ただ単に向き合ってぼんやりしとるだけ。 夏美ちゃんの様子もおかしい。あれだけ元気で快活な子やのに、ぼんやりとしとる。梓ちゃんの方を向いとるけど、梓ちゃんの事を見ているわけやなさそう。 あかん。変な先入観を持ったらあかん。 俺は二人に近づいた。 「梓ちゃん」 梓ちゃんは無表情に俺を見た。夏美ちゃんも振り向いた。 「こんにちは」 「何か用ですか」 うおっ。無表情に言われるとホンマに怖い。 「幸一の調子はどない」 俺はいきなり要件を切りだした。世間話してもしゃあないわ。 「熱は少し下がりました」 ふむ。一応体調は良くなってきてるんかいな。 夏美ちゃんの様子がおかしい事に気がつく。なんかそわそわしとる。 「今日の放課後にお邪魔やなかったら幸一のお見舞いに行ってええかな」 露骨に嫌な顔をする梓ちゃん。 その様子に嫌な予感がする。ホンマに幸一はただの体調不良なんか。 「幸一がこんなに休むなんて初めてやからさ、心配やねん」 梓ちゃんは渋い顔をしていたけど、やああって口を開いた。 182 三つの鎖 23 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/06/28(月) 22 24 53 ID IlOARWYJ 「兄さんの体調はまだ万全ではないです。その事に配慮してくださるのでしたら、構いません」 この子が考えた事が手に取るように分かった。本当は来てほしくないけど、断ったら変に疑われそう。 ますます嫌な予感がする。幸一は無事なんか。 「ありがとう。今日の放課後にお邪魔するわ」 夏美ちゃんはそわそわしながら俺と梓ちゃんを見比べた。 その様子にピンと来た。夏美ちゃんも見舞いに行きたいんやな。 「夏美ちゃんも一緒にこうへん?」 夏美ちゃんはびっくりしたように俺を見た。眼をきょろきょろさせながら落ち着きのない様子。 どないしたんやろ。何を迷ってるんや。 梓ちゃんをちらっと見て夏美ちゃんはうつむいた。 「いえ。結構です」 言葉短く断る夏美ちゃん。その表情は暗い。 何かあったんか。気になるけど、ここで聞く事やない。 「そう。梓ちゃん、放課後に家にお邪魔するわ」 梓ちゃんは微かに頷いただけで何も言わなかった。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 夢だと分かっていた。 夏美ちゃんが全てを知り、泣きながら僕を責め立てる。 何で梓が雄太さんを殺したのかと。 夢だと分かっていても、心がかき乱れる。 はやく、覚めて。 夏美ちゃんが泣いている姿なんて、夢でも見たくない。 この悪夢から、覚めて。 そう願うと、誰かが僕の手を握った。 温かくて柔らかい感触。 この感触を僕は知っている。 見知った天井が目に入る。自分の部屋の天井。 右手にひんやりとして柔らかい感触。 「幸一くん。起きた?」 顔を向けると、制服姿の春子がいた。ベッドに腰をかけ、僕の手を握ってくれていた。 その事が嬉しくて恥ずかしい。 「起きられる?」 僕は春子に手伝ってもらって上半身を越した。全身が熱っぽい。体調は最悪。 春子の差し出したペットボトルを口にした。熱っぽい体にスポーツドリンクがしみこむ。おいしい。 「春子?学校は?」 「今はお昼休み。幸一くんの事が心配で走ってきたの」 そう言って春子は笑った。 柔らかい笑み。その笑顔を向けられるだけで悪夢に脅える心が落ち着く。 僕が寝込んでから、春子は毎日のようにお昼休みにお見舞いに来てくれる。 それがどれだけ嬉しくて、心強く感じるか。 「ごめん」 「そこはありがとうでいいよ」 「…ありがとう」 春子は笑って立ち上がった。机の上にあるお椀とスプーンを手に僕の隣にちょこんと座った。 「お粥作ったけど、食べられる?」 「…あまり食欲がない」 春子はスプーンでお粥を掬い、僕の口元に持って来た。 「食べないと元気になれないよ」 僕はスプーンを口にした。 思わずむせかける。熱い。 「あれ?大丈夫?」 涙目になりつつも何とか飲み込む。春子の差し出したコップを口にする。中身はぬるめの緑茶。 「熱いよ」 「ごめんね」 春子は笑いながらもう一口掬った。 「ふー、ふー」 自分の息でお粥を冷ましてから春子は僕の口元にスプーンを持って来た。 183 三つの鎖 23 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/06/28(月) 22 26 43 ID IlOARWYJ 恐る恐る口にする。今度は大丈夫。 薄味で食べやすい。 「どうかな?」 「…おいしいかも」 「本当?もっと食べてね!」 春子はにっこり笑ってお粥を掬った。息でふーふー冷ましてから食べさせてくれる。 「自分で食べるよ」 「だめ。お姉ちゃんが食べさせてあげる」 笑顔でスプーンをつきつけてくる春子。 なんだかんだで全部食べる事ができた。 「ごちそうさま」 春子は立ち上がった。 「ごめんね。もう行かなきゃ」 時計を見るとあまり時間が無い。午後の授業に間に合うためには、もう出ていかないといけない。 春子が行く。そう思っただけで心細く感じてしまう。 昔から体調を崩した時、春子はいつもそばにいてくれた。 病気で心細い時、いつもそばにいてくれた。 「幸一くん」 ベッドに腰をかけている僕の目の前に春子は来て、僕を抱きしめた。 春子の胸の柔らかい感触。後頭部に春子の手が添えられる。 「寂しそうな顔をしないで。お姉ちゃん、行きづらいよ」 頬が熱くなる。 そんなに心細そうな表情をしていたのか。 「僕は大丈夫」 「うそつき」 春子はそう言ってニッコリと笑った。 「お姉ちゃん行くね。お大事に」 そう言って春子は去って行った。 部屋が広く感じる。この部屋ではいつも一人でいるのに。 すぐに眠気が襲う。僕は目を閉じた。 悪夢は見なかった。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 私は一階に下りてキッチンで洗い物をした。 持参したキッチンタオルで食器の水気を拭い元の場所に片づける。 梓ちゃんの用意した幸一くんのお昼ご飯に使われていた食器も洗う。幸一くんの体調を考慮した病人食。 こっちは私が食べた。捨てるのはもったいなかったし、梓ちゃんのご飯はおいしかったから。 それでも幸一くんに食べてもらいたいのは私の作ったご飯だけど。 幸一くん、すごく疲れている。 無理もない。梓ちゃんの事で、とても悩んでいるのだろう。 この家の盗聴器で入る音声は全て録音している。 それをチェックしていた時、信じられない会話が聞こえた。 幸一くんと梓ちゃんの会話。 夏美ちゃんのお父さんを殺したのは梓ちゃんだと。 私は笑った。幸一君が悩むわけだ。 梓ちゃん、本当にひどいよ。 幸一くんがこんなに困っているのに。 やっぱり、私がいないと幸一くんも梓ちゃんもだめだよね。 そんな事を考えながら私は食器を洗い、幸一君の家を出た。 急いで帰らないと。お昼休みは残り少ない。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 見舞いの品を片手にインターホンを鳴らす。 しばらくの静寂の後、ドアが開いて私服姿の梓ちゃんが顔をのぞかせた。 「こんにちわ。幸一の見舞いに来たで」 「…どうぞ」 にこりともせずに梓ちゃんは言った。あかん。めっちゃ帰りたい。 「大したものやないけど、見舞いの品。どうぞ」 184 三つの鎖 23 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/06/28(月) 22 28 32 ID IlOARWYJ 「…ありがとうございます」 俺の差し出した袋を梓ちゃんは無表情に受け取った。ちなみに中身は果物の詰め合わせ。 「兄さんの部屋まで案内します」 「ありがとう」 何回も来たから知っとるんやけど。 そう思いつつも梓ちゃんを先導に二階に上がる。 梓ちゃん、目のやり場に困る服装や。 ホットパンツに肩がむき出しのキャミ。白くて細い素足が妙に艶めかしい。 梓ちゃんを知った時から、いつもこんな格好や。幸一いわく、暑がりらしい。 幸一の部屋の扉をノックする梓ちゃん。 「兄さん。耕平さんが来たわよ」 「どうぞ」 久しぶりに聞く声。聞く限りはいつも通り。 梓ちゃんは扉を開けた。 幸一はそこにいた。 ベッドの上で上半身を起こしてこっちを見ている。 「久しぶりやな。元気にしとる?」 「まあまあかな」 そう言って幸一は笑った。顔色は悪くない。 わずかに頬がこけた気がしないでもない。一週間も寝込んどったら多少痩せてもおかしくはない。 「体調悪いて聞いたけど調子はどないなん」 「まだ熱っぽいかな」 俺は幸一の額に触れた。 ふむ。推定八℃五分。そこまで高熱なわけやない。 「自分なー、心配したで。一体どないしたん?こんなに学校休むの初めてやろ」 「僕も良く分からない」 「村田も何も知らへんて言っとったから何かあったんかと思ったで」 俺は思わず振り返った。 背後からよく分からん得体のしれない何かを感じたからや。 そこには梓ちゃんがおるだけ。 相変わらずの無表情で俺らを見ている。 それだけやのに、背筋が凍えそうな威圧感を感じる。 「梓。耕平に何か飲み物をお願いしていいかな」 「…分かったわ」 梓ちゃんは静かに部屋を出た。 その後ろ姿を見送ってから俺は額を拭った。汗でべっとりや。 「幸一。自分、何かあったんか」 何も言わない幸一。梓ちゃんによく似た無表情やけど、瞳には苦悩が渦巻いているのが一目で分かる。 似ているのか似ていないのかよく分からない兄妹。 「困った事があったら何でも遠慮せずに言ってな。俺に出来る事なら何でもするで」 「…ありがとう」 言葉少ない幸一。 「夏美ちゃんの様子もおかしかったで。あれだけ元気な子が何か暗かったわ」 微かに幸一の瞳の色が揺れた気がした。 「あれだけの事があったから仕方がないかもしれへん。ただ、一緒に見舞いに行こうって言っても、梓ちゃんをちらっと見てから断ったで」 幸一の表情が曇る。分かりやすい奴や。ここは梓ちゃんと違うわ。 しかしホンマに何があったんや。梓ちゃんと夏美ちゃんが喧嘩したんか?いや、それやったら今日のお昼に一緒におるはずがない。 夏美ちゃんの事も気になる。あれだけ健気で芯の強い子が何で幸一の見舞いに来うへんねん。何か梓ちゃんの事を気にしてたみたいやし。 村田も何か関わってるんか?さっき村田の名前が出た時の梓ちゃんの様子がおかしかった。 ホンマに訳が分からへん。 そんな事を考えていると、ノックがして梓ちゃんが入ってきた。片手のお盆の上には色々ある。林檎の甘い香りがする。多分俺が持って来たやつや。 梓ちゃんはお盆を置いてスプーンと小皿を取り出した。小皿にはすりおろした林檎がはいっとる。 梓ちゃんは幸一の隣にちょこんと座った。すりおろした林檎をスプーンで掬い、幸一の口元に持ってくる梓ちゃん。 「あーん」 梓ちゃんは笑顔で言った。頬は微かに朱に染まっている。 幸一は何も言わずにスプーンを口にした。 「兄さん、おいしい?」 疲れた表情で頷く幸一。 「えーと、梓ちゃん?」 「飲み物でしたらお盆にあるのをどうぞ」 185 三つの鎖 23 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2010/06/28(月) 22 29 22 ID IlOARWYJ 冷たい視線を俺に向ける梓ちゃん。その視線は雄弁に語っている。邪魔するな。 俺はお盆の上のコップを手にして口をつけた。スポーツドリンク。 「あーん」 梓ちゃんは幸一にすりおろしたリンゴを食べさせている。ものすごく幸せそう。 謎は全て解けたわ。 俺が見舞いに行くのを梓ちゃんが嫌がった理由も、夏美ちゃんの元気が無くて見舞いに行かない理由も、村田が弟分である幸一の見舞いに行かない理由も、全て分かったわ。 そりゃそうやろ!?実の妹がこんなに甲斐甲斐しく看病しとったらそらそうなるわ!! 見てや今の俺!完全な空気やん! 梓ちゃんが俺の見舞いを嫌がった理由は、幸一と二人の時間を邪魔されたくなかっただけやろ! 夏美ちゃんの元気が無いのも納得やわ!彼氏の妹がこうやったらそら元気も無くなるし見舞いに行きづらいに決まっとるで! 村田が見舞いに行かないのもこれが原因やろ!そら行きづらいし、梓ちゃんも歓迎せえへんわ! 疲れ切った表情で梓ちゃんに林檎を食べさせてもらっている幸一。 幸一の体調不良が長引いとるんも、梓ちゃんの看病が原因ちゃうんか? 俺は天を仰いだ。何か心配して損したわ。 「幸一。俺帰るわ」 「もう帰るのか」 幸一が俺を見る。その瞳が必死に訴えてくる。帰らないで。 梓ちゃんも俺を見る。その瞳が雄弁に語る。さっさと消えろ。 すまん、友よ。 「はよ元気になりや。いや、見送りはいらんよ。お大事に」 ベッドから降りようとする幸一を制して、俺は部屋を出た。 階段を下りて玄関で靴を履き、家を出る。 当然のごとく、梓ちゃんは見送らなかった。 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/cerberus2ch/pages/533.html
湖岸の魔城 前編 湖岸の魔城 前編ストーリー 開催期間 報酬ランキング報酬 撃破報酬 特別報酬 交換所 祝福の水鏡 達成報酬一覧 ゴルドが災いの湖畔に出現! ストーリー 湖岸近くに浮かぶ美しい白城があった。 そこには人々から祝福の守護者として祭られる白き翼を持つ者たちが住んでいた。 ある日、その美しい城が一夜にして黒き魔城へと変貌した・・・ そして湖岸に倒れる一人の白き翼を持つ少女… 意識を取り戻した少女から白城で何があったのか知ることとなる。 王国騎士よ!白き翼を持つ少女を助け、美しき白城を取り戻すのだ! 開催期間 7月1日11 00~7月8日23 59 7月10日23 59 報酬 ランキング報酬 個人ランキング 500位以内 レジェンド 水魔ヴァッサクローネ 1000位以内 Uレア 水魔ヴァッサ 5000位以内 Sレア ヴァッサ ギルドランキング 1000位以内 Sレア キュイジニエドパルティ 5000位以内 レア エフォートアプランティ 月刊ランキング 500位以内 レジェンド 雷魔将グロームレイダー 1000位以内 Uレア グロームレイダー 撃破報酬 深麗の水魔撃破時に一定確率で入手可能 Uレア 水魔ヴァッサ、グロームレイダー Sレア ヴァッサ レア エフォートアプランティ Uノーマル フリーコックマン 特別報酬 7月Sレア 交換所で入手可能 Sレア ザ・ストレングス 交換所 200情熱pt 湖畔pt 100pt ヒールパウダー(自分用) 湖畔pt 100pt 5000メダル 湖畔pt 200pt Uノーマル フリーコックマン 湖畔pt 400pt 自分用ヒールストーン 湖畔pt 500pt 2000情熱pt 湖畔pt 1000pt シルバーチケット 湖畔pt 1000pt 10000メダル 湖畔pt 2500pt ヒールパウダー(自分用) 湖畔pt 2500pt Uノーマル 破剣の女神 湖畔pt 3000pt Uノーマル 帯魔の女神 湖畔pt 3000pt Uノーマル 白翼の女神 湖畔pt 3000pt ゴールドチケット 湖畔pt 3500pt 20000情熱pt 湖畔pt 10000pt ヒールチップ(自分用) 湖畔pt 10000pt 15000メダル 湖畔pt 15000pt レア エフォートアプランティ 湖畔pt 15000pt Uノーマル 破剣の女神 湖畔pt 30000pt Uノーマル 帯魔の女神 湖畔pt 30000pt Uノーマル 白翼の女神 湖畔pt 30000pt レア 三星スキルの女神 湖畔pt 50000pt Sレア ザ・ストレングス 湖畔pt 55000pt Sレア キュイジニエドパルティ 湖畔pt 70000pt プラチナチケット 湖畔pt 75000pt 自分用ヒールストーン 湖畔pt 75000pt Sレア 四星スキルの女神 湖畔pt 100000pt 奇跡の果実 湖畔pt 150000pt Sレア ヴァッサ 湖畔pt 1500000pt Uレア 五星スキルの女神 湖畔pt 3000000pt 祝福の水鏡 達成報酬一覧 10獲得 50情熱pt 50獲得 シルバーチケット 100獲得 ヒールパウダー(自分用) 150獲得 100メダル 200獲得 300マーニ 250獲得 50情熱pt 300獲得 シルバーチケット 350獲得 ヒールパウダー(自分用) 400獲得 100メダル 450獲得 300マーニ 500獲得 50情熱pt 600獲得 シルバーチケット 700獲得 ヒールパウダー(自分用) 800獲得 300メダル 900獲得 1000マーニ 1000獲得 ヒールチップ(自分用) 1100獲得 500情熱pt 1200獲得 ゴールドチケット 1300獲得 500メダル 1400獲得 ヒールパウダー(自分用) × 2 1500獲得 Uノーマル フリーコックマン 2000獲得 1000情熱pt 2500獲得 ゴールドチケット 3000獲得 500メダル 3500獲得 ヒールパウダー(自分用) × 2 4000獲得 自分用ヒールストーン 4500獲得 1000情熱pt 5000獲得 ゴールドチケット 5500獲得 500メダル 6000獲得 プラチナチケット 6500獲得 ヒールパウダー(自分用) × 2 7000獲得 1000情熱pt 7500獲得 ゴールドチケット 8000獲得 500メダル 8500獲得 ヒールパウダー(自分用) × 2 9000獲得 レア エフォートアプランティ 10000獲得 奇跡の果実 11000獲得 1000メダル 12000獲得 ヒールチップ(自分用) × 2 13000獲得 ゴールドチケット 14000獲得 3000マーニ 15000獲得 1000メダル 16000獲得 ヒールチップ(自分用) × 2 17000獲得 ゴールドチケット 18000獲得 3000マーニ 19000獲得 奇跡の果実 20000獲得 プラチナチケット 22000獲得 1500メダル 24000獲得 ヒールチップ(自分用) × 2 26000獲得 ゴールドチケット 28000獲得 3000マーニ 30000獲得 3000情熱pt 32000獲得 1500メダル 34000獲得 ヒールチップ(自分用) × 2 36000獲得 ゴールドチケット 38000獲得 3000マーニ 40000獲得 3000情熱pt 42000獲得 1500メダル 44000獲得 ヒールチップ(自分用) × 2 46000獲得 ゴールドチケット 48000獲得 3000マーニ 50000獲得 3000情熱pt 52000獲得 1500メダル 54000獲得 ヒールチップ(自分用) × 2 56000獲得 ゴールドチケット 58000獲得 3000マーニ 60000獲得 3000情熱pt 62000獲得 1500メダル 64000獲得 ヒールチップ(自分用) × 2 66000獲得 ゴールドチケット 68000獲得 3000マーニ 70000獲得 3000情熱pt 72000獲得 1500メダル 74000獲得 ヒールチップ(自分用) × 2 76000獲得 ゴールドチケット 78000獲得 3000マーニ 80000獲得 3000情熱pt 82000獲得 1500メダル 84000獲得 ヒールチップ(自分用) × 2 86000獲得 ゴールドチケット 88000獲得 3000マーニ 90000獲得 3000情熱pt 92000獲得 1500メダル 94000獲得 ヒールチップ(自分用) × 2 96000獲得 ゴールドチケット 98000獲得 3000マーニ 100000獲得 3000情熱pt ゴルドが災いの湖畔に出現! 7月1日11 00 ~ 7月10日23 59 1回目 報酬 マーニ×10000 よう!ゴルドだ。ん?また、新しいやつ連れてんのか? 2回目 報酬 ヒールパウダー(自分用)×2 この湖岸付近には、昔から美しい白城が建っていたんだ…。 3回目 報酬 ゴールドチケット×3 なんてこった…。あれだけ美しかった白城が…。 4回目 報酬 エフォートアプランティ×1 なるほど、今連れてるそいつは、もとは白城の住人だったんだな。 5回目 報酬 ヒールチップ(自分用)×2 ん?鏡…?特別な鏡を集めれば、そいつが力をとりもどすのか? 6回目 報酬 メダル×5000 くっ…。あの白城の周りには美しい素材が埋まってるってのによ…。 7回目 報酬 ゴールドチケット×7 くそ!湖から変なもんが襲ってきやがるぜ! 8回目 報酬 ヒールチップ(自分用)×4 一緒に連れてるそいつ、顔色がよくなってきてるみてぇじゃねぇか。 9回目 報酬 マーニ×10000 お前さん、相変わらず色んな奴になつかれるよな。 10回目 報酬 メダル×10000 そいつもだいぶ力を取り戻したんじゃねえか?お前さんのお手柄だな! コメント
https://w.atwiki.jp/kimo-sisters/pages/926.html
61 三つの鎖7 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2009/11/28(土) 23 54 22 ID 64sg6+dx 三つの鎖 7 「それじゃあ行ってくる」 「私も行くわ」 食後のお茶の後、父さんと京子さんは立ち上がった。二人ともスーツケースに手をかける。 「京子さん。入口まで持つよ」 僕は京子さんのスーツケースを持った。 「ありがとう幸一君」 京子さんはにっこり笑った。 「幸一」 父さんが僕を見た。 「私たちがいない間、家を頼む」 僕はうなずいた。今日からこの二人は出張だ。といっても明日の夜には帰ってくる。 「春子ちゃんに伝えてあるから、何かあったら頼りなさいね。向こうもご両親が今日の夜いないらしいから、お互い助け合うのよ」 京子さんはそう言って笑った。僕の両親も春子の両親も仕事の関係で家にいない事が昔から多い。そんな時はお互いの家に子供たちが泊まった。子供だけを家に残すのが心配なのだろ。 もう泊まらないような歳になった今でも、大人たちがいない時はお互いに連絡を入れている。 「では行ってくる」 「行ってきまーす」 父さんと京子さんは手を振って出て行った。僕はその姿を見送ると、いつも通り朝の家事をして登校した。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 午前の授業が終わり、いつも通り僕は梓の教室にお弁当を届けに行くために教室を出た。 お昼休みの廊下は生徒でごった返している。学食に向かう男子生徒、お弁当を片手に外に向かう女子生徒…etc。 すれ違う生徒たちは僕に遠慮のない視線を向ける。 確かに僕は目立つ。身長はもうすぐ190cmに届こうとする。片手で二つの弁当を持っているのも目立つかもしれない。 しかし今この瞬間に僕が目立っているのは春子が原因だ。 春子は僕の左腕に抱きつきながら頬ずりしている。ものすごくいい笑顔だ。今にも涎を垂らしそうなとろけた表情。 周りの視線が痛い。 「はー。お姉ちゃん幸せー」 僕の腕に胸が当たる。柔らかい。嬉しくないと言えば嘘になるが、それ以上に恥ずかしすぎる。 「春子。お願いだから離して」 何回この言葉を言っただろう。春子の抱きつく力が増す。胸がさらに強く当たる。 「ふふふ。恥ずかしいのですか」 にやにやする春子。 「お願いだから離れて」 僕はため息をついて繰り返した。恥ずかしい。 そんな事を話しながら梓の教室に着く。入口でこっそりのぞく僕。梓と夏美ちゃんを発見。 「春子。離して」 「ふっふーん。ダメです」 「このままじゃ入れないよ」 「最近お姉ちゃんに冷たい罰なのでーす」 離してくれない。 「おにーさーん!」 夏美ちゃんが僕に手を振る。梓が不機嫌そうに立ち上がり近づいてくる。 「春子お願い。離して」 「幸一君の腕ほっかほか」 聞いてない。 春子に気がつく梓。梓がさらに不機嫌になったような気がする。梓は無言で僕から弁当を奪い教室の扉を乱暴に閉めた。 「ちょっと梓!なんで閉めるのよ!」 夏美ちゃんの声が扉の奥から聞こえる。足音が近づいてくる。開く扉。 「おにーさん!今日は一緒に食べませんか!」 夏美ちゃんの笑顔が固まる。 「ハル先輩!何やってるんですか!」 顔を真っ赤にする夏美ちゃん。 目を覚ましたように春子の表情が戻る。 「いけない。新しい世界に目覚めるとこだったよ」 どんな世界だ。 「あれ?夏美ちゃん。梓ちゃん知らないかな?」 「あのですねハル先輩」 62 三つの鎖7 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2009/11/28(土) 23 57 11 ID 64sg6+dx 「あ!梓ちゃーん!」 夏美ちゃんに質問しておいてスルーする春子。僕を放り出して梓に近づく。梓はすでに一人でお弁当を開いていた。 「ちょっとハル先輩!」 夏美ちゃんを無視して春子は梓に駆け寄りそのまま抱きつき頬ずりする。 「梓ちゃーん!幸一君が最近冷たいよー。お姉ちゃん寂しい!」 「うるさい」 春子に頬ずりされて心底うっとうしそうな梓。 「梓ちゃんまで冷たい!てゆうかお昼一人なの?よーし。今日はお姉ちゃんと一緒に食べよ!」 そう言って梓の隣に座りお弁当を開く春子。僕たちを見て大きく手をふった 「幸一君!夏美ちゃん!そんなとこで突っ立ってないでこっちにおいで!」 僕と夏美ちゃんはお互いの顔を見て苦笑した。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 「お兄さんとハル先輩って付き合ってないんですか?」 お弁当を食べ終えて夏美ちゃんが尋ねた。 「付き合ってないよ」 この質問はいろんな人に何度もされた。 「ハル先輩。どうなんですか?」 「好きだし愛してるし大切に思ってるよ」 むせる夏美ちゃん。春子は昔から愛情表現が過激でストレートだ。昔から何度も言われているが、それでも恥ずかしい。 「でもね、それは恋人になりたいって思う訳じゃないよ」 にこにこ笑う春子。 「ええと、好きだけど、あえて恋人にならないってことですか」 赤い顔で質問する夏美ちゃん。 「違うよ。私は幸一君と梓ちゃんが大好き。でも恋人の関係になりたいとか、そういう訳じゃないよ」 春子は言う。 「何でですか?好きなら恋人になりたいとか、一緒にいたいとか、独占したいとか思わないんですか?」 夏美ちゃんは納得していない感じだ。 「あのね夏美ちゃん」 春子は相変わらずにこにこしている。 「私と幸一君と夏美ちゃんは物心ついた時からずっと一緒にいたよ。ずっと独占してたよ。今さら恋人になって独占したいとかは思わないかな。弟みたいな存在ってのが一番しっくりくるよ」 腕を組んで首をかしげる夏美ちゃん。 「よく分からないです。お兄さんはハル先輩の事どう思っているんですか?」 「僕は家族みたいに思っている」 「家族ですか」 きょとんとする夏美ちゃん。 「小さい時からずっと一緒にいたし。僕のお姉さんみたいな存在だよ」 僕の正直な気持ちだ。昔から僕と梓の世話を焼き見守ってくれた身近な人。 「じゃあなんであんなにべたべたするんですか」 夏美ちゃんは不機嫌そうだ。その表情を僕は見たことある気がする。 「お二人の言うとおり恋人じゃなくて姉と弟みたいな関係としてもですよ」 すぐに思い出した。 「姉と弟でべたべたするなんておかしいですよ」 梓の表情に似ている。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ あの後、少し気まずいままお昼御飯を終えた。自分の教室に戻って春子と話す。 「夏美ちゃんどう思う」 「どういうこと?」 「嫉妬してたね」 僕もそう思う。春子はにやにやしながら僕を見た。 「もてる男はつらいね」 「まだ決まったわけじゃないよ」 「夏美ちゃんの事が嫌いなの?」 僕はため息をついた。 「嫌いじゃないけど、それだけだよ」 僕の正直な気持ち。妹の友人以上でも以下でもない。 「そう」 63 三つの鎖7 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2009/11/28(土) 23 59 59 ID 64sg6+dx 春子はあっさり引き下がった。午後の授業が始まる。 夏美ちゃんの声が耳に蘇る。 姉と弟でべたべたするなんておかしいですよ。 確かにそうだ。ずっと昔から春子はくっつくのが好きだった。僕にも梓にも。でも春子も僕ももう高校生だ。恋人でもない年頃の男女がべたべたするのはよくない。 何度も春子に言っているけど、春子は笑ってすますだけだ。今日にでも真面目に話をしよう。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 授業が終わって耕平と宿題について話していると春子が話しかけてきた。 「今日泊まりに行っていい?」 耕平が噴き出す。クラスメイト達の視線が突き刺さる。僕は大きくため息をついた。 「あのね春子」 「今日はお父さんもお母さんも出張でいないの。一人はちょっと怖いし」 僕を見つめる春子。ざわめく教室。本当に止めて欲しい。 「それに幸一君の家も今日はおばさんもおじさんもいないんでしょ?ご飯作ってあげるから。ね?」 春子はウインクする。可愛くない。 お互いの家に泊まること自体は珍しい事ではなかった。仕事の関係で保護者が家にいない時はよく泊めてもらった。逆に春子が泊まりに来たことも少ないがあった。 しかし、それはせいぜい中学校の時までだ。高校生になってからは一度もない。 春子が耳を寄せる。 「いろいろ話したいこともあるでしょ」 「…分かったよ」 春子の言うとおりだ。いい加減にべたべたするのは止めるべきだときっちり言わないといけない。 「じゃあ生徒会が終わってから行くね。おいしい牛肉があるからそれでローストビーフを作るよ」 そう言って春子は教室を出て行った。 「なあ幸一」 耕平が話しかけてくる。 「本当に村田と付き合ってへんの」 「今日はその質問が多いな」 「いやだってさ。今日は特にすごかったやん」 昼休みの春子を思い出す。確かに高二になってからの春子の行動は少しエスカレートしている。 「同じクラスになったのが初めてだからテンションがおかしいんだよ」 「それもそやな。クラスが違うときにたまに来たけど、その時は今ほどやなかったし」 春子とは高二になってから初めて同じクラスになった。耕平とは今まで何度も同じクラスになっている。だから耕平は僕と春子の関係も知っている。 「でも幸一ええよなー。俺も村田みたいな幼馴染にべたべたされたいでホンマ」 「耕平は彼女がいるじゃないか」 「この前別れたっちゅーねん」 肩を落とす耕平。 「またすぐできるんだろ」 耕平はいつも違う彼女がいる。別れてもすぐに別の彼女ができるのだ。 「まあその話は置いといてや」 耕平が僕を見る。 「ちょっと村田に言っといた方がええで。いくらなんでも今日のはやり過ぎや。教師に目付けられるんもアホらしいやろ」 真剣に耕平が言う。 「ま、今日泊まりに来るんを許したんもそのことを話すためやろ」 僕はうなずいた。 「ま、いちゃつくんやったら他人がいない場所でってことやで」 そう言って耕平は帰った。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 気分は最悪だった。 わたくし、中村夏美は帰り道の商店街でため息をついた。 今日のお昼に思い切り気まずくしてしまった。 「どうしてこんな事になったんだろ」 私はもう一度ため息をついた。 あの日、お兄さんが泣いている姿を見てから私はおかしい。べたべたするお兄さんとハル先輩を見ると胸が痛い。 「好き…なのかな」 お兄さんを思い浮かべる。顔が熱くなる。会いたい。 「夏美ちゃーん!」 一人で悶悶していると、聞き覚えのある声が私を呼んだ。 64 三つの鎖7 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2009/11/29(日) 00 02 41 ID 64sg6+dx 「こんなとこで何してるの?」 ハル先輩だ。スーパーの袋を持っている。隣には黒い大きな犬が私を見上げてワンとないた。 「…別に何でもないです」 私はそっけなく言った。だめだ。わたし格好悪すぎる。ハル先輩に嫉妬して冷たくしてしまう。 「幸一君の事考えていたんでしょ」 頬が熱くなる。お兄さんにくっついているハル先輩の姿を思い出す。 「ハル先輩には関係ないです!」 思わずきつい言い方をしてしまう。私は馬鹿だ。醜くてみっともない八つ当たり。 「協力してあげようか?」 私はハル先輩の言った事が分からなかった。 顔を上げると、ハル先輩はにこにこしながら私を見ていた。 「今から幸一君の家に泊まりに行くんだけど、夏美ちゃんも来ない?」 お兄さんの家。泊まり。 その言葉だけで頭がくらくらする。どれだけ妄想しているんだ私。 「幸一君が好きなんでしょ?」 ハル先輩が囁く。 「…何で協力してくれるんですか?」 その言葉は自分の気持ちを認めたも同然だった。 「今日の事を謝りたいでしょ?」 確かに。気まずいままはいやだ。 でも、会って自分の気持ちを抑えられるだろうか。抑えきれずに好きという気持ちを言ってしまうかもしれない。そうなれば今より気まずくなるかもしれない。 それに、もし自分の気持ちを伝えたら梓やハル先輩とも気まずくなるかもしれない。せっかく仲が良くなったのに。 ふとお兄さんの涙を思い出す。あのとき私は涙すら拭けなかった。 忘れていた。好きっていう気持ちの他に伝えたいことがあるんだ。 「来る?」 ハル先輩の囁きに私はうなずいた。 お兄さんに会いたい。会って話したい。 黒い犬がワンとないた。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 家のチャイムが鳴る。 「はーい」 僕は掃除機を止めて玄関に駆け寄った。しかし、鍵をあける前に勝手にカギが開いた。 「ちーっす!」 夏美ちゃんがドアを開けてあいさつした。 「夏美ちゃんどうしたの?それに鍵は?」 「お世話になります!」 意味が分からない。 「幸一君」 後ろで春子が変な道具を片手ににっこり笑う。シロもいる。くーんと申し訳なさそうにないた。まるでうちの春子が申し訳ないと言っているようだ。 僕はため息をついた。春子は多趣味で変な特技をたくさん持っている。ピッキングもその一つだ。春子の祖父が鍵屋だった影響もあるだろう。今までにも何度も勝手に上がりこんだ事があった。 「夏美ちゃんを拾っちゃいました」 舌をぺろりと出す春子。可愛くないし意味が分からない。 「まま。とりあえず上がってね」 春子が言う。それは本来僕が言う言葉だろ。 「春子。ピッキングは止めてって何度も言っているだろ。ここは一応警察官の家だよ」 「細かい事は言わないの。これお願いね」 春子は僕にビニール袋を差し出した。僕はため息をついた。父さんに逮捕されても知らないよ。 とりあえず春子の持つスーパーの袋を受け取りリビングに案内する。春子はシロの足を拭いた。シロも家に上がる。 「お兄さんの家って広いですねー。おっ!庭が広い!」 はしゃぐ夏美ちゃん。春子はキッチンでお茶を入れてくれた。今日は割と寒いから熱い緑茶を入れてくれる。 「うわー。ハル先輩、勝手知ったる他人の家ですか」 感心する夏美ちゃん。 「粗茶ですがどうぞ」 コップを渡す春子。粗茶で悪かったな。 「いただきます!…うんめー!」 夏美ちゃんテンション高過ぎ。 「くぅー!胃にしみるぜ!」 「夏美ちゃん。それ緑茶」 65 三つの鎖7 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2009/11/29(日) 00 05 03 ID FzAfdehw 「この一杯のために生きているべー」 聞いてないよこの子。 「で、今日はどうしたの?」 「はっ!お泊まり会をすると聞いたので私も参加します!」 元気よく答える夏美ちゃん。 「あれ?何で夏美がいるの?シロも」 梓がリビングにやってきて不思議そうに夏美ちゃんを見る。シロがくーんとないた。 「拾っちゃいました」 てへと笑う春子。可愛くない。 「春子。可愛くないよ。まあいいわ。それよりご飯」 興味無さそうな梓。珍しく意見が合う兄妹。もちろん口には出さない。梓を不機嫌にすることはない。 「あずさー。私よりご飯なの」 「当然でしょ」 そっけない梓。 「おにーさーん!梓が冷たいです」 「ええと、うん。ごめんね」 「何その投げやりな態度!兄妹そろってひどっ!」 ショックを受けてる夏美ちゃん。シロが慰めるように夏美ちゃんに体をすり寄せた。ちょっとひどい事したかな。 「はいはい梓ちゃん。すぐにご飯作るからちょっと待ってね」 キッチンに行く春子。スーパーの袋を持って僕もついて行く。 「で。夏美ちゃんどうしたの?」 「偶然会ったの。相談されちゃった。謝りたいんだって」 のんびり言う春子。 「ちゃんと謝罪を受け入れるんだよ」 春子は笑いながら食材を並べる。 「ここは任せてあっちに行って」 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 私はリビングで夏美とのんびりとお茶を飲んでいた。 今日は面白くない一日だ。私の家に春子と夏美が止まりに来るなんて。兄さんと二人でいられるのは家だけなのに。 昔から私と兄さんが春子に家に泊まりに行くことは多かった。春子の家に泊まるに行くのは好きだった。春子はいつも私と兄さんと一緒に寝たがるからだ。そうなると布団を敷いて三人で寝る事になる。一晩中兄さんにくっつける。 「大きい犬だよねー。でも大人しい」 夏美はシロの頭を撫でている。シロは大人しく座って夏美の好きなように撫でられていた。 「お手」 シロはわうと吠えて夏美の差し出した手にお手をした。 「お座り」 シロは足を夏美の手からのけお座りした。 「拍手」 シロは後ろ足で器用に立ち上がり前足を何度か合わせた。残念ながら拍手みたいな音はしない。 「わーお。賢い」 夏美がシロの頭をなでる。付き合いの長い私にはシロが少し迷惑そうにしているのが分かる。と言ってもシロは春子の飼い犬だ。あの春子に飼われているのだ。忍耐力は折り紙つきだ。 「ねー梓。この子のなんていう名前なの?」 「シロよ」 「へ?」 夏美がぽかんとシロを見た。 「君ってシロちゃんっていうの?」 シロはそうだと言うようにワンとないてうなずいた。 「でも君黒くない?」 シュンとするシロ。確かにシロは真っ黒だ。 そんな事を話していると兄さんがお菓子の乗ったお盆を持ってリビングに来た。 「シロは二代目なんだよ。初代のシロが白い犬だったんだ」 兄さんはお菓子をテーブルに置きながらそう言った。 「おにーさん。突然押し掛けてすいません」 夏美は兄さんに頭を下げた。分かっているなら来るな。 「ぜんぜんいいよ。ゆっくりしていってね」 「ゆっくりしすぎた結果がこれだよ!」 「?」 私は兄さんと顔を合わせた。夏美は何を言っているのだろう。兄さんも不思議そうな顔をしている。シロだけは夏美を見つめた。何というか少し呆れたような感じ。 「うわっ!兄妹そろって同じ反応!?かなしー」 66 三つの鎖7 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2009/11/29(日) 00 05 47 ID FzAfdehw 頭を抱えて大げさに嘆く夏美。意味不明。シロはドンマイと言うように前足を挙げた。 「夏美うるさい」 「梓冷たいよ」 ちょっとうっとうしい。春子が一人増えたみたいだ。春子みたいにうっとうしいのは一人でも十分だ。気のせいか、シロも全くだというようにワンとないた。苦労しているんだろうな。 「お兄さん」 夏美は立ち上がって兄さんの方を向いた。真剣な顔。 「今日は生意気言ってすいませんでした」 夏美は兄さんに深く頭を下げる。突然の事に私は目をぱちくりした。 「ハル先輩とお兄さんの事は二人の問題ですし、お兄さん自身はいつもハル先輩にやめるように言ってますし、私の傲慢でした」 私は合点がいった。夏美が今日来た目的は兄さんに謝りに来たのだろう。今日のお昼の事を気にしているのか。意外と繊細な子だ。兄さんは心が広いからそれぐらいの事を気にはしない。 「そんなに気にしなくていいよ。確かにこの年になって大勢の人前でべたべたするのは良くない事だし」 兄さんは穏やかに答えた。分かっているなら止めて欲しい。私の精神衛生上よろしくない。 「すいませんでした」 「僕は気にしてないから夏美ちゃんも気にしないで」 「はい」 顔を上げる夏美。ちょっとだけ安心した表情。なんか腹が立つ。 「いやー。良かったです。お兄さんに嫌われたと思いましたよ」 夏美は安心したように笑った。その笑顔がむかつく。兄さんに嫌われてしまえ。 「このシスコンにそんな根性ないわよ」 私は罵倒しつつも考えた。兄さんが夏美を嫌う事はないだろう。実際、気難しい私から見ても夏美はいい子だ。 「あずさー。お兄さんに厳しすぎだよ」 夏美は朗らかに笑った。夏美は隠しているつもりかもしれないが、兄さんに好意を抱いているのは丸分かりだ。 しかし私は何の心配もしていなかった。夏美が兄さんに告白しても、兄さんが受けるはずはないと確信していた。 兄さんが私に罪悪感を感じている限り、兄さんは私のものだから。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 晩御飯はローストビーフだった。ソースまで手作りの力作。シロも食卓のそばでドッグフードを食べいている。 「幸一君?どうかな?」 春子は僕に尋ねた。僕よりもはるかにうまい。僕は無言で食べた。いい牛肉だ。高いんだろうな。 四人と一匹ででたらふく食べた。 「ぷはーっ!ハル先輩ごちそうさまでした」 「お粗末さまです」 春子はにこにこしながらお皿を洗っている。僕がやると言っても聞かなかった。昔の事が脳裏に浮かぶ。家事を始めて間もない頃、二人でキッチンに並んで料理を教えてもらった日々。 「あーずーさーちゃーん!私のご飯どうだった?」 「…牛肉も悪くないわね」 そっけなく答える梓。僕の次にたくさん食べたくせに。 「何よ兄さん」 「何でもないよ」 僕は笑った。梓が不満そうな顔をする。最近、梓と何気ない会話が増えた気がする。 「ちょっとデザートにアイス買ってきます。みなさん何がいいですか?」 夏美ちゃんが立ち上がる。今日はちょっと寒いのに。まあいいけど。 「バニラ」 「私も」 春子と梓が答える。 「お兄さんは何がいいですか?」 「僕も行くよ」 夜に女の子が一人で歩くのは危ない。夏美ちゃんは驚いたようだがすぐに笑った。 「お願いしますねお兄さん」 「兄さん」 梓が睨む。 「襲っちゃだめよ」 「はいはい」 笑いながら僕と夏美ちゃんはリビングを出た。 シロが玄関まで見送ってくれた。気をつけてというようにワンとないた。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 67 三つの鎖7 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2009/11/29(日) 00 07 54 ID FzAfdehw 「ハル先輩の料理すごかったですね」 アイスを買った帰りに僕らはのんびり歩いていた。 「僕に料理を教えてくれた一人だから」 「昔から仲いいんすね」 朗らかに笑う夏美ちゃん。お昼のように不機嫌そうに言うことはない。 「お兄さん」 改まって夏美ちゃんが言う。 「あの日すいませんでした」 あの日。 「梓を背負って帰った時の事?」 「はい」 夏美ちゃんが謝る理由が分からない。 「あの時、お兄さんの涙を見て、私涙を拭こうと思ったんです」 ぽつりぽつりと言う夏美ちゃん。 「でもできませんでした。なんか恥ずかしくて」 夏美ちゃんは恥ずかしそうに笑った。 「そう考えるとハル先輩ってすごいですよね。もしハル先輩がいたら涙拭くだけじゃなくて抱きしめますよ」 「ありがとう」 僕は言った。 「涙を拭こうと思ってくれたその気持ちだけでもうれしいよ」 そんな事を言ってくれた人はいなかった。本当なら年下の女の子にそんな事を言われるのは情けない限りだ。それでも不思議と温かい気持ちになれた。 「お兄さん」 夏美ちゃんは立ち止った。僕も立ち止まる。 「お兄さんの涙だけじゃなくて、苦しみも拭いたいんです」 僕は夏美ちゃんの顔を見た。真剣な眼差し。気持ちは嬉しかった。でも僕の答えは決まっていた。 「夏美ちゃん」 夏美ちゃんは少し緊張していた。 「気持はすごくうれしい。そんな事言ってくれたのは夏美ちゃんが初めてだ」 心がくすぐったい不思議な感覚。嬉しいのか恥ずかしいのか分からない。 「確かに僕は悩みがある。夏美ちゃんから見れば苦しんでいるように見えるのかもしれない。でも、それらは僕自身で解決しないといけない事だ」 梓に家事を押し付けていた事。そして梓が非行に走った事。僕は何も気がついていなかった事。その結果、梓は僕を嫌っていること。 これはすべて僕の責任だ。そして僕一人で解決しないといけない。 辛くないと言えば嘘になる。梓は僕を嫌ったままだ。家族に嫌われ続けるのは苦しい。 いつか昔のように仲の良い兄妹に戻りたい。それが無理でもせめて梓にゆるして欲しい。僕が願うのはそれだけだ。 「一つだけ聞かせてください」 夏美ちゃんは僕の顔を見上げながら言った。まっすぐな瞳。 「お兄さんの悩みが解決される事を、お兄さん自身は信じているのですか」 胸に鈍い痛みが走る。脳裏に冷めた梓の表情が浮かぶ。 僕の悩みが解決するという事は、梓と仲直りする事。 無意識のうちに目を背けていた考え。梓がゆるしてくれる日は本当に来るのだろうか。僕には来るとは思えない。一生、梓に嫌われるとしか思えない。 考えるだけで身が竦む恐ろしい未来。震えそうな自分を必死に抑えた。 「お兄さん」 両手に温かくて柔らかい感触。夏美ちゃんが僕の両手を握っていた。 「私はお兄さんの悩みが解決されると信じています」 真っすぐで澄んだ瞳が僕を見上げる。 「信じています」 夏美ちゃんの言葉が心にしみわたる。恐怖が薄らいでいく。 不思議な気持ちだ。夏美ちゃんは僕と梓の関係を何も知らないはずだ。仮に知っていたとしても何も関係ない。それなのに夏美ちゃんが信じると言ってくれただけで不思議と胸が軽くなる。 僕自身が信じたくても信じられない事を信じると言ってくれた夏美ちゃん。ふれる手の温かさが頑張れと勇気づけてくれるように感じる。 それが泣きたくなるほど嬉しい。 「…ありがとう」 僕はそっぽを向いた。梓ちゃんの顔を見るのが気恥ずかしかった。 「生意気なこと言ってすいません」 夏美ちゃんはそう言って笑った。 「お兄さんにもう一つ伝えたいことがあります」 「何?」 「私はお兄さんが好きです」 僕は夏美ちゃんの顔を見た。夏美ちゃんは顔を赤くして恥ずかしそうに笑った。 「でも、私のこの気持は、お兄さんを信じるのとは全く別です」 好きだから信じるのではない。信じるから好きなのではない。 68 三つの鎖7 前編 ◆tgTIsAaCTij7 sage 2009/11/29(日) 00 08 32 ID FzAfdehw あくまでも好きという気持ちと、信じるという気持ちは別。 「だから返事は今じゃなくていいです。むしろ今はいやです。なんだかお兄さんの涙に付け込む気がします」 まっすぐに僕を見る夏美ちゃん。 「本当は別の機会に気持ちを伝えたい方がいいと思いました。でも、私がお兄さんを好きな気持ちと、信じる気持ちは違う事だけ知ってほしかったのです」 夏美ちゃんは僕の事情には一切関係ない。僕と梓の問題は当事者二人の問題だ。 それでも僕は夏美ちゃんの言葉を嬉しく思った。僕が信じられない事を信じていると言ってくれた。 「ありがとう」 僕はそれだけ伝えた。夏美ちゃんは僕の手を握ったまま笑った。温かい笑顔。 夏美ちゃんが手を離そうと力を緩めたとき、僕は思わず握り返してしまった。夏美ちゃんが驚いたように僕を見る。 自分自身の行動に驚く。僕は何をやっているんだ。 すぐに手を離そうとしたら今度は夏美ちゃんが握り返してきた。赤くなった顔でそっぽを向く夏美ちゃん。 結局、家に着くまで僕らは手をつないだままだった。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 戻る 目次へ 次へ
https://w.atwiki.jp/ozawarina/pages/30.html
第4話「傷害」 もしくは過去の怨恨が引き起こした悲劇の物語 依頼人:まなみ 主な登場人物:里奈、なめこ、じぃ、まなみ、ちとせ、団長、サーカス団員達 ○事件内容 空き地にやってきたサーカス。そこでまなみが「殺人事件を見た」と言う。 まさか…と思いながらも、まなみを安心させるために里奈は捜査を始める。 ■■■前編■■■ ~探偵事務所~ じぃと話す。 殺人事件について サーカスについて なんでもない ~ローゼンハイム夢見崎(アパート)~ ○まなみの部屋 手に入る物:スタンプカード 机の上にスタンプカードがある。 まなみの話を聞く。 警察に届けたら? 詳しく教えて →「詳しく教えて」を聞くと 見たのは影だけ?に変化 サーカスへ行けるようになる。 ~犬神サーカス~ ○テント 手に入る物:封筒、手紙、スタンプ 郵便受けに封筒が入っている。 封筒の切手部分にあるスタンプは剥がしてスタンプカードに貼付けられる。 ○テント内 手に入る物:らっぱ ちとせと話す。 奥にある蓄音機かららっぱを入手 ○テント裏(テント前の右上部から入れる) 手紙を団長に見せる。 団長と話す。 殺人事件 +きっとそれ +団員Aって? +団員Aと話したい なにか変わったこと 脅迫 →+団員Aと話したい 選択で なんでもない追加 殺人事件→・団員Aについて に変化 →脅迫犯を探すことになる ~商店街~ ○ショッピングモール 洋服屋前の女性と話す →占いの師匠がテントから出てきたのを見た ○月華水晶 占い師と話す。事情を聞く。 給料をもらえなかったわけ 団長について 元団員について →この街にいる元団員の情報。元団員達から話が聞けるようになる。 なんでもない ○スイートマウンテン 手に入る物:わらいぶくろ スタンプを貼ったスタンプカードをプラリーネに見せる。笑い袋入手 笑い袋は色んな人の反応を見る事ができる 笑い袋をブラッドに使用。 →笑い袋壊れる ~探偵事務所~ ○じぃの部屋 壊れた笑い袋を見せる →乾電池を入手 ~犬神サーカス~ ○テント裏 団長と話す ジョニーって? ジョニーがどうしたの? →テント内(ステージ側)に入れるようになる ○テント内 手に入る物:立ち入り禁止テープ 殺害現場をタッチ。団長と話す。 ちとせと話す。 殺害現場をタッチして片付け 団長と話す。事件現場を見せてもらう 台上の物をタッチ ○ノミのサーカス ジョニーさん? 団員Aさんは…? 両方話を聞くとサーカスの調査開始 そのままだとノミの声が聞き取れないので 一度テント内の画面に戻り、らっぱをノミのサーカスに使用する。 青い帽子をかぶったノミをタッチ。スポットライト前にノミが移動。 左下の白い箱に乾電池を入れる→箱についてるスイッチをタッチ ○テント裏 団長と話す テントについて ノミのサーカスを始めたわけ →カルバノグを知っているのか? +はい → +ノミについて +他の団員について +ほかのこと +いいえ→カルバノグの説明→カルバノグを知っているのか?に戻る 尋ねてきた人 +見たっていう人がいる +よく思い出してほしい +ほかのこと なんでもない ~ローゼンハイム夢見崎(アパート)~ ○まなみの部屋 まなみと話す。 ~犬神サーカス~ ○ノミのサーカス ダーツ前のノミにタッチ 団長と話す ・調教部屋? ・調教の方法? →一応解決 ~ローゼンハイム夢見崎(アパート)~ ○まなみの部屋 まなみに報告。 ~探偵事務所~ じぃに報告 ~~~前編終了
https://w.atwiki.jp/ozawarina/pages/42.html
博物館で町長のすぐそばにある額縁をさわる 額縁がもらえる→町長が外にでる みんなに話していく。 町長の悲鳴が聞こえみんな外にでる アパートのまなみの部屋で布団のところにある毛布を持つ 博物館に行き、毛布を町長に渡す。 学者がでてくる。 商店街に行き、ケーキ屋でマシュマロをもらう 学者を追って森にいく 枝が落ちているのでひろう 学者が火をたいている。 枝とマシュマロを合体→火であぶる→学者にわたす 化石を運べと命令される 化石を持とうとする。が持てない 仲間を探しにいく ちとせを森で、まなみを部屋で。 3人でも動かせないので道具を探しに行く。 商店街のブティックが開店しているので中に入り レジカウンターのところの板を取る。 採掘場に戻って化石の前に板をセットしたあと 板を調べる。 前編終了