約 8,639 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/45984.html
【登録タグ Grim I VOCALOID 曲 鏡音レン】 作詞:Grim 作曲:Grim 編曲:Grim 唄:鏡音レン コーラス:鏡音リン 曲紹介 イラスト:豐見城かんぷら 歌詞 (PIAPROより転載) うつむいて枯れた花びら 乾いた手のひらに 吸い込まれた 折れそうな細い腕を 握った手は誰を守ったの? 穏やかでない空を見て 明日に怯えている 笑えないよ 静かになった消えゆく街の 懐いは届かないのに 答えを知りながら 目を閉じて隠すんだ すぐ近くで声が聞こえるのに 周りに誰もいないんだ 止まない雨 あなたのようで 傘もささず 空を見上げた 目まぐるしく変わりゆく 周りにおいてけぼり 立ち尽くして 消えてしまった 熱い灯火 今さら騒いでいる 後悔を繰り返していても 壊れない僕の言葉 傷跡がいつの間にか消えた この痛みの意味を思い出せ 応えないで わかっているから 変わるために もう逃げないから 悲しみに呑まれて 動けない 怖くなっても 視えない未来を一人で乗り越えていくんだ 掴んだ花びら 手のひらで生きているから 過去の自分にさよならを コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/zenzen53/pages/117.html
武威 登場作品 幽遊白書 種族 妖怪 性別 男性 一人称 オレ 二人称 おまえ 特殊能力 武装闘気(バトルオーラ) 概要 戸愚呂チーム次鋒。 普段は巨大な斧を持った鎧武者の姿だが、この武具は自身が身に纏っている真の鎧であり武器である「武装闘気(バトルオーラ)」を抑えているためであり、本気になると鎧を外して戦う。 外見 重厚な鎧を身に纏い、顔が全く見えない。 その素顔は目鼻立ちがはっきりとした好青年風な感じ。 額に大きな傷跡があり、短い水色の髪をオールバックにしている。 性格 鎧を付けている時は寡黙で滅多に喋ることはない。 鎧を外すと饒舌になるようで、自分の技を説明し出す。 また敵の技に真っ向からぶつかることから、自信家で素直な部分も窺える。 台詞 能力 武装闘気(バトルオーラ) 自分でも抑えきれない強力な闘気。 体が浮かび上がるほど強力な闘気であり、それを放出するだけ石版が砕ける。 +本ロワにおけるネタバレ 本ロワにおける動向 初登場話 :[[]] 死亡話 :[[]] 登場話数 登場時期 詳細
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/29583.html
【登録タグ D Lily kalic 曲】 作詞:kalic 作曲:kalic 編曲:kalic 唄:Lily V3 曲紹介 kalic氏の10曲目。 サムネのイラストはピアプロよりみちる氏のものを使用している。 歌詞 (PIAPROより転載) 静かに流れる時間が 傷跡残していく 心の中に宿る本能が 幻を現実に映し出していく 紅く染まったsilence その声が この愛が 夜空に放たれ弾ける 愛して 壊して 叫んで もう戻れないから 信じたものほど脆くて 容易く崩れていく 確かなことを求めて探して この手を強く強く握っていてほしい あなたに 果てしない静寂の中を独り歩く 命枯れはしない 唯あなたの為に 紅く染まったsilence その声が この愛が 夜空に放たれ弾ける 涙が溢れて止まらない 信じ合える温もりが欲しいよ 愛して 壊して 叫んで ah 貴方が愛しい コメント 追加乙! -- 名無しさん (2014-06-21 19 14 40) もっと伸びてほしいなこの曲 -- 名無し (2014-10-22 19 32 02) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/magiconline/pages/305.html
マジック:ザ・ギャザリング ミラディンの傷跡 ブースターBOX 日本語版/英語版(あみあみ楽天) Scars of Mirrodin The Quest for Karn(Amazon) このページは、トーナメントパック・ブースターパックの市場取引価格を淡々と記録するための、管理人の個人的使用目的のフォームです。数字はSELLINGでの価格です。 名前 コメント すべてのコメントを見る 【11/8 LRW祭り6日目・ドラフト開始2日目】 LRW Starter 17 L 5 LL 10 LLL 15 -- (ちゃっぴー@管理人) 【11/6 LRW祭り4日目・ドラフト開始直前】 LRW Starter 17 L 5 LL 10 LLL 14 TPF 12 -- (ちゃっぴー@管理人) 【11/4 LRW祭り2日目】 LRW Starter 17 L 5 LL 10 LLL 15 -- (ちゃっぴー@管理人) 2007-11-05 00 41 23 【LRW発売直後~祭り前】 LRW Starter 17 L 6 LL 11 LLL 16 -- (ちゃっぴー@管理人) 2007-11-05 00 40 35
https://w.atwiki.jp/animescriptstorage/pages/37.html
終末のイゼッタ / Izetta The Last Witch Cast EpNo Japanese English Ep01 たたかいのはじまり Beginning of the War Ep02 傷跡と、銃声と Scars and Gunfire Ep03 天翔ける剣 The Sword in the Heavens Ep04 魔女の秘密 The Secret of the Witch Ep05 偽りの奇跡 A False Miracle Ep06 穏やかな日に On a Quiet Day... Ep07 ソグネフィヨルド海戦 The Battle of Sognefjord Ep08 残酷なおとぎ話 A Cruel Fairy Tale Ep09 ゼルン回廊、燃ゆ The Sellun Corridor Burns Ep10 魔女の鉄槌 The Iron Hammer of the Witch Ep11 フィーネ Finé Ep12 イゼッタ Izetta 〇日本版(japanese original edition) 終末のイゼッタ Vol.1(エイルシュタット国債 1巻購入者イベントチケット優先申込券 全巻購入者イベント優先申込券付) [Blu-ray] 〇北米版(North American Edition) Izetta The Last Witch - The Complete Series [Blu-ray]
https://w.atwiki.jp/magiconline/pages/313.html
マジック:ザ・ギャザリング ミラディンの傷跡 ブースターBOX 日本語版/英語版(あみあみ楽天) Scars of Mirrodin The Quest for Karn(Amazon) バグの概要 関連項目 外部リンク Ichor Slick / 滑る胆液 (2)(黒) ソーサリー Future Sight,コモン クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-3/-3の修整を受ける。 サイクリング(2)((2),このカードを捨てる:カードを1枚引く。) マッドネス(3)(黒)(あなたがこのカードを捨てる場合、あなたはそれをあなたの墓地に置く代わりに、マッドネス・コストでそれをプレイしてもよい。) Illus.Zoltan Boros Gabor Szikszai (68/180) # http //whisper.wisdom-guild.net/card/542068/ バグの概要 《滑る胆液/Ichor Slick》を手札から捨て、マッドネスが誘発した時、マッドネス・コストだけでなく通常のプレイするためのコスト(2)(黒)でプレイすることが出来る。 同様の現象が他のマッドネス呪文でも発生する。 関連項目 既知のバグ 外部リンク Wizards HELP Bug Submission
https://w.atwiki.jp/magiconline/pages/295.html
マジック:ザ・ギャザリング ミラディンの傷跡 ブースターBOX 日本語版/英語版(あみあみ楽天) Scars of Mirrodin The Quest for Karn(Amazon) 関連項目 外部リンク 神河救済祭り 「時のらせん」祭り momir basic/0マナ momir basic/1マナ momir basic/2マナ momir basic/3マナ momir basic/4マナ momir basic/5マナ momir basic/6マナ message board sanctioned tournaments 予選pe→本戦pe形式 シングル・エリミネーション sse eee jst tpf 教主ずべリオン llm mmm シングルエリミネーション 《黒き剣のダッコン/dakkon blackblade》 masters edition my buddies 《ギトゥのジョイラ/jhoira of the ghitu》 オークション plc 《呪われたミリー/mirri the cursed》 《鎮める者、アシュリング》 《運命の大立者》 redemption shipping and handling 時差 《ハートウッドの語り部/heartwood storyteller》 mvl www mvw tsp イベントスケジュール 自動的優先権の放棄 クラン rbc 関連項目 メニュー 外部リンク
https://w.atwiki.jp/mheroes/pages/131.html
CV 皆川純子 #ref error :ご指定のページがありません。ページ名を確認して再度指定してください。 概要 大陸南部出身の女性。 厳粛かつ厳格な性格と、卓越した剣捌きを誇る剣士。 その太刀筋からかつては著名な騎士団の一員では無かったかと 噂されるが、彼女は黙して語る事は無い。 彼女の戦う理由も復讐(Vindictus)でないかと思われるが、詳細は不明。 特徴 フィオナは「盾」を使って敵の攻撃を真正面から受け止める事が出来る、唯一のキャラクター。 他のキャラクターでは回避しなければ大ダメージをくらう場面でも、その場で敵の攻撃を防ぐ 「ガード」をする事が出来る為、防御面では圧倒的に優れています。 その反面、通常の攻撃力や攻撃速度は他のキャラクターに見劣りする部分がありますが 反撃スキルである「カウンターアタック」は非常に強力であり、フィオナを使う上での醍醐味とも言えます。 格闘ゲームのような戦闘が好きな方には向くでしょう。 公式ページ「フィオナ」 http //heroes.nexon.co.jp/character/fiona01.aspx ヘア 名称 スプライトポニーテール ロングウェーブ グレースボブ アフロヘア 画像 attachref attachref attachref attachref 30日 150NP 90日 300NP 名称 シャギーボブ クラシックショート ☆エレガントヘア ☆マイルド&ワイルド 画像 attachref attachref attachref attachref 30日 150NP 90日 300NP 名称 ☆ナチュラルアップ ☆ベーシックブレイド ☆テールリボン ☆ハーフアップ 画像 attachref attachref attachref attachref 30日 150NP 90日 300NP 目 眉 名称 基本眉 たくましい眉 澄ました眉 アーチ型眉 哀れんだ眉 画像 attachref attachref attachref attachref attachref 名称 鋭い眉 鋭利な眉 レトロな眉 落ち着いた眉 穏やかな眉 画像 attachref attachref attachref attachref attachref メイクアップ 名称 ノーメイク ☆セクシーなメイクアップ ☆ナチュラルメイクアップ ☆可愛いメイクアップ ☆情熱的なメイクアップ 画像 attachref attachref attachref attachref attachref 30日 なし 100NP 90日 250NP 無期限 初期 350NP フェイス 名称 ☆ラブリーハート ☆シャイニングスター ☆視線集中 ☆自然の精気 ☆ホクロ ☆そばかす 画像 attachref attachref attachref attachref attachref attachref 30日 100NP 90日 250NP 無期限 350NP 名称 ☆ブロークンハート ☆完全なる絶交 ☆精神武装 ☆キュートキャット ☆幸運祈願 ☆明日へ向かって撃て 画像 attachref attachref attachref attachref attachref attachref 30日 100NP 90日 250NP 無期限 350NP 名称 ☆ラッシングオックス 画像 attachref 30日 100NP 90日 250NP 無期限 350NP 傷跡 名称 ☆傷跡 ☆十字傷 ☆刀傷 画像 attachref attachref attachref 30日 100NP 90日 250NP 無期限 350NP ボディ 名称 ☆勝利の星 ☆獰猛な鷲 ☆タイガーヘッド 画像 attachref attachref attachref 30日 150NP 90日 350NP 無期限 500NP インナーアーマー 名称 基本型 ☆チャーミング ☆鉄壁防御 ☆シンプル&ミニマル 画像 attachref attachref attachref attachref 30日 150NP 200NP 200NP 250NP 90日 300NP 400NP 400NP 500NP 名称 ☆コルセット 画像 attachref 30日 400NP 90日 800NP パーツ 基本外見変更チケット(750NP)を購入すると変更ができる。 体型と肌・眼の色と眉と眉の色が変更可能。 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/atogefan20110504/pages/203.html
<ティファレット>と、クレイルにそう呼ばれたその白い魔女は、周りの四人の魔女を解散させる。 またしても音もなく魔女たちがその場から消えていった。 「あなた……何故ここへ?」 頭を下げたままのクレイルに、再び声をかける白い魔女。 「失礼ですが単刀直入に。僕の妹が<魔刃の傷跡>に苦しめられています」 「何ですって……その傷は消えたはずじゃ?」 クレイルはようやく立ち上がり、目の前の魔女と視線を交わす。 「僕もそう思っていました。母さんが消える前に治してくれていたものだと」 「可能性があるすれば……それは魔界のゲート開放前の影響でしょうね」 それも認識済みだ、とクレイルが頷いて言う。 「あなた方なら既にご存知だと思っていました。そしてそれを開放前に止める術もご存知のはずだ」 「…………」 クレイルの言葉は、ティファレットにとっては想定通りのことであった。 <魔界のゲート>とは、数百年に一度突発的に訪れる、この世界と魔界と言う名の異世界を繋ぐ空間の歪みである。 魔界のゲート開放に近い出来事が、既に数年前クレイルの目の前で発生したことがある。 今回の発生について、ゲートの存在とその発生周期を知る者たちにとっては予想外の出来事だった。 「ゲートの開放前にそれを封印するのは、確かに私たち魔女たちの仕事だわ。ただ……」 「…………?」 ティファレットは、申し訳なさそうに俯き、首を横に振って言った。 「封印を行う準備はまだ整っていないし、情報も錯綜している。それにあなたの妹の傷跡は、ゲートの開放で流れてくる向こうの魔力がこの世界に増すと共に大きくなるわ。それまでに封印が間に合うか保障ができない……」 「それなら……」 「それなら、傷を消す方法を教えてくれよ」 クレイルが言うより先に、ティファレットへ言葉を発したのはそれまで黙っていたレオルスだった。 「あなたは?」 ティファレットはもちろんレオルスに気付いてはいたものの、既に魔力量を知り、その程度の存在は警戒することもないと踏んでいた。 突然かけられた言葉に驚き、思わずレオルスへ聞き返してしまう。 「俺はレオルス。こいつと同じ合成師だ。あいさつはこれで終わり」 強気に前へ出たレオルスが、クレイルへと振り返る。 そして睨み付けるようにして荒々しく言葉を吐いた。 「クレイルお前な! 全部一緒に解決しようと思ってんじゃねーよ! 妹が大変なんだろ!? 家族だろ!?」 問い詰めるようにして連続して言葉をぶつけてくるレオルスに、思わずクレイルが身体を引いてしまう。 「お前ゲートも封じて、妹も助ける方法を見つけようとしてるだろ!? 魔界のゲートなんか知ったことか! 魔女の仕事なら魔女に任せればいい! 他の方法で先に妹を助けてやれよ!」 一方的な発言で責め立てられたクレイルは目を見開いてしまった。 全くもって正論なのだが、根拠もなく、もしその別の方法がなかったらどうするのだろうと思いながらも、本当の優先順位を改めて気づかされたクレイルは、言葉を発さずに一度だけ頷いた。 そんなやり取りを見ていたティファレットが、微笑ましさからか、笑いながらレオルスへ声をかけた。 「フフ……初めまして、よろしくねレオルス。あなたの言うとおり、傷を消すだけなら何とかなるかもしれないわ。調べましょうか」 そう言うと、ティファレットは二人を町の一番北にある屋敷へと案内した。
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/393.html
part.4 act.3 結論から言えば、風間虎太郎ことオリオンの同僚、月闘士リュカオンは星華を守り通している。 しかし、彼の主の秘密裏に行えという命令は全く果たされては居ない。 彼自身の弁を借りるのであれば、それをそうと認識していないので、ばれてはいないと成るのだろうが。 「それじゃ、私これであがります」 星華さん、お疲れ、といった挨拶を受けて彼女は職場を後にする。 児童養護施設・星の子学園。 東京都銀成市にあるカトリック系の児童養護施設であり、星華星矢姉弟もここの出である。 この姉弟の幼馴染であり、今年十七になる美穂は、だいぶ早い時期から手伝いなどしていたが、 このたび本格的に児童介護福祉について学ぶ為に進学を決意し、目下勉強中である。 貴鬼にオシャレが足りないなどといわれちゃいるが、勉強に年下の子供たちの世話と、 今の美穂にオシャレする間などないのだ。 そんな美穂の手伝いと、育ててくれた恩返しにとばかりに、星華はここ星の子学園で働いている。 四年前の世界的大洪水によって、親をなくした子は多いのだ。 「さぁ、帰るわよ?」 二・三年前から施設に住み着いている一頭の大型犬に声をかけて、星華は家路に着く。 星華が面倒をみているその犬は、犬というより狼に近い野性味溢れる外見に反して、意外なほどおとなしい。 子供たちが居る関係上、あまりこういった大型犬の存在は好ましくないのだが、 穏やかな気質なのか、子供たちがじゃれて来てもうなり声一つあげないので、 学園の大人たちは子供たちの情操教育の一環と、大目に見ている節がある。 巨大な体躯のその犬は、言うまでも無くリュカオンの変身体だ。 正規の月闘士は、その出自をアルテミスの猟犬に求めることが出来る。 60頭の猟犬になぞらえて最大定数60人の戦士だが、数々の戦乱を経て、 今やリュカオンとオリオンの只二人だけである。 アテナの聖闘士やアポロンの天闘士、ポセイドンの海闘士やハーデスの冥闘士と異なり、 人間に対しての召集権限を持たないアルテミスは、自陣営の増強が出来ないのだ。 厳密に言うなら、地上管理権限を有するアテナ以外の神が自陣営の戦力増強・再編成を行うことは出来ないが、 ポセイドンもハーデスもオリンポス三貴神としての地上干渉権によってそれを可能としていた。 因みに複雑な履歴をもち、月闘士筆頭であるオリオンは、正確にはその60人には含まれないのだが、 もう二人しかいないのでどうでも良い。 「星矢…は、そういえば食べてくるって言ってたわよね…。 ちょっと贅沢しちゃおっかな?」 星華の贅沢といっても、せいぜいがコンビニでのお菓子くらいなのだから、彼女ら姉弟は倹約家といえるだろう。 生涯の大半を国外、それも治安の余り宜しくないギリシアですごしたので、 自然とそういう風になったという面もあるのだが。 鼻歌交じりで家の近所のコンビニ、銀成駅前にある、に入る時、彼女は黒髪の少女とすれ違った。 小柄だが、武道かなにかをやっているのか、歩きひとつとっても体がブレていない。 凛とした相貌を横一文字に裂いた傷跡がその印象を強めていた。 星華に武道のたしなみは無いが、普段弟を見慣れているせいか、彼女はそういった点に妙に目ざとくなっている。 だからといってどうという事も無いのだが。 強烈な印象のある傷跡だが、星華にとってはたいしたものではない。 弟の本業はそれこそ、傷ついてナンボの戦士であるし、彼の肉体は「傷は漢の勲章」とばかりに傷が絶えない。 因みに、ふだんは頭髪で隠れているが、星華の右コメカミの上あたりには大きな傷跡が存在する。 言うまでもないが、星矢を探しにギリシアを歩き回った際に崖から落ちて負ったものだ。 姉弟そろって傷が絶えない生涯というのも、何か問題が在るような気がするのだが…。 しかし、星華のような人間は全体的にみて少数派なのだろう。 少女とすれ違う人間は、おおっぴらに見ないものの、その傷跡に視線を飛ばす者が多かった。 無粋な連中だ、と星華は思った。 ちなみに、リュカオンは行儀良コンビニ出入り口脇にある公衆電話の下に座り込んでいた。 まるで忠犬である。 店内はこの時間にしてはまばら、 というよりは星華ともう一人、携帯電話で会話している金髪の少年だけだった。 その金髪の少年は、言うまでもないが、銀成市に潜伏中のエドワード・エルリックである。 戦士・千歳とやりあった後、ほうほうの態で銀成駅前のビジネスホテルに逃げ込んだのだ。 肉体的なダメージはたいした物ではなかったのだが、 エドワードにダメージを与えたのは女戦士から奪い取る形になった蝶野次郎の日記であった。 兄への愛憎入り混じった日記の内容は、 敗走という事実に暗鬱になっていたエドワードを更に消沈にさせた。 元の世界でドクターマルコーの研究内容やら、 狂愛の果てに国をも滅ぼしたダンテなどに比べたらマシともいえるが、 それでも兄として「弟」の愛憎というのは骨身にしみるものがある。 一時期、弟・アルフォンスは自分の事を恨んでいるのではないか?と思っていただけに、 こうした強烈な怨嗟は堪えた。 傷の治りは速いほうであるのに、 今回の打ち身だけは妙に後をひいたのはそのせいだったのかも知れない。 それでも手がかりを求めて読み進める内に、気になるキーワードを拾った。 銀成学園高校、蝶野家所有の洋館、高祖父さま、この三つ。 銀成学園高校自体に何もおかしいことは無いのだが、創設者の名が気になった。 創設者の名は蝶野爆爵。 蝶野家の財を築き上げた祖とも言うべき敏腕の実業家なのだから、 教育業界に興味を示し、将来的な人材育成を考えても何の不思議も無い。 だが、銀成学園竣工の主要出資者である蝶野家が、同時期に別宅を新造する都合が存在しないのだ。 次に不可解だったのが、学園と洋館の位置。 近すぎるのだ。 何かしらの理由があって学園の近くに置いたとしか思えない。 元の世界でも賢者の石を作る為に似たようなことをやった連中が頭になければ、 見過ごしていただろう違和感。 それは三つ目のキーワードで更に濃くなった。 次郎の父・刺爵が度々その洋館へと足を運んでいた事だ。 僅かな供回りを連れ、一族内の重要ごとや、事業の諸問題に悩んでいる際には洋館へと足を運んでいた。 彼が理由を問いただせば、高祖父さまにお伺いを立てている、 お前が正式に蝶野家を継ぐ段になったら詳しく説明をする。 蝶野刺爵はそう説明していた。 その記述を読んだ瞬間、なにか途轍もなく不吉な予感に、失った右腕と左足が疼いた。 元の世界でイヤというほど味わった感覚である。 そこまで思い至った頃、エドワードは空腹を覚えた。 時計を見れば、水分以外丸一日何も口に入れていないことに気が付き、 駅前になにか口に入れるものを探しに出た。 コンビニエンスストアだけでなく、町並みをみると、 錬金術など無くても人は発展していけるのだろうと思う。 だが、この世界の人間も無いものをねだるのだろう、 なぜ、あるものだけで満足できないのか、 そうも考えてしまう。 それが人間だとは考えたくない。 そんな事を考えていると、危うく前を歩く女性にぶつかりそうになった。 黒髪のショートカット、年齢的には自分とほぼ同年代、少女といっていい女性だ。 その相貌を真一文字に引き裂く傷痕が、エドワードには何故か数日前に闘った女戦士を思い出させたが、 それを表情に出すことはせずに、ぶつかりそうになった非礼を詫びた。 彼女の行き先も同じコンビニだったらしく、 なにか気まずい思いを抱きながらコンビニに入るエドワードだったが、 そこでいきなり携帯電話が震えた。 相手は、ソレント。ジュリアン・ソロの懐刀である。 すわお小言かと思って出てみると、 ジュリアン・ソロが来日するとのことだった。 日時は来月だったが、つまりはそれまでに一定の成果を出しておけとのことだ。 彼は明日にでも洋館を訪ねる覚悟を決めると、腹が減っては戦は出来ぬとばかりに食品棚のほうへ向かった。 =