約 1,479,092 件
https://w.atwiki.jp/himatubusi_game/pages/218.html
おねえさんは いないぴょんよ べつの ばしょに いくぴょんね ストーリー選択へ
https://w.atwiki.jp/ygo000/pages/904.html
効果モンスター 星3/水属性/天使族/攻 0/守 0 (1) 自分メインフェイズ1開始時に、手札のこのカードを相手に見せて発動できる。 お互いのプレイヤーは300LP回復する。 一目見て気が付いたが、このカードは《黄金の天道虫》に劣るカードである。 《黄金の天道虫》 効果モンスター 星1/光属性/昆虫族/攻 0/守 0 1ターンに1度、自分のスタンバイフェイズ時に、 手札のこのカードを相手に見せて発動できる。 自分は500ライフポイント回復する。 この効果を使用した場合、エンドフェイズ時まで手札のこのカードを公開する。 まずこのいかにも金になりそうな希少な虫と比べて、あまえびさんは人魚である。 どちらも漫画やアニメなどにおいて、人権を無視されたり乱獲されたりと不遇であるため、下位カードと言えるだろう。 またお金を獲得する手段としては非合法的な側面を持ち、これもまたクズカードに分類される。 そして《黄金の天道虫》と比べると、回復量が200も少ない。 これは《火の粉》1枚のダメージである。もし《火の粉》でとどめを刺されると、相手は「火の粉ボーナス」によってデュエルポイントを多く獲得してしまう。 このポイント獲得は相手にとって嬉しい事だが、こちらは負けた上にポイントも貰えないので嬉しくない。 加えて、回復効果の発動タイミングが開始時とシビアなうえ、スタンバイフェイズよりも遅い。 既にwikiでは《あまえびさん》を差し置いて「アマエビ」についてめちゃくちゃ書かれているように、このカードはデュエルにおいて全くもって役に立たないと言えるだろう。 だが、それはデュエルで役に立たないだけである。 そもそもの話、このカードは2021年1月16日(土)より、「疫病退散」の願いを込めて『OCG』と『ラッシュデュエル』で使用できるようになったカードである。 つまり《あまえびさん》の配布が決定したのは、昨今世界を含めて我々人類を襲い続けた「コロナ」に対するKONAMIの対抗手段として使用できるから、なのである。 KONAMIはデュエルを通してLPを回復する行為が、体を健康にし「コロナ」を防ぐ最大の手段であると結論付けたという事を表す。 デュエルにおいて《あまえびさん》が自分だけでなく相手のLPも回復するのは、暗い気持ちで日々を過ごす相手への思いやりである。 そしてデュエルが相手との対話であるという公式の見解が、一見すると《黄金の天道虫》に劣るカードでしかない《あまえびさん》の回復効果の答えであると分かるのだ。 ありがとう、あまえびさん…!そしてKONAMI…! 皆もこの環境に負けずに、あまえびさんを使ってデュエルをして、元気に2021年を凄そう! 19スレ目 113名も無き決闘者 (ワッチョイ 0f92-WBSN)2020/12/20(日) 19 59 27.85ID lu3ha4Jc0 《あまびえさん》でコロナに負けないアドを見せつけながら、シモッチワクチンによる副作用で相手の命を奪いに行く不謹慎アドも完備しているんだよなぁ! 真面目に活用しようとすると副作用だのナースだのが候補に上がってくるの笑う 真剣にコロナ対策を願ったカードのはずなのに、ナースとか副作用とかと合わせて相手の命を奪いに行くデッキになるのは申し訳ないけどエスプリの塊だと思う歴代最強の不謹慎アドで笑ってしまうあまびえさんをデュエルに活かそうと思ったら、シモッチやナースが必然的に使われる。これは一見したら、不謹慎で本末転倒に見える。しかし、ここで大事なのは発想の逆転だつまり、本末転倒でなくするにはどうしたらいいかを考える事だこの答えは簡単だ。デュエルをしなければいい。あまびえさんは、実は対面デュエルを避けてほしいというコナミからの深いメッセージなのである。 ツイッターと同じ間違いをしてるのはわざとなの? Tag:デッキ外効果 ライフ調整 健康アド 疫病退散
https://w.atwiki.jp/mustnotsearch/pages/5288.html
追加基準変更議論の過去ログです。 - 目次 一覧不採用条件「サジェスト汚染を誘発させるようなワード名の記事」について 不採用条件の「特定の企業または団体を激しく糾弾するようなワード」について 率直な単語(グロ、エロなど)を含んでいるという基準の緩和 率直な英単語の基準緩和 検いけ以外で有名になったワードについて グロサイトの記事名の一部を切り取って意外性のあるワードにするケースについて 一覧 不採用条件「サジェスト汚染を誘発させるようなワード名の記事」について 【議論提起日時】2022/12/01 【議論締切】2022/12/15 【議論内容】不採用条件の""サジェスト汚染を誘発させるようなワード名の記事""を「不採用になる条件(明確な基準があるもの)」から「不採用になる条件(明確な基準がないもの)」の項目へ移動する。もしくは説明文に例外がある旨を加筆をするべき。 【結果】反対多数により否決 【投票ログ】 現在雑談スレで出ている案の方が良いと感じたためこちらは反対にします。 -- 名無しさん (2023-01-09 15 32 58) 上と同じ理由で反対します。 -- メダルゲーム。 (2023-01-15 07 26 45) 不採用条件の「特定の企業または団体を激しく糾弾するようなワード」について 【議論提起日時】2023/01/15 【議論内容】不採用条件の「特定の企業または団体を激しく糾弾するようなワード」を「不採用の条件(明確な基準があるもの)」から「不採用の条件(明確な基準がないもの)」へ移し、新たに「特定の国家や民族、宗教を激しく糾弾するようなワード」という不採用条件を設け、それを「不採用の条件(明確な基準があるもの)」に入れるべき。 【関連するワード】松山 ドクハラ、ウクライナ人たちが隠したがっている 【議論締切】 現在不採用条件になっているのにも関わらず、幾つか例外が存在し、この不採用条件は実質形骸化していると考えられる。 この現状は明らかにおかしいと思いました。 また、国家や民族、宗教を糾弾するワードを採用すべきではないと考えたのは、現在利用規約の「コメントについて」にて、政治的なコメントは削除の対象になると書かれているのに、政治的なものに関わる記事が掲載されても良いということが矛盾していると考えたためです。 【結果】 賛成多数により可決 率直な単語(グロ、エロなど)を含んでいるという基準の緩和 【議論提起日時】2023/07/26 【依頼者】ゲーム太郎 【議論内容】率直な単語(グロ、エロなど)を含んでいるという基準をこのように緩めるべき。1つ目は、率直だが想像以上、または想像できない内容だったら採用できるように緩めるべき。例えば蜘蛛を食べた女は想像以上の内容で採用され、切腹おねえさんで目を抉り出すという内容は想像できないだろう。 【結果】 賛成多数により可決 率直な英単語の基準緩和 【議論提起日時】2023/07/26 【依頼者】ゲーム太郎 【議論内容】英語などの率直は単語の意味を知っていないと率直だとわからないので大目に見てもよいのではないか。 Prolapseは「脱肛」という意味で知名度が低いので日本語にも言えることだろう。 【関連するワード】削除された「Prolapse Play」、「Medical Leeches」 不採用になっている「Photograph Kidney Stones」など 【議論締切】2023/08/10 【投票開始日】2023/08/14 【投票ログ】 (意味不明なコメントがあったため、投票阻害として削除しました。) 賛成です。 -- かっき~ (2023-08-23 17 19 59) 賛成です -- 名無しさん (2023-08-27 23 58 25) 掲示板の191の方と同じ理由で反対です。 -- 名無しさん (2023-08-28 08 42 30) ↑この票は期限(2023/08/27まで)が過ぎているので無効票になります。 -- ゲーム太郎 (2023-08-28 15 37 31) 検いけ以外で有名になったワードについて 【議論提起日時】2023/08/07 【依頼者】アルパカニキ 【議論内容】INTERNET YAMEROやヴィエのように検いけ以外で有名になったワードは「検索してはいけない」というよりただ単に刺激的なコンテンツと言えるためそのような要素を含むワードを不採用にするべき。(トラウマ曲に入れるのはありとして) 【関連するワード】ヴィエ 【議論締切】2023/08/21 【投票開始日】2023/08/23 【投票ログ】 賛成です -- かっき~ (2023-08-23 17 21 06) 反対です。なぜなら検索してはいけない言葉以外で有名になったワードでも検索してはいけない要素を含んでいるのは変わりないからです。 -- ゲーム太郎 (2023-08-23 17 41 50) 賛成です。 -- ミューゲーム。 (2023-08-26 11 33 35) 考え直しました結果反対から賛成に変更します。僕はINTERNET YAMEROを報告して採用されましたが後に削除されたのでそのような経験をする報告者を出さないためにも検索してはいけない言葉以外で有名になったワードの採用は禁止するべきだと思いました。 -- ゲーム太郎 (2023-08-28 22 59 25) この基準を適用する際には明確な基準が欲しいですね。日本で有名になったもの以外にも外国で有名なものもみなされるのか、有名の指標をどうするかなどが気になります。 -- ゲーム太郎 (2023-08-28 23 09 11) 反対です。この2つのワードは同一の条件で削除すべきではないと考えます。INTERNET YAMEROとヴィエは別物のように思われます。 INTERNET YAMEROについては点滅やカオス表現が重点となり、ヴィエはカオス表現とホラー表現が重点となり登録されたように思えます。前者は映像が刺激的ではあるものの曲自体に不気味さがあるとは言いにくく、わかりやすいホラー表現が徹頭徹尾続くわけでもないため、また「検索してはいけない言葉」として主張する人が少なかったために後悔要素が薄い/ないと判断され、「検索してはいけない言葉とはいえない」という評価がなされたのだと考えています。 -- 東海林めぐる (2023-09-01 22 54 35) (続き) 後者は十分ホラー表現もありますし、徹頭徹尾(犬を除いて)不気味ではあります。どこが怖いかということが全体的にわかりやすいです。「検索してはいけない言葉」という評価は早い段階からなされていたため、ジョーク・ネタのワードとしては十分掲載に値すると思われます(ただそれにしても、一部のユーザによる熱い推しがあったことは否めないため、同一作者の「EDMを添えてみました」があることなどを根拠にして削除するのはよいかと思われます)。また、INTERNET YAMEROの場合歌がついているため(つまり内容を理解できるため)、終始意味不明(概要にストーリー説明があるが本編とはあまり関係がない)なヴィエとは安心感が段違いである、という印象を受けました。 -- 東海林めぐる (2023-09-01 22 54 53) あと、これはさっき気づいたんですけど、原色を使っていない+画面内に使用されている色の数が多い動画の点滅は全体的に目が疲れにくいような気がします。 -- 東海林めぐる (2023-09-01 23 00 11) つまり、点滅系のワードとしては弱いと判断された部分もあるのではないかと。連投すみません。 -- 東海林めぐる (2023-09-01 23 01 09) 管理人様と同じ理由で賛成から反対に変更します。 -- ミューゲーム。 (2023-09-02 14 39 49) 東海林さんと同じ目的意見で反対にします。 -- かっき~ (2023-09-02 14 44 53) 上と同じく反対 -- 名無しさん (2023-09-02 18 29 28) グロサイトの記事名の一部を切り取って意外性のあるワードにするケースについて 【議論提起日時】2023/09/16 【依頼者】Aeroflot 【議論内容】グロサイトの記事名の一部を切り取って意外性のあるワードにするのがよく見られる。下記のサイトは多少遊び心のある記事名が多く、作成者のさじ加減でいくらでもwikiに登録できるワードとなり得るため、意外性のあるワードであってもこれらのサイトがトップに出る場合、ワード名と内容に相当なギャップがない限り、報告、審査を厳しくするべきだと思う 【関連するワード】カルロ・グローチェ、グロッティマンデー、ソルカブ、ポッカキット 【議論締切】2023/09/30
https://w.atwiki.jp/mudairo/pages/25.html
PC おねえ H.N. おねえ、ネーサン Job Sniper 職位 マジキチ すていたす D=A V ロギン率 よる~あさ 生息地 首都北 ヤる気 マンマン^^v I Like 流されない奴 Fuck a 自分のルールしか守れないクズ 趣味 格ゲ ROで欲しいの 棚c 現実で欲しいの スタンド能力 事故PR欄 キキィー ドゴォ
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/904.html
4月30日 今年もトリスティン魔法学園は新入生を迎えて、にわかに賑わいを見せ始めた。 去年までなら、『下級生からもゼロと馬鹿にされるのか』と少し欝になってしまう季節だ ったけど、今年は違う。 虚無に目覚めたおかげで簡単なコモンマジックなら扱えるようにもなったし、何より今 年はそんなものを吹き飛ばす吉報があったのだ。 ちいねえさま。大好きなちいねえさまが元気になって学院に入学してきた! 嬉しくて嬉しくて仕方がない。体が弱くて領内から出られなかった姉さまが元気になら れて、しかも私と一緒の学院に通う! それにしてもちいねえさまにはびっくりさせられた。 ちいねえさまったら、今日まで自分が元気になった事とか入学の事とか何一つ知らせな いで、いきなり私の部屋にやってきて『今度この学校に通うことになったカトレア・イヴ ェット・ラ・ボーム・ル・ブラン・ド・ラ・フォンティーヌです。よろしくお願いします ね。先輩』ですって。才人と一緒に呆けちゃった。 新しいシェフが入って料理も美味しくなったし、今日は本当にいい日だ。 それにしてもお姉さま、実家のペット達を全部連れてきたのかしら? 部屋を見せても らったが、ちょっとした動物園だった。 あのでっかい蛇は今からでも実家に送り返したほうがいいと思う……部屋半分埋めてるし。 5月1日 今日は最悪の日だ。 ちいねえさまが今日も部屋に遊びに来ると、楽しみに待っていたのに……ねえさまは新 しく入ったコックを連れてきて、『私の旦那様になる、トニオよ』なんて言い出したのだ。 コックの方も『始めマシテルイズ。トニオ・トサラルディーと申しマス。あなたの話は カトレアから聞いてイマスヨ』なんて、馴れ馴れしい口調で話しかけてくるし! 平民の分際で貴族にタメ口なんて十年早いのよ! しかもちいねえさまを呼び捨てにす るなんて! その上結婚ですって!? お母様やお父様が許しても、この私が許さないん だからっ! ……私は決めた。この平民とお姉さまを結婚なんて絶対にさせない……! お姉さまを なんとしても説得して、婚約を破談にさせるわ! 5月3日 おかしい。 私は確かに、昨日ちいねえさまの部屋に行って、ちいねえさまをを説得したはずだ。 平民と貴族の結婚による弊害や、決して幸せになれない事など、訥々と現実的な例を挙 げて説得したはずだ。ついには、あんな男の何処がいいのかと言うせりふも口にした。 そうこうしているうちに、あのトニオとか言うコックが夜食を持ってきて―― ……そこから、今さっきベッドの中で目覚めるまでの記憶がすっぽりと抜け落ちている のだ。しかも、外は夜……何で私は丸一日寝ていたのだろう? 一緒について行った筈のサイトに聞いても眼を反らされるだけだし……本当に何があっ たのかわからない。 5月4日 あ、ありのままに起こった事を記すわ! 私は、『昨日ちいねえさまを説得しに再び部屋に入ったら、またベッドの上で眼を覚ました』! 何を書いてるのか理解出来ないと思うけど、私にも理解できない。 時間操作とか記憶抹消だとかじゃ断じてない、恐ろしい力の一片を味わった気分よ……! 5月6日 あ、ありのまま(ry 5月7日 今日もちいねえさまを説得しに行こうとしたら、才人に止められた。 なんか、泣きながら『もういいんだルイズ……お前は本当に良くやったよ……』なんて言い出した。 最近の才人は本当に変だ。本当に何があったのだろう? とにかく、使い魔の涙ながらの訴えを聞き入れて、私は今日のお姉さまのお部屋訪問を諦めた。 5月8日 今日もお姉さまを説得しようと学院を探し回ったら、とても不愉快なものを見た。ちい ねえさまとあのトニオとか言うコックが愉しそうに笑い合っているのが見えたのだ。 本当にイラつく。この学院でちいねえさまと、私以上に親しくしている奴が居る事が気に入らない。 5月9日 いい事を考え付いたので即座に実行してみる。 何という事はない。キュルケにあのトニオとか言う男を誘惑させて、破談に追い込むの だ。ツェルプストーに魂を売ると言う行為は腹立たしいけど、ちいねえさまの幸せには変えられない。 話をしたらキュルケは『面白そうねw』とノリノリだった。 5月10日 今日は最高の日だ。 夢の中ではちいねえさまと二人きりで楽しくお話しする光景が見れたし……現実でもと ても愉快なものが見れた。朝食の配膳をしていたトニオの頬に、真っ赤な紅葉が咲いていたのだ! 功労者のキュルケが見当たらなかったのが気になるが、そこはそれ。今度会った時に礼 を言っておこう。 今日は本当にいい気分! 5月11日 キュルケが見つかった……塔の天辺から、びしょぬれの状態で逆さづりにされている状 態で。なんか、ぬとぬとしてて、何かの唾液っぽかったそうだ。蛇に丸呑みにされた? まさかね…… 何があったのか聞いても答えようとしないらしいし、一体何があったのだろう? ちいねえさまとトニオもいつの間にか寄りを戻していたし、本当に訳がわからない…… 明日の朝部屋に来るように言ったちいねえさまの顔が微妙に引きつっていたのは、きのせいだろうか? 5月12日 かゆ うま 5月13日 どうも、最近の私は疲れているらしい……昨日何をしていたのか、記憶が全くない。 あまり続くようなら、病院に行ったほうがいいのかも……しかもなによ、かゆうまって。 才人に聞いたら、『聞かないほうがいい』とか言って眠っちゃったし。 ……それもこれも、みんなあのトニオとかいうコックのせいだ。あいつが来てからこの 変な現象が起きるようになったんだ! 私は絶ッッッッッッッッッッッッッッ対に! あの男を認めない!
https://w.atwiki.jp/ercr/pages/1506.html
発売日 2005年4月28日 ブランド アトリエかぐや Berkshire Yorkshire タグ 2005年4月ゲーム 2005年ゲーム アトリエかぐや アトリエかぐや Berkshire Yorkshire キャスト 楠鈴音(小野寺理央),かわしまりの(汐乃渚),天天(秋月沙良),大波こなみ(雨宮天音) スタッフ 企画:ハニートースト 脚本:MLR(もみあげルパンR),近江達裕,速水漣,想ファクトリー 原画:choco chip プログラム:伊勢片輪仮H グラフィック:雲雀丘雅鈴,セミドリヨドミ,斬,Black RX,あげ玉,SAKA,風雅 背景:桜田衣咲,セミドリヨドミ 音声演出:まりのあや 音声制作:ぴなぽんな 制作担当:佐藤有子 サウンド:吉田仁郎(Monkey Music),井出今日子 スペシャルサンクス:マキチクビ オブ ジョイトイ プロデューサー:徳川信長
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/694.html
429 :名無しの紳士提督:2015/07/18(土) 15 18 08 ID tYVietT2 比類なきテクニックを誇る龍田おねえさん VS 底無しの精力を誇るショタっ子 ファイッ! 1発目 「あらあらぁ、まだ手でしてあげだだけなのに、もう出しちゃったんですか? 我慢の出来ないおさるさんですね」 「手だけでこんなに溢れさせちゃうなんて……フフ、お口でしてあげたら、どんなになっちゃうんでしょう♪」 2発目 「ん……すっごく濃ゆい童貞せーえき、頂いちゃいました♪ 御馳走様」 「腰がくがく震わせちゃって、可愛い♪ もーっと可愛がってあげますねぇ」 3発目 「2回出した後なのに、すぐ出しちゃって……。堪え性の無いお○ん○んさんには、せっくすはお預けです」 「ふふふ、そうですねー、あと2回頑張れたら、ご褒美あげますよ~?」 5発目 「はぁ~い5発目、よく頑張りました♪ えらいえらい」 「ぐすぐす泣きじゃくってるお顔、きゅんってきちゃいます♪」 「ほんとはお預けしちゃおうかと思ってたんですけど、特別に、『せっくす』、してあげますね」 「さ、そこに横になってください。お姉さんが挿入れてあげますからね~」 6発目 「やぁん♪ アソコが触れただけで出ちゃうなんて、そんなに私とせっくすしたかったんですか?」 「ゆっくり、ゆっくり挿入れてあげますから……初めてをお姉さんに食べられちゃう感覚、たっぷり味わって下さいね~♪」 7発目 「はぁい、ここがお姉さんの終点、大事な大事な、赤ちゃんの部屋の入り口ですよぉ」 「ここまで吐き出さずにいられたご褒美に……子宮口でお○ん○んにキス、してあげます、ねっ!」 「ふふふ、出てる出てる……子宮の入り口にびゅーびゅーしちゃってます♪」 「で・も、これだけで済むと思わないでくださいね?」 「精嚢がカラっぽになるまで、お姉さんが何度でも搾り取ってあげますから♪」 15発目 「よく頑張りましたけど……そろそろ限界でしょう?」 「さ、お姉さんの目を見ながら、『僕はお姉さんのモノです』って誓ってごらんなさい? そしたら許して……ひゃんっ!?」 「だ、だぁめ! クリちゃんはお触り禁止です! まったくもう……」 21発目 (い、一体何発出せばおさまるんでしょう、このおさるさんち○ぽ……) (膣壁に特濃せーえき擦り込まれて……それにもうずっと子宮でキスしちゃってます……) (まずいですね……そろそろ子宮が我慢できなくなっちゃいそうです) 「そ、そろそろ疲れたでしょう? お終いにしましょうか……え? まだ出来る?」 (うそぉ……ぁ、あ、また射精ぇ♥) 25発目 「そんなにクリちゃん触りたいんですか? ……どうしても?」 「し、仕方のない子ですねぇ……ここまで頑張ったご褒美に、特別ですよ?」 「こ、こぉら、がっつかないの! 包皮は自分で剥きますから……」 「いいですか? ここは女の子のお○ん○んのようなもので、とってもとっても敏感なんです」 「けっして乱暴にはしないように……優しく、優しくですよ?」 26発目 (ふぁ、ぁ……この子のゆび、きもちぃ♥) (たどたどしいのに、必死に私の感じる触り方探って) (私のクリちゃん滅茶苦茶にしたいって気持ちと、私を気持ち良くしてあげたいって気持ちが、せめぎあってて) (分かっちゃいます。この子の優しいところ、男の子なところが、陰核への刺激で伝わってきちゃって……それに) 「――おちんちん膨らんでます、ね。また、射精しちゃうんですね」 「お姉ちゃんも、ね、イっちゃいますから……だから、クリちゃん、いいですよ」 「思い切りいじって、たくさん気持ち良くして……あ、あーーーーーっ!!!」 27発目 「ふふふ……お姉ちゃんも、一緒にイっちゃいました♥」 「ほんとにもう♪ まさかおさるさんにここまでされちゃうなんて……え?」 「う、嘘……まだこんなに硬い……ち、ちょっと待って!」 「わ、私、ホントにイって、腰抜けちゃってて……少し休ませてぇ!」 「ゃ、やだ、押し倒すなんて、もう! 本気で怒っちゃいますよ!?」 「あ、ひ、ひぃぃぃいん!? や、なんで、なんでこんなに濃いのぉ……!?」 38発目 「ぁ、ぁ、ぁ、あ、ひ……うあああぁん♥……また、また出てるぅ……」 「もう、もう許して、ね? お姉ちゃんの負けです。最初にいぢめたことなら、謝りますから」 「そ、そんな……また動いて、っ!? ひゃうぅん!?」 (ぁ、駄目、見つかっちゃ駄目ぇ……そこ、そこGスポットぉ……) 39発目 (もう一時間以上Gスポット擦られてる……丁寧に、丁寧に。雁首で、こりゅこりゅってぇ……) (駄目、擦られ過ぎておしっこ、漏れちゃいそぉ……) 「あ、あのね? おトイレ、行かせてください。そしたらまたシてあげますから、ね?」 「こ、此処でって、そんなこと出来る訳無いでしょう!?」 「あっ!? 駄目、おしっこの穴、指で撫でちゃ……ダメ、漏れちゃう、もれちゃうぅ」 「だ、出したいって……駄目っ! 今射精は絶対駄目ですから!」 「今出されたら、ほんとに我慢できなく……や、やだ、お○ん○ん膨らんでるぅ……」 「せ、せめて顔、見ないで、ね? 射精されて漏らしちゃってる顔、みないで、堪忍してぇ……ぁ、ふぁ、ふあぁぁぁん」ジョロロロ…… 40発目 「ふぇ、ぐすっ…ひっく」 「……怒ってますっ!!! まったくもう……お姉さんをこんなに辱めるなんて。いけないおさるさんち○ぽなんですから」 「……え? 改めて話がある、ですか?」 「『お姉さんとケッコンしたい』って……じゃあ今日は、それを言うために?」 「ふふふ、まったく、とんだおばかさんですね♪」 「もう、私はとーっくに貴方に、モノにされちゃってるじゃないですか♪」 「そもそも、私が断ったらどうするつもりだったんですか」 「まさか、この私にあれだけ恥ずかしい思いをさせて、責任取らずにすたこら逃げるつもりだったんですか?」 「そんなのは許しませんよぉ。それに、ホラ……」 「気付いてましたか? 私の子宮、完全に下まで降り切って……。それに入り口も、とろっとろに蕩けちゃってます」 「ほぉら、亀頭が沈み込んで……そのまま腰を進めたら、きっとナカまで挿入っちゃいます」 「あなたがこうしたんですよ? 何度も何度も精液吐き出して、擦り込んで、お姉ちゃんの子宮を子作り準備万端にしちゃったんです」 「だからほら、こうして…んうっ!……ぁは、これで、赤ちゃんの部屋、挿入っちゃいましたね♥」 「さ、このままびゅーびゅー射精して、龍田を孕ませてくださいな……旦那様♥」
https://w.atwiki.jp/yuiazu/pages/2017.html
2月も下旬に差し掛かろうかという、ある日の昼休み。 私、鈴木純が、いつものように親友2人とランチタイムを楽しんでいたときのこと。 お弁当もほぼ食べ終えて、これまたいつものように他愛のないことを駄弁っていたわけだけど、 それが一段落したところで、「そういえば」と親友のひとり、中野梓が切り出した。 「憂、もうすぐ誕生日だよね」 そう言われて、もうひとりの親友こと平沢憂は、嬉しそうに笑って答える。 「うん、そうだよ。梓ちゃん覚えててくれたんだ」 「もちろん覚えてるよ。親友の誕生日なんだから」 梓はそう言ったけど、憂の誕生日は親友でなくても一度聞いたら覚えられそうだ、と思う。 なぜなら、2月22日――「222」、ゾロ目というインパクトのある日付だから。 ちなみに梓の誕生日も11月11日で、これまた「1111」とゾロ目だ。 しかもこちらは1が4つも揃っているから、更にインパクト大。 さらにちなみに、私の誕生日は1月14日。 ゾロ目でもなんでもなく、インパクトは、特にない。 …別に悔しくなんかないよ? しかしこうして改めて誕生日を並べ挙げてみると、ほんの数ヵ月差とはいえ、 梓が最年長で憂が最年少だという事実にちょっと驚いたりもする。 だって…ねぇ。 談笑する2人を見比べる。 梓は、ハッキリ言って小柄だ。 ただ単に身長が低いというじゃなく、手だとか体つきだとか脚だとか、 そういったものが全体的に小さく、細く、華奢なのだ(当然のことながら、胸もぺたんこだ)。 だから、150cmという身長の実寸以上に小さく見える。 更に言えば顔つきもベビーフェイス、要するに童顔で、 その上長い黒髪を2つに縛ってツインテールなんていう髪型にしているものだから、 全体的にロリロリしい雰囲気が漂ってしまっている。 ランドセル背負わせたら似合うかも――って、マニアックな考えが一瞬浮かんじゃったよ。 一方の憂は、身長こそ150cm台半ばと女子として普通の部類だけど、 特筆すべきポイントは身体つきの方にあって、有り体に言えばナイスバデーなのだ。 胸は普通に大きいし、全体のスタイルだってなかなかのものだと思う。 いわゆるモデル体型でこそないけれど、太ももとか、水着姿の時に見た腰周りとかの肉付きは、 かえって女子高生らしい健全さを感じさせる。 いや――むしろあのむっちり感が色っぽさを感じさせると言えるかも知れないな。 特に男の人には案外モデル体型の人よりウケが良さそうな気も――。 「…純、なんかさっきから私たちをイヤらしい目で見てない?」 「ナンノコトカナー?」 あぶないあぶない。 親友を知らず知らずのうちに良からぬ目で見てしまっていたようなので、この辺でやめとこう。 純ちゃんならぬ不純ちゃんになってしまう。 あ、ついでに言っておくと、私のスタイルは2人の中間…よりはだいぶ憂寄りだと思う。 思いたい。 誕生日もそんな感じの位置だし。 ま、私が言いたいのは、梓と憂の誕生日は逆の方が、 2人の外見的にはしっくり来るんじゃないかってことだ。 どういう意図でこの設定なんだろう――いやいや設定って、漫画やアニメじゃあるまいし。 外見の話をしたついでに中身のことも言うと、 この3人の中で性格的に一番大人びていると感じるのも、やっぱり憂だ。 梓は見た目通り、子供っぽいと思う。 真面目だし、しっかり者ではあるんだけど、 それは「大人ぶっている」という風に私の目には映る部分がある。 大人であろうとして真面目に、カタく、「物事はこうあるべき」という枠をもって振舞おうとする。 それは別に悪いことじゃないと思うけど、実際にそうできているかといえば、 そして大人びているかと言えば、とてもそうとばかりは言えない。 ちょっとしたことですぐムキになるし、必要以上にナーバスにもなりやすかったりする。 何だかんだと言い包められて流されることも多い。 最初は文句ばかり言ってた軽音部の色にも、いつの間にかすっかり染まっちゃってるしね。 まあ何というか、カタいんだけれど、その分もろいところがある――そんな感じがするのだ。 そういう点――あの人はふわふわしてるけど、強そうだな、と思う。 あの人というのは、憂の1つ年上のお姉ちゃんこと、平沢唯さん――唯先輩。 見た目は双子のごとく憂にそっくりだけど――いや、先に生まれたのは唯先輩だから、 憂が唯先輩にそっくりというべきなのかも知れないけど、まあとにかく、中身は大違い。 親友のお姉ちゃんをつかまえてこんなことを言うのもアレだけど、 あの人はおおよそ「大人びた」とか、そういう言葉とは無縁だろう。 むしろここにいる3人の誰よりも子供っぽい、とさえ言えるんじゃなかろうか。 憂が大人びている理由の結構な部分は、彼女が長年にわたって平沢家の家事全般を担当し、 唯先輩の面倒を見てきたからというところにあるんじゃないかとすら思う。 で、なにゆえここでその唯先輩のことを思い出したかと言えば、 梓がしょっちゅう唯先輩の話をするからだ。 まあそれは大抵の場合愚痴のようなもので、至る所で抱きつかれて困るだとか、 妙なあだ名をつけられただとか、色々言うんだけど。 梓の本心はそこにないことに、それが気持ちの裏返しだってことに、私も憂も気付いている。 ま、ぶっちゃけてしまえば。 梓は唯先輩のことが大好きなのだ。 唯先輩は確かに子供っぽくて、年上なのにどこか頼りない感じもする。 そんな唯先輩の面倒を、普段は後輩の梓の方が見ているというのは、まあその通り。 だけど、ふわふわしてるけど、芯から明るくて、朗らかで――それはあの人の確かな強さ。 真面目だけど、ともすればシリアスになりすぎることもある梓は、 そんな唯先輩に癒され、助けられているのだ。 カタいけど、もろい梓を。 やわらかい唯先輩は、崩れないように優しく、包み込むように温かく受け止める。 そういう立ち振る舞いを、自然にやってのけるのだ。 だから、唯先輩は子供っぽいけどやっぱり子供じゃなくて、確かに年上なんだ――と思う。 そんなわけで、梓は唯先輩が大好きなのだ(大事なことなので2回言いました)。 本人は絶対認めたがらないだろうけど、態度でバレバレの丸分かり。 私が唯先輩を褒めるようなことを言うと口では否定しつつも嬉しそうな顔をするし、 抱きつかれたりするのだって内心では喜んでるに違いない。 だいたい、あの人しか呼ばない「あずにゃん」ってあだ名も最初は嫌がってたくせに、 預かった人様の家のネコ(つーかウチのネコ)に勝手に「あずにゃん2号」なんて命名するとか、 もうその時点でデレデレだろ、あずにゃん1号。 それなのにヘタに意地を張ったりするところも、また子供っぽいんだよね。 もちろん、梓にそんなあだ名をつけたり、頻繁にスキンシップをとったりする唯先輩は、 もう隠すこともなく大っぴらに梓のことが大好き。 惜しみない愛情をこれでもかと注いで、梓のことをかわいがっている。 そんな2人だから、傍目にはとてもお似合いというか、 ナイスコンビ、ベストカップルだと思うんだけどね。 ――あ、そうか、なるほど。 だからやっぱり、梓の誕生日は11月11日じゃないとダメなのか。 だって唯先輩の誕生日は11月27日だから、 そうしないと2人が同い年になる瞬間がなくなっちゃうし。 普段は1歳違いの先輩後輩である2人がほんの一瞬だけ同い年になる16日間は、 2人のファンの間では色々な想像が掻き立てられる、それはそれは重要な期間らしいからね。 ふむふむ、やっぱりこの設定は絶妙だ。 ――いやいや、ファンって、設定って何よ。 なんかメタな思念が混じったし、そろそろひとりで考えを巡らすのもやめて、 会話に参加することにしよう。 「憂、なんか唯先輩にプレゼント頼んだりしないの?」 ひとまずそんなことを訊いてみた。 憂もまた、唯先輩のことが大好き。 それはもう、姉妹愛とかそういったレベルを軽ーく超越しているくらいに。 だけど、憂は自分からプレゼントをおねだりするタイプじゃない。 むしろ唯先輩からもらえるものだったら何でも喜んじゃうタイプ。 だから、「お姉ちゃんがくれるものなら何でもいいよ~♪」なんて、 ニコニコ笑いながら答えるのを想像してたんだけど。 「ん?うん、もう頼んだよ♪」 おっと、これは意外な答え。 「へー、憂がおねだりなんて珍しいじゃん。何を頼んだの?」 「唯先輩が用意できそうなもので、憂が欲しがりそうなもの…弾き語りしてほしいとか?」 梓が候補を挙げてみたけど、憂は「ううん」と首を横に振ってから、満面の笑みで言った。 「あのね――『おねえちゃんが欲しい』って頼んだんだ♪」 瞬間、私はちょうど口にしていたお茶を噴き出し、 梓は「ええぇっ!?」と大声で叫びながら、椅子を盛大に弾き飛ばしつつ立ちあがった。 いやいや…確かに私も思わず噴いちゃったけど、 いくらなんでも驚きすぎでしょあずにゃん1号、気持ちは分かるけど。 そういう態度がバレバレなんだってば、絶望的な顔しすぎだし。 っつーか教室中からクラスメイトたちの視線が突き刺さってめっちゃ痛いんですけど。 この状況を作った張本人はと言えば、私たちのリアクションの意味が理解できなかったらしく、 きょとんとした顔で私と梓を交互に見てるし…。 とりあえず、私はクラスメイトたちに何でもないよと言い訳し、 ティッシュで机を拭きながら、憂に言った。 「憂…ついにそっちの世界に踏み込むんだね…まあ、健闘を祈るよ…」 最初は「へ?」と飲み込めていない様子だった憂だけど、 すぐに自分の言ったことがどういう響きを伴うのか気付いたらしく、サッと頬を染めた。 「ち、違う!違うよ!?私が言ったのはそういう意味じゃなくて…!」 「おやおやぁ、私は『そっちの世界』としか言ってないんだけど。 『そういう意味』ってどういう意味なのかね、憂さんや?」 「もうっ、純ちゃん!」 私にからかわれて、ますます顔を真っ赤にして恥じらう憂。 ああもう、かわいいなぁこの子。 うん、まあ分かってたよ、憂がそういう意味で言ったんじゃないってことは。 ただちょっと言葉足らずで、そして純粋すぎたね、憂。 …私と梓が穢れているわけではない、と思う。 思いたい。 ちなみに梓は「なんだ、よかったぁ…」と、心底安心したような顔と声で言っている。 だからリアクションがいちいちバレバレだってば。 梓が弾き飛ばした椅子をそそくさと起こして座りなおしたのを確認した憂は、 頬にまだ少し赤みを残したまま軽く咳払いをしてから、言った。 「さっきのはね――『新しいおねえちゃんが欲しい』ってことなの」 いやいやいやいや。 さすがに2度目だから、私も梓もある程度心構えができててさっきみたいには驚かなかったけど、 それだって結構な、っつーかむしろ捉えようによってはさっきのよりよっぽど問題発言ですけど!? 「え、なに、『新しいおねえちゃん』って。唯先輩はもういらないの?」 「えっ、それなら私にちょうだウチで引き受けてあげてもいいけど」 憂に限ってそんなことはあり得ないと分かってるけど、冗談半分で訊いてみた。 あと梓、間髪入れずに身を乗り出して唯先輩の身元引受人に立候補したのはまだいいとしても、 本音9割方出ちゃってる上に、 誤魔化すように無理矢理重ねた後半部もニュアンス的にそんな変わってないよ。 誤魔化せてないよ。 「そんなわけないよ!お姉ちゃんがいらないだなんて、そんなことあるわけないよ!」 「ウソウソ、冗談だって。分かってるからそんなムキにならないでよ憂。 ただ、意味がよく分からないから、もうちょっと説明してくんない?」 詰め寄ってきた憂をなだめながら、もう少し詳しく説明してくれるよう促す。 …梓、「なんだ…」とか明らかにガッカリしたように言わないの。 あんた、好きな人が妹に捨てられるところ見たいんかい。 「うーんと…要するにね。 お姉ちゃん…唯お姉ちゃんとは別に、もうひとり『おねえちゃん』が欲しいの」 唯先輩とは別に、もうひとり…? でも、それはご両親に頼むものでは――いや、それで頼めるのは妹だけか。 ってことは…ははぁーん、なるほどね。 このあたりで私はようやく、憂の言わんとすることが理解できた。 梓はまだ理解できていないようだったけど――ま、すぐに分からせてあげよう。 私はニヤリと笑うと、 「あー、なるほどねぇ。ちなみに、どんな『おねえちゃん』が欲しいの?」 と、憂の話に乗っかる。 憂もどうやら、私が気付いたことに気付いたらしく、 珍しく少しいたずらっぽく笑うと、自分が欲しい『おねえちゃん』について語り始めた。 「えっと…まず黒髪の人がいいなぁ」 「なるほど、黒髪ね。ショート?ロング?」 「ロングだね。で、それを2つに結んでるの」 「顔つきとかは?美人系?」 「うーん…どっちかと言うとかわいい系かな。少しツリ目気味で、ネコっぽいといい感じかも」 「ほほう。で、他には?」 「そうだね…小柄な人がいいかな」 「小柄かぁ。身長150cmくらい?」 「うん、それくらいが理想的!」 「ふむふむ、容姿はそんなところかな。特技とかは?」 「唯お姉ちゃんもギター弾けるし、新しいおねえちゃんもやっぱりギターが上手な人がいいな。 ふたりが一緒にギター弾きながら歌ってるところとか見てみたい!」 憂の欲しい『おねえちゃん』像を2人で組み立てながら、梓の方を見る。 最初はきょとんとしていた梓だったけど、 『おねえちゃん』がある程度組み上がったところでその完成図が頭に浮かびでもしたのか、 一瞬ハッとした様子を見せた後、みるみるその顔を赤くしていった。 どうやら、憂の言う『おねえちゃん』の意味にも気付いたみたい。 でも、私と憂は手加減も容赦もしない。 してやらないよ――梓、あんたのためなんだから。 「じゃあ最後に――どんな性格の人がいい?」 とどめの質問――憂の欲しい『おねえちゃん』像、最後のパーツを組み込もう。 「えっとね――真面目でしっかりさんなんだけど、ちょっとムキになりやすかったり、 意地っ張りでなかなか素直になれないような、そういうところもあって。 でも本当は優しくて、世話焼きで、 唯お姉ちゃんのことも色々気にかけてくれて、何かあった時は誰より心配してくれて。 唯お姉ちゃんのギターの練習やワガママにも、いつも何だかんだで付き合ってくれて。 唯お姉ちゃんに抱きしめられたり、あだ名で呼ばれたりするのが、実は好きで。 唯お姉ちゃんのあったかさや、やわらかさが、本当は好きで。 ――唯お姉ちゃんのことが、私なんかに負けないくらい、 大、大大、大大大大大、だーい好きな――『梓』って名前の、『お義姉ちゃん』が欲しいなぁ♪」 これ以上ないくらいの笑顔で憂が言った瞬間。 これ以上ないくらいの真っ赤な顔をした梓の頭から、ポンっと煙が上がるのが見えた気がした。 ま、つまりそういうこと。 憂は、梓と唯先輩がくっつくことを願ったってわけ。 それも、結婚レベルで。 お姉ちゃんのことが大好きな憂は、同じくお姉ちゃんのことが大好きな親友のこともまた、大好き。 そしてそのお姉ちゃんとその親友は、相思相愛。 ならば、そんな大好きな2人のために、自分の誕生日を口実にして背中を押そう、と。 そういうことなんだよね、憂。 まったく、あんたは本当にいい子だ。 そんな憂が、私は大好き。 「ういー、ずいぶん欲張ったんじゃないー?唯先輩、探すの大変かもよー?」 「えへへー、やっぱりそうかなー?条件に合う人がうまく見つかればいいんだけどー」 私はニヤニヤ、憂はニコニコ笑いつつ、梓の方を見ながらセリフ棒読みの茶番を続ける。 相変わらず真っ赤っかな梓は何か言いたそうだけど、声に出せずぱくぱくと口を開けるだけ。 「うーん、でも意外と早く見つかるかもよー?」 「そうかなー?」 「そうだよー…あっれー?そういえばこの子、『梓』って名前だよねー?」 「ほんとだー。ぐうぜーん♪」 「しかも黒髪ツインテールだしー、ややツリ目だしー、身長150くらいだしー、 ギター得意だしー…すっごーい、ほとんどピッタリじゃーん♪」 「わーい、お義姉ちゃん候補だー♪」 「んー、でもどうかなー、梓は唯先輩のこと好きなのかなー? お姉ちゃん大好きな憂に負けないくらい――唯先輩のことが、大大大だーい好きなのかなー?」 途中からすっかり俯いて、ブルブル震えていた梓だったけど。 「――うにゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」 真っ赤な顔を上げると、そんな雄叫びを上げた。 もちろん、またしてもクラス中の視線が私たちに突き刺さったのは言うまでもない。 「ふ、ふふふ、ふふ、2人とも、どど、どういうつもりなの!?」 「えー?」 「なんのことー?」 「それはもういい!」 怒られたので、茶番モードから通常モードに切り替えて、私は言ってやった。 「だからさぁ…あんたはさっさと唯先輩とくっつきなさいっていう話だよ」 「ふぇっ!?く、くっつくって…!?」 「梓ちゃんがお姉ちゃんと結婚して、私のお義姉ちゃんになってくれたら嬉しいな、って♪」 「けけけ、結婚!?そ、それはさすがにまだ早…いや早いとかじゃなくって! まずは恋び…でもなくって!わ、私と唯先輩は別にそんなんじゃ…! それに…お、女同士なのに結婚なんて…!」 「そういう一般論はいいの。梓自身の気持ちは――本当の気持ちは、どうなの?」 「そっ…それは……えっと…その…」 「ま、続きはプレゼント調達に来た唯先輩に言えばいいよ」 「え?調達って…」 「お姉ちゃんにはもうお願いしてあるからねー♪」 「22日――憂の誕生日までもう1週間もないし、あと数日のうちに来るだろうね。 せいぜい唯先輩のプレゼント調達に協力してあげられるように、返事でも考えときなよ♪」 「えっ…えぇ…!?」 昼休みも残りわずかということで、話はそこで終わりになったけど。 梓はその後も、結局帰りのHRが終わって別れるまでずっと赤い顔をしたままで、 どこかそわそわと落ち着かない様子だった。 まったく、ホントに分かりやすいんだから――ま、がんばれ、応援してるぞ。 なんて、心の中でエールを送っておいた。 果たして、それから数日後――2月22日、憂の誕生日。 夕方に平沢邸で誕生会が開かれることになり、もちろん私も呼ばれたわけで。 そして――そこには「お姉ちゃん」からのプレゼントとして、 憂の希望通り、彼女の「お義姉ちゃん」になった梓の姿がありました、とさ。 とはいっても、さすがに学生のうちに結婚というわけにもいかないってことで、 厳密に言えば今はまだ「お義姉ちゃんになる予定の人」なんだけど。 まあどうせあと数年のうちには確実にそうなるんだし、やっぱ「お義姉ちゃん」でいいよね。 その「お義姉ちゃん」は、元祖「お姉ちゃん」――唯先輩のそばに、ピッタリ寄り添っている。 というか、唯先輩が梓の肩に手を回して引き寄せてるんだけど、 梓はもう以前みたいにそれを引き剥がそうとはしない。 まだまだ照れ臭さは消せないみたいで、少し表情がカタいけど、でもすっごく幸せそう。 一方の唯先輩は元々笑顔に定評のある人だけど、こちらも前よりますます幸せそうだ。 まったくこのリア充どもめ、爆発しろ!――なーんて、そんなこと言うわけがない。 少し手伝っただけとはいえ、背中を押した者として素直に祝福させてもらいますか。 良かったね、おめでとう、梓。 それから、唯先輩もおめでとうございます。 親友として、そのネコのこと、よろしく頼みましたよ。 さて、本日の主賓にして、誰よりも強く2人の背中を押した最大の功労者、憂はというと。 「おねえちゃん」たちの仲睦まじい様子を眺めながらニコニコと、 それはもう本当に嬉しそうに、この世で一番幸せそうに笑っていた。 「ねえ、憂?」 こっちもつられて笑顔になりながら、少しだけ気になっていたことを尋ねる。 「これじゃどっちかっつーと、憂から梓と唯先輩にプレゼントしたみたいじゃん。 あんたの誕生日なのに、それでいいの?」 そんな風に訊いてはみたけど、その答えはだいたい予想できていた。 伊達に中学時代から憂の親友をやってるわけじゃあないのだ。 「もう、純ちゃんったら」 屈託のない笑顔のまま答える憂。 「大好きなお姉ちゃんと、大好きな親友が恋人同士になって、あんなに幸せそうにしてるんだよ? 私にとってこれ以上の誕生日プレゼントなんて、あるわけないよ♪」 うん、やっぱりその答えは私の予想通りだった。 お姉ちゃんのことが大好きな憂は、同じくお姉ちゃんのことが大好きな親友のこともまた、大好き。 そしてそのお姉ちゃんとその親友は、相思相愛。 ならば、そんな大好きな2人が結ばれて、一緒に幸せになれば、自分もいっぱい、いっぱい幸せ。 だって、お姉ちゃんの幸せは自分の幸せで、親友の幸せもまた、自分の幸せだから。 そういうことなんだよね、憂。 まったくもう、あんたってば本当に、どうしようもなくいい子なんだから。 そんな憂が、私は大好きだよ。 しかしまあ、何と言うか――相変わらずイチャラブなオーラを発しているあの2人は、 確かに立場上は憂の「おねえちゃん」だけど。 今回背中を押してもらった一件といい、普段のことといい、すっかりお世話になりっぱなしの、 このキューピッドな「妹」には一生頭が上がらないんじゃ?――と、ちょっと思う。 でも多分、2人の「おねえちゃん」が仲良く幸せにしている限り、この「妹」は笑ってるんだろう。 だから私からは、「おねえちゃん」方にひとことだけ言わせてもらおう。 「妹」さんをくれぐれも泣かさないよう、末永くお幸せに!――ってね。 END 憂△ -- (名無しさん) 2013-11-08 15 56 35 憂、ナイス -- (名無しさん) 2014-04-24 04 53 27 名前 感想/コメント: すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/pam-hokkaido/pages/859.html
道の駅 なとわ・えさん 眼下に津軽海峡、遠方には活火山「恵山」を望む最高のロケーション。 「なとわ」とは、道南地方の方言で「あなたとわたし」の意味で、広域的観光ルートの拠点づくりとして国道278号沿いの海浜公園に建設された道の駅。 海辺の景観に配慮した施設は木造が中心で訪れた人たちにやすらぎを与えてくれます。 津軽海峡を一望できる施設の屋上へも車椅子で昇ることができるのも魅力。心ゆくまで最高のロケーションを堪能してください。 〈道の駅 なとわ・えさん公式サイトより引用〉 道の駅 なとわ・えさん 〒 北海道函館市日ノ浜町31番2 TEL:0138−85−4010 FAX:0138−85−4009 パンフレット ※画像をクリックするとパンフレットが開きます。 imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 ホームページ http //www.hokkaido-michinoeki.jp/data/61/each.htm 〈ブログ〉 初出動は「なとわ・えさん」・北海道のワイキキビーチ http //blogs.yahoo.co.jp/ikarerusijin/4823673.html 2泊3日 函館B級グルメ旅?!①第1日目 http //blogs.yahoo.co.jp/nimado1964/36521969.html わらしゃんど ♪誰もいない海 http //blogs.yahoo.co.jp/kony4194/45504264.html Episode.10-1 道南ドライブ(1日目) http //blogs.yahoo.co.jp/tdjcq247/19954871.html 北海道 一人旅61日目 道の駅 なとわ・えさん(函館市) http //blogs.yahoo.co.jp/betelgeusesirius/32124845.html 道南ドライブ http //blogs.yahoo.co.jp/gishichooo/49280429.html なとわ・えさん http //blogs.yahoo.co.jp/paroparo0226/58839972.html なとわ・えさん冬景色 http //blogs.yahoo.co.jp/hakodatedorifu/46416971.html コンブソフト(道の駅 なとわ えさん 北海道函館市) http //blogs.yahoo.co.jp/kuni_1_6_92/56321615.html 北海道リフレッシュの旅5 http //blogs.yahoo.co.jp/sonae_circus/49797585.html なとわ・えさんからの眺望 http //blogs.yahoo.co.jp/hakodatedorifu/35495485.html 携帯サイト 最新のチラシ imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 《周辺情報》 〈ブログ2〉 #blogsearch /
https://w.atwiki.jp/25438/pages/357.html
授業が終わり部室にやってきました。 でも、誰もいないみたいです。 ……と、思ったらソファの上に1人。 遠目でもわかります。金色の髪をした彼女はムギ先輩です。 気持ちよさそうに、顔をほころばせて寝ています。 私は先輩の横に座り、本を読み始めました。 しばらく待っていても他の先輩たちはきません。 もう一度ムギ先輩を見ると、まだ気持ちよさそうに寝ています。 つられて私も大きなあくびを一つしてしまいました。 私は本を放り出してソファにもたれ掛かりました。 先輩と一緒にまどろみの中へ……。 むぎ「あずさおねえちゃん?」 梓「誰?」 むぎ「むぎだよ。あずさおねえちゃん」 梓「…誰?」 むぎ「だからむぎだよ! むぎのこと忘れちゃったの?」 梓「むぎちゃんって言うんだ。ねぇ、ここはどこかな?」 むぎ「おうちだよ」 梓「おうち?」 目を覚ますと、私の前には小学生ぐらいの女の子がいました。 金色の髪をした愛らしい彼女は、自分のことをむぎと呼びます。 でもこの特徴的な眉毛、どこかで見たような……。 まさか。 梓「えっとむぎちゃんの苗字はなんていうの?」 むぎ「みょうじ?」 梓「えーっと。うえの名前のこと」 むぎ「ことぶきだよ。おことのことにふえをふくのふくでことぶき。おねえちゃんわすれちゃったの?」 やっぱり…。 この小学生ぐらいの女の子はムギ先輩。 ということはこれは……夢かな? 梓「むぎちゃん。ちょっとほっぺたをつねってくれる?」 むぎ「そんなことしたらいたいよ?」 梓「大丈夫だから」 むぎ「じゃあ…えいっ」 梓「く、くすぐったいよ。もっと強く」 むぎ「えいっ! えいっ!」 梓「うーん。ちょっとわからない。そうだ、自分でつねればいいんだ」 私はほっぺをつねってみました。 ちゃんと痛い。 じゃあ夢じゃないってこと。 でも、痛いと感じてるのが錯覚だとしたら? そもそも夢のなかだとつねられても痛くないって、何が根拠なんだろう。 梓「……わかんなくなっちゃった」 むぎ「あずさおねえちゃん、さっきからちょっとへん」 梓「ごめんね。むぎちゃん」 むぎ「ふふん。わかればいいんです」 梓「むっ、えらそうだね」 むぎ「うん。むぎはえらいんだよ」 梓「へーっ。どうして偉いの?」 むぎ「このまえピアノのこんくーるでゆうしょうしたんだから」 梓「へー。それは凄いね」 むぎ「あずさおねえちゃんもきてたのにわすれちゃったの? じゃくねんせいけんぼうしょう?」 梓「若年性健忘症……難しい言葉を知ってるんだね」 むぎ「ふふふ、むぎはなんでもしってるの」 梓「そうなんだ」 幼い頃のムギ先輩ってこんな感じだったのかな? でもこれは夢の中だから、私の中で幼年期のムギ先輩がこんなイメージってこと? そんなイメージなかったんだけどなぁ…。 菫「むぎー。かえりましたよー」 むぎ「あっ、おっきいおねえちゃん」 菫「おっきいおねえちゃんじゃなくて菫お姉ちゃんですよ」ギュー むぎ「そんなにつよくだきしめたらいたいよー」 菫「また梓ちゃんと遊んでたんですね。ほんとうにむぎは梓ちゃんが好きねぇ」 むぎ「ふふん。むぎがあそんであげていたのです」 菫「まったく、梓ちゃんに似て偉そうな言葉遣いをするようになってしまいましたね。お姉ちゃん悲しいです」 むぎ「かなしいの?」 菫「うーそっ。むぎならどんなでもかわいいんですから」ギュー えっ、むぎちゃんがこうなったのは、私のせいなの? 菫「あら、梓ちゃん、今日は大人しいですね」 梓「あっ、どうも。中野梓です」 菫「どうしたの? 突然自分の名前言って」 梓「う、うん。なんでもないよ」 菫「私はちょっとレポート書かなくちゃいけないので、むぎのこと頼みますね」 梓「はい、任せるです!」 菫「あっ、そこはいつもの梓ちゃんなんだ」 梓「…うん」 この菫というひとは大学生みたいです。 ムギ先輩にもこんなお姉ちゃんがいるのかな? 金色の髪だけど眉毛は普通だし。うーん……。 私のほうは……夢の中でも高校生みたい。 体格とかあんまり変わってないし。 しばらくむぎちゃんとお話して御飯を食べて、自分の部屋に戻りました。 どうやら私と菫さんは、むぎちゃんの本当のお姉ちゃんではないみたいです。 代々琴吹家の執事をやってきた一族の子供らしく、むぎちゃんの姉妹同然に育ってきたみたい。 執事服を着た父とメイド服を着た母の姿はちょっとしたカルチャーショックでした。 そして私はやっぱり高校生。 ムスタングもあったし、軽音楽部にも所属しているみたいです。 でも、ムギ先輩なしでちゃんと軽音部は活動できているんでしょうか? 少しだけわくわくしながら布団に潜り込みました。 次の日、目が覚めても私はこの世界にいました。 学校へ行くと、当然のように純と憂がいました。 普通に授業を受けて、それから軽音部の部室に行くと、先輩たちが私を待っていました。 唯「あっ、きたきた」 律「それじゃあ行くか」 澪「あぁ」 梓「えっ、どこへですか?」 唯「やだなーあずにゃん。あずにゃん家に決まってるじゃん」 律「あぁ、早くむぎちゃんのお茶を飲みたいしな」 澪「早くむぎちゃんを抱きしめたい…」 どうやら軽音部の活動は私の家…もといい、むぎちゃんの家で行われているようです。 私達が家につくと、むぎちゃんが歓迎してくれました。 むぎ「みんなすわってすわって」 むぎ「はい、ゆいちゃん。こうちゃだよ」 唯「ありがとうムギちゃん!!」ムギュ むぎ「わっ、とつぜんだきついたらこぼれちゃいます」 唯「ご、ごめんね」 むぎ「だきつくときはかくにんをとらなきゃ、めっ! なんだから」 唯「う、うん」 むぎ「よしよし。しっぱいはだれにでもありますよ」 唯「慰めてくれるの?」 むぎ「もちろんです」 唯先輩……小学生にたしなめられてる。 それにしてもむぎちゃん小学生なのに貫禄あるなぁ。 むぎ「はい、みおちゃんもどうぞ」 澪「ありがとう。な、なぁ…」 むぎ「わかってます。どんときちゃっていいです」 澪「それじゃあ」ギュ むぎ「ふふふ。みおはやさしくだきしめてくれるからすきです」 澪「ほ、本当か?」 むぎ「ほんとうです」 澪「うんうん。私もむぎがすきだぞ」 むぎ「ふふふ。みおはうわきものですね」 澪「う、うわき」 むぎ「だんなさんがこっちをみてますよ」 澪「り、りつ?」 律「べ、別に見てないぞ」 むぎ「はい。りつちゃんもどうぞ」 律「あ、ありがとう…」 むぎ「かいしょうなしのだんせいはだめですよ」 律「わ、わたしは女だ」 むぎ「かいしょうなしはじょせいでもだめです」 律「う、うん。わかってるよ」 むぎ「ほら、みおちゃんがこちらを見てますよ」 律「あ、あぁ」 むぎ「ふふふ。あのふたりはおにあいですね」 梓「そ、そうだね」 小さくてもやっぱりムギ先輩はムギ先輩だ。 あれ、むぎちゃんが紅茶を飲みはじめた…? 梓「あの…むぎちゃん?」 むぎ「なんですか?」 梓「私のぶんの紅茶は…?」 むぎ「あずさおねえちゃんはいつもじぶんでいれてるじゃないですか」 梓「あっ…そうだったね」 むぎ「あ、わかりました。むぎにあまえたいんですね」 梓「え」 むぎ「ちょっとまってね。いまよういするから」 梓「う、うん。お願いするね」 むぎ「ふふん。あずさおねえちゃんはしかたないですね」 なんだかむぎちゃん嬉しそう。 むぎちゃんの紅茶を飲んだ後、先輩たちは楽器を取り出しました。 ちゃんと練習はするみたいです。 もしかしたら現実世界より真面目かも。 しばらく演奏していると、いつの間にかむぎちゃんがいなくなっていました。 そういえばさっきインターホンの音が聞こえたような…。 見に行ってみようかな。 むぎ「…」 純「この子、梓が言ってた…」 憂「むぎちゃんかな。かわいいね」 純「なんだか怯えてるみたいだけど」 むぎ「…」 憂「あはは…」 梓「あれ? 純と憂、どうして…」 むぎちゃんは口をぎゅっとして私の後ろに隠れてしまいました。 私の服を掴んで、ちょっとだけ震えてるみたい。怖いのかな? 梓「むぎちゃん。この人達は大丈夫だから」 むぎ「ほんとう?」 梓「ほんとうだよ」 むぎちゃんは恐る恐る私の横に出てきました。 私はむぎちゃんに二人を紹介することにしました。 梓「こっちは憂。唯先輩の妹だよ」 憂「はじめまして、むぎちゃん」 むぎ「ゆいちゃんのいもーと?」 憂「うん」 むぎ「むぎとおんなじ?」 憂「そうだよー」 むぎ「よろしくおねがいします」 憂「うん。よろしくね」 むぎ「こっちのおねえちゃんは?」 純「私? 私は梓の友達で…」 むぎ「あずさおねえちゃんのおともだち?」 純「うん。親友なんだよー」 梓「えー?」 純「な、なんだよ」 むぎ「…」 梓「むぎちゃん、どうしたの?」 むぎ「あずさおねえちゃん。おともだちはたいせつにしなきゃ、めっ! だよ」 梓「えっ、私が怒られるの?」 純「怒られてやんの。やーいやーい」 むぎ「じゅんちゃん」 純「な、何かな、むぎちゃん?」 むぎ「ふつつかなあねですが、これからもなかよくしてくださいね」 純「う、うん…」 梓「それで二人はどうしてここに?」 純「…」 憂「…」 梓「顔を見合わせてどうしたの?」 純「だって…」 憂「うん…」 梓「むぎちゃんは何か知ってる?」 むぎ「ううん、しらない」 憂「梓ちゃん。今日は梓ちゃんの誕生日でしょ」 梓「あっ」 ムギ先輩の隣で寝たのが11月10日だったから、次の日は11月11日。 今日は私の誕生日なんだ。 梓「それじゃあ二人は…」 純「うん。お祝いにきたってわけ」 憂「お誕生日おめでとう梓ちゃん」 むぎ「あずさおねえちゃんのたんじょうび…」 菫「むぎー。かえりましたわよー。あら、みんなもうきてたんですね」 むぎ「おっきいおねえちゃん!」 菫「きょうは梓ちゃんの誕生パーティーをやるために早く帰ってきたんですよ」 梓「私の誕生パーティー?」 菫「はい、それはもう盛大にやるんですから」 菫さんの言ったとおり、私の誕生パーティーは盛大に行われました。 ちょっとしたハプニングはありました。 唯先輩と菫さんが妙な意気投合をしたり。 シャンメリーで酔ってしまった澪先輩が延々と律先輩に愚痴を言ったり。 純とむぎちゃんがドーナツで輪投げを始めたり。 みんなおおはしゃぎで、とても楽しい時間を過ごしました。 そして最後はみんなが私にプレゼントを渡してくれました。 唯先輩は写真立てを。 澪先輩はCDを。 律先輩は熊のぬいぐるみを。 純はとびきりの笑顔を。 憂はとても綺麗なボールペンを。 菫さんはとびきり美味しいケーキを。 それぞれ私にくれました。 それからみんなでケーキを食べて、解散となりました。 菫さんは後片付けへ。 楽しいパーティーでしたが、ちょっとだけ気にかかることがありました。 ケーキを食べ始めた頃から、むぎちゃんの様子がおかしかったのです。 梓「むぎちゃん? 具合でもわるいの?」 むぎちゃんはしばらくばつが悪そうな顔をした後、勢い良く言いました。 むぎ「あずさおねえちゃんごめんなさい!!」 梓「ん? なんで謝るの」 むぎ「ぷれぜんとよういしなかったから」 梓「プレゼント? そんなの気にしなくていいよ」 むぎ「だめなの」 梓「いいよ。プレゼントもらうようなことしてないんだから」 この世界で私は良い姉ではない。 まだ一日も過ごしていませんが、間違いないと思います。 きっと菫さんのほうがずっと良い姉でしょう。 梓「だって、お姉ちゃんらしいことしてないでしょ」 むぎ「ううん。そんなことない。いっぱいしてもらったの」 梓「たとえば?」 むぎ「いつもあそんでくれるの」 梓「むぎちゃんが遊んであげてるんじゃないの?」 むぎ「…」 梓「あっ、ごめん…」 むぎ「ううん。あやまるのはむぎなの」 梓「…」 むぎ「あずさおねえちゃんにはいっぱい、ほんとうにいっぱい、してもらったの」 むぎちゃんは辿々しい口調でいろいろ話してくれました。 ピアノの練習でつらいことがあると、いつも私が励ましてくれること。 軽音部のみんなを連れてきてくれたことを、本当に感謝していること。 玩具で遊ぶ時間よりも、私とおしゃべりしている時間のほうが楽しいということ。 さっきも知らない人からかばってくれて、嬉しかったということ。 その他にもいっぱい、いっぱい話してくれました。 それは私じゃないと言っても、むぎちゃんは聞き入れてくれないでしょう。 それなら、伝えるべき言葉はひとつだけです。 梓「それじゃあむぎちゃんに誕生日プレゼントをおねがいしちゃおうかな」 むぎ「でも、なにもよういしてないから…」 梓「別に遅れてもいいんだよ。純もそうするって言ってたし」 むぎ「そうなんだ」 梓「じゃあ…そうだね。手作りのケーキをお願いしようかな」 むぎ「けーき?」 梓「うん。むぎちゃんにできるかな?」 むぎ「ふふん。むぎのじしょにふかのうのよんもじはないのです」 すっかり元気になったむぎちゃんは、書斎から料理の本を持ってきてソファで読み始めました。 しばらくすると疲れたのか、むぎちゃんは眠ってしまいました。 そっとむぎちゃんの体を持ち上げ、膝枕してあげました。 さっきむぎちゃんが言っていたようなこと。 お姉ちゃんとしてむぎちゃんにしてあげられること。 ずっと一緒にいれば、いつかそれができるんじゃないかな。 そんな思いが浮かびました。 むぎちゃんの横顔を見ていると、急に眠気がやってきました。 数分後、私も眠りにつきました。 深い、深い眠りに。 梓「…」 紬「あっ、起きたんだ」 梓「……むぎちゃん?」 紬「…」 梓「あ、ムギ先輩」 紬「おはよう。梓ちゃん」 目の前にはムギ先輩が。 あぁ、夢から覚めたんだ。 じゃああのむぎちゃんにはもう……。 紬「ねぇ、梓ちゃん」 梓「…?」 紬「ショートケーキとチーズケーキとチョコレートケーキ、どれが一番好き?」 ―――― ――― ―― あれから一週間ぐらいしたある日。 いつものように私は部室に行きます。 扉をあけて挨拶をしても、返事はきませんでした。 でも、誰もいない…というわけではないみたい。 この寝息はたぶんムギ先輩です。 私は先輩をおこさないようにそっと近づき、横に座ります。 しばらくすると睡魔に襲われて、夢の世界へ旅立ちます。 そう、あの世界に。 むぎ「あずさおねえちゃん。きょうもあそんであげます」 おしまいっ! あとがき 梓ちゃん、本当に誕生日おめでとう。来年もお祝いしたいね 戻る