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助かります! -- (名無しさん) 2023-02-14 22 40 19
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薄井りょうか 読み うすい りょうか あだ名 ぺこ ローマ字表記 Usui Ryoka 身長 157cm 体重 46kg 3サイズ B82 W59 H80 誕生日 9月7日 血液型 B型 出身地 北海道 趣味 食べあるき、昼寝 声優 石川文美 ポジション CB、(CMF) 北海道で生まれ育った道産子。小さい頃から海の幸をふんだんに食べ、味覚は抜群によい。にも関わらず、自分は一切料理が出来ず、唯一作れるのは塩おにぎりだけ。腹がへると持参のおにぎりをどこからともなく取り出して頬張る。ただし、飢餓に対しては恐ろしく敏感で、数時間ものを口にしないだけで餓死するーと言い、本当に体調を崩してしまう。 キャラ性能 シュート、ドリブル、パス、ディフェンスの4値は、ビーナス(☆6)時点での最大値を表記。 Sビーナス(☆7)時の数値はこの値に+175、SSビーナス(☆8)時の数値は更に+100した値となる。 また、一部初期キャラを除き、びびっどボードが実装されている選手はスタミナ数値の横にボード内解放分の(+100)と表記する。 シュート ドリブル パス ディフェンス 568 643 631 658 スタミナ ☆6(Lv70) ☆7(Lv80) ☆8(Lv90) 数値 536(+100) 611(+100) 698(+100) 経営 会社 18 スタジアム 32 クラブハウス 54 グラビアアイドルをやっている傍ら、とにかく物凄い量を食べる。 食べてばかりいるので食費はかなりのものであり、本職以外にもアルバイトをしている。 手先はかなり不器用で、料理は苦手である。 シュートを削り、他のステータスへ振り分け直した配分となっている。 ディフェンス、ドリブルの順で高く、主に中央でのスライディングがメインとなる。 Sビーナススキル 空腹は最大の敵! 適正ポジションに配置すると発動。相手FWのシュートを15%ダウン相手MFのシュートを5%ダウン 相手のシュートを大幅にダウンさせる非常に強力なスキルを持つ。 5%とは言え、MFシューターにも牽制出来るのが強み。 強力なGKと合わせて、点を取らせないチームに仕上げるならば最優先で強化したいところ。 実装済み衣装 衣装名 スタミナ シュート ドリブル パス ディフェンス 総合 スロット スキル名 消費スタミナ スキル種類 倍率 衣装入手経路 ビーナスユニフォーム - - - - - - 3 空腹パスカット 90→120 パスカット ×8→×9 - 道産子モスグリーン +61 +8 +42 +11 +48 170 3 はらぺこスライド 90 スライディング ×7→×8 アカデミーリーグドロップ 大食い可能ゆったりワンピ +67 +13 +22 +73 +75 250 3 ボールもペロリ♪ 115 パスカット ×10.5→×11.5 腹減り系ジャケットコーデ +74 +13 +23 +87 +33 230 3 食いしん坊パス 80 パス ×8.5→×9.5 チェックスカート水着 +66 +14 +53 +10 +87 230 3 夏のご馳走スライド 80 スライディング ×8.5→×9.5 一緒に間食デート +74 +9 +87 +28 +32 230 3 食べ物の匂いが…! 80 ドリブル ×8.5→×9.5 eat+eat+work out !! +71 +19 +23 +88 +29 230 3 動いて食べてパス♪ 95 パス ×9.5→×10.5 衣装画像 道産子モスグリーン 大食い可能ゆったりワンピ 腹減り系ジャケットコーデ チェックスカート水着 一緒に間食デート eat+eat+work out !!
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安土じょうをお気に入りに追加 安土じょうのリンク #blogsearch2 Amazon.co.jp ウィジェット 安土じょうのキャッシュ 使い方 サイト名 URL 安土じょうの報道 【千田嘉博のお城探偵】響き合う武と文化 熊本市中央区 熊本城と水前寺成趣園 - 産経ニュース 弓削に残る、中世建築の華 上島・文化財講座 三浦名誉教授が魅力語る 技巧、独創性「誇りに」 /愛媛 - 毎日新聞 天下の眺望 飯盛城にあり 大阪・生駒山地 三好政権の「首都」(産経新聞) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 三日月宗近の紋の秘密とは - 国宝としての魅力や刀剣乱舞での設定を解説 - マイナビニュース 曲輪?丸?郭?まずは知っておきたい城の基本用語|歴史作家の城めぐり〈増補改訂版〉|伊東潤 - gentosha.jp 発見なるか消えた帰雲城 29日放送、ロキポでも配信 - 中日新聞 「地蔵曼荼羅」修復、CFで支援を募る 湖南の長寿寺 - 中日新聞 犬山城(いぬやまじょう)の天守(てんしゅ)は日本一古かった - 中日新聞 プロローグ(下)城主の知恵が結集|北日本新聞ウェブ[webun ウェブン] - webun.jp 河村海沙と安室丈が大混雑パイプラインへ初チャージ!8-10ft巨大波サーフィン映像 - WAVAL 本能寺の変直前、信長、家康、光秀に何があった!? 検証「光秀の家康接待」 いったいどのような料理が出されたのか?【麒麟がくる 満喫リポート】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト - serai.jp 【古都の名水散策 第7回】天下人信長が作った城下町「安土」に美しき湧水を訪ねる | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト - serai.jp 本能寺の変まであと4年。光秀vs秀吉の暗闘深刻化 なぜ光秀は信長や秀吉にはきつくあたるのか?【麒麟がくる 満喫リポート】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト - serai.jp 大河史上最大規模のセットでついに登場する安土城。対比で描かれた坂本城天主まで熱く語ろう!【麒麟がくる 満喫リポート】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト - serai.jp 信長の構想を具現化した「天主」も存在した、光秀の居城・坂本城の姿はどこまでわかるのか?【麒麟がくる 満喫リポート】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト - serai.jp 信長家臣で、最初に一国一城の主となった光秀、その坂本の地を歩く【「麒麟がくる」光秀の足跡を辿る】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト - serai.jp 信長と光秀が駆けた時代知って 安土城考古博物館、重文の屏風や兜展示 - 中日新聞 中学の歴史…織田信長と豊臣秀吉は「一体何をした人なのか?」 | 富裕層向け資産防衛メディア - 幻冬舎ゴールドオンライン 旧二条城の発掘調査から見えてきた、信長と足利義昭との関係【麒麟がくる 満喫リポート〈後半戦予習編〉】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト - serai.jp 「信長政権の矛盾」が原因か 新たな3説、浮かぶ共通点 - 朝日新聞デジタル 信長の安土城復元へ 夢の構想も費用・設計図どうする - 産経ニュース 安土じょうとは 安土じょうの37%はカルシウムで出来ています。安土じょうの27%は野望で出来ています。安土じょうの23%は希望で出来ています。安土じょうの6%は玉露で出来ています。安土じょうの4%は知識で出来ています。安土じょうの1%は毒電波で出来ています。安土じょうの1%は情報で出来ています。安土じょうの1%はマイナスイオンで出来ています。 安土じょう@ウィキペディア 安土じょう 楽天売れ筋ランキング レディースファッション・靴 メンズファッション・靴 バッグ・小物・ブランド雑貨 インナー・下着・ナイトウエア ジュエリー・腕時計 食品 スイーツ 水・ソフトドリンク ビール・洋酒 日本酒・焼酎 パソコン・周辺機器 家電・AV・カメラ インテリア・寝具・収納 キッチン・日用品雑貨・文具 ダイエット・健康 医薬品・コンタクト・介護 美容・コスメ・香水 スポーツ・アウトドア 花・ガーデン・DIY おもちゃ・ホビー・ゲーム CD・DVD・楽器 車用品・バイク用品 ペット・ペットグッズ キッズ・ベビー・マタニティ 本・雑誌・コミック ゴルフ総合 掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ 安土じょう このページについて このページは安土じょうのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新される安土じょうに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
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「こんなにもたくさんの命に救いを与えられる私は幸せものだ・・・」 , -‐' ´ ̄ ̄ ̄``丶、 / \ / /ヽ、 _, -─ ヽ ヽ l l r'ニコ  ̄ {二ニヽ \ l ヽ 、__ 、 _ , l | ヽ. { iヽ { 'j` / ! rl r‐' !/´ヽ. / l_l ヽ jツ }' ヽ ヽニニア! 、__ノ \ ヽ--' j jヽ `7 、__ // l‐- 、 , -‐''l !l、 // l! `ー- 、 / ! ヽ '´ / / ! \ / l ヽ/ / ヽ 【陣営】 ニャルラトホテプ側 【名前】 だいそうじょう 【読み方】 同上 【種別】 悪魔 【種類】 魔人 【Lv.】 不明 【現状】 不明 【出典AA】 一休さん 【人物】 僧階第一位の大僧正が世の救済の為に即身成仏になった存在。 中国に出現し、無差別に命を「救い」と称して殺戮して回る非常に危険な存在。 エデのいた村を壊滅させたあと、ジョルノ・ジョバァーナらの前に出現しナランチャ・ギルガを戦闘不能に追い込む。 その直後、専用スキル《回折説法》で翔門会メンバーの避難した村の者達の半数を死滅させたが、ホークの共生者・クマリの反撃を受けた。 さらにエデの共生者が呼び出したスルトと交戦。 さすがの魔人も魔王には力が劣るようで、劣勢となったがそれを見かねたニャルラトホテプが戦いに乱入。 しかし彼の物言いに激怒したホークがクマリの正体であるサタンを呼び出し、ニャルラトホテプもろとも攻撃を受けて消し飛んだ。 マハムドオンを初めとする相手を呪い殺すことに長けたスキルを持ち、体力を全回復させる能力を持つ。 スルト相手には体力回復のスキルを使って互角の戦闘を行うも(スルトが周囲への影響を気にして本気を出していなかったのもあるが)、サタンの攻撃には耐え切ることができなかった。 ニャルラトホテプの配下であり、「天国」を目指すためとして行動していたことが明らかとなる。
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264 :◆qaQu5EGERs [トリあってるよな?]:2007/05/18(金) 01 05 48.51 ID Hi0u4Lc0 「健康データ……問題なしと。OK、今のところ安定してるわね」 俺が女になって一週間。例の薬の影響を調べるための検査を受けている 「先生……」 「何?」 「俺……やっぱりこのまま永遠に女のままなんでしょうか?」 「こんな姉ですけど、彼への思いは誰よりも深いですから。私には分かりますから」 この前の翠ちゃんの言葉が頭に浮かぶ この言葉が本当なら、あおいは俺のことが好きなわけで…… もし戻れないのなら……それはあいつにとって残酷なことじゃないのだろうか? そしておれ自身も、あいつに嘘をつき続けなければならないわけで あいつの思いを知っていながら、嘘を…… 265 : ◆qaQu5EGERs [トリあってるよな?]:2007/05/18(金) 01 09 50.77 ID Hi0u4Lc0 「どうしたの?やっぱり後悔してるの?」 「はぁ……後悔、とはちょっと違いますけど」 「ふーん、好きな女の子と両想いだったことを知ったとか?」 「ちょ、そ、そんなんじゃないでつよ」 「……噛んだわね?」 俺のバカ!本当にかっこ悪いなぁ…… 「その……嘘をつくのが、あいつに申し訳なくて……」 「ふーん……今更実感が湧いてきたってところかしら。自分であって自分でなくなったことに」 「そう……ですね。それでも母さんたちが信じてくれているのは救いですけど」 「けど、自分自身で選んだ道だからね」 「……はい」 そう言って俺は俯いた そう、俺は母さんの命を助けて欲しくて、それで女になることを選んだんだ だから、今のこの状況も自分のせいだ。先生はそう言いたいのだろう そして、その通りだから……俺も言い返せない 266 : ◆qaQu5EGERs [よし、あってる]:2007/05/18(金) 01 16 22.22 ID Hi0u4Lc0 「まぁ、あの状況で断れる人なんてそうはいないわよね。だから私もこの話を持ちかけたわけだし」 「……え?」 「この研究は。30年ほど前から行われていた。そしてあなたのような少年が実験台になったの。同じような条件で。それも何万という数で」 「な、何万!?」 なんだ、なんだそれ?まるで漫画の世界じゃないか そんなことがこの現実の世界で? 「けど……成功したのはわずか数例。残りの人は……亡くなったわ。全員」 亡くなった?数万人が?俺と同じような人たちが?20歳前後の人たちが? 「そんな……そんな馬鹿なことがあるか!」 「信じられないと思うけど、現実よ。そしてこの研究に携わる人々は、それを当たり前と思ってる。あなたもそうなる可能性があったのよ」 そう、俺もたまたま生きてるだけなのだ。この話を信じるなら…… 「私たちを恨んでもいい。人でなしと罵ってもいい。けど……あなたのお母さんも助かった。そしてあなたも女としてだけど生きている。これもまた現実よ」 「けど……今の話を聞くと素直にそれも喜べませんよ……」 「……あなたはいろんなこと気にしすぎかもね。ま、人間らしいといえばそうなんでしょうけど」 267 :◆qaQu5EGERs [ラスト]:2007/05/18(金) 01 21 52.76 ID Hi0u4Lc0 「人間らしい……ですか?」 「私はもう……あなたたちから見れば人間とは思えないことをしてるからね。ああ、男に戻れるかどうかの話だったわね。」 「え?ああ……」 そういえばもともとはそういう話だったんだよな 思わぬほうに話が進んでたから忘れちまってたよ 「あなた次第、ってところかしらね。あなたというサンプルが入ったことでようやく研究が進むわけだし」 「なるほど……しばらく、もしかしたらずっと戻れないかも知れないということですね」 俺は先生の言葉に隠された意味を即座に理解した 「まあ、ぞんなとこね。ただ、私は全力をかけて研究するわ。それが唯一の罪滅ぼしになると思うから」 罪滅ぼし……ね 「じゃあ、今日はここまでね。ご苦労様」 「はい」 言いたかった言葉を引っ込めて、俺は診察室をあとにした 318 :きじょう ◆qaQu5EGERs :2007/05/30(水) 21 41 22.55 ID pqlYS1o0 「いただきまーす!」 学食に響くあおいの声。正直うるさいのでやめて欲しい そこの男、こっち見んな。恥ずかしいから 「うーん、やっぱりうちの学食のカレーは最高だよ」 「そうなんですか?」 ちなみに俺はいつも弁当だから食べたことはない。 「そうだよ。だから毎週金曜日をカレーの日にして一週間頑張ってるんだから」 どこの海軍の伝統ですかそれは? つーか本当にうまそうに食べるなこいつ 「茜ちゃんは今日もお弁当なんだね。料理が上手でいいよね」 「料理なんて慣れですよ。いつも作っていればできるようになります」 「そう思って最近練習してるんだけど、やっぱり難しいよね。」 ふーん、練習はしてるんだな。感心感心 「翠に教えてもらってるんだけどさ。あの子ああ見えて料理もうまいから」 「……」 「こんな姉ですけど、彼への思いは誰よりも深いですから。私には分かりますから」 あおいの家に行ったあの日の翠ちゃんの言葉が不意に蘇ってくる 319 :きじょう ◆qaQu5EGERs [なんかブラウザの調子が…]:2007/05/30(水) 21 42 56.62 ID pqlYS1o0 「はふはふ……ふむ…ふぉーしはの?」 「とりあえず口の中を空にしてからどうぞ」 こいつが俺のことを……ねえ まぁ……黙ってりゃ可愛いんだけどさ 「べ……ごべん…んぐ……げほっ…み、みずぅー!」 これだもんな……色気というもんがないんだよなこいつには 「はいどうぞ。」 「あ、ありがどー……あー、死ぬかと思った」 「で、何を言おうとしてたんですか?」 「あ、なんかちょっと暗い顔してたから、どうしたのかなと思って」 「暗い顔、してましたか?」 「うん、ちょっとそうみえたから」 「そうですか……」 「どうか……したの?」 「翠ちゃんの言ってたこと……おにいちゃんのこと、好きなんですか?」 320 :きじょう ◆qaQu5EGERs [ちゃんとできてるかな?]:2007/05/30(水) 21 45 03.01 ID pqlYS1o0 何を聞いてるんだ俺。第一それを聞いてどうする? 「えっと……うん、好きだよ。」 「……そうですか」 俺にとっては最高かもしれない、けれど最悪な答えが返ってくる。 「なんていうんだろう……いつから好きかなんてことはもう分からないんだけどね……」 笑いながらあおいは続ける 「今、よーちゃんが遠いところに行っちゃって、それでとても寂しくて、とても心配で……帰ってこなかったらどうしようって思うとすごく不安で」 少しあおいの顔が曇る 俺は、ただその言葉を聞くだけ 「それで、やっぱりよーちゃんのことが気になって気になって仕方がない自分に気付いたんだ。うん、私はよーちゃんのこと、大好きだよ」 そう言ってあおいはまた笑った。 言った本人が予測してないこの「告白」は、伝えたい相手に確かに届いた。 けどその相手は、今は何もできなくて…… 「そうですか」 「うん」 こうして何食わぬ顔で、話を聞くだけ 321 :きじょう ◆qaQu5EGERs [ちゃんとできてるかな?]:2007/05/30(水) 21 46 54.20 ID pqlYS1o0 「で、どうしてそんなことを聞こうと思ったの?」 「え……えっと……」 うろたえる俺。ほんと、何で聞こうと思ったんだろうな…… どっちの答えであっても俺に得することはないのに 「え、えと…き、気になったから……ちょっとだけ」 「ふーん、そっか。気になったんだぁ」 そう。多分、気になっていることがあるからだな。 「ちょ…なにニヤニヤしてるんですか?」 勘違いすんなよ?頼むから。 たぶんお前と俺の認識には違いがあるからな 「暗い顔してたからさぁ。私もどうしてか気になっちゃう~」 俺が気になることは…… 俺の……俺たちの今後に大きくかかわること 「教えなよ~何が気になったの?」 「もし、もしもですよ?」 「ん?」 「もしも、お兄ちゃんが二度と帰ってこなかったら、どうしますか?」 「えっ?」 332 :きじょう ◆qaQu5EGERs :2007/06/06(水) 00 56 16.33 ID Dp6Cndk0 「もしも、お兄ちゃんが二度と帰ってこなかったらどうしますか?」 「え?」 俺の質問に、あおいは何を聞かれてるのか分からないという顔をする 「よーちゃんが、帰ってこなかったら?」 「はい」 俺はいま、こうして女になってしまっている そして、再び男に戻れるかどうかは分からない状態だ。もしかしたらこのままということもある だからこいつは、もう好きな人に二度と会えないかもしれないわけで 「それ……よーちゃんが死んじゃったらってこと?」 「あ…えと……」 「そんなことないよ!よーちゃんはきっと帰ってくるよ!!」 食堂に響くあおいの声。食堂が静まりかえる 「よーちゃんはきっと帰って……かえっ…てくる…からぁ……」 あおいの声がとぎれとぎれになる 「あ、えと……落ち着いて」 「かえって……くるもん…うぇ…ふぇええええ……」 とうとう泣き出してしまった。 「かえってくるよぉ!帰ってこないわけない!絶対そんなことない!!」 「わ…分かったからちょっと落ち着いて……」 泣き叫ぶあおいとなだめる俺。どちらも必死。 当然食堂の皆様の目は俺たちに釘付け。 いったい彼らはこの光景を見て何を思うのでしょうか…… 333 :きじょう ◆qaQu5EGERs :2007/06/06(水) 00 57 18.51 ID Dp6Cndk0 「ごめんね。迷惑かけたね」 「いえ、こちらこそ」 「はー……よーちゃんが帰ってこなかったら、か。考えたことなかったなぁ」 やっと落ち着いたあおいが話し始める 「すごく心配だけど、でもどこかできっと帰ってくるって思っちゃってた」 「うん……」 「いや、考えないようにしてたのかな?だからさっき、なんだか急に怖くなっちゃったんだと思う」 「……」 「はぁー……なんかすごく会いたくなっちゃったよ……今頃どうしてるのかなぁ」 「たぶん、元気にしてますよ。」 「だといいんだけどね。」 心配だからだろうか、不安そうなあおい。 「きっと元気で、帰ってきます」 「うん……」 いつもの元気がないあおい。 こいつのこんな顔なんてみたくないけど、こうしてしまったのは俺なわけで 「きっと帰ってきます!だから、信じてて下さい!きっと元気で帰ってきます!!」 「あ、えと」 「だから笑ってて下さい!きっと、きっと帰ってくるから!!」 だから俺は必死になって、 「えと、落ち着いて、ね?」 「あ……」 ここは食堂なわけで……やっぱり周りの目は釘付けなわけで 「ち、ちょっとトイレ」 334 :きじょう ◆qaQu5EGERs :2007/06/06(水) 00 59 33.56 ID Dp6Cndk0 「ちくしょう!ちくしょう!!」 思わず駆け込んだトイレの中。 冷静になろうと思ったのだが、冷静になったせいで思い浮かぶこともあって それで結局また熱くなってしまっていた 「帰ってくるだと!?本当に帰ってこれるのかよ!!嘘ばかりついてていいのかよ!!」 あいつを勝手に不安にさせて、元気付けようと嘘をついて このままではいけないと思うけど 「けど……本当のことなんて……今更言えねぇだろ!」 そんなことを言ったら、あいつがどうなってしまうのか分からない。今日のことを考えると強くそう思ってしまう 「どうすればいいんだよ……誰か教えてくれよぉ……」 そんなことを言っても誰も教えてくれるわけがない。そんなことは分かっている 分かっているけど……分かっているのはそれだけで いや、違う。まだ分かってることがある。 正確には、さっき分かったことだけど 335 :きじょう ◆qaQu5EGERs :2007/06/06(水) 01 00 17.93 ID Dp6Cndk0 「きっと帰ってくるから!」 あれは、俺の本音。あいつのところに帰ってやりたいと思う俺の思い 叶えられる根拠なんて何もないけれど、叶えられない可能性が大きいけど それでも叶えたい思いに対する決意 だから、俺は…… 「俺はきっと戻れる。戻ってあいつに……」 そのための希望だけは捨てないでおこう。 あいつに笑ってて欲しいから 「ごめんなさい、お待たせしました」 「いや……お待たせはいいんだけどね……」 「え?」 「いや、何で男子トイレから出てきたのかなって……」 「あれ?」 わーい。まわりの男の子がやけに見てくるなと思ったらそういうことか 今日はよく注目を浴びる日だなぁ……
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じょうりんちゃん 携帯画像 都道府県 京都府 肩書き 城陽市マスコットキャラクター 公式サイト http //www.city.joyo.kyoto.jp/government/cityinfo/pr/jourin 解説 城陽特産のイチジクをモチーフにし、梅の花びらをあしらった姿で、羽ばたく城陽をイメージした元気な女の子。 攻略難易度 ★★★中。城陽市のイベントにて。 名刺の有無 ? 狙い目イベント イベント情報
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『ゆうかの花壇(前)』 30KB 愛で 虐待 制裁 戦闘 現代 独自設定 テンプレ制裁です 少種優遇話、今回は虐待パートは少しだけです。 この話に出てくるゆうかの中身はオレンジのジャムという設定です。 少し長いのですが、付き合っていただければ幸いです。 「おはよう、ゆうか」 私は、朝陽が差し込む庭の花壇に向けて朝の挨拶をする。 花の咲き乱れる、ゆうか自慢の花壇の手入れをしていたゆうかは、私に気づくとくるりと振り返り、まるで太陽のような明るい笑顔で挨拶を返す。 「おねーさん!ゆっくりおはよう!」 『ゆうかの花壇(前)』 社会人となり一人暮らしを始めるため、私は亡くなった祖母の一軒家を譲り受けた。 都心に近い団地の一等地、古くて所々リフォームが必要ではあったが、団地に似合わないほどのとても大きな庭が特徴的な立派な平屋だった。 引越しの荷解きをすませ、簡単な掃除を終わらせた私は、大きな庭を眺めてみようと縁側に出た。 数年間放置されていたのだから、随分と雑草が生え放題だろうと軍手とスコップ、鎌を用意したが、予想は外れていた。 大きな庭は、随分とさっぱりして、芝が青々と茂っていたのだ。 それだけではなく、大きな花壇は綺麗に掃除されていて、たくさんの綺麗な花が咲いていたのだ。 私が目の前の綺麗な庭を見て、不思議に思っていると縁側の下から何者かが現れた。 綺麗な翡翠色の髪の毛、そしてその髪にひまわりの簪を刺したゆっくりが私の目の前に立ちはだかる。 口には子供用のプラスチックスコップを咥えて、敵意をむき出しにして私に威嚇しながら声を出す。 「ここはおばーさんのおうちよ!ゆっくりでていってね!」 見たこともないゆっくりだった。 しかし、そのゆっくりがつけていたひまわりの簪には見覚えがあった。 それは死んだ祖母が、良く身に着けていた簪だった。 「ご、ごめんね。私はおばあちゃんの孫なの。今日からここに住むことになったのよ」 「そうなの?」 事情を説明すると、ゆうかは多少安心したのか、スコップを地面に置いた。 が、まだ完全に警戒は解けておらず、こちらをジッと睨んでいる。 「信じて、あなたの言うおばあちゃんっていうのは、杏子おばあちゃんの事よね?」 「そうよ!おねーさんはこわいにんげんさんじゃないみたいね!ゆうかはゆうかよ、ゆっくりしていってね!」 私が亡き祖母の名前を口にすると、ゆうかは完全に警戒を解いて、私に近づいてきた。 話を聞いてみると、どうやら祖母はこのゆっくりを飼っていたのだそうだ。 庭弄りが好きだった祖母と意気投合し、毎日一緒に花を育てていたのだという。 簪は、祖母が倒れて寝たきりになった時に譲り受けたものらしい。 それから一人きりで、野良ゆっくりや野鳥からこの庭を守り、整備していたそうだ。 しばらく祖母の話をしていると、ゆうかの眼が潤んで一筋涙が零れた。 「ゆっ…、おばあちゃん……」 どうやら昔の事を思い出して懐かしく、哀しくなってしまったようだ。 私はゆうかの頭を優しく撫でてあげて、涙を拭いてやった。 「ありがと…、じゃぁゆうかはゆっくりでていくわね、おねーさんのじゃまになっちゃいけないわ」 ゆうかは縁側からぽよんと飛び降りて、こちらを振り返ると、頭を下げて庭から出て行こうとした。 その顔は少し寂しそうで、ちらちらと花壇の花を視線の端で見ている。 「ねぇゆうか。あなたもこの家で一緒に暮らさない?」 気がつけば、私はゆうかを呼び止めていた。 こんな立派な家に一人は寂しい。 それに祖母の庭を大切に守ってくれていたゆうかを追い出すのはあんまりだと思ったし、祖母の記憶を共有できる存在が嬉しかったから。 それから、私はこのゆうかと言うゆっくりと暮らし始めた。 ゆっくりに詳しい友人の話だと、ゆうかは準希少種で善良な個体が多いゆっくりらしい。 ゆっくりの中で珍しく花を愛で、自分で花を育てることにゆっくりを感じるらしい。 なるほど、庭園を手入れしているゆうかの笑顔は確かにゆっくりしている。 園芸に詳しくない私は、ゆうかに色々教えてもらいながら、一緒に庭の手入れをするのが日課になっていった。 今では花壇を拡張して、私まで園芸にどっぷりはまってしまった。 素敵な同居人が出来たことに、私は喜んでいた。 ゆうかと暮らしてから数ヶ月がたった。 夏の日差しが、庭の花壇に強く差し込む。 じりじりと肌を焼く太陽。私はタオルを首にかけ、ゆうかではてのとどかない背の高い花や、花壇の傍に植えてある木を手入れする。 ゆうかは夏の日差しを受けて、乾燥した土に向かって口から水を吐き出して与えている。 水のためてある金だらいから水をごーくごーくして貯めて、たぷんたぷんと頬を揺らしながら戻ってきては水を満遍なくかける。 「ゆっくりぬーきぬーきするわ!ぬーきぬーき!」 そして、花壇に生える雑草を抜き取り、土を払うとそれをむしゃむしゃと頬張る。 ゆうかは出来る限り私に迷惑をかけたくないと、自分の餌は自分で取るようにしている。 基本的には雑草や、落ちた花びら、花につく害虫などである。 「ありがと、ゆうか。あ、見てこのお花、もう芽がでてるわ。ふふ、ゆうかのおかげね」 「とってもゆっくりしたしんめさんね!おおきくそだってね!」 「あら、これは間引かないといけないわね?」 「あっ!だめよおねーさん!」 私は花壇の新芽達の中に一つだけ他のと比べて小さい芽を摘もうとすると、ゆうかがその芽を庇う。 ゆうかはスコップを持ってくると、芽の周りの土にザクリと突き刺し、根っこごと堀り起こして小さな植木蜂に植えた。 「このこは、ちょっとゆっくりしているだけなの。だから、こっちでゆっくりそだててあげるの!」 ゆうかはそういうと、植木鉢を花壇の近くに置いて水をかける。 ひょろひょろとして小さな芽が植えられた鉢に、ゆうかはすーりすーりして愛情を込めているようだ。 音楽を聞かせれば花が良く育つらしいし、ゆうかの愛情は良い養分となってくれるだろう。 ゆうかという種は、ゆっくりの中では捕食種にあたるらしい。 好んでゆっくりを食べるわけではなく、花畑を荒らそうとするゆっくりを退治して肥料にしているうちに捕食種と分類されたそうだ。 だが、その戦闘能力は捕食種の名に相応しく、並のゆっくりが束になった程度で敵う相手ではない。時にはふらんですら撃退するという。 このゆうかも例にもれなく強い。 庭の花壇の花を食べようと入り込んでくる近所の野良ゆっくりを、追い返したり肥料にしたりする。 今日もいつもどおり、庭の手入れをしていたゆうかに野良ゆっくり達が群がる。 野良ゆっくり達は下卑た笑いを浮かべ、ゆうかを挑発している。 「ゆっへっへ!おはなさんをひとりじめするげすはせいっさいっするのぜ!?」 「ひとりじめ?このおはなさんたちは、おねーさんとおばーさんとゆうかがそだてたものよ?」 「はぁあああああ!?なにいってるのおおおおお!?」 「おはなさんたちは、せかいいちゆっくりできるゆっくりのためにかってにはえてくるのよ!!」 「そんなせかいのじょーしきもしらないんだねー!?ばかなんだねー!」 「ほんとーにいなかものなのねぇ!!」 「はぁ…、はなしてもむだみたいね」 「ゆゆ!?げすゆうかはれいむたちにおはなばたけをあけわたそうとしてるよ!?」 「ゆっへっへ!やっとりかいしたのかだぜ!?でもおそすぎるんだぜ!!」 「むきゃきゃ!おはなばたけはぱちぇたちのものよ!そして…」 「わかるよー!げすゆうかはせいっさいだよおおおおおおお!!!」 「ちーんぽ!びっぐまら!!」 「ちからさんのさを、おしえてあげる」 ゆうかの雰囲気がガラリと変わり、綺麗な髪の毛がざわざわと逆立つ。 自分達が圧倒的優位だと勘違いしている野良ゆっくり達はゆうかが臨戦態勢に入ったことに全く気づいていない。 ゆうかはどこからともなく取り出したスコップを咥えて、近くにいたみょんに向かって跳躍しながら体を捻る。 勢いのまま、咥えられているスコップの先が浅くみょんの足元から眼の辺りまでを切り上げる。みょんが咥えていた木の棒が口から地に落ち、ホワイトチョコが勢い良く流れ出た。 「ちーんっ…!?あかだまっ!!!?」 そのまま回転の勢いを利用して、みょんを踏み台にさらに跳躍。 着地地点にいるありすのカチューシャに狙いを付けて、スコップを突き立てる。 「ゆっっぎぇええええっ!!!?」 飴細工のカチューシャがプラスチックスコップの硬度に敵うはずもなく、無残に砕け散り、少し原型を保ったままありすの脳天に突き刺さる。 ガラスの破片のように鋭利な飴が刺さってできた小さな穴からカスタードが漏れだし、ありすの身体は大きくへこみ、なすびのような姿になる。 ほんの数秒で、二匹は戦力として機能しなくなった。 「な、な、な、なにしてるのおおおおおおおおおおお!!?」 「よくもまりささまのどれいをおおおおおおおおおおおお!!?せいっさいだぜえええええええ!!!」 「やっちゃいないさいっ!!」 「わかるよおおおおおおおおおおっ!!!」 仲間が二匹やられたところで、やっと餡子脳の処理が追いついたようだ、まりさとちぇんが一斉にゆうかに飛び掛る。 ゆうかは自ら目掛けて落ちてくるそれらをバックステップで軽く避ける。 目標を失った二匹は、空中で激突し、無様に着地失敗。顔から地面と熱いちゅっちゅっを交わす。 「さっさとでていきなさいっ!!」 「「ゆわああああ!!こーろこーろ!!?」」 ゆうかが二匹にまとめて体当たりをして、庭の出口へ転がす。二匹は眼を回してふらふらだ。 「お、おぼえてなさいっ!!」 「まりさあああああ!?しっかりしてねえええええ!?」 残ったぱちゅりーとれいむは、まりさとちぇんが勝てなかった相手に自らが勝てるわけが無いと理解し、二匹を連れて一目散に逃げていった。 そして、ゆうかは残された瀕死のありすと動けないみょんに、一息に止めを刺した。 一連の流れを見ていた私は、ゆうかに対する素直な賞賛を送る。 「いやぁ…強いねゆうか」 「そりゃあずっとまえからこんなかんじだもの。そんじょそこらのゆっくりにまけないわ」 ゆうかは胸を少し張りながら、スコップでようむとありすの身体を切り刻んでいく。 花壇の肥料にするためだ。 何故かは知らないが、ゆっくりの餡子や皮は、土に還りやすく、良質な肥料となる。 さらに、少しではあるが死臭によってゆっくり避けにもなるのだ。 ゆうかは切り刻んでミンチにしたゆっくりの屍骸を花壇の土に丹念に混ぜ込む。 「でもまぁ、あんまり無茶しちゃだめよ?ほら、ほっぺた怪我してる」 「ゆ?あっ」 本人は気づいていなかったが、見ていたほうは良く分かった。 ゆうかがみょんを斬り付けた時、みょんの咥えていた木の枝がゆうかの頬を少し掠っていたのだ。 そして、二匹に体当たりをした拍子にそれがぱっくりと開いて裂傷となってしまっていた。 ちなみに中身はオレンジジャムのようだ。 私は台所からオレンジジュースと小麦粉を持ってくると、ティッシュにオレンジジュースを染み込ませ、ゆうかの頬に優しくすりこんでやる。 オレンジジュースパワーで傷口が塞がった後、小麦粉を軽く塗してやり、傷跡を目立たなくしてやる。 ゆっくりの治療にも多少なれてきた。 ゆうかが草を抜く時に唇を切ったり、カマキリに引っかかれたりと、地味に怪我が多いからだ。 「おねーさんゆっくりありがとう!」 「どういたしまして。でも気をつけないとね……、オレンジジュースも蜂蜜も少なくなってきたし」 確かにゆうかは強いが、それでも危険だ。 ゆっくり同士の戦闘で一番重要なのは手数だ。 手足のある人間とは違い、一つの方向にしか攻撃できない。 大勢のゆっくりに囲まれては流石に不利と言わざるを得ないだろう。 「あの野良たちのこともあるしね、今度柵か何かを買ってくるわ」 日曜日、ホームセンターで犬のケージ用の柵を買ってきた私は、早速設置に取り掛かった。 真昼の日曜大工と言うのは意外としんどいものだ。 庭のゆうかは今日も精を出して花壇の手入れをしている。 ゆうかは私が買ってあげた、ひまわりの飾りがついた麦わら帽子を気に入ってくれたようで、いつも以上に張り切っていた。 ゆうかが花壇に水をやったり、ゆうか専用の植木鉢にすーりすーりするたび、ひまわりの飾りが楽しそうに揺れていた。 ゆうかの家の向かいの公園の草むらから、ゆっくり達は飼い主らしき人間とゆうかを射殺すような視線で睨みつける。 「あのげすめええええええ!!」 「あんなげすがゆっくりしてるなんてゆるせないんだぜ!!いらいらするんだぜえええええ!!」 「あのくそゆうかのくそかいぬし!おうちにけっかいっをつくるきだよ!?」 「むきゅ……まずいわね……。げすゆうかもくそにんげんも、ゆっくりのてきじゃぁないわ!でもあのてつさんのけっかいっはやぶれそうにないわ……」 どうやら簡単に撃退されたことも忘れて、負け犬の遠吠えよろしく、「げすからお花畑を取り返す 作戦会議」を立てているようだ。 「まったく!これだからにんげんはゆっくりしてないね!」 「げすゆうかにみかたするなんて、とんでもないげすにんげんだよ!!」 「ほんとうにばかなやつらね!おやさいさんも、おはなさんも、むしさんも、あまあまもぜんぶゆっくりのためにあるっていうのに!!」 作戦会議といっても、ほとんどは愚痴。 自分達では何もできないから、とりあえず相手を貶める。 そうして馬鹿にして、仲間と嗤いあい、自らのゆっくりを満たして、自分達を正当化してプライドを守るのだ。 本人の居ない所で、まるで勝ったかのように勝利宣言をする。いかにもゲスのやりそうな事である。 そんな調子で続いた会議は、ある結論で導き出された。 「いかにゆっくりがさいきょうだからって、あんなひきょうなことされたらかちめがないわ」 「ほんとうにきたなくてゆっくりしてないね!れいむたちのうんうんをせんじてのませてあげたいよ!!」 「そうだぜ!!なら、かたほうずつやっつけちまえばいいのぜ!!!」 「わかるよー!まずゆうかをころすんだねー!そのあとくそにんげんをどれいにすればいいんだねー!」 「ゆふふ!やっぱりれいむたちはてんっさいっだね!!」 「むきゅ!そうときまれば!さっそくげすどもをせいっさいするための、えいゆんとゆうしをあつめるのよ!! ぱちぇはなんとかしてあのさくさんをのりこえるほうほうをみつけるわ!!だからみんながんばってね!」 「「「ゆっくりりかいしたよ!!」」」 どうやら、特に倒すための方法は浮かばないようだ。まぁそれもそうだろう、卑怯な手を使われなければ勝てるという思い込みをしているのだから。 「じゃ、いってくるわね。絶対に柵を開けちゃだめよ?」 「ゆっくりりかいしたわ!おねーさん、いってらっしゃい!!」 完成した柵を閉めて、ガシャガシャと揺らして強度を確かめる。 うむ、ゆっくり程度の体当たりで壊れるはずはないだろう。 私は切れかけているオレンジジュース、蜂蜜、小麦粉、その他今日の晩御飯の材料を買いに、スーパーへ向けて歩きだした。 塀の小さな隙間から、ゆうかがまだこちらを見送っていることに気づき、手を振ってやる。 「さ、今日のご飯はゆうかの好きなオムライスにしてあげよっと!」 私は上機嫌でエコバッグを振りながら歩いていった。 人間がゆっくりした表情でどこかへ行ったのを、茂みから見ていたまりさ達。 今がチャンスと、まりさは集めていたゆっくりたちを鼓舞する。 「ゆっへっへ!ついにちゃんすさんがやってきたのぜ!!みんな!いくのぜ!!」 『えいえいゆー!!』 「うまくゆうかをぶっころしたあかつきには!あのおおきなおうちさんと!かってにはえてくるおはなばたけと!くそにんげんをどれいにできるのぜ!!」 『ゆっゆおー!!』 集まったゆっくりはそこそこな数だ。 どいつもこいつもゲスっぽい顔つきをしている。 作戦は決行された。 全ゆんが配置につくと、まずれいむ達が柵の目の前で大声で騒ぎ出す。 「でてこいくそゆうか!!」 「ぼっこぼこにしてあげるからね!!はやくこのさくさんをどけてね!!!」 「はぁ?あけるわけないでしょう…ばかなの?しぬの?」 「ゆあああああああああっ!?くそゆうかごときがれいむのことをばかにしやがったなあああああ!!?」 「さくさんどいてね!れいむのじゃまをするならただじゃおかないよ!!?」 「まりさのすーぱーあたっくでさくさんはゆっくりこわれてね!っていだいいいいいい!!?」 どうやら、柵を壊す方法は浮かばなかったらしく、数匹のゆっくりが柵に体当たりをしては喚き散らしていた。 ゆうかはそんな馬鹿なゆっくり達に呆れ、その場から離れて庭の手入れに戻ろうとする。その時だった。 ゆうかは足元に、自分より大きい影がさしたのに気づいた。 「ゆふふっ!でいぶっぷれすっだよ!!!」 頭上から聞こえてきた声の主を見上げる。 でいぶの大きな重そうなお尻が空から落ちてきたのだ。 「くっ!」 咄嗟にゆうかは横に飛びのくが、その拍子に麦わら帽子が取れてしまい、そのまま麦わら帽子はでいぶの尻にプレスされた。 塀の上を仰ぎ見ると、そこにはあの時追い返したまりさ達と、別のゆっくりがたくさん並んでいた。 そう、柵の前のれいむ達はただの囮。 塀の下にダンボールハウスを重ねることで進入したのだ。 「ゆっへっへ!いまなのぜ!かれいにちゃくちするんだぜええ!!」 そして、塀の上から次々とゆっくりが落ちてきて、地面へと着地する。 ぱちゅりー種などは落下の衝撃に耐え切れずにつぶれてしまったが、その死体がクッションとなり、次々とぱちゅりー種も庭に侵入してくる。 着地に成功したゆっくり達は、口に武器を咥えて、すぐさまゆうかに攻撃をしかける。 また、戦闘に向いていないぱちゅりー達は、ゆうかが外に出るために、柵に取り付けられている小さめの穴を開く。 そしてその一ゆん分の穴からわらわらと野良ゆっくり達が現れてきた。 「ゆっへっへ!これだけいればこっちのもんなのぜえええ!!」 「わかるよー!せいっさいっなんだねええええ!!」 だが、不意を着いた奇襲ですら、ゆうかは軽々と避ける。 ゆっくり達の攻撃を避けながら、体当たりで距離をとる。そして近くの農具箱から、スコップを取り出す。 そして、ゆうかの大切な麦わら帽子を踏んづけたままのでいぶに向かって一直線に走り出す。 「それにっ!」「ゆぎゃ!!」 「きやすくっ!」「ゆぎぃっ!?」 「さわるなああああああああああああああああっ!!!」 ゆっくり達の横を駆け抜けざまに斬りつけ、でいぶに目掛けて高く跳躍する。 落下の勢いを使って、でいぶの脳天からスコップを真っ直ぐ振り下ろす。 「ゆぎゃああああああああああああっ!!!でいぶの!でいぶのうつくしいおかおがああああ!!?」 れいむの脳天から、あんよの先まで深い切り傷がつき、でいぶはあまりの激痛にあたりをころげまわる。 少し凹んだ麦わら帽子を被りなおすと、野良ゆっくりの大群に向き直る。 「ひるむんじゃないのぜ!あいてはひとゆんなのぜ!!いっきにいくのぜええええ!!」 「なめないでちょうだいっ!!」 やはり、ゆうかは強い。 近づくゆっくりを切っては捨て、かじっては捨て、体当たりしては吹き飛ばす。 武器を持ったゆっくり達が束になっても敵わない。しかし、ある時を境にゆうかの動きに異変が出た。 「ちっ!」 「むーしゃむーしゃするわ!ゆっぎゃっ!??」 元からお零れにありつきたいだけのゆっくり達が、ゆうかを倒す事を無視して花壇を荒らそうとしているのだ。 そのゆっくり達を殺すために、花壇の周りを駆け回っていたゆうかは、少しずつ体力を奪われていく。 「そうろう!しゃせい!!」 「ゆきゃぁっ!!」 そして花を貪ろうとしていたぱちゅりーを斬った隙を突かれ、みょんの持つ木の枝がゆうかの頬を切り裂く。 幸い傷は浅く、ぱちゅりーを斬り捨てた勢いで回転し、みょんを一刀両断する。 「ゆはっ!ゆはっ!」 「ゆゆ!?おいしそうなおはなさんだね!れいむがむーしゃむーしゃしてあげるよ!」 「ゆ!?させるかあああああっ!!」 「おっとなのぜ!!」 疲れが出たのか、見落としていたれいむに切りかかる時に、まりさに体当たりをされて転倒してしまった。 「むーしゃむーしゃ!しあわせえええええ!」 「ああああああああっ!!」 ついに花が一本食べられてしまった。 そしてそのままれいむは次の花に手を出そうとする。 「やめろっ!あ゛ぁっ!?」 「ゆっへっへ!うちとったりだよ!!」 背中に鋭い痛みが走った。 ゆうかの背中には、まりさが刺した小さな木の枝が刺さっていた。 しかし、ゆうかは痛みを感じながらも、身体を大きく捻ってまりさに体当たりをする。 小枝がさらにゆうかに深くささるが、まりさの身体にも穴を穿ち、突き飛ばす。 「ゆあぁっ!」 そして咥えていたスコップを二本目の花を貪ろうとするれいむに向かって投擲する。 見事中枢餡に命中し、れいむは花を咥えたまま倒れる。 そしてさらにゆうかの身体に枝が突き刺さっていく。 「ゆ゛ぅっ!ゆあ゛ぁぁぁ!!!」 ゆうかは傷ついた身体に鞭をいれ、落ちている石を投擲し、ゆっくり達の注意を自分にひきつける。 そして落ちていた枝を加えると、再び野良ゆっくり達に向かい直る。 「ゆふーっ!ゆふーっ!」 「ゆひぃっ!?こ、こわいよ!ゆっくりできないよ!?」 「もうやだぁっ!おうちがえるうううう!? ゆうかの余りの気迫に、多くのゆっくりが気圧される。 傷ついたゆっくりや、根性の無いゆっくり達が次々と柵の穴から外に逃げ出していった。 「でてけっ!ででげえええええっ!!!」 どれだけ傷付いても、そのれみりゃも真っ青な殺戮は止まない。むしろ激しさを増していった。 多くのゆっくりが逃げ出し、花壇をなんとか守りきったと安堵した時だった。 「はぁはぁ……!ゆ゛っ……?」 「ゆへへ!おしまいなのぜ!!」 ゆうかの身体を、長い枝が貫いていた。 枝は背中の下部から突き刺さり、ゆうかの左眼を後ろから貫いていた。 「ゆ゛っ?ゆ゛っゆあああああああああああ!!!」 ゆうかの左目を、まるで焼けるような痛みが襲う。 貫かれた左目から、涙や血とは違う、白濁した液体が流れ出し、次第にその視界が奪われる。 痛みに身体をうねらせるゆうかの右頬を、さらに地面に垂直になるように木の枝が貫く。 ゆうかの中身と皮が、枝によって地面に縫い付けられた。 「これでもうあんっぜんっだね!!」 「ゆへへ!ついにげすゆうかをせいっさいっしたのぜ!!」 「わかるよー!やくたたずどもはみんなにげちゃったけど、かえってこうつごうなんだねー!!」 「むきゃきゃ!そのとうりよ!ぜんぶぱちぇたちのものだわ!!」 「「「「ここを(まりさ、れいむ、ちぇん、ぱちぇ)のゆっくりぷれいすにするよ!!!」」」」 勝利宣言をした野良ゆっくり達は、早速おうち宣言を済ませる。 ゆうかは痛みも忘れて、おうち宣言を阻止しようとしたが。 「ちっ、ちがう゛ぅっ!こごは!おばーざんの゛!おねーざんの゛!がはっ!!」 「おっと!まだうごけるなんてね!そんなにおはなさんをひとりじめしたいなんて、やっぱりくそげすだね!!」 枝が刺さったからだを、れいむが体当たりをしてゆうかの反論を止める。 「ゆふっ!げすをせいっさいっしたら、おなかがすいちゃったよ!!」 「わかるよー!このおはなさんたちをむーしゃむーしゃするよー!」 「むきゃきゃ!ぱちぇたちのかんっぜんっしょうりよ!!」 野良ゆっくり達が、花壇にむかってあんよを進める。 ゆうかはひっしに身体を前へ動かすが、地面に突き刺さる枝に阻まれる。 「あ゛ぁっ!!あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁっっっ!!!!」 ゆうかは激痛に顔を歪めながら、身体を枝に縫い付けている枝ごと引っぱる。 ぶちぶちと皮が破れ、中身が流れ出す。 「ゆゆ!?まだうごけるのかだぜ!?ほんとーにごきぶりみたいなやつだぜ!!」 「ゆあ゛っ!ざわるなっ!ざわるなあ゛あああああぁっ!!」 「うるさいんだぜ!!」 まりさが口にした枝で、ゆうかの顔を切りつける。 「う゛ぅっ!?」 「へっ!なんなのぜこのへんなおぼうしさん!?みすぼらしいんだぜ!!それぷーすぷーす!!」 お姉さんに貰った大事な麦わら帽子を、まりさが枝で突き、穴を開ける。 ゆうかは暗くなっていく視界の中で、野良ゆっくり達が、花壇の花を食べるのを捉える。 怒りと悲しみがゆうかの中にこみ上げた。 「うわ゛ああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁっ!!!!」 最後の力を振り絞って、目の前のまりさに噛み付く。 が、ゆうかの歯は虚しく空を切り、まりさのおさげのリボンを噛み千切っただけだった。 「あ゛あああっ!?まりさのゆっくりしたおさげさんのおりぼんさんがあああああああ!? もうゆるさないよ!!じわじわとなぶりごろしにしてくれるんだぜ!! まずはそのなまいきでゆっくりできない、どぶのようににごっためさんからつぶしてやるんだぜえええええっ!!!」 まりさが咥えた枝をゆうかに向かって突き刺す。 だんだんと大きくなり、迫ってくる枝の先端がゆうかの眼に触れる。 そして、ゆうかの視界は完全な闇に変わった。 買い物から帰ってきた私は、家の角を曲がったときに異変に気づいた。 傷ついたゆっくりが道端のそこらじゅうで呻いて、ずりずりと這っていた。 家の塀には、ダンボールが高く積み上げられている。 そして、家の庭から、ゆうかではない笑い声が聞こえたのだ。 私はすぐに駆け出し、柵の鍵を外す手間も惜しくて柵を蹴り開ける。 視界に飛び込んできたのは、嫌な予感の、想像のはるか上を行く光景だった。 庭のあちこちに、汚れた木の枝や夥しい数のゆっくりの屍骸。 荒らされたであろう花の茎や葉が散乱した花壇、新芽を踏みにじるように上で跳ねるゆっくり達。 そして、庭の中心で、ジャムを垂れ流してぐったりと地に伏せていたゆうかの姿。 私は倒れているゆうかに一目散に駆け寄る。 ゆうかの体は傷だらけで、あちこち破れてジャムがどろどろと流れている。 中枢にまでダメージがあるのか呻いてはいるが、自分で動いたり喋ったりするのは不可能なようだ。 流石にこれは助からない、素人目で分かる程にボロボロになったゆうかを優しく抱き上げ、声をかける。 が、声も届いていない、私は買い物袋からオレンジジュースやはちみつ等とにかく回復できそうな甘いものを取り出して、ゆうかにこれでもかとかける。 急いで餃子の皮を傷口に貼り付けて、傷口を塞ごうとするが、もはや治癒力もほとんど無いのか、癒着せずに剝がれ落ちるばかりだ。 しかし、糖分は補給できた事で、多少回復したのか、ゆうかの口が開いた。 「お…ねー……さ」 「ゆうか!!」 「か…かだんさ………ご……ごべんな…ざい……」 「いいからっ!もうしゃべらないで!!」 「おばぁざ…おねぇざ…の……がだん゛さ…ん……ま゛もれ……ながっ……」 ゆうかの顔は、身体よりも更に傷ついていた。 粗い切り傷だらけで、眼孔からは木の枝が突き出し、ひしゃげている口の中に歯はほとんど残っていない。 綺麗な翡翠色の両目にもう視力は無いのだろう、目の前にある私の顔を捜しているようだった。 たとえ助かったとしても、もうその目で花を見て愛でる事はできないだろう。 「だいじょうぶよ……、花壇は…無事だからっ……!」 「…………………よかっ…だ………」 「ごめん……ごめんね……、ほんとうに……ありがとう……」 「お…ね…ーさ……、いま……で……ぁ…りが………と……ぅ……………」 ゆうかは最後にそう言うと、ゆっくりと瞼を閉じていく。 しかし野良ゆっくりが眼に突き刺した枝が、閉じようとする瞼を止め、完全に閉じる事は許さない。 私には、野良ゆっくりの凶器の枝が、ゆうかの死をも邪魔しているように感じられた。 そして、瞼を少し開いて半眼の状態のまま、ゆうかは事切れる 簪が、ゆうかの髪から抜け落ちた。。 目頭が燃えるように熱くなり、涙が溢れ出してゆうかの頬に落ちる。 あの時全員殺しておけば、私がもっと早く帰っていれば、無理をしないようにゆうかにちゃんと言い聞かせていれば……。 自分の失敗のせいで、ゆうかは死んでしまった。 私のせいで、私のせいで、私のせいで。 嗚咽のせいで喉に声が詰まって出てこない。 それでも私はゆうかに向かって感謝と謝罪を繰り返した。 私は抱きかかえていたゆうかを、縁側のざぶとんの上に運び、身体中に突き刺さっている枝を出来るだけ優しく抜いていく。 眼の枝を抜いて、瞼を優しく閉じさせる。 タオルでゆうかの身体と砂の付いた簪を綺麗に拭き、穴の空いた麦わら帽子の埃を払う。 そして麦わら帽子をゆうかのグチャグチャになった顔を覆わせるようにかぶせた。 良く頑張ってくれた。ありがとう。 もう一度ゆうかに感謝の言葉を述べると、まるで返事をしたかのように、麦わら帽子の飾りのひまわりが、風に吹かれて少し揺れた。 「あまあま!?ぺーろぺーろ!ししししあわせぇええええええっ!!!!」 「ゆゆ!?ずるよ!?れいむも!!」 「わっかるよー!すっごいおいしいんだねえええ!」 「あっめ!うっめ!これっ!ぱねぇっ!!」 庭の真ん中でゆっくり達が、ゆうかの為に買ってきた、ゆうかの為に使ったオレンジジュースやはちみつやゆうかのジャムを地面から汚らしく舐めとる。 その光景を見て、私の中のナニかが急激に冷えていくのを感じた。 氷点下まで、私のこの野良ゆっくり達への感情は冷え切っていった。 私はゆっくりと野良ゆっくりの真ん中に立つ。 「ゆゆ!?じゃまなんだぜくそばばぁ!!」 「ぺーろぺーろできないだろおおおお!?わかれよおおおおお!?」 「むきゃきゃ!!このくそばばぁはことばもわからないのかしら!?」 「ゆふふ!れいむたちはね!ゆうかよりつよいんだよ!?くそばばぁはどれいにしてあげるからね!」 「にんげんごときが、まりさたちにかてるとでもおもってるのかだぜ!?」 「ゆっひゃひゃひゃ!ばーかばーか!」 「おぉ、おろかおろか!」 「ぶざまぶざま!」 私を見上げて、罵詈雑言を吐く糞饅頭共。 それを受けても、私のナニかは、冷え切ったままだ。 「ねぇ……、あんたたち……自分がやったことが分かっているの……?」 「ゆっ?くそばばぁがなにかいってるよ!?」 「ききとれないんだぜぇ~!?こえがちっちゃいのぜぇ~!?」 「もっとじめんさんにおかおをちかづけて ぶたのようになかないとわからないよぉーっ!?」 「むきゃきゃきゃ!ほらほらなんていったのかしら?おおきなこえでいわないとわからないわよ?りかいできるかしら?」 「ちっちゃいあんこのうでがんばっってかんがえてね!!ゆっひゃひゃ!!」 ゆっくり達の顔に浮かんでいるのは私に対する明らかな見下し 私の事を、最強で最高にゆっくりしている自分達とは比べる価値もないゴミとでも思っているんだろう。 これが、これがゆっくり? あのゆうかと同じ?同族の?親類の?仲間の?同胞の? どれだけの、たくさんの、世界中の全ての侮辱の言葉を使っても言い表せないほどの汚物が。 私の、おばあちゃんの、大切な大切なゆうかに。 私の中のナニかが大きく膨らみ燃え上がったのを感じた。 「何をしたか分かってるのかって聞いてんのよ!!!」 「ゆべええええええええええええっ!!?」 つい言葉と同時に足が出てしまい、目の前のれいむを蹴り飛ばしてしまう。 れいむは口から餡子と歯を撒き散らしながら塀に激突し、ひしゃげた潰れ饅頭となる。 「ゆっゆっゆっ」と呻き痙攣している、死んではいないようだ。死んでもらっては困る。 私はれいむの方向にめがけて、思いっきりつま先を地面にたたきつける。 つま先に痺れるような痛みが走るが、構わずにそのまま地面を抉り、砂ごとれいむにオレンジジュースや蜂蜜をかけた。 それで少し回復したのか、れいむの痙攣が止まり、こっちを睨んで吼えた。 「ぶ、ぶ、ぶ…ぶっごろじでやるう゛う゛ううううううううっ!!!」 その殺意の篭った咆哮に中てられ、周りのゆっくり達が次々に臨戦態勢に入る。 「ななななな!なにしてるんだぜええええええええええ!!?」 「ぐぞにんげんのぶんざいでえええええええ!!ふざけてるとぶっころしちゃうんだよー!?」 「にんげんごときがゆっくりをけりとばすなんて!あってはならないことよ!!せいっさいっだわ!!」 「あら……、今のでも力の差が分からないんだ……本当に馬鹿なのね」 「ばばばばばばかっていったんだぜえええええ!!?しこうのそんざいのゆっくりにむかって、よくそんなことがいえるのぜえええええええ!!!」 「ちからのさ!?ほんとうにぐずでおろかでむのうですぐにちょうしにのっちゃうのね!!」 「ふいうちなんかでほんとうにかったきになってるのおおおおー!?きたないんだねー!!ひきょうなんだねー!!ばかなんだねー!!」 「グズ?愚か?無能?汚い?卑怯?馬鹿?全部あんた達でしょ? 一匹のゆうかに、大勢で武器を持って襲い掛かって、それで倒したって思ってるの?」 「あいつはおはなさんをひとりじめしてたげすなのぜえええええええええ!?げすはおおぜいでせいっさいっしてなにがわるいんだぜええええええ!?」 「そういえばまえにいたくそばばぁもおはなさんをひとりじめするげすだったわね!あのくそばばぁはしんじゃったのかしら?いいきみだわ!むきゃきゃきゃ!」 「ざまぁみろだねー!ひとりじめするげすはじごくにおちるんだねー!きっとどっちもいまごろないてはんせいしてくるしんでるんだねー!!」 頼むから、もうこれ以上喋るな。 これ以上私の逆鱗に触れるな。 殺したいという怒りに狂いそうになるから。 絶対に潰したり、殺したりしてあげない。 だってそれではあまりにも罪が軽すぎるから。 願わくば、死すら生ぬるい、絶望しかない、全てを諦めるような、地獄以上の、苦しみを。 ゆうかを殺したこいつらを、ゆうかを虐めたこいつらを、ゆうかを貶めたこいつらを、ゆうかを侮辱したこいつらを。 私は 絶対に 許さない。 私の中のナニかが、音を立てて弾けた。 続く 最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。 ゆうかの中身は蜂蜜にしておこうかと思ったのですが、流石に粘度が低すぎるような気がしたので変更しました。 テンプレものですが、次で終わりのはずです。 後編はまだ出来てないので、投稿は少し後になりそうです。 よろしければもう少し、お付き合いいただきたいです。 今までの作品 anko2360 『馬鹿一家と賢いぱちゅりー』 anko2376 『ゆっくりショップの事情』 anko2654 『ゴキゆ』 anko3317 『さくらさんはゆっくりできる』 anko3348 『もコンロ』 anko3532 『工作ゆ虐』 anko3540 『砂場さんはゆっくりできる?』 anko3557 『非ゆっくり症』
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『ゆうかの日常』 8KB 愛で 思いやり 愛情 差別・格差 日常模様 希少種 都会 現代 愛護人間 虐待人間 一人で留守番って結構時間あるよね 愛で日常SSです 虐待?になるのだろうか微妙 改造という名の無茶なハイスペック希少種が登場します 主要人物であるゆっくりゆうかのセリフは漢字を使っております 俺設定&御都合主義満載の日常風景を交えたダダ甘話です 街に住むゆうかの日常を思い浮かべた話です エロス自重 読み辛くてすいません 先達の積み上げられた設定とネタに感謝します 【ゆうかの日常】 飼いゆっくりは多いが飼い主がいない時間というのはそれなりの長時間である。 そんな中、飼いゆっくりは固体によって過ごしかたが違う。 寝たり食事したり本を読んだりTVを見たり発情したり悪戯したり植物を育てたり。 そんな中のある飼いゆっくりの日常風景。 「行ってらっしゃいお兄さん、気をつけてね」 飼い主であるお兄さんと行ってらっしゃいの抱擁をして見送り、これからはゆうか一人の時間。 今日は天気がよくお日様も出ているのでベランダへ出て日課の鉢植えの観察とお世話へと移動するゆうか。 「寒い時期だけどこれを越えたら春だから元気になってね~♪」 ゆうかの育てている鉢植えとお兄さんの盆栽へ水の具合を確認し、日課である今日の観察日記を付ける。 マンション暮らしのお兄さんは庭こそ無いものの、日当たりの良いベランダで盆栽を育てていたのでゆうかと生活を始める記念として鉢植えをプレゼントし、ゆうかは大切に育て一人の時間寂しい思いをしないよう気を使っていた。 今ではベランダへ設置した鉢植え棚に、ゆうかの好きな植物が季節に合わせて花を咲かせるお気に入りの場所になっている。 「もうすぐ春だしお兄さんの白梅も咲く頃ね、チューリップの球根も芽が出始めてるっと、虫も駆除したしこれでよし」 慈しみをこめた笑顔で鉢植えを一つ一つ声をかけて確認しながら観察日記を記すゆうかの至福のひと時。 手入れと水やり、肥料の調整、成長の変化を日記に記して成長を記録し、部屋に戻り日記帳を元の場所へ戻しもう一つの日課へ移動する。 「さぁ仕事に移らなくっちゃ、刺繍ももうすぐ完成だし新しい飾りが大きくなっているといいんだけど」 別室に移動して口元をマスクで覆い手袋とエプロンをつけ冷蔵庫からオレンンジジュースを取り出しラックから道具箱を用意し持っていく。 部屋に設置してある加工所謹製の大型透明ケースへと近づき中を開けると、パーテーションで分けられた内部にはゆっくりの基本種である成体のれいむ、まりさ、ぱちゅりー、ちぇん、みょん、ありすが並んで置かれている。 口をタコ糸で縫い付けられ去勢足焼きされた状態で頬にアンプル瓶を差し込まれた状態で其々眠ったまま何種類のも飾りを付け固定して詰まっている。 「飾りの成長具合はどうかしら?そろそろ中型ゆっくりぐらいにはなったかしら?」 先ほどの慈愛の笑みとは違ってサディスティックな光を眼に秘め、USCの名に恥じない笑みへと変わっていた。 其々の飾りを手にとってチェックし成長具合を確かめる。 そしてゆっくりに挿してあるアンプル残量を確認して減っているものに対して補充していく。 手元の道具箱から粉にしてあるラムネを詰めた瓶から匙で慎重にすくい出し計量カップでオレンジジュースと混ぜる。 内容量の少なくなったアンプルをゆっくりから抜き出し、新しく作ったラムネ入りオレンジジュースを足して刺しなおす。 ゆっくりはラムネで睡眠をしたままオレンジジュースで栄養を取り、静かに生きたまま飾りの成長する土台として生かされていた。 「ぱちゅりーはひ弱だけあってそろそろ交換時期だから料理にまわそうかしら、お兄さんに言って新しいのを用意するとして。赤ゆっくりの方はそろそろ枝から落ちる頃だから収穫が楽しみね」 パチュリーをケースから取り出しアンプルの刺し跡へラムネを数個直接捻じ込むと新聞紙に包んで冷蔵庫の中へしまう。 成体ゆっくりが入れられた大型ケースの隣にある小型の透明ケースの中には、枝に出来た赤ゆっくりが砂糖水が入っているのであろう瓶に挿して房となって置いてある。 砂糖水をペットボトルから瓶へ注ぎ足しこれにもラムネ粉を足して補充。 傍らに置いていた飼育日誌に進捗を書きとめ。 「さぁアンプルの補充は終わったし、早く飾りの刺繍を仕上げて完成させてお兄さんにホームページのオークションに上げてもらいましょう」 オレンジジュースやラムネをしまってある道具箱を片付け部屋を後にする。 先ほど手入れした鉢植え棚が見えるベランダ位置へ椅子を持っていき、裁縫箱から刺繍糸を用意し片手にはゆっくりまりさの三角帽子を手に飾りつけの刺繍を始める。 その手は慣れたもので、レースが追加で縫い付けて帽子の淵にワンポイントの薔薇の刺繍、予め紙に書いたデザインを元に糸で綺麗な模様を刺繍していく。 ゆうかも機嫌が良いのか鼻歌でリズムを取りながら楽しそうに刺繍をしている。 完成したのか大きく伸びをして出来具合に不備が無いか眼を細め検分する。 「我ながら良い出来だけどまりさには不似合いね。作るのは楽しいしお兄さんの家計の足しにもなるから良いけど。次はまりさのカチューシャにレースのコサージュを作ってつけようかしら?希少種用の飾り刺繍の話もあるし忙しいことだわ」 ゆうかは植物を育て安穏と飼われ生活するのを良しとせず、狭いベランダでは自分の食べる分植物を育てるのは困難なため植物を育てる器用さを生かしてゆっくりの飾りへ刺繍する針子によってお金を稼ぐ方法を得ていた。 人間にはバッジ登録と普段の飼いゆっくりの言動でしか認識が困難なため複数の同種がいると混乱を呼ぶ事もある。 飾りへ刺繍を施す事によって目印にもなり、ゆっくりに取っては自分のお飾りに綺麗な刺繍がされる事がステイタスとなり二重に良い結果となり愛でお兄さん達の評判を呼んだ。 量産品ではなくゆっくりゆうかが刺繍した手作りという事もあってほぼ一点もので、飼いゆっくりに対し愛情の籠もる贈り物としても喜ばれた。 出来上がった飾りはホームページでオークション出品し、かなりの金額を得たゆうかはゆっくり飾りのデザイナーとして好評を得ていた。 あまり根を詰めてゆうかがゆっくり出来ない事になってはと、ゆうかの生活に合わせた形で作品を仕上がる形に。 またレース飾りや植物柄以外にパターン刺繍やブローチやボタンなどの飾りつけバリエーションを作ってみたり。 作品の写真をアップロードして飾りの入手や飾り育成に困難な希少種用に注文で希望を聞いて話が纏まったら作るというスタイルで受付て請け負ったりする。 今では充実した日々と生活費を稼ぐゆうかのライフワークとして定着している。 出来上がった三角帽子を、帰ってきたお兄さんに仕上げの洗いと糊付けで形を整えてもらうために籠にしまって置く。 時計を見ると既に昼を過ぎて1時を挿している。 「もうこんな時間、昼食を食べてから本を読んでお昼寝してから刺繍の続きでもしましょう」 パタパタとダイニングキッチンの冷蔵庫へ行き冷蔵庫へ作り置きしてもらっていたおかずを取り出し、レンジで暖めてからご飯をよそいお昼ご飯。 今日のお昼は茹でた野菜とウィンナー、それにオレンジジュースをコップへ注ぎ完成。 ご飯を食べ終わり椅子に座って趣味の園芸植物図鑑や刺繍の本を読みつつ次の刺繍をどうしようかメモしながら日向ぼっこ。 ベランダから差し込む暖かい陽気にうとうと眠りに落ち気付けば日が傾き夕方に、本を片付け刺繍の続きをしながらお兄さんの帰りを待つ事数時間。 扉の鍵の音とお兄さんが帰ってきた声が聞こえた。 「ただいまー何も変わった事なかった?」 ジャケットを脱ぎお兄さんが部屋へ入ってゆうかへ今日の事を聞き安否を確かめる。 「ええ特に何も、あるとしたら収穫が近い赤ゆっくりがいる事とぱちゅりーがもう駄目だったから入れ替え時期ってことね。あとは新しい刺繍飾りが出来たのがあるから見て頂戴自信作よ」 ジャケットと鞄をお兄さんから受け取りハンガーへ掛け鞄をしまい、部屋着へ着替えるお兄さんへ新しく出来た刺繍飾りを見てもらいたく嬉しそうに話すゆうか。 「おっ!新作出来たんだ見るの楽しみだな。タイミングも良いし完成の祝いに今日はぱちゅりーの生クリーム使ったふわふわオムレツでも作るか」 着替え終わったお兄さんは、嬉しそうにゆうかの頭を撫でて完成品を見に移動する。 籠から取り出された刺繍飾りを手に持って眺めるお兄さん。 「まりさ帽の黒に金糸で薔薇か。ゴージャスな感じで装飾文字縫いもかっこ良く纏まってるし、帯の部分にワンポイントの宝石型飾りボタンのアクセントで活動的なまりさなら似合いそうだな。 後で仕上げに洗って乾燥させて明日にでも写真に取ってアップするか」 出来上がりの三角帽子を批評しつつ様々な角度から見ては褒めるお兄さんに、さも当然といった風に澄ましながらも嬉しそうに評価を聞くゆうか。 「当然よ、ゆうかは花に愛情込めて育てるのも刺繍にしても上手なんだから」 胸を張り自信をもって嬉しそうに答える。 「そうだなゆうかが危なっかしい手つきで始めた頃は心配だったが、今じゃびっくりする位上手になったよな。それじゃ気合入れて夕飯作って今日はお祝いだな」 喜ぶゆうかの頭をくしゃくしゃと撫でて完成を褒める。 出来上がった三角帽子をそっと籠へ戻し、ダイニングへ移動して夕飯の支度へ。 「昔のままのゆうかじゃないわ。もっと料理だって出来るようになるんだから、お兄さん手伝うわよ」 始めの頃の失敗を思い出したのか顔を赤くし、くしゃくしゃにされた髪を手で直しながらお兄さんの後に続くゆうか。 仲良くダイニングへ立ち夕飯の支度をする光景。 これがゆうかの日常。 花を沢山育てる庭は無いが常に花の刺繍と暖かく緩やかな時間が流れる生活。 ゆうかと暮らして卑されたい 一人で作って食べる食事は味気ないし一人寝の夜は寒い・・・ 家に帰ってきて静まり返った暗い部屋は気が滅入るのだ・・・ 白梅で良い枝振りの盆栽ないかな >過去作品 anko0833【HENTAIお兄さんの正月風景】 anko2664【冬篭りへの銀杏襲撃】
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ハ、ハ、ハンニョムチキン!パクッ!ってコメントがとてもかわいらしくてコメ欄で見かけるたびにニヤついてしまいますぞ!殿! -- (家臣①) 2023-04-06 02 56 13
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イナズマイレブンにおける、通貨単位のようなもの。○にYのアイコンで表される。 バトルや試合に勝利すると貰える。フィールド上の宝箱に入っていることも。 ねっけつポイントと違い、こちらは選手を加入させるためだけに使われる。 今のところねっけつポイントとの両替機能は存在しない。 選手のスカウトや引き抜きをする度に、響木監督やスカウトマシンを通して数十~数百ポイントが支払われるが、いったい何に利用されているのかは謎である。 世界への挑戦!!では新たにガチャスカウトシステムが導入され、こちらはゆうじょうポイントの代わりにガチャコインが使われる。 そのため、ゆうじょうポイントが大量に余るという事態が多発している。 【関連】 ねっけつポイント ガチャスカウト